アニ「キツ過ぎるわ」(121)

進撃の巨人SSです。キャラ崩壊。
アニメのみの方はネタバレ注意です。

アニ「無口で無表情なキャラとかキツすぎ!無理だわもう!!無理あるでしょ!?もうめっちゃ喋りたい!!」

ベルトルト「だ…駄目だよ…。アニは初対面の人でもすぐ仲良くなるんだから…」

アニ「えっ良くない?今のうちだけなら別に良くない?」

ライナー「アニ…少し声が大きいぞ」

ベルトルト「今のうちだけって割り切れるならいいけど…アニには無理だと思うな…」

ベルトルト「実際壁を壊す時だって自分は巨人を呼んだ後、猫と遊ぶからとか言ってどっか行ってたじゃないか」

ライナー「俺たちが壁を壊したせいで苦しんでる人たちの姿を見てないからそんな事が言えるんだ」

アニ「いや…だって…仕方ないんじゃないの?…私たちの使命だし…」

ベルトルト「そう、僕たちの使命だ。人と話すのが好きなアニを一人にしちゃったのは悪いと思ってるけど…」

アニ「本当だよ!二人ばっか話しててさあ!サボってるフリしてぼっち誤魔化すのキツいんだけど!泣きそう!」

ライナー「…深入りしないなら…いいんじゃないか?友達作るくらい」

ベルトルト「アニ…あと二年でこの訓練生活も終わりだよ?我慢できないかい?」

アニ「深入りしない、割り切れれば大丈夫でしょ?」

ベルトルト「はぁ…」

ライナー「まぁ、大丈夫だろ。ただ…気を付けろよ」

ベルトルト「ライナーもだからね?」

ライナー「ああ、大丈夫だ」

アニ「私たちは」

ライナー「俺たちは」

アニライ「戦士だ!!!」

ベルトルト「うん、そうだね」

アニ「キャハハハハッ」

ライナー「ははは!早く故郷に帰ろうな!」

ベルトルト(大丈夫かなこの二人は…)

アニ「ミーナとガールズトークしてこよーっと」

ライナー「ベルトルト、俺たちも飯食いに行くぞ」

ベルトルト「うん…」

アニ「ミーナ!今日も一緒に食べるでしょ?」

ミーナ「あれー?アニから声かけてくれるなんて珍しいね?」

アニ「実は人見知りだからねー、やっと慣れてきたのさ」

ミーナ「そうだったんだ!…ふふっ…表情も全然違う」

アニ(今までは皆の会話で笑ったりしないようにめっちゃ力入れてたからね)

アニ(入団式とか本当……笑いこらえるの辛過ぎて死ぬかと思ったよ)

アニ「今日からたくさん話そうね!」

ミーナ「わ…アニ可愛いーっ!!笑ってると別人じゃない!」

アニ「えー?そう?えへへへ」

ユミル「……」

クリスタ「…ユミル?」

ユミル「あ!?な…何だ?」

クリスタ「ううん、ぼーっとしてたからどうしたのかなって!」

ユミル(アニが一瞬クリスタに見えた…)

アニ「あー!配膳アルミンじゃん!スープ多めに入れて!お願い!」

アルミン(え…誰だっけ…)

ミーナ「アニー?欲張ったらアルミンが困っちゃうでしょ?」

エレン「おい!ミーナ!お前も配膳だろ!?」

ミーナ「…バレたか」

エレン「アニの真似してんのかは知らねぇけどよ…駄目だろ?サボったら…」

アニ「私は配膳とか調理はサボらないけど?女の子は家事もできなきゃ駄目だってお父さんがねっ!でも私は強くならなきゃいけなくっ」

ミーナ「別にアニの真似してる訳じゃないもーん。」

エレン「いや…、まぁ、アニの事悪く言ったつもりじゃ…」

エレン「とにかくミーナ!叱られるのは班長の俺なんだからな!」

ミーナ「分かったよ…ごめんねエレン。珍しくアニが誘ってきてくれて嬉しくて…」

エレン「お…おう」

アニ「…アルミン、にんじんは入れなくていいよ」

アルミン「えっと…アニ?元々具は少ないし、細かいのを取り除いてあげる時間もかけられないからさ…」

アニ「じゃあサシャにあげるからいいよ。あの子好き嫌いないんだ。ねぇねぇ、だから身長も高いのかな…」

アルミン「あ…どうだろ、ごめんね」

アニ「いいっていいって!何か逆にごめんね!」

エレン「……」

アルミン「……」

ミーナ「私もとりあえず自分のやつテーブルに置いてから手伝うから」

エレン「なぁミーナ…、アニってあんな感じだったか?」

ミーナ「人見知りだったんだって!さすがに一年も一緒に過ごして来たから慣れてきたんでしょ」

ミーナ「あ!アルミン、芋多めで」

アルミン「すごく明るい子だね…ずっとニコニコ話してるし」

エレン「対人格闘訓練で何度か組んでたが…別人みたいだ」

エレン「なんか、か…」

エレアル「かわい」

ミカサ「どうかしたの?私が二人の分もテーブルに運ぶ。早く配膳して欲しい」

エレン「あ…悪い、ミカサ…」

アルミン「ごめんね、僕たちの分まで」

ミカサ「二人を一番大事に思ってるのは私。なので、私が二人のために行動するのは当たり前の事」

エレン「おう、ありがとうな」

アルミン「ミカサが当番の日は僕らがやるからね」

ミカサ「うん。お願いする」

エレン「……」

アルミン「……」

エレン「結婚するならミカサだよな」

アルミン「分かるよ」

エレン「あの優しい笑顔が母さんを思い出させ……っ」

アルミン「エレン…無理しないで…」

ジャン「おい…早く配膳しろよ。冷めるだろうが」

エレン「あ、悪いな」

ベルトルト「どうしよう…アニが完全に素になろうとしてる…」

ライナー「落ち着けよベルトルト…。作戦に支障が無いなら今の過程なんて大して重要じゃないだろう」

ベルトルト「ライナー…君も忘れた訳じゃないだろ?アニはお喋りが大好きだ…。秘密をぽろっと言ってしまったら…」

アニ「そこまで馬鹿じゃないよ」

ベルトルト「あっアニ!!!」

ライナー「馬鹿…!皆が居るところで話かけるな!」

アニ「?別に大丈夫だよ。私はこれから皆と仲良くするんだから。別に誰も疑問に感じないよ」

ベルトルト「皆と仲良くって…いざという時大丈夫なのかい?」

アニ「………」

アニ「大丈夫!」

ベルトルト「いやいやいや、今の間は何?ちょっと本当に頼むよ…」

ライナー「ベルトルト、大丈夫だろう。さすがにそこまで意思の弱いヤツじゃない。」

アニ「そうだよ!じゃなきゃ私がせ」

ベルトルト「アニ…分かったから声は小さめにして」

アニ「皆騒いでるしいいじゃん」

ライナー「まぁ…成績が良い人間同士が話してても不思議では無いか」

ベルトルト「でも目立つよ…」

アニ「はいはい、ミカサとも話してくるから。本当に二人は心配性だね」

ベルトルト「……冷や汗が止まらないよ…」

ライナー「俺らは自分たちがどれだけ恨まれてるか分かってるからな…」

ライナー「アニは能力は高いが能天気なところがある」

ベルトルト「皆に情が湧かないかも心配だけど…故郷に居る時みたいにモテたりしたら…」

ライナー「顔は綺麗だし積極的に会話したがるからな…大人しいお前もアニにはすぐ心開いたし」

ベルトルト「あんなの女の子とあまり話した事ない奴なんかすぐ惚れるよ」

ライナー「お前もな」

ベルトルト「やめてよ」

アニ「ミカサ」

ミカサ「……アニ」

アニ「たまには私とミーナと一緒に食べない?」

ミカサ「とても嬉しい、けれど、エレンとアルミンと一緒に食べたい…ので」

アニ「そっか、仲良いもんね!」

ミカサ「……?」

ジャン(何だあの二人…向かい合って同じ方向に首を傾げてる)

アニ「私の顔に何か付いてる?」

ミカサ「何だか…いつもより瞼が下がっていないから…」

アニ「あははっ!いつも睡眠不足だったのさ!」

ミカサ「そ…そうだったの。今の方が柔らかい表情で…素敵だと思う」

アニ「ミカサもあの二人と居る時すごく可愛い顔してるよ」

ミカサ「ええと…そんな事…ない」

アニ「赤くなった!可愛い~」

ジャン(何だ…これは…)

ミーナ「アニったら、ミカサと浮気?私と食べるんでしょー?」

アニ「誘ったけど駄目だった!ミカサ、また夜になったら話そうね」

ミカサ「うん…!」

エレン「あー腹減った」

アルミン「ミカサ、待たせてごめんね?」

ミカサ「いえ…アニが話しかけてくれたから、寂しくなかった」

エレン「へえ。お前らって仲良かったか?」

ミカサ「寝る前に話す事はあったけど、雰囲気がいつもと違っていた」

アルミン「そっか…ミカサ、嬉しかったんだね」

ミカサ「え…」

エレン「さっきからニヤニヤしてるぞ」

アルミン「顔も赤いしね」

ミカサ「わ…笑わないで、欲しい」

ミカサ「無愛想な子だと思ってたので…笑顔が見れて少し嬉しかった…」

エレン(ミカサも俺たち以外には結構無愛想だけどな)

アニ「サシャ、にんじんあげる」

サシャ「いいんですか!?」

アニ「私にんじん好きじゃないんだ」

サシャ「わぁぁあっ!嬉しいです!ありがとうございます!」

アニ「遠慮しないで食べてね!」

ミーナ「好き嫌いすると身長伸びないよ?」

アニ「大丈夫。私の栄養は胸に行ってるだけだから」

クリスタ「……」

ユミル「クリスタの栄養はどこ行ったんだろうな」

クリスタ「私もアニと同じ年になったら大きくなるもん…」

アニ「大丈夫!クリスタもすぐ大きくなるって!」

クリスタ「えっ!ぅ…うん、ありがとう」

アニ「私より身長小さい子って可愛い。大好き」

クリスタ「えっえっ!え!?」

ユミル「おい、私のクリスタ口説くなよアニ」

ライナー「照れてるクリスタ、本当に天使過ぎる。俺も大好きって言いたい」

ベルトルト「ライナーが言うのとアニが言うのとじゃ反応も変わっちゃうよ…」

ライナー「駄目か?」

ベルトルト「冗談だよね?ライナー」

ベルトルト「僕には君とアニしかいないんだからさ…」

ライナー「心配するな」

ベルトルト「はぁ…」

ライナー「でもまぁ、アニも孤立しなくて嬉しそうだな」

ベルトルト「うん…それはね、良いと思うんだ」

ベルトルト「こんな状況だけど、またアニの笑ってる顔見れるのは嬉しい」

ライナー「他の野郎共に惚れられるかもな」

ベルトルト「それは嫌だな…」

ライナー「ほう、何でだ?」

ベルトルト「うわ、ニヤニヤしないでよ」

アニ「サシャも大きい」

サシャ「ひゃっ!?やめて下さいよアニ!こんなところで…!」

アニ「じゃあ…続きはベッドでだね」

ミーナ「アニ…セクハラだよ」

クリスタ「わあ…」

ユミル「どうかしたのかお前は」

アニ「ん?私は元々こうだよ」

エレン「何そわそわしてんだよミカサ」

ミカサ「い…いえ別にそわそわなんて」

アルミン「ミカサもたまには女の子たちと仲良くご飯食べたって良いんだよ?」

ミカサ「私は…少しでも二人との時間は大切にしたい。それに、皆とは宿舎で一緒なので」

エレン「お前に友達が出来るって、何か俺まで嬉しいな」

アルミン「あはは、僕もだよ」

アルミン「やっぱり女の子だなぁ、ミカサは」

ミカサ「そんな事は…」

ジャン「なあマルコ、あれは俺たちの班のアニ・レオンハートだよな?」

マルコ「うん、そうみたいだね」

ジャン「随分と明るくなってるみたいだが」

マルコ「班でも少し馴染めてない方だったし、良かったんじゃないかな?明るくなって」

ジャン「まぁ…そうか」

マルコ「女の子は気まぐれなんだよ、きっと」

ジャン「そんなもんか?」

マルコ「良い事だよ、仲良くなれるといいね」

ジャン「チームワークが良くなればいいけどよ」

マルコ「あ、アニがこっち見てる」

ジャン「……」

ジャン(おぉっ!?手降ってきた…)

マルコ「可愛いね」

ジャン「不覚にもな」

アニ「食べ終わったなら食器洗いに行こう、ミーナ」

ミーナ「はーい、了解」

クリスタ「あ!私も行く」

ユミル「私が器持ってやるよ、クリスタ」

サシャ「私は皆の残り物食べてからにします」

アニ「じゃあ待ってるよ。皆で一緒に宿舎に戻ろう」

サシャ「あ…!なるべく急ぎますね!」

アニ「いいって、ゆっくり食べな。急かしたみたいで悪いね」

ユミル「なーにすっかり中心人物になってんだよお前は」

アニ「そう見えるの?えへへへ!」

ユミル「な…何笑ってるんだ…」

クリスタ(アニってこんなに話しやすかったんだ!私、誤解してたなぁ…)

サシャ「お待たせしましたー!お腹いっぱいです!」

アニ「ブラウス訓練兵、頬に付いてるぞ」

サシャ「ひぃやぁあっ!?」

ミーナ「ちょっとぉ…!妬いちゃうんだけど…」

アニ「挨拶みたいなモンだよ」

ミーナ「じゃあ私は口にキスしてよ」

アニ「え…恥ずかしいよ…」

ミーナ「今のアニが掴めない」

ユミル「アニのヤツ…何かが弾けちまったみたいだな」

クリスタ「サシャとあんなに仲良かったっけ…」

ミカサ「………」

ミーナ「じゃあ、皆で食器洗おう!」

ユミル「混む前に行くか」

ミカサ「あ……」

エレン「……」

アルミン(何かミカサだけ仲間外れみたいに見えちゃうな…)

エレン(何で俺の胸が苦しくなるんだ)

ミカサ「美味しいね、エレン、アルミン」

エレアル(可愛い)

エレン「何が美味しかったんだ?ミカサ、ちょっとやるよ」

アルミン「僕も!食べさせてあげる!」

ミカサ「ふふ…、私は二人のおかげで充分満足している。」

エレン「そうか?へへ…」

アルミン「えへへへ」

ミカサ「ありがとう…」

ジャン(……混ざりたい)

アニ「あはっ!あははっ!」

ミーナ「アニ!洗剤で遊ばないのっ!」

アニ「見て見て!クリスタ!!」

クリスタ「すごーい!どうやったの!?」

ユミル「ガキだな…いや、ガキだけど」

サシャ「ふんふーん♪」

アニ「ふんふふーん♪」

ミーナ「んっんー♪」

クリスタ「ふふーん♪……っ!」

ユミル「照れるくらいなら最初から混ざらなきゃ良いだろ…」

ライナー「見た?あの天使」

ベルトルト「ああ…、金髪の綺麗な天使が…」

ベルトルト(やっぱりアニは皆と笑ってるほうがいいね…)

ベルトルト(この世界の現実が、全部夢だったらいいのに)

アルミン「僕が片付けるよ」

エレン「何言ってんだよ、俺も洗う」

ミカサ「私も…!」

エレン「俺たちの食事、準備してくれただろ?大丈夫だから座ってろよ」

アルミン「食べてすぐだし、ゆっくりしてて?」

ミカサ「……うん」

ミカサ(二人はいつも優しいけれど、今日はやけに…)

ミカサ「はぁ…」

ミカサ(女の子、か)

アニ「だーれだ」

ミカサ「!?!?」

アニ「アニ・レオンハートでしたっ!」

コニー「いや誰だよ」

ジャン「同じ班のアニだ。受け入れろ、あれはアニだ」

ミカサ「あ…」

アニ「へへ…、皆で一緒に宿舎行こう!」

ミカサ「エレンとアルミンが…」

アニ「じゃあ一緒に待っててもいい?」

ミカサ「う…うん」

サシャ「ミカサ!今日はまくら投げしましょう!」

アニ「駄目だって、周りの子たちにぶつかるじゃん、ね?ミカサ」

ミカサ「ふふ…」

クリスタ「じゃあ、暑いし…怖い話とか!」

ユミル「怖い話って…せいぜい巨人の話くらいしか…」

クリスタ「あのね!世の中には心霊というものが…」

アニ「ミカサが居れば怖いもの無しだよ」

ユミル「はは、確かにそうだ」

ミカサ「それは褒め言葉として受け取っておく」

エレン「戻りにくいな…」

アルミン「ミカサが女子に囲まれてるよ…」

エレン「何か怖ぇえ」

アルミン「分かるよ」

エレン「……ミカサ笑ってるな」

アルミン「楽しそうだね」

エレン「やっぱり年頃になると男とばっかいる訳にはいかないのか?」

アルミン「寂しいけど…僕たちには話せない話とかもあるだろうしね」

エレン「なぁ、見ろよ…普通の女の子じゃねぇか」

アルミン「本来あるべき姿だね」

エレアル「可愛い」

アニ「エレンと、アルミン。戻ってきたね」

ミーナ「ミカサ借りてたよ」

サシャ「一緒に寝るんで連れて行きます!」

エレン「あ…、俺の妹が世話になって」

ミカサ「違う。家族なのは確かだけれど私が姉の方が正しい」

エレン「いいや、妹だ」

ユミル「うわ…、お互い過保護そうだな」

クリスタ「こんな状況じゃ皆過保護にもなるよ~…」

アルミン(わっ!?クリスタまで居たんだ)

アニ「アルミンも行こう!」

アルミン「え?…僕が送って行くって事?」

エレン「なら俺も行く」

アニ「………?」

アルミン「………?」

ミーナ(同じ方向に首傾げてる。可愛い)

アニ「ごめん、もしかして男子だった?」

アルミン「は」

ユミル「ブフッ!!!」

エレン「何言ってんだよアニ…」

ミーナ「最初は見間違えるかもしれないけど…一年経ってそれは…」

アニ「いや、ごめん、多分…今まで話した事無かったからさ」

アルミン「あ…そうだね、僕も配膳の時初めて会話したような」

アニ「モテるでしょ。中性的な顔って」

アルミン「そんな事…ないよ!」

ミカサ(アルミン…?)

ユミル「中性的な顔がモテるなら私はどうだ?」

アニ「は?ユミルなんて普通に女の子だよ」

サシャ「綺麗です!」

ユミル「…っ馬鹿」

クリスタ「照れてる~!」

ミーナ「私はミカサが好みかなぁ」

ミカサ「私はエレン」

アニ「アルミンは?」

ミカサ「別腹」

アニ「えっ!食べ物!?きゃははっ」




エレン「何か緊張しちまった」

アルミン「わ…分かるよ」

ユミル「あー、ブーツ蒸れるわー…」

ミーナ「素足、快感」

クリスタ「ちゃんと揃えようよ!」

ミカサ「クリスタの言う通り」

アニ「早くお風呂入っちゃいたいね」

サシャ「皆で一緒に入りますか?」

アニ「うん!」

ユミル「へ~…。昨日までは人少ない時間帯にしか入らなかったのにな」

アニ「裸の付き合いってさ、やっぱり大事だと思うんだよね」

サシャ「や…やめてください…」

ミーナ「アニはサシャの胸お気に入りだね…」

ミカサ「危険な香りがする」

アニ「え?危険な香り?」

ミカサ「アニ、ブーツを嗅がせるのはやめて欲しい」

アニ「くふふ」

ユミル「ブッ!!あっはっはっ!お前最高だよ!どうしちまったんだ本当に!」

サシャ「訓練兵のブーツなんて兵器並みですよ…」

アニ「これで巨人が倒せるって?失礼だね、サシャ」

サシャ「嗅がせないでください!」

クリスタ「乾きにくいしあまり洗えないからね…休日になったら洗おう?」

ミーナ「そうだねー。雨の日の次の日なんか最低だし」

ミカサ「木炭を入れておけばいい。消臭に良いと母に教わった」

アニ「へー、足が黒くなったりしないの?」

ミカサ「意外と大丈夫だと思う」

ミカサ「さっきの匂いは破壊的だった。ので、実践するといい」

アニ「私のが特別匂うって訳じゃないから!まったく…」

ミーナ「ほらほら!行くよ!」

ミカサ「分かった」

ユミル「アニ、何ポカーンと口開けてんだよ」

アニ「あれ、開いてた?…気が緩んでたかもね」

クリスタ「ふふっ!アニってずっと無表情だったから…珍しい顔見ちゃった!」

ミーナ「やっと心開いてくれた感じ?」

ユミル「お口の緩い子はお股も」

クリスタ「ユミルっ!!」

アニ(大丈夫)

アニ(気は緩んだって心は開いてない)

アニ(ただの暇つぶし)

アニ(寂しいから、気まぐれで構ってるだけ)

アニ(だから、大丈夫)

アニ「ブラウス訓練兵、なぜ逃げる」

サシャ「ミカサァ!!助けてくださいっ!」

ミーナ「何で私じゃないの?アニ」

ミカサ「アニ、はしたない」

アニ「ミカサの筋肉凄いね。触っていい?」

クリスタ「うぅ…やっぱり私が一番小さい…」

ユミル「なぁ、揉むとデカくなるらしいぞ。知ってたか?クリスタ」

アニ「あ…っ熱い…っ」

ミカサ「アニ…腹筋に頬ずりしないで欲しい…」

サシャ「ミカサ赤くなってます」

ミーナ「サシャもムスっとして。追いかけてもらえなくて拗ねてるんでしょ?」

サシャ「ミーナこそアニに構ってもらえなくていじけてるんじゃないですかー?」

クリスタ「何か皆仲良くなってるね」

ユミル「まぁ…今までは成績上位のミカサとアニなんかは近寄りがたかっただろうしな」

ユミル「お前とサシャは別として」

ユミル「いつも一人でどっか行くようなアニが、あんなに明るく笑うもんだから周りも気が楽になったんだろ」

クリスタ「すごいなぁ…。ミカサまで普通の女の子みたいに笑ってるもん」

クリスタ「私には出来ないよね、あんな風に皆を笑顔になんか」

ユミル「お前は自分が思ってる以上に人の支えになってると思うけどな」

クリスタ「ユミル…」

アニ「大きくなぁーれ」

クリスタ「」

ユミル「ブフッ!!」

クリスタ「やめてアニ!他の人に触られた事無いんだからっ!」

アニ「あんたの胸言うほど小さくないよ。」

クリスタ「え…ありがとう…!」

ユミル「くく…っ良かったな、クリスタ」

ミーナ「私のは!?私のも触って!!」

ミーナ(こらっアニ!セクハラが過ぎるよ!)

サシャ「フーッ」

ミカサ「何なのこれは」

アニ「きゃはははっ!」

ミカサ「……ふふっ」

アニ「髪ほどいてるとさ、私たち似てない?」

クリスタ「そうかな?」

ユミル「天使クリスタ様に似てるなんて図々しいぞ」

クリスタ「何言ってるの…」

アニ「うん、クリスタのほうが可愛いけどさ!」

ミカサ「二人ともとても可愛い。金色の髪にはっきりとした顔立ちが羨ましい」

アニ「好みの問題だよね。ミカサは金髪にしたいって思ったりするの?」

ミカサ「私の薄い顔には似合わない…ので」

サシャ「ミカサは黒が一番似合うと思います!黒目がちな目が映えますし!」

ユミル「私以外は皆可愛いから安心しろよ」

ミーナ「あっ…」

アニ「いやいやいや、ユミルだって可愛いって」

ミカサ「スタイルも良い」

サシャ「恩人様は意外と謙遜するんですね…」

ユミル「外見にはこだわってねーよ」

クリスタ「………」

アニ「どうしたの?早く髪乾かしなよ」

クリスタ「あ、あのね…アニ。私、ユミルにプレゼントがしたいの」

アニ「プレゼント?」

クリスタ「あっ!もう!しーっ!」

アニ「ごめんごめん」

クリスタ「これ…見て?」

アニ「…ずいぶん高そうなバレッタだね」

クリスタ「ユミル最近髪の毛伸びてきたでしょ?私が使ってた物なんだけど似合うだろうなって」

クリスタ「でもね、さっきの話聞いたら…そんな物いらないって言われそうで…」

アニ「クリスタからなら受け取ると思うけど?」

クリスタ「そうかな…」

アニ「さり気なく付けてあげたら?ユミルはクリスタからの好意なら喜んで受け取るって!」

クリスタ「う…、じゃあアニ…隣にいて?」

アニ(天使)

アニ「いいよ、分かった」




アニ(あぁ、この子達は死んじゃうんだよね)

アニ(何にも知らないくせに呑気だなー、なんて思ってたけどさ)

アニ(この子達が何かしたの?)

アニ(どうせ滅びるから)

アニ(そう思って虫けら同様の目線で接してきた)

アニ(私に笑顔を向けてくる皆は)

アニ(とくに産まれてきた意味を見出せずに死ぬんだね)

アニ(可哀想)

アニ(ただの家畜みたいだ)

アニ(本当に)

アニ(馬鹿らしい世界だ)

エレン「おい?」

アニ「あ?」

エレン「お前…何ぼーっとしてんだよ…」

アニ(あ…訓練中だったっけ。昨日は…どうなったんだ?)

エレン「よだれまで垂らして…普通じゃねぇよ。具合悪いのか?」

アニ「いや…寝不足でさ」

エレン「ほら、これで拭けよ」

アニ「ん、どう、も」

エレン「……」

アニ「ありがとう…」

エレン「アニ?」

アニ「っく…ごめん、気にしないで」

エレン「何泣いてるんだよ…?悪かったな、手加減してなくて…」

アニ「私はか弱いんだからね!」

エレン「はいはいお姫様」

アニ「いや真面目に!」

エレン「でも泣くなんて珍しいな…体調悪いなら無理すんなよ…その、今ならサボりも見ないフリしてやる」

アニ「あはは…大丈夫だって」

エレン「そうか?」

アニ「本当に心配そうだね?」

エレン「わ…笑うなよ…。仲間なんだから、心配するのは当たり前だろ」

アニ「ふふ…、そろそろ誰かさんが来るかなー」

エレン「え?」

ライナー「」

エレン「うわ!?」

ミカサ「アニ」

アニ「もうミカサ!私はあんたが一番好きだって!」

エレン「…は?」

ミカサ「な…なら…、良い」

ライナー「は?」

エレン「は?」

アニ「はいはい、ライナー早く起きて」

アニ「起きれるよな?」

ライナー「おう」

アニ「エレン、悪いけどミカサと組むから」

エレン「あ…あぁ」

サシャ「夢のカードが!!」

アニ「ミカサ、本気で来なよ」

ミカサ「もちろん、そのつもり」

アニ「よーし」




ミカサ「………」

アニ「あんたが力出すほど、あんたにかかる負担も大きくなるって事だよ」

マルコ「やっぱりアニが勝ったね…」

エレン「すげぇ…すげぇよ!アニ!」

サシャ「アニとは喧嘩したくないですね…」

アルミン「……力が弱くても…技術があれば……」

ライナー「さすがのミカサもひっくり返ったな」

アニ「ほら、ミカサ…」

ミカサ「大丈夫、一人で立てる」

アニ「砂が付いちゃったね、後ろ向いてて」

ミカサ「……ありがとう…今度、私にも教えて欲しい」

アニ「ふふ、分かったよ」

ミカサ「アニは…強い」

アニ「……そう、かな…ありがとう」

ユミル「…何ニヤニヤしてんだよ、クリスタ」

クリスタ「ふふ…似合ってるよ、ユミル」

ユミル「はいはい、ありがとさん。あいつらも決着ついたし、ぼちぼちやるか」

クリスタ「うん!」

クリスタ(アニの言うとおり、すんなり受け取ってくれた)

クリスタ(金目の物ならありがたく、なんて言ってたけど…)

クリスタ(使ってくれて嬉しいな)

アニ「………」

エレン「俺にもミカサにやったやつ!!教えてくれよ!」

アニ「痛いのは嫌なんじゃなかったの?」

エレン「あのミカサを倒したんだぞ!すげぇよお前!」

アニ(ミカサ…、私がエレンといると嫌なんだろうな)

アニ(取らないで欲しい)

アニ(そんな顔してたよ)

アニ(あんたが一番好き、なんて言葉だけじゃ安心しないだろうし。後で機嫌取りするしかないね)

アニ「あんたさ、もう少し女の子の気持ち考えた方がいいよ」

エレン「は?何だよそれ」

アニ「はぁ…」

アニ「技はミカサに教えるからさ、あんたはミカサに習ってよ」

エレン「何でそんな回りくどい事すんだよ」

アニ「何?そんなに私に教えて欲しい訳?」

エレン「は…?俺はただお前の技を」

アニ「うん、だからミカサに教えるから。次から一緒に組んであげなよ」

アニ「誘われてるのにいつも私のとこ来てさ」

エレン「何怒ってんだよ…まあ、そう言うならそうする」

アニ「悪いね、あんたが嫌いな訳じゃないんだけどさ」

ミーナ「お疲れ様ー」

アニ「あぁ、うん」

ミーナ「何ー?元気ない?疲れた?」

アニ「いや、何でもないよ」

ミーナ「…?また前のアニに戻ったみたい」

アニ「ふふ、何それ」

ミーナ「えへへ」

クリスタ「アニ!ミーナ!一緒に宿舎戻ろう!」

ユミル「集団で歩くの好きじゃないんだけどな」

サシャ「いいじゃないですかー!早く着替えてパンを食べましょう!!」

アニ「そうだね、行こうか」

ミーナ「ちょっとサシャ!?アニの隣は私だから!私のポジション奪わないでよね!」

サシャ「アニは私がお気に入りですよね?」

アニ「皆好きー」

ミーナ「一番は私だって分かってる。分かってるから言わなくていいよ」

サシャ「ミカサが一番とか言ってませんでした?」

ミーナ「聞こえない」

アニ「皆一番だから!」

クリスタ「私も皆が一番好き!」

ユミル「おいおい、私はクリスタが一番なのにそんな事言うのか?」

ミカサ(皆、一番……?)

アルミン「ミカサ」

ミカサ「!!何…?」

アルミン「皆と一緒に行ってもいいんだよ?」

エレン「そうだぞ。俺たちに気を使わなくても…」

ミカサ「違う。私が、二人と居たいだけ」

エレン「まだ照れてんのか?アニだって積極的に…」

ミカサ「大丈夫だから」

エレン「大丈夫って何がだよ」

ミカサ「私は二人と居る」

アルミン「エレン、ミカサがこう言ってるんだ。もういいだろう」

エレン「…そうかよ」

アルミン「ミカサが僕たちを大事に思ってくれてるって事なんだしさ」

エレン「俺だってミカサを思って言っただけだ」

ミカサ(アニ、アニって…。エレン…)

ミカサ(私たちは三人で居るのが一番…)

ミカサ(もし、エレンとアルミンが)

ミカサ(私よりアニを必要とするようになったら)

ミカサ(それに…私は一対一で、アニに負けた)

ミカサ(私の居場所を…奪われたら…?)

ミーナ「あ、アニ!また嫌いなものサシャにあげてる!!」

アニ「ミカサ、今日は一緒に食べようよ」

ミーナ「無視ー?」

ミカサ「……食事の時はエレンとアルミンと一緒がいい。ので…」

クリスタ「じゃあ、私たちも混ざっていいかな?」

ミカサ「!!?」

アニ(おーっと…。なるほどね、予想以上に幼馴染に執着してたみたい)

ミーナ「アニってばー」

エレン「いいんじゃないか?ミカサ」

アルミン「わー…、何か照れるな」

ミカサ「…エレンが、言うなら…」

サシャ「残飯が増えるといいですね…へへ」

アニ(うーん、どうしようね。さっそく座っちゃったしクリスタたち)

ミカサ「……」

アニ「ん?」

ミカサ「…っ」

アニ(ジッと見てたくせに無視かい)

アニ「じゃあ私はミーナの隣で」

ミーナ「っ!!アニッ!!信じてたっ!!」

アニ「あはは!何言ってんの。離して」

ミーナ「私…アニがいなきゃ…」

アニ「はいはい、寝る前に聞いてあげるからね」

ユミル「へー、アニが端に座るのか」

ミカサ(…何で私を見るんだろう)

アニ「ミーナが端に居ただけだよ」

クリスタ「皆で話す時は真ん中だったからちょっと新鮮だね!」

アニ「新鮮って…あは、輪になって話したのなんて昨日が初めてでしょ?」

クリスタ「えへへ、アニが中心に居ると安心するなって」

ミカサ「……」

エレン「アルミン…」

アルミン「ああ…」

エレアル(食べにくい…!もの凄く食べにくい…!!)

アニ「たった一日で信頼し過ぎだよ」

アニ(あー、駄目だね。ベルトルトの言う通りかもしれない)

サシャ「アニのお陰でたくさん食べれますから!」

ユミル「嫌いなもん押し付けられただけだろうが」

クリスタ「あはは」

ミーナ「サシャばっかり!私だって食べれるのに!」

アニ(いや…、そんな事よりも)

ミカサ「………」

アニ(ミカサの嫌そうな顔…。あれは小さい頃女子と馴染めなくて男子とばっか遊んで育ったな)

アニ(仲良い男子が他の女子と仲良くすると気に入らないタイプ…)

アニ(あ、私も昔はそうだったか)

アニ(そんな単純なものなのかは分からないけどね)

アニ「……」

ミーナ(また口開けてぼーっとしてる。はしたないなぁ)

ミーナ「ア」

アニ「ミカサはさ、嫌いな食べ物とか…ある?」

ミーナ「……」

ミカサ「いえ、特に」

アニ「へぇ、そうなんだ!さすがだね、身長も高いし髪も綺麗だもんね。…やっぱり私みたいに好き嫌いしてると」

ミカサ「食べ物の好き嫌いが多い人は、人に対しても好き嫌いが激しいと聞いた」

アニ「へ…っ……へぇ…」

アニ(あ)

アニ(私、作り笑いしてる?)

アニ(何でだろう、今までは笑う事を我慢してたのに)

アニ(何、こんな奴らに)

アニ(気使ってるんだろう、私)

ユミル「へぇー、アニなんかよりお前の方が人に対する好き嫌い激しい気がするけどなぁ?ミカサ」

ミカサ「………」

アニ「…!」

アルミン「え…」

エレン「ん?」

サシャ「………」

クリスタ「ユ……っ!ユミル!」

ユミル「だってそうだろうが。さっきからつまんなさそうな顔して」

ミーナ(私は空気。お願い誰も話しかけて来ないで…!)

ミカサ「………別にアニが人に対して好き嫌いが激しいとは言ってない」

ユミル「そうか、それは悪かったな。」

ユミル「でもお前、今凄い顔してんぞ」

ミカサ「………」

クリスタ「やめなよユミル!せっかく皆で楽しく…」

ミカサ「楽しく、ない」

クリスタ「え…」

アニ「……」

アルミン(どうしよう)

エレン「何だ、どうしたんだよ」

サシャ(もう全員黙って食べんかい!……言えませんね)

ミーナ(無心になれ…音を立てずにスープを飲むことに集中するの!)

ベルトルト「え~…、喧嘩?アニも関わってるのかな…」

ライナー「ミカサとユミルが怒ってるみたいだが…」

ベルトルト「アニが怒ったら…僕はどうしたらいいんだ…」

ライナー「訓練中ミカサの事ひっくり返してただろ…」

ベルトルト「帰りたい…故郷に帰りたいよライナー…」

ライナー「ああ…」

ライナー(挙動不審なクリスタ可愛い。結婚したい)

マルコ「ミカサ…怒ってるね」

ジャン「昨日は仲良くしてたのに一日でコロコロ変わり過ぎじゃねぇか…?」

コニー「女ってのはな、複雑なんだ」

ジャン「……」

マルコ「……」

コニー「……」

コニー「なぁ」

ジャン「……」

マルコ「……」

コニー「……」

コニー「何で無視するんだ?」

ジャン「いや、別に…」

マルコ「ごめん、気にしないで」

コニー「おう!分かんねーけど分かったぜ!」

エレン「ミカサ…?」

アルミン「え…っと」

ミカサ「……いで」

ユミル「あ?何だよ」

ミカサ「っ…!!!」

サシャ「ああっ!!急に立ち上がったらスープがぁっ!!!」

ミカサ「エレンと…アルミンに近寄らないで……!!!」

クリスタ「……!?」

アニ(引き金は私かー…、まいったね。まぁ…)

アニ(いくらミカサとはいえ、まだ子供だから、なだめるのも難しくないよ)

ミーナ「アニ……」

アニ「し…っ、大丈夫だから」

エレン「ミカサ…座れよ」

アルミン「どうかしたの?話してよミカサ…」

ミカサ「私はエレン、アルミンと食事がしたいと言った…他の奴らは、いらない」

ユミル「…はっ。だってよ。どーれ、行くぞクリスタ」

クリスタ「あ…私が混ざりたいなんて言ったから…ごめんなさい、ミカサ…」

サシャ「え……」

エレン「ミカサ、座れ」

アルミン「少し落ち着くんだ…」

ミーナ「アニ…私たちも行ったほうが…」

アニ「しー!」

ミーナ「ふざけないでよね…」

アルミン「……」

ミカサ「アルミン、何でアニを見ているの?」

アルミン「え…」

エレン「ミカサ」

ミカサ「アニに助けを求めていたの?」

アルミン「そんなんじゃ…」

アニ「あ、ごめんミカサ。私がふざけてたから」

ミカサ「あなたには、聞いていない」

エレン「ミカサ!!!!」

ミカサ「…っ!!!」

エレン「お前…おかしいぞ?さっきから何言ってんだよ」

ミカサ「エレン…私は」

エレン「だいたいお前、昨日は女子と楽しそうに話してたじゃねぇか」

エレン「もう喧嘩かよ。俺の事言えないんじゃないか?」

ミカサ「………」

ミカサ「…そう、エレン…アルミン…」

ミカサ「私は…あなたたち二人が困ってる時…必ず…」

ミカサ「必ず味方して、助けた…のに」

アルミン「………!!」

エレン「おい……」

ミカサ「よく、分かった」

アルミン「あ……」

エレン「ミカサ…!!」

ミーナ「泣いてたよ…ねぇ、私たち何かしたのかな…」

アニ「まぁ、少なくともあんたは関係ないかな?」

ミーナ「あ、そう…」

ジャン「………」

マルコ「昨日の雰囲気とは真逆だね」

コニー「怖ぇーな。何で人間同士で争ってんだよ」

マルコ「それが人間だからね…」

ジャン「ミカサ……」

ジャン(声をかけてやりたいが…、言葉が見つからねぇしな)

コニー「敵は巨人だけでいい筈だろ??」






アニ「………」





アニ(行こうか)

ベルトルト「あぁ…っ!アニがミカサを追いかけて行った…」

ライナー「死人が出ないといいな」

ベルトルト「ライナー、やめてよ」

ライナー「冗談だ」

ベルトルト「そう…」

ライナー「ああ」

ベルトルト「……アニは何を考えてるんだ」

ライナー「大丈夫だ、あいつはどんな奴とも仲良くしてただろ?不自然なぐらい」

ライナー「明日にはまた笑ってる」

ベルトルト「だから…それが訳わからないんだよ…」

ベルトルト(仲直りするんじゃなくて、思い切り嫌いになったほうが…)

ミーナ「……」

アルミン「はは、置いてかれたね…」

エレン「…訳わかんねぇ」

アルミン「……僕は、何となく分かるかもしれない」

エレン「は?急にあんな風にキレる理由が?」

アルミン「んー…」

ミーナ「私も追いかけたほうがいいかな…?」

エレン「とりあえず飯は食えよ」

ミーナ「うん…」

アルミン「ミカサとアニは宿舎かな…少し心配だ」

ミーナ「あんな状態で宿舎に戻るとは思えないけど…」

アルミン「後でちょっと探してみようか…」

ミカサ「………」

アニ「やぁ」

ミカサ「何であなたが追いかけてくるの?」

アニ「私に怒ってるんだと思ったからね」

ミカサ「……」

アニ「あんたも泣いたりするんだ」

ミカサ「自分でも、よく分からない」

アニ「思春期だねー」

ミカサ「馬鹿にしている」

アニ「そんな事ないさ。隣…座るよ」

ミカサ「………」

アニ「まあ…あんたが思ってる事は何となく分かるよ」

ミカサ「いえ、分かる筈がない」

アニ「そう?なら教えてよ」

ミカサ「自分でも分からないのだから、教えられる筈がない」

アニ「そう来たか」

ミカサ「……何でそんなにヘラヘラさしているの…?」

アニ「ん?なら、どうして欲しいいのさ」

ミカサ「アニは急に変わり過ぎだ」

アニ「怖い?」

ミカサ「……?」

アニ「私が変わったから、周りも変わったって思ってるんじゃないの?」

ミカサ「………」

アニ「あはは…、集団生活ってさ、馴れ合えば馴れ合うほど…面倒なのかもしれないね」

アニ「だから私は…あんた達と馴れ合うつもりは全然なかった」

ミカサ「………」

アニ「でも、さ。昨日みたいに皆で仲良くするのって、そんなに楽しくない事だった?」

ミカサ「………」

アニ「私は」

ミカサ「あの」

アニミカ「どうぞ」

アニ「ふふ」

ミカサ「あ……」

アニ「聞かせてよ、ミカサ」

ミカサ「……っ」

ミカサ「ごめん、なさい…」

ミカサ「私は…」

ミカサ「幼い頃…エレンとアルミン以外の…友達…?が、いなかった…ので」

アニ「うん」

ミカサ「仲良くしようとも、思ってなかったのだけれど…」

アニ「そっか」

ミカサ「私はいつも、エレンとアルミンと一緒だった」

アニ「……」

ミカサ「けれどたまに、二人は私を置いて秘密の話をしたり…二人だけの遊びをしていて」

ミカサ「……」

アニ(あ…少し笑った)

ミカサ「そして、よく喧嘩やトラブルに巻き込まれていた」

ミカサ「そんな時に私が駆け付けて…二人を助ける」

ミカサ「その時は二人と堂々と肩を並べられている気がした」

ミカサ「私がもし二人と同じ男の子だったらと、思う時があった」

ミカサ「私が二人と一緒にいるためには…強くなくてはいけない、助けて、守るために」

ミカサ「けれど…」

アニ「私に、倒された」

ミカサ「…ええ、おまけにエレンもアルミンも、あなたを慕っている」

アニ「ん…?そう?」

ミカサ「皆、慕っている…」

アニ「………」

ミカサ「私はあなたのように上手く皆と馴染めない」

アニ「そんな事ないんじゃないの?」

ミカサ「あなたが…羨ましいのかもしれない」

アニ「……」

アニ(馬鹿だね。よくそんな事言えるもんだよ)

アニ「私は、あんたが羨ましいけどね」

ミカサ「それは」

ミカサ「私の…エレンとアルミンと一緒にいるという立場を…奪いたいって事…?」

アニ「は」

アニ「あはっ!?」

アニ「きゃははははっ!!!!!」

ミカサ「!?!?!?」

アニ「そんな立場いらないよ!!あはははっ!!!」

ミカサ「え…えっ」

アニ「あんたは大事にされてるよ、あの二人のお姫様なんだから。他の女の子には取られたくないんでしょ?」

ミカサ「い…いえ、お姫様ではなく…」

アニ「あんたが心配するような事は起きないよ」

アニ「男だったら、なんて思う必要もない」

ミカサ「……なら私は…」

アニ「さ、また皆でふざけて笑おう」

ミカサ「そんな…事」

アニ「皆気にしちゃいないさ」

アニ「案外さっぱりした奴ばかりなんだからね」

ミカサ「……」

ミカサ(女の子…か…)

ミカサ(………)

ミカサ「分かった」

ユミル「あぁ、なんだ。もういいのか?」

クリスタ「ミカサ…本当にごめんね…?」

ミカサ「あの…さっきは」

ユミル「いいって、そんなにお子様じゃないからな、私は。終わったなら行こうぜ」

ミカサ「え…っでも」

サシャ「フーッ…行きますか!」

アニ「その顔さ、一度鏡で見たほうがいいよ」

ミーナ「あ…!アニ、待ってよ!!」





エレン「……なぁ」

アルミン「分かるよ」

コニー「嵐のようだったな」

ジャン「もう分かんねぇ。俺女じゃなくて良かったわ」

マルコ「あはは…」

ライナー「な?大丈夫だったろ」

ベルトルト「はぁ…」

ベルトルト(何で)

ベルトルト(僕たちが)








ベルトルト「……」

ミーナ「それでね、私が上位の皆と仲良く話せるのだってね…」

アニ「うんうん」

サシャ「どうですか!?ミカサの髪が長くなりました!」

ユミル「お前がミカサの背後から自分の髪垂らしてるだけだろ」

クリスタ「ミカサは長い時も可愛かったよね!」

ミカサ「邪魔になる…から…」

クリスタ「私も立体機動の時は結んでる!」

ユミル「まあ…私もまとめてるな」

ミカサ「クリスタからのプレゼントだと聞いた。ユミル…とても可愛い」

ユミル「可愛…っ!?」

サシャ「赤いバレッタですか~…何か華やかですね」

ユミル「私の地味な顔のおかげで映えるだろ」

クリスタ「ユミルはまたそんな事言って!!」

ユミル「逆にクリスタならどんな地味な格好しても美しさが際立つってもんだ」

ミカサ「確かに服装はシンプルだけど、クリスタの良さが引き立っている」

サシャ「ミカサのマフラーも特徴的ですよね!冬じゃなくても巻いてるんじゃないですか?」

ミカサ「これは…大事な物だから」

ユミル「へぇー」

ミカサ(ニヤニヤしている…)

クリスタ「サシャはポニーテールの印象が強いよね」

サシャ「そうですか?」

ユミル「いや芋だろ」

ミカサ「アニと言えば…パーカー」

ユミル「あー、確かに」

ミーナ「だからね、私なんかアニがいなきゃね…」

アニ「そんな事ないよ、あんた可愛いって話題だよ?」

ミーナ「え!?本当に!!?」

クリスタ「ミーナはあの髪型だよね」

ユミル「んふ」

サシャ「可愛いですよね!」

ミカサ「皆…それぞれ違う…」

ユミル「まぁ、そうだろ……」

クリスタ「あっ!!」

クリスタ「何か皆でお揃いの物!!買ったりしない?」

ユミル「はは……気持ち悪りぃよ」

クリスタ「何で??」

サシャ「買い物ですか~…次の休みはいつなんでしょうね……」

ユミル「まだまだじゃないか?」

クリスタ「お守りに!いつも身に付けられるような…」

サシャ「髪留めなんてどうですか?」

ミカサ「髪留めが必要なほど長くないし…」

ユミル「私はこれがあるからいい」

クリスタ「じゃあ…」

クリスタ「ちょっと!アニとミーナも混ざってよ!」

アニ「え?なに?」

ミーナ「だからずっと友達でいてね?」

アニ「ミーナ、ちょっと中断」

ミカサ(女の子らしい遊びも、アクセサリーや可愛らしい服も、どうでも良かった)

ミカサ(でも、今は少しだけ、楽しいと思える)

ミカサ(本当に、ほんの少し…けれど、この世界ではあまりにも暖かい…)




エレン「俺と組もうぜ」

ミカサ「…!エレン…?」

エレン「何だよ」

ミカサ「アニと組むんじゃ…?」

エレン「お前、技教わったんだろ?」

ミカサ「うん…」

ミカサ(あれは)

ミカサ(凄い訓練だった…)

ミカサ「アニ……どうやって抜けたら…いいの?」

アニ「さぁ…力入れれば入れるほどキツくなるよ…?」

ミカサ「んん…っ」

アニ「あはは」

ミカサ「分かった…やり方は…分かった…ので」

アニ「本当?」

ミカサ「んく…っ!?」

ユミル「おーい離してやれよ…」

サシャ「ミカサがあんな風になるなんて…!」

アニ「はいよ!よしっ!」

ミカサ「はぁ…はぁ…」

アニ「じゃあ、私にやってみて」

ユミル「おいおい…死ぬんじゃないのか…?」

サシャ「技をかけた時のアニ…イキイキしてましたね」

ユミル「無邪気だった」

サシャ「そうですか?」

ユミル「……」




アニ「んんんんっ!!!!」

ミカサ「ふふ…あははっ」

アニ「オッケー!合格!!終了!」

ミカサ「本当に…そう?」

アニ「うんっ!うんっ!」

ユミサシャ「ぎゃははははは!!!!」

ミカサ「ふふ…」

エレン「何笑ってんだ?」

ミカサ「ううん、でも何で今日は私と?」

エレン「お前とアニが対決した日にさ、次からはお前と組めって」

ミカサ「………」

ミカサ(そうか、自分からではなく…アニに言われて)

ミカサ(……いや、感謝するべきか)

ミカサ「では、始めよう、エレン」

エレン「ああ、お前に教わるなんて情けねぇけど」

ミカサ「…なぜ?」

エレン「お前より強くないと格好つかないだろうが」

ミカサ「私がエレンより弱くても…いいの?」

エレン「は?……まぁ、強いお前より、強くなりたいな。負けたくないし」

ミカサ「それではエレンを守れない…」

エレン「…お前がさ、女子と喧嘩して…言っただろ?」

エレン「いつも俺たちを助けてるのに、ってさ」

エレン「俺も助けてやれるように強くなるよ」

エレン「あの時は…ちゃんと話してやれなくて悪かった」

ミカサ「エレンじゃないみたいだ」

エレン「うるせーな…」

ミカサ(アニの影響だろうか)

ミカサ(前よりは…巨人の事ばかりではなく、周りに目を向けるようにもなっている)

ミカサ(…ありがとう)

アニ「次はあんたなの」

アルミン「笑わないでよ…」

アニ「あんたら三人して同じ事してるからさ」

アルミン「…僕だけ覚えられないのは嫌だし…」

アニ「ふふ、まぁ…いいよ。これはあんたみたいな力の弱い奴が覚える技だからね」

アルミン「僕にも…出来るかな」

アルミン「……いや、やってやる」

アニ「へぇ~…」

アルミン「何だい?」

アニ「何でもないよ、まずはあんたからだ。来な」

アルミン「う…わ!?」

アルミン「…っくそ…っ!!」

アニ「立ちなよ。どう?どうしてひっくり返ったか分かった?」

アルミン「ああ…」

アニ「頭がいいね」

アルミン「どうも」

アニ「訓練中のあんたってそんな怖い顔するんだね」

アルミン「あ…いやっ、ごめん」

アニ「褒めてるのさ」

アルミン「…っ!?」

アニ「次は私が行くから、さっきの技、やり返して」

アルミン「え、でも出方が分かってちゃ」

アニ「避けないよ」

アルミン「えぇ…」

アニ「よし、行くからね」

アルミン(大丈夫だ。出来る…出来る)

アルミン「ッ!!」

アニ「!」

アニ「…っと、あははっ!」

アルミン「出来た…!」

アニ「飲み込み早いね」

アルミン「ありがとう…!アニ!」

アニ「いえいえ、まぁ…頑張りなよ」

アルミン「??」

アニ「あんたたち三人って似てるんだろうね」

アルミン(え…全然どこも似てないだろう…)

アニ(肺に吸い込まれる空気が重く感じる)



ジャン「お前ら、卒業が近いからって手抜くなよ」

マルコ「ああ」

マルコ(アニの前だと随分格好つけてるな…)

アニ「んん~…」

コニー「おいアニ!!石ころ投げて遊んでる場合じゃないだろ!俺でも分かるぞ!」

アニ「あー…」

ジャン「おい?」

アニ「ジャン…」

ジャン「何だよ、いいから立てよ」

アニ「はぁ…そんな言い方してるようじゃモテないよ。抱き上げてよ」

ジャン「っ…ハァッ!?」

アニ「嘘に決まってるじゃないか」

ジャン「……」

マルコ「アニはジャンをいつもからかうね…。さぁ、とりあえずは走る準備だ」

アニ「重いんだよね…これ」

コニー「お前の体重よりは軽いだろ」

ジャン「ははっ!」

アニ「コニー…覚えてなよ…!」




アニ(ああ…)


アニ(重い)


アニ(やりたくない)


アニ(吐きそうだ)



アニ(そんなに真っ直ぐ)


アニ(前に進まないでよ)

アニ「……けら」

アニ「虫けら」

アニ「………」

アニ「はは……」

キース「レオンハート……貴様にはしては遅れてるようだが、卒業が間近だからと気を抜いているのか?」

アニ「……けら…はは」

キース「何を笑っている。まだまだ余裕があるようだな!!貴様は夕飯抜きで走り続けろ!!!」





アニ「虫けら…が」


アニ「あはは」

ベルトルト(ほら)

ベルトルト(こうなるだろ…)


ベルトルト(アニ……)

ベルトルト(どうしようも、無いか…)



アルミン(あ…アニだ…)

アルミン(はぁ…苦しい、でも珍しいな…僕の次に遅れてる…)



アニ「………よ」



アルミン「……?」



アニ「……よね?」


アルミン(…あ…追い付く…)

アニ「私、悪くないよね?」

アルミン「……」


アルミン「………」



アルミン(泣いてた?)

アルミン「……」

アルミン(体調悪かったのかな…声かけてあげたいけど…教官に見つかったらせっかくのアニの成績が…)



アニ「……」





アニ「置いて行かないで…」

アニ(ライナー、ベルトルト…)

アニ(最初からあんた達が…私を除け者にしなければ…)

アニ(皆と関わる事も無かったのに)

アニ(自分では…ちゃんと割り切れてるって、今でも思ってるよ)

アニ(でも今の私じゃ戦士にはなれないって事も、分かってるんだ)


アニ(ミカサ…)



アニ(あんたなら分かってくれる?)


アニ(どうしても守らなきゃいけないものがあって)

アニ(そのためには沢山の犠牲が必要で)

アニ(こんな世界じゃ馴れ合いなんて)

アニ(ただ面倒で)

アニ(邪魔で)

アニ(必要、無くて)



クリスタ「ふふ…照れるね」

アニ「うわぁお」

ミーナ「私までお揃いでいいのかな?」

ユミル「何謙遜してんだよ!」

ミカサ「皆で一緒」

サシャ「似合いますかね…」

クリスタ「バッチリ!」

ユミル「チッ…見つかると恥かしいから服の中入れておけよ。教官もうるさいからな」

サシャ「こうやって服の中に隠してる人って結構いますよね」

ミカサ(そう言えばエレンも…首から下げてたっけ)

アニ(…首を締めるような、圧迫感に…私は)


クリスタ「アニ…?お疲れ様」

ユミル「おい、聞こえるか?」

ミカサ「アニ…夕食はちゃんと取ってある…その、皆から分けてもらったから見た目は悪いのだけど…」

サシャ「私ももちろんアニに残してますよ!……大丈夫…ですか?」

ミーナ「アニ…!!!」

エレン「おい…体調悪いなら無理して出なくても大丈夫だったろ…」

アルミン「ほら、水だよ…ごめん、僕がちゃんと声かけてあげれば…」

ジャン「おいおい、無理なダイエットはよせよ」

コニー「そうだ!ジャンの奴ほとんど食わないでお前の分にしてたんだぞ!」

アニ「 」







アニ(とっくに限界だったよ)












アニ「ありがとう」

あわわわ
sageないで連続投稿とか最悪やん・・・
ごめんなさい・・・

>>114 いえいえ!!見て頂けて反応頂けるなんて凄く嬉しいです!

今までレスくださった方々ありがとうございます!

アニ(皆が分けてくれたのなんて)


アニ「ん…ッオェッ…!!ぅ……はぁ…」

アニ「食べれる訳ないだろ」

アニ「うぇ…っ」

アニ「あー…」

アニ「あぁ…あ…」


アニ「あああぁぁぁあああっ!!!!!!!」


アニ「あああっ!!!!」


アニ「うぁぁああああっ!!!!!!」


アニ(お父さん)

アニ(何で私なの)

アニ(誰か私の話を聞いて)

アニ(ただ笑って大丈夫だって言って)

ミカサ「アニ!?」

アニ「…!!」

ミカサ「今の叫び声は…」

ミカサ「…!」

アニ「あ、……その…間に合わなくて…」

ミカサ「あんなに走った後に…食べさせてしまったから…ごめん、私が片付ける」

アニ「自分でやるよ…ごめん、せっかく…皆が分けてくれて…いつもより多いくらいだったのに」

アニ「あは…もったいな…」

ミカサ「アニ…?」

アニ「ごめん、ね」

ミカサ「よく、頑張った」

アニ「私…汚いよ…ミカサの服まで汚れる…」

ミカサ「構わない」

クリスタ「あっ!ミカサ、アニどうだった!?」

ユミル「まったくあの足の速さは人間じゃないな」

ミカサ「気分が悪かったみたい…」

サシャ「ああっ!!あまり騒がない方がいいみたいですね…私水汲んで来ます!」

ミーナ「私は雑巾持ってくるから!」

ユミル「あっ、おい!あんまりバタバタ走るな!!」

アニ(暖かい…な)

ミカサ「………」

クリスタ「私の服…着れるよね、持ってくる」

ユミル「体洗ってからでいいだろ、アニも寝巻き…まだあるよな?」

アニ「うん…」

ユミル「いつもヘラヘラして…本当にそれがお前の素か?無理して笑顔でいられても困るんだがな」

アニ「はは…素の、筈なんだけどね…」

クリスタ「アニ…」

ミカサ「何か、悩んでいる事があるの?」

アニ「……い…や、はは…」

ミカサ「話したくない事は誰にでもある。辛くなったら理不尽でも構わないから私にぶつけて」

ミカサ「私なら受け止められるから」

アニ「あはは…なるほど…ミカサの腹筋にパンチだ」

ユミル「……」

クリスタ「……」

ミカサ「……今日はゆっくり休もう」

ベルトルト(そろそろ…だ。また三人で集まらないと…)

ベルトルト(……)

ベルトルト(ライナーもアニも…やれるのか…?)

ベルトルト(アニのあんな顔)

ベルトルト(見たくなかったなぁ)











コニー「うぉ、またベルトルトが上から落ちてきてるぞ」

ジャン「もうこいつ下段に寝かせろよ」

マルコ「いいから起こしてあげなよ」

ベルトルト「とりあえずはこんな感じ…だね、やれそうか?」

ライナー「……その日を狙うのは残酷じゃないか?」

ベルトルト「ライナー…僕の口から何度も言わせないでくれ…分かってるだろう?」

ライナー「…ああ」

アニ「私は…何もしなくていいんだよね?」

ベルトルト「…今回はね」

ライナー「…俺は、お前が壁を破壊しそこなった場合は…だよな?」

ベルトルト「…二人とも…何で関係ないって顔するんだ……ずるいよ…」

ベルトルト「僕だけに押し付けないでくれ…」

ライナー「…すまない、そんなつもりじゃなかったんだが…」

アニ「ベルトルト…私たちは仲間だよね?」

ベルトルト「僕が聞きたいよ…」

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