【君の名は。】もしも2人の距離がもっと遠かったなら (36)

君の名は。パロ(多分)一応ネタバレ注意

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三葉「...来世ではイケメンの男子に生まれたーい!」

たーい

タ-イ...

-イ...

......


「ええよ」

三葉「!?」

三葉「えっ!?……えっ!?」

「神木隆なんとか風とジャスティンなんとか風どっちがいい?」

三葉「……後者で」

「オッケー」

【朝】

三葉「……朝か。夜に話しかけた人は誰だったんだろ(ry」

四葉「お姉ちゃん昨日みたいに『ワオ!?俺箸なんて使えるわけねーよ!勘弁しろよグランマ!』って言わないの?」

三葉「えっ」

四葉「お婆ちゃん本気で怒ってたよ。というかビンタしたし」

三葉「なんか?が痛いと思ったら……」

【学校、昼休み】

女子「三葉昨日おかしかったよ?髪も手入れしてなかったし笑い方もHAHAHAって外国人みたいだったし」

男子「俺なんてエンジェルって言われたんだけど」

三葉「……んん?」

三葉「今日は一体なんなん……早く寝よ」

………

……




【翌朝】

三葉?「ん……また朝、ってあれ?」

三葉?「なんかギターとかバスケットボールとかなんか部屋がアメリカっぽいような……」

ガチャッ

男「おいふざけるなよタキ!お前今日朝食当番じゃねえか!」

三葉?「ひゃいっ!?」

三葉?「えっ?誰?誰なんあんた!」

男「誰って俺はお前のダディに決まってるだろうか?どうした?寝すぎて頭が赤ん坊まで退化しちまったのか?」

三葉?「!?!?」

父「それよりお前なんか訛りが酷いぞ?南部訛りか?」

三葉?「……えーっと、ここってどこ、なんですか?」

父「おいおいまさか自分が住んでいる所も忘れたのか?ここはニューヨーク!アメリカの大都市!オーケイ?」

三葉「えっ」

三葉?(慌てて鏡を見ると若干日本人が混じったような顔だった。ジャスティンではなかった。イケメンだけど)

父「おっと遅刻だ!タキ、遅刻はともかく学校にはちゃんと通えよ!」

三葉?「そうだ学校……ちょっとトイレに」

ガチャッ

………

三葉?「ちょっ、これ、リアル過ぎ……こんなに大きいのっ!?」

【学校】

タキ(三葉in)(結果的に昼休みに着いちゃった……というかなんで私日本語喋ってるのに相手理解できるの?相手の言ってる毎もわかるし…….)


「御都合主義やぞ」

タキ「!?」

男子「オイオイオイ、どうしたタキ?まさかお前が昼休みに来るなんてな」

タキ「あっ、えっ!?」(普通の外人だ)

男子「こいよ、一緒にランチにしようぜ」

タキ「あ、ああ……」

男子改めマイケル「オイオイオイ、マジで?学校の場所を忘れた?」

ボブ「なあ正直に言えよ、昨日となりのオネエチャンといいことしたんだろ?」

タキ(マイケルは白人、ボブは黒人だわ)

タキ「あ、ああ私」

「「私?」」

タキ「!?ぼ、僕」

「「僕?」」

タキ「お、俺……?」

「「俺?」」

タキ「ちょっ、普段どう言ってるのよ?」

マイケル「何って……なあ」

ボブ「『偉大な偉大な僕ちん』だよなあ、普段は?」

タキ(何言ってるのよこいつは!)


マイケル「なあ、今日あそこいかね?」

ボブ「おっ。いいねえ」

タキ「ま、まさかカフェとか」

マイケル「はあ?そんなお子ちゃまな所に俺らが行くわけねーだろ」

ボブ「俺たちが行くところはな…….」


【某所】

マイケル「ここに決まってるだろ!?」

ボブ「なあ?」

タキ(マンガ屋……)


【バイトだぜ】

タキ(バイト入れてるなんてきいてないわよ!おかげで遅刻!)

チンピラ「オイコラァ!てめえこっち来やがれ!」

タキ「えっ、はい?何事……キャアッ!?」

チンピラ「よくも昨日はやってくれたな!お礼参りに来たぜ!」

タキ(この男血の気が多過ぎ!というかなにやったのよタキっていう子!)

チンピラ「へっ、なんだ弱過ぎだ

バキイッ

チンピラ「」

女性「ああ、女の不意打ち一発で倒れるあんたの事ね。大丈夫、立てる?」

タキ「あ、ありがとうございます」

女性「ちっ、スカートが破れたわね」

タキ(綺麗なハイキックだったしね)

タキ「あ、あのっ!?えーっと……」

キャシー「ああ、あんた今日は名前忘れまくりのボケボケだったから念のため言うけど私キャシーね」

タキ「あっ、キャシーさん、その破れたスカート縫いましょうか?」

キャシー「……」

タキ「あのー?」

キャシー「明日は大雪かな?」

タキ(どんだけ信頼されてないんだ)

一旦終了。


【で】

三葉(タキin)「……うーん」モミモミ

三葉「うーん」モミモミ

三葉「……どうやらまた女の子になっちまったようだなHAHAHA」

四葉「お姉ちゃん!朝ごはん……また胸揉んでる」

三葉「よう、マイシスター!元気か?」

四葉「またおかしくなってる……」

【暫くして】

三葉(どうやら私とアメリカのいるタキくんと入れ替わっているらしい)

タキ(入れ替わるTriggerは俺たちが眠った時、全く困った揉んだぜHAHAHA」

三葉(私たちはお互いの生活を守るために様々なルールを決めた)

三葉(決めたんだけど……)

マイケル「おい見てみろよケイ!このアニメマジ最高だな!」

ボブ「ワオ!マジかよ!」

三葉(正直国が違うんで全然守れる気がしない)

今日は終わり。良いお年を。

【約束事(タキ編)】

タキ(三葉in)「………」

1ウェイ、ニューヨークの食事より日本食が恋しいのはわかる。けど無駄遣いは辞めてくれ。俺の財布がサハラ砂漠になっちまう。

2学校・バイトに遅刻するのはやめてくれ。ウチの学校の校長と店長怒ると怖えーんだ。

3割とマジな話だが訛るのはやめてくれないか?なぜか南部訛り
に聞こえちまうから喧嘩っ早い奴が襲いかっちまうぜ?

4こっそり風呂入るのはわかってる。けど俺ちゃんは優しいからとやかくはいわない。けど俺ちゃんに似合わない香りをつけるのはやめろ。棚にある香水使ってくれ。

5マイケルとベタベタするなマジで、いや本当にマジで。あいつガチの同性愛者だから。友人としてならともかくそういうのは……わかるだろ?

6ジェシーと仲良くなるのは嬉しいんだかもーちょっとなんとかならないか?俺ちゃんの時になっても可愛い刺繍なんて無理だからな。


タキ「……ウザい。というか文字ですらしっかりわかるってどういうこと?」

なんで読めるかって?細かいこと気にすんな?ノリだよ!ノリ!

タキ「……もう突っ込まないわよ」

【約束事(三葉編)】

三葉(タキin)「さーて三葉ちゃんから禁止されたものは……まあ俺ちゃんだからしっかり守りますよ」

1お風呂ゼッタイ禁止

2体は見ない・触らない

3座るとき脚を開かないように

4テッシーと必要以上に仲良くしないで。彼はサヤちんとくっつけるべき

5その他の男性には触るな

6女性にも触るな

三葉「……あの女子はサヤ、エンジェルはテッシーか」


【翌日】


女子(サヤ)「三葉、プレゼントはありがたいんだけど……」

男子(テッシー)「流石に…….その、ゴムはないわ」

三葉(本物)「!?」


【ケータイの日記より】

三葉「馬鹿!スケベ!変態!」

ケイ「いやくっつけるといったらそれしかないだろ?」

三葉「貴方と一緒にしないで!……ああもう、変わる度に胸は揉むし、前なんてブラ無しで学校なんてありえないわ」

ケイ「おいおい紳士な俺がそんな事するわけな(ry」

三葉「全部妹と友達から聞いたのよこの馬鹿!」

ケイ「HAHAHA」

三葉「……笑って誤魔化すな!」

ケイ「けどその妹から聞いたんだけど最近英語を勉強しているって聞いたんだけどそれは一体」

三葉「将来のためやし!あんたとは一切関係ないし!」

ケイ「オーケイ、そういう事にしておこう」

ケイ「まあ、そんな俺も最近日本語の勉強しているんだけどな」

マイケル「なあケイ、ちょっといいかい?」

ケイ「うげっ!?マ、マママイケル?こりゃ一体どんなご用で?」

マイケル「なあ、昨日お前が話したことなんだけどな……」

ケイ(三葉め、あれほどマイケルとくっつくなと念押ししたのに……)

ケイ「あー、その事なんだけどな。マイケル、俺たちは確かに親友も親友、大親友だ。けどやっぱりそういう関係は俺はちょっとな」

マイケル「ん?何か勘違いしていないか?ま、まあ。お前がよければ俺は」

ケイ「遠慮する!!」

マイケル「そうか……。いや昨日の話はだな」

【再びケータイの日記より】

ケイ「キャシーとデート!?おいおい、三葉ちゃん。幾ら何でも俺ちゃんが無理だったのによく認められたな」

三葉「あら?少なくとも私の時の方がキャシーさんと仲良かったりしたんだけど?」

ケイ「キマシタワ-?」

三葉「そ、そっちの趣味はないし!と、とにかくあんた始めてのデートなんだからヘマしたら承知しないわよ!」

ケイ「おーいおい、年齢=ナンパ歴の俺がそんな事でヘマするわけが……」

三葉「あんたの秘密の日記知ってるから。『彼女を作らないじゃなくて作らない』さん?」

ケイ「Nooooooo!?」

【デート当日】

ケイ「か、会話が続かねえ……」

キャシー「ねえ今日はここまでにしない?」

ケイ「!?い、いや何を言いますかお嬢さん!まだまだ夜はこれからですぜ?」

キャシー「いや、なんというか君、今別な人を好きになっているって感じがするのよね?」

ケイ「い、いやいや!俺ちゃんはずっと貴方一筋で?」

キャシー「……ふふふ、だったらバイトの休憩中に必死に読んでいる本はなんなのかしら?」

ケイ「……」

キャシー「それじゃあね」

ケイ「あっ、ちょっ!?」

ケイ「なんてこったい。初デートが失敗に終わっちまったぜHAHAHA」

ケイ「そういえば三葉の電話勝手に登録されていたよな?電話してみるか。お前のせいでデート失敗したってな」

PiPiPi

Prrrrrrr……

ケイ「出ねえな。まあいいか、また明日か明後日頃にでも入れ替わるだろう。報告もその時にすればいいか」

ケイ(と、思っていたがあれから何日経っても三葉と入れ替わる事はなかった)

【暫くして】

ケイ「……着替えはこんぐらいでいいかな?」

父「おい、ケイ!この野郎!最近家事当番を無視しやがって!一体いつからこんな不良息子に……お前のその旅行鞄はどうした?」

ケイ「あ、あー最近バックパッカーがブームらしいからな!俺ちゃんもそれに便乗して」

父「……ちゃんとした理由を話せ、お前は理由も無く家出する奴じゃ無かっただろう?」

ケイ「……」

父「……なるほど、メールでしか話したことがない彼女が最近音信普通だからどうにかしたいというわけか。お前もしかして出会い系じゃ」

ケイ「ぶっ飛ばすぞ」

父「ジョークだよ。それより何か居場所を知るヒントとかないのか?幾ら何でもメールだけで場所を知るのは難しいぞ?」

ケイ「ヒント?えーっと……そうだ!風景写真をいくつかメールで送られてきたんだっけ!(ということにしておこう)」

父「これか。……うーん、もっと詳しいものはないのか?例えば町の風景を事細かく写した鉛筆画とかは?」

ケイ「んなもんあるわけねえだろ?だいたい俺ちゃんの美術の成績は知ってるだろ?」

父「だよなあ」

父「……おい、本当にこの写真が送られてきたのか?」

ケイ「モチのロンさ」

父「だとしたらそいつは幽霊が書いたメールなのかもしれないな」

ケイ「おい、親父。冗談なら笑えねえぞ」

父「いや大真面目だ。メールの写真見て一発でわかったよ。ここは今じゃ誰も住んでいない。というか住んでいた奴は殆どいなくなっちまった」

ケイ「!?」

父「……ということでここは3年前に住民の大半がいなくなったわけだ」

ケイ「は、HAHA…冗談だよな?だって日記にもほら」

父「……俺の目が腐っていない限りはそんな物何処にもないぞ?」

ケイ「は?そんな筈はない!だってあいつは!あいつは……!?」

父「どうした?」

ケイ「あいつの名前……なんだったっけ?」

【東京】

三葉「……」

三葉「私のアホーっ!」

「!?」

三葉(ああもう、なんで無計画に行動したんだろう私は!あいつはアメリカにいるから日帰りなんて絶対無理なのに!)

「あー、あのー?」

三葉(別にあいつが日本に来ているかもしれないってそんな理由でここに来たのか訳じゃないから!単なる社会見学、社会見学よ!うん!)

「もしもーし?」

三葉(あっ、けどタキ君にこの写真送ったらどんな事思うかな?あいつ結構日本オタ)

「おい!こっちみろ、三葉!」

三葉「!?わ、私の名前を知るなんて誰……」

タキ「俺ちゃんだよ!」

三葉「」

三葉「な、なんてタキ君がこんな所に……?」

タキ「……」

三葉「ん?」

タキ「やっぱり近くで見ると可愛いな。うん」

三葉「うえっ!?」

タキ「おおっと!そんな事している場合じゃねえ!三葉、今日は何年の何日……って三葉?」

三葉「……」

タキ「ワオ、インフルエンザの時の俺より真っ赤だぜ」

今日は終わり。
寝る。

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