林田「よさこいやってみたい・・・」神山「え?」 (77)

・ハナヤマタとクロマティ高校のクロスオーバーです
・話はハヤマタ基準で進みますが、結構はしょってる部分が多いです
 (ヤヤのバンド解散とか、常盤姉妹関係とか)まぁ、裏で解決してたって事で。

以上を踏まえた上でお読みください。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1502431942

林田「よさこいやってみたい・・・」

前田「よさこいってアレか?夏祭りとかで踊る・・・」

林田「そう、そのよさこいだ」

前田「また急な・・・だいたい、お前ボクシング部だったハズだろ?」

林田「あれはもうやめた・・・部員は俺一人だから自動的に廃部だ」

前田「お前はホントに飽きっぽいからな・・・そもそもなんで急によさこいなんだよ?」

林田「実は昨日の下校中に由比浜の前を通ったんだが・・・」

前日
由比浜学園前

林田(はぁ~ヒマだヒマだ、ボクシング部も廃部になっちまったしな・・・)トボトボ

ハナ「お願いしまーす!」

林田「ん?」

ハナ「さぁ、あなたもよさこい部に入りませんかー?」

なる「あ、あの・・・どうぞ・・・」

ヒソヒソ ヒソヒソ

林田「よさこいか・・・」

林田「って事があったんだ」

前田「林田・・・お前すぐ影響されるよな・・・」

前田「つーか、ウチみたいなワルの巣窟でよさこいやりたい奴なんて、そうそう見つからねーと思うぞ」

林田「大丈夫だ、俺も含めて部員はもう3人いるんだし、すぐに集まるだろ」

前田「3人?」

林田「ああ。今日の放課後、さっそく入部希望を出しに行くつもりだ。よかったらお前も来ないか?」

前田「ちょっと待て!まさかとは思うが、残りの二人ってその由比浜の二人じゃないだろうな?」

林田「そうだが、何か問題でもあるのか?」

前田「あ、あのな・・・どこから突っ込めばいいのか・・・」

前田「いいか?まず、言うまでもなく由比浜は他校で、しかも女子校だ。それに話を聞く限りだと、その子ら中等部だろ」

前田「お前が入部なんてできるわけねーだろ!それでなくとも俺らみたいなワルが行ったらビビらせちまうだろーが!」

林田「そうなのか?」

前田「当たり前だ!第一あきっぽいお前によさこいなんて出来るわけねぇ!断言してもいい!」

林田「そうか・・・やっぱり俺にはよさこいは無理なのか・・・」

ポン

林田「ん?」

神山「大丈夫だ」

神山「よさこいをやるのに必要なのは技術なんかじゃない。よさこいをやりたいという情熱があればいいんだ」

林田「神山・・・ありがとう、俺、勇気がわいてきたぜ!」

神山「こんな僕の言葉でよければいくらでも力になるよ!」

前田「だから待てって!」

林田「なんだよ前田、うるせーな」

前田「お前ら俺の話聞いてなかったのか!?他校に入部なんて無理だし、俺らが由比浜に行ったら迷惑がかかるんだよ!」

前田「神山、お前ならそのくらい分かるだろ!?」

神山「確かに前田くんの言う事も一理あると思うよ。でも、その子たちにとっても悪い話じゃないんじゃないかな」

前田「はぁ?」

神山「だって、その子たちはよさこい部の部員が集まらなくて困ってるんだろう?」

神山「そして林田くんはよさこいがしたい。お互いの利害は一致してるじゃないか」

神山「もし相手が迷惑がってるようだったら、その時はあきらめて僕たちでよさこい部を作ればいいと思うよ。違うかい?」

前田「そ、それは・・・」

神山「前田くん、常識に縛られた生き方って寂しいと思わないかい?」

前田「なっ・・・」

神山「たしかに社会で生きていくのに常識は必要だ」

神山「でも、本当にやりたい事があるのに常識に縛られて何もできないなんて、悲しすぎるじゃないか」

神山「青春は一度しかないんだ。ここは林田くんとその子たちを助けると思って、一緒に行ってくれないかい?」

前田「わ、分かったよ・・・ただし、あんまり迷惑かけねーようにしろよ?」

放課後
林田「いやー楽しみだな、よさこい!」

神山「うん、僕も楽しみだよ!」

前田「おい、ちょっと待って!」

林田「なんだよ前田、まだ何か文句あるのか?」

前田「いや、俺は別に構わねーけどよ・・・」チラ

フレディ「・・・」

ゴリラ「・・・」

メカ沢「俺って体かてーからよ、ちゃんと踊れるか自信ねーなぁ」

M竹之内「大丈夫だろ、毎日体動かしてればそのうち慣れるだろ」

子分「北斗さん、踊れる自信ありますか?」

北斗「愚問だな、俺にかかれば造作もない事だ」

前田「迷惑かけるなって言っただろ!?こんな大所帯で行ってどうすんだ!せめてメカ沢とゴリラは外せよ!」

神山「いいじゃないか。よさこいって踊りの自由形みたいな物なんだし、メンバーに関する決まりはないよ」

神山「性別も年齢も、それこそ人間かどうかだって問題じゃない。大事なのはやりたいって気持ちだよ」

前田「いや、俺が言いたいのは、そういう事じゃなくて・・・それ以前の一般的な・・・」

ハナ「みなさーん、よさこい部に入ってみませんかー?」

林田「おっ、そろそろ着くぜ」

ハナ「さぁ、私たちと一緒によさこいを踊りませんかー?お願いしまーす!」

林田「なぁ、ちょっと話聞かせてくれねぇかな?」

なる「あっ、はい!どうz・・・」

フレディ「・・・」

ゴリラ「・・・」

なる「ひっ・・・ひゃああああっ!?ゴ、ゴゴゴゴ・・・ゴリ、ゴリ・・・ゴリゴリゴリ・・・!?」

ヤヤ「な、何!?何なのこの人たち!?」

ハナ「OH!ザ・デストロイヤーさんとクイーンのボーカルの人デスね!私、本物はじめて見ました!」

生徒「ちょっと、あれってクロマティ高校の人たちじゃない?」

生徒「えっ?あの不良校の?」

生徒「不良っていうか・・・何?ゴリラとプロレスラーと・・・体の硬そうな人がいるけど・・・」

生徒「だ、誰か生徒会に連絡して!」

生徒「それより警察呼んだ方がよくない!?」

前田「だ、だから言わんこっちゃねぇ・・・」

マチ「ちょっと、校門前がやけに騒がしいと思ったら、これは一体なんの騒ぎ?」

タミ「・・・」

ハナ「あっ!会長さん!」ビクッ

なる「タミお姉ちゃん・・・」

マチ「まったく、またあなた達?屋上の無断使用の次は、他校の生徒と絡んで何やってるの?」

なる「こ、これは・・・その・・・」

マチ「それに。そちらの方々?」

神山「僕たちの事かい?」

マチ「そうです。ここは女子校です。男子校生徒の来る場所じゃありません」

マチ「しかも、あなた達のような不良に・・・」

ゴリラ「・・・」

メカ沢「ん?」

マチ「・・・不良に来られたらわが校の品位に関わります。ただちに出て行ってください」

林田「なぁ、待ってくれよ会長さん」

マチ「なんですか?」

林田「確かに俺はワルだし、どうしようもねぇバカだ。けどよ、よさこいをやりたいって気持ちは本物なんだ」

マチ「・・・」

前田「林田・・・」

マチ「あなたがよさこいに対して本気なのは分かりました。しかし、なぜわざわざわが校に入部する必要が?」

マチ「よさこいがしたいなら、あなた達が自分で部活を設立すればよいのでは?」

林田「それは、ここにいる前田にも言われたよ」

林田「けど俺は、俺がよさこいをしたいと思わせてくれたこの子らの力になりたいと思ってよ」

マチ「それでわが校への入部を?」

林田「ああ。それに神山がこうも言ってくれたんだ」

林田「『本当にやりたい事があるのに常識に縛られて何もできないなんて、悲しすぎる』ってな」

タミ「・・・!」

タミ(本当に・・・やりたい事・・・)

林田「だからよ、ひとつくらい型破りな部活があったっていいんじゃねぇのか?」

マチ「何を言って・・・」

タミ「ねぇマチちゃん、私からもお願いしてもいいかな?」

マチ「タミ!?あんたまで何言ってるの!?」

タミ「この人の言う事、私すごく共感できるの。本気なのも伝わってくる。タミちゃんもそう思わない?」

マチ「それは・・・分かるけど・・・けどフォンテーンスタンドさん達がどう思うか・・・」


ハナ「私は一向に構いませんッ!」

なる「は、ハナちゃん!?」

ハナ「私、日本に来たばっかりデスから、クロマティ高校の人たちがどんな人なのかは分かりません!」

ハナ「でも、よさこいをやりたい気持ちがあるなら私、どんな人でも迷惑だなんて思いません!」

ハナ「だからお願いします!みなさんの入部を認めてください!」

なる「わ・・・私からもお願いします!」

ヤヤ「仕方ないわね、私からもお願いしてあげるわよ」

なる「ヤヤちゃん・・・」

ヤヤ「あの引っ込み思案のなるが、ここまで積極的になってるんだもの。放っておけるわけないでしょ」

ヤヤ「その代わり、私も入部させてもらうからね。文句は言わせないわよ?」

なる「うん、ありがとう・・・!」

神山「僕からも頼むよ。前田くんと彼女たちの情熱を認めてくれないか?」

前田「嬢ちゃん、無茶を言ってるのは百も承知だ。けど、ダメかどうかを判断するのは活動を見てからでもいいんじゃねぇか?」

前田「もし林田の奴がすぐ飽きたら、俺がシバいてやるからよ。頼む、この通りだ」

全員「「「「「「お願いします!!」」」」」」」

マチ「はぁ・・・分かったわよ。生徒にここまで頼まれてるのを無下にしたら、生徒会長失格だものね」

マチ「無茶を覚悟で先生に相談してみるわ。でも、許可が下りるかどうかは分からないわよ?」

なる「あ、ありがとうございます!よかったねハナちゃん!」

ハナ「はい!クロマティ高校の皆さんもご協力ありがとうございました!」

林田「いいって、気にすんなよ。何はともあれクロマティ・由比浜混合よさいこい部、ここに結成だな!」

前田「いや、まだ許可下りてねーけどな・・・」

数日後・土曜日・前田宅
ハナ「え~、というわけで、会長さんの説得の甲斐あって無事よさこい部結成と相成りました!」パチパチ

林田「いや~話の分かる会長で助かったぜ!」

なる「まぁ先生の説得にはかなり苦労したみたいですけどね・・・」

前田(なんでまた俺ん家なんだよ・・・いつもなら文句言うとこだが、さすがに関谷たちにそんな事言えねぇよな・・・)

ハナ「でもビックリしました。まさかサリーちゃん先生と会長さんが姉妹だったなんて!」

タミ「確かに雰囲気とか全然違うものね」

林田「ところで話は変わるけどよ、具体的にはこれからどんな活動するんだ?」

ハナ「はい。私たちは初心者なので、まずはよさこいのDVDを見て振付を真似るところから始めます」

ハナ「午前中はDVDを見て勉強。午後からは神社で実際に踊ってみましょう!」

神山「うん、具体的な目標ができると俄然やる気が出てきたよ!」

ハナ「それではクロマティ・由比浜混合よさいこい部、略してクロ由比よさこい部、活動開始デス!」

女子「「「おーー!!」」」

男子「「「応!!」」」

午後・神社
ハナ「はい!では一旦ここで休憩しましょう!」

ヤヤ「つ・・・疲れた~~!」

メカ沢「踊るのって意外と体力使うんだな」

なる「でも、大勢で踊るのってやっぱり楽しいですね!」

M竹之内「ああ、それは言えてるな」

マチ(あら?あそこにいるのってよさいこ部?集まって練習でもしてるの?)ササッ

マチ(あの時は勢いに押されてOK出しちゃったけど・・・私はまで完全にクロマティ高校を信頼したわけじゃないから)

マチ(もしボロを出すようなら、すぐに由比浜から出て行ってもらうんだから・・・)

マチ(盗み見するようで悪いけど、少し様子を見させてもらうわよ)

神山「でも、北斗くんが予想以上に飲み込みが早くて驚いたよ」

北斗「当然だ、造作もないと言っただろう。北斗財閥の跡取りたる者、日本舞踊くらいは心得ているからな」

林田「でも北斗はターンが下手だよな」

北斗「ぬぅ・・・」

タミ「大丈夫ですよ武士さん。軸さえブレないよう気をつければ綺麗に回れますよ」

北斗「そ、そうか。参考にする」

子分(北斗さん、なんか丸くなったか?)

ハナ「それから!ゴリラさんとフレディさんの動きのキレがすごく良くてビックリしました!とても初心者とは思えません!」

林田「特にフレディは踊りだけじゃなくて歌もかなり上手いからな」

M竹之内「これからいずれ曲も作るんだろ?フレディに歌ってもらうってのはどうだ?」

ヤヤ「あー!それいいですね!」

ワイワイ ガヤガヤ

マチ(ふぅん・・・結構楽しそうにやってるじゃない)

不良A「おい、あそこにいるのクロ高の連中じゃねぇか?」

なる「な、なんですか?あの人たち?」オドオド

メカ沢「たしかバースの下っ端共だな」

不良B「おいおい、最凶のワルと恐れられるクロ高が女の子と仲良くお遊戯かぁ?」

不良A「ハッ!天下のクロ高も墜ちたモンだな!ヒャハハ!」

なる「うぅ・・・」ヒクビク

ヤヤ「あいつら・・・!」ギリ

マチ(ここは・・・生徒会長として手助けするべき・・・えっ?)

前田「・・・」スタスタ

なる「あ、彰さん・・・?」

不良A「あぁ?なんだテメェ、やんのかコラ?」

前田「・・・」バキッ

不良A「ってぇ!この野郎、何しやがる!」

前田「真剣によさこいすんのに男も女も関係ねぇだろ。こちとら見世物じゃねぇんだ。用がねぇならさっさと帰れ」

不良A「クソッ!覚えてやがれ!」ダッ

不良B「お、おい待てよ!」ダッ

前田「ったく、どうしようもねぇ奴らだな・・・あっ」

なる「・・・」

前田(やべぇ、ビビらせちまったか・・・)

前田「悪りぃ、見苦しいところ見せちまって・・・」

ハナ「そ、そんな事ありません!ジャパニーズ・ツッパリって感じでヒーローみたいでした!」

なる「そうですよ!王子様みたいに格好よかったです!」

前田「お、王子様ぁ!?////」カァァ

タミ「あら、なるちゃんったら今日も素敵な台詞ね」

ヤヤ「ちょっと!なるの王子様は私でしょ!?」

前田「ば、バカな事言ってねーで練習再開すんぞ!///」

ハナ「はーい!」

マチ(なんか・・・一人で勝手に疑ってた私がバカみたい)

マチ(お姉ちゃんにもう一度話してみようかな)

月曜日・屋上
マチ「今日付けでよさこい部に入部することになりました、常盤 真智です。よろしくお願いします」

タミ「ありがとう!でもマチちゃん、いいの?生徒会忙しいんじゃない?」

マチ「いいのよ。不良が悪さしないように見張るのも生徒会の役目だから」

ハナ「OH!ツンデレですね会長さん!」

マチ「そういうんじゃないから!あと、これからはマチでいいわよ」

サリーちゃん「はいはい、それくらいにして。それじゃあこれからの方針について、ハナちゃんお願い」

ハナ「はい!私たちの当面の目標は花彩よさこい祭に出場する事デス」

ハナ「デスが、いきなり大舞台に立つと緊張して実力が発揮できない恐れがあります」

ハナ「そこで、まずは来月にデパートの屋上で開催されるイベントに出場して、会場の雰囲気に少しでも馴染もうと思います!」

前田「そのイベントまでどのくらいあるんだ?」

ハナ「あと2週間くらいデス」

神山「もうそんなに時間もないじゃないか!よし、イベントに向けて気合入れていこう!」

ハナ「はい!」

なる「人前で・・・踊る・・・」ガタガタ

林田「・・・?」

イベント当日
M竹之内「いよいよ本番だな・・・」

メカ沢「あぁ、ガラにもなく緊張してきたぜ」

なる「うぅ・・・ちゃんと踊れるかな」

ヤヤ「大丈夫でしょ。今日のために曲も作って、たくさん練習してきたんだから」

フレディ「・・・」コク

ゴリラ「ウゴ」

なる「みんな・・・うん、そうだよね。努力を無駄にしないためにも頑張らなきゃ!」

イベント終了後
なる「うぅ・・・みんな、ごめんなさい・・・」

メカ沢「気にすんなよ。舞台で踊ったのは初めてなんだ、あのくらいの失敗どうって事ねぇよ」

林田「北斗は相変わらずターンが下手だったしな」

神山「僕も動きがぎこちない所がいくつもあったからね」

なる「ち・・・違うんです!私のはただの失敗じゃなくて・・・」

林田「うん?」

なる「私・・・小さい頃の事思い出しちゃって、その・・・お客さんが怖かったんです・・・」

なる「だからその・・・そんな弱虫な自分が情けなくて・・・」

ヤヤ「何かと思えば・・・そのくらい知ってるわよ」

なる「えっ?」

タミ「そうそう。私たち小さい頃からずっと見てきてるもの。昔はよく私に泣きついてきたものね」

なる「そっ・・・それは・・・///」

林田「そうだぜ。誰にでも苦手なもんのひとつやふたつあるもんだ」

なる「慎二郎さん・・・」

林田「名前は言わねーけどよ、俺の知り合いに乗り物酔い?しやすい奴がいてな」

林田「そいつはいつも悩んでたらしい。乗り物酔い自体もそうだが、その事がバレたらワルとしての威厳が崩れるってな」

林田「けど、俺に相談したら気が楽になったって言ってたぞ。だから自分一人で悩まなくてもいいと思うぜ」

M竹之内「お前たまにはマトモな事いうんだな・・・」

林田「それに俺にだってみんなに隠してた事があるしな」

なる「え?」

林田「いいか、よく見てろ・・・よっと」スポッ

子分「おわっ!?」

北斗「貴様カツラだったのか!?」

林田「いやぁ、俺ん家エリート家系でよ。親も厳しいから家ではずっとこの髪型なんだよ」

なる「ぷっ、あははははっ!」

サリーちゃん「な、なるちゃん?」

なる「ありがとうございます。私、なんだか元気が出てきました」

ハナ「その意気デスなる!さぁ、明日からまた特訓デスよ!」

なる「うん!この失敗を教訓にして頑張らなきゃね!」

サリーちゃん(なんだ、みんないい子たちじゃない・・・)

サリーちゃん(マチちゃんがクロマティ高校の生徒を入部させたいって言ったときはどうしたのかと思ったけど・・・なんだか分かった気がする)

数日後
タミ「ねぇみんな、合宿やらない?」

マチ「合宿?」

タミ「ええ。お父様がお客様をもてなす別荘があるの。お父様に話したら使ってもいいって」

神山「けど大丈夫なのかい?今さらだけど、ゴリラもいるんだよ?」

タミ「大丈夫です。父は動物好きですから」

林田「太っ腹な親父さんに感謝だな!」

タミ「それじゃあ、来週の土日でいいからしら?」

なる「はい!」

ハナ「そうだなる!その時にアレも一緒に発表しませんか?」

なる「うん、そうしよう!」

林田「アレってなんだ?」

ハナ「フフーン♪その時のお楽しみデス!」

合宿当日
タミ「みなさん、着きましたよー」

林田「立派な別荘だなぁ、ここで合宿すんのか」

神山「みんな、分かってると思うけど、今回の目的は観光じゃなくて合宿なのを忘れないようにね」

ハナ「そうデス!本番まで時間もないんデスから、ビシバシ行きますよ!」

サリーちゃん「それじゃあみんな頑張ってねー。私は先に温泉卵食べてくるから」

メカ沢「おいおい、ゴリラでさえ我慢してるってのによ・・・」

マチ「や、やる時はやる人ですから・・・今は到着したばかりで浮かれてるだけかと・・・」

客室
ハナ「みなさん、これを見てください!」

前田「これは?」

ハナ「よさこい祭用に考えた振り付けデス!基本は前回のイベントの時と同じデスが、大きな会場に映えるよう改良しました!」

ハナ「具体的に言うと、要所要所に各メンバーの得意なムーブメントを取り入れてあります!」

M竹之内「つーか、いつの間にか歌詞まで付いたんだな・・・」

ハナ「まず曲が始まって20秒ほど過ぎた頃に、豊さんとフレディさんがセンターに出て、プロレスのムーブメントをします」

ハナ「ロックアップしたあと、フレディさんが豊さんをロープに振ります」

ハナ「戻ってきた豊さんにフレディさんがウェスタン・ラリアットを決めようとするも、かわされバックに回りこまれます」

ハナ「フレディさんが振り向いた瞬間に、豊さんが肩に飛びついてフランケンシュタイナーを決めるのデス!」

前田「お前、プロレスなんてできたのか?」

M竹之内「ああ、一時期プロに勘違いされてやらせれてた時期があったからな」

北斗「コーナーとロープは北斗財閥で用意する。二本のコーナーポストの間にロープが張られた簡易式に物を二組だ」

北斗「工事現場にある、2つの三角コーナーの間に立ち入り禁止の看板が掛けられた物を想像してもらうと分かりやすいと思う」

北斗「それを上手と下手にひとつづつ設置する。本物には程遠いが、持ち運びを考えるとこの方が便利だ。我々の版が終わったら撤去するからな」

ハナ「プロレスのムーブが終わったら、二人ともその後は基本の振り付けに戻ります」

ハナ「次に、サビに入ったらゴリラさんと新一がセンターに出て、それぞれブレイクダンスとロボットダンスを踊ってもらいます!」

ハナ「ゴリラさんはパーッと、パーッとの部分に合わせてウィンドミル、咲かせましょの部分に合わせてスワイプスを繰り出してください」

ハナ「それから、ゴリラさんはハイハイ!の合いの手の所で例の特大鳴子を鳴らしてください」

ゴリラ「ウホ」コク

なる「店長さん、ゴリラが来店したのなんて初めてだって驚いてたね・・・」

ハナ「新一さんはアイソレーションとハンドウェーブをメインでいきましょう」

ハナ「そして!咲かせる想いはつねならむ、の部分で新一さんがなるを背中に乗せて空を飛ぶんデス!」

なる「そ、空を!?」

ハナ「はい!観客席の頭上をぐるーっとUターンしてステージに戻ってくるんデス!」

なる「だ、大丈夫かな・・・私ちょっと不安・・・」

メカ沢「心配すんな。大船に乗ったつもりでいな」

前田(大船っつーかドラム缶だな・・・)

ヤヤ「新一さん、なるを落としたりしたら、承知しませんからね」

メカ沢「分かってるって、笹目の大事なお姫様だからな」

ヤヤ「なっ・・・そんなんじゃありませんから!///」ブンブン

ハナ「さて、打ち合わせも終わった事ですし、そろそろ練習に行きましょう!」

数時間後
ハナ「ハイ!では今日の練習はここまでデス!」

マチ「さすがにこれだけ長時間動くとキツいわね・・・」

林田「あぁー早く温泉入ってスッキリしてぇー」

前田「けど女子はともかく、俺らはこれだけ大勢だと、全員まとめて入るわけにもいかねぇよな」

神山「じゃあ僕たちは2組に分かれて入ろう。最初は僕と林田くん、前田くん、竹之内くんでいいかな?」

メカ沢「俺は別に構わないぜ」

北斗「異議なし」

子分「俺も」

フレディ「・・・」コク

ゴリラ「ウゴ」コク

林田「じゃあ俺らは先に風呂入ってるからよ、お前らは先に部屋に戻っててくれ」

タミ「はい。どうぞごゆっくりお楽しみください」

林田「いやぁーいい湯だったなー」

前田「林田、どうでもいいが今度から風呂で泳ぐなよ?」

林田「わぁーった、わぁーったよ」

M竹之内「ホントに分かってんのか・・・」

神山「まぁ今度から気を付ければいいじゃないか。みんな、今もどったよ」ガラッ

ハナ「おかりなさい!なる、そろそろ例のアレを発表しませんか?」

なる「うん、そうしよっか」

林田「ようやく発表か。で、結局なんなんだ?ずっと気になってたんだが」

なる「それはですね・・・いくよハナちゃん?せーのっ・・・」

ハナ「ジャーン!これデス!」

ヤヤ「これって・・・もしかして衣装!?」

前田「スゲー本格的じゃねぇか!これどうしたんだ?」

なる「はい。今まではショップから出来合いの物を買った仮の衣装でしたが、せっかくの大舞台なんですから、新しく作ったんです」

ハナ「デザインはなる、制作はアニキ、費用は武士さんが負担してくれました!」

タミ「すいません武士さん、本当に何から何まで・・・」

北斗「気にするな。北斗財閥の前でははした金だ。なかm・・・部下のためにこれくらいするのは当然だろう」

子分(北斗さん今、仲間って言いかけなかったか?)

なる「私たちはそれぞれのイメージの花を描いた羽織、男子のみなさんは、それぞれの座右の銘を腕にあしらった特攻服です」

子分「おお!こりゃかなり上等な生地使って・・・ん?なぁ、この背中のマークは何だ?」

ヤヤ「私たちの羽織にも同じマークが付いてる・・・」

ハナ「はい!私たちクロ由比よさこい部のエンブレムデス!それもなるが考えたんデスよ!」

前田「関谷が?」

なる「はい。私たち由比浜学園の華やかさをイメージした花と、クロマティ高校の力強さをイメージした竜」

なる「2つを1つにして、花に囲まれた竜を描いてみました」

前田「へぇ、いいじゃねぇか。混合部の俺らにぴったりなマークだと思うぜ」

マチ「ええ、本当に」

なる(い、言えない・・・竜は彰さんのニックネームの『カミソリドラゴン』からイメージしたなんて、とても・・・///)

林田「でも信じられねぇよな。ついこの間までド素人だった俺らが1週間もしねぇうちには祭りの大舞台で踊るなんてよ」

前田「ああ、正直、関谷たちと一緒じゃなかったらここまで来れなかったと思うぜ」

なる「い、いえっ!私の方こそ、皆さんにはお礼が言いたいんです」

なる「もしあの日、彰さんたちが学校に来なかったら、部員が集まっていたかどうかも分からないし・・・」

なる「だから今まで付いてきてくれたみんなのためにも、このお祭りは絶対成功させたいんです!」

ヤヤ「もちろんよ!クロ由比よさこい部、気合入れていくわよ!」

女子「「「おーーっ!」」」

男子「「「応!」」」

ヴィー ヴィー

ハナ「あっ、ハイハーイ!なんですか?」

ハナ「・・・えっ?」

数日後
マチ「いよいよ明後日はよさこい祭りですね!」

前田「ああ、ここまで全力でやってきたんだ。もう不安なんてねぇよ」

林田「だいぶ上手くなったとはいえ、まだ北斗のターンは下手だよな」

ヤヤ「・・・あれ?どうしたのなる?入らないの?ハナはまだ来ないの?」

なる「ハナちゃんは・・・もう来ないの・・・」

神山「えっ?それはどういう・・・」

なる「ハナちゃんの手紙、読みますね・・・」

~中略~
タミ「そんな・・・」

メカ沢「フォンテーンの奴、あの小さいナリでそこまで悩んでやがったのか・・・」

ヤヤ「アメリカにはいつ発つの?」

なる「昨日の深夜の便で・・・だから、もう・・・」

マチ「嘘でしょ・・・」

全員「「「・・・」」」

なる「み、みなさん!練習しましょう!」ゴシゴシ

サリーちゃん「なるちゃん・・・」

なる「もちろん、ハナちゃんがいなくなったのは悲しいけど・・・でも私、約束したんです。ハナちゃんの分もみんなで踊るって」

なる「だから、私たちがいつまでも悲しんでいたら、きっとハナちゃんも悲しむと思うから・・・」

なる「明日の祭りを成功させるためにも、練習しましょう!」

前田「・・・そうだよな。一人で日本を離れるフォンテーンの方がよっぽど辛いだろうしな。俺らが落ち込んでる場合じゃねぇよな」

フレディ「・・・」コク

ゴリラ「ウゴ」コク

神山「そうだね、フォンテーンさんの分まで僕たちが頑張らないとね」

なる「はい!」

なる(ハナちゃん・・・私たち頑張るから・・・応援しててね)

二日後・会場ステージ裏
林田「あ、あと1時間ちょっとで俺らの出番だぜ・・・」

前田「なんだよ林田、緊張してんのか?お前らしくもねぇぞ」

ヤヤ「そうですよ。振り付けも完璧に覚えたし、練習もたくさんした。不安がる必要なんてないですよ」

ヴィー ヴィー
なる「ん?誰だろう?知らない番号だ・・・もしもし?」ピッ

???
俺の名は竹之内 豊。日本一のワルの巣窟と恐れられるクロマティ高校の1年のリーダー格だ。
わけあって今までアメリカにいたが、今はこうして日本行きの飛行機の中にいる。
乗り物に弱い俺にとって、飛行機なんて苦行でしかないが、無事日本に帰れると覚えばその苦行にも耐えられた。
そしてその苦行もあと10分ほどで終わる・・・今まで本当に長かった・・・

ハナ「あっ!やっと出てくれましたね、なる!」

竹之内(外人・・・だよな?やけに日本語が流暢だが日本にダチでもいるのか?)

ハナ「今日本行きの飛行機の中です。あと10分くらいで空港に着きます」

ハナ「あっ、どうも高志さん。実は昨日、パパから電話があったんです。なる達が家に来てくれたって」

竹之内(高志?そういや神山の下の名前がそんなだったな・・・)

ハナ「そのことをママに話したら快く送り出してくれて・・・あっ、慎二郎さん。皆さんの出番まであとどれくらいデスか?」

竹之内(慎二郎?たしか林田の下の名前が・・・いや、まさかな・・・)

ハナ「あと1時間くらいデスか・・・分かりました、ギリギリデスが、なんとか間に合うよう頑張ってみます!ではあとで」ピッ

竹之内「・・・な、なぁ嬢ちゃん?」

ハナ「はい?」キョトン

竹之内「い、いや、俺の勘違いだったら悪いんだが・・・」

30分後
ハナ「急いでください豊さん!なる達の出番が始まっちゃいます!」

竹之内「わ、分かっちゃいるんだが・・・」ゼイゼイ

竹之内(な、なんつーとこ走ってんだ!忍者かコイツは!?)

竹之内「ま、待てハナ公!」

ハナ「なんデスか?」

竹之内「ここは俺の地元だから、お前より俺の方が土地感がある!こんな無茶な道走らなくても、俺が近道教えてやる!」

ハナ「本当デスか!?」パアァ

竹之内「こっちだ、ついて来い!」

ハナ「はい!」

竹之内(高低差が激しすぎて気持ち悪くなったなんて、とても言えねぇ・・・)

会場
司会「続いては、クロ由比よさこい部のみなさんです」

パチパチパチ

なる(ハナちゃん、間に合わなかったのかな・・・)

なる(・・・ダメダメ!今は踊りに集中しなきゃ!)

なる「クロ由比よさこい部!いくよーっ!!」

女子「「「おーー!!」」」

男子「「「応!!」」」

BGM:花ハ踊レヤいろはにほ(チームハナヤマタ+フレディver)

パーッとパーッと晴れやかに♪
咲かせましょう 花のように♪

~♪

欲しいのは少しの踏みだすちからと♪
弱気な心を開ける魔法のキー♪

それでも「ひぃふぅみぃ!」♪ ロックアップ(マスクド&フレディ)
勢いよく跳ねて♪       マスクドをロープに振る・ラリアット
始まる夢は(本気の)夢は♪ バックに回る・フレディ振り向く
どんなカタチ?♪     フランケンシュタイナー    

踊レヤ踊レ♪  グループ合流

バタバタ 

(え?あの旗なに・・・?)

散ラサナイデ♪

店長「すいませーん!お通しくださーい!」ドタバタ

竹之内「どけどけぇ!主役のお通りだぁー!」ドタバタ

観客「うわっ!?なになに!?」ササッ

ハナ「OH!十戒デス!」

なる(店長さんと、先生と、知らない人と・・・ハナちゃん!?)

もっともっと一緒に数えたい♪

ハナ「なるっ!」ダッ

なる「ハナちゃんっ!!」ガツッ

新しい景色♪

観客「おおっ!!」



警備員「まったく何をやってるんですか!」

店長「すいません!すいません!」

サリーちゃん「疲れた・・・」

竹之内「もうダメだ・・・気持ち悪りぃ・・・」

いろはにほパーッとパーッと♪ ゴリラ(ブレイクダンス)&メカ沢(ロボットダンス)
晴れやかに (ハイ!)♪

ゴリラ「ウホ」カン!

咲かせましょう 花のように (ハイハイ!)♪

ゴリラ「ウホウホ」カン!カン!

これからの君が見たい♪

いろはにほパーッとパーッと♪
晴れやかに (ハイ)♪

メカ沢「乗れ関谷!しっかり摑まってろよ!」

なる「はい!」

咲かせる想いは♪

メカ沢「行くぜ・・・!」ゴゴゴゴゴ

つねならむ♪

メカ沢「発射ぁぁぁぁぁ!!」ギュイイイイン

観客「飛んだぁ!?」

観客「なんだアレ!?どうやってんだ!?」

なる(すごい・・・私、本当に空を飛んでる・・・!)

なる(そんな私をみんなが見てる・・・おとぎ話のお姫様になったみたい!)

だって乙女道は風まかせだと♪

なる(楽しい・・・!この時間がずっと続けばいいのに!)

つぶやいてみた♪
・・・乙女心さ!♪

全員「「「ハイッ!」」」ビシッ

観客「おおおおおおおお!!」パチパチパチ

なる(みんな・・・ありがとう!私にこんな気持ちを与えてくれて・・・本当にありがとう!)


なる「みなさん、本当にお疲れ様でした!」

林田「いやー、しかしビビったぜ、フォンテーン。急にあんな電話かけてくるんだからよ」

なる「本当だよ!でも、戻ってきてくれてよかった!」

ハナ「す、すいません・・・でも、私もびっくりしました!まさか皆さんの友達に同姓同名の豊さんがもう一人いるなんて!」

林田「俺も驚いたぜ。まさか竹之内が双子だったなんてよ」

竹之内「バカ!俺が本物の竹之内でコイツはニセモノだっつーの!」

林田「え!?そうなのか!?」

前田「お前気づいてなかったのか!?」

M竹之内「え!?この返送バレてたの!?」

北斗「・・・まぁ、とにかく落ち着け。それより次の目標に向かって方針を練るべきだと思うが?」

ヤヤ「次の目標?」

子分「あぁ、ウチの文化祭の事ですね」

メカ沢「そういやあと1ヶ月くらいだったな」

林田「よーし、じゃあまた曲やら振り付けやら考えるか!」

なる「でも・・・お邪魔しちゃっていいんですか?」

前田「おいおい、今さらなに水臭いこと言ってんだよ?」

神山「そうだよ。それに僕らの学校なんて、校則なんてあってないような物だから、気にすることないよ」

前田「いっつも周りはむさ苦しい連中ばっかだからな。お前らが来れば連中も歓迎すると思うぜ?」

フレディ「・・・」コク

ゴリラ「ウゴ」コク

なる「みなさん・・・!」ジワ

ヤヤ「もう、なるったらすぐ泣きそうになるんだから。少しは成長したと思っけど、まだまだみたいね」

ハナ「やっぱり、なるは私が一緒にいないとダメみたいデスね~?」ニヤニヤ

なる「もう!ヤヤちゃんもハナちゃんもからかわないで!」

タミ「ふふふっ、本当に仲良しさんね」

マチ「まぁとにかく、これで次の目標は決まったわね」

林田「そんじゃ大将!いっちょ気合入れ頼むぜ!」

なる「はい!クロ由比よさこい部!いくよーっ!!」

女子「「「おーー!!」」」

男子「「「応!!」」」

ハナ「って、部長は私なんデスけど~~~!?」

おしまい

おまけ
いろはにほパーッとパーッと 晴れやかに (ハイ!)♪
咲かせましょう 花のように (ハイハイ!)♪

山口(クロ校の連中がよさこいやってるってウワサを聞いたからどんなモンか見てみれば・・・まさかハチミツだったとは・・・!)

山口(しかもこりゃ相当なクオリティだ・・・)

山口(最近はお笑いだけじゃなく、色んな趣味やら特技で個性を出してる芸人も多いが・・・これもハチミツにとってはその一環なのか!?)

山口(どうする?俺もよさこい始めるか?・・・いやダメだ!そんなのパクリじゃねぇか!)

山口(パクリは芸人として最低の行為だ!そんな事は俺のプライドが許さねぇ!)

山口(ならどうする?一体なにをすれば・・・)

山口(・・・いや、俺がなにしたいかなんて、そんなの考えるまでもなかったな)

その後、デストラーデ工業高校にお笑い研究部が設立されるのだが・・・それはまた別のお話。

今度こそおしまい

当初はカオスなコメディを書くつもりだったのが、意外と普通になってしまった。
クロ校とハヤマタのクロス、といいうより
クロ校キャラが混ざってるハナヤマタ、って感じ。
でも、常識人で喧嘩も強いって設定なのに本編では不遇だった前田を活躍させられたのだけは満足。
お付き合いいただきありがとうございました。

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