八幡 「小町は最高の妹だからな」 (6)

奉仕部。
最初は行きたくないとだだをこねてたが、行かないと独神から鉄拳を喰らうので、嫌々来ていた。残念美人平塚先生は合コンとかで上手くいかないとこちらにストレスをぶつけてくるのだ。早くもらってあげて!
まぁそんなことにも慣れ始め、奉仕部に通い続けて1年間経ち、雪ノ下や由比ヶ浜とも仲良くなった。昔は彼女たちに、特に雪ノ下からはひどい暴言を吐かれ、精神的に辛い日々を送っていた。これが
「我々の業界では御褒美ですうう!!!」ブヒィィィ!
とか言えるMの人なら最高なのだが、残念なことに俺はそんな性癖はもってはいない。
今は昔ほど酷くなく、せいぜい「キモイ」だの「近付かないで」だので済む。 あれ、済んでなくね?


兎にも角にも、そんな生活も早1年。
悪口に耐え抜き、依頼を斜め下方向(とみんなは言う)で解決。そんな日常が続いてた。
あのあほの子が
「折角1年経ったし、打ち上げみたいなのしようよ!」
と言うまでは。



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1482046454

由比ヶ浜「皆でパーティーしよう!」

あほの子は唐突に言った。本を読んでいた俺は適当に聞き流そうとすべく無視をしたのだが、雪ノ下は大好きな由比ヶ浜の発言を無かったことにしようとするはずもなかった。

雪ノ下「パーティー?何のかしら?」

由比ヶ浜「もう皆と会って1年経ったし、なんかお祝いしようと思って!」

さも当然のことのように言う。
しかしボッチの俺にとっては、1年経ったくらいでパーティーをせんとする意味がわからない。やはりリア充は謎だとおもいました。(小並感)

雪ノ下「なら平塚先生に聞いてみましょうか。」

いつもそういうのに乗り気でない雪ノ下が食いついてる…だと…
天変地異の前触れか!?
などと考えていると雪ノ下に睨まれた。怖かったのでこれ以上考えないことにした。
しかしパーティーなぞ、ろくなことにならないと分かっているので、咄嗟に
比企谷「俺体調わる…
雪ノ下「来れるわよね?」

食い気味に否定された。
今目が笑ってなかったよ?ねぇ!
氷の 女王 は いかく した!

比企谷「だいたい、パーティーなんていつやるんだよ?」

由比ヶ浜「今日だよ!今日!」

比企谷「ムリムリ、愛しの小町が待ってるからな」ドヤァ

雪ノ下由比ヶ浜「「うわぁ…」」

そんな目で見んなよ、泣いちゃうだろ!俺が!

雪ノ下「残念ね。戸塚くんや小町さんも呼ぼうというのに」
比企谷「ほら早く支度しろ、置いてくぞ」

遅いんだよ、全く。

~パーティー開始5分前~

大天使トツカエルとmy sweet angel小町がいると聞いてやってきたここ。
奉仕部のパーティーで何故戸塚や小町がいるのかはまず俺を釣るためだろう、
まぁあいつらがいるなら罠と分かっていても引っ掛かってやるけどな!
しかし戸塚から女子へ、女子から葉山グループへ情報が伝達し、
葉山「ここが皆の言ってたパーティーか」

戸部「っべーわー!マジっべーー!」

…リア充共が降臨した。

葉山「ヒキタニくん、なんでまたこんなことしてるんだい?」

俺が聞きてーよ。

三浦「ねぇヒキオ、あーしらもこんなとこ来ていいの?」

いんやだめです、帰れ帰りなさい帰ってください三段活用!などと言えるはずもないので適当に曖昧な返事をしておいた。


暫くすると川………、何とかさんがやってきた。
彼女は大志経由で小町からパーティーについて聞いたらしい。
あのゴミ虫がァ、ぶっとばしてやンよォ!などと思っているともの凄い形相で睨んでたんでビビった。
あの目は俺と負けず劣らずかもしれない…。

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom