スクールアイドルラジオ~第二夜~ (33)
スクールアイドルラジオ~第一夜~
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ツバサ「こんばんは、A-RISEのリーダー綺羅ツバサです」
希「どうも~、μ'sのお色気担当の東條希でーす」
ツバサ「え?そうなの?μ'sってお色気担当とかあるの?」
希「いや、別にないですけど」
ツバサ「じゃあ、なんで言ったの?」
希「まあ、面白いかなって」
ツバサ「要するにボケたの?今」
希「そうなんですけどあんまり聞かないでほしい。ウチめっちゃ恥ずかしいから」
ツバサ「恥ずかしいならやらなければいいじゃない」
希「それにしてもなんでウチとツバサさんなんやろ?」
ツバサ「さあ、先日はμ'sの星空凛さんと絢瀬絵里さんだったのよね?」
希「そうやね。てっきりウチもグループ内でやると思ってました」
ツバサ「ねえ?ちょくちょく出てくる敬語やめない?同い年なんだし」
希「あ、ほんと?いや~ツバサちゃんは結構話しやすいね」
ツバサ「そう…すんなり切り替え出来るのね」
希「まあ、ウチは素直やからね」
ツバサ「なんか、私の中のあなたのイメージが変わったわ」
希「どういうイメージ持ってたん?」
ツバサ「なんか、大人で頭のいい感じだったの。こんなはっちゃけたイメージはなかったわ」
希「基本ウチは使い分けとるんよ。やっぱり、やる時はやらなきゃいけないし…でも、ずっと真面目にやってても自分も周りも疲れてしまうやん」
ツバサ「そうなの。やっぱり、大人っぽいわね」
希「ツバサちゃんは実際あって見ると…イメージよりお茶目な感じがするよ」
ツバサ「ねえ、身長を見て言ったわよね」
希「気にしてるの?」
ツバサ「あなたには絶対分からないだろうけどね」
希「いいやん、可愛くって。女の子なんやし」
ツバサ「A-RISEって…あ、タイトルコールしなきゃ」
希「あ、そうやね」
ツバサ「綺羅ツバサと」
希「東條希の」
二人「スクールアイドルラジオ」
ツバサ「第二夜!」
希「ふう、えりち達はタイトルコールを言わないで30分くらい?やったんやって」
ツバサ「凄いわね。え?ほとんどお喋りだけだったの?凄いわね、μ'sって。トークの練習してるの?」
希「いや~μ'sの中でもお笑いよりの二人やったからね」
ツバサ「え?そうなの?絢瀬さんもそんな感じなの?」
希「ツバサちゃんはえりちにどんなイメージを持ってたの?」
ツバサ「クールでハーフでダンスがキレッキレのしっかりした人だと」
希「あながち間違ってはないけど物凄くおっちょこちょいだよ?」
ツバサ「そうなの?」
希「うん」
ツバサ「私が思ってるイメージも大分違うのね」
希「で、さっきの話しは?」
ツバサ「なんの話しだったかしら?」
希「A-RISEがどうのって」
ツバサ「ああ、A-RISEってアイドルだけど可愛いってよりもカッコいいがコンセプトなのね」
希「そうなん?」
ツバサ「私の中では」
希「え?じゃあ、後の二人は思ってないかもしれないの?」
ツバサ「いや…気持ちは一緒のはずよ」
希「今度確かめといた方がええよ。二人はもっと可愛い感じのを目指してるかも」
ツバサ「ええ!?それは困るわ」
希「大丈夫やって。冗談やから。3人は気持ちが繋がってるんやろ?」
ツバサ「そっちじゃなくてこれから万が一可愛い路線で行くとなったら…ゾッとするわ」
希「なんで?」
ツバサ「私に似合う分けないでしょ?」
希「え?めっちゃ似合う気がするけど。ツバサちゃんお人形さんみたいやん」
ツバサ「正反対でしょ?私は」
希「いやいや、そんな風に思ってたん?ツバサちゃんはどっちかと言うと可愛い系よ?」
ツバサ「ええ!?だって今まで物凄くかっこつけた事を」
希「だからええんやない?小さい女の子が頑張ってクールを気取ってるのがキュンキュンくるんよ」
ツバサ「そ、そんな事はないわよ。やめてよ。このラジオで私のイメージが代わっちゃうでしょ」
希「ええやん、イメチェンや。今日一日可愛い系で行ってみたら?」
ツバサ「大丈夫かな?」
希「もう、今のでファンが倍増よ?」
ツバサ「う~ん。いったん家に持ち帰るはこの案件は」
希「いいと思うんやけどな~」
希「あ、ここで1曲やって」
ツバサ「もう?まだ、少ししか喋ってないような」
希「結構話がはずんだからね」
ツバサ「希さん…じゃなくて希は話やすいのよ」
希「あら?呼び捨てで呼んでくれるんや。素直に嬉しいな!にこっちに嫉妬されそう」
ツバサ「ふふ、それは怖いわね」
希「さて、曲の紹介にいきましょう」
ツバサ「1曲目はA-RISEのShocking Party」
希「はあ~やっぱりかっこええな~」
ツバサ「でしょ?やっぱり、可愛い系じゃなくてクール系でしょ?」
希「うん。A-RISEは」
ツバサ「言い方が…」
希「特に深い意味はないよ」
ツバサ「ならいいけど」
希「あ、ほっぺた膨らませて可愛い」
ツバサ「つ、つい」
希「ええやん、ええやん。おっちゃん、もうメロメロやで~」
ツバサ「あなたは女性でしょ?関西弁きつくなってるし」
希「アハハ、ツバサちゃんとお喋りするのは楽しいな~」
ツバサ「ほんと?」
希「うん」
ツバサ「ふふ、そう言われると嬉しいわ」
希「これから、仲良くしようね」
ツバサ「ええ」
希「そしたら、お互いの呼び方をもっと距離をちぢめた感じにしない?」
ツバサ「あだ名とか?」
希「うん。ウチは…のんたんとか?」
ツバサ「のんたんね。私は?」
希「つばっち!?」
ツバサ「のんたんは基本最後にちをつけるのね」
希「早速呼んでくれたね、つばっち!?」
ツバサ「せっかく仲良くなったんだし収録終わったらお食事でもいかない?」
希「おお!ええやん。実はこの近くにおいしい焼肉屋さんがあるんよ」
ツバサ「昼から焼肉?」
希「やだ?」
ツバサ「じゃないけどお昼から行ったことないわ」
希「じゃあ、今日tryやね」
ツバサ「のんたんは強引ね」
希「それがウチの良いところ」
ツバサ「短所でもありそうね」
希「さてと」ピッピッピ
ツバサ「え?何してるの?」
希「予約しとこうと思って」
ツバサ「収録中に?」
希「うん。これがラジオの良いところやん。ハプニング」
ツバサ「ハプニングって起きるものでもあって起こす物じゃないわよ?」
希「あ、どうも。はい。そうですね~一時間後に。はい。A-RISEのツバサちゃんと。はい。今、ラジオの収録してるんです」
ツバサ「ちょっと…スタッフさん…え?いいの?え?電話繋ぐの?」
希「あ、店長さん、うん、宣伝だって。うん。今から繋ぐから」
店長「どうも、いつも希ちゃんにお世話になってます」
希「こちらこそやって」
店長「焼肉○○ランチもやってるんで是非来て下さい~」
ツバサ「あの、これ収録なんで…深夜ですよ?放送は」
店長「あ、ツバサちゃん?うちのガキがA-RISEのファンなんで来てくれたらサービスしちゃうよ」
ツバサ「あ、ありがとうございます」
希「店長、たっぷりサービスしたってな」
店長「おう、μ'sとA-RISEが来るんだ。たっぷりサービスするよ。希ちゃんの食べっぷりも期待してるよ!」
希「ちょっと、ウチも一応花の女子高生なんよ?」
ツバサ「自分から電話しといて…」
店長「じゃ、待ってるからね」
希「は~い~」
ツバサ「のんたんは凄いわね。パワフルね」
希「あ~つばっちまでウチを焼肉食べすぎ女扱いするんや」
ツバサ「そんな事言ってないしネーミングセンスが壊滅してない?焼肉食べすぎ女って…」
希「え~じゃあ、もしかしてつばっちも気に入ってない?」
ツバサ「それは言ってない」
希「つばっちって唾液みたいやもんね」
ツバサ「やめて。あだ名で呼ばれても素直に喜べなくなっちゃうわ。っていうか急にボケが増えてない?」
希「距離が縮まってきたからね」
ツバサ「え?距離が縮まる度にボケ増えるの?」
希「うん!ウチは結構人見知りやからね」
ツバサ「人見知りって言う言葉を一度調べてみて?」
希「ウチは成績は優秀やからね?それくらい知ってるよ」
ツバサ「知ってるうえで言ってるなら余計ビックリね」
希「イエーイ!サプライズ成功!」
ツバサ「サプライズなの?なんの喜びも感じないサプライズね」
希「ふふふ~、それがウチのサプライズなんよ。え?企画?」
ツバサ「ここで企画をやるの?」
希「えっと、カードを引いて書いてある単語について語るのね?」
ツバサ「へぇ、前回の企画だったけど時間がなくて出来なかったのね」
希「μ'sやA-RISE関連の事が書いてあるのね」
ツバサ「じゃあ、引くわね、えい」
希「引くときにえいって言うの可愛い~」
ツバサ「恥ずかしいわよ」
希「どれどれ…矢澤にこ…にこっちかぁ」
ツバサ「矢澤さんて…」
希「呼び捨てでええよ」
ツバサ「え?矢澤…ってこれじゃあ矢澤英吉みたいになっちゃうわ」
希「おお!かっこいい!キャロルやん」
ツバサ「あなた、いくつなの?」
ツバサ「矢澤さんで行くわ。矢澤んてよく私達にファンレターとかくれていたのよね。」
希「え?何?もしかしてにこっちを引き抜こうとしてるん?」
ツバサ「なんで、そうなるの?ファンから引き抜くなんてありえないでしょ」
希「ファンモンは?」
ツバサ「そういうこともあるけど」
希「まあ、いいよ?」
ツバサ「何が?」
希「にこっちを引き抜く件。トレードって事で」
ツバサ「いいの?いや、しないけどね」
希「こっちが、にこっちだからそっちはつばっちね」
ツバサ「私?」
希「トレードってだいたい似た感じの選手でするでしょ?」
ツバサ「私と矢澤さんて似た感じなの?」
希「まあ、シルエットで言えばね。身長の感じとか」
ツバサ「バカにしないで!」
希「だって、つばっちの反応可愛いから。」
ツバサ「いや…そのね」
希「照れちゃう所がまた可愛い」
ツバサ「…」カァァァ
希「にこっちについては終わりでいっか」
ツバサ「矢澤さんについて何一つ語ってないけど」
希「次ね、えいっ」
ツバサ「のんたんもえいって言ってるじゃない」
希「お!穂乃果ちゃんについて」
ツバサ「穂乃果さんについて!?」
希「うん。どうしたん?」
ツバサ「私ね、初めて穂乃果さんを見たときにもうピンと来たのよ。何て言うかオーラが凄いって言うか」
希「確かにウチも穂乃果ちゃんは人を惹き付ける物を持ってるな~って思ったもんね。現にμ'sを作った訳やし」
ツバサ「でしょ?そうよね?それにすっごく可愛し」
希「うん…つばっちは穂乃果ちゃんのファンなの?」
ツバサ「ライバルかしら?わたしはそう思ってるけど」
希「ライバルに対してあんなテンションなん?」
ツバサ「え?ダメかしら?可愛いのは事実だし」
希「まあ、確かに可愛いけど…ライバルに対してのテンションはもっとこうべジータみたいな感じで来てくれないと」
ツバサ「そう?」
希「あんな、メロメロ全開のテンションじゃおもいっきりファンだよ?」
ツバサ「う~ん。そうね。これも穂乃果さんの為だと思えば…冷たく出来るかも」
希「冷たくする必要はないよ?あくまでライバルっぽくね」
ツバサ「だってべジータみたいにっていうから」
希「じゃあ、ピッコロ。ピッコロみたいな感じで」
ツバサ「変わらなくない?」
ツバサ「そんな事よりも」
希「そんな事!?」
ツバサ「そんな事より穂乃果さんのもっと可愛らしいエピソードないの?」
希「いや、いっぱいあるよ?可愛いやつから笑えないやつまで」
ツバサ「聞きたいわ、笑えないやつ」
希「そっち!?」
ツバサ「だって、笑えないやつはなかなか聞く機会なさそうだし」
希「そうやね~」
ツバサ「で?どんな話なの?」
希「前にμ'sの皆でスキー場に行ったんやけど」
ツバサ「へえ、仲良いわね…そう言えば私達はいつも一緒にいるけどあんまり遊びにとかはないわ」
希「あ…そうなん?」
ツバサ「そうね。私は誘ってるんだけどね…いつも一緒だしわざわざ遊びにまで行かなくてもっていう二人の意見に負けて…倦怠期かしら」
希「ま、まあ、それだけ仲がいいってことよ」
ツバサ「そ、そうよね?」
希「うん…でな、スキーは泊まりがけでいったんよ。で、宿はえりちが穂乃果ちゃんに任せてたみたいで」
ツバサ「流石はリーダーね」
希「穂乃果ちゃんに宿は何処か聞いたらまだ無いって言うんよ」
ツバサ「どういう事?工事中?そんなわけないし…」
希「と思うやん。雪がいっぱいあるからかまくらをつくってそこに泊まろうって」
ツバサ「何それ、お茶目なのね穂乃果さん」
希「穂乃果ちゃんは本気で言っとるんよ?」
ツバサ「え?冗談とかじゃなくて?」
希「うん。そのあとなんとか泊まれたから良いものを雪の中で過ごす事になるとこやったんやからね。流石のウチや凛ちゃんも引いたよ」
ツバサ「ち、ちょっとビックリね」
希「ウチ等はちょっとやないよ」
ほのかわいい
ツバサ「まあでも、そうやって破天荒な所も穂乃果さんらしくって素敵ね」
希「もう、恋でもしてるん?盲目過ぎるやん」
ツバサ「恋じゃないわ、愛よ」
希「うわ~」
ツバサ「冗談よ」
希「そんな、舌を出して可愛く言われても全然冗談に聞こえない。」
ツバサ「まあ、確かに穂乃果さんの魅力に惹かれてるのは確かだけどそれは憧れみたいなものね」
希「天下のA-RISEが?」
ツバサ「穂乃果さんって私に無いものを全部持ってるじゃない」
希「う~ん。つばっちにあるものを穂乃果ちゃんが持ってないんじゃなくて?」
ツバサ「何て言うか、こう必死でがむしゃらでいつの間にか周りも巻き込んでみたいな」
希「ふふん」
ツバサ「なんでのんたんが自慢気なのよ」
希「そりゃあ、ウチのリーダーをそこまで褒められたらウチも嬉しいに決まってるやん?」
ツバサ「何だかんだ言ってもあなたも穂乃果さんに魅了された一人なのね」
希「まあね」
ツバサ「私もそんなリーダーになりたいわ」
希「大丈夫!つばっちは心配なさそう」
ツバサ「ありがとう…さて、ここで1曲目いきましょう」
希「初めて、スクールアイドル以外の曲を流しますね…世界に一つだけの花」
希「ウチ、この曲物凄く好きなんよ」
ツバサ「私もよ。良い曲ね」
希「たぶん…やっぱりやめとこ」
ツバサ「なあに?」
希「この話はまた今度」
ツバサ「なあに?気になるわね」
希「まあまあ。でもウチって本当に幸せだな~って」
ツバサ「急にどうしたの?」
希「急にじゃないよ?いつも思ってる」
希「ウチは海未ちゃんみたいに詞は書けないから安っぽい言葉になっちゃうけどかけがえのない親友がいて仲間がいてライバルがいて…こんな幸せで良いのかなって」
ツバサ「どうしたの?大丈夫?」
希「うん。なんか、この曲を聞いたらちょっとセンチメンタルになっちゃって」
ツバサ「影響されすぎじゃ…でも、それは私もそう思う。今がこんなに最高で…バチが当たらないかしら…今日だって素敵な友達が出来たし」
希「ふふ、ここでおハガキが来てます。読みますね」
ツバサ「ええ」
希「ツバサさん、希さんこんにちわ」
ツバサ「こんにちわ」
希「私はA-RISEもμ'sも大好きです。ずっと、応援していきたいと思ってます。だから、ずっとずっと頑張って歌って下さい。ペンネーム、みつきちゃん…9歳の子からやね」
ツバサ「ずっとずっと…か」
希「うん…ずっとずっとだって」
ツバサ「μ'sは…その…どうするの?」
希「私達は…私は…」
ツバサ「のんたん?…ごめんなさい。みつきちゃん、ありがとう。私達はとにかく今を歌うから応援してね」
希「うん。ありがとうね」
希「なんか、最後の最後でしんみりしちゃったね。ごめんね」
ツバサ「ううん。平気。でも、最後は明るく閉めましょうか?のんたんらしく」
希「そうやね」
ツバサ「今日はどうだった?初めてのラジオは?」
希「相手がつばっちで良かったよ。こんなに話安いとは思わんかったもん」
ツバサ「私ものんたんの事が知れて良かったわ」
希「一番ビックリしてるのはファンかも知れんよ?」
ツバサ「どういう事?」
希「さあ?フフっ」
ツバサ「?もう、教えてよ。意地悪ね」
希「さあて、早く締めて焼肉食べに行こっか?」
ツバサ「ちゃんと覚えてたのね」
希「ウチが忘れるわけないやん」
ツバサ「あら?そう言えば気づいたら関西弁に戻ってるわね?」
希「ななな、何の話?」
ツバサ「ふふ。さあ?なんでしょう」
希「意地悪はどっちよ」
ツバサ「さて、次回は…あら、穂乃果さんと小泉さんね」
希「穂乃果ちゃんに振り回される花陽ちゃんが目に浮かぶな~」
ツバサ「ふふ、楽しみね」
希「それじゃあ、この辺で」
ツバサ「また、お会いしましょう」
スクールアイドルラジオ~第三夜~
パーソナリティー
高坂穂乃果
小泉花陽
see you next time
完
1乙
面白かった
つまらない
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