モバP「ダイジェストで送る荒木比奈」 (52)

P「はい、というワケでね。やっていこうと思ってますけどもね」

比奈(拘束)「…………」

春菜「わー!」パチパチパチ

比奈(拘束)「…………」

P「えー、順を追ってね、比奈のこれまでを振り返っていくワケですけども」

比奈(拘束)「…………」

比奈(本日の主役)「いや何スかこれ」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1491837291

P「何だよう」

比奈「何だようじゃなくて。なんで縛られてんスか」

P「そうでもしないと逃げそうだからだよ」

比奈「何するつもりなんスか!?」

P「暴露するんだよ。これまでのお前の言動を」

比奈「なんで!?アタシなにかしたっスか!?」

P「プロモーションだよ。かわいかったから」

比奈「か、かわっ……なぁ……」

P「って、ことだから。拘束を解くかどうかはとりあえず1本目のVTR流してから判断しようか」

比奈「うぅ~……」

春菜「……とりあえず、眼鏡かけときます?」スッ

比奈「何故」

その1.出会い~デビュー編

http://i.imgur.com/JmOLSGU.jpg

「アイドルっスかぁ~…? いやアタシはちょっとそういう華やかな世界の住人じゃないんで、いいんでスよー…。キラキラしたとことか苦手なんス…マジでスよぉー」

「えっ?もう朝っ?」

「眠いけど頑張るっス…」


「プロデューサー、意外と絵になるかも…」


「プロデューサー、ちょっと、ちゃんと見て欲しいっス!」



「いやぁ、最初にプロデューサーが私をアイドルにするって言った時は驚いたっスけど、なかなか楽しいもんでスねぇ!」


――――


P「以上」ピッ

比奈「のわぁぁあああああぁああ!!」バッタンバッタン

P「ほれ見たことか」

春菜「そんなに眠そうにしてたんですか?」

P「んー、まあ徹夜グセが付いてたんだな。ありゃあ」

P「でも見てコレ。一度心を開くとかなりノってくるんだぞ」ピッ


<『プロデューサーって、ほんとにプロデューサーなんスねぇ…!』


比奈「ぐあああああぁぁぁあああぁ!!」ガッタンガッタン

春菜「うわぁ、初々しい!」

P「……で、そのロープは解くか?」

比奈「ぜぇ…はぁ…いっそ死なせてください……」

P「じゃあそのまま続けていくか」

その2.デビュー直後

http://i.imgur.com/LUK3C9i.jpg

「私って結構可愛かったんだ…気付かせてくれたプロデューサーさんには感謝しなきゃでスね♪ いや~、でも根っこは変わらず日陰の方が得意なんでス!ホントだってば!」

「かわいい服って楽しい!」

「プロデューサー、見てくださぁい!」

「プロデューサーが出てくるお話とか無いんですかね♪」

「えへへっ、がんばるっス!」


――――

比奈「」チーン

P「早速キャパオーバーしたか」

春菜「眼鏡は!?」

P「お前この時ユニット組んでたろ」

春菜「いや、まあそうなんですが…」

比奈「――ハッ! 今何かもの凄い黒歴史を曝されてたような!?」

P「はしゃぎ過ぎてほぼ別人だったからな。めちゃくちゃ凄いこと言ってたもの」ピッ


<『プロデューサーが私のことをこんなに変えちゃったんでスよ!もう、ちゃんと責任取ってくださいねっ!』


比奈「ガフッ」

春菜「うわあ大胆…」

P「オタク側の人間が『責任取って』っていうのは相当だぞ」

春菜「そうなんです?」

P「ああ。プロポーズの一種だこんなもん」

春菜「おおう……」

P「さて、じゃあ次に行きたいんだが…主役はまた気絶したか」

春菜「そんな時の気付け用眼鏡」スッ

比奈「――ブハァッ!!」

比奈「え、あれ…?」

P「よし、次行くか」

その3.ノーガード・夏

http://i.imgur.com/57a3hJx.jpg

「ふんふふーん♪プロデューサー、どうもッス。描いてみましたけど、サインってこんな感じでスかね?へへっ、自分としては結構上手く描けたかなって思うんスけど…でもこれでいいんでスか?」

「アイドルらしくなったかな…えへ」

「ちょっとは可愛くなれたかな?」

「これでファンが喜んでくれるなら!」


――――

P「ひとまずサインが完成。少し落ち着いて自覚が芽生えてきた時期だな」

比奈「あー…まあ。っていうか何スかこのタイトル」

P「お前、服装はもう少し気にした方がよかったな」

比奈「ら、楽なんでいいかなと…」


<『プロデューサー、このスカート…あ…あぁなんでもないッス!』


P「もっとそれ以前に気にするところあるだろ」

比奈「その不意打ちで流すやつやめてくれません!?」

春菜「そうですよ!もっと服装には気をつけましょう!」

P比奈((いやそっちも大概どうかと思うけど…))

春菜「?」

比奈「でもまぁ…アレっスね。まさかイラスト込みで採用されるとは…」

P「な」

春菜「え、採用したのってPさんじゃないんですか?」

P「上が気に入ってそのまま…って感じだったな。俺割と下っ端だからさ」

比奈「下っ端に任せる仕事量じゃないスよね…」

P「ちょっとロボミに似てるよな、アレ」

比奈「ね。最初見た時ビックリしたっスよ」

春菜「ロボミ…っていうと…?」

P「まあそりゃ別の話だ。この時の比奈もだいぶ嬉しそうだったなあ」

比奈「あー…まあ、そりゃあ…自分の名前を色紙にでかでかと書くって、ねえ」

春菜「芸能人!って感じですよね。あれ? でも比奈さんって漫画を自分で売ったりしてたんじゃ…」

比奈「その時はペンネーム使ってたんで…ヘヘ」

P「まあそういうこったな。ほんじゃま、次のV行くか」

春菜「あ!この時ってたしか!」

その4.サイバーグラス

http://i.imgur.com/fQEy9V1.jpg

「衣装を着るとアイドルって感じがしますけど、やっぱり気恥ずかしいスね…へへ。でも…この私が眼鏡でステージに立っても大丈夫なんでスかね?う、うーん…喜んでもらえまスかねぇ…?」

「こ、断れない性格なんでスよ…」

「いやぁ…恐るべし、眼鏡ぱわーっスよ…あぁ、こっちの話っス…」

春菜「待てェェェエエエエェェい!!!」

比奈「のわっ」

春菜「眼鏡!眼鏡の衣装ですよ!?そうでしょう!?」

P「落ち着け、何を言いたいのか分からなくなってるぞ」


<『プロデューサーは眼鏡をかけた私でも…その…?』


春菜「当然でしょう!?」


<『プロデューサーが認めてくれるんなら、ついていきまス!』


春菜「当然でしょう!!?」


比奈「春菜ちゃん、何があったんスか…?」ヒソ

P「あー…まあぶっちゃけ俺にも責任はあるわな…」ヒソヒソ

春菜「かくしてここにサイバーグラス結成ですよ!眼鏡ユニット!眼鏡ユニットの!!」

比奈「眼鏡衣装これが最初で最後だったっスけどねぇ」

春菜「おぉん!?」

P「ヒィッ」

その5.クリスマス

http://i.imgur.com/8PzOWtN.jpg

「いやー年末のアレの原稿が今朝入稿出来たんでなんとか無事クリスマスを迎えられたッスー。ずっと徹夜続きだったんで寝ちゃうかもしれないッスよー。え?いやあ友達のヘルプッスよやだなーアハー」

「いやーそんなに酔ってないスからぁー…えへへへー…」

「気持ちいいッスよ~…超ハイテンションッスよ~…ん~…」

「飲んだら眠くなってきたッス…」


――――


P「と、まあ気を取り直してだな。とりあえず服まともになったな」

比奈「いやぁまあ…パーティーなんで…」

比奈「っていうか、酔うとこんな感じなんスね、自分…」

P「まあなかなか見る機会無いよなぁ、こんなの」

春菜「年末のイベント、というのは…?」

比奈「あー……まあ、その、漫画関連の…」

P「お前ちょくちょく我慢できずに行ってるよな」

比奈「クセなもんで…へへ」

春菜「でも…酔ってもかわいいって、いいですね」

P「な。ウチの事務所ちらほら酒乱癖発揮するし」

比奈「やー…これも大概キツいと思いまスけど…」

その6.サンタ

http://i.imgur.com/D4k4ykh.jpg

「クリスマスに縁なんかなかった私が今年はサンタっスかぁ…。人生どうなるか分からないもんスね。サンタになったからには子供から大人までみんなに笑顔を届けなきゃッスね、プロデューサー!」

「サンタだとみんな喜んでくれるから嬉しいッスね…コスプレじゃないッス」

「プロデューサーは私を引っ張るトナカイ役ッスね」

「これは子供たちのプレゼントでスから、大事なプロデューサーには別に用意してるッス。……あー、やっぱり何でもないッス」



――――


P「マスコット大集合の図だな。あのちひろ色が襲来する前の」

比奈「イヴちゃんはマスコットでスかねえ…?」

春菜「結構大胆な衣装ですねぇコレ」

比奈「いっ!? いや、まあ春菜ちゃんも大概…」

P「大胆発言もあるぞ」ピッ


<『いい子にしてたら、ひなサンタからプレゼントあるかもッスよー』


比奈「ぐあああああぁぁぁあああぁ!!!」

春菜「ちなみに、実際Pさんには何を?」

P「あー…プレゼントってのは……」

比奈「わー!わー!!」ピッ


<『プロデューサーがお望みとあれば眼鏡着用もOKッスよ?』


春菜「言質とった!!!!」


比奈「よし、次」

P「いいのかそれで」

その7.初SR

http://i.imgur.com/pbZDMXc.jpg

「ふわぁ…ハイハイ、出るっス…だから行かないで宅配便のおにーさん……え?プロデューサーじゃないっスかー…あ、仕事の時間を勘違いしてたみたいっス…いやマジ…スイマセン…」

「ゆるキャラってことで、ひとつ…」

「後ろに集中線ついてる感じっス」


――――


P「迎えに行ってみたらこれだよ」

比奈「あ、あはー…」

P「ったく……」ピッ


<『あ、髪ボサボサ…。プロデューサー、適当になでてくれまス?』

<『私、だらしない子なんで、プロデューサーに見放されたら困るっスよー。なのでまた明日も起こしにきて欲しいっスー』


P「この時期あたりからぼちぼち甘え方も覚えてきたんだよな」

比奈「う、うわ…こんなこと言いましたっけか…」

春菜「あ、この服とポスター…」

P「ああ、これ春菜がやったのか? こんな感じのクッションとか持ってたよな」

比奈「部屋着に使わせてもらってるっスねー」

その8.泡ひ○

http://i.imgur.com/ScYfjuF.jpg

「なんと…こうきたっスか…!こういうフワフワなのってメインヒロインだけに許された特権っスよね。私もこうなったら精一杯楽しんでやるっス。やると行ったら、やるっス!本気の比奈を見せてやるっス!」

「まさか自分がやらせてもらえるなんて…へへ…嬉しいなぁ」

「せっかくだし泡にまみれて遊ぶっスよ、プロデューサー!」

「アハッ、プロデューサー、泡飛ばすっスよ~。せーの、ふぅぅ!」


――――


P「いやあ、はしゃいでたな」

比奈「いや、まあ…主役ともなると…やっぱり」

春菜「なんていうか、凄く爽やかな一枚ですよね。さっきのプライベートの後だから尚更」

P「それはまあ、正直狙ったかもな。普段から素の顔でアイドルやってるからインパクトあるだろ?」

比奈「ヒールなんスよねえ。泡々の中だから緊張してもう」

P「危ないし、結局座ったけどな。よりセクシーになったし成功だろ」

春菜「大人っぽいですねぇ…」

比奈「まあ、一応ハタチなんで…」


<『私がメインヒロインなら、それを支える主役がもうひとりいるっス。キャスティングはもう決まってるっスよ、プロデューサー』


P「言動はかなり乙女だが」

比奈「ちょぉ!!?」

その9.比奈祭り

http://i.imgur.com/rLdXfTX.jpg

「なんか話してたら、いつの間にかアタシも可愛い服を着る流れになってたっスよ。大丈夫っス、プロデューサー。アタシも似合ってないって…え、似合ってる?あ~…あはは、アリガトウゴザイマス…」

「か、可愛いっスか?あはは…」

「あ、イヤ…プロデューサー、可愛いの連呼はちょっと…」

「プロデューサーの言葉はストレートっスから…照れるっスよ…」


――――


P「可愛い!ハイ!」

春菜「可愛い!」

P「可愛い!そうるぁ!」

春菜「可愛い!」

P「可愛い!おうるぁ!」

春菜「可愛い!」

比奈「イジメか!!」

P「でも今夜は比奈祭りだし…」

比奈「何が!?」


<『いやぁ、可愛い服とか無理って思ったっスけど…プロデューサーが似合うっていうなら…また着てもいいっスね…へへ…』


P「って言ってたし」

比奈「だ、だからそれは…」

春菜「ふふふ」ニヨニヨ

その10.比奈祭り・本番

http://i.imgur.com/1qHsCwK.jpg

「今日のステージ、ちょっと女性ファンが多いっスかね?こりゃますますアタシたちのLIVEでひな祭りを盛り上げないとダメっスよ!それじゃプロデューサー、アタシたちのひな祭り始めてくるっスよ!」

「揃いのステージ衣装でセンターに立つとか、今日の私はマヂでリーダーっス!」

「比奈祭りって言われたっスよ。そしたら頑張るしかないっスよね!」

「アイドルしてる時は照れないっスね」


――――


P「だいぶアイドルらしくなったと思うぞ。ホント」

比奈「そ、そうでスかね?」

P「まあ元々ノせられやすいタチだよな」

比奈「そうでスね…」

春菜「上げて落とさなくても」


<『お祭りは嫌いじゃないんっスよ。なにせ年二回はお祭りに参加してるっスから。今度、プロデューサーも一緒にどうっスか』


P「だって直後に思いっきり誘ってきたからな」ピッ

春菜「お祭り、ですか…?」

比奈「いいじゃないでスかー行きましょうよー」

P「現役アイドルが男と二人でスペースに並ぶとかどエラい事態でしょうが」

時間が時間だし半分済んだので一旦お休み
思ったより時間かかるな…

今まで育てたことなかったから知らなかったけど比奈先生って眼鏡取るとめっちゃかわい……ちょ春奈なにをするやめr

ID変わりましたが再開します

その11.アイプロ・前編

http://i.imgur.com/RjWqzYy.jpg

「はぁ~…アツイっスねえ…。ああ、大丈夫っスよプロデューサー。コンクリートばかkりの街中とくらべれば、ぜんぜん涼しいっスから。ただ私は、みんなみたいに水遊びする体力はないでスねぇ…」


「プロデューサー、何か言ったら…水かけちゃいまスよ♪」

「パーカーは…水着、はずいでスから。な、何も言わないでいいでス!」


「えい!へへっ、はずいからダメって忠告したっスよプロデューサー♪でもこれで、少しは涼しくなりましたよね!」


――――


P「ぶっかけるの好っきゃなお前」

比奈「だとしても逆でしょ…って何言わせるんでスか!!」

P「へこへこ」

春菜「夏休みですかぁ」

P「オフショット撮影込みだけどな。ま、ほとんど自由行動だ」

比奈「いやあ遊んだ遊んだ」

P「お前隅っこで杏とダラダラしてたろ」

比奈「プロデューサーも大概じゃないでスか」

P「俺は監督者」

比奈「ぐむぅ…」

春菜「その様子だと…随分とお楽しみでした?」

比奈「え!? あ、アハハー、そんなことは無かったような…」

P「ま、それはまた別の機会にな。次行くぞ」ピッ

その12.アイプロ・後編

http://i.imgur.com/EnP8y7w.jpg

「浴衣で撮影なんて、いいんでスかね…プライベートじゃ、小さい頃に着たくらいで…上手に着こなせてるか自身ないっスよ。プロデューサー、ヘンだったらそっと言ってください…」

「ステキな浴衣や髪飾りは、私にはもったいない気がしてまして…ハイ」

「こう…洋服と違った心細さがあるっス…あ、カメラ目線っスね…ハイ」

「か、可愛いとか…やっぱり照れまス…プロデューサー」


――――


P「弱気モード、仕事中だとなんだかんだレアなんだよな」

春菜「どう思います?」

P「かわいい」

春菜「よし。あとは眼鏡があれば完璧」

比奈「ちょっと、マジ緊張したんスから…」

P「危うく漏らしそうになったりとかな」

春菜「え?」

比奈「何言ってくれてんスか!!!?」

P「まあ撮影後の話だが。この時ビビって思いっきり抱きついt――」

比奈「オラァ!!」ズンッ

P「スタンドッ」ズグシ

比奈「はぁ、もう……次」

P「ウス……」ピッ

その13.湯上がり寝間着

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「あがったっスよぉ~あ、プロデューサーもいたんスね。このホテルのお風呂はイイっスよぉ~、広くて綺麗で使いやすいっス。おかげでちょっとだけ長湯しちゃいましたけど、疲れもとれるっスよ」

「あ、プロデューサーが拭いてくれるとか…冗談っスよー」

「…風邪を引かないように…了解っスよプロデューサー♪」

「そういえばプロデューサーは、お風呂に入ったっスか?まだなら早く入るのオススメっスよ。話はその後、ゆっくりするっス」


――――


P「警戒心皆無か」

比奈「ま、まあ…何を今更ってことで…」

春菜「パジャマ、かわいいですね!」

比奈「へ、へへ…そうスか? 一応アイドルなんで…」

P「撮影に使うやつだからな。かなり新品というか…」

比奈「い、いいじゃないでスか。ちゃんとずっと使ってまスってば」

春菜「あ、ドライヤーは使った方がいいですよ! 髪ボサボサになっちゃうし…」

P「俺も散々言ったが…もうこの髪で長いことやってるしなあ」

比奈「ドライヤーの熱風苦手なんスもん…」

P「ったく…。…で、まあこっちが撮影のメインだったんだが」ピッ

その14.ナイトパーティー

http://i.imgur.com/ZpJu5eP.jpg

「まるでラピスラズリみたいな深い青…藍色の月って感じの衣装っスね。こんな雰囲気のある衣装、私にはもったいない気がするっスけど…どうっスかねプロデューサー、へへへ…」

「ポーズは…このくらいで…」

「使い所が難しい色だけに、自分が着るとは思わなかったっスよ」

「なんでプロデューサーまで笑ってるっスかねぇ…ふふ」


――――


春菜「結構セクシーめのお仕事多いですよね、比奈ちゃんって」

P「かなりノりやすいからな。色々仕事入れられて助かるわ」ピッ


<『この衣装はプロデューサーが選んでくれた衣装っスからねぇ…まだ少し照れるっスけど、キチンと着こなしてみせるっスよ』


P「随分信頼されたもんだ」

比奈「ああもう、私ってば恥ずかしいことばっかり…」

P「あと表情がいつも良い具合にエロい」

春菜「え、エロ…?」

比奈「ちょっと」

その15.ガチャ襲来

http://i.imgur.com/WuqXnRN.jpg

「はぁぁ~!や、やっと出た~!これが私の欲しかったマジカルステッキっス~!あ、プロデューサーも欲しいっスか?ダブったやつが大量にあるので、よかったら…いらない?そうっスよね…」

「あぁ…。幸せを…実感するっス…」

「次は食玩!お菓子はプロデューサーにあげるっス!」

「期間限定なモンで。つぎこんだ金額は…聞かないで欲しいっス…」


――――


P「いやあ言葉が刺さるのなんのって」

比奈「ガチャはほどほどにっスねぇ…」

春菜「生活には響かないようにしてくださいよ?」

P「ってなワケで口直し」ピッ


<『ふたりで街に出るって…お忍びデートみたいっスね。ドキドキっス…』


比奈「どこが口直し!?また黒歴史じゃないスか!」

P「お前いつも何かしら恥ずかしいこと言ってるぞ」

春菜「ほ、ほら!かわいいですって!」

比奈「ああもう……」

その16.こころペイント

http://i.imgur.com/L65Ji9R.jpg

「アイドル絵師、比奈の登場!ファンのみんなに得意のイラストをご披露するっス!今日のお題は…アイドルとしての未来の自分!七色のパレットを駆使して、ステージいっぱいに、とびきりの夢を描くっス~!」

「ファンのみんながいて、はじめて私のLIVEイラストはFIXするっス!」

「ファンのみんなに喜んでもらいたいのは、漫画もライブも一緒っス」

「特技を生かせるLIVE、素晴らしいっスね!プロデューサーと私は一心同体!プロデューサーと私の未来、描いてみせるっス!」

先生一人称アタシより私の方が多いのね
逆なイメージあったわ


――――


比奈「このライブ、本当に凄かったっスよねえ」

P「ステージ床面全部ディスプレイだからな。めちゃくちゃ金かかった」

春菜「いいなあ。私も眼鏡のステージに乗って、周囲全部眼鏡で囲って……」

P「なんのこっちゃ」ピッ


<『アイドル荒木比奈の原作者は、プロデューサーっス!へへ…』


P「よし、乙女台詞ノルマ達成」

比奈「何スかそのシステム!?」

春菜「原作者、ですかぁ」

P「ん。プロデューサー冥利に尽きるってもんだな」

比奈「そ、そうっスよ…最大限の感謝の気持ちなんスからもっと丁寧に…」

その17.メロン

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「あ、プロデューサー…。これは…はい、栄養ドリンクっス。友達の家でアニメのDVD見始めたら、いつの間にか朝で…。だ、大丈夫っス!締切前に比べれば…なんのこれしきっス…!ふわぁ~」

「プロデューサーとなら、雑魚寝でも気にしないっスよ」

「栄養ドリンクだけなら、きっと眠気に負けてたっス。プロデューサーの喝が、心の栄養になったっスね!…ハイ、ちゃんと寝まス」

「うっ…一瞬、意識がとんだっス」


――――


P「寝ろよいいかげん」

比奈「へへ…」

P「愛想笑いじゃなくて」

春菜「メロン柄、ですか」

P「服ももう少しちゃんと選べよ」

比奈「…まあ、悩んだ末の…メロン柄なんで」

春菜「え、かわいいですよね?」

P「え?」

その18.キャンペーンガール起用

http://i.imgur.com/BenUfhF.jpg

「『ビタミンドリンクで元気回復!』へへ…賞品の元気なイメージを伝えるために、シャキッとやってみたんスけど…どうっスか?ビタミンの効果が切れて、寝不足の私に戻らないうちに…早く撮ってもらうっス!」

「ファイトー!かいふーく!っス」

「やり遂げたっス、プロデューサー!はぁ…反動がドッと…」

「たまに思うっス。アイドルしてる時の自分って、別のペルソナじゃ…」


――――


比奈「なんで私起用されたんスかね」

P「ある意味めちゃくちゃ似合ってるからだろ」

春菜「見ましたよ、このCM!」

P「あと実は谷間こんなに出す衣装って始めてだったりして」

比奈「ああ…結構ビビったっスねえ」

春菜「そうですか?ブルーナポレオンはかなり出してたと思いますが」

比奈「私のは控えめだったんで…。っていうか春菜ちゃんのがなんか異様にガッツリ出てたんスよねえ」

春菜「そ、そんなにですかね?」

P「だなあ。横に沙理奈いるから目立たないだけで」

その19.ガチ制服

http://i.imgur.com/NFsdosT.jpg

「ああっ、眩しいっス!学園祭前日!キャンプファイヤー!はしゃぐ若者!まさに青春っ…!アタシには遠い灯…!昔から…!けど、隣にプロデューサーがいる今は…この眺めも乙なモノっス。へへ…」

「制服、実家の奥から引っ張り出してきたっス。サイズは…セーフ。一応」

「JKハート、再点火!あ、やっぱムリっス」

「…いえ、場所はこのままでいいっス。プロデューサーと一緒に、ここで」


――――


P「実際学生時代ってどんなもんよ」

比奈「いや、まあ…私生活は大して変わってないっスね。友達とひたすら徹夜でアニメ見たりとか」

P「寝ろよ。奈緒もだが菜々さんまで巻き込みおってからに」

比奈「すぐ寝ちゃいましたけどね菜々さん」

P「やっぱキッツいかあ…。にしても、お前突然交友関係が活発になったよな」

比奈「そうでスねえ。仕事の幅が広がったもんで…共演や、オフがよく合うようになりまして」

P「ん、そうか」

春菜「あれ、プロデューサーさんが奈緒ちゃんと仕事合わせるようにした…とかじゃないんですか?」

P「いや、まあ……上からそんな感じの指示は来たなあ」

比奈「へえ…そんなことが…」

P「そういうこった。そんで、次が最期のVだな。学園祭イベント本番の」ピッ

その20.9月30日――みんなでつくる♪ 秋の学園祭

http://i.imgur.com/7JBWnsM.jpg

「こちら3番テーブルへ運んで、次にキッチンのヘルプ…あ、新規さん?いらっしゃいませ、ラブリーカフェにようこそ♪忙しくなってきたっスね、プロデューサー…いえ、店長!この修羅場感、たぎるっス!」

「店長、洗い物助けてー!人手足りないんっス!」

「うっ。トレイが割と…思いっス…」

(腕はプルプルしても、笑顔で…!)


<『店長!休憩いいっスか?腕のマッサージお願いっス~』


比奈「いやあ…キツかったっスねぇ」

P「でもなんか妙にこなれてたよな」

比奈「菜々さんに取材したんで…」

春菜「久しぶりの共演だったけど、持ち場が別だったんですよねえ」

P「ああ…春菜は実行委員だったな」

春菜「千夏さんは眼鏡かけてるので、そっち優先しちゃって」

P「眼鏡基準か」

春菜「当然!」

春菜「で、ずっと店長呼びですか?入り込んでますね!」

比奈「あー…やっぱりノりやすいタチですかね?」

P「ま、結局のところさ」ピッ


<『店長、先生、はたまた生徒会長…?ううん、それより…プロデューサー。やっぱりこの呼び方が一番しっくりくるっスね!』


P「だよな」

比奈「っスね…ふふ」


――――


P「ってなワケでプロモーション用に映像集めてみたが」

比奈「そういやそんな話だったっスね…」

P「これをさらに編集していこうか…って話になってくる…んだが」

春菜「う~ん…どれも捨てがたいですね!」

P「というか、プライベートな部分多いな」

比奈「じゃ、ボツってことで……」

P「それはない」

春菜「ないです」

比奈「なんなんスかぁ…何なんスかもう…」

P「だってお前、今がどういう時期か分かってるか」

比奈「あー…総選挙?」

春菜「ですよ!どんどん順位上げてるんですからこのペースで行きましょう!」

P「そういうこった。焦るこたないが、確実にな」

比奈「あ、へへ…そうっスね」







比奈「いっちょ頑張ってハッピーエンド狙いまスか!」


おしまい

選挙ということで自分ならどういうマーケティングが見たいか考えた
だからボイス聞いてみたいセリフをアレコレまとめてみました
だらしなかったり甘えてみたり焦ったり表情豊かで、結構嬉しいこと言ってくれるんで見てて楽しいんですこの子

担当アイドルまだいるんで後日また同じようなことやろうと思います


以上

乙乙

これは神スレ

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