真美「みんなにハチミツぶっかけてみようよ!」 (106)


亜美「おーー!」

真美「うんうん、いい返事だね!」

響「………」

真美「おや?ひびきんの声が聞こえなかったね?しょうがないな~ もう一回いくYO!」


真美「みんなにハチミツぶっかけてみようよ!!」

亜美「おーーーー!!さあ、ひびきんも!」

響「やだ」


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真美「………」

亜美「………」

響「みんなにハチミツをかけるとか……」

響「そんなこと絶対にしたくないぞ」

真美「ふぅ~」

亜美「おやおや……」

真美「予想通りの良い子ちゃん返答だね」

亜美「ムシズが走るZE!」ペッ

響「荒みすぎだろ、亜美」



真美「だがしかし!ひびきんは断れない!」

響「え?」

亜美「な」

真美「ぜなら!今回の響チャレンジの」

亜美「チ」

真美「ャレンジこそが!」

亜美「み」

真美「んなにハチミツをぶっかけるっていう、挑戦なんだから」

亜美「ね!」

響「凄いけど聞き取りにくい喋り方をするな!」



今週の響チャレンジ

1・765プロのメンバーをハチミツ塗れにする

2・順番はクジで決める

3・ハチミツまみれにする手段、方法は問わない

4・ヤラセは不可




響「マジか……」

真美「マジだよ」

響「マジなのか……」

亜美「ちなみに亜美たちは、今回のチャレンジのアンバサダーに選ばれまちた」

響「アドバイザーね……」


真美「んふふ~、プロのイタズラ師の真美たちの手にかかれば!」

亜美「みんなをハチミツ漬けにすることなんて、赤子の手をヒネるよりもたやすい!」

響「スゴイ自信だな……」

真美「ふっ、まあプロですから」

亜美「さあこのクジBOXからクジを引きなよ ひびきん」サッ

響「よ、よ~し!こうなったら自分も腹を括るさ!」ガサガサ

真美「ナニが出るかな~ナニが出るかな~」

亜美「トゥッートゥーーー!」

響「これだあ!」シュバッ


→秋月律子


真美「はい無理解散!」


響「え!?無理!?」

亜美「ひびきんのバカ!!」

響「ば、バカ!?」

真美「なんで初戦闘からゾーマを引いちゃうのさ!!スライム(はるるん)を引きなよ!はるるん(スライム)を!!」

響「スラ……春香に失礼すぎるぞ!あと律子にも!!」

亜美「赤子の手はヒネれてもゴリラの手はヒネれないんだよ!少し考えたらわかるっしょ!?」

響「亜美も少し考えて発言したほうがいいぞ!?」


真美「あ~あ~、なんか白けちゃったYO」

亜美「ホントホント、初手りっちゃんとかさ……空気をよんでほしいNE」

響「クジなんだからしょうがないだろ」

真美「さすがの真美たちも最初からラスボスは倒せないんだよ」

響「そうか……じゃあクジを引き直す?」

亜美「それはダメ」

真美「クジの結果は絶対だから」

響「うう……それじゃあどうすれば……」

亜美「……ここは一つ、ダメ元でさ」

響「うん?」

真美「最初は、ひびきん一人で挑戦してみるっていうのは」

響「ううん?」

真美亜美「どうかな?」


響「………」



響「……え?」




ハチミツぶっかけチャレンジ①


  秋月律子  ☆☆☆☆☆



響「うぅぅ……」



真美『さて今の状況を一言で説明しますと』

亜美『はい』

真美『死にそうな顔でハチミツがたっぷり入ったバケツを持ったひびきんをモニター越しに見ている真美と亜美です』

亜美『説明ありがとうございます』



響「………」ウロウロ



真美『ひびきんの落ち着きがありませんね』

亜美『当然でしょう、猛獣に挑もうとする人間が冷静でいられるでしょうか?いえ、いられません』

真美『さながら死刑執行を待つ死刑囚のようですね!』

亜美『そうですね……ちなみに話は変わりますが死刑が執行される場合、本人に告知されるのは1時間前らしいです』

真美『ほう……それはなぜ?』

亜美『死刑執行を通達された受刑者が自殺する時間を与えないように』

真美『おおっと!そうこうしているうちにりっちゃんが現れた!!』



律子「………」トコトコトコ



真美『向こうの廊下からひびきんの方に歩いてきているぅ!』



響「――っ!」サッ



亜美『対するひびきんは廊下の角に隠れたぁ!』


真美『これは相手の死角からハチミツをぶっかける作戦か!?』

亜美『シンプル!しかしだからこそ効果的であるといえます!』



律子「………」トコトコトコ




響「………」ドキドキドキ



真美『王者のごとく闊歩するりっちゃん!!そして物陰に潜み青ざめながら機をうかがう ひびきん!!』

亜美『その姿はライオンを狩ろうとするチワワのよう!!』



律子「………」トコトコトコ



響「………」ドキドキドキ



真美『そんな2人がっ!』



律子「………」トコトコトコ


響「………」ドキドキドキ



亜美『今!!』



律子「………」トコトコトコ

響「………」ドキドキドキ



真美亜美『対峙するぅーー!!』



律子「………」トコトコトコ
響「………」ドキドキドキドキドキドキ



響「………」ドキドキドキ
律子「………」トコトコトコ



真美『………』



響「………」ドキドキドキ

律子「………」トコトコトコ



亜美『………』



響「………」ドキドキドキ



律子「………」トコトコトコ



真美『………』



響「………」ドキドキ





律子「………」トコトコ



亜美『………』





響「………ふぅ」



真美亜美『あれ?』


真美「ふぅ、じゃないよひびきん!!」

亜美「なにスルーしてんのさ!!」

響「しょ、しょうがないだろ!律子のプレッシャー半端なかったんだぞ!?さながらライオンのようで!」

真美「それはさっき言ったYO!」

亜美「情けな!あー情けな!!最初のチャレンジは失敗だね!!」

響「うぅ……二人とも他人事と思ってえ……」




ハチミツぶっかけチャレンジ① 失敗


真美「こうなったら、ちかたないね」

響「え?」

亜美「情けないひびきんの為に、次からは亜美たちも手伝ってあげるYO!」

響「いや、最初から手伝う予定だったよな?」

真美「真美たちが手伝うなんて、特別だよ?特別!」

亜美「英語で言うとスペシャルだかんね!」

響「ラスボスがいなくなったとたん再び調子に乗りだしたな、この双子は」

真美「まあ大船に乗ったつもりでクジを引きなよ!」サッ

響「大船は大船でも船底に大穴が空いてる大船だけどな」ガサガサ

亜美「あっはっは~ひびきん口悪ーい」

響「ほい」シュバ


→水瀬伊織


真美「………」

亜美「………」

響「……なんだよ……文句あるのか?」

真美「いや……別に……」

亜美「ただ…またボス級だな~って」

響「まあ困難だとは思うけどさ……」

真美「………」

亜美「………」

響「頑張ろう?な?」

真美「うん……」

亜美「頑張る…よ……」

響「………」


真美「さて、いおりんにハチミツをぶっかける際、一番に気を付けないといけないのは なんだと思う?」

響「え?えーっと……えーっと……」

亜美「はいっ」バッ

真美「亜美くん」

亜美「いおりんの報復行動です」

真美「正解」パチパチパチ

響「あーうん、確かにそうだけどさ……」


亜美「なので、いおりんにハチミツをぶっかけた後は、即座に土下座&謝罪&ネタばらしをすべきだと思います!」

響「ガッチガチに守りに入ってるなぁ……」

真美「うむ、更にいおりんが愛飲しているオレンジジュースとやよいっちの秘蔵写真もつければ完璧だね」

響「え?やよいの?それ自分もほしいな~って……」

亜美「バカひびきん!遊びじゃないんだよ!!」

響「は、はい!」

真美「このチャレンジ……一つでも対応を誤れば……死ぬよ?」

響「お、おう……」

亜美「さて、肝心の1手目……ハチミツまみれにする方法だけど……」



ハチミツぶっかけチャレンジ②


  水瀬伊織  ☆☆☆☆




伊織「………ん?」トコトコトコ

真美「あ……」

亜美「うっ……」

響「ぐ………」

伊織「3人とも……私の楽屋の前でなにやってるのかしら?」

真美「い、いや……」

亜美「その……近くに寄ったから……ね?」

響「う、うん……挨拶でもって……思ってさ……」

伊織「ふ~ん……」


伊織「………」ジーー

真美「な、なにさ?」

伊織「別に……珍しいって思っただけよ」

亜美「そ、そんなことないYO!亜美たちはいつだって、いおりんに会いたいんだから!」

伊織「……ふ~~ん」

響「あ、あはは……はは……」

伊織「……まあいいわ、折角だし寄ってきなさいよ」

真美「え!?」

伊織「なんで驚いてるのよ?そのために来たんでしょ?」


亜美「あ、亜美たちスグに仕事だから……」

伊織「あら、そうなの?」

響「そ、そうなんだ!本当に挨拶に来ただけだから!」

伊織「そう、それならしょうがないわね」

真美「うん、それじゃあ……」

伊織「あ、3人とも!」

真美亜美響「!?」ビクッ

伊織「仕事頑張りなさいよ」

亜美「い、いおりん……」

響「伊織……うん!頑張るぞ!!」

真美「絶対に成功させるからね!!」

伊織「ええ、仕事の成功を祈っているわ」



楽屋内


伊織「………」

伊織「……にひひっ」

伊織「いつだって会いたい……か……」

伊織「………」

伊織「3人とも成功するといいわね……」

伊織「………ふふ」

伊織「さ、シャルル帰りましょうか」ヒョイ ギュウ

伊織「ごめんね、仕事中楽屋に一人ぼっちにさせ」ベチャ

伊織「………」ベチャベチャ


伊織「なに…これ?シャルルが……」ベチャベチャ

伊織「………」ベチャベチャ

伊織「ハチミツ……まみれ……」ベチャベチャ


<バタン!


響「は、ハチミツぶっかけチャレンジ!」

真美亜美「だいせいこーーーーーーう!!!」

伊織「………」ベチャベチャ

真美亜美響「かーらーのー」

伊織「…………………」ベチャベチャ

真美亜美響「すみませんでしたーーーー!!!」ドゲザ

伊織「…………………………」ベチャベチャ



伊織「…………………………………………」ブチッ


真美「いおりん……マジギレだったね……」ズキズキ

亜美「蹴られた太ももがむっちゃ痛いんだけど……」ズキズキ

響「アバラの骨が……折れたかもしれない……」ズキズキ

真美「顔を狙われなかったのが……不幸中の幸いだったよ……」ズキズキ

亜美「その代わり……みぞおちに正拳突きを喰らってたよね……」ズキズキ

響「一つでも対応を誤ればっていうか……一つ目から間違っちゃったなぁ……」ズキズキ




ハチミツぶっかけチャレンジ② 成功


真美「さて次のチャレンジだけど……」

響「もう止めない?」

亜美「まだ2人しか終わってないよ?内1人は失敗だし」

真美「終わるのはまだ早いよ」

響「うぅ……」

亜美「ほら、元気出して、クジ引きなよ」サッ

響「………」ガサガサ

響「はい」ヒョイ


→三浦あずさ


真美「……へぇ……」

亜美「これはこれは……」

響「………」


響「ところで、一つ聞きたいんだけど」

真美「なに?」

響「今更だけど、なんでぶっかけるものがハチミツなんだ?」

亜美「ああ、それね」

真美「なんかファンクラブのアンケートにね」

亜美「765プロのアイドルに一番ぶっかけたいものはなんですか?って質問があってさ」

響「なんて質問してるんだよ……」

真美「それでハチミツが2位だったんだよ」

亜美「ちなみに3位はコンデンスミルクでちた」

響「1位は?」

真美「しんない」

亜美「兄ちゃんは教えてくれなかったね」


真美「まあそんなわけでファンサービスも兼ねて、ハチミツをぶっかけることになったんだよ」

響「それプロデューサーが見たいだけじゃあ……」

亜美「否定はしないって言ってた」

響「言ってたんだ……」

真美「それにしても……」

亜美「あずさお姉ちゃんか……」

響「あずさが……」





真美亜美響「ハチミツまみれ……」ゴクリ



ハチミツぶっかけチャレンジ③


  三浦あずさ  ☆☆




あずさ「え~っと~今日の撮影場所はここかしら~」

??「三浦さーん。こっちですこっち」

あずさ「あ、カメラマンの方ですか~」

??「はい、カメラマンの海双美真(うみふたみま)です」

あずさ「今日はよろしくお願いします」ペコ

美真(変装済)「こちらこそよろしくお願いします」ペコリ

あずさ「うふふ、女性の方ならいつもよりも少し大胆になれそうだわ」

美真「そうですか、それじゃあ……」

あずさ「はい!」

美真「撮影前に服を全部脱いでください」

あずさ「え?」

美真「ハチミツをぶっかけるんで」

あずさ「ええ!?」


美真「………」

あずさ「え~……と……なんて?」

美真「脱いでください、服を、全部」

あずさ「………」

美真「脱いでくださ」

あずさ「い、言い直さなくて大丈夫です!ちゃんと理解してますから」

美真「それならよろしくお願いします、ハチミツぶっかけたいんで」

あずさ「………」


あずさ「あの~今日はですね~」

美真「はい」

あずさ「水着撮影とは聞いてなくてですね……」

美真「はい」

あずさ「水着を用意してないし用意されてなかったので……その……脱ぐのはちょっと……」

美真「ああ、それなら仕方ないですね」

あずさ「は、はい~」

美真「下着でも一向に構いませんよ」

あずさ「ええ!?」


美真「なら下半身はパンティのみ、上半身は服の着用OKではどうですか!?」

あずさ「ど、どうと言われても……」

美真「じゃあその逆はいかがでしょう!?上半身はブラのみ、下半身は――」

あずさ「す、すみませんが事務所に一度電話を……」

美真「じ、事務所に電話?それはマズイYO!わ、わかりました!もう無茶は言いません!」

あずさ「ほ、本当ですか?」

美真「はい、誠に申し訳ございませんでした」ペコリ

あずさ「い、いえ……」ホッ

美真「では撮影するので、服はそのままで」

あずさ「はい」

美真「ポーズをとってもらって」

あずさ「はい~」

美真「体中にハチミツをかけようか!」

あずさ「律子さん!助けてくださーーい!」ピピポ




ハチミツぶっかけチャレンジ③ 失敗


亜美「真美が悪い」

真美「………」シュン

響「まあ真美が悪いな……」

真美「反省ちてます……」

亜美「危うくもう少しで警察沙汰だったよ?」

真美「真美の……13才の若さが出てしまいまちた……」

響「よく逃げられたもんだ」

真美「いっしんふらんに逃走したからね」

亜美「とりあえず、バツとしてハチミツの入ったバケツを持って廊下に立ってなさい」

真美「はい……」トボトボ

響「次のチャレンジが終わるまで立ってるんだぞ~」


響「結局あずさは失敗かあ」

亜美「だね、星2のあずさお姉ちゃんを失敗したのは痛いよ……」

響「星2?そういえば、名前の後に☆があったな。あれってなんなんだ?」

亜美「あれはね、その人の身体能力、精神力、危機回避能力、危険度、その他をまとめて星の数に表していて」

響「ふんふん」


☆     ちょろい

☆☆    普通

☆☆☆   難しい

☆☆☆☆  とても難しい

☆☆☆☆☆ 秋月律子


亜美「と、なっているんだよ」

響「ラスボスの存在感半端ないな」



亜美「あずさお姉ちゃんは星2の普通だったから、なんとしてでも成功したかったよ」

響「失敗したのはしょうがないし、気を取り直していくしかないぞ」

亜美「そうだね」

響「……ちなみに、自分は星いくつなんだ?」

亜美「1つだよ」

響「自分……ちょろいのか?」

亜美「うん」

響「そ、そっかぁ……」


響「じ、自分の他にも星1のアイドルはいるんだよな、な?」

亜美「それはチャレンジがくるまで内緒」

響「ええぇ~、いるかどうかだけでも教えてほしいぞ」

亜美「だーめ」

響「春香は?スライムだし星1だろ?だろ!?」

亜美「なんでそんなに必死なのさ……」

響「だって……居てくれないと寂しいというか、情けないというか……」

亜美「別に情けなくもないと思うけどね」

響「うぅ……」

亜美「ほら、クジ引くよ」サッ

響「う~ん」ガサガサ

響「えい!」パサッ


→如月千早



ハチミツぶっかけチャレンジ④


  如月千早  ☆☆☆




亜美「千早お姉ちゃんは、この先のレッスン室にいるみたいだね」

響「ふむふむ」

亜美「なんでも次の仕事の練習しているとか」

響「次の仕事?歌番組かな?」

亜美「それはわかんないけど、かなり熱心にしてるらしいよ」

響「千早は真面目だからな、完璧に仕上げてきてるんだろ」

亜美「そうだね、あっあの部屋だよ」

響「練習の邪魔をするのは気が引けるけど……」


<イエェェェェェ~~~~~~イ!!!


亜美響「!!?」



千早「空前絶後のぉ~~~~!!」

千早「超絶怒涛のセクシーアイドル!!!」

千早「貧乳に愛され 巨乳に愛されなかった女!!」

千早「微乳 貧乳 72」

千早「全てのセクシーの生みの親」

千早「そう 我こそはぁぁぁぁぁぁぁ!!」



亜美「………」

響「………」


千早「サンシャイン 池袋に住むぅぅ!!」

千早「身長162cm 体重41kg」

千早「3サイズは72-55-78」

千早「もう一度言います!72-55-78」

千早「なにここナッパって覚えてくださぁぁい!!」



亜美「………」

響「………」



千早「そう 全てをさらけ出したこの私は」

千早「サンシャイン き さ ボン ら ぎ」

千早「………」


千早「イエェェェェェ~~~~~~イ!!!」

千早「ジャスt」バシャーーーン!!


千早「わっぷ!な、なに?」ベチャベチャ

千早「これ……ハチミツ!?」ベチャベチャ

千早「私……ハチミツをかけられたの?」ベチャベチャ

千早「なんで……一体誰が?」ベチャベチャ

千早「………」ベチャベチャ

千早「……?」キョロキョロ

千早「………」ベチャベチャ


千早「え?これだけ?」ベッチャー




ハチミツぶっかけチャレンジ④ 成功


響「千早は真面目すぎるだろ!」

亜美「完璧に仕上げてたね」

響「歌以外の仕事も頑張るのはいいけど、少しは選んだほうがいいぞ!」

亜美「少し楽しそうだったけどね」

響「今のは見なかったことにして……忘れよう」

亜美「それはいいけど、千早お姉ちゃんに なんのネタバレもしなくていいの?」

響「………」

亜美「千早お姉ちゃん、ただハチミツまみれにされただけだよ?」


響「いいんだ……正直どんな顔して話せばいいのかわからないし……」

亜美「笑えばいいんじゃない?」

響「笑えない、全然笑えないぞ!」

亜美「………」

響「………」

亜美「なにここナッパ」ボソ

響「………プッ」

亜美「笑ってるじゃん……」



その頃


真美「あー手が痛くなってきた~」

真美「まだ終わらないのかな~」

真美「ハチミツって重た~い」

真美「亜美~ひびき~ん、早く帰ってきてよぉ~」

??「真美?」

真美「ん?」

美希「なにやってるの?」

真美「げぇ!?ミキミキ!?」


美希「なんだか楽しそうだね」

真美「バケツ持って立ってるだけだよ?これを見て楽しそうに見えるの?」

美希「見てる分には楽しいよ?」

真美「真美は楽しくないの!むしろ辛いの!!」

美希「それならバケツを離せばいいって思うな~」

真美「……それはダメ、亜美たちが帰ってくるまでちゃんと持ってないと……」

美希「ふ~ん、変なところで真面目だね………ん?これってハチミツ?」

真美「そうだよ」


美希「へぇ~真美、ちょっともらうね」ヌル

真美「別にいいけど……食べるの?」

美希「ううん食べないよ、このハチミツはね」

真美「うん」

美希「体に塗るの」ヌリヌリ

真美「え!?ちょ……まだ早いよ!」

美希「早い?なにが?」ヌリヌリ

真美「い、いや……その……」

美希「?」ヌリヌリ


真美「み、ミキミキが自らハチミツまみれに……」

美希「なんかね、ハチミツって保湿効果があって お肌にいいんだって」ヌリヌリ

真美「ま、マジっすか?」

美希「よし、こんなものかな。真美ありがとうなの」

真美「ど、どういたしまして……」

美希「それじゃあバケツ持ち頑張ってね、バイバイ」スタスタ

真美「………」


亜美「真美お待たせ~」

響「ちゃんとバケツを持ってたようだな、偉いぞ真美」

真美「ま、まあね」

亜美「それじゃあ次に行こうか、ほいクジ箱」サッ

響「よし、次の相手は」ガサガサ

響「このアイドルだ!」バサッ


→星井美希



亜美「お?ミキミキか~」

響「抜けてるようで鋭いところもあるからなぁ、これは強敵だぞ」

真美「ミキミキはもう終わったよ」

亜美「え?」

真美「自分でハチミツまみれになってたよ……」

響「えぇ!?」




ハチミツぶっかけチャレンジ⑤


  星井美希  ☆☆☆





ハチミツぶっかけチャレンジ⑤ 成功


真美「さて、これで5人のチャレンジが終わったね」

亜美「3勝2敗かあ、まずまずの結果かな」

響「凄く疲れたぞ……もう止めない?」

真美「ダメ!ようやく折り返し地点まできたんだから、最後まで頑張ってよ!」

響「うう……でも、皆に申し訳なくて……」

亜美「おやおや、期待通りの良い子ちゃん返答にヘドが出るZE!」ペッ!

響「………」


真美「残りは、はるるんに ゆきぴょんに やよいっち」

亜美「まこちんに お姫ちんだね」

響「あと5人かあ……」

真美「そう!あと5人!」

亜美「ファイトだよひびきん!」

響「……うん、こうなったら最後まで頑張るさ!」

真美「んっふっふ~ひびきんなら やりとげてくれると信じてるよ」

亜美「うん!なんてったって」

真美亜美「ひびきんの戦いはこれからなんだから!」

響「………」


響「え?打ち切り?」




おわり?





響「もうちょっとだけ続くんだぞ」



前回までのあらすじ


響チャレンジで765アイドルにハチミツをぶっかけてみよう



真美「その結果りっちゃん、あずさお姉ちゃんは失敗」

亜美「いおりん、千早お姉ちゃん、ミキミキは成功」

真美「残るメンバーは5人!」

亜美「果たしてひびきんはハチミツをぶっかけることができるのか!?」

響「が、頑張るぞ!」

真美「うんうん、いい気合だNE!」

亜美「まあ、残りのメンバーは たいしたことないし消化試合のノリで大丈夫だYO!」

響「おう!って春香と雪歩とやよいと真と貴音に失礼なこと言うな!」


真美「さて、ひびきんのツッコミも入ったところで」

亜美「クジを引いてみようか」サッ

響「よし!行くぞ!」ガサガサ

響「えい」サッ


→四条貴音


真美「お姫ちんキターーーー!!」

貴音「お待ちしてました!」

亜美「え!?お、お姫ちんがキターーーー!?」


貴音「籤で選ばれるのを一日千秋の思いでお待ちしておりました」

響「な、なんで貴音がここにいるんだ!?」

貴音「蜂蜜をお腹いっぱい食べれると聞いてやってきました」

真美「お姫ちんすげぇ!てか、誰に聞いたの!?」

貴音「それはトップシークレットです。さあ蜂蜜を頂きましょうか」

亜美「スゴイけど色々と間違ってるYO!!」

貴音「はて?蜂蜜を食べさせてくれるのでは?」

響「趣旨としては食べさせることじゃないからな!」


貴音「ふむ……私を蜂蜜塗れにすると……」

響「うん、だから食べられるわけじゃあ」

貴音「わかりました、では受けて立ちましょう」

響「え?今の説明聞いてた?」

貴音「無論です、私に蜂蜜をかけるのでしょう?」

響「そうだけど……」

貴音「問題ありません、さあ早くかけてください」

響「わ、わかったぞ……」


真美「ほい、ひびきんハチミツ入りバケツ」ヒョイ

亜美「お姫ちんのヨーボーでいっぱい用意したよ、10杯はあるかな」ヒョイヒョイ

響「10杯は多すぎだろ!?」

貴音「いいえ適量です」

響「適量!?……もうどうなっても知らないからな、いくぞ貴音!」ググッ

貴音「望むところです!………ちなみに」

響「ん?」

貴音「蜂蜜をかけられるのはいいのですが」



貴音「体にかかる前に、全部食べきってしまっても、構いませんね?」





ハチミツぶっかけチャレンジ⑥


  四条貴音  ☆☆☆☆


貴音「ふう……御馳走様でした」ケップ

響「………」

真美「………」

亜美「………」

貴音「またこのような機会があれば、是非呼んでください」

響「………」

真美「………」

亜美「………」

貴音「それでは」ペコ



ハチミツぶっかけチャレンジ⑥ 失敗


真美「これからお姫ちんのことを、ダイソンって呼ぶことにするよ」

亜美「吸引力の変わらない、ただひとつのお姫ちんだね」

響「チャレンジは失敗したけど凄いものが見れたなあ……」

真美「さあさあ、次にいくYO!」

亜美「ドーンと引いちゃって」サッ

響「う~ん」ガサガサ

響「これだ!」シュバ


→菊地真


真美「ほほう、まこちんですか」

亜美「攻守ともにバランスのとれた難敵ですねぇ」


響「真かあ……」

真美「正面から挑むのはオススメできないね」

亜美「まこちんの反射神経は パないからね」

真美「それに勘も鋭いし」

響「いや、実は対真用のプランは練ってあるんだよな」

真美「なん……だと?」

亜美「亜美たちよりも先に考えていた……だと?」




ハチミツぶっかけチャレンジ⑦


  菊地真  ☆☆☆



<ガチャ


真「たっだいま戻りましたー!」

真「あれ?誰もいないのかな?」キョロキョロ

真「………」

真「いないみたいだね……」

真「誰もいないと この事務所も静かだなあ」

真「こういう時は読書でもしようかな」

真「確か月マガがこっちに……」


真「あれ?なんでこんなところに1人掛けソファーが?」

真「こんなの事務所に置いてあったっけ?」

真「………ん?張り紙があるな」

真「なになに『どうぞご自由にお座りください』って?」

真「………なんだこれ?」


真「これは……僕に座らせようとしてるのかな?」ウーン

真「このソファー……触った感じは普通だな」ペタペタ

真「見た目も普通だけど……」ジロジロ

真「どう考えても怪しい……」

真「………座ったら何かあるな?」

真「ふぅ、こんなあからさまな罠に嵌めさせるとか……」

真「僕はそう簡単には引っかからないよ?」


真「まあ座ったらどうなるか興味はあるけど……」

真「でも、絶対に座らないからね!」

真「こんなの、どうせ真美か亜美の仕込みに決まっているし」

真「やれやれ、あの二人にも困った………ん?あの壁に掛かっているのは」

真「わあ!可愛い服だ!いっぱい掛かってある!」

真「誰の服だろ……ん?張り紙が張ってある『どうぞご自由に着てください』って!?」

真「へへっ、やっりぃ~!じゃあ早速これから着てみよう」ヌギヌギ

真「うん!僕にぴった」ベチャ!


真「………」ベチャベチャ



ハチミツぶっかけチャレンジ⑦ 成功


響「あの感じならソファー云々は無くてもよかったかもなあ」

真美「いやいや、罠を回避したと思いユダンした瞬間を狙ったコートー技術だよ」

亜美「もうひびきんに真美たちが教えることは何もないね……」

響「二人が教えてくれたことって 何かあったかな?」

真美「んっふっふ~憎まれ口も可愛いね」

亜美「頭をなでてあげよう」ヨシヨシ

響「う、うがー!自分の方が年上なんだぞ!」


真美「さあ、次にいくよ!」

響「お、おう!」

亜美「ひびきんならもう誰が来たって大丈夫だね!」サッ

響「よ~し……」ガサガサ

響「さぁ!」バサッ


→高槻やよい


響「………」

真美「………」

亜美「………」

響「……あぁ…ついに来たか……」


真美「ひびきんテンションだだ下がりだね」

響「やよいだけは……勘弁してくれないかな?」

亜美「なにふざけたことをぬかしてるのさ」

響「いや、でも……」

真美「そんな選り好みするような娘に育てたおぼえはないよ?」

響「育てられた覚えはないんだけどなあ」




ハチミツぶっかけチャレンジ⑧


  高槻やよい  ☆ ~ ☆☆☆☆


響「星の数どうなっているんだ?1から4って?」

真美「やよいっちに対して罪悪感があるかないかで難易度が変わるんだよ」

亜美「むしろ罪悪感の部分しか障害がないんだよね」

響「なるほど……」

真美「そういう意味じゃ、いおりんや千早お姉ちゃん、ひびきんは星4だね」

響「そうだろうなあ、かけたくないし……」

亜美「はるるんなんかは 容赦なくぶっかけるだろうし星1だね」

響「春香は空気を読まない時があるからなあ……」


真美「さて、そんなこんなでこの先にやよいっちが居ます」

響「居るなあ……」

亜美「そしてここに毎度恒例のハチミツ入りバケツがあります」

響「あります……」

真美「じゃあひびきん!」

亜美「はりきってぶっかけてきてよ!」

響「はい………」トコトコトコ



やよい「~♪~~♪」

響「や、やよい……」

やよい「え?あっ響さん、こんにちは!」ガルーン

響「うん……はいさい……」


響「う、歌の練習をしていたのか?」

やよい「はい!」

響「そうか……やよいは偉いなあ」

やよい「そ、そんなことないです!こんなの当然です!」

響「そんなことあるぞ……頑張り屋で気遣いもできて優しくて可愛くて……」

やよい「は、はわわっ!」

響「しっかり者で前向きで皆に好かれていてそれで可愛くて…可愛くて……」

やよい「ひ、響さん……?」

響「そんな、やよいを、自分は、自分はぁぁぁ!!!」ウガーー!!

やよい「響さん!?」


やよい「そんな……わたしにハチミツを?」

響「うん……」

やよい「ハチミツをかけるなんて……」

響「ごめんな……」

やよい「そんなのもったいないです!」

響「怒るポイントはそっちかあ。いや……やよいらしくていいんだけど……」

やよい「食べ物を粗末にしたらメッです!」

響「このハチミツは売り物にならない破棄する用らしいぞ……」

やよい「それなら大丈夫ですね!」ウッウー

響「あ、納得するんだ」


やよい「それで響さん、このハチミツですけど」

響「あぁ、ごめんな。今すぐ片付けるから…」

やよい「いえ、わたしにかけてください!」

響「ふぇ!?何言ってるんだやよい!」

やよい「だってだって、これは響チャレンジなんですよね?」

響「そ、そうだけど」

やよい「このままじゃ響さんの響チャレンジが失敗しちゃいます!」

響「ま、まあ失敗はいつものことだし……慣れっこだから別にいいかな~って」

やよい「でもでも、響さんがチャレンジに成功すると、とーっても素敵な笑顔になるじゃないですか?」

響「え?そ、そうかな?」

やよい「はい!」


やよい「響さんの笑顔は太陽みたいに明るくて元気が出てきて」

響「………」

やよい「わたしその笑顔がとーっても大好きなんです」

響「やよい……」

やよい「だから響さんにチャレンジを成功してほしいんです!」

響「やよいぃ……」

やよい「だから、ハチミツをかけてください!」

響「やよいぃぃ………」ポロポロポロ


響「うっうぅ……自分は……」

やよい「えへへ……響さん、泣かないでください」

響「ごめん……やよい…ごめんなあ……」

やよい「いいんですよ、響さん……」

響「う……うぅ……」

やよい「響さん……」

響「…うっ……」

やよい「………」ニコ


響「うっうぅーーーーーー!!」ブン!!


<バッシャーーー!!


やよい「………」ベチャベチャ

響「はぁはぁ……」

やよい「え、えへへ……思ったよりも……スゴイ勢いでビックリしました」ベチャベチャ

響「やよい……ごめ」

やよい「響さん謝らないでください!」ベチャベチャ

響「!?」

やよい「チャレンジ成功おめでとうございます」ベチャベチャ

響「……あ」

やよい「だから笑ってください」ニコ


響「やよい……」

やよい「えへへへ~」ベチャベチャ

響「………うん」

響「自分……やってやった…ぞ……」ニコ

やよい「はい!」ベチャベチャ




ハチミツぶっかけチャレンジ⑧ 成功


やよい「それじゃあ、わたし体洗ってきますね!」ベチャベチャ

響「うん!」

やよい「響さん!チャレンジ頑張ってくださいねー!」タッタッタッ

響「わかった!頑張るぞーーー!!」


響「………」

響「…………」

響「うっぅぅ……が、がんばるぞぉ……」ポロポロポロ


真美「もう終わった?はいお疲れー」

亜美「んじゃ次行こうかー」

響「お前ら鬼かぁ!!」


真美「鬼なんて失礼な!」

亜美「やよいっちにハチミツをぶっかけたひびきんこそが鬼だYO!」

響「くっ……人が落ち込んでる最中なんだぞ!?もっと労わってくれてもいいだろ!」

真美「いや正直、尺が長かったな~。くらいしか感想が……」

響「今のを見ていてその感想!?お前ら血も涙もないのか!?」

亜美「ごめん……二人で仁王をやっていたから全然見てなかったんだ……」

響「なに据え置きゲームでじっくり遊んでるんだー!ちゃんとやろうよ!!」

真美「もちろん ちゃんとやるYO!」

亜美「だからクジをひいちゃって!」サッ


響「うぅ……あーもう!」ガサガサガサ

真美「残り二人だけなのにかき混ぜすぎでしょ?」

響「このイライラを次のアイドルにぶつけてやるさ!」ガサガサガサ

亜美「八つ当たりはよくなくない」

響「んーーー春香こい!これ!!」バッ


→萩原雪歩


真美「ゆきぴょんだね」

響「ちっ…春香なら色々やれたのに……まあ雪歩でも構わないさ」

亜美「ひびきんが すさみすぎて怖いんだけど……」


響「自分に腹案があるぞ!」

真美「ひびきんがヤル気過ぎて逆に引くなあ……」

響「まず自分が雪歩に話しかけるだろ?」

亜美「う、うん」

響「その時に、いぬ美を雪歩にけしかけるんだ」

真美「え?犬が苦手なゆきぴょんにいぬ美を!?」

亜美「そんなことしたら怯えて穴を掘って隠れちゃうよ……はっ!?」

響「そう……穴掘ってる所にトロォ~とハチミツを流し込んでやるのさぁ……」クックックッ


真美「な、なんという……」

亜美「………」ゴクリ

響「3人で一斉にハチミツを流し込むんだ……雪歩はさぞかしパニックに陥るぞ」クックックッ

真美「お、恐ろしい……人の弱みと習性を利用して一番ダメージのデカい瞬間を狙うなんて……」ブルブル

響「ふっ…これくらいなんくるないさ」

亜美「亜美少し漏らしちゃったよぉ……」ブルブル

響「それはトイレ行ってこいよ」




ハチミツぶっかけチャレンジ⑨


  萩原雪歩  ☆☆


雪歩「………」トコトコトコ


<ドドドドドドドド!


雪歩「ん?」

響「雪歩ぉーーー!ゆーきーほーーーー!!」ドドドド!

雪歩「ひぃ!ひ、響ちゃん?」

響「はぁはぁはぁ……」

雪歩「だ、大丈夫?」

響「こ、こんなところで会うなんて……偶然だな……」ハァハァ

雪歩「ぜ、全速力で走って来た……よね?」


響「いや~偶然だな~こんなところで会うなんて~」

雪歩「う、うん……それさっきも言ってたよね?」

響「偶然偶然……まさか自分が」クイクイ

雪歩「?」

響「いぬ美と散歩してる時に出会うなんて!」

いぬ美「バウッ!」

雪歩「!?」


響「いや~ごめんな~雪歩は犬が苦手なのに~」

いぬ美「バウッ!」

雪歩「………」

響「でも、偶々だからな?仕方ないよな?」

いぬ美「バウッ!バウッ!」

雪歩「………」

響「あ、雪歩!この辺りの地面が掘りやすそうだぞ」

いぬ美「バウッ!バウッ!バウッ!」

雪歩「………」


雪歩「よ……」

雪歩「よしよし……」ナデナデ

響「!?」

いぬ美「!!?」


雪歩「あ、あはは……」ナデナデ

響「ゆ、雪歩がいぬ美の頭を撫でてる……犬が苦手じゃなかったのか?」

雪歩「う、うん……そうなんだけどね……」ナデナデ

響「それじゃなんで?」

雪歩「いつまでも怖がっていたら……駄目だと思って……」ナデナデ

響「雪歩……」

雪歩「こんなダメダメで臆病な自分を変えたくて……アイドルになったから……」ナデナデ

響「………」

雪歩「それに…私もいぬ美ちゃんと仲良くなりたいから」エヘヘ

いぬ美「………」


響「うがーーーーーー!!!」

雪歩「きゃっ」

響「自分は……自分は!自分が情けないぞ!!」

雪歩「響ちゃん?」

響「こんな健気で純真な雪歩を……もう少しで怒りのまま(ハチミツで)汚してしまうところだったぞ!」

いぬ美「バウゥ……」

雪歩「け、汚す?」

響「ありがとう雪歩、おかげで目が覚めたさ!」

いぬ美「バウッ!」

雪歩「う、うん……?」


響「雪歩、ここは危ないからスグに離れた方がいいぞ」

雪歩「え?危ないって?」

真美「ちょっと待ったぁぁーーーー!!」

亜美「ひびきん!なにやってんのさ!?」

雪歩「真美ちゃん亜美ちゃん?」

響「くっ、来たな諸悪の根源共!」

真美「だれがショアクノコンゲンだよ!」

亜美「人がペルソナ5をやってる間にターゲットを逃がそうとするんじゃないよ!」

響「また時間のかかるゲームを……いや、そんなことはどうでもいい!雪歩は(ハチミツで)汚させやしないぞ!」

雪歩「汚……えぇ!?な、ナニのことなの?」

真美「ちっ……こうなったらちかたないね」

亜美「亜美たちが、これ(ハチミツ入りバケツ)でゆきぴょんをドロドロのベチャベチャにしてやんよ!」

雪歩「ど、ドロドロ…ベチャベ ///」


響「雪歩逃げるんだ!この二人は正気を失っている!」

雪歩「ええ!?」

真美「正気を失っているとは失礼な!」

亜美「さっきまで一番正気を失っていたのはひびきんでしょ!!」

響「ふっ、雪歩のおかげで自分は正気に戻った!もう過ちは犯さないさ!」

雪歩(ど、どんな過ちを犯すつもりだったのかな?)ドキドキ

真美「なら二人まとめて これ(ハチミツ入りバケツ)のエジキになるといいさ!」

響「雪歩、早く逃げるんだ!ここは自分が食い止めるから!」

雪歩「ひ、響ちゃん……でも……」

響「自分は大丈夫だから早く行くんだ!」

雪歩「う、うん…響ちゃん無事でいてね……」タッタッタッ



ハチミツぶっかけチャレンジ⑨ 失敗


響「さあ来い!自分が相手だ!」

真美「ふん、ゆきぴょんを逃がしたか」

亜美「だけど2対1で勝てると思ってるの?」




ハチミツぶっかけチャレンジ⑩


  我那覇響  ☆



真美「はっ!ちょろいね!」

亜美「ハチミツまみれになるがいいさ!」


響「自分は1人じゃないぞ!」

いぬ美「バウッ!!」

真美「なにぃ!いぬ美だと!?」

亜美「だが一匹増えただけで どうということは……」




  いぬ美  ☆☆☆☆




真美「そんな!いぬ美が星4!?」

亜美「ちぃ!どうやらこちらも本気を出さざるをえないようだね!」

いぬ美「バウッ!バウゥッ!!」


いぬ美「バゥッ!」

真美「えいやあ!」バシャバシャ

いぬ美「バウッ!バウッ!」ヒョイヒョイ

亜美「くっそぉちょこまかと!えいえい!」バシャバシャ

いぬ美「バウッ!バウゥ!!」ヒョイヒョイ

真美「そっち行ったよ亜美!」

亜美「オーケー!ハサミこむよ真美!」

いぬ美「バウゥゥゥゥ!!」









響「……………」ポツーン


響「あれ?……自分無視されてる?」


真美「んっふっふ~」

亜美「ようやく追い詰めたよいぬ美~」

いぬ美「ゥゥゥ……」

真美「さあ、ハチミツをその身にあびるといいよ~」

亜美「苦しまないようひと思いにかけてあげるよ~」

響「なあ二人とも」

真美「ん?」

亜美「え?」

響「後ろがガラ空きだぞ!」バシャーーーン!!



ハチミツぶっかけチャレンジ⑪⑫


  双海真美  ☆☆☆

  双海亜美  ☆☆☆





ハチミツぶっかけチャレンジ⑩⑪⑫ 成功


真美「いや~まさかのフクヘイだったね~」ベチャベチャ

亜美「まさかあそこでひびきんが出てくるとは 夢にも思わなかったよ~」ベチャベチャ

響「ふん!自分を無視するからそうなるんだ」ベチャベチャ

真美「でもまあ、真美たちにかけたイキオイで」ベチャベチャ

亜美「自分もハチミツにかかっちゃったとか、ひびきんらしいよね」ベチャベチャ

響「うう……力が入り過ぎて手元が狂ったぞ……」ベチャベチャ

いぬ美「バウッ!」


真美「まあなんにせよ」ベチャベチャ

亜美「ハチミツぶっかけチャレンジお疲れ様~」ベチャ パチ ベチャ パチ

響「あーもう終わりか~疲れた~」ベチャベチャ

真美「さてひびきん、今回のチャレンジはどうだったかNA?」ベチャベチャ

響「もう二度とやりたくないぞ」ベチャベチャ

亜美「反響が良かったらまたやるって兄ちゃん言ってたよ」ベチャベチャ

響「絶対嫌だ!もうハチミツをかけるのもかけられるのも懲り懲りさあ~」ベチャベチャ

真美「あははは」ベチャベチャ

亜美「んっふっふ~」ベチャベチャ




律子「笑い事じゃなーーーーい!!」


真美「げぇ!?ラスボス!?」

律子「誰がラスボスよ!?」

亜美「ぞ、ゾーマ様!!」

律子「私の腕の中で息絶えたいのかしら?」

響「ご、ゴリラ?いやライオン?死刑執行人??」

律子「なにそれ?特に最後の!?」

真美「な、なんでりっちゃんがここに?」

律子「雪歩から連絡があったのよ、ここで3人がおかしなことをやってるって」

亜美「失礼しちゃうね、おかしなことなんてやってないのに!」

響「まあハチミツまみれだし、どう見てもお菓子な状態だな」ベチャベチャ


真美「ちょっと はしゃぎすぎたね」

亜美「ごめんね、りっちゃん」

律子「まあ、貴女達が遊んでる分には問題ないけど、ほどほどにしときなさいよ」

真美「は~い」

亜美「以後気をつけま~す」

律子「それで、他のアイドルの皆にハチミツを浴びせた件を説明してもらえるかしら?」

真美「すんませんでしたーー!!」

亜美「これにはふかーーい事情があるんです!!」

律子「へえ~、どんな事情があるのかしら?」

響「実はこれ響チャレンジの企画なんだ……」


真美「そうそう、発案者は兄ちゃんだよ!」

亜美「みんなにハチミツをぶっかけるっていう狂った企画なんだよ!」

律子「ふぅ~ん」

響「ごめん律子、皆には悪いことしたさ……」

律子「それなら仕方ないわ、響は気にしなくていいわよ」

真美「ごめんねりっちゃ~ん」ウェーン

亜美「亜美たちもやりたくなかったんだよ~」ウェーン

律子「プロデューサー殿から貴女達はノリノリで引き受けたと聞いてるけど?」

真美「ななな、なんでそれを!?」

律子「プロデューサー殿の様子がおかしいから尋問したの、そうしたら全て話してくれたわ」

亜美「おのれ兄ちゃん!亜美たちを裏切ったね!!」

響「いや、律子に尋問されたら全てを吐くしかないだろ……」


律子「さて、貴女達二人には少しお灸を据えてあげないとねぇ……」

真美「ひいいいい!」タッタッタッ

亜美「お助けーー!!」タッタッタッ

律子「こらー!待ちなさい!!」タッタッタッ

響「………」

響「3人とも行っちゃった……」

響「え~っと……」

響「………」


響「みんなー!今回の響チャレンジはここまでだぞ!」

響「次も全力で頑張るさー!!それじゃあ、またなーー!!」





おわり



おまけ


響「はぁ疲れたー……」

響「早くこのハチミツを洗い流さないとなあ」ベチャベチャ

響「………ん?」

響「何か……誰かを忘れているような……」

響「………」

響「………」

響「うん、気のせいだな。帰ろ帰ろ」


その頃


春香「………」

春香「………」

春香「………」

春香「………」ピピポ

春香「あっ、千早ちゃん?ごめんね急に電話しちゃって」

春香「…うん、うん……今?事務所に居るよ」


春香「なんか、事務所に立派なソファーがあったからさ~」

春香「座ってみたのはいいんだけど」

春香「ソファーから……なんだろ……」

春香「ハチミツがさ……染み出してきて……」

春香「私の背面がハチミツまみれになっちゃてさ」アハハ

春香「もう笑うしかないっていうかさ……なんだろな~なんなんだろうな~」アハハ

春香「わかんない……わかんないよ~ってやつ?」アハハ


春香「……うん、なんだか無性に誰かと話したくなってさ……」

春香「もうパニックですわ……」

春香「……ありがとう、少し落ち着いたよ」

春香「うん……うん…それじゃあ、またねバイバイ」

春香「………帰ろう」

春香「……犯人は…どうせ真美か亜美だよね……」

春香「今度あの2人に唐辛子入りのクッキーを食べさせよう!」


春香「けどこのままじゃ帰れないなあ」ベチャベチャ

春香「他に着るものがあれば……」

春香「なにか服でも……」キョロキョロ

春香「あっ」

春香「服がいっぱい掛かってある」

春香「う~ん、私の趣味じゃないけど……」

春香「ま、いいか」

春香「服お借りま~す」ヌギヌギ

春香「ちょっとキツい」ベチャー

春香「………」ベチャベチャ




おわり

終わりです
ありがとうございました

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