～学校～
エレン「授業終わったし、帰るか～」

エレン「ミカサもアルミンも熱とはな～」ﾌｧｧ～

アニ「フンフーン♪」ﾀｯﾀｯﾀ

エレン「ん？うわー！」ﾄﾞﾝ

エレン「いたた…」

エレン「お、おい！大丈夫………!?」

アニ「な、なんだアンタか…」

エレン「なんだアニか」

アニ「全く、前くらい向いてなよ」

エレン「曲がり角だから有り得るだろこういうことも」

アニ「フン…」


エレン「……そういや、お前、鼻唄歌ってなかったか？」


アニ「」ｷﾞｸ

エレン「アニでも鼻唄歌ったりするんだな……」

アニ「……な」

エレン「え？」

アニ「黙りな」

エレン「な、なんだ アニ「黙りな」

エレン「お、 アニ「黙りな」

エレン「 アニ「黙りな」



エレン「まだ何も言ってねぇよ！」

アニ「ノリでしょ」

アニ「……で、アンタは何してたんだい」

エレン「帰るんだよ」

アニ「………アンタ、部活は…………してなかったけ」

エレン「!! あ、あぁ……ちょっとな」

アニ「……勿体ないね。アンタ身体は少し細いけど良い筋肉の付き方してるよ？」

エレン「…」


アニ（……何かあるな、コイツ）

エレン「……いや、良いんだ。そういうアニはどうなんだよ」


アニ「私？私は……新しく部を作る予定だよ」


エレン「おいおい、一年生でけっこうなチャレンジしてるな」

アニ「別に良いだろ」

エレン「……でも、今日はまだ部活作れないだろ？」

アニ「……まぁね」


エレン「じゃ、一緒に帰ろうぜ」

～帰り道～

アニ「」ｽﾀｽﾀ

エレン「…しかし、家がそんなに近いとはな…」ｽﾀｽﾀ

アニ「ライナーとベルトルトもね」ｽﾀｽﾀ

エレン「あぁ、アイツらもか」ｽﾀｽﾀ

エレン「こりゃGWが楽しみだな」ｽﾀｽﾀ


アニ「……ん」ｽﾀｽﾀ

エレン「あぁ、公園だな」ｻﾞｯ


エレン「昔、よくミカサとアルミンと遊んだっけ………」

アニ「アンタもここで？」

エレン「アニもか？」

アニ「…うん」

アニ「…」

―――――――
――――――
―――――
――――
―――
――
―


アニ(5)「うぅ、ヒッグ…」ｸﾞｽｸﾞｽ

ライナー(5)『な、なかないでくれよアニ…』

ベルトルト(5)『ち、ちがたくさん出てる…』

アニ(5)『うぇ、うぇぇ…』ｸﾞｽｸﾞｽ


ライナー(5)『こ、こうしちゃいられねぇ！早くアニのおかあさんをよんでこよう！』

ベルトルト(5)『う、うん！』


ライナー(5)『まってろよアニ！すぐよんできてやるからな！』ﾀｯ

ベルトルト(5)『がまんしててね、アニ！』ﾀｯ

アニ(5)『う、うりゅ…？』ｸﾞｽｸﾞｽ

アニ(5)『…ら、ライナー？べ、ベルトルト………』ｸﾞｽｸﾞｽ

アニ(5)『ど、どこぉ……？』ｸﾞｽｸﾞｽ


アニ(5)『……うぇ』ｳﾙｳﾙ



アニ(5)『うえぇぇぇぇぇぇぇん!!!!』ﾋﾞｬｰ



アニ（………情けなかったな、私は）

アニ（子供だから、仕方ないといえばそうなんだけど……）


アニ（………でも、嬉しかったこともあったっけ）

アニ(5)『うぇぇん、うえぇぇぇぇぇん!!!!』ﾋﾞｬｰ



『…アイツら、どこ行ったんだよぅ…』ﾃｸﾃｸ

『町内かくれんぼってかんたんじゃないんだな…………ん？』





アニ(5)『う、うぇぇぇぇん!!!!』ﾋﾞｬｰ

『お、おい！』

コイツ何かしたのか？
よければ教えて欲しい