鷺沢文香「ファミチキ食べたい…」 (66)

ファミチキを食べたいアイドルのお話です。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1471894506

アイドル間違えた……

すみませんでした、少し時間をいただいた後、また書き込みます。

ふみふみでいいよ

文香「ファミチキ……?」

ありす「ええ、文香さんは知ってますか?」

文香「え……?」

文香「…(ファミチキ……ファ、ファミリー…?)」

文香「……(チ…チ、チキ…? チキン…)」

ありす「…ふ、文香さん? あの…」

文香「(ファミリーチキン…? ファミチキ…!!)」ピコーン

ありす「え、えっとですね…文香さん、ファミチキは…」

文香「っ…ファミリーチキンの略称で、家庭で食べるものですか?」

ありす「…いえ、違います…食べるものではありますが…」

文香「ぁっ……」

ありす「……」ジィ…

文香「……(恥ずかしい…)」カアァ

文香「…(素直に聞いておくべきでした…)」

文香「(こんなことに…知った振りをして、私……)」

文香「(きっと、ありすちゃんは…)」

~~

ありす「ファミチキを知らないなんて…」

ありす「文香さん! 常識ですよ! 常識っ!」

ありす「はぁ…失望しました、明日から」

ありす「文香さんのファン辞めて、みくにゃんのファンになります。」

~~

文香「…(もう…ありすちゃんの信用は…)」グスッ…

ありす「…文香さん? え、なんで泣いて…あ、あのっ…!」

文香「っ……ご、ごめんなさい。」ポロポロ

ありす「??」

あいす「……」

ありす「?」

文香「?」

寝ます…続きはまた今度ですが、すみません。
>>4さんのふみふみでいきます、開き直りました。

続き

ありす「私は大丈夫ですから…顔をあげてください。」

文香「!! …(よかった、思い過ごしだったようです…)」ニコ

ありす「あ、あの、えっと…」ドキ

ありす「…遅くなりましたけど、ファミチキは…」

文香「…はい。」

ありす「全国のファミリーマートで売られている」

ありす「フライドフードのことですね。」

ありす「価格は、180円ぐらいだったと思います。」

文香「はぇ~(……)」

ありす「ふ、文香さん?」

文香「ファミリーマートは…コンビニでしたよね?」

ありす「は、はい。」

文香「私より物知りですね、ありすちゃん…」ナデナデ

ありす「そんな…(今日の文香さん、大丈夫かな…?)」

文香「…すみません、教えていただいたお礼と」

文香「おわびにファミチキ買ってきますね。」

ありす「え、え? わ、私は別に…」

文香「少しの間、待っててくださいね。」

ありす「ちょ…あ、行ってしまいました。」

??「(ファミチキ食べたい…)」

ありす「え?」クル

シーン…

ありす「今のは……?」

~街中~

文香「(…コンビニ、ファミチキ……)」ウロウロ

~セブン・イレブン・イイキブン♪

文香「!! (見つけました…とりあえず入りましょう。)」トコトコ

ウィーン…

店員「しゃせ~っ」

続きはまた今度です、すみません。

続き

文香「! ぁっ……あの。」

店員「しゃせ、いかがしました?」

文香「ぅっ…チキ…くだ…い…」ボソボソ

店員「チキ…? (…う? …チキンか?)」

店員「え~、うま辛チキンですね、198円になります。」

文香「ぇっ……(ファミチキじゃない…?)」

店員「え? あ…え~っ、すみません、お客様。」

店員「恐れ入りますが、もう一度商品をお聞かせ下さい。」

文香「…あぅ…その…」

店員「…はい? お手数ですが…はぁ…」イラッ

店員「あ~、商品を指して頂いてもよろしいですか?」

文香「…!! (お、怒ってますよね…は、早くしないと…)」キョロキョロ

店員「……」イライラ

文香「(…見つかりません……)」グスッ

店員「え!? あ…お、お客様……」

…ザワザワ、カワイイ…ヒソヒソ

店員「! (ま、まずい…) お客様、こちらでよろしいですか?」

文香「! は、はぃ……」

店員「い、いえいえ! では、揚げ鶏お一つ188円になります。」

文香「…(ありすちゃんに聞いたのと違いますが…)」ゴソゴソ

文香「(払うしかありません…店員さん、ごめんなさい…)」チャリン

店員「に、200円お預かりしますね、12円のお返しです、ありゃっした。」

文香「ありっ……」ボソッ…

ウィーン…

文香「揚げ鶏……(ファミチキと違いますし…)」

文香「…(ありすちゃんには、ファミチキを買ってこれば)」

文香「(…ちょっとくらい、先に食べてもいいですよね? )」キョロキョロ

文香「……」パクッ

文香「…」モグモグ…

トントン

文香「(誰でしょう?)」キル

シーン…

文香「? ……」クル

小梅「ばぁっ!!」

文香「ふぁあっ!?」ポト……

小梅「あっ…」

文香「あ……」

小梅「ご、ごめっ…」

文香「……」ウルウル

小梅「鷺沢さん…わ、わざとじゃないよ…?」

文香「…」キッ

小梅「ひぇっ」

文香「」ガシッ

小梅「え?」

文香「…」ニコニコ

小梅「お、降ろして…欲しい、かな…?」

文香「あああっ」タッタッタ

小梅「あああっ」ギュッ

……


文香「はぁ…はぁ、はぁっ…」ゼェゼェ

小梅「怖かった……」スタッ

小梅「! あっ…ここ…コンビニ。」

文香「はぁっ…はひっ…」フゥ、フゥ…

小梅「さっきの、ご、ごめんなさい…買って来ます。」トコトコ

文香「ふぇっ…はっ、はっ…ぃ」ハァハァ…

ウィーン…

続きはまた今度です、すみません。

続き

店員「さっせ~っ」

小梅「…(あ、鷺沢さんに何食べてたか聞くの忘れた…)」トテトテ

店員「! さっせ、ただ今からあげクン揚げたてで~す!」

店員「よろしければ、おひとついかがですか~?」

小梅「! (からあげクン、おいしそう…一緒に…)」チラッ

小梅「(…でも、まずは、鷺沢さんの選んでから…)」

小梅「(ん~…たぶん、チキンぽかったよね…?)」

小梅「(チキンなら…Lチキが無難かな…? あとは…)」

小梅「あの…Lチキ1つとからあげクン1つください。」

店員「かしこまりました~! お買い上げありがとうございます。」

店員「お客様、どちらもレギュラーとレッドの2種類ありますが…」

店員「いかがなさいますか?」

小梅「! はい、あ…ふたつとも、レ、レギュラーで……」

店員「えー…では364円になります、袋にお入れしますか?」

小梅「お、お願いします…」ゴソゴソ

小梅「……」チャリン

店員「500円からお預かりします…こちら136円のお返しです。」

店員「あざっした~っ!」

小梅「(あ、ありがと……」ボソ

トコトコ、ウィーン…

小梅「さ、鷺沢さ……!」

文香「はあぁ……ふぅっ…」スゥ~…ハァ…

小梅「(ベンチで深呼吸してる…あっ)」

小梅「! (…だ、抱き上げて走ったから…?)」

小梅「…(でも、それは…わ、わたしのせいだし…)」

小梅「(も、もう一度、うん…しっかり謝ろう…)」

小梅「…あっ、あの…!」

文香「っ! あ…す、すみません……その。」

小梅「えっ、え…っと、ごめんなさいっ…!」

文香「……!」

小梅「……!」

文香「(小梅さん…? …いえ、責任を感じられて)」

文香「(私がまだ落としたことを、根に持たれていると…)」

文香「(わ、私のことを気遣って、心配されて…だから…)」

文香「…もう気にしてませんから、大丈夫ですよ(…今思えば)」

小梅「! よ、よかった…」ニパァ

文香「(…ありすちゃんくらいの子に、大人げなかったですね)」

小梅「こ、これ…さっきの、鷺沢さんに…どうぞ…」

文香「そんな…あっ、よければ一緒に食べましょう。」

文香「…半分は、小梅さんが召し上がってください。」

小梅「!! えへへ…あ、あの、これも…」スッ

文香「…ふふっ、小梅さんは笑顔がかわいいですね…」ナデナデ

小梅「! …えへ、へ…か、かわいい……?」ニコニコ

小梅「……? あ、あれ…」

文香「(…何とか、小梅さんと打ち解けられましたが)」

小梅「!? さ、鷺沢さん…っ」

文香「(まだファミチキは、見つかりませんし…)」

小梅「あっ、だ…だめ…っ! あ、あとで怖いよ…?」

文香「…? (少し騒がしいですね…何でしょう)」チラッ

??「ふぁ~、幸せですね~…んふふっ♪」パクパク、モグモグ

文香「…か、かな子さん? お、おはようございます…」

文香「その…気付かなくて…す、すみません。」 

かな子「いえ~、大丈夫ですよ~、あっ…文香さん。」モゴモゴ…

文香「はい?」

かな子「ありがとうございました。美味しかったです。」

文香「は……い? (何を…かな子さんは仰られて…)」

文香「?…(な、ない…小梅さんと一緒に食べる…あぁっ!)」

かな子「えへへ、美味しいものが目の前にあると…」

かな子「ふふっ…つい、手が出ちゃいますよね。」ヒョイパク~

文香「えぇ……? (えぇ……?)」

文香「それは、私の…? それまで食べられていたのも…」

かな子「美味しかったから、大丈夫だよ。」ゴクンッ…

文香「????」

文香「……」

続きはまた今度です、すみません。

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom