魔王「……減ってるな」 (19)


魔王「減ってるな」

側近「何がです?」

魔王「勇者魔王SSが減ってるな」

側近「そういう感じのSSにするんですね。分かりました」

魔王「お前は物分かりがいいな」

側近「それはまあ、そういう立場のキャラじゃないと話が進みませんから……」

魔王「それはそうと、完結するSS自体減ってるな」


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1486564207


側近「そうですね」

魔王「出尽くした出尽くした言われる中で試行錯誤しているのに減ってるな」

側近「まあ、奇をてらったからといって読者に受けるかというと、そうでもないですから……」

魔王「何故こうなったと思う。お前の意見を聞かせてくれ」

側近「出尽くしたと言っても、それはゲーム設定を突いたようなSSのことだと思います」

側近「独自設定があるSSは掴みが良くても完結する割合が少なく、投げ出す者も多いような気がします」

側近「オリジナルとも二次とも言えない、半二次みたいなものですからね」

側近「レスが付かないまま消えていったSSも、今では珍しくありません」


魔王「だから減ってるのか」

側近「今のは、あくまで私個人の意見です。減った理由はそれだけではないかもしれません」

魔王「……勇者を呼ぶか」

側近「そうですね。あちら側の意見も聞いた方が良いでしょう」

魔王「お~い、勇者ぁ~、いるかぁ~」

勇者「……いるよ、最初からいるよ」

魔王「減ってるな」

勇者「……そうだな、減ってるな」


魔王「お前はどう思う?」

勇者「魔王と恋愛したりハーレムだったりエロだったり、それはもう色々したからじゃないか?」

勇者「他には、そうだな……」

勇者「名前を騎士青年旅人等の別表記にしても、中身は結局勇者だったりする」

勇者「独自設定も伝わらなければ意味がないし、詰め込みすぎても伝えるまでに時間が掛かる」

勇者「そうしているうちに読者は離れ、別のスレに旅だって行くわけだ」

勇者「魔王が言っていたように、最近は完結するSS自体減っているから、あまり期待されない」


魔王「だから減ってるのか」

勇者「そうかもな……」

側近「…………」

魔王「…………」

勇者「……魔王はどう思うんだ?」

魔王「私も、女性や幼女、アホの子や鬼畜、魔王なのに正義漢など、色々やったからな」

魔王「ああ、またこういうやつか……と思われるSSも多かっただろう。このSS含めてな」

魔王「書き始めた以上、出来ることなら諦めずに完結させて欲しいものだ」

魔王「作者の語りでスレが荒れて作者が逃亡。なんてSSは、もう見たくない……」

魔王「自演バレして『近所の友人でした』とか言う作者も見たくない」

魔王「SSを書き、SSを完結させて欲しい。作者が完結するのは見飽きた」


側近「そうですね……」

勇者「……そうだな」

魔王「…………」

側近「…………」

勇者「…………」

魔王「……終わるか」

勇者「ああ、そうだな」

側近「……じゃあ、依頼出してきますね」トコトコ

魔王「……減ってるな」

勇者「何がだ?」

魔王「勢いが、減ってるな」

勇者「……ああ、そうだな。見る間に減っていくな」

魔王「何故だと思う?」

勇者「面白くないからだろうな」

魔王「……そうか、だから減ってるのか」





魔王「……付かないな」

勇者「何がだ?」

魔王「レスが、付かないな」

勇者「まあ、付かないだろうな」

魔王「つまらないからか?」

勇者「……いや、何と言ったらいいのか分からないんじゃないか? 雰囲気的に」

魔王「キャラ、弄るか」

勇者「痛いだけだ、止めといた方がいい」

魔王「お前は優しいな」

勇者「……勇者だからな」

魔王「そうか、勇者だからか……」

側近「あれ、まだやってたんですか? もう依頼出しましたよ?」




勇者「悪いな、面倒掛けて」

側近「いえいえ、最近は側近なんて出ないですし楽しかったです」ウン

魔王「二人とも、付き合わせて済まなかったな」

勇者「謝るな。さて、そろそろ行こうか」

魔王「そうだな。そろそろ、あるべきSSに帰るとしよう」

トコトコ…

側近「……皆さん、これからも勇者魔王SSを宜しくお願い致します」


魔王「……付かないな」

勇者「何がだ?」

魔王「レスが、付かないな」

勇者「まあ、付かないだろうな」

魔王「つまらないからか?」

勇者「……いや、何と言ったらいいのか分からないんじゃないか? 雰囲気的に」

魔王「キャラ、弄るか」

勇者「痛いだけだ、止めといた方がいい」

魔王「お前は優しいな」

勇者「……勇者だからな」

魔王「そうか、勇者だからか……」

側近「あれ、まだやってたんですか? もう依頼出しましたよ?」

勇者「悪いな、面倒掛けて」

側近「いえいえ、最近は側近なんて出ないですし楽しかったです」ウン

魔王「二人とも、付き合わせて済まなかったな」

勇者「謝るな。さて、そろそろ行こうか」

魔王「そうだな。そろそろ、あるべきSSに帰るとしよう」

トコトコ…

側近「……皆さん、これからも勇者魔王SSを宜しくお願い致します」

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