【安価】モバP「アイドル部を作ったぞ!」【選択肢】 (235)

選択肢が稀に出てきますが、その場合は次のレスの方に選んでいただきます。数字以外ならその下で。ゆっくり進めて行きます



俺は高校生プロデューサー…P。


とある理由でアイドルをプロデュースする事を夢見ていた俺は、
高2の春についにアイドル部を作る事に成功した。

そして夏休み。
今日は部活をやる事になっている。

P「ん?部室の電気が点いてるな」

美穂「もう誰か来てるのかな」

部員(担当アイドル)は現在6人。

まず隣の家に住む幼馴染の小日向美穂。

美穂は恥ずかしがり屋だがアイドルに対する意欲は強く、いつも頑張ってくれている。


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1375892151

ガラッ

歌鈴「おっおはようごまふっ!」

歌鈴(また噛んじゃった……)

泰葉「おはようございます。先輩」

二人目の道明寺歌鈴。歌鈴はクラスメイトだ。ドジを直したいといっていたため、少し強引に勧誘した。

三人目の岡崎泰葉。一つ下の下級生だ。元子役タレントで実は部活を作った時に色々と助けて貰った。

P「おはよう。二人とも早いな」

そして…

ガラッ

美羽「おはようございます!」

日菜子「むふふ…おはようございますぅ~」

矢口美羽。中等部の二年で、大きな特徴は無いが同級生からの人気は高い。

喜多日菜子。美羽と同級生の変態だ。よく知らないがよく妄想している。なんの妄想をしているかは絶対に知りたくない。

P「おはよう。後は巴だけか」

ガラッ!!!!!

黒服1「おうこらボウズ!!テメ何お嬢呼び捨てにしとんじゃ!!」

P「!?」

美穂「ひっ!?」

歌鈴「はわわ…」

黒服2「まあ待て」

黒服1「しかし兄貴ィ!!」

黒服2「待てと言ってるんだ。お嬢の御学友は怯えてるだろう」

黒服2「なあ?」ギロッ

黒服1「うっ…す、すんませんしたァ!!」

黒服2「いやァ、すみませんね。うちの若いのが」

P「い…いえ…こちらこそなんかすんません……」

巴「…何やっとるんじゃお前ら」

黒服1「お…お嬢!」

P「お嬢!!おはようございます!」

P「自分焼きそばパン買って来るっす!!」

巴「やめんかP…普通でええ」

巴「うちはそういうのは好かん」

P「それじゃあとも……」

黒服1「………」ギロ

P(すげえ見てくる……)

村上巴。最後の六人目だ。本人はあまり乗り気じゃないらしいが、何だかんだ言って真面目に活動している。普段の学校以外は大抵近くに黒服がいて怖い。

とりあえず今はこの六人と俺で活動している


1…つまらない共通ルートのほとんどを飛ばして個別ルートへ

2…gdgdな共通ルートを読む

>>6

2

P「今日は再来週やる商店街のイベントでの活動について話し合おうと思うんだけど」

黒服1「あぁ_!?商店街だァ!?」

美羽(なんでこの怖い人達いるの)

黒服1「テメもっとでけぇ仕事持ってこボゴォ!!

黒服1「」

黒服2「すみませんね皆さん」

黒服2「お嬢、外で待ってますんで」

巴「あ、あぁ」

P(話が進まねえ……)





続きは後日なのよ

美穂「商店街で何をするかを決めるの?」

P「一応向こうから要望が来てるんだ」

P「商店街のテーマ曲を歌って欲しいらしい」

P「ほら、商店街のPRイベントだから」

歌鈴「あ、あの商店街にテーマ曲なんてあったんですか?」

美羽「私、よく買い物しに行きますけど知りませんでした」

P「俺も知らなかったよ」

P「でも一度聴いてみてその理由がよく分かった」

P「酷いんだ。出来が」

泰葉「…とりあえず聴いてみましょう」カチッ

CD「ボエ~♪」

「!?」

みんな唖然としている。
きっと予想の遥か上を行っていたんだろう。
それほどまでに酷い曲なのだ。





巴「おいP」

P「なんだ?」

巴「この仕事、断らんか?」

P「いや駄目だって」

P「今は駆け出しだから仕事を選べないんだよ」

歌鈴「はわわっ…でっでもさすがにこの曲は……」

日菜子「私も断った方が良いと思います」

無理に嫌な仕事はやらせない方が良いのだろうか?
それともやはり無理矢理やらせるべきか…?
日菜子が素に戻るくらいだし……

1…仕事を断る
2…仕事を断らない

美穂「み、みんな駄目だよ」

美穂「せっかくP君が取ってきてくれた仕事なんだから頑張らないと…!」

「……!」

美穂「た、確かにちょっと恥ずかしいけど……」

P「美穂…」

歌鈴「ごっごめんなさい!」

巴「すまんP…」

日菜子「すみませんでした」

P「良いよ別に。お前らの気持ちも分かるし」

P「あと日菜子はずっとその普通の口調にしてろよ」

芸能界というのは、やりたい仕事ばかり出来る訳じゃないと分かってくれたようだ。


そして次の日、商店街に挨拶に行くことにした。

商店街

P「よろしくお願いします!」

「よろしくお願いします!」

おっさん「あぁ君たちが例の」

おっさん「商店街のテーマ曲、なかなかのもんだろう」

おっさん「あれは私が若い頃に仲間内で作った曲なんだよ」

P「は、はあ」

会長「では皆さん此方へどうぞ」

P「これは……」

美羽「衣装がたくさん……!」

泰葉「ステージのセットもありますね」

会長「当日はここにある衣装を好きに使ってください」

歌鈴「こっこの衣装かわいい……」

美穂「この衣装も歌鈴ちゃんに似合いそうだよ」


日菜子「むふふ…これなら……」

巴「む…日菜子、何をしとるんじゃ」

日菜子「むふふ…ちょっと考え事ですうぅ」

それからは本番に向けて
ひたすらレッスンをした。

レッスンは泰葉が指導する事になっている

やはり本職には及ばないが元有名小役タレントなだけあってなかなか的確な指示を出せる

泰葉の負担が大きくなるし、本当は本職のトレーナーに頼みたいのだがそれは出来ない

実績の無い部にはあまり部費が出ないのだ

…そして当日



俺達は何故か……





P(怪人)「がっはっはっは!!チビっ子共に俺様の歌を聴かせてやるーー!」

歌鈴(司会のお姉さん)「キャーみ、みんな大変よ!怪人ジャイアント剛田があらばっ」

歌鈴「……ジャイアント剛田が現れたわ!」

P(えっ何その名前)




ヒーローショーをやっていた

日菜子曰く…

「むふふ…地域の人々の関心を得るにはまずは子どもから」

「子どもの関心を得るにはヒーローショーが一番ですよぉ~」

だ、そうだ

確かにそうかもしれない。

でも釈然としないのは何故だろうか?


P「手下共!チビっ子をさらってこい!」

黒服1「あぁ!?俺に命令すんじゃ……」

P「ショーだから!演技だから!(小声)」

黒服2「お嬢さん。ちょっとこちらに……」

子ども「うわぁぁぁぁぁぁん!!」

黒服2「………」

P「それではリサイタルの時間だ!」

P「ミュージック・スタート!!」

カチッ

CD「ボエ~♪」

チビっ子共「」

歌鈴「はわわっ!酷い!なんて酷い曲なの!?」

歌鈴「演奏!歌詞!歌声!全てが酷いでふっ!」

おっさん「!?」

歌鈴「や、奴を倒せるのはシンデレラガールズしかいないわ!」

歌鈴「みんなで一斉に呼びませふ!」

歌鈴「せーの!」

チビっ子共「シンデレラガールズー!!」

ボンッ

「そこまでじゃ!」

P「な、何だ!?」

巴「シンデレラレッド!」

泰葉「シンデレラブルー!」

美羽「シンデレライエロー!」

美穂「シンデレラピンク!」

日菜子「シンデレラ(脳内)ピンク!」

P(えっ…最後……えっ…?)

巴「チビっ子どもに手を上げる仁義無き悪党め…」

巴「お前は、うちが倒すけぇ覚悟しとけよ!!」

P(あっこいつノリノリだ)

P「生意気なぁ~…やっちまえ!手下共!」

黒服1「いや、無理。相手お嬢だし」

黒服2「お嬢、頑張って下さい」

歌鈴「さっさすがシンデレラガールズ!怪人の手下が気迫に押されて降参したわ!」

P「ぐぬぬ…ならば音量を上げてやる!!」

CD「ボエ~!!」

泰葉「くっ…このままじゃ…」

矢口「あまりの酷い曲にやられてしまう…!」

小日向「諦めちゃ駄目!何か方法があるはず!」

日菜子「そうだ!歌には歌で対抗しましょう!」

巴「…それなら行けるかもしれん!」

泰葉「やってみる価値はあるわ!」

美穂「それじゃあ、せーの!」

5人「必殺!“Naked Romance”!!」

~♪♪

P「ぐ…ぐぁぁぁぁぁ!!」

1…やられる
2…ちょっと耐えてみる

P(ヤバい…なんか楽しくなってきた……)

P「この程度ビクともせんわぁ!!」ドーン!!

5人「!?」

歌鈴「えっ…?ここで倒れるはずじゃ……」

P「さあて…更に音量を……」

トン

P「え……?」

ドサッ

黒服2「悪いな。しばらく眠っててくれ」

歌鈴「」

歌鈴「はわわっ」

歌鈴「さっさすがシンデレラガールズ!怪人ジャイアント剛田を見事倒してくれました!」パチパチパチパチ

「いやああのピンクのアホ毛の子、可愛かったな」

「いやあ赤髪の子もなかなか」

「あの少女…まさか伝説の小役タレントの…!」






P「…ん……」

P「ここは…俺の部屋…?」

ガチャ

美穂「あっP君起きた?」

P「美穂か……俺、一体どうしたんだ?」

美穂「P君が変なアドリブするから黒服2さんに気絶させられたんだよ」

P「えぇー…」

P「そうだ、あの後どうしたんだ?」

美穂「え?あっ…」

美穂「ふ、普通にみんな帰ったよ」

P「そっか」

美穂「あっ会長さんが気に入ってくれてね、好きなだけ衣装持って行って良いって言ってたよ」

P「そっか…今度お礼言いに行かないとな…」

美穂「もうこんな時間。私もう帰るね」

P「ああ。ありがとう」

P「っと、そうだ」

P「美穂」

美穂「何?」

P「お疲れ」

美穂「うん。P君もお疲れ様」ニコッ



P「今度打ち上げでもしような」

美穂「え?うっうん、そうだね」

バタン






今夜はこれでおしまいなのよ
本番の個別まで我慢してほしい

P「ちょっとネットでもやるか……」

カチカチ

美羽:部活のみんなで打ち上げに来ています!(^O^)/(3時間前)

P「!?」

カチカチ

日菜子:皆さんと打ち上げに行きました。楽しかったです(*^-^)b(1時間前)

P「………」

次の日

P「……(´・ω・`)」

美穂「あっおはようP君」

P「おはよう(´・ω・`)」

美穂「今日も一緒に学校行かない?」

P「うん(´・ω・`)」

個別は全員分はありませんがある程度構想は出来ています

ガラッ

P「おはよう(´・ω・`)」

美穂「泰葉ちゃんおはよう」

泰葉「おはようございます」

P「……(´・ω・`)」

泰葉「昨日はよく休めましたか」

P「うん(´・ω・`)」

ガラッ

美羽「おはようございます!」

日菜子「むふふ…おはようございますぅ」

巴「おう」

P「今日は三人一緒なのか(´・ω・`)」

美羽「はいっ!下で会って、昨日の打ち上げの話をしながら来ました♪」

P「……へぇー(´・ω・`)」


美穂「あっ……」

巴「お、おい!Pは昨日…」

美羽「え?………」

美羽「……………あっ!」

P「………(´・ω・`)」

美羽「え…ええとその……」

P「………(´;ω;`)」プルプル

巴「P…お前…泣いとるんか?」

P「べ…別に泣いてねーし!意味分かんねーし!(´;ω;`)」

美穂「その…今度はP君も一緒に行こう?」

P「えっちょっとなに?やめてくんない?」

P「そういう言い方されるとまるで俺が行きたかったみたいじゃん(´・ω・`)」

P「別に行きたかったわけじゃ無いしー(´・ω・`)」

泰葉(うわぁ……)

ガラッ

歌鈴「おっ遅れました!」

歌鈴(えっ…何この状況……)


1…まだ共通ルート2…跳ぶ

新学期
部室

美羽「Pさん。ちょっと相談があるんですけど」

P「何だ?」


美羽「私の特徴って何ですか?」


P「………」

P「…えっ」

美羽「特徴ですよ」

美羽「ほら、他のみんなには大きな特徴があるじゃないですか」

P「例えば?」

美羽「えーと……」

美羽「まず美穂さんはあのアホ毛?が特徴的ですよね」

P「お前今先輩にアホって言ったな」

美羽「違いますっ」

美羽「歌鈴さんはドジっ子で」

P「お前今先輩にドジって」

美羽「もうそれは良いですからっ」

美羽「岡崎先輩はなんか落ち着いた感じがするし……」

美羽「巴ちゃんは一番年下なのに凛々しいですし」

美羽「それに比べて私って地味じゃないですか?」

P「日菜子は?」

美羽「日菜子ちゃんはその…アレじゃないですか」

P「あぁ」

P「美羽の特徴かー」

P「確かに目立つような特徴は無いかもなあ」

美羽「うっ…人に言われると傷つきますね」

P「知らんよ」

P「うーん…プロデューサーとしてちょっと考えてみるか」

1…やっぱり無い
2…新しく作れば良いじゃない
3…かわいい

P「かわいい」

美羽「……え?」

P「美羽は、かわいい」

美羽「ちょ…ええっ!?」

美羽「いきなりなんですか!?//」

P「いや、特徴だよ」

美羽「あっなんだ特徴ですか」

美羽「……あれ?」

美羽(よく考えたら恥ずかしい事に変わりはなかったー!)

美羽「って一人だけ特徴が『かわいい』だと他のみんながかわいく無いみたいになりませんか?」

P「あー確かに」

P「じゃあ別の考えるか」

美羽「あっ駄目!」

P「えっ」

美羽「せ、せっかく考えて貰ったのに却下するのも何ですから……!//」

P「えっマジで」

美羽「はい……///」

美羽「……」

P「……?」

美羽「あっみんな遅いですね!」

P「そうだなー」

美羽「私、ちょっと見て来ますね!」

P「えっ…」

ガラッ

美羽「………」

美羽(えへへ…Pさんがかわいいって……)

泰葉「…なんで廊下で1人で笑ってるの?」

美羽「」

番外編

美羽「そういえば、私達の曲って誰が作っているんですか?」

P「俺だけど」

美羽「えっじゃあ作詞は」

P「それも俺」

美羽「へ、へえ…ちょっと意外でした」

美羽(あのラブソング、この人が作ったんだ……(´・ω・`))

美羽「どこで勉強したんですか?」

P「ハワイで親父に習ったんだよ」

美羽「なんか天才高校生探偵みたいですね」

P「ハワイは良いぞ。色々な経験が出来る」

美羽「そうなんですか。私もいつか行ってみたいですっ」

P「そうすると良い」

中間テスト

教師「これで今日のテストは終わりだ。お前らさっさと帰って勉強しろよー」


P「ふぅ…やっと終わった」

美穂「P君。どうだった?」

P「まあまあ出来たよ」

P「美穂はどうだった?」

美穂「私は英語がちょっと自信ないかな……」

P「とか言っていつも高得点取るんだもんな」

美穂「そ…そんな事ないよ……」

P「まあ平均点取れれば良いかな」

美穂「赤点取ったら補習で部活出れなくなるんだよね」

美穂「あっ歌鈴ちゃん」

P「お、本当だ」

P「おーい歌鈴」

歌鈴「………」

美穂「歌鈴ちゃん?」

歌鈴「……ど、どどどどうしよう………」

P「おい!どうした歌鈴!しっかりしろ!」

美穂「悩み事なら相談に乗るよ!?」

歌鈴「…じ、実は私…とんでもないドジを……」

P「まさか…テストで何かやらかしたのか……?」

歌鈴「は、はぅぅ…そのまさかです……」

歌鈴「実は……」


歌鈴「テ…テスト範囲を間違えてしまいました……」

P「………」

P「…どの教科?」

歌鈴「ぜ…全教科です……」

P「………」

P「それじゃ今日のテストは……」

歌鈴「…た、多分赤点一歩手前くらいです…」

P「明日からの教科は」

歌鈴「ほ、ほとんど勉強出来てないです…」

P「……マジか」

歌鈴「はぅぅ…私どうすれば……」

P「…これはあれだな」

歌鈴「ふぇ?」

P「勉強会だ」

歌鈴「べ、勉強会…?」

P「今から一人で勉強するのも大変だろ?」

P(放っといたらまた何かやらかすかもしれないし)

歌鈴「……はぅぅ」

P「だから分からない所とか教えてやるよ」

P「美穂も来るだろ?」

美穂「うん。私も手伝うよ」

歌鈴「でっでも私なんかの為にお二人の貴重な時間を……」

美穂「大丈夫だよ。私達も復習出来るもん」

P「それに俺達も歌鈴と一緒に勉強したいんだよ」

歌鈴「は…はうぅぅ……///」

歌鈴「わ、分かりました。よろしくお願いしまふっ」

その後、俺達は適当に昼食を済ませ、勉強会をするために俺の家へ向かった

P「ん?あれは……」

美穂「どうしたの?」

P「あー悪い。先に行って待っててくれるか?ほら鍵」

美穂「え?う、うん。良いけど」

歌鈴「そっそれでは」

P「………よし」

P「おーいありすー!」

ありす「ひゃうっ!」

ありす「な…なんですか急に……」

橘ありす。近所に住む子供だ

P「いや、久し振りにありすを見かけたからな」

ありす「名前で呼ばないで下さい」

P「なんで?かわいいじゃん」

ありす「名前で呼ばれるのが嫌なんです」

P「良いと思うけどなーありす」

ありす「いい加減にして下さい!大体あなたはいつも…!」

P(おっ……乗ってきた)


1…軽く殴る
2…論破する

2ってことで良いのか?

P(論破してみるか)

P(まずは論争をして機会を伺おう)

ありす「そういえばこの前も(以下略」

P「いやそれはだな(以下略」

ありす「何言ってるんですか。日本語で(以下略」

P「くっせ。こいつくっ(以下略」

ー20分後ー

ありす「それ、サバンナでも同じ事言えますか?」

P(今だ!!)カッ

P「それっておかしくねぇ?」

P「だってここ日本じゃん」

ありす「!?」

P「はい論破^^;」

ありす「くっ……」

P「おいおいどうしたよありすちゃーん^^;」

ありす「………う」

P「ん?^^;」

ありす「うわぁぁぁぁぁぁぁぁん!!」ダダダ

P「やったぜ。」





美羽「」

美羽(どうしよう……とんでもない場面に遭遇しちゃった……)

美羽(まさかPさんが小学生の女の子とガチ議論をして泣かすなんて……!)

美羽(と…とにかく帰ろう…!バレないように……!)ズサ…!

美羽(しまっー)

P「誰だ!!」

美羽「………」

P「……!」

P「み…美羽……!」

P「…何時からだ……?」

美羽「え…?」

P「何時から見ていた……!」

美羽「その……女の子に声を掛けた辺りからです」

P(最初からだったー!)

P「………」

美羽「あの…私、失望しましたけど…誰にも言いませんから……」

P「美羽……!」

美羽「さ…さよなら!」ダッ

P「美羽ぅぅぅぅぅぅぅぅ!!」

今日はこの位にしておくか

あっ美羽ルートは消滅しました

P「…ただいま」

美穂「あ、おかえり」

歌鈴「おっ邪魔してますっ!」

P「…ああ」

P「………」

歌鈴「ど…どうしたんでしょう?」ヒソヒソ

美穂「さあ…?」ヒソヒソ

その後、何とか立ち直った俺は予定通り歌鈴に勉強を教える事にした

P「じゃあまずは範囲表の見方から勉強するか」

歌鈴「…それくらい分かります」

P「いや、範囲間違えた奴が何言ってんの」

歌鈴「はぅぅ……」


二時間後

歌鈴「あの、この『アルファがベータするとどうなるか』って問題なんですけど……」

美穂「えーと…確か『イプシロンする』だったと思うよ」

歌鈴「あっありがとうございます!」

更に二時間後

P「……驚いた」

美穂「……うん」

歌鈴「ふぇ?」

美穂「この短時間でこんなに出来るようになるなんて凄いよ!」

歌鈴「そそ、そんなことは……」

P「お前、実はドジさえ直せばスペック高いんじゃないか?」

歌鈴「ドジ……ちゃんと直さないといけませんよね…」


1…「気をつけろよ」
2…「もう今回みたいなドジはやめろよ」


※間違った選択肢を選ぶとルート消滅

中学高校なんてそんなもんだと思ってる
不快にさせたらごめんな

>>69選択肢お願いします

2

P「もう今回みたいなドジはやめろよ」

P「今回みたいな事がこの先あると困るのは歌鈴だろうし」

歌鈴「はぅぅ…すみません……」

P「まあ、俺は今の歌鈴も好きだけどな。面白いし」

歌鈴「ふぇっ!?」

歌鈴「は…はわわ…///」

歌鈴「きょっ今日はもう帰ります!///」

P「そうだな。もう夕方だしお開きにするか」

美穂「………」





歌鈴「今日はありがとうございましたっ!」

P「本当に送って行かなくて良いのか?」

歌鈴「だっ大丈夫です!//Pさんはテスト勉強をしていて下さい!」

P「そうか?じゃあ気をつけて帰れよ」

美穂「また明日学校でね」

歌鈴「はい!歌鈴は明日こそはドジをせずに点を取ってみせます!」

ガチャン

P「さて、美穂はまだ一緒に勉強するか?」

美穂「…ううん」

美穂「私も今日は帰るね」

P「分かった。それじゃ、また明日」

美穂「…うん」

ガチャ

美穂「……また明日」

ガチャン

P「……?」

P(なんかあいつ、元気無かったな)

美穂「……はぁ…」

P君は…私の事をどう思っているのかな……



…私は、P君が好き。
私もみんなの事は大好きなはずなのに、P君と他の女の子が仲良さそうにしていると胸が苦しくなる。

P君は私にとってずっと一緒に育ってきた家族のような存在で


P君は私が緊張せずに話せる唯一の同年代の男の子で――






――私はP君のためにアイドルになった。

番外編



P「ふぅ……ちょっと休憩するか」

P「インターネットでも……」

百年の恋も冷めた瞬間!★164
141:おさかなくわえた名無しさん :20XX/10/15(火) 14:36:05.22 ID:MiUSAgi2 [sage]
今日は中間テストで学校が早く終わった。部活も無いから友達と少し話した後に真っ直ぐ家に帰った。

すると、帰り道に同じ部活のちょっと気になる先輩が。
声を掛けようとしたけど、よく見るとなんと小学生の女の子と一緒にいた。

まさかロリコン…?と思ってしばらく見ているとその小学生の女の子とガチ議論をし始めた。
そして20分位経った頃、先輩がついに女の子を論破して、女の子は泣きながら走って行った。
先輩の勝ち誇った顔を見て完全に冷めた。

あ~あ、ちょっと前に可愛いって言われた時はあんなに嬉しかったのに。


P「」

数日後

ハゲ「こないだのテスト返すぞー」





ハゲ「道明寺ィー」

歌鈴「はっはい!」

P(頼む…!)

美穂(お願い…!)

ハゲ「次ィー中島ァー」

歌鈴(はぅぅ…怖くて見れない……)

歌鈴(……ううん。大丈夫よ歌鈴)

歌鈴(二人が一緒に勉強してくれたんだもの…!)

歌鈴「………!」

P(どうだ……!?)

歌鈴(Pさん!!)パァッ

数週間後

ガラッ

P「あれ、まだ日菜子だけか」

日菜子「……むふふ」

P(また妄想してるのか。邪魔しないように静かにしておこう)

日菜子「……むふ」

P(………)

日菜子「………むふふ」

P(…そういえば)

P(俺って日菜子の事ほとんど何も知らないよなあ……)

ガラッ

巴「む、まだ二人だけか」

P「おお巴。なんか久しぶりだな」

巴「何言うちょる。うちとPはほぼ毎日顔合わせとるじゃろ」

P「そうだっけ?まあいいや」

P「それより良いところに来てくれたな」

巴「なんじゃ。うちに用でもあるんか」

P「ああ。ちょっと日菜子について聞こうと思って」

巴「日菜子が何かしでかしたんか?」

日菜子「……むふふ」

P「そういうんじゃないんだよ」

P「いや何時しでかしても不思議じゃないけれども」

P「ふと疑問に思ったんだよ」

巴「何をじゃ」

P「日菜子が普段何を考えてるか」

巴「むぅ…確かに気になるのう」

巴「…知ってはいけないような気もするが」

P「だろ?」

P「もうこの部を作ってから半年以上経つし、流石に日菜子について知っておきたいと思ったんだ」

巴「そういう事ならうちも協力したいんじゃが……」

巴「力になれずすまんが、うちは何も知らん」

P「そうか……いや、良いんだ」

P「他の人にも聞いてみるよ。ありがとう」

その後、俺は数日掛けて日菜子について調査した

中等部生徒A「さぁ…いつもムフムフ言ってますよ」

中等部生徒B「あっでも実は結構友達多いんですよ!成績良いし」

・・・

中等部教師「おおP。久しぶりだな」

中等部教師「何?喜多日菜子について?」

中等部教師「何だろうな……教職に就いてから30年、色々な生徒を見て来たが…あんなに自分の世界に入り込んでいる生徒は一人しかいなかっぞ」

P「ちなみにどんな人でした?」

中等部教師「何故かいつもウサミミを着けていて、自分はウサミン星人?だとか言い張ってたよ」

・・・

日菜子ママ「根は良い子なんですよ?本当に……」

それから次に、日菜子の観察を始めた

日菜子「むふふ…王子様……」

P「…この顔は白馬の王子様の妄想だな。メモしておこう」

P「よし、微妙な表情の違いを判断出来るようになったぞ」

泰葉「…あれは何を?」

巴「Pは今…闘っとるんじゃ……!」

巴「P…!頑張れよ……!!」

泰葉「………」

そして遂に…!
その日はやって来た…!

日菜子「むふふ……むふ…」

日菜子「…ふぅ…良い妄想でしたぁ~」

P「日菜子」

日菜子「むふ?どうかしましたかぁ~?」

P「今、何を考えていたか当ててやろうか?」

日菜子「面白そうですねぇ~是非お願いしますぅ~」

P「フッ……ズバリ……!」


1…「何だ俺か」
2…「日本の行く末を案じでいたんだな」

P「何だ俺か」

日菜子「…えっ…違いますけど…何言ってるんですか?(真顔)」

P「」

日菜子「あの…今日はもう帰ります……(ドン引き)」

P「」

12月

P「よし、今日のレッスンは終わりだ」

P「最近暗くなるのが早いし、さっさと着替えて帰れよ」

「はーい」

P「ふぅ………」

P(そうか…もう12月か……)

P(もうすぐ美穂の誕生日だな……)





日菜子「お疲れ様です(真顔)」

P「おうお疲れ。気をつけて帰れよ」

日菜子「はい(真顔)」

P(これで全員帰ったな……)

P「…戸締まりして俺も帰るか」

ガチャ

P「はぁ…どうすっかな……」

??「………」

P「ん…?誰かいるのか?」

美穂「あ…P君…」

P「美穂…帰ったんじゃ無かったのか…?」

美穂「えへへ…P君と一緒に帰ろうと思って……」

P「……そうか…」

P「…待っててくれてありがとうな」

P「…帰るか……」

美穂「…うん」

P「………」

美穂「………」

P「………」

美穂「………」

P「………」

美穂「………」

P「………」

美穂「………」

P「………」

美穂「………ねえP君」

P「………ん?」

美穂「今年は、色々な事があったね」

P「…そうだな」

そう。今年は色々な事があった。

部活を作った。

部活紹介でライブをやった。

泰葉に出会った。
美羽に出会った。
日菜子に出会った。
巴に出会った。

商店街のイベントに出た。

海に行った。

夏祭に行った。

花火をした。

勉強会をした。

日菜子を研究した。

地域でのオファーも沢山来るようになった。

描写こそ無いが、色々な事があった。

いつまでもこうして居られたら…と思う。

しかしそれは無理な話だろう。

俺と美穂、歌鈴は来年は三年。
進路について本格的に考えなければならないだろう。

プロデューサーになりたい。アイドルになりたい。

…なんて部活のようには行かない。


他のみんなも、きっと自分達の道を歩んで行くのだろう。

……俺は、何をするべきなんだろう……?

美穂「わぁ……」

P「……ん?」

考えている内に、通学路の商店街まで俺達は来ていた。

美穂「綺麗なイルミネーション……」

P「…もうすぐクリスマスだもんな……」

美穂「うん…ねえ、みんなを呼んでクリスマスパーティーしようよ」

俺が何をするべきか……

P「…そうだな。きっと楽しいパーティーになる」

それを考えるのは、もう少し後でも良いだろう。

美穂「………あ……」

P「……?」

P(何かをずっと見ているな…)

P(あれは……)


1…ファンシーショップ
2…ビデオ屋

誕生日の夜

美穂「……はぁ」

美穂(P君、私の誕生日忘れちゃったのかなあ……)

美穂(去年までは毎年祝ってくれてたのに……)

ピーンポーン

美穂「……こんな時間に誰だろう」

ガチャ

P「よっ」

美穂「P君!?」

美穂「ど、どうしたの?こんな時間に……」

P「準備に手間取ってな。…でもなんとか間に合った」

P「美穂。誕生日おめでとう」キリッ

美穂「P君……覚えててくれたの…?」

P「当たり前だろ。俺が美穂の誕生日を忘れるはずが無いじゃないか」

美穂「P君……ありがとう…」

美穂「…開けても良い?」

P「ああ。むしろ今すぐ開けてくれ」

美穂「うん…何かな…」


ガサッ


レンタルDVD「やあ」

美穂「」

美穂「えっ………」

P「………」

美穂「えっ………?」

P「………?」

美穂「あの……これって……」

P「レンタルのDVDだが?」

美穂「えっ……」

美穂「えぇーー……」

P「あっやっぱりがっかりした?」

P「ごめんな。金が無かったんだよ」

美穂「」

P「ほら、お前その映画見たがってただろ?」

美穂「う、うん……」

P「あっそうだ」

美穂「えっ?」

P「返却期限、明日までだから」

P「今夜中に頼む」

美穂「」

美穂「……うん…分かった……」

美穂「じゃあ、また明日……」

P「それと……」

美穂「えっ?」

P「俺も一緒に見て良いか?」

美穂「!?」ドキッ

P「調べている内に俺も見たくなったんだ」

P「別々に見るには時間が足りないし、俺は一人で見るより美穂と一緒に見たい」

P「……駄目か?」

美穂「…い、良いよ……」

P「本当か!?」

美穂「う、うん……私も…P君と一緒が……///」

P「よし、じゃあ早速見ようぜ」

美穂「あ……うん」



美穂「あ、ケーキ食べるよね?私、持ってくるから」

P「おう、サンキュー」


ーーP君からのプレゼントは決して高価な物じゃ無かった。
それは、わずか100円で、おまけに形にも残らないような最低なプレゼントだった。


けれど、それは私にとっては最高のプレゼントでもあった。

大好きな人と二人きりで祝うよりも素敵な誕生日なんて、きっと無いはずだから……

8月中には区切りの良い所まで行くと思う



あの後、俺はプレゼントを渡した。

そして…


これはファンからのプレゼントだ。


…そう付け足した。

美穂は一瞬悲しそうな顔をしたが、すぐに笑顔を見せてくれた。

数ヶ月後

季節は春になり、俺は三年生になった。

一週間後には部活説明会がある。
そこで、ライブをする予定だ。
…去年と同じように。

屋上

P「よう泰葉」

泰葉「おはようございます。Pさん」

P「早いな。部活までまだまだだぞ」

泰葉「少し思い出していたんです」

泰葉「去年の、今頃の事を」

P「そうか」

泰葉「Pさんは覚えていますか?」

泰葉「私達が出会った…去年の春のことを」



1…「覚えてるよ」

2…「ごっめーん☆忘れちゃった」テヘペロ

泰葉「そう。一年前、この学校に入学した私は」

P「覚えてるよ」

泰葉「…そうですか」

P「うん」

泰葉「………」


P(こいつ自分語りしたかったのか…?)

夕方

P「よし、今日はもう終わりにしよう」

P「みんな気をつけて帰れよ」

「お疲れ様でーす」

泰葉「お疲れ様です」

P「おう。お疲れ」

P(そういえば、泰葉にはいつも世話になってるよな)


1…お礼をする
2…疲れたから帰って寝よう

P「じゃあ俺は帰るから」

泰葉「分かりました。鍵は締めておきますね」

P「頼む」





P「いやぁ疲れたな」

P「今日は良く眠れそうだ」

少女「あれ……ここどこ…?」

少女「ママ……?」

少女「お兄ちゃん…どこ……?」

少女「う…うぇぇぇん!」

p「○○○!!」

少女「お兄ちゃん…!」

p「良かった…探したんだぞ…」

少女「ご…ごめんなさい……」

p「無事なら良いんだよ」

p「ほら、これで涙拭いて戻ろう」

少女「あ……」

少女「…うん…!」ニコリ





P「……夢か」

P「今更あの子の夢を見るなんてな……」


子供の頃、俺の近所には3,4つ離れた女の子が住んでいた。

その子は俺に良く懐いてくれていて、美穂も合わせていつも三人で一緒に遊んでいた。

しかし急に引っ越しが決まり、連絡先も聞けずに離れ離れになってしまった。

俺はもうその子の名前も覚えていないが、二つ覚えている事がある。


まずその子の笑顔。


あの子の笑顔はとても儚げで……

その笑顔を見る度に、当時小学生にも関わらず、俺はその子をいつまでも守ってやりたいと思っていた。

もう一つ。

その子はTVによく出ていたアイドルに憧れていた。

そして言っていた。

自分もいつかアイドルになって、人々を幸せにしたい。と

だからこそ俺は……

ジリリリリリ

P「おっと、もうこんな時間か」

P「……元気にしてると良いな……」

よーしテコ入れしたし寝るぞー

P「遅刻遅刻ー!」

P「……ん?」

???「………」

P(あの子…見ない顔だな……)

P(あの制服はうちの学校の中等部のだな)

???「………」ポトリ

P(あっ財布落とした)


1…財布を拾って声を掛ける
2…財布を拾わずに声を掛ける

P「おーいそこのおぜうさん」

???「え?」

P「財布落としたよ。ほら」

???「あっ……わざわざすみません。私なんかのために」

P「…大袈裟だな」

P「良いんだよ。たまたまだし……」

P「………あれ……?」

???「あの、どうかしましたか…?」

P「いや…」

P「…俺達って…初対面だよな……?」

???「…そのはずですけど……私、この春に転校して来たばかりですから」

P「へぇ~転校生か」

???「あの、それが何か……?」

P「えっと…何か前にも会った事があるような気がしたんだ」


???「えっ……?」

P「多分気のせいだよな。忘れてくれ」

???「…分かりました」

P「よし、それじゃ学校行こうぜ」

???「はい。本当にありがとうございました」

爆死だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ

P「少し急がないとな……」

???「はい……っ!」ステン

P「!?」

???「………」

P「大丈夫か!?」

???「だ…大丈夫です……慣れていますから……」

???「行きましょう……このままじゃ遅刻してしまいますから…」

???「痛っ!」

P「おい…足捻ったんじゃないか?」

???「だ、大丈夫ですから……」

P「大丈夫なもんか。ほら」

???「あの…何を……?」

P「学校まで君を負ぶって行くんだよ」

???「えぇっ!?…そ…そんな事したら二人共遅刻しちゃいます……」

???「私は置いて、先に行って下さい……」

P「どうせもう間に合わないって」

P「それに、怪我した女の子を置いて行けるわけないだろ」

???「でも……」

P「あー…」

P「じゃあ俺は絶対に先に行かない」

P「遅刻になろうが、欠席になろうが知った事じゃない」

???「えぇー…」

???「うぅ……分かりました」

???「あの……」

P「ん?」

???「…私…重く無いですか……?」

P「いや全然。むしろもっと食べた方が健康に良いと思うぞ。肌もかなり白いし」

P「っと、ごめん」

???「い、いえ……大丈夫です……」

???「あの……」

P「ん?」

???「御名前を…聞いても……?」

P「あぁ、お互い自己紹介がまだだったな」

P「俺はP。高等部の三年だ」

P「君は?」

ほたる「私は…白菊ほたる。中等部の二年生です」

P「そっか…よろしくな。ほたる」

ほたる「ほ…ほたるって……」

P「あ、ちょっと馴れ馴れし過ぎたか」

P「普段から下の名前で呼ぶのに慣れてて。ごめんな」

ほたる「い、いえ…ちょっと驚いただけですから……」

ほたる「私も、下の名前で大丈夫です……」

P「そうか?じゃあ改めてよろしくな。ほたる」

ほたる「はい…Pさん」

学校

P「よし、着いたぞ」

ほたる「Pさん…本当にありがとうございました…」

P「気にするなって。えっと…とりあえず保健室行くか」

ほたる「いえ…ここからは私一人でも大丈夫ですから……」

P「そうか?でもなぁ…」






美穂(P君遅いなぁ……)

歌鈴「は…はわわわ……!」

美穂(えっ何?)

美穂(あれ…校庭に誰か……)

美穂(P君が女の子背負って学校に来てる!?)

泰葉(あれは……Pさん…?)

泰葉(それと……)

同級生(岡崎さん、どうしたの?)

泰葉「」ボキッ

同級生「岡崎さん!?」

教師「そこうるさいぞ!」

同級生「す、すみません……」

泰葉「」ジー

同級生(岡崎さん……)

教師「というわけで、たかが虫集めごときに必死にならず、勉学に励めという筆者…ヘルマンヘッセの思いがこの小説には込められていると考えられます」

同級生A「せんせー、ちょっと質問があるんですけどー」

教師「何でしょう」

同級生A「えっとーー」

巴(転校生、今日は休みかの…?)

「チョットアレシラギクサンジャナイ?」ヒソヒソ

「ホントダ。イッショニイルノカレシカナ?」

「エェーテンコウシテキタバッカナノニハヤクナイ?」

巴(……?)

数日後

P「おっあれは……」

ほたる「………」

P(足、すっかり良くなったみたいだな)

ツルッ

P(あっまた躓いた)

P「あいつ…ついてないなあ……」



1…声を掛ける
2…疲れるから放っとく

P(放っておこう。疲れるし…)

P(あばよ)

P(ん?誰か来るな)


巴「ーーーーー」

ほたる「ーーーーーー」

巴「ーーーー」


P(巴か。そういえばあいつら同い年だったか)

P(ここからじゃ声はよく聞こえないけど、案外仲良かったんだな)

数日後

P「よーし、良い感じだ」

P「みんな!明日はついに本番だ!」

P「今日はもう終わりにして明日に備えてゆっくり休んでくれ!」

「お疲れ様でしたー」

美羽「明日、みんな見に来てくれますかね?」

P「これだけ頑張ったんだ。きっと来てくれるさ」

P「じゃあ、さっさと着替えて出ろよ」

「はーい」

ガラッ

ほたる「あっ……」

P「うおっびっくりした」

P「どうしたんだ?何か用か?」

ほたる「あっあの……たまたま練習している所を見かけて……」

ほたる「何をしてるのかな……って思って……」

ほたる「……す…すみません」

P「そんなすぐに謝るなよ……」

ほたる「は…はい……」

P「まあ、とりあえず」

ほたる「………?」

P「…移動しようか」

「………」ジー

P「複数の凄まじい視線を背後から感じるんだよ…」

P「多分俺がここにいると着替えられないからだと思うんだけど」

ほたる「あ……す、すみません…!」

ほたる「アイドル部……ですか?」

P「ああ。アイドル部」

ほたる「……アイドル部…」

P「………」

P「ほたるは……」

ほたる「…え?」

P「ほたるは、何か部活入らないのか?」

ほたる「わ…私なんかが部活なんて……」

P「そんなことは……」

P「……あー…」

P「なあ?もしやりたい事が無いなら……」



1…「共にトップアイドルへの夢を追いかけないかい?」
2…「明日講堂に来てください。本物のLIVEを見せてやる」

P「明日講堂に来てくれ」

P「本物のLIVEを見せてやろう」

ほたる「明日……」

ほたる「わ、分かりました……」


翌日

ほたる(途中で先生に雑用を頼まれて遅れちゃった……)

ほたる(まだ、やってるかな……?)

ガチャ

ほたる「……!!」

ワー ワー

ほたる(凄い歓声……)

ほたる(歌や踊りも上手だけど、そうじゃない……)

ほたる(楽しそう……!)

ほたる(みんな、凄く楽しそうに歌ってる……)

ほたる(私も、あんな風に笑う事が出来たら……)

生徒A「いやー良かったなー」

生徒B「ああ。素晴らしさの余り、まるで一瞬の事かのように感じてるよ」

ほたる「………」

ほたる(私も…あんな風に……)



P「みんなお疲れ!凄い良かったぞ!」

P「……おっ…すまん。ちょっと待っててくれ」

P「おーい!ほたる!」

ほたる「あ、Pさん……」

P「来てくれたんだな」

ほたる「は、はい…その…とても素敵でした」

ほたる「私もあんな笑顔になれたら…って思いました」

P「……!!」

P「そうか…!」

P「だったら…」

P「ほたるさえ良ければ、うちの部活に入ってくれないか」

ほたる「えっ……」

ほたる「ほ…本気ですか……?」

P「勿論だ」

ほたる「本当に…私なんかが……?」

P「ほたるしか考えられん」

ほたる「……!」

ほたる「そ…その……」

ほたる「私で良ければ……」


・・・

『この疫病神!!』

・・・


ほたる「!!」ビクッ

ほたる「………」ガクブル

P「ほたる?」

駄目…

ほたる「ごめんなさい……」

私と居ると……

P「えっ?」

みんな不幸になる……

ほたる「もう少しだけ…考えさせて下さい」

だって…

P「な、何で……今……」

…私は……



ほたる「……さよなら」

…疫病神だから



一部(共通)完

6月

あれから、ほたるはまだ返事をくれていない。
よくは分からないが、何か悩んでいるようだ。





そして今、日本には台風が接近していた。

ザー ザー

P「凄い雨だな……」

P「風も強くなってきたし、急いで帰ろう」

ザーー

P「川も増水してきてるな…今はまだ大丈夫だろうが」

P「!」

P「そういえば……」

P「あそこにあるダンボールハウス、もしかしたら危ないんじゃないか……?」




P「雨で駄目になってるけど…結構立派だな……」

ガサゴソ

P「…中に人がいるみたいだ」


1…避難するよう薦める
2…関わりたく無いので帰る
3…耳を澄ます

P「雨の音でよく聞こえないが、微かに何か音がするぞ」

P「耳を澄ましてみよう」


……トン




…トントン










トカトントン トカトントン

トカトントン トカトントン

トカトントン トカトントン

トカトントン トカトントン

トカトントン トカトントン

P「あーなんか白けたな」

P「帰るか」



翌日


ザワ ザワ

P「あの、何かあったんですか?」

おばはん「あらP君。おはよう」

おばはん「それがね……」






P「えっ……女の子の水死体が見つかった……?」


END


1…>>170に戻り、1を選ぶ
2…>>170に戻り、2を選ぶ

P「どうせ真っ当な人間じゃないんだ。関わらないでおこう」

P「さて、風邪をひくと良くないし急いで帰ろう」


翌日


P「いやー台風も過ぎ去ってすっかり晴れたな」

P「川の流れも穏やかに……」

P「あちゃー。やっぱりあのダンボールハウス流されちゃったかー」



1…このまま進む
2…>>170に戻り、1を選ぶ

???「どうしよう…台風が来たらここには居られないし…」

トントン

P『もしもーし誰か居ますかー』

???「」ビクッ

P『それにしても立派なダンボールハウスだなあ』

???(だ…誰…?とりあえず無視して……)

P「ここに居たら危険ですよー…って……」

???「な…何で…何で先輩が……」




P「泰葉……?」

P「泰葉……お前…ここに住んでるのか……?」

泰葉「…………はい」

P「一体どうして……」

P「…いや、今はそんな事はどうでも良い」

P「雨が染み込んでびしょ濡れじゃないか」

泰葉「………」

P「とにかくウチに来い。シャワーを浴びて、話はそれからしよう」

泰葉「………」

P宅

P「そこが風呂場だ。ほら、先にシャワー浴びて来い」

泰葉「……いえ…私はあとで……」

P「良いから。さっさと行った行った」

泰葉「………」

泰葉「……すみません…お借りします」

バタン

P「……はぁ」

P「…そういえば」

~~~~~~~

P「さーて新学年になった事だし、ファンに公開するみんなのプロフィールの更新しておくか」

P「公開できない個人情報とかも一緒にあるから丁重に扱わないとな」

P「…ん?」

P「泰葉の趣味の欄……」

P「ドールハウス作りって書いてあるけど、何か消した跡があるな」

P「何だろう…まあ良いか」

~~~~~~~

P「…そういう事か……」

P「…っと」

P「泰葉が浴び終わる前に、やる事やっておくか」

P「とりあえず…」


1…覗く
2…着替えを用意する

P「…っと」

P「泰葉が浴び終わる前に、やる事やっておくか」

P「とりあえず…」


1…覗く
2…着替えを用意する

P「よっしゃあぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

P「待ってろよ岡崎ィ!!」

ガラッ

P(よし、洗面所への潜入に成功)

泰葉「……」ジャー

P(今なら行けそうだな……)

P(慎重に……慎重に……)

ツルッ

P「あーっ!滑って転んでしまった!」

ガン!

P「」

泰葉「……?」

ガラッ

P「」

泰葉「………」

P「」

泰葉「………」

P「……うぅ…俺は一体何を……」

P「は…はうあ!!」

泰葉「先輩……何故洗面所に……?」ゴゴゴゴ

P(ッベー……)

1…言い訳をして誤魔化す
2…逃げる

P「ち…違う!誤解だ!」

泰葉「誤解……?」

P「俺はただ、タオルとかどれ使って良いか分からないかなと思って……!」

泰葉「………」

泰葉「……そうですか。…わざわざありがとうございます」

P「い…良いって事よ」

P(っぶねー)

P「ほら、このタオル使ってくれ」

P「じゃあ俺は着替えを調達して来るから」

P「とりあえず…隠した方が良いぞ」

泰葉「え?」

泰葉「」







P「さーて着替えどうするかなー」

1…適当に自分の服を貸す
2…近所の女子高生(17)から借りてくる

P「適当な俺の服で良いか…」

コンコン

P「泰葉ー。着替えここ置いとくからな」

泰葉『すみません。ありがとうございます』





泰葉「ふぅ……着替えってこれかな……」

泰葉「えっこれ、先輩の………?」


泰葉「………」







泰葉「……」クンカクンカ

泰葉「プラネタリウム、綺麗でしたね」

P「そうだな。チケット貰わなければプラネタリウムを見に行こうだなんて思わなかっただろうけど」

P「来て正解だったな」

泰葉「はい。…でも、やっぱり私よりも他の人を誘った方が……」

泰葉「居候させてもらっているだけでも申し訳ないのに……」

P「だから…そういうの気にするなって」

P「俺は泰葉と一緒に行きたいから誘ったんだ」

P「泰葉が喜んでくれれば俺も嬉しいしな」

泰葉「先輩………」

P「さ、もう帰ろう」

P「泰葉の手料理、期待してるからな」

泰葉「…はい!」








???「あれは…」

数日後

ピーンポーン

ピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピ

P「ちょ、うるさ……」

P「はーい!」

ガチャ

おばはん「お邪魔するザマス」

P(何だこの人…)


1…「どちら様ですか?」
2…「邪魔すんのなら帰って」

P「あの、どちら様ですか?」

おばはん「岡崎泰葉さんはいらっしゃるザマス」

P「え…今は居ませんけど…」

P「あなたはどこの誰で、泰葉に何の用があるんですか」

おばはん「泰葉さんはいつ頃戻るザマス?」

P「……すみません、分かりません」

P「それより、あなたはどちら様ですか」

おばはん「それなら今日の所は失礼するザマス」

おばはん「泰葉さんに宜しく伝えて欲しいザマス」

バタン!

P「…一体何だったんだ」

P「泰葉に何か用があるみたいだったけど、何の用だろうな」

P「一応気をつけるように言っておこう」

P「さーて今日は俺の当番だし、夕食の買い物に行くか」


P「……って…」

P「財布がない……」

俺が持ってる

・・・・・・

>>205「ヤケモーニンwwwwww」

>>205「んんwwww何か落ちてますぞwwwwww」

>>205「これは財布ですなwwwwwwwwぺやっwwww」

>>205「ヤ吉は役割が持てますぞwwwwww」

>>205「中身を抜き取る以外ありえないwwwwwwww」






??「あ、何か落ちてる」

P「やっべぇ……」

P「交番に行ったら財布こそ届いていたが、中身は空……」

P「生活費が送られてくるまでは一週間あるし…それまでどうやって相談すればいいんだ……」

泰葉「あの……」

P「ファッ!?」

P「ど、どうした泰葉」

泰葉「お金、困っているんですか…?」

P「ギックゥゥ」

P「ははは何をそんな莫迦な事を」

泰葉「声、聞こえてましたけど……」

P「」

泰葉「すみません…私がご迷惑をお掛けしたばかりに……」

P「い、いや違うんだ!実は…」

・・・

P「…というわけで泰葉が悪いという事は絶対に無いんだよ」

泰葉「…そうですか……」ホッ

P「…まぁ、お金が無いのは確かだけどな……」

泰葉「………」

P「………」

泰葉「あの…先輩……」

P「え?」

泰葉「………」

泰葉「良かったら…このお金を使って下さい」

ドサッ

P「!?」

P「1…2…3…4………」

P「泰葉…これ…一体どうやって……」

泰葉「………っ…」

P「あ…いや……まだ言わなくて良い…」

P「でも、こんな大金受け取れないよ……」

泰葉「いえ、どうか受け取って下さい」

泰葉「…先輩に受け取って欲しいんです」

泰葉「それに、住まわせて戴いているのに、家賃も何も払わない方がおかしいんです」

P「そんな……」

P「……いや…そうだな……」

P「…これはありがたく貰うよ」

P「ただし、泰葉がちゃんとした暮らしを送れるようになって…この家を出る時までの家賃としてだ」

泰葉「…!」

泰葉「………はい」

一週間後

P「ふぅ…やっと生活費が送られて来たな」

P「泰葉のお陰でなんとか一週間乗り越えたが……」

P「あの金は一体なんだったんだ……?」

P「他にも気になることはたくさんあるけど、まだ何一つ聞けてないな……」

ピーンポーン

P「ん?荷物か?」

P「悪い泰葉。出てくれるか?」

泰葉「はい」


ガチャ


泰葉「え……?」

ガシャン!

P「何だろうな。何も注文してなかったと思うけど」

P「それとも新聞の勧誘とかか?」


ガシャン!

P「!?」

P「どうした!?」

泰葉「…あ……あ…

P「どうした泰葉!」

P「!」ハッ

おばはん「お邪魔するザマス」

P「この前のおばはん……!!」


1…「泰葉に何をした!」
2…「邪魔すんなら帰ってー」

P「邪魔すんなら帰ってー」

おばはん「分かったザマス」

おばはん「また来るザマス」

バタン


P「何だったんだ……?」

泰葉「………」

P「泰葉、大丈夫か?」

泰葉「………先輩」

泰葉「あの人は……」



泰葉「私の…お母さんです」

P「!!」

P「…教えてくれるか?一体何があったのか」

泰葉「はい…全てお話しします」

…私はここから少し離れた町の極普通の家に生まれました。
お母さんとお父さん、そして私の三人家族でした。あの頃はとても仲の良い家族だったと思います。

ある日、私はお母さんに連れられてとあるドラマの子役オーディションを受ける事になりました。

結果は合格でした。それなりに規模の大きなオーディションだったらしく、両親はとても喜んでくれました。


ーーーそして、家族の絆はここから崩れ始めました。

ドラマは大ヒットし、他の番組やCMのオファーも沢山来ました。

私の出演料がお父さんの月給の何倍にもなった頃、両親の私に対する態度が明らかに以前と変わっているのが分かるようになりました。

そして、お母さんのお金使いの荒さは既に異常と言っても良い程でした。

お母さんは私の稼いだお金を好き放題使い込みました。

高い洋服やアクセサリーを買い込んだり…それまでの何倍もの広さのお家を建てるようお父さんに促したり……

優しかったお母さんはどこにもいなくなってしまいました。


お父さんも変わり果てたお母さんに嫌気がさしたようで、広くなったお家には日々、二人の怒鳴り声ばかりが響いていました。

私はお母さんに言いました


「子役なんて辞めたい」


「元の仲の良い家族に戻りたい」


しかし、お母さんはそれを許しませんでした。

私がどれだけ嫌がろうと、私がどれだけ泣こうと、お母さんは仕事の時間になれば私をテレビ局まで引っ張って行きました。


お母さんは最早、私の事をお金を稼ぐだけの人形としか見ていませんでした。

ある夜、私はお父さんに体を揺すられ目を覚ましました。

「子役を辞めたいか?」

そうお父さんに聞かれ、私は黙って頷きました。

「…なら、これからは二人で暮らそう」

「お母さんとは別々に、二人で暮らすんだ」

お父さんはそう言って私の手を引いて家を出ました。

…そして私とお父さんはこの町にやって来ました。

お母さんから逃げるには仕事を続ける訳にもいかず、お父さんは転職する事になりました。

少ない荷物でお金もあまり持って出なかったため、しばらくは苦しい生活が続きましたが、やがて再び安定した暮らしを送れるようになりました。

それからはお父さんは私を一人で育て上げてくれました。


そう…去年の春までの話です

高等部への進学を控えた春休み……お父さんは死にました。

歩道橋の階段から落ちたそうです。


私は何日かずっと塞ぎ込んでいました。
唯一の家族を失ったんですから。

ですが、それも長くは続きませんでした。

ささやかでしたがお父さんの葬式はどうにか無事に終えることが出来ました。
お母さんに居場所がバレるかもしれないという不安もありましたがそれも杞憂でした。

でも、お金を稼ぐ手段の無い私にそれまでと同じ暮らしをする事は出来ませんでした。

家に貯金は殆どありませんでした。
そのまま家に住んでいても、家賃で僅かな貯金を食い潰すばかり……
だから私は家を出ることにしたんです。

私一人では他の部屋を借りる事は出来ません。

私は先輩と会ったあの場所に段ボールハウスを造りました。
私の趣味はドールハウスですが、ひょっとすると段ボールハウスの方が向いていたのかもしれません。

立派な新居が完成して、引越の準備を始めることにしました。

出来るだけ荷物少なく纏めて家を出ようとしたとき、お父さんの部屋が目に入りました。

お父さんが死んでからそのままにしていた部屋ですが、せめて最後に片付けをする事にしました。



そして、見つけたんです。
私に宛てられた封筒を。

封を開けると中には一通の手紙と、お金がたくさん入っていました。

「泰葉へ」

 「泰葉、お前には長い間辛い思いをさせてしまったな」

「本当に済まなかった」

 「この手紙を読んでいるという事は、お前はもうこの家を離れようとしているのだろうか」

「この手紙と一緒に金が入っているだろう」

 「その金はあの夜、家を出る時に持ち出した金だ」

「全部、昔のお前が稼いだ金だ」

 「今まで全く手を着けてこなかったのは全て大きくなったお前に渡すためだ」

「泰葉、幸せになれ」

 「その金は、お前が幸せを掴み取る為の金だ」

「父より」



手紙にはそう書かれていました。

P「………!」

泰葉「それから私は段ボールハウスでの暮らしを始めました」

泰葉「辛い事もたくさんありましたが、手紙を読み返すと頑張ろうと思えたんです」

P「……そして俺達に出会ったんだな」

泰葉「…はい」

P「泰葉…良く頑張ったな……」

ナデナデ

泰葉「せ…先輩……?」

P「お前は俺がきっと幸せにしてみせるから……」

泰葉「え……」

泰葉「先輩………///」

P(泰葉の親父さん…)

P(泰葉は俺が絶対に幸せにしてみせます。泰葉の家族として……!)

P(…そのためにはあのおばはんをなんとかしないとな……)

数日後

P「……つまり、また泰葉と一緒に暮らしたいと?」

おばはん「そうザマス!母親として当然の権利ザマス!」

P「ですが泰葉はあなたと一緒に住む事を拒んでいます」

おばはん「そんな筈は無いザマス!」

おばはん「あーたじゃ話にならないザマス!泰葉ちゃんを呼ぶザーマス!」

P「………」イライラ

P(さて、どうするか……)

P(ここは本人の口から言わせるべきだろうが、少し危険かもしれないな……)


1…泰葉を呼ばない
2…泰葉を呼ぶ

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom