野崎「デレステ?」 (48)

・野崎くんの世界にデレステがあったら、のお話
・みこりんのtwitter(公式企画)でみこりんが藍子Pということが判明したのが元ネタ
・初投稿なので至らない点が多々あるかと思いますがご容赦ください


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@野崎の部屋

野崎「………」カリカリ
千代「………」ベタベタ
御子柴「……」カリカリ

御子柴(……よし、できた)

御子柴「野崎、このページ終わったぞー、次ないか?」

野崎「ありがとう、少し待っててくれ、もうすぐ仕上がる」カリカリ

御子柴「おう」

御子柴(さて、原稿も一段落したし……)キョロキョロ

佐倉「……」ベタベタ

御子柴(佐倉はベタに集中してるな……今月ベタ多いから大変そうだ)

御子柴(となると暇だな……)ソワソワ

御子柴(おっと、そういえばそろそろスタミナが溢れる頃か、今のうちに消費しとこう)ポチッ

卯月『アイドルマスターシンデレラガールズ!スターライトステージ!』ガンバリマス!

御子柴「」

御子柴(しまった……!イヤホン外したまま起動しちまった!)

佐倉「ん?みこりん、今のなに?」

野崎「女子の声が聞こえたな」

御子柴「……デ、デレステだよ…///」

野崎「デレステ…?何だそれは」

御子柴「知らねーの?アイドルマスターシンデレラガールズスターライトステージ、略してデレステ」

野崎「アイドル……?」

佐倉「シンデレラ…?」

御子柴「えーと、今流行ってるスマホのゲームアプリで……」

野崎「あー……」
佐倉「あー……」

御子柴「?」

野崎のガラケー「」パカパカ
佐倉のガラケー「」パカパカ

御子柴「」

御子柴(そうか……スマホゲーとか言う前に、こいつらまだガラケーなんだった……)

野崎「それで、そのデレステというのはどういうものなんだ?」

御子柴「おっ…き、興味あるのか…?」ソワソワ

野崎「流行りものはなるべく知っておきたいしな」

御子柴(そう思うならスマホ買えよ…)

御子柴「アイドルゲームだけど、いいのか?確かに女子にも人気はあるらしいけど」

野崎「ああ、アイドルはいつの時代も女の子の憧れだしな」

御子柴「ふーん、佐倉は?」

佐倉「いやー私はあんまり……」ハッ

佐倉(これで野崎くんの好みのタイプがわかるかも…!?)

佐倉「のっ野崎くんが興味あるなら私も…!」

御子柴(コイツ野崎が絡めばマジでなんでもいいんだな)

野崎(しかしアイドルものか…描いたことはないが挑戦してみてもいいかもしれん…)

御子柴「まぁ口で説明するよりとりあえず見た方が早いだろ」スマホポチー

御子柴「あっまたタイトルから入り直しか…」

菜々『アイドルマスターシンデレラガールズ!スターライトステージ!キャハッ☆』

野崎「こ、この声は!!」

御子柴「えっどうした!?」

野崎「マミコ!マミコの声じゃないか!?」

佐倉「えっマミコ声ついてたっけ!?」

野崎「いや俺の想像してるマミコの声」

佐倉「あ、そういうイメージあったんだね……」

御子柴「この声はウサミンだな、安部菜々さんだ」

野崎「ウサミン……覚えておこう」

野崎(いつか『恋しよっ』がアニメ化することがあれば、マミコはこの人に頼みたいな……)

佐倉(野崎くん、こういう感じの声がタイプなのかな…覚えておこう)

藍子@ホーム画面『プレゼントが届いているみたいです。素敵なものだといいですね♪』

佐倉「あ、かわいい女の子だ」

野崎「ほう、おっとり系ヒロインか」

御子柴「おう、この子が俺の推し、高森藍子ちゃんだ!優しくてお散歩好きなふんわり森ガールだぞ!」

佐倉「推し?」

御子柴「あー、特に好きな子って意味だ」

御子柴「アイマスに関しては担当って名乗る人が多いかな?」

佐倉「ふーん、じゃあこの子がみこりんの好きな子ってことか」

御子柴「な、なんか改めてそう言われると照れるな……///」

野崎「しかし……意外だな」

佐倉「そう?かわいらしくていかにもみこりんが好きそうじゃない?」

野崎「いやその、御子柴の持ってるフィギュアと比べると……こう……胸が」

御子柴「おいそれ以上は口を慎め」ギロッ

野崎「!?ス、スマン」

御子柴「大事なのは内面だから」キリッ

佐倉(みこりんがいつになく真剣な顔してる……)

野崎(怒られた…)シュン

藍子『撮りっこしましょうか、御子柴Pさん。せーの、パシャ♪』

佐倉「ん?プロデューサー?」

御子柴「おう、このゲームは自分がプロデューサーになってアイドルを育成するゲームなんだ」

佐倉「へぇー、この子以外も育てられるの?」

御子柴「あぁ、デレステ、というかモバマスでプロデュースできるアイドルは200人近くいる」

佐倉「そんなに!?」

御子柴「年齢層も9歳から31歳までいるし、誰しもティンと来るアイドルが居るんじゃないかな」

野崎「それだけの数のヒロインのキャラを…考え出すだと…?」ゾッ

野崎「絶対にキャラ被りが起こるじゃないか!」

御子柴「そのへんはまぁ…モバマスはいろいろがんばってると思うぞ」

佐倉「ん?モバマスって?」

御子柴「えーと、詳しい説明は省くけど、デレステのもとになってるゲームのことだ」

佐倉「何か違うの?」

御子柴「平たく言うと、キャラは同じだけどゲームのジャンルが違うってカンジかな」

御子柴「モバマスはカードバトルだけど、デレステはジャンル的には音ゲーだな」

佐倉「音ゲー…って、太鼓の●人みたいな?」

御子柴「まぁ基本はそんな感じだ」

佐倉「へー、それなら私も楽しめそう!」

御子柴「おう、それにデレステは音ゲー要素以外のところがすごくてな」

佐倉「ふーん?」

御子柴「うん、とりあえず一曲やってみるぞ」

御子柴「ちょっと見ててくれ」

藍子『幕が開きますよ、さあ目を開けて…』

佐倉「あ、後ろに映像が流れるんだね」

『おーねがい、しーんでれらー~♪』

佐倉「わ!実写みたい!」

野崎「ほう、3Dモデルか、かわいいな」

御子柴「だろ!?っあ、Missった」シャンシャン

野崎「なるほど、アイドルが歌って踊ってくれるんだな」

佐倉「すごいねー、絵がそのまま立体になったみたい」

野崎「ダンスも自然な動きだな」

御子柴「……」シャンシャン

佐倉(みこりん喋らなくなった…)

LIVE CLEAR!!

藍子『ファンのみなさんひとりひとり、みんな笑顔でした♪』

御子柴「……と、まぁこんな感じだ」フー

佐倉「かわいかったー」

野崎「かなり完成度が高いな」

御子柴「だろ!?デレステの売りはなんといってもこの3Dモデルのクオリティの高さ!」

御子柴「アイドル全員分のモデルが作られてて、それぞれちゃんとかわいいってのが凄いよな!」フンスフンス

野崎(急にテンション上がったな)

野崎「しかし、こんなものができる、アプリはすごいなぁ」

佐倉「やっぱりアプリって便利なんだねー」

御子柴(こいつら未だにアプリがどういうものかわかってねぇよな…)

佐倉「ところで、この藍子ちゃん?だけ衣装が違うんだね」

野崎「ひまわりをあしらった、かわいらしい衣装だな」

御子柴「そうなんだよ…これがデレステの最大の魅力であり、最大の鬼門でもある」

佐倉「?」

御子柴「えーと、デレステはガシャでアイドルを手に入れるんだけど、SSRっていう最高レアのアイドルには、こんなふうにそのアイドル個別の衣装が付いてくるんだ」

佐倉「えっそれぞれ別なの!?」

御子柴「ああ、だからSSRの衣装はそれぞれキャラの個性が出ててすげーかわいい」

野崎「衣装デザインもしなくちゃいけないのか……大変そうだ」トオイメ

御子柴「ちなみに持ってるSSRはプロデュースノートでも衣装を確認できるぞ」

佐倉「わー、こうして見るとすごい細かく作ってあるね」

野崎「360度から見れて、人体モデルにいいなぁ…好きにポージングさせたりできないのか?」

御子柴「そういうのは運営に言ってくれ」

佐倉「ねぇ、他の子の衣装はどんな感じなの?」

御子柴「見せてやりたいんだけど…俺の事務所のSSRはこの藍子ちゃんだけで…」

野崎「手に入りにくいのか」

御子柴「ああ、これがデレステの怖いところなんだけど」

御子柴「プラチナガチャで最高レアのSSRが出てくる確率は1.5%」

佐倉「1.5%…」(それって高いのか低いのかよくわかんないな…)

御子柴「しかもその中でもいろんな子が出てくる可能性があるから、お目当てのアイドルを手に入れようとするとさらに確率は下がる」

野崎「おお…」

御子柴「下手するとお目当てのSSRを引くために何十万円も溶かす人も居るらしい」

佐倉「えぇ!?そんなに!?」

御子柴「とはいえ、たまに販売されるスカウトチケットを買えば好きな子のSSRをお迎えできるし、ノーマル衣装もかわいいから充分楽しめるぞ」

御子柴「まぁどうせ俺はまだそんなに課金できないけど…楽しくデレステをやるには、ガシャはほどほどに、の意識が重要だな」

御子柴「他にもいろいろ機能はあるけど、ひとまずメインはこんな感じだ」

野崎「なるほど、わかった」

御子柴「せっかくだからやってみるか?簡単な難易度のやつもあるぞ」

佐倉「あ、じゃあ私、やってみていい?」

御子柴「おう、いいぞ」

佐倉「わーい!」

御子柴(佐倉はトロいし、DEBUTからがいいかな……)

~♪

佐倉「っとと……お、意外と…?」シャンシャン

LIVE CLEAR!!

佐倉「できた!できたよー!」

御子柴「おー、できるじゃねーか」

佐倉「うん、意外とできるかも!」

御子柴「んじゃこの調子で次REGULAR行ってみるか」

佐倉(私、もしかして向いてるかも…!?)

~♪

佐倉「…って、うえっ、えっ!?わー!」

佐倉(譜面が追いきれない!)

『ライフがゼロになってしまいました』

藍子『やっぱり私、向いてないのかな…』

佐倉「む、向いてないのかな……」ズーン

御子柴「まぁ、デレステは慣れたら誰でも上手くなっていくから…」

御子柴「野崎もやってみるか?」

野崎「手先の器用さには自信があるぞ」

御子柴「じゃあしょっぱなからPROぐらいでやってみるか」

~♪

野崎「……」シャンシャン

御子柴(おっけっこういい感じ……か?)

佐倉(真剣な野崎くん…かっこいい…)トゥンク

野崎(おっ、ここは指をスライドさせるんだったな…)グッ

野崎「あっ…」ヒューン

『ライフがゼロになってしまいました』

野崎「くっ…!」

御子柴「フリックでスマホが飛んでいくのは置きプレイあるあるだな」

佐倉(悔しがってる野崎くんもかっこいい…)

佐倉「あんまりうまくはできなかったけど、面白かった!」

野崎「音ゲーとしてもなかなか楽しそうだな」

御子柴「だろ?」

佐倉「みこりんは難しいのもクリアできるの?」

御子柴「まだ練習中だけどな!MASTARもいくつかクリアしてるぞ!」

佐倉「へー、すごい!」

御子柴「へへっ」

御子柴(といっても、クリアできたのはおねシンととどドルと、あとジュエルを使って無理矢理クリアしたお散歩カメラだけだけど……)

御子柴「MASTARをクリアするとMVが観られるようになるから、見せてやるよ」

佐倉「見る見るー!」

野崎「俺はウサミンさんとやらが見てみたいな」

~翌日~

昼休み@教室

佐倉「おーねがいー、しーんでれらー♪」

佐倉(昨日あのあと何回もMVを見せてもらったから、なんだか頭に残ってるなぁ)

瀬尾「ん?千代、なんだその歌」

佐倉「あっ結月、かくかくしかじかでね、デレステっていうゲームの曲だよ」

瀬尾「デレステ…?ああ、中居さんがCMやってるあの」

佐倉(なんで中居くんにさん付けなんだろ…)

瀬尾「デレステかー、おもしれーの?」

佐倉「うーん、結月には合わないかもね……」

佐倉(結月、細かい作業とか向かなさそうだし……)

佐倉「あっでも、デレステの曲って、いい曲がけっこうあるみたいだよ」

瀬尾「ふーん?」

佐倉「曲調もいろんなのがあるらしいから、歌ってみるのもいいかもね」

瀬尾「へー」

佐倉「じゃー私は野崎くんのとこに行ってくるねー」フリフリ

瀬尾「おー」フリフリ

瀬尾(デレステなぁ…検索してみるか…)

瀬尾(たしかにいろいろあるみてーだな…)

~♪

瀬尾(おっ…この『つぼみ』ってやつ、合唱でも歌えそうだな…)

瀬尾「ちいさなーひかーりをー~♪」

通りがかりの若松「」ガクッ バターン

モブ「若松!?大丈夫かー!?」

若松「Zzz…」

モブ「ね、寝てる…」

~一方そのころ~

@中庭

『アンドゥトロワ アンドゥトロワ 秘密のワルツ♪』シャンシャン

御子柴(今のうちにスタミナ消費しとかないと……イベント中は忙しいよなぁ)

鹿島「あれ?御子柴ー?そんな隅っこでなにやってるの?」

御子柴「かっ鹿島!お前こそどうしたんだよ」

御子柴(くそっ、ライブの途中だから手が離せねぇ!)

鹿島「昼錬サボってるからさー、堀ちゃん先輩から隠れてるんだよねー」

御子柴「いや部活出ろよ」

鹿島「いやぁ気分が乗らなくて…あっ、イヤホンして音楽聞いてたの?なになに」

御子柴「あっ待て!ちょっと…!」

御子柴(あとちょっとで終わるのに…!)イヤホンプチッ

『アンドゥトロワ アンドゥトロワ 秘密のワルツ♪』

御子柴「」

鹿島「ごめんごめん、ゲームしてたんだね」

御子柴「まぁ別に鹿島にならバレてもいーけどよ」

御子柴(二日続けてやらかすとは……)

鹿島「何のゲームしてたの?」

御子柴「かくかくしかじか」

鹿島「へー、これがデレステかぁ、聞いたことはあったけど、やったことはないなぁ」

御子柴(ん?待てよ……)

御子柴(鹿島には一年のときに散々勝負を挑んで、ことごとく惨敗してたけど……)

御子柴(デレステでなら俺も勝てるかもしれない……!?)

御子柴「鹿島!勝負だ!」

鹿島「おっ久々だねぇ、いいよー!」

~あんずのうた MASTAR~

鹿島「落ちてくるのを押したらいいの?」

御子柴「おう、簡単だろ?」

御子柴(できるもんならな…!)

『働かないすべてのものたちに告ぐー!』

鹿島「ほっほっよいっと」シャンシャン

鹿島「わー、結構忙しい!」

御子柴(なん…だと!?回復なしでオバロを入れた編成にしてるのに…!?しかも親指プレイで…!?)

LIVE CLEAR!!

鹿島「あちゃー、全部はできなかったよ、なかなか難しいねー!」

御子柴「……」

鹿島「ん?どうしたの?次、御子柴やらないの?」

御子柴「……今日はやめとく」

御子柴(でも正直あんずのうたのMV解放してくれて助かった…)

鹿島「それにしても、アイドルかぁ」

御子柴「悪いかよ」

鹿島「いや、御子柴がやってるのは別にいいけどさー」

鹿島(堀ちゃん先輩って、アイドルとかも興味あるのかなぁ…自分がなりたい的な意味で)

鹿島「ねぇ、この中に男の子アイドルとかいないの?」

御子柴「え?うーん、なつきちとかあいさんとかはかっこいいキャラだけど、お前みたいに完全に男に見えるアイドルまではいないかなぁ」

御子柴(胸あるし)

鹿島「いやそうじゃなくて、女の子に見える男のアイドルとか」

御子柴「それはSideMか876の管轄だから」

堀(鹿島のヤツ、また練習サボってどこ行ってんだ…?ん、あっちにそれっぽいのが……)キョロキョロ

鹿島「あっ、堀先輩だ!隠れて!」

御子柴「えぇ!?っておい待てスマホが…!」ポロッ

鹿島「いーから!」

堀「あれ、このへんに鹿島が見えた気がしたんだが…」キョロキョロ

鹿島「ふぅ、なんとか見つからずにすんだ」

御子柴「スマホ落としちゃったじゃねぇか」

スマホ「……」ポツン

堀「……ん?スマホ?忘れ物か?誰のだ」

御子柴「おい、堀先輩が俺のスマホ触ってるぞ!?」

鹿島「先輩、デレステ見てどういう反応するのかな…」ワクワク

堀(あ、触ったら画面ついた)

御子柴「といっても堀先輩はああいうの興味ないだろ…」コソコソ

鹿島「ちょっと黙って見てて!」コソコソ

堀(なんだこれ、ゲームか?)ポチッ

堀(どっか押しちまった…ん?…ルーム?)

鹿島「めっちゃガン見してる…」

堀(なるほど、自分で部屋をいじれるのか……)ポチポチ

堀(この家具はここに移動させて……あ、こうしたらもうちょっと……)ポチポチ

御子柴「なんかすげー真剣にやってるぞ…」

鹿島「先輩…やっぱりアイドルに憧れて…」グスグス

堀(レイアウトするの面白いな)ポチポチ

鹿島「せんぱーい!!」ガバッ

堀「うわ、鹿島!?どこから!?」

鹿島「先輩ならきっとかわいいアイドルになれますよ!!私応援してまs」

堀「テメェ部活サボってんじゃねぇよ!!」ボコー

御子柴「先輩も今まさに部活そっちのけでスマホ触ってませんでした!?」

堀「あ、まみ…こしば、このスマホお前のだったのか、返すわ」

御子柴「どうも…あ、ルームが変わってる」

堀「すまん、勝手にいじったぞ」

御子柴「いや、大丈夫っす」

御子柴(というか、なんだかルームの雰囲気がすごくいい感じになってる…)

堀「この部屋を作るゲーム面白いな、なんていうヤツだ?」

御子柴「あー、一応メインは音ゲーなんですけど…」

堀「そうなのか?」

御子柴「かくかくしかじか」

堀「なるほど、デレステか、こんなゲームだったんだな」

御子柴「デレステはルームも凝れるし、他の人のルームも見に行けるから、それを楽しんでる人も多いですよ」

堀「しかし、アイドルか…」

鹿島「!!やっぱりやりたいんですか!?」

堀「ちげーよ、次の演劇の題材にしてみてもいいかなって、ミュージカル風とかで。アイドルものが流行ってるってんなら、客も喜ぶかもだし」

鹿島(アイドルって…歌う!?私が…!?無理無理!でも…)

鹿島「せ、先輩が望むのなら…!がんばります…!」

堀「お、おう」(なんか知らんがすごい気迫だ…)

御子柴(そういえば、わざわざデレステで勝負しなくても、歌唱力だけは鹿島に勝ってたな)

御子柴「スタミナも消費したし、教室戻るか」テクテク

若松「Zzz…」スヤスヤ

御子柴「うわ!?若松!?」

若松「ん……あれ、御子柴先輩……?」

御子柴「こんなトコで何してんだよ…」

若松「何故だか急に睡魔が襲ってきて…」

御子柴「廊下で!?大丈夫かよ」

若松「最近気付いたら寝ちゃってたりするんですよね…不眠症気味なのに…」

御子柴「やることないから寝ちゃうんじゃないか?暇潰しにゲームしてみるとか」

若松「うーん、ゲームですか…」

御子柴「そうだ、お前もやってみるか?デレステ」

御子柴(コイツ少女漫画よく読んでるし、案外そういうの好きなのかも)

若松「デレステ?」

御子柴「かくかくしかじか」

若松「あぁ、あの中居さんがCMやってるやつ」

御子柴(なんで中居にさん付けなんだ……?)

御子柴「お前、音ゲーとか得意か?」

若松「うーん、どちらかというと苦手かもしれません…」

御子柴「あー」

御子柴(コイツもけっこうトロいもんなぁ…)

御子柴「デレステなら、音ゲー以外にもコミュを観たりしても楽しめるぞ」

若松「コミュ?」

御子柴「ストーリーのことだよ、よし、ちょっと見せてやる」

若松「はぁ…」

御子柴(やっと解放できたありすのストーリーを見せてみよう)

御子柴(このストーリーでは俺もちょっと泣いたからな…!)

~視聴後~

若松「うぇっ…ぐすっ…」ボロボロ

御子柴「よ、良かっただろ…?」

若松「うえぇ…はぃ…」グスグス

御子柴(確かに感動的だけど、それにしても感情移入しすぎだろコイツ……)

若松「この子は…この子は俺が一番のアイドルにしてあげないと…!」ボロボロ

御子柴(コイツもしかして、ハマりだしたらとことん沼るタイプか…)

若松「先輩!!この子はどこで会えるんですか!?」

御子柴(まずいな…ありすは今のとこN以外はSSRもSRも限定しかないはず…)

御子柴「し、調べておくよ…また今度な…」

御子柴(ありす限定はこれから復刻もあるはずだけど…)

御子柴(課金の方法は教えない方が良さそうだな)

~また別の日~

@打ち合わせ

野崎「…剣さん、折り入ってご相談があるのですが」

宮前「早く終わらせたいんで手短にお願いします」

野崎「くっ…!じゃ、じゃあ手短に……俺がアイドルものを描いてみるのって、どうですかね?」

宮前「無理じゃないっすか」

野崎「えっ即答ですか!?」

宮前「だって夢野先生テンプレ学園モノしか描けないじゃないですか」

野崎「でっでも!可能性を広げるために挑戦するというのも!」

宮前「まぁ描けるに越したことはないですけども」

野崎「いや実はネームをですね」サッ

宮前「え?書いてきたんですか?」

宮前「…はぁ、やる気があるのはいいことですが…一応目は通しておきます」

野崎「是非!」

宮前「その前に、来月号のネームは?」

野崎「このネーム考えてたのでそっちはやってません!」

宮前「舐めてんのか」

宮前「なんで急にアイドルものなんて話に…」

野崎「かくかくしかじかでして」

宮前「ああ、デレステですか」

野崎「え、まさか剣さんもお好きなんですか!?」

宮前「いや、ただ流行りものは把握しておこうかと入れてみただけです。まだそんなにやってないですけど」

宮前「ルームとかも適当にしてるだけで…ホラ」

通りがかりの前野「!!ちょっと!宮前くん!」

宮前「え、何ですか」

前野「何この子!かわいー!すげーいいじゃん!」

宮前「この子…?どの子ですか」(どのアイドルのことだ…?)

前野「この!緑のコ!」

ぴにゃこら太『ぴにゃ』

野崎&宮前「…かわいい…?」

前野「こんなマスコットが居るなんて!考えた人天才じゃない!?」

宮前(コイツの考えてることはやっぱりよくわからんな…)

野崎(あ、でもこのマスコット、ちょっと剣さんっぽいかも…?)トゥンク

ぴにゃ『ぴにゃ』

~また別の日~

@野崎の部屋

野崎「……」カリカリ
佐倉「……」ベタベタ
御子柴「……」カリカリ

野崎「そろそろ休憩するか」

御子柴「そうだな」

野崎「今日はチーズケーキがあるぞ」

佐倉「わーい!じゃあ私、お茶入れるね!」

御子柴「おー、頼む」

御子柴(じゃあ俺は今のうちにスタミナ消費するか…)ポチッ

凛『アイドルマスターシンデレラガールズ、スターライトステージ』フーン

御子柴「」

御子柴(またやっちまった…!)

佐倉「あ、デレステだー、やらせて!」

野崎「俺もいいか?」

御子柴「!!」

御子柴「なっなんだよお前ら、気に入ったのか?」

佐倉「えへへ、こないだのが楽しかったからー」

野崎「いろいろと参考になりそうだしな」

御子柴「しょ、しょうがねーな!そんじゃ一緒にやるか!」

佐倉「うん!」


御子柴(デレステ、ひとりでやってるのも十分楽しかったけど…)

御子柴(こういうのも…なんかいいな…!)

おわりです

書き溜めたの貼るだけなのに時間かかっちゃった…
読んでくれた方、もしいらっしゃったらありがとうございます

乙ありがとうです
堀ちゃんの脚ネタは入れたかったけど割愛しました(個人的にきらりあたりをおススメしたい)
誰が誰担当になるかを考えるのも楽しそうなのでどなたかオネシャス

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