提督「駆逐艦のエロ担当たちをなんとかしたい」 (65)


如月『んもぅ……司令官もスキなんだから』

村雨『村雨の、ちょっといいトコ、見せたげる』

荒潮『好きよぉ……』

夕雲『甘えてくれてもいいんですよ』


提督(慕われてるのはいいんだが年々徐々に迫られてるような気がする……)

提督(とはいえ、問題起こしてるわけでもないし、素でやってることも多いしなー)

提督(結局、俺が手を出さなきゃいい話だし、こっち側で気を付けてみよう)

提督(まずは、あの蠱惑的な態度をどうするかだよなぁ……注意するのも何だし、あの態度にさせない方法を考えてみよう)


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アイス


如月「今日も暑いわね~」

提督「冷蔵庫にアイスあるから食べていいぞ」

如月「あら、いいの? それじゃあ頂くわ♪」

ガチャ

如月「うーん……どれにしようかしら……うん、これにするわ」ヒョイッ

提督(案の定棒アイス……)

如月「司令官、いただきます♪」

提督「あぁ、どうぞー」

如月「あむっ、ぺろっ、ちゅっ……んんっ、溶けるの早いわね……れろっ」

提督(…………)

如月「あっ、やだ、手に垂れちゃう……ぺろっ、はむっ、ちゅぴっ」

提督(………………)

如月「やぁん……手がベトベトぉ……れるっ……んちゅ」

提督(知ってたけど、エロすぎるだろ……)

如月「アイス食べるといつもこうなっちゃうのよねぇ……司令官? どうかしました?」キョトン

提督「あっ、いや、なんでもない」マエカガミ

如月「ふぅん……?」ペロッ

提督(正直予想はしてたけど股間に悪い……)


夕雲「提督、遠征終わりましたよ」

提督「あぁ、お疲れ様……他の皆は?」

夕雲「今日も暑かったから、間宮さんのところでご褒美よ」

提督「そっか。じゃあ夕雲もご褒美だ、冷蔵庫のアイス食べていいぞ」

夕雲「あら、いいの? それじゃあ有りがたく頂こうかしら♪」ガチャ

提督(棒アイスは既にないぞ……どうする、夕雲?)

夕雲「うーん、これにしようかしら。提督も半分どうぞ?」パキッ

提督「ん、サンキュ(パピコか……しかも半分渡してくる辺りほんとお姉さんだよなぁ)」

夕雲「んーっ、ちゅー、みゅー! ……ぷはっ、流石にまだ硬いわね」

提督(チューブの出口噛めば出るんだけどな)チューチュー

夕雲「んっ、んっ、もうちょっと揉んでおこうかしら」ギュッギュッ

夕雲「んっ、全然カタいままで……あっ、ちょっと出た♪」モミモミ

提督(アイスだよな……? アイス食べやすいように解してるだけだよな……?)

夕雲「そろそろいいかしら、はむっ、ちゅーっ……んむっ!? んはっ、ちょっと出過ぎたわね」トローッ

提督(白かったら完全アウトな絵面だったな……)


荒潮「演習終わりましたぁ~」

提督「おう、お疲れ。冷蔵庫にアイスあるぞ」

荒潮「あら~、用意がいいのねぇ。遠慮なくいただくわぁ」ガチャ

提督(もう舐めたり吸ったりするタイプは残ってないぞ……荒潮はどうする?)

荒潮「あらあら、あんまり残ってないのねぇ。ん~、これにしようかしらぁ」ヒョイ

提督(アイスの実か……流石にこれでエロい擬音は出せないだろう)

荒潮「いただきま~す♪」パクッ

提督(まぁ荒潮は如月ほど露骨に誘って来たりしないし、そこまで警戒しなくてもいい方なんだよな)

荒潮「んふっ、れるっ、ころっ……もご……くちゅ」

提督「……何の音だ?」

荒潮「んくっ……あら、はしたなかったかしらぁ。私、口の中で溶かしながら転がすの好きなのよぉ」ペロッ

提督「い、いや。アイスの食べ方くらい好きにすればいいが……」

荒潮「そうよねぇ。寛大な提督で嬉しいわぁ~」パクッ

荒潮「もこっ、れぅっ、あむっ、ふふっ♪」

提督(溶けて零さないだけまだマシか……でもあの口の中……いやいややめろ、気にしたら負けだ)


村雨「提督ー、海行きましょう! 海ー!」

提督「心配しなくてもこれから出撃してもらうぞ」

村雨「んもーっ、そういうことじゃなくってぇ……」

提督「暑いのは分かるけど、敵は待ってくれないからな。ほら、冷蔵庫のアイス食べていいから頑張れ」

村雨「むー……アイスなんかで流されるほど安い女じゃないですからねっ」ガチャ

提督(でも冷蔵庫は開けるんだ……)

村雨「ってもうこれしかないじゃない、もしかして、村雨、出遅れちゃった?」

提督「何にだ(最後はカップアイスか。これはもう舐めたり転がしたりできないから安心だな)」

村雨「まぁ好きだからいいけど……いただきまーす♪」

村雨「あむ……んー♪ 冷たくておいしー! やっぱり夏はこれよねぇ」

提督(あぁ……これだよこれ……純粋にアイス食べて喜んでる駆逐艦……和むなあ)

村雨「……提督? 急に孫を見守るおじいちゃんみたいになってどうしたの?」

提督「なんでもないよ。村雨は可愛いなぁって思っただけで」ホノボノ

村雨「ひぇっ!? か、かわっ?!」ポロッ

「「あ」」

村雨「冷たっ! うぅ……水着だったのが仇になるなんてぇ」ドロー

提督(図ったように胸元にアイス零して……しまったこの手があったか)

村雨「提督、ティッシュとかあります?」

提督「ちょうど切らしてる……」

村雨「うーん……ぁ、じゃ、じゃあ提督が舐め取って……」ドキドキ

提督「ほらハンカチィ!!」


提督「くっ……なんだかんだで全滅か……いや俺が変に気にしなきゃいいだけなんだが……」

提督「だって無理だろ! あんな扇情的にアイス味わわれたら気になるわ!!」

提督「だがまだ諦めんぞ……彼女達がエロくないリアクションを見せる条件を見つけるまではっ!」


ネクストコナンズヒーント!
「マッサージ」


マッサージ


提督「…………」ペラ

夕雲「提督? 何を読んでいらっしゃるの?」

提督「明石の修理が最近艤装だけで手一杯だっていうからな、艦娘の整体くらいなら手伝えないかと思って勉強してるんだ」

夕雲「整体……マッサージしてくれるのかしら?」

提督「まぁ、そんなとこだな。やってみるか?」

夕雲「あら、この夕雲型一番艦を実験艦にするなんて……なんてね、喜んでお願いするわ」

提督「とはいえ俺も初めてだからな。痛かったら言うんだぞ」グッ

夕雲「んっ……ふぅっ……」グイッグイッ

提督「流石主力オブ主力。変に凝ったり歪んだりしてない、綺麗な肩だな」

夕雲「ん……ふふっ有難う御座います♪ ……んぅ……提督? もっと強くしてもいいんですよ?」

提督「ん、そうか? それじゃあもうちょっと……」グニッ

夕雲「んぃっ! あはぁっ、はうっ、んはぁぁぁ……」ブルブル

提督「夕雲、ど、どうしたんだ!? いきなり大声出して」

夕雲「なんでもな……あぁぅんっ、あっ、ダメっ、これ、良すぎる……ッ」フルフル

提督「よく分からないが、痛いとか苦しいとかじゃないんだな? 続けて大丈夫か?」

夕雲「お、お願いするわ……ぁんっ! んくっ、はふぅぅぅぅぅぅ……」

提督(首から肩にかけて揉んでるだけなのに……素人には分からないだけで色々溜まってるのかもな)

夕雲「んっ、ぃひぃっ、はくっ、ぁうっ、んあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ……」ビクッ

提督「こんなところか……夕雲、大丈夫か?」

夕雲「んっ、ぁっ、はぁ……と、とっても、良かった、わ……」クタァ

提督(……これ声だけ聞いてたら誤解待ったなしじゃね?)


村雨「んっ……しょ、いたたた……」

提督「どうした、村雨。腰痛いのか?」

村雨「うーん、補給の手違いで、艤装の右側だけ弾薬少なかったみたいで、ちょっと左右のバランスが……いたた」

提督「妙な手違いが起きるもんだな……そうだ、ちょっとマッサージしてやるよ」

村雨「えっ、提督マッサージなんてできるの?」

提督「付け焼刃だけどな、ないよりマシだろ」

村雨「ふぅん……それじゃあ、お願いしちゃおうかしら」

提督(今度は腰だが果たして……)グッ

村雨「ふぐっ!?」

提督「うわぁこりゃ酷い……」

村雨「そ、それは腰……? それとも声……?」

提督「両方だ。よくこんなになるまで放っておいたな、ガッチガチだぞ」ギュッ

村雨「んぎっ、あぐっ、て、ていとく……もうちょっと優しく……」ブルブル

提督「帝国海軍、泣き言言わない」グリッ

村雨「もう帝国じゃなっ、いぎひぃっ!?」


村雨「うぅ……嫌がる村雨を提督が無理やり……」メソメソ

提督「わざとらしい誤解振りまいてないで、今日はゆっくり休め。腰、変に曲げたり冷やしたりするなよ」

村雨「はぁーい……」

提督(あんな余裕のない村雨は初めて見た……余裕無くなると妙に色っぽいこと言わなくなるんだな。一つ収穫)


如月「マッサージ、ですか?」

提督「あぁ、練習がてらたまには如月を労ってみようかと思ってな」

如月「そんな、如月は労われるようなことなんてしてないわ。でも、そうね、折角司令官がそう言ってくれてるなら、甘えちゃおうかしら」

提督「とは言ったものの……どこか悪いとことかあるか? 見た感じいつも通り綺麗な姿勢してるけど」

如月「これでも体幹には気を付けてるから……そうねぇ、最近足が気になるかしら」

提督「足? ……言われてみると若干むくんでるようなそうでもないような」

如月「艤装のベルトをきつく締めすぎなのよね。汗でちょっと滑るからついきつくしちゃうの」

提督「なるほど。よし、この程度なら可愛いもんだ。そこ座って、靴脱いで」

如月「靴下はどうするの?」

提督「直が抵抗あるなら履いたままでもいいぞ」

如月「それじゃあ脱いじゃうわね」スルッ

提督「躊躇ないな……」

如月「信頼してるもの♪」

提督(さて、マッサージで足といえば定番だが、如月のことだしまた妙に喘ぐのは想像に難くないんだよなぁ……)フニッ

如月「んっ、ふ……」ピクッ

提督「大丈夫か?」

如月「ちょっとくすぐったかっただけだから、平気よ。続けて下さい……」

提督(……ま、とりあえず普通に処置してやるか)ギュッギュッ

如月「くふっ、あうっ、んはっ、……ぁっ、そこ、痛気持ちいい……」ピクッピクッ

提督(トロけた顔しちゃって……よし、この辺で一発ツボ押しいってみようか)グイッ

如月「んまっ!? つぁっ!! ちょぎっ!?」ビクゥッ

提督「『ちょぎ』って……」

如月「いっ、今のは司令官が急に変なとこ押すから……!!」カァァ

提督「変なとこって、ただの足ツボだぞ? ほら」ギュッ

如月「んぎぅっ!? はっ、ひぎゅぅ!」ビックゥ

提督「悲鳴が独創的すぎる」

如月「はぁーっ、はぁーっ、し、司令官? 労ってくれるんじゃなかったの?」プルプル

提督「ツボはちょっと強く押し過ぎたか、悪い。その分ちゃんとマッサージするから」モミモミ

如月「んもぅ……はふぅ……」トローン


荒潮「聞いたわよ~? なんだかステキなことやってるのねぇ」

提督「ステキなこと? 心当たりが多すぎるな」

荒潮「任務ほったらかして大淀さんに怒られるのはステキとは言わないわよぉ」

提督「そりゃまぁな。で、どうした?」

荒潮「提督、最近マッサージを始めたんですってぇ? 私も体験してみたいわ~♪」

提督「あぁ、もちろんいいけど……どっか具合悪いのか?」

荒潮「ん~、マッサージは興味あるけどぉ、別に身体が悪いってわけじゃないのよねぇ」

提督「そしたら、とりあえず足だけでも軽く揉んでおくか? むくみ予防に」

荒潮「足……あ、足はいいわぁ、大丈夫。大丈夫っていうか、ダメよ。演習行ってきたばかりだから」

提督「? 演習がどう……あっ」

荒潮「///」

提督(タイツで動いたから蒸れとか匂いとか気にしてるのか。可愛いところあるな、っていうか素直に衣替えすればいいのに)

荒潮「う、腕でお願いしてもいいかしらぁ……」スッ

提督「腕か。よし分かった。えーっと確か腕のマッサージは……」サスサス

荒潮「……っ、……、ふぅっ……」

提督「荒潮? どうした、痛いのか?」

荒潮「ぁっ、なんでもないわぁ、ちょっと声が漏れそうだったから、我慢してただけよぉ」

提督「別に声ぐらい我慢しないでいいのに」ムニムニ

荒潮「ん……、そんなわけには……、いかないわぁ……、んん……」

提督(意外と大人しいんだな……まぁ痛い思いさせたいわけじゃないし、何事もないならそれが一番だ)

荒潮「っ……、ふっ……」フルフル

提督(……今回は俺が変な気起こさなきゃいいだけだな)


提督「ぶっちゃけ痛い思いをさせれば変な雰囲気はキャンセルできるっぽい」

提督「とはいえ、わざわざ俺の気を逸らすために痛めつけるのは違うよなぁ」

提督「この手段はあんまり酷い誘い方してきた時だけにしておこう」




次回
「模様替え」

来週も響と地獄に付き合ってもらう


暁「響~? 一人でぶつぶつ何やってるの?」

響「なんでもないよ。さ、レディはウォッカを飲んで寝る時間だ」

暁「レディとウォッカの関係が見えないんだけど……」


ガチャゴチャ

村雨「提督ー、なにしてるの?」

提督「梅雨も明けたし、いい加減部屋も模様替えしようかと 思って」

村雨「ほうほう、模様替えですかぁ~」

提督「何か言いたいことが?」

村雨「提督ー? 白露型のインテリアデザイナーと呼ばれるこの村雨さんを置いて模様替えなんて頂けませんねぇ」

提督「初耳だけど折角だからじゃあなんか意見もらおうか」

村雨「ふっふーん♪ 任せて任せてーっ!」

村雨「やっぱりカーテンは可愛いくないと、壁紙とカーペットも暖色系でまとめて、あっ観葉植物とかあると和むのよね~」

一時間後

村雨「うん、こんな感じかしら」

提督「……執務室って忘れそうなくらい女の子女の子した部屋になったな」

村雨「可愛いでしょ? 艦娘も女の子なんだから、よく行く部屋は可愛くしないと♪」

提督「その言い分は分からんでもないんだが、あのベッドどっから持って来た?」

キングサイズ<ヨウ!

村雨「前から大きいベッド使ってみたくって、取り寄せてみました」テヘペロ

提督「お前人の執務室私物化するつもりで模様替えしやがったな!?」

村雨「私物化なんて人聞きの悪い、キングサイズなんだから勿論一緒に使いましょ」

提督「一緒にっておま……執務室で何考えてんだ!?」

村雨「あー赤くなったー、何考えたのかな~?」ニヤニヤ

提督「っ、えーい! 撤去だ撤去! 妖精さん、全部外しちゃってくれ! あ、村雨はベッド買い取りな」

村雨「そんなぁっ!?」

提督「当たり前だろ経費で落ちるかあんなもん!」


夕雲「提督、何やら騒がしいけれど、どうしたの?」

提督「夕雲か。いやなに、夏に向けて模様替えしようかと思ったんだけどな……」

執務室<ボクハ ム、ダ

夕雲「あらあらガラガラ……内装が決まらないんですか」

提督「半分くらいどっかの白露型のせいなんだが、まぁそうだな。夕雲はどんな部屋がいいと思う?」

夕雲「そうねぇ……提督と一緒にゆっくりできるお部屋がいいかしら」

提督「……ちなみに、ゆっくり、ってどのくらい?」

夕雲「どのくらい?? そうね……大き目のソファーにゆったり座って外を眺める、とかいいと思いません?」

提督「良かったまともだ」

夕雲「?」キョトン

提督「あいや、何でも。ただ家具屋さんにソファーは置いてないから却下だな」

夕雲「あら残念。そう言われてみると家具屋さんの椅子って、大体一人用なのね」

提督「基本的に俺が仕事で使う前提の品ぞろえだからな。テーブルと椅子数個で一セットみたいなのもあるけど」

夕雲「ならいっそ、畳を敷いて床に座ってみるのはどうかしら。涼しげな感じもするでしょう?」

提督「畳か……それならいくつかあるな」

夕雲「それに、床が畳ならお布団敷いたり畳んだりすぐにできるし」

提督「そんな頻繁に執務室に寝泊りする生活は……しないとは言い切れないんだよなぁ」

夕雲「ふふっ、その時はしっかり『お世話』してあげますから、安心して寝泊りして下さいね」

提督「お世話って?」

夕雲「……執務室なら、一緒に寝ちゃっても怒られないものね♪」

提督「(あ、これアカンやつや……)一旦保留!」

夕雲「えぇー? 何か不満があったかしら?」

提督「不満というか不穏というか」


荒潮「逆にあつ~いお風呂とかどうかしらぁ」ヒョコッ

提督「うわぁビックリした! いつからいたんだ」

荒潮「『白露型のインテリア~』あたりからかしらぁ」

提督「ほぼ最初じゃねぇかさっさと出て来いよ」

荒潮「そんなことよりぃ、どうかしら、ね? お風呂」

提督「風呂……はあるな。何考えてんだこの家具屋は」

荒潮「あとは脱衣所も必要ねぇ」

提督「ちょっと待て、ココで脱いで入るのか? マジ風呂じゃねぇか、水着とか着ろよ」

荒潮「当たり前じゃなぁい、水着着るなら海行くわよ」

提督「ごもっともだ」

荒潮「こっちに大きい扇風機と、コンセント多めの洗面台も欲しいわねぇ」

提督「っていうかもうほぼ銭湯!」

荒潮「いいじゃなぁい、銭湯。この間初めて行ったけど、入渠とは違った感じで私好きよぉ」

提督「いや銭湯そのものはいいんだけどな。俺の仕事するスペースは?」

荒潮「洗面台の一角とかでいいんじゃない? ダンボールで仕事してた頃に比べたら……ねぇ」

提督「言われてみれば最初ダンボールだったんだよな……それ言われると大抵なんとかなる気がしてくる」

荒潮「そ・れ・にぃ、疲れたらすぐお風呂に入れるわよぉ。しかも混浴♪」

提督「執務室にガチの浴槽作って誰が入るというのか」

荒潮「あらぁ、出来たら私入りたいけどぉ」

提督「仕事してたら目の前で駆逐艦が脱ぎだして風呂に入られる俺の気持ちって想像できるか?」

荒潮「……こーふんする?」

提督「『風呂なら艦娘用の大浴場があるだろ』だ」

提督(正直否定はできないがそれを言ったらおしまいだしな……いろんな意味で)


如月「失礼しま……なにこれ、司令官夜逃げでもするの?」

提督「するか。模様替え中なんだよ」

如月「あら、いいわね模様替え。どんなお部屋にするの?」

提督「それがノープランでな。如月なんかある?」

如月「そうねぇ……司令官と一緒にお休みできるベッドとか……」

提督「却下」

如月「あぅっ、じ、じゃあお風呂に……」

提督「否決」

如月「えぇっ!? 司令官、なんだか冷たくない?」

提督(その件はもうやったからな)

如月「う、うぅ~ん……」

提督「なんで模様替えって言われて真っ先に出てくるのがソレなんだ……」

如月「だってぇ、お部屋でしたいことをするための模様替えじゃない?」

提督「一緒のベッドとか風呂とかが真っ先に出てくるしたいことなのか」

如月「えっ、あ、それは……そのぅ…………はい///」

提督「(クッソ可愛いな……)でも却下だ。やるなら自室でやってくれ」

如月「私の部屋にそういうの置いたら、司令官来てくれるかしら!?」

提督「いや行かないけど」

如月「(´・ω・)」


提督「結局元のシンプルな執務室に戻してしまった……畳くらい敷いてみても良かったかな」

提督「それにしてもベッドだ風呂だと何故あいつらは激しいスキンシップを求めるのか……」

提督「身体が求めるのは闘争だってそれ一番言われてるのに」




やめて! 期間限定海域で新艦を大量に実装されたら、DMMゲームでリアルと繋がってる司令官の財布まで燃え尽きちゃう!
お願い、死なないで司令官! あなたが今ここで倒れたら、姉妹艦を待つ子たちとの約束はどうなっちゃうの?
サイフはまだ残ってる。夏コミを耐えれば、イベントで掘れるんだから!

次回「司令官死す」 デュエルスタンバイ!


衣笠「青葉うるさいー何時だと思ってるのー」

青葉「あぁごめんなさい、つい興が乗っちゃいまして」

衣笠「青葉のノリで殺される提督……」

青葉「ちょ、青葉は何もしませんよ!? 青葉『は』」


姉妹


提督(思えばあいつらだって所構わず誘惑してくるわけじゃない)

提督(大半は秘書官とかで二人きりかそれに近い状況で寄りかかってくるわけだ)

提督(なら、誰かと一緒なら言動も落ち着くのではなかろうか)


如月「司令官、作戦完了したわ」

睦月「はいっ、レポートなのです」

提督「お疲れ、ほい、ジュース」

睦月「おー、なんか執務室久しぶりにゃし~」チュー

提督「そうだよな、思えばいつも報告って如月だったし」

如月「そ、それは旗艦として当然の務めだもの」チュー

提督「遠征行くときって大体軽巡旗艦だよな?」

睦月「いっつも報告書ひったくって提督のとこにダッシュしていくから旗艦とか関係ないのにゃぁ」チュー

如月「ブフッ!! ちょっ!? 睦月ちゃん!?」ゲホゲホ

睦月(いっつも提督を独り占めする罰にゃしぃ)

如月(だっ、だからって司令官の目の前で言わなくてもぉ!)

睦月「今日も提督が『睦月も一緒に来い』って言わなかったら、如月ちゃん一人でダッシュしてたと思うなぁ~」チラッ

如月「うぅ……///」

提督「如月……お前そんなに……」

如月「はっはいっ!」ドキドキ

提督「そんなに手柄が欲しかったのか!」

睦月「……はい?」

提督「確かにお前たちには遠征ばっかさせてたもんな、戦績としては微妙になるよな」

如月「えっ、あの、え?」

提督「だが報告書出したからって戦績は変わらないからな。今後はなるべく出撃の予定も組むようにしよう」

睦月(提督、もしかしてとんでもない朴念仁さん?)

如月「え、えぇ~っと、ありがとうございます?」

睦月「……初期艦の次くらいには着任して長いのに……如月ちゃん、ファイト」


村雨「提督ー、艦隊が戻ってきたってさ」

時雨「『てさ』って、僕たちのことだけどね」

提督「おうお疲れ、羊羹あるぞ」

村雨「おぉ~いい感じいい感じ♪」

時雨「ありがとう、頂くね」

提督「……」ジー

時雨「な、なにかな?」

提督「いや、時雨と一緒だと村雨が大人しいと思って」

村雨「ちょっ、なんですかそれ? いつも村雨が姦しいってこと?」

提督「や、村雨は割と大人しいほうだと思うけど、いつもならそろそろ何故か水着の紐ほどけたりする頃だろ」

時雨「村雨……何やってるの……」ジトー

村雨「やっ! それだけ聞くと私がなんか痴女みたいじゃないですかぁ! 違うからね!?」

時雨「そういえば僕たちの水着選ぶ時も大変だったっけ」

提督「多少アレンジしてるけど姉妹でお揃いなんだよな、何かあったのか?」

時雨「今でこそこういうデザインで落ち着いたけど、最初はもっと派手にしたいって村雨が……ね」

村雨「ちょっ、まっ、それはもういいでしょおー!」

提督「派手って……フリルとか?」

時雨「ううん、むしろ逆だよ。布地をどんどん少なくしようとするんだ」

村雨「ぁうぅ~///」

時雨「あの夕立が難色を示した、って言えばその少なさがわかるんじゃないかな」

提督「あの夕立が……!?」

村雨「あの時はちょっとはしゃいじゃってただけなのよぉ……ごめんってばぁ」

時雨「ちょっと……? 姉妹に紐みたいなの着させて試着室のカーテン全開にするのが、ちょっと?」ゴゴゴゴ

村雨「ご、ごめん~」

提督「結構根に持つやつだな……」

時雨「毎年やってるんだよこれが。今年も山風泣くほどヒかせてたんだから」

提督「村雨、ギルティ」

村雨「うぅ……ごめんなさいぃ」


荒潮「艦隊が帰ってきまぁ~す」

朝潮「荒潮、きちんと報告しないとダメよ」

提督「いいんだ朝潮、慣れてるから。はい、ご褒美の間宮券」

朝潮「ありがとうございます! ですが司令官、荒潮の態度はこの際きちんと矯正すべきだと思います」

荒潮「あら~、姉さんったら、提督が『良い』って言ってるのよ~? 反抗するの~?」

朝潮「まずはお礼を言いなさい、荒潮」

荒潮「あら、ごめんなさい。いつもありがとうございます、ていとく♪」

提督「どういたしまして。で、確かに珍しいな、朝潮。この際ってどういうことだ?」

朝潮「はい! 司令官が寛大なのをいいことに、最近の荒潮は特に司令官への敬意が欠けているように見えます」

荒潮「あらあら、敬意が欠けるなんて心外ねぇ」

朝潮「そういうことはその指をブザーから離してから言いなさい」

提督「防犯ブザーはともかく、敬意って具体的には?」

朝潮「まず、司令官に近すぎます! 前はそんなにくっついてなかったでしょう!」

荒潮「あらぁ、そうだったかしらぁ?」ピトッ

提督「言いながら肩を寄せてくるあたりいい性格してるよなホント」

朝潮「それに、司令官の前でちゃんと制服を着ないのも失礼よ。荒潮、司令官の前でだけ数cmスカート上げてるわよね」

提督「えっそうなの?」

荒潮「誤差よ誤差。作戦とかでちょっとズレちゃうだけよぉ」

朝潮「時々司令官のペンや小物を部屋に持ち帰ってるのも知ってるのよ」

荒潮「インクが出なくなったとか、使い物にならないのを処分してあげてるだけよぉ」

提督「待って初耳」

朝潮「それに時々、トイレで大声で司令官を呼びつけるような真似までして……紙がないなら姉妹に言って!」

荒潮「ッ!!??」

朝潮「『提督っ、提督っ!』って、せめて要件くらい言いなさい。大潮たちも困ってるんだから」

荒潮「ちょっ、まっ、姉さん、待って、お願い、やめて」ワタワタ

朝潮「やめません。ただでさえ朝潮型は満潮と霞がいるんだから、これ以上司令官を煩わせるわけにはいかないの。
   荒潮の不徳を報告するのは辛いけど、長女として早急に矯正させる義務があるわ!」
   
荒潮「ごめっ、ごめんなさっ! 謝る、謝るからぁ! それ以上はお願い許してぇ」

提督「長女も大変なんだな……ほら、口が悪いだけなら曙もいるから大丈夫だって安心しろよ」


夕雲「姉妹と一緒に報告しに来いなんて……急にどうしたんです?」

巻雲「司令官様、報告書です」

提督「ん、いやな、いつも報告に来るの同じ顔ぶれだから、たまには普段会わない顔とも話しないとと思って」

巻雲「確かに、司令官様に会ったのすごく久しぶりな気がします」

夕雲「もう、巻雲さん、作戦の度にお顔は合わせているでしょう」

巻雲「それはそうですけどぉ~、お話っていうお話してないじゃないですかぁ」

提督「ま、俺みたいなのに言わなきゃならないことがないなら、それはそれで平和でいいことなんだけどな」

夕雲「そうね。巻雲さんも、提督に個別で報告するような問題なんてないものね?」

巻雲「う~ん……ひとついいですか?」

提督「あれ、なんかあるのか」

巻雲「ぶっちゃけ、司令官様、夕雲姉さんを独占しすぎです!」

夕雲「ちょっと、巻雲さん!?」

巻雲「巻雲だって夕雲姉さんに甘えたいのに、いっつも司令官様ばっかり! ズルいです!」

夕雲「ちょ、こら、巻雲、なんてこと言うの!???」

提督「あー、そうか。巻雲的にはそう見えるのか。なるべくスルーしてたつもりなんだが」

夕雲「そうだったんですか!?」ガーン

巻雲「それです! どうせ夕雲姉さんの気持ちを受け流すなら、こっちに流して下さいよぉ!」

提督「人の気持ちを流しそうめんみたいに言うなよ」

巻雲「姉さんの愛ならいくらでも食べられます!」

提督「食うのかよ受け止めろよ」

夕雲「あ、愛って……///」

巻雲「と、いうわけで明日一日夕雲姉さんを頂きます!」

夕雲「いただ……っ!? だ、だめよ巻雲さん姉妹でそんな……!」

提督「あぁ、そういや休暇届出てたっけ。どっか行くのか?」

巻雲「はい! 最近話題の夜間動物園ですよ!」

夕雲「私には提督という心に決めた人が…………ぇ、動物園?」

提督「そっか。楽しんでこいよ……夕雲? どうした」

夕雲「あっ、い、いえ。なんでもないです……///」

提督「元気ないな、夏バテか? ご褒美ついでだ、二人とも昼奢ってやるからちゃんと食べとけ」

巻雲「ホントですか!? わーい! さっすが司令官様ぁー♪」

夕雲「ぁ、そ、その……はい、御馳走になります///」


ワーキャーギャーウォー

提督「……何の騒ぎだ?」

夕雲「あれじゃないかしら」

巻雲「なんですかー、見えないですー」ピョンピョン


曙「大正生まれのお婆ちゃんには関係ないでしょ!!」

金剛「年齢以上に性格のねじ曲ったシャイガールにここは譲れないネー!」


提督「なんだアレ」

朝潮「あっ、司令官!」

提督「おう、朝潮に荒潮。何やってんだあいつら」

荒潮「見ての通り、口喧嘩よねぇ」

朝潮「もう、そういうことじゃないでしょう。
   最初は曙さんが司令官への愚痴を零していたのですが、それを通りがかった金剛さんが咎めて口論に発展、現在に至ります」
   
提督「うん、まぁそんなとこだろうとは思ってた。ちょっと止めてくる」

夕雲「気を付けて下さいね?」



曙「あぁもうウルサ……って、クソ提督!?」ギョッ

提督「おうお前ら、ほどほどに……」

金剛「誤魔化そうったってそうはいきまセーン! 今日と言う今日はボーノにごめんなさいさせるまで許さないネー!」

曙「ちがっ! う、うしろっ!」

金剛「そもそも提督にクソなんて言っちゃいけませーン! 後になって部屋の中を転がりまわるくらいなら、最初から素直にテートクって呼べばいいネー!」

曙「なんで知ってっ!? って、だからうしろぉ!」

金剛「提督が演習見に来てるといつもより頑張るくせに、褒められると向う脛蹴っ飛ばすのも良くないデース」

曙「ちょっ、もう分かったから! せめて黙って!」

金剛「バレンタインやクリスマスの度に本気のプレゼント用意して、直前で恥ずかしがって捨てちゃうのもナンセンスヨー」

曙「だからなんで知って!? もぅやめて……」

提督「……金剛、その辺で許してやってくれ」ポン

金剛「テートク!? いつからそこに……もしかして、聞いちゃいましタ?」

提督「うん。割と全部」

金剛「Oh…」チラッ


曙「ふ、フフフ……」ユラァ

金剛「ぁー、その、ボーノ? これはワザとじゃないネ、不幸な事故デス」

曙「『提督のハートを掴むのは私デース』……アンタはそう言った……」

提督 金剛「?」

曙「アタシを怒らせた罰よ……その望みを……断つ」フラッ

金剛「……?」

曙「クソ提督ゥ!
  何故アンタが抽選を受けずに鎮守府に着任できたのか
  何故駆逐艦をコンプリートできたのか
  何故イベント後に頭がハゲるのかぁ!!
  
  その答えはただ一つ……ァハァー
  クソ提督ゥ!
  アンタが、鎮守府で初めて、ロリータコンプレックスに感染した男だからよ!
  アーハハハハハハハハハ! アーハハハハ」
  
金剛「っ!」

間宮「!?」

赤城「?」


提督「俺が……ロリコン……?」

提督「嘘だ……俺を騙そうとしてる……」



『あー赤くなったー、何考えたのかな~?』

『……こーふんする?』


『俺が手を出さなきゃいい話だし』


提督「ぁ……ぁぁ……うわあああああああ!!」


自分の心を克服できず、雷からも逃げ出す提督
だが大淀は提督をあっさりと連れ戻す
そこに優しい言葉はなかった

次回、「ロリ、逃げ出した後」

この次も、サービスサービスぅ!


天城「えっ、葛城? どうしたの急に」

葛城「あ、ごめん。なんかやらなきゃいけない気がして」


夕雲「如月さん、提督の様子は?」

如月「全然ダメ。報告書出しても目も合わせてくれないわ」フルフル

村雨「もう三日かぁ……ちょっと本格的に重症ね」

荒潮「相当曙ちゃんの言葉が堪えたのねぇ。正直男色疑惑かけられるよりはよっぽどマシだと思うけど」

村雨「曙ちゃんも流石に謝ったみたいだし、気にすることないのに」

夕雲「あの時はすごかったわね……まさか綾波さんがあんなことになるなんて」

如月「流石黒豹……ともかく、多分司令官の問題はそこじゃないと思うの」


金剛「如月の言う通りネー」

夕雲「金剛さん? 今日は秘書艦任務中じゃ……」

金剛「ティータイムの時間ネ。というわけで、駆逐艦四名様ご案ナーイ!」

村雨「え、あ、ちょ、えぇ??」

荒潮「あらあら~?」


提督「ボキはもう駄目だ……駆逐艦でも意識しちゃうロリコンクソ提督だったんだ……」シオシオ

金剛「そ、そんなに落ち込むことナッシング! 偉い人も言ってるネ、『人を愛することが罪だとユートピア』って」

提督「……ユートピア?」

金剛「YES!」

提督「びっくりするほど!」

金剛「ユートピア!」

提督「私は意志薄弱で生きる望みがないので死にます……」

金剛「NO! 漱石ノォーッ!!」



金剛「と、いうわけでテイトクは絶賛スランプ中デス」

如月「スランプっていうか躁鬱気味かしら……」

村雨「壊れっぷりが尋常じゃないんですけどぉ」

夕雲「いつもツッコミ担当で真面目な提督が……」

荒潮「ツッコミさせてる自覚はあったのねぇ」

金剛「ツッコミはともかく、このままじゃ仕事どころじゃありまセーン」

如月「とは言っても……」

夕雲「駆逐艦の私たちが口出ししても拗れるだけじゃないですか?」

金剛「ノンノン、むしろこの四人だからこそ頼みたいことがありマース」

村雨「この四人? 何か共通点ある?」

荒潮「最近ちょっと他より提督と話す機会があったくらいじゃないかしらぁ」

金剛「いいデスか、テイトクが落ち込んでるのは恐らく、『部下を異性として意識してしまった』デス」

如月「なんかそんな感じはしてましたね。『命がけで戦ってる部下に俺は何をー』って感じかしら」

村雨「うわ、言いそー。よりによってそこを当の駆逐艦に突かれたんだもんねぇ」

夕雲「でも、裏を返せば意識はしてもらえてたのよね……よしっ」ボソッ

荒潮「それで~? 私たちは何をすればいいんですかぁ~?」

金剛「ぶっちゃけ、テイトクに告ってくだサイ」


「「「「ッッッ!!??!?!?」」」」


金剛「部下本人がむしろカモンですって言っちゃえば、テイトクも悩む必要なくなるネー」

如月「えっ、あっ、ぅっ、えぇぇえ??!?」ドキドキ

夕雲「え、っと、それは……流石に……」モジモジ

金剛「? ここの皆はテイトクのことLOVEだと思ってたのに、違うノ?」

村雨「や、違わなくもなくもないですけどぉ」

荒潮「あらぁ、私いつも言ってますよぉ。『好きよ』ってぇ」

金剛「荒潮の場合何言ってても本気かどうかわかりづらいからネー」

荒潮「あらあら……ダメ?」

金剛「せめて主語と述語をはっきりさせないとダメデス」

村雨「金剛さんが文法教えてる……」

夕雲「ルー語で騙されがちだけど、金剛さん自身は普通に日本語使えるから」

金剛「そんなことより、どうしマスか? 嫌なら無理にとは言いませんガ……」

如月「……や、やるわ!」

村雨「えっ、如月ちゃん!?」

如月「切っ掛けはどうあれ、いつかはしないといけないことだもの。それに、司令官のためなら恥ずかしいとか言っていられないわ!」

夕雲「耳年増ムッツリ駆逐艦三年連続第一位の如月さんがそこまで言うなら、主力オブ主力の夕雲が乗らないわけにはいかないわね」

如月「何それ私聞いてない!?」

村雨「うん、そうね。ラブレター出せずに溜めちゃう艦娘二年連続第一位の如月ちゃんが言うんだものね」

如月「なんで知って、え、それも一位なの!?」

荒潮「いざと言う時ヘタれる艦娘殿堂入りの如月ちゃんばかりに良い恰好はさせられないわねぇ~」

如月「とうとう殿堂入り!?」

荒潮「あ、ちなみに夕雲ちゃんは提督と共依存に陥りそうな艦娘選手権三年連続ファイナリストでぇ」

夕雲「ライバルに心当たりが多すぎるわね……っていうか何その、何??」

荒潮「村雨ちゃんは姉妹に提督を寝取られそうな駆逐艦四年連続ベスト3入りよぉ」

村雨「それって村雨の落ち度なの!?」

如月「……私たち、ちょっとおもちゃにされすぎじゃないかしら」

夕雲「ちょっと待って、荒潮さんは? 何かないの?」

荒潮「あら~、荒潮はぁ、至って普通の女の子で~す」

金剛「……一人えっちの声が大きい駆逐艦暫定一位」ボソッ

荒潮「」

如月「……」

夕雲「…………」

村雨「………………」

夕雲「じ、じゃあ誰から行きましょうか!」

如月「そ、そうね! じゃんけんとかでいいんじゃない!?」

村雨「よ、よーし! 負けないんだからー!」

荒潮「金剛さぁん……(涙目」

金剛「一人だけ安全圏で高みの見物なんて白けることしちゃダメネ」テヘペロ


提督の心臓の鼓動が弱まりつつある…
この出撃で勝負が決まる!

次回「サティスファクション」

「「「「私たちの満足は、これからよ!!」」」」


荒潮「うぅ~……なんであの流れで私先頭なのよぉ……如月ちゃんあたりの流れじゃなぁい……」トボトボ

朝潮「荒潮? 一人で何をブツブツ言ってるの?」

荒潮「あら姉さん、ちょっとねぇ自分のジャンケンの弱さを呪ってたとこよぉ」

朝潮「ジャンケン……? 最近様子がおかしいのもジャンケンのせい?」

荒潮「最近? 何かおかしかったかしらぁ」キョトン

朝潮「気づいてなかったの? 司令官をブザーで脅してた頃の荒潮は、もっと輝いていたわよ!」

荒潮「やめて。今一番思い出したくない記憶だから」

朝潮「やっぱり司令官関係なのね。詳しくは聞かないけれど、どうするの?」

荒潮「えっ、え? どうって……?」

朝潮「司令官が『ああ』なってから、戦艦や空母の方々はむしろ距離を縮めているそうよ。

   このままだと、大好きな司令官、取られちゃうんじゃない?」
   
荒潮「姉さん、知ってたの!?」

朝潮「私にはまだ分からない感覚だけど、荒潮はいつも早熟だったものね」

荒潮「ぁ、うぅ……///」

朝潮「とにかく、言いたい事があるなら言うべきだと思うわ。
   いつまでもここに居られるとは限らないんだから。私たちも、司令官も」
   
荒潮「そう……よね。うん、頑張ってみるわぁ。それじゃあ姉さん、また後でねぇ」


如月「」チラッ

夕雲「」ヒョコッ

村雨「」ニョキッ

「「「…………」」」




朝潮「ふぅ……こんな感じで良かったのでしょうか」

金剛「……フム、Goodネ朝潮、流石私が見込んだ女の子デース」ヒョコッ

朝潮「有難う御座います。でも、良かったのですか? 金剛さんにとっては……」

金剛「問題ナッシング! テイトクの為なら、ライバルの五人や十人なんてことないネー。朝潮もそのうち分かるようになりマス」


コンコン

荒潮「荒潮です。提督、少しお話いいかしらぁ」

提督「荒潮? ぅあー、ちょっと今は手が離せなくてー……」

荒潮「真面目なお話なの。ダメ、かしら?」

提督「……分かった。入っていいぞ」

ガチャ

荒潮「し、失礼しまーす……」

提督「で、何の話なんだ?」

荒潮「スーハー……コホン、提督?」

提督「ん?」


荒潮「好きよ」


提督「っ、……はいはい、分かってる分かってる」

荒潮「言ったでしょう、『真面目なお話』って。なのにそういう態度取るの?」

提督「いつも言ってることじゃないか」

荒潮「いつもはふざけてたなんて言ってないわよぉ?」

提督「……マジなのか?」

荒潮「大マジよぉ」

提督「なんでまた……こんな変態ロリコンクソ提督なんか」

荒潮「やさぐれてるわねぇ……曙ちゃんもそこまで言ってなかったのに」

提督「気づいちゃったんだよ。お前に迫られて困るとかなんとか言っておきながら、内心喜んでた自分に」

荒潮「それの何がいけないのぉ?」

提督「……え?」

荒潮「好きな人に振り向いて欲しくて、色々頑張って、喜んでもらえた。ステキなことよねぇ」

提督「え、いや、だって俺は」

荒潮「小さいのはダメ? なら、こんな身体で提督を好きになっちゃった荒潮が悪いの?」

提督「待った待った、勘弁してくれ……」

荒潮「……やっぱり、荒潮みたいな子に好かれるのは、嫌?」

提督「そうじゃなくて……その、何度も好きって言われると……その、なんだ、照れくさいから……」

荒潮「~~~~~ッッ、逃がさないわよぉ」ガシッ

提督「えっ、ちょっ、あの、荒潮さん???」

荒潮「女の子にここまで言わせたんだから、逃げられるなんて思わないでねぇ」


>観念する
>なんとか誤魔化す


荒潮ルート


>観念する


提督「……分かった。降参だ。こうなったら島風さえも逃がさないもんな、お前は」

荒潮「うふふ、理解してくれてるみたいで嬉しいわぁ」

提督「そりゃ分かるさ……荒潮のことなら。いつも見てたからな」

荒潮「あらぁ……? それって、どういう意味ですかぁ?」

提督「俺もお前が好きだってことだよ、荒潮」

荒潮「ッ! い、いきなり吹っ切れたわね、ぇ?」ドキッ

提督「お前を見てたら、憲兵とか世間とか気にしてビクビクしてんのが馬鹿らしく思えてな」

荒潮「いいのぉ? 私、駆逐艦よ? ちんちくりんよ??」

提督「この土壇場でヘタれるとこが好きだ」

荒潮「はぅっ///」

提督「いつも飄々としてるのに、たまに攻められると真っ赤になっちゃうとこも好きだ」

荒潮「ぅぅぅ///」

提督「……な? 照れくさいだろ?」

荒潮「ぅぅ……ステキな仕返しするのねぇ……」ドキドキ

提督「まだまだこんなもんじゃないぞ。今まで散々鬱屈させられた分……振り切るぜ!」

荒潮「鬱屈ってそれは提督が勝手に……ちょっ、やっ、ここでぇっ!?」


―艦娘と強い絆を結びました!―


>なんとか誤魔化す


…………

如月「ど、どうだった?」

荒潮「重症ねぇ。いちおう話は聞いてくれるけど、やさぐれちゃってまともに聞いてもらえないわぁ」

夕雲「曙さんの罪は重いわね……」

村雨「罰はもっと重かったし、まぁ多少はね?」

荒潮「次は如月ちゃんの番だけどぉ……行く?」

如月「……い、行くわ。女は度胸!」

村雨「おぉー、なんか気合い入ってる?」

夕雲「逆境でこそ燃える、駆逐艦魂ね」

荒潮「別に駆逐艦って逆境ばっかりな艦種じゃないんだけどねぇ」


如月「失礼しまーす……」

提督「う……今度は如月か。何だ?」

如月「司令官、荒潮ちゃんをフったって本当?」

提督「ブフォッ!? お、おま、どこでそんなこと聞いてきた!?」

如月「もう、どこだっていいじゃない……それで、本当なの?」

提督「いや別にフったってほどのことじゃ……」

如月「でも荒潮ちゃんに告白されて、受けなかったのよね?」

提督「そう言われるとその通りなんだが……」

如月「ねぇ、どうして? 何か荒潮ちゃんの告白を受けられない理由でもあったの?」

提督「理由ってお前、駆逐艦だぞ? 艦齢はともかく、身体的には十歳そこそこの相手に告白されて、はいもいいえもあるかよ」

如月「そんなこと言って……駆逐艦だってお酒も呑めるし子供も産めるのよ? 司令官なら知ってるでしょう」

提督「飲めるからって飲まなきゃいけない理由はないだろ」

如月「産めるなら産みたい理由があるんですよ?」

提督「…………は?」

如月「ねぇ、司令官? 如月は、貴方の子供が産みたいわ」シュル…

提督「……(゜Д゜)」

如月「司令官は……如月じゃ、嫌?」ジリ…ジリ…



>腹を括る
>引き剥がす


如月ルート


>腹を括る


提督「はぁ……分かった、降参だ。だから服をちゃんと着なおしてくれ」

如月「……ほ、ほんとう?」

提督「あぁ、負けたよ。そこまで必死に迫られたら流石に笑って流せない」ナデナデ

如月「はぅ……/// で、でもどうして?」

提督「どうして……か。怖かったんだろうな、如月に嫌われるのが。だから何か言われる前に自分で騒いで遠ざけて……はっずかしいな、俺」

如月「そんなことないわ。如月だって、ただのメンクイだとか言われたら冷静でいられる自信ないもの」

提督「ありがとう、如月。こんな俺だけど……よろしくな」

如月「司令官……如月こそ、不束者ですが、よろしくお願いします、ね♪」

提督「ははは……」

如月「ふふふ……」シュルシュル

提督「……如月さん? なんで折角着なおした服をまた脱いでらっしゃるので?」

如月「あら、言いましたよね? 司令官の子供を産みたいって///」

提督「今? ここで!? ウッソだろお前!?」

如月「如月が、司令官にウソついたことなんてあったかしら?」パサッ

提督「その誠実さは今なくていいから!」

如月「大丈夫よ、これでもちゃ~んと予習済だから……えいっ」グイッ

提督「」ボロンッ

如月「わ、わわっ……すごい……如月壊れちゃうかも……///」

提督「ま、待て、落ち着け、こういうことは順序を踏んでだな……そう! まずお友達から……」

如月「ふふふ……如月が、楽にしてあげる///」


―艦娘と強い絆を結びました!―


>引き剥がす

…………


如月「流石にやりすぎたかしら……」

村雨「うん、如月ちゃんの押してダメなら押し倒せ精神、嫌いじゃないよ」

夕雲「倒すどころか引き剥がされてるけどね」

荒潮「こんなに可愛い子が迫ってるのに、何が不満なのかしら~」

如月「ね~?」

夕雲「……ほんとにこんなので大丈夫なのかしら」

村雨「うーん……でも、金剛さんが言うからには何か考えがあるんじゃない? とりあえず行ってみるね」

夕雲「今更だけど、金剛さんに何も考えなかったら……私たちただ提督いじってるだけなんじゃ?」

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2017年08月22日 (火) 02:27:11   ID: h3un4_35

突然の檀黎斗ワロタ

2 :  SS好きの774さん   2017年10月31日 (火) 07:32:23   ID: 8xFOXt1L

このメンツすごい好き

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