やよい「えぇー、ただのお水に800円ですかー!?」 (59)

やよい「高すぎます、タダにまけてください!」

川超「何言ってんだこいつ」


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やよい「CAST(カスト)とかGOGO'S(ゴゴス)じゃお水はタダなのに……」

川超「ファミレスと一緒にしてんじゃねーよ」

やよい「でも、水道水と変わりませんでしたよ?」

川超「……ごめん、ちょっとお水持ってきてもらえるかな」

店員「かしこまりました」スッ

川超「……もう一度、飲んでみてください、きっと違いが判るはずですから」

やよい「……」ゴクゴク

やよい「うっうー、やっぱり水道水と変わりません!」ブンッ、ガシャーン

川超「……」イラッ

やよい「ま、まさか……今のもお会計に加えるつもりですか!?」

川超「加えねーよ!つか何ナチュラルにコップ割ってやがんだよ」

やよい「こんなゴミグラス、100円ショップでも買えますよ、安心してください!」

川超「買えるか!いくらすると思ってんだよ!?」

やよい「う?100円ですけど」ポカン

やよい「『水道水』を『勝手に』持ってきて、ドヤ顔で『川超スマイル』披露で800円とか、ぼろい商売ですね!」

川超「だから水道水じゃねえっての……」

やよい「だったら、私も新しい商売始めちゃおうかなーって!」ドヤァ

川超「なんだその顔は……」

やよい「うっうー、『高槻スマイル』ですー!」

川超「はっ……この『川超スマイル』が簡単に真似できると」

店員「8410円で!」

川超「」

やよい「うっうー、毎度ありぃ!」チャリン

川超「てめぇ、なに人の店で商売してんだよ!おめぇも何金払ってんだ!?」

やよい「だいたいこの店価格設定が狂ってるんですよねー」

やよい「コースが8000円弱ぐらいなのに、お水が1杯800円とか頭湧いてますよー」

川超「……(お前には言われたくない)」

やよい「お水10杯で食事1回分とか……まじねぇですー!」

やよい「まったく、食えログを参考にして来てやったのにとんだ災難でしたー」

川超「食えログ……ふん、あんなくだらないもの、これだから嫌なんだ」

やよい「なかなか星が増えなくて困ってるんですか?」

川超「そうなんだよ……しかも『水が高い』とか批判されたりしてさ……」

やよい「うっうー、苦労してるんですね!」

川超「おぉ、ありが……じゃねえよ!」

やよい「くだらないとか言う割にしっかり口コミまで見てるんですね!」

川超「m、見てねぇし!」

やよい「しょうがないから星は1つ付けといてあげますねー」

川超「すくなっ!むしろいらねぇよ!」

やよい「うっうー、もう付けちゃいましたー」ドヤァ

川超「あぁ、また星が減る……」ガクッ

やよい「口コミは……『水高杉ワロタ』っと」

やよい「私の口コミ皆の役にたったら嬉しいかなーって!!」ピョンピョン

店員「あれは、『高槻ジャンプwithスマイル』……76500円!!」

やよい「毎度ありー!」チャリン

川超「言わせておけば……何が『水が高い』だよ!?そう思うならうちの店に来てんじゃねぇっつーの!」

やよい「う?」

川超「だいたいな、ここはお前みたいな奴らが来るところじゃないんだよ!」

やよい「……」

川超「年収300万、400万の人にはわかんねえだろうけど、ここはそういう世界なんだよ」

川超「うちだって別にぼったくろうとして800円って値段にしたわけじゃない……当然のことなんだ」

やよい「当……然?」

川超「当たり前だよ!いい水出してるんだもんっ」ドヤァ

客「きゃあ、出たわ『川超スマイル』……0円!」

川超「……」イラッ

やよい「……スマイルゼロ円」プルプル

川超「笑うんじゃねぇ!!」バンッ

川超「とにかく、うちの価格設定は狂っちゃいない」

やよい「……」

川超「早い話、『水が高い』とか言ってるお前らの方がおかしいってことさ」

やよい「……」

川超「うちはレストランとして最高の水を用意する、お客様にはそれに見合うだけの料金を払っていただく……」

川超「これを『当然』と言わずに、なんて言うんでしょうね?」ドヤァ

客「0円!」

川超「うるせぇ!」バンッ

やよい「川超さん……それじゃ、私達『低所得者』『貧乏人』は、ここに来るなってことですか」

川超「え、あ、いや、そこまでは言って無いっていうか……年収云々は一般人を例えただけで」アセアセ

やよい「……その発言自体、私たちをバカにしてますよね」

川超「……(あ、これあかんやつや)」

やよい「私達貧乏人だって、レストランで食事をする権利は持ってるはずです!お客様の声を無視して何が食べ物屋ですか!」

川超「うぐ……」

やよい「そんなことだから食えログごときで万年三ツ星なんですよ!」

川超「でも、でも……うちの水は外国産で……それだけの価値があって……」

やよい「だからって、勝手に出しておいて800円はないかなーって」

川超「こっちとしてはそれが当然のことなのに、サービスの一環なのに、話がかみ合わない……」

やよい「……川超さん」

川超「なんだよ」

やよい「手、貸してもらえますか?」スッ

川超「……」スッ

やよい「……」


むにゅうううぅぅぅ


川超「!?」

店員「!?」

やよい「//////」

川超「あ、あんた、なにを……」

やよい「い、今川超さんは私の胸に触りましたよね?///」

川超「おま、あんたが勝手に触らせたんだろ!?わ、私はなにも……」

やよい「う、うっうー、中学生アイドルへの生パイタッチです、800000円いただきますー!!」

川超「ば、バカ言うな、誰がそんな金払うk……はっ!?」

やよい「わかりましたか……それが今の私の気持ちですよ、川超さん!」

やよい「たとえどれだけ貴重で幸福な体験だって、押し付けられたら迷惑なだけですよね、違いますか?」

川超「……」

やよい「お水にしたって同じです……いくらいいものだからって、押し付けたらただの迷惑です」

川超「私は、なんという思い違いを……」ガックシ

やよい「わかってくれたなら、嬉しいかなーって……顔を上げてください、川超さん」

川超「こ、こんな私に、まだ何かあるというのか……?」

やよい「はい、川超さんに元気を出してほしいから……とっておきの元気の魔法をしようと思って」

川超「元気の……魔法?」

やよい「ハイタッチですよ、川超さん!!」

やよい「いきますよ川超さん、準備はいいですかー?」

川超「……あぁ」

やよい「いきますよぉ……ハイ、ターッチ!」


パチンッ!!


やよい「いぇい!!」

川超「……いえい」ボソッ

やよい「声が小さいですよ川超さん、いえいっ!!」

川超「いえええええぇぇぇぇぇぇぇいっ!!」

店員「いえええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇいいぃぃっ!!!」

川超「ありがとう……おかげで大切なことに気づけたよ」

やよい「礼には及びません。私もちょっと、興奮しちゃってました……ごめんなさい」

川超「いや、貴女のおかげで考えを改めることができた……本当に、ありがとう」

川超「……では、改めて、お会計を」サラサラ・・・

川超「どうぞ」

やよい「こ、これは……」

川超「あなたは、この店の、いわば恩人だ。そんな人から、お金は取れませんよ」

やよい「で、でも私はお水だけタダにしてほしくて……」

川超「……」ニコッ

やよい「川超スマイル……!」

川超「またのお越しを、心からお待ちしております」

やよい「川超さん……これをどうぞ」

川超「こ、これは……」

やよい「うっうー、開いてみたらわかりますよ!」

川超「……」ガサガサ






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名前……川超さん

パイタッチ         8000000円

ハイタッチ       841000000円

上記の通り、請求いたします。       
 
                   高槻やよい

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川超「……えっ?」

やよい「うっうー!」

やよいはやっぱり天使やな

・・・と思ったら違った(笑)

やよい「さぁ、支払いは現金でお願いしますよ川超さん!」

川超「ちょっと待ってくれ、今の流れだったら……」




======================================================

『開いてみたら、それはありがとうって一言書かれた紙だった』

『見上げると、そこには一人の天使が、満面の笑みを浮かべてて……』



うっうー、ハイターッチ、いえい!!


------------------------------------------------------------おわり-------------------------------------------
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川超「ってカンジになるはずだろうが!」

やよい「流れとかなにわけわかんないこと言ってるんですか、川超さん」

やよい「だいたい中学生のおっぱい揉みしだいておいて、タダで済むわけないでしょう?世の中そんなに甘くありませんよ」

川超「揉んでねぇよ!人聞き悪いこと言うんじゃねぇ……それにこの請求書『パイタッチ』の金額、0が一つ多いぞ!!」

やよい「……ちっ」

川超「確信犯かよ!」

やよい「とにかく、早く払ってくださいね!」

川超「払えるか!なんだハイタッチが『八億四千百万円』って!?しかもパイタッチよりも高いとか意味わかんねえぞ!」

やよい「……でも、元気出たでしょう?」ニタァ

川超「その言い方だと『ハイタッチ』がヤクの隠語みてぇじゃねえか!」

やよい「うっうー」

川超「ごまかすなよ!しかもごまかしきれてねぇし!!」

やよい「てへ☆」ペロッ

店員「100万!」

やよい「毎度!!」

川超「……もう、どうにでもなれ」

川超「よく考えたら、あんた売れっ子のアイドルだろ、貧乏人じゃねーじゃんか!」

やよい「……てへっ☆」ペロ

千早「72万!」

やよい「最低金額は100万ですよ千早さん!」

千早「くっ……」

川超「だから、人の店で商売すんなって!」

千早「ならば私の胸を貸すわ、これでどう!?」

やよい「残念ながら、千早さんのおっぱいは72円ですー、糞の役にも立ちません!」

千早「くっ……」

川超「話聞けよ!……いや、聞いてください!!」

やよい「100万ですー!」

川超「ふざけんな!!」バンッ

川超「とにかく、絶対にこんな金払わないからな!!」

やよい「……」

川超「なに黙ってんだよ、なんか言ってみやがれ!」

やよい「このSSはフィクションであり、実在する人物、団体、その他諸々には一切関係ありません」

川超「今更おせぇよ!」

やよい「……」ダダッ

川超「お、おい、そっちは厨房だぞ、待ちやがれ!」

やよい「うっうー、やっぱりこのレストラン水道水でお金とってましたー!」

川超「!?」

http://i.imgur.com/0J2Cbfh.png

シェフ川超っぽいのアニマス本編に出てたのかよお!

川超「でたらめ言うんじゃねぇ、ここにちゃんと外国産の水が……無い!!」

やよい「金を払えない役立たずの川超さんには、責任持ってこのSSのオチになってもらうしかないーって」

川超「」

やよい「このSSはフィクションです、『実在の人物』とは一切関係ありません」

やよい「うっうー、大事なこと二回言いましたー!!」






こうして、私のレストラン『夕シ力 カワコエ』は、水道水を金に換える錬金術を行っていたことがばれて急激に業績が落ち

食えログで、三ツ星レストランどころか一ツ星レストランになってしまった

持前の川超スマイルを武器に、ホストを始めるも『お前の酒はカルキ臭い』と言われ指名ははゼロ

まさかの自虐ネタCD『水道水で sweet do it sweet☆』で起死回生を狙うももちろん失敗

レストラン経営って、難しいね!

---------------------------------------------------------------------------おわり----------------------------

おわりです
本当においしい水、飲んでみたいものですね……

乙乙
今月は金が無いので、とりあえず高槻スマイル一つください

飲んだことないけど きっと地方都市の水道水のほうが美味しいと思う

やよいの聖水なら8410000000000円でも買うわ
つまり川越シェフが言いたいのはそういうことだろう



800円もしないし他をどうこう言うほど銘柄飲んだわけでもないけど
昔飲んだアイスエイジとか言うのはうまかった気がした

>>38
参考画像、ありがとうございます
川超シェフがやよいと絡んでる画像ください

>>41
やよい「うっうー、8410円ですー」

>>42
お上りさんなのですが水が不味くてびっくりしました……

>>43
やよい「うっうー、0が一つ足りませんよー」

>>44
青いラベルのやつですよね?美味しかったです、はい

>>46
http://i.imgur.com/3Gfn98L.jpg

アニマス7話でやよいと絡むシェフの様子です!
高槻家の家庭の事情を察知したときのシェフが印象的でした

???「この1杯800円の水とナントカ還元水、どっちが美味しいんでしょうね。」

>>49
ホントにくれた!ありがとうございます!
でもこれ、川超シェフじゃなくかわご……



だれか川超シェフがやよいにパイタッチする画像ください

トニオ「こちらがキリマンジャロの5万年前の雪解け水となりマス、サービスデス」

やよい「ンンまあぁーーいっ!!」

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