【Fate】エミヤ「シャドウバース?」 (18)

クー・フーリン「なんでも最近人気のスマホゲームだとよ。お前さんとこのマスターも最近熱中してるそうじゃねぇか」

エミヤ「最近明方まで何かしていると思っていたら……徹夜でゲームをしていたのか、凛……」

クー・フーリン「んで、だ」

クー・フーリン「お前さんのマスターも夢中でやってるこのゲーム、一つ俺達もやってみないか?」

エミヤ「いや、私はゲームに興じる趣味は持ち合わせてはいない」

クー・フーリン「つれねぇ事言うなよ? 殺しあった仲だろ? な?」

エミヤ「あまり良い仲とは思えないのだが……そこまで言うのなら少しだけ付き合ってやろう」

クー・フーリン「そうこなくっちゃぁな!」(スマホを取り出す)

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―2人ともチュートリアル終了―

クー・フーリン「このリーダーってのを決めてからデッキを組むみたいだな」

エミヤ「各クラス固有のカードと全クラス共通で使えるカードを組み合わせて40枚のデッキを構築、か」

クー・フーリン「おっ、このドラゴンのリーダー槍使いか。なら、俺はドラゴンで組むとするか!」

エミヤ「なら、私は弓繋がりでエルフを使おう」

クー・フーリン「いや、お前さんはヴァンパイアにしときな、なんか声似てるし」

エミヤ「……まぁ、どのリーダーでも構わんのだがな」(若干不服)

エミヤ「(スマホをフリック)デッキが組めたぞ」

クー・フーリン「俺も組めたぜ。じゃあ早速やるか」(ルームマッチ作成)

エミヤ「(ルームに入室)こちらも準備は出来ている」

クー・フーリン「よっしゃぁ! いくぜぇ!」

―先攻後攻抽選。クー・フーリン(ドラゴン)先攻―

スマホ「家族を守るために!」

クー・フーリン「よっしゃあ! 先攻は貰うぜ!」

クー・フーリン「(手札を確認)ちっ、出せるカードがねぇな」

―エミヤ(ヴァンパイア)のターン―

スマホ「退屈させてくれるなよ?」

エミヤ「(たしかに似ているな……)」

エミヤ「これなら場に出せるな」

―蠢く死霊プレイ。お互いのリーダーに1ダメージ―

エミヤ「私のターンは終了だ」

―クー・フーリンのターン(LP19・PP2・手札5)―

クー・フーリン「竜の託宣! こいつでPPアップだ!」

―エミヤのターン(LP19・PP2・手札5)―

エミヤ「蠢く死霊プレイだ」

クー・フーリン「またかよ!」

エミヤ「更にもう一枚プレイだ」

クー・フーリン「都合よすぎねぇか!?」

エミヤ「こういう事もあるだろう。それにあくまで小兵だ。慌てるほどでもあるまい?」

クー・フーリン「いきなり効果ダメージ連発して言うねぇ」

エミヤ「1体目の死霊で攻撃してターン終了だ」

―クー・フーリンのターン(LP16・PP4・手札5)―

クー・フーリン「(厄介な事になったぞ……何か良いカードは)」

クー・フーリンの手札
竜の闘気
騎竜兵
ベルエンジェル
大嵐のドラゴン
ドラゴンウォーリア

クー・フーリン「(ドラゴンウォーリアを出せるが、進化はできねぇ)」

クー・フーリン「(盤面が空ってのも良くねぇ。ひとまずは小型を出すか)」

―大嵐のドラゴンプレイ、ベルエンジェルプレイー

スマホ「リンゴンリンゴーンwwwwwwwwww」

クー・フーリン「(なんでだか知らねぇが、無性に腹が立つな)」

―エミヤのターン(LP17・PP3・手札4)―

エミヤ「ブラッドウルフをプレイ」

―ブラッドウルフプレイ。エミヤ2ダメージ―

エミヤ「ブラッドウルフでベルエンジェルを攻撃」

―ブラットウルフの禍々しい爪がリンゴンの腹を襲う―

エミヤ「更に2体の死霊でリーダーを攻撃。これでターン終了だ」

―クー・フーリンのターン(LP14・PP5・手札5)―

クー・フーリン「フォロワーの展開が出来ないのは厳しいが、
        ここは竜の闘気を使うぜ」

―竜の闘気プレイ。PP+1。2ドロー。自分のリーダーを3回復―

クー・フーリン「大嵐のドラゴンでブラッドウルフを攻撃!」

エミヤ「大嵐のドラゴンとブラッドウルフは相打ちだな」

クー・フーリン「これ以上は何も出来ねぇ、ターンエンドだ」

―エミヤのターン(LP15・PP4・手札4)―

エミヤ「血の取引をプレイ。私は2ダメージを受けるが、代価としてカードを2枚引ける」

エミヤ「更に、鋭利な一裂きをプレイ。私に2ダメージ、ランサーに3ダメージを与える」

クー・フーリン「ちっ、やるじゃねぇか」

エミヤ「死霊を1体進化させてリーダーに攻撃、もう一体の死霊もリーダーに攻撃し、ターン終了だ」

―クー・フーリンのターン(LP10・PP7・手札7)―

クー・フーリン「ドラゴンウォーリアを出して進化させるぜ! 効果対象は進化していない死霊だ!」

―ドラゴンウォーリアの進化効果で未進化の蠢く死霊は破壊―

クー・フーリン「もう一体の死霊を攻撃、更に竜の託宣をプレイ。
        今は覚醒状態だから1ドローの追加効果だ」

―エミヤのターン(LP11・PP5・手札4)―

エミヤ「(手札を見ながら)さて、どうしたものか」

クー・フーリン「あ、そのセリフお前さんのリーダーと同じじゃねぇか!
        すました顔して、なかなか熱はいってんなぁ!!」

エミヤ「………………」(知らなかった)

クー・フーリン「ほら、リーダーんとこをこうして……」

スマホ「なんだって!?」

エミヤ「……………………」

スマホ「さて、どうしたものか」

クー・フーリン「な?」

エミヤ「……バフォメットをプレイ。エンハンス効果発動。進化してドラゴンウォーリアを攻撃」

―バフォメットVSドラゴンウォーリア。結果は相打ち―

エミヤ「これでターン終了だ」

―クー・フーリンのターン(LP10・PP9・手札6)―

クー・フーリン「竜爪の首飾りをプレイだ。これで俺が与えるダメージはプラス1されるぜ。更に竜の伝令プレイだ」

―エミヤのターン(LP11・PP6・手札5)―

エミヤ「バフォメットでコストを下げたソウルディーラーをプレイ。ファンファーレ発動だ」

―ソウルディーラーの効果でエミヤのライフが半分になる―

クー・フーリン「あぁ? 出ただけでライフがモノスゲェ減り方するカードだな?」

エミヤ「いや、これでいい。続いてデモンコマンダー・ラウラをプレイ」

スマホ「悲劇の開幕よ!」

エミヤ「このカードは、私のライフが10以下ならば、他のフォロワー1体に疾走能力を付ける事が出来る」

クー・フーリン「なんだって!?」

エミヤ「更にソウルディーラーを進化。ランサーに攻撃だ」

―ソウルディーラーの攻撃。クー・フーリン8点のダメージ―

エミヤ「更に黒死の仮面をプレイ。このカードは私が受けるダメージを条件付で肩代わりしてくれる」
    
エミヤ「これでターンエンドだ」

―クー・フーリンのターン(LP2・PP10・手札7)―

エミヤ「今、私の場は強固な守護能力を持ったソウルディーラーとダメージを防ぐ黒死の仮面によって鉄壁の防御だ」

クー・フーリン「――ッチ!」

エミヤ「貴様のライフは風前の灯。私のターンが来れば敗北は必死だろう。さぁ、この状況どうする?」

スマホ「さて、どうしたものか」

スマホ「私を楽しませてくれたまえ!」

スマホ「よろしく頼むよ」

エミヤ「………………」(ニヤリ)

クー・フーリン「ッの野郎! 余裕ぶっこきやがってぇ!」

クー・フーリン「(ぶちのめす! 絶対ぶちのめしてやる!)」(手札を確認)

クー・フーリン「……」(思考中)

クー・フーリン「…………」(思考中)

クー・フーリン「………………」(思考中)

スマホ「龍さえ、龍さえ、龍さえ屠る俺の一撃、受けてみろ!」

エミヤ「……なんのマネだ?」

クー・フーリン「わりぃなアーチャー、俺の勝ちだ!」

スマホ「世界の調和こそ私の望みだ」

エミヤ「……ルシフェル? それでどうすると言うのだ?」

クー・フーリン「こうするんだよ!」

スマホ「かつて私は……希望を信じていた……」

エミヤ「……竜の伝令で1コスト下がったとは言え、貴様の残りPPは3。
    進化したルシフェルの効果も仮面で無効だ」

クー・フーリン「言っただろ! 俺の勝ちだって! エンジェルスナイプ!」

―エンジェルスナイプと竜爪の首飾りの効果でエミヤに2ダメージ―

クー・フーリン「更にもう一回エンジェルスナイプ!」

―エミヤに2ダメージ。黒死の仮面のカウントダウン残り1―

クー・フーリン「おまけでもう一回エンジェルスナイプ!」

―エミヤに2ダメージ。黒死の仮面破壊―

クー・フーリン「ターンエンドだ!」

スマホ「滅べ!」

―ルシフェルと竜爪の首飾りの効果の効果でエミヤに5ダメージ。エミヤの残りライフ0―

クー・フーリン「ガッハハハハハ! どうよこの鮮やかな逆転劇!」

エミヤ「………………」

クー・フーリン「龍さえ屠る俺のゲイボルグ! ってな!」

エミヤ「………………」(イラッ)

クー・フーリン「んあ? なんだ、剣なんかだして」

エミヤ「私達はサーヴァント。こんなゲームよりも、もっと相応しい勝敗の決め方があるだろう」

クー・フーリン「あぁっ!? テメェ大人気ないぞ!」

エミヤ「そもそもエンジェルバレッジ3枚とはなんだ! 都合がよすぎるだろう!」

クー・フーリン「温存していたに決まってるだろ! 戦略だよ、戦略!」

エミヤ「問答無用!」

―エミヤの振るう剣がクー・フーリンのスマホを真っ二つにする―

クー・フーリン「先週買ったばっかの新機種が!」

エミヤ「さぁ、構えろ。私達の本分を全うするぞ」

クー・フーリン「上等だ! ゲイ……ボルグ!」

エミヤ「カラドボルグ!」

アルトリア「……あの2人は何を争っているんですか?」

士郎「さぁ? 遠坂、知らない?」

凛「知らないわよ」

終わりです。SS投稿初挑戦ですので何か不備があったら御用者を。

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