さら「私だけを見てくれないのなら」 (14)

・パワポケホラーシリーズ第2弾
・原作と少し違う点あり
・さらのキャラ崩壊が凄まじいです
・要望コメントをくれればそれを書く可能性あり

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1511004947

さら「パワポケ君今日もクッキー作って来ましたよ」
 
パワポケ「ああ、ありがとうさら」

さら「その...どうですか?口に合わなかったら...」 
 
パワポケ「美味しいよさら!何枚でも食べられそうだ」

 
さら「ありがとう...ございます。とても嬉しいです」
 
さらは俺の彼女だ
過去のさらは殻に閉じこもっていたが徐々に心を開いて行った
俺は野球と恋愛の両立も出来てとても有意義な生活を送れている
でも、さらの本性が現れていくのはこれからだった...


さら「あの、今日もクッキー作って来たんです、良かったら...」
 
パワポケ「ごめん、もう練習の時間なんだ また今度食べるからさ じゃ!」タッタッタ...
 
さら「パワポケ君...」
 
~後日~
さら「パワポケ君、お願いがあるんです」
 
パワポケ「俺に?どうしたんだよさら」
 
さら「野球部を辞めて欲しいんです」
 
パワポケ「えっ...」
 
さら「だっていつも野球の練習があるからって私に構ってくれないじゃないですか」
 
パワポケ「だからって大好きな野球を辞めるなんてこと俺には...」
 
さら「...大好きな野球?」

さら「何ですかそれ...私より野球なんかの方が好きだって言いたいんですか!」
 
パワポケ「さら!落ち着け!」
 
さらは付き合う内に俺に対する依存がどんどん深まっていったのだ
俺が野球をしている事でさえも許せないくらいに
 
さら「私の事が好きなら野球なんて簡単に捨てられますよね?!ねぇ!」
 
パワポケ「無理だよ...俺にとってはさらも野球もどっちも大事なんだ」
 
さら「...」タッタッタ
 
パワポケ「おい!さら!」
 

 

パワポケ「俺は一体どうしたらいいんだ...」
 
ナオ「どうしたんですか?そんな暗い顔して」
 
パワポケ「ナオ...実はさらが...」

ナオはさらの実の姉である
色々あって縁を切ったらしいがナオは今でもさらのことを想っている様だった
 
ナオ「そうですか...さらがそんな事を...」
 
パワポケ「俺はどうしたらいいのか全く分からないんだ...両立捨てたくなんか...」
 
ナオ「大丈夫ですよパワポケ君!」
 
パワポケ「ナオ...」
 
ナオ「さらは寂しがってるだけなんです だから今まで以上に気にかけるだけでいいんです」
 
パワポケ「そっか、そうだよな ナオのお陰で俺が何をすればいいか分かったよ」
 
ナオ「はい、頑張って下さい!」
 
さら「えっ...」タッタッタ
 
パワポケ「ん?今誰かいなかったか?」
 
ナオ「きっと気のせいですよ!」
 
パワポケ「...そうだよな!じゃあまたなナオ」



さら「何を話してるか聞こえなかったけどパワポケ君はあの女と浮気していたんだ...」
 
さら「だから私に構ってくれなく...」
 
さら「あああああああああ!」
 
さら「いつもそうだあの女は私から何もかも奪って...」
 
さら「死んでしまえ!私のパワポケ君を奪う女なんて...」
 
さら「...もう殺してしまおう そうしたらきっとパワポケ君も振り向いてくれます」
 
ガサッ
 
さら「誰!?」
 
ナオ「さら...」
 
さら「...わざわざ殺されにでも来たんですか」
 
ナオ「話を聞いてさら」

ナオ「パワポケ君は浮気なんてしていないの」
 
さら「嘘だ!ならなんであなたとパワポケ君は一緒にいたんですか!」
 
ナオ「パワポケ君はさらの事を私に相談してきただけです」
 
さら「...でも、結局一緒にいたんじゃないですか 私に隠れて」
 
ナオ「それは...」
 
さら「もういいです ここでお別れしてもらいます」
 
ナオ「やめて...ナイフなんて持たないでよさら」
 
さら「うるさい!お前なんて...消えてしまえ!死ね!」
 
さら「っ!!」
 

 

パワポケ「...うぅ」
 
さら「パ、パワポケ君?!何してるんですか!」
 
パワポケ「お前を止めに来たんだ...さら」
 
ナオ「パワポケ君すごい出血が...」
 
パワポケ「大丈夫さ、これくらい...」
 
さら「わ、私が傷付けた?パワポケ君を?あ...ああああああああああ!」
 
パワポケ「落ち着け!さら!」
 
さら「お願いです...パワポケ君私を捨てないで...嫌わないで!」
 
パワポケ「大丈夫だ!俺はさらを捨てたりなんかしない!だからそれを...」

さら「あっ...」
 
パワポケ「どうした?さら」
 
さら「もう一回殺れば良かったんですね」

パワポケ「えっ...」
 
そう言うとさらはナイフをさっき以上の勢いでナオに突き刺した
何度も何度も 息が耐えてしまった後も
 
さら「死ね!死ね!お前がいたからパワポケ君に嫌われかけたんだ!」
 
パワポケ「やめろ...」
 
さら「もう一生私に顔を見せるな!さっさと消えろ!」
 
パワポケ「やめてくれ...」ガタガタ

さら「どうしてそんなに怯えているんですか?大丈夫ですよ私は怖くなんかありません」
 
パワポケ「人を...自分の姉を殺したやつが怖くないわけなんてないだろ!」
 
さら「姉なんかじゃありませんよ。私からパワポケ君を奪おうとしたこの女は」
 
パワポケ「さら、もう俺に近づかないでくれ」
 
さら「えっ?」
 
パワポケ「いくら彼女でも人殺しとなんて一緒に居たくなんか...ない」
 
さら「どうして...どうしてそんな酷いことを言うんですかぁ!」
 
そう言うとさらはナオの時のようにナイフを持って容赦なく刺してくる
しかも、傷口を執拗に狙って
 
パワポケ「あぁぁ!痛い...痛い...」
 
さら「痛いですか?私も心が痛いです こんな事をしなければいけないんですから」

さら「パワポケ君を殺したら私も一緒に逝きます」
 
さら「だから...だから 大丈夫ですよ」
 
パワポケ「...うぅ」
 
さら「これで私達は永遠に一緒ですから...パワポケ君」
グサッ
 
いつから俺達は間違っていたのだろうか
付き合った時から?出会った時から?いや、生まれたときからかもしれない
それでも悪いのは俺なのだろう
さらという普通の少女を狂わせてしまったのだから
 
BAD END 「疑心暗鬼」
 
ファイルをけしました...

以上です
さらが主人公に対する思いがMAXだったらこうなるのかなって思って書きました
それではHTML化依頼してきます!

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