天音「パネルクイズチャンネル?」[スクストSS] (34)

スクストことスクールガールストライカーズのSS


※同じチャンネルの前作
天音「ツッコミ不在チャンネル?」[スクストSS]
http://ssmatomesokuho.com/thread/read?id=342711


※別のチャンネルの過去作
ティエラ「メンタル強化特訓期間」[スクストSS]
http://ssmatomesokuho.com/thread/read?id=338043

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1494938823

~境界内~


ドドーン


天音「紗々といつみはオブリの足止め!」


いつみ「よしきた!」ダダダダ!!


紗々「了解です~!」バシュン!!


マギレオブリ(以降オブリ表記)「!!?!」ズザザザッ!!


天音「動きが止まった!次、遥!」


遥「いっくよー!」バシッ!!


オブリ「!!!?」メキッ!!


天音「あたしが仕留めるから真乃は援護して!」


真乃「分かった!」ズダン!!


オブリ「!?!?」バコン!!


天音「これが格の違いよ!」ザシュッ!!


オブリ「!?!!」ズバッ!!


天音「ふぅ…しょせんこんなもんね!」


オブリ「!!!!」グググッ!!


天音「…って嘘!?効いてないっ!?」


真乃「っ!危ない!天音」

天音(…ん?この感じ…どこかで…)


オブリ「!!!!」ブオン!


天音「…っ!」ガキン!


天音(間違いない!この攻撃力と防御力はあの時の…!)


真乃「危ないっ!」


いつみ「一旦引けっ!」


紗々「避けてください!」


オブリ「!!!!」ブオン!


天音「くっ…!」


……アマネ!……


…マネ……


……ネ…


……











…ザザー…


……マスカ?…


天音(あー…、この感じあれだわ…)


天音(勘弁してくれないかしら…)


パトリ(ティエラ)〈杏橋天音さん!!!聞こえますか!!!???


天音「聞こえてるわよ!うるさいわねぇ!」ガバッ!


天音「というか今回繋がるの早いわね!」


天音「…って、あれっ…?」


天音「…ここ…」














天音「いや、ここどこよ?」

天音(四畳半の畳が敷かれた…部屋?)


天音(扉はあるけど…窓は無いわね)


天音(壁には横長の鏡があって…)


天音(その下に長い板…これは化粧台かしら?)


天音(この感じ…まるで…)


ティエラ〈またしても別のチャンネルに飛ばされてしまったようですね…


天音「…そのようね」


天音「今回は…テレビ局の楽屋みたいな部屋に居るみたいね」


天音「なぜかアイドルコスを着てるのはひとまず無視するとして…」


天音「また例のオブリの仕業って事は、お笑い番組にでも出演させる気でしょうね…」


ティエラ〈あー…それなんですが…


ティエラ〈今回交戦したオブリは別のオブリだったみたいでして…


天音「…えっ?」

天音「いやいや、あの攻撃力と防御力はどう考えてもなんでやねんオブリよ!」


ティエラ〈ですが、前回のなんでやねんオブリとはデータが一致しませんでしたので別物かと…


天音「あんなのが何体も居るの!?」


ティエラ〈そうは思いたくないですけどねー…


ティエラ〈とにかく…現在、モシュネちゃんが解析中ですので少々お待ちを… “ピピピ”


ティエラ〈はい、こちらティエラ…はい…はい…なるほど…


天音「またタイミングよく通信来たわね」


ティエラ〈…はぁ!?


天音「嫌な予感しかしないわね」

ティエラ〈…えー、またしてもキャラメル・スピカの交戦記録に今回のオブリの記述があったようでして…


天音「キャラメル・スピカも災難ねぇ…」


ティエラ〈今回のオブリは、アカシック・オブリと言いまして…


天音「なんか無駄に格好いい名前でムカつくわね」


ティエラ〈見た目や性能は通常のマギレオブリとほとんど変わりませんが…


天音「そこはなんでやねんオブリと同じなのね」


ティエラ〈…名前の元ネタになっているアカシック・レコードの如く、あらゆる事柄を記憶する高い記憶力を持っているそうです


天音「なんでやねんオブリよりはマシ…なのかしら?」

ティエラ〈…で、このチャンネルは既にアカシック・オブリによって完全に支配されているようでして…


天音「また!?」


天音「前のチャンネルといい、ここといい、フィフス・フォースは何やってんのよ!」


ティエラ〈それが、アカシック・オブリを倒すには早押しクイズ対決で勝利するしか方法が無いらしくてですね…


ティエラ〈ここのフィフス・フォース達は一問も答えられずに全員敗北してしまったみたいでして…


天音「それオブリ側が有利すぎない?」


ティエラ〈知識はあっても反応速度は人並みでしょうから、そこまで有利ではないはずなのですが…


天音「じゃあ、もうあれよ」


天音「このチャンネルもバカしかいないのよ」

ティエラ〈幸いにもキャラメル・スピカは早押しクイズ対決に勝利出来た為…


ティエラ〈無事、元のチャンネルに戻る事が出来たというわけですので…


天音「やっぱりキャラメル・スピカはマトモなやつの集まりなのね」


ティエラ〈アカシック・オブリにクイ ズ対決で勝利すればこちらに戻ってこれるかと…


天音「…って言われてもねぇ…」


天音「クイズ対決なんてやったことないし、クイズ番組もあまり見ないのよねぇ…」


ティエラ〈早押しクイズとなると、こちらもサポートしようがないですからねぇ…

天音「…って言うか、今回は何であたしが狙われたわけ?」


天音「クイズ対決がしたいなら、真乃とかの方が良かったんじゃないの?」


ティエラ〈あー…、それなんですが…


ティエラ〈最近、オブリの間で人気のSNS、オブッターというものに…


ティエラ〈ツッコミ不在チャンネルでの杏橋さんの事がUPされてるようでして…


ティエラ〈それを見たアカシック・オブリが杏橋さんに興味を持ったようですねー


天音「色々待って」

ティエラ〈どうかしましたか?


天音「どうもこうもないわよ!」


天音「あいつらSNSとかやってるの!?」


ティエラ〈オブリは流行に敏感ですからねぇ…


天音「そういう問題なの!?」


天音「って言うかオブッターって何よ!」


ティエラ〈オブリの間でも特に人気のあるSNSみたいですね


ティエラ〈オブリ同士の情報交換の他、雑談や自撮り画像のUPなどをしてる様です


天音「コミュ力高いわね!」


ティエラ〈オブッターの他にもオブスタグラム、オブスブックというSNSも人気みたいです


天音「オブスって!」


天音「そんなブスしかやってないような名前のSNSってどうなのよ!?」

天音「って言うか、SNSにあたしの事がUPされてるって事は…」


ティエラ〈今後も様々なチャンネルのオブリが杏橋さん目当てに襲撃してくるでしょうね…


天音「うわぁ…」


ティエラ〈あっ、ちなみにアカシック・オブリの攻撃力と防御力が高かったのは“気合い”によるものだそうです


天音「なんでそういうところだけ脳筋なのよ!」


天音「…とにかく、クイズ対決で勝つまではそっちに戻れないって事ね」


ティエラ〈一応、こちらでも手を尽くしてはみますが…あまり期待しないでください


ティエラ〈では、私もこちらでアカシック・オブリの対処に戻りますので…


ティエラ〈杏橋さんも頑張ってくださいね… ─プツッ─

天音「はいはい、やります、頑張りますよ…」


天音「はぁー…」


ドア〈コンコン


天音「あっ、どうぞー」


真乃「失礼します」ドアガチャ


天音「ああ、真乃ね…」ホッ


天音(別のチャンネルの真乃とはいえ、真乃の顔を見るとホッとするわね)


天音(ちょっと他人行儀なのが気になるけど)


真乃「もう間もなく本番ですが…準備は出来てますか?」


天音「…へ?」


真乃「えっ」


天音「…本番って?」


真乃「…まさか、台本読まれてないんですか?」


天音「台本って何よ…」


真乃「どうするんですか!?もう時間ないですよ!?」


真乃「あー、とにかくこれ!台本読んで段取りだけでも頭に入れておいてくださいよ!」スッ

天音「あっ、はい…ごめんなさい」


天音(なんであたし謝ってるのかしら)


天音(って言うか、このチャンネルのあたしはどこに行ってるのよ…)


天音(…えー、なになに…)ペラッ


天音(あー、これからあたしはクイズ番組に出演してオブリと対決するってわけね…)ペラッ


天音(段取りは…それほど覚える事は多くなさそうね…)ペラッ


真乃「はぁ…まさか天音がこんなミスをするなんて…」


真乃「マネージャーである私が、もっと天音に言い聞かせておけばこんな事には…」クッ!


天音(なんか悪いわね)


天音(ていうか真乃、あたしのマネージャーなのね)

ドア〈コンコン


真乃「あっ、はい!どうぞ!」


椿芽(ドア越し)〈杏橋天音さーん!間もなく本番ですので、スタジオまでお願いしまーす!


真乃「はい!今行きまーす!」


真乃「行くよ、天音!」ドアガチャ


天音「えっ?あっ、はい…」シブシブ


天音(あっ、この廊下テレビで見たことあるわ)


天音(まさかこんなに早くテレビに出る日が来るとは思わなかったわね…)


天音(…とはいえ、これはあくまでも、このチャンネルのあたしの功績だ)


天音(あたしも、自分のチャンネルでここまでたどり着かなければ意味がない)


天音(このチャンネルのあたしに負けないように頑張らなくっちゃ…!)


椿芽「杏橋天音さん、スタジオ入りでーす!」

椿芽「…本番まで5秒前ー!」


椿芽「3…2…1…」












〈ストライカー!25~!♪


観客「わー!」パチパチパチ


モニカ「さぁ、本日も始まりました~、パネルクイズ・ストライカー25!」


モニカ「司会のモニカ・ブルーアッシュだよ~!」


伊緒「そして私が問題を読み上げます、SGSアナウンサーの夜木沼伊緒です」ペコリ


伊緒「本日も4人のパネラーの皆さんには早押しでクイズに答えていただき…」


伊緒「世界の征服と奪還を目指して全25マスのパネルを取り合っていただきます」


モニカ「この番組で世界の命運が決まっちゃうよ~!」


モニカ「ではでは、本日のパネラーの皆さんの紹介へと参りましょう!」

モニカ「青のパネラーはエテルノよりお越しの蒼井雪枝さん!」


モニカ「職業はオカルト系雑誌のライター、得意ジャンルはUMAだって~」


雪枝「は、はいっ!頑張ります!」ペコリ


モニカ「黄色のパネラーはエテルノよりお越しの菜森まなさん!」


モニカ「職業はゲームクリエーター、得意ジャンルは勿論ゲーム!」


まな「まっほー♪まなも頑張って世界を救っちゃうぞー!」


モニカ「赤のパネラーはエテルノよりお越しの杏橋天音さん!」


モニカ「職業はアイドル!AMN36のメンバーとして有名だね~」


モニカ「得意ジャンルは猫とアイドル…ってまたニッチだね!」


天音(前の二人の方がよっぽどニッチよ!)


天音「よろしくね!」ニコッ!

天音(やっぱり、このチャンネルのあたしはアイドルやってるのね)


天音(まあ、それは今はいいとして…)


天音(蒼井雪枝と菜森まなは…対戦相手とはいえ、目的はあたしと同じようね)


天音(正直、あの二人がクイズで勝てるとは思えないけど…まぁ、いないよりマシと考えましょう)


天音(問題はアカシック・オブリただ一点ってわけね)


天音(…って言うか、本来オブリが居るべき白のパネラー席に座ってるのは誰なのよ…?)


天音(眼鏡に…白衣の…オッサン…?)


モニカ「そして最後に白のパネラー!」


モニカ「人類に立ち塞がる知識の覇者!アカシック・オブリ!」


モニカ「…の取り憑いた当番組ディレクターのオダギリユタカです!」

オダギリ「うむ」


天音(だから誰よ)


オダギリ「皆、持てる知識の全てを出して正々堂々戦おうじゃないか」


天音(紳士か!)


モニカ「さぁ、世界は誰が手にするのでしょうか!」


モニカ「夜木沼さん、早速問題をお願いします!」


伊緒「はい…では、まずはこちらをご覧ください」


モニター(賢宮ほたる)〈皆さんこんにちは!漫画家の賢宮ほたるです!


ほたる〈僭越ながら第一問は私から出させていただきます!


ほたる〈これから言う3つのヒントからある人物を導き出してくださいね!


ほたる〈ではヒントその1!


ほたる〈その人はツンデ…


ポーン


モニカ「菜森さん!」


まな「杏橋天音ちん!」


モニカ「お見事!」

天音(誰かツンデレよ!)


モニカ「さぁ、まずはど真ん中、13番に黄色が点りました!」


モニカ「いやぁ~、菜森さん早かった!」


まな「ツンデレと言ったら天音ちんしかいないんだよ!」


モニカ「なるほど!じゃあ次の問題お願いします!」


伊緒「はい」


伊緒「実は猫好きとして知られ…」


ポーン


モニカ「蒼井さん、どうぞ!」


雪枝「杏橋天音さん?」


モニカ「お見事!」


天音(このクイズ番組おかしくない!?)

モニカ「実は猫好きという言葉のみでよく答えられたね~」


雪枝「ひっかけ問題という可能性もありましたが勇気を出して良かったです!」


天音(どういうひっかけよ!)


モニカ「では蒼井さん、何番?」


雪枝「8番でお願いします!」


モニカ「8番に青が点りました!」


モニカ「さぁ、どんどん行きましょう!」


伊緒「学祭で夜木沼伊緒の…」


ポーン


オダギリ「杏橋天音」


モニカ「グ~レイト~!」


天音「この番組おかしいわよ!」


モニカ「杏橋さん、負け惜しみは見苦しいぞ~?」

天音「負け惜しみなんかじゃないわよ!」


天音「なんで正解があたしの問題ばっかなのよ!?」


モニカ「あはは、偶然偶然」


天音「そんなわけあるかぁ!」


モニカ「えー、因みに先ほどの問題ですが…」


モニカ「学祭で夜木沼伊緒のヌード写真を菜森まなに売りつけたのは誰でしょうか?という問題でした~」


天音「そんな事やってないわよ!」


天音(少なくとも“あたし”はやってない!)


まな「えー?天音ちん、学祭で伊緒ちんのヌード写真を模擬店のチケット百枚と引き換えで売ってくれたの忘れちゃったのー?」


天音「!?」


まな「あの伊緒ちんの写真…実用性抜群なんだよ…!」ハアハア


雪枝「杏橋さんも菜森さんも控えめに言って最低ですね…」

天音(このチャンネルのあたしは何やってんのよ!)


伊緒「あはは…まぁ、性癖は人それぞれだからね…うん」


伊緒「ただ、そういうお年頃なのはわかるけど盗撮は…ちょっと…ねぇ?」


伊緒「ま、まぁ…ドンマイ!」


天音「菜森まなはともかく、あたしは濡れ衣だから!」


モニカ「オダギリさん何番いく?」


オダギリ「む、3番だ」


天音「もうちょっと否定させなさいよ!」


モニカ「3番に白が点りました~」


モニカ「はい、じゃあ次行ってみよ~」


伊緒「夜木沼伊緒の自称ライバル…


ポーン


まな「杏橋天音ちん!」


モニカ「ご名答!」


天音「新手のイジメか!」

モニカ「…はい、夜木沼伊緒さんの自称ライバルを一方的に名乗っているのは誰でしょうという問題でした~」


モニカ「いや~、もうこれ一歩間違えたらストーカーだよね」


モニカ「スクールガールストーカーだよね」


モニカ「略したらスクストだよね」


天音「ストーカーは菜森まなの方  よ!」


天音「あとスクスト言うな!」


雪枝「正確にはスクールガールストライカーストーカーですから…」


雪枝「スクストストですよね」


まな「ラヴクラフトみたいで怖いんだよ!夢に出そうなんだよ!」


まな「だから伊緒ちん…今夜一緒に寝よ?」ハアハア


天音「あんたの方がよっぽど怖いわよ!」


モニカ「はいはい、私語は謹んでね~?」

モニカ「菜森さん何番行く?」


まな「うーん…じゃあ2番にするんだよ!」


モニカ「2番に黄色が点る~」


モニカ「さぁ、そろそろ杏橋さんも答えないとキツいんじゃないかな~?」


天音「…」イラッ


天音「…!」ハッ!


モニカ「じゃあ次!」


伊緒「じ…」


ポーン


天音「杏橋天音!」


モニカ「おおっ、正解!」


天音(もっと早く気づくべきだった!)


天音(オブリがあたしに興味を持ったのはツッコミ不在チャンネルでの姿を見たからだ)


天音(つまり…最初からあたしとクイズ対決がしたかったわけじゃない!)


天音(オブリの目的はあたしをイジって楽しむ事だ!)


オダギリ(よくわかったオブね)


天音(こいつ…脳内に直接…)

天音(どうせここまで連れてきたならクイズで勝負しなさいよ!)


オダギリ(もうクイズ飽きたオブ)


天音(存在意義を見失ってるんじゃないわよ!)


天音(…っていうか、あんた今まで語尾にオブとか付けてなかったじゃない!)


オダギリ(全国ネットでそんな喋り方してたらバカにされるオブよ)


天音(ナイーブか!)


天音(とはいえ、あんたの目的がわかった以上、勝たせてもらうから覚悟しておきなさい!)


天音(どうせ残りの問題もあたしが正解のものしかないでしょうからね!)


オダギリ(覚悟をしてもらうのはそっちオブ!)


オダギリ(ここからは純粋な早押し対決オブ)

天音(…こっちだって負ける気はないから覚悟しなさい!)


オダギリ(それはこっちのセリフオブ!)


天音&オダギリ(ここからが勝負よ!(オブ!))


モニカ「…それでは菜森さん、ラストコール!」


まな「22番なんだよ!」


モニカ「最後のパネルに黄色が点ります!」


モニカ「これにより黄色のパネルが25枚に!」


モニカ「よってトップ賞は菜森まなさんで~す!ぱちぱちぱち~!」


まな「わーい!」


天音&オダギリ(あっ)

オダギリ「ぐあああああ!!!」シュー!!


モニカ「菜森まなさんの勝利により、アカシック・オブリが消滅していきます!」


天音「えぇ…」


雪枝「まなちゃん、やったね!」


まな「へへーん、どうだっ!」


伊緒「菜森まなさん、トップ賞おめでとうございます」


伊緒「トップ賞を取られた菜森まなにはカリスマ・ハナよりダイヤを豪華にあしらった金のティアラを」


伊緒「そのほかの皆さんにはメロンパンが贈呈されます」


天音「落差!」


モニカ「えー、菜森さん、トップ賞と世界の奪還を果たした今の心境は?」


まな「当然の結果ね!」


天音「それあたしのカットイン!」

モニカ「では最後にもう一問!夜木沼さん、最終問題の賞品の紹介をお願いします!」


伊緒「はい」


伊緒「最終問題に見事正解されたあかつきには…」


伊緒「悠久の時をあなたに、豪華ツアーバスがいざなうエテルノ10日間の旅が贈呈されます」


天音「10日間も何するのよ!」


天音「悠久って言えば聞こえが良いけど、暇を持て余すだけよね!?」


オダギリ「ぐあああああ!!!」シュー!!


天音「しぶといわね!」


モニカ「最終問題では、ある人物の名前を当ててもらいます」


天音「どうせ、あたしでしょ?」


モニカ「ではVTRスタ~ト!」


テッテテテ テテテテ テッテテテ テテテテ♪

VTR〈リーダーシップに優れ…


VTR〈仲間や友人思いで…


VTR〈仲間からの信頼も厚く…


VTR〈常に努力を怠らず…


VTR〈夢に向かって直向きで…


VTR〈自分の気持ちを正直に伝えるのがちょっぴり苦手な…


VTR〈第四回人気総選挙では、街でぶらぶらしたい部門クイーンにも選ばれた…


VTR〈プロキオン・プディングのリーダーでもある…


VTR〈この美少女の名前は?


デーデッデーデー…


まな「杏橋天音ちん!」


モニカ「お見事!」


天音「恥ずかしいわ!///」カァァ


天音「ほんっとこういうの勘弁してよ…///」カァァ


モニカ「ではまた来週~」


オダギリ「ぐあああああ!!!」シュー!!


天音「あんたはいつまでやってんのよ!」

オダギリ「おのれぇ…謀ったな杏橋天音…!」


天音「あんたの自滅よ!」


オダギリ「…例え私が消えようとも…第2、第3のオブリがお前をいじくり倒しに来るオブ…!」


天音「あんた達暇なの?」


オダギリ「それまで精々首を洗って待っ」バシュン!!


天音「そこまで耐えたなら最後まで言ってから消えなさいよ!」


天音「別に聞きたくもないけど!」


……………


…………


………


……


天音「…別に聞きたくもないけど!」ガバッ!


天音「って…あれっ?」


真乃「天音っ!」


いつみ「よっ!お疲れさん!」


紗々「前回よりお早いお戻りでしたね~」


遥「おかえりー!」


天音「あんた達…って事は元のチャンネルに戻ってこられたのね…」ホッ


真乃「今回もお疲れ様」


天音「当分クイズとは関わりたくないわね…」ハァ…


遥「そんなに普段クイズしたりされたりする事もないと思うけどね!」


悠水「おっ!天音ちゃんおかえりー!」ニュッ


悠水「さて、おかえりを英語で言うとなんというでしょうか!?」


天音「get out!(出ていけ!)」


悠水「そんなっ!?」


END

※パネルクイズチャンネルの天音は無人島で反射炉の建設中です

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