【モバマス】P「皆が俺の事を好きなのは演技だと気づいてしまった」 (72)

P「というわけなんですがどうしたらいいですか?」

ちひろ「は?」

P「だから、皆の好意が演技だと気づいてしまったんですよ。それでもうしなくていいということをやんわりと伝えていきたいのですが」

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ちひろ「……」

P「な、なんですかそのジト目は。 いまさら…ということですか!?」

ちひろ「いえ違います。とりあえず、どうしてそう思ったのか聞いてもいいですか?」

P「演技だと気づいた理由ですか? ……あまり言いたくはないですが、例えばちひろさんは俺のこと好きですか?」

ちひろ「は?」

P「例えば! 例えばです! その目はやめて!」

ちひろ「……ラブという意味でなら好きではないですけど。これが何か?」

P「ま、まぁそうですよね。自分で言うのもなんですけど、俺に特別な魅力なんて無いはずなんです。だけどその……俺の担当している子達にその、好意を向けられてる気がするというか、していたというか」

ちひろ「まぁそうですね、Pさんは好かれてると思いますけど。それで理由が無いから演技だと?」

P「おおまかに言えばそんなところです。細かく言えば他にもありますが、自分で言っていくのもあれなので……」

ちひろ「理由はなんとなく分かりました。それでどうしてやめさせたいと思うのですか? 好かれてるならいいじゃないですか(どうせ演技じゃないですし、これはこれで問題と言えば問題ですが)」

P「えぇとですね、なぜそんな演技をするのかと考えたら、やはり俺がプロデューサーだからかなと。 こう、仕事を多く回したり、融通を利かせたりとかそんなことを考えているのではと。 それで、そんなことをしなければ仕事を貰えないという空気がいつの間にか事務所に出来てて、そのせいで全員が好意向けてきているのかもという結論に至りまして。 それはさすがに不味いと思うので」

ちひろ「やめさせたいと」

P「はい」

ちひろ「どうして仕事は出来るのにアホなんですかね(なかなか難しい問題ですね)」

P「えっ」

ちひろ「間違えました。そういえばPさん、今日はお弁当なんですね」

P「あ、はい。栄養バランスに拘った一品なんですよ。 結構朝早くから作ってて。 ちひろさんはまたカロリーメイトですか」

ちひろ「栄養バランスならこれで十分ですよ。 Pさんも前は食べてたじゃないですか」

P「美味しいですし……ん、美味しかった?」

ちひろ「Pさん?」

P「あ、いえなんでもないです。えぇと、今はこれがありますから。それでやめさせたい件なんですけど」

ちひろ「戻っちゃいましたか。 はぁ……えーじゃあそういう贔屓はしないと直接言ってみたらどうです?」

P「えぇ……もうちょっと考えて下さいよ」

ちひろ「めんどくさいです」

P「えっ」

ちひろ「めんどくさいです」

P「……」

ちひろ「そう言えば、そろそろ>>7ちゃんが帰ってきますね。とりあえず一回言ってみたらどうです?」

しぶりん

P「その凛が帰ってくる前に対策を……」

凛「戻りましたーお疲れ様ー」

P 「!」ビクッ

凛「お疲れ様、プロデューサー」

P「あ、あぁお疲れ様」

凛「なんか私の話してた? 名前が聞こえた気がしたけど」

P「あーえっとー(ち、ちひろさん!)」

ちひろ (b グッ)

凛「?」

P「(ぐぬぬ)えっとだな、その……仕事どうだった?」

凛「うん、上手く出来たと思う。 それで、何の話してたの? 私に言えないようなことだった?」

P「い、いや、凛が帰ってくるなーってさ。大したことじゃないよ」

凛「ふぅん」

P「り、りん? ちかい、ちか」

凛 ペロリ

P「!?」

凛「この味は、嘘を付いてる味だぜ。……なーんてね」

P「おまっ、だからそういうことをっ!」

凛「そういうこと?」

P「舐めて嫌じゃないのか!?」

凛「別に、Pさんのならいくらでも舐められるけど」

P「く、そういうことを……。いいか、俺は自分を舐められると言われても嬉しくない。そういう演技はいらないんだ!」

続きは夕方から

凛「演技? なんのこと?」

P「俺は気づいたんだよ。お前達は俺の事を好きな演技をしていると!」

凛「は?」

P「なんなの、今日はその反応流行ってるの……?」

凛「プロデューサーが変な事言いだすから」

P「いやだって……実際おかしいだろ、俺が担当したアイドルのほとんどに好意を持たれてるとか」

凛「む……」

P「ほら、言い返せないだろ? やっぱりそういうことだったんだな」

凛「プロデューサーが自分で、俺はアイドル全員に好意を持たれてる、とか言い出したからどうしたものかと」

P「確かにそういう風に言ってはいるが、それが演技だと気づいたってところを重視して欲しかった」

凛「それで、私も、プロデューサーのことが好きな演技をしているって?」

P「まぁそういうことだ」

凛「ふーん。……ねぇPさん。好きだよ」

P「なっ!? ど、どういうつもりだ!」

凛「あれ、演技って気づいたんじゃないの? プロデューサー、動揺してない?」

P「はっ! や、やっぱり、え、演技だったんだな! 別に動揺してないし、むしろほっとしてるし!」

凛「ねぇ、Pさん」

P「な、なんだ? ちかいちかい、手を何故俺の顔に添える」

凛「私、Pさんにこの気持ちを演技だなんて言われて傷付いたし、ちょっと怒ってる。だから、これはお仕置きだから。ちゃんと、私の気持ちを理解して」

P「お、おいなにをす、んむ、んー!んんーー!」

凛「んっ……ねぇ、Pさん、好きだよ」

P「え、お、おま」

凛「演技じゃ、ないから」

P「……」

凛「ちひろさん、ごめん、私今日は帰るから」

ちひろ「あ、はい。お疲れ様でした。(忘れられてた訳ではなかったのですね)」

ちひろ「凛ちゃんは帰ってしまいましたが……プロデューサーさん、なんだかんだ言っておきながらアイドルに手を出してたんですか?」

P「い、いや、違います! あんなこと初めてですよ!」

ちひろ「ほんとですかねー。それで、あんなことされておきながらまだ演技だと言い張るんですか?」

P「えっと……凛は本気だったのかもしれない線が浮かび上がって来てますが、あれももしかしたら演技なのかもという考えがどうしても」

ちひろ「はぁ、じゃあどうするんですか?」

P「もしかしたら1人や2人ぐらいは俺の事を好きな子がいるかもしれませんが、やっぱり数が多いですからね。基本的な考えは変わってません」

ちひろ「空想の産物を撃退したいと」

P「空想じゃないです!」

>>28 アイドル

早耶

早耶「レッスン終わりましたぁ~」

P「と、と、お疲れ、早耶」

早耶「はい~早耶はお疲れですぅ~。プロデューサーさんごほうび~」

P「まて! 抱きつくな!」

早耶「え……。早耶なにかしましたかぁ~?」

P「えっとだな……(ちひろさん、っていねぇ!?)」

P「あ、あれ、ちひろさん? どこ行ったんだ? 机の下にも……キノコが飛び地してるだけか」

早耶「ちひろさんがどうしたんですかぁ?」

P「さっきまでそこに居たんだけど……」

早耶「居ないなら~、プロデューサーさんと二人っきり、ですかぁ~♪」

早耶「早耶、レッスン頑張ったんですっ! カワイイ早耶にごほうびがあってもいいですよねっ☆」

P「それはいいんだが、抱きつくのはなしだ。俺は気付いたんだよ、お前らが俺に好意を向けてるのは演技だって」

早耶「え~? 早耶演技じゃないよぉ」

P「いいか、別に俺の事を好きな演技をしなくたってちゃんとプロデュースしてやるし、お前が望むなら付き合いもしてやる。だからだな」

早耶「ん、付き合ってくれるのぉ?」

P「あ、あぁ。なんかこう恋愛が絡んで無さそうな健全なプロデューサーとアイドルのことならな」

早耶「え~とねぇ、じゃあ、今度買い物に行くからぁ~、荷物持ち! これならいいでしょ~☆」

P「買い物、まぁいいが、俺とじゃなくても友達とかと一緒にーー」

早耶「もうっ。分かってないなぁ~。友達と一緒に行く買い物とは別の買い物もあるんだよ~♪」

P「そういうものなのか」

早耶「そうそうっ! だからぁ~ちゃんと付き合ってよねぇ~」

P「わかった。じゃあ今度な」

早耶「うんっ! さ~てどうしようっかな~♪」

P「早耶は分かってくれたか……そういえば演技を止めるとは言ってない気がするが、まぁ大丈夫だろ」

ちひろ「プロデューサーさんは一体何を見ていたんですか……」

P「うわっ、ちひろさん!? 何処に居たんですか!?」

ちひろ「どうせお邪魔になるだけでしたので移動してました。それよりも、私がこう言うのもアレですが、解決したと思ってるんですか?」

P「ばっちりだったじゃないですか?」

ちひろ「デートの約束をすることが?」

P「え、違いますよ、買い物の荷物持ちですって」

ちひろ「プロデューサーさんがそう思うならそうなんでしょうね……外でスキャンダルは止めて下さいよ」

P「そんなこと起きませんよ」

次回から安価は安価と付けるので
早耶はなんか違ってたらすまん。

>>38 アイドル

ありす

ありす「お疲れ様です」

P「お疲れ、ありーー橘」

ありす「!!? プ、プロデューサーさん!? ありす、ありすですよ! なんで呼んでくれないんですか!!?」

P「お、おう。(名前で呼んでも良いのアレが俺の想定通りなら実際はやっぱり嫌なはずだ。ありす……橘は子供にしては頭が良いから事務所のそういう空気を読み取ってしまったのだろう)」

P「呼び方、橘ってほうが本当は良いんだろ? 前はそう言ってたしな」

ありす「な、なん、で……。私、何かやっては…いけないことを…しました…か…?」

P「あ、いや違う! 泣くな泣くな!(やばい、ガチ泣きの体制だ!)」

ありす「じゃあ…なんで……」

P「(まて、もしかしたらありすは単純に、単純な子供の持つ好意から言ってくれたのかも知れない。……とりあえず、泣かれるのは不味い!)」

P「あーえっと、ありす。橘と呼ばれるのと、ありすって呼ばれるの、本当はどっちがいいんだ?」」

ありす「プロデューサーさんには、ありすって……呼んで欲しいです。素敵な名前だと、言ってくれた。私は私だと、言ってくれた……プロデューサーさんには」

P「(うん、よし。ありすは演技では無い!そうしよう!)あぁ、わかった、ありす。ごめんな」

ありす「う……」

P「と、すまんつい」

ありす「もっと撫でてください。プロデューサーさんは私を撫でる義務があるんです」

P「えーと……まぁいいか」

ありす「ふふ……」

休憩
安価議論は止めて下さい

ありす「プロデューサーさん、いつかは橘って呼べないようにしてくれても、その、いいんですよ?」

P「ありすって名前だけでアイドルをやるのか?」

ありす「違います! もう、なんで分かってくれないんですか……」

P「?」

ありす「いいです。いつかそうさせてみせますから。だから今はもっと撫でてください。じゃないと泣いちゃいます」

P「わ、わかった」

ちひろ「結局甘やかしてただけじゃないですか」

P「いえ、違います。ありすはほら流石に子供ですから、純粋に子供として懐いてくれたんですよ。演技とは関係なかったんです」

ちひろ「そうですねー」

P「含みのある……」

ちひろ「それで? まだ続けるんですか?」

P「えぇ、もちろんですこんな空気放っておけませんからね」

ちひろ「むしろ悪化させてないですか?」

P「えっ」

ちひろ「凛ちゃん」

P「ぐうぅ、い、いや他の子は被害にあってるんです!きっと!」

ちひろ「まぁいいですけどね。ちょっとは楽しいですし。(取り敢えず、今日は帰りましょうか)」

P「えぇ……」

ちひろ「間違えました」

>>51 アイドル
続きは明日

にな

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