【安価&コンマ】ここが君のヒーローアカデミア!オールマイト「その3!!」 (997)

超人的な能力..即ち『個性』

全人口の八割がその個性を宿し超人社会となった現在!
誰もが一度は夢見たその職業が脚光を浴びていた!!

これは、君がヒーローを目指す物語である!!



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1508579635

説明 ―1

行動に合った能力値+二桁コンマで判定行う。(例外あり。※二つ能力値を使う場合等)

ゾロ目の場合は基本的に大成功になります。

説明 ―2

戦闘について

ガチ戦闘時は基本的に体力制 ※例外有り
ガチ戦闘時には最初にコンマ判定でレンジを選択そこから戦闘になります。

体力が10を切れば戦闘時判定―10が付与
仮に体力が0になり、復活判定二回も使い終えた場合。能力値or個性を犠牲に立ち上がる事が出来る
ガチ戦闘時その状態で負ければBADエンドルート確定入り

判定の仕方は
レンジで使う能力値+二桁コンマ+スキルでの上昇数値


ゾロ目が出た場合

11だろうが22だろうが99としてみなす。そして更にもう一回コンマ判定を行う。永遠にゾロ目なら永遠に続く
相手がゾロ目取った場合はGMのレス番の一個前の数値を取る(このレス番が3でゾロ目ならレス番2のレスのコンマ数値を取る)


~共闘戦~

二人以上の仲間と一緒に戦う場合について。
その相手との好感度が100未満であれば
判定は

全員のレンジで使う能力値+コンマ判定  VS ~

100以上であれば上の判定仕様に超えている仲間の人数分コンマ判定も入る
150を超えた場合絆パワー発動 仲間と共に絶好調の力を発揮することが出来る
200以上ならば、どんな敵でも勝つ可能性が浮上する様々な有利スキル付与



>レンジ の方針パターン

1:至近距離 体+コンマで対決..与ダメージ及び被ダメージ二倍 
2:近距離  体+心+コンマで対決..通常戦闘          
3:中距離  技+心+コンマで対決..与ダメージ及び被ダメージ二分の一

4:遠距離  知+コンマ対決..通常戦闘
5:超遠距離 スキルを持った者のみが行動できるレンジ  

※レンジ戦で行動出来ないレンジ戦になった場合行動出来ない方がコンマで勝利したら行動できるレンジまで移動する

~成長判定~

コンマ判定を行いその能力値を超えた場合、そのコンマの一桁分の数値上昇する。
もし失敗してもその時に使った判定数値は次に持ち越し出来る

能力値が100を超えると、スキルを手に入れられる能力値が有る。
数値が150を超えると....それは見てからのお楽しみ。


~好感度判定~

各々のキャラによって感情の度合いが変わる。  例 お茶子が君に好意を持つのは200を超えてから、拳藤は120を超えてから。

・連携技

  1~99 なら自由安価の時に特訓・コンマ判定で達成値を超えれば習得出来る
100~69 なら自由安価の時に補正有りでコンマ判定の達成値を超えれば習得できる
好感度が170を超えた相手なら、修行&練習無しで放てる +好感度150を超えている場合、その人の好感度―150 の差分補正増加

~勝利条件~ 

基本的には敵の体力を0にする事。しかし、他にも複数存在する場合明記する。
体力が減少すると逃げようとする敵や強さを増す敵も居る。この場合は暈かして提示。


~特殊戦闘~

対話・逃亡が可能な戦闘が有ります。その場合は判定を行い勝利すれば特殊行動成功。(戦闘時自由安価も同様)

凶悪な敵が存在する。その敵と対峙した場合も判定勝負。勝てば上昇補正、負ければ下方補正。負けた場合はターンを跨げば素の状態に戻れる


何個か要らないと思った要素を前スレから除外しました。君に邪魔な事ばっかだから大丈夫よね?

それじゃあ好感度を表示して本編に入るよ!

 ~好感度~

☆A組 緑谷 出久 140 大親友!  光汰くん喜んでたよ!!
   
   轟  焦凍  98 恩人     ノリが良い奴だったんだな...
   飯田 天哉  99 気が合う友達 これからも親睦を深めていこう!
   麗日 お茶子 77 尊敬する友達 助けてくれてありがとう!!
   八百万 百 150 気になる人  皆と共に歩んでいきましょう。
   蛙水 梅雨 130 気になる人  脳無との闘い、助太刀に来てくれてありがと、助かったわ
   耳郎 響香 160 一目惚れ   追いついてみせる!!
   瀬呂 範多 131 尊敬     一回でも、勝ってみてえな。
   砂糖 力道 127 尊敬     パワーだけなら負けん!!
   尾白 猿夫 130 尊敬     授業で一緒に戦ったけど今度は敵として戦いたいな。
   峰田 実   96 尊敬する友達 オイラ、モウ、セイヨク、ゼロ
   上鳴 電気  95 気のいい友達 俺がもっとしっかりすれば、君ともっと連携できる!!
   青山 優雅  47 友達(トラウマ付き) もう、フルボッコはこりごりだと思うよ☆

☆B組 
   拳藤 一佳  185 恋する乙女 助けてくれて、ありがとう  
   物間 寧人  101 尊敬     一回勝ったくらいじゃいい気にはなれない!お前が本気出した時が本当の勝負だ!!

☆先生 オールマイト161 興味あり  彼の情報網舐めてた....
   相澤 消太  130 大事な生徒  良く生き延びてきた。
   13号    73 期待     優秀な生徒だね。頑張って!!
   根津校長   99 信頼     君くんは大丈夫!これからもやっていけるさ

☆プロヒーロー
  シンリンカムイ 56 期待      真っ当に成長していて我も嬉しいぞ。
  マウントレディ 102期待      今度はヒーローになって私のところに来なさいよ !

  ピクシーボブ  126マーキング中  本気で唾掛けとこ!!
  マンダレイ   93 期待してるよ  頑張ってるのが良く分かるよ、これからも精進してね。  

その他 愛音    80 お師匠!   しばらく会ってない...会いたいです師匠!!

 /  イ   /  わ  \           l  l        、
 l  _木_ /   た  .|         l  l        フ `
 |   !_/_,.- ヽ し   .|.           l  l  /      |     
 |    |     .. .|.          l  l / !     | 
 |    ┼‐、\   ...|          _l  l ! l       | 
 |    /  | |     .|      /   l  ll l::ヽ    
 |  /   、|     |.     |  / !   l i:::::::`ヽ  /!  
 |   __l__     l..       | / y l  l l:::::::::: 、 / <_  \
 |   _ヽ_|_ノ_ き..l.      /| | /  l  l l::::::::::: / / ! 一´  ̄`
 |   / | \_     l     / .| | |  !  l l 〃 / // /!/!
 |           |.    / ::\|  V  l l || / //// / /,― 、
 |   ┼‐        |.. /-、〃:/|...::::::;V l l // ////∧/フ_:::::::::::`ヽ
 |   | ´ ̄     |  |\_っ_,、! \:::ミミV l レ/ ///////- ':i:i:i:i:i:i:i:i:i:!、_
 |   | `―     |  {= l=|=|_j   {//    |::::::::| 彡'三≦!i!i!i!i!i!i!i|!i!i!i!i!i!ヽ
 |       /      l   ーー'ー'     K 、   i::::::::i .::K!i!i!i!i!i!i!i!i!i!ノi!i!i!i!i!i!i!|
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時間は夕刻。ようやく行動を開始する。――前に予想不可避の事態が起こる。


三茶「拉致された生徒二名――!!保護しました!!!」

塚内「何!!?」

オールマイト「WHY!?今の今まで、監禁状態じゃなかったのか!!?」

三茶「訳は分かりませんが、とりあえず今は雄英高校へ報告し、厳重に保護しています!」

オールマイト「何と....たまげた...己の力で抜け出したのか...」

塚内「..それでも、今はチャンスだ。拉致被害者が元居た場所は把握している。そして生徒が仕掛けた発信機で別のアジトの場所も。
   今日はそのどちらにも戦力を投入。制圧、そして退路を断ち一網打尽し、ヴィラン連合の者全て捕らえる」

塚内「——ヒーロー社会存続の危機とも言える事件、そしてここまでの総力がタイミングちょうどよく揃っている」

グラントリノ「俊典。」

オールマイト「..?」

グラントリノ「俺なんぞを呼び出して駆けだすのはやはり...」

オールマイト「なんぞではありませんよ!グラントリノ!!――今日、奴が必ず出向く様です。今日を持って..決着を付けます」

グラントリノ「——オールフォーワン....」

~ほんの少し前~

黒霧「準備完了しました。そして...荼毘も呼んで参りましたが...」

荼毘「俺に言っときたい事でも?」

AFO「ああ、キミら二人にはやってもらいたい事があってねそれはー――」

 ・
 ・
 ・

荼毘「...それで良いんだな?」

AFO「ああ、任せられるかい?正直、危険だらけだが...」

荼毘「黒霧も居る。俺に関しては問題ない」

AFO「....ありがとう。それじゃあ行ってくれ、ドクターも」

ドクター「...儂はアンタの成し遂げる事を見たかった。今、消えて行っている敵勢力。そいつらじゃ到底成しえない
     先生の欲望を。」

AFO「..オールマイトにこっぴどくやられなければなぁ....なんて...過去を悔やんでもしょうがないさ。
    僕は僕に出来る事を全力でやるだけだ」

ドクター「...行ってこい。死柄木は何とかして説得してやる」

AFO「...ああ。行ってきます」


必ず、勝って、死んでみせよう。

塚内「—今回はスピード勝負だ!!敵に何もさせるな!!!」

それぞれ、多くの警察・ヒーローが持ち場に付く。

塚内「——ここで勝利し!ヒーロー社会存続を!!!」

塚内「..流れを覆せ!!!ヒーロー!!!」


オールマイト「終わりだ――敵連合!!私が来た!!」


タックルで敵のアジトと思われるバーの壁を破りぬける。




オールマイト「――いない!?」

バーに人気は無く、蛻の殻と化していた。

オールマイト「こ、れは....もう一つのアジトか!!」


恐らく、生徒が居たこのバーは生徒に逃げられた後、捨てたのだろう。つまり、ここは用済みという訳だ


オールマイトが全員に報告し、もう一つのアジトへ向かう様催促をしようとした時――

空が包まれた。黒暗に。


オールマイト「!!!」


かなり広範囲。恐らく神野区全体がこの黒い障壁に包まれている。

こんな芸当、このタイミング、一人だけこの様な事をする人間に心当たりがある


オールマイト「塚内くん!!!ここは何もない!!!もう一つの方だ!!」

塚内「——ああ!!あっちはどうやらやられたみたいだ!!!応答無しだ!!」

エンデヴァー「言ってる間に動け!!!すぐに向かうぞ!!!」

エッジショット「オールマイト!貴方は気にせず先に!!」

オールマイト「ああ!」ドンッ!!!

グラントリノ「..にしても...なんだ...この..黒い..障壁は」

エッジショット「見たところ、神野区全体を包んでいる様だ。敵の個性だろうな...我々も急ぎましょう」



再度場面は数分前。もう一つのアジトの方へ。


マウントレディ「そりゃあ!!!!」

景気良く廃倉庫を粉みじんにする。


ベストジーニスト「急いでメイデンを!!!」


  「——その必要は無いよ。脳無は動かない。」

マウントレディ「!?」


倉庫の中から、声が聞こえる。どう考えても敵だ。

ベストジーニスト「離れろマウントレディ!!!」


  「こんばんは諸君。そして...



   AFO「さようなら」

轟音。廃倉庫を中心に辺り一帯が吹き飛ぶ。


CLAP CLAP。

不気味な静けさの中に、拍手の音が奏でられる。

AFO「僕はここに居る奴ら全て塵にするつもりだったんだが...数人を僕から遠ざけたね。並の判断・技術力じゃない!!
    流石はNO・4!!」

AFO「...だが悲しいね。無意味だよ、すぐに塵になる。」


AFO「次の一撃は、どう回避するんだい??」


ベストジーニスト「ハァ...ハァ...」

ベストジーニスト(こんな奴が...ここに居るなんて...話が違う!!....)


AFO「流石のプロも今のは大ダメージか?立ち上がれないかヒーロー。」

AFO「今日の僕は一味違う。命を使った力だ。直撃したら即死だよ?」


AFO「....誰も立つことすらしないか...それじゃあ....」


AFO「.......来るか.....遅かったね、オールマイト」


上空から、容赦なくAFOに飛び掛かる。それに合わせAFOも手を出す。

互いの手を握り合う、それだけで彼らの周囲に衝撃波が走る


オールマイト「全て返してもらうぞ、オールフォーワン!!!」

AFO「また僕を殺すかオールマイト」

第11節  ~巨悪と残り火と平和の象徴~

AFO「..衰えたね、オールマイト。威力が依然と非にならない程落ちているよ...ゴホッ」

オールマイト「貴様こそ..オールフォーワン!!!なんだその工業地帯の様なマスクは!?大分無理してるんじゃあないか!!?」

AFO「ああ、死柄木の仲間を募る為に僕が手ずから足を運んだからね...もうこの体は持たない。
    だからここに僕が居る」

オールマイト「最後の悪足掻きか...」

AFO「それはキミもだろ。もう体に限界が来ている癖に。」


ボゴッン。 AFOの右腕が以上に膨れ上がる。


AFO「まずは試し打ちと行こうか。オールマイト」


オールマイト「——!!DETROIT....SMASH!!!」

『DETROIT SMASH』     『衝撃波』
  300                320


GMコンマ :AFO
 
↓1コンマ :オールマイト


AFO戦は特殊戦闘です。判定後に説明載せます

特殊判定ってなんだろう

>>19
判定の仕方は代わり映え無いけどルールがちょっと変わるの。





オールマイト ■□□□□□□□■□□■←死亡
                
AFO    ■□□□□□□□□□□□■←死亡


特殊戦闘

今回はHP制じゃなくポイント判定制です。判定で負けた時、ポイントが増加します
最後まで行けば死亡します。AFOは一ターン経過するだけでポイントが一増加します


判定値後の差数値が 1~50 なら1ポイント、51~89なら2ポイント90~&ゾロ目だったら3ポイント与える

今回は差が6だったので一ポイントオールマイトに増加。

オールマイト途中の■はそこに行くとイベント発生。



オールマイト :332
AFO    :338


>オールマイト 負傷ポイント1増加

>AFO    負傷ポイント1増加


それじゃあ今からガチ戦闘ステータスお披露目!

ちなみに今の判定はガチ戦闘じゃないから若干下のステータス能力と仕様違うからね今からガチ戦闘オンリーよ。

オールマイト 【マッスルフォーム】

P  11/12

体 250
知 100  
技 200
心 250


(レンジ:至近距離~中距離)
・ワンフォーオールver残り火 :必殺技を使う度にポイント1増加
・平和の象徴          :一回のみ何かを犠牲に(能力のどれかを殺して)して Pを回復し再戦する

 必殺技
☆デトロイトスマッシュ     :戦闘補正値+300
☆捨て身のワンフォーオール   :強制判定 大勝利(3ポイント与える)代わりに自分も4ポイント増える


                  VS

オールフォーワン  【顕現体】

P  13/12

体150
知200
技300
心200

(レンジ:近距離~中距離)
・オールフォーワン       :スキル・必殺技・行動可能レンジがP次第で変更される
・オールフォーワン       :死亡時???
・過去の体           :毎ターン 己に1ポイント増加
・空間障壁           :神野区を障壁で囲む

必殺技
☆衝撃波            :戦闘補正値+320




 ~勝利条件~

・オールフォーワンを殺す
・オールフォーワンのPを0にする


~イベント条件~

・二ターン目経過
・10P減少
・判定でゾロ目を出す




AFOの急な不意打ちにスマッシュを放ち対応する


AFO「やるなぁ...やっぱりキミが相手だと滾るなぁ...楽しみだなぁ...キミの苦悶の顔..」

オールマイト「貴様......!いつまで...遊び感覚で...この世の中を..」

AFO「いやいや!滾るって言っただけさ!ふざけている訳じゃあない。ただ、相手にとって不足無し。それだけさ」


AFO「前に比べたら力が劣るとはいえ...キミぐらいじゃないと僕と対等に戦える奴なんて居ないからね
    ...前同様死に者狂いで来るといい。」



AFO「今度は僕も....死ぬ気で戦う」

今日はここまで

続きを始めるよ!!

【二ターン目開始】

AFO「次の攻撃も耐えられるかな?」

オールマイト「——!」


避ける姿勢を見せる
オールマイトに告げる


AFO「後ろの一般人は良いのかな?」

オールマイト「き、さま!!!!」


GMコンマ   :AFO

↓1安価&コンマ:オールマイト


どのレンジに移動しますか?

>レンジ の方針パターン

1:至近距離 体+コンマで対決..与ダメージ及び被ダメージ二倍 
2:近距離  体+心+コンマで対決..通常戦闘          
3:中距離  技+心+コンマで対決..与ダメージ及び被ダメージ二分の一  

ゾロ目判定は>>3通り。


AFO:91  オールマイト:99


【オールマイトの勝ち――近距離戦に変更されました】


近距離戦で使う能力値・その他



オールマイト 【マッスルフォーム】

P  11/12

体 250
心 250


(レンジ:至近距離~中距離)
・ワンフォーオールver残り火 :必殺技を使う度にポイント1増加
・平和の象徴          :一回のみ何かを犠牲に(能力のどれかを殺して)して Pを回復し再戦する

 必殺技
☆デトロイトスマッシュ     :戦闘補正値+300
☆捨て身のワンフォーオール   :強制判定 大勝利(3ポイント与える)代わりに自分も4ポイント増える


                  VS

オールフォーワン  【顕現体】

P  13/12

体150
心200

(レンジ:近距離~中距離)
・オールフォーワン       :スキル・必殺技・行動可能レンジがP次第で変更される
・オールフォーワン       :死亡時???
・過去の体           :毎ターン 己に1ポイント増加
・空間障壁           :神野区を障壁で囲む

必殺技
☆衝撃波            :戦闘補正値+320


GMコンマ     AFO    GMコンマ+350+☆衝撃波使用(320)



↓1 コンマ&安価 オールマイト ↓1コンマ+500

1:コンマ判定のみ
2:デトロイトスマッシュ使用
3:捨て身のワンフォーオール    

AFO    719

オールマイト 800

ダメージ 800-719=81

>AFOに二ポイントのダメージ!

>AFO,オールマイト 共に一ポイント減少!!

>AFO・Pが10に達した事でステータスが変化します


オールマイト 【マッスルフォーム】

P  10/12

体 250
心 250


(レンジ:至近距離~中距離)
・ワンフォーオールver残り火 :必殺技を使う度にポイント1減少
・平和の象徴          :一回のみ何かを犠牲に(能力のどれかを殺して)して Pを回復し再戦する

 必殺技
☆デトロイトスマッシュ     :戦闘補正値+300
☆捨て身のワンフォーオール   :強制判定 大勝利(3ポイント与える)代わりに自分も4ポイント増える


                  VS

オールフォーワン  【顕現体】

P  10/12

体150
心200

(レンジ:近距離~中距離)
・オールフォーワン       :スキル・必殺技・行動可能レンジがP次第で変更される
・オールフォーワン       :死亡時???
・過去の体           :毎ターン 1ポイント減少
・空間障壁           :神野区を障壁で囲む

必殺技
☆衝撃波            :戦闘補正値+320
☆全力だ            :戦闘補正値+450 & 2ポイント減少

オールマイト「...その理不尽が...」

AFO「——!?」

オールマイト「私は許せない!!!」


AFOの複数個性を組み合わせた衝撃波を、スマッシュで跳ね返す。


AFO「ぐぉっ!!...ああ!!!!」


体から衝撃波を打ち出し強引にスマッシュの威力をかき消す

AFOの居た場所に巨大なクレーターが出来る。


AFO「痛...そんなに僕の行動が許せないか。でもね、僕もキミは許せない
    .....市民を守りながら、僕を倒し、真実の姿を隠す。....せいぜい頑張ると良い。どれも、中途半端に終わるだろうけど」


ゴォオウ!!!!

巨大な火球がAFO目掛けて放たれる。それを衝撃波で押し返す。


オールマイト「——!エンデヴァー!!早かったな!!」

グラントリノ「やっぱり出やがったな、オールフォーワン。」


AFO「やぁ、グラントリノ、志村は先に逝ったのに、キミはまだ足掻くのかい?」

グラントリノ「そりゃ、テメエ倒すまでな。」

AFO「キミじゃ無理だ」

エッジショット「抜かせ破壊者。キミじゃない。キミ達だ」


高速襲撃を難なく避けるAFO


エッジショット(やはりこれを見切るのは...唯者じゃない!!)


AFO「四体...一か?」


虎「ラグドール!!!」

AFO「ん、ああ、虎。キミも来てたのか...悪いね常々良い個性だなと思ったんだ..それで頂いたよ」

虎「...貴様...!!!」

グラントリノ「お前さんはそいつを安全な場所へ連れて行きな」


AFO「精鋭四人か...僕にやれるかな...。いや、やるしかないしな...僕もあれだ....プルスウルトラ...だな」


グラントリノ「いいか..俊典。奴の言う事を真に受けるな。..動きを止めるな...いいな?」

オールマイト「前とは違います...私も奴も、...大丈夫です。ここで、奴を止める!!」


AFO「作戦は決まったかな?それじゃ、続きを再開しよう」

オールマイト 【マッスルフォーム】

P  10/12

体 250
心 250


(レンジ:至近距離~中距離)
・ワンフォーオールver残り火 :必殺技を使う度にポイント1減少
・平和の象徴          :一回のみ何かを犠牲に(能力のどれかを殺して)して Pを回復し再戦する
・エンデヴァーの加勢      :戦闘時補正値+30
・エッジショット&グラントリノ :差数値が90を超えた場合 数値を1に変更する +補正値15 ※2回

 必殺技
☆デトロイトスマッシュ     :戦闘補正値+300
☆捨て身のワンフォーオール   :強制判定 大勝利(3ポイント与える)代わりに自分も4ポイント増える


                  VS

オールフォーワン  【顕現体】

P  10/13

体150
心200

(レンジ:近距離~中距離)
・オールフォーワン       :スキル・必殺技・行動可能レンジがP次第で変更される
・オールフォーワン       :死亡時???
・過去の体           :毎ターン 1ポイント減少
・空間障壁           :神野区を障壁で囲む

必殺技
☆衝撃波            :戦闘補正値+320
☆全力だ            :戦闘補正値+450 & 2ポイント減少

GMコンマ     AFO    GMコンマ+350+☆全力だ (450)



↓1 コンマ&安価 オールマイト ↓1コンマ+500 +45

1:コンマ判定のみ
2:デトロイトスマッシュ使用
3:捨て身のワンフォーオール 

こちらの必殺技使用時はコンマ値反映させないの?

>>36

入れてなかったねごめん!!入れたらさっきの判定は差数値90超えるから今回の判定でー1するよ

オールマイト 【マッスルフォーム】

P  10/12

体 250
心 250


(レンジ:至近距離~中距離)
・ワンフォーオールver残り火 :必殺技を使う度にポイント1減少
・平和の象徴          :一回のみ何かを犠牲に(能力のどれかを殺して)して Pを回復し再戦する
・エンデヴァーの加勢      :戦闘時補正値+30
・エッジショット&グラントリノ :差数値が90を超えた場合 数値を1に変更する +補正値15 ※2回

 必殺技
☆デトロイトスマッシュ     :戦闘補正値+300
☆捨て身のワンフォーオール   :強制判定 大勝利(3ポイント与える)代わりに自分も4ポイント増える


                  VS

オールフォーワン  【顕現体】

P  9/13

体150
心200

(レンジ:近距離~中距離)
・オールフォーワン       :スキル・必殺技・行動可能レンジがP次第で変更される
・オールフォーワン       :死亡時???
・過去の体           :毎ターン 1ポイント減少
・空間障壁           :神野区を障壁で囲む

必殺技
☆衝撃波            :戦闘補正値+320
☆全力だ            :戦闘補正値+450 & 2ポイント減少



もっかい判定直し!!!



GMコンマ     AFO    GMコンマ+350+☆全力だ (450)



↓1 コンマ&安価 オールマイト ↓1コンマ+500 +45

1:コンマ判定のみ
2:デトロイトスマッシュ使用
3:捨て身のワンフォーオール 

~イベント条件~

・二ターン目経過         CLEAR
・オールマイトの体力10P減少  
・判定でゾロ目を出す       CLEAR



AFO    884 

オールマイト 944

ダメージ 944-884=60


オールマイトゾロ目によりもう一回判定!!


↓1  のコンマ数値分ダメージに+。  


そして今日はここまでだ

AFO「クックック...(状況展開によって違うが)俺は後二回変身を残している。この意味が分かるな?」


それじゃあやって行くよ

~イベント発生~

第 12節   ~究極の一~

>勝利判定で+3+1(前回判定見逃し分)

>デメリットでP3減少

>合計7p減少


オールマイト 【マッスルフォーム】

P  9/12

体 250
心 250


(レンジ:至近距離~中距離)
・ワンフォーオールver残り火 :必殺技を使う度にポイント1減少
・平和の象徴          :一回のみ何かを犠牲に(能力のどれかを殺して)して Pを回復し再戦する
・エンデヴァーの加勢      :戦闘時補正値+30
・エッジショット&グラントリノ :差数値が90を超えた場合 数値を1に変更する +補正値15 ※2回

 必殺技
☆デトロイトスマッシュ     :戦闘補正値+300
☆捨て身のワンフォーオール   :強制判定 大勝利(3ポイント与える)代わりに自分も4ポイント増える


                  VS

オールフォーワン  【顕現体】

P  2/13

体150
心200

(レンジ:近距離~中距離)
・オールフォーワン       :スキル・必殺技・行動可能レンジがP次第で変更される
・オールフォーワン       :【顕現体】死亡時???
・過去の体           :毎ターン 1ポイント減少
・空間障壁           :神野区を障壁で囲む

必殺技
☆衝撃波            :戦闘補正値+320
☆全力だ            :戦闘補正値+450 & 2ポイント減少


焔で牽制。オールフォーワンが上空へ逃げるとすかさずエッジショットが追い打ち。
グラントリノが死角からの急所狙い。そして大火力のオールマイト。

AFO(これ、は...)


ついに攻撃がモロに刺さる。


AFO「ぐぁああ!!!!」


それは空から落下する所を狙う地面を這う火球。そして怒りを込めたスマッシュ。


まともに食らい、吹っ飛ぶオールフォーワン。


グラントリノ「よぅし!!!良くやった俊典!!今のは入ったな..轟も」

エンデヴァー「ふん!敵が一人でこちらは四人だから当たっただけだ」

オールマイト(まだまだ...体はガタが来てないようだ...これなら、このまま奴を...)


 「邪魔だキミら」 

瓦礫の中から、衝撃波を放ち、立ち上がる。


AFO「ここで、早々と死ぬわけにはいかないんだ。まだ、僕は...果たせてない。自分のやりたい事も...やらなきゃならない事も」


AFO「たかが、精鋭プロヒーロー。...されど、強力だった。まずは、その間違った認識をしていた事を謝る。
    キミ等は強い。その中にベストジーニストも居たら、僕はとっくにやられていたかもしれないな。」



AFO「..それはつまり、今の僕はついてる...チャンスだって事だね。」


AFO「なら、ここでピンチを乗り越え、チャンスを手に入れて見せよう。ヒーロー。僕を倒してみるがいい!!!」



「――否。貴様を殺すのはヒーローではない。」


AFO「..なんだ?」


「己が武器は一つのみ。」





AFOを仕留める絶好の機会。そこで彼は現れた。





己の武器の強さは極点地への到達。

すなわち、一を極めし力。その一つを究極にまで練り上げる。


AFOが百の力を持つのなら、彼は百を超える一を作る。


そんな事出来るのか――彼には出来た。


彼の個性は体を伸縮、変形する事。君と対峙した時、腕が刃状に伸びていたのがそれだ。
しかし、それはただの武器。なんの変哲もない。ただ、良く切れるだけの己の腕。武器。

手首から変形し、一種の刃に変わったもの。

彼が自分の腕を伸縮、変形させ形作る形状には一切の刃こぼれなく、それは彼の個性の練度を、技術を惜しみなく体現している。


手首から手指、指先の先端の一ミリにも注意を図って形を変形させる。その絶望的技術を彼は平然とやってのける

もう、それをする事なら造作もない。 何故なら、担い手になるまで、いや、なっても



毎日、同じ形を物創って来たからだ。



彼はその先を超えた。では先とは何か?それは簡単。単純。ただ、その武器を極限まで扱える様にすること。

――その極みを目指すこと。担い手となる事。だが、やることは単純だ。


ただ、一振りを奮い続ける。何十回も、何万回も、何十万回も。

ただの一振り、彼はその一振りに生涯をつぎ込んだ。


一振りを必殺に、一振りを最速に、一振りを確実に。


十の武器はいらず、十の技はいらず、ただ、完全無欠の刃があれば良い。

だが極みに辿り着くには絶大な代償を払わねばならない。


―――それは、金
   それは、時間
   それは、友
   それは、心。
         ――或いはその全て。

彼は自分の、充実した時間を、信頼を分かち合える友を、人としての権利を捨て、鬼となった。

それゆえに得た。絶対無二な究極の一。


彼の捨てたもの、得たもの、全てを継ぎ合わせた一振り。


「とくと見ろ。こんなチャンス二度とないぞ。」

二度目は無い。一度で仕留める究極の一。

単純な一撃。その名は。


「———瞬閃。」


↓1   

 1~79    「煩わしい」
80~89    「な...に!?」
90~orゾロ目 「が.....ぁああああ!!!!」

「煩わしい」



複無「な...」  「速すぎるだけの一撃で、僕に勝てると?そう思ってたのなら」


   「思い上がりも甚だしいな」

複無「ま、」


突如、オールフォーワンの全身から、全方向に向けての衝撃波が放たれる。これをされては、彼が何処から攻撃しても、
刃がオールフォーワンに届くことはない。


ほぼゼロ距離にいた複無は為すすべなく吹き飛ばされ、ビルと衝突する。



オールマイト(今のは....AFOの名前を知っていた...なら、彼が...!)



痛々しい。体中が傷付いている。なんせあの衝撃波をほぼほぼゼロ距離から撃たれたのだ。しょうがない。


複無(それで...済ませられるほど...事態は軽く...ないか)


奴の体から放たれる衝撃波、あれは我の一撃に匹敵する。何より振りかざす前から奴にそれを放たれたら、

我に取れる手段は無い。だからこその奇襲だった。それの対処としての奇襲。


届かない。通用しない。一では届かない。


ならば...

































勢いよく、壁を突き破り、再度、複無が姿を現す。


AFO「しつこいね...キミも大概。」

複無「ああ、しつこさにだけは自信がある。何しろ一つを磨くために今までを注ぎ込んできたんだからな。」

AFO「そうかい。でも、まあ、そのしつこさも、僕の前では無力だ」

複無「無力じゃない 貴様の喉元に届かせてみせる。」


エッジショット「待て!!アンタもこっち側なら、数の利で確実に攻めた方がいい!!」


AFO「させないよ」


オールマイト「スマッシュ!!!!」

またも、衝撃波のぶつかり合い。これは互いに相殺。



グラントリノ「...あんな奴は見たことねえな。」

オールマイト「...はい、ですがどういう訳か、奴を、AFOを知っている様です」

グラントリノ「ってこたぁ、奴は敵じゃねえのか?仲間割れした敵って線は..?」

オールマイト「分かりません....」

オールマイト(...彼が君に情報を与えた可能性が高い、他にAFOを知っている人など微塵も居ないはずだ。なら彼は...)


複無「安心しろ、我は貴様等すべての敵だ。故に、助けようなどと思う必要はない。
   むしろ、チャンスだろうよ、敵同士で共倒れしようとしているんだからな」


オールマイト「...」

グラントリノ「俊典。今はオールフォーワン優先だ、あいつが独自の考えでオールフォーワンと戦うなら、
       利用する様で悪いが、先にあいつに戦わせてやっても良いんじゃねえか?」

エッジショット「..しかし、」

グラントリノ「理由はあれど、敵は敵だ。仮に奴が悪事を働いていなかったとしても今
       オールフォーワンに手を出してる。免許なしで個性を使って誰かを傷つけるのは法律違反だ」

エンデヴァー「アイツが消耗した後追い打ちを掛ければ良いだろう。他の奴らの救助が先じゃないのか?」

エンデヴァーの言う通り
後ろには、風圧で粉々になったビルの残骸の中で傷付いている市民がたくさんいる。


エンデヴァー「塚内等だけじゃ、荷が重いんじゃないのか」

エッジショット「虎も居る。あっちは大丈夫だ。やはり、彼を手助けするべきかと。...いくら敵と言っても
        死ぬ必要はない筈だ。我々が本来しなければならない事を、彼に任せるのも...」

オールマイト「....」


数分、意見が交差し合うが、その時間は無駄だった。複無の戦いは一瞬で終わる。

AFO「こうしてキミの戦果を考えてみると...思いの外ヒーローに加担しているよな」

生徒救出に、オールフォーワン強襲。敵連合裏切り。


AFO「こちらに報酬が全く無いね。その代価は...キミ自身で払ってもらう」


複無「我は本来ヴィランもヒーローも関係ない....が」

複無「今だけは...我も敵に挑む...ヒーローとして、貴様を、断罪してやろう。」

AFO「キミがヒーローだなんて。笑わせる、誰も認めてくれないよ」

複無「我自身が認める。それだけで良い。」


複無「今この瞬間を持って、貴様の命の終わりを迎える時だ。」

複無「良いか?オールフォーワン。正義は必ず勝つ。我はその勝利へ近づく懸け橋となる。その瞬間を身を以て知れ」


複無「我が絶技。その二度目をお見せしよう。」

AFO「またかい?それは通用しないと身を以て思い知ったのはキミ自身だろ?」

複無「ならば...話は早い。」


AFO「ああ、終わりだね」

複無「ああ、そして始まりだ」


一を超えた極地。0の極意をお見せしよう。


AFO「二度目...二度目の挑戦か...確か....二度見られることはない...じゃなかったかい?」

複無「その通りだ、只々恥ずかしいばかりよ。初めてあれを止められた。我の限界では、貴様の喉元には刃は届かないという事だ。
   ならば、我は限界を超える。
    超えて見せ進ぜよう。貴様の様な、臆病者には超えられない。命を使った限界のその先を。」

PLUS ULTRA。複無もまた、更に上に向かおうとしている。

究極の先。0へ。



複無「それでは....」

右腕を後ろに逸らし...右手を繰り出す構えを取る。

複無「我が命、銜えて超えろ!!!我が今生全ては――この瞬間の為に!!!」


AFO「無駄だ。結局は、やられる前にやれば、なんの問題もない。」

AFO「残念。無念だね。」


またも、全方向への衝撃波。オールフォーワンを中心に辺り一面が砕け、崩壊していく。

そして、砂埃を立てて、AFOの居る場所には静けさが生み出された。

彼は今の衝撃波で完全に消滅したかに思われた。

しかし、砂埃を払い彼は立ち上がる。

晴れて、姿が露になる。そこには、全身血まみれの。すでに刃を振り下ろしている男の姿があった


AFO「な――」


複無「遅い!!!」

AFO「がぁああ!!!!!!!」


彼の具現化された心象とも言える刃がAFOの肩を抉る。


複無「――届いたぞ!!!」


彼は衝撃波に何か対抗策を講じた訳ではない。ただ、気持ちで耐えた。精神で足を踏み留めた。
あと一歩、あと一歩、と少しずつ前に足を踏み出しながら、唯々耐えたのだ。

もう彼の体は死に体。この後確実に死を迎えるであろう体だ。だが、彼の右腕。彼の刃は一切の刃毀れも許すことは無かった。


複無の命、体、心、全てを代償にした力が、数百の命を代償にして力を得たオールフォーワンに届いた。

一が百を貫いたのだ。

複無「このまま....!!!」

右腕、刃を変形伸縮で巨大化させ。内側からオールフォーワンを殺す!!

それで複無の勝ちだった。が.....彼の力はとうの昔に果てていた。

気持ちで後押し、限界を超えた。二撃目。あれがオールフォーワンの肩を貫いた時。
彼は既に、限界の果てに辿り着いていた。


AFO「ハァ...ハァ...ゴフッ!!、カハッ!!!」


マスクの内側から吐血するような音が聞こえる。良いぞ、ダメージは与えられた様だ。


複無(頼む...動け...動け...今が...一番、限界を超えなきゃならない時では..ないのか!?)

AFO「邪魔を...こんな所で...!!!」

ゼロ距離での衝撃波が、瀕死の複無を襲う。

(あ....れ....)

右手の感覚が無い。体を動かせないので分からないが、恐らく吹き飛んでいるのだろう。
だが、恐らくこれでもギリギリ避けれた方だ。最後の一瞬。衝撃波を喰らうまでの一瞬で、オールマイトが、体を退かしてくれていたのだけが見えた。

それにしても...我が心同然の腕。悔しいが、歯が立たなかった。オールマイトは恐らく...奴を殺さない。
刑務所にぶち込んで終わり。だろう当然だ、彼にはまだ、”先”があるのだから。

だから、我が手を下さねばならなかった。...が正直、後悔していない。

我は我に出来る事をやり遂げた。奴を倒すきっかけを作れた。...だが悔しさはあるな。後悔はなかれ、されど負けた。という悔しさ。

しかし、それも我の感情。恐らく、彼らは、ヒーローは、奴を殺せないまでも、倒せる。

それならば、大丈夫だ、きっと...また奴が息を吹き返しても、再びヒーローが立ち向かう。

安心した...そう思うと...途端に自分の事について考えだす


体の機能が停止し始めている。呼吸がしづらい、頭が真っ白に...

...叶うなら、限界を超えた我が剣は何にも負けない唯一無二の剣であってほしかった。
一度折れて、命を削って、刃を鋭くした、がそれも結局は殺すに値しなかった。つもる所 我の力不足だったという訳だ

世界は広いな...いくらでも上が居る。....だからこそ、我は一人で何かをするでなく、誰かに託すべきだっ.....た。

今日はここまで

第13節  ~命と灯ワンフォーオール~

今日もやって行きます!今日終わったらしばらくSSに手を付けれないので..予め言っておきます。

「き、さまあああああ!!!!!」


AFO「たかが人一人殺しただけだろ?何をそんなに怒っているんだい?」

オールマイト「貴様の!!仲間じゃないのか!!!?」

AFO「裏切り者には躊躇しないよ。それに殺しに来てたから。殺し返しただけ
    キミも大変だよな....そういう当たり前の行動にも一々怒りを覚えて叱らなきゃならないんだから....」


オールマイト「そういう事じゃない!!...何故、何故元仲間の人間を...こうも簡単に...殺せる!!?」

AFO「だから、裏切ったからだって。それに、どうでもいいだろ?五月蝿いんだよオールマイト。何のかかわりもない癖に。 
    それよりも自分の事を心配した方が良いと思うけど?」


オールマイト「黙れ!!!」


AFO「自分だけじゃない、他の市民にも一々気を配らなきゃならないんだろう?今頃死体の人間に情けをかけてる暇はないんじゃないの?」


渾身の右がオールフォーワンの顔面を殴りつける。


オールマイト「貴様の...!人を馬鹿にして....嘲笑う...平気で虚仮にする...悪が!!私は!!!」


「許せない!!!!!」

パギパギ。ガラス製のマスクが完全に割れる。


AFO「ワンフォーオール先代継承者..志村菜奈..からも同じような台詞聞いたなぁ.....」


オールマイト「!!――貴様の...穢れた口で..お師匠の名を...出すな...!!」


ニュースキャスター『異常な光景!!突如神野区一帯を包み込むドーム状の黒いバリアー!!神野区で何が起きたのでしょうか――!』


君「——!!」


生徒等に解散を告げ、家へ戻った彼がテレビで見たもの。

それは神野区を覆う障壁。中の情報を一切悟らせまいとする..どす黒い障壁だった。


君(これが...複無が神野区に行くなって言ってた理由か....)


神野区には絶対に近づくな....さもなくば...逃げられない...
恐らく、あの神野区には、まだ人が居る。
大勢。
でなければ、オールフォーワンとオールマイトが戦うといえど、あそこまで大きなバリアーを作る
必要が無いからだ。


君(爆豪と...障子達は....まだ、あの中に....!)


姉「うわぁ....とんでもないことになってんね...神野区か...ここからは大分離れてるけど...怖いわぁ」


君「....ギリ」


無意識の内に歯軋りしていた。

この戦いに...恐らく自分は参戦する事が出来ない...皆にああ言った手前自分が向かうなど、愚の骨頂。

問題はそれだけじゃない、そもそも、自分は仮免も持っていないので、戦う事自体許されていないのだ。


君「...く...そ.....」


だが、それが正しい。人としてのルールを、法律を破り捨てることは...してはならない。


君「俺より...優秀な...ヒーローはたくさん居る...大丈夫だ」


そう自分に言い聞かせるしか無かった。大丈夫だと。自分は必要ない。そもそも戦力にならないと。


君(俺の...一人の我儘で、大勢の人が傷付く...それだけは何があってもしちゃ駄目なんだ)


姉「大丈夫よ!あんだけ大きな範囲だったら中にヒーローが大勢いるだろうし、何そんなに心配してんのよ?」

君(姉さんは...神野区に爆豪達が居る事を知らない...いや、当然か....知ってるのは...
  生徒では、発信機を創った張本人の八百万くらいだもんな)


君「いや...心配もする...よ。中で何があるか...分かったもんじゃないんだから....」

姉「まぁ、そりゃそうだけど......君、一応言っとくけど、絶対行っちゃ駄目だからね?
  ただでさえ雄英生が今誘拐されてるんでしょ?それに、子供がそれをする必要は無いんだから...」

君「分かってるよ...行かない...ただ...本当に心配してるだけだ。」


君(オールマイト...大丈夫...ですよね..?)

塚内「誰が...こんな事を...」


そこには、神野区の障壁の最先端。障壁を覆う様に、火が舞っている。


塚内(このビルだけ、火が大きい。根底がここだったのか...なら、ここに、”今”誰かが火を付けたのか?)


三茶「どうしますか!!?」

塚内「一先ず、市民全員を...安全な場所へ誘導する!!」


現在、警察らに、炎上したビルを消化する手立てはない。

これは、荼毘・黒霧の仕業であった。元々はAFOの指示で

『障壁のどこでもいい。人気の少ない所で火事を起こしてくれ。』

と指示を受けていた。もうすでに、奴らは別のアジトに逃げている様だが...


塚内(周囲の建物を撤去するか?...いや..それを短時間で行える人材が今居ない...)


彼らも、人間。不意の危機に完全に対応出来る程思考は追いつかない。


塚内(我々警察では出来る事が...)


せめて、周りの建物を破壊できるだけの人間が居れば、消火出来る人間が居れば、...

最悪、爆発を行える人間が居れば、爆風消火という手もある。が....


塚内「危ない!!離れるぞ!!!」

三茶「退け退け!!」


周りの家から消火器を集めて回り、消すことに意識を置くが....足りない。

塚内(せめて...この黒い壁が無ければ...外から援助を...!!)


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


AFO「理想ばかりが先行し..まるで実力の伴わない女だった...!ワンフォーオール生みの親として恥ずかしくなったよ...
    実にみっともない死に様だった....どこから話そうか...」


オールマイト「Enough!!!!!!!!」

AFO「!!」ピクン。


体が動かない。


AFO(しまった...怒らせ過ぎたな....)


拳が腹にクリーンヒットする。

だが、同時に、オールフォーワンもまた0距離から、攻撃する。


互いに吹っ飛んだ。


AFO「奴め...最後の最後で下らない意地を...そのせいで、傷を負ったじゃないか....」


AFO(責任は、体で払ってもらうぞ、複無)


オールマイト「ぐぅう!!!」

グラントリノ「おい!!!すぐに何処其処へ動くな!!!捉えきれんだろうが!!!!」

オールマイト「すいません....」

エッジショット「グラントリノの言う通り。今、叩き込んだ方が良いのでは..?」

エンデヴァー「そこら辺はアンタらに任せる。俺は、アンタらの邪魔をしない様に、奴を精一杯邪魔するだけだ」


グラントリノ「いいか、俊典。現状 俺たちが圧倒的に有利だ。お前さんも戦っていて分かったんじゃないか?
       前より随分キレが鈍っているのによ」

オールマイト「...確かに...」


AFO「...来ないのかい?ヒーロー諸君。」


オールマイト(では奴のこの余裕は...なんだ?)


AFO「それは、僕の勝ちを意味するって訳だ。」


言い切り、迅速で後ろに振り向き、逃亡する。


グラントリノ「——!?」

オールマイト「なっ!!?」

エンデヴァー「ええい!!!今こそ貴様のすばしっこさを使うべきだろうがオールマイト!!!!」

エッジショット「追いかけなければ!!」




AFO(さぁ...追いかけっこだな)


オールマイト「待て!!!!!この期に及んで逃げるとは!!!!」

AFO「逃げてると思ってるのなら...大間違いさ。僕は第二ラウンドを始めたいと思ってるだけさ)


オールマイト「!!?どういう意味だ!!!!!」

AFO「...さぁね.....」




>AFO特殊行動選択


※逃亡を選択しました。

オールマイト 【マッスルフォーム】

P  9/12

体 250
心 250


(レンジ:至近距離~中距離)
・ワンフォーオールver残り火 :必殺技を使う度にポイント1減少
・平和の象徴          :一回のみ何かを犠牲に(能力のどれかを殺して)して Pを回復し再戦する
・エンデヴァーの加勢      :戦闘時補正値+30
・エッジショット&グラントリノ :差数値が90を超えた場合 数値を1に変更する +補正値15 ※2回

 必殺技
☆デトロイトスマッシュ     :戦闘補正値+300
☆捨て身のワンフォーオール   :強制判定 大勝利(3ポイント与える)代わりに自分も4ポイント増える


                  VS

オールフォーワン  【顕現体】

P  2/13

体150
心200

(レンジ:超遠距離―即ち、特殊行動)
・オールフォーワン       :スキル・必殺技・行動可能レンジがP次第で変更される
・オールフォーワン       :【顕現体】死亡時???
・過去の体           :毎ターン 1ポイント減少
・空間障壁           :神野区を障壁で囲む

NEW!・逃亡         :ある死体の元へ走りだした。

オールマイト    総合値:500
 
オールフォーワン  総合値:450(+100)


>オールフォーワンはpを1消費し体のリミッターを外しました。

>オールフォーワン残り体力1。



GMコンマ  :オールフォーワン

↓1コンマ  :オールマイト

オールマイト 581  オールフォーワン 487


>逃亡失敗。

>判定数値差 94

>AFOに3Pのダメージ!!! (オーバーキル 2P分は、次の戦闘判定に持ち込み)



>オールフォーワン【顕現体】:死亡しました

オールマイトは反対方向に振り向き、拳を思い切り突き上げる。その風圧により、超高速でオールフォーワンに近づく。

そのままヒップドロップ。


AFO「ごぅあ”!!!!」


地面に叩き落された。

地に伏せるオールフォーワン。


オールマイト「ここまでだ!!!オールフォーワン!!!貴様の目論見も全て!!」

AFO「ああ....なんて事してくれたんだ.....ああ、ああ、これで”僕”という存在は死んでしまう。
     まさしく、オールフォーワンという存在だけが...いや....」


AFO「これで終わって....たまるか!!!!!!」


体中から血が噴き出てくる。無理をしている体の限界を押し殺し、一気に右手を膨張し、強大な衝撃波放とうとした。

それもオールマイトによって阻止される。


AFO「ぐぁあああああああ!!!!!!」


オールマイト「今まで、貴様によって、嬲られた、犯された、殺された、精神を壊された人々の痛みはこんなものではないぞ!!!!!」


AFO「....ぐぅぅう!!!!。僕は...僕は...死ぬ!!!が!!まだ、だ!!!まだ終わらない!!!
    僕自身がオールフォーワンとなって。!!!死神となって!!!また舞い戻る!!!!!!!!!!」


オールマイト「いいや!!!貴様はこれまでだ!!!!!」




AFO「か―っは.....


止めを刺す前に、オールフォーワンはまるで魂を抜かれたように、電源スイッチを急にOFFにされた様に動きを止め。

急停止した。


オールマイト「———....これ...は...」


安心できるような雰囲気では無かった。何かが、悍ましい何かが、周りに蔓延っているかのような.....


グラントリノ「——!!!俊典!!!!ようやっと....!!?」

エッジショット「なんっ!!!?っだ!!!!?」

エンデヴァー「体の自由が...利かん...ぞ!!!?」


その場に居た三人は宙に浮く個性などもっていない。が、三人は、宙に浮き、無抵抗のまま、体を彼方へ飛ばされる。


オールマイト「な...なに!!?」


まるで反発しあう磁石の様に、必ず離れる。そういう動きをしていた。

そして、それは、黒い障壁の中に居た。オールマイトを除くすべての人間にも同じ作用が起こった。


オールマイト「な...ぜ、私だけ....」


恐らく、自分を除く全ての者は、宙へ浮き、彼方へ飛んでいく。

だが、それは永遠では無かった。黒い障壁を超えた時。いきなり重力が掛けられた様に。通常の、物理法則に沿った動きに戻る。


オールマイトはそれを見ることは出来なかったが。確かに、自分以外のすべてが黒い障壁に反発するように飛び出ていくのだけが分かった。

体重255㎏だからじゃね(適当)


     「ようこそ...我が死の世界へ。」



オールマイト「...!!!。貴様...オールフォーワン!!!!」

AFO?「ああ、また会ったね。オールマイト。」


オールマイト「貴様...人...間...なの...か...?」


左肩から先は潰れて体の至る所にはヒビの様な物も刻んである。

だが、さっきの様な、しどろもどろした様子ではなく、憑き物が落ちた様に穏やかな顔つきでオールマイトを見つめる。


AFO「さあ?..人間だが、人間ではない..というのが一番分かりやすいかな?今の僕はオールフォーワンそのものだからね」

オールマイト「...?」


同じような事を言っていた。そんな事知っている。奴はオールフォーワンだ。確かに。オールフォーワンそのものだ。

だが、その言葉は浅く、間違った考えなのだろうと悟った。


AFO「時間はたっぷり有る。僕も、もっと話したいし、教えてあげよう」


生きていた彼の障壁。あれは今は無き者たちから頂戴したオールフォーワンという個性の中の一つ。

ただ、今の彼の作るこの空間は、行ってしまえば死者の作り出す。生者と死者の境界線の様な物。

AFOには、この壁の本質が、そして、個性が、力が完全には出し切れていなかった。
それは、死者から抜き取ったのに、彼が死者では無かったから。個性の因果関係が、本来出せるべき力が上手く噛み合わなかった。

死者の力を出すには、生を持つ人では、難しい。だから、体を殺した。体の生という概念を殺した。

体を、死者の作り出す障壁とくっ付けたのだ。


AFO「この障壁は僕が死ねば消える。逆に言うと僕がこの障壁に助けてもらっている。この障壁が消えれば僕も消えてしまう。

もう体は正しく機能していない。

魂だけを接続した。いわば霊体の体。それで、ようやく彼は本当の力が引き出せる。


オールマイト「何故...私はここから出られない?私はまだ、生きている。」

AFO「簡単な話さ。キミの体を巡っている、今までの力。紡いできた全て、ワンフォーオール....
    受け継がれたその力に、死者の力が混ざっているからさ。」

七代目・志村、それ以外にも6~初代まで。全ての今は亡き勇者達が勇者の力達が、この障壁とリンクした。


AFO「キミの体の中にあるワンフォーオールの小さな種火。その搾りかすを全て出し切り、
     無個性の体に戻れば、キミはこの障壁から逃れられるだろう」

AFO「だが、キミの体に死者の力が残っている限り、この空間からは逃れられない。」

オールマイト「それは...貴様も同じ...ことだ!!」


オールフォーワンは、いわば力のほとんどが、死者の力。ならば彼も障壁を出ることは出来ない。


AFO「ああ。僕も出られない。だがでなくとも、もうじきこの障壁は意味を成さなくなる。僕の命の、残り火が消えたとき。
     精神体に使うエネルギーすらも消えたとき。文字通り、全てが死人となった時。僕と、この障壁は消滅するのさ」

この戦いは、これから先生きる事のないAFOにとって無益な戦いである。

自分にとって、何の意味も辞さない。この行動は彼にとってほとんど無意味な事である。

精神を含まない話であれば、だ。


彼は、オールマイトが憎い。彼に苦悶の顔を見せてもらうために体を張った。それがどうだ。

たかが、ゴミ3体と過去の英雄一人。それらに完膚なきまでに叩き潰されたのだ。


AFO(いや...一人、僕の肩を貫いた彼もいたな.....)


それでも、彼は、どうしても、オールマイトを苦しめたい。少しでも、自分と同じ目に遭わせたい。


オールマイト「何の意味もない戦いを....」

AFO「そうだね。未来のない僕という個体としては無意味な戦いだ。だが、僕にも、精神、感情がある」



彼は今。死柄木たちの為でもなく、誰の為でもなく、自分の為でもなく、ただ、最後の意地で戦う。


彼は、勝ち逃げを許さなかった。オールマイトに勝ち逃げされる、そんな悔しいことを自由にさせる訳にはいかない。


AFO「ヒーローに負けても、お前には負けない。」


AFO「僕は、お前にだけは負けたくない。」


AFO「僕の計画は崩壊し、——肉体も崩壊。そして、僕の消滅を以てこの障壁も崩壊する。」



AFO「だが――――最後の勝ちは譲らない!!!」


何の成果も、報酬も、意味を成さないが、それでも良い。僕は、僕の全てを懸けてお前を滅ぼす。



何の意味も無い戦いでも、譲れない物がある。


AFO「始めよう、オールマイト。僕の...最後の戦いを....!!!」

>>76
妙にシックリ来た。妥当や。

今日はここまで、続きは...多分再来週くらいだと思う。ここに来れないレベルで忙しいので。それでは。

久し振りです。9時くらいからやれたらやりますね

オールマイト「AFO...!」

オールマイト「勝ちを譲れないのは私もだ!!貴様には負けられない!!」

AFO「お互い全身全霊で戦える。喜べオールマイト。この死の空間ならキミの中に秘めたる先代たちの力を最大限に引き出せるよ。
     その残りカスで、頑張って倒してみるがいいさ」


オールマイト「言われずとも....!!」

AFO「行くぞ...オールマイト!」


オールマイト 【超マッスルフォーム】

P  11/12

体 250
知 100  
技 500
心 500


(レンジ:至近距離~中距離)
・ワンフォーオールver残り火 :必殺技を使う度にポイント1増加
・平和の象徴          :一回のみ何かを犠牲に(能力のどれかを殺して)して Pを回復し再戦する
・先代継承           :心がコンマ判定に含まれる時 心の数値が×7(2800)される (スキル回数:7回)
・原点             :10P減ると(P残り2に到達した時)イベント発生

 必殺技
☆デトロイトスマッシュ     :戦闘補正値+500 
☆捨て身のワンフォーオール   :強制判定 大勝利(8ポイント与える)代わりに自分もPが9ポイント増える
☆爆発             :コンマ判定数値を×7倍する 代わりに自分のP -3減少


                  VS

オールフォーワン  【憑依霊体  ver1ターン目】

P  30/30

体0
知200
技900
心5000

(レンジ:ALL)
・オールフォーワン       :スキル・必殺技・行動可能レンジがP次第で変更される
・オールフォーワン       :ダメージ差の計算変更
・オールフォーワン       :???:残り7ターン
・崩壊の体           :毎ターン 己に3ポイント増加
・死障壁            :AFOが唯一生きられる空間

必殺技
☆『究極の一撃だ』       :強制で一ターン終わらせる
☆『初めが一番高威力だよ』   :総合判定数値×2倍




『ダメージ計算判定変更』

この空間のみ、Pの計算方法が変わる。
ダメージ数値

  1~49  1P
 50~99  2P
100~    差分によって与P変動

初めのレンジ選択。

『こちらが好きなレンジへ移動できます』


↓1  どこへ移動しますか?


選べるレンジ

1・2・3



>レンジ の方針パターン

1:至近距離 体+コンマで対決..与ダメージ及び被ダメージ二倍 
2:近距離  体+心+コンマで対決..通常戦闘          
3:中距離  技+心+コンマで対決..与ダメージ及び被ダメージ二分の一

4:遠距離  知+コンマ対決..通常戦闘
5:超遠距離 スキルを持った者のみが行動できるレンジ  



オールフォーワンの背中から触手の様な物が這い出てオールマイト目掛け撓る。

オールマイト「ぐっ!!」

AFO「流石に避けるな、けど距離は詰めた。」

オールマイト「!」

AFO「ここなら僕の有利だ、最初は様子見するよ」

オールマイト 【超マッスルフォーム】

P  11/12

体 250
心 3300(+2800)


(レンジ:至近距離~中距離)
・ワンフォーオールver残り火 :必殺技を使う度にポイント1増加
・平和の象徴          :一回のみ何かを犠牲に(能力のどれかを殺して)して Pを回復し再戦する
・先代継承           :心がコンマ判定に含まれる時 心の数値が×7(2800)される (スキル回数:7回)
・原点             :10P減ると(P残り2に到達した時)イベント発生

 必殺技
☆デトロイトスマッシュ     :戦闘補正値+500 
☆捨て身のワンフォーオール   :強制判定 大勝利(8ポイント与える)代わりに自分もPが9ポイント増える
☆爆発             :コンマ判定数値(↓1)を×7倍する 代わりに自分のP -3減少


                  VS

オールフォーワン  【憑依霊体  ver1ターン目】

P  30/30

体0
心5000

(レンジ:ALL)
・オールフォーワン       :スキル・必殺技・行動可能レンジがP次第で変更される
・オールフォーワン       :ダメージ差の計算変更
・オールフォーワン       :???:残り7ターン
・崩壊の体           :毎ターン 己に3ポイント増加
・死障壁            :AFOが唯一生きられる空間

必殺技
☆『究極の一撃だ』       :強制で一ターン終わらせる
☆『初めが一番高威力だよ』   :総合判定数値×2倍





GMコンマ :オールフォーワン  

1:通常戦闘
2:必殺技No.1
3:必殺技No.2

オールフォーワンは>1を選択しました


↓1コンマ :オールマイト

1:通常戦闘
2:デトロイトスマッシュ
3:捨て身のワンフォーオール
4;爆発突進

※時間が経過し過ぎた場合自動選択で爆発を選択します


オールマイト 【超マッスルフォーム】

P  2/12

体 250
心 3300(+2800)


(レンジ:至近距離~中距離)
・ワンフォーオールver残り火 :必殺技を使う度にポイント1増加
・平和の象徴          :一回のみ何かを犠牲に(能力のどれかを殺して)して Pを回復し再戦する
・先代継承           :心がコンマ判定に含まれる時 心の数値が×7(2800)される (スキル回数:7回)
・原点             :10P減ると(P残り2に到達した時)イベント発生

 必殺技
☆デトロイトスマッシュ     :戦闘補正値+500 
☆捨て身のワンフォーオール   :強制判定 大勝利(8ポイント与える)代わりに自分の受けるPが9ポイント増える
☆爆発             :コンマ判定数値(↓1)を×7倍する 代わりに自分のP -3減少


                  VS

オールフォーワン  【憑依霊体  ver1ターン目】

P  19/30

体0
心5000

(レンジ:ALL)
・オールフォーワン       :スキル・必殺技・行動可能レンジがP次第で変更される
・オールフォーワン       :ダメージ差の計算変更
・オールフォーワン       :???:残り7ターン
・崩壊の体           :毎ターン 己に3ポイント増加
・死障壁            :AFOが唯一生きられる空間

必殺技
☆『究極の一撃だ』       :強制で一ターン終わらせる
☆『初めが一番高威力だよ』   :総合判定数値×2倍

オールマイト(様子見か...好都合だ...AFO..!!)

全盛期のオールマイト、オールフォーワン。二人の力は常人ではお目に掛かる事すら難しい。


拳をぶつけるだけでその場は更地に。上へ飛べば、土台に使った地は崩壊する。


オールマイト「うぉぉおお!!!!!」


拳、蹴り、技、全てを120%以上の出力で叩き込む。


AFO「どうしたどうした?」

オールマイト(全て直撃している筈なのに...手ごたえがまるで無い..!!)

AFO「隙だらけだ」


サマーソルトで地面に叩きつけるオールフォーワン。オールフォーワンの見た目はかなり惨たらしいが、とても痛みを感じている様には思えない


オールマイト「ぐ...ぬぅ....」

オールマイト(なぜ...あれだけ直撃して..全く怯まず反撃できる..)


これだけ攻撃を当てて手応え無し、対して奴の攻撃を一撃喰らい、悶える。

この一連でいえば、如何に奴が今力を蓄えているかが分かる。


オールマイト「...っつぅ....」フラフラ...


AFO「ははっ...その顔だ、オールマイト。僕はその声が見たかった。...けど、それだけじゃつまらないからさ」

オールマイト「...?」

AFO「まずは、その体をぶち壊すことにするよ」

オールマイト「!!?」

AFO「僕が生きていた状態の二倍以上の火力をキミにぶつける。決して無事では済まないだろうね」

オールマイト「デトロイト.....」

AFO「迎え撃つのか...それも良い」

オールマイト「スマッシュ!!!!」

AFO「喰らえ!!!!」


障壁内部全体が衝撃波で包まれる。

神野区一帯が崩壊する。ビルが倒壊。地面が罅割れ、とても人の住める地域では無くなった。


AFO「.....これで...また一つ、苦痛の顔を見れるね...オールマイト。その真実の姿」


オールマイト「.....」シュウウゥゥ....


今までの筋骨隆々な姿は影も形も無く、傷だらけの細身の男が立っていた。

僕はその声が見たかった。 × 僕はその顔が見たかった。


>オールマイトのステータスが変動します

>オールフォーワンのステータスが変動します

AFO「どうだい?気分は??」

オールマイト「..どれだけ体が朽ち衰えようとも...私は依然平和の象徴!!!その精神は変わらない!!!」

AFO「それもそうだ。じゃあ、とりあえず、障壁を明るくしようか。周りのヘリからでもキミの姿が見れるようにね」

オールマイト「....!」

オールマイト(その程度で..何が変わる訳でもない...!!)

言い終わり、有言実行。さっきまでのドス黒い障壁は透明な障壁と化し、夕焼けの空が見える。

AFO「まぁ、キミのヒーロー活動を終わらせたって意味では...悪くなかったかな。」

オールマイト「まだ...私は終わらない...!」

AFO「ああ。そうだね。僕も...ゴホッ!!。ヴォエ...」

オールマイト「!!」

AFO「いやぁ、面倒くさい体だ...とっくに壊れてて、痛みを感じないせいで、怪我の進行度が分からない。
                                    霊体も良いもんじゃないね。」

オールマイト(これならば...!!)


AFO「良かったね、オールマイト。」

オールマイト「...」

AFO「無視か。なら勝手に喋らせてもらおうか。僕は仲間にある事をお願いしてる。分かるかい?分からないよね?」

オールマイト「....なんだ」

AFO「僕のこの障壁を焼いてもらった。キミも後ろを向けば分かるよ、焼かれてるだろ?」

オールマイト「...!」バッ


振り返ると、確かに、元居た、バーを始めとした建物事、焼かれている。


AFO「どうせ死ぬなら、焼いても良いかなって。」

オールマイト「何を....馬鹿な事を....!!!」

AFO「まだマシな方さ。本当は僕の体の器になりそうな狙いの子が入ってきたら。神野区以外も火の海、敵の海にするつもりだったからね
     ま、脳無が破壊されてた以上は出来そうも無かったけど」

オールマイト(早くこのバリアを壊して...出ねば...!!)

AFO「何処見てる?」クスッ

オールマイト「!!!」

AFO「そらっ」

オールマイト「ぐぁあああ!!!!」

黒い歪な爪で、内臓を抉られる。

AFO「前と同じだ。そらそら」

オールマイト「っつ..――貴様もな!!!!!」

抉られながら、0距離で拳をぶつける。

AFO「わっ...」

オールマイト「....ハァハァ...ハァ..ハァ....」


右手を一瞬だけ、マッスルフォームに変え、殴りつけた。


歪な体だ。それだけ、自分が死に近づいているのだろう。
だが、死なない。否、死ねまい。


今この場で死に、奴が消滅すれば、オールマイトを殺して逃げた、最強の敵が居る。と
平和は一切合切姿を消してしまう。

己がヒーローを名乗った時点で、ワンフォーオールの力を得たときから――既に覚悟は完了している。
だが、死ぬわけにはいかない。


オールマイト(もう少しだけでも...マッスルフォームを...)


負けてはならない。先代の為にも、人々の為にも。


(限界を...超えるのだ...)


歪な形態。トゥルーワンフォーオール。

体中が軋む音を聞きながら、もう一度右腕をマッスルフォームの形に変える。


形を維持させながら、力を増幅させる。
未だやったことのない戦い方。それでも、勝たねばならないのだ。


AFO「片手が無いのは...邪魔だなぁ...」

自分が死ぬ瞬間。複無の死に体を媒体にし、自分の意志を憑依させ生き永らえた反動で、うまく体が同調しない。


AFO「...まぁ、いいや、キミが気にしてないならこれも大丈夫だよね?」

オールマイト「...」


AFO「死柄木弔は志村の孫だよ」


オールマイト「...は」

AFO「誇った顔でキミは志村の孫を殴りつけたね。」

オールマイト「嘘を....」

AFO「僕がやりそうな事だろ?」

オールマイト「きっさ....まぁあ!!!!」

AFO「悔しいかい?自分の師匠を嬲った男の策にまんまと嵌り、あまつさえ、師匠の血族者を手に掛けた!!!」


AFO「キミは最ッ低な男だな!!!なぁ!?オールマイト!!」

オールマイト(私は....何という...こと...を!!)

AFO「オールマイト??笑顔はどうした??...ははっ!やはり楽しいな!!!少しはキミを苦しめられただろうか!!!」

オールマイト「私が...ご家族を....」

AFO「ああ!!そうさ!!!オールマイト!。さぁさぁ!その醜く、覇気の無い姿を世間に披露させてもらえ!」

オールマイト「——ぅ...」


―――――


ニュースキャスター『突如神野区を包んだ邪悪な球体!!!それが消えたかと思えば...中ではオールマイトと、敵が交戦している様です!!!
          急いで!!早く、ズームして!!!』


ニュースキャスター『す、砂埃が凄いですね...しかし、なんとか、見え.....え?...えーっと...
          .....皆さん....見えるでしょうか...?オールマイトが...しぼんで....そ、それだけじゃなく、大火事も..』


君「...こ、れ...やばいんじゃ....」

姉「オールマイト...ってこの人?姿...違うわよね?」

君「う、うん。....そしてあれが....」

君(オールフォーワン....か)

姉「ちょ、行くとか言わないでよ?お願い、危ないから...!」

君「..グゥ....」

姉「..ね?きっと、他のヒーローが助けてくれるから..!」

君「多分...助けるのは無理....」

姉「え?」

君「周りにヒーローは居るのに近づかないんだ。多分...バリアか何かが張ってある。あれじゃあ、周りは何も出来ない」

姉「なら、尚更君が行く必要はないじゃない!!なんでそんなに、行きたそうにするの!!」

君「姉さん。声を荒げないで。大丈夫、戦うつもりは無い...うん。戦って死んだら今までの全部無に帰るもんな...戦わないから」

姉「本当の本当ね?」

君「ああ。戦わない..」

君(...オールマイト!!)

オールマイト「ぐぅ....」

AFO「続きをはじめようか???」


にやけ顔でオールマイトに近づき、戦闘態勢を取るオールフォーワン。


オールマイト「私は....」

AFO「ん?」


オールマイト「ヒーローだ!!!!」


もう、残りカスのワンフォーオールもほとんど残っていないが...それでも彼は叫ぶ。叫ばなければならない。
これからの世の未来の為に。もう自分は居ないかもしれない世の未来の為に。



オールマイト「来い!!!。私にはまだ、両手も両足もある!!師匠から受け継いだ物は消えていない!!」

オールマイト「例え、私が消えても、必ず他の誰かが!!私を線に繋いでくれる!!!想いを受け継いでくれる!!!!」


ならば、彼は戦える。

今日はここまでー明日続きよー

AFO「自分の使命を果たせもせずに、想いを継がせるか...甘い。キミも甘い夢を見てるね。
     結局の所キミは僕に完敗してる。先生としても、人間としても。強さとしても。」

オールマイト(師匠...先代者達...皆、力を貸してください...!)


AFO「次の一撃。僕は今持ちうるすべての力を出し切ることにするよ。だから、キミも全力で撃ってくると良い」

オールマイト「....!!」


AFO「確実に殺せるように....今使える、威力の高い個性を併合させる。正真正銘の、オールフォーワン。って感じだね」

オールマイト「....」


AFO「消えろ、オールマイト。甘い夢は、あの世で語るがいい。平和なんて、一生訪れないよ、人間同士が対立している限りね
      ..そして何より、対立関係を作り出したお前が語るのが、一番滑稽だな。」


AFO「弔は、必ず、新しい譲渡先、緑谷出久を殺す。僕がその瞬間に立ち会えないのは残念だが、彼なら必ずや殺すだろう」

オールマイト「...そんな事させん。貴様を倒し、死柄木も止める。」

AFO「無理だね。口先だけか...いや、お前も、志村も、常に口先だけだったね.....今回も、口先だけだろう...オールマイト?」






オールマイト 【トゥルーフォーム】

P  2/12

体 30
心 5000



・平和の象徴          :一回のみ何かを犠牲に(能力のどれかを殺して)して Pを回復し再戦する
・トゥルーフォーム       :ステータス大幅減少

 必殺技  
☆UNITED STATESOF SMASH : コンマ判定の一桁+二桁数値の分だけゾロ目数値扱い
                  例 13だったら13+297(3×99)+99の判定)


                  VS

オールフォーワン  【憑依霊体  ver2ターン目】

P  19/30

体0
心5000

(レンジ:ALL)
・オールフォーワン       :スキル・必殺技・行動可能レンジがP次第で変更される
・オールフォーワン       :ダメージ差の計算変更
・オールフォーワン       :???:残り6ターン
・崩壊の体           :毎ターン 己に3ポイント増加
・死障壁            :AFOが唯一生きられる空間



必殺技
☆『天地開闢の一撃』      :コンマ判定時+500&判定後 総合数値を×2にする 後に...???

GMコンマ :オールフォーワン

>☆天地開闢の一撃使用



↓1コンマ :オールマイト

どちらにしますか?

1:通常判定
2:☆UNITED STATESOF SMASH

オールマイト 【トゥルーフォーム】

P  0/12

体 30
心 5000



・平和の象徴          :一回のみ何かを犠牲に(能力のどれかを殺して)して Pを回復し再戦する
・トゥルーフォーム       :ステータス大幅減少

 必殺技  
☆UNITED STATESOF SMASH : コンマ判定の一桁+二桁数値の分だけゾロ目数値扱い
                  例 13だったら13+297(3×99)+99の判定)


                  VS

オールフォーワン  【憑依霊体  ver2ターン目】

P  1/30

体0
心5000

(レンジ:ALL)
・オールフォーワン       :スキル・必殺技・行動可能レンジがP次第で変更される
・オールフォーワン       :ダメージ差の計算変更
・オールフォーワン       :???:残り5ターン
・崩壊の体           :毎ターン 己に3ポイント増加
・死障壁            :AFOが唯一生きられる空間



必殺技
☆『天地開闢の一撃』      :コンマ判定時+500&判定後 総合数値を×2にする 後に...

オールマイト「UNITED...

AFO「ヒーローが生まれる前の、超常黎明期から溜められ続けた力だ。いわば、原初の力。
    本物の地獄を...その本領を目の当たりにするがいい!!」


オールマイト「STATE..OF....




AFO『天地開闢の一撃...とくと見ろ!!!』

オールマイト『SMASH!!!!!』


受け身を取る姿勢はとらない。互いに、全力の殺意で、力で、互いの腹目掛け拳を奮う。
オールマイトの拳は火花を散らす。オールフォーワンの個性により増えた腕々はオールマイトの体を散らす。

二人とも、まともに食らい吹き飛ぶ。被害はそれだけに収まらず。数々のヒーローがどれだけ攻撃をしてもビクともしなかった空間に罅が入った。
更に障壁の外内関わらず、地面が揺れる。障壁外の建物も、ガラスが割れ、倒壊する。
報道のヘリも衝撃で操作不能に陥る。

しかし、未だ障壁は健在で、それがオールフォーワンの命が在る事を証明していた。




エンデヴァー「な、んだ....これは...何が....」

グラントリノ「.....は..」

塚内「取り合えず、二人は、他の一般人の救助を...!このバリアは...オールマイトに任せよう...!彼なら何とかやってくれる!



―――――――――――――――――――

AFO「はぁ....はぁ....」

AFO「も...う立、てない....ああ...糞...体..感覚ないな....」

AFO(だが....オールマイトも...唯じゃ済んでない..だろう..)

AFO「痛覚があったら....とんでもない事に....なってたんだろうなぁ...これ」

先の攻撃で、完全に自分に残るワンフォーオールの灯は消えた。

(ここで――私は死ぬのか)


意識が朦朧とする中。ぼんやりと思った。
限界を何度も超えた。流石に、もう体を動かす気力も、力もない。
もうオールマイトに出来ることはない。

悔しかった。オールフォーワンの言う通り口先だけだった。
結局自分は力でも、教師としても、完敗だったのだ。
もう、自分には為し得ることは何もない。
志村奈々からもらった、灯も、ヒーローに憧れた心に灯る炎も消えていた。

だが、それが何かある訳でもない。もう、体を動かせないのだから、心に闘志があっても意味が無いのだ。
自分はここで終わるのだ。

何が、ヒーローか。
何が、平和の象徴か。


『何人もの人がその力を次へと託してきたんだよ』

...これは....

『皆の為になりますようにと....一つの希望となりますようにと....』

...所謂走馬燈。自分が危機に瀕した時、危機を脱っする為の解決策を見出すために行う脳の最後の延命装置だ。

しかし..それも意味が無い。

『次はお前の番だ』

死に向かう体だ。意味は無い。


始めの記憶はそれだった。師匠とした初めての約束。


そこからの走馬燈は様々だった。色んな敵との出会い。ヒーローの卵との出会い。自分を超える実力を持つ人との出会い。
そして、臆病な、それでいて、勇気のある、無個性の英雄との出会い。

たくさんの思い出が甦る。それでまた、実感する。人々が笑って生きている平和の素晴らしさが。


オールマイトはここで終わる。師匠から渡されたものは全て出し尽くした。
勝てなかった。それでも、最後まで戦った。
なら、良いのではないか。元々、平和の象徴として活動出来る時間はゼロだった。
だから、ここで終わっても、それはそれで、仕方がないんじゃないか。そう思っている筈なのに

(勝てない....それが...!!私は....悔しい...!奴の....思いのままに...全て掌で転がされていたことも...!)


オールマイトはここで意識を断つことも出来た筈だ。自分の結果に満足し、次の継承者に全てを託すことも出来たハズだ。
それでも、彼は心の臓を止めることはしなかった。

まだ意識はある。 
目は開く。
指は動かせる。
心の炎は...ほんの僅かに残っている。

なら、立たねばなるまい。
ここで負けるわけにはいかない。




オールフォーワンが、ゆっくり時間を掛けて立ち上がる。
もう消えゆく命。その最後の命を、今を生きる人間にぶつける為に。
障壁が消滅したその時。彼は姿を消すがその前に、攻撃を加えるのであれば話は別だ。この障壁が消える前に、また全力を引き絞る。

狙いは単純。壊れた建物に下敷きになっている奴らに向けて、衝撃波を放つ。
誰も自分を邪魔することは出来ない。相手は避けられない。こんな簡単な事なら、誰でも出来る。


「い、いや...!!」 「こっち来てる..!!」
  「ねえ!!他のヒーローは!?」  「その前にオールマイト何処だよ!!?」


AFO「オールマイトは死んだ。僕の手で。残念だったね。キミ等の平和の柱は今この時を以て折れたんだ。そして。キミ等もここで終わる」


「た、助けて!!!」 「はやく誰か来てよ!!」 「なんで他のヒーローは居ねえんだよ!!!?」

  「この子だけでも...!」   「お、俺だけでも..見逃してくれ!!!」

様々な命乞いが聞こえる。こういう、咄嗟の行動、言葉は本性が出る。分かりやすい。


AFO「安心してくれ、キミらに痛みは無い。一瞬で辺り一面破壊する。」


『『ひ、ヒーロー!!!』』


全員揃って声を出す。

AFO「無駄だ、それはここには居ない」


「いいや...こ、こに.......居る...!」


AFO「......しぶといね。オールマイト」



「お、オールマイトぉ!!!!!」  「え...あれが...オールマイト..?」

 「ぼ、ボロボロ...」    「は、早く助けてくれよ!!!」


オールマイト「.....ゼェ...ゼェ....」


AFO「僕と、同じだね。もう、力。出せないよな。僕も出せないんだ。さっきので本当に全身全霊出し切ったんだ
     キミが死んでないのが不思議で仕方がない」

オールマイト「...私は...死なない。助けを求める声がある限り。死んでは...行けないのだ....」

AFO「その死人みたいな顔で言っても説得力は無いね。」


「ッ...がんばってー!!!!おーるまいとーー!!!!」

ボロボロの女の子が、声を出して応援する。

AFO「はは、健気だね...」

その一つの光は、やがて、暗闇を明るく照らし、他の場所へと灯をともす。

「勝ってくれ!!オールマイト!!!」 

「負けないで!!ヒーロー!!!」

「頑張れェエ!!!!オールマイトオ!!!」

始めは、小さな、声だった。だがその声は、その点を中心に広がり、線となる。


自分たちでは戦えない。怖い。それでも、こうすることで、少しでも彼の力になるのなら――!

そう信じて、人々は声を出して、叫ぶ。この声が届くことを信じて。


――小さな男の子が。

「まだだよ!!オールマイトー!!!!」

――被害に巻き込まれた女が。

「勝って!!オールマイト....」

――テレビを見て、心配する大人の老人達が。

「負けんなオールマイト!!」

――オールマイトに憧れる子供たちが。

「頑張れオールマイトー!!!!」


老若男女問わず、今オールマイトの事態を知った人間たち全てが語り掛ける。

彼が平和の象徴だった故に起きた奇跡。
人々の世の平和を願ったオールマイトだったからこそ起きたこと。こうして人の輪は繋がっていく。


AFO「何...だ、これは...」

AFO「...悪夢...でしかないハズなのに....オールマイトのこの姿を見て、落胆するしか...ない筈なのに...」

AFO「こんな...茶番。....を」


彼は平和の象徴。それを独りで体現した。

――彼はヒーロー社会の希望。


――平和を好み、悪を許さず、正義を貫くもの。


オールマイト「...茶番じゃないさ。これが、人々の願ったことだということだ」

オールマイト「私は、人々の希望とされてきた者。柱として担ってきた者。ここで死んではならんのだ」

AFO「...大概だな。オールマイト。ふざけてる。頭の可笑しい人間だお前は。そうやってヘラヘラしてヒーローごっこを続けるなんて。
    馬鹿げてるよ、世の中を、ヒーロー、ヴィランの役に落として、本気で殺し合って。それで笑ってる。」

AFO「なんで、戦えるんだ?もう良いじゃないか?死んだって。どうせ他の誰かが、またヒーローごっこをやってくれるだろ?」

オールマイト「貴様は間違っている。...人を平気で苦しめている貴様が言っていい事じゃない。
       何より、黎明期、人々を苦しめ続け、悪を生み出し続けたお前の言うそれは、ただの戯言だ!!」

AFO「なんだ...?お前は....」

オールマイト「貴様の絶望から生まれた、希望。」

オールマイト「貴様の生み出した、貴様自身が生み出した、平和の象徴」

オールマイト「ヒーローという希望だ!!!」


例え、オールフォーワンがまたよみがえったとしても、オールマイトは諦めない。
オールフォーワンが蘇るなら、オールマイトも立ち上がり、絶望を終わらせる。
今まで、人々がそうし続けてきたように。


オールマイト「これで....終わりだ...!!例え貴様を倒すことに何の意味が無くとも!!因果関係を終わらせる!!」


オールマイト「そして...私は...必ず..生きて、人々を、少しでも、助ける!!!」


AFO「夢物語を。もう、何も残っていない癖に。」


オールマイト「いや、まだ...私には、私自身の今までの全てが残っている!!」


受け継いだ炎が消えてなくなったのなら、己の炎で火を燈す。
貰った物を、使い続けて来たから、使い切ったのだ。

なら、まだ、己の炎は残っている。
なら、まだ、自分は闘える。

右腕を胸に強く抱く。胸に秘める炎が、皆のくれた希望が、消えない様に。


オールマイト「私は...生きる為に...戦うぞ...!!オールフォーワン!!!!」

今日はここまで。というか土曜日分はここまでー

AFO「生きるために.....その、貧弱な腕で....僕とやる気か...」

オールマイト「ああ、もう...お前の言う通りにはならない....!!」

AFO「そうか....なら、証明してみなよ...!」

オールマイト「言われずとも...!」



足を引きずりながら、互いに距離を詰める。

先にオールフォーワンが拳を繰り出した。ボロボロの左手でオールマイトの顔を横に殴りぬける。
追撃で三撃、顔面に膝蹴り。強引に体を振り回し、ほどく。

血だらけの顔で慎重に間合いを取るオールマイト。
しかし、痛みなど無いオールフォーワンはズタズタの足で駆ける。その勢いを乗せたキックを腹にぶつける。

AFO「避けないのかい?」

オールマイト「グッ....こっちの方が...当てやすい....SMASH!!!」

もはやそれはスマッシュではない。ただの彼の拳だ。
だが、それでも今の彼らの体になら威力は十分。受け身を取れずオールフォーワンは倒れた。

オールマイト「ハッ...ハッ」

AFO「痛いかい?僕は全く痛くない。...けど、なんか、面白いね。そういうキミは新鮮だ。あの時、腸をまき散らしながら
    僕を殴りつけようとするキミとはまた一風違う。」

オールマイト「....」

AFO「良い目だ。まだまだ愉しめそうだね」


今度はオールマイトの非力なタックルが先手。
オールフォーワンは体制を崩し、そこにすかさず拳を入れ、足を回し、首を折らんとする勢いで蹴り飛ばす。


AFO(力を...貯める...時間が...ないな)


AFO「なぁ、オールマイト。僕は...まだ、残ってるよ?力。」

オールマイト「...私も....ま、だ有り余っ....てるよ」

AFO「そうか。じゃあ、互いに全力の一手で決着を...」


言い切る前に蹴り飛ばされる。

オールマイト「今更、貴様の手に...乗、る理由もない。」

AFO「...?」

オールマイト「何らかの個性で....私の、攻撃を無力化...す、るつもりだろう...?」

AFO「!...さあ?」

オールマイト「貴様も...焦ってる、な!!」

AFO「焦ってなんかないさ」ピクン

AFO「...!」

AFO(左肩が...上がらない...!)


オールマイト「構えもしないか...!」

オールマイト「うぉぉおおお!!!!!」

隙だらけの体にラッシュを叩き込む。

AFO「ッ....チィ!!!!」


態勢を崩すのを覚悟で上段蹴りを入れる。

オールマイト「ぐぉっ!!!」

受け身を取りながら衝撃を殺す。

オールマイト「このぐらい...!」


後ろでは、たくさんの人々の声援が聞こえる。
まだ、聞こえているという事は、自分が生きていることを鮮明に証明してくれていて、落ち着く。


AFO「...そろそろ、時間だ。オールマイト」


オールマイト「...!」

見ると、オールフォーワンの足先が、光を放って徐々に消えていくのが目視出来た。


AFO「僕は、この一撃を放ちし後、散る。その一撃も、先の一撃、全身全霊の一撃とは比べ物にならない程非力だ。
    でもね、僕の最後の意地だ。必ず、キミの体を爆散させる」

避けてはならない。避けてしまえば、コイツは外の人間にそれをぶつけるだろう。


AFO「キミも分かってるだろうが、避けようなんて思わない方が良い。この障壁が消え去る前に周りの奴に一撃下すことなんて、
     容易に出来るんだ」


オールマイト「....」

今まで通り、右手に力を入れてみる。しかし、もうマッスルフォームの片鱗は無い。体が完治すれば、一瞬程度ならなれるかもしれない。
 そんな事考えていても仕様がない今の自分で助かる道を模索するのだ。


そんなの決まっている。オールフォーワンの繰り出す一撃を超える一撃を出すしかない。


「頑張って―!!!!」 

「勝ってくれー!オールマイト!!」

「負けないでー!!!」

「そいつに勝てる奴なんてアンタぐらいしか居ねえんだ!!!」


AFO「野次馬が五月蝿いけど...覚悟は決まったかな?」

オールマイト「.....」

AFO「さようなら、ワンフォーオール。」

オールマイト「ああ、さらばだ、オールフォーワン..懺悔の続きはあの世でするといい!!!」


AFO「こっちの台詞だ。あの世で後悔しろ!!!!」



オールマイト 【トゥルーフォーム】

P  0/12

体 30
知 100  
技 10
心 500


【選択権】

オールマイトが戦う為には体・知・技・心のどれかを犠牲にしなければなりません。

どれを捨てますか?

↓1

1:体
2:知
3:技
4:心

オールマイト 【トゥルーフォーム】

HP     50/100

体 30
知 100  
技 0
心 500


 使用値:30

オールフォーワン

HP   10

 使用値:10





GMコンマ :オールフォーワン


↓1コンマ :オールマイト

オールマイト 【トゥルーフォーム】

HP     34/100

体 30
知 100  
技 0
心 500


 使用値:30

オールフォーワン

HP   10

 使用値:10

AFO「はぁあああああ!!!!!」

オールマイト「スマァアアアッシュ!!!!!」


互いに、最後の一振り。奇跡中の奇跡。

オールフォーワンは命を搾りつくした一撃。オールマイトは今までの技術全てを犠牲にした一振り。

互いに体は死に体に近づきながらも、拳をぶつけ合う。


オールマイト「だああああ!!!!!」

AFO「まだぁだ!!!!」

オールマイト「——ぐっ!!!」


振りかざした右手に、罅が入る。

オールマイト(貴様は――どこまでも...!!!)

AFO「もうっ!!諦めろ!!!」

オールマイト「誰がっ!!!諦めてなる者か!!!!!」


GMコンマ :オールフォーワン


↓1コンマ :オールマイト

オールマイト 【トゥルーフォーム】

HP     26/100

体 30
知 100  
技 0
心 500


 使用値:30

オールフォーワン

HP   10

 使用値:10

オールフォーワン「諦める訳にいかないのは...僕も...同じだ...!!!」

足首から下はもはや塵と化していながらも、なんとか体の制御を保ち、少しでも塵化の進行を抑えている。

ミシ..ミシ..と腕を軋ませながら腕を振るう。

オールマイト(流石に..しつ...こい...ぞ...!!!)

オールフォーワン「さぁ...そろそろ...観念しろ...!!!」

オールマイト「いいや...!観念なんて..死んでもしない..ぞ!!」


右腕の力を少しでも抜けば、その瞬間にオールマイトは敗北するだろう。
その究極の緊張感の中で、尚も自分自身の力を出し切る。


オールフォーワン「ぐがが...あああ!!!」


オールマイト「...っつ!!!!」


少し、オールマイトが劣勢か。徐々に押されつつある。


オールマイト(またも...私は...口先だけに....なってしまう...のか...!!!)

オールマイト(いや...!!今度こそ...今度こそは...!!!)


こうして拳を交わりながらも聞こえる。応援の声。

この声を聴きながら、ノコノコ負ける訳にもいかない。


オールマイト「ここで..終わる訳には...いかんのだ...!!!!」

GMコンマ :オールフォーワン


↓1コンマ :オールマイト

オールマイト 【トゥルーフォーム】

HP     0/100

体 30
知 100  
技 0
心 500


 使用値:30

オールフォーワン

HP   10

 使用値:10

オールフォーワン「オールマイト...」

オールマイト「ぐ...ぐぅ...ぅう!!!」

オールフォーワン「...いよいよ底が見え始めて来たね...?」

オールマイト「ぐぅ.....ぅうう...!!」

オールフォーワン「結局の所。最後は僕の勝ちで終わる。お前の勝ち逃げは無事防いで、僕の勝利に変わる訳だ...」

オールマイト「....ぁ、ぁああ!!!」

オールフォーワン「諦めなよ。もうキミには僕と対峙するだけの力は無かったって事だ。僕に勝てたのは、お前に生前力を託した人間が
          たくさん居たからだ。」

オールマイト「....ぅ、...!!!」

本格的に押され始める。

オールマイト「くそ....クソ...!!!!」

オールマイト(師匠...!!緑谷少年....!!!私...は...!!)

オールフォーワン「僕の体も...そろそろ朽ちて来た。障壁も誰かの手によって破壊されるだろうね。でもそれも一歩遅い。」

オールマイト「自分が勝った態で話を...進めるな...!!!」

オールフォーワン「安心して良いよ?オールマイト。キミは恐らく死なないだろう。仮死状態。くらいかな?」

オールマイト「ぐっ..ぐぐ...!!!」

オールフォーワン「悔しいか?悔しいだろうなぁ。最後の最後、本当に最後まで、キミは僕の言う通りになったのさ」

オールマイト「.....っッ!!!」

オールフォーワン「オールマイト」

オールフォーワン「さようなら」

今日はここまで

オールマイト「....ッ!!!」


ドサッ。


オールフォーワン「....やった...!!」

オールフォーワン「ついに...!!奴を倒して...僕は...!!」

オールフォーワン「僕は本当に運がいい。まだ、まだ。力が残っている...!!」

オールフォーワン「最後に、市民に大打撃で僕の完全勝利、ヒーローの負けだ...!!」

 
【体力値がマイナスを超えました】


オールフォーワン「....――な。」

オールマイト「ぅ...ヴぅぅ....!!!」

オールフォーワン「キミは...ゾンビ..か?」

オールマイト「ぉぉ...。ぁ...!!」

オールフォーワン「ま、だ...!!邪魔を...!!!」


顔面に肘を何度も打ち付ける。


オールマイト「...ぅぐ...ぎぃ...」

オールフォーワン「退け、退け...!!」

オールマイト「——タシ....が....モル...」

オールフォーワン「――っ!!!」

オールフォーワン(少しずつ....手を掴む力が...上がってる...!!!振りほどけない...!!!)

オールマイト「....タシガ....る...!!」

オールフォーワン「聞こえ...ないよ...!!!」

オールマイト「...守る...!!私が....居る限り...誰も...傷つけさせない...!!」

オールフォーワン「ぐぉぉおおお!!!!!」

オールマイト「あああああ!!!!」


再度。互いの拳がぶつかり合う。

オールマイト「ぐぅううう!!!!」

オールフォーワン「訳の分からない..!!!...何度も...何度も、甦って...!!」

オールマイト「貴様の被害で、これ以上目を腫らした人が悲しまない為にも...!!私が...終わらせる..!!」

オールフォーワン(とっくに体はガタが来ている癖に...!!)

オールフォーワン「良いのかい?まだ、キミは生きてるぞ?。これ以上やったら、キミは間違いなくこれからの生活に支障を来す」

オールマイト「...これから先の事を考えても...無意味だ...!!私は己の未来よりも今の人々を選ぶ...!!」

オールフォーワン「そうか!!じゃあ死ね!!!!」



オールマイト 【トゥルーフォーム】

HP     -1/100

体 30
知 100  
技 0
心 500


 使用値:30

オールフォーワン

HP   10

 使用値:10


GMコンマ :オールフォーワン


↓1コンマ :オールマイト

オールマイト 【トゥルーフォーム】

HP     -1/100

体 30
知 100  
技 0
心 500


 使用値:30

オールフォーワン

HP   ー50

 使用値:10

オールマイト「死ぬのはお前だけだ!!!」

オールマイト「FINAL...SMASH!!!!!!」

オールフォーワン「っぅ...!!...ああああ!!!!!」


互いに死力を放ち続けている。
オールマイトは体中から出血しながら、細々とした体で。オールフォーワンは下半分が塵化し、もうすぐ上半身も消えゆく体で。
文字通り最後の一打。本当の最後の攻撃。

オールフォーワン「醜い...!!本当に醜い...!!足掻くね..!!」

オールマイト「それはお前もだ..!!!それに、私はまだ生きている!!!故に足掻くさ!!!」

オールフォーワン「ぐっ!!....だが..お前のヒーローとしての力は消えた。象徴は消えた。何回も言うが。これで明日からの世は絶望に変わる。」

オールマイト「それは違う...ぬぅ!!!!!」

オールマイト「お前が残した、最後の憐れみで残した。初代継承者!!!。その方から紡がれる、!!今日まで渡り伝って来た光!!」

オールマイト「その光が未だに残っている...!!それは、人々の心の中に...!!今も灯っているんだ!!!」


オールマイト「ならば...私一人の光が消えても...希望は消えない!!!」

オールフォーワン「いいや!!死柄木弔という絶望が居る限り!!この世に平和は訪れない!!!訪れるのは絶望だ!!!何回も言わせるな!!!」

オールマイト「違う!!!終わるのは、今日までの絶望で....」


オールマイト「始まるのは....」

オールマイト「今日からの―――希望だ!!!!!」

オールマイト「今日で悪夢は終わり、未来はこれから始まる!!!!」

オールマイト「私がっ!!お前の絶望を終わりにする!!!!」


オールフォーワン「ばかな.....」

オールフォーワン「何故押される...さっきまで...散々押されていた癖に....」

オールフォーワン「何故...ここまで力を引き出せる....!!?」

       ヒーロー
オールマイト「英雄だからだ」

オールフォーワン「ば....かな...」

オールフォーワン「ばかな....」

オールフォーワン「がああああああ!!!!!!!」


オールマイトの起こせる最後の荒風。
それがオールフォーワンを飲み込む。

オールマイト「私の.....」

オールマイト「——勝ちだ。」

障壁が空気と化す。もう、オールマイトと人々を遮る物は無く。ヒーローが援軍に向かう。

エンデヴァー「オールマイトぉ!!!!何処に...!!....何故倒れているゥ!!!オールマイトぉお!!!!」

グラントリノ(オールフォーワンの姿は...ない...な)

塚内「消火出来る個性を持ってる人は手伝ってくれ!!!」

エンデヴァー「俺が出来るかぁ!?」

エッジショット「とにかくオールマイトを!!速く、運びましょう!!」

グラントリノ「安静に運んでやってくれ」

グラントリノ(...何も無いってことは...勝ったって事だろ?俊典。...それに、お前の顔見れば分かる。やり遂げたって顔してたもんな)


今夜の戦いだけで、たくさんの犠牲が起きた。

神野区周囲の崩壊。多数の死傷者。平和の象徴の陥没。

きっと世間は暫くの間騒ぎを止めないだろう。それでも、今現時点、敵の王は崩れ去ったのだ。

――AFO。
 個性黎明期の最大権力者。全ての始まり。
彼の計画   生命転生/OFA所持者滅殺 の計画は失敗に終わった。
だが...全ての悪が消えた訳ではない。

まだ、物語は続く。

~オールフォーワン編終了~

今日はここまで。

第14節  ~平和と仲間と学校と~

神野区の悪夢。
多くの人が傷付いた一夜。

君(これからのヒーロー社会は...これからの人達で担って行かなきゃならないんだ...)

君(でも...あんまり、これからの事は...考えたくないな)


今、現に力を増しつつある敵連合。平和の象徴陥没。大きな不安要素だ。


君(もしかしたら、今までで一番危険が多い時代かもな....)

君(少しでも早く...免許がいる...。)

現時点、君は手を出すことが許されていない。
今の君では自分の手の届く範囲も守れないのだ。


君(もっと...強くならなきゃ....)

君「...の前に、家庭訪問...だよなぁ」

生徒を確実に守る為に
雄英が取った安全策。全寮制度。

君(母さんは居ないから...姉さん...に頼るしか、無いよなぁ....)

という訳で....


姉「私が、母さん代わり...か。」

君「お願いだ、姉さん。兄さん達は今居ないし...俺一人でどうこう出来る話じゃないから...」

姉「了解。」

君「頼....え....いいのか!!?」

姉「良いよ。それに、先生方に物申したい事あったし」

君「も、物申す...」

姉「ほーら。さっさと準備する!!」

君「は、はい!」

ピンポーン。

君「来た...!!」

ガチャ。

相澤「こんにちは」

君「あれ?お一人ですか?」

相澤「まずはこんにちはだろ。...オールマイトはまだ、病院だ。」

君「ああ。なるほど大変ですね...っとこんにちは。どうぞ、上がってください」

相澤「失礼します」


姉「どうぞー」

相澤「....!!?」

相澤「あ...の、君くんの...お母さまでいらっしゃいます...か?」

姉「ああ、いえ。姉です。母は今入院中でして」

相澤「通りで。余りに若すぎるかと...」

姉「またまたー。まぁ、とりあえず本題に、」

相澤「そうですね。では早速、全寮生の件についてです」

姉「それなんですけど...私は正直あまり乗り気では無い...です」

君「.....」

姉「唯でさえ物騒な世の中なのに私たち家族の目の届かない所に行かれるのは...不安です」

相澤「仰る通り。ごもっともなお話です。ですが、我々も知らず知らずのうちに芽生えていた慢心怠慢を改めなおし
    最大限やれることを考えております。どうか、今一度任せては頂けないでしょうか」

姉「....」

君(..姉さん)

姉「..雄英に入ってから最初の時期ですかね...」

相澤「....?」

姉「君がヴィランにやられて入院しました。」

君「...ああ。」

姉「出来る限りやりたいことは叶えさせたいと思ってます。けど...恐かったです」

姉「その後も...何度もボロボロになって帰って来ました。」

複無、ガスマスク男、死柄木。決してどの戦いも無事とは言えなかった。

自分は気にしてなかったが、家族であれば誰だって心配する。当たり前の事で、義務だ。

姉「....でも、この前、合宿から帰って来た時は...最初程傷だらけでは無かったんです。同じ敵連合だったのに」

姉「私は現場に居なかったから分かりませんが。きっと成長して強くなったから、軽症ですんだんだと思います」

姉「それに、精神面でも、きっと成長してるんだと思います。だから....」

姉「先生方がしっかり、保護して、君の願いを叶えてくれるのであれば...私は、全寮生でも...構いません」

相澤「約束します」ペコリ

君「それじゃあ...」

姉「うん,,,」

君 姉「「よろしくお願いします」」ペコリ

君「先生。大変ですね。これを後十数回しなきゃならないんですよね...」

相澤「ああ大変だ。が構わないさ、俺はお前たちが少しでも良い道に進める様に導くだけだ」

相澤「君...良い姉さんを持ったな。」

君「...はい」

相澤「大切にな。...それじゃあまた、学校で」

君「..ありがとうございました」ペコリ

自由行動安価


君(学校開始まで...時間がある...どうしようか...)


後二回の自由選択...


1:知能を上げる(知アップ)
2:体を鍛える(体アップ)
3:心を整える(心アップ)
4:個性を練り上げる(技アップ)
5:誰かと出会う(コミュ 時々成長)
6:街を歩く(新遭遇判定 時々成長 事件ポイント増加可能性有)
7:新しい究極の境地へ目指す。(個性強化)
8:自由安価

↓1

君【水操作】

  
HP 130/130 
体121  
知84

技92
心98(+8)



技 92


↓1 コンマ数値が92を超えれば一桁数値分ステータスUP
   超えられなかった場合↓1の数値を次の判定に持ち込む。

表記してなかったけど前からやってるから分かると思うけども。ゾロ目は確定成功よー。次の判定の時はちゃんと表記しておこう。



君【水操作】

  
HP 130/130 
体121  
知84

技102(+10)
心98

>ステータス二つ目。100を超えました。必殺技が強化されました。




君【水操作】

  
HP 130/130 
体121  
知84

技102
心98


(レンジ:至近距離~遠距離) ※水白亜時のみ遠距離追加
・超回復肉質  :一回の戦闘終了後 体力全回復
・高知能    :相手の弱点を探る時(遠距離)補正+50が付与される (水白亜時は効果無し)
・屈さぬ精神  :2回やられても復活する。
・バトルワイドレンジ :至近距離戦のみ、ターン終了後毎回30のダメージを与える

・バトルワイドレンジ2:複数の敵戦闘時、一回の攻撃ですべての敵を攻撃する(必殺技は別)      
・個性強化の兆し NEW!:??? 
☆未だ脆き水白亜:コンマ判定を二回行う。6ターン後戦闘不能   □□□□□□ ——強化されました

★水圧弾:一ターンチャージすると放つことが出来る。相手に50の固定ダメージ □ ←まだチャージされていません ALLレンジ可能になりました
★暴水渦斬:敵に40の固定ダメージ。後に自分に40の固定ダメージ  クールタイム 3ターン
★大津波 :敵全てに70のダメージ。後に2ターン行動不能 


EX・津波迅速捕獲技。:上鳴が居る場合のみ可。戦闘時はほとんど出番なし。
  ・絆       :好感度が100以上で戦闘時タッグを組んだ場合 絆パワーが追加される 


個性『空気中の水の操作』
  水を任意で操作出来る。
  
  常々の努力により、一気に二つの水を操作できる(水牢+水圧発射等)ようになった
  そして何より白亜の水。髪が白髪になるのは恐らく色素が抜けたとかそこらへんだ。
  合宿により、更に個性が微量だが強力になった
  



目的:ヒーローになりたい....?

性格:少しずつ、人との接し方に慣れてきている...もう気の置けない友も出来てきている。
       
趣味:お絵かき、読書

容姿:華奢で水色ワカメ髪の三白眼!

家族との仲:傍から見たら、ラブラブにしか見えん 。

中学校での様子:少し浮いてた..体育祭優勝をテレビで見られてからは敬遠の眼差し

補足:鈍感を拳藤に発揮中。後歌が若干上手い。料理スキルは普通。お化け怖い。

君「...!!」

それは偶然か。いつも通りの特訓中、急に体の波長が合う様な。水と水の境目が消えたような。妙にシックリ来た感覚だった


君「...なんだ...?」

良く分からないけど...限界を超えたのだろうか....調子が良いとかそういうんじゃなくて普段のマックスパワーが上がった...のかな..


君「いや...気にする必要は無いか」

君「特訓特訓!!」

あともう一回の自由安価取るよーってなわけで今日もやっていきます

自由行動安価


君(学校開始まで...もうちょっと時間がある...どうしようか...)


後一回の自由選択...


1:知能を上げる(知アップ)
2:体を鍛える(体アップ)
3:心を整える(心アップ)
4:個性を練り上げる(技アップ)
5:誰かと出会う(コミュ 時々成長)
6:街を歩く(新遭遇判定 時々成長 事件ポイント増加可能性有)
7:新しい究極の境地へ目指す。(個性強化)
8:自由安価

↓1

愛音「んふふ~ん..」ピロリン♪

愛音「ん?」

君『よぉ、久しぶりになっちまったな。』

愛音「あ!!師匠!!こんにちは!!!ええっと...どういう用件で?」

君『ああ、いや...最近全然会う機会が無かったから...会おうかな..って思ったんだ』

愛音「ええ!!?あの師匠が...物凄く可愛くなってます!!!いいですね!会いましょう!!私も会いたかったです!!」

君『それじゃあ、待ち合わせは適当に...』

愛音「は、はっい!!!」

ピッ

愛音「師匠が...別人になったかのように....」

愛音(これは...本気の衣装でいかなきゃ....!!)


~40分後~

君「遅い....」

待ち合わせの場所。待ち合わせの時間を10分以上過ぎている。

君「せっかちなのか...10分くらいは...しょうがないか?」

「すいませーん!!!!」

君「お、生で会うの久しぶりだな。悪い、連絡もしてやれなくて」

愛音「い、いえいえ!!私も迷惑掛けるといけないかなと思ってたので...師匠から連絡してもらって嬉しいです!!!」

君「そっか。気にしないでいいぞ?困ったこととか有ったら、どんどん聞いておけよ。来年は愛音も雄英に来るんだろ?」

愛音「はい!頑張って行きますよ!!!」

君「ああ、頑張ろうな。...で、今日は別にそれとこれとは関係無いんだけどな...」

君(何するか...全然考えてなかった...)

愛音「あ、もしかして?何処に行こうとか考えてなかったり?」

君「う、うーん...悔しいがその通り。すまん!会いたいって事ばっかりで...肝心の内容を考えて無かった...」

愛音「とりあえず町歩きながら考えますか!」

君「おう。どっか行きたい所とか有ったら全然言ってくれて構わないからな?」

愛音「はい!」

町をぶらつきながら、美味しそうな物があったら、奢る。それを数十回繰り返した。

君(なんでこんなに腹入るんだ―!!!?)

愛音「美味しいです♪」

君「胃もたれとかしないか?大丈夫か??」

愛音「はい!!全然大丈夫です!!まだまだ私、若いので!!」

君「そ、そっか....」

愛音「お金大丈夫ですか?」

君「.....」

君「ダイジョウブ」

愛音「はい」スッ

君「...?」

愛音「アーンですよ!アーン!!ほらほら!!」

君「あ、ああ...アーン。....ムグムグ...旨いな、これ」

愛音「でしょう!?美味しいですよねこれ!!!」

君「そうだな」

君(あれ?なんか滅茶苦茶可愛いぞ?)

君「暫くぶりだからかな~...いや違うな」

愛音「え?」

君「結構告白されるだろ?愛音」

愛音「ふぇ?」

君「一緒に居て悪い気分が一切ないし、明るいし、こっちまで明るくなれるし、嫁に欲しいくらいだろ」

愛音「い//いや、いやあの...//」

君「ん。ちょっとストップ」

愛音「は、はい?//」

君「おっちょこちょいだな。ほっぺに付いてるぞ」ヒョイ パク

愛音(良くあるやつですーー!!!!?)

君「旨い。」

愛音「あわ..あわわ...///」

愛音「んーー!!!!」パクっ

君「あっ!?おい!俺の...」

愛音「知りません//!!私も上げますから!!!」

君「ああ...もしかして俺の方の味も確認したかったのか?」

愛音「も、もうそれでいいです!!!」

愛音「...その、..」

君「ん?」

愛音「さっき..一緒に居ると楽しいって言ってくれましたよね...」

君「あ、ああ」

愛音「それ、私も同じなんです」

君「え?」

愛音「一緒に居るだけで楽しいし、色々私に気に掛けてくれますし、可愛い所もあるし、」

君「可愛い所...って何処だ。」

愛音「私が師匠のパフェを食べた時怒ったところとかです!!凄い可愛かったです!!」

君「可愛い...なのか?それ」

愛音「はい!私、師匠の全てが素晴らしいと思います!!!」

君「そっか...」

愛音「まだまだ時間ありますよ!!!遊びましょ!!!」

君「そうだな...何処行きたいとか浮かんだ?」

愛音「はい!!」


↓1

1:遊園地に行きましょ!!
2:「私の家に来ませんか!?」
3:「師匠の家に行きたいです!!」
4:「公共個性使用施設で特訓しましょ!」
5:自由安価

君「俺の家...?」

愛音「はい!!前も一度行きましたよね!!」

君「そりゃ来たけど..良いのか?俺の家あんま遊べるもの無いぞ?ゲームとか無いし」

愛音「出来るだけ、師匠と一緒に共同活動出来る事がしたいんです!!」

君「そっか。じゃあ俺ん家帰るか」

愛音「はい!!」

君「良い返事だ」


姉(忙しすぎて...最近甘えれてない)

ピンポーン。

姉「?はーい」

君『あー俺。入るよー』

姉「はいはーい」

インターホン越しに聞こえる声。その声が聞こえるだけで、心がほんわかする。

姉(玄関を超えたらハグしちゃおう!!!)

姉「おかえー....!!?」

君「えっ..ちょ!!!!?」

ギュ―!!!!

愛音「!?!??」


姉「......あら?」

君「姉さん...何やってんだ...」

姉「いや...その...」

愛音「わ、私は別に...愛情表現が豊かな人は好きですよ?...あ、こんにちは」

姉「こ、こんにちは」バッ

君「前に話した事あるだろ?俺の弟子。この子だよ」

愛音「愛音です。前に一度来ましたけど、改めてよろしくお願いします」ペコリ

姉「礼儀正しい..!!!良い子!!!可愛いし!!」

君「じゃあ上がっても大丈夫か?」

姉「うん!!!」

君「それじゃ愛音。先に上がっててくれ」

愛音「はい!!」ダッダッダ。

姉「..?一緒に上がらないの?お茶なら後で私が持っていくわよ?」

君「その前に...」ギュ

姉「!!」

君「理由は知らないけど、こうしたかったんだろ?」

姉「う、うん!!」

君「別にハグしても良いけど、勢い付けて抱き着くのはただのタックルだから、気を付けて。」

姉「はーい!」

姉(君の方から先にハグされたー!!たまにはこういうのも良いよね!!!)

君「それじゃあそろそろ。...手間かける様なら俺がお茶運んだ方が良いかな?」

姉「大丈夫!!私もちょっと愛音ちゃんと話したい事あるし!!」

君「そっか」

愛音(前は、同級生らしき人が居ましたが...今は私一人...なんか...ちょっとドキドキする...)

そう言いつつ、ちゃっかり君の部屋を見回す。

愛音(...部屋綺麗。すっごい整理整頓されてる...後、絵..かな?上手な絵がある...)

立ち上がり、その絵を見てみる。

そこには、恐らく、ヒーローコスチュームについての絵。らしき物が書いてあった。


愛音「凄い細かくびっしり書かれてる...上手なんだ...絵。」

愛音「それに、難しそうな本がたくさんある...」


個性についての本、全ヒーロー情報集、他にも、小説やら。たくさんの本が本棚にビッシリ詰めてあった。

愛音(意外と...文科系なんですね...いや、意外とでは無いかな...?)

ガチャ。


君「悪い。待たせた」

愛音「あ、いいえー!!それにしても師匠!!絵がスゴイ上手なんですね!ビックリしました!!」

君「あー。まぁ、暇な時は結構絵描いたり、コスチューム改善とか考えてるからさ...まぁ、改善点は今の所無いけど」

愛音「へー...やっぱり高校生となると、もうプロヒーローと同じような事するんですね...」

君「そりゃそうだ。高校生はもう大人だろ。愛音ももうすぐ大人になるんだから、しっかりしなきゃな」

愛音「はい!!...えと、それで、私ちょっと勉強を教えてもらいたかったりして...」テヘ

君「良いぞ」

愛音「じゃあ、雄英のテスト内容やらを!!」

君「んー..毎年内容は変わるから全部とまではいかないけど..大体の事は分かるから良いぞ。分かる様になるまで帰さないからな」

愛音「是非ともです!!!」


~~5分後~~~


愛音「ギブ...」

君「速い。」

愛音「む、むつかちい..です...」

君「普段遊んでばっかりだからだ。」

愛音「そうなんですけどね~...中々鉛筆にまで手が届かないんですよ!!」

君「そこで、届かないから駄目なんだ。頑張らなきゃ。愛音が行こうとしてるのはNO.1高校って言われてる所だぞ?」

愛音「ぐぬぬ....」

君「筆記では確実に取れる様にしてやる。筋は良いし、教えるの楽しいから俺は苦じゃない。問題は愛音だ。キツくないか?」

君「嫌々やるのは逆効果だぞ?」

愛音「一緒に居るだけで楽しいので!!大丈夫です!一緒の時は頑張ります!!!」

君「一緒じゃないときも頑張れ。」

愛音「でも..そうですよね..頑張らないと。」

君「....気を張りつめすぎも駄目だからな。今言ったろ、嫌々は逆効果なんだ。これから時間がある時は俺が一緒に見るよ。」

愛音「迷惑じゃないですか?...私にばっかり時間かけてたら、同級生の人達と遊べないんじゃ...」

君「あー...そうか、言ってなかったな...悪い。本当。」

愛音「え?」

君「俺、寮で生活することになったんだ」

愛音「え?」

君「神野区の悪夢の日の後、本格的に雄英生徒を守る体制を取ってな。雄英生徒全員が寮生活することになった。」

愛音「じゃあ...もうしばらく会う機会は...」

君「ああ違うぞ?」

愛音「へ」

君「俺が言いたかったのは、同級生の友達とは、寮でたくさん団らん出来るから、俺の時間がある限り、愛音に費やしてやれるって事だ。」

愛音「な。..その師匠」

君「ん?」

愛音「失礼な事を聞くかもしれません...前にも一回聞いたと思うんですけど...なんでそんなにしてくれるんですか?」

愛音「あの時は、一日世話をするだけだったのでまだ理解できました。けど...それは話が別です。だって、師匠の時間を私の為に使うんですよ?」

君「?ああ」

愛音「ああって!!その、私よりも..他の子に時間使いたいとか...無いんですか..!」

君「そりゃあ..無いけど...嫌だったか..?」

愛音「全然!!むしろウェルカムです!!けど..私たち...何か血族関係にある訳でもないのに...傍から見たら赤の他人ですよ?」

君「何言ってんだよ、あの時からの仲だろ」

愛音「...!」

君「ていうか、手助けに会った時間とか、家族関係とか、赤の他人とか、そんなの関係無いんじゃないか?俺は俺が本当にやりたい事をしたいだけ」

君「だから、俺は本当にやりたい事だったら、例え、一分前に会った中でも、手助けするよ」

愛音「.....」

君「っと...今日はもう遅いから、そろそろ...空いてる日は連絡するからな」

愛音「....師匠。」

君「...?」


愛音「カッコイイです!。....私の一番のヒーローですよ、君さん。」



君「ん。サンキュー。それをストレートに口に出されるのは...なんか..達成感というか...嬉しいな」

愛音「それじゃあ、師匠!!」

君「ああ、相談があったら、メールでもなんでもいいから聞いてくれよな。」

愛音「はい!!また今度です!!!」

君「じゃあな~」ヒラヒラ

右手を軽く振る。

君「あ...ていうか...あいつ、名前呼びだったな」


~~~~~~~

愛音(な、名前で呼んだのに...//スルーされた....//..む~!!)


>愛音の好感度が上がりました。

>君の知能が上昇しました。

>自由安価で愛音との行動選択が増えました。


今日はここまで!。最近殺し合いばっかしてたので、新鮮で書いてて楽しかったです。

君【水操作】

  
HP 130/130 
体121  
知89(+5)

技102
心98


(レンジ:至近距離~遠距離) ※水白亜時のみ遠距離追加
・超回復肉質  :一回の戦闘終了後 体力全回復
・高知能    :相手の弱点を探る時(遠距離)補正+50が付与される (水白亜時は効果無し)
・屈さぬ精神  :2回やられても復活する。
・バトルワイドレンジ :至近距離戦のみ、ターン終了後毎回30のダメージを与える

・バトルワイドレンジ2:複数の敵戦闘時、一回の攻撃ですべての敵を攻撃する(必殺技は別)      
・個性強化の兆し NEW!:??? 
☆未だ脆き水白亜:コンマ判定を二回行う。6ターン後戦闘不能   □□□□□□ ——強化されました

★水圧弾:一ターンチャージすると放つことが出来る。相手に50の固定ダメージ □ ←まだチャージされていません ALLレンジ可能になりました
★暴水渦斬:敵に40の固定ダメージ。後に自分に40の固定ダメージ  クールタイム 3ターン
★大津波 :敵全てに70のダメージ。後に2ターン行動不能 


EX・津波迅速捕獲技。:上鳴が居る場合のみ可。戦闘時はほとんど出番なし。
  ・絆       :好感度が100以上で戦闘時タッグを組んだ場合 絆パワーが追加される 


個性『空気中の水の操作』
  水を任意で操作出来る。
  
  常々の努力により、一気に二つの水を操作できる(水牢+水圧発射等)ようになった
  そして何より白亜の水。髪が白髪になるのは恐らく色素が抜けたとかそこらへんだ。
  合宿により、更に個性が微量だが強力になった
  



目的:ヒーローになりたい....?

性格:少しずつ、人との接し方に慣れてきている...もう気の置けない友も出来てきている。
       
趣味:お絵かき、読書

容姿:華奢で水色ワカメ髪の三白眼!

家族との仲:傍から見たら、ラブラブにしか見えん 。

中学校での様子:少し浮いてた..体育祭優勝をテレビで見られてからは敬遠の眼差し

補足:鈍感を拳藤に発揮中。後歌が若干上手い。料理スキルは普通。お化け怖い。


 ~好感度~

☆A組 緑谷 出久 140 大親友!  寮生活でもよろしくね!!
   
   轟  焦凍  98 恩人     ノリが良い奴だったんだな...
   飯田 天哉  99 気が合う友達 これからも親睦を深めていこう!
   麗日 お茶子 77 尊敬する友達 助けてくれてありがとう!!
   八百万 百 150 気になる人  皆と共に歩んでいきましょう。
   蛙水 梅雨 130 気になる人  脳無との闘い、助太刀に来てくれてありがと、助かったわ
   耳郎 響香 160 一目惚れ   追いついてみせる!!
   瀬呂 範多 131 尊敬     一回でも、勝ってみてえな。
   砂糖 力道 127 尊敬     パワーだけなら負けん!!
   尾白 猿夫 130 尊敬     授業で一緒に戦ったけど今度は敵として戦いたいな。
   峰田 実   96 尊敬する友達 寮生活か...
   上鳴 電気  95 気のいい友達 俺がもっとしっかりすれば、君ともっと連携できる!!
   青山 優雅  47 友達(トラウマ付き) もう、フルボッコはこりごりだと思うよ☆

☆B組 
   拳藤 一佳  185 恋する乙女 助けてくれて、ありがとう  
   物間 寧人  101 尊敬     一回勝ったくらいじゃいい気にはなれない!お前が本気出した時が本当の勝負だ!!

☆先生 オールマイト161 興味あり  彼の情報網舐めてた....
   相澤 消太  130 大事な生徒  良く生き延びてきた。
   13号    73 期待     優秀な生徒だね。頑張って!!
   根津校長   99 信頼     君くんは大丈夫!これからもやっていけるさ

☆プロヒーロー
  シンリンカムイ 56 期待      真っ当に成長していて我も嬉しいぞ。
  マウントレディ 102期待      今度はヒーローになって私のところに来なさいよ !

  ピクシーボブ  126マーキング中  本気で唾掛けとこ!!
  マンダレイ   93 期待してるよ  頑張ってるのが良く分かるよ、これからも精進してね。  

その他 愛音    93 カッコイイ師匠  私の為に時間を掛けてくれる貴方の為に私も頑張ります!

昨日出来なかったので、今日なるだけ進めたいです。


愛音と遊んでから後日。やるべき用事を全て済ませていざ、寮生活が始まる。


姉「君~~!!!荷物はーー!?」

君「大丈夫。もう送ってもらったんだって。」

姉「ああ、そかそか!じゃあオッケーね!!」

君「ん」スッ

姉「?」

君の両手を前にする姿勢の意図が読み取れない姉。

君「これ、好きなんだろ?」

姉「——!!君ちゃん!!!!」ガバッ!

君「...寂しいかもしれないけど、必ず、時間が空いてる時帰ってくるから、一生の別れとかじゃないからな。だから頼むからもう泣き散らさないでくれな」

姉「うん!!」

君「それじゃあ、行ってきます」

姉「行ってらっしゃい!!」


母さんにも挨拶して来た。他にも今の内にやれることをやり尽くした。別に今やらなくとも、本当に週末等で家に帰れるから急いでやる必要も無いのだけれど。
この際だから、と用は全て片づけた。

学校に関しては....爆豪と障子が無事に帰ってきた。かなり不安要素だったから安心した。これを知ったのは悪夢の日だったから大分前なんだけど。
それに他の皆の誰も出向いたりしなかったらしい。切島達にキツめに言ったのはかなり胸が痛んだが、言った効果はあったんだ。



相澤「とりあえず、一年A組。無事にまた集まれて何よりだ。」

相澤のその言葉をきっかけに、A組皆が安堵の声を出す。

皆が寮生活の許可を貰ったこと、そして、相澤先生が集まれたこと。


相澤「俺もびっくりさ...まァ..色々あんだろうよ。さて..これから寮について軽く説明する」

相澤「中に入るぞ」


爆豪「....」

君「良かった..爆豪。」

爆豪「あん?」

君「怪我も無さそうで...無事に帰ってきてくれて...ありがとうな」

爆豪「...こんぐらい、普通だろ。」

切島「障子も無事だもんな!!!ヒャー!!心配してたんだぜ!!?」

障子「悪かったな。もう大丈夫だ」

君「...切島。...くん」

切島「あー?また、くん付けか?」

君「悪...い。いや、その、つい呼んじまった。切島」

切島「おう。で、どうかしたのか?」

君「お前があの時の事どう思ってんのかは知らないけど、言わせてくれ」

君「あのな...」

切島「悪ィ。」

君「え?」

切島「...分かってたんだ。仮免も持ってないやつがヒーロー紛いの事するのぐらい...でも、どうしてもよ...手が届くなら、伸ばしてぇと思っちまったんだ..」

君「...ああ、分かるよ、気持ち。俺もそれが言いたかったんだ」

切島「..どういうことだ?」

君「切島が助けられる可能性があるなら助ける。そうする気持ちが凄い俺も共感出来るんだ。でも、それが分かるからこそ。
  
  俺はなおさら、お前らを止めなきゃならなかった...ごめん」

切島「何言ってんだ!お前が謝る理由なんか...一個たりともねえ!!」

君「....」

切島「お前に嫌な役回りさせちまって....俺ばっかり我儘言って...俺が最初に謝るべきだったんだ。」

君「俺が先に話題出しちゃったからな」

切島「それじゃあ言い訳みてえになるだろ!!男は言い訳しねえ!!単純に俺が意気地なしだったから、出遅れちまったんだ!!」


切島「でも、言わせてくれ!!本当...ごめん!!!」

君「それじゃあ、お互い様で..な?」

切島「ああ!!ダチよ!!!」

君「おう。」ガシッ

二人は熱い握手を交わした。

切島の好感度判定ー!!!

 
↓1 補正+40(ダチ!!)


切島 116 お前は誇れるダチだ!! 俺の我儘でごめんな!!その借りは必ず返させてもらうぞ!!

一通り寮の説明を受けた。

君は、2Fの一番右上。その下に緑谷、左側に峰田、常闇となっていた。

そして、部屋を立てて、時間はあっという間に過ぎ、夜が来ていた。


芦戸「男子部屋出来たー?」

上鳴「うん、今くつろぎ中。」

芦戸「あのね!提案なんだけど!――お部屋披露大会しませんか!?」

緑谷「わああダメダメちょっと待――!!!」

もう遅い。緑谷の部屋は思いっきりオープン・ザ・ドアされてしまった。見渡す限りのオールマイト。


君(オールマイト...大丈夫かな...)

芦戸「君?次は君だよ??」

君「ん?ああ、悪い。ほれ、これが俺の部屋だ」

ガチャ。


緑谷「これは...!?」


どんな部屋だった?


↓1


1:自由安価
2:和室。轟と一緒だね!
3:水で覆いつくされてる!!?
4:あら、意外と普通なお部屋。
5:ぬいぐるみだらけ。何に使うの?

緑谷「——ナニコレ!!?」

切島「いやいやこれ何やってんだ!!?」

轟「——!」

八百万「スポンジ大量に出しましょうか!?」



辺り一面が水で覆われていて、何が何だか。

これでは、何も出来ないのではないか!!?


君「あ、っすまん。忘れてた」


そう言うと、今の今まで部屋を覆っていた水が一瞬で小さな球体になり、端に置いてあるバケツに伸縮される。

八百万「な...なんでした...の...?」

君「こうやってずーっと水を張り続けるの、結構大変だからさ、良い特訓になるなと思ってやってた。」

耳郎「水滴全部吸い取ったんだ...君の場合無いかもしれないけど、もし、仮にもし失敗しちゃって水びたしになったらどうするの?」

君「うーん...別にそれも全部吸えるけど...吸えない程体力消耗してるって時は、それは、自分が悪いから。罰としてそのままだよ」

上鳴「マジかよ...コイツ...」

君「いや、ほんと、俺みたいなタイプにはうってつけなんだ、これ」

芦戸「ロマンがあって私は好き!!これ!!」

君「ロマン..ねぇ...言うほどあるか?これ」

芦戸「水の中を歩くとかちょっとカッコイイじゃん!!」

君「そうか...そう..なの..か?」

とにかく、芦戸は褒め上手だなとは思った。


上鳴「初っ端からぶっこんで来たな...オタクに水部屋か。」

君「悪いな。でも、意外とこれ良いんだよ本当、何回も言うけど。多分汚れとかも取れるし。」

麗日「ざ、雑だね...」

切島「ま、まあ次だ!!!」

全部見て回ったが(峰田の部屋は君だけ)
感想としては皆、個性的だった。

ダークな雰囲気の常闇ルーム。予想通りな青山の明るいちゃらんぽらんルーム。性欲の巣峰田ルーム。
他にも皆かなり個性的だった。もう本当にその言葉にピッタリ当てはまる。


君(やっぱ..面白いな...)

轟「..?どうかしたのか?」

君「ん、いんや、平和を謳歌してただけだ」

轟「そうか」

君「こういうの、俺好きなんだ。見るの...まぁ、参加するのも...」

轟「...ああ」

君「一先ずの目標はもう決まった。俺は、この日常を守る為に戦うよ。プロヒーロー云々はその後だ。其の為にも...やっぱ地力が必要だ」

轟「まずは...仮免試験だけどな」

君「そうだな、...これからも、たくさん、困難があると思うけどさ、頑張ろうな」

轟「ああ。」


次の日――。


相澤「当面は仮免取得に向けて動いていく。」


相澤「ヒーロー免許ってのは人命に直接かかわる責任重大な資格だ。当然取得のための試験はとても厳しい。仮免といえど合格率は例年五割を切る」

相澤「そこで今日からキミ等には一人最低でも二つ...」


ミッドナイト「必殺技を」

エクトプラズム「作ってもらう!!」


「「学校っぽくてそれでいてヒーローっぽいのキタァア!!!」」


今日はここまでー。明日は多分出来ます明後日は無理かと

ようやく学校関連のお話ですよー本筋だー


―仮免取得編 始まるよ!!


 第一節  ~必殺技~


君(必殺技...)

相澤「詳しいことは、、あっちで話す。コスチュームに着替えて、体育館γに来い」


「「はい!!!」」

セメントス「ここは俺の考案した施設。俺の好きなように地形や物を用意出来る。だから基本的にはここで必殺技の考案作業をするよ」

セメントスの体育館説明後、様々な説明を受けた。

必殺技と呼べる物の種類。生み出す理由、そして、これから、かなりの時間を圧縮した訓練。それが始まる。


エクトプラズム「ヨロシク」

君「よろしくお願いします」

エクトプラズム「本題二入ル前二、君ノ個性ハ水操作ダガ..ドウイウ方針デ必殺技ヲ作ルンダ?」

君「とりあえず...オールラウンドに...色んな事態に対応出来るように、攻撃だけじゃなくて、救助用とかも、作りたいですね」

エクトプラズム「ナルホド、狭ク深クデハ無ク、広ク浅ク、トイウ感ジカ」

君「ええ..まあとりあえず...今の俺が持ってる必殺技らしき物を見せるので...必殺技として見なしていいか、判断してもらえますか?」

エクトプラズム「良イゾ」


君「じゃあ早速...」


そう言って、指拳銃の構えを取り、指から水を弾丸上に発射し、岩を砕く。


君「飛距離を重視するなら今みたいに指で、威力を取るなら、手全部を使って水圧を高めます」

エクトプラズム「フム...悪クナイ。」

君「それでも火力が足りなかったら、少し時間がかかりますが...高威力を出すための水を生み出して、攻撃。みたいなのも」

エクトプラズム「今考エテイルノハ、ソレデ全部カ?」

君「ん~...まぁ、これは、必殺技というか...切り札というか...リミッターというか...」

エクトプラズム「無茶ジャナケレバヤッテミテクレナイカ?」

君「...少しだけなら全く問題ないので....」

君「....」ズズズ....


髪の色素が抜け、白髪になる。


エクトプラズム「...!?」

君「これで、もっかい水を岩にぶつけるよ、見ててくれ」


右手を振り、水を発射させる。今度は一際大きい岩を木っ端微塵にする。


君「これならさ....」スッ....

君「火力に関しては...問題ないんじゃ...ないですか?」

エクトプラズム「...何ダ今ノ。」

君「いや...理屈は知らないですけどね...なんでしょう...体のリミッターを外せるようになった...みたいな?」

エクトプラズム「アンマリ...其レヲヤリ過ギルナヨ、恐ラク体二負担ヲ掛ケル。ヤラセテ悪カッタ」

君「ああ、いえ...でも、今の所攻撃以外の技が無いので.....そこをどうにかしたいですね...」

エクトプラズム「ソウダナ」

エクトプラズム「防御技、相手ヲ無力化スル技、偏二技トイッテモ、ソノ数ハ無限大二アル」

君「ですねぇ...」

エクトプラズム「トリアエズ...考エラレル技ヲ、形二シヨウカ。ソコカラ、改良ナリ、増幅ナリサセレバ良イ」

君「...はい!」


↓1

1:技を安価で決める(自由安価)
2:攻撃なのか、防御なのか、そこから考える
3:>>1の考えてる技を放出
4:現存の技を鍛える

君「それじゃあ...まずは、どういう型の技を作るのかを...」

エクトプラズム「ソウダナ..君ノ形デハ。機動力ヲ産ム技ハ無理ダナ。」

君「防御系に着目したい感じですかね...」

君「...いや...」


君「俺なら、他の事も出来る気がします」

君「例えば...相手を逃がさない様に、水で敵と自分の周りを囲う技は..?」

エクトプラズム「周リヲ囲ム、ツマリ自分ノ優位ナ空間ヲ生ミ出ス。イインジャナイカ?」

君「防御技では無いですけどね...

エクトプラズム「君ハ大体中距離デ戦ッテイル。ナラ、水ヲ相手ノ攻撃二被セテ威力ヲ落トスダケデモ、十分効果ハ在ル」

君「そうですね...」

エクトプラズム「致命傷ヲ確実二下ゲラレルノナラ十分必殺技ダロウ」

君「まぁ、防御は、コスチュームにも工夫を施すことにします。」

エクトプラズム「其レガイイ」

君「じゃあ....俺は...どうしようか...」



エクトプラズム「マダ始マッタバカリダ。焦ル必要ハナイ。」

君「はい..」

エクトプラズム「最初ハコレガ良イ..トイウノハ在ルカ?アルナラソレ二シヨウ」

君「えっと...」


↓1

1:攻撃の技を
2:それでも、やっぱ防御面が...
3:救助用。
4:自由安価(こういう風な技を作りたい。なんていうのがあれば)
5:個性を限りなく鍛え上げる。技なんて後でイイ。
6:自分と相手だけを囲む結界的なのを...

君「確かに水を配置すれば、ある程度は威力を殺せるとは思うんですけど...やっぱり...ただ落とすだけじゃ心許ないと思うんです」

エクトプラズム「デハ、防御面二着目シテ鍛エ上ゲルカ」

君「はい。具体的には...どうするかって話ですが....」

エクトプラズム「出来ルカハ分カラナイガ、霧ヲ生ミ出スノモ、一ツノ防御技ト言エルンジャナイカ?」

君「霧ですか...どうでしょう...それについては、やっぱり、気体そのものを弄らなきゃならないですね....
  水っていう液体なら動かせますけど...」

エクトプラズム「空気モ気体ダ。君ハ、現二空気カラ水ヲ作リ出シテイルンダカラ理論上出来ナイワケジャ無イ筈ダ」

君「そうか...」

気体の温度を変えられるからか、はたまた個性による現象かは定かでは無いけれど。

気体を入れ替えし、温度を変える事が出来るから、空気中の水蒸気を水に還れる訳で。


君「俺が、温度調節が可能になれば...出来ないことじゃないと思います!」

君「それが出来るようになったら...相手の足元に水を敷いて、瞬時に氷に変えて...固める事も不可能じゃないかもしれない...」


流石に、氷にまで形を変える事は出来ないと思うが。


君「前例が無いだけで....きっと、個性の本質を突き詰めて、応用する事は...出来ると思うんです。」


君「水を操作するんじゃなくて...水素そのものの温度を変える事...それが俺の本当の個性の本質なのかも...しれませんね」

エクトプラズム「分カラン。本当二唯ノ操作ダケガ個性デ温度ヲ変化デキルヨウニ成ッタノハ、君ガ限界ヲ超エタカラ。トイウ可能性モ在ル」

君「まぁ、...そんな、先の話は後にします。今は..今の俺に出来る事を...!」


君「とりあえず....空気中の水素を、霧に変えてみます...!」

エクトプラズム「アア、ソコカラダ。」

君「....」スッ


意識的にはやった事のない。されど、無意識的に行っていた温度調節。

気体から温度に。水素を水に還るその間。そこをピンポイントで狙う様に、調節する。


君「ぐ...く...!!」

君(今どうなってるのかが...見えないから...調節のしようがない...!!)

結局は勘で、いつも通り水を創る様に、慣れるしかないのだ。


パシャ。

君「...!...くそ...」

エクトプラズム「最初カラ出来ル奴ナンテソウハイナイ。落チ込ムナ」

君「...はい...」

君「もう一度.....!!!」


イメージを頭の中で意識する。霧がその場に現れるようなイメージ。




知89
技102   総合 :191


↓1  二桁コンマ!!!

192 ~ 281  やっぱり無理だ....
281 ~      少し...蒸気が...見えたような...?
ゾロ目        ???

277! 一ポイント増加!!

防御型必殺技習得まで...【■□□□□】


君「...ッは!!...ハァ....ハァ...」


頭の血管がはち切れそうになる。

エクトプラズム「大丈夫カ」

肩を貸して、心配をするエクトプラズム。

君「大丈夫です...」

ゆっくりと立ち上がりながら、話す君。


君「いやぁ...意識して、変えるのと意識せず変えるのって全然違うんですね...かなり...難しいです...」


本質を曲げる個性の使い方。いうなれば、限界を無理やり押し通して、ゴリ押しで、個性の能力そのものを変えようとしているのだ。
それはそう一筋縄にはいかないと決まっている。


君「けど...さらなる高みに行かなきゃな...必ず...!」

エクトプラズム「全力デ手助ケシヨウ」

君「お願いします...!!」


今日はここまでー明日は多分無理ー!
仮免編は結構すぐ終わると思う!!

訓練は早めに終わらせるつもりです。もうすぐで終わります!!
それじゃあやっていくよ!!

そこから二日間は、ひたすらに、温度を調節する特訓をした。

だが、やはり適当を厳格にするのは難しい物で、その偉業とも呼べる特訓は苦難を極めた。


君(ま...ずい...)


他の生徒は大体必殺技が完成していて、早い奴は必殺技の練度上げにも力を入れている。


エクトプラズム「オイ」

ゴッ!

義足の足で、君の脇腹に蹴りを入れる。

君「っだ!?」

エクトプラズム「焦ルナト言ッタ筈ダガ?」

君「あ、焦ってたわけでは...」

エクトプラズム「デハ、ソノ顔ハ何ダ?分カリヤスイナ」

君「ぐ、く....あ、焦ってました...すいません....」

エクトプラズム「大丈夫ダ」

君「え?」

エクトプラズム「必ズ、間二合ウ。オ前が諦メ無イ限リ。ダカラ大丈夫ダ」

君「...はい...」

エクトプラズム「....自分二自信ヲ持テ。」

君「...え?」

エクトプラズム「オ前ガ間違ッタ判断ヲシソウニナレバ、必ズ、誰カガ教エテクレル。」

君「...」

エクトプラズム「道ヲ間違エソウニナレバ、俺達ガ止メル。」

エクトプラズム「ダカラ..オ前ハ、自分ノ、ヤリタイ事ヲヤル。ソレダケダロ?気負ウ必要モ、焦ル必要モ全クナイ」

君「....はい!」

エクトプラズム「ソレジャア続キダ...」


君「はい!!」


知89
技102   総合 :250 ※ボーナス付属!


↓1  二桁コンマ!!!

192 ~ 281  もう一回...だ!
281 ~      霧が...見えた...!!
ゾロ目        ???

君(そうだよな...俺に出来る事は...俺を信じる事だけだ!!!)

エクトプラズム「....!!」


あと一歩の気持ちの後押しだったのか、それとも、今までの積み重ねが実ったのか。

望みは力となる。

君「...霧...です..!これ...」

君「や、....やった...!!」


辺りを覆う霧、だが、瞬時にまた見えない空気と化す。


君「あ...」

エクトプラズム「落チ込ムナ。今マデデ一番良ク出来テイタ。ソノ調子デ行クゾ」

君「...はい!!」




防御型必殺技習得まで...【■■■■□】

君(操作とまではいかなくとも....)

君(霧を発生させることはもうできる....!!)

エクトプラズム「良シソレジャア....」

君「..?どうか...しましたか...?」

エクトプラズム「イヤ...オールマイトガ...来テイル」

君「――!!」 バッ

エクトプラズム「オイ...!成程」


君「オールマイト!!」


オールマイトの頭上に落下する石。それにいち早く気づいた。


君「水圧....弾!!!!」


岩を砕く。破片は水で...と動きを見せるが..


緑谷がオールマイトの前に立ち、瓦礫を弾く。


君「オールマイト...それに...出久も...!!」

緑谷「うん...!オールマイトも...大丈夫でしたか!!!?」

オールマイト「ああ!」

君「良かった...二つの意味で...良かったです。」

オールマイト「助かったよ..サンキュー。」

君「いえいえ...俺も...ギリギリでしたし...何とか間に合って良かったです」

緑谷「君くんも...ありがとう。」

君「ああ。...それじゃあ...」

オールマイト「おっと...ちょっと待った。私アドバイスして回るからさ。よければ..」

君「お願いします!!!」

オールマイト「..OK...流石の上昇志向。」

エクトプラズム「良クヤッタ。一応張ッテハイタンダガナ....要ラヌ世話ダッタナ」

オールマイト「そんなこと無いだろ!?たまたま、彼らがやってくれた...それだけだぜ!?」

君「えっ、えっと...その、そんな事よりも...」

オールマイト「OKOK。悪かった。まずソッチを見ようか。」

君「それじゃあ.....!!」

今回は完全フルパワー。危険度度外視のリミッター解除姿に返信する。


君「ぐ....く...く...!!」


君の周りを霧で囲む。


君「.....いってぇ!!?」

ビキビキ!!..と腕が悲鳴を上げる。


エクトプラズム「個性ノ負荷ダナ。少シ、休ムカ」

オールマイト「...いや、ちょっと待ってくれ。エクトプラズム」

オールマイト「君くん。今のを、力を抜いて、もう一回やってみてくれ」

君「?...はい」スッ

白髪から水髪に変わる。


君「これで...ですか...?」

オールマイト「うん。」

エクトプラズム「オールマイト...気持チハ分カルガ....」

オールマイト「大丈夫。キツくなったらすぐやめて良いから。」

君「この状態で...やれるのか...?」

オールマイト「気持ちは滅茶苦茶分かるんだけどさ...後少しなんだ...」

君「はい...!!」


心の水面を整える。体が水になったかの様に、錯覚させる。

そして、頭が冴えてくる。これだ。


君「...行くぜ」


霧が発生する。ここまでは最早慣れた物。


君「更に....」

霧の濃度が増していく。


君(...下げてる感覚が...あ...る..!!)

オールマイト「...」ニッ

君「.....ふぅ...」


さっきの様な荒々しさは無く。静かに霧が消えていく。


君「...リミッターを外すと...逆に出来なくなる...のか...?」

オールマイト「...ま、ま、ま、まあ...こここ答えは...自分で...みつつけるんだ...それじゃ私はこれで!!」

君「ありがとうございました!」

オールマイト「あ、ああ!!」

オールマイト(...危ない...あまりの親密度で...答えを言いそうになったが..恐らく気づいてないだろうな!誤魔化したのは心が抉られそうだったけど!!)

君(あっちの状態だと...いつもよりは感情が昂ぶってる...けど...それが..集中の妨げになってたのかもな...)

リミッターを外した時は..頭で考えるより感覚で感じるという所が多い。


君(温度を変えるには...この状態じゃなきゃ駄目だな。それに...連発も出来そうにない)


攻撃用としては実用不可だろう。


エクトプラズム「良クヤッタ。防御技、完成ダ。」ポンポン

君「——!!はい!!」

エクトプラズム「今カラ休憩スルガ...次ノ事ヲ考エテオイテクレ、今マデノ技ヲ鍛エルカ、マタ新タナ技ヲ生ミ出スカ。」

君「分かりました!」


今日はここまでーこれから用事でここに来る頻度が落ちますがご了承を。
それじゃあ、お疲れさまでした

お久しぶりです、やっていきますー。今回安価多いのでお願いしますね。

それじゃあ、やっていくよ!!!

休憩と言われてとりあえず、周りをぶらつく事にした。

君(皆相当進んでるな....)


なんて、浮ついた、というか甘い、というか。そんな考えをしていたわけだが。

もっと、早めに気づくべきだった。まだ、自分は、コスチュームの改良もしていないのだ。
というか君以外皆、すでにやっているのだが。

君(は、早い....!!)


それを理解してからは早かった。急いでコスチュームを改変する手続き、その他諸々の相談をするために、開発工房へ。


君「す、すいません!!今良いですか!!?」

パワーローダー「元気だねぇ...良いよ入りな」

君「そ、それじゃあ!!」

???「こんにちはー」

君「えっと...確か...発目明...さん...ですよね」

発目「そうですよー!!貴方もコスチューム改良で此方へ?」

君「ええ。...その前に、ちゃんと自己紹介しますね。どうも。」

発目「君さんですねー!!」

君「...ええ。自分が言う前に言われちゃいましたね」

発目「有名な人ですからー!!でも、別に私それで何かが変わるって訳でもないので!!敬語とか使いませんよ!?」

君「だ、大丈夫..ですよ?」

発目「そちらも、別に気にしないで呼び捨て&敬語無しで大丈夫ですよー?」

君「あ、ああ...よろしくな」

発目「ええ!!」

現在の君のコスチューム...ウェットスーツに似たタイツ姿、全身にチューブを張り巡らしており、後ろには簡易タンク。
 少し前は怪我で使えなかったブーツも、今なら使えそうだ。


発目「成程成程...」

君「とりあえず...これじゃ防御があんまりにも無さ過ぎてな...どうにか出来ないか?」

発目「そうですね..具体的にどんなコスチュームにしたいんです?」

君「そうだな...」

↓1


1:ガッチガチの戦闘用に変更
2;体に負担がなるべく掛からない様にして!!(技のデメリットが軽くなる)
3;動きやすくして!!(特殊判定時補正値付与)
4:自由安価

君「出来る限りの装甲を付けて...後は...やれる限り動きやすく、徹底的に動きやすくしてくれ。」

発目「はりゃ?動きメインで良いんですか?」

君「大丈夫。今攻撃を避ける技を磨いてるから...とりあえず、防御はそっちでなんとかしてみるよ。
  それでも、多少はお願いするけどな。その為に来たんだし」

発目「じゃあそれぐらいで良いんですか?」

君「ああ、後はブーツを使用できるかの確認してお終い。かな」

発目「コスチューム改良は気軽に出来るんで。また変えたかったら気ままに来てくださいね」

君「今日は助かった。ありがとな」

発目「いえいえ!」

君「それじゃあ、パワーローダー先生も。」

パワーローダー「ああ。また来てね」

君「はい」



パワーローダー「って何帰ろうとしてるの!?」

君「え?」

発目「今からコスチュームを変えるんですよ?」

君「...そんな簡単にできる事じゃ無いんじゃ..」

パワーローダー「発目。早速取り掛かりな」

発目「はい!!ほんの少しお待ちを!!」


君「...」

パワーローダー「確かに、コスチュームの改良は難しいね。けど、それは丸々取っ変えたときくらいだよ。
        それに、ここには素材、道具がたんまり在る。さほど時間は掛からないから、焦らんでいいよ」

君「....ぐぬぅ...」

パワーローダー「?」

君「焦ってる様に...見えますかねぇ...」


パワーローダー「..?う、うん」

君(焦り過ぎか....)

パワーローダー「ああ、それと、言おうとしてた。発目。アイツとは縁を結んでいた方が良いよ。アイツは必ず大人になって...いやなる前にも
        大成するよ。」

君「...なんか、向いてそうですもんね。こういうサポートアイテム改良みたいなの....」

パワーローダー「な。本当。向いてるも向いてる、あの子は極めて上昇志向だ....っと先にブーツの点検しようか」

君「あ、はい」

君(このブーツ...永らく使えてなかったけど...)

能々考えてみると、結構活躍していたな。

初めてのヒーロー基礎学、敵連合が襲撃した時。あの時は、本当の本当に助かった。


君「これが無かったら...俺死んでたんだよなぁ....」

そう考えると、愛おしくなる。こんなブーツでも可愛く見えてしまう。


パワーローダー「あの...良いかな?そうやってジーッとブーツを見てても何にもならないんだけど...」

君「あ、すみません。」

パワーローダー「今回は使っても安全かどうか調べるだけなんだよね?」

君「あ、はい。前に足を怪我して久しく触れて無かったので...試運転から。」

パワーローダー「了ー解ー。」

君「それじゃあ早速...!!」

パワーローダー「うん、軽くどうぞー」


ジェット噴射による加速。摩擦で削れるブーツの感触。

君(懐かしいな...)

キキキ...!!とブレーキ音を立てて、一旦止まる。


パワーローダー「うん。良さそうだ。...思ったんだけどさ、これも改良しない?」

君「え?」

パワーローダー「今の君くんに合わせた設計になってないのさ、これ」

君「そうなんですか?」

パワーローダー「うん。これ多分だけど君くんの体力不足をカバーする為に出来てたんだと思うよ、設計から見るに」

パワーローダー「だけど、今の君くんの動き見た感じ、全く問題なさそうだからさ。どうせならこれも活かせる所まで活かそうよ!!」

君「じゃ、じゃあお願いします...」

パワーローダー「ほいきた!!」


調節に使うので、ブーツは渡した。

そして二人はそのまま改良に取り組む。絶賛休憩中である。


君(まぁ...丁度いい...のかな..)

自分だけ休憩するのも気が引けるが...まぁ彼らは自分の事など今は眼中に無いだろうから構わないが。

それにしても...ちょっと驚いた。割と自分が成長していた事にだ。
前はあんな軽い衝撃にも耐えられなかったのだ。それに比べたら今は大層頑丈である。

発目「終わりましたよ君さーん!!!」

君「ん、はーい」

発目「とりあえず、元の形を崩し過ぎず、装甲を填めてます。後、極力軽くといったので装甲は余り頼りになりませんし、タンクも前より小さいです。」

君「大丈夫だ。今ならもうタンクを使う必要性も無さそうだからな」


元々タンクは、自分が水を出せなくなった時の緊急措置だ。だから冷却装置やらも付いて.....冷却装置?

君「....」

このタンクに付属されている冷却装置を上手く使えば、自分が無理せずとも、霧が生み出せるのではないか?

君「手助けには...なるな...」

発目「何がです?」

君「あ、いや...今考えてる技の手助けにはなるなと思って...これなら、なんとかなりそうだ」


戦闘のイメージとしては、とにかく、速く動いて速く避けて、速く決めるって感じか。


君「あとは...ブーツの完成度次第だな....」

パワーローダー「おいおい、あんまりハードル上げないでよ。まあ期待には応えるけどね」

君「助かります」

パワーローダー「今のキミなら行けそうな出力で設定してるからね」

君「はい!!」

体:121


↓1  二桁コンマ


121~130  全然だめです。
131~161  割と使えるかも...
162~211  後少しで完璧に使いこなせそうだな
  212~   今の自分なら、完璧に使える。
ゾロ目      完璧以上だ。むしろもっと性能を上げるぞ

162~211  後少しで完璧に使いこなせそうだな


君「――ッ!!!」

速い!!噴射した瞬間に体の態勢が崩れそうになるが..なんとか保つ。

かなりの速度でコースを走る。

パワーローダー「おお....予想以上だ...凄いね...彼」


だが、後少し...という所で体制を崩す。

君「どわああ!!!!」


吹っ飛んだ先で何とか受け身を取り、立ち上がる。


君「...ぶねぇ...」


吹き飛ぶ寸前。ブーツに火花が散っていたのが目視出来た。怖い。


でも....確かに性能はピーキーだけど使いこなせたら..化けるぞこれ。

まず速度が尋常じゃない。流石に飯田までとは言わないが加速する個性持ちと恐らくそう変わらない速度で走れる。


君「...すげぇな」


パワーローダー「キミもね」

君「?」

パワーローダー「それね、結構体鍛えてないと体が耐えられないの。普通の人だったら噴射させたと同時に体が後方に吹っ飛ぶ」

君「そんなの付けて走らせた!?」

パワーローダー「あ、いや~...君くんならできそうだなと思ってさ」

君「ま、まぁ...信頼されてるのは...嬉しいです...」

君「...えっと今日は...本当にありがとうございました。また、今度来ます」

発目「また、可愛いベイビーを見に来てくださいね!!!」

パワーローダー「いつでもおいで~..それと、使用には気を付けてね~」

君「はい!」

エクトプラズム「...来タカ」

君「はい!!」

エクトプラズム「休憩ハ終ワッタナ。早速ヤルゾ。」

君「はい!!」

エクトプラズム「ドウシタイ?ソレハ、オ前ガ決メルンダ」

君「えっと....」



↓1  <選択してください>


1:新しい必殺技を創る
2:今までの必殺技を磨く
3:個性の限界を超える
4:スキルを習得する
5:戦闘訓練でステータスを向上させる
6:【水白亜】強化
7:ブーツ走行特訓
8:自由安価

エクトプラズム「ト言ウト?」

君「さっき、改良してもらったブーツです。これを使いこなすことを優先することにします」

エクトプラズム「了解シタ。ナラバソノ、ブーツダケデ俺ノ分身ヲ倒セ」

君「——!」

エクトプラズム「厳シイカ?」

君「いいえ!」

エクトプラズム「良シ。ソレジャア、此方カラ行クゾ」


〈ジェットブーツ起動――!!〉


今日はここまでー。

NEW装備&NEWステータスだ。という訳で今日もやって行きますよー

君【水操作・verパワーブーツ】

  
HP 130/130 

技能:221(体数値+操作技術)
ATK:30
DEF:30

(レンジ:NO―選択できません)
・ジェットブーツ:受けるダメージをDEF分down与えるダメージをATK分up
・ジェットブーツ:体力が30を切るとパワーブーツ使用不可

★マキシマムチャージ:君の現在HP以内の数値を宣言時、コンマ判定に宣言した分だけの数値が増加


             VS


エクトプラズム【分身体】

HP 50/50

体:90
知:80
技:50
心:60

(レンジ:至近距離~近距離)
・分身体 :ステータスが大幅に減少する
・分身体 :40を超えるダメージを全て40にする

★反撃の見極め :相手の総合判定値が250以下ならこちらが強制勝利 コンマ判定値分相手にダメージを与える

エクトプラズム「キミノ技術。オ手並ミ拝見ダ」

突進してくるエクトプラズム。急いでジェットを噴射させる

君(来る!!)

>レンジ の方針パターン

1:至近距離 体+コンマで対決..与ダメージ及び被ダメージ二倍 
2:近距離  体+心+コンマで対決..通常戦闘          
3:中距離  技+心+コンマで対決..与ダメージ及び被ダメージ二分の一

4:遠距離  知+コンマ対決..通常戦闘
5:超遠距離 スキルを持った者のみが行動できるレンジ


<エクトプラズムの選択――近距離>

<近距離に移行します>



君【水操作・verパワーブーツ】

  
HP 130/130 

技能:221(体数値+操作技術)
ATK:30
DEF:30

(レンジ:NO―選択できません)
・ジェットブーツ:受けるダメージをDEF分down与えるダメージをATK分up
・ジェットブーツ:体力が30を切るとパワーブーツ使用不可

★マキシマムチャージ:君の現在HP以内の数値を宣言時、コンマ判定に宣言した分だけの数値が増加


             VS


エクトプラズム【分身体】

HP 50/50

体:90
心:60

(レンジ:至近距離~近距離)
・分身体 :ステータスが大幅に減少する
・分身体 :40を超えるダメージを全て40にする

★反撃の見極め :相手の総合判定値が250以下ならこちらが強制勝利 コンマ判定値分相手にダメージを与える

<一ターン目>

GM:エクトプラズム 150


↓1: 君    221

安価&コンマ

1:通常コンマ
2;マキシマムチャージ 消費する体力数値を宣言して下さい

エクトプラズム 150+99+64

 君    278(必殺技判定28+29)

総合値

エクトプラズム 313

君       278

ダメージ  313-278=35

DEF軽減判定 35ー30=5


>君に34のダメージ!!



君【水操作・verパワーブーツ】

  
HP 96/130 

技能:221(体数値+操作技術)
ATK:30
DEF:30

(レンジ:NO―選択できません)
・ジェットブーツ:受けるダメージをDEF分down与えるダメージをATK分up
・ジェットブーツ:体力が30を切るとパワーブーツ使用不可

★マキシマムチャージ:君の現在HP以内の数値を宣言時、コンマ判定に宣言した分だけの数値が増加


             VS


エクトプラズム【分身体】

HP 50/50

体:90
心:60

(レンジ:至近距離~近距離)
・分身体 :ステータスが大幅に減少する
・分身体 :40を超えるダメージを全て40にする

★反撃の見極め :相手の総合判定値が250以下ならこちらが強制勝利 コンマ判定値分相手にダメージを与える

マキシマムチャージの時の数値宣言は↓1でコンマ数値を判断して↓2で数値宣言した方が良いのかな...
もしかしたらそっちになるかも。


君「ふっ!」

加速させた、勢いで右足蹴り。

エクトプラズムは難なく避ける。


君(まずい!)

態勢が崩れた状態で無理やりガードする。
しかしエクトプラズムはそのガードの上から押し飛ばす。


君「どあっ!!」

吹き飛ばされるがバック宙で体制を整える


君「危ない...」

エクトプラズム「マダマダ、始マッタバカリダゾ」

<二ターン目>

GM:エクトプラズム 150


↓1: 君    221

安価&コンマ

1:通常コンマ
2;マキシマムチャージ 消費する体力数値を宣言して下さい

エクトプラズム 150+16=166

 君    221+46=267

総合値

エクトプラズム 166

君       267

ダメージ  267-166=101

ATK判定 131

エクトプラズム――スキル発動


>エクトプラズムに40のダメージ!!



君【水操作・verパワーブーツ】

  
HP 96/130 

技能:221(体数値+操作技術)
ATK:30
DEF:30

(レンジ:NO―選択できません)
・ジェットブーツ:受けるダメージをDEF分down与えるダメージをATK分up
・ジェットブーツ:体力が30を切るとパワーブーツ使用不可

★マキシマムチャージ:君の現在HP以内の数値を宣言時、コンマ判定に宣言した分だけの数値が増加


             VS


エクトプラズム【分身体】

HP 10/50

体:90
心:60

(レンジ:至近距離~近距離)
・分身体 :ステータスが大幅に減少する
・分身体 :40を超えるダメージを全て40にする

★反撃の見極め :相手の総合判定値が250以下ならこちらが強制勝利 コンマ判定値分相手にダメージを与える

君「そうです...ね!!」

ふたたび噴射。しゃがんでいた姿勢から見事に体を捻じ曲げて飛ぶ。

義足の蹴りを避けて懐に潜る。そこで一撃。アッパーを喰らわせる。


君(どうだ...!?)

エクトプラズム「次ハ?」

君「ッツ!!!」

右足を掴まれる。この状態では無理強いできない。ので、ジェットを乱噴射して手を無理やり放させる、
そして絶好のチャンス。相手は今下手に動けない。

逆噴射で後ろに宙返り、それと同時にサマーソルト。これが直撃した


エクトプラズム「ガッ!!?」

君「よしっ!!」

エクトプラズム「危ナイ...ナ。」

君「なっ...」

君(今の一瞬で...受け身を取ったのか....!?)


直撃した時点で勝ったと思ってたのに...

君(なんて人だ....)

エクトプラズム「イイ調子ダ、ソノママ流レヲ掴ンデ離スナ」

君「ぐっ..!!」

君(イヤ...焦るな...大丈夫だ....確実にダメージは通ってる)

見ろ、その証拠に相手はふらついてる。この調子なら...なんとかなる


君(...焦らなくていい..!!確実に決める!!!)

<三ターン目>

GM:エクトプラズム 150


↓1: 君    221

安価&コンマ

1:通常コンマ
2;マキシマムチャージ 消費する体力数値を宣言して下さい(1~95まで)

エクトプラズム 150+10=160

 君    221+49=270

総合値

エクトプラズム 160

君       270

ダメージ  270-160=110

ATK判定 140

エクトプラズム――スキル発動


>エクトプラズムに40のダメージ!!



君【水操作・verパワーブーツ】

  
HP 96/130 

技能:221(体数値+操作技術)
ATK:30
DEF:30

(レンジ:NO―選択できません)
・ジェットブーツ:受けるダメージをDEF分down与えるダメージをATK分up
・ジェットブーツ:体力が30を切るとパワーブーツ使用不可

★マキシマムチャージ:君の現在HP以内の数値を宣言時、コンマ判定に宣言した分だけの数値が増加


             VS


エクトプラズム【分身体】

HP 0/50

体:90
心:60

(レンジ:至近距離~近距離)
・分身体 :ステータスが大幅に減少する
・分身体 :40を超えるダメージを全て40にする

★反撃の見極め :相手の総合判定値が250以下ならこちらが強制勝利 コンマ判定値分相手にダメージを与える

KO!

>君が勝利しました!

>ステータスがUPしました

>操作技術が上がりました

右足からの助走。更に腰を捻り威力を向上。

エクトプラズム「隙ダラケダゾ」


エクトプラズムは攻撃の軌道から逃れる様に下がる。

このままでは君は地面に墜落して終わる。


君「調節...出来るところを見せますよ!!!」

エクトプラズム「——!」

噴射で軌道を何重にも変える。

部屋の中でボールを思い切り投げた様に、予測不可能な弾道で動く。


君「はっ!!!」


鮮やかな回し蹴りで決着がついた。



グチャリ。と音を立てて溶ける分身。

エクトプラズム「良クヤッタ。」

君「—はい!」

エクトプラズム「マダマダ体モ持チソウダナ、対シタ物ダ」

エクトプラズム「一先ズ、ソレヲ使ッテモ問題ナイ」

君「ありがとうございます!」

エクトプラズム「マダ時間モアル、後一回何カ極メラレソウダ」

エクトプラズム「何ヲ重視スル?」


↓1  <選択してください>


1:新しい必殺技を創る
2:今までの必殺技を磨く
3:個性の限界を超える
4:スキルを習得する
5:戦闘訓練でステータスを向上させる
6:【水白亜】強化
7:ブーツ走行特訓
8:自由安価


今日はこれ選択して終わり―

<スキル習得を目指す>

君「やっぱり、付け焼刃を付けるなら、慣れていなくとも効果を発揮する刀を俺だったら使います。もう闘いまでに時間が無いならなおさらです」

エクトプラズム「了解シタ」


という訳で、今日もやっていくよー!

エクトプラズム「正シ、一番成果ガ上ゲラレル物ヲ伸バソウ。」

君「はい!!」


↓1

スキル習得系統。どういうスキルを取得したいですか?

1:攻撃時の威力を上げたい!!
2:防御を固めたい!
3:特殊判定の数値を極限まで上げて、戦線離脱しやすくしたい!!
4:リミッター解除状態の持続!!それと水白亜の強化も!!
5:ステータスの項目を一つ増やして(スタミナ)、パワーを上昇するスキルが良い!!
6:博打重視だが、成功すれば勝利に近づくSKILLを覚えたい!!
7:ゾロ目時に効果が発揮されるSKILLを覚えたい!
8:自由安価(例・~~な性能がいい!!)

君「今回はタフさを...出来る限り身に付けたいです」

エクトプラズム「ソウカ、ソレジャア倒レロ」

君「え?」

重い蹴りが君の腹を打つ。


君「がはっ!!」

エクトプラズム「タフ二ナルニハ攻撃二慣レル事ガ最大ノ近道。マシテ時間ノナイ今ヤルナラコレシカナイ」

君「ぐ...っぅ....」

エクトプラズム「サア、立テ」

肩を掴まれ無理やり立たせられる。

君「ぅ...」

エクトプラズム「イキナリ攻撃シタノハ悪カッタナ。次カラハ不意打チハ無シ二スルトシヨウ」

君「俺は...ずっと耐えればいいんですか....」

エクトプラズム「ソウイウ事ダ」

君「分かり...まし...た..!!」

エクトプラズム「行クゾ」

君「はい!」

エクトプラズムがまた複数体に変わる。

君(個性も使っちゃ駄目なんだよな....)

エクトプラズム「避ケルナヨ。」

君「は」

エクトプラズム「避ケタラ意味ナイダロウガ」

君「——っぐ!!」

エクトプラズムの放つ拳を両手で防ぎ威力を殺す

エクトプラズム「ムゥ...マァ、ソレハ良イカ」

君「これぐらいは...いいでしょう!!」

エクトプラズム「アア、ソレガ、コノ先も出来ルナラヤルト良イ」

ドゴッ

君「っつ!!」

後ろのもう一体に蹴りを入れられる。

エクトプラズム「腹に力を入レロ」

君「!!」

エクトプラズムb「ソラ」

後頭部を打たれる。

君「ぐぁ!!」

エクトプラズム「悪イ。モウ一人ノ事ハ考慮シテイナイ」

次いで、宣言した本体に腹を殴られる。

君「かはっ!!」

君(リンチ...だろっ...)

エクトプラズム「上手ク相手ノ攻撃ヲ流セル様二ナレ」

君「っつ!!」

君(とにかく...焦っちゃ駄目だ...俺は..いつも焦っちまう..!!)

君(焦らない為には...慣れだ!!)

エクトプラズムb「三体デ行コウカ」

エクトプラズムc「ソウイウ事ダ」

ゴッ

君「いってぇ!?」

言ってる時には既に後ろから蹴ってるんだ。対応出来ない!

君「...集中...」

エクトプラズム「ソウダ」


心の心象に水面を反映させる。良くある集中の切り替えだ。ルーティーンとはまた違うけれど。
集中度のオンオフを切り替えるスイッチの様な物だ。これが俺にはしっくりくる。

君「...」



  
HP 96/130 

体:121

             VS


エクトプラズム【分身体×3】

体:150

勝利条件
<3ターン耐えろ>

敗北条件
<体力が0になる>

耐えれたターン数によっては仮免試験本番でスキルを習得できるかも...?


GM:エクトプラズム

↓1コンマ;君 


君 158

エクトプラズム 157

>君は完璧に攻撃を防いだ


エクトプラズム「ソラソラ」

エクトプラズムb「上手ク力ヲ流セ流セ」

エクトプラズムc「次々行クゾ」


三人のエクトプラズムがそれぞれの攻撃を繰り出してくる。
合計12本の手足を駆使して攻撃してくる。

薙ぎ払い、後ろ蹴り、回し蹴り、ジャブ、踵落とし。


対して君も全ての攻撃に対処する。

君「.....」


少し痺れるが、支障はない。


エクトプラズム「ヤルナ...」

エクトプラズムb「次ハドウカナ?」

エクトプラズムc「焦ラナケレバ何トカナルカナ」


  
HP 96/130 

体:121

防御強化の兆し:10以下のダメージは0にする

             VS


エクトプラズム【分身体×3】

体:165


  
HP 96/130 

体:121

防御強化の兆し:10以下のダメージは0にする

             VS


エクトプラズム【分身体×3】

体:165



GM:エクトプラズム

↓1コンマ;君 

君:150

エクトプラズム:201

ダメージ 201-150=51


>君に51のダメージ!!




  
HP 45/130 

体:121

防御強化の兆し:10以下のダメージは0にする

             VS


エクトプラズム【分身体×3】

体:165

君「...」

一向に相手の動きのキレが鈍らない。

流石はプロ。分身体でもかなりの性能を持っている。

先に君が音を上げる。


君「――!」

顎に拳がクリーンヒットする。その後はなんとか受け流し続けていたが、今の一撃は響いた。


エクトプラズム「マダマダ、」

エクトプラズムb「ツイニ綻ビテ来タナ」

エクトプラズムc「キツイカ?ダガ、ソノ先二答エは在ル」

君「....」

エクトプラズム「お前ガ意識セズニ攻撃ヲ受ケ流ス様二ナレバ、ソレハトンデモナイ武器ダ」

君「....」

エクトプラズムb「全ク動ジナイ様二ナレ。全テヲ対応シロ、逃ゲルナヨ」

君「....」

言う間にも拳を奮うエクトプラズム、そしてそれを受け流す君。

君も着実に攻撃を流すコツをつかみ始めていた。


エクトプラズム「頃合イカ」

君「....」

エクトプラズムc「全力デヤラセテモラウゾ」


  
HP 96/130 

体:121
DEF:20

アブソルトプロベント兆:DEF5、コンマが奇数ならばDEF5up偶数ならば数値×1、5倍UP。オーバーキルダメージ時体力が1残る(残り3回)

             VS


エクトプラズム【分身体×3】

体:180



GM:エクトプラズム

↓1コンマ;君 

DEFは5ね

君 148

エクトプラズム 232

ダメージ 232-148=84


>君に84のダメージ!!


  
HP 12/130 

体:121
DEF:10(+5)

アブソルトプロベント兆:DEF5、コンマが奇数ならばDEF5up偶数ならば数値×1、5倍UP。オーバーキルダメージ時体力が1残る(残り3回)

             VS


エクトプラズム【分身体×3】

体:180



GM:エクトプラズム

↓1コンマ;君 

コンマ判定じゃないよーごめんよー!!

<イベントCLEAR!!>

全力でやる。その一言を引き金に、エクトプラズムたちの動きが豹変した。

君「――!」

蹴りの威力が数段上がり。吹き飛ぶ。

岩に叩きつけられ、勢いが落ちたが、そんな物関係無しとばかりに三人で蹴りの連打を畳みかけてくる。


君「ッツ!!!!」

多少気が乱れる。全てを完璧に受け流すことは無理だ


エクトプラズム「ドウシタ!!」

エクトプラズムb「ココマデカ!!?」

励ましなのか何なのか。その言葉とは対照的に着実に威力を引き上げていく。


君「ぐうぅぅ...」

エクトプラズム「ソォラ!!」

跳び蹴りで岩を貫通させた。どんな威力だ。


相澤「...!?ちょっ...何を...」

君「...」


尚も続く攻撃の嵐。十二の攻撃手。


エクトプラズム「ソウダ。確実二掴メテ来テルゾ」

エクトプラズムb「ソラ」

エクトプラズムの一体が君の足を掛け、宙に浮かす。

君「!」

君「ぐっ..」

強烈な一撃を喰らう。他の訓練してる生徒達の気を逸らしてしまう。


緑谷「なっ...君くん!?」

一撃を喰らい飛ばされた先では、緑谷がエクトプラズムと何か話をしていた


君「すまん。」

エクトプラズム「随分余裕ダナ」

君「....」

エクトプラズムは君に追いつき連撃を続ける。


君は元自分が居た位置に一歩一歩足を進める。
このままでは、邪魔をしかねない


エクトプラズムc「後ロダ」

君「!」

後ろからの蹴りを寸でで止める。

エクトプラズム(モウ同ジ手ハ通用センカ)

君「....」


エクトプラズム「ハッ!!!」

高速の正拳突き。君は攻撃に合わせ後ろに動き力を別の方向に促す。

エクトプラズム「ラストダ」

エクトプラズムb「コレ二耐エレルカナ?」

エクトプラズムc「シャッ!!」


三人一斉に。地面を踏み、君目掛け足を振りかざす


君「.....」スッ

君も構える。


三人で攻撃しようとする瞬間に二体の分身が溶ける。



エクトプラズム「!!!」 ドロッ

君「!」


最後の一人も溶ける。そして、岩に君を叩きつけたときに増やしたもう一体が後ろから蹴りを繰り出した。


エクトプラズム「セイヤ!!!」

君「——...」

バチン。と君が広げた右手に被さる様に蹴りが防がれた。


エクトプラズム「......見事ダ」


君「...ああ」

スッと足を後ろに引くエクトプラズム。もう戦意を感じない。


君「合格、ですかね?」

エクトプラズム「トリアエズハ、ナ」

エクトプラズム「マダマダ爪ガ甘イ」

君「面目ない...かなり調子は良かったんですがね...」

エクトプラズム「イヤ、悪イ。注意シタツモリデハ無カッタ。ムシロ良クヤッタ」

エクトプラズム「完成度ハ、仮免試験デハサホド重要デハナイ。技ガ有ルカ無イカ、ソレガ最モ重要ダ。マァ技トハ少シ違ウナ」

エクトプラズム「手札ノ様ナ物ダナ。オ前ノソレハ」

君「そう...ですね..」

エクトプラズム「ココマデノ数日。良クヤッタナ君ナラ確実二仮免ヲ取レル自信ヲ持テ」

君「...はい!!!」

エクトプラズム「ソレジャア、仮免試験前訓練ハ、コレデ終ワリダ!」

君「ありがとうございました!!!」

その後相澤先生に、やり過ぎと注意されたがひと段落。
もう仮免試験はすぐそこに来ている。...が、学校は普通に通常授業だ


相澤「ヴィランとヴィジランテ。発音も似てるよな」

今回のヒーロー基礎学。自警団についてだ。


君(ヒーロー制度が無かったころのヒーローみたいなもんか...)


昔の個性ありきの社会も大変そうだな....


君(だから仮免も必要なんだろうな....)

っと一通り学んで、昼食ゥ!!!



↓1  誰と話したい!?


内容があれば内容も!!あった事無い人でも良いよー!!

拳藤「よ、君!!隣良い?」

君「ん!勿論」

物間「僕も居るからな...」

君「おう、物間も、良いぞ」

拳藤「それでどうだよ?特訓は?」

君「ん~...もう時間無いから今更って感じだけども...かなり良いぜ」

拳藤「お」

物間「随分と自信があるようだな」

君「ああ。自信を持っていいって言われたんでな」

拳藤「わーお。楽しみだな」

君「一佳もきっと大丈夫だよとにかく自分を信じればな」

君「物間も」

物間「ちっ...分かってるよ...」

君「クスッ...俺たちA組と争えないのが癪に障るんだって?」

物間「なっ...それ掘り返してくんなよ!!」


図星か。


物間「つーかお前その話してた時居なかっただろうが!!!」

君「後から聞いたわ、電気たちから」

物間「ぐっ...」

拳藤「ハハ、さらし者にされてんぞ?物間。見返してやらんとな?」

物間「分かってるよ!!」

君「楽しみに結果。待ってるよ、物間」

物間「ふん...!」

拳藤「ねーいつも思うんだけどさー君ー?」

君「ん?」

拳藤「なんでいつもパン一個なのさ?折角プロ料理人が居るのにさ」

物間「飯の内容はともかく確かにそれはひもじい気がするな。ダイエット中か?」

君「女か。...うーん...なんだろうなぁ...あんまり金を使うつもりがないってのと、腹減ってねえからなぁ....」

拳藤「そっか...今ももうお腹いっぱいなの?」

君「いや、まぁ....食べれるけどさ..。」

拳藤「じゃあ、はいアーン」

物間「」ガタッ

君「?」

物間「何!?」

君「どうした...もう...」

拳藤「ビックリしたー..気散らさないでよ、はい君、あーん」

君「あーん」

物間「何...お前ら、俺に見せびらかそうとしてんのか?....ていうか、他の奴らも居るのに...」

君「あ?別に誰が何してようと食べさせるのはマナー違反には...多分ならんだろう」

物間「公共でべたべたするな!!!」

拳藤「そんなに嫉妬してんなら物間も君に食べさせてやれば良いんじゃない?」

物間「え?」

君「あー...なるほどな...どんな嫉妬かは、理解できんが...嫉妬してるんなら、言ってくれよ食べてやるから」

物間「いや、せめて拳藤に嫉妬するし、嫉妬してる奴なら言わないし、ツッコミ所があり過ぎるんだが!?」

拳藤「もーほら、君にあーんすればいいでしょ?」

君「あーんしたかったんなら言えよ!!それぐらいならやるよ友達だろ!?」

物間「どんな友達だ!!」

物間「あーもう!こんなピンクな雰囲気は僕とは合わないよ!!悪いけど僕はこれで失礼するよ!!」

拳藤「あーんは!?」

物間「しないよ!?」


君「...訳分かんねえな」

物間「お前らがな!!!」

君「なんだよ...本当..分かんねえな」

拳藤「....うん....」

拳藤(...計画通り!!!)

拳藤(これで二人っきり!!物間には悪い事したからまた今度機会は作ろう!!!!)

君「美味しかった...」

拳藤「えっと..その、君?」

君「ん?」

拳藤「もう少し話そ?」

君「良いよ」

拳藤「やった!」

拳藤(あー...でも、内容考えて無かったな...)

君「俺の悩みを...聞いてくれるか...」

拳藤「?う、...うん....私でもこたえられることなら...」

君「悪い...一佳とか、よっぽど中のいい人にしか相談出来ないんだ...すっまねえ」

拳藤「か、かなり深刻な悩みなんだね...」

君「俺な...今....実は...リミッター解除...みたいな事出来るのさ...」

拳藤「へぇ...」

君「それで、俺白髪になるのな」

拳藤「どゆこと!?」

君「理屈は分かんないけど...色素が抜けるレベルで力を開放してるとかそんな感じか..?まぁそれについてなんだが...」

拳藤「う、うん..」

君「この前な...オールマイトに言われたんだ..」

拳藤「ああ..もしかして...」


危ないから使うなとか、個性使用禁止とか...かな...とにかく今の君の深刻な悩み様からして悲報であることは間違いないだろう


君「オールマイトに....」


君『そんなカッコイイ変身するなら変身する前に何か言おうぜって!!!!』言われたんだ!!!!」

拳藤「....え?」

拳藤「それで...なんでそんなにショックを...」

君「無理なんだ...俺には、そんなに気の入る言葉も...思いつかない...!カッコイイ言葉も...!!」

拳藤「ん~~~...まぁ、無理に考える必要も...」

君「でもなでもな....セメントスも、エクトプラズムもミッドナイトも..言ってたんだよ...」

君「自分のやる気のスイッチみたいなのは作っておいた方がいいって...」

拳藤「やる気のスイッチ...集中する時の言葉みたいな感じ?」

君「まさしく」

君「先生方が言うには...」


以下回想~


君「言葉?」

オールマイト「ああ!!君少年はその状態になったら多少興奮状態に陥って冷静さが無くなるって事で相談に来てるんだろ!?」

君「ええ。明らかに、リミットを解除する前より集中力を欠いてます」

エクトプラズム「ナラ高メレバ良イナ」

オールマイト「イグザクトリー!!!」

君「...Why?」

オールマイト「君少年が君少年に勝たねばならないという事さ!!」

エクトプラズム「何デモ良イ。トニカク頭ヲ、クリアにスルタメノ言葉。イメージヲ反芻サセル為ノ自己暗示的言葉」

オールマイト「君少年も集中力を高める時何かをする筈だ」

君「ま、まぁしますね...」

オールマイト「それを言葉一つで出来るようにするのさ!集中力を高めるきっかけになる言葉を考えるのさ!」

君「集中力を高める言葉...」

オールマイト「別に何でも良いんだけどベストセンテンスは自分の脳に深く伝える自分にしっくり来る印象に残る言葉が良いんだが。
       私で言うなら、『私が来た!!』とかもスイッチを入れ替えるための言葉だね」

オールマイト「だから、必ず事件に遭った最初は力強くそう呼んでいたよ」

君「う~ん....あんまり...思い浮かばない...です」

オールマイト「まぁ、間に合わなくても君少年なら問題ないと思うけどね。ゆっくり考えなさい」


回想終了。


君「ってこと...」

拳藤「な、なるほど...」


私の思っていたことよりも結構深い悩みだった。言葉。言葉かぁ...


拳藤「アニメの人は良く『変身!』とかいうよね」

君「それオールマイトにも言われたけどいまいちしっくりこないんだよなぁ...」

拳藤「まぁ、オールマイトに言われた通りゆっくり考えればいいと思うけどなぁ..」

君「そうだよなぁ...」

拳藤「今すぐ決める必要は無いと思う...っていうかむしろ今すぐに決める事じゃ無いと思うけど?」

君「え?...うん、まぁ、これからずっと使ってく言葉ならしっくり来る物をちゃんと考えた方が良いよなぁ..」

拳藤「そゆことー。でもアイデアはいっぱい考えるからさ、偶には私を頼ってな」

君「ああ。ありがとう」

拳藤「ありゃ。もう時間か...それじゃあ!..って言っても夕方会うか!それじゃまた!!」

君「ああ。悩み聞いてくれてありがとな、助かった」

拳藤「困ったときは!」

君「お互い様だな」

拳藤「そゆこと!!!」

コツン。と拳をぶつけあう。

そうして、今日は終わりを告げた。

今日はここまで

米全てが励みになります。ありがとう、永らくお待たせしました続きやって行きます!!

圧縮訓練の大まかな出来事はこれで終わった。残りの日数は体を仕上げていく期間で特に何かある訳でもなかった


―そして、本番当日。

国立多古場競技場にバスで向かう。


君「....」


↓1 誰と話す?

君「隣良いか?」

轟「ああ」

君「よいしょ」

轟「...」

君「..緊張するか?」

轟「そりゃ、人生を決めるかもしれねえし...緊張はするな」

君「コスチュームも改良して...初実践だろ?」

轟「それは君もな。その派手なブーツも、コスチュームそのものもお前が一番変えてるぞ」

君「俺は機動力が皆無だったからな。それを変えようとするとこうなる」

轟「俺は..個性に頼り過ぎな所があるから...お前のそれを見習わなきゃな」

君「何を?」

轟「不利を工夫で補う所だ」

君「いやぁ...実際にこれが通用するか分かんないし...補えてるかはまだ分かんないけどな」

轟「きっと補える..はずだ。お前ならな」

君「随分と信頼してくれてるな。嬉しいよありがとう」

轟「ああ」

君「取るぞ仮免」

轟「おう」

――到着。


相澤「この試験に合格し仮免許を取得できればお前らは晴れてヒヨッコ。セミプロへと孵化出来る。俺から言えるのは一つ」


相澤「頑張って来い」


上鳴「っしゃあ!なってやろうぜヒヨッコによ!!」

切島「いつもの一発決めてこーぜ!!せーのっ...PLUS...「ULTRA!!!!!!」


君「!?」

轟「誰だ...」


???「勝手に他所様の円陣へ加わるのは良くないよイナサ」

君(いなさ..?)

イナサ「ああしまった!!!!」

イナサ「ドウモ!大変!!失礼!!」


イナサ「致しましたぁああ!!!!!!」


超高速で頭を地面に叩きつけ謝罪をする、イナサと呼ばれる男。


君「独特な人だな...爆豪...あの人と似てる気がする」

爆豪「似てねえよ!!お前の目何処についてんだ!!!」

君「それにしても...心なしか他校の人達に見られてる様な...」

相澤「そりゃあ東、西のトップレベルの高校生等だからな」

君「え?あの人も」

爆豪「知らねえのか?東の雄英西の士傑だぞ」


相澤「特にあいつにはマークしておけ...夜嵐 イナサ」

葉隠「先生知ってる人ですか?」


相澤「夜嵐...昨年度..つまりお前らの年の推薦入試トップの成績で合格したにも拘わらず何故か入学を辞退した男だ」


君「自分から...雄英を辞めて士傑に...」

瀬呂「雄英大好きなのに入学は蹴るって訳わかんねえな..」

芦戸「ねー...変なの...」

相澤「変だが本物だ」

「イレイザー!?イレイザーじゃないか!!」


相澤「...!」

Ms.ジョーク「結婚しようぜ!!」

相澤「しない」

君「!?」
轟「...!?」


芦戸「わぁ!!!!」

ジョーク「しないのかよ!!ウケる!!」

相澤「相変わらず絡みずらいなジョーク」

ジョーク「こんにちは雄英生徒!私はスマイルヒーローMs.ジョーク!!個性は”爆笑”!!例えば...」

君「...?」

ジョーク「...HAHAHA!!!」ジーッ

君「ははっはあははは!!!?...は?」

ジョーク「とまぁこんな感じに誰かを強制的に笑わせられる!それで敵の思考力、動きを鈍らせてボコす!!」

君「なんでわざわざ実証したんですか...」

ジョーク「悪い悪い!!この方がわかりやすいと思って!!」

相澤「あんまりうちの生徒を困らせるなよ」

ジョーク「私と結婚したら笑いの絶えない幸せな家庭が築けるんだぞ!!」

相澤「その家庭幸せじゃないだろ」

ジョーク「ぶは!!」

相澤「...お前のとこもか」

ジョーク「そうそうおいで皆!雄英だよ!!」

ジョーク「傑物学園高校、二年二組!!私の受け持ちよろしくな」

真堂「俺は真堂!!今年の雄英はトラブル続きで大変だったね」

君「あ、どうも」

真堂「しかし君たちは今もヒーローを志し続けているんだね!!」

緑谷「えっあ」

真堂「素晴らしいよ!!」


イナサとはまた別のタイプだが、それでもまた内に熱い物を秘める男真堂。


真堂「不屈の心こそこれからのヒーローが持つべき素養だと思う!!」

君「真堂...さん」

真堂「ん!真堂でいいよ!で。どうした!!?」

君「今日は、よろしくお願いします」

真堂「あ、ああ。それだけ?」

君「はい。先に言っとこうと思いまして。」

真堂「そりゃご丁寧に。言っとくが年下年上関係無しだからな!今日は皆同じ土俵の上に立ってるんだ。そこは油断しない方がいいぞ」

君「助言ありがたいです、それじゃあ」

真堂「ああ」

君「お互い全力でぶつかり合いましょう」

真堂「勝っても負けても恨みっこ無しな!!!それじゃあ!!」

君「はい!」

君(俺も急いで準備しなきゃ..!)

1540人が一つの狭い空間に集う。

緑谷「お、多いね...」

君「あ、ああ...」

ギュウギュウだ。当然なのだが。

目良「え~それでは説明させていただきます。目良ですどうぞよろしく」

その後、目良さんから一通りの仮免の試験内容を伝えられた


ルールは単純で条件達成者100人までの勝ち抜き演習を行う事


演習内容は受験者全員が三つのターゲットマーカーを付けて6つのボールを所持。
相手のターゲットマーカーの3つ目を当てた人が倒した人となる。それを二回。つまり二人倒したら合格である


目良「全員持ちましたねー..それじゃ一分後に開始ですのでー」




君「出久!!」

緑谷「どうしたの!?」


君「>>285


1:自由安価
2:固まるぞ!
3:悪いが俺は離れるな!

君「固まって動くぞ」

君「俺たちに有利な奴等は確実にこっちに来る。なんせ俺たちの個性は体育祭で割れてんだからな」

緑谷「そうだね..互いに補っていこう」

爆豪「知らん。」

君「爆..「君」..まさか..」

轟「ああ俺も。仲間がいると個性出しづれぇ」

君(今居る俺たちで何とかなるか...)

芦戸「来るかな!?」

君「絶対来るよ。俺たちの弱点を突ける個性を持ってる奴がな」

緑谷「そうでなくとも..闘い方のパターンは知られてるから...どっちにしろ来ちゃうね...」

君「そういうことだ」


目良『5-4-3-2-』


残り一秒。数々の生徒が岩陰から姿を現す。


君「水圧...」

緑谷(フルカウル!!)

<スタート!!!!>


君「弾!!!」

飛んでくるボールを各々対処する。


真堂「やるなぁ...」

君(いきなり真堂さんか...!)

真堂「頼む!!」


個性により鋼の硬さに変化したボールを飛ばす。


耳郎「皆下がって!!ウチがやる!!」


音響増幅<<ジャック>>ハートビートファズ!!


音の振動で地面を砕き、ボールの弾道を変える


君「ナイスだ!!」

真堂「皆離れてろ!!」

君「!!俺たちもだ!下がっ

真堂(震伝動地!!)


耳郎「なっ..完全に..」

君「下位互換ってか」

耳郎「!」

君「安心しろ。お前の個性は下位互換じゃねえからな。あっちは思ったよりも反動がでかそうだ」

君「お前のは、連発できる。それに出来る事はそれだけじゃないお前の方が強いよ」

耳郎「...うん!!」



耳郎「...」

君(ここに居るのは...俺と..耳郎だけか...)

君「耳郎」

耳郎「...?」

君「やるぞ。俺たちで」

耳郎「うん!」

真堂「あれ...来るの」

君「さっきのお返しもまだできてませんし」

真堂「意外と...ねちっこい」

君「そうですかね...」

真堂「ああ。再戦を望む所とかね」

君「いやまぁ...今が好機ですし」

真堂「そ」

君「耳郎...行くぞ」

耳郎「ん」

真堂「来るぞ畳!!」

畳「うん!!」

今日はここまでー

また来れなくなる期間が増えますが今日はやっていきます

君「耳郎、一旦距離をおくぞ」

耳郎「うん!」



畳「どっちさ...」

真堂「畳、追わなくていい。彼は絶対戻ってくる」

畳「え?そんな事分んないよ?」

真堂「彼という人間は..恐らくだけど...あまり闘いに熱中し過ぎるタイプじゃなければ臆病なタイプでもない。
   多分俺と同じだ」

畳「ヨーくんと?」

真堂「ああ。だからまずはここら辺に居る奴らをどかしとく雄英生徒に狙いを付けた奴等が来るだろうから」

畳「賛成!」



君「..俺たち以外の所も心配だな」

耳郎「確かにそうだけど、ウチ等も心配してる場合じゃないよ..」

君「ああその通りだ。他の事に意識を傾けてる暇無いな...」

耳郎「どうしよう...他の所に行くっていう方法もあるよね?」

君「そうだけど...悪いけど俺それは余りしたくないな」

耳郎「そ、そうなんだ...」

君「お前の方が強いって証明したい」ポン

耳郎「!」

君「ま、俺はお前の意見を尊重するよ」ナデナデ

耳郎「い、今はそんな事やってるば、場合じゃ..」

君「選んでくれ耳郎」

耳郎「え?」

君「他の所に行くか俺と一緒に戦うか」

耳郎「えっと..」

君「お前がしたい方を選べ。その意見に何か言うつもりも無いし、手伝える限り手伝う」

耳郎「私は...」


↓1

1:君と戦いたい
2:他の皆と合流したい
3:自由安価

耳郎「君と一緒に戦いたい」

君「..」

耳郎「ウチの為に戦おうって言う奴が居るのにウチが戦わないのは違うでしょ」

君「それじゃあ..行くか」

耳郎「ウチと君の力見せつけよ!!」

君「おう!」



真堂「ここら辺一気に吹っ飛ばす!!!!」

畳「了解!!インターバルはカバーするね!!」

真堂「ハッ!!!」


再び地面が抉れ、周囲の生徒が吹き飛ぶ


真堂「ぐ、ぬぅ...」 プルプル

畳「今のところは誰も.『居る!!』..来たね」

真堂「やっぱり来た...待ってたよ」

君「ええ、前言撤回はしません」


真堂「こっちも同じだよ!!」

君「そうですか!!八ッ!!!」

真堂「ぐっ!!」


水圧で真堂を空中に押し上げる


君(これで何も出来ない)


真堂「畳!離れろ!!」


君「先にこっちだ耳郎!!」

耳郎「うん!!」


地面を音エネルギーで砕き宙へ浮かせる。更に浮いて隙だらけのところに水を放つ。


畳「わっ!!」


畳は文字通り上半身そのものを畳み水圧を避ける


君(畳む個性か...!!)

真堂「良く耐えた!!」

君「!!」



真堂「割る!!」

耳郎「ッ!!」

君「動くな耳郎!!」


狙いは正面に立つ君達では無く君達の周りの地面だった


君(...逃げ場を失くしたな)

真堂「これで心おきなく戦えるよ」

君「...ふぅ....」

真堂「準備満タンって感じだ」

君「純粋に二体二ですからね」

畳「相性的にどう?ヨーくん」

真堂「そうだな...相手としてはちょっと悪い...かな」

君「あっちは攻撃にインターバルがある。一気に行こう耳郎」

耳郎「大丈夫いつでも行けるよ」

君「良し」

君【水操作】

□□□  
気力 130/130 
体121  
知89

技102
心98
 
DEF:5

(レンジ:至近距離~遠距離) ※水白亜時のみ遠距離追加
・超回復肉質  :一回の戦闘終了後 体力全回復
・高知能    :相手の弱点を探る時(遠距離)補正+50が付与される (水白亜時は効果無し)
・屈さぬ精神  :2回やられても復活する。
・バトルワイドレンジ :至近距離戦のみ、ターン終了後毎回30のダメージを与える
・バトルワイドレンジ2:複数の敵戦闘時、一回の攻撃ですべての敵を攻撃する(必殺技は別)      
・アブソルトプロベント:DEF5、コンマが奇数ならばDEF5up偶数ならば数値×1、5倍UP。オーバーキルダメージ時体力が1残る(残り3回)
・軽量コスチューム:特殊行動時補正が付与される
☆未だ脆き水白亜:コンマ判定を二回行う。6ターン後戦闘不能   □□□□□□ ——強化されました
★水圧弾:一ターンチャージすると放つことが出来る。相手に50の固定ダメージ □ ←まだチャージされていません ALLレンジ可能になりました
★暴水渦斬:敵に40の固定ダメージ。後に自分に40の固定ダメージ  再使用 3ターン
★大津波 :敵全てに70のダメージ。後に2ターン行動不能 
★ジェットブーツ :コンマ判定時 体力を消費してコンマ判定に体力宣言数値を増加出来る、戦闘時確定で逃げられる


耳郎響香
□□□
気力 100/100
体60
知70
技140
心78

 
(レンジ:至近距離~遠距離)
・耳プラグ:至近距離~近距離時コンマ判定に補正が入る
・超音波:体力を消費してコンマ判定に体力宣言数値を増加出来る
・相殺:真堂が必殺技を放つ際特殊判定対決が行われる
★ハートビートファズ:技+100 使用後体力小down


                   VS

真堂 揺

□□□
気力 120/120
体96
知68
技160
心80


(レンジ:至近距離~遠距離)
・相殺:耳郎が必殺技を放つ際特殊判定対決が行われる
・震度調節:体力を消費してコンマ判定に体力宣言数値を増加出来る
・練度上昇:攻撃が出来ない代わりに次の攻撃時コンマ補正+70
★震伝動地:相手を中距離に移動させる&技+130

★EXコンビ技:判定数値+50&判定は一人分しか受けない※畳と居る時のみ発動可能  

中瓶 畳

□□□
気力 100/100
体54
知87
技65
心50 


(レンジ:オールレンジ)
・折り畳み:判定時奇数だった場合攻撃を避ける
・瓶   :二ターン周期で一回相手に防御不能攻撃を与える

★EXコンビ技:判定数値+50&判定は一人分しか受けない※真堂と居る時のみ発動可能  

試験専用ルール

判定で3回負けると敗北。今回は体力制じゃなくP制で行う
判定数値が二倍差だったら2P三倍だったら3P与える。



勝利条件

1・二人共倒す
2・逃げ切る

敗北条件

戦闘に敗北する

特殊イベント

1:4ターン後に戦闘強制終了
2:特殊行動で逃げるを選択
3:特殊行動で自由安価

GM コンマ :真堂&畳

↓1 安価 コンマ+20(コスチューム補正) :君&耳郎

どのレンジへ移動しますか?

1、2、3、4 まで


>レンジ の方針パターン

1:至近距離 体+コンマで対決..与ダメージ及び被ダメージ二倍 
2:近距離  体+心+コンマで対決..通常戦闘          
3:中距離  技+心+コンマで対決..与ダメージ及び被ダメージ二分の一

4:遠距離  知+コンマ対決..通常戦闘
5:超遠距離 スキルを持った者のみが行動できるレンジ 

――至近距離戦

君「耳郎。あいつには個性を使わせないのが一番良さそうだ」

耳郎「じゃあ...」

君「ああ。接近戦だ」


真堂「思い通りに行くかな!?」ピシピシピシ!!


君「退路を防いだのは失敗でしたね」

真堂「!!」

君(俺は地面が無くとも動ける)


地面を割り距離を取ろうとする真堂に関係なく水で耳郎と共に浮き近づく


君「空中移動難しいだろうが..頑張ってくれ!!」

耳郎「大丈夫!!」


畳「こっちの作戦が失敗っぽい!!」

真堂「分かってる!」

真堂「確かに大技を使う隙は与えてくれそうもないけど...」

真堂(それはキミもだ!!)


君「そら!!!」ブン!

畳「っや!!」スカッ

君「厄介ですね..」

耳郎「は!」

真堂「それで攻撃か!!!」

耳のプラグを武器として用いる。プラグだけでは戦力として乏しいが耳郎はプラグを通して相手に音をぶつける事が出来る。
それであれば強力な戦力だ

君(問題はこっちだな)

蹴りも拳も水も、地形と個性を上手く利用して回避してくる

君(やりづらいな...)

真堂「ちぇい!!」

耳郎「君!!」

君「..」

後ろからの蹴りをギリギリで防ぐ

真堂「い、今の止めるのか..」

君(..集中...)

君「今度はこっちから行くぞ」


今日はここまあでー

今日もやっていきます。戦闘からだね

真堂「ッ!!!」

手慣れた体の捻りと共に飛んでくる拳。

真堂(なんか慣れてるな..っ!)

君「そぉらっ!!」

真堂「ぐっ」

君「...時間も無いですし..体を温めるのはここまでにしませんか」

真堂「こっちはそんな気丸っきり無かったけど?」

君「そうですか、失礼。では一気に行かせてもらいます!!」

真堂「その意気や良し!!畳!!こっちも一気に行くぞ!!」

畳「OK!」

耳郎「こっちはいつでも準備万端だよ君!」

君「ああ、それじゃあ..いざ尋常に...」


真堂「―――勝負!!」

第二節  ~タイムリミット~

君【水操作】

□□□  
気力 130/130 
総合値 219  
 
DEF:5


・屈さぬ精神  :2回やられても復活する。
・バトルワイドレンジ2:複数の敵戦闘時、一回の攻撃ですべての敵を攻撃する(必殺技は別)      
・アブソルトプロベント:DEF5、コンマが奇数ならばDEF5up偶数ならば数値×1、5倍UP。オーバーキルダメージ時体力が1残る(残り3回)
・軽量コスチューム:特殊行動時補正が付与される
☆未だ脆き水白亜:コンマ判定を二回行う。6ターン後戦闘不能   □□□□□□ ——強化されました
★水圧弾:一ターンチャージすると放つことが出来る。相手に50の固定ダメージ □ ←まだチャージされていません ALLレンジ可能になりました
★暴水渦斬:敵に40の固定ダメージ。後に自分に40の固定ダメージ  再使用 3ターン
★大津波 :敵全てに70のダメージ。後に2ターン行動不能 
★ジェットブーツ :コンマ判定時 体力を消費してコンマ判定に体力宣言数値を増加出来る、戦闘時確定で逃げられる


耳郎響香
□□□
気力 100/100
総合値 138

・耳プラグ:至近距離~近距離時コンマ判定に補正が入る
・超音波:体力を消費してコンマ判定に体力宣言数値を増加出来る
・相殺:真堂が必殺技を放つ際特殊判定対決が行われる
★ハートビートファズ:技+100 使用後体力小down


                   VS


真堂 揺 &中瓶 畳

□□□□□□
気力 220/220
総合値 280

・相殺:耳郎が必殺技を放つ際特殊判定対決が行われる
・震度調節:体力を消費してコンマ判定に体力宣言数値を増加出来る
・練度上昇:攻撃が出来ない代わりに次の攻撃時コンマ補正+70
・折り畳み:判定時奇数だった場合攻撃を避ける
・瓶   :二ターン周期で一回相手に防御不能攻撃(1P)を与える
★震伝動地:相手を中距離に移動させる&技+130―使用できません

★EXコンビ技:判定数値+50(常時発動)、二人で一人扱いになる コンマ判定時は判定数値×2倍受けるダメージも二倍

<今回はフィールド制限により必殺技が互いに使えません>


君&耳郎 357


真堂&畳 280


GMコンマ×2 ;真堂&畳  気力消費70を選択 

↓1安価&コンマ :君  気力を使用する場合(1~129まで)

1:通常コンマ
2:気力消費しつつ+コンマも(使用する気力量も)
3:逃げる
4:特殊行動(対話・協力調停・自由安価等)


↓2コンマ+補正値:40 :耳郎 気力を使用する場合(1~100まで)

気力を使う場合は使用気力量を宣言

君&耳郎  357+93+85+40(耳郎補正値)=585

真堂&畳  350+144+50(相性MAX)=544

ダメージ 41  

>君が50、耳郎が40気力を消費しました

>真堂畳が70消費しました


>真堂・畳に2P(二人分)のダメージ

※説明があいまいでしたがダメージ差が二倍というのは残りの気力と比べてです 例 残り気力30 ダメージ90 の時 3P




君【水操作】

□□□  
気力 130/130 
総合値 219  
 
DEF:5


・屈さぬ精神  :2回やられても復活する。
・バトルワイドレンジ2:複数の敵戦闘時、一回の攻撃ですべての敵を攻撃する(必殺技は別)      
・アブソルトプロベント:DEF5、コンマが奇数ならばDEF5up偶数ならば数値×1、5倍UP。オーバーキルダメージ時体力が1残る(残り3回)
・軽量コスチューム:特殊行動時補正が付与される
☆未だ脆き水白亜:コンマ判定を二回行う。6ターン後戦闘不能   □□□□□□ ——強化されました
★水圧弾:一ターンチャージすると放つことが出来る。相手に50の固定ダメージ □ ←まだチャージされていません ALLレンジ可能になりました
★暴水渦斬:敵に40の固定ダメージ。後に自分に40の固定ダメージ  再使用 3ターン
★大津波 :敵全てに70のダメージ。後に2ターン行動不能 
★ジェットブーツ :コンマ判定時 体力を消費してコンマ判定に体力宣言数値を増加出来る、戦闘時確定で逃げられる


耳郎響香
□□□
気力 100/100
総合値 138

・耳プラグ:至近距離~近距離時コンマ判定に補正が入る
・超音波:体力を消費してコンマ判定に体力宣言数値を増加出来る
・相殺:真堂が必殺技を放つ際特殊判定対決が行われる
★ハートビートファズ:技+100 使用後体力小down


                   VS


真堂 揺 &中瓶 畳

■■□□□□
気力 220/220
総合値 280

・相殺:耳郎が必殺技を放つ際特殊判定対決が行われる
・震度調節:体力を消費してコンマ判定に体力宣言数値を増加出来る
・練度上昇:攻撃が出来ない代わりに次の攻撃時コンマ補正+70
・折り畳み:判定時奇数だった場合攻撃を避ける
・瓶   :二ターン周期で一回相手に防御不能攻撃(1P)を与える
★震伝動地:相手を中距離に移動させる&技+130―使用できません

★EXコンビ技:判定数値+50(常時発動)、二人で一人扱いになる コンマ判定時は判定数値×2倍受けるダメージも二倍

気力減らしてなかったー!!

君【水操作】

□□□  
気力 80/130 
総合値 219  
 
DEF:5


・屈さぬ精神  :2回やられても復活する。
・バトルワイドレンジ2:複数の敵戦闘時、一回の攻撃ですべての敵を攻撃する(必殺技は別)      
・アブソルトプロベント:DEF5、コンマが奇数ならばDEF5up偶数ならば数値×1、5倍UP。オーバーキルダメージ時体力が1残る(残り3回)
・軽量コスチューム:特殊行動時補正が付与される
☆未だ脆き水白亜:コンマ判定を二回行う。6ターン後戦闘不能   □□□□□□
★ジェットブーツ :コンマ判定時 体力を消費してコンマ判定に体力宣言数値を増加出来る、戦闘時確定で逃げられる


耳郎響香
□□□
気力 60/100
総合値 138

・耳プラグ:至近距離~近距離時コンマ判定に補正が入る
・超音波:体力を消費してコンマ判定に体力宣言数値を増加出来る
・相殺:真堂が必殺技を放つ際特殊判定対決が行われる


                   VS


真堂 揺 &中瓶 畳

■■□□□□
気力 150/220
総合値 280

・相殺:耳郎が必殺技を放つ際特殊判定対決が行われる
・震度調節:体力を消費してコンマ判定に体力宣言数値を増加出来る
・練度上昇:攻撃が出来ない代わりに次の攻撃時コンマ補正+70
・折り畳み:判定時奇数だった場合攻撃を避ける
・瓶   :二ターン周期で一回相手に防御不能攻撃(1P)を与える

★EXコンビ技:判定数値+50(常時発動)、二人で一人扱いになる コンマ判定時は判定数値×2倍受けるダメージも二倍

君「——!!」

先に前に進んだのは真堂だった。勢いを付けた跳び蹴り。君は難なく躱す

飛んで隙だらけの真堂の後ろに回り込み確実に反撃が来ない場所から飛び蹴りを喰らわす。

真堂「っで!!!....やり返しかよ...」

畳「ヨーくんいつもの!!」

真堂「ああ」

畳が真堂の背中に張り付く、そしてそのまま体を畳む


君「...」


耳郎「君、ごめんそっち行った。女の人」

君「ああ。今は真堂さんの後ろに張り付いてる」

耳郎「..どゆこと?」

君「そのまんまだ。畳んでてうまく見えないけどな」

君(畳さんが攻撃かな..機動力は真堂さんか...)

君「多分あっちはヒットアンドアウェイで来る。特に後ろの畳さんには注意しておけ」

耳郎「う、うん!」


真堂「はっ!!」

真堂が地面に手を付いた。
一瞬。ほんの一瞬だけ地面が揺れる。

そのまま付けた手をバネに君達の方へ前進してくる

君「今の揺れじゃ陽動にもなりませんよ」

真堂「ああ。」

君「..」

畳「そい!!」


案の定。真堂の脇を通してボールを持つ手がこちらに伸びてくる


君「耳郎!!」

耳郎「..っは!!!」

細やかな動きでプラグを操作し真堂と接する。
そのまま音エネルギーをぶつける。


真堂「ぐぁあ!!!」

畳「ちょ!?ヨーくん!!」

君(今だ!!!)

両手にあるボールで真堂、畳それぞれのターゲットに当てる)

真堂「あっ!!」

耳郎「耳鳴りですけど効くでしょ!!」

真堂「フゥ...まぁね」


君(...ここまで奥手に来るのは何故だ..)


真堂「畳。もうこれ一気に全部やり切った方がいい。次こっちが決めれなかったら逃げよう」

君「..!?」

真堂「だってそうだろ?ここで俺たちがやりあってもそれは正しいとは言えないんだよ。だって俺たちは合計四人だ
   片方が合格するか両方が一人倒すか。はたまた逃げられて時間だけが過ぎるしかないんだ。」

真堂「それとも何か?こと仮免試験であることを忘れて本当にどちらが強いかの決着を着けるか?それはまた今度でもできる」

君「....」

真堂「そっちが逃げても良いけどね。別に負けって事にはならないよ。戦略的撤退だ」

真堂「何なら今もう撤退するのもいいと思うけどな。こっちは今1、1でターゲットを付けられてるが結局は3つ目を当てた奴しか倒したことにはならないんだ
    俺たちが上手く逃げ切れればそっちは時間を丸々無駄にしたことになる」

真堂「もう既に時間は過ぎてるけど..まだ間に合うだろうけど...」

君「....」

耳郎「き、君...」

畳「ヨーくん。逃げる準備しといてよ」

真堂「大丈夫」

真堂「で?どうする??逃がしてくれるのか?」

君「勝負は...」

真堂「また今度出来るよ。ごめん正直舐めてた。本当はこっちが先にP取れるって確信してたんだけど...予想以上だったよ
    このままじゃ泥仕合になるし..俺はごめんだな。俺の負けで良いからさ、そっちも..どう?」


耳郎「君」

君「...なんだ..」

耳郎「私は..十分勝てる自信はあるし、納得もしてる。けど今は仮免試験だっていうのも本当の事。私は...」

君「言わなくていい。」

耳郎「...」

君「元々は無理難題な二択を押し付けた俺の責任だ。何処に居るかも分からない他の仲間を探すか強制的にあの人たちと戦わせるか...
  そんなの馬鹿げてるよな。ごめん。」

君「俺の悪い所だ。俺の感情云々でお前の分の時間も無くしちまったし...俺はお前のやりたい事を優先する。本当にお前がしたい事でイイ。
  頼む、選択じゃない。欲望だ。お前の本当に、これだったら後悔しないって事を言ってくれ」


耳郎「私は...>>311

自由安価です。その台詞で行動方針を決めます

今は仮免試験・・・ここで引いても後悔しない

耳郎の一人称ウチなのに良く間違える...すいません頭で変換しておいてください


耳郎「今は仮免試験中...ここで引いても後悔しない!」

君「..って訳だ..真堂さん」

真堂「理解が良くて助かる。ごめんな、今度、全力でぶつかれる場所でまた戦おう」

耳郎「約束ですよ」

真堂「ああ。絶対だ。俺もこのまま負け越しのままじゃ死んでも死にきれないしな」

真堂「君くんもだぞ。」

君「あ、...はい」

真堂「それじゃあ」

畳「またね。」

君(...万全の状態でやったら負けるのは....)

耳郎「...どうかした?」

君「勝負に勝って試合に負けた感じだ...いや..勝負にも下手したら...」

耳郎「結果的に勝ちみたいなもんだし、ウチ等の勝ちって事で良いんじゃない?」


君「そうだな....さて。それじゃあ俺たちも...」

耳郎「あ、待って..それは良いんだけど...」

君「..?」

耳郎「ウチが音で敵の位置把握するからさ、奇襲掛けて、確実に当てられるようにしよ」

君「ああ、頼む」

耳郎「うん!」

今の今まで気に留めていなかった放送に耳を傾ける。その放送では既に合格者が半分を切ったという知らせだった。

耳郎「うわぁ...結構、中盤なのか..」

君「本当にすまん...耳郎」

耳郎「いやいや!ウチも愚痴ってごめん!!!...後、なんかその苗字呼びムズムズするから..名前で良いよ、今言う事じゃ無いけど..」

君「あ、ああ...そうだな」

耳郎「——見つけた!!」

君「何人居るかまで把握できるか?」

耳郎「多分...3人以上は...」

君「よし,...」

瓦礫の下に埋まっている自分らにまず気づくことはないだろうから..落ち着いて奇襲できる。
焦らずとも状況を整理して確実に穴を埋めていけばよいのだ

君「それじゃあ...二人一斉ので俺の個性で飛ぶ。飛んできょ、..響香の個性で相手の隙を作って俺が攻撃する...これでいいな」

耳郎「うん!」

君「早速準備だ..」


飛ぶ用の水と注意散漫させる為の水それぞれを両手で創造する

君「行けるか...?」

耳郎「大丈夫、さっきので水噴射の感覚は掴んだから」

君「すげぇな...」

耳郎「!動きが止まった」

君「一斉の!!」

地面に水を勢いよく噴射し、地下から地面まで飛ぶ


上に居た、他校の生徒達複数。恐らく同じ学校の生徒等であろうが


君「お構いなしだ!!響香!!」

耳郎「うん!!」

超振動で地面を割る。身動きの取れない所に彼らを囲む様に霧を出現させて戸惑わせる。

戸惑い立ち止まった所へ向けて


君「——水圧弾!!!」

君&耳郎 超水圧振動弾  総合値242


↓1 コンマ


242~281 一人撃破!!
282~312 二人撃破!!
313~    3人撃破!!
ゾロ目     他の奴等も巻き込めた!!4人撃破!!

君「まさか...ここまで上手くいくとは...」


水圧弾が相手にピンポイントで当たり吹っ飛んで飛んだ先の岩が砕けた。それと同時に岩の上に立っていた男も受け身を取れずにダウン。


耳郎「凄いコントロールだったよ、君」

君「偶然だけどな..」

耳郎「起きる前にタッチしとこ」

君「ああ」

「ま、待ってくれ」

君「...起きてらっしゃったんですね..」

「お、起きてるのは...俺だけだと思う..なぁ...見逃しちゃくれねぇか...?こ、この通り..もう体動かねえんだよ..岩にぶつかった衝撃でさ..」

君「...」

耳郎「き、君...?」

君「...」

「駄目か?...だってよぉ..予想できるか?地面からいきなり敵が出てくるなんて」

君「ああ」

当然、勝者が居る限り敗者も居る。その中の勝者が優先して徳を得られる。

君「.....今から、ボールを当てる奴に言う言葉じゃないかもしれないけど....俺は一刻も早くプロヒーローにならなきゃならない...
   私情で争っておいて..今更虫の良い話だけど.....決めたよ、どんな手を使っても俺は仮免を取る」

君(..これで取れなきゃもはや道化だな。...気に障ったからって真堂さんと試験関係無しに戦って、いきなり他校の奴等倒して..ヒーローになる...か)

君(..その場の感情で動くのはもうやめよう..他の脱落した人たちの為にも..)

君「響香、行こう」

耳郎「な、なんか顔付きが険しくなったよ...」

君「そうか?..まぁ、それは関係ないさ。ほら」

耳郎「あ、うん!!」

<第一試験をクリアしました>

<君のステータスが上昇しました>

<成長度が増加しました>


今日はここまでー

ステータスが上昇するのは試験後というのは先に言っておきます

それじゃあ、今日もやっていきます


第三節 ~背中合わせ~

他の皆が上手く合格できるかが多少不安だったが、杞憂だった、
着々と試験を乗り越えて、残り数人となった雄英生徒。更に場面は終盤。勢いは加速し大乱戦へ!。

時間の無い雄英生徒達は飯田を筆頭に力を合わせて見事全員が合格した。


峰田「見てたか君ぃい!!俺たちも合格したんだぜ!!」

君「見てなかった。」

峰田「そりゃそうだけどよお!!」

君「...悪い..ちょっと..今悩んでてよ...」

峰田「試験中にかよ?それは不味いんじゃねえの?」

君「ああ。その通り不味い..だから今解消しようとしてるんだ」

峰田「ふ~ん...エロいこと考えればそんなの考えなくて済むのにな」

君「ま..今気にする事じゃ無い..ていうか気にする余裕が無いだろうし、第二試験は」


と、各々が会話を弾ませていた時、突如フィールドが爆破した。


((....なぜ!?))


『一難去ってまた一難、申し訳ございませんが早速、第二試験そして同時にこれがラスト試験です!
    皆様にはこれからこの被災現場でバイスタンダーとして救助演習を行ってもらいます!』


受験者は仮免を取得した者としてどれだけ適切な救助を行われるかが問われる。


HELP・US・COMPANY――通称HUCの方々の協力の元、受験者の活動を採点し演習終了時に基準値を超えれば合格となる。


君は開始する数分前、一人になれる所を見つけ、心を落ち着かせていた。


君(次は...なんの私情も無く...ただ一人のヒーローとして...ちゃんと接していかなきゃなんない...これが本当の現場だったら、笑えない事態だぞ...)

君「....ハァ..」

君(何で..今こんな事であれこれ悩まなきゃならない...気にしちゃ駄目だ..自分を責めるのも、反省するのも後だ)


とにかく自分に出せる全力を出し尽くさなきゃ..真堂さんの言う通り..死んでも死にきれないな


真堂「よっ」

君「真堂さん」

真堂「うん。ここで何してるの?もうすぐ始まるぞ?」

君「ちょっと集中を研ぎ澄まそうと..」

真堂「あ、邪魔しちゃった?いやでも..もうすぐ時間だし..」

君「ちょうど良いタイミングでした、ありがとうございます」

真堂「ん~..緊張してる?顔が固いけど」

君「緊張...というよりも...」

真堂「ああ....さっきは本当に申し訳なかったこの通り」

君「い、いややめて下さい!俺は気にして...ない..です」

真堂「万が一集中出来なかったら俺の責任だ。それに、このまま放っておけないよ」

真堂「誘いを甘んじて受けたこっちの所為だ、ごめんな。」

君「ほ、本当に..そんなことないんです..」

真堂「取り敢えずは、これで我慢してくれ、無事に試験を終えてからまた話そう」

君「...はい」

真堂「それまでは、気持ちを集中させてくれ、な」

君「大丈夫です」

真堂「...頑張ろうな」スッ

君「勿論です」ガシッ

『ジリリリリ!!!!!』

真堂「これがっ...」

君「合図ですね...!」

『敵によるテロが発生!規模は○○市全域建物倒壊により傷病者多数!』


君「敵...俺たちは救助、対敵に分かれる必要もありそうですね...」

真堂「どちらが向いてるか判断しろって事だな!」

「君!」

君「!!切島!!」

切島「他の奴等も既に分かれてる!!今回は一塊にならない方が良さそうだ!!」


真堂「彼の言う通りだな。俺は爆撃の中心地へ向かう」

君「そうですか...」


真堂「キミは?」

君「俺は....」



↓1


1:真堂さんと同じく.敵の出処へ
2:救助の方に
3:~~の所に
4:自由安価

君「俺は....」


君「救助の方に向かいたいです」

真堂「了解」

切島「俺はどう考えても敵の方だろうから、一旦離れ離れだな!!」

君「ああ。じゃあまた後で」

真堂「検討を祈る!!」


そう言い残し、彼らはそれぞれの行くべき場所へ散った


「びぇえええん!!!!!」

君「――!大丈夫!!」

少年b「!」

君「多少足を擦り剝いてるくらいで、支障は無さそうだ。他のヒーローの居るところまで連れて行くよ、体持ち上げるね!!」

少年b「ぅうう!!グスン!!」

君(こんな感じか...他の所でも何人かいるみたいだけれど...)


>君の頭脳が規定ラインを超えているので今回はコンマ判定無しです


君「――!!」


またも、何処かで起きたであろう爆撃が見える。


君「あそこに敵が...」


場所は――救護所のすぐ近く!!


君(この子を抱えたまま...敵陣を突っ切って、...いやいや...どうすれば...)


救護所のすぐ近くで姿を現した敵は君の救護所への道を阻む隊列を組む


君(救護所は諦める方法もあるけど...これに限っては違うだろうな...赤子を抱いて戦場へは迎えない...)

真堂「君!!そのまま行け!!!」

君「!!」

君(敵に気づいてもうこっちに戻ってきたのか!?)


ピシピシピシ!!と音を立てて地面が割れる。そのまま敵の群れは体制を崩していく


真堂「お前の個性で道は作れ!!!」

君「助かります!しっかり掴まっててくれ!」ガシッ

少年b「しっかり頼むよぉおおお!!!!」

君「水圧弾!!!」

上から大量の水を創造し地面に居る敵達に向けて噴出する。彼らは地面が割れて体制も整っていないため直撃してしまう

君「よしっ...!」

真堂「いやっ...君!!!」


「温い」

真堂「——がっ」キィイイイイン!!!

君「...!」

君(敵掃討作戦に参加してた...!)

君「ギャング...オルカ...!!」

真堂「ぐぬぅ...き、み...」フラッ


ギャングオルカ「この状況下でどう動く?まさか子供を救護者から遠ざけるとは思わんが..ノコノコ近づいて勝てるとも思うまい」

君「真堂さん...」

真堂「ああ、多分思ってる事...お、なじ...だと思う」

君「お願いします!!」

真堂「任された!!!震伝動地!!!」

ギャングオルカ「!!なるほど..」

君(申し訳ない!!けど...先にこの子を優先させます!!)

真堂「これ、で...貸し借り無しだ」

君「借りを作ってばっかりですよ....俺が」


ギャングオルカの居る場所だけを深く抉る。他の敵等は今すぐには動けない状況なので構わない

こちらには水圧を使って空中で移動できる手がある。



ギャングオルカ「俺の攻撃射程外に入って..部下共の攻撃も範囲外だ..良かったな、ヒーロー」

真堂(うご...け、ない...)

ギャングオルカ「後2秒すればお前の眼前に迎える、それまでは生きられるぞ喜べ、そして二秒を謳歌しろ」


岩々を一つずつ壊して着実に歩を進めていく。


ギャング「2、1、...――!!!」


止めを刺す手前、氷で攻撃を停止させる


轟「やらせねぇよ....敵」


真堂「轟か...!」プルプル


ギャングオルカ「轟か...良い人選だ...それに..」

「吹ぅうき飛ぉおおべええええ!!!」

強風がギャングオルカの動きを止める


ギャングオルカ「夜嵐も...こっちを優先しに来たか」

夜嵐「敵乱入とか!!中々熱い展開にしてくれるじゃないっすか!!!」

夜嵐「——!」

轟「——!」ムッ

ギャングオルカ「...」

「シャチョー!!申し訳ありません!!一匹逃がしやした!!」

ギャングオルカ「あれはそれだけの代償を払っていた、仕方あるまい」

夜嵐「もう一発~~~...」

ギャングオルカ「――来る」

轟「っおい!」


轟の放出した炎が夜嵐の強風で遮られてしまう

ギャングオルカ「.....」

夜嵐「なんで炎だ!!熱で風が浮くんだよ!!」

轟「さっき評決を防がれたからだ、お前が合わせて来たんじゃねえのか?俺の炎だって風で飛ばされた」


二人とも、己の意志が強すぎて、噛み合わず、むしろ敵意さえ出す始末。


ギャングオルカ「...哀れな」

轟「何なんだよおまえ”ッ」

ベチャッ。

「論外だな..!喧嘩を始めるとは!」

轟「ぐ、ぅう..」


ギャングオルカ「敵前逃亡以下の行為だそれは」

キィィイイイン!!!

夜嵐「ぐ、ぁあああ!!!」


「我々は二手に分散するぞ!」「救護所グチャグチャにするべ」


真堂「!!ま、ずい...」


――――――――


君「出久!こっちに来てるぞ!!」

緑谷「うん!!距離的に..ここで食い止めなきゃ危ない!!」

君「なら俺の番だな。この子を頼む、ケガで動けないから、抱えてやってくれ」

緑谷「あ、うん!」


「君と緑谷だ!」 「二人で来る気か!?」 「とりあえず撃っとけ!!」


君「さ、行った行った。出久。その子を無事に届けたら戻ってきてくれ多分あっちのギャングオルカには誰も勝てないと思う」

緑谷「分かった!!急いで戻ってくるからそれまでお願い!」

君「任された!!」

「撃て撃てー!!!」


君「...」

君「ここで試験が終わりなら、使うことも吝かでは無いな」


君「...」ズズズ.....

敵「!?」 「髪の毛の色変わっただけだべ!!」


君「変わっただけに見えるか?これが俺の切り札だ。波の様にお前らをなぎ倒してみせようか」


飛んでくるセメント弾全てを水のプロテクターで防いだ。


君「....」スッ

「構えろ!!避ける準備!!」

「来るぞ!!」


君「.....ハッ!!!」

君 【未だ脆き水白亜】

□□□□□□


★暴水渦斬:敵全てに50のダメージ。 1ゲージ減少
★大津波 :敵全てに70のダメージ。 2ゲージ減少



敵’s

HP 100/100



↓1 安価&コンマ どちらを使いますか? 

1:暴水渦斬
2:大津波

※倒しきれない威力の場合は体力を消費して補います


ゾロ目!ゲージ消費無しOverkill!!

>一段階、成長度が上がりました

君 【未だ脆き水白亜】

□□□□□□


★暴水渦斬:敵全てに50のダメージ。 1ゲージ減少
★大津波 :敵全てに70のダメージ。 2ゲージ減少



敵’s

HP 0/100


君の激励と共に人工的な波が発生する。その波はまさに、敵等を囲む水牢。回避絶対不可の絶対領域。

更に、その水牢の中の波は横だけでなく縦にも暴れる、その光景乱舞の如し。


敵等は為すすべなく、完膚なきまでに叩きのめされる。そしてその制圧力の高さに驚愕をせざるをえない。


君「...悪いが手加減はしなかった。この場を確実に抑える為にも、手を抜く...ではないが、調節をすることが出来なかった」


だがその言い訳にも似た嘆きは気絶している彼らには届かない


君「....ふぅ」スッ


一旦元の状態に戻る。状況の整理と場面の役割を確認するためにも一度冷静にならなければならない


緑谷「君くん!」

君「ちょっと待ってくれ、状況整理と役割確認だ」

緑谷「あ、うん。後あの子はもう無事に送ってきたよ」

君「助かった、ありがとな..それでだけど、緑谷はやっぱり..」

緑谷「戦線に戻った方が良いかなと思ってる」

君「大丈夫だ、それは問題ない何なら俺も行く。こっちの見張り役はもう十分だろうからな」

君「こっちに来てたギャングオルカさんの部下は全員倒した。やり過ぎちまって多分しばらくは起きねえと思う
   だから少しでも戦力になりそうであれば俺たちもギャングオルカの方へ行こうか」

緑谷「き、君くん..髪が..」

君「ああ気にしなくていい、リミッター解除のデメリットというか..そんな感じだ」ズズズ...


そういえば、生徒に見せるのは麗日、電気、出久の三人目。意外と教えてなかったなと思いながら移動する。


君「先に行っててくれ、俺は救護所の人達の所に事情を説明してから向かう」

緑谷「了解!!」




今日はここまでー

今日もやっていきます。恐らく仮免試験はもうすぐ終わると思います

「愚か」

ギャングオルカは言う。

ギャングオルカ「ヒーローが足を引っ張り合ってどうする。そんな子供じみた真似をしている内は仮といえど免許はとてもじゃないが渡せないな」

轟「く...そ!」

ギャングオルカ「馬鹿正直な炎では、とてもじゃないが通用せんぞ」


炎を避けて、噴気孔奥の溝から脂肪を凝縮する。そして凝縮した音波、所謂クリック音を発射する。


轟「ぐあああ!!!!」

ギャングオルカ「...これが実践なら死んでるぞ理解して、意識しろ。免許を貰ってしまえば立派なヒーローだ
         今のお前たちはまだヒーローとしては未熟そのものだ」

ギャングオルカ「——!」


緑谷「SMASH!!!」 ドゴッ!!

ギャングオルカ「...」ミシミシ


君がギャングオルカの部下たちを即一網打尽にした為緑谷がここに来るに至ってのタイムロスが大幅に減った。

緑谷(おかげで間に合った!!)


轟「緑谷...!」

夜嵐「..ぐ..ぅぅ...」


ギャングオルカ「邪魔だ」ブン

緑谷「ぐあっ!!」ズザザザザ

ギャングオルカに投げ飛ばされるが足を使って衝撃を地面に流す。


ギャングオルカ「まだまだ...時間はある。恐れずしてかかって来い」


緑谷「轟くん!作戦がある!!立てる!?」

轟「何..とかな..」

緑谷「相手が相手だからしょうがないけど...僕たちもやれるだけの事はやりきろう!」

轟「...悪ィ、今から挽回する。夜嵐。立て」

夜嵐「...アンタは」

轟「話は後だ。さっきも言われたろ、もうこれ以上俺たちの不手際で他の奴らまでピンチに陥らせる訳にはいかねえんだ」

夜嵐「...そうっすね、まずは..こっちだ!!」


ふらつきながら何とか立ち上がり風を巻き起こす。


ギャングオルカ「良いぞ..三人か、何分持つかな?」


緑谷「僕が気を引く!サポートは二人で!」

轟「あの人は超音波を主軸に使ってくる。絶対に近くでは喰らうな遠くから貰ってもしばらく立てねえ、間近で受けたら気絶するぞ」

緑谷「うん...分かった!!それじゃ...士傑の人も...お願いします!!」

夜嵐「....了解っす!!」

轟「俺の炎で一斉に動くぞ」

緑谷「うん!」バリバリバリ!!!

夜嵐(...本音を言えば轟とは自ら協力はしたくない..けど、それ以上に嫌な奴にもなりたくない!!)

夜嵐(認めた訳じゃないけど、今だけはアンタを信用する!!)

轟(...きっと悪いのは親父だけじゃない。俺にだって非はある筈だ..だからこそ今は...こっちに集中しなきゃなんねえ!)

轟「行け!緑谷!」ボウ!!!


ギャングオルカ「ハ!!」キィイイイン!

自分に向かってくる炎を吹き飛ばし、緑谷と攻防を開始する


轟「夜嵐。風を何処まで操作出来る?」

夜嵐「とりあえず一方向なら自由に出来る...くらい」

轟「そうか。なら俺の炎を操作してくれ。俺は炎を手から出したら後はもう操作が効かねえ。緑谷に当たらないで尚且つ、
   あの人の注意を炎に向けて、避ける動作を見せるくらいに」

夜嵐「上手くタイミング合わせてもらうっすよ!!こっちがメインで!!」

轟「ああ」


夜嵐「せーの!!」

轟「——!」ボウッ!!!

夜嵐「そぉおらああ!!!!」


風が炎を司どり、炎が火力を補う。まさに風と炎の鎮魂歌。


緑谷「——!!?アブなっ」

ギャングオルカ「馬鹿が何をっ」スッ


轟「そのままでいい!!」

緑谷に向かう風炎。それは軌道を変え緑谷の頭上を通り越し、ギャングオルカの方へ流れる。


ギャングオルカ「ふっ!!」


巨体に似合わず軽やかな動きで炎を避ける。が


ギャングオルカ「—!」

その炎衰えをしらず。ギャングオルカを通り越したに思えた炎は再びギャングオルカの方へと向きを変える。

ギャングオルカ(風で軌道を修正、炎で俺の退路を防ぐ。良いじゃないか)

ギャングオルカ「嫌いじゃない――が」

超音波でその炎はかき消される。しかし、今度はまた緑谷がすかさず攻撃を奮う。


ギャングオルカ(全てに対応していては馬鹿と言っている様な物だ)

ギャングオルカ「どれ、ほんの少し、鬼と化してやる!!!」

緑谷「———!!!」

君「もう粗方救助は終わってるな...」

君(ギャングオルカの部下達もほとんど倒して残った数人は塵尻になった。その人たちも、他の誰かが捕獲してくれてるだろうし...)

君「すぐに向かう!!」ズズズ

リミットブレイク。力を開放し水圧、身体能力の出力を跳ね上げる。

数分もかからず現場に到着する。


君「――!?」

そこには....



↓1 コンマ

1~9   全滅
10~30 緑谷戦闘不能
31~60 &夜嵐も戦闘不能
61~79 &轟も戦闘不能
80~   全員戦闘中
ゾロ目   他の助っ人も合流

分かりづらい書き方をしてしまいましたが&~もっていうのは緑谷&~もって事です


ギャングオルカ「次なる刺客か。...いや、だが相手じゃないな」

君「出久!轟!」

ギャングオルカ「絶望か?。二人共俺の攻撃を受けて戦闘不能に陥った。」

夜嵐「ごめん!!助けれなかった!!」

君「お前もボロボロだそれでどれだけ頑張ってたか分かる。お前に非がある訳じゃない」

夜嵐「いや俺のせいだ!!俺の心の狭さが招いた種だ!!」

君「そうか」

君「なら――招いた種は取り戻そうか」

夜嵐「——!」

君「俺も一緒に戦う。いざって時には他の奴等も来てくれるからきっと何とかなる。反省してるならきっと報われる
     報われる為にも、今ここで持てる力を振り絞れ」

夜嵐「....ああ!!」


ギャングオルカ「威勢は良いが、お前の個性は俺との相性最悪だが」

ギャングオルカ(どう動くか...見せてもらうぞ)


君「ギャングオルカの言う通り、俺は彼と相性最悪だ。彼の個性がオルカなら、水はむしろ好都合だろうからな」

君(魚って...梅雨ちゃんよりも水と相性良いんじゃないか?)

君「だから...俺はバックアップだけする」

夜嵐「バックアップでも...」

君「....」


ギャングオルカ「.....」チャポン

乾燥を防ぐためペットボトルに含んだ水を体に掛けようとするが、君がその水を操り大気に帰す

ギャングオルカ「!...なるほど...それは少し困るな...」


君(取り敢えず優位な状況は作らせない)

夜嵐「乾燥が弱点だとしても...轟はもうダウンしてるし...俺の風は雀の涙程しか効果が無いっす!!」

君「....そうだな、俺も...いや...どうかな...」

夜嵐「..?..水じゃどうあっても..」

君「ああ、水を得た魚らしく暴れ回って惨敗で終わるだろうな。...でも」


君「熱を帯びた水ならどうだ?」

夜嵐「熱..?熱湯...そもそも作れるんすか?」

君「轟ほど火力は無いだろうけどな。けど時間も要る...」

君「その間....夜嵐に囮役を務めてもらわなきゃならないんだけど...流石にそれはな...」


真堂「俺も囮をする」


夜嵐「——!」

君「...良いんですか?」

真堂「ああ。あの人に一発喰らわせるまで終われない」

真堂「それより...通用するのか?」

君「正直微妙です..けど...これが一番得策じゃないですか?今ここに居る人たちだけで戦うとしたら」

真堂「...そうか...それもそうだな」

真堂「夜嵐、予め言っとく。俺は本領発揮は出来ない。最初に頭揺らされて力が上手く入らない個性のコントロールも少しぶれると思う」

夜嵐「...そこは俺が何とかカバーするっす!」

真堂「良し...君。」

君「.....はい」

真堂「その...髪の色って..ただファッションで変わってるわけじゃないんだろ?無理してないか?」

君「....大丈夫です」

真堂「色素が変わるほど体に負荷を掛けてるって事は意識しとけ。絶対無理するなよ」

君「はい」

真堂「最後に一個、もしかしたら通用しないかもしれない...けど通用するかもしれない。どうなるか分からない時にはとにかく全力尽くすのが一番だ」

君「はい!」

夜嵐「行きましょう!!先輩!!」

真堂「ああ!」


ギャングオルカ「...君は見物か。俺に水分を吸収させないだけがお前の仕事か」


君「....」

真堂「君。耳を傾けなくていい。集中しろ」

君「大丈夫ですよ...」


集中。それは俺が圧縮訓練で一番習得に力を入れた事だ。

君(今こそ――成果を果たす時)


君「.....」


右手を軸に、水の渦を創る。その渦は徐々に形が変わっていきやがて刀の様な形状に変化する


ギャングオルカ「...刀?...仮にそれで切り付けよう物なら、俺は容易く止め水刀の水分を貰うが」


真堂「震伝動地!!!」

ギャングオルカ「———!!」


真堂「......夜嵐、お前に俺の背中は預けるぞ」

夜嵐「え?」

真堂「ま、しっかり後ろは見とけって事だ!!君に向かう敵がいないかをな!!」


ギャングオルカ「...」ガラガラ

崩れた岩々を淡々と登る。

ギャングオルカ「..まずはおまえからだな」


君「.....」

――刹那
水刀からバチン。と弾ける音が鳴る。






今日はここまでー

第四節  ~熱~

君「やっぱり...出来ない事は無いって訳か...」


君(大分時間は使いそうだが...後少し耐えろ..)



真堂「ハッ!!」

ギャングオルカ「もう通用せんぞ」バッ

真堂「嘘だろ..!」

ギャングオルカ「次の手は――?」

夜嵐「無いっす!!!」


ギャングオルカ「——!!」

真堂「助かった...!夜嵐」


夜嵐「出来る限り生き延びなきゃ..!過ちを犯した分は取り換えす!!!」


ギャングオルカ「クク...良いぞ」

君(ひたすら...熱を意識する...)


真堂「一旦距離をおくぞ、夜あら、」

ギャングオルカ「——そら」

バキッ!!

真堂「かっっ...」ドサッ

夜嵐「な...え。」


ギャングオルカ「ただの超音波を放つ人だとでも?俺はシャチと同じ力を持ってる」

シャチは3mあるサメを一撃で葬れるだけの力もある。


真堂「」


ギャングオルカ「体も乾いている...さっさと片をつけたいが」

夜嵐「ハアア!!!」

ギャングオルカ「今更無駄だ」

強烈な一撃が夜嵐の意識を狩る。


ギャングオルカ「さて...」


君「....!」

ギャングオルカ「先ほどから気にはしていた。お前が何をしようとしているのか」

君「....」

ギャングオルカ「熱だな。先ほど一瞬だけだがお前の水の刀から何かが飛び跳ねたのが見えた。」

君「....」

ギャングオルカ「だんまりか、まあ良いそれならば....!」


ギャングオルカ「———ハ!!!」

君「ぐぉっ!!」

君「....痛ェ....」

ギャングオルカ「...ふむ。耐えるか」

君「.....」

君(ギリギリだった...何とか踏みとどまれたけど....次は確実に無理だ!確実に耐えられない!)


ギャングオルカが助走をつける態勢を取り、諦めかけたその時――!


緑谷の右腕のみのフルカウルがギャングオルカを吹き飛ばした


君「――!」

緑谷「.....」


君(後少し....!)


君(いや....他人に任せてばっかりじゃ駄目だ!!俺が!今この場で限界超えろ!!!)


ギャングオルカ「ぬ...ぅ..ここに来て、邪魔が入ったか!」


君「ぉぉおおおおおおお!!!!!!」


ギャングオルカ「——来る」


君(あと少し!練り込まなきゃ放つ前に蒸発しちまう!!)

ギャングオルカ「——来ないならこっちから行こうか」

君「!!」

ギャングオルカ 240


君 :体力 280、DEF10 (復活権一回分で+100、)


GMコンマ :ギャングオルカ

↓1コンマ : 君

やっていきまーす

ギャングオルカ――244

君――389

差――145

>差が100を超えたためこれで判定終了です

ギャングオルカ「は!!」

ドゴッ!

君「——!...。」



君「―――完成した」

ギャングオルカ「!」

水の刀に巻かれる蒸気が渦巻く。

ギャングオルカ(これは――!!!)ザッ


君「!...流石にトップ10入りのヒーローだ」

ギャングオルカ「完成...とはそれか」

君「いや、ここまで耐えて溜め続けた俺の唯一無二の出番だ。」


君「これは夜嵐が耐えて轟が貴方を弱体化させ出久が死力を尽くし、真堂が反動を無視して闘いつづけてくれた物の完成形だ」

君「其処に辿る為の努力はいざ知らず、正に俺の一発必中、渾身一刀、水の鼓動そのもの!!」


君「避けるものなら避けてみろ!!これは俺の今生そのもの此奴が俺の菊一文字!―――水菊熱刃!!!!」


その水刀――陽炎の様に煌めきを放つ。渾身の一振りはギャングオルカ目掛けて解き放たれる。

ギャングオルカ「避けれるものなら?避けれぬ物を避ける必要こそなかろう」


ギャングオルカ「面白い、受け止めてやる」


上段から繰り出される一閃を――白羽取り。

ギャングオルカ「グッ....!!」ジュゥウウウウ!!!


その刀、未だ熱衰える事知らず。刀を抑えた両手は焼ける。

ギャングオルカ(この程度の熱刃。止める事容易)

君「———はっ!!!」

バシュン!!その刀からはパチパチと纏っている水を跳ね飛ばす。


君(抑えたならこっちの物だ!!俺はただ熱を上げ続ければいい!!)

ギャングオルカ「....ぐぉぉおおお!!!」

キィン!と短いハウリングの様な耳鳴り。頭痛。と同時に壮大な疲労感が体にのしかかる。



君(まず、い...手の力が緩む...)

ギャングオルカ「む、少しずつ...力が弱まって行くぞ。」

君(両手両足抑えても攻撃される...糞!)


ギャングオルカ「これが失敗した時の策も講じておくべきだったな」

キィイイイイン!!!!

君「―――」

声も凍るほどの激痛。


皆の努力を無駄にしてしまいそうな、この手の力を抜きそうなほど、俺の心を食い破る程の激しい痛みを感じる


君「———ッ...」

ギャングオルカ「もう離した方が良いんじゃないか?」

君(熱も冷めてきてる...このままじゃ...)


君(...。)

ギャングオルカ「...最後だ」

君「..!」

ギャングオルカ「中々、厄介な一撃だったぞ。この一撃。...それでは」

君「..だ」

ギャングオルカ「...?」

君「まだまだぁ!!!!」

弱り始めた熱水は再び、君の心象とリンクする様に熱を帯び始める。

ギャングオルカ「...」

君「ここで!!終わって他の奴等に顔向けできない事はしたくない!!!」

ギャングオルカ「フフ...そうか、ならせいぜい耐えてみろ!」

ギャングオルカ「——グラドオルク!!」

君「はぁああああああ!!!」


強烈なエネルギーが交差する。そのエネルギーは余りの威力に地軸もろとも引き裂くような爆音を轟かせる。


ギャングオルカ「....フゥ」

君「....」


ギャングオルカ「自らの技で傷付くとは..全くそんな技容易に使う物じゃない。助ける俺の身にもなれ」

君が爆風に巻き込まれる寸でのところで保護することに成功した。

ギャングオルカ「...全く、敵役何てもの、頼まれてもやる物じゃないな。とてもじゃないが敵には見えまい」

ギャングオルカ(...他の奴等も来てるな)

他の受験者がこちらに来ているのが目視できる


ギャングオルカ「.....!」


水の入ったペットボトルを手に取ったとき、違和感に気づいた。

――中身が何も入っておらず、そのペットボトルは空だった。

ギャングオルカ「いつの間に...」

君「」
背中におぶさっている君は気を失っていて当然反応は来ない。

ギャングオルカ(やるな...クク...どのタイミングで水を抜き取ったのだ?)

ギャングオルカ(なんにせよ...俺はこの場を弱体化したまま乗り越えねばならぬ訳だ)

見える範囲でもこちらに数十は来ようとしている。

ギャングオルカ「良いだろう。来るがいいヒーロー。お前等全て返り討ちにしてくれる!」

<ビ―――!!!>


<これにて仮免試験は終了です!!>

部下「シャチョー!!すいません..仕事できませんでした」

ギャングオルカ「仕方あるまい。それよりも気を失ってる受験者たちを運ぶぞ」

部下「ハイっす!!」



~20分後~

君「.....んぁ...」

君「..痛..」

君(あ...俺あの後気絶したのか....)

君(..いつもより体が軽く感じるのは...体がまた強くなった証拠だな)

君「にしても...まさか強化状態で温度調節出来るとはなぁ..」


限界を無理やりこじ開けるリミット解除。確かにそれは圧縮訓練で温度変化出来たのと同時期に強化された。

だが本来の場合温度調節とリミット解除は両立しない。

軽い興奮状態に陥る白亜状態では繊細な技術が必要な温度調節など出来る訳がない...筈だったのに。


君「出来てしまったんだよなぁ...」


これは俺の憶測に過ぎないけれど、あの時は奇跡的に理性と本能のバランスが合致していたんじゃないだろうか。

それで軽い暴走はしながらでも温度を変化させることができた。最後は結局昂って爆発が起きたんだが。


君(それぐらいしか...考えられないけど...強い興奮状態になった瞬間に爆発しちまったんだからそうなんだろう...)


君「...それより俺の結果!!!」


相澤「入るぞ」ガチゃ

君「あ...先生、俺の結果って...」

相澤「これだ」ペラ

君「それと他の皆は..」

相澤「もう結果も全部聞いてる。それよりお前の事だろほら」

君「あ、ありがとうございます」

結果は――。


・迅速子供保護
・シャチ部下軍団 制圧
・ギャングオルカ戦 殿

3つの補正が入ります


補正値:41

↓1   コンマ&同時にそのコンマがギャングオルカの好感度

41~49 残念。特別講習を受けてまた挑戦!
50~89  合格!まだ仮免だけども、大きな一歩だ!
90~99 ギャングオルカ「話がある」

ギャングオルカ 好感度:59


君「...合格だ。」

相澤「ああ、おめでとう。この調子でこれからも成長していってくれるとありがたい」

君「..はい。」

相澤「....ま、今はひたすら喜んでおけ。それはお前が頑張ったから貰えた物だよ。お前の力の象徴そのものだ」

君「ありがとうございます、本当に」

相澤「お前の助けになったなら幸いだよ、準備が済んだら外に出ろ他の奴等は他校の奴等やら何やらと話したりしてる」

君「あ、はい」

相澤「お前も話したい奴が居たら話しておけ、しばらくしたら出るからな」ガチャ

君「....真堂さん達大丈夫かな」


今日はここまで

今日もやって行けそうです。嬉しい



君「真堂さん」

真堂「お」

君「怪我はもう大丈夫で?」

真堂「ああ、腹に一発以外は全部超音波だったし。直接技をぶつけ合ったお前の方がよっぽどだろ」

君「いや俺も意外と無事で..」

真堂「そっか..そいつは何よりだ。所で...」

君「?」

真堂「あの耳のプラグの子...これかい?」スッ

真堂が右手の小指だけピンと突き立てる。

君「...?」

君「それの意図は知らないですけど...俺の友人です」

真堂「あれ」

君「それじゃ俺はこれで...」

真堂「ちょっと待って、連絡先交換しよ」

君「お、俺のですか..?」

真堂「今日会ったのも何かの縁だろうし..駄目か?」

君「い、いえ...むしろこちらからお願いしたいです!」

真堂「良し、それじゃ...やるか!」

君「——分かった」ズズズ..

真堂「待て待て!冗談だ冗談!それに闘うのはお前じゃなくてあの女の子だろ!?」

君「...」ムスッ

真堂「悪かったよ、それじゃお詫びにといっちゃなんだが..」

君「?」

真堂「恋愛関係の悩みでも気にせず聞いてくれよ困ったときはいつでも助ける」

君「...お詫びですか?」

真堂「ははは!悪い悪い何かお詫びの印にでも、と思ったけど思いつかなかったんだよ..それじゃあな!」

君「また会いましょう」

真堂「必ずな!!」


こうして、少しの危険を含んだ仮免試験は終わった。




真堂 揺の好感度判定!


↓1 コンマ 

補正値入れてなかったー

真堂 揺 の補正値+20(信頼・共闘)


真堂 89


>ステータスが上昇しました

>一段階成長しました

>仮免許を取得しました

>複数人の好感度が上昇しました

君【水操作】

  
体力 140/140 
体136  
知89

技117
心99
 
DEF:5

(レンジ:至近距離~遠距離) ※水白亜時のみ遠距離追加
・超回復肉質  :一回の戦闘終了後 体力全回復
・高知能    :相手の弱点を探る時(遠距離)補正+50が付与される (水白亜時は効果無し)
・屈さぬ精神  :2回やられても復活する。
・バトルワイドレンジ :至近距離戦のみ、ターン終了後毎回30のダメージを与える
・バトルワイドレンジ2:複数の敵戦闘時、一回の攻撃ですべての敵を攻撃する(必殺技は別)      
・アブソルトプロベント:DEF5、コンマが奇数ならばDEF5up偶数ならば数値×1、5倍UP。オーバーキルダメージ時体力が1残る(残り3回)
・軽量コスチューム:特殊行動時補正が付与される
☆未だ脆き水白亜:コンマ判定を二回行う。6ターン後戦闘不能   □□□□□□ 
★水圧弾:一ターンチャージすると放つことが出来る。相手に50の固定ダメージ □ ←まだチャージされていません ALLレンジ可能になりました
★暴水渦斬:敵に40の固定ダメージ。後に自分に40の固定ダメージ  再使用 3ターン
★大津波 :敵全てに70のダメージ。後に2ターン行動不能 
★ジェットブーツ :コンマ判定時 体力を消費してコンマ判定に体力宣言数値を増加出来る、戦闘時確定で逃げられる
★水菊熱刃 :??? ※まだ扱えません


EX・津波迅速捕獲技。:上鳴が居る場合のみ可。戦闘時はほとんど出番なし。
  ・絆       :好感度が100以上で戦闘時タッグを組んだ場合 絆パワーが追加される ※特殊条件無しのガチ戦闘時のみ発動 


個性『空気中の水の操作』
  水を任意で操作出来る。
それだけでは収まらず、今では水白亜、所謂リミット解除を行えるようになり水、力の出力が段違いに跳ねあがる。
個性の強化により個性進化の余地が現れ始める..経験を積めば進化するかもしれない  

目的:ヒーローになりたい....?

性格:少しずつ、人との接し方に慣れてきている...もう気の置けない友も出来てきている。
       
趣味:お絵かき、読書

容姿:華奢で水色ワカメ髪の三白眼!

家族との仲:傍から見たら、ラブラブにしか見えん 。

中学校での様子:少し浮いてた..体育祭優勝をテレビで見られてからは敬遠の眼差し

補足:鈍感を拳藤に発揮中。後歌が若干上手い。料理スキルは普通。お化け怖い。

 ~好感度~

☆A組 緑谷 出久 150 大親友!  仮免試験お疲れ様!
   
   轟  焦凍  100 恩人    途中で足引っ張っちまった...悪い
   飯田 天哉  99 気が合う友達 これからも親睦を深めていこう!
   麗日 お茶子 77 尊敬する友達 助けてくれてありがとう!!
   八百万 百 150 気になる人  皆と共に歩んでいきましょう。
   蛙水 梅雨 130 気になる人  脳無との闘い、助太刀に来てくれてありがと、助かったわ
   耳郎 響香 170 一目惚れ   お疲れ!ウチももっと頑張るよ
   瀬呂 範多 131 尊敬     一回でも、勝ってみてえな。
   砂糖 力道 127 尊敬     パワーだけなら負けん!!
   尾白 猿夫 130 尊敬     授業で一緒に戦ったけど今度は敵として戦いたいな。
   峰田 実   96 尊敬する友達 寮生活か...
   上鳴 電気  95 気のいい友達 俺がもっとしっかりすれば、君ともっと連携できる!!
   青山 優雅  47 友達(トラウマ付き) もう、フルボッコはこりごりだと思うよ☆

☆B組 
   拳藤 一佳  185 恋する乙女 助けてくれて、ありがとう  
   物間 寧人  101 尊敬     一回勝ったくらいじゃいい気にはなれない!お前が本気出した時が本当の勝負だ!!

☆先生 オールマイト161 興味あり  彼の情報網舐めてた....
   相澤 消太  135 大事な生徒  お疲れ、今はゆっくり休め
   13号    73 期待     優秀な生徒だね。頑張って!!
   根津校長   99 信頼     君くんは大丈夫!これからもやっていけるさ

☆プロヒーロー
  シンリンカムイ 56 期待      真っ当に成長していて我も嬉しいぞ。
  マウントレディ 102期待      今度はヒーローになって私のところに来なさいよ !

  ピクシーボブ  126マーキング中  本気で唾掛けとこ!!
  マンダレイ   93 期待してるよ  頑張ってるのが良く分かるよ、これからも精進してね。  
  ギャングオルカ 59 期待      今度は自傷しない技で俺を倒せ、楽しみにしておくぞ


その他 愛音    93 カッコイイ師匠  私の為に時間を掛けてくれる貴方の為に私も頑張ります!
   真堂 揺   89 良い奴だ    きっとまた会える。その時に決着を着けようか

未来ある若者たち、ヒーローの卵。

その卵たちが憧れを以てやまない人間。苛立ちを覚えるが、餓鬼にはあれがカッコよく見えるのだろう。オールマイト。
しかし彼奴ももう終わり、今ヒーローとヴィランの王者席は空いている。

黒霧「死柄木」

死柄木「何だ」

黒霧「貴方は勢力拡大に拘わらないのですか?」

死柄木「...ボスが直接か?」

黒霧「他の方々は当然。オールフォーワンですら貴方の為に様々な手を尽くしていました。今度は貴方が彼らに御恩を与す番ではないでしょうか...」

死柄木「...言われなくても分かってる。そうビビるなよ黒霧」

死柄木「仕事はするさ。ただそれ以上に今は準備段階なのさ」

黒霧「...準備段階?」

死柄木「ああ。本格的なヒーロー社会崩壊と戦争のな...って訳で俺は行く。...それと他の奴等の収集任せたぞ。黒霧」

黒霧「雑用ばかりですね...」

死柄木「....何言ってる。」

黒霧「...!」ゾワッ

死柄木「それだけ信頼してるって事だ。じゃあな」

黒霧「.....ハァ...」

黒霧(まだ稚拙な所はあれど。彼は本当にボスらしくなってきた。)

黒霧「まだまだ、成長してもらいますよ...弔」


―――――

死柄木(...一つ、耳よりな情報が入った)

義爛が弱小ヴィランから聞いたところによれば、出会い頭でヒーローを即殺する敵がいたとか。

死柄木(そんな奴が本当に居るなら..多少性格に難があれど戦力としては十分だろ)

とりあえず義爛から聞いたソイツが居たという路地裏へ向かう

死柄木「....ま、同じ場所に居るはずも無いな...」

「誰がだ」

死柄木「———!!!」

後ろから聞こえる声に反応するが、既にそこにその声の張本人はおらず

死柄木(上か)

死柄木「ぐっ!」ブシャ!!!

肩に刀が刺さり、血しぶきが舞う

死柄木「っち!!」ブン!

さらに連撃を受ける前に腕で何とか払いのける

「!!...お前は...」

死柄木「...は?...って...オイオイ」

死柄木「アンタ..生きてたのかよ.....」

「大先輩」


君「あ、愛音?」

愛音『はいはーい!お久しぶりのお声で、愛音ですよー!!』

君「悪かったな。最近忙しすぎて自分の時間取れてなかったんでな」

愛音『気にしないで下さい自分の健康を優先して下さいね。えっと..それで仮免試験ですよね?どうでした?』

君「合格だった」

愛音『へー...軽いッ!?』

君「え?」

愛音『だって仮免許ってヒーローへの大きな一歩みたいな物じゃないですか!?』

君「うん。まぁね」

愛音『あ、もしかして冷静でしかいられない程疲れてます?でしたらゆっくり今日は休んでまた後日でも..』

君「大丈夫大丈夫、元気だよ」

愛音『そうですか?まぁ...そう言うなら...怠いなーって思ったらいきなり切ってもらっても構いませんからね?』

君「本当にいいのか?」

愛音『嘘です。一言くらい掛けて下さい!』

君「そうか」

愛音『え?ちょっ..今のですか!?』

君「あー..良いなぁやっぱり愛音って」

愛音『ど、どうも..じゃなくて!』

君「..気分が明るくなれるよ...」

愛音『ありがとうございます!..何か今日はやけに褒めますね?褒めるハードル低すぎません?』

君「久々だからかなぁ...本当嬉しいんだよ、こうやって話せるの..何か安心する」

愛音『心配しなくとも私は居なくなりませんからねー!むしろ私の台詞ですしそれ』

君「え?」

愛音『何か君さんって気づいたら何処かに行っちゃいそうで..』

君「行くとしても何か言うさ。寮に行く前もそうだったろ?」

愛音『..ええ。勿論信頼してます..名前呼び..どうです?』

君「どうですって言われても...まぁ..なんか前より親近感は湧くかな?」

愛音『ですよね。私もちょっと恥ずかしかったけど頑張ってみたんです!もっと仲良くなるためにぃ!!』

君「..なんか怒ってないか?」

愛音『怒ってないですけど..前に名前呼びした時何も反応してくれなかったじゃないですか?』

君「あれ..悪いそうだったか?まぁ..色んな呼び方されるからどう言われても違和感が無くて..」

愛音『言うのはどうなんです?』

君「..別に?なんか俺がこう言うの違和感あるなーっていうのはあるな...」

愛音『例えば?』

君「...轟、とか?」

愛音『えー..いや別に違和感ないですよ?』

君「..そうかなぁ..でも偶に相手から名前で呼んでくれって言われる事あるからさちょっと考えてんだよ統一するか」

愛音『..そうですねぇ..いっその事個性的な名前で呼んでみるとどうです?』

君「例えば」

愛音『う~ん..例えば..あ、そうだ..愛音ちゃんとか』

君「いやそれこそ違和感だろ」

愛音『違和感だからこそです。事あるごとに違和感があるならいっその事皆違和感がある様に呼べばいいんです』

君「.....」

君「愛音ちゃん」

愛音『...』

君「...何か言ってくれよ」

愛音『いや...意外と悪くないなと思いまして...本当に..何か嬉しいです』

君「そうか?..俺からしたら違和感なんだが」

愛音『脈ありの子に言えば動揺を誘えるかもしれませんね』

君「..脈ありねぇ..そんな女の子の知り合い居ないからなぁ...」

愛音(今のやり取りで二個は突っ込み処があるんですけど..)

愛音『..まぁ..良いか』

君「?」

愛音『なんでもありませんよ。..にしても仮免許ですかぁ..前会ったときからまた大分成長しましたね』

君「そうかなぁ..でもまぁ..仮免許..これが有れば俺のやれる事の幅が増えるのは確かだ」

君(USJの時やステインの時みたいな事にはもうならない..合法的に人を救える。つまり皆を助ける権利を俺も貰ったって事だ)

君「..俺、プロヒーローになったらどうなるんだろうなぁ..他の人達と違って曖昧なままなんだよな」

愛音『そうですね..私も責任を負える訳じゃないのであまり大きく言えないですけど..私にとって最高のヒーローですよ..既に』

君「ありがとな。でもそれと同時に俺にとってのヒーローでもあるんだぜ愛音。お前は」

愛音『私が?』

君「ああ。そうやって俺を何度助けて来たかって、..本当に思うよ。俺お前に会えて幸せだ。そしてお前はきっとお前に会う全ての人々を幸せに出来る」

愛音『て..照れますね//』

君「事実を言ってるまでだ。お前は皆の癒しになれるよ。可愛いしな」

愛音『ほ、本当...ありがとうございます..//』

君「今度、時間が空いたら勉強教えに行くからな」

愛音『は、はい!それじゃあ..』

君「次話す時は直接会おうな」

愛音『はい!!お休みなさい!!』

君「お休み、愛音」

これで一日の出来事は終えた。



今日はここまでー

お久しぶりです。仮免試験も終わってこれからは君視点多めであまりヒロアカっぽくないと思うけど
見てくれると嬉しいです、 それじゃあやって行くよ!!


君「——謹慎?」

轟「昨日試験終わって喧嘩したんだと」

君「喧嘩か...」

飯田「それに付いては後だ!ほらほら入学式だぞ!!」

轟「ああ」


―――


君(喧嘩...喧嘩かぁ...)

友達と喧嘩なんて終ぞした事ない身だからはっきりとは言えないけど、そういうイザコザも大切な事だと思う。

君(そもそも..俺が深く関わる事じゃ無いか)

「よっ!君!!」

君「ん、拳藤」

拳藤「おめでとさん。仮免許」

君「ああ。ありがとうそっちもおめでとう」

拳藤「そっちは?全員合格?」

君「え~~っと....」

拳藤「あ~~~...」


物間「はーーッはッははは!!!!!聞いたよ!!そちらは二名落ちたんだって!?」


君「なんで彼奴は知ってんだ...」

拳藤「先生に直接聞きに言ったらしい。みみっちいよな」

君「う、う~ん..個性的っちゃ個性的かな..」

拳藤「そっか。それじゃこれぐらいで。また後で話そうな」

君「おう。昼食で」

ここからは、所謂根津の校長挨拶が始まるが途轍もなく長いので飛ばしてくれて構わない。

校長「やぁ!皆大好き小型哺乳類の校長さ!
   最近は私自慢の毛質が低下しちゃってねケアにも一苦労なのさこれは人間にも言えることさ亜鉛・ビタミン群を多く取れる食事バランスにしては
   いるもののやはり一番重要なのは睡眠だね生活習慣の乱れが最も毛に悪いのさ皆も毛並みに気を使う際は睡眠を大事にすると良いのさ!
   特に毛を武器に使う個性持ちの子!!毛並みは最も大切なんだどれだけの事態に陥っても毛並みだけは最新の注意を払うべきだよ
   個性と何ら関わりない子も勿論の事!自分の毛並みは大事だよ髪なり何なりそれはヒーローになってからも見た目として現れるからね!!」


ここまで全て校長の趣味の話である。これから本編だ。


校長「話を変えようか、この夏休みで起きた事件について、そしてヒーロー社会の話だ」

校長「柱の喪失、あの事件の影響は予想を超えた速度で現れ始めている、これから社会には大きな困難が待ち構えているだろう」


校長「特にヒーロー科諸君にとっては顕著に表れる。2・3年生の多くが取り組んでいる校外活動もこれまで以上に危機意識を持って考える必要がある」

芦戸(ヒーローいんたーん?)

校長「暗い話はどうしたって空気が重くなるね大人たちは今その重い空気をどうにかしようと頑張っているんだ。
   キミ達には是非ともその頑張りを受け継ぎ発展させられる人材となってほしい」


校長「経営科も普通科もサポート科もヒーロー科も皆社会の後継者であることを忘れないでくれたまえ」

入学式× 始業式〇 入学式じゃねえや..


始業式が終わり教室での先生からのお話の最後、梅雨ちゃんの質問でヒーローインターンについて話を受けた。


相澤「平たく言うと”校外でのヒーロー活動”以前行った職場体験の本格版みたいなものだ」

麗日「....体育祭の頑張りは何だったんですか!!?」

相澤「ヒーローインターンは体育祭で得た指名をコネクションとして使うんだこれは授業の一環では無く生徒の任意で行う活動だ
   体育祭で指名を貰えなかった奴は活動自体難しいんだよ」

相澤「もともとは各事務所が募集する形だったが雄英生徒引き入れの為にイザコザが多発しこの形に変わったそうだ」

相澤「仮免を取得したことでより本格的・長期的に活動へ加担できる、ただ一年生での仮免取得はあまり例がないこと敵の活性化も相まって
   おまえらの参加は慎重に考えてるのが現状だ。まぁ体験談なども含め後日ちゃんとした説明と今後の方針を話すこっちの都合もあるんでな」

相澤「待たせて悪かった、マイク」

マイク『一限は―――英語だーー!!!すなわち俺の時間!!滅多に出ない俺登場!!待ったか俺の独壇場!!今日は詰めてくぜーーー!!!!』

マイク『上がってけーーー!!!俺もノリノリパワーのフルパワーで行くぜぇ!!!?それじゃあ早速――』


特に何かあったわけでもないので昼食までカット。


こっから一回好感度判定入ります


君「いつもの下さい」

ランチラッシュ「はいよ!君くんはまたあれかい!?」

君「はい。お願いします」

ランチラッシュ「物好きというか何というかーー!!パン大好きッ子だねぇ!お米も美味しいから食べてみな!?」

君「気が向いたら食べてみます」

拳藤「おーい!!君ィ!一緒に食べようぜ!!」

君「お、一佳」

拳藤「友達もいるけどいい?」

君「大丈夫だけど..俺の知らない子?」

拳藤「ああ!唯ーー!!」

唯「ん。そんな大きな声で呼ばなくても聞こえるよ」

君「よろしく。」

唯「ん。小大唯。気軽に呼び捨てで良いよ」

君「了解、それじゃ唯、で..ええっと..よろしく」

唯「会うのも見るのも初めてじゃないけどよろしく。」

そう言って手を差し出してくれた。

当然、こちらも手を出し握る。

君「俺も初めてじゃない。騎馬戦の時に上に乗ってたよな」

唯「ん。覚えててくれてありがと。」

拳藤「...」

拳藤「え~っと...二人共、とりあえず席座ろ?」

「「ん」」

拳藤「お先にどうぞ~..」

「「ん」」

「「...」」

君「...悪い、お前のアイデンティティだったか?」

唯「んな訳ないじゃん、癖で言うだけ。...なんか面白いねお前」

君「ど、どうも..」

拳藤「ず、随分息ピッタリじゃん二人」

唯君「「そう(か)?」」

拳藤「..だって..今のだってそうだし、名前呼びだし。」

唯「それはだって、小大って呼ばれる事の方が少ないから苗字だと違和感あるしさ。」

拳藤(私..一か月くらい苗字呼びで..今でもたまに呼ばれるのに....)

唯「...はーはー、なるほどね。もしかしなくともそういう事ね」

拳藤「...唯?」

唯「初々しいね」

拳藤「唯!!」

君「あの~..俺この場に居る必要ある?」

唯「まぁ居た方が反応良い気がする」

拳藤「ハァ...」

唯(そんな顔B組でもめったに見せないじゃん)ボソ

拳藤「...唯~?」

唯「あ、アハ、冗談冗談。おふざけはここまでね」

拳藤「~~ッ......あ、っ!そ、そういえばき、君?」

君「ん?」

拳藤「インターンなんだけどさ、私は先生に聞いたんだけど内容知ってる?」

君「ああ。相澤先生が教えてくれた。」

拳藤「そか。職場体験何処に行ったの?」

君「マウントレディの所。だけど...」

拳藤「だけど?」

君「多分マウントレディは事務所勧誘とか、インターン生は迎えるつもり無いと思う」

君(酷いと雑用にしそうだし...)

拳藤「ふ~ん..一応聞いてみれば?」

君「そうだな、聞くだけ聞いてみるよ」

君「っと..それじゃ俺はこれで失礼するな」

唯「早..ていうかパンだけ?お腹空かない?」

君「大丈夫。それじゃあ、そろそろ」

拳藤「またな~!!今度は二人でちゃんと食べような!!」

唯「悪かったよ、..それじゃあな」

君「ああ。二人共また今度」

小大 唯の好感度判定!! 補正+10

↓1 二桁コンマ ゾロ目だと最大段階へ

小大 唯:19――警戒 「鈍いしちょっと不思議だし...ちょっと怖いかな」

一日終了。

その後2日間は特に何も無く普通の授業で終わった。


緑谷「ご迷惑お掛けしましたー!!!」

君「他の奴等よりだいぶ神経使った方が良いぞ。」

緑谷「うん!後れを取り戻す!!!」

キーンコーンカーンコーン。ガラガラ

相澤「おはよう諸君。緑谷も戻ってきたところで早速、インターンの話をしていこう。入っておいで」

スー...

相澤「職場体験とどういう違いがあるのか直に経験している人間から話してもらう」

相澤「多忙な中都合を合わせてくれたんだ心して聞くように、現雄英生の中でもトップに君臨する3年生3名――..」


相澤「通称―――ビッグ3の皆だ」

インターン編 ――開幕。
第一節 ~実践の中で~

相澤「手短に、天喰から――良いか?」

天喰「———!」ギン!

君「———ッ!!」ビリビリ!!

君(...この人...なんで殺気を..!)

天喰「駄目だミリオ...波動さん..」

君(...?)


天喰「ジャガイモだと思って臨んでも...頭部以外が人間のままで依然人間にしか見えないどうしたらいい...言葉が出てこない.」

急に何を言うかと思えば、天喰という男はさらに弱音を発する。

天喰「頭が真っ白だ....辛いっ...!」

天喰「帰りたい...!」

波動「そういうのって蚤の心臓って言うんだって!人間なのにね!不思議!」

波動「彼はノミの”天喰 環”それで私が”波動 ねじれ”!今日はインターンについて皆にお話ししてほしいと頼まれてきました」

轟(今度は落ち着いた人だな)

障子(冷静だな)

波動「けどしかしねえねえキミは何でマスクを?風邪?オシャレ?」

障子「これは昔に..」

波動「あら、あと貴方轟くんだよね!?ね!?何でそんなところを火傷したの!?」

轟「...それは――・・・」

波動「芦戸さんはその角折れちゃったら生えてくる?動くの!?峰田くんのボールみたいなのは髪の毛?散髪はどうやるの!?
   蛙吹さんはアマガエル?ヒキガエルじゃないよね?どの子も皆気になるところばかり!不思議」

上鳴「かわいー天然っぽーい」

君(――相澤先生が)


相澤「 合理性に欠くね?」

ミリオ「イレイザーヘッド!安心してください!大トリは俺なんだよね!」アセアセアセセセセセ

ミリオ「スゥ~~~~....」

ミリオ「前途ーーーーーーーー!!?」

皆(...ゼント...?)

ミリオ「多難ーーー!!つってね!よぉし掴みは大失敗だ」
    まぁ何が何やらって顔してるよね必修てわけでもないインターンの説明に突如現れた3年生だそりゃわけもないよね」

ミリオ「,...一年から..仮免取得、..元気があるよね..そうだねぇ..何やら滑り倒してしまったようだし..」

ミリオ「キミ達まとめて俺と戦ってみようよ!!」

―――っという訳で。A組は体育館γに体育服着用で来た。

天喰「ミリオ..皆が皆上昇志向に満ち満ちている訳じゃない。立ち直れなくなる子が出てはいけない」

君(立ち直れなくなる..?)

波動「あ 聞いて 知ってる昔挫折しちゃってヒーロー諦めちゃって問題起こしちゃった子がいたんだよ知ってた!??」

君「その子は今は...」

波動「そこまでは分かんない!ごめんね!!」

君「あ、いえ...」

君(ヒーローを諦めて...か)

ミリオ「それを含めてもこの子達は大丈夫だよ。俺なりにそう思ってこう提案したわけだし」


ミリオ「さていつどっから来ても大丈夫だよね、一番手は誰だー!?」

パシャン。

緑谷「な――。」

ミリオの顔を水が貫通し地面に落ちる。

君(透過か..!!)


ミリオ「卑怯とは言わないよ!!元気なのは良いことだ!!代わりにこっちも動くけどね!!」


切島「近接隊は一斉に囲んだろうぜ!よっしゃ先輩それじゃご指導ー


「「よろしくお願いします!!!!」」


君「...すり抜ける個性だ!!」

切島「すり抜けさせなきゃ..」

ミリオ「..」

スカッ

切島、緑谷が攻撃を仕掛ける前に、ミリオの服がずり落ちる。


耳郎「あーー!!!//」


直後、中距離、遠距離の攻撃が次々と繰り出される。

君「——!!居ない...後ろか」


ミリオ「まずは遠距離持ちだよね!!」フッ

君「そうですね」フッ

ミリオ「!!髪の毛どうした!?」

君「お気になさらず!!」

ミリオに水をぶっ掛ける。

ミリオ「そうだね!!」

気づいた時にはそこにはおらず、声が聞こえたのは後ろからだった。

君(速すぎる...!)

ミリオ「それじゃ、もう一回!!はい!!」


君「!?」

ミリオ「初手不意打ちはもう効かないよね!!」

君(何処に...)

ミリオ「これでどうだ!?」

君(いつ後ろに回ってんだよ!!)


結果は――

↓1 コンマ

 1~89 特に何も起こらず全員ボコボコに。
90~98 最後まで粘り切って前衛組、君は時間切れまで耐える。
ゾロ目   ???

途中で終わってごめんよ、今日少しだけやって行きます


軌道を地中で変え続け視認させない動きを図る。


君(くっ..)

君「——は!!」

自分の周囲に水の壁を隔てる。

君(俺の体に触れた瞬間に水牢に変える....)

君「.....」

君「――しまった..」


ミリオ「気づいたのは偉いけど遅かったね。戦ってるのはキミ一人じゃない。」


君「...その通りでした」


水の壁を解除し地面に水が落ちる。それにより視界もクリアになったので、辺りを見渡した。


君(やっぱ、り..か)

クリアになった視界には地面に横たわるA組生徒一同の姿が見えた。


ミリオ「仲間がいる場所で自分の行動を制限する事は控えた方が良いってのはあるけど..実践で体感しないとまぁ分からないよね」

君「...ッ」

ミリオ「さっ!!」

君「フッ!!」

ミリオ「..ニヤ」

君「!!ごぁっ!!」

ミリオの拳に合わせてカウンターを振るが、当たる瞬間地面に潜りまた一瞬で出てきてカウンターカウンターを喰らう

そこから先は覚えていない。

君「..んぁ?」

ミリオ「HEY!?良かった無事だね!?」

君「あ、ああ..ええっと...BIG3の...」

ミリオ「ミリオだよ!ミリオっていうんだよ!?」

君「み、ミリオ...さん」

ミリオ「はぁ~...良かった~~」

リカバリーガール「ま、症状は軽かったからね。鍛えてれば起きるのは速いもんさ」

君「あ、久しぶりですね。リカバリーガール」

リカバリーガール「久しぶりだねぇ」

君「しばらくはここにも来てなかったので..」

リカバリーガール「良い事さ私ャ嬉しいよ」

君「う~ん...何分くらい寝てました?」

ミリオ「一時間くらい」

君「いやぁ...随分と強めに殴りましたね」

ミリオ「ごめん。君くんが予想以上に動けたんだ!カウンターをかまして来ると思ってなくてさ!今年の一年生って皆元気が良いね!!」

君「そ、そうですか..」

ミリオ「うん。まぁそれはそれとして..どうだった?俺強かったかな?」

君「え?そりゃ、歯が立ちませんでしたし..強かったですよ」

ミリオ「具体的には何処が厄介だったとかあるかな?」

君「...戦闘に慣れてる感じはしました。冷静でしたし、後は..個性ですかね、当たり前なんですけど」

君「すごい器用でしたよね、最後の透過とか。」

ミリオ「俺は不器用そのものなんだけどね。透過も、簡単そうに見えて実は結構大変だったりするんだぜ?」

君「というと..?」

ミリオ「俺の個性透過はそう自由にポンポンと動けるものでもなかったのさ。例えば、だ」

君「..?」

ミリオはそう言いながら君の胸の前に手を出す。

ミリオ「俺が今から個性を発動する。でもこれにも幾らか段階を踏む必要があるのさ」

今日はこっこまで

今日も少しだけ。


君「——段階?」

ミリオ「そ、一つ目俺の右手のみ発動」

スッ

君「..なんかムズムズしますね」

ミリオ「胸に俺の手が貫通してるからね。で、まぁ二段階目。ずっとこのまま発動してたら何も出来ないから解除しなきゃならない。腕だけを」

そう言って俺の胸をすり抜ける腕を後ろの壁に付ける。

ミリオ「これで俺のやりたかった動きは終わり、だけどそれにもまだ行程がある。三段階目解除した腕の透過をもう一度発動する。」

胸に突き通していた腕を引き抜く。

ミリオ「俺の個性は仲間に被害を与えず戦えたり便利だけど..そうする為に莫大な技術と経験が必要って訳さ!」

ミリオ「そして、それを得るものが..長くなったけど...インターンって訳なんだよね!」

君「なるほど...」

ミリオ「参考には..なった!?」

君「ええ。」

ミリオ「それは良かった!当があるなら大変なのは承知でやった方が良いよ!!」

君「ありがとうございます」

ミリオ「それから困った事があったらいつでも聞いてもらって良いから!」

君「はい」

ミリオ「それから今度奢るから!今回怪我させちゃった訳だし!!」

君「はい」

ミリオ「それから..それから頑張ろう!!」

君「は、はい」ガシッ

ミリオ「それじゃあ!!」

君「ありがとうございました」

ミリオ「うん!」

君「...面白い人だったな..ミリオさんか..」


↓1  好感度判定!! +30 補正!

通形 ミリオ!!

ミリオ「君くんか..」

ミリオ(髪の事とか色々突っ込みたい所はあったけど..それはまた今度!!)


54―――後輩であり友達である。

保健室を出て寮に戻り。皆にもう大丈夫だと伝えて自室に戻った。


君「...インターンね。」

俺の行った所というとマウントレディの事務所だ。
でも、多分だけれど行こうと思えば他の所も行けると思う。

君「..相澤先生は体育祭で得た指名を使うって言ってた..」

指名なら俺はたくさん貰ってる...けど、やっぱり


君「出来る事ならマウントレディの所が良いなぁ」

直接会って、話したい事も、手伝いたい事も沢山ある。

君(何より、マウントレディの所で働くのが一番後悔しなさそうだ)

君(...直接会った方が良いよな)

君(..その前に連絡か)

prrrr...


マウントレディ「——もしもし、マウントレディですけど~..君ィ?どうかしたの?」

君「突然すいません。あの俺」

マウントレディ「校外活動でしょ?」

君「あ、えとその通りです」

マウントレディ『それね~君、私の所に来たしねぇ』

君「そ、そういうことです。ご存じだったんですね」

マウントレディ『そういうイザコザも合ったって聞くしまぁ..深くは知らないんだけどね』

マウントレディ『で、当然私に電話って事は~..相談じゃなくて私への提案よね』

君「お察しの通りです。それで明日直接会えませんか?」

マウントレディ『あ、ていうか』


マウントレディ『>>387


安価
1:「来たいなら来ていいわよ」
2:「私は無理だけど私が紹介する人の所で良いならそっち紹介するわよ(シンリンカムイ)
3:「私、受け入れしてないのごめんね」

マウントレディ『私はここ最近忙しくてとても相手出来ないから無理』

君「そうですか..すいませんでした」

マウントレディ『まだ話終わってない!』

君「え?」

マウントレディ『私が相手するのは出来ないけど私の紹介する人の所で働くのでも良いのならそっち紹介するわよ』

君「だ、誰か..聞いても?」

マウントレディ『シンリンカムイ。良いんじゃないかしら?貴方と関係もあるし』

君「でも彼、フリーのヒーローで事務所受け入れとかやってませんよ?」

マウントレディ『だから私から辿って紹介するんだけど?悪くないと思うけど?私は。』

君「も、勿論。事務所受け入れしていない分他の誰よりも希少ですし..嬉しいんですけど..シンリンカムイの都合は良いんですか?」

マウントレディ『あの人いつもパトロールしてるって言ってるから一人くらい増えても大丈夫でしょ』

君「....」

申し訳なくなってきた。

マウントレディ『といかあの人、一切使わないけど事務所持ってるし、別に問題は何も無いと思うけど..むしろ嬉しいまであるわよ』

君「う、嬉しい?」

マウントレディ『貴方が成長してるって、喜んでたわよあの人』

君「...」

マウントレディ『どう?行ってみない?』

君「是非とも..行かせてください!」

マウントレディ『よし来た!..それにしてもインターンかぁ...』

君「?..何か心当たりが,,?」

マウントレディ『ああいや、体育祭もそうだけど、プロになってする事を今子供がしてるんだな~っと思って』

君「...」

マウントレディ『じゃ、そろそろ私は』

君「あ、あの!」

マウントレディ『ん?』

君「ひ、一つだけ..どうしてそこまで気前よくしてくれるんですか?」


自分の事務所が忙しいから他の事務所に頼んで世話を付けてもらう。
いくら職場体験に行ったことがあるからと言えど、これは流石に気前が良すぎだ。

マウントレディ『別に~?シンリンカムイは空いてるだろうと思っただけよ?』

君「で、でも!」

マウントレディ『後借り作ってるの!!ちゃんと返しなさいよ!』

君「は、はぁ..」

マウントレディ『ていうか職場体験であれだけ貴方に説教付けた私がヒーローらしくないとか無いじゃん!?分からないかしら!?』

君「...ありがとうございます」

マウントレディ『な、なに悟った風な声で言うのよ!?ほ、本当、世話してるつもりなんて無いし!?借りはいつか必ず返しなさいよ!もう!じゃあね!』

君「はい!ありがとうございます!!」



――次の日。

森林の神。森の番人。

シンリンカムイ「そう――我だ」

マウントレディの連絡を通して今日、会う機会を作ってもらった。

今人気急上昇中の若手ヒーロー。

君「久しぶりです、シンリンカムイさん」

シンリンカムイ「うむ。あの時以来だな、こうして直接会うのは」


あの時――俺が新しい光の道を踏み始めた日だ。


シンリンカムイ「あの時以降も偶に見たことはあったぞ、体育祭とかな」

君「見て頂いて光栄です。それと..あの..今回は受け入れてくれてありがとうございました」

シンリンカムイ「何、マウントレディの珍しい誠実な頼みという事と他でもないお前だったからな。」

君(やっぱり..凄くしっかり頼んでくれたんだ..あとで改めて礼を言っとこう)

シンリンカムイ「早速だが、プリントを出せ」

君「はい。」バサッ

シンリンカムイ「うむ」

ポン!

シンリンカムイ「これで校外活動の責任は我が受け持つ。それと同時に契約も完了した」

君「ありがとうございます!」

シンリンカムイ「もうやってしまったから聞くのも無粋だが..本当に我の所で良かったのか?最低でも一か月は有償で共に働いてもらう事になるが」

君「大丈夫です、全力で手伝います」

シンリンカムイ「そうか。お前は我の初めての相棒の様な物だ。よろしく頼む」

君「こちらこそ、宜しくお願いします!」

シンリンカムイ「良し、それでは早速だが、コスチュームに着替えて外に出ろ。パトロールだ」

君「——はい!!」

第二節  ~パトロールと経験と大切な事と~


契約を交わして初日。早速の仕事である。


君(愛音には申し訳ないけど...これは..しばらくは会えないかもな...)

シンリンカムイ「着替えたな。」

君「あ、はい」

シンリンカムイ「それじゃあ、着いて来い」


樹木を屋根に貼り付けワイヤーの様にして上空へ飛ぶ。

君「..え?」

君(そうか..もう、個性使っても大丈夫なのか...)


君も次いで、シンリンカムイを追う。


シンリンカムイ「最近は犯罪発生率が著しく増加している」

君「存じてます。」

 柱の喪失で今まで抑制されていた者たちの箍が外れた様に暴れ出し、平和の柱が生まれるまでの一年
  つまり、今年が一番犯罪発生率が高くなる可能性すらあると言われている


シンリンカムイ「恐らくお前も事件に遭遇する。唯のパトロールと油断するな」

君「はい!」


今日はここまで

やっていきます。


シンリンカムイ「分かったら我に全力で着いて来い」

君(...パトロールじゃないのか?)

シンリンカムイ「遅いぞ」バッ

建物を転々と乗り越えていき、みるみる距離が離れていく。

君「ちょっ..」

シンリンカムイ「何だ?」

君「パトロールじゃないんですか」

シンリンカムイ「パトロールだぞ」

君「こ、これじゃあ..パトロールには...」

シンリンカムイ「何だ?もっとハッキリ喋れ。聞こえんぞ風の音で」

君「これパトロールですか!?」

シンリンカムイ「...一旦止まれ」スタッ

君「はい。」スタッ


シンリンカムイ「事件事故が起こるのはいつも突然だ。いつでも対応出来るように我らは上を見張る。
        仮に下で事件が起こっても大丈夫だ。何故なら....これがある。」

服の中からゴソゴソと何かを取り出す。

シンリンカムイ「これは事件発生場を知らせてくれるレーダーの様な物だ。正式な免許を得ていれば貰える」

シンリンカムイ「分かったか?」

君「見回っている場所は手あたり次第ですか?」

シンリンカムイ「いいや、これから向かうのは裏路地、廃墟ビルや、もう使われていない建物施設だ。そこに着くまでは我らは
         上空から見張る。それで質問は終わりか?」


君「はい。ありがとうございます」

シンリンカムイ「それでは引き続きパトロールを行う。着いてくるがいい」

君「はい!」

シンリンカムイ「....」

君「..」

シンリンカムイ「――降りるぞ」

君「あ、はい」


スタッ。


降りた場所は、人が滅多に来ないような廃墟ビル。シンリンカムイはその中へ入る。

シンリンカムイ「こういう場所は要注意だ。誰も入ろうとしない分、人も寄り付かない」

君「見たところ気配は感じませんが...?」

シンリンカムイ「今居ないだけ、という可能性も有る。兎に角中を探索する」

君「了解」


埃やゴミで散漫している机や棚。全てをチェックする。

普通に考えればこんな所に敵の手がかりがある筈も無いのだけれど、そういう認識をしているからこそ逆手にとってある。という可能性もある

シンリンカムイ「ここまで調べ尽くしてないのなら..ここには何も無いのかもしれんな..」

君「今追っている奴等とか..具体的な標的ヴィランは居ますか?」

シンリンカムイ「事務所、チームとして活動していれば依頼を請け負う事もあるが、単独フリーなヒーローに依頼は滅多に来ない」

君「そうなんですか...」

シンリンカムイ「依頼は来ずとも、仕事は多いぞ。賢しい敵は尻尾を掴ませない。我らはそこを突かねばならん。」

シンリンカムイ「言って無かったな..我の優先目標だ..これを見ろ」ピラッ

君「...?」

渡された複数の写真の内容は、全部顔写真だった。

シンリンカムイ「舌を見てみろ...」

君「..!..黒い..舌」

シンリンカムイ「強力なドラッグ、——トリガーってやつを取り込むとそうなるらしい」

君「らしい?」

シンリンカムイ「我は会ったことが無いのだ。聞き込みだけだ。だが効果は恐るべきもので、理性が著しく低下するが個性をブーストするらしい」

君「そんなものが..」

シンリンカムイ「考えてもみろ、そんな物が世に回れば、ヒーロー側は後手に回らざるを得なくなる」

君「そうですね...」

シンリンカムイ「そういう訳で我らが捜すものは単純に言えば...」

【某所】

チンピラ「糞が..おい、何なんだよお前!!」

??「いえいえ..そう怒らずに、..分かりますよ、貴方の欲望」

チンピラ「あ..?」

??「貴方のその満たされない力――解放しませんか?」


―――――

君「売人..」

シンリンカムイ「うむ。悪の権化は元から断たねば増え続ける。埒が明かないのでは困るのだ」

シンリンカムイ「草の根運動では無く、大元を潰す。」

君「でも、手掛かりが無いとキリが...」

シンリンカムイ「キリはある。ヒーローがこの世に居る限りな。必ず捕まえて見せる」

君「...ですね。」

シンリンカムイ「勿論。敵連合も同様にだ」

君「頑張りましょう。平和の為にも」

シンリンカムイ「うむ..」

君「それじゃあ..どうしますか..もうここには何も手掛かりは無いと思いますけど..」

シンリンカムイ「当然他の場所を探る。」

君「はい!」

~校外活動 について~

【朝】は判定を行います



1 ~ 40 弱小敵
41~ 70 敵&手掛かり
71~ 89 怪しい奴等を発見
90~    邂逅 ~敵連合~
ゾロ目    ???


こんな感じです。それぞれに事件ポイントを振り分けてあります(段階事に1P上昇)
それが10を超えればイベント発生。物語に関わる人物が次の判定時に入ります。

【昼】も基本的には同じで、判定時の内容が敵発見から他ヒーローと遭遇、やゾロ目の内容が変わります。


【夜】
ALL安価になります。 
1:敵を発見、戦闘
2:情報捜索
3:夜道見回り 
4:敵連合の元アジトを探索(コンマ判定で達成値を超えればネームド敵遭遇)
5:その他

この内のどれかを選択して後に、話展開やコンマ判定を行って進めていきます。

途中でマウントレディにジョブチェンジ、他のヒーローの元へ行くorチームアップ要請も可能です

シンリンカムイ「今日は今回の探索する場所を調査で終わりだ」

君「了解!」


【暗い路地裏】

君「ここは...」

見覚えのある、場所だった。

君(...そうか、複無と戦った場所だ)


俺が挫折をしかけた、そして、一人の英雄を知った場所。

君(..複無)

彼が神野区に赴くと言った後、どうなったかは知っている。テレビで神野区の中継を見ていたから。

彼は戦ってた。オールフォーワンと呼ばれる男と。ヒーローと共闘していた。
だが闘いの途中、オールフォーワンの衝撃波で吹き飛ばされて...その後彼の姿は見れなかった。


君(多分...彼は...もう..)

シンリンカムイ「..どうかしたのか?」

君「すいません。考え事してました」

シンリンカムイ「仕事中だ。今は周りに誰も居ないからと言って、気を抜くなよ」

君「はい」

君「...フゥ」

君(俺もここまで来た..これからの成長も見ててくれよ..)

シンリンカムイ「静寂を保て、君」

君「——!」

シンリンカムイ「何か居る様だ。」

君「..」

シンリンカムイ「一気に駆けこむ。敵だったら我が束縛、君はフォロー。良いな」ボソッ

君「..」コクン

シンリンカムイ「——はっ!」

↓1 コンマ!!
 
 1~20 子猫
21~30 サラリーマン?
31~79 分かりやすいチンピラの群れ。
80~89   敵!
90~   ドラッグ持ち。邂逅!!

同時に秒数でもコンマ。

先制 ウルシ鎖牢! 威力 135 


ゾロ目判定の時の分書いて無かったね。
 ゾロ目。???解放

シンリンカムイ「!!」

??「!!なっ..これを首に刺すのです!!」

チンピラ「あ!?ちょっ..テメ!!放せや!!」バシッ!

??「あっ..くっ!..」

??(何故こんな場所にヒーローが!!)ダッ

チンピラ「どぁっ!?」ギュル!

シンリンカムイ「まさかこんな速く捕らえられるとはな..」

チンピラ「..おい!..訳わかんねえぞ!!」

シンリンカムイ(....言動からしてこいつは..勧誘を受けたという所か)

シンリンカムイ(..此奴は無闇に拘束するべきではないな..)シュルル..

シンリンカムイ「失礼した、だがこんな所で何をしていた」

チンピラ「何もしてねえよ、ぼーっとしてたらさっきの奴がこれいらねえかって渡してきたんだよ」

君「!」

右手に持っているそれは、何かの容器だった

中には黒い液体が入っている。

君(なんだ..?さっきの奴の言動と行動といい...まさか..)

シンリンカムイ「君!奴を追え!ドラッグだ!!」

君「!――了解!」ダッ

シンリンカムイ「お前は気にしなくていい。それを我に渡して事情聴取させて貰う」

チンピラ「はぁ!?だから俺何にもしてねぇっつの!!」

シンリンカムイ「信用ならんが..ならとりあえずは付いて来い。後で話だけさせろ」

チンピラ(なんなんだコイツ...)

シンリンカムイ「それと..とりあえずそれを渡せ、それは危険だ」

チンピラ(そういや..あのリーマン変な事言ってやがったな...)

チンピラ「おい、お前、..シンリンカムイだろ?」

シンリンカムイ「む?、そうだが..」

チンピラ「これ、何なんだ」

シンリンカムイ「渡せば話す。本当に危険な物なのだ、我に渡せ」

チンピラ「持ってても何にもなんねーけど?」

シンリンカムイ「ああ。だが使えば一瞬にして凶器になる。人を敵に変える」

チンピラ「へぇ..」

シンリンカムイ「馬鹿な事考えるなよ、理性を失うのだぞそれは」

チンピラ「でも力は手に入るんだろ?」

シンリンカムイ「...ウルシ鎖牢!」

チンピラ「へっ!..首だよな!!」カシュ。

その容器を首に刺し、液体を注入する。

シンリンカムイ「遅い!!」シュルル!

チンピラ「ああ...お前がな!!!」

ブチブチブチ!!。樹木の山を体中に纏う火で契る。

シンリンカムイ「なっ..」

チンピラ「ひょぉぉおおお!!」

チンピラ「ちっ..!力がっ...力が体の中に溜まる!!凄ぇ!!」

シンリンカムイ「愚かな..!!」

チンピラ「へへへ!!これならお前も簡単に殺せるべ!!さっき逃げた彼奴もな!!!」

シンリンカムイ「...ハァ..」

シンリンカムイ「痛みは我慢しろ、貴様が自分で使ったのだからな、貴様は進んで敵となったのだ」

チンピラ「ここでテメエ殺せば関係ねえ!!」

シンリンカムイ「成りたてとて、容赦せんぞ!!」


―――――

君「待て!!」

??「ハッ..!ハッ...!!」

君(間違いなくクスリだ..!)

君「お前が売人か逃がさないぞ」

売人「ち..力が欲しくは無いですか!!?」

君「クスリまで使って力が欲しいとは思わない」

逃げながら器用に喋る。売人。言葉を武器にしてるだけはある。


君「これ以上逃げるなら俺は貴方を攻撃する!売人だって立派な敵だ」

売人「ぐっ!!」ダッ

君「あくまで..逃げ切るつもりか!」


売人(糞...糞...糞!)

売人(彼奴..確か雄英の体育祭の..!..クスリを使っても勝てない!!)

君「ここまでだ!!」ガシッ!!

売人「ぎゃっぁ!!?」

突進し無理やり倒して腕、足それぞれを地面に押さえつける。


君「もう、逃げられないのは分かってるか?」

売人「い、嫌だ..嫌だ!!」

君「文句言っても無駄だ。何か喋るなら、せめてお前のせいで苦しんだ人たちへの謝罪でもしろ」

売人「ぐぅぅう!!誰かぁああ!!!」

君「こんな所、売人探しくらいのヒーローか、チンピラしか寄り付かない。諦めろ」

売人「放せ放せ!!!」


「何してる。」

君「なっ...」


声を掛けて来た巨体の男。

君(間の悪い...)


その男はバンダナで顔の上半分を隠し、手にはナックルダスターを填め、いかにもな敵という風貌だ。

君「近づかない方がいい..碌な目に遭わないぞ」ズズズズ...

<リミッター解除>

「それは威嚇のつもりか?」

君「帰れ、警告だ」

「...お前も怪しいな」

君「怪しい?」

「..腹に力入れろ」

君「何を...」

今の発言の意図を考える間も与えず、思い切り殴りかかってくる。

君「——何するんだ!!」

売人「たっ、助かりました..!何とお礼を言ったらいいか..!」

「可笑しな奴らがこういう所にはウジャウジャ居る。分かったら消えろ」

売人「はい!」

君「おい!!」

「通さんぞ、敵め」

君「なっ...俺は敵じゃない!!」

「敵はな、大抵そう言うんだ」

君「今の奴は..ドラッグを持ってる!危険な奴だ!お前が敵を許さないのであれば彼奴も対象だ!」

「...何?」

君「分かったら退け!!」

驚いたのか、棒立ちになった巨体の男を通り過ぎようとしたが

「...待て」

ガシッ

肩を強くつかまれる。

君「——!邪魔を..」

振り払えない。どれだけ力を入れても肩に置いてある手をどかせない。

君(増強型か..!)

「..俺も追う。」

君「...お好きにどうぞ」

「お前の事情を聴きながら追う。お前の知ってる事全部話せ。ああ、勿論トリガーについてだ」

君「....」

ナックルダスター「..俺の事情を話せば話してくれるな?俺の名はナックルダスター。ここに居る以上お前も同じだろうが、非合法ヒーローだ」

君「イリーガル..」

授業で前に習った。ヒーロー社会が生まれる前の黎明期のいわば自警団。

ナックルダスター「法じゃ裁けない奴らを俺が裁く。おもにトリガー使いだ。お前は?」

君「ヒーローです。正式免許じゃないですが..」

ナックルダスター「..ただのヒーローか?」

君「ええ。..でも今は貴方に時間を掛けてる暇はない」

ナックルダスター「話が分かる奴だな」ニヤリ

君「俺も貴方と同じで、売人を探してました。」

ナックルダスター「...そういう事か。で、あれば俺は互いの目的の邪魔をした訳か。すまんな」

君「必ず捕まえますよ」

ナックルダスター「当然」

君(それにしても凄いな..)

暗い路地、当然障害物や壁もある。俺は水を使って対処するがこの人の使う物は体だけだイリーガルでも、ヒーローと名乗るだけの事はある。

君「増強型の個性..随分極めてますね」

出久のフルカウルよりも、動きに磨きが掛かってる。かなりの労力を消費したんだと分かる

ナックルダスター「..?いや俺は..」

君「——!見えました!!」

ナックルダスター「良し、俺が先に行く。お前は水で彼奴の足を止めろ。挟み撃ちだ」

君(挟み撃ち...?)

ナックルダスターは服の内側からロープを取り出し建物に引っ掛け器用に移動する。

君(成程ね)

君「...痛いかもしれませんけど、我慢しろ!!悪いのはお前だ!」

売人の膝に後ろから水圧弾をぶつける、所謂膝カックン、膝カックンの超威力高めバージョンだ。

売人は体勢を崩し転がる。

売人「痛い...」


ナックルダスター「そうか。だがそれがどうした」

ガシッとパワフルに、片手で売人の頭を強く、ミシミシ音を立てるくらいに握りしめる。

君「やっやりすぎじゃ...」

ナックルダスター「ドラッグ売りにはこうでもせねば反省せん。いや反省しても許さんがな」

売人「も、もうしません..」ミシミシ

ナックルダスター「お前。どうやら俺の方が闇の人間への対処は上手い様だ。見ておけよ」

君「対処も糞も...」

ナックルダスター「ふん」ポイッ

売人「ぐぇ!」

ナックルダスター「さっさと立て、そして俺に今持っているドラッグ全てを渡せ」

売人「ぉ...ぉえ..」

ナックルダスター「聞こえなかったか?」

座って頭を抑える売人に後ろから蹴りを入れる。

君(やり過ぎだ..!)

売人「ひぇ..」

ナックルダスター「これ以上罰を増やしてほしくないならさっさと渡せ」

売人「ご、ごほっ..ゲボッ..!」

胃液を吐き出しながら、なんとかケースを弄り、ドラッグを取り出す。

ナックルダスター「これで全部か」

売人「今持ってる限りでは..こ、これで..全部です」

ナックルダスター「そうか..顔に力を入れろ」

売人「え?」

ナックルダスター「ふん!!」

腹を思い切り撃ちぬく。

売人「おごっつ”!?!!!?」

悶絶し、痙攣、その場に倒れ込む。

ナックルダスター「馬鹿正直に顔に力を入れて踏ん張ったな?苦しいか?だがそれが今までお前がしてきた事だ」

売人「あ...ぁ...ぁ」

ドスン!!

倒れて小刻みに震える売人の腹を思い切り踏んずけて、まだまだ喋る。

ナックルダスター「今ある分は。と言ったな、他は?何処にある。言え、五秒以内だ」

そう言いつつも5、4、とカウントをする度に腹を蹴り続ける。

ナックルダスター「上手く喋らなければもう一発だぞ」ドスッドスッ

売人「あっぅ..そってうあえあう@あ...」

ナックルダスター「何だ?」

君「やり過ぎだ!!ダスター!」

ナックルダスター「..黙って見ていろ。此奴にはこれを受けるだけの責任がある。...沢山の人を傷つけ、今の今まで平気でクスリを売り続けた奴だぞ」

ナックルダスター「...いつの時代も、こういう奴が居るんだ。他人を傷つける事に何とも思わない愚かな奴が!」

ナックルダスター「俺は許さない。例えドラッグがもう俺とは関係なくなったとしても、一生俺には過去が付き纏う」

君「..貴方が過去に何があったか、知るつもりは無いし、ハッキリ言うが興味ない。だからこそ言うが、やり過ぎだ」

ナックルダスター「何度も言うが、こうでもせねば悪人は改心すらせんぞ」

君「....むしろ悪意を増やす事だってある」

ナックルダスター「悪意が消えて恐怖心になるまで傷つけてやる」

君「だから..それが危ない事なんだ!俺からしたら、貴方だって敵と変わらない!!」

ナックルダスター「それが俺だ。良く分かってるじゃないか」ドスッドス。

売人「...ぁ...ぁ..」

君「それ以上するなら俺も見過ごせない」

ナックルダスター「...ほう」

君「大怪我させてでも止める」

ナックルダスター「..辞めだ」

君「..」

ナックルダスター「悪かったな。もう”拳”は出さんさ」

君「本当にですか」

ナックルダスター「出さないと言ってるだろ。」

君「...」

ナックルダスター「唯お前じゃ処理できんだろうからな、俺が代わりに処理してやる。それぐらいはかまわんだろ?」

君「絶対に..約束は守ってください」

ナックルダスター「分かっている。絶対に拳を出さん。これで良いか?」

君「...はい」

君(本来は...俺が..どうにかして対処しなきゃいけないけど...この人には..多分俺じゃ敵わない..主観的に見ても敵わないんだ..
   客観的に見たら惨敗だろう)

俺がこの人に勝てる想像がつかない。心でも。体でも。技術でも。

ナックルダスター「最後に忠告だ..」

君「..何ですか」

ナックルダスター「お前の言う事為すことは、全て誰かを救けて居る様で、全部見捨てている。」


ナックルダスター「自分すらもな。...それだけだ」

君「....」



ナックルダスターは本来のヴィジランテの時系列と違ってるけどこのssもそもそも原作と時系列変わってるので原作、ヴィジランテとも別世界と考えて下さい。それと1スレ目で言ったけど※登場人物死亡する可能性あり。注意してね。今日はここまで。お休みなさい。

~数分前~

チンピラ「今ならアンタは怖くねえ!!!ははは!」

シンリンカムイ「気まぐれでとはいえ...悪の道に落ちたなら其処までだ」

チンピラ「そうやっていい気になるのも其処までだ!!」


体中に炎を纏う姿はエンデヴァーと酷似している。


シンリンカムイ(活性して一気に個性が極限化...厄介だな)

シンリンカムイ「炎は我の苦手とする所..」

チンピラ「おお!!逃げたいなら逃げろ!!?」

シンリンカムイ「それはない」

樹木を敵に向けて放つ。しかし全て纏う炎で全て防がれる。

シンリンカムイ「ムゥ...!」

シンリンカムイ(届かんな...)

相性は最悪。しかし敵が目の前に居る以上は引くわけにはいかない。

シンリンカムイ「...」

チンピラ「俺の方が強いんだ!!俺もヒーローになろっかな!!?」

シンリンカムイ「笑止。調子に乗るなよ..」

シンリンカムイ「ヒーローは一芸だけじゃ務まらない事を教えてやろう」

チンピラ「あ?俺に勝てると思ってんのか?」

シンリンカムイ「己の怯懦を恥じるがいい...秘技!!」


シンリンカムイ「樹縛漆累!!」

先までの樹木より数倍大きく分厚い樹木を敵の周りに張り巡らす。

チンピラ「ぁあ?何してんだぁ??」

シンリンカムイ「収束」

ギュゥゥウウウ!!

チンピラ「ギョェエエ!!!!」

一気に敵の体に巻き付ける。


シンリンカムイ(焼けるよりも早く気絶させる!!)

チンピラ「...ぁ...か..」ドサッ

シンリンカムイ「悪の傀儡め。...悪いが少し強情にさせてもらったぞ」

「良くやったな」

シンリンカムイが倒れたチンピラを抱き起こすがそこに巨体の男が介入する。

シンリンカムイ「は」


ナックルダスター「此奴らも重要な手掛かりだ悪いが借りてくぞ」

シンリンカムイ「な...貴様!」





シンリンカムイ(肩に担いでいるのは...さっきの奴...)

シンリンカムイ「新手の仲間か!」

ナックルダスター「仲間?とんでもない。正反対さ」ダッ

シンリンカムイ「逃がさんぞ!」


ナックルダスター(追って来るな...機動力は五分五分か)

ワイヤーで距離を伸ばしても樹木で同じく距離を詰めてくる。


ナックルダスター「一工夫必要か...仕方あるまい..おい、お前」

売人「は、はい...」

ナックルダスター「容器、出せ」

売人「で、ですからさっきので全てです...」

ナックルダスター「構わん。空の容器を出せ」

売人「ど、どうぞ...」

ナックルダスター「良し...」


シンリンカムイ「...止まった?」

シンリンカムイ「諦めたか、新手の敵」


ナックルダスター「こんな場所で徘徊するなんて理由はこれぐらいか」

右手に空の注射器を持ち示しながら話す。

ナックルダスター「同じヒーローならこれが欲しくは無いか?良い案件だぞ」

シンリンカムイ「随分扇情的だな」

ナックルダスター「お前が名誉を貰えるかもしれんな。どうだ?」

シンリンカムイ「要らん。名誉より今の貴様だ」

ナックルダスター「では液体の入った物ならどうだ?」

シンリンカムイ「嘯くな、渡す気など微塵も無いな」

ナックルダスター「バレバレか」ニヤリ

シンリンカムイ「ああ。」

ナックルダスター「ヒーローは皆寛容と聞くのだがな」

シンリンカムイ「敵に寛容さを見せる必要もあるまい」

ナックルダスター「そうか。では俺の情報と引き換えではどうだ」

シンリンカムイ「...何」

ナックルダスター「俺の持ち得る情報全て提供する、代わりに今この場だけは見逃せ」

シンリンカムイ(...その前に...)

シンリンカムイ「その売人と共に一人、誰か居たはずだが...」

ナックルダスター「知りたいか?」

ナックルダスター「ならこの場は見逃せ」

シンリンカムイ「駄目だ」

ナックルダスター「強欲だな」

シンリンカムイ「大事な事だ」

ナックルダスター「なら教えられんさ」

シンリンカムイ「...他の選択肢は無いか」

ナックルダスター「ああ。俺を見逃せば情報は全て提示する。何ならこの容器もくれてやる」

シンリンカムイ「...渡さなければ」

ナックルダスター「さっき言ったが、お前の探してる奴の行方は分からず、此奴らの事も分からず仕舞いだぞ。こっちに来るなら俺は此奴らを逃がすからな」

シンリンカムイ「悪のお手本のような物だな...!」

ナックルダスター「今更だな..俺もこのままじゃ旧態依然でな。早く進展が欲しいんだ」

シンリンカムイ(どういう事だ...此奴...敵じゃないのか...?)

ナックルダスター「結論は..?早く決めろ」

シンリンカムイ「...」

シンリンカムイ


安価 ↓1


1:「見逃す..代わりに情報を全て吐け」
2:「駄目だ、見逃すことは出来ん!!」
3:「互いに協力しないか?」
4:自由安価

ナックルダスター「ほぅ...見逃すか..ハッ」

ナックルダスター「良いな、ヒーローは。強欲な奴が多いが話が分かる」

シンリンカムイ「...?」

ナックルダスター「ワカメ髪の奴だ。...お前が言ってるのはソイツだろ?」

シンリンカムイ「君...を何処にやった!!」

ナックルダスター「まぁ待て。それは教えてやる。その前に...本当に俺を見逃すか分からんからな」

シンリンカムイ「なっ..今更..何を言ってる!!」

ナックルダスター「な~に..簡単な話だ。後日お前が此処に来い。そうすれば分かる。手紙か何かに書いておいてやる」

シンリンカムイ「馬鹿な事を!明らかに嘘ではないか!!」

ナックルダスター「...ふむ...しょうがあるまい...このままでは埒が明かん...ヒーローならば嘘は無しだぞ」

シンリンカムイ「元よりそのつもりだ!!」

ナックルダスター「そうムキになるなよ。ヒーロー。..良し、言質は取った。信用させてもらうぞヒーロー」

ナックルダスター「君...と言ったか..まず彼奴は問題ない。手も何も出していない。ただこの売人を奪っただけだ直に戻ってくる」

シンリンカムイ「では次だ」

ナックルダスター「ああ。俺の持ち得る情報全て、だな」

シンリンカムイ「そしてお前の事もな」

ナックルダスター「..関係無いことまで聞くのか」

シンリンカムイ「お前が此処に居る以上無関係とはいえまい」

ナックルダスター「...俺の名はナックルダスター、非合法ヒーローをやってる。表、法で裁けない奴らを裁く専門家だ」

シンリンカムイ(..非合法ヒーロー...)

ナックルダスター「主にトリガー..ドラッグを売ってる奴を探してる。叩くのは根本からだからな。」

ナックルダスター「だからこそ運が良かった..今回お前等が見つけてくれたおかげでスムーズにコイツを捕らえられた。」

シンリンカムイ「ならばもう...」

ナックルダスター「いいや。終わりじゃない。問題はここからだ」

シンリンカムイ「...何?」

ナックルダスター「ドラッグの起源は此奴じゃない。俺はドラッグを生み出した奴を、いや生み出し続けている奴を探しているんだ」

シンリンカムイ「生み出した奴..」

ナックルダスター「ドクター。と呼ばれている男だ」

シンリンカムイ「ドクター..?そんな奴。いくら探してもキリが...」

ナックルダスター「キリはある。俺が生きている限りな」

シンリンカムイ「何を根拠に...」

ナックルダスター「それは置いておけ。そのドクターを調べていると..面倒な事になった」

シンリンカムイ「面倒な事?」

ナックルダスター「敵連合と繋がっていた」

シンリンカムイ「何!」

ナックルダスター「正直そこまで身を入れるつもりは無かった。とある事件を解決した時点で身を引くつもりだったが...結局俺は
         ドラッグ使いを捕らえるまで非合法な生き方を続ける運命にあると...享受した」

ナックルダスター「それで今に至る。..つもり俺は...お前らにとって...通りすがりのヒーローだ。という訳だ」

シンリンカムイ(犯罪者にしか見えんが....)

ナックルダスター「もう一つ、洒落にならない情報を伝えてやろうか」

シンリンカムイ「前振りはやめろ..さっさと話せ」

ナックルダスター「これに関しては俺は一切関わらない事にしている。こればっかりは俺がやるには危険すぎる。」

ナックルダスター「敵連合とも関係がある...お前は聞いておいた方が良いかもな」

ナックルダスター「神野区の悪夢..ああ、確かお前も当事者だったな?」

シンリンカムイ「ああ」

ナックルダスター「その犯人、マスクの男だ」

シンリンカムイ「居たな..敵連合の親玉だな?」

ナックルダスター「ドラッグ使いに偶々居てな...敵連合の一人と繋がりを持ってる奴が..」

ナックルダスター「まぁ、それが真実かどうかは知らんが...敵連合の親玉にはまだ...警察もヒーローも把握してない繋がり...第三勢力とでも言おうか..」

ナックルダスター「その人間等がこの町に居るってな」

シンリンカムイ「...つまり...マスクの男の部下が、敵連合とはまた別に居る..と?」

ナックルダスター「察しが良いな。そういう事だ」

シンリンカムイ「本当に...居るなら気づくようなものだが....」

ナックルダスター「いや..

―――――――

???「バレないさ」

??「犯罪率が上昇しているからとでも?」

???「exactly」

??「甘い。第一...それはあの方の意志に反する」

???「でもなぉ...ギガントマキアは言ってたぞ?自分のやりたい事するって..」

??「それはあの方を通して..という話だよ..僕はそれぐらい分かってると思ってこの話をしたんだけど...分かってなかったんだ」

???「悪いね..自分勝手なのが俺の唯一のメリットなんでね。..AFOも言ってたぞぉ?そこが魅力だねってな」

???「第一..お前いつまでAFOに尽くすつもりだ?楽しいか?そんな人生っっ...悪かった」

??「...ふん」

???「じゃあ、まあいいや...俺は俺の好きなようにさせてもらうな。あばよ」

??「待て...」

???「ああん?」

??「これを持っていけ...」ヒュ

パシッ

???「?...これは...通信機?」

??「...何かやるなら逐一報告しろ」

???「...はぁ...素直じゃないのな、まぁ良いと思うぜ」

??「僕まで危険な目に遭いたくないだけだ」

???「そうかい。そういう事にしといてやるよ。...それじゃあな..バァイ?」

??「...猛獣の様な奴だ...」


―――――――

シンリンカムイ「犯罪率が高くても..数え切れない程起こっている訳でもあるまい」

ナックルダスター「今はまだ...な。だが...確実に数は増えている」

ナックルダスター「例えば...俺は良くこういう場所を屯しているが、ドラッガーや敵と遭遇する回数が莫大に増大した」

ナックルダスター「平和が確実でない今の世では当然の話だが...皆が皆、欲望を抑えきれていない」

シンリンカムイ「...」

ナックルダスター「良かった、今ならたくさんの収益が得られるかもしれんぞ」

シンリンカムイ「貴様....本当に....悪辣だな...」

此奴のいう事は本気で質が悪い。何が良かったのか。犯罪率が上がる事の何が喜ばしいのか。

ナックルダスター「そう怒るな。そうだな、ヒーローは滅私奉公の精神で行わねばならんからな」

ナックルダスター「しかし今日は本当に僥倖だった。それじゃあな」

シンリンカムイ「...」

シンリンカムイ(いや...まずは君だ...何処に居るか...見つけなければ...)


数分路地を探し回ると、見つける事が出来た。

君は不自然に棒立ちの状態だった。


シンリンカムイ「——君」スタッ

君「..!」

シンリンカムイ「何とも無いか」

君「....ッ..」

君「無いです。...何もされてません...」

シンリンカムイ「安心したぞ...今日はこれで終わりだ」

君「すいませんでした...」

シンリンカムイ「む?」

君「俺..売人を...」

シンリンカムイ「大丈夫だ、お前の落ち目じゃない。悪いのは我だ..我が迅速に捕えれば...」

君「違います...俺...俺は..掴めたんだ..後ちょっとで..」

シンリンカムイが取り逃したのはしょうがない、相性が悪いのは目に見えてた。あそこで俺が出っ張るべきだったんだ。
俺が売人を相手にした方が危険性が薄まると思って..あえて相性が悪いのに相対してくれたのに...俺は機会をみすみす逃したんだ。

シンリンカムイ「...我はな...感銘を受けたぞ」

君「...」

シンリンカムイ「人は千変万化。何にでも変化できる。だからこそ...正直な所。お前を助けた時不安だった。
        お前が悪の道に堕ちないか。可能性が無いわけじゃないからな。.....でもお前はヒーローになった」

シンリンカムイ「お前の英雄道は、外連味が無いとは言えないかもしれん。漫然として芯もまだ通ってない。」

シンリンカムイ「けど..それでいい。今はまだ悩め、自分の価値に彷徨い、剣呑しろ。..それだけじゃない
        逡巡も、...そうして自分を慚愧出来るなら、お前はまた一歩成長出来る。お前は稀有な存在だ」

君「..俺が?」

君(それは...ない。)

俺なんかよりよっぽど珍しい人間は居る。轟も出久も。俺の個性よりよっぽど希少価値のあるものだし、今ならきっと俺より強い

シンリンカムイ「それはない、という顔をしてるな...だが我はハッキリと言おう。お前は人を必ず救う」

君「今のままじゃ....救えないです」

シンリンカムイ「そうだな。だから成長するんだ。」

君「成長も出来てません...俺...ただ、迷惑を掛けてるんです」

シンリンカムイ「成長に迷惑は欠かせない物だ。」

君(こんな事言っても無駄なのは分かってるけど...)

どうしても...俺は答えが知りたい..
マウントレディの時も思ってた...俺の知りたかったこと。

君「シンリンカムイ...俺を信頼してますか?」

シンリンカムイ「当然」

君「なんでですか!?..俺、今みたいに、ウジウジして、一回失敗してすぐ落ち込む奴です...なんで俺に信頼してそこまで言ってくれるんですか!?」

シンリンカムイ「む...そんな事か」

シンリンカムイ「簡単な話...というより...きっと納得いかんと思うが...聞きたいか?」

君「....是非!」


シンリンカムイ「我と似てるからだ」

君「...シンリンカムイと?」

シンリンカムイ「うむ。失敗してウジウジするのも、そうやって馬鹿みたいに悩むのも我と酷似している」

君「俺は..シンリンカムイみたいに立派じゃないです...」

シンリンカムイ「我も数え始めてだから良く分からんが...多分お前と同じ年頃の時はもっと酷かったぞ」

君「...え」

シンリンカムイ「それは酷い物だった。そもそも家庭環境がな。...酷いと思わないか?実際の年齢も我は分からんのだぞ?」

シンリンカムイ「そんな奴でもこうして立派と言われるのだから..お前の方がよっぽど立派になれると思うが」

君「...」

シンリンカムイ「失敗は失敗と受け入れろ。それなら落ち込むのは当然だ。...在り来たりな言葉だが..大事なのは落ち込んでからどうするか..だぞ」

シンリンカムイ「きっとお前はこれからも今回の事で落ち込む。何回もな...それは我が保証しよう。しかしそれと同時に成長に繋がるのも保証する
        それを続ければお前はきっと立派なヒーローになれる....一つ、心に留めて欲しい事があるが良いか?」

君「...はい」

シンリンカムイ「プロヒーローなら誰でも体験したことがあると思うが...自分の行動一つで何かが変わるなら、絶対に行動しろ」

君「...そんなに、言ってくれるなんて...本当に、親切..なんですね」

シンリンカムイ「違う。他の人間に同じ気持ちを味わって欲しくないからだ。親切等では断じてない。だから信じろなんて暴言は吐けまい。
        唯...手が届く時、伸ばせなかったら死ぬほど後悔する。それが嫌だからヒーローは皆死ぬほど手を伸ばし続けるのだ」

君「シンリンカムイも...?」

シンリンカムイ「....当然有る。目の前に居る少女を後一歩の所で....届かなかった。なんて事もある..我の個性で巻き取っても..
        既に潰れていたら助ける事は出来ない...ただ、もう少し踏ん張れば我はきっと...助けれられたのだ...」

手を握りしめ、過去の悲劇を思い出し震える。

シンリンカムイ「..お前はまだ、何をするにも時期尚早なだけだ。今は唯成長出来るように、敷かれたレールを走って加速し続けろ。
        こけそうになれば必ず誰かが助けてくれる。そういう奴等が、お前の周りにはたくさん居る筈だ。」

君「...」

シンリンカムイ「それでもまだ辛い時には我以外の誰でも良い、勿論我でも良いが..相談しろ、自分で何でも解決しようとするなよ」

君「ありがとうございます...その言葉だけで..校外活動に来た意味がありました」

シンリンカムイ「それは何より」

シンリンカムイ(これから我は徹夜で徘徊コースだな)

>初回ゾロ目判定によりナックルダスターが参入しました。

>これからの校外活動のみ、一定の確率で乱入します。

>事件P +5


今日はここまでーお休みなさい

校外活動が終わればこれまでの学校生活分の成長判定も行います。


校外活動をしているといえど、本業は学生生活。

君(一回落ち込むとかなり後れを取るんだな...)

勉学に関しては何の問題も無いけれど、体のキレが鈍くなるのは勘弁だ。

君(頑張れ~俺~...)

相澤「これで今日の授業は終わりだ」

「「ありがとうございましたー!!」」

相澤「...」

相澤(..空振らなきゃ良いが...)


~~~~~~~~~

校外活動二日目!!  ——昼――


君「...良し!!!」

シンリンカムイ「気合や良し、元気が良いのは何事においても良い事だ。元気な事で悪い事は無いからな」

君「..やりましょう..ドラッガー捕獲。」

シンリンカムイ「ああ、我等の失態を次は活かす番だ」



>現在5p

君「今日も?」

シンリンカムイ「うむ。いかにもな場所を徹底的に探す。ドラッグ使いじゃなくても構わん。とにかく手掛かりが欲しいのでな」

君「探しましょう..必ず!」

シンリンカムイ「違いない」


捜索の結果―――  補正シンリンカムイ(+20)


1 ~ 40 弱小敵
41~ 70 敵&手掛かり (倒せたらp増加)
71~ 89 怪しい奴等を発見(二人組)
90~    邂逅 ~敵連合~
ゾロ目    ???

↓1

39 弱小敵 1p獲得。 >6pになりました

シンリンカムイが居る場合 戦闘はカットです。


シンリンカムイ「——む?」

屯っている人間の群れだ。

シンリンカムイ「こんな路地裏で..何をしている」

不良a「いや別に?」

不良b「ず~っと..ここでぼーっとしてんだよ」

シンリンカムイ「ふむ...」

シンリンカムイ(この子供達は関係なさそうだな...)

シンリンカムイ「ここは危険だ、速やかに場所を移動することをお勧めする」

不良a「は~...気が向いたらなぁ....」

シンリンカムイ「...むぅ..」


ガシャン!!と
フェンスを突き抜けて君が飛び出て来た。

君「シンリンカムイ!敵だ」

不良a「敵!?すっげぇ..どんな奴?」

不良b「お前見に行けばいいじゃん」

シンリンカムイ「貴様等は帰れ。危険だぞ」

不良b「大丈夫じゃね?そんなだろ」

君「...死んでも責任取れないぞ..!」ギロ

不良a「うぇ..やっぱいいや..」

不良b「写メだけ..」

シンリンカムイ「...はぁ...」

シュルル

不良a「わ!体に...何すんだ!」

シンリンカムイ「帰れと言ったら帰れ」ポイッ

君「いてて...助かりました...」

シンリンカムイ「周りの一般人は多少強引にでも放した方が良い。覚えておけ」

君「は...い...」

シンリンカムイ「大丈夫か?」

君「..ありがとうございます、わざわざ肩まで貸してもらって」

シンリンカムイ「構わん。我とお前の仲だ」

君「...!」

シンリンカムイ「似た者同士、だ」

君「はい!」

シンリンカムイ「やるぞ、相棒」

君「ええ、カムイさん!」


敵「かかって来い、ヒーロー共!!皆殺しにしてくれるわっ!!」

~10秒後~

シンリンカムイ「良し、後は警察を呼んで終わりだ」

君「す、すいません...あっさり」

シンリンカムイ「構わん。コイツの場合我の相性がベストだっただけの話」

君「良かったです...」

シンリンカムイ「大仰だったな。」

君「でも俺は嬉しかったです」

シンリンカムイ「うむ、何より」

君「この人、増強型ですよね?」

シンリンカムイ「む?うむ」

君「そっか...」

シンリンカムイ「我の様な個性の場合相性が良いんだがな..水だと抵抗される可能性が高いな」

君「そうなんです...俺の個性じゃ束縛力は無くて..」

シンリンカムイ「..限界まで個性を引き延ばすし無いんじゃないか?」

君「やろうと思ってますけど..いかんせん..」

シンリンカムイ「..?工夫を入れればどうとでもなるだろう」

君「ど、どういう事です?」

シンリンカムイ「...肉体派..では無さそうだな...」

君「え?」

シンリンカムイ「何でもない」

シンリンカムイ「個性を使う、というのはそもそも個性因子を活力に変化させているのをさしている事と等しい。お前に当てはめて言えばな」

君「まぁそれは...スイッチをONにするって事ですよね」

シンリンカムイ「違う。個性因子を有している時点でスイッチは付いている。個性を使うのは電力を消費するという事だ 
        電気で例えるならな...個性を伸ばすというのは用はその電力消費の時の効率、出力を上げるという事になる。」

君「一工夫っていうのは...つまり一回の水圧を上げたり、浮遊する時に使う水の量を多くするって事ですか」

シンリンカムイ「まさしく。多少疲れるかもしれんが気にするな」

シンリンカムイ「昼の仕事はここまでだ、警察には我が届ける。勿論お前の手柄もしっかり伝えるからな」

君「え、いや別に手柄とか要らないです。カムイさんだけで良いです」

シンリンカムイ「そんな訳にはいかん」

君「俺だけじゃ倒せるか分からなかった。あんなあっさり倒せたのはカムイさんの居たおかげです。手柄はカムイさんにですよ」

シンリンカムイ「しかし..駄目だお前もこうして共に居る以上同じ環境を生きる相棒なのだぞ」

君「その分のお金、報酬は結局マウントレディに渡すつもりなんで、俺の手柄にするよりはマウントレディに渡してください。それじゃまた夜で」

シンリンカムイ「あ、おい!」

シンリンカムイ(どうするか...渡してもマウントレディに渡すなら..どうしようもないではないか...)

シンリンカムイ「仕方あるまい...今度奢らせてもらおうか」




【夜】

君「こんばんは」スタッ

事務所の屋根で座っていたシンリンカムイに挨拶する。

シンリンカムイ「うむ。昼間はご苦労だった。今度奢らせてもらうぞ」

君「えぇ...俺そんなに食べれませんし..」

シンリンカムイ「...欲が無いのか?何か欲しい物とかは..?最近の子は..良く分からんが色々あるだろ」

君「興味無いです。けど俺は多分無欲じゃない」

シンリンカムイ「多分..か」

君「仲間だっていっぱい欲しいですし...早く強くなりたいし..」

シンリンカムイ「夢は..ああ、すまん夢は一択だったな」

君「夢...では無いですけどね」

シンリンカムイ「そうだな..何ならもう既になっているしな」

君「....」

シンリンカムイ「良し、それではそろそろ、動くか」

君「はい!」

イベント事件発生p
現在 ——6p 発生まで...残り4p

安価!

1:敵を発見して、戦闘 (一桁コンマで 5以上なら戦闘開始) 
2:情報捜索 (事件p増加)
3:夜道見回り(ナックルダスターと確定遭遇)
4:敵連合の元アジトを探索(コンマ判定で達成値を超えればネームド敵遭遇 判定:80以上)
5:その他 (チームアップ要請等)

↓1  ゾロ目発生すれば確定でイベント事件発生

途中で終わってごめんね。続きが来た!

ちなみに安価の達成値は30 失敗で通常の1p超えて2p二倍の大成功で3pゾロ目で4pです

>事件p7になりました

君「何もありませんね...」

シンリンカムイ「こんな物だ。複数個所とはいえ同じ場所を巡って毎回其処に敵や揉め事が起こっている方が困る」

君「違いないです」

シンリンカムイ「夜まで着き合わせて悪かったな。今日はこれで終わりにしよう」

君「全然。何か大事な用があればいつでも連絡入れてもらって構いませんから」

シンリンカムイ「うむ。では帰りまで付いて行こう」

君「助かります。寮に着くまで雑談でもしますか」

シンリンカムイ「...そうだな。ではヒーローの種類についてでもどうだ。我の勝手な話になるが」

君「是非」

シンリンカムイ「ヒーローと一概に言っても、目指す場所は異なる訳で、様々なヒーローが居るのは分かるな」

君「ええ。例えば..今はもう引退してますけど..事件・事故関わらず全てを救うオールマイトと..事故・事件は確実に処理する、仕事主義。 
  ツートップでもヒーローとしての在り方は違いますよね」

シンリンカムイ「そう。中でも極めて珍しいヒーローも居る。知識として知っておくといい。」

シンリンカムイ「この町にも居るが..町の平和の為に戦うヒーロー。町を汚す人間を許さない故郷主義。なんてのも居る」

君「知り会いですか?」

シンリンカムイ「知らん。だが不思議な事にネットではこう噂されているものの口コミでは一切その様な情報を聞いたことがない」

シンリンカムイ「町を愛すのに町に住むものは愛さないのか..と思っていたが..実際の所は分からん」

君「その人の思ってる事はその人にしか分からないですからね」

シンリンカムイ「そういう事だ。せめて..一度でも会えば違うと思うのだが...」

君「俺たちの索敵場所って..常にこの辺りですか?」

シンリンカムイ「基本的にはな。逐一情報を得てこの辺りがマークされていると認知されれば場所を変える。その時はあるかもわからんがな」

君「成程..」

シンリンカムイ「む。話すうちにもうここまで来たか」

君「あ、」

もう寮が見えている。

シンリンカムイ「それではな。さらばだ」

君「はい!また今度!」

シンリンカムイ「うむ」




君「はぁ~疲れた...」


今日も働いた。でもまだ一週間も経っていない。これをヒーローは毎日ぶっ続けでしているのだ。
それでもなお犯罪率は向上しているらしい

君(どうなってるんだ...ほんとに..)


セキュリティーロックを外し、雄英の校門をくぐる。すると広場から細やかな声が聞こえる。

君(?...誰か特訓してんのか?)




↓1 誰だった?

雄英に関わる人であればだれでもOK。何なら話題も

君(こっそりこっそり...)

「はっ!!やっ!!」

一目見ずとも声で分かった。

君(一佳か)

拳藤「だ!!」

君(...)


~数分後~

拳藤「...良し、これくらいで今日は」

君「お疲れ一佳。ほれ」

ひょい。とお茶を渡す。

拳藤「君!もう校外活動終わったの?」

君「ああ。ていうか知ってるのな」

拳藤「まぁ君の事だから大抵の事は分かるしさ」

君「そうか」

拳藤「大丈夫?疲れてない??」

君「大丈夫」

拳藤「嘘は嫌いだぞ~私?疲れてるなら癒してやるからさ」

君「ん~...なら癒してもらおうかな」

拳藤「良し来た!!」

君「何処で何するんだ?」

拳藤「マッサージ!!保健室今誰も居ないし行こ!」

君「分かった」


【保健室】

拳藤「ほれ寝ろ寝ろ!」

君「あ、ああ..でも勝手に使っていいのか?」

拳藤「じゃなきゃ寮に設置しないし、先生に前聞いたことあるけど好きに使っていいって」

君「じゃあ...早速頼む..」

拳藤「了解!気張って行くか!!」

技:97


~~~~~~~~~~

君「は~...良かったぁ..ありがとな」

拳藤「どうも!!疲れたときはいつでも良いな!またやってやるぜ!!」

君「あ、ちょっと待ってくれ」

拳藤「ん?」

君「俺もしてやる。座れ」

拳藤「!?///ちょ..いやいや要らない要らない!!」

君「疲れ気味なのが見えてわかるし..さっきも頑張ってたし..嫌か?」

拳藤「い、嫌じゃない..嫌じゃないしむしろ...嬉しいけど..さぁ」

君「?」

拳藤「...むぅ//...お願いします」

君「任せろ」

拳藤「..はぁ//」

君「どうだった?」

拳藤「君上手いんだね..気持ち良かった...です//」

君「おう」

拳藤「またやってもらっても..??」

君「勿論。いつでもしてやる」

拳藤「..ぅぅ」

君「?」

拳藤「なっ..何でもない..」

君「そっか」

拳藤(もう私のキャラがブレブレで//...姉御肌でもなんでも..)

拳藤「き、...君ィ..」

君「どうかしたか」

拳藤「その...私の事どう思う?」

君「どうって..いうと..」

拳藤「違和感とか無い??」

君「全然」

拳藤「で、でもさ..なんかいつもより弱気だ、とか」

君「疲れてたら誰でもそうだ。年中無休で元気なのはオールマイトぐらいじゃないのか」

拳藤「この..ぶっちゃけるけどさぁ..君はどういう子が好きなの?」

君「え..ごめん別に...どういうのがっていうは..無い」

拳藤「あ..そう」

君「似合ってればそれでいいと思うけど」

拳藤「好きな子とか居ないの?..A組も可愛い子だらけじゃん..」

君「..好きな子とか..考えた事ない..」

拳藤(あ~..私もそんなに出来ないけど..)

拳藤「....」

拳藤「私は?」

君「好きだぞ?」

拳藤「ありがとう..え」

君「そういう事一切体験して来なかったし...中学の時は論外で...訳わかんないままここに着いたんだよ」

拳藤「そ、そっか..」

君「明日も早いし、今日はこれぐらいで」

拳藤「...はい」

君「じゃあな」

拳藤「...なんか..さらっと...告白された?」

【夜 ———終了】

多分今日はここまで

今日も行けそうなので行きまーす


【朝】

君「おはようございます。今日もよろしくお願いします」

シンリンカムイ「もはや恒例だな。おはよう。今日もやるぞ」

君「はい。何もないと良いですね..」

シンリンカムイ「うむ...」

君「早速行きますか..!」

事件p 現在6


1 ~ 40 弱小敵      ――1p (戦闘無し)
41~ 70 敵&手掛かり    ――2p(戦闘無し)
71~ 89 怪しい奴等を発見 ―――3p(対処に成功+1p)
90~    邂逅 ~敵連合~
ゾロ目    ???

10p or ゾロ目 でイベント発生


↓1 コンマ!!

現在―――9p

怪しい奴らを発見。


<WARNING!>



第3節 ~危険な二人~


君「いないな...やっぱりこの時間帯はいませんよねぇ」

シンリンカムイ「そうだな..居るとしたら基本的には夜だ」

君「ええ..」


人が寄り付こうとしない場所に来ているのであって、人が居ないのは当たり前で、喜ばしい事だ。

シンリンカムイ「唯..」

君「唯?」

シンリンカムイ「嫌な雰囲気ではある..」

君「そうですか?俺全然違和感ないですけど..」

シンリンカムイ「...少しだけじっとここで待っていろ」

君「はい」

シンリンカムイ「何かあったら大声で叫べ」

君「はい」

君(しっかし...本当良くこんな場所知ってるな...)

多少暴れられるくらい広くて、周りは廃墟やらで人が寄り付こうとしない、敵が何かするには適した場所だ


??「ねぇキミ、ちょっと良いかな?」

君「あ、はい」

??「こんな所で何やってるの?」

君「あ、えと...特にやることも無くて..ぶらぶらしてたらここら辺に..」

??「ふぅ~ん..じゃあちょっと遊ばない?」

君「え?」

??「特に用もないんでしょ?」

君「いや...一人でぼ~っとするのが好きなので...」

??「あぁ...そっか..」

君「すいませんけど..」

??「じゃあ..まぁいいや..」

君「...」

君(怪しい...見るからに...)

??「あ、名前聞いても良い?」

君「あ、君です」

??「うん知ってる。体育祭のね」

君「ど、どうも...」

君(悟られたら不味いか...)

君「キミの名前も聞いて良いかな?」

??「そうだなぁ...まぁ、ロールとでも..」

君「ロール..」

ロール「うん、しっくり来るや」

君(明らかに偽名だ...此奴..)

君「み、見るからに若いけど..何歳?」

ロール「ん~..知っても何も得にならないと思うんだけど?」

君「そ、それはそうだね..」

ロール「ふっふ~ん♪」

君「..何か良いことでも?」

ロール「ああ、滅茶苦茶良い事あったよ」

君「へぇ~...」

ロール「——!」


君「?どうかしたの?」


ロール「お~いここだよぉ~義爛!」

何もない所に顔を向けて言う。

君(ギラン?名前か?)

ロールと名乗る男と同じ方向に向く。すると、曲がり角から如何にもギャングな風貌の男が此方に向かって来る

義爛「居たねぇ...あ!?おいお前...何でここに!!」

君「...!?...」

ロール「大丈夫、義爛。」


ロール「狙い通り」

横に座るロールの体から茨の蔓が飛び出る。
その刺々しい蔓は此方に殺意を持って向かって来る。

君「此奴..!」

君(シンリンカムイを呼ばないと..!)

ロール「下がってて良いよ義爛。もうキミは用済みだ」

義爛「どういう..」

ロール「最近、誰かが僕の索敵蔓に良く反応するんだよ..その動きから次その犯人が索敵するのはここらだろうなと思って
    キミを囮にしようと思ったんだけど...必要なかったからさ」

君「..その義爛って奴を囮にしようってのは?..どういう理由だ?」

ロール「反応の仕方から何かを探してる動きだって思ってたからね。ならヒーローか敵。義爛はどっちにも絡まれる。だから呼んだ」

義爛「あのなぁ...坊。いくら親っさんのお墨付きだからって..俺にも人を選ぶ権利くらいは..」

ロール「無いよ。お前に権利なんて..まぁ今はその話は置いといて」

君「そう..だな!」ダッ

ロール「逃げられると思って?」

ロール『ーーー』ボソッ

首に巻き付けている通信機にボソッと喋りかける

ロール「キミ一人?一人でここら一帯を探してたのかい?随分と..」

義爛「あ、おい坊!」

ロール「あ~義爛。キミは帰って。邪魔」

義爛「おい!話くらい聞けよ..」

 
安価

↓1

1:一人で戦う
2:シンリンカムイを探して一緒に戦う
3:シンリンカムイに任せて逃げて通報
4:対話
5:自由安価

君「シンリンカムイ!!何処に居るんですか!!!」

ロール「ふん..」

ロール『~~~』ボソッ

君(さっきから何ぼそぼそ言ってるんだ..)

後ろを向いて確認したいが向いた瞬間追いつかれるのは分かってるので我慢。

君(全力と水圧を駆使すれば...スピードは俺の方が上だ!)

ロール「おっと...其処ですよ」

気づけば、ロールが俺の横で語り掛ける

君「——な」

ロール「はっ」ドゴッ

君「ぐぅぅおあ!!」

勢いよくビルの窓に突っ込む。

君「ぅぐ...つぅ」

ロール「まだまだ、後ちょっとだよ、」ガシ

首を掴まれ無理やり立たされる。

君「かは...」

絞めていた手を離したかと思うと、また蹴りを入れられる。

廃墟したビルの残り唯一の壊れていない窓にぶつかり外に出る。


ロール「到着。だね」

???「あ~..お前そんな所に居たのな..」

君「..っ..!」

シンリンカムイ「君!..。二人組だったか..」

???「あ~ローラ..そっちは俺興味ねえ。何か戦意無さそうだ」

ロール「ロールだ。貴様」

???「はは、悪い悪い。通信機越しだから良く聴き取れなくてなローラ」

ロール「...後で処罰だ」

???「無理な癖に」

ロール「それより良いの?..やりたい事..このままじゃやれないよ」

???「やりたいけどさ...この人が突っかかって来るんだもん。しょうがないな..なぁお二人さん?今見逃してくれるなら俺はアンタらに興味無いし..
    見逃して上げよう。どうだ?坊や」

君「...眼前逃亡..は無いかな」

???「ん。良い覚悟だ。だが無意味だ...あ~時間の無駄。無駄なんだよ本当」

???「ローラ。やれ」

ロール「ロール..はぁ..」

???「お、折れてくれたかローラって...怒んなよ冗談冗談」

ロール「...馬鹿」

???「男に言われても興奮しねえもんだなぁ..」

ロール「気持ちの悪い..」

バリアント「俺のヴィランネームは...そうだなぁ..バリアント..でイイや。個性は異形型。ただのな。よろしく」

シンリンカムイ「対ヒーローにおいて..個性不明のアドバンテージを放棄するとは...」

バリアント「勝てるからな」


シンリンカムイ(あと少し時間を稼げば..援護が来る..)

ロール「時間が無い癖に自己紹介?」

バリアント「良いだろ。俺の自由だ」

ロール「..キミがやりたい事だ..もし出来なくなっても知らないよ」

バリアント「さっすが相棒。俺と一緒にこれからも地獄の底まで付き合えよ」

ロール「底までは行かない。途中で降り落とすよ」

バリアント「おいおい。辛辣な奴だ。」

ロール「...だってお相手二人はやる気だよ。...ゾクゾクするねぇ..」

バリアント「全くだ..命懸けてでも俺を捕らえてやるー!って感じだな」

ロール「もう僕は知らないぞ」

バリアント「なんでい。つまらん奴」

ロール「知らない。キミが気になるから呼べって言ったんだろ」

バリアント「ああ。でもなぁ..なんか微妙」

ロール「まぁ..キミが苦戦してそうなら手助けには入るよ」

バリアント「あぁ、そうなってる時には闘いは終わってるぜ、後片付けしてるころだろ」

バリアント「やぁ~あ。待たせたなぁお二方。俺は速攻で終わらせて貰うぜ」


シンリンカムイ「君。深くは追うな。異形型とは離れながら戦うのがベストだ」

君「大丈夫です」


バリアント「二人共なんか柔そうだなぁ」

ロール「決めるならすぐ決めてね」

バリアント「小手調べだ」

ロール「おい!」


バリアント「ははっ」ダッ


シンリンカムイ「来るぞ!」

君「はい!」

今日はここまでー

少しだけですがやって行きます。


バリアント「See you in...」

君(異質な...)

バリアント「Action!!」

シンリンカムイ「危ない!!」

君(避ける暇は――無いな!!」

バリアント(漏れてるぜぇその声!!)

>依然判定していなかった分のステータスが上昇されました(校外活動+仮免試験編成長)

君【水操作】

  
体力 146/146 
体140  
知97

技123
心99

ダメージ軽減:5


<バリアント――強敵特殊スキル先制攻撃が発動しました>

体+コンマVS体+コンマの強制判定



―――判定!

GMコンマ+体(250):バリアント

↓1コンマ+体(140)+水白亜(50):君

バリアント 255 君 251

>勝者バリアント!君KO

>特殊イベントなのでこれで戦闘は終わりです


君「――!」

顔面に向けて拳が直撃する。

君(途中で..振りかぶるのを辞めた...!?)

バリアント「それで...MAXかい?」

君「!」

バリアント「Soso」

君(一ミリも...効いてないの..か..?)

バリアント「それじゃあ..お手本だ」

君「なt

バリアント「そぉおおら!!!」


大声に似合わずコンパクトな振り。だがその腕に溜まる力は尋常でなく。君を容赦なく吹き飛ばすには十分すぎた。
脳が揺れる中、体が吹き飛ぶ、というよりも体が眩暈している様な感覚だった。

君(こぇ...が..)

バリアント「分かってくれたかい?」

君「が...」

ロール「柔かったね」

バリアント「Exactly」

ロール「好きだねそれ」

バリアント「さぁ、お次はアンタだ。植物マン」


シンリンカムイ「くっ!この!..!」

一方、シンリンカムイはロールの出す茨と戯れていた。


バリアント「ローラ..何遊んでんだ」

ロール「..僕は直接手を下すつもりは無いからね」

バリアント「時間ねえんだろ?手伝えよ」

ロール「....言っとくけど、僕はキミのやりたいと言ってた作戦は反対だよ」

バリアント「...あ?」

ロール「正気の沙汰じゃない。」

バリアント「平和の鎖が外された今が大事なんだぜ。上手く行けば..俺たちは一気に勝ち組だ」

ロール「...時間。どうするの?」

バリアント「そうだな、これぐらいにするか」

ロール「体重掛けてるその子、辛そうだよ」

バリアント「ん~...まぁ良いだろ」

君「...」

バリアント「沈黙は肯。だな」

ロール「行くよ、行かないの?」

バリアント「ああ..」

ロール「悪かったね、おじさん」

シンリンカムイ「貴様等..!」

ロール「邪魔してごめんねおじさん。止めとかないとそこのゴリラが五月蝿いんだ」

バリアント「..このバリアントの...嫌やっぱ辞めだ..ダセェや」

ロール「じゃあ本名を言うの?」

バリアント「ローラが気に入ったんならローラでも良い。ただ俺はダセえからなぁ...チープすぎたわ..また今度カッコイイの考えてくるな」

ロール「じゃあゴリラで」

ゴリラ「おい!」

ゴリラ「...まぁいいや、また会えたら...その時は調子に乗らない方が良い」

ロール「其処のゴリラ。自分勝手だから気を付けてね」

ゴリラ「あ、おい..勝手に行くなって..」

ゴリラ「ま、そういう事だ。じゃあな坊や」ピッ

右腕をピースの形にして手首を振る。いわば挑発の様な物だったが。それどころじゃない君はさほど気に留めなかった。

君(...痛い...)

シンリンカムイ(...奴、我の完全上位互換か...)

シンリンカムイ「君..大丈夫か」

君「...」コクン

シンリンカムイ「軽症では無さそうだな...」

君「..」

両手をそれぞれ顔の上と下に持っていき、勢いよく顔に叩きつける。

――ガチン!。と音が鳴るとスッキリした顔で言う

君「軽症です。この程度...たかが顎が外れただけです」

シンリンカムイ「重症だ。顎を殴られた訳じゃあるまい」

殴られたのは頬だ。だが威力で顎も同時に外れてしまった

君「泣き言言ってられません..さっきの奴を追わないと...!」

シンリンカムイ「バリアントに..ロールか」

シンリンカムイ「見るからに強者だが...一切知らん」

君「..結構..いやかなり強かったですよ..多分。時間が余ってたら殺されてた」

シンリンカムイ「今流行の即席敵ではあるまい。即席であそこまでには至らん」

君「じゃあ..元々敵だった奴ですか..」

シンリンカムイ「だがどうだろうな...現状情報が無さ過ぎて分からん」

シンリンカムイ「済まなかったな..手助け出来ずに..」

君「大丈夫です。..でも本当に強かったですよ...」

シンリンカムイ「ここら一帯の警備を強化してもらうか」

君「はい..」

シンリンカムイ(一瞬で終わったからか..実感が湧かんが...あれは我でも恐らく手に負えん...)

シンリンカムイ(...気掛かりだ...恐らく簡単に事を終わらせてはならない..他のヒーローの手が居る)

シンリンカムイ(....そういえば...救援要請したヒーロー達は...?)



ロール「ねぇゴリアント」

ヴァリアント「バリアント..いやvariantと呼んでもらおう」

ロール「そんな事はどうだって良いんだ..可笑しいと思わなかった?」

ヴァリアント「...早めに帰らせた事か?」

ロール「分かってるじゃん。なんで文句言わなかったの?」

ヴァリアント「お前の事は大体恐らく、多分オミトオシなんだよ」

ロール「ふ~んじゃあ言ってみてよ」

ヴァリアント「他のヒーロー」

ロール「!」

ヴァリアント「正解かな?」

ロール「自分勝手に生きてるくせに...なんでそういう所は鋭いんだよ」

ヴァリアント「お前の顔みりゃ大体分かる。自分勝手だからこそ他人の異変には気づきやすいのさ」

ロール「そうだよ、正解。キミらしく言うならイグザクトリーだね」

ヴァリアント「っと..ストップだ」

ロール「僕が言おうとしてた」

ヴァリアント「いや...お前なぁ」

「なんだ?」

「こいつらか..!」

「シンリンカムイは!?」


ヴァリアント「あ~..俺たちが来てた方向辿れば会えるぜ行くと良い」

「誰だ此奴ら..」

「どう考えても敵だ!」

ヴァリアント「うるせぇな..ローラさん」

ロール「キミも物好きだな...」

ヴァリアント「当然よぉ。...大好きだぜぇロールさん」

ロール「気持ち悪いな。男からのそれは」

ヴァリアント「ケッ...なぁお前等。帰ってくれない?」

「何言ってる!!」

「もうしゃべらなくて良いだろ!やるぞ!」

「捕らえろ捕らえろ!!」


ヴァリアン「...地獄にな」

其処からは現代の世界とは思えない程見るも無残な光景だった。

異形な男が人間の腕や足、何なら頭を捥ぎり取り剥ぎ取り、眉を顰めながら嘲笑う。
その相棒らしき男も変わらず、体中から生まれる茨は人っ子一人逃さないというような動きで締め付け一人一人確実に殺していく。


人目の付かないそこはまるで異世界そのもので、正常な人間の目の当たりに出来るものでは到底なかった

ヴァリアント(たかがヒーロー数人か...なめやがってんなっぁ!)


決して弱きヒーロー達ではない。シンリンカムイが要請する程の立派なヒーロー。小さなイザコザは即処理出来る程の経験は積んでいて
敵とも何度も対峙している者達だ。

ロール「手段を問わず、というのであれば...もっと別の方法があったね」

「ぎゃ、!?」

首が飛ぶ。

体が飛ぶ。 四肢が捥げる。

ヴァリアント「これを見た奴は返さねえ..ま、声も上げられねえ連中どうとも思わねえがな」

「ひ、ひぃ!!」

ヴァリアント「ヒーローが命乞い..虫みてえだな..そうさな。虫は潰さねえと」

「敵だ!!急いで連絡を!!」

「む、無理です!!連絡担当がもう!」

ヴァリアント「遅い」

「死んでててt」

「ぎゃああ!!?」

ヴァリアント「次」


正に地獄。一方的虐殺の祭りである。正確に数えれば12人のヒーローが一人残らず塵に還る

ヴァリアント「次ィ..」

ロール「もう全員やったよ、ヴァリアント」

ヴァリアント「...あ?...ああ。もう終わりか...」

ロール「どう?手ごたえは」

ヴァリアント「全然だ。前と違って暴れられる場所が少ないからな...こんなモヤモヤ残すならさっきの奴らもまとめて殺しておきゃ,,,もっと
        スッキリしたかな..」

ロール「..獣みたいな奴。」

ヴァリアント「悪かったな...で..計画に支障は..」

ロール「全く無し。順調だ..何ならちょっと時間もある」

ヴァリアント「ならさっきのに止め刺しに行くか?」

ロール「冗談じゃない。さっきのより強いのと何回も闘えるんだ。計画が成就すればね..だから我慢してよ」

ヴァリアント「了解..は~..欲求不満だぜ」

ロール「言葉の使い方...しっかり正しなよ」

ヴァリアント「知らん。というかいらんだろ..俺の頭脳はお前だ」

ロール「...ふん」

ヴァリアント「じゃ、休憩しに行くか..」

ロール「了解」

今日はここまでかな

今日もやって行きます。今日は少ししかやれないので本編進めると中途半端だから、前スレで一度話してた
バーに緑谷達が行った場合の番外編をやっていきます

オールマイト「他にもリクエストがあったら答えるぞ!」


番外編 ~ AFO編 ~


緑谷「...轟くん。切島くん...行こう..!」

轟「..俺は元よりそのつもりだった..緑谷は良いのか?君にキツく言われたろ」

緑谷「それでも..僕はやる..!」

切島「緑谷ァ!!やるからには絶対成功させんぞ!!」

緑谷「うん!」


集まれる最大限の戦力を集めて、攫われた生徒を追う。
そこには当然オールマイトやエンデヴァーも居る。

緑谷(凄い...!こんなにもたくさんのヒーローが..!)

これなら問題は無い。そう思っていたのに...イレギュラー..オールマイトとグラントリノだけがその存在を理解していた。
次々とヒーローが倒されていく。


AFO「自滅か..オールマイト..らしくないね」

オールマイト「ぐふ...貴様...許さん...」

AFO「良いよ、別に。許さなくったって..せいぜい地獄で憎んでくれ」

AFO「それじゃ..最後に言う言葉..何かあるかい?」

緑谷「オールマイトから..離れろ!!」

AFO「!!..継承者か!」


ヒーロー陣営が壊滅し、耐えきれなくなった緑谷が戦闘に介入する
テレビでそれを見た君は当然。
現場に向かった。その先が地獄だと理解はしていた。
黒幕と戦わねばならない事も


AFO「...居たか..まだ、ヒーローが」

君「....ああ。..悪いがお前の野望はここで止めるぞ」

AFO「一匹の虫に負ける程衰えてはいないよ」


そこに着いた時には皆やられていた。
オールマイトも緑谷も..もう誰も..立っているのは自分だけ
しかし、どれだけ気持ちが強くいても、力量差は変わらない
なすすべ無くやられていく。


やがて立ち向かう者が居なくなると黒幕は、その都、人。あらゆる者を破壊していく。
ヒーローの、人の崩壊が始まる。
世が終焉を迎え入れる。


しかし、迎え入れない人間も居た。
大勢の人間が、ヒーローでない者も武器を持って、立ち向かい無残に殺されていく


君「まだだ...!」

AFO「..ハァ..しつこいね..もう終わりだ諦めてくれて結構」

君「終わらせない!..俺がお前の欲望を止める!」

AFO「やってみるといい」

どれだけ意気込んでも到底勝てない。だが少しでも時間を稼ぐ。
それが勝利の鍵だと信じて。


AFO「もう立つことも出来ないか..良し、消し炭にしてあげよう」

君「...ぐ...く..!」

AFO「じゃあね」


周りのビルが崩壊する程の力の密度。
それはまるでブラックホールの様な物で。


AFO「悲しいね。だがこれが世の常だ、弱者はすべからく燃え尽きなければならない」

緑谷「..」

スッと..緑谷が立ち上がる。

君「...ごめん..出久..俺じゃあ..皆を守れない..」

緑谷「..いいや、それは違う。キミは皆を守らないといけない。大丈夫。皆が付いてる」

君「..無理なんだ。現実を見ろ...あんな規模の攻撃..オールマイトでも耐えれない」

緑谷「....うん」

AFO「そうとも。さぁ受け入れて、散ると良い」

緑谷「君くん僕は..恵まれてた」

君「...出久?」

緑谷「...たとえ僕の命が瞬きに終わるとしても..それは決して無駄じゃないはずだ」

君「..何を..」

緑谷「君。君が世界を救うんだ」


AFO「さぁ、芥の様に燃え尽きろ」

緑谷「いいや..!終わらない!!だって..君くんの未来はこれからも続いていくんだ!」

AFO「...」

緑谷「..スマッシュ!!」


その巨悪な玉を一人で防げる人間はこの地球には存在しない。
ワンフォーオール。未来を願う人間の持つ奇跡の結晶。
それは個性の域にとどまらず、具現化し、今までの継承者の姿の幻覚が垣間見える。

緑谷「..」


街を滅ぼす悪に耐えながら、彼は思う。


緑谷「..君くん。これなら何とかなりそうだ」

緑谷「後は任せるね」

君「..」


最後の最後で生まれた希望。それは誕生と同時に崩れ去った。


君「...」

終われない。今までの皆が振り絞ってきた願いを無益に出来ない。
彼は全てを懸けて今一度立ち上がる。
泣くことも叫ぶこともせず、ただ立ち上がる。

インターンでもしもマウントレディの方を選んでいたらとか、体育祭でもしも拳藤が出久に勝利したら(君と当たるのは準決勝だけど) などを見てみたかったり

君「...」

AFO「まさか一人の人間に止められるとは..」

君「..」

AFO「もう良いんじゃないか?そんな顔しなくても。分かってるだろ勝てない事くらい」

君「それでも俺はやる..」

AFO「なんでか..聞いて良いかな?」

君「..今日を生きなきゃ」

AFO「..?」

君「明日は来ないだろ」

AFO「そうかい..それじゃあ来ると良い!」


――これは、ありえたかもしれないもしもの世界のお話。 


番外編 ――終了

今日はここまで

>>456
OK今日はもう時間が無いからまた今度やろう
見てくれてありがとうございましたー。最終回までにはやるからね

新年明けましておめでとう。やって行くよ!



君「...酷い..」

シンリンカムイ「すまん..未成年に見せる者では無かった」

君「対処の仕様が無かったですから...」

シンリンカムイ「...彼らは我の知る中でも上位に来る強者も居た...この町では有名な人間も居た」

その全てが殉職している。

シンリンカムイ「....先の二人がやったというのか...」

君(..俺には手を抜いてたのか..)

恐らく生かされた理由は、子供だから。

シンリンカムイ「...追うぞ、奴等を野放しにするには危険すぎる」

君「勿論です...けど..この先を進んだとしたら..もう大勢の人達に紛れてて分からないと思います..」

シンリンカムイ「...まずはこの事を報告する事が先か...良し分かった」

シンリンカムイ「昼また事務所に来てくれ。他の増援を加えて捜査に力を入れる」

君「..はい」

シンリンカムイ「しっかり頬は冷やせ」

君「はい...それでは...」

シンリンカムイ「ああ。帰っていてくれ」


君(...許せないよな)


大虐殺。死体の山は元が人の体とも思えず、まさに血の海地獄。
見れば見る程心に重い鉛を打ち付けられる。

だが見なければならない。自分の所為で起こった現状でもあるのだ。責任という訳ではないが
目視して受け入れねばならないと思った


君(これが人間のする事か...)


自負の念に駆られながらその場を後にする。


~昼前~

寮に戻る気にもなれず、公園のベンチで肩を落とす。

君(俺が強ければ...結果は変わったのかもしれないのに...)


その場だけはまるで別世界の様な。重く濁った...見るだけで気分が悪くなる場所だった。
きっと何人もの人が対抗したんだ。けれど其処にはたくさんの人が死んでいて..
屠られて...どれだけ恐かっただろうか...


君(同じ町とは思えない...)


未だに気分が悪い。己の無力さと、恐怖と今からその当事者を捜すことが。たまらなく怖い
何故見逃したのだろうか。いやそんな事どうでもいい..ただ怖い、思考を張り巡らせれば巡らせるだけ体の芯が冷える。

一人で彼らに対峙した日には、命がいくつあっても足りないだろう。

君(は、腹痛い....)キリキリ

今生一度も痛まなかった部分が痛む。死が現実的に見えたからだ
死を目の当たりにする経験は少なかれど、正直耐えれる自信があった
だが現実で体験するととてもじゃないが耐えうる物ではない

見るだけでこれだ、しかも自分はこれから死に赴こうとしているのだ
恐怖だらけで心がグチャグチャになりスパゲッティの様になっている
シンリンカムイは怒りが上回っていたが、自分は恐怖が上である

確実に大多数の増援は来る。けれどそれでも、奴らを捕らえようとする場合は無傷ではすまない
誰かが負傷するのは間違いなしだ

あれを目の当たりにして今更自分が犠牲になるとは言えない。言えなくなってしまった

命が惜しい。自分はああはなりたくない。そう思ってしまっている

ただ、逃げる訳にもいかない。俺が行かなければ他の誰かが行くだけである

あの内に邪悪を潜めている、表向きだけは一般人の様な二人に。


君(...気が重いな...)


甘く見た訳ではない。当然ヒーローであれば人の死にも直面する。
だが自分からそれに向かおうとするのは経験の少ない己には早すぎる

冷静になれば成程気が滅入る


皆に危険な存在を言いふらして逃げたい。手を出したくない。
けれど...やっぱり思えば思うだけ一つの思考に辿り着く

何度も考えるが、自分はやっぱり危険な出来事を他の人にしてほしくない
自分が体験するのだって勿論死んでも願い下げだが他人に任せる事の方が何倍も嫌だ

君(他の誰かが死ぬよりは...俺が死ぬ気で頑張りたい...よな)

君(俺は皆の役に立ちたくてヒーローになったんだ!)

シンリンカムイ「覚悟が決まった...という顔よな」

君「!シンリンカムイ..!何でここに..!」

シンリンカムイ「似ているな..我に..」

君「..?」

「わー!!シンリンカムイだー!!!」

「また来た!!」

「あくしゅしてーー!!!!」

彼が来たのに気づくと、途端に彼の周りを囲み始める

シンリンカムイ「よしよし..すまんが今日は用があってな..構えぬ」

「えーー!?」

「いいよー!」

「おしごとガンバッテね」

一人一人言うと、散り散りに遊びを再開する


シンリンカムイ「...我も気が滅入った時は..良くここで子供達の遊戯に構うかここで考える」

君「何をですか..」

シンリンカムイ「貴様と同じ事だ」

君「..」

シンリンカムイ「恐怖心への対策の様な物だ」

シンリンカムイ「己の今の気持ちと、仕事を頭の中で整理する...恐いものだ。この仕事は」

君「でも...俺は他の人に怖い目に遭って欲しくないです」

シンリンカムイ「...其処は我と齟齬があるな..我は手が届く時に伸ばさないのを極端に嫌うだけだ」

君「..そうですね。俺もそうです」

シンリンカムイ「なら、お前は是が非でも奴らを探して面を向けて拳を奮わねばならない」

君「...」

シンリンカムイ「勘違いはするな、お前に重圧を掛けている訳では無い。其処は間違うなよ
        凶悪犯罪者と対峙しろ等と子供に言うべき言葉ではない。本来それは異常である
        正気の沙汰ではない、」

シンリンカムイ「子に自ら進んで死にに行けと言っているのだからな、狂っている人間にしか出来まいよ。
        ...しかしお前は違う。血や汗、涙を流し力を得る必要はある。しかし重荷を背負う必要はない」

シンリンカムイ「お前のやりたい事を確実にやれるように、な」

シンリンカムイ「であれば、我等はきっと大丈夫だ」

君「...はい」

シンリンカムイ「こうして座っているのは楽だな。君」

君「え?」

シンリンカムイ「立つのは力が居る。更には我らは敵と戦わねばならぬ。」

シンリンカムイ「立って戦うのは何と難しい事か。だが他の誰かが立って戦う以上。我は我が休む事は赦さない」

シンリンカムイ「我が立たねば全てのヒーローへの冒涜になるからな」

シンリンカムイ「さぁ、お前も立て。君。まだ我らの闘いは終わっていない否、始まってもいないのだからな」

君「やりましょう...覚悟はとうに決まってましたけど...実行に起こすのは今からです」

シンリンカムイ「違いない。付いて来い、応援を呼んである」

君「事務所ですか」

シンリンカムイ「ああ」

君「急ぎましょう」

シンリンカムイ「言われずとも!」


第四節 ~事件と怒りと決着を~

【シンリンカムイ事務所にて】

君(ほ、本当に凄い数の応援..)

部屋に入るかどうか分からない数の恐らく20超える人数が事務所内に居る

中には見覚えのあるヒーローも。

シンリンカムイ「良く集ってくれた。感謝する。事前に話した通り、我らの目標は敵二人だ」

ギャングオルカ「たかが敵二人にこの大人数か?」

シンリンカムイ「唯の敵では無い。その二人は10名弱のヒーローを全て塵にしている」

ギャングオルカ「一度にか..?」

シンリンカムイ「うむ。」

マウントレディ「そんな危なっかしい奴等私たちだけで仕留めるんですか..?」

ギャングオルカ「今集められる最大戦力だったのだろう。そのくらい考えろ」


エッジショット「失礼」スッ

エッジショット「無駄な話ばかりだが..具体的な作戦を聞いても良いか?まだこの町に居るのだろ?」

シンリンカムイ「つい先ほどまで居たのだから、何か大事な用でも無ければそうそう遠くへは行かない筈だ」

エッジショット「気が変わる前に動く事をお勧めしよう」

シンリンカムイ「我らは一塊になってとにかく捜査する。」

エッジショット「数の利を潰すのか?」

ギャングオルカ「せめて二つに分断する方が良かろう。」

マウントレディ「役10名が為す術無くやられている状況を考えれば、戦力分断は危険かと...」

エッジショット「悪く思わないで欲しいが、意見がある。仮にも俺はトップレベルの実力を保持している。
         加えて今はギャングオルカも居る二手に分かれても問題は無いと思うが....」

シンリンカムイ「ムムム...では、二手に分散しどちらか片方が見つければ即座に報告。そして囲んで一気に倒すと」

エッジショット「それで構わないが?」

ギャングオルカ「右に同じく」

マウントレディ「...お二方を信じて私も賛成です」

シンリンカムイ「....くれぐれも無茶をしないで頂きたい。それを踏まえて..」

エッジショット「二チーム実力が均等になる様に心掛けようか」

ギャングオルカ「俺は君と相性が良い。君はこちらに引き入れてもらいたい」

シンリンカムイ「なら我もそちらに」

エッジショット「了解した」


そして、完璧にとは言えないがほぼほぼ均等に戦力を分けて捜査を開始する準備を始める

「俺の願いだ」

ロール「...へぇ、そんな事の為にあんな大人数殺したのかい」

ヴァリアント「ああ。俺はこの世界を、秩序を変える。第二のオールフォーワンになる。この計画はその夢への第一歩でしかない」

ロール「キミではなれないよ。間違いなくね。我欲に寄り過ぎだ」

ヴァリアント「かもしれん。でもな...俺は俺の満足する生き方がしたいんだその為の夢を見て何が悪い。俺は俺の夢の為なら
       お前以外の全てを敵に回しても良い」

ああ。だから此奴は厄介だ。此奴のいう事は全て真実で事実今まで沢山の人間を切って僕の事は見捨てなかった。

ヴァリアント「だから、お前もお前のやりたい事をやれよ。構わねえ。何も文句は言わねえよ」


何にも縛られずに、僕のやりたい事を――か
僕には...

ロール「僕にはそんな物ないよ。唯一の相棒のキミの願いを叶える。強いて言うならそれが僕のやりたい事だ」

ヴァリアント「....そうかよ」

ロール「僕はね、キミの描く物語を最後の最後まで見届けたいのさ..最後まで僕を信じてくれたから」

ヴァリアント「...何言ってんだ」

ロール「..?」

ヴァリアント「俺の物語にはお前も含んでんだろうが..」

ロール「...ゴリラ」

ヴァリアント「...あ?」

ロール「臭いよ、それ」

ヴァリアント「...俺の言いたくて言ったこと何だから良いんだよ」

ロール「...そうかい。なら僕も良いね」

ヴァリアント「好きなだけ言うと良いスッキリするぞ」

ロール「我が同胞。僕の一生のお願いだ。これからも僕と物語を歩んでほしい」

ヴァリアント「白紙だけどな..」

ロール「そうだよ、だからキミの色で僕の意義を作ってくれよ」

ヴァリアント「はいよ。それじゃ..やるぜ相棒」

ロール「ああ。...ゾクゾクするねぇ」

ヴァリアント「俺たちの物語の...」

ロール「...フィナーレかい?」

ヴァリアント「馬鹿言え、ファンファーレだ」


       

ロール「それじゃあ始めよう」


それは茨のスイッチ。目に見えない程の薄さ、細さの茨。それを人々が踏む。

途端に大爆発が起こる。

当然それはシンリンカムイ達にも聞こえる爆音だった。

エッジショット「敵だ!!」

ギャングオルカ「急いで向かうぞ!!」

シンリンカムイ「力を分散させる必要も無かったな!!」

マウントレディ「時間が丸々無駄ね!..でも犯人が目標の奴等じゃなかったら!?」

シンリンカムイ「その時はその時だ!!」

エッジショット「今起こっている事件解決が先だ――一足先に向かっておくぞ!!」


あっという間にエッジショットの姿が消える。

ギャングオルカ「テロか...君、仮免取得の成果を発揮する時だぞ」

君「分かってますよ!!!」

警察「もうメイデンは用意しているので!!倒したら速やかに捕獲を!!」

ギャングオルカ「了解」

君「俺は火を消しに行きます!!」

ギャングオルカ「俺も同行しよう。シンリンカムイ。お前は市民を速やかに」

シンリンカムイ「君は任せた!!」

ギャングオルカ「任せておけ」


辺り一面火、火、火。何処を見ても火だった

ヴァリアント「お前怖...こんな馬鹿力の爆弾どっから仕入れた」

ロール「裏のルートだよ...それよりも..来るよ、数十人!」

ヴァリアント「相棒。サポートは任せたぜ!!」

ロール「言っとくけど、用が済んだら速やかに撤退するんだからな!!」

ヴァリアント「分かってるけどよ!!ここはカッコつけねえとな!!」

ロール「..存分にカッコつけてこい!!」


今日はここまでー

ここ最近の更新ラッシュ楽しい

>>469
そう言って貰えるとこっちもやる気が出る。ありがとう

昨日は出来なかったが今日はガチガチに進めていきます!!君が来た!!




ヴァリアント「...っし!!」

地を全力で跳ね跳躍。地面からビルの屋上まで飛び上がり、報道のヘリを探す。

ヴァリアント(...居たぁ!!!)


操縦士「あ、あそこ!!火事だ!!」

キャスター「見えますか皆さま!!この町の名物といったら一つのあの..有名なショッピングモールが..爆発が起こったかのように..粉々です!!」

「起こったんだよ。爆発がな」

操縦士「..は?」

キャスター「..そんなの分からないでしょう!!原因が突き止められるまでは..」

操縦士「違う..俺じゃない...」

キャスター「え?」



ヴァリアント「ははっ...愚かな人間は気づく事すら出来ないのか...愚者よ!!」


あろうことかその敵はヘリのスキッドを掴み声を掛けていたのだ

ヴァリアント「そらそら..はっはっは!!揺らしてやるぞ!!!」


ガタガタガタ!!と急に大きく傾くヘリ。

キャスター「わわわ!!ちょっとしっかりしなさいよ!!!」

操縦士「だから!!何が起こってんのか...それに声も聞こえたし...!!!どうなって...うわ!!!!」


そのヘリは一回転した勢いでそのままビルに突っ込んでいった。


ヴァリアント「ははぁ...鮮やかだなぁ...ん。まだまだ来てるな」


流石に大都市の有名処。爆破で粉々になれば大注目は逃れられないか


ヴァリアント(そろそろかな...)


平行なビルの壁を駆けあがり続ける


キャスター「今の前のヘリの爆発もそうだけど..彼奴!!あれ!!!何あれ!?」

操縦士「どう見ても敵っすよ!!?帰りましょう!!」


ヴァリアント「....すぅ..聞こえるか!!!?大型ディスプレイ越しに見ている全ての人間よ!!!」


まるで拡声器でも使っているようなヘリの窓越しからでも十分聞こえる騒音で敵は語る


ヴァリアント「良く聞けよ!!!」

ヴァリアント「誰もが知っている神野区の悪夢。あれは唯の前哨戦に過ぎん!!!ヒーローとヴィランのな!!!!」

ヴァリアント「俺の名は..ヴァリアント、敵の頂点を目指す男だ!!!今日は俺の晴れやかなデビュー戦だ!!!」


キャスター『聞こえますか皆さん!!あのヴァリアントを名乗る敵...どうやらあれがショッピングモールを破壊した犯人の様です!!!』


ヴァリアント「同士!!即ち敵達よ!!お前らの自由に出来る日も近い!!!その為にもこれから更に事件を発生させろ!!!
       ヒーローはせいぜい助けを請え!!!恐怖の念を唱えておけ!!!」

操縦士「もう離れますよ!!」

キャスター「駄目!!もうちょっとズームしてしっかり形を捉えたいから」


ヴァリアント「無駄話はこれで終わりだ」

ビルの屋上を踏み台にしてヘリに向かって飛ぶ。踏み台にした屋上は歪み、下の階の窓が飛び散る


ヴァリアント「捕まえたぁ....」

ギアボックスを鷲掴みにし地面へ向けてぶん投げる

周りに居た人々は爆風に巻き込まれ為す術無くやられる

ヴァリアント「ははは、良いぞ良いぞ!!!」

ヴァリアント(もうすぐだ...!もうすぐで...)

ヴァリアント「...来たな!!」


ヴァリアントの死角から攻めた樹木も察し空中で避ける


ギャングオルカ(彼奴..どんな化け物だ..!)

シンリンカムイ「避けられた!!すまない!!」

ギャングオルカ「気にするな。あれが避けられるなら誰が攻撃しても避けられていた」


ダン!!!と超絶威力で着地する。


君(地響きがこっちにまで...!)

ギャングオルカ「悪質な敵め。貴様が頂点になるだと?...笑わせる!!!」


ヴァリアント「...ん~...悪いけどな、お前の超音波は俺には響かんぞ」

エッジショット「――抜かせ」

ヴァリアント「ひょい」スカッ

エッジショット(これを避けるのは...マスクの男以来だな..。!)

ヴァリアント「アンタもスピードだけのパターンか!!」


奇襲を避けられ一旦みんなの元へ後退する。


エッジショット「二段構えも通用せんか...」

ギャングオルカ「警官は離れておけ今回の敵は、中々手強いぞ..あの時ほどでは無いがな」

シンリンカムイ「どうする。我等の攻撃では芯に届かんらしい」

君「一番超音波が期待してたんですが...彼奴はそれも効かないみたいですね」

ギャングオルカ「俺が君にぶつけたあの技も恐らく効かんらしいな」

エッジショット「俺が奴の中に入れさえすれば..」

ギャングオルカ「無理だ。恐らく奴の中に入れない」

ギャングオルカ「俺の超音波が効かん奴には実用性が薄い」

エッジショット「だが俺にはそれぐらいしか可能性のある攻撃は出来んぞ」

シンリンカムイ「我も同じだ。..引き裂かれて終わる」

君「...ふぅ...分かりました俺に任せてくれませんか?」

シンリンカムイ「..君?お前も水では..」

ギャングオルカ「分かっていると思うがあの熱も奴には効かんぞ。俺だから致命的になっただけだ」

君「そもそもあれは時間がかかり過ぎますよ。...俺が水圧カッターで彼奴の動きを抑える。刀と変わりない切れ味ですから。流石に耐えれないと思います」

エッジショット「構わんが..正しく操作出来るのか?仮に一歩間違って胴体を切りでもしたら...」

君「..でも他に方法が無いですよ」

シンリンカムイ「..待て!!話す暇は!!」

ヴァリアント「ねえよ!!」


ヒーロー陣営 VS ヴァリアント


今回もルールちょっと変えていきます


今回は戦闘じゃなくていつものコンマに近いです
コンマで状況を決める感じかな?

ルール~



1   敵増援到着。味方負傷 -4p&ー補正値増加
2~4 若干押され気味    ー1p
5~6 五分五分の状況    0p
7~8 こっち有利!     2p
 9  圧倒!!勝利は間近  4p
ゾロ目  ???戦闘強制終了

1が所謂ファンブルという奴で9が大成功ですね

□□□□□ 5pを取る、ゾロ目を取るのどちらかを達成すればこの戦闘は終了です


3ターン経って2p以下だとこちらの負けです(低ければ低い程状況は悪いです。※マイナス要素有り
3ターン以内に5pとったらその時点でこちらの勝利。ゾロ目の場合はイベント発生です

~勝利条件~ 
3ターン以内に5pを取る
対話に成功した場合

~敗北条件~
3ターン断って2p以下だった時

~イベント発生条件~
ゾロ目を取った場合

↓1 コンマ判定 現在0p □□□□□

 1 : 敵増援到着。味方負傷 -4p&ー補正値増加
2~4: 若干押され気味    ー1p
5~6: 五分五分の状況    0p
7~8: こっち有利!     2p
 9 : 圧倒!!勝利は間近  4p
ゾロ目:  ???戦闘強制終了


AFOの部下;判定数値を-3する
ヒーロー陣営:判定数値を+2する


※対話 5pまで到達すれば対話を選択できます

ゾロ目判定の時だけは補正値関係無しに戦闘終了します。ややこしくなるのでね
0ラウンド目――戦闘終了。

互いにガチ戦闘には入らずに肩慣らしで戦闘が終了しました。
0p被害者は君だけです。

イベントに入ります


ヴァリアント「そら!!!」

安直に拳をぶつける。

シンリンカムイ(重い..!)

ヴァリアント「アンタ..存外舐めてたわ。それなりに鍛えてんのな」

シンリンカムイ(腕を伝って体が痺れる...!)


エッジショット(しめた..!)


全速力でヴァリアントの死角から攻撃を仕掛ける。

ヴァリアント「よっと」

だがまたもや避けられる


ヴァリアント「甘い」

屈んだ体制から器用にサマーソルトを喰らわす


エッジショット「———ッ!!!」


ギャングオルカ「エッジショット!!」

吹き飛ぶ前にギャングオルカが体で留める。


君「――は!!」


横一文字。広範囲に水圧のカッターを飛ばす。だがヴァリアントは避ける姿勢を見せない。


君(避け...無いのか..!!)

ヴァリアント「..お前が一番生ぬるい!!!」


拳の風圧で水が弾かれる

シンリンカムイ「馬鹿な...!」

君「嘘..だろ..」

殺さない様に殺さないようにと気をつけていたのが馬鹿みたいに思えた。

ヴァリアント(そろそろか...いやまだ...)

ヴァリアント「どうだい?アンタらも当然まだ準備運動の段階だろうが...強いだろ俺?」

ギャングオルカ「敵と喋る余地は無い!!!」

ヴァリアント「だからな。俺には効かねんだよ」


本当に何とも無さそうにこちらへ歩みを進める

君(俺の最大の...威力をぶつける!!!)


とっくに枷は外して白髪になっていた。その水圧の全力も軽々と弾かれた。
しかし自分にはこれしかない。自分に出来るのは全力に更に負荷を掛ける事くらいだ


君「喰らえ!!!」

ヴァリアント目掛け、持ちうるすべての技をぶつける。

水圧斬、水潰し、水牢。
しかしヴァリアントは全て拳圧、払い、水牢に至っては何も対処せずにこちらに淡々と歩み寄る。


自分の全力以上が全く通用しない。ここまで来たら絶望感より先に恐怖が滲み出てくる。

ヴァリアント「あのな――ガキが踏み込んで良い領域じゃねえんだ」


腕で水牢を跳ね飛ばし、話す。その姿は、まるで本物の鬼の様な姿に見える。
感覚が麻痺する。喉が異常に乾く。体が執拗に固まる。夢に入ったかのように自由が効かなくなる

ヴァリアント「...へぇ。この殺気に狂わずに済むのは褒めてやる」

シンリンカムイ「君!!動け!!」

その声も今の君には届かない。

ヴァリアント「お前と此奴らの明確な違いはな、単純だぞ。地力の差だ」

ヴァリアント「次、また俺と相対する事が有れば、その時は初めてお前を相手にしてやる」

ヴァリアント「あの時とは違って今は邪魔されたら困るんだよ、それが例え蟻であってもな...―――ふ!!!」


体が吹き飛んだ。体が無機物になったかのように動かない。当然受け身は取れず徐々に怪我を負いながら地面に寝転ぶ

ヴァリアントに視線を向けると、奴は中指だけ伸ばし後は丸めた形を取っていた。要はデコピンで吹き飛ばされた訳だ

ヴァリアント「...ったく、ヒーロー志望ならさっさと立てよ、愚図が」


ギャングオルカ「シンリンカムイ、君を見に行け。こっちが時間を稼ぐ」

ヴァリアント「稼ぐより全力で対処した方が良いぞどうやらお前等は俺を殺すつもりでも倒しきれないようだからな」

エッジショット「ではそうしようか」

ヴァリアント「はは、アンタは俺とは相性最悪だぜ?」

エッジショット「それでもヒーローならばやらねばな」

ヴァリアント「良いな、お前」


ギャングオルカ「そぉらあああああ!!!!!」


シャチの力を秘めた蹴り。敵の顔面に直撃するが、敵は一歩も動かず、ギャングオルカの足を掴み放り投げる


ヴァリアント「今良い所だから、ちょっと待ってな」

エッジショット「隙あり」


ヴァリアント「っぐ!!!」

俺がシャチと戦っているときに既に小さくなってたのか

ヴァリアント「だがな...ハッ!!!」


エッジショット「ぐぉおお!!!!」

体全身に力を入れ、体内のエッジショットを締め付ける。

ヴァリアント「異形型の俺はちょっとやそっと弄られたくらいじゃどうもしないぜ?...言わなかったか?俺は殺すつもり以上に強気で来いって」

ヴァリアント「出さんぞ?はっはは!!!苦しめ..もっとだ...!!だが直には死ぬな?小手調べなんだからな!!!」


エッジショット(不味い!!!)

死に物狂いで何とか飛び出す。

ヴァリアント「お、よく頑張ったな。...くく、意外と対抗できるものだな。俺も」

ロール「ヴァリアント!!そろそろだ!!」

ヴァリアント「良し、了解した...では遊戯はここまでだ、また遊ぼうかヒーロー」

言い残し、ビルを伝い伝って迅速に姿を消していく


ギャングオルカ「逃すか!!!」


茨を纏う童を落とすことに成功する。

エッジショット「よくやった!!!せめて奴だけでも....!!!」


距離でいえば、エッジショットの方がロールに何倍も近かった。しかしその数倍の距離をヴァリアントは一歩で帳消しにした


ヴァリアント「邪魔だ、紙使い」

エッジショット「ぐ!!」


両足で踏んづけられる。


エッジショット(土台にされたか...!)



ヴァリアント「ったく、言ったろローラお前は相性悪いって。せいぜい樹木野郎くらいだぞお前が完封出来るのって」

ロール「..すまない。正直もっと行けると思ってたんだけど...」

ヴァリアント「自分に出来る範囲で、な」

ロール「ああ...後ロールだから、敵ネーム」

ヴァリアント「おう。他のヘリは全部落としてくれたか?」

ロール「勿論。他の地区から来たヒーローも一応牽制して引き留めておいたから。そっちに支障は無かったでしょ?」

ヴァリアント「ああ。助かった...でももうこれ、間に合わねえよな」

ロール「そうだね。全方位からヒーロー来てるから」

ヴァリアント「ほんと、これに関しては一かバチかだからなぁ」

ロール「...いや、...完璧だ。ヴァリアント、後ろを見てごらん」

ヴァリアント「....お?」


黒霧「....初めまして、オールフォーワン直属の部下」



ヴァリアント「はっはっは!!何から何まで俺たちの思い通りだ!!!」

ロール「ああ。ようやく運命が僕たちに追いついてきてくれたそうでなきゃ困る...初めまして、黒霧」

黒霧「...知っておられるのですか」

ロール「ああ。ボスから良く耳にしていたよ。だからこそ信頼していたんだ」

死柄木「...おい、此奴ら何か偉そうだぞ...」

黒霧「死柄木、彼らは信頼できるAFOの部下です」

死柄木「あ~...つまり俺の部下か」

ロール「初めまして、死柄木 弔」

死柄木「...知ってんのか、俺も有名人だな」

ヴァリアント「今の此奴の話聞いてなかったか、黒霧の事を知ってんだからお前さんの事も知ってるに決まってるだろ」

死柄木「..それもそうだな」

ロール「さて、それじゃ、早速キミ等のアジトに向かおうか」

黒霧「してやられましたね。まさかあのテレビの報道はこれが狙いですか?」

ヴァリアント&ロール『Exactly』

死柄木(此奴ら..俺が来なきゃ終わってただろ...)

一本の綱頼みでこんな事をやってのけたのだ。此奴等は。

死柄木(先生の部下だけあって...頭のネジがぶっ飛んでんな)


死柄木「俺等が勧誘するって思ったのか...お前らは」

ロール「そうでなくとも、黒霧が僕らを知ってるのは分かってた、ボスに聞かれたからね、『黒霧という男に紹介しておいて良いかい?』って。  
    それなら僕らをこうして勧誘しに来ると読んでた」

黒霧「私がテレビを見ていなかったら?危なかったでしょう」

ロール「キミら、テレビを見る様言われているんだろ?それも聞いたのさこの時間帯、5~7時は犯罪の事件が一番多いから見させてるって」

黒霧「成程...」

ロール「ちゃんと念入りにチェックしたよ、どのチャンネルで見させてるのかも。ま、今回に関してはどのチャンネルでもこれを取り扱ってるだろうけど」

黒霧「お見事です。貴方達の言う通り、私はテレビを拝見して此方に赴かせて頂きました」

ヴァリアント「よしよし、それじゃ表向きのリーダーさん。すぐ帰るぞ。もうヒーローがすぐそこまで来てる」

黒霧「待ってください。我々も今戦力不足でして...少しばかり戦力を補強したいんです」

ヴァリアント「..俺たちじゃダメ?」

ロール「僕も意見があるなぁ。十分戦力になれる自信はあるけど?」

黒霧「いえ、あなた方はとんでもなく貴重な我々の秘法とも呼べます。ですが問題は数でして...敵連合と名乗ってはいるものの、その数は実は連合と呼ぶには
   些か。数が欠けているのです。なので、ヒーローの数を減らしたいと思います」

ヴァリアント「...お前らも大概だな。」

なんだそれ。こっちの数が少ないからあっちの数も減らそうって...確かに間違いじゃねえけどよ...それ連合に関しての悩み解決してなくない?

ロール「...すぐに顔に出てるよ、ヴァリアント」

ヴァリアント「あ?ああ..いやぁ、ぶっとんでんなと思ってよ、おタクラも」

ロール「具体的にはどうするの?」


黒霧「トリガーを使います。」

ロール「...!..成程ね...悪くない。僕も手伝おう」

ヴァリアント「おい、死柄木..分かるか?」

死柄木「さっぱり分からん」

ヴァリアント「だよな」


ロール「しょうがないね...もうすぐヒーローが来るから完結に言おう。今からしようとしてるのは簡単に言えば敵増加だ」

ロール「黒霧、そのワープからトリガーを出すんだろ?出せる分だけ出してくれ」

黒霧「ええ。少し待ってください。確認します」

ロール「その間に。..良いかい?トリガーというのは簡単にいえば個性を強化させ著しく理性を失わせる。即席敵を増やすのに適した道具なんだ」

ロール「僕らが今からしようとしているのはそのトリガーをヒーローや一般人に取り込んで、戦わせるって事。だよね黒霧」

黒霧「ええ。まさしく、今から捕まえておいた一般人。ヒーローも呼び出しますのでどんどんトリガーを差し込んでください」

ヴァリアント「あ~...ええ~っと..つまりその注射器を捕まえた奴に片っ端から注入すればいいんだな?」

黒霧「ええ。それで我々は帰りましょう」

死柄木「雑魚の後片付けはヒーローが勝手にやってくれるって訳か...市民から作り出す敵ってのは中々手間がかからんな」

黒霧「しかし一定時間で廃人になるので...強力な者が生まれても使い捨てになってはしまいますが...」

死柄木「まぁそれくらいはな」


黒霧「...ではどうぞ」

ボトボト、と縄で縛られた大勢の人が黒い某から出てくる。


死柄木「良し、行くぞ」

猿轡をされているため、叫ぶことすらままならない。縛られた人たちは次々とトリガーを注入され、それぞれ独自に行動を開始する


黒霧「..こうなれば運が良ければ脳無より優秀なのが出来るかもしれませんね」

ロール「もう良いかい?」

黒霧「ええ。行きましょうか」

ヴァリアント「はぁ~~~!!!これで俺も有名人になれたかなーー!!?」

黒霧「きっと皆が注目を集めるでしょう」

ヴァリアント「そうなったらいいなぁああ!!!!」

エッジショット「おい!!ギャングオルカ!!これはどういう事だ!!」

ギャングオルカ「俺も知らん。だがどうも冷静じゃない。恐らくクスリだ」

エッジショット「俺もこの数は対処に困るのだが!!」

パッと見で50は超えている

ゾンビ映画のゾンビの大群の様だ。
しかも一体一体が強力な力を持っている

ギャングオルカ「まぁ、やるしかあるまい」

「助けに来ました!!」

「メイデンを!!」

ギャングオルカ「ああ。援助頼む」



パラパラと、何か、岩の破片だろうか、小さい何かが落ちていくのを耳で聴きとった


痛い。もう恐怖は消えた。ありえない。手を抜くなんてレベルじゃなかった
そもそも俺はあいつの目に、敵の目に入って居なかった、そこいらの蟻と同価値だと認識されていたのだ


君(でも..その通りの結果に...なってんじゃねえか...)

シンリンカムイ「君!!」

君「——!」

シンリンカムイ「..命に別状は無さそうだが..大丈夫か?..受け身を取れていない様だったが..」

君「...それより...敵..を」

シンリンカムイ「..他のヒーローも向かっている。大丈夫だ」

君「...すいません..」

シンリンカムイ「お前の落ち度じゃない。あれを相手にするのは余程の経験者でなければ無理だ」


君も同意見だった、恐らくあれと一対一で勝てる見込みがあるのは、オールマイトか、AFOに少しでも通用した複無がほんの一握り可能性があるくらいだ。
後は..エンデヴァー。彼なら行けないことも無いと思う。

あの鉄同然の体に通用する武器を持たねばあれには勝てない。

あんな奴が居るなんて。今まで全く顔を見せなかったのが不思議でならない。


君(ヒーローは...あれを相手にしなきゃならない...のか...)

ゆっくりと..立ち上がる。

シンリンカムイ「な、無理はするな!」

君「大丈夫..急いで援護に行きましょう...大丈夫です、シンリンカムイ。俺は折れてない」

シンリンカムイ「!..いや、駄目だ」

君「...でも」

シンリンカムイ「大勢の人が死んだ。今回の事件で。その所為かどうかも分からんが、今のお前は何処かぼんやりとしているぞ。任せるのは不安だ」

君「...カムイ..」

シンリンカムイ「あっちにマウントレディが救助支援をしている。保護して貰って来い」

君「..嫌です..!俺..!」

シンリンカムイ「勘違いするな。休みに行けと言ってるわけじゃない。マウントレディと民間人の保護に行けと言っているのだ」

シンリンカムイ「お前の其の個性は事今の状況では救助に適している」

君「...」

シンリンカムイ「行って来い。お前を必要としている」

君「..はい」


第二開戦  ヒーロー陣営VS即席敵

        強さ     耐久     
 
ヒーロー陣営 600    □□□□□


即席敵達   610    □□□




GMコンマ:即席敵  

↓1コンマ:ヒーロー陣営

ヒーロー陣営 649    □□□□■

即席敵達   675    □□□


>時間経過により敵の数が減りました


エッジショット「仁王絡繰。樂葬送!!」

地面を滑る様に駆け、次々と敵の意識をドロップアウトさせる


ギャングオルカ「此奴らには効くか...ハ!!」


超音波での必中攻撃。エッジショットより動きは遅いが広範囲の技でカバーする


ギャングオルカ(...む...)

ギャングオルカ「.....」


シンリンカムイ「ウルシ鎖牢!!」


何重にも増える樹木が敵を次々捕まえる。


しかし有効な対抗手段になれるのは彼らのみで、後のヒーロー、警官は数人で一人を囲みどうにか互角に持ち込む。
それで精一杯だった


シンリンカムイ(後手後手ではあるな...)

ギャングオルカ「お前たち。気合を入れろ」

「あい!!シャチョー!!」

「我らの団結力を得とアジワエ!!アジワエ!!」

>補正SKILL発動――ダメージが50を上回れば二回攻撃判定になります

 強さ     耐久     
 
ヒーロー陣営 600    □□□□■


即席敵達   594    □□□


GMコンマ:即席敵  

↓1コンマ:ヒーロー陣営



ヒーロー陣営 686    □□□□■

即席敵達   683    □□■


>時間経過により敵の数が減りました


君「..マウントレディ!」

マウントレディ「はぁ!?なんでこっちに...ってボロボロじゃない...?どういう?」

君「俺じゃ足手纏いなんで...こっちの方が良いと..」

マウントレディ「まぁそれもそうね、消火は任せたわ!!」

君「はい」


君「ウォーターホース!!手伝います!!」

ウォーターホース「あいよ!言う前にって..もうやってくれてるなサンキュー!!」

君「中に人は..!」

ウォーターホース「確認する為にもまずは入口の火を...っておい!!!」


君(待ってたら間に合わないだろ!)


シンリンカムイはこれを言ってたんだろう。消防車を待っていたら間に合わない。一人でも多くの人を助けなければならない
君は火が付いている入口に突っ込む。

君(余計な所で時間は喰わん!!)

ある程度の火なら我慢すれば耐えられる。


君(...ッ....)


確実に息をせず死んでいるであろう人、人。それでも一人一人確認する


君「こんなに...」


当然だ。大勢の人が、ここで生きていた。笑って生きてたんだ。

そんな幸せな人たちがこんなに死んでる

店もほとんど壊れていてどれがどの店かの判断もつかない


君(これが...本当に..俺の目の前で起こってる事か...)

思わず足が立ち止まる。

煌めく焔の増して行く地獄の光景に、放心してしまう


その光景の現実感の無さにただ、放心する。


君「...」ハッ

君(..何やってんだ俺...!!!)


こんな所。一秒でも居たくない。上の階に進みたくない

けれど...それは他の人達も当然で..なら俺が行かなきゃならない


君「誰か...誰か...!!」

君「頼む...!!」

熱い。ジェットブーツももう機能していない。熱で噴射口が壊れてしまった

文字通り自分の足で歩を進めていく。

火は余りにも広範囲に広がっていて、自分の個性でもどうにか出来る類の物じゃない。

一か所を消化すればどこか別の二か所に火が回る


君(建物の消火は諦めて...生きてる人を探すしかない...!)

君「誰かあぁあああ!!!!!居たら...声を....!!!」


汗が滴る。その瞬間恐怖を悟る。

体に悲鳴が起きている。

君(水使いが...熱に...やられるなんて...!!..)


電池の切れた機械の様に、その場にへたりと倒れ込む。


君(...いや...まだ...だ...まだだ...まだだ...!!!)

気合を振り搾り、体を壁に沿って無理やり上げようとする...だが片足がどうしても上がらない。

君「...ぅぅ.」

「膝を屈したのは赦す。しかしそこで諦める事だけは許さん」


君「——」

君「シンリン...カムイ..」

シンリンカムイ「速く立ち上がれ、それならば今の愚行は我の心の中にだけにしておいてやる」

君「ぁ....ぁあ...何で....ここに...」

シンリンカムイ「どうした。ヒーローともあろうものが。それでもヒーローか?」

君「く...」

シンリンカムイ「そら。これをやる」

君「...な」

何処に仕込んでおいたかも分からないペットボトルの水を全て君にぶちまける

シンリンカムイ「これで立てるか」

君「...それは..カムイの...」

シンリンカムイ「我には不要だ。水分など気合で賄える」

君「そんな事を言ってるんじゃない..何で此処に居る!!!」

シンリンカムイ「貴様を助けに来た。馬鹿な童が一人、あの燃え盛る入口へ突っ切ったと聞いてな」

君「ど、うして..」

シンリンカムイ「貴様一人では心許ないと言っているだろう...」

シンリンカムイ「言わねば分からんか!!我もヒーローだ!!理由はそれで十分だ!!」

君「...無理はしないで下さい」

シンリンカムイ「ああ当然!!無茶は死ぬほどするがな!!!」

君「....」

シンリンカムイ「笑わせるな、人の心配なぞ。貴様にされるまでも無いわ!!」

シンリンカムイ「貴様は東を余すところ無く探せ。助けられる命を必死で探すがいい」

君「ぐ....うぐ..」

君「..誰か...!居ないか...!!」

乾いていく喉で必死に叫ぶ。最悪、自分が犠牲になる覚悟で被害者を救う。救って見せる

君「ぁぁ....誰か...!!!声を!!!出してくれ!!!...頼む...!!居ないのか...!!」

傷付く足。とっくにブーツは破れた。剥き出しになった敵の攻撃により歪んだ後遺症の足。それは血で覆われていて、歪んでいるのかも分からない。


君「居る筈だ...まだ....誰か!!!!....」


脳を伝わり体が震える。まだ、敵の攻撃とも言えぬ一撃の影響が深く残っている。

君(もう少し...!!大丈夫だ...!!足はまだ動く...!!!)


最悪の場合水圧で移動する。


君「誰か...!!」


血眼になり探す。だがそれらしい人はおらず一人一人生きているか確かめる時間ももうない。目で判断するしかない


君「自分では逃げられなくても良い!!!!誰か!!!必ず助ける!!!助けるから!!!!誰かあああ!!!!」


君「諦めない....!!諦めんぞ...!!」

唯の空元気だ。さっきまでと体の状態は何も変わらないこんなに熱いのに、冷えた感覚で無理やり足を動かす。
でも絶対に自分の事はこれ以上追及しない。したらこの場を離れる事を確信してしまった。


君「誰か...!!...誰か..!!」




その場には生存者は...?

↓1 コンマ

 1~9   最悪の結果に。
10~30 誰も居ない。現実は非常である
31~79 居た..死力を尽くして助けに行く
80~89 すぐそこに。
90~   その場に居た全員救出。   
ゾロ目   ???が手伝ってくれた

産声の様な声。微かな、今にも途切れそうな声。

その少しの光が耳に届いた。


君「其処に――居るんだな」

瓦礫の境界線の奥に、確かにそれはあった。

見知った顔である。数少ない知人を大切にする彼は忘れもしない。

その子は、職場体験で出会った。幼子。

君「聞こえるかい!?俺の声が聞こえるなら...出来るだけこっちに近づいてくれ!!!」


瓦礫の隙間から、本当に狭い隙間から声を通す。

「グスッ...ヒック...うぇぇえん...」

君「..頼む!!聞こえるならこっちに来てくれ!!!」


瓦礫を破壊して彼女を安全に運ぶ時間は無い。そんな事していたら雪崩に潰されて死んでしまう


俺にやれる事はほんの少しのスペースを丁寧に早く行って窓から投げる事しか出来ない。


君「キミが此処に来るんだ!!...キミの力で生き残るんだ!!頼む!!後少し頑張ってくれ..!」


言いながら水圧で少しずつ、幼子との壁を削る。手が伸ばせるくらいの広さは作ることができた


君(...違う...違うよな..彼女が生きようと願えば、それを叶えるのが俺なんだ..!!!彼女の希望を守る!!!)


彼女の力を頼って何がヒーローか。生きたいと望めば叶える。それがヒーローなんだ。


君「俺が――救う!!!後少し待っててくれ!!!」


時間が無い、残る力を全て使う!!!


君「今度こそ..俺自身で、光を繋ぐ!!!!」



今日はここまで明日はコンマ判定からかな

やっていきます。

今日やったらしばらくは更新が微量になるんでその時に番外編しますー

準備に時間かかるからそれまで待っといてください

BGM:  https://www.youtube.com/watch?v=xMyxZBfG2bg

              γ´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ

             |    今、――   ´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
                ヽ_______      光を、掴んで見せる……!     }
                       入____________________ノ                     




君【未だ脆き水白亜】

  
体力 89/146 
体190(+50)  
知97

技123
心99

ダメージ軽減:5

<使用スキル>
未だ脆き水白亜:イベント戦時、ステータス補正
屈さぬ精神  :体力が0になっても二回立ち上がる

<今回使用するステータス――体・心>

総合値;289


三ターン以内に達成値(930)を超えれば成功。また体力が0以上かステータスに一つ要素を追加すれば生存できます

GMコンマのダメージに耐えて達成値を超えられれば勝利です。もし越えられなくても君は命を散らして助けますがその場合君は...?





恥。BGM間違えました...息抜き用に見てた方を乗せてしまった//

こっちです//
BGM: https://www.youtube.com/watch?v=3hnS5DAKkz4&t=233s

 GMコンマ:君へのダメージ

↓1コンマ:君の判定値


現在総合値 289


※毎回289を足していきますので930は間違いじゃないです

総合値 316

ダメージ 50ー5(軽減)=45

>45のダメージ

君【未だ脆き水白亜】

  
体力 44/146 
体190(+50)  
知97

技123
心99

ダメージ軽減:5

君「ぐ....ぅ...!!」

彼女が幼子だったのは幸運だった。瓦礫を除くサイズが小さくて済む。

君「..良し...後少し...後少し...」


轟々と爆竹が燃え盛るような炎上音で気づかなかった。天井の罅割れを伝って落ちる瓦礫。

頭に直撃する。


君「———ッ!!」

一瞬眩暈を起こす。だが...

君「それで手の力が抜ける程...折れてないぞ...!!」

君「...!」

瓦礫が落ちてくるのに気づかなかった事で一つ気づいた

君(そもそも...俺の声が聞こえて無いのか...)

君「なら...尚更俺が頑張らないと...!」


今、光に進めているか分からないけど、信じて手を伸ばし続けるしかない

 GMコンマ:君へのダメージ

↓1コンマ:君の判定値


現在総合値 :605

君【未だ脆き水白亜】

  
体力 -34/146 
体190(+50)  
知97

技123
心99


現在判定値 :666

GMコンマ :君の二回目の体力

>ゾロ目―全回復

>ダメージ 34

君【未だ脆き水白亜】

  
体力 66/146 
体190(+50)  
知97

技123
心99


君「届く...!」


しゃがめば潜れるだけの穴は作れた。
だがそれと同時に二度目の瓦礫が降ってくる。避けようともガードもせず直撃する


君「っ...」

ガチガチに張っていた糸がプツンと切れた様にその場に倒れる
意識はあるが、体が鈍い。

君(不味い...体...起こさなきゃ....)


元より体は死に体。気力だけで立っていたのだ。今更倒れる事は無い。

「痛い...痛いよぉ..」

さっきは集中していて気づかなかった彼女の嘆き。


君「大丈夫...もう少しで助けられる...」

壁に手を当てて無理やり上半身を起こす。下半身はもう機能していない、一切の信号が途絶え動かなくなった
しかし、個性はまだ使える筈だ

挟撃の水圧で瓦礫を抉る。仕事は続行だ


君「キミの為にも....俺の為にも後少しだけ体を動かそう」


 GMコンマ:君へのダメージ

↓1コンマ:君の判定値


現在総合値 :955 


達成値は既に到達しています。つまり瓦礫を取り除く事は成功しました。
このコンマ判定は次の為の補正です


合計値:1037 達成値(930)

イベント達成!!



君「ぐぬ...ぬ...」


段々とこの空間が崩壊していくのが、感覚で伝わる。

本格的に時間が無くなってきた。

何より体が動く時間がもう残り少ない。思考が停止していてもそれぐらいは分かる
徐々に徐々に体の痺れが増してきている


君「...!」


開いた。もう子供一人なら走って通過できる程の穴が。


君「...聞こえるか!!!」


焔の音で大声も遮られる。


君「...そうだ..!」


幼子の目の前に水を生み出す


君(――――)


体に起きてはならない現象が起きたのを確信した


君(—-あ、とす、こし...)


生み出した水を矢印状にする。狙い通り矢印の方向を向いて気づいてくれた


君「お、いで...」

走って向かってきてくれる。


君「いいぞ...声が届かないけれど....」


鈍くなってくる。周りの背景と音がぼやけて来た。けれど声は張り続ける


君「おいで!!手を!!手を伸ばして!!!」


足がボロボロになりながらも走ってこっちに来てくれる。


「お兄ちゃん!!」

君「うん..!!危ない!!!」


そもそも避けれない。ならせめてこの子を守る。

瓦礫が頭に衝突する

君「か...」


脳が揺れ、体勢を整う事も出来ないまま倒れる。


君「..ごめ、ん...いたかった、ね」

この子を抱いたまま倒れてしまった

「お兄ちゃんこれ!」

自分の使っていたハンカチを口に運んでくれる。

しかし、原因は煙じゃない。

君「それは、キミがもってお、くんだ...」

「だってお兄ちゃん!!」

君「たおれたの――は...けむりじゃ、ない」

君「いい?..まどから..とびでるんだ...かなら、ずだれかが、まもっ..てくれる..」


後一回の水の操作は飛び降りた後のクッションに使う。それで終わりだ

「お兄ちゃんは...?」

君「...あとで..でるよ..だkら、いくんだ..」

「ダメ!一緒に出よ?」

君「まだ..こまってる人が..いるか、もしれない..」

「でも、でももうそこの窓以外火でいっぱいだよ!?」

君「.....」

「..危ないよ..?」

君「..ふぅ..」


最後に力奮わなきゃならないとはな。


君「最後の、一振りだ」

「な、っつ何するの!?」

君「...窓外に投げ飛ばす。怖いだろうが生きる為だ我慢しろ」

「..で、でも私飛べるよ?」

君「良し、じゃあ行け」

「だ、だから..お兄ちゃんは何で来ないの?」

君「おれは...個性で...火を消す..って言ってんだろ...」

降ろすなりいきなり君の肩を無理やり引っ張り窓際に連れて行こうとする、が君を引きずれる程の力は少女にはない


君「...せめて..キミは救わないとな....」

再度、今度は少し強引に頭を掴む。

座りながらでも、窓外へ投げる事は、出来る


君「...それ!!」


無理やりに投げる。窓の外には水を配置し落下の速度を落とす。


君(見える部分しか...創れ、ないから...すこししか落とせねえが...ほかのやつらがどうにか...するだろ...)


方法は余りにも乱暴。だがこれぐらいしか手が無いので仕方がない。


君(ぱんちどらんかー並に..脳揺らされて、る気がする...)

初めの段階で既に水を上手く構築出来なかった。
けれど、その不完全な状態でも救えた命があった


君「...意外と..俺も...ヒーロー..なれたんじゃねえかな...」

君「熱...水...水が欲しい...」

こんな体験するとは思いもしなかった。自分の個性がありながら水を欲しがるなんて。

君(...ぁ、部屋中に張ってる水..崩れてるだろな...)

今の俺は唯の人だ。

君(こんな姿...シンリンカムイに怒られるかな..)

君(でも..助けたんだから..文句は無いだろ..)

君「.....うぅ..糞..」

君(何考えてんだ最後の最後で...)

勿体ない、な。もっと生きたいと思っちまった。
まただ..自分の命を優先させてたんだ..自分は..ずっと..

無理やり自分の本音が飛び出てこない様に無理に鼓舞していたんだ

君(もうちょっと..足掻きたいなぁ..)

せめて、一秒でも永らえる為に、周りの火を消したい。

プルプル震える腕を少しずつ上げながら手をかざし、水を生み出すように念じる。

いつもの通りなら、コントロールできない程に出てくる筈だが。当然でない。


君(...くそ、..思ったより我儘だな...もっとさっぱりと終わるのかなと思ってたのに...)

死ぬ一歩手前で何故か冷静になってしまった。

君(さっきはあんなに暑苦しく考えてたのに...何で今になってこんな冷静に...)


痛みも感じない。しいていうなら周りの熱は感じるけれど。
先からこの状態だったら、自分も飛び出る事が出来たかもしれないのに..

あの子を救う事に夢中になり過ぎちゃった。


君(シンリンカムイ..は逃げ切れたかなぁ..)

あんな火が一番嫌いな人でも突っ込んできた。来てしまった。

何とか生き延びていて欲しい

君(何か..最後に持った感情は...良く分からんな...)

君(..ぬぅ..こんだけ珍しく潔く諦めてるんだ..誰か助けに来ないかなぁ...)

君「...無理か...」

誰かが居れば、今の頭の冴えなら一個なんか思いつきそうなものだが。

個性――使用不可
身体――行動不能

積み、だ


君「...ここで、終わりか...」


「否。まだ終わるのは早かろう」

君「...え」

シンリンカムイ「立てんのか?なら座りながら進むぞ」

君「...馬鹿ですね」

シンリンカムイ「...出会って早々に虚仮にされるとは、ふむ。元気で何よりだ」

君「あっちはもう..」

シンリンカムイ「生きている者は全員救出した」

君「そうですか...まぁ、言われずとも分かりますけど...」


手だけではない。至るところが焦げて、頭部から多量の出血。
一番酷いのは腕で、折角の樹木が、樹木の役割を果たしていない。
肩からごっそり無くなっている

シンリンカムイ「...腕は生えてくる。問題は無い」

君「...何とかなりませんか...」

シンリンカムイ「立て。それぐらいだ」

君「立てないです..体動きません」

シンリンカムイ「そうか」

ドゴッ!

倒れている俺をサッカーボールを扱うかのように華麗に蹴り続ける。


君「ぐふぅ...何を....ああ。成程」

シンリンカムイ「うむ。窓から飛び出る。それしかない」

君「...立てないんです」

シンリンカムイ「這いずり上がれ」

君「がはっ...ちょt..mr..」


窓に行くよりも早く火が回ってしまう。

君「...あ」

シンリンカムイ「....ここまでか」

君「...カムイだけでも...」

シンリンカムイ「まぁ、待て...我の最後の力で外に投げ出してやる」

君「...待ってください、生やせるなら俺を投げてから自分も出れば...」

シンリンカムイ「無理だ。気力が持たん」

君「...どうしましょうか...」

シンリンカムイ「...ふむ...」

君(...受け入れてるからか...あんまり怖くは無いな...)

君「カムイ...俺は別に...もう..」

ドガアアアン!!!
建物が壊れた音がすぐ間近で聞こえた

君「まさか..崩れ...」

言うより見るが速い。

天井が宙に浮かんだ

君「!?」

シンリンカムイ「...そういう..」


浮いた天井の端々には巨大な手があった。

マウントレディ「見つけたわ~。良かった..二人共無事ね」

そう言いヒョイ、と俺とシンリンカムイを片手、片手で鷲掴む。


君「乱暴..な」


マウントレディ「このおバカ。アンタ後で説教よ」

君「...はい」

マウントレディ「シンリンカムイさんも。私からは強く言えないけど、先輩方怒ってますから」

シンリンカムイ「うむ...」

マウントレディ「何にせよ..無事でよかった」


自分の体と同じくらいの大粒の涙を目尻に浮かべて、笑顔で笑った。


君(...生きてる...俺...)

マウントレディ「窓から飛び降りて来た子が水のクッションを使ってた時に思って聞いたの、まだ中に居る?って..
         案の定よね。ほんと、無茶ばっかりするの辞めて欲しいんだけど..死なれた側にもなってくれるかしら」

君「..もっと強くなります..」

マウントレディ「....」

君「...?」

マウントレディ「貴方もそういう顔するのね」

君「...?」

マウントレディ「何も無いわ」


同時刻 ~ヒーロー陣営にて~


ギャングオルカ「ふん!」

足蹴りで敵を卒倒させる。

「流石我らのシャチョーだ!!」

「その強引さ、カッコいいですシャチョー!!」


ギャングオルカ「無駄口を叩くな、その時間を攻撃に回せ」

「「あいあいさー!!!」」

エッジショット「痛みは無い、――一瞬だ」

バタバタと次々に倒れていく敵。

ギャングオルカ(さすがはエッジショット、こちらの上があっという間に優勢になったな)

ギャングオルカ「一気に片づけるぞ!!」

『はい!!シャチョー!!!』


今日はここまでーお休みなさい

お久しぶりで。今日も少ししか出来ないので先に番外編よ!!


【√マウントレディ IF】


マウントレディ「校外活動?良いわよ」

君「そうですよね...え..?」

マウントレディ「だから、良いわよ其の校外活動。宜しくね私の素敵なサイドキックさん」


分岐点、これはそのもう一つの、あり得たかもしれない物語。


マウントレディ「言っとくけど、私の仕事。超ハイリスクだから死なないでね?」

君「はい!」


その日を境に世界の向かう方向が決まった。
進み続けて、犠牲を負う。

また進んでは別の犠牲を払う。そして一生歯を食いしばり生に食らいつく――そんな世界


君「..ここが...」

マウントレディ「ええ。EX危険区域。名もついてない程の見捨てられた町よ」

君「何でこんな危ない場所に...」

マウントレディ「金。いっぱい貰えんのよ」

君「..そうですか...」


一歩間違えれば、誰かが死ぬ

マウントレディ(やっぱり居た...!)

マウントレディ「逃げなさい君!!」

君「なっ...!マウントレディは..!」

マウントレディ「こんな奴等ぶっ飛ばしてやるわ。この町一体廃墟。これは私にとっては最善であり最強なのよ」

マウントレディ「此処に私が来たことを後悔するがいいわ――敵。今の私はオールマイトより強いわよ」


必死に選んで運命を進めていく

マウントレディ「...全員やられたわ..」

君「..え..」

マウントレディ「私の部下も..この町には何かがあるわ..とても厄介な何かがね..」


その先に見えた運命は地獄だとしても、信じた道を行くしかない

マウントレディ「やっぱり..これしかないわね」

君「なにを...マウントレディ!!俺を放せ!!掴むな!!」

マウントレディ「悪いわね、君貴方は嫌でしょうけど...これしかないわ」

君「はなっ..せ...!!嘘だ...!!やめろおおおお!!!!!」

マウントレディ「任せたわ――君。時間稼ぎは私がする」


体験した地獄。法の通わない世界。まるでこの世とは思えない何処か別の異次元かと疑うほどの闇。
それでも止まる未来はあり得ない。

そう、託された未来だ。これは。




君「お前たちに法律は必要ない」

この地獄を解決するには

君「お前等は全員」

それ以上の地獄で塗りつぶす。

君「俺の正義が裁いてやる」


安息の日々は自分には必要ない。帰れないと分かったところでどうもしない。
奴らを全て溺死させるまでは、帰るつもりは毛頭ない


スピナー「..ぁあ?何にもねえじゃねえか..死柄木め..」

君「有るじゃないですか――俺の目の前に死体が」

スピナー「ああ!?」ガキン

君「流石の敵連合..反射速度は中々だ..」

スピナー「自ら囮になって俺を一人にさせたって訳か!!馬鹿目が!!」

君「お前が俺の..最初の罪だ」


その日、罅が入った。これまでの自分の全てに罅が入る。

それをひたすら見ない様に、殺し続けた。殺して殺して殺した。


死柄木「君..やっぱりお前も...こっち側って事だ..」

君「..さぁな..そんな事どうでも良いんだよ..俺はもう罪を数えた。次はお前が払う番だ。命でな」

死柄木「達者な奴だ..!」


君「...お前は、後悔してないのか..?自分のした行いに..人を殺した...あの鈍くて気持ちの悪い感覚に」

死柄木「愚問だな。俺に誰かの感覚なんて分からない!!」


君「見ていて下さい、マウントレディ...俺が、闇を裁く!!」


宿命の戦いに、運河光年程の価値のある闘いに終止符が打たれる。


君「..俺じゃ...もう..」

死柄木「終わりだな」


「貴方がね。」


君「――」

ほんの少し前まで、聞きなれていた声。懐かしい、もう二度と聞く事の無いと思っていた声が、怠さをかき消した

鋭い針を持ち優しい薔薇も持つその声を。


君「....マウント..レディ...」

マウントレディ「やるわよ、君」

マウントレディ「これで、私たちで、終わりにするの」

君「...ええ..やりましょう」


死柄木「...運命に抗うか...面白い..ヒーロー..俺もな..仲間は全て消え去ってお互い後ろに背負う物ないんじゃないか」

死柄木「..俺を満足させる戦いを..期待してやる」


君「行くぞ!!死柄木!!!!」

幾度も死ぬ思いをし、血反吐を吐きながら。

それでも死ぬことを選ばなかった。常に目の前にあったその選択肢を選ばなかった。

故の――


君「勝ちだ!!!」

死柄木「ぐぅぉおおおおお!!!!」

君「...!!?」

マウントレディ「...」

君「急いで離れなきゃ...マウントレディ!!..貴女だけでも..!」

マウントレディ「最後に一度力を貸せたら..と思ってたんだけど..まさかここまで出番を貰えるなんてね」

君「..マウントレディ..?」

マウントレディ「私が――最後に貴方を守ってあげるわ。だって此処が――」


地獄である。最後の選択。

彼女を捨てるか、世界を捨てるか、

最後の最後まで、選択肢が君に付き纏う。そして..君が選ぶのは――

という訳でマウントレディ√のEXTRAね。
多分本当にシンリンカムイじゃなくこっちに来てたならダーク寄りにしたかったなぁと思ってました

元からある方じゃ無かったですけど、益々文章力落ちてるので練習がてら番外編やっていきます。それではまた今度

とりあえず生きてる報告。

最近めっきりこれなくて申し訳ないです。多分もう二か月は一週間に一回出来るかなぁぐらいです

ちょっとだけほんぺ。


――前回までの活劇!!

一つ! 謎の敵コンビ、ヴァリアント、そしてローズを名乗る青年たちが街に襲撃する

二つ! 颯爽と現れたヴァリアントは戦争開幕の宣言を行い敵連合とその場を後にする


更に三つ! 黒霧が置き土産と言い残し置いて行った即席敵をヒーローが処理する!!


そして現在――


ギャングオルカ率いる社長チームの連携攻撃で逃がさずに確実に仕留めていく

勿論他のプロヒーローも着実に仕留めていく


ギャングオルカ「どうやら...置き土産とやらは唯の時間稼ぎの様だ」

エッジショット「ああ。しかも..この人等は元一般人だ」

ギャングオルカ「...?」

エッジショット「トリガーで無理やり敵にされてるって事だ。倒した敵を見てみろ全て舌が黒くなっている」

ギャングオルカ「では..」

エッジショット「深くは知らんが、闘いたくてこの場に出向いた人間はこの中にはほとんどいない筈だ」

ギャングオルカ「..これ以上怪我人を増やしたくは無いな。」

エッジショット「奴らが仕掛けてくる以上それは敵だ...心に刺さるがな」


自覚しながら元民間人を攻撃するのはいつだって心が痛い物だ


ギャングオルカ「体中が紙なら心まで紙か?耐えられないなら離れていろ」

エッジショット「馬鹿言うな」

ギャングオルカ「そうだろうな」

エッジショット「..ギャングオルカ」

ギャングオルカ「..なんだ、俺たちが手を休めている時間は...」

エッジショット「いやいいだろう、もう粗方終わっている」

ギャングオルカ「...フゥ..なんだ?」

エッジショット「次、あの時の様な化け物が出たら我々はどうする?お前だったらどうする?」

ギャングオルカ「..もうオールマイトも居ない。だが、やるしかない、我らまで前線を離れたらこの世は本当に敵の世界になる」

エッジショット「最後まで、戦うか?」

ギャングオルカ「それが当然の事」

エッジショット「ふ」

ギャングオルカ「笑っているのか」

マスク越しでも分かる明らかに笑った鼻息だった。
笑う理由が何処にあったかは知らないが。

エッジショット「嫌すまん。お前に部下が付いてくる理由が分かっただけだ。」

ギャングオルカ「...良く分からん」

エッジショット「そのままでいろって事だ」

ギャングオルカ「そうか..聞いたお前はどうなんだ?」

エッジショット「そうだな..きっと俺がその場に居たら..稼げるだけ時間を稼いで終わり..といった処か」

エッジショット「恐らく..これから先敵連合を超える輩はこの国では現れないと思う」

ギャングオルカ「分からんぞ。それは先の未来何が起こるかで分かる事だ」

エッジショット「どうかな..俺はそうは思わん..いつの日か、敵が完全に淘汰される日がきっと来る」

ギャングオルカ「そうなったら喜ばしい限りだが..綺麗事だな」

エッジショット「いつも暗い事を考えるよりはマシだと思うぞ」

ギャングオルカ「そんな物来るかもわからんが...来ると良いな」

エッジショット「そのためにも..今、俺たちの目的ははっきりとしてる。敵連合。彼奴らを倒せたら夢に一歩近づける」


「シャチョー!!終わりましたよ!!」

「警察さんがメイデンで捕獲してくれやした!!」


ギャングオルカ「ご苦労。帰るぞ」

『イエッさー!!!!』


エッジショット「じゃあな。何かあったら連絡しろ」

ギャングオルカ「悪いが、俺はしばらくは出向けん仮免試験で落ちた者共をもう一回一から叩き上げだ」

エッジショット「そうか..何かあったら連絡する」

ギャングオルカ「そうしろ。援軍を出せそうなら此方からも出す」

エッジショット「ああ」



<同時刻 マウントレディ側視点>


君「ぅ..ぅ」

シンリンカムイ「水..水をくれ..」

ウォーターホース「全力でやってるよ!!?アンタらが勝手に中に入るからだろ!!?」

君「入らなきゃ..多分、その子は助かってない」

マウントレディ「あのねぇ..そういう問題じゃないの、何も貴方が行く必要は無かったって事。貴方もですシンリンカムイ」

シンリンカムイ「それは承知の上で..しかし待っていながらというのも..!」

ウォーターホース「あんなでけえ店をそう簡単に消化しきって捜索なんて出来っこねえんだ。良いか、まずはアンタらの命だぞ」

君「..はい..」

マウントレディ「誰かを助ける前に、自分の命一つ守れない奴が他の命をどうにか出来る訳ないでしょ」

君「..すいません..」

ウォーターホース「もう頭痛は大丈夫か?」

君「全然です...ていうか、何で水を..」

ウォーターホース「あんさんの体に水を取り込ませる。あんさんも出来るだけ取り組むよう努力しろ」

君「..水を取り組んで..意味あるんですか..?」

ウォーターホース「バァロー!!個性因子ってのはそういう物だろうがよ!!」

君(答えに..なってる..のか..)

あんまりどういう理屈か理解できない。つまり水を吸収すればそれが体の個性因子に分解されて再生が速くなるって言いたいのか?
まあ、経験はこの場の誰もが自分より上だ。そうしろというのならそれが正解なのだろう

シンリンカムイ「熱い..早く..水を...」

マウントレディ「...シンリンカムイさん。なんで貴方まで行ったんです?」

シンリンカムイ「..見捨てておけんだろう..君を..最後まで見ると言ったのは我だ..」

マウントレディ「..ふ~ん..強がりですか?本当に見捨てられなかったのは小さいじ」

シンリンカムイ「マウントレディ」

マウントレディ「...でもそうでしょう」

シンリンカムイ「...違う..」

マウントレディ「もう過去の事は考え過ぎない方が絶対良いです。忘れろとは言いませんけど..」

シンリンカムイ「我の幼少を作ってきた唯一の光だ」

マウントレディ「..あまり自分と重ね合わせないで下さいね..あの子は貴方じゃないんですから」

シンリンカムイ「..うむ..それでは少し..就寝に入る..では夢が覚めたらまた会おう」

マウントレディ「お疲れ様です、シンリンカムイさん」


君「いてて..もう..大丈夫です...」


地面に広がり始めた水をスポンジの様に一気に吸収する


君「確かに...体に力が収束した気はしますね...」


そう言って体を思い切り振り勢いよく立ち上がる


ウォーターホース「もう立てるの!!?」

君「え?まぁ...これぐらいなら...」

君「..ん..?」

君(俺...今まで..水を吸収するなんて出来たか...?)

その場にあるものを操作するのは出来たけど体に取り込むなんて出来た事無かったはずだ..

君(なん..でだ...?)

あんまり根拠が思いつかないけれど、思い当たる節が一つだけある

君(納得したかないけど..)

ヴァリアントと名乗る男のデコピンだ

それが脳に影響を与えて体の制限や信号を変化させた可能性はある

もしくは...


君(もっとありえないけど..火災現場で何か俺が覚醒したか..?)

こればかりは、俺一人じゃ分からない、何より手掛かりというか納得のいく理由が無さ過ぎる

君(今ので体も確かに軽くなった。火傷は水でカバーしてる。)

これなら速攻でまた探索を続けられる

君(あんな敵が居る以上..ほっとけない!!俺の当分の目的は..)

マウントレディ「...君..?」


君「マウントレディ、絶対。敵を捉えましょう」

今日はここまで
後コンマ戦闘の時ゾロ目の場合の内容変更します。それじゃあばいばい

<システム変更>
ファンブル=01~09(強制判定敗北。判定値は0)
クリティカル=ゾロ目判定(判定値は100)+もう一回の追加判定でダメージ値は二倍となる

それ以外にも何個か変えようかと思ってますがそれはその時が来た時に。


それでは少しだけやっていくよ


今回の敵二人の社会崩壊事件。

被害は莫大な範囲まで広がった

オールマイト「死傷者は100人を超えていて..重症軽症両方含め負傷者は恐らく四桁超えているらしいです」

グラントリノ「らしいな。まだニュースで詳細は述べられてないがとんでもない事が起こったとは認知されてる」

オールマイト「ここ最近、派手過ぎる事件が多すぎます」

グラントリノ「言われずともだ。しかも今回は唐突で敵からの襲撃だ。急な爆発。
       そしてそのまま二人の敵が店を破壊しビルを倒壊..分かるか?これはつまりいつどんな場所でも凶犯罪を起こせるって訳だ」

オールマイト「市民らも恐怖の色を隠せません。外に出れば自分がやられるかもしれないんですから」

グラントリノ「..そもそも不可解なのは最初の爆発だ。なんだそれは?どうして建物丸々粉砕するレベルの爆弾に誰も気づかない?
       どういう手口だ?爆弾を好きに操作できる個性持ちでもいるのか?」

オールマイト「いないとも言い切れないかと...」

グラントリノ「うるせぇ。少なくともテレビに出てた奴等の個性は異形型と蔓持ちだ」

オールマイト「もう一人隠れて捜査していたとは?」

グラントリノ「彼奴らだけが起こした犯罪だと仮定してんだ。他の第三者も居るとしたらこの雑談何の意味もねえだろ」

オールマイト「その通りですが...」

グラントリノ「今警察が取り急ぎ調査をしてる。しかし奴らも可愛そうだ敵連合についての情報も集めなきゃならん。
       同時進行だぞ?寝る間も惜しまず戦ってる」

オールマイト「塚内くんらも良くやってくれています...」

グラントリノ「良いか、俊典。問題はそれだけじゃない死穢八斎會。組織団体の一つだ
       そいつらの取り建てもある。今のこの世はヒーロー社会の不安要素があり過ぎる」

オールマイト「...つまり今夜私を呼んだのは..どういう用件です?」

グラントリノ「学制制度の改定だ。」

オールマイト「....どういう事です?」

グラントリノ「今、学制制度に合わせて力を持て余してる人間が多すぎる。プロヒーローが手ずから育て上げるべきだ
       ヒーローになるのに勉強は関係ないだろ。倫理と道徳くらいで賄える。普通の義務教育は普通科で十分だ」

オールマイト「それは...つまりいち早く生徒をヒーローに創り上げて社会の柱を形成し直すという事ですか?」

グラントリノ「その通りだ。俊典。雄英高校含め有能な人材がそろってる所に今すぐ直談判するべきだ」

オールマイト「それは..ですが..少しでも子供には良き体験を味わってから悪を正して貰いたいです..  
       というよりも...子供が入るには些か光闇の色彩が深すぎます。子供の頃から入っては悪影響を促すだけです」

グラントリノ「そんな簡単に折れる奴には象徴になんてなれん」

オールマイト「では堕落になる子供を作る可能性は考慮しないのですか!?」

グラントリノ「そうなり得ない奴等だけを人選して育てれば済む」

オールマイト「それでは..優遇される人間と不遇な人間が出てきます」

グラントリノ「...仕方のない事だ。仕事は綺麗事じゃ成り立たん」







グラントリノ「俺たちがこうやってだべってる間にも敵は着実に勢力を増やしてる」

グラントリノ「敵はヒーローと違って時間も手駒もある。敵は無駄な時間を創らない目的の為に手段は択ばない
        それが俺たちがいつも後手に回る理由だ。それに加えて即席敵なんて出来てる始末」

グラントリノ「オールフォーワンを境に敵の存在をぞんざいに扱い過ぎてたんだ」

オールマイト「...すいませんが私にはどうしようも...」

グラントリノ「分かってる..けどお前の言葉なら動くかもしれんから手伝いに来いって言ってるんだ」

オールマイト「...」

グラントリノ「辛い事を言ってるのは分かってる。優れた奴以外は切り捨てろって言ってるんだからな」

グラントリノ「でも今はもう泣き言言ってられないくらい深刻な事態だ。だが俺の直談判だけじゃせいぜい老人の戯言として扱われるだけだ」

オールマイト「....」

グラントリノ「良く考えてみてくれ...それじゃ俺はこれから塚内と協力捜査に行って来る」

オールマイト(...今の惨状を創ったのは私だ...)

私の弱さが招いた、私の甘さが招いた、そして...他の事実を全て蔑ろにして救う者を間違えた私の所為だ。

小さい頃から私は全てを救わねばならない強迫観念につき動かされ続けて来た
愚かにも助けられると信じて疑わなかった

オールマイト「今更何が正しいかなんて考えようも無いが...」

正義の対極に位置するのはもう一方の正義だ。だからこそ私は彼と対立してしまった

オールマイト(お師匠に言われたばかりだけれど....私も行動してみるべきかな...)


そうして覚悟を決めた彼は、また新たな行動に出る。



今日はここまで

緑谷「それでそんなにボロボロに...!?」

君「ああ。今から婆さんの所に行って来る」

今回の事件に巻き込まれた事、自分の行動全てを緑谷には話した

君「この事はその場に居た奴と婆さんと出久しか知らないから。言わないでくれな」

緑谷「なんで..僕には言ったの..?」

君「...いや、だって...」

君「お前が今保健室から出て来たから....」

緑谷「......」

緑谷「タイミング悪くてごめん...」

君「いや、別に...見ちまったもんはしょうがないし、ずっと気掛かりにさせておくのも悪いからさ。言ってくれなきゃ大丈夫だから」

緑谷「そっか...うん。絶対誰にも言わない」

君「助かる。...お前も大変そうだな」

緑谷「..そうだね」

君「最近の基礎学でも動きにキレが無いって怒られてるだろ?..オーバーワークには気を付けてな」

緑谷「うん。それじゃ僕はこれで...」

君「おう。お休み」

緑谷「お休み。」

ガチャリ。

君「....聞いてましたか?」

リカバリーガール「まぁ..ここは響くからね」

君「..まずは治療をお願いします」

リカバリーガール「あいよ」

リカバリーガール「...言わなかったんだね、報道にも、友達にも」

君「当然です。俺があの場に居たのを知る必要性はない」

リカバリーガール「まあ..確かにそれでまた雄英が記者会見するのも溜まったもんじゃないしね」

君「そういう事です。それに、案外軽症で済んでますし..だってそれが一番無難じゃないですか?無駄に騒ぎを立てたくないですし」

リカバリーガール(15、6歳の子供が随分と達観して...)

リカバリーガール「偉いけど...内に留め過ぎるのも駄目さね。いつか爆発しちまう」

君「ぜ、全然大丈夫ですよ?一切不満なんてないし、これが一番得策だと思ってやってますから..」

リカバリーガール「思春期真っ盛りの童だ。急に怒りを持ったり不安感を持ったりするものさ。まだ実感が湧いて無いだけだよ 
         自分がその場に居てボロボロになって帰ってきたという実感が湧いて無いだけだ」

君「そうなん...ですか...?」

リカバリーガール「本当に、情報を抑えたのは自分の意志かい?言ったら他の人に迷惑が掛かるからとセーブしたんじゃ?」

君「そういう物じゃ..ないんですか?」

リカバリーガール「そうだけどそれを貯め込んじゃダメなんだって」

君「自分じゃ満足してるんですがね...」

リカバリーガール「奥底ではどうかも分からんよ?」

君「..まぁ、何かあったらまた来ますね」

リカバリーガール「ああ。それともうしばらく待ってな。今治癒したばっかだから少し休憩しなさいな」

君「そうしますか」

リカバリーガール「..シンリンカムイはどうさね?見た目陰湿だけど..中身もそうなのかい?」

君「師と同類であるカムイさんを余り悪く言うのは控えて貰いたいですね...良い人ですよ芯が通ってて..無茶ばっかりしますけど」


君「悪い状況でも冷静で、引き場を見極められて、技を沢山持ってて臨機応変に対応出来て優しい良い人ですよ」

リカバリーガール「..そうさね、その人隣りってのは、実際に一緒に行動を共にしないと分からない事だ。
         悪かったね良く知りもせずに先入観で話してしまった赦しておくれ」

君「あ、いや全然..!大丈夫ですどういう人か知っていただけたら..!!」

リカバリーガール「..彼、ニュースで病院に運ばれてるの見てたけど凄い傷だらけだったよ」

君「..存じてます」

リカバリーガール「明らかに相性が悪い火災現場に自ら突っ込んでいったんだって?」

君「ええ。..でも彼が居なきゃ俺は助かってませんでしたし、その場に居た子を助けるのに成功したのも彼のおかげです」

リカバリーガール「どうするんだい?」

君「...何がです?」

リカバリーガール「しばらく校外活動は休みかい?それとも..他の場所で?」

君「え~っと...それについては秘匿性の高い秘密なので..」

リカバリーガール「そうかい。いやアンタがそれで満足なら何でも良いんだがね..そろそろ来るかな」

君「誰がです?」

「わ~た~し~が来ました」

君「オールマイト」

オールマイト「しまっ!...っとそういやそうか..まだ慣れないな、この姿でうろつくのは...」

リカバリーガール「座りな」

オールマイト「失礼。君少年」

君「あ、はい」

君「....」

オールマイト「....」

オールマイト「何故ここに..?」

君「あぁ..えっと..校外活動でヘマしまして...」

オールマイト「そうか..大変だったな..という事は事件に関わったのか...」

君「..え?」

オールマイト「だってシンリンカムイは君少年の校外活動先だったろ?彼が今日の事件のニュースで出てたよ」

君(そっか..知ってるんだ..なら..)

君「知ってるのは教師陣だけですか?」

オールマイト「うん。把握してるのは教師陣と後は..現場を見てた人だろうけど今回の事件はすぐに他の人も逃げたらしいし君少年が居たとは知らないと思うよ?」

君「..そうですか..」

オールマイト「私も秘密にしておくよ」

君「助かります...今オールマイトは何を..?」

オールマイト「ああ、定期的にこうやって体の具合をチェックして貰ってるのさ、私って今の状態だと病人と一切変わらないからね!!」

君「それは..神野区のあの時から..?」

オールマイト「...ここに一教師として来たときは既に..あの状態が素の状態だったよ」

君「それなのに...ずっと体に鞭を叩きながら敵を倒してきたんですか?」

オールマイト「それが柱の役目だからね。...しかし、今の私はきっとそこら辺の一般人にも勝てないよ」

君「..これからは教育専念ですか?」

オールマイト「そうなるね...」

君「そうですか」

オールマイト「..でも、正直な所これで終わったとしても文句は無いよ。私はそもそも年齢的にも厳しかった」

君「..」

オールマイト「複、無だったかな?...自分で名乗ってたからそうなんだろうけど..」

君「ええ彼がどうか?」

オールマイト「この前、調べていたんだよ悪夢の一件で起きた被害を」

オールマイト「警察方にも協力してもらって大勢で調査した。けれど――彼の遺体が何処にもなかった」

君「...え?」

オールマイト「私にも理由は分からない。私は彼がオールフォーワンに体の贄として使われたのをこの目で見た。
       そして、彼ごとオールフォーワンは潰した。...倒した直後私も卒倒したので最後まで見れてはいないが確かに彼の遺体はあったんだ」

君「..じゃあ生きてたんじゃないですか?」

オールマイト「どうだろう...彼の傷の深さは致命傷だったけど..」

君「でも...あの人なら『致命傷?それが体に何か関係あるのか?』とか平気で言いそうですけど..」

オールマイト「そうだね..だからこそ生死が分からない。」

君「?」

オールマイト「実は...本当に不可解なのだが..私の知り合いが彼らしき男を見たと言っていたんだよ」

君「複無をですか?」

オールマイト「彼は黒霧と接触していたらしい」

君「...!」

君「それは..でも、おかしいですよ!彼は別に敵じゃない..むしろオールフォーワンには敵意を持ってた!」

オールマイト「それは私もこの目で見て知ってる。...でも、そしたら何が事実で今何がどうなってるのか分からなくて... 
       一気に色んな事が起こり過ぎて謎が謎を呼んでスパゲッティみたいにぐちゃぐちゃになってるんだよ..!」



リカバリーガール「一旦冷静に分析するといい。はい紙とペン」

オールマイト「ぁぁ...助かります」

君(なんか...ギャップが凄いな...)

オールマイト「.....つまり、今勢力図的にはこうなってる...のか?」

君「...ん?」

オールマイト「我等ヒーロー達に反対する敵。敵連合。そして複無くんというイレギュラーに新たな組織もまた介入してきてる...」

君「この..”死穢八斎會”ってどんな奴です?」

リカバリーガール「昔聞いたことあるけど..たしかヤクザじゃなかったかい?」


オールマイト「良くご存じで。そうです。彼らが今問題になっていると...知り合いから聞きました」

リカバリーガール「珍しいね。今のご時世で世に出回る程の力を持った極道はそういない」

オールマイト「私も詳しくは知りませんので...」

君「色々あるんですね...」

オールマイト「ほんとに...色々あるよ..」

オールマイト「問題はそれだけじゃない..これが一番重要な話だ。」

君「ちょちょ、ちょっと待ってくださいオールマイト!!」

オールマイト「ん?」

君「そんなに俺に色んな情報を伝えても良いんですか!?」

オールマイト「え..うん..別に...」

君「」



君「...そうですか..どうぞ続けて..」

オールマイト「うん!...えと...塚内くん達とこの前神野区で破壊された地域に何か無いか捜査しに行ったんだ」


私は特に、オールフォーワンが居た辺りを見回った。

オールマイト「何かありそうな所は全て隈なく調べ尽くした。すると見つけたんだよ。そこは複無をオールフォーワンが贄にした場所だった」

君「何がです..?」

オールマイト「何かの挑発かも分からないけど..複無くんが居たそのビル一階の部屋に赤い血に似た液体が滴ってた。」

君「地面一帯に..てことですか...?」

オールマイト「いや、ごめん言い過ぎた。複無が倒れていたであろう場所の傍に少量の赤色の液体が溜まってたんだ」

リカバリーガール「アンタ説明下手だねぇ~!!!」


オールマイト「勘弁してくださいリカバリーガール!!。今までは常にノリと勢いで押し通してきたんです!!...」

リカバリーガール「それで?その赤の液体は?」

オールマイト「個性因子活性剤の原料というか..源でした」

リカバリーガール「..?何でそんな物が日本の、ましてビルの中に..?」

オールマイト「其処なのです。一応そのビルを隈なく調べてみても唯の会社で...考えられる線は..」


君「悪質な敵がその会社をダミーにして仕組んでたか、黒霧と似た個性持ちがそこに移動させたか。あるいはオールフォーワン、複無の
   どちらかがトリガーを持っていて所持していたビンか何かが割れた。..ってところですか?」

オールマイト「多分、ね」


君「...どういう事なんでしょうね...その..原料?」

オールマイト「相当効力が強いらしい。それこそ個性を改造出来る程に」

君「...脳無はそれで作ったんですかね...」

オールマイト「分からない..けど、それが今日本の何処かにあるのが確実なのが怖ろしい。
       そこにあった液体を入れてる物、箱か何かがきっと何処かにあるんだ」

リカバリーガール「情報がなさすぎやしないかい?」

君「そうですね....でも今持ってるのが敵なら相当危険ですよ...」

君(複無がもし生きてて..それを処分してくれていたら..それが一番良いんだけど...)

オールマイト「リアリティの高い不安要素が増え過ぎだ...今の日本は軽いパニックを起こしています」

リカバリーガール「具体的にどうするか..さね」

リカバリーガール「少なくとも...今のアンタにどうにか出来る力は無い」


君(....オールマイト...)

オールマイト「本当にそうかは、まだ、死ぬまでは分かりません。その人間がどういう人間だったか、価値が分かるのは死ぬときです」

リカバリーガール「...無茶したら根津に説教してもらうからね」

オールマイト「...善処します...」

リカバリーガール「それじゃ、治療はお終いだ二人共帰りなさい」


―――――――

君「..正義って難しいですよね...」

オールマイト「...志むr、いや...私の知り合いも良く口にしていたよ」

オールマイト「あの人は常に世の事を考えていた。ヒーローとは何か、そもそも人とは何か」

君「その人は答えに辿り着けたんですか..?」

オールマイト「さぁ..それは私にも分からない」


物音しない廊下に響く二人の声。今なら自分の本音を言える。


君「死柄木もそうですけれど...彼らは...本当に救えないんですかね...?」

オールマイト「...分からない...けど、今闇の底に居る事は確かだ」

君「俺は..出来る事なら誰も傷付かない世界が良いです」

オールマイト「それは無理だよ。私たちにも出来る事には限りがある」

君「..オールマイトでもですか?」

オールマイト「勿論だ」


絶対無欠のヒーロー。全てを救う彼を縛るものは無い。と良く言われ、実行していた彼からはあまり考えられない
弱気な意見だった


オールマイト「自分の手が届かない所には自分の手の施しようが無いんだ。下手に何かをすれば還って悪い方向に進んでしまう」

オールマイト「美談は嘘でも創れるんだ。それが本当じゃなくても、世間が本当だと言えば、民意がそうだと言えばそうなんだよ」

君「...」

オールマイト「世界がそれを望んでいるから...」

オールマイト「例えそれが、嘘で塗りたくられた夢物語でもね...」


「そういう経験があるんですか」と聞きたかったけれど、流石に無粋だと感じた

オールマイト「.....」


オールマイト「人助けの為に使えたと思ったお金も、貧しい人たちの支えになると思った物も全て悪い人たちの元になったり、
       自分が目で見えてないものはどうなるか何て分かったものじゃないんだ。」


オールマイト「自分の何気無い言葉の所為で人を苦しめたり、敵を作ってしまったりした....」

君「それはきっとオールマイトの所為じゃ..」

オールマイト「いいや、私の所為だよ。私の言葉が偶々引き金になって敵への道の後押し、後一歩を押してしまったんだ」

君「..偶々じゃないですか」


オールマイト「何回、何百と救う中でも、その偶々があるのを忘れちゃ駄目だよ。」

君「....すいません」

オールマイト「ううん、それで思ったんだよ、君少年」


オールマイト「私は、私が目に見える、手が届く場所を確実に届かせる為に強くならねばならないと」


オールマイト「私の手が届く範囲は...どれくらいかな..とりあえず見える範囲は救って見せた...今はもう無理だけど...
       まぁ、助けられない事なんてあったけれど、それを理由には逃げなかった」

君「....」

オールマイト「君少年。私ね、きっと..人には助けられる範囲が決まってる...」


事実。私が助けられたのは、私一人の力じゃないから。継承者全ての力があったから、他の人よりほんの少し守れる範囲が
広かっただけだ


オールマイト「その助けるべき人を助けるのも困難だ。かなり難しい事だよ。―――でも、やるしかない。
       自分を信じて助けを待ってる人の為にも...守り切るんだ..それがヒーローだから」

君(オールマイトは...)


たくさんの人を助けてくれた。守ってきた。じゃあ、オールマイトを守ってくれるのは...?


君「オールマイト...」

オールマイト「..ん?」

君「これからは、俺が守りますよ」

オールマイト「..頼もしい限りだよ。」


皆、”助けて、速く助けて”と勝手な事を云う。それを黙って引き受けるんだ
それが今はもう出来ない。でもテレビやマスコミはそれが甘えだと言ってる人もいる


君(オールマイトはいう事の聞いてくれる神様じゃない)

君「俺、は...オールマイトよりも守れる範囲は狭いし、力もない。なんなら助ける手すらないかもしれません。
  きっと救おうとしても手から零してしまう」


君「それが嫌だから、俺は今こうして此処に居る..傲慢かもしれませんけど、俺は俺の幸せを守る為に、俺なりの正義を貫きます」

オールマイト「君少年の..幸せって?」

君「俺の知ってる人間全ての笑顔です」

オールマイト「...」

君「俺が見える範囲じゃなくても良い。ただ、俺が知ってる、恵まれた、助けられた人達くらいは...俺も守れるくらい力が欲しい」

オールマイト「そっか...」

君「...と思ってたんですがね..」

オールマイト「?」

君「..俺、二人の敵が襲撃した時の事件で、火災現場を対処してたんです。,,,それで、相手は覚えてないかもしれないけど、俺は見たことある子でして
  ....親御さんは助けられなかったけど..その子だけは助けられました....けど、俺は..もっと助けたいと思った」

オールマイト「..もっとって言うのは?」

君「この事件に関わった全ての人々。俺が守れたかもしれない人たちです。もしかしたら俺が救えたかもしれません
  その子の親も、その親の知り合いも、伝ってみればすべての人間。全員を、俺はその人が俺の事を知らなくても助けたかった」


理由は分からない何でこんな感情を抱いたのか。悔しかった。その子を守れたのは嬉しかったけどその親を救えなかったことが。
そして色んな人の亡骸を見るたびに悔しさが込み上げてきてた


君「..偽善か、どうかも分からないです。でも俺が助けられるときに助けなかったら、きっと俺は後悔します
  だから俺は、俺に関わる全ての人を助けたい...誰もほっとけないです..俺」

オールマイト「..それは間違ってないと思うよ...」

オールマイト「でも、同時にとんでもなく難しい事だと思う」

君「.....」

オールマイト「それを叶えるために力を付けるのなら...誰も何も言う言葉は無いと思う...立派な事だ」

オールマイト「目の前で人が苦しんでて、それを助けたいと思うのは当たり前だし、それを実現するのにとんでもない力が居るのも本当だ
       だから...君少年も..助けたいなら、それに見合うだけの力を付けなきゃいけない...」

君「...強くなれるんなら..どんな手を使ってでも...強くなりますよ。」

オールマイト「うん。良い顔だよ、君少年」

君「..ありがとうございます」

オールマイト「それじゃあね..」

君「はい!」


今日はここまで
  

今日も出来るぞやたー



君「...とりあえず情報は沢山ある」



沢山の戦闘、イベントに出くわし
現在の事件Pは10を超えています

現在事件P―――11P


君(この分ならすぐにでも敵に遭遇できそうだ)

しかし現在はシンリンカムイ負債の状態である

君(一応他の事務所に頼めば俺も捜査に参加させてもらえるかもしれない)


君「...」

↓1


1:マウントレディの元へ
2:頼む宅無いけれど、ナックルダスターへ
3:学校事業に専念する
4:単独で敵探し
5:自由安価

※どれを選んでも一応戦う事は可能です(戦う相手が変わります)

マウントレディ『それじゃあしばらくシンリンカムイさん共々休業?』

君「はい..捜査に協力したくない訳じゃないんですけど...やっぱり俺はあの人と一緒に闘いたい」

マウントレディ『クス..随分と気に入ったのね、あの人』

君「人間的魅力の塊ですよ彼」

マウントレディ『そ。じゃあ彼の容態が変わり次第追従連絡するわ、暫くは学校生活に専念しなさい』

君「はい。すいません手続き諸々してもらって...」

マウントレディ『別に気にしないで良いわよ貴方が頑張ってるのも分かるし、ただ...借りはいずれ返してもらうわよ~?』

君「..が、頑張りますね...」

マウントレディ『それじゃ』

君「...本当に助かります...」

君「...俺も俺なりに工夫施して成長しなきゃ...すこしも無駄に出来ないぞ....!」


いざ休業してみると、それほど学校の訓練が厳しいものじゃないと感じる様になった。



相澤「少々オーバーワークだったんじゃないか?」

君「でしょうか...」

13号「最初から飛ばしてたらキツイよね」

相澤「休業中なら今が一番休み時だからな、休む時はしっかり休めよ」

君「はい!」

相澤「ま、休む時は休んでもらって....動く時は前以上にしっかり動いてもらうぞ」

君「!!」

相澤「ふ、...察しが良いか..?対人戦だ」

1-Aの授業で珍しい歓声が湧く。

あまり行わない数少ない実戦経験を養える場。歓声が湧くのも道理である


相澤「静粛に..!」ゾアッ

皆『』

13号(これ僕も苦手...)

相澤「当然だが、キミ達はもう初回の時とは次元が違う
   今回は皆の成長を目のあたりにさせてもらう。期待してるからな、応えてくれることを願う」


相澤「ルールは前と一緒だ。ペアを組んで敵、ヒーローチームに分かれて核を奪い合う。以上だ
   早速くじを引いて行け」

↓1 君のペアは..?

<安価>
A組の子でお願いします


コンマが奇数だったら敵チーム、偶数だったらヒーローチームです

君「宜しくな、電気」

上鳴「おう!こうやってタッグ組むのは..校長の時以来か!!」

君「そうだな」

上鳴「頭は回んねえから、そっちの事はお前に任せるわ、俺は..バリバリ肉弾戦だ!!」

君「前とは圧倒的にレベルが違う。相澤先生も言ってたが、今回ばかりはどっちが勝つか分かんないから..気合入れてこう」

上鳴「落ち着いてんなぁ~...」

君「こっちが不利な状況からだから、今の内から冷静になっとかなきゃな」

上鳴「おう!頭脳担当は頭冷やして、クールにしててくれ!!俺はバッチリ体温めて全力で行けるようにする!!」

君「..はは...」


~~~ヴィランサイド~~~(次回はこっちも安価で決める...筈?今回は時間が無かったぁ!)

轟「今回お前がこっちに居るのは残念だけど...頑張ろうな」

常闇「残念なのか..」

轟「..悪い、言葉足らずだった、お前と戦ってみたかったって事だ。すまん」

常闇「いや、構わん。十分ニュアンスで伝わる筈の言葉を噛み砕けなかった俺にも責任はある」

轟「....」

常闇「....」

轟「案外...似てるかもな俺たち」

常闇「ああ。我らの闇の饗宴。見せてやろう」

轟「...」コクン

ガシッ!!!


一つの強力なタッグが誕生した瞬間である

君「良いか、電気。相手は轟と常闇どちらも汎用性に富んでる」

俺は複数パターンの初手を考える


君「一つは開幕巨大氷壁でビルの中を氷漬けにする事」

上鳴「そんな事されたら俺たち太刀打ちできんのか!?」

君「何とかする。...しかない」

上鳴「俺の電気で氷砕けっかな」

君「出力的にな...二人でやっても厳しいかもだ」

君「二つ目、どちらかが死角を責めてくる」

上鳴「それは俺も考えたけど」

君「来るとしたら常闇だ。あいつは闇に隠れられるしいざ捕まっても轟一人で如何にかできるからな」

上鳴「つえー」

君「俺たちだって対抗できる筈だよ。ただ結構相性は悪いかもだ」


下手に士気が下がらない様に強めには言わないけれど、ハッキリ言って最悪だ

体育祭の時とはまた場合が違う。あの時は平らな場所で尚且つ動きが単調だった彼奴だったから個性に関わらず回避が取れて
対抗も出来た。

けど今は違って唯でさえ厳しいのに更に相手が有利な状況からスタートだ
更に彼奴は炎も使える。俺と電気はその二つに対処していかなきゃならないわけだ


君「ま、常闇は電気が居れば何とかなる可能性が高い」

上鳴「じゃあ君が轟か?」

君「相手が同時に来るならな。さっき言った通り片方ずつ来たなら片方を二人で速攻で処理する」

上鳴「でもよ来たのが轟ならどうするんだ?」

君「どうにかするしかない。片方が、多分俺が犠牲になる」

君「お前が常闇とタイマン張ったら恐らくお前が勝てる。だから俺はそれに賭けてみるよ」

上鳴「重圧よ..」

君「大丈夫だ、すぐ慣れる」

君「まずは言葉より実行だな..それじゃ行こうか、相棒」

上鳴「!!おう!!!!」


相澤『聞こえるな?この声。カウントダウンで模擬戦闘開始だ行くぞ~..常にプルスウルトラ。先を見据えておけよ』

『3』

高鳴りと共に汗がにじみ出る。

『2』

今までの修行の成果を

『1』

相澤(..存分に見せてみろ)

『0』


君「勢いで突破だ!!」

上鳴「おう!!!」

窓ガラスに飛び込み、まずは室内に入る事に成功する


君「今の音で入った事には気づかれてる。良いか電気。こっからはぶっつけ本番だ」

上鳴「おう。二人か一人か見極めろってんだな」

君「いや、現場じゃ何が起こるか分からん。その時見た瞬間に人数じゃなく行動を開始しろ」

上鳴「うぇい?」

君「相手の人数に関わらず初手の一手を考えておけって事だ良いか?」

上鳴「うぇ、うぇい!」

君「....よし」

結果は―――。


直下コンマ二桁

01~60   流石に状況が悪い。負けました
61~89   ギリギリの勝利だが勝利であることに変わりはない
90~ゾロ目  完勝。完勝である。

低くてもゾロ

>>546
有言実行カッコイイ



君「...さぁ..来るぞ..」


その一陣は音が先だった。地面が凍りつくパキパキという氷結音。


君「..熱一文字!!!」

上鳴「100万ボルト!!!!」


二人共予め溜めていた力を放出し、なんとか相殺する。


君「今がチャンスだ!!いくら焦凍でもそう何回もここまで氷は作れない!!!」

上鳴「おう!!!」

君「何やってる!!?こっちだ!!」


そう言うと君は目的地とは逆の方向へバックする。

上鳴「何やってんだよ!?早くしないと..」

君「俺の手を掴め!!」

上鳴「は!?も、もう!!」


愚痴を零しながらも挙動不審な君に信頼を置いて手を掴む。

君は頭上を向くと左手で空を斬る。すると天井が裂けていく。


上鳴「えぇ、ぇええ!?」

君「静かに..!俺たちがこっちから行くとは気づかれてない!!こっちの奇襲で攻めるぞ!!」

上鳴「お、おう?..お、おう!」


上鳴を抱いてだっこの姿勢から一気に水圧で跳躍。君達はみるみる上昇し屋上へ着く。


君(居た、見えるだろ?あそこに居る)

上鳴(ああ、轟..だけだな?)

君(一気に決めるぞ...)ズズズ...

<リミッター解除>

君「..俺が気を引くお前があいつを無力化してくれ..行け..」

上鳴「うぇい..」

柱を上手く使い死角に回りながら轟の背後に回り込む。


君「..水圧...」


轟「..!?何処だ...!!」

君「弾!!!」


柱諸共巻き添えにしながら奇襲する。


轟「ぐっぅ!!」

氷で水を固め、無力化する

轟(上鳴は!?)



君「はぁぁぁああああ....」


君の背中に鳳凰の様な美しい水面の羽が生み出される


君「...は!」


一片の水の羽が轟を襲う。


轟「がっ!!?」


肩に命中し、出血する。


轟(待て、それこんな威力あんのか...)

水の中に圧拍された水が入っている。それが威力を増進させ、鋭いつららのような形状の水の威力を上げている。


君(これなら、通用しそうだ..!)


数千の羽が形成される。それは正に奇跡の鳳凰の神々しい羽の如く。光を反射させる。


君「だらららら!!!!」

数千の羽を鋭利な形状に変え飛ばす。


轟「...ぐっ!!」


轟も巨大な氷壁で対抗する。

無限の一と巨大な一が接戦する。


一片で少しずつ削り切るのが先か、巨大な氷壁が君を押し凍るのが先か。結果は―――そのどちらでもなかった。


上鳴「隙だらけだぜ、轟ちゃんよ!!」


右手に迸る光の集合体が、轟の急所に届く。

轟「――――ッ」


すぐさま目が光を失くしてその場に倒れる。結果は、上鳴に倒されるのが先だった


轟「く...そ...体、が....」


君「確保」

轟「...く...」

上鳴「核は...これだな」

上鳴が核にタップした所で、終了を告げた。


相澤『はい、終了。お疲れさん。戻って来い』


上鳴「やったなああ!!!君ぃい!!!」

君「おう」

君「...轟、大丈夫か、体」

轟「う、悪い。肩貸してくれ」

君「おう」

相澤「お疲れ様だな。座れ座れ。」

常闇「すまん..轟。」

轟「気にすんな..お前の落ち目じゃない」

相澤「ある程度は非もあると思うぞ」

常闇「ああ。俺がすぐに判断して戻っていれば分からなかった」

相澤「今回は上鳴と君の機転が利いていたな。確かに君の個性でいきなり天井に上がればわざわざ下の奴を相手にする必要もないわけだ」

君「そうですね..」

相澤「そして、君が気を引き付けて、上鳴がしっかり一撃で仕留める。...良いじゃないか形になってる」

上鳴「あざっす!!」

相澤(ま、音を立てずに上の階に行けたからこその策だった訳だが)

こと今回の状況に対してなら満点。実践では80点くらいか。

相澤「だが、核がすぐ横にあるのに無作法に水圧弾を放つのは少々危険だったな」

君「位置確認を怠りました...」

相澤「実戦できちんとできればいい。轟、常闇お前らもだ」

轟「..次はきっちり...」

常闇「..死力を尽くしきってみせよう..」

ダークシャドウ「オレノデバンナイノ...?」

相澤「ああ。」


相澤(まだ、一試合目だが..思った以上に俺の生徒たちは成長してるみたいだな...)


君「電気..」

上鳴「ん?」

君「ナイスだった..サンキューな」

拳を握り、電気の前へ差し出す

上鳴「お前こそな!!君!!」

君「おう」

互いに拳を軽くぶつけあって、また一段と絆が深くなったと確信した

<上鳴との好感度がかなり上がりました>

<A組生徒、特定の先生の好感度が上がりました>

<ステータスが上昇しました>


今日はここまでじゃ

速めに収集付けたいです。今日は安価、コンマ無し。次やれた時は大分進めたい


第五節 ~休息と黒い影と因子の源。~


驚くことに、しっかり体を休めた後の訓練は全て成果が以前の倍上がっていた

君(張り詰めすぎてたな)


今日この日本来ならいつもの捜索だが今はシンリンカムイが休業中で、つまり今自分は暇だった。

どうしようかと頭をしどろもどろにしていたら、一件の通知が来てた。


愛音「――良かったです!都合がバッチリ合って!!」

君「おう。俺も、久しぶりだな」

愛音「君さ~ん!!」ギュ

君「おっと」ギュ

愛音「ん~~...温かいですね..」

君「そりゃあ..人だしな」

愛音「なんですかその回答」

君「なんにせよ会えて嬉しいよ。愛音」

愛音「はい!私もです」

君「だって...」

愛音「?」

君「勉強を叩き込めるからな!!」

愛音「ぎゃーー!!!」


閑話休題。


君「余り長い時間は取ってやれねえぞ、せいぜい夜の7時までだ」

愛音「全然大丈夫です!!その為に朝早くから来たんですから!!」

君「いやぁ...すまん」

愛音「ほんとですよ...次は優しく..丁寧に教えてくださいね?」

君「ああ約束するよ」

愛音「はい!」

君「はぁ..その元気を俺にも分けてくれぇ...」

愛音「な、なんで縋り寄って来るんですかぁ、君さんでも異性にこういう事されると...」

君「事案ですね。ごめんなさい」

愛音「あ、いえ..」

愛音(そういう訳じゃないんですけど...)

君「外行くかぁ...」

愛音「行きましょ、て何処に行くんです?」

君「ん~~...」

愛音「あ、じゃああそこ何てどうです!?...あ駄目だ」

君「?...ああ、AE〇Nか」

愛音「其処に〇してもぜんぜん意味ないですけどそうです」

君(弟子なら..俺がしくじった事も言った方が良いか..?)

愛音「どうしたんです?ぼーっとして」

君「いんや別に...」

愛音(らしくない訳じゃないですけど様子ちょっと変..かな?)

愛音「まま、何か溜まってるんならきっちり発散させましょう?」

君「じゃあ、エスコートは任せて良いかな」

愛音「今日は私がキッチリしますよ~!!」

君「任せる」

愛音「はい!!」


愛音「ここは以前行った所ですね」

君「確か...パフェを食べた所だよな」

愛音「ええ!」

君「美味しかったんだよ、ここの」

愛音「そうですよね!!」

君「また、食べるか?奢るよ」

愛音「また奢らせるのは悪いですよ!!」

君「全然大丈夫だ、こんな良い子と一緒に遊ばせてもらえるなら安いもんだよ」

愛音「そ、そんな私は全然ですよ」カァァ

君「ほんとだって....!」

愛音「?どうかしたんですか??」

君「ああいや...あの店。もうほんとに潰れたんだな...」

愛音「..そうですね、今まで良く行ってただけに..残念です..」

君(死傷者が未だ数え終わらないくらい居たってな)

君「...あそこに居た人たちだって居たんだよな」

愛音「そう..ですね」

君「...そっか。...」

愛音「...」ギュ

君「..愛音?」

愛音「...」ギューー

君「...温かいのはこっちもだよ、ありがとな」

愛音「これで少しでも君さんの気が紛れるなら...幾らでもします」

君「そっか..ありがとう。でも...大丈夫」スッ


愛音「..?」

君「一緒に居てくれればそれだけで俺にとっての癒しだよ、愛音、お前は」

愛音「..あの...」

君「ん?」

愛音「流石に人気の多い場所でずっとこうするのも..視線が...//」カァアア

さっきの数十倍赤い耳と顔で

震える声で言ってきた。

君「そか。悪かった」

愛音「あ、いえ..部屋に戻ったらまたしましょう!」

君「ああ」

君「ここは...?」

少し町から離れた所。人気の少ないし少し危ないと思う場所だった。


愛音「こっから、一望出来るんですよ、この町」

君「ああ...確かにな。」

君(違う..俺ここに来たのは初めてじゃない)

何かが無いけれど、確かに来た、いや居た筈だ。

君(....そっか。ここ)


俺の、引っ越す前の家だ。


君「...ハハ」

愛音「?どうしたんです?」

君「まさか、ここを見つけられるとはな」

愛音「知ってるんです?ここ??」

君「ああ、良く知ってた、馴染み深い場所だったよ」

なんせ、今俺が立っている場所は子供の俺が歩いてきた道だったからな。


君「良く来てた」

愛音「へぇ~じゃあ前からこんな感じだったんですか?」

君「...そうなんじゃないか?」

愛音「..?前から居るんじゃ??」

君「もう覚えてない。愛音は、良くこんな場所見つけたな」

愛音「友達と探検してた時に偶然、凄い良い景色を見れる所だなって思って。普段のあの街とはとても想像できないくらい自然に生きた場所みたいで
   私もここを知ってから良く来るんです」

君「...そっか。」

愛音「最近なんですけどね」

君「...」

愛音「でも、やっぱりここ神秘的じゃありません?少し先に行ったら異次元に行きそうな」

君「はは、今のこの世界だったら無いこともないかもな」

愛音「ですよね!!ロマン!ロマンチックです!」

君「...」


確かに、今見ると、ここから見る景色は綺麗だ。空模様も、人の行き来も、街全体の色彩も


君(こんなに綺麗なのに..気づかなかったんだな」

愛音「え?」

声に出てた。

君「綺麗だ、本当に...大自然って錯覚するくらいな」

愛音「良い所ですよね」

君(今まで...見えてなかったのかもな、俺も)

君「..見ようとしてなかった。現実を」

愛音「?」

君「..こんなに綺麗なのがわからないくらい余裕がなかったんだろうな、俺」

愛音「そうですか?今凄いカッコいい顔ですよ、いつもですけど」

君(もう大丈夫)

暗示を掛けてたあの幼い頃じゃないまだ、甘えてた。

君(もう..もう、俺は自分の意志を持って自分で行動してる)

君「..違ったんだよな」

愛音「え?」

君「正直、前見た時とは180度違う見え方だよ」

愛音「そうなんですか?前はもっと悪かった..それとも良かったですか?」

君「綺麗だったんだろうけど、俺は汚れて見えてたな」

愛音「汚れてですか?」

君「そういう年頃だったから」

君(..今日は幸運だったな、こうして過去を振り返るいい機会を得たんだから)

君「答えは変わんねえな」

愛音「え?」

君「もっといい景色が見える、ジッとしてろ」パチン

指慣らしと同時に水圧で愛音を上に押し上げる


愛音「わわわ!!!!お、おちおちおち堕ちます落ちます墜ちます!!!」

君「落ち着け、俺が居るから」

愛音「わぷぷぽう....!!」


愛音「...わぁ...」

君「..な?良い景色だろ?」


黄金比で自然と人工が調和された正しく”美しい”という言葉が似あう光景だった


愛音「すごい...ありがとうございます」

君「..?何がだ?」

愛音「だって、こんな凄い場所からこんなに綺麗なものを見れるのって...多分私だけですよ?」


愛音「私...ほんとに一生この景色忘れません、この思い出も」

君「そうしてくれると俺もこうした甲斐があるな」

愛音「これから一層頑張ります..私。だから」

君「..だから?」

愛音「合格した時はまた見せて下さいね、君さんと一緒に二人でこの景色」

君「当然だろ。...でも、合格してからが大変だからな」

愛音「その後は、君さんにサポートしてもらうから大丈夫です」

君「おい」

愛音「あはは!!..冗談です。今度は、私がきっと君さんがビックリ仰天する景色を見せますから!!」

君「..ああ、楽しみにしてるからな」

君(ま、既に叶ってるんだけどな」

愛音「どういう事です?」

君「ま~た...声に出てたか」

愛音「む、知られたら不味い事ですか?」

君「全然...ただ」

君「お前とならどんな景色も明るいだろ」

愛音「ブフォ」

君「ちょ、おい!?何で倒れるんだよ!!あぶねえな!!」ガシ!!

愛音「何ですかそれ..どういうことです?なになになに..?」

愛音(月が綺麗ですねの上位互換ですか?)

愛音「..そういう関係になるのは、せめて私が合格してからにしましょ..いや、全然むしろ光栄なんですけど!!光栄の至りなんですけど!」

君「...なんの話してんだ?」

愛音「え」

君「そういう関係ってのは..どういうこった?」

愛音(この人...そういう人だったっけ..ああ、そうだ)

愛音「そういう...」

君「..そういう」

愛音「誤解させるような発言は控えて下さい!!」

君「それ..は、なんだ?何か怒らせるようなこと言ったか?..す、すまん」

愛音「違います!!..でも、今度は私から先に言わせてくださいね!!」

君「..???..あ、お、うん」

愛音(家に行ったらいっぱいハグさせてもらおう)


<愛音の好感度、君への感情が変化しました>


今度はコミュ安価取ります

<今日はここまで~~>

ヴァリアント「死穢八斎會?」

死柄木「ああ。古ぼけた旧世代の敵だ」

ロール「それがキミと何の関係があるんだい?」

死柄木「仲間がやられてる」

ロール「成程ね...」

ヴァリアント「じゃあ今から叩きに行くか」

死柄木「待て、まだ黒霧が来てない」

ヴァリアント「もう赤子じゃねえんだ、お守りは必要ねえだろ?」

死柄木「彼奴が居なければ本拠地にも入れん」

ヴァリアント「前世代の人間の集まりなんだろ?」


死柄木「....オーバーホール、奴は触れただけで人間一人を弄れる」

ヴァリアント「弄れる...っていうのは?」

死柄木「そのまんまの意味だ、殺すのも治すことも..恐らく変形させることも出来る」

ヴァリアント「なんだそれ...」

ロール「今は、黒霧待ち、か」

死柄木「そういう事だ。まぁ、結局殺しに行くかどうかもわからん」

ヴァリアント「っはぁ?」


死柄木「..これを見ろ」スッ

ロール「...。弾かい?」

死柄木「その通りだ、うちのお面野郎がこれを喰らってから一日個性を発動出来なかった」


ヴァリアント「個性消失弾?..違うな」

ロール「一日で治るって事は..多少因子が傷付いた状態にされてるんだろう」

死柄木「それで正解だろうな、もっとも調べて無いから知らんが」


ズズズズズズ...


死柄木「遅かったな..その分しっかり見つけて来たんだろうな」

黒霧「これです」

カラン。

それはケースの中に入った、”赤色”の液体の入った注射器。


ロール「見た事の無いドラッグだね」

死柄木「これは俺にとって必要不可欠のものだ」

ヴァリアント「おいおい、しっかり説明しろよ」

死柄木「今はまだ実用性を持ってない、しっかり効力を持ってから話す、無駄になれば話す時間も損だしな」


死柄木「黒霧まだ動けるか」

黒霧「極度の激戦区じゃなければ」

死柄木「それは俺の機嫌と相手次第だ。準備しろお前等、最終チェックだ」


ヴァリアント「あ~...まだ信用されてなかったのか」

ロール「どれだけ強力な人材が欲しいんだい?キミは」


死柄木「...違う」

死柄木「お前たちが俺に忠誠を誓ってるかのチェックだ」

ヴァリアント・ロール「ああ、それなら無いぞ(よ)」

黒霧「―――!?」

死柄木「...」


ロール「言っとくけど僕らはキミの部下になりに来たわけじゃない」

ヴァリアント「俺らの活動をより活発に自由に、幅広く出来る様にするために手伝ってやるって言ってんだよ」


ロール「此奴がちょっとややこしい言い方をしたのは謝るけどね、僕らは基本的に自由に動く。まあ時間があればキミ達の活動にも積極的に参加するし」

ヴァリアント「悪い条件じゃないだろ?無償でお子様セット2つがお前らの所にもれなく着いてくるんだぜ」

死柄木「..餓鬼は苦手だ」

ロール「せいぜい背伸びするからさ」

死柄木「...お前らは俺の対等な関係の仲間だ、これで良いか?」

ヴァリアント「ああ構わん助かる」

死柄木「ただ...」

ロール「?」

死柄木「もし...万が一、億が一でも、勝手に俺等を危険な目に巻き込んだり、情報を漏らせば」


死柄木「―――最大限苦しめる努力をして、殺す」


ロール「―――ッ」ビリビリ

ヴァリアント「....」


ヴァリアント「ああ、それでいい」

死柄木「...ふん。付いて来い」


黒霧(見ている此方からも歯痒いですが、本当に成長しましたね、前ならば即切っていた二人を迎え入れるなんて)


死柄木「黒霧、今日はいつもの二倍働け明日は二倍休ませてやる」

黒霧「はい」

黒霧(成果を持ってきて上機嫌になったから..という可能性もありますかね?)

黒霧(まあ、この..因子の源を取ってきた甲斐があったという物です)


ズズズズ...


黒霧「それを潜ってください。あなた方の狙い通りの場所に行けるはずです」

ヴァリアント「何かきもいなこれ」

ロール「失礼だよ、それは流石に」

黒霧「いえいえ、私も自負しているので」

ロール(自負してるのか...)


死柄木「喋ってないで早く来いよ」ヒョイ

ヴァリアント「躊躇いねえな」

ロール「僕とお前みたいなものだ」ヒョイ

ヴァリアント「ま、そうだな」ヒョイ

死柄木「ふっ..」スタッ

スタッタッタン

ヴァリアント「此処は...」


死柄木「死穢八斎會の若頭の家だ」

ロール「和風だねぇ...随分」

ヴァリアント「俺等は何すりゃいいんだ?」

死柄木「黙ってみてろ、黒霧は作戦通りに張ってろ」

黒霧「はい」


「来たな」


ロール(若頭...若!?確かに若いけど..流石に若すぎやしないか?)

ヴァリアント(敵連合ってどんな飯食べてんだろうな)ハナホジホジ


死柄木「...無作法な奴が居るのは容赦してくれ、俺とてまだ味方と決まってない場所に一人で向かうのは億劫でな」

オーバーホール「良い、その方が俺も信頼できる」

死柄木(信頼できる、か)

オーバーホール「護衛は2人か?」

死柄木「ああ、他の奴等は今仕事中だ」

オーバーホール「ここでは何だ、客用の席を設けてある」

死柄木(地下か)

ロール「一応..場所を教えて貰ってもいいかい?」

オーバーホール「地面下だ」

ヴァリアント「モグラの住処か何かか?」

オーバーホール「..随分と頭が陽気な奴もいるな」

ヴァリアント「...あ?」

死柄木「怒るな、事実だ」


オーバーホール「案内してやれ、クロノ」

ガラガラ!!!

クロノスタシス「ええ。」

ヴァリアント「どぁっつぇ!?」

ロール「いい加減にしろ」


死柄木「...まさか、この壁側の扉越しに一人一人部下を配置してるのか?」

オーバーホール「いやなに、こちらも他の奴等は大体仕事中だ」

死柄木(..俺たちを片付ける為の準備か?)

クロノスタシス「こちらです」カチッ

ロール「..隠し扉はこの畳のこの一つを押さないといけないのかい?」

オーバーホール「...秘密だ」

ロール(そうとみて良さそうだ)

オーバーホール「さぁ、自由にかけてくれ」

カチャ。


死柄木(鍵を閉めたか、好都合だがな)

オーバーホール「それでは、始めようか。何から聞きたい?」

死柄木「そうだな...」

1「惨たらしく無残に殺される気持ちでも」

2「お前たち死穢八斎會は今日から俺の駒だ」

3「この弾は何だ?」(原作ルート)

4「お前の知っている事全てだ」

5「..陰から俺たちを見てる奴等について」


↓1 安価

死柄木「この弾は何だ?」ガッ

オーバーホール「...その足を降ろしてもらおうか」

死柄木「『降ろしてくれないか?』と言えよ若頭、本来頭を下げる側だろお前は」

オーバーホール「..?」

ミミック「...」

オーバーホール(ミミックがやけに...静かだな..?)

ロール「...」

オーバーホール「...クロノ、進行は任せた」

クロノスタシス「今日ここにお出でになられたのは...うちの傘下になりに来たんですか?」

死柄木「違う。提携。お前らと五分五分で俺等は俺等で自由に動けるならお前の条件にも飲んでやる」

ヴァリアント(おい!ローラ聞いたか!?俺等の時と大分対応が違うじゃねえか!!)コソコソ!!

ロール(僕に言うな!!そしてローラじゃなあい!)


死柄木「いい加減話を戻す」スッ

オーバーホール「――!」

死柄木「これだ、さっきから無視してんだろうが、そうもいかん。お前の言ってた計画にはこれも関係してんだろ」


死柄木「お前が計画とこの弾について、話すなら提携関係を結んでやらんこともない」

オーバーホール「その前に」

死柄木「ロール。」

ロール「...良いんだね」シュルル...

ミミック「,....」

ミミック「...――は!!」


ミミック「おい!!私を...縛って喋れなくしたなぁぁああああ!!!!!?」

ミミック「貴様等まとめて木っ端微塵のミンンンチイイイだあああ!!!!」


オーバーホール「ミミック。やめろ」

ミミック「な」

オーバーホール「二度も...言わせたいのか」

ミミック「...感謝しろ!お前等!!」


オーバーホール「まぁ、...下手に信頼され過ぎても困るからな、着々と、ゆっくり確実に親睦を深めようか」

死柄木「..............そうだな」



死柄木「最悪だ...」

ヴァリアント「お前もお前でノリノリで将棋やってたじゃねえか」

死柄木「分からないのか?あの場で下手に行動してたらこっちは一気にやられてた」


ズズズ

黒霧「どうでした?」

死柄木「あいつらと仲良くなった」

黒霧「は?」

死柄木「煩い。一々聞き返すな帰るぞ」

黒霧(何故急に...こんな跳ねっ帰り娘の様な...)

黒霧「ロールさん」ボソ

ロール「うん?」


黒霧「交渉は失敗の様ですね?」

ロール「大失敗」

ヴァリアント「まぁ、大丈夫だろ。弔は思った以上にしっかりしてたぜ」

黒霧「そうですか!?そうですよね!?そうなんですよ!!!」

ヴァリアント(母ちゃんみてえ)

ロール「黒霧。話は後でいっぱいしようまずは...帰った方が良さそうだ」

黒霧「そうですね、では帰ってからいっぱい弔の話をお願いします!!」

ロール「ああ」

ヴァリアント「一番乗り!!」

ロール「一番はとっくに死柄木だったろ」

ロール(さっきから...僕にだけ殺気が向けられてるねこれ)

黒霧「...ロール?」

ロール「ああ、いや気にしないで。ちょっと、僕の実力を理解してない奴等がいるなと思ってさ」シュッ!!!


治崎部下A「うわっ!!?」ギュルルルル!!

治崎部下B「クソ!!離しやがれ!!!」


ロール「そう怒らないでくれ、僕はキミ等を傷付けるつもりは無いんだよ」


治崎部下A「ひ、ひぇ...」

治崎部下B「い、嫌だ...」


ロール(ちょっと様子が可笑しいな..?)

ロール「ビビり過ぎ、今立場はお互い互角なんだからさ..何をそんなに怖がってるのさ?」


治崎部下A「アンタが許しても...治崎が許さねえ...」

治崎部下B「俺たちはぁ..治崎に命令されて..アンタに攻撃しようと..」


ロール(そういう事か..)

ロール「ちょ~~っとミミックって奴を弄っただけなんだけどな...」

ロール(...ちょっとばかしお返しでもしようか)

オーバーホール「クロノ、お前は何も起きて無いか」

クロノスタシス「ええ。ミミックだけみたいですね」

オーバーホール「そうか。―――!!」ガクッ

クロノスタシス「!!若!!」バッ

オーバーホール「ぐ...くっ!!」ズボッ

クロノスタシス「これは...茨の...蔓?」


オーバーホール「....」



ロール「お返し、キミは喰らったみたいだね僕と違って」

ロール「じゃあね。治崎、キミは致命的なミスをした」

黒霧「あの...」

ロール「ん?」

黒霧「何かなされたんですか?」

ロール「まぁ、蔓でちょちょいとね。僕に喧嘩吹っ掛けて来たみたいだから」


ロール「これで、彼が僕に関心を持ってくれると嬉しいなぁ」

ロール(ミスに気付かないまま過ごすことになるんだから)

黒霧「もうよろしいので?」


ロール「ああ、わざわざ引き留めてごめんね」

黒霧「いえいえ!それでは戻って早速聞かせて下さい!」

ロール「そうする」ズッ


君「はぁ~~~...」


久々に集中力全てを学校に費やしたな。
流石に疲れた

「君」

君「..?」


↓1 安価

誰だった?雄英高校に関連のある人のみ出来れば話題も

常闇しゃんはまだ好感度判定やってなかったかな


君「あ...常闇」

常闇「うむ...して、君。今日は疲れたか?」

君「そう..見えるかな?」

常闇「大分疲れてる様に見える」

君「ま、久しぶりに学校の時間だけで集中力を使い切ったから...」

常闇「勉学は大丈夫か?校外活動で復習しておらず分からん所はないか?」

君「大丈夫大丈夫。とりあえず今のままでも赤点は無いから」

一回聞いて、見て、書けば覚える頭脳の持ち主であった。


君「ダークシャドウは元気そうだな..」

ダークシャドウ「アイヨ!今ハ俺ノ時間ダゼ!」

君「そうだな...所でこれって半自立っていうか...別個体なの?」

常闇「まぁそうだな此奴は俺の個性というには応用が効きすぎる」

君「つまり、二人居るって感じの事が言いたいわけか」

常闇「そういう事だな」

常闇「しかし此奴は時に俺のいう事すら聞かない」

ダークシャドウ「イツモ聞イテヤッテンダロ!!」


常闇「暗い場所では特にそうだ。...お前の様に使いやすい個性が羨ましいとは言わんが、便利そうではある」

君「いうてシャドウもかなり高性能だし、相手と常に二対一で戦えるって考えたらかなり強いよ。」

常闇「しかし、俺が弱いので今の所まだ一人分の戦力にも...」

君「それ自体が個性だから自分がどうしても劣るのはしょうがないと思う」


君「俺は俺が水の出力に耐えれるようにするために体を鍛えた」ポシュン


君「でも..常闇は相手に対抗するために鍛えなきゃいけない。勿論個性の強化も」

君「一長一短だよな..皆」


常闇「前オールマイトにも同じような事を言われた。己が強くなれば更に戦略の幅が広がると」

君「そっか良い指摘だと思うよ」

常闇「君は..見たところ悪い点は無さそうだが?どうだ?これからはもうどんどん伸ばしていけば良いんじゃないか?」

君(.....)


君「いや...今の俺には爆発力が圧倒的に足りてない」

君「常闇のダークシャドウや轟の巨大氷壁、出久のスマッシュ...どれも俺の最大出力の攻撃に勝る」

常闇「そんな事は...」

君「あるさ、今までギリギリの隙を突いてきてただけだ」


君「地力が今の俺には足りてない」


ヴァリアントとは地力が天と地ほど差があった。
あれほど実力に差が出ると一切歯が立たない


君「俺は俺より弱い奴には確実に安定して勝てる自信があるけど、俺より強いやつに勝つのは難しいんだよな...」

常闇「ふむ...」

常闇「それなら俺と合わせてみるのも手かもな」

君「え?」

常闇「いやっすまん。出過ぎた真似を...」

君「全然全然!!!何言ってるんだ!!続きを言ってくれ!!」

常闇「いやだから..俺が威力の高い技を出せば、お前は安定して戦ってくれればいいから、安定して強い奴にも勝てるんじゃないかって思っただけだ...君?」

君「......」


一つの威力でダメなら...

君「二つで攻撃すれば分からないって事か....」

常闇「..?何の話だ」

君(..でも、そしたらやっぱり一対一だと厳しいんだよな。そもそも彼奴とタイマンで勝てる奴は少ないからそれはしょうがないとして...)ブツブツ

常闇「君!”」

君「!?ひゃい!!...」

常闇「緑谷の様にすっかり己の世界に嵌っていたぞ..何かいい案でも思いついたのか?」

君「ああ。...分からないけどな、通用するかは」


水圧弾も、暴水渦斬も、水牢も結局の所地力のない奴に掛ける小手先の技だったって訳だ。

かといって大津波みたいにただ雑に自然の力を利用すれば良いって訳じゃないが....


君「俺が個性を完璧に扱えるようになって...自然と人工の力を上手く混ぜる事に成功したら...」

常闇「本当の饗宴と鐘の音が聞こえるという訳か」

君「?」キョトン

君「そうだね」


常闇「返事があからさまに適当過ぎだろう...」

君「なんにせよ...常闇には本当に今の俺は助けられたかもしれない!ありがとな!」

常闇「俺の言葉で何かお前の進化を促すキッカケに催促できたなら...俺としても喜ばしい限りだ」

君「出来れば、これからは時間の都合があえば俺と一緒に特訓でもしないか?」


常闇「噂に効くスパルタ行進曲か...」

君「え?スパルタ...行進曲?」


何だそれ


常闇「知らんのか?..お前が特訓という名目で二人っきりになったら拒否権無しで本気で死合をし合うもんだからソイツが死にかけたときに死の鐘の音が
   聞こえたのが由来らしいが....違うのか?」

君「お、俺はそんなに殺すほどの威力で殴ったりはして.....」

君(..あれ?)

君(あれーーー?)

君「....どうだろう」


一佳が倒れるまでバトったり、青山がトラウマ抱えるくらい蹴り技喰らわせ続けたり...
意外とやってたかもな。


君(いやでも、う~~ん?自意識過剰な線もあるし...考え過ぎかな?)

君「注意してやるからさ、どう?」

常闇「まぁ..惰眠を貪るよりも億倍ましだな...」

君「やった!!」

常闇(まぁ、あれが道聴塗説かどうか知る機会にでもなり得るしな

常闇「正し、本当に優渥に頼むぞ」

君「大丈夫だよ、もうちゃんと調節できるって」

誰かと訓練するたび毎回そう思っていた君も自分がフラグを立てている事には気づかなかった。

常闇「それでは俺はこれくらいで」

君「ん、ああ..おやすみ」

常闇「互いに良き夢を見れると良いな」

君「ああ」

君「常闇踏陰..思った以上に話していて気が置けないな」


君(落ち着いて話せるし...もっと仲睦まじく過ごせたらいいな)


常闇(君。思っていた以上に肩苦しくないな、もっと冷徹かと認識していたが齟齬があったようだ)

常闇(怜悧であったが必要以上に胴欲だった。内側をもっと知ってみたいと思う。そんな人間だったか)


常闇「今まできっかけが無かっただけに、もう少し早く打ち解けておきたかったものだ」

常闇「今宵の会話が良い契機になると良いな」



常闇踏陰の君への好感度 !!(補正値+50)

直下コンマー!

常闇 80 もしかしたら似た者同士かもしれない 「キリ良イナ!」「打ち解けられる事を願う」

今日はここまで

君「常闇のおかげで...俺も一筋の希望を見つけられた。」

君(生かさなきゃな)


折角のチャンスを失ってしまう訳にはいかない


君「...水発、開始!!」



クロノスタシス「壊理ちゃんは未だ大人しくしていやす」

オーバーホール「そうか暴れたらまた躾けておけ...それとこの血の処理もだ」

クロノスタシス「へい」

クロノスタシス「しかし...今この時期になって部下を殺すのはあまり得策じゃないはずでは?」

オーバーホール「この程度の戦力、何も変わらん」

クロノスタシス「...さいですか」

オーバーホール「速くやれ」

クロノスタシス「あい」



グラントリノ「...」prrrr..

グラントリノ「俺だ、塚内か?」

塚内『ええ。グラントリノ、急を要する事態です』

グラントリノ「なんだ?」

塚内『連合の黒霧の目撃情報が入りました此方は既に操作を開始して...』

グラントリノ「今すぐそっちへ向かう。待ってろ」

塚内『了解!』



緑谷「...」

緑谷(今度こそ..絵里ちゃんを...!)

ミリオ「やってやる!!やるしかない!!」

切島「俺たちの力見せてやろうぜ!!」

天喰「キミは本当に元気だな...」


1 主人公達のルートへ 
2 高年齢ヒーロー&警察達のルートへ
3 ヒーロー殺し達のルートへ
4 ドラッグを取り締まる者達のルートへ
5 護送車の護衛ルートへ(スナッチ同行)
6 どれにも関与しない

↓1 安価

黒霧「失礼ながら、弔」

死柄木「ん..どうした疲れたかまだ寝るなよ明日も寝るなよ」

黒霧「言っていた事と違いますが...そういう事ではないです」

黒霧「戦力確保に外へ貴方自ら行ったあの日の結果を..貴方は一切話そうとしない」

黒霧「何かあったのですか?それとも何もなさ過ぎて言うのが恥ずかしいのですか?」

死柄木「馬鹿言うな」


死柄木「...とんでもないもんを引き当てちまっただけだ」

黒霧「とんでもないもの?」

死柄木「あの草の根運動をまだ続けてやがった」

黒霧「まさか...」

死柄木「今回オーバーホールに戦力をぶっこん出来たら俺たちはしばらく動きを隠す」


死柄木「そろそろヒーローの情けなさに切れて行動を活発にするはずだ」

死柄木「なぁ―――大先輩」

君「――は!!」

パシャン

君「っ...ハァ..ハァ..」

君(もっとだ...もっと力が、一気に増幅する力がいる)

ティロリン♪

君「...!」

君「はい、君です」

マウントレディのサイドキック『お願い!急いで私が指示する場所に行って!!?』


君「――!?だ、誰ですか?マウントレディじゃ..」

サイドキック『貴方に頼るべきじゃないのは分かってるけど...
       私は他のヒーローの連絡先を知らないし他のヒーローに伝える手段が今..ないのお願い!助けて!!』

君「...分かりました」

マウントレディ『本当にごめんなさい..話は行きながら聞いて!!』


~~~~~~~

○○市 ――裏路地にて


マウントレディ「..こんな所に..居たのね..!」

「ほう..俺を知ってるのか..」

マウントレディ(聞くまでも無く此奴が..ヒーロー殺し!!)


彼女らの入った路地には既に数人のヒーローが倒れていた


ステイン「お前たちも、粛清対象だ!!」

マウントレディ「お願い!!貴女に応援は任せる!!」ヒュッ

サイドキック「は、はい!!」

マウントレディ「他の奴等は私と一緒に此奴の応戦!!」

『『はい!!』』

サイドキック「あ、あのこれでどうすれば!?」

マウントレディ「それ仕事用だから誰でも良いの!!早く呼んで!!!」

サイドキック「分かりました!」

ステイン「は。甘い」ヒュ!!


パリン...!

サイドキック「あ、ぁあ...携帯が...!」

ステイン「逃走経路を断つ。当然の事だ」

マウントレディ「..○○ー○○○○」

サイドキック「...え?」

マウントレディ「私の知ってるヒーローの連絡先...速く貴女の携帯で連絡!!」

サイドキック「はい!」

ステイン「その前に殺し尽くす」





マウントレディ「...!!」ビリビリビリ...!!

マウントレディ(他事務所ヒーローと共同捜査を今日に限って受け入れた..最悪な運ね。私の所為でたくさんの子を危険な目に...)

マウントレディ「でも..今更後には引けないっての!!」

ステイン「来い」


~~~~~~~~

君「成程。分かりました場所は分かります急いで行くので..出来るだけ時間稼ぎを..!」

サイドキック「お願いします...!」

君(シンリンカムイには悪いか...!)


君「....」

90~99 or ゾロ目 迅速に雄英の先生を集められた
70~89 数人の先生を見つけた!! 
20~69 自主特訓してる生徒に協力要請
01~19 他の誰も見つからない。間に合わないので一人で向かう

↓1 二桁コンマ

君「見た感じ先生が何処にもいない...」

君(普段から先生達の良く居る位置を把握しておくべきだった...!)


ピンポイントで先生の位置を把握するのはもう無理そうだ


君「くそ...!」

君(通報はもうしてるから、暫くしたら来てくれる筈だけど...)

俺一人で行くのはやっぱり心許ないな...

君(...!)

君「出久!」スタッ

緑谷「君くん?」

君「頼む、来てくれないか?ステインが、見つかった」

緑谷「!!わ、分かった僕で良ければ!」

君(出久くらいしか...いないか..。)

君「他に誰か自主練してたりしてる奴等に心当たりは?」

緑谷「轟くんとか...」

君「轟は駄目だ...くそ...」

常闇「俺が同行しよう」

君「――常闇。すまん頼む」

常闇「ついでに、そこに居る奴もな」

緑谷「そこに..?」

「く、くく...良く気づいたね」クルッ


物間「しょうがない、僕も行ってやろう..なぁに、別にビビってた訳じゃない」

君「..皆、強制はしない相手は超の付く危険敵だ。それでも良いか?」

緑谷「危ないのはそこに居る人たちも一緒だよ!」


常闇「お前は良いのか?」

君「助けてって..震えた声で言われたんだ、見捨てる事なんて出来ない」

物間「そうかい」

君「物間、出久の個性をコピーして、一気に移動するぞ」

緑谷「あっ!!?...いや、僕よりも、常闇くんのをコピーした方が、単純に一人分戦力が増えるし...」

君「そうだな..喋ってる時間もない急ぐぞ...!」

緑谷(僕のをコピーしたらどうなるか分からない...危なかった...)

常闇「ダークシャドウ!!俺たちを掴んでぶん投げろ」


ダークシャドウ「アイヨォ!!ぶっ飛ベヨォオオ!!!」

ブゥウン!!


君「―――っこっちだ!!!」


水で全員の軌道を変換させる。

君「今行く!!!」

サイドキックa「すいません...マウントレディさん..!」

マウントレディ「気にしないで..!」

マウントレディ(こうなったら..多少の被害は気にせず私も巨大化するしか...!)

ステイン「知っているぞ、巨大化。だが良いのか?この辺りに住んでいる奴らは訳も分からず家を後にせねばならんだろうな」

マウントレディ「それでも..このままじゃジリ貧..」

ステイン「そうか、ならば死ね」ヒュン!

マウントレディ「――危ない!!」バッ

サイドキックb「―――!?」

グサッ!!

マウントレディ「ぐ、く、く...!」ポタポタ


ステイン「詰みだ」

マウントレディ「逃げなさい!」

サイドキックb「出来ません!!」

マウントレディ「な、んで..」

マウントレディ(これ以上私の所為で犠牲者を増やしちゃいけない..!)

サイドキックb「ハァ!!」


ステイン「屑個性」シャキン。...スパッ!

サイドキックb「私の...弾じゃ効かない...」

マウントレディ「今の私たちじゃ防御は出来ても攻撃手段がないの、逃げて、さっきの子と一緒に応援を..」

ステイン「...ハァ...愚策に愚策を重ね過ぎだ馬鹿め」

ステイン「逃げてどうする?俺はソイツを殺して姿を消せばいいだけだ」


マウントレディ「..!」

マウントレディ(早く、私覚悟決めないと本当に――)


ステイン「――シャア!!!」


ガキン!!

「ッテェナ...コノヤロウ!!!」

パリン!

ステイン「な..」バッ

君「今だ!!!」

緑谷(フルカウル――シュートスタイル!!!)


ステイン(避けられ..)

ドゴッ!!


君「流石のお前も、空じゃ好き勝手動けないか!!」

緑谷「やった..効いた!!」


マウントレディ「君..」


君「ええ。それと俺の頼りになる仲間です」

マウントレディ「信頼してきてくれて..ありがとう」

君「そんな事よりも彼奴をどうにかしないと..。」

ステイン「く、クク...いつ振りか...贋作、フェイカーが」

君「...ステイン」

ステイン「...?」

君「”ヒーロー”になったぞ」

ステイン「....」

君「やっぱりお前は間違ってた。肩書きだけのヒーローなんて一人もいやしなかった」


君「唯、助けたい、目的が違っただけだ。皆最後には正しい道へ行きついてる」

君「一概に、一瞬の行動だけを見て、それが間違いだなんて言えないよ、ステイン」

ステイン「違う。ヒーローとは何も言われずとも正義を執行する者だ。そいつが正義の道から外れた行動をすればそれはヒーローではなくなる」

君「正義の道理は人それぞれだ」

ステイン「ヒーローが道理を弁えず論外な行動を取る!!それが、どう正しい道なのか行ってみろ」

君「人ってそういうもんだよ。自分の意志を優先させてしまう時だってある。自分が相性最悪な場所にも文句ひとつ垂れず突っ込む馬鹿も居る」


君「でも、そんな人間がたくさんの人を現に救ってる、俺だって助けられた一人だからな」

君「それに!」


君「お前みたいに、正しい道に進もうと努力してる人の足を引っ張ってる奴にヒーロー云々言う権利はない!唯の。空想の英雄信者だお前は!!」


ステイン「全ては、正しき世の為だ!!」

君「違う、そうやって独り善がり、現実から目を逸らして何になる!!」

君「仮に、お前の言う通りお前の厳選するヒーローだけを探そうとしても、そんな奴この世の何処にもいないんだ!!」


君「ヒーローは、市民の言う事を聞く神様じゃない。オールマイトだって人間だ、手の届かない所は助けられない」


ステイン「ヒーローという名誉を貰っているからには、それ相応の精神、身体を身に付けねばならんだろうが!」

君「それを、初めから手にしてる奴なんて居ないんだよ。,,,お前の言う事の全てが間違ってるとは言わないよ 
  違う側面から見ればお前の言ってる事が正しい事もある...だからこそ、貴方には暴力じゃなく、もっと別の..言葉や行動で正してほしかった」

ステイン「無理だ。そんな奴には言葉じゃ到底聞き入れん」

君「..だから手を掛けて目を潰すのも間違いだ」


ステイン「いいや、もう...良い。どちらが正しいか、そっれは勝ったほうだけが分かる事だ」

マウントレディ「...」

君「....」


緑谷「君くん!もうこれ以上の時間稼ぎは無理だ..ステインからも、かなりの戦意を感じる」

常闇「奴の個性は重々承知している。俺と物間のダークシャドウで牽制しながら戦うのが最善だろう」

物間「そうだな...」

君「..」


ステイン「来い!!俺が間違いだというのなら...その手で俺を正してみろ!!」





今日はここまで。明日は来れたら来ます

常闇・物間「「ダークシャドウ!」」

ダークシャドウ「「俺ガ二人!?負ケル気ガシネエ!!」」

ドドド!!!。


ステイン「ふっ!!」

ガキィン!!ギュィイン!!

ステイン(この程度..!)

ブシャ!!

ダークシャドウ「ギョェ!??」

メッキを剥がす様に
闇が刃で剥がれる。


物間「すまん!..僕じゃちょっとばかり...操作技術が慣れてないみたいだ!」

君(時間稼ぎさえすれば何とかなる..!)

物間「それに...そろそろ効果も切れる」

君(一発、仕掛けてみるか!!)

緑谷「マウントディは他のケガしてる人たちを出来るだけ遠くへ!」

マウントレディ「分かってるわ!こっちは気にせずに皆を助けてやって!」

緑谷「――はい!!」バリバリ!!


緑谷(前の敗北を、超えなきゃ!!)

君「堕ちろ!!」

ドバッ!...ドシャ!!

ステイン「!!」

ステイン(空へ飛ぶタイミングで叩き落す..彼奴が一番煩わしい!!)

ステイン「ッフ!」ヒュン!


君「く!!」スカッ

君(何とか反応しきれるか...!)

君、緑谷、物間、常闇 VS ステイン !

↓1 コンマ

90~99orゾロ目 ステイン負傷。
60~89  均衡しつつ、マウントレディがサイドキックを保護中
2~59   誰かが血を舐められる(1~4緑谷、5~6君、7~8物間、9常闇)
1      全員ダウン 

マウントレディ「急いでこっちに..!」

マウントレディ(..近くにヒーローは..)


ギャイン!!シャキン!!ブン!


ステイン「ええい!蝿が...ちょこまかと..!」

ステイン(大した威力も持ち得て無いが直撃は避けねばならん)


ステイン「――!!」ブンッ!

緑谷「っ!!」

パシャン。スカッ!!

緑谷「あ、ありがとう君くん!」

君「気にするな」

物間「ぐっ...」


ステイン「..思った以上に、進展しないな」


君(こっちはそれで好都合だからな)

ステイン「...」

ステイン(次で、見切りをつける)

君「来るぞ!!」

君(...少しでも、一滴でも多く血を奪う!!!)

君「ダークシャドウ!!少しでも鋭利な傷を付ける様に専念してくれ!!」

ダークシャドウ「俺ニ...命令スルナ!!」


ステイン「ふ!!」


常闇「何が狙いだ!?」

君「血だって液体だ、空中に浮いたら俺でも操作できるはずだ」

常闇「成程..奴の舌に当てる訳か」

君「そういう事だ」


常闇「ダークシャドウ!!お前は奴に血の一滴も流せないほど弱かったか?」

ダークシャドウ「アアン!!?俺ガ...俺ガ..弱イ訳ナイダロウガ!!!」


君(ナイスだ...!)

君、緑谷、物間、常闇 VS ステイン !

↓1 コンマ

90~99orゾロ目 ステイン負傷。
70~89  血を奪った!!
60~69  均衡しつつ、マウントレディヒーローを索敵!
2~59   どちらかが血を舐められる(1~6緑谷、7~9君) コンマ判定有 ※書き忘れてました
1      全員ダウン 

ダークシャドウ「「オリャリャリャ!!!」」

キキキキン!!!

君(あの四つの手の乱打全て防ぐのか...)

君「だが――!!」

スパッ!!

ステイン「ぎっ!」

ステイン(右足を..!死角からやられたか...!)

君「良し...!」

右手を体の後ろに引き、ステインの血を水と共にムーブさせる。


君(あとは...)

君「緑谷、物間。」

緑谷「..?どうしたの?」

君「アイツらが引き付けてる、俺も注意を引くから緑谷の機動力で一気にステインの個性をコピーしろ」

物間「アイツの個性って...」

緑谷「!..そっか..!その血を..」

君「アイツは血を舐めた奴の動きを停止できる」

物間「ぼ、僕に、そのお前が浮かせてる血を舐めろって..?」

君「理解できてるな、良し」

物間「く、...!しょうがない...!ああ、良いよ”!誰かが傷付くよりましだもんな!!」

君「上手く隙を突けよ!!」

物間「あ、ああ!!」

緑谷「隠れておこう!!」


ステイン(何かコソコソと...何だ?)

君「シャドウ!!」

ダークシャドウ「「ァアン!!?」」シュウゥウウ...

ダークシャドウ「オエ!?ドウナッテンダ!!?」

ダークシャドウ「俺ノ台詞ダ!!何ガドウナッテ...」シュン。

ダークシャドウ「キャン!?」


常闇「!?..おい、何が」

君「作戦だ。こっからは俺と一緒に時間稼ぎだ」

常闇「良く分からんが、何かする事はわ、分かった」

君「助かる」


ステイン「ガキ二人、さっきよりは見苦しくないか」

君・常闇・ダークシャドウ「「「三人だ!!」」」


ステイン「ふん!!」

君、緑谷、物間、常闇 VS ステイン !

↓1 コンマ

90~99orゾロ目 ステイン負傷。
70~89  物間ステインとの距離間近!!
31~69   君、ダークシャドウ負傷
2~30   ステイン逃亡
1      全員ダウン 

ステイン「ハアッ!!」

グシャ!!

ダークシャドウ「痛ィ''!!?」

ステイン(愚策!!)

君「シャドウ!!!」

ステイン「ハァアア!!!!」

ズァッ!!!

君(ぐあっっああ!!!?)

ドサッ!

ステイン「死ねぇ!!」


常闇「させん!」

ブン!

ステイン「ちぃ!」

君「ぐ..」

ヨロヨロ...

常闇「大丈夫か?!!」

君「ああ、この程度なら支障はない」

君(といってもこの距離での戦闘は流石に危険すぎるか..)


ステイン「シェア!!」

君「舐め..過ぎだ!!」

この大振りを躱して蹴りを入れるが避けられる

ダークシャドウ「テメエ!!」

君「落ち着け..それと常闇助かった..」

常闇「気にするな」

君(常闇が居なかったら斬り刻まれてたな..)

ステイン(そっちが邪魔か!!)

ブン!!

君「....ック!!」

グサっ!!

常闇「!すまん」

君「気にするな」


緑谷(タイミングが..掴めない..!)

物間「お、おい行かないのか!?、このままじゃ彼奴ら全員..!!」

緑谷「もうちょっと待って..!!」

寝落ちしました...すんません


ダークシャドウ「絶対コロス!!マジコロス!!」

君(夜はより強力になるダークシャドウがここまで...)

君「常闇。今の状況はあまり良い物じゃないと思う」

常闇「...?」

君「俺たちで仕留めるのが無理そうだったら退避するのも手かもしれん」

常闇「...ふ。あまりお前らしく無い、弱気な考えだな。どうした?」

君「俺らしくないことはないだろ。俺はこんなもんだ...」

君「良いか、あいつはまだ余力をガンガン残してる。完璧に逃げれる様に体力を残してるだけだ」

常闇「..俺たち相手に何割くらい使ってる?」

君「多分..三割くらい?」

常闇「...何?」

君「子供だから多少手加減してんだろ。あいつはそういう奴だよ」

常闇「絵に書いたような悪夢だ..では奴が怒りを露にした途端に俺たちは為す術がないのではないか?」

君「よっぽど追い掛け回したりしなければ全力は出さないと思う..けどな」


ステイン「どうした?もうそっちからは来ないのか?」

ステイン「来ないのなら、まずは確実に..何か企んでる後ろの奴をやるか」

君「ぐ!!させない!!」

物間に向けられるナイフを水や足蹴りあの手この手で叩き落とす。

君(こっちが後手後手になったら..時間稼ぎも糞もないやられる!)

ステイン(この微妙な距離感がもどかしいな)


君「ダークシャドウ先の陽動は託す!!それと出久!」

緑谷「?」

君「無理にしなくても良い。言っといてすまん!やれるならお前もどんどん隙付いて来い!!」

緑谷「!うん」


ダークシャドウ「闇夜ノ暗黒!!」

常闇「深淵...!」

ダークシャドウ「アンク!!!!」

君(ダークシャドウを体に纏って..!)

深淵体常闇「これならより正確に一打一打を与えられる」

君「良し、一発深いの与えるぞ!」




君、緑谷、物間、深淵体常闇 VS ステイン !

↓1 コンマ

90~99orゾロ目 ステイン負傷。
80~89  物間ステインとの距離間近!!
51~79  ステイン負傷
31~50  深淵体常闇負傷
2~30   ステイン逃亡
1      全員ダウン

クリティカルは負傷じゃなくて瀕死です。


深淵体常闇「は!」

大薙ぎの一振り。本来だったら隙だらけの攻撃でも
細かくサポートできる君がいるからこそできる芸当である

ステイン(これは...避けられんな)

ズゥウン!!

君「よし!」

深淵体常闇「効いたな..!」


ステイン「良し?、何がだ?今の何が良かったのか、分かりやすく言ってみろ俺から見たら0点だが」


君「な..!効いてない..」

深淵体常闇「成程。寸分違わず化け物の様だな。これがヒーロー殺しか」


ステイン「さほど不思議な事もしていない。向かって来る物を片っ端から引き裂くだけだ」

君(簡単に言ってやがる..)

ステイン「....ん?」

ステイン(後ろの奴が居ない?)

ステイン「――後ろか!!」


緑谷(バレたけど..関係ない!!行け!!)

物間「触れる..。!!」

緑谷(バレた..けどこの距離なら...!)

物間「触、れる..!!」

ステイン(何を..好きにはさせんぞ!)

深淵体常闇「やらせん!!」


懐の小刀を叩き落とされ、今両手には武器が無い状態になった



99orゾロ  ステイン行動停止!捕獲成功
70~89  互いに行動を停止する
30~69  ステインブチ切れ   
 2~29  触れたけど血を飛ばしてしまう、ステイン逃亡
  1 触れない。リストバンドに入れていた刀でカウンターを喰らう、そのままステイン逃亡

↓1

物間「――!!」

ステイン「―――ッッフ!!!」


器用にリストバンドから小刀を飛び出して掴み物間の首筋へ向けた。


緑谷(な、なんて動き...!)

君(前後関係無しかよ..彼奴には後ろに目でもついてんのか..?)

ステイン「...お前が触ろうとすれば俺は確実にお前を斬る事に成功する。対してお前は君に俺の血をこっちに持ってきてもらい大前提として俺に触れなければ
     ならん。....どうする?」

物間「ぅ...」

ステイン「おっと、君動くなよ」


君「...足音一切立ててないぞ」

ステイン「空気の乱れで分かる」

君(レーダーの個性持ちと変わらねえじゃねえかお前の慣性)

物間「...ハッ...ハッ..ハァ...ハァ..」

物間(しくじれば殺される..)


君「物間..リスクの」
ステイン「黙っていろ」


君(...この膠着状態が苦しいな..)


物間(喉が渇く..こんな夜中なのに..。体中が熱い..恐い..)


物間(僕が成功すれば..一気に勝ち目が増える..。けどしくじれば..死ぬ..!)


君(そこまで踏み込まなくていい!離れろ..!離れるんだ..!そいつは自分が殺されそうになれば迷わずガキでも手に掛ける..!)

物間「...ッ...ハァ..ハァ..」

ステイン「..」

緑谷(ステインはこの状況で一切動じてない..これじゃこっちが不利だ..!)


君(..どうする..俺が水で二人の間に水を放って引き離すか..?)

君(だが..それも察知されれば物間が殺される..)

緑谷(僕の..100%なら...)

君(物間を...)

緑谷(彼を...)

((助けられる))


ステイン「―――おい」


君「!!」ビリビリビリ!!!

緑谷(か、体が..硬直して..!)

緑谷「う、動け..な..」


ステイン「余計な真似をするな」

君「..ち..!」


ステイン「ハァ..!」


物間「.....」

君(..そもそも..出久だけに頼るべきじゃない..しっかりしろ俺..)

君(何か良い事を..考えろ..搾り出せよ...)


↓1 行動安価


1:物間、捨て身のステインに触れる!!(成功するかはコンマで※死ぬ可能性が一番高いです)
2:「見逃してくれ」
3:物間すかさずバックステップ
4:深淵体常闇の不意打ちに託す
5:100%フルカウルで助けてそのまま退散(緑谷がインターンで支障を来します)
6:君が水圧で引き離す
7:その他 自由安価

君「ステイン..!」

ステイン「喋」
君「見逃してくれ」

ステイン「...何?」

君「これ以上泥沼の戦いになるくらいなら、決着を..然るべき所で着けよう。..頼む見逃してくれ」

ステイン「...負けを認めるという事か?」

君「そういう事だ..頼む」

ステイン(...あくまで生存率の高くなる道を選んだ。という訳か)

ステイン「独り善がりでは...無くなったな」

君「..?」

ステイン「フン..多少は..お前のいう事にも間違いは無いという事か」

ステイン「...今の世は混乱している...それを正しく導いて..制する者はもういない」

ステイン「オールマイトが居なくなったあの日から」

ガシッ。物間の首根っこを掴む

物間「――な」
君「てめっ」

ステイン「俺の理想は消え去った。俺のやるべき事も全て意味を成さんのかもしれん」ブンッ

パシィ!

物間「な、ナイス...キャッチ...」

君「..お前...」

君「.....それでも、やっぱり暴力なんて駄目だ。それはこの世がどんな世の中になっても変わらない」

ステイン「お前の言う通り、一回は諭してみた」

君「..」

ステイン「『お前の今の在り方が正しいかもう一度考え直せと』答えは...言わなくとも今の俺から察せるだろう」

君「敵から何を言われても碌に話を聞く奴なんて希少種だぞ」

君(出久、今話して時間を稼いでいる内に...)

ステイン「いい。やめだ今日の所はな。すぐ近くに応援が来ている今は唯問うてみただけだ」

君「俺は...」

君「もう、あの時と同じじゃない。仮免許だって貰ってる」

君「貴方がそうやって下を向いてる間に俺はどんどん上へ行く。」

君「貴方の言うような結末にはならない」

ステイン「保須市の時か...」

君「...今度会ったときは、必ず認めさせます」

君「今は..まだ、貴方には勝てない」

ステイン「.....」

「こっちだ!!」「いたぞ!!」

ステイン「ハァ...やはりか...ハァ...」


深淵体常闇「解除だ、ダークシャドウ」

ダークシャドウ「アイヨゥ!!」

君「.....」



↓1


1:闘いはしないが、後は追いかけてみる
2:一旦マウントレディ達と一緒に集合する
3:今回自分たちは居なかった事にしてもらう様に説得する
4:自由安価

マウントレディ「良かった...でも本当に大丈夫?」

君「大丈夫ですよ、そんなに傷も深くないですし..」

常闇「俺に関しては全てダークシャドウで受け切ったから問題ないが君の場合は..何本か刀を受け止めただろう?」

君「芯まで刺さってないから大丈夫。」

常闇「むぅ..頑固だな」

君「これくらいはしょうがないさ..それより物間」

物間「...?」

君「凄かった。よくあの膠着状態を耐えきったな、俺なんかよりよっぽど勇敢だ」

物間「へ、へん!そうだろう?僕だってキミ等に劣っちゃいないって事がよーくわかったかい?」

君「劣ってるなんて思ったこと一回もないよ」

緑谷「うん。..でもごめん、今回僕が何もしてやれなかった...」

君「仕方ない。それに..」

緑谷「..?」
君「大仕事の前に大怪我はしちゃ駄目だろ?」ボソッ

緑谷「!?..な、なんでそれを..」

君「普段の様子見れば分かる。それよりも..」

君「他のヒーローの方々は?」

マウントレディ「え、ええ..二人がちょっと重いケガで残りは私含めて軽症よ。本当に助かったわ..ありがとう君」

君「やるべき事をやったまでです..それに此奴らのおかげだ。そこは勘違いしないで頂きたい正しい認識で成果を把握してくれ」

マウントレディ「わ、分かったわ..」

マウントレディ(ず、随分とさっぱりしてるのよね...)

マウントレディ「でも、やっぱり知らない子の電話からでも信用して来てくれたところがたまらなく嬉しいわ」

君「ですから...」

マウントレディ「分かってるわよ、成果は全員にあるけど、言ってしまえば貴方、私の教え子でもあるんだからちょっとくらい依怙贔屓しても良いでしょ?」

君「....良くないですよ、ヒーローが依怙贔屓は」

マウントレディ「温情が少し貴方に対して多いだけよ」

君「..そう、ですか」

マウントレディ「ありがとね、君」ギュ

君「...ええ。まぁ..今回に関しては、世情じゃなくて私情として受け取りますよ」ギュ

マウントレディ「ええ...ありがとう、助けてくれて。本当に..ありがとう」

君「いいえ、困ったときは、お互い様でしょ?それに、貸した借りを返さないとですしね」

マウントレディ「クス、こういう時は野暮な事言わないものよ、けどそうね」

マウントレディ「そんな大きい返済をされても、むしろこっちが借金よ」

君「はは、なら、また今度帰してくださいね?」

マウントレディ「体で?」ニヤ

君「別にそれでも良いですよ?」

常闇・物間・緑谷「「「!!?」」」」

マウントレディ「なっ!!?//」カァァ

君「?」

君(特訓に付き合うって事じゃないのか?)


マウントレディ「ゴホッゴホッ!!?」

君「大丈夫ですか?」スリスリ

マウントレディ「ダイジョブ、背中さすらないでも大丈夫だから」

君「分かりました」

マウントレディ「もう..変な事言わないでよ!」


緑谷(言ったのはマウントレディじゃ...)

常闇(これが正に八つ当たりという奴か)

物間(僕がマウントレディを触れば僕も巨大化するんだよなぁ..なってみたいなぁ)

君(何か怒られた)

マウントレディ「兎に角!今日は事情を言いに行くから、貴方達の処罰は如何にかしてなくさないとね」

君「でも、あの相澤先生の事ですから...」

緑谷「まぁ...赦してはくれないかな」

マウントレディ「何言ってんの!何とかするわよ流石にね!!」

マウントレディ「そもそもあの合理主義者は知らないんじゃないかしら」

常闇「その可能性はゼロに近い寮から出た者、入った者は毎回チェックされている。そして今イレイザーは起きている」

マウントレディ「そうねぇ...」

マウントレディ「あ、そうだ」

↓1


1:私たち総出で土下座しに行くわ
2:お金で釣れば?合理的じゃないかしら?素のマウントレディ現る
3:事情を話すのは当たり前として嘘を含めれば良いんじゃないかしら?
4:今日は私の事務所で寝れば?全員
5:その他


ごめん続きは明日ね

>緑谷・物間・常闇の好感度が上がりました

>君の心が激しく強化されました

>君の技術が上昇しました

>マウントレディの好感度が著しく上昇しました


↓1 ダークシャドウの好感度(補正値+60)

高ければ高い程タッグで戦う時指令や連携が噛み合う様になります

ダークシャドウ (158)ほとんどの命令を聞いてくれる  「アイツ気ニイッタ!!」


相澤「――は?」

マウントレディ「ですからぁ、彼らは別に自分から行ったわけじゃなくて、皆自主練してる時に外の怪しい声を聴いて駆けつけてくれたんです」

相澤「だから..勝手に出て良いわけではないです、マウントレディ」

サイドキック「でも!彼らがいないと私たち殺されてました!!」

相澤「それはなにより。でも彼らが無断外出した事に変わりはない」

マウントレディ「私が引き連れたんですもの!!巨大になってね!!」


君(嘘が...)

緑谷(極限に...)

常闇(下手くそだったか...)

物間(言ってる事がだんだん変になって悪化してる..)


相澤「...」

マウントレディ「本当なんです!ステインが...あ」

君・緑谷・常闇・物間「「「「あ」」」」


相澤「..ヒーロー殺し..ですか?..」ギン!!

緑谷(ひ、ひぇええ)

君(....」ドキドキドキ

相澤「お前等、相手がヒーロー殺しだから出て行ったんじゃないのか?」

君「ぜ、全然..そんな事は...」

マウントレディ「私一人じゃ勝てないから呼んだんです!!」

相澤「何処に」

マウントレディ「え?裏路地に」

相澤「巨大になってないじゃないですか。それとも周りの被害を無視して巨大化しましたか?それにしては何の轟音も聞こえませんでしたし」

マウントレディ「......」

相澤「...」フゥ


相澤「事情は大体分かりました。貴方方を内の生徒達が守り切った事。彼ら自身は傷付いて帰ってきた事。俺等先生に何も言わず無断で行ったこと」


君「..一番悪いのは俺です。俺が無理やり、着いて来させるように言いました」

相澤「何と?」

君「『付いて来い、俺も助けが欲しい』って」

緑谷「そんな
君「来なかったら友達として軽蔑する。そんな言い方しました」

相澤「友達ごっこじゃないんだ、それでブレる方もブレる方だが」


相澤「結局、お前らのやった事は何も変わんないんだよ」


相澤「それじゃ罰の内容だが...」

マウントレディ「ちょ、ちょっと待ってください!罰なら全部私が受けます!」

相澤「そんな此奴らに甘くしないで下さい、赴いたのは事実ですし」

相澤「良いか、お前らは――」

君(よっぽどの内容だったら俺が全部請け負う)

緑谷(....)ドキドキ

常闇(今更、どんな罰でも受け入れてやろう。俺は正しい事をやったまでだ)

物間(まだ手が震えてる....怖かった)


マウントレディ(この、ボサボサ男!ほんとに酷い内容だったら一発殴ってやるわ!!)


相澤(一人、反省の色が全く見えない子供大人が居る、が....)


相澤「お前らは....

相澤「....」

60~   良くやった
10~59 反省文提出と、何か世の為になる事を10個以上町でしてこい
 2~9  君と緑谷は後日話すことがある。以上。
  1   全員謹慎処分。


↓1 コンマ

ゾロ目――好感度爆上げ。


相澤「良くやった」

Mr.レディ・常闇・物間・君・緑谷「「「「「え?」」」」」

相澤「あの、ヒーロー殺しに対して、均衡どころか、多少の負傷を負わせたんだろ?」

マウントレディ「え、ええ!凄かったわよ彼ら!!皆負けないくらい!!」

相澤「言われなくても分かってます、もう少し静かに」

マウントレディ(こ、此奴...)


相澤「それに....君、緑谷、今回は仮免を持ってるってのも大きい。そしてマウントレディとサイドキック達大人が居るのもな」

緑谷「い、良いんですか..?」

相澤「良いも何も、悪い事はしてないだろ、もしお前らが一々俺たちに許可を取りに来てたらそれはそれでぶん殴ってる」

君(お、横暴だ...)

相澤「先生としては、お前らを嫌でも叱らなきゃいけないんだよ。でも一個人として見たらお前らは良くやったとしか言いようがない 
   実際マウントレディ達の犠牲を最小限に抑えて、ヒーロー殺しの撃退に成功した。これはプロでも時と場合によっては対処の難しい案件だ」


相澤「お前らが俺に嘘を吐きに来たのは少し気に入らんが、まあマウントレディの悪知恵でしょう?違いますかマウントレディ?」

マウントレディ「そ、その通りよ!!」

相澤「良いか、お前等どんな事になっても、ちゃんと正直に言え。それを聞いて除籍にしたりはしない。勿論やり過ぎの場合は罰を与えるが」


相澤「緑谷、お前は今回、ようやく正規の活躍をしてみせたな。良くやった。」

緑谷「は、はい!!」

相澤「君、お前も良く最初に判断した。多少強引にでも仲間を最小の時間で集める事に成功した。お前の判断がマウントレディたちを救ったんだ誇れ」

君「は、はい」

相澤「常闇、ダークシャドウを巧みに使い良く此奴らを守った。お前が居なかったら今頃此奴らは塵に還ってる、自信を持て」

常闇「ああ。」

相澤「はいだ」

常闇「...はい」


相澤「物間、お前も最大限の知能を張り巡らせて、...そして、お前も良く判断した、現場を見てないから確証はないが、かなりのプレッシャーだったろう
   それに耐えて、良く皆を守った。良くやったな」

物間「はい」


相澤「それと、....マウントレディ」

マウントレディ「何かしら」


相澤「今回一番頑張ってたのはアンタだよ。その切り傷だらけの体を見れば一目瞭然だ」

相澤「見たところ、個性を使わずずっと距離を保って何とか場を凌いでたんだろうが、それは誰にでも出来る事じゃ無い」

相澤「街の被害も、生徒の命も、サイドキックの命も、アンタが救ったんだよ、アンタが君の連絡先を知らなきゃ今回のこの件はそもそもなかったことだからな」

相澤「色々辛辣に当たって悪かったよ、それだけアンタが嘘付いたことに反省して貰いたかっただけだ許してくれとは言わんが、これからは嘘はつかないでく     れ、他の奴等にも火の粉が飛ぶ」

マウントレディ「...ごめんなさい、貴方も意外としっかり考えてたのね。唯の嫌がらせかと思ったわ」

相澤「アンタ程器は小さくないからな」

マウントレディ「はぁ!!!??私の何処が小さくないって!!?個性並にでかいんですけど!!!」

君「確かに言えてます、仕事の時は大き(いフリ)くて、素の時は小さいですよね」

マウントレディ「アンタはもう少し私を敬いなさいよ!!」グリグリ

君「いだだだ..!!」


相澤(...あのステインを退けるとはな、....)

相澤(確実に、生徒だけじゃない。プロヒーローも成長してる...敵に後手を強いられる日も少ないかもしれんな)

相澤「今日はもう寝ろ。ゆっくり休めよ。傷が痛む様なら婆さんの所に行くと良い、けど余計に体力消耗するからきっと寝れないくらいしんどくなるぞ」

君「お休みなさい」

相澤「ああ」バタン


マウントレディ「...一難去ったわね..」

常闇「そんな言い方したらまた、しつこく言われるぞ」

マウントレディ「うっさいわね、この鳥頭!」

常闇「鳥、..!おのれ、マウントレディ!!」

物間「マウントレディ、」

マウントレディ「...何かしら?」

物間「ちょっと、触ってもいいかい?」

マウントレディ「ふざけんじゃないわよ!!」


ドガッ!!


物間「な、んで....」

緑谷(いや、あの言い方だとそりゃあ...言いたい事は分かったけど...)   

君「じゃ、俺はもう休むな」

緑谷「あ、お休み」

君「おう。お前も休めよ、大事な日近いんだろ?」

緑谷「う、うん」

君「物間、常闇、出久、マウントレディ、今日は本当にありがとう」

マウントレディ「何がかしら...」

君「色んな意味で、です。マウントレディもそろそろ帰らないとサイドキック達に迷惑が掛かりますよ」

マウントレディ「そ、そうね...そろそろ行こうかしら、それじゃあ、皆さんアディおーす」


常闇「...最後まで変な奴だった」

物間「常闇、今日はありがとう」

常闇「む?」

物間「僕を庇ってくれただろ、ダークシャドウで」

常闇「気にするな、当然の事だ。ではな」

物間「ああ」

君(ステイン...生きてたんだ、当然だけど...)

君(きっと近いうちに、必ず出会う事になる...その時は...)

君「......」

俺が、やる。


第五節 ~休息と黒い影と因子の源。~

                 了。



>データ更新


君『個性――水操作』

  
体力 146/146 
体140  
知97

技125
心110
 

DEF:5

(レンジ:至近距離~遠距離) ※水白亜時のみ遠距離追加
・超回復肉質   :一回の戦闘終了後 体力全回復
・高知能     :相手の弱点を探る時(遠距離)補正+50が付与される (水白亜時は効果無し)
・屈さぬ精神   :2回やられても復活する。
・バトルワイドレンジ :至近距離戦のみ、ターン終了後毎回30のダメージを与える
・バトルワイドレンジ2:複数の敵戦闘時、一回の攻撃ですべての敵を攻撃する(必殺技は別)      
・アブソルトプロベント:DEF5、コンマが奇数ならばDEF5up偶数ならば数値×1、5倍UP。オーバーキルダメージ時体力が1残る(残り3回)
・軽量コスチューム  :特殊行動時補正が付与される

☆未だ脆き水白亜   :コンマ判定を二回行う。8ターン後戦闘不能   □□□□□□□□ 2ターン増加! 
★水圧弾:一ターンチャージすると放つことが出来る。相手に60の固定ダメージ □ ←まだチャージされていません 
★暴水渦斬:敵に43の固定ダメージ。後に自分に50の固定ダメージ    
★ジェットブーツ   :コンマ判定時 体力を消費してコンマ判定に体力宣言数値を増加出来る、戦闘時確定で逃げられる

★水菊熱刃      :その戦闘において効果は様々


EX・津波迅速捕獲技。:上鳴が居る場合のみ可。戦闘時はほとんど出番なし。
  ・絆       :好感度が100以上で戦闘時タッグを組んだ場合 絆パワーが追加される ※特殊条件無しのガチ戦闘時のみ発動 
new!・ダークシャドウ :常闇の個性。何故か信用していて(協力戦をしたからか?)君の言う事を素直に聞いてくれる
            コンビ技の時に判定有利


個性『空気中の水の操作』
  水を任意で操作出来る。現在は個性の限界の先。いわば最大の到達点を目指す為に日々努力中である
 今のところは水をお湯に、水をもやに、までなら可能である
 彼の精神力、成長力が上がれば上がる程、彼の成長は加速がついて、誰にも止められなくなる。
  

必殺技

水圧弾     空気中の水分を具現化させ超圧縮で勢いよく飛ばし、勢い着いた弾丸の様な水を放つ技。貯める時間が必要だけど。

暴水渦斬    諸刃の剣。相手を大きな泡の中に閉じ込め中の水を異常な勢いで乱回転させその回転で切り刻む技。使う場合リスクが高い。

ジェットブーツ 発目 明に創ってもらった以前のブーツの強化版。あんま戦闘では使われない気がする、逃げる時は便利

水菊熱波    ギャングオルカ戦でギリギリの危険が生んだ偶然の産物。用途が多々あり、その場その場で効果は変化する

未だ脆き水白亜 所謂リミッター解除、他のドラッガー達が行っているような危険行為、自傷行為とも呼べる物を自ら発動可能になってしまった
        今はまだ、制御不可でしばらくするとダウンするが、...?

目的:ヒーローになりたい....?

性格:肩の力が抜けて、段々と冷徹さが抜けてきている
       
趣味:お絵かき、読書

容姿:華奢で水色ワカメ髪の三白眼

家族との仲:今は会えないけれど、心で通じている

中学校での様子:偶に見かけられると尊敬の目を向けられる

補足:鈍感を拳藤に発揮中。後歌が若干上手い。料理スキルは普通。お化け怖い。

 ~好感度~

☆A組


   緑谷 出久 174 大親友!      今度は..リベンジ?じゃないけど、負けてはない!! 次は、一緒に、必ず勝とう!   
   轟  焦凍  113 恩人       ...今度は勝つぞ
   飯田 天哉  100 尊敬の域     あの模擬訓練、凄かったぞ!!
   麗日 お茶子  78 尊敬する友達   助けてくれてありがとう!!
   八百万 百  152 気になる人    皆と共に歩んでいきましょう。
   蛙水 梅雨  131 気になる人    脳無との闘い、助太刀に来てくれてありがと、助かったわ
   耳郎 響香  171 一目惚れ     お疲れ!ウチももっと頑張るよ
   瀬呂 範多  132 尊敬        一回でも、勝ってみてえな。
   砂糖 力道  128 尊敬        パワーだけなら負けん!!
   尾白 猿夫  131 尊敬        授業で一緒に戦ったけど今度は敵として戦いたいな。
   峰田 実    97 尊敬する友達    寮生活か...
   上鳴 電気   99 気のいい友達    今度は、敵同士で、戦おうぜ!!
   青山 優雅   48 友達(トラウマ付き)  もう、フルボッコはこりごりだと思うよ☆
new! 常闇 踏陰   92 一戦を交えたライバル  何か近い物を感じる...



☆B組 
   拳藤 一佳  187 恋する乙女 告白された...?  
   物間 寧人  121 ライバル? お前達のおかげで僕もまた、一つ強くなれた、それに関しては礼を言うよ

new! 小大 唯    19 警戒    ちょっと鈍感過ぎない...?怪しいわ


☆先生 オールマイト172 興味あり   誰にも認められるようなヒーローになれるといいね
   相澤 消太  148 大事な生徒  良くやった、一個人としてだがな。
   13号     73 期待     優秀な生徒だね。頑張って!!
   根津校長    99 信頼     君くんは大丈夫!これからもやっていけるさ



☆プロヒーロー
  シンリンカムイ 101相棒      まだ、我は終わらんぞ!
  マウントレディ 140ヒーローとして認めた  貴方はとっくにヒーローだったわ、ありがとう、助けれてくれて。

  ピクシーボブ  126マーキング中  本気で唾掛けとこ!!
  マンダレイ    93 期待してるよ  頑張ってるのが良く分かるよ、これからも精進してね。  
  ギャングオルカ  62 心配      派手にやられていたが、大丈夫か...?




その他 愛音    140 素敵!   今度会う時は!もっと綺麗な私になってます!!
   真堂 揺    89 良い奴だ    きっとまた会える。その時に決着を着けようか
new! ダークシャドウ 158 従順    「オ前キニイッタ!!」 
new! 通形 ミリオ  54 後輩であり友達 この前のパンチはごめんよ...


最近ガチ戦闘してない...今日はここまで

久し振りに更新、やっていきますよ


変わったな

今のお前はもう昔のお前ではないという事か

.......ふ、正真正銘お前は....。




君「......」

君(最近...寝起きが悪いな)


なんか、悪いモヤモヤが胸に詰まってて息がしづらい感覚だ


君(嫌な感じだな...)

君(何も起こらないと良いけど....)

君「...!」

緑谷「!君くん、おはよう」

君「ああ、おはよう。....コス着てるけど、パトロールか?」

緑谷「ええっと....うん、まぁそんな所」

君「大事な仕事だな、しっかり頑張って来いよ」

緑谷「うん!」


君(.......)

君(嫌な予感は....気のせいか...?)


誰かと会話して、先までの不安感も拭えたけど....

君(考えるだけ、無駄か)

ステイン「...ハァ...分からん」

ヒーローa「て、てめえ”!!」

ステイン(何だというのだ、この拭えない不快感は...)

ステイン(奴等と会ってからだ、....やはり、奴らは俺の害となるものに他ならない!)

ステイン「ハァァ...害悪は...粛清する...」

ヒーローa(動き止まってる今の内に!!)ダッ

ステイン「!!」ブンッ

スカッ

ステイン「!!ええい、この鈍め...」

ステイン(切れ味すら、落ちている....考えさせられているというのか...)


『...今度会ったときは、必ず認めさせます』

『貴方の言うような結末にはならない』


ステイン(...俺を象徴する人間の消失、それが、俺の歯車を確実に狂わせている...)

ステイン「....このままでは、俺の、信念がブレてしまう。現に、仕事に支障が出ている」


ステイン(多少力は衰えてしまっているかもしれんが、奴一人を仕留める事なぞ容易い)

ステイン「...俺の答えは.....」

君「はぁぁ...」

君(..今日は..シンリンカムイの容態を...)

ポン

君「...?」

拳藤「よ!君!おはよ!」

君「ああ、一佳。おはよう」


拳藤「今日もやるか、君!!」バッ

君「ああ、構えないでくれ、今日は用があるんだ」

拳藤「へ?」

君「ちょっと病院にな...」

拳藤「ふ~ん...」

拳藤「あのさ、良いなら私も行って良い?」

君「え?」

拳藤「あ、いや、駄目なら全然いんだけどさ!」

君「いや...え~っと...」

↓1 安価


1:連れて行く
2:私用だから、今度な
3:無視していく
4:他の誰かも連れて行く(↓1がキャラも指定)
5:自由行動

君「..分かった、一緒に行こうか」

拳藤「ありがと!」


10分後

君(女の子って...準備長いんだな)

拳藤「待たせてごめん!」

君「良いよ、全然」

拳藤「ねえ、誰のお見舞いに行くの?」

君「ああ、シンリンカムイ...」

君(...あ)

君「と、...母さん」

拳藤「お、お母さんにも?」

君「ああ」

拳藤(私こんなラフな格好で行っても良いの?ていうかお母さんの所に行くのに許可して貰ってるってやっぱり、私たちもうそういう関係なの?)

拳藤(いろいろ良く分かんなくなってきた...)


君「最近色んな事が起こり過ぎてて全然会えてなかったんだ。....寮に居るって事も多分知らないし」

拳藤「え..そうなの?」

拳藤「君のお母さんって...今寝込んでたり....?」

君「いや、入院してるだけで、全然寝込んでたりとかはしてないと思う」

拳藤「じゃ、じゃあさ、あんまりズカズカ言うべきじゃないと思うけど....ちゃんと連絡した方が良いよ」

君「...そうか?」

拳藤「絶対そうだよ、だって、退院して家に帰ったら自分の子供が居ないんだって、そんなのビックリするじゃん」

君(そこまで、関心持ってないと思うけどな)


君「そっか...まぁ、...うん一佳がそう言うならそうなんだろうし...」

拳藤「う、うん...」

拳藤(あんまり..仲良くないの...かな)

ギュ

拳藤「!!?どうした」

君「前見ろ」

拳藤「...!」

目の前に電柱がいきなり現れる。
ぼーっとしていて気づかなかった様だ


拳藤(も、もう少しで、顔面直撃するところだった...)

君「ぼ~っとしてたら、危ないぞ」

拳藤「あ、うん。ごめん」

君「気を付けてな」

拳藤「ほんとごめん。考え事してて..」

君「そうか、でもまぁ、前が見えなくなるくらい考え込むなよ、誰かに相談くらいしとけ」

拳藤「うん」

拳藤(なんか、前よりドライになってる気がする...)

黒霧「...彼ら..ですか?」

ステイン「ああ、わざわざ呼んで済まなかったな」

黒霧「いえ、これで此方の手助けをしてもらえるのであれば、是非ともやらせて頂きます」

ステイン「頼む」

ステイン(.....)

黒霧「では私は先に準備しておきます」

ステイン「......ああ」


病院


院長「や、久しぶりだね元気かい?」

君「ええ、シンリンカムイは?

院長(さ、サラッと流されちゃった..ま元気そうだし良いか...)


院長「○○号室だよ。今なら多分面会も大丈夫」

君「どうも」


院長(雰囲気変わったなぁ...前よりちょっとひんやりしてる気がするなぁ)


君「....」

拳藤「シンリンカムイ、今怪我してるんだよね」

君「ああ。前の事件でしくじったらしい」

君「悪い、こっからは俺一人に行かせてくれるか?」

拳藤「ん。」

君「ありがとな」

拳藤「じゃあ、私は先に外で待ってるね」

君「ああ。」


ガチャ。


シンリンカムイ「...君か」

君「ええ。俺です」

シンリンカムイ「マウントレディから聞いた、ヒーロー殺しを退けたらしいな」

君「...仲間のおかげです」

シンリンカムイ「お前のおかげでもある。良くやったな」

君「...まだ、捕えきれてないんです、良くはやってませんよ」

シンリンカムイ「手厳しいな、また沼に浸かったか?」


君「事実を述べたまでです」

シンリンカムイ「ふむ...」

君「シンリンカムイ」

シンリンカムイ「む?」

↓1 安価


1:「マウントレディから聞きました、事務所合併の件です」
2:「俺が俺の答えを見つけるまで、一人での捜索を許可させて下さい」
3:「しばらくは、休みましょう」
4:「事務所から、離れます」(他の事務所に、もしくは単独活動)
5:「友達の様子を見に行きます」
6:その他 自由行動

君「聞きましたよ、『ラーカーズ』」

シンリンカムイ「そうか」

君「どうするんですか」

シンリンカムイ「何がだ」

君「今のカムイのその状態じゃ無理だ。チームアップの話は無かったことにするんですか?」

シンリンカムイ「まさか。復帰次第協力して動く事になる」

君「事前に言っておいてほしかったです」

シンリンカムイ「すまん。その件は...まさか本当に実現するとは思っていなかったんだ」

君「え?」

シンリンカムイ「元々は酔っぱらったマウントレディの切込み話から始まったものでな...実際チームを組めば我々はこの世にもっと貢献できるのではと
         思ってな」

シンリンカムイ「エッジショットはマウントレディを引き入れる事に若干否定していたらしいが、ヒーロー殺しの件を聞いて即我に許可を申し出てくれた」

君(ヒーロー殺しの件って...昨日の話だよな?)

君「じゃあ..一日で決めたんですか..」

君(早いな...)

シンリンカムイ「そんなものだ」

シンリンカムイ「暫くは我の代わりにお前に出てもらう事になるかもな」

君「...代理なんて..出来ませんよ俺じゃ」

シンリンカムイ「自信を持てば何とかなる」

君「なりませんよ」

シンリンカムイ「...フゥ...それでも、頼む」

君「.....その時が来るまで...考えておきます」

シンリンカムイ「うむ」

シンリンカムイ「それで?何しに来た」

君「何がって...カムイの見舞いに」

シンリンカムイ「フン、冗談はいらん本題を早く言え」

君「俺だって見舞いにくらい来ますよ」

シンリンカムイ「そうだろうな。だが、用件はそれじゃないだろう」

君「本当に、ウザったらしく思われるかもしれませんけど、俺の目的についてです。整理しに来ました」

シンリンカムイ「成程。確かにな。三回目か」


君「勿論人助けをするのは当然なんですがね」

君「唯....俺はそれだけだと思ったんです」

君「ステインは”オールマイトの様な人間”だけを認める。マウントレディは”少しでも有名なヒーローに”
   皆、それなりに目的がある。目的があってそれを叶える為に色んな物と戦ってる」


君「けど...俺だけは、これと言ったものがないんです」


君「”助けられる全ての人を助けたい”これは...目的じゃないと思うんです。...これは、唯の願望で、所謂夢って奴です」


君「俺は別にオールマイトの様になりたいわけでも、誰かに憧れるヒーローになりたいわけでもない」


君「全て誰かの為で、俺の為じゃない」


シンリンカムイ「...それも、別に悪い物じゃないと思う」

シンリンカムイ「本当にそれで、全ての人を助けられたんならそれは英雄だからな」

君「..じゃあ、俺はそれでも...」

シンリンカムイ「ああ、...それでいいと思う」

シンリンカムイ(..というより他の者がそいつの夢にケチをつけられる筈があるまい)

シンリンカムイ(自分の目的は、自分で見つけるしかないのだ)

君「.......」

君「分かりました、それじゃあ俺はこれで」

シンリンカムイ「うむ。元気でな」

君「そちらこそ」

バタン

君「....居ない。」

君(...もう帰ったか?)

君「何処に...!!!?」


足元に小さな黒穴が現れる


君(黒霧...!!?)

そこから一つの手紙が出て来た。


君「手紙...?」


ヒーロー殺し。
 君。黒霧の個性で此方へ来い。そこな少女は既に我らが捕まえた返してほしくば大人しく命令に従う事だ
 俺はここで決着を着ける。


君「成程な...」

君「.......」

君「分かった...ステイン...」

そう呟くと君より一回り大きいワープホールが出来る。


君(一佳が捕まってる以上行くしかあるまい)

スッ。

ズゥゥオオオン。

一幕のワープホールが残光を残して消える。



第一節  ~ 決別の鬨 ~



君「...!」


目を開けると、そこは何処か場所も憶測付かない城の廃墟の様な場所だった


君(何処だ...ここ...)


「来たか」


君「!」


ステイン「随分と遅かったな」

君「...ステイン」

君「話は後だ、一佳を返せ」

ステイン「俺を倒せば、彼女はくれてやる」

君「何処にやった..!」

ステイン「あちらの部屋に気絶したまま監禁している」

君「...ぐ...」

君(やるしか...ない..のか)


ステイン「俺たちの邪魔をする者はもう何処にも居ない。という訳だ」

君「......」


ステイン「諦めろ、俺との決着を付けに来い。そう綴った筈だ」

君「...手紙」

ステイン「そうだ。このままでは俺の仕事に支障が出る」

君「....」

ステイン「お前もそうだろう?感じなかったか、不快感を」

君「..ああ。感じてたよ」

ステイン「そうだろう、そうだろうな。俺は...このままじゃ何も出来ない何をしても制度が落ちる。」


ステイン「俺はこの一戦で...答えを得る」

君「俺を...殺して...何の答えが分かるって言うんだ」

ステイン「それはやらねば分からん。唯この拭えない不快感は間違いなくお前によって植え付けられたものだ
     これを扶植しなければならない。俺は...そうでなければ何も出来ない」

ステイン「お前にしてもそうだ、いつまでもその負の感覚を抱いていては行動に支障が出る。違うか?」

君「....」

ステイン「お前は..何故ヒーローをやっている」

君「俺は...俺の知り得る人を守る為に...俺の前で誰も涙を流さないために...ヒーローに...なる...」

ステイン「.....」


ステイン「俺は、違う。唯、唯ヒーローに憧れた」

ステイン「唯、実際のヒーローを知って失望した」

ステイン「お前の憧れるヒーローと実在する者は違う」

ステイン「ヒーローは根本的に腐敗している。お前も理解しているだろう」


ステイン「英雄回帰。俺の掲げていた思想そのものだ。だが...それすら本物じゃなかった
     ...正しいヒーローなんて何処にも居なかったのだ」

ステイン「オールマイトすらもうこの世には居ない。今のこの世は間違いで満たされている
     もう、誰も居ないんだよ本物のヒーローが。」

君「なら、それこそお前が本物のヒーローになって..社会の見本に...!」

ステイン「無理なんだよ、同じ光側からじゃ」

君「...!」

ステイン「俺がどれだけ語り掛けたと思ってる?お前は言ったな、俺はもっと別のやるべき方法があった。もっと別の方法で主張するべきだったと」

君「...ああ」

ステイン「言ったさ!それこそ数年に掛けて!!」


ステイン「だがな、言葉じゃ人は変わらない!だから俺は人々の裏側から、力を証明してみせた!!」

ステイン「結果...少しの同意と犯罪発生数が多少減少しただけだ」

ステイン「それで?他にどうすればいい?」

ステイン「この世は腐っている!オールマイトという良い見本が居ながら誰一人として自己犠牲心を持たなかった!
     彼が己を犠牲にしてくれるから構わない、彼が居るから俺たちは周りで人気になってお金を貰おう。」

ステイン「今のヒーローは唯、超能力を持った芸能人に過ぎん道化極まった馬鹿の集まりだ」

ステイン「だから俺は現に排斥された」


ステイン「俺が子供の時から何一つ変わらない。自己犠牲を語っても馬鹿にされるだけだ」

ステイン「お前も...変わらない..。と思っていた」

君「....」

ステイン「なのに..お前は、あの場に訪れた」

ステイン「俺が隙を与えた数分で仲間を引き連れてあの場に来た」


ステイン「俺の強さはとっくに知っていた筈なのに...お前は俺とぶつかった」

ステイン「何故だ?」

君「それは...助けて欲しいって言われたからだ」

ステイン「....」

君「俺は、俺の手で助けられるなら、助けたい。だから助けに行っただけだ」

ステイン「.......」

君「お前が迷って矛盾を発してる事は分かってるよな。でも...今までのお前でも正しかった事だってあるんだよ」

君「お前の事を、職場体験の後、調べたよ」

ステイン「....」

君「それを見る限り...オールマイト引退前のヒーローたちの平和ボケした奴らへのショック療法になっていたのは事実なんだ」


君「でも、お前はそれを続けてしまった...独り善がりの独善的主張を押し通して歪んだ思想で人間を採点し続けた」

君「その思想が本来大事な、そのヒーローにとっての本質そのものなのに」

君「お前は、自分の固定概念でヒーローを採点した、100点以外は全て切り捨てた」

君「そして、自分の都合の悪い物は見ずに、邪魔な者だけ殺して、殺して、殺し続けた」

君「何度も、何度も、何度も、繰り返し続けた」

君「でも....」

ステイン「キリが無かった...」

君「それでお前は悟ったんだよ、お前の抱いた物は都合の良い理想論だと」

君「気づいてるんじゃないのか?自分の思想は本来間違いなんだって」

君「ステイン。お前は自分の理想に裏切られて、信じた筈の理想を破り、道を見失っただけじゃないのか」

君「そうじゃなきゃ、ヒーローを正そうなんて思わない」


ステイン「...は、...」

ステイン「ははは、はははは!!!」

ステイン「これは傑作だ、君ぃ...ハァ...理想に裏切られた?だから道を見失った?それは違う」

ステイン「俺は、唯、俺の思想を今も押し付けているだけ。そうだろ?見失って等いない」

ステイン「ただ...俺は俺の願いをただの一度も叶えられなかっただけだ」

ステイン「俺のお陰で変わった、良い方向へ進んだヒーローなんて今の世に一人も居ない。」


ステイン「....無力だった頃の俺と何が違う」


君「それに気づいたなら、他の方法を探すべきだった」

ステイン「もう遅い。既に血は染めた。しかし後悔はしておらん....誰かが血は染めねばならぬ」

ステイン「もし俺の理想が現実になる方法があるのなら、それがどれだけ血に染まる事でもやってやる」


ステイン「その為にも...」


ステイン「俺はお前を―――排除せねばならん」

君「ステイン...後悔してないって言ったけど..それは、嘘だろ」

ステイン「....」

君「別の方法を見つけられなかったから、それで納得してるだけじゃないのか」

ステイン「...どうした、それが」

君「...」

君「俺は、どんなことになっても、後悔だけはしない」

ステイン「好きにすればいい。だがお前も、本物のヒーローならば、いずれ俺の思考に追いつく時が来る」

君「そんなもの、無い」

ステイン「そうだな、ここで逃げなければ、それが来ることもない」

ステイン「黒霧。」


ズズズ....

黒霧「なんでしょうか」


ステイン「ここに縛っておけ、逃がす可能性がある」

黒霧「...分かりました」

ステイン「...ふん」


君「...一佳を..」

ステイン「動くな、今動けば殺す」

君「...くそ...」


一佳「」

ステイン「一佳、と言ったな、せいぜい、最後くらいは此奴に看取られると良い」

ステイン「起きろ、女」ドスッ

一佳「ぅ....ぅ、うん...ん..き、君..!」

君「一佳。すぐに助けるそれまで待っててくれ」

ステイン「黒霧。用済みだ消えろ」

黒霧「はい」 シュウゥゥ...


ステイン「...助けも呼ばずに、ここに来た。....その事実だけは認めてやる」

君「..これは、俺がするべき闘いだからだ」

ステイン「そうか」

ステイン「...俺の技術について来られるか?僅かでも劣れば、お前の死は目前だ」


一歩一歩、確実に階段を下り、こちらへ近づいてくる。


君「...解放」


ステイン「―――っは!!」

キィィイン!!

君「!!」


一つの剣戟と共に、死合の舞台が切って落とされた。

今日はここまで

君「...ぐ...っぅ..!!」キュイイイイイィィイイン

ステイン「ぬ、ぅぅ...」


ステイン(圧縮された水がここまで威力を持つか...)


君(薙ぎや払いの時は間に合わないけど..鍔迫り合い中なら、圧縮すれば刃毀れを起こせる..!)


ステイン「無数の刀すべてにそうやって刃毀れを起こすつもりか?」

君「...」カチャリ

ステイン「..ふん、俺の刀を使うのは勝手だが、貴様に使いこなせるのか?」

君(使った事なんてある訳ないが...やるしかない...!)

君「...」スッ

ステイン「型すらままならぬ小童が、....良いだろう、少しでも俺に抵抗してみろ」

君(来る!!)

君の 剣才は...?


直下コンマ

 
00、99ゾロ  誰にもたどり着けない剣豪
90~99orゾロ 複無にも抵抗出来るレベル
80~89    ステインと均衡を保てるレベルの技術
20~79    格下。追いつくのは至難
 6~19    殺陣では一切勝てない
 1~5     才能0.技術能無し

君「ハァアア!!!」

キン!!

ステイン「...」

君「ぉおおお!!!」


一振り、二撃、振り下ろす。
すべてが空回りに終わる


君「...く..!」

ステイン「....」

君「まだ、まだぁああ!!!」


力の限り刀を振り続ける。

途中からは全て片方の刀で完璧に攻撃を防がれていたが、構わず振り続けた。


君「お、お、おおおおぉおお!!」

ステイン「軽い」

ズバッ

君「がは..!」


ステイン「一撃に重みがあるなら、その馬鹿げた一振りもまだ救いが有ったろうに...ハァ...諦めろ」

君「ぐ、ぅ、お...」


ステイン「じゃあな」


ブン!!!

殺人に特化した、怖ろしく速い一振り。

水を使い、ギリギリで躱す


君(馬鹿正直に同じ土俵で戦うべきでは...無いか..!)

君「ぐ...痛..」


ステイン「....個性を使ったな」

君「...」

ステイン「中途半端な奴だ。やはりお前には才能の欠片も無い」

君「....」ギュ

君(あれだけ受けたのに、なんで、刃毀れ一つ起こしてない...)

ステイン「そこで意気消沈するとはな。身も心も筋金入りの偽善者だな」

君(まずは..この状況をどうにかしないと...俺も死んでしまう...!)

君(少しでも離れて..遠距離から...)

ドクドク...

君(この程度の出血なら大丈夫だ..舐められる心配もない)

君「意気消沈なんてしてない...」

ステイン「そうか、ではさっさと――!」シュ。

右手のナイフを投げる。ギリギリ躱されるが
言葉を遮り、頬を掠らせる事は出来た

君「...?なんだよ、さっさと、なんだって?」

ステイン「は、そうか、この贋物が!!」


君(これで、間違いなくこっちにだけ意識を傾ける筈だけど...問題は...)

此奴を...

直下安価

√1 ステインを倒す
   相手の力が弱体化しますがステインはこれから先共闘になる事はありません

√2 ステインを説得する
   説得する為に、最初の第一戦闘を行う。(本来の実力のステインと戦闘)第一戦闘に勝利し、第二戦闘でも勝利すれば説得可能

√3 複無参戦。
   ステインとの戦闘勝利時確定でステインを君が殺す事になります

何個か、分かりづらい効果を修正しました。
これからは多分変動ないと思う。あとバランスも調節しました


君『個性――水操作』

  
体力 146/146 
体140  
知97

技125
心110
 



(レンジ:至近距離~遠距離) 
・超回復肉質   :一回の戦闘終了後 体力全回復
・高知能     :相手の弱点を探る時 補正+50が付与される
・屈さぬ精神   :2回やられても復活する。
・バトルワイドレンジ :至近距離戦のみ、ターン終了後毎回30のダメージを与える       
・アブソルトプロベント:80以上のダメージを80に軽減する
・軽量コスチューム  :特殊行動時補正が付与される(自由安価時)

☆未だ脆き水白亜   :コンマ判定を二回行う。8ターン後戦闘不能   
★水圧弾       :技+二回のコンマ判定で相手の技+コンマ判定に勝利時相手に60の固定ダメージ  
★暴水渦斬  :敵に43の固定ダメージ。後に自分に50の固定ダメージ  (連続で使用した場合自分へのダメージ+20つまり70になる)

★ジェットブーツ   :コンマ判定時 体力を消費してコンマ判定に体力宣言数値を増加出来る、戦闘時確定で逃げられる
★水菊熱刃      :剣戟専用レンジになり、剣才に+補正が入る


ステイン  

体力 100/100
体150
知50
技150
心100



(レンジ:至近距離~近距離)
・殺人術    :至近距離時、個性を発動する
・個性凝血   :心vs心。至近距離戦闘時勝利した時、判定を行い勝てば相手の行動を止められる



HINT この一戦が終われば超回復肉質が発動するので、どんどんリスクの高い技を使用して速攻で倒しに行こう

君(出来る事なら、改心したい..)

君(けど、こっちが後手なままじゃ出来る訳がない!..まずは..俺が奴を超える!!)


ステイン「ハァ....あの時の、借りは返してやる!!」

君「こっちの台詞だ!!!」

どの距離で戦いますか?

直下安価


>レンジ の方針パターン

1:至近距離 体+コンマで対決..与ダメージ及び被ダメージ二倍 
2:近距離  体+心+コンマで対決..通常戦闘          
3:中距離  技+心+コンマで対決..与ダメージ及び被ダメージ二分の一

4:遠距離  知+コンマ対決..通常戦闘
5:剣戟へ  君の剣才 59(水菊補正値+50)+コンマvs ステインの殺人術(85)+コンマで戦う

>近距離戦ステータス




君『個性――水操作』

  
体力 146/146 
体140  
心110

 

 
・超回復肉質   :一回の戦闘終了後 体力全回復
・屈さぬ精神   :2回やられても復活する。       
・アブソルトプロベント:80以上のダメージを80に軽減する
・軽量コスチューム  :特殊行動時補正が付与される(自由安価時)

☆未だ脆き水白亜   :コンマ判定を二回行う。8ターン後戦闘不能   
 
★暴水渦斬  :敵に43の固定ダメージ。後に自分に50の固定ダメージ  (連続で使用した場合自分へのダメージ+20つまり70になる)

★ジェットブーツ   :コンマ判定時 体力を消費してコンマ判定に体力宣言数値を増加出来る、戦闘時確定で逃げられる
★水菊熱刃      :剣戟専用レンジになり、剣才に+補正が入る


ステイン  

体力 100/100
体150
心100

君(上手く動きを見て、距離を取り続けるしかないか...!)

ステイン「シェア!!」

ビュン!!

タタン!!

君に先回りしてナイフが刺さる

君「く..」

君(ここは既に彼奴の範囲って事か...)


さほど、距離をおくことは出来なかったが、やるしかない。確固たる目で相手を見据える


ステイン「諦めたか、」

君「笑わせるな!!」

君(一発一発避けて、ぶち込む!!)

ステイン  GMコンマ  250


君    直下コンマ&安価  250
      

通常判定の場合数字は書き込まなくて良いです

1:暴水渦斬
2:ジェットブーツ(消費体力を宣言)
3:水菊熱波


+水白亜状態の判定 下2コンマ判定

君 250+85+81+20=436

ステイン 265


>第一戦闘終了します。
>第二戦闘時は体力がまた全回復します

説得可能になり、ステインの迷いが消えました



ステイン「ぬぅ!ふっ!」


至近距離ではまず捕らえられぬ速度の刀。

近距離で辛うじて避ける。

君(ここだ...!!)


個性の出力を感知して、ジェットブーツの出力も上がる。

その出力は一瞬で出すには、些か威力が高すぎた。


君「―――!!!」


気づいた時にはステインの眼前に、両足が向いていた。

そのまま勢いを落とす事無く、振りぬく


ステイン「――――っぅぉっか....!!」


こちらも認識出来なかった速度。流石のステインも捕捉出来ずにまともに受け吹っ飛ぶ。


君「ぐっぅ...!..」ゴロゴロ


君も勢いを殺し切れずに受け身に失敗する


君「ハッ...ハッ...」

君「効いた..みたいだな...」


ステイン「...ハァ...馬鹿な...何故だ、...なんだ今のは....」

君「馬鹿も何もねえよ...」

君「...俺が、自傷覚悟で攻撃すればお前を負傷させる事だって出来る。それだけだ」


ステイン「ば、かな...馬鹿な...!」


君「.....ステイン。もう、止めるんだ」

ステイン「....何」

君「動きに迷いが出てる。あの時のお前なら、きっと避けていた筈なのに、今のお前は受け身を取る事も出来ずに倒れ込んだ」

君「もう分からなくなってるんじゃないのか...自分がやっている事、自分のするべき事を」

ステイン「..変わらない、俺のやるべき事は....紛い物の淘汰、それだけだ」



子供の頃から、ずっと憧れていたんだ。オールマイトに。

ただひたすらに、惹かれていた。彼の全てに。彼の様になりたかった

だが、現実はそうではない


敵向き個性だと罵られ、醜い生徒共の私情、争いを見せられ、ヒーローに近づくための活動なんて何一つしない。

これが俺たちの成るヒーローだった。唯の遊戯に過ぎなかった

けれど、だからより一層彼の力に溺れて行った。彼に自分の全てを捧げられる程彼に憧れた。


だから学び舎を抜けて、他の人の目を醒まそうとした。
足の引っ張り合いを辞めて、オールマイトについて行くべきだ。彼に倣うべきで、彼になるべきだ。と。

”原点回帰”などと呼ばれ、誰一人俺の言葉は認識しない、戯言、雑音として右耳から左耳へと即座に流していく


だから俺は......


ステイン(だから...なんだ...?)


だから...。だから?


ステイン(...そうだ、だから俺は....直接彼らに教える事にした)


その為に、数年間並のヒーローには負けぬように独学で力を付け続けた

今の俺がこうなってる様に、馬鹿どもの溜まり場である学び舎を抜け、確固たる意志で、地力で力を付ける方がより早く強くなれると知った

それを、気づかない間抜け共に実力で知らしめた。


ステイン(それでも...誰一人として付いてくるものは居なかった。この世は唯オールマイトという神に縋っているだけだ)


事実。今犯罪率は増幅し続けている、対応出来なくなっている。

きっと近いうちヒーロー社会は崩れる


ステイン「俺は....俺は...」

ステイン「.....」



ステイン「俺は、彼こそが英雄だと訴え続けた」

君「....」

ステイン「.....」

君「お前が、今まで一回でも、ヒーローとしての行動をしたことはあったか..?」

ステイン「俺の...理想は....」

ステイン(誰かの為になると、信じ続けて来た俺の理想は....)

ステイン「俺は、...オールマイトに憧れた。」

君「なら...」

ステイン「だが現実を突きつけられた。彼の様な人間は、唯の人間じゃ成りえない」

ステイン「ましてや、危険の少ない輪で囲んで、本気で目指すものを虐げる奴等が居る場所で育つはずもない」

ステイン「だから俺は早々に諦めた。俺ではヒーローには成れん。そうだ...だから訴えた」

ステイン「だが、誰もが諦めていた。俺と同じだったんだ。誰も俺の意見に同調しなかった」

ステイン「『ヒーロー』にはなりたい。だが”オールマイト”にはなれない。」

ステイン「なんだこの茶番は?この世は、いつからそんなに甘くなった?」


ステイン「だから、俺はヒーローと嘯く紛い物を粛清し始めた」

ステイン「元からオールマイトに成れないと思っている奴に、ヒーローを名乗る資格等ある筈もないのだ」

ステイン「彼こそが、現代のヒーローそのもの。だが、だから崇めるというのはそれこそ馬鹿げた話だ」

ステイン「ヒーローは皆そうあらねばならないだろうが!!」


ステイン「それがどうだ!!?馬鹿どもは芽を摘み、輪から外し、堕落し、惰性を貪る!!
               今のヒーローだって...何一つ変わらないじゃないか!!」

ステイン「仕事ヒーロー..だと!!そんなもの辞めてしまえ!!」

ステイン「正義とは秩序を示すものだ!!!そんな遊戯がしたいなら、勝手に何処か別の遠い場所でやれ!!!」

ステイン「馬鹿どもがヒーローの価値観を勝手に蹴落とす!!誰でもなれる者だと思い込んでしまう!!」

ステイン「駄目なのだ!!それでは..現実を見れていない馬鹿が増えて、無駄死にするだけだ!!」


ステイン「だからこその今の世だ!!今の世界がそれを如実に表している!!何故気づかない!?」



ステイン「俺はそんな物絶対に許さない!醜悪な英雄はこの世にいらない!!」


君「...」


唖然とした。だって、彼は彼なりの理念がちゃんとあったのだ。ただその理想を誰とも分かち合えなかったから、歪んでしまった。

彼の理想理念は。
余りにも罪深いその理念は。

ただ偏に間違いだなんて言える訳もない。

ただ....

ただ、裏だけ、ヒーローの裏を見続けてしまっていた。


俺と違った。俺は雄英高校の生徒、先生と出会う事で、正しく、ヒーローの在り方を信じられて、綺麗だと感じられた。
けど彼は違った。きっと、人間の欲が深く出た場所に出くわしてしまったのだろう

事実、彼の言う事を理解してしまえる自分が居る。

それを理解できるのは、やはり、自分が恵まれて、助けられてきたからだ


君「ステイン...お前は...恵まれなかったんだ...」

ステイン「黙れ!言われずとも分かっている!!俺は、生まれた場所も境遇も、全て恵まれなかった」

君「違う」

ステイン「...?」

君「お前は、人に恵まれなかった」


俺は、沢山の奇跡に出会えた。以前の俺なら為し得なかった奇跡と呼ぶにふさわしい軌跡。


シンリンカムイがその鍵を開けたと同時に、たくさんの光が俺の胸を埋め尽くしてくれた

皆の善性が俺を光に引っ張ってくれた。ヒーローの表を、美しさを、たくさん教えてくれた


君「過程は違えど、俺も仲間に、出会った全ての人にもし会えていなかったなら、きっとお前の様に、闇に堕ちていた」

ステイン「...」

君「でも、知ったから、ヒーローの、魅力に」


君「だから俺も...彼らの様になりたいと思えたんだ」


ステイン「.....」

最初の説得。


直下コンマ

99or00 対話開始。
1~98 納得不可。君を排除する。

君「俺の生き方を、お前が間違いだと罵るならば、好きにしろ」

君「ただ、俺のこの思いは、決して間違いじゃない」

君「だから俺は、俺の思いを信じる。大切にする」

君「ヒーローになれる自分を...信じてみたい」

ステイン「信じる...?だと、?」

ステイン「それこそ馬鹿げた話だ、愚かだと一蹴されても仕方ない馬鹿だ!」

君「...」

ステイン「....」

ステイン(此奴...)

ステイン「本気で...自分は、ヒーローになれると、信じているのか...?」

君「ああ」

ステイン「無理だ。彼もずっとは続けられなかった。人間には限界があるんだ!」

君「もう、認めてるじゃないか、お前」

ステイン「...!」


君「限界があるって、仕方のない事だって」

君「でもな、自分の思いを、自分が信じないで誰が信じるんだよ」

君「仲間か?家族か?違う、実現させるのは誰でもない俺たち自身だ。自分の手で自分の夢は叶えるんだよ」

君「最初っからオールマイトには届かないなんて決めつけてんじゃねえ!お前は、唯、口だけで、最後まで諦めずに頑張ろうとしなかった
   信念だ何だと言っておいて結局自分が一番諦めてて、その癖他人にはエゴを押し付ける!」

君「俺は、そんなお前を認めてた、お前を正しいと認識してしまっていた俺の心が甘かった」

ステイン「...何?」

君「お前のそれは唯、裏の面だけ、ただ正しいだけのものだ。俺にはそんな物いらない」


君「俺はヒーローになる」


君「...もしお前が、それでもまだ心の何処かで諦めてないのであれば...尚更..負けられない」

君「俺は、お前にだけは負けちゃいけない」

      自分自身
君「お前を、ステインを打ち負かす!!」


ステイン「....そうか」


ステイン「俺は、未だ諦めて等おらん。お前が俺の邪魔をするというのなら、俺もお前を排除する!今は唯、その一点にだけ集中する!!」


ステイン「お前という悪を――俺の手で葬り去ってやる!!」



今日はここまで。


拳藤(なんで..君と、ヒーロー殺しが...)

拳藤(す、凄い喧嘩してるし...そ、そうだ、病院前で待ってたら急に意識が無くなって...)ガチャガチャ


拳藤(う、動けない)

拳藤(手首を占められてるから..でっかくしても壊せないし..どうしよう)

拳藤(...今は見守るしかないか)



君「俺が悪か..お前から見たらそうなのかもな...」

ステイン「―――ぉお!」

ブン!!

先の戦いよりも数段力の入った一撃。


君(荒くはなったけど..俺が非力な分厄介になったな)

ステイン「ハァアアあ!!!!」

君「ぐ!!」

スカッ、ビュン、と外しても風が此方に舞うほどの速度で刀を振って来る


君(もう怪我はほとんど痛まない、こっちも負けられない!!)


君「は!」

ステイン「せい!!」

キィイン!!バチチチチ!!

火花散る鍔迫り合い。


ステイン(此奴...先よりも刃の制度が...!)

君「ぉ、ぉぉおおおおお!!」

ステイン「ぐ、ぐぬぬ...!」

君(さっきから、ステインは変に力が入ってる!今だけなら...冷静さを失くした今なら俺の方が上手かもしれない!!)


君の攻撃が成功するたびに、対話判定が入ります(徐々に緩くなる)
ステインの体力が0になると説得は不可能です




君(今の精神が不安定なうちに...一気に畳みかける!!)

君(余り体を酷使しないようにギリギリ調節しながら...とりあえず今は優勢になれればいい!!)




>近距離戦ステータス が再び更新されました




君『個性――水操作』

  
体力 146/146 
体140  
心110

 

 
・超回復肉質   :一回の戦闘終了後 体力全回復
・屈さぬ精神   :2回やられても復活する。       
・アブソルトプロベント:80以上のダメージを80に軽減する
・軽量コスチューム  :特殊行動時補正が付与される(自由安価時)
☆未だ脆き水白亜   :コンマ判定を二回行う。残り7ターン経過で戦闘不能

★暴水渦斬  :敵に43の固定ダメージ。後に自分に50の固定ダメージ  (連続で使用した場合自分へのダメージ+20つまり70になる)
★ジェットブーツ   :コンマ判定時 体力を消費してコンマ判定に体力宣言数値を増加出来る、戦闘時確定で逃げられる
★水菊熱刃      :剣戟専用レンジになり、剣才に+補正が入る (剣才 80)


ステイン  

体力 100/100
体184
心60

剣才 75


GM コンマ : ステイン

直下コンマ&安価 : 君


1:暴水渦斬
2:ジェットブーツ(消費する体力を宣言して下さい)
3:水菊熱波


直下コンマ 秒数 :未だ脆き水白亜の判定値

第一剣戟!!

君 80+17+83=180


ステイン 75+95=170

ステインに10のダメージ!



君「ぅ、ぐ、くく...!」

ステイン「な、...に、ぃ!!?」

ステイン(この俺が...どうして、此奴に...追いつかれねばならん..!)

君「ぉぉ、おおおお!!」


両手に束ねる剣を薙ぎ、ステインの両手に持つ刃を退けた。


君(―――取った!!)

ステイン「―――ちぃ!!」パシィ!

君(!!!?)

忘れていた。
こいつは前回リストバンドから小刀を引き出したのだ。

君「でも!!」


首を捻りスレスレで避ける。


ステイン「な!?」

君「こっちも、それで劣勢にはならねえ!!」

ズバッ!!


縦に一閃、右手に握る刀でステインを切り裂く。


ステイン「がぁあ!...く!」


君(応えてない...浅かったか...!)


君「もう、止めるんだこんな事、今の一撃で結果は見えただろ」

君「俺を悪とみなしても、何も変わらない」

ステイン「く...」

君「お前が俺をどれだけ嫌ってても関係ない」

君「俺はヒーローになって、お前はヴィランとして生涯を迎えるだけだ」

君「今のままだったらな」



君「.....」



沢山の事を体験して来てる。彼は俺より数倍上手だ。

ただ迷い、低迷してるから動きが鈍り今の俺が少しだけ前に立ってるだけだ

彼が迷いを不食すれば俺は途端に負けるだろう

彼は...それだけ多くの物を見て来た、事実彼の言い分は、ほとんどが正しかった.....


けれど......


ステイン「.....」



俺と違う側面のヒーローの姿だけを見て生きてここまで来た子供だ。
だが、それは所詮裏の暗闇で全てが塗りつぶされる

それをこの目で見て来た。だからこそ、俺は偽善を見て憧れる人間をこそ排斥しなければならない


ステイン「お前は、そもそも本当にヒーローになりたいと思っているのか?」

君「っ...何を今更...俺は絶対になるんだよ」

ステイン「その通りだ。それしか、自分の生きる道が無かったからな」

君「....何...を」

ステイン「敵である親を捕まえられ、お前の両親共々施設に送られた。であれば、お前が続けて敵になるにはいくまい」

ステイン「お前は生き残る為に残された選択肢が、ヒーローという道だけだった」


ステイン「本気で目指したわけではない。お前がヒーローだと?笑わせるな、美しいだと?嘘を付け。」


ステイン「自分から零れ落ちた気持ちなんて、これっぽっちも無い」

君「違う..」

ステイン「では、今のお前の目的を話してみろ」

君「....」

ステイン「無いのではないか?それはそうだ、所詮は贋物だ。何を救うべきかも分からないのに、唯美しいから助ける」

ステイン「これを偽善と言わず、―――何という!!?」

ステイン「お前の内から出たそれは、決してお前から生まれた物ではない!!」


君「......」


多くの正しい物を見て、変えようとして全てを失った男の言葉。
それが、そうだと認める訳にはいかなかった。

しかし、やはり、彼には未だ何か、大切な、言葉では言い表せない何かを失くしてしまっている様な気がした


君(それが、見つけられるまでは...俺も折れる訳にはいかないんだよ...)


お前を助けられる、その本質がそれなんだ。


君(明確な根拠は無いけど、それが...その大切な何かが、彼を救う鍵に他ならない)


ステイン「ならば、俺は!!やはりお前を粛清する!!」

第 二節  ~ 答え ~


君(すべてに絶望して変わってしまった悲劇の男)

君「何かが、何かが...違う」

君(その目の奥に映ってる何かが...それを思い出せば...)


ステイン「いいや、何も違わない。俺は、間違いではない。お前の間違いを正し続ける」

君「....」

ステイン「下らんお前の遊戯を、俺が...お前の愚昧極まる思いも間違いも全て千切る!!」

君「斬らせない!」


ステイン「違う!何故間違いに気づかない!?、お前のその思いは、絶対に両立しない!!」

ステイン「正しい選択を、考えを求めれば求める程、この世の矛盾に振り回され続ける!!」


ステイン「それが認められないなら、死ね、ここでお前の思いごと、何も為し得ないまま死ね」

ステイン「そうだ...そうなれば、俺のしてきた事にも少しは意味が出来る」


君「お前の思いも...俺自身の思いも...斬らせない!!」


ステイン「死ねえええええ!!!!」

第二剣戟! (第二剣戟で一回の戦闘勝利判定です。二回目が負けても一回目に勝てば判定は厳しくとも対話は出来ます)


GM コンマ :ステイン

直下コンマ :ステイン

直下秒数  :水白亜数値 判定

>クリティカル

クリティカル=ゾロ目判定(判定値は100)+もう一回の追加判定でダメージ値は二倍となる  ※00、99の場合のみ

11~88のゾロ目  判定値が100に、負けてもダメージは受けない

こっちの方が良いと判断したんでこっちで宜しく


直下コンマは君のでした...



BGM: https://www.youtube.com/watch?v=eXq8wn1HF5E


ステイン 342

君    399

ダメージ ステインに57のダメージ



君『個性――水操作』

  
体力 146/146 
体140  
心110

 

 
・超回復肉質   :一回の戦闘終了後 体力全回復
・屈さぬ精神   :2回やられても復活する。       
・アブソルトプロベント:80以上のダメージを80に軽減する
・軽量コスチューム  :特殊行動時補正が付与される(自由安価時)
☆未だ脆き水白亜   :コンマ判定を二回行う。残り6ターン経過で戦闘不能

★暴水渦斬  :敵に43の固定ダメージ。後に自分に50の固定ダメージ  (連続で使用した場合自分へのダメージ+20つまり70になる)
★ジェットブーツ   :コンマ判定時 体力を消費してコンマ判定に体力宣言数値を増加出来る、戦闘時確定で逃げられる
★水菊熱刃      :剣戟専用レンジになり、剣才に+補正が入る (剣才 80)


ステイン  

体力 43/100
体184
心60

剣才 75


殺陣だから剣才判定でした...

君  229

ステイン  173

ダメージ   56

ステイン  

体力 44/100


キィイン!!

強引に押し付ける刃が砕ける。

ステイン「ハァ....たかが、一本くれてやる!!」

君「ぐ...!!」

ステイン「死ねぇえええ!!!」


折れた刃を、きつく握りしめる。そんな事をすれば自分の手が血だらけになるが、今の彼はそんなどうでもいい事気にも留めなかった


君「ぐ...!」


パリン。

ステイン「!!」


水圧で君の視線先から生まれた水の圧ブレスで刀の刃区が貫通する。

ステイン「まだ、まだぁある!!!!」

君「無い」ドスッ

ステイン「が...!」

君「貴方がさっき捨てた小刀だ」

ステイン「ぁ...ぁ、かはっ..!」


君「これを躱せない貴方には負けない」

ステイン「ふ..ふざ、ふざけるな..!」ボタボタ..


君「もう動かないでそれ以上は..」

ステイン「黙れ!俺にっぃ...命令、するな!!」


君「どうして分からないんですか!!!!!」


ステイン「――――!!!!」

君「..ハァ...ハァ...」

君「もう、これ以上貴方の心を傷付かせないぞ...」

ステイン「血迷い事ばかりを...」





次、説得コンマ判定入ります



君「貴方は、本当は分かってる、心の奥底で、今のままじゃどうしようもない事も」

君「そして、何か忘れてしまった、俺にあって貴方に無い物も...貴方なら、他でもない貴方自身なら..分かってるはずなんだ」


ステイン「...黙れ」


君「見たくない物を、世の為に見続けて、見えていた物まで見失った」

君「貴方は」


優しすぎた。


君「自分の夢を捨てて、他の人に憧れを託したんだ。それが、貴方は愚か、後悔してると言ったんだ」

君「それこそが、貴方の馬鹿げた話なんだ。貴方の、その誰かの為に、世に尽くそうとした、誰よりも貢献”しようと”した心だけは間違いじゃなかったのに」

君「どこかで、大切な物を忘れて、行動を誤った」


ステイン「....」

君「貴方は、これまで多くの物を失ってきたように見える」

ステイン「違う...俺は不器用だったから...」


お前の言う通り、俺の唯一の善心ともいえる、大切な何かを、これ以上捨てない様にしたかっただけだ。
何も失ってなどいない....

ああ、...いや違う、確かに一つ、失ったものはある...



直下コンマ(失敗すればステインが更に強くなります)


 61~99  対話開始
  1~60  更に迷いを深めるばかり

全ての数字ゾロ目は対話に入れます

君「不器用だから、は理由にならない。不器用だから誰を攻撃しても良い訳じゃない、皆、悩みを抱えてる」



君「それでも、その人にとっての大切な物の為に、今日を生きて、明日をまた歩もうとしてるんだ」

君「貴方は、誰かの為に体を酷使し過ぎた」

君「自分にとっての体じゃなくなったから、貴方は費やした夢を、現実を知って潰された」


君「次は何を求める?己を求められない、誰かも求められない」


君「だから、奪ってしまった」

  ヒーロー     ヴィラン
君「太陽を失って、 月 を追い求めた」


君「そんな物、認められるわけがないんだ、」


君「どうして...貴方は....そんなに、誰かの為に闘えるのに...」

君「なんでだ...なんで...自分の為には...闘えないんですか...?」


今思えば。


俺の全てはからっぽだ。


何だったのだ、俺のこれまでは。

 今まで精いっぱい拾い集めてたものが全て、手のひらから綺麗に落ちて行った、全て。

何もなくなったから、刃を握った。

 必死で落としたものをまた広い探した、他人を蹴落とす形で。

必死で集め彷徨った俺の夢は....


君「太陽を失くした貴方の瞳は、もう一生光らない。
  もう、何処かも定まらない、何処にも、何もない場所に求めても無い物を探していく」

君「それじゃあ...駄目だ...」

君「貴方が無くした物が何か...分かりましたか」


ステイン「それすらも...もう...分からない」

君「貴方が、初めに、ヒーローに憧れたときを、思い出して」


君「馴れ合いでもない、貴方が、本当に、一番最初にヒーローになりたいと思った時を、振り返れ」

ステイン「.....」

俺は、....初めは...

ステイン「俺が忘れた物は...」

君「それは....」

君「...俺の始まりは...願いだったよ」

君「誰の為でもない、紛れもなく自分の為に、自分はヒーローになりたいと思った」


君「俺の地獄を変えてくれた、光、そしてそれの美しさ。.....いや、もっと単純だろ?」

ステイン「ただ...お前は...」

君「ああ...俺は、ただ、ヒーローがカッコよくて、俺もそうなりたいと願ったんだ」

君「貴方も、同じだろう」

ステイン「.....ああ」


君「誰かの為になりたかったのに、結局全てをこぼれ落としてしまった男の...果たされなかった願いだ」

君「貴方の、....果たされなかった願いだ」


ステイン「....」


君「..ステイン」


君「だから、俺は、ヒーローになる」

君「お前が、幾ら考えても思い出せなかった、本当に大切な、人間の原動力を、俺は捨てられない」


ステイン「偽善...」

君「かもな。でも、それが偽善かどうかは、死んでそいつの人間性が出るまでは分からない、だったら俺は」


君「俺の歩んだ道が、今までの道が、間違っていないって、信じてる」

ステイン「間違っていると、何故疑わない..」

君「言った気がするけど...まあ...」


君「....俺が信じないで、誰が信じるんだ?」

君「それにな、ステイン俺はお前がそう思ってしまったからには、お前も助けたい」

ステイン「何を言っている...」


君「お前が、元は俺と同じ事を思ってたんだ、なら、何があっても俺はヴィランになんてならない。俺は正しかったって事を、証明しないと」

君「ヒーローを、本気で信じていた、今までのお前が報われないだろ」

ステイン「...な...」

君「今のお前が立ち直れないなら、まずは一からやり直さないとな」

君「でも、誰もがオールマイトの様に、英雄であってほしいと、願ったその感情は決して間違いではないと思う」

君「だから俺の、誰もが幸せであってほしいっていう願いも、間違いじゃない筈だ。だから、どんな困難に遭う事になったとしても」

君「引き返したりなんてしない」

ステイン「そ、それでも...間違わない保証なんてない...俺の様に..何処かで堕ちる可能性だって..」

君「その時は、助けてもらう」


君「俺が道を間違ったら、必ず誰かが、俺に本来の道を教えてくれる」

ステイン「なんで...そう確証を持って言える..だって...」

俺もお前も

君「簡単な話だろ?それこそ」

君「お前が夢見てたものを本気で叶えようとしてる、そして、支えようとする馬鹿どもの集まりだぜ?」

君「でも、それが、やっぱりカッコいいし...俺は、....あの高校全ての人間を....本当に...」

君「誇りに思う」

君「だからさ、俺も皆を信じて、そして俺を信じてみる。皆に支えられる俺を、信じてみるよ」

君「だから、お前も...お前を信じてる、俺を信じてくれ」

君「俺も、お前を信じるから」


ステイン「....」

君「きっと俺もお前も、どこか間違ってると思う、けど良いんだ、だって、俺たちが願った誰かの為に、って思いが間違いなんて筈ないんだからな」

ステイン「お前は....」

君「ん?」

ステイン「とんでもない馬鹿なのだな」

君「....知らないよ、馬鹿かどうかは」

ステイン「そうか...」

君「...」

ステイン「」カチャリ

君「...お前、まだ、やる気か...」

君「来るなら、来い..何遍でも戦ってやる...」

ステイン「...ふっ!!」ブンッ!!


片手に握った剣を投げる。何をしたかと思えば、それは一佳へ向けて進む。


君「――一佳!!!」

君(水で...!いや、間に合わない..!)


それは、拳藤の行動を遮る、両手首にきつく締められる手錠をガシャンと、音立てて砕いた


君「あ...!」

ステイン「....ふん」

君「...ステイン、ありがとう」

ステイン「あそこまで言ったのだ...分かっているな」

君「ああ、俺がお前のヒーローになってみせるさ」

君「...一佳、遅くなって悪い」

拳藤「ううん、大丈夫だって信じてたし」

君「そっか...」

君「所で、ステインお前この後どうするつもりだったんだ?」

ステイン「俺がお前を処理した後...」

「速やかに貴方も処理するんですよ」


ステイン「」

ステイン「――君!!」ドン!!

君「な、」

ステイン「!!」

ステイン(ギリギリ...躱せるか..!?)

直下コンマ

70~99  全部回避して、拳藤と君も庇った
31~69  なんとか致命傷は避けたが負傷 
 1~30  ステイン戦闘不能

ステイン「ぐ...!」

グサグサグサ!!!!

ステイン「ぁが..!」ブシャアア


黒霧「困るんです、貴方ほどの方が...敵に回られると」

黒霧「だからここで、処理させてもらいますよ、そこに居る方々も含めてね」


君「ステイン...!」

ステイン「気にするな、お前らは...受けていないな」ドクドク

君「初めからこれを...!」


黒霧「いえいえ、彼がそちら側に回らなければ、こうはならなかったのですがね..」

ステイン「ぐ、ぅ...」


ステイン「き、君...そいつを連れて...ここから兎に角遠くへ逃げろ...」

君「何言ってる貴方も来るんだ」

ステイン「俺は...今こそ、お前らの為に...」

君「ならない、生きてこそだ、行くぞ」タッタッタ


黒霧「....良いでしょう、分かりました」

黒霧「構いませんよ、逃がしませんが」

ステイン「君...こうやって肩を持って行くのは...明らかに時間が掛かるぞ..」

君「分かってるけど...貴方をぶっ飛ばす訳にもいかない」

ステイン「く....」ダラダラ..


拳藤「ストップ!!」

君「!!」


彼らの前に、ブラックホールが現れる


君「敵連合か...」

ステイン「ああ、だが...」

君「?」

ステイン「何人か...精鋭は...別の場所だと聞いた」

君「..そう、か」


スピナー「心外だぜ、俺はあまり手を掛けたくねえな」

トガ「この人が、ステインさん?会えたぁやったぁ..!」

荼毘「俺は...あまり此処に来たくはなかったがな...」


ステイン「なんだ...この、病人共は....」

スピナー「ステインとお会いできて光栄だ」

ステイン「トカゲ、お前は明らかに俺を...」

スピナー「貴方を一目見た事があった。俺はあの時から...貴方の信者だった
     だが、それも今日で終わる、貴方は堕落してしまった...なら俺の手で終わらせる!」

ステイン(阿保が)

トガ「私は、元々マッチョさんの勧誘放送を受けて来たんだけど、ヒーロー殺しに遭えるって聞いて凄い嬉しかったです!!」


荼毘「....頭が痛くなる、此奴らと居ると」

ステイン「大変そうだが、それも今日で終わりだ」カチャ


ステイン「馬鹿どもはここで粛清する」

ステイン「....」

ステイン(いや.....)


君(俺も、ステインを庇いながら確実にやっていかねえと...!)

ステイン(待て)ボソ

君(え?)


ステイン(あのトカゲ、俺の信者だと言ったな...であれば)

言いくるめてやる

悪のカリスマ度は...?  直下コンマ (ヒーロー殺し補正)


70~99 トガも寝返り!
44~69 荼毘も寝返り! 
 5~43 スピナー寝返り!!
 1~4  全員着いて来ない

ステイン「勘違いするな..俺が、堕ちた?馬鹿が、冗談も大概にしろ」

スピナー「何だと...?」

ステイン「――」ギロリ!!


スピナー「!!!....うっぅ..!」ゾクゾクゾク!!


ステイン「遅い」シュバッ

スピナー「あ、!」

ステイン「俺がやる気だったら、既にお前は数回死んでいる...ハァ...妄言は気を付けろ...場合によっては即切り捨てる」

スピナー(じ、自分に向けられたら...こんなにも...すげぇ...のか...)

スピナー(やっぱり..すげえ!...これが、ヒーロー殺し..ヒーロー殺しか!!!)


君(す、ステイン...無茶し過ぎだ...!その足じゃ余り派手な事は...!)

ステイン(ぐ...構わん、後少しの辛抱だ)

トガ「無理しなくても良いですよ、私分かりますもん、もう右足ぼろぼろであまり動かないって」

ステイン「――は」

キィイン!!!

ステイン「...こんな鈍い振りじゃ、ナイフがかわいそうだな」

トガ「...あの~...普通こういうのって...刀よりナイフの方が速くありません?『ナイフの方が速いんだ覚えておけ』みたいなのじゃ...」

ステイン「普通はそうだが、今回の場合差があり過ぎた、という訳だ」

トガ(か、カッコいい...)


トガ(血だらけなのもあって...凄いカッコいい!!)

トガ「凄いです!!私体ピンピンしてるのに!!ボロボロのステ様に負けちゃった!!」キラキラ


君(変わりようが速いな...それにステ様って...)


ステイン「俺の目的は未だ変わらん」

ステイン「良いか、トカゲ、女。俺は元より馬鹿を粛清するだけだ此奴らは俺より強く、より気高い人間だから生かしているそれだけだ」


スピナー「す、すげぇ...」

ステイン「俺がボロボロなのも全て此奴らにやられた所為だ」

トガ(カッコいい!カッコいいです!!)

トガ「君くんも、ボロボロでカッコイイね!!」

君「....」

君(あまり..喋りたくないな...)

ステイン(おい、合わせろ)ボソ

君「あ、ありがとう...」

トガ「きゃ~~!!喋っちゃった...喋っちゃった...」

君「それで?貴方は?」


荼毘「ああ、俺?」

荼毘「俺はそこまで...アンタに魅力は感じねえからなぁ...」


ステイン「やる、という訳か」

スピナー「一生付いて行きます、ヒーロー殺し!!」

ステイン「では、お前が常に至近距離で戦い続けろ」

トガ「ステ様ステ様!私は?」

ステイン「此奴の隙を突く」


荼毘「ッチ....おいおい、聞いてた話と随分違うじゃねえか」

トガ「知らないよそっちの事情なんて」

スピナー「俺はもとより、ステインこそ至情!!」

荼毘「...」ダッ

トガ「あ、逃げました」

ステイン「追わなくていい」

ステイン「ハァ....今回はこれで終わりで良い」

ステイン「報復は今度だ」



ツイン馬鹿がステインに惹かれました

拳藤「もう....何が何だか...」

君「今回の、ステインの事は...あの、出来れば....」

拳藤「...うん、もう悪さするような顔には見えないしさ、大丈夫信じるよ私も」

ステイン「.....」

ステイン「....そうか」


ズズズズズ......


トガ「あ!来た来た!」

ステイン「お前たちは...何だ、どうするつもりだ」

トガ「え~っとぉ、しばらくはやっぱり敵連合で自由にのびのびしたいかなぁ」

スピナー「俺も、まだ貴方とは釣り合わない、共に活動するのは後になりそうだ」

君(何弟子面してんだ)


ステイン「そうか、では戻れ」


黒霧「何を...ヘラヘラと...あの、ヒーロー殺しを処理してほしかったのですが」

トガ「無理!」

スピナー「今生かして貰ってるだけありがたい、そう理解しろ」

黒霧(何なのです...)

黒霧「ハァ...行きますよ....」


ステイン「ふん」


ズズズズズ...シュウウゥゥ....


君「消え...た」

拳藤「もう、これで?」

ステイン「恐らくはな」


ステイン「...君」

ステイン「俺も、これからはあの手この手で敵連合も全て、根絶やしにする」

君「....」

ステイン「せいぜい、俺が信じて正解だったと思えるよう、頑張れよ」

君「分かってる、お前もな」

ステイン「ああ、じゃあな」バッ


そうして、一人の男は、また夢を見つけた。


拳藤「なんか、凄い君の顔が吹っ切れた顔してる」クス

君「...そうか?」

拳藤「そうだよ」

君「縁起悪いというか...失礼かもしれないけど..お前にも感謝だな」

拳藤「え?」

君「お前がいなきゃ、ステインと戦ってなかったかもしれないんだからな」

拳藤「そう..なのかな?」

君「ああ、なんにせよ、お前に怪我が無くて本当に良かった」

拳藤「ああ、うん...あの、それで」

君「ん?」

拳藤「えと...//その..//...」

拳藤「君の事...えっと...今回ので、...もっと逞しいなって思った!」

君「そっか」

拳藤「うん!!私逞しい奴は好きだ!!だから当然君も好きだ!!」

君「ありがとう」

拳藤(やっぱり...ソッチ系かぁ...)

君「..?なんだ、露骨に顔を顰めて」

拳藤「ぅぅ...何でもないよぉ」

拳藤「今度、デート行こうね、」

君「え?」

拳藤「昼からはデートするつもりだったのに..こんなボロボロじゃデートなんていけないよ!」

君「悪かった...そうだな、今度行こう」

拳藤「よし!!約束だぞ!?」

君「ああ、楽しみにしてる」

拳藤「私もだ!!」

ステインが答えを得ました

拳藤の好感度が上がりました

君のステータスが上昇しました

君が一段階成長しました(今三段階目)


今日はここまで~~~

君(リカバリーガールがいないな...)キョロキョロ

13号「あれ君くん」

君「13号おはようございます。あの、リカバリーガール知りませんか?」

13号「おはよう。彼女は今出張で病院に居るって、場所知ってるけど..」

13号「うわ!?凄い服とかボロボロじゃないか!?何で??!」

君「い、色々あって...もう解決したんで大丈夫です」

13号(解決...?喧嘩したって事かな..?)

13号「ま、まぁ君くんが良いなら...兎に角、場所教えようか?」

君「いや、用があるなら良いです、そんな酷い傷じゃないので....」

君(かなり痛いけど...)

13号「そっか、あまりにもひどかったらまた僕なり、他の先生なりに言いなさいすぐ治療してもらお」

君「はい、お気遣いありがとうございます」

13号「いいえ~頑張ってね~~」

君「はい」

君(イレイザーも居ないし...なんでだろうな..)

君「考えられるとしたら...仕事か..?」

君(どうしよう...暇だ)

ガチャ。

オールマイト「!」

君「あ、おはようございます、オールマイト」

オールマイト「あ、ああ..すまないが私今急用ができたんでこれで...」

君「了解です」

君「....皆も大変だな...」

君(...シンリンカムイの所に行くか?...一時間くらい前に行ったばかりだけど...)

君(いやいや馬鹿な発想だった....特訓は...いや、ちょっと気分が乗らんな...)

君(何しようかな...)

直下コンマ


1  とりあえず街に出よう
2  マウントレディの所にでも...
3  敵連合の手がかりを少しでも
4  一佳と遊ぶ

君「マウントレディ」

マウントレディ『はいはい、何かしら?』

君「今大丈夫ですか?」

マウントレディ『ええ?どうかした?』

君「出来ればそちらに行きたいんですけど...このままぼ~っとしておくのもどうかと...」

マウントレディ『ああ..まぁそうよね』

マウントレディ『でも今回は申し訳ないけど私は対応してあげられないわ」

マウントレディ『これからエッジショットと捜査だから』

君「そっか...じゃあ、少しでも俺に役に立てることないですか?」

マウントレディ『ああ~~...時間あるなら私の事務所に来てもらえないかしら?』

君「すぐ行きます」



マウントレディ事務所


君「どうも」

マウントレディ「もう慣れたものね...」

君「あの..それよりも..」

マウントレディ「分かってるわ、けど少しくらい茶化してもいいじゃない~」

君「俺は大丈夫なんですけど、マウントレディは時間がないと思うんですけど..」

マウントレディ「.....」

マウントレディ(心配されたら話進めるしかないじゃないの...)

マウントレディ「まだ時間はあるんだけど...まぁいいや」

君「え?」

マウントレディ「なんもないわそれより貴方の用ねぇ...」

マウントレディ「まぁ無難にパトロールじゃないかしら?」

君「でも..俺一人でも良いんですかね?」

マウントレディ「別に良い事しようとしてる奴に文句言う奴はいないでしょ、貴方の場合免許も持ってるし」

マウントレディ「なんあら私たちの捜査に加わる?やる気があるなら今からでもエッジショットに話を..」

君「良いです」キッパリ

君「俺に..シンリンカムイの代わりは務まりませんから...」

マウントレディ「......」

マウントレディ「そ、なら良いけど」

マウントレディ「パトロール以外なら...そうね、私が請け負ってた子達と特訓でもどう?」

君「特訓....ですか...」

マウントレディ「いや、気が向かないなら無理しなくても大丈夫よ?ただ、けっこうウケというか、評判よかったのよ」

君「評判って..俺がですか?」

マウントレディ「そう。特に、電話した子が貴方の事ファンになったらしいわ」

君「俺のファンにですか?」

マウントレディ「気持ちは分かるけどね、見ず知らずの人の助けてって言葉を信じて駆けつけてくれる年の近い子なんだもの、あこがれもするわよ」

君「年近いんですか?」

マウントレディ「多分、二十歳くらいじゃないかしら?」

君「そっか...うんまぁ、...他には..?」

マウントレディ「え~~っと...あ、そうだ、今ね...え~~っと...」ポチポチ

マウントレディ「ああ..うん、間違いない、この近くの高速でなんか事件があったらしくて、気になるなら行ってみたら?」

君「マウントレディは行かないんですか?」

マウントレディ「私は大事な任務優先。申し訳ないけど...この事件に気づいたときにはもう結構経ってたから..」

君「そっか....」

マウントレディ「後は~~~....分かんないわ、他のヒーロー事務所の情勢とか」

君「分かりました、ありがとうございます」

マウントレディ「別に良いけど...」

マウントレディ「そもそも、私に聞かれても困るわよ!責任もてないし...」

君「そうですね..すいません」

マウントレディ「心痛いけど、私の事務所には引き入れできないし、チームアップしようとしても、親のシンリンカムイの許可がいるし...今のあなたに出来る
        のは、限られてると思うわ」

君「...色々、自分なりに考えてみます」

マウントレディ「そうしなさい...所で」

君「?」

マウントレディ「なんでそんなボロボロなの?」

君「!」

君(結構厚着してきたんだけど...バレるもんなのか..!)

君「ちょっと...ヘマしまして..出来れば詮索は...」

マウントレディ「...分かったわ、悪かったわね」

君「いえ。」

マウントレディ「ま、顔見れば悪い事ではない事くらい分かるけどね」

君「?そうですか??」

マウントレディ「ええ、さっぱりして良い顔付きよ、私は今のあなたの顔の方がいつもより好き」

君「あ、ありがとうございます...」

マウントレディ「それじゃ、決めてくれたかしら?」

君「ええ」

直下コンマ


1 寮に帰る
2 シンリンカムイの所へ行く
3 マウントレディの請け負った子たちと訓練
4 話にあった高速道路へ向かう
5 マウントレディの捜査に付いて行く
6 その他

君「という訳で...今日はよろしくおねがいします」

「「「はーい!!」」」

君(あの、マウントレディ)ボソ

マウントレディ(何かしら?)

君(この子たちなんか軽すぎません?)

マウントレディ(こんなもんよ)

君(え、ぇえ...)

マウントレディ(大丈夫、やり始めたらどんどん集中していく子たちだから...)

君(そ、そうですか...)


君「とりあえず...俺とサシで手合わせしてみましょうか」

サイドキックA「サシって?」

君「えっと...一対一って事です」

サイドキックB「えーー!?君くんとぉ!!?」

君「ええ、敵と対峙した時の為にも対人戦は重要でしょう」

君(ていうか..普通それくらい学校で何回もやってるでしょうに...)

君「あの..マウントレディ、彼女らって一回も事件現場に立ち会わせた事ないんですか?..ステイン戦を除いて」

マウントレディ「あると思うけど..まぁ、事故の方が多いかもね」

君(ちょっと参考にはならないな...)

君「分かりました...三対一で良いです」

マウントレディ「あっちょ、それは..」

サイドキックC「本当にいいんです?」

君「全力で来てください」

サイドキックB「はーい!!」

マウントレディ(....ま、いっか..)

マウントレディ「それじゃ、この子にみっちりしごいてもらいなさい、アンタたち」

「「「はーい!!」」」


君「良し来い!」

消耗仕切っているので君はリミッター解除できず、弱体化しています


君(まずは、どういう個性か..見切る..!)

サイドキックA「行くよ!!」


君「ええ!!」

直下コンマ

 90~99orゾロ目  今更油断してる子には負けない、完勝(君のファンに)
 70~89  互角状態 (尊敬の眼差しを) 
 10~69  圧倒された、コンビネーションは固いようだ(好感度+)
  1~9   完敗。一回も手を出せずに終わる(好感度ー)

圧倒された、それもかなり


サイドキックA「てい!!」

君「ぐっ...!!」

君(え..?ぐっ..て反射で出ちゃったんだが...)

サイドキックB「はぁ!!」ドゴッ

君「ぐぁ!!」

ズザザザ!


君「..な..」

君(まて、この雰囲気と似つかわしくない威力だろ..)

君「なんだこれ...いやいや..」

君(呑まれたら終わりだ...こっちのペースに持ち込んで...)

サイドキックC「ちぇい!!」フォォオン


君(!!風か!!)


君「ぐ...!!」

君(すこぶる相性が悪い)

君「水も全部流されちまうか...」

君(それにしても...なんて風力..立っているのでやっとか...)

サイドキックC「お願い!摩子!!」

サイドキックB「はいはい」

君「!!?」ツルン!

君(滑る...なんだ、これ..!!)

君「兎に角...良いコンビネーションじゃないか...」

サイドキックC「ありがとね!!」

君「ちっ....イナサと被ってんぞ..」グググ

サイドキックB「ちょっと風子!!この人吹き飛ばないよ!?」

サイドキックC「そんな...滑る筈なのに..!」

君「これぐらいなら...」

サイドキックA「とぉおりゃああ!!!」ブンッ

椅子を投げて来た。


君「避けられな...」

ゴンっ!!

君「がはっ..」フラフラ

君「いてて...」ツルン!

ドサァ

君(まさか..摩擦か?)

サイドキックC「まだぴんぴんしてるよ!!」

サイドキックA「私が牽制する!!」


君「ま、待った...そこまで...そこまでにしよう」

サイドキックA「お、終わり...?」

君「ああ、それを当ててからな」

サイドキックB「え?ぎゃあ!!?」

GON!!


君「周りの物は全て、把握していた方が良いですよ、何か無くなっていたら疑って然るべきだ」

サイドキックB「あいたたた....はぁ~い..」

君「いやぁ...かなり押されました」

サイドキックA「やったね!マコ!風子!!」

摩子「ええ!」

風子「これが私たちのコンビネーションよ!」

直子「ま、それはさておき、マコ頭見せてみ」

摩子「あ、お願い」

直子「うん」シュゥゥウウ


両手が緑色のオーラに包まれたかと思ったら、その両手を摩子のケガした部分に当てた


君(何してるんだ..?)

摩子「...よし!痛くなくなった!!」

君「..!?」

直子「あ、そっか..えと、私の名前は直子!気軽にナオコって呼んで!個性は治療!大抵の物は治せるよ!」

君(リカバリーガールの上位互換か...?)

ナオコ「ただ自分は治せないけどねぇ...」

君「あの、物が治せるってどういう事だ..?」

ナオコ「ん?だから、壊れた物とかは部品が戻ってきたり、まぁちょっとグロいけど肉が裂けたときは肉が元の形に戻るの」

君「すげえな...」

君「..じゃあ、次」

サイドキックB「私は摩子!!私の事もマコで良いよ!個性は摩擦の大きさを操る事だよ!」

マコ「君くんが滑ってたのは私が貴方の摩擦を0にしてたから」

君「そうか...納得したよ、ありがとな」

君(....強すぎないか?)

君(摩擦係数を操るってつまり分子間力を自由自在に操れるんだろ?やろうと思えば何でもやれるじゃねえか)

君(いや...原理を突き詰めても、意味ないか...俺は個性博士じゃねえし...)

君「凄いな...よろしくマコ」


サイドキックC「最後は私ね、私は風子どう呼んでも構わないけど...大抵の人はフウコって呼び捨て、個性は風を操る個性」

君「...よろしく、フウコ」

フウコ「ええ」

君「...皆とんでもない個性の集まりだな」

マコ「えっへん!!」

フウコ「貴方にそう言われるのは素直に嬉しいわね」

ナオコ「どうでした?私たち」

君「かなり強いよ、俺が仮に敵だったら即捕獲されてた筈だ」

君「見た感じ悪い所は無さそうだけど、何か悩みがあるんですか?」

ナオコ「私はやっぱり戦闘には向いてない事かな...ヒーローには向いてない個性だと思う..」

君「でも、やっぱり戦線でも治療役がいれば心強いし、そこはどうとでも工夫できるだろ..でしょう」

マコ「別に敬語じゃなくて良いよ、私は..使える範囲が狭すぎる事かな..」

君「了解..範囲が狭すぎるって?」

マコ「今さっきもそうなんだけど..私ほんのちょっとの範囲しか操れなくて...せいぜい直径1mの円くらいの範囲しか摩擦を操れないから...」

君「成程な..ちなみに、それって長時間可能?」

マコ「無理、だから相手が走ろうとしたタイミングとかを狙ってるの、いつも」

君「そういう事だったか...頑張ってやれる範囲を増やせば、本当にとんでもなくなるな、フウコさんは」

フウコ「う~~ん..私も範囲と後は...単純に威力?」

君「範囲も威力も伸ばせる。素の威力が高すぎると、逆に調節が大変だけど、低い状態からなら、威力の調節も威力が高い人より容易だから
   むしろ良かったと思って調節できるようになるしかない」

君「単純に相手が一人だけの時なら貴方達ならそうとうな所まで行けると思うんだが...」

マコ「でも、ヒーロー殺しには通用しなかったよぉ...」

フウコ「私の風力も諸共しなかったし、マコの個性にも速攻で気づいて弱点をやられた、あいつは化け物だ」

君「...まぁ、相手が悪すぎたな」


君(若干...トラウマを植え付けられてるか...?)

君「....」

直下コンマ


1 「安心しろ、もうステインは悪さしないよ」
2 「ステインは俺が倒した、もう大丈夫」
3 気に病むのは分かるけど、彼は強すぎる
4 頑張って少しずつ扶植していこう
5 自由安価

君「安心しろ、もうステインは悪さしないよ」

マコ「え?」

君「誰かが既に改心させてたみたいでさ、会ったときにはもう、反省してた」

君「『答えは得た』って...だから、きっと彼は大丈夫、信じてやってくれ」

マコ「君くんがそう言うなら...」

ナオコ「そうなの...かな?」

君(俺への信頼やばいな..)

フウコ「それだけ熱心な顔されていや無理なんて言えないわよね」

君「ありがとな...彼も、行き過ぎた方法を取ってしまうぐらいに、焦ってたんだ。今の世の中に」

マコ「焦ってた?」

君「...うん。信じられないかもしれないけど、彼は誰よりも、ヒーローの可能性を信じてる。今まではちょっと暴走してたけど..今ならもう大丈夫」

フウコ(この言い方..何か引っかかるわ..自分が変えたみたいな...なんでも知ってる感じ...)


君「兎に角、お前らも壁に当たったときは皆で頑張ってぶち破れよ」

マコ「うん!」

フウコ「良ければ、君くん?連絡先を交換しない?」

君「あ、ああ、全然良いよ...」

ナオコ「あ、私も私もー!!」

君「勿論..」

マコ「やったーー!!」

君「良いけど..そんなに嬉しい事か?」

マコ「有名人じゃん!」


君(女の子って...ほんとに良く分からない...)




好感度補正値が上昇しました

君(はぁ...今日だけで沢山の事があったな...)

君「いや..あり過ぎだ...」

マウントレディ「何が?」

君「あ、おかえりなさい」

マウントレディ「ええただいま。どうだったかしらあの子達」

君「何か悩んでましたけど、皆凄い強かったですよ」

マウントレディ「でしょ?そうなのよねぇ...雰囲気で隠れちゃってるけど実際かなり厄介なのよ」

君「彼女ら..大分距離感近いですよね...それに、軽すぎるというか...」

マウントレディ「ま、まぁ...Ms.ジョークなんてヒーローも居るし、多少は構わないんじゃない?」

君(ジョーク..確か、笑いに満ちた狂気的戦闘で有名なんだっけか...)

君(...狂気というか狂喜だな...)

マウントレディ「あの子達も大事だけど、貴方もよどうなの?身になった??」

君「それは勿論..なりましたけど..なりすぎでしたけど。とにかく今日は忙しすぎる一日でしたね」

マウントレディ「そっか、けどこれからはきっともっともっと大変よ」

君「そうですね...でもま、なんとかやっていけると思いますよ」

マウントレディ「クス..良い顔よ、そういう顔の貴方、嫌いじゃないわ」

君「..?昼もそれ聞いたんですけど」

マウントレディ「気にしないで、私の虚言の嘘よ」

君「嘘と虚言は同じですよ」

マウントレディ「あら?」

君「頭痛が痛いみたいな、」

マウントレディ「てへー!」

君(意外と...年の割にきつくないもんだな)

君「もう...」

マウントレディ「ん?」

君「誰とも、家庭を築いたりしないんですか?」

マウントレディ「ブフォ!!!?」

マウントレディ「ゲホッゲホ...な、なによ急に!?」

君「いや、単純な疑問なんですけど...ミッドナイトもそうだからただどうなんだろうと思っただけで..」

マウントレディ「いやぁ...私も好きな人が居ないからそういうのしないけど..する人はするんじゃないかしら」

マウントレディ「それに、私を本当に好きになってくれる人そんなに居ないわよ」

マウントレディ「皆。ファンというか..そういう仕事としてのマウントレディを好きな人ばかり、勿論嬉しいことだし当然だけど、素の私を知ってる人なんて
        そう多くないから..あと、単純にそういう事に対して興味があまりないっていうのはあるわね....」

君「そうなんですか...」

マウントレディ「忙しすぎるし、まぁ..しょうがない事よね」

君「成程...」

君(参考になるなぁ...)

マウントレディ(なんかグイグイ来るわね...)

マウントレディ(これもしかして気がある感じ?)

君(俺もプロになっても身をしっかり固めなきゃな....)

君「それじゃ、俺はこれで」

マウントレディ「え?ええ、そう..また今度ね」

君「はい、あの子達にも今日はすごい充実出来たまた時間がある時は呼んでくれって言っててくださいそれじゃ」バタン

マウントレディ「じゃあね」

マウントレディ(...?なんか良く分からないわ..真実が...)


今日はここまで。

連日続きでやっていきます。原作と流れが変わってるから結果判定コンマから。


今日の朝、君がヒーロー殺しと死闘を繰り広げている同時刻、また他のヒーロー達も命を懸けて

一つの命を救おうとしていた!




ロックロック、イレイザー、緑谷 視点


緑谷「分断...!?..今更...」

イレイザー「....」

「来るぞ!次の手が!!」

ロックロック(うるせえや誰のせいで..)

グサッ!!

ロックロック「っが!!???」


イレイザー「!??ロックロックどうした!!」

緑谷「イレイザー離れて下さい!壁空けます!!」

ドゴン!!


シュルルル...


ロール「やぁ、こうして相まみえるのは初めてだね」

イレイザー(此奴は...!)


ズズズッドっ!


緑谷(壁を...!)

ロール「なにやってるんだ...ミミック」

ミミック(お返しだ馬鹿が!!!)

ロール「お返しね...そう、不本意に油断していたキミは自分の非からは逃れる訳だ」

ミミック(その場でそいつらに大人しく捕獲されると良い!!せいぜい時間稼ぎ任せたぞ!!)

イレイザー「敵連合の...」

ロール「そう、よろしくね元気そうで何より」

緑谷「何を...」バリバリバリ!!

ロール「イレイザーヘッド、取引しよう、まだ僕の個性は消すな」

イレイザー「何...?」

ロール「聞き入れてくれるなら僕もキミ等の作戦に同行しよう」

イレイザー「...何の事だ」

ロール「僕は今治崎の生死を握ってる」

イレイザー「...!?」

ロール「今極細の蔓が治崎の位置を把握してるんだ」

ロール「僕の蔓は離れていても働きものでね」

ロール「どうだい?悪い話じゃないだろう?治崎の位置を教えてあげるんだ」

ロール「死柄木は彼らに協力しろって言っていたけど..彼らから裏切ったんだ文句はないよね」

ミミック(治崎の位置だと?そんな訳がない..!はったりだ所詮!!)


ロール「何なら今から彼をここに連れて行く事も不可能ではない筈だ」

ロール「その代わりに僕は逃がしてもらうけどね」

ロール「どうかな?」

イレイザー「...」

イレイザー「....>>741


1 分かった、今だけは乗ってやる
2 駄目だお前はここで確保する
3 ついて来い


1  治崎だけを引き連れて緑谷たちVSの形になる ミリオは酒木と音本、クロノを壊理ちゃんを守りつつ戦う(ロールがこの後どうするかは不明)

2  原作に近い形になる。けどリューキュウチームは助けに来ない

3  ロールを引き連れて三勢力争いに。同じくリューキュウは助けに来ない。緑谷達は敵連合の複製たちも退けていかなければならない

イレイザー「駄目だ、いくらお前がカギを握っていても、ヴィランはヴィランだ何をしでかすか分からん」ギン!!

ロール「.....」


ロール「良かったね」



「正解だ」


ドロドロ...。

イレイザー「!!....これは...確か...」

緑谷「敵連合の..!」


ミミック(何...!?)


ロール「どういう手段を取れば良いか、適切な判断非常に喜ばしいね、ご褒美だ。僕を嵌めたミミックは、あそこに居るよ」ドロドロ..


徐々に溶けていく中で蔓を使い位置を示す


ミミック(あのカス...!!!)

ロール「あんな奴が幹部、しかも若頭は油断しまくり、極道、カッコ悪いね」


ミミック(----~~~~~~!!!!!!!?????)

ミミック「kぃぃぃぉいいいいっやあああああ!!!!!!!」

ロール「極道ごっこだとしても、少しは品格を出してほしかったな、つまらない...」ドロン。

緑谷(フルカウル!!)バシュン。




地上


ロール「あ~~らら、僕の消されちゃった?」

トゥワイス『おう!使えねえな!!良くやった!!』

ロール「ありがと。これでミミックは封じてくれたはずだ。僕の分身が冷静さを保っていたならね」

トゥワイス『俺もすぐ地上に戻る!!帰るけどな!!ちげえ!あれ?俺こっから何するんだけ?何もしねえ!!」

ロール「...あ~...後で説明するよ...」

ロール「ふ..治崎、僕が主導権を握ってる事に変わりはない...」

ロール「僕はまた地下に戻るよ、トゥワイス。」

トゥワイス「勝手にしやがれ!!一緒に行こうぜ!?」




ロール「ふふ...治崎、キミはあの時僕を地にひれ伏したかったんだろうけど、実際の所は逆みたいだ」グイッ

独りでに腕を払う。するとそれは連携して治崎の体に異変を起こした。


治崎「...!?」ズキン!

治崎「がはっ...」


前回の邂逅時の帰り際ロールが治崎に植え付けた茨の蔓。

治崎は蔓を引き抜いた時、今後何の影響もないと気に留めていなかったようだがそれは違う。

ロールが意識的に潜めていた。彼の蔓は生きている。彼の蔓はそれ自体が意志を持っている。いわば半自立型人形と同様に、あの蔓も意志がある
植物に意思があるのと同じだ。


ロール(暴れろ、そう命令すれば、僕の蔓は勝手に暴れてくれる)

ロール(最も..僕が操作出来る蔓は一つだけ、今治崎に付けてる以上僕は今の所武装が無い、無力な状態なんだけどね)


ルミリオン「..!?」

ルミリオン(何か..急に..苦しみ始めた..!!逃げるチャンスだ!!)

ルミリオン「ちょっとごめんね壊理ちゃん!!」ガバッ

ルミリオン、壊理を連れて逃げられるか――!?


直下コンマ


80~99 宿業両断、運命を断ち切った。
 1~79 無理、現実は非常である。(原作同様個性消滅)

まだ完全に個性が消えないとは限らない。他の者も標的の対象になった、という話。


ルミリオン(俺は多少傷付いても構わない!!この子は何としても助けなきゃ!!)


治崎「な、に...やってる馬鹿...追え!!」ヨロヨロ

クロノスタシス「いや~ちっと速いっす、俺一人じゃ限界が..」

治崎「良いから行け!!!!!???ぐっ...!」ズキン..ズキンズキン!

クロノスタシス「あ、あい!!」

音本「若!!」

治崎「あ、ぁあ、音本...良い所に来てくれた...もっとこっちに寄ってくれ..」

音本「私は若の為になら..なんでも尽くす..!何をすればいい!!?」

治崎「....そうだな、...お、まえは...」ズキンズキンズキンズキン...


治崎「俺の為に.....」ズキンズキンズキンズキンズキン...


「死ね」

ロール「!!?」

ロール「...蔓が..消えた...」

ロール(考えられるのは..そういう個性持ちに体の蔓を取ってもらったか..)

ロール(体を新調して別の体になったか...)




ルミリオン「...ハッ...ハッ...!!サー!!」

サーナイトアイ「ミリオ!!それに、壊理ちゃんも..」

サーナイトアイ(たった一人で...!)

緑谷(凄い!ミリオ先輩..!)

ルミリオン「この子を..奴から遠ざけて下さい、来ます!!」


クロノスタシス「おっ、意外と近かっ...ってぇ...」

イレイザー「クロノだな、捕らえるぞ!!俺が消す!!その間に!」

緑谷・ルミリオン「「はい!!」」

サーナイトアイ「―――待てイレイザー!!!」


ギャン!!!

突如地面から沢山の杭が這い出て、ヒーローたちの足を阻んだ。



緑谷「...ッ...」


スタ..スタ...


オーバーホール「壊理...戻って来い...またお前の所為で多くの人間が死ぬんだぞ..」

壊理「..!」

緑谷「気にしなくていいよ!!」

緑谷(...相澤先生がいない..!)

ルミリオン「大丈夫だよデク!イレイザーは超強いからね!!俺たちは余計な心配せずに..」

ルミリオン「やれる事を全力でやるまでだよね!」

サーナイトアイ「その通りだ。我々が彼奴を仕留められれば何の問題もない」

ルミリオン「俺が陽動になります!!」

緑谷「はい!」


オーバーホール「病人共が...良いか、壊理、聞いておけ此奴らを生かしてほしければ、お前がこっちにさっさと戻る事だ」

オーバーホール「この警告を聞かないのであれば、俺は容赦なく此奴らを潰す」


ルミリオン「聞く耳持たないでいい!なんでだってこんな小さな子が、そんな悲しい目に遭わなきゃならないんだ!!」

オーバーホール「そいつは生まれ持っての災厄なんだ。とてもお前たち一介の人間に操れる代物ではない」


緑谷「壊理ちゃんを物みたいに...!!」

オーバーホール「そいつは道具に過ぎん。お前等が上手く扱いきれないから俺が扱ってやるしかない。分からないのか?そいつはな、とても普通の
         生活をさせたままにしていい弾じゃないんだよ。なぁ?壊理?幼少の頃から、その個性で自らの親を消したお前なら、良く分かってる筈だ」

壊理「....!」

オーバーホール「お前の力は、やがてお前の周りにいるそいつらをも滅ぼすぞ」

壊理「わ、.....た、し...!」

ルミリオン「大丈夫だ..!エリちゃん..!身を隠して!何人もの人がキミを助けようと動いてる!!」

オーバーホール「...フゥ....」

オーバーホール「良いだろう、壊理、見ておけ、俺が今からそいつらを殺せば、少しは大人しくしてくれよ」

直下コンマ!!

死闘の結果。


99orゾロ目 イレイザー到着。
90~98  オーバーホールの合体を解除(壊理覚醒)
70~89  膠着状態
 1~69  サー死亡、オーバーホールは退治。

サーはこの戦いで死から逃れられなくなりました。

オーバーホール「一気に片をつける」

ガガガ!!!


緑谷(かなり出力を上げて跳躍したのに...ギリギリ...!)

ルミリオン(透過が無かったら何回殺されてたか..!敵ならが..凄いな!)


オーバーホール「...」イライラ

オーバーホール「......」カリッ

ルミリオン「デク!エリちゃんを..!!」

緑谷「!!く!!」

地面から飛び出る無数の棘は、全て壊理に向けられる。

緑谷が庇いながら蹴り、庇っては蹴り、少しずつ減らしていく


緑谷(さっきよりスピードは圧倒的に遅い..一気に棘を出したら操作も難しいのかも...)

オーバーホール「馬鹿が」

ルミリオン「!!囲まれるぞ!!!」


オーバーホール「もう遅い」

緑谷「―――!!」

緑谷(多少無理を...!!)

ドゴッ。

地面を踏み砕き、地面から出る杭を小さくした。

緑谷(ぐ..!!)ズキンズキン


オーバーホール「先とは比べ物にならんパワーだ...」

オーバーホール(まだ力を増幅出来るのか...)

ドゴッ

オーバーホール「ッ!!」

ルミリオン「案外...抜けてるな!!治崎!!」

オーバーホール「...!!...!..」ゾワッ

オーバーホール「あぁ...汚らわしい...!」

ルミリオン(人間から発されるとは思えない殺気だ...!!)

緑谷「はぁあ!!!」ドゴ!

オーバーホール「....」ミシミシ...

オーバーホール「いい加減にしろ...!」ガリッ

ルミリオン「..!!」

ルミリオン「エリちゃん..!!!」

緑谷「手を!!」バシュ!

エリ「!!」ギュ。

潰すように杭が二人に押しかかる。

ルミリオン「デク!」

中から杭を蹴り、破壊して出て来た緑谷はそのまま距離を取る




オーバーホール(壊理をこのまま逃す気か...!!)

ビュン!!!

押印がオーバーホールの眼前を横切る。

サー「行かせん!!」

オーバーホール「五秒で片づけてやるから来い!!」


緑谷「エリちゃん!良いかい!?こっちにキミを助けてくれる人がいっぱい居る!そのまま真っすぐ進むんだ!!」

エリ「でも...さっきの人達...」


緑谷「大丈夫。死なせない」ポン


緑谷「だから...信じてくれるかい?」ナデナデ

エリ「...」

緑谷(..どうだろうか...流石に...ここで時間を割き過ぎたらほんとに間に合わなくなるかもしれない)


『壊理!!聞こえるか!!?』

その地鳴りの様に響き渡る声。


『お前の所為でまた人が二人死ぬ!!良いのか!?早く来い!!』

エリ「だ、駄目...!」トテトテ

緑谷「だ、ダメだエリちゃん!!」ガシ

エリ「放して!!」バシッ

緑谷(ここで待ってくれそうもない...!どうすれば...)

緑谷「...クソ!!」





ルミリオン「サー!!」

サー「多少の...怪我は...仕方あるまい...」

ルミリオン「駄目だ、サー!離れていて下さい!!」


オーバーホール「半端な力を持つと返って不幸になる。なぁ、ルミリオン?」

ルミリオン「...!」

オーバーホール「それならいっそ、こうしたらどうだ?」カシャン。

銃にマガジンを差し込み、狙いを倒れて動けないサーに向ける。


オーバーホール「個性を失くしてみると良い」

パァン!!

銃声が轟いた。


直下コンマ


銃で撃たれたのは....?


96~99 ミリオ
80~95 エリちゃん
 5~79 サー
 1~4  まさかの緑谷

ゾロ目はサー

ルミリオン「....」

緑谷「...」スッ..

緑谷「―――!!」

ルミリオン「..さ、サー...?」

サー「ぐ、....うぅ...」

ルミリオン(ま、まさか...間に合わなかった...!!)

ルミリオン「サー!!嫌だサー!!」

緑谷(ミリオ先輩...!!)

緑谷「...ぅ、ルミリオン!!来ます!!」

ルミリオン「....」


オーバーホール「驚きで身動きも取れないか」


闇に染まる右手をミリオへ向けて振る。


ルミリオン「...」スッ

地面へもぐるミリオ。

オーバーホール「!!」

オーバーホール(また...それか..)

オーバーホール(なら先にそいつらを..)

緑谷(来る!!)


前進しようとしていた治崎の意志は、強引に阻止される。

地面から這い出たミリオの拳によって。



オーバーホール「ぐぉ...」

オーバーホール(拳だけ実体化...!!)


ミリオはアッパーした後そのままオーバーホールを透過する


ルミリオン(上手く当てたられないと危ないから使えなかったけど...此奴になら!!)


体は透過させ、手刀する手を実体化させる。

オーバーホール(ならその手に触れればいい)

ルミリオン(俺は...一人で戦ってるんじゃない)


オーバーホール「!!」ゾワッ

緑谷「スマァアアアッシュ!!!」


メリメリと脇腹を抉る程の威力の拳をぶつける


オーバーホール「ぐ、ぁあ!!」

ルミリオン(仲間と上手く連携する...これも、サーが教えてくれたことだ!!)



ルミリオン(連携を取るのが難しい透過でも..熱心に指導してくれた...!!)

ルミリオン「隙だらけだ!!」

熱い内に秘めた思い全てをその一刀に注ぎ込んだ


オーバーホール「.....か...!!」


ルミリオン「......」シュタ

ルミリオン「.....サー......、サー!!」

サー「ミリオ...」

ルミリオン「...サー!!死なないで!!こんな..まだ、俺...!」

サー「...」

ルミリオン「サー!ナイトアイ...!」


緑谷「...ミリオ...先輩...」

緑谷「...!!」ゾワッ


オーバーホール「返....せ、俺はま、だ...諦める訳には...」

緑谷「エリちゃん...離れていて」バリバリ



ミリオ「死んだらだめだ!生きて下さい!!これからも俺を...!」

サー「....最後に、話すのがお前で良かった...」

ミリオ「..!..グスン...サー!!」


サー「お前に...つらい思いばかりさせて...私がもっと....しっかりしておけば...」

ミリオ「貴方が教えてくれたから強くなれたんだよ!貴方が教えてくれたからこうして生きてるんだよ!!」


ミリオ「俺にもっと...色んな事...たくさん....教えてくれよ...!」

ミリオ「とにかく...死んじゃ...だめだ...」ポロポロ


抑えなくてはならない涙が、止まらない。

ミリオ「...サー..!!」

サー「....」

サー(...能力は発動できないが...)

サー「そんなものは....必要ないな...」

ミリオ「..サー...?」


サー「私の...能力で見なくたって...お前は立派なヒーローに....なっている、それは...自信を持って言える事だ...」


ミリオ「サー!!」

サー「良いか、ミリオ...何があっても...笑うんだ...」

サー「元気とユーモアの無い社会に...明るい未来はやってこない...」

ミリオ「......サー?」

ミリオ「サー...?...う、ぅ...」



ミリオ「.....サー....」

オーバーホール「ぅ...ぐ...」

緑谷(回復させる前に片づける...!!)

オーバーホール「壊...理...!」フラッ

緑谷「!!」ガシッ

オーバーホール「......」

緑谷「気絶....してる...!」

オーバーホール(親....父...)ドサァ


後日。


君「そっか..そんな事が...」

君(俺以上に...大変だったんだな)

緑谷「うん..」

君「....」

君(俺が...何か言うのも...悪いしな...)

君(困った...)

緑谷「きっと他のインターン組の皆も知ると思う。先生から伝って..」

君「....ああ、...その、疲れたろ、ゆっくり休めよ」

緑谷「...うん」

君(..後で、ミリオ先輩にも話つけに行かなきゃな....)


短いけど今日はここまで

ミリオ「....」

君(ケガは..酷くないって聞いたけど...)

コンコン

君「ミリオ先輩、俺です」

ミリオ「....良いよ!!」

君「...はい」ガチゃ

君(...注意を払って...)

君「すいません、先輩。お邪魔にならなければ、どうか話をさせてもらえないですか」

ミリオ「全然いいさ!!俺はピンピンしてるしねっ!」

君「ありがとうございます」

君「....先輩、今は体もう大丈夫なんですか?」

ミリオ「うん!言ってる通りさ!俺はもう明日には退院できる!」

君「そうですか....」

君「言いたい事は何個かあるけど...まずは、すいません。俺も助けに行けたら行きたかったんですが...」

ミリオ「いやいや言って無かったし!気持ちは嬉しいけどね!」

君「守りたいだなんて言えるほど先輩は弱くありませんけど、それ以上に不安で..」

ミリオ「..そうだね」

君「意外と、友達が危ない場所で戦うのを支えられないのって怖いですね....」

ミリオ「でも、その時キミも頑張ってただろ?」

君「...」

ミリオ「生傷、一週間くらい前の物じゃない筈だ。せいぜい三日くらい。となると俺が戦ってた日だろ?」

君「そうなります...多分」

ミリオ「だったら、頑張ってたのはだれも俺たちだけじゃない」

君「...」

ミリオ「.......インターンっていうのは...誰も死なないなんて保証が無い場所だ、いつだれが死んだっておかしくない...」

君「....はい...重々...承知してます..」

君(俺は...サーっていう人がどんな人か分からないけど....先輩にとってはかけがえのない人の筈だ...)

君(不味い...少しでも支えになれるように来たのに..還って辛い思い出を...蘇らせてしまった...)

君(なんて、言えば..)

ミリオ「現に俺の師匠は死んで、元サー事務所は大混乱だ。とても笑っていられる状況じゃない」

ミリオ「......」

ミリオ「でもっ!!」

ミリオ「そういう時だからこそ...笑っていかないと..ヒーローだからさ」

ミリオ「だから...俺も後少ししたら、戻るからさ、それまで...待っててよ」

君「ゆっくり..休んでください」

ミリオ「ありがとね、こういうのって..案外言葉にした方が気持ちがスッキリするから」

君「全然大丈夫です..どうしても、もうどうしようも無くなったら...言ってください..すぐにまた来ますから」

ミリオ「ああ!!ありがとう!!」スッ

君「待ってますよ、先輩」ゴツン

ミリオ「ああ!」

君「....いっぱい、傷つく人が居る...」

君(歪んだジレンマ...エゴがこの社会を歪めている)

君(恐れずに、信じる事こそが、本当に大切なものなのに...)

君(今の俺に出来る事は、大切な物を守れるだけの力を付けて、守ってから、その人を救う事だ)

君(...やっぱり、シンリンカムイを待ってる時間はない...!)


第3節 ~捜査~


マウントレディ「...そ。それならそれで良いんじゃないかしら?」

君「ええ。やっぱり速めに捕らえたいですし..もうすぐ戻ってきますしそれまでに手掛かりくらい欲しいんで..」

マウントレディ「分かったわ、捜査依頼の場所は指定しておくから後で携帯で確認しておいて」

君「了解」

マウントレディ「それと...はいコレ」

君「これは...カムイさんが持ってた...」

マウントレディ「そ、レーダーみたいなものでスイッチを押したら周りに居る他のヒーローがすぐそこに来てくれる優れものよ」

君「助かります」

マウントレディ「気を付けてね」

君「言われずとも、カムイさんが戻ってくる前に俺が重症ですれ違い起こす訳にもいきませんから」

マウントレディ「そうね。深追いは禁物。良いわね?」

君「ええ」

マウントレディ「それじゃ行ってきなさい」

君「はい」

マウントレディ(よっぽどシンリンカムイさんの事好きなのね...)


君「良し...張り切って探すぞ...」

君(言うてあまりにも危険な場所を索敵し過ぎたら強敵と鉢合わせするかもしれん...)

君「少しでも大きな手掛かりを最小限のリスクで欲しいな」

君(ステインにも一応索敵して貰ってるけど...あんま過度な期待はしない方が良い...)

君(やっぱりクスリからとっちめる方が良いよな...)

君(う~~~ん...)

君(何か敵連合にも繋がる大きな手掛かりは...ないか..?)


某所


君「ここら辺がターゲットマーカーで示してある場所だけど...」

君「何にも無さそうだが...」

君「....!」

ナックルダスター「...む」


君「..お久しぶりですね。ダスター」

ナックルダスター「...そうだな、その何処か気の抜けた面構え、如何にも...君だな」

君「....どうしてまたこんな所に」

ナックルダスター「以前と変わらん薬持ちを締め上げる」

君「...そうですか」

ナックルダスター「お前は?俺を絞めにでも来たか?」

君「いや...別に、...」

君(犯罪を起こそうとしてるわけでもなさそうだしな...)


君「俺も貴方と同じです」

ナックルダスター「...そうか」

ナックルダスター「では一緒に捜査するか」

君「...は?」

ナックルダスター「仲間は一人でも多い方が良いだろ?」

君(......)

君(確かに...人手が増えればそれは、捜査の効率も上がるかもしれないけど...)

君(それにこの人が仮に敵を見つけて..前みたいにやり過ぎないとは思えないきっとこの人は痛めつける)

君(でも...俺が同行するのも危険性は高い..まぁ..危険性を顧みないとすれば選ぶのは....)


君「.....」


直下 安価

1 「分かりました」
2 「駄目だ」
3 「お前は今日から俺の部下だ」

君「....」スッ

ナックルダスター「...?」

君「分かりました、乗りますよ」

ナックルダスター「....ニッ」

ナックルダスター「やはりお前は話が分かる奴だ」ギュッゥゥゥ


君「いだだだだ!!!!」

ナックルダスター「信頼する事にしよう。お前を」

君「今のがその合図かよ....」ズキズキ

君「...ハァ...まぁ、信頼関係になったなら俺も気を使ったりはしないからな」

ナックルダスター「無論だ。それでは口より先に体を動かすとしよう」

君「...やり過ぎてたら止めますからね」

ナックルダスター「ああ構わん」

ナックルダスター(止めれるなら止めてみろ)

君(なんか...威圧感強くて度々敬語になっちまうな....)

君(伊達にイリーガルヒーローなだけあるな....貫禄凄いし....)

ナックルダスター「ここから先は俺が先導を行く」

君「は?」

ナックルダスター「俺の方が慣れてるからな」

君(主導権握らせ続けるのは危険だ...)

君「待て、駄目だそんなの関係ない」

ナックルダスター「...フー....なら、俺の指示には従え、仮に間違ってると思ったら指摘してもらっても構わん」

君「...分かった」

ナックルダスター「良し」

直下コンマ

ゾロ目は敵二人組、99は死柄木
95~98 個性消失弾関連
80~94 荼毘発見
40~79 トリガー持ち
10~39 ただの敵(倒せば連合の戦力阻害)
 1~9  収穫なし

敵「...あ?」

敵「何だ此奴ら....」

君「..ダスター...」

ナックルダスター「ああ、外れだが、当たりだ」

君「見た感じ力は中の下くらいだろうな」

ナックルダスター「俺が陽動でお前が速攻。異論は?」

君「ない!!」


敵「!!?おめぇらヒーローかよ!!」ジャキン!!

敵「返り討ちだ!!」

ナックルダスター「お前の長爪と俺のスタンガンどっちが強いか試してやる!」

君(そのまんま気を引いてろよ)

直下コンマ

ゾロ目    個性消失関連話
86~99  荼毘降臨
58~85  次回捜査時トリガー持ちと確定遭遇
 1~57  そのまま撃退

君「は!!」バシャッ!!

敵「ぐぇっ!!」ドサァ

ナックルダスター「...まぁ、これで一つ社会からゴミが消えたと考えれば..無駄足ではないか...」

君「そうだな..とりあえず警察に突き出して...」

ゴゥウウ!!

巨大な火球が君とナックルダスターを襲う。

君「!!」ボシュゥウウウ

瞬時に判断し消火する。


「俺にとっても...無駄足じゃなかったどころかとんだ僥倖だな」

君「!!...荼毘...!」

荼毘「隣のはお仲間さんか?見慣れねえヒーローだが」

ナックルダスター「..おい、当たりか?アイツは」

君「...大外れだ」

君(俺はかなり相性が良いけど...だから勝てるかというと...)

君「彼奴の個性は炎。ただかなり速くて火力が高い。俺の水でも至近距離で撃たれたら威力軽減できないかもしれない」

君「言いたい事は分かるな?増強型のダスターじゃ彼奴とやりあうのはきついって話だ」


ナックルダスター「舐められたものだ」

ナックルダスター「今更炎に抵抗を覚えてどうする、お前にとってこれ以上のないベストな相性の相手だろ」

君「...そう、だけど..」


荼毘「...あ~あ...こいつはぁちっとしくじったかぁ..?」

荼毘「面白がって...ちょっかい掛けるんじゃなかったか?」

荼毘「こん前のリベンジマッチでも..と思ったけどなぁ...」

君「?..お前と戦った覚え何てないが...?」

荼毘「ヒーロー殺し掌握されてたら完敗も良いとこだろ。腹いせにお前焼き焦がす...と思ってたんだが...」

荼毘(思った以上に、体も脳も出来上がってるらしいな)

荼毘「さっきの判断速度。成程。あの思想家を言いくるめられたのも分かる、林間合宿の時とは比べ物にならんな」

君「そりゃあ...成長期だしな」

荼毘「たわけ」

ナックルダスター「君。お前はどんな場所にも水を配置できるな?」

君「?..まぁ、空間把握である程度は...それでも見えてない所には創れないぞ...其処へのイメージがはっきりしてない限りは」

ナックルダスター「構わん。俺が前で奴と闘る。奴は見たところ何処からともなく出せる感じじゃない。恐らく手から出すんだろうが..それならお前は
          何処に水を出せばいいか、ハッキリしてるだろ?」

君「..それでも、彼奴が一瞬でバカでかい炎出したら多分止められない」

ナックルダスター「ああ、だが受けても火傷しないレベルの威力に減少させられる筈だ。それなら俺は勝てる」

君「増強型でも一度に出せる力は限られてる..無茶したら個性因子は..」

ナックルダスター「気にするな」

君「気にするに決まってる!!何考えてんだ!!」

ナックルダスター「違う」

君「...は..?」

ナックルダスター「元より俺は」


ナックルダスター「”無個性”だ」

君「......え?」

君(無個性?..じゃあ、今までのは全て地力なのか..?)

君(ケラケラ冗談を言うタイプじゃない..状況からしてもそうだけど..なら、本当にこの人は..)


ナックルダスター「世界のゴミめ片づけてやる」バチバチバチ!!

荼毘「おー怖、君がいなけりゃ話は別なんだがなぁ.....」

荼毘「しょうがねえ..乗ってやるよ、今のまま逃げられそうもないしな」


君(..俺も、覚悟決めるしかない..!)

君「今この場で、必ず捕らえる..!」

ナックルダスター「言われずとも」

ナックルダスター「正義の味方として当然の事だ」


了。

荼毘(いつも通りだったら必ず黒霧か誰かが注意しに来る..それまでの遊具にしてやるよ)ボジュゥゥウウ

君「ぐ!!」

シュゥゥゥ....

君「熱ッ...」

ナックルダスター「...おい、この蒸気を上手く活かすことはできんのか?」

君「は?」

ナックルダスター「...いや、何でもない」

君「あ。ああ...」

荼毘「俺とお前の違いは持久力と便利さだな」

バシュンバシュンバシュン!!

君(一気に数発も...!!)

津波と呼ぶに相応しい程の巨大な波を出現させて相殺する

君(結構...きついな...)

君(後手は不利か..)

ナックルダスター「お前、奴の勝手にさせてどうする」

君「...なんだよ」

ナックルダスター「奴の個性を知ってる以上は...」


荼毘「そら!」バシュウウ!!

ナックルダスター「奴の遊びに付き合う必要などない」バッ


荼毘「....淡々と避けやがって、簡単に避けられるみてえじゃねえか」

ナックルダスター「ああ簡単だが?」

荼毘「...てめえ俺が一番嫌いなタイプだわ」

荼毘「エリート気取りが」ボシュン!!


君「させねえ!!」

ボン!
ボシュゥゥウウ.....


荼毘「うぜぇな...」

君「おら!!」

荼毘「!!」


荼毘の周りを埋め尽くすように水を出す

荼毘「..ち!」

その水の流れは、ナックルダスターの方向へ。


荼毘「...押され...焔も出せねえってか...!」

ナックルダスター「良くやったこれで此奴も俺と同じ土俵。無個性と何ら変わらん」

荼毘「なんでこの流れに逆らえる...!」

荼毘(体幹強すぎだろ)


ナックルダスター「ふ!!」

ドゴォ!

荼毘「かはっ!!」

メリッ!...パラパラ...

君(壁に埋め込むレベルのパンチか...)

荼毘「かはっ...」

ナックルダスター「引き続き水は出し続けろ」

君「分かってるけどあまりにも動かれたら感知できん。さっきも言ったけど俺の出せる範囲は俺が頭で明細にイメージ出来る範囲だけだ」

ナックルダスター「目で動きを追うことくらい容易なはずだが」

君「そりゃ追えるけど数秒間は奴が焔を放てるタイミングがあるって話だ。勿論威力は落とせるだけ落とすけどな」

ナックルダスター「それで充分だ」

君「火傷は痛いぞ...」

ナックルダスター「俺が火傷如きで狼狽えるたまだと思うか?」

君「いいや、思わないけどな」


荼毘「ってえ...爺は共通して拳骨いてえのな...」ムクリ

荼毘「...殺せるなら殺してえな」


ナックルダスター「ふんっ!」ダンッ

荼毘(無個性の癖に速すぎだろ)


ナックルダスター「はっ」ブン!


荼毘「ち...」ミシミシ...

荼毘(重ぇ...)

ナックルダスター「.....ニィ」バチバチ...

荼毘「!!?」

君「これで終わりだ」シュパン!


鞭の形状をした水で足を縛る

荼毘「ぐ..ぅ..!!動けん....!」

君「ダスター!!」

ナックルダスター「は!!」ブン!!


荼毘「.....はっ」

ナックルダスター「―――!!?」


手から出現するだけに思われた炎は荼毘の体を纏う。



荼毘「死ねや...!」ガシッ

ジュゥゥウウウウ!!!

ナックルダスター「ぐぉぉ...ぉおお」

荼毘は抵抗するダスターを掴んで放さない

ボシュゥ

荼毘「あ...ちっ...」シュゥゥゥ....


ナックルダスター「..助かったぞ..君」

君「手からだけじゃ無かったな」

君「...やっぱり俺が突っ込む事にしようその方が確実だ」

ナックルダスター「...だが」

君「俺の身を案じてるのか?安心しろ死にはしねえよ」


荼毘「...ふぅ....そろそろ...俺も体があったまったぜ...なぁ?」ボォン!!

君(さっきより数段でかい火球!!)

君「ふっ!!」

シュゥゥウウ

君「俺の個性でも中々消火するのに時間がかかる...厄介だな...」

君(水で消しきれない炎はないと信じたいけれど....)

ナックルダスター「陽動は以前俺だそれに異論は認めん」

君「ああ分かってる」

荼毘「お?作戦タイムは終了か?」

ナックルダスター「ふん!!」ダンッ

荼毘「無視か、ノリが悪いぜ爺さん」


君(何とかして見せる...!!)

荼毘「豪火球!!」

ナックルダスター「むぅん!!」バッ

咄嗟に両手を前に出しガードする

水の膜を張った甲斐が合って威力はかなり軽減された

ナックルダスター(それでもなおこの威力か...)ズキンズキン

ナックルダスター(だが...!!)ブゥン!!!


荼毘「ち」スカッ

ナックルダスター「ええい!ちょこまかと...!」

荼毘「沸点低いな」

ナックルダスター「いや全然?」

荼毘「..!!」ドッ

荼毘(一々煩わしいが...)

荼毘(これは抵抗しない方がいいな..)


君(..抵抗しない!?)

ナックルダスター「構わん!!このまま水を伝って感電させる!!」

荼毘「させねえよ」


流されながら、水の頭上を滑るような火球を放つ

ナックルダスター「ち!!」

荼毘「もう一発、いや二発いっとくか」バシュンバシュン!!

君(俺の水じゃ完封できない...止めきれない..!)

君「避けろ!」

ナックルダスター「ぬぅぅうう...」ドォオン!!

焔に覆いつくされる。


君「ダスター!!」

荼毘「.....」

ナックルダスター「ぬぅううん!!」

煙を払い険しい顔のダスターが言う

ナックルダスター「このままでは埒があかん!特攻する!!」

君「な..待て!!」


荼毘「馬鹿が、チョロチョロ動き回らない爺さん程楽な相手はないぜ」

ナックルダスター「うぉおおおお!!!」

君「やめろ!!ダスター!!」

直下コンマ


ゾロ目   敵連合の誰かが出現(一桁コンマによって変化)
87~99 荼毘を瀕死においやる
60~86 捨て身の一撃をモロに下す
10~59 ナックルダスター一撃与えてダウン
 1~9  君&ナックルダスター瀕死

荼毘「焦ったな、馬鹿は疾くゴミになると良い」

君「ぐ!!」

君(あいつの瞬間火力はどう足掻いても軽減できない..抑えられない!!自分から近づいたら俺の個性がなんの意味も持たなくなる!!)

君(ほとんど消火しきれてないままの火球を受ける事になるぞ!!)

君「やめろーーーーー!!!!!」


ナックルダスター「ふん!!!」

荼毘「餓鬼の言う事だから煩わしいのは理解できるが...だんまりはあんまりだろ」ゴゴゴ....

君(炎..轟レベルの火力も出せるなら..!!確実に死んでしまう!!!)

君(奴の手に水を出し続けてるのに..!!蒸発して意味がない...!!!)


荼毘「愚かな人間が生きてる意味なんざねえ」

ナックルダスター「...!!」


ほぼ0距離、その状態からの豪火球を避けるそぶりもみせずに突っ込む

当然、先とは比べ物にならない程の脅威がダスターを包み焼き焦がす


ナックルダスター「――――――」


君「ダスタぁああああ!!!!」

荼毘「...は、下らねえ」

君(煙幕で見えない...!しかし..!..どうなった..!?)

モクモクモク...

カシャン、と地面にナックルダスターの武装していた武器が落ちる

君「...!」

荼毘「....」

ナックルダスター「勝ったと思ったか?」シュゥゥゥ...

荼毘「.....は」


煙幕に乗じて姿を隠していた焼き跡だらけのナックルダスターが、背後から一撃の天誅を下した

荼毘「―――か!!?」

吹っ飛んだ先は地面。かなりの勢いで突っ込んだ。


荼毘「ガハッ...!...カハッ...ゴホッゴホッ..!!」


ナックルダスター「...ふん、ざまぁ...ない..」ドサッ

君「ダスター!!..」

君「すまない..守り切れなかった...!」

ナックルダスター「いや..守れてたぞ..お前があの時咄嗟に俺に水の膜を張らなかったら俺は...火傷は愚か..即死していた筈だ...」

君「...」

ナックルダスター「おかげで...奴に一撃与えれた..礼を言う...」

君「..お前の手柄、無駄にはさせない」

ナックルダスター「..頼んだ」


荼毘「...かはっ..ってぇな...」

荼毘(不味い...体が鈍い...逃げられんか....)

君「逃がさねえ」

君「ここで負の連鎖の一つを断つ!!」

荼毘「ぐ、...!」

荼毘「お前はなんもやってねえだろ、調子乗んなよ!」ボゥウ!!

火球を冷静に水で覆い消火する

君「ぐ!!」シュゥゥウウウ...

荼毘(ち!...ほんのちょっとの距離でも水で威力を超軽減されちまう..)

荼毘(何とかして距離を...近づける...!)

君(此奴は俺が離れる事を嫌がってる!...なら徹底的に離れて戦ってやる!!)

荼毘(せこいんだよ、俺の火球は簡単に処理出来て、俺はお前の水鉄砲を避けなきゃ負傷しちまう..。)

荼毘(どう考えてもハンデ戦だ...しかも俺は未だに脳が揺れてやがる...)

荼毘「水操作持ち相手がいるにしては...上々だが...」

荼毘(此奴を殺せるかもしれない絶好の機会を逃したら逃したで死柄木に殺されそうだな...)

荼毘「....どっちに転がってもめんどくせえ..やるしかねえか」

直下コンマ

ゾロ目    敵連合の誰かが出現(一桁コンマで変化)
90~99  荼毘瀕死
40~89  均衡状態(次判定時敵連合の誰かが来る確率UP)
 1~39  君負傷

君「ぐ...ぅううううう!!!!」

荼毘「猛獣みてえだな逸んなよ」


君「ヘラヘラするな...!!」ビュン

荼毘「...水刀...そんな事まで...」

荼毘「...」ニヤ

君「俺はステインに匹敵するレベルの精度だ..!」

荼毘「だから?厄介でもなんでもねえよ」ガシッ

君「....!!!」

荼毘(火力マックス...!!)

荼毘「俺の火は地獄をも超える!!」


再び全身に火を纏う荼毘。その炎上状態の荼毘に腕を掴まれ火傷を負わされる

ジュゥゥゥウウウ!!と水が蒸発していく音を発しながらも、炎は消えない

君「だから...」

荼毘「..!」

君「なんだってんだ!!!」


両手を掴まれた、だから足を使った


君「っらぁああ!!!」

荼毘「!!」バキィ!

ズザザザザ!

荼毘「...今のは..まぁまぁ効いたぜ」

君「熱...」ヒリヒリ

荼毘「俺の瞬間火力はただの水じゃ止められん」

君(そもそも俺が冷静さを失ってたから..こんな目にあったんだ...)

君(ダスターも、俺が必要以上に怪我を負わせてしまった)

君(もう...失敗できない...!)

君「――――」ズキン

君「が..!..。ぅ!」ヨロ...


荼毘「...?」

荼毘(頭は打ち付けてねえ筈だが...なんだ?)

君(ここにきて...力制御の反動が....)ズキンズキン

君(一気に決めなきゃ不味い...!)

君(今までしなかった事を...!!)ビキビキ...!

君(この制御を更に...!!...解放する...!!)ミシミシ...

君「ぅ、ぉぉぉおおお....!!」


荼毘「なんだ...!?」

君(ダスターが作ったこのチャンス、無駄には出来ない..!!此奴は今ここで!!仕留めなきゃならない!!!)

君「く、ぐぐ...!!ぁ、ぁああ....!」

君(痛い...けど...俺はこれを乗り越えて今の状態になれた.....!!そ、れな、ら..これを越えれば俺は....!!!!)

君「はぁぁああああ!!!!!」

荼毘「...」ボシュゥ

荼毘「華々しく散れ、出来るだけ惨たらしくな」ドゥン!!

君「――――!!」

三回成長した君は個性を進化できる可能性に辿り着きました


直下コンマ


90~  &ゾロ  個性進化
 1~89    まだ届かない

強力な敵、仕事、ピンチに陥り解決すると成長する事があります。
成長回数が増えれば増えるだけ進化できる可能性も上がります


君「....クソ!!」バシャアア!!

荼毘「..ち、ギリギリ防いだか...」

君「...そろそろ、かな」

荼毘「....あん?」


それは、さりげなく行っていた誘導。

荼毘「てめぇ...何言ってる?」

君「上を見ると良い」

荼毘「...上?」

ポツポツ...と小降りだが今さっきまでは降っていなかった雨が降り始めた


荼毘「..気付かなかったな、雨か」

荼毘「で?これが俺の火を消化する手助けをしてくれるってか?」

君「...俺はさっきまで、これ一択にしか目がいかなかった。お前の言う通り埒が明かなかったからな」

君「冷静さを失いつつある、だからさっきのミスをしてしまったし、何よりお前に攻撃を受けてしまった」

荼毘「...?」


君「恐らく今の俺の体力じゃ扱いきれないんだよ」


君「大気の力ってのは」ス..

天に手をかざす


君「自然の力に勝る人間はいない。規模が違うからな」

君「これは俺の作り出す津波とは遥かに異なるいわば...災害級の威力だ」

荼毘「..何を言ってる?」

君「幸い、ここは適所だ。あまり人目もつかないし、そもそも見つけられても近寄られないからな」

君「行くぞ、俺の、いや..大自然の大いなる力...受けてみろ...」


荼毘「...!」

荼毘「そういう...!」バッ


君「もう遅い。何より..逃げようと思って逃げられるものじゃない」

君「...裁きを」スッ

振り下ろした。

直下コンマ

96~ &ゾロ 重要な手掛かり入手 
10~95   荼毘戦闘不能
 1~9    奇跡的に回避した荼毘。反撃を喰らう

荼毘「――――」


避けられない攻撃。いや災害。

火球を放ち対抗するも、上空から降り注ぐメテオのような水の弾丸の数々には抵抗する事が出来る筈もなく...


君「こうなる」グリッ

荼毘「..っぅ...踏んでんじゃ...ねぇ...」

君「つってもお前、もう炎すら出せてねえじゃねえか」

荼毘「....クソ...」

君「...喋るくらいの事は出来るな」

荼毘「...敵と雑談して楽しいかよ」

君「興味はある」

荼毘「...正気か?」

君「悲しい事に...今回ので確信しちまった..」

荼毘「...?」

君「俺は敵の才能がある」

荼毘「...」

君「前、敵に何回か言われた事あったけど..案外そうなのかもしれん。勿論なるつもりは無いがな」

君「.....」

君「彼奴と思考が似すぎててな」

君「それに..意外と俺は容赦ない人間だった」

荼毘「..それはそうだな...さっきのは..どういうタネだ?」

君「お前が疑問に思わない程度に上空へ火球を巻き上げてたんだよ」

君「わざと火球を空に打ち上げさせて大気を熱して上昇気流を発生させ雨を作りだした」

君「その後は..さっきの通りだ、でもさ..それって一人の人間にやるには少々重すぎるだろ?」

君「過剰攻撃になっちまう」

荼毘「...」

君「俺がどれだけ怒って冷静さを失ってたとはいえども..危なすぎる。最後の一手、振り下ろす瞬間に我に返って軌道を少しズラさなかったら..
  お前死んでたかもしれない」

君「..俺...意外とやる事為す事危険すぎるだろ?」

荼毘「...餓鬼が悟ってんじゃねえよ」

君「そう、そこだ」

荼毘「...?」

君「アイツも俺も、似すぎてる。ガキの思考だ」

君「死柄木弔」

君「....奴は何を考えてる」

荼毘「あ?どういう意図の質問だ」

君「その前に...しっかりお前は抑えとくぞ」

荼毘「..は、良いぜ別に。暫くは俺も動けねえしな、好きにしろよ」

君「ああ」ギュ

荼毘「く...で?」

君「そのまんまだよ、少し俺の意見聞け

荼毘「..お前になんのメリットも無いだろ」

君「ん~...ダスターが起きるまでの暇つぶしみたいなもんだ」

荼毘「..別に俺は動けねえ..さっきも言ったろ好きにしろよ」

君「そうする」

君「...弔が自分をどう思ってるか知らんが彼奴の本質はつまるところ」


君「ガキの迷惑な一人遊びだ」


荼毘「....」

君「お前も思う所はあるだろ?彼奴はどれだけ成長しても子供性が抜けきれない、しかも悪性の無茶苦茶質の悪いそれだ」

荼毘「..一人遊びなんて可愛いもんじゃねえのか。お前の掌握したヒーロー殺しに比べれば」

君「いいや、あいつは信念、しかもかなり具体性を持ってそれを解決するためにやってた、それは今でも折れてない」

君「でもお前らのボスは違うよな」

君「彼奴は何処まで行っても自分のやりたい事を優先させる、いってしまえばそれが目的だからな。あっちこっちに行くんだよ」

君「そのやりたい事の為には手段は択ばない。しかも子供と違って力も人脈も遥かにある」


君「だから質悪い。勿論それだけじゃない」


君「あいつは今更どれだけの事をしようと社会的地位が下がらねえ、そもそも社会の輪から外れてるからな」

君「アイツがただ自分の力自慢で見せびらかしたいなら集団で占めて終わりだがそうじゃねえ、そこは大人。その力のあり方を無理やり見せつけた」

君「そんな彼奴に付くバックもいる。一人の大人じゃとてもじゃないが止められない」

君「これが質が悪くないって?お前は彼奴の何を見て来たんだよ」

荼毘「....」

君「最近あいつおおっぴらな事しないよな。いうて高速道路の一件だけ。彼奴が直接関わった事件は近頃起こってない」


君「...ここからは俺の予想で、大外れの可能性もあるが、まぁ当たってたらあのガキの思考は俺でも見抜いてるって事だ」

荼毘「...構わねえよ..今の所反論するつもりはねえ」


君「前段階の作戦の準備中だよなお前等、多分」


君「”戦争”の」

荼毘「具体的には」

君「有力なのはスパイを送り込む事だな、俺ならそうする」

荼毘「..どういう風にて話だ、あの子供大将の事だぜ、簡単な方法じゃないと管理も出来ねえよ死柄木は」

君「何言ってんだ簡単じゃねーか」

君「ヒーロー試験」

荼毘「...へぇ、それを持ち込むとは..随分唐突だな」

君「ヒーロー試験は差別なく認められれば”誰でも”ヒーローになれる手段だ経歴は関係ないむしろ正攻法だろ」


君「根津を知ってる奴がいるなら根津恒例の『裏ポイント試験制度』の指南で誰でも雄英に入れる」


君「あっという間に敵だらけの高校出来上がりってわけだ」

君「違うか?俺と彼奴。あの知能の低さだったら多分同じ事すると思うんだが」

荼毘「...さぁな」

荼毘(なるほど、確かに思考が似すぎてる)

荼毘「だが思考が似てると思った根拠は?お前仮にもヒーローだろ」

君「....」


君「正直、正直な」

君「俺はヒーロー社会を見てからまだ誰にも言って無い、内に籠めたままの本心がある、ま敵育ちで、実際の所なる可能性のあった俺の人生は」

君「敵からだ、敵から俺のヒーロー人生のカギは拓いた」

君「彼奴もそうなんだろうな、ヒーロー社会の裏の闇から生まれ、生きて来た人間なんだろ」

君「だからやる事思う事外の道だらけ」

君「だからだ馬鹿」

荼毘「...」

君「まあ実際の所どうかは分からんがあの子供の事だ多分裏で相当多くの敵を懐柔してんだろ」

君「ここ最近の事件発生数の増加は柱の消失だけじゃない筈だ」

君「それじゃ..お前連れてくぞ」

ナックルダスター「俺が処理する」

君「..ダスター、傷は?無茶はするな」

ナックルダスター「構わん、お前がそいつ捕らえてたら多くの人間に見られるその隙に乗じて逃げられるとも限らん」

君「だが...」

ナックルダスター「考えてもみろ、お前が言った通りならば、この町にも敵がいたって何らおかしくないんだソイツを無理やり助けようとする奴らがいたら..」

君「まぁ..大混乱だな....んじゃ、まぁ...任せる」ヒュッ

荼毘「でっ”..」ドサァ

ナックルダスター「えらくアッサリだな」

君「疲れた..俺も時間を省けるならそうしたい..じゃ、傷に響かない様に、無理はすんなよ」

ナックルダスター「ああ。...おい君」

君「は、何..」

ナックルダスター「これを」ヒュン

君「なんだよ..」パシィ

君「これ...」

ナックルダスター「お前は使う価値がある。これからもこういう捜査には協力しよう」

君「...分かった。じゃあな」

ナックルダスター「ああ」

マウントレディ事務所


ナオコ「もう..治すからじっとしててね」

君「ああ...すまん」

マコ「ボロボロじゃん..何したの」

君「ちょっとイザコザにあってな..はは、面目ない」

フウコ「雄英高校のあの~...リカバリーガールさんは?」

君「週に何回も行くのは気が引けるし..せっかくなら会おうと思ってな..」

マコ「そっかぁ..」

君「..痛..」

ナオコ「我慢してよ、これだけの傷すぐには治せないんだから」

君「あ、ああ..分かってる」

君「まぁ..今回は多めに見てくれよ、俺だって頑張ったんだ」

ナオコ「それは見れば分かるけど..」

君(相性がとびきり良い荼毘でもあそこまで苦戦する..こりゃ一人でどうにか出来る話じゃねえな)

君(これからも..捜査時には..カムイさんが来るまでは誰かと一緒にしないと不味いか)

ズキン!!

君「!!うっ!」

ナオコ「え!?何々!!?」

君(頭痛が...酷い...)

君「ここま、で...無茶して、た...か」ドサッ

マコ「え、ちょ!!?」

フウコ「私マウントレディ呼んでくる~~!!」

君「う、う~~ん...」

君「い....ってぇ...」

マウントレディ「目覚めはどうかしら?君」

君「今生最悪です」ズキンズキン

マウントレディ「急に倒れたらしいじゃない、何してんのよ」

君「む、無茶し過ぎた..じゃ通りません?」

マウントレディ「通りません」

マウントレディ「頭を押さえてぶっ倒れたって。貴方ねてる時も頭抑えて唸ってたわよ」

君「....ちょっと..力を制御する機能を捨てようとしちゃったんです..」

マウントレディ「ふ~ん...」

マウントレディ「は?」

君「以前、窮地に陥ったときに起こした現象を無理やり起こそうとして...失敗したみたいですけど..」

マウントレディ「馬鹿ね、アンタそんな事出来たら事故死する人間なんていないし、人類全員最強でしょ」

君「でも、..出来るんですよ....」

君「....」

君「...あれ?」

マウントレディ「何も変わってない様に見えるけど?」

君「..ぐ!」ブチ!

君「...水色だ..」

君「いつもの容量でやってるのに...」

君(集中が切れてるからか..?...う!!!)ズキン!!ヨロッ

マウントレディ「ちょ、危ない!!」ギュッ

君「せ、セーフ」

マウントレディ「私が居たからね!!」

マウントレディ「ったく...何してんの、馬鹿。」

君「....」

マウントレディ「ハッキリ言うけどあの白髪モードになれない貴方はあまり強くないわよ。あれありきの出力でしょ?だから戻るまで休んどきなさい」

君「...そんな...」

君(無理し過ぎたら...出来ないという事か?)

マウントレディ「偶には気を休めなさい、今のままじゃ足手纏いよ」

君「...はい」

マウントレディ「ほんとうに分かってる?そっちにばっかり気がいって、話聞いてないでしょ」

君「そんな事は...」

マウントレディ「じゃあ、何で笑ってんのよ」

君「...え?..あ、...すいません..」

マウントレディ「いい加減にしなさいよ...頼むから現場でそんなバカみたいな事しないでね..気が抜けてて死ぬとかほんと許さないから」

君「大丈夫ですよ」

マウントレディ「アンタ...ハァ...」

君「...?」

マウントレディ「何にそんな...何かあったの?ちょっと今日は泊まりなさいどうせ明日なんも無いんでしょ?日曜日だし」

君「いや勝手に外泊は..」

マウントレディ「諸事情とでも言っとけば大丈夫でしょ、それよりアンタの方が大事よ今の顔酷すぎ」


マウントレディ「...ハァ~~...ほんと、馬鹿ガキ...」

君「す、すいません...」

マウントレディ「その場に居合わせたヒーローと敵連合の一人を相手にした?馬鹿じゃないの!?」

君「..でも、相性のおかげで、勝てました」

マウントレディ「勝てる負けるの話じゃないっての!!」ゴツン

君「って!!」

マウントレディ「アンタね..レーダーどうした?」

君「えっと...」ゴソゴソ

君「これ...」グチャグチャ~~

君「.......」

マウントレディ「.......」

君「すいません....」

マウントレディ「..そこじゃないでしょ、謝るの」

君「う...」

マウントレディ「相手は大人でも数人がかりじゃないとキツイ相手よ?相性がどうとかそういう問題じゃない」

マウントレディ「一旦退散して連絡しなさいよ....」

マウントレディ「.....勝てると思ったの?」

君「....多分」

マウントレディ「多分?」

君「..思いました」

マウントレディ「....何が駄目だったか自分で分かる?」

君「...えっと...要請しなかった事...勝手に突っ込んだこと...ですか?」

マウントレディ「何で要請する必要があると思う?」

君「...じゃないと逃がす?」

マウントレディ「馬鹿!」ゴンッ!!

君「ッ...」

マウントレディ「呆れた...まさかここまで私の教育が下手だったなんて...」

君「...マウントレディ?」

マウントレディ「今からでも間に合うと信じて言うけど..良い?一番は自分の体の保証よ?治癒で治してもらえるからいい、とかほんとやめてよ」

君「で、でも...死なないですよ..?」

マウントレディ「....な...」

マウントレディ「なんでアンタくらいの年の子がそんな考え方出来んのよ...!」

マウントレディ(...シンリンカムイさんに怒られるだろうな....)

マウントレディ「一番良いのは誰もが軽症で済む事だけど一番考えなきゃいけないのは自分の体の事。だって自分が死んだら誰が助けるのよ?」

君「...それは..」

マウントレディ「子供の時一斉カウンセリング受けてないの...?」

君「えっと..はい..」

君(子供の時は...全然何もしてないけど....)

マウントレディ「アンタの親...ぁ、...」

マウントレディ(そっか...そういえば..そうだったわね)

マウントレディ「ごめんなさい...嫌な事思い出させたわね」

君「い、いえ...」

マウントレディ「確かに大人になったら周りの事も考えなきゃいけないけど..自分から身を捨てにいかなきゃいけない訳じゃないの」

君「...別に、捨てようと思って無いですけど」

マウントレディ「じゃあ何で突っ込んだのよ..敵連合はそこいらのチンピラとは違うって分かってたでしょ?」

君「でも..あそこで放置すれば..これからも事態は進行しませんよ...!」

マウントレディ「だから...それを貴方が考える必要はないの」

マウントレディ「それは..すぐに解決できなかった私たち大人の責任。貴方が如何にかするべきじゃない」

君「でも..焼死体が相次いでた..あの時倒さなかったらもっと被害が...」

マウントレディ(本気で..この子本気で...金も名誉も関係なしにただこの世の為だけに倒しに行ったのね...)

マウントレディ(でも...私はそれがどんなに誇らしくても..怒らなきゃいけない....)フラ..

君「..マウントレディ?」

マウントレディ(言葉が..出てこない..)

マウントレディ(ここでこの子の行動を否定したら..それこそ...でも..まだ17、18くらいでそんなに..思い詰めなくても...!)

君「あの..」

マウントレディ「君。今幸せ?今の生き方を一生続けて、信じて来たものを、これから信じて行くものを..本当に信じられるの?」

マウントレディ(ふつうは..学校でもっと道徳心を身に着けて..守るものに、守りたいものに気づくのに..この子は違う。)

マウントレディ(全てを解決しようとしてる)

君「幸せ...ですよ?大切な物もあって..大切な人がたくさんいて...」

マウントレディ(面白い、とか...楽しい、にもっと触れて欲しい...無欲すぎる)

マウントレディ「..ね、え..今、泣けるの?」

君「え?」

マウントレディ「泣けない人間には..ならないで?..」

君「だい..丈夫..です」

マウントレディ(きっとまだ..どこかに壊れそうな脆い何かがある..)

マウントレディ「命令よ」

君「?」

マウントレディ「これからは私のオフに付き合う事。良いわね?」

君「分かり...ました..?」

マウントレディ「勿論その間は仕事の話は無し!今話したいと思った事を包み隠さず話す事!!」

君「ええ..了解しまし、た?」

マウントレディ「それじゃ、解散!!さ、帰った帰った!!」

君「は、な、ええ!?外泊は..」

マウントレディ「何言ってんの嘘に決まってるでしょ!!....まぁでも」

君「?」

マウントレディ「今度..そうしてほしかったら..してあげても...いいわ..」

君「時間があったら、お願いします」

マウントレディ「そういう、都合に合わせるのも無し!」

マウントレディ「数日、何しても良い日を創る!自由に、やりたいと思ったことをね!」

君「でも...そんな暇があったら..」

マウントレディ「はいブー」

君「!?」

マウントレディ「楽しい事なんてこの世には腐る程あんの、それ全部試すわよ」

君「それマウントレディが楽しい事で俺が楽しい事じゃないんじゃ...」

マウントレディ「五月蝿いわね!やってみないと分かんないでしょうが!!」

君「すっすみません!」

マウントレディ「あれが見たいな~..とか、あれが食べたいな~~とか..あるでしょ?」

君「......」

マウントレディ「...ハァ...作ってあげるから!ね?一緒に自分の為のヒーロー活動をしましょ?」

マウントレディ「きっと、大人になって無駄な時間じゃなかったって思えるはずだから」

君「そこまで言うなら....」

マウントレディ「良し!じゃ、その日までパトロールとか禁止ね」

君「は...はい」

マウントレディ「アンタだって人間。あのオールマイトも半身浴にドはまりしてたんだから、誰でも自分の安らぎは大切でしょ」

君「でも..意味あるんですかね..」

マウントレディ「意味なくても楽しかったらそれでいいじゃない、肩の力は消えるわよ?」

君「...まぁ、兎に角分かりました..」

マウントレディ「それじゃ、帰り気をつけなさいよ」

君「はい。ありがとうございます....マウントレディ」

マウントレディ「?」

君「..」ギュ

マウントレディ「!!!?///な、...!!」

君「この前するって言いましたよね?それに...何か、したかったんで..」

マウントレディ「.......」

君「....マウントレディ?」

マウントレディ「...そんな理由で...」

君「....?」

マウントレディ「レディに抱き着くな~~~!!!!!!」ズドォ!!

君「かはっ!!」ドサッ


マウントレディ(ぐ...//なんか..私まで今度のオフ楽しみになっちゃったじゃないのぉ!!!)バタン

君「.....」ピクンピクン.....


今日はここまで

なるだけガチバトルできる可能性のあるコンマ入れていくけど
確実にテンポ悪くなるからなぁ...簡易にするんであれば出来るんで検討します


気付いたら朝だった。

「いてて..何でここで...」

「起きたか、君」

「先生..おはようございます」

「ああ、おはよう痛みはまだあるか?」

「え、ええ...」

痛みは一向に引かない。なんでだ?

「事務所で倒れたらしい、原因は極度の疲労だとさマウントレディと婆さんから見た印象ではな」

「そうですか..」

「ああ、それと無理はもうするなとさ」

「無理?というと..」


凡そ言われずとも心当たりはあるが検討外れな可能性もある

「白髪になるあれだよ分かるだろお前なら」

「うぐ...」

「髪の色が変わる程負荷を掛けてるんだ、それをポンポン使ってちゃ禁止もされる」

「どうすれば禁止を解除してくれますか?」

「その判断はマウントレディに任せてある、というかお前の管理全般彼女が請け負う事になった」

「え?」

「言ったまんまだよ、必ず逞しくしてみせるって条件付きでな」

「じゃあ俺どうなるんですか?」

それで学生生活を禁止されたら溜まったものじゃない、この一日だって遅れられないのに!

「ああそれはいつもと変わらない、彼女のモチベーションが上がっただけの話だ」


いつもと変わらない非日常だった


相澤「お前は仕事で授業に出られなかったという事にしてある」

君「た、助かります!」

相澤「俺もいつまでも世話してられないからな、速く殻破れよ、それじゃあまた明日な」ガチゃ

君「.....」

君(じゃあ今日は休みだ)

君「...ん~...」

君(体に悪い事は出来ないし...う~~ん...)

君「何しようかな....」

直下安価


1 自主練
2 事務所へ
3 敵探し
4 誰かと会話(指名)
5 その他

君(自主練だったら自分で判断できるから危険な目には合わないし大丈夫だろ....)

君(...今頃皆はヒーロー学の時間かなぁ...)

敵 アジト

「おい!!!」


壁を叩く音がアジトに響く

「黒霧ぃ...俺はお前に管理を任せた筈だが..?なんでいつまで経っても戻らない....!」

「考えられるのは...何かの弾みで連合を抜けたか、考えにくいですがやられたか...かと」

「....そこまで彼は強くないんじゃないか?一人だけだったらやられる可能性だってあるだろう?」

「いいや、新入りのお前よりもよっぽど強い、あの荼毘はなんてったって...」

「弔、それは」

「分かってる、口答えするな」


理不尽な返答に不満を抑える黒霧

死柄木は現在、状況報告で集まっている筈の人間が欠損している事に不満を募らせているのだ


「おいおい、アンタらこんな小さい取りこぼしで喧嘩すんのかよ、ロールもロールだ言い返すな」

「...五月蝿いな」

「ヴァリアント、お前は何もわかっちゃいない。こっちは一人減っただけで行動を大きく制限されるお前等みたいに考え無しじゃいられないんだ」

「なんで制限されんだよ」

「は?それは人手が少なくなって一日の索敵量が..」

「そんなの関係無いだろうが、あ?敵なんて目の前にいくらでもいる。それに何を索敵しようってんだよ」

「それはヒーローの...」

「本なりテレビなり、いくらでも調べる手段はある。大事なのはそんな周りの事より今のお前の侵されている現状への対策じゃねえのか?」

「..ボスに口答えか..」

「はっ..いやまさか敵連合の親玉がこんな子供だったとはな」


あからさまに機嫌を悪くする死柄木。

「一人減った事より一人減ってからどうするか考えろって言ってるんだよ俺は。居なくなっちまったもんにグチグチ言ってもしょうがねえだろ?」

「....」

「納得してくれたか?」

ふん。と息を散らして箱に座り直す死柄木

「俺たちは働いてる人間とは違う。ニートみてえなもんだろ?いくらでも時間はある。彼奴らが仕事してる間俺たちは好き勝手動けるんだ
  だったらこのアドバンテージは生かさなきゃならない。そうだろ?教わらなかったか?先生からよぉ」

「.....」


『弔、キミ達ヴィランは常にヒーローより先手が打てる、その利点を生かせるのが強い敵なんだ』

『それは先生がやってくれる』

『僕もいつまでも生きられない、僕が倒れたとき、真にキミは連合を率いらなければならないんだ』


「......」

「...時間を寄こせ」

「おう、それでこそ先生の教え子だ」

「黙れ。そうやって一々先生を出すな。居なくなった奴の事言ってもしょうがないんだろ?」

「そういう事じゃなかったんだが..揚げ足とりは下手だな」

「..もうしゃべるな」

(弔...)


貴方は確実に成長している。これからも考える事を辞めなければ或いは...本当に裏の支配者になれる

そして..王の器に見合う体になればその時は....

「私が......」


「...ぅ..ぅん、...ぅぅ..」

「...ん、...」

「起きたか」

(...ここは...?)

そこは何処とも知らぬ初めて見た景色。といってもビルの中で、景色という景色は見えないのだが

眼前に何処かで見た図体のバカでかい人間が立っているのが見えた


(俺は何でここに...そうだ..確か俺は..君と戦って...それで...)

立ち上がろうと腕を広げるよう試みるが、両手が鎖で縛られていて無理なようだ

「動こうったってそうはいかん。ちなみに炎も出せないぞ、脳の信号が乱れている筈だからな

「...頭痛がひでえのはアンタの所為か」

「ああ。お前が気絶してる間死なない様に注意しながら最大限の力で頭を打ち続けたからな」

「俺を..どうする気だ?」

「そうだな..とりあえずは生け捕りだ」

「何だその言い方..殺す事も視野に入れてるみてえだな」

「入れてるからな」

「....」

「お前はいわば人質。もしくは情報だ」

「俺は何があっても情報は売らねえぞ」

「どうかな」

「拷問でもするか?」

「いやぁ..何も持ってない人間は拷問されてもちっとも心が擦り減らないからな。やるなら精神だ」

「そうか」

「今お前を殺すのは楽だが、殺した事がバレれば人質の意味が無いからな」


巨体の男が考えているのは荼毘の処理ではなく敵連合の処理。

情報を刈り取れるだけ刈り取り、交渉材料とし最後にトリガーを注入する

(理性を失ってくれれば幸い。連合のアジトに放つだけで仕事してくれる)

(奇跡的にも外国のトリガーを取得できた。これを使わん理由はない....俺が...殺す..)

巨体の男は不気味にほほ笑む

第四節 ~終わりの一臂~


君「よっ..よっ...はっ..」

君「...うん。良い感じか?」

君(良く分からないけど...そこは実践しないとな...)

君「..今度機会があったら是非全力勝負をさせてもらおう」

君「..良し、明日からまた授業だ気を入れなきゃな」


直下コンマ

99~ゾロ目  一桁+二桁の数値分体上昇
60~89   一桁分の数値
 1~59   次の分の補正値上昇

君「..う..ん...まぁ、動かしてる以上体の成長を少しくらい促してる筈だ」

君(最近勉強してないけどまぁ...大丈夫だよな)


君「不安だ.....」

君「う~~んまぁ..外の風でも..浴びてくるか」

ガチャリ。


君「もう秋だもんな...結構寒いぞ...」

君「.....」

君(秋..かぁ..本当..早いな月日が経つのは..)

君「思えば..俺がここに来てもう数か月...経ってるんだな...」

君(色々あり過ぎだよ...ったく)

「隣」

君「ん?ああ、良いよ」

直下自由安価

誰と会話しますか?(学校関連の人間に限る)

君「ギターってやつ...か?それ」

耳郎「うん正解。君に見せた事無かった?」

君「ああ、それで演奏してるのは始めてみるな」

耳郎「演奏だなんてそんな大層なもんじゃないよ、ただ好きなんだこうやって外で静かに弾くのも」

君「そっか..弾いてみてくれよ」

耳郎「え?あ、うん」

耳郎「~~♪、~~♪」

君(あんま音楽には流通してないから分かんないけど...素人目から聞いても気持ちが良いな...)

耳郎「...君?もう終わったんだけど?」

君「ん、ああ。聞いてて心鎮まる良い音だったよ、俺の為に弾いてくれたってのも尚更な」

耳郎「そかそか。仕事疲れの君を少しでも癒せたなら良かったよ」スッ

君「あ、ああ....」

君(肩にすり寄って来る...耳郎ってこんな感じだったか?)

君「響香...」

耳郎「ん~~?」

君「...」

直下安価


1 「いい匂いだな」
2 「私服可愛いな」
3 「長くなるかもしれないけど話しよう、ヒーローの夢とか」
4 「可愛い顔してんな」
5 「自由」

君「俺にもぎたー?を教えてくれ」

耳郎「!!全然いいよ!」

君「お前程誰かに幸福を与えられるかは分からないけど、少しでも人を楽しませるものは欲しいし..」

耳郎「別に誰かの為でも良いけど...まずは自分が楽しむ事。オッケ?」

君「ああ、おっけだ頼む」

耳郎「良いよ、なんなら二人で引ける奴にしようか」

君「ええっと..二つ持ってるのか?」

耳郎「ああ、あるよ」

君「すげぇな...」

耳郎「じゃあ私の....あ」

君「?」

耳郎(私の部屋に...///)

耳郎「い、いやまぁ..別に...//..なんでも..」

君「大丈夫か?」

耳郎「大丈夫じゃないけど..大丈夫」

君「?そっか」


耳郎「ど、どうぞ..」ガチャ

君「お邪魔します」

耳郎「...//」

耳郎「..」ブンブン

耳郎「..フン!!」パンパン


耳郎「良し!ガンガンやってくよ!!」

君「え?あ、ああ」

直下コンマ


ギターの腕前は..

90~ゾロ目 プレゼントマイクを越した
70~89  耳郎と同じくらい
40~69  差が大分縮まってる
 1~39  まだまだ耳郎とは程遠い

君「~♪」

耳郎「―――」

耳郎「....はっ!!」

耳郎(脳内に直接四分音符が入ってくるような...丁寧な音色だった..!!)

耳郎「ちょ、ちょっと君!」パシィ!

君「なっ急に腕掴むなよ..」

耳郎「良いから!」ダッ

君「は?おいちょっと..!」


耳郎「マイク...居た!!」

耳郎「おーーい!!マイクーー!!」

マイク「ん?なんだ?英語の質問は授業じゃねえと受付k」

耳郎「聞いて!!」

マイク「...なんだ?」

耳郎「君!さっきの通りに!」

君「は?マイクに聞かせる必要あんのか?」

耳郎「良いから!」

マイク「はぁ~成程な」

マイク(どうせエリートマンの君の事だ。ギター初めてでもすげぇ上手いって見せに来たんだろ)

マイク(ま、俺も大人だしそれなりにノッてやらねえとな)

マイク「すいませんでした」

君「何で土下座してんだ...」

耳郎「自分で分からないの?凄い上手いんだよ、ほんと、プロ顔負けの実力持ってるよ!」

君「そ、そうなのか..?」

マイク「お、お前..ほんとは前からやってたんだろ!?そうだよなぁ!!?」

君「いや...触ったのはさっきが初めてですけど」

マイク「ゲボッ」

君「ちょっ...マイク」

マイク「いや..ちょっと冗談抜きで吐きそう...オエッ...」

マイク「お前..なんでも出来んのな...」

君「俺..他の人を笑顔に出来ますかね?」

マイク「出来るぞ!つーかそっち本業にしろよ!!」

君(これなら、愛音とももっと仲良くなれるかもな)

君(う~~ん..でも、カラオケに行ったときは轟たちにはあんまり好印象じゃなかった気がするけどなぁ..?)

君「ま、いいか」

君「はぁ~あ、ちょっと涼もうと思ってたけど、熱中したな」

耳郎「ご、ごめんね?ほんとに凄くてつい...」

君「いやいや?怒ってないさ、むしろ有意義な時間を持てたんだ、ありがとな」

耳郎「ううん、こちらこそ、これからも出来れば一緒にギター弾こうよ」

君「勿論だ」

耳郎「これで君との接点がまた一つ増えたね!何かウチ、嬉しいよ!」

君「俺も嬉しいよ、じゃあもう寝る時間だし」

耳郎「また明日ね!」

君「ああ、また明日」



耳郎 響香の好感度が上がりました

ギターの腕前がプロレベルになりました

今日はここまで

用事終わったんで久し振りにやっていきます

前回のあらすじ!


1つ  ナックルダスターと協力し荼毘を倒した!

2つ  君とマウントレディは二人で話をした!

3つ  響香と一緒にギターを弾いた!!



君「今日からまた授業に専念する、よろしくな」

八百万「君さん!戻ったんですね!大丈夫でしたか?」

君「ああ...」チラッ

耳郎「!」

耳郎「...」ニコッ

君(..?)ニコッ

緑谷「これからはインターンは控えるの?」

君「今はまだ指令が来てないからな暫くはこっちに集中することになったんだ」

君(なんか..やりたい事やれって言われたし...)

轟「そうか、それなら何とか追いつけそうだな」

君「?」

轟「仮免試験の補修、合格するからな」

君「ああ、そうか」

砂藤「おぉ..淡泊なんだか..どうなんだか..」

尾白「今日はちょうどヒーロー基礎学があるから、それで対決だな」

君「ああ、楽しみにしてるぞ」


飯田「そろそろ皆席に着くんだ!!」


その後ホームルームが終わり授業を五限終え、ついに来るヒーロー学!


オールマイト「今日は私も見とくからよろしく」

相澤(ついに来たとも言わなくなったか....まぁいい)

相澤「水難、火災、地震などの基本的な災害への対処はこれまでやって何度もやってきたな」

相澤「今日は敵相手の対処を行っていく」

相澤「まぁ簡単な話いつもの..」

芦戸「ヒーロー対ヴィラン!!」

相澤「会話は遮らない様に、芦戸」

相澤「ただ今回は地形を変える」


相澤「以前はビルの中に核を仕入れている敵への抑制がコンセプトだったがそれだけというのも味がない」

相澤「色々なシチュエーションを想定して行うからな、不利な地形を引いてもその中でどう動くかを考えろよ」


「「はい!!」」


相澤「それと君」

君「はい?」

相澤「お前は今回一人側だ」

君「え?」

相澤「21人、3対2にするか2対1にする必要があるからな」

相澤「文句があるかもしれんが、体育祭優勝の実力、ここで確かめておく」

君「そんな大層なものじゃ..」

相澤「なぁに、いつも通りの更なる向こうへだ。体育祭の時のお前なんて此奴ら全員超えてるくらいだろう」

相澤「だからこその再確認だ、今のお前の実力を、俺がただしく把握する」

君「..分かりました」

相澤「..よし」

相澤(少々...言いくるめ方が強引だったかもしれんが、まぁ結果オーライか)

相澤「お前は最初のくじを引いたペア相手と対戦するからな」

君「了解です」

相澤「それじゃお前らどんどん引いていけ」

安価下

どのペアが相手だった? 例(緑谷と轟)

一桁目が奇数だったら敵チーム偶数だったらヒーローチーム
二桁数値によってフィールド変化、高い程有利なフィールド

君「先生」

相澤「なんだ、トイレだったら駄目だ、授業前に行っとけ」

君「違います」

君「ここどんなシチュエーションの場所ですか」

相澤「災害だ」

君「嘘付け」

相澤「...フー...なにが不満なんだ」

君「全てです..!」

相澤「具体的には?」

君「なんで更地なんですか...!」

相澤「それだけ激しい戦いが起こってる場所って事だ、辺り一帯更地になる程のな」

相澤「加えてここは酸素が極めて薄い、お前の個性にも影響があるかもな」

君(納得いかねえ...!)

君(障害物もないから俺は出久とお茶子の攻めを回避する術がない....!)

相澤「...プルスウルトラ」

君「教訓でゴリ押ししないで下さい.....」

君「..まぁ、良いや。来い!」


緑谷「あわわ...!」

緑谷(ガチンコ勝負は久しぶりだ...!轟くんとの闘いは見てたけど..実際にやり合うと何が起こるか分からないぞ...!)

お茶子「で、デクくん....」

緑谷「ははい!!?」

お茶子「焦らないで行こ?私たち一回一緒にペアなった事あるんだし」

緑谷「!..そうだね...」

お茶子「一対一なら勝てないけど、デクくん居るなら私たちでも勝てる可能性あるんだから!」


相澤「...」

相澤(..お互いに刺激し合える良い組み合わせだったかもな...こりゃ...)

相澤「それじゃ..始めるぞ」

相澤「よ~い...」


君(どう動くかな...)


緑谷(良く考えて..コミュニケーション取って行かなきゃ...!)

お茶子(う~緊張してきて...いや!頑張るんやおちゃこ!!)


相澤「始め!」



緑谷「スマァアッシュ!!!」バゴォ!


君「!!」


緑谷「麗日さん..!この瓦礫全部浮かそう!彼の意識を少しでも反らす!」

お茶子「うん!」


君「質悪い...!!」ダッ


お茶子「来てるよ君くん!」

緑谷「大丈夫!ある程度浮かしたら応援お願い!隙を突きながら浮かそう!」バシュ

お茶子「了解!」




「そうだな...」

キキッと一旦ブレーキを駆け、足を止める


(水は....)

手のひらから水を意識する。少しずつ右手の平に水が凝縮していくのが皮膚から伝わる

しかし集まるのに時間が掛かり過ぎる、数秒でようやく子供が両手で支える水風船レベルの量になる


(これじゃほとんど個性が通用しないって言ってるようなもんだ)


「神はよっぽど肉弾戦がお望みか...!」


といっても勿論水は集めるのだが


「技は使えて二回か..!」


そうこう考えてるうちに緑谷が眼前に居る


「た!!!」

緑谷の横蹴りをバク転で避ける

「ぐ...」


地面に着地しすぐさま地面を蹴り追撃をしかけて来る


「...せやぁ!!!」


溜めの入った重い一撃が飛んでくるが左手で顔を守る

飛んできた右足の蹴りはかなりの高威力でガードしてなお振動が起こる


「ッ!!」


反撃に意識を向けたときには既に視界から離れていた


(出久を相手にするのは無茶がある...!)

「後ろ!」

素早く蹴りを出すが上空に飛んで逃げる緑谷。


「...ニッ」

「..ニッ」


互いに笑う


(いやいや...笑ってる場合じゃなかったな)

(今のままじゃ勝ち目がない...こうなったら...あれを...)


『白髪じゃない貴方はそこまで強くない』

「.......」

(今の頼りきりの状況じゃだめだって事だ)


今までの戦いから何を学んできたのか。

小手先だけじゃ俺より強い相手には絶対に勝てないんだ


(不利だけど...ブーツと少しの水でこの場を潜り抜けて見せる!!)

「....さて、と...さっきは冗談交じりで言ったが....本気で限界を超えるつもりがなきゃ勝てんぞ」


息を付き、再び戦闘を開始する


(で、デクくん達ガチや...)

二人の顔つきは一授業とは思えない程に緊迫している

でも私だって本気だ、負けると思って闘いたくない

(悪いけど君くん..今日は勝つよ!!)



二人は現在取っ組み合いの形で、互いに両手を掴み合い、力と力の真っ向勝負をしていた


「ぐぅぅううう...!!」

「...な..」

(なんて力..ワンフォーオールの力に匹敵するくらい...!)

「....ニッ」


君は不敵な笑みを浮かべ、瞬間両手を脱力させた


「な!?」

「甘かったな」

緑谷は体勢を崩さざるを得なかった

隙だらけになった緑谷に蹴りを入れる

「がはっ...!」


ズザザ、と地面を引きずりながら転ぶ緑谷


「立て、出久...それと...」

「...?」


「もう、準備運動は良いよな?」

「!...そう、だね!!」


さっきより一段上の状態まで力の上限を上げる


(....来い、最強のお前を、上からねじ伏せる!!今の素の状態で...!)





直下コンマ


90~&ゾロ 限界の先へ一段成長 
80~89 まさかの君優勢
40~79 状況は劣勢に
 1~39 麗日合流

君くんの実力は以前よりはるかに上がっていた、相手に有利な状況だと完敗の可能性もある

けど、最後には勝った方が最強なんだ。


君の言葉が緑谷の後押しをした


「はぁぁ.....ぁぁあああ!!!」

(...やっぱり、隠してやがったな)

「これが僕の今の最大上限.....!」

「見たとこ...あんまり変化はねえけど...やってみれば分かる」

「...っふ!!」


緑谷が駆ける、しかしその姿はかなりギリギリで目視した


(速い..!)


目視は出来る、しかし体が追いつかない


(ヴァリアントの時を思い出すな...)

そうこうしている内に腹にパンチを打ち込まれる


「ぐぅ....!!」


やはり痛い。けれど、なんとか耐えて、そのままその手を抑える


「身動きとらせなきゃ...お前の個性も意味ねえからな...」

「ぐ!!」

「水圧弾!!」


貯め込んでいた水を銃弾の形に変え、緑谷の脳天にぶち込む

「は!!」

「なっ....?!!」

抑え込んでいた両手を振りほどかれ、体の自由が効かない内に蹴りを入れられる


「がはっ!!」


あまりの威力に君は空へ飛ぶ


「....ちぃ...」


バク宙で受け身を取る


「今のは...入ったぜ...出久」

「効いてない...んだね」

「どうだかな」


(今のままじゃ100%負ける、...どう動けばいい....)

(エクトプラズムの教えもあってどうにか耐えれてるけど...防戦一方なのは明らかで...更にこっちは粘れば粘る程不利)

(出来るなら...先にお茶子を潰す)

(今回の勝利条件は核の確保じゃない...二人を確保してクリアなんだ..それは相手も同じだけれど..面倒臭い事に変わりはないな)

「中々...嫌な地形を引いたな」


「...?」

「なぁに...気にすんな」

(来ねえな....まぁあっちは俺が攻めなきゃずっと岩を浮かせられるし..来る理由が無いか)


ここで考えなきゃならない事がいくつか。

一つはどう相手にするかだ


二人を同時に相手にするか、片方はどうにかして封じながらもう一方を抑える


(二人を相手にするのは無理だから自然と片方ずつやり合うって話になるんだが....)

(どうするかだよなぁ.....)


(...やっぱり水が使えないのはかなりキツい....)

(...どうしようか...)

直下安価


1  水白亜を開放してみる(リスク高)
2  とにかくよけ続けて隙を見て手錠を掛ける
3  肉弾戦を仕掛ける
4  その他

出久には水で遠隔攻撃、その隙にお茶子を捕らえる

(上手くいけばこれで一機に状況は好転する)


(....行くか)


「麗日さん、出来ればすぐにでも動ける準備を....!!」

「遅い!!」

「やああ!!!!」


宙に浮かぶ岩を落としていく


「出久ごと....」

(僕はすぐ離れられる瞬発力がある!!)

「.....ニィ」

(逆効果だぜ、お茶子)

直下コンマ  高知能ボーナス



65~99&ゾロ 作戦通り!好況!
40~64    状況五分五分
 1~39   失敗 緑谷と一対一


「これで.....」

「...!?」

(なんで逃げないんだ....!?)

「そのまま後ろに行ってな!!!」

あるだけの水をぶちまかし、水圧で緑谷を押し飛ばす


「!!麗日さん!!」


瓦礫衝突時の煙幕に紛れて、背後から襲撃を掛ける事に成功した


「!!」

(好機....)

「させない!!」

一瞬で横に現れる緑谷

(マジかよこいつ....!!)


怖ろしい機動力の持ち主だと、改めて再確認させられる

(ここの行動が命取りになるな....)


「デトロイト....」

直下 行動安価


1 水圧弾
2 水白亜で拳のぶつけ合い
3 急バック
4 ブーツ暴走


コンマが高ければ高いほどいい状況に

(あぶなっ!!....)

急いで上体を反らし地面を蹴り避ける

「スマァアッシュ!!!」


出久の拳圧は今俺の居た地面を抉る

この対応は正解だったようで、再びお茶子と出久を引き離すことに成功した、加えてこちらは今水を貯めている


「これなら勝機がある...!」


出久は再びこちらに突っ込んでくる

幾ら速いとはいえ、もう動きは読んだ、つまり先に動くことが出来るのだ


出久の繰り出す攻撃を全て最小限の動きで避ける


「速い...!」

「...」


エクトプラズムの指導が、シンリンカムイとの実戦が、これまでの訓練の結果が身になってきている


出久の左足蹴りを躱しカウンターを仕掛ける


「おえっ...!」


激烈な痛みに嗚咽のような声を出す

そのまま蹴りを入れて出久が吹き飛ぶ


(チャンスだ...!)

すかさずお茶子の方へ突っ込む

(これが最後のチャンスだ..これで倒せなきゃ相当面倒くさい事になる...!!)

「...コォォォオオオオ.....」


プロ顔負けの気迫があるお茶子に怯まず突撃する



直下コンマ   超身体 ボーナス

90~&ゾロ 君・お茶子互いに成長
40~89  お茶子確保
 1~39  倒しきれずに緑谷乱入

今日はここまで

(男と力比べしても勝てん!なら...)

「....?」

右手を顔の前に出し、左手を腰に添える構えは、武道家の様に妙にしっくりくる

(何か考えてるんだろうが...無意味そのものだ)


地面から出て来た水の柱が麗日の両腕を触手の様に縛る

「な...」

「痛みは一瞬だ」


水の触手に動じたお茶子は蹴りで抵抗を見せる事もなく、君の右拳のストレートを腹に受けダウンする


「....ふぅ...ようやく一対一だ」

「麗日さん!」

「無理だ。暫くは動けないそこに寝かせてやってくれ」

「それより良いのか?お前」

「え?」

「何気を抜いてる」


後ろから迫りくる水圧のカッターを反射ギリギリでマスクを犠牲にし、避ける


「...ツ!...なんで水...」

「いくら酸素が薄いって言っても、完全には消えてない。俺はお前らと戦ってる時ここに集める事だけを意識してたからな
 数分間集めてればこうして自由に作りだす事くらい出来る」

「これで同じ土俵だ、お互い個性有りの闘いだからな」

(麗日さんの頑張りは無駄にしない....!)


「思えば...あの時以来か..?戦うの」

「..体育祭?」

「多分な、..あの頃とは随分戦い方も、思考も変わってる」

「うん...でもどうして急に?」

「いや...何かな、今更だけど..練習だからって負けの記録は付けたくないと思ってな」

「..僕もだよ」

「じゃ、お互い全力でやろうな」


こうやって相手を煽ったのは、相手の力を出す為...だけではない

勿論その要素もある、あるが、実際には自分の心を鼓舞するためだ。逃がさない為だここで万が一保険を掛けて逃げる訳にいかない

最後の最後まで素の状態で勝つべきだと勝ちたいと体が、脳が伝えている


(少し遠回しだったけど、マウントレディはきっと今の俺に大切なのは素の力を伸ばす事だと言ってたんだ

(素の力が伸びれば、それに比例して水白亜を開放した時の力も段違いに跳ねあがる筈なんだ)


結局は、逃げないということ。それが大切なんだ


(貴女の言う事なら俺は信じられる)

「行くぞ...出久」

「..うん、来い君くん!」


互いに右足を前に出し、駆ける

直下コンマ
 

 99     ???
97~&ゾロ 君、緑谷 両方 成長の壁をぶち破る
70~96  まさかの君優勢
40~69  君 劣勢 力解放
 1~39  緑谷 20%越え 超優勢

君は出久の繰り出すプロ顔負けのラッシュを全て躱し、いなし、全て当たるギリギリで避け続ける


「す、凄...」

「関心するな」

すかさず顔面に裏拳を決める

「が!...」

「意識を散漫にすれば動きが乱れる」


顔を抑えうずくまる緑谷を容赦なく蹴り飛ばす


人間は関心の無いことに集中を働かせると体力を消費する

しかし彼はエクトプラズムやオールマイトへ指南を受けて集中の負担を軽減する事に成功した


(大事なのは頭でイメージする事)


吹き飛んだ緑谷が受け身を取る前に水を地面に敷き、滑らせる


「くっ...そ...!」


狙い通り、緑谷は水で滑って上手く身動きが取れなかった

(集中のメリハリをつける...)


これも一種の力の解放である、それと同時に、君は既に体の力の解放を行えていたからこそ、脳の力の解放のコツを、すぐにつかむことができた


「ハァ...ハァ...」


「....」

地面に手を付け、息を切らす出久

「立て、デク」

「....!...ぉおお!!」

倒れていた体制から一転、手で地面を押し、蹴り上げる


「...」

ヒョイっと軽くバックステップで避ける


「まだ、だ...!」


意気込んではいるものの、既に出久はガムシャラになっている

全ての攻撃を、防ぐどころか避けられて少しずつ意識が乱れて来たのだ


「.....」

左の肘打ちで腹を打つ


(無言なのに..何て威圧感...!)


心では負けちゃいけないと足を奮わせ立ち上がろうとするが、足に水を敷かれ、勢いよく君の足元に滑りこむ

「ぐっ!...ぅぅ」


(ここでテープを付ければ捕獲した事にはなるが...)


そんな事はしない。決着を着ける

「.....」


上空から出久の頭上へ大量の水を噴射する


「がぁぁ...ぁあ!!」


どれだけ避けようとしても、超高威力の水圧を、避ける事が出来ない


(地面に押さえつけられる...!!)

「く....ぁあ!!」

地面に右手を叩き付け無理やり勢いを付けその場を逃れようと試みる



「その手は...失敗だぞ」


しかし、君からは逃れられない

水の触手に腕を捕まえられ、再び君の足元に叩きつけられる


「がはっ...」
その唸る出久に追撃で踏みつける

「う...ぅぅ...」

(思った以上に...押されてる)


「ぉ、ぉおおお!!」

「....」

「ハンプス...スマッシュ!!」

左手の拳圧で受け身を取りながら右手に勢いを乗せ殴りつける


その拳は水で防がれ届かなかったが..かなりの水をはじいた


「...ん?」

「.....」


(今殴ってない部分の水も弾け飛んだ...それって...)

(...風圧で水が弾かれるか、こればっかりはしょうがない)

(僕の拳でも...風圧が..??)

(下手に確証を持たせるより先に片を付けるべきだな...)

(そうだとしたら...もっと..一回だけ、上限オーバーの力を引き出す、それに賭ける...!)

(風圧よりも強い水圧で、強引に押し飛ばす...)


((一撃で決める))


「はぁぁぁ....ぁああああ」

「デトロイト.....」


出久は右手にエネルギーを君は手のひらに圧縮した水を貯める


「スマッシュ!!!」

「せいやぁあ!!!」


結果は... 



明日判定を取ります今日はここまで


互いの全力はその場に嵐を巻き起こした


「!!..どうなったんですの..」

「..見えねえから分からねえな」

「すげぇ煙幕...!」

「黙って見てろや!暫くしたら分かんだろが!!!」

「気になるじゃねえかよ!男ならあの熱さ分かんだろ!!」

「....チッならなおさら集中して見とけ!!」

「君もつええけど..俺は緑谷が勝ってそうだと思う」

「確かに...峰田の言う通りパワーはあっちだよね」

「でも彼奴は俺の氷を破壊できるくらいの水圧を出せるぞ」

「それは彼が白髪になったときで、水髪の状態でも出来るかは試してませんわ」


「......」

(麗日への被害を考えてどちらか威力を抑えたな)

予想を裏切って辺りの破壊度が極端に軽い

煙こそ巻いているがそこまで周りに影響を来さない程の威力だ

(こりゃどちらかかなりの傷を負ってるかもな)

煙が徐々に晴れていく

全て消えた場所で、立っていたのは...

直下コンマ

  99  両方戦いを続けていた
40~98  君
 1~39  緑谷

「か....は...」

(最後の最後で...押し負けた....)


「ぐ...ぐ..くぐ...」


体に力が入らない


「ぅ...ぅぅうう....!!」


カシャン。と手錠を掛けられた


(...衝撃の被害を最小限に抑えるために...水の量を減らして体で受けたから...ダメージをカバーしきれなかったんだ
 麗日さんを意識してたような素振りは見せなかった...けど撃つ直前水を散らしたので気付けた、ただでさえ少ない水を、麗日さんの周りの壁として使って)

「君くん...きみは...」

「俺の...負け、だな」

「....僕たちの勝ち、だね」

「ああ、文句は...ねぇ..よ」

「君くん」

「...あ?」

「今度は」

「体育祭でだな」

「!...うん!!」



『終わりだ戻って来い....』


(今回は...まさに二人だったからこその勝利だな...しかし、君も一人で良くやった..)


「今回、力を使わなかったのは偉かったな」

(...ったく...これで闘争心に火が付いたとは思えんが...何を向上するべきかは...気付けたかもな)




「.....遠いな....」

(俺の夢を満たすまで...まだ時間が掛かりそうだ)


今日はここまで

3月入って忙しくなり過ぎててイマイチネットに触れられません。なるだけ更新頻度上げるので見てくれるとありがたいです
応援ありがとうございます、頑張る励みになります




「君~~」

「ん...んん...?」

肩が揺さぶられ、視界が明るくなる。


「お、起きたね」

「あぁ...耳郎か...」

「う、うん」

「なんで膝枕なんだ...?」


ソファよりは柔らかいが、首が痛い。正直やめて欲しい。


「え~~っと...お礼かな///」

「お礼?」


ああ。あの時のか。


「別にお礼何ていらないんだが...」

「そういわずにさ、女の子から膝枕って嬉しくない?」


いや別に、と言おうとするが、言える程、生徒に心を開いてる訳ではない君だった。


「...ま、そうだな」


「......一人でも闘えるって凄いじゃん、最後渋ってたけど」

「いやいや、勝てる様にならなきゃな、実践じゃ死んでるんだから」

膝を払い、立ち上がる

「あ...」

「今日はもう寝るよ、ありがとな耳郎」

「ううん、今度また、ギターしようね」

「ああ、お休み」


そう言って、部屋とは真反対の場所へ向かう。

「......別に、これぐらいじゃへこたれるつもりもないけどな」

いつもと変わらぬ夜明けは、今日も、明ける。


文化祭編  開始。


第一節  ~最大規模の学園祭~


朝  

芦戸「見て見て~! 見てて~!!」タタッタッ


芦戸「...ブレイキィン! ブレイキン!!」ドルルル!


青山「彼女ダンスが趣味なんだよね」

峰田「下履くならスカート脱げよなぁ...!」


君「元気だなぁ...皆」

八百万「君は今日もボロボロですわ、ちゃんと休んでいらっしゃるので?」

君「そんなきたねえかな...」

八百万「言葉のチョイスを謝りましたわ! 違うんです! 傷だらけですから、偶には自主練は控えるのも良いかと...」

君「ああ、そゆこと...いや、自主練控えたら、俺の場合何も残らねえからなぁ...」

八百万「そんな事言って、倒れてしまっては意味ないのですのよ?」

君「それは本当すまないの極みだ」

八百万「もう!君は小難しい話ばっかりですの、偶には子供らしく上鳴さんの様にはしゃいでも、誰も怒りませんわ?」

君「それは遠慮しておくよ、ま、辛気臭いのも確かにどうかと思う」


上鳴「趣味といえば耳郎のも凄ぇよな」

耳郎「ちょ、やめてよ」

上鳴「あの部屋楽器みてーだったもんなァ、ありゃ趣味の域超えてる」

君(...確かに)

耳郎「もぉやめてってば部屋王! 忘れてくんない!?」

上鳴「いや、ありゃプロの部屋だね!! 何つーか正直カっ...!?」


耳郎「マジで!」


上鳴「......何で...?」

君「......」


キーンコーンカーンコーン

相澤「文化祭があります」


「「「ガッポオオォイ!!!」」」


蛙吹「先生、今日はエリちゃんのところへは?」

相澤「ああ、その事については後ほど」


切島「いいんですか!? このご時世にお気楽じゃ!?」

上鳴「切島...変わっちまったな」

切島「でもそーだろ敵隆盛のこの時期に!!」


相澤「もっともな意見だ、しかし雄英もヒーロ科だけで回ってる訳じゃない」

相澤「体育祭がヒーロー科の晴れ舞台だとしたら文化祭は他科が主役。注目度は比にならんが、彼らにとって楽しみな催しなんだ
   そして現状、寮制をはじめとしたヒーロー科主体の動きにストレスを感じてる者も、少なからずいる」


切島「...そう考えると...申し訳たたねェな...」

君(別に...俺たちの所為じゃあるまいし、それに敵が来たところで返り討ちだろ)


相澤「ああ、だからそう簡単に自粛するわけにもいかないんだ。今年は例年と異なりごく一部の関係者を除き学内だけでの文化祭になる」


相澤「主役じゃないとは言ったが、決まりとして一クラス一つ出し物をせにゃならん。今日はそれを決めてもらう」


飯田「ここからはA組委員長飯田天哉が進行を務めさせていただきます! スムーズにまとめられるように頑張ります!
   まず、候補を上げていこう!! 希望のあるものは挙手を!」


挙手する人間の勢いが凄まじく、暴風が吹き荒れる。


飯田「くっ...なんという、変わり身の早さだ...ええい必ずまとめてやる...!!」

君(...俺は...)

直下安価


1  音楽
2  ヒーロー科らしくバトル風演劇(B組と対立)
3  集団読書
4  お絵かき講座
5  その他

二桁コンマが70越えてたら案採用(補正無し)
久し振りの更新で、人が居なさそうであれば、原作採用で

書いてませんでしたが、音楽は原作と一緒(君がダンスじゃなくて音楽やる)です


君「音楽が良い」

飯田「ホウ! 音楽か! 理由があれば教えてくれないか!?」

君「...一番自信があって...一番人を笑顔に出来そうなのがこれで、」

耳郎「! ...そっか...うん、ウチも賛成」

飯田「楽器が得意な耳郎くんもか!」

上鳴「なんだよお前~さっきは俺に怒ってたじゃねえかぁ!」

耳郎「う...ごめん...ウチのはヒーロー活動に根ざした趣味じゃなくて...只の趣味だし...」

君「俺はお前と一緒に楽器出来て楽しかったし、人を笑顔に出来る武器だと思うぞ? ま、何でも他人を笑顔にさせれたら良いってわけじゃないけどさ」


飯田「それならば、君の見解も加えて、信頼できる。俺もそれに賛成だ」

芦戸「じゃあ皆で踊ろうよーー!!」

君「ああ、それも加えて、皆で楽しめるものにしよう」

轟「俺も賛成だ...」

飯田「これは俺だけで決める事ではない...皆! これでいいか?」

「「「は~い」」」

飯田「ならば...相澤先生!」


相澤「ダンス、というより音楽か。分かったそれじゃあホームルームは終わりだ」



耳郎、芦戸の好感度が上がりました

休日

直下コンマ


95~ orゾロ目  愉快なユーチューバー遭遇
39~94     シンリンカムイ回復
 1~38     誰かとコミュ

君「お帰りなさい」

シンリンカムイ「ああ。今帰った...それより気づいたか君?」

君「?」

シンリンカムイ「その様子だと気づかなかった様だが...以前我が渡したブザー。あれに通知が来ている筈だ」

君「え?あ、すいません...寮でもう一回確認します」

シンリンカムイ「それに関してだ」

君「...?」

シンリンカムイ「ヴァリアント、ロールを標的に捜査を進めていたが、それとは関係なしに我等に依頼が来た」

君「依頼、ですか」

シンリンカムイ「ああ。我等の事務所と事件の場所が近いらしい」

君「ではヴァリアント達は一旦保留に...?」

シンリンカムイ「そういう事になる」

君「なる...ほど」

シンリンカムイ「そう分かりやすく落ち込むな。我等も久し振りのチーム活動。肩慣らし。というと少しばかり態度が悪いが
        我の勘を取り戻す訓練と思って、手伝ってもらうぞ」

君「了解しました。久しぶりの共闘、出来ますね」スッ

シンリンカムイ「ああ、改めて、よろしく」 ガシッ

シンリンカムイ「所で...」

君「?」

シンリンカムイ「貴様マウントレディに何をした?」

君「...?」

シンリンカムイ「あ、そう...いや、やっぱり何でもない」


おわり。

夜出来なさそうなので今の内に更新しておきます!


君「ゆーちゅーばー?」

シンリンカムイ「ああ、これを見ろ」

君「これ...は......」


ジェントルと名乗る男の一本の動画だ。コンビニ強盗中の動画らしい。


君「これ立派な犯罪ですよね?」

シンリンカムイ「ああ」

君「ジェントルですか......」

君(全く個性が分からないな....)

シンリンカムイ「空いてる日はあるか?」

君「......えっと....行事が入ってて最近はきついです」

シンリンカムイ「了解した。何かデータを手に入れたらこちらから伝える」

君「ええ。お願いします」

シンリンカムイ「任せろ」

黒霧「弔。作戦はいつ開始するんです?」

死柄木「あいつらが隙を見せたときだ。それまでは裏事業を進める」

ヴァリアント「俺たちが生きている限り必ず隙は出来る。それまでは極力安全にな」

死柄木「分かってる、お前らも....気を付けろよ。一人捕まれば全員危ないんだ」

トガ「はーい。もう解散?」

死柄木「ああ。暫くは各々別行動だ」

ロール「行くよ、ヴァリアント」

ヴァリアント「ああ、分かってる」

死柄木「黒霧」

黒霧「? はい」

死柄木「いつでも動けるようにしておけ」

黒霧「了解しました」



ーーーーー


君「へ~...エリちゃんが来るのか...」

緑谷「うん! リンゴ飴とか、ダンスとか、色々見せてあげたいな...」

君「喜んでくれると良いな」

緑谷「うん!」

君「それにしても......文化祭かぁ...」

君(中学じゃ、それほどビッグイベントじゃなかったけど...どうなるんだろう)


緑谷「君くんはギター担当?」

君「ん、ああ、耳郎がどうしてもって言って聞かないんだ」

緑谷「そっか...あ、僕インターンの補習だからこれで....帰ったらギター聞かせてね!」

君「ああ、頑張れよ!!」

緑谷「うん!!」



第二節  ~ジェントルとラブラバ~


オールマイト。ブレイブ。紅ライオット。

自警時代から今日に至るまで、ヒーローと呼ばれ歴史に燦然と輝く者がいる。

伝説の支配者 オール・フォー・ワン。異能開放軍指導者 デストロ。 希代の盗人 張間 謳児。

一方で歴史には敵とされたものも多く名を残しているのだ。


ジェントル「さて...今日の撮影に行こうじゃないか...! この一杯を優雅に済ませてね」


私はジェントル。いわゆる犯罪行為と言われる動画をサイトにアップする男。
だが待っていただきたい、何も無作為に罪を犯すわけではない。例えば前のコンビニ強盗”Jストア”全国に展開している業界NO.1のコンビニだ。

そのコンビニは消費期限ぎりぎりの「ふっくらプリン」をなんとラベル偽装し販売していた疑惑が浮上。

にもかかわらず本社はしらを切り事はうやむやに終わろうとしていたのだ。

もうおわかりだろう、そう私は、紳士的でない者に制裁を与える。

現代の義賊なのだ。


耳郎「爆豪お願い! アンタがドラムやってくれたらいい物になる!

爆豪「なるハズねえだろ!......アレだろ? 他の科のストレス発散みてーなお題目なんだろ。ストレスの原因がそんなもんやって自己満以外の何だってんだ」


爆豪「ムカつく奴から素直に受け取る筈ねえだろ」

君(部屋に戻ってきたら...なんか説教されてるんだが......)


葉隠「ちょっと...そんな言い方...」

爆豪「そういうのが馴れ合いだっつってんだよ」

轟「話し合いに参加しねぇで後から腐すなよ」

爆豪「ムカつくだろうが。俺たちだって好きで敵に転がされてんじゃねえ」


爆豪「なんでこっちが顔色伺わなきゃなんねぇ! てめえらご機嫌取りのつもりならやめちまえ。殴るんだよ......! 馴れ合いじゃなく殴り合い...!!
   やるならガチで...――雄英全員音で殺るぞ!!」

「「バァクゴォオオ!!!」」


君「............」

君(仲直りした...のかな)


ーーーーー


ジェントル「一か月後、例年通りならば文化祭があるんだ、一度襲撃に遭いセキュリティを強化した学校。ヒーローの今を象徴するあの学校に...」

ジェントル「この私が侵入してみたら、それはもう凄い大事になるだろうねェ」

君(文化祭は一か月後....それまで結構な猶予がある)


なにをしよう?


直下


1 依頼解決に尽力する。
2 文化祭に集中する(コミュ)
3 情報収集(コンマ次第で敵連合遭遇)
4 ステインの所へ
5 その他

君「とりあえず...周りの人たちに聞きましょうか」

シンリンカムイ「そうだな。口コミは意外と役に立つ。聞いて損は無いだろう」

君「早速聞いていきますか....」


一時間後。


シンリンカムイ「とりあえずこの辺で終わろう」

君「ええ」

シンリンカムイ「そっちはどうだった?」

君「え~っと......」

直下  補正(シンリンカムイ) 何もなかったという判定が消えます


90~ or ゾロ目  ???
50~89  おじいさんとライン交換した
 1~49  敵連合の手がかりが(文化祭後、一人で敵連合の誰かと確定で戦う事になります)


今日はここまでかな?多分

君「なんか強そうなおじいさんとラインを交換しました」

シンリンカムイ「は?」

君「いやぁ....ははは....何かあったらすぐに駆け付けれる様にですから」

シンリンカムイ「そ、そうか...いやまぁ...我も何もなかったから文句は言わん。言わんぞ」

君「どうも....あ! 俺これから文化祭の準備があるんで...!!」

シンリンカムイ「了解した。行って来い」

君「はい!!」


今日はここまで。明日できたらやる。

死柄木「よぉ義爛。早速だが頼みがある」

義爛「ん~天下の連合のボスが、直々に何を言うつもりかい?」

死柄木「別に、大したことじゃない...爆弾を用意出来るだけ用意しろ。非合法な手でも何でも使ってな」

義爛「,,,何に使うんだ?」

死柄木「ヒーロー達への警鐘って意味合いでもあるが...まぁ一番は敵の戦力を削るのがデカい」

義爛「......?良く分からんが...兎に角何かやろうとしてるのは分かった」

死柄木「ああ、お前にも参加してもらう。宜しくな」ピッ

義爛「は? どういう...お、おい!」



黒霧「...どうでしたか、契約は」

死柄木「完璧だ。これで俺たちの計画は完璧なものになる」

黒霧「それにしても...この計画はオールフォーワンの時とは比べ物にならない程の死傷者が出ると思われますが,,,」

死柄木「...何が言いたい?」

黒霧「無駄な犠牲は避けるべきです。関係ない子供まで巻き込むのは...」

死柄木「アイツらだって堂々テロ起こしてただろ。それと同じようなもんだ」

黒霧「では、私は準備を...」スゥゥゥ...

死柄木「任せたぞ、黒霧」


死柄木(...荼毘、お前は誰かに捕らえられたのか?)


もうちょい

プロレベルのギターの腕前。完成度判定必要なし

君「これでいいんじゃないか?」

耳郎「す、凄い...改めて凄い! これなら私の教えいらんよ、あとは反復練習で十分!」

君「でも合わせなくていいか?」

耳郎「?」

君「俺だけ出来ても、バランスが悪くなったりしないか?」

耳郎「...大丈夫だよ、合わせる事なんてない。自分の全部を演奏に注げば、自然とバランスは取れるから!」

君「......そっか」

耳郎「勿論互いに信頼してる必要はあるけど、私たちなら大丈夫!」

君「そうだな」

耳郎「うん!」

君「それじゃ...俺は一旦外で息抜きでも...」

耳郎「うん! いってらっしゃい!」

「もうちょい曲げてー!」 「こっちのロボットは完成したよー!!」ワイワイガヤガヤ

君「...凄い賑やかだ」

拳藤「うんうん、これだけワイワイしてたら見てるこっちも楽しいよな!」ギュ


君「...なんで抱き着いてきたんだ」

拳藤「ビックリするかなと思って! しなかったか~」

君「別にしないよ、それより一佳達は文化祭何するんだ?」

拳藤「私というか私たちというか...」

君「?」

拳藤「ううん! 何でもない! B組は劇かな」

君「劇かぁ。一佳そういうの得意そうだからなぁ」

拳藤「そっちは?」

君「演奏だよ」

拳藤「演奏...演奏か時間があったら見に行くな?」

君「ああ、ありがとう」

君(もうすぐで始まるけど...何とかして完成させなきゃな...)



次コンマ判定入ります


かなりの時が経ち――
文化祭まで、あと一時間。


耳郎「一か月ちょいで...ここまでこれた」

君「ああ、後は成功させるだけだ」

上鳴「頑張ろうぜ! 君!」

君「ああ、電気もしっかりな」

上鳴「おう!」

耳郎「もう準備はした? 君」

君「ああ、後は実践で試す」

耳郎「そか」

君「俺は少し雰囲気慣れに外に行く」

耳郎「あ、うん。でも早めに...」

君「分かってる。すぐ戻って最終確認するよ」

耳郎「それじゃ、お願いね!」



ーーーー

君「...」

君(カムイさんにジェントル・ラブラバのデータを確認させてもらった)

君(けど、彼らは普通の敵じゃない。誰かを殺したりしない敵にしては珍しい奴等だ。...けれど)

君(次の仕事は社会全体に警鐘を鳴らすと言っていた。それは......)

直下コンマ 補正:シンリンカムイ


 90~orゾロ 場所も目的もカムイが掴んでいる
 60~89  何をするつもりかだけ
  1~59  何も分からない

君(確信はないけど...社会全体に警鐘を鳴らす。それをやるのに効率的なのは...一番はオールマイトを殺す事だけど...彼はもう力を持っていないし、そもそもそんな事するとは考えにくい。なら他にやりやすいのは...有名な学校の襲撃やらだ)

君(シンリンカムイはジェントル達が起こした事件の近い地域で有名な学校を全て漁ってきてくれた。雄英いがいにも何個かマークされそうな所があったけど...ここ最近立て続けに襲撃を受けた此処が一番狙われる可能性は高い...)


君「警鐘の意味合いにもよるけど...ただ人気になりたいだけの能無しだったら、ここを襲う可能性は十分ある」

君(もっとも...そんなバカだったら大人達に捕らえられる筈だ)

君(そういう馬鹿じゃない事を祈ろう...)

君「戻らなきゃ...」


ジェントル戦で、助けに行く選択肢を選ぶとき、助けに行く可能性が高まりました。

文化祭、開始30分前。


緑谷「急がなきゃ...」タッタッタッタ......


君「......? 今のは...」

君(出久? あっちにわざわざ何しに......)

君「...まぁ、10分前には戻るだろ」


――そして更に時が経ち、朝8時30分


君(戻らないな...出久)

君(ダンスグループに任せても大丈夫か...?)

八百万「君? 肩の力が入り過ぎていませんか? 何事にもリラックスですよ」

君「あ、ああ......大丈夫だ」

八百万「...顔色が優れませんが、本当に大丈夫ですか? 無理はなさらないようにしてくださいね?」

君「大丈夫大丈夫、ちょっと緊張してるだけだ」

八百万「......」

八百万「そう...ですか」

君「そんなに気にするな、お前までパフォーマンスが落ちちまう」

八百万「! やっぱりキツいんじゃ...」

君「大丈夫だって。信じろ」

八百万「いつもの行いが信用に値しないんですのよ」

君「返す言葉もない...」

八百万「でも...しっかり目を見て言ってくれたので...信じます」

君「ああ、ありがとう」





緑谷「わっぷ!!」ドッ

ジェントル「気を付けたまえよ」

緑谷「すみません!」

ジェントル「ゴールディップスインペリアルの余韻が損なわれるところだったじゃァないか...さぁ行こうハニー」

ラブラバ「ハニー!!? ええ私はハニー!!」

緑谷「...へぇ、あの家喫茶店か何かなのかな...わかんないな...」

ジェントル「!!」

ジェントル「ゴールドティップスインペリアルが何かを知らなければその発想には至らぬ訳だが...君わかる人間かね!? 幼いのに素晴らしい!!」

緑谷「? あ、あの...僕はそんなに...友達が淹れてくれたから知ってるだけで...」

ジェントル「ホホウ、そんな高貴な友が――」

ジェントル「......」

ジェントル「いい...友人を持っているね」

緑谷「ハイ...人には...恵まれて...」

緑谷「......」

緑谷(嘘だろ...この声、紅茶...この人は...)

ジェントル「....」クルッ

緑谷「待ってください」


緑谷「...ルーティーンって奴ですか?」



ラブラバ「!!」

ラブラバ(ジェントル...! 気にしないで!! 仕方のない事よ...!)

ジェントル(し、しまったァア!! 高貴な人間しか知り得ない紅茶...それを幼き学生の頃から知り得る故に、ついつい話掛けてしまった...!)

ジェントル(私としたことが...何という失態。高貴な友...つまりエリート校...この子は...雄英の...!)

ジェントル「なんの...事かな?」


緑谷「動画見ました...」

緑谷(もう...)

ジェントル「ラブラバ、カメラを回せ」


緑谷(もうやめてくれよ)

緑谷「雄英に――手ェ出すな」


今日はここまで

ジェントル「察しの良い少年だ」

ラブラバ「この子確か……」


緑谷(土曜朝一通りナシ……!)

緑谷(雄英付近に事務所はほぼ無し……火星には期待できない! お店の人に通報を頼…)

緑谷「――いや」


ジェントル「ラブラバ! 予定変更だ。これより何があろうともカメラを止めるな!」バッ

ラブラバ「もちろんよジェントル! でもでも……戦うの!? ここで!? 果たして得策…なのかしら!!?」

 
ジェントル「諸君! これより始まる怪傑浪漫!! 目眩からず見届けよ、私は救世たる義賊の紳士!!」


ジェントル「ジェントル・クリミナル!!」



ジェントル「予定がズレた! 只今いつもの窮地にて手短に行こう今回は…」


ジェントル「『雄英! 入ってみた!!』」じゃーん

ラブラバ「キャー//!!」

緑谷(俗っぽ!!)

緑谷「させるか!!」ダッ!

ビチィ!

緑谷「……なっ」グィィィ...

ジェントル「外套脱衣のついでに、張らせてもらった。リスナーならば承知のはずだが?」

緑谷(なんだコレ…!)グッググッ...

ジェントル「私の個性は――『弾性』」

ジェントル「それが空気だろうと!」

ジェントル(『ジェントリーリバウンド』)


ジェントル「……暴力的解決は好みじゃない」BOING!!




シュゥゥウ......

ラブラバ「……」

ジェントル「……」


ラブラバ「えぐいくらい暴力的よジェントル……」

ジェントル「私も驚きと混乱の最中さラブラバ」

ジェントル「すなわちそれほどのスピードとパワー。見かけによらず怖ろしい! 申し訳ない少年! 私は征く!」

緑谷「謝るなら……学校に手を出さないでよ!」ドゥッ!

ジェントル「そいつは出来ぬ相談!」タッ


ジェントル「『ジェントリー……トランポリン』!」バイィイン!

緑谷「…!」


ジェントル「私も学生の頃は行事に勤しんだ……キミも懸ける想いがあるのだろうが」

ジェントル「私のこのヒゲと魂に及びはしまい。この案件は伝説への大いなる一歩……邪魔はしないで頂きたい!!」


ジェントル「さらば!! 青春の煌きよ!!」バインッ バイン バインッ


ラブラバ「ジェントル私思い出したわ! あの子緑谷出久よ! 体育祭で手を壊しながら戦ってたクレイジーボーイだわ!!」

ジェントル「狂気! 関わるべきじゃないな!!」 ゾォ~

ジェントル「彼が根回しを済ませる前に案件を遂行させる、諸君――! 『雄英入ってみた』はこれより」


ジェントル「――タイム・アタックへ移行する!!」


緑谷「……」

『私ワクワクさんだよ』

緑谷「……」

『無駄な趣味って言われると思ってたから……ちょっと張り切っちゃったりして』

緑谷「ジェントル……クリミナル!!」グッ


―――――

発目「風圧に指向性を持たせる?」

緑谷「うん…例えば市街地なんかじゃ周りにも影響があるから……」


―――――

緑谷(出来る事は多い方が良いに決まってる!!)


緑谷(『デラウェアスマッシュ・エアフォース』)ブォオン!

ジェントル「空気砲だとォ!!?」グラッ


ジェントル「しかし止めるに如かず!! 私は!! めげっ! ない!!」バッ....トン!

緑谷「懸ける思いは……」バッ!!


ジェントル「!!」ガシィ!

緑谷「皆同じだ!」

ジェントル「そいつは、失敬!!」



ガシャァアアン!!


ラブラバ「ジェントル!!」

ジジイ「……事件のかほりがするぜェ……」

ラブラバ「気にしないでオジちゃん!」スタッ

ラブラバ「なぜならこれは撮影だから! ご近所にお伝え願えるかしら!?」

ラブラバ(こんなごまかし時間稼ぎにもならない! ジェントル……辛いけれど企画はもうズタボロ、ここは退くしか……!)

ジジイ「……」


直下コンマ

89~ orゾロ ジジイ 君に連絡
10~88 通常通り
 1~9 出久 受け身失敗

ジェントル「キミは私の話を聞かなければならないよ」

緑谷「……何?」

ジェントル「私の個性は私の意志では解除できない。徐々に元の質へと戻って行くんだ」

ジェントル「尋常ではない弾みを残しながら、硬さを取り戻していく鉄骨。そしていま私が立っている此処のボルトをすべて外した」


ジェントル「このままだと鉄骨が崩れてしまうぞ実に危険だ」

緑谷「!!……くっ!!」ダッ

ジェントル「キミは雄英生、崩れる鉄骨を無視できない」


緑谷「――」ズンッ!!

緑谷「下の人に、落とそうとしたのか!!」

ジェントル「いいや? キミを巻きたかった、元より落ちないよう跳ね返すつもりだったからね」



ジジイ「こ、こわや、こわや」ダッタッタッタ

ジジイ「……そういやぁ」


回想

ジジイ『ぐ、ぐぬ……自販機に潜った百円が……』

君『爺さん、どうかしたのか?』スタッ

ジジイ『金が…自販機の中に…』

君『ああ、分かった。爺さん離れてろ』

スッ……チャリン。

君『はい、これで良いな』

ジジイ『助かったぜェ、ありがとさん』

君『ちょうどいい、助けたついでに聞きたい事があるんですが……』

君『近頃、この辺りのコンビニやら、施設に悪質な敵が多々発生してる。近くに事務所がないのを良い事にか』

ジジイ『こんな年寄り相手にされんわ』

君『それでもいい、何か違和感だったり、変な事をしてる輩がいたら逐一。教えてください』

ジジイ『……アンタ、その年でヒーローなのか?』

君『この辺、シンリンカムイの調査地域なんだ、だからもし見かけたらカムイさんに報告する事でも良い。まぁ俺に連絡してくれたら俺は確実に対応できるから』



ジジイ「……変な事してる輩ァ…だぁな」

轟「……もう少しだな、俺たちの番」

君「ああ、少し焦る気持ちもあるが……これだけ練習してたんなら……」
prrrr......

君「すまん、焦凍」

轟「ああ、構わない」スッ


君「はい」ピッ

ジジイ『おぉ、ヒーローさんか?』

君「……ええ、何かあったんですか?」

ジジイ『なんか小っこい娘がおってな、急に鉄骨がバラバラになったんや!!』

君「……!? 急に……? 今貴方は以前俺と会った場所にいますか?」

君(誰かが敵と闘ってるのか……?)

ジジイ『そうやけど……多分、撮影って言っとりゃしたもんで、映画の山場なんやろか? 兎に角変な輩やろ?』

君「……まずは、逐一情報をお伝えしていただいて、助かります。それと……」

君「後はこっちに任せて。また何か不審な事があったら情報を」ピッ

君(確か……あそこは雄英に近いよな)

君「……まさか、出久は……」


ジェントル「予定は狂ったがラブラバ!!」

ジェントル「警戒されて尚、侵入を許したとなれば私は……より一層深く世に知れ渡るだろう!!」

緑谷「……んんん……」ググ...

ジェントル「偉業を成した男として!!」

緑谷「ん”ん”んんんんぁ!!!!!」グググ!


緑谷「んんんんんんんんん!!!!!」ドッ!!!

ジェントル「しぶとい!」バインッ


ラブラバ「ジェントルもあの子も……決して諦めはしないのね……」

ラブラバ「使いましょう。私の”個性”」

君「なんて事だ……!」

君(敵と遭遇していたら……危ないぞ……! 助けに行かなきゃ……)

君(けど……俺がここから出るとしたら、外出許可を……)

君「俺は……どうしたら…」

直下安価


1 目的地まで直行する
2 先生に敵が出たことを告げる
3 誰にも何も言わない、緑谷を信じる
4 それとなく先生を誘導させて、出久を回収する
5 遅刻する事を生徒に伝えて助けに行く
6 その他


君「……時間ないけど、皆にだけは言っておくか……」

君「皆は……」


轟「?……走って君が……こっちに」

瀬呂「ホントだ、何かあんのか?」


君「皆、俺今から出久迎えに行く。必ず間に合わせるから……信じて待っててくれ!」ダッ


耳郎「ちょっ、どゆこと!!」

君(……『水白亜』!)ファサァ

八百万「君! 貴方まで遅刻しますわ……!」

轟「まだ時間は割とあるが……俺たちも追うか?」


上鳴「いやいや、そんな時間ねーって!!!」

耳郎「……っ」

上鳴「これ以上減っちまったら確実に披露できねーぞ!!」

轟「とりあえず、相澤先生に言うのが速いだろ」

飯田「そ、そうだな……報告しに行こう」





君(まだ……始まるまで40分以上……!)

君「間に合えよ……! 頼むから!!」ダッ



ジェントル「……出来ればキミの個性は退却の時まで取っておきたいが」

ラブラバ「でもでもこのままじゃ失敗濃厚よ!」ズァッ

ジェントル「それも分かっている! タイムアタックだからな、致し方あるまい頼んだぞラブラバ」バッ

ジェントル(――まさか)

緑谷「ぐ……!」ダッ

ジェントル「いや速!!」

緑谷(崩れた体勢を立て直しながら…着地する為に張った空気膜、この木の上!!)グッ


ジェントル(その位置を覚えて……!)ブンッ

緑谷(この位置に撃てば…! 反射で!!!)

緑谷「っだぁあ!!」ドッ

ジェントル「がはっ…!」

緑谷「っ…!!」ガシィ

ジェントル「く……!」

ラブラバ「!!?」ズン!!


ジェントル(ピクリとも動けん…!!)

緑谷「女の子も抵抗しないでもう諦めてくれ」

ラブラバ(いつものジェントルなら見つかった時点で逃げていた……!!)


ジェントル『今回の案件に自慢のヒゲと魂を懸けている』


ラブラバ(想いが仇に――…! ジェントル…!)


―――――――

「3組に相場っているじゃん? 小さい子。喋った事ねェけどラブレター貰ったんよ」

「えーマジ!!」

「それがさ…~~してる俺がかっこいいとか…明らかに俺を尾けてるっぽいんだよ…その文章が便箋何十枚も…」

「ストーカーじゃんコェエエ!!」

―――――――

ラブラバ(中学1年、夏休み明けの事、勇気を出して書いた恋文を好きだった人に嘲笑われた。あれ以来何もかもがまったく信じられなくなった)

ラブラバ(目的もなくパソコンにかじりつくだけの日々、人生にサヨナラでもしようと思ってたそんな時に、出会ったの)


『そう! 私はジェントル。ジェントル・クリミナル! 今を嘆く者たちよ! 私を信じてついて来い!! 私が!! 世界を変えてやる!!』

ラブラバ(貴方という光に)

ラブラバ(ジェントル・クリミナル……あなたは何も言わず受け入れてくれた)

『相場 愛美くん。キミのコードネーム「ラブラバ」なんてどうだろう?』

ラブラバ(ジェントル……)

ラブラバ(私が気にしていたクマの染み……それに合わせてくれた……!)


『我々は、もう既に最高のコンビだ』 


ラブラバ(私の……ジェントル!!)

緑谷「警察に引き渡します。これからすぐに」


ラブラバ「愛してるわ」

ジェントル「ありがとう。ラブラバ」

(ラブラバの個性――愛)

緑谷「何だ…急に力が……」ググ…

(愛を囁く事で、最も愛する者一人だけを短時間パワーアップさせられる! 愛が深まれば深まる程、与えるパワーも強くなり)

ジェントル「悪いな少年」グググ…

(危機的状況で発動されたその力は、何十倍にも跳ね上がる)


ジェントル「力づくで解決するのは好みじゃないから……」ヒュッ

緑谷「――」グルグルグル!!


ジェントル「こういう所は、いつもカットしているんだ」



ジェントル「しばらく眠っていてくれたまえ」


直下コンマ
59~orゾロ 後ろから君の不意打ち   
 7~58   腕でなんとか手刀を防いだ
 1~6    緑谷ダウン


今日はここまで。

前のを読み返してみると案外酷いです……早めに感覚を取り戻したいですね。

君が来た!!


ドガッ!!


ラブラバ「ごめんね緑谷出久くん…必ず最後に愛は勝つのよ」

ジェントル「……!!」


緑谷「もっと…強く、て…速い人と…と、たくさん闘ってきた……まだ負けてないぞ!!!」指構え

ジェントル「ぬぉっ…!!」ブォオオン!!

ジェントル(ありえんぞ少年…!!)

ラブラバ「そんな……!」

ジェントル(このラバーモードで切り抜けて来たのだ……いつも!!)


緑谷「頼むから」バッ

緑谷「止まってくれ!!」ガッ!!

ジェントル(いつも!!)

ラブラバ「ジェントルごめんなさいごめんなさい愛が、足りなかった!!)

ジェントル(二人で!!)

ジェントル「キミの想いが足りないなど誰が証明できよう!!」

ジェントル「」スッ


緑谷「!!」


ジェントル「ジェントリーサンドイッチ!!」


直下コンマ

90、ゾロ ラブラバを捕らえた君が参戦
50~89 君乱入
25~49 緑谷束縛
 1~24 緑谷衝撃でダウン

緑谷「い”ッ!!」グシャァ

ジェントル「サンドイッチは薄い程上品とされる食べ物である……幾重にも重ねるのは好みじゃない」

ジェントル「しかしそれでも成し遂げたい……中年の淡い夢だ」

「ああ、そうかい。その苦労は…徒労に終わるけどな」

ジェントル「……!!?」バッ


君「お前が違法ゆーちゅーばー、ジェントル&ラブラバだな」

ラブラバ「ごめんなさい…!! ジェントル……気づいたら、この子が後ろに!!」涙目ウルウル


ジェントル「ラブ……ラバ……」


緑谷「君くん…!」


君「出久、急いで帰るぞ。エリちゃんが見たがってるショーを打ち止めするわけにはいかねえ」

ジェントル「キミは……」

君「自己紹介は要らねえだろ?」スタスタ

君「投降しろ、じゃねえとコイツがどうなっても知らないぞ」

ラブラバ「ジェントル……!」

ジェントル「……」

君(まだ押しが足りないか…)

直下安価

1 君「やってみせなきゃ分からないか?」 ラブラバに手を出す
2 ジェントルに投降案を提案する
3 ラブラバに投降案を提案する
4 交換条件でラブラバを渡す代わりに出久を帰してもらう
5 先生が来るまで膠着
6 自由安価

ラブラバ「ジェントル……お願い、私の事は置いて行って!!」

君「少し苦しいぞ……我慢しろよ」シュィン

ラブラバの口内に水を与え、器官を水で満たし溺れさせる。
少しだけ抵抗を見せたが、すぐに意識を失った。

ラブラバ「……!!」

君「これで良し」

ラブラバ「」ブラン

ジェントル「な、にを……」シュゥゥ...

君「大人しく投降しろ。この子はもう暫くは起きない」

ジェントル「ぐぅ……私は……!」

ジェントル(いやしかし……ラブラバに勝る報酬等この世の何処にもあるものか……!)

ジェントル「……ぐぬぬ…」

ラブラバ「ジェントル……お願い、私の事は置いて行って!!」

君「少し苦しいぞ……我慢しろよ」シュィン

ラブラバの口内に水を与え、器官を水で満たし溺れさせる。
少しだけ抵抗を見せたが、すぐに意識を失った。

ラブラバ「……!!」

君「これで良し」

ラブラバ「」ブラン

ジェントル「な、にを……」シュゥゥ...

君「大人しく投降しろ。この子はもう暫くは起きない」

ジェントル「ぐぅ……私は……!」

ジェントル(いやしかし……ラブラバに勝る報酬等この世の何処にもあるものか……!)

ジェントル「……ぐぬぬ…」

間違えて二回書き込みました。


直下 コンマ

90~   私は、必ず歴史に名を残さねばならんのだ!!
 1~89  ……分かった。

ジェントル(彼女に罪はない……私だけ逃げるのは……話が違うだろう)

ジェントル「……くれ」

君「ん?」

ジェントル「これ以上はラブラバに危害を加えないでやってくれ……彼女は何も悪くない」

君「……ああ、悪かった」

緑谷「それじゃあ……」

君「すぐ、ヒーローがここに来る。それまでここで待ってろ。手錠はしないからな」

ジェントル「……ああ……」


君「……」フン

君「ジェントル・クリミナル。手荒な真似して悪かった…アンタは…その、まだきっとやり直せるから……頑張れよ」


ジェントル「……」

君(その想いを正しい方向へ向けられたらな)

緑谷「な、何もしないの?」ヒソヒソ

君「……必要ない。ラブラバって子を抱いてこっから逃げるのは不可能だ。ジェントル一人ならまだ分かるが……わざわざ取り返した人を置いて行かねえだろ」ヒソヒソ

緑谷「そっか…」

君「それよりも……急いで戻るぞ、ハウンドドッグに匂いでばれない様に水の泡に入れて連れてくから。急いでこの水泡に入れ」ポシュン

緑谷「あ、うん!!」パシャッ


君「……」クルッ

ジェントル「……」

君(ラブラバ……ジェントル……か)タンッ






緑谷「」ボロボロ

君(……もしかしたら、敵と闘ってた事隠しきれないかもな……俺はまだしも出久はボロボロになり過ぎだ)

君「しょうがない……バレたときの事も考えておこう、出久」

緑谷「あ、うん…ごめん僕がこんな事になったばかりに、君くんまで巻き込んでしまって……」

君「そんな事一々気にしなくていいさ、助け合いだ」

緑谷「……あ! ちょっと待って忘れ物を……!」

君「ん、分かった。場所を言え急いで行こう」




ジェントル「……ラブラバ、私は私の為にこれまで生きて来た……」

ジェントル「けれど……私にも誰が為思える心が……あったのだな」

ジェントル(それに気づけたのはキミのおかげだ……本当に感謝しているよ。だから……私はもう逃げない)


ザッ!! ガサガサ!

ハウンドドッグ「――!」


ジェントル「雄英。自首したい」


今日はここまで

君(匂いでバレない様一応水を辺りにくべておいたけど……)

君「……正直に言うべきなのかなぁ……」


緑谷「待たせてごめん!」タッタッタ

君「ああ、急いで戻ろう」



ハウンドドッグ「自首だと…? 仲間は? その傷と抉れた地面は何だ」

ジェントル「いない。この傷は躓き転倒したものだ」

ハウンドドッグ「二人だけか」

ジェントル「そうだ」

ハウンドドッグ「……」

直下コンマ

70~   君の行動により匂いで探知されずに済んだ
 1~69 もう一人、ウチの生徒だ!!

正直に、先生に言う事にした。


ハウンドドッグ「そうだ!? もう一人いるだろう…うちの生徒の匂いだ!!!」

ジェントル「……彼等なら、もう既に帰ったよ」

ハウンドドッグ「何?」

ジェントル「私は彼らに負けた。それだけの話だ」

ハウンドドッグ(……匂いが徐々に薄まって行く……)

ハウンドドッグ『……そちらに買い出しに出た生徒が向かうはずです、事情を聴いてください』

エクトプラズム『了解シタ。何カ遭ッタノカ?』

ピピッ

スナイプ『報告をお願いします』

ハウンドドッグ『……傍迷惑な投稿者の出頭希望』

スナイプ『何だそりゃ』

ハウンドドッグ『俺もわかりません、とりあえず現時点で緊急性はない。引き続き警戒を続けます』ピッ

ジェントル「……私は多くの罪を犯してきたが……最大の罪は、世間知らずの女性をかどわかし、洗脳していたこと」

ジェントル「だからどうか相場愛美に恩赦を…!」

ハウンドドッグ「詳しい事は警察署で話せ」グイッ



エクトプラズム「……」

ザッ

君「!! エクトプラズム!!」

エクトプラズム「君…ト緑谷カ。オ前達、何ヲシテイル……ソノ怪我ハ……」

緑谷「え……っと」

君「……」

君「……すいません、雄英にガヤを加えようとしてた人を止めようとして…」

緑谷「少し揉めました……けどもう大丈夫です」

エクトプラズム「……」ピッ

エクトプラズム『ハウンドドッグ、生徒二名ヲ発見シタ。トリアエズ雄英へ戻ル』

ハウンドドッグ『了解。俺はコイツらを警察署へ……』

エクトプラズム『了解』ピッ

緑谷「……迷惑かけてすみませんでした」

エクトプラズム「オールマイトガ心配シテイタゾ。マァ…ココカラナラ5~6分デ学校二着ける」

エクトプラズム「話ハ後ダ、急ゴウ」


緑谷「っはい!」

君「……」ダッ


青山「……! 君くーん、緑谷くーん! 遅いよ!!」


君「悪い、遅れた」

緑谷「ごめんなさい!」

青山「緑谷くんはなんでそんなボロボロになってんのさ」

緑谷「え……と、転んだ」

青山「ドジっ子☆」


エクトプラズム「待テ、ソンナ擦リ傷、土塗レノ顔デ出ル気カ?」


エクトプラズム「ソレデハ楽シマセル前二心配サセルゾ。チャント治シテカラデモ間二合ウダロウ。君ト青山ハ先二行ケ」

君「了解、出久急げよ」

緑谷「うん!!」

続き待ってました。

4ターン以内にジェントル、ラブラバを対処する、 クリア


君(そこからは特に一波乱あったわけでもなく、無事にダンスを迎える事が出来たんだ)


爆豪「行くぞゴラァアア!!」

爆豪の鼓舞を皮切りに、A組に熱が入る。


切島「開幕爆発!! ツカミはド派手に!!」


耳郎「宜しくお願いしまぁああす!!!」


荒ぶる演奏は、まるで自然に起きる現象のような、演奏の流れなど無いかの様に各々の個性を引き出していた。


緑谷「行くよっ!!」ブン

青山「」ピカッ!!



緑谷と青山の個性披露と共に
徐々に徐々に、派手さが増して行く。

爆豪「サビだここで全員」


爆豪「ぶっっ殺せ!!!」


瞬間、A組オンステージとなり、その空間はA組の勢いに飲み込まれた。

耳郎(……)



回想


耳郎『父さん、母さん、ウチヒーロー目指す。ウチ音楽の道には…行かない。ごめん…』

耳郎母『……』
耳郎父『……』

耳郎父『べそかくことかァオイオイ! 好きにやっていい、父さんも母さんも好きだから音楽やってきた。最初は「好き」「かっこいい」「うまくできた」』

耳郎父『些細なもんさ』

耳郎母『長く続けてると考えるの、自分の音で他人に何をもたらせるか』

耳郎母『そういう意味じゃ音楽もヒーローも同じね』


>>963
ありがとう


耳郎「」ワアアアアアアア

君「……」

君(前、俺がギター弾いた時には俺を褒めてくれたけど……)

君(やっぱり、楽器で人を笑顔に出来るのはお前だよ)


ジャジャーン!!!


エリちゃん「……!」キラキラ

ミリオ(あぁ…緑谷くん! サー! 見えるかい緑谷くん! サー・ナイトアイ!!)


エリちゃん「わあぁ!!」

ミリオ(笑ったよ、笑ったよ!!)

片づけ。


オールマイト「遅れたのはいい、電話に出なさい」

緑谷「ケータイ持たずに出てました…急いでて……」

オールマイト「着歴見たら驚くぞきっと」

上鳴 瀬呂「「怒られてやんの」」

緑谷「ご心配かけてすみません」

オールマイト「キミもだぞ、君くん」

君「……はい」

オールマイト「エクトからの報告であらまし聞いてる」

エクトプラズム「オツカレサマデス」


ハウンドドッグ「」クワッ!!

ハウンドドッグ「正解だと思うなよ。大したケガもなく結果的に文化祭は続いてる。だが結果としてだ! おまえたちは仮免ヒーローで雄英の生徒」

ハウンドドッグ「揉めるなら、友ではなく、教師を頼るべきだった、俺たちだって守らなければならないんだ」

ハウンドドッグ「お前も、勝手な判断で助けに行くな」

君「はい」

ハウンドドッグ「何陰気臭い面している行け」

緑谷「!?」

ハウンドドッグ「続くんだからちゃんと楽しめ!!」ドガッドガ!!


君 緑谷「「ぐえっ!!」」ドサドサァ


君「いつつ……」

上鳴「ほれ、手」スッ

君「助か…る」ガシッ

瀬呂「お前いきなり飛び出すなよなぁ皆ビックリしてたぞ!」

君「悪かったよ、反省してる」

轟「…まぁ、間に合ったんだし良いんじゃねえか?」

上鳴「そうそう、結果よければ全てよしだな!!」

君「…本当、ありがとう」


峰田「お前等ァ!! 下らねえ雑談せんで片づけ!! はよ済ませようや!!」

峰田「速くしねえとミスコンいい席取られるぞ!!!」

峰田「間に合ったぁ~~!!」

君「今までで一番プルスウルトラしてたな」

八百万「それダメじゃないですの」

君「言っただけだよ」


拳藤「ハッ!」バキバキバキッ!!

『華麗なドレスを裂いての演武!! 強さと美しさの共存素晴らしいパフォーマンスです!!』

君「おぉ~」パチパチ

八百万「……」ムスッ


絢爛崎(地味! 何も分かっていないようですねその程度でこの私と張り合おうだなんて!!)ドッドッドッド

絢爛崎「絢爛豪華こそが美の終着点!!」ドバババーン!!


『三ねんサポート科ミスコン女王!! 高い技術で顔面力をアピール! 圧巻のパフォーマンス!!』

君(あれで何をサポートするつもりなんだ……)パチパチ

八百万(サポート科だったんですの……)パチパチ


ねじれ「」トン

天喰「波動さん…人間だって動物。哺乳類だと思えば樂になる」プルプル

ねじれ「」ファッ


ねじれが去年負けたのは絢爛崎に派手さという同じ土俵で戦いを挑んだから。

派手は絢爛崎の良さ! ねじれにはねじれの良さがある!!


ねじれ(麗日さんだ…梅雨ちゃんも。……通形。皆ビックリした顔してる)

天喰(こうしてみると…本当に波動さん……純粋無垢な妖精のようだ)

ねじれ(不思議)スタッ

『幻想的な宙の舞い! 引き込まれました!! さァお次は…』


すいません今日はここまで


少しだけどやっていくよん!


君「満足したか? 実」

峰田「へへっ……今日は捗るぜ……」目ギンギン

君「そうか」

八百万「もう誰にするかは決めたのですか?」

君「いや、まだだけど……」

峰田「オイラも悩んで仕方ねえよ! もっとじっくり診察させてほしいぜ…!!」

君「」

君(いつにも増して興奮してんな)



君(やっぱり知ってる人たちに投票するべきだろうけど…)

君(俺が投票するべき、というか投票したいのは)


↓1 安価


1 拳藤
2 ねじれ

>>1が来た!
待ってました!

君「俺は…ねじれさんにしようと思ってるよ」

八百万「ああ、三年の…」

君「ああ、絢爛崎さんも派手だったけど……ねじれさんのアドリブさというか、ナチュラルな魅力が良いなと思ってな」

峰田「お前も俗世に染まってきたな!」

君「何言ってんだ」


八百万「まぁまぁ、それは良いとして」

君「?」

八百万「君はこれからどうするんです?」

君「これから?」

八百万「誰かと一緒に回ったりする予定はないんですの?」

君「あ、…」

>>977
ありがたい


君「そうだな…俺は…」

君(う~ん…色々あるけど)

君(どうしようか?)


↓1 安価


1 八百桃に付いて行く(八百万 好感度 アップ
2 一人で回って、その都度友達と会って行く(複数人に遭遇 好感度 小アップ)
3 エリちゃんを見に行ってみる
4 ねじれに話しかけに行ってみる
5 暫く一人でいる
6 グループで行く(その場合メンバーも)
7 その他

君「ちょっと用があるんだ、ごめんな」

八百万「そうですか…いえ! 構いませんわ、私は他の方達と回りますので、いつでも来てくださいね?」

君「ああ」


峰田「オイラもそうしようかな」

君「そうか」

峰田「気が向いたら来いよ!」

君「それじゃ」スタスタ


君(なんでだろうな、ちょっとねじれさんという人間が気になる…)

君「人間でありながら、妖精と見間違えてしまうほどの雰囲気、一体彼女の何がそうさせるんだろう」

君「ぜひ、知りたい!!」






君(――いた! 一人か、丁度いい)ダッダッダ

ねじれ「」


君「あの、すいません! お時間少々頂いてもよろしいですか?」バッ

ねじれ「あれ? 君くん? いいよ!」

君「俺を知ってたんですか?」

ねじれ「前インターン説明の時会ったでしょー? とりあえずそこらで話そっか!」


ーーーーーーー

ねじれ「着替えて来たー!!」

君「お疲れ様です」

ねじれ「ミスコン誰に投票したの~?」

君(直接聞くのか!?)

君「ねじれさんです」

君(この自由さも不思議な雰囲気たらしめてる証拠か)

君「あの……」

ねじれ「ん~?」



君「ねじれさん…」

↓1 安価

 
1 なんでミスコンに出ようと思ったの?
2 綺麗だと思いまs 
3 拳藤にアドバイスを…
4 一緒に今日回りませんか?
5 少し話しましょうか
6 自由安価 

君「拳藤にアドバイスをやってくださいませんか?」

ねじれ「アドバイス?」

君「はい、俺が見た感じ。完全に勘ですがミスコングランプリはねじれさんです」

ねじれ「本当!? 嬉しい!! けど今年も絢爛崎さんの時の方が盛り上がり凄かった気がするの…」

君「それは派手だったから、乗りやすかったって話でしょう。大切なのは、誰が雄英一の女なのかです。派手さでは負けてるかもしてませんけど、きっと皆ねじれさんに魅入ってますよ」

ねじれ「そうかな? そう言われると自信持てるかもね!」エッヘン

君「はい! なのでぜひ…お願いしたいです」

ねじれ「でも、拳藤さん。自分らしさが出せてたし……」

君「とりあえず思った通りの事を! フォローをお願いします! 俺じゃ出来ない事です」 手グイッ

ねじれ「わぁっ!!」


―――――――


物間「無理!? 諦めるなよ、分からないじゃないか!!」

拳藤「う~ん、無理だろ、地味だったし……」

物間「そんな事はない! 素晴らしいパフォーマンスだって言ってたろ!?」

拳藤「けど私のは、やっぱり普通の人間のちょい上って話で……先輩たちみたいな所謂常軌を逸した? 物はないなぁと」


「そんな事ないよ! 拳藤さんも立派だったよ!!」

拳藤 物間 「ねじれさん!!?」


ねじれ「私が言うのもなんだけど……、言いたくなったから言わせて?」

ねじれ「拳藤さんは、そんなに可愛いのに、プロヒーローみたいなカッコいい箇所も魅せてて凄いと思うよ!」

ねじれ「それじゃ!! 結果発表楽しみにしよーね!!!」 ヒョイ


物間「な、なんだぁ?」

拳藤「……」

物間「急に来てはすぐ去って、嵐みたいだったな」

拳藤「妖精……って言われるだけの事はあるよね」

物間「あれ言う為だけに来たのか? ま、まぁでも彼女の言う通りだ! それに、まだ結果は決まってないじゃないか!!」

拳藤「……うん!」

君「……大丈夫そうですね」

ねじれ「きっともう何とかなるよ! それに、君くんは優しいんだね」

君「え?」

ねじれ「友達の為とは言っても、こうやってあの手この手でメンタルケアするところ! プロみたい!」

君「いえいえ、友達ならこれぐらいの事は当然ですよ」

ねじれ「助けあい!だね」

君「ええ、ですから……」

ねじれ「?」

君「俺を助けてもらった分、今度困ったことがあったら何でも言ってください」

君「必ず助けます」グッ

ねじれ「うん」グッ

君「楽しみにしてますね、結果」

ねじれ「楽しみにしててね、君くん!」パシューン


同時刻、――何某にて。


ナックルダスター「これは……」


荼毘「」ゲホッ、ゴボッ

荼毘「こ、れで……満足か……」

ナックルダスター「……想像以上だ…」

ナックルダスター(この情報は俺一人だけでは持て余す程に…! 強大だ…!)


ナックルダスター「ここまでとはな、敵連合!!」


今日はここまで

ねじれ先輩好き。続きやってく。



君「いよいよ発表だな」ザワザワ

君(発表だけなのにこの人数……流石ミスコン)

エクトプラズム「」ワクワク

君「エクトプラズム!?」

エクトプラズム「? 君カ、ドウシタ?」

君「いや、こういうのに興味あんのかなって……」

エクトプラズム「是非見二来イ、ト言ワレタノデ……」

君(優しい…)

エクトプラズム「結果ヲ見テ、一言言ッタラ仕事二戻ル」

君「え、あはい」

エクトプラズム「…………」

君「…………」

エクトプラズム「オ前モ、コウイウノニハ興味ガアルノカ?」

君「ええ、結果見に来てってお膳立てもされてますし……」

エクトプラズム「ソウカ」

君「……」

エクトプラズム「……」

君 エクトプラズム((生真面目だな、ダナ))

『さぁさぁ、皆さんお待ちかね! 結果発表~~!!!』


君「お」


拳藤(いよいよだ…無理だろうけど、やっぱちょっとは気になっちゃうよな)ドキドキ

ねじれ(どうなるかな~~!! ふふん、楽しみ!)ワクワク

絢爛崎(今年の優勝……連覇で終わらせてしまいますわ!!)


エクトプラズム「サテ。優勝ハ誰デアッテモ可笑シクアルマイ」

君「そうですね……」


『シメの大一番のイベントですが、雑談も何も入れずに、間髪入れず発表しますよ!! 今年のグランプルは…』ジャラジャラジャラジャラ~


拳藤「」ドキドキ


『三年の!!』ジャン!


『波動ねじれさんで~~す!!!』


ねじれ「!!」ワァァアア!

拳藤「…! くぅっ……」

絢爛崎「……!!」


ねじれ「……私」


『ミスコンにエントリーした皆様に、盛大な拍手を!!』


エクトプラズム「今年は、波動か」パチパチパチパチ

君「……ですね」パチパチパチ



拳藤「ごめんな、物間。グランプリなれなかったよ」スタスタ

物間「本当だよ! 全く、こちと

鉄哲「ゴラァ!! 物間ァ!!」ドゴッ!

物間「ぷぎゃ!?」

鉄哲「こういう時は仲間の頑張りを讃えるんだよ!! 惜しかったぜ拳藤!!」

物間「い、いや違っ僕も慰めようと…!」

拳藤「ん~~」

鉄哲「?」

拳藤「思い付きみたいなもんで参加してみたけど……」


拳藤「負けると悔しいもんだな」

物間「……」

鉄哲「……」

物間「……気にしなくて良い」

拳藤「?」

物間「今度、優勝すればいい、リベンジだ」

拳藤「……ああ、そうだな!」

絢爛崎「……波動さん」

ねじれ「うん」

絢爛崎「わたくし、多くは語りません。聞いてくださいます?」

ねじれ「…うん」

絢爛崎「私から見ても、波動さんは贔屓目なしに一番美しかったですわ! 自信を持って……優勝おめでとうございまし!」ポロポロ

ねじれ「……うん!」


『おめでとー!!』『波動~!!』

ねじれ「!……ありがと~~!!」



エクトプラズム「……オ前ハ、誰カ二誘ワレテ来タ口ラシイガ……」

君「?」

エクトプラズム「コウイウイベントハ、楽シモウト思エバ楽シメル物デアッテ、逆ヲ言エバ、下ラナイト思ウ物モイル」

エクトプラズム「先生ダカラト気二シナクテ良イ。オ前ハドウ思ウ?」

君「……そうですね」

君「ええ、先生の言う通り手を抜く事だって出来るんでしょうし、手を抜いて下らない、つまらないと一蹴する事もできるんでしょうけど」

君「大小拘わらず、全力で向かった方が楽しいし自分の為になるって事。それはもう知ってますから」

君「自分は、こういう行事好きですよ」

エクトプラズム「ソウカ、俺モダ。少年少女ガ一喜一憂シテ思イ出二残ル事ヲスル、ソレハソノ人ノ宝物二ナル」

エクトプラズム「今年ハ、楽シメタカ?」

君「! はい…!」

エクトプラズム「ソレデハ、来年ハ更二楽シメル様、頑張ルトイイ」

君「ええ…そのつもりです」

エクトプラズム「ソレジャア俺ハ、一言言ッテ仕事二戻ル」

君「あ、はい!」


君「……そっか、もう。終わりか」

君「…………」


拳藤「……はぁ~~、文化祭も終わりかぁ」

拳藤(長いようで短かったなぁ……)


君「…! いた!」タッ

拳藤「……ん? 君? どうかしたのか?」


君「えっと……」


↓1 安価


1 惜しかったな、けど俺はお前の良さをちゃんと分かってる
2 ねじれさんには勝てなかったけど、来年はグランプリになれるさ
3 俺からしたら、誰より綺麗だったぞ
4 お疲れ様、色々話そうぜ
5 自由安価

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