安価とコンマで、昨今のアイドルブームに乗りたい【其の八】 (1000)



 安価とコンマで、アイドルとかをね、あれこれね、プロデュース?
 極端なエロやグロ、倫理・道徳的にNGなものは、無言でズラしていくスタイルです

 前 安価とコンマで、昨今のアイドルブームに乗りたい【其の七】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1471010716/)


 安価連取はなし
 コンマはいくらでも建前上はオーケーよ
 (あんまりコンマ連取しすぎて悪い結果ばっかだと、ね? ってことで…さ?)

 1番最後の安価を取っていたら、それからどれだけコンマ判定が続こうが、次に安価が出て別の人が取得するまでNGよ
 あんまり気づかないこともあるから、連取になってたら「なってるよー」てやんわり教えてね


 あと、その他の選択肢で「他の選択肢+α」みたいのはいいとこどりみたいなことになりかねないし、よしてね?



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1471600724



 SSプロ所属アイドル

 ・湯郷シャーディ Sランク
 ・西城タカシ Aランク
 ・菱河香 Aランク
 ・仲寺衣依 Aランク
 ・御剣誠 Bランク
 ・北川聖羅 Bランク
 ・垣根ゆず子 Cランク
 ・五味葉子 Cランク
 ・安住佑香 Cランク


 SSプロ職員

 社長 うぉっほん、で呼びかけてくるひと
 間野巌 見た目は恐いし身内には威圧的だけど外部にはとっても頭と腰が低いプロデューサー
 河村スバル もっさりヘアとオタッキーな眼鏡がトレードマークの苦労人事務員
 壁P(旧貴方) 人間辞めてる勢筆頭?



 SOKUHOプロ所属アイドル

 トレジャーシップ
 ・春日野愛 女優志望
 ・榊漣 寡黙なお茶目さん
 ・金目純 小生意気だけど純粋少年
 ・澄谷奏 気弱で臆病な女の子

 ライムライト
 ・ミシェル 正義漢
 ・橘夢 苦労人属性?



 SOKUHOプロ職員

 女社長 年齢を訊ねるのはタブー
 新P(新貴方) 新人プロデューサー




 その他

 先生 変人な作曲家の先生。口癖は「エクセレン!」
 吉喜良人 広告代理店の若手エリート




新P(…見なかったことにしよう)

新P(ああいうのとは関わり合いにならない方がいい…)

 クルッ

新P(別の道をいこう)


 チョンチョン

新P「…」ピタッ

新P(見逃してもらえない、か…)


新P「…何か?」クルッ

孔「………人が倒れてる」

新P「日常茶飯事では? ここは新宿歌舞伎町なんだから」

孔「…なるほど…」


新P(何に納得しているんだ…?)



 ↓1 田舎者やけんねー

 1~3 誰かミーを呼べぃ
 4~6 おっと、寝てたホスト崩れっぽいのが目を覚ましてしまったぞ?
 7~9 孔くんは別にぼっちコミュ障じゃないけんねー




新P「そういう、あからさまなのとは関わらない方がいい」

孔「…あからさま?」チラッ

チャラ男「Zzz」


新P「こんなところで寝るのは阿呆か間抜けかろくでなしかだ」

新P「派手な髪色とスーツ、チャラついた装身具、それに場所柄から察するにホストのようだけど…それだってこんなとこで寝るのはおかしい」

新P「だいたい、この手のやつはトラブルに巻き込まれて――」


<いやがったぞ、あそこだっ!!

<おいこらてめえ、起きやがれぇっ!!


 ゾロゾロ…
 ガシッ

チャラ男「ハッ…あれ…?」


非カタギ風男A「こんなとこにいやがったな、てめえ…」

非カタギ風男B「高層マンションの基礎になるか、東京湾の底に沈むか、好きな方を選ばせてやるぞ…」

チャラ男「ひぃぃっ…!? そ、それだけはっ…それだけは、ご勘弁をぉぉっ…!!」


新P「……ほら」

孔「…まるでテレビの中だ…」



 ↓1 行動選択

 1 無関係ですのでー、って帰る
 2 やれやれ…血気盛んな話をしてやがる…。一服して落ち着けよ、兄さん方
 3 その他、どうしよ?




非カタギ風男A「おら立て」ガシッ

チャラ男「ま、待って…やだ、やだやだ…頼むからっ…!」

非カタギ風男B「ガタガタ抜かしてんじゃねえぞ小僧っ!?」


新P「やれやれ…」

新P「お兄さん方、事情は知りませんが少し乱暴じゃないんですか?」

新P「ちょっと一服して落ち着きましょうよ、ほら」つ煙草


非カタギ風男A「ああっ?」

非カタギ風男B「何だ…こいつの客かぁ?」

新P「いいえ、全然。何も関係はありませんが、ちょっと可哀想に見えまして」カチッ

チャラ男「助けて…助けてください、助けてぇぇ~…」



 ↓1 新Pのキャラが実はまだかなり定まってないです

 1~4 おうおう、言いがかりかえ?
 5~9 なーるほど、このチャラ男がクズすぎるのか…




新P「なるほど…」

新P「借りた金を返さずに逃げ回ったところをとっ捕まって、お兄さん方の経営してるホストクラブで無賃労働…」

新P「だけど売上金に手を出して逃げた…と」


チャラ男「誤解だぁっ!!」

非カタギ風男A「とっとと来んかい」

非カタギ風男B「それから盗った金をちゃっきり揃えて返さんかい!」

チャラ男「盗ってないのをどう返せって言うのさっ!?」

チャラ男「いいかい、確かに僕はクズさ? そこには自信がある、そうさ、僕ほどのクズはそうそういないっ!!」

新P「開き直るのか…」

チャラ男「でもねえ、主に女性関係でのクズさと、お金関係のクズさしか持ち合わせてないんだ!!」

新P「充分だと思うな…」


チャラ男「人様の金を盗ろうだなんて、そんなこと一度たりとも考えたこと……」

チャラ男「…………」

チャラ男「…な、ないさっ!!」

非カタギ風男A「あるんじゃねえか、クズ野郎がっ!!」

チャラ男「ひぃぃぃっ…!?」


孔(都会は怖いな…)


チャラ男「ほんとに僕はやってないよ…!」

非カタギ風男B「だったらてめえ、昨日はどうして営業中に逃げ出しやがった?」

チャラ男「逃げたんじゃないって! お客の、あの…レミちゃんが帰るって時に店外まで送って…ついでにちょっとコンビニまでって…!」

チャラ男「でもってちょっと話し込んで、手作りしたドリンクとか言うのをもらって飲んだら………何か、うーん…記憶が曖昧に…」

チャラ男「そうだっ、あのレミちゃんが犯人だ!! 僕に濡れ衣を着せようと…!!」


非カタギ風男A「犯人が誰だろうがいいんだよ」

チャラ男「えっ?」

非カタギ風男B「売上金奪って逃げた野郎が出て、それに対して何もしねえのが示しがつかねえって話だ…」

チャラ男「え、ハイ…え?」

非カタギ風男A「どうせクズのお前が生きてたって、人様に迷惑かかるだけだろう?」ポンッ

非カタギ風男B「見せしめになっておくのが、最後にお前さんのできることじゃあねえか?」ポンッ

チャラ男「嫌だぁあああああああ――――――――――――――――――っ!!」


新P(あーあー…)

新P(ま、身から出た錆かな…)


 ↓1 行動選択

 1 さらば、名も知らぬチャラい若者よ…
 2 さすがにそいつは、ちょっとやりすぎってもんじゃあないかい、兄さん方
 3 その他、どうしよ?




非カタギ風男A「騒ぐと奥歯から引っこ抜くぞ?」

非カタギ風男B「痛い思いしたくなきゃあ黙りな」

チャラ男「ひぃぃっ…」


新P(さらば…名も知らぬ若者よ…)

新P(どこかで道を踏み外したことを恨みたまえ…)



 ↓1 さらばチャラ男

 1~5 孔くんの新Pへの初期印象が冷酷になるでよ
 6~9 おいこらチャラ男、お前、諦め悪いなっ!? そこら辺がクズの由縁かっ!?




チャラ男「やだぁっ!!」

チャラ男「痛い思いもしたくないし、死にたくもないっ!!」バタバタ


非カタギ風男A「てめえっ…!」

非カタギ風男B「暴れるんじゃねえって言ってんだろうが!!」

チャラ男「ぎゃあああああっ! 殺されるぅーっ!! こーろされるぅぅぅーっ!! 誰かぁーっ! 誰か助けてぇぇーっ!!」


新P(往生際が悪い…けど当然の反応か?)


孔「…なあ」

非カタギ風男A「ああっ!?」ギロッ

孔「許してやればいいんじゃないか?」

チャラ男「き、キミっ…!!」ブワァッ

非カタギ風男B「それじゃあ、代わりにおたくが金を払ってくれるんですかぁぁ?」ズイッ

孔「…金はない」

非カタギ風男A「じゃあすっこんでなぁっ!!」


チャラ男「いやいやいやっ!すっこんでちゃダメだっ!!」

チャラ男「弱者を見捨てていいのかいっ!? いいや、ダメなはずだっ!」

チャラ男「どんな手を使ってでもこの哀れな僕を助けておくれっ! プリーズ、プリーズ、セーブ、ミーっ!!!!」


新P(必死だなぁ…)



 ↓1 仕方ない、助けてやろう

 1 その代わり、チャラ男、お前、アイドルになれや
 2 おうチャラ男、命助けてやるけえのう、手となり足となれ、ええか?
 3 見返りなんぞいらんぞ、哀れな男を気まぐれで助けてやっただけだからな…




新P「はぁ…」

新P「分かった…。じゃあ、わたしがその盗られた売上金とやら、払いましょう」


非カタギ風男A「ああ?」

非カタギ風男B「何だと?」

チャラ男「神様ぁっ!!!!!」


新P「その代わり…あなた」

チャラ男「何でしょうっ!?」

新P「あとでこちらで用意する契約書にサインをしてもらう…」

新P「その内容が何であれ…まあ、死んだり、痛い目に遭ったりするほどのことはないから…内容は何であれ、サインをすること」

新P「これに同意をするのであれば、ということだけど…」


チャラ男「何にでもサインしますっ!!」

新P「よろしい」


新P「…で、お兄さん方、いくらでしょうか?」

非カタギ風男A「払えんのかい、姉ちゃん?」

新P「ええ、もちろん」



 ↓1 チャラ男、レギュラーキャラ化

 1 新Pの部下(という役割の下僕)やで
 2 ソクプロで雇うやで。人がおらんけえ
 3 ソクプロにはいらんけど、ちょっと魔窟に行ってきいや。あそこならどんな人材もアイドルなれるから

 +

 チャラ男のお名前


 ※選択肢+名前のセットじゃないと採用しませんYO!




銀河「………この、会社は…?」

孔「…」←何故かくっついてきた

新P「はい、これにサインを」


銀河「えーと…内容――」

新P「確認する?」ギロッ

銀河「……い、いえ、しません」ダラダラ

 サラサラッ

新P「拇印も」

銀河「…ハイ」

 ググッ


新P「…よし、じゃあ今日から、ここがあなたの職場」

銀河「えっ?」

新P「とりあえずフロア全部を掃除してきて。毎日、朝と夜に1度ずつの掃除をすること」

新P「当面、給料からさっき支払った金額は天引きしていくから、1日でも早く返済すること」

銀河「…」

新P「以上。返事は?」

銀河「……ぐ、具体的な、仕事内容は?」

新P「何でも。車は運転できる?」

銀河「一応…」

新P「上等ね」


新P「……で、あなたは……どうしてくっついてきたの?」

孔「…え?」

新P「え、じゃなくて…」

孔「……あー……都会は、よく分からないから」

孔「…ここは、何の会社だ?」


新P「…芸能事務所」

孔「芸能、事務所…」

銀河「へえ…」


新P「……あなたの名前は?」

孔「…菅野孔」

新P「そう…」


 ↓1 台詞選択

 1 アイドル、やる?
 2 歌とか興味ある?
 3 その他、台詞




新P「歌とか興味ある?」

孔「…歌は、好きだ」

孔「むしろ…歌くらいしか、俺にはない」

新P「歌くらいしか…?」


新P「…」

新P「ちょっと歌ってみて」

孔「え?」

新P「ほら」


孔「……わ、分かった…」


 ・
 ・
 ・


孔「…」

新P「意外と、うまい…」

孔「……そうか?」

新P「ふうん…今、仕事とかしてるの?」

孔「何も…」

新P「……アイドルやらない?」

孔「…アイドル?」

新P「アイドル」


孔「………やる」

新P「じゃあ、この契約書にサインして。内容もよく見ること」




 ↓1 好感度

 コンマ一桁分上昇




銀河「あの…」

新P「何?」

銀河「いつ、帰れる――」

新P「まともに自分の仕事も把握できていない内から、帰る? ふうん?」


銀河「…………すみません」

新P「あ…煙草切れたから買ってきて。釣りはあげるから」ポイッ

銀河「釣りゲッチュ!! ………って、500円玉…」

新P「ウィンストンキャビンローストブレンドの8ミリ、ロング」

銀河「えっ、何て?」



 菅野孔 男 20歳 誕生日:9月
 体:4 頭:4 精:2
 歌:5.00 踊:2.00 容:2.00 表:1.00 演:1.00
 熱:2 道:3

 器用:手先がとても器用
 孤独の癒し:ひとりでいる時間を好み、長時間、他人と接しているとぐったりと疲れてしまう

 好感度:【4/都会人はこわい】
 メモ:ー
 動機:スカウトされた



貴方(社長からの要望は、トリオユニット…)

貴方(あと2人、スカウトしなきゃいけない…か)


貴方「…」

貴方「やれやれ…先が長い…」スパ-



 ↓1 翌日もスカーウト!!

 1 先に赤髪から消化しとこ!
 2 どんなやつとの出会いがあるかのう?




新P「さて…」

新P「今日もスカウトといきますか…」

新P「………しかし、朝は眠くて仕方ない…ふわ、ぁぁ…」


新P「…」

新P「……ダメだ、どっかでサボろう…」



 ↓1 赤髪がこうもすんなり再登場できるとはぼく思うとらんかったよ

 赤髪兄やんのお名前




新P「…」スパ-

新P「…」ボ-


武「さーせん、ちょっといいすか?」

新P「…何か?」チラッ

武「火ぃもらっていいすか?」

新P「…どうぞ」つライター

武「あざーっす」

 カチッ
 シュボッ
 スパ-


武「っふぅー…」

新P「…」


 ↓1 今回のスカウト方針は、前職スキルあり、ですからね

 1~3 赤兄やんのご職業は…見た目に反してシェフ!!
 4~6 赤兄やんのご職業は…見た目通り(?)にパンクロッカー!! ……職業?
 7~9 赤兄やんのご職業は…見た目がある意味大事なカリスマ美容師っ!?



武「今日はお仕事休みっすか?」

新P「いえ、ちょっとサボり中で」

武「うはっ、マジすか、俺もっすよ!」


新P「ご職業は何を?」

武「あー、一応、美容師やってんすけど…」

新P「…美容師」

武「よく言われるんすよねー、お前、美容する側じゃなくてされる側だろー、みてえな?」

武「んでも、分かってないっすよね、てめえの見た目もうまくやれねえで他人様を良く見せることなんかできるかっつーのに」

武「っはぁー、マジ、世の中分かってないっすわー」


新P「…サボっててもいいんですか?」

武「いやー、ぶっちゃけ俺、人気すぎて予約の嵐なんすけど、丁度、ぽっかり今日は時間空いたんすよねー、キャンセルで」

武「ほんとはビラ配り的なサムスィングしなきゃいけないんすけど、俺はちゃんと客いるし、やんなくていいっすよね、マジで」

武「独立したっていいんすけど、金勘定とか苦手だから経営側には回れねえっつうかー?」


新P「…なるほど」

武「それに独立って言っても、やることいっぱいじゃないっすか」

武「まず立地条件で、それからイニシャルコスト、宣伝方法…今は中抜きの広告業者が多くて、美容院なんてどこも経営カツカツっすよ」

武「こんな景気で独立できるほど無謀にはなれねえっつうかー? 世の中マジつれーっすわー」


新P「…」

武「…」スパ-


武「…お姉さん何してる人なんすか?」

新P「芸能関係の仕事を」

武「マジっすか? 俺、去年、スカウトされたんすよ、アイドルしないかって」

新P「ほう…」

武「ただ、女に見間違えられたみたいでお断り食らったんすけど、俺、どうすか? 芸能関係の人から見て、アイドルとか、どうっすか?」

新P「…容姿はかなりいいですが」

武「っしゃあっ!! お墨付きぃっ!!」



 ↓1 台詞選択

 1 喋り方に難あり…かな
 2 なんなら、今、スカウトしましょうか
 3 その他、台詞




新P「なんなら、今、スカウトしましょうか」

武「え?」

新P「アイドルとして」


武「…」

新P「…」


武「マジすか?」

新P「ええ」

武「………モテモテうはうはじゃねえっすか!」

武「ようやく俺の時代がきたぁぁーっ!!」

武「赤井武っす、よろしくぅっ!!」


新P「即決でいいんですか?」

武「ああ、一応、職場に退職願出してくるんで、んじゃ――あっ、名刺、名刺くんないっすか?」

新P「どうぞ」つ名刺

武「あざぁーっす!!」


武「へっへへへ…モテてモテて、モテまくってやるぜぇ」



 ↓1 赤兄やんのお年は

 19~24の間で頼むでぇ~
 ※喫煙者なのはほら、パンクな格好じゃけんね





新P「サボってたらスカウトできたとは…」

新P「菅野孔、赤井武…」

新P「…何だか正反対な2人だな…」

新P「でも年齢は近いか…」


新P「3人目は…まともな人材がいい…」

新P「まあ、とりあえず直感と出会いで最後のひとりもスカウトしてしまおう」


新P「どんなのと出会えるやら…」



 ↓1 ところで、2/3が男性になってるけど…どうするよ?

 1 いっそのこと、男3人組でいこうぜ? なっ? 女要素は新Pでええやん?
 2 紅一点がいるやね


 ↓1 でもって、どんなのと出会えるかなー?

 1~3 このご時世、スリで飢えを凌ぐ若者がいるとは…
 4~6 声をかけてみた人になんとなーくの見覚えが…
 7~9 元スポーツ選手的なのとかええんとちゃう?




新P「……んー…」

新P「どこを見渡しても、平々凡々なお顔がずらりと…」

新P「スター性を持った人材はどこかにいるんだろうか…?」


新P「…」

新P「…そろそろ歩き疲れたな」

新P「どこかで小休憩――」

 ドンッ


新P「っ…失礼」

女性「こっちこそ、すみません」


新P(んっ…? 彼女の体つき…歩き方…)

新P(あれはただの素人じゃないぞ…?)



 ↓1 声をかけよう!

 1 お茶しませんか
 2 ちょっと案内してもらいたいところがあるんだけど
 3 その他、台詞




新P「すみません」

女性「…はい?」

新P「少し、道を教えてもらいたいんですが」

女性「道ですか…? どこへ…?」

新P「この近くの消防署なんですが」

女性「消防署っ?」

新P「知りませんか?」

女性「………確か…この先の道を4つ目だかで、右折して…」

新P「いやあ、よく分からないなあ。困った、困った」

新P「……道案内をできればお願いしたいんですが」

女性「えっ」



 ↓1 この世界のアイドルのPというのは、多分、国家資格か何かをクリアしないとなれないくらい難しい職業かも知れません

 1~3 用事があるかってお断りされたもうたでー
 4~6 地図を書いてくれるとか何とか
 7~9 ええ人やん?



 0につき

 ↓1 再判定

 偶数 おおっとぉ? この人…ちょっち危ないんとちゃうか?
 奇数 きゃ、キャプテン…!!




キャプテン「あの…すみません、ちょっと急いでて…!」

新P「……あなた、もしかして――」

キャプテン「えっ?」

新P「……ラクロスの」

キャプテン「!」


キャプテン「……い、一応、元キャプテンですけど…」

新P「………ああ…」

新P「…がんばってください」

キャプテン「えっ? あ、ありがとうございます」

新P「お仕事ですか?」

キャプテン「ええ…後進育成の――って、すみません、遅れちゃう…!」

新P「引き留めてすみませんでした」

キャプテン「ああ、いえ、すみません、消防署は、あっち方面ですから…!」


新P(…さすがにちょっと、年齢的にもスカウトはできないな)

新P(あと5歳若ければ…ギリ)



 ↓1 ということで、スポーツ選手は不発になっちゃいましたとさー

 1~3 おっと、そろそろスカウトの後がなくなってきたぞー?
 4~6 続いて出会ったのは、冷たい雨が降る中で、傘もささずに棒立ちになっている少女でした
 7~9 ものすごぉぉぉーく、頭の弱いガールはどうだい?




新P「…そろそろ、3人目を決めたいな…」

新P「ちんたらしている時間がもったいない…」

新P「…次でダメだったら…社長らへんに相談をしてみるか」スパ-


新P「…よし」

新P「スカウト開始…」


新P「…」スタスタ

新P「…」キョロキョロ

新P(何か、尖った人材…)


<ねえねえねえ、ちょっとそれはないんじゃないっ?

<何を言ってる?


新P「ん…?」

新P「この言い争いは…あっちから…?」


少女「わたしは1000円を出しました」

少女「商品は500円です」

少女「だったらお釣りは500円…」

少女「こんなの小学生の算数問題でしょぉっ?」

少女「それをっ、ど、う、し、てっ!? 460円のお釣りなのっ!? 意味不明なんですけど!!」

*「だぁから、消費税だと言ってるだろうがっ!」

少女「はぁぁ? そんな詐欺みたいな言葉には騙されませんー」

*「ちゃんと税抜きってここに書いてあるだろうが!」

少女「こんなちっちゃい字でぇ? 詐欺だよ、詐欺っ!!」


新P(…頭の痛くなる訴えをしているな…)



 ↓1 行動選択

 1 見てみぬふりをする
 2 店の人が気の毒だから、援護してやろう
 3 その他、どうしよ?




新P「――もし」

*「ああんっ? 悪いが、取り込み中で――」

新P「お嬢さん、この人は何もおかしなことは言っていませんよ」

少女「はあっ?」


*「おおっ、そうだ、言ってやってくれよ」

新P「一時期は税込み表示をするようにという指導もありましたが、消費税増額をしてからは、その風潮もいつの間にか消えていますから」

新P「税抜き表示ポッキリを提示しておいて、会計の際に8パーセントの消費税分を取られるようになるというのは珍しくないでしょう」

新P「この程度の買物知識は、小学生でも分かっていると思いますが?」


少女「っ…そ、そんなの、知らないし…」

少女「でもこんな、ちっちゃい字で、ちぃぃっちゃい字で、税抜きってズルい! 騙す気満々!!」

新P「タグが小さいんですから、妥当なサイズかと」

*「そうだそうだっ」

少女「ぬっ…」



 ↓1 台詞選択

 1 大人しくママのところへ帰りなさい
 2 見苦しく騒ぐものじゃない。分かったらお釣りに納得して品物を持って帰るか、返品してお金も返してもらいなさい
 3 その他、台詞




新P「見苦しく騒ぐものじゃない」

新P「分かったらお釣りになっとくして品物を持って帰るか、返品してお金も返してもらいなさい」


少女「ぐぬぬぬ…!」

*「ほら、どうすんだいっ?」

少女「…分かったよ…消費税とか払えばいいんでしょっ!」プクッ

少女「ふんっ…!」スタスタ


新P「…」

*「…ああ、ありがとうよ、お客さん。何か買い求めで?」

新P「……いや、見兼ねただけですので」


新P(おつむが弱いというか、常識がないというか…)

新P(頭のデキは良くなさそうなものの、見た目だけは良い感じの子だったな…)



 ↓1 行動選択

 1 でもおバカはいらんな
 2 スカウトだ




少女「…」プクッ

新P(いた…)


新P(あんな階段のところに座り込んで…)

新P(しかも腕にさっき揉めた品の小さいぬいぐるみを抱えて…)

新P(見た目はまるで、行き場のない家出少女…って感じかな)


新P「やあ」

少女「っ…な、何よっ?」

新P「…失礼」スクッ ←横にしゃがんで座った(うんこ座り


新P「…こんなとこに座って、面白いものが見えるの?」

少女「…別に?」プイッ



 ↓1 台詞選択

 1 買物をしたことがなかったの?
 2 もしかして家出をしている?
 3 その他、台詞



新P「…」カチッ

 シュボォッ
 スパ-


新P「…もしかして、家出をしている?」

 ギクゥッ

少女「は、はあ? 家出ぇ?」

少女「そ…そんなこと、するはずないでしょ、バカにしてるの? バカにしてるのね? バカにする方がバカなんだから!」

新P「なるほど、図星…」

少女「図星じゃないーっ!!」


新P「じゃあもうお家に帰りなさい」

少女「…やだ」

新P「おや、どうして?」

少女「…」


新P「もしかして、家への帰り道が分からないとか?」

 ギクゥッ

新P「それとも、家出した手前、どんな顔で帰ればいいか分からないとか?」

 ギクゥゥッ

新P「ついでに、帰りたい気持ちがあったけど赤の他人にいきなり内心を見透かされたように言われてしまうと反発心からそうしたくないとか」

 ギクゥゥゥゥッ


少女「…」

新P「素直になりなさいな…」

新P「そんなにむくれてると、折角のかわいい顔が台無しだ」

少女「っ…///」


新P「どうして家出を?」

少女「……退屈だから」

新P「ほう」

少女「…出かけちゃダメとか」

新P「なるほど…」


新P「…それを解決する方法を教えてあげましょうか?」

少女「?」

新P「きっと毎日が新鮮で、色々なところへ出かけて、退屈知らずの世界を」

少女「……そんなの、あるの?」

新P「ありますとも」


新P「ともあれ…まずは、ちゃんと家に帰ることから始めなければなりませんが」



 ↓1 新Pは人心掌握術を使える…?

 ころっと術中に落ちた、バカガールのお名前おなしゃーす




新P「っはぁぁー…」

新P「………銀河、コーヒー」

銀河「はいっ」つマグカップ

新P「火」スッ

銀河「はいっ」つライター

 カチッ
 シュボォッ


新P「仕事に戻りなさい」

銀河「はいっ」


新P(これで3人…か)

新P(何かのほほんとしてる菅野孔)

新P(どっかうざいコミュ力オバケの赤井武)

新P(それから、頭の弱いお嬢様の間宮つぼみ)


新P(……これ、まとまる?)

新P(ちょっとバラバラすぎるような気もするけど…)

新P(…ま、いっか)



 ↓1 大事なこと忘れてた つぼみんの年齢!!

 1~3 15歳(中3 = 純くんとタメ
 4~6 14歳(中2 = かなでとタメ
 7~9 13歳(中1 = リルモンとタメ




新P「――この3名が、スカウトした新たなアイドルです」

女社長「ふうん…そう」

女社長「癖が強そうね」

新P「癖は個性かと」

女社長「ふふ…嫌いじゃないわ、その考え方」

女社長「じゃあこれから、がんばってちょうだい。期待しているわね」

新P「はい、お任せあれ」



 菅野孔 男 20歳 誕生日:9月
 体:4 頭:4 精:2
 歌:5.00 踊:2.00 容:2.00 表:1.00 演:1.00
 熱:2 道:3

 器用:手先がとても器用
 孤独の癒し:ひとりでいる時間を好み、長時間、他人と接しているとぐったりと疲れてしまう

 好感度:【4/都会人はこわい】
 メモ:ー
 動機:スカウトされた


 赤井武 男 22歳
 体:? 頭:? 精:?
 歌:? 踊:? 容:5 表:? 演:?
 熱:? 道:?
 好感度:【ー/ー】

 間宮つぼみ 女 13歳
 体:? 頭:? 精:?
 歌:? 踊:? 容:4 表:? 演:?
 熱:? 道:?
 好感度:【ー/ー】

 ユニット:ー
 歌:? 踊:? 容:? 表:? 演:?
 状態:ー
 持ち歌:ー



新P「ようやく、来週から色々とやれる…」

新P「……銀河、コーヒー」

銀河「は、はい…」

新P「あと、向こうの廊下汚れてたから拭いといて」

銀河「い、イエスマム…」


新P「……12分以内で終わったら、夕食おごったげる」

銀河「マジでっ!? ひゃっほう、タダ飯ぃーっ!!」

新P「…ここにもバカがひとり…」



 こんな具合で、一旦QK
 新ちゃん、気に入ってくれたら嬉しいな!



 トレジャーシップ

 春日野愛:C
 榊蓮:B
 金目純:C
 澄谷奏:C


 ライトライム

 シュルツ・ミシェル:E
 橘夢:E


 ※ランク更新は毎年4月のため、ライトライムは次の年度にならないと上がらぬのですYO



 もうちょいで始まるぞよよ



 ―― 12月 2週目


新P「…適当に挨拶しなさい」


孔「…」チラッ

つぼみ「…」ジトッ

武「うぃーっす! 俺、赤井武、22歳、元美容師な」

武「おう、お前いくつよ?」

孔「え? ああ…20歳」

武「ほーん? んで、そっちのお嬢ちゃんは? いくつよ? 若いなあ、おいおいおいおい」

つぼみ「13歳…」

武「ひぃぃっ…ロリじゃねえかよ、おいおいおい…」


武「で、何なんよ、この面子は?」

新P「あなた達3人で、トリオユニットを組んでもらうから」



 ↓1 色々とバラバラな3人の反応は…

 1~3 無関心 × 欲張り × おバカ = カオス?
 4~6 三者三様…バラッバラ
 7~9 赤兄やんがいて良かったやん?



 00 SUPER SPECIAL ! ! !


 (あなたの脳内に直接語りかけています…)

 (心を無にして選ぶのです…)

 (心を無にして選ぶのです…)



 ↓1 LET’S CHAOS?

 1 な、何ぃぃーっ!? お前ら全員、元孤児だとぉぉーっ!!? しかも同じ孤児院だとぉぉーっ!!?
 2 それは奇蹟としか言えなかった。三者三様の孤独を抱えていた者たちが集った時、謎のシンパシーで結束したのだっ!!
 3 へいへい、ボーイ&ガール、お前らファッションも知らねえのかい、と赤兄やん!! このカリスマめぇっ!!




武「…つか……何か、見覚えあるぞ?」

新P「?」


孔「……見覚え?」

つぼみ「………知らない…」

武「んんー……? いや、何となく、どこかで……あー……んー……?」


武「…………………………………裏山の主」

孔「っ…!!」

新P(謎のワードに反応した?)


武「やっぱり? お前……孔?」

孔「……え…もしかして…同じ、孤児院の…?」

新P「孤児院…?」


武「お前も…ロリっ子、見覚えがあるぞ…」

武「あー……お前が5歳の時に、里親のとこに行ったんじゃないか?」

つぼみ「!?」

孔「…でも、あんたは…?」

武「ええ? 俺のこと分かんねえの? 赤井武よ? タケ兄ちゃんよ?」


孔「タケ…」

つぼみ「兄、ちゃん…?」


孔「…」

つぼみ「…」



孔「!!!」

つぼみ「…あっ!」


武「ふっふっふ…」

孔「あの…デブの」

つぼみ「臭かった…」

武「いっけね、黒歴史掘り起こしちゃった…」



新P「………3人とも、知り合いだったの?」

武「とんでもねえ偶然でな! 同じ孤児院で、あー…俺は4年前に、多分、孔が2年前に…孤児院出て?」

武「つぼみはちっちゃいころに里親んとこに出てって…て感じかぁ? はぁぁー………デカくなったなあ?」



 ↓1 赤兄やんは覚えてるようだけど?

 1~5 孔とつぼみんはすっげえ朧げにしか覚えてないっぽいぜ
 6~9 つぼみんはちっさいころに里親にもらわれてったきりで覚えてへんってさ




孔「………あのデブが…」

武「おお? デブデブ言うんじゃねえぞ? おお? ぶん殴られたいか?」

孔「…デブ」

武「おう、表出ろ裏山の主」

孔「ぷっ…」

武「ふっ…」

こうたけ「「ふっくくくく…」」


新P(謎の笑いが起きている…)


武「おうおうおう、つぼみは? どうなんよぉ?」

武「里親に引き取られてって? その後は?」

つぼみ「…………馴れ馴れしくしないで」


武「あっ?」

孔「…」


つぼみ「そもそも覚えてないし…」

つぼみ「…孤児院にいたこととかも」


武「…遠いとこに、行っちゃったんだなぁ、孔」ポンッ

孔「…………俺も正直…この距離感とノリには………つきあいたくない」

武「おおうっ?」


新P(でもこんな偶然があったとは…)





 すまんが、ちょっと今日ねむたん
 今夜は終わりまする~ おつかれんこんー!


 ~ミーvsクズ~

ミシェル「おはようございます!!」

銀河「ん…?」


ミシェル「あっ…はじめましてっ! 確か…えっと、事務所に新しく入社されたっていう方でしたよね!?」

ミシェル「シュルツ・ミシェルです!! あっ、日本風にファミリーネームを先に名乗ってますんで、ミシェルと気軽に呼んでくださいっ!!」

銀河「ああ、そう…よろしく」

ミシェル「どうぞよろしくお願いします!」


銀河「……………キミさ、キミさ」

ミシェル「はい?」

銀河「…ちょびぃーっとでいいんだけど…」

ミシェル「?」

銀河「……お金とか、貸してくれたりしない?」

ミシェル「お金、ですか…?」

銀河「何も言わずに、どうか貸してくれたりしないか? キミ、ここのタレントでしょ? 稼いでるんでしょ? がっぽりでしょ?」

銀河「どうかこの哀れな僕に施しを与えるつもりでさぁ…ねっ?」

ミシェル「い、いくら…ですか?」

銀河「…………5万」

ミシェル「5万っ!?」


銀河「ああ、ああー、いやいや、ごめん、ごめん。見ず知らずだった相手にいきなりふっかけすぎ――じゃない、ちょっと大金すぎたか」

銀河「1万円っ!! 1万円でいいんだけど…どうかなぁ? ダメかいっ?」

ミシェル「…………何だか、そのテクニック…」

銀河「テク?」

ミシェル「最初に大金を提示してから、減少させることでお得感を醸し出してお金を引き出すという無心テクニックに酷似しているような…?」

銀河「」ダラダラ

ミシェル「…」ジィッ


ミシェル「 何 故 お 金 が い る ん で す か ? 」ゴゴゴゴゴ

銀河「…………………パチンコ、新台が出て…」

ミシェル「…パチンコは、悪ですっ!!!!!!!!」

銀河「悪なもんかぁっ!!!」

ミシェル「!!?」


銀河「パチンコで大当たりすると、嬉しいんだ、楽しいんだっ! 娯楽だっ、そしてうまくいけばお金も増える!」

銀河「ただ遊戯として楽しみたいだけなのに、ギャンブルだ、何だかんだと抑圧するっていうのかいっ!? その方がよっぽどあくどいんじゃないのかいっ!?」

ミシェル「そ、それはっ…」

銀河「……………5000円でも、いいから」

ミシェル「………………は、ハイ…」



夢「――それで、貸したの?」

ミシェル「…返せるのがいつになるか、分からないそうです…」

夢「人に金を貸す時は返ってこないつもりで~って言うらしいよ」

ミシェル「…で、でも、俺は諦めませんっ、諦めたら負けを認めたことになりますからっ! きっとお金を返してもらって、悪を撲滅します!!」



 ~クズ2人~

愛「…………ったく、めんどくさい…」

愛「台本くらい、郵送でも何でも旧事務所に届けなさいっての…いちいちいちいち、こっちまで取りにこさせるとか」

愛「…」キョロキョロ


銀河「Zzz」

愛「…」

 ガンッ

銀河「うああっ!?」

 ガタッ
 ドサァッ

銀河「痛ったたたた~…」


愛「あたしの台本どこよ? 取りにきたんだけど」

銀河「だ、台本…? ああ…そう言えば届いてた、ような…えーと……あそこの、どこかに」

愛「あそこ?」クルッ


超汚い机『ごっちゃり物が置かれてるやで~』


愛「…」

銀河「っくぅぅ~……いい昼寝した…」

銀河「二度寝しようっと――」

 ガンッ

銀河「ひぃぃっ!? な、何っ…!?」

愛「ねえ、あんたの仕事じゃないわけ? あそこら辺の管理とか」

銀河「いやー、そりゃどうっすかねー? 僕ぁただのね、雇われ人であって――」

愛「やんなさいよ? ここは芸能事務所よ? 所属タレントより立場が下なの自覚なさいよ?」

銀河「え…」

愛「ああん?」

銀河「…ハイ」


銀河(ここの女ども、KOEEEEEEEE!!!)


 ~間野っちは四十路~

巌「おう、ようけ戻ってきたんか、われぇっ!?」

壁P「お陰様で」ニコッ

巌「しかもぉ? 結婚だぁ? まーさか辞めるたぁ言わんじゃろうのう? おおおんっ!?」

壁P「もちろんじゃないですか、先輩。例え何があろうとも、辞めませんからご安心ください」

巌「…」


巌「………ワシゃのう」

壁P「はい?」

巌「いい加減、年が年じゃけえ…いつまでも現場に出ずっぱりっちゅうわけにもいかん」

巌「9人もまとめて面倒見れるほどの余力はないんじゃ。分かるのう?」

壁P「いえいえ、先輩なら余裕――」

巌「 分 か る の う っ ! ? 」


壁P「…ええ、分かりますとも」

巌「それでええんじゃ…。ええな、ワシゃもう9人もまとめて――」

壁P「ああ、うちのダーリンがハネムーンだけは譲れないと仰ってまして、溜まりに溜まってる有給、一気に使わせていただいていいでしょうか?」


壁P「ざっと2ヶ月分くらい?」

巌「話聞いとったんかわりゃあああああああ―――――――――――っ!?」


壁P「はっはっは」

スバル(相変わらずな人だなぁ…)

スバル(何だかこういうのが懐かしいけど…)

ちょっとね、今日もね、ないかなって感じでござる
もうしわけナイチンゲール

ぼちぼちやるぞよ




新P「…ともかく」

孔「…」

武「ん?」

つぼみ「?」

新P「色々と決めないといけないことがある」

新P「それを決めてしまおうと思うのだけれど、いい?」


武「いいんじゃねえの?」

孔「決めればいい」

つぼみ「何決めるの?」

新P「…あなた達、協調性って言葉知ってる?」



 ↓1 色々決めんねんな

 1 ユニット名から
 2 リーダーから
 3 方向性から




新P「まずはあなた達3人のユニット名から」

武「ああ…あー…」

武「何、いわゆる、あれ?」

武「SATとか、CIAとか、MIBとか」

新P「何でひとつだけアメリカの都市伝説なの」


孔「ビートルズとかはっぴいえんどとかT.M.Revolutionとか」

新P「ひとつだけソロプロジェクト」


つぼみ「…………思い浮かばない」

新P「ボケを重ねなくてけっこう」



 ↓1~3 ユニット名

 募集やで~

Play of stars【再生の星々】(略してプレスタ)

>>120は【】の中まで含む…? 含まぬ…よね?




新P「…こんなものか」

武「タコツボwwwwwww これでいこうぜwwwwwww」

つぼみ「かわいくない…」

孔「…つぼみ要素が、強い」


新P「他にも候補は出したんだから、そっちの中からも考えてください」

新P「3人での多数決で決めるから」


武「うぇーい」

孔「…」

つぼみ「……うーん」


新P「じゃ、開始」



 ↓1~3 多数決

 1 Play of stars
 2 タコツボ
 3 フォックスホール




新P「じゃあ、これで決定ね」

新P「プレイ・オブ・スターズ」
   ※いちいちアルファベット打つのめんどいから文中表記はカタカナやで~

新P「…プレスタ?」

武「プレステ?」

孔「ロックマンXシリーズしたい」

武「あれ盛り上がったよな」

つぼみ「…知らない…」


新P「そこ、ふざけない」

新P「いちいち話の腰を折らないで。まだあるんだから」



 ↓1 プレステじゃなくて、プレスタの次に決めるべきは

 1 リーダー?
 2 方向性っちゅうか、売りっちゅうか?




新P「じゃあユニット名が決まったところで、今度はどういう活動を展開して、どういうところをセールスポイントにしていくか」

新P「例えば…ソクプロにすでにある、2つのユニット」

新P「トレジャーシップは芸人擬きとか揶揄されるくらい無茶な企画をやらされて売れて、パフォーマンスよりバラエティー方面に強い」

新P「ライムライトは…あれは参考にならないか、まだこれといって確立されたものはないから」


新P「とにかく、強みというのはある」

新P「それをどこに置いていくかが、大切」

武「全部」

孔「…歌」

つぼみ「何でも」

新P「…あなた達って、本当に同じ孤児院出身?」



 ↓1 どういうイメージを作れたらいいかのう?

 1 本格派アーティスト路線
 2 容姿を活かした演技路線
 3 個性で勝負のバラエティー路線
 4 その他、思いつきとかで?




新P「…じゃあ、具体的なことを言ったし、孔」

孔「ん?」

新P「あなたのを採用して、歌…まあ、歌ってだけにはいかないから、ステージでのアーティスト路線で勝負しましょうか」

新P「ソクプロでは今のところ、ちょっと弱い部分だし」


武「何、いわゆるライブ? ライブバリバリ系?」

武「いいじゃん、楽しそうで」

つぼみ「楽しい…の?」

新P「楽しもうと思えば楽しめる。ただ、その気がないんじゃつまらないでしょうね」

新P「何をしてどうなるかなんて、自分で定めるものよ」


新P「それから、最後に…一応、あなた達3人の中でリーダーを決めようと思うんだけど」

新P「どうやって決める?」



 ↓1 リーダー!!

 1 立候補制?
 2 新ちゃんの指定?
 3 クジ?
 4 話し合って決めてー




新P「…立候補とかにした方がいい?」

武「じゃあ俺が!」

孔「…」

つぼみ「…」

新P「…」


武「無反応やめよーぜー?」

武「年の功とか、まっ、社会経験的な? そういうのもあるし? やっぱり、俺様だろう? なあ?」



 ↓1 立候補したのは赤兄やんのみ

 1 じゃあ、赤兄やんでいいよ
 2 孔くんやってみ?
 3 つぼみん、やる?
 4 やっぱクジだな




新P「ではあなたに」

武「任せとけ」


孔「大丈夫か?」

つぼみ「…バカっぽそう」

武「おおう? おうおう、いきなり楯突こうってかぁ?」

武「今不安がったやつ、1時間走れ」

新P「そういうのはいらないんで」

武「ドライだなぁー、おい」


新P「…まあおおよそ、決めるべきはこの程度ということで」

新P「まだ時間はあるようだし…」


 ↓1 どうすっぺ

 1 さあ、実力判定レッスンや!
 2 てけとーにおしゃべりとかしとってもええで?
 3 かいさーん




新P「適当にお喋りでもなんでもして、ユニットとしての結束でも深めておいて」

新P「銀河、3人分のコーヒーでも淹れてあげて」

銀河「ういーっす!!」

新P「わたしは他の仕事があるから、ごゆっくり…」スクッ


武「ほほう」

孔「…」

つぼみ「…別に話すこととかないし…」



 ↓1 プレスタ!!

 偶数 赤兄やんは便利キャラ
 奇数 つぼみんはおバカ




武「つうーかさぁぁ~?」

孔「ん…?」

武「孔ちゃんよぉ、よぉ、よぉぉ~?」ガシッ

孔「何だ…?」

武「ダサい」

孔「はっ?」

つぼみ「分かる」

孔「へっ?」


武「何だぁ? その、お前のカッコ!!」

孔「カッコ…って言われても」

つぼみ「………他人のふりしたい」

孔「そこまで…?」

武「ちょっとひでえぜぇ? ひっでえよ、お前よ?」

孔「……そこまでか…?」


武「バシっと、変わろうぜぇ? なあ?」シャキンッ

孔「…どっからハサミを」

武「5000円でカットしてやるよぉーっ!!」

 ジャキキキキンッ


 ↓1 赤兄やんが、容姿の低い孔くんをカットした!!!

 1~3 パンクだぁーっ!!!
 4~6 何でビジュアル系なんだぁーっ!!?
 7~9 爽やかになったぁー!!
  0  さすがカリスマ




孔「と、頭皮が…じゅくじゅくする……痒い……!!」

武「ほれほれ、あとちょっと、あとちょっと。5分だから」

つぼみ「……頭にラップ…」

武「市販品で毛え染めてるんだからそれくらい覚悟するこった」

孔「どうして…こんな…」

武「んん~……ま、できあがり想像図は、こんなもんか」つスマホ


孔「ん…?」

つぼみ「…何で、顔に包帯巻いてるの…?」

孔「やたらデカい安全ピンを服に刺してる意味は…?」

武「意味とか理由なんて、どぉぉーだっていいんだよぉーっ!!!」


 ・
 ・
 ・


孔「…これが、俺」

つぼみ「変わった…」

武「こいつでいこうぜ」


 容姿:1.00→2.00


孔「…落ち着かない」

武「毎日セットしないとクソださいからな」

孔「!?」


 ↓1 好感度

 全員分、二桁上昇


 あ、めんご
 容姿は1.00→2.00じゃなくて、2.00→3.00やね



新P「ようやく、本格的な活動を始められそう…」

新P「早めに新曲を用意して、最低限の必要なレッスンもして…」

新P「アーティスト路線でいくなら…レッスン主体になりそう、か…」


<うわっ、洗面台汚えっ!? 誰だ、ここで髪染めたのっ!?

<これ、俺が掃除…? いや、まさかな…見なかったふりしよ…


新P「銀河、掃除」

<嘘ぉっ!?



 菅野孔 男 20歳 誕生日:9月
 体:4 頭:4 精:2
 歌:5.00 踊:2.00 容:3.00 表:1.00 演:1.00
 熱:2 道:3

 器用:手先がとても器用
 孤独の癒し:ひとりでいる時間を好み、長時間、他人と接しているとぐったりと疲れてしまう

 好感度:【66/都会人はこわい】
 メモ:孤児院出身なようだ
 動機:スカウトされた


 赤井武 男 22歳
 体:? 頭:? 精:?
 歌:? 踊:? 容:5 表:? 演:?
 熱:? 道:?
 好感度:【62/ヒャッハァー】

 間宮つぼみ 女 13歳
 体:? 頭:? 精:?
 歌:? 踊:? 容:4 表:? 演:?
 熱:? 道:?
 好感度:【62/エスパー?】

 ユニット:Play of stars
 歌:? 踊:? 容:? 表:? 演:?
 状態:距離感
 持ち歌:ー



新P「…」

新P「まあでも、やるべきことは山積みか」

新P「とりあえず、彼らの実力を全体的に把握しておかないと…」



 ↓1 そして、実力判定レッスンへ!!

 偶数 実力は年齢に比例する…?
 奇数 おっとぉ…? 尖ってやがるぞぉ、こいつら…?




 ―― 12月 3週目


新P「今日は皆さんの実力を見ます」

新P「手を抜けば分かるから、今ある全てを出しきってちょうだい」

新P「分かった?」

孔「…分かった」

武「ヘイホー、レッツゴー!」

つぼみ「へいほー…?」



 ↓1 赤兄やんの実力は!?

 1~3 容姿以外クソミソやんけ!!
 4~6 容姿以外平凡以下やんけ!!
 7~9 容姿とダンスがキレッキレやでぇ!!


 ↓2 つぼみんの実力は!?

 1~3 容姿以外クソミソや!
 4~6 全体的にひっくいな!?
 7~9 容姿と演技が同レベくらいやの!!



新P「…」

孔「…」

武「はっはっは!!」

つぼみ「…」


新P(尖ってるな、この人ら…)

新P(というか…)


新P(バランスが、悪いというか、逆に良いというか…?)

新P(うーん…1番まともなのが、間宮つぼみというのがどうも…)



 菅野孔 男 20歳 誕生日:9月
 体:4 頭:4 精:2
 歌:5.00 踊:2.00 容:3.00 表:1.00 演:1.00
 熱:2 道:3

 器用:手先がとても器用
 孤独の癒し:ひとりでいる時間を好み、長時間、他人と接しているとぐったりと疲れてしまう

 好感度:【66/都会人はこわい】
 メモ:孤児院出身なようだ
 動機:スカウトされた


 赤井武 男 22歳
 体:? 頭:? 精:?
 歌:1 踊:2 容:5 表:2 演:1
 熱:? 道:?
 好感度:【62/ヒャッハァー】

 間宮つぼみ 女 13歳
 体:? 頭:? 精:?
 歌:3 踊:3 容:4 表:3 演:3
 熱:? 道:?
 好感度:【62/エスパー?】

 ユニット:Play of stars
 歌:3.00 踊:2.33 容:4.00 表:1.66 演:1.66
 状態:距離感
 持ち歌:ー



新P「これはなかなか…」

新P「…課題が多くなるな」




 ごめんな、ちょっと最近色々あんねん
 また明日!! おつかレスボス島!!


 ~学歴のお話~

純「……はぁぁ…」

蓮「…どうした?」

純「…受験勉強、したくない…」

蓮「………学歴は、ないとけっこうコンプレックスになって気にするぞ」

純「そうなの?」

蓮「最低限、高校くらいはな…」

純「ふうん…」


<ちょっと、蓮ー?

<爪切りどこやったわけ? 持ってきなさいよ!


純「…あのオバサン、学歴だけはあるんだよね…?」

蓮「……だから逆らえないのか…」

純「マジでっ? じゃあ俺も高校生になって卒業できたら蓮を――」

蓮「そんな動機で勉強するのか…?」

純「…………んー、でも確かに、別に蓮をどうにかしてもどうでもいいし…」

純「…ていうか、アイドルに学歴っているのかな…?」

蓮「気にするやつ相手にしか通じないし、自己満じゃないのか…? 長くアイドルをやるのであれば」

純「ふーん…」


奏「…」コソッ

奏「…学歴で、黙らせられる…」ボソ


 ~同棲企画~

葉子「えっ? まこちゃんと…同棲? テレビで?」

間野「最近、ちょっと話題のバラエティーらしくてのう、芸能人男女を数日、マンションのある部屋で恋人同士という設定で暮らさせるようじゃ」

間野「ほいで互いに相手を恋人と仮定した上で、何じゃ…デートへ行ったり、食事ぃ作ったりして、それをスタジオでわいわい言うっちゅう番組じゃのう」

間野「誠にオファーが来たんじゃが、よその事務所のタレントにあけすけすぎるとこぉ見られても怖いけん、今回は葉子じゃ」

誠「シャーディは忙しいし、衣依と佑香は中高生で、ゆずはどうせ何もしなくて、聖羅は最近ちょぉっと忙しいんだって」

間野「事務所で時間潰す代わりに、番組で用意した家で過ごしたり、時間合った時に適当に2人で出かけりゃええだけじゃ、やれるのう?」

誠「嫌か、葉子?」

葉子「う、ううん…。別に、まこちゃんなら嫌じゃないし…」



葉子(――とは言ったものの、まこちゃん…)

葉子「…………節電、徹底しすぎっ!」←ひとりぼっちなう

葉子「蛍光灯は1本だけ残して外してるし、冷蔵庫も弱くして冷気逃さないビニールのひらひらみたいのつけてて邪魔だし、おまけに電力会社に電話してブレーカー落ちやすくなってて、待機電力を消費しないために家電のコンセントは基本的に抜いたままで、テラスに出てる大量の黒くマジックで塗ってあるペットボトルとその中の水は、夜になってから温めておいたから~とか言って使いそうな気配だし、ぷちぷちとか銀色のマットとかがやたらたくさん持ち込まれてるのは暖房使わない覚悟っぽいし…まこちゃん、ここまでするの…?」


 ガチャッ

誠「ただいまー」

葉子「あ、まこちゃん…」

誠「ど、どうした葉子っ!?」

葉子「え、何が?」

誠「昼間なのに電気なんか点けて…!! カーテン開けてれば明るいからいらないぞっ?」カチッ

葉子「あ、うん……癖で…?」

誠「ああ、癖か…。そうだ、ちょっと出かけるんだけど一緒にどうだ?」

葉子「どこ行くの?」

誠「魚釣り」

葉子「魚釣り…。じゃあ、行ってみようかな」


 チャリンチャリン

葉子「…自転車、移動…?」

誠「がんばれー、3時間も漕げば着くから」

葉子「そんなにっ?」


 パチパチ…

葉子「火があったかい…」

誠「よーし、そろそろ焼けただろ。ほらっ、葉子」

葉子「ありがとう…」

誠「新鮮でうまいぞっ」


葉子「…帰りも、自転車で同じ時間…?」

誠「んー…寝袋持ってきてるから、それ入って寝るか? そしたら、電気代かからないから」

葉子「…………帰るのもう体力保たないから…寝袋貸して…」

誠「たまにはいいだろ? 外で寝るってのも」

葉子「季節をもっと考えてほしかったけどね…」ブルッ

誠「大丈夫、大丈夫っ。ほら、こうやって近づいて、この超あったかぷちぷち&銀マットの特製マントを一緒に羽織れば…けっこうあったかいだろ?」

葉子「……近いよ、まこちゃん…。あったかいけど」


 ~同棲企画、其の二~

誠「たっだいま――ん?」クンクン

誠「何だこの匂いっ!?」バンッ


葉子(E:エプロン)「あ、まこちゃん、おかえり」

誠「…何してるんだ?」

葉子「ご飯、作ってたんだけど…食べるでしょ?」

誠「だけど…食材費――」

葉子「いいの、気にしないでも。もうできるから、待ってて?」

誠「お、おう…」


葉子「ブリ大根、作ってみたんだけど…」

誠「お、おおお…いい匂いだな…」

葉子「あとブロッコリーとカリフラワーのガーリックソテーと、白菜のお漬け物と、豚汁」

誠「食欲そそるな…」グゥゥゥ


誠「ロケ終わってから、何も食ってなくて…」

葉子「…ご飯、3合あれば足りる、よね?」

誠「…く、食っていいか?」

葉子「召し上がれ」


誠「いっただきます!!」パシッ ←手と手を合わせた

 バクバク ムシャムシャ ゴックン ズズズッ

葉子「…すごい食べてる…」

誠「うまいっ」

葉子「口に合ったなら良かったけど…」


誠「っはぁぁー…………うまかった」ポンポン

葉子「…すごい、綺麗に食べたね…」

誠「うまくて止まんなかったからな。…何か、こうやって…外食料理じゃないような料理を、ちゃんと食ったのって…久しぶりだったかも…」

葉子「そんなに?」

誠「…少なくとも父ちゃんと母ちゃんが離婚してからはだから…」

葉子「えっ?」


誠「いやーでも、あれだなっ」

葉子「あ、うん、何?」

誠「葉子っていいお嫁さんになれそうだよな」ニカッ

 ポンッ

葉子「そっ、そそっ、そん、そんなことっ、いきなり言われてもっ…///」

誠「んっ? 何で顔赤くなってんだ?」

葉子「な、何でもないよ…。洗い物しちゃうから、その…うん」

誠「いいっていいって、俺がやるから」

葉子「いいの、まこちゃんは座ってて…!」

誠「そんなこと言うなって。あっ、そんなら2人でやろうぜ。俺が洗うから、葉子拭いてくれよ。なっ?」


葉子(ああもうっ…テレビ番組の単なる企画なのに、どうして照れちゃうかな…。まこちゃん相手なのに…。まこちゃんがアイドルだから…?)


 ~同棲企画、其の三~

タカシ「いいなぁーっ!! いいな、いいな、いいな、いーいーなぁぁーっ!!!!」

誠「うるさいな…」

タカシ「だってあんなのさー、何かさー、まるで新婚さんみたいだったもん! いいないいなー! まこちゃんずるーい! ぶーぶー!!」

誠「だって俺にオファーきたんだし…」

タカシ「もうっ、そういう時は僕を相手役に呼んでよねっ!」

誠「恋人設定なんだぞ?」

タカシ「ぶーぶー」


聖羅「でもオンエアー見ましたけど、何だかいい雰囲気でしたよね」

タカシ「そーそー! ズルいよねっ!!」

誠「うーん…そうかぁ? 葉子が何か、やたら気ぃ遣ってくれてな…」

タカシ「僕もお世話されたいー!」


衣依「タカシくん、いい年なのにおつき合いとかしたことないの?」

まこたか「「」」グササッ

ゆず子「衣依、それはタカシとまこちゃんにダメージでかすぎるから…。アイドルなんだから、なっ?」

衣依「あっ…そっか」


タカシ「いいんだもーん…ファンが僕の恋人だから、いいんだもーん。別に女の子には飢えてないしぃー、困ったら聖羅いるもーん。ねっ?」

聖羅「あら?」

誠「それに別に、右手だけありゃな」

タカシ「まこちゃん、アウトー」

ゆず子「タカシ、アウト判定したことに対してアウトー」


衣依「でもでも、まこちゃんも葉子ちゃんも、何だかいい雰囲気じゃなかった?」

聖羅「そうでしたね。初日はまこちゃんさんに振り回されていたのに、次の晩には葉子ちゃんがお夕飯を作って待ってて」

衣依「一緒に食器を洗ってたところとか」

聖羅「ほほえましかったですよね」


タカシ「いいなぁー、いいな、いいなー、僕もそーゆーのしたかったなぁー」

タカシ「ああやって腕と腕がぶつかり合っちゃうような距離感で、一緒にお料理とか、いーいーなぁー?」

誠「はいはい…仕方ないだろって」

タカシ「ぶぅー、そうやってまこちゃんはさー、仕方ないだろ、仕方ないだろーって」

衣依「タカシくん、わがまま言わないの」

タカシ「衣依までいじめるぅー! わーん、せーいらーっ!」ガバッ

聖羅「あらあら…よしよし、別に誰もいじめていませんから大丈夫ですよ」ナデナデ

ゆず子「つーか、何が羨ましいんだか…めんどくさいだけだろっちゅうに…」

タカシ「分からないかなぁ、ロマンだよ、ロマン! 色んな女の子と、取っ替え引っ替え同棲ごっこなんて、最高じゃんっ!!」

誠「タカシ、2アウトー」


聖羅「けれど楽しそうですね。その内、またオファーが来たりするんでしょうか?」

タカシ「次は僕が聖羅と一緒に出たいなー?」

衣依「タカシくん、地味に聖羅ちゃん好きだよね」

ゆず子「甘やかしてくれる相手だって分かってるからだろ」

そろそろ始まるんじゃよ



 ―― 12月 4週目


新P「もうすぐ年末か…」

新P「仕事納めだな」



 菅野孔 男 20歳 誕生日:9月
 体:4 頭:4 精:2
 歌:5.00 踊:2.00 容:3.00 表:1.00 演:1.00
 熱:2 道:3

 器用:手先がとても器用
 孤独の癒し:ひとりでいる時間を好み、長時間、他人と接しているとぐったりと疲れてしまう

 好感度:【66/都会人はこわい】
 メモ:孤児院出身なようだ
 動機:スカウトされた


 赤井武 男 22歳
 体:? 頭:? 精:?
 歌:1 踊:2 容:5 表:2 演:1
 熱:? 道:?
 好感度:【62/ヒャッハァー】

 間宮つぼみ 女 13歳
 体:? 頭:? 精:?
 歌:3 踊:3 容:4 表:3 演:3
 熱:? 道:?
 好感度:【62/エスパー?】

 ユニット:Play of stars
 歌:3.00 踊:2.33 容:4.00 表:1.66 演:1.66
 状態:距離感
 持ち歌:ー



新P「…何はともあれ、必要なものは楽曲」

新P「早めに作曲の依頼をしておくとするか。営業かけるのは準備が整ってから、かな」


新P「それと並行してレッスンをしていかないとダメだな」

新P「歌唱力が孔以外酷いし、ダンスに至ってはどうして大人の方ができないのやら…」

新P「………そう言えば、今の中学生はダンスが必修なんだったっけか…?」


 ↓1 今週の予定は

 1 レッスン
 2 作曲依頼




武「案外広いのな」

孔「…鏡張りの壁、初めて見た」

武「血が騒ぐな…」シャキッ

孔「危険人物にしか見えないぞ」


つぼみ「…」イジイジ ←前髪が気になってる

つぼみ「…」イジイジ

武「切ってやろうか?」

つぼみ「いいの」

武「ちぇぇ~」


新P「いいから着替えてくれない?」



 ↓1 レッスン!

 歌 ダンス 容姿 表現 演技 からひとつだけ選ぶんやで!!

 ※ミー編では最低30保証あったけど、孔くんにはないからね!!



 演:1.38


新P「…」

新P「あなた達は…得手、不得手がはっきりしすぎてる」


武「そりゃあ一芸がありゃ食ってける、ってえもんよ」

孔「そうなのか?」

つぼみ「いちげー?」

武「…おーう」

新P「アイドルというのは何でもやらされるんだから、何でもできた方がいい」

新P「だから、どのレッスンもがんばってちょうだい」



 ↓1 好感度

 コンマ一桁分上昇




新P「…」スパ-

銀河「…」スパ-


新P「年末業務したの?」

銀河「もうばっちりに決まってんじゃないすか、俺を何だと思って――」

新P「じゃあ持ってきて、チェックするから」

銀河「…」

新P「…ちなみにクズだと思ってる」

銀河「…い、一服してから、ちょぉーっと昼寝したら持ってく感じで――」

新P「早くやんなさい、ドクズ」



 菅野孔 男 20歳 誕生日:9月
 体:4 頭:4 精:2
 歌:5.00 踊:2.00 容:3.00 表:1.00 演:1.38
 熱:2 道:3

 器用:手先がとても器用
 孤独の癒し:ひとりでいる時間を好み、長時間、他人と接しているとぐったりと疲れてしまう

 好感度:【71/都会人はこわい】
 メモ:孤児院出身なようだ
 動機:スカウトされた


 赤井武 男 22歳
 体:? 頭:? 精:?
 歌:1 踊:2 容:5 表:2 演:1
 熱:? 道:?
 好感度:【67/ヒャッハァー】

 間宮つぼみ 女 13歳
 体:? 頭:? 精:?
 歌:3 踊:3 容:4 表:3 演:3
 熱:? 道:?
 好感度:【67/エスパー?】

 ユニット:Play of stars
 歌:3.00 踊:2.33 容:4.00 表:1.66 演:1.66
 状態:距離感
 持ち歌:ー



新P「早く終わらせてくれない?」スパ-

銀河「終わらない…終わらないよぉぉ…」カタカタカタ

新P「あなたが終わらせないとわたしも帰れないんだけど?」
\
銀河「じゃあ自分でやりゃいいのに――」

新P「何か言った?」

銀河「ノー、マム!」



 ↓1 年末!!

 1 ソクプロ忘年会
 2 邂逅!! 壁Pと新P!!!
 3 特に何もない!!




 ガチャッ

壁P「こんにちはー」

新P「んっ…?」


壁P「おや?」

新P「…あなたは」

銀河「あん? 誰すかー? 部外者は立入り禁止なんすけど」


壁P「…ほほう」

新P「…何か?」



 ↓1 壁Pと新P!!

 偶数 何と、新Pは壁Pの後輩だった!?
 奇数 この世界のアイドルという存在も謎だけど、それ以上にPっていう存在の方が謎?




壁P(この身のこなし、雰囲気…)

新P(あの飄々としつつも隙のない重心移動…)


両P((できる…!!))

銀河「何睨み合ってんすか?」


壁P「わたくし、11月までこちらに出向していたSSプロの者です」つ名刺

新P「どうも、今月からこちらに勤めています」つ名刺


壁P「いやあ、その後どうなったものかと気になっていたんですが、何かと忙しくてこられずに」

壁P「年末のお忙しい時のお邪魔してしまって申し訳ありません」

新P「いえ、お気になさらずに。こちらこそ、事務所立て直しの立役者であるあなたにご挨拶もできませんで」

壁P「そんなそんな、アイドルの皆さんががんばってくれただけですから」

新P「どんなに素晴らしい人材も、それを上手く活かすことができなければ埋もれるのみでしょう。ご謙遜を」

壁P「はっはっは」

新P「ふふふ…」


銀河(何が楽しくて笑ってんだか…)


新P(この威圧に耐えるか…)

壁P(なかなかの猛者と見た…)



 ↓1 2人以外には分からぬ空気感があるのですよ

 偶数 表面上は和やかに挨拶だけしてバイバイしたよ
 奇数 新ちゃんは意外と狂犬?




壁P「――ほうほう、今度はトリオで」

壁P「これでデュオ、トリオ、カルテットとなったわけですか」

新P「人数だけならばおたくのSSプロさんとは同じですが、個々の実力ではまだ大きく劣っています。数だけ並べた、というところですよ」

壁P「いえいえ、やはりグループの強みというのはありますからね」

壁P「うちのアイドルたちはアクが濃いばかりで」

新P「個性じゃないですか。むしろ、ソロ活動のみであれだけ幅広く活躍されているのが業界内では大きな驚きかと思いますが」

壁P「そんなことはないですよ」


新P(SSプロ――通称魔窟)

新P(基本的にアイドルをソロ活動で売っているのに、複数人でユニットを組んでいる他アイドルを寄せつけぬ個々の実力を持った猛者たち…)

新P(アイドルグループとしての総合力に、ソロで対抗してくる実力を持っているという点では侮れないアイドルばかりがいる…)


壁P(離れてみて分かるのが、ソクプロのユニットを主体とした活動の強み…)

壁P(人の個性というのはやはり、それを引き出す相手役がいてこそ…)

壁P(ソクプロではユニットとしての関係性を推しだして色々な面を見せられるのが魅力的だ…)


新P「…」

壁P「…」


壁P「っと、すみません。そろそろ、わたしはこのあたりで」

新P「そうですか。わざわざご足労いただきましてありがとうございます」

壁P「いえいえ。突然の訪問で申し訳ありませんでした」

新P「またいつでもいらしてください」


新P(…やはり、ただ者じゃないか)

新P(あの魔窟でプロデューサーをしているだけはある…)


壁P(うーむ、商売敵として見るとソクプロはやはり強そうだな)

壁P(しかしアイドル業界として見れば、活性化できそうで頼もしい…)



 ↓1 そして年明けの予定は

 1 レッスン
 2 作曲依頼



 ―― 1月 1週目


新P「初詣をして運気を上げたつもりになったところで」

新P「この運気をすかさず逃さず、作曲依頼」

新P「なんて完璧なプランだろうか…」

 カチッ
 シュボォッ

新P「…」スパ-


新P「…境内で吸う煙草はうまい」



 ↓1 作曲依頼!!

 1 アーティスト路線でいきたいから、たくさん作ってもらうんだぜ
 2 量より質なんだぜ
 3 イメージを伝えて作ってもらうのだぜ
   ※「3」選択時、どういうイメージかを併記してNE!



 prrrrr…

新P「ああ、どうも」

新P「わたしです。……え、分からない?」

新P「………あなたが音大にいらっしゃったころ、あれは4月5日でしたか」

新P「新歓コンパで浮かれていたあなたが、ダサいホルスタイン柄のシャツで――ああ、思い出せていただけましたか」


新P「え?」

新P「嫌ですね、別に脅そうだなんてそんなそんな…」

新P「ただちょっtお願いがありまして、アイドル用の楽曲を作ってもらいたいなと。報酬ももちろん、ちゃんとお支払いしますよ」

新P「電話越しにはっきり分かるほど震えないでください?」

新P「ケツの穴から手え突っ込んで奥歯をガタガタ言わせるだなんて、そんな昔の脅し文句を本気にしなくても…」

新P「そこまでひどいことはしていないじゃないですか」


新P「まあ…締切りは守ってもらう必要がありますが…」

新P「2週間、見ましょうか。それで進捗をお尋ねしますので」

新P「ああ、今度、ご挨拶に――おや、必要ない? そうですか、では2週間以内に」

新P「詳細はまたすぐに連絡しますから、いいものを頼みますよ。では」

 pi


新P「…」スパ-

新P「持つべきものは人脈か…」



 ↓1 イベ?

 偶数 おや、珍しく宝船メンバーが事務所にいるぞ? 普段はホーム(旧事務所)に溜まってるはずなのに
 奇数 つぼみんがアイドルしてても全然楽しいことないじゃんか、って



 ガチャッ

新P「銀河、コーヒー」

銀河「姐御ぉぉ~…」

新P「…気持ち悪いから、姐御呼びはやめてくれる?」

銀河「」


新P「というか…」チラッ


連「…」ズズ ←コーヒー飲んでる

愛「…」ペラッ ←難しそうな科学誌読んでる

純「…」カキカキ ←受験勉強中

奏「…」 ←ジグソーパズルしてる


新P「…どうしているの?」

銀河「いきなりぞろぞろ来て…何か、バルサン炊いてるとかで」

新P「…あ、そう」



 ↓1 宝船どもは自由

 偶数 そこにやってきたプレスタ
 奇数 そこにプレスタと、あとライムライトもいらっしゃった




 ガチャッ

武「おっはー!」

孔「古い…」

つぼみ「…何それ?」

武「知らない…だとっ!?」


新P「暇人がぞろぞろと…」

銀河「仕事を手伝ってくれればいいものを…」

新P「あんたがサボってんのよ、それは」

銀河「…」


 ガチャッ

ミシェル「おはようございます!!!」

夢「ミー、声おっきい…耳痛いよ…」


新P「ライムライトまできた…」

銀河「あれ、これって…? 全員集合ってやつ?」



 ↓1 ソクプロアイドル、全員集合!?

 1~3 謎の争奪戦きたぁー!!
 4~6 赤兄やん、コミュ力高い
 7~9 え? 社長が集めたって? 集合は偶然じゃない?



武「あっれえ?」

武「あれれれれ?」


武「へいっ、ミー!!」バシッ

ミシェル「痛っ…あなたは……?」

武「おうおう、忘れたか? 忘れちゃったかぁ? そうか、そうかぁー」

ミシェル「あっ…去年、師匠がスカウトしかけていた見るからにアウトローな…!? どうしてここに…!?」

武「分からないかぁ? アイム、アイドォル」

ミシェル「えっ?」


愛「るっさいわね…」

武「おおおっ? えーと……あー、あー…………クイズの女帝!!!」

愛「あん?」

武「あーっ、そっか、同じ事務所だったのかー。へえー、顔見ないと分かんなかったわ」

武「14445+24は!?」

愛「何でそんなのに答えなきゃいけないのよ、バカ?」


武「うっは、手厳しいwwww いっそ爽快だわwwww」

純「あーもうっ、うるさいな! 勉強してんのに!」

武「だったらお家でやんな」

連「その通りだな」

純「バルサン炊いてるんだよ!!」

愛「あんたの家じゃないでしょ、あそこは」


夢「何これ…? どういう状況? こんなに人いたっけ?」

ミシェル「何なんでしょうかね…?」


奏「…」チラッ

つぼみ「…?」チラッ

奏「っ…」フイッ

つぼみ「?」


孔「…」

孔「…うるさい」


新P(賑やかだな…)

新P(というか、物怖じを知らないのね、赤)



 ↓1 影の薄い今の主役孔くんは…

 1~3 人が多すぎて嫌になったようでこっそり事務所から消えていました
 4~6 宴会とかでいつもひとりでぽつんとしているような人のポジですね
 7~9 ひとりだけ昼寝を始めていました




孔「…」ボフッ ←ソファーを陣取った

孔「…」ゴロンッ ←ソファーで横になった

孔「…」スヤァ ←寝た


新P「…」

新P(こうして見ると、この事務所のアイドルは…あまり積極的に人と関われる性格は少ないのか)

新P(どちらかと言えば受動的な人が多くて、大人しいのばかり…)

新P(…赤は意外と貴重な人材なのかも知れない)



 ↓1 1月の1週目でございますからね

 偶数 新年会ぃ?
 奇数 おう、せこちゃん、絶好調じゃねえかよ




武「暇なの?」

愛「だったら何よ?」

武「いやー、ほら、折角の1月だし新年会したいなーって思ってたんだけど、孔くらいしか誘えるのいなくて?」

武「野郎と2人で飲むなんてつまんねーしぃ? こんなに人がいるんなら、ちょっとくらいいんじゃねえかなーって」

愛「ふうん…まあ確かに、たまにはそういうのも悪くないわね」


武「ミーもどうよ? どーなのよぉ?」ガシッ

ミシェル「な、馴れ馴れしくミーって呼ぶのは…」

武「ミーはミーだろ? テレビでいっつもゆめちーに言われてんじゃん」

夢「ゆ、ゆめちー?」

ミシェル「そもそも、俺は未成年ですので」

武「酒飲まなきゃいいだけだろ? いいじゃんかよぉー、なあ~?」

ミシェル「いえっ、酒は悪の――」

武「ノリ悪いな」

ミシェル「!?」

ミシェル(ノリが悪い→雰囲気を悪くする→悪の温床?)

ミシェル「…分かりました、行きますっ」


武「いよーし、じゃあ全員参加!」

武「へい、プロデューサーも来いよ!?」

新P「わたしまで?」

新P「…まあ、いいか」



 ↓1 新年会!!!

 1~3 うわあ、酒癖ひでえ…
 4~6 未成年組はこの惨状に何を思うのか
 7~9 ソクプロも大概、魔窟みたいなもんよのう



 ↓1 0につき、再判定

 偶数 (酒の勢いで)ユニット対抗ッ、カラオケ大会~!!
 奇数 (酒の勢いで)ユニット対抗ッ、一発芸大会~!!




武「赤井武、いきまぁーす!!」ヘラヘラ

愛「あっひゃひゃひゃ」

連「やれwwww」


武「うんこいこうとして、思ったよりミソが緩くてケツの穴からもれかけた人!」

連「wwwww」

武「……」スッ

武「…」ハッ

武「…」キョロキョロ

武「…」クンクン

武「…」orz

武「ぶりっ」


 ゲラゲラゲラ
 ギャハハハハッ


純「っ…」ヒクヒク ←顔をひきつらせてる

奏「…」←目が死んでる

つぼみ「…っぷ」←ちょっとウケた


ミシェル「…っ」バンッ

ミシェル「何なんですか、さっきからぁっ!? そんなっ…そんなにふざけてて、それでもあなた達――」

武「うぇーい、次ミーな、ミー」

ミシェル「えっ!?」

愛「やんなさいよwwwww」

連「波動拳みたいなwww」

武「はーどうけんっ、はーどうけんっ」

愛「はーどうけんっ、はーどうけんっ」

連「はーどうけんっ、はーどうけんっ」

ミシェル「え、ええっ? は、波動拳…波動拳はちょっと…」


夢「波動拳を押される時のコントローラーの気持ち」スッ ←挙手した

夢「…あひゃふんっ!」

 ギャハハハハハッ
 ゲラゲラゲラ

ミシェル「夢さああああああ―――――――――――――んっ!!!」



 ↓1 ゆーはバンドマンだからね、ノリがいいのよね

 1~3 ゆーを除く未成年組は軒並み、二度と新年会なんて行かないと誓ったそうです
 4~6 そしてプロレス大会に発展して、何故かミーと純くんが技をかけられる側に…
 7~9 超盛り上がってる中で、孔くんは座敷の隅でうたた寝していました




武「行くぞぉっ!」

純「何すんだよっ、やめろよっ!!」

蓮t「いつでもこい」

ミシェル「何ですか、何するんですか、待って待って、待ってくださ――」

たけれん「「シンクロジャーマンスープレックス!!」


 ズドンッ
 ズドンッ

愛「あっはっはっはwwwwww」

武「からのぉーっ!! 電気あんま!!」

純「あがががっ、やめろぉぉぉぉっ!!!」

蓮「チェイシングザドラゴンやろう」

武「いいぜwwww」

ミシェル「痛ったたた…って、あれ?」

武「どうやんだっけ?www」

愛「カイルが垂直式ブレーンバスターやって、落とす前にボビーが後頭部にミドルキックよwww」

蓮「じゃあ俺がボビー」

武「いいぜwww 俺カイルなwww」

ミシェル「やめっ、何してるんですかっ…!?」

夢「あはははっ、ミーがんばれー」

ミシェル「夢さあああああんっ!!」


奏「…」

つぼみ「…」モグモグ

銀河「あー、卵焼きうまい…。居酒屋の卵焼きってどうしてこう…あー、うまい」モグモグ

新P「ケガしないでくれればいいけど…」



 ↓1 カオスな新年会が終わった…

 偶数 大人組はとっても楽しめたそうですよ
 奇数 以降、ソクプロ新年会は18禁になったそうです



新P「…」カタカタ

新P「銀河、これ5部くらいコピーして、壁にいい具合に貼っといて」

銀河「何すかこれ?」ピラッ


 春日野愛 榊蓮 赤井武 は 新年会の未払い料金1万円を支払うこと


新P「この前の新年会、酔っ払ってすっぽかしたから」

銀河「つかあれ、最後カオスでしたよね」

新P「とりあえず来年から18歳未満は参加禁止よ」

銀河「やむなしっすねー」


銀河「にしても最後の方の下ネタ大会、意外と盛り上がったっすねー」

銀河「いやー、あのマジメそうな夢があんなゲスいのをぶっこむとは…」

新P「あの異様なレベルの高いゲス話を、ぽろっと仕事中とかに漏らさなきゃいいけど…」

銀河「つかあの人ら、あれでアイドルとか名乗っていいんすかねwwww」

新P「…彼らがアイドルやれなくなったら、あなたの給料も払えなくなるけど」

銀河「」


 菅野孔 男 20歳 誕生日:9月
 体:4 頭:4 精:2
 歌:5.00 踊:2.00 容:3.00 表:1.00 演:1.38
 熱:2 道:3

 器用:手先がとても器用
 孤独の癒し:ひとりでいる時間を好み、長時間、他人と接しているとぐったりと疲れてしまう

 好感度:【71/都会人はこわい】
 メモ:孤児院出身なようだ
    飲み会中は空気と化すらしい
 動機:スカウトされた


 赤井武 男 22歳
 体:? 頭:? 精:?
 歌:1 踊:2 容:5 表:2 演:1
 熱:? 道:?
 好感度:【67/ヒャッハァー】

 間宮つぼみ 女 13歳
 体:? 頭:? 精:?
 歌:3 踊:3 容:4 表:3 演:3
 熱:? 道:?
 好感度:【67/エスパー?】

 ユニット:Play of stars
 歌:3.00 踊:2.33 容:4.00 表:1.66 演:1.66
 状態:距離感
 持ち歌:ー


新P「新曲は…まだできないし」

新P「とりあえずはレッスンかな…」


 ↓1 強制レッスン!!

 何のレッスンする?




 ―― 1月 2週目


 歌唱力:5.64


新P「…」

新P「孔は、歌だけは上手ね…」

孔「…これしか、俺にはないから」

武「俺はっ?」キリッ

つぼみ「下手」

孔「ノイズ」

武「てきびしー!!」


新P「…まあ…上手くなってくれないと困るわね」

新P「…あなただけ、別にレッスンするから」

武「バッチこーい!!」

新P「ちょっとは恥じ入ったりしてくれないかな…?」



 ↓1 好感度

 コンマ一桁分上昇




新P「よし…準備完了」

武「何で事務所の一室をこんなリフォームしたんだ?」

新P「防音措置」

孔「防音?」

新P「…ここなら、そこそこの大声出しても外には漏れないから」

つぼみ「毛布しいて、壁に変な袋入れただけで?」

新P「壁に詰めたのはグラスウール。吸音材っていうやつで、防音効果を得られるの。床の毛布も似たようなもの」

新P「赤井武、毎日ここで最低2時間は歌のレッスンをして。空いてる時は、誰でも使っていいから」



 菅野孔 男 20歳 誕生日:9月
 体:4 頭:4 精:2
 歌:5.00 踊:2.00 容:3.00 表:1.00 演:1.38
 熱:2 道:3

 器用:手先がとても器用
 孤独の癒し:ひとりでいる時間を好み、長時間、他人と接しているとぐったりと疲れてしまう

 好感度:【72/都会人はこわい】
 メモ:孤児院出身なようだ
    飲み会中は空気と化すらしい
 動機:スカウトされた


 赤井武 男 22歳
 体:? 頭:? 精:?
 歌:1 踊:2 容:5 表:2 演:1
 熱:? 道:?
 好感度:【68/ヒャッハァー】

 間宮つぼみ 女 13歳
 体:? 頭:? 精:?
 歌:3 踊:3 容:4 表:3 演:3
 熱:? 道:?
 好感度:【68/エスパー?】

 ユニット:Play of stars
 歌:3.00 踊:2.33 容:4.00 表:1.66 演:1.66
 状態:距離感
 持ち歌:ー



新P「――一段落…と」

新P「…そういえば武、ちゃんと自主レッスンしてるのかな…?」

新P「ちょっと防音室を見にいこう」



 ↓1 新Pが目にしたものはっ!?

 1~3 防音の密室、を良いことにいけないことをしている赤兄やん…!!
 4~6 孔くーん、赤バカはどこにいったー?
 7~9 よかった、ちゃんとしてた




 ガチャッ…


新P「…」

孔「…んっ?」クルッ

新P「…何を?」

孔「…使っていいって」

新P「ああ…だから、ここで?」

孔「ダメじゃないんだろ?」

新P「もちろん」


新P「で……赤いのは?」

孔「俺が来たら、場所譲るって言って、出てった」

新P「……その時、何かしてた様子は?」

孔「いや、特に」

新P「…………サボったか」



 ↓1 行動選択

 1 電話呼び出し
 2 銀河、連れてきいや
 3 まずは事情を聞こうじゃあないか




新P「…」スッ

 pipipi
 prrrrrr…

新P「…」

 カチッ
 シュボォッ

新P「…」スパ-

 prrrrrr…

新P「…」スパ-


 ガチャッ

愛「…」

 カチッ
 シュボォッ
 スパ-


新P「…」スパ-

 prrrrrr…

愛「…」スパ-



 ↓1 ソクプロ喫煙所利用者は新P、愛、銀河の3人だけ

 1~5 出ない
 6~9 悪びれもせずにこいつは…




 ガチャッ

新P「もしもし――」

留守電『はぁーい、今はちょぉーっと手を離せないから、ピー音の後にメッセージどーぞ!!』

留守電『ピ--------』

 pi

新P「…あの、赤バカ」

 グシャァッ
 バタムッ


愛「…………え?」

愛「今、素手で煙草握りつぶして…? え?」




 ↓1 行動選択

 1 銀河、連れてきい
 2 家凸
 3 次に会うた時にお話聞かしていただきやしょう




武「おっはぁー!!」

新P「おはよう」

武「あれ、どしたよ、プロデューサー?」

新P「ここ数日、防音室に来ていなかったようですが」

武「え? ああー……」

新P「毎日最低2時間」

武「……あー、ほらっ、あんな密室で落ち着けるのは孔くらいのもんで?」

武「俺みたいなアウトドア派は気が滅入っちゃうってもんだから――」

新P「毎日最低2時間」

武「…」

新P「もしかして…ノルマを守っていないとか?」

武「…」


新P「ちょっと、防音室行きましょうか…」

新P「どうぞ、気兼ねせずに」



 ↓1 行動選択

 1 なーに、ちゃんと自主レッスンしてれば上手になってるはずだし? その確認よ、確認
 2 悲鳴を上げようが外には漏れないから、安心してね、って
 3 死にはしないから安心せいよ?




新P「ちゃんとノルマをこなしてくださっていれば、多少の上達はあるはず」

武「そ、そんなにすぐ出るもんかねー?」

新P「これでもプロですから、分かるんですよ」ズイッ

武「わ、分かるっ…?」

新P「ええ、分かるんです」

武「…」タラッ

新P「さ、歌ってみてください」

新P「ちゃんと分かりますから」



 ↓1 Pとはいったい…?

 1~6 貴様ッ、ごまかそうとしたなっ!!?
 7~9 素直じゃあないか




武「お、おう」

武「まあー、あれだ。俺の美声に酔いしれ――」

新P「はい、スタート」カチッ

 ~♪


武「…」

新P「ほら、早く」

武「~♪゛」

 カチッ


新P「…ほう?」

武「な、何だ?」

新P「…」

武「…何だってば?」タジッ

新P「…」

武「無言やめろよなっ!?」

新P「今の歌い出し…わざと、小細工をしてうまくきかせようとしましたね」

武「そ、そんなことしてないぞ?」


新P「 誤 摩 化 し た な ? 」

 ゴゴゴゴゴ…


武「」



 ↓1 新ちゃんこわーい☆

 1~3 好感度と引き換えにレッスンさせましたとも 好感度:-10
 4~6 これからはサボらぬようにと確約してもらえましたとも 好感度:-2
 7~9 分かってくれたようですね



 ガチャッ

孔「んっ…?」

武「~♪゛」


武「はぁ…」

孔「…今日は、マジメにやってる…」

武「ん? あ、孔ちゃぁーんっ!」ガバッ

孔「な、何だ…?」


武「あのプロデューサーには…従順な方がいいぞ…」

孔「は?」

武「いやマジで」

孔「そ…そうなのか…?」



 菅野孔 男 20歳 誕生日:9月
 体:4 頭:4 精:2
 歌:5.00 踊:2.00 容:3.00 表:1.00 演:1.38
 熱:2 道:3

 器用:手先がとても器用
 孤独の癒し:ひとりでいる時間を好み、長時間、他人と接しているとぐったりと疲れてしまう

 好感度:【72/都会人はこわい】
 メモ:孤児院出身なようだ
    飲み会中は空気と化すらしい
 動機:スカウトされた


 赤井武 男 22歳
 体:? 頭:? 精:?
 歌:1 踊:2 容:5 表:2 演:1
 熱:? 道:?
 好感度:【68/いやマジで】

 間宮つぼみ 女 13歳
 体:? 頭:? 精:?
 歌:3 踊:3 容:4 表:3 演:3
 熱:? 道:?
 好感度:【68/エスパー?】

 ユニット:Play of stars
 歌:3.00 踊:2.33 容:4.00 表:1.66 演:1.66
 状態:距離感
 持ち歌:ー



新P(あれ以来、赤バカがサボるようなこともなくなって良かった…)

新P(話だけで済んで、本当に…)


 ↓1 来週も引き続き、レッスンやで

 何のレッスンする?



 ―― 1月 3週目


 演技:2.33


新P「…下手ね」

孔「…まあ…別に」

新P「どうでも良くはないから」

孔「…」


武「おお、ジュリエット! どうしてあなたはジュリエットなのっ!?」

新P「そこ、ロミジュリを穢さない」

武「けがっ…!?」

つぼみ「ふふっ…」



 ↓1 お待ちかねやの、新曲がでけたってさ

 1 歌唱力の大事なバラードソング
 2 歌とダンスの王道なアイドルソング
 3 どっちかと言えばダンス寄りナンバー




 prrrrr…

 pi

新P「もしもし?」

新P「ああ…そっちからちゃんと連絡をしてくれるだなんて」

新P「それで? ええ…」

新P「じゃあ確認しますので後ほど」

 pi


新P「3人とも」

武「んっ?」

孔「…」

つぼみ「何?」


新P「事務所に帰って、あなた達の歌を聞いてみたくはない?」

孔「!」

武「ほほうっ!?」

つぼみ「自分の、歌…」

新P「さっさと着替えれば、それだけ早く聞けるから支度をして」


 ・
 ・
 ・


 ~♪…


新P(これなら報酬を払ってやっていい…かな)

孔「…」

武「おおー」

つぼみ「…歌は?」

新P「歌はあなた達が吹き込むの。まだ入ってないから」



 ↓1 デビュー曲になるのはバラードソング!

 偶数 だけどアイドル用にポップな雰囲気も残ってるし、そこまでむずいわけでもない
 奇数 しかしけっこう、難しそうやで? 孔くん、歌しかない言いつつ弱点あんねんもん




新P「今後は、この2曲のデビューシングル用のパフォーマンスをやっていくことになります」

新P「レッスン終了次第、レコーディングをして、それからステージに立つことができる」

新P「けれど…客前でやるにふさわしいだけのものにできなかったら、ずっとステージには立てないと思って」

新P「妥協はしない。それがパフォーマンスの質を高めることに繋がるから」

武「あーいあいさ」

孔「分かった」

つぼみ「ステージ…いつやれる?」

新P「それは、あなた達のがんばり次第よ」

新P「サポートはするけれど、できるのはサポートだけ」

新P「成功も失敗も、自分次第だと思って」



 ↓1 好感度

 一桁分上昇



 QK!!
 一旦さらば!!


 菅野孔 男 20歳 誕生日:9月
 体:4 頭:4 精:2
 歌:5.00 踊:2.00 容:3.00 表:1.00 演:2.33
 熱:2 道:3

 器用:手先がとても器用
 孤独の癒し:ひとりでいる時間を好み、長時間、他人と接しているとぐったりと疲れてしまう

 好感度:【75/都会人はこわい】
 メモ:孤児院出身なようだ
    飲み会中は空気と化すらしい
 動機:スカウトされた


 赤井武 男 22歳
 体:? 頭:? 精:?
 歌:1 踊:2 容:5 表:2 演:1
 熱:? 道:?
 好感度:【71/いやマジで】

 間宮つぼみ 女 13歳
 体:? 頭:? 精:?
 歌:3 踊:3 容:4 表:3 演:3
 熱:? 道:?
 好感度:【71/エスパー?】

 ユニット:Play of stars
 歌:3.00 踊:2.33 容:4.00 表:1.66 演:1.66
 状態:距離感
 持ち歌:ー



 うっかり忘れてたZE!
 歌唱力反映させたZE!!



 菅野孔 男 20歳 誕生日:9月
 体:4 頭:4 精:2
 歌:5.64 踊:2.00 容:3.00 表:1.00 演:2.33
 熱:2 道:3

 器用:手先がとても器用
 孤独の癒し:ひとりでいる時間を好み、長時間、他人と接しているとぐったりと疲れてしまう

 好感度:【75/都会人はこわい】
 メモ:孤児院出身なようだ
    飲み会中は空気と化すらしい
 動機:スカウトされた


 赤井武 男 22歳
 体:? 頭:? 精:?
 歌:1 踊:2 容:5 表:2 演:1
 熱:? 道:?
 好感度:【71/いやマジで】

 間宮つぼみ 女 13歳
 体:? 頭:? 精:?
 歌:3 踊:3 容:4 表:3 演:3
 熱:? 道:?
 好感度:【71/エスパー?】

 ユニット:Play of stars
 歌:3.00 踊:2.33 容:4.00 表:1.66 演:1.66
 状態:距離感
 持ち歌:ー



 ―― 1月 4週目


新P「…」ゴソゴソ

新P「…」ゴソゴソ

新P「…チッ」

新P「銀河、煙草きれたから買ってきて、ダッシュ」

銀河「えー?」

新P「ダッシュ」

銀河「ういーっす」

新P「ダッシュ!」

銀河「はあいっ!」ダダダッ


新P「…ニコチンが切れるとダメだ…」

新P「どうも苛ついてしまう…」



 ↓1 今週は…

 1 レッスン
 2 通常レッスン

ごめん!!!
レッスンと、新曲のレッスンやった…

えーと、通常の能力あげるレッスンで、良かね?

1の方が曲かと思って曲の難易度見とこうと思ったんだが……

>>275 オーケー、オーケー、じゃあ新曲レッスンね すまんね めんご 申し訳なインスタグラム



新P「今日から新曲レッスンをしていきます」

新P「まあ…バラードソングなので、必要なのは歌唱力、そして表現力です」

新P「歌唱力があっても表現力に乏しすぎる人や」

孔「…」

新P「歌唱力も表現力も足りていない人は、よくがんばってください」

武「誰だよwww 歌も表現力も足りてねえとかwwww」

つぼみ「赤い人」

武「えっ?」



 ↓1 どっちから?

 1 スターライトシンドローム:星の輝きに見てしまったのさ
   歌:4 踊:2 表現:4

 2 デイブレイカー:どんなに長い夜も明ける
   歌:3 踊:2 表:3




新P「じゃあカップリング曲の方から仕上げましょう」

新P「デイブレイカー、まあバラードですが…こっちの方が楽でしょうから」

新P「始めますよ」


武「どっからでもかかってこいやぁっ!」

孔「穴だらけだがな」

つぼみ「穴?」

武「むしろお前は名前からして穴だろ」

孔「そういうのやめろ」


新P「本当にふざけないでけっこうですので」



 デイブレイカー
 歌:3 踊:2 表:3

 Play of stars
 歌:3 踊:2 表:1


 表現値不足!
 3.00 ー 1.66 = 1.34


 ↓1 デイブレイカー

 コンマ二桁分加算
 1.34以上になれば習得!



 39/134


新P「…思った以上に、手応えが悪い」

新P(普通ならこの程度の楽曲ならあっさりと習得できそうなものだっていうのに…)

新P(どうにも手がかかりそうだな…)


武「何が悪いかも分かりゃしねーや」

孔「色々だな…」

つぼみ「いろいろ?」

孔「…タケについては…根本的に?」

武「おう傷つくだろやめろよそういう言い方は」


新P(どうしたもんか…)



 ↓1 好感度

 コンマ一桁分上昇



女社長「キミ」

新P「っ…ハイ、何か?」

女社長「プレイオブスターズはどうだね」

新P「今、新曲のレッスンを始めたところですが」

女社長「…ちゃんとアイドルとしての仕事もさせなさい」

新P「…分かりました」



 菅野孔 男 20歳 誕生日:9月
 体:4 頭:4 精:2
 歌:5.64 踊:2.00 容:3.00 表:1.00 演:2.33
 熱:2 道:3

 器用:手先がとても器用
 孤独の癒し:ひとりでいる時間を好み、長時間、他人と接しているとぐったりと疲れてしまう

 好感度:【83/都会人はこわい】
 メモ:孤児院出身なようだ
    飲み会中は空気と化すらしい
 動機:スカウトされた


 赤井武 男 22歳
 体:? 頭:? 精:?
 歌:1 踊:2 容:5 表:2 演:1
 熱:? 道:?
 好感度:【79/いやマジで】

 間宮つぼみ 女 13歳
 体:? 頭:? 精:?
 歌:3 踊:3 容:4 表:3 演:3
 熱:? 道:?
 好感度:【79/エスパー?】

 ユニット:Play of stars
 歌:3.00 踊:2.33 容:4.00 表:1.66 演:1.66
 状態:距離感
 持ち歌:スターライトシンドローム(未習得) デイブレイカー(39/134)



新P「はぁ…」

新P「今はレッスンをさせたい…が、そうもいかないか」

新P「経営側から見れば、まだ一銭も稼いでいない3人に金が使われているわけだし…多少は稼がせないと」

新P「…営業も考えるか」



 ↓1 来週は

 1 レッスン
 2 新曲レッスン
 3 営業



 ―― 2月 1週目


新P「営業行くか」

銀河「いってらーっす」

新P「何言ってるの?」

銀河「何すか?」

新P「足」

銀河「あし?」

新P「車の運転、任せるから」

銀河「ええー…?」



 ↓1 姐さん、どちらまでっ!?

 1 テレビ局
 2 広告代理店
 3 業界バー




新P「…広告代理店」

新P「芸能事務所が関わらずにはいられない会社」

新P「…代理店、っていう割に店鋪なイメージは皆無…」

新P「ま、いいか…」



 ↓1 広告代理店!!

 1 ヨッシーがええのん?
 2 ヨッシーは壁Pとハネムーン中じゃけんねー、別のモブやねー



新P「はじめまして、こういう者です」つ名刺

*「はいどうも」

*「で、何ですか?」

新P「何かわたしの担当アイドルにお仕事をいただけないかと思いまして」

*「ああそう…」

新P「こちらが資料です」

*「……これが、アイドル?」

新P(まあ…見た目、ビジュアル系と、赤髪パンクと、女の子だし…)

新P(そういう反応は、分からないでもない…)



 ↓1 でも容姿平均は4あるからね!!

 偶数 選択肢は、ある
 奇数 奇抜な味が売りのガムメーカーのキャンペーンイベントだそうで。味の選択肢は与えよう




*「まあ…そうですね」

*「ここら辺なら、お任せしてもいいですが」

新P「どうもありがとうございます」


新P(とはいえ…)

新P(これはまた…ちょっと…)

新P(………まあ新人にはこんなものか)



 ↓1 さあ、どれをやる

 1 お寺の修行体験案内のパンフ用写真撮影
 2 奇抜な味のガムメーカーの新作キャンペーン:五目アイス味
 3 コスプレイベントのサクラ




新P「この、コスプレ…なんとかかんとかというのは?」

*「コスプレのイベントがあるそうですが、そのコスプレに制限があって、ある作品のコスプレ限定らしいです」

*「まあ、分かっていない人がコスプレで人を集めようと企画したはいいものの、参加人数があまりにも少なさそうだということで…」

新P「…なるほど」

*「コスプレして、その場にいてくれるのみでいいので」

新P「分かりました」

*「適当にやっていただければいいですよ」

新P「…適当に」

*「ええ、てきとーに」



 ↓1 コスプレかぁー

 1~3 てけとーに
 4~6 何や赤兄さん、楽しげやん?
 7~9 プレスタさん…




新P「先日、連絡した通り、今日はコスプレ会場で、コスプレして適当に過ごしてもらえれば…………と思っていたんですが」

新P「…何がどうなったんですか?」


孔「…」←コスプレ

つぼみ「…えへ」←コスプレ

武「ヒャッハァー!!」←コスプレ


新P「異様にレベルの高いコスプレなんかして…」

新P「自前ですか、それ? 髪型までばっちり…本当に二次元から飛び出してきたかのような…」


武「まあ、血が騒ぐから? ちょぉーっとつぼみで、どんなもんかとコスプレん時のセットをしてやったわけさ」

つぼみ「してもらった」

武「そしたら、髪型だけばっちりってのもなー、と思うわけさ」

孔「作らされた」

つぼみ「みんなで作ったら、楽しかったよ」

武「やるからにはクオリティー上げていかねえとなぁぁ~?」


新P「…」

新P「やる気があるのは、いいんですが…」


武「さあ、乗り込むぜぇっ!」



 ↓1 ヒャッハァー!!!

 1~6 まあ、サクラですけんねー
 7~9 クオリティーの高さに注目を集めてしまった…




新P「…」スパ-

新P「…」


武「…」

孔「…」

つぼみ「…」

武「おう、何だこれ? 何するもんなんだ、そもそも?」

新P「まあ…イベント会場があっちの屋内にあって、そこで色々していて…」

新P「賑やかしで、マスコミ用にこんなにコスプレしている人も集まりました…という画ができればオーケーということで」

新P「周知が甘かったのか、コスプレイヤーがほとんど集まらなかったようで、大体が、我々と同じようにサクラですから」

新P「盛り上がりようもないですよ、このコスプレスペースについては」


武「何じゃそりゃああああっ!?」

つぼみ「…つまんない」

孔「…腹減った」

新P「…銀河に何か持ってこさせますけど、何弁当がいいですか?」


武「幕の内」

つぼみ「パスタのやつ」

孔「何とか丼みたいの」

新P「了解」



 ↓1 しょっぱい初仕事やったでぇ…

 好感度一桁分上昇



新P「もっと別の仕事を選んだ方が良かったかも知れないな…」

新P「…でも、もう仕方がないか」

新P「また次もあるだろうし」


 菅野孔 男 20歳 誕生日:9月
 体:4 頭:4 精:2
 歌:5.64 踊:2.00 容:3.00 表:1.00 演:2.33
 熱:2 道:3

 器用:手先がとても器用
 孤独の癒し:ひとりでいる時間を好み、長時間、他人と接しているとぐったりと疲れてしまう

 好感度:【87/都会人はこわい】
 メモ:孤児院出身なようだ
    飲み会中は空気と化すらしい
 動機:スカウトされた


 赤井武 男 22歳
 体:? 頭:? 精:?
 歌:1 踊:2 容:5 表:2 演:1
 熱:? 道:?
 好感度:【83/いやマジで】

 間宮つぼみ 女 13歳
 体:? 頭:? 精:?
 歌:3 踊:3 容:4 表:3 演:3
 熱:? 道:?
 好感度:【83/エスパー?】

 ユニット:Play of stars
 歌:3.00 踊:2.33 容:4.00 表:1.66 演:1.66
 状態:距離感
 持ち歌:スターライトシンドローム(未習得) デイブレイカー(39/134)



 今夜はここまで~
 おやすミケランジェロ!


 ~変なガム~

誠「…」クッチャクッチャ

葉子「あれ、まこちゃん…何食べてるの?」

誠「ん? ガム。もらいもんなんだけど。食うか?」

葉子「…まこちゃんがそういうの食べてるのって、珍しいかも…」

誠「何かよくもらうんだよな。ほら、葉子も食べてみろって」つガム

葉子「ありがとう…」パクッ

 モグモグ

葉子「~~~ッ!?」ブルルルルッ


葉子「なっ…ハッハッハッハッ…な、何…何味っ…?」ガタガタガタ

誠「くさやキムチ味」

葉子「っぷ…ごめ、トイレ…っ…」タタタッ

誠「…そんなにマズいか…?」


 ~変なガム、其の二~

ゆず子「え? 今さらガムの洗礼受けたのか?」

葉子「い、今さら…? 洗礼って…?」

ゆず子「いやー、あそこのガムメーカー、ごくごくごくごく超一部のマニアのバカ買いで成り立ってるらしくて、マズいのばっかなんだけどさ」

葉子「うん…何か……何とも言えなかった…」

ゆず子「ほら、まこちゃんって食いもの無駄にしないじゃん? ていうか、軽く味覚がおかしいじゃん?」

葉子「そこまで言い切る…?」

ゆず子「だから、食えちゃうんだよな、あそこのガム…。たまに超大当たりで激ウマもあるらしいんだけど…まあ、そうじゃないのもまこちゃんは食えるんだって」

葉子「そうなんだ…」

ゆず子「でもって…多分、うちの事務所はまこちゃんにあたしまでのアイドルは全員やられてる」

葉子「えええ…?」


 ~変なガム、其の三~

佑香「…」クチャクチャ

誠「…」クチャクチャ

タカシ「あれ? 2人して何食べてるの?」

誠「チョコタコス味!」

タカシ「チョコ…タコス…。ってあれ、佑香もガム食べてるの? おいしい…?」

佑香「…グー」グッ

誠「いるか?」

タカシ「うーん…でも、あたりのやつなのかな…? 佑香も食べてるなら…」

誠「ほい」

タカシ「いただきまーす」パクッ

 モグモグ…

タカシ「おっぼぶぶろ…!」

佑香「…」ニタァァァッ

タカシ「どっ…どうして…佑香がっ…おろろろろろ…」

佑香「佑香が食べてるのはただのコーラガムなのだ。むふふ…」

誠「えっ? そうだったのか?」


 ~傍から見たらデート~

純「あ、来た」

奏「待った?」

純「10分くらい。じゃあ行こっ、今日は俺の受験勉強疲れ解消デーだから、いっぱい遊ぶから」

奏「いいけど…」


純「猫カフェ行きたかったのに…怖くないのに…そうやって食わず嫌いみたいにしてるからいつまでも怖いってだけだと思うのに…」ブツブツ

奏「…だって、ひっかかれたもん…」

純「ご褒美だろ、むしろっ!」バンッ

奏「お店で騒がないで…」

純「やっぱさっきの猫カフェ…!」

奏「やだ…!」


純「買物まだ終わらないの…?」

奏「ねえ…これとこれ、どっちがいい…?」

純「……どっちでもいいんじゃないの?」

奏「…むっ」

純「は? 何で機嫌悪くなんの?」

奏「……別に…」ムスッ

純「はあっ?」


店員「ストロベリースペシャルパフェと、チョコレートサンデーです」

奏「…………そっちのも、おいしそう…」ジュルッ

純「…ちょっと食べる?」

奏「うん」

純「俺にもちょっとちょうだい」

奏「えっ?」

純「何で嫌がんの…? いいじゃん、もーらい」ヒョイパクッ

奏「あっ、もう…」


純「んんーっ、遊んだぁー!!」ノビッ

奏「…疲れた…」

純「お金とかほとんど俺に出させといて疲れたとか…」

奏「無理やりペットショップ連れてったくせに…」

純「文句多いな…蓮と遊べば良かった…」

奏「今日、ホーム行く?」

純「え、行かないの?」

奏「……ううん、晩ご飯食べたいから」

純「今日何かな?」

奏「…多分、そろそろカレー…?」

純「あー、カレーっぽい。カレーはいいけど、つけあわせ欲しいよな…。何か…ゆで卵くらいでもいいから」

奏「からあげつけてほしい…」

純「あ、今度、からあげ専門店いく?」

奏「!! 行きたい…!」


 ~誓ったリベンジ~

ミシェル「――心頭滅却せよ、俺。心頭滅却、心頭滅却」

ミシェル「…」

ミシェル「…」

ミシェル「丹田に練り上げた気を溜め、呼吸とともに瞬時に拳から打ち出す…」

ミシェル「ふぅぅー……」


ミシェル「…」

ミシェル「――波動拳!!」

 シュバァッ
 ドゴォォォォッ

ミシェル「…」

 パラパラ…


ミシェル「っ…ダメだ、こんなの波動拳とはまだ呼べない…!!」

夢「ミーに対する認識が最近、ガバガバになってきてるなあ…我ながら…」

ミシェル「手で触れて壊すなんて、誰にもできるのに…! 波動拳は手で触れることなく…! クソっ、一体どうすれば…!?」

夢「その内本当にものにしそう…」

中島敦の「名人伝」を
読ましてやりたいボク(^^)

そろそろやるでやんす~



 ―― 2月 2週目


新P「新曲のレッスンを急がないと今後の活動の見通しが立たない」

新P「だが…今の状況で、どれだけ早く習得できるものやら…」

新P「…」

新P「やれやれ…」


 菅野孔 男 20歳 誕生日:9月
 体:4 頭:4 精:2
 歌:5.64 踊:2.00 容:3.00 表:1.00 演:2.33
 熱:2 道:3

 器用:手先がとても器用
 孤独の癒し:ひとりでいる時間を好み、長時間、他人と接しているとぐったりと疲れてしまう

 好感度:【87/都会人はこわい】
 メモ:孤児院出身なようだ
    飲み会中は空気と化すらしい
 動機:スカウトされた


 赤井武 男 22歳
 体:? 頭:? 精:?
 歌:1 踊:2 容:5 表:2 演:1
 熱:? 道:?
 好感度:【83/いやマジで】

 間宮つぼみ 女 13歳
 体:? 頭:? 精:?
 歌:3 踊:3 容:4 表:3 演:3
 熱:? 道:?
 好感度:【83/エスパー?】

 ユニット:Play of stars
 歌:3.00 踊:2.33 容:4.00 表:1.66 演:1.66
 状態:距離感
 持ち歌:スターライトシンドローム(未習得) デイブレイカー(39/134)



新P「ともあれ、一歩ずつやらなきゃいけないか」

新P「先が長かろうが」


 ↓1 今週は

 1 レッスン
 2 新曲レッスン
 3 営業




新P「赤」

武「おう、色で呼ぶなよ」

新P「あなたの歌唱力が、どれだけヤバいかの自覚はありますか?」

武「ヤバい? ヤバいって? それはつまり、あれか?」

武「俺様の美声が――」

新P「ヤバいというのは、酷いという意味です」

武「けっ」

新P「マシになってください」



 ↓1 レッスン!

 何をレッスンする?



 孔 歌唱力:6.59
 赤 歌唱力:2.00


新P「ほう?」

新P「今日は成果があったようですね」


武「はっはっは!」

新P「孔はその調子で、歌をがんばってください」

孔「…分かった」

武「俺じゃねえの?」

つぼみ「ドンマイ」



 ↓1 好感度

 コンマ一桁分上昇




新P(歌については…まあ全体として見ても、赤個人をピックアップしても、最低限はクリア…といったところかな)

新P(こうなると、今度はダンスと表現力をどうにかしたい…)

新P(…特に表現力にいたっては孔と赤が壊滅的だし…ダンスはそれよりややマシという程度)

新P(…やれやれ)



 菅野孔 男 20歳 誕生日:9月
 体:4 頭:4 精:2
 歌:6.59 踊:2.00 容:3.00 表:1.00 演:2.33
 熱:2 道:3

 器用:手先がとても器用
 孤独の癒し:ひとりでいる時間を好み、長時間、他人と接しているとぐったりと疲れてしまう

 好感度:【91/都会人はこわい】
 メモ:孤児院出身なようだ
    飲み会中は空気と化すらしい
 動機:スカウトされた


 赤井武 男 22歳
 体:? 頭:? 精:?
 歌:2 踊:2 容:5 表:2 演:1
 熱:? 道:?
 好感度:【87/いやマジで】

 間宮つぼみ 女 13歳
 体:? 頭:? 精:?
 歌:3 踊:3 容:4 表:3 演:3
 熱:? 道:?
 好感度:【87/エスパー?】

 ユニット:Play of stars
 歌:3.66 踊:2.33 容:4.00 表:1.66 演:1.66
 状態:距離感
 持ち歌:スターライトシンドローム(未習得) デイブレイカー(39/134)



新P「新曲レッスンも並行してやっていかないとな…」

新P「…」

 カチッ
 カチッ
 カチカチッ
 カチカチカチッ

新P「ちっ…銀河、火!」



 ↓1 イベ?

 偶数 バレンタインデー?
 奇数 つぼみん…




 ガチャッ

武「んぉ?」

孔「…」

新P「……48分の遅刻」

つぼみ「…細かい」

新P「遅刻の理由は?」

つぼみ「居残りしたから…」

武「居残りぃ?」

新P「それは、学校に?」

つぼみ「そうだけど何?」


新P「…どうして居残りを?」

つぼみ「……………それは…」

新P「それは?」


 ↓1 つぼみん!!

 1~4 バカすぎて補習させられていた…
 5~9 バカすぎて掃除中にやらかしてその片づけで…?



新P「――なるほど」

武「ぶわっはっはっはwwwwwww」

つぼみ「笑わないで!」

武「だってwww だぁってよぉーwwww」

武「ぷっwwwww」

武「ぶわーっはっはっはっ!!wwwwww やっぱムリwwwwww」

つぼみ「~っ…」


新P「掃除中におよそ常人では考えられないことをやらかして、そのせいで色々とあって居残り片づけ…か」

新P「何というか、あなたは…」

つぼみ「何?」



 ↓1 台詞選択

 1 バカですね
 2 アホですか
 3 笑えますねwwww


フォロー出来ない…



新P「バカですね」

つぼみ「っ…」

つぼみ「……別に? それが何?」

武「言われ慣れてんのかよwwwww」

つぼみ「ふんっ」


新P「しかし、バカなままだと色々と困りますし…」

つぼみ「バカバカ言う方がバカって言うだし、気にしないもん、バーカ!」

新P「それわざとですか?」

つぼみ「え?」

新P「これはなかなか…」


新P「ともあれ、バカなままだというのはあまり良くはない」

新P「どうにかしたいところですね」

孔「どうにか?」

新P「どうにか」



 ↓1 行動選択

 1 バカ矯正のためには…やはりインテリをぶつけるべきだろうか?
 2 まずは、バカバカと言われ慣れている現状の打破から。プライドを持ってバカと呼ばれぬ行動をするように
 3 お勉強しろ、お勉強。まずはそこからだ




新P「まずは、つぼみ」

つぼみ「?」

新P「バカだ、バカだと言われ慣れている現状に問題があります」

新P「もうバカだと言わせないという心づもりを持つように」

つぼみ「………こころづもり」

武「あ、分かってねえ」

つぼみ「分かってるし」

孔「意味は?」

つぼみ「……………こ、心をこう…積む、みたいな…だから…」

新P「はい、辞書。ひいて」

つぼみ「…」パラパラ

つぼみ「…………ひく?」

新P「…」

武「筋金入りだな…」


新P「こんなことを言われていいの?」

つぼみ「何が?」

孔「分かっていなさすぎて気づかない逆に幸せなパターンか」

新P「かなりバカにされているんですよ、今」

つぼみ「そうなの?」

武「かなりな」

つぼみ「…バーカ!!」

孔「…」


新P「そこでバカと言い返すのではなく、見返してやろうというプライドを持ちなさい」

新P「考えが短絡的すぎるし、分からないことを分からないまま思考停止しているからこそ、バカなんです」

新P「二度とバカとは言われない、それをスローガンに行動をするように」

つぼみ「どうやって?」


 ↓1 台詞選択

 1 豊かな知識は読書経験から。1ヶ月に3冊のペースから始めましょう
 2 その辞書をあげるから、分からないことがあればその都度、引くように
 3 復唱、二度とバカとは言われない!




貴方「その辞書をあげるから、分からないことがあればその都度、引くように」

貴方「辞書の引き方は、孔、教えてあげなさい」

孔「…何で俺が」

貴方「赤だと隠語に線を引きそうだから」

武「さすがにそんな子どもじみたマネは卒業したわ! 高校で!」

貴方「…」

つぼみ「いんご…?」

孔「それはひかなくていい」


 ↓1 辞書作戦!!

 1~6 こいつ…漢字もちゃんと読めていないぞ…!?
 7~9 字が小さくて読む気がしないって…




 パラパラ…

つぼみ「心づもり…心づもり…」

孔「…あいうえお順だから、探せ」

つぼみ「…」

孔「…」

つぼみ「…………字がちっちゃい」

孔「…そういうもんだ」

つぼみ「………………ああもうっ、やだっ!」バシッ


武「すっげー、13秒で諦めた」

新P「学校でも辞書をひいてやる学習はあるだろうに…」

新P「…このバカはなかなか治りそうにないのか…?」



 菅野孔 男 20歳 誕生日:9月
 体:4 頭:4 精:2
 歌:6.59 踊:2.00 容:3.00 表:1.00 演:2.33
 熱:2 道:3

 器用:手先がとても器用
 孤独の癒し:ひとりでいる時間を好み、長時間、他人と接しているとぐったりと疲れてしまう

 好感度:【91/都会人はこわい】
 メモ:孤児院出身なようだ
    飲み会中は空気と化すらしい
 動機:スカウトされた


 赤井武 男 22歳
 体:? 頭:? 精:?
 歌:2 踊:2 容:5 表:2 演:1
 熱:? 道:?
 好感度:【87/いやマジで】

 間宮つぼみ 女 13歳
 体:? 頭:1 精:?
 歌:3 踊:3 容:4 表:3 演:3
 熱:? 道:?
 好感度:【87/エスパー?】

 ユニット:Play of stars
 歌:3.66 踊:2.33 容:4.00 表:1.66 演:1.66
 状態:距離感
 持ち歌:スターライトシンドローム(未習得) デイブレイカー(39/134)



新P「中1…13歳…」

新P「とはいえ、あれはかなりおつむが悪い…。改善の余地はあるだろうが、最後は本人のやる気次第…」

新P「どうなるやら…」



 ↓1 来週は

 1 レッスン
 2 新曲レッスン
 3 営業



 ―― 2月 3週目


新P「さあ、レッスンの時間です」

新P「…つぼみは、あれから、辞書は?」

つぼみ「…」フイッ

新P「…はぁ」


孔「やたら痛んでるのは、投げ出したせいか?」

武「ものは大事にしろー」



 ↓1 レッスン!!

 レッスンするのを選んでNE!!

 ※採用安価のコンマ二桁分上昇します…が
  6.00を超えた能力は×0.5の上昇率です
  7.00を超えると×0.03になっていきます
  端数は切り捨てられます



 孔 演:3.18


新P(ふむ…)

新P(孔の演技力は並…というところにはなったかな)

新P(歌があれだけできて、演技力もあるし…ミュージカルの仕事なんかはできるかも知れない)

新P(ただ、やはり表現力に難があるから、そこが今度はネックになるか…)


つぼみ「投げ出し…投げ出すこと…投げ出してあること…。料理屋などで…客が最初に金を渡し、その額に相当したまかないをさせること…」

武「へー、投げ出しってそんな意味あったのか」

孔「…相撲っぽい言葉の響きなのに、載ってないのか…」

つぼみ「…?」

武「って、お前が読んだのに意味分かってねえのかよ!」



 ↓1 好感度

 コンマ一桁分上昇

電子辞書を渡そう




新P「…」スパ-

新P「…」

新P「新曲のレッスンも、していきたいが…」

新P「しかし…まあいいか」



 菅野孔 男 20歳 誕生日:9月
 体:4 頭:4 精:2
 歌:6.59 踊:2.00 容:3.00 表:1.00 演:3.18
 熱:2 道:3

 器用:手先がとても器用
 孤独の癒し:ひとりでいる時間を好み、長時間、他人と接しているとぐったりと疲れてしまう

 好感度:【97/都会人はこわい】
 メモ:孤児院出身なようだ
    飲み会中は空気と化すらしい
 動機:スカウトされた


 赤井武 男 22歳
 体:? 頭:? 精:?
 歌:2 踊:2 容:5 表:2 演:1
 熱:? 道:?
 好感度:【93/いやマジで】

 間宮つぼみ 女 13歳
 体:? 頭:1 精:?
 歌:3 踊:3 容:4 表:3 演:3
 熱:? 道:?
 好感度:【93/エスパー?】

 ユニット:Play of stars
 歌:3.66 踊:2.33 容:4.00 表:1.66 演:2.33
 状態:距離感
 持ち歌:スターライトシンドローム(未習得) デイブレイカー(39/134)



新P「今は実力をつけさせた方がいい…」

新P「下積みなくして大成なし」


 ↓1 来週は

 1 レッスン
 2 新曲レッスン
 3 営業



 ―― 2月 4週目


新P「今日もレッスンです」

新P「…辞書は?」

つぼみ「忠言耳に逆らう…忠告の言葉は……とかく、相手の感情を害して…すなおに聞き入れられない…」

つぼみ「………とかく…?」

武「引っかかるのそこかよ」

孔「とにかく、って意味だろ?」

新P(辞書がまたかなりボロボロに…)

新P(だが…このボロつき具合はページをめくってできるものじゃないな…)



 ↓1 レッスン!!

 何をレッスン?



 表現:1.48


新P「…」

新P(ふむ…)

新P(まあ…そう簡単に良くなるものでもないか)

新P(しかし、不思議だな、孔は…)


つぼみ「ああもうっ、やだ!」バシッ

孔「…また投げた…」

武「紙って強いよなー、こういうのに」


新P(あれだけ歌はうまいのに、ただうまいと感じるのみでフックがない…)

新P(普通、歌なんて歌ってれば勝手に感情がこもるなりするだろうに…まるで音程をなぞる機械みたいな…)

新P(…それでいて、歌以外への執着があまりない…)

新P(…謎だな)



 ↓1 イベ?

 偶数 おいこら銀河こら
 奇数 レッスンばっかしてちゃあつまらーん、って



 prrrrr…

新P「もしもし」

銀河『…へるぷみー』

新P「何があった?」

銀河『だ、ダブルブッキング、して…僕がちょぉーっと勘違いして、スケジュールの擦り合わせを間違ったばかりに…』

新P「…」

新P「話が見えないけど」

銀河『…』

新P「だんまりを決め込む時間があると?」

銀河『命だけは…』

新P「取らないから全部洗いざらい言いなさい」



 ↓1 要するに銀河が他のアイドルのスケジュール間違っちゃって、プレスタが穴埋めしなきゃならんと

 1~3 よりにもよって、ミー案件かよ…
 4~6 蓮くんがやるはずだったモデルのお仕事
 7~9 ゆーがやるはずだった、小さな音楽イベントの司会




新P「仔細は分かった」

新P「以降、二度と同じ間違いをしないようにするための対策案を文書にまとめて提出すること。締切りは今日中で」

銀河『ええ?』

新P「あ?」

銀河『イエス、マム!!』

 pi


新P「音楽イベントの司会…か」

新P(定員は1名のみ…誰に任せるべきか…)チラッ


武「ばっか、下手だな、お前。こう、ピーナッツを投げる時のスナップが大事なんだよ、真上に投げるんだよ、真上に」

つぼみ「ピーナッツおいしい」ポリポリ

孔「何でそんなのを鼻でキャッチする芸を覚えてるんだ?」


新P「…」

新P(さて…誰に任せるべきか…)



 ↓1 誰にさせよう?

 1 孔
 2 赤
 3 バカ




新P(司会だし、多少のうざがらみには目をつむって、赤か…?)

新P「赤」

武「だから色で呼ぶなって」

新P「音楽イベントの司会の仕事を急遽やらなきゃいけないんだけど、やってみる?」

武「ほほう? 俺様をご指名たあ、分かってるじゃねえのよ」


新P「ただ、あくまで司会だから暴走はしないように」

武「任せなぁっ! ヒャッハァー!!」

新P「…大丈夫だろうか…?」



 ↓1 赤兄やん!!

 1~3 お、音楽イベントなんだけど…癒しの音楽とかいうインスト系のやつで、ちっちゃい会場で…赤兄やんの容姿は浮き浮きでっせ…
 4~6 ちょぉーっと奇抜だけど、まあ…許容範囲、かな? 緑髪モヒカンアーティストとかおるし
 7~9 うわぁ、完璧にこれは赤で正解案件やな




新P「ここが今日の現場です」

武「っほおー、まあまあ…なサイズか」

新P「10組のアーティストが登場して、あそこのステージでやります」

新P「転換中に演奏を終えたアーティストとトークをして場を繋げてください」

武「ふむふむ」


新P「今回のイベントのテーマは、灼熱の冬、ということだそうで…冬の寒さをぶっ飛ばすほど熱く煮えたぎるライブをする…ことだそうです」

武「おっもしろそうじゃねえの」

新P「こちらが、今回のアーティストの資料」ピラッ

武「ほうほう」

新P「ライムライトの橘夢の代役…ということで、やや、あなたを見る目は厳しくなっているものと思います」

武「ゆめちーの代役ねえ…」

新P「プレッシャーになります?」

武「なるはずねーだろぉ?」ニヤァッ



 ↓1 赤兄やん、不敵やな!?

 1~3 しどろもどろかっ!!
 4~7 安定
 8~9 これが元カリスマ美容師よ




武「いえー、やっは!!」

武「また俺が出たぜっ!」

<わぁー

<パチパチパチ


武「へいっ、今、演奏してた…あー…何とかバンド、カモン!!

*「何とかバンド言うな!」

<あはははっ


武「どうよ、冬はぶっ飛ばせた?」

武「どんだけ地球温暖化に貢献したよ?」

*「貢献しちゃいけないでしょうっての」

武「それもそうだ!」


新P(司会…?)

新P(まあ…でも一応、ちゃんと進行はできているし…)

新P(けっこうちゃんと、トークする相手のバンドから話を引き出せてもいるし…)

新P(赤流…とでも言っていいかも知れない具合だけど、安定感はあるな)



 ↓1 やるやんけ、赤兄やん

 1~6 無事に終わったぜ、ヒャッハァー!!
 7~9 仲良くなるの早すぎィッ!! 打ち上げまでお呼ばれしてたよ

コミュ力!




新P「どうもお疲れさまでした」

新P「無事に終われましたか」

武「俺を何だと思ってんだ?」

新P「音痴」

武「おい」


新P「けれど、あのやり方は万人に受けるものじゃないですね」

新P「ゆくゆくはお茶の間進出も視野に入れられますから、三世帯家族が安心して見ていられるようにやってください」

武「そんなのトガってねーぜ?」

新P「丸い部分とトガった部分を使い分けてほしい、ということです」


新P「ともあれ、今日は合格点を出せます」

新P「お疲れさまでした」

武「褒め言葉は素直に受け取ってやろう」



 ↓1 好感度

 赤だけ一桁分上昇



新P(アーティスト路線…で考えてはいたが)

新P(赤はバラエティーで輝ける人材なのかも知れない…)

新P(つぼみのバカさも、ハマればバラエティーで輝く可能性が…?)

新P(………ただ、孔だけはあまり向かなさそうだな)

新P(…まあいい)



 菅野孔 男 20歳 誕生日:9月
 体:4 頭:4 精:2
 歌:6.59 踊:2.00 容:3.00 表:1.48 演:3.18
 熱:2 道:3

 器用:手先がとても器用
 孤独の癒し:ひとりでいる時間を好み、長時間、他人と接しているとぐったりと疲れてしまう

 好感度:【97/都会人はこわい】
 メモ:孤児院出身なようだ
    飲み会中は空気と化すらしい
 動機:スカウトされた


 赤井武 男 22歳
 体:? 頭:? 精:?
 歌:2 踊:2 容:5 表:2 演:1
 熱:? 道:?
 好感度:【98/いやマジで】

 間宮つぼみ 女 13歳
 体:? 頭:1 精:?
 歌:3 踊:3 容:4 表:3 演:3
 熱:? 道:?
 好感度:【93/エスパー?】

 ユニット:Play of stars
 歌:3.66 踊:2.33 容:4.00 表:1.66 演:2.33
 状態:距離感
 持ち歌:スターライトシンドローム(未習得) デイブレイカー(39/134)



新P「銀河、例のは?」

銀河「…こ、こちらです…」

新P「…どれ」ピラッ

銀河「…」

新P「…」パラッ

新P「……やり直し」

銀河「」


 ↓1 来週の予定は

 1 レッスン
 2 新曲レッスン
 3 営業



 ―― 3月 1週目


新P「今日は新曲レッスンをします」

新P「あと2回のレッスンが習得ができればいいですが…」

新P「……本来はそれでも遅すぎる習得と思っておいてください」


武「きびしーな」

つぼみ「うん」

孔「…」

新P「事実しか言っていませんので」



 ↓1 新曲レッスン

 39/134
 コンマ二桁分上昇



 117/134


新P「いいペースです」

新P「次回もこれくらいやってくれれば文句はありません」


武「見たかっ!!」

つぼみ「見たか!」

孔「…好きだな、勝ち誇るの」

新P「本来、1度のレッスンで覚えきれる程度だと思っているんですがね」


武「…うるせ」

つぼみ「…勝ちほこる…」ペラッ



 ↓1 好感度

 一桁分上昇




新P「もう3月、か…」

新P「この調子だと、4月中にリリースができれば早いペース…って感じになるんだろうか」

新P「…しかし、それでまだようやくのスタートライン」

新P「まだまだか」



 菅野孔 男 20歳 誕生日:9月
 体:4 頭:4 精:2
 歌:6.59 踊:2.00 容:3.00 表:1.48 演:3.18
 熱:2 道:3

 器用:手先がとても器用
 孤独の癒し:ひとりでいる時間を好み、長時間、他人と接しているとぐったりと疲れてしまう

 好感度:【107/都会人はクール?】
 メモ:孤児院出身なようだ
    飲み会中は空気と化すらしい
 動機:スカウトされた


 赤井武 男 22歳
 体:? 頭:? 精:?
 歌:2 踊:2 容:5 表:2 演:1
 熱:? 道:?
 好感度:【108/見たかっ!】

 間宮つぼみ 女 13歳
 体:? 頭:1 精:?
 歌:3 踊:3 容:4 表:3 演:3
 熱:? 道:?
 好感度:【103/辞書おもい】

 ユニット:Play of stars
 歌:3.66 踊:2.33 容:4.00 表:1.66 演:2.33
 状態:辞書をめくり合う仲
 持ち歌:スターライトシンドローム(未習得) デイブレイカー(117/134)



新P「…レッスンばかりで、孔やつぼみは不満を抱かないだろうか…?」

新P「しかし、現状、歌の仕事なんてできやしないし…また意味不明のちょろくて小さな仕事をやっていくというのも…」

新P「やるべきことをやっていこう」



 ↓1 来週は

 1 レッスン
 2 新曲レッスン
 3 営業



 ―― 3月 2週目


新P「レッスンをします」

孔「…レッスンばかりだな」

新P「レッスンしないとならない状況だと理解してください」

孔「…」


つぼみ「…」ウトウト

武「…」スッ

 ガタッ

つぼみ「痛っ…」

武「おっもしれー、ダルマ落としみたいに辞書抜いたら頭下がったな」


新P「バカしてないでやりますよ」



 ↓1 レッスン!

 何をレッスン?




 表:2.40


新P「…」

新P「……孔」

孔「何だ?」

新P「…意外と、あなたは飲み込みが早いんですね」

孔「……そうか?」

新P「ええ。誉めてるんですから、喜んでおいてください」

孔「…分かった」



 ↓1 好感度

 コンマ一桁分上昇



孔(喜ぶ…喜ぶ…?)

孔(……)

孔「…」

孔「…」

孔「…?」


武「何百面相してんだ?」




 菅野孔 男 20歳 誕生日:9月
 体:4 頭:4 精:2
 歌:6.59 踊:2.00 容:3.00 表:2.40 演:3.18
 熱:2 道:3

 器用:手先がとても器用
 孤独の癒し:ひとりでいる時間を好み、長時間、他人と接しているとぐったりと疲れてしまう

 好感度:【110/都会人はクール?】
 メモ:孤児院出身なようだ
    飲み会中は空気と化すらしい
 動機:スカウトされた


 赤井武 男 22歳
 体:? 頭:? 精:?
 歌:2 踊:2 容:5 表:2 演:1
 熱:? 道:?
 好感度:【111/見たかっ!】

 間宮つぼみ 女 13歳
 体:? 頭:1 精:?
 歌:3 踊:3 容:4 表:3 演:3
 熱:? 道:?
 好感度:【106/辞書おもい】

 ユニット:Play of stars
 歌:3.66 踊:2.33 容:4.00 表:2.33 演:2.33
 状態:辞書をめくり合う仲
 持ち歌:スターライトシンドローム(未習得) デイブレイカー(117/134)



新P(ユニットとして全体で見た時…)

新P(ダンス、表現力、演技力が大体同じくらいにまで均された…ものの、やはり他に比べれば劣っている)

新P(…ひとつずつ、直していくしかないか)



 ↓1 イベ?

 偶数 ソクプロにようやくユニットの枠を越えた絡みが…!?
 奇数 つぼみんが、学校の期末テストでめちゃくちゃ悪い点数叩き出したそうです




 ガチャッ

夢「はぁー…」

新P「…」チラッ

新P(ライムライトの常識担当…橘夢…)

新P(作曲センスは並以下、常識から外れがちなシュルツ・ミシェルのストッパー女房役…)

新P(ひそかに自分が作った歌をCD化しようと画策はしているらしいが、クオリティーの問題からいまだに実現ができていないとか…)


 ガチャッ

純「おはようございまーす…」

新P(トレジャーシップのいじられ担当…金目純…)

新P(先日、中学校の卒業式を終えて無事に高校進学が決まったとか…)

新P(何かといじられていじめられて吼える、噛ませ犬みたいな役割なものの一生懸命さをほほえましく眺めるファンが多い…)


 ガチャッ


 ↓1 純くん + ゆー に加わるのは…?

 1 こーくん
 2 赤兄やん
 3 バカみん

パターン1
コミュ力のアカ、
 歌唱力のミドリ(山の主的な)
  馬カのキイロ(ピンクだと脳内ピンクが思い浮かぶ為個人的に、雛で脳内イエローみたいな)
パターン2
コミュ力のアカ
歌唱力のシカ
総合力のバカ

アカだけ仲間外れっぽい
何か良い案がないだろうか?




つぼみ「…」フラフラ

新P(またつぼみは、頭の悪そうな顔と姿勢で…)

新P(今日は一段とまた…バカっぽい)


夢「あれ? 純くん」

純「えっ? あっ…!!」

純「ど、どうしたの、こんなとこでっ?」

夢「どうもこうも…ちょっと立ち寄っただけだけど」


純(ラッキー!! ババアに言い包められて事務所におつかい行かされて来たけど夢ちゃんに会えるとか!!)

純(トレジャーシップって、綺麗なお姉さん枠がいないんだよな…うん、ババアはババアだし、奏はちょっとあれだし)


純「い、今、暇だったりするの?」

夢「うーん…まあ、ちょっとだけ?」

純「そうなんだ…」

純(あ、何かいい匂いしてきそう…)クンクン

純(そうそう…こう…ソースの香ばしい…ソース?)クルッ


つぼみ「はふはふ…」

純「…」グゥゥゥ

夢「すごい音…」

純「えっ? あ、やっ、ちょっ…あの…おい、何でこんなとこでたこ焼き食ってんだよ!?」

つぼみ「え? ダメ?」

純「匂いこもっちゃうだろ!」


つぼみ「…窓あけたら?」

純「そうじゃなくて…」

夢「そのたこやき、どうしたの?」

つぼみ「途中で売ってた」

夢「そうなんだ…たこ焼き…」ジュル

純「…………お、俺、夢ちゃんにたこ焼き買ってこよっか!?」

夢「え? いいよ、別に」

純「そう…」シュン


新P(というか…あの組み合わせは何なんだ…?)

新P(別に誰が誰と仲良くなってもいいけど…)



 ↓1 純くん × ゆー × みんみん

 偶数 しっかり者お姉ちゃん(ゆー)と、バカなばかりに面倒を見られる役のみんと、ゆーに構ってほしい年頃男の子(純くん)の三角関係?
 奇数 常識組2人×非常識枠1人なのさ




夢「あ、つぼみちゃん、口の周りにソースついてるよ」フキフキ

つぼみ「いいのに…」

夢「女の子なんだからダメでしょ」

純(……うらやましい…)

純(…俺も、ちょっとそういう感じになれば…夢ちゃんに拭いてもらえたり…?)

純(…………いやっ、いやでも、それってどうなんだ? 俺は男だし…何かこう、うん…うーん…)


夢「っていうか…その辞書、何? 辞書なんて持ち歩いてるの?」

つぼみ「…辞書ひけって言われた」

夢「何で…?」

純「電子辞書のが便利なのに」

つぼみ「壊すからダメって…」

純「どうやったら辞書壊すんだよ…」


夢「でも辞書って面白いよね…たまに、こんな言葉あったんだーっていうの載ってたりして。ちょっと見せて?」

 ペラペラ

純「!!」

純(夢ちゃんは辞書が好き…?)


夢「…あ、つぼみちゃん、漢字でちゃんと載ってるよ?」

つぼみ「何が?」

夢「つぼみ、って意味。まだ咲いてない花と…将来が期待されるけどまだ一人前じゃない者、だって」

夢「いい名前だね」

つぼみ「……うん」


純「お、俺はっ? 純って載ってるっ?」

夢「え? えーと…純くんは…」パラパラ

夢「調べるまでもなく、漢字のイメージままでいいんじゃない?」

純「」


新P(…………そう言えばあの3人の年齢は、下から13歳、15歳、17歳…丁度2歳差ずつか)

新P(だからどうしたって感じではあるけど)



 ↓1 以上、じゅんみんゆーでした

 偶数 純くんは誰と混じっても不憫なのかも知れない
 奇数 ゆーって隠れ愉悦キャラよね、しかも本人無自覚の


 ちょいQK
 ちょいだから、30分しないで戻れたら戻りたいくらいのQK

P2人は人間味稀薄だしババアは性格ねじ曲がってるしゆーはだめんずうぉーかーの気有りだしあとバカだし
純くんにはもうピュアエンジェル奏ちゃんしかいませんね


 >>407

純「…夢ちゃんが、だめんずうぉーかー気質なら…ワンチャン…?」

純「…だめんず…だめんずになれれば…でもだめんずって…」

純「………蓮…? それとも…銀河…?」



 ―― 3月 3週目


新P「学生組は春休み突入か…」

新P「ふむ…」

銀河「あー、俺も長期休暇がほしい…」

新P「つい最近まで長い夏休み中だったクズが今さら何を…」

銀河「何をぅっ!?」

新P「あ?」

銀河「さーせん」


 菅野孔 男 20歳 誕生日:9月
 体:4 頭:4 精:2
 歌:6.59 踊:2.00 容:3.00 表:2.40 演:3.18
 熱:2 道:3

 器用:手先がとても器用
 孤独の癒し:ひとりでいる時間を好み、長時間、他人と接しているとぐったりと疲れてしまう

 好感度:【110/都会人はクール?】
 メモ:孤児院出身なようだ
    飲み会中は空気と化すらしい
 動機:スカウトされた


 赤井武 男 22歳
 体:? 頭:? 精:?
 歌:2 踊:2 容:5 表:2 演:1
 熱:? 道:?
 好感度:【111/見たかっ!】

 間宮つぼみ 女 13歳
 体:? 頭:1 精:?
 歌:3 踊:3 容:4 表:3 演:3
 熱:? 道:?
 好感度:【106/辞書おもい】

 ユニット:Play of stars
 歌:3.66 踊:2.33 容:4.00 表:2.33 演:2.33
 状態:辞書をめくり合う仲
 持ち歌:スターライトシンドローム(未習得) デイブレイカー(117/134)


女社長「キミ」

新P「っ…はい?」

女社長「どうだね、プレイオブスターズは?」

新P「今はレッスンを重ねて、実力を伸ばしているところです」

女社長「そうか…」


 ↓1 ソクプロの社長さんはクール属性

 偶数 夏にソクプロのオールスターをしたいから準備しときって
 奇数 仕事もせえよ、ってさ

つか、今更ながらトレジャーの男性陣は決める時は決めるタイプだよな。
なんやかんやで非常識にはなり切れていない感じ。



女社長「ちゃんとアイドルとしての活動もさせてあげなさい」

女社長「レッスン漬けではつまらないでしょうから」

新P「…分かりました」

女社長「あと銀河くん」

銀河「はいっ」

女社長「…これらの経費は、落とさせないように」ピラッ

銀河(あっ、これ俺がこっそり落としたやつ…)

女社長「業務上横領…などと言われないように、心がけなさい?」

銀河「……ハイ」



 ↓1 今週の予定は

 1 レッスン
 2 新曲レッスン
 3 営業




新P「今日はデイブレイカーを完成させるつもりでやってください」

新P「いいですね」

武「いっつも本気だぜ」

新P「それはタチの悪い…」

武「ヘイ」


つぼみ「ふわぁ…」

つぼみ「…眠い…」

孔「春は曙…」

つぼみ「……春はお相撲さん?」

孔「…辞書ひけ」



 ↓1 新曲レッスン!

 117/134

 コンマ二桁分上昇



 デイブレイカー 習得完了


新P「よし…ちゃんとできたようですね」

武「言っただろうが!」

新P「ええ、有言実行ご苦労さまです」

つぼみ「やっと…」

孔「…長かった」


新P「次回からはA面曲のスターライトシンドロームをやっていきます」

新P「いいですね」

 『はーい』



 ↓1 おや?

 偶数 まだ時間があるな…次の曲入るか
 奇数 なに、事務所宛てのオファー? 人数の都合で全員参加?

つぐみんは辞書イベ、赤やんは音イベ司会。
アレ、孔くん、孤独の癒しの裏効果発動中かな?




新P「ん…?」チラッ

新P「……まだ時間があるようですね」


武「あん? 早く終わったんだから解散――」

新P「お金を払ってこの場所を使ってるんで、時間は無駄にしたくありませんね」

新P「スターライトシンドロームもやってしまいましょう」

武「おーまいがっ」



 スターライトシンドローム
 歌:4 踊:2 表:4

 Play of stars
 歌:3 踊:2 表:2


 歌唱力 & 表現力 不足

 4.00 ー 3.66 = 0.34
 4.00 ー 2.33 = 1.67

 0.34 + 1.67 = 2.01



 ↓1 スターライトシンドローム

 0/201

 コンマ二桁分上昇



 15/201


新P「…最速でも、あと2回か…」

新P「少し厳しいな…」

新P(しかし…もうすぐ4月になってしまう…)

新P(予定よりもペースがかなり遅れてしまっているな…)

新P(何か、手を打った方がいいんだろうか…?)


武「花見してえな…」

孔「…また、新年会みたいなバカ騒ぎするのか?」

武「いいな」

つぼみ「……色々やだ、それ」



 ↓1 好感度

 コンマ一桁分




新P「…うーん」

銀河「どしたんすか、ボス?」

新P「…どうやったら、あなたのその無駄口ばかりの口にチャックをつけられるか」

銀河「えっ」

新P「冗談」

銀河「…わかりづれえええ…」

新P「冗談なのは2割だけだからそうかも知れないわね」

銀河「」



 菅野孔 男 20歳 誕生日:9月
 体:4 頭:4 精:2
 歌:6.59 踊:2.00 容:3.00 表:2.40 演:3.18
 熱:2 道:3

 器用:手先がとても器用
 孤独の癒し:ひとりでいる時間を好み、長時間、他人と接しているとぐったりと疲れてしまう

 好感度:【117/都会人はクール?】
 メモ:孤児院出身なようだ
    飲み会中は空気と化すらしい
 動機:スカウトされた


 赤井武 男 22歳
 体:? 頭:? 精:?
 歌:2 踊:2 容:5 表:2 演:1
 熱:? 道:?
 好感度:【118/見たかっ!】

 間宮つぼみ 女 13歳
 体:? 頭:1 精:?
 歌:3 踊:3 容:4 表:3 演:3
 熱:? 道:?
 好感度:【113/辞書おもい】

 ユニット:Play of stars
 歌:3.66 踊:2.33 容:4.00 表:2.33 演:2.33
 状態:辞書をめくり合う仲
 持ち歌:スターライトシンドローム(15/201) デイブレイカー



新P(つぼみが、今は春休み中…)

新P(春休みというのは宿題などもないから…自由につぼみの時間を使える)

新P(現在ほぼニート状態の孔と赤の持て余されている時間も鑑みて…何かするべきか?)



 ↓1 どうする!?

 1 強化合宿やな
 2 新曲習得合宿やな
 3 いや、何もすまい…あんまり稼いでない身として予算を使うのはな…




新P「…銀河」

銀河「ういーっす」

新P「このリストの順に電話かけて。1週間使いたいって」

新P「日程は、ここからここまでで」

銀河「何すかこれ…?」

新P「合宿」

銀河「合宿?」

新P「この機会に、ちょっとやるの」



 ↓1 強化合宿とは!! 成長能力をグンと上昇…させられたらいいな、という合宿であーる!!

 偶数 割とノリのいいプレスタ
 奇数 集団生活とかまじだりぃーっていう飽きがきてるプレスタの野郎ども



 ―― 3月 4週目


新P「本日より、プレイオブスターズ強化合宿を行います」

新P「合宿の目的は、集中的にレッスンを行い、普段よりも高いレッスン効果を得ること」

新P「いいですね」


武「っしゃこいやオラァっ! いい響きじゃねえか、合宿!」

つぼみ「修学旅行みたいで楽しそう…」

孔「…」


新P「よろしい」

新P「ではまず、手始めに」



 ↓1 手始めに?

 1 全員分、体力がどんな程度か見ておこう
 2 短所克服レッスンで
 3 合宿中の炊事や掃除などの当番を決めます




武「手始めに?」

つぼみ「何?」

新P「短所克服レッスンをします」

孔「…短所、克服」

新P「弱点だらけですので」


武「やる気出ること言おうぜ、そこはよっ!」

新P「反抗心と克己心を出していただければけっこう」

新P「さあ、やりますよ」



 短所克服レッスン!!

 ↓1 ダンス

 ↓2 表現力

 コンマ二桁×0.5上昇

連投じゃね
今さらあれだけど

>>440 すまんご抜かってたんご お詫びに両方とも+0.10しとくんご



 ダンス:2.47
 表現:2.82


新P「…ふむ」


武「ゼェッ…ゼェッ…」

孔「…」ポタポタ

つぼみ「…」プシュ-


新P「さ、夜は長いのでもう一丁」

武「鬼か、あんたはっ!?」

新P「どうぞ、好きに罵ってください」

孔「鉄面皮」

新P「…」

新P「エロガッパ」

孔「!!?」


つぼみ「エロガッパ…?」ペラッ

武「さすがに載ってねえよ…」

孔「エロガッパじゃない…ぞ」

新P「おや、誰に対して言ったわけでもないのに反応するとは…自覚が?」

孔「っ…」


 ↓1 どこのPさんも合宿では鬼と化す…?

 偶数 むしろ壁Pより新ちゃんのがきびしーやで
 奇数 いや、アメとムチさ、大事なのは




新P「ま、冗談ですが…」

武「分かりにくっ」

新P「夜通しやるなんて、非効率的ですから」

新P「1時間ほど休憩にしましょう。その間に夕飯の支度をしておきますから」

つぼみ「…プロデューサー作るの?」

孔「……作れる…のか?」

新P「わたしを何だと?」

武「…鉄面皮」

新P「……鳥の巣ヘッドが…」

武「あんだとぉっ!?」


 ・
 ・
 ・


新P「さ、どうぞ。召し上がりなさい」

 ズラララァッ
 ホカホカ…

武「なっ…何だ、このメシっ…?」

孔「…うまそう…だと…?」

つぼみ「いただきます」パクッ

つぼみ「っ…!? お、おいしい…」パクパク

武「マジで…? ステロイドとか入ってんじゃねえの…?」

孔「…興奮剤とか…」

新P「おや、薬漬けがご所望なら、用意しますが」

武「いるかっ!!」

孔「用意できるのか…」



 ↓1 新ちゃんの食事は超高級ホテルのレストラン並みぃっ!!

 偶数 お陰様でメシだけを希望に厳しいレッスンに精が出るようで
 奇数 おう銀河、何で混ざっとる?




武「ちきしょー…うめえ…」

孔「…」モグモグ

つぼみ「…」モグモグ

武「…」モグモグ


新P(よし…餌付け完了…)

新P(これで明日からは、もっと厳しくしても耐えられるはず…)



 ↓1 翌日のメニューは

 1 引き続き、苦手克服メニュー
 2 集中レッスン・極
   ※「2」選択時は、何のレッスンをするか併記してね

あれ、連取なっとる?




新P「さて、今日は表現力の集中的なレッスンをしていきます」

新P「気合い入れてやってください。特に赤と孔」

武「色で呼ぶな」

新P「色で呼ぶなら、赤と金と呼びます」

武「ヘイ、ヘイ、ちょぉーっと言いたいことあるぞ」

孔「やだな…」

新P「歌には表現力も必要ですので」



 ↓1 極!!

 コンマ二桁×1.5上昇
 +
 コンマ最低値50保証!!最低75は上がるZO!!



 表現:3.57


新P「やればできるものですね」

孔「」

武「」

つぼみ「」

新P「…じゃあ、夕食の支度をしてくるので」

新P「いつまでもそこでぶっ倒れていないでくださいね」


新P(とはいえ…想定よりも上達は見込めなかったな…)

新P(仕方がないか…?)



 ↓1 合宿最終日

 1 苦手克服メニュー・極
 2 集中レッスン・極
   ※「2」選択時は、何のレッスンをするか併記してね
 3 新曲習得レッスン・極




新P「では、最終日ですし…」

新P「スターライトシンドロームのレッスンでもやりましょうか」

武「くそぉぉ…」

孔「つらいのが分かってるのに…」

つぼみ「…晩ご飯のためなら…」

新P(こっちの目論みは成功しているのか…)

新P「始めますよ」


 ↓1 極!!

 15/201

 コンマ二桁×1.5上昇
 +
 コンマ最低値50保証!!最低75は上がるZO!!



 105/201


新P「…ようやく、これで習熟は半分程度か」

新P「けど、マシになったと言えばマシ…か?」

孔「」

武「」

つぼみ「」

新P「…ふむ」


 ↓1 行動選択

 1 最終夜なんだから、夜通しやっても問題あらへんがな? なぁ?
 2 まあ、これで勘弁しておいてあげようか



 中途半端だけど、またもやQK!!
 再開は…てっぺん前には…したいな?



新P(最終夜だし、明日に響くくらいしごいてもいいけど…)

新P(それは勘弁しておこうか)

新P「着替えて1時間後に食堂集合」

新P「1秒でも遅れたら食事抜き。以上、解散」


孔「…」

武「…」

つぼみ「」


孔「…腹減った」

武「メシぃ…」

 ピクッ

つぼみ「ご飯…」ムクッ



 ↓1 好感度

 偶数 アメとムチ効果なのか、15くらい上がるよ
 奇数 ムチ比率が多かったかな? 3下がるよ

プロデューサーは合宿で鬼になる



新P(強化合宿が終わって…)

新P(………あまり、大きな変化はなかったな…)

新P(やはり、もっと何かを重点的にやった方が…?)

新P(…いや、そういう問題でも…)


新P「…こういう時もあるか」

新P「もう4月…。早く新曲を仕上げたいな」



 菅野孔 男 20歳 誕生日:9月
 体:4 頭:4 精:2
 歌:6.59 踊:2.47 容:3.00 表:3.57 演:3.18
 熱:2 道:3

 器用:手先がとても器用
 孤独の癒し:ひとりでいる時間を好み、長時間、他人と接しているとぐったりと疲れてしまう

 好感度:【114/鉄面皮】
 メモ:孤児院出身なようだ
    飲み会中は空気と化すらしい
 動機:スカウトされた


 赤井武 男 22歳
 体:? 頭:? 精:?
 歌:2 踊:2 容:5 表:2 演:1
 熱:? 道:?
 好感度:【115/クールな鬼】

 間宮つぼみ 女 13歳
 体:? 頭:1 精:?
 歌:3 踊:3 容:4 表:3 演:3
 熱:? 道:?
 好感度:【110/おに(漢字が書けない)】

 ユニット:Play of stars
 歌:3.66 踊:2.33 容:4.00 表:2.66 演:2.33
 状態:同じ釜の飯を食べた中
 持ち歌:スターライトシンドローム(105/201) デイブレイカー



新P「…あまりゆっくりもしたくない」

新P「もう4ヶ月になるし…」



 ↓1 4月1週目の予定は!?

 1 レッスン
 2 新曲レッスン
 3 営業



 ―― 4月 1週目


新P「昨日の今日で――などとは思わないように」

新P「さっさと新曲を仕上げましょう」


武「またか…」

つぼみ「まだやるの…?」

新P「あと弱音も吐かないように」

孔「…」

新P「さあ、始めましょう」



 ↓1 新曲レッスン!

 105/201
 コンマ二桁分上昇



 192/201


新P「いいんじゃないですか?」

新P「次で仕上げて、その翌週にレコーディングをして…ようやく予定が立ちそうです」

孔「そうか…」

武「見たか…」

つぼみ「はあ…」


新P「合宿をして良かったですね」

武「もうごめんだぞ」

つぼみ「つらかった…」

孔「確かに…四六時中、人がいるなんてな…」

武「そこじゃねえよ?」



 ↓1 好感度

 一桁分上昇



武「このコミュ障がっ、飲屋街梯子酒の旅の刑だ!!」ガシッ

孔「金ない」

武「俺が奢ってやるっ!」

 ズルズル…
 バタムッ


つぼみ「……はしござけのたび…?」ペラッ

新P「余計な言葉を覚えなくてけっこう」パタンッ


 菅野孔 男 20歳 誕生日:9月
 体:4 頭:4 精:2
 歌:6.59 踊:2.47 容:3.00 表:3.57 演:3.18
 熱:2 道:3

 器用:手先がとても器用
 孤独の癒し:ひとりでいる時間を好み、長時間、他人と接しているとぐったりと疲れてしまう

 好感度:【123/鉄面皮】
 メモ:孤児院出身なようだ
    飲み会中は空気と化すらしい
 動機:スカウトされた


 赤井武 男 22歳
 体:? 頭:? 精:?
 歌:2 踊:2 容:5 表:2 演:1
 熱:? 道:?
 好感度:【124/クールな鬼】

 間宮つぼみ 女 13歳
 体:? 頭:1 精:?
 歌:3 踊:3 容:4 表:3 演:3
 熱:? 道:?
 好感度:【119/おに(漢字が書けない)】

 ユニット:Play of stars
 歌:3.66 踊:2.33 容:4.00 表:2.66 演:2.33
 状態:同じ釜の飯を食べた中
 持ち歌:スターライトシンドローム(192/201) デイブレイカー



新P(あと1度のレッスンで、新曲を覚えきれるはず…)

新P(これでようやく音楽活動ができる…)

新P(長かった…)



 ↓1 今後のプラン

 1 デビューコンを華々しく
 2 この調子でレッスンをしつつ、また新曲を依頼して覚えて…の繰り返し
 3 歌仕事をやったら、別の方面の仕事もちょいちょい手を出してこうか




新P(とりあえず、音楽の仕事をしたら…それ以外の仕事も少しずつ手を出すか)

新P(まあ、何にせよ、CDデビューをしてからということになるけど)

新P「…銀河、コーヒー」

銀河「ういー」

新P「…」ズズッ

新P「……マズい、淹れ直し」

銀河「えええ…?」



 ↓1 イベ?

 偶数 特になし 
 奇数 社長が、仕事せえよ、って




新P「…」ズズッ ←淹れ直させた

新P「…」

銀河「…」ドキドキ

新P「…缶コーヒー、買ってきなさい」

銀河「」


新P(さて、来週は…)

新P(一気に新曲を仕上げる、か…?)



 ↓1 来週は

 1 レッスン
 2 新曲レッスン
 3 営業



 ―― 4月 2週目


新P「…」

新P「ずっと同じことでは飽きるでしょうから」

新P「今日は、通常のレッスンで」

武「レッスン以外させろよなぁ…飽きる云々抜かすならよぉ?」

つぼみ「飽きた…」

孔「…」


新P「文句があるなら、人並みになってからにしてください」

新P「ド新人がレッスンを嫌がろうだなんて億万年早い」



 ↓1 レッスン!

 何のレッスン?



 孔 踊:3.19
 武 踊:3.00


武「はぁぁ…」

武「騒がしさが足りねえ」

つぼみ「さわがしさ?」

武「何つーの、魂のリビドーが? プリミティブな衝動を掻き立てるっつーの?」

つぼみ「りび…ぷ…ぷりみ…?」

孔「適当なこと言ってるだけだろ?」

武「はああ…お祭り騒ぎがどっかにねえかな…?」



 ↓1 好感度

 コンマ一桁分上昇




新P(ダンスは…3人とも大体、横並びの実力にはなった…か)

新P(というか…前はつぼみがもっとも平均化されていたけど、孔が歌だけ突出して、他はおおよそ人並みになった…)

新P(レッスンばかりした、というのもあるけど、やはり上達は早い…)

新P(……手先だけじゃないのか? 器用なのは…)



 菅野孔 男 20歳 誕生日:9月
 体:4 頭:4 精:2
 歌:6.59 踊:3.19 容:3.00 表:3.57 演:3.18
 熱:2 道:3

 器用:手先がとても器用
 孤独の癒し:ひとりでいる時間を好み、長時間、他人と接しているとぐったりと疲れてしまう

 好感度:【123/鉄面皮】
 メモ:孤児院出身なようだ
    飲み会中は空気と化すらしい
 動機:スカウトされた


 赤井武 男 22歳
 体:? 頭:? 精:?
 歌:2 踊:3 容:5 表:2 演:1
 熱:? 道:?
 好感度:【124/クールな鬼】

 間宮つぼみ 女 13歳
 体:? 頭:1 精:?
 歌:3 踊:3 容:4 表:3 演:3
 熱:? 道:?
 好感度:【119/おに(漢字が書けない)】

 ユニット:Play of stars
 歌:3.66 踊:3.00 容:4.00 表:2.66 演:2.33
 状態:同じ釜の飯を食べた中
 持ち歌:スターライトシンドローム(192/201) デイブレイカー



新P(ともあれ、孔はあの性格がな…)

新P(あまりアイドル向きではないというか、消極的というか…)



 ↓1 イベ?

 偶数 孔のキャラについてミーティング
 奇数 新年会の二の舞になるか、ソクプロ花見大会




武「っつーかよ、孔ちゃんよぉ?」ノシ

孔「重い、肘乗せるな」

武「昔っから思ってたけど……暗い」

孔「…仕方ない」

武「何が?」

孔「………これが性分だ」

つぼみ「……しょー、ぶん…」


新P「性分はともかく、確かに…少しあなたの性格はアイドルとしては問題がありそうなものね」

孔「…仕方ない」

武「仕方ないで諦めていいのは身長とハゲだけだぜぇ?」

孔「美容師がハゲを仕方ないものにするな」

武「元だからいーんだよ」


新P「いっそ、何かキャラづけしたらいいかも知れない」

武「おおっ、いいじゃん」

孔「…」

つぼみ「キャラ、づけ…」ペラッ

孔「それは載ってないぞ、多分」

つぼみ「…何でそういうの分かるの…?」


武「ぃよーしっ、じゃあ孔ちゃんのキャラ変しようぜ、キャラ変」

孔「気軽に言うな…。大体、キャラ変って…」

新P「まあ…幸か不幸か、ロクに仕事をしていない状態で世間的にアイドルとしての菅野孔というのはさっぱり認知されていない」

新P「それなら、この時点で仕事中にどういうキャラとして推しだすかというのは間に合う」

孔「いるのか…?」

武「暗いんだって、お前。辛気くさいっつーの?」

つぼみ「しんき、くさい…」ペラッ

孔「調べなくていい」

新P「調べなさい」


新P「キャラというのはアイドルには重要なものだ」

新P「ただ暗いだけ、辛気くさいだけ、では使いにくい。そこで、暗いなら暗いなり、辛気くさいなら辛気くさいなりに、何か特徴を持たせなければならない」

新P「それがフックになって孔に興味を持つきっかけになり、ひいてはプレスタへの興味のきっかけにもなりうる」

新P「同じ無口系でも、トレジャーシップの榊蓮は寡黙ボケという独自のスタイルを持っている。そういう風に注目させる工夫がいる、と言っているのだ」

孔「…いらない気がする…」



 ↓1 孔のキャラ変

 1 あえての毒舌キャラとか?
 2 低血圧王様、略して低王様キャラとか?
 3 その他、なんかこう、演じさせるキャラを提案して
 4 キャラ変はしないどく?




新P「仕事の時だけ、それを演じればいいっていうだけなんだから難しくないでしょ」

孔「めんどい…」

武「めんどいじゃねえんだよ、お仕事はよぉ~」

新P「赤の言う通り」

武「はっはー!」

つぼみ「めんどい…」ペラッ

新P「それは載ってない」


孔「…だからって、演じるとか…」

新P「そんなに面倒臭いなら、そのまま…低血圧キャラ?」

武「弱くねぇ? ……なあつぼみ、アイドルって言ったらどんなだ?」

つぼみ「え? …えと………王子様?」

武「……王子様って面じゃねえな」

孔「そっくりそのまま返す」

新P「じゃあ、王様?」

孔「こいつがぁ?」

新P「低血圧王様、略して低王様キャラ」

新P「やる気がなくて甲斐性もなくて意気地もない…ものの、歌唱力の一点のみで村長しなければならないので、あなた達が面倒を見る」

新P「そういう設定で、底王様キャラというのは?」


孔「それは…俺は何をするんだ?」

新P「傍若無人に振る舞う」

武「おもしれえじゃんかwwwwww」

つぼみ「……アイドル…って…何?」ペラッ

つぼみ「ぐうぞう…崇拝されるひと…あこがれの的…」

つぼみ「…これが…?」


新P「試しに、孔。低王様をやってみて」

孔「無茶ぶりを…」

武「いいからやれって、孔ちゃんっ」ノシッ


孔「…」

孔(低王様って…何だ…? 傍若無人とか言われても…)


 ↓1 孔はどうした!?

 1 特技:流し目冷視を習得した
 2 デカい態度を取った
 3 毒舌になった!!




武「ほれ、低王様っ」

孔「…」スッ

武「おおっ…何だ、その冷てえ眼差しっ!?」

孔「…ひれ伏せ」

武「ははー……って何でだよっ!?」

孔「いや、イメージで…」

新P「…………まだ、やや弱いが」

孔「…そんなこと言われても困る」

つぼみ「でも結局暗いままじゃん」


新P「いや、それを底王様というキャラのせいにして、赤とつぼみがフォローをする」

武「おおう?」

つぼみ「……ふぉろー」

新P「ひれ伏せ、と言われたら過剰に歌唱力を持ち上げつつ、それ以外がてんでダメだとばかりに落として笑いに転換することもできる」

新P「そういう周りの反応というのはユニットだからこそ作り上げられるもの」

武「…お、おう」

孔「よく分かってないだろ?」

武「じゃあお前分かってんのか?」

孔「分かってる」

つぼみ「どういう意味?」

孔「…………俺が偉くなる」

新P「……まあ、方向性としては、そういう感じで」

武「うわ、めんどくせっ」

つぼみ「?」


新P「ともかく、低王様を活かすも殺すも、赤とつぼみ次第」

新P「うまくやってちょうだい」

孔「…うまくいくのか…?」



 ↓1 孔は低王様になった!!

 偶数 あとはチームワークやな
 奇数 低能様とは言っちゃいけない





新P「…低王、か」

新P「………本当に何かとできてないのは赤だけど…」

新P「この際、触れるまい…」

新P「とにかく、キャラづけをしたって、そんなのはオマケの副産物」

新P「あくまでパフォーマンス勝負…」

新P「そこからは逸れないようにしなければ」

新P「……早めに新曲を習得しておきたいな」



 今夜はここまで
 おつかレインコート!!


 ~ゆず香るラジオ~

香「スパイスネーム、甘味唐辛子さん」

香「ゆずさん、香様、今晩は。葉子ちゃんとまこちゃんが同棲をする番組を見ました、1日目に振り回されていた葉子ちゃんが2日目に主導権を握って料理をまこちゃんに供する場面がとても微笑ましかったです」

香「さて、香様とゆずさんは結婚生活で相手にやってあげたいこととかあったりしますか? 後はやって欲しいこととか…ゆずさんは家事や仕事など以外の意見をお願いします」


ゆず子「何で家事仕事以外なんだよ? おう? おおう? 甘味唐辛子、喧嘩売ってんのか?」

香「お前のことだから仕方ない措置だな」

ゆず子「けっ」


香「結婚生活で、相手にやってあげたいこと…か」

ゆず子「やってもらいたいことは腐るほどあったけど…先に封じられたし…」

香「お前は奉仕の精神を少し知るべきだな」

ゆず子「ご奉仕なんて一銭の得にもなりゃしねえしめんどいだけだろうに…」


香「どんな相手と結婚するか、という点にも多く関わるから一概には言えないが、僕は僕自身の楽しいと思うことを知ってもらいたいな」

ゆず子「あー、香様っぽいわ」

香「そう多く休日をもらえる生活はしていないが、長めの休みが取れたのならば旅行に連れていってやりたい」

香「旅の先々のおいしいものや、あまり口に合わなかったものなんかを食べ合うのも楽しいだろうな」

ゆず子「一緒に思い出作りましょうって感じ?」

香「結婚というのは幸せになるためのものだろう」

ゆず子「ほへー…香様と結婚できるのは幸せになりそーなもんだな、おい…」


香「お前はどうなんだ?」

ゆず子「んー…………やってほしいこと…家事、仕事以外…」

ゆず子「………ゲーム?」

香「ゲーム?」

ゆず子「いや、ゲームくらいなら? 別に一緒にやってもいいんじゃねえのと思って」

ゆず子「ゲームの世界を救えるくらい?」

香「どんな廃人プレーを一緒にやるつもりだ…」

ゆず子「ちっちっちっ、遅れてるなあ、香様? 廃人プレー? ノンノン、課金よ、課金。今は課金の時代やでぇ?」

香「そのみょうちきりんな関西弁はやめろ、腹が立つ」

ゆず子「とりあえず? 旦那様にはわんさか稼いできてもらってー、あたしがじゃぶじゃぶと湯水のごとく課金してー、ネトゲの世界を救う、的な?」

香「…そうか」

ゆず子「香様その哀れな眼差しやめいっ!」

香「すまんな、目は口ほどにものを言うんだ」

ゆず子「喧嘩売りすぎぃっ!!」


 ~ピッカピカの純くん~

純「今日から高校生だぜ!」

愛「正確には4月1日からよ。だから…数日前ね」

蓮「サイズ合ってないぞ、制服。一回り小さくしてもらえ」

奏「ネクタイ…結べてない」

純「ちょっとはおめでとうとか言えよっ!」

純「大体、正確にはとかいらないから、気持ちの問題だから、気持ちの!!」

純「あと制服は背が伸びるのを見越して大きめに作ってもらってんの!」

純「ネクタイは……毎日結ぶから、これから覚えるし…」


愛「はいはい…高校生ならちょっとは落ち着きっての持ちなさい」

蓮「高校生なら自炊も覚えろよ」

奏「高校生なら……えっと、えっと…かっこよく、なって?」

純「奏、それ今、進行形でかっこ悪いってこと?」

奏「えっ? あ……ちょっと?」

純「…」シュン


純「ていうか…お前らに色々期待した俺がバカだった…」

蓮「またひとつ賢くなったな」

純「そういう反応がムカつく…!!」

愛「そういうとこがガキっぽいのよ、いつまでも…」

純「ぐぬぬぬ…!」


蓮「次のステップにいくには彼女を作ることだな…」

純「えっ?」

蓮「大人の階段を駆け上がれ」

純「お…大人の、階段…」ゴクリ

蓮「酸いも甘いも………主に酸いばかりだろうが、お前らなら分かる」

純「何それ?」


奏「…でも純くん、悪い人に騙されそう…」

純「はあ? そんなことねーし」

奏「…でもちょろいから」

純「ちょろくねーし!!」

愛「いやちょろいでしょ、あんたは」

蓮「ちょろいな」

純「お前らほんと嫌い」



 ―― 4月 3週目


新P「とっとと新曲を覚えたいな」

新P「前に社長から彼らに仕事をさせろと言われて、放っておいているままだし…」

新P「…査定に響かなきゃいいが」

新P「まさかな」



 菅野孔 男 20歳 誕生日:9月
 体:4 頭:4 精:2
 歌:6.59 踊:3.19 容:3.00 表:3.57 演:3.18
 熱:2 道:3

 器用:手先がとても器用
 孤独の癒し:ひとりでいる時間を好み、長時間、他人と接しているとぐったりと疲れてしまう

 好感度:【123/鉄面皮】
 メモ:孤児院出身なようだ
    飲み会中は空気と化すらしい
 動機:スカウトされた


 赤井武 男 22歳
 体:? 頭:? 精:?
 歌:2 踊:3 容:5 表:2 演:1
 熱:? 道:?
 好感度:【124/クールな鬼】

 間宮つぼみ 女 13歳
 体:? 頭:1 精:?
 歌:3 踊:3 容:4 表:3 演:3
 熱:? 道:?
 好感度:【119/おに(漢字が書けない)】

 ユニット:Play of stars
 歌:3.66 踊:3.00 容:4.00 表:2.66 演:2.33
 状態:同じ釜の飯を食べた中
 持ち歌:スターライトシンドローム(192/201) デイブレイカー




 ↓1 今週の予定は

 1 レッスン
 2 新曲レッスン
 3 営業




新P「新曲のレッスン、今日で終わりにしてしまいましょう」

武「へいほー」

つぼみ「へいほー…?」ペラッ

孔「載ってないぞ」

つぼみ「へいほーって、何」

武「へいほーは、へいほーだろう? ヘイ、ホー、だろ?」

つぼみ「ほー?」

武「ヘイ」

つぼみ「ほー?」

武「イエー!」

孔「意味不明だな…」



 ↓1 新曲レッスン

 192/201

 コンマ二桁分加算



 スターライトシンドローム 習得


新P「けっこう」

新P「これでスターライトシンドローム、デイブレイカー、ともに完成ですね」

武「長かった」

新P「この程度につまづいているのが、あなた達の現状であるというのをお忘れなきよう」

つぼみ「げんじょー…」ペラッ

孔「…」


新P「レコーディングし、準備を整えればあなた達はCDデビューです」

新P「より一層、アイドルとしての自覚を持つように」



 ↓1 好感度

 コンマ一桁分上昇




新P「レコーディングさえすれば、CDリリースがこれで可能になる…」

新P「そうすれば音楽活動もできるようになる…」

新P「長かった…」



 菅野孔 男 20歳 誕生日:9月
 体:4 頭:4 精:2
 歌:6.59 踊:3.19 容:3.00 表:3.57 演:3.18
 熱:2 道:3

 器用:手先がとても器用
 孤独の癒し:ひとりでいる時間を好み、長時間、他人と接しているとぐったりと疲れてしまう

 好感度:【130/鉄面皮】
 メモ:孤児院出身なようだ
    飲み会中は空気と化すらしい
 動機:スカウトされた


 赤井武 男 22歳
 体:? 頭:? 精:?
 歌:2 踊:3 容:5 表:2 演:1
 熱:? 道:?
 好感度:【131/クールな鬼】

 間宮つぼみ 女 13歳
 体:? 頭:1 精:?
 歌:3 踊:3 容:4 表:3 演:3
 熱:? 道:?
 好感度:【126/おに(漢字が書けない)】

 ユニット:Play of stars
 歌:3.66 踊:3.00 容:4.00 表:2.66 演:2.33
 状態:同じ釜の飯を食べた中
 持ち歌:スターライトシンドローム デイブレイカー



新P「レッスンは重ねてきて、最低限は確保できている…」

新P「勝負はここから、ね…」



 ↓1 来週は

 1 レコーディン!!
 2 レッスン
 3 営業




 ―― 4月 4週目


新P「…」スパ-

新P(レコーディング完了…)

新P(あとはプロモーションか…。テレビ番組へ出ようにも実績も何もない状態だと難しいし、事務所のプッシュを受けるのも現状難しい)

新P(何かしらで話題作りをしないとCDなんてそうそう売れないからな…)

新P(理想的なのは、テレビコマーシャルか何かでタイアップ…)

新P(ただ単にコンサートだ何だとやっていたって、集客できなければ赤字がかさむばかりで意味がない…)


新P「どうしてやろうか…」スパ-

新P「…」



 ↓1 どうしてやろうか?

 1 タイアップ狙いの営業
 2 お仕事をして、そこで地道にCD発売中と告知していくか…
 3 コンサート行脚でもするか…




 何か人おらんようだから、夜遅くになってから出直すぜよ
 また会おう!!

あれ、また後でってやった直後にどどんときてた…?
もしかして:タイムロs(ry

げふんげふん、再開準備しようかなー思ってますが、人がおりますでしょうか?




新P(あまりこれといった稼ぎはないし…)

新P(地道にイベント出演なんかの仕事をやりつつ、その先々でCDリリースの告知をしていく…か?)


新P「…この方針でやってみるか」

新P「とにかく数を多くこなすことで、レッスンではまかなえないタレントとしての能力を高められるはず…」

新P「大器を作るのであれば時間をかけねば…」



 ↓ レコーディングが終わった

 偶数 いつコンサートすんねんってさ
 奇数 赤がレコーディング打ち上げしようってうぜえよ?




武「なあ、プロデューサーよぉ?」

新P「何?」

武「レコーディングをしたら、よーするにライブ的なサムスィンをするんだよな?」

新P「…まあ、しないことはない」

武「盛大にやんのか?」

新P「盛大にはやらないと思うわよ」

武「はあ?」


つぼみ「さむすぃん…?」

孔「それは英語の辞書ひけ」

つぼみ「ムリ」

孔「…答えるのが早い」


武「ドームとかで、ばばーんとやんじゃねえの?」

新P「あなた達にドームを埋められるほどの人気や実力があると? そもそも、そんな大きな会場でやれるほどのレパートリーもないでしょう」

新P「当面は小さな仕事にこつこつと励んでもらうことになります」

武「けっ、つまんねーの」



 ↓1 まあでもステージの仕事はせにゃのう

 1 CDリリースの日にでもやるかい
 2 そういう仕事を狙って営業すりゃよかっぺな
 3 歌番組とかに出れるよう営業かけてみようか?



新P「とはいえ、リリースの日くらいは小規模のコンサートは開催します」

武「なーんだよ、早く言えって、プロデューサー」バシッ

新P「…」ジトッ

武「んな目えすんなって」


孔「コンサート…」

つぼみ「人の前でやるの?」

新P「人前でやらないコンサートがあると?」

武「探せばあるんじゃねえか?」

新P「そんな奇特なことをする余裕はありません」


新P(早めに会場をおさえておこう)

新P(いいところをおさえられればいいが…)



 ↓1 果たして、新Pはいい会場をおさえられるのか!?

 1~3 今時、デパートの屋上か…
 4~6 CDショップの小さなイベントスペース
 7~9 ちょっと大きめな由緒ある(?)イベントスペース



新P「ええ、ではよろしくお願いします」

 pi

新P(よし、場所はおさえられた)

新P(目星をつけた中では上等の場所だな)

新P(数多くのアイドルがそこでデビューイベントを打ったという、新人アイドルのメッカ)

新P(ただし…それは大成したアイドルが後から振り返った時のもので、大半は鳴かず飛ばずで人知れずアイドル界を去っていった)


新P「あとは集客」

新P「そしてパフォーマンスのデキ次第…」



 ↓1 行動選択

 1 とりあえず、次の新曲を依頼しておこう
 2 集客のために予算をかけない範囲でできる告知準備をしておこう
 3 デビューのミニコンサートまで、プレスタ諸君には披露する曲をみっちりレッスンしておいてもらおう




新P「…」

新P「ともかく、次の準備をして待とう」

 pipipi
 prrrrr…


新P「ああもしもし、わたしですが」

新P「何も、そう怯える必要はないでしょう?」

新P「またあなたにお願いしたいことがありまして」

新P「ええ、その通り。詳細はメールで送っておきますので、確認してください」

新P「また良いものを頼みますよ。では」

 pi


新P「よし――」

新P「これでいいだろう」



 ↓1 好感度

 コンマ一桁分上昇




銀河「ねえ、ちょっといいかい?」

新P「何か?」

銀河「………2万円、貸してほしいんだ」

新P「理由は?」

銀河「…………………ちょっとお金使い込んで、今月分の家賃が…」

新P「次の給料日に天引きするから」

銀河「」



 菅野孔 男 20歳 誕生日:9月
 体:4 頭:4 精:2
 歌:6.59 踊:3.19 容:3.00 表:3.57 演:3.18
 熱:2 道:3

 器用:手先がとても器用
 孤独の癒し:ひとりでいる時間を好み、長時間、他人と接しているとぐったりと疲れてしまう

 好感度:【137/鉄面皮】
 メモ:孤児院出身なようだ
    飲み会中は空気と化すらしい
 動機:スカウトされた


 赤井武 男 22歳
 体:? 頭:? 精:?
 歌:2 踊:3 容:5 表:2 演:1
 熱:? 道:?
 好感度:【138/クールな鬼】

 間宮つぼみ 女 13歳
 体:? 頭:1 精:?
 歌:3 踊:3 容:4 表:3 演:3
 熱:? 道:?
 好感度:【133/おに(漢字が書けない)】

 ユニット:Play of stars
 歌:3.66 踊:3.00 容:4.00 表:2.66 演:2.33
 状態:同じ釜の飯を食べた中
 持ち歌:スターライトシンドローム デイブレイカー



新P「ゴールデンウィークになるな」

新P「…営業すれば、案外、飛び込みでいい仕事が入ったりするだろうか」

新P「ハズレの仕事も多そうだが…」


 ↓1 来週の予定は

 1 レッスン
 2 営業



 ―― 5月 1週目


新P「プレスタの活動の場を広めるためにも、えり好みせず、させずに営業をするか」

新P「ステージに上がって歌を歌えるような仕事が取れればいいが…」

新P「さすがにそれは高望みをしすぎだろうな」

新P「…狙うだけは狙うが」



 ↓1 営業先

 1 テレビ局
 2 広告代理店
 3 業界バー




新P「…」

新P「テレビに出られれば知名度が上がるはず」

新P「あっさりと出してくれる番組があるかは分からないが…当たるだけ当たろう」

新P「狙うは歌番組…次点バラエティー…」



 ↓1 営業成果は!?

 1~3 スカ
 4~6 歌番組のオーディションのお話
 7~9 勝ち抜き制の新人アイドル発掘番組があるそうですYO!


 0につき


 ↓1 SPECIAL 再判定

 偶数 あら、女社長
 奇数 新ちゃん…恐ろしい人…!?



 カツカツカツ…

新P「ん――?」

女社長「おや、キミ、来ていたのか。営業かね?」

新P「ええ。社長が局にいらっしゃるとは存じませんでしたが、何を?」

女社長「バレてしまっては仕方がないか」

女社長「なに、プレスタがようやくCDデビューできそうだというから、ひそかにお膳立てをしてやろうと思っていたのだよ」

新P「本当ですか」


女社長「知人に頼んで、音楽番組に出演させてもらうことにしておいた」

女社長「このチャンスをものにしてみなさい。期待をしているよ」

新P「ありがとうございます、社長」



 ↓1 ソクプロの社長が初めて仕事をした…?

 偶数 日本アーティストの登竜門的な人気の生放送歌番組出演決定
 奇数 バラエティー寄りだけど最近、人気がある音楽番組への出演決定




新P(さすがに社長は業界内のコネが手広い…)

新P(あの人気番組への出演に漕ぎ着けてしまうとは…)

新P(……SOKUHOプロを興して、一躍、アイドル業界の最新鋭となった事務所の社長だけはあるか)

新P(組織内分裂で一時期は総崩れになりかけた――という業界激震のニュースはまだ耳に新しいが、何だかんだで立て直したし)


新P「バラエティー寄りだが、その分、出演するゲストの掘り下げをしてくれる番組…」

新P「この仕事はタレント性が求められるな…」

新P「…」

新P「低王様、赤、バカ…」

新P「……異色すぎるが、ハマれば恐らく…」

新P「ハマることを祈ろう」



 菅野孔 男 20歳 誕生日:9月
 体:4 頭:4 精:2
 歌:6.59 踊:3.19 容:3.00 表:3.57 演:3.18
 熱:2 道:3

 器用:手先がとても器用
 孤独の癒し:ひとりでいる時間を好み、長時間、他人と接しているとぐったりと疲れてしまう

 好感度:【137/鉄面皮】
 メモ:孤児院出身なようだ
    飲み会中は空気と化すらしい
 動機:スカウトされた


 赤井武 男 22歳
 体:? 頭:? 精:?
 歌:2 踊:3 容:5 表:2 演:1
 熱:? 道:?
 好感度:【138/クールな鬼】

 間宮つぼみ 女 13歳
 体:? 頭:1 精:?
 歌:3 踊:3 容:4 表:3 演:3
 熱:? 道:?
 好感度:【133/おに(漢字が書けない)】

 ユニット:Play of stars
 歌:3.66 踊:3.00 容:4.00 表:2.66 演:2.33
 状態:同じ釜の飯を食べた中
 持ち歌:スターライトシンドローム デイブレイカー



 今夜はここまでやけん
 また明日よろしくたのんマス寿司!



 ―― 5月 2週目


新P「番組収録中、してあげられることはないので機転を利かせてうまいことやってください」

武「いえー!」

つぼみ「テレビ…」

孔「…」


新P(反応も見事に別れたな…)

新P(浮かれる赤に、緊張気味のバカに、無関心の低能――低王)

新P(こんなで大丈夫だろうか…?)



 ↓1 音楽バラエティー番組!

 偶数 タレント力養成トレーニングぅ?
 奇数 ド安定のユニット掘り下げクイズでございますよ



MC「SOKUHOプロダクション、プレイオブスターズ!」

<パチパチパチ

武「どーも、どーも」

つぼみ「はじめまして…」

孔「…ども」


MC「はい、えー、最近ようやく盛り返せてきたソクプロの、復興三弾目ユニットということですか?」

武「やー、知らねえっすけど俺は」

MC「適当か!」



新P(まあ…トークに関しては赤に任せておけば問題はない…はず)

新P(今日はプレスタについて知ってもらうために、クイズ形式で3人を紹介する…という予定だが)

新P(ちゃんとやれるだろうか)



 ↓1 赤は喋れんねんな

 1~3 孔もつぼみも、なかなか喋らんねんな…
 4~6 赤コラ、ピ-音入りまくりのトークをするな、いくら収録でも
 7~9 低王様…!!




MC「第1問、メンバー全員をフルネームで書きなさい!」

MC「3人の回答が揃わないとポイントにならないんで注意してください。お手元のフリップに書いてください」

武「余裕っ!」

つぼみ「……漢字?」

武「漢字に決まってんだろぉ?」


MC「フリップ、オープン!」


 『赤井武 菅野孔 間宮つぼみ』
 『間宮つぼみ 赤井たけし すがのこう』
 『赤井武 間宮つぼみ 菅野孔』


MC「ブッブー!!」

武「くぉら、漢字で書け、漢字で!!」

つぼみ「分かんない…」


MC「第2問、プレイオブスターズのファーストシングル発売日を書きなさい」

武「ははーん? そんくらいはな…」

つぼみ「…」

孔「…」

武「おおいっ!?」



新P(赤ばかりが喋ってるな…)

新P(低王様というキャラも全く活かされていない…)

新P(分からないならボケ回答をすればいいのに、それもせず…)

新P(というか…発売日くらい覚えておけばいいものを…)



 ↓1 収録は続くよ…

 1~5 赤は爪痕を残せたんじゃないかな?
 6~9 いや、大事なんはフルサイズでの曲疲労じゃけんね




新P(バラエティーパートの収録は散々だったが…大事なのは、歌の収録)

新P(散々、時間をかけてきたんだからここで決めてもらって新規ファン獲得に繋げなければ)

新P(それにこの番組はテレビサイズではなく、いつも、フルサイズで放映をしてくれる)

新P(耳に入れば興味を持ってくれる人がきっといる…)


新P(そう、本番はここ、歌のパート…!)

新P(さあ行け、プレイオブスターズ)



 ↓1 行け、プレスタ!!

 1~3 バラエティーパート引きずりおったなぁぁっ!?
 4~6 …無難
 7~9 バッチリ




<お疲れさまでしたぁー


新P「…」

新P「…無難」

新P(特に悪くはないが、特別良かったわけでもなく…)

新P(バラエティーパートでは赤ばかりが目立って喋り、肝心の歌のパートは特にこれといった失敗も成功もなくつつがなく終わり…)


新P「…」

新P「それでも、テレビ出演できただけマシ――ということにしておくべきか」



 ↓1 好感度

 コンマ一桁分上昇



新P「…」

新P「何というか…」

新P(ハマりそうで、うまくハマらない…)

新P(どうも微妙な雰囲気があって、チグハグに感じてしまうな…)



 菅野孔 男 20歳 誕生日:9月
 体:4 頭:4 精:2
 歌:6.59 踊:3.19 容:3.00 表:3.57 演:3.18
 熱:2 道:3

 器用:手先がとても器用
 孤独の癒し:ひとりでいる時間を好み、長時間、他人と接しているとぐったりと疲れてしまう

 好感度:【139/鉄面皮】
 メモ:孤児院出身なようだ
    飲み会中は空気と化すらしい
 動機:スカウトされた


 赤井武 男 22歳
 体:? 頭:? 精:?
 歌:2 踊:3 容:5 表:2 演:1
 熱:? 道:?
 好感度:【140/クールな鬼】

 間宮つぼみ 女 13歳
 体:? 頭:1 精:?
 歌:3 踊:3 容:4 表:3 演:3
 熱:? 道:?
 好感度:【135/おに(漢字が書けない)】

 ユニット:Play of stars
 歌:3.66 踊:3.00 容:4.00 表:2.66 演:2.33
 状態:どこかチグハグな印象
 持ち歌:スターライトシンドローム デイブレイカー



新P(時間が解決してくれるのか…)

新P(それとも…)


新P(しかし、何が原因なのやら)

新P(……いや、今はいいことにしておこう。今は、まだ)



 ↓1 来週の予定

 1 レッスン
 2 営業



 ―― 5月 3週目


新P「あなた達はまだまだ足りないものだらけです」

新P「ひとつずつ挙げてはきりがないほどに」

新P「それぞれ、アイドルとしての自覚を持ちつつ、己を見つめ直しながら改善をしてください」

武「改善? 何がダメなんだよ?」

新P「自分で考えてください、と言ったはずです」

新P「分からないことを何でもすぐ他人に尋ねるようでは、やっていけませんので」

新P「いいですね?」

つぼみ「…えー?」

新P「さ、レッスンをしましょう」



 ↓1 レッスン!

 何のレッスン?



 孔 表:3.64
 つぼみ 表:4


新P「…今日は随分と身が入っていないのでは?」

孔「いつも通りだ」

新P「……そうですか」


武「つーか…なーんか、想像と違うよなあ」

新P「何がですか?」

武「アイドルになったら、モテモテのうっはうはかと思ってたら、レッスンレッスンレッスン…」

武「ぜーんぜん、モテやしねえ…」

武「つまんねーの」

つぼみ「分かる」

孔「…分からん」


新P「いきなりスターになれるような人はそうそういません」

新P「下積みを通じて、少しずつファンを獲得し、それがいつか報われるか、報われないか」

新P「それが普通のアイドルなんですよ」



 ↓1 好感度

 コンマ一桁分上昇



新P「…」

新P(モチベーションがやや減少傾向…か?)

新P(でもまだCDデビューさえしていない状態で…)

新P(何というか、短絡的だな。一朝一夕でどうにかなるものではないというのに)



 菅野孔 男 20歳 誕生日:9月
 体:4 頭:4 精:2
 歌:6.59 踊:3.19 容:3.00 表:3.64 演:3.18
 熱:2 道:3

 器用:手先がとても器用
 孤独の癒し:ひとりでいる時間を好み、長時間、他人と接しているとぐったりと疲れてしまう

 好感度:【140/鉄面皮】
 メモ:孤児院出身なようだ
    飲み会中は空気と化すらしい
 動機:スカウトされた


 赤井武 男 22歳
 体:? 頭:? 精:?
 歌:2 踊:3 容:5 表:2 演:1
 熱:? 道:?
 好感度:【141/クールな鬼】

 間宮つぼみ 女 13歳
 体:? 頭:1 精:?
 歌:3 踊:3 容:4 表:4 演:3
 熱:? 道:?
 好感度:【136/おに(漢字が書けない)】

 ユニット:Play of stars
 歌:3.66 踊:3.00 容:4.00 表:3.00 演:2.33
 状態:どこかチグハグな印象
 持ち歌:スターライトシンドローム デイブレイカー



 prrrrr…
 pi

新P「もしもし」

新P「ああ――あなたですか。分かりました、確認します」

新P「そう怯えなくていいと何度も仰っているのに、何故分かっていただけないんです?」

新P「…………それはあなたの自業自得でしょう? すでに清算したんですから、後ろめたさを感じることなどないんですよ?」

新P「…まあ、いいです。ご苦労さまでした」

 pi


新P「新曲の確認をするか…」



 ↓1 来週は…

 1 レッスン
 2 新曲レッスン
 3 営業
 4 デビューミニコンサート



 ―― 5月 4週目


新P「デビューコンサートを控えていますが、次の新曲に早速取りかかりましょう」

孔「もうか?」

新P「ええ。この調子でどんどんリリースしていくつもりですので」

孔「…」

武「マジかよ」

つぼみ「また…」


新P「うだうだ言わない」

新P「愚痴ひとつにつき、スターへの道が100歩遠退いているように思ってください」

武「そりゃ言い過ぎだろ」


 ↓1 新曲の傾向は

 1 コールが入っていて、盛り上がれるアッパーソング
 2 またもや歌ものバラード
 3 歌唱力よりダンスで魅せるナンバー
 4 耳障りの良いキャッチーなポップソング



 ~♪

新P「これが新曲です」

新P「聞いて分かるかとは思いますが、サビのメロディーも耳に残りやすい、アイドルらしいポップソングと言えるでしょう」

新P「さほど難しくはないはずですので、こちらは早めに覚えてください」


武「まあ、確かに歌いやすそうだな」

つぼみ「ポップ、ソング…」ペラッ

孔「それは載ってるかどうか怪しいな」

新P「ではやっていきましょう」


 ↓1 どっちから?

 1 キャッチ・ユア・ウェーブ:その波は自分のためにある、荒波だろうが乗りこなせ なメッセージのこもったポップソング
   歌:3 踊:3 表:3
 2 浜歌:夏の浜で繰り広げられる一夏の恋愛模様を歌ったキャッチーな歌
   歌:3 踊:3 表:3




新P「まずは浜歌からやってみましょうか」

武「俺もこんあ甘酸っぱい恋愛したい」

つぼみ「え?」

武「おおう、何だぁ、その、え、ってのは?」

孔「似合わない」

武「るせっ、人の妄想にケチつけんな!」



 浜歌
 歌:3 踊:3 表:3

 プレイオブスターズ
 歌:3 踊:3 表:3


 浜歌 習得完了



新P「――よし」

新P「最初に比べれば成長をしている、というのが分かって良かったです」

武「楽勝だな」

新P「あなたのダンスがもっとも下手ですがね」

つぼみ「下手くそ~」

武「どこがだよ、言え」

新P「…ワンテンポ遅れてる上に、動きのメリハリがついておらず、だらだらとなあなあで体を動かしているだけです」

武「…」

孔「言われたのに黙るのか?」

武「けっ」



 ↓1 好感度

 コンマ一桁分上昇




新P「来週はCDリリースと、そのデビューミニコンサートです」

新P「会場は今でこそ、売れっ子アイドルがかつてデビューイベントを打ってきた場所」

新P「しかし、成功して名の売れたアイドル以外にも、無数のアイドルがここでデビューイベントをしてきました」

新P「あなた達は数多の埋もれたアイドルにならぬように」


武「別に埋もれたくて埋もれるやつばっかのはずねえだろうさ」

つぼみ「あま、た…」

孔「…コンサート」



 菅野孔 男 20歳 誕生日:9月
 体:4 頭:4 精:2
 歌:6.59 踊:3.19 容:3.00 表:3.64 演:3.18
 熱:2 道:3

 器用:手先がとても器用
 孤独の癒し:ひとりでいる時間を好み、長時間、他人と接しているとぐったりと疲れてしまう

 好感度:【144/鉄面皮】
 メモ:孤児院出身なようだ
    飲み会中は空気と化すらしい
 動機:スカウトされた


 赤井武 男 22歳
 体:? 頭:? 精:?
 歌:2 踊:3 容:5 表:2 演:1
 熱:? 道:?
 好感度:【145/クールな鬼】

 間宮つぼみ 女 13歳
 体:? 頭:1 精:?
 歌:3 踊:3 容:4 表:4 演:3
 熱:? 道:?
 好感度:【140/おに(漢字が書けない)】

 ユニット:Play of stars
 歌:3.66 踊:3.00 容:4.00 表:3.00 演:2.33
 状態:どこかチグハグな印象
 持ち歌:スターライトシンドローム デイブレイカー キャッチ・ユア・ウェーブ(未習得) 浜歌



新P「前日には、先日収録した番組も放送されますし、SOKUHOプロのホームページにも告知はしてあります」

新P「が、どれだけ集まるかは未知数ですので、例え、ガラガラになろうが気にせずにやってください」

武「ガラガラ前提かよ」

新P「もしもの話です」



 ↓1 イベ?

 偶数 ある日のこと、事務所に新ちゃんが赤の練習用に用意した防音室に孔の姿が
 奇数 みんの中間テストぉ?




つぼみ「…ねえ」

新P「ん…? 何か?」

つぼみ「…………来週、テスト」

新P「…ああ、中学生はそういう時期でしたか」

新P「それが?」


つぼみ「…………今度、赤点取ったら、毎日、補習って言われた」

新P「だったら勉強をすればいいでしょう」

つぼみ「ムリ」

新P「…ムリなはずないでしょう。周りの子がやっているのに」

つぼみ「だって分かんないし」

新P「……そんな泣き言を言いに?」

つぼみ「補習になったら、困るでしょ? どうにかして」

新P「…」



 ↓1 行動選択

 1 あえて突き放す
 2 別の人に頼ったら?
 3 中学校の勉強程度、教えてやれないことはないが…スパルタやで?




新P「いいでしょう」

新P「試験範囲を教えてください」

つぼみ「プリント忘れた」

新P「…」

新P「先生からここが試験範囲と教わらなかったんですか?」

つぼみ「寝てたから」

新P「…学校に行ってプリントを取ってきなさい。そこからです」

つぼみ「ええ…?」

新P「赤点を回避できるようにわたしが直々に教えます」

新P「が、あなたから言ってきたんだから――多少のスパルは覚悟なさい?」


新P「銀河」

銀河「何さ?」

新P「今からつぼみと一緒に、彼女の学校へ車で行きなさい。30分以内にまた戻ってくること」

つぼみ「今から?」

新P「1秒とて無駄にはさせないから、そのつもりで」

銀河「…うわぁ…可哀想に」

つぼみ「相手間違った…」



 ↓1 スパルタ!!

 1~3 ちょっと厳しくしすぎたか、拒絶反応を起こしてショートしてしまった
 4~6 ガクブルみん
 7~9 新ちゃんにかかれば余裕よ



 0 SPECIAL!


新P「…あなたは小学校時点での勉強からして、すでに遅れがありますね」ピラッ

つぼみ「…」

新P「…試験は来週の、木曜と金曜…」

新P「残された日数は6日…」

新P「とりあえず、これをしておいてください」ピラッ

つぼみ「何これ? プリント?」

新P「分からなければ飛ばして次の問題をしていていいので」

つぼみ「…プロデューサーは何するの?」

新P「スケジュールを組みます。5日で赤点を回避するための」


銀河(あの人が言うと本当にできそうな気がする…)

つぼみ「……………1問目から分かんない…」

新P「銀河! 簡単な問題くらいできますね?」

銀河「ええ…? 僕、これでもバカだよ?」

新P「知ってますよ、その程度。分かる範囲で教えてあげなさい。1問もできないのはマズいんで」

銀河「へいへい…」


新P「さて…やるか」

新P「赤点回避どころか、学年トップの点数を叩き出させてやらねば」



 ↓1 SPECIAL!!

 偶数 みんが問題を解けるようになっただと…!? 勉強も問題が解ければ面白くなる…
 奇数 スパルタこわいです、でも効果は出るんです




つぼみ「…」ピタッ

 ビリビリィッ

つぼみ「ひああああんっ!?」

新P「ほら、頭が止まると電気ビリビリですよ」

つぼみ「電気やだ…電気やだ…電気やだ…」カリカリ

新P「思考停止の時間など不要、分からなければすぐ質問なさい」

つぼみ「電気やだ…電気やだ…電気や………分からないっ!」

新P「…その問題は、ここをこうして…」

つぼみ「うん…」


銀河(て言うか…)

銀河(あのつぼみの頭につけられた機械は一体…?)

銀河(頭が止まるとビリビリって…何その機械?)


 ・
 ・
 ・


 ―― 数日後

 ガチャッ

つぼみ「…」ヨロッ

新P「試験はどうでした?」

つぼみ「…………いっぱい、分かった気がする…」

新P「赤点を回避できればいいですが…試験問題は持ち帰りましたね?」

つぼみ「うん…」

新P「では、わたしが答え合わせをしてあげましょう。出しなさい」

つぼみ「はい…」ピラッ


新P「……………ふむ」



 ↓1 果たして!?

 偶数 平均80点はかたいな
 奇数 赤点回避は確実、かな



 折角だし、今は良しとして



 00 SUPER SPECIAL!!


新P「…」

新P「採点終わりました」

つぼみ「…」ビクビク ←電気ショック恐怖症

新P「わたしが採点した限りでは……5教科全て、満点でしょう」

つぼみ「えっ!?」

新P「しかし、これに胡座をかかず、日頃から勉強をすること」

新P「授業中に寝ないのは当然、ノートを綺麗に書けばいいのではなく、問題の解き方を覚え、それを復習していくこと」

新P「やればできるんですから、この調子で勉強をがんばりなさい」


新P「…次の試験でも良い点数を取れれば、ご褒美をあげましょう」

つぼみ「ごほーび?」

新P「誉めてあげます」

銀河(そんなの嬉しいか…?)

つぼみ「っ…ほ、本当?」

銀河(嬉しそう…!?)



 ↓1 みんの好感度

 コンマ二桁×0.5上昇



 QK!!
 今回だけよ、偶数奇数で00使うのは!



 菅野孔 男 20歳 誕生日:9月
 体:4 頭:4 精:2
 歌:6.59 踊:3.19 容:3.00 表:3.64 演:3.18
 熱:2 道:3

 器用:手先がとても器用
 孤独の癒し:ひとりでいる時間を好み、長時間、他人と接しているとぐったりと疲れてしまう

 好感度:【144/鉄面皮】
 メモ:孤児院出身なようだ
    飲み会中は空気と化すらしい
 動機:スカウトされた


 赤井武 男 22歳
 体:? 頭:? 精:?
 歌:2 踊:3 容:5 表:2 演:1
 熱:? 道:?
 好感度:【145/クールな鬼】

 間宮つぼみ 女 13歳
 体:? 頭:1 精:?
 歌:3 踊:3 容:4 表:4 演:3
 熱:? 道:?
 好感度:【168/すごい】

 ユニット:Play of stars
 歌:3.66 踊:3.00 容:4.00 表:3.00 演:2.33
 状態:どこかチグハグな印象
 持ち歌:スターライトシンドローム デイブレイカー キャッチ・ユア・ウェーブ(未習得) 浜歌

復活のF?
途中まで見てたけど…フリーザ様、そこまで強うなってないん…?
何かインフレに取り残された可哀想な感じに思えてしもうたんやけども…あそこからどうなるんやろか?

あ、そろそろ再開です



 ―― 6月 1週目


新P「さて、今日がプレイオブスターズのデビューシングル、リリース日です」

新P「今後の趨勢を占うデビューコンサートになりますので、失敗せぬよう」

武「プレッシャーかけるよなー」

つぼみ「…人いる?」

新P「さて、どうでしょう」

孔「思わせぶりだな」

新P「確認してないので本心ですが、例え1人だろうが、100人だろうが、100万人だろうが、そこに客がいるならやるのみです」

新P「最高のパフォーマンスをしてきてください」



 ↓1 ミニコンサート!!

 1~3 本番前なのに、何やら浮かぬ顔の孔
 4~6 本番前なのに、赤とみんは…緊張感ねえな?
 7~9 本番前の設営中ステージを眺める孔



孔「…」ボ-

新P「ん…?」

新P(設営中のステージを孔が眺めて…)

新P(一体何をしてるんだ…?)


孔「…」

新P「孔」

孔「…んっ?」クルッ

新P「ぼけっとして、何をしているんですか?」

孔「…いや、見てた」

新P「何を?」

孔「…………人が働いているところを」

新P「…楽しいですか?」

孔「いや」



 ↓1 行動選択

 1 新ちゃんの喝は、脅し紛い…?
 2 一緒に眺めてみる
 3 何か話しかけてみる
   ※「3」選択時は、何て声をかけるかも併記してNE!



新P「…」チラッ

孔「…」ボ-

新P(…一体、何を考えているんだ…?)

新P(こうして眺めていれば分かるんだろうか…?)


孔「…」

新P「…」

孔「…」

新P「…」


新P(…………実は何も考えていない?)

新P(あり得るぞ、案外…)



 ↓1 果たして!?

 1~3 何もなかった…
 4~6 素朴か
 7~9 実は?




孔「…」

孔「…」

孔「…」

孔「あ、トイレ行こ…」スタスタ


新P「…」

新P「…」

新P(理解できない…)

新P(本当にただぼけっとしていただけだったのか?)



 ↓1 低王様はマイペースだった?

 偶数 ちゃうねん、そんなことないねん
 奇数 それとも、頭からっぽか?




 ジャ----

 バシャバシャ
 キュッ…

孔「…」ポタポタ

武「るーららー、るーららー――っと、孔、いたのか」

孔「…ん」

武「何ボケっとした面してんだ?」

孔「…ボケっと? してるか?」

武「目の前の鏡見ろ~」


孔「…なるほど」

武「あれ、そういやさっきまで楽屋にもいなかったな?」

孔「ステージ見てた」

武「何で?」

孔「…何となく」

武「あっそ…」


孔「………人前で歌うなんて、なかったことだと思って」

武「ああ? 合唱とかあったろ?」

孔「…そういうのとは、違う」

孔「…………ふわぁぁ」

武「でっけえ欠伸」

孔「……寝れなかったから」

武「何で?」

孔「だって……楽しみだったから」

武「………子どもかっちゅうに」


孔「歌って、金ももらえて…人に見てもらえて…」

孔「そんなの…すごいことだ」

武「……こんなちっちゃいとこでも?」

孔「ああ」

武「…さいでっか」

 

 ↓1 歌のお仕事ですからね、孔くんも顔に出ないまでも内心うきうき感無量みたいですよ

 1~3 しかーし! あまり人は集まっていない模様
 4~6 まあ多すぎず、少なすぎず…な具合に人もおるようですね
 7~9 場所が場所だけに興味本位で見ていく人が多いようですよ




新P(客足は少ない…か)

新P(しかし、ここは入場料を取るような場所でもないフリースペース)

新P(始まってから人が集まる…という可能性もありうる)


新P「まだそう人は集まっていないようです」

武「はあ~…? 盛り下がるな…」

つぼみ「人いないの?」

新P「それでも人はいます」

新P「プロ意識を見せてください」

武「はあ…」

つぼみ「折角レッスンしてきたのに…」


新P(まったく、この2人は…)

新P(ここはひとつ…)

新P「うだうだと――」

孔「人がいるなら、それでいいだろ」

新P「っ…」


武「だけどなぁ?」

孔「むしろ、気分がいい。広い場所を一人占めするみたいで」

つぼみ「そういう問題?」

孔「…行こう、早く」

新P(……意外と、乗り気だったのか)


武「…やーれやれ、これだから裏山の主は」

つぼみ「…何、裏山の主って?」

武「施設の裏に山があって、そこにずぅーっとこいつはいたわけ」

新P「…」

武「でもって、ボロクソのプレーヤーを使って、イヤホン耳にはめて、ずぅーっと飽きもせずひとりで歌ってて…」

武「自分の庭みたいに裏山使ってたから、裏山の主」

孔「…照れる」

武「いや誉めてねえから」



 ↓1 ミニコンサート!

 1~3 うーん、煮え切らない赤とみん
 4~6 赤はちゃらんぽらんだけど、大人だからねー
 7~9 孔くんに触発されたかの?




孔「まだか?」

新P「…じゃ、やりましょうか」チラッ

スタッフ「始めまーす!」


孔「…」フンス-

武「ま、いっか。バシッとやろうぜ」

つぼみ「うん」

武「そんなじゃ恥かくぜ?」

つぼみ「かかない」

武「かく、かく」

つぼみ「かーかーないっ」

新P「行ってらっしゃい」

孔「行ってくる…!」

武「あ、待てこらっ! 俺が先だっ!」

つぼみ「え、もうっ? 待って!」


新P(孔に触発されて、やる気は出たかな…?)

新P(あとは、パフォーマンス次第)



 ↓1 ミニコンサート!!

 1~3 まあ、洗礼的な、ね?
 4~6 まあまあ…ほどほど…
 7~9 おおっ? 歌い始めたら人が集まり出してきたじゃないか




 ~♪

新P(ん…?)

新P(いざ始まってみたら、ちらほらと、人が…)


新P「…」

新P(先日のテレビ収録の時とは違う…)

新P(あれは無難という印象だったが、今回は…悪くない、いや、いい)

新P(でも何が違っている…?)


孔「~♪」


新P(……孔?)

新P(レッスンやレコーディングの時よりも、のびのびしているというか…)

新P(……違いは、オーディエンスがいるから、か?)


新P「…」

新P(歌くらいしかない、と前に言っていたが…本当に歌うことが好きらしいな)

新P(けれどただ歌うだけではなくて、誰かに聞いてほしいという願望も強かったのか)

新P(テレビで茶の間に届けるより、目の前に人がいてくれる方がやり甲斐を感じるタイプ…というところだろうな)


新P(しかし――)

新P「あれじゃあ孔の歌声ばかり際立って、赤の粗も目立つし、つぼみも下手でないのに比較されて悪いように聞こえるような…」



 ↓1 ミニコン終了!

 偶数 やりきった感あったでよ
 奇数 低王様




武「CD、発売中!」

つぼみ「買って!」

孔「…」スッ

武「って、帰ろうとすんなっ!」ガシッ

孔「……いや、終わったから」

<あははは


武「この歌バカめ…」

武「そんなに帰りたいか? ええ? そーんなに、帰りたいか?」

孔「…満足したから、正直もういい」

武「自己満で完結すなっ」

孔「楽しかった。以上」

つぼみ「以上!」

武「いやだから収拾のつけ方ってもんを――ああもういいや、さらば!」

武「CD、買ってくれよ!」



新P(最後にぐだぐだで引っ込むのは予想外だったが…)

 スタスタ…

孔「…」

武「っはぁー…終わった」

つぼみ「…疲れた」


新P「お疲れさまです」

新P「色々と言いたいことはありますが………今まで見てきた中では、良いパフォーマンスだったと言えます」

新P「短い時間の中で、出せましたか」

武「おうっ」

孔「ああ」

つぼみ「うん」

新P「…では、次のステージは今日以上のものを期待させていただきますが、よろしいですね?」

孔「ああ」



 ↓1 好感度

 全員、コンマ二桁×0.5 上昇




新P「さて、今後の活動についてですが」

武「おう?」

新P「すでにレッスンを開始しているセカンドシングルは夏に出すつもりです」

新P「これからはレッスンばかりではなく、色々な仕事もこなしていく…ことになると思われますのでよろしくお願いします」

つぼみ「色々って?」

新P「色々は、色々です。仕事の内容については未定です」

孔「歌うのか?」

新P「できれば、そういう仕事をメインで取りたいとは思っています」

孔「…分かった」



 菅野孔 男 20歳 誕生日:9月
 体:4 頭:4 精:2
 歌:6.59 踊:3.19 容:3.00 表:3.64 演:3.18
 熱:2 道:3

 器用:手先がとても器用
 孤独の癒し:ひとりでいる時間を好み、長時間、他人と接しているとぐったりと疲れてしまう

 好感度:【181/鉄面皮】
 メモ:孤児院出身なようだ
    飲み会中は空気と化すらしい
 動機:スカウトされた


 赤井武 男 22歳
 体:? 頭:? 精:?
 歌:2 踊:3 容:5 表:2 演:1
 熱:? 道:?
 好感度:【182/クールな鬼】

 間宮つぼみ 女 13歳
 体:? 頭:1 精:?
 歌:3 踊:3 容:4 表:4 演:3
 熱:? 道:?
 好感度:【205/すごい】

 ユニット:Play of stars
 歌:3.66 踊:3.00 容:4.00 表:3.00 演:2.33
 状態:どこかチグハグな印象
 持ち歌:スターライトシンドローム デイブレイカー キャッチ・ユア・ウェーブ(未習得) 浜歌



新P(ステージの手応えは…新人にしては悪くはなかった)

新P(これから知名度が上がるにつれ、やれることも増えるし、客も増えていくはず…)

新P(勝負はまだまだ、これから…)


新P(レッスンと並行しつつ、営業をしていこう)

新P(とにかく営業をかけて仕事をしないことには知名度も人気も上がりようがない)



 ↓1 来週は!

 1 レッスン
 2 新曲レッスン
 3 営業



 ―― 6月 2週目


つぼみ「………………先生と、クラスの人に、カンニング疑われた」

新P「まあ、あなたが満点というのは天変地異並みでしょうから」

つぼみ「そんなことない」

新P「よろしい」

つぼみ「は?」

新P「プライドを持て、と言ったでしょう。…にしても、カンニングを疑われたとは…」

新P「もちろん、そんなことはないということにはなったんですよね?」

つぼみ「うん」


孔「…つぼみが、満点?」ヒソ

武「槍降るんじゃねえか?」ヒソ

つぼみ「むっ…降らない!!」



 ↓1 レッスン!

 何のレッスンするのん?



 演:3.25


新P「…」

孔「…」

新P「何でそう、歌以外はぽんこつなのやら…」

孔「…さあ?」

新P「さあ、ではなくて」


武「おお、ロミーオ! あなたはどおーして、ロミオなーの!?」

つぼみ「ふっ、ふふふっ…変なの」クスクス

新P「そこ、ジュリエットを穢さない」



 ↓1 好感度

 コンマ一桁分上昇




新P「…」

新P「歌だけは、いいんだが…」

新P「どうして孔はこうもムラつきがあるのやら…」

新P「赤も相変わらずだし…」



 菅野孔 男 20歳 誕生日:9月
 体:4 頭:4 精:2
 歌:6.59 踊:3.19 容:3.00 表:3.64 演:3.25
 熱:2 道:3

 器用:手先がとても器用
 孤独の癒し:ひとりでいる時間を好み、長時間、他人と接しているとぐったりと疲れてしまう

 好感度:【188/鉄面皮】
 メモ:孤児院出身なようだ
    飲み会中は空気と化すらしい
 動機:スカウトされた


 赤井武 男 22歳
 体:? 頭:? 精:?
 歌:2 踊:3 容:5 表:2 演:1
 熱:? 道:?
 好感度:【189/クールな鬼】

 間宮つぼみ 女 13歳
 体:? 頭:1 精:?
 歌:3 踊:3 容:4 表:4 演:3
 熱:? 道:?
 好感度:【212/すごい】

 ユニット:Play of stars
 歌:3.66 踊:3.00 容:4.00 表:3.00 演:2.33
 状態:どこかチグハグな印象
 持ち歌:スターライトシンドローム デイブレイカー キャッチ・ユア・ウェーブ(未習得) 浜歌



新P「…レッスンより、営業をしていった方がいいのかも知れない」

新P「が…こうもレッスンの成果がないと、逆にレッスンをしておいた方が良い気がしてくる…」


 ↓1 来週の予定は

 1 レッスン
 2 新曲レッスン
 3 営業



 ―― 6月 3週目


新P「今週もレッスンです」

武「またかよ?」

つぼみ「飽きた」

孔「確かに飽きる」


新P「飽きるほどやってもいないでしょう」

新P「まだまだ、あなた達には足りないものがあるんです」

新P「もうやらなくていい、と思えるほどになってください」



 ↓1 レッスン

 何をレッスンするんや?



 表:3.71


新P「…だから、どうしてこう…」

孔「どうして、孔?」

新P「…」

孔「…」

新P「オヤジギャグ厳禁で、ムカつくので」

孔「…」


武「…」ニョッ ←にらめっこ中

つぼみ「っ…」プルプル ←にらめっこ中

武「…」グヨッ ←にらめっこ中

つぼみ「っぷ…」

武「おーしっ、勝った!」



 ↓1 さすがに、2週連続で07は酷いよなあ…

 偶数 と、いうわけで追加レッスン
 奇数 何かが孔に起きていたとか…?




新P「…体力も余ってるようですし」

新P「追加レッスンしましょう」

武「えっ?」

つぼみ「やるの?」

新P「つべこべ言わない」

新P「やりますよ」

孔「やるのか…」



 ↓1 追加レッスン!!

 何をやる?

 ※最低値30を今回は保証しよう




 演:4.25


新P「…孔」

孔「何だ?」

新P「………何でこう、あなたはムラがあるんですか?」

孔「…さあ?」

新P「…」

新P(ダメダメかと思えば、いきなり目を見張るほどの上達ぶりを見せて…)

新P(一体何なんだ、孔は…?)



 ↓1 好感度

 コンマ一桁分上昇




新P「…」

新P「…梅雨真っ盛り、か」

新P「じめじめしていて嫌になる…」

銀河「ほんっと、嫌になるよねえ…」

銀河「傘をすぐどっかに忘れたりするし、天気がハッキリしないし…洗濯物も乾かないし。梅雨なんてなくなればいいのに」




 菅野孔 男 20歳 誕生日:9月
 体:4 頭:4 精:2
 歌:6.59 踊:3.19 容:3.00 表:3.71 演:4.25
 熱:2 道:3

 器用:手先がとても器用
 孤独の癒し:ひとりでいる時間を好み、長時間、他人と接しているとぐったりと疲れてしまう

 好感度:【192/鉄面皮】
 メモ:孤児院出身なようだ
    飲み会中は空気と化すらしい
 動機:スカウトされた


 赤井武 男 22歳
 体:? 頭:? 精:?
 歌:2 踊:3 容:5 表:2 演:1
 熱:? 道:?
 好感度:【193/クールな鬼】

 間宮つぼみ 女 13歳
 体:? 頭:1 精:?
 歌:3 踊:3 容:4 表:4 演:3
 熱:? 道:?
 好感度:【216/すごい】

 ユニット:Play of stars
 歌:3.66 踊:3.00 容:4.00 表:3.00 演:2.66
 状態:どこかチグハグな印象
 持ち歌:スターライトシンドローム デイブレイカー キャッチ・ユア・ウェーブ(未習得) 浜歌



新P(夏までに新曲を出したいし…早めに新曲のレッスンはしておきたいな)

新P(…あとは営業もしないと)



 ↓1 来週は

 1 レッスン
 2 新曲レッスン
 3 営業



 ―― 6月 4週目


新P「いつまでレッスンをしていても、人目に触れなきゃ意味はない…」

新P「営業をかけて露出を増やしていかないと」

新P「…」

新P「随分と久しぶりの営業な気がするな…」


 ↓1 営業先は

 1 テレビ局
 2 広告代理店
 3 業界バー




*「こんにちは」

新P「儲け話を仕入れにきたんですが、ありますか?」

*「ハッキリ仰りますね…」

新P「お互い、儲けを出さないと居場所のない身でしょう?」

*「それはあなただけでは?」

新P「ご冗談を…」

新P「……少し、耳に入った話なんですが」

*「?」

新P「…ヒソヒソ…ヒソヒソヒソ…」

*「!!?」


*「そっ…そそ、それ、それをっ…何故…!?」

新P「…そういうわけで、互いに儲け話が必要でしょう?」

*「…っ」



 ↓1 新ちゃんが何を言ったかは内緒

 偶数 んー…新人にしては、やや、いい感じ…かな?
 奇数 ちぃっ、しょっぺえな




*「…どうぞ」

新P「ありがとうございます」

*「…先ほどの話、ですが」

新P「…それは後にしましょうか」

*「…」


新P(ふむ…)

新P(新人にしては…やや良い、といったところの仕事か)

新P(…にしても、七夕ばかりだな)


 ↓1 どれがええ?

 1 地方の七夕イベントに出演 トークと歌で盛り上げませう
 2 照明器具メーカーが主催する、七夕のイルミネーションイベント。地上の天の川を渡るレース?
 3 七夕と棚ぼたをかけたイベント?




新P「イルミネーション、イベント…」

新P「…この、地上の天の川っていうのは?」

*「何でも水路を作って、そこに照明を仕込んで天の川に見立てるそうですよ」

*「そこを手漕ぎボートで渡るというレースをやるんだとか。で、盛り上げるために一般人に紛れてタレントも…ということです」

新P「なるほど…」

新P「ではこの仕事を」

*「どうぞ」


*「それで、先ほどの話――」

新P「噂は、あくまで噂…ですよ」

*「えっ?」

新P「…真偽については知りませんので」

*(はかられた…!?)


新P「では失礼」

新P(来週、か…)



 菅野孔 男 20歳 誕生日:9月
 体:4 頭:4 精:2
 歌:6.59 踊:3.19 容:3.00 表:3.71 演:4.25
 熱:2 道:3

 器用:手先がとても器用
 孤独の癒し:ひとりでいる時間を好み、長時間、他人と接しているとぐったりと疲れてしまう

 好感度:【192/鉄面皮】
 メモ:孤児院出身なようだ
    飲み会中は空気と化すらしい
 動機:スカウトされた


 赤井武 男 22歳
 体:? 頭:? 精:?
 歌:2 踊:3 容:5 表:2 演:1
 熱:? 道:?
 好感度:【193/クールな鬼】

 間宮つぼみ 女 13歳
 体:? 頭:1 精:?
 歌:3 踊:3 容:4 表:4 演:3
 熱:? 道:?
 好感度:【216/すごい】

 ユニット:Play of stars
 歌:3.66 踊:3.00 容:4.00 表:3.00 演:2.66
 状態:どこかチグハグな印象
 持ち歌:スターライトシンドローム デイブレイカー キャッチ・ユア・ウェーブ(未習得) 浜歌





 いい時間なのでここまで
 おつかれさマイコプラズマ肺炎!!

ごめんね、ちょっとすっぽかしてて
やるかい?



 ―― 7月 1週目


新P「七夕イルミネーションイベント…ということで、ちょっとしたトークと、イベントのレースに参加してもらいます」

武「レース? 燃えるな」ニヤァッ

つぼみ「何のレース?」

新P「特設された水路を手漕ぎボートで渡るそうです」

孔「それだけか?」

新P「ええ」


新P「そして、その後に簡単なトーク…ということですね」

新P「七夕ということなので、季節感を出して本日は浴衣でやってもらいますので」

武「浴衣か…。つぼみ、それ用にセットしてやろうか?」

つぼみ「ほんとっ?」

武「たまにはやらないとつまんねえからな」

新P(赤がいるとスタイリストいらずで助かるな)


孔「手漕ぎボート…か」

新P「何か不安でも?」

孔「…いや」


新P「レースとトークショーまでは好きに会場を散策していていいので」

新P「時間になったら戻ってください」


 ↓1 七夕イベント! 七夕といえば

 1 短冊やろ?
 2 そうめんやろ?
 3 笹の葉舟のレースもあるらしい



 ワイワイ

武「あーあ……全然、顔も売れてねえや」

つぼみ「テレビでたのに…」

孔「…」

武「いっちょ、こう…美女にわんさか囲まれて? きゃーきゃー言われてえなぁ~」

武「はぁーぁ…何かこう…ないもんか…」


 ピタッ…

つぼみ「……す…めん?」

武「あんっ? すめん?」

孔「あれはそうめんだ」


つぼみ「そうめん…大食い、大会?」

武「わんこそばのそうめん版…みたいなもんか?」

孔「七夕にそうめん…か」


武(大食い大会参加→1位になる→女の子がきゃーかっこいい→俺様モテモテ→うっはうは?)

武「よっしゃ、やらいでかぁっ!!」



 ↓ 大食い大会だってさ!

 1~3 いつか、ミーがひなあられ食い大会で下した力士軍団再び!!
 4~6 これが下心パワーか…何となくとか記念参加してる連中をものともせずに夢中な赤が……一周回ってかっこ悪い?
 7~9 参加費200円でそうめん食べ放題と聞きつけて現れたのは…?




 ズゾゾゾッ

武「はんむっ…ズズッ…むしゃむしゃ…ゴクンッ…」

武「負けるかよぉっ…ズゾゾッ…負けてやるもんかよぉぉ…!」

武「俺がっ…目立って、モテんだよぉっ!!」

 ムシャムシャ
 ズズズッ


つぼみ「うわぁ…」

孔「…」

つぼみ「…」

孔「ああいうのを、見苦しいって言う」

つぼみ「………みぐる、しー…」ペラッ


 ズゾゾッ

武「ぷはぁっ…これで俺が、1位だああっ!」

武「ふっへっへ…」

武「うっぷ…」


 ↓1 赤の優勝ー!

 1~3 尚、食べ過ぎて後に支障を来す模様
 4~6 しかし、赤が女の子に囲まれてちやほやされることはなかった
 7~9 なんだかんだで盛り上げに一役買って赤ナイス?




武「…」キョロキョロ

武「…」バッ

武「…」クルクル


つぼみ「何してるの?」

孔「自分が大食いで1位になったからって、女にきゃーきゃー言われるもんだと思い込んで、どこからくるか探ってる」

つぼみ「誰もいないのに?」

孔「ああいうのを自意識過剰っていう」

つぼみ「じいしき、かじょー…」


武「…おかしいぞ?」

武「誰もきやがらねえ…」


 ・
 ・
 ・


新P「――で、いじけている…と?」

武「ちくしょう、ちくしょう、ちくしょう…」イジイジ

孔「…そういうこと」

新P「やれやれ…」

新P「ともかく、これからボートレースなので切り替えてください」



 ↓1 ボートレース!

 1 勝ちにいくんやで?
 2 あん? ボートに乗ったら転覆せにゃあならんぜよ?
 3 接戦を演出するんや、盛り上げい?



つぼみ「…変なボート」

武「いいか、このオールで、ぺったんぺったんするんだぞ」

孔「…落ちたら、やっぱりマズいのか…?」

新P「何を言ってるんです?」

孔「?」

新P「ボートに乗ったら転覆する」

新P「それがお約束というものでしょう」

武「おい、俺らはお笑い路線なのか?」


新P「いかにハプニングを装って、見事に転覆して人々の記憶に残れるか」

新P「それが大事なのです。駆け出しアイドルが無難にこなして終わるより、大失敗して印象に残った方がいい」

新P「まして、今回は一般の人も参加しているのですから、語り種になれれば幸いというものです」

つぼみ「アイドルって何?」

孔「さあ?」



 ↓1 方針:ナチュラルに転覆せよ!!

 1~3 やりすぎぃっ! 他の参加者まで巻き込むなやっ!!
 4~6 下手くそかお前ら
 7~9 おう低王様、おう? 結果オーライにしておくか…




*『スタートでーす!』

 バシャバシャッ


*『この特設水路には1300ものイルミネーションが仕込まれていて、まるで地上に天の川ができたような幻想的なものになっています』

*『さあ、天の川を越えて――』


 バシャアンッ

*『えっ?」


つぼみ「うわっぷ…!」バシャバシャ

武「あーまちがって転覆しちゃったぜーまいったなぁー」バシャバシャ

孔「…」ブクブク

*『あ、えっ? い、いきなり3人も転覆をしてしまいましたが…大丈夫でしょうか?』


新P(何で3人揃ってスタート早々に…!!)

新P(ここぞというところで転覆するからこそだというのに…)

新P(あと赤がわざとらしすぎる…)



 ↓1 ミッションは完遂…

 1~3 でもちょびっと怒られた…
 4~9 でもこれ転覆損とちゃうか…?




武「っつーか、これで良かったのか?」

つぼみ「髪の毛セットしてもらったのに…」

孔「転覆すれば良かったんだろ?」

新P「…はあ…」


新P(これじゃ転覆損だ…)

新P(もっと上手くやる方法はあるだろうに…)

新P「まあ、いいでしょう…。この後のトークステージでネタにすればまだ…無駄にはならないはず」



 ↓1 トォーク!!

 1~3 おいこら赤ぁっ!!
 4~6 触れろやっ!! 転覆しちゃった~って笑い話にせえ!
 7~9 赤は能力値ではかれないとこが優秀?




武「――いや、そんでそうめんのまたうまいこと?」

武「俺なんかちょっと食べ過ぎちゃって~」


新P(トークになると赤はよく頭も口も回るな…)

新P(会場散策中のそうめん大食いにも触れて、ボートレースについても転覆失敗を笑い話にして、しかも特設水路の綺麗さを語って)

新P(主催側へのおべっかも欠かさず…)


新P(しかし、問題は…)

孔「…」

つぼみ「…」

武「元々、たなばたとそうめんって平安時代の…………」


新P(…赤ばっかり喋ること、か)



 ↓1 指示選択

 1 赤以外も喋れ!!
 2 赤いの、2人にも話をふれ!
 3 このままでいいか…



武「んっ…?」チラッ

新P「…」スッスッスッ ←ハンドサイン出してる

武「…」


武「そんで? 孔はどうだったよ?」ノシッ

孔「…俺は――」チラッ

新P「…」スッスッスッ ←ハンドサイン出してる

孔(……低王様キャラ? そう言えばそんなのもあったな)


孔「…」

孔「……はあ?」

武「おうっ?」

孔「そもそもどうして俺がボートなんかに乗らなきゃいけないのか分からない」

つぼみ「えっ?」

武「ああ~、はいはいはい…ごめんなさいねえ、こいつ、歌以外したくない~ってわがままなんすよ~」

つぼみ(あ、そういえばそういう設定あった…?)

武「そんなだからボートから落ちるんだ、ぞっ」ツンツン

孔「…」フイッ

武「ぞっ?」ツンツン

孔「くすぐったいだろ、やめろ」

武「くすぐったいだろwww くすぐったいだろって、普通かwww」バシッ


武「でー、つぼみはー?」

武「あー……ほら、どうよ、どう思ったよ?」

つぼみ「どうって…?」

武「…」チラチラッ

つぼみ(目配せしてる…? 何…? 会場…? 明かりが綺麗な…? あっ)

つぼみ「えーと…光がきれい?」

武「だよなぁー、これ、同じ赤の系統の色でも、光り方とかが違ってて、それが青も違う、緑も違う、ってな具合で何色あるんだってな」

武「でもってあのボートレースのとこの水路? あそこのイルミネーションは水面の揺らぎとかもあって、さらにひと味違ってたよなあ」



 ↓1 トークは盛り返せたかな?

 そうめん:2 + レース:0 + トーク:3 + コンマ一桁
 =~9  あんまり…
  10~ ふつー
  15~ バッチグー?



 そうめん:2 + レース:0 + トーク:3 + コンマ:2 = 7


新P「…」スパ-

新P「あまり…良い結果を残せなかったか」

新P「ボートがひびいたな」スパ-

新P「…ま、仕方ないとしよう」


つぼみ「ねえ、プロデューサー」

新P「…ん? ここは喫煙所なんだから、あなたは来ちゃダメでしょう」

つぼみ「はい、これ」つ短冊

新P「…これは?」

つぼみ「短冊、やらないの?」

新P「…どうもありがとう」

新P(やれやれ…短冊なんて書いたところで…)



 ↓1 短冊だってさ

 1 何も書かない現実主義者の新ちゃん…
 2 プレイオブスターズに大きな仕事が舞い込みますように
 3 今日の仕事をやり直せますように…なんちゃって
 4 その他、願いごとを簡潔に

 ※採用安価のコンマ二桁が…何かだったら?




新P「…」サラサラ

短冊『世界中のみんなの願いが叶いますように』

新P「…」

新P「…ガラにもないことを我ながら…」

新P「…」スパ-

新P「…帰るか」



 ↓1 好感度

 コンマ一桁分上昇




新P「…」

新P「…7月になったか」

新P「今日の仕事はいまいちだったが…知名度をどうにか挙げていかないと」

新P「…テレビが手っ取り早いんだろうか…?」



 菅野孔 男 20歳 誕生日:9月
 体:4 頭:4 精:2
 歌:6.59 踊:3.19 容:3.00 表:3.71 演:4.25
 熱:2 道:3

 器用:手先がとても器用
 孤独の癒し:ひとりでいる時間を好み、長時間、他人と接しているとぐったりと疲れてしまう

 好感度:【194/鉄面皮】
 メモ:孤児院出身なようだ
    飲み会中は空気と化すらしい
 動機:スカウトされた


 赤井武 男 22歳
 体:? 頭:? 精:?
 歌:2 踊:3 容:5 表:2 演:1
 熱:? 道:?
 好感度:【195/クールな鬼】

 間宮つぼみ 女 13歳
 体:? 頭:1 精:?
 歌:3 踊:3 容:4 表:4 演:3
 熱:? 道:?
 好感度:【218/すごい】

 ユニット:Play of stars
 歌:3.66 踊:3.00 容:4.00 表:3.00 演:2.66
 状態:どこかチグハグな印象
 持ち歌:スターライトシンドローム デイブレイカー キャッチ・ユア・ウェーブ(未習得) 浜歌



新P「新曲のレッスンでもして、次を出すか…」

新P「営業して大きな仕事を掴むか…」

新P「とにかく露出度を上げていかないと」



 ↓1 来週は

 1 レッスン
 2 新曲レッスン
 3 営業




 ―― 7月 2週目


新P「さあ、今日はキャッチ・ユア・ウェーブを習得してもらいますので」

新P「さくっと覚えてくださいよ」

武「あいよー」

つぼみ「はーい…」



 キャッチ・ユア・ウェーブ
 歌:3 踊:3 表:3

 プレイオブスターズ
 歌:3 踊:3 表:3


 全能力値クリア!
 キャッチ・ユア・ウェーブを習得しました



新P「オーケー」

新P「これでレコーディングにも取りかかれる…」

孔「いつ出す?」

新P「…夏の内、でしょうね、予定だと」

新P「夏っぽい曲でもありますし」



 ↓1 好感度

 コンマ一桁分上昇



 とりあえず、10加算ということにしておいた


 菅野孔 男 20歳 誕生日:9月
 体:4 頭:4 精:2
 歌:6.59 踊:3.19 容:3.00 表:3.71 演:4.25
 熱:2 道:3

 器用:手先がとても器用
 孤独の癒し:ひとりでいる時間を好み、長時間、他人と接しているとぐったりと疲れてしまう

 好感度:【204/鉄面皮】
 メモ:孤児院出身なようだ
    飲み会中は空気と化すらしい
 動機:スカウトされた


 赤井武 男 22歳
 体:? 頭:? 精:?
 歌:2 踊:3 容:5 表:2 演:1
 熱:? 道:?
 好感度:【205/クールな鬼】

 間宮つぼみ 女 13歳
 体:? 頭:1 精:?
 歌:3 踊:3 容:4 表:4 演:3
 熱:? 道:?
 好感度:【228/すごい】

 ユニット:Play of stars
 歌:3.66 踊:3.00 容:4.00 表:3.00 演:2.66
 状態:どこかチグハグな印象
 持ち歌:スターライトシンドローム デイブレイカー キャッチ・ユア・ウェーブ 浜歌



 ↓1 SUPER SAINT SPARKLING SPECIAL !!!?

 1 いる? いるとしてこれから考えるけど
 2 いらんいらん




 00.00 SUPER SAINT SPARKLING SPECIAL!


 ↓1 心を無にして選ぶのです…

 1 ライバル登場とかでええんとちゃう? プレスタに限らず?
 2 実は孔にはちゃんと親がいた? まあ施設にいたという時点でお察しだろうけど…
 3 なんかこう、ヒット確実な大仕事が舞い込んできたとか?




新P「…」スパ-

銀河「でー、その女、何て言ったと思う?」

銀河「『箱根にいい宿があるから、一緒に来てくれたら~』とか誘ってきて!!」

銀河「いやー、セレブのお嬢様っていいよね~、羽振りが良くって! まあ、いつの間にか身辺調査されて、娘に近づくなって脅されたんだけど」

銀河「惜しい…惜しかったなあ…ほんっと、僕ってどうしてこんなに運が悪いのやら…」

新P「頭が悪いからでしょ」スパ-

銀河「元も子もないことを…まあ事実なんだけどね」スパ-


 prrrr…
 pi

新P「っ…もしもし?」

女社長『ああ、わたしだ』

新P「社長? どうされました?」

女社長『実は今、少し知人と会って…良い話をもらえたのだよ』

女社長『プレイオブスターズにやらせてみたいと考えているんだ』

新P「どんな仕事です?」



 ↓1 どんな?

 1 超絶大ヒット映画シリーズの新作:ただしひとりだけ
 2 アイドル界の超絶大人気お祭り企画・夏だ、水着だ、大水泳大会:ただし良成績を残せなければ
 3 大ヒット連発のドラマ制作チームの単発作品:デキが良ければ連ドラ化も?




女社長『単発ドラマなんだが……』

新P「ええ、ええ…」

銀河「…」スパ-

銀河「…キンキンに冷えたキュウリの浅漬け食べたいな…」ホワッ


新P「なるほど…」

女社長『視聴率次第では連ドラ化も検討するそうだ』

女社長『是非とも、このチャンスをものにしなさい』

新P「分かりました。ありがとうございます」

女社長『それではよろしく頼むよ』


新P(制作チームの実績は間違いなし…)

新P(これで成果を出せればプレスタも一躍、人気者になれるはず…)

新P(しかし…3人とも主役にねじこむというのはさすがにできない…か)

新P(さて…誰を主演に据えるべきか)


新P(演技力ならば孔…)

新P(番宣などでキャラ性を売り出すなら赤…)

新P(未知数だがつぼみも、やってやれないことはない…か?)



 ↓1 誰を主役にしようか

 1 孔でしょ
 2 赤兄やん
 3 つぼみん




新P(ここは賭けになるが…)

新P「つぼみで、いってみるか…」

銀河「それ大丈夫?」

新P「あなたが心配することですか?」

銀河「いやいや、だって…ほら、頭が弱いじゃない?」

新P「…」

銀河「なーんか、だって…大事な仕事なんでしょ? コケたりしたら…」

新P「…」

銀河「子どもなんだし」

新P「…」


新P「これは決定事項。あなたが口を挟むことじゃない」

新P「分かってる?」

銀河「それはそうだけど…」

新P「灰皿、そろそろいっぱいになるから掃除しときなさい」


新P(…まあ、やってやれないことはない…はず)

新P(一抹の不安はあるが…誰を選んでもそれは同じこと)

新P(…………だと思いたい)



 ↓1 つぼみんの役どころはっ!?

 1~5 中学校が舞台の学園物のキーパーソンとなる少女! 周りは…子役だらけかぁー…
 6~9 主人公の渋いオッサンとコンビ的に大活躍する役どころや! 周りの俳優に迷惑かけなきゃええな





 今夜はここまででござる
 おつかれさまでし帝釈天!


 ~まこちゃんの変化~

誠「ううーん…むむむ…むむむむむ…」


葉子(何か最近、まこちゃんがよくひとりで唸ってるような気がする…)

タカシ「まこちゃんね、今、おっきな仕事きてるんだって」

葉子「わっ…び、ビックリした…。いつの間に…。ていうか、おっきな、仕事?」

タカシ「なんと、車のコマーシャル。まこちゃんの格を考えれば…多分、1000万近くのギャラになるだろうね」

葉子「そんなに?」

タカシ「僕とかシャーディとか香くんになれば、CM1本2000万とかもあるんだけどねー。シャーディなんて3000万とか視野に入るかも?」

タカシ「ま、とにかくだよ。まこちゃん、あんまりコマーシャルって出ないんだよね、ほとんど」

タカシ「貧乏キャラでも売ってるし、使う予定もない商品のCMやるのはどうだって意識が強いみたいだね」

葉子「まじめ…。あれ、でも車…乗るの?」

タカシ「運転免許の費用をスポンサーが出してくれるから~ってことで、お得感に負けたんだって」

葉子「そ、そうなんだ…」


タカシ「でね? 話はここからなんだよ」

葉子「話?」

タカシ「…僕の見立てだと、まこちゃんは多分、このコマーシャルでの莫大なギャラに戸惑ってるんだよ」

タカシ「500円の自由に使ってもいいお金さえ、使い道に迷って悩み抜いちゃうくらいなんだから」

葉子「…ありそう」

タカシ「1000万だもん、さすがに丸ごと返済に当てるってことはないだろうし…となると、いくらか浮いたお金が出るはず」

タカシ「それについてきっと悩んでるんだと思ってるんだ」

葉子「どんな風に?」

タカシ「バーゲンセールを何軒ハシゴしようとか、浮いたお金だけで何年分の生活費にあてられるかとか…」

葉子「さすがにそれはないんじゃ…?」

タカシ「だからこそ、僕は言いたい! 悩んでるまこちゃんに言ってあげたい! 遊ぶ金に使っても、イイじゃないか」

葉子「まこちゃんが散財するところを見てみたいの?」

タカシ「………てへっ」

葉子(こんなに、てへってして違和感のない24歳児他にいないと思う)

タカシ「だからね、ハコちゃんっ」ギュッ

葉子「な、何…?」

タカシ「まこちゃんに、この機会だから今度遊びに行こうとか声かけてみようよ。ねっ?」


葉子(結局、言い含められちゃった…。とりあえず…まこちゃんに声かけて、自然に…うん…)

葉子「ま、まこちゃん」

誠「ん? おう、どうした、葉子?」

葉子「何か…悩んでるみたいに見えたから、どうしたのかなー…って」

誠「ああ…いやな…うーん……コマーシャルのギャラのことなんだけど…それ入ったら…………借金、完済かも知れなくて」

葉子「えっ?」

誠「いや、それで完済じゃないんだけど…もう、そのギャラで一気に終わりが見えるっていうか…。それ考えたら、何か……何かなあ…」

葉子「いいことじゃないの? だってずっとがんばってきたんだし…」

誠「そうなんだけど…そしたらもう大金稼ぐ必要もないし…アイドルもなあ…」

葉子「えっ?」

誠「うーん…」


 ~まこちゃんを引き留め隊~

タカシ「まこちゃんがアイドルを辞めちゃうかも知れません、阻止せねばなりません、緊急会議です!!!!」バンッ

葉子「ね、熱の入り方が…」

ゆず子「タカシの唯一の男友達だもんなぁ…」

衣依「でも…借金完済はお祝いしてあげるべきじゃないの?」

タカシ「それはそれ、だけどっ! まこちゃんがアイドル辞めちゃったら、まこたかはどうなっちゃうのっ!? 日本1億2000万人の損失だよっ!」

聖羅「あらあら…そんなに影響力があるんですねえ」

ゆず子「言い過ぎだろ、絶対…」


タカシ「とーにーかーくっ! まこちゃんが辞めちゃうなんて絶対に認めませんっ、断固反対っ!!」

タカシ「だからみんなで説得しましょう!! ただし、まこちゃんはやさしいから、辞めないでってストレートに言うのなし!」

ゆず子「はあ?」

葉子「じゃあどうするの?」

タカシ「…………何かこう…帰属意識的なところをくすぐる雰囲気で」

衣依「タカシくん…」

タカシ「やめて衣依っ、そんな目で見ないでっ!!」

聖羅「まこちゃんさんに、この事務所に長居したいなって思わせればいいんですね」

タカシ「そういうことっ!」


誠「ふわぁぁ~…」

聖羅「まこちゃんさん、おはようございます。寝不足ですか?」

誠「おお、聖羅、おはよ。昨日、暑くて寝苦しかったもんだからな…」

聖羅「そうなんですか…。あっ、体内の深部温度を冷やすのがいいかも知れませんよ。脈をとるところを氷嚢とかで冷やすんです」

誠「へえ…そうなのか」

聖羅「はい~」

誠「…ん?」

聖羅「……ええと」


聖羅「失敗…しちゃいました」

タカシ「でもいいよっ、方向性間違ってないよっ! この調子だよ、次は誰いく、誰いくっ? 衣依いくっ?」

衣依「えっ、何で?」

タカシ「いよりん、レッツゴー!」


衣依「まこちゃんっ」

誠「んっ? おお、衣依、どうした? 遊んでほしいのか?」

衣依「まこちゃん、わたしもう高校生なんだけど…」

誠「…………そうだったな…」シュン

衣依(あっ、失敗した?)


タカシ「もー、衣依なら器用にやれると思ったのに…。まこちゃんの中では衣依はずっと永遠の小さい子なんだから! ランドセル装備しよ?」

衣依「そういうのやめて、気持ちが悪いから」

タカシ「衣依がグレたーっ!」

ゆず子「いや今のはアウトだろ、タカシが」

衣依「もう…ていうか、タカシくんと背も同じなんだし、もう…」

タカシ「…あれ? 確か、佑香がすでに僕より目線高くなってて、衣依もだから…あれ? 僕、事務所で一番背が…あれ…?」


 ~まこちゃんを引き留め隊、其の二~

葉子「まこちゃん」

誠「ん? おう、今度は葉子か」

葉子「今度は…」

誠「あ、こっちの話」

葉子(いや正しいんだけど…)


葉子「えと……そうだ、まこちゃん、家庭菜園とか、どう? また育ててるの?」

誠「今年はキュウリとトマトとナスだ。あんまり形は良くないんだけどな」

葉子「そうなんだ…」

誠「ああ」


葉子「…」

誠「…」

葉子(何か、事務所にいるといいことがあるって示せばいいんだよね…? でもどうやって…うーん…)

葉子「あっ…そうだ、お中元でひやむぎいっぱいもらっちゃったんだけど、もらってくれたりする?」

誠「いいのかっ!?」

葉子「う、うん…ちょっと飽きそうなくらい、いっぱいで…」


タカシ「食べもので釣るとは…ハコちゃん、侮れないね」

葉子「でも…けっこうまこちゃんって、色々ともらってるよね?」

タカシ「お弁当とか、スタッフさんが気を利かせて、3、4個楽屋に置いてるみたいだよ」

葉子「…あんまり意味なかったかも…?」

タカシ「まこちゃんめ、強敵だ…」

ゆず子「つーか諦めろよ…。続けるも続けないも自由だろって…」

タカシ「じゃあゆずがゴー!」

ゆず子「何でそうなんだよっ!?」

タカシ「ハーゲンダッツ買ってあげる」

ゆず子「任せろ、でっかいやつな」


ゆず子「…まこちゃん」

誠「おう、ゆず子」

ゆず子「…あー、えーと……まこちゃん」

誠「どうした?」

ゆず子「何て言うか…そうだなあ…んー…」

誠「………悩みでもあるのか?」

ゆず子「そうじゃなくて、あー…………葉子にひやむぎもらうんだろ?」

誠「ああ」

ゆず子「…うちでひやむぎパーティーやる?」

誠「おおっ、いいな、それ。楽しそうで」


タカシ「ひやむぎパーティーは楽しそうだけど、違うでしょ!」

ゆず子「仕方ないだろっ、何か…そうなっちゃったんだよ!」

タカシ「やるなら流しそうめんでしょっ!? ひやむぎなのにっ…流しひやむぎになっちゃうよっ!」

衣依「そこじゃないと思うよ、タカシくん」


 ~まこちゃんを引き留め隊、其の三~

香「どうして、僕の家でやるんだ…」

タカシ「だって香くんのマンションのバルコニー、広いんだもん。流しひやむぎにはぴったりでしょ?」

聖羅「茹であがりましたよ~」

誠「よーし、竹もセットして流す準備オーケー」

佑香「めんつゆ、準備完了」

葉子(あのめんつゆ、絶対に何か悪戯されてる…)

衣依「ひやむぎだけじゃ栄養バランス良くないから、お家でおかずになりそうなの作って持ってきたよ」

ゆず子「流さなくていいから麺くれよ、麺」

タカシ「むっ、そんな風流のないことを言う子にはひやむぎあげません~」

ゆず子「お、衣依これタンドリーチキンってやつ? うめえじゃん」モグモグ

衣依「あーっ、ゆずちゃん、つまみ食いしちゃダメでしょっ」


タカシ「それじゃあ、大人はおビールで、かんぱーい!」

ゆず子「かんぱーい」

聖羅「わたしはジュースで…」

葉子「わたしも…」

衣依「佑香ちゃん、ひやむぎ流してあげる」

佑香「やって」

誠「よーしよしっ、ひやむぎっ…ひやむぎなんて久しぶりだな…!」


 ワイワイ ワイワイ

<ぴーんぽーん…

香「んっ…? 何だ? 宅配か…? しかし、その予定はないが…」

 スタスタ…

インターホン『みんなお揃いで、楽しそうだねぇぇ~?』

香「っ――しゃ、シャーディ…!? 何故ここを…? いや、何故バレて…!?」

インターホン『いっぱい持ってきたから入れてぇー、混ぜてぇー、仲間外れにしーなーいーでぇー』

香「……やれやれ…」


シャーディ「じゃじゃじゃーんっ! 超高級黒毛和牛を、どどどーんとブロックで買ってきたよー!!」

誠「おおおおおおっ!?」

佑香「塊の…肉…」

聖羅「あらぁ~…すごいですね、さすがシャーディさん」

シャーディ「ふっふっふ…まあわたしにも、流しひやむぎをくれたまえ? ふふふ…」

ゆず子「ほい、めんつゆ」

シャーディ「ご苦労っ! いただきま――ぶぼっ…これ麦茶っ! めんつゆじゃなくて、麦茶ぁっ!」

佑香「…」ニタァァッ


タカシ「何だかんだ、みんなで揃うって久しぶりかもねー」

誠「そうだな」

タカシ「………………来年も、こうやってみんなで揃って遊びたいよね? ねっ?」

誠「そうできたらいいよな」

タカシ「!! ………まこちゃん…」


 ~まこちゃんを引き留め隊、其の四~

タカシ「まこちゃんが…来年もできたらいいねって言ったら、そうできたらいいとか言って…何かもう…もう…」

ゆず子「マジでか」

葉子「そんな…」

聖羅「そうなってしまったら、寂しいですねぇ…」

衣依「でもまだ辞めるって決まったわけじゃ…」

タカシ「まこちゃんの性格なら、そこは気前よく、そうだなって言ってくれるとこだったもん…なのに、なのにぃ…うわーん、まこちゃんのバカー!」タタタッ

葉子「思い込みで逃げ出した…」

ゆず子「タカシだからなぁー…」


葉子「…よし、こうなったら…」

聖羅「…?」


タカシ「はぁ…」

 ポンッ

誠「よっ、タカシ」

タカシ「ま、まこちゃんっ? どしたの?」

誠「……いや、何か…その……そうだ、タカシ、この後暇か? ドライブ行かないか? 俺も免許取ったからな」

タカシ「いいけど…?」

タカシ(ハッ…ま、まさか、まこちゃん…一緒にドライブして、まずは僕にアイドル辞めるって打ち明けて…?)


 ブゥゥゥン…

タカシ「…」

誠「す、すごい車だなこれ…CMで乗ったのと違いすぎるし…何か、すごいな…緊張する…」

タカシ「うぅぅ…まこちゃん…」

誠「んっ? あ、どこまで行く? て言うか、俺が運転しちゃってていいのか…?」

タカシ「もう好きにして…思い出作りしよう…まこちゃん…」

誠「おおっ? どうした?」

タカシ「…」

誠「タカシ?」

タカシ「……………でもやっぱり嫌ーっ! まこちゃん辞めないでぇぇーっ!」ダキッ

誠「うわっ、ちょっ、う、運転中っ…! 運転中だから、タカシ、タカシぃっ!?」

タカシ「まこちゃんはきっとアイドル天職だからぁーっ! 僕が色々と面倒とか見てあげてもいいからお願いだから辞めないでよぉーっ!」

誠「ちょちょっ、ちょっと、は、ハンドルが、ハンドルがああああっ!」


タカシ「え、辞めない? ほんとっ? それほんとっ!?」ガシッ

誠「お、おう…。それであんなに取り乱したのか…。にしても運転中は危ないだろ?」

タカシ「グスッ……まこちゃああああんっ! 良かった、まこちゃんが辞めちゃうかと思ってぇぇ…!」

誠「ていうか…また、父ちゃんが……あやしい壷売りつけられて、しかもその開運パワーとかであやしい取引に手え出して…増えたから」

タカシ「えっ?」

誠「完済も…また先延ばしなんだよなぁ…。だから辞めらんないし、また膨れることもありそうだし…辞めるつもりはないって」

タカシ「…グスンッ…じゃあ、僕の車、ぶつけた修理費も借金入れといて?」

誠「それは違うだろ」

タカシ「てへっ、借金膨らめば辞めらんなくなるかと思って」


 ~まこちゃんを引き留め隊、其の五~

タカシ「………にしても、どうして、あの鈍チンまこちゃんがわざわざ、あんな風に向こうからアクションをかけてきたんだろう…?」

タカシ「これはSSプロ七不思議に入れちゃっても…?」

聖羅「タカシくん、タカシくん」

タカシ「どしたの?」

聖羅「それなんですけれど…実は、葉子ちゃんなんですよ」

タカシ「ハコちゃん?」

聖羅「ええ、この前に………」


葉子『まこちゃん、ちょっといい?』

誠『ん? どうした?』

葉子『……あのね、まこちゃんが…借金を全部返したらアイドル辞めちゃうんじゃないか、ってタカシさんが心配…してて』

誠『は?』

葉子『その……どう、なのかなって』

誠『ああー……うーん、ちょっとは考えたけど』

葉子『……そうなの?』

誠『……まあ、でも…』

 prrrrr…
 pi

誠『もしもし…ああ父ちゃん…? …………………勘弁してくれよ…そうなるだろうと思った…。はいはい、じゃあな』pi

葉子『今のは?』

誠『………あやしい壷売りつけられて、開運パワーとか言って変な取引に手え出したらしいんだけど…………見事に金消えたって…ははは…』

葉子『あ…うん…』


聖羅「――っていうことがあって」

タカシ「で、それをせーらちゃんは影から星飛雄馬のお姉ちゃんみたいに見てた、と」

聖羅「偶然なんですけれどね」

タカシ「そっかー、なるほどー、だからまこちゃんがわざわざ僕のとこに来たのか」


タカシ「…でも、じゃあどうして…来年もって言ったら、あんな言い草したんだろう…?」

タカシ「そうできたらいい、って…まるで来年はそういかないかのような…」

聖羅「あっ、それについては………」


葉子『――って理由でタカシさんが、まこちゃんが辞めちゃうんじゃないかってショック受けてたけど…』

誠『えっ? だってみんな忙しいし、全員分のオフが重なることなんてなかなかないし、難しいだろ?』

葉子『…そうだね』


聖羅「――って」

タカシ「くっ…まこちゃんの頭脳を甘く見すぎて、そんな当たり前すぎることを見落としていたなんて…!」

聖羅「でもまこちゃんさんが辞めちゃうなんて言わなくて、本当に良かったですね」

タカシ「だねー、もう安心しちゃったよ、僕」

聖羅「ふふっ、とっても大切なお友達なんですね」

タカシ「だって唯一無二の親友だもーん」


 ~教わってはいけない相手~

純「うーん…」

ミシェル「むむむ…」

銀河「んっ…? キミら、どうしたの、揃って唸って」

純「あ、パシり」

銀河「パシりじゃなくて雑用だよ」

ミシェル「そこにあんまり差異はないんじゃ…?」


純「あのさあ、おかしいんだ」

銀河「何が?」

純「モテない」

銀河「はあ?」

純「だって俺、高校生になったし? テレビも出てるし、色々やってるし…モテていいはずじゃん? なのに、全然、女の子から告白とかされなくて」

純「何が悪いんだろうってミーに相談してたんだけど、分かんないって」

ミシェル「必ずしも正義の行いが浸透して認知されるかという問題のように、必ずしも有名になれば異性に好意を持たれるというわけではない…」

銀河「モテ、ねえ…」

純「そう言えば銀河ってクズなのにモテるんでしょ?」


銀河「そうさ? て言うかね、僕に言わせてもらえば、女の子ってのは母性本能をくすぐってあげればいいんだよ」

ミシェル「母性本能ですか?」

純「それってどうなの? 何か…男としてかっこいいとかって思われないみたいな…」

銀河「そんなのはほんとにカッコいい人に任せればいいのさ」

純「俺アイドルなんだけど」


銀河「ともかく、この人には自分がついていないとダメだと、そう思わせられればオーケーさ」

銀河「自分にお金がある時は、彼女とデートしている時に多く出す…が、金欠になれば甘えておごってもらう。これは基本テクだね」

銀河「それからだらしない生活態度。ただし、不潔であったり、非道徳的なことは減点ポイントだから、しょうもないことで稼ぐといい」

ミシェル「普通…モテというのは自分を磨くことにあるんじゃ…?」

銀河「キミらは要するに都合のいい、遊んでくれる女の子がほしいってわけだろ? だったらこれで充分さ」

純「なるほど…!」

ミシェル「いや…いやそれは…そんなことは…」


銀河「あとは相手を特別扱いすること」

純「特別扱い?」

銀河「そう、誰にでも愛想を振りまいてるんじゃなくて、その人だからやってるんだと分からせること。極めつけは、特定の相手にのみ同情をひく話をする」

銀河「まあ…ちょろい女の子ならそれで落ちるんじゃないかな?」

ミシェル「っ…もう黙っていられない! そんな女性の心をもてあそぶような言動は悪だっ!! 成敗してくれるぅっ!!」

銀河「えっ!? ちょ、待っ――ぎゃあああああああ!」

純(よし、とりあえず手頃なところで試そう…)


純「……コホンッ…あ、あー…奏っ」

奏「っ…どうしたの、純くん?」

純「…荷物持ったげよっか? あ、ほら、車道側じゃなくて歩道の方歩けって。それと…あ、あーっ、シャツがズボンから出ちゃった~…」チラッ

奏「…何か気持ち悪いんだけど……」

純「……あれ?」


 ~ゆず香るラジオ~

香「スパイスネーム、マジックりんさん。まだ残暑が残る日々ですが、秋といえば何を思い浮かべますか? 自分は食欲の秋という感じで松茸などが浮かびます」

ゆず子「時空の歪みを感じるぜぃ…」

香「そこは気にするな。本編時間とリアル時間は別だ」


ゆず子「にしても秋か…。秋と言えば、秋と言えば…」

香「僕は芸術の秋、だな」

ゆず子「げーじゅつぅ?」

香「何だその胡散臭そうな顔は?」

ゆず子「まあ、香様っぽくていいんじゃねえの?」ホジホジ

香「リスナー諸君、今、ゆず子が鼻をほじっているぞ。写メってタカシに送っておくから、やつのブログをチェックしておいてくれ」

ゆず子「おいこらぁっ!! この超絶ぷりちーガールのゆず子様が鼻をほじるわけねえだろうが!」バンッ


香「僕は秋という単語からは勝手に紅葉した山などの景色が思い浮かんでしまう。今度、そういった山々を写生に出かけてみたいと考えている」

ゆず子「マジで? 描く方? 見るんじゃなくて?」

香「無論、観賞も良いものだが季節感を感じたいだろう。紅葉狩りなんかへ出かけて、小さなカンパスでいいから出して、油絵で…というプランだな」

ゆず子「香様って、絵うまかったっけ?」

香「絵画教室をやっている知人に教わっている最中だ」

ゆず子「そこまですんのかよ…さすがだなぁ、香様は」


香「そういうお前は、秋といったら何だ? 食欲か?」

ゆず子「んー、秋ねえ…。秋、秋、秋…。運動はだりーし、芸術なんて分からないし、そういう意味でのとっつきやすさは食欲?」

香「消去法極まりないな」

ゆず子「でも松茸って、食ったことねえし? サンマも骨多いからあんまりなあ…。あとは何だっけ?」

香「栗などはどうだ? 栗ごはんはうまいだろう」

ゆず子「味なくね?」

香「お前は…」


ゆず子「んー…個人的には、もっと増やしていいと思うんだよな」

香「増やす? 秋といえば…という定番を増やすという意味か?」

ゆず子「そうそう、例えば…あー……ゲームの秋!!」

香「年中だろう、お前は」

ゆず子「んじゃあ…んー、娯楽の秋!!」

香「そんなもの今の社会に満ちあふれている」

ゆず子「ケチばっかつけて…香様ってケチだよなあ」

香「お前にまともな意見を期待するのが間違いだったか…」


ゆず子「まあでも、リアルに秋になると思うのはさあ」

香「ん?」

ゆず子「営業で色々と学祭とか行くんだよなあ。高校の学祭も行くし、大学の学祭も行くし…前に男子校行ったことあってさ」

香「ほう」

ゆず子「車で到着すんじゃん? 降りた瞬間に、実行委員会的なのがトランシーバー片手に、到着しました!! って。気合い入りすぎぃっ!!」

ゆず子「でもめっちゃちやほやしてもらえんのな。学祭で売ってる食いものとか用意してくれたり、飲み物にネクターとか出してくれたりさあ」

ゆず子「うん、あたしにとったら営業の秋、だな」

香「………まあ、いいとしておこう」

(しょーじき、プレスタ編が迷子すぎてて考えてる内に時間が経ってたパティーンなのだ…多めに見ておくれ! やる?)



 ―― 7月 3週目


新P「つぼみのドラマ撮影が来週から…か」

新P「ドラマ自体は成功の公算が非常に高いものの…」

新P「その中でどれだけ、つぼみが注目を浴びて、それがプレスタの人気に繋がるか…だな」



 菅野孔 男 20歳 誕生日:9月
 体:4 頭:4 精:2
 歌:6.59 踊:3.19 容:3.00 表:3.71 演:4.25
 熱:2 道:3

 器用:手先がとても器用
 孤独の癒し:ひとりでいる時間を好み、長時間、他人と接しているとぐったりと疲れてしまう

 好感度:【204/鉄面皮】
 メモ:孤児院出身なようだ
    飲み会中は空気と化すらしい
 動機:スカウトされた


 赤井武 男 22歳
 体:? 頭:? 精:?
 歌:2 踊:3 容:5 表:2 演:1
 熱:? 道:?
 好感度:【205/クールな鬼】

 間宮つぼみ 女 13歳
 体:? 頭:1 精:?
 歌:3 踊:3 容:4 表:4 演:3
 熱:? 道:?
 好感度:【228/すごい】

 ユニット:Play of stars
 歌:3.66 踊:3.00 容:4.00 表:3.00 演:2.66
 状態:どこかチグハグな印象
 持ち歌:スターライトシンドローム デイブレイカー キャッチ・ユア・ウェーブ 浜歌



新P(考えていても仕方ない…)

新P(やるべきことをやるとしよう)



 ↓1 今週は

 1 レッスン
 2 レコーディング
 3 営業




孔「~♪」

新P(レコーディングは順調…)

新P(この夏の間に、セカンドシングルのリリースをして、プロモーションのイベントも打つとしよう)

新P(それからサードシングルについても動き出して…)


武「あのブースん中で歌うのって、何かヤだよな」

つぼみ「分かる。恥ずかしい」

武「なっ? 挙句、音程はずれてるの分かりますかぁー、とか言われて」

つぼみ「分かる。1回しか言われたことないけど」

武「俺なんか3桁はいってんじゃねえかな?」

つぼみ「下手だもんね」

武「おおう? おう、おう、おう、そりゃあ喧嘩を売ってるのか?」



 ↓1 行動選択

 1 プロモイベントについて
 2 サードシングルについて
 3 セカンドシングルでタイアップできないか営業をする




新P(リリースにともなうプロモイベントをどうするか…)

新P(今回のシングルは夏や海といったものがテーマになっているから、それに即したものにしたいな)

新P(となると、考えられるものは…)

新P(…………予算も考えねば)


新P「…」

新P「どうしたものか…」



 ↓1 どうしようか

 1 夏のビーチで、水着でガツンとやったろうじゃないの
 2 なんかこう、ばっしゃばっしゃと客に水を浴びせかけるような感じの
 3 その他、どんな?




新P(夏で暑いだろうし…)

新P(客に水を浴びせかけるようなことのできるコンサートにしてみる…か)

新P(会場は水はけの良い場所…どこかのビーチなんかでもいいのかも知れないな)

新P(知名度が低い今だからこそ、客との距離を思う存分に狭めることができる…)

新P(下手に知名度や人気があると面倒なもろもろの問題も生じるだろうし、今だけだな)

新P(そして、このイベントに参加したというのが古参ファンとしてのプライドにもなりうる…かも知れない)


新P(早速、企画書を作るか)

新P「銀河」

銀河「うい」

新P「これ、コンセント刺しといて」つACコード

 パカッ
 カタカタカタ


武「うおっ、速っ」

つぼみ「でもターンってしない」

武「あれ耳障りだからな」

つぼみ「かっこいいのに」



 ↓1 イベ?

 偶数 みんの撮影初日
 奇数 野郎どもがすねてるでよ




新P「ご苦労」バタムッ

つぼみ「箱…みたい」

新P「ここが撮影所で、しばらく通うことになるから自分で来られるようにしておいて」

新P「いつも銀河が送り迎えをすることはないから」

銀河「すっかりアッシーにされてる…」

新P「アッシーを自称するなら、もうちょっと快適な運転を心がけるように」

銀河「いやいやいや、自称したくないから…」


新P「行きますよ」

つぼみ「う、うん」



 ↓1 周りは子役だらけ…

 1~3 呑まれるみん
 4~6 太いのかバカなのかみん
 7~9 大物なのか…?




新P「芸能界、なめられたら終わりますので」

つぼみ「えっ?」

新P「それでは行ってらっしゃい」

つぼみ「…う、うん」


つぼみ(なめられたら終わり…?)

つぼみ(なめられたら終わりなら、なめられる前に、なめればいい?)

つぼみ(なめる……でもばっちそう…)

つぼみ「んん…?」


子役A「よろしくお願いします」

子役B「アイドルって本当なの?」

子役C「でも全然見たことないね」


新P(早速、囲まれたか…)

新P(さて…どう出る…?)


つぼみ「…………」

子役A「ねえ?」

つぼみ「…」ガシッ

子役A「な、何っ…?」

子役B「?」

つぼみ「……んまぁぁ~」

子役C「きゃああっ!」

子役A「や、な、何ぃっ!?」

つぼみ「えっ…? 舐められる前に舐めろって…」


新P(言葉通りの意味じゃない…!!!)


子役A(この子…あなどれない…!)

子役B(なめられる前になめろって…そんなことマネージャーに今まで1度も言われたことない…)

子役C(何なのこの子…!? 怖いっ!!)



 ↓1 一目置かれた(?)っぽいよ

 1~3 しかし、子役の演技力はすごかった
 4~6 みんの奇行(?)で子役の演技力が下がって、相対的にみんも同レベルの演技が…!!?
 7~9 やたら小難しい言葉が台本に満載だけど辞書を持ってるみんが周りに教えたりして溶け込めたらしい。現場の雰囲気は良好




新P(なめられたら終わり、というわたしのありがたい助言を、言葉通りに解釈して奇行にはしり、結果として共演の子たちを萎縮させ、自分と同等程度の演技力にまで引き下げた…か)

新P(なんていう力技…)


新P(だが、懸念していた演技力の違いで浮くというのは避けられそうだ)

新P(あとはどれだけつぼみが、このドラマで存在感を出すことができるか)

新P(ことここに至っては、わたしのするべきことなど…)



 ↓1 行動選択

 1 ない、見守るのみ
 2 ない、クールに去るぜ
 3 ある、番組Pへのごますりだ



番組P「…」

新P(…………あった)


新P「おはようございます」

番組P「ん? ああ…あなたは?」

新P「SOKUHOプロダクションの者です」つ名刺

番組P「ああ、あの子の、ね…」チラッ

新P「この度はありがとうございます。誠心誠意やらせていただきますのでよろしくお願いします」

番組P「おたくの社長には…ちょっと頭が上がらなくてね」

新P「このドラマに参加させていただけて嬉しく思っています」

番組P「…そうかい?」

新P「はい」


 ↓1 新ちゃんのごますり攻撃!!

 1~3 ちぃっ、すり損だぜ。何もねえじゃねえかよ
 4~6 若干の好感は得た
 7~9 なに? ドラマのエンディングに使う曲が決まってない? そうと知ったらねじこむのが新ちゃんよ



 0 SPECIAL!


新P「…ところで、お耳に入れたんですが」

番組P「何かね?」

新P「耳を失礼…」スッ

番組P「…?」


新P「…ゴニョゴニョゴニョ」

番組P「!!?」ビクッ

新P「ゴニョゴニョ…が…ゴニョゴニョ…で…ゴニョゴニョ…という噂を聞いたのですが」

番組P「な、なななな…なん、何のことだか…」ダラダラ

新P「…………こちら、ご存知ですか?」ピラッ

番組P「これはああああっ!?」バシッ

番組P「え、ええいっ!」

 グシャグシャァッ
 ビリビリッ
 バッ
 ヒラヒラ…


番組P「い、一体、ど、どどど、どこ…どこで…?」

新P「独自の情報網がありまして」

新P「……ここで同じ作品に関われた縁を、わたしとしては大切にしたいのですが」

番組P「ひっ…」

新P「…今後とも、どうぞよろしくお願いいたします」ニコッ




 ↓1 新ちゃんのごますりって一体…? というのは置いといてね

 偶数 えー? ドラマ挿入歌でプレスタのセカンドシングルを使いたいってー? いいのかなぁー?
 奇数 えー? ドラマの番宣でみんをいっぱい使ってくれるってー? うれしいなぁー




新P(よし、これでドラマと歌と、双方の露出ができるようになった…)

新P(あのプロデューサーとは今後も良いつきあいができそうだ…)ニタァァッ


新P(しかも挿入歌をドラマの良いところで流すことまで確約されて、これでプレスタの認知が進む)

新P(リリースイベントもいいが…ここはひとつ、この流れで畳み掛けておきたいな)

新P(営業をかけて歌番組への出演をもぎとれればいいが…)

新P(それとも、ドラマ出演という話題を活かして、歌番組以外にも出る…か?)

新P(どちらにせよ、この勢いを持っていたいな)



 ↓1 次なる新ちゃんの行動は

 1 営業だね
 2 ま、堅実にレッスンかな


 ↓1 採用安価で好感度

 一桁分上昇



 ―― 7月 4週目


つぼみ「撮影抜けてレッスン…?」

武「調子こいてんじゃねえぞ? ドラマやるからって調子こくなよ? こっちが本業だぞ? お?」

孔「何で喧嘩腰なんだ?」

武「別に!」

つぼみ「子どもっぽー」

武「何をう!?」



 菅野孔 男 20歳 誕生日:9月
 体:4 頭:4 精:2
 歌:6.59 踊:3.19 容:3.00 表:3.71 演:4.25
 熱:2 道:3

 器用:手先がとても器用
 孤独の癒し:ひとりでいる時間を好み、長時間、他人と接しているとぐったりと疲れてしまう

 好感度:【209/鉄面皮】
 メモ:孤児院出身なようだ
    飲み会中は空気と化すらしい
 動機:スカウトされた


 赤井武 男 22歳
 体:? 頭:? 精:?
 歌:2 踊:3 容:5 表:2 演:1
 熱:? 道:?
 好感度:【210/クールな鬼】

 間宮つぼみ 女 13歳
 体:? 頭:1 精:?
 歌:3 踊:3 容:4 表:4 演:3
 熱:? 道:?
 好感度:【233/すごい】

 ユニット:Play of stars
 歌:3.66 踊:3.00 容:4.00 表:3.00 演:2.66
 状態:どこかチグハグな印象
 持ち歌:スターライトシンドローム デイブレイカー キャッチ・ユア・ウェーブ 浜歌



新P「いいからレッスン始めますよ」

つぼみ「はあ…疲れたぁー…」

武「がきんちょが生意気に疲れただの何だのと…」

つぼみ「ニートと違うから」

武「かっちぃーん、ニートだぁ? 仕事がないだけじゃあ!!」

孔「ほぼほぼ変わらないと思う…」



 ↓1 レッスン

 何をレッスン?



 表:4.55


新P「…だんだんと、仕上がってきましたね」

孔「仕上がって…?」

新P「アイドルは色々な仕事をしますが、本分はステージでのパフォーマンスでしょう」

新P「しかし、アイドルの全てが歌が上手であったり、ダンスが上手なわけではありません」

新P「それぞれに武器や強みがなければ、生き残っていくのは容易ではない」

新P「しかし、あなたはようやく歌で勝負していくだけの素地ができてきたように思えます」

孔「…そうか?」

新P「ええ。これまでのあなたの歌は、突き詰めればいかにして声を出すか、というようなものにしか感じませんでした」

新P「それでは聴衆に感動を与えることはできない」

新P「けれど表現力が備わってきて、あなたの歌には深みが生まれたように感じられる」

新P「歌で勝負できるアイドルに、仕上がってきていると思えますよ」

孔「…………槍でも、降るのか?」

新P「血の雨ならいつでも降らせてあげられるけれど、確かめますか?」

孔「……いい」



 ↓1 好感度

 コンマ一桁分上昇




新P(赤はどうにも、成長が見られないな…)

新P(センスが悪いのかも知れない…)

新P(…………まあ、それを補う武器はあるから、今は問題視しないでおくか)



 菅野孔 男 20歳 誕生日:9月
 体:4 頭:4 精:2
 歌:6.59 踊:3.19 容:3.00 表:4.55 演:4.25
 熱:2 道:3

 器用:手先がとても器用
 孤独の癒し:ひとりでいる時間を好み、長時間、他人と接しているとぐったりと疲れてしまう

 好感度:【213/鉄面皮】
 メモ:孤児院出身なようだ
    飲み会中は空気と化すらしい
 動機:スカウトされた


 赤井武 男 22歳
 体:? 頭:? 精:?
 歌:2 踊:3 容:5 表:2 演:1
 熱:? 道:?
 好感度:【214/クールな鬼】

 間宮つぼみ 女 13歳
 体:? 頭:1 精:?
 歌:3 踊:3 容:4 表:4 演:3
 熱:? 道:?
 好感度:【237/すごい】

 ユニット:Play of stars
 歌:3.66 踊:3.00 容:4.00 表:3.33 演:2.66
 状態:どこかチグハグな印象
 持ち歌:スターライトシンドローム デイブレイカー キャッチ・ユア・ウェーブ 浜歌



新P(来週はどうしたものか…)

新P(営業をするか…またレッスンをするか、つぼみの撮影現場に顔を出してもいい、が…)



 ↓1 来週は

 1 レッスン
 2 営業
 3 みん付き添い



 ―― 8月 1週目


新P「…」スパ-

銀河「…」スパ-


銀河「今日は営業かい?」

新P「アシはいいから、ここで事務仕事をしてなさい」

銀河「了解…」スパ-

新P「…じゃあ行ってくるから」ジュッ



 ↓1 営業目的!!

 1 テレビの仕事を
 2 キャンペーンの仕事を
 3 タイアップの仕事を
 4 その他、何があるだろうか?




新P(やはり、知名度を一気にあげるにはタイアップ…だが)

新P(一言にタイアップと言ってもピンキリだからな…)

新P(できることならば、大きなところとやりたい…が、どうなることやら)


新P「…」

新P「…セカンドシングルのタイアップも、狙ってみるか?」



 ↓1 タイアァァップ!!

 1 プレスタの、タイアップ
 2 セカンドシングルのタイアップ
 3 ソロでタイアップ
   ※「3」選択時のみ、プレスタの誰のタイアップを狙いたいか併記してね





新P(やはり、こういう時は広告代理店の力を借りるべきだな)

新P(新曲タイアップ…コマーシャルに使ってもらえればいい…が、プレスタの知名度を考えると厳しいかも知れない)

新P(それでも、うまい仕事があれば…)


*「お待たせしました」

新P「いえ、問題ありません」

新P「こちらが、その曲です」


 ~♪

*「…ふむ」

新P「…」


新P「いいかがでしょう?」

*「…」



 ↓1 タイアァァップ!!

 1~3 失敗
 4~6 ぐぬぬ…
 7~9 おおっ?




*「そう…ですね」

*「……インターネットの動画広告でならば、ご紹介できる案件もありますが」

新P(ネットの動画広告?)

新P(そんなのうざがられて5秒で飛ばされるか、ミュートされるのがオチだ…)

新P(どうしたものか…)


*「タイアップは…海賊船のアトラクションを売り出したい遊園地、ですね」

*「どうします?」



 ↓1 しょぼい…

 1 なし!!
 2 それでもいいや、仕方ねえ…




新P「…分かりました」

新P「ではそれでお願いします」

*「引き受けていただけるとは」

新P「新人ですから仕事を選んでばかりもいられないので」

*「それはけっこう」

*「新人でなくなった時、仕事を選べる立場になれれば良いですね」

新P「ええ、それはもちろん」


新P(正直、インターネット広告なんて気乗りはしないが…)

新P(大勢が見ることにはなるだろうし、そこから気になる人が出てくれば御の字)

新P(サクッと広告をミュートしたり飛ばすような層には、そもそも届かなかったと見ておこう)



 菅野孔 男 20歳 誕生日:9月
 体:4 頭:4 精:2
 歌:6.59 踊:3.19 容:3.00 表:4.55 演:4.25
 熱:2 道:3

 器用:手先がとても器用
 孤独の癒し:ひとりでいる時間を好み、長時間、他人と接しているとぐったりと疲れてしまう

 好感度:【213/鉄面皮】
 メモ:孤児院出身なようだ
    飲み会中は空気と化すらしい
 動機:スカウトされた


 赤井武 男 22歳
 体:? 頭:? 精:?
 歌:2 踊:3 容:5 表:2 演:1
 熱:? 道:?
 好感度:【214/クールな鬼】

 間宮つぼみ 女 13歳
 体:? 頭:1 精:?
 歌:3 踊:3 容:4 表:4 演:3
 熱:? 道:?
 好感度:【237/すごい】

 ユニット:Play of stars
 歌:3.66 踊:3.00 容:4.00 表:3.33 演:2.66
 状態:どこかチグハグな印象
 持ち歌:スターライトシンドローム デイブレイカー キャッチ・ユア・ウェーブ 浜歌




 久々でしたが、今日はここまでということで
 おつかレアチーズケーキ!!!


 ~ハピシャ悪ふざけSP、天才作曲家先生~

シャーディ「視聴者の皆さん、こんばんは。ハピシャのお時間です。本日はっ! 悪ふざけスペシャル~!!」

タカシ「いぇぇーい!! ひゃっほー! べぇろべぇろばぁぁ~!!」

佑香「がおー」


シャーディ「ルールは、簡単っ!! ご覧の通り、夕日テレビ局内のカフェテラス、サンセットカフェの一隅を当番組が押さえました!」

シャーディ「本日はここへやってきた有名人や、是非ともテレビで紹介したい人、あるいは我々がもてあそびたい人物をここへ引き連れていっぱいお喋りします!」

タカシ「誰がくるかな、誰がくるかなっ♪」

佑香「女子アナ100人ナンパしたい」

タカシ「いいね!!」

シャーディ「それ最高っ!! あ、でもいるのかな、そんな? ま、ともかく、そういうことで! 始まるよー!」


 ――開始5分

シャーディ「これといった人こないなぁ…」

タカシ「これさあ、始める時間が早すぎない? 午前9時って…」

佑香「ガムあげる」

シャーディ「ほんとっ? ひゃっほぉぉー! やったぁー! あーりがとう、佑香ちゅわ――」ペチンッ

シャーディ「っ…こ、古典的なガムの、おもちゃっ…!!」

佑香「…」ニタァァッ


 ――開始30分

タカシ「あ、ねえ、あそこで今注文してる人」

シャーディ「ん? あっ、あれって音楽業界で知らぬ人がいないかも知れないっていう超天才作曲家の先生?」

タカシ「僕、お知り合いだから引っ張ってくるね!」

佑香「誰?」

シャーディ「数々のスマッシュヒットソングを世に生み出すだけに飽き足らず、映画に使うような音楽とか、アニメソングとか、とにかくどんなジャンルの音楽でも作ってしまえる超多忙で、超天才な作曲家の先生で、最近だとトレジャーシップっていうアイドルグループの専属作曲家みたいな感じで、サードシングルからオリコン連続初登場1位を記録しちゃってるようなスーパーすごい人なんだよ」

佑香「長い」


先生「やあ、噂はかねがね。きみが湯郷シャーディさんか。こうして会うのは初めましてだね」

シャーディ「先生、噂だとトレジャーシップが半共同生活をしてるマンションに入り浸ってるとか聞いてるけど、そこのとこ詳しく!!」

先生「彼らのところにいると、色々なインスピレーションを受けてね…次々と曲が浮かんでくるんだ。音楽というのはこの世が始まった瞬間から存在をしているものだ。それは波のせせらぎや、風のそよぐ音、木の葉がさざめき、ありとあらゆるところで美しい音を奏でている。生命が生まれ、獣が、虫が鳴き始める。求愛のために動物さえも音楽を奏でる。僕はね、そういう自然にある美しい音色を人との関わり合いの中から拾っていきたいと考えているんだ。その点、彼らは愉快で、時に不協和音を発しながらもそれがひとつのまとまりになって、僕の心を突き動かしてくるのさ」

タカシ「そういうお固い話はいいの!!」

佑香「スキャンダル希望」

シャーディ「そうそう、私生活のあれこれをね、ぐふふふ…」

先生「そうだね…。先日、僕がお邪魔をした時、いつものように愛くんと純くんが言い争いをしていたんだ。それはじゃれ合っていた猫が急に不機嫌になって毛を逆立てながらじゃれ合い、威嚇のために唸り合うようなものだったんだが、それを無視して奏くんがひたすらサイコロを振っていてね。そのサイコロが何かのはずみで言い争っていた2人の足元に転がり、純くんが踏みつけて大層痛がった。偶然にも愛くんを押し倒すような形になりかけたんだが、彼女はとっさにグーパンチで彼の腹部を強打して反対方向へ勢い良く転がっていった。するとその先のドアが開いて、ああこれは蓮くんが入ってきたんだがね、その角が今度は純くんの頭にぶつかって悲鳴が重なったんだ。その時、僕は素晴らしいフレーズを思いついてね。これは…確かもう先行プロモーションビデオが公開されているから言っても良いね。少し待ってくれ」ゴソゴソ

タカシ「先生、いっつもそんな大量の機材持ち歩いてるの?」

佑香「エレキギター…かっこいい」

先生「よし、準備ができた…。聞いてくれ」

 デレデレデレレ デデデデデ ジャジャ-ン ギュワワワワゥゥゥン キュィィィィン キュィィィィィン ギュワァァァァァンッ ジャジャンッ

タカシ「何そのフレーズかっこいいっ!? 今のエピソードからどうやってそれになったの!?」

佑香「もっと弾いて」

先生「ではリクエストに応じよう。キミ達と喋っていたら、ふとインスピレーションが舞い降りてきたよ」

シャーディ「ひゅーひゅー、先生、ステキ――って、今の流れからどうしてしっとりアコースティックサウンドになるのっ!?」

タカシ「あ、でも何だろう…何か……涙出てきた…」グスッ


 ~お返事について~

純「いいじゃんそんなんっ!」

奏「良くないもん…」


愛「るっさいわね…何してんの、あれ?」

蓮「ラインをすぐ返事しなかったとか何とか」

愛「はあ? アホっぽ…」


純「たまたま忘れちゃったんだろ。だいたい、奏だってこの前…!」

奏「あれは純くんのタイミング悪かったんだもん」

純「じゃあ俺もタイミング悪かったの」

奏「じゃあ、って言ったから絶対違う」


蓮「…………ラインとかメールって、すぐ返すものか?」

愛「暇がある時に返事するもんじゃないの?」

蓮「だよな」

愛「用がありゃ電話しろって話でしょ」

蓮「……そういえば、お前に連絡するやついるのか? 仕事以外で」

愛「あん? いなかったら何よ?」

蓮(いないのか…)



 ピロリン

愛「んっ? 蓮から…?」

愛「今日の夕食はいるのか、いらないのか…?」

<春日野さん、お願いしまーす

愛「ん? まあいっか…」ポイッ



蓮「…………返事がこない…」

蓮「いるのか…? いらないのか…? 作るだけ作って残されてもな…。かと言って作らないでいるとか言われたら…」

蓮「……よし」



愛「はぁ…まーた待機…あとどんくらいで終わるのかしら…。今日の現場、進むの遅っそいわね…」

 ピロリン

愛「ん? また蓮から…そういや、さっき返しそびれ…」ピタッ

愛「…………作らないでおくから外で食べてこいぃ?」

 pipipi
 prrrr…

愛「ちょっと! まだ返事してないでしょうが、なのに何で勝手に決めてんのよ?」

蓮『じゃあいるんだな?』

愛「んでもいつ終わるのか見通し立ってないから、我慢できなきゃ食べて帰るから」

蓮『…………連絡しなきゃ良かった』

愛「あん?」



蓮「同情した俺がバカだったか…」


 ~正義教、関西進出~

関西不良総長「ケーッヒャヒャヒャヒャッ!! こぉーんなんが関東一円のワルのトップ集団やとぉぉ~っ!?」

関西不良総長「どいつもこいつも、てんで手ぇ出してきやがらねえ、とんだ腰抜け集団やないかっ! わろぉてしまうわ! ぶわっははは!」

更正不良A「くっ…! 言っていろ…俺達はお前らのような旧時代の不良じゃない…! 正義の三か条を誓った、正義の不良だ!」

関東更正不良達『ひとぉーつ、正義とは悪に立ち向かう心だ! ふたぁーつ、正義を知るには、悪を知るよりほかはない! みぃーっつ、悪は理不尽だ、悪は人への害意だ!』

関東更正不良達『悪の価値観を崩せば、そこに正義が芽生える余地はある! 全ての悪行を許すな、それが正義の第一歩だ!!』

関西不良総長「な、何言うとるんやこいつらっ!? こいつら目ぇおかしなっとるでぇっ!?」

関西不良A「総長、何やえらい気味ぃ悪うてしゃあない…どないしはる?」

関西不良総長「ん、んなもん、ビビったらしまいやっ!! 全員しばき倒したれやぁああああっ!!」


ミシェル「ちょぉーっと待ったぁあああああああああああ―――――――――――――――――っ!!」

関西不良総長「何やっ!?」

更生不良C「兄貴っ! 兄貴だ、兄貴が来てくれたぞぉっ!?」

更生不良D「だ、だがあいつらは関西でも指折りの暴走族やヤンキー、チーマー、レディースから集められた超精鋭軍団…いくら兄貴でも…!」


ミシェル「悪が猛り、善良なる人々を苦しめる時、そこへ駆けつけずして何が正義か、ヒーローか! SOKUHOプロダクション所属、シュルツ・ミシェル、見参っ!!」

公正不良達『あぁぁにきぃぃぃぃいいいいいいいいい―――――――――――――――――――――っ!!』


関西不良総長「何やあれ?」

関西不良A「そんなっ、あきまへん、あきまへんでぇ、総長っ! ありゃ、シュルツ言うて、とんでもない芸人やっ! 笑いのためならプロボクサーと金網デスマッチするようなやっちゃでぇっ!!」

ミシェル「アイドルだ!!」

関西不良総長「芸人やアイドルや言うたところで何やっ! こちとら関西中のワル集めて関東どもとケンカぁしにきてんねや! 邪魔ぁするんならぶちのめして大阪城のお堀に沈めてまえええええっ!」


更生不良A「兄貴ぃっ、こんな派手にやりあったらスキャンダルで、兄貴の芸能活動に傷がっ!!」

更生不良B「俺らぁ喧嘩はしねえ、だから兄貴は何事もなかったように帰ってくれっ! 俺らのために兄貴が傷つくだなんてぇっ!!」

ミシェル「俺は正義の味方。公私を投げ打とうが、この身が炎に焼かれようが、生身で大気圏に突っ込まれようがっ! 正義のためなら惜しくはなぁい!!」

更生不良達『兄貴ぃぃぃぃぃぃ―――――――――――――――っ!!』

ミシェル「ゆくぞぉっ、新技っ!! 波動拳っ!!」

 カァァァァッ ドゴォォォォォォォォンッ


ミシェル「ふっ…またつまらぬ悪を滅ぼしてしまった。……お前達、抗争への発展にならないように手を出さなかったのは立派だ」

ミシェル「だが、それでお前達に何かあったら、家族が悲しむぞっ! 逃げていいんだ! 逃げるのは卑怯でもみじめなことでもない、ひとつの勇気だ!」

更生不良達『あ、兄貴ぃぃぃっ!!』

関西不良総長「何や…あの…超人じみた強さは…? しゅ、シュルツ・ミシェルやとぉ…? 正義の味方やなんて…そんなん……おったんか…」

ミシェル(あ、しまった、夢さんに頼まれてたレンタルビデオの返却が…! あと3分で延滞料金…!? 急いで返却にいかないと!)

ミシェル「さ、さらばだっ!」ダダダッ

関西不良総長「お、覚えたでぇぇ…ワシらを…ものの数分で全滅さした…そくほープロとか言うとこの…」



夢「――ねえ、ミー…前に大阪でコンサートした時って、何か…あんなに男性のファンいたっけ? しかも、何かリーゼントとかアイパーとかのイカつい若い人ばっかり」

夢「そうじゃない普通のお客さんが明らかにビビってたよね、最初は…。まあ途中から関東圏でやる時みたいに慣れてきたっぽいけど…何でだろう?」

ミシェル「ハハ、ハハハハ……な、何故でしょう、ね…? はぁぁ…」

夢「ま、いっか。大阪まで折角来てるんだし、道頓堀とか観光してみようよ」

ミシェル「えっ…いやそれは、ちょっと…不良の皆さんがいそうな気がしますし…」

夢「もう、ミーってば不良なんて目の敵にしてたのに、今さら? 気にしないでいいでしょ。ほら、行こ行こ」

ミシェル「い、いえっ、そういうわけじゃ…! 熱狂的な人達がいっぱいいそうですし、もし見つかったらって意味であって…! 夢さん、夢さあああーんっ!!」


 ~ひこーきなんてのりたくない~

佑香「…………………………………………北海道?」

巌「ほうじゃ、ロケでのう。じゃけん、来週の通うは朝の9時に空港着くようにするけえのう」

佑香「やだ。……電車がいい」

巌「前日は夜の生番組出演じゃろう、時間がのうてそうもできん。ええのう、すっぽかしたら次のオールスターでスカートの刑じゃ。ロケは衣依も一緒じゃけえ、安心せえ」

佑香「うぐ…」

佑香(どうにかして飛行機からエスケープ…しないと)


佑香「…すばるん」ヒョコッ

スバル「ん? どうかした?」

佑香「…………悪戯してないお茶あげる」つお茶

スバル「あ、ありがとう…。どうかした?」ズズ

佑香「………………電車移動」

スバル「あー………その件は間野さんともう、あらゆる可能性を探って検討したからね…。ごめんね」

佑香「…」スチャッ

 キコキコキコ ガタンッ

スバル「うわあっ!? 痛っててて…いつの間に、そんなちょっとの細工で椅子が分解されるような準備を――ってもういないっ!?」


佑香「もし、シャーディ」

シャーディ『もっしー!! 佑香ちゃーん、どうしたのどうしたのどうしたのー!? どうして電話っ? ていうか、どうやって番号ゲットしたの!? この番号って佑香ちゃんの携帯!? 登録しちゃっていい? いいよねー? ねっ!?』

佑香「いいけどすばるんのパクってる」

シャーディ『オォーマイガドネスッ!!!!』

佑香「来週火曜に北海道行くから、電車移動できるようにして」

シャーディ『えっ? うぅーん、それは………うーん、他ならぬ佑香ちゃんのお願いなら聞いてあげたいんだけ――』

 pi

佑香「ちぃっ」


佑香「………どうにかして」ボフッ ←膝枕してもらった

聖羅「でも生放送があると大変ですねぇ…。放送終わってすぐに寝台特急なんかで移動したとしても、体がとっても疲れちゃって次のお仕事に支障が出ちゃうかも知れないし…」ナデナデ ←膝枕してあげて撫でてる

佑香「むぅぅ…」モゾ ←寝返りうった

佑香(こうなったら、最終手段…)


香「何をしてる? こんなに冷房の温度設定を低くして、扇風機を自分に向けさせて、しかもその薄着と、タライに氷水まで張って足を入れて」

佑香「風邪ひいてる最中」

香「………………わざと風邪をひこうとしてる、のか?」

佑香「ざっつらい」グッ

香「……………………風邪をひいたことはあるのか?」

佑香「…………………………………………………ないかも」


佑香「うぅぅ~っ…」ブルブルガタガタ

衣依「大丈夫だよ、落ちないから。手もちゃんと握ってるから安心でしょ?」

佑香「帰りは……電車…じゃなきゃ、帰らない…断固…グスッ……」

衣依「あれ、間野さんから聞いてない? 北海道の後はそのままの足で長崎だよ。だからまた飛行機なんだけど…あっ、もしかして嫌がられるの分かってて伏せられてた――?」

佑香「」

衣依「あっ、失神した…。でもこれなら、恐怖半減…? 何か事務所で飛行機を回避するために色々してたみたいだし、それで疲れてたのかな…?」


 ~惚れっぽいお年頃?~

純「ちっちっち…ちっち…ちちちち…ほーら、おいでー、怖くないぞー。ちっちっち…」

奏(また純くんが野良猫を手懐けようとしてる…けど知り合いって思われたくないから、置いてこう…。こんなテレビ局の近くでああいうのするってみっともない…)スタスタ


純「よーしよし…よしよしよしよし…いいコだな、おおー…いいサビ色の毛並み…。お前はなんて名前なんだ? んん? もふもふだな…」ナデナデ

猫「なぁーご」

純「くぅぅぅぅぅ~っ…持って帰りたい…!」ナデナデ


聖羅「あ…あのう…」

純「意外と人慣れしてるんだな、お前…。顔はふてぶてしいのに…えへへへ…こいつぅ…」ナデナデ

聖羅「…………あ、あの、ちょっとよろしいですか?」

純「何ですかぁー…?」←振り向いてない

聖羅「そ、その猫ちゃん…ちょっと…わたしにも、触らせていただけたら…」

純「お好きにどうぞー。うりゃうりゃ…あ、腹見せて…こいつぅぅ~…」ナデナデ

聖羅「では失礼して………まあっ、これが野良の猫ちゃんだなんて…ああ…いやされる…」ナデナデ


純(あれ…? この手…若いし、何か綺麗…?)チラッ

純(――ってぇぇぇっ!!? SSプロの人っ!? 癒し系アイドルとか何とかでAランクにまであっと言う間になっちゃって、せ、せせせ、聖羅ちゃんっ!?)

純(えええええええっ!? ヤバい、ヤバい、ヤバいっ、どうしようっ!? 何かいい匂いしそう…それに、ち、近くで見ると、すげえ綺麗だし、かわいいし、あああああ~…)


猫「…」シュタッ

聖羅「あっ…行っちゃいましたか…。でも触らせてくれるなんて人懐っこい猫ちゃんでしたね…。どうもありがとうございます」ニコッ

純「ふぇぇっ!? あ、ふぁい…」

聖羅「まあ、突然、呂律が…どうかされましたか?」

純「あっ、いや、そのっ…あの…」

聖羅「それに顔も赤くって…大丈夫ですか? 今日も暑いですし、どこかで少し休まれた方がいいんじゃ…あっ、猫ちゃんを触らせてくれたお礼をさせていただいても」

純「ふぇえええええっ!?」


店員「ごゆっくりどうぞ~」

純「…」カチコチ

聖羅「本当に大丈夫ですか…? あっ、それに、突然こんな風にお誘いしちゃって…ご迷惑じゃなければ良いんですけれど…」

純「そ、そそそそっ、そんっ、そんなこと、ないですっ!」

聖羅「ふふっ…それなら良かったです」

純「は、ハイ…!」


聖羅(あら…? そう言えばこの男の子…どこかで見たことが、あるような…。でもどこで――あっ、この子のシャツ、猫ちゃんのシルエットが隠れてる!)

聖羅(いっぱい色んな模様があって…その中に猫ちゃんが隠れて…2匹目もいた…。かわいいシャツ…)

純(うあ、うあ、うああああっ!? な、何かやけに真剣で、それでいてうっとりしたような顔…何これ、何これ、何これぇっ!?)

純(も、もももっ、もしかして、そうだよ…いきなりこんなお茶にお誘いされちゃったくらいなんだし、まさか聖羅ちゃんが俺に、き、きききっ、気が、ある、とかないとかっ…)


聖羅「猫ちゃん、好きなんですね?」ニコッ

純「………大好きですっ!」

聖羅「そうですよね…。実はわたしも、とっても好きで…」

純「好きっ!? 俺もですっ!! あのっ…お、お友達からっ…良かったら…!」

聖羅「まあっ…ふふ、嬉しいです。猫ちゃん繋がりでお友達ができるなんて」

純「………………ん? …………まいっか」


 ~からまれまこちゃん~

葉子「ヒック…けぷっ…まぁこちゃーん」ギュッ

誠「あ、うん…なあ、葉子…もうそろそろやめといた方が…」

葉子「もっと飲むの…まこちゃんも飲んでぇ~」

誠「でももう遅い時間になっちゃうから…そろそろ帰った方がいいと思うぞ…?」

葉子「っ…まこちゃん……わたしのこと…嫌い…?」ジワァッ

誠「うぇええっ!? い、いやっ、そんなことは全然ないっ! 全然、もうきっぱりさっぱり一切、ないっ!」

葉子「じゃあ飲んれぇぇー」

誠「いやでもなぁ…ほ、ほらっ、お金が――」

葉子「カードもってるもぉん…タカシくん払うもん…」

誠「そういう問題じゃ…」


タカシ「ひゅーひゅー、熱いねぇ~妬けますねぇ~」

ゆず子「いよぉっ、まこちゃん、モッテモテぇー」

誠「他人事だと思って…助けてくれって…!」

葉子「何れ助けてとか言うのぉ…? 迷惑だからぁ…? じゃあいい…帰る…」

誠「えっ!? い、いやっ、そんなふらっふらで帰るって…!」

葉子「んもぉぉー!」

誠「えええええっ!?」

タカシ「あっはっはっはっは!」

ゆず子「ぎゃははははっ!」

誠「くそう…タダだからって来るんじゃなかった…。酔っ払いしかいない…。聖羅が早くトイレから戻ってくれば…」


店員「あ、あの…聖羅さん、ファンなんですけど…あ、握手してもらえたり…」

聖羅「はい…もちろん、いいですよ」

酔客「姉ちゃん綺麗やねえ…? おっちゃんとも握手してくれるの…?」

聖羅「ふふ、いいですよ。今日はお仕事帰りなんですか?」


誠「どこで油売ってるんだ、聖羅ぁ~…?」

葉子「まこちゃん、見て見て? 研究室で寝泊まりする男子学生の俯瞰図」ピラッ

誠「紙ナプキンに何描いてるんだ…?」

タカシ「あっははははっ!」

ゆず子「ぎゃははははっ! 何だそれっ! ひぃーひひひっ…!」

誠(ついていけない…)

葉子「つまんない…?」ジワァッ

誠「うぇえっ!? あ、あ、いや…あ、あるある、だよなっ!?」

葉子「うんっ…!」パァァッ


酔客「それでおじちゃんなぁ…寝てる子どもの顔見た時に……うっ…うぅぅっ…もう、もうよぉ…こんなことしねえってよぉ…」

聖羅「大丈夫ですよ…。ちゃんと、またがんばれますよ。その気持ちがあればきっと。でも片肘張らずにがんばってくださいね」


葉子「それで…ぷろりゅーさーさんがね…えらいですねっ、ゆってくれてね…えへへ…」

誠「ああうん…そっか…良かったなー」ナデナデ

葉子「てきとうなこといわらいれよぉ…」プクゥ-ッ

誠「分かった、分かったから…聞いてるって。葉子はえらいんだなぁ…うん…」

今のアイドルの格付けがどうなってるのか見たいな

もう出てたらごめん



 >>782


 ★例:ランクの簡単捕捉★
  アイドル氏名(所属プロダクション/年齢/アイドル歴)



 ☆S:国民的スターアイドル☆
  湯郷シャーディ(SS/27歳/13年)

 ☆A:トップアイドル☆
  西城タカシ(SS/23歳/11年)
  菱河香(SS/29歳/10年)
  仲寺衣依(SS/16歳/8年)
  北川聖羅(SS/21歳/4年)
  榊蓮(SOKUHO/24歳/3年)

 ☆B:中堅上位アイドル☆
  御剣誠(SS/22歳/8年)
  春日野愛(SOKUHO/28歳/3年)
  金目純(SOKUHO/16歳/3年)
  澄谷奏(SOKUHO/15歳/3年)

 ☆C:中堅下位アイドル☆
  垣根ゆず子(SS/21歳/7年)
  五味葉子(SS/21歳/6年)
  安住佑香(SS/14歳/5年)
  シュルツ・ミシェル(SOKUHO/17歳/1年)
  橘夢(SOKUHO/18歳/1年)

 ☆D:知る人ぞ知るマニアックアイドル☆
  該当なし

 ☆E:新人あるいは日の目を浴びないアイドル☆
  菅野孔(SOKUHO/20歳/0年)
  赤井武(SOKUHO/22歳/0年)
  間宮つぼみ(SOKUHO/14歳/0年)



 まちがってるかもしれない
 でもまちがってないかもしれない

 そういう気持ちで見てね


 ~妬みひがみは日常茶飯事~

キャスター「3部作映画の主演を努め、一気にスターダムを駆け上った、現在人気急速沸騰中の超イケメンアイドル、榊蓮さんに突撃取材を敢行します」

キャスター「本日は所属するSOKUHOプロダクションの事務所にいるということですが…失礼しまーす」

 ガチャッ


蓮「…」フキフキ

蓮「…はぁぁ~…」

キャスター「…………………」

 バタムッ


キャスター「気のせいですね! 榊さんが何故かビルの窓掃除をしていたように見えはしましたけれど、見間違いとしか思えませんね!」

キャスター「それでは再び…失礼しまーす」

 ガチャッ


蓮「…」カリカリ

蓮「…あと10本」

キャスター「…………………」

 バタムッ


キャスター「今度は鉛筆をカッターで削ってたように見えたけど…気のせいですね」

キャスター「あの榊さんが、そんなことをしているはずない――」

 ガチャッ

蓮「んっ…? ああ、取材、今日だったのか…。何してるんだ…?」

キャスター「はじめまして、夕日テレビのキャスターです。今は何をされていたんですか?」

蓮「嫌がらせを受けて――」

キャスター「違いますよねっ!? ねっ!? 榊さんが窓掃除とか鉛筆削りとかしませんよんっ!!?」

蓮「ただのおふざけだ」

キャスター「おふざっ…!?」


キャスター「――こほん、気を取り直して。榊さんは人気アイドルグループ、トレジャーシップ所属の、お茶目でクールなお兄さんキャラということですが」

蓮「…そうなのか?」

キャスター「こうやってすぐにはぐらかしたり、ふざけたりする態度に余裕を感じて、キュンとする女性がとっても多いそうです。それに近くで見ると、顔がまた、イケメンで…」

蓮「…」フニュッ

キャスター「ぶっふ…!? な、何してるんですか、急に…!?」

蓮「変顔」


愛「…………なぁーにが突撃取材だか…。何時何分にくるとかちゃんと予告しといて」

純「いいなぁー、蓮ばっかああやって目立って…」

奏「蓮くんは純くんと違ってかっこいいから…」

純「はあっ!? 何だよそれぇっ!?」

愛「っつーか、あのキャスター、蓮にちょっとでれでれしすぎじゃない? あんなののどこがいいんだか…」

奏「……顔?」

純「クソっ、クソっ…俺だって、俺だってすぐにああなるのに…蓮ばっかり…。あ、そうだ、今日、夕飯ローストチキンにしてもらおうっと」


蓮「最近の悩み? ……………一部のやつらにひがまれて、めんどくさい夕飯を作るように言われたりすること…か?」

キャスター「お料理までできちゃうなんて素晴らしいですね! 以上、榊蓮さんへの突撃取材でした!」


 ~ゆず香るラジオ、聖女添え~

ゆず子「本日のゲストはぁぁ~…巷で聖女だなんて呼ばれて、あらあらうふふってしながら舞い上がってるぅぅ~、北川聖羅ぁ~!」

聖羅「あ、あら~…? 舞い上がってるつもりはないんですけれど…」

香「気にするな、ひがみだ」

ゆず子「ひがんで悪いかこんちきしょー!」

香「スパイスネーム、遺言は無言さんからのメッセージが届いている」

香「ゆずちゃん、香様、聖羅さん、こんばんは」

ゆず子「ちゃわわわーっす」

聖羅「こんばんは、遺言は無言さん」

香「自分、かなり初期の頃から聖羅さんのファンだったのですが、ここ最近の人気急上昇ぶりはすごいですね。これからも応援しています」

聖羅「まあ…ありがとうございます。応援してくださっている皆様のお陰で、どうにかやらせていただいています」

ゆず子「けっ、優等生ですこと」

香「お前はヒールでも目指してるのか?」

ゆず子「目指してないしー」

香「話は変わりますが、みなさんがこれまでで一番運が良かったと感じた出来事は何ですか? ちなみに自分は聖羅さんのファンクラブの777人目の会員になれたことです」

聖羅「まあ、777番だなんて、すごいですね…」

ゆず子「スリーセブンかよ、おい。運がいい…」

香「で、その運が良かったと感じることについてだが…何かあるか?」


聖羅「わたし、今日、ここへ来る途中に、コンビニへ立ち寄ったんです。そうしたら、あの…700円ごとのお買い物でクジを引けるキャンペーンをしていたんです」

香「シャーディがやってるやつか」

聖羅「はい、それをちょっとひいてみたくなって、700円分のお買い物をしたんですけれど、そうしたら一等賞が出てしまって、600組限定のプレミアムコンサートに当選してしまって…」

ゆず子「うっそマジぃっ!? あれどんだけ倍率低いんだよっ!?」ガタッ

聖羅「ふふふ…でもどなたと行けばいいか悩んでしまって…。あ、昨日は目玉焼きを作ろうと思ってフライパンの上で割ったら、黄身が2つ入ってるのが出て…」


香「凄まじい強運だな…。ゆず子はどうだ?」

ゆず子「いやぁ…そんなん出されたら霞むっしょ、普通に…。いいこと…んー、この前買物してたら、すっげえいいプリントTシャツが最後の1着だったとか?」

香「これがアイドルとして持っている者と持たざる者の差、というやつか…」

ゆず子「おおんっ? じゃあ香様はどうなのさ? どうなのさぁぁ~?」


香「そうだな…。僕は先日、地方に仕事で行ったんだが、昼食でふらりとそこの食堂へ入ったんだ。ひとりで。そうしたら、そこの女将が僕のファンだったらしく、サービスをしてくれたよ」

ゆず子「自慢かよ」

聖羅「何をサービスしていただけたんですか?」

香「ご飯の大盛り分をタダにしてもらった。だが、僕の幸運はそこではない。自分の親ほどもありそうな年齢の女性が、僕を知っていてくれて、ファンとして応援をしてくれていた」

香「そんな方に偶然とは言えお会いできたことが幸運だ。真心のこもったアジフライ定食も絶品だったしな、言うことはない」

ゆず子「出た出た、ファンへのごますり…。そんなんで、ころぉーっと『さすが香様♡』なぁーんてなるのがなぁ…」

香「ごますりじゃないさ。それに、この僕を応援してくれているファンなんだ。彼女達、あるいは彼らは、見る目がある。幸運に恵まれてしかるべきだ」

聖羅「ふふ、香様のそうやってファンの方をとっても大切にするところは、いっぱい見習っていかなきゃいけませんね、ゆず子さん」

ゆず子「おおうっ? 何であたしに振った?」

聖羅「あ、いえ、そういうつもりでは…ご一緒に、と思いまして」

ゆず子「あーそうですね、はいはい…」

香「リスナーの諸君にも幸運が訪れることを祈っている。まあ、この広い世界で日本に生まれ、この僕と同じ時代に存在していることが、すでに幸運だろうがな」

ゆず子「うわ、キザったらしい…」

聖羅「ふふ…そういうところがとってもステキなんじゃないですか」


 ~間野っちの日常のごくごく一部~

巌「…………スバルぅっ!!」

スバル「っ、ひゃいっ!? な、何ですかっ!?」

巌「頼んどった資料じゃがのう、17時までに変更じゃ。先方の都合でどうしても今日、打合せするけえ」

スバル「ええっ? そんな突然言われましても…」

巌「ええからさっさとせえっ! 無駄口叩いとる暇ぁあるんかぁっ!?」

スバル「ひぃぃっ…!? わ、分かりましたぁっ!」ガタガタガタ


巌(チィィッ、こいつぁマズいのう…。ただでさえ、今日は壁が休みじゃっちゅうに…。あいつ結婚してから有給使い出すようになりおって…)

巌(しかも前日までの仕事どころか、前倒しで色々と片づけてくんじゃあ文句も言えん…。休み方も完璧か、あの断崖絶壁め)

 コソッ…
 サラサラ…

巌(まあええ、とにかく茶ぁ飲んでリフレッシュしてからスケジュールを組み直して…)ズズッ

巌「ぶふぉごがぁっ!?」ブブ-

スバル「ま、間野さんっ!?」

佑香「ふっ…」

巌「待てぇい、こんの不良アイドルぅぅぅっ!!」ダダダッ

佑香「待てと言われて待つ悪い子はいない――」ダッ

巌「悪い子ぉ自称するんはやめんかぁああああああっ!!」


巌「ぜぇー…ぜぇー…いかん、時間をムダにしてしもうた…。出るまでにちいとでも仕事片づけんといけんっちゅうに…」

 ガチャッ

香「おはようございます」

巌「ん…? おお、香…丁度ええところに、ちいと手伝うてもらいたいことがあるんじゃが、時間あるか?」

香「手伝い? すみませんが、自分のことで手一杯で」

巌「ぬぅ…? まあ、それならええ。お前も自分で自分のプロデュースしとって大変じゃろう…」

香「間野さんほどではないですが…っと、それより、逆に少しお時間をいただきたいんですが」

巌「何じゃ?」

香「この企画書なんですが、これだけだとどうもインパクトに欠いてしまう気がして…何かもっと盛り込みたいと思っているんですが」

巌「ふむ…。ほうじゃのう…」


 バァンッ

タカシ「間野さぁあああああああ―――――――――――――――――――んっ!!」ダダダッ

巌「ぬぅっ!?」

 ガバッ ヒシィッ

タカシ「なーぐーさーめーてぇぇ…」グスッ

巌「何じゃ? 家にゴキでも出たか、それともまぁーた菓子作りでも失敗したんか?」

タカシ「あのね…まこちゃんとね、今日ね、古着屋巡りするはずだったのにね、近所のスーパーで特売があって、それを絶対にゲットしたいからって断られちゃってね…」

巌「ええ加減、ちったあひとりで遊べるようにならんかぁっ!?」

タカシ「うわぁーん、間野っちまで怒ったぁー!! すーばるーんっ!」

スバル「えっ? ああごめん、ちょっと今、大急ぎでやってることあって…」

タカシ「香くぅぅーん!!」

香「っ……やれやれ…。分かった、僕がつきあってやる。ただし1時間だけだぞ?」

巌「って、ワシのことが何も進んどらん…! ちぃっ、佑香、移動じゃ、行くぞ――ってどこに隠れおったああああああっ!?」


 ~はこまこまったりトーク~

葉子「はぁぁ…ようやく、レポートに一段落ついた…」グッタリ

誠「げっそりしてるな…。大丈夫か?」

葉子「うん…まあ…」

誠「にしても大学生って大変そうだなぁ…。何か、楽ちんだとかって聞いたこともあるけど」

葉子「文理でも違ってくると思うけど…。聖羅は文系だから、そこまででもなさそうだし…。まこちゃんは、今日はお仕事は?」

誠「MFCの打合せやってきて、家にいると電気代かかるから事務所にいるんだ」

葉子「そう、なんだ…。大変だね、相変わらず」

誠「でもな、でもな、今月で9ヶ月連続で、水道ガス電気、どれも止められてないんだ! ちょっとずつだけど持ち直せてきてるって実感が最近出てきてるんだよな」

葉子(9ヶ月連続で、ってことは…つい10ヶ月まではけっこう頻繁に止められてたってこと…だよね?)


誠「それにグリーンカーテンが今年もいい具合なんだよな。アサガオでやってるからさ、朝起きたら、綺麗に咲いてるのが見えるんだ」

葉子「アサガオかぁ…。何だか、もう長いこと見てないような気がするかも」

誠「そうだ、じゃあ種とれたら葉子にやろうか? プランターで育てることもできるし、けっこういいぞ、植物育てるって」

葉子「本当? やってみようかな…。何だか懐かしいかも」

誠「まあ、食べられないのがたまにきずだけどな……。酷いことになるんだよなあ、アサガオの種食うと。花は綺麗なのに…」

葉子「食べたの?」

誠「…………昔な」

葉子「えええええ…? 無事で良かったね…」

誠「ははは」


葉子「そう言えば、MFCってもう長いことやってるんだよね?」

誠「んーと……7年くらいになるな。最近、ネタ被りが多くて、何やるかって打合せも大変なんだよなあ…。何かないか?」

葉子「サバイバル系?」

誠「別にサバイバルじゃなくてもいいんだけどな」

葉子「………でも最近、MFCってサバイバルから遠ざかってるよね?」

誠「そう言えばそうだな…。人気はあるんだけど、いちいちロケが大変で、新人のADとかがいるとちょっと控えめになったりするんだよな」

葉子「あ、じゃあまこちゃんのサバイバル術を誰かに教えるとかは?」

葉子「まこちゃんがサバイバルしてるってだけで面白いし、教えるって感じならハードにもならないでしょ?」

誠「なるほどな…。面白いかもな、それ。とりあえずヘビ取りに始まって、それを食べて、あとは山歩きの方法とか、食べられるものと食べられないものの見極めとか…」

葉子「…も、もうちょっとハードル下げてもいいと思うけど…」

誠「えっ? 基本のきだろ?」

葉子「…まこちゃん、感性が大丈夫?」

誠「そ、そんな本気の顔で感性を心配されるのは初めてだぞ…?」


誠「それよか葉子は大学じゃなくて、仕事はどうなんだ? ちょっとずつはやってるんだろ?」

葉子「あ、うん…一応、長期休暇の時にって感じで細々と…」

誠「何やるんだ?」

葉子「写真集の話とかあるんだけど…何だかすごく恥ずかしくて…」

誠「写真集か…。きっと葉子の写真集なら売れるだろうなあ。俺なんて写真集出すぞってなっても、大概、山の中の撮影で笑っちゃうんだよな!」

葉子「サバイバル系男子…の代名詞っぽい感じになってるもんね、まこちゃん。アイドルじゃなくて、サバイバルの人ってイメージなんでしょ?」

誠「おかしいよなあ、アイドルなのに。一体どうしてそうなったんだ…?」

葉子「分かりやすすぎるくらい、原因ははっきりしてると思うなあ…」

誠「だから俺はいつまで経ってもBランクから上になれないのか…? でもこれ以外に大した取り柄ないからしょうがないか」


 ~痴話喧嘩あるいは兄妹(?)喧嘩~

TV『重機を…重機を何だと思ってるんだ!? こんな使い方をするものじゃない!』

奏「…」ジィィッ

純「DVD見るのはいいけどさぁ…」

奏「今いいところだから後で…」ジィィッ

純「それより先に、録画消化してよ」

奏「後にして…」ジィィッ

純「…」


TV『重機は人の夢を形にしてくれるものなんだ!!』

奏「はぅぁ…香様…」ウットリ

TV『~♪』

純「はい、終わった! DVD見るよりもテレビのハードディスクの録画整理しろってば奏!」

奏「次が最終回の120分スペシャルだからその後で…」pi

純「今キリがいいんだからいいだろっ! 貸せ!」パシッ

奏「あっ…」


純「何だよ、このいっぱいいっぱいのやつ! 俺が録画できないだろ!?」pi

奏「見るもん…」

純「大体、今見てるそのレンタルDVDのドラマだって、録画されてるじゃん!」pi

奏「こっちはDVDの特典も見られるから…」

純「じゃあこれ消してからにしろよ! 俺が録画できないだろ! それかちゃんと愛みたいに残したいのはDVD焼けよ!」

奏「しないの」

純「何で!」

奏「リモコン返してっ!」グイッ

純「だからどうしてそんなに嫌がるんだよっ! 迷惑をかーんーがーえーろー!」ググッ

奏「ちゃんと見るもん…!」グググッ

純「見てないだろって…! DVDにしーろー!」グググッ

奏「DVDにしたらよけいに見ないのー!」

純「結局見ないんじゃんかよ!!」


蓮「というか、自分の家に帰ってテレビを見ろって話だよな…」

愛「あんたが甘やかしてるせいでしょ…」

蓮「俺のせいなのか…?」


純「ハードディスクの整理するまで見るの禁止!!」

奏「むぅぅ…純くんのいじわる…」

純「奏がわがままなんだよっ!!」


蓮「チャンネル争いじゃなくて、今はハードディスクの空き容量争いの時代か…」

愛「ところで今日の夕飯って何?」

蓮「魚焼く」

愛「ああ…冷蔵庫の…。すだち忘れるんじゃないわよ」

蓮「…買ってこなきゃない」

愛「んじゃ買ってきなさいよ」


 ~男達の反乱~

純「わがまま三昧の女達には屈しないぞー!」

蓮「俺は主夫じゃない」

ミシェル「俺はパシリじゃないです!」


愛「――はあ? 立てこもりボイコットぉ?」

夢「何でかミーまで一緒で…ごめんなさい」

奏「リビングにバリケード作ってた…」

愛「……そういや、先月、ちょっと忙しかっただけあって給料がっぽりだったのよね」

奏「?」

夢「それがどうかしたの?」

愛「立てこもりだか引きこもりだか知らないけど、好きなようにやらせりゃ気は済むでしょ。食事行くわよ」

奏「……おごり?」

愛「未成年に金出させるようなダサい人間に見えるっての?」

夢「本当ですかっ? やった!」


純「……何の反応もないけど…ちゃんと要望書、置いといたの?」

ミシェル「それならちゃんとここに!」ピラッ

蓮「いや…あいつらに分かるようにしとかなきゃ意味ないだろ」

ミシェル「え? あっ…! そ、そうでしたね…うーん……夢さんに、これ写メって送ります」


 pipipi

夢「こんなにちゃんとしたイタリアンのコース料理初めて…。しかも、ひとり4000円もしちゃうとか…」ゴクリ

奏「パスタおいしい…」

愛「あら…もうなくなった。ねえちょっと、同じワインおかわりちょうだい」

夢「あ、そう言えばトレジャーシップの先月の新曲なんですけど、あれっていいですよね。メロディーもいいけど、笛の音とかの和風テイストがすごく雰囲気出してて…」


ミシェル「……反応がない…」

純「ねえ、腹減ったんだけど…」

蓮「買物行ってないから食料はない」

ミシェル「ハンストになりつつありますね…」

純「出前取ろうよ、何もないなら」

蓮「いや…もしも外にいたら、金だけ取られて食い尽くされるぞ…。それを口八丁で正当化される」

ミシェル「そ、そんな…いつも2人は、そんなに凶悪な相手に虐げられて…!?」

純「凶悪…ってほどじゃないけど……何か、ずっとやり込まれてる感じで、ちょっと抵抗しとかないと調子乗るから…」

蓮「まあ…それでこうしてくだらないことしてても、放置されてるあたりは意味なさそうだがな…」

純「それ言っちゃダメだって!」

ミシェル「そ、そうですよ! きっと今、彼女達は送っておいた要望書に対して、どう対策するかの話し合いか何かをしてるはずで…!」


愛「ていうか、あんなのと四六時中一緒に仕事って嫌にならないわけ?」

夢「あんまりそうは思ったことないなあ…。ミーって暴走すると手がつけられないけど、割と常識人なところもありますし。荷物とか率先して持ってくれたり」

奏「純くんも自分から持ってくれるけど、すぐ重い、重いって文句言うからめんどくさい…」

愛「はあ…使い方がなってないのよ。適度に遊ばせつつ、手綱を取るとこでしっかり握り込む。それさえ押さえときゃこっちのもんよ」

夢「なるほど…適度に遊ばせつつ…。あ、そう言えば…ここ出たらどうしますか? 帰ってもまだ立てこもり中じゃあ…」

愛「蓮も買物してなかったはずだし、飢えてるわよ。やっすい寿司の安いネタ買ってきゃあ、それで機嫌直しておしまい。細巻きで充分ね」


 ~ミーもひとりでくらしてる~

夢「…ミー、それ手作りのお弁当?」

ミシェル「はい、今朝、日課のランニングをしていたら、お弁当を忘れてるって慌てて届けてる人がいたので…ちょっと作ろうかなって」

夢「へえ…意外と、彩りも良いね」

ミシェル「食べますか?」

夢「いいの? じゃあちょっとだけ…えーと…」

ミシェル「迷い箸はダメですよ、夢さん」

夢「あ、ハイ」


夢「じゃあこれを…あむっ」モグモグ

ミシェル「どうですか?」

夢「おいしい…。ていうか、小松菜のゴマ和えなんてすごく久しぶりに食べた…。こっちもいい?」

ミシェル「はい!」

夢「じゃあ卵焼きもいただきまーす」パクッ

ミシェル「ダシ巻き風…って感じにしたんですけど」

夢「おいしいよ、これ。ミーって意外とやるんだね」

ミシェル「正しい生活が全ての基本なので、がんばってます!」

夢「へえ…わたしなんて閉店間際のスーパーに行ってその日の晩ご飯と翌日の朝ご飯を仕入れてるくらいなのに…」

ミシェル「それは、どうなんですか…? 夢さんって…女子力低いですよね」

夢「うぐっ…そ、そんなことない…よ? その気になればできるし…」

ミシェル「そうなんですか? あっ、じゃあ明日とか、お弁当作ってきてください。俺も作ってきますから、見せ合いませんか?」

夢「え゛……ああ、うん…。い、いいよ? 望むところだよ」


夢「――とか言っちゃったけど…たまにラーメン茹でる雪平鍋しかなかった…。でも、これもフライパンも鉄っちゃあ鉄だし…焼きものできる、よね?」

夢「よし、明日の朝になってからバタバタするのはやだし、今から準備しとこうっと。えーと…その前に献立かな」

夢「たまにはミーをあっと驚かせてやりたいし、見た目も味もばっちりのお弁当にしなくちゃ。卵焼きの黄色、お野菜の緑、トマトの赤…ご飯の白、ノリの黒」

夢「……あ、でもお肉も欲しいな。お弁当のお肉料理と言ったら…ミートボール? そうだよ、手作りミートボールなんて作ったら絶対にミーが…」

妄想ミー『こんなにおいしい料理を作れるなんて! 夢さんのこと女子力皆無だと思っててすみませんでした! これからは夢さんを第二の師匠として尊敬させてください!』

夢「………なぁーんてことになっちゃったりして…ふふふ…。よーし、やるぞー」メラメラ


夢「痛ったぁ!? 指切ったぁぁ~…絆創膏、絆創膏…」

夢「熱っつい!? ああもう、お鍋のふちにちょっと当たってただけなのに菜箸がこんな熱くなるなんて…とりあえず冷やして、何か塗っておかないと――あれ、焦げ臭い」

夢「うわ、焦げる焦げる――熱っちい!? うああああ~…焦げてくぅぅ…」


ミシェル「はぁ~…鉄道会社のPRで色々なところ行けるっていいですね。今日も絶好のロケーションですし、こんなところでお弁当なんて」

夢「そ、そう、だね…」

ミシェル「今日は俺、朝早くから起きて手間ひまかけて作ってきたんです。見てください、これ!」

夢「お、お重…!? 三段重ね…!? しかも中身もすごいことに…」

ミシェル「それで夢さんは?」

夢「あ……う、うん…。こんな、感じに…」つタッパー

ミシェル「えっと…? 開けます、ね…? …。何というか…て、手作り感に、溢れてますよね!」

夢「どうせ何もかも焦げ焦げだし見栄えも最悪だしお弁当箱もなかったよぉー!」ダダダッ

ミシェル「ゆ、夢さああああ―――――――――んっ!? あ、味は、味はまだ分からないですから! もぐっ――ぶふぉうっ!?」バタッ


 ~癒しの聖羅さん~

スバル「はぁぁぁ…」

聖羅「どうかなされたんですか?」

スバル「ん、ああ…聖羅…。いや、この前ネットで知り合った娘と会ってきたんだけど…さっぱり脈なしで連絡もぷっつんされてさ…ハハハ…」

聖羅「まあ…それは残念、でしたね…」

スバル「彼女が欲しいよ…切に」

聖羅「大丈夫ですよ。スバルさんはとってもステキな方ですから、きっと良い出会いがあると思います」

スバル「そうだといいけど…でも聖羅にそう言われると、何だかそんなこともありそうだなって思えるよ。ありがとう」

聖羅「はい。がんばってくださいね。いつも、ご苦労さまです」



タカシ「せーえーらーちゃーん」

聖羅「はい? どうしましたか、タカシくん」

タカシ「何も言わずにぎゅってしてぇ~」ヨロヨロ

聖羅「あら…」

ゆず子「何セクハラしてんだよ、白昼堂々」ゲシッ

タカシ「ぎゃふんっ…! ひどい、ゆず子…これはセクハラじゃなくて誰かのやさしさに飢えてるだけなのに!」

聖羅「どうかされたんですか?」

タカシ「実はね…僕…」

聖羅「ええ…」

タカシ「………………明日からひとりで海外ロケなんだよぉ!」

ゆず子「はあ?」

タカシ「特番のロケで顔知ってるスタッフさんもいないし、事務所から誰もついて来てくれないし…皆、僕のこと嫌いになっちゃったから追い出しにかかってるんだ…きっとそうだよ…ぐすん…」

ゆず子「解散」

タカシ「うわぁーん、ゆず子がドライだぁー!」ヒシッ

ゆず子「ちょ、やめっ…くっつくな、ムダになんかいい匂い振りまきながらこの…!」

聖羅「タカシくん、大丈夫ですよ。誰もタカシくんを嫌いになんてなっていませんから。ねっ?」

タカシ「ほんと?」

聖羅「はい。きっとタカシくんなら、ひとりでもできるって信じているからですよ。寂しくならないように、このあみぐるみあげますから」

タカシ「聖羅ぁぁ~!」ヒシッ

聖羅「あらあら…」

ゆず子「つーか甘やかしすぎだって、これ…。絶対に増長する」



巌「聖羅、時間じゃ、行くぞ」

聖羅「あ、はい、分かりました」

巌「今日は昼のバラエティー番組のゲスト出演じゃのう…。台本は頭に入っとるな?」

聖羅「はい」

巌「…」

聖羅「…」

巌「……何も問題はないのう?」

聖羅「? ええ、特には…。どうか、されたんですか?」

巌「いや、ええんじゃ…」

巌(問題児ばかりん中、聖羅は何も起こさんで気が楽でええのう…)


 ~ゆず香るラジオ、邪心和え~

シャーディ「乗っ取りにきたぜぇぇーい! 本日のゆず香るラジオのゲストはッ!! なんとなんと、このわてくし! そう、ゆ――」

香「メールだ。スパイスネーム、財布を海で無くした男さん」

シャーディ「ヘイユー、どうして言わせてくれないのかな? あ、嫉妬? もしかして、嫉妬ぉ~? リスナーをかっさらわれちゃうのが嫌だって?」

香「みなさんこんばんは。いつも楽しく聞いています。SSプロって皆さんとても仲が良いですよね。その中で一番のお気に入り!という人を強いて挙げるとすれば誰ですか? よろしければ理由も教えてください」

ゆず子「お気に入りねえ」

香「確かに何かとプライベートを一緒にすごすこともあるが、特別に誰が…というのはすぐに浮かばないな」


シャーディ「はいはいはい! はい、はいっ、パパ!!」

香「ゆず子はどうだ?」

ゆず子「シャーディはないな」

シャーディ「がっびぃーん!」


香「気に入っているとも違うが、絡まれてしまって仕方なしにつきあって…という意味で、プライベートを1番長く過ごしてるのはタカシだな」

ゆず子「あ、分かる」

シャーディ「分かる、分かる。タカシって寂しがり屋だからね~。ここのとこ、佑香ちゃんを色々連れ回して遊んでるっぽいけど」

香「それに実は、事務所に入ったのはあいつの方が先で、そういう意味ではずっとつきあいもあるからな」

シャーディ「わたしは? 香様、香様、実は実はタカシくんより、わたしの方が先だよ~? んん~?」

ゆず子「タカシって遊びに金かけるからほんっとに退屈してる時はいい遊び相手なんだよな。朝から晩まで、全部金出してくれるし。香様も?」

香「僕があいつに金を出させると思うのか? 割り勘だ」

シャーディ「香様とタカシって何して遊ぶの?」

香「そうだな…この前は買物へ行った。あいつの趣味で上から下まで服を選ばれたんだが…」

ゆず子「だが?」

香「………半ズボンを選ばれて、しかも試着しろとうるさくてな。丈も短くてどうなるかと思ったが、どうにか七分丈にそこは譲らせた」

シャーディ「香様の着せ替えできるとかうらやましい…ああ、タカシってうらやましい…」


香「ゆず子はタカシと何をするんだ?」

ゆず子「んー…1日がかりの時は、午前集合して車で首都圏のどっかに日帰り旅行とか。牧場とかいきなり連れてくんだよ」

シャーディ「それで? ソフトクリームをぱくってするの? しちゃうの?」

ゆず子「した、した。何かもうタカシって、すーぐ人の食ってるもんを欲しがるよな。買え、って言っても無視して、『ちょーうだいっ』とか言って」

シャーディ「おおっ、似てた! 今のすっごくタカシっぽかったよ! ワンスモア!」

ゆず子「え?」

シャーディ「ファンサ、ファンサ! きっとゆずの声真似聞きたい~って人はいっぱいいるから、やっときなって! 台詞リクエストしていい? えーと…さらさらさらーっと」

ゆず子「何で口に出してさらさらーとか言うわけ?」

シャーディ「だーってラジオなんだから黙ってちゃダメでしょ?」

香「そういうとこはしっかりするんだな、お前は…」

シャーディ「ほいできたぁ! ゆず、スタート!」

ゆず子「えーと、タカシの声な…。はいはい、えーと。ごほん…」

ゆず子「『シャーディってかわいいし美人だしお仕事もできるし、すっごく格好いいよね』――って何じゃあこりゃあっ!?」バンッ

シャーディ「うっひゃははは、ほっほほほほほーう!!」

香「ノリツッコミを覚えたのか、ゆず子」

シャーディ「じゃあ今度は、今度は~、シャーディと一緒におねんねしたいなあ、一緒にお昼寝しよう、ってタカシ11歳ごろで!」

ゆず子「『シャーディと一緒におねんねしたぁ~い…一緒に、お昼寝しよ?』――ってタカシの11歳なんて知るかァッ!!」

香「だんだんお前、ツッコミになってきたんだな」


 ~偏ったファン層~

純「俺さあ…何かアイドルじゃない気がするんだ、最近…」

聖羅「まあ、そうなんですか?」

純「いや…うーん、アイドルはアイドルで、やれてるとは思うんだけど…何かアイドルっぽい扱いされてないって言うか…」

聖羅「けれど、わたしの事務所の人は野山に分け入ってクマさんと戦ったり、虫さんをいただかなきゃいけなかったりするようなこともありますし…」

純「そ、それはほら…うん…何か、うん…。けどそういうんじゃなくてさ…。この間、ファンとの交流イベントあったんだけどさ?」

純「ほら、俺ってユニットでやってるから、ファンも目当ての人のとこに行くのね。蓮と奏が人多いんだけど…その時に…」


男性A『純くん高校生になってもかわいいよ純くん』

女性A『あれ、今照れたの? ふふ…純くんかわいい~』

女性B『奏ちゃんとのこと応援してるからがんばってね』

男性B『さっきのトークで身長気にしてたけどそのままがいいと思うよ、純くん』


純「――っていう感じで、なーんか違うと思って…。そもそも俺、かわいいなんて言われたくないのにさあ…」

聖羅「でも何だか純くんってかわいらしいところがありますし…それが魅力の内じゃないんですか?」

純「えっ? ほ、ほんと…? 聖羅さんにそんなこと言われたら、まあ…」テレテレ

聖羅「ふふ…そういうところですね」



 ~いよりんのやりたいお仕事~

衣依「…ねえねえ、葉子ちゃん」

葉子「ん? どうかしたの?」

衣依「…この前、水着の仕事したんでしょ?」

葉子「えっ? ま、まあ…うん…恥ずかしかったけど…」

衣依「いいなあ…。わたしね、何でか…そういうグラビアのお仕事ってないんだぁ…。ずっと前から」

葉子「そうなの? でもモデルの仕事とかやってた気がするけど…」

衣依「中学生になったころからなくなっちゃって…」

葉子「あっ…」

衣依「?」ペタン

葉子「………だ、大丈夫だよ、衣依ちゃん」

葉子「そ、そういう趣向の人もいないわけじゃない…らしいから」

衣依「葉子ちゃん、何をフォローしてくれたの?」



 ~ライムライトのトラブル~

夢「はぁぁー…お仕事に来てて温泉旅館に泊まれちゃうなんて最高…。ミー、ミーぃ~、お部屋まで遊びにきたよー」

ミシェル「あ、夢さん、お風呂上がりですか? 色っぽいですね」

夢「へぁっ!? い、いいいいき、いきなり何言ってんの、ミーってばもう!!」バシバシッ

ミシェル「い、痛い、痛いですって…! そんな叩かなくっても、今日のロケで足滑らせて骨折したスタッフを背負って下山した疲れで足腰が――」ガタァンッ

夢「痛ったい…もう、人を巻き込んで転ばないで………………って、ミー、ど、どどどっ、どこ、触って…!」

ミシェル「えっ…?」モミッ

夢「み…ミーのド変態巨根バカぁああああああ――――――――――――――――――っ!!」バチコ----ン

ミシェル「ひでぶぅぅぅっ!!?」

夢「もうっ、もうもうもうっ…! 明日まで口利いてあげないから! ミーのバカっ!!」

ミシェル「じ…事故なのに…」ガクッ


 ~れんかな!~

蓮「これがクリーニングで…その足で役所に行って、それから銀行寄って、スーパーにトレーを持っていって、タイムセール…完璧だな。しかし…」

 ゴッチャリ

蓮「……洗濯物多いな…。愛の高い服に、純がこの前汚した衣装に…クリーニング代がいくらになるのやら…。毎月の生活費が最近ぱんぱんだな…」

蓮(純も奏も成長期なのかやたらに食うし、愛の煙草代もバカにならないし、何故かあいつらの服までここで俺が洗って…家に帰ればいいのに…)


 ガチャッ

奏「あ、蓮くん。…今から出かけるの?」

蓮「ん? ああ、今日は忙しいが…最後にスーパーで肉の特売だからな」

奏「お肉…! からあげがいい」

蓮「まあ…鳥肉も安いし、それでもいいが…。あっ、だったら来るか? トイレットペーパーがひとり1パック。奏もくれば2つ買える」キリッ

奏「蓮くん…主夫力高まってる?」


蓮「これ、クリーニングで。奏、出せ。ごくろう」

奏「うん」

*「あら~、お兄さんのお手伝い? えらいわねえ」

奏「えっ? ち、違います…」

*「そうなの――ってあら…? どこかで見たことあるような…? とりあえず、お預かりしますね」


奏(役所、暇…)チラッ

奏(窓口のお姉さんが蓮くんに舞い上がってる…。全然蓮くんって変装とかもしないし…でも意外とそこまで騒ぎにならないのが不思議…)

*「あ、あの…握手してもらってもいいですか?」

蓮「ああ…」

奏(自然体…だから?)


蓮「…よし、ちゃんと振り込まれてた」

奏「お給料?」

蓮「いや、生活費。毎月20日に愛に振り込ませてる。ここに俺も金出して毎月やりくりしてる。俺が家事をやるかわり、愛の方が割高だ」

奏「そうなんだ…」


奏「ここに入れるの?」

蓮「ああ、入れろ。ここに洗ったトレーをぶち込んでリサイクルされるわけだ」

奏「ふうん…。それよりタイムセール…! からあげ…!」

蓮「好きだな、お前」

奏「早く早く」グイグイ

蓮「分かったから引っ張るな。肉は逃げない」

奏「今日のからあげは何で作るの? からあげの元使う?」

蓮「いや…今日はちゃんと漬け込む。片栗粉にコショウ混ぜるとまた違うらしいぞ」

奏「おいしそう…。でもおろしポン酢でも食べたいから、それ用がいい…」

蓮「おろしポン酢か…。なら大根買っておこう。自分でおろしにするとさらにうまいぞ」

奏「どうやるの?」

蓮「………お前も女の子なら教えてやるから少しは覚えろ…」

奏「うん。あ、じゃあ今日の晩ご飯一緒に作りたい」

蓮「いいぞ。だったら今日はしっかり定食風に作るか…。からあげメインで、みそ汁とご飯と、浅漬けと…大根を煮物にでもするか」

奏「うんっ」


 ~ラジオシップ~

純「今週は俺と奏でお送りします、ラジオシップのお時間です!!」

奏「純くん、メール読んで」

純「はいはい。えーと…よーそろネーム、いし…いや、せ、せき…何て読むの?」

奏「え? …うーん…?」

純「石膏? 石膏ちゃんだって。せっこう…せこちゃん?」

奏「む…」


純「冗談だって。読むぞ」

純「純君せこちゃんよーそろー。はい、よーそろ!」

奏「せこちゃんじゃないもん…」

純「お二人って何だかんだでとても仲が良さそうですよね。これからも頑張ってください。P.S.せこちゃん結婚してください」

奏「せこちゃんなんて人いないから誰も結婚してくれないもん」

純「そういう態度だから余計に言われちゃうんだろ」


奏「だいたい、純くんと仲がいいとかよく言われるけど…純くんは年が違うからっていうだけでそれだけだもん」

純「何だよ、その言い方? この間、アイスクリーム食べたいとかうるさいから奢ってやったのに。しかも行列に俺だけ並ばせて自分は買物行って…」

純「他にもさあ、すげえうまいって評判のからあげ屋? がっつり食べるとか思われたくないからって俺に買いに行かせて!」

奏「あ、それ内緒にしてって言ったのに…!」

純「しかもそれも俺に奢らせるし! ゲンコツくらいのサイズのからあげ1個130円を9個っておかしいだろ!? それぺろりと食べたりとかかも!」

奏「じゅ、純くんにもあげたもん…」

純「俺あんなの2つでお腹いっぱいだよ、食いすぎなんだよ! そこまでおっぱい膨らんでないくせに最近太ってんじゃない!?」

奏「っ!? じゅ…純くんのバカっ! バカバカバカ!」

純「ラジオでバカバカ言うなよ、偉い人に怒られちゃうだろ」


奏「じゃあ言うけど、純くんだってわたしのこと利用してるもん」

純「利用ぅ?」

奏「スイーツバイキング行きたいけど男の人だけじゃ行けないからって連れて行かれたりしたもん」

純「ちゃんと奏の分までお金出してあげましたぁ~」

奏「そんなの男の子なら当然だもん」

純「当然じゃないし! 俺、お前の分まで出すからって飼い猫のサロン、我慢させたんだからな!」

奏「どうして人と猫を比べるの? 信じられない」

純「猫は人より偉いんだよっ!」

奏「偉くないよっ」


純「ぐぬぬぬ…」

奏「むむむ…」

 バチバチ


純「そんな性格じゃ、将来絶対に結婚なんかできないんだからな」

奏「純くんだって同じだもん、そんなの」

純「俺はお前以外の女の子にはやさしいし。ていうかお前にもけっこうやさしくしてるのに、この仕打ちだから文句言ってるんだし…」

奏「そうやって女の子に文句言うのがありえないもん」

純「奏だから言ってるんだよっ。ったく、わがままなんだから…」

奏「女の子心分かってないんだから…」

日頃よりご愛顧(?)いただいてありがとうございます

すごく、すごく、とってもね、言いづらいんだけれどもね?
孔くん編というか、新P編というか、プレスタ編というか…今やってるところをね…ギブしちゃダメですか(土下寝

何か…何かダメなんや…すまぬ…

そこまでダメなら、大丈夫じゃないですか?
プレスタの一年間スキップしてなんかあったとか捏造でも何でもしてりすたーとしたりとか?
まぁそこは>>1のさじ加減で

>>828
ありがとうでござる、ありがとうでござる…
プレスタについては…まあ、うん、なかったことにはしないし、彼らのアイドル活動はまだまだ続くぜ風なことにはしますですハイ

敗因は色々あるけれど根本的にぼくが悪いんです
決して、孔くんが歌関連以外自発性がなくて動かしづらくてどうにもならないとか赤のキャラが何故か分からなくなったとかみんがバカキャラだったはずなのにそれがうまくやれなくてぬぐわあああってなったりとか新ちゃんがとってもとっても掴みきれなくてやりづらいとか、そういうんじゃないんです、僕が悪いんです

ハコちゃんいくにゃあ、1年分をスキップせにゃあならんのだ
それで無事に大学を卒業して芸能活動に専念できるようになるけん

ソクプロでユニットをやるのは、ちょっとお休みさしてほしいから
1 SSプロで1年スキップして葉子REプロデュース
2 SSプロに4年ぶりの新人アイドル誕生
3 セルフプロデュース
が選択肢かなあって具合やで

セルフってSSプロの誰でもいいの?香か誠でやりたいな
特に年齢的にそろそろ危なくなってきた香様。もしくは聖羅でガッツリ性能上げたい

もうひとつあった
4 SSプロで、特に誰を担当とかではなくて壁P通じてお仕事
  (香様の結婚問題とかもこれならきっとどうなるかやれるはず)

>>835
セルフは…新人ですね
SSプロの誰かをPしたいよっていうのは4でやれる感じ?

新たなP…ほしい?
いやまあ、うーん…欲しいなあ~って声があるならっていう消極的な具合なんだけども

新たなPが欲しいと要望があるのであれば、誕生してもいいかな…?


とりあえず

1 SSプロで1年スキップして葉子REプロデュース
  (Pは壁ちゃんor新たなるPさん?)
2 SSプロに4年ぶりの新人アイドル誕生
  (これもPは壁or新たなるP)
3 セルフプロデュース
  (もれなく熱意は4以上固定!)
4 SSプロで、特に誰を担当とかではなくて壁P通じてお仕事
  (香様の結婚問題とかもこれならきっとどうなるかやれるはず)

から選んでいただくことになりまするね

2かなー

新人がセルフプロデュースって無理ない?
今までだって社長やPのコネで仕事取ることも多いのに

>>842
新人がセルフPっていうのはねえ、まあ苦労は多いかも知れない
だけど、その分の能力値補正などを考えてはいます
というかごめんなさい書き方がとても間違っていました
ド新人じゃなくて、多分、よその事務所からの移籍的な意味合いの新人みたいな…?
ランクで言えばEとかD程度からスタートみたいな具合になるものと

他に何か疑問点などなど、あれば受付中でござる

ぼちぼち、決を取ろうかと思いますが、どれくらいいますかね?
はーい、ってお返事してくれた数に応じて多数決のあれも変わってくるので…お返事願います

ご協力感謝です
じゃあ参りますぞよよ

↓1~ 最速2票獲得選択肢採用
1 SSプロで1年スキップして葉子REプロデュース
  (Pは壁ちゃんor新たなるPさん?)
2 SSプロに4年ぶりの新人アイドル誕生
  (これもPは壁or新たなるP)
3 セルフプロデュース
  (もれなく熱意は4以上固定!)
4 SSプロで、特に誰を担当とかではなくて壁P通じてお仕事
  (香様の結婚問題とかもこれならきっとどうなるかやれるはず)


新人さん1名、魔窟にごあんなーい!
SSプロ=成功を約束されたアイドルプロダクションですからね、今や


↓2 でもってPはどないしましょ?

1 壁さん
2 間野さん待望の新人プロデューサーが入社

ラジャーです
壁Pは安定だもんね
鉄板だからね、まな板だからね、えぐれてるからね
一家にひとりで何でもできてしまうからね

じゃあ新人アイドルのメーキングに入る前に
・従来通りに全能力値をコンマに頼るか
・ある程度、安価で何に特化しているとかを絞るかわり、イガグリのごとく尖った能力値にはなれなくするか
どっちがいいかね?

後者の場合は、例えば容姿特化!みたいに選べます
すると、容姿は4以上が確約される代わり、それに応じて基礎能力値を悪い、並、高い、の3つからコンマでまとめて決定します

このコンマが並だった場合は、
容姿:4
体力:3 頭脳:3 精神:3
みたいな感じになって、後の能力値などなどは従来通りになっていきます

安価で決めますね

↓1 どうする?

1 従来通りにやって尖った性能叩き出そうぜ
2 新システム採用してやろうやないの


 オーライ
 じゃあキャラメイキングはーじまーるぞー?

 ↓2 新人の性別

 1 男
 2 女



 男性でござーる~
 お次はお名前をいきますよー

 ミーで思ったんだけど、ガチ外人だとどうしても容姿の問題で演技のお仕事とかをしにくいよ
 だからカタカナのお名前がいいなーって場合は、シャーディ的な感じで苗字を日本風にしといた方がええで


 ↓1 お名前

 男性のお名前やでぇ~
 ※変換しやすいとすごく嬉しいよ~



 周藤快斗くんやね
 何だかお名前はすごくアイドルっぽいね
 正統派路線に行けそうなお名前ですね

 お次は年齢ですよ

 現在のSSプロの男性の平均年齢は
 香様29 + タカシくん23 + まこちゃん22 = 23.6歳だよ

 これを引き下げるも引き上げるも自由だよ
 下は10から、上は22まででお願いね


 ↓2 年齢

 いくつ?
 10~22だよ



 平均年齢の計算ミスってました
 24.6歳だったよごめんね

 名前:周藤快斗 性別:男 年齢:18歳


 じゃあここで新システムだよ
 歌唱力 ダンス ヴィジュアル の3つの能力値から、どれに特化するかを選んでね
 さっき説明し忘れてたけど表現力と演技力は特化してもそこまで…っていうものだから、この3つでお願いします

 ついでに採用安価のコンマで、どれだけ特化してるかも判定しますよ


 ↓2 何に特化?

 1 歌
 2 ダンス
 3 ヴィジュアル

 採用安価のコンマ

 1~7 選ばれた能力の値は:4
 8~0 選ばれた能力の値は:5


 ダンス特化ですね~


 名前:周藤快斗 性別:男 年齢:18歳
 体力: 頭脳: 精神:
 歌: 踊:4 容: 表: 演:


 それでは今度は、基礎能力値(体・頭:精)がどんなもんかを判定しますよ


 ↓1 どうかね

 1~3 体:3 頭:2 精:2
 4~6 体:3 頭:3 精:3
 7~9 体:4 頭:3 精:3



 あら~残念


 名前:周藤快斗 性別:男 年齢:18歳
 体力:3 頭脳:2 精神:2
 歌: 踊:4 容: 表: 演:

 まあ、この能力値だと、容姿が最低2はゲットかな


 どどどーんと、コンマ祭りいきまっせ~
 コンマは連取してもおkだからね~


 ↓1 歌唱力

 ↓2 容姿
     ※最低値2

 ↓3 表現力

 ↓4 演技力

 コンマ一桁×0.5


 おおう…
 見た目抜群、ダンスもできちゃうとは…お歌はご愛嬌?
 でもって表現力が普通で、演技もいけちゃうとは…

 こいつぁほんとに正統派も狙えるで~
 ややバカで、やや精神的に不安はあるけど逸材だぜ


 名前:周藤快斗 性別:男 年齢:18歳
 体力:3 頭脳:2 精神:2
 歌:2 踊:4 容:5 表:3 演:4


 続きまして、熱意とモラルをいきまっせ


 ↓1 熱意/モチベーション
 ↓2 道徳/モラル

 コンマ一桁×0.5



 何や…
 こんなん魔窟人材になれるんか…?
 クセが強うないと魔窟じゃあ苦労症になってまうでぇ!?


 名前:周藤快斗 性別:男 年齢:18歳
 体力:3 頭脳:2 精神:2
 歌:2 踊:4 容:5 表:3 演:4
 熱:3 道:3


 ほいじゃあ性格いきませうね~


 ↓1 快斗の性格は?

 1 礼儀正しく明るい、普通なええ子 ←普通
 2 女の子が何よりも大好きでエロトークも大好きな爽やかヘンタイ ←魔窟案件にしてみた
 3 その他、どんな具合? ざっくり頼むで~



 クソッ、魔窟回避された…!
 これじゃあ香パパ様みたいに振り回される側やぞ…!?


 名前:周藤快斗 性別:男 年齢:18歳
 体力:3 頭脳:2 精神:2
 歌:2 踊:4 容:5 表:3 演:4
 熱:3 道:3

 性格:礼儀正しく明るい、普通な子


 じゃあ、バックグラウンド的な部分…
 募集からの決定にする? こっちで複数案考える?


 ↓1 どっちがええ?

 1 募集さしてや
 2 おう、何か考えい




 オーライ
 じゃあ15分ほど時間を取りましょうかね


 例をあげますね


 例)
 何か俺って普通じゃないか――?
 普通って言われて何だか傷つくこと多数…普通じゃなくないんだ
 それを証明するべく、普通の人なら目指すはずもないアイドルを目指してみた!
 え? モテたくて芸能人になりたいんだろ? そんなの普通だって? 違うんだよ!!


 こんな具合で、完結におなしゃす


 ↓1~ 21:20まで

 どんな背景があるんや?
 志望動機みたいな感じになってもええねん



 ざっくりと、まとめたやで

 1 普通じゃなくなるためにアイドルに
 2 組長「息子よ、お前は悪になれ。芸能界いって悪の花道覗いてこい」
 3 ステージに憧れた
 4 母「応募しといたから、うふっ♡」快斗「ないない、ムリムリ…え、採用?」
 5 ダンサーの足がかり。あれ、この女の人って…?
 6 電気屋かぁ、もうちょっと派手な方がいいなあ。アイドルかぁ、かっこういいかもなあ

 詳しくは応募したのを各自よく見てくだされ!
 考えるタイムに入るでござるよ

 個人的には2とかいいなー
 きっと組長がSSプロは魔窟って知ってて突っ込んだんだろうけど、魔窟の意味合いが違ってたんだろうなあって妄想はかどります



 自分の案に票を入れてももちろんおkだからね!
 そういうわけで、多数決にいきますよ


 ↓1~ 多数決:最速3票獲得選択肢を採用

 1 普通じゃなくなるためにアイドルに
 2 組長「息子よ、お前は悪になれ。芸能界いって悪の花道覗いてこい」
 3 ステージに憧れた
 4 母「応募しといたから、うふっ♡」快斗「ないない、ムリムリ…え、採用?」
 5 ダンサーの足がかり。あれ、この女の人って…?
 6 電気屋かぁ、もうちょっと派手な方がいいなあ。アイドルかぁ、かっこういいかもなあ



 悪の花道は潰えたか…
 惜しかったけど、ダンサーの足がかりにけってぇーい!


 のちのちダンサーとして生計立てていく上でのステップとして応募。
 街で見た某大人の女性の仕事ぶりに憧れてるらしいがSSプロの門戸を開くまでそれが壁Pとは知らない。


 名前:周藤快斗 性別:男 年齢:18歳
 体力:3 頭脳:2 精神:2
 歌:2 踊:4 容:5 表:3 演:4
 熱:3 道:3

 性格:礼儀正しく明るい、普通な子
 志望動機:ダンサーの足がかり


 いじり文句は「かーくんダンスやってるもんね」かな?
 振り回される未来しか見えねえぜ…



 じゃあ、特殊能力(?)にいこうか


 ↓1 まずはメリットのあるものから

 1 常識人:非常識なことには困惑したり、ツッコミを入れたりするまともな感性の持ち主
 2 正統派:他人からの第一印象が良い
 3 その他、名称だけでも効果だけでもいいけど、やたら便利すぎるのはNGなんやで
   ※裏技として、ここで「電気屋の息子」とか「闇社会の跡取り候補」とかやると…?



 お、ほんとにきた
 しかも電気屋とは…理工系のハコちゃんと相性ええで
 ハコちゃんとコンビ組んだらびっくりどっきりメカが作れるかも知れない


 名前:周藤快斗 性別:男 年齢:18歳
 体力:3 頭脳:2 精神:2
 歌:2 踊:4 容:5 表:3 演:4
 熱:3 道:3

 性格:礼儀正しく明るい、普通な子
 志望動機:ダンサーの足がかり

 電気屋の息子:電気屋の一人息子。部品調達や、機械修理というちょっと普通じゃない特技の持ち主


 じゃあ、デメリット能力いきますかい


 ↓1 デメリット能力

 1 普通:知れば知るほど何か普通
 2 バカ舌:何か味覚おかしくない?
 3 その他、どんな? 名称だけでも、効果でも
   ※デメリットやで



 ふっつーにふっつーのええ子やんけ…
 まあでも、ええんとちゃいますのん?

 顔良し、スタイル良し、ダンス良し
 礼儀良し、明るさ良し、アイドルだめだったとしても就職先良し←


 名前:周藤快斗 性別:男 年齢:18歳
 体力:3 頭脳:2 精神:2
 歌:2 踊:4 容:5 表:3 演:4
 熱:3 道:3

 性格:礼儀正しく明るい、普通な子
 志望動機:ダンサーの足がかり

 電気屋の息子:電気屋の一人息子。部品調達や、機械修理というちょっと普通じゃない特技の持ち主
 深い執念:人にされた嫌なことをけっこう根に持つタイプ


 他に何かあったでしょうか?


 あ、ハイ
 すみません
 元は電「気」屋じゃなくて、正しくは電「器」屋でしたね

 まあ、販売と修理と、両方実家はやってますよ…みたいな


 赤の系譜…たしかに
 でも電器屋って部分はエビフラじゃなくて、りっちゃんみたいだよね


 名前:周藤快斗 性別:男 年齢:18歳
 体力:3 頭脳:2 精神:2
 歌:2 踊:4 容:5 表:3 演:4
 熱:3 道:3

 性格:礼儀正しく明るい、普通な子
 志望動機:ダンサーの足がかり

 電器屋の息子:電器屋の一人息子。部品調達や、機械修理というちょっと普通じゃない特技の持ち主
 深い執念:人にされた嫌なことをけっこう根に持つタイプ


 ない感じですかね? ね?

早速始めたいところでしたが、
ちょいとお夕飯とかお風呂とかがね、あるからね、休憩さしてもらって後ほど始めますね

推しアイドルについて語ったり、ラジオネタ投稿してくれたりして待っていただいても、よござんすよ(にっこり

ステータスの5ってかなり上手い止まりで天才の域には届かないよね。6あたりからその領域に足を突っ込み始めるんだろうけど

愛さんのチート頭脳(頭脳値6)はなんだかんだで面白かったし、ゾロ目が出た場合に限って能力値が+1されるみたいにして限界突破できるようにして欲しいなあと少し思った(それでも50分の1だけど)

あ、アイドルはせーらさんとせこちゃんが好きです


<コンコン

社長「入りなさい」

<ガチャッ

壁P「失礼します」

壁P「何か、わたしに用事でしょうか?」


社長「うむ…。聖羅くんが我が事務所に入って、何年になるかね?」

壁P「4年目…ですね」

社長「4年前に聖羅くんが入ったきり、我が事務所は新風を取り込めてはいない…という現状についてはどう思うかね?」

壁P「現状ですか…」

社長「いや、いいのだ。意見は持っていてもらわねばならないが、議論のために呼んだのではない」

壁P「はあ…。ではどのようなご用件で?」


社長「わたしは考えたのだよ」

社長「前進する、という行為にはリスクがつきまとう」

社長「しかし、それを怖れては前に進めず停滞し、成長することもできないのだ、とね」


壁P「そうですね」

社長「そこでだ、吉喜くん」

壁P「あ、すみません、まだそれ馴れないので」

社長「………人が格好をつけているというのにキミは…」

壁P「ははは、そんなに決めなくとも社長は充分、ダンディズムに溢れていらっしゃいますよ」

社長「そ、そうかね? わっはっは、そうか、そうか、うむうむ、この渋さが分かるとは見る目がある。さすがは我が社のプロデューサーだな」

壁P(ちょろいなあ、相変わらずうちの社長は…)


社長「うぉっほん!」

社長「ともかく、新風を吹き込ませることにしたのだよ」

壁P「新風、ですか」


社長「そう」

社長「記念すべき、我が事務所の10人目のアイドルだ」

社長「10名以上のタレントが在籍するだなんて、これは実に34年ぶりのことであって……」クドクド


壁P「社長、社長」

社長「むっ…何かね? 折角、事務所の歴史を説明していたのに」

壁P「すみませんが、今日は旦那に外食をしたいと言われているものでして、あと7分で退勤したいのですが」

社長「…………………うむ、家族は大切にしなさい…」


壁P「では失礼します」

壁P「お疲れさまでした、社長」

社長「うむ…」


 バタンッ…

壁P(まあ…みなまでは言われずに切り上げてしまったけど…)

壁P(新人アイドルの担当をしなさい、というようなことなんだろうな)

壁P(さてさて…どんな子がやって来るか、今から楽しみだ)



 ―― 9月 1週目


快斗「…………ここがSSプロ」

快斗「ダンサーになるためのステップアップってことで適当に応募してみたけど…まさか本当に採用されるなんて」

快斗「ネットで軽く調べてみたけど…あのシャーディとか、菱河香とか、けっこうすごいアイドルがこんなビルの中にいるのか…」

快斗「何だか信じられないなあ…」


快斗「いやっ、でもこれは現実なんだ」

快斗「まずはアイドルとしてがんばって、頃合いを見てダンサーに転身しよう」

快斗「俺も今日から芸能人の仲間入り…ヘタこかないように気をつけよう」


 タンタンタン…

快斗(ビルの2階が事務所…)

快斗(あっ、踊り場からドアが見えた…SSプロダクションってちゃんと書いてある…)

快斗(よーし、第一印象が大事だからな、明るくハキハキ挨拶をして早く仲間に入れてもらえるようがんばろう)


快斗「このドアの向こうに…俺の夢の第一歩が――!!」

 ガチャッ



 ↓1 ドアを開けると…

 1~3 シャーディがいよりんを襲っていた(白目
 4~6 リルモンが仕掛けていたトラップがいきなり発動した(白目
 7~9 いきなり目の前に壁がっ…!? あ、いや壁Pだ!



快斗「こ、こんにちは! 今日からお世話にな――」

 グシャッ
 グラァッ

快斗「っ…!?」

快斗(足が滑っ――何この小さいパチンコ玉みたいな――踏んづけ――)

 スッテ----ン
 ドサァァッ

快斗「痛ったぁぁ――ああああああっ!?」

 グララァァッ

快斗(た、棚が俺に倒れてくるぅぅぅっ!?)

 ガバッ
 ガタンッ

快斗「っ……と、止まっ――」

 ポロッ
 ガツンッ

快斗「た、と思ったら…何で空の鍋が頭にジャストミートぉぉ…? 痛ったたた…」


スバル「だ、大丈夫…!?」

快斗「い、一体何が…?」

スバル「って、キミは…あー………どなた?」

快斗「は…はじめ、まして…あの、今日からここでアイドルをさせてもらえるって…」

スバル「………ああっ、新人くん? ごめんね、うちのいたずらっ子がこんなトラップしかけてたなんて…」

快斗「い、いたずらっ子…? トラップ…?」

スバル「あ、あはは…さあ、立って。ケガはない、よね? ケガしないラインぎりぎりをいつも攻めてるし…ないとは思うけど…」

快斗(ケガしないラインぎりぎりって何だ!?)


快斗「は、ははは…へ、平気です…」

スバル「じゃ、じゃあ…応接間で、待っててね。案内するから。こっちにどうぞ」

快斗「はい…」

スバル(この子、大丈夫かな…? 事務所でやってけるといいけど…)

快斗(この事務所、大丈夫かな…? ケガしないラインぎりぎりのトラップを仕掛けるいたずらっ子って意味不明だ…)


スバル「す、すぐにキミの担当をするプロデューサーさんが来るから」

快斗「はい…ありがとうございます」

 バタム

快斗(………何だか、会社みたいだ)

快斗(入ったことないけど)



壁P「戻りました――って、何ですか、この倒れかけの棚は…?」

スバル「あ、いいところに。新人くん、丁度今来たんですよ。応接間で待ってもらってますので」

壁P「ああ、そうですか。ありがとうございます」

壁P(よし…早速、対面といきますか)


 ↓1 ファースト(?)コンタクト!

 1 テンションフルスロットルでいこう
 2 いつも通りにいこう
 3 警戒しながらいこう



壁P「さてさて――いや待てよ」ピタッ

壁P(あの社長が、新風を取り込むとか言って採用した子だ…)

壁P(もしかしたら、シャーディやタカシくんや佑香ちゃんのように、アクが濃い子なのかも知れない…)

壁P(毎月けっこうな数の履歴書が募集していないのに届いている状態で、その中から社長が見つけた子だし…)

壁P(ここは警戒しておくに越したことはないな…)


 ガチャッ

快斗「!」スクッ

壁P「…」ジィッ

快斗「は、はじめまして!」

壁P「はじめまして」


快斗(な、何だろう…? すごく真剣な顔で俺を見てる…?)

快斗(まるで銀行強盗犯の立てこもりに対処をしている警察のような…)


壁P(ちゃんと挨拶をしてきていい子には見える…見えるが、しかし…)

壁P(これで案外、意外と…中身はやーさんの跡取り息子だとか、下ネタ大好きのセクハラ大魔神なんていうパターンも…?)


快斗「…あ、あの」

壁P(よし…少し確かめてみよう)



 ↓1 無意味な警戒

 1 快斗の顔面に寸止めパンチで反応をうかがう
 2 あなたのことは全てお見通しですよ…としたり顔で言ってみる
 3 その他、どうしよう?




壁P「この業界は――」

快斗「…?」

壁P「甘くはないと、先に言っておきましょう」

壁P「毎日、星の数ほどのアイドルが活動を始め、同時に星の数ほどのアイドルが失意の引退をしています」


壁P「時に火の輪を命懸けでくぐり抜け」

壁P「時に口に苦くて不愉快な筋が多い、でっぷり肥えた虫を衆人環視下で食べさせられ」

壁P「時に炎天下で濃厚でどろどろなラーメンを吐く寸前まで汗だくで食べさせられ」

壁P「時に野山へマチェット1本を渡されて分け入り、クマと格闘を繰り広げ」

壁P「それでも尚、笑顔を浮かべていなければならない…」


壁P「あなたに、その覚悟がありますか?」

快斗「っ!?」


壁P「…」

快斗(な…いきなり、何だこの質問は…?)

快斗(もしかして…さっき、いきなり棚が倒れてきたりしたのも…この覚悟とやらを問われて…?) ←頭脳値:2

快斗「…」ゴクリ


 ↓1 快斗の答えは…!?

 1~3 おいコラ
 4~6 あ、ハイ
 7~9 おおう?


 0 SPECIAL!


快斗「や、やります…!」

壁P「!」


快斗「俺、叶えたい夢があるんです!」

快斗「そのために応募をして、採用してもらえたんです!」

快斗「だから…辛いことがあっても、ちゃんとやり抜きます!!」


壁P「!!」

壁P「そうですか…」


壁P「では、改めて」

壁P「SSプロダクションへようこそ。あなたの担当をさせていただくプロデューサーです」

快斗「! はい、俺は周藤快斗って言います、よろしくお願いします!!」


壁P(何を警戒していたのか…自分の愚かしさに呆れるが、この子の真剣でまっすぐな眼差しを見られて良かった)

壁P(この子は…良いアイドルになれるとわたしの直感が告げている)



 ↓1 SPECIAL!!

 偶数 いきなりですが、熱意が上がりました
 奇数 最初の好感度判定で最低値60が保証されます



壁P「ささ、どうぞお座りになってくださいね」

壁P「いやあ、うちの事務所はちょっとアクが濃い――じゃあなくて、個性の強い方がいっぱいで、少し警戒してしまいまして」

快斗「そう…なんですか?」

壁P「ええ、そりゃあもう。とっても」

快斗「…」


壁P「けれど安心してください、個性が強くても悪い人はいませんから」

壁P「きっとすぐ、皆さんと仲良くできるようになりますからね」

快斗「はい、分かりました。お願いします」

壁P「こちらこそ、これからどうぞよろしくお願いしますね」


壁P(礼儀正しいし、はきはき喋るし…本当に良さそうな子だなあ)

壁P(さて…ちょっとお喋りでもして、コミュニケーションを取ってみようか)


快斗(あれ…?)

快斗(何だかこの人…どこかで見たことがあるような気がする…?)



 ↓1 コミュニケーションをとろう

 1 趣味とかはあるの?
 2 資料を元にお話してみよう
 3 どうしてアイドルになろうと思ったの?



壁P「ではちょっと、お話しましょうか」

快斗「あ、はいっ」

壁P「えーと…こちらが資料ですね…」ガサガサ


壁P「周藤快斗くん…18歳ですか、若いですねえ」

快斗「そう…ですか?」

壁P「ええ。うちの事務所の男性だと最年少ってことになりますね」

壁P「うちの男性アイドルって知ってます?」

快斗「はい、ちょっと調べたんで。菱河さんとか、西城さんとか、御剣さんとかですよね」

壁P「ええ。…快斗くんって、身長はいくつくらいですか?」

快斗「最後にはかった時は……182センチ、とかでした」

壁P「ははあ…新人にして、身長はトップになりましたね」

快斗「本当ですか?」

壁P「ええ、まこちゃんが178でこれまではトップだったんですが…一気に更新ですねえ、180センチ台だなんて」


壁P「ところで…この資料、年齢しか書いていませんが…」

壁P「高校は…在学中ですか? それとも、もう卒業を?」



 ↓1 誕生日設定忘れてたんだよね

 何月生まれにしとく?
 ※現在9月なので、9月以前の誕生日なら高校生、9月以降なら高卒ということになりまっせ
  ついでに高卒だったら無職期間5ヶ月だったっていうことになりますね



快斗「いえっ、まだ高校生です。5月が誕生日なので」

壁P「そうでしたか…高校生…いやあ、若いですねえ」

壁P「進学とかはどうするんです?」

快斗「あー…俺、勉強は得意じゃないんで、アイドルちゃんとやれそうなら、いいかなあ…なんて」

壁P「そうですか…」

快斗「それに、実家が電器屋で…ちっちゃいとこなんですけど、最悪、後継げばいいやって思ってるんで、学歴も別に」

壁P「ほほう…でも、それに逃げるようなことはしちゃダメですよ?」

快斗「それは、もちろん、はいっ!」


壁P「しかし…スタイル良し、顔良し、性格良し…」

壁P「こりゃあ、非の打ちどころがないですね」

快斗「そ、そんなことないですよ…」

壁P(おや、はにかんだ顔も爽やかで…)


壁P「歌とかダンスはどうです? 自信はありますか?」

快斗「ダンスは自信あります! 俺、実はダンサーになりたくって…それで、アイドルからって思ってるんです」

壁P「なるほど…ダンスが得意なんですか」

快斗「まだ素人レベルですけど…でも、俺、すっごいダンサーになりたいんで、いっぱいがんばります」


壁P「歌はどうです?」

快斗「…歌は…」


 ↓1 歌は? あなたの歌唱力は2よ?

 偶数 やや音痴の自覚あり
 奇数 やや音痴の自覚なし



快斗「………正直、あんまり、そこまで…」

壁P「おや、そうですか…」

壁P「けれどレッスン次第でどんどん上達していった人もいますし、多少の音痴はご愛嬌ということにもなるので深刻にならなくてもけっこうですよ」

快斗「はい、分かりました」


壁P「歌が多少ヘタでも、快斗くんはビジュアルが良いのでモデルや演技の仕事なんかで活躍することもできそうですし」

壁P「そうして知名度を高めていって、広い会場でコンサート…というのもできそうですね」

快斗「コンサート…何だか、緊張しそうですね」

壁P「まあ…けれど、それがこれからのお仕事になっていくわけですから、気負わずにやってください」


快斗(そうだ…思い出した)

快斗(この人、前に見たことがある…)

壁P「あーとーはー…そうですねえ、うーん…」パラパラ

快斗(前に学校行事で東京来た時に迷い込んだオフィス街を颯爽と歩いてた人だ…)

快斗(よく分かんないけど、仕事ができる大人の女性って感じで、何かすごく印象に残ってて…)


壁P「ん…?」

壁P「何か顔についてます?」

快斗「えっ? あ、いやっ…何でもないです!」

壁P「そうですか? ならいいんですが…」


快斗(世間…いや世界って案外狭いものなんだな…偶然見かけただけの人とこうして知り合いになるなんて…)

快斗(前に見かけた時の印象よりも何だか人当たりも良さそうだし…この人となら一緒にやっていけそうだ)



 ↓1 好感度

 コンマ二桁分上昇
 ※最低値60保証



 好感度 【93/この人となら一緒にやっていけそうだ】


壁P「では…今日はこれくらいにしておきましょうか」

壁P「来週から、一緒にがんばっていきましょうね」

快斗「はい」


壁P「……ところで、快斗くん」

快斗「何ですか?」

壁P「再三の確認になりますが…やや個性的な人がこの事務所には多いので、めげないでくださいね」

快斗「えっ?」

壁P「出会うだけでSAN値を削ってくる混沌の化身やら…」

快斗「はいっ?」

壁P「出会い頭に突撃してしがみついてきて名前を呼びながら甘えてくる永遠のお子様やら…」

快斗「え、えっと…何を?」

壁P「悪戯をするために情熱を燃やしている小さな怪獣やら…」

快斗「怪獣?」

壁P「まあ…それがうちの事務所の問題児ビッグ3ですが、何だか快斗くんは目をつけられそうな感じがするので、念のため」

快斗「…問題児ビッグ3…」

壁P「上手につきあってあげてください。あしらい方などは馴らされていけば分かると思うので」

快斗(あしらい方って何…?)



 名前:周藤快斗 性別:男 年齢:18歳
 体力:3 頭脳:2 精神:2
 歌:2 踊:4 容:5 表:3 演:4
 熱:3 道:3

 好感度:【93/この人となら一緒にやっていけそうだ】
 メモ:ー
 動機:ダンサーの足がかり

 電器屋の息子:電器屋の一人息子。部品調達や、機械修理というちょっと普通じゃない特技の持ち主
 深い執念:人にされた嫌なことをけっこう根に持つタイプ



社長「うぉっほん」

壁P「社長、どうかされましたか?」

社長「うむ…新人はどうだったかね?」

壁P「かなりの逸材と見ていますよ」

社長「うむうむ、そうだろう。わたしが選んだのだからね。はっはっは」

社長「キミの手腕には多大な期待をしているんだ、がんばってくれたまえよ」

壁P「かしこまりました、社長」


今夜はここまででござーるぅ~
どうもありがとうございましタスマニアデビル!!


 ~闇の化身はこれだから~

タカシ「あ、ハーコちゃーん!」

葉子「っ…タカシ、さん…? どうかしたの?」

タカシ「ねえねえ、ねえねえねえ、知ってる知ってる?」

葉子「何を…?」

タカシ「何かねえ、新人が入ってくるらしいよ、新人! アイドルの!」

葉子「へえ、そうなん――」

 バァンッ

シャーディ「名前は周藤快斗、5月生まれの18歳、高校3年生、実家は茨城県、ルックス抜群、性格良好、家業は電器屋、野球よりサッカー派、身長182センチ、血液型はA!!」

タカシ「うわあ、もうリサーチしてる気持ち悪い」

葉子「いつの間にどうやって…」

シャーディ「気持ち悪いって言わないでぇー!!」

巌「何しとるわれぇ、時間じゃ行くぞ言うたけえのう? その耳は飾りかいな?」ガシッ

シャーディ「うぎゃー!! もっとかーたーらーせーてーぇぇぇ………………」

 バタムッ


タカシ「…あーあ…どんな人かお喋りしたかったのにシャーディのせいで台無し…」

葉子「は、ははは…」

タカシ「ちぇー、つまんなーい…」

>>930
ステータスについて
細かぁーく考えているわけじゃないけど、ご指摘の通りに5は「かなり上手」程度
例に出せば歌唱力は「5」で喉自慢に出れば鐘が最後まで鳴りきれるのは確実くらい
で、「6」以降は「やべえなこいつ」って感じられるレベルで、仮に「10」なんていったら国を代表どころか世界レベルで五指に入れられるほど

能力値の限界突破はほら、従来通りにやって基礎能力で1以上残すと、愛さんにしたみたいに限界突破できるから

ちなみに登場してるアイドルの中だと
作中最強歌唱力:7:タカシくん
作中最強ダンス:8:まこちゃん
作中最強ビジュアル:7:シャーディ  となっております

SSプロは魔窟やでぇ…


 ~ゆーは仕事好き?~

ミシェル「もう秋なんですね…暦では」

夢「そうだね…。秋なのに、今日はまだ紅葉してない渓流下りかぁ…」

ミシェル「このお仕事もらって、もうすぐ1年ですね…。こんな長続きしちゃうなんてちょっと意外です」

夢「色々とおいしいけどね~。地方のおいしいもの食べられるし、地方のアウトドアも楽しめるし、何ならロケの都合でたまにいい旅館泊まれて…」

ミシェル「夢さんってけっこう現物主義ですよね」

夢「そんなことないよ!?」


<ここでの撮影は以上でーす、ありがとうございましたー

夢「ふぅー…また移動かあ」

ミシェル「でも今日は次で終わりですからね、残りも気合い入れてやりましょう!」

夢「ミーは元気だなあ…」

ミシェル「何ですか、その他人事のような感じ…?」


*「お嬢ちゃん、お兄さん」

夢「っ…あ、はい?」

夢(撮影でお邪魔したお店のおばあちゃん…?)

ミシェル「何ですか?」

*「良かったらこれ、持っていってちょうだい」

夢「これ何ですか?」

*「おばちゃんがここで売ってるお漬け物なのね…。おいしいから食べて?」

ミシェル「はい、ありがとうございます!」

夢「やった、これでおかずに困らなくなる…! いえすっ! ありがとうございます、おばあちゃん!」

ミシェル「お、おかずって…」


<本日の撮影は以上になりまーす!

夢「お疲れさまでしたー」

ミシェル「お疲れさまです、ありがとうございました!」


夢「るーんるんるるんっ♪」

ミシェル「ご機嫌ですね、どうかしたんですか?」

夢「今日のお仕事は色々とおいしかったなーって思ってさ」

ミシェル「おいしい?」

夢「ほら、おばあちゃんにお漬け物もらえたじゃない? さっき味見してみたけど、けっこう濃いめの味でご飯に合いそうだったんだよね。おかずになる、なる」

ミシェル「はあ…」

夢「それにさー、この夏、特別何かやった~ってこともなかったけど渓流下りなんてしちゃってけっこう楽しかったし?」

ミシェル「たしかに思ってたより楽しかったですね」

夢「しかも、ここでやったグルメの撮影! あんなにおいしいご飯を撮影とは言え、食べられるなんてな~って。むっふふふ…」


ミシェル「何か夢さんって…」

夢「?」

ミシェル「人生楽しそうですよね」

夢「ミーにはあんまり言われたくないんだけどっ!?」


 ~風邪っぴきの蓮くん~

 ガチャッ

愛「蓮、れーぇえええええ――――――――――んっ!」ドタドタ

愛「あぁん…? なぁーによ、あいつ…まだ25時だってのにぃ…もう寝たってのぉ…?」

愛「ちょっと蓮、起きなさい? あたしが今、機嫌がいいから酒つきあわせてや――」

 ガチャッ

蓮「…」

愛「……あん? ちょっと、マジで寝てんのあんた? おーい、起きなさいってば…」


蓮「ぅ…ぅう…」

愛「しかも何か脂汗浮かべて…ん? 風邪薬がこんなとこに…風邪? はああ…ったく、体調管理もできないとか…。今日のとこは勘弁しとくか」

 バタムッ…


蓮「……ん…朝、か…。だが……ダメだな、治った気がしない…」ゴロ

蓮(今日は休みだし…寝て過ごそ――ん?)

 クンクン

蓮「……………何だ、このうまそうな匂い?」


 ガチャッ

愛「ん? 起きたの? 起きれるの、あんた?」

蓮「……ああ…どうにか…。何、してるんだ?」

愛「あんたがいつまで経っても起きないからメシ作ってたんでしょ。そんなのも分からないの? あんたバカぁ?」

蓮「…否定はできないが…お前相手だと」

愛「ったく…あんた、もっと楽な格好に着替えなさい。でもってついでに体の汗を拭く!」

蓮「分かった…」


蓮「着替えたぞ…」

愛「ん、そこ座って食べてなさい」

蓮「……俺に? お前が作ったのか?」

愛「あ? 文句あんの?」

蓮「いや…いただきます…」

蓮(しかし…意外だ…。愛が手料理とか…何か裏があるのか…?)

愛(寝込まれてちゃあ家事も滞って過ごしづらくてしょうがないっての…。風邪なんかひきやがって)


蓮「……卵酒、か…」ズズ

蓮「それに…これは?」

愛「ネギと豚肉のスープ。食べ終わったらそれでおじやにしてあげるから熱い内に食べる」

蓮「…」モグモグ

蓮「うまい…だと…?」

愛「あんた、あたしを何だと思ってんのよ?」

蓮「……………いや……ありがとう」

愛「いいからさっさと食べなさいっての。スープと具、ちょっとは残しときなさいよ」

蓮「ああ…これでもういい」

愛「んじゃおじやにしてあげるから、その間に梅干し食ってなさい」

蓮(これ…言われるままになってたらすぐ治りそうな気がするな…。こういう時だけは頼もしいというか、ギブアンドテイクを徹底してると言うか…)


 ~カリスマは学生の味方?~

武「ふーんふふふっふ~ん♪゛」

純「ねえ…ほんとに、髪切れるの?」

武「できる、できる。これでも日本一に2回くらいはなったんだから」

純「え、マジ?」

武「まぁぁ~、世界大会出ようとは思ったけど日本語しか喋れないからやめたんだけど。んで今日はどんな風に? パンクか、メタルか?」

純「何で音楽のジャンルなんだよ…。ふ、普通にかっこよければいいんだよっ」

武「へーいへい、つっまらねえなぁ~…普通にかっこいいね…」

 チョキチョキチョキ…

純「え、ペース早くない? そんなちょきちょき切って平気?」

武「利益出すにゃあスピードが命なわけよ、スピードが。分かるぅ?」チョキチョキ

純「そんなの客側は知らないし…」

武「だーから、スピードこなせばそれだけカットの回数も増えるだろ? てことは上手になるだろ? そしたら腕が良くなるってえもんよ」

純「スピード求めて下手くそになるとか…」

武「あい終わり」シャキンッ

純「嘘っ!? 早い! 鏡、鏡はっ!?」

武「あいあい、こうなっておりまぁーす」

純「あ、いい…この髪型いいじゃん、うわっ、マジで?」

武「どーよ、見たかぁ? んでもって、学生価格で500円にしといてやる」

純「安っす!? また頼むかも! やってね!」チャリンッ


奏「――純くんが500円でやってもらえた…って」

武「あいあい、今日はどんな感じで?」ファサッ

奏「こういうの…できる?」つ雑誌

武「ああー、はいはい…んでもこれ、ちょっとトレンド遅れてるぜ?」

奏「え、そうなの?」

武「そうそう、今は…あーっと…こんな感じでよ」つタブレット

奏「うーん…」

武「んでぇー、次くるのがこいつだな」つタブレット

奏「あ、かわいい…」

武「これにすっか?」

奏「うんっ」


夢「500円でいいって聞いたんだけど」

武「あいあい」


ミシェル「夢さんが髪切れって言うんですけど、行ってた美容院がいつの間にか潰れてて…」

武「へいへい」


銀河「ぴ、ピンチなんだよね、今月…。だから明日、先週ひっかけた女の子にたかるんだけど、ちょっと今は髪型がね…」

武「おう、大人は正規料金でカットのみ8700円」

銀河「500円でいいじゃないか、そこはっ!?」

武「ビタ一文まけねえ、プロだからな」

銀河「ぐぬぬ…」


 ~アイドル界アームレスリング王決定戦~

実況『さあ、いよいよ始まります、アイドル界アームレスリング王決定戦、決勝です!!』

実況『赤コーナーは過去2回のアイドル界アームレスリング王に輝いたこの人!』

実況『SSプロォ、みぃつるっぎぃぃ―――――っ! まぁああことぉおおおお――――――――――っ!!』

 ワァアアアアッ

誠「これ3年目か…」

誠「長続きしてるな…ただ腕相撲してるだけの特番なのに」


実況『青コーナーはァッ!! 今大会初出場、彗星のごとく現れ、バッタバッタと対戦者を薙ぎ倒した期待の挑戦者ァッ!!』

実況『SOKUHOプロォォォ!! シュルゥゥゥゥゥゥツッ、ミィィィシェェエエエエエエエエ―――――――――ルっ!!』

 ワァァッ

ミシェル「とうとう…直接、戦える時が…!」

ミシェル(思えば以前、テレビで見てからずっとライバルと見定めてきた人…トライアスロンは1対1ではなかったし…)

ミシェル(胸を借りるつもりで、しかし、勝ちにいく!!)


実況『さあ、今、両者ががっちりと固く手を握り合います』

実況『しかしこれは友情の証ではありません、これからお前を倒すぞ、そういう気迫のこもった、力強いものであります!』

誠「煽るなぁ、相変わらず…」

ミシェル「いえ…自分は本気であなたに勝ちにいきます!!」

誠「う、熱い…」


誠(だけど力が強いな…)

ミシェル(握って分かる…この人の手、これは強者の手だ!!)

誠(それにやたら燃えてる…こう…春に山ん中で出会う獣みたいにギラギラしてるな)

ミシェル(一体…この手は今まで、どれほどの猛者を屠ってきたんだろうか…?)ゴクリ ←A:野生動物

実況『そして審判が、今、ゴングを鳴らすぅぅぅーっ!!』

 カンカンカ-----ン

 ガッ ググググゥゥッ

実況『おおおおっとぉぉ!? 最初に押し込みにかかったのはシュルツ! シュルツ強い、シュルツ強い、王者陥落かぁっ!?』

誠「ぬぐ、ぐぐぐ…!」

ミシェル(いける…! 出だしは最高だ、このままっ――だけど、ここから粘るとは!?)

誠「負けて、たまる…かぁぁっ!」

 グググッ

実況『おっとぉぉっ!? 御剣持ち直した、持ち直しているぅっ! やはり王者はダテではない、挑戦者苦しげな顔だ!』

ミシェル(くぅっ!? あそこから、一気に…!? 一体、一体何がここまでの、力をぉっ!?)プルプル

誠(もう一息が、押し切れない…! だけど、優勝賞金100万円はッ、絶対に譲れないぃぃぃっ!!)

 ググググゥゥッ

実況『拮抗している、拮抗しているぅぅぅっ!! さあ、どちらに勝利の女神はほほえむっ!? どんな決着が待ち受け――ああっとぉっ!?』

 カンカンカンカ------ンッ

誠「っ――よぉぉぉっしぃ、勝ったぁあああああああっ!!」

ミシェル「くぅっ…! どうして、どうして負けてしまったんだ…!? 御剣さんっ、あなたの強さの秘訣を、是非俺にご教授してくださいっ!!」

誠「えっ? あ、あー……………ハングリー精神、とか?」

ミシェル「!!? な、なるほど…ハングリー精神…背水の陣に立ち、勝利を渇望して磨き抜く苦行…そうか…よし、そうとなったら修行あるのみ!」

誠(よーし…優勝賞金で駐車場代と車の保険代と家賃と光熱費水道払って、この前タカシにうまいの食わしてもらった礼に、あいつの好きなもん買ってあまりは貯金に回して…来年も勝とう!)


 ~家族のおはなし~

スバル「あーはいはい…分かったってば、はいはい…」

葉子(スバルさんがぞんざいな電話してるって、新鮮…相手は誰だろう? 携帯電話だし…お仕事じゃない、よね…)


誠「どうした、葉子?」

葉子「あ、まこちゃん。スバルさん、誰と話してるんだろうって」

誠「家族だろ? 確かスバルって姉ちゃんいるらしいぞ」

葉子「そうなんだ…」


誠「そう言えば…葉子って何人家族なんだ?」

葉子「うちは3人だよ。…そう言えば、あんまり家族構成の話とかってしないよね、うちの事務所」

シャーディ「呼ばれてなくてもじゃじゃじゃじゃぁーん!! 我が家は、ダディー、マミー、そして兄がいるのさ!!」

誠「シャーディ仕事だろ? 早く行った方がいいぞ?」

シャーディ「うあーん、まこちゃんにナチュラルに言われちゃうと文句も言えずに行くしかなーいー…」


誠「聖羅ってどうなんだろうな?」

葉子「ひとりっこだよ、確か。うちと同じだと思う」

誠「そういや佑香もだな」

葉子「…案外、多いのかもね、ひとりっこ」

誠「んー…兄妹がいるのは…あ、ゆず子は姉ちゃんいるって」

葉子「言われて見ると末っ子感あるかも…」


葉子「香さんは?」

誠「香かぁ…香は、聞いたことないな」

葉子「どうなんだろう…? しっかりしてるし、お兄さんだったりするのかな?」

誠「でもあの行動力はひとりっこっぽい感じもしないか? それか単に大人なのか…うーん…よく分からないな」


葉子「衣依ちゃんは? すごくお姉さんっぽくしたがるし」

誠「衣依は間っ子だな」

葉子「そうだったの?」

誠「ちょっと複雑なんだよなあ…。ちゃんと聞いたことはないけど」

葉子「複雑…?」


 ガチャッ

タカシ「あ、まこちゃんとハコちゃん発見! ねえねえ、何のお話してるのー? まーこちゃんっ」ノシッ

誠「タカシ、あんまくっつくなって、動きづらい…」

タカシ「ええー? いいじゃんいいじゃーん」

葉子(何か…このすごく近い距離感、兄弟っぽい…)


誠「今、事務所の人の家族構成の話してたんだ。兄弟いるとかいないとか」

タカシ「ふーん…家族ねえ。僕いないけどねっ」

誠「母ちゃんは一応、籍はあるんだろ?」

タカシ「いないよー、僕はひとりぼっちだよー、だからまこちゃんチの子どもになろっかなー? えっへへへ~、まこちゃんのお兄ちゃんだぞー?」

誠「はいはい…」

タカシ「ぶーぶー、そんな風にあしらわないでよー。ねーえー、まーこーちゃーん」

葉子(タカシくんの闇ってたまに垣間見えちゃうけど…深い。いないよー、って言ってた時の目にハイライトがなかったし…)

やりますか?
やれますかね?
人がいればやろうかな、なんて


 ―― 9月 2週目


快斗「おはようございまーす!」

壁P「ええ、おはようございます」

快斗「今日は何をするんですか?」

壁P「やる気満々ですね」

快斗「はい、何でもやります!」


壁P「ほほう、今、何でも、と?」

快斗「へっ?」



 名前:周藤快斗 性別:男 年齢:18歳
 体力:3 頭脳:2 精神:2
 歌:2 踊:4 容:5 表:3 演:4
 熱:3 道:3

 好感度:【93/この人となら一緒にやっていけそうだ】
 メモ:ー
 動機:ダンサーの足がかり

 電器屋の息子:電器屋の一人息子。部品調達や、機械修理というちょっと普通じゃない特技の持ち主
 深い執念:人にされた嫌なことをけっこう根に持つタイプ




 ↓1 何でも、とは言いましたが

 1 普通にレッスン
 2 実は今日ね、オールスターライブあるねん。見とき
 3 お得意様に挨拶回りいこうね~ルックスいいから仕事も取りやすいかもやで~




壁P「今日はお世話になってる方のところに挨拶をして回りますから、元気にいてくださいね」

快斗「挨拶…ですか?」

壁P「ええ。SSプロに新しくアイドルが入ったので、顔だけでも覚えてくださいというお願いみたいなものです」

壁P「実は芸能界のお仕事って、人同士の繋がりが根底にあるんですよね」

快斗「人同士の繋がり…」

壁P「ええ。まったく無名の人でも、この人が勧めるのなら番組に出してやろうか…みたいな」

快斗「つまり…コネですか?」

壁P「ええ、コネです」

快斗「…」

壁P「悪いもんじゃないんですよ、案外」

壁P「しがらみもついて回りますが、そこはわたしが引き受ける部分ですから快斗くんが気にすることでもありませんし」


壁P「では行きましょうか」

快斗「あ、はい」



 ↓1 壁Pの手腕やいかに!?

 1~3 いつからだろう、壁Pが営業苦手なんてことになったのは…
 4~6 まあいきなりお仕事ゲットはないけど、快斗くんは顔がええけん、ちょっとは興味持ってもらえたよね
 7~9 ダーリン…


壁P「いいお姉さんがいるんですよ、そのお店。お好みはなきぼくろでしたよね? いますよ、しかも……Gカップ」

*「本当にぃ? むっふふふ…」

壁P「紹介しますよ、そのホステスさんを今度」

*「ふふふ…」

快斗「あの…」

壁P「ああっと、失礼。では、うちの新人をお願いします」

*「ああ、うん…はいはい、じゃあそのホステスさんの件、今度…」

壁P「ええ」

快斗(何か…ゲスい世間話?)


 カツカツカツ…

壁P「これで、だいたい…この局の方のところには行きましたねえ…」

快斗「あの…何かホステスとか、ゴルフとか、挙句にサバゲーだの、アンコールワットだの…色んな話してましたけど…」

壁P「ああ…自分の好きなものについて語れる相手というのは信頼しやすいでしょう? だからリサーチして、たまの休日に接待したりとか、しているわけですよ」

快斗「…そこまでするんですか?」

壁P「はっはっは」

快斗(誉めたわけじゃないのになあ…)


壁P「っと、局はおしまいなので、次いきましょう」

快斗「次?」

壁P「ええ。芸能人を斡旋している会社に」

快斗「芸能人を…斡旋…?」ゴクリ


壁P「――というわけで、ここは広告代理店と呼ばれるような会社です」

快斗「あ、聞いたことあります」

壁P「そしてこちらが、ここのエリート社員です」

(吉喜)良人「…彼が新しい担当か?」

壁P「ええ」

快斗「はじめまして、周藤快斗です」


良人「ああ」

壁P「で、何かありました?」

良人「ああ、おあつらえ向きのものをピックアップしておいた」

壁P「さすがですねえ、よっ、エリート。この甘えん坊め」

良人「こら、人前でそういうことを…」

快斗「あの…何だか、仲が良さそう…なんですね」

壁P「ええ、旦那です」

快斗「へえ、旦那――ええっ!?」

良人「言ってなかったのか?」

壁P「どうです、この驚いた顔? 使えそうでしょう?」


 ↓1 「良人」と書いて、「おっと」と読める。その意味は、配偶者の男性

 偶数 若者向けファッション誌の秋物特集のモデルのお仕事
 奇数 夏物売りつくしセールのキャンペーンボーイのお仕事


 もうちょびっと粘ってから次スレいこう、もうちょびっと!



良人「この案件なら、新人には丁度いいだろう」ピラッ

壁P「どれどれ…何ですか、これぇ? もうちょっといいの…」

良人「苦労の知らないタレントは使いにくい」

壁P「…まあ、仕方ないですね」

快斗「結婚…してたんですね」

壁P「おやおや、何をそんなにしみじみと?」

快斗「あ、いえ…」




壁P「さて…ダーリンがくれたお仕事なんですが」

快斗「はい」

壁P「週末にですね、夏物のお洋服の売りつくしセールがあるそうで」

快斗「はい?」

壁P「まあ…適当な名目を打って、一気に処分してしまおうということでですね」

壁P「要するに売り子をしてもらいますね」

快斗「…う、売り子…? そういうのって、アイドルの仕事…なんですか?」

壁P「いやあ…今や、アイドル界といえば芸能界の何でも屋、みたいな風潮がありますからねえ」

壁P「何でもできる反面、何でもしなきゃいけない――ということなんですよ」

快斗「何でも、の意味合いが違うような…」

壁P「はっはっは、さっき何でもするって言ったじゃないですか」

快斗「……はい」



 ↓1 最初のお仕事!!

 1~3 やる気がないわけじゃないけど、想像と違ってて戸惑っている模様
 4~6 何だかやる気が空回りしていないかい?
 7~9 電器屋の一人息子が服を売るとこうなった?



 次スレやで
 安価とコンマで、昨今のアイドルブームに乗りたい【其の九】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1474801008/)

 移動だよー!
 このスレは好きなアイドルのお名前を叫んで埋めたり、
 ジュニアじゃなくなって大きなお友達という名称のファン層が減少しちゃったにも関わらずAランクに登り詰めたいよりんへの応援メッセージでも好きにしてみてください

次スレでテンプレ貼ったから、すぐ始まりまっせぇー
次スレ 安価とコンマで、昨今のアイドルブームに乗りたい【其の九】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1474801008/)

葉子の支援絵らしきもの。
ゴミ箱を持ってるところが
愉快ですね(^^)

https://yt3.ggpht.com/-dPjYmvnC7uQ/AAAAAAAAAAI/AAAAAAAAAAA/PgRL-wJ3748/s900-c-k-no-mo-rj-c0xffffff/photo.jpg

>>992
あらかわいいお嬢さんだこと
しかと支援されました

>>1000なら快斗くんは新たなエースになれる器

次スレのテンプレで、まこちゃんとせーらさんのランクが間違ってしまってたことをお詫びします
正しくはまこちゃんBランク、せーらさんAランクでござる

>>1000なら>>997

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