天音「ラジオチャンネル?」[スクストSS] (40)

帰ってきた“天音○○チャンネル”シリーズ

過去作

天音「ツッコミ不在チャンネル?」[スクストSS]
http://ssmatomesokuho.com/thread/read?id=342711

椿芽「ツッコミ不在チャンネルif…ですか?」[スクストSS]
http://ssmatomesokuho.com/thread/read?id=346445
などなど

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1509423023

ティエラ「お久しぶりです」


天音「本当よね」


天音「てっきり、この役目は椿芽になったもんだと思ってたから完全に油断してたわ」


ティエラ「では前置きは省略して概要だけお伝えしますね」


天音「そうね」


ティエラ「今回のオブリは“ハガキ職人オブリ”といいまして…」


ティエラ「ラジオ番組で自分の投稿が読まれる事が生きがいのオブリだそうです」


天音「もはや何の為に存在してんのかわかんないわね」


ティエラ「そして今回のチャンネルは、そのハガキ職人オブリの影響によってテレビやネットよりもラジオが普及した世界…いわばラジオチャンネルですね」


天音「…で?今回はどうすれば元のチャンネルに戻れるのよ?」

ティエラ「えー、ハガキ職人オブリの投稿したハガキをラジオで読み上げる事で戻れるそうです」


天音「あら、今回は簡単そうじゃない」


ティエラ「ただ問題は投稿者の氏名がラジオネームのみなので、どの投稿がハガキ職人オブリによる投稿かわからないという事だそうです」


天音「“ラジオネーム・ハガキ職人オブリさんからのお便りです”とはいかないって事ね」


ティエラ「なので、それっぽい投稿を選んでいかないとですね」


天音「地味に難しい事言ってくれるわね」


ティエラ「では私はスクメロのイベントがあるのでこれで失礼します」


天音「仕事しなさいよ!」


ティエラ「では!」プツッ


天音「切ってんじゃないわよ!」

天音「ったく…あいつはいつもいつも…」


〈杏橋さーん!間もなく本番でーす!


天音「あっ、はーい!」


天音「ええっと…ここは楽屋っていうか控え室ね」


天音「とりあえず台本に目を通して段取りだけでも頭に叩き込んで…」


天音「台本…台本は…これね」ペラッ


天音「薄っ!」


天音「台本っていうかペラ紙1枚じゃない!」


天音「…いや、突っ込んでる暇はないわ!」


天音「えー、段取り、スタッフ、共演者…と」


天音「っていうか、挨拶以外はアドリブって…」


〈杏橋さーん?


天音「はーい!今行きまーす!」


………………

…………

……

[収録スタジオ]


〈本番まで五秒前ー!


〈4…3…2……


天音「天音!」


悠水「悠水の!」


天音&悠水「ラジオチャンネルー!」


悠水「…はいっ!という事で今宵も始まりましたラジオチャンネル!」


悠水「お相手は私、パーソナリティ・サジマこと沙島悠水と!」


天音「あたし、杏橋天音の2人でお送りするわ!」


悠水「いやー、遂にこのラジオチャンネルも記念すべき回を迎える事が出来たね!天音ちゃん!」


天音「あら、そうだったかしら?」


悠水「なんと今回で祝・三回目の放送という事でね!」


天音「大して記念でも何でもないじゃない!」


悠水「なにをおっしゃいますか天音ちゃん!」


悠水「三回目の放送といえばアニメなら切るか切らないかを左右する大事な回だよ!」


天音「知らないわよ!」


悠水「それに前回の放送で天音ちゃんがやらかしたからPTAとかBPOとかBBCとかから苦情が殺到して番組存続の危機だったんだよ!」


天音「それはごめんなさい!」


天音(このチャンネルのあたしは何やらかしてんのよ!?)


悠水「まあね、そんな事もありましたけどね」


悠水「今ブースの外にいる神無木ディレクターが関係各所各方面に話をつけてきてくれたお陰でね」


悠水「こうして三回目の放送を迎える事が出来たわけですよ!」

悠水「よっ!さすがは五稜館のオリヴィア・ポープ!」パチパチパチ


天音「どういう例えよ」


悠水「簡単に言うとやり手のフィクサーって事だねぇ」


天音「フィクサーとかあんまり放送で言わない方がいいんじゃないの?」


悠水「大丈夫!大丈夫!」


栞(カンペ)[悠水さん、後でお話があります]スッ


悠水「はいっ!じゃあこの話はここまでという事でね!」ダラダラ


天音「怖っ…」


悠水「いやだなー、何にも怖いものなんてないじゃないかー」ダラダラ


悠水「えー、この番組はリスナーの皆さんから頂いたお悩みのお便りを紹介、あわよくば解決していく番組です!」


天音(紹介するなら解決する事をメインにしなさいよ!)

悠水「お便りはハガキ・FAX・メールにて受付中です!」


天音「番組放送中も受け付けてるから、ネタがあるリスナーはどんどん送ってきなさい!」


天音「じゃあ早速お便りの紹介といきましょうか」


悠水「らじゃ!」


天音(というか、どの投稿がオブリからの投稿かわからない分、とにかく数をさばいていかないとよね)


悠水「はい、じゃあ最初のお便りは…と」ガサゴソ


悠水「…おっ、これいきますか」スッ


悠水「えー、ラジオネーム“美しき山の赤きスワロー”さんからのお便りです」


天音「なによその“美しき青きドナウ”的なラジオネームは」


天音(というか椿芽じゃない!)

悠水「悠水さん、天音さん、こんばニエール!」


悠水&天音「こんばニエール!」


天音(どんな挨拶よ!)


悠水「私は5人グループで唯一のツッコミ役をしています」


天音(やっぱり椿芽じゃない!)


悠水「グループのみんなとの会話はとても楽しいのですが、さすがにツッコミ役を続けるのが辛くなってきました」


天音「かわいそう!」


悠水「そこで、いっそのこと私もボケ役に回ってみようかと思うのですが、お二人はどう思いますか?…との事だけど」


天音「スワローさんがどうのこうのより、他の4人が自重すればいいだけの話なんじゃないの?」


悠水「それが出来たら苦労しないと思うんだよね」


天音(どの口で言ってんのよ!)

悠水「まぁ、スワローさんがボケに回るのはやめておいた方がいいかなぁ」


天音「なんでよ?」


悠水「かくいう私もね、アルタイル・トルテっていう五人グループに所属してるんだけど…」


悠水「そのグループもボケ4:ツッコミ1の割合なんだよ」


天音「改めて考えると異常な割合よね」


悠水「で、ある時、なんやかんやで特訓する事になったんだけどさ」


悠水「わざわざ境界まで行って」


天音「こういう話って放送して大丈夫なの?」


栞[問題ないわ]スッ


天音(フィクサーの話はダメなのに境界の話はいいってどういう判断よ!)

悠水「で、わざわざ境界まで行って変身までしてどんな特訓をしたかっていうとさ」


悠水「普通に有酸素運動したよね」


天音「あー、あの時(アニメ7話)の話ね」


悠水「ボケ的には“ここまでして普通のトレーニングなの!?筋トレなの!?”とか突っ込んで欲しかったんだけどさ」


悠水「ツッコミがボケをボケと認識してなくて率先的に有酸素運動をし始めるっていうね」


天音「もうボケの大虐殺よね」


悠水「しかも有酸素運動はボケ発進だから“ちゃんとした特訓しよ?”とも言えない雰囲気になっちゃってさ」


天音「ふざけておいて急に真面目になるとか何様?ってなるわよね」


悠水「もー、そうなったらボケ4人、生き地獄よ」

天音「誰も得しないわね!」


悠水「正直、オディール乱入があって助かったよね」


悠水「あれがなかったら、きっと倒れるまで有酸素運動してたよ」


天音「…で?長々と話してきたけど何が言いたいのよ」


悠水「グループ全員がボケ役に回ると収拾がつかなくなるって事だねぇ」


天音「でしょうね」


悠水「まぁそういうわけだから、もしスワローさんがボケ役に回るとしたら事前にツッコミ役を指名しておくといいと思うよ!」


天音「根本的な解決になってないけど」


悠水「はい、じゃあ次のお便りを天音ちゃん!」


天音「今の解決扱いでいいの!?」

悠水「さぁ!次のお便りをカモン!」


天音「わかったわよ…えーっと」ガサゴソ


天音(なるべく誰のかわからないラジオネームの投稿を…)


天音「あっ、じゃあこれでいくわ」


天音「えー、ラジオネーム“成長期”さんからの投稿です」


天音「天音さん、悠水、こんばニエール!」


悠水「私だけ呼び捨て!?」


天音「突然ですが、私は天音さんの大ファンです」


天音「ありがとね」


天音「えー、私も天音さんの様になりたいのですが、何か美容で心がけている事はありますか?…と」


悠水「ほうほう」


天音「そうね、やっぱり常日頃から肌のお手入れは気をつけてるわね」


悠水「そういえばエテルノでも化粧水使ってるんだっけ?」

悠水「意味無いのに」


天音「無くないわよ!」


天音「そうやって習慣づける事が大事なの!」


天音「確かにエテルノではどれだけ食べても太らないし、肌や髪が傷んだりもしないわよ?」


天音「でも、だからってグータラ過ごしてたら現実に戻った時にも癖として残っちゃうかもしれないじゃない」


天音「だからいつも通りのルーチンを心がけてるのよ」


悠水「ストイックだねぇ」


悠水「そういえば先生また太ったってさ」


天音「あれこそ、まさに反面教師よね」


天音「エテルノでは太らないからって馬鹿みたいに食べて、現実でも同じノリで食べてんだから、そりゃ太るわよ」


悠水「毎年懲りずにね」

天音「ま、そういう事だから日頃の積み重ねが美の秘訣ね」


天音「今は効果が無いように思えるでしょうけど、何ヶ月か何年か先の自分の為に頑張りなさい」


悠水「前回やらかした人とは思えないほどのマトモなアドバイスだったね」


悠水「んじゃ、次のお便りと」ガサゴソ


天音(まだ元のチャンネルには戻らないか…)


天音(今の投稿じゃなかったようね)


悠水「えー、ラジオネーム“おっぱい”さんからのお便りです」


天音「ラジオネーム!」


悠水「悠水、天音、こんばんわ」


天音「呼び捨ての上に挨拶も無しかい!」


悠水「突然だけど、今日の二人の下着の色は何色だい?…という事でね」


天音(ハヅキじゃない!)

悠水「えー、ご想像にお任せします!以上!」


天音「なら何で読み上げたのよ!?」


悠水「さっき真面目な話しちゃったからね」


悠水「こういうので中和しないと」


天音「そう…」


悠水「あと、ああいうラジオネームの人ってラジオネーム読み上げてもらう事が目的だからさ」


天音「男子中学生か!」


悠水「はい、じゃあどんどんいくよー!」ガサゴソ


天音「続けてやるのね」


悠水「はい、どーん!ラジオネーム“クリスマスが今年もやってくる”さんからのお便りです!」


天音「随分と気が早いわね」

悠水「悠水さん、天音さん、わんばんこ」


悠水「わんばんこー!」


天音「わんばんこって何よ」


悠水「えー、知人にくだらないイタズラばかりする困ったちゃんがいます」


悠水「そんな反撃されて、あたりきしゃりきのちんちきちんなヤツに制裁を加えて差し上げたいのですが、何か良い方法はないでしょうか?…だってさ」


天音「半分以上なに言ってんだかわかんなかったけど、要はイタズラに仕返ししたいって話よね」


悠水「ちなみにイタズラの内容は、変なあだ名で呼んでくる、テレビのリモコンに細工する、とかだってさ」


天音「子供かっ!」


天音「そんなのの仕返しとかデコピンで十分よ」


天音「さっさと次いくわよ、次」ガサゴソ

天音「…えー、ラジオネーム“メープル”さんからのお便りです」


天音「天音さん、悠水さん、こんばニエール」


天音&悠水「こんばニエール!」


天音「突然ですが、私は人気投票で毎年下位です」


天音「応援してくれる皆さんの為にも人気投票で上位になりたいのですが、どうしたらいいでしょうか?…ねぇ」


天音「…悪いけど、また真面目な話していい?」


悠水「手短にね」


天音「そこはシビアなのね」


天音「えーっと、まず人気投票についてなんだけど、厳密には人気投票じゃないのよね」


悠水「隊長1人につき1票とかじゃないからね」


天音「そう、1人で何千票もいれるのとかザラだしね」

天音「だから人気投票で下位だからって人気が無いわけじゃないのよ」


悠水「そうそう」


天音「で、順位をあげるには…って事だけど、ぶっちゃけ上げる必要は無いと思うわ」


天音「メープルさんに投票してくれてる人っていうか猫は順位が下位だろうと上位だろうと、メープルさんの事を応援してくれるはずよ」


天音「それに下位で申し訳ないって言うけど、人気投票ではトップ15しか発表されないんだし、下位の方が多いんだから」


悠水「まぁ、上位の天音ちゃんが言うとイヤミっぽいけど、そうだよね」


天音「うるさいわよ」


天音「ま、そういうわけだから自分の順位が上位じゃないランキングなんて気にしない事ね」

悠水「星占いとかね」


天音「ただ、夜木沼伊緒がエテルノクイーンV4っていうのには苦言を呈したいわね」


悠水「まだ?」


悠水「もう4連覇してるんだから認めようよ」


天音「というかね、いまだに夜木沼伊緒のどこが良いのかわかんないのよ」


天音「あんなのちょっと、顔とスタイルと性格と声と頭が良いだけじゃない」


悠水「うん、長所しかないよね」


天音「だから人気投票では不正っていうかズルしてると思うのよね」


悠水「どうしてその考えに至ったのかな?」


悠水「というか人気投票でズルって何よ?」


天音「ほら、あいつ無駄に胸大きいじゃない?」


悠水「無駄かどうかは人によるだろうけどねぇ」

天音「だから投票するやつのところにいって “投票してくれたら…胸触らせてあ・げ・る”とか言って回ってんのよ、あいつは」


天音「さながら、夜木沼伊緒っぱいバレーよ」


悠水「あっはっはっは!」


〈ククッ…ウフフッ


天音「ちょっとD!ブースの外から笑い声が入っちゃってるわよ!」


悠水「うふっ…ふふっ…」プルプル


悠水「えー…ふふっ、じゃあメープルさんのお便りは以上という事でね」


悠水「とっても呼び辛い雰囲気ではありますが、ここでゲストの方に登場してもらいましょう!」


天音「ゲスト?そんなの台本には書いて無かったわよ?」


悠水「サプライズゲストだからね」


悠水「ではゲストさんどーぞ!」


ドアガチャ


伊緒「…」


天音「あっ…」


悠水「んふふっ…」プルプル

伊緒「…えー、ラジオの向こうの皆さんこんばんわ」


伊緒「エテルノクイーンV4でお馴染み、夜木沼伊緒です」


天音「あんた意外と根に持つタイプなのね」


悠水「はいっ!というわけでここからは伊緒ちゃんにもお便りを読んでいただきます!」


伊緒「その前に3つ言わせてもらってもいいかな?」


悠水「かまわんよ」


伊緒「しのびねぇな」


天音「隙あらばボケるのやめなさい」


天音(そんな事ばかりしてるから椿芽が疲れるのよ)


天音「…で?何よ?」


伊緒「うん、まず言いたいのはね」


伊緒「私は自分の身体をダシにしてエテルノクイーンになったわけじゃないんだよね」


天音「そこまでエグい言い方はしてないわよ!」

伊緒「で、次にね、胸を触らせてあげる程度では隊長さんの心は揺らがないと思うの」


天音「ふっ…言われてみれば確かにそうよね」


悠水「日常的に触ってるもんね」


天音「いつでもどこでも触れるものを触っていいって言われたところで何の効果も無いでしょうね」


伊緒「で、最後なんだけど…」


伊緒「夜木沼伊緒っぱいバレーは面白かった…くくっ…うふふっ…!」プルプル


天音「ブースの外で笑ってたのあんたかい!」


伊緒「はー…もう面白かったから、その前の事は聞かなかった事にするね」


天音「そうしてもらえると助かるわ」


悠水「じゃあ気を取り直してお便り読んでいこうか!」


伊緒「ここから選べばいいんだよね?」ガサゴソ

伊緒「うーん、じゃあ…これにしようかな!」


伊緒「えー、ラジオネーム“黒騎士”さんからのお便りです」


天音(誰?)


伊緒「サトカちゃん、まなちゃん、こんばんまっほー!」


天音「何もかも間違えてるわね!」


悠水「これ別の番組へのお便りじゃないの!?」


伊緒「ううん、宛名にはちゃんと“天音・悠水のラジオチャンネル行き”って書いてあるね」


天音「何がしたいのかしらね」


伊緒「えー、私には人には言えない秘密があります」


伊緒「しかし最近、その秘密を特に親しい友人に打ち明けるべきか迷っています」


伊緒「私はどうすればいいでしょうか?…だってさ」


天音「そんな事をあたし達に聞かれても困るわよ」

天音「せめてどういう秘密かわかればアドバイス出来るとは思うけど…」


伊緒「うーん…秘密の内容については書いてないみたいだね」


天音「本当に何がしたいのかしらね」


悠水「人に言えない秘密ねぇ」


悠水「何だろうね?性癖とかかね?」


天音「性癖を友人に打ち明けるかどうか悩むってどんなシチュエーションよ!」


伊緒「ふふふっ…」プルプル


天音「笑ってんじゃないわよ!」

天音「…えー、まぁそうね」


天音「それこそ違法な事をした…とかいうレベルの秘密じゃなければ打ち明ける方がお互いの為でしょうね」


伊緒「確かに別の人づてにバレるよりは自分から話した方が相手の心象も良いかもね」


悠水「でも場合によっては、そんな秘密を知ったら今まで通りの親しい友人ではいられないってパターンもあると思うんだよね」


天音「そうなった時はそうなった時よ」


天音「秘密を知ったぐらいで距離をおくような友人なんて、所詮その程度の友人なんだから」


悠水「天音ちゃん男らしいね」


天音「せめて姉御肌とか言いなさいよ」


伊緒「たまご肌?」


天音「ええ、ツルツルのたまごみたいな肌…って違うわよ!」

天音「本当にボケを自重しなさい」


天音「ま、そういうわけだから親しければ親しいほど打ち明けるべきだと思うわ」


天音「かく言う私も最近まで猫好きっていうのを隠してきたけど」


悠水「この前、週刊誌にすっぱ抜かれたやつだね」


悠水「“杏橋天音、実は大の愛猫家だった!”ってさ」


天音「え、ええ…そうね」


天音(週刊誌で取り上げられたの!?)


伊緒「“杏橋天音、やっぱり猫が好き!”とかあったね」


悠水「そして前回放送で天音ちゃんがやらかした原因でもあります」


天音「色々と迷惑かけたわね」


天音(何やらかしたか知らないけど)


悠水「一応ね、前回放送の事を知らない人に説明すると…」

悠水「天音ちゃんが猫好きという噂を耳にしたのですが本当ですか?ってお便りが来たもんだからさ」


悠水「じゃあ検証してみようかって事でこのブースの中に猫を20匹ぐらい用意したんだよね」


天音(天国かな?)


悠水「で、天音ちゃんにだけスタジオ入りの時間を早く伝えてさ」


悠水「ブースの中を天音ちゃんと猫だけの空間にしてみたんだよね」


悠水「わざわざブースの中から外が見えるガラス部分にはカーテンまでつけてさ」


悠水「その結果どうなったかっていうと…」


天音(録音)〈おはようござ…えっ?えっ?何これ?


天音〈ちょっとスタッフ!?ブースに猫いるんだけど!? 


天音〈もしもーし!


天音〈おーい…


天音〈…

天音〈誰もいないの…よね?


天音〈…


天音〈カーテンもあるし、ちょっとだけなら…


天音〈…


天音〈にゅふふふ!にゃんちゃーん!可愛いでちゅねー!


天音〈モッフモフ!お腹モッフモフでちゅねー!


天音〈どちたでちゅかー?ナデナデしてもらいたいんでちゅかー?


天音〈ああああ!可愛い!可愛いよぉぉぉ!


天音〈うぇっへへへ…


悠水「もう放送事故だよね」


伊緒「私も聴いてたけど、あれは引いたね」


天音「自分で聴いても引くわね」


伊緒「普通はさ?女の子が猫を赤ちゃん言葉で可愛がるのって、とっても微笑ましいものだと思うの」


伊緒「でもこれは違うよね」


悠水「微笑ましいっていうよりおぞましいよね」

天音「あんた達ボロクソに言うわね」


天音「まぁ、何も言い返せないけど」


悠水「こんなのを生放送しちゃったもんだから苦情の嵐よ」


天音「…以後、気をつけるようにするわ」


伊緒「じゃあ天音さんの醜態も聞いた事だし、次のお便り行こっか」


天音「本当に根に持つタイプね!」


悠水「はいっ!じゃあ次のお便り…」ガサゴソ


悠水「…うぇい!ラジオネーム“止まったら死ぬ”さんからのお便りでござい!」


天音「マグロかっ!」

悠水「天音ちゃん!悠水センパイ!こんばニエール!」


悠水&天音&伊緒「こんばニエール!」


悠水「あたしは走りながら歌うのが好きです!」


天音「肺活量とんでもないわね」


悠水「そこで!走りながら歌うのにオススメの曲を教えてください!…との事ですが夜木沼さん?」


伊緒「うん、青春スパイク!がオススメかな」


天音「持ち歌じゃない」


伊緒「えー、私の青春スパイク!が収録された未来系ストライカーズ・伊緒verは各CDショップ、通販サイトで絶賛発売中です」


天音「宣伝してんじゃないわよ!」


伊緒「みんな買ってね!」


天音「自由か!」

伊緒「そういう天音ちゃんのオススメの曲は?」


天音「Southern Cross」


悠水「持ち歌じゃん!」


天音「いやこれマジなのよ」


天音「さすがに歌いながら走るのは無理だけど、Southern Crossのリズムでジョギングするといい感じのペースで歩けるのよ」


伊緒「へぇ、今度やってみようかな」


天音「あとはDaily Miracleもオススメね」


悠水「良い曲だよね」


天音「で?あんたのオススメは?」


悠水「ミラクルワンダーランドかな」


伊緒「あのテンポで走るの!?」


天音「アスリートか!」


悠水「はいっ!というわけでね“止まったら死ぬ”さんの参考になれば幸いです!」


悠水「じゃあ次…誰か良いお便りある?」

天音「そうね…」ガサゴソ


天音(っていうか、まだ戻れないのかしら)


天音「あっ、これいかせてもらおうかしら」


天音「えー、ラジオネーム“こげぱん”さんからのお便りです」


天音「杏橋天音さん、沙島悠水さん、そしてゲストの夜木沼伊緒さん、こんばニエール!」


天音&悠水&伊緒「こんばニエール!」


天音「どうやら放送中に送ってくれたお便りのようね」


悠水「聞いてくれてありがとねー!」


天音「えー、スクスト三周年&スクメロリリースおめでとうございます!」


伊緒「いやぁ、本当におめでたい…というかありがたい事だよね」


悠水「どっちもちょっと前の事だけどね」


天音「確かにいまさら感あるわね」

天音「えー、ゲームから始まり、小説、漫画、ドラマCD、そしてアニメ化、スクメロ登場と様々な展開を見せるスクストですが、今後はどんな展開があるのか楽しみで夜も眠れません」


天音「寝なさい」


悠水「バッサリ言うね」


天音「そこで、お三方には今後のスクストがどんな展開をしていくかの予想をお聞きしたいです!…だそうよ」


伊緒「今後の私達かぁ」


悠水「漫画、アニメ、スピンオフときたらもうやることなさそうだけどね」


天音「漫画やアニメは続編や新作が出来る可能性があるとして…」


天音「新展開としてありえそうなのは…コンシューマー化かしらね」


伊緒「スマホからコンシューマー化は前例もあるし、いけるかもね」

天音「後は…何かしらね?」


悠水「新展開…ライブとかかな?」


天音「限りなく不可能に近いけどありえなくはない案ね」


伊緒「他はそうだね…」


伊緒「実しy」


悠水「それ以上いけない」


天音「じゃあコンシューマー化したらどうなるか話し合いましょうか」


悠水「だね」


天音「あたし的には、今年のエイプリルフールでやったようなアクションゲームが良いわね」


天音「タイトルは“ストライカー無双”とかで」


悠水「私はもうちょっとスクストらしいガヤガヤ楽しいゲームが良いかな」


悠水「タイトルは“いただきストライカー!”とかでさ」

伊緒「私はしいて言うなら格闘ゲームなんか良いと思うな」


伊緒「タイトルは“大乱闘ストライカーシスターズ!”とか“ストライカーファイターズ”とかね」


天音「あんたのキャラをボコボコにするのは楽しそうね」


悠水「そんな事したらまなちゃんの操作するキャラに天音ちゃんのキャラがボコボコにされるだろうけどね」


天音「って感じよ“こげぱん”さん」


天音「こんな感じで満足し…」


シュイーン


……………


………


[元のチャンネル・プロキオンチームハウス]


天音「…たかしら?」


いつみ「うおっ!?」ビクッ!


天音「…ん?」


いつみ「お前、マジ突然帰ってくるのやめろよ!びっくりすんだろうが!」


天音「あたしに言われてもどうしようもないわよ!」


天音「ていうか“おかえり”とか“お疲れ様”とか“心配したよ”とか言いなさいよ!」


いつみ「誰が言うかそんな事!」


いつみ「どーせお前すぐに帰ってくるから心配するだけ無駄なんだよ!」


天音「その言い方は何よ!」


いつみ「なんだよ!」


悠水「2人ともカルシウム足りてるぅ?」ドアガチャ


天音&いつみ「帰れ!」


悠水「ホワッツ!?」


END

という事で久しぶりの天音○○シリーズでした

やはり天音と悠水で話を考えるのは楽しい&作りやすいですね

過去作はTwitter上の#スクストSSにリンクツイートがあるのでそちらからどうぞ

ではまた!

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