【安価】京太郎「プロになったはいいけれど……」 Part.11【アラフォーマーズ】 (1000)

・京太郎主人公

・安価スレ

・某掲示板ネタ

・本編の数年後。京太郎はプロになってる

・基本ギャグ仕立て時々しんみりシリアス

・でも腹パンとか川落ちとか関係ない

・逃げ場のない火星で情事、情事とせまってくる男に餓えたアラフォーの群れ(嘘です)

・京太郎は麻雀ガチ勢(ランキング13位)

・でもドラマに出たり(松実宥とゲスト同士共演)、料理番組を持ってたり

・異名は「オカルトスレイヤー」。堅実な技術を持つオールラウンダー。闘牌時は非常に獰猛

・でも上位のオカルト持ちと打つと、ミンチより酷い状態になる

・高校生の頃に恋人が居たらしい

・そのお相手は高鴨穏乃。少なくとも玄は知らない

・進学などの関係により、破局している

・弘世菫、小走やえと同じチーム

・江崎仁美、辻垣内智葉、弘世菫、原村和、新子憧、小瀬川白望と同じ大学(T大)

・カリス……ではなく、一とは高校時代に一緒にゲーセン行ったり、夏祭り行ったり、バッセン行く程度の仲

・脚力がヤバイ。女子サッカー日本代表にPK対決で勝利

・オカルトスレイヤーの愛称は、出演ドラマから
 超能力ヒーロー学園ものドラマ。超能力者に対抗する、唯一の魔法使い(物理)

・戦闘スタイルは完全にシャコさん


   須賀 京太郎 日本

  2X歳 ♂ 高い 標準
 『麻雀ランキング』13位
  M.O.手術 〝昆虫型″
    ━リオック━


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※前スレ
【安価】京太郎「プロになったはいいけれど……」
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【安価】京太郎「プロになったはいいけれど……」 Part.2
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【安価】京太郎「プロになったはいいけれど……」 Part.7【アラフォーマーズ】
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【安価】京太郎「プロになったはいいけれど……」 Part.8【アラフォーマーズ】
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【安価】京太郎「プロになったはいいけれど……」 Part.10【アラフォーマーズ】
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SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1376906010

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1379229833

・安価を出して、安価先の内容を基に、
 そういう「そういう事があった」「そういうトピックのスレッドが立ってる」としてそれに絡めた話を書きます
 例えば安価先が【小鍛治健夜結婚】なら


引用元:【リアルババ抜き】 小鍛治健夜、結婚 【ターンエンド】

1 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
ソースはブログ。すこやんが男の手料理を食べたとかなんとか

2 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
すこやんみたいな干物が手料理をごちそうになる……これは結婚ですなぁ

3 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
やっとすこやんにも春が来たんだね……遅すぎるとしても

4 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
釣りかと思ったらマジだった

5 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
【悲報】ついに人柱がささげられる

6 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
勇者ありがとう。お似合いだよ……どんな人かはしらんけど

7 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
おめでとうすこやん!これで俺も安心できる

8 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
なんだこれは……たまげたなぁ

9 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
しつぼうしました。うえのさんのふぁんになります

10 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
ん、でもこれさ……この背景……スッガが出てる料理番組じゃないか……?

11 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
糸冬 了

12 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
やっぱりそんな都合がいい話がすこやんにあるはずがなかった


・と言う感じで、これならその番組ですこやんで絡んだシーンとか

・開始時の人間関係はフラットです。安価で人間関係が決まります

・いちゃいちゃとかルートとかコンマで闘牌とか今のところ予定はない。今のところ

一応のルールとか

【見出し系】
・基本、恋愛&マイナス結果確定系はNG
 状況なら確定系は可。
 例えば、『須賀プロ、○○プロと路上で口論』。
 但し、『須賀プロ、○○プロと路上で口論。その後、暴行』はNG
 同様に『○○プロ、須賀プロと共演。須賀プロを激怒させる』

・状況確定系でも恋愛関係確定はNG
 『恋人の○○と~』は駄目。
 『恋人と噂される○○と~』はギリOK
 あんまり恋人と噂が多いとなんか悪いこと起こるかもね

・順位確定系もアウト
 『須賀京太郎、M.A.R.S.ランキング2位に』みたいのは駄目

・暴行&下衆&鬱&エログロネタはNG
 AVデビューとかいじめ、強姦被害とか自殺とか薬物中毒とか元風俗嬢など。
 不良に絡まれたとかならまあよし

【ファンスレッド系】
・「○○プロ応援スレ」など
・一般人についてはNG

【質問、目撃スレ】
・「スッガと話したけど質問ある?」のような
・恋愛関係確定系はNG(彼女・元彼女など)


これ+同一IDの連続取得については最安価とします
なお、ズレて取得になった場合もこれにカウント

好感度

★5
ハギヨシ

★4
大星淡

★3
弘世菫

★2
松実玄
宮永照
赤土晴絵
亦野誠子
国広一

★1
佐々野いちご
瑞原はやり
小鍛治健夜
松実宥
姉帯豊音
龍門渕透華
対木もこ
片岡優希
辻垣内智葉
小走やえ
愛宕洋榎
愛宕絹恵
野依理沙
三尋木咏
渋谷尭深
東横桃子
竹井久
夢乃マホ
原村和

☆スキル
>『爽やかな笑顔』
>女性キャラと(ゲーム的には初登場)遭遇時の判定について
>内容や判定に正の補正が加わります

>『プロ並のシュートセンス』
>スポーツや運動関連の判定について
>内容や判定への正の補正が加わります

>『愚行権』
>彼は本当の意味での凡人だ
>運があろうが実力があろうが、とにかく分かりやすい華はない
>因縁めいた偶然なんて存在しない
>物語の補正なんてのは、ない
>だからこそ、普通と違う誰かには、もの珍しく映ったり……
>【……思考が常識離れしている相手の好感度に影響】

>『反響定位』
>舌打ち音の反響により、無視界でも通常通りの活動が可能
>音感関連の判定や『反響定位』が活用可能な判定について
>内容や判定への正の補正が加わります

前スレ>>1000
これはリーダー的なレッドなのか炎上って意味のレッドなのかどっちなんですかねえ…

サンレッドとジェットマンの2択やなー

いやー、本当に長かった
豪運、オカルトなしはキッツい。はやりんよりキッツい

ラストで刺される玄枠は誰になるんですかねぇ…

>>17
もうその誤字になった時点でクロチャーじゃないか…
じゃけんクロチャーはこのスレでは一般人なんで代わりに宥姉にしましょうね~


竜田「私たちも……本当は……」

竜田「みんなと、楽しく……麻、雀を……」

竜田「打ち、たかった……!」

下足「誰かに……誰か、に……!」

下足「止めて、欲しかったん、です……!」


京太郎「……ああ」


京太郎「辛かったよな……苦しかったよな」

京太郎「いいんだよ、泣いて」

京太郎「無理に我慢なんてしなくていいんだ」

京太郎「そうじゃないと……さ。周りは判らないんだ」

京太郎「きっと、君たちは強いんだ」

京太郎「なんとか頑張って、頑張って、頑張って……」

京太郎「自分たちでなんとかしようとした」

京太郎「最後の、最後まで」

京太郎「君たちは……強かったんだ。その歳には不釣り合いなくらい、強かった」


京太郎「よく……頑張ったな」

京太郎「偉いぞ」

京太郎「だから……今は、誰かに頼ってもいい」

京太郎「泣いても、いいんだよ」

京太郎「泣いてから……また、笑えばいいんだ」

スレ立て乙


全盛期の須賀京太郎伝説

「50年に一度の大逆転」を毎年数回は起こしている
あまりに勝つので白だけ打ってた時期も
片手しか使わず勝利
麻雀が強すぎるのでチェスをやっていた時期も
そのチェスでも日本一
実は麻雀より将棋の方が強い
苦手な事は?と聞かれ 「麻雀かな?」と答えたらしい
毎年、アフリカの恵まれない子供たちへ 卓と牌をプレゼントしている
無人島へ一つだけ何を持っていくか聞かれ チェスセットと答えた
須賀がアニメ化になった
須賀は すっがと呼ばれると ニヤリと笑う
昇段規定に”須賀に一勝”を追加検討中である
須賀と目が合うと雀力が3ランクぐらい上がる
須賀のサインが、小学生の書道のお手本に!
自分の牌に飛び乗って客席に行くというファンサービス
指の震えを見て 麻雀プロが投了
須賀の手の震えは アイシテルのサイン
卓上にある全ての牌が止まって見えた
須賀マジックの瞬間 あらたんのネクタイが3m伸びた 妖怪御無礼の髪がストレートヘアになった 中原がまた自宅の庭で記者会見を開いた 矢内が山崎にほれた 近藤がゴキゲンじゃなくなった
浅井銀次が泣いた
ドラの使い道がない、という名言がある
7冠になった時両親に「麻雀ばかりしてないで働きなさい」とこっぴどく怒られた
実は麻雀教室でもタイトルを持っている
学校の水泳の時間に須賀だけビート板ではなく麻雀卓だった
須賀がTVに映ると視聴率が2%も上昇した
始球式に行ったら、そのまま投げ続け、ノーヒットノーランになってしまった。
NHKドラマ「カイジ」の最終回、伊藤開司(藤原竜也)との対局シーンの収録の時、本気でフルボッコにしかけ スタッフ15人に力ずくで止められた
ものすごい記憶力を持っていると思われがちだが、たまに依藤の名前を忘れてしまう
実はまだ全盛期は来ていない

ここの京太郎はこういうコピペ作られてそう



京太郎(……)

京太郎(ドーモ、ミナ=サン。オカルトスレイヤーです)

京太郎(子供たちの鼻水で、シャツがべちゃべちゃです)

京太郎(やっぱ、オカルトだなんだっつっても、子供だよなぁ……)

京太郎(子供っつっても、穏乃や咲や照さんより……いやなんでもない)


京太郎「泣き止んだ?」

竜田「……はい」

下足「あの……すみません」

下足「クリーニング代を……」

京太郎「いいって、いいって」

京太郎「そんな金あるなら、何か美味いもんでも食いなよ」

京太郎「ここのカツ丼とかも、美味いぜ?」

竜田「……あはは」

下足「はい」


竜田「須賀プロ」

竜田「……本当に、ごめんなさい」

下足「色々、失礼なことを言っちゃって……すみません」

京太郎「だーかーら、気にすんなっての」

京太郎「俺も、挑発するみたいなこと言ったからな」

京太郎「それでお相子だよ、お相子」

竜田「でも……」

下足「やっぱり……」

京太郎「いいから、この話はおしまい!」

京太郎「どうしてもっつーなら、笑え」

京太郎「笑顔になれよ。な?」

竜田「笑顔……」

下足「……ですか?」

京太郎「そうそう」

京太郎「『LESSON3』――『笑顔は無限の力。信じろ』ってな」


京太郎「……それに」

京太郎「辛気くさい顔するよりも、笑顔の方が可愛くて似合ってるぜ?」

竜田「……ぁぅ」

下足「可愛……」


京太郎「ま、これで勉強になっただろ?」

京太郎「麻雀プロは、怖いって」

京太郎「俺だから良かったけど……」

京太郎「弘世プロなら鉄球投げてるし、宮永姉プロでも鉄球投げてるし……」

京太郎「小走プロならフン捕まえて盾にするし、辻垣内プロなら鉄パイプでボッコボコだし……」

京太郎「妹の方の宮永プロなら血の花咲かせるし、大星プロは髪の毛で縛り付けてくるし……」

京太郎「荒川プロならオペ室に連れ込まれて大鋏で切られるからな?」

竜田「……ひっ」

下足「う……嘘、ですよね?」

京太郎「いやー、どうだろうなー」


京太郎「……ま、世の中は広いし」

京太郎「『麻雀に絶対はない』って、解ってくれたらいいよ」

京太郎「勉強になったんなら、麻雀教室の意味はあったしな」

竜田「……はい」

下足「勉強に……なりました」

京太郎「ん、よし」

京太郎「それだけ解ってくれたなら……オッケーだ」

竜田「……」

下足「……」


竜田「それだけじゃ、ないですよ」

下足「それだけじゃ、ないです」

京太郎「ん?」

京太郎「まだ何か、あったか?」

竜田「はい」

下足「耳を、貸して貰えますか?」

京太郎「耳ィ?」

京太郎「別に、いいけどさ」


竜田「私たちの――」

下足「勉強になったのは――」




「――須賀プロ、すっごくカッコよかったって事です」



京太郎「……へっ」

京太郎「……えっ」

京太郎「えっ……」


竜田「だから今のは……」

下足「お礼……です」


京太郎「へっ」

京太郎「えっ」

京太郎「えっ」


竜田「……そ、それじゃあ!」

下足「あ……ありがとう、ございましたー!」


京太郎「へっ」

京太郎「えっ」

京太郎「えっ」


 言うなり、京太郎の頬に両側から口付けした二人は。

 顔を朱に染めて、足早に店内から立ち去っていった。


京太郎「……」

京太郎「……」

京太郎「……えっ」


 あまりの出来事に理解を放棄した男と……。


「さっすが兄貴だぁ!」

「ヒュー! 見ろよあの打ち筋!」

「そこに痺れる、憧れるゥ!」

「えっ……。えっ……」

「うわははは……す、すっごいの見ちゃった……」

「兄貴を信じてたよ!」


 歓声に湧くギャラリーを残して。


京太郎「……」

京太郎「……」

京太郎「オレェ?」

【魔王】宮永咲、小鍛治健夜子供教室で大暴れ【制裁】

(フィン!)京太郎は(物理的に)ミンチになった…遺言は?


京太郎「いやいや、ハハハ」

京太郎「ノーウェイ、ノーウェイ」


和「確かに、長野県にはその手の条例はありませんが……」

和「13歳未満は、条例じゃなく刑法でアウトですね」

和「そのあたり、卓でも囲みながら話し合いましょう」

京太郎「い、いや……」

京太郎「流石にそんなことは……ないから」

和「友人を犯罪者にしたくはありませんし」

和「咲さんも、ゆーきも悲しみますからね」

京太郎「お、おい……!」


マホ「流石、京太郎先輩です!」

マホ「今のを見てたら、久しぶりに先輩と打ちたくなっちゃいました」

マホ「打ちましょう、京太郎先輩!」

京太郎「じゅ、純粋な気持ちからってのは解るが……」

京太郎「ちょっと俺、目が……」


久「あらあら、モテモテねー」

久「今なら、幸運の女神にもモテるんじゃないかしら?」

久「だから、打とっか」

京太郎(あ、この人ただ楽しんでるだけだ)


照「……京ちゃん」

京太郎「は、はい!」

照「私は京ちゃんを大事に思ってる」

京太郎「あ、はい」

京太郎「じゃあ……!」

照「だから、京ちゃんを嘘つきにしたくない」

照「望み通り鉄球を使ってあげる」

照「キャッチボールだ。何球にする?」

京太郎「ちょ……」


京太郎「さ、咲……! お前なら……」

咲「……ねえ、京ちゃん」

京太郎「なんだ……?」

咲「麻雀って楽しいよね!」

咲「一緒に楽しもうよ!」




京太郎「ヤッダァァァアバァァァァアァァァァア――――!」

 ドゥゥゥゥゥ――――――z_______ン!!!

                                リタイヤ
 須賀京太郎『オカルトスレイヤー』――→『再起不能』

>咲「麻雀って楽しいよね!」
>咲「一緒に楽しもうよ!」
そういうことするからあかんねん(ボコー)

『萌えるゴミは月・水・金』

To Be continued...

これで一応、オカルトスレイヤー(笑)じゃなくなったはず
ガチ勢だから、多少はね


竜田→竜田神社(奈良県生駒市)→風の神様

・彼女が卓にいる場合、全員は風牌の使用が不可能
・風牌2つにカンしてドラ4を乗せ、嶺上開花ツモをする『流法(モード)』と
 先行リーチに対しておっかけリーチで一発をする『流法』が存在
・能力が故に手の進みが遅いが、東場の東家と南場の南家は多少速い
・風牌を切れない。他の役が併合しない
・4枚揃わないと和了できず、場風自風のどちらかがドラ標示牌になる局(東場の南家など)の和了は不可能


下足→烏賊脚→蛸脚→テトロドトキシンと八連荘(八本場)

・彼女が卓にいる場合、それまでの局数と同じだけの無駄ヅモを強制される
・無駄ヅモとは、向聴数が変化しないツモ
・局数累計が18局を超えると、天和または地和で和了する

まあ、この先出番はないねんけどな


咲ちゃんフォローとハギヨシフォローと一ちゃんフォローは次やります
一旦、中断でー

眼鏡見つかったでー
昨日電話しても「ない」っちゅーっとたんは、何なんじゃ



和、部長についてはトントンやねん
同卓する一名の問題かな
相手によったらそっちに散々シャープシュートして逃げ切るのもできる

ほかの条件なしでこの人たちと普通に打ったら、まあ、普通のマージャン通りの確率になります


部長

・シャープシュート・目線移動など技術的には京太郎が勝る
・部長の持つアナログ駆け引き戦術は(教えてしまったため)あまり通用しない
・ただし、あの引きには負ける




・切り出し位置や点数判断ぐらいしか「手牌読み」に使えない
・そもそも和って何気に打点が高い(引きがいい)
・京太郎の得意な心理的攻撃にかからない
・ただし、真っ直ぐな分わかりやすい
・京太郎自身が、被弾をあまりしない

デジタル技術にも使われてる円偏光を習得してないから仕方ないね



まあ、プロである以上、フルでやれば半分以上は有利かね

さて、また中断するけど……はじめようか

長らくお題募集してないし、この分が終わったらお題募集してもいいんじゃないかと思う


【兵どもの夢のあと……】


京太郎「……酷い目にあった」


京太郎(目が使えて五分か四分六分なのに、今打って勝てるわけねーだろ!)

京太郎(……マホのやつは、またコピーし始めるし)

京太郎(東一局で風牌ドラ4の親倍とか勘弁してくれよ……)

京太郎(再生怪人か、お前は……!)


 目薬をさしながら、バックヤードに引っ込む。

 戦いの後のキセルは美味い。禁煙したはずなのに。

 あんまり吸うと、髪の毛に匂いが付きそうである。

 それはまずい。人気商売である。


京太郎「しっかし……あれ」

京太郎「まあ、マジじゃないとしても……だ。相手は小学生だし」

京太郎「10年後が楽しみだな、うん」

京太郎「小鍛治プロと俺ぐらいの年齢差になるのかね、ありゃ」


一「――10年後って」

一「なーにーが、どうしたのかなぁ……?」


お、おもちの発育の良さにちょっと惑わされただけだし……。(震え声)


京太郎「いや、あの二人のおもちについて――」

京太郎「……げっ」


一「へー」

一「ふーん」

一「ほー」

京太郎「は、一さん……」

一「そっかそっか」

一「疲れてると思って、冷えピタと目薬と甘いものを持ってきてあげたのに」

一「当の京太郎くんは、女の子の品定めですか」

一「ボクよりもスタイルがよかったからねー……うんうん」

一「そうかい、君はそういう奴だったんだね」

一「いやー、心配して損したなぁ」

一「勝手に期待しちゃったから、応えようと張り切って疲れてないかなー……とか思ってたんだけど」

一「京太郎くんは、そんなこと考えてたんだね」


京太郎「いや……あの。その……」

京太郎「こ、これには……わけがありまして……」

一「どんな訳があったら、疲れてる頭を使って……」

一「女の子の品定めを始めるのかなー」

京太郎「……うっ」


京太郎「あ、あんまり苛めないでくださいよ……」

京太郎「人間は、弱いんですよ……?」

一「へー」

一「ふーん」

一「ほー」

京太郎「……」

一「……」

京太郎「……」

一「どうしたの? ほら、言い訳を続けていいよ?」

一「京太郎くんはちゃんと、事情があって“視る”人間だもんねー」

一「いやー、どんな事情があるのか気になるなぁ」

京太郎「……」

一「……」


京太郎「……ごめんなさい」

一「ん? 何が」

一「どうして謝るのかなぁ……?」

一「京太郎くんは、何か悪いことでもしたのかな?」

京太郎「……」

京太郎「ごめんなさい。冗談だったんです。出来心だったんです」

京太郎「すみません、俺には一さんしかいないんです」

一「……調子いいなぁ」


一「ま、今のは冗談だけどさ」

一「ボク以外に聞かれたら……うっかりしたら、大変なことになるよ?」

一「有名人なんだから、そのあたりには気をつけなきゃ」

京太郎「言われてみれば……」

京太郎「そっすね。了解っす」

一「うんうん、素直でよろしい」

「俺には一さんしかいないんです」

ん? 告白か(すっとぼけ)


一「……まあ」



一「――お疲れ様、京太郎くん」

京太郎「――どういたしましてっす、一さん」



一「やっぱり、君を信じてよかったよ」

一「オカルトスレイヤーが、犬死はしないってさ」

京太郎「正直これが、どっちかとの一対一だったり……」

京太郎「普通のタイトル戦みたいなものだったら、危なかったっすけどね」


 あの二人のオカルトが食い合ったから。

 だからこそ、初見の京太郎でも勝負になったのだ。

 どちらか一人だけであったのなら――。

 まさしく宮永照の言うように、京太郎は勝負の土台にも乗れずに敗北していただろう。

 加えて言うなら、ハギヨシのアシストも大きい。


 彼が前半は2位につけてくれていたからこそ、相手も攻めにいかねばならなかったのだろうし、

 彼が幾度か確かめるように前に出てくれなければ、相手の能力の謎も解けなかった。

 引きが京太郎よりもつよいから、何度か相手の攻撃を潰してくれたし……。

 タッグ戦ではないと言ったものの、京太郎の思考を理解して合わせてくれた。

 京太郎が牌を特定しやすいように、手牌を並べてくれたというのもある。


 本当に、縁の下の力持ちだ。

 さすが執事だ。


一「ハギヨシさんには、そう伝えておくよ」

一「『足を引っ張ってしまってはいなかったか、心配です』」

一「そんな風にちょっとへこんでたしね」

京太郎「あの人もへこむことあるんだ」

【愛が】須賀プロの元カノ、真実を語る【信じられない】


一「まあ、ボクはこのあたりにしようかな」

京太郎「そっすか?」

京太郎「俺はもっと、こうして一さんと話してたいんすけど……」

一「……まったく」

一「だから、そういうのは恋人相手だけにしなって」

京太郎「一さんがそうなってくれるなら俺、大歓迎っすよ?」

一「考えてあげてもいいけどね」

一「そうやって、ナチュラルに女の子を口説いたり……」

一「小学生のバストサイズの将来に、舌なめずりするような軽い男はちょっと……」

京太郎「まるで変態なみたいな言い方をするのは、やめて下さいよ!」

一「……むしろ、まさに変態じゃないの?」

京太郎「手厳しいっすよ……」


 人為変態、須賀京太郎とか。

 そんなフレーズを使われたらどうしよう。ちょっと悲しい。


一「あはは」

一「ま、ちょっとここで頭を冷やしてるといいと思うよ?」

京太郎「……そう言われると、なんか違う意味に聞こえるっすね」

一「……違う意味も含めて」

京太郎「だから、酷いって!」

一「冗談だってば、冗談」

一「君とボクの関係は、いつもこんなのじゃないか」

京太郎「そうっすけど……」


 笑いながら、スポーツドリンクを京太郎に押し付けた一が席を立つ。

 相変わらず、けしからん格好である。

 胸がなくてもドキドキする。二重の意味で。

 これでもしももうちょっと育ってたら、正直押し倒しててもおかしくない。



一「……あ」

一「ひとつ、言い忘れてたよ」

京太郎「……なんですか?」




一「打ってるときの京太郎くん――格好よかったよ?」




これはヒロインですね、間違いない

揉んで大きくなるというのは俗説らしいぞ。
京太郎はしず、咲で試しているかもしれない。

ハギヨシさんも修得してない技術だからね(ころたんを見ながら)


京太郎「――」


京太郎「お、俺はいつも格好いいっすよ!」

一「そういうところが、残念な男なんだよなー」

京太郎「残念って……」


 そりゃ、確かに言われるさ。


 話してみたらイメージと違ったとか。

 テレビのあれ、素だったんですねとか。

 黙って麻雀打ってれば、実はワイルド系のイケメンなのにとか。

 正直いい人で終わりそうだよね、とか。

 軽くて信用できない、とか。


 「おもちについて、語り合おうよ!」とか。

 「おねーちゃんのおもち、どう思うの?」とか。

 「げっ」とか。

 「馴れ馴れしくすんな、馬鹿」とか。

 「京太郎、今日のご飯何……?」とか。

 「京太郎、ベッドまで運んで……」とか。

 「須賀プロ、あとで起こして」とか。

 「須賀プロ、このおかしおいしい」とか。


 思えば色々言われるところである。

クロチャーがダメすぎる…
残りも大概だけど



一「ま、今日は色々発見があってよかったよ」

京太郎「……発見?」

一「そうそう」

一「やっぱり、生だとすごい迫力でテクニックがわかるなーってのと」

一「君はやっぱり、誰かの期待を裏切らないこと」

一「あとは……そうだね」

京太郎「……?」

一「今みたいに、相手からストレートに言われると意外にテンパることとかかな」


一「なるほどなー」

一「天然ジゴロなのか、わかっててそういうことやってる格好付けしいなのかはともかく……」

一「京太郎くんも、こーゆーのは苦手だったんだね」

一「こりゃ、使える」

京太郎「う……」

京太郎「一さん!」


一「じゃーねー」


 そう笑いかけて、彼女は足早に去っていく。

 なんとも、いたずらっぽい笑みだ。

 こりゃ暫くは、ネタにされるだろうこと間違いなしだ。


京太郎(ったく……あの人は)

京太郎(あー、もう……これホントにネタにされるんだろうなぁ)

京太郎(心臓に悪いっつーか、なんつーかさぁ)

京太郎(……)

京太郎(そりゃ、あんないい笑顔されたら動揺してもしょうがないだろ!)

京太郎(あー、もう)


京太郎「……本当にあの人は」

京太郎「男相手にそういうことすると、危ないんだってば」

京太郎「俺みたいな紳士じゃなかったらどうするんだよ……」

京太郎「格好も格好だし……なんつーか」

京太郎「あー、もう」

京太郎「……あー、もう」



 うだうだと、国広一の無防備さについて悩む。

 もうちょっと危機感を持ってほしい。

 あの格好にしてもそうだ。危ないんだってば、色々。

 気さくな人だから、異性からも悪くは思われないだろうし……。

 いや、最初が気さくかって言われたら別にそうでもなかったな。自分の場合。


 瞼に冷えピタを押し当てて、あーでもないこうでもないと煩悶する。

 そこに、声がかかった。


咲「――京ちゃん?」


 頭を戻して、入り口を見る。

 先ほど。麻雀で自分をぼこぼこにしてくれた宮永咲が、そこにいた。


京太郎「そういうお前は、宮永咲!」

咲「……あはは」

咲「ジョジョネタなら、乗らないよ?」

京太郎「乗れよ。わかってるなら」


京太郎「……って、お前は絵がアレだから無理なんだっけか」

咲「うん」

咲「絵よりも……ちょっと残酷なところかな」

京太郎「そうかー」

京太郎「……そうかぁ」

咲「お姉ちゃんには、『絵でジョジョを馬鹿にするなんて万死に値する』」

咲「『人間讃歌を描いたわけであって、グロは主体じゃない』」

咲「『読まないというのは人生の九割を存してる。これからその人生を終わらせてやる』」

咲「……なんて、言われたけど」

京太郎「あの人は……まったく」

×『読まないというのは人生の九割を存してる。これからその人生を終わらせてやる』

○『読まないというのは人生の九割を損してる。これからその人生を終わらせてやる』


ちょっと中断やねん

設定が吸収されてるなら京太郎宮永姉妹に鎖骨折られてるやん…



シロ
テル

どことはいわないけど、シロは抜きん出ている(白目)

シロ「昔は京太郎と良くお風呂に入ったり、ご飯を食べたり、一緒に寝たりしていた(介護的な意味)」
竜田「彼女が居ながら、別の人と・・・」
下足「私が最後の被害者になれば問題がない(私が(毒で麻痺して)動けない須賀プロのお世話を…)」

始めるでー

元々書いてたオカルトスレイヤーだと、咲ちゃんがヒロインだったのにね

ヒロイン(ただしメインではない)

裂ちゃんはヒロインというよりラスボ

ヒロイン(すでに死んでいる)
ヒロイン(寝取られる)
ヒロイン(敵でヒャッハーする)
とかもあるししゃーない


咲「……京ちゃん」

京太郎「……おう」

咲「……お疲れさま」

京太郎「……おう」

咲「……」

京太郎「……」


 穏やかな沈黙。

 咲と居て会話がなくなると、いつもこうだった。

 隣に腰かけて、空を眺める。

 先ほどまで覗いていた積乱雲は、雨をバラ蒔いて消えてしまったらしい。

 すっかりと、晴天が訪れていた。

 どちらともなく、言葉を切り出す。


京太郎「……さっきの」

咲「え……?」

京太郎「さっきの約束、守ったぜ」

咲「約束?」

京太郎「お前に出番は回さないって奴だよ」


 雨上がりのセミの声は、普段のそれほどうるさくない。

 ちょうどいいBGMだった。


咲「……京ちゃんは、さ」

京太郎「うん?」

咲「昔から、どんなに適当でも……約束を破ったことは、ないもんね」

京太郎「……適当ゆーな、適当」

咲「あはは、事実でしょ?」

咲「次当たるとこやってきてないから写させてくれ、とか」

咲「教科書忘れたから貸してくれって言って、落書きして返してきたり」

京太郎「……あったなぁ」

咲「あの落書きのせいで私、怒られたんだよ?」

京太郎「つまらない授業が悪い」

京太郎「俺なら、もっと上手く教えられる」

咲「……なにそれ」

京太郎「教職のときに、研修で行ってな」

京太郎「大人気だったんだぜ? イケメンで、授業も分かりやすいって」

咲「イケメンって……自分で言う? 普通」

咲「敵よ(京ちゃん)!
負かしてみせてよ!!この点棒を奪ってみせてよ!!
あの天江衣(京ちゃん好みのロリッ娘)のように!!小鍛冶健夜(売れ残り)のように!!
この私の夢のはざまを終わらせて見せて!!愛しき御敵(ひと)よ!!」

何故か浮かんだ


咲「そういうこと言ってるから……」

咲「『イケメンだけど残念で嫌味じゃないタレント』とか言われるんだよ」

京太郎「また残念呼ばわりかよ……」

京太郎「いいんだよ。嫌味じゃないんならさ」


咲「良くないよ!」


京太郎「うおっ」

京太郎「な、なんだよ……いきなり」

京太郎「驚かせんなって……」

咲「……ごめん」

咲「……」

京太郎「お、おう……」


 急に黙って俯く咲に、調子を崩された気分だ。

 今の会話のどこに、咲の琴線に触れる点があったのか。

 些か、疑問であるが……。


京太郎「……なあ」

咲「……何、京ちゃん」


京太郎「お前に――大事な話がある」


京太郎「正直に……真面目に、ちゃんと答えてくれるか?」

咲「へっ」



咲(だだだだだだだだだだだ、大事な話!?)

咲(真面目に答えて!? 正直に!? ちゃんと!?)

咲(あ、私たち今……二人っきりだ)

咲(ど、どうしよう!? いきなり過ぎるよ、京ちゃん!?)

咲(うあ……。こんなことなら……もっとおめかししてくればよかったよ)

咲(変な匂い、しないよね?)

咲(ちゃんと香水付けてきたけど……もっといいのにすれば良かったかな?)

咲(京ちゃん、すっごい真面目な顔……)

咲(睫毛、長いなぁ……)

咲(やっぱり告白は男の人からしてほしいけど、私の想いも伝えたいっていうか――)

咲(……って、うんうんうんうん! そーいう話じゃないってば!)

咲(あう、なんだろう……)

咲(……何かな、京ちゃん)



京太郎「なあ――」




京太郎「この間のタイトル戦――どうして、あんなことしたんだ?」


これは下手な誤魔化しは出来ない。


咲「……」

京太郎「……」

咲「……」

京太郎「……」


京太郎「その顔……驚かないのな」

京太郎「シラを切る訳でも、話を反らす訳でもない」

京太郎「やっぱりあれは……お前の仕業だったのか」

咲「……そうだよ」

咲「私が、京ちゃんのアシストをしたのは事実」

咲「本当に、考え通りに行くなんて思ってはないし……」

咲「アシストしても、京ちゃんが和了がらなかったら……結局は何にもならなかったけど」

咲「助けたのは……助けようとしたのは、本当」


京太郎「……」

京太郎「誤魔化そうとか、嘘を吐こうとか……」

京太郎「否定しようとは、思わないのか?」

咲「しないよ」

咲「京ちゃんなら、気付くかもしれないって思ってたし……」

咲「さっきのアレを見て、京ちゃんなら絶対に気付くと思ったから」

咲「だから……京ちゃんに、嘘は吐かない」


京太郎「……ああ、そうだよな」

京太郎「あんときもお前は……嘘は言わなかった。嘘なんざ、言っちゃいなかった……!」

京太郎「だからって……開き直ってんじゃ、ねえよ!」

咲「……」

京太郎「答えろ……! なんで、あんなことをした……ッ!」

京太郎「言えよ、咲……!」

咲「……言いたく、ない」

京太郎「――ッ」


京太郎「……答えろよ」

京太郎「胸ぐら掴んどいてなんだけど、俺は今まで一度たりとも女に手は上げてねえ」

京太郎「ストーカー紛いのキチガイに襲われたときも……」

京太郎「路上でやってたハードな痴話喧嘩を止めに入ったときも……それは変わらない」

京太郎「だけど今……俺は、本気で怒ってる」

京太郎「こちとら、スタッフがプッツンしてる撮影のおかげで……大分鍛え上げてんだ」

京太郎「正直に言わないと……」


京太郎「お前をどうするか、自分でも分からねえんだよ……!」

相手に見て欲しかったら相手に憎ませる事よ


咲「京ちゃんの気が紛れるなら……」

咲「……殴ってくれても、いいよ」

京太郎「……ッ」

咲「……」


咲「そう、言いたいけどさ……」

咲「京ちゃんの手は、麻雀をする手だもんね」

咲「京ちゃんの手は、誰かを助ける手だもんね」

咲「そんなこと……京ちゃんにさせたら、駄目だよね」

咲「だから……答えるよ」

咲「放して貰っても……いい?」

京太郎「……ああ」


咲「……」

咲「……あの頃の京ちゃん、全然笑わなくなってた」

咲「いっつもしかめっ面して、憔悴して麻雀打ってた……」

咲「麻雀の事が、嫌になってる……なりそうな感じだった」

咲「……家で打ってたときの、お姉ちゃんみたいに」

京太郎「……」

咲「それで……タレントの仕事の方が、増えてたでしょ?」

咲「そっちだと……麻雀だとしない顔をしてる」

咲「でもやっぱり、疲れてた」

咲「京ちゃんの打ち方なら……研究に研究して、だから」

咲「収録が終わってからも……研究してるんだと、思った」


咲「……私はね、京ちゃん」

咲「京ちゃんが……麻雀をやめちゃうんじゃないかって、思ってた」

咲「世間だとタレントだと思われ始めてて、京ちゃんもそっちに向かってた」

咲「……京ちゃん、麻雀を捨てちゃうんじゃないかと思った」

咲「和ちゃんから、京ちゃんが大学のときに……一度麻雀を諦めようとしてたって、聞いてた」

咲「だから……『まさか』って、思った」


咲「そうじゃないと、思いたかったけど……」

咲「あの日の京ちゃんを見て、ハッキリと思った」

咲「京ちゃんは全部をぶつけにきて――」

咲「――負けたら、やめようとしてるって」


咲「……私の、勝手な勘違いかな?」

咲「でもあの日の意気込みは……ただでさえ凄い、いつも以上だった」

咲「だから私は……」


咲「京ちゃんのアシストをしようと、思った」


咲「京ちゃんの覚悟に水を注すことになるし……」

咲「京ちゃんの力を、信じてないことになる」

咲「……それは、分かってた」

咲「私の自分勝手だっていうのも、分かってる」

咲「でも私は……京ちゃんにやめて欲しくなかった」


京太郎「……ッ」

京太郎「だから、タイトルの一つでもくれてやれば! それを与えてやれば!」

京太郎「首輪繋がれた犬とか、電極に繋がれた鰻みてえに……」

京太郎「俺が、麻雀プロでいると思って……それをやったっつーことか?」

京太郎「そういう、ことなのか……?」

咲「……」


咲「……ふたつ、違う」

咲「私は……少し手助けしただけで、勝ちとったのは京ちゃんがあそこまで頑張ったから」

咲「江口プロと……大星プロと戦ってて」

咲「場を支配することなんて、私には無理」

咲「きっと、お姉ちゃんでも無理」

咲「私の言葉が信じられなくても……お姉ちゃんの言葉なら、信じられるでしょ?」

咲「あれは、京ちゃんがあそこまで粘ったから起こった」

咲「私は……最後の最後で京ちゃんの作戦に気が付いて」

咲「それを少し手伝った以上のことは……してないよ」


咲「……」

咲「タイトルをとったから、京ちゃんは麻雀プロでいる」

咲「そうは……思ってないよ」

京太郎「……」

京太郎「なら……なんで」

咲「……ううん、ごめん。それも考えた」

咲「でも……もしかしたら」

咲「何も不思議な力を持ってないのに……運があるわけでもないのに……」

咲「高校生の頃から、ここまで強くなって……」

咲「あの場に立った京ちゃんなら、気付いてくれるんじゃないかって……思った」


咲「そうしたら、京ちゃんは……」

咲「きっと、私を許さないと――思った」


咲「私のことを、許さなかったら……」

咲「私のことを、恨んでくれてる間は……」

咲「私にリベンジするまで、京ちゃんは麻雀プロを続けてくれるんじゃないか――って」

咲「そんな風に、考えた」


咲「大学生のときは離れちゃったけどさ……」

咲「京ちゃんとは、付き合いが長いから……さ」

咲「一途で不器用なところがあるから……京ちゃんなら、私にリベンジしようとしてくると思った」

咲「そうしてくれてる間は……麻雀、続けてくれるんじゃないかなって」

咲「そう、思った」


咲「自分勝手だってのは、分かってる」

咲「きっと、京ちゃんのことを……凄く傷付けることになるって、分かってる」

咲「それでも……それでも、だよ?」

咲「私をこっちに連れ戻してくれた京ちゃんには……」

咲「麻雀の楽しさに気付くチャンスをくれて……」

咲「また、こっちの道に戻る機会をくれた……」

咲「そのあとの、高校での楽しい思い出のきっかけになってくれた……」

咲「そんな京ちゃんには……麻雀をやめて欲しく、なかったんだ」


咲「……ごめんね、京ちゃん」

京太郎「……なにが、だよ」

咲「あのときの京ちゃんの実力を信じないで……」

咲「京ちゃんの気持ちに、水を注しちゃって……」

咲「ごめん、なさい」

謝られてもなぁ……
結局何から何まで咲さんの自己満足でしか無いわけで……


京太郎(……確かに、こいつの言う通りだ)

京太郎(俺はあの場に、覚悟を背負って立った)


京太郎(凡人の俺でも、魔物を倒せることを証明するって)

京太郎(俺と同じような誰かを、勇気付けるって)

京太郎(所詮は俺じゃあ勝てやしないって評判を否定するために)

京太郎(そのために――自分の全力を)

京太郎(今までを、これからを……俺の人生、全部懸けて)

京太郎(賭けに、身を投じた)


京太郎(俺が、こっちに連れてきたお前なら……)

京太郎(あれぐらい強いお前なら、本当の全力――何もかもを懸けて戦えると、思って)

京太郎(ああ……お前の、言う通りだ)

京太郎(あのタイトルが取れなかったら……俺の全力のスタイルで及ばなかったのなら……)

京太郎(お前に、負けたんなら……)

京太郎(俺は、辞めてもいいって思ってたんだ)

京太郎(お前に負けたんなら……諦められるって、思ってた)


京太郎(……ああ)

京太郎(自分勝手って話をしたら、そもそも俺もなんだ)

京太郎(お前なら仕方ないって……咲を言い訳にして)

京太郎(それがお前に何を背負わせるかも考えないで……)

京太郎(俺は、お前と戦った)


京太郎(どっちが悪いって、話じゃない)

京太郎(俺がエゴを通そうとしたら――咲が傷付いて)

京太郎(咲がエゴを通したら――俺が、こうなった)

京太郎(……俺が、お前の立場なら)

京太郎(どうしたん、だろうな)

京太郎(わっかんねーな。わっかんねーよ)

京太郎(でも……お前みたいに、恨まれ続けるのに耐えられるかは)

京太郎(そういう選択を選べるかも……やっぱりわかんねーよ)


京太郎(強いて言うなら……)

京太郎(辞める覚悟みたいのを、こいつに見破られた)

京太郎(俺が一番、悪い)

京太郎(突き付けてるもんだもんな……言っちまえばさ)

京太郎(『勝たせてくれなきゃ、麻雀を辞める』って)

京太郎(そりゃあ、卑怯だよ)

京太郎(こんだけ一緒にいた奴が……自分の人生を、人質にしてるんだろ?)

京太郎(『覚悟』だなんて聞こえのいい言葉を使っちゃあいるが……)

京太郎(はたから見たら、スゲー卑劣な行為だ)

京太郎(自分のことだけで、『なんで全力でやってくれなかった』……なんて言うのは)

京太郎(てめえが邪悪だと気付いてない、もっともドス黒い悪だ)

京太郎(被害者面して、相手に拳銃の引き金を渡すなんてのは……)

京太郎(公正な勝負とは程遠い、もっとも卑劣な行為になる)

京ちゃんのこの「自分が悪い」思考もズレてんだよなぁ……
しかし、咲さんは麻雀を続けてほしいから勝たせたというが、
見破られた結果、自分に勝つために完全に麻雀を楽しめなくなるのは二の次だったんだろうか?
そうなったらなったで咲さん的には目的達成できた時点でグッドだったのだろうがww

被害受けてるの京太郎がメインじゃない辺りたち悪いんだよなあれ
軽いとはいえ八百長な訳だし同卓してる二人が被害でかいよね


京太郎(どっちにも、思うところはあった)

京太郎(そこに優劣はないし、卑尊はない)

京太郎(でも、今回は……)

京太郎(俺のした行為が、もっとも卑劣で……唾棄すべき最低な行為であるのは確かだよ)

京太郎(つーか)

京太郎(他の二人がいるのに、個人的な事情を持ち込んだ俺がな……)

京太郎(江口プロも、大星プロも……)

京太郎(あの戦いの直後に……俺が辞めるなんて言い出したらさ)

京太郎(いい気は、しねーよな)

京太郎(……いや、大星あたりなら『弱いんだから当然でしょ』とか言いそう)

京太郎(まあ、そうだとしても……やっぱ駄目だ)


京太郎(そりゃあ、世の中にはそーいうプロもいるだろ)

京太郎(『ここで限界を悟りました』って、そーいうのはあり得るだろ)

京太郎(そりゃ、当人の事情だしな)

京太郎(でもきっと……その人たちは隠してる)

京太郎(自分の人生がかかってるほど大事なことを、他人に気付かせないように努力してる)

京太郎(大事なことなんだから、それぐらいして当然だよ)

京太郎(俺は、甘かった)

京太郎(ひょっとしたら心のどこかでは……)

京太郎(『辞めなくてもいいんだよ』って言われるのを期待してたのかもしんねー)

京太郎(それって、情けねーよな)

京太郎(女々しくて、ダサい)


京太郎(つーか、よ)

京太郎(思えば、さっきの女の子たちもおんなじパターンだった訳だろ?)

京太郎(向こうは、あっちが勝っちまったら辞めるつもりだったみてーだけどさ)

京太郎(やってること、咲と同じじゃねーかよ。俺)

京太郎(いや、ちょっとは違うけど……)

京太郎(……大分違うかもしんねーけど)

京太郎(大分違うけど)

京太郎(なんつーか、なぁ)


京太郎(……まあ)

京太郎(幼馴染みの女の子にそんな選択させて)

京太郎(それからずっとその事に怯えさせて)

京太郎(挙げ句、胸ぐら掴んだり脅したり声を荒らげたり)

京太郎(そんな俺が、一番ダサい)


京太郎「……咲」

咲「な、何……?」

咲「京ちゃんが顔を見せるなって言うなら、そう……するよ」

咲「今日は、京ちゃんに謝ろうと思って……だったから」

咲「見逃して、欲しいけど……」



京太郎「――すまんっ!」



咲「ふぇっ!?」

京太郎「俺が悪かった!」

京太郎「許せ……いや、許さんでいい!」

京太郎「殴れ! 俺を、殴れ!」

京太郎「思いっきり、一発入れろ! そうじゃなきゃ、お前に申し訳がたたねえ!」

咲「へ? え? あの……」

咲「一体、何が……」


京太郎「俺が、悪かった。全面的に俺が悪かった」

京太郎「お前の言う通り、俺はあのとき負けたら辞めようと思ってた」

京太郎「俺が卑怯だった。俺が女々しかった。俺が情けなかった」

京太郎「俺に、配慮が足りなかった……!」

咲「え……あ、あの……」

京太郎「悪かった」

京太郎「お前に、『俺を辞めさせるか』『俺に恨まれるか』を迫って悪かった」

京太郎「それなのに、悲劇のヒーロー気取って悪かった」

京太郎「そんな状況で……俺と会ったら辛いだろうお前にこんな仕事させて、悪かった」

京太郎「お前のことを怯えさせて悪かった。胸ぐら掴んだり、怒鳴ったりして悪かった」

京太郎「ずっとお前と居たのに、お前の気持ちを全然考えないで……本当に、本当に悪かった」


京太郎「許してくれだなんて、言えない」

京太郎「お前に何をされても、俺は言い返せない」

京太郎「ただ――悪かった」

京太郎「本当に、ごめんな……って」

京太郎「お前に、謝らせてくれ」

うーんこの「俺が全部悪かった」展開


咲「そ、そんなこと言われても……」

京太郎「ああ、確かにそうだな」

京太郎「鍛えてるし……お前が俺を殴っても、逆に怪我するかもしれないもんな」

京太郎「悪かった」

咲「……う、うん」

京太郎「ちょっと壁に頭打ち付けてくる」

咲「そ、そういう話じゃないってばー!」


咲「それを言ったら、京ちゃんの覚悟の邪魔をした私が悪いんだよ!」

京太郎「いーや、邪魔されるようにバレた俺の方が悪いね!」

咲「だったら、知ってて邪魔した私が悪いよ!」

京太郎「邪魔を許した弱い俺が悪い!」


咲「うー」


咲「意地っ張り! 京ちゃんの格好つけ男!」

京太郎「うるせえ、この頑固者! なんでもかんでも背負い込みやがって!」

咲「格好つけしいで、普段は重くて軽い癖に! バカ京ちゃん!」

京太郎「格好つけて、意地が張れなきゃ男じゃねーんだよ!」

咲「その考え、古い! 似合わない!」

京太郎「温故知新って言うだろうが! 古いことの方が大事なこともあるんだよ!」

咲「京ちゃんらしいけどらしくないし、気障すぎ!」

京太郎「外見格好いいんだから、内面も格好よくしようとして何が悪い!」

咲「この、軽薄軟派男! スケコマシ!」

京太郎「はぁぁぁぁあ!? 俺は、硬派だっつーの!」

咲「そう思ってるのは、自分だけでしょ!」

京太郎「はぁ!? 俺は、麻雀一筋の硬派だってーの!」

咲「タレントもどきやってる癖に!」

京太郎「それでも心は麻雀のことばっかりだからな!?」

咲「この雀キチ!」

京太郎「麻雀プロなんだからそんなもんだろうが!」

咲「そんなんじゃ、瑞原プロとか小鍛治プロみたいに売れ残るよ!」

京太郎「はぁ!? 俺なら、その前に一人や二人見つけられるからな!」

咲「やっぱり軟派男!」

京太郎「うるせえ! 本の虫!」


京太郎「……なあ」

咲「……なに?」

京太郎「俺ら、なんの話をしてたんだっけ」

咲「……あー」

咲「うん」


京太郎「とりあえずは……だ」

京太郎「お互い悪かったってとこで、この件については手打ちで」

咲「私の方が悪いけどね」

京太郎「いや、普通にどう考えても俺だけどな」

咲「……」

京太郎「……」

咲「……やめよっか」

京太郎「平行線だしな……」


京太郎「それより問題は、だ」

咲「うん」

京太郎「同卓した江口プロと大星プロだよな」

咲「……関係ないことに、巻き込んじゃったしね」

京太郎「そうなんだよなぁ」

咲「……うん」

京太郎「あとは、番組のスポンサーに……プロデューサーだろ?」

咲「ファンと後援会の人たちにも、だね」

京太郎「改めて……公の場でやることじゃなかったよな」

京太郎「立派な社会人失格っつーか、なんつーか」

咲「そう……だよね」


咲「選手生命を賭けた戦いって……他にもやってる人がいるし、例もあるから」

咲「そういう意味だと、個人の事情を持ち込んでも大丈夫そうなんだけど……」

京太郎「却下」

咲「……理由は?」

京太郎「改めて思うと、格好悪いから。バレたのが一番だとしても」

咲「……格好つけ男」

京太郎「うっせ」



咲「うーん」

京太郎「とりあえず、同卓した二人には謝るべきだよな」

咲「そうかな」

咲「そう……だよね」

京太郎「そりゃ、間違いないだろ」

咲「うん。そうだね」


咲「スポンサーさんたちは?」

京太郎「我慢して貰う」

京太郎「つーか、あれはあれで視聴率良かっただろうしな」

咲「あー、うん」

咲「……劇的だったよね」

咲「最後の最後で、3位が1位を捲ったのって」

京太郎「お前の槓で、ドラついたんだけどな」

咲「それなしでも……京ちゃんは自力で1位走ってた大星プロから逆転してたでしよ?」

京太郎(確かに、そりゃそうだけどさ……)

京太郎「逆転1位と2位じゃ、大きな違いがあるっての」

咲「あー、うん」


咲「……ファンの人たちには?」

京太郎「真実話しても、余計な混乱招くことになるしな」

咲「……うん」

京太郎「ファンの人達には、希望を持ってて欲しい」

京太郎「だから……今回の――夢を壊すようなことは、アウト」

咲「そうなるよね」

京太郎「まあ、その分……普段からもっと気張ってサービスしないとな」

京太郎「それで代わりになるとは、思えないし……ケジメにもならないけど」

京太郎「それでも、それ以外を考え付かない」

咲「……うん」

駄目だ……眠い
あと少しだけど、寝ます


例えば、受け入れやすい例で言うなら……

穏乃が、負けたら麻雀諦める(とかお見合いする等)条件で来たとして
京太郎は果たして穏乃を勝たせる方がいいのか、普通に打つ方がいいのか

そーいうの突き付けられた状態で、どっちを選べみたいのをやらされてもね」って話

(パニキ基準で)ほのぼの

咲ちゃんに負けてたら


色々やったけど麻雀を忘れられず、地下麻雀で無双しつつオカ持ちにミンチで沈むか

ヒモになったあとにTVで勝ってる咲を見て遠い目するか

教員になって教え子とインターハイを目指すか

雀荘にいる強いおじさんになってかつての自分のような少年に麻雀の手解きをするか

やり過ぎで眼が使えなくなって手術で借金抱えて火星にいくか

FXで儲けてる銀髪のナイスバディな女性に人生を買われてたよ

優希の誕生日なのに誰も優希の話をしていない件について。訴訟

正直さ、タコス届けて貰ったときの爪先立ちになって尻尾振るタコスはスゲー可愛いと思うのよ
あれ、流れだけみたら完全にヒロインだしさ



まあなんか知らんけど京タコは京和ほどじゃないけど難しくて書けないんですけどね

雨風でパソコンまで到達できないし、こっちを進めますか
バラエティコメディスレやけどほのぼのとは断言しとらんで


あー、京セラ書きたいんじゃー

セーラは普通に接したつもりなのに距離感誤って京太郎が赤面してそれを見たセーラが派手に恥ずかしがって、
それから京太郎が嫌われたくないし、セーラにそんな面を見せまいと若干距離を取りはじめて、
そのことに違和感を感じたセーラが京太郎のことを意識するようになって、
京太郎が別の奴と楽しそうに話してるのにジェラってから自己嫌悪して、
でも京太郎はセーラとのことを相談してたんだよって形でふたりは幸せなキスをして終了

寧ろ勝てる相手の方が……


半端なオカルトや引きだけの相手には6:4~7:3
引き+技術のプロには2:8~4:6
魔物級には0:10~1:9


あとは同卓の面子によるとしか言いようがないねん
オカルトVSオカルトなら横合い攻撃できるからなー

まあ、勝たせろって言われたら勝たせられるから安心して欲しい
必勝法なしの状況次第ってタイプだし


世界とかメタリカとかクリームとかヘブンズドアーとかキラークイーンやキンクリや紫煙ではないけど
銀の戦車だったり、緑の法皇だったり、愚者だったり、ロンサムミーだったり、波紋使いなタイプなんで


んじゃ、ちょっと安価だすよー



1:「話は聞かせて貰ったっすよ」
2:「なにをグチグチ言っとるんじゃ、バカタレ」
3:「京太郎……暫く見ない間に詰まらない男になったな」


↓5


京太郎「……あー」

京太郎「気が重い」

咲「……でも、仕方ないよね」

咲「それだけのこと、しちゃったんだし」

京太郎「……だよな」

咲「プロ失格だから、辞めろって言われたらどうする?」

京太郎「……あー」

京太郎「辞めたくねえよ……ねえけどさ」

京太郎「でもそんときゃ……仕方ないだろ」


優希「……やれやれ」

優希「京太郎……暫く見ない間に詰まらない男になったな」


京太郎「お前は……!」

咲「死んだはずの……!」

京太郎「片岡優希ッ!」


優希「Yes, I am !」


優希「……というか、勝手に殺すな!」

京太郎「すまん、ついノリで……」

咲「……ごめんね」

優希「まったく、このぽんこつ麻雀バカ二人は……」


京太郎「なんつーか……久しぶりだな」

京太郎「高校以来か? 元気にしてたか?」

優希「まあ、そこそこだな」

優希「……他に、言うことあるんじゃないか?」

京太郎「ああ、なんつーか」

京太郎「前もそうだったけど……もっと、美人になったな」

優希「ふふん」

京太郎(……高校の頃の憧に似てるって、うっかり口滑らしそうになった)

京太郎(……)

京太郎(……一部分を除いて)

京太郎(そこは……変わらずか)

京太郎(何ッ、で! だよッ! どうしてそこだけ置き去りにしたんだよ!)


京太郎「どうしたんだ、今日は」

優希「京太郎がこっちに顔出すって聞いたから、同窓会気分でな」

京太郎「そっか、なるほどな……」

京太郎「……口調、少し変わったか?」

優希「ん?」

優希「そりゃ、いい歳になったんだから……当然だって」

優希「今でも、気を抜くと出そうになるんだけどなー」

京太郎「そーゆーもんか」

優希「そーゆーもんです」

はわわわ、寝てた

続きします


京太郎「……本当に、久しぶりだな」

優希「あの日以来だからな」

咲「あれ、そうなの?」

咲「てっきり京ちゃんとも連絡とってると思ったんだけど……」

優希「まあ、連絡先を知らなかったからなー」

優希「携帯一回ポシャっちゃから、仕方ないんだ」

咲「そうだったんだ……」

咲「言ってくれれば良かったのに」

優希「次からはそうさせて貰うじぇ!」

咲「……あ、今の懐かしい」

京太郎「な」

京太郎「結局高校三年間、そうだったから」

京太郎「こっち方がしっくりくるんだよなぁ……」

優希「そんなこと言われても困るからな」



優希「それにしても……」

優希「そういう京太郎は、随分と詰まらない男になったもんだな」


京太郎「オレェ?」

優希「お前以外にどこに京太郎がいるんだ?」

京太郎「ギャラリーの中にもしかしたら」

優希「片岡京太郎とかがか」

京太郎「……なんか殺人事件に遭遇しそうだな」

咲「やっぱり、京ちゃんは須賀が一番だよね」

京太郎「婿入りとかできねーなー」

咲「予定あるの?」

京太郎「いや、ないけど……」

京太郎「ひょっとしたら、どっかのお金持ちでスタイルよくて可愛いお嬢様が俺を見初めて」

京太郎「一緒に実家を継いでくれとか言うかもしれねーじゃん」

咲「ないない」

優希「そんなオカルトありえないじぇ」

京太郎「そこまで言うかぁ?」

咲「京ちゃんが役満あがるよりもないでしょ」

優希「どんだけ夢見がちなんだ」


咲「まずお金持ちのお嬢様って、それで大分絞られるよね?」

京太郎「搾られても……いや、ああ」

咲「そこから、京ちゃんにあってる年齢で……」

咲「しかも可愛くて、スタイルがいい人ってなるともっと限定されるでしょ?」

京太郎「されるな」

咲「これ、日本にどれぐらいいると思う?」

京太郎「国際結婚でも俺は構わないぞ」

咲「デンマークとかでも? イランとかでも? ソマリアでも?」

京太郎「そもそもソマリアにお金持ちいるのかね」

優希「さあ……」


咲「仮にそんな人がいるとしてもさ……」

咲「都合よく京ちゃんと知り合うことが、ないでしょ?」

京太郎「あー、全国飛び回ってるけど……」

京太郎「基本収録と麻雀だから……ないなあ」

優希「すれ違うことぐらいはあるかもしれないけどな」

咲「でもそこから、会話に発展しないでしょ?」

京太郎「……いや、声かけるかもしれない」

咲「……最低」

優希「……軟派男」

京太郎「いや、冗談だからな?」

京太郎「いつ誰に見られてるかもわからねープロだからしねーよ!」


咲「で、そんないい人がフリー」

咲「それで、京ちゃんのことを好きになってくれる……」

咲「これ、どんな確率か分かる?」

京太郎「わっかんねー。なんもかんもわっかんねー」

咲「まあつまり、天文学的数字だよね」

優希「夢見んなってことだじぇ」

京太郎「あー」

京太郎「あー」

京太郎「10年くらい待てば、チャンスあるんじゃ……?」

咲「……あ、駄目だ」

優希「お前は、結婚できないアラフォーか!」


京太郎「……で」


京太郎(優希の話、果たして咲に聞かれてもいいもんか)

京太郎(それがわからないから、ちょっとくだらない話をしてみた……心にもない話を)

京太郎(……)

京太郎(……ないからな? そんなこと思ってないからな?)

京太郎(いや、出会えたらラッキーだと思うけどさ)

京太郎(正直、いたら口説きたいぐらいだけどさ。うん)

京太郎(まあ、本気じゃないからな? ないぞ?)

京太郎(……)

京太郎(まあ、いいさ。いいよな)

京太郎(優希の反応を見る限り……咲が居ても、大丈夫な話題っぽいな)


京太郎「優希」

京太郎「さっきの話は、どういうことなんだ……?」

優希「……今さらシリアスな空気を出されても、シリアル並みにバッキバキだからな」

咲「そこらへん、本当に残念なイケメン枠だよね」

京太郎「真面目な空気ィ!」

京太郎「あと、残念なイケメンゆーな!」

京太郎「ホスト部とかの少女漫画なら、主人公とくっつくんだぞ!」

咲「そこらへんは、内面で俺物語を目指そうよ」

優希「京太郎だから仕方ないってもんだじぇ」

咲「京ちゃんだしね」

京太郎「なんで俺、こんなジョジョスレでのポルナレフみたいな扱い受けてるんだよ!?」


咲「京ちゃん」

京太郎「なんだよ」

咲「ポルナレフと一緒にしたら、ポルナレフさんに失礼だよ?」

京太郎「クソッ、なんて時代だ……!」

京太郎「あとお前やっぱりジョジョ読んでるじゃねーか!」


京太郎「……で、仕切り直して」

京太郎「詰まらない男になったっつーのは、どーいう意味だ?」

優希「そのままの意味だ」

優希「前に、言ったよな?」



優希「『私をフッたんだから、もっといい男になれ』って」



京太郎「……ッ」

京太郎「お、おま……! なんで、そのこと……っ」

咲「えっ、ど、どういうこと……!?」

優希「そこはどーでもいい」

京太郎「どーでもいいって、お前……」

優希「もう終わったことだし、別にもういい話だからな」

京太郎「う……」

咲(優希ちゃん、有無を言わせぬ勢いだ……京ちゃんがたじろぐくらいに)


優希「……で、だ」

優希「京太郎。なんだ、この様は」

京太郎「この様って……」

優希「……」

優希「さっきの話、聞かせて貰った」

優希「聞けば……」

優希「『進退をかけてタイトル戦に臨んだ』とか『辞めて欲しくなかったからアシストした』とか」

優希「『どっちが悪い』とか『皆に謝らなきゃいけない』とか」

優希「傍から聞いてりゃあ、ちゃんちゃらおかしいじぇ」

咲「……」

京太郎「……なにがだよ」

優希「どれだけお前ら自分勝手で、馬鹿で、ぽんこつなんだ?」

優希「いい歳した大人のすることじゃないもんだ」

京太郎「……ッ」

咲「……」

京太郎「……分かってる」

優希「いーや」

優希「なんにも分かってない。分かってないな」

優希「前から鈍感な奴だとは思ってたけど……」

優希「お前、どうしてそう大事な場面で間違えるんだ?」

優希「普段は気遣いのできる男とかよばれてかもしれないけど……」

優希「こんな有り様じゃ、それも怪しいな」

京太郎「……」

京太郎「……何が、だよ」

高校以来連絡すら取ってないのに現状を知った風に口出すタコス…

うへぇ
>>1とID被るかここで


優希「第三者から言わせて貰うと」

優希「『進退懸けて戦おう』が『そのアシストをしよう』が、はっきり言ってどーでもいい」

咲「どうでもいいって……」

優希「事実だからな」

優希「そのあたりは、二人の中で決着つけたらいいんじゃないか?」

優希「聞くとしたら」

優希「別に打ち合わせとかしてないんだよな?」

咲「……うん」

京太郎「してるわけないだろ」

優希「咲ちゃんは、確実に京太郎のアシストをできるって初めから確信してたのか?」

咲「そんな訳ないよ……」

咲「最後で京ちゃんの作戦がわかったから、もし上手くいったらいいなって」

咲「それに乗っかっただけだよ」

優希「京太郎は……」

優希「大星プロをなんで狙ったんだ?」

京太郎「……そうだな」

京太郎「アイツがトップで、厄介で……」

京太郎「俺のスタイル的に……あの場で、一番狙いやすかったからだ」

優希「他の人間を狙わなかったのは?」

京太郎「できたならしたけど……状況によるからな」

優希「なるほどな」


優希「まあ、聞いても大してわからん」

優希「麻雀は心得てるけど、私はプロじゃないからな」

京太郎「……わからんのかよ」

優希「わからないもんは、わからない」

優希「だから、京太郎や咲ちゃんがどんな気持ちなのかも……知らない」

優希「どれだけ苦しいのか、辛いのかもな」

優希「ただ、今の話を聞く限りじゃあ……」


優希「二人とも、博打に勝った風にしか思えない」


優希「京太郎の読みが他の二人の上を行って……」

優希「咲ちゃんが、更に上手だったってな」


優希「辞める覚悟を見抜かれたことも全部含めて――」

優希「今回は、京太郎の負けってことだ」


優希「……ま、これは私の意見だから」

優希「普通に無視してくれていい」

京太郎「……」

咲「……」

優希「さっきも言ったみたいに、二人の問題だからな」



優希「……で」

優希「私が言いたいのは、こっからだ」

優希「随分と前置きが長くなったけど、こっからが本題だ」

優希「二人は……謝らなくちゃいけないって言ってたな?」

優希「なんでなんだ?」

咲「……それは」

京太郎「俺の……俺らの勝手な戦いに、巻き込んだから」

京太郎「そういう、個人的なことに付き合わせて迷惑をかけたからだ」

優希「ふむふむ」


優希「……京太郎」

優希「1つ聞くが……もしも、もしもだ」

優希「『絶対に許せないからタイトル返上しろ』って言われたら?」

京太郎「当然、返上する」

優希「じゃあ、『お前みたいのはプロと思えない。辞めろ』って言われたら?」

京太郎「……」

京太郎「……そんときは、仕方ない」

優希「……なるほどな」



優希「――バカか、お前」


京太郎「……」

優希「タイトル返上までは……まあ、まだ分かる。正直分からんが、分かる」

優希「その時点で、余計な迷惑をまたかけることになるけどな」

京太郎「……」

優希「まず1つ」

優希「一回人に迷惑かけてるのに、舌の根も乾かないうちに繰り返してどうすんだ?」

優希「とても、社会人の行動とは思えないじぇ」

京太郎「……」

優希「一度のミスはいいとしても、二度も同じことやるな」



優希「……で、次」

優希「言われたら辞めるのも考えるって言ってたな?」

京太郎「……ああ」

優希「やれやれだ。やれやれだじぇ」

優希「お前、そうやってまた――他人に引き金を預けるのか?」

優希「そりゃ、『許してくれなきゃ死ぬ』って言ってるようなモンだじょ」

京太郎「俺は……そんなつもりじゃねえ」

京太郎「けど、言われてみれば……そう、だよな」

優希「そんなつもりがなくても、そういう意味になる」

優希「咲ちゃんにそれをやっといて……」

優希「また、それを繰り返すのか? 反省したのに?」


優希「いいか、それは反省って言わない。おんなじことをやるなら反省にならない」

優希「麻雀プロがどれほどのものかはしらないけど――」



優希「――社会人、ナメんな」


優希「ここは結局、読みとしては咲ちゃんが勝ったし」

優希「結果としては京太郎が勝った」

優希「二人とも……自分の勘を信じて、博打に勝った。不確実だけど、結果は勝った」

優希「それでいいんだ」

京太郎「……いや」

咲「そんな、力こそがすべて……みたいな」

優希「力がすべてなんて、私は言わないじぇ」

優希「それ以外に、大事なものはたくさんある……」

優希「でも……競技プロなんだろ? 実力勝負なんだろ?」

優希「だったら、力が相当大事なのは言うまでもないだろ」

優希「私たちが経験したインターハイだってそうだったし……」

咲「……」

優希「普通の会社だって、そうだ」

優希「結果出せない奴の言葉よりも、結果出した奴の言葉の方が重いんだよ」


優希「そんで……」

優希「それよりも、もっと大事な事がある」

京太郎「……なんだよ」

咲「なに、かな……?」

優希「それはな――」






優希「――負けた奴を、それ以上惨めにすんな」



優希「いいか、お前らがしようとしてることを言うとこうだじぇ」

優希「『ぐだぐだ考えながら麻雀打ってたらアシスト決まって勝たしちゃいました。メンゴメンゴ』」

優希「だいぶ砕けて誇張した言い方だけど、こうなる」


優希「負けて、悔しいんだよ。ただでさえ悔しいんだよ」

優希「そこに……」


優希「『二人の間にはこんなことがありました』」

優希「『二人の世界で君たちのこと考えてませんでした』」

優希「『それなのに勝っちゃってごめんね』」

優希「『よく考えたら不公平だよね。君たちが可愛そうだ』」

優希「『こんなの公平な勝負じゃないし、結果はなしでやり直そっか』」

優希「『許せないならタイトル返すし、麻雀プロ辞めるよ』」


優希「なんて言われてみろ」

優希「どうなる? どう思う?」


優希「京太郎、お前ならどうだ?」

優希「咲ちゃんなら、どう思う?」

咲「許せない……けど」

京太郎「それ以上に、惨めな気持ちに……なる」

優希「だろ?」

優希「誰だってそー思う。私もそー思う」


優希「気遣いができるって言うなら……これぐらいは考えろ」

優希「『自分がやられて嫌なことを他人にはしない』」

優希「こんなの、小学生でも知ってるもんだ」

優希「大人なんだから、それ以上できなくてどうする」

咲「……はい」

京太郎「……ああ」

優希「咲ちゃんは、高校から直接麻雀プロって特殊な世界に行ったから仕方ない」

優希「でもな、京太郎」

優希「お前は大学出てるんだろ? サークルやゼミに入ってたんだろ? バイトしたことあるんだろ?」

優希「それぐらい、できなくてどうする」

京太郎「……仰有る通りです」


優希「……まあ」

優希「普段はできるんだろうし、それぐらいデリケートな問題なんだろうけど」

優希「ちょっと二人とも、麻雀の勝負に囚われすぎだじぇ」

魔物のアシストが大したこと無いとな


優希「江口プロとはどーだか知らないが」

優希「大星プロとは、かなり仲良くしてるんだろ?」

京太郎「……いや」

京太郎「たまたま飯屋被るだけだし、ありゃあ嫌われてる。間違いなく」

優希「……アホか、京太郎」

優希「……」

優希「そんな関係でも、顔見知りなんだろ?」

優希「そんな相手から、言われてみろ」

優希「かなり腹立つし、それだけじゃ済まないじぇ」

優希「咲ちゃんがそんなことしてるって知ったときの、京太郎より酷い」

優希「リベンジ誓われてるって、大星プロは間違いなく気付いてない」

優希「その状態で言われてみろ。どれだけショックなことになると思う?」

京太郎「……あー」

京太郎「薄々感ずいてた俺より、酷い」

優希「だろ?」

優希「お前、それをやるのか? 自分自身が謝ってスッキリしたいからってやるのか?」

優希「そいつは、勝手がすぎるんじゃないか?」

京太郎「あー……」

京太郎「はい、確かにそうです」


優希「というわけで、二人は普通にしてりゃいいんだ」

優希「タイトル持ちとして、そんなオーラ出してりゃいいんだじぇ」

優希「そんで、次に戦えば結果も分かるだろ」

優希「そんときは今回みたいに下らないことをしないようにすること」

優希「ぶっちゃけ、それ以外どうしようもないじぇ」


京太郎「……」

咲「……」


優希「さて、言いたいことは言い切ったし……」

優希「辛気くさい話はこれで終わりだ!」

優希「折角集まったんだから、楽しく飲み明かそうじぇ!」

咲「うえぇ!?」

京太郎「酔っ払いの相手は勘弁してくれよ……」


京太郎「……あ」

京太郎「つーか、悪い。俺このあと収録」

優希「マジか」

京太郎「マジだ」

京太郎「週6で収録」

京太郎「……なんちゃって」

咲「……寒いよ」

優希「松実プロを凍死させる気か?」

京太郎「……ちょっとした、場を和ませるギャグじゃねーかよ」

咲「いくらなんでもつまらない」

優希「……つまらない男になったな。ギャグ的な意味で」

咲「そんなの誰も笑わないよ」

優希「間違いなく下らない行為だじぇ」

京太郎「そうかぁ……?」

京太郎「うーん」

京太郎「……松実プロには、今度聞いて見よう」

優希「殺す気か!」

咲「やめてあげて!」

京太郎「週6で収録」

京太郎「……なんちゃって」 (実は週7)


京太郎「って、ことで悪いな」

優希「……まったく、本当だ」

咲「私は空いてるけど……京ちゃんは忙しいから」

京太郎「もう少し、絞ろうかなとも思ってるよ」

京太郎「それか、マネージャーでも雇おうかって」

咲「その方がいいんじゃないの?」

優希「残念だな。もう少しいい男だったら、仕事辞めて応募してやったのに」

京太郎「ハハ、言ってろよ」


京太郎「咲、照さんを呼んできて貰えるか?」

咲「あ、うん」

京太郎「迷うなよ?」

咲「流石にこの距離で迷わないよ!」

京太郎「ハハハ、どうかなー」

咲「迷わないから!」



【速報】須賀プロがマネージャーを急募!!

これはスレが乱立しますねぇ


京太郎「……」

優希「……」

京太郎「……元気、だったか」

優希「……うーん」

優希「まあ、そこそこはなー」

優希「開幕スタートダッシュでトップとって」

優希「今は、いきなり部下持ちで困ってるけど」

京太郎「流石の速度だな」

京太郎「さっきの説教にも、貫禄があるわけだ」

優希「基本的に説教はしない方針だけどな」

優希「……よっぽどじゃない限りは」


京太郎「……よっぽどだったか」

優希「よっぽどだったな」

優希「思わず昔の口調が出ちゃったし……これで部下のお説教中に飛び出したらどうしてくれるんだ?」

京太郎「それで、会社に居づらくなったら……貰ってやるよ。責任持って」

優希「生憎、そこまで安くないじぇ……安くないよ」

優希「もっと男を磨かないと、お眼鏡にはかからないな」

京太郎「……手厳しいな」

優希「いい女は、男の趣味にも妥協しないんだって……覚えといた方が得だろ」

京太郎「なるほどな」

京太郎「……今日は教えに来たつもりだったけど、教えられたのは俺の方か」

優希「トッププロに説教できるなんて、いい気分だ」

京太郎「……そいつぁ、よかった」

京太郎「再開の土産にはなったか?」

優希「まあまあだな」


優希「京太郎が、いい男になってたら文句なしだったんだけど……」

京太郎「駄目か?」

優希「駄目だな」

京太郎「……精進するよ」

優希「そうしてくれ」

京太郎「……」

優希「……」


京太郎「……お前は、さ」

優希「ん……?」

京太郎「そういうお前は、本当にいい女になったな」

京太郎「なんつーか、大人っぽいよ」

京太郎「色々、荒波に揉まれたんだろうなって風格がある」

優希「あー」

優希「まあ、そこは進んだ道の違いじゃないか?」

優希「私は京太郎みたいに、毎局毎局頭使って真剣勝負なんてできない」

優希「そういうときの目付きの鋭さとか、迫力とか気迫は比べ物にならないって」

京太郎「そんなもんか?」

優希「そんなもんだよ」

優希「……今の問題だってさ」

優希「今日、魔物級と戦って神経すり減らしてなかったら……」

優希「もうちょっと、いつもの京太郎らしく、気遣いできてたと思うし」

京太郎「そんなもんかね」

優希「私はそう思うって、だけだ」


京太郎「……つーか、見てたのか?」

優希「最初からじゃなかったけどな」

京太郎「マジかよ……全然気が付かなかった」

優希「それぐらい真剣に集中してたってことで、許してやる」

京太郎「……さんきゅ」


京太郎「あと、いつもの俺って……」

京太郎「まるで、見てきたように言うんだな?」

優希「……うっ」

優希「あー、テレビ番組の京太郎を見ていてだな」

優希「あ、これあのときの部長に対するのと同じだなー……とか」

優希「これ、素なんだろうなぁ……とか」

優希「そーいう程度だじょ」

京太郎「あー」

京太郎「俺……結構、テレビ出てるもんな」

優希「正直タレントかと思うくらいだ」


京太郎「……はあ」

京太郎「今日はちょっと、色々疲れたな」

京太郎「なんつーか……本当に長いこと何かをやってた気がする」

優希「それぐらい、密度が濃かったんだな」

京太郎「しばらくは、勘弁して欲しいぜ」

優希「あー」

京太郎「しかも……このあと、照さん連れて収録いかなきゃなんねーし」

優希「なにやるんだ?」

京太郎「……」

京太郎「『月曜いやでしょうもういいでしょう』×『○○'sキッチン』」

優希「……あー」

京太郎「正直俺、死ぬかもしれない」

優希「……頑張れ」

京太郎「……頑張る」


優希「……」

優希「……なあ」

京太郎「なんだ?」

優希「……」

優希「……いや、なんでもない」

京太郎「そっか」

優希「そうだよ」



京太郎「それじゃ……そろそろ行くな」

優希「……そっか」

優希「元気でな、京太郎」

京太郎「ああ、そっちこそ」

優希「……」

優希「……とりあえず、今日教えたことは頭の片隅にでも置いとくんだじぇ」

京太郎「ああ」

京太郎「……思えばあんときから、お前には教えられてばっかだな」

京太郎「……」

京太郎「……なあ」

優希「……なんだ?」



京太郎「最後に、言い残したことがあったんだけどな――」




京太郎「お前――フッたの後悔するぐらい、いい女だったぜ」


優希「――」

京太郎「あのときの約束通り、お前はいい女になってた」

京太郎「なんつーか、流石だよ」

京太郎「俺も、負けられないって思う。約束したしな」


京太郎「だから、俺もっと頑張るよ」

京太郎「お前が約束守ったんだ。俺が守らないでどうするって」

京太郎「今日みたいなことになっても、言われたことを思い返してみる」

京太郎「そんで、身なり正して歩き出すぜ」

優希「……」

京太郎「どっかの空の下で優希も頑張って仕事してるんだなって」

京太郎「そう思って、俺も仕事頑張るよ!」


京太郎「約束通りなら、次はお互いの結婚式かなんかか?」

京太郎「ま、流石にそれはちょっとつまらねーから……」

京太郎「機会があったら、清澄麻雀部で同窓会かなんかしようぜ?」

京太郎「これ、メアドな」

優希「あ、うん……」


京太郎「それじゃあ、行くわ」

京太郎「次会うときは……まあできれば、お互い恋人を連れてだな!」

京太郎「そうじゃなくても、連絡ぐらいとろうぜ」

京太郎「じゃ、またなー」

優希「……またな、京太郎」






優希「……はあ」

優希「相変わらず、こういうとこが鈍感なんだじぇ」

優希「まったく……」


【宮永咲の好感度が上昇しました!】

【宮永照の好感度が上昇しました!】

【片岡優希の好感度が上昇しました!】

【染谷まこの好感度が上昇しました!】

好感度

★5
ハギヨシ

★4
大星淡

★3
弘世菫
宮永照

★2
松実玄
赤土晴絵
亦野誠子
国広一
片岡優希

★1
佐々野いちご
瑞原はやり
小鍛治健夜
松実宥
姉帯豊音
龍門渕透華
対木もこ
辻垣内智葉
小走やえ
愛宕洋榎
愛宕絹恵
野依理沙
三尋木咏
渋谷尭深
東横桃子
竹井久
夢乃マホ
原村和
宮永咲
染谷まこ

圧倒的白糸台率


投下1回を週刊連載1回に換算すると「麻雀教室編」はコミック1冊分
ドリフターズなら1年半分

長くなる訳やな

このスレルートとかないけど
ドラマがある程度起きたら、まあ、個別エンディングぐらいは書いてもいいかなと思う

セーブ&ロード式で、サクサク短編みたいな


正直、オカルトスレイヤーって境遇が気に入ったんで2週目とかないんでよろしく
元々、息抜き程度だったしね
……いつのまにか本腰入ってるけど

あるとしたら、裏サクセスくらいやな

これで、「過去親密・現在疎遠の優希」「タイトル戦でのアシストの咲」
あたりのわだかまりは解消というか、ある程度話がついたから

次からは安価に絡めてくれても普通にほのぼの風味のコメディにできますんで


あとはシリアス地雷は穏乃だけやな

おやすみー



パニキがOKならだけどこっちの方wiki作ってまとめていい?

たまに京淡とか書きたくなるけど
不幸とか泣いてるの以外で可愛く書ける気がしないので困る

やっぱり京咲がナンバーワン


>>661
やって貰えるなんてむしろ超有難いです、はい
リクを聞こうか

お題


・【絶対的】今年のインハイ解説は須賀・花田・加治木・小走プロ【安心感】

・智葉憩照相手に13位の意地を見せつける

・【血の雨が】SUGA'sキッチン特別編!須賀プロが執事体験!?ご主人様募集!【降る予感…!】

・シズ、アコチャー登場

・【ラジオ実況】哩姫のオールナイトニッポンRES

・【栄光の】須賀氏、新作TVドラマにてスタントなしでのバイクアクションを披露【プロ雀士】

・京太郎とシロが似てるという事で番組共演

・大阪でセーラと漫がやってるローカル火力麻雀番組に京ちゃんとにわか先輩ゲスト出演して
負けたタッグには罰ゲーム有りで勝負

・スッガ戦隊ものに出演 燃える炎の麻雀レッド


麻雀ネタ多いな。どうしたんだ

さて、私には三つ考えがある


①京太郎が執事としてシロと会う(ギャグ・しんみり)

②京太郎が執事としてシズ・憧と出会う(シリアスボム)

③京太郎が執事としてどこに行くかなんて安価の神次第だろ

④何故か唐突にヒーローっぽいスレに(オカルトスレイヤー)

⑤小走先輩可愛いよ小走先輩(インハイ解説前の顔合わせ)

⑥人為変態戦士マーズレッドにシロと共演(ヒロイン)


6つあった

>>668
許可感謝、休みの日にでも一括で纏めるっす、リクは9つで良い(謙虚)

……一応リク云々は冗談なので。安価に立ち会えれば京咲取る(予定)ので大丈夫っす

>>690
ありがとなー
京咲なら任せてほしい


小走先輩人気やな

京穏書かせろよ、おう


引用元:【絶対的】今年のインハイ解説は須賀・花田・加治木・小走プロに決定【安心感】

50 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
来たな

51 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
ああ

52 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
でもこれ……大丈夫か?

53 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
ああ、スッガが

54 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
なんかやらかしたっけ?
スッガなら真面目だから安心して分かりやすい解説受けられると思うんだが

55 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
あー、あれか

56 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
なんだよマジで

57 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:Awaawaii
詳しくは覚えてないけど……
前にやった解説で、

選手全員の牌譜を集めて予め調べてきて解説のための予習済み
やたら丁寧な解説をアナウンサーにする
選手の手牌の背中しか見てないのに解説して、それが当たってる
能力持ちと自分ならどうやって戦うかを真剣に考え込む
いつのまにか打ち手に感情移入して、解説しながら応援しそうになる
泣いてる選手見て、「自分も涙腺に来ました」って離席する
終わったあとに目の使いすぎで冷えピタ使う&憔悴する

あんまり詳しくはわからないけど、バカ

58 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:96chaDoRA
やっぱり療養が必要だね!

59 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:Terr3Terr3
やはりぽんこつ

60 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:HOKU10ki
健康管理は人間の基本やなー

61 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:KUGYUUUU
少しは力を抜くことを覚えろ

62 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:magicSSSS
練習や習練の一環にしてるんだろうな

63 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:PeachMMM
そりゃあ、魔物にも勝てるわけっす

64 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:42noMount
体、大丈夫かな

65 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:ChaliceH1
馬鹿で、意地っ張りなんだよねー

66 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:TAKEMEEE
執事に看病してもらうから大丈夫

67 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:MIHspring
京執は正義

68 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:LegenDA30
なにやってんの、須賀プ

手牌の背中だけ見て解説当てるとか印南さんじゃねえんだから…


81 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:ShingekiBIG
凄いよー、牌が透けて見えてなんて

82 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:KO1SAIKYo9
ガン牌しとるんですか

83 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:ultraQhna
ガン牌やないですね

点数状況と捨て牌から手役を予想して×4
微妙な表情の変化から配牌の状況やドラ位置を察知×4
切り出し位置からの手牌類推とツモの勢いや目線移動で察知×4
牌のカウンティング&相手の傾向から、手を予想

……だそうです

84 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:SMSMHIMEko
よっぽどオカルトやけん

85 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:Guito893
集中力や糖分の関係から、毎局できる訳ではないけどな

86 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:cockToo3
黒糖を食べよう

87 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:catchamber
オカ持ちが感覚でやってるのを、全部理論でやってるってとこかねぃ

88 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:LeangleM1
人為変態(オカルトへ)ってところか

89 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:NGLwaKiwi
ニンジャスレイヤーとイッショ!

90 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:ramenMGDV
そう思うとハマリ役でシタね

91 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:SAeKOshi
アナログ技術の最高峰だね

92 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:ultraQhna
なお、ガン牌については

「できるとは思えないし、やろうとも思わない」
「仮に出来たとしても、それはプロじゃない。プロには相応しくない」
「そんなモノに頼ったら最後、眼を潰して引退する」

だ、そうです

93 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:MegeBara3
壮絶やな……

94 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:Awaawaii
なに格好つけてんの
眼を潰すくらいなら、勿体ないから貰ってやる

95 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:Terr3Terr3
雀キチだから仕方ない

96 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:sukoyA50
ところで休憩中にやってるマジックも中々だよね

97 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:kituiA50
あの指捌きはエロい

98 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:ANGELAKO
んにぇえっ

99 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:Daruidaly
マッサージうまいから仕方ない


103 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:TOMOkiii
鍛えたテクニックで相手を丸裸にする

エロい(確信)

104 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:SEraEgchi
そ、そういう話はやめーや

105 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:ANGELAKO
ふきゅ

106 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:Awaawaii
あわわわわわわわわわ……あう

107 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:HOKU10ki
このむっつりスケベどもが(侮蔑)

108 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:YOU908HTT
裸とかあったかくない

109 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:96chaDoRA
その眼力をスリーサイズ当てに活かしたらどうかな!

110 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:TOMOkiii
くぁせfjこ

111 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:magicSSSS
その組み合わせで狙い射ってるな
大した奴だ

112 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:PeachMMM
しかもエコーロケーション使ったり、天井走ったりするっすからね

113 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:BurnKoke4
正直、人間じゃないと思…

114 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:NGLwaKiwi
リアルニンジャ!

115 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:Guito893
なにやってんだアイツ

116 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:ChaliceH1
須賀プロだから仕方ない

117 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:ShingekiBIG
凄いよー!生で見たかったよー!

118 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:NOyoNOyo3
そこまでやっても13位って、プロ怖いのよー

119 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:MOKOTANN
プロやめてタレントやろう

120 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:WAhakoromo
車が事故ってなきゃ、見れたんだがなー


京太郎「あー」

京太郎「あっちーなー」

京太郎「地球温暖化は環境団体の陰謀で実は起きてねーっていうけどさ……」

京太郎「やっぱ絶対、暑くなってるって」

京太郎「小学生の頃、大体夏場でも32℃とかだったぜ」

京太郎「……いや、多分」


 愚痴って見ても、暑くなるだけだ。

 パッケージに印刷された白い歯を覗かせる毬栗頭の少年は、なにも答えてくれない。

 やっぱり梨味は美味い。


京太郎「あー」

京太郎「海とか行きてーなー」

京太郎「番組の企画でそうなんねーかなー」

京太郎「ひと夏の恋とかしてーなー」


 ちょっと、ウィンドウに顔を向けてみる。

 結構、イケてると思う。イケてるメンズだ。

 生足魅惑のマーメイドと、恋ができるんじゃないだろうか。

 たわわに実った果実の収穫とかできるんじゃないだろうか。

 ハーベストサマータイムである。

 サマータイム、結局根付かなかったなぁ……なんて。


やえ「なにやってんの、あんた」

京太郎「……痛いっす」

やえ「阿呆面晒してるから悪い」

京太郎「小走プロの攻撃、丁度よく鳩尾に入るんだから勘弁して下さいよ」

やえ「……私が、小さいっていいたいの?」

京太郎「身長は気にしないでいいんじゃないっすか? ……身長は」

やえ「ふんッ!」

京太郎「痛てえッ!」


やえ「……まったく」

京太郎「ぼーりょく反対っすよー」

やえ「なら、セクハラで訴えてやるけど?」

京太郎「ごめんなさい本当に勘弁してください許して下さいやめてくださいなんでもしますから」

やえ「いや、冗談だから」

やえ「まったく……いたずらっ子か、お前は」

京太郎「男はいつでも少年の――」

やえ「喋ってないで、いいから歩く」

京太郎「……はい」



やえ「……ね、ところでさ」

京太郎「喋っていいんですか?」

やえ「ぶっ飛ばすわよ」

京太郎「許して下さい。ファイナルベントだけは勘弁してください」

やえ「そんなに殴られたいのか!」

京太郎「ドMなんで」

やえ「私はSじゃないからな!」

京太郎「服のサイズはSっすけどね」

やえ「ふんッ!」

京太郎「痛てえっ! 普通に痛てえっ!」

やえ「ドMっつったなら喜びなさいよ!」

京太郎「……やだ、やえさんの口からそんな性的な言葉が飛び出すなんて」

やえ「そこまでブッ飛ばされたいのか、あんたは!」



京太郎「……まあ」

京太郎「冗談はこの辺にして……と」

やえ「付き合わされるこっちの身にもなりなさいよ」

京太郎「だって、やえさんぐらいしか……面白い反応してくれないから」

やえ「……本当に、ブッ飛ばすわよ」

京太郎「ごめんなさい」

やえ「……まったく」

やえ「分かっちゃいたけど、本当に甘えかたが下手ね」

京太郎「あー……すみません」

やえ「馴れたし、気にしないからいいけどさ」

京太郎「じゃあ……」

やえ「だからって続けていいだなんて、一言も言ってないかんな!」


やえ「……ったく」

やえ「あんたのおかげで、随分声強くなったわよ……本当に」

京太郎「じゃあ、お礼とか――」

やえ「調・子・に・乗・る・な」

京太郎「……はい」

やえ「分かったなら、いい」

やえ「私はあんま気にしないからいいけどさ……」

やえ「他の相手にやったら、しつこすぎて本当に不快に思われるわよ?」

京太郎「……いや」

京太郎「俺がこんなことするの、やえさんぐらいっすよ?」

やえ「……」

やえ「……なるほど。ほうほう。なるほどね」

やえ「つまり……」

やえ「相手見て、やってる……私は弄りやすい人間ってか」

やえ「ほー」

京太郎「……あれ?」

京太郎「ここは、『やだ……私だけ……?』って」

京太郎「頬っぺた赤らめる場面じゃないっスかね……?」

やえ「ふんッ!」

京太郎「い、痛い! リアルに痛いっすよ!」



京太郎「……で」

やえ「見えてきたわね」

京太郎「今日は、一応の顔合わせっすよね」

やえ「お互いに資料の引き継ぎとかした方が、捗るからね」

京太郎「そこら辺のことに気が付くなんて、流石小走プロっすよ」

やえ「どっちかというとぽんこつ特化の、あんたとは違うっての」

京太郎「本当、頭上がらねーっすよ」

京太郎「流石は仮面ライダー王者! ニワカは相手になんねーっすね!」

やえ「ファイナルベント(物理)!」

京太郎「ぐえっ」



京太郎「……はぁ」

やえ「溜め息吐きたいのは、こっちよ」

京太郎「すみません。マジで」

京太郎「俺、やえさんを前にすると自分の気持ちを抑えられなくなっちゃって……」

やえ「そういうことは、ベッドの中で言いなさいな」

やえ「私以外に」

京太郎「あれ、やえさんとフラグ立ってないんすか?」

やえ「……今までのやり取りでどうしてそう思えた」


京太郎「んで俺……今日、その足で対局っす」

やえ「誰と?」

京太郎「荒川プロ、宮永プロ、辻垣内プロっす」

やえ「……あー」

やえ「祈るくらいはしといてやるわ」

京太郎「それだけで、有難いっす」

京太郎「幸運の女神が居なくても、俺にはやえさんがついてますからね」

やえ「ふーん」

やえ「あんまり格好つけると、後が悲惨よ?」

やえ「面子が面子だし」

京太郎「ぐっ……それを言われると」

やえ「……ま」

やえ「なにも出来ずにむざむざやられるなんて、思っちゃないわよ?」

京太郎「どうしてっすか?」

やえ「そりゃあ……」


やえ「相棒のあんたのことは――私が一番分かってるからね」


やえ「こういうとこで信じてやらないで、どうすんのさ」

やえ「運の女神が居なくても、相棒の私がついてるって言ったでしょ」

やえ「そうでしょ、須賀プロ?」

京太郎「――」

やえ「……?」

やえ「どうしたのさ、京太郎」

京太郎「……い、いや」

京太郎「なんつーか……なんでもないっす」

やえ「そう? ……変な奴」



やえ「……それにしても、過密スケジュールね」

京太郎「まあ……売り出し時期っすからね」

やえ「ほどほどにしときなさい、って言いたいけど……」

やえ「大丈夫そうね」

京太郎「なんでっすか?」

やえ「いつもより、いい顔してるから」

やえ「なんか良いことでもあった? 憑き物が落ちたような顔してるけど」

京太郎「あー……まあ」

やえ「ふーん。なら良かったけど……」

京太郎「……」

京太郎「……敵わねーな、本当」

やえ「何か言った?」

京太郎「なんでもねーっす」


京太郎「……小走先輩」

やえ「どしたー?」

京太郎「もしも……もしも、っすけど」

京太郎「俺が……派手に負けちゃったら、なんすけど」

京太郎「そんときは、慰めてくれますか?」

京太郎「飲みとか……そんなんに、付き合って貰いたいっつーか」

京太郎「そんな感じ……なんすけど……」


やえ「却下」


京太郎「うええええええええええええい!?」

京太郎「なんで!? 却下なんで!?」

やえ「私も、暇じゃないのよ」

やえ「あんたほど忙しくないっつっても、プロだし」

やえ「そーいう、無駄な予定を入れる暇はないから」

京太郎「そんな……」

京太郎「無駄、って……」

やえ「無駄でしょうが」

やえ「私の知ってる須賀京太郎が、派手に負ける訳ないっての」

やえ「誰かの期待を背負ってるあんたは、それを無様に裏切ったりはしない」

やえ「そんな起こり得ないことの為に、予定空けたら無駄になるでしょ」

京太郎「――」


京太郎「先輩、結婚して下さい」

やえ「絶対にお断り」


京太郎「即答!?」

京太郎「一考ぐらいはして下さいよ!」

やえ「普段の自分の態度を鑑みてものを言いなさんな」

やえ「そんなんじゃ、女は落ちないっての」

京太郎「……うーっす」

やえ「……ま、まあ」

やえ「相棒としては認めてあげるけどさ! 相棒としてはね!」

京太郎「うぃーっす」



京太郎「……胸と一緒で鉄壁だよなぁ」

やえ「山と海、選ばせてやろうか?」


   ◇  ◆  ◇


京太郎「……で」


京太郎「ドーモ、花田=サン。加治木=サン」

京太郎「オカルトスレイヤーです――」

京太郎「――って、痛てえ!」

やえ「そういうところで、普通に挨拶しろっての!」


やえ「ごめんなさい、うちの馬鹿が……」

ゆみ「い、いや……私は気にしないぞ」

煌「まさか生で聞けるなんて、実にすばらっ!」

やえ「……良かったな、こう言って貰えて」

京太郎「ハハハ、それが分かってたから言ったんスよ」

京太郎「部屋に入ったとき、俺に何か求めてる顔をしていらしたんで……」

京太郎「――って、痛てえ!」

やえ「判ってても挨拶はちゃんとしろってーの!」

やえ「……あと、今の『してやったぜ顔』がムカつく」

京太郎「……横暴だ」

煌「ははは」

煌「随分と、仲がよろしいようで何よりです」

ゆみ「まあ、そうだな」



京太郎「どうも、改めて……」

京太郎「一応は初めましてでしょうか?」

ゆみ「こうしてちゃんと話すのは、初めてだな」

ゆみ「久から話は聞いていたが」

京太郎「どんな感じに、ですかね?」

ゆみ「……さあ」

ゆみ「少なくとも、高校生の頃はここまで愉快じゃなかったらしいというくらいには」

ゆみ「プロに、なるともな」

京太郎「あー」

京太郎「まあ、あの頃の自分でも信じられないっすけどね」


ゆみ「……まあ、そのあたりも含めて」

ゆみ「是非とも会ってみたかった」

京太郎「マジっすか?」

京太郎「いやー、加治木プロみたいな方とならいつでも予定空けちゃ――」

京太郎「――痛てえ!」

やえ「……私じゃないぞ」

京太郎「なんとなくダメージが違うんでわかりますけど……」

京太郎「ってーと……」

ゆみ「うちの、マネージャーだな」

ゆみ「あんまりナンパなキャラクターを演じていると、いつどこで刺されるか判らないぞ?」

京太郎「あー」

京太郎「……控えさせて貰います」

ゆみ「そうしてくれ」

やえ「この後のこともあって、ちょっと緊張してるのは判るけど……」

やえ「普段通りの仕事モードになってなさい」

京太郎「了ー解っす」

京太郎「加治木さんも、東横さんも、花田さんも……失礼しました」

ゆみ「別に、無理に演じなくていい」

ゆみ「ただ、この間の麻雀教室の件も含めて……色々と話を聞かせて貰いたい」

京太郎「俺の話で、よければ」

ゆみ「モモがあれほど熱っぽく語るんだから、期待してるよ」


煌「私の方も、そうですね」

京太郎「花田さんは……優希と和の、高遠原時代の先輩でしたっけ?」

煌「それだけでは、ありませんが」

京太郎「……あーっと」

京太郎「新道寺ってことは、江崎先輩のとこの……」

煌「そちら繋がりにもなりますね」

煌「なんだか、縁がありますねー」

京太郎「いや、本当に……」

京太郎「花田プロの、粘りについてはいつも励まされますよ」

京太郎「この人、諦めないで凄いなー……って」

煌「い、いやいやいやいや」

煌「それを言ったら、須賀プロこそ『すばらっ!』です」

煌「最後まで諦めないで、冷静かつ獰猛果敢な闘牌」

煌「こちらこそ、目標にしてますよ」

京太郎「いやいやいやいやー」


ゆみ「……獰猛果敢?」

やえ「顔が、ってことじゃないの……ないんですかね」

ゆみ「……ああ」



やえ「ところで」

やえ「新道寺、というと……」

京太郎「そうです。この間、俺らがやったあの二人っす」

やえ「あれは……ギリギリだったな」

やえ「本当に、ヒヤヒヤしたよ」

京太郎「そっすか?」

京太郎「俺は、そんなこと全然なかったっすよ」

やえ「……あのな」

やえ「いくら、美人がいるからってそうやって格好つけようと――」


京太郎「――やえさんが、一緒でしたから」


京太郎「俺一人だと、勝負にならなかったとしても……」

京太郎「小走先輩となら、勝てると思ってました」

京太郎「だから、全然心配なんてしてませんでしたよ」

京太郎「いや、そりゃあ俺がミスらないかって……気が気じゃあなかったっすけどね」

やえ「――」

京太郎「小走先輩?」

京太郎「小走、やえさん?」

やえ「……ん、ああ」

やえ「ちょっと、考え事しててなー」

京太郎「俺がデレたんだから、聞いといて下さいよー!」

やえ「うっさい!」


ゆみ「……見せつけてくれるな」

煌「まさに、相棒愛に溢れてますね」

桃子「こっちのこと、忘れてるんじゃないっすか?」

ゆみ「いや……まさか」

煌「流石に、それはないかと……」


煌「――って、幽霊!?」


ゆみ「ああ、いや……紹介してなかったな」

ゆみ「幽霊ではなく、私のマネージャーの……」

桃子「スタンドの東横桃子っす。よろしくお願いしますっす」

煌「あ、これはこれはご丁寧に」

煌「こちらこそ……よろしくお願いしますです、ハイ」

ゆみ「ちょっと消えやすい……人の意識から外れやすい体質なんだ」

ゆみ「こう見えても、少しは傷付いたりもしてる……かもしれないから」

ゆみ「あまり派手に、驚かないでやってくれ」

煌「判りました!」


桃子「なーんて……実は、むしろ楽しんでるっすけどね」

桃子「あそこのイケメンさんには通じないのが残念っすけど」

ゆみ「……そうなのか?」

桃子「あれ? 言い忘れてたっすか?」

桃子「なんでも、反響定位って技術を――」


桃子「――って訳っすよ」


ゆみ「……」

煌「……」



ゆみ「……なあ、花田プロ」

煌「……なんでしょうか」

ゆみ「……その」

ゆみ「あれ、人間なのか?」

煌「……あー」

煌「……どうでしょうか。正直不安です」

ゆみ「次の瞬間、人間大のシャチやシャコや昆虫にはならないよな?」

煌「そう、信じたいものです」


桃子「あー」

桃子「執事さん曰く、常人でも普通に1ヶ月ほどで覚えられるらしいっすよ」

桃子「別に牌が透けるわけじゃない感じで……」

桃子「英語とかペラペラになるより簡単な、ちょっとした技能の一種とか」

ゆみ「……まず普通、それを『麻雀に活かせないか』なんて考えない」

煌「その辺りが、オカルトスレイヤーたる由縁ですね」


ゆみ「やはり、どこか狂ってなきゃ……魔物とは戦えないんだろうか」

煌「少なくとも、ある種の精神的超人ですよね」

桃子「そうっすかねー?」

桃子「見た感じ、普通に凹んだり笑ったりしてるっすよ」

ゆみ「モモが言うなら、そうなんだろう……が」

煌「まあ、今のところは軽い方で」

ゆみ「真面目に馬鹿な青年にしか、見えないな」

桃子「あと、格好つけしいっすね」



京太郎「……さて、では」

京太郎「実はちょっとシャイな小走プロの緊張も解れたところで」

京太郎「インハイ解説について、打ち合わせしたいんですけどどうでしょうか?」

ゆみ「賛成」

やえ「むー……賛成」

煌「反対の理由はありませんね」

桃子「マネージャーっすけど、議論を始めて欲しいっす」


京太郎「うっす」

京太郎「あ、その前に……ちょっとお茶菓子用意しますね?」

ゆみ「私も手伝おう」

桃子「なら、私もっす」

煌「当然、手伝いますとも」

やえ「う……手伝うわよ」

京太郎「いいっす、いいっすよ」

京太郎「人数居てもしょうがないですし……俺一人で、十分足りますから」

京太郎「皆さんは、座ってらして下さい」

ゆみ「しかし、だな……」

ゆみ「悪いと言うか……なんというか」


京太郎「いいんですってば」

京太郎「それに……なんつーか、格好つけさせて下さいよ」

煌「……格好ですか?」

京太郎「ええ、格好っす」

京太郎「先ほどからどうにも騒がしくしちゃって、迷惑かけちゃったんで」

京太郎「ここは一発、俺が淹れたお茶を飲んで……」

京太郎「『美味い』『須賀プロ凄い』とでも、思って貰おうかなって」

煌「あー、それなら」

ゆみ「……それって、格好つけることになるのか?」

桃子「さあ……」


ゆみ「……む、これは」

煌「これも……」

桃子「……なるほど」


京太郎「僭越ながら、皆様のお好みと窺うものを用意させて頂きました」

京太郎「……勿論」

京太郎「雑誌や、或いは番組などで……」

京太郎「皆様が好んでいる、というものを調べさせて頂いたが故に」

京太郎「些か、情報に不手際があるかもしれない点については……ご容赦下さい」

ゆみ「いや……これでいいよ。有り難う」

煌「すばらです!」

京太郎「光悦至極にございます」


ゆみ(なるほどな)

ゆみ(情報収集と分析能力を見せ付けた、という形になるな)

ゆみ(……正直不安だったが)

ゆみ(中々どうして、久の言うように気が利くな)


京太郎「東横様のものは……些か勝手ながら、私の判断で用意させて頂きましたが」

京太郎「いかがでしょうか?」

桃子「……あ、はい」

桃子「いいんじゃないかって……その、あの、思うっす」

桃子(さっきまでの軽い感じと違って、調子狂うっす)


やえ「……なあ」

京太郎「お呼びでしょうか?」

やえ「なんでいきなり執事口調?」

京太郎「……はい」

京太郎「折角なんで……たまには、こういう調子もどうですかねーって」

京太郎「あと、番組の関係で最近執事体験したんで……」

京太郎「そんな感じで」

やえ「……なるほどね」

やえ「まあ、似合わないからやめたららどう?」

京太郎「了解っす」


京太郎「それじゃあ、どうしたら執事になれるかについて――」

やえ「じゃなくて、インターハイの解説についての打ち合わせだから」



 それから、打ち合わせも盛り上がり……。

 データの引き継ぎや、情報の共有について話し合った。

 皆が皆、特に能力を持たない人間だからこそ。

 牌譜などや画像の研究などに、熱心であった。

 タイプが似ているからこそ、意志疎通は容易いものであった。


京太郎「――それじゃあ」

京太郎「俺はここでお暇させて頂きますね?」

ゆみ「これから、試合だったか」

煌「中々、ヤバげな面子ですね」

桃子「死んだら、骨ぐらいは拾ってやるっす」

京太郎「ハハハ」



京太郎「それじゃあ――行ってきます」


ゆみ「応援してるよ」

煌「最後まで、諦めないで下さいね」

桃子「……頑張ってっすよ」

やえ「あー……まあ」

やえ「その、なんていうか……さ」

やえ「私の相棒なんだから、無様晒したら承知しないかんな!」

京太郎「……皆さん」






京太郎「誰か一人ぐらい、行ってらっしゃいって言って下さいよ!」

京太郎「新婚さん妄想に浸れないじゃないっすか!」

やえ「とっとと行け、この馬鹿!」



【花田煌の好感度が上昇しました!】

【加治木ゆみの好感度が上昇しました!】

【東横桃子の好感度が上昇しました!】

【小走やえの好感度が上昇しました!】


好感度

★5
ハギヨシ

★4
大星淡

★3
弘世菫
宮永照

★2
松実玄
赤土晴絵
亦野誠子
国広一
片岡優希
小走やえ
東横桃子

★1
佐々野いちご
瑞原はやり
小鍛治健夜
松実宥
姉帯豊音
龍門渕透華
対木もこ
辻垣内智葉
愛宕洋榎
愛宕絹恵
野依理沙
三尋木咏
渋谷尭深
竹井久
夢乃マホ
原村和
宮永咲
染谷まこ
花田煌
加治木ゆみ

京やえはお互いどっちかが詰めようとすると引き、引こうとすると詰める関係やな
乱馬とあかねの関係を大人っぽくした風


あー、京咲とか京穏とか京淡とか京憧とか書きたいんじゃー

おやすみー

京太郎のスタンドを『ハイウェイ・スター』にするのはやめるのです、僕たち!


始めようか

ちな、(導入するつもりはないけど)ゲーム的ステータス


?位 「???」 宮永 照
ベーススタイル:『技術昇華+運+オカルト』

攻撃力:30+?/60 防御力:30+?/60 速度:30+?/60
技術:50/60 幸運:30+?/60 気力:60/60


3位 「赤き腕を持つ帝王」 荒川 憩
ベーススタイル:『技術昇華+オカルト』

攻撃力:45/60 防御力:50/60 速度:35/60 
技術:45/60 幸運:50/60 気力:60/60


9位 「悪魔の天敵」 辻垣内 智葉
ベーススタイル:『技術昇華+運』

攻撃力:40/60 防御力:40/60 速度:50/60
技術:50/60 幸運:50/60 気力:60/60


13位「オカルトスレイヤー」 須賀 京太郎
ベーススタイル:『技術昇華』

攻撃力:40/40 防御力:40/40 速度:40/40
技術:60/60 幸運:10/10 気力:60/60


攻撃……攻撃的センス。押しの感覚や押しの手作りに関する技術や指運
防御……防御的センス。引きの感覚や引きの手作りに関する技術や指運
速度……速攻のセンス。速攻の感覚や速攻の手作りに関する技術や指運。
技術……麻雀全体の攻守判断に関する、闘牌技術
幸運……全体としての幸運
気力……特殊技能や能力使用時に用いる

和了判定:幸運+速度+技術+コンマ
打点判定:攻撃+幸運+技術+コンマ
放銃判定:防御+技術+コンマ

ステータス:(現在値)/(潜在値)

今日は闘牌はやらんけどなー
ちなみに常人が大体、現在値10や


さて、お題纏めるでー

まさかのときのスペイン宗教裁判!
京太郎の進む道は3つある!


①VS 辻垣内智葉&荒川憩&宮永照の戦闘前。好感度★3以上のキャラとのイベント

②京太郎が執事としてシズ・憧と出会う(シリアスボム)

③京太郎が執事としてどこに行くかなんて安価の神次第だろ

④何故か唐突にヒーローっぽいスレに(オカルトスレイヤー)

⑤哩姫のオールナイトニッポンRESにシロ出演。ラジオなのにね

⑥人為変態戦士マーズレッドにシロと共演(ヒロイン)


6つあった

安価の神に委ねるとするか

判定
1~10:執事にて、穏乃・憧と遭遇(なお対象は松実さんとこ)
11~20:執事にて、穏乃・憧と遭遇。二人はご主人様
21~50:執事にて。安価で誰のお宅に行ったのか判定
51~60:オカルトスレイヤーKYO、第一話
61~70:人為変態戦士マーズレッド(出演者の一部を安価募集)
71~80:哩姫のオールナイトニッポンRES(シロ出演)
81~90:VS智葉・憩・照戦前(照・淡・菫・ハギヨシとイベント)
91~00:今まで設定やストーリーにあっても描写されてない話を(淡プール、やえタッグ、大学時代など)

↓7


白望「勝った……」


人為変態戦士マーズレッドやな
なんだよこの番組名は

これは判定多くなりそうやなー

ゾロ目に免じてサービスしよう!


既存登場キャラ(メディア関係)と、まだ登場してないキャラの枠をな!

んじゃ、既存登場キャラについて、次安価するねん
その中から、1がチョイスします

まず、既存登場キャラ(メディア露出枠)

↓3~7

もこたんと宥姉ェ……


幼馴染みいるし、こりゃ京太郎は艦長ポジやな(シリアスドラマなら)

さて、じゃあ未登場キャラ枠

>>1は単行本派です(ガイトさんは把握してる)


↓3~7

カオス過ぎて訳が分からないよ

分からないよ



んじゃ、判定



1~20:シリアスSF
21~40:シリアス現代もの
41~70:ほのぼのコメディ
71~99:ハリウッドばりのハイパーアクションコメディ(京太郎に限る)

ゾロ目:まさかのラブストーリー

↓5


京太郎「ひぎぃ」


判定
1~20:入☆院
21~40:そらノースタントよ
41~70:『アクションセンス』獲得
71~99:『格闘センス』獲得
ゾロ目:『マッハ!!!!!』スキル会得


>『プロ並みのシュートセンス』発動


判定
1~10:入☆院
11~30:『アクションセンス』獲得
31~60:『格闘センス』獲得
61~99:『マッハ!!!!!』スキル会得
ゾロ目:上記&『神眼』スキル会得

↓7


>『マッハ!!!!!』
>大学時代限度ギリギリまで打ち込んだ古式ムエタイの成果
>立っている人間の肩を足場に走れる、肘でヘルメットを割れる等々……
>タイってスゲー。仏像や象さんに手を出すのはやめよう
>格闘やアクション判定について
>内容や判定に正の補正が加わります


ティンやん

あかん
純粋戦闘能力がライダースレ越えてる


【安価】京太郎「プロになったはいいけれど……」 Part.12【アラフォーマーズ】
【安価】京太郎「プロになったはいいけれど……」 Part.12【アラフォーマーズ】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1379502188/)


次スレやでー
こっちはちょっと、判定に使うねんからなー

http://www.youtube.com/watch?v=TcalJh5_v0Y

http://www.youtube.com/watch?v=ds3MfHrO5gI


麻雀プロ……?

さーて
新免さんとか参考にできる描写が……まあいいや


新免那岐
1~20:初対面だが話は(那岐俳優)
21~40:以前、番組(オカスレ)で
41~70:ファンやねん。お互いに
71~99:大学時代、荒れていた時期に……
ゾロ目:大学時代の……

↓5


福路美穂子
1~20:久から話は聞いている
21~40:アナウンサーと麻雀プロとして
41~70:実は、京太郎の師匠というか手解きを
71~99:やったね京ちゃん!インハイのアナウンサーだよ!
ゾロ目:大学時代の……

↓7

インハイアナウンサー且つ、かつての京太郎の師匠やでー

じゃあこっちは埋めちまって下さい

1000ならキッチンで和菓子

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