【安価】京太郎「冥球島?」美穂子「ズバッと三振毎度ありっ!」【咲-Saki-】 (969)

注意書き

・このスレは何番煎じの京太郎スレです。

・安価スレです。

・野球をします。実在のプロ野球選手のエピソード、名前なども出てきます。

・基本的にsage進行です。安価を取る時だけageます。

・人によってはあんまりじゃないかという扱いのキャラ、実在選手なども出てくるかもしれませんが、
 >>1は咲-Saki-の全キャラも出てくる実在選手も大好きです。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1493222546

【投球・打撃システム】
引っ張り←→内角攻め
流し打ち←→外角攻め
センター返し←→低めに集める

一致した場合はそのまま打者側は巧打、投手側は変化を使ってのコンマ勝負
外れた場合打者にマイナス補正で打者側は巧打、投手側は変化を使ってのコンマ勝負

[投手側]
内角攻めで外す→長打-30の補正
外角攻めで外す→長打-20の補正
低めに集めるで外す→長打-10の補正

[打者側]
引っ張りで外れる→巧打-30の補正
流し打ちで外れる→巧打-20の補正
センター返しで外れる→巧打-10の補正

投手側は『くさいところ』を選択できる。
これは打者側がどの選択肢を選んでも-20の補正を一律でかける。
ただし体力消費2倍。制球力によって判定変動。

消費体力→通常時2
     ランナーが1人いる毎に+1

【制球S~A】
通常通りの判定。

【制球B】
投手側コンマ下一桁が9の場合、打ち取る判定をしても四球扱い。

【制球C】
投手側コンマ下一桁が9の場合、打ち取る判定をしても四球扱い。
投手側コンマ下一桁が8の場合、ボールが甘い所に行きジャンケンに関係なく打者側の補正を+5する。

【制球D】
投手側コンマ下一桁が9、7の場合、打ち取る判定をしても四球扱い。
投手側コンマ下一桁が8の場合、ボールが甘い所に行きジャンケンに関係なく打者側の補正を+5する。

【制球E】
投手側コンマ下一桁が9、7の場合、打ち取る判定をしても四球扱い。
投手側コンマ下一桁が8の場合、ボールが甘い所に行きジャンケンに関係なく打者側の補正を+10する。

【制球F】
投手側コンマ下一桁が9、7、6の場合、打ち取る判定をしても四球扱い。
投手側コンマ下一桁が8の場合、ボールが甘い所に行きジャンケンに関係なく打者側の補正を+10する。

【制球G】
投手側コンマ下一桁が9、7、6の場合、打ち取る判定をしても四球扱い。
投手側コンマ下一桁が8の場合、ボールが甘い所に行きジャンケンに関係なく打者側の補正を+20する。

投手側が勝利した場合数値差によって結果に変動。
+50以上の勝利→ランナーがいる場合はゲッツーなど、最良の結果。
+49以下の勝利→ランナーがいる場合でも1アウトのみ取れる。
※コンマ合計で同数値の場合は、投手側勝利として扱う。

打者側が勝利した場合打者側は長打、投手側は球威の差を使い更に判定。
ただしそれぞれの打球方向のポジションの合計守備力/10+
投手の球威≧打者の長打力の場合投手の球威/10も加算しその数値以下のコンマが出た際はファインプレーによりアウトとなる。

センター返し→ピッチャー、セカンド、ショート、センター
引っ張り(右打者の場合)→サード、ショート、レフト、センター/2
流し打ち(右打者の場合)→ファースト、セカンド、ライト、センター/2

【引っ張り】
00~50 シングルヒット
51~90 ツーベース
91以上 ホームラン

【流し打ち】
00~70 シングルヒット
71~110 ツーベース
111以上 ホームラン

【センター返し】
00~90 シングルヒット
91~130 ツーベース
131以上 ホームラン

【投手の体力推移】
29以下→球威・変化-10。制球1段階下降。
19以下→球威・変化-20。制球2段階下降。
9以下→球威・変化-30。制球3段階下降。
0→球威・変化-50。制球5段階下降。

【タッチアップ判定】
ランナーが塁に出ていて打者側がアウトになる判定結果が出た際、任意でタッチアップ判定。
打球方向の外野手の守備力と走者の走力で判定する。
1塁からの進塁→走者側-30の補正。
2塁からの進塁→打球方向がセンター・ライトの際はそのまま。レフトの際は-30の補正。
3塁からの進塁→そのまま判定。

外野手の守備力-走者の走力が。

+30~→進塁阻止
+29~+0→進塁阻止、アウト
-1~→進塁成功

【盗塁判定】
ランナーが塁に出ている際に任意で判定。
捕手の守備力+投手の球威/2と走者の走力で判定する。
1塁から2塁への盗塁→そのまま判定。
2塁から3塁への盗塁→走者側-30の補正。
1塁・2塁からのダブルスチール→ケースによって判定式を変更。

捕手の守備力+(投手の球威/2)-走者の走力で守備側が0以上の際アウト、それ未満の際はセーフ。

【バント判定】
セーフティバントの際はランナー1塁の際のバントの判定表を使った後、捕手の守備力+30-打者の走力でアウト。
ランナー1塁の際のバント→コンマ70以下で成功、71以上で失敗。
ランナー2塁の際のバント→コンマ50以下で成功、51以上で失敗。
ランナー3塁の際のスクイズ→コンマ40以下で成功、41以上で失敗。

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・須賀京太郎

紹介:このスレの主人公。にして、チームのエース。にして、ツッコミ担当。
   当初は自信を些か喪失していたが、監督の助言、チームメイトの存在に恵まれ、更に試合で結果を残す事で勝つ事に貪欲となった。
   新たに手にしたカードも1.5軍レベル。だから勝てないと誰が決めた。
   女性関係は良子さん曰くベジタリアン系。でも鈍感では無いよ。ちょっと意気地が無いだけで。

右投げ両打ち 守備位置:投手

所有カード:三嶋一輝(De)、国吉佑樹(De)、斎藤佑樹(Fs)

球威75 変化45 制球E 体力70
巧打35 長打35 走力45 守備35

【テンポ○】
ランナーを出さないまま2アウトを取った際、次の打者との対戦時に球威・変化+20。
その回が終わる、ランナーを出すとリセットされる。

【集中力】
任意発動。体力消費量2倍にして制球力2段階上昇。

【ピンチに強い】
得点圏にランナーを背負った際発動。球威・変化+10。

【打たれて取ってもらう】
出塁しているランナーの数×5、味方の守備力が上昇する。

【???】
相手投手が【???】のカードを所有していた際、球威・変化+30。制球2段階上昇。

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・津山睦月

紹介:熱狂的ベイスターズファンにして、鶴賀の新部長。うむ!
   京太郎も野球知識は相応にあるが、彼女の前では霞む。いわゆる、知恵袋的な存在。
   試合ではチーム初本塁打を放ち、ヒーローインタビューに呼ばれるなど八面六臂の活躍。
   ただ、割と彼女は彼女なりに色々悩みもあるようだ。

右投げ左打ち 守備位置:投手/外野手

所有カード:高崎健太郎(De)、乙坂智(De)

球威40 変化40 制球E 体力50
巧打30 長打50 走力50 守備30

【高さ危険太郎/低め安全花子】
試合開始前に判定。
出たコンマが偶数の場合投手時制球力一段階上昇、奇数の場合二段階下降。

【筋肉がエキサイトしている】
ツーベースヒット以上を打った以降の打席で長打力+20。

【道を切り開け】
その回の先頭バッターの際、巧打力+20。

【横浜愛】
試合に出場中の横浜所属カードを持った選手の数×3、全能力上昇。

      |  ! ! i |   |_,.. -‐|弋T下、\ヽ_八  | i
      |  | | i {   l ヽ -|=-`ー一'⌒´   \! |
      |  | l 、 ヽ.  ヽ 〆二ニ==ミx.     ||
.    八 { {ヽ \ \Y´ _彡ヘ::::::::ヽ `ヽ    ||
        \ヽ\\,ン⌒ 、     、:::::ハ   \ ||
        \r'`′   li\    ヾ:::::(_,  ′! l   !
                |i  ヽ     \ノハ   ||   !
                |i  }     ン'′  ||   !
                |i  ノ     / / / / ||   !
                l:/               | l   i
                |:\          |l   i
                |i  \         ||   !
                |i   ヽ.__ ノ       ! !    !
                ||       ヽ     ||    !

・福路美穂子

紹介:頼れる我らのキャップ。寮生活では食事以外にも雑事諸々なんでもこなすが、京太郎に言われて少しずつ他の人にも手伝ってもらうようになった。
   更に京太郎には自分から言って名前呼びまで出来るようになった。おめでとう、キャップ。
   久もチームメイトになって順風満帆。なお、追加で得たカードは相変わらずなんとも言えないもよう。

右投げ左打ち 守備位置:二塁手/遊撃手

所有カード:石川雄洋(De)、倉本寿彦(De)

巧打70 長打35 走力65 守備45

【痛恨のミス】
守備時能力。
得点圏にランナーがいて投手側が勝利して打球方向が自身の守備位置に絡んでいた判定の際、
投手合計コンマの下1桁が7の際エラーで出塁される。

【サンキューキャップ】
守備時能力。
得点圏にランナーがいて打球方向が自身の守備位置に絡んでいた判定の際、
投手側合計コンマの下2桁が07・77の場合アウトにする。

【バントが上手い】
バント選択時、バント判定を+20する。

【勝利の輝き】
初回、1番打者として出場した際に発動。その回のみ巧打・走力+20。

【開眼】
7回以降発動。全能力+10。

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・小走やえ

紹介:奈良の王者にして京太郎たちのチームの4番。ニワカは相手にならない。
   自信家、尊大、迂闊と三拍子揃ったぽんこつ初号機。
   それでも京太郎の事を気遣ったり、心配してくれたりはするようだ。
   ちなみに共学出身だが高嶺の花で男友達はいないらしいが、京太郎がなってくれた。やったねやえちゃん、男友達が増えるよ!

左投げ左打ち 守備位置:外野手/一塁手

所有カード:T-岡田(Bs)

巧打45 長打75 走力35 守備25

【チャンスに強い】
得点圏にランナーがいる際、巧打力+10。

【4番の一振り】
4番に置いている時のみ発動。得点圏にランナーを置いた際、長打力+20。

【ノーステップ打法】
読みを外した際の巧打マイナス補正を2/3にする。

【王者の打ち筋】
第1打席の時のみ任意発動。読みが一致した際、巧打・長打+20。外した場合巧打・長打-20。

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  ――‐ 、\           -、                       /
       / ≧=‐┬ 、_,.∠....___  \
      /     {∠二二二二二二ニ=\            //
    /    _ノ二二二二二二二二二≧=-   ___  -= /
   /     {二二二二/二二二二\二二二\   /  /

・石戸霞

紹介:永水のおっぱいオバケさん。基本的に温和だが、時折殺気を放つ事もある(主に見た目や年齢関連)。
   チームに所属してからも小蒔の事をずっと気にかけていたが、京太郎の助言もあって幾分か気持ちも楽になったようだ。
   気持ちは軽くなってもおもちは軽くならないけどね。
   着々と正捕手として技術を高める中、打撃でも輝きを見せるカードを手にした。恐怖の下位打線の一員になれるかどうか。

右投げ左打ち 守備位置:捕手

所有カード:戸柱恭孝(De)、嶺井博希(De)

巧打40 長打35 走力35 守備55

【ささやき戦術】
捕手時能力。対戦打者のコンマ下1桁が2・4の際巧打力-10。

【円熟したフレーミング】
捕手時能力。投手の制球判定を2段階上昇。

【体で止める】
捕手時能力。投手の変化力+10。

【苦手分野】
任意発動。守備時スキル・守備力-30して巧打・長打力+20。一度発動すると試合終了まで継続。

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・竹井久

紹介:初戦を終えて加入をした清澄の悪魔(小がつく時が稀によくある)。
   元々京太郎に対しては好感を持っていた為か、途中加入組ながら好感度は高い。
   彼をからかうのが生き甲斐かと思われる程の言動を取るが、割と押しには弱いようだ。

右投げ両打ち 守備位置:外野手

所有カード:金城龍彦(De)

巧打55 長打55 走力45 守備55

【サヨナラ女】
ヒットが出ればサヨナラの場面で巧打・長打力+20。

【悪球打ち】
投手側が『くさいところ』選択時、自身の判定のコンマ下1桁が偶数の場合マイナス補正を反転。

【叩きつけるバッティング】
ノーアウト・1アウトで3塁にランナーを置いている際発動。
投手側+50以上での勝利でも3塁ランナーが生還する。

【稀代の悪待ち】
試合開始から一度もリードを保っていない場合、7回以降発動。
巧打・長打力+20。

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       ./ /         |  |             / ハ
      厶ニ| i     l   |  |
.     「 ̄ | l     ト,| |  |
.       i   | |   _,以 || 「二ニ=‐- ..,,_
     |   l,斗<  .| i |`||
      |  ∧ | j云ニL」ノ .|├=Y⌒ヽ
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          `ト己   .:::::: ノイ    ,.イ     \
         | .ノ           :' 从       \  jI斗┐
         | ,心、             `ヽ   ___(   |
        ||| 心r_;          ,.厶=孑ヘ\ ├ヘ,_|
            || |!.心、  ,.。o心,  ´    _,,.⊥、L| |
         ! |[レ' `i´  rく    /     `ヽ|
            ! ;||     r 1 :|   /        ∨
.            ! 小|    ,ハ|| /           ∨
          ! |     _|///|/               ∨
           !|     /  / /              ___∨
            弋   厶イ/            /////∧
                / //             ////////∧
             / ./          \////////// ∨
            ./ ./        ヽ  \///////   ∨

・白水哩

紹介:初戦を終えて加入した新戦力2号にしてぽんこつ2号。
   京太郎への第一印象が最悪だった為か、あまり態度はよろしくないが、別に嫌ってる訳ではない。
   とにかくぽんこつ。料理は駄目、勘違いはする、おまけに頑固の三拍子。
   でも野球と麻雀は上手い。

右投げ右打ち 守備位置:遊撃手/二塁手/一塁手

所有カード:井端弘和(巨)

巧打50 長打30 走力40 守備80

【起死回生の同点打】
ヒットが出れば同点の際発動、巧打力+30。

【黄金の二遊間】
『荒木雅博』のカードを持つ選手と二遊間を組む際、守備力+30。

【リザベーション】
自身の次の打者が『鶴田姫子』の際に任意発動。巧打力-10。
自身がヒットを打った際、『鶴田姫子』の巧打力+30。

                       -‐─……‐-
                             \ `丶

                     /              丶  \
               /     /     │          ハ
                /    ¦     ∧ │   |
               | |   /| │     イ⌒∨|   |   /|──=ミ
                乂|   イ⌒|     |/_..八|   |_彡 |___  \
                    八   |八_人    ァ卞卞ト   |  / |       ̄\
                   /\ N|卞卞ト、/ Vrウ|   |<   ゙
                /「\| Vウ     ,,, |   |⌒) /   
             //´ │ i| ,,, ′       |   |/ /
               /     │ 从    _      │| │‐<
                  | l 个     `    |│ 人_____\
          _r、_       | |  |   丶 __,,..     レ厂\〉  ` \
         /´| | l.       レ|/      __|  _彡ヘ
        ,゙ | | | h              />レく      \
        │i. | | l |         _/xく___/>、__,,...   ´ ̄⌒ア\
        │   丿|       r宀⌒ |/^【 》/        /  ∧
        │ '´ ノ      /      厂「         ∨     │


・戒能良子

紹介:京太郎たちを纏める監督。
   時たま怪しい片言を喋る以外は、顔に似合わず至って気さくで朗らかな頼れる大人。
   今度の試合で勝てたら京太郎は彼女の事を名前で呼べるらしい。別に今から読んでくれてもいいのに……。
   基本的に褒めて伸ばすタイプ。

所有カード:アレックス・ラミレス(De)

スキル? ないない、ノーウェイノーウェイ

好感度
睦月  19
美穂子 27
やえ  26
霞   27
良子  31
久   31
哩   10

咲   ??+7
和   24
まこ  19
優希  22

佳織   7
泉    4
誠子  10

恭子  10
エイスリン   8
穏乃  12

>美穂子

そして小休止が終わり、そろそろ練習も再開しようかといった所で、だ。

京太郎「あれ、美穂子さん?」

美穂子「京太郎くん……えっと、また練習かしら?」

良子「言われてますよ、須賀くん」

京太郎「ははは……まぁ、そうですね。 ハイ、また練習です」

タイミング良く美穂子が姿を現した。
彼女は京太郎の姿を見つけるなり、困惑したような感心したようななんとも言えない表情を浮かべる。
無理もない、これで京太郎は今日の殆どの時間を練習に費やしているのだから。

京太郎「美穂子さんも練習ですか? って……聞くまでもないですけど」

美穂子「ええ、その……このカードも使わせてもらえるようになったのだから、早めに馴染みたいと思って」

京太郎「なるほど」

そう言う美穂子の手の中には、昨夜拾った新しいカード。
因みにこれを朝、食堂で一同に見せた時、睦月が騒いでいたのは言うまでもない。

京太郎「(津山さん、『横浜にもようやく正ショートが生まれたんだ!』って言ってたけど……こいつでいいのか?)」

割と酷い事を考える京太郎である。

美穂子「その、よければご一緒したいんだけど……いいかしら?」

京太郎「断る理由なんてないですよ。 俺も丁度休憩終わった所ですし」

良子「新しいカードの効力、というのも気になりますからね。
   私も重点的に見させていただきますよ」

美穂子「ありがとうございます」

実際、彼女のカード自身の能力がどうあれ。
その効力というものを知っていく事は重要だ。
投手である京太郎にしても、そして起用をする良子にしてもだ。

京太郎「(多分ショートには白水さんが入るから、そこまで不安視しなくてもいいんだろうけどな……)」

なにはともあれ、2人はザコプロを交えて練習を再開する。

01~32 経験値1
34~65 経験値2
67~98 経験値3
ゾロ目 経験値5

↓1

>コンマ16 獲得経験値1
>美穂子合計経験値2

打撃練習をするか守備練習をするか。
悩んだ美穂子であったが、やはり二遊間を守るという事もあって守備が重要と判断したのだろう。
美穂子は守備練習を選んだ。

良子がノックをし、京太郎がファーストを不慣れながらも務めて練習相手となる。
美穂子が守る位置はショート。
そこは哩の定位置であるが、まずは新カードの本来のポジションで……という事らしい。

のだが……。

カンッ!!

…………

美穂子「…………」パシッ

良子「福路さん、待って取らない! アグレッシブ!」

美穂子「は、はい!」

京太郎「(……ちょっと足の早い打者なら、内野安打になってそうだなぁ)」

良子の放ったなんでもないゴロを、待って取る美穂子。
セカンドの位置ならば、まだファーストは近い。
だが、ショートの場合はそこから遠く離れている。そして、美穂子の肩というものはカードの力をもってしてもそこまで強くない。
京太郎の懸念通り、もしも打者が俊足ならば内野安打になっていそうな打球処理である。

カンッ! ビュンッ!!

美穂子「あう……」

京太郎「(一歩目の動き出しが白水さん見てると……うーん)」

そして、続く早い打球には美穂子のグラブも届かない。
その動きを見て京太郎は内心、哩と比較をするのだが……。
あちらはかつて球界屈指と言われ、数年もゴールデングラブ賞――守備の最も上手い選手に贈られる賞を受け続けた名手である。
正に雲泥の差、範囲については比較にすらならないレベルである。

美穂子「えいっ!」ビュッ!!

京太郎「うお!?」ピョンッ

美穂子「あ、ご、ごめんなさい!」

京太郎「い、いえ……(なんだこの送球……)」

極め付けは送球である。
再び待って取った美穂子は、せめて強い送球で挽回しようとしたのか目いっぱい投げた。
投げたが、そのボールは大きくファーストを守る京太郎の頭上を越えていく。
ザコプロでも、そしておそらくやえでも取れないだろうその送球に美穂子はしょんぼりと肩を落とすのだが、
京太郎は気にしないようにと言い含めながらも溜息を吐く。

京太郎「(地蔵守備に送球難、おまけにエラーを恐れて待って取る癖持ちかぁ……)」

美穂子「次を……次をお願いします、監督」

良子「オーケー、では、頑張りましょう」

正直言えば、投手である京太郎としては後ろを任せるのは不安になる技術である。
だが、そんな京太郎の想いもある程度理解しているのだろう、美穂子は少しだけ悲しそうな顔をした後、再び練習に取り組んだ。

美穂子「(試合ではこんな真似は出来ないわ。せめて、少しでも練習をして修正出来るようにしないと……)」

福路内野手、割と負けず嫌いで責任感は強い。

※美穂子の好感度が+1され、28になりました。

京太郎「結局あの後、美穂子さんはずっとノック受け続けてたな。
    あまり改善はされてなかったみたいだけど……だけど必死だった。 ああいう姿勢は、こう、グッとくるな。
    やっぱり美穂子さんは真面目でいい人だ。 なのになんであんなカードなんだろう……。

    ええい、言っても仕方ない。もうそろそろ日も暮れる頃だけどどうしようかな」

夕方行動1回目(1/2)

1.会話(チームメイトと交流します)
2.練習(練習をして京太郎・チームメイトの経験値を貯めます)
3.お出かけ(チームメイトと出かけます。2回分行動を消費します)

↓1

>3.お出かけ(チームメイトと出かけます。2回分行動を消費します)

【睦月・美穂子・やえ・霞・良子】
【久・哩】

↓1 お出かけ相手選択

>睦月

京太郎「いや、流石にこれ以上練習するのは……オーバーワークかなぁ?」

良子「考えるまでもなくオーバーワークですよ。 須賀くんはこのあたりでゴーホームしてください」

京太郎「はーい」

良子「しっかりとクールダウンする事も忘れないでくださいね」

京太郎「ういす」

良子に窘められながら、京太郎はしっかりと後処理を済ませて練習を上がった。
長時間、練習をしていたのである。割と体は悲鳴を上げている。
とはいえ、練習を辞めてしまえば暇になってしまうのが京太郎の悲しい性だった。
さて、寮に戻って何をしようかなと思い、帰り道を歩いていた所――である。

睦月「あれ、須賀くん?」

京太郎「津山さん? どうしたんです、こんなところで」

その道中、ばったり出くわしたのは睦月である。
この道で会うという事は練習に向かおうとしていたのだろうかと思ったが、しかし、睦月はユニフォームではない。
いつもの(寮内の皆はユニフォーム以外は制服姿です)制服姿である。
よって、京太郎も何をしてるのだろうかと思って首を傾げながら問いかけるのだが……。

睦月「う、うむ……実はその……あ、あれを……」

京太郎「あれ? って……なんだあれ?」

言われ、睦月が指さした方向を見ると――そこには、決して大人数とは言わないが少なくない人の群れ。
人数にして、十数人といったところか。
それらが寮とグラウンドの丁度間の道――そこから少し離れた、ぽつんとした空地でたむろしている。

ちょっとこれは寮にも近いし、文句を言った方がいいのではないかと京太郎が思った所で、
睦月は少し照れたように頬を赤らめながら続けた。

睦月「こ、これから……その、ファンとの交流会で……」

京太郎「ファンとの交流会!?」

睦月「う、うむ。 私なんかが、滅相も無いと思うんだけど」カァァッ

そう言う睦月は、更に頬を上気させた。
津山睦月、基本的にこのような表舞台というものは慣れていない。

ただ、慣れてはいないが、彼女は以前の試合で多数のファンを獲得していた。
球団初の本塁打。投げる事は無かったが、投手としても活躍が見込まれる。
そして、チームカラーとなっているベイスターズの熱狂的なファン。
一般人のファンから、親しみを持たれ、人気が出るのも無理からぬ事である。

睦月「監督が、ファンから是非ともと言われたみたいで……それで、こんなことに……」

京太郎「そ、そうなんですか……(ファンかぁ……やっぱり男性が多い……あれ? でも結構女性もいるな)」

睦月「その……よければだけど、須賀くんも一緒に来てくれないかな?」

京太郎「え? 俺がですか?」

睦月「ちょっとやっぱり、1人だと心細いというかなんというか……」

京太郎「(まぁ、こちら側からしてみれば知らない人と会わないといけない訳だもんなぁ。ましてや津山さん、女性だし)
    わかりました。ご一緒しますよ」

睦月「ありがとう! 助かるよ……」

流石に不安がる睦月を1人にはしておけないと、京太郎は睦月と共にファンの元へ。
ファンたちは睦月だけでなく、京太郎も来た事で更に浮き足立ったが、そこはなんとか現場にいたスタッフさんが押しとどめ。
京太郎は仮設された握手会場で睦月が対応をする傍ら、ぴたりと張り付き寄り添う。

ファン「応援してます、頑張って下さい」ギュッ

睦月「う、うむ……ありがとうございます。私なりに、精一杯……」ギュッ

京太郎「(津山さんは真面目に対応してる……こういう所、不安にならないよなぁ、津山さん。
     ベイスターズの選手が絡むと途端に白水さんややえ先輩も裸足で逃げるレベルの困ったさんになるけど……ん?)」

ファン「あ、あの……須賀選手ですよね?」

京太郎「はい、そうですけど」

そんな折、ふと京太郎に話しかけてくるファンがいた。
その問いに京太郎が応えると、ファンはやっぱり!とばかりに表情を綻ばせ、鞄から何やらごそごそと取り出す。

京太郎「(あれは……色紙?)」

ファン「すみません、須賀選手サイン貰えますか!?」

京太郎「サイン!?」

いきなりの言葉に京太郎はおうむ返しをする。無理もない。
京太郎がこれまで生きてきた中で、サインをした事など宅配便を受けた時に印鑑が見つからなかった時くらい。
いわゆる、有名人がファンにするといったたぐいのサインなどした事が無いのだから。

京太郎「(どうすんだよ、俺サインなんてできねーぞ……でも期待には応えたいしなぁ)」

1.「ええっと、わかりました。 名前崩すとか出来ないですけど……」
2.「すみません、サイン出来ないんです。 写真とかなら……」
3.「握手でお願いできますか? 津山選手もそうしていられるので……」

↓1

>1.「ええっと、わかりました。 名前崩すとか出来ないですけど……」

困りに困った京太郎だったが、結局サインをする事にした。
このような事態を想定していなかった為に字を崩した、いわゆるサインらしいサインにはならず、
『須賀京太郎』とそれはそれは達筆ではないが下手でもない、一般的な男子高校生らしい書体の一筆を色紙に記す。

ファン「ありがとうございます、応援してます!」

京太郎「ど、どうも。 頑張ります(これでいいのか……?)」

睦月「………………」

正直こんなものに価値があるとは京太郎としては思えないが、それでも、ファンは喜んでくれたようだ。
その後も、睦月と握手を終えた後に、何人かのファンが京太郎にサインを求めてくる。
いずれも、京太郎はサインとも言えぬサインを施すのだが、やはり満足そう。

京太郎「(こんなんでいいのかなぁ? もっと有名人っぽいのの方が……うーん)」

スタッフ「それではこれより写真撮影に入ります。 抽選で当たった方は当選券を持って前の方へ。
     須賀選手」

京太郎「え? あ、はい?」

スタッフ「申し訳ありませんが一緒に入っていただけますでしょうか? 折角ですので……」

京太郎「えー、っと……」

睦月「須賀くんがよければ……ファンの人も、喜んでくれるよ」

京太郎「わかりました、俺でよければ」

その後、言われた通り、抽選に当たった組みとの記念撮影に臨む京太郎と睦月。
とはいえ、京太郎にしろ睦月にしろ、やはりこういった事は不慣れだ。

先ほども言ったように表舞台には慣れておらず、おまけに緊張しいな睦月。
そしてやはり表舞台には慣れておらず、流れで乗ったけどこれでよかったのか?と考える京太郎。
ややぎこちない所もあるが――それでも、滞りなく撮影会は終了しそうになる、のだが。

ファンA「そういえば今日の握手会、津山選手だけって聞いてたよな?」

ファンB「せやな」

ファンA「須賀選手まで来てくれたのはなんでだろう」

ファンC「俺流のサプライズや」

ファンA「そういうのいいから」

よもや1人が心細かったからと睦月が誘ったとはわかるまい。
そんな中、最後の1組。
ベイスターズのユニフォームを着た小さな子供たちと一緒に、京太郎と睦月は撮影会に挑むのだが。

子供ファンA「すがせんしゅとつやませんしゅは、なかがいいのー?」

京太郎「んん?」

子供ファンB「本当は須賀選手は来ない筈だったんですよね? だから……」

京太郎「(ふむー……これはあれか)」

睦月「う、うむ?」

いわゆる、子供特有の男と女がいたらとりあえずからかってくっつけておけ的なあれである。
先に述べた通り、京太郎がついてきたのは睦月に誘われたからだ。それ以上でもそれ以下でもない。
いや、仲が悪いという訳ではないのだが――少なくとも2人の間に、男女の恋愛というあれそれは今のところないのだ。

京太郎「(でもここで否定したら変に誤解されそうな気もしないでもないし……)」

1.「ああ、睦月さんとは仲がいいぞ」
2.「うん、睦月先輩とはよく遊んだりするぞ」
3.「そうだな、むっちゃんとは野球で仲良くなったんだ」

↓1

>1.「ああ、睦月さんとは仲がいいぞ」

睦月「ふぇっ!?」

子供ファンA「やっぱりー!」

子供ファンB「野球選手って、チームメイトでも仲が良くない人もいるって聞きますけど……」

京太郎「君子供なのによくそんなこと知ってるな……でも、うちはそんなことないよ。
    睦月さんもそうだけど、皆仲良しでやってるからね。 そうですよね、睦月さん?」

睦月「う、うむ……うむ!!」

ここは子供たちに話を合わせるべきだろう、と考えた京太郎は、思いがけず睦月の事を名前で呼ぶ。
無論、さんづけではあるが。
これに睦月は動揺をするが、それでも流石に子供たちの前で否定する訳にもいかなかったのか、うむうむ言いながら頷いた。
顔は、赤面状態だったが。

その後、写真撮影を終え……。

子供ファンB「ありがとうございました!」

京太郎「こちらこそありがとう」

睦月「うむ。私たちも、楽しかったよ。試合では精一杯頑張るから……出来れば、応援してね」

子供ファンA「はーい。あ、そうだ!」ゴソゴソ

睦月「うむ?」

子供ファンA「これ、あげる!」ピャッ

睦月「うむ……? うん、ありがとう(カード?)」

スタッフ「それではこれで握手会を終了とさせていただきま~す」

………
……


その後、スタッフの誘導もあって、会場から離れて寮へと帰り着こうとする京太郎と睦月。
その道中、睦月はどこかよそよそしく……ちらちらと京太郎を見ていたのだが、やがて意を決したかのように口を開いた。

睦月「あの……えっと……京太郎くん!」

京太郎「はい、なんです?」

睦月「え!? あれ、あっさり!?」

京太郎「……ああ、えっと、名前呼びの件、ですか? あれは……出来れば仲の良さをアピールする為に、と思ってしたまでだったんですけど」

睦月「うむぅ!? え、そうだったの?」

津山外野手兼投手、痛恨のミス。

京太郎が名前で呼んだ以上、ここは自分も名前で呼び返そうとなけなしの勇気を振り絞った睦月であったが、
悲しい事に暖簾に腕押しである。
割と自爆に近い事をした為に睦月は再び赤面するのだが……。

京太郎「ああいや、でも……名前で呼んでいいなら、呼ばせてもらえれば。 津山さん……じゃない。
    睦月さんと仲良くなりたいっていうのは、まあ、本心ですし」

睦月「う、うむ……うむぅ……」マッカッカ

京太郎の更なる言葉を聞いて、睦月は更に顔を上気させる。
津山外野手兼内野手、割と男慣れしてない。

睦月「は、恥ずかしながら……男の子と会話した記憶なんて、小学生時代以来無くて……」

京太郎「そうなんです?」

睦月「うむ……いや、まったくって事はないんだけど……なんだか、話しかけにくいみたいで」

京太郎「(睦月さん、クールに見えるもんなぁ)」

実際に話してみれば、クールで真面目ではあるものの、その実情熱的である。
割と、ベイスターズ関連の事柄に関してその情熱は注がれているが。
それはさておき、睦月の顔色もようやく通常通りに戻ってくる。

睦月「だから、じゃないけど……割と、こうして京太郎くんと2人で歩くっていうのは、ちょっと、緊張するというか」

京太郎「俺だって緊張しますよ。 睦月さん、美人ですし」

睦月「……ありがとう。 お世辞でも嬉しいよ。 私は地味だからなぁ……」

京太郎「(お世辞じゃないんだけどなぁ……)」

クールに見える、というのは悪口ではない。むしろ京太郎としてはほめ言葉なつもりだ。
なんというか、知的美人に見える――見える、だけなのは先に述べた通りであるが。
いずれにせよ、睦月にその自覚は無いらしい。
寮内にはセクシー系なり可愛い系なりのトップクラスが揃っているからだろうか。
或いは元いた所にもクール系なり地味系でも巨乳なりのとんでもクラスが存在するからだろうか。

京太郎「(そういえば……)さっき子供から貰ったカードってなんだったんです?」

睦月「あ、確認してなかったね。 えーっと……」ゴソゴソ

とはいえ、ここでいくら言っても無駄だろうと感じた京太郎は話題を転換。
つられ、睦月はごそごそと先ほど少女から受け取ったカードを取り出すのだが……。

睦月「え……」

京太郎「どうしたんです?」

睦月「………………」

取り出した瞬間、無言になる睦月。
これを受けて京太郎は問いかけるが……睦月はぷるぷると肩を震わせた後、やがて――。

睦月「せっ、関根くんだああああああああああああああああああ!!!!」

京太郎「あーもうめちゃくちゃだよ」

絶叫した。
京太郎がここまでのちょっと甘酸っぱいような展開はどこへいったんだと頭を抱える中、
睦月の掲げたカードはその絶叫に応えるかのようにキラリと光を放つのだった。

【関根大気】
横浜DeNAベイスターズ所属。
高卒若手ながら2年目から1軍と2軍を行ったり来たりしていた期待の外野手。
甘いルックス故に女性人気が高いが、何も女性人気だけではない。

2015年には開幕戦代打本塁打を放ち、これがプロ初本塁打というのはプロ野球史上初。
また、この時まだ19歳という事で、こちらも最年少開幕戦本塁打という記録にもなった。

持ち味は50メートル走5秒台の俊足であり、印象に残るスリーベースヒットが多い。
先の記録にもあるように、単なる俊足だけでなく長打力も備えていると言える。
また、これだけ若いながらに1軍での出番があるという事は、それだけ首脳陣から潜在能力を買われているという事。

横浜に輝く新たな新星になり得る、期待の逸材。

【アナウンス】睦月の好感度が25を突破した為、全能力+5、更に走力+5されました。
新スキル候補が解放されました。

       ,.へ、   ,..-::‐::‐::-:..、
     //::::::`/:::::::::::::::::::::::::::`::::....、
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   |::::|:::::|::::::::::::::::::::::::::/::::::::::/  ハ::::::::::i ヽ
    |::::|:::::|::::::::::::::::::ミ゛/ ::::::/     ゙、:::::::| |
.   |::::|:|::::|::::::::::::::ミ゛/:::::/ー-   -‐、::;ノ ノ
   |:::/::|::::|:::{⌒ヾ /:::::::k'コ;;;iフ`  ィ;;iフ '
.  |::/::::|:::::|ヾ、  /:::/        /
  |:/::::/|:::::| ヽ;イ:/       ゝ /

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・津山睦月

右投げ左打ち 守備位置:投手/外野手

所有カード:高崎健太郎(De)、乙坂智(De)

球威45 変化45 制球E 体力55
巧打35 長打55 走力60 守備35

【高さ危険太郎/低め安全花子】
試合開始前に判定。
出たコンマが偶数の場合投手時制球力一段階上昇、奇数の場合二段階下降。

【筋肉がエキサイトしている】
ツーベースヒット以上を打った以降の打席で長打力+20。

【道を切り開け】
その回の先頭バッターの際、巧打力+20。

【横浜愛】
試合に出場中の横浜所属カードを持った選手の数×3、全能力上昇。

※新スキル候補【ミスタースリーベース】
【ミスタースリーベース】pt5
打撃結果判定がツーベースの際発動。打撃結果判定下1桁が3・6・9の際、スリーベースに。
ただし1塁にランナーがいる、かつランナーの走力が49以下の際は発動がキャンセルされる。

※睦月の好感度が1回目+2(×3で6)2回目+1(×3で3)で28になりました。


という所で遅くなりましたが本日はここまで。
夜というか朝の時間までお付き合い下さりありがとうございました。
サインの話題が出ましたが、ベイスターズの選手からは、割と簡単にサインをもらう事が出来ます。
キャンプに行った際、私も石田・ヤマヤス・砂田・三嶋・須田・筒香・柳田から貰えました(自慢)
キャンプですと、ブルペンを間近で見れるので、楽しいのでオススメですね。

前スレ1000についてはちょっと考えてみます。
それではおやすみなさい。

乙です
さて>>1さんの話の進め方からして前スレの1000とは無関係っぽいですね
追加されたのは打者のカードみたいですし
って言う事はむっきーさん…京太郎くんを差し置いてトータル四枚目(投手カード2枚目)の入手確定でしょうか?
もしそうなら横浜投手陣(大洋時代のレジェンド含む)の誰に成りますかね?
微増ですからエース&魔神(クローザー)級の入手は難しそうですが

乙ありです。帰宅が遅くなってしまいましたので、遅い時間ですがもう少ししたら再開します。

その後、無事に寮に帰り着いた2人はそのまま食堂へ。
本日の夕食は霞と美穂子、この寮のメシウマ2トップのお手製のものという事でこれには京太郎もホッと安堵。
練習で疲れた体に、美味しい手料理が染みわたる。

京太郎「ああ美味い……(白水さんと久先輩のコンビだったらどうしようかと……)」

美穂子「ふふ、あわてなくてもまだまだ沢山あるわ。 おかわりいかが?」

京太郎「すみません、いただきます!」スッ

久「よく食べるわねー」

哩「そいでん、津山……そいがまた新しく手に入ったカードか?」

睦月「うむ……子供から渡されたもの、ではあるんですけど」

そんな中、話題に上がったのはやはり睦月が入手した新たなカードについてである。
つい先ほど、ファンとの交流会において手にしたカード。
一見すればどこからどう見ても普通のプロ野球選手カードに見えるのだが……。

良子「恐らく、石戸さんや福路さんが入手したのと同様に、それもまた効力のあるものなのでしょうね」

良子の言うように、既に霞、美穂子と2人が知らない間に、或いは偶然新カードを入手。
自身のものとしながら、更に野球能力を上昇させているのだ。
その流れを考えれば、睦月もまたこのカードを入手した事により一段上のレベルとなったと考えるのが自然である。

やえ「ぐぬぬ……私もそういうパワーアップアイテム的なものが欲しいぞ」

良子「(しかし、3人共に入手方法はバラバラ……なんなんでしょうねこれは。
    津山さんの入手方法を考えるに、やはりオカルト的なものは感じられないのですが……)」

謎が謎を呼ぶ、とばかりに良子は首を傾げるのだが、いずれにせよ戦力アップは喜ばしい事だった。

睦月「そういえば監督、後でお願いがあるのですが……」

良子「ふむ? 伺いましょう」

睦月「実はその……サインの書き方を教えていただきたく」

良子「サイン?」

睦月「う、うむ」

難しい顔をして唸る良子だったが、そんな彼女に睦月は手に持っていたカードをポケットにしまいながらそう告げた。
顔は少し、赤らんでいる。

睦月「その、さっきの交流会では私はサインが書けなかったので……。
   京太郎くんは書いてましたけど、やっぱりああいうのも出来た方がファンの人にも喜んでもらえますから」

霞「握手だけでなく、サインも考えないといけないのね。 プロ野球選手の人って、大変なのね……」

哩「私らは実際んとこはプロ野球選手でもなんでもなかとやけどね」

良子「実際に試合をするだけでなく、ファンサービスも近年は求められる――それは麻雀でも同じですからね。
   オーケイです、まあ、教えるといってもそんな大層なものでもない。
   一緒に津山さんのサインというものを考えましょう」

別に彼女たちはプロ野球選手ではない。ないのだが、この冥球島には熱狂的な野球ファンが多数存在する。
その為に、前回――初戦であるにも関わらず、京太郎たちの試合にも多数の客が入っていた。
そして、その中で、活躍をした京太郎たちにも多くのファンがついている。
今日、睦月と交流を深めたファンたちも、その一部である。

ならばこそ、彼ら、彼女らを無碍にはしたくないという思いは睦月にある。
他の者たちも、程度の差こそあれ大体は同じようなものだろう。

やえ「心配しなさんな、私は既にサインを完成させているぞ!」

京太郎「……やえ先輩、いつの間に?」

やえ「私は小3の頃からずっとノートの端っこに色々書いてきた。今では数秒でパパッと書ける」フフン

ちなみに、既にサインを完成させている者もいたが、若気の至りである。

………

京太郎「ふぅ、食べた食べた。 やっぱり美穂子さんと霞先輩の手料理は最高だな。
    しかしサインかぁ……俺も考えた方がいいんだろうか。 でもなんかちょっと気恥ずかしい気もするな。

    さてと、食後は何をしよう。まだ寝るまでに余裕はあるぞ」

夜行動1回目(1/2)

チームメイト
【睦月・美穂子・やえ・霞・良子】
【久・哩】

入手連絡先
【優希・まこ・和・咲・穏乃】

↓1 交流or電話する相手

今の所弱点を補う感じのカードを入手して居ますが
やえさんの場合どう成りますかね?
T岡田の弱点を埋めるカード
スーパーカートリオ(高木豊さんor屋敷要さんor高橋義彦さん)の誰かか
其れとも長所を伸ばすカード
ラミちゃんか
ローズ(白人の方)か
ブラッグスか
ポンセか
本当どう成りますかね?

>>51
しもた!
スーパーカートリオのメンバー
一人間違うてた!
高橋義彦さんやなく
加藤博一さんやった

>良子

京太郎「いや……折角だし、俺もサインの開発と行こう。
    次も名前をただ書いただけ、なんて恥ずかしいもんなぁ」

あくまで一介の高校生である京太郎が、自分のサインを持つなどやはり気恥ずかしさが勝る。
それで自慢気になれるのなど、少なくともこのチームにはやえくらいしかいない。
しかし、今日のようにファンからサインを求められる機会というのも今後はどんどん増えていくだろう。
その時になってもまだ、『須賀京太郎』と名前を書いているだけというのも問題である。

そう考えた京太郎は、すぐさま監督室へ。
ノックをしてから中に入ると、そこには良子1人だけだ。

京太郎「あれ、睦月さんは?」

良子「もう終わりましたよ、サインの開発」

京太郎「早いっすね……」

良子「どうやら彼女も、モデルとするサインのイメージがあったようですぐに完成しましたよ。
   ほら、こちらがそれです」

言いながら良子が提示したノートを見ると、そこには色々と試行錯誤をした数個のサイン。
そんな中に、一際大きく書き、満足そうに○で囲んでいるものがある。
恐らくはこれが睦月が完成させたサインなのだろう。

京太郎「……でも、これなんて書いてるかわかんないですね。
    ちょっと縦に長くて……これはアルファベット使ってるのかな?」

良子「サインなんて往々にしてそんなものです。それと、漢字ですよ。
   ほら、崩す前のがわかりやすいのがこちらに……」

京太郎「あー……説明されるとわかる、ような」

睦月のそれは、自身のフルネームを漢字にしたものを縦書きにしたもの。
言われなければそうとは見えないが、なるほど、確かに玄人っぽい――いわゆる、サインらしいサインだ。
最後の『月』の字の内跳ね部分が異様に伸びている所も、中々のチャームポイントである。

良子「それで、須賀くんは? 何かありましたか?」

京太郎「ああいや、俺も折角なんでサインを考えたいなと思って……」

良子「なるほど、なるほど。 オーケイです、ファンを大切にする事は非常に大事ですからね。
   では早速、始めましょうか」

ここで良子から京太郎の用件を聞き出し、京太郎も本題を話すと快く了承される。
サインを考える――とはいっても、やる事などそう多くは無い。
要はサインというのは自身の名前を書いて、ファンが自分と会ったという証明を立てる――その記録を残す為のものだ。
ぶっちゃけて言えば、京太郎が今やっている、普通の書体で名前を書くという事でも問題は無い。
無いが、それでは名前を書くだけでも時間がかかる。
サインというのは多くの数を書かねばならない時がある為、特に京太郎の場合、漢字は難しくないが計5文字もあるのがネックだ。

その為に崩す。ササッと書けるように、一筆で書けるように文字を崩すのだ。

良子「因みにこちらが私のサインです」スッ

京太郎「おお! 流石に、プロ雀士なだけあって堂に入ってますね」

良子「ルーキーイヤーの時は結構なれなかったのですが、まあ、あれから色々とする機会も増えましたからね」

参考になれば、として良子が出したサインもまたサインらしいサインである。
こちらは横書きで、恐らくはアルファベットで名前が書かれているのだろう。
『Yoshiko Kaino』の最後の『o』の部分がハートになっているのが、なんとも愛らしい。

良子「まあこのハートまで真似する必要はありませんが」

京太郎「いや、流石にそれは俺もしないですよ」

良子「まずは文字を何にするか決めるのがいいかもしれないですね。 どうします?」

京太郎「うーん……」

1.「漢字にします。 下の名前だけなら全部簡単ですし崩しやすいでしょうし」
2.「ひらがなにしてみようかな。 全体的に丸いですからすらすら筆を走らせやすそうです」
3.「アルファベットですかね。 監督の見てたら、慣れたらこれが1番書きやすそうだ」

↓1

>3.「アルファベットですかね。 監督の見てたら、慣れたらこれが1番書きやすそうだ」

良子「ふむ、そうですか?」

京太郎「はい!」

良子「オーケイ、です。 確かに、君の言う通り筆記体のアルファベットは流れるようにかけますからね。
   ……慣れれば、ですが」

京太郎「あー……大丈夫です、多分。 中学の時になんか習ったような気がしますから」

別に京太郎の学業がすこぶる悪い訳ではない。いい訳でもないが。
ただ、英語の授業くらいでしかアルファベットを書くような機会などなく、
おまけに京太郎はその時でもブロック体と呼ばれる書式でしか板書などもしていない。
故に、馴染みが無いと言えば無いのだが……。

京太郎「うーん……」スラスラ

良子「それだと相変わらず自分の名前を書いているだけになりますね。
   もっとまとめて、かつ、崩して……ここを大きく書くと全体も締まります」

京太郎「ああ、なるほど!」

良子のアドバイスもあって、なんとかサインを完成させる。
彼女もサインを書くようになって日が浅いのだが、逆にそれが功をなしたのだろう。
自身もサインを考え出した時の経験が、そっくりそのまま助言として生きている。

京太郎「よし、これで完成ですね!」

良子「ええ、最初は慣れないかもしれませんが……まあ、いずれすぐに多く書く機会も出てくるでしょう」

京太郎「ははは……また握手会やサイン会なんかがあるんですか?」

良子「それもありますし、記念ボールの開発なんかもあったりしますので」

京太郎「……記念ボール?」

良子「前回の君の完封勝ちの時にもあったんですよ、記念ボールの発売の検討。こちらで負担をかけるのはいけないと判断し、見送りましたがね。
   ちなみに、あちらの要望は背番号と同じ17個だったようです」

京太郎「……17個くらいなら」

良子「他にもスタンド、サイン色紙なども17個です」

京太郎「……断ってくれてありがとうございます」

良子「言いましたでしょう、負担をかける訳にはいきませんからね」

げんなりとした表情になる京太郎に苦笑しながら、良子はパタリとノートを閉じた。
そのまま、頬杖をつきつつ京太郎の顔を伺う。

良子「ですが、ファンも大切にしないといけません。
   君たちはプロではないとはいえ、企画の趣旨を考えるとね」

京太郎「いえ、それはわかってますよ」

良子「なら結構です」フフッ

無論、良子としても京太郎がファンを蔑ろにするような者ではないとはわかっているのだろう。
京太郎の性格上、そして今日の交流会で飛び入りだったにも関わらずサインに撮影にと回ってサービスをした京太郎の話は聞いている。
何より、こうして自分からサインを考えにやってきたのだ。

京太郎「でも、プロって大変ですね」

良子「野球と麻雀、競技は違いますが……それだけでご飯を食べるというのは難しいです。相応の苦労もありますよ」

単に麻雀をするだけがプロ雀士ではない。
良子にしても、全国大会で解説をしたようにそういった場に呼ばれて上手く説明できるだけの話術が無ければならないし、
それ以外にも今日、京太郎がやったようにファンとの交流会などへの出席もある。
TVやラジオに出演しなければならない時もあれば、地方への巡業などもある。
その上で練習もしなければならない。

良子「それに、結果が伴わなければファンから心無い言葉を浴びせられる事もありますからね」

京太郎「……監督でもそんなことがあるんですか」

良子「ありますよ。 まぁ、余程酷いなというのは滅多にないですがね」

1.「酷いですねそれ。 何を言われたかはわかりませんけど、叩けばいいってもんじゃないでしょう」
2.「やっぱプロの世界って厳しいですね……」
3.「それでも一部の人でしょう。 大多数のファンの人はちゃんと応援してくれてるんじゃないんですか?」

↓1

>3.「それでも一部の人でしょう。 大多数のファンの人はちゃんと応援してくれてるんじゃないんですか?」

良子「ええ、その通りです」

京太郎の言葉に、良子もまた頷く。
基本的に、こういうのは声の大きい者の言葉が耳につくものだ。
いわゆる、野次を連呼する者は悲しい事に一定数いるが、とはいえそれが全員という訳ではない。
むしろ、口汚く罵るようなファンは少数派であるものである。

良子「もっとも、あんまりにも酷すぎれば少数派が多数派にどんどん変わっていくものですがね」

京太郎「はは……」

良子「ただまぁ、そういうのも期待の裏返しだったりするものです。
   ……そうそう、ファンといえばですね」

京太郎「はい?」

良子「前回の試合後、人気投票を行ったそうですが……須賀くん、見事に1位ですよ」

京太郎「……ええええええ!? お、俺がですか!?」

不意の話題転換に驚き、更にその内容にも驚く京太郎。
今のチーム――というよりは、久と哩が加入をする前の状態の際、行った人気投票。
試合直後のそれにおいて、自分が1位になったというのだから無理もない。
何かの間違いじゃないかと思う、が、言いながら良子が見せてくる紙を見ると確かに1位の所には自分の名前が書いてある。

京太郎「うわ……マジか、え、なんで?」

良子「まあ、1位と言っても僅差なんですがね。 石戸さんと福路さんが少し物足りないかなというくらいで」

1位は京太郎、2位と3位にやえと睦月。少し離れて美穂子と霞だ。
京太郎としては逆の順位でもおかしくないと思えるのだが、良子は首を振る。

良子「前回の試合では福路さんも石戸さんもバットでいい所を見せられませんでしたからね」

京太郎「えぇ……でも、美穂子さんは守備でいいプレーを見せてくれましたし、霞先輩はリードで俺を助けてくれましたよ」

良子「しかしながら、そういった所はあまり評価をされにくいのが野球というスポーツですからね。
   やはり、完封をした君やホームランを放った津山さん、小走さんがインパクトは大きい」

京太郎「うーん……」

とはいえ、京太郎としては納得がいかない。
共に戦う仲間として、美穂子や霞があまり評価されていないというのは不満だ。

良子「勿論、見てくれている人は見てくれています。 投票理由の所にもありますでしょう」

京太郎「え? ……あ、本当ですね」

ただ、良子の言う通り、見る者はしっかり見ている。
投票理由の記入欄には、『美穂子の取った最後のダブルプレーに痺れた』や『霞の落ち着きある捕手としての佇まい』など、
彼女たちが決してこの前の試合でいい所が無かった訳ではないという事が書かれている。
……後者に関しては、霞が見ればそれはそれで複雑に思っただろうが。

良子「ちなみに、他にも……福路さんや石戸さんには男性ファンが多いようです」

京太郎「そりゃ当然でしょう。俺も客側だったらファンになりますよ」

良子「おや? 私のファンにはなってくれないんですか?」

京太郎「……これ、プレイヤーの分しか投票出来ないじゃないですか。監督には投票できませんよ」

良子「残念です」

京太郎「(絶対わかってやってるんだよなぁ、この人……)」

霞たちのファンになるだろう、と言った瞬間、上目遣いで寂しそうに見てくる良子。
その態度に内心ドキリとしながらも、京太郎は平静を装いながら対応した。

良子「仕方有りません。 代わりに、私が須賀くんのファンになりましょう」

京太郎「むぐっ……」

良子「ふふ、次の試合も期待していますよ」

京太郎「はい(ああもう……反則だこの人)」

笑みを浮かべ、そう言う良子。
京太郎は振り回されているなぁと自覚しながら、染まった頬のままそっぽを向き、くすくすと笑うその声を聞き続けるのだった。

※良子の好感度が1回目+2、2回目+2で36になりました。

………

京太郎「ふぅ、何はともあれサインは考える事が出来た……けど、いい加減監督にはからかうのやめて欲しい……ような。
    なんだかこうやって手のひらの上で遊ばれるのも悪くないような……。
    いかん、なんだか考えがおかしな方向に行ってる気がする。

    さて、気を取り直して次はどうするかな」

夜行動1回目(2/2)

チームメイト
【睦月・美穂子・やえ・霞・良子】
【久・哩】

入手連絡先
【優希・まこ・和・咲・穏乃】

↓1 交流or電話する相手

短いですが、本日は一旦ここで区切らせていただきます。
筒香にやっと一本が出て良かった……。
おやすみなさい。

乙ありです。
もう少ししたら再開します。

>哩

哩「ん? 須賀か……こげな所でなんばしょっとか」

京太郎「あれ、白水さん」

一旦監督室から出て、これからの事を考えていた京太郎。
するとどうやら丁度、食堂に何か飲みに来たらしい哩とばったり顔を合わせる。
どうせだし自分も、と京太郎は同行する事に決め、哩の分まで飲み物を用意。
ここら辺の雑用については慣れたものである。

京太郎「どうぞ」

哩「ありがとう。 ん……美味か」

京太郎「そうっすか?」

哩「金ば払って飲むってなもんやなかけど、普通に美味か」

京太郎「(そういや前もやえ先輩に似たような事言われたなぁ……まぁ、褒め言葉なんだろうけど)」

むしろ紅茶の淹れ方で褒められた所で、という気もする。
なんにせよ、京太郎は何とも言えない気持ちになりながら自分もまた紅茶を一口含んだ。
……確かに哩の言う通り、普通に美味しい。普通に。

哩「で、須賀は監督室になんか用事ばあったとか?」

京太郎「ああ、俺はほら……サインについて監督に相談してたんですよ。
    夕食の時に睦月さんも話してたでしょ?」

哩「あー……そういやそんな事も言うとったね」

京太郎の言葉に、哩は納得したように頷く。

哩「どげなサインが出来たと?」

京太郎「えっと……こんな感じですね」サラサラ

哩「……読めん」

京太郎「サインってそういうもんですし」

出来上がったサインを、手近にあった紙に書いて見せる京太郎だったが、
不慣れなせいかそれとも単純に読めないのか、哩は難しい顔をして一瞥するだけである。

哩「しかしプロも大変やね、夕食の時にも石戸ば言うとったけど。 こげな事まで考えんといかんとは」

京太郎「ですねー。 俺はまぁ、どうせこの企画が終わるまでですし、これはこれで楽しい経験ですけど。
    ……っていうか、白水さんもこういうのは今からでも考えてないんですか?」

哩「私が? なんで?」

京太郎「いや、だって……将来的にはプロになったりするんじゃないです?」

哩「あー……どうやろね」

少しばかり他人事に思える哩の言動に違和感を持った京太郎が突っ込むと、
哩はうーんと首を捻りながら言葉を濁した。

哩「前も言うたかもしれんけど、私は卒業後は大学に進学する予定やけん」

京太郎「……ああ、そういえば」

以前、ロビーで出会った時――ちょっと色々と恥ずかしい本を読んでいた哩。
その際に、確かに哩は卒業後の進路を大学進学と言っていた筈だ。
ついでに、東京にある大学とも。

京太郎「えぇ……でも、白水さんくらいの、名門でエース張ってる人ならもうプロからスカウトとか来てるんじゃないですか?」

哩「何人かはな。 やけど、今年ん目玉ばどう考えても宮永照やからね。
  私の評価ばそこまでたこうないよ」

因みに、この世界のプロ雀士への道筋はプロ野球選手へのそれと大体同じである。
高校生については、まず進路としてプロ志望届を出してドラフトでかかるのを待つしかない。
そして、まず間違いなく、今年の高卒プロ一番の大物はチャンピオン――宮永照である。
6球団――もとい、6チーム競合で済めばいいレベルだ。

哩「それに学生生活ば学生時代にしか出来ん事やしね。
  プロになるっちゅう事も考えてなか訳じゃないが……今は進学優先やね」

京太郎「すぐにプロ入りするつもりはないんですか?」

哩「今んとこはな」

1.「勿体ないと思いますけどね……大学行って潰れるプロなんていくらでもいますし」
2.「確かに、プロ入りって社会人になるって事ですからね。気楽と言ったらなんですけど、学生身分を味わいたい気持ちはわかります」
3.「要は東京でのキャンパスライフにあこがれてるって所ですか」

↓1

>3.「要は東京でのキャンパスライフにあこがれてるって所ですか」

哩「…………」

京太郎「…………」

哩「なんで……ばれちょると?」

京太郎「いや、割とバレバレっすよ!」ビシィッ!!

前回会った時、垢抜ける為にはどうすべきかと悩んでいた哩。
そして、プロに即入りしない事を突っ込む京太郎にキッパリと進学を宣言する哩。
この2つの符号が意味する事はただ1つ。
どう考えても、夢の都会のキャンパスライフにウキウキという事である。

驚いた顔で言い当てられた!とばかりに狼狽する哩に、京太郎は思わずビシィ!と指を突き刺しながら指摘していた。
それくらいわかりやすいのだ、仕方ない。

哩「だって東京やとよ? 新道寺も思ったより都会やなかったけん」

京太郎「そうなんすか? 福岡でしょ、新道寺って」

哩「近場のコンビニまで結構距離あるばい。遊び場かてそんなになか」

都市部はしっかり都会だが、それ以外の部分は田舎なのが地方都市である。
福岡県にあるとはいえ、哩の通う新道寺女子はその田舎の方。
割と佐賀から越境入学をして胸を膨らませていた哩としては、ショックだった事実である。

哩「長野なんて都会におる須賀にはわからんかもしれんけど……」

京太郎「いや、前も言いましたけど長野も田舎ですからね!?」

京太郎「でもなんだってそんなに都会に執着するんですか……」

哩「そら、まあ、憧れたりくらいはするもんやろ……長野は東京に近いけんそげなこつなかやろけど、
  こっちは東京まで行くのに遠すぎるけん。
  全国大会で東京ば行くときにはいっつも緊張ばして前の日には眠れんかった」

京太郎「(遠足前の子供じゃないんだから……)」

とはいえ、同じ田舎出身である京太郎としては哩の気持ちもわからないでもなかった。
とにかく、田舎で過ごす若者というのは退屈である。
京太郎には中学時代ハンドボール部、高校に入ってからは麻雀部と打ち込むものがあったし、
それは哩としてもそうなのだろうが、やはりどこか物足りない。

哩「東京なら遊び場がファミレスかスーパーかの二択しかないって事は無いけん!」ググッ

京太郎「えーと……具体的にはどんな遊びがしたいんです?」

哩「プリクラば撮る!」フンス

京太郎「ゲーセンくらいあるでしょ……」

哩「都市部ば出たらな。 あああと、映画館にも行きたかね」

京太郎「あー……それはまぁ、なんとなくわかります」

田舎のネック。映画館が遠い。
あるいは、あったとしてもマイナーなものは他県に行かなければやってない。
哩の熱弁に京太郎も理解を示すが……。

1.「でも都会に出るって事は鶴田さんと離れるって事ですよね?仲良かったんじゃないですか?」
2.「この島にもゲーセンや映画館ありますよ。今度行って来たらどうです?」
3.「福岡の都市部の大学に行けばいいだけじゃないんですかね……」

↓1

>1.「でも都会に出るって事は鶴田さんと離れるって事ですよね?仲良かったんじゃないですか?」

しかし、ここで気になったのは姫子の存在だった。
京太郎も詳しく知っている訳ではないが、彼女と哩との絆の話は割と有名。
おまけにこの前の合同練習では、人目を憚らずいちゃいちゃと――もとい、再会を喜んでいたのだ。
哩が東京の大学に進学するという事は、その姫子と遠く離れるという事である。
それでいいのか?と京太郎としては思うのだが、哩はふっ、と笑うと紅茶を一口啜り呟く。

哩「ま、そやね」

京太郎「そやね……って」

哩「ただまぁ、姫子とは私が先に新道寺ば入学した時も離れちょった。
  佐賀と福岡と、福岡と東京とじゃ距離も違うが……別にずっと引っ付いとかんといかんちゅうわけでもなか」

京太郎「そりゃそうかもしれないですけど」

哩「そいぎ、前も言うたと思うが……元々、こん企画ば参加したんも離れても大事なくやれるようにと思っての事ばい」

確かに、その言葉は以前京太郎も聞いた事がある。

哩「私と姫子ん絆、積み重ねてきたもんはちょっとやそっとん事では壊れはせん。
  離れていても繋がる事が出来る絆ばい」フフン

京太郎「(なんだろう、多分心と心が繋がってるとかそういう事言ってるんだろうけど……物理的な事に聞こえる)」

哩「そいに、いつまでもべったりてな訳にもいかんしな。
  将来、ずっと同じ進路を取り続ける訳にもいかんやろしどこかで道ば分かれる時ばくる」

京太郎「………………」

哩「早かれ遅かれそういう時ば来る、ただそれだけばい」

淡々とそう言う哩の表情は、しかし真剣なものだ。
先ほどまでのぽんこつっぽさがかけらもない。

哩「……須賀にもそげな奴ばおらんのか?」

京太郎「え?」

哩「ま、私と姫子の絆って程やなかろうけど。 繋がってる――付き合いの長い奴なんかは……」

京太郎「……いると言えば、いる、ですかね」

哩「なんね、その反応……」

哩の言葉に思わずドキッとしながらも、京太郎は言葉を濁した。
彼の脳裏に浮かぶのは、中学時代からの幼馴染である文学少女。
無論、哩の言う通り、その絆というのは彼女たちのそれに比べてそこまで太いものではないのだろう。

ただ、中学時代からなんだかんだと色々とぽんこつな彼女の面倒を見て、
この企画が始まってからも何かと気がかりになっているのが彼女の存在。
恐らくは彼女からも、京太郎については色々と気にしてくれているだろうと自惚れでもなくそう思う。

京太郎「(まだ先の事だとは思うけど……)」

哩「………………」

哩「ま、時間ばたっぷりある。 これもいい機会だと思って色々考えてみんのもよかやろ。
  ごちそうさん、私はもう寝るばい」

京太郎「あ、はい。 おやすみなさい」

ポン、と京太郎の肩を叩きながら自室へと戻っていく哩。
そんな哩の背中を見送りながら、京太郎はしばらく食堂にこもり色々と考え事をしていた。
していたが、終ぞ、彼女と自分――2人が進路を変えたビジョンというものが、あまり鮮明には見えないのであった。

※哩の好感度が1回目+2、2回目+1され13になりました。

2週目 5日目

京太郎「…………」ポケー

睦月「京太郎くん、大丈夫?」

京太郎「へ? ああ、はい」

あの後、結局色々考える内に訳がわからなくなり、中々寝付けなかった京太郎。
朝起きてもぼうっとする事が多かった為に、周囲からは心配されるのだが……。
それでも朝食を取り、食後のコーヒーを飲むと気持ちを切り替える。

京太郎「考えても答えが出ない事は考えない事だな。 うん。
    よし、今日も一日気合入れて頑張るぞ! 朝は何をしようかな」

朝行動1回目(1/2)

1.会話(チームメイトと交流します)
2.練習(練習をして京太郎・チームメイトの経験値を貯めます)
3.お出かけ(チームメイトと出かけます。2回分行動を消費します)

↓1

>1.会話(チームメイトと交流します)

【睦月・美穂子・やえ・霞・良子】
【久・哩】

↓1 会話相手選択

>哩

哩「お、気合ば入っとるな、須賀」

京太郎「うおう!? 白水さん、いたんですか」

哩「さっきからおったとよ。 というか須賀、独り言多いな……」

京太郎「はは……どうも、癖みたいなもので」

と、気合を入れていた所を哩に目撃される京太郎。
流石に独り言を聞かれた為に気恥ずかしくなり、頬をかきながら哩の対面に座る。

京太郎「白水さんは何してるんです?」

哩「ん……まあ、ちょっと雑誌ば読んでただけばい」

京太郎「どんなのです?」

哩「……今更隠すようなもんやなかけん、みたけりゃ見ればよか。 ほい」

言いながら、読んでいた雑誌を京太郎へと寄越す哩。
割と彼女も、前回恥ずかしい雑誌を読んでいた所を京太郎に見られてから、色々と吹っ切れたらしい。
それでいいんだろうかと思いながら、京太郎が渡された雑誌を見てみると……。

京太郎「……『冥球島100のデートスポット特集』?」

哩「………………口に出さんと読めんとか?」フイッ

京太郎「す、すみません」

流石にそれは恥ずかしすぎたのだろう、そっぽを向く哩に謝罪をする京太郎。
しかし、だ。
これはまた、前回とはまた違った意味で予想外の雑誌である。

京太郎「なんでこんなもの読んでたんです?」

哩「別にデートどうこうちゅう話やなかとよ。 単に遊び場ば探すのにこういう雑誌が一番ってだけばい」

京太郎「んー……まあ、一理あるような無いような?」

パラパラ、と中身を見てみるが、まあ、確かに遊び場探しにはもってこいに思える雑誌ではある。
前日哩が言っていたように、都市部にあるシネコン。
或いは遊園地なり水族館なり動物園なりショッピングモールといったデートの定番コースみたいなものもあるが、
まあ、これも田舎には中々無い遊び場である。
1人で行くにはかなり勇気がいるが。

京太郎「特に映画館やショッピングモールはともかく、遊園地とかは1人で行くのは辛いですね……」

哩「なんも1人で行くとは言うてなかとやろ!」

京太郎「行く相手いるんです?」

哩「そいは……」

1.「ああ、でも次の試合で勝てたら鶴田さんと行けるかもしれないんですね」
2.「なんだったら俺と一緒に行きます? 俺もちょっと興味ありますし」
3.「折角だから寮にいるみんなで行けたりしたらいいですけどね」

↓1

>3.「折角だから寮にいるみんなで行けたりしたらいいですけどね」

哩「ん……そうやね」

哩としては、単にいいなぁ、と思いながら雑誌を流し読みしていただけである。
昨日の一件、そしてその前の事からして、この白水哩、割と俗世的。
大型なレジャーアイランドとして龍門渕グループによってつくられたこの冥球島の施設に興味を持っていたのだが、
一緒に行くような相手もチーム内にはあまりいない。
強いて言うならば初期チームでそれなりに繋がりのあった久くらいだが、久を誘えば約1名に恨まれそうな気がしたのでそれは考えなかった。

ただ、京太郎の言うように、寮にいる全員で――となれば話は別である。
或いは親睦会として、更に親交を深める場として、そういうのもまた悪くは無い。

哩「やけど、もう試合もちかかとやし……今週中は無理やろね」

京太郎「あー……ま、でしょうね」

しかしながら、哩の言う通り試合は既に明後日に迫っている。
今から予定を立てて遊びに出かけるというのは、難しいように思えた。

京太郎「なら……そうですね。 試合が終わった次の日とかいいんじゃないですかね。
    丁度みんな試合で疲れてるでしょうし、野球を忘れてパーッと」

哩「毎日練習しとる須賀が言うのは説得力に欠けるとやね」

京太郎「………………」

哩「ま、わるかない提案ばい」フッ

もしも、の話であるが、実際に寮のメンバーで外出をするとするならばその日取りが1番だろう。
京太郎の提案に哩は笑みを浮かべながらも同意をし、
やはりパラパラと雑誌を捲りながら京太郎に問いかける。

哩「で、須賀がもしどこか遊びに行くの選ぶとしたらどこにすると?」

京太郎「え?」

哩「え?やなか。 そうやって提案したちこつは、なんかプランでもあるとやろ」

京太郎「いやいやいや、単にポロッとこんなのどうですか~って言ってみただけですよ」

哩「それにしても、当たりくらいはつけとくもんばい。 で、どこにすると?」

京太郎「え、えー……と」

1.「ショッピングモールとかどうですかね。女性って買い物好きでしょ」
2.「遊園地ですかね。やっぱ遊びって言えば定番です」
3.「映画館でしょう。試合の翌日ってなると疲れてますから動き回るの辛いですよ」

↓1

>3.「映画館でしょう。試合の翌日ってなると疲れてますから動き回るの辛いですよ」

哩「お、中々気が利くばい」

京太郎の言葉に、感心したように頷く哩。
実際、この前の試合が終わった後でも他の選手たちはもとより、京太郎自身も全身疲労でロクに動けなかったのだ。
そんな状態では、遊園地などで激しく遊ぶというのはまずもって難しく、
ショッピングモールで買い物というのも歩き回る為にやはり疲れる。

その点で言えば、映画館ならば基本的には椅子に座って映画を見るだけなので動くという事は無い。

哩「まぁ、全員の好みに一致するような映画ばチョイスせんとみんながみんな楽しめんちゅうのが問題っちゃ問題やけど」

京太郎「あー……そういやそうですね」

哩「因みに須賀の好きなジャンルは?」

京太郎「アクションですかね、あとはSFとか」

哩「私はラブロマンスがよか」

京太郎「………………」

哩「な、なんね、その目は……」

京太郎「(割と意外だな、っていうのはこの場合失礼にあたるんだろうか)」

外見上はクールビューティ。中身はぽんこつ。好みは乙女。
話をすればするほど、化けの皮がはがれるというべきか、新たな一面を見るというべきか。
京太郎の視線に動揺をする哩を後目に、しかし、京太郎自身はまた一歩哩の事を知れたような気がしたのだった。

京太郎「(しかし昨日の最後の最後でかっこいい所を見せた白水さんはどこいったんだ)」

※哩の好感度が1回目+2、2回目+2で17になりました。

………

京太郎「うーん、とはいえみんなで遊びに行くといっても白水さんの言うように予定を合わせないと駄目だしなぁ。
    そこらへんは監督にまた今度話してみようか。
    まあ、こういうのってどうでしょう、って感じの軽い感じで。

    さてと、それはそれとして次は何をしようかな」

朝行動2回目(2/2)

1.会話(チームメイトと交流します)
2.練習(練習をして京太郎・チームメイトの経験値を貯めます)
3.お出かけ(チームメイトと出かけます。2回分行動を消費します)

↓1

>2.練習(練習をして京太郎・チームメイトの経験値を貯めます)

経験値一覧

京太郎 4
睦月 2
美穂子 2
やえ 2
霞 3
久 5
哩 0

【京太郎・睦月・美穂子・やえ・霞】
【久・哩】

↓1 練習対象選択

睦月に決定という所で本日は一旦ここで区切らせていただきます。
それでは、お疲れ様でした。

乙ありです。もう少ししたら再開します。

>睦月

結局、今日も今日とていつものように練習に向かう事にした京太郎。
彼の辞書にオフだとか休息だとかいう言葉は無い。

ザコプロ「お、今日も来たのか須賀。 いつもよりちょっと遅かったな」

京太郎「どもっす。 遅いですか? まだ昼前なんですけどね」

ザコプロ「いや、いつも朝一で来るから」

相変わらずいつもグラウンドにいるザコプロに挨拶をしながらグラウンドへ。
そこではやはりいつも通りザコプロ達が練習をしているが、
その中に紅一点――睦月の姿が確認できる。

睦月「うむっ!」

カキーン! カキーン!!

彼女は打席に入り、打撃練習中。
打撃投手ザコプロの投げる球を強く引っ張り、或いは流し、広角に打ち分けている。
どうやら練習に集中をしていて、まだ京太郎の存在には気づいていないようだが……。

ザコプロ「なんか津山さん、えらく気合入ってるけど何かあったのか?」

京太郎「あー……新しいカード手に入れたからじゃないですかね」

ザコプロ「……もしかしてまたベイスターズ関連の選手カードか?」

京太郎「ご明察です」

睦月のベイスターズ狂いぶりは、京太郎たちだけでなくザコプロ達にも知れ渡っている。
元々野球に対して熱心である彼女は練習に対して非常に真摯であったが、
今日のそれはいつものそれにも増して気合が入っていた。

疑問を持つザコプロに京太郎が応えれば、ザコプロはやっぱりなと溜息を吐く。

ザコプロ「でも凄い人だな、津山さんは。 あんだけの情熱を何かにぶつけられるってのは、それだけで大したもんだぜ」

京太郎「ですね……ちょっと行き過ぎてて引く時もありますけど」

ザコプロ「俺たちは野球してる時の津山さんの方がよく知ってるからあれだけど、普段は大人しいんだっけ?」

京太郎「ええ。 寮内でも1,2を争うくらいの常識人じゃないですかね……。
    っと、それじゃそろそろ俺も練習いってきます」

ザコプロ「おう、行ってこい行ってこい」

ザコプロとの会話中に準備運動を終えた京太郎は、そのままマウンドへ。
打撃投手を務めていたザコプロに声をかけると、交代してもらい、睦月と対峙する。

睦月「京太郎くんも練習に来たんだ」

京太郎「ええ、まあ。 ザコプロさんに代わって、睦月さんには練習相手になって欲しいんですけどいいですか?」

睦月「うむ! 私も望む所……関根の、割と長打力もあるという所を見せるいい機会だね!」フンス

京太郎「(うーん、相変わらず気合入ってるな……よし、俺も負けてられないぞ!)」

こうして、2人は練習を開始した。
なお、関根のカード効果で上がっているのは走力だけのもよう。

01~32 経験値1
34~65 経験値2
67~98 経験値3
ゾロ目 経験値5

↓1

>コンマ36 獲得経験値2
>睦月合計経験値4

気合を入れて練習に励む睦月であったが、実際に彼女はその気合を空回りさせる事なく一定の結果を残した。
元々、彼女は誰もが認めるベイスターズ狂いである。
この場においては、誰よりも選手カードに対する理解があると言えた。
そんな彼女は、当然ながら自身が持つカードだけでなく京太郎の持つカードの特性も知っている。

ビュッ!! ズバシィッ!!

京太郎「っとと」

睦月「(うん……ちょっと悪い時の三嶋だね)」

実戦形式の練習の中、先に体を温めていた睦月の方が京太郎より仕上がりが早い。
よって何度か打ち返される毎に、京太郎は厳しくコースを突いていく事に神経を使う。
のだが、そこが落とし穴でもある。
以前得た、【集中力】により神経を尖らせれば厳しい所を突いてもある程度はマシになった京太郎だったが、
それでも元々の制球自体が不安定――おまけに捕手はフレーミング技術のある霞でなくザコプロだ。

結果、カウントは悪くなる。悪くなった所で――。

ビュッ!

睦月「!(置きに来た……! これだ!!)」ブゥンッ!!

とにかくストライクゾーンに入れる事だけを考えたボール。
いわゆる、『置きに来た』ボールを投じる。
これに対して、睦月は待ってましたと言わんばかりにバットを強く振りぬくのだが……。

カクンッ!

睦月「うむ!?」

ガキンッ!!

しかし、突如ボールが『おじぎ』をした為に、バットが叩いたのはボール上部分。
鈍い音を立てたボールはそのまま転々と転がり、サード方向へ。
守備についていたザコプロがあっさりと捕球し、試合ならばサードゴロとなっている事だろう。

睦月「へ、変化球? いや……でも今のってストレート……だよね?
   シュート回転したって訳でもなかったし……」

京太郎「あー……今のは、おじぎしたストレートです……」

睦月「おじぎしたストレート……」

京太郎「……新しく入手したカードの特性って奴で」

混乱をする睦月に対し、京太郎は苦笑いをしながらマウンドを降りつつポケットからカードを取り出した。
そこに映っているのは、ベイスターズの選手――ではない、別チームの投手。
彼のカードを入手した時から、たまに出る悪癖が、しかし、うまく打ち損じを誘った形となった。

睦月「そういえばそんな球を投げるって聞いてたっけ……うむ。 私の読みミスだなぁ」

京太郎「いや、でも睦月さん俺より野球詳しいじゃないですか。 この前の合同練習の時でもポンポン言い当ててましたし」

睦月「それでもやっぱりベイスターズの選手以外の事は深く知ってる訳じゃないからね。 うむ……」

基本的に野球初心者ばかりが集まっているこの企画で、野球知識がある睦月はそれだけで大きなアドバンテージを持つ。
しかしながら多数の人数がいるプロ野球選手の全てを、彼女もまた把握しきれている訳ではない。
読もうとした結果が読み違いになり、それが仇となる。

睦月「うむ……でも、今ので覚えたよ。 京太郎くん、よければもう少し付き合ってくれる?」

京太郎「ええ、喜んで!」

それでも気を取り直し、睦月は再び練習に取り組んだ。
今度は「おじぎするストレート」という情報を、しっかりとインプットして。

※睦月の好感度が+1され、29になりました。

………
……


京太郎「モノは使いようだな……おじぎストレートは普通に投げればただの棒玉だけど、
    読んだりしてくる人相手なら上手くやれば打ち損じを誘えるかもしれない。
    ……まあ、失敗した時のリスクが大きすぎてあんまりやりたいものじゃないけど。

    さてと、もう昼だ。 この後はどうしようかな」

昼行動1回目(1/2)

1.会話(チームメイトと交流します)
2.練習(練習をして京太郎・チームメイトの経験値を貯めます)
3.お出かけ(チームメイトと出かけます。2回分行動を消費します)

↓1

>3.お出かけ(チームメイトと出かけます。2回分行動を消費します)

【睦月・美穂子・やえ・霞・良子】
【久・哩】

↓1 お出かけ相手選択

>美穂子

京太郎「まあ、とりあえず一旦寮に戻ってから考えようかな。そろそろ昼食の時間だし」

何はともあれ、まずは腹ごしらえである。
そう判断した京太郎は睦月と共に寮に戻ると、着替えを済ませて昼食を頂く。
なお、今日の昼食担当は霞とやえで、特にこれといって問題は無かったもよう。
――やはりコレステロール値は気になるが。

京太郎「さてと、飯も食い終わったし……ん?」

美穂子「よいしょ、よいしょ……」セッセセッセ

昼食を取り終え、本格的に何をしようかなと考えていた京太郎。
そんな京太郎の目に飛び込んできたのは、大きな洗濯籠を抱えた美穂子の姿であった。
因みに、三角巾にエプロン――なんとも家庭的で、
京太郎は思わずこんな人が将来お嫁さんになってくれたらなぁとポヤヤンと妄想するのだが……。
ひとまずそんな妄想を振り払いつつ、駆け寄って話しかける。

京太郎「美穂子さん、何してるんですか?」

美穂子「京太郎くん。 替えのシーツやカバーのお洗濯よ、みんな自分の分はお洗濯をしてくれてるけれど、
    こういったものは全体で管理をしているから……」

京太郎「あー……」

この寮に入る際、まず決めた住まうにあたってのルール。
食事は当番制、掃除などについても当番制。とは決めたが、洗濯については決めていなかった。
それは先ほど美穂子自身が言った通り、各自汚れ物は自分たちで洗濯をしているから。
京太郎がいる為に誰かがまとめてという事も出来なかったというのもあるが、
それぞれ自室に洗濯機と乾燥機があった為に自然とそのように決まったのだ。

が、それ以外のもの――ベッドのシーツやカバーなどといったものは別物である。
これらは汚れたりした場合は保管室から予備のものを持ち出す事となっており、洗い物は大カゴへと入れる決まりとなっていた。
京太郎はてっきり知らない間に業者か誰かに頼んでいたと思っていたのだが、これも美穂子が洗濯をしていたらしい。

京太郎「いつも美穂子さんがやってくれてたんすね、ありがとうございます」

美穂子「ふふ、どういたしまして」

京太郎「でも美穂子さん、以前、俺が言った事覚えてますか?」

美穂子「ええ。 でも……」

洗濯籠を持つ美穂子に対し、京太郎は感謝の意を述べると同時に苦言を呈する。
以前、夜にまでわざわざグラウンドへと出向き、ボールを磨いていた美穂子。
その際に京太郎は、これからは出来る限り美穂子の雑用の手伝いをしたいから声をかけてくれと言ったのだ。
特に力仕事が必要なら、いつでも呼んでくれとも言っている。

そして、今、美穂子は――何度も言うようだが洗濯籠を持っている。
中身はベッドのシーツなど大型のもの……それが、多量に含まれているのだ。重くない訳がない。
どこか口ごもる美穂子に対して、京太郎は溜息をつきつつ……。

京太郎「よっと」

美穂子「あ、京太郎くん。 悪いわ」

京太郎「悪くないです、っていうかこんな重いものをずっと目の前で持たれてた方が嫌です。 お願いですから遠慮しないでください」

美穂子「あう……ごめんなさい」

京太郎「怒ってる訳じゃないですよ。
    ……そういや美穂子さん、ずっと雑用に追われててここ来てからどこか行ったりしました?」

美穂子「えっと……近所のスーパーに、お買い物とか」

京太郎「そういうのじゃなくて……って、俺が言うのもあれか」

半ば強引に洗濯籠を奪いながら、干す場所へと歩いていく京太郎。
その横を美穂子は申し訳なさそうにしながらついてきつつ、2人は談笑。
しかしながら、内容はどこか物悲しい。京太郎は練習に、美穂子は雑用に追われていたせいか、お互いあまり外出をした記憶が無い。

美穂子「あまり、そういうのが得意じゃなくて……風越にいた時は後輩が誘ってくれたりもしたし、
    久と知り合ってからはお互い一緒に出かける事も多かったんだけど」

京太郎「久先輩ならこの寮にもいるじゃないですか」

美穂子「久もこっちに来てからまだ日が浅いし、周囲に何があるかあまり把握出来てないみたいなの。
    それに、私も色々やる事が多かったしね……」

京太郎「なるほど……っと、よし、それじゃ干しましょうか」

美穂子「あ、そこまでは……後は私がやるから京太郎くんはもう戻ってくれても」

京太郎「いーえ、どうせですから最後までやりますよ。 2人でやった方が早く済むでしょ」

美穂子「……ありがとう、助かるわ」

その後、一旦会話は中断され2人は洗濯物を干す事に勤しんだ。
とはいえ、量が多いとはいえそこは美穂子も手慣れたものである。
京太郎も手伝ったとはいえ、ものの数分で終わってしまう。

美穂子「うん、これでよし。京太郎くんが手伝ってくれたお蔭で早く済んだわ」

京太郎「いや、殆ど美穂子さんがやってたじゃないですか」

美穂子「そんな事ないわ。 さて……これからどうしようかしら。
    今日は天気がいいからすぐ乾くでしょうけど、それまで……」

京太郎「この後予定無いんですか?」

美穂子「お夕飯の当番だからその準備はしなくちゃいけないけれど、それまではとくには」

京太郎「そうなんすか(……って、待てよ)」

ここまでの会話で、美穂子も京太郎も殆どこの島に来てから外出をしていない事がわかった。
そして、お互いこれからの予定は特にないという事もわかった。

京太郎「(どうせだから一緒にどこかに出かけませんか?って誘う口実が出来るんじゃないか?
     美穂子さん、たまには気分転換しましょうよって感じで上手くいけば……よし!)」

ここはいわゆる、デートに誘ってみるべきだろうかと一案する京太郎。
良子にベジタリアン系と言われるくらいには、女好きの癖に奥手なのだが、
それでも彼はなけなしの勇気を振り絞って美穂子に声をかける。

京太郎「あ、あの……美穂子さん!」

美穂子「はい?」

京太郎「こっ、これから一緒に出かけませんかっ?」

誘う際、思わず声が裏返ったのはご愛嬌である。むしろ裏返っても言い切った事を賞賛してあげたいくらいだ。
そんな京太郎の誘いに対して、美穂子は……。

美穂子「ええ、勿論」

京太郎「えっ、いいんですか!?」

あっさりと承諾した。思わず京太郎も拍子抜け、なのだが……。

美穂子「ふふ、どうして驚いてるの? 誘ったのは京太郎くんでしょう?」

京太郎「いや、まあ、そうですけど……なんというか……」

美穂子「おかしな京太郎くん。 それで、何を買いに行くのかしら?」

京太郎「……ん?」

美穂子「夕飯の材料……はストックはあるはずだけど、何かリクエストがあるなら食材を買い足さないといけないわね。
    備品なんかについても在庫はあったと思うけれど、切れそうなものもあったと思うからそれも……」

京太郎「(あれ? これってもしかして……)」

どうやら美穂子は、京太郎が「買い出し」に同行してくれるようにお願いしたものと思っているらしく、
思わず京太郎はがっくりと肩を落としかけるのだが……。

京太郎「(まあ、出かけるは出かけるに越した事ないんだしいい……のか? いや、でも……)」

1.「そうですね、夕飯の食材を……食べたいものがあるんですよ」
2.「ちょっと部屋の電球が切れかかってるみたいなんで、後他にもこまごましたものが欲しいんですよ」
3.「買い出しじゃなくて、デートのお誘いしてるんです。 その……受けて貰えますか?」

↓1

>3.「買い出しじゃなくて、デートのお誘いしてるんです。 その……受けて貰えますか?」

しかし、ここで果たしてそのまま買い出しに行ったとしてどうなるというのか。
京太郎はなけなしの勇気を振り絞った後の、勇気の出涸らしを使って更なる追撃を与える。

美穂子「デート……デート? ふぇっ!?」

美穂子「あ、あの……私と?」

京太郎「はい」

これには美穂子も思わず狼狽。
赤面し、あたふたする美穂子を見て、逆に京太郎としては頭が落ち着いてきた。

美穂子「で、でも私、手がお洗濯で汚れてるしこんな恰好だし……」

京太郎「いや、洗って着替えれば済む話じゃないですか」

美穂子「私でいいの?」

京太郎「俺は美穂子さんを誘ってるんです」

美穂子「そ、そう……ええ、それじゃあ……一緒にその、お出かけしましょう」

京太郎「はい(我が世の春がきたああああああああああああああああああ!!!!)」

コクリ、と頷きながら、一旦着替える為にと部屋へと戻る美穂子。
その後ろ姿を見送りながら、京太郎は内心叫びながらガッツポーズを取るのだった。

京太郎「……ところでどこに出かけよう」

なお、特にプランは無いもよう。

………
……


美穂子「お、お待たせしました」

京太郎「ああいえ、待ってないです」

その後、しばらくしてから2人は合流をする。
幸いにして他の誰にも見つからず、京太郎は内心ホッとしていた。
正直、久あたりに見つかっていたらまた必ずからかわれていた所である。

着替えてきた美穂子であるが、その服装は決して派手なものではない。
ラフな格好という程でもないが、いわゆる、友達とちょっと遊びに行く程度のお洒落をした格好だ。
それにしたって、京太郎にとっては美穂子の珍しい私服姿である(寮内では基本的にみんな制服、一部巫女服)。
素材がいいのも相まって、それを見るだけで割とくらくらする。

美穂子「それで、その……どこに?」

京太郎「夕飯の準備までに戻らなきゃいけないですし、あんまり遠出って訳にもいかないんで。
    さっきこれで調べたんですけど……」ポチポチ

美穂子「すまーとほんね。 ええっと、それで?」

スマホを操作する京太郎に対し、その画面をのぞき込んでくるように身を乗り出す美穂子。
丁度美穂子の頭が京太郎の顔の下に来て、なんというか、非常にいい匂いがする。

京太郎「(生きててよかった!)」

美穂子「京太郎くん?」

京太郎「あ、ああ。 コホン、実は寮から10分程度歩いた場所にちょっとした公園があるみたいなんですよ。
    ちょっとそこで散歩って感じでどうです?」

美穂子「ええ、勿論」

遠出をする訳にはいかず、近場で。
そして、さっき言った手前、スーパーに買い物などというのはなんとも情けない。
結局、京太郎が提案したのは近くにある公園での散歩という、割と高校生2人としてはのんびりした選択肢だった。

とはいえ、京太郎としては美穂子と一緒に行動をする事に意味がある。
美穂子としても、別に散歩は嫌いではない。
2人は早速寮を出て公園へと向かう。

京太郎「にしても、美穂子さんが受けてくれるなんて思わなかったです」

美穂子「あら、どうして?」

京太郎「いや……美穂子さんとかならモテるでしょうから、俺なんか気にかけてくれないかなぁと」

美穂子「……街中で声をかけられた事はなんどかあるけれど、風越は女子高だし、そういう事は無いわ。
    逆に京太郎くんは、共学だから……」

京太郎「いやいや、共学だからってモテる訳じゃないですよ。 俺なんて地味ですし」

美穂子「でも、久に聞いたら麻雀部の皆とはとても仲良しだって……」

京太郎「まあ、仲はいいですけど。 そういう事は無いですよ」

京太郎「(和は脈なしだし、優希とは悪友だし、咲とは幼馴染だしなぁ)」

美穂子「あの、だからその……」

京太郎「はい?」

美穂子「私、こういう風に男の子と一緒にお出かけするっていうのは初めてだから……。
    もしも何かおかしな事をしたら、注意してね?」

京太郎「え、ええ。 でもおかしな事って言っても、まあ、ただの散歩ですから!
    (とでも言っておかないと、俺の方が意識をし過ぎて色々えらい事になりそうだ)」

京太郎「あ、つきましたよ」

照れたように、恥ずかしそうに上目遣いで言ってくる美穂子の攻撃に、
既に京太郎はノックアウトされそうになりながらもデートはデートだけど気軽な散歩だからと自分に言い聞かせるように言った。
やはり、ベジタリアン系はどこまで行ってもベジタリアン系である。

美穂子「大きな公園なのね」

京太郎「ですね」

公園と言っても、遊具がある子供の遊び場といったそれではなく、
並木道や花壇のあるいわゆる自然公園的なものだ。
ついた途端、美穂子はパァッと目を輝かせ、京太郎も悪いチョイスではなかったかと安堵する。
2人は早速並木道を歩きながら、暖かい陽だまりの中を散歩するのだが――。

京太郎「暖かい、っていうよりはちょっと暑いですかね」

美穂子「お天気がいいから……」

京太郎「(これは悪いチョイスだったか? いやでも……)」

美穂子「あ、丁度あそこの木陰にベンチがあるわ。 ちょっと休みましょうか?」

京太郎「あっと……そうですね」

流石に今は真夏。しかも昼間である。
暑い、とにかく暑い。
ここまでくる中でもそこそこ歩いていた為、2人は一旦散策を中断して休憩。
木陰のベンチに座ると、ほっと息を吐く。

因みに、ベンチに座った2人の距離はなんとも言えない微妙な距離感。丁度拳2つ分くらいである。

美穂子「京太郎くん、どうぞ」

京太郎「あ、ども……って、水筒持ってきてたんですか!?」

美穂子「ええ、今日は暑いから喉も乾くだろうって思って」

京太郎「(本当に準備がいいというかなんというか……)」

いずれにせよありがたい事であり、京太郎は一言礼を言ってからカップを受け取り中身を飲み乾した。
ただの麦茶だが、とてもよく冷えており、やけに美味しい。

近くの広場では、中学生くらいのグループがバトミントンをして遊んでいる。
遊歩道を見てみれば、ペットの散歩に来ている人や自分たちと同じく散歩をしているらしい人々。
遠くの方からはキャッキャとはしゃいでいる、子供たちの声を聞こえてくる。

緩く風が、少しだけ生暖かい風が京太郎達に吹く。
ただ、それもどこか心地よい。

京太郎「平和ですね」

美穂子「ふふ、そうね」

京太郎「あれ? なんかおかしい事言いましたかね俺」

美穂子「なんだか、その……おじいさんみたいで。 ごめんなさい」

京太郎「おじいさん……それは流石にショックですね」

落ち着いたのか、京太郎と美穂子の間に流れる空気も穏やかなものだ。
先ほどまでの激しい緊張はどこへやら――もっとも、まるでドキドキしていないという訳ではない。
実際、京太郎の心臓は今も尚、ドキドキといつもよりも早く鼓動を打っている。

美穂子「…………」コクコク

隣では、美穂子が可愛らしい音を立てながら麦茶を飲んでいた。
やはり、彼女も喉が渇いていたのだろう。

京太郎「………………」

1.「また誘ってみてもいいですか? 今度も公園でもいいですし、別の場所にでも……」
2.「あ、間接キスですね」
3.「あの……手を繋いでみてもいいですか?」

↓1

>2.「あ、間接キスですね」

他意はない、ただ、ほんの油断―― 一瞬の油断である。
思わず、そんな事を口走ってしまった。

美穂子「ふぇっ!?」ポトリ

ただ、そんな言葉を聞いては美穂子も動揺しない訳もない。
先ほどまでは落ち着いていたのだが、再び表情は赤面一色。
持っていたカップを落とし、あわわと手を振って京太郎に対して弁明をする。

美穂子「あ、あの、違うの。 そんな……私、そんなはしたなくないわ!」

京太郎「ちょ、お、落ち着いて! すみません、そうですね、1つしかカップ無いんですからそうなりますよね、普通!!」

美穂子「え、ええ、そうなの。 仕方ない事だったの、わかってくれる?」

京太郎「勿論です!」

正直、間接キスではしたないという言葉が出てくるあたりにも美穂子の育ちの良さが出てるなぁ、と思うが、
しかし、言った当人である京太郎としてもなんだか気恥ずかしくなってきた。
京太郎の謝罪を聞いて美穂子はやはり恥ずかしそうではあるが、落としてしまったカップを拾い、
それをハンカチで拭き直しながら水筒に蓋をすると、勢いよく立ち上がる。

美穂子「い、行きましょう、京太郎くん!」

京太郎「え、もう休憩終わりですか!?」

美穂子「あ、ほら、あちらの方に花壇があるみたい。 ね、見に行きましょう」

京太郎「は、はい……」

その後、珍しく強引に美穂子に押され、結局その場は終了となった。

美穂子「(恥ずかしい……言われるまで全然気づかなかったわ。 ああ、京太郎くんにはしたない女の人だって思われてる……)」

なお、強引に話題を転換した美穂子の内心は大荒れだったもよう。

………
……


その後は、なんとか持ち直し、ぎくしゃくした空気になる事もなく散歩を楽しんだ。
京太郎としては当初はやはりもっと派手な遊び場の方がいいかと思いもしたが、
こうしてのんびりとした場所で落ち着いた女性と過ごすというのも悪くは無い――というか、楽しい。

京太郎「楽しかったです、ありがとうございました」

美穂子「こちらこそ、あの……えっと、私、変じゃなかったかしら?」

京太郎「いえ、何も!」

公園からの帰り道、もう寮が見えてきたという所で、京太郎が口を開く。

京太郎が感謝の念を伝えると美穂子もまた返してくるが、それにしても彼女も気にしがちな性格である。
結局、男性とのお出かけという事で何か粗相をしていないかと心配をするのだが、
京太郎はブンブンと首を振って否定。

美穂子「で、でも、その……あの、か、か、かか……かん……」

京太郎「ああ、いや……あれはもう全面的に俺が悪いんで」

真っ赤になって言い淀む美穂子を見て、何が言いたいのかわかった京太郎は素直に頭を下げた。
どう考えてもあの場面、ツッコミを入れた京太郎が悪い。悪いのだが、美穂子は気にしているらしく……。

ギュッ

京太郎「ふぁい!?」

いきなり京太郎の手を両手で握ってきた。そして、そのまま上目遣いで口を開く。顔を上気させて。

美穂子「あの、ごめんなさい! お願いだから、みんなには言わないでくれるかしら?」

京太郎「わ、わかりました!(なんだこれ柔らかい!手柔らかい!っていうか間接キス恥ずかしがるのに手を握るのはいいの!?)」

美穂子としてはテンパるあまり、手を握るという大事をしている感覚が無いのだろう。
ただ、京太郎が動揺をするのには十分であり――京太郎が首を縦に振りながら了承すると、ホッと安堵の溜息を吐きながら美穂子は微笑む。

美穂子「ありがとう京太郎くん……その、やっぱり、みんなに知られたりしたら恥ずかしいから……」

京太郎「(天使かこの人は)」

福路美穂子、この寮にやってきて3回目か4回目になる京太郎からの天使認定。
そんな天使も、割と男性には不慣れでテンパる時もある。
京太郎はそれでも、というかむしろそういう一面もまた可愛いなぁと非常にだらしない顔をしながら、美穂子と共に寮へと戻るのだった。
なお、美穂子の方が前を歩いていた為に情けない京太郎の顔は見られる事がなかったもよう。

※1回目+2(×3で+6)、2回目+1(×3で+3)で+9され、美穂子の好感度が37になりました。

………

京太郎「ふへぇ、なんというか……俺はもしかしたら今年一年分の運気を使い切ってしまったかもしれない。
    美穂子さんの手柔らかかったなぁ……誘って良かった。散歩自体も凄く楽しかったしな。
    思えば毎日練習の連続だったし、ああやってゆっくりするのもたまにはありだな。

    さて、帰ってきてみれば夕方だ。 この後は何するかな」


昼行動1回目(1/2)

1.会話(チームメイトと交流します)
2.練習(練習をして京太郎・チームメイトの経験値を貯めます)
3.お出かけ(チームメイトと出かけます。2回分行動を消費します)

↓1

>2.練習(練習をして京太郎・チームメイトの経験値を貯めます)

経験値一覧

京太郎 4
睦月 4
美穂子 2
やえ 2
霞 3
久 5
哩 0

【京太郎・睦月・美穂子・やえ・霞】
【久・哩】

↓1 練習対象選択

>京太郎

京太郎「よーし、やる気は十分だしこの後は練習に勤しむとしよう!!」

美穂子とのデートにより、今の京太郎はやる気満々だった。やる気満々マンだった。
このやる気を、京太郎は練習にぶつけるしか発散の方法を知らない。
自身の部屋の机の上で眠っている課題に対してはやる気が持続しないから仕方ない。

ともかく、再びグラウンドへと向かった京太郎は、
改めて準備運動をすると早速とばかりにマウンドへと向かおうとする。

ザコプロ「おお、気合入ってるな須賀!」

京太郎「はい! もう、俺はバリバリやりますよ!!」

良子「大変結構ですね。 モチベーションは最高潮のようで」

京太郎「あ、監督。 あれ? どうしてここに?」

良子「さっきまで主力メンバーも練習していましてね、君とは行き違いになりましたが。
   さて、それではそのやる気がどれだけ投球に現れるか見せてもらいましょうか」

京太郎「はい!」

01~32 経験値1
34~65 経験値2
67~98 経験値3
ゾロ目 経験値5

↓1

>コンマ78 獲得経験値3
>京太郎合計経験値7

経験値が5に達したので、スキルを習得or削除できます。

京太郎スキル群
【バントが上手い】pt5
バント選択時、バント判定を+20する。

【高さを生かす】pt5
身長が149cm以下の打者を相手にした際、球威+20。

【持ってる男】pt10
投手時能力。勝利投手の権利を得ていない際発動。
自身を除く全野手の巧打力+5。勝利投手の権利を得た際この効果は消える。

【攻撃に繋がるリズム】pt10[テンポ○発展形]
ランナーを出さないまま2アウトを取った際、次の打者との対戦時に球威・変化+20。
その回が終わる、ランナーを出すとリセットされる。

攻撃に繋がるリズムが生まれ、ランナーを一度も出さないまま3アウトを取った際発動。
次の回、打者の巧打力+10。

習得or削除するスキルを選択してください。

1.【バントが上手い】
2.【高さを生かす】
3.【持ってる男】※選択出来ません
4.【攻撃に繋がるリズム】[テンポ○発展形]※選択出来ません
5.サブポジ習得(覚えるサブポジ併記)
6.保留

↓1

>6.保留

ズバァンッ!!

京太郎「っしゃあ!」

ザコプロ「おおう……マジで気合入ってんなー」

有言実行。
京太郎はその気合を空回りさせる事なく、ビシビシとボールを投げ込んでいく。
捕手を務めるザコプロも、思わず手を痺れさせる程の豪球だ。
何よりいつになく、マウンド上の京太郎は吠えている。
気合が入っている――というよりは、何か一皮むけたような気がするような気迫のピッチングだ。

ズバァァンッ!!

ザコプロ「よーし、そろそろここらで休憩と行こうぜ! 流石にそんだけ投げたら疲れただろ」

京太郎「いえ、俺はまだまだいけますよ!」

良子「いけませんよ、オーバーワークは。 言いましたよね、それを止める為に私が重点的に見ると」

京太郎「監督……」

良子「一旦休憩です、異論は認めません。オーケイ?」

京太郎「わかりました」

そのやる気故に、いつも以上にハードに練習を重ねようとするが、流石にこれには良子がストップをかける。
京太郎としても、良子に言われれば従わざるを得ず、また、実際には相当疲労はしている。
ドリンクを飲みながら、ベンチに座って休憩をしていると……。

良子「それにしても、凄いモチベーションの高さですね須賀くん」

京太郎「ええ、まあ……」

隣に良子が座り、そっと語りかけてくる。
京太郎も、何の気なしに対応をするのだが……。

良子「そんなに福路さんとのデートは楽しかったですか?」

京太郎「ブフーーッ!!」

いきなり、美穂子との事を問いかけられ、思わず口に含んでいたドリンクを噴出した。
一体何故それを、と言わんばかりに、口元を拭いながら良子へと視線を向けてみれば……。
良子はクスクスと笑いながら、肩を竦めて答える。

良子「私服姿で戻ってくるお二人の姿が、丁度このグラウンドから見えてましたからね。
   ああ……他の人たちには言っていませんので、ご安心を」

京太郎「そ、そうですか……ならまあ……」

良子「福路さんのような女性がお好みです?」

京太郎「……いや、美穂子さんみたいな女性がタイプじゃない男性っていうのがそもそもいないんじゃないですかね」

良子「まあ、それはそうですか」

美人。気立て良し。スタイル抜群。
とんでもない機械オンチという事を除けば、まさに理想の彼女・お嫁さんである。

良子「いずれにせよ、以前にも言いましたように異性交遊は大いに結構。むしろ推奨ですから。
   どんどんとアグレッシブに行ってくれて構いませんよ」

京太郎「そう言われると逆にやりにくいですよ!」

良子「ああ、それとですね……避妊だけはしっかりするんですよ?」

京太郎「そういうレベルの所まで行ってないですから!!」

焚き付ける良子に、ツッコミを入れ続ける京太郎。
結局、京太郎はこうしてザコプロ達が何事かと集まってくるまで良子にからかわれ続けるのだった。

※良子の好感度が+1され、37になりました。

………
……


京太郎「ふぅ……いや、しかし見つかったのが監督でよかったと思うべきか。
    これが久先輩とかだったら言いふらされてからかわれてるのは明白。
    俺はいいけど、美穂子さんがその場合心配だもんなぁ……間接キスって指摘しただけであたふたしてたし。
    やべ、思い出して来たら俺も恥ずかしくなってきた。

    と、とにかく今は一旦忘れよう。夕食まで時間はあるし、次は何するかな」

夕方行動2回目(2/2)

1.会話(チームメイトと交流します)
2.練習(練習をして京太郎・チームメイトの経験値を貯めます)
×.お出かけ(チームメイトと出かけます。2回分行動を消費します)

↓1

>2.練習(練習をして京太郎・チームメイトの経験値を貯めます)

経験値一覧

京太郎 7
睦月 4
美穂子 2
やえ 2
霞 3
久 5
哩 0

【京太郎・睦月・美穂子・やえ・霞】
【久・哩】

↓1 練習対象選択

霞さんに決定、という所で一旦ここで区切らせていただきます。
前スレ>>1000(睦月の投手能力強化)について考えましたが、
次の試合ではスキル【高さ危険太郎/低め安全花子】のうち、安全花子の方だけが作動するって事で手打ちにしてもらえればと思います。
数値を上げたり新スキル取得とかになるとちょっとやりすぎかなとも思えるので。
それではお疲れ様でした。

>>1は7-0からのパットン劇場で胃がやられてダウンしちゃったか

ごめんなさい、帰ってきてから仮眠してたらこの時間になりました。
今日はお休みして、また明日続きを書かせてもらおうと思います。

仮眠する場合は目覚まし時計か携帯の時計をセットしておいた方がいいよ

パットン将軍は地獄でしたね 了解

こんばんわ。昨日はお休みしてしまいましたが、基本毎日やれればなと思っているので、よろしくお願いします。

>>160>>164
私は実際には見てないのですが、試合を見ていた人や現地にいた人は生きた心地しなかったんだろうなと思います。
何より一番驚いたのは石川がレフト方向にホームラン打ったという事ですが。
>>163
ちょっと軽く横になるつもりがすやすやでした。

もう少ししたら再開します。

>霞

霞「あら? 京太郎くんも、練習かしら」

京太郎「霞先輩」

さてこれからどうしようかと思いながらベンチで過ごしていると、グラウンドには霞が姿を現す。
日が落ちるまで数刻と無いが、それでも僅かな時間の合間を縫って練習にやってきたのだろう。
ここら辺に関しては、霞も非常に真面目である。
忘れられがちであるがキャプテンとしての面目も、多分にあるのかもしれない。

京太郎「はい、丁度そろそろ練習再開しようとしてた所なんで……折角ですし、ご一緒してもいいですか?」

霞「ええ、勿論。 私からお願いしたいくらいだわ」

霞が打撃練習をするにも、捕手としての練度を上げるにも、京太郎が付き合ってくれた方が効率はいい。
京太郎の言葉に霞は快く承諾しながら、少し苦笑を浮かべつつ口を開く。

霞「でも、本当に京太郎くんはいつも練習しているわね」クスクス

京太郎「はぁ……」

霞「練習熱心なのはいいけれど、息抜きも必要よ? たまには、ね」

京太郎「は、はい」

よもやついさっき美穂子と公園デートをしてきました、とは言えない。
制服ではなく普段着のMIHOKOを本日お披露目され、それはそれは非常に有意義な時間を過ごせたのだが、
ふと京太郎は目の前で練習に備えてストレッチをする霞へと視線を向ける。

霞「よいしょ、よいしょ」グニーン

京太郎「(そういえば霞先輩の私服も見た事が無いんだよなぁ……どんなんなんだろ)」

寮内では巫女服。グラウンドではユニフォーム。
他のチームメイトもそうではあるが、彼女の場合は特に私生活やそういった面がベールに包まれているきらいがある。

京太郎「(今度はちょっと霞先輩をデートに誘ってみて、私服姿を拝めれば……。
     ああいや、でもこの前散歩に行った時も巫女服なんだっけ。 そもそも霞先輩は私服を持ってるのだろうか?)」

良子「須賀くん、須賀くん」

京太郎「うぇっ!? あ、はい?」

なんてことを考えていると、ちょんちょんと肩を突かれ、良子から声がかかる。
思わず驚いた声を上げながら意識を戻すと、既に霞はストレッチを終えグラウンドへ。

良子「何か考え事ですか?」

京太郎「ああいえ、なんでも! そ、それじゃ俺も練習してきます!」スタター

京太郎「(いかんいかん、邪な考えをしてちゃ……今は練習に集中しないとな!)」

頬を叩き、グラウンドへと駆けだす京太郎。

良子「(ふむ、福路さんとお出かけして色々と積極的になりかけているんですかね。よい傾向です。
    ただまぁ、最終的には1人に決めなさいと言っておく必要はありますか)」

なお、良子にはバレバレだったもよう。

01~32 経験値1
34~65 経験値2
67~98 経験値3
ゾロ目 経験値5

↓1

>コンマ72 獲得経験値3
>霞合計経験値6

経験値が5に達したので、スキルを習得or削除できます。

霞スキル群
【強気なリード】pt5
捕手時能力。読みを外した際、打者の巧打力-10。一致した際、長打力+10。

【高速スローイング】pt5
捕手時能力。ランナーが盗塁した際守備力+10。

【意外性】pt5
打順が6~8番、ビハインド時に発動。巧打力+20、長打力+20。

【いぶし銀】pt5
7回以降の同点・2点差以内のビハインドの際巧打力+20。

習得or削除するスキルを選択してください。

1.【強気なリード】
2.【高速スローイング】
3.【意外性】
4.【いぶし銀】
5.サブポジ習得(覚えるサブポジ併記)
6.保留

↓1

>4.【いぶし銀】

今日の練習において、霞は打撃練習を選択した。
基本的に守備が得意な霞だが、ザコプロよりはバッティングもマシ。
おまけに新たなカードを手に入れてからはその打撃にも多少なりと磨きがかかっている。

守備は勿論重要だが、まだまだ主力選手が少ないのが現状だ。
恐らく今後霞が入る打順は6番以降となるのが有力だが、前のクリーンナップを返せる程度の打力は身に着けておきたい。
そう考えた末の打撃練習であるが――。

グギンッ!

霞「つうっ……! どうしても、差し込まれてしまうわね」

京太郎「そう簡単に打たせる訳にもいかないですからね」

今日の京太郎は先ほどの練習の時から好調である。
その速球のスピードに霞はバットを当てるだけが精いっぱい。
差し込まれ、ボールは前に飛ばず、前に飛んでも内野ゴロが関の山だ。

霞「(どうしても速球には手も足も出ない……というか、まともにヒットにしようとしても無理ねこれは。
   なら……私に出来る事は……)」

ビュッ!!

霞「んっ!」

カァンッ!!

京太郎「おっと……(うまく当てられた……けどこれは内野フライか?)」

強く振っては差し込まれる、よって霞は軽くバットを振るだけにして当てるだけにした。
当てるだけが精いっぱいならば、その精一杯をすればいい。
そして、問題はその打球をどちらへと飛ばすかである。

霞「(引っ張るのは難しい、なら流すしかない。 京太郎くんの球威のせいでフライにはなっているけれど……)」

ポーンッ

ザコプロ「おおう? こ、これは……」

霞「(あそこの位置なら、落ちる!)」

流して打った打球は、丁度サードの後方へと飛んでいく。
サードを守っていたザコプロがバック走をしながら追いかけるも追いつけず、
レフトを守っていたザコプロが前進しても届かない。

ポテンッ

京太郎「うわ……」

霞「ふふ、なんとか……ようやくヒットが打てたわね」

京太郎「ヒット性じゃないですよ今の、打ち取った当たりです」

霞「それでもヒットはヒットだわ。
 (こうするしか格上の投手からヒットを狙うのは難しそうだものね……それに、打ち取った筈の当たりがヒットになれば、投手の方が受けるショックも大きい)」

サードとレフトの間に上手く落ちた白球に悔しそうにする京太郎を見ながら、そっと霞は笑みを浮かべる。
まともには打てない、ならばまともでなくてもヒットにすればいい。
そうした方が対戦投手にやりきれなさを与えるというのならば、尚のこと良しだ。
ヒットに出来ない球をヒットにする、その技術に手ごたえを覚える霞だったが……。

ザコプロ「すげぇ! 流石霞さん、老獪なヒットだ!!」

ザコプロ「ああ、なんていぶし銀なんだ! ベテランの渋味を感じるぜ!」

霞「…………」クスン

ザコプロ達の言葉を聞いて軽くしょげもした。
実際、老獪で狡猾で技ありと言えるヒットなのだからしょうがない。

※霞の好感度が+1され、28になりました。
※霞が【いぶし銀】を習得し、更に新スキルが解放されました。

【一族の誇り】pt5
ヒットが出れば同点・勝ち越しの場面で発動。巧打力+20、長打力+10。

京太郎「大丈夫ですか、霞先輩?」

霞「ええ、なんでもないわ……(私ってやっぱり老けて見えるのかしら……)」

その後、京太郎はしょげていた霞に暖かく声をかけながら寮へと帰り着いた。
寮では美穂子と睦月が食事の支度をしてくれており、今日も無事に美味しい夕食にありつけそうだとホッと安堵する。

久「そういえば京太郎くん」

京太郎「なんです?」

そして、食事の席である。
和やかに談笑しながら食を進めていた京太郎は、不意に久から声をかけられた。

久「お昼終わってからどこ行ってたの? 部屋にもグラウンドにもいなかったみたいだけど」

京太郎「うぇっ!?」

美穂子「!!」

睦月「うむ……てっきり、午後も練習をしにやってくると思っていたんだけど」

どうやら今日、昼から練習に参加をしていたのは久と睦月だったらしい。
練習の虫、練習魔、三度の飯より練習が好きと言える京太郎。
そんな彼がグラウンドにもいない、後で話を聞けば寮にもいなかったという。
そうなれば一体どこに行っていたのか、そう疑問に思うのは自然の事であった。
あったのだが、京太郎としては返答に困る。

京太郎「(まさか美穂子さんとデートしてましたと答える訳にはいかないし……)」

良子「…………」ニヤニヤ

京太郎「さ、散歩ですよ散歩。 たまには気晴らしにそこらへんを歩いてみようかと」

霞「あら、そうだったの? なら、練習の時に私が声をかけるまでもなかったわね」

やえ「京太郎は少し根を詰め過ぎる所があるからな。 これからも適度に息抜きはするんだぞ」

京太郎「は、はい。 あはは……」

美穂子「…………」ホッ

どうやら京太郎の答えには、一同納得はしてくれたようだ。
ちら、と視線を動かせば美穂子はどこかホッとした様子。やはり彼女としてもバレるのは本意ではないのだろう。

京太郎「(別に悪い事してる訳じゃないけど……久先輩は絶対からかってくるもんなぁ……特に美穂子さんの事だし)」

久「ん、どうかした? 私の顔に何かついてる?」

京太郎「いえ、何も!」

とにかく、なんとか誤魔化せた事に京太郎自身も安堵しつつ、そのまま食を進めていくのだった。

………

京太郎「ふぅ、焦ったなぁ。 いや、本当に悪い事をしてる訳じゃないんだけど……やっぱりからかわれるのは辛いしな。
    特に俺だけじゃなく美穂子さんの事もある事だし。

    さてと、それはそれとして……寝るまでまだ時間はあるな。 何をしよう?」

夜行動1回目(1/2)

チームメイト
【睦月・美穂子・やえ・霞・良子】
【久・哩】

入手連絡先
【優希・まこ・和・咲・穏乃】

↓1 交流or電話する相手

>穏乃

京太郎「そうだな……久しぶりに高鴨に電話してみようかな」

ここに来て知り合った、唯一のチーム関係者ではない少女。
以前全国大会終了後に会った時とはまた違う印象を与えられた少女が、果たして今どうしているのか。
咲や優希とはまた違った意味で喋りかけやすい彼女と連絡を取ってみるのもいいだろうと考えると、京太郎は迷わずコール。
数秒後、電話の先からは元気な声が届いてくる。

穏乃『やっほー、久しぶり!』

京太郎「おう、久しぶり!……って言うほど久しぶりか?」

穏乃『気にしない気にしない! でも結構連絡くれるね、何かあった?』

京太郎「いや、今日も別に何もないんだけどな。 暇だったからちょっと電話してみた……大丈夫だったか?」

穏乃『いいよー、こっちもスマホ弄ってただけだし』

京太郎「(やっぱりスマホは弄ってるのか……まぁ、電話出るのが速かった分、ある程度予想してたけど)」

天真爛漫、という言葉がよく似合う声を聞きながら、京太郎はやはりギャップに苦しむ。
果たしてこんなにこの少女は現代っ子的だっただろうか。
見た目のインパクト的にも、山登りが趣味という言葉的にも、野生児系かと思っていたのだが。

穏乃『そういえば須賀くんやっぱりSNSやってくれてないんだね。 残念だなぁ』

京太郎「どうにも億劫でなぁ……」

穏乃『こっちは今日も更新したよ。 基本的に毎日更新してるんだけどね』

京太郎「すげーな」

穏乃『そんな事ないよー、凄い人は数時間置きに呟いたりしてるし』ウェヒヒ

実際穏乃の言う通りなのだろうが、それでも京太郎からすれば毎日更新するだけでも大変だと思う。
そもそも、それだけネタが見つかるとは思えない。

京太郎「どんな事呟いたりしてるんだよ? そんなに毎日ネタってあるのか?」

穏乃『そうだね、勿論、どこかに遊びに行ったりしたときとかに撮るのは当然として……。
   日常でも、割と面白い事って転がってるんだよ?
   あとは他の人と一緒に映ったりとかさ、ほら、須賀くんと丁度会った時みたいにね』

京太郎「あー……」

言われて、京太郎は穏乃とこの島で初めて会った時の事を思い出す。
あの時は驚いたが、京太郎はいきなり穏乃に写真を撮ってもいいかと聞かれたのだ。
果たしてそんな事でネタになるのか?と京太郎としては思わないでもないが、
あれもまた日常の中のちょっとした非日常ではある。

そういったとりとめのない事でも、記録し、SNSサイトに投稿して、穏乃は楽しんでいるのだろう。

穏乃『こんなことで? って思うような事でも、割と喜んでくれるんだよね、見てくれてる人。
   それに何も無ければ、思った事を綴ったりしてもいいし』

京太郎「ポエム的な?」

穏乃『そこまでじゃないけど! 例えば最近だったら、試合が終わった後とか、対戦相手についてとかかなぁ。
   あっ、対戦相手については名前は公表してないんだけどね!』

京太郎「お、おう……(しかしそうか、色々ネタってあるもんなんだな。 それにしても……)」

1.「遊びに行ったりって、どこに遊びに行ったりしたんだ?」
2.「日常での面白い事って例えば?」
3.「対戦相手と言えば、今度の試合はどうだ? 勝てそうか?」

↓1

>3.「対戦相手と言えば、今度の試合はどうだ? 勝てそうか?」

穏乃『もっちろん!!』

京太郎「即答かぁ……よっぽど自信あるんだな」

穏乃『あるよー! なんたってうちのチームは本当に穴が無いもん!』

京太郎の問いかけに対して即答する穏乃の鼻息は荒い。
余程、己のチームの強さというものに自信があるようだ。

穏乃『私ってさー、あんまり野球とかは見てなかったんだよ』

京太郎「そうなのか? 結構そういうのには詳しそうに思えたけど」

穏乃『野球見るより山に登る方が楽しいし!』

京太郎「(また山か……)」

穏乃『でも、そんな私でも知ってるくらいのピッチャーがいるからね! しかも2人!!』

京太郎「マジか……」

これは京太郎としても予想外である。
勿論、以前戦った二条泉の手持ちカードのように、有名=強力という訳ではない。
しかし、基本的に一般人にも知名度がある選手というのは一流選手である事ものだ。
それがピッチャー、しかも2人もいるとなれば京太郎としては思わず構えてしまう。

何せ、こちらのピッチャーは誰もかれもが1.5軍クラスなのだ。

穏乃『野球ってさ、ようは打たれなければ負けないでしょ?
   うちはエースが2人いるようなものだし、だからまあ、かなり自信あるよ!!』

京太郎「そりゃそうだろうなぁ」

野球は投手という言葉がある。
穏乃の言う通り、相手に点を与えさえしなければ負けないのが野球というスポーツ。
逆に言えば、どれだけ点を取ってもそれ以上にとられてしまえば負けてしまうのだ。
野手は、どれだけ打席が回ってきたとしても、多くて5打席といった所が限度だろう。
そして、その中でヒットを打てても、打線がつながらなければ点にはならない。
1人だけ優秀な野手が――打者がいたところで、どうにもならないのが打線だ。

しかし、投手は違う。27のアウトを取るまで、マウンドに立つのは1人。
その投手の良しあしで、試合が決まると言っても過言ではないのだ。

穏乃『打線だって、爆発力あるからね! 投手だけじゃないから!』

京太郎「(チームカラーは読めないけど……相当自信ありそうだし、こりゃ当たったら厄介そうだなぁ)」

勿論、京太郎とて負けるつもりはない。
京太郎自身、最初の頃に比べて大きく成長出来たつもりであるし、頼もしいチームメイトたちもいる。
前回の試合での完封勝ちも自信になっており、当たったら厄介だとは思うが、それでも気持ちの上では負けてはいなかった。

穏乃『たださぁ、やっぱり阿知賀の皆とは会えないんだよね』

京太郎「そうなのか? ……前にも言ってたけど、高鴨の方からはあんまりみんなとは連絡とってないんだよな?」

穏乃『うん、直接会うまではあんまりね。 早くみんなと、野球で目いっぱい遊びたいんだけどな……』

京太郎「うーん……」

1.「そういえば、今度俺は松実さん……松実玄さんと戦う事になったぞ」
2.「まあ勝ち進めばいずれ会えるだろ。 みんなまだ敗けてないんだろ?」
3.「和はこの前の試合も勝ったみたいだったな」

↓1

>3.「和はこの前の試合も勝ったみたいだったな」

穏乃『あ、そうなんだ!』

京太郎「おう、この前電話してな。 確か和もチームメイトに阿知賀の人がいるって言ってたし、その人も勝ち上がったんだろ。
    高鴨が勝ち上がっていけば、いずれ和やその人とも当たるだろうさ」

穏乃『そうだね! うーん、和とも早く遊びたいな。 でも一緒にいるのって誰なんだろ』

或いはここで京太郎が、玄と次に当たる事を言っていれば、和と共にいる阿知賀メンバーについて穏乃もわかったかもしれない。
和が阿知賀にいた頃、深くつながりがあったのは穏乃、憧、玄の3人なのだ。
ただ、悲しいかな京太郎がそれを知る由も無い。

京太郎「俺も、和とは約束したからな。 麻雀の前に、まずは野球で勝つってさ」

穏乃『そうなんだ。 じゃあ、私と須賀くん、どっちが先に和たちと当たるか競争だね!』

京太郎「ははは、対戦相手はランダムだし……その前にまずは目の前の試合だけどな」

なんとも気が早い穏乃の言葉に京太郎も思わず笑ってしまう。
が、目の前に試合が迫っているのにそう言うあたり、負ける気が微塵も無いあたりがなんとも穏乃らしい。

穏乃『もしもその前に私と須賀くんが当たる事があったら、須賀くんを引き抜けるようにキャプテンにも言ってみるよ』

京太郎「何言ってんだ、俺だって負ける気はないぞ」

穏乃『へへへ、楽しみだなぁ』ウェヒヒ

その後、しばらくああでもないこうでもないと言いながら、
そろそろいい時間という事で電話を切る事となった。

京太郎「うーん、相変わらず元気な奴だ……」

どこか無尽蔵のエネルギーを持ってるのかと錯覚するほど、とにかく元気な穏乃。
彼女の言葉を聞いて、京太郎も少し元気を分けてもらったような気持ちとなるのだった。

………
……


穏乃「ふぅ~、いやー、話した話した! 話したら喉乾いちゃったなぁ。
   何か飲み物でももらおっと」

一方その頃、電話を終えた穏乃は部屋を出て食堂に向かっていた。
向かっていたのだが――既に夕食を終え、誰もいないはずの食堂から、何やら声が聞こえてくる。
それは声、というよりも歌だったのだが――。

穏乃「あれ? 誰かいるのかな?」ヒョコッ

穏乃が覗いてみると、そこには食堂に取り付けられた大型テレビが点けられ、
画面にはお茶の間でそこそこの人気を持つアイドルグループが映っている。
そしてそれを見ているのが、2名。

いちご「いつかちゃちゃのんもこれくらい有名になりたいのう……」

小蒔「わぁ、すごく可愛い衣装ですね。 着てる人たちもとっても綺麗です」

佐々野いちご、神代小蒔。
穏乃のチームメイトにして、先ほど京太郎に言った誰もが知る有名人のカード。
そのカードを持つ、このチームの2枚看板、ダブルエースだった。

穏乃「佐々野さん、神代さん、何してるんです?」

いちご「ああ、穏乃ちゃん。 いや……ちょっと小蒔ちゃんと話をしてただけじゃけ」

小蒔「佐々野さんがアイドルさんに詳しいそうなので、色々教えてもらいながらテレビを見てました」

いちご「詳しいというか、ちゃちゃのんもアイドルなんじゃがの……」シュン

この2人、ダブルエースとあって互いに意識をしあうかと思われたが、まるでそんなことはない。
そもそも小蒔の性格上あり得ない話ではあるのだが、チーム内でもかなりの仲良しである。
この事をチーム内の野球に詳しい人に聞いてみたら、『まあ元々カード自体がチームメイトじゃけぇ、フィーリングが合うんかもしれんのう』と言っていた。
穏乃としては、単純に小蒔の純真さにいちごが色々面倒を見てあげているように見えるのだが。

穏乃「それにしても、アイドルですか? 神代さんあんまりこういうの興味ないと思ったんだけどなぁ」

穏乃はキッチンへと入り、飲み物を片手にしながら小蒔たちの隣に座った。
テレビの中では、相変わらずアイドル達が歌って踊ってしている。
穏乃はあまりこういった事には興味が無いが、好きな人は好きなのだろう。
実際、小蒔はキラキラした瞳でテレビに夢中といった様子だった。

小蒔「アイドルに興味が無かった、というよりは詳しくなかった、あまり知らなかった……というのが正しいと思います。
   私のおうちにもテレビはありましたけど、あまり見る事はありませんでしたから」

穏乃「そうなんですか?」

いちご「なんでも色々と修行とかで忙しくてそんな暇は無かったそうじゃけ……小蒔ちゃんも苦労しとるのう」

小蒔「お勤めを大変だと思った事は一度もありませんけど、でも、離れてみて色々新しい発見があって、凄く楽しいです!」

色々と特殊な家庭環境上、小蒔の生活スタイルは一般的な女子高生とはかけ離れている。
そんな彼女はテレビを見る機会というのもあまりなく、
だからこそそこで輝くアイドル達に強く惹かれたのかもしれない。

小蒔「野球をするのも楽しいですし、本当に参加してよかったですね」パァァ

いちご「うおっ、まぶしっ!」

穏乃「(凄いいい笑顔……佐々野さんより神代さんの方がアイドルに向いてるんじゃないかなぁ)」

純粋無垢という言葉しかつけられないような笑顔を浮かべる小蒔。
これには思わずいちごも眩しさのあまり目を瞑り、穏乃は割と失礼な事を考える。

小蒔「でも、本当に綺麗ですね……私もああやって歌って踊ってとかしてみたいです」

穏乃「私はあんなフリフリの服は無理だなぁ……」

いちご「服はともかく、歌って踊ってなら出来るけぇ、やってみる小蒔ちゃん?」

小蒔「え? 本当ですか?」

いちご「ここに取り出すはちゃちゃのんのスマホ。 音量を上げてスピーカーモードにして音を流せば……」

~~♪

いちご「ちゃちゃのん音頭のはじまりじゃ!」

言いながら、スマートフォンから流れてくる大音量の音楽。
それと同時にいちごは立ち上がり、その場を1人でくるくる回り始める。

いちご「ちゃっちゃっちゃっちゃ、ちゃ~っちゃのん♪」

小蒔「わぁ……♪」

穏乃「えぇ……」

これを見て小蒔はやはり目を輝かせるが、穏乃はドン引きだ。
何せ、ただその場でくるくると回っているだけである。踊りでもなんでもない。
なんでもないが、小蒔は喜んでいるようだ。

いちご「さぁ小蒔ちゃんも輪に入るんじゃ!」

小蒔「私が入ってもいいんですか?」

いちご「大丈夫じゃけぇ。 手はこう、角度をつけて! ……そう、そうじゃ!」

小蒔「ちゃっちゃっちゃっちゃ、ちゃ~っちゃのん♪」

穏乃「(うわぁ、大変な事になっちゃったぞ)」

いちご「穏乃ちゃんも入るんじゃ。 これは人が多ければ多い程、見栄えがええけぇ」

穏乃「えぇぇ……」

そのまま、小蒔と共に強制参加させられる穏乃。
いちごは小蒔の為を想い、一心不乱に踊っている――というか、回っている。
小蒔は小蒔で非常に楽しそうに、歌を口ずさみながら回っている。
穏乃だけは割と困惑状態だ。穏乃をこのような状態にするあたり、割とダブルエースの天然度・ボケ度は高い。

いちご「逆回転!」クルッ

小蒔「わぁ、今度は私が先頭ですね! 全力以上で頑張ります!!」

穏乃「(輪になって回ってるんだから、先頭も何もないんじゃ……誰か、助けて……)」

その後、このチームのキャプテン――の補佐を務める少女に、夜中に騒ぐなと注意されるまでこの宴は続いた。
こんな2人だが、れっきとしたエース、らしい。

※穏乃の好感度が1回目+1、2回目+2(ゾロ目で+4)され17になりました。

………

視点は戻って、京太郎へ。

京太郎「うーむ、なんだか高鴨がえらく苦労しているような気がする。
    なんというか、慣れない突っ込み役に回された結果、突っ込み切れずに色々と巻き込まれている気が……。

    まあ気のせいだろう。さてと、まだ寝るまでに時間はあるけどどうしようかな」

夜行動2回目(2/2)

チームメイト
【睦月・美穂子・やえ・霞・良子】
【久・哩】

入手連絡先
【優希・まこ・和・咲・穏乃】

↓1 交流or電話する相手

哩さんに決まった所で、本日は一旦ここまで。
今まで大体23:00~2:00くらいまでで更新していましたが、
ちょっと仕事の関係上、前倒しになって今後は全体的に早く初めて早く終わるようになると思います。
今までと開始時間が変わるので、参加しにくくなる人もあると思いますが、ご了承下さい。

それでは。

こんばんわ。乙ありです。
菅野相手に勝てる訳ないのでもう少ししたら再開します。
対戦相手候補のカードについては、一応私からはヒントは出しているつもりなので、推理してもらえれば面白いなと思います。

ごめんなさい、今日もお休みさせていただきます。
また明日お願いします。

どうもです。もう少ししたら再開します。

>哩

京太郎「ん?」

哩「はぁ……む」

さてこれからどうしようか、と思いながら京太郎が食堂でのんびりしていると、そこにやってきたのは哩であった。
どことなく気落ちした様子であった彼女は、京太郎の姿を見るとすぐに表情を取り繕うのだが、
不意に周囲をきょろきょろと見回し他に人影が無い事を確認すると、
こそこそと隠れるようにしながら京太郎の座る席までやってくる。

哩「須賀しかおらんと?」

京太郎「ええ、さっきからここにいましたけど俺以外の人は誰もいませんよ。 何かありました?」

哩「監督には直接ば聞けんとやし、強いて言えば津山くらいやけど……わざわざ部屋におるんを引っ張りだすんもな。
  丁度よか、聞きたかこつばあるばい」

京太郎「聞きたい事ですか?」

哩「ん」

鸚鵡返しに問いかければ、哩はこくりと頷いて肯定。
果たして聞きたい事とはなんだろうと考えながらも、京太郎は哩に席に座るよう促し、自身は立ち上がった。
食堂に来たという事は大よそ、何かを飲みに来たという事。
男須賀、リクエストを聞いてしっかりと上級生には給仕をするファインプレー。

哩「悪いな」

京太郎「いや、丁度俺もおかわり貰おうと思ってましたし……それで、聞きたい事ってなんです?」

哩「私は回りくどいこつば嫌いやけん、単刀直入に言う。 ……次の試合」

京太郎「はい」

哩「私たちが勝って、姫子ばこっちのチームに引き入れると思うか?」

京太郎「……あー」

哩の言葉を聞いて、京太郎は思わずそんな声を出していた。
単刀直入に、と前置きをしてのその台詞は、確かに単刀直入――だが、言いたい意図はわかる。
先ほど言っていた監督……良子や睦月に聞こうとしていた、という事もわかる。
食堂に入ってきた時、どこか気落ちした様子だった事もまた、わかる。

次の試合に勝った際、哩や久と同じく、点差にもよるが相手チームからは選手を引き抜ける事になる。
果たして彼女の大事な大事な後輩――鶴田姫子がこのチームに引き抜かれるか。
監督である良子がその選択を取るかどうか、試合を前にして哩も不安になってきた、という事なのだろう。

そして――。

京太郎「(その可能性が、割と低いって事にも気づいたのかな……)」

ある程度の知識を得てきたとはいえ、京太郎と睦月以外のチームメイトたちは基本的に野球については素人だ。
だが、それでも現状のチームの態勢と補強ポイントについては考えがつくのだろう。

哩「姫子のポジションばセカンドばい。 私と一緒に組めれば、二遊間の球ば全部取っちゃるくらいには働ける。
  須賀や津山の負担もかなり減らせるとは思うばい」

彼女の言う通り、仮に哩と姫子が二遊間を守ればそれは投げる京太郎にとって非常に心強い事だろう。
ただでさえ守備力の高い哩と姫子だが、彼女たちにはカードの力とそれ以上に2人の間にある強い絆がある。
声をかけなくても、目を見なくても、まさに阿吽の呼吸でボールを捌く姿が目に浮かぶ。
安打性の当たりすらアウトに取る、そんな事も夢では無いに違いない。

哩「ばってん、うちには既に福路がセカンド守ってるけん……。空いてるポジションはサードか外野、もしくはファーストばい」

京太郎「そうですね」

問題点は、既にセカンドは美穂子が守っているという事だ。
彼女の場合、守備に関しては特有のステップこそ治ったものの、そこまで得意という訳ではない。
しかし、持っているカードからは考えられない程の巧打力。
次の試合でも恐らくは1番として抜擢されるだろう、不動のリードオフマンとして定着をしつつあった。

逆に、現状のチームで空いているポジションはサード・ファースト・外野のいずれか。
次の対戦チームで考えれば、智葉・竜華・漫のいずれかの方が補強ポイントとしては合致する。

京太郎「(白水さんはそれに気付いたから、こうやって落ち込んでたんだろうけど……)」

1.「確かに。 鶴田さんが引き抜き候補に選ばれる可能性は、低いと思います」
2.「美穂子さんをコンバートするという手もあると思います。 二遊間の守備を高める為にも、鶴田さんを引き込む可能性は十分あるかと」
3.「こればかりは俺からはなんとも……監督に直談判してみるのはどうです?」

↓1

なにこれ姫子絶対引き抜けとかそういう事なん?
作者がそういうのやめろよ

こんな話題出したら補強ポイントに合わんのに無理に引き抜けって奴絶対でるやん

>2.「美穂子さんをコンバートするという手もあると思います。 二遊間の守備を高める為にも、鶴田さんを引き込む可能性は十分あるかと」

哩「? こんばあと? ってなんね」

京太郎「ああ、えーっとですね。 つまりは本来のポジション以外に移動してもらうって事ですよ。
    勿論相応の練習は必要になるでしょうけど……」

哩「! そ、そんな手があっとか」

どちらもセカンドを守るのだから、どちらかしか使えない――という訳ではない。
その位置が不得手な選手には、或いはどちらも使いたいからという場合には、
一方をコンバート――他のポジションに回す、という選択肢もある。
京太郎の言葉に、哩は目から鱗だと言わんばかりに感心をした。

京太郎「特に二遊間っていうポジションは守備の生命線ですからね。
    センターラインがしっかり固まっているチームは強い、とも言われますから、ここを強化したいと監督が思ってもおかしくはないです」

また、良子の傾向からしても決して守備を軽視していない。
もしも軽視しているのならば、先の試合の後、哩ではなく誠子を取っていただろう。
打力よりも守備を取った――という風に見えなくもない。

京太郎「勿論、監督がどう考えるかはわからないですけどね。
    中軸を打てる選手が欲しいという事で清水谷さんとかを取る可能性だってありますし、
    リリーフが欲しいからって沢村さんを取る可能性もありますから」

哩「ん……やけど、さっきまでよりはまだ、選ばれるかもしれんと思えるようにはなったけん」

まだ不確定ではあるが、それでも彼女の気持ちは幾分か軽くなったようである。

>>218>>220
そういう風に見えたならごめんなさい、ただこちらとしてはそういう意図は無いです。
引き抜きの際はお好きなキャラを選んでもらえればなと思います。

京太郎「ただ……逆に、向こうからしたら白水さんは絶対に引き抜きたいような補強ポイントかもしれないですね」

哩「ん? そうか?」

そういえば、と発想を転換させて呟いた京太郎に、哩は首を傾げる。
彼女としてはいまいちピンとは来ていないようだが、
実際、相手チームからすれば哩の守備力は是が非でも欲しいものだろう。

京太郎「辻垣内さんはサードも守れるようですから、白水さんとポジションが被るという事は無いですし……。
    相手チームで守備が堅いのは、それこそ鶴田さんくらいみたいですからね」

正直な所、前回の合同練習でセンターを守っていた漫も決して守備が上手いとは言えず、
竜華に至っては守備走塁に関してはザコプロにも劣る有様だった。
勿論、それでもチームには欠かせない打撃技術を両者ともに持っていたが……。
投手目線である京太郎としては、あのチームで投げるのは相当に心労が溜まりそうだとは思う。

京太郎「白水さんが入れば1・2番で鶴田さんともコンビ組めるでしょうし上位からの繋がりがよくなるでしょうしね」

1番姫子が塁に出て、2番哩がヒットエンドラン、3番智葉がタイムリー、4番竜華がホームラン。
などという、守備だけでなく攻撃面でも応援歌の歌詞にでもなりそうな綺麗な流れも出来そうだ。
勿論、京太郎たちのチームには他にもいい選手が沢山いるものの、目玉となり得るのは哩である。

京太郎「それに、やっぱり白水さんの持ってるカードはあっちのチームのユニフォームが似合ってますから」

哩「そげなもんかね……」

何より1番大事な事は、哩の持つカードである。
本人ではない、あくまでカードの力で模倣したものだとしても――もう一度あの二遊間を見たい、というファンは少なからずいるだろう。
そんな京太郎の言葉を聞いて……しかし、哩はどこか不満げである。

1.「すみません、向こうのチームのユニフォームが似合うとか言って。白水さんはもう俺達のチームメイトなのに」
2.「手加減して、わざと負けて向こうのチームに……なんて考えてないですよね?」
3.「やっぱり鶴田さんとコンビ組みたいですか?」

↓1

>1.「すみません、向こうのチームのユニフォームが似合うとか言って。白水さんはもう俺達のチームメイトなのに」

不満げな哩の表情を見て、京太郎はたまらずそう謝罪をした。
実際、今の京太郎の発言は非常に失礼である。
いくらカードがそのチームのものであり、そして尚且つ、
相手チームには姫子という哩と浅からぬ関係の選手がいるとはいえ、哩は既に京太郎達のチームの一員なのだ。

簡単に、相手チームのユニフォームが似合う――などと言うのは、酷い言いぐさだっただろう。

京太郎の謝罪を受けて、哩は小さく溜息をつきつつ、気にしていないと言わんばかりに手を振った。

哩「よかよ、すぐに謝ってくれとるけん、気にしてなか。
  そいに、聞いた話やと本当にこんカードと姫子んカードは2つで1つみたいなもんやったとやろ?」

京太郎「ですね……多分、球界の歴史に残るレベルでの名コンビです。
    2人揃ってのゴールデングラブ――その年、1番守備が上手かったとされる選手に贈られる賞で、同時に取った事が1度や2度じゃない」

哩「で、元いたチームが姫子がおるチームなら、須賀がそげなこつ言うのもわかる」

実際、京太郎の言う事も強ち間違いではないのだ。
ただ、哩が姫子を想う気持ち――彼女と共にプレイをしたい、共にありたいという願い以上に、彼女は1人の勝負師であった。

哩「今は私と姫子は敵やけん、こうして一緒のチームになれるかどうかは気にしてても、試合で互いに手ば抜く事はありえん。
  思えば、こうやって真剣勝負ばするのは初めてやけんね」

無論、中学生時代から共に過ごしてきた哩と姫子だ。
麻雀という競技を介して対戦をした事もある、時には喧嘩をした事もある。
それでも、真剣に何かで勝負をした――という経験は無かった。

だからこそ、不安もあるが哩は次の試合を楽しみにしている。

哩「こんチームに移籍してきて、もうじき一週間ばい。
  前の試合で私や竹井が負けた理由も、ようわかってきた」

京太郎「………………」

哩「前のチームが全員仲が悪かったちゅう訳やなか、むしろ監督のもとによう纏まってた。
  ばってん、ここはそれ以上に纏まりば強い……野球に対する熱意もある。
  こんチーム、私は嫌いやなかとよ」

それは意外な言葉に思えて――しかし、それと同時に京太郎にとっては嬉しい言葉であった。
京太郎も、このチームに配属され、最初はどうなる事かと思っていたが……。
監督とチームメイトには恵まれ、ここまで全員で1つの目標に向かって歩んできた。
このチームというものに愛着はあるし、今は絶対に負けて即座解散という目にあいたくないという思いもある。
だからこそ、このチームを好きになった――という哩の言葉は、何よりも嬉しい。

京太郎「なら、尚の事次の試合では負けられないっすね白水さん」

哩「2度も負けてられっか。 負けられないやなか、勝つとよ須賀」

京太郎「うす!」

既に1度負けている哩にとって、これ以上の屈辱というものも味わいたくはない。
強い語気でそう呟く哩に対し、京太郎もまた強くうなずき勝利を誓うのであった。

※哩の好感度が1回目+1、2回目+2(ゾロ目で+4)され22になりました。

2週目 6日目

京太郎「よーし、やるぞー!!」

久「ふぁぁ……朝から元気ねぇ、京太郎くん」

日付が変わって翌日。
あの後哩と別れ、部屋に戻った京太郎はすやすやと寝て体力回復。
ぐっすりと寝た事により体調は万全、元気は満タン、何よりやる気に満ちている。
昨日の哩の発言でわかりやすくやる気が出ている辺り、彼もまた割と単純である。

朝食を取り、お腹の調子も絶好調。
食後に今日は野菜ジュースを取りながら、さてこれから何をするかと思案をする。

京太郎「うーむ、なんでこう野菜ジュースって独特の苦みというか臭みがあるんだろう」

やえ「ニワカめ、野菜ジュース程度でそんな事を言うとは小学生か。
   私は小学3年生の頃から青汁を飲んでる、以来風邪を引いた試しが無い」

京太郎「(おばあちゃんかな?)」

良子「いよいよ明日は2度目の試合です。悔いのない一日を過ごしましょう」

京太郎「はい!(さてと、俺は何をしようかな)」

朝行動1回目(1/2)

1.会話(チームメイトと交流します)
2.練習(練習をして京太郎・チームメイトの経験値を貯めます)
3.お出かけ(チームメイトと出かけます。2回分行動を消費します)

↓1

>2.練習(練習をして京太郎・チームメイトの経験値を貯めます)

経験値一覧

京太郎 7
睦月 4
美穂子 2
やえ 2
霞 1
久 5
哩 0

【京太郎・睦月・美穂子・やえ・霞】
【久・哩】

↓1 練習対象選択

>京太郎

京太郎「よし、悔いのない一日にする為にも……まずはやっぱり練習だな!!」

ザコプロ「い つ も の」

もはやすっかり日常風景となっている、京太郎の練習。
とりあえずビールならぬ、とりあえず練習である。
或いは、隙あらば練習である。

良子「目を光らせておいて良かったです……」

京太郎「あ、監督」

こうなれば京太郎の行動も、周囲からは簡単に予想が出来る。
先回りしてグラウンドで待っていた良子は、案の定姿を現した京太郎を見て感心するやら呆れるやらだ。
大体、彼女の心情的には7:3くらいだろう。

良子「明日が試合、前日の練習で投手に無理をさせる訳にはいきませんからね。
   今日もしっかりと手綱は握らせてもらいますよ」

京太郎「そんな、まるで人が無茶ばかりするかのように……」

良子「無茶はしていませんが、無理はしかねないですからね……」

前日の練習で練習しすぎにより肩を壊しましたと言われては、監督としてはたまったものではない。
しっかりと管理をしなければと意気込む良子を後目に、京太郎は今日も元気に練習を開始した。

01~32 経験値1
34~65 経験値2
67~98 経験値3
ゾロ目 経験値5

↓1

>コンマ84 獲得経験値3
>京太郎合計経験値10

経験値が5に達したので、スキルを習得or削除できます。

京太郎スキル群
【バントが上手い】pt5
バント選択時、バント判定を+20する。

【高さを生かす】pt5
身長が149cm以下の打者を相手にした際、球威+20。

【持ってる男】pt10
投手時能力。勝利投手の権利を得ていない際発動。
自身を除く全野手の巧打力+5。勝利投手の権利を得た際この効果は消える。

【攻撃に繋がるリズム】pt10[テンポ○発展形]
ランナーを出さないまま2アウトを取った際、次の打者との対戦時に球威・変化+20。
その回が終わる、ランナーを出すとリセットされる。

攻撃に繋がるリズムが生まれ、ランナーを一度も出さないまま3アウトを取った際発動。
次の回、打者の巧打力+10。

習得or削除するスキルを選択してください。

1.【バントが上手い】
2.【高さを生かす】
3.【持ってる男】※選択出来ません
4.【攻撃に繋がるリズム】[テンポ○発展形]※選択出来ません
5.サブポジ習得(覚えるサブポジ併記)
6.保留

↓1

あ、ごめんなさい。正しくはこうです。

経験値が5に達したので、スキルを習得or削除できます。

京太郎スキル群
【バントが上手い】pt5
バント選択時、バント判定を+20する。

【高さを生かす】pt5
身長が149cm以下の打者を相手にした際、球威+20。

【持ってる男】pt10
投手時能力。勝利投手の権利を得ていない際発動。
自身を除く全野手の巧打力+5。勝利投手の権利を得た際この効果は消える。

【攻撃に繋がるリズム】pt10[テンポ○発展形]
ランナーを出さないまま2アウトを取った際、次の打者との対戦時に球威・変化+20。
その回が終わる、ランナーを出すとリセットされる。

攻撃に繋がるリズムが生まれ、ランナーを一度も出さないまま3アウトを取った際発動。
次の回、打者の巧打力+10。

習得or削除するスキルを選択してください。

1.【バントが上手い】
2.【高さを生かす】
3.【持ってる男】
4.【攻撃に繋がるリズム】[テンポ○発展形]
5.サブポジ習得(覚えるサブポジ併記)
6.保留

↓1

>4.【攻撃に繋がるリズム】[テンポ○発展形]

ズパンッ! ズバァンッ!!

京太郎「うっし!」

良子「(ふむ……)」

無理のし過ぎが心配された京太郎であったが、今のところ、良子の目から見ても異常は無さそうである。
投手カードが3枚あるが為か、割とこの京太郎、体力だけは人一倍ある。
そんな彼はその体力任せに、そして力任せに直球をテンポ良く投げ、適度に散ったボールはキャッチャーミットへ吸い込まれる。

良子「(……よいリズムですね。 無駄に投球間隔が開くという事が無い)」

投手の全てを決めるのは、何も直球の速度や変化球の変化量だけではない。
制球、配球――そして、テンポ……投球間隔というものも深く関係をする。

元々、京太郎は強く投げ込みゴリ押しに近い形で打者を封じ込め、あっさりと打たせて取る。
或いは早いカウントから三振を取りに行く事を前回の試合で得意としていた。
それは彼が練習で会得をした1つの長所でもあったのだが、この練習においてそれは更なる進化を遂げる。

良子「(よい守備は、よい攻撃への流れを作る)」

否定するものも少なからずいる、オカルトめいた事とも言われる。
しかし、実際に、試合には流れというものがあるとされてきた。

例えば、満塁の危機を無失点で切り抜ける。
例えば、ファインプレーによって嫌なムードを断ち切る。
例えば、停滞していた雰囲気を主砲の一振りで霧散させる。

野球も人がやるものである。
ムード、流れ、雰囲気――そういったものが影響を少なからずするのは、間違いない。

そして、今の京太郎にも、その流れを作る力が備わりつつあった。
即ち、テンポのいい投球で3者凡退を取る事により、相手の攻撃の芽を摘む。
相手の攻撃の芽を摘めば、当然ながら相手の士気は下がる。
逆に味方はといえば、テンポのいい投球でそのリズムそのまま、攻撃に転じる事が出来る。

テンポよく3人で切って取る事で、攻撃面でもそのままあっさりとヒットを打つ。
今の京太郎のピッチングには、そんなリズムが宿っている。

スパァンッ!!

良子「(これは試合前に、大きな収穫ですね。 味方の士気を上げる、という意味では――やはり彼しかエースはいない。
    彼が投げれば勝てる、そう敵味方に思わせる事が出来るのがエースの条件です)」

未だなお投げ続ける京太郎を見て、静かにそう納得をする良子。
伊達に毎日練習漬けとなっている訳ではない京太郎は、
少しずつ、一歩ずつ、しかしながら着実に、エースへの階段を上り始めていた。

よもや彼が、最初の頃は四球癖がある、球威しか取り柄の無いノーコン投手とは、初対面の選手はだれも思うまい。
……いや、未だにノーコンはノーコンなのだが。

良子「(しかし……)」

ズパァンッ!! スパァンッ!!!

京太郎「よーし、もういっちょ!」

良子「そろそろストップかけないとですかね……はぁ」

エースへの階段を上り続けても、まだ京太郎は自身に満足していないのか、ひたすら投げ続けた。
これには良子もたまらずストップをかける。
なんだかんだと言いつつ、やはり無理をしないかだけが良子の気がかりで、
それでいて無理をしてしまいそうになるのが京太郎という男だった。

なお、良子のストップのお蔭で肩を壊す前に休憩を挟むもよう。

※京太郎が【攻撃に繋がるリズム】を習得しました。現時点ではこれ以上スキルが解放されません。
※良子の好感度が+1され、38になりました。

………

京太郎「うーん、折角ノッてきた所だったのに監督に止められてしまった。
    もう少し投げたかったけど……仕方ないか。 一旦休憩だ」

投げたがりの京太郎はそう呟きながら、ベンチで一休みしつつスポーツドリンクを呷る。

京太郎「ただ、さっきの練習でいい感じにテンポいい投球のコツが掴めた気がするぞ。
    次は何をしようかな?」

朝行動2回目(2/2)

1.会話(チームメイトと交流します)
2.練習(練習をして京太郎・チームメイトの経験値を貯めます)
3.お出かけ(チームメイトと出かけます。2回分行動を消費します)

↓1

>2.練習(練習をして京太郎・チームメイトの経験値を貯めます)

経験値一覧

京太郎 0
睦月 4
美穂子 2
やえ 2
霞 1
久 5
哩 0

【京太郎・睦月・美穂子・やえ・霞】
【久・哩】

↓1 練習対象選択

>睦月

睦月「流石に早いね、京太郎くん。 もう来てたんだ」

京太郎「あれ、睦月さん?」

そうして休憩を取っていると、グラウンドに現れたのは睦月。
彼女もまた京太郎と同じく野球に情熱を注いでおり、京太郎の次に練習場で姿を見かける。
バットなどの用具を肩から下げ、苦笑しながら睦月は京太郎の元までちょこちょこと歩いてくる。

睦月「もしよかったら、また付き合って貰えないかな? 京太郎くんとだと、効率よく練習出来るから……」

京太郎「勿論ですよ! すみません、ちょっと待ってください」

睦月「ああ、あわてなくていいよ。 私もウォーミングアップが必要だし」

睦月の誘いに、京太郎は快く承諾。
京太郎としても対戦打者がいた方が練習になるのだから、断る理由も無い。
ウォーミングアップを開始した睦月を見ながら、京太郎もゆっくりと準備をするのだが……。

そんな2人を見やりつつ、良子は腕を組んだままはて、と考え込む。

良子「(京太郎くんがエースならば、津山さんは投打どちらでも便利に使える……ほぼ穴の無い選手なのですよね。
    まあ、次の試合でも彼女には外野手……ライトとして出場してもらう予定ですが、
    はてさて打順はどうしたものか)」

これが初戦の時ならば迷う事は無かったが、人数が増えた分、良子としても色々と考える事も多い。
割と嬉しい悲鳴、というものではあるのだが。

京太郎「睦月さん、準備できました?」

睦月「うむ! いつでもいいよ」

そんな良子の悩みを他所に、睦月はバッターボックスへと向かっていった。

01~32 経験値1
34~65 経験値2
67~98 経験値3
ゾロ目 経験値5

↓1

そういや打順ってどうやって決めるんやっけ

>コンマ99 ゾロ目 獲得経験値5
>睦月合計経験値9

経験値が5に達したので、スキルを習得or削除できます。

睦月スキル群
【高さ危険太郎除去】pt5

【意外性】pt5
打順が6~8番、ビハインド時に発動。巧打力+20、長打力+20。

【ピンチに強い】pt5
得点圏にランナーを背負った際発動。球威・変化+10。

【ミスタースリーベース】pt5
打撃結果判定がツーベースの際発動。打撃結果判定下1桁が3・6・9の際、スリーベースに。
ただし1塁にランナーがいる、かつランナーの走力が49以下の際は発動がキャンセルされる。

習得or削除するスキルを選択してください。

1.【高さ危険太郎除去】
2.【意外性】
3.【ピンチに強い】
4.【ミスタースリーベース】
5.サブポジ習得(覚えるサブポジ併記)
6.保留

↓1

3

>>255
>>1「オーダーこんな感じでええか?」
俺達「ええんやで」

>>255
打順については一応こちらでこれがいいかな、というものを最初に提示します。
その後に安価を取って、そのままか違う打順がいいというのならその打順を提示してもらう感じになります。
ちなみに今のところは、

1番セカンド美穂子
2番ショート哩
3番ライト睦月
4番ファーストやえ
5番センター久
6番キャッチャー霞
7~8番ザコプロさん
9番ピッチャー京太郎

がいいかな、と>>1としては考えています

ザコプロさんはオール20です。

睦月は先頭バッターだと能力上がるからあえてザコプロの下に置いてもいい気がする

>3.【ピンチに強い】

打席に立った睦月であったが、彼女は強い意気込みとは裏腹にあまり積極的にはバットを振らない。
むしろよく京太郎の球筋を見て、何かを研究しているかのようだった。

睦月「(この前の棒玉……もとい、おじぎストレートには驚いたけど。 でも、やっぱり京太郎くんはしっかりとレベルアップしてるね……)」

キレのあるチェンジアップに、威力ある速球。
相変わらず制球は不安定だが、それでもかつての息をするように外れまくるという事は無い。
更にはテンポのいい投球間隔は、京太郎の力が磨かれた証だ。

睦月も、決して練習をサボっていた訳ではない。
むしろ先に述べた通り、チーム内では京太郎に次ぐ練習の虫だ。
だが、彼女がこれまで練習をしてきたのは主に打撃練習――野手としての練習ばかりである。
京太郎がエースである以上、自身が先発として出場する可能性は低いとの考えからの選択であったが……。

睦月「(でも、次は私も投げる機会があるかもしれない……)」

初戦の相手は、幸いにして驚異となる打者が少なかった。
ザコプロの数が多かった、というのも一因である。
だが、次の対戦相手は違う。7人中投手が2人である為に野手として警戒しなければならないのは5人。
しかしながらその5人の内、2人が2000本安打達成の好打者。1人が達成間近。
そしてもう1人は睦月がかつて憧れ崇拝していた、横浜が誇った長距離砲である。

如何に京太郎といえど、1人で投げ切るというのは難しく思える。
かなり体力的にも成長を遂げたとはいえ、前回の試合のように殆どランナーを出さずというのは不可能かもしれない。

だからこそ、睦月は自身の出番があるかもしれない――と考える。

正直京太郎が打ち崩されたら得点力的に負けるから睦月が投手で出るのはなさそう

ザコプロと交代で退くならともかく、ポジ入れ替えだから打順に残れる
京太郎の体力が切れたらない選択肢ではないぞ

津山睦月という少女は基本的に大人しい。地味目である。
ただ、その凛とした佇まい同様、責任感は非常に高い。
特定の分野に対する熱意もある事は、既にチームメイトの誰もが知っている。

睦月「(その時、私が打たれる訳にはいかないね!)」

その責任感というものは、時として重荷となる事もある。
だが、今回ばかりは彼女の熱意――野球に対する真摯さがプラスに働いたのか、
彼女のメンタル面で大きな変化を与えていた。

今までは、出る幕も無く、野手に専念していればいい、という――言い方は悪いが逃げの考え。
しかしながら今は、もしも投げる事になってもチームの為にも抑えなければ――という、強い意志。

何度も言うように、野球というスポーツはメンタルが大きく関与するスポーツである。
心技体。最初に来るのは心なのだ。
今、睦月は確かにその心を成長させた。

睦月「(うむ……京太郎くんほど上手くは出来ないかもしれない。でも、私なりに精一杯……!)」

こうして、睦月はバッティング練習をしながらメンタルを鍛え、
逆に投手能力を成長させるというよくわからない成果を上げるのだった。

ズバァンッ!!

京太郎「(あ、あれー? 睦月さん全然バット振らないんだけど……)」

なお、投げ続ける京太郎は困惑していたもよう。

※睦月が【ピンチに強い】 を習得し、新たなスキル候補が解放されました。
【スターナイトの英雄】pt10
ホームゲーム時、全能力+5。
※睦月の好感度が+1され、30になりました。

………

睦月「うむ! 充実した練習だった」ホクホク

京太郎「練習になったならよかったですけど……(あれでよかったんだろうか)」

ホクホク顔で成果を上げた事を喜ぶ睦月だが、傍から見ていたらただ棒立ちになって京太郎の球を見ていただけにしか見えない。
案の定京太郎は困惑をするのだが、深くは突っ込まなかった。

良子「(津山さんも投手として成長してくれたのは大きい。継投も考えやすくなりましたね)」

因みに、良子はその監督としての目を持ってしっかりと成長を見てとっていたもよう。

京太郎「(ま、まぁ睦月さんも喜んでるしよしとしよう。
     さてと、もう昼か。 次はどうするかな……)」

昼行動1回目(1/2)

1.会話(チームメイトと交流します)
2.練習(練習をして京太郎・チームメイトの経験値を貯めます)
3.お出かけ(チームメイトと出かけます。2回分行動を消費します)

↓1

>1.会話(チームメイトと交流します)

【睦月・美穂子・やえ・霞・良子】
【久・哩】

↓1 会話相手選択

>>270 >>271
あとは「くさいところ」を頻発すると、体力切れも起こしやすくなります。消費体力が2倍になりますので。
なので割と、どこかのタイミングでの継投策自体はそこそこありえるかな?とは思います。
ちなみに継投のタイミングは、体力が切れそうとかそろそろタイミングいいかな?という所でこちらから安価出すようにしようかなと思います。

哩さんに決まった所で、一旦ここまで。
質問などがあればいつでもお気軽にしていただければと思います。
それではおやすみなさい。

乙です

どうも乙ありです。もう少ししたら再開します。

>哩

これからどうするか、と考えていた京太郎だったが、
何はともあれ昼食を取ろうと睦月や良子と共に一旦寮へと帰り着いた。

京太郎「ふぅ、食った食った」

そして、無事に(割と誰が食事当番になるかが不安な為、無事にという単語は適切である)昼食を取り終えた京太郎は、
改めてこれから何をするか検討しようとするのだが……。

京太郎「あれ? 白水さん」

哩「ん……須賀か」

なんとなく廊下を歩いていた際、ばったり出くわしたのは哩である。
別にそれ自体は珍しい事ではない。
同じ寮で暮らしているのだから、顔を合わせる機会など何度もある。
ただ、京太郎が気になったのは彼女が廊下へと出てきた部屋が、監督室だった事だ。

一体何事か?と京太郎が首を捻っていると、
それを察したのか、哩はその手に持っていた雑誌を京太郎へと見せつけるように掲げる。

京太郎「あっ、それ……」

哩「こん間のこつば監督に話しよったばい」

その雑誌は、以前彼女が読んでいる所を京太郎が目撃したもの。
『冥球島100のデートスポット特集』
哩がこの冥球島にある遊び場を探す為に、と購入していたものだった。

所謂、かっぺであり、都会の遊びというものに慣れていない哩。
華やかな都会に憧れを抱く彼女は、一大レジャーランドであるとされているこの島にも興味津々であり、
その為に前回もその雑誌を読んでいた。
その際、京太郎が言ったのは、いつか寮にいるみんなで遊びに行けたらいいな、という提案。

提案というよりは願望に近いものだったが、それには哩も同意をしてくれていた。
そして、ついさっき、その事を監督である良子へと話しに行っていたという事なのだろう。

京太郎「それで、どうだったんです?」

哩「監督としては親睦を深めるてな意味でも歓迎するやと、
  試合翌日やったら新加入した選手が馴染みやすくなるやろとも言いよったね」

この提案には、良子としても反対する理由が見当たらなかった。
元々、彼女はクールに見えるが基本的に大らかな人である。
京太郎の練習過多を心配する一面もあり、四角四面、大真面目な人物という訳でもない。
むしろからかったり、恋愛推奨と言い切ったりする辺り、どちらかというと野球という今の職務から離れれば開放的な人だ。

哩「まぁ、行先ば私らに任す言いよったけど……須賀は別に試合翌日には予定は無かったとやね?」

京太郎「ええと……」

言いだしっぺは京太郎であるが、一応は、と確認を取ってくる哩。
それに対して京太郎は……。

1.「はい、勿論大丈夫ですよ」
2.「うーん……申し訳ないですけど、試合翌日は……」

↓1

※1が選ばれた場合、試合翌日(第3週 1日目の朝と昼)が強制イベントになります。
 4回分の行動が削られる事になりますが、その間に4回他のキャラと交流出来ます。
 能力上昇はお出かけ分と同じ+交流しなかったキャラにもイベントボーナスで+2くらいの好感度上昇を予定しています。
 2を選んだ場合は普通の行動となります。

1

>1.「はい、勿論大丈夫ですよ」

悲しい事にというべきか、京太郎には予定がまったくない。
彼のスケジュール帳は見事に真っ白だ。
よって京太郎はすぐさま肯定の言葉を返し、哩は満足げに頷くのだが……。

哩「………………」

京太郎「白水さん?」

何故だか、そんな彼女の頬は赤い。
一体何事だろうかと思って聞いてみても、どこかバツが悪そうにそっぽを向くばかりだ。
果たしてさっきまでの問答の中で自分が失礼を働いただろうかと京太郎は考えるも、まるで心当たりはない。
どうしたのか、と心配になる中で、ようやく哩は口を開く。

哩「あの、あればい……」

京太郎「はい?」

哩「なんか予定ば聞いて遊び行く計画ば立てとっとやけど、別にデートの誘いとかそういうのやなかけんね!?
  あくまでも、皆と遊びに行くち予定の為のもんばい!」

京太郎「いや、知ってますよ!」

単純な話である。
哩としては、さっきのやり取りがデートの約束を決めようとするカップルのそれに近いものだと、言ってから気づいたのだろう。
京太郎からしてみればまるでそんなつもりはなかったのだが、
割とこの白水哩、ぽんこつな上に勘違いしい、その上に口ではチャラチャラした男は嫌いと言いながら当人はムッツリでもあった。

哩「そ、そか。 わかってるならよか」

京太郎「(この人は本当に突拍子もない事考えつくなぁ……)」

京太郎「で、他の人にはもうその事って話してるんですか?」

哩「それとなくは、監督に言う前に話しとるよ。 まあ、受けてくれるやろ」

無論、正式に決まっていた訳ではない為に本当にそれとなく話していた、という程度なのだろうが、
少なくとも事前に話を通しているのだから断られる事は無いだろうと哩は言う。

京太郎「なら大丈夫そうですね、うん、今から楽しみになってきました」

哩「どこ行くてのは、まあ前にも言うとった映画館が有力やけど……。
  結構な大所帯やけん、席が取れるかち不安もあるばい。 もしかしたら他ん候補も見つかるかもしれんとやね」

京太郎「俺はどこでも別に大丈夫ですよ」

哩「そか。 ま、色々他ん人にも聞いて計画ば立てとくばい。 ……そういや」

いずれにせよ、後は他のチームメイトたちに話を通すだけ。
という事で一旦この話題は打ち切りとなりそうになるのだが、不意に哩が再びその口を開く。

哩「……私も須賀んこつ名前で呼んだ方がよかと?」

京太郎「はい!?」

が、その口から放たれた言葉は、やはりまたまた京太郎にとっても予想外の不意打ちのものであった。
一体どういう思考回路をすれば、そういう言葉が出てくるのか?
京太郎が問いかけるよりも先に、更に哩は言葉をつづける。

哩「や、なんか知らん間に全員が全員須賀んこつ名前で呼ぶようになっとるやろ?」

京太郎「あー……」

思い返せば、試合後の翌日にはからかい半分で久との呼称を変える事となり。
やえ、霞、美穂子、睦月と気づけばこのチームの殆どの者たちと名前呼びになった京太郎。
呼び方を変える事で一層親密になれた気はするが、流石にそれだけ目まぐるしく変わっていけば哩でも気づく。
気づいてみれば、京太郎の事を名字で呼んでいるのは良子と哩の2人だけだ。

その良子にしたって、内心では京太郎呼びをしているのだが。

哩さん出るたびに思うが佐賀弁上手いよな1さん

京太郎「いや、でも無理に呼ばなくても大丈夫ですよ……っていうか、こういうのって強制するもんじゃないですし。
    それにそもそも、白水さんって俺の事嫌いなんじゃないんですか?」

哩「? 嫌いやなかとよ?」

京太郎「あっれぇぇぇ?」

思えば初対面の時も、そしてこの寮に来た当初も、京太郎の事を女の敵とばかりに敵視していた哩である。
てっきり今でも嫌っているものだ、と京太郎は考えていたのだが、どうやらそういう訳でもないらしい。
きょとんとした顔であっさりと答える哩に対し、京太郎は脱力するばかりだ。

哩「一週間は短か時間やけど、それでも一緒に生活しとったら見えてくるもんはあるけん。
  ……まぁ、時々須賀の視線が石戸や福路やらの胸に集まっとるのは見てて思うとこがなかとやないけど」

京太郎「ぐふ」

哩「やけどまぁ……それ以外については、野球に関しては真面目やし、私のこつも変にからかうでもなく真面目に話ば聞いてくれとっとやしな」

そもそも、嫌いな相手ならばこの一週間、そこそこ頻繁に会話を交わすという事すらないだろう。
一週間で京太郎の人となりをある程度把握した今、哩には京太郎に対する嫌悪感は無い。
むしろその真面目さについては、好感も抱いている。――男女的な意味、では今のところないが。

哩「やけん、名前で呼んでもよかと思ったんやけど……どうやろ?」

京太郎「あー……いや、それなら全然俺としては断る事も無いっすよ。
    てっきり俺、嫌われてるもんだと思ってましたから」

哩「うじうじと過去んこつひきずっとってもしょうがなかとやろ、京太郎」

京太郎「(あっさり呼んでる……こういう時は赤面しないのか、よくわからん)えーっと……」

1.「これからまた、よろしくお願いします哩先輩」
2.「遊びに行けるの、楽しみにしてますからね哩さん」
3.「それじゃあ……まいちゃんって呼んでいいです?」

↓1

>1.「これからまた、よろしくお願いします哩先輩」

いずれにせよ、嫌われていないというのは京太郎としてはありがたい事だった。
何せ試合が続いていけば、彼女とも過ごす時間は比例をして伸びていくばかりである。
試合に負ける気の無い京太郎としては、険悪な関係の人が寮内にいるというのはやはり精神的にもキツい。

哩「ん、よろしく」

京太郎「はい!」

と、いうところで京太郎はその右手を差し出し握手を求めた。
改めてこれからよろしく、という意味を込めたそれは至って普通な行動だったのだが――。

哩「…………」ススス

京太郎「(あれぇぇぇぇ?)」

哩はその右手を取らない、どころか若干京太郎との距離を離す。
しかも、何故かその目はジト目だ。
京太郎が困惑をする中、哩は相変わらず冷たい視線を向けながら口を開く。

哩「やらしか……そうやって人ん手ば握ってなんするつもりね?」

京太郎「この人のアウト・セーフ判定全然わかんねぇ!?」

球審だったら絶対可変式として悪評を振りまいてそうな、哩のチャラ男判定ゾーン。
どうやら握手を求めるのはアウトらしく、京太郎は思わずそう絶叫してしまうのだった。

※哩の好感度が1回目+2(ゾロ目+4)、2回目+2され28になりました。

【アナウンス】哩の好感度が25を超えた為、全能力+5されました。
更に新スキルが解放されました。

     .:´:/:::::::::::::::::::::::::::、::::::::::\ ク
    /::::/::::::::/::::::::::::::::::ハ::::::::::::::. つ
    l::::::::::|::::{====ァ|::/  |::i::|::::::|l
    |::::::::::|::::|:/トl:/ |/  }人|::::::|ト、
    |l::::i::::|::├┬┬   ┌┬:|:::i::|⌒
    .八::|::(|::::|..└┘   └┘:|:::|ノ
    '  ヽ:::|::::| ""    ' "" ,ハ::|
     ┌‐)|::::|>  冖   イ:: |ノ
     L/八::ト、 ``ヽV⌒l_
      /::/´ } \{/⌒マ八
    /::〈 ⌒ヽ、  `\{、 \
  //:::::∧       ハ::\ )
  ⌒/:::::i  |__」    }::__;∨
   i|:::::::|  V⌒`_|_,,.x< 〉ワ、
  八 ::::|   |   >''"   У  }
     ::{   {        /─=イ
     ヽ  \__/ |:::/  |

・白水哩

右投げ右打ち 守備位置:遊撃手/二塁手/一塁手

所有カード:井端弘和(巨)

巧打55 長打35 走力45 守備85

【起死回生の同点打】
ヒットが出れば同点の際発動、巧打力+30。

【黄金の二遊間】
『荒木雅博』のカードを持つ選手と二遊間を組む際、守備力+30。

【リザベーション】
自身の次の打者が『鶴田姫子』の際に任意発動。巧打力-10。
自身がヒットを打った際、『鶴田姫子』の巧打力+30。


※新スキル候補
【エンドラン】pt5
打席時任意発動。シングルヒットを放った際、ランナーを通常より1つ先の塁に進める。
ただしアウト判定の際、自身のコンマ下1桁が4・6・3で必ずダブルプレーとなる。

………

その後、なんとか誤解を解いた京太郎は、無事に哩と握手を交わした。
よもや親交を確認する意味での友情のシェイクハンドを、
手を握る為に差し出したものと勘違いされるとは京太郎の目をもってしても読めなかった。

京太郎「いや、しかしこれくらいでは挫けない。 ポンコツには慣れてるからな!
    さてと、それはそれとして……次は何するかな」

昼行動2回目(2/2)

1.会話(チームメイトと交流します)
2.練習(練習をして京太郎・チームメイトの経験値を貯めます)
3.お出かけ(チームメイトと出かけます。2回分行動を消費します)

↓1

>2.練習(練習をして京太郎・チームメイトの経験値を貯めます)

経験値一覧

京太郎 0
睦月 4
美穂子 2
やえ 2
霞 1
久 5
哩 0

【京太郎・睦月・美穂子・やえ・霞】
【久・哩】

↓1 練習対象選択

久に決定、という所で短いですが一旦ここで区切らせていただきます。

>>297
正直咲SS書くのも初めてだったのですが、佐賀弁についてはまるで書いた事も無かったので、割と不安でした。
なんとか不自然でないものを書けていればなと思っていたので、そう言っていただけるとありがたいです。

ひとまずチーム関係者全員の好感度が25を超えましたので、改めて好感度貼り。

睦月  30
美穂子 37
やえ  26
霞   28
良子  38
久   31
哩   28

初期値0の霞さん、初期値2の哩さんはよく上がったなぁと思います。
それではお疲れ様でした。

乙です
球場がナゴヤドームなら長打出にくくなったりすんのかな

乙です

初戦で京太郎が2回、泉が1回四球の判定で打ち取った扱いになってるのは>>1が忘れてただけ?
次の対戦は玄の制球Gだから菫に投手の制球良くなるスキルが無かったら四球で自滅しそうだな

どうも乙ありです。

>>313
描写的にはナゴドだからハマスタだからで左右されるかもしれませんが、システム上は同じにします。
コンマ次第ではナゴドで花火大会もありえますね。
>>314-317
四球とかについてはシステム考える上でも色々悩んだのですが、こういう形になっています。
通常判定でも四球出すようにするとなると、多分テンポも悪くなっちゃうと思うので。

もう少ししたら再開します。

筒香に本拠地初アーチ
井納今季初勝利初完投
石川内野手大活躍

石川が筒香にキスしようとしたり、見どころが沢山の試合でしたね。ヒロインまで見ちゃったので今から書き始めます

>久

京太郎「うん、まあ何をするか迷ったらやっぱり練習だよな」

練習ジャンキーの京太郎はそう考えると、迷う事なくグラウンドへと向かった。
昼食を終えてから時間が空いた事もあり、既にそこにはザコプロ以外にも先客の姿。

久「あら、また来たの京太郎くん?」

京太郎「久先輩……いや、またって、朝は一緒に練習してなかったじゃないですか。なんで知ってるんです?」

久「そりゃ朝に姿が見えなければどうせ練習に行ってるんだろうなってわかるわよ。
  どこかに出かけるようなタイプでもないじゃない、京太郎くん」

京太郎「むぐ」

元々清澄で同じ時を過ごし、おまけにこの1週間という期間を過ごした今、
久も京太郎の行動パターンはある程度読めている。
正しくその通りである京太郎としては否定の言葉は紡げず、それを見て久は苦笑をしながら肩を竦める。

久「あんまり肩肘張りすぎると体に悪いわよ? 適度に息抜きくらいしなきゃ、ね」

京太郎「(この前その息抜きで美穂子さんとデートしてきました……って言ったらどうなるんだろ、っと、それはともかく)
    ま、まあ……今はとにかく練習ですよ。 折角ここまで来たんですし、それに試合はもう明日ですしね」

久「ん、それは勿論ね。 さーてと、それじゃ私の練習に付き合ってくれるかしら?」

京太郎「はい!」

たまには練習を忘れてのんびり過ごす事も重要だ、とする久であるが、京太郎の言う通り明日にはもう試合である。
最後の追い込みを――と考えているのは、京太郎だけではなくこの場にいる久もそうなのだろう。
とにかく練習をしよう、と提言する京太郎に久も否定はせず、ニコリと微笑みながら京太郎を打撃投手に指名する。

久「さー、それじゃビシビシいらっしゃい!」

京太郎「ういっす!」

01~32 経験値1
34~65 経験値2
67~98 経験値3
ゾロ目 経験値5

↓1

>コンマ93 獲得経験値3
>久合計経験値8

経験値が5に達したので、スキルを習得or削除できます。

久スキル群
【技の左/力の右】pt15
対戦投手が右投げの際、巧打力+10。対戦投手が左投げの際、長打力+10。

【超スーパープレイ】pt5
守備時能力。
得点圏にランナーがいて打球方向が自身の守備位置に絡んでいた判定の際、
投手側合計コンマの下2桁が01・11の場合アウトにする。

【変態打ち】pt5
読みが外れた際、自身の判定のコンマ下2桁がゾロ目で発動。巧打マイナス補正を無効化する。

習得or削除するスキルを選択してください。

1.【技の左/力の右】※選択できません
2.【超スーパープレイ】
3.【変態打ち】
4.サブポジ習得(覚えるサブポジ併記)
5.保留

↓1

>3.【変態打ち】

打席に入り、京太郎の球を待つ久だったが、やはりそのフォームを見て京太郎は改めて困惑する。

京太郎「(なんつーか……よくもまあ、あんなので打てるよなぁ)」

次の対戦相手――中日ドラゴンズ、を模したチームに所属をする漫にしてもそうだが、
傍から見ていてどうしてそんなフォームで構えを取るのかと突っ込みたくなるような構えをしている。
少なくとも、少年野球をする子供たちにお手本として教えるには不適当なものだ。
だが、これは彼女たちが持つカードに映る選手たちが、実際にプロで磨きぬいたフォーム。
久の持つカードにしろ、漫の持つカードにしろ、この訳のわからないフォームで多くの安打を生み出してきた。

京太郎「よっ!」

ビュッ!!

実戦形式の練習の中、京太郎はストレートで追い込むとチェンジアップで空振りを取ろうとする。
やはりそれはコントロールがアバウトであるが、甘くは入らない。
地面にワンバウンドをしようか、という軌道で沈むのだが……。

久「あっまーい!」

カキィンッ!!

京太郎「うへぇっ!?」

しかしながら、その落ちるボールは久の大好物である。
上手く肘を畳んでバットを合わせ、地面スレスレの所のボールを叩く。
普通ならば、ボテボテの内野ゴロ。
ただ、彼女の場合は普通のフォームをしていない。

バットに当たったボールは鋭い打球となり、低いライナー性の軌道を描いて一二塁間を抜けてゆく。

久「ふふーん、ま、ざっとこんなものよね」

京太郎「……今のボール球ですよ久先輩」

久「なによ、ヒットになったんだから別に問題無いでしょ?」

Vサインを作ってにっこり笑う久に対し、京太郎としては溜息を吐くしかない。
本来ならば空振り三振、或いは内野ゴロ。
京太郎としては狙い通りのボールを投げられたのだが、それがこうも上手く打たれては練習にならない。

別に京太郎の球が悪い訳ではない。
単に久の打撃フォームと、彼女の特性が天邪鬼過ぎて、ボール球はヒットに、ド真ん中の球は凡打になってしまうだけである。
だけであるが……。

京太郎「(これじゃ練習にならない……いや、なるのか?)」

何度も言う事だが、本来ならば今のはアウトを取れている――或いは、見逃されてボールカウントが増えているだけの球である。
少なくとも、ヒットを打たれるようなボールではない。
それを打たれては練習にならないという京太郎の意見はごもっともだが、
しかし、先に述べた通り、次の対戦相手には久と同じく変態フォームを持つ選手がいる。

彼女の事を想定すれば、或いはこれもまたうってつけな練習にも思えてきた。

久「んー、なんだか気分が乗ってきたわ。 ほらほら、京太郎くん! 次よ次!」

京太郎「はいはい(まあ、なんにせよヒットを打たれたってのは事実だしな。いいわけ禁止だ。次は抑えるぞ!)」

ご機嫌な様子でバットを手の中で弄びながら、京太郎に声をかける久。
それに京太郎は応えつつ、再び投球動作に入っていくのだった。

※久の好感度が+1され、32になりました。
※久が【変態打ち】 を習得しました。
※久の新スキル候補【逆境に強い】が解放されました。
【逆境に強い】pt5
7回以降ビハインド時、点差×5、巧打力・長打力が上昇。最大で+20まで。

………

京太郎「ふぅ……しかし、久先輩もとんでもないバッティングするなぁ……」

久「何? なんか文句でもあるのかしら?」

京太郎「いえ、なんでも!(性格といい麻雀のスタイルといい、そしてバッティングといい……色々と難儀な人だよなぁ。
    と、もう夕方か。 自由に動ける時間も少なくなってきた。 後の時間は何しようかな)」

夕方行動1回目(1/2)

1.会話(チームメイトと交流します)
2.練習(練習をして京太郎・チームメイトの経験値を貯めます)
3.お出かけ(チームメイトと出かけます。2回分行動を消費します)

↓1

>2.練習(練習をして京太郎・チームメイトの経験値を貯めます)

経験値一覧

京太郎 0
睦月 4
美穂子 2
やえ 2
霞 1
久 3
哩 0

【京太郎・睦月・美穂子・やえ・霞】
【久・哩】

↓1 練習対象選択

>やえ

和気藹々と、互いに見知った仲が故か休憩の際も会話に華を咲かせる京太郎と久。
なんだかんだと言っても、面倒見のいい先輩に犬系男子という後輩である、相性は悪くない。
しかしながらそんな時間もあまり長く取る事は出来ず、さてそろそろ練習を再開しようかといった所で。

やえ「おまたせ!」

京太郎「やえ先輩?」

やえ「ふふふ、試合前日最後の調整と行くぞ。 何せ次の試合ではあの松実とようやく再戦が出来るんだからな。
   今度こそは王者のうちしゅじというものをお見せしなければならない」

別に待ってはいなかったが、小走やえがグラウンドへと馳せ参じた。
彼女の言う通り、次の試合は彼女にとって大きな意味を持つ試合。
麻雀で辛酸をなめさせられた相手がエース、そして彼女はこのチーム不動の4番である。
因縁という意味でも、そして試合の展望といった意味でも重要な役割になるのは間違いなかった。

京太郎「でも、それだけやる気満々な割にはそこまでグラウンドで見かけた機会が少なかったような……」

やえ「あー……それはだな……」

久「やえったら、最近料理の練習し始めたのよ」

やえ「ちょっ!?」

それでも、と思った京太郎の疑問に、あっさりと答えたのは久である。
これを聞いてやえは久の口を塞ごうと一歩踏み出すが、久はそれを躱しながらペラペラと流れるように事情を説明する。

久「なんでもいつまでも卵を割るだけじゃ進歩が無いから、次のステップに移りたいんだって。
  なんともいじらしいわねー」

やえ「コラッ! なんでそれを知っている!! 福路にはちゃんと口止めをしていた筈だぞ!!」

久「いやー、ついその現場を見ちゃって」

やえ「ぐぬぬ……」

完璧主義者という訳ではないが、他者に弱みというものをあまり見せたくないのが小走やえという人間である。
そんな彼女も、流石に周囲(主に美穂子と霞)との料理レベルの差には感づいていたのか、
表面上は卵を割ってドヤ顔をしていたものの流石にこのままではいけないと考えたのだろう、
恥を忍んで美穂子に料理を教わるべく、陰で人知れず努力をしていたという訳である。

悲しい事にそれを、このチームで1番知られてはいけないだろう人物に見られていたのだが。

久「ごめんごめん、でも可愛いじゃない、苦手な料理を頑張る女の子って、ねぇ京太郎くん?」

京太郎「え? ああ、まあ……そうですね」

やえ「そういう事を言うなっ!!」

ごめんと口では謝りながらも、その表情はからかう時のものである久。
そんな久の言葉に京太郎は気も無く答えるのだが、やえは顔を真っ赤にして怒るだけだ。
その赤面の理由は羞恥からのものだが、果たしてその羞恥が知られたくない事を知られたが故のものなのか、
はたまた京太郎に半ば強引とはいえ『可愛い』という趣旨の言葉を吐かれたからかは本人にもわかっていない。

やえ「と、とにかく練習をするぞ練習を! ほら京太郎、早くマウンドに行け!」

久「あらら怒っちゃった。 それじゃ私は外野にっと」

京太郎「(怒っちゃったって、そりゃ怒るでしょうよ……)」

頬を膨らませながら、バッターボックスへと向かっていくやえ。
それを見ながらニコニコと笑みを浮かべて外野へと走っていく久。
両者の背中を見送った後、京太郎は溜息を吐きながら内心呟く。

京太郎「(料理の上手い下手を、久先輩が言っちゃいかんでしょ……)」

01~32 経験値1
34~65 経験値2
67~98 経験値3
ゾロ目 経験値5

↓1

>コンマ25 獲得経験値1
>やえ合計経験値3

ブルゥンッ!!

やえ「ぐにゅう……」

しかし、意気込んで練習に取り掛かったやえであったが、結果は散々であった。
久のからかいのせいか集中力は切れ、京太郎の糞ボールをブンブン振ってしまう有様である。
途中、何度かいい当たりこそあったものの、京太郎も明日の試合に向けてある程度力をセーブして投げている。
その状況でこの結果というのは、やえ自身としても――そしてチームメイトである京太郎としても不本意なものだった。

やえ「く、くそう……」

京太郎「やえ先輩、そろそろ一旦休憩しましょう。 こんな状況で練習を続けても得るものは少ないですよ」

やえ「わ、わかってる!」

このまま練習を続けた所で、結果が出ないのは目に見えている。
やえ自身もそう思っていたのだろう、悔しそうにしながらも京太郎の言葉には素直にうなずき、
やはり顔を真っ赤にしながら一旦ベンチへと下がった。
その姿を見やりながら、外野から戻ってきていた久もバツが悪そうに頭をかく。

久「うーん、からかいすぎたかしらね……」

京太郎「やえ先輩って、メンタル面がモロにプレイに影響出る典型的なタイプっぽいですからね……。
    この前の試合でもホームランやタイムリー打った時はイケイケでしたから」

久「わかりやすいわねぇ。でもまぁ、それならやりようはいくらでもあるでしょ」

言いながら、久はやえの後に続いてベンチへと向かい、しょげ返るやえへと声をかける。

久「いやー、でもやえは本当に凄いわね」

やえ「何を言う……こんなニワカのような結果しか出せずに……」

久「だってあれでしょ? 試合前日だし、京太郎くんに気持ちよく投げて貰って試合に臨んで貰おうって腹積もりなんでしょ?」

やえ「ん?」

竹井久は口が上手い。
口が上手いというか、何をどう言えばどう思われるか――他者を動かせるかをこの年齢で知っている。
人心掌握とでも言うべきか、その能力はあれだけ奔放で雑に見えながらも学生議会長という役職についている辺りからも明白だ。

逆に小走やえという少女は、非常に単純である。
人がいいとも言え、素直であり、正直京太郎としてはやや不安が残る性格だ。
自身の実力に絶対の自信がありながらも、凹む時は割とあっさり凹む。
逆に、凹んでいても煽てられれば木にも登るタイプである。

久「ここだけの話、さっきの練習では私がポコポコ京太郎くんの事打っちゃってね、ちょっと凹んでたみたいなのよ」ヒソヒソ

やえ「ほ、ほう……(久が打てて私が打てない……)」シュン……

久「だけどやえを抑えられて、京太郎くんも自信が持てたんじゃない? なんせやえはうちの4番なんだから」ヒソヒソ

やえ「ん……んん!?」

よって、久は思い切りストレートにやえを持ち上げた。それはもう、あからさまである。
やえは当然ながら京太郎が先ほど久にボコボコにされた事を知らない。
というか、そもそも京太郎自身はへこんでなどいない。
それでもそう言われてみれば、悪い気はしない。
4番という言葉、京太郎の為に一肌脱いだ、そういった単語を並べられて気を良くするなという方がやえにとっては難しい。

久「でもあれよ、あんまりチームの事を考えて自分の練習を疎かにしないようにね」

やえ「あ、ああ! 次こそはこの王者の打ち筋というものをお見せしよう!」キリッ

久「ええ、期待してるわ」ニコッ

結果、あっさりとやえは息を吹き返した。

京太郎「(……大丈夫なんだろうか、色々と)」

こっそりとこちらにVサインを示す久を見て、やはり京太郎は溜息を吐いた。
やえの単純さと久の口先、その2つに対しての不安の吐息である。

※やえの好感度が+1され、27になりました。

………

やえ「ふふふ、まあ後輩の面倒を見るというのもまた王者に必要な義務だからな。
   これくらいは造作もない事だ」

久「ええ、流石はやえだわ」ニッコリ

京太郎「(すっかり元気になって……なんだろう、改めて、哩先輩とは違う方向でやえ先輩のポンコツ加減が浮き彫りになった気がする。
     さ、さて、気を取り直して次だ次。 もうすぐ夜だけど少し夕食まで時間はあるな)」

夕方行動2回目(2/2)

1.会話(チームメイトと交流します)
2.練習(練習をして京太郎・チームメイトの経験値を貯めます)
3.お出かけ(チームメイトと出かけます。2回分行動を消費します)

↓1

>2.練習(練習をして京太郎・チームメイトの経験値を貯めます)

経験値一覧

京太郎 0
睦月 4
美穂子 2
やえ 3
霞 1
久 3
哩 0

【京太郎・睦月・美穂子・やえ・霞】
【久・哩】

↓1 練習対象選択

>やえ

やえ「よし、そうとなればまた練習するぞ!」

久の言葉は、どうやら今度はやえのやる気を必要以上に上げてしまったらしい。
フンス、と鼻息荒くしながらやえはバットを持って再びバッターボックスへ。
今度こそ王者の打ち筋を……と、息まきながら打席へと立つ。

やえ「どうした京太郎、早く来い!」

京太郎「はーい」

既に休憩を十分取った京太郎としては、断る理由も無い。
どちらにしろ練習はするつもりだったのだから、やえと立て続けに練習をする事も吝かではないのだ。
一方で、久はといえばどうやら今日の練習はここで打ちきりなのだろう。
ゆったりとベンチでくつろぎながら、マウンドに向かう京太郎に手を振ってる。

久「頑張ってねー」

京太郎「ういーす」

やえ「さぁ、今度は私も自分の調整の為に打席に立つ。 先ほどのようにはいかんぞ!」

京太郎「(目に見えてさっきとは覇気が違うなぁ……)」

今度のやえは集中を切らしたりはしないだろう。
強気な発言をしながらも、しかし眼光鋭くこちらを見据え、構えを取るやえ。
京太郎も一つ、気合を入れ直してから投球動作に入っていくのだった。

01~32 経験値1
34~65 経験値2
67~98 経験値3
ゾロ目 経験値5

↓1

>コンマ89 獲得経験値3
>やえ合計経験値6

経験値が5に達したので、スキルを習得or削除できます。

やえスキル群
【フルスイング】pt5
任意発動。巧打力-20、長打力+30。

【得点帝国】pt5
その回得点をしている際発動。その回に入った得点×10、巧打・長打にプラス補正。
ただし最大で×30まで。

【ここで決める乙女】pt5[チャンスに強い発展形]
得点圏にランナーがいる際、巧打力+20。

習得or削除するスキルを選択してください。

1.【フルスイング】
2.【得点帝国】
3.【ここで決める乙女】[チャンスに強い発展形]
4.サブポジ習得(覚えるサブポジ併記)
5.保留

↓1

>3.【ここで決める乙女】

何度も言うようだが、小走やえはメンタルの調子によって打撃に影響をモロに受ける。
ならば、今のように明らかに調子に乗っている――。
もとい、気を良くしている状況では、先ほどの久のように軽口をたたきながら打席に立つのか。

クイッ

やえ「………………」

答えは否である。
無論、試合中、打席に入る際に相手に挑発めいた言葉を投げかけ、或いは自身を鼓舞するようにする時も前回の試合では散見された。
しかしながら、基本的に彼女の根本は真面目なのである。
ただ、少しだけポンコツなだけで。
そんな彼女は気合を入れ直すと、真剣な面持ちで京太郎の投球を待った。

京太郎「……ふっ!!」

ビュッ!!

やえ「!」

そして投じられる、京太郎の速球。
内角ギリギリを突こうとするそれは、今日一日やはり練習に励んだ為か些か球速は出ていない。
出ていないが、それでも球威ある――まともにバットを振れば、詰まらせて押し負けるだろうボールだった。

やえ「(だが……!)」

スッ……! グイッ!!

これに対して、やえはノーステップでバットを合わせた。
速球の速度に押し負けないように、バットを振る際の動作を極力減らした形である。

これにより、差し込まれる筈だったボールは丁度打ち頃のタイミングでやえの前を通過しようとする。
当然、これを逃がすような打者がこのチームの4番を張っている訳がない。

カキィイイイイイイイイイイインッ!!

京太郎「うおあ!?」

やえ「ふっ」ドヤァ

捉えた打球はそのままライト方向へと鋭い打球となって飛んでいく。
弾道が低かった為に、この狭いグラウンドでもホームランとはいかなかったが、フェンスダイレクト。
右中間を抜けるツーベース、といった所だろう。
間の抜けた声を出す京太郎に対して、やえは自慢げだ。

やえ「どうだ京太郎、綺麗に打ち返してやったぞ!」

京太郎「はは……いや、まったくもって。 ぐうの音も出ないです」

実際、これだけ上手くはじき返されれば京太郎としてもなんとも言えない。
上手くノーステップで合わせた事も踏まえて、やえの実力はやはり本物だ。

京太郎「しかし、てっきりもっと踏み込んでホームラン狙ってくると思ったんですけど……結構コンパクトに振りましたね。
    (それでいて、あれだけ飛ばされるんだからたまったもんじゃないんだけど)」

やえ「ふん、まあ……次の相手は松実だからな」

それにしても、と、一発狙いではなくコンスタントに安打を習っていく姿勢だったやえの打撃に対して京太郎は疑問を口にするのだが、
やえから出てきた言葉はやはり玄に対するライバル心である。

やえ「前の合同練習の時にも見たが、奴はコントロールこそ壊滅的だが球威に関しては京太郎にも負けずとも劣らず、といった所だ。
   そう容易く一発を打てるとも思っていない。 ……口では50本打つと以前は言ったがな」

京太郎「(いや、だから50本もホームランを打つ……50打席も回ってきたらえらいことですって)」

内心突っ込みながらも、京太郎はやえの独白を聞く。

やえ「打てない一発よりは、狙えるタイムリーだ。
   私の実力ならば押し負ける事は無い、強く振りすぎなくてもスタンドには届かずとも外野の頭を超える事はある。
   そうでなくても、安直なポップフライなどというつまらん結果にもなりにくい。芯を食えば最低単打にはなる」

やえ「4番の仕事とは、ホームランを打つ事でなくランナーをかえす事だからな」

誤解されがちではあるが、何度も言うように彼女は決してバカではない。
学力的には平均以上はあるし、名門晩成の部長を務めた少女でもある。

何よりも、あの松実玄と初見で対戦しておきながら――彼女の得点には大きく及ばなくとも、
最終的には局をプラス収支で終わらせた程度には不意を突かれても冷静に打てるだけの力は持ち合わせている。
どうするのがチームの為になるか、どうすれば勝てるか。
それを冷静に考えられるだけの頭脳も持ち合わせていた。

やえ「前回の試合から比べて、こちらも打者が潤沢したからな、私の前にランナーが溜まる事も多くなるだろう。
   その時こそはあの松実をギッタンギッタンのけちょんけちょんに点をむしり取ってやろう!!」

京太郎「(ぎったんぎったんって……)」

なお、冷静ではあっても、やはりライバル心だけは隠す事が出来ないもよう。

※やえの好感度が+1され、28になりました。
※やえが【ここで決める乙女】を習得しました。
※やえの新スキル【遠く遠く派手に飛ばせ】、【王者の豪砲】が解放されました。

【遠く遠く派手に飛ばせ】pt5
ホームランが出れば逆転の場面で、長打力+20。

【王者の豪砲】pt10
ランナーが2人いる際、長打力+30。

………

その後、練習を終えた一同は寮へと帰り着いた。
シャワーを浴びて、人心地。夕食の時間となったので食堂へと向かってみれば……。

京太郎「あれは……肉!?」

そこには前回、試合後にご褒美として振る舞われた時と同様、焼き肉の準備が。
思わず京太郎が驚嘆する中、いそいそと準備をする美穂子と霞は笑みを浮かべて答える。
恐らく彼女たちも焼き肉が楽しみなのだろう。
女子高生も、肉は好き。

美穂子「監督が、明日の勝利の前祝……じゃないけれど、決起集会的なものとして用意してくれたようなの」

良子「明日の試合に、これを食べて英気を養いましょう」

恐らくはわざわざ車を出して買い出しに行ってくれたに違いない。
なんともありがたい事である。

京太郎「一週間に二度も焼き肉が食えるなんて贅沢だなぁ」

久「まったくね。 これだけでも企画に参加した甲斐があるわ」

哩「大げさやね……」

そして、全員が席に着いた所で一同は一斉に肉を焼き始める。
とにかく肉ばかりを食べる者、焼き肉と言えば白米でしょうよとばかりにご飯を食べるもの、肉と野菜をバランス良く食べる者。
さまざまであったが、その中でもふるふると何故か感動に打ちひしがれながら食を進めていたのは睦月であった。

霞「睦月ちゃん? えっと……どうかしたのかしら?」

睦月「いえ、嬉しくて……やっぱり、ベイスターズの決起集会といえば焼き肉ですよね」

睦月「ヨシコビーフパワーで、明日の試合も頑張りましょう!!」

良子「(ヨシコビーフパワー……え、なんですかそれ)」

【TIPS・○○ビーフパワー】
とある選手が後輩に焼き肉・ステーキ、などを奢ると翌日その後輩が活躍する、という謎のジンクス。
ちなみに焼き肉文化自体はベイスターズのみならず他球団でも習慣づいている。
が、やはりベイスターズといえば焼き肉である。

………

京太郎「げふ……うーむ、やはり食べ過ぎてしまった」

その後、楽しい美味しい夕食の席も無事に終わり、
京太郎は大きく膨らんだ腹部を摩りながら食堂でウーロン茶を飲んでいた。
今日も一日練習に励んだせいか、夕食時には空腹。
そして肉となれば、成長期で人並み以上のガタイを持つ京太郎はもりもりと食べる。
食べるのだが、今日に関しては食べ過ぎだった。

京太郎「まあこれで体調不良って事はまずないだろうな。 明日はナイターらしいし、それまでにはちゃんと動けるようになるだろ。
    さてと、いよいよ……いよいよ明日が二試合目だ。 初戦以上の強敵なのは間違いない。
    ゆっくりと体を休めた方がいいのかもしれないけど、やっぱ興奮して眠れないな……。
    眠くなるまで、何しようか」

夜行動1回目(1/2)

チームメイト
【睦月・美穂子・やえ・霞・良子】
【久・哩】

入手連絡先
【優希・まこ・和・咲・穏乃】

↓1 交流or電話する相手

良子さんに決まった所で、一旦ここで区切らせていただきます。
明日土曜日は、申し訳ないですが用事があるので更新出来ないと思います。
再開は日曜日からでお願いします。
それでは、おやすみなさい。

乙です

本来なら京太郎の練習は登板前日の先発がやっちゃ駄目なレベルになってそう
持ってるカードの人数分調整してると思えばいいのか

乙ありです。

>>361
そこらへんはゲームシステムの都合上仕方なしですね。
まあ多分京太郎の肩がすこぶる頑丈なのでしょう。

もう少ししたら再開します。

>良子

京太郎「そうだな……試合前だし、監督と一度ゆっくり話しておこう」

思えば、前回の試合前日も落ち着かず、良子と話をする中で気持ちに整理をつけた。
あの時程は京太郎も緊張をしていないとはいえ、監督と意識の摺り合わせをしておくことは重要だろう。
そう考えた京太郎は監督室へと向かいノックをすると、中からの返事を待ってからその扉を開ける。

良子「おや、どうしました須賀くん?」

京太郎「いえ、特に用事は無いんですけど……前の時も監督とは試合前に話してたじゃないですか。
    今回も、少しお話が出来たらなと思って。 ……お忙しいですか?」

良子「ふむ。 いえ、色々と考え事はしていましたが、ノープロブレムです。
   では、かけてください」

京太郎が顔を見せると、良子は少しだけ驚いたような顔をしていたが、
それでもすぐにいつものポーカーフェイスへと戻ると京太郎に椅子にかけるよう促す。
礼を言いながら京太郎は着席すると、まずは監督の座る卓に視線が向いた。
整理はされているが、先ほどまで考え事をしていたというのは本当なのだろう。
開かれたままのノートパソコンや、書類などがそこには並べられている。

京太郎「考え事って、やっぱり明日の試合の事ですか?」

良子「イエス。 こちらの戦力も初戦を戦った時に比較をし、竹井さんや白水さんが加入した事で上昇しました。
   監督としては、タクトの執り方に張り合いが出るというものです」

少ない戦力で勝ちに行くときこそ監督の手腕が試される、とも言われるが、
しかしながらこのチームの場合、主力選手以外は全員一律能力が同じザコプロ達なのである。
タクトを執るも何もあったものではない。

その点、戦力がある程度充実してくれば打順などの采配を考えるのにも張り合いが出てくるというものだ。

良子「ただ、それは相手にも言える事です」

しかしながらそれだけ戦力が充足しているという事は、逆に言えば相手も同様である。
初戦を勝ち抜いた相手チームの主力メンバーは計7人。
投手に関してはいまいち平凡と言うべきか、そこまで驚異は感じないものの、
クリーンナップについては正直投手である京太郎としてはかなり不安な並びである。

京太郎「カードだけで見れば立浪……さん、ブランコ、和田ですからね。
    こっちは……多分クリーンナップは睦月さん、やえ先輩、久先輩になるんでしょうけど」

良子「ええ、その並びで考えています」

京太郎「(カードで言えば乙坂、T-岡田、金城……名前だけ見れば負けてるよなぁ)」

勿論、野球は名前でやるものではない。それは前回の試合で、京太郎たちが証明をした事だ。
ただ、だからといって前回の試合のように簡単に完投完封といける程甘くないだろう。
そもそも前回の試合では、誠子がスランプにあった為に一発長打を警戒するのは久と佳織の2人。
佳織に関しては落ちる球だけを投げていればド安牌だった為、実質1人だけだった。

京太郎「(今度も誰かがスランプに陥ってる……なんて都合のいい事は無いだろうし)」

良子「そういった意味でも、明日の試合は須賀くんの出来にかかっていると思いますが……。
   須賀くん、明日のピッチングについて思う所はありますか?」

京太郎「え? そ、そうですね……」

1.「誰が相手だろうと0に抑える、そういう気持ちで臨みます」
2.「状況によっては勝負も避けていくべきかなと思ってます。 不用意に勝負をする事だけはしないようにと」
3.「いつも通り、俺は俺が投げられる最高の球を霞さんに受けてもらうだけですよ」

↓1

>3.「いつも通り、俺は俺が投げられる最高の球を霞さんに受けてもらうだけですよ」

不意に良子に振られた京太郎だったが、結局の所京太郎が出来る事など限られている。
信頼出来る恋女房目掛け、彼女のサイン通りにボールを投げ込むだけだ。
呆気らかんとそう言うと、良子は少しだけ苦笑しながらも軽くうなずいて見せた。

良子「キャッチャーとの信頼関係がある事は結構……ですが、自分でも考えて投げるようにはしてくださいね。
   ……将来的には、霞がスターティングメンバーから外れるという可能性もあるのですから」

京太郎「え!?」

良子「試合に勝ち進んでいけば、そうなる可能性もある……という話ですよ」

確かに良子の言う通り、このまま試合に勝ち進んでいけばいずれ人数は9人を超えるだろう。
そして、野球において試合に出場出来る先発メンバーは9人しかいない。
無論、それはあくまで1つの可能性としての話ではあるが、
霞の所有するカードも決して有名選手のカードという訳ではないのだ。

この先、名捕手と呼ばれた有名選手のカードを持つ選手が加入をした場合、
彼女がスタメンを外れるという可能性も多分にある。
あくまで、そういった可能性がある……というレベルではあるが。

京太郎「(でも……霞先輩が俺の球を受けてくれないなんて、考えたくもないけどなぁ)」

ここまでの生活で相応に親しくなり、おまけに前回の試合でも頼もしく京太郎をリードしてくれた霞。
おまけに彼女はキャプテンという肩書持ちである。
そんな彼女がスタメンから外れるかもしれない、というのは、京太郎としてはあまり考えたくはない未来予想図であった。

良子「まあ、意気込みはわかりました。 下手に気負うよりはいいでしょう」

京太郎「初戦の前は緊張しましたけどね、今回は2回目って事で流石に前よりは気持ちも安定してますよ」

それでも、と気を取り直し、京太郎は良子の言葉に反応をする。
実際、緊張をしている事はしているが、それは明日の試合を目前に控えた気分の高揚によるものだ。
一度試合を経験し、マウンドに立っているからか、ガチガチに固まるという事は無い。

しかし、そんな京太郎の言葉を聞くと、良子はクスクスと笑いながらその口を開く。

良子「おや、明日の試合に勝てば私を名前で呼んでくれるようですから、てっきり緊張しているものだと思ったのですけどね」

京太郎「うぐっ……!」

以前、買い出しに行った際、車の中で交わした約束。
勝てば良子の聞ける範囲での願いなら叶えるという言葉に、京太郎は確かにそう約束をした。
良子はその言葉を聞いた時と同じように、生暖かいというか面白いものを見るような目で見てくるが、
京太郎としては恥ずかしいやらなんとやらである。

良子「いずれにしろ、明日の試合に勝てなければどのみちこのチームは解散です。
   どっちみち、名前で呼べるという機会も無くなるでしょうし……。
   是非とも、須賀くんにはナイスピッチをしてもらって勝ちに貢献して貰いたいものですね」

1.「わかってますよ、監督の事を名前で呼びたいですしね」
2.「そういうのとは関係無く、勝ちは目指しますよ」
3.「(からかわれっぱなしも癪だなぁ……次の試合、勝った時には名前呼びは名前呼びでも呼び捨てで呼んでみよう)」

↓1

>3.「(からかわれっぱなしも癪だなぁ……次の試合、勝った時には名前呼びは名前呼びでも呼び捨てで呼んでみよう)」

名前で呼ぶ、呼ぶとは言ったが――その具体的な呼び方については取り決めをしていない。
つまりは「さん」をつけようが「ちゃん」をつけようが、
或いは呼び捨てにしようが選択権は京太郎側にあるという事である。

まあ、常識的に考えれば立場上は選手と監督。年齢的にもあちらが年長。
となれば普通ならば下に敬称をつけるのが普通だ。
ただ、ここで普通に敬称をつけて呼んだ所でまた何かとからかわれるのがオチだろうと京太郎もそろそろ理解をしてきた。

思い起こせば久の時も、散々名前呼びの件ではからかわれたのだ。
あの時は久を呼び捨てで呼び、結果、久は大笑いをしながらもその場を退散。
京太郎としても割と失敗をしたかなとは思ったものの、それでも鬱憤は張らせた気持ちだった。
因みに、あの時はあの時で久に割と大きなダメージを与えていたのだが、京太郎はその事を知らない。

京太郎「(このまま手を拱いてても、からかわれ続けるのが関の山だもんな。
     カウンターパンチを決めてやろう)」グッ

良子「どうしました、急に握りこぶしなんて作って?」

京太郎「ああいえ、こう、明日の試合頑張るぞーって!」

良子「ふむ……さて、須賀くん、もういい時間です。 私も明日は朝から忙しいので、そろそろ休む予定ですので……」

京太郎「あっ、そうですね! すみません、遅い時間まで……」

良子「ノープロブレム、気にしないでください。 須賀くんも、あまり夜更かしはせず、明日に向けて体調を整えていてくださいね」

京太郎「はい!」

そこまで言い、京太郎を見送った良子は、やはりいつものポーカーフェイスであった。
果たして京太郎が呼び捨てにした際、彼女のそれがどのように変化をするのか。
それは京太郎が口にする時まで、わからない。

※良子の好感度が1回目+1、2回目+?(ゾロ目で2倍)され39+?になりました。

………

その後、良子に礼を言ってから監督室を出た京太郎。
確かに良子の言う通り、結構な時間を話し込んでいたのか先ほど部屋に入る前に比べて時計の短針は進んでいる。
そろそろ床についてもいい頃合いなのかもしれないが……。

京太郎「うーん、とはいえやっぱり気持ちが高ぶってるのか眠気がまるでないんだよなぁ。
    休んだ方がいいとはわかってるんだけど……」

夜行動2回目(2/2)

チームメイト
【睦月・美穂子・やえ・霞・良子】
【久・哩】

入手連絡先
【優希・まこ・和・咲・穏乃】

↓1 交流or電話する相手

霞さんに決まった所で、申し訳ありませんが眠いので短いですが一旦区切らせてもらいます。
おやすみなさい。

乙です
最近ここの影響で阪神ファンですが横浜のことが好きになってきました。

乙です
霞さんが横浜(太洋時代の選手も含む)の伝説の捕手のカード(谷繁さんや若菜さん等)を入手出来れば良いと思いますが
どう成りますかね?
って言うかむっきーさんが横浜(太洋時代の投手含む)の伝説のクローザーのカード(大魔神やクルーン等)を入手出来る可能性と
別の横浜(太洋)メインのチームと戦う可能性どちらが高いんでしょうね?

あるかは分からないけど京太郎がこの先投手のカードを入手するとして左投手のカードを入手する事ってあり得るのかな?
両投げ投手になっちゃうけど可能なら吉見とか欲しいなあ

野球のまとめサイト見てたら加賀がバレンティンに打たれた記事あるやんか
ガッツポからの記念ボール要求はかなり嬉しかったんだな

どうも乙ありです。

>>380
横浜ファンが増えてくれるのはとても嬉しいです。
同一リーグ内でも贔屓が2つあるという人もそこまで珍しくないようですし、兼任やおまけでいいので応援してくれればなと思います。
>>383-384
追加でカード入手は考えてはいます。ただ色々と候補を絞るのも難しいですね。
>>385-386
バレンティンは加賀の顔を見るのも嫌だとどこかの記事で漏らしてたくらいらしいですからね。
とはいえ苦手は苦手な筈なので、これからも加賀にはバレキラーを頑張って欲しいです。

もう少ししたら再開します。

>霞

気持ちが昂り寝付けそうに無い、とはいえ流石に休んだ方がいいだろうとは先ほど京太郎が口にしたばかりだ。
寝る寝ないにかかわらず、ひとまず部屋に戻った京太郎は、
当然のように課題には取り掛かる気にはなれず、仕方なしに適当な雑誌を読んでいたのだが……。

コンコン

京太郎「あれ? 誰だろ……はい」

霞「夜分遅くにごめんなさい、まだ起きてたかしら?」

京太郎「霞先輩?」

不意の来客がノックをし、京太郎が出るとそこには霞の姿があった。
時計の短針は既に9時を過ぎている。
いまどき小学生でも寝ていないような時間ではあるが、かといって女性が男性の部屋を訪れるには遅い時間帯だ。
京太郎は意味も無くドキドキしながらも、霞の用件をまずは聞く。

霞「明日の試合について、少しだけ打ち合わせをしておきたいと思って。
  早朝でも良かったのかもしれないけれど、試合当日だとゴタゴタしてしまうかもしれないから……」

京太郎「ああ、なるほど。 丁度俺も寝付けなかった所なんで、オッケーです!
    えっと……場所は俺の部屋でいいですか?」

霞「私は構わないけど……いいのかしら?」

京太郎「勿論です!」

一旦部屋に戻った為に今更食堂に向かうというのも億劫。
このまま京太郎の部屋で、話し合おうと告げると、霞は快く受け入れてくれた。
乙女霞、特別意識をしたりはしない大人の余裕。

逆に京太郎としては霞のような女性を部屋に招き入れるというだけで色々と滾るものがある。
以前も部屋に女性を招いた事はあったが、色々とモノが違うのだ。

適当な座布団を渡し、そのまま卓につく京太郎と霞。
育ちが違うのかやはり霞は正座をしており、その背筋もピンと立っている……それでいて落ち着いた雰囲気を持っているのだから年季が違う。
京太郎も正座をするべきか迷ったが、どうせすぐに痺れるだろうと考え、特に気張る事も無いと胡坐をかいていた。

そうして、はじまる明日の試合に向けての打ち合わせ。
京太郎が熱心に練習に取り組んでいた中、霞も練習はしていたがそれだけではない。
彼女は前回の合同練習から良子と共に相手チームの打者を研究してきたのだ。
その成果について丁寧に懇々と説明する霞に、京太郎は時折質問をしたりしながら応答をする。

霞「……とまぁ、こんなところかしら?」

京太郎「ふむふむ……なるほど、いや、ありがとうございます。 野球には不慣れな筈なのにこんな事までやらせてしまって」

霞「ふふ、気にしないで。 これで結構、相手を研究したりするのは楽しかったりするのよ」

京太郎としては、自身が練習ばかりにかまけ、こういった事を監督である良子はともかく、
霞にまで押し付けた事に申し訳なさが募るのだが、霞は笑って受け流した。
彼女の言う通り、彼女自身こういった事を楽しんでいる節がある。

霞「別にデータを集めて解析するという行為自体が楽しい、という訳じゃないのだけどね……。
  ただ、こうして麻雀やお役目とも違った事をするのがやはり新鮮なのよ」

そう言う霞の表情は晴れやかで、事実を言っているように見える。
実際、今までの霞の人生からしてみれば、こうして野球に触れるというだけでもまず無かった事だろう。
その上で、永水にいる仲間たちとはまた違うチームメイトと寝食を共にし、切磋琢磨しながら1つの目標を目指す。
その為にデータの解析などという地味な事に手を伸ばすのも、今の霞にとっては楽しい事だった。

以前京太郎が声をかけた通り、今の状況をなるべく楽しめるように、と気持ちを切り替えた末の心境の変化である。

霞「小蒔ちゃんたちの事が気になるのも、事実ではあるのだけどね」

京太郎「うーん……」

1.「そういや永水の人たちとは、まだ前回も今回も当たってないですもんね」
2.「でも野球ばっかりにかまけていても駄目じゃないですかね。 結局永水にいた頃と同じで1つの事に集中し過ぎている状況は同じですし」
3.「データの解析までして、練習にも出て、キャプテンとして監督とも色々話してますよね……パンクしません?」

↓1

>3.「データの解析までして、練習にも出て、キャプテンとして監督とも色々話してますよね……パンクしません?」

京太郎が気がかりだったのは、霞が無理をしていないかという点だった。
以前、美穂子が隠れて(本人は隠れているつもりはなかったのだろうが)ボール磨きなどの雑用をしていた際にも感じた事だが、
兎角、彼女たちは1人で抱えがちな性分だ。
勿論2人が同じ年上の綺麗なお姉さん枠とはいえ、性格も本質も違う。
それでも苦労性で、面倒事を率先してやるという共通点は非常に似通っていた。

あの時同様、京太郎としては霞の事が心配だったのだが、霞は苦笑をしながらも首を振って否定した。

霞「監督とのお話も毎日という訳でもないし、解析はさっきも言った通り監督と共同してやっているから……。
  大丈夫よ、ありがとう心配してくれて」

京太郎「ならいいですけど……これから人数が増えてきたら、その分負担も増えると思いますから。
    何か俺に手伝える事があったら、何でも言ってください」

霞「ええ、その時は頼りにさせてもらうわね」

心配ではあるが、当人が大丈夫と言っているならこれ以上京太郎としても突っ込む事は出来ない。
何より美穂子の際は無理をしている現場に直接遭遇をした為に強引に近い形でストップをかけられたが、
今回は既に霞はやる事を終わらせてしまっているのだ。
ここまでの過程というものを具体的に知らない京太郎が、あまり強く言う事は出来なかった。

京太郎「それに、あんまり野球野球ばっかりだと息も詰まりますよ」

霞「あら、京太郎くんがそれを言うのかしら?」

京太郎「ぐむ……」

ならば、とここは意識を他に向けさせようとしたが、あえなく玉砕である。
京太郎が野球にばかりかまけるなと言った所で、説得力など皆無な為に霞の突っ込みは正しい。

霞「ああでも……そういえば、白水さんから明後日にお出かけをするから……ってお話があったわね」

京太郎「……ああ!」

話が野球以外の事に及んだ所で、霞は思い出したようにそう呟いた。
以前から京太郎と哩との間で進めてきた、冥球島のレジャー施設で遊ぶ計画。
監督から許可を取り、後は全員に予定の確認と行き先を決めるだけ、となっていた筈だが、
どうやら既に哩の方から連絡自体はあったらしい。

霞「京太郎くんは大丈夫? 投げた翌日は前回かなり辛そうだったけど」

京太郎「あの時は球数も投げましたからね……それに1回経験してる分、なんとかなると思いますよ。
    ところで、霞先輩はどこか行きたい所とかってあるんですか?
    あ、この雑誌見てください。 この島のレジャー施設とか色々載ってるんで」

霞「ありがとう」

言いながら、京太郎は先ほどまで読んでいた雑誌――『冥球島100のデートスポット』を霞へと渡した。
なんとなくその行為に言いも知れない興奮を覚えるが、そんな京太郎を放っておいて霞はパラパラとページを捲っていく。
ふんふむ、と色々と考え込みながらも、その手は決して止まらず、あまり霞のお眼鏡にかなうような場所は無いようだったが……。

ピクッ

霞「………………」

京太郎「ん?」

とあるページで、霞の手が止まった。

京太郎「何か見つかりました?」

霞「え? あ、いえ……なんでもないわ。 そうね……やっぱり私はこういうのは詳しくないから、他の人に決めて貰った方がいいと思うの。
  白水さんの話だと、映画館が候補の1つだったのよね?」

京太郎「そうですね」

京太郎が声をかけると、霞はどこか歯切れ悪くも答えつつ、手を止めたページをそのまま京太郎に見せてきた。
そこには――なるほど、確かに映画館の情報が載ってある。

京太郎「(ただ……なんであんな反応したんだ?)」

霞から再び雑誌を受け取りながら、首を捻る京太郎。
映画館が候補である、というのは事実である。
試合をした翌日、あまり動き回りたくないという京太郎の気持ちを汲み、哩も考えてくれた案の1つだ。
ただ、それ自体は先ほど霞が言った通り、事前に聞いていた筈である。

雑誌を流し読みしていて見つけたからといって、ピタリとそこで止めてわざわざ凝視するような必要も無ければ、
その後慌てたように京太郎の言葉をはぐらかし、歯切れ悪く他の人に任せるなどと言う必要など無い。

京太郎「(となると、行きたい場所はあるけど遠慮した……とか?)」

受け取った雑誌をもう一度開き、霞の手が止まったページを探し当てる京太郎。

京太郎「(或いは……あんまり言いにくい所が行きたい場所だったとかか?)」

そこには映画館の他に、遊園地、そしてショッピングモールという2つの施設が載ってある。

京太郎「(遊園地……いや、これはテーマパークって感じかな?
     違いはよくわからないけど、なんかキャラものを全面に出してる感じの遊園地だ。
     ハードなアトラクションもあるんだろうけど、どっちかというとキャラクターありきって感じのファンシーなテーマパークだな。

     ショッピングモールは……うーん、色々なブランドが出店してると。
     霞さん、いつも巫女服だし買いに行きたいけど、男が俺1人だし荷物持ちにするのが申し訳なくて言い出せない……とか?
     うーん……)」

霞「あの……京太郎くん?」

京太郎「ああいや、すみません。 えーっと……」

1.「やっぱり映画館が良さそうですね。 好みのジャンルとかってあります?」
2.「俺は遊園地も行きたいですね。 こういう場所に行った方が遊んでる!って実感沸きますし」
3.「ショッピングモールとか楽しそうですけどね。 色々店があるみたいですから覗くだけで楽しいでしょうし」

↓1

>2.「俺は遊園地も行きたいですね。 こういう場所に行った方が遊んでる!って実感沸きますし」

霞「本当!?」

京太郎「うぇっ……」

霞「あ……コホン。 そう、京太郎くんは遊園地に行きたいのね?」

京太郎「え、ええ、まあ……。 そうですね、候補の中には入るかと思います」

京太郎が発言した瞬間、霞はやや食い気味に身を乗り出してきた。
その後、気を取り直したかのように咳払いをして落ち着いた様相を見せたものの……。

京太郎「(これは……大当たりだろうなぁ)」

まず間違いなく、霞のお目当てはこの遊園地だったのだろう、と京太郎は感づいた。
彼はベジタリアン系ではあるが、鈍感系ではないのだ。
これだけわかりやすい反応をすれば、流石に気づく。

一体どうして隠すのだろうか、とも京太郎は思うが……。
改めて雑誌を見てみても、確かに霞のイメージとは少々かけ離れているようには感じる。
自分に似合わないかもしれない、と思えばそれに対して躊躇をするというのが人間だ。

京太郎「(落ち着いたお姉さん、巫女さん、大人っぽいと……まあこういうファンシー系とは程遠い所にいるもんなぁ)」

霞が口を噤んだのも、京太郎には理解が出来た。

京太郎「まあ、とりあえずこの件も哩先輩に話してみて……そこからどうなるかですかね」

霞「そう……時間的に、映画館と遊園地両方に行くというのは無理かしら?」

京太郎「ああ、それもありですかね。 映画館は映画一本見るのにそこまで時間かからないですし」

映画の上映時間など、大体が2時間程度だ。
もう少し長くなったとしても、朝に行けば昼前には見るものも終わる。
映画好きならそのままぶっ続けで2本目に他の物、或いは同じものでも見るのかもしれないが、
京太郎はそこまでの趣味は無いし、それは他の者たちも同じだろう。

映画を見終わった後、遊園地に直行。
同じページで紹介されている事からわかる通り、この2つの施設は比較的近場に寄っているらしい。
昼からになってしまうが、十分遊べる範疇だろう。

京太郎「(っていうか、そもそも……)」

霞「ふふ、そう……候補としては、ありなのね。 うん」ニコニコ

京太郎「(これだけ喜んでる霞先輩にノーとは言えない……)」

恐らく喜びを隠そうとはしているのだろうが、まったく隠しきれていない。
普段は凛として大人びているが、今の様子はまるで遠足前の子供のようだ。
そんな霞を前にして、やっぱりナシで、と言えるような度胸は京太郎にはなかった。

京太郎「(まあ俺も別に嫌な訳じゃないしな。はしゃぐ霞先輩も見てみたいし)」

石戸、遊園地で遊んではしゃぐ。……となるかどうか。

京太郎「ただ、遊びに行くのも試合に勝ってこそですからね。 気合入れて、明日の試合頑張りましょう」

霞「ええ!」ゴッ

京太郎「ひぇっ……」

思わず気合を入れすぎてゴッしちゃう霞に怯えながら、こうして試合前日の夜は更けていった。
なおこの後霞は落ち着きを取り戻し無事に部屋に戻ったもよう。

※霞の好感度が1回目+1(ゾロ目+2)、2回目+2され32になりました。

7日目 試合当日

やえ「ふふふ……ついに来たな、この時が」

京太郎「(テンション高いなぁ、やえ先輩……)」

あくる日。
ナイトゲームという事で前回の時よりは慌ただしくはなかったものの、
それでも試合当日という事もあってかチームには程よい緊張感が漂っていた。
京太郎や睦月といった、普段は大人しい選手たちも前回の試合を経験した事で相応には落ち着いている。
久と哩、前回敗退をした2人もまた、敗北をしたとはいえその事実に気負う事もなくいつも通りに見えた。

京太郎も、昨夜の霞との一件――というより遊びに向かう先の候補について、哩に話す余裕がある程である。

そんな中、いつも以上にやる気に満ち満ちていたのはやえである。
何度も言っているように、今日の試合――相手の先発は間違いなく松実玄。
彼女に対してリベンジに燃えるやえがこれだけテンションを上げているのも、無理からぬ事である。

久「まあそれはそれとして、よ……」

霞「みんな、今日の試合……絶対に勝ちましょう!!」ゴッ

久「こっちはどうしてこうなったの」

そして、当然のように霞もまたやる気であった。
理由は京太郎しか知らない事だが、わざわざ説明する事もない。
というより、説明しては霞に対して悪いだろう。

哩「まあやる気がなかってこつよりは何倍もよかよ。 竹井も、今度は負けるつもりもなかとやろ?」

久「とーぜん。 私だって負けるのは嫌いなんだから、そりゃ勝ちに行くわよ」

美穂子「頑張りましょう」

睦月「うむ!」

勿論、他の面子もやる気が無い訳ではない。
彼女たちも静かに燃えている。

良子「グッド、皆さんモチベーションは最高潮のようですね。 では……そろそろ向かうとしましょう」

やえ「ん? もう行くのか……試合開始は18:00じゃなかったか?」

一同を満足げに見やった後、告げた良子の一言にやえが突っ込みを入れる。
現在の時刻は昼食を取った後――試合開始まではまだ時間がありすぎる。
が、試合開始前に球場に行ってやらなければならないものもある。

良子「試合前の練習や、最終的なコンディションのチェックもありますからね。 今から行って早すぎるという事はありません」

美穂子「そういえば、前回の試合でも開始時間より凄く早く球場入りしていましたね」

良子「イエス。 それに、球場の空気に慣れるには早めに到着して体を慣らせるのが1番です。
   準備が出来たら玄関へ集合してください、オーケー?」

京太郎「はい!」

その後、京太郎たちは手早く準備を終えると、いつものように良子がバスを運転しこれに乗車。
一路、今日の試合会場へと向かう。

バスの中でも、やはり選手たちの行動はさまざまだ。
久と美穂子は隣同士に座って何やら話し込んでいるし、やえは落ち着かないのかそわそわとしている。
霞は逆に落ち着いてきたのか、椅子に座って外の景色を眺め――。
哩は姫子と再び会える事を心待ちにしている様子で、自然とそのクール(に見える)表情を破顔させていた。

京太郎はそんな一同の様子を見ながら、近くに座っていた睦月へと話しかける。

京太郎「そういえば……今日の試合会場ってどこでしたっけ?」

睦月「うむ? あれ、前に監督から話されてたよね?」

京太郎「いや、ちょっと度忘れしちゃって……前回はハマスタでしたけど」

睦月「うむ! あの時は本当に嬉しかったなぁ……お立ち台に上れたし。 ……あ、そうそう、今日の球場だったね。
   今日は……」

下コンマ1桁偶数 ナゴヤドーム……にそっくりな何か
下コンマ1桁奇数 横浜スタジアム……にそっくりな何か

↓1

ほい

ハマスタに決定、という所で一旦ここで区切らせていただきます。
それではおやすみなさい。

乙ありです。遅くなりましたがもう少ししたら再開します。

>下コンマ1桁奇数 横浜スタジアム……にそっくりな何か

睦月「ハマスタだよ!」フンス

京太郎「ハマスタかぁ……」

前回と同じく、こちらのチームの主催試合。
熱狂的横浜ファンの睦月は、やはり喜んでいる様子だが……京太郎からしてみれば微妙な心境。
初戦の時のようにホームはハマスタ、ビジターでも東京ドーム――というのならともかく。
今回はもしもビジターでの試合ならばナゴヤドームで試合をする事となっていただろう。

京太郎「(ハマスタよりはナゴドで投げたいよなぁ……)」

以前、やえが放った特大のファールに見えたものが風で押し戻されてホームランになった、など。
とにかくハマスタは狭い、故にホームランが出やすい、おまけに風の影響をモロに受ける。
正直なところ、投手としてはあまり投げたくない球場だ。

逆に今回の対戦相手――中日ドラゴンズが本拠地とするナゴヤドームは、セ・リーグの中では1番広い。
それはホームランが出にくいという事を意味しており、どうせならばそちらの方が良かった、と京太郎が考えてしまうのも無理からぬ事であった。

こんな事を言ったら睦月がどんな反応をするかわからない為、黙っていたが。

こうして悶々としている中、良子の運転するバスは以前同様、
横浜スタジアムの関係者専用の駐車場に到着。
睦月は相変わらずハマスタの中に入れるというだけで興奮をしていた、のだが……。

京太郎「………………」

美穂子「あの、あれって……」

それ以外の者たちは、良子が駐車した対面――同じく止まっているマイクロバスに視線を向けた。
別におかしな事は無い。恐らくは既に対戦相手もこの球場に入っているのだろう。
ただ、問題は……。

久「思いっきりラインはみ出してるわね……」

駐車スペースを仕切る白いラインを、跨ぐようにして停まっているバス。
こちらが良子が運転をしてやってきた事を考えれば、相手チームの運転手も自ずと想像がつく。

哩「そういや前もバス停めるのに時間ばかかった言うとったな……」

良子「あまり見ないで上げてください……」

なんとも言えない気分になる京太郎たちに、良子は苦虫を噛み潰したかのような声でそう告げた。
良子としても、偉大な栄誉と称号を持つ先輩雀士が色々とアレな件については深く突っ込めないのだろう。
京太郎達は色々と察しつつ、何も見なかった事にして球場入りをするのだった。

>>401ゾロ目のおまけ】

睦月「うぅ……またハマスタのロッカールームを使える……」

その後、一同は揃ってロッカールームへ。
睦月はやはり自分たちのネームが書かれたロッカーに感激をしていたのだが、
京太郎としては女性陣ばかりの中に1人だけ男性という事からロッカーを使えないという事もあっていまいち感動も何もない。

久「前も思ったけど、球場は狭いけどロッカーは広いのねぇここ」

やえ「いや、多人数で使うロッカールームなのだから広いのは当然だろう」

久「ロッカーって言えば狭いもんでしょ。 なんというか落ち着かないわ」

霞「良子さん、練習開始時間はいつごろなんでしょう?」

良子「まだ時間はあります……とはいえ、まずは着替えを済ませておきましょう。
   ユニフォームは届いている筈ですからね」

京太郎「届いてる? え、ユニフォームなら俺達持ってきてますよ?」

京太郎の言う通り、既にユニフォームなら支給されている。
毎日の練習で頻繁に汚れるものの、何着も用意されている為に着れるものが無いという事も無い。
事実、前回の試合でも京太郎達は自分たちで持ってきたユニフォームを着用して試合に臨んだのだから、
彼らが顔を見合わせて首を捻るのも致し方ない事である。

そんな一同の様子を愉快そうに見やりながら、良子はロッカールームの中央に置かれてあったダンボール箱に手をつける。

良子「今日はこの球場――我々の主催試合でイベントが開催されますからね。
   それに伴って、ホームチームである我々も普段のユニフォームとは違うものを着用する手筈となっています」

睦月「!」ピクッ

その一言に睦月が反応する中、良子はダンボールを開け、中から未開封のユニフォームを一着取り出した。
そのユニフォームは――。

コンマがゾロ目 モザイク柄のようなマリンブルーの綺麗なユニフォーム(この試合のみ、睦月の全能力+5)
それ以外 どこか懐かしい胸にWのマークが光るユニフォーム(この試合のみ、霞の守備力+5)

↓1

>どこか懐かしい胸にWのマークが光るユニフォーム(この試合のみ、霞の守備力+5)

睦月「あれは……ホエールズのユニフォーム!?」

やえ「ほえーるず?」

ユニフォームを見た瞬間、口を開いたのはやはり睦月である。
その名を聞いても、ほとんどの者たちはピンと来ていなかった様子だったが、
京太郎だけは知識としては知り――そして、そのユニフォームについても見る機会自体は無い訳ではなかった。

京太郎「大洋ホエールズの復刻ユニですか……」

哩「復刻てなんのこつやね?」

京太郎「ベイスターズの前身の球団の名前が、大洋ホエールズっていうんですよ」

正確には現在京太郎たちが所属をしている――ような感じになっている球団、横浜DeNAベイスターズから数えれば、
前身は横浜ベイスターズである。
そして、その更に前が大洋ホエールズなのだが……こちらの方がわかりやすいだろう、と京太郎はあえてそのまま説明した。

大洋ホエールズ――正式な名称は横浜大洋ホエールズ。
1978年から1992年まで活動をしていた、横浜に根付いていた球団である。
親会社のゴタゴタの関係で後に横浜ベイスターズと改名をしたが、当時からのファンも多い。
その為に現在では、当時のユニフォームを着て試合をする、所謂復刻ユニフォームでの試合も執り行われる事がある。
最近の明るい、派手とも言えるユニフォームからは少し違う、レトロな雰囲気を持つユニフォームは、
横浜大洋ホエールズ時代を知らないファンからも人気が高い。

当然のように、睦月自身も当時の事は知らないとはいえこのユニフォームのファンである。
もはや感激しすぎて色々とぶっ飛んでしまうのではないかと言わんばかりの表情で自身のユニフォームをにやにやと眺め、
周囲の者たちはまあ、こういうものもあるのか……といった感じでそれに手を伸ばした。

その後、一同は着替えを済ませ(なお京太郎のみ別室)、再び集合をするのだが……。

やえ「なんというか……こう、地味だな」

霞「そうかしら? 私はこういうのもいいとおもうけれど……」

京太郎「(いや、霞先輩似合い過ぎだろ!?)」

基本的に、いつも練習などで着用するのは普段のベイスターズのユニフォームである。
その為に一同が着ても違和感や野暮ったさというものが目立ったのだが、霞に関しては非常に似合っていた。
似合っているというよりは、何年も着ていましたというような雰囲気すら醸し出しているレベルである。
思わず京太郎も、その巨大な兵器で胸についたWマークの盛り上がりを凝視する以前に、
あまりの自然さに驚愕するレベルだった。

睦月「霞さんはよく似合ってますね」

京太郎「(うわ、突っ込んだこの人!?)」

霞「そう? 自分ではよくわからないのだけど……ありがとう、睦月ちゃん」

睦月「うむ! これぞ大洋戦士と言わんばかりの着こなしぶりです」

霞「?」

霞にとって、そして睦月にとっても幸運だったのは、霞が大洋戦士という言葉の意味をよく理解していなかった事だろう。

良子「さて……それでは着替えも終わりましたが、先ほども言いましたように練習時間までまだ時間があります。
   時間にはアナウンスでお知らせする手筈となっていますので、前回同様、今回もスタジアムを自由に散策してください」

そして、やはり幸運な事に、話題は次へと転換してくれた。
深く大洋について聞かれていたら無駄に霞を傷つける結果になっていたかもしれないと感じた京太郎としては、ホッと安堵の溜息が漏れる。

京太郎「っと……それはともかく、スタジアムの散策かぁ……。
    まあ、前回も回ったとはいえまだ全部を回り切れてはいないし、それもありか。 でも1人ってのも寂しいし……」

【睦月・美穂子・やえ・霞・良子】
【久・哩】から選択

↓1

ごめんなさい、眠たいので短いですが今日はここまでで。
中々進まず申し訳ないです。

実際、だれが一番関り少ない?
全員均等ぐらい?

乙ー

関わりというか単純に好感度で見れば大体横並び状態
京太郎は基本絶対練習するマシーンだからそのせいもあってか戒能さんが頭一つ抜けてるけど

ごめんなさい、今日も更新は出来なさそうです。
ここ最近滞って申し訳ないです。

どうも乙ありです。
>>424 >>426-427
とりあえず今の好感度はこんな感じになっています

睦月  30
美穂子 37
やえ  28
霞   32
良子  39
久   32
哩   28

お出かけコマンドを使えば最少6、最大12と一気に増えるので(コンマ次第では更に)10くらいの差なら誤差とも言えますね。

もう少ししたら再開します。今年引っ張り方向の打球が多いと思ってましたけど、倉本ホームランは予想外でした。

>霞

霞「京太郎くん、1人なの?」

京太郎「あ、霞先輩」

さてどうしたものか、とロッカールームの外で考え事をしていた京太郎だったが、
そんな折、中から出てきた霞と鉢合わせをする。
手持無沙汰で暇を持て余している、といった風の京太郎は、正しくその通りであり。
京太郎は苦笑いをしながら頬をかく。

京太郎「他の皆はもうどこかに行っちゃったみたいですからね……霞先輩は?」

霞「私は……ええ、私もちょっと行きたい所があって」

京太郎「そうなんですか?」

意外そうに目を丸くする京太郎だったが、それも当然だろう。
ハマスタも、ボールパーク構想という野球だけでなくテーマパークとしても楽しんでもらえるようにという思想の元、
さまざまなアトラクションを取り入れているとはいえ、まだまだそれも途上。
基本的には野球好きが見て喜ぶような名所や展示物が置かれているばかりだ。
そんな中で、野球に関する知識が決して豊富とは言えない霞が行きたい場所があると聞いて、驚かない筈もない。

京太郎「どこです? よかったらご一緒したいんですけど」

どうせ暇なのだから、ここは霞に付き合ってぶらぶらしたい。
そう考えた京太郎が打診すると、霞は眉を潜めて少しばかり悩むようなしぐさを見せる。

霞「え、えぇと……」

京太郎「? あの……」

霞「……えぇ、そうね。 京太郎くんなら、いいかしら。 誰にも言わないって約束してくれる?」

京太郎「え? えぇ(なんだ? えらく深刻そうな顔で言われたけど……)」

ただ施設内を見て回るだけで、何故にそこまで気負ったような表情をするのか。
京太郎はまるでわからなかったが――覚悟完了した霞に連れられて移動をすると、やがてその理由にも思い至ったのだった。

………
……


京太郎が霞に連れられてやってきた場所、それは――。

ワイワイ ざわざわ

D.B.スターマン「…………」パタパタ

ドアラ「…………」直立不動

ベイスターズ、そしてドラゴンズのマスコット。
彼ら(?)が子供たちを相手に、或いは女性たちを相手に写真撮影や握手などをするアトラクションが行われている場所であった。
既にその場には大勢の女性陣や子供たちが大挙しており、マスコット達と触れ合っている。
この光景を見て、京太郎は思わずほっこりしそうになるのだが……。

京太郎「…………」

霞「か、可愛い……!」

京太郎「(霞先輩……顔が、顔が崩れてる……!)」

隣にいる霞が、だらしなく頬を緩ませている姿を見てそれどころではなかった。
薄々、感づいていた事ではあるが……。

京太郎「(もしかして、可愛いもの好きなのか霞先輩……)」

マスコット達を見る霞の目は、正しく純粋無垢な少女といった様相。
いつもの凛として落ち着き払っている姿からは想像も出来ないような顔面崩壊である。

乙女石戸、マスコットに会って胸を膨らませる(元々膨らんでる)。

【TIPS・D.B.スターマン】
横浜DeNAベイスターズのマスコット。
かつて横浜ベイスターズ時代に存在した星型のマスコットがペットにしていたハムスター……という設定。
ちなみにベイスターズからDeNAベイスターズになる際、その星型マスコットは宇宙に帰った。
ハムスターは地球に残った。ちゃんと連れて帰って上げろよという声も当時は多かったという。

見た目はかなりあざとい、ずんぐりむっくりなぽっちゃり体型のゆるキャラ。
ハムスターらしいが、その姿からタヌキと呼ばれる事も多い。

【TIPS・ドアラ】
中日ドラゴンズのマスコット。
恐らく、野球を知らない人に対する知名度では12球団でも群を抜いているだろう。
ダンスに飛び入り参加したり、したと思ったら直立不動で動かなかったり、
ペンとスケッチブックを持っての芸など様々な手法でファンとチームを盛り上げる。
写真集にもなった事がある。

ちなみに当初の姿と現在の姿では色々と違っている。
暇な人は見くらべてみると面白いかもしれない。

京太郎「(うーむ……しかし、いい笑顔してる……っと)霞先輩、良かったら写真撮りましょうか?」

霞「え? で、でも……いいのかしら?」

京太郎「他の人たちも握手してもらったり、写真撮って貰ったりしてるんですから問題ないですよ。
    生憎と携帯のカメラしかないですけどそれでよければ」

霞「そ、そうね……それじゃあ、お願いしようかしら?」

京太郎「はい!」

ここまで来て遠慮をする事も無いだろう、と京太郎は霞の後押しをし、
霞はやはり迷いを見せながらも、やはり撮りたいものは撮りたいのだろう。
やがて意を決したかのように、その一歩を踏み出し、マスコットへと近寄って行った――。

霞「ド、ドアラちゃん……写真撮ってもいいかしら?」

ドアラ「…………」片手でOKのサイン

霞「あ、ありがとう!」

京太郎「(えっ、そっち!?)」

何故か、あざといくらいのゆるキャラであるスターマンではなく、あまり可愛いとは言えないドアラの方が目当てだったようだが。
しかしながら、ドアラに声をかけて了承を貰えた霞の表情は喜色に染まっている。
彼女の好みがイマイチわからないが、ともかく喜んでいるのならばいいだろうと京太郎は1人と1匹(?)に近づき、
ポケットからスマホを取り出して撮影に取り掛かる。

京太郎「それじゃいきますよー。 はい、チーズ」ピピッ

霞「撮れたかしら?」

京太郎「こんな感じでどうです?」

霞「……うん、うわぁ。 私とドアラちゃんが2ショット……」

京太郎「(うおっ、近い! 近いよ!?)」

撮影したものをスマホで確認する京太郎と霞であったが、興奮しているのか霞の距離がいつになく近い。
近ければ当然霞の柔らかなそれは京太郎に押し付けられる事になるのだが、霞本人はやはり興奮の為か気づいていない様子。
ただ、京太郎としては意識せざるを得ない。全神経を当てられてんのよ状態にある腕に集中させる。

霞「ありがとう京太郎くん、ありがとうドアラちゃん」

ドアラ「…………」フリフリ

霞「はふぅ……可愛い」ウットリ

京太郎「(おおう、離れた……もうちょっとあの感触を楽しみたかった……って、また霞先輩トリップしてる)
    霞先輩、ちょっと離れましょう。 あんまり独占すると他の人の迷惑になりますし」

霞「そ、そうね。 ええ……」

その後、2人はドアラに礼を言いつつ、その場を一旦離れた。
周囲にはドラゴンズ、ベイスターズ、両軍のファンがいたが、幸いにして京太郎たちに彼らが殺到するという事はなかった。
両軍のファンも、このような場で京太郎たちにサインを求める、という程には不躾ではなかったようである。

とにもかくにも、撮れた写真を京太郎は霞のスマホへと転送。
送られてきた画像を見て霞はやはり嬉しそうにしながら、そっとそれを懐にしまう。

霞「良かったわ……本当に、いい経験が出来たわ」

京太郎「喜んでもらえて何よりですけど……ドアラの事は知ってたんですか、霞先輩?」

霞「野球はあまり見ないけれど、あのドアラちゃんは有名だもの。 機会があれば会ってみたいと思ってたの。
  まさか会うだけじゃなく、写真まで撮れるなんて思ってもいなかったけれど。
  でも、やっぱり直接見ると可愛さも凄いわね……ほれぼれしちゃうわ」ウットリ

京太郎「そうなんですか。 (霞先輩の趣味だと……他球団だとあれか。広島のアレとかが好みなのか? ヤクルトのアレは……見た目だけは可愛い系か)」

正直な所、霞のセンスについては色々物申したい所があるのだが、
とはいえ、その辺りは個人の趣味だ。
京太郎としても、野暮な事は聞かないのだった。

※霞の好感度が+2され、34になりました。

そして、マスコットとの交流が終わった所で、である。
時計を見てみればまだ練習開始までには時間がある。

京太郎「どうします? まだどこか回ってみたい所とかってありますか?」

霞「そうねぇ、私は特には……」

泉「あっ、おった! 須賀くん、石戸さん!!」

京太郎「え? って……二条さん!?」

これからどうしたものか、とぶらぶら歩きながら考えていた2人に届いたのは、前回の試合で対戦をした二条泉の声だった。
振り返れば、そこには確かに泉の姿。
更にその脇には――。

誠子「やあ、久しぶり」

佳織「こんばんわ」

京太郎「亦野さんに妹尾さん? どうしたんです、こんなところで?」

亦野誠子、妹尾佳織。
彼女たちもまた、前回の試合で戦った選手であった。
一体どうして彼女たちがこんなところに、と京太郎が疑問を持つと、泉は呆れたような表情をしながら口を開く。

泉「どうしたって見たらわかるやろ、観戦しに来たんや」

霞「まあ……スタジアムにいるとなったら、それが目的よね、普通は」

誠子「二条さんがどうしても須賀くんの投球を見たいってうるさくてね」

京太郎「えぇ!?」

泉「……あのカード持った須賀くんがどんなピッチングするか、期待してるんや。 悪いか?」

京太郎「ああ、いや、そんなつもりじゃないよ。 でも……俺達の方を応援してくれるのか?」

自分たちを打ち破った相手――特に泉からしてみれば、カードを託した相手が投げる試合だ。
その試合を観戦したい、と思うのは至極当然と言える。
しかしながら、果たして彼女たちが素直に自分たちを応援してくれるのだろうか?とも、疑問に思う。

泉「清水谷先輩の事?」

誠子「うちも……弘世先輩が中日の方にいるみたいだからね」

彼女たちの元いた高校での仲間――先輩が、京太郎たちの対戦相手である。
色々と複雑な気持ちなのではないかと京太郎が思うのも無理からぬ事であるが、泉は苦笑しながらも回答をした。

泉「さっき亦野さんとも向こうに挨拶行ったけどな、まあ、やっぱ私としてはあんたらに勝って欲しいわ」

無論、彼女たちが元いた高校の先輩達に思う所が無い訳ではない。
だが、今、彼女たちがやっているのは野球であり――そして、既に敗退した彼女たちが先を託したのは京太郎たちである。
複雑は複雑ではあるが、それでも京太郎たちに勝って欲しいと思うのは当然の事でもあった。

誠子「まあ、出来るだけいい勝負をしてくれればって所かな。 弘世先輩がこっちでも苦労する姿ってのもあまり見たくないからね」

佳織「私は津山さんを今日は目いっぱい応援出来るから楽しみです」

京太郎「……ありがとうございます。 皆さんの分まで、勝って見せますよ」

誠子「うん、気合十分だね(持ってるカードはアレなのに、凄い自信だ……慢心してた私が勝てなかったのも当然なんだな。スランプ云々じゃない、気持ちの上で負けてたんだ)」

これだけ応援されては、京太郎たちも頑張らない訳にもいかない。
気合を入れる京太郎を見て、泉は嬉しげに笑みを浮かべる。

泉「で、まあさっき向こうに挨拶行ってきたってゆうたけど……あっちはあっちでエースが大変そうやったな」

霞「エース……というと、松実さんかしら?」

泉「そうですね、松実さんの妹さん。 ちらっと見ただけでしたけど、顔面蒼白でしたよ」

佳織「大勢の人の前で投げるって緊張するだろうしね……仕方ないと思うなぁ」

京太郎「そう……なんですか?(この前は堂々としてたんだけどなぁ)」

泉の言葉を受けて、京太郎は首を捻る。
前回の合同練習の際には、今度こそ負けない、点を失わないと豪語をしていたのが玄である。
そもそも彼女の本質は、明るく天真爛漫な性格だ。あまり気落ちをしたり緊張したり、というのとは無縁に京太郎は思っていた。
実際の所は、結構打たれ弱いのだが。

誠子「多分、色々とトラウマがあるんだと思うよ……」

そんな疑念を持った京太郎に対して、誠子が口を挟む。彼女としても、色々と思う所があるらしい。
その上で、彼女は更に言葉をつづけた。

誠子「ただ……もしもそれを乗り越えられたら、松実さんは一皮剥ける事が出来るんだと思う」

京太郎「乗り越えられたら……ですか?」

誠子「うん」

言いながら、誠子はズボンのポケットを外側からそっと撫でた。
そこには、確かに彼女が乗り越えた証のカードがある。

誠子「カードの力を引き出すのも、乗り越えるのも、心の強さが影響あると思うからね。
   だから……もしも乗り越えられれば、カードがきっと応えると思うよ」

間違いなく、現状の松実玄の所持カードは強いとは言えないものだ。
それは京太郎も、そして詳しく事情を知らない誠子でもなんとなく把握出来ている。
ただ、強いとは言えないカードでも最大限まで引き出せば京太郎のように相応の力は持てる。
或いは誠子のように更なる進化を遂げる事もある。

京太郎「(松実さんか……)」

京太郎はピッチャーである以上、直接対戦をする訳ではない。
しかし、以前にも言った通り――もしも玄が本気でこちらを相手にし、点を失わないという覚悟があるのならば。

京太郎「(こっちだって、失う訳にはいかないよな……!)」

負ける訳にはいかない、京太郎にも、今はそう思えるだけの自信がある。
気持ちを新たに引き締める中、刻一刻と試合開始時間は迫ってくるのだった。

………

霞「ところで白築プロはどうしたのかしら?」

佳織「監督さんは……その……」

泉「寮にいますわ。 あの後、ドイツから旦那さんがやってきて……」

誠子「毎日のようにお出かけ……まあ、デートですね。 楽しんでるみたいですよ」

京太郎「それは、なんというか……」

泉「正直、目の毒やであれは」

なお、慕は旦那さんとヨロシクやっているもよう。

………
……


その後、時間は流れて試合開始時間30分前。
既に両軍共に練習は終えており、京太郎は今、ブルペンで最後の調整を行っていた。

それと同時刻、である。

ズバァンッ!!

菫「よし……いいボールだ、松実」

玄「は、はい!」

中日ドラゴンズ側のブルペンでは、やはりこの日先発の玄が菫を座らせ最終調整をしている。
相変わらず、京太郎や睦月といったノーコンよりも更に酷い制球を見せるが、
それでも球速は出ており、変化球もシュート、スライダーとキレも悪くは無い。
受ける菫も、今日の玄はいつになく調子が良さそうだと内心で笑みを浮かべる。

菫「……そろそろいい時間だ、ベンチに行こう」

玄「はい!」

一定の投球を終えた所でそう告げると、菫は玄を伴ってベンチへ。
その道中、先ほどからやたらと元気に返事をする玄を怪訝な目で見る菫だったが……。

菫「……もしかしなくても緊張しているのか?」

玄「はい!! あ、いえっ!! 大丈夫です!」

菫「どう考えても大丈夫に見えんぞ……」ハァ

案の定、玄は緊張をしていた。
元来明るい性格である、というのは先にも述べた通りだが、その実打たれ弱いというのも先に述べた通りである。
前回の登板こそ、『おまかせあれ!』の言葉と共にマウンドに上がった彼女だったが、
結果を見てみれば現在彼女が所属をするチームのクリーンナップに打ち込まれ、べこべこのボコボコ。
そうなってしまえば次の登板が怖くなる、というのも致し方ない事である。

玄「ごめんなさい……」

菫「自信を持て、何度も言うがお前がうちでは1番の投手なんだ。 私もしっかりリードする」

玄「はい……」

菫「(口で言ってもどうにもならんか……?
   あの性癖を除けば照や淡よりよっぽど性格はいいのだが、かといってこのメンタルは私には叩き直せんな……)」

竜華「あっ、玄ちゃん菫ちゃんおかえりー!」

玄を励ますもそれは空振り、どうしたものかと悩む菫だったが、そんな彼女の耳に入ったのは能天気な竜華の声。
どうやら知らない内にベンチへと戻ってきていたらしく、既にほかのメンバー達は揃っていた。

智葉「弘世、松実の調子はどうだ?」

菫「絶好調だな。 ……後は、試合でその投球が出せるかどうかだが」ボソッ

智葉「……7回3失点だ。 そこをノルマとして考えてくれ」ボソッ

菫「ああ」

漫「そろそろスタメン発表されますよー」

姫子「監督……間違えて記入とかしてなかろーか?」

健夜「流石にそこはちゃんと書いたよ! 智紀ちゃんにもチェックしてもらったからバッチリ!!」

姫子「(それでもチェックばしてもろたんや……)」

智紀「しかもオーダーを考えたのは監督じゃないしね……」

智葉「沢村……ベンチでは頼んだぞ。 守備中は私も上手く指示は出せない」

智紀「了解」

こうして、監督がいながら監督不在の空気の中、試合開始時間30分前。
両チームのスターティングメンバーが発表される。

ウグイス「長らくお待たせしました、これより横浜DeNAベイスターズ対中日ドラゴンズ。第1回戦、スターティングラインナップを発表します」

ウグイス「先行、中日ドラゴンズ」

ウグイス「1番 セカンドベースマン 鶴田姫子 背番号2」

ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!

中日応援団「「「走れ大地を蹴り 突き進むスピード 夢掴む一打を 鶴田決めろ」」」

中日応援団「「「かっとばせー! つっるったー!!」」」

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     ∥{:.{:.:.:.:.:.:./ヽ_   -气,,,少       _メ   j:./:.:.:.:ト、
    { い:.:{:.:/:.:.:.:.:八               斧f,汽Xノ/:.:.:.:.:l:.ヘ
       乂从ト:.:.:.:.:.:.:.::}            〈(;;ン゙ ///.:.:.:.:.:.:lヽ:゙、 「ぶちょーば相手やけん、こん前ん試合程上手くはいかんとやろね。
           \∧:./      r-   ` `Y/ノ/ l.:.:.:.:.:.:l }:.}      そいけん、私の足で引っ掻き回せばそれだけ有利になるばい」
             / ̄>x \   乂 _)>    /:.:.:.:/  i.:.:.:.:.:.:l ノ:ノ
          /-―-、  ` \ __  /:./:./   i:.:.:.:.:.:l/
        /       ヽ   メ、ノ:.:_:./ノ    }:.:.j:.:.l
       \/         Y O {/メ ̄     、_ /:.ノ }.:j
        ∨           l\ノ\}         ̄  ノノ
          ∨         ヾ::L             /
            ∨            〈::::::}
          ∨      / /  ヾ┤
              ∨ミx/ //    ヾx、
                ∨/ /         V゙、
               V/          V゙、
               ∨         }::ハ

・鶴田姫子

右投げ右打ち 守備位置:二塁手/遊撃手

所有カード:荒木雅博(中)

巧打50 長打20 走力60 守備60

【??】
???

【??????】
???

【???????】
???

ウグイス「2番 キャッチャー 弘世菫 背番号37」

ワアアアアアアッ!!

中日応援団「「「光るリードを見せてくれ 今その身に 期待を背負い
        強肩巧打で敵を討ち 未来を切りひらけ」」」

中日応援団「「「弘世! 弘世! オォォオオオ! 弘世!!」」」

             . . : : : ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ : : : . .
        . : ´: 斗──‐-: : : : : : : : -── ミ.、
     /: / : : : x=‐-:.:.._: : : : : : : :_.:.:-‐=x : :丶

    . : : :/: : : : :/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ‘, : :.
    /: : : /: : : : :/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ‘, : ゚。
  ./: : : :′: : : /: : : : :/: : : : : : : : : : : : :', : : : : : ‘,: :゚。
  ′‐-   .:/: : : : :/: : : : : : :!: : : : : : : '; : : : : : :‘,:_:゚。

  .    !        ̄        |        ̄   ‘   ゚
  |_  -‐: : :「: : : :/l : : : : : : : |! : : : : : : : ト、: : :‐-. ⊥ _
  | : : : |: : : : :|: : : :′: : : : : : : :|! : : : : : : : l !: : : |: : :|: : : !
  | : : : |: : : : :|: : : | |: 、_ : : : : |i: : : : : : : :_レ!: : : |: : :|: : : | 「(本音を言えばもっと下位を打ちたいのだが……現状のメンバーを思えば仕方ないか)」
  | : : : |: : : : :|: : : | |: : : :  ̄: |i: : : : :  ̄:/ |: : :| : :」: : : !
  | : : : |: : : : :|  ̄    ̄ ̄ ̄   ̄ ̄ ̄    ̄ ̄「 : : : : |
  | : : : |: : : : :| 三三三三三      三三三三 !: : : : : |
  | : : : |: : : : :|. .|.|.|. .               . . . . . .{: : : : :トi
  | : : : |: : : : :|: : : : : : :               : : : : : : :}: : : : ′
  | : : : ヽ、: : |: : : : : : :             : : : : : 丿: : :/
  | : : : : : : ̄ ≧: .、      ∠ ヽ        イ: :Τ´
  |: : : : : : : : : : : : : : :≧=┐    r_. :‐≦ : : : : : : : |
  |: : : : : : : : : : : :> ´ ,イ     ヽ ` <: : : : : : : |
  |: : : : : : : : : f、     ‘,__ i     ヽ : : : : |
  |: : : : : : : : : / ヽ     ‘,   ¨!      ∧: : : :!
  | : : : : : : : : ′ {`丶、   ‘,  i   /! ‘,: :|
  |: : : : : : : : i   ゝ .._ 丶、 ‘, i  / .ャ′  : :!
  |: : : : : : : /      | ¨ ‐--=辷=-‐ ´ }     Ⅵ
  |: : : : : : 〈         !     /Πヽ   .:      〉
  |: : : : : : : ヽ      丿   ,′/ 丶 ゚。  {.     イ:|
  |: : : : : : : : :Ε三三.}     .{ /  ‘,i! Ε三三}:.!

・弘世菫

右投げ右打ち 守備位置:捕手

所有カード:嶋基弘(楽)

巧打40 長打30 走力40 守備50

【????????】
???

【????????】
???

【?????】
???

ウグイス「3番 ショートストップ 辻垣内智葉 背番号3」

ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!

中日応援団「「「行け我らの辻垣内 闘志燃やし飛びたて お前のバットで決めてやれ 中日の若大将」」」

中日応援団「「「かっとばせー! つじがいとー!!」」」

中日応援団「素晴らしい応援歌」「応援歌が多すぎてどれにするか迷った」「素晴らしい選曲」

                          ___
                       ..::.::.::.::.::.::.::.::.::.`丶、

                      /.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.::.\
                    /.::.::.::.::.::.::.::.  イ:.::.::.::.::.::.::.:.::.
                   .::.::.::.::.::.::.::/  |::丶.::.::.::.::.::.::.:.

                    |::.::.::.::.:_::/     \{\ .::.::.::.::.:|
                    |.::.::.::./|/`丶     /\ ::.::.::|
                  _,,..、¬冖づ庁外、   斗劣、ハ::.::.|
                   / ヘ. } し小 うソ ノー{ うソ/ /:/|/
                     /  _,-Уy个ー   ゚   ゚ ー- =行  「(若大将……いや、何も言うまい)」
                    ノ  八‐:、    ′   厶|
              丿  ´__/  \丶、  ‐‐    イ |/
              /    / ______〕: |> _. イ、_______
                /    //二ニァ¬ア_]       |¬r<二,¨¨ ̄\
            /   /´ ̄/ /  〔∧     〕 ∧   | ̄ ̄\〉
                    /     |      |--  --|   |   |  \ \
              /    /    [ │     マ¨¨¨¨¨ア  |   |    ヽ  \

・辻垣内智葉

右投げ左打ち 守備位置:三塁手/遊撃手

所有カード:立浪和義(中)

巧打50 長打40 走力40 守備50

【?????】
???

【???????】
???

【???】
???

【??】
???

ウグイス「4番 ファーストベースマン 清水谷竜華 背番号42」

ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!

中日応援団「「「底知れぬパワー活かし 放て弾丸ホームラン 豪快に決めてくれよ
        ガンガン打て清水谷 ドンドン打て清水谷」」」

中日応援団「「「GOGO Let‘sGO リューカ!!」」」

.   / .::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::::::::::::::ヽ:::::::::::::::..
  / .:::: / ::::::::::::/|:::::::::::::::::::::::::::::::::V::::::::::::::::.

  .′::::::/ :::::::::::/ |::::::::::::::::::::::::::::::::: V:::::::::::::::|
 , ::::::::′|:::::::/   ::::::::::::::::::::: : :|:::::::|::::::::::::::::|
   : ::::| :::|:::::\   :::/:::::\:::::::|:::::::|::::::::::::::::|
 | :::::::::|::八::::|_    \{\:::::\ |:::::::|::::::::::::::::|
.八::::::::::Λf笊心、   イ笊心rァ |::ハ|:::::::::::::: |
.  \{\:::. Vり      V/タ  j/ ヽ::::::::::::: |  「今日も一発大きいのん打てたらええなぁ」
     |:ハ    ,     ,,.     /:::::::::::::: |
     |:::::           r-イ:::::::::::::::::: |

     |:::::\  マ ノ   / |::::::::::::|:::::::::::::|
     |:::::::::::>..     イ  |:::::|:::: |:::::::::::::|
     |:::::::::|三三=千     /=|:::: |:::::::::::::|

     r|:::::::::|三ニニ/ |     /三|::::::|=\:::::|
    /| |::::::::ムニニ|      /ニ三|::::::|ニニ>、|
.   / V:::::/三三ニ|――- /=ニニ/:::::/ニ三三>
  /  /::::/三三ニニ|   /==ニ/:::::/三三/ |
. /  /::::/三三ニニ|  /ニ三/:::::/=三/ /  |

・清水谷竜華

右投げ右打ち 守備位置:一塁手

所有カード:トニ・ブランコ(中)

巧打50 長打80 走力10 守備10

【??????】
???

【???】
???

【????】
???

【???】
???

ウグイス「5番 センターフィールダー 上重漫 背番号5」

ワアアアアアアアアアアアアアアッ!!!

中日応援団「「「勇む力 踊る鼓動 快音を打ち鳴らして 夢奏で 沸かすリズム 刻め上重」」」

中日応援団「「「かっとばせー すーず!!」」」

     /::::::::::::::::::::::::::―   ̄ ̄\:::::::::::::::::::::::::::ヽ
    /:::::::::::::::::/           ::::::::::::::::::::::::::::}
  /:::::::::::::::::::/             \:::::::::::::::::::::|
∠ - /:::::::::::::/           :''´      |、::γ⌒ヽ-、
  /::::::::::::::/                 | ヽ:::> 、ノ:::::::::``丶、.  「(後ろがザコプロさんやから、私にかかる負担が尋常やないねんなぁ……それだけ期待されてるって事なんやろけど)」
∠_::::::::::::::|  ''''``        / r ニ ニ|ミ ∨  '.::::::::::::::::::ヽ \
    {::::::::::::.     _       / {::::::::::|。`  〉 }:::::::::::::::::::::\
    |ハγ ヽ   =─ 、       弌::::::|ノ   /:::::::::::::::::::::::::::::.
    ..::-::≧-!'. /´{::::::::::。           |   r'/:::::::::::::::::::::::::::::::
/: ̄:::::::::::::::::| ∧ 弌:::::ノ            |  //::::::::::::::::::::::::::::::::::::〉
 ̄/:::::::::::::::::::\ 、  `´     `       !. イ//::::::::::::::::::::::::::::::/
/::::::::::::::::::::::::::::::|ヽ  ''      _ 、   |/ !_``丶、__ /
\::::::::::::::::::::::::::::::|  ヽ _    ` ´ /.|/  ヽ
  フ:::::::::::::::::::::::|        ̄ 〉 ̄ /      \

・上重漫

右投げ右打ち 守備位置:外野手

所有カード:和田一浩(中)

巧打60 長打60 走力20 守備30

【???】
???

【????】
???

【????】
???

ウグイス「6番 サードベースマン ザコプロくん」

ウグイス「7番 レフトフィールダー ザコプロくん」

ウグイス「8番 ライトフィールダー ザコプロくん」

    _______
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 /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
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. |___/__________ニ=

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 |          ┃  ┃  .l   ',  「よーし、俺達もいっちょ頑張るぞ!」
 ヽ.                 )   l
   ヽ.             ´   ,.'
    >ー-r------r‐ァ弋 _.ノ

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  {      )|___,,.|

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   / ´  `ヽ       \  /   |‐ -、
  f       ヽ       ┃  ┃  .l   ',  「おう!!」
  i        ト、            )   l
   \       ノ. ヽ             ´   .,.'
    `''‐-‐、'"   `r-------r-ァ弋 _.ノ

.        へ,,,____ノ       |/
.         i           |
.         │          |
            ヽ______,,|


    _______
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 /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
. |:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',
. |::::::::::::::::::::::_,. ----───┴- ._
. |___/__________ニ=

 |        /   \   |  「ところで俺達どこ守ればいいんだっけ?俺がサードでいいの?」
 |          ┃  ┃  .l
 ヽ.                 )
   ヽ.             ´
    >ー-r------r‐弋

.   /::::::::::::|     |::::::::\
.   /::__::::::|      |_:::::::ヽ
.  f゙   ヾ::|      |    ̄~ヽ
  {      )|___,,.|       )

ウグイス「9番 ピッチャー 松実玄 背番号11」

ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!

中日応援団「「「魂ボールに込めて 立ち向かえ全力で 勝利を手に入れる為 抑えろ松実」」」

中日応援団「「「かっとばせー 松実!!」」」

玄「…………」フルフルフル

菫「……大丈夫か、松実?」

玄「お……」

                   -―……―-
                ...:.:.::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ヽ

                /.....:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\
               /....::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ
                ....::::::::::::::::|::::::::::::|:::::::::\::::::::ヽ:::::::::ヽ:.:.:.
           ' :::::::::::::::::::: |::::::::::::l:::::::::::::::ヽ::::::::'::::::::::::':.:.:.
.          /   ::::::::::/::/|::::::::::::l:::::::::::::::::::::::::::::i::::::::::::i:.:.l
         /..../::::: !......〃/ .!:::::::::: l\:ヽ::::::::::i::::::::|::i:::::::::l:.:.|
           ′::::i::::::|\:|.{:|  ::ト::::::::ト、 \::/:i::::::::|::|::::::::|:.:.|
        |:: '::: i:::::乂:::ト{:|_、{ \::{__ 斗へ:::::i::::::::|::|::::::::|:.:.|

        |::|l:::::i:::::::::ト::{ `   \. ヾ      ヾ|::::::::l::|::::::::|:.:.| 「おまかせあれへぇっ!!(裏声)」
        |::|l::::ハ::::::::ハ  ___-     、___ ,、|::::::::|イ::::::::|:.:.|
        |::|l::/ ::::::l:::} ´` ̄´      ̄´ .|::::::::| }::::::::l:.:.:l

        |::|l:{  i::::::l:::| 、、、、   ,   、、、、 |::::::::|/::::::::i:.:.:.l
         `O′ |::::::l从             j:::::::〃:::::::ィ::.:.:.l
        /::j  |::::::|::i::>   `   ′  . ィ:::::::/i::::::::::|::.:.:.:l
          {:::/   |::::::|::|:::::::::|>     < {::::|:::::/:/::::::::::|:.:.:.:.:l
          |::{  .从:::Ⅵ:::::::|l:::: r‐}`´ __ ノ }/:::/:/:::::::/:::|:.:.:.:.:.l
          Ⅵ  /::::ヾ::::{:::::::|l::ノ ∧__∧ ∠::::/_'::::::::/:::::|:.:.:.:.:.:l
          /.::::::::::\r‐ '〃/レ  〃ヽ 厶イ /:::::::/\_|:.:.:.:.:.:.l
             '::::::::::::::/ ` 厂 ̄`r=く  ̄}/  /::::::::/  ⌒ヽ:.:.:.:.:l
           /::/:::::::::/   廴_ 八    {  /::::::::/   /  V.:.:.::l
        /:ィ:::::::::/   く __ ノ 辷=- _〉/::::::::/  /     V:.:.:.l
      /〃 j::::::::/ レ        } /   ̄ ./::::::::/  /     }:.:.:.:.l

・松実玄

右投げ右打ち 守備位置:投手

所有カード:一場靖弘(楽)

球威60 変化40 制球G 体力70
巧打20 長打20 走力20 守備30

【????????】
???

【??】
???

【??????】
???

【??????】
???

という所で、一旦ここで区切らせていただきます。
次はベイスターズ側のオーダー発表から。それが終わればいよいよ試合に進みたいと思います。

一応現在考えているオーダーは、以前京太郎を前に置きたいという声もありましたので、

1 セカンド 福路
2 ショート 白水
3 レフト 津山
4 ファースト 小走
5 センター 竹井
6 キャッチャー 石戸
7 ピッチャー 須賀
8 ライト ザコプロ
9 サード ザコプロ

でいこうかなと思っています。他にこういうのがいい、というのがあればどうぞ。
最終的には安価で決めたいと思っています。それでは。

乙です
まだ出てないキャラと会うの見たかったから前回の末原イベントは削らないでほしかった

乙ありです。

>>456
前回の末原さん+エイスリン登場については、まだ出てないキャラを出すのに加えて、
スポーツ漫画でよくある客席から冷静に戦況を分析してくれる枠にする為でしたね
早い段階でキャラを出してしまうと後々のチーム編成とかで悩みそうなのでご容赦下さい

もう少ししたら再開します。

こうしてまずは中日ドラゴンズ側のオーダーが発表される。
スクリーンを見ていた京太郎たちは、特別驚く事は無い。ある程度予想されていたオーダーではあった。

京太郎「そもそも人数がまだ少ない以上は組めるバリエーションも少ないですもんね」

睦月「うむ……。 ……正直監督が監督だから、割とまともなスタメンで来た事にちょっと驚いてる所はあるけど」

やえ「まあ、流石にそこまで無能という訳ではないのだろう……いや、別にそれ以外が無能と言ってる訳じゃないぞ!」

哩「(言っとるばい……)」

因みにあちらのオーダーは、智葉と智紀によって練られたものである。
あちらの監督が有能か無能かはさておき、そこでも仕事は果たしていない。

良子「(短期間に色々と見せられた都合上、致し方ない事ではありますけどね……)
   さて、ネクストは我々の番ですよ」

割と強引にではあるが、これ以上先輩プロ雀士に汚名を着せる訳にはいかないと、
良子は一同の注意を今一度スクリーンへと向けた。

ウグイス「続きまして、後攻――横浜DeNAベイスターズのスターティングラインナップを発表します」

ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!

良子「(竹井さんと白水さんが入った事により、打線にも厚みが出来ました。
    前回の試合よりはオーダーの組み甲斐もありましたね)」

以前の試合の時よりも更に増えたように見えるライトスタンドの観客が歓声を上げる中、
いよいよ京太郎たち――ベイスターズ側のスタメンが発表される。

1.>>453の通り
2.自由安価

↓1から2票入った投票で進行します。2の場合は同じ内容の安価が2票入った際のみ有効です

>1.>>453の通り

ウグイス「1番 セカンド 福路 1番セカンド 福路。 背番号7」

良子「(まず1番にはリードオフマンの福路さん。 新たに入手をしたカードも、巧打の選手。
    足もある。 1番を打つのにベストな選手は彼女しかいませんね)」

ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!

ドンドンドン!

横浜応援団「「「栄冠掴むその日まで 恐れず飛び込めベースへ 君の熱き血潮で燃えろ 美穂子」」」

横浜応援団「「「かっとばせー! みっほっこー!!!」」」

      |  ! ! i |   |_,.. -‐|弋T下、\ヽ_八  | i
      |  | | i {   l ヽ -|=-`ー一'⌒´   \! |
      |  | l 、 ヽ.  ヽ 〆二ニ==ミx.     ||
.    八 { {ヽ \ \Y´ _彡ヘ::::::::ヽ `ヽ    ||   「(前回の試合に比べて、後ろを打つ皆も力は十分……一層、1番の私の責任は大きくなりそうね)」
        \ヽ\\,ン⌒ 、     、:::::ハ   \ ||
        \r'`′   li\    ヾ:::::(_,  ′! l   !
                |i  ヽ     \ノハ   ||   !
                |i  }     ン'′  ||   !
                |i  ノ     / / / / ||   !
                l:/               | l   i
                |:\          |l   i
                |i  \         ||   !
                |i   ヽ.__ ノ       ! !    !
                ||       ヽ     ||    !

・福路美穂子

右投げ左打ち 守備位置:二塁手/遊撃手

所有カード:石川雄洋(De)、倉本寿彦(De)

巧打70 長打35 走力65 守備45

【痛恨のミス】
守備時能力。
得点圏にランナーがいて投手側が勝利して打球方向が自身の守備位置に絡んでいた判定の際、
投手合計コンマの下1桁が7の際エラーで出塁される。

【サンキューキャップ】
守備時能力。
得点圏にランナーがいて打球方向が自身の守備位置に絡んでいた判定の際、
投手側合計コンマの下2桁が07・77の場合アウトにする。

【バントが上手い】
バント選択時、バント判定を+20する。

【勝利の輝き】
初回、1番打者として出場した際に発動。その回のみ巧打・走力+20。

【開眼】
7回以降発動。全能力+10。

ウグイス「2番 ショート 白水 2番 ショート 白水。 背番号48」

良子「(前回は京太郎くんに入ってもらいましたが……2番には白水さんがピタリとハマる。
    小技もある、粘る事も出来る、後ろにうまく繋げられる巧みな打者。彼女が2番にいる意味は大きい)」

ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!

横浜応援団「「「光の速さで突っ走れ ドラマティックに ダイヤモンドを駆け抜け 魅せろよ白水」」」

横浜応援団「「「かっとばせー! 白水!!」」」

     .:´:/:::::::::::::::::::::::::::、::::::::::\ ク
    /::::/::::::::/::::::::::::::::::ハ::::::::::::::. つ
    l::::::::::|::::{====ァ|::/  |::i::|::::::|l
    |::::::::::|::::|:/トl:/ |/  }人|::::::|ト、
    |l::::i::::|::├┬┬   ┌┬:|:::i::|⌒
    .八::|::(|::::|..└┘   └┘:|:::|ノ
    '  ヽ:::|::::| ""    ' "" ,ハ::|  「姫子ばおる前で恥ずかしかプレイは出来んとやね……気合ば入れてかんと」
     ┌‐)|::::|>  冖   イ:: |ノ
     L/八::ト、 ``ヽV⌒l_
      /::/´ } \{/⌒マ八
    /::〈 ⌒ヽ、  `\{、 \
  //:::::∧       ハ::\ )
  ⌒/:::::i  |__」    }::__;∨
   i|:::::::|  V⌒`_|_,,.x< 〉ワ、
  八 ::::|   |   >''"   У  }
     ::{   {        /─=イ
     ヽ  \__/ |:::/  |

・白水哩

右投げ右打ち 守備位置:遊撃手/二塁手/一塁手

所有カード:井端弘和(巨)

巧打50 長打30 走力40 守備80

【起死回生の同点打】
ヒットが出れば同点の際発動、巧打力+30。

【黄金の二遊間】
『荒木雅博』のカードを持つ選手と二遊間を組む際、守備力+30。

【リザベーション】
自身の次の打者が『鶴田姫子』の際に任意発動。巧打力-10。
自身がヒットを打った際、『鶴田姫子』の巧打力+30。

ウグイス「3番 レフト 津山 3番 レフト 津山。 背番号33」

良子「(基礎的な能力はともかく、彼女のベイスターズへのリビドーはそのまま力に変換されます。
    その時、彼女はこのチームで最も恐ろしい打者となり得る。足もある。
    3番に置く事で初回からバッターボックスが回ってくるのが何よりもいいですね。
    ……いずれ戦力が潤沢となれば、2番に置いてみたいのですが)」

ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!

横浜応援団「「「Oh~ 横浜の誇り 胸に抱いて 道を切り開けムッキー!」」」

       ,.へ、   ,..-::‐::‐::-:..、
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   |::::|:::::|::::::::::::::::::::::::::/::::::::::/  ハ::::::::::i ヽ
    |::::|:::::|::::::::::::::::::ミ゛/ ::::::/     ゙、:::::::| |
.   |::::|:|::::|::::::::::::::ミ゛/:::::/ー-   -‐、::;ノ ノ
   |:::/::|::::|:::{⌒ヾ /:::::::k'コ;;;iフ`  ィ;;iフ '
.  |::/::::|:::::|ヾ、  /:::/        /   「(今日はレフト……うむ、守備で竹井さんに勝てるとは思えないし妥当かなぁ)」
  |:/::::/|:::::| ヽ;イ:/       ゝ /

  /::::::::|::|::::::|  /:/       ~ /
. /ハ:::::::|;:;|::::::| /;/   ` 、_/
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     |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i:.:.:.:.:.└-、:.:.\


・津山睦月

右投げ左打ち 守備位置:投手/外野手

所有カード:高崎健太郎(De)、乙坂智(De)、関根大気(De)

球威45 変化45 制球E 体力55
巧打35 長打55 走力60 守備35

【高さ危険太郎/低め安全花子】
試合開始前に判定。
出たコンマが偶数の場合投手時制球力一段階上昇、奇数の場合二段階下降。

【ピンチに強い】
得点圏にランナーを背負った際発動。球威・変化+10。

【筋肉がエキサイトしている】
ツーベースヒット以上を打った以降の打席で長打力+20。

【道を切り開け】
その回の先頭バッターの際、巧打力+20。

【横浜愛】
試合に出場中の横浜所属カードを持った選手の数×3、全能力上昇。

ウグイス「4番 ファースト 小走 4番 ファースト 小走。 背番号55」

良子「(ここは説明不要ですね。 我がチーム、一番の長打力を持つのは彼女です。
    今日の対戦相手――松実さんを打ち崩せるか、それともタフな展開にするかは彼女の一振りにかかっていますね)」

ワアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!

横浜応援団「「「Y! HOMERUN QUEEN! Y! Y! Y.esan!!
        遠く遠く 派手に飛ばせ 王者の豪砲!!」」」

横浜応援団「「「こっばしりー! こっばしりー!! かっとばせー、やーえ!!」」」

                 ... -―――‐- ....      /}
               /:::::::::::/::::::::::::::::::::::::\  / /
              /:::::::::/::/:::::::::::::::::::::::::::::::::∨ ∠...__
             /{_:::/::::/::/l::::::| :::::: :ト、:::::::::::::::∨\__彡'
.             ∧__::|::::/::/八::::|\:::::| \:::::|__∧\\
           /イ::::::|:/l:/ ̄`ヽ{  \{´ ̄ }从::|:::|  \\
.          {::::|:/∧{ /芹うト     /芹うト }:|:::l    }::::}_  「ふ、今日もまたお見せしよう、王者の打ち筋を!!」
          _ノミV ノ{∧ 、V炒      V炒/ 小リ   ノ-=≦}
.          /::::::::::/   {ハ   ̄   '     ̄  /^l/  /≧=-く__
.       {/:::::::::{   ヽ圦    r― v    //  {/-=≦彡'_
.          廴:::::::l            `ニ ´   . ´    \/≧=-く
           `^^′        `ト  __ ィ        辷_ -=≦)
                   ┌ |   __ノ\__ __       /∠
                / /∨ \____// ̄\    ̄} /

             __∠二ニ≠==≦二二/:.:.:{   /∧   くく
             //:.:.:{二二二襾二ニニニ/.:.:.:.:|  /   }   ノノ
.          / /.:.:.:.:}ニニニニ/ ∧二ニニ{:.:.:.:.:.:| ,/  \_〉 /

・小走やえ

左投げ左打ち 守備位置:外野手/一塁手

所有カード:T-岡田(Bs)

巧打45 長打75 走力35 守備25

【ここで決める乙女】
得点圏にランナーがいる際、巧打力+20。

【4番の一振り】
4番に置いている時のみ発動。得点圏にランナーを置いた際、長打力+20。

【ノーステップ打法】
読みを外した際の巧打マイナス補正を2/3にする。

【王者の打ち筋】
第1打席の時のみ任意発動。読みが一致した際、巧打・長打+20。外した場合巧打・長打-20。

ウグイス「5番 センター 竹井 5番 センター 竹井。 背番号1」

良子「(竹井さんの魅力は全てをそつなくこなすその汎用性ですね。
    津山さんの話を聞くに、元々のカードはそこまで器用だった訳ではないようですが……彼女自身の特性とでも言うべきでしょうかね、これは。
    いずれにせよ長打単打を使い分け、守備もよく足も遅くは無い彼女はどこに置いてもハマる。
    霞を5番に使うなどという事にならずよかったですね)」

ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!

横浜応援団「「「見せてくれ見せてやれ超スーパープレーを ハマの風に乗った 乙女の意地を」」」

横浜応援団「「「かっとばせー 竹井!!」」」

                /: : : : :: : : : : : : : : : : : :_: : : : : : :\
               . : : : イ: : : : : : : ;ィ: '". :_; ; ; ; ;_: : : : : :∧

              /:/: : : : : : :_; / '''"´  /イ: :/:}: : : : : : :.
              /: : : /: / / ヽ    /´ ///: :}: : : i: : : :}
            /{: : : :/: /__ /       ,_〝  ハヘ|: : :.:}: : : :.
           /   ,: : :/: { 仍 心ヽ      `` 、 ,イ: : :.リ: : : :.
           ,'    ,: :.{: :i  v :: ノ     _,_    ヽ: : : ,': : : :,
                }: : :,   `¨       -ァ=ュ、  ,': : :.7 : : :.,
                 ,: :.{          ん’:沁∨: : :./: : : :  「5番ねぇ……前のやえが鈍足だし、私も一発を狙って行った方がいいのかしら?
               }:.ハ      '    ` ー'"ノ: : :〃: : :.,      でも松実さんって右投げだし、今日は左打ちなのよねぇ」

              ノ: :ノヘ     、__     _,/: :彡: : : :
            r'': : //: :ヘ      , ': : : : : '": : : : :/

      ,> --  '''ヒ: (: : : : : } ヽィ‐ォ''’  ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ: /
    /  ∨;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;`ヽ: : ;ノ ./ / / / ,、    ,  〉{、
   /  ヘ ∨;.;.;.;.;..;;.;.;.;.;.;.;}ソヘ _{ 〈 .( ∧ ゝ__`,,ー、' 〆 >',ヾ、
  ,      ヘ .∨;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;.;ヘ(_,ゝ,_ヽ{'"` ’}: : : : .ヘ/  .∨;.;ヽ

・竹井久

右投げ両打ち 守備位置:外野手

所有カード:金城龍彦(De)

巧打55 長打55 走力45 守備55

【サヨナラ女】
ヒットが出ればサヨナラの場面で巧打・長打力+20。

【悪球打ち】
投手側が『くさいところ』選択時、自身の判定のコンマ下1桁が偶数の場合マイナス補正を反転。

【変態打ち】
読みが外れた際、自身の判定のコンマ下2桁がゾロ目で発動。巧打マイナス補正を無効化する。

【叩きつけるバッティング】
ノーアウト・1アウトで3塁にランナーを置いている際発動。
投手側+50以上での勝利でも3塁ランナーが生還する。

【稀代の悪待ち】
試合開始から一度もリードを保っていない場合、7回以降発動。
巧打・長打力+20。

ウグイス「6番 キャッチャー 石戸 6番 キャッチャー 石戸。 背番号10」

良子「(5番を打たせるのは重荷になる。しかし、霞もここ最近バッティングは良くなりました。
    6番に置いておけば、仕事はしてくれるでしょう)」

ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!

横浜応援団「「「奮い立て 横浜の 大黒柱よー!
        さあ打て飛ばせ 勝利への 扉を開けー!!」」」

横浜応援団「「「かっとばせー! いっわっとー!!」」」

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   ⌒>――‐ ..、          | /|::::::::|从{-‐)ハ{   _‐从八|::::::/::::::l
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  |:′  /        ̄ ̄  ..   |::::::::l    (⌒ヽ     {::///⌒i:/ 「(今日勝たないと遊園地へのお出かけもなくなってしまうのよね……。
  i   /                 ` 、 |:::::八.. -‐  ̄ ̄ ̄  ‐ {:{//__ノ ′   いえ、勿論それを目当てにという訳じゃないのだけれど。でも、なんとしても勝たないとね)」
     ′                    \//            `ト、/
     .                  /                 |::::|___
     i                 /                |::::|∨\
     |                     ′               |::::||
                                        八:::. |
                      :                      \|
.       \                |                        ,′
  ――‐ 、\           -、                       /
       / ≧=‐┬ 、_,.∠....___  \
      /     {∠二二二二二二ニ=\            //
    /    _ノ二二二二二二二二二≧=-   ___  -= /
   /     {二二二二/二二二二\二二二\   /  /

・石戸霞

右投げ左打ち 守備位置:捕手

所有カード:戸柱恭孝(De)、嶺井博希(De)

巧打40 長打35 走力35 守備55

【ささやき戦術】
捕手時能力。対戦打者のコンマ下1桁が2・4の際巧打力-10。

【円熟したフレーミング】
捕手時能力。投手の制球判定を2段階上昇。

【体で止める】
捕手時能力。投手の変化力+10。

【いぶし銀】
7回以降の同点・2点差以内のビハインドの際巧打力+20。

【苦手分野】
任意発動。守備時スキル・守備力-30して巧打・長打力+20。一度発動すると試合終了まで継続。

ウグイス「7番 ピッチャー 須賀 7番 ピッチャー 須賀。 背番号17」

良子「(出来る事ならピッチングに専念をとも思いましたが……現状、彼にも9人目の野手として頑張って貰わなければなりません。
    正直な所、ザコプロさん方よりもバッティングは上手いですからね)」

ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!

横浜応援団「「「ゆけーよ ゆけゆけ 京太郎! うてーよ 打て打て 京太郎!
        すすーめ 進めよ 京太郎! さあ打つーぞ 京太郎!」」」

横浜応援団「「「かっとばせー! 京太郎ー!」」」

          /   /     |   | |   | |  :       l :l   |  |   :|   | |
       / /    |    |__ | |   | |  |  :   l :l:  /|  |   :|   | |
.      ///     |    |\ |‐\八 |  |  |    |__,l /-|‐ :リ   リ  | |
     /  /   - 、     :|   x===ミx|‐-|  |:`ー /x===ミノ//  /  :∧{            「(相手が誰だろうと、俺が対戦するのは投手じゃなくて野手だ。うちの打線ならきっと松実さんを攻略してくれる)」
       /   |  :.八   _/ {::{:::刈`|  |  l:  /´{::{:::刈\,_|  イ  /ー―‐ ..__
.      / / :|  ::|/ \{^ヽ 乂辷ツ八 |\| /' 乂辷ソ ノ^l/ } :/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: `「⌒:.
.       //  /|  ::l、   :    ー‐   \{  | /  ー‐    j/ /}/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.
     / _,/:.:..|  ::| \ !           j/        ′/:.:|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:.
        / :.:.:.:.:{  ::|\ハ_,          ノ            ,___/{:.:.|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.∧
.    /:.:.:.:.:.:.:.::′ ::|:.:.|\圦                       / j/l/.:.:′:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.∧
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・須賀京太郎

右投げ両打ち 守備位置:投手

所有カード:三嶋一輝(De)、国吉佑樹(De)、斎藤佑樹(Fs)

球威75 変化45 制球E 体力70
巧打35 長打35 走力45 守備35

【攻撃に繋がるリズム】
ランナーを出さないまま2アウトを取った際、次の打者との対戦時に球威・変化+20。
その回が終わる、ランナーを出すとリセットされる。

攻撃に繋がるリズムが生まれ、ランナーを一度も出さないまま3アウトを取った際発動。
次の回、打者の巧打力+10。

【集中力】
任意発動。体力消費量2倍にして制球力2段階上昇。

【ピンチに強い】
得点圏にランナーを背負った際発動。球威・変化+10。

【打たれて取ってもらう】
出塁しているランナーの数×5、味方の守備力が上昇する。

【???】
相手投手が【???】のカードを所有していた際、球威・変化+30。制球2段階上昇。

ウグイス「8番 ライト ザコプロくん 8番 ライト ザコプロくん。背番号109」

ウグイス「9番 サード ザコプロくん 9番 サード ザコプロくん。背番号105」

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 |          ∩  ∩  .l
 ヽ.                 )   「須賀が俺達の前を打つのかぁ、最近ピッチャーを9番に置かないのが流行ってるみたいだしな」
   ヽ.             ´
    >ー-r------r‐弋

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 |                 |‐ -、
 |          ∩  ∩  .l   ',  「出たらちゃんと返すから安心しろよ須賀!」
 ヽ.                 )   l
   ヽ.             ´   ,.'
    >ー-r------r‐ァ弋 _.ノ

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  {      )|___,,.|

パラララー <オイッ! パラララー <オイッ!!
<オオキナコエデー

横浜応援団「「「かいのーよしこっ!!」」」

パラララー <オイッ! パラララー <オイッ!! パラララパラパラプー

ウグイス「以上でスターティングラインナップの発表を終了します。 試合開始まで今しばらくお待ちください」

こうして両軍のスタメンが発表され、しかしすぐには試合も始まらない。
試合開始は約30分後。
京太郎達は早くその時が来てほしいような、或いはしばらく緊張から解き放たれてホッとしたような。
自分たちでもよくわからない心境に立たされる。

哩「ところで」

が、そんな中、不意に口を開いたのは哩だった。
一体何事か、と一同が彼女に視線を向ける中、哩はその視線に背を向ける。
京太郎達の視界に入るのは、大洋ユニの背面――背番号が記されたそれである。

哩「……なして私は48番やと?」

京太郎「そういえば」

先ほどウグイスに呼ばれた際の通り、今、哩がつけている背番号は48である。
哩の所持するカードが若手時代つけていた背番号である事は確かなのだが……。

久「確か前のチームだと2番だったわよね?」

久の言う通り、以前のチーム――ジャイアンツ時代、哩は2番をつけていた。
このチームに来ても、その背番号2が現在空白である以上、
例えば久のように同じ背番号になるものと思っていたのだが、そうはなっていない。

何故だろうか?と疑問を京太郎が持つ中、これにはやはり監督である良子が応えた。

良子「48番に、というのは津山さんたっての希望なのですよ」

哩「津山が?」

その答えを聞くや否や、哩は首を傾げつつ睦月に疑問に満ちた視線を向けた。
受けた睦月は、どこかバツが悪そうにしながら、苦笑しつつも口を開く。

睦月「う、うむ……その、すみません。 背番号2は、出来れば空けておきたいんです」

哩「や、別によかよ? ただなしてやろ思ってな」

睦月「……2番は色々とベイスターズファンにとって思い出深い番号なんです」

京太郎「……あー」

睦月の言葉に、京太郎も色々と思い当たる節がある。
今でこそ、2番という番号は他の主力選手がつけているのだが、
恐らくはそれなりには古い時からのファンであるだろう睦月にとっては、また意味合いが違ってくるのだろう。
かつて、ベイスターズに所属をしていた希望の星がつけていたのが背番号2だったのだから。

京太郎「なんとなくわかりますけど……でも、それじゃあ6番あげたらよかったんじゃないですか?」

美穂子「6番……っていうのはどうして?」

京太郎「哩先輩のカードが中日時代の時の背番号は6だったんですよ。 むしろ俺としてはそっちの方が馴染みがあるかなぁ」

そして、この京太郎の疑問も至極当然であった。
2番が駄目ならば、6番をあげればいい。
わざわざ48番などという若手時代の番号よりも、余程そちらの方がなじみがあるのだから。
しかしながら、これを聞いてやはり睦月は首を横に振った。

睦月「ろ、6番も思い出深い番号なので……」

京太郎「………………」

言いたい事はわかる。
確かに睦月の言う通り、背番号6もまた、かつて横浜に在籍をしていた選手。
背番号6の通りというべきか、シックスツールプレイヤーを自称する選手がつけていた番号だ。
ただ、あれも駄目これも駄目というのは流石に酷すぎるのではないかと京太郎としては思わなくもないのだが――。

哩「いやいや、さっきも言ったけどよかよ。 番号が何番やろうと関係はなかとやし。
  ただ、なしてやろと思っただけやけん」

とはいえ、哩としてはそこまで気にしていない様子。
そもそも彼女たちは、やはりあまり野球について詳しくはないのだ。
背番号というものの重みなどというものにも、理解は決して及んでいない。
だからこそそれに対する執着は無いし、むしろ睦月がどうしてそこまで拘るのかと疑問を持つくらいである。

久「背番号ってそんなに大事かしらねぇ? まぁ、一桁がいい番号っていうのはなんとなくわかるけど」

睦月「うむ! 竹井さんの背番号1は、さっきも言った2番や6番と同じく横浜を代表する象徴ともいえる番号ですからね。
   勿論、福路さんの7番も」

美穂子「そうなの?」

やえ「津山、私の55番はどうだ!?」

睦月「ファンは大勢いますよ。私も好きです」

結果、なんのかんのと背番号談義に花が咲く。
なんというか試合開始前だというのに、緊張感がどっと抜けていくようだ。
しかしながら、だからこそ自然体で試合にも入っていけそうだと京太郎は感じつつ――。

京太郎「(こりゃ25とか18はうかつな人はつけられねーな……)」

もしも他球団でその番号背負ってる人が来たらどうするんだろうと思ってしまうのだった。

ごめんなさい、短いですが一旦ここで区切らせていただきます。試合前の準備は一旦ここまで。
次からはいよいよ試合に入っていけると思います。
それでは、お疲れ様でした。

野球は野球漫画でしか知らないから、コンマ判定時には参加してない完全なROM専なんだが、
攻撃重視ならふともも先輩とデコ先輩、守備重視なら姫子と菫orヤクザってところか?
今は特に打撃翌力、得点力が欲しい状況なのはわかってるんだけど、
哩と姫子のコンビはやっぱ強いんだよな。特に内野の守備力に関しては、ほぼこれ以上は望めないレベル。

こんばんわ。また仮眠取ったらぐっすりしてました。
明日は休みなので、ちょっとだけ再開しようと思います。
もう少ししたらはじめます。

ウグイス「試合に先立ちまして、メンバー表の交換を行います。
     両チーム監督はバッターボックス付近へお集まりください」

そして時間は流れ、18:00数分前。
ウグイス嬢の案内に導かれ、両軍ベンチからは監督が姿を現す。

良子「今日はよろしくお願いします、健夜さん」

健夜「うん、よろしくね良子ちゃん。 審判さんも、よろしくお願いします」

主審「アァァァイッ!!」

健夜「ひぇっ」ビクッ

殆ど仕事はしないが、さりとてまるで礼儀知らずという訳でもない。
健夜は良子の挨拶に返礼をすると、集まった審判たちにも頭を下げて挨拶。
なお、審判の声(多分挨拶であり、威嚇をする意図は本人には無い)にはビクついていたもよう。

何はともあれ、メンバー表も交換が終わると、いよいよベイスターズ選手たちがDJの紹介に基づき守備位置へと散らばり始める。
試合開始を今か今かと待ちわびるファンがざわめく中、
観客席にいる誠子たちは静かにその光景を眺めていた。

佳織「津山さーん、頑張れー!」

――訂正、静かにではなく、割と騒がしく眺めていた。

泉「妹尾さん、まずはベイスターズ側の守備から開始ですよ。 まだ津山さんの打席やないです」

佳織「あっ、そっか!」

泉「(この人ほんまに天然やなぁ……)」

誠子「立ち上がり……初回、まずは須賀くんが相手の上位を抑えられるかどうかだね」

泉「抑えてもらわんと困りますわ」

ザッ

京太郎「…………」

主審「プレイボール!!」

ワイワイ ざわざわ……

京太郎「……うっし!」

マウンド上、やはりどこの誰だかわからない人の始球式の後にそこに立った京太郎は、
足場を固めて慣らしながら主審の声を聞いた。
それを合図としてバッターボックスへと向き直れば、そこに向かってくるのは1番打者。
前回の試合、ジャイアンツの1番を務めた、今はチームメイトの彼女――。
その彼女より、より1番としての適性があるであろう中日ドラゴンズのスピードスター……駿馬が打席に立つ。

DJ「1番 セカンド 鶴田」

姫子「よーし、今日も初回ば出塁して勢いば呼ぶばい」

京太郎「(白水さんとは違って、鶴田さんの場合足もあるのが相当厄介なんだよな)」

霞「(だからこそ、なんとしてもここで出塁させる訳にはいかない。 先頭、まずは切りましょう京太郎くん)」

京太郎「(ういっす!)」

津山睦月の【横浜愛】発動中       (横浜DeNA所属選手カード所持者5人)全能力+15
石戸霞の【円熟したフレーミング】発動中 京太郎の制球判定2段階上昇
石戸霞の【体で止める】発動中      京太郎の変化力+10

須賀京太郎は【集中力】を任意発動可能 発動時制球力2段階上昇。(選択時、くさいところを選択しないと無効)

レフト側守備力合計:20+85+50+27=182
センター側守備力:35+85+45+55=220
ライト側守備力:25+45+20+27=117

↓1 投手選択肢・コンマ判定(内角攻め・外角攻め・低めに集める・くさいところ・敬遠)
↓2 打者側コンマ判定
↓3 打撃結果判定

>◆4QO58LPTm2=ひめながし
>京太郎:変化55+コンマ17=72
>姫子:巧打50+27-読み外し-20=57
>京太郎の勝利。【アウト】

姫子「(さーて、ぶちょーと一緒におるてな不届きな男の実力ばどげなもんやろね。
    ……苦労したりはしてなかとやろか?)」

打席に入った姫子は構えを取りながら、マウンド上の京太郎に視線を向ける。
姫子と京太郎は、前回の合同練習でも顔を合わせたとはいえほぼ初対面に近い。
会話すらもまともに交わした事も無いのだが、かといって彼女は哩のように京太郎の第一印象を悪くはしていなかった。
というよりは、割と哩と共に過ごす京太郎らチームメイトに対し、苦労をかけていないだろうかと心配をする。

鶴田姫子と白水哩の付き合いは、中学時代まで遡る。
同じ麻雀部の先輩後輩として、面倒見のいい哩に人懐っこい姫子と抜群の相性の良さを見せた2人は、
高校に至る現在までに太く決して切れない絆を育んできた。

育んできたが、姫子から見てですら、哩という少女は見ていて不安になる。
尊敬もしていれば慕ってもいるが、かといって盲目的にならないというか、なれない具合のポンコツぶりなのだから仕方ない。
果たして哩が京太郎達に迷惑をかけていないか心配をするのもある意味では必然と言えた。
どちらが年上かわかったものではない。

姫子「(まあそいは置いとって……)」

ズバァンッ!!

姫子「(んん……直球に威力ばあんね)」

それはそれとして、と野球に集中をする。
構えは取るが振る気配は見せず、まずは姫子は京太郎の球筋を確認。
ここまで京太郎は全球ストレートで押しており、最後のボールは低めに外れてボール。
これでカウントを2-2とする。

姫子「(やけど、こいぐらいのスピードなら沢村や松実ので見慣れはしとっとやし……次はねろてみよか)」

そう考える最中、京太郎から投じられた5球目。
姫子はコンパクトにバットを振り、軽く流してライト方向への安打を狙うのだが……。

ビュッ! ブンッ!! アァァァァァイッ!!!

姫子「うぇ……」

完全に狙い球とは逆を突かれ、ボールは姫子の内角へと突き刺さる。
バットを止める事が出来ずスイングを取られバッターアウト。
姫子は怪鳥のような主審の声を聞きながら打席から離れ、ため息を吐きながらベンチへと戻ってゆく。

菫「止まらなかったのか? 狙い球とは違ったように見えたが」

姫子「思ったより球ばきちょります……」

菫「そうか」

戻る最中、続いて打席に向かってくる菫と言葉を交わす。
姫子の言う通り、京太郎の球は予想以上にノビている――制球がアバウトとはいえ、それは彼女たちが毎日相手をする自チームの投手たちも同じ。

DJ「2番 キャッチャー 弘世」

菫「(さて……初回、なんとしてもランナーを置いてクリーンナップにつなげたい所だが)」

京太郎「(クリーンナップに回る前にランナーを出したくないな。 ここもアウトを……!)」

レフト側守備力合計:20+85+50+27=182
センター側守備力:35+85+45+55=220
ライト側守備力:25+45+20+27=117

↓1 投手選択肢・コンマ判定(内角攻め・外角攻め・低めに集める・くさいところ・敬遠)
↓2 打者側コンマ判定
↓3 打撃結果判定

本当に短いですが、申し訳ありませんが一旦ここで区切らせていただきます。
ひとまず結果だけ。

>◆wpgahIQV3o=SSセンター
>京太郎:変化55+コンマ87=142
>菫:巧打40+コンマ04=44
>京太郎の勝利。【アウト】

明日は3番素晴らしい智葉先輩の打席からとなります。それでは。



やはり試合がはじまると楽しい

こんばんわ。乙ありです。

>>485
野球を知らない人でも見て貰えてるのが嬉しいです。
安価などについても、基本はジャンケンなどですので参加してもらえると嬉しいです。
>>506
長らくお待たせしましてすみません。
日常パートと野球パートで間が空くことが多いと思うので、その辺はご容赦いただければと思います。

もう少ししたら再開します。

>◆wpgahIQV3o=SSセンター
>京太郎:変化55+コンマ87=142
>菫:巧打40+コンマ04=44
>京太郎の勝利。【アウト】

グギィンッ!!

菫「んぐっ!?」

霞「!」

ざわ……!!

意気込んで打席に入った菫であったが、姫子の助言通り、京太郎のボールは予想以上に『キている』。
カウント1-1からの3球目。
低めを狙って投じられながらも、やや浮いた球を菫は軽くセンターへと打ち返そうとするのだが、
明らかに球威に押し負け、バットはボールの下を叩く。

霞「よいしょ」ポスッ

ワアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!

霞「(だから、どうしてキャッチャーフライを取ったくらいで歓声が上がるのかしら……)」

結果、菫の打球は高く後方へと上がりキャッチャーフライ。
マスクを外した霞があっさりと捕球をすると、観客席からは歓声が上がる。
これに霞はやはり疑問を持つのだが、とにもかくにもこれで2アウトである。

菫「くぅ……」ジンジン

智葉「読みは合っていたようだが……完全に押し負けていたな」

菫「ああ……厄介だ。 私もそこまでバッティングに自信があった訳ではないが、前にすら飛ばないとはな」

智葉「傍から見ている以上に球威がある、という所かな。 ……ランナーを出して清水谷につなげる為にも、私が塁に出て見せよう」

菫「頼む」

DJ「3番 ショート 辻垣内」

ワアアアアアアアアアアアアアッ!!!

中日応援団「いけー!辻垣内!!」「素晴らしい打席」「決めろツーベース!!」

そして、DJに名を呼ばれ、打席に続いて入ったのは智葉である。
ミスタードラゴンズとも呼ばれたカードを持つ彼女に対する応援団の声援は熱く、そして期待も大きい。
その声を聞きながら、智葉はあくまでも冷静に左打席で構えを取る。

智葉「さて……」ゴッ!!

京太郎「う……!」

瞬間、智葉から放たれるのは大いなる威圧感。
雀士――勝負師としても一流である彼女は、野球においても所有カードの力に甘える事なく一流だ。
異常とも言える程に波長が合うのか、カードの能力を最大限引き出せていると言っていい。

思わず、京太郎もその威圧感にうめき声を上げるが……慌てて首を振り、自身に言い聞かせる。

京太郎「(2アウトまでテンポ良く取れたんだ……ここも切って、初回の攻撃につなげる!!)」

須賀京太郎の【攻撃に繋がるリズム】発動中 球威・変化+20

しかしながら、智葉もまた集中をし一振り――一閃に賭ける。

智葉「(先制点が重要になる。松実を楽にする為にも、まずは1点……!)」

辻垣内智葉の【ミスタードラゴンズ】発動中 (出場中中日ドラゴンズ所属選手カード所有選手×3全能力上昇。智葉、漫、竜華、姫子)全能力+12
辻垣内智葉の【一閃】発動中 (第一打席のみ発動。得点圏にランナーがいる際巧打力+20、いない際長打力+20) 長打力+20

レフト側守備力合計:20+85+50+27=182
センター側守備力:35+85+45+55=220
ライト側守備力:25+45+20+27=117

↓1 投手選択肢・コンマ判定(内角攻め・外角攻め・低めに集める・くさいところ・敬遠)
↓2 打者側コンマ判定
↓3 打撃結果判定

>◆Cz6FI31yFPyu=引っ張りガイト
>京太郎:変化75+コンマ29=114
>智葉:巧打62+コンマ08=70
>【アウト】 【スリーアウトチェンジ】

ズバンッ!!

球審「…………」

京太郎「(くそっ、入ってねーのかよ!)」

アウトローギリギリ、際どい所のボールは見逃され、しかし球審からストライクのコールは無い。
京太郎は内心毒づきながらも霞の返球を受け取る。
ここまで投じた球は5球。いずれも智葉はバットを振らず、3-2のフルカウントまでやってきた。
とはいえ、ここまでくれば智葉もバットを振ってくるだろう。
そして、甘く入れば最後――軽くヒットにしてくるだけの技術を、智葉は持っている。

京太郎「(とはいえ四球を出して清水谷さんを迎えたくない。ここで切りたいけど……)」

霞「…………」スッス

京太郎「(マジすか……?)」

投げるボールに悩む京太郎に、迷いなく霞はサインを出す。
一瞬躊躇をしながらも、それでも京太郎は霞のリードを信頼していた。
1つ頷くと、そのまま投球フォームに入り……。

ビュウッ!! ブゥンッ!!

智葉「っ!」

霞「はい」ポン

投じられたボールは、智葉の手前で大きく減速し落ちるチェンジアップ。
ワンバウンドしたそのボールに、しかし智葉は手を出してしまい空振り。
霞はこれを身体で受け止めるとすぐさまミットに収め、そのまま智葉にタッチ。
あえなくスリーアウト、チェンジとなった。

ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!

横浜応援団「サンキュースッガ!」「横浜にもこんな先発がいるんだ!」

美穂子「ナイスピッチング、京太郎くん」

哩「こっちに球ば飛んでこんで暇ばい。 もうちょっと打たせてもよかよ?」

京太郎「ういっす。 まあ……今のは出来すぎ感もありますから、打たれた時はお願いします。霞先輩もナイスリードでした」

霞「しっかり信じて投げ込んでくれたからよ。京太郎くんも、ナイスピッチング」

三振、キャッチャーフライ、三振。
非の打ちどころが無い見事な三者凡退に観客席からは歓声が上がり、
内野陣も揃って京太郎に声をかけながらベンチへと戻っていく。

一方で三振に切って取られた智葉はヘルメットを脱ぎつつ、小さく溜息を吐きながらベンチへと引き下がる。

ザコプロ「辻垣内さん、グラブッス!!」

智葉「ああ、ありがとう」

守備につく際、相変わらずザコプロが勝手に智葉の世話を焼くのだがいつもの事。
智葉はごく自然にそれを受け取りながら守備に向かおうとするが、その折、マウンドに向かう玄の背中を見やる。
震えてこそいない、しかし、相変わらずどこか自信が無さげな背中だ。

智葉「(楽にさせてやる事は出来なかったな……まあ、点があればあったで守らなければと余計に意識をする可能性もあるとはいえ……。
    やはり松実に負担をかけてしまうのは問題だ)」

菫も玄の様子には気づいているのだろう、守備につく前に彼女の元に駆け寄り、
背中を軽く叩きながら何やら言葉をかけている。
菫の言葉にうなずいてはいるが、やはり玄の表情は弱弱しい。

智葉「(せめて守備でも助けてやらないとな……)」

DJ「1回の裏 横浜DeNAベイスターズの攻撃は 1番セカンドベースマン 福路ぃぃぃ美穂子ぉぉぉぉおおお!!」

ワアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!

美穂子「ふぅ……よし!」

攻守入れ替わり、ベイスターズ側の攻撃。
今日の試合も1番打者として起用された美穂子はバットを持ち左打席へ。
観客たちの歓声も一際大きく、ライトスタンドからは試合開始を告げる応援歌が木霊する。

横浜応援団「「「横浜ベイスターズ 勝利の輝き目指して~!」」」

バンバンバン!!

横浜応援団「「「栄冠掴むその日まで 恐れず飛び込めベースへ 君の熱き血潮で 燃えろ美穂子」」」

横浜応援団「「「かっとばせー! みっほっこー!!」」」

………

睦月「うむ! うむ……やはり、勝利の輝きからのこの応援歌の流れは美しい」ウットリ

京太郎「嬉しそうですね睦月さん……」

良子「応援歌についてはともかく……初回、1番からの打順というのは大事なものです。
   まずは先頭の福路さんに、出て貰わないとなりませんね」

福路美穂子の【勝利の輝き】発動中 巧打力・走力+20
須賀京太郎の【攻撃に繋がるリズム】発動中 この回全打者の巧打力+10

玄「あうぅ……」

一方、マウンドに立つ玄は案の定この雰囲気に威圧されかけていた。
満員御礼という程ではないが、それでも客席の7割程は埋まっている。
おまけに横浜ホームでの試合という事でその観客の大多数は横浜ファンなのだ。
彼らの圧倒的な応援を見て、威圧されるなと言う方が無理ではあるのだが……。

玄「(だ、駄目駄目弱気になっちゃ……今日こそ点は失わないって決めたんだから!)」

それでもなんとか自分を奮い立たせようと、小さく息を吐いて気合を入れ直す。

菫「(……ベイスターズ側は右打者が少ない。松実の持ち味をいまいち発揮出来ないが……それでも上手く操縦してみせよう。
   頼むぞ、松実……急に崩れるような事は無いようにな)」スッス

玄「(おまかせあれっ!!)」

松実玄の【お任せあれ!】発動中 先発時能力。3回まで球威・変化+10

レフト側守備力合計:20+62+20+15=117
センター側守備力:30+62+60+30=182
ライト側守備力:10+60+20+15=105

↓1 打者選択肢・コンマ判定(引っ張り・流し打ち・センター返し)
↓2 投手側コンマ判定
↓3 打撃結果判定

>◆YtYIx6oZJM =竜イン
>玄:変化50+コンマ85=135
>美穂子:巧打90+コンマ93-読み外し-20=163

>玄:球威70-美穂子:長打35-読み外し-20=-55
>レフト方向合計守備力:172

>打撃結果判定:52
>打球が守備を抜ける。【シングルヒット】

あっさりとクロチャーが打たれた所で短いですが一旦ここで区切らせていただきます。
それではお疲れ様でした。

乙です
結果変わらんけど>>521の計算間違ってるっぽい
美穂子の巧打が10少なくてコンマが逆になってる

ちらっと盗塁判定見たらこれ絶対ムリなやつやww
>>6のセーフティバントも捕手の守備力+30-打者の走力が0を上回ったらアウト、でいいのかな?
【バントが上手い】はセーフティバントの判定にも関わるんだろうか

乙ありです。

>>527
本当ですね、計算ミス申し訳ないです。仰る通り結果には影響ありませんが修正しておきます。

>>528
盗塁判定の場合、今回で言えば菫の守備力+(玄の球威/2)-美穂子の走力に更に守備側と盗塁側とでコンマ判定をします。
セーフティバントも、最初にバント判定を行った後に、菫の守備力+30-打者の走力を改めてコンマ判定し、0以上でアウト、-1以下でセーフとなります。
【バントが上手い】は最初のバント判定に関わりますが、その後の走力を使った判定では使いません。

もう少ししたら再開します。

>◆YtYIx6oZJM =竜イン
>玄:変化50+コンマ93=143
>美穂子:巧打100+コンマ85-読み外し-20=165

>玄:球威70-美穂子:長打35-読み外し-20=-55
>レフト方向合計守備力:172

>打撃結果判定:52
>打球が守備を抜ける。【シングルヒット】

お任せあれ!と気合を込め、投じたその初球。
未だに美穂子の応援歌も1ループ目が終わったばかりのタイミングである。

ビュッ!!

美穂子「ふっ……!」ビュンッ!!

カァンッ!!

            '' _.――  ....
        / ..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: `:..、..
     . '       .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
     / .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:}::.:}:..  :/ }     ヽ
   /::.:′. .: }::斗/L/!::.:.:. /::、i:.:.:.}......  ',
  /::.:′. .: }:  ヽ ,斗‐|-  .::| :ト.、 | |.!
. /::. |:...:.:/|:.  ..:l\ ! ヽヽ .::l /! ..l | | l

. {: /.! :|.:.:..::|:.. ...:|.〃⌒ヾ \.l.〃.ヾ ..|./|.:i

...rぅ' ,|::.|::.:.|:;{.  ,.::|.{{   }}   {{  } |:ノl:ノ
./:{ V:|::.|::.:.|´ii ..:::| `ー='"     `ー.'".|/
.|:.|/::.:,::.:.::. l :|.i ',.:::|             ,!
.{i:{:: :ハ::.: 込{.::l :'.,l.     .(_`チ._,ノ./|.
.乂:/:.:∧::.:.V.i::ヽ_.::!ヾ=<>‐、‐ T´|..小{

  / .:: :::::::: ル´}::.从`⌒H⌒´}.丿. }:.{
. / .::: .:;へ/` '、l::..<__/八_,>.l. .}:.{
/ .:::::::///;;`ヽ',`..〈   ./ .|  } |  }:.{

ワアアアアアアアアアアッ!!?

初回、先頭打者に対する初球を、臆する事無く美穂子は叩いた。
インコース目掛けて食い込んでくる直球は彼女の本来の狙い球とは違ったが、
しかしやや甘く入った分打ち返す事は容易い。

美穂子「(監督も言っていたように、ファーストストライクから積極的に……と思ったけれど)」タタタッ!!

基本的に荒れ球投手に対しては、ボールをよく見ていく事が攻略のカギとされる事も多い。
荒れ球――コントロールが悪ければ、それだけ四球も出しやすいという事。
カウントを悪くして自滅を待つ事も可能な分、その意見も正しい。
しかしながら、制球が悪いという事はその分相手投手、捕手にとっても意図しない配球になりやすいという事でもある。
どうしてもストライクを入れたい場面でも、ボール球になる。
玄の投球スタイルは、京太郎によく似ていて球威で押すタイプのそれだ。

セオリー的にはボールに来ると思っていた球が、甘く入って見逃しストライクに。
ストライクに入ると思って振ったボールが、大きく外れたボールにという事も十分あり得る。
後者に関してはそれを見られればいい、しかし、球威に負けて振ってしまうという事もあるだろう。

追い込まれる前に、ファーストストライクから積極的に叩いていく。
それがこの試合が始まる前――否、前回の試合でも良子がチームメイト全員に意識させたチーム全体での打撃方針であった。

玄「あっ、あわわわ……」

今回はそれが上手くいった。
上手く肘を畳んで流した打球は、三遊間を抜けてレフト前へ。
レフトのザコプロが捕球をするのをマウンドの玄は眺めながら、おろおろとその場で右往左往する。

打った美穂子は1塁を回った所で足を緩める。
レフト前へのシングルヒット。
まずは初回、ノーアウトからランナーを出す事に成功をしたのだった。

DJ「ナァイスバッティング! 福路ぃぃぃ美穂子ぉぉぉぉお!」プァーン

横浜応援団「「「いいぞ、いいぞ、美穂子! いいぞ、いいぞ、美穂子!!」」」

美穂子「ふぅ……」ヌギヌギ

竜華「凄いなぁ福路さん、玄ちゃんのボールいきなりヒットするなんて」

美穂子「ありがとうございます。 でも、まだまだです」

1塁ベース上で竜華と会話をしながら、バッティンググローブを脱ぎ1塁コーチャーのザコプロに渡す美穂子。
その表情に、笑顔は無い。真剣そのものな表情である。
彼女が自身で言うように、まだまだ――まだ、1ヒットが出ただけ。
むしろランナーとなったここからが、彼女の本当の勝負でもあるのだ。

DJ「2番 ショート 白水ぅぅぅ哩ぅぅうううっ!!」

ワアアアアアアアアアアッ!!

哩「さて……そいじゃ、いくとするか」グッ

玄「あうあう……」

菫「(出会いがしらの初球を打たれるのは……ああ、やはり松実の精神にかなりきてるか。
   しかし……ここはどうしてくる? 相手側は)」

DJに呼ばれ、右打席に入るのは2番打者哩。
球審からのボールを玄へと投げ渡しながらちらりと哩を横目で見やりつつ、菫はさてどうしたものかと考える。
ノーアウト1塁、初回。
後ろには3番、4番、5番とクリーンナップが続いていく打順である。

菫「(バントをさせてもおかしくない打順……ではある、が、初回だ。 ヒッティングで行かせる可能性も多分にある)」

哩「………………」

3塁コーチャーザコプロ「…………」サッサッ

哩は3塁コーチャーを務めるザコプロからのサインを熱心に見ており、ベンチからも指示が飛んでいるのだろう。

菫「(……いずれにしろ、初球は外すぞ。 バントの構えを取るか見ておく。 いいな?)」スッ

玄「(お……お任せあれっ!!)」

レフト側守備力合計:20+62+20+15=117
センター側守備力:30+62+60+30=182
ライト側守備力:10+60+20+15=105

↓1 打者選択肢・コンマ判定(引っ張り・流し打ち・センター返し・送りバント)
↓2 投手側コンマ判定
↓3 打撃結果判定

>◆FU/crWULg1Xx=内角シュート
>松実玄の【ドラゴンシュート】発動 右打者相手の内角攻めの際に発動。球威・変化を+10して判定。

>哩:巧打65+コンマ95-読み外し-20=140
>玄:変化60+コンマ29=89

>玄:球威80+(-哩:長打力35-読み外し-20)=65
>ライト方向合計守備力170

>打撃結果判定87
>【ツーベースヒット】!

ビュンッ!! ズバァンッ!!

哩「…………」

菫「(バントの構えは取らない……か。 ……なら次はこれだ)」スッ

玄「!」ビクッ

菫「(臆するな! いいから投げ込め、貴重な右打者だぞ)」

玄「(は、はい!)」

一球目、外れたボールに対してバントの構えを取る事もなく見送った哩。
これを見て菫はヒッティングで来るのだろうと考え、玄に次のボールを要求した。
サインを見て、一瞬玄は躊躇をするも……それでも一つ頷くと、二球目を投じる。

ビュッ!!

哩「(ん、内角……こいは打て……んぐっ!?)」

ググググッ! ガギィッ!!

哩「おっとと……」

菫「ちっ……(うまくカットされたか。 ゴロになればよかったものの……しかし本当にファーストストライクからガンガン振ってくるな)」

玄「(ド、【ドラゴンシュート】が普通に当てられちゃったよぉ……)」

【ドラゴンシュート】――松実玄の持つカード、一場がかつて開発をしたという魔球である。
名前の意味はよくわからないが、とにかく強そうなその球種。
特徴としては普通のシュート系のボールと同じく、右打者の内角に抉りこむようにして突き刺さり、
窮屈なバッティングを強いらせ詰まらせる事によって内野ゴロに打ち取る事を目的としたボールであった。

よって、当てられた事自体は決して不自然な事ではない。
問題点は――。

ガキィンッ!!

哩「ふー……」

菫「(くっ……これで3球続けてファウルか……)」

うまく哩がカットをし、ボールを前には飛ばさないものの空振りもしない。
ただひたすらにファウルボールを打ち続け、ゴロでのアウトを取らせないという事だった。
ならば落ちる球でタイミングを外そうと試みれば、それはあっさりと見送る始末。
3-2、気づけばフルカウントまでこぎつけられる。

玄「(どどど、どうしよう……打ち取れないよぉ……)」

菫「(……もう一度内角にシュートだ。 根気で負けるな!)」

玄「(うぅ……)」

これ以上ボール球は投げられない、かといって直球で素直に勝負をする訳にはいかない。
結局彼女たちが取れたのは、ドラゴンシュートを引っかけての打ち損じ待ちである。
菫のサインに再び首を縦に振り、一球を投じるのだが……。

玄「あ」

菫「ばっ!」

哩「! 粘ればよかボールば来るもんやね……! はっ!!」ブゥンッ!!

カキィンッ!!!

              /:..:..:..:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./ |:.:.:.ハ:.:.:.:j:.:.:.:.} ゚。:|\ :.:.:.:.:.|:..:。:..:..:..:.\
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ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!

最後に投じた球は、とんでもないすっぽ抜けの甘い球。
軽くかかったシュート回転に打ち頃の速度、それが見事に甘いコースに入ってしまう。
入ってしまえば、それを見逃す程に哩は甘い打者ではない。
お手本のような流し打ちは白球を捉え、ボールは緩やかな軌道を描いてライト線へ。

玄「あっ、あうっ、あうぅ……」ジワリ

姫子「はよ返球ば……ああっ!」

美穂子「…………!」タタタタタッ!!

ポトリとライト線に落ちた白球をようやくライトのザコプロが捕球していた頃には、既に美穂子は2塁を通過。
哩も続けて1塁を蹴っている。
これを眺めながら姫子は中継に入り、ザコプロから受け取ったボールを2塁へと転送。
しかしながら2塁は悠々セーフ、美穂子も肩で息をしながらも余裕で3塁を陥れていた。

DJ「ナァイスバッティング! 白水ぅぅぅぅ哩ぅぅぅぅぅぅ!!」プァーン

横浜応援団「「「いいぞ、いいぞ、白水! いいぞ、いいぞ、白水!!」」」

………

良子「グッド! ノーアウト2塁、3塁……絶好のチャンスですね」

京太郎「バントしなかったのがいい結果に繋がりましたね。 ……正直俺が監督ならバント指示してたましたよ」

良子「初回からバントでアウトを増やしてしまうというのはナンセンスです。
   最悪ゲッツーというデメリットがあるとはいえ、このようにメリットも大きい」

哩「姫子、どやったと? 私のバッティングば」フフン

姫子「流石ですぶちょー。 ばってん……ちょっと、すみません」タタッ

哩「ん」

2塁ベース上では、やはりとも言うべきか哩と姫子が会話を交わしていた。
哩としては姫子の前でいい所を見せられたという達成感もあり上機嫌。
姫子も尊敬する哩が、麻雀だけではなく野球でも活躍を見せた事に一定の好感も抱いていたが――。
しかし、現在の彼女たちは敵対関係である。

姫子は一言哩に断りを入れると、その場を離れマウンドへ。
既にマウンドには玄を中心として、菫、竜華、智葉と内野陣が集まっている。
言うまでもなく、明らかに動揺を隠せていない玄に一呼吸つかせる為だ。

智葉「……ここまで来たら2失点は覚悟だ。 松実、下手に気負いすぎるな」

竜華「せやせや。 大丈夫やって、2点くらいならすぐにうちらが取り返したるから!」

まず、智葉と竜華は変に無失点で切り抜けようとして余計にランナーを貯める事の無いよう、
ある程度の失点は覚悟をしてとにかく1つずつアウトを取る旨を玄に伝えた。
犠牲フライでも内野ゴロの間の1点でも、とにかくなんでもいい。
まずは1つ、確実にアウトを取って玄を楽にさせたいという気持ちがそこにはある。

姫子「センター方向やったら私と辻垣内さんが止めるけん! 気合ば入れて投げんね」

姫子はなるべく負担をかけないようにと、バックの守備力を強調した。
無理に三振を狙いに行くのではなく、打たせて取る――とにかく四球と長打だけに気を付ければアウトは取れる筈だと言い聞かせるように。

菫「(……とはいえ)」

              /  .:.:.:.:.:    ...................  ` .
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            }::::八:人 i:::::::::|とぅ__:ツ.................`.てつ爪:::::{
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        __.′::::::{::`{  }::::::{、u         u 八:::/\
    i´ ̄    /:/{ ::八:::乂∧::::{个 .   rー~ぅ  .イ::.:.::::′ ハ
    |!     // 人 ::::::\:ド. }:. V \>´.__ . < { .|::.:.::::{  / }
    li     /::′  \:::::::: ヽ从 乂 r` 丁 }乂____V} ::::::::}/ |
    |i    /:::::{斗-  . \::::::::ヽ ≧.厶=\_.ノ'≦ ̄} |:::::::::′  {
    |!  /::::::::|    ` \::.:.:.:\   `} )=  《 |::. :./   .′

    |!. /::::::::八       ヽ:.:.:.:.:∨   .爪\   }':.: ∧   ∧

菫「(……まるで耳に入ってない様子だな、これでは)」

悲しい事に、玄の顔色は既に蒼白。
立て続けて連打を浴び、しかも初回、ノーアウト。
試合開始してからまだ僅かにも関わらず、既に彼女の闘志は風前の灯火であった。

DJ「3番 レフト 津山ぁぁぁぁぁ睦月ぃぃぃぃぃいいい!!」

ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!

横浜応援団「ムッキー!!」「ノーアウト2,3塁だぞ!!」「せめて1点、出来れば2点!欲をかいて3点!!」

やえ「私が打席に立つ前に掃除してもいいんだぞ、津山」

睦月「そこまでの無茶はしないですよ……まあ、狙えればわかりませんが」

そして、打席に立つのは3番打者睦月。
観客たちの声援の後押しを受け、そして4番のやえに声をかけられながら、左打席へ。
軽く二度、三度と素振りをしてから構えを取る。

睦月「うむ……(2,3塁……最低でも外野まで飛ばしたい所。福路さんの足もあるから飛ばせばそれだけで1点だけど……)」

などと計算をしながら、ちらりと玄の様子をうかがってみれば……。

玄「………………」

睦月「(明らかに気圧されてる……まともな投球、出来ないんじゃないかな?)」

無論、だからといって油断が出来る訳ではない。
立て続けにヒットを許したとはいえ、玄の能力が低い訳ではないのだから。
しかし――。

玄「(打たれないようにしなきゃ……打たれないようにしなきゃ……!)」ガクガク

松実玄の【乱調】発動 ランナーを2人出すと発動。その回が終了するまで継続。球威・変化-10

玄が本調子ではないというのもまた、傍目から見ても明らかなものだった。

レフト側守備力合計:20+62+20+15=117
センター側守備力:30+62+60+30=182
ライト側守備力:10+60+20+15=105

↓1 打者選択肢・コンマ判定(引っ張り・流し打ち・センター返し・スクイズ)
↓2 投手側コンマ判定
↓3 打撃結果判定

と思ったが連投なしだっけ 無しなら無効にしてください

>>553
IDも変わってますので、そのまま進行をと思います。あとまぁコンマの事ですので、日常パートの選択肢とかでなければ連取はありかなと思います。

ひとまず一旦ここまでで区切らせていただきます。結果だけ先に張ります。

>◆a4W9d6HAG8bc=低めに玄ちゃん
>睦月:巧打70+コンマ21-読み違い-20=71
>玄:変化40+コンマ03=43

>玄:球威60+(-睦月:長打70-読み違い-20)=10
>ライト方向合計守備力:115

>打撃結果判定:85
>【2点タイムリーツーベース】

【悲報】まだノーアウト
それではお疲れ様でした。

乙ありです。おはようございます。
もう少ししたら再開します。

>◆a4W9d6HAG8bc=低めに玄ちゃん
>睦月:巧打70+コンマ21-読み違い-20=71
>玄:変化40+コンマ03=43

>玄:球威60+(-睦月:長打70-読み違い-20)=10
>ライト方向合計守備力:115

>打撃結果判定:85
>【2点タイムリーツーベース】

バックの守備が言うように――そして、ボールを受けている菫が思うように。
今ここで欲しいのは、ただ1つのアウトである。
そのアウトが取れるのならば最悪犠牲フライでも、内野ゴロの間の1点でも構わない。
ノーアウト2・3塁――まずはアウトを取ってこの回を終わらせる事に重点を置くべきであった。

しかしながら、投げている当の玄からしてみればそうは考えられない。
投手という人種の性格上、1点は仕方ないと割り切れる人物などそう多くは無いのだ。
彼女が打線の事を信じていないという訳ではない。
ただ、1点も与えたくない――無失点で切り抜けたい。
彼女がそう考えるのは何ら不思議ではなく、神経を研ぎ澄まして菫の要求するよう低めにボールを集める。

神経を研ぎ澄ました結果――それは彼女の決して太くない神経を削り取る。
カウントは2-0。
立て続けにボールは1個分外に外れ、打者有利なカウント。
1塁が空いているとはいえ満塁で4番は迎えたくないというその局面。

ビュッ!!

睦月「! うむっ!!」カキィンッ!!

玄「」

玄の球は、甘い――べらぼうに甘い、ベルトの高さのド真ん中の半速球となり。
そろそろ甘い球が来るだろう、と待ち構えていた睦月の会心の当たりを誘うのだった。

ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!

漫「ああもう! なんでこんなポンポコ打たれてるんや!!」ダダダッ

美穂子「よいしょ」フミッ

甘い打球を打ち損じる事もなく、打球は左中間深い場所まで。
急いで漫が落下地点へと向かうも、決して足が速いという訳でもない彼女が間に合う筈もなく。
転々と弾むボールを確認しながら、ゆっくりと3塁ランナーの美穂子がホームイン。

哩「幸先よかね」フミッ

やえ「ナイスランだ、白水」

哩「あんだけ飛ばしてくれれば慌てんでもホームば帰れるけん。 しかしとんでもない飛距離やね」

やえ「ああ……津山も私に負けず劣らず、あれでパワーはあるからなぁ」

続けて、2塁ランナーの哩も悠々とホームイン。
両者をネクストバッターズサークルに入っていたやえがホームで迎える中、
その当の睦月自身は1塁を蹴り2塁へ、ようやくフェンス際、ボールを捕まえた漫が返球をするが――。

ズザァァァァッ!!

2塁塁審「セーフ!」

智葉「くっ……」

睦月「うむっ!!」

漫の返球は中継いらずのストライク返球―― 一直線に2塁へと戻ってくるものの、睦月には力だけでなく足もある。
2塁塁審が手を水平に広げてセーフコールをした所で、観客たちのボルテージは更に高まるのだった。

ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!

DJ「ナァイスバッティング!! 津山ぁぁぁぁぁ睦月ぃぃぃぃぃぃいい!!」プアァーン

横浜応援団「「「Wow Wow Wow 横浜ベイスターズ 燃える星たちよー レッツゴー!!
        Wow Wow Wow 横浜ベイスターズ 夢を追いかけろー!!」」」

横浜応援団「「「ばんざーい! ばんざーい!! ばんざーい!!!」」」

無論、熱狂をしているのは観客席にいるベイスターズファンだけではない。
ベイスターズ側ベンチもまた初回、幸先よく得点をした事に一同喜んでおり、
揃って口々に睦月に対する賞賛の声を上げている。

良子「ベリーグッドですね。 最低でも犠牲フライを……と思っていた場面ですが、これ以上無いバッティングでした。
   やはり津山さんのポテンシャルは高い」

久「これでまだノーアウトなのよね。 ま、取れる間に貰える点は貰っておきましょ」

京太郎「しかし……」

睦月「…………うむっ!」ビシィッ

京太郎「(睦月さんのあのポーズは何なんだろう)」

なお、1番喜んでいるのはタイムリーを打った当の睦月であり。
彼女は前回の試合でも見せた謎の指さしポーズでベンチに指を向けていたという。


De2-0中

玄「は、はうぅ……(いきなり点取られちゃったよぉぉ……しかもまだ、1アウトも取れてない)」グスッ

一方、マウンドにいる玄はといえば案の定放心状態。
まだアウトを1つも取れておらず、それでいて単打長打を織り交ぜられて打たれ既に2失点。
この試合こそは無失点で切り抜けようとしていたのが、初回からのこのザマである。
既に涙目となり意気消沈するのも、無理からぬ事であった。

しかしながら、今度は周囲の選手――内野陣もマウンドには集まらない。
あまり間を置きすぎても、逆効果になるという考えもある。
声をかけすぎる事でプレッシャーになる――玄の性格を考えれば、気負いすぎる可能性が高い。
実際、先ほどはそのせいでという訳ではないが、慎重に行き過ぎてカウントを悪くした所を甘い球を狙われて打たれたのだ。

竜華「玄ちゃんファイトーッ!!」

玄「(次は……次はちゃんと抑えなきゃ……)」

……そもそも、彼女に対して声をかけても、今の状況では聞いてもらえないという事情も多分にあったのだが。
いずれにせよ、彼女がまだマウンドを降りられない。
少なくとも、この回――あと3つのアウトを取るまでは。

DJ「4番 ファースト 小走ぃぃぃぃやぁぁぁぁえぇぇぇぇぇぇ!!」

ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!

やえ「………………」ザッ

そして、1つのアウトも取れないまま――ランナーを得点圏に置いて、4番打者を迎える。

やえ「ふぅ……」グッ

打席に立ち、やえは小さく溜息を吐くとそのまま真向から玄を睨み付け構えを取る。
ここで会ったが百年目――とでも言いたげな眼光だが、対する玄はその気迫に気圧される様子は無い。
――やえの威圧感を前に動じていない、といえば聞こえがいいかもしれない。
しかし、単純に玄の場合は対戦打者に対してまで、神経がまるで回っていない、というだけである。

やえ「(……なんだあの松実の顔は。 闘うという意志すらないんじゃないか)」

玄「………………」グスッ

闘うという意思が無い、という訳ではない。
ただ、彼女の闘志が失われかけているのは事実である。

松実玄の【豆腐メンタル】発動! 失点をする毎に球威・変化-5。最大で-20まで。 現在球威・変化-10。

そんな玄を見て、やえとしては物足りない。
今日の試合、姫子と再び会える事を楽しみにしていた哩と同じほど、やえは玄に対するリベンジに熱く燃えていたのである。
しかしながらその当の玄がこれでは、リベンジも何もあったものではない。

やえ「…………………」

パーパプ パーパラパー パーパプ パーパラパラパー
パーパッパパー パーラパッパラプー パププー パープー

鳴り響く応援歌を聞きながら、やえはグッとバットを握る手に力を込める。
2塁ベース上には睦月。得点圏にはランナー。

やえ「(松実どうこうではない。 ひとまずここは、4番としての責務を果たそう)」

横浜応援団「ここで決める乙女 このチャンスをモノにしろ! 遠く遠く派手に飛ばせ王者の豪砲!!」

小走やえの【ここで決める乙女】発動中 巧打力+20
小走やえの【4番の一振り】発動中 長打力+20
小走やえの【王者の打ち筋】発動可能 任意発動。読みが一致した際、巧打・長打+20。外した場合巧打・長打-20。

レフト側守備力合計:20+62+20+15=117
センター側守備力:30+62+60+30=182
ライト側守備力:10+60+20+15=105

↓1 打者選択肢・コンマ判定(引っ張り・流し打ち・センター返し)【王者の打ち筋】使用時は併記
↓2 投手側コンマ判定
↓3 打撃結果判定

>◆SAyLrMgQVduJ=外にクロチャー
>やえ【王者の打ち筋】失敗 長打・巧打に-20

>やえ:巧打75+コンマ54-読み外し-6(【ノーステップ打法発動】)-20(【王者の打ち筋】失敗)=103
>玄:変化30+コンマ56=86

>玄:球威50+(やえ:長打95-読み外し-20-【王者の打ち筋】失敗-20)=-5

>打撃結果判定:86+5(長打補正)=91
>【タイムリーツーベース】

1足りてギリツーベースに、という所で本当に短いですが一旦ここで区切らせていただきます。
【悲報】試合、終わらない
それではおやすみなさい。

ごめんなさい、今日は更新をお休みさせていただきます。
ここ最近思うように更新が出来ず申し訳ないです。

どうも乙ありです。もう少ししたら再開します。

>◆SAyLrMgQVduJ=外にクロチャー
>やえ【王者の打ち筋】失敗 長打・巧打に-20

>やえ:巧打75+コンマ54-読み外し-6(【ノーステップ打法発動】)-20(【王者の打ち筋】失敗)=103
>玄:変化30+コンマ56=86

>玄:球威50+(やえ:長打95-読み外し-20-【王者の打ち筋】失敗-20)=-5

>打撃結果判定:86+5(長打補正)=91
>【タイムリーツーベース】

やえのバッターボックス。
それは先ほどの睦月の打席をもう一度繰り返したかのような結果になった。
変化球でかわしていこうと、アウトコースに向けて外へのスライダーを投じていく玄。
しかしながら元々のコントロールの悪さに加え、動揺の為に細かい制球が出来る筈もない。
やえはバットをピクリとも動かさないまま、カウントは3-0。

そして、4球目である。

ビュッ!!

菫「(また甘い!)」

やえ「ふんっ!!」ブォンッ!!

カキィイイイイイイイイイイイイイイイインッ!!

玄「ひうぅっ!?」

ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!

セオリーならば、3ボールノーストライクの場面から打つという事はあまり無い。
塁に出る為にも、一球は見るというのが通常である。
しかしながら、良子の積極的にストライクを振っていくという方針。
更には完全に打ち込まれ始めている玄に対して、ここで畳みかけるべきだと判断したやえの考えから、
彼女は思い切り強くそのバットを振りぬいた。

やえ「ぐぬぅ……(お、王者の打ち筋が……)」ダダダッ

なお、打った当の本人であるやえとしては、完全に読み違えてしまった為、
試合開始前散々言っていた『王者の打ち筋』を見せられなかった事に色々と不満を抱いていたもよう。

とはいえ、打った打球は右中間深くを突き破る。

睦月「うむっ!」フミッ

玄「あぁぁ……」

ボールが抜けると同時に、快速を飛ばして睦月は2塁から一気に本塁を陥れる。
これを見て玄がうめき声を上げる背後では、やえが1塁を蹴り、2塁に到達。

ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!

DJ「ナァイスバッティング!! 小走ぃぃぃぃぃぃやえぇぇぇぇぇぇぇええ!!」プァァーン

横浜応援団「これはマシンガン打線!」「勝てる……勝てるんだ!!」

やえ「ふふふ……これぞ4番の仕事といった所だな」

タイムリーツーベース。
更に得点を追加した観客たちからの歓声が上がると、やえはレガースを外しながら不敵に笑みを浮かべるのだった。

やえ「(しかし……やはり、物足りない事には変わりないが)」

De3-0中

玄「(どうしよぉぉ……もう3点も取られちゃったよぉ~!!)」ジワッ

大盛り上がりの横浜サイドとは違い、当然中日サイドの空気は重い。
特に玄に関しては泥沼。投げても投げても打たれる状況において、彼女の気持ちが楽になる筈もない。
一方でバックを守る者たちも、初回からいきなりの3失点。
おまけに未だノーアウトでピンチは続くという局面では表情は暗く――。

智葉「………………」ギロッ

姫子「ひぇっ」

やえ「おうっ!?(辻垣内……なんだこの目。 それだけで人を殺せそうな目をしてるぞ)」

特にショートを守る智葉は眼光鋭く、マウンドで肩を落とす玄を睨み付ける。
隣の姫子や2塁で待機するやえをも威圧するような目力だが……。
幸いとも言うべきか、玄は振り向く事が無かった為に智葉の視線には気づかずに済んだという。

智葉「(7回を3失点をノルマとしたが……既に3失点か。 調子は悪くない筈なんだがな……)」

なお、智葉が険しい表情をしていたのは決して玄1人を責めるつもりで睨んでいた訳ではないもよう。
……傍から見れば、そうとしか見えないが。

智葉「(とはいえ、松実にはまだ投げて貰わなければならない……弘世)」ギロッ

菫「(……苦しい状況だな。 とはいえ、これ以上の失点だけは避けなければならない場面だ。 そんな目で睨まれずともわかっている)」

智葉の視線を、こちらは対面をする形である為に感じていた菫は首を一つだけ縦に振って了承の意を示す。
現状、どう考えてもまともに勝負をしては玄の場合不利にしかならない。
上手く操縦をするどうこうという以前の問題である。

菫「(コントロールがいい悪いの話じゃない。
   腕の振りが明らかに悪くなって球威も変化量も目に見えて悪くなっている。
   完全に委縮している形だ。 ……打ち損じを待つしかない状況、だが)」

DJ「5番 センター 竹井ぃぃぃぃぃ久ぁぁぁぁぁぁ!!」

ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!

久「さーて、それじゃ私もマシンガンに続いちゃおうかしら!」

菫「(竹井のバットコントロールは上手い。 長打力もある。 となれば、だ……)」

………
……


パシッ!!

久「うーん?(急に乱れたって訳でもなさそうだし、弘世さんは全然気にしてない感じね。 ……松実さんはやっぱり涙目だけど)」

玄「うぅぅ……(またランナー出しちゃったよぉぉ……)」

菫「(これでいい。 1塁は空いている。 ノーアウトだが、これで守りやすくもなる)」

菫が久を打者に迎え、要求したボールは全て先ほど同様、外への変化球。
しかも、あえて大きく外すような形での要求だった。
相変わらず玄の制球は悪く、構えた場所に行かない事も多かったが、それでもストライクゾーンにはいかない。
4球続けてのストレートでのフォアボール。

ランナーを再び出した玄は涙目だったが、リードをする菫としては狙い通り。
5番と6番とでは大きく打力に差がある事を見越しての、立ってはいないが敬遠策であった。

DJ「6番 キャッチャー 石戸ぉぉぉぉ霞ぃぃぃぃぃ!!」

ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!

ララララーラーラーラーラーラー ララララー

横浜応援団「「「我らの星横浜 戦え誇りを胸に 我らの星横浜 今こそ攻めまくれ!!」」」

美穂子「あら? 応援団の方々が歌っている歌、いつもの石戸さんの曲と違わないかしら?」

睦月「うむっ!! あれはチャンステーマですね。 押せ押せムードのチャンスの場面で使われる楽曲です。
   ちなみに横浜にはチャンステーマが他にも3曲くらいあります」

美穂子「そ、そうなの……」

哩「(決まった場面でしか使わんのやったらそげに歌もいらんのやなかか?)」

そんなこんなな会話がベンチでされる中、打席に入ったのは霞である。
未だにノーアウトながら、1・2塁。
間違いなくチャンスの場面ではあるのだが……。

霞「(後ろにはもう京太郎くんとザコプロさん達しかいないのよね……)」

菫の予想通り、横浜側の打線は6番以降グッと打力が下がる。
いくら玄が打ち込まれ、完全に自身を見失っている状況といえど、少なくとも彼女の投球が彼らにすら簡単に打たれるとは思えない。

霞「(打てない、とは言わないけれど……確率は5番までの時に比べれば大きく下がる筈。
   だからこそ、出来ればここでもう1点……!)」

玄「…………」

菫「(6・7・8と3人で打ち取れれば上出来だ。 松実、まずは1アウト取っていくぞ……)」スッスッ

玄「…………」コクリ

松実玄の【豆腐メンタル】発動中 現在球威・変化-15
石戸霞の【苦手分野】発動可能 任意発動。守備時スキル撤廃・守備力-30して巧打・長打力+20。一度発動すると試合終了まで継続。

レフト側守備力合計:20+62+20+15=117
センター側守備力:30+62+60+30=182
ライト側守備力:10+60+20+15=105

↓1 打者選択肢・コンマ判定(引っ張り・流し打ち・センター返し)【苦手分野】使用時は併記
↓2 投手側コンマ判定
↓3 打撃結果判定

>◆jE2D84psKg=玄low
>霞:巧打40+コンマ82-読み違い-20=102
>玄:変化25+コンマ94=119

>玄の数値>霞の数値により【アウト】

ようやくクロチャーが1アウト取れた所で、
短いですが、本日も一旦ここで区切らせていただきます。あまり更新できず申し訳ないです。
お疲れ様でした。

どうも乙ありです。桑原がとうとうお立ち台に……1番好きな選手なので感無量です。
ここから去年のような活躍を見せて欲しいですね。

もう少ししたら再開します。

>◆jE2D84psKg=玄low
>霞:巧打50+コンマ82-読み違い-20=112
>玄:変化25+コンマ94=119

>玄の数値>霞の数値により【アウト】

ファーストストライクを狙って行け、という良子の作戦はここまで上手くいっていた。
初球からでも、ボールが先行をしていても、ガンガン行くその積極的なスタイル。
それは不安定な玄の投球を滅多打ちにし、ここまでで3点を挙げるという成果は残していた。
しかしである。

ガギィンッ!!

霞「あっ……」

姫子「おっ……やっと当たり損ねばい」

玄の投じた初球を、同じように霞もまた叩いた。
その作戦自体は、良子の提案したファーストストライクから狙って行けというものの理に敵ってはいる。
敵ってはいるが――必ずしも、それで結果が出るとは限らない。

姫子「よいしょっ」ポスッ

結果は、平凡なセカンドフライ。
初球から積極的に行くという事は、球を上手く見極められる選手にしか適用出来ない戦術でもある。
決して甘くないストライクゾーンのボールを叩いた霞は、少しばかり項垂れながらベンチへと引き下がり。

玄「ふ、ふぅー……」

菫「(ようやく1アウトだ……)」

対するバッテリーはここでようやく一息つくのだった。

おっと忘れてました。

>>600の霞の結果に【攻撃に繋がるリズム】が適用されてませんでしたが、結果は変わらないのでそのまま進行します。

DJ「7番 ピッチャー 須賀ぁぁぁぁ京太郎ぉぉぉぉぉおおおお!!」

ワアアアアアアアアアアアアッ!!!

横浜応援団「なんの、まだまだ1アウト!!」「横浜のエースならジエンゴしてくれないと!!」

京太郎「(簡単に言ってくれるなぁ……)」

そして、ベンチへと戻っていく霞と入れ替わり、打席に向かうのは京太郎。
ピッチャーでありながら、ザコプロよりは打撃能力もあるという事で7番を打つ彼であるが、
かといってあくまでも彼の打撃能力はザコプロに比べればマシ、というレベル。
決して二刀流のあれそれとは違い本職という訳ではない。

京太郎「(でも、最初っからアウトになる気ではいられねーよな!)」

ここで追加点を更に取る事が出来れば、楽になるのは自分である。
当然ながら、彼にも気合は入る。

京太郎「うーっし!!」グッ

菫「(左打席……か。 ……事前情報通り、スイッチヒッターだな)」

玄「1アウト……でもまだ1・2塁……」ブツブツ

菫「(……うまく内野ゴロを打たせたい。ゲッツーを取れれば最良なんだが)」

レフト側守備力合計:20+62+20+15=117
センター側守備力:30+62+60+30=182
ライト側守備力:10+60+20+15=105

↓1 打者選択肢・コンマ判定(引っ張り・流し打ち・センター返し)【苦手分野】使用時は併記
↓2 投手側コンマ判定
↓3 打撃結果判定

おまかせあれ!

カン

流し打ち

ごめんなさい、>>611さん>>612さんのものには選択肢が無いので、>>613さんのものを打者選択肢採用コンマとして使わせてもらいます。
更に↓1↓2で投手側コンマ判定、打撃結果判定もらいます。ややこしくてすみません。

>◆bofbP1QQ9k=インクロ
>京太郎:巧打45+コンマ79-読み違い-20=104
>玄:変化25+コンマ45=70

>玄:球威45+(京太郎:長打35-読み違い-30)=40
>レフト側合計力:147

>打撃結果判定:37
>【シングルヒット】

カァン!!

玄「」

京太郎「っしゃ!!」タタタッ!!

1アウトは取れた。そこまではよかった。
が、相変わらず玄のボールは本調子には程遠い。
とにかくストライクゾーンに置きに行き、打ち損じを待つだけの投法は本当にただ打ち損じを待つだけでしかない。
結果、比較的バッティングが上手いとされる京太郎は上手く逆らわずに逆方向へと打ち返し、レフト前へのクリーンヒット。

3塁コーチャーザコプロ「ストップ! ストップ!!」

やえ「うん? いけないか……」

3塁コーチャーザコプロ「レフト前で小走さんの走力でいけるわけないでしょ!!」

2塁ランナーのやえはそのままホームを狙おうとするも、3塁コーチャーに止められる。
レフト前への単打。
やえどころか、チームでも一、二を争う俊足の持ち主である美穂子や睦月でも本塁を陥れるのは難しい打球だ。
この判断にやえはしぶしぶといった表情で止まるのだが、なんにせよ、チャンスは繋がる。
これで満塁だ。

ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!

横浜応援団「繋がる……繋がるんだ!!」「この回6安打3得点の猛攻」「勝てる……勝てるんだ!!」

横浜応援団「「「中日倒せ!! 絶対勝つぞベイスターズ!!!!」」」

玄「う、うぅ……」

菫「(完全に空気に呑まれてる……)」

打者7人を相手に、被安打6、失点3、球数も嵩んでいるがそれ以上に玄自身の精神的な疲弊もある。
これでまだ初回である。
未だに立ち直るそぶりすら見せない玄に、内心菫は頭を抱えつつ。
それでもミットを叩き、玄の注意を自身へと向ける。

菫「(気後れするな、松実。 下位打線……ここからは相手チームのザコプロさんが相手だ。
   ……ここをピシャリと抑えれば問題は無い)」

ザコプロ「よーし、美味しい所は持って行ってお立ち台はいただきだ!!」

とにかくこれ以上本塁を踏ませない事。
それだけを懸命に考えながら、菫は玄へとサインを送る。
玄もまた、虚ろな目ながらもそのサインを見ると一つ頷き、投球動作に入った。

ザコプロ「(と、口では言ったけど……意表を突くスクイズもありか? 3塁ランナーは小走さんだけど)」チラッ

レフト側守備力合計:20+62+20+15=117
センター側守備力:30+62+60+30=182
ライト側守備力:10+60+20+15=105

↓1 打者選択肢・コンマ判定(引っ張り・流し打ち・センター返し・スクイズ)
↓2 投手側コンマ判定
↓3 打撃結果判定

>◆OpuScJBa7k=ロークロー
>ザコプロ:巧打30+コンマ11-読み違い-30=11
>玄:変化25+コンマ61=86

>投手-打者が30以上、最良の結果
>【ダブルプレー】により【3アウトチェンジ】

投手である京太郎にも打たれたように、現状の玄の調子はすこぶる悪い。
悪いというよりは、エースと呼ぶのも烏滸がましいレベルのひどさである。
ならばこのままズルズルといってしまうのか。

ガギィッ!!

ザコプロ「うげぇっ!!」

姫子「! やたっ!」

そうは問屋が卸さない。二塁手だって見逃さない。
ザコプロが強振をしたボールは、鈍い音を立ててセカンド方向へと転がっていく。
強い打球、抜ければセンター前――という当たりではあったが、これにはなんとセカンドの姫子が上手く追いつき捕球。

姫子「ガイトさん!!」パッ!!

智葉「ああ!(カードが違うなどと言い訳していられるか!!)」パシッ

京太郎「うえぇっ!?(あの当たりをアウトにされるのかよ!?)」

難しい態勢から、グラブトスでセカンドへ。
これを智葉がしっかり捕球しセカンドベースを踏んでアウト、更に智葉はファーストへと転送。

竜華「おっしゃー」パシッ

中日応援団「やっと終わった……」「長く苦しいイニングだった……」

決して足が速い訳ではないザコプロは、ファーストに間に合う筈もなく。
4-6-3のダブルプレー。一度に2つのアウトを取られ、これで3アウトチェンジ。
長い長い、ベイスターズの1回裏の攻撃が終わりを告げるのだった。

ファイティンフォーザヒューチャー

健夜「みんなお疲れ様ー」

智葉「……どうも」

そして、守備を終えてベンチへと引き上げる中日ナイン。
監督である健夜も、実務はまるで出来ないなりに何かをしようとしているのか、
先頭に立って戻ってくる選手たちを迎え入れている。

とはいえ、当然ながら戻ってくる選手たちの表情は芳しくない。
初回から3点差でのビハインド。おまけに玄のメンタルは……。

玄「…………」メソメソ

あからさまに涙目になっており、意気消沈。
闘う覚悟は試合前はあった、しかし、初回から打ち込まれ、その闘志は既に消えかけている。
全国大会――インターハイの際と同じ。
おまかせあれと意気込んで、しかし返り討ちに会いめそめそ泣いていた彼女と同様である。

智葉「(初回は3点で済んだが……これでは……)」

何点取られるか、わかったものではない。と、智葉は内心そう考える。
投げる球は、制球こそ不安定だがわるくは無い。球威に関しては十分過ぎるレベル。
ただ、とにかくメンタルが弱い。

智葉「監督……」

健夜「え? な、なにかな?」

智葉「沢村を一応ブルペン待機させておいてください。 ……早い回から、使うかもしれません」

智紀のスタミナを考えれば、出来れば6回から投げさせたい所である。
しかし、そこまで繋ぐのに玄が点を取られ過ぎては意味がない。
場合によっては、智紀をすぐに登板出来るようにブルペンで準備させるべきだ、と進言する智葉。
それは、理にかなったものかもしれなかった。が――。

健夜「え? ど、どうして? だって、玄ちゃんはエースでしょ?」

智葉「……今の展開、見てなかったんですか?」

健夜「見てたけど……3点だけでしょ?取られたの」

智葉「………………」

健夜「エースはそう簡単に変えちゃ駄目だよ。 だから、玄ちゃんもすぐに変えちゃ駄目」

智葉「(この人は……)」

麻雀におけるエースと、野球におけるエースの役割を勘違いしているのではないか、と内心思う智葉。
麻雀におけるエースとは点をとにかく稼ぐ雀士だが、野球におけるエースとは点を絶対失わないこの人が投げれば必ず勝てると思わせるような投手の事だ。
根本が違う。
違うが、しかし、恐らく健夜はその延長で考えているのだろう。
内心歯噛みをしながらも智葉は二の句を告げず、苛立たしげにベンチへと腰かけるのだった。

ドカッ!!

姫子「ひぇっ……」

ザコプロ「(絶好の畳みかけるチャンスをゲッツーで潰して)すまんな」

ザコプロ「ええんやで」

京太郎「(一応このザコプロさん達は独り芝居をしてる訳じゃなくてそれぞれライトとサード守ってるザコプロさんなんだけど。
     ……わかりづれぇなぁ)」

一方で京太郎たちは、守備につきながら会話をしていた。
ゲッツーを打ったザコプロは落ち込み気味ではあるものの、それでも初回3得点。
幸先よく点を上げられた事は変わりない。

横浜応援団「「「美穂子! 美穂子! 美穂子!!」」」

美穂子「………」ペコリ

ワアアアアアアアアアアアアアア

横浜応援団「「「白水! 白水! 白水!!」」」

哩「ん」ペコッ

ワアアアアアアアアアアアアアア

横浜応援団「「「津山! 津山! 津山!!」」」

睦月「うむっ!!」ペコー

ワアアアアアアアアアアアアアア

横浜応援団「「「小走! 小走! 小走!!」」」

やえ「ふっ」帽子フリフリー

ワアアアアアアアアアアアアアア

なお、その一方で得点に絡んだ選手たちは応援団たちのコールに応えるので必死だったもよう。

霞「……なんにせよ、3点リードとはいえまだ2回よ。 油断はしないようにね京太郎くん」

京太郎「ういす」

そんな一同を見やりながら、京太郎は霞と打ち合わせをする。
3点リード。とはいえ、所詮は3点である。
まだ初回が終わっただけ――試合展開はまだまだわからない。
安心できるような点差ではない……そもそも、どれだけ点差があっても、結果がどうなるかは試合が終わってみなければわからないのだ。

霞の言葉に気を引き締めながら、京太郎はマウンドへと上がり……。

DJ「4番 ファースト 清水谷」

中日応援団「うおおおおおおお竜華ちゃん頼む!!」「強竜魂を感じる名前」「なんとか反撃の狼煙を……」

竜華「さーて、それじゃ玄ちゃんを楽にしたる為に一発いこか!!」

打席にはドラゴンズの主砲――4番、清水谷竜華が入る。
竜の名を持つ、華咲く少女。
ドラゴンズブルーに身を染めた彼女は、打席で一層輝きを見せる。

清水谷竜華の【竜の華】発動 打順の前・後いずれかに中日所属選手カードを持つ選手がいる際発動。長打力+10。
前後どちらもだった際、長打力+20。 ※現在、長打力+20発動。

京太郎「(清水谷さんかぁ……所有カードがブランコってだけで、やっぱ恐ろしさがある。
     ……3番だった辻垣内さんの場合、全盛期ってあんま知らないからなぁ。 とはいえ……)」

霞「…………」ササッ

京太郎「(誰が相手だろうと、打たれる訳にはいかないんだけどさ!)」

レフト側守備力合計:20+85+50+27=182
センター側守備力:35+85+45+55=220
ライト側守備力:25+45+20+27=117

↓1 投手選択肢・コンマ判定(内角攻め・外角攻め・低めに集める・くさいところ・敬遠)
↓2 打者側コンマ判定
↓3 打撃結果判定

>◆AXaOet/OEQ=バックスクリューカ
>京太郎:変化55+コンマ07=62
>竜華:巧打50+コンマ01=51

>【アウト】

1番怖い打者を打ち取った、という所で本日は一旦ここで区切らせていただきます。
長らく更新まともにしてなかったのに沢山のご参加、ありがとうございます。
お疲れ様でした。

申し訳ないですが本日も更新はお休みさせていただきます。

遅く成りましたが
乙です
其れにしてもすこやん
野球におけるエースとは何ぞや!って言うのを知らない筈なのに智葉先生の進言を突っぱねましたね
やっぱり自らのライバル…晴ちゃんの愛弟子たる玄ちゃーに期待して居るんでしょうね

あらー 了解です

ロッテのダフィーすげーな、江越より三振しとるんちゃうんかw

こんばんわ。

>>645
ハルちゃんが先鋒に据えたのがクロチャーですからね。
程ほどに頑張って欲しいなと思います。
>>650-651
精神的にはクソみたいな上司から切り離されたので気持ち楽かなとは思いますが、
慣れないのでやっぱり難しいなとは思いますが、少しずつ慣れていければと思います。
>>652
三振王と言えばDe梶谷……

それではもう少ししたら再開させていただきます。

敵地、横浜スタジアムで迎えた横浜戦
先発自身が初回から3失点、打線は繋がりのかけらも見せない無安打だった。
スタジアムに響くファンの溜息、どこからか聞こえる「今年もBクラスだな」の声
無言で監督に威圧するキャプテンを後目に、この試合から移籍してきた松実玄は独りベンチで泣いていた
元チームで味わったおもちのなさ、おせんべい、貧乳、そして何より真っ平らなチームメイト・・・
それを今このチームでで味わう事は殆ど無かった。
「やっと・・やっとおもちがあるんだ・・・!!」松実玄はおもちに歓喜した
どれくらい経ったろうか、松実玄ははっと目覚めた
どうやらトリップしすぎて眠ってしまったようだ、トリップの頭痛が現実に引き戻した
「やれやれ、帰って身体を休めなきゃ。まだまだ私のおもちヒストリーは終わってないんだ」松実玄は苦笑しながら呟いた
立ち上がって伸びをした時、松実玄はふと気づいた
 
「あれ・・・?ここはQVCマリンフィールド・・・?」
松実玄の目に飛び込んできたのは、空席が目立つ観客席だった
チームに浴びせられる罵声に混じって、マリーンズの応援歌が小さく響いていた
どういうことか分からずに呆然とする松実玄の背中に、聞き覚えのある声が聞こえてきた
「クロちゃん、何を力んどるんや(その目は優しかった)」声の方に振り返った松実玄は目を疑った
「あ・・・愛宕(貧)さん?」「なんですか松実さん、居眠りでもしてたんですか?」
「あ、新道寺の人・・・あなたは準決勝敗退じゃ・・・」「・・・そういう言い方はよくない」
「宮永さん・・・」松実玄は半分パニックになりながらスコアボードを見上げた
1番二:鶴田 2番遊:白水 3番左:愛宕(貧) 4番右:宮永咲 5番三:ネリー 6番一花田 7番中:本内 8番捕:鷺森 9番投:宮永照
暫時、唖然としていた松実玄だったが、全てを理解した時、彼女の心は闇に包まれた
「おもちがない・・・強そうだけどおもちがないんだ・・・・」
監督のすこやんからグラブを受け取るも、ブルペンにも行かず悲嘆にくれる松実玄、その目に光る涙は歓喜の涙とは無縁のものだった・・・
 
翌日、ベンチで冷たくなってる松実玄が発見され、吉村と村田は病院で静かに息を引き取った

>◆AXaOet/OEQ=バックスクリューカ
>京太郎:変化55+コンマ07=62
>竜華:巧打50+コンマ01=51

>【アウト】

ガキィイイイイイイイインッ!!!

京太郎「っ!!!!」

竜華「んー……」

ストレートを中心として配球を続けた京太郎の3球目。
1-2から、高めに浮いた、やや際どいコースのボールを叩いた竜華。
叩くと同時に打球はぐんぐんと伸びあがり、そのままあっさりと外野へと飛んでいくのだが……。

久「よっとっと」ポスッ

京太郎「はぁ……(擦った筈なのにあそこまで飛ぶのか……)」

竜華「(アカンなぁ……擦りはしたけど、中々飛ばすの難しそうやわ)」

センターの久がやや下がって、ほぼ定位置のセンターフライ。
打球音が良かった為に肝を冷やした京太郎はホッと安堵をするのだが、竜華としては不満である。
しかしながら、アウトはアウト。
竜華が打席から姿を消すと同時に、バッターボックスには5番打者が姿を現す。

DJ「5番 センター 上重」

ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!

中日応援団「それでもSUZUさんならなんとかしてくれる……」「一発オナシャス!!」

漫「簡単に言うなぁ……」グッ

右打席に立ちながら、応援団の歓声に溜息を吐く漫。
1番から続く好打順もここで一区切り。
後続はザコプロが控えていて、なおかつ現状ランナー無し。そして漫自身の走力は決して高くは無い。
どう考えても甘い球など来ないような状況である。

漫「(とはいえ……早く点は返したいってのはわかる。 けど……)」

霞「(ここを抑えれば、6,7,8とザコプロさん。 その後も松実さんよ。 後々楽にする為にも……)」

京太郎「(ここを抑えないと、ですね……うしっ!!)」


レフト側守備力合計:20+85+50+27=182
センター側守備力:35+85+45+55=220
ライト側守備力:25+45+20+27=117

↓1 投手選択肢・コンマ判定(内角攻め・外角攻め・低めに集める・くさいところ・敬遠)
↓2 打者側コンマ判定
↓3 打撃結果判定

>◆BjnlbnMRxQ=HIPPARI
>京太郎:変化55+コンマ82=137
>漫:巧打60+コンマ03-(くさいところ読み違い-20)=43
>【アウト】

ズバァァァァァンッ!!!

漫「…………!!」

アァァァァァァアアイイッ!!!!

漫「んがっ……入ってるんかいなー……」

ガックリ、と、目に見えて肩を落とし、恨み言とも取れるその言葉を呟く漫。
ちなみにストライクコールを告げた球審はどこ吹く風だ。
実際、漫が恨み節を呟く程度には今の球のコースは際どい。
カウント2-2から投じられた球は外角一杯のストレート。
外れている――そして、手を出しても凡打になるだろう球を見逃した漫を、責める者はどこにもいないだろう。

漫「なんか私に投げる球だけキツないかあいつ……」

ザコプロ「それだけ漫ちゃんを気にしてるって事だろ。 まぁ任せとけ、ここはこの俺がなんとしても塁に出る!!」

漫「はぁ……(って言ってもザコプロさんやしなぁ……)」

項垂れる漫に代わり、颯爽と打席に現れるのはザコプロである。
割と格好のいい事を言いながらも、しかしながら、実際の彼――というか、彼らの実力はお察し。
それでも、彼らが塁に出る可能性というのは決して0ではない。
打率が1割の選手がいようとも、10打席回れば1回は塁に出る。

その1回が、この場面かもしれないのだ。

ザコプロ「バッチコーイ!!」

京太郎「(さて……しっかりとここを抑えて次の回にもしっかり繋げたい!)」

須賀京太郎の【攻撃に繋がるリズム】発動中 球威・変化+20

霞「………………」

レフト側守備力合計:20+85+50+27=182
センター側守備力:35+85+45+55=220
ライト側守備力:25+45+20+27=117

↓1 投手選択肢・コンマ判定(内角攻め・外角攻め・低めに集める・くさいところ・敬遠)
↓2 打者側コンマ判定
↓3 打撃結果判定

>◆4UOO8C989/s.=#zakoセンター
>京太郎:変化75+コンマ94=169
>ザコプロ:巧打20+64=84

>【アウト】 【3アウトチェンジ】

反撃の芽すらなく、という所で短いですが一旦ここまでです。それではお疲れ様でした。

1日の遅延が2日になり、2日の遅延が3日になり…書いている方も段々プレッシャーを感じて書けなくなり…こうしてスレはエタっていくのだ
あんまり毎日やることにこだわるとしんどくなるから不定期でできる時だけにしたらどうかね、余裕ができたら毎日やる形に戻せば良いのだ

どうも乙ありです。もう少ししたら再開します。

>>674
どうもです。
ただまぁあまり不定期という事にすると私自身が明日でいいやになりそうなので。
基本は毎日でやっていく方でやりたいなと思います。お気遣い感謝です。

>◆4UOO8C989/s.=#zakoセンター
>京太郎:変化75+コンマ94=169
>ザコプロ:巧打20+64=84

>【アウト】 【3アウトチェンジ】

ズドォォンッ!! ブゥンッ!!

アァァァァァイイッ!!!

京太郎「ふぅ……」

しかしながら、大方の予想通り、ザコプロは呆気なく凡退した。
高めに浮いた釣り玉にものの見事に空振りをし、空振り三振。
小さく安堵の溜息を吐きながら、マウンドを降りる。

霞「ナイスピッチング、京太郎くん」

京太郎「霞先輩こそナイスリードです。 初回に3点も取って貰えると気楽に投げれますね」

霞「この回も3人でピシャリだもの。 いいリズムでこの回も攻撃に移れそうだから、もしかしたらまた追加点なんて事もあるかもしれないわね」

京太郎「ははは……まぁ、期待しておきます」

初回から3点のリードを貰えるだけでも十分過ぎるのだが、更にリードを広げるのを期待……となれば欲深すぎる気がしないでもない。
しかしながら、先ほど見せた玄の乱調を考えるに……。

京太郎「(あり得ない話でもないのかな……まあ、こっちとしてはありがたい事なんだけど)」

次の攻撃はラストバッターのザコプロから。
そこで凡退となっても、再び打順は1番に帰って美穂子からである。
追加点を取るというのも、あながち絵空事という訳ではないかと内心思う京太郎であった。

………

竜華「うーん……読みはあっとったんやけどなぁ。 上手くとらえきれんかったわ」

漫「思ったより打席に入ると速く見えますね」

智紀「……最速でも今日は147km。平均にすると142kmしか出てない」

漫「150は出てるんちゃうかって気がしたわ」

智葉「(打ちあぐねているな……まぁ、まだ一巡目。 ここからまだ先は長い……んだが)」

一方で中日側ベンチでは、2回終わって未だにランナーを出さない京太郎について話し合いがなされていた。
まだ2回。
彼女たちにネガティブな意味での危機感や焦りというものは決して無かったが、
さりとて思った以上に京太郎の出来がいいというのは共通の認識である。
次の回は7番ザコプロからという出塁にも期待が持てない打順。
勝負は中盤以降となりそうだが、その点についてはいい。

智葉が問題視しているのは、そこまでこの点差を維持したまま行けるだろうかという不安である。

菫「……よし、行くぞ松実」

玄「は、はい!」

ザコプロとのキャッチボールを終え、菫についてとてとてと走ってマウンドに向かう玄。
先ほどは3失点をしてなおも満塁のピンチを作り、
運よくザコプロが併殺打を打ってくれたものの不安定過ぎる投球をここまで続けている。

智葉「(この点差のまま5回までいってくれればと思うが……)」

ザコプロ「辻垣内さん、グラブッス!!」

智葉「ああ」

ザコプロからグラブを受け取りながら、自身もフィールドへと向かい守備へと赴く智葉。
彼女の不安が的中するかどうかは、玄が立ち直れるか否かにかかっているだろう。

ザコプロ「よーし、9番野手は今のトレンドだからな! ここは俺もいっちょ出塁してやるぞ!!」

そして2回裏、ベイスターズの攻撃。
トップバッターは自身も言ってるように、野手を務めている筈のザコプロ。
常識的に考えれば、投手が打席に入る場合9番を務めるのは大体投手の筈なのであるが、
京太郎の方が打力が高いという事で彼はこの打順を打たされている。
間違っても1番にこの後繋がるという意味で、第二のリーディングヒッターとして起用されている訳ではない。

菫「(先頭がザコプロというのは助かる。 うまくここでアウトを取っておきたい。
   回を跨いで、乱調が上手く消えてくれていればいいんだが……)」

そんなザコプロを横目で見ながら、キャッチャーの菫は考える。
持ってるものはいいはずなのに、豆腐メンタルと乱調癖で全てを台無しにしている玄。
未だに3点を奪われたという負い目は玄から自信を喪失させていたが、
それでも初回、立て続けにヒットを打たれていた時に比べればまだ今の方が落ち着いているように見える。

菫「(この回、3人で切って取れば松実の気持ちも楽になる。 うまく3つ取りたい……)」ススッ

玄「…………」コクン

レフト側守備力合計:20+62+20+15=117
センター側守備力:30+62+60+30=182
ライト側守備力:10+60+20+15=105

↓1 打者選択肢・コンマ判定(引っ張り・流し打ち・センター返し)
↓2 投手側コンマ判定
↓3 打撃結果判定

>◆sta6dsJfOn8H=インにドラゴン
>ザコプロ:巧打30(攻撃に繋がるリズム効果で+10加算済み)+コンマ02=32
>玄:変化35(お任せあれ!+10 ドラゴンシュート+10 豆腐メンタル-15加算済み)+コンマ11=46
>【アウト】

ビュウッ!! グググッ!!

ザコプロ「うぐっ……」ガキィ!!

ポテポテ……

玄「あ! や、やったっ!!」ビュッ!!

竜華「おっとっと」パシッ

菫「(危なっかしい……)」

初回からいきなり点を取られる展開だったとはいえ、玄も決して能力が低い投手という訳ではない。
何度も言われているように、メンタルさえ改善されれば持ってるものはいいのだ。
特に右打者に対して抉りこむようにして突き刺さるシュート――【ドラゴンシュート】の威力は絶大である。

打ち気を誘われたザコプロはあっさりと手を出してしまい、平凡なピッチャーゴロ。
落ち着いていけば余裕でアウトにも関わらず、玄はやや慌てた様子で拾いファーストへと送球。
捕球も危なっかしく、送球もややそれたものの、それでもこれで1アウトである。

玄「えへへ……」

菫「(いずれにしろ、1アウト……先頭を切れたのはよし。 だが……)」

DJ「1番 セカンド 福路ぃぃぃぃ美穂子ぉぉぉぉぉぉおおお!!」

ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!

美穂子「…………」グッ

菫「(再び1番に戻る……ここからが正念場だ)」

スタジアムが大歓声に包まれ、打席に立つのは1番の美穂子。
ある意味で最も横浜らしいカードを持ち、おまけに美人という彼女には既に複数のファンがついており、
スタンドからも背番号7のユニフォームを掲げるファン、彼女の名前が入ったタオルを掲げるファンがちらほら見える。

更に言えば、カードの能力に驕らず――というかカードの能力にあまり頼れず。
それでいて、背番号7のカードとは上手く波長が合うのか、力を完全に引き出せている美穂子。
日ごろの練習の成果かめきめきと実力をつけているとあっては、ファンがつかない筈もない。

この歓声に、思わず玄は狼狽するも、ぷるぷると首を振って精神を集中させようとする。

美穂子「(あの変化球は……確か右打者にしか通用をしない筈。 私から見れば外に少しだけ流れていくボールだものね……。
     それを考えれば球種はある程度絞れるけれど……)」

菫「(福路はミートが上手い。 三振を取ろうとするな……)」ススッ

玄「…………」

レフト側守備力合計:20+62+20+15=117
センター側守備力:30+62+60+30=182
ライト側守備力:10+60+20+15=105

↓1 打者選択肢・コンマ判定(引っ張り・流し打ち・センター返し)
↓2 投手側コンマ判定
↓3 打撃結果判定

>◆fh/DgbvuKzFG=インに玄チャー
>美穂子:巧打80+コンマ25+読み違い-20=85
>玄:変化35+コンマ78=113
>【アウト】 【2アウト】

さっくりと2アウトまでクロチャーが取った所で短いですが一旦区切らせていただきます。
それではお疲れ様でした。

交流戦は幸先のよいスタート。でも他試合を見てるとやっぱりパリーグ怖いですね。
乙ありです。もう少ししたら再開します。

>◆fh/DgbvuKzFG=インに玄チャー
>美穂子:巧打80+コンマ25+読み違い-20=85
>玄:変化35+コンマ78=113
>【アウト】 【2アウト】

グギィンッ!! ポーンッ!!

美穂子「くっ……!」

智葉「よし!」

慎重に、しかし、コースを突きすぎて四球にならないように。
神経を尖らせながら菫が要求をしたボールは、インコースへの速球である。
玄の持つ主な変化球はスライダー、カーブ、チェンジアップ、そして右打者の内角に抉りこむようなシュートの4つ。
この中でも特に自身があるのは1番最後のシュートであるが、左打者には通用をしない。
強いてあげるならばスライダーがなんとか空振りを誘えるかと言える程度だが、はっきり言って二級品である。

だが、投手の基本はストレートである。
京太郎がその直球でぐいぐい押してアウトを積み重ねているように、玄もこの時は全力でストレートを投じた。
ランナーもいないという事で気負いもなかったそれは、美穂子の振り遅れを誘う。

結果、美穂子のバットは差し込まれ、ボールはたかだかと上がり内野フライ。
ショートの智葉が周囲を制して捕球し、2アウトとなる。

玄「はぁぁぁ~……」ホッ

美穂子「(さっきは打てたけど、やはり侮れる投手ではないわね……)」

温厚と言えど、負けず嫌い。
少しだけ苦い表情でベンチへ帰る美穂子であったが、一方で打ち取った筈の玄はそれだけで一仕事終えたかのように溜息を吐いている。

まだ、この回、ベイスターズの攻撃が終わった訳ではないのだが。

DJ「2番 ショート 白水ぅぅぅぅぅ哩ぅぅぅぅぅぅ」

ワアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!

哩「右打者やけん、またインに投げてくっと?」

菫「さてな」

この日、早くも2度目のバッターボックスを迎えたのは哩。
主力選手の殆どが左打者を占めるベイスターズの中で、彼女は貴重な右打者。
そして、玄が得意とする打者も、シュートを効果的に使える右打者である。
哩がそれを警戒するのも当然であり、バッターボックスに入ると同時、彼女は菫にそう投げかけるも、菫の返答はつれない。

哩「(石戸とは違うタイプやね……)」

ささやき戦術も辞さない霞ならば、この場面でも何らかの返答をして混乱させていたかもしれないが、
菫はどうやらそういったタイプではないようである。
気を取り直して哩はバットを握りしめ、マウンドに立つ玄を睨み付ける。

玄「ひぅ……」ビクッ

哩「(……なんでなんもしとらんのに涙目になっとっとやろ?)」

菫「(……2アウトだ、落ち着け松実)」ススッ

玄「…………」コクッ

レフト側守備力合計:20+62+20+15=117
センター側守備力:30+62+60+30=182
ライト側守備力:10+60+20+15=105

↓1 打者選択肢・コンマ判定(引っ張り・流し打ち・センター返し)
↓2 投手側コンマ判定
↓3 打撃結果判定

>◆3laD8YXeHGz8=シュートイン
>哩:巧打65+コンマ77-読み違い-10=132
>玄:変化45+コンマ56=101

>玄:球威65+(-哩:長打35-読み外し-30)=60

>打撃結果判定00 センター側守備判定242
>【ファインプレー発生!】 【3アウトチェンジ】

哩「(ん……! やっぱインば攻めてくっとか!!)」

基本に忠実にセンター返しを、と考えていた哩であったが、やはり積極的に玄はインコースを突いてくる。
とはいえ、やはり大きく外れるボールもあり2-2の並行カウント。
制球に不安のある中で3ボールにはしたくないだろうと、次で決めてくると踏んで哩は思い切りよくバットを振るが……。

カァンッ!!

哩「っ!」

玄「あうぅ!?」バシィッ

哩「(よし、はじいた!)」

最後のボールもやはりインコースへのシュート。
しかしながら上手くピッチャー返しとなり、これに慌てて玄がグラブを伸ばすもボールを止めるには至らない。
むしろ触った分、威力が殺されたそれは転々と転がり、この分ならば内野安打になりそうだと走りながら哩はほくそ笑むのだが……。

姫子「そんまま通してくれっと方が楽やったとに……!」

ガシッ

しかし、これをセカンドの姫子が猛チャージをかけて捕球。
ただし、右手――すなわちグラブを使わず、素手のままで。

姫子「よっ!!」ビュウッ!!

哩「!?」

竜華「おおお~、凄い動き。 プロみたいや」

更にそのまま反転をし、ファーストへと素早く送球。
素手でつかんだ分動作を1つ簡略化し、更に正確で強い送球はファーストでミットを構えていた竜華の元へとピタリと届く。

1塁塁審「アウトォォーッ!!」グッ

哩の足が遅い訳ではない。
ただ、姫子の動作全てが彼女の足の上をいったまでである。
際どいタイミングであったが、審判の判定はアウト。
グッと上げられた握りこぶしを見て、1塁を駆け抜けた哩は茫然とし――逆にマウンドに立つ玄は先ほどの表情を一転、明るいものへと変化させる。

玄「よ、よかったぁぁぁ……! 鶴田さん、ありがとう」ヘニャア

姫子「打たせてけち言うたとやし、こんくらいはせんと。 松実もこれで3者凡退ばい、調子上げてきたとやろ?」

玄「う、うん!」

中日応援団「いいぞ、いいぞ、鶴田! いいぞ、いいぞ、鶴田!!」「初回の立ち上がりからこの2回の投球内容」「うーんこの乱調」

姫子「さ、次ばこっちの攻撃ばい。 気合ば入れてかんと」

智葉「ああ(さて、これで流れがこちらに傾いてくれるといいが……)」

最後のアウトをファインプレーで取った姫子は、感謝する玄に笑顔を見せながら励まし、グラブを合わせながらベンチへと戻っていく。
その背中に中日応援団の声援を浴びて。

哩「(姫子……)」

そんな姫子の背中を見ながら、哩もまたベンチへと戻り始める。

この企画に参加をしたのも、もとはと言えば互いが1人でいても平気でやっていけるようにという願いからである。
哩自身、初戦で敗れこそしたものの、新たにこのチームに引き抜かれ、
そして(日常生活ではポンコツぶりをいかんなく発揮してはいるが)相応に活躍をしている。
何事も無く、無事に、平気でやっていけている。

一方で、姫子もまた、今のプレイを見る限り――プレイだけでなく、その後の周囲への反応を見る限り、
平気でやっている――以上に、上手く馴染めているようであった。
無論、それは前回の合同練習の時にもわかっていた事である。
お互いが望んだ結果でもある。

ただ、哩としては――自身の放った打球が、姫子の手によって阻まれアウトにされる。
その事実が、姫子が活躍して嬉しいような、自身が負けたようで悔しいような、
改めて互いが敵同士であることを実感させられたようで――なんとも複雑な、心境である。

久「どうしたの、哩? ボーッとしちゃって」

哩「ん……いや、なんでもなか」

久「にしても凄いわね、鶴田さん。 あれでしょ、ベアハンドキャッチって言うんでしょ今の?
  グラブ使ってちゃ間に合わないってとっさの判断でよくやるわー」

美穂子「……私も頑張れば!」

京太郎「(久先輩が言ってるからか、それとも同じセカンドだからか珍しく美穂子さんが対抗心燃やしてるけど……。
     多分所持カード的に無理です)」

哩「まぁ……姫子やけん、あれくらいはやってくる。 こっちも気合ば入れて守らんと」

仲間たちに姫子の事を褒められ――やはり、哩の気持ちとしても複雑である。

哩「(今は……敵同士やけんね。 ……私も姫子ば負けんよう、守備でも見せれたらよかとやけど)」

という所で短いですが一旦ここで区切らせていただきます。
それでは。

乙ありです。なんとか今日は勝てて良かった、これで3タテ回避継続中ですね。
もう少ししたら再開します。

京太郎「…………」ポンポン

そして、3回の表。
マウンドに上がった京太郎は手の中で白球を弄びながらバックスクリーンに表示されたスコアを見る。
3-0。
序盤、立て続けの連打で一挙3得点を挙げてくれたとはいえ、先ほどの回では玄の前に三者凡退。
先頭のザコプロはともかく、続く美穂子、哩も打ち取られたのだ。

京太郎「(やっぱそう簡単にはいかないよなぁ……)」

伊達や酔狂で相手チームのエースを務めている訳ではないだろう。
傍から見てもわかる程にメンタルでの弱さが目立つ玄ではあるが、
やはり持っている実力自体は侮れるものではない。

京太郎「(さっきの三凡で調子を上向けられたら厄介だしなぁ……)」

ザッ

DJ「7番 レフト ザコプロくん」

ザコプロ「バッチコーイ!」

京太郎「(なら……俺がここでしっかり抑えて、流れを向こうにやらないようにしないとな)」

バッターボックスに入るザコプロを見やりながら、今一度帽子をかぶりなおし相対する京太郎。
基本的にお調子者の気はあるが、それ相応には奥手で慎重派でもある彼に、
慢心の2文字というものは無いのであった。

………

智葉「……流れが来ればいい、とは言ったが、そういえばこの回は7番からか」

一方、ドラゴンズ側ベンチはといえばやはりあまりムードはよくない。
玄がようやく三者凡退で抑え、その実力を発揮したとはいえ、3点ビハインド。
それだけならばまだいいが、この回は7番からの攻撃。
ザコプロ、ザコプロ、そして本来は投手が打席に入らないパ・リーグに在籍をしていたカードを持つ玄の打席が回る回である。

はっきり言えば、期待が出来ない。

漫「やっぱり厳しいですね……ザコプロさんも色々試してくれてますけど」

智葉「……あまり効果が無さそうだからな」

彼女たちの視線の先では、今、まさにザコプロが打席に入って京太郎に挑んでいた。
当然、格上となる京太郎相手にザコプロも無策ではなく、
バントの構えから京太郎らバッテリーを引っ掻き回すよう――小細工を弄していた。

ただ、問題点があるとすれば京太郎も霞もその行為にあまり慌てていないという点である。

竜華「ザコプロくんファイトー! かっとばせかっとばせザッコプロー!!」

健夜「が、がんばれ~」

唯一、能天気に応援している竜華と応援くらいしかする事が無い健夜だけがベンチの癒しである。

レフト側守備力合計:20+85+50+27=182
センター側守備力:35+85+45+55=220
ライト側守備力:25+45+20+27=117

↓1 投手選択肢・コンマ判定(内角攻め・外角攻め・低めに集める・くさいところ・敬遠)
↓2 打者側コンマ判定
↓3 打撃結果判定

>◆nG.043D0VA=真ん中返し
>京太郎:変化55+コンマ80=135
>ザコプロ:巧打20+コンマ60-読み違い-10=70
>【アウト】

バシィッ!! アァァァァイイッ!!!!

ザコプロ「うえええぇぇぇぇっ!? 今の入ってんのかよ!?」

霞「ナイスボール、京太郎くん!」ビュッ

京太郎「あざっす」パシッ

バントの構えをして揺さぶろうとしていたザコプロだったが、京太郎達はこれに構わず通常通りに攻めた。
例えばこれでザコプロが特別バントの名手だったという事ならば、警戒をしたかもしれない。
絶妙に打球を転がしたバントを一塁側と投手側の間に転がされていたら、やえの守備力を考えれば何かが起こっていたかもしれない。
或いはそうでなくても、ザコプロが足の速い選手だったならば、それだけで警戒をしたくなるだろう。

ただ、残念ながらザコプロは何をとっても平凡な選手であり、京太郎と霞もそれを知っていた。
だからこそ不用意に警戒する事なく、普段通りに攻めたのである。

結果、ザコプロは内角ギリギリいっぱいに決まったボールにバットを引いての見逃しの三振。
仮にバットを合わせていたとしても、うまく転がせていたかもわからないほどにそのボールには威力があった。

DJ「8番 ライト ザコプロくん」

ザコプロ「くくく、6番のザコプロも7番のザコプロも所詮はこの俺の前座でしかない」

全く同じ顔をした8番打者のザコプロが打席に向かう中、ネクストには玄が向かう。

玄「よいしょ……それでは松実玄、いってまいります!!」

慣れないヘルメットをかぶり、バットを片手にベンチを出る玄。
異常に入っているらしい気合を見て、思わず菫が声をかける。

菫「無理にボールに当てようとしなくていいぞ、松実。 相手の須賀は2アウトまで取った後、そのままテンポよく3アウトも取ってくる。
  この中にいる誰でもそう容易くヒット性の当たりは出せない。
  おまけに、球威もとんでもないからな……下手に手に負担をかける訳にはいかんぞ」

玄「えっ……でも、3点差ありますから! やれるだけ、やってきます!」フンス

菫「……ああ、ただ、何度も言うが無理だけはするなよ」

玄「お任せあれっ!!」

レフト側守備力合計:20+85+50+27=182
センター側守備力:35+85+45+55=220
ライト側守備力:25+45+20+27=117

↓1 投手選択肢・コンマ判定(内角攻め・外角攻め・低めに集める・くさいところ・敬遠)
↓2 打者側コンマ判定
↓3 打撃結果判定

>◆obZt3FCa4g=zako内角
>京太郎:変化55+コンマ93=148
>ザコプロ:巧打20+コンマ04-読み違い-30=-6
>【アウト】

ブンッ!! ズバァンッ!! アァァァァァイイイッ!!!

ザコプロ「………………」

京太郎「よし!」

玄「(うわぁ……やっぱり間近で見ると凄い速い……)」

大きな事を言った割には、やはりザコプロは悲しい事にザコプロであった。
あまりにもあっさりと三球三振。
バットにまるで掠りもしないそのボールの威力を見て、思わず玄も息を呑む。

DJ「9番 ピッチャー 松実玄」

玄「でも、頑張らないと……だもんね! よーし、打つぞー!」フンス

京太郎「ふぅ……」

須賀京太郎の【攻撃に繋がるリズム】発動中 球威・変化+20

京太郎「(最後まで気を抜かず、この回も3人で仕留める!)」

レフト側守備力合計:20+85+50+27=182
センター側守備力:35+85+45+55=220
ライト側守備力:25+45+20+27=117

↓1 投手選択肢・コンマ判定(内角攻め・外角攻め・低めに集める・くさいところ・敬遠)
↓2 打者側コンマ判定
↓3 打撃結果判定

>◆tnzV9X3uAFVy=センタークロチャー
>京太郎:変化75+コンマ86=161
>玄:巧打20+コンマ09-読み違い-10=19
>【アウト】 【3アウトチェンジ】

789とあっさり三者凡退、という所で短いですが一旦ここで区切らせていただきます。
それではお付き合いありがとうございました。

楽天相手に勝ち越しとは夢にも思いませんでしたね
もう少ししたら再開します。

>◆tnzV9X3uAFVy=センタークロチャー
>京太郎:変化75+コンマ86=161
>玄:巧打20+コンマ09-読み違い-10=19
>【アウト】 【3アウトチェンジ】

ビュッ!!

玄「えいっ!!」ブーン

ビュッ!!!

玄「やぁっ!!」ブーン

ストンッ

玄「それっ!!」ブーン

アァァァァァイイッ!!!

 .:′:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ:.:.
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:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. 斗:.:. ̄:.:/:.:./ .:.:.:.:.:.:.:イ:.:.:i 丁:.丶:.:.:.:

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:.:.:.:.:.: /|:.:.:.:.:.|γ⌒ヽ           γ⌒ヽレ:.:.:.:.:.:
:.:.:.:.:./:.:|:.:.:.:.:.|弋  丿         弋  丿 |:.:.:.:.:
:.|:.:./:.:.:.|:.:.:.:.:.|   ¨             ¨   |:.:.:.:.:
:.◯:.:./^!:.:.:.:.:.|  、、           、、  :.:.:.:.:
/:.:.{:.‘,|:.:.:.:.:.|      r‐----r         V:.:.:
:.:.:.:i:.:.:.`|:.:.:.:.:.|        {    }      /.:.:.:
:.:Ⅳ:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.|≧:..._    ゝ _.ノ   _. イ:.:.:./:.:.
V:.:.:.:.:.:. ‘,:.:.:.|斗-‐ ≧=‐----‐=≦ 、 :.:.:.|:.:./:.:./:

:.:.:.:.:.:.:.:.:.:∧:.:.:‘,   {: : : :{: : } : : : }   ヽ :.|:/:.:./:.:.

玄「あれ!? もうアウト!?」

京太郎「(打席に立つのに慣れてない……にしても何も考えず振り回し過ぎでしょ……)」

何度も言うように、玄の打者としての能力は高くは無い。
彼女が持つ一場のカードは、選手生活後半DH制を採用していないセ・リーグ球団へと移籍をしてたが、
そこでもイマイチパッとしなかった彼は打席に立つ機会が少なかった。

その程度の打撃能力を持ち、更には気合が空回りする事に定評のある玄である。
素人目から見てもぐちゃぐちゃなバッティングフォームからバットを無暗に振り回すバッティングは、
京太郎のボールを捉える事が出来ず……最後には大きく落ちるフォークを振らされ、三球三振に終わるのだった。

ワアアアアアアアアアアアアッ!!

横浜応援団「3回パーフェクト!」「ノーノーある?」「ノーノーどころか完全試合いけそう」

京太郎「観客の人もポジティブ過ぎる……」

美穂子「でも実際、京太郎くんここまで危なげないから……」

京太郎「いやいや、さっきの回もヒヤリとした打球はありましたし3回抑えたくらいでノーノー意識させられたらたまったもんじゃないですよ」

とぼとぼとベンチに戻る玄の背中を見送りつつ、京太郎もまた内野陣と共に下がる。
そんな京太郎に観客たちからは歓声と期待の声が浴びせられるのだが、京太郎の言う通りまだ3回。
ノーヒットノーラン、完全試合を期待されても……という気持ちになるのも致し方ない事である。

霞「ノーヒットノーランとかはともかく……体力的にはどうかしら? 球数はこの回かなり抑えて投げられたと思うけれど」

京太郎「このペースなら6回までなら問題ないと思います」現在体力50/70

霞「そう。 ……後ろには睦月ちゃんもいるのだもの、配分は考えず飛ばしていきましょう」

京太郎「はい!」

………

DJ「3回裏 ベイスターズの攻撃は 3番 レフト 津山ぁぁぁぁぁ睦月ぃぃぃぃぃ」

ワアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!

睦月「うむっ!」

そして、攻守交代。
この回ベイスターズの攻撃は3番睦月からの好打順である。
ここでなんとしても追加点をと観客からの歓声も一際大きくなり、その声を聞きながら睦月はバッターボックスへ。

睦月「(この回は私が先頭……なんとしても出塁して小走さんや竹井さんに繋げたい……。そして……)」

睦月の【道を切り開け】発動中 巧打力+20

睦月「さっきの打席でツーベースを打って、私の筋肉もエキサイトしている!」

睦月の【道を切り開け】発動中 長打力+20

菫「(……何を言っているんだこいつは)」

鼻息荒く、素振りをして筋肉のエキサイト具合を確認する睦月。
彼女の様子を見て菫は呆れ混じりに嘆息するが、決して侮る事はしない。
睦月の素振りは先ほどの打席に比べ、鋭く速い。
彼女の言っている言葉の意味は理解できないが、少なくとも調子を上げているというのは事実だと判断出来たからである。

菫「(とにかく先頭を切る事だ。 この回を抑えれば、次の私たちの攻撃は1番の鶴田から……。
   いい流れで攻撃に移れるように、まずは1つアウトを取るぞ)」

玄「(お任せあれ!)」

とにもかくにも、ここを抑えないと話にはならない。
既に3点のビハインドを喫している以上、この先のスコアボードに0を並べ続けなければ逆転も難しい。
打者が一巡し、京太郎の投球を見たうえで、
彼から大量点を奪う事は難しいと菫のみならず他の者たちも考えていたのだから。

そんな気持ちを知ってか知らずか、玄は強く首を縦に振る。
先ほどの打席では結果が出せなかったとはいえ、その前をしっかりと三者凡退で抑えられた事で、いくばくかは気持ちも落ち着いたようである。

玄「(これ以上点を取られる訳にはいかないよね……この回も、きっちり抑えるんだ!)」

レフト側守備力合計:20+62+20+15=117
センター側守備力:30+62+60+30=182
ライト側守備力:10+60+20+15=105

↓1 打者選択肢・コンマ判定(引っ張り・流し打ち・センター返し)
↓2 投手側コンマ判定
↓3 打撃結果判定

乙ありです。もう少ししたら再開します。

>◆bofbP1QQ9k=インクロー
>睦月:巧打80(横浜愛・道を切り開け・リズム加算済み)+コンマ89-読み違い-10=159
>玄:変化25+コンマ97=122

>玄:球威55+(睦月:長打90-読み外し-30)=-5
>打撃結果判定69 【シングルヒット】

ガギィンッ!!

睦月「(さっきよりも球威が増してる? 結構球数も投げた筈なのに……)」

菫「(よし……やはりランナーさえ溜まらなければ、松実の球はそう簡単には打たれない)」

先ほどの打席では美穂子、哩と立て続けにヒットを許し、動揺をしていた為に本調子には程遠かった玄。
しかしながら今はランナー無し。
その直球には威力があり、睦月は捉えた筈の当たりを立て続けにファウルにしてしまう。
カウントはノーボール2ストライク。

菫「(今度もインだ。 腕を強く振って投げ込め)」スッ

腕を振るジェスチャーをしながら、強くミットを叩いてサインを出す菫。
これに対して玄もまたコクリと頷くと、3球目を投じるのだが――。

睦月「(またインコース! しまった!!)」

グギィンッ!!

玄「や、やった!」

菫「! (まずい……微妙な!)」

この速球にも睦月は手を出し、しかし当たりそこないのフライとなってセンター方向へと飛んでいく。
これを見て玄はホッと一息つくのだが……その軌道を見て、菫は小さく歯噛みをした。

ポーンッ!!

姫子「くっ……!」

漫「アカン!」

玄「あ、あれ?」

確実に押し込んではいたが、それでも睦月の長打力も筋肉がエキサイトした事により上がっている。
ボールは明らかに打ち取った当たりではあるが、半端な飛距離。
セカンドが下がって取るには後ろ過ぎ、そしてセンターが前に出て取るには前過ぎる。

いわゆる、テキサスヒットとなってセカンドとセンターの間に落下。

睦月「……ラッキーだった(とりあえず出られて良かったけど、ああも厳しく突かれたらやっぱりそうそう打てないなぁ)」

ラッキーなヒットとなった睦月はファーストベース上で苦笑いをするのだが、
一方で打ち取った筈の当たりがヒットになってしまったアンラッキーな玄はガックリと、
それはそれは目に見えて落ち込み肩を落とすのだった。

姫子「す、すまんね。 あいだけ守備ば任せって言うとって取れんで」

玄「あ、いえ! だ、大丈夫!! あとを抑えれば問題無いもんね!」

姫子「ん……今度はしっかり止めるけん、頼むばい」

しかしながら、玄としても姫子たちに当たる訳にはいかない。
申し訳なさそうにしてマウンドに駆け寄ってくる姫子を相手に笑みを浮かべるのだが……。

玄「はぁぁ……」

菫「(どこからどう見ても空元気だ……というかそういう態度を表に出すなとあれほど言ったのに……)」

不運と思っていてもやりきれない、そんな表情の玄を見て菫も溜息を吐きたくなるが、気を引き締める。

ザッ

やえ「ずいぶんと湿気た顔をするようになったな松実は……」

菫「(言ってくれる……しかし、ここで4番の小走か……)」

今日の試合でもタイムリー、前回の試合ではホームランも放っているベイスターズ不動の4番やえ。
ランナーのいる場面で迎えたくない打者。
出来れば勝負は避けたいが、ここで歩かせる訳にもいかない。
玄の精神的にも、そして戦術的にも無しである。

やえ「そろそろ引導を渡してやろう。 5点も差が開けば諦めもつくだろう」

菫「(減らない口だが、相手にする事は無い。 ……しかし、5点? 一発狙いのつもりか?
   いや、いや……相手にするな。 私が動揺してどうする)」

玄「………………」

菫「(松実がああな以上、私が冷静にならなければ……。 ……よし)」

やえの軽口に惑わされないように、と気合を込め直し、サインを送る菫。
玄は少しだけ目を泳がせた後、一つ頷いた。
彼女がやえの方を見ようとしなかったのは、意識的だったのか無意識だったのか、本人にもわかっていない。
ただ1つ言える事は、この状況、やはり玄はやえの事を恐れていたという事だけである。

レフト側守備力合計:20+62+20+15=117
センター側守備力:30+62+60+30=182
ライト側守備力:10+60+20+15=105

↓1 打者選択肢・コンマ判定(引っ張り・流し打ち・センター返し)
↓2 投手側コンマ判定
↓3 打撃結果判定

>◆DmzO5Qz43c=徹底にイン
>やえ:巧打55+コンマ82-読み外し-14(ノーステップ効果)=123
>玄:変化25+コンマ17=42

>玄:球威55+(やえ:長打75-読み外し-30)=10
>打撃結果判定73 【ツーベースヒット】

ズバァンッ!!

やえ「………………」

菫「(振ってこない……何を待っている?)」

ここまで菫が要求したボールは、打ち気を誘ってのストライクからボールになる変化球、
構えたのはボールだったが逆玉が上手くインコースに決まった形のストレート、
そしてインハイ高めへのストレートの3つである。
いずれもやえはバットを振らず、最後の球は胸元への速球だったにも関わらず軽く避ける動作を見せるだけ。
驚いた様子もなければ怖気づいた様子も無い。

菫「(少しは臆してくれた方がやりやすいのだが……低めも見逃し、インコースにも手を出さない。
   ならば外か? ……松実、もう一球。 今度はゾーンに入れる)」

玄「(インコース高め……大丈夫、かなぁ。 小走さんのパワーだったら、持ってかれるんじゃ……)」

やえの読みに当たりをつけた菫は、もう一度インコースへのボールを要求。
これに玄は不安を抱きながらも、やはり首を振る事はなくその腕を振り一球を投じるのだが……。

ビュッ!!

玄「あっ」

菫「!?」

やえ「ふっ……!!」

ブゥンンッ!!

ガキィイイイイイイイイイイイイイイイイイイインッ!!!!

ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!

玄「あ、あ、ああっ!!」

菫「(失投だ! よりにもよって外角に甘いボールを!!)」

菫の配球に疑問を持ち、腕がいつもより振れていなかったのかもしれない。
やえの絶対的な自信を前にして委縮をし、いつもより制球が甘くなってしまったのかもしれない。

過程はわからないし、今論ずる事ではない。
今あるのは、結果。
玄の投じた一球はやえの狙いすました外角の甘い半速球。
打ち頃のそれをやえが見逃す筈もなく、思い切りスイングしたバットは的確にボールを捉えてレフト方向へ。

ドンッ!!

ザコプロ「うおっ!?」

智葉「ザコプロ、早くしろ!」

ザコプロ「は、はい!!」

不幸中の幸いとしてスタンドに入るには飛距離が足りなかったが、それでもフェンス直撃。
クッションボールを拾ったザコプロは慌てて中継に入った智葉へと送球し……。

3塁コーチャーザコプロ「津山さんストップストップ!」

睦月「う、うむ!」

思ったより処理にもたつかなかった為か、ファーストランナーの睦月は3塁ストップ。
まだ、点は入ってない。入っていないが……。
誰がどう見ても、ベイスターズの得点チャンス。そして、ドラゴンズにとって……玄にとってのピンチであった。

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………

佳織「わー、津山さん凄く速い! 今のって帰れなかったのかなぁ?」

泉「レフト方向への打球ですし、難しいんちゃいます? 止めて正解やと思いますよ、無理する場面やないし。
  でも……こらもう1点、2点は覚悟せんとアカン展開やなぁドラゴンズ側は」

誠子「5点差になると厳しいね。 今日も須賀くんは絶好調みたいだから」

一方、この試合を観戦していた前回京太郎達が対戦をした3人組。
彼女たちはこの展開を見て各々感想を言い合いつつ、しかし1つの結論を出しつつあった。
ここまでの試合展開、そしてこの局面を見てもやはりベイスターズが優勢。
既に3点ビハインドの中、ドラゴンズ側は更なるピンチを迎えている。
玄の調子を見ても、ここを無失点で切り抜けるというのはあまりにも厳しい。

誠子「後ろには竹井さんがいるし、石戸さん須賀くんと続いていく。
   ……後者2人はクリーンナップよりはくみし易い相手かもしれないけど、
   それでもザコプロさん達よりは厳しい相手だし」

泉「何より竹井さんに犠牲フライすら打たせへんってのも難しいですね」

佳織「よくわからないけど、1塁が空いてるから歩かせちゃうのは駄目なのかなぁ?」

誠子・泉「「松実さんのコントロールで満塁とか自殺行為」」

佳織「そ、そうなんだ……」

誠子「(それにしても……一場、だっけ……)」

マウンドで項垂れる玄を見ながら、玄のカードを思い出す誠子。
彼女自身、玄のカードを見たり聞いたりした訳ではないが、背番号と投球フォーム。
そしてあまりのピリッとしない感じを見て、大よその予想はつけていた。

誠子「(よりにもよってというか、酷いカードを引いたな……松実さんも。
    ……まぁ、カードの性能を引き出せてなかった私が言えた義理じゃないけど)」

基本的に、今、出場をしている選手たち――ザコプロ以外の選手たちの能力は所持カードで決まる。
無論、練習をする事で更に力を伸ばす事はあるが、基本はカードの力だ。
カードは才能。練習は努力である。
誠子のように大当たりを引けてもカードの能力を引き出すには至らない可能性――。
もとい、【スランプ】という大外れスキルの能力を大きく引き出してしまう可能性もあるのだが、
それにしても玄の引いたカードは酷い、と誠子は思っていた。

何せ一場靖弘である。

色々と入団時に問題があり、その上で入団後も結果を出せずトレードに出され、その先でも結局芽が出ず。
ドラフト1位、未来のエースと期待されておきながら引退をした投手。

誠子「(私たちが引いたカードも、ある意味では共通点があるカードの筈なんだけど……)」

久ならば悪球打ちの名手、金城。悪待ちという特徴を持つ久にはうってつけ。
哩ならば姫子ありきで抜群のコンビネーションを持つ井端。
未完の大器と言われ、才能に関しては疑う余地のない大田のカードは、やはり初心者ながらも豪運を持つ佳織。
そして……あまり言えた事ではないが、ビッグマウスぶりとその結果の伴わなさから斎藤のカードは泉に。
誠子についても、恐らくは【スランプ】という所から小笠原のカードを引いたのだろう。

誠子「(そこを行くと、松実さんは期待されても結果が出せない永遠のエース候補って事かな?
    ……酷い話だけど)」

泉「……誰もマウンド集まりませんね」

誠子「下手に声かけると、余計プレッシャー与えるかも……って事なんじゃないかな。
   見るからに動揺してるし、さっき1回の攻防でも集まった後に速攻で打たれてたし」

泉「ピッチャーは結局、最後に頼れるのは自分だけですからねぇ……」

誠子「うん」

誠子「(気持ち的には、この場面は松実さんを応援したいかな……でも……やっぱり、このままだと厳しいだろうな)」

玄「あぁうぅ……」オドオド

久「なんか悪い事してる気分になってきたわね~」ニコッ

菫「(笑顔で言う事じゃないだろうに……松実も……)」

そして、打席に入るのは久。
この絶好のチャンスで打席が回ってきた彼女は、それはそれは満面の笑みを浮かべており、
菫はそんな久の様子と玄の様子を交互に見て歯噛みをする。

菫「(ランナー2・3塁、ノーアウト、5番の竹井……)」

玄「う、うぅ……」

菫「(これで動揺しない松実じゃないか……)」

松実玄の【乱調】発動 ランナーを2人出すと発動。その回が終了するまで継続。球威・変化-10

菫「(……竹井さえ打ち取れば、後はまだやりやすい。 とにかく1アウト取るぞ……)」スッスッ

玄「(お姉ちゃんどうしよう……私、また点取られちゃうよ……!)」

レフト側守備力合計:20+62+20+15=117
センター側守備力:30+62+60+30=182
ライト側守備力:10+60+20+15=105

↓1 打者選択肢・コンマ判定(引っ張り・流し打ち・センター返し)
↓2 投手側コンマ判定
↓3 打撃結果判定

>◆pm1SmnSF6s=弱気に低め
>久:巧打65+コンマ96=161
>玄:変化15+コンマ77=92

>玄:球威35-(久:長打55)=-20
>打撃結果判定20+20=40 【タイムリーヒット】!

マシンガンでクロチャー粉砕という所で、短いですが一旦区切らせていただきます。
それでは。

本日も更新はお休みさせていただきます。
明日はできると思いますのでよろしくお願いします。

乙ありです。遅くなりましたがもう少ししたら更新再開します。

>◆pm1SmnSF6s=弱気に低め
>久:巧打65+コンマ96=161
>玄:変化15+コンマ77=92

>玄:球威35-(久:長打55)=-20
>打撃結果判定20+20=40 【タイムリーヒット】!

菫「…………」

玄「…………」フルフル

久「(んー? 何投げてくるつもりかしら)」

打席に入り、久が構えると同時に――久からは見えないが、菫は玄へとサインを送る。
久の記憶の限りでは、基本的に玄はこの試合中首を振らない。
それが菫に対する信頼なのか、それとも単に思考停止で投げているだけかはわからぬが、
ともかく、これだけ玄が首を振るというのはこの試合初めての事だった。

状況が状況なだけに、玄が慎重になるというのもわかる話ではあるが――。

久「(普通なら、ここは松実さんが一番自信のある球を投げたがるってトコロなんでしょうけど)」

ピンチを抑えたい投手側の心理としては、やはり得意なボールで勝負をしたい筈である。
そして、玄の得意なボールといえばやはりストレート――それを生かすのはインコースへの抉るような際どい球である。
右投手が相手という事もあり、左打席に入っている久は右打席の時に比べてそうパワーが活かせる訳ではない。
ならばこそ、力で押し込むようにして1つアウトを取りたいと考えるのもうなずける、頷けるのだが……。

玄「…………」フルフル

久「(インコースで勝負しますって顔してないわよね……)」

玄「…………」コクッ

久「(ふーん……。 ……さて)」

菫「(1点は覚悟しなければならない場面……最悪ゴロを打たせようにも、
   竹井はあのツモのような叩きつけるバッティングを得意としている……ゴロの間に1点はしょうがない。
   だからこそ、インコースを突いてしまいたかったんだが……)」

玄「…………」

久の予想は当たっていた。
菫の要求したボールは、詰まらせる事を目的としたインコースへのストレート。
しかしながら玄はそのボールを頑なに投げる事を拒否した。
何故か。コントロールに悪い彼女の場合、このメンタルがあまりにも不安定な状況では最悪死球を与えて無死満塁にしてしまう危険性もある。
或いはインコースへのボールが甘く入れば、この狭い球場。簡単にスタンドへと運ばれかねない。
自分の制球にも球威にも自信が無い彼女は、インコースへと投げる事を拒んだ。

玄「(落ちる球で空振り……大丈夫、大丈夫! うまく引っかけさせればゴロだし……仮にヒットを打たれても、長打にはならない!)」

そして選んだボールは、落ちる球での空振り狙い。
玄はなけなしの勇気を胸に、投球フォームに入る。
その、初球であった。

久「残念ね……」

スッ!

玄「えっ!?」

カキィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイインッ!!

                             ,从  , 从
           __            _, /圭7 /圭7 _ -‐' ニニ≧==ー――  ―  ー= ニ 三

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  { .V ./,ノ / 、_ __       7圭圭7 ̄             . : ../: . : . : /: . :., ' : . : . : . : . : ./}: . : . : . : .ヘ',
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  ',    ノ    ィf壬圭圭≫'””´   _    \      7/: . : . : ., : . : /: . :>'"  '"´  ノ}: ./}: . : ..} .ii
  ヘ   〈ニ=-  >‐'””´ー ン´  , .':´. : . : . :`..‐-\__  _,ノ: . : . ノ: .ノ: . : . :./__`` 、     ノム !: . :.リ i!
.      、ー=‐ __,,> ´   /-‐ '' ‐- 、: . : . : . : . : . ヘヘ-‐'": . : . : .ノ{/ ィ芳㍉、     '"´  ノ: . :.,  ノ
   ∧   \ ̄ _ __     ノ'´     「 ̄>、ニニ : . : .ィノノ : . : .:_,/: .{ ‘ .乂,ュ;ノ`   ,ィf苅゙ア: . :./
    ∧       辷=―        i:;ii:;:;:;:;:;:;:;:;>‐- 、 \: . : . : . : 〈 i!     ´     ゞ-’イ: . ,   「その低い落ちる球……私が1番大好きな球なのよ」
ヘ  ヘ ∧へ、   ニ=-` ‐- /二、 ‐- ヘ:ii:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:\ ` ー '' } }         ,   /: ../
    ヽ. \ ` ̄   ― ‐‐    ヽ  ヽ  ̄ ⌒ ー≦、⌒ヽ‐-\   _,'ヘ   、_      ノ: . ,
  \   ヽ  、     ニ=―    :}   }       ヘ  マ:;:;:;:; ̄´:ムノ   \   ー ’  イ: .>
\.  \ ヽ   >  ,_        ::i   i!        ヘ  マ:;:;:;:;:;:;:;:;:;ム    ` - <:.ヾr ´
\\  へ  、     >  ,_   ..:::i!   }     ',      マ:;:;:;:;:;:;:;:;:;:ム   / ̄: . : . /‐-、
   ヾ、    >、       ヽ ‐-::{  .リ      ヘ   ',  乂:;:;:;>--゙: . ‐:.'"´: ..:./:;:;:;;ii:}`ヽ
           ` =―'    ヘ    }  ノ   _  ヘ  }    /--''''アォ,ー--‐'";:;:;:;:;:;:;ii:}  Y
                      \_ノ_,ィ‐-、    ヽ ヽ ,'   /'´ \:;:;:;:;:;:;:ムー-7:;:;:;:;:;:;:;リ   }
                           > 、    ノ /      \:;:;:;:;:;ム  i!:;:;:;:;:;:/}   ヽ

玄の落ちるボールが、決して一線級のボールという訳ではなかったというのもある。
だが、仮に一流投手のフォークボールだったとしても、久のバットに空を切らせるのは至難の業。
左打席の久は、落ちるボールにはめっぽう強い。

初球、正に読み通りだった配球に久は迷う事なくバットを出した。
掬い上げるように、しかしフライにはならぬよう絶妙な角度で。
走りながら久が打球の行方を見てみれば、ボールは綺麗な弧を描いてセンター前へ。

ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!

玄「あ……」ヘタッ

その打球の行方を、同じく見ていた玄はその場に力無くしゃがみこみ。
急いでセンターの漫が跳ねるボールを拾っても時既に遅し。
3塁ランナーの睦月は見事に生還、2塁ランナーのやえは流石に帰れず――それでも3塁へ。

横浜応援団「いいぞ!いいぞ!竹井!!」「勝てる……勝てるんだ……!」「これはハマの龍神」

久「ふふふ、ま、ざっとこんなものね!」

タイムリーを放った久は1塁ベース上で満足げに笑みを浮かべ。

睦月「あの変態打ち……あれは間違いなく金城そのもの……」

ホームベースを踏んだ睦月は追加点に喜びながらも、久のバッティングに恍惚の溜息を吐き。

やえ「(……麻雀と野球、競技が違うとはいえ、あまりにも脆いな松実。 ……合同練習の際の意気込みはどうしたんだ)」

3塁ベース上のやえは、複雑な表情で玄へと視線を向ける。

玄は未だに立ち上がる様子すら見せなかった。

………

健夜「あれ? これってもしかして凄くピンチなのかな?」

智紀「もしかしなくても大ピンチ」

そして、ドラゴンズ側ベンチ。
一部始終をここで見守っていたのは、リリーフ投手の智紀と監督である健夜。そして多数のザコプロさん達。
相変わらず健夜としては今がどれくらいのピンチなのか具体的にわかってはいなかったのだが、
それでも場の雰囲気やら得点の状況から割と大変である、という事だけは想像がついた。

智紀「……準備する? 今からだと、もう少し松実さんには耐えてもらわないといけないけど」

健夜「だ、駄目だよ! 沢村さんは体力無いから、早くても6回からの予定でしょ。 まだ3回だよ!」

智紀「でもこのままだとどう考えてもゲームはぶち壊し。というか今でも壊れかけ寸前」

3回裏で4点ビハインド。なおもノーアウト1・3塁。
おまけに玄は立ち直る気配すらないというおまけつきである。
ここから相手の打順は下位に向かっていくとはいえ、今の玄ではポコポコ打たれかねない。
体力的に厳しくても、智紀がここから投げるというのも致し方ない戦術ではある。

健夜「それでもエースは松実さんって言ったんだから、変えちゃ駄目だよ……。
   でもどうしたんだろう、本当に急に打たれるね。 気持ちを落ち着けたい所だけど……」

智紀「……一旦落ち着ける為にこういう場面だと投手コーチがマウンドに行くらしいけど、うちにはいない」

健夜「うん?」

智紀「……監督、行ってきます?」

健夜「え? 私? 行っていいの?」

智紀「別に監督がマウンドに激を飛ばしに行くのは禁止されてないから平気」

健夜「そうなんだ。 よし! それじゃあ監督らしい事してくるよ!」

健夜「みんな~!」タタタッ

姫子「あっ、監督……って(なんでこの人笑顔やと?)」

ようやく監督らしい事が出来る、とこの状況には相応しくない表情でマウンドへと向かう健夜。
既にその場には内野陣が集まっており、中心には玄がいるのだが……。

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            |Λ:: |l:::::::::: l|     \:Г _____ノ―-=ミ|].::::::::::|l:::::.  「うぅぅ……おねえちゃあ~ん……」
              八 Ⅵl::::::::::八抖芋ぅ  /   /     ヽ:::::::::|!!:::::.
                   |八ハ八Λ////// /_____|. .   \___ノ\::: |||::::::.
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              从 |::::::::::::::: 个o。  `⌒′  Jl{: :  .:    V:::::::::::.
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             /:/{ |::::::::::::::::: |l:::::::: : /〉}__厂 /: : \/.      --=ミ:.
            {Λ{ |::::::::::::::::: |l:::::::: /,仏{⌒ヽ::::::::::: /:        V    \
.              丿    |::::::::::::::厂 ̄ Λ:|  /:Λ___/!: :       V  . . ハ
               /|:::::::::::/  | ̄ ̄\/ ̄ ̄ ̄ ̄|: :.         V⌒ : : :|

健夜「うわっ!?」

玄は、相変わらずその場に座り込んで立てず。
おまけにボロボロと大粒の涙を零していた。
思わず健夜が驚きの声をあげたのも、無理からぬ事である。

健夜「あわわわ……ど、どうしたの松実さん。 お腹空いた?」

菫「どうしてそこでお腹が空いたという発想が出てくるんですか……」

姫子「松実、いい加減泣きやまんと……」

玄「でも、でも……みんなの点、いっぱい取られちゃったよぉ……」

玄の脳裏にフラッシュバックするのは、やはり麻雀の全国大会の時の事である。
お任せあれ!と意気込んで臨んだはいいものの、点をムシャムシャと毟り取られた準決勝。
決勝はまだマシだったものの、それでもなすすべが無かったのは事実。
阿知賀の先鋒――エースとして一番手で挑んだにも関わらず、出来たのは足を引っ張る事だけ。
その事実は彼女の中でもトラウマであり、そして今また、その際と同じことをやってのけている。
エースとして先発を任されても、大量点を取られ、足を引っ張る。何も変わっていない。

智葉「……監督、やはりもう変えましょう」

健夜「ええ!? だ、だから駄目だよ。 沢村さんの体力が持たないでしょ」

智葉「それでもこのまま松実を投げさせるよりはいいでしょう。 ……もうマトモに投げられるような精神状態じゃない」

事実、今の玄がマトモに投球を続けられるかどうか――。
智葉だけでなく、周囲の者たちも薄々それは感じていた。

健夜「でも……やっぱり、松実さんに長い回投げて貰った方が勝てると思うんだけどなぁ」

菫「……松実、まだ投げられるか?」

玄「ぐすっ……。 ……でも、私が投げてもまた点入れられちゃいます」

玄自身の口からも、事実上これ以上は投げられないという言葉も出てくる。

玄「どこに投げても打たれる気しかしないし、何を投げても駄目なんじゃないかって……もうどうしたらいいかわかんないよぉ」ポロッ

竜華「ああ玄ちゃん、また泣いてる! ほらこれで拭き」

健夜「うーん……」

竜華からハンカチを受け取り、目元をぬぐう玄を見て健夜も唸る。
彼女の中では、玄を下すつもりは毛頭ない。毛頭ないが、本人にやる気が無いのならば無理強いも出来ない。
なんとかやる気を引き出せないだろうか、と頭を捻るもそんな妙案が思い浮かぶ訳もない。
小鍛治健夜。基本的には常識人枠ではあるが、ポンコツ気味で口も上手い訳ではない。
ただ、それでもなんとか励まそうと言葉を口にする。

健夜「でもまだ、松実さん全力出してないでしょ? もっとこう、ガーッとやっちゃおう!」

菫「は?」

智葉「は?」

健夜「……あれ?」

菫「……4点取られて全力で無いって、どういう事ですか。 松実が手を抜いてるとでも?」

智葉「どこからどう見ても、全力投球ですよ……」

そして、健夜の発言は菫らによって速攻で否定をされた。
当然と言えば当然である。
先ほどの場面はこれ以上点を絶対に与えてはならないという重要な場面。
あそこで全力を出さない――すなわち、手を抜く訳もないのだから。
むしろ隠していた力があるというのならば、菫も智葉も喜んで玄を続投させていただろう。

何いってんだこいつ的な視線を向けてくる菫達に、健夜は居心地悪そうに視線を泳がせるのだが……。

健夜「だ、だってその……松実さん、打たれてすぐに蹲ったでしょ?」

智葉「……それが?」

健夜「いやその、私、あんまり野球詳しくないけど……打たれた時も、投手って……色々カバーとかに走らないといけないんじゃなかったかなー……って」

玄「……ふぇ?」

健夜の言う通り、投手はヒットを打たれた後もカバーに走る必要性がある。
このカバーリングを怠る事で、失点の機会を増やしてしまうというケースも少なくない。
先ほどのタイムリーヒットで言うならば、バックホームの際、暴投となって捕手が捕球が出来ない可能性も考えて、
捕手の後方に走り送球がそれた場合でも素早く態勢を整える為のカバーリングを投手はする必要がある。

しかしながら、当然、玄は座り込んでいた為にそのカバーが出来ていない。

健夜「どうしてマウンドに蹲ったの?」

玄「それは……だって、私、打たれて……」

玄としては、健夜の問いかけは予想外の言葉である。
打たれた事を詰られるのならわかる、或いは励ましてもう一度投げるようにとするのもわかる。
ただ、健夜は純粋にどうしてあの時カバーに行けなかったのか――何故蹲ったのかを聞いているのだ。

健夜「まだプレーが続いてたし、試合も続いてるんだから……自分のする事は、ちゃんとしないと駄目だよ」

打たれるのは仕方ない。ただ、その後の動作に健夜としては不満がある。
先に言っていた、『全力ではない』というのは、つまりはそういう事である。
そして、そうさせたのは、玄の心の中にある『甘え』に他ならない。

健夜「あそこでマウンドに蹲っちゃ駄目だよ」

健夜に言われた、蹲った事で出来なかった事を理解し、玄の頭は徐々に冷え始めていた。
無論、あそこでカバーに行っていた事で何かが変わった訳ではない。
どう考えてもタイムリーには変わりはないし、漫も悪送球をした訳ではないのだから問題は無い。
問題は無いが、しかし、やはりそれは玄の怠慢で、甘えである。

玄「はい……」

健夜「マウンドには、まだ立てる?」

玄「………………でも、また打たれたら」

竜華「クロちゃん、何を力んでるんや」

玄「清水谷さん……」

それでもやはり、尻込みする玄に横から声をかけたのは竜華である。
この2人、元々偶然にも全国大会前に知り合ったという経緯からか、はたまたやや天然気味な性格が合うのか、仲がいい。
そんな竜華は、玄を慰めるように声をかけた。
その目は優しかった。

竜華「5点でも10点でも取られたら、うちが取り返したる!
   うちらの本拠地と違ってこれだけ狭い球場やからな、バンバン打ったるで!
   やから、点取られる事気にせんと、ブンブン投げたらええ」

玄「…………」

姫子「打たれても、私が取るけん……って、これ何度も言うちょるね。
   でも、ほんとそんつもりやけん、気負わんと投げんね」

智葉「……お前がまだ投げるつもりなら、私は何も言わん。 惰性でなく、意志を持って投げるならな。
   ここまで私たちもノーヒットに抑えられているんだ、大きな事は言えん」

竜華の言葉に呼応するように、姫子、智葉も声をかける。
交代をさせるよう進言をした智葉も、本音を言えば玄がここから抑えられる――その兆しがあるのならば、続投をさせたい。
メンタル面だけが課題の玄。そこさえ改善されれば、まだまだこの先戦える筈なのだから。

菫「……どうする、松実」

玄「弘世さん」

そして、バッテリーを組む菫が最後に声をかける。
その表情は相変わらず険しいものだったが、それでも先の一回戦から玄と共に戦ってきた戦友だ。

菫「4点ビハインド、ノーアウト1・3塁。
  続く打者はザコプロではなく石戸だ、クリーンナップに比べれば劣るが、それでも組し易いとは言い難い」

玄「………………」

健夜「ここでマウンドを降りちゃ駄目だよ、最後まで、試合が終わるまで、あきらめちゃ駄目だよ……えっと……」

健夜「クロちゃん!」

玄「………………」

玄「…………」ゴシゴシ

健夜にそうハッパをかけられ、玄はもう一度目元をぬぐうと、ようやく立ち上がった。
ハンカチを竜華へと返すと、菫から白球を受け取る。

玄「(阿知賀の皆はここにはいない……お姉ちゃんもいない……でも……)」

まだ、期待をかけてくれる仲間がいる。
まだ、見捨てない女房役がいる。
まだ、甘さを喝破してくれる指導者がいる。

それは阿知賀の者たちとは違う、しかし、ここで出来た新たな絆でもある。

玄「(阿知賀の皆と一旦お別れをして……でも、こうして皆と出会えた。
   これ以上迷惑をかけたくない、だからここで降りるのも、って、思ってたけど……)」

ぐっ、と手の中の白球を握る。

玄「(まだ、私に出来る事があるなら……!)」

玄「……投げます!」

健夜「……うん、それじゃあお願いね」

菫「1アウトずつ、しっかりと取っていこう。 いけるな?」

玄「はいっ!!」

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_ヽ\マ、      `ー//===テ´:::::::::::::::::::::,、::::>-‐´ ̄ ̄    八 l:::::ト` x _´ .イ .l::::|:::::ⅰ `ト         \
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                              ヽ//////ハ/////.j

………

こうして玄が立ち直ろうとしていた頃。

漫「……寂しい」

主力メンバー唯一外野陣の漫は、輪に入れない事に溜息を吐いていた。
マウンドで盛り上がっている一同が、なんとなく羨ましい。

漫「でもしゃーないか……っていうか、松実さん続投なんやな。 てっきり監督も出てきたから交代なんかな思ったけど。
  ……ん?」

話し合いが終わったのか、マウンドから退散する健夜、そして散り散りになっていく内野陣。
漫はなんとなしにその背中を見ていたのだが――不意にマウンドに立つ、
玄の尻ポケットの中身が、何やら淡く光るのをその視界に収めた。

漫「……なんや?」

それはほんの一瞬の事で、しかし、見間違いにしてはやけにくっきりと――大きく光は灯った。
彼女が知る由もない。

玄「(抑えるんだ……今度こそ! 私の、全力で!!)」

自身の甘さを自覚し、それを捨てようともがく少女。
この絶望的なピンチに、逆に闘志を燃やして立ち向かおうとする少女に、
正真正銘のエースの力が今正に宿ったという事を。

【アナウンス】松実玄が新規カード【?? ??】を入手しました。
       松実玄のスキル【乱調】 【豆腐メンタル】が除去されました。

という所で安価ありませんが一旦ここで区切らせていただきます。
お疲れ様でした。

本日も更新はお休みさせていただきます。よろしくお願いします。

どうも乙ありです。もう少ししたら再開します。

DJ「6番 キャッチャー 石戸ぉぉぉぉ霞ぃぃぃぃぃ!!!」

ワアアアアアアアアアアアアアアッ!!!

横浜応援団「きた!得点圏の鬼きた!」「得点圏でだけ阿部になる捕手」「得点圏絶対打つマン」

霞「(マンじゃないのだけど……)」

そして、試合が再開され……打席に立つのは6番打者、霞。
ノーアウト1・3塁、外野に飛べば――3塁ランナーがやえの為不安ではあるが犠牲フライも可能。
内野ゴロ、ゲッツーでも1点は取れるだろうという展開である。
要は、バットにさえ当てれば――という場面である。

霞「(私の役目は綺麗にヒットを打つ事じゃない。とにかく、加点をする事……その為にも形にはとらわれない)」

元々、霞自体、決して打撃力の高いタイプの選手ではない。
目的をヒットを打つ事ではなく、犠牲フライでもいいから点を取る事とうまく割り切った。
対して、マウンドに立つ玄はロジンを手に取りながら息を一つ吐く。

玄「(1つアウトを取る事だけ……とにかく、アウトを1つ1つ丁寧に取っていくんだ……)」

気負いはある。
懼れもある。
それでも、玄は闘志を燃やしマウンドに立った。

玄「(負けられない……みんなの為にも、負けられない!!)」

【アナウンス】松実玄のステータス更新

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・松実玄

右投げ右打ち 守備位置:投手

所有カード:一場靖弘(楽)、????(ロ)

球威60 変化50 制球E 体力80
巧打20 長打20 走力20 守備30

【ドラゴンシュート】
右打者相手の内角攻めの際に発動。
球威・変化を+10して判定。

【お任せあれ!】
先発時能力。3回まで球威・変化+10。

【??】
????

【??????】
????

ララララーラーラーラーラーラーラー ララララー

我らーの星横浜ー 戦えー 誇りを胸にー

霞「…………」

玄「…………」

チャンステーマが鳴り響く中、玄はセットポジションから菫の要求するボールを投じる。
菫の要求したボールに対する疑念も、もう無い。

玄「(弘世さんは私を信じて、ずっとミットを構えてくれてるんだ!
   だから……私もそこを信じて、投げぬく!!)」

おもちに対して以外は、執念や執着というものを見せず、
温厚で、アホの娘で、感情豊かではあるが闘争心というものは皆無に近い玄。

玄「やぁぁぁぁっ!!!」ビュッ!!!

しかしこの時、彼女は初めて、その闘志を剥き出しにして真向から霞に挑んだ。
エースと呼ばれた力を目覚めさせて。

松実玄の【??のエース】発動 先発時限定。ビハインド時発動、点差×10球威・変化に補正をかける。最大+30まで。
               現在+30。

レフト側守備力合計:20+62+20+15=117
センター側守備力:30+62+60+30=182
ライト側守備力:10+60+20+15=105

↓1 打者選択肢・コンマ判定(引っ張り・流し打ち・センター返し)
↓2 投手側コンマ判定
↓3 打撃結果判定

(トリップ変えるの忘れてましたけどそのまま進行でいいですかね?)

>◆pm1SmnSF6s=弱気に低め
>霞:巧打50+コンマ10-読み外し-30=30
>玄:変化50+52=102
>【アウト】

霞「!?」

フォームは決して大きく変わった訳ではない。
球速にしても先ほどまでと大きな変化がある訳でもない。
ただ、その『球質』は先ほどまでの玄のボールとは雲泥の差だった。

霞「っ!?」

ググギィッ!!

玄「私が取ります!」

球威に押され、初球から振っていった霞の打球は大きく打ちあがる。
それが外野まで飛べばよかったものの、平凡な内野フライ。
内野陣が集まろうとするのを手で制しながら、玄はほぼ定位置から動かずボールをグラブへとおさめるのだった。
結果、ピッチャーへのフライ。

玄「……よし!」

霞「……京太郎くん、気を付けて」

京太郎「……なんか、見た感じ、変わりましたね松実さん」

霞「ええ。 ……4点を取られて、あのピンチで、さっきまで泣きそう……というか実際に泣いてた人とは思えないくらい、
  今の松実さんは自分のボールに自信を持って投げてるわ」

霞「……まるで別人みたいよ」

流石に強くなりすぎ
弱体消えて、複数強化スキルついたのか?
追加点、キツくね?

霞の言う通り、今の玄は生き生きとした表情でマウンドに立っていた。
4点を取られ、死に体という有様――では断じてない。
一体何が彼女の投球を変えたのかはわからないが、それでも、霞の言うように注意が必要。
先ほどまでのように、簡単にヒットを打てるとは思わない方がよさそうである。

京太郎「(でも、いくらいいボールを投げるようになったって言ったって……。
     そろそろ松実さんも球数はずいぶん投げてるから、球威も落ちてくる筈)」

しかし、どれだけいい投球を復活させたといっても――ここまでに玄が投げた球数は多い。
元々コントロールが悪く球数が嵩む傾向にあるタイプな上に、
初回、そしてこの回と打者に立て続けに打たれて精神的な疲弊も多分にある。
そこさえ突けば、自分の打力でも付け入る隙はあると京太郎は考えていた。

実際、京太郎の考えは間違ってはいない。
問題なのは。

玄「(まだ降りられない……! 降りる訳にはいかない……!!)」ゴッ

松実玄の【闘志】発動 体力が29以下になった際、一度だけ最大体力の半分体力を回復。

時として、気持ちは限界に来た身体を強く動かすという事。
闘志をそのフォームに漲らせ、玄は京太郎相手にも加減無しにボールを投げ込んでいく。

レフト側守備力合計:20+62+20+15=117
センター側守備力:30+62+60+30=182
ライト側守備力:10+60+20+15=105

↓1 打者選択肢・コンマ判定(引っ張り・流し打ち・センター返し)
↓2 投手側コンマ判定
↓3 打撃結果判定

>>844の計算も??のエースとお任せあれ効果でクロチャーもっと数値高かったですね。
やっぱお酒入ってる時に更新しない方がいいですね申し訳ない。結果は変わりないのでそのまま進行します。

>>846
このクロチャーも前回の誠子さんも、対戦チームの覚醒枠なので……。
覚醒するのも4点ビハインドの場面からなのでご了承下さい。

>◆2bPkeEfWnE=インのクロ
>京太郎:巧打45+コンマ81-読み違い-20=106
>玄:変化90(お任せあれ!+10 ??のエース+30)+コンマ41=131
>【アウト】 【2アウト】

という所で短いですが一旦ここで区切らせていただきます。
クロチャー強化し過ぎって気もするかもしれませんが、既に4点リードしてるのでこんなもんという事で納得してもらえるとありがたいです。
それでは。

飯塚くんに勝ちがつかったどころか負けたのがただただ悔しいですが、
それでもあれだけの投球が出来たのはポジポイントだと思います。
なんにせよこれで交流戦五割ピッタリ。リーグ戦に戻っても頑張って欲しいです。

もう少ししたら再開します。

>◆2bPkeEfWnE=インのクロ
>京太郎:巧打45+コンマ81-読み違い-20=106
>玄:変化90(お任せあれ!+10 ??のエース+30)+コンマ41=131
>【アウト】 【2アウト】

ズッバァァンッ!!

京太郎「……は?」

アァァァイッ!!

玄「よーしっ!!」

思わず口から間抜けな声を出しながら、今一度ミットに吸い込まれたボールを見やる京太郎。
一方でその球を投じた玄は、大きくガッツポーズを取る。
1-2と追い込まれてからの4球目、玄の投じた内角へのストレートに京太郎は反応すらできず、
球審の甲高い声が上がり見逃しの三振。

別にその結果自体は、おかしなものではない。
いくらザコプロより打力が上とはいえ、京太郎のベースは投手。
ここまで4失点しているものの、玄の地力は疑う余地も無いのだから安易にアウトを取られる事自体は不自然ではないのだ。
問題は……。

京太郎「(さっきの回より、打ちにくい……! でもなんでだ?)」

球速に変わりはない。
追い込まれるまでのボールも、変化球は投じられてはいたが、先ほどの回と然程変わったような変化はない。
ただ、打てない。
手が出ない、出せても打てる気が今の京太郎にはまるでしない。

睦月「………………」

京太郎「睦月さん……あの、松実さんの事ですけど」

睦月「……うん。 明らかに、さっきまでとは投げてるボールが違うね」

ベンチに戻った京太郎がまず声をかけたのは、ベンチ最前列で玄の投球を見守る睦月である。
このチームの中で随一の野球ファンである彼女の観察眼は本物であり、
偵察なり合同練習の際には彼女の意見が大いに参考となっている。
そんな彼女の目から見ても、玄の投球内容は明らかに先ほどまでとは違っていた。

睦月「………………」

美穂子「確かに2人を相手にアウトを取ったけれど……投げてるボール自体はあまり変わりないように見えるのだけど」

睦月「そうですね……ただ、相手打者に向かっていく姿勢がさっきまでとはまるで違う」

睦月の視線の先では、8番打者のザコプロがバッターボックスに入る所。
2アウト1・3塁……まだまだピンチは続いている場面。
しかしながら、マウンドの玄は落ち着いた様子――否、闘志を燃やした様子で菫とサインを交換している。

京太郎「もしかして……松実さん、新しいカードを手に入れたとか? 睦月さんや美穂子さん、霞先輩も新しいカード持ってますし」

哩「試合中にカードば拾ったってこつ? ……流石にそげんこつはなかろ、こげん場所で偶然カードば拾うこつなんてなかやろし」

良子「いえ……」

確かに哩の言うように、偶然カードを拾うという可能性は――この球場で試合をしている限り、低い。
玄はあれからマウンドを一度も降りておらず、そのような機会はまるでなかったのだから。
しかし、そんな哩の言葉を良子は否定しながら……マウンドに立つ玄から視線を外さない。

良子「前回の試合でも、亦野さんが最後の打席で更なる力を発揮したように、
   或いは松実さんも新たなパワーに覚醒した可能性もあります……」

京太郎「覚醒したって言っても……でも、見た限りでは投げてるボールの球速や変化は変わりない筈なんですよね。
    本当に、睦月さんが言ってるように、メンタルが変わったくらいしか変化が無いような……」

言いながら、京太郎はマウンドへと視線を向ける。

ザコプロ「ここで空気を読まず打っても構わんのだろう?」

玄「(3人目……ここを打ち取れば……!!)」

レフト側守備力合計:20+62+20+15=117
センター側守備力:30+62+60+30=182
ライト側守備力:10+60+20+15=105

↓1 打者選択肢・コンマ判定(引っ張り・流し打ち・センター返し)
↓2 投手側コンマ判定
↓3 打撃結果判定

>◆2huqCiiAOFM/=クロチャーイン
>ザコプロ=スクイズ(2アウトなのでセーフティスクイズ) コンマ83
>【失敗】 【3アウトチェンジ】

打っても構わんのだろう?と言いながら、しかし、実際の所、ザコプロは玄の球を打てる気がまるでしなかった。
よってこの時、彼は小技を駆使した。
2アウトからのスクイズ――セーフティスクイズである。

コンッ

ザコプロ「うげっ」

しかしながら、これが小フライとなってしまう。
元々、玄の直球には威力がある――ただでさえバントでボールの勢いを殺す事が難しい上に、
セーフティである以上はヒッティングの構えからバントをしなければならない。
よってこのザコプロのバント失敗は、致し方ないものと言えるだろう。

ダダダダッ!! ズザーッ!!

玄「やぁっ!!」パシッ!

ザコプロ「おお、もう……」

それでも、小フライは微妙な所へと打ちあがったのだが……。
ザコプロの構えを見て猛チャージをしていた玄が、滑り込みながらキャッチ。
これには走り出していたザコプロも項垂れ――3アウト、チェンジとなってしまうのだった。

玄「(やった! やっと……やっと3つ、アウトを取れた……)」

菫「よく1点で踏ん張った、松実。 ……ここからだぞ」

玄「はいっ!!」

京太郎「(……特別フィールディングが上手いって訳でもない)」

そして、この光景をベンチから見ていた京太郎はそう反芻する。
今の玄の守備はファインプレーと言って差し支えない――が、もっと守備が上手い投手ならいくらでもいる。

ストレートの球速がある訳でもない。
キレのある、ウイニングショットを持っている訳でもない。
特別守備が上手い訳でもない。
精密なコントロールを持っている訳でもない。

京太郎「(ただ……なんだろう、あの溌剌としたプレーは)」

三振を取った時には叫び、守備には全力で。
つい先ほどまでの玄からは想像もつかないその姿に、京太郎は首を傾げると共に小さく胸を打たれていた。
それは尊敬と、羨望と、そして嫉妬を綯交ぜにしたかのような複雑な感情。
かぶりを振って冷静になろうとする京太郎は、不意に睦月へと視線を向ける。

睦月「………………」

睦月は小さく溜息を吐きながら、京太郎と視線を交じらせた。

京太郎「睦月さん、松実さん……やっぱり新しいカード持ってると思いますか?」

睦月「……うむ」

京太郎「……何を持ってるか、ってわかります?」

睦月「うむ……散々聞かされたし、検討がつくよ。 ……新しいカードを手に入れたのか、4点入れた後でよかった」

美穂子「やっぱり、強いカードなのかしら?」

睦月「うむ。 ……強いなんてもんじゃない。 歴史に名を残すエースです」

霞「歴史に……」

睦月のその言葉を聞いて、思わず周囲の者たちはどよめく。
悲しいかな、このチームのエースである京太郎も――そしてリリーフとしても使える睦月も、
所持する投手カードはお世辞にもエース級のものとは言い難い。
ただ、そのどよめきに対して睦月は小さくかぶりを振る。

睦月「……球史に残ってるのは、どっちかというと不名誉な名前の方だけどね」

久「不名誉?」

ベンチへと戻ってきた久の疑問に今度は首を縦に振ってから、睦月は一同に問いかけた。

睦月「NPB――日本のプロ野球での最大での連敗記録って知ってる?」

京太郎「……確か、ロッテの18連敗ですよね」

睦月「うむ。 ……それ以前までは、16連敗までが最大の連敗記録だったんだ。
   その記録を更新する――17連敗目。 9回2アウトまでいきながら、最後の最後で被弾をして勝ちを手放した投手がいる」

睦月「追いつかれた後、ロッテはそのまま逆転負け。
   ……この日が7月7日、七夕だった事から、この事は七夕の悲劇とも呼ばれてるんだ」

睦月「……松実さんが持ってるのは、多分その時の投手のカード」

暗いトンネルへと迷い込み、光を求めて闘志を燃やし。
吠え、抗い、それでも見放されてどん底を味わった投手。

睦月「【悲劇のエース】、ジョニー黒木――【黒木知宏】だ」

【黒木知宏】
元千葉ロッテマリーンズ所属。現役引退済み。
いわゆる『七夕の悲劇』で有名になった、ロッテを代表するエース。
愛称は「ジョニー」

七夕の悲劇ばかりが先行するが、その年には最多勝と最高勝率のタイトル2冠を達成している。

特別早い球を投げる訳ではない。
決め球となる変化球を持ってる訳でもない。
抜群の制球力を誇ってる訳でもない。

しかし、溢れる闘志を燃やしながら、吠えながら投げるピッチングスタイル。
暗黒期にあったロッテの中で、遮二無二となってエースとしてチームを支え続けた男。

よく投手を評価する際に使われる「マウンド度胸」だとか、「投げっぷりがいい」だとかいう、
いまいち球速や変化球に比べてどう受け止めればいいのかわからない評価。
その評価を最大限までに高めた投手が、彼だろう。

闘志、根性、何よりも気持ちを感じる――ロッテが愛した、そしてロッテを愛した、
球史に名を残す――海風受ける大エース。

というところで一旦ここで区切らせていただきます。
豆腐メンタルのクロチャーがちょっと闘志を燃やしたらクロちゃんになったという話でした。
それでは。

遅くなりましたがもう少ししたら再開させていただきます。
悔しい負け。

京太郎「ジョニー黒木……ですか」

睦月の言葉を聞いて、しばらく誰もが口を開けなかったが……。
そんな中、重々しく口を開いたのは京太郎である。
彼も、実際に黒木の全盛期を生で見た経験は無い。
野球にある程度詳しいとはいえ、熱烈なファンという訳でもないのが京太郎。
しかも、当時は現在とは違いパ・リーグの中継というものは殆ど無かったのだ。
見る機会がまるで無かった、というのも仕方のない話ではある。

ただ、そんな京太郎でも名前と偉業は知っている。
千葉ロッテマリーンズのエース――黒木知宏の名くらいは。

京太郎「……それを考えると、追加点は難しそうですね」

睦月「うむ……いや、こちらにも金城のカードを持つ竹井さんや石川のカードを持つ福路さんもいるし、戸柱のカードを持つ石戸さんもいる。
   名前負けはしてないよ!」

京太郎「(どう考えても名前負けしてるような気がするんだけどなぁ……)」

それでもそれを指摘しない辺りが大人である京太郎であった。
一方……。

やえ「(エースか……)」

そんな会話を聞きながら、やえはじっと三塁側ベンチに戻っていった玄へと視線を向ける。
先にも散々述べた通り、彼女が玄に対して持っている執着心は相当なもの。
ここまでまるでそれらしい結果を見せていない玄に失望に近い念を抱いていたが……。

やえ「(そうでなくては面白くない……松実……次の打席が本当の勝負だ)」

リベンジに燃えるやえは、そっと心中でそう呟いた。

………

そして、京太郎達も守備につき、4回の表である。
いくら玄がエースの力に目覚めたとはいえ、4点差。
ドラゴンズ側としては1番からはじまるこの回、なんとしても1点でも返しておきたい場面である。

DJ「1番 セカンド 鶴田」

姫子「…………」

当然、ドラゴンズ側もそれは重々承知である。
少なくとも1人この回塁に出れば、4番の竜華まで打席が回る。
竜華まで打席が回れば、彼女には一発がある。
少しでも点差を縮めれば、エースとして覚醒をした玄の事――まだまだ試合はわからない。

姫子「(なにより、うちにも後ろには沢村ばおるんが強みばい。
    全力でここから松実ば飛ばしても、今のあいつなら7回、8回までなら平気で投げれる。
    それまでに、どんだけ点差ば縮められるか――逆転できっかが勝負ばい。
    やけん……なんとしても私ば塁に出んと!)」

ドラゴンズの切り込み隊長、姫子はぐっとバットを握る手に力を込めてマウンドに立つ京太郎をねめつける。

京太郎「(とにかく先頭を切るぞ……4点差あるんだ。 ……俺が体力切れになっても、睦月さんもいる。
     体力の事なんて考えず、とにかく目の前の打者を抑える事を考えないと!)」

レフト側守備力合計:20+85+50+27=182
センター側守備力:35+85+45+55=220
ライト側守備力:25+45+20+27=117

↓1 投手選択肢・コンマ判定(内角攻め・外角攻め・低めに集める・くさいところ・敬遠)
↓2 打者側コンマ判定
↓3 打撃結果判定

>◆qRdb55p3B39K=センターひめこん
>京太郎:変化55(体で止める補正+10込み)+コンマ84=139
>姫子:巧打50+コンマ45=95
>【アウト】

ごめんなさい、本当に短いですがここで区切らせていただきます。
中々更新できずすみません。

(*^◯^*)この京太郎っていう投手ください。

それでは。

遅くなりましたがもう少ししてから再開させていただきます。

>◆qRdb55p3B39K=センターひめこん
>京太郎:変化55(体で止める補正+10込み)+コンマ84=139
>姫子:巧打50+コンマ45=95
>【アウト】

姫子「(んん……とはいえ、やっぱり相手も一筋縄じゃいかんとね)」

意気込んで打席に立った姫子とはいえ、やはり京太郎の球威は凄まじい。
安易に手を出せば打ち損じるような鋭い速球。
思わず辟易するが、それでも望みが無いという訳でもない。

ズバァンッ!!

京太郎「……っ」

姫子「(やっぱコントロールば悪か……松実程って訳やなかけど、少しずつストライクボールばはっきりしてきた)」

球威はある、霞の安定感のお蔭で落ちるボールも有効に使える。
ただ、どうしても制球面で京太郎は不安が残る。
逸る気持ちを抑えてここまで姫子はバットを振らず、カウントは2-2から、
続く一投は大きく外れ3-2のフルカウント。

そして――。

ビュッ!!

ズバンッ!!!

姫子「……!」

アァァァァァァイイッ!!!!

姫子「……はいっとーと?」

見逃したボールは、内角ギリギリに決まったストライク。
そのまま塁へと歩いて行こうとした姫子は球審の甲高い声に思わず愚痴を吐くが、
さりとてそれで判定が覆る訳もなく、しぶしぶといった様子でベンチへと下がる。

京太郎「(よかった、取ってくれた……やっぱ霞先輩の捕球は助かるな)」

さりげなくミットを動かす事で、ボールをストライクとして判定させるフレーミング技術。
この微妙な判定において霞のそれが一役買っていた事は、言うまでもない事である。

DJ「2番 キャッチャー 弘世」

菫「(ランナー無しか……)」

続いて打席に立ったのは、2番を務める菫。
2番を務めてはいるものの、やはりこれは消去法的な打順である。
クリーンナップには智葉、竜華、漫という強力な主軸が座り、1番には足のある姫子。
本来ならば2番には率も残せて足もあり、小技もあるという器用な選手につかせたい所であるが、
菫を除けば後に残るのはザコプロたち。

菫「(最悪でも7番あたりを打ちたいのだが……弱音を吐いても仕方ない事だ。
   なんとか、辻垣内に回るまでにランナーを貯めたい所だが……)」

レフト側守備力合計:20+85+50+27=182
センター側守備力:35+85+45+55=220
ライト側守備力:25+45+20+27=117

↓1 投手選択肢・コンマ判定(内角攻め・外角攻め・低めに集める・くさいところ・敬遠)
↓2 打者側コンマ判定
↓3 打撃結果判定

>◆Q7QBbRvey.=菫ヒッパリ
>京太郎:変化55+コンマ33=88
>菫:巧打40+コンマ97-読み違い-30=107

>京太郎:球威75-菫:長打30=45
>打撃結果判定16-45=0(-1以下にはなりません)
>【シングルヒット】

ドラゴンズようやく初ヒットが生まれた所で、本当に短いですがここで区切らせていただきます。
明日は休みなので出来れば……。

どうもお待たせしました、もう少ししたら再開します。

>◆Q7QBbRvey.=菫ヒッパリ
>京太郎:変化55+コンマ33=88
>菫:巧打40+コンマ97-読み違い-30=107

>京太郎:球威75-菫:長打30=45
>打撃結果判定16-45=0(-1以下にはなりません)
>【ファインプレー】 【2アウト】

ギィンッ!!

菫「(ぐっ、打ち損じた……が!)」

京太郎「げっ」

狙い球とは違うコースの球に思わず手を出した菫は、苦虫を潰したかのような表情のまま一塁へと駆けだす。
打った感触は決していいものではない、芯は外れているしイージーなフライだ。
しかし――。

菫「(あれなら落ちる!)」

完全に打ち取られた当たりではあるが、菫の打球はショート・サード・レフトとの丁度間の地点に飛んでいた。
少しでもどちらかに逸れていれば捕れる打球。
しかしながら、菫自身が非力だったという事もあってかフライは決して大きく打ちあがっておらず、
それはつまり地面に落ちるタイミングが早いという事でもある。

当たりそこないのラッキーヒットでも、ヒットはヒット。
なんとかランナーを置いてクリーンナップに回せる、と菫は一塁ベースを目前にして今一度フライの落下地点を見やるのだが……。

哩「ふっ……!」バッ!!

菫「なに!?」

ただ、その菫の考えも普通の面子が守備についていれば――である。
このベイスターズの遊撃手を務めるのは、かつて一世を風靡した守備の名手として一番に名の上がる選手カードを持つ少女。
哩はその反応速度で打球が放たれると同時に駆け出し、そのまま落下地点へ。
それでも尚間に合いそうにないが、懸命に腕を伸ばしつつのスライディングキャッチ。

哩「!」バッ

滑り込んだ哩は、そのままグラブをたかだかと掲げる。
グラブにボールが収まっている事を確認した塁審が高らかにアウトコールをすると同時、
ライトスタンドのベイスターズ側応援団からは大歓声が響き渡り、
そして一塁を通過した所で立ち止まっていた菫は渋々ベンチへと引き上げるのだった。

京太郎「ナ、ナイスプレーです哩先輩」

哩「こんぐらい、なんでんなか。 普通のプレーばい」

美穂子「(フライ処理なら私も得意だと思ってたけど……あんなに早くは反応出来ないかしら)」

なお、セカンドを守る美穂子はやっぱり守備のレベルの違いに溜息を吐いていたもよう。

DJ「3番 ショート 辻垣内智葉」

中日応援団「なんとか……なんとか竜華ちゃんの前にランナーを」「辻垣内さんオナシャス!」

智葉「(ここまで四球も安打も無し、6番以降がほぼ自動アウトとはいえ……完全に抑え込まれている。
    そろそろ反撃と行きたい所だが……)」

そして打席に入るのは3番、智葉。
ランナーさえ出せば、後ろに控える4番の竜華は――恐らく他チームと比較をしても屈指のパワーヒッターである。
玄もようやく本調子を取り戻した今、点差を少しでも縮めたい場面。
しかしながら、投球だけでなく先ほどの守備を見ても相手のテンポは相変わらず崩れる様子が無い。

京太郎「(折角哩先輩にヒット一本助けて貰ったんだ、この回も3人で終わらせる!)」

須賀京太郎の【攻撃に繋がるリズム】発動中 球威・変化+20

智葉「(松実のように付け入る隙があればよかったのだがな……。
    四の五の言っても仕方がない、正攻法で勝負だ)」

レフト側守備力合計:20+85+50+27=182
センター側守備力:35+85+45+55=220
ライト側守備力:25+45+20+27=117

↓1 投手選択肢・コンマ判定(内角攻め・外角攻め・低めに集める・くさいところ・敬遠)
↓2 打者側コンマ判定
↓3 打撃結果判定

>◆KYh2qgs12qGe=素晴らしいセンター返し
>京太郎:変化75+コンマ75=150
>智葉:巧打50+コンマ25-読み外し-20=55
>【アウト】【3アウトチェンジ】

4回表終了、という所で本日はここで区切らせていただきます。
更新量が少なくて申し訳ないです。

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