エレン「ミカサ…ヤりたい」ミカサ「は?」(134)

ちょいエロ、エレンとミカサのキャラ崩壊注意

エレン「だから…!その…お前と…したい…」


ミカサ「したい…って何を?」


エレン「な、何ってお前…そりゃ…!」モジモジ


ミカサ「私と一緒に?トレーニングだったら手伝う」


エレン「ち、違う!そうじゃなくて……ほら!…あれだよ、あれ!」


ミカサ「?」


ミカサ「エレン、言いたい事はハッキリ言わないと伝わらない」

エレン「ばっ…!そんな事言わせんなよ、恥ずかしい!」

ミカサ「恥ずかしい…こと?私とエレンは今から恥ずかしい事をするの?」キョトン

エレン「あ、改めて恥ずかしい事とか言うなバカ!」カァッ

ミカサ「!?…ご、ごめんなさい」ショボン…

ミカサ「…」

エレン「…」

ミカサ「…」

エレン「…」

エレン「…なぁ?お前本当は分かってんだろ?」

ミカサ「本当に分からない。だからお願い、何をして欲しいか言って?私はエレンの為だったら何でも出来る」

エレン「お、お前なぁ…」

ミカサ「…」マジマジ…

エレン「…」

ミカサ「…」

エレン「はぁ…」


エレン(…ここまで来たらムードもクソもねぇ…何か馬鹿馬鹿しくなってきたな…)


エレン「…」スクッ…


ミカサ「エレン?」


エレン「もう良い、寮に戻る。急に呼び出して悪かったな」スタスタ


ミカサ「エ、エレン!待って!」

エレン「…」スタスタ…


ミカサ「せめて何で不機嫌なのかだけでも教えて欲しい!」


エレン「別に不機嫌じゃねぇよ」スタスタ…


ミカサ「嘘!私が何かしたなら謝る。したい事もあるんだったら一緒にしても良い!だから言って?」ガシッ…


エレン「!?…は、離せよ!」グイッ


ミカサ「いや。言って」


エレン「くっ…!このっ!!」ブンッ!!


ミカサ「あっ…」ズイッ…



エレン「えっ…」グイッ…


エレン(くそっ…ミカサの奴、袖離さないから俺まで巻き込まれて…)グラッ…

ボフッ!!


エレン「!?」


エレン(こ、この柔らかい感触はまさか…?)


ミカサ「エ、エレン…///」カァッ…///


エレン(間違いない…!鋼鉄のように硬いミカサの肉体の中でも一部だけ柔らかい部分が存在する…!そう、それはオッ○イ!)


エレン(不可抗力とは言え俺は今そこに顔をうずくめてしまっている…)プルプル…


ミカサ「…だ、大丈夫?…か、顔を上げて///」カァッ…///


エレン「…」シーン…


ミカサ「…エレン?」

エレン「ミ…ミ…ミ…!!!」プルプル…


ミカサ「…?」ビク…


エレン「――ミカサアァッ!!!!」


バッ!!!


ミカサ「キャアッ!?」


ブチブチ…


ミカサ「エエエエ、エレン!?何をしてるの!?なぜ胸ボタンを外してるの!?」


エレン「うっせぇな!もう分かってんだろ!?」


ミカサ「!!」ハッ…


ミカサ「エ、エレンのしたい事って…///」

エレン「…」コクッ


エレン「…なぁ…良いだろ?ミカサ…」


ミカサ「エ…エ…エ…」プルプル…


エレン「ミカサ?」


ミカサ「――エレンの変態!!」ガッ!!


エレン「ヒデブッ!?」スパーン!!


ドサッ…!!

――――


―――


――





…レン…レン!…エレン!


エレン「はっ!?」バッ…!


アルミン「エレン!良かった…」ホッ…


エレン「アルミン…俺は……いたっ…!」ズキッ…


アルミン「起き上がらないで!話は聞くから安静にしてるんだ!」

エレン「あぁ…」


ライナー「エレン、何があったんだ?思い詰めた顔で『勝負に出る』って寮を出て行った後、一時間したら気絶した状態でミカサに抱えられて帰って来て…心配したぞ?」


エレン「!?アイツが俺を運んで来たのか?」


アルミン「うん…そうなんだけどさ、ミカサに何があったのか聞いても答えてくれなかったんだ」


コニー「でも何かスッゲー申し訳無さそうにしてたよなー」

アルミン「ねぇ、エレン。一体何があったの?」


エレン「そ、それは…」


エレン(言える訳ねぇ…調子乗ってミカサ襲おうとしたら返り討ちにされたなんて死んでも言えねぇ…!!)


ジャン「はっ!またおんぶに抱っこか!ミカサもお前のお守りなんて気の毒だな!」


エレン「そんなんじゃねぇよ!これには深い訳が…」


ジャン「じゃあ、その深い訳とやらを教えてもらおうか」ニヤニヤ


エレン「うぐっ…!」


マルコ「おい、よせよジャン!」

マルコ「エレン、言いたくないんだったら無理をしなくても良いからね?」


エレン「…すまん。そうさせてもらう…」


マルコ「うん」


エレン「…でも」


一同「?」


エレン「アルミンには相談したいと思うんだ」


アルミン「僕?」


エレン「あぁ、だからちょっと外に来てくれないか?」


アルミン「でもエレン、動くと打撲してる部分が痛むだろうし…」

ライナー「それなら俺たち席外すぞ?丁度風呂時だしな。先に行ってるぞ?」


エレン「ライナー…」


コニー「えー!つまんねーな!俺も話聞きてーよ!」


ライナー「親友同士でしか出来ん話もあるだろ」


コニー「ちぇー」


ライナー「ほら、他の奴らも早く風呂の支度しとけ」


一同「へーい…」ゾロゾロ…


ジャン「ちっ…おいエレン!ミカサに変な事してたとかだったら許さねぇからな!」


エレン「!?な、何言ってんだおおおお前!?ふふふざけた事言ってるとここここ殺すぞ!?」 ガクガク…


アルミン「あっ…」(察し)

ジャン「!?…お、おう…その…悪かったな?」


ジャン(まさかな…)


マルコ「考え過ぎだよジャン。君じゃあるまいしエレンがそんな事するわけないじゃないか」ハハハ


ジャン「どういう意味だよ!?」


エレン「オ、オウ。ソウダヨナー。テイウカヘンナコトッテナンダ?ゼンゼンワカラン(棒」


アルミン「」


ライナー「変な事言ってないで早く行くぞ」


ジャン「あ!待てよお前ら!」ダッ…

スタスタ…


ギィ…


バタン!!


シーン…


エレン「…」ダラダラ…


アルミン「…」


エレン「…」ダラダラ…


アルミン「…」

エレン「…」ダラダラ…


アルミン「…」


アルミン「エレン?」


エレン「な、何だ?アルミン?」ビクッ!!

アルミン「ジャンのあれ、図星なの?」


エレン「ま、まさか!そんな訳ねぇだろ!つーか俺そーゆうの全然興味ねーし!巨人駆逐する事しか興味ねーし!むしろ巨人loveだし!」ダラダラ…


アルミン「エレン?」ニコ


エレン(うぐっ…)ドキドキ…


アルミン「嘘ついても無駄だよ?だいたい分かっちゃうし」ニコ


エレン「…う、嘘じゃねぇって…」

アルミン「エ・レ・ン?」ニコニコ…


エレン「すみません、図星です。嘘ついてすいませんでした」


アルミン「まったく…幼なじみなめないでよ」


アルミン「て言うか相談の為に二人きりになったのに僕に嘘ついたら意味無いじゃないか」


エレン「まったくを以てその通りでございます」

アルミン「…で?」


エレン「…?」


アルミン「どこまでいったんだい?早く聞かせてくれよ?」ワクワク


エレン「お前が妙にワクワクしてるように見えるのは気のせいか?」


アルミン「何言ってるんだ、エレン!そんな訳無いじゃないか!」


アルミン「僕はただ純粋に2人の間に何があったか聞きたいだけだよ!」


エレン「そ、そうか…じゃあ話すぞ?」


アルミン「うんうん!なるべく具体的にナニからナニまでヤったのかまで官能小説のように話してね!」キラキラ


エレン「人の事言えんがお前も大概だな!」




エレン「…と、いうわけだ」


アルミン「うーん…なるほどね」


エレン「…正直どう思った?」


アルミン「うん!控えめに言ってドン引きだよ!」ニッコリ


エレン「やめろ。天使のような笑顔で俺を虐めるな」


エレン(ていうかお前も同じ穴の狢だよ!)

アルミン「…と、言いたい所だったけど僕も同じシチュだったらナニしてたか分からないな」


エレン「アルミン…」


アルミン「男は皆等しくスケベさ」


エレン「お前って奴は…」グスッ…


アルミン「泣くなよ。悪いのは君でもミカサでも無い。悪いのはこんなドキ☆ドキ・ロマンス!なシチュにしてしまった神様だよ」


エレン「本当に優しいんだな…」ギュウッ…


アルミン「はは、そんなに抱きつくなよ。僕にそっちの気は無い。それ以上やったら今度ライナーに紹介するよ」


エレン「…」スッ


アルミン「うん。分かればそれで良いんだ」

アルミン「でもね僕は1つ確かめたい事があるんだ」


アルミン「エレンってそんなキャラだったっけ?」


エレン「は?」


アルミン「いや、言葉通りだよ!僕の中のエレンは少なくとも今聞いたような奴じゃないよ!」


エレン「『僕の中のエレン』ってなんか入ってるみたいだな」ハハハ


アルミン「やかましいわ!」


エレン「ナイスツッコミ。ついでに俺の穴にもアルミンの息子をナイスツッコミ」


アルミン「おーい!ライナー!」ダッ!!


エレン「止めろ、アルミン!冗談だっつーの!」ガタッ

アルミン「ほら見ろ!そんな下ネタまで言って!?君は本当にエレンなのか!?」


エレン「すまん…なんか今日、色々おかしいみたいだ」

アルミン「何なの?君の普段の鈍感キャラは被ってたの!?被ってただけなの!?このアザト・イエーガーめ!」


エレン「…」

エレン「―――別に被ってなんかねぇよ…ただ…」

アルミン「ただ?」

エレン「あいつがあんまり可愛いもんだから…普通に接してたらヤバいだろ…///」

アルミン「えぇ!?」ビクッ!!

アルミン(エレンがミカサを可愛いだと!?こんな衝撃受けたのはシガンシナ陥落以来だよ!!)

エレン「本当は毎日ドキドキしっぱなしだよ…あんな可愛い奴がいつも俺の側に居てくれるなんて…」


アルミン「ベタ惚れじゃないか!!」


アルミン「何だよ…僕は、てっきり巨人にしか興味の無い鈍感クソ野郎だとばかり思っていたよ」


エレン「クソは余計じゃないか?親友よ」


エレン「そりゃ俺が巨人を皆殺しにしたいと思ってる事は変わらねぇ。訓練を第一に考えてる」


エレン「だけどな!!それ以前に俺は1人の男なんだよ!!性欲大事だよ!巨人駆逐する事の次あたりに大事だよ!」

アルミン「…ちなみにジャンの事は、どう思ってたの?いや、あんまり聞きたくないんだけどさ…」


エレン「あぁ、馬面か。アイツがミカサにアプローチ仕掛けて相手にされないのを見る度いつも心の中でほくそ笑んでやってたよ」ハッ


アルミン「ひどい!!じゃあ君はジャンがミカサに気があるのを知っててあんな対応を…」


エレン「まぁ…そうなるな。否定はしねぇ」


アルミン(悪魔だ…人の皮を被った悪魔がいる!!)


アルミン「もう良い。君がミカサの事を好きで、ジャンを見下してた事は充分わかったよ」


エレン「そうか」

アルミン「でもね、エレン?物事には順序ってのがあるだろ?いきなりレ○プは無いだろ!?」


アルミン「いくらミカサが君に盲目だからってそれはあんまりだよ!」


エレン「えー…レ○プではないだろ…まだ入れて無いし」


アルミン「でも君、ミカサにぶっ飛ばされてなければミカサのヴァージン奪ってたろ?」


エレン「まぁ…そうだな。ゆくゆくは…」

アルミン「何が、ゆくゆくは…だ!僕は何より君のその行為にガッカリしてるんだよ!」


エレン「なっ…お前だってナニするか分からないって言ってた癖に…」


アルミン「僕はせいぜい服の上から優しく揉みしだく位のスケベだよ!」


エレン「そ、そうか…」


エレン(五十歩百歩な気もするんだが…)

アルミン「くそっ…あの頃のピュアなエレンはもういないんだ…」グスッ…


エレン「ちょっと待てよアルミン!俺は何も好き好んでこんな事を…」


エレン「俺だって本当はプラトニックな関係をミカサと築いていきたかった!」


アルミン「じゃ、じゃあ…なぜこんな獣のような暴挙に出たんだ?」


エレン「我慢」

アルミン「…は?」


エレン「我慢だよ」


アルミン「!?…だから何が?」


エレン「我慢の!!―我慢の限界だったんだよ…!」

――――

―――

――



~3日前~

キース「今日の訓練はここまでだ!ストレッチ終了次第各自解散しろ!」

ハッ!!

エレン「さーて…いつも通りライナーと組もうかな、っと…」


エレン「おーい、ライ…ん?」


テクテク


ミカサ「エレン」


エレン「何だ、お前かよ。何のようだ?」

エレン(こいつ訓練中もマフラーつけて…暑くねぇのか?…いや、でも俺のやったマフラーをずっとつけてくれてるってのは…)


エレン(悪くねぇ気分だな…///)


ミカサ「いつもペアを組んでたサシャが訓練中に腹を下し医務室に行ってしまった。ので、組もう」


エレン「腹って…なんか変なモン食ったのか?また」


ミカサ「えぇ、また」


エレン「あー…なら仕方ねぇな。よし、組もうぜ」


ミカサ「ありがとう。じゃあまず私からお願いしたい」


エレン「おうよ」グイッ…

エレン「…にしてもあれだな。あの芋女、一体何食べたんだ?」


ミカサ「ハライタダケ。この前、座学の時間に習ったやつ」グイグイ…


エレン「あの時間確かアイツ寝てたろ。自業自得だな」グイッ


ミカサ「物覚えは良いんだろうけど…」グイグイ


エレン「まぁな」グッグッ

ミカサ「そろそろ左側をお願いしたい。それともう少し強く押しても良い」


エレン「そうか、じゃあ行くぞ」グッ…


ミカサ「えぇ」


グッ…グッ…


エレン「…」


ミカサ「…」


エレン「…」


エレン(ヤバい…)


ミカサ「…」

エレン(ヤバいぞ…これはかなりヤバい)ドキドキ…


エレン(こいつからして見れば俺は平然とストレッチのペアを組んでるようにみえるだろうが…)


エレン(そんな事は無い。めちゃくちゃドキドキしてる。サシャがいなくても他の女子がいただろうに。何で俺なんだ!?やっぱり俺の事が好きなのか!?)


エレン(たいていの女子は男子に体をベタベタ触られるのが嫌で同性同士で組んでる)


エレン(しかし、こいつは何の躊躇いもなく俺とこうして体を密着させる事を許してる!!)


エレン(それってつまり…そういう事なんだろ?)

エレン(間違いない、断言出来る。背後から感じるジャンの嫉妬のオーラがその証拠だ)


ジャン「エレンコロスエレンコロスエレンコロスエレンコロス…」ブツブツ…


マルコ「痛い!痛い!痛い!!!ジャン、聞いてる!?僕の股関節は、もう限界だよ!!」ギャアアアアアア…!!


エレン(それとも何だ?ここまで体を許してるっていうのはシたいってサインなのか?大人の階段を登りたいってサインなのか?)


ミカサ「エレン…さっきから力が抜けてきてる。出来ればもう少し強く押して欲しいのだけれど」


エレン「はっ…!あぁ、すまん…ボーッとしてた」


ミカサ「ちゃんと疲れを取っているの?ご飯は足りてる?足りないのだったら今度から少し私のを分けよう」グイグイ


エレン「ばっ…!ガキ扱いすんな!」


エレン(家族発言ごちそうさまでした)

ミカサ「ご、ごめんなさい…そんなに怒らないで欲しい」ショボン…


エレン「ったく…」


エレン(あぁあああ!!!!――可愛すぎかよ!?可愛すぎかよ!?)


エレン「そろそろ良いか?もう充分だろ?」


ミカサ「えぇ。ありがとう」

エレン「じゃあ俺は寮戻ってるな」スクッ


ミカサ「でもエレンの分のストレッチが」


エレン「俺は良いよ。後でアルミンに頼む」


エレン(これ以上一緒にいたらヤバい。顔に出ちまう…)


ギュッ


エレン(…は?)


ミカサ「エレン?」


エレン(手…手を握られた…?)

ミカサ「教官はストレッチが終了次第解散と言った。ので今やらなければいけない」


エレン「あ、あぁ…そういやそうだったな。じゃあ頼む」


ミカサ「えぇ」


久しぶりに握ったミカサの手はゴツゴツとした兵士の手だった


ガキの頃に重ねたような柔らかな手は無かった


でも不思議と優しさを感じる


そんな手だった

エレン「…///」


ミカサ「エレン…少し顔が赤いけど大丈夫?熱?」


エレン「ゆ、夕日のせいだろ」


ミカサ「そう、なら良かった。始めよう」グイッ…


エレン「おう」


ミカサ「…」グッ…


エレン「んっ…」グイグイ


ミカサ「…まだいける?」


エレン「あぁ、もう少し強めで頼む」

エレン(明日からミカサは、またサシャとストレッチを組む。だったら今のうちに美味しい思いをしておこう)


ミカサ「了解した」


ムニ…


エレン「!?」


エレン(やべぇ…当たってるよ…!こいつの胸が俺の背中に当たって…!)


エレン「ミ、ミカサ?やっぱりもう少し弱めにしてもらって良いか?」ダラダラ…


ミカサ「?まだまだいけそうに見えるけど…もう限界なの?」ギュウウウ…


エレン「いや…そういう訳じゃねぇが…」


エレン(ストレッチ自体はまだ楽勝だ!だがこれ以上胸を押し当てられたら俺の息子の方が限界なんだよ!)


ミカサ「じゃあ、もう少し強くしよう」

エレン「あっ…ちょ…待て!それ以上は…!」


ミカサ「えい」グイッ…


ギュウウウ…!!!!


エレン(NOOOOOOOOO!!!!!!)


その時!エレンの下半身に宿す巨人が硬質化を始めたッ!!


鎧のエレン「shuuuuuu………!!!!」

エレン(わあああああ!?やっちまったよ!?ストレッチに不相応な立体機動始めちまった…!ミカサは気づいてるか…?)バッ


チラッ…


ミカサ「?」


エレン(よし!バレてない!この訓練着、内側の形がくっきりと出やすいからな…良かった…)


ミカサ「エレン…」


エレン「どうした、ミカサ?」


エレン(そう、ここは慌てを悟られないようにいつも通りに…いつものように)

ミカサ「もしかしたらなんだけど…」


エレン「おう」


ミカサ「いや、違っていたら申し訳ないのだけど…」


エレン「だから何だって。早く言えよ」


エレン(? ―どうしたんだ?)

ミカサ「硬く…なってない?」




エレン「…」



エレン「はぁっ!?」

エレン(ななななな何故だ!?何故バレた!?俺の巨人の硬質化が!!角度的にはギリギリ分からないはず…)


エレン「なななな何言ってんだよ、ミカサ!?かかか硬く…!なんてなってる訳ねぇだろ!トランセルじゃあるまい!」ドキドキ…


エレン(やべぇよ…!やべぇよ…!軽蔑されちまう!(チ○コが)硬くなってるなんて知られたら軽蔑されちまう!!)


ミカサ「嘘。絶対に(体が)硬くなってる」


エレン「だから(チ○コが)硬くなってねぇって!!」


エレン(何でバレてんだよぉ…)

ミカサ「昔に比べて(体が)硬くなっている」


エレン「何で昔に比べて(チ○コが)硬いなんて分かるんだよ!?」


エレン(そういや昔、一緒に風呂入ってたとき「これ何?」った聞かれて引っ張られたような…そりゃガキの頃なんだから裸を意識しねぇのは当たり前だろ!)


ミカサ(小さい頃は胸まで地面についてたのに…やっぱり(体が)硬くなってる。間違いない)


ミカサ「…!」


ミカサ「エレンもしかしたら…」


エレン「あ?」


エレン(あぁ…もう…!何だよ///)

ミカサ「ちゃんと抜いてないでしょ?」




エレン(ギャアアアアアアアアァァ!!!!!????)


エレン「は、はぁっ?ちゃんとヌいてるし?つーか毎日ヌいてるし!?何言ってんだ、お前!?」


エレン(俺の方こそナニ言ってんだ!?バカ!!)

ミカサ「また嘘ついて…」


エレン(残念だがこれは本当だよ!毎日お前でヌいてるよ!毛布をお前だと思ってギューッとしてるよ!)


ミカサ「しっかりと(乳酸を)抜いてるんだったらこんなに(体は)硬くならない」


エレン「うっせぇな!俺の問題だろ!ほっとけよ!」


エレン(毎日ヌいても硬くなるもんは硬くなるよ!思春期なめんな!)

ミカサ「そんな…せっかくエレンの体の事を心配しているのに…」ショボン…


エレン「!」


エレン「わ、悪かったよ!そんなに落ち込む事ねぇだろ!ほら、顔上げろ!」アワアワ


エレン(デリケートな事とは言え少し言い過ぎたな…)


ミカサ「私の方こそ少しおせっかいだったかもしれない…申し訳ない」


エレン「もう良いって。ほら、ストレッチはもう終わったから早く寮戻るぞ?」スッ…


ミカサ「えぇ…」

ミカサ「…でも(乳酸の)溜めすぎは良くない。定期的に(乳酸を)抜いた方が良い」


エレン(お前は何でそこまでグイグイ来れるんだよ!?まぁ…でもミカサが俺の体の事心配してくれてるのは本当だしな…素直に返事しとくか。落ち込まれても困るし)


エレン「…あぁ、分かったよ。気をつける///」


エレン(…今日から1日2回ヌくか…いや、キツいか?)


ミカサ「良かった」ニコ


エレン「…!」


エレン(あー…やっぱコイツ笑った顔が一番可愛いよな)チラッ


ミカサ「?」キョトン


エレン(昔はもっと笑顔が多かったんだけどな…)サッ

ミカサ「…!」ピタ


エレン「? どうした?いきなり足止めて」


ミカサ「良いことを思いついた」


エレン「は?」


エレン(良いこと?)


ミカサ「エレン、都合の良いときがあったら、いつでも呼んで欲しい。私がエレンの(乳酸)を抜こう」


エレン「はあああああ!!!!????」


エレン「おっ…おま…ちょっと待て!何?お前が?俺のを?ヌく?って言ったのか!?」

エレン(何だよコイツ…気持ちは嬉しいがこんな積極的なやつだったなんて…)ドキドキ…


ミカサ「そうだけど…何か問題でも?」


エレン「問題だらけだろ!まず俺とお前は男と女で…いくら家族と言えども…な?」アタフタ…


エレン(頼む!もってくれ、俺の理性よ!正直今すぐヌいてもらいたい…お前のその綺麗な口でヌいてもらいたい…)


ミカサ「?…男と女だったらダメ…」


エレン「当たり前だろ!」


エレン(まだキスどころか告白すらしてねーのに…///)


ミカサ「じゃあ男同士だったら良いの?」ハテ?


エレン「いや!それはもっとダメだろ!?」ガッ

ミカサ「で、でもやっぱり私に任せて欲しい」


エレン「だからダメだっつってんだろ!?」


ミカサ「私は効率良く(乳酸を)抜く方法を知っている」


エレン「まさかのテクニシャン!?」


ミカサ「???…まぁテクニシャンと言えば…テクニシャンだけど…」


エレン「お前…そんなのどこで知ったんだよ…?」ワナワナ…


ミカサ「どこって…本で知っただけ…」


ミカサ(座学の教科書の巻末ページについてあった)


エレン「ほ、本だと!?」

エレン(ミカサがエロ本でそんな事を学んでたなんて…)


エレン(あの頃の純粋だったミカサはいないんだな…くそっ…この世界は残酷だ…)


エレン(さっきミカサが胸を押し当ててきたのもやっぱり誘惑してたのか…)


ミカサ「という訳だから私に任せて欲しい」


エレン「…」シーン…

ミカサ「ど、どうしたの?」アワアワ…

エレン「う…う…う…う…」

ミカサ「?」

エレン「うわあああああああ!!!!!!!」ナキダッシュ!!

ミカサ「エレン!?」



――

―――

――――


エレン「…と、まぁこんな感じの事が」


アルミン「」


エレン「まぁな?確かに俺はショックだったがな?アイツだって年相応の女子なんだ。俺たちもそうなっちまったようにミカサもそういう知識に興味を持っても不思議じゃないわけだ」

エレン「女の方から誘って逃げられちまったらそりゃショックだろうしさ…」


エレン「せめてもの罪滅ぼしとして今日は俺が誘った訳だが…」


アルミン「」


エレン「結果はこの様だよ」ボロッ…


アルミン「」


エレン「一体何がいけなかったって言うんだ?俺にはもう何も分からねぇよ…」クッ…


アルミン「」


エレン「…って、おい!アルミン!聞いてんのか?」

アルミン「…」


エレン「…アルミン?」


アルミン「エレン」


エレン「お、おう」ビクッ


エレン(どうしたんだ?何か言いづらい事でも言ってきそうなその顔は…?)


アルミン「君の言い分は充分に理解した。さっき僕が君に言ってしまった事も撤回したい。すまない」


エレン「お、おう…?」


アルミン「うん…分かるよ…『私が貴方のをヌいてあげても良い』なんて言われたらそうなるよね」


アルミン「分かってるんだ…分かってるんだけどさ…」


アルミン「君は勘違いをしている」

エレン「は…?勘違い…だと?」


アルミン「そうだ。大きな勘違いだ」


アルミン「そしてその言葉は今の君にとってどんな刃物よりも殺傷力がある」


エレン「さ、殺傷力!?」


アルミン「あぁ。この言葉のナイフは君を無慈悲に殺す。君は恥ずかしくなって死にたくなってしまう。略して『恥ずか死ぬ』だ」


エレン「なぜ略したし」


アルミン「それでも君は聞く覚悟があるのかい?」


エレン「聞く…覚悟…!」


エレン「あぁ…俺は真実を受け止める」

アルミン「そうか…じゃあ話すよ…」


エレン「…」ゴク…


アルミン「実は…!」

エレン「ハズカシイ…ハズカシイ…///」


アルミン「くっ…辛いかもしれないがこれが現実だよ」


エレン「えっ…」


エレン「じゃあ何だ?」


エレン「俺はピュアッピュアで無垢なミカサを身勝手な理由で犯そうとしてたって言うのか?」ワナワナ…


アルミン「そう…だね…」


エレン「アイツが心配してたのは俺の下半身事情じゃなくて?」


アルミン「うん…」


エレン「ヌいてあげるっていうのは乳酸の事だったのか…?」


アルミン「うん…」

エレン「もうダメだ…死ねる…恥ずか死ねる///」


エレン「何なんだよ…?俺の巨人はカッチカチであっても俺の体は今でも柔らかいよ…!」


アルミン「そうだったの?」


エレン「あぁ。地面まで胸つくぜ?ほら」ベタッ


アルミン「本当だ…」


エレン「これを応用すりゃセルフ・フェラだって出来るぜ?見るか?」ン?


アルミン「いや…あんまり見たくはないかな…」ハハ…


アルミン(エレンの口からこんな下ネタが飛び出る日が来るなんて思ってもいなかったよ…よっぽど今まで溜め込んでたんだな…)

エレン「くそっ…どうにかしてこのアンジャッシュ張りの誤解を解かなくては…」


アルミン「君でもブッ飛ばされたくらいだからね…よっぽど嫌だったんだね」


エレン「深く反省してる」グスッ…


アルミン「それはもう分かったって」


エレン「なぁ、頼む!アルミン!俺の代わりに誤解だってミカサに伝えてくれないか?」


アルミン「それはダメだよ」


エレン「頼む!俺は今アイツと顔を合わせただけで死んじまいそうだ!」


アルミン「そうやって僕が誤解を解いたとしても君はミカサの目を見て話せるのかい?」


エレン「そ…それは…」

アルミン「そりゃこんな気まずい話を当事者2人で話すのは苦しいかもしれないけどさ」


アルミン「君ら2人でこの事件をずっとタブー扱いして話し合わないでいたら苦しいままだろ?」


アルミン「だから、この誤解は君が直接解くんだ」


エレン「…」


エレン「確かに…そうだよな…」


エレン「分かった。この事はちゃんと俺が蹴りをつける」


アルミン「うん、それが良いよ」ニコ


エレン「…ありがとな」


アルミン「いやいや」

アルミン「さて…じゃあ僕らもお風呂入りに行こうよ。随分長く話し込んでしまったしね」


エレン「やだ」


アルミン「え?」


エレン「外に出たらミカサに会ってしまうかもしれねーだろ」


アルミン「…こんなに弱気な君は初めて見たよ」


エレン「お前は分かってないよ…この気まずさは一度味あわなきゃ分かるはずがねぇ」


アルミン「…」


アルミン「…明日にはちゃんと2人で話し合うんだよ」


エレン「…おう」

アルミン「夕飯はどうするの?」


エレン「あっ…」


エレン「…」


エレン「…すまないが夕飯のパンは貰ってきてくれ。俺のスープは飲んでも良いぞ」


アルミン「はいはい」クスッ


エレン「…本当にごめんな?」

アルミン「良いって。皆は適当に誤魔化しとくから」


エレン「そうか…」


アルミン「じゃあ行ってくるね?」


エレン「おう」


ギィ…


バタン…!


寮に帰ったらエレンは寝ていた。よっぽど疲れたようだ


そして夕食にはミカサも来なかった。ミカサと同じ部屋の女子曰く寮に帰るなり真っ先にベッドに飛び込みこもりっぱなしだったらしい

~朝・食堂~


エレン「…!」ソワソワ


アルミン「エレン、しっかりして。今日はしっかりミカサに話して謝るんだ」


エレン「も、勿論だ…!」ドキドキ


エレン(まさかアイツと会うのがこんなに緊張する日が来ようとは…)


ギィ…


ミカサ「…」テクテク


エレアル(来た!)


アルミン「エレン、まずは挨拶だよ!ここで挨拶を交わす事によって話し易い状況をつくるんだ!」ヒソヒソ


エレン「お、おう…!」ヒソヒソ

ミカサ「…」テクテク…


アルミン「おはよう、ミカサ」


ミカサ「おはよう、アルミン」


アルミン「今日も席取っておいたよ。さぁ、座って」


ミカサ「ありがとう」ガタッ


アルミン(さぁ、エレン!ミカサは君の正面に座らせた!ここで昨日は何もなかったかのような感じの挨拶を…!)

エレン「お…」


エレン「…おはよう、ミ…」


ミカサ「アルミン、ハンカチが落ちてる」ヒョイ


エレン「!?」


アルミン「えっ!?…あ、あぁ!本当だ!ありがとうミカサ…」


エレン(くそっ…挨拶し損ねた…)


ミカサ「気にする事は無い」


アルミン(ごめん…エレン…)

ミカサ「…」モグモグ…


アルミン(くそっ…!タイミングを逃した挨拶は逆に不自然な雰囲気にする。ここで無理に声を掛けなかったエレンは賢明だ)


アルミン(だが挨拶も無しには自然な会話は到底望めない!でも、落ち着くんだ…!ここまでは想定の範囲内)


アルミン『エレン!プランBを実行するんだ!』←サイン


エレン「…!」


エレン『了解!』


エレン(よし…行くぞ)


アルミン「…」モグモグ…


ミカサ「…」モグモグ…

カチャカチャ…


エレン「…」ガツガツ…


アルミン「…!」


アルミン「…あ、エレン!そんなにガツガツ食べるとこぼしちゃうよ?」


エレン「…え?あ、あぁ。分かったよ」ストッ


エレン「…」チラッ


アルミン「…!」グッb


アルミン(よし、エレンの口の周りはパンくずだらけ…!作戦成功だ!)

そう…プランBは「エレン、パンくずがついてる!…しょうがないなあ―ヒョイパク!」作戦だ!


計画の手順はこうだ


まずエレンがパンにがっつき口元にパンくずをつける…


エレンの口元のパンくずに気づいたミカサは、ついいつもの癖でヒョイパクをしてしまう


その過程を利用し強引に2人を会話させる!


それがプランBだ!


アルミン(あとはミカサが気づくだけなんだけど…)チラッ


ミカサ「…」モグモグ…


アルミン(まったく気づいてない!いつものミカサだったら1秒足らずで気づいてるのに…!)

エレン(なぁ、アルミン…これもしかしたら失敗なんじゃないか?)プルプル…


アルミン(エレンが目で訴えてきてる…!それもそのはず。自分の口元にパンくずをつけ続けるのには限界がある…)


アルミン(くそっ…こうなったら少々手荒だけど仕方ない…)スッ…


アルミン「…あ、あれー!エレン!口元にパンくずがついてるよー?」


エレン「!…あ、本当だ!は、早く取らなきゃなー!」

アルミン「…」


エレン「…」


エレアル「…」チラッ…


ミカサ「…」モグモグ…


シーン…


エレアル(む…)


エレアル(無言だー!!)


アルミン(そんな…バカな…ここまで分かりやすく指摘しておいて…無言だって?そんなのあり得ない…!)

エレン(いつもだったらお前が「エレン…ちゃんと綺麗に食べないとダメ」ってオコゴト言いながらヒョイパクして俺が悪態つくところだろ!?)


エレン(んでその後にジャンが鬼のような形相で俺をにらみつけるのがワンセットだろ!?)


エレン(やっぱりあれか!?俺の事完璧嫌いになっちまったのか!?嘘だろーーー!!??)


万策尽きた僕たちは、朝食を食べ終わるまで無言だった


ジャンは「ザマァw」とエレンに指差して笑っていた

~朝食後~


アルミン「今までの朝食の中で一番気まずかった…息が詰まりそうだったよ」ハァハァ…


エレン「すまんアルミン…俺が堂々とミカサと話す事が出来ればこんな事には…」


アルミン「いや…いいんだ。僕は君が繊細な奴なんだって知ってるから」


アルミン「まぁ、周りは君の事をただの鈍感クソ野郎としか思ってないんだろうけど…」


エレン「だから何でお前は鈍感の後に『クソ』をつけるんだ…」


アルミン「ゴロが良いんだよ」


エレン「そうか」

エレン「…」


アルミン「…」


エレン「…」


アルミン「…」


エレン「…俺、完全に避けられてたな」


エレン「それどころか俺完全に空気だったし…結局ミカサが話してたのアルミンだけだったし…」


エレン「俺が目線合わせようとしても焦ってお前の方向くし…」


アルミン「う、うん…正直、事態は深刻だと思う」


エレン「だよな…」

アルミン「…」


アルミン(元気付けてあげたいけどフォロー出来ない…)


アルミン「ご、ごめんね?僕がハンカチ落としてしまったばかりに挨拶する機会潰しちゃって…」


エレン「ハンカチ、な…」


アルミン「う、うん…僕がこんな事してなければ今頃、上手く話せてただろうし」

アルミン(エレン怒ってるかなぁ…)


エレン「…その事なんだがな…それ、お前が悪いんじゃないぞ」


アルミン「え?」


エレン「ハンカチはミカサが意図的に落としたんだ」


アルミン「?…どういう事?」


エレン「見間違えだと思いたかったんだが確信が持てたから言う…」


アルミン「…うん」


エレン「アイツ…俺と挨拶したくないがばかりにお前のハンカチを一瞬で落として即座に拾ったんだよ…!」

アルミン「え…えぇ!?本当に!?」


エレン「あぁ」


アルミン「それこそ見間違えとかじゃなくて?」


エレン「いや、俺の目には確かに写っていた…」


アルミン「なんて無駄に高い技術なんだ…僕の目を盗んでポケットからハンカチを落とすなんて…」


エレン「もうダメだ…ミカサに完全に嫌われてる…」


アルミン「エレン…」


アルミン「そ、そんな事無いよ…確かに怒ってるかもしれないけど」

アルミン「ちゃんと謝ればミカサだって…」


エレン「気休めだったらいらねぇよ」


アルミン「…!」


エレン「!…って、すまん…手伝ってくれたのにこんな言い方ないよな…」


エレン「ムシャクシャしてるみたいだ…くそっ…情けねぇな…」


エレン「でもこれでミカサが俺と『一言だって言葉を交わしたくない』って事はハッキリ分かった」


アルミン「…!?」


エレン「謝る以前の問題だ…って当然だよな。それだけの事アイツにしたんだ…」 ハハ…

エレン「だからさ…」


エレン「もう俺、ミカサと関わるの止めるよ」


アルミン「えっ…?」

エレン「だってそうだろ?アイツだって話したくもない奴が近くにいても面白くないだろうしよ」


アルミン「…!」


エレン「そもそも俺は色恋のためにここにいるんじゃないしな。巨人をブッ殺す力をつけるためにここにいるんだ。これで逆に良かったんだ」


アルミン(…違うだろ?)


エレン「あっ…!だからってお前までミカサから離れる必要無いからな?俺は、お互いの事考えた上での行動だからな?」


アルミン(…そうじゃないだろ?)


エレン「俺もアイツの事はもう忘れるからよ」


エレン「お前ももう俺とミカサの誤解解こうとしなくていいよ。付き合わせちまってごめんな」


アルミン(…逃げてるだけだろ?君は)

エレン「っと…そんなこんなでもうすぐ訓練じゃねぇか…」

エレン「俺、先行ってるからな?お前も早く来いよ?」

ダッ!!

アルミン「…!」


エレンの事を殴りたいと思ったのは初めてだった

まだ何も分からないだろ?

何でミカサが君の事を完全に嫌ってるだなんて思い込んでいるんだよ。そんなに勝手に


ミカサの口から直接聞いた訳でもないのによくそんな事が言えたな?


何でもっと大切にしないんだよ?何でそんなにすぐに縁を斬ろうとしたんだ?たった1人の家族だろ?


何で僕に一言相談してから決めないんだよ?僕達の仲はそんなものだったのか?


―そう言って1発ブン殴ってやりたかった。…でも出来なかった


逃げるように僕に語りかけるエレンの目には涙が浮かんでたからだ

僕に今、思い人はいない。でも泣いているエレンを見てると好きな人に拒絶される気持ちが痛いほど分かった





だから殴れなかった。言いたいことも吐き出せなかった

~夕食~


アルミン「…」モグモグ


スッ


ミカサ「アルミン」


アルミン「あ…ミカサ。今日も1日お疲れ様」


ミカサ「アルミンこそお疲れ様。隣良い?」


アルミン「う、うん。どうぞ」スッ


ミカサ「…」ガタッ


ミカサ「いただきます」

モグモグ…


アルミン(…ミカサは何だかいつも通りに見えるな。エレンを無視してる事以外はだけど)


アルミン(正直この話題は僕から振れない。ミカサだってエレンにそういう事されそうになったのはショックだろうし、他の人には知られなくないだろう)


アルミン(だから直接は、この話題に触れない)


アルミン(エレンがあぁなってしまった以上は僕が何とかしなきゃ…このまま何事も無かったように終わるのはやっぱりダメだ)


ミカサ「アルミン、今日の行軍は大丈夫だった?」


アルミン「え?…あぁ!うん。大丈夫だよ。かなり遅れちゃったけどね…まだまだ鍛え足りないな」ハハ…

アルミン(あれ…?)


ミカサ「今度、良い有酸素運動のトレーニング方法を教えてあげよう」


アルミン「あ…ありがとう」


アルミン(なんだか…)


ミカサ「アルミンは頭が良いからすぐ体に馴染ませられるはず」


アルミン「そうかな…」


アルミン(いつもエレンにしてるような会話を僕にしている…?)


アルミン「そ、そういえばさ」


アルミン「エレンが今日の夕食はライナー達と食べるって言ってたよ」

ミカサ「…そう」モグモグ


アルミン「う、うん」


アルミン(…やっぱり反応無しか…)


ミカサ「…良かった」ボソ


アルミン「…!」ガタッ


ミカサ「? どうかした?」


アルミン「ん?別に何でも無いよ?」モグモグ

アルミン(確かに聞こえた。ミカサは小さな声で「良かった」と言った)


アルミン(エレンの言った事を借りる訳じゃないけど確かに2人ともこんなんだったら何も変わらない)


アルミン(でも、だからと言って何もしない訳じゃない)


アルミン(―こうなったら最後の手段だ…!強引にでも2人を…)


アルミン「ミカサ、食べ終わったら食料庫の裏に来てくれないかな?」


アルミン「話があるんだ」


ミカサ「…話?」

~食料庫裏~


ザッザッ…


エレン(おかしいな…アルミンが指定した場所ってここだよな…)


エレン(話があるって言われて来たが誰もいなさそうじゃねぇか…)


エレン「…」ザッザッ…


エレン(…話って多分ミカサの事だよな…)


エレン(分かってるそんな事)


エレン(自覚はしてるんだ…俺はミカサと一緒にいたいんだって…そんな事は)


エレン(絶対忘れられねぇよ…あいつの事)

エレン(今日あいつと距離をとって過ごしただけで苦しかった)


エレン(つまり俺は自分が思ってる以上にミカサに助けられていたっていう事だ)


エレン(でもそれはあくまで俺の話。ミカサは違う)


エレン(俺はミカサが必要でもあいつは、もう俺が必要じゃないし話したくもないんだ)


エレン(だったらやる事は1つしか無いじゃないか)


エレン(あいつとは縁を切って訓練に励む。これがあいつを一番傷つけない方法だ、これが良い…)


エレン(ミカサと関わらず過ごすのは俺への罰。当然だ、あいつを傷つけたのは他でもない俺なんだから)


エレン「…」ザッザッ…

エレン「…アルミンにはそう言って謝ろう。ごめんなアルミン…こんな奴で…」


エレン「…ん?」


たいまつの近くに人影がある。あそこか…


エレン「おーい、アルミン…………って…」


ピタ


ミカサ「…!」


エレン「ミ…ミカサ…?」


ミカサ「…エ、レン?」


エレン「…!」



エレン(あぁ…そう言う事かよアルミン…!)

ミカサ「…!」ダッ…!


エレン「!?」


エレン(逃げた!?)


エレン「ミ、ミカサ!!待てよ!」ダッ…


タッタッ…


ミカサ(何でエレンがここに…!?私は確かアルミンに話があると言われて食料庫裏に)


エレン「待てって!ミカサ…!」


ミカサ「…や、やだ!!」


エレン(くっそ…あいつ、ここぞとばかりに本気で走りやがって…)ハァ…ハァ…


エレン(でも、ダメだ…!ここであいつと話さなきゃ絶対に後悔する!)








ギュッ…!!




ミカサ「!?」


ミカサ(手を…)


エレン「やっと………捕まえた………」ゼェゼェ…


ミカサ「…」


エレン「…頼む…謝りたいんだ…………話だけでも聞いてくれないか?」

エレン「…」


ミカサ「…」


ミカサ「…分かった」


ミカサ(アルミン…)


ミカサ(逃げるな、っていう…事なの?)



リーン…リーン…

エレン「…」

ミカサ「…」

エレン「…」

ミカサ「…」


周りでは鈴虫が鳴いていた


人気の少ない静かな食料庫裏の虫の音は良く響く


それが俺たちの沈黙をより際立たせた

エレン(えっと…呼び止めたもののまず何から話せば…)ダラダラ…

ミカサ「…」フイッ


エレン(さっきから目は合うがミカサは気まずそうに目を反らすだけだ)


エレン(と、とりあえずまずは誤解を解くというより謝らなくては…)


エレン「ミカサ…ごめんな…昨日は、その…あんな事しちまって…」


ミカサ「…」


エレン(あぁー…何も喋らねぇよ…!やっぱもうダメか…?)


エレン「怒ってるよな…本当に反省してる」

エレン「俺はどんな罰だって受け入れる覚悟は出来てる」

エレン「お前がもう俺と関わりたくないんだったらそうする。殴りたいんだったら殴ってくれ。俺はそれだけ酷い事をした。すまなかった!」ペコリ

ミカサ「…!」

エレン「…」

ミカサ「…」

ミカサ「…」スゥ…

エレン「…!」グッ

ミカサ「…私はエレンに嘘はつきたくない…」

エレン「…」

ミカサ「だから正直に言おう」

ミカサ「エレンにあんな事されて私は怒っていた」

エレン「…」

エレン「すまない…」


ミカサ「でも…」


ミカサ「それと同時に少しだけだけど」


ミカサ「…」






ミカサ「う、嬉しくも…感じていた…」


エレン「は…?」


ミカサ「驚いたし怒ったのは事実」


ミカサ「エレンを殴り飛ばしてしまった時、エレンに怒っている事を自覚した」


ミカサ「でも…それでも少し嬉しいって…思っている自分がいた…」

エレン「…!?」


エレン「…」


エレン「お前…何で…」


ミカサ「もちろん尻軽って訳じゃない」


エレン「ば、馬鹿!お前がそんな奴だって思ってねぇよ!」


エレン「…でも…それでもあんな事されて嬉しいなんて…おかしいだろ!?」


ミカサ「おかしくない」


エレン「おかしいだろ!好きでもない奴にこんな事され…」


ミカサ「違う!!」


エレン「!?」ビクッ

ミカサ「…どうして分かってくれないの?」


ミカサ「何で『好きでもない奴』なんて…!そんな事…」


ミカサ「私はエレンが好き!!何でそんな事も分からないの!?」


エレン「ミカサ…」


ミカサ「…!」ハッ…


ミカサ「ご、ごめんなさい…少し大きい声で叫び過ぎてしまった///」


ミカサ(周りに聞こえてないだろうか…?)///


ミカサ「…」


ミカサ「エレンは私にいつも冷たかったし…少し素っ気なかった」


ミカサ「…私がエレンを一方的に好いてるだけなのかもしれないと思って不安だった」

ミカサ「だからあなたがその…///」


ミカサ「私の…か、か、か、体を///…求めてくれた時に嬉しく感じてしまった…」


エレン(ミカサ…お前そんな事を…)

ミカサ「ねぇ、エレン」


ミカサ「あなたは私の事が好きなの?それとも嫌いなのにあんな事したの?」


エレン「…!」


エレン(…そんな訳ねぇだろ…ミカサ)スッ


ミカサ「エレン?」



ギュッ…



ミカサ「!?」


ミカサ(ハグ…されてる…///)

エレン「~~~~//////」ギュッ…


ミカサ「エ、エ、エ、エレン!?何を…!?まだ質問に答えて…」カァッ///


エレン「好きだよ」


ミカサ「!」


エレン「お前の事が好きだ、ミカサ。1人の女として」ギュッ…!!


エレン「前からずっと好きだった」


ミカサ「///…う、嘘!じゃあ何で私にあんなに冷たく…」


エレン「…男の照れ隠しだっつーの。恥ずかしいから聞くんじゃねーよ///」


ミカサ「…!」

ミカサ「エレンって…」


ミカサ「思ってたより面倒臭い…」クスッ


エレン「男は皆そうだよ」


ミカサ「…!」


ミカサ「…」ギュッ…!


ミカサ「…本当の事を言うと」


ミカサ「…今日、私は恥ずかしくてあなたと顔を会わせられなかった」


エレン「!」


ミカサ「あなたを嫌って避けてた訳じゃないの。勘違いさせてしまってごめんなさい」


エレン(恥ずかしがってたって…お前…///)

エレン「何だよ。お前だって面倒くせぇ奴じゃねぇか」クスッ


ミカサ「エレンほどでは無い」ムスッ


エレン「ははっ、そうかもな」


ミカサ「ふふ…」クスッ

エレン「…」


ミカサ「…」


エレン「…」


ミカサ「…」


エレン「ミカサ…」


ミカサ「…!」


ミカサ「うん…///」


エレン「今まで冷たい態度とっててごめんな」

エレン「俺…こんな面倒臭い奴だけどさ、これからは自分の気持ちにもっと素直になるから許してくれ」


ミカサ「///」


ミカサ「…エ、エレンはズルい!抱き締められてそんな事言われたら許さない訳にはいかない///」


エレン「じゃあそうしろよ」


ミカサ「…もう///」






ギュッ…!!

ハグを終えた後、俺たちは適当なところに座って話をした





なんて話じゃない、他愛もないただの雑談だ





思わず巨人との戦いから目を背けたくなってしまうくらいに





今が永遠に続けば良いのにと思ってしまうくらいに





楽しい時間だった




~p.m.9.00~


エレン「…嘘だろ…もうこんな時間か…さっきまで夕暮れだったのにな」


エレン「そろそろ寮に戻ろうぜ。あんまり遅いと皆、心配するしな」スクッ


ミカサ「…」


エレン「おい?」


ミカサ「やだ…」


エレン「は?」


ミカサ「戻りたくない。もうちょっとだけ一緒にいよう」ギュッ…


エレン「お前なぁ…もうちょっと、もうちょっとって言ってたらきりねぇだろ」

ミカサ「ダメ?」ギュッ…


エレン「ダメだ。上目遣いで俺の手首握ってもダメなものはダメだ」


ミカサ「やだ…」ギュウゥッ…


エレン「痛い、痛い、痛い!力入れすぎだ!」


ミカサ「あ…!ごめんなさい…」パッ


エレン「ててて…」フー…フー…


エレン「…まぁ、良いよ。ちょっとだけだぞ?」


ミカサ「…ありがとう」


エレン「良いって」


エレン(本当は俺ももうちょっとミカサと一緒にいたいなんて言えねぇよ)

リーン…リーン…


ミカサ「…」


エレン「…」


ミカサ「…時間が経つのは早い。世界は残酷だ…」シュン…


ミカサ「残酷ってお前…大袈裟だな…」


ミカサ「だって…今日はあまりにも嬉しかった…から…」


エレン「明日があるだろ」


ミカサ「そうだった」クスッ


エレン「おいおい」

ミカサ「…」


エレン「…」

ミカサ「でも…それでもやっぱり今日が永遠に続いて欲しい」


エレン「何でだよ?」


ミカサ「な、何でって…」


エレン「また明日も今日と同じくらい良い日にすりゃ良いだろ」


ミカサ「…」


ミカサ「…こんな良い日がずっと続くなんてあり得ない」


エレン「…!」

ミカサ「エレンも分かるでしょ?」


エレン「…」


エレン「あぁ、そうだったよな…」


エレン(シガンシナの事か…)


ミカサ「エレン…」


ミカサ「何で私はいつもそうなんだろう」


エレン「…」


ミカサ「なぜ私の幸せは…すぐに不幸へ変わってしまうんだろう…」


ミカサ「今こうやってエレンと両思いになれた幸せだって、いつかあの大きな壁と一緒に壊れてしまう…」

ミカサ「そんな気がしてならない…」


ミカサ「どうして私は…そうなんだろう…」


エレン「…」


ポン


ミカサ「…?」


エレン「下らない事言ってんじゃねぇよ」


ミカサ「く、下らなくなんか…!」


エレン「心配すんな。そんな事俺が絶対に起こさせねぇよ」


ミカサ「…」

エレン「さっきも言っただろ?『明日も今日と同じくらい良くすれば良い』って」


ミカサ「でも…そうなる保証はどこにもない」


エレン「なるんじゃなくてするんだよ。俺たちの手で」


ミカサ「…!」


エレン「俺たちは昔みたいに無力なままか?違うだろ?」


ミカサ「…」コク…


エレン「いっぱい鍛えて…壁の外の敵全部ぶっ殺して…自由を手に入れる」


エレン「そしたら今日みたいな日が死ぬまでずっと続くだろ?」


ミカサ「…うん」


エレン「だから今日はこれでお終いだ」

エレン「明日は悪い日かもしれないなんて…そんな悲しい事言うなよ」

ミカサ「…」

ミカサ「…分かった」

ミカサ「ありがとう、エレン。元気が出た」ニコ

エレン「おう」ニカ

エレン「よし、じゃあ寮に戻ろうぜ」

ミカサ「…うん///」コク…


スタスタ…



ミカサ「ねぇ、エレン」

エレン「あ?」

ミカサ「…さっきの話、そういうのは私より強くなってから言って欲しかった」クスクス


エレン「何だと?」


ミカサ「本当の事」


エレン「バーカ、今に追い越すっつーの。見てろよ?」


ミカサ「楽しみにしてる」クスッ


エレン「お前なぁ…本気にしてねぇだろ」


ミカサ「ふふっ…」タッ…

エレン「おいコラ!待てミカサ」


ミカサ「やだ」


エレン「…!」クスッ


エレン「…こんにゃろ!」








ダッ…!!




――


―――


――――





こうしてエレンは後日に一連の騒動の誤解を解いてミカサと付き合う事になった


部屋に帰って来たエレンから僕は感謝の言葉を受け取ったと同時に、「やり方が強引過ぎる」とお叱りを受けた


仕方ないだろ?君達ああなればテコでも動かないんだから

―さて、恋人同士付き合い始めた2人だけど僕はあまり変化を感じなかった

もともとくっついてた2人だし当然っちゃ当然なんだろうけどさ

え?何か1つでも変わった事はないかって?


そうだなぁ、変わった事と言えば…


エレンが前より素直に感情を吐き出すようになったこと


ミカサのデレ度が前より増したこと


それから、毎晩ジャンが血の涙を流しながら丑の刻参りに通うようになったこと


それくらいかな?


…っと、そろそろ訓練の時間だから僕は行かなきゃ…!


またね!



おわり

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