晴「サッカーやろうぜ!」 (9)

モバマスSSです。


・晴を主人公にした超次元サッカーをしたいと思います。
・必殺技・必殺タクティクス・化身・ソウルなどイナズマイレブンシリーズで出た色々な要素も出していきます。
・矛盾や分かりにくいとところがあればごめんなさい。
・長編を目指せるよう頑張ります!

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~7年前~

晴「橘、オレもうすぐ引っ越すんだ」
ありす「え…じゃあもう一緒にサッカー出来ないんですか?」
晴「しばらくは…な」
ありす「…そうですか」
晴「でも、オレいつかこの街に戻ってくる…そしてお前とまた一緒にサッカーしたい」
ありす「絶対ですよ?」
晴「おう、約束だ」


~現在~

晴「やっと、戻ってきたなこの街に」

7年ぶりに約束の街に戻ってきた晴は早速ありすを探した。

結論からいうとありすはすぐに見つかった。

しかし…

ありす「晴さん、あなたとは一緒にサッカー出来ません。すみません」
晴「何でだよ橘、一緒にサッカーするって約束…」
ありす「今、私は【プリンセスブルー】というチームに所属しています。だから一緒に出来ないんです」
晴「【プリンセスブルー】ってあの女子サッカーチーム御三家のチームのか?」
ありす「はい、最近レギュラー入りしました」
晴「すげぇじゃん、じゃあ俺もチームに…」
ありす「現在【プリンセスブルー】はメンバー募集を行っていません。仮に募集していたとしても晴さんでは実力不足です」
晴「何だと!そんなのやってみないと」
ありす「言ってもわからないですか…ではこうしましょう」

ありすが提案してきたのは、3分以内に晴がありすからボールを取れたら勝ちというものだった。

晴「あのな橘、いくらお前が有名なチームのレギュラーになったからって、オレをなめすぎじゃないか?」
ありす「…本当はもっと長くてもいいのですが、もうすぐ練習時間なので3分です」
晴「ムカッときた、絶対速攻でとってやる」

ありすの実力は本物だった。晴を軽くあしらい、1分、2分と時間だけが過ぎていった。

ありす「どうです?晴さんと私とではこれだけ実力の差があるのが流石にお分かりになったと思いますが…」
晴「うっせぇ、絶対負かしてやる」
ありす「いいえ、このまま絶対に取らせません」
晴(実際、このまま闇雲に突っ込んでも取れそうにないな…ならば)

晴はありすから距離をとった。

ありす「どうしました、もうすぐとはいえまだ3分たっては・・・」
晴「これなら、どうだ!」

晴が距離をとったのはスピードにのり、十分なスピードを得るためであった。

そして、わずかな油断でありすはトップスピードの晴を目の前まで近づかせてしまった。

晴(とった!)

そう確信した晴だったが…。

ドリブル技≪クールドライブ≫

ありすは必殺技で晴を抜き去った、そして時間は3分経過してしまった。

ありす「私の勝ちですね」
晴「避けられた…だと…」
ありす「最後のだけはちょっとびっくりしました。思わず必殺技を使うくらいには」
晴「橘、もう一度だ!もう一度だけ…」


凛「もうやめなよ、今のアンタではありすには勝てないよ」



晴「お前は、渋谷凛!」
凛「ふーん、一応私の事は知っているんだ」
晴「むしろ、【プリンセスブルー】のエースストライカーである渋谷凛を知らない方が珍しいんじゃないのか?」
凛「自分じゃよくわかんないけど、そんなもんかな」

ありす「渋谷さん、見ていたんですか?」
凛「うん、ありすがからまれていた時からずっとね」
ありす「そうですか…、じゃあ不甲斐ないところを見せてしまいましたね」
凛「まぁいいんじゃない?結局勝ったんだし、反省してるんだったら」


晴「ちょっと待ってよ、まるで俺が弱いみたいな…」
凛「うん、アンタは弱い」
晴「な…」
凛「さっきも言ったけど、アンタではありすには勝てない」
晴「今はだろ!?」
凛「あー、アレやっぱ撤回ね、自分の弱さを認められないアンタじゃあ絶対ありすには勝てっこないよ」
晴(弱い、いや違う…オレは)
凛「そういえばありすから聞いていたよ、アンタの事」
晴「橘から?」
ありす「ちょっと、渋谷さん!?」
凛「いや言わせてありす、ありすはアンタの事離れていても変わらず相棒だって言い続けていたよ、だから厳しい練習にも耐えられるんだって」
晴「橘がそんなこと…」
凛「だからさ、アンタ強くなって出直してきてよ」
晴「強くなれだと…」
凛「ありすの敵としてね、それがありすにとってもアンタにとってもいいと思う」
晴「オレが橘の敵!?そんな事いきなり言われても」
凛「どっちにしろ今のアンタじゃあ、ありすとはきっと分かり合えない…でもピッチの上でお互いの魂と魂をぶつけ合えば何だかの答えは見つかる気がするんだ」

晴「なんでお前にそんなことが分かるんだよ!」

凛「サッカーが好きだから…かな」

晴「なんだよそれ」
凛「アンタはサッカー好き?」
晴「…あぁ」







凛「ありすは?」
ありす「私もサッカーが好き…です」
凛「なら大丈夫、保証する」

晴「渋谷凛、アンタ変な奴だな」
凛「ん~、奈緒や加蓮にはサッカーバカって言われてる」
晴「でも、なんとなくだけどお前のいう事、理解できなくはないよ」

凛「半年後…シンデレラ・カップがあるのは知っているよね?」
晴「サッカーのとにかくでっかい大会だな」
凛「その認識であってる、それまでにチームを集めて、強くなって私たちにかかってきなよ」
晴(オレもちょろいな、まぁ嫌いな展開じゃないけどさ)
晴「その誘い乗ってやるよ、そしてお前たちを倒す」
凛「うんいい返事。じゃあありす、そろそろ練習の時間だしいこうか」
ありす「えっ…えぇ、分かりました」

ありすと凛は足早に去っていった。




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