～善子の部屋～

善子「ここが我が瞑想の間…じゃなくて部屋よ」

ルビィ「結構片付いてるね」

花丸「てっきり黒魔術的な道具が散乱してるのかと…」

善子「そ、そんな訳ないでしょ…」

花丸「例えばこの押入れの中に…」ガララ

善子「」

花丸「ここに押し込んでたずらか…」

善子「ああ…見られた…」

ルビィ「だ、大丈夫だよ、もう知ってる事だし…」

善子「うう…」

花丸「まぁもう閉め…おや？これは何ずらか？」

善子「ああ…それはファミコンよ」

善子「昔やってたのが紛れ込んじゃったのね」

花丸「これが噂のファミコン…未来ずら～」

善子「いやいやいやいや…」

花丸「これでゲームってのがやれるんだよね？」

善子「え、ええそうよ、やる？」

花丸「うん！」

善子「それでソフトはこっちに…」ドサッ

ルビィ「わぁ、結構沢山あるんだね」

善子「先代…いや両親もやってたのよ」

花丸「こ、このソフトは…」

花丸「仮面の忍者…花丸！」

花丸「マルの名前があるずら！これやってもいい？」

善子「やめておきなさい、後悔するわよ？」

花丸「どうして？」

善子「すごく難しいから」

善子「ここはやっぱりマリオでしょ！」

花丸「まるお？まぁ名前が似てるからいいずら」

ルビィ「そうかな…」

善子「それじゃソフトをセットして…」カチャ

善子「スイッチを押す！」スッ

３人「アクアサンシャイーン！」ポチッ

善子「って、これ言う必要ある？」

～１－１～

花丸「おお！髭のおじさんがポツンと立ってるずら！」

ルビィ「この人を操作していくんだよ」

花丸「で、どうすればいいずら？」

善子「まずこの十字のボタンを動かして…」

花丸「おお！前に進んだずら！」

善子「まさか前進だけど３分かかるとは…」

花丸「あ！何か栗みたいなのが近づいてきた！」

善子「あ、それは…」

花丸「可愛いずら～挨拶を…」

ティウンティウン…

花丸「へ？」

善子「あーあ…」

花丸「あんな可愛いの敵だって思わないずら！」

善子「いや普通わかるでしょ…」

花丸「そもそもぶつかっただけでやられるなんてどんだけ肌敏感なの！？」

ルビィ「そこ！？」

善子「まぁ気を取り直して…進めましょ」

ピョーンピョーン

花丸「あ、ジャンプした！」

善子「そうやって敵や穴を飛び越えていくのよ」

花丸「あ、旗が見えたずら」

善子「あれがゴールよ」

花丸「やっとクリアずら…」

善子「まだまだ先は長いけどね」

～８－４～

花丸「ついにここまできたずら…」

ルビィ「ここクリアすれば終わりだね…」

善子「亀の化身よ…覚悟するのだ！」

花丸「そういえば電源の反対側のボタンは何ずら？」ポチ

善子「」

花丸「え？リセットボタン？」

善子「お陰で数時間のプレイが台無しよ！」

花丸「で、でもパソコンみたいにデータの保存は…」

善子「そんなもんないわ…」

花丸「あらら…」

善子「こうなったら…」ゴソゴソ

花丸「ずら？」

善子「このスーパーファミコンを使うしかないわね…」

花丸「スーパー…未来ずら？」

善子「力とは常に進化し続けるものよ」

ルビィ「そうなのかな…」

善子「やるソフトはこれ！星のカービィスーパーデラックス！」

花丸「おお！このピンクの丸いの可愛いずら！」

善子「これは２人プレイ可だからルビィもどうぞ」

ルビィ「うん、わかった」

善子「それじゃソフトをセットして…」

３人「アクアサンシャイーン！」ポチ

～モード選択画面～

善子「まずはこのはるかぜとともによ」

花丸「はーい！」

～はるかぜとともに～

花丸「動いてる姿も可愛いずら～」

ルビィ「それでルビィの出番は…」

善子「ずら丸、まずはあの一つ目の敵を吸い込んで」

花丸「吸い込む？」

善子「Y…緑色のボタンよ」