周子「シューコの憂鬱」 (48)

アイドルマスターシンデレラガールズのSS です。

以下の要素が含まれます。ご注意の上で見ていただけると幸いです。

・キャラ崩壊
・オリジナル設定あり
・文章ミス
・遅筆


オリジナル設定について
・アニメ最終回から一年くらいの時期
・プロデューサーが3人(PaP、CuP、CoP)
・CoP(男)とCuP(女)が兄妹

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1502796278

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事務所ーー


塩見周子「……」ボケ-

道明寺歌鈴「お疲れ様です~」

周子「……」ボケ-

歌鈴「あ、あの~。周子さん?」

周子「…あ、歌鈴ちゃん。ごめんねー、ちょっと考え事してた」

歌鈴「いえ。……それよりなんで頭にぬいぐるみを乗せてるんですか?」

周子「コレ? 今日卯月ちゃんにもらったんだー。いっぱいあるからどうぞってね」ピニャァ

歌鈴「は、はあ……」(器用だなぁ)

周子「ところで事務所にはCuPさんに用事?」

歌鈴「はい。乃々ちゃんと一緒のお仕事でお話したかったんです」

周子「ニアミスだねぇ。さっき卯月ちゃんと出てっちゃった」

歌鈴「え?! お話しは今日って確かに」

周子「ライン見てみ?」

ポスッ ポスッ   ゴソゴソ

歌鈴「あ、変更になってる。昨日見てなーー」

周子「?」

歌鈴「…乃々ちゃんのバッグも持ってきちゃった」マッサオ

周子「あらら」

歌鈴「どうしましょう?! 乃々ちゃんの携帯多分この中です! 早く渡さないと」

周子「歌鈴ちゃん、落ち着こうよ。乃々ちゃんはこれから仕事?」

歌鈴「いえ、もう仕事はないから凛さんに会いに行くと言ってました」

周子「なら下手に動かないでここで連絡待った方がいいよ。乃々ちゃんは歌鈴ちゃんを探しに来るだろうから」

歌鈴「は、はい。あの、ありがとうございます、周子さん」

周子「ん、どういたしまして」

歌鈴「……」

周子「……」ボ-

歌鈴「…あ、あの。周子さん?」

周子「はぁい?」

歌鈴「何か悩み事ですか?」

周子「あ~、そんな大層なものはないなぁ。ちょっとした疑問がねぇ~、あるんだけどねぇ~」グテ-

歌鈴「はぁ…」(よく頭から落ちないなぁ、ぬいぐるみ)

周子「346プロってなんでこんなに変な人多いのかなって、ね?」

歌鈴「」

周子「もちろん嫌な意味ではないけど、毎日退屈しなさ過ぎるのは何でかなーって思うとさぁ」

歌鈴「えと、……ごめんなさい?」

周子「いや、歌鈴ちゃんは全然変な人って感じじゃないよ。直球で可愛いからね~」

歌鈴「そ、そんなことないでひゅ! …こほん。それを言うなら周子さんのほうが可愛いです。みんなが認めるシンデレラガールなんですから」

周子「うーん、最近私がシンデレラに選ばれたことが夢だったのかと思えてきたんだよね」

歌鈴「そんな! どうしてですか?」

周子「さっきも言ったけど、ココって変な人多いじゃない?」

歌鈴「はい。あ、いや。……はい」

周子「悪い意味ではないから気にしないほうがいいよ?」

歌鈴「つい…」

周子「でさ、シンデレラに選ばれた子って全員変な度合いが極端に高いと思うんだ」

歌鈴「…蘭子さんのことですか?」

周子「あぁ、蘭子ちゃんが一番普通に近いかな。最近特に可愛い仕草も増えたし。一番シンデレラガールやってるなぁって感じ」

歌鈴「ぇ……? 私の中では卯月さんが普通のアイドルの頂点なのですが」

周子「昨日までは私もそう思ってた」

歌鈴「私が来る前に何かあったんですか?」

周子「それがねー」


ーーーー

一時間前の事務所にてーー


周子「……」←事務所の端に避難中

島村卯月「ひどいです」←仁王立ち

CuP(女性)「……」←正座中

卯月「私が買ってきたチーズケーキ、ちゃんと注意書きもしてたのに勝手に食べちゃって」

周子(さっき私の八つ橋も食べてた。言わないけど)

CuP「ほ、ほら。ココ一応アイドル事務所だから毒味とか必要なんじゃないかなぁってーー」

卯月「ワンホール丸々平らげて何が毒味ですか」

周子(食い過ぎじゃない?)

卯月「それにこれが何度目か覚えてますか? 覚えていませんよね? だから平気で手を出したんですもん」ニコニコ

CuP「」ビクッ

周子(卯月ちゃんもこんなに怒るんだ。意外)

CuP「ご、ごめんね? お昼前でお腹が鳴っちゃいそうだからつい……」

卯月「プロデューサーさんがいつも私たちの為に頑張ってるのは知ってますよ? でも、他人の食べ物を勝手に食べるのはダメでしょう?」

CuP「はいです」

卯月「今回は私がプロデューサーさんに渡すものだったから良かったけどーー」

CuP「えぇ?! なら食べても大丈夫だったんじゃーー」

卯月「そういう問題じゃないです!」

周子(そういう問題じゃないなあ)

CuP「」

卯月「プロデューサーさんが食べてる所見たかったのに……」

周子(…え、そこなん?)

CuP「それは恥ずかしいからやめて?」

卯月「いつも子供みたいにはしゃいで食べるのをやめるなら私も写真には撮りません」

スマホにCuPの食事中の写真を見せる卯月

CuP「」

周子(撮ってるんかい)

CuP「いや、ちょっと待って! さすがに写真はヤダよ?!」

卯月「食べたケーキの料金と思えばいいじゃないですか」

CuP「えぇ……?」

卯月「見てください。こんなに大きなケーキを一人で食べ尽くしたのはプロデューサーさんですよ?」

屈んでケーキを乗せてた皿をCuPの眼前に突き出す卯月。

卯月「綺麗に食べるのはいいことですけど、プロデューサーさんの胸みたいに平らにすることはないですよ?」←CuPの無い谷間をなぞる

CuP「」カチンッ

CuP「……卯月ちゃんが食べたらお尻が豊かになって大変そうだなって思ってぇ」

卯月「」ピクッ

卯月「…目が覚めた後、とっても楽しみです」ニコッ

CuP「……へ?」

卯月「そろそろ時間だと思うんですよ」ニコニコ

CuP「え? な、ん、……ぉ」パタリ

周子「」

おしおきだ

書き込み遅れます。明日も無理かもです。

周子(え? CuPが急に倒れたけど? え、事件?)

卯月「おー、すごい効き方ですね!」

周子「……卯月ちゃんはCuPに何か盛ったの?」

卯月「はい! チーズケーキに志希ちゃんの作った睡眠薬をパラリと」

周子「うわー。冗談で聞いたんだけどな~。さすがに犯罪なんじゃない?」

卯月「いつも自由にしている罰です。私以外のみんなも被害にあってますし」

周子「それは私もだから何にも言えないなー」(やり過ぎだけども)

周子「というかさ、そこで倒れてるCuPはどうするつもりなん?」


ガチャリ


池袋晶葉「失礼する。助手を回収に来たぞ」ガラガラ

↑アームの付いたベッドを引き連れて来た晶葉。


一ノ瀬志希「お、効いてる効いてる。卯月ちゃん協力ありがとね~」

↑白衣を着た志希(上機嫌)

周子「解剖とかしないんよね?」

晶葉「うむ、私は生物は専門ではないからな。仕方ないから助手の肉体のデータを取るだけだ」

周子「取るんかーい」

志希「アタシはCuPの匂いを堪能したいだけだよ~」

周子「それは知ってる。というかいつも嗅いでるじゃん」

志希「起きてる時はね~。CuPって結構隙が無くて寝てる時の匂いはじっくり嗅いでないんだ~」

周子「…え、匂い変わるの?」

志希「変わるよ! 『匂いを嗅がれる』って意識の有無でも違いがあるの! CuPは嗅がれるとき結構緊張してるから期待してたんだ~。今日は不意打ちで眠らせたから匂いを気にして変えられないからありのままのCuPの匂いがあるの。素晴らしいよね! 睡眠薬も今回はかなり試行を凝らしてーー」

晶葉「志希。あまり時間を無駄にするなら置いていくぞ? 私も助手の体を調べる機会はなかったのだ」ウィ-ン ウィ-ン

↑アームで慎重にベッドにCuPを寝かせる晶葉。


志希「あ~ゴメンゴメン。興奮しちゃった~。卯月ちゃんは晶葉ちゃんのラボに来る?」

卯月「はい! 私もCuPさんにコレを着せたいです!」ガサッ
←執事服(男性用)with黒縁眼鏡

周子「それは衣装室から借りて来たの?」

卯月「自費です」キリッ

周子「準備がよろしいようで」

卯月「えへへ!」

周子(笑顔はかわいいんだけどな~)シロメ

卯月「晶葉ちゃん。CuPさんが寝てる間にポーズ取らせることは出来ますか?」

晶葉「透明アームで支えてやれる範囲ならな。それより時間がない。少し急ごう」

志希「はぁ~い」スンスン

卯月「はい!」

周子「卯月ちゃんはいつからそんなになったん?」

卯月「? 普通通りですよ?」

周子「いや、仕事場やレッスン場で会う時とかなり違うよ?」(普通通りってなんか変じゃない?)

卯月「ああ、これが事務所での“普通”ですから!」

周子(? え、何? “普通”通りって『居る場所を参照してます』ってこと? ……どういうことなの?)


ウヅキチャンハヤク-


卯月「あ、お話はまた今度にしましょう! コレをあげますから許して下さい」ビニャッ 

←洋服店制服を着たぴにゃこら太

卯月「お疲れ様です!」ダッ

周子「お、お疲れ様~」(…これをどうしろと?)


ーーーーーー


歌鈴「卯月ちゃん“が”CuPを連れて出て行ってません?」

周子「ツッコミまずそこなんだ」

歌鈴「いえ、Lineの連絡もCuPじゃなかったかもって思ったらつい」

周子「あ、その辺は安心していいと思うよ? 他人のLineいじる人間は事務所にいないから」

歌鈴「信頼が絶大ですね…。というか周子さん、慣れてませんか?」

周子「まあ私の周りは濃いからね~。今日はあの卯月ちゃんだったから面食らったけど」

歌鈴「私なら何か疲れてるのかと思ってしまいますよ」

周子「幽霊すら当たり前に容認されるしね」

歌鈴「……え?」

周子「あ、気にしないでええから安心して」

歌鈴「あ、はい」

周子(話したらまずいことも混ざってたりするのは面倒かな~)


歌鈴「周子さんの周りと言うと『LiPPS』のメンバーですか?」



ノノ-! ドコニイルノ-!!



歌鈴「」

周子「おぉう、一番まずい方が」

歌鈴「 今の声って……」スクッ



窓から外を眺める歌鈴。


渋谷凛「乃々ーー!」

↑周囲を見渡しながら叫ぶ凛。


CoP「待てって言ってるだろが!!」

↑全力疾走で凛を追いかけるP。



歌鈴「」ガタガタ

周子「何も考えないで謝罪すれば大丈夫だから」

歌鈴「凛さんって今日は青森でロケだってーー」

周子「考えちゃダメだから」

数分前、346プロ内某所の廊下にてーーーー


CoP(今日はかなり捗った。事務所で来週分の仕事も少し整理するかな)

新田美波「プロデューサーさん。戻ったら少し休憩に入りませんか? 美優さんのお土産もありますし」

三船美優「あまり大量には買えなかったので物足りないかもしれませんが、とても美味しいですよ?」

CoP「いつもありがとうございます。あと、一人で全部食べることはしませんよ?」

CoP(二人は午前で上がりなのに何でついて来るの?)

美波「でもプロデューサーさんは顔にすぐ出ますよ? 『もっといっぱい食べたい』って」

CoP「美波もその雰囲気(色気)出すのやめような?」

美波「?」


ゴ-イン ゴ-イン トマ-ラナ-イ(着信音)

CoP「はい…………」


ハイ......ハイ............


美優(……あら? 顔色が?)

美波(…“仕事”かな。今日のこの時間はCuPか志希ちゃんが怪しいけど)

CoP「はい、大丈夫です。こちらで見つけます」カキカキ ペラ

メモ書き『凛、行方知れず。予定、乃々と合流。乃々は歌鈴と午前上がり』

美優「え?! 凛ちゃんがいなくなったんですか?!」

美波「二人の仕事先に連絡した方が良いんですね?」ゴソゴソ

美優「え?」

CoP「ご心配をおかけして申し訳ありません」カキカキ ペラ

メモ『◯◯さんって人に聞いてみて。番号はーー』

美波「わかりました」トゥルルル

美優(どういう……ことなの?)

CoP「美優さん、悪いけどお土産は事務所に置いてもらえますか? 用事が出来たから事務所には行けないみたいで」

美優「あ、……はい。…大丈夫です。出来たら一緒に食べたかったのだけれど」ションボリ

CoP「今度おすすめのクッキーを持って来ます。文句なしで美味しいからそれで許してもらえませんか?」

美優「はい」

美優(プロデューサーさんが食べる所を見たいんだけど、言えないわよね)

美波「プロデューサー、二人とも一緒に出て行ったみたいです」

CoP「なら歌鈴ちゃんに連絡をーー」


ノノ-! ノノ-!!


CoP「美波、事務所で待機で頼む」ダッ

美波「はい!」

美優「」

美波「美優さん、私も事務所に向かうので良ければお土産お預かりしますよ?」

美優「美波ちゃんは、その。…慣れるわね?」

美波「見ているだけは嫌なんです。プロデューサーさんは一人でやりたがるから食らいつくのに必死なだけですよ?」

美優(……やっぱり美波ちゃんは強敵みたいね。しかも無自覚なエロスがすごい)

美優「私も事務所に行って構いませんか? 家に戻っても味気ないですから」

美波「はい。少し急ぎますね?」

美優「ええ、行きましょうか」

美優(勉強しておかないと!)

346プロ中庭にてーー


緒方智絵里「……」モクモク

三村かな子「……」モグモグ

双葉杏「……」グデ-


かな子「平和だね~」

杏「杏ぁ部屋の中でのんびりしたいんだけどね」

かな子「久しぶりにお天気がいいから外でのんびりすることも大事だよ? 風も吹いて気持ちいいから過ごしやすいし」

杏「……まあ、いいけどさ」

杏(この二人とゆっくり話すのも久しぶりだったし)

杏「智絵里ちゃんはお菓子よりクローバーかぁ。ブレないね」

かな子「数週間ぶりみたいだからね。ふふふ、真剣に探してる所は本当に見飽きないよ」

杏「てかさ、かな子ちゃんて少し痩せた?」

かな子「え?! ありがとう!」フニフニ

杏「感謝しながらお腹つまむのやめなよ」

かな子「嬉しいからつい」ニコニコ

杏(まだつまめる程度にはあることは言っちゃダメだよね)

杏「その感じだとダイエットはしてないよね? 何かあった? 恋とか?」

かな子「へ?!」

智絵里「かな子ちゃん好きな人がいるんですか?」ニュッ

杏「お、智絵里ちゃん素早いね~。で、どうなの? 男にときめくイベントがあったの~?」

かな子「ち、違うよー! 私はアイドルなんだから恋愛なんて」

智絵里「そ、そんなことない、です。アイドルでも、恋を止める理由にはならない、です」

杏、かな子(なんか強くなってきたなぁ、智絵里ちゃん)

杏「うん、智絵里ちゃんが立派になって杏は嬉しいよ」ホロリ

智絵里「?」

かな子「ふふふ。……あ、本当に恋愛はしてないからね? 最近とっても忙しい日が続いてたし」

杏「おう、急に冷めたね。…ん? かな子ちゃんそんなに忙しい日って続いたっけ? 智絵里ちゃんよりは午前午後の片方空きのある時間なかった?」

かな子「うん、その空いた時間全部お菓子作るのに回してたからね」

智絵里、杏「」

杏「よ、よくそれで痩せたね?」

智絵里「それだけ作ってたら量が……」

かな子「プロデューサーさん達がどれだけ作っても残さず食べちゃうから私も張り切っちゃいました!」

智絵里(あ、納得しました)

杏(かな子ちゃんもCuPの犠牲者か)

かな子「三人ともとっても笑顔で『美味しい』って言ってくるんですよ? 私それを見るのが楽しみで!」ニコニコ

智絵里(幸せそう)

杏「かな子ちゃん、ほどほどにしといた方が良いよ? あの兄妹の方はまだいいけどさ、PaPは40代のおっさんだよ? 身体壊しちゃうよ?」

かな子「おいしいから大丈夫だよー!」

杏「PaPのBMIは終わりだね」


ノノ-!! ノノ-!!


智絵里「あれ? この声…」

杏(またかぁ)

杏「ねぇ、そろそろ戻らない? 杏はクーラーの涼風が恋しくなってきたよ」

かな子「智絵里ちゃん、クローバーはもういいの?」

智絵里「はい。二つも見つけちゃいました!」

杏「ねぇはやく~」トコトコ

智絵里、かな子「「杏ちゃんが早歩きしてる!」」

杏「え、私そんなにダメなイメージ持たれてたの?」

事務所に戻りーー


CoP「」ゼィゼィ

凛「」 ←気絶中

事務所内全員(うわぁ……)

森久保乃々「す、すみません。もりくぼのせいで…」

歌鈴「違います! たわひぁ…、私のせいなんです。乃々ちゃんのバッグを私が持って行ったのでこんなことに!」

CoP「これから気をつけてくれればいい。それ以上に凛に問題があり過ぎる」ゼィゼィ

周子「凛ちゃんはなんで気を失なってるの?」

CoP「青森から足でここに来て、休まず乃々探してたんだろ。足もつれたと思ったら急に倒れた」

美優「…わからないわ」

諸事情により8月中の書き込みが難しいため、9月からまた書き込みます。
まだ完結してないです。
遅くてすみません。

乃々「……」オロオロ

CoP「二人で一泊の旅行、だったか? これからどうする?」

乃々「え、えと……」

CoP「凛が収録先に置いて来た荷物は向こうから送ってもらえるけど着くのは明日だ。俺としては凛には自宅に戻ってもらいたい」

乃々「うぅ……」

CoP「二人とも忙しくなってきたから今日みたいな変則の宿泊を組ませたけど、正直来月中までオフを重ねるのは無理」

乃々「…私のお家に招待するのも、ダメ、ですか?」

CoP「最近乃々への依存度が高い凛には反省してもらいたいから却下、と言いたい」

乃々「……」ションボリ

CoP「…でもなぁ?」チラリ

乃々「な、なんですか?」ビクッ

CoP「凛が従順になるような誰かが凛をちゃんと叱ってくれるなら許可できるかな」

乃々「あの、それって…。もりくぼのことだったりしますか?」

CoP「友達だろ?」

乃々「お、恐れ多いんですけど…」

周子(いやもう親友レベルだと思うけど)

乃々「ぷ、プロデューサーさんはもりくぼのこと…。し、信用してくれるんですか? 私はその、人を叱るなんて、できる気がしないんですけど」

CoP「最近すごく頑張ってお仕事やってるところを見てて大丈夫って思った。だから外泊も二人で許可したしね」


周子「プロデューサーってもしかして乃々ちゃんに甘い?」ヒソヒソ

美波「まあ乃々ちゃんアイドルをやるきっかけがアレだから。プロデューサーさんも同情が入ってる、かも?」ヒソヒソ

周子「ああ、周りに振り回されてる的な?」ヒソヒソ

歌鈴(なんだか妹を励ますお兄さんみたい)

美優(…いいなぁ」

CoP「夜の外出は不可。で、明日の朝8時に俺に連絡。ちゃんと守れるな?」

乃々「はい。…あ、ありがとうございます、プロデューサーさん」

CoP「ん、どういたしまして」

乃々「…あの、プロデューサーさん?」

CoP「何?」

乃々「もりくぼがこう言うのは、おかしいですけど……。あの、あまり凛さんを怒らないでくれませんか?」

CoP「凛が乃々の心配をして行動したことはおこってない」

乃々「…ありがとうございます」

CoP「見境いないのはさっさと直させたいが」

乃々「それはもりくぼの方が切望してるんですけど…」

CoP「まあすぐに変われるとは思ってないから長い目で見るつもり」

乃々「…うぅ、目立って恥ずかしいんですけど」

美優「まあまあ。乃々ちゃんも随分と人と話すことに慣れてきたから大丈夫ですよ」

乃々「美優さん……」

美優「仲の良い友人というものはかけがえのないものです。時間が過ぎれば、今日の出来事も笑い話になりますよ」

乃々「……そ、そうでしょうかか?」

美優「そうですよ」ニコッ

CoP(飲みに行くとおもちゃにされてるけどなぁ、美優さん)

乃々「……私も凛さんと楽しく大人なお話、ちゃんとできる日がきてほしいですけど」

美優「ふふ。乃々ちゃんなら大丈夫。頑張っているもの」

乃々「……」チラッ


事務所ソファに寝かされてる凛を見遣る乃々


乃々「凛さんは優しくて、もりくぼのこと、大事にしてくれるんですけど……。それだけじゃ、ダメ、ですよね?」

乃々「私も、凛さんのために頑張ってみないと、ですよね」トテトテ


ソファに歩み寄る乃々


乃々「……凛さん。今日の夜、頑張って叱ってみます。凛さんのために」ギュッ  ←凛の手を握る


凛「」モワ-  ←蒼い蒸気が凛から湧く


CoP「おい、なんだこの煙?みたいなの」

周子「凛ちゃん起きてないよね?」

乃々「え? ……これ(蒸気)っていつも出てるのではないんですか?」

CoP「普通の人間は出ないだろぉ! 病院行かせろ!!」

美優(普通って何だったかしら?)

凛乃々退室後の事務所ーー


CoP「疲れた」

周子「真夏にスーツで全力疾走したらそれはそうだね」

美波「プロデューサーさん、どうぞ」コトッ ←アイスコーヒー

CoP「……ありがたい」ウルウル

周子(え、泣いたよこの人)

歌鈴「ど、どうかしゃれました?!」

CoP「いや、今事務所にいる面子が安心できる子だけでさ。コーヒーもゆっくり飲めるんだって思ってたら、ね?」

歌鈴「お、お疲れ様です……」

周子「お疲れー。てことはお仕事終わったん?」

歌鈴(え、軽い)

CoP「大体は。それより周子は今日オフに変更だろ。何か用事?」ゴキュッ ゴキュッ

周子「え~? 用事ないと来たらダメなの?」

CoP「丸一日オフは珍しいだろが。精一杯遊べばいいと思うけど?」

周子「ここでみんなを眺めてるの楽しいよ?」

CoP「…………ここは動物園じゃないからな?」

周子「あ、ヒドい。アイドルを動物扱いしちゃうんだ~?」

CoP「この前狐コスで会場沸かせたシンデレラは誰だ?」

周子「コーン♪」ウワメヅカイ

CoP「今汗臭いからくっつくな」

周子「あ、耳真っ赤」

CoP「気のせいだから」バチ-ン ←自分の耳を叩く音

周子「誤魔化し方、他にないの?」プフッ

美優(今後私もやろうかしら……)

美波「歌鈴ちゃん。冷たい緑茶だけど飲みますか?」

歌鈴「あ、はい。ありがとうございます」

美波「今日は大変だったわね」

歌鈴「え?! そんな、私がしっかりしていないのが悪いんです! お騒がせしてーー」

美波「歌鈴ちゃん。プロデューサーさんは『これから』だって言ってましたよ? もういいんです」

歌鈴「……はい」

美波「歌鈴ちゃんなら大丈夫です。いろんなことに全力で取り組めるんですから」ニコッ

歌鈴「あ、ありがとうございます!」

歌鈴(美波さん、素敵だなぁ。私も美波さんみたいにーー)

美波「あ、美優さんがお茶菓子をお土産に頂いているから持って来るわね?」

歌鈴「わ、私も手伝いまーー」ガタッ


ツルッ スポッ

立ち上がるときに足を滑らせる歌鈴。

受け止め損ねた美波。

歌鈴の頭が美波の谷間にダイブイン。




歌鈴「ふぇ?!」

美波「え?!」

ここから少しの間だけ地の文があります。
長いと思う方は2~3下の要約だけ見てもらえれば大丈夫です。

歌鈴「す、すみません、美波さーー」


歌鈴の声は途中で途切れる。

歌鈴が美波の匂いを知覚した途端、彼女の脳内に未知の感覚が稲妻のように走ったからだ。



始めは甘い匂いと感じた。

自分と同性の汗の匂いにしては芳しく感じたからだろう。

少し経ち、汗に混じった柔軟剤の芳香の判別がついた途端に違和感を覚える。

自分の身体に流れる血が熱い。

当たり前であっても普段頓着しない血の流れに束の間匂いから思考が離れる。

その隙を突くように汗独特の不快を感じさせる臭さに思考を引かれる。

そして、彼女は、知る。

普段嫌って止まない臭いが好ましい。

複数の絡み合った匂いが心を掻き立てる。

この感応の先、未だ知ることのなかった快感が歌鈴を襲う。

しかし、経験もなければ予想も出来なかった快感の不意打ちに、歌鈴はそれを悦に入ることができなかった。

ただ未知の生理現象に判断力を磨耗していく中、歌鈴の思考は一つだけだった。

『美波さんに迷惑をかけたくない!』

彼女はついさっき願った。

自分も美波のように、素敵な人間になりたいと。

願ったならば、行動しなければならない。

美波からも激励を頂いたのだ。

今ここで膝を屈してはならない。

力が抜けそうな身体に喝を入れる。

この現象が何か、それは後に知れること。

『頑張るのは、今から!』

フニャリ、とした感触がふと蘇る。

頬を押し返す美波の胸だと気づく歌鈴は、残りの気力を根こそぎ吹き飛ばされた。

『柔ら、かい』

美波の肩にかけた手が力をなくす。

さらに強まる感触と共に、芳しい匂いが歌鈴を包む。

『あぁ、匂い……。が。………気、…ち……ち…………』

要約:美波の匂い、マジ眠れる小悪魔。

歌鈴「あ…あっ………ふぁ……っ」

美波「か、歌鈴ちゃん?」オロオロ

CoP「え、何? この状況」

周子「歌鈴ちゃんが痙攣みたいにピクピクしてんのはどして?」

美優「」←白目

CoP「……とりあえず歌鈴ちゃんを抜こうか。美波?」

美波「あ、はい。……っふ、あっ」スポッ

CoP(最後の声必要なん?)

周子「プロデューサー。歌鈴ちゃん意識無いっぽいよ?」

美波「ええ?! 歌鈴ちゃん、目を覚まして!」

歌鈴「」

CoP(チャームか、これは? というか美波、同性まで無自覚に……)

CoP「……とりあえず、これから試してみよう」ゴソッ ←ボイスレコーダー

美優「え? それをどうなさるのですか?」

CoP「手荒に起こせないから声でアプローチってことで」カチッ 

レコーダー『日本酒を、おちょこでちょこっと。……ふふっ』

美優「!!」

美波「……」

周子「これ何?」

CoP「楓さんのダジャレボイス集」

美波「これは、何に使っているんですか?」

CoP「飲みに誘われた時の撃退に」

美波「後でダビングさせて下さい」

美優「わ、私もお願いします」

CoP「うん」

周子「いや『うん』て。アイドルの声を勝手に渡していいん?」

CoP「渡す相手は選ぶさ。美波たちは言わんでも悪用しないし、考えて使ってくれるだろ?」

美波「はい! 最近誘い方が巧みになって来たので困ってたので助かります」

周子「わお、思ってた以上に切実そうだった」

『ホーリーナイトは素敵に楽しまナイト』

美波「……ちなみに、今歌鈴ちゃんにこれを聴かせる意味は?」

CoP「いや、これなら気分も冷めるかな、と」

歌鈴「」

周子「だから歌鈴ちゃん意識無いっぽいーー」

『魔法にかかりまほう』

歌鈴「うぅ……」

周子「起きるんかい」

美波「……」

周子「これ何?」

CoP「楓さんのダジャレボイス集」

美波「これは、何に使っているんですか?」ジト-

CoP「飲みに誘われた時の撃退に」

美波「後でダビングさせて下さい」

美優「わ、私もお願いします」

CoP「うん」

周子「いや『うん』て。アイドルの声を勝手に渡していいん?」

CoP「渡す相手は選ぶさ。美波たちは言わんでも悪用しないし、考えて使ってくれるだろ?」

美波「はい! 最近誘い方が巧みになって来たので困ってたので助かります」

周子「わお、思ってた以上に切実そうだった」

『ホーリーナイトは素敵に楽しまナイト』

美波「……ちなみに、今歌鈴ちゃんにこれを聴かせる意味は?」

CoP「いや、これなら気分も冷めるかな、と」

美波「え?」

歌鈴「」

周子「いやだから歌鈴ちゃん意識無いっぽいーー」

『魔法にかかりまほう』

歌鈴「うぅ……」

周子「起きるんかい」

美波「歌鈴ちゃん、大丈夫?」

『寄ってたかって“酔ってたか?”って言うんです』

歌鈴「……あれ? ……あ、わたし転んじゃって」

CoP「首は大丈夫?」

歌鈴「へ? あ、はい」

美優「良かった。心配なさそうですね」

『それを渡した以上は、わたし退場、てーー』

周子(止めないんかい)カチッ

歌鈴「すみません、美波さん。励ましを頂いてすぐにあんな……」

美波「いいのよ。私も受け止められなかったわけだし」

CoP「とりあえず立てる?」

歌鈴「はい、大丈夫でーー」スクッ

歌鈴「」ピタッ

美優(あら? 止まった?)

歌鈴「」カァァ

周子(うわ、顔が一瞬で真っ赤になった)

CoP「今日はもう帰って休んだ方がいいよ。付き添いに誰か呼ぼうか?」

美波(え、スルー?!)

歌鈴「ふぁ、……あ! 大丈ぉ夫でしゅ!! ひとりで帰れます! 帰りましゅかゃあ!」カオマッカ

CoP「落ち着きなさい」カチッ

『週休8日の休養か?』※1

周子「プロデューサーはそれで落ち着くの?」


※1 pixivの『あげたけ』様の作品「サイキック・逮捕でいく…!」より

数分経過してーー



CoP「落ち着いた?」

歌鈴「はいぃ……」

CoP「美優さん、申し訳無いですが寮まで見送りをお願い出来ますか?」

美優「はい、任されました」

歌鈴「え、でもーー」

CoP「念のためと思ってくれ」

周子「プロデューサーが送ったりはしないんだ?」

CoP(察してくれません?)

歌鈴と美優の退室後ーー



美波「…………」ションボリ

CoP『美波』トントン

美波「……はい」フリムキ


顔面だけぴにゃこら太のCoPが美波の目の前に。


美波「」

CoP『びに゛ゃあ』

美波「」

CoP『』

美波「あ、あの?」

CoP『笑え』

美波「え」

CoP『ボケたから笑って』

周子「無理があるよ?」

CoP『……誰も悪いわけじゃないし、怪我もしてない』

CoP『美波は歌鈴ちゃんに胸を顔で挟んでとても不快だった?』

周子「言い方」

美波「そ、それはない、です」

CoP『なら笑え』

周子「命令することなん?」

CoP『嗤ってもいい』

周子「文字にしないと伝わらないよ?」

美波「……ふふ」

美波「……ありがとうございます。プロデューサーさん、周子ちゃん」ニコ

CoP『うん』

周子「え? ……いや、私はツッコミ担当ではないからね?」

CoP『「スパッとキメる、和の切れ味」のあるツッコミだった』

周子「」イラッ

ガッ グイッ

CoP『周、子さん。首、入ってる』グニャァッ!

周子「入れてるんだよ、プロデューサー」

また数分後ーー



CoP「冗談で首絞めるのはやめといて? 落ちたらシャレにならんから」

周子「ごめんごめん。プロデューサーなら平気でボケを返してくれると思ってね」

CoP「まだ怒ってる?」

周子「そんなことよりさ」

周子「うちから送られてきた八つ橋、CuPさんに食べられちゃった」

CoP「あの野郎」ギリギリ

美波「プロデューサーさん、顔! 顔が鬼みたいに!」

CoP「もうどれだけ怒ってると思う? 楽しみだったのに!」

周子「まあ卯月ちゃんが今たっぷりお仕置きしてるみたいだからそれに期待しなよ?」

CoP「……卯月ちゃんか。またお礼に行こう」

美波「また?」

CoP「最近卯月ちゃんがあの馬鹿を捕まえてくれるからさ、前にもお礼に行った」

周子「……」

CoP「何故か卯月ちゃんは捕まえるの早いんだよなぁ」

周子(卯月ちゃん、まさかソッチの……)


バンッ! ←ドア開


佐藤心「おっつスウィーティ! みんなぁ、幸せのシュガーハートがやってきたゾ?」ウインク

CoP「お疲れ様です、心さん。ドアはゆっくり開けて下さい」

心「んもう、ノリが悪いなぁ。ハートはやっとお仕事が終わったの! 労えよ☆」

美波「お疲れ様です、ハートさん。これ、どうぞ」→冷緑茶

心「! 美波ちゃん~♪ マジありがと~☆」

周子「お疲れ様でーす」(足めっさガクガクしてる)

PaP「ハートちゃん急に走らない。いい歳なんだから」ドアバタン

心「あ、ヒドイ! レディに年齢のーー」

CoP「お疲れ様です」ペコリッ

美波、周子「「お疲れ様です(でーす)」」

心「お・い☆」

PaP「おう、お疲れ様。……CoP、偉い人おらんから堅いのはやめような?」

CoP「あ、すみません。つい」

心「あ゛ぁ~~~、生き返るぅ」ゴキュッ ゴキュッ

CoP「」イラッ

PaP「あぁ、怒らないでおいて。大仕事の後で本当に疲れてるから」

CoP「そういう問題ではーー」

周子「でも、あんまりピリピリしてると禿げちゃうよ? 誰とは言わないけどさ」

CoP「俺は別にーー」

PaP「え? 俺ハゲとる?!」ペシペシ

CoP「」メガシラ オサエル

美波「多分PaPさんじゃないですよ?」オチャ ドウゾ

PaP「多分?!」

心「大丈夫だよ♪ ハゲて嫌われてもハートがプロデューサーを引き取ってあ・げ・る☆」

PaP「マジか。なら今夜ーー」

CoP「アンタ既婚者だろ!」

ID変わってると思いますが1です。

かなり時間を空けました。すみません。

心「え~、美優ちゃん帰っちゃった? 話したかったのにぃ……」

CoP「で、長話の最後に飲みに誘うんでしょう?」

心「お、わかってんじゃん♪ CoP、今日飲みに行かない?」

CoP「仕事が増えたからパスで。早苗あたりーー」

心「もう話してるもーん☆」

美波「あはは。流石に早いですね……」

心「! 美波ちゃん~♪ 今夜、ど~う?」

美波「え」

CoP「朝に仕事があるからダメですよ」

心「いいじゃん☆ あんまり飲ませないからぁ」

CoP「いつも美波が酔いどれを介抱していることも危惧してるんです」ジトッ

心「」ヒュ-ヒュヒュ- ←口笛

CoP「否定しない、と」

周子(しても総ツッコミだろうしね)

PaP「フフン。しからばこの私が馳せ参じよう!」

美波「あの、PaPさん。奥様がいらっしゃるのに男性1人であの飲み会に参加するのは……」

PaP「大丈夫大丈夫。CoP君と二人で行ってきたって言って誤魔化すからーー」

CoP「俺、奥さんに釘刺されたので協力しませんよ?」

PaP「」

心「プロデューサー……。また今度ね☆」

PaP「あんまりだぁあ!」

心、PaP以外「奥さんに晩酌してもらいなよ(ましょうよ)」


バンッ!


南条光「プロデューサー?! 何かあった?!」ズサ-ッ


PaP「ひ、光ちゃん~!」

周子(ド◯えもん? )

CoP「光ちゃん、ドアはゆっくり開けてな?」

光「あ、ごめんなさい」パタン

美波(光ちゃんも大人らしくなってきたわね)フフッ

光「プロデューサー、助けに来たよ」

PaP「光ちゃん、僕も飲み会に行きたいんだよ~」

光「お疲れ様でしたー」

PaP「光ちゃん~!」

心(何この茶番)

PaP「後生、後生だから!」ダキッ

光「飲み会なんていつでもあるだろ! もう、離れてよ!」ジタバタ

フニッ

PaP「あ、光ちゃんまたお胸が大きくーー」


シュッ   ゴッ


PaP「」パタン

周子「お~、光ちゃん腕上げたね~。拳が消えたよ」

心「う~ん、顎に一発☆ スウィーティ……」

光「ふん!」ソッポムク

CoP「美波、この部屋出よう」スクッ

美波「プロデューサーさん。逃げても後始末が……」

CoP「」

PaPベッド行き後ーー



周子「光ちゃんがPaPさん運ぶんだ?」


光「まあ、アタシがやったことだし」


美波「光ちゃん、PaPさんが大好きだものね?」


光「……アタシをここに居させてくれたのはプロデューサーだからね」メソラシ


光「まだ大きい仕事はないけど、ちゃんとしたアイドルになって、アタシの目指すヒーローになってこの恩を返したい」


周子「……」


CoP「光ちゃんは才能も充分ある。慢心しなければ大丈夫だよ」


光「……そうなのかな?」


CoP「君はアイドルとしても、人としても大事な『土台』がもうしっかりしてる。一目ではわからなくても、PaPさんはちゃんとそれに気づいたんだ」

CoP「俺はそう思う」


光「……」


CoP「今、PaPさんは君だけの舞台を整えてくれてる」

CoP「才能も場所も揃っている。後は光ちゃんの努力次第だ」


光「はい!」セスジ ピシッ


CoP「楽しんで臨んでいけば大丈夫だよ。君が笑っていれば、PaPさんも満足してくれるはずだから」ニコッ


光「…………はい!」ウルッ


周子(私、こんな感じで励まされたことないんけど?)プク-


心「はぁともぉ♪ プロデューサーには感謝してるゾ☆」


美波「……」フフッ


CoP(背中の視線がつらい)

周子「プロデューサー」


CoP「何?」


周子「プロデューサーの担当は私たちでしょ?」


CoP「そりゃあね」


周子「他にも励ましが必要な子が担当におるんじゃない?」


CoP「え? 周子は励まされたいの?」


周子「別に私とは言ってないけど」


心「はぁとは優しくされるより飲みに来て欲しいぞ?」


周子「今後放り込むからはぁとさん黙ってて」


心「お、周子ちゃんわかってる~☆ 約束だぞ♪」ガッツポ


CoP「えぇ……」


周子「…………」ジト-ッ


CoP「……」


CoP「まあ、いいけど」チラリ


美波「」


美波「光ちゃん、はぁとさん。ちょっと来てもらえますか?」


光「? どうかしたの?」

心「お! サプライズかな?」

美波「PaPさんのことについてなんですがーー」


パタン

三人退室後ーー



周子「プロデューサーって美波さんと付き合ってるの?」


CoP「付き合ってないよ。まあ、頼りになるから支えられ過ぎている気はする」


周子(それはプロデューサーが放っておけないオーラを出してるからだと思う)


CoP「というか、プロデューサーとアイドルが付き合ったらイカンだろ?」




周子「PaPさんが十数年前に結婚した相手ってアイドルなんじゃーー」


CoP「俺は何も知らんです」ハイライト オフ


周子(あ、認めないつもりか)


CoP「それより、悩みでもあるの?」


周子「だから私は別に……」


CoP「……」ジト-ッ


周子「」ムス-ッ


CoP「……周子は随分頼もしくなったと思うけどな」


周子「え?」


CoP「最近の周子の表情を見てると、心底楽しんで仕事をやれてるってわかるんだ」


周子「……ふーん、だから顔を合わせくても大丈夫だろうって思うの?」


CoP「ごめんなさい。忙しいことを理由にして時間を作れなかった」ペコリ


周子「あー、そんな仕事モードで謝らないでよ。謝らせたいわけじゃないから」


CoP「……何をお望みで?」


周子「たまに今日みたくゆったり話ができればいいよ」


CoP「それでいいの?」


周子「できればプロデューサーさんがあたふたしてる顔も見たい、かな?」ニヤニヤ


CoP「え、何を望んでんの?」

終わりです。


まず、書き込みを伸ばし伸ばしにしてしまい申し訳ありません。
スケジュール管理が雑でした。

本当は凛とCoPの絡みや周子ちゃんがいきいきしているところを書きたかったのですが、メモを紛失して挫けたので没に。


少し話を変えて。
アイドルマスターシンデレラガールズ、スターライトステージが二周年を迎えました。
とても喜ばしいことです。
私たちプロデューサーがアイドルたちを愛してよりよくプロデュースしていけば、今以上に楽しい出来事やきっかけに出会えると信じています。
現実は厳しく辛いことや不条理がごった煮で提供されて怒りが込み上げますが、私はこのアイマスで生きる気力を頂いています。
頂いている楽しさと熱を、少しでもみなさんに分けることが出来たらと思っております。

足りない能力が多く、アイドルたちの姿を表現しきれないことが悔しいですが、色々書きながら上達して行こうと思います。


ここまで読んで頂いて本当にありがとうございます。


過去作とかある?

おつ

読んで頂いてありがとうございます。

過去作


美波「アイドルになって2年」
美波「アイドルになって2年」 - SSまとめ速報
(https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1501232688/)


茜「海は広いな! 大きいな!」
茜「海は広いな! 大きいな!」 - SSまとめ速報
(https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1501852859/)

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