男「少し不思議な話をしようか」女「いいよ」【解】 (459)




【お詫び】





SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1470812160



時系列を整理していたら


三話の友の年齢と、設定に


無理な点があったので


訂正



三話は既に解が出ているので、後から開示予定……


前スレ、>>47


友「わかりやすく、最初から話すと」

友「あれは、俺が大学二年の時だ」

友「通ってた学校が家から遠かったからさ」

友「ちょっとした憧れもあって、一人暮らしを始めようって思ったんだ」



友「まあな。それで、両親を説得して、大学近くに部屋を借りる事になったんだよ」



友「ああ。でも、家賃は自分のバイト代で出せって言われたから」

友「出来るだけ安いところを探してたんだ」



以下に差し替え


友「わかりやすく、最初から話すと」

友「あれは、俺が大学を卒業して、ここに就職した年だな」

友「実家からここまで結構、離れてたからさ」

友「ちょっとした憧れもあって、一人暮らしを始めようって思ったんだ」



友「まあな。それで、その事を両親に話して、ここの近くに部屋を借りる事にしたんだよ」



友「ああ。でも、一人暮らしするなら、家賃は自分の給料から出さなきゃならない訳だからさ」

友「出来るだけ安いところを探してたんだ」

前スレ、>>49


友「その日、俺は大学終わった帰りに」



以下に差し替え


友「その日、俺は仕事が終わった帰りに」




訂正は以上



解は全て出揃ったので


その内、全部開示します




前スレ

男「少し不思議な話をしようか」女「いいよ」
男「少し不思議な話をしようか」女「いいよ」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1468480837/)

出揃っていたのか
期待

出揃ったか!

乙。期待

待ってた

乙!wkwk

乙です。とりあえず一安心だ。

顔文字ちゃんが前スレ埋めやがったおかげでどうなるかと思ったがこれで安心

クソキモアスペ顔文字auガイジちゃんは死んでなー^^

やったー!
解答待ってるー!

ガチメンヘラ降臨という災厄を乗り越え推理完遂か。感慨深いな。みんなお疲れ様っす。

乙! 顔文字さんは今回の件で大きく成長することを願う。相手を選ばず言葉を選んで思いやること、感情的にならずに人の話をきちんと聞くこと。そういったことの大事さに気付けたはず。

スレの形式的に盛り上がって多少荒れるのは>>1の想定内だったと思う、多少は

顔文字が実はミキ説

顔文字とかどうでもいいから
荒らしに粘着して煽り返した時点でお前らも荒らしだぞ
スルーできずにネチネチとほじくり返すなよ
気持ち悪い

ろくな手掛かりも与えずさんざん推理させた意味が解らん
これでふざけた結末だったらさすがの俺も風呂入って寝る

3話気になってたんだよなぁ
社会人ならうまく繋がりそうだけど学生なのがネックだった
何年もまたいでるのかと思ってたけど社会人で良かった良かった

>>18
だよな…
つか、900付近では顔文字を援護してたから増長ってか勘違いしてて、950付近から手のひら返して顔文字を攻めてた気がするんだが…

顔文字ちゃんに全く触れず一斉に書き込みやめとけば沈静化できた気もする
一人でも延々と考察してた可能性もあるけど

>>1000近いから埋めるなって言った奴にまで反応した挙げ句被害者面する始末だから誰も悪くないよ
唯一人あのゴミクズを除いて

>>19
どんな結果でも風呂は入れ

とりあえず顔文字について話すのも顔文字について話す奴について話すのもやめて座して待とうじゃないか

http://imgur.com/isI2nen.png


レス乞食はよしろや




http://imgur.com/isI2nen.png


>>26
グロ

>>26
なんかウニョウニョしてる

>>26そういうの貼るのやめろよ。

今日中に開示されるのか?

>>1 さんも考察班のみなさんもお疲れ様です。

未解決で終わるとさえ思ってたので嬉しい限り。

作者が一ヶ月弱かけて書いてくれて楽しませてくれたのに答えを急かすのは申し訳ないが早く見たいです。ワクワクが止まらん早く「なーんだw」って言いたい

一ヶ月張りついてたわけじゃないが楽しませていただきました、ありがとうございます。

http://imgur.com/r1mTJWR.png
レス乞食さーーーーん

上みたいなレスでレスニーして愉しい?
ドピュドピュでるのかなぁ

http://imgur.com/r1mTJWR.png

>>33
夏だなぁ
そして同じ画像貼るレパートリーの少なさwwww
グロくないけど一応かけとく

>>1
提案なんだけど、
荒らすバカが頻発する前に
解を貼って終了させた方がいいと思うんだが

>>35同意。
良く出来ているのに、荒らされて、最初から楽しんで見てきた人や、解答を楽しみにしてた人が離れていくのが残念。
好きだったスレだけに、好きなまま終わらせてほしい。

http://imgur.com/VaDtiEr.png

おいこらぁ どうでもいいことをぼさくンじゃありませんっ
ラブアンドピースの精神を忘れずにね

http://imgur.com/VaDtiEr.png

同意だわ
ガイジ顔文字ちゃんや画像荒らしにこれ以上荒らされない内に綺麗に終わらせてほしい

別にスレ内の動向とか気にしないでゆっくり書いていいよ
ペースなんて書く人の自由

スレ内の人は、自分の都合で書くのを急かしてるだけなんだから
無自覚にプレッシャー与えまくってるバカのいうことを参考にする必要なんて全く無い

もともとこのスレの投下頻度は二日~一週間くらい間が空いてたしな
荒らしはNGかスルーでいいしそのくらい待つわ

おお、解は出揃ってたか
楽しみだ
ゆっくり待っとります

さすがにもう書き終わってはいるんじゃないのか??



解・六話


【UFOに拐われた子供】



刑事「ガイシャは、五十歳、男、会社員か……」

部下「ええ、腹部と首の辺りを鋭利な刃物によって突かれていました。死因は恐らく出血多量による失血死でしょうね」

刑事「凶器は?」

部下「包丁が近くに転がっていましたので、今、鑑識に出しています。血がべっとりとついていたので、ほぼ間違いなくこれだと思いますが」

刑事「犯人の特定は出来ているのか?」

部下「ええ、恐らくはガイシャの妻かと」

刑事「妻か……」

部下「部屋に争った形跡がありましたし、何か口論の様なものをしていたという証言が近所の住人から出ています」

部下「なので、母親に事情を聞こうと、現在、捜索中ですが、見つかっていません」

部下「それと……」

刑事「それと?」

部下「置き手紙や遺書に近いような書き置きが台所にありました」

刑事「遺書?」

部下「ええ、筆跡鑑定する必要はありますが、これも恐らくガイシャの妻が書いたものではないかと」

刑事「それで、その内容は?」

部下「はい。錯乱気味だったのか、文章が支離滅裂でまとまりがあまりないんですが、大体のところを要約すると」

部下「『殺すつもりはありませんでした。大変な事をしでかしてしまいました。でも、不思議とあまり後悔はありません』」

部下「『ただ、もう娘や世間様に合わす顔がないので、私はこの世からいなくなろうと思います』」

部下「『この家は売り払って、残った財産は全て娘に与えて下さい』」

部下「といった感じですかね」

刑事「娘がいたのか?」

部下「はい。一人娘が」

部下「名前は、ミキ、ですね。年齢は二十三歳。今、病院に入院しているようなので、現在、別の捜査員がそこへと向かっていますが……」

部下「その娘、精神を病んでいるとの事ですので、どうなるか……」

部下「担当医師と相談してから、事情を話したり聞いたりする事になるかもしれませんね」

刑事「…………」

部下「それとですね」

刑事「?」

部下「例の置き手紙なんですけど、少し気になる事がありまして」

刑事「気になるというのは?」

部下「さっきも言った通り、その手紙、内容がほとんどまとまってないですし、誤字や脱字も結構あったので、何とも言えないんですが」

部下「所々に、一度何かを書いた後で、それを上から塗り潰して消した部分がありまして」

部下「これが、適当に消している部分と、かなり念入りに消している部分とで、分かれているんですよ」

部下「まるで、念入りに消されてるところには、見られたらまずい様な事を書いたんじゃないかって思うぐらいに」

刑事「……なるほど」

部下「こちらも今、鑑識に頼んで、元は何が書いてあったかを解明してもらっています」

部下「少し時間はかかるかもしれませんが、ひょっとしたら何かの手掛かりになるかもしれません」

刑事「わかった。了解だ」




『数日後……』



刑事「お忙しい中、お時間をとらせて申し訳ないです」

医者「いえ、構いませんよ。それで、私に聞きたい事というのは?」

刑事「ええ、実はですね」

医者「はい」

刑事「先日、殺人事件が起きたのはご存知ですよね? こちらの病院に入院している患者さんの父親が殺された訳ですが……」

医者「ああ、はい……。知っています」

医者「別の刑事さんが、私のところに訪ねてこられたものですから」

医者「今回もその件で?」

刑事「ええ、そうです。ミキさんの御両親の件で、少しお尋ねしたい事がありましたので」

医者「わかりました。私に答えられる事であれば、全てお答えします」

刑事「どうも。助かります」

刑事「ちなみに、先生は彼女の両親とは面識がありますか?」

医者「ええ。彼女の母親とは何度か会いましたね」

医者「いつも付き添いで一緒に来られていましたので」

医者「ですが、父親とは、一度も会った事がありません」

刑事「そうですか。なるほど」

刑事「では、最後に母親と会ったのはいつになりますかね?」

医者「確か、一週間ぐらい前だったと思いますが……詳しい日時までは覚えてませんね」

刑事「そうですか。会った場所は、やはりここで?」

医者「……そうですね。娘さんの様子を見に来られていたので、その時に」

刑事「その時は、看護師さんも一緒でしたか?」

医者「……? ええ、まあ……。彼女が入院している部屋でお会いしたので、誰か一緒にいたと思いますよ」

医者「ただ、その後、別室で少し話をしましてね。その時は、看護師は一緒ではありませんでしたけど」

刑事「なるほどね……そうですか」

医者「?」

刑事「ちなみに、その別室でした話というのは、どういった事でしょうかね?」

医者「それは……患者のプライバシーに関わる事なので、そう簡単にお答えは出来ませんが……」

医者「その質問、捜査に必要な事なんでしょうか?」

刑事「ああ、失礼。きちんと説明しないと話していいものか判断がつきませんよね」

刑事「いえ、実はですね、先生」

医者「はい」

刑事「その母親が、現在、行方不明になっているというのは既にニュースだとかでご存知だと思いますが」

刑事「彼女は家に書き置きの様なものを残していまして」

刑事「この書き置きの中に、上から塗り潰して消した部分があったんですよ」

医者「……はあ」

刑事「で、そこに何が書いてあったのかを調べた結果ですね」

刑事「色々とまあ書いてあった訳ですが、その中にね、こういう一文があったんです」

刑事「『先生の仰った通りでした。申し訳ありません』と」

医者「…………」

刑事「まあ、一口に先生と言っても、色んな方がいますからね」

刑事「学校の先生はもちろんですが、弁護士とかも先生と言いますし」

刑事「議員や小説家・漫画家、他に歌や踊りの先生とかもね」

刑事「とはいえ、今、行方不明の母親と一番かかわりがありそうな先生と言えば、医者のあなたなんです」

医者「…………」

刑事「なので、失礼ながら、父親が殺害された時のあなたのアリバイも、既に調べさせてもらっている訳ですが」

刑事「先生はその時、仕事中という事で、完璧なアリバイがありました」

刑事「なので、先生を犯人だと疑っている訳ではないんですがね」

医者「……そうですか」

刑事「ただ、あの母親が書いて消したメッセージ」

刑事「その事で何か心当たりがないかと思いまして」

刑事「こうして、訪ねてきた訳なんです」

医者「…………」

刑事「どうですかね、先生? 何か心当たりはありませんか?」

刑事「念入りに消すほどのものなので、今回の事件と何か密接なかかわりがあるんじゃないかと私は思っているんですがね」

医者「…………」

医者「心当たりは……」

医者「ありますね」

刑事「ほう。それはどんな?」

医者「その前に、何点か確認しておきたい事があるんですが」

刑事「何でしょう?」

医者「父親が殺され、母親が行方不明という事で」

医者「恐らく、あの家の家宅捜索はされていると思うんですが」

刑事「ええ、あの家は徹底的に調べました」

医者「それなら、あの家に、どこか隠し部屋みたいなものはありませんでしたか?」

刑事「…………」

刑事「どうして、先生がそれをご存知なんですかね?」

医者「やはり、そうですか……」

医者「ちなみに、その隠し部屋はどこに?」

刑事「屋根裏ですよ。押し入れの奥の方に、注意深く見なければわからない、上へと続く入り口が隠されてました。更にそこには物が置かれて塞がれ、見えない様にされてましてね」

刑事「旧家なので、そういう家には、たまに隠し部屋が見つかる事もあるんですが……」

医者「それで、中には何が?」

刑事「……明らかに破壊された跡が見られるテレビ一台と、旧式のビデオがありまして」

刑事「それと、何故か大量の人形がありました」

医者「人形、ですか……」

刑事「ええ、それも全部同じ人形で」

刑事「おまけに、そのどれもが鋭利な刃物でズタズタに切り裂かれてて」

刑事「そして、そのどれもに『ミキ』と書いた小さな紙が貼り付けられてたんです」

刑事「まるで、呪いの藁人形の様に」

医者「なるほど……そうですか」

医者「あと、もう一つだけ、お尋ねしたい事があります」

刑事「……何でしょうか?」

医者「家の中に、何か妙なものが捨ててあったりしませんでしたか?」

医者「例えば、ズタズタにされたビデオテープの残骸だとか、そういう物が」

刑事「…………」

刑事「先生は人の心でも読めるんですかね?」

刑事「どうして、それをご存知なのか、本当に不思議なんですが」

医者「という事は、やはりあったんですね」

刑事「ええ、家ではなく庭にですがね」

刑事「一斗缶がありまして、そこで何かを燃やした様な形跡がありました」

刑事「そして、中にはビデオテープの燃え残った残骸がありましたよ」

刑事「テープは焼けて炭になっていたので、どんな内容かは完全に不明ですが」

医者「でしょうね……。予想はしてました」

刑事「それで、先生」

医者「はい」

刑事「いい加減、教えてもらえませんかね」

刑事「何で先生はその二つの事をご存知だったんですか?」

医者「知っていた訳ではありません。ただ、ある程度、予想がついたものですから」

刑事「それなら、理由をお聞かせ願えませんか」

医者「ええ……。ただ、話すと少し長くなるんですが、構いませんか?」

刑事「ええ、いくらでも長くなって結構ですよ」

刑事「あと、その話、録音させてもらっても構いませんかね? メモ代わりという事で」

医者「ええ、どうぞ」

刑事「では、失礼して」



刑事「どうぞ、先生」

刑事「話をお願いします」

医者「……はい」

医者「多分ですが、母親がそのメッセージを書いた原因は、私とその母親との、最後の会話の件のせいだと思います」

刑事「そうですか」

医者「ただ、それを出来るだけわかりやすく話していくのなら、まずミキさんの症状の事から説明しなければなりません」

医者「ミキさんの症状の事については、刑事さんはご存知ですか?」

刑事「多重人格だとは伺っていますが」

医者「はい。医学的には、解離性同一性障害と言うのですが」

医者「心の中に、自分とは別の人格を生み出してしまうんですね」

医者「一つの体に、何人もの人間が棲んでいると思って下さい」

医者「それが何かをきっかけにして、交替して表へと出てくる訳です」

刑事「はい」

医者「ただ、ミキさんの場合は、多重人格と判断していいのか、難しい点がありまして」

刑事「というのは?」

医者「刑事さんは、悪魔憑きとか、狐憑きとか、そういうのをご存知ですか?」

刑事「……一応は。映画や小説で見たり聞いたりした程度の知識ですがね」

医者「ミキさんの場合がそれで、彼女は悪魔や狐ではなく、幽霊にとり憑かれる事があります」

刑事「……幽霊に、ですか?」

医者「ええ。憑依体質とでも言うんですかね。彼女は幽霊を見る事が出来ますし、幽霊とたまに会話したりもしますし、そしてとり憑かれたりもします」

刑事「…………」

医者「ですが、実際にその様な事があると、刑事さんは思いますか?」

刑事「ああ、いえ……。私はああいうのは嘘か演技かだと思ってますので。実際に悪魔や幽霊がいるとは思ってませんね」

医者「そうですか。それなら、話が早いんですが」

医者「精神科医としての立場から言わせてもらえば、幽霊というのは存在しません。ああいった事が起こる原因というのは」

医者「人格障害や、思い込みによる自己暗示、洗脳、虚言癖などのケースであると考えられます」

刑事「なるほど」

医者「そして、ミキさんの場合もそうだと考えているのですが、しかし、さっき言った理由の中のどれなのかは、まだ判断がついてません」

医者「恐らく、多重人格か、あるいは自己暗示のどちらかだとは思っていますが、少し珍しいケースですし、まだ十分に検査も出来ていないので」

刑事「はあ……」

医者「ですが、虚言癖ではないですね。それだけは確かです」

刑事「それはまた……どうして?」

医者「虚言癖というのは、大体が自分に注目を集めたいという理由から起こるものなんです」

医者「ですが、ミキさんの場合は、それに当てはまりません。彼女の場合、幽霊を見たり、幽霊にとり憑かれたりする理由は、自分を守る為です」

刑事「守る?」

医者「ええ。これは多重人格の患者によく見られるケースなんですが」

医者「自分が受けてる苦痛を、頭の中の別の誰かに代わってもらう、というケースがあります」

刑事「…………」

医者「わかりやすく言えば、自分では耐えられない辛さや苦痛を、それは自分ではなく他人が受けているものなんだと脳が誤魔化しをするんです」

医者「そうする事によって、自分を守るんですね。一種の防衛本能です」

刑事「……なるほど」

医者「ミキさんの場合は、オカルトにひどく傾倒しているせいか、その苦痛を代わってもらう相手が全て幽霊になっているのではないかと考えられます」

医者「自分が受けた苦痛を、別の様々な幽霊が受けたものだと置き換えて、脳が誤魔化しているんではないかと」

刑事「…………」

医者「ですので、彼女が見たり話したりとり憑かれたりする幽霊達は、大体、ろくでもない経験をしています」

医者「恐らく、全て彼女自身が体験した事ではないかと思いますが……」

刑事「…………」

医者「それで、彼女にとり憑く幽霊の中で、よく出てくる子の中に、ユカリという子がいまして」

医者「この子がとり憑いている間に、私はその子の言っている話を何回か聞いた事があるんですが」

刑事「はい」

医者「その内容から推測するに、ユカリは恐らく小さな女の子で、そして、怯えた様に『私を殺さないで』とよく言っています。『お母さん、助けて』とも」

医者「なので、もしも本当にこの子が幽霊だとしたら」

医者「誰かに殺されて死んだ幽霊、と推測がつきます。また、母親に助けを求めている事から、普通に考えたら、恐らく犯人は母親以外でしょうね」

刑事「……そうですね。普通に考えれば」

医者「ですが」

刑事「ええ」

医者「私は精神科の医師なので、さっきも言った通り、本当に幽霊がとり憑いているとは考えません」

医者「これも恐らくミキさんが過去に体験した出来事ではないかと考えます」

医者「幼少期に虐待などを受けて、精神を病む患者は非常に多いですからね」

刑事「…………」

刑事「つまり、話を整理すると」

刑事「先生は、ミキという女性が子供の頃に『誰か』から虐待を受けたと」

刑事「そして、その相手は母親以外だと、そう推測された訳ですか?」

医者「ええ。そして、母親以外となると、当然、父親ではないかと考えるのが自然ですよね」

医者「親による性的虐待は多いですから。まず、そうだろうと考えまして」

医者「母親に、ミキさんが子供の頃、何か変わった出来事とかがなかったかを質問しました」

医者「これが、母親と最後にした会話になるんですが」

刑事「……そうですか。それで、母親はなんと?」

医者「ある、という事でしたね。最初は少し話すのを渋っていましたが」

医者「ミキさんの治療に関係ある事かもしれないので、と頼みましたところ、話してもらえる事になりました」

刑事「はい」

刑事「それで、どういった話だったんですか?」

医者「二つありまして、一つはイマジナリーフレンドの話で、もう一つはUFOに拐われたという話でした」

刑事「UFO? それに、イマジナリーフレンドというのは?」

医者「イマジナリーフレンドというのは、想像の中の友達です。子供によくある事で、これ自体は特に害もなく問題ないんですが」

医者「そのイマジナリーフレンドの名前が、先程出てきた幽霊の名前と同じでした。つまり、ユカリという名前だったんですね」

刑事「ふむ……」

医者「なので、幼少期に何かがあったのではないかという予想は、ほぼ確信に変わりました」

医者「本人に代わって、イマジナリーフレンドが痛みを引き受けるというケースもありますので。これは正直、あまり好ましくない傾向なんですがね……」

医者「多重人格の温床になるケースがありますから」

刑事「…………」

医者「それで、もう一つのUFOに拐われたという話なんですが」

刑事「ええ」

医者「要約すると、ミキさんが四日後にUFOに拐われるという話を警察官にして」

医者「そして、実際に四日後にミキさんが行方不明になり」

医者「三日経って見つかった時には、何故かミキさんは鍵のかかった家の中にいて」

医者「そして、記憶が数日分消えていた、という話になります」

刑事「……なるほど。確かに少し不思議な話ではありますが……」

医者「ええ、この話を聞いた時、私はすぐにこう思いました」

医者「父親が、ミキさんを家の中のどこかに監禁したんじゃないかと」

医者「そして、虐待の末、その時の事を固く口止めしたか、あるいは……」

医者「ミキさん自身が耐えきれなくなって、その時の記憶を無意識的に封印した……つまりはショックで記憶を消去したのではないかと」

医者「そう考えました」

刑事「……なるほどね」

医者「犯人が父親だとすれば、鍵のかかった家の中で見つかったとしても、少しも不思議ではありません」

医者「また、父親が以前からミキさんに虐待をしていたと仮定したなら」

医者「そして、その事を母親が知らなかったとしたら」

医者「それは、母親が不在で、かつ、父親の仕事が休みの日に行われていた事になります」

医者「だとすれば、土日祝日の時でしょうね」

刑事「はい」

医者「それで、もし、そういう事がこれまで定期的に行われていたなら、ミキさんがその日時を予想するのは簡単でしょう」

医者「しかし、ミキさんはその事を母親に言わなかった」

医者「恐らく、父親から脅されて口止めを受けていたのでしょうね。怖くてそれを言えなかった」

医者「そういう時、刑事さんならどうします? 助けを呼びたいけど、その理由を言えない時」

刑事「……先生の言いたい事はわかりました」

刑事「つまり、UFOは娘の嘘で、本当は警察に保護を求めていたという事ですね」

医者「恐らくはそうでしょうね」

医者「UFOは単なる建前でしょう。あれはミキさんからの形を変えたSOSだったと考えるのが妥当だと思います」

刑事「……だが、そのSOSは誰にも届かなかった」

医者「はい。残念な事にもそうなったはずです」

医者「恐らく、母親が電話をしている隙に」

医者「父親は、娘を隠し部屋へと連れ込もうとして」

医者「それを察したミキさんは逃げ出した」

医者「ですが、玄関を少し出たところで父親に捕まり」

医者「抱えられる様にして、家の中へと運ばれたんだと思います」

医者「でなければ、警察犬が匂いを辿れなかった理由がつかないですから」

刑事「……そうでしょうね」

医者「母親から話を聞いた後、私は警察犬の事についても調べたんですが」

医者「犬というのは、犯人を追跡する時、靴に付着した犯人の匂いが地面に残っているので、それを辿っていくそうですね」

医者「直接、匂いをかいで辿っている訳ではないと」

刑事「……ええ、その通りです」

刑事「匂いというのは、匂い分子が鼻の粘膜の嗅細胞につく事で感知している訳なんですが」

刑事「これは空気中を漂っているので、風によって常に動きますし、簡単に飛ばされてしまいます」

刑事「なので、例え犬でも、風向きや風の強さによっては、空気中を漂う匂いを探して追跡するというのが出来ないんです」

刑事「屋内の屋根裏に閉じ込められたとなれば、空気の出入りが少ないでしょうから、微かに風にのって漂う程度でしょう。それがどこから漂ってくるかまではわからないと思います」

刑事「だから、犬は通常、地面についた一番新しい靴の残り香を追っていく訳なんですが」

刑事「逆に言えば、この追跡の仕方は地面に靴が接地してないとそれだけで追えなくなるんです」

刑事「つまり、乗り物に乗ったり、誰かに抱え上げられると、もうお手上げなんです」

刑事「犬からしたら、そこで急に靴の匂いが途切れる訳ですからね。そして、その周りに続きの匂いがないかと探すんですが、それも見つからないとなれば」

刑事「言葉を話せない犬には、それを伝える手段がありません。『探している人間はどこか近くにいると思うけど、正確にどこにいるかまではわからない』なんて事は」

医者「……そうですか」

刑事「しかし、その虐待というのはどの様なものだったんでしょうかね」

刑事「屋根裏に大量にあったズタズタの人形と何か関係あるんでしょうか?」

医者「何とも言えませんが……」

医者「ある程度の推測は出来ます。それで合っているかは別の話ですが」

刑事「どういったものですかね? それで構わないので聞かせてもらえませんか」

医者「ええ。まず、ミキさんは発見された後、精密検査を受けているそうなんですが、その時は外傷などがまったくなかったという事なので」

医者「それまで行われていたと思われる虐待についても、殴る蹴るなどの暴力を伴うものではなかったと推測がつきます。これは母親がその事に気付かなかった点からもわかります」

刑事「ええ」

医者「ですが、具体的にそれがどの様なものだったかまではわかりません。ただ……多分、性的なものでしょうね。傷がない場合は、そういうケースが多いので」

刑事「はい。恐らく、そうでしょうね」

医者「なので、大量の人形については、虐待ではなく、口止めの手段として使ったのではないかと考えられます」

刑事「それは、具体的にどの様な方法で?」

医者「……少し話が飛びますが、刑事さんは呪いとか信用しますか?」

刑事「呪い?」

医者「ええ、隠し部屋で発見された人形は呪いの藁人形の様な状態だったんですよね?」

刑事「はい。確かにそうですが……」

医者「そういうのは、西洋にもありますが、日本にもあります。牛の刻参りと呼ばれるやつです。呪いたい相手の髪の毛や爪などを入れて、それに五寸釘を打ち付けるというあれです」

刑事「はあ……」

医者「実は、日本で一例だけ、それによって逮捕された例があるんです」

刑事「まさか」

医者「いえ、本当です。それも江戸時代とかではなく近代の話です。確か昭和だったと思いますが」

刑事「いえ、それはいくらなんでもありえませんよ」

刑事「日本の刑法では、呪いや幽霊などのオカルトを認めていませんので」

刑事「それは不能犯と呼ばれる類いのものです」

刑事「例えば、ビタミン剤を毒だと勘違いしている人間がいて、それを殺したい相手にこっそり飲ませたとしても」

刑事「ビタミン剤で人が死ぬ事はないので、それは殺意の有無に関わりなく、実行しても無罪となります」

刑事「呪いもそうです。呪いで人が死ぬ事はないので、それを行ったとしても罪にはなりません」

刑事「だから、逮捕は有り得ないんです」

医者「…………」

医者「確かに仰る通りなんですが」

医者「ですが、その時は、犯人が行った牛の刻参りの事が噂になりまして」

医者「そして、呪われた相手が実際に原因不明の病気にかかり、体調を崩し寝込んでしまったんです」

刑事「…………」

医者「なので、遂には警察が介入して」

医者「その呪いを行っていた人物を逮捕しました。罪状は『脅迫罪』です」

刑事「……なるほど。脅迫ですか」

医者「ええ、医学的に考えるなら、呪われた相手が体調を崩したのは、呪いではなく、思い込みによる『気の病』ですから」

医者「ストレスや暗示により、そんな事が起きた、と考えられます」

医者「なので、それの原因となる犯人を警察は脅迫という事で逮捕しました」

医者「それを聞いたら、呪いを受けた人物はその原因不明の病気が消えました。ストレスがなくなった訳ですからね」

医者「私は、これと似たような事を父親もミキさんにしたのではないかと思います」

刑事「ふうむ……」

刑事「それ、具体的にはどういった事でしょうかね? 私には想像がつかないんですが……」

医者「基本的には、呪いの藁人形と同じだと思います。人形というのは、いわば呪いたい相手の分身の様なものとして扱われていますので」

医者「恐らく、父親はミキさんの前で、ミキさんの名前がついた人形をズタズタに引き裂いたのではないかと思います」

医者「『この人形は、お前と同じだ』などど、繰り返し言い続けたりしながら」

刑事「…………」

医者「これはユカリという子が、何度も『私を殺さないで』と言っている事からも推測出来ます」

医者「自分の身代わりみたいなものを、何度も殺されている、と考えてもそこまで不自然ではありません」

刑事「…………」

医者「ミキさんはその時、子供でしたし」

医者「オカルトにもはまっていました。牛の刻参りを知っていてもおかしくありません」

医者「そして、暗くて狭い部屋にずっと閉じ込められているだけでも、充分なストレスになります」

医者「その上、そういった事を、本来、愛情を注ぐ側である父親から繰り返し行われ、繰り返し言われ続けたとしたら、どうでしょう?」

医者「子供にそれが耐えられるでしょうかね?」

刑事「…………」

刑事「……わかりました」

刑事「おおよそではありますが、UFOの話の全貌が」

刑事「この話、我々、警察の方にも手落ちはありますね。恐らく、母親父親の証言があったものですから、家の捜索は徹底的に行わなかったのでしょう」

刑事「行っていれば、その時に隠し部屋を発見出来た可能性もあります」

医者「……かもしれませんね」

刑事「それで、先生」

医者「何でしょうか?」

刑事「母親の消したメッセージから考えて、先生はさっきの『父親が娘を監禁した』という推測を母親に伝えたという事で間違いないですよね?」

医者「ええ……。それで隠し部屋みたいなのが家にないかを尋ねたところ」

医者「そういうものはないとの事だったので、UFOの話は一度置いておいて、私は別の事を尋ねたんです」

医者「『習い事とか何でもいいので、父親が休みの日に家を定期的に何時間か留守にする事はありませんでしたか?』と」

刑事「そちらは?」

医者「あったそうです」

医者「なので、父親が娘を拐って監禁したかはともかくとして」

医者「娘に虐待していた可能性はあるという事だけを伝えて」

医者「その後、非礼を詫びて、そこで話を終わらせました」

医者「これが、私と母親との最後の会話です」

刑事「……わかりました」

刑事「それで、先生が思った通り」

刑事「実際に、父親からの虐待はあったと、そういう事なんでしょうな」

医者「ええ……。きっと母親はあれから隠し部屋を探して、見つけたんだと思います」

医者「そして、そこに何か虐待の証拠となるものもあった、と考えるのが自然です」

医者「なので、隠し部屋の事について尋ねたら、そこに破壊されたテレビとビデオがあったという事だったので」

医者「そこに、虐待の証拠となる撮影したビデオテープも一緒にあったんじゃないかと考え」

医者「それを母親が見つけたとしたなら、そんなものを残しておくとは到底思えませんから、処分しただろうと推測しました」

刑事「なるほど……」

刑事「それで、その後、母親は父親を問い詰めて」

刑事「その事が元になって、激しい口論が起こり」

刑事「結果、母親が父親を刺殺してしまったと、そういう事ですかね……」

医者「恐らくは、そうだと思います……。今更ながらですが、虐待の件に関しては、伝えるべきではなかったかもしれませんね……」

刑事「……いえ、父親は因果応報というものです」

刑事「母親も、これまでずっと気付かなかった訳ですから、完全に無関係とは言えないでしょう」

刑事「可哀想なのは、娘ですね。何の罪もないでしょうに……」

医者「……はい」



解・六話


【UFOに拐われた子供】


終了



こんな話を考えれる人すげえわ・・・

>>1 乙です
成る程、UFOに攫われる日を4日後って言ってたのは「母親が出かけていてかつ父親の次の休日が4日後」だったってことか……


ちょっと無理があるような気もするが、それも他の解によって解消されるのかな



母親虐待説は結構あったが、父親虐待説はあまりなかったな。盲点だった
隠し部屋が合ってたから正解扱いだが、理由まで当てるとなると厳しかったな



次出るのは何話なんだろ

>>1の才能に嫉妬 よくできてるわ
次回にも期待

面白いわほんと
嫉妬嫉妬


隠し部屋あったんかーい!※に挙がってたけど個人的に除外してた線だったわ
警察の無能さまで含めて推理しないといけなかったのか…


確かに母親はあっても父親虐待の線は見なかったな…本当に盲点だった


結構父親の虐待説も出てたけどな
次の解も期待

この物語の主人公はミキで
だいたい全部知ってるのが医者
その他は探偵役ポジションなんだろうけど
「男」の立ち位置だけがどうにも掴めないな

洞窟の話はどうつながってるんだ

医者の敬語がところどころ不自然なんだがこれも伏線なんだろうか




【お詫び】





今更ですが


この話の中で、ミキが嘘をついていました


母親の話の中での事なので、完全に見落としていました


他に嘘つきは一人いるので


『各話の語り手、七人』と既に書いてしまった以上、赤字に間違いがあった事になります


『八話の中で、一人だけ、嘘の話をしている人間がいる』とすべきでした


後から訂正という、謎解きにあるまじき行為を二回もしていますが


どうか御容赦下さい



三話、ドアノブごと取替えられてた説はまだだれも唱えてないな?

ああなるほど言われてみれば条件に引っ掛かるな
同一人物だからな

まあ「語り手としての立場」で嘘をついてたわけでもないからそこは別に
同一人物であることが最初から明示されてたわけでもないしな

語り手になっている状態で嘘吐いてたわけじゃないからOKだと思う

右に同じく。 語り手として嘘を吐いた訳じゃないからモーマンタイ

隠し部屋か
結構なんでもありだな

>>90
出題と解答、ご苦労様です。

>この話の中で、ミキが嘘をついていました
ミキは語り手ではないので、何の問題もないと思う。

条件に引っかかるといえば引っかかるがそもそもそんな発想すらなかったわww

やっぱ、作者の解は素晴らしいね。
作者殿の他の作品があれば教えて頂きたい。
それに、登場人物であるミキがついた嘘だし、問題ないと思う。
「語り手に嘘をついている」という事で考察していたし、6の解が分かったとしても、他の語り手に嘘をついている人がいるとして考察していたと思う。
次の考察をするのに思い違いがないように、このタイミングで説明するのがベストだったと思う。
「語り手と登場人物に1人嘘をついている」と最初に言われるより、考察しやすかった。

しかしミキが可哀想だな…
確かにこんなことされたら精神病むわ

今回の解を見て、改めてこの作品の凄さが分かったんだし、みんな考察や応援する以外の書き込みは控えようよ。
グロ画像貼ったり、早く解を出せとか、やめて、この素晴らしい作品を楽しもうよ。
リアルタイムでこの作品を読めて良かったと思うし、他の人の考察を見るのも楽しかったしね。
気持ち良く作品が解を出せるように、協力していきたい。

いやいやいや君自身も解出すの急かせてたじゃん何言ってんだ

そっとしておいてさしあげろ

手のひらクルーテオさんが多いスレ……

やたらめったな作者アゲはそれはそれできもい

おらっ次の解はやくだせやーばんばん

>>90
最初から謎解きとして見ていないからそこは問題ない
推理というよりはあれやこれや井戸端会議していたのと同じ
解離性障害や集団妄想を結末として用意している時点で、空想科学的で推理モノとしての体をなしていない
ヴァン・ダインさんも「空想科学を結末に用いるべきではない」とはっきり言ってるし
むしろこれを謎解きといってはいけない

せいぜい言って良いのは、「ユカリはイマジナリーフレンド」ってところまでで、そこから虐待・監禁として謎を解かせるのは飛躍しすぎ
それこそ「可能性がある」というレベルを超えないので、謎解きとしては不適切

「理の通った推理があってそれが事実(解)と一致していたとしても、そのことは他の理の通った推理を否定していることにならない」
だからこそ、謎解きを作るときには「より理が通っているとみなせる解答」を用意しなければならない

確かにサスペンスとして読むのなら解答は面白いけれども、謎解きの解答としては不適切

今回の解答で言うのなら、

「玄関で宇宙人の仮装ををしたカルト教団に連れ去られて、UFOに連れ去られたと思い込まされた。そこでに強い催眠状態に落とされた」としても、それを強く否定出来るだけの根拠が出題と解答には無いわけで
それを謎解きとは言ってはいけない

そういう批判はせめて完結してからにしてくれませんかね読者様
作者のやる気を削ぐようなことをされると他の読者が迷惑するんですよ

スルースキルについてめっちゃ早口で色々言いたくなるがその時点で自分もスルーできてないという悲しさ
いつも最終的に「夏だなぁ」と一言書き込む結論に到達する
夏だなぁ…

空気が読めない奴はどこにでも沸くもんさ しゃーない

このSSアスペに好かれすぎ
何人わいてんだよ

ノックスの十戒で言うならば「中国人を登場させてはならない」という項目に反している
解離性障害の患者というのは、東洋の神秘に包まれていた中国人と同じように、登場させてしまえば「文化の問題」「病気の問題」でなんでもありとなってしまう
これはナンセンス

存在を特に示されていない隠し部屋というのもいけない
「特に存在を示唆されていない隠し部屋」よりかは「宇宙人の仮装をしたカルト教団」が存在しているとしたほうが理にかなってしまう

謎解きを名乗るにはアンフェアすぎる

ノックスやヴァン・ダインって必ず守らなきゃいけないものじゃない
ってか本人達も規則破ってるし、それを引き合いに出して批判するのはナンセンス

今こそ顔文字事件で培ったスルースキルを発揮する時だな
まさかこんなに早く使うことになるとは……

まぁ限りなくオカルトに近い話だしそういう物語として見ればいいんじゃないの?

十戒や二十則破った作品普通にいっぱいあるしね
批判したいからちょっとググって知恵つけたつもりになってるだけで、この人全然ミステリ読んだことないでしょ
それに、ホラーに近い作品として読んでたから推理小説の規則云々とか特に気にせず読めるわ

誰かが定めた原則モドキに捕らわれすぎて創作の幅を狭めるのは愚かなこと

>>114
非ヴァンダインだから、非ノックスだからダメってわけじゃないんだけど
それぐらいは普通に読めばわかるはずだけどな

【真実1】
この八話の中に
オカルトや心霊現象の類いは
一つも存在しない

って言ってたけど

イマジナリーフレンドとか霊がとりつくとか、オカルトじゃないのか?と思うんだが…

全部解答編が出そろったらスッキリするんだろうか…

>>114
大概の人はその辺理解してるから安心してくんろ
(荒れちゃうから大人しくしてよーぜ)

>>119
作者の意欲を削ぐようなことを完結前に発言すべきでないことくらい、
普通のまともな人間ならわかるはずだけどな

(大人しくしますごめんよ)

???「いいSSを書く作者は業が深い
    なぜなら私生活が満たされて
    いるのであれば想像力などを
    高めなくてもよいのだから
    SSの才能は普通の人間には宿
    らない なぜならそんな才能
    などなくても生きていけるか
    らである 才能というものは
    才能がなければ生きていく上
    で堪えられない者にしか宿ら
    ない つまりいいSSを作り出
    す作者はどれだけ業が深いの
    かということである」

>>120
イマジナリーフレンドも霊に取り憑かれたのもミキの自己防衛の為の妄想だからオカルトでも心霊現象でも何でもないんじゃないかね

>>1自身がとりつかれてる落ち

http://imgur.com/MmHKAep.png
荒らすなゴミクズ共

ラブライブピースの精神を忘れるな
大切なのは自由と勇気のルールを護ることだ
http://imgur.com/MmHKAep.png

空想科学や、解離性障害の患者という自由に設定可能な「なんでもありな人間」を結末に用意しておいて、それを謎解きと言っちゃうのはダメでしょ
それは、ノックスやヴァン・ダインがいなくても当然のことだろ

>>118
原則もどきだと思うのなら、それを否定するだけの理由を用意するべき
原則にとらわれすぎる人間は知識馬鹿だけれど、何も考えずに否定するだけなのは無知な馬鹿だぞ
つまりはただの愚か者

>>120
心理学・精神医学的に考えればイマジナリーフレンドや解離性人格障害とかも科学の範疇と言えると思う
霊についても、オカルトを否定しつつ医学的に医者が説明してるし

前スレ>>177に、
>母「はい。その日は平日でしたので、学校がありましたから」
ってあるけど、拐われたのは土曜?
土日祝日が絡むのは解るけど、ここがいまいち解らん

>>122
>>114で噛み付いたお前が「スルーして作者の意欲を削がないようにする」立場で意見はできないだろ
卑劣なコウモリ人間が「普通」を語ってはいけない

>>125
解離性障害は先天性のものも多いし、ミキの場合はイマジナリーフレンドでその徴候を示している
先天性の可能性を強く否定できていない以上、虐待により解離性障害が重症化したという推理は「可能性の一つ」を超えて「模範解答としての推理」にはなれない

>>130
金曜日なんじゃないかな
金土日の3日間でいなくなってた間の日数も合うし

まあ、作者は別に推理しろともミステリだとも言ってないか…
意味怖みたいなものとして楽しめばいいのかな。

何より、出題編?面白かったし。

ID:0YOWnocX0
言いたい事はわかるが、『今』『ここで』話すのはやめといたがいいぞ
ミステリ好きなら分かるな?

避難所見てても思ったけど、読者が勝手にジャンル当てはめて推理小説のルール引っ張ってきてる感じだったしな
こういうモノとして楽しめばおkでしょ

>>134
言いたいことはわかるが、それなら反論している方も注意すべきだと思う

顔文字ちゃんかよ黙って解答待ってろ。書かれた解答とかに各々の感想書くのは自由だが「これは推理モノとして成り立ってない(キリッ」とかいう場ではない事くらいわかるでしょ。
可愛い幼女神が地団駄踏んでるオチよりマシだし

いやなにね、いやなことがあったらひなんするってのはどうかと(ミステリ風)

>>137
お前もスルースキルゼロのくせに、便乗して説教かよ
哀れだな

>>137
どうどう 触れちゃめっ だよ

ホラーと見せかけて最後に実はオカルトじゃないんですよって言われるとこが面白くてゾクゾクするんじゃん
え、じゃあ全部生きた人間の仕業なの…って

しかしミキの父親はなんで警察がうろうろしてて母親も気を張ってるタイミングでわざわざ監禁したんだろうな
すぐバレてもおかしくないのに
しかも三日間も押し入れの上にいたのに母親は気付かないし
おまけにご丁寧にテレビとビデオも運び込んで何してたんだ?
ハメ撮り撮るだけならビデオカメラだけで良いだろうに

>>139 スルースキルね……自分がスルーすべき害悪ってことは自覚してんのか。偉いな。
お前の言った通り俺もスルースキルゼロの荒らしみたいなもんだから書き込み控える。お互い黙ってようぜ。解答の邪魔したくないしな

>>142
なんでお前そんな偉そうに指図してるの?
まずみんなに迷惑かけてごめんなさいするが先だろうが
相手に提案するときは自分が先にやるべきじゃないのか
さっさと土下座しろよ

>>128
なお、「十戒」を意図的に破った作品や、「十戒」の記述を逆手にとったトリックを用いた作品も数多く存在している。ノックス自身も「十戒」を破った作品を発表しており(ヴァン=ダインも同様)、また十戒の前置きで「どうして自分でこんなことを考えたか分からない」旨を述べているなど、ユーモア精神から冗談半分に書かれたとする見方も多い。


またヴァン・ダインの二十則を考える上で、制定されたのが1928年と古く、価値観の変移・多様化、新たな手法や科学技術の進歩により、ミステリは大きな変化を遂げている点について注意が必要である。また、テレビや漫画、ゲームなどの小説に限らない媒体などが登場している点についても、念頭に置くべきである。

それぞれ某百科サイトの十戒と二十則の項より

>>144
スルーするべきってなってんのに、わざわざ遠いレスに的はずれな反論するなよ……

仮に、天邪鬼が「1+1=2」と言ったからといって、それは間違いだと断定するのか?
どの程度、言葉に間違いが含まれているかは判断しなさいよ
間違いが含まれているからといって、全てを間違いだと断定できるほど世間は楽じゃないよ
もっと脳みそ使えよ

なんでもいいけどさ
先天性の解離性障害が少なくないってどゆこと?
先天性の解離性障害なんて聞いたことないわ

解離性同一性障害がIFを持つことが多いと言うだけでIFが解離性同一性障害の原因ではないとされている
むしろどちらも過度な空想傾向が同根の現象

ウンコに触れると触れた奴も汚くなるよね

>>148
たぶん先天性後天性の意味が分からないんだよ
彼の中では乳幼児期に発症すれば先天性になるんだよきっと

まとめから飛んできたけど
ここの民度低すぎわろた

まあ訂正や詫びもSSと同じ形式で書く一貫した姿勢は評価に値すると思うよ

この時期は荒れやすいよな
夏の風物詩みたいなもんだと思ってる

解が出揃うとか言ってる以上推理しろって言ってるのは否定できないだろ
ほんでIFや解離性障害や隠し部屋ときたらノックスを持ち出したくなるのもわかる この数打ちゃかすったのを推理とは呼ばない
でもまだ全部種明かしされたわけではないし重要度が低い話から解説してるとしたらミキの病気はともかく隠し部屋のことはさして大切なトリックでもないんじゃない?

これで最後の解説のオチが隠し部屋だったらそれはキレるのも理解出来るがまだ早いだろ

俺も重要度の低いものからだと思ってたけど、7話の解は最初にやっていいレベルな印象なんよね……

あくまで教授の考察だし、事実はミキや事件と関連があるのかな

そんなキレることか?

まじめなミステリーだと思ったら「実は幻覚だった」「実は隠し部屋があった」は、
ミステリーファンにとっては肩透かしがすぎるのであろう

ホラーの文脈としても、2話の解は社員の目の前で自分に電話をするという異常さが面白いんだけど、
5・6・7話はそういう面白みもないか、少ないんだよな
事件の異様な内容と真相にあんまり繋がりがないし、新しい事実が出てくる驚きもさしてない
しかも推理をさせてから真相を出すから、意外な答というよりは回答との答合わせになって、ますます驚きが減る

このあたり、自分もキレるまではいかなくてもがっかりはした
解が出揃ってから出すんじゃなくて、もっと早く出していけばよかったのかなー
推理させるのは盛り上がるけど、回答に対するハードルが上がるのは否めない

隠し部屋については割りと早く回答に出てたし、そこまでルール違反て感じかね
そもそも正統派ミステリーじゃなくてホラーサスペンスでしょこれは
もしくは海ガメのスープ的な総当たりで行く系のなぞなぞとか

勝手にミステリーだと思ってノックスだの肩透かしだの言うのは場違いだと思うけどね

ルール違反だからではなくて、面白くなく、美しくもない回答だ、という話だよ
面白いか面白くないか、美しいか美しくないか、ここが大切なんだ

ノックスの十戒というのは守らなくてはいけないものじゃなくて、下手に破ればつまらなくなるもの、という意味で使われるものなんだ
ミステリーという言い方が気に食わなければ、謎解き問題でアンフェアであるというのはつまらないものだからね

さっきも書いたけど、実は隠し部屋があった、実は幻覚だったというのは事件の内容と何ら関係のないホラーとしてもつまらない回答だし、
前提情報なく至ることができる回答という意味では、オカルトと大して変わらない
オカルトではないのならば論理的に筋が通っていて、それでいて前提情報を見直すと確かにそれしかない、それを読み取ることができる…
という美しさが必要になる

海ガメのスープは問題を出した人間から情報を引き出していくゲームだから、それは適切ではないたとえかな
逆にその形式にそっていたならこういう反応は出なかったと思う
まあ、この作品の雰囲気には合わないと思うけど…

隠し部屋と幻覚は消去法と会話からぎり推理できた(示唆されてたし)
問題は父親の行動の方
とはいえそれ以上続ける気なら避難所いきません?

読み物としては面白いと言うことを断ったうえで言うが、なまじ推理を促す向きがあったためにその種の不満が出るのも仕方ないね

他の解もみたいな
あと1、3、4まだだよね

D坂の殺人事件って読んだことある?

>>163
8話って、もう正解出てた?

解離性同一性障害に先天性が多いっていうのが根拠なくて意味不だし空想科学でもない

>>165
それ言ってるガイジ2号君以外はみんなわかってるからシーッ

>>164
あ、8もまだだった
ありがとう



解・一話


【謎のタクシー客】



捜査員「どうも。突然、お訪ねして申し訳ありません」

OL「……どちら様ですか?」

捜査員「失礼。私、警察のものです。手帳はここに」

OL「…………」

捜査員「よろしいですか?」

OL「はい……。ですけど、警察の方がどうしてうちに?」

捜査員「ああ、安心して下さい。別にこの近くで事件が起きたとかそういう訳ではないので」

捜査員「ただ、今、とある事件を捜査していまして」

捜査員「それで、話の裏を取る為に、幾つかあなたにお尋ねしたい事があったんですね」

OL「……何をですか?」

捜査員「もう三年も前の事なので、覚えておられないかもしれませんが」

OL「…………」

捜査員「タクシーに乗られて、それで手持ちがなかったので、家まで運転手と一緒に取りに行った……みたいな事がありませんでしたか?」

OL「ああ……そういえば、そんな事ありましたね。それは覚えてます」

捜査員「そうですか。ちなみにその運転手の顔とか名前とかは覚えてます?」

OL「いえ、流石に忘れました。三年も前なんですよ。そこまで覚えてません」

捜査員「わかりました。それならその時の事を、詳しく話してもらってもいいですか?」

捜査員「捜査に御協力願えませんかね」

OL「はあ……。それは、別に構いませんけど……」

OL「それ、どこから話せばいいんですか? 初めからですか?」

捜査員「そうですね。一番初めから話してもらえると助かります」

OL「……わかりました」

OL「その日は確か……私が好きなバンドのライブの日だったんで」

OL「それで、新幹線と電車使って、友達四人と一緒にライブ観に行ったんですよ」

捜査員「はい」

OL「で、ライブが終わった後に、こっちまで戻ってきて」

OL「それで、駅前で打ち上げって事で飲み会したんですね」

捜査員「ええ」

OL「で、かなりそれが盛り上がって」

OL「ついつい遅い時間になっちゃって」

OL「オマケに、私、ほろ酔いになってたもんですから。顔にはほとんど出ないタイプなんですけどね」

捜査員「はい」

OL「それで、なんかもう、電車とかで帰るの面倒になっちゃって」

OL「テンション上がってたんで、ま、いっかって思ってタクシー使ったんですよ」

捜査員「ええ」

OL「でも、酔ってたから、乗った後に、車酔いとかが急に心配になってきて。吐きそうになったら嫌じゃないですか」

捜査員「ええ、わかります」

OL「だから、住所だけ告げて、後は外の景色見てたんですよ」

捜査員「はい」

OL「で、家まで無事についたはいいけど、料金聞いたら手持ちだけじゃ足りなくって」

OL「恥ずかしかったですけど、しょうがないんで、家までお金を取ってきていいですか、って運転手さんに言ったんです、私」

捜査員「ええ」

OL「そしたら、運転手さんはいいですよって言ってくれたんですけど」

OL「乗り逃げ? みたいな事を心配してたのか、家まで一緒についていってもいいですか、って逆に聞かれて」

OL「で、私もお金をまだ払ってない訳だから仕方ないじゃないですか。OKしたんですね」

捜査員「はい」

OL「それで、二人してエレベーターに乗ったはいいんですけど」

捜査員「何か問題でも?」

OL「問題って言うか、私、その時、このマンションに引っ越してきたばかりだったんで」

捜査員「はい」

OL「それで、前住んでたところが、マンションの四階だったんですね」

OL「なんで、酔ってた事もあって、癖で四階のボタンを押してたんですよ」

捜査員「ああ……なるほどね」

OL「で、そのまま、気付かずにそこで降りて」

捜査員「ええ」

OL「それで、私の部屋の前まで歩いていったら、途中の景色が何かいつもと違うじゃないですか」

OL「植木鉢とか置いてあったりして、あれ、何か変だなって気が付いて」

OL「それで、部屋の前まで来たら、上に401とか書いてあるもんだから」

OL「あ、エレベーターでボタン押す階を間違えたって、その時になってようやく気付いて」

OL「それで、運転手さんに言ったんですよ」

OL「『すみません、私の家、この真上の階でした』って」

捜査員「……なるほど」

OL「で、ここ一番端っこの部屋なんで、階段がすぐそこにあるじゃないですか」

捜査員「はい。確かにそうですね」

OL「なんで、階段使って運転手さんと一緒に上に行って」

OL「それで、今度こそ私の部屋の前まで来て、しばらく待ってもらったんですね」

捜査員「はい」

OL「で、お金を家に置いてあったもう一つの財布から取り出して」

OL「すぐに支払って」

OL「それで、その日の事は終わりです。その後は、私、シャワーも浴びずに、すぐにそのままベッドに入って寝ちゃったんで」

捜査員「そうですか。なるほど」

捜査員「ちなみに、その後の事は、お話は聞いてますか?」

OL「はい。なんか最悪でした。警察沙汰になったとか、そんな話を後から聞いたんで」

OL「その運転手さん、帰る時にエレベーター使わずに階段から降りていったんで、ちょっと不思議に思ってたんですけど」

OL「でも、無意識の内に来たルートを辿って帰る時ってあるじゃないですか」

OL「あと、ここの部屋、エレベーターが真逆の位置にあるんで、階段から降りた方が早いと思ったのかな、みたいに考えて」

OL「特にそんな気にもしてなかったんですけどね」

OL「まさか、真下の階で料金騒ぎ起こしてるなんて想像もつかないじゃないですか」

捜査員「……まあ、普通はそうですよね。わかります」

OL「なんで、そんな事を聞いたもんですから」

OL「そこのタクシー会社にクレームって訳じゃないですけど、一言、文句を言っておこうとは思って」

OL「電話しようとしたんですけどね」

捜査員「けど?」

OL「どこのタクシー会社だったか、私、覚えてなかったんで」

OL「なんかタクシーってどこも似たようなのばかりじゃないですか。電話でタクシー呼び出したんならともかく、道を走ってるところを拾ったもんですから」

OL「会社なんか、いちいち見てないし、覚えてなくって」

捜査員「……なるほどね」

OL「なんで、代わりに一応、警察には電話入れましたけどね」

捜査員「ええ、それはこちらでも記録に残ってました。ですので、こうして今、お訪ねする事が出来てる訳ですが」

OL「そういえば、私、その後の事、何も聞いてないんですけど、結局、あれ、どうなったんです?」

捜査員「警察としては、どうもしていません。既に解決済みでしたし、その運転手が自腹で支払ったので、結局、プラスマイナス0でしたから」

捜査員「横領にも、詐欺にも該当しないので、何もなしです。あえて言うなら強請行為や迷惑行為という事になりますが、逮捕とまではいかないラインでしたし」

捜査員「運転手の勘違いという事で、その話は終わりです」

捜査員「ただ、車内カメラとかそういうの確認した件もあったんで」

捜査員「そこのタクシー会社に連絡はして、事の顛末は話しましたけどね。後は、民事不介入という事でタクシー会社の方に任せました」

OL「ふうん……そうなんですか」

OL「なら、今更、この話を聞きに来たのって、どうしてなんです?」

OL「あと、その人、どうしてそんな子供でもしないような勘違いをしたんですか?」

捜査員「ええ……まあ、聞きに来た理由は捜査の関係上お答え出来ませんが」

捜査員「勘違いについては、話してもいいでしょう。あなたも関係者ですし」

OL「はい。で、どんな理由だったんです?」

捜査員「その運転手は、後で『記憶障害』と診断されています」

OL「記憶障害?」

捜査員「ええ。若年性健忘症に近いものでしょうかね。一部の記憶が不意に消えたりとか、そういった症状が確認されてます」

OL「記憶が……」

んなアホな

OL「じゃあ、その人は、私が階数を間違えていたって事と、支払いをしたって記憶がすっぽり抜け落ちてたって事ですか?」

捜査員「はい。そうなります」

捜査員「なので、あなたが自分の部屋に入ったはいいものの」

捜査員「ドアの前でいつまで待っても出てこない、という風に思ったんじゃないかと」

OL「でも、それ、単に忘れてるだけなんですよね? 普通、思い出しません?」

捜査員「いえ、程度にもよりますが、記憶障害というのは、普通の物忘れとかと違いまして」

捜査員「思い出す事はまずないそうです」

捜査員「そして、これは本人に自覚症状が出ないんですね。『忘れてしまった』とは思わない訳なんです」

捜査員「ですから、本人としてはそれが『正しい記憶』となります。なので、その間違いを指摘されても、まず信じようとはしません」

捜査員「逆に、そういった事が続くと、周りが嘘をついていると思い込む様になるそうです」

OL「…………」

捜査員「短期的な記憶を司るのは、脳の海馬とかいう場所らしいんですがね」

捜査員「そこが正常に機能しなくなっているらしいんです。私は医者じゃないんで、そこまで詳しい事は知りませんが……」

OL「…………」

捜査員「それでは、話も終わりましたので、私はこれで失礼します」

OL「え?」

捜査員「捜査に御協力、感謝します」

OL「あ、ちょっと」

捜査員「?」

OL「その……最後に一つだけ質問してもいいです?」

捜査員「答えられる範囲でなら、構いませんけど……」

OL「なら、聞きますけど。お巡りさんって何課の人ですか?」

捜査員「何課というのは?」

OL「ドラマとかでよく出てくるじゃないですか。捜査何とか課の〇〇です、みたいな。あれです」

捜査員「……私は、捜査一課ですね」

OL「捜査一課……。それって、殺人事件とか捜査するところですよね……?」

捜査員「…………」

捜査員「ええ、まあ……。殺人事件だけではありませんけどね」

OL「さっきの人、もしかして何かの殺人事件に関係してたんですか?」

捜査員「それは先程も言った通り、お話出来ません」

OL「…………」

捜査員「では、今度こそ、これで。御協力に感謝します」

OL「……はい」



解・一話


【謎のタクシー客】


終了





次回、未定……



全ての解が出揃うまで、あと三話……



ふーむ。記憶障害的な描写はあったっけ?
この後の話で出てくるのかな

「幻聴・幻視・多重人格による解は出てこない」
という文言から記憶障害的なものは除外して考えていたが、よく考えたら別に抵触しないか

男と女は病院で知り合ったんだろうって話だれかしてたよね
同じ病院の患者ってことは男も何かしらの精神疾患があってもおかしくないってことか
しかしそれでタクシー運転手が務まるのかいな

一話の推理当たってたレスってあった?

嘘をついている話のときには、「この話は嘘だ」って明言されるの?
されないならこの話が嘘なんじゃないか
男は記憶障害のふりをした異常者で
そこから殺人事件に繋がるとか
警察の方で記憶障害っていう結論が出てるならわざわざOLに話なんて危機にこないだろうし

ミキと同じ精神病院に通ってるから、似たように記憶障害を起こしているのでは、みたいなレスがあった気がする

最初の解の時点で思ってたけどやっぱ「謎解き」として見るとイマイチだよなぁ
話自体は物凄い面白いからいいけど人に推理させるモノじゃないかな
条件を満たした上で、妄想やこじつけで当ててみろと言った方が正解でやすいと思う

>>189
>嘘をついている話のときには、「この話は嘘だ」って明言されるの?
明言されるのどうかわからないと思う。
前はそう思っていたが、解スレ>>90 で、『八話の中で、一人だけ、嘘の話をしている人間がいる』と、変更された。
この一文だけ読むと「この話は嘘だ」と判りそうなものだが、90全体を読むと、ぼやけてくる。
八話の語り手の中で、『一人だけ、嘘の話をしている人間がいる』のか
八話の登場人物の中で、『一人だけ、嘘の話をしている人間がいる』のか
どちらなのか判らない。

8話の中で語り手として話している時に嘘を吐いている人が一人いるってことだと思うんだが
「各話の語り手、七人の中に一人だけ、嘘をついている人間がいる 」
上の文章からは、ある話での語り手が他の話に出てくるときに嘘を吐いている場合をどうとらえるかという疑問が起こり得るが
それが想定外だったから追加で訂正したのでは

精神障害を患った男の勘違い、と推理できる材料が揃ったのが5話の解編が投稿されてからってことか
そこはかとなく釈然としないなぁ。いや、読み物としてもみんなと推理してる時間も楽しかったからいいんだけどさ

http://imgur.com/7B9umhl.png

どんかオカルトでもそいつの幻覚で終わらせることができるなぁ
http://imgur.com/7B9umhl.png

なんでも精神異常で片付けるてめえの
http://imgur.com/7B9umhl.png

その幻想を跡形もなくブチ[ピーーー]

っ!!!http://imgur.com/7B9umhl.png

なんだよこのガイジフェスティバル
登場人物もスレ民もみ~んなガイジ

ガイジフェスティバルはほんと草
最後におおってなるネタがあってほしい

>>166
ガイジにガイジって言う人もガイジだぞ
まあお前の発言の痛々しさは十分ガイジだわ
自覚がある分だけ俺のほうがマシだわな

>>166
つーか、お前の発言いたるところで痛いんだけど
他のスレで自覚無しで迷惑かけまくってるとか最悪の極みだな。ネットだけじゃなくて現実でも、微妙に空気読めない発言して周りをしらけさせてそう

俺をスルー出来ないだけでもかなり痛々しいのに、発言まで臭いとかもう救えないな

ガイジ怒りの三連投

気になったんだけど、前に幻想云々は無しと規定されてたから、1話には精神病の類を解答に持ってきてはいけないのかな?と思って結論から外していたけれど……
記憶障害はその定義に入らないってことで桶?

明らかにファンタジーなオカルトはなしだが、実在する精神病・幻覚はアリということなんだろう

>>202
次は4連投いくで

えー自覚のあるガイジって超ヤダー

>>206
ガイジをスルーできずに反応した時点でお前もガイジだぞ
俺がガイジの大親分クラスなら、お前はガイジのチンピラレベル
親分ガイジのワイを敬って、チンピラガイジのお前は俺を敬うべきだ
さっさと俺の革靴を舐めろ

◯ チンピラガイジのお前は、親分ガイジの俺を敬って革靴をなめろ。敬意を示せ。

足舐めろうんぬんは置いといて荒らしが正論言っててわろた
>>206はなぜ触ったんだよ 午前中はスルーできてたのに

sageない奴多すぎ

4連投できてねーしー

何もかもがガイジ
ガイジフェスティバルの会場はこちらです

『幻聴・幻視・多重人格による解は出てこない』って言って記憶障害はないだろー!
っておもった 宣言してない症状ならOKってものではないんですよ
がっかりしたし残念だしマジメに考えてたのが空しい

というか、この流れだと警察は嘘をついていたと男は思ったという話じゃないのか
そんな話は全くしてなかったぞ

日本語的に間違いではないけど引っ掛けっぽくてイマイチよね
謎解きSSなのに

つーか批判とかなんか色々言ってんのはいいんだけどさぁ
全部終わってから語れよ
今作者が「色々言われモチベーションが下がったので投稿終了します」って言ってきてもなんら不思議じゃねーわ
仕方ないとすら思うわ
お前らには人の心がねーのか

リアルタイムで色々言われたくないならSS板なんかで書くべきじゃないと思う…
せめて全部書き終わってからスレを立てるべきでは
…というくらいの認識は作者も読者も持ってる場だと思うんだけど

とはいいつつも

色々言ってはいますけど個人的に続きは期待してるんですよ
前段階の話パートはよかったし、解も謎解き的に不満というだけで、
物語、人物、事件の全容がだんだんと明らかになっていくのは面白いです

まとめられたSSが荒らされるのもよくあること
楽しんでる奴もいるから最後まで投下してほしい

お前らには人の心がねーのか(笑)
度重なる荒らしを差し置いてこのスレの恥ずかしいレスランキング1位だよお前
おめでとう

別に終了してもいいけど
話自体にはなんか引き込まれるんだけどね
解になったとたん頭おかしい奴だらけで萎えたわ

精精ウンコしか生産出来ない粋がった夏休みキッズ増えすぎだろ
作者のモチベ削ぐような事言うなやカス共

>>220
親の前で声に出して読みたい日本語No. 1やな

>>220
こんな感じか

    ⊂_ヽ、

      .\\  /⌒\
         \ ( 冫、)ウンチになぁれ
          > ` ⌒ヽ
         /    へ \
        /    /   \\
        レ  ノ     ヽ_つ

        /  /         ・*.・:
       /  /|          :。 *.・
       ( ( 、           ★。:’*
       |  |、 \        。・.*・; ・
       | / \ ⌒l     ;* ・。;*★ 人・

       | |   ) /      ・ ★・ (_ );; * 。・
      ノ  )   し'        ・ * (__) * ・。・
     (_/          。*.;; ・( ・∀・)  ★.* ’★

民度ひっく(笑)

荒らしに反応する人がいると、どうしても荒らしが話題の中心になってしまう
自分でメインステージにあげておいて、「荒らしうざい」とか滑稽だな
お盆の墓参りついでに埋まってこいよ

↑ここまでガイジフェスティバル↑

↓ここからもガイジフェスティバル↓

ぶっちゃけて言うと、考察とかする人はみんな避難所行ってるからだと思うよ

>>226
避難所の存在はあまり言わないほうがいいんじゃね
ただでさえ本スレで荒らしが暴れまわって鬱陶しいのに、雰囲気が穏やかな避難所の方まで荒らしがきたら目も当てられん
>>161にURL貼ってあるせいで荒らしも移動しやすいんだから
荒れてる時に避難所に言及するのはあまりよくない

>>227
むしろ本スレ荒らされるくらいならあっちでやってほしいんだが

http://imgur.com/cYc4xXB.png

こころ透明な少女たちのスクールアイドルフェスティバルだよおおとおおおとおとおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおとおおおおおとおお( ´∀`)

もんじゃしね



解・四話


【消えた友達】



夫「レイカに恨みを持っている人ですか……?」

刑事「ええ。まだ奥さんがお亡くなりになってから間もないので、思い出すのも辛いとは思いますが……」

刑事「誰か、そういう人に心当たりとかないかと思いましてね」

夫「…………」

刑事「どんな小さな事でも結構なので」

刑事「どうでしょうか? 何かありませんかね?」

夫「…………」

夫「いえ……。私の知ってる限りでは、誰も……」

夫「たまに近所の人達と上手くいかず、その事で愚痴を言ったりとかはしてましたけど、でも、恨まれてるとかそんな事は……」

刑事「……そうですか」

刑事「それなら、質問を変えますが」

夫「はい」

刑事「レイカさんの高校時代の時の事とかは、ご存知ですか?」

夫「高校?」

刑事「ええ。というのもですね」

刑事「これは絶対に内密にお願いしたいんですが」

夫「……はい」

刑事「レイカさんの遺体からは、相当量の血液が抜かれてたんですね」

夫「!?」

夫「血液って、そんな……。それ、どういう事です?」

刑事「これは、落ち着いて聞いて欲しいんですが……」

刑事「血管に注射針の様なものを入れて、そこから血を抜き取ったんではないかと思います」

刑事「司法解剖の結果、そういう結論に至りました」

夫「…………」

刑事「この事は、捜査の関係上、マスコミとかには伝えてないので、口外しないようお願いします」

刑事「別の殺人との区別もつきますので、公にはしたくないんです」

夫「……ちょっと待って下さい、別のって」

刑事「連続犯なんですよ。レイカさんで、三人目です」

夫「…………」

刑事「犯人は、大体、半年に一回ぐらいのペースで犯行を行っていまして……」

刑事「更に、その血液をとあるアパートの一室に、毎回の様にね」

刑事「血文字として、使用してるんです」

夫「!?」

夫「何でそんな事……」

夫「しかも、どうしてレイカがその被害に遇わないといけなかったんですか……。何で……」

刑事「そのお気持ちはわかります。なので、我々も今、犯人逮捕に全力をあげて取り組んでいます」

刑事「それでですね。これまでのその連続殺人の被害者について、何か関係性がないか、捜査していたんですが」

刑事「一件目のカコさん。二件目のマリコさん、この二人は同じ高校でして」

夫「…………」

刑事「と言っても、この二人は家が比較的近所でしたから、同じ高校でもそこまで妙ではないんです」

刑事「なので、犯人は、近所の若い女性をターゲットにしているのではないかという見方が強かったんですが」

刑事「しかし、今回のレイカさんは、家がかなり離れていて、県外です」

刑事「それも、隣の県とかではなく、三つも県を跨いでいるので」

刑事「この被害に遭った三人が『同じ高校』だというのは、とても偶然とは思えないんですね」

夫「…………」

刑事「なので、現在、レイカさんの高校時代の友人とかにも、別の捜査員が話を聞きに行っているんですが」

刑事「あなたは、レイカさんとは高校は違いますよね?」

夫「……はい。レイカとは大学で知り合ったものですから」

刑事「高校の時の交遊関係とかはご存知だったりしますか?」

夫「いえ……。ここからだと距離も相当離れてるので。たまに昔の友達と電話してるのを見たぐらいです」

夫「あいつが高校の時の交遊関係とかは、ほとんど知りませんし……」

夫「高校の時の話も、何回か聞いたぐらいです。アルバムを前に見せてもらった事もありますけど、そこまで詳しくは……」

夫「部活だとか、文化祭だとか、修学旅行での話だとか……」

夫「そんなものを少し聞いたぐらいですね……」

刑事「そうですか」

刑事「ちなみに……」

夫「はい」

刑事「ミキ、という名前の女性について、何か聞いた事はありますか?」

夫「ミキ?」

刑事「ええ。彼女も、高校二年の時にレイカさんと同じクラスだったんですが……」

刑事「その女性について、レイカさんが何か言ってたとか、ありませんか?」

夫「…………」

夫「ミキ……」

夫「あ」

刑事「何か思い出しましたか?」

夫「はい。あります。かなり前の話ですけど」

刑事「それ、詳しく聞かせてもらえませんか。お願いします」

夫「ええ……。わかりました」

夫「ずっと前に、テレビで心霊番組をやってた事がありまして」

刑事「はい」

夫「それで、レイカに尋ねた事があるんです。何かこういう不思議な体験とかがなかったかを」

刑事「不思議な体験ですか……」

夫「ええ、そしたら、高校の時の話をレイカがしたんです」

夫「その時、ミキって子の名前がでました。確か、カコとマリコって子の名前も」

刑事「他の被害者の名前も出てたんですね」

夫「はい。修学旅行に一緒に行ったグループだとかで」

夫「それで、ミキって子は、霊感がある子だったとか、そんな事を言ってました」

刑事「……なるほど」

刑事「ちなみに、それ、どんなお話だったんですかね?」

夫「ええ、確か……」

夫「友達と六人グループで修学旅行に行ったんだけど」

夫「実際には、四人しかいなくて」

夫「だから、二人幽霊が混ざってたんじゃないかって、そんな話です」

刑事「幽霊、ですか……」

夫「ええ、だけどそのミキって子だけ、別で」

夫「彼女は、最初、五人グループなのに六人いるって言って」

夫「修学旅行が終わった後に、その事は覚えてないって言ったとか」

夫「そんな話でしたね」

刑事「……なるほど」

刑事「それ、実際のところ、どうだったんでしょうかね?」

刑事「と、言うのも、私は幽霊とか信じてない人間ですし」

刑事「幽霊を捜査の対象にするとか有り得ないのでね」

刑事「少し気になるんですが」

夫「わかりせん……。真相は何とも……。ただですね」

刑事「はい」

夫「俺も幽霊とか信じない派なんで」

夫「何か別の理由で幽霊だと勘違いしたんじゃないかって、そういう風には思ったんですよ」

刑事「はい」

夫「で、レイカの話を聞くと」

夫「クラス名簿に名前がなかったし、他のクラスメイトもその二人の事を知らないって言ってたらしいんで」

夫「そう考えると、実際、その二人はいなかったって結論になりますよね」

刑事「でしょうね」

夫「なのに、レイカ含めてカコとマリコって子にも、そのいなかったはずの二人の記憶があるって言うなら」

夫「それは、どう考えても変ですよね」

刑事「はい」

夫「だから、最初、催眠術とか、そんな事を疑ったんですよ」

刑事「催眠術ですか……」

夫「はい。催眠術とかで、いないはずの二人をいると思わせた、みたいに」

刑事「…………」

夫「……まあ、そんな顔になりますよね。いくらなんでもそれはないだろ、みたいなね」

刑事「ああ、いえ……。失礼……」

夫「いえ、いいんです。レイカもそんな顔をしてましたし……」

夫「それだと、ミキって子にも催眠がかかってる訳だから、その子だけ覚えてないのは変だみたいに言ってましたから」

刑事「……まあ、確かにそうなりますよね」

夫「だけど、そのミキって子が他の三人に催眠術をかけたとしたら、別にその子だけ知らなくてもおかしくはないはずなんで」

夫「一応、辻褄としては合うかなと」

夫「別に本気でそう思った訳じゃないですけど、ただ可能性としてはあるって話をしたんです」

夫「それ以外、考え付かなかったんで」

刑事「はあ……。なるほどね」

刑事「ただ、ですねえ……」

夫「ただ?」

刑事「私、以前、別の事件で精神科の医師と話をした事がありまして」

夫「はい」

刑事「それで、知己を得ましてね。まあ、雑談みたいな事も何回かした事ありまして」

夫「……はい」

刑事「それで、催眠術についても話を聞いた事があるんですよ。逆行催眠とか、そういう話はよく聞きますので」

刑事「『ああいうのって、本当にかかるものなんですかね』と」

夫「ええ」

夫「それで、どうだったんですか?」

刑事「かかる、という返事をもらいましたね」

夫「…………」

刑事「ただ、絶対的な条件が一つあるそうで」

夫「条件?」

刑事「ええ。催眠にかけるには、『本人の協力』が絶対に必要なんだそうです」

夫「協力……というのは?」

刑事「要は、本人も『催眠にかかる』という意思がないと駄目なんだそうです」

刑事「催眠というのは自己暗示の一種みたいなもので」

刑事「早い話、思い込みなんですね。スポーツ選手がよくやるイメージトレーニングみたいな感じですか」

刑事「例えば、足が動かなくなるという催眠をかけようとしたら」

刑事「かけられる本人も、足が動かなくなるイメージをしなければいけないそうで」

刑事「そうでないと、催眠にはかからないそうなんですよ」

夫「…………」

刑事「なので、テレビとか漫画とかでよくあるような」

刑事「無理矢理、催眠をかけるってやつ」

刑事「あれは、絶対に不可能ですし」

刑事「一瞬でかかる催眠とかもないそうですね。長い時間をかけてゆっくりとかけるものだそうです」

刑事「あと、複雑な催眠も不可能だという事なので」

刑事「あるはずのない、しかも細かい記憶を植え付けるのは、無理なんじゃないかと」

刑事「なので、催眠の類いではまずないですね」

夫「……そうですか」

夫「だとしたら……」

刑事「はい」

夫「やっぱりあれは、レイカの嘘だったんでしょうかね」

刑事「……そうかもしれませんね」

夫「実は、その時、嘘かどうかも聞いたんですよ」

夫「三人で、そのミキって子にドッキリでも仕掛けたんじゃないかって」

夫「ミキって子は、霊感があるとかいう話だったんで、気が付かない内に幽霊が実はいたって話をしたら、きっと驚くじゃないですか」

刑事「はい。でしょうね。それで、レイカさんの反応はどうでした?」

夫「それが……ムキになって反論されまして。あれは幽霊だったんだって、そう言い張ってました」

夫「だから、逆に怪しく思ってたんですけどね……」

夫「でも、嘘だったとしたら、どうしてあんなムキになったんでしょうね? ネタバラシして、実はそうだったって言えば、笑い話で済む話なのに」

夫「その時、何かあったんでしょうか……?」

刑事「……さあ。どうでしょうね」



解・四話


【消えた友達】


終了





次回、未定……



全ての解が出揃うまで、あと二話……



少なくとも催眠ではない
隠し事があるならそもそも夫に話さない
解になってないがこれは面白くなってきた

確かに、確かに

これが嘘だったってことか

そこは、よく考えいないと。
レイカ本人は嘘だと認識していないのかもしれない。
解離性健忘(part2 194参照)ってやつかも知れない。
ただ、解離性健忘だったとしても、作者がそれを”嘘”と考えれば嘘と言うことになるけど。
レイカ本人は嘘だと認識していない傍証
>女友「そのお菓子が八個入りだったから、二つ余って」
ミキを除く3人で分けたなら同じように二つ余る。

4人が6人のうちの二人だか、5人のうちの一人だかを殺した後に、
催眠術で忘れさせて不思議な話として記憶を再構成した…とかそういう話かな?
殺人の記憶を忘れるために、ミキが3人に催眠術をかけた ミキ自身は忘れたフリをした
3人は積極的に忘れたかったので協力関係にもなる
ミキが渡した塩も実は催眠術を強化できる精神作用のある薬だった

殺した二人だか一人だかは同じ学校の人間じゃなかったのか、あるいは記憶を書き換えて別人になったのか
この殺された誰かが後の事件に繋がっているという展開になるのかなー、と思った

…しかし、ここに来て催眠術で記憶操作かよ! 何でもアリが加速していくな…!
ってなるので自分で推理しておきながら、実はこういう話じゃないほうが嬉しい

http://imgur.com/5YvPlsA.png

全て幻想なんだエンエン

http://imgur.com/5YvPlsA.png

次話に期待

これはミキの人格の一つにに「ミキの中に何人分の人格があるか把握してない」人格があるんだな

多重人格と言えばまず挙がるのがビリー・ミリガンだけど
他の人格との記憶を共有できる人格だったり、共有できない人格がいたり、他の人格を統率する人格がいたり
肝心の本人自身はめったに表に出ることがなかったみたいだねぇ
ミキもそれだったりするのかな

やっと追い付いたよ
こりやなかなか凝っててすげえな

>>254
落ち着け、催眠術は無いって話だろこれは。
くっそ、卒業名簿に載る前に学校から消したって推理は的外れでしたがどなたかが言ってたドッキリ説かミキがいじめられてた説が当たってたのかな?

>>252さんの
>女友「そのお菓子が八個入りだったから、二つ余って」
ミキを除く3人で分けたなら同じように二つ余る。
この部分はそれっぽいとおもった。というかお菓子に関しては状況的にそれしかないか

下げ忘れた申し訳ない

>>260
催眠術はない、というのは普通に考えると刑事が言う前提をクリアできないから二人はそう言っているのであって、
そこに殺人があったという仮定を加えることで真相を考えさせるタイプの話じゃないかな、と思うのよね
人が消える話といえばやっぱり殺人かそれに類する話だろうし

なぜ彼女ら三人が狙われ殺されていくのか…そこに理由があるとすれば、全く情報が出てない真実が出てくるとかじゃなければ、
女友が語った話、第四話の中にその理由があると考えるのが妥当だろう
少なくとも、何かがあったことは示唆されている

そして、それが本当に隠しておきたい真実なら、四話のようには語らないと思う
だから、恐らく記憶が操作されているか、あるいはまた病気か

で、病気の話は出てこずに代わりに催眠術の話が語られているんだから、実はそれが使われている可能性はあるかなと
この話は解なわけだからね
結局何があったかわからない、ではなく、この話の中に何かの真実がある、と考えたいところ

割と物語構造を見るメタ視点からの推理なんで、あんましミステリ的じゃないけど

>>258
五番目のサリーもな

つまり
・本人の同意があって
・ゆっくりと時間をかけて
催眠術にかけられた可能性もあるってことか

まぁ自分はいじめ説を推すけどね
いじめてる側は自分がいじめてたことすらすっかり忘れてるものだし

やべぇ…俺凄いこと気づいたかも…これ対虐待用人格のミキに対しての復讐劇なんじゃね?

>>265
いいかげんsageを覚えろキッズ

E-mailの欄に『sage』と入れるとsageられる
sageとは、書き込むとスレが一番上に来ることを防ぐコマンドである



解・三話


【呪われた部屋】



警察官「それじゃあ、改めて確認するが」

警察官「お前がこれまで殺害した人間は、四人で」

警察官「キシタカコ・アイダマリコ・サノレイカ・イマナカオサムの順番で間違いないんだな」

男「はい。間違いありません」

男「それで、合っています」

警察官「それで、キシタカコ・アイダマリコ・サノレイカに関しては、その血液を抜き取って、血文字でドアに『呪い』と書いた」

警察官「そういう事だな」

男「はい」

警察官「なら、次の質問だが」

男「はい」

警察官「どうして、そんな事をした? 動機は何だ」

男「…………」

男「あいつらは、死んで当然の人間だったんで」

男「復讐です」

警察官「復讐と言ってもだな」

警察官「お前と、被害者三人の女性とは何の繋がりもないだろ」

警察官「唯一、イマナカオサムだけが、お前のバイトしてるところの社員だったけどな」

警察官「あいつと何かあったのか」

男「…………」

警察官「それと、キシタカコ・アイダマリコ・サノレイカの三人については、お前とどんな繋がりがある。どんな理由による復讐だ」

警察官「答えろ」

男「…………」

警察官「だんまりか」

男「…………」

警察官「話したくないのか、話せないのか、どっちだ」

男「…………」

警察官「まあいい。ある程度、既に調べはついてるからな」

警察官「この件は後回しにするとして、まずはイマナカオサムを殺害した件について詳しく聞こうか」

男「…………」

警察官「もう一度聞くが、動機は何だ。どうして、そんな事をした?」

男「…………」

警察官「相変わらず答えないか……。なら、別の事について聞くぞ」

警察官「イマナカオサム殺害の件と、アパートの部屋のドアの件については何か関係してるのか」

警察官「あそこは、元はイマナカが住んでたところだからな。そして、一番最初に『呪い』と書かれたのはイマナカだ」

警察官「何か意味があるとしか思えないんだがな」

警察官「どういった理由でそれをした」

男「…………」

男「別に、簡単な理由です」

警察官「何だ?」

男「あいつは『呪われなきゃいけない人間』だったんで」

男「それに相応しい事をしてやっただけです」

警察官「…………」

男「出来るだけ怯えさせて、苦しませて、それから殺したかったんですよ」

男「なので、血を使ってドアに『呪い』と書きました」

男「拷問した後に、窒息死にさせたのもその為です」

男「簡単な言い方をすれば、ただの嫌がらせですよ」

男「それだけの理由です」

警察官「…………」

警察官「だが、イマナカが引っ越してからも、お前はあの部屋にずっと『呪い』と書き続けたよな」

警察官「それはどうしてだ? おかしいだろ」

警察官「お前の言ってる理由と合わない」

男「それも簡単な理由なんです」

男「単純に、気が付かなかったんですよ。引っ越した事に」

警察官「…………」

男「表札も出てないですし、ずっと監視してた訳じゃないんで」

男「引っ越した事に気が付いたのは、結構、最近なんです」

男「血文字で『呪い』って書く前に、あいつが部屋に出入りするところを確かめようとはしてたんですけど」

男「二回目の時は、それを何故か忘れていて」

男「三回目の時は、気が付いたら全部終わってました。覚えてないのに、ドアには『呪い』という文字がついてたんです」

男「不思議ですよね」

警察官「…………」

男「他にも、色々とミスは多かったですけどね」

男「不運もありましたし」

男「あいつの実家が、防犯態勢が整っている上に、昼も夜も人通りが多い場所で、どうにもやりにくくて」

男「だから、仕方なく、あいつが働いているカラオケ店のバイトになったんですよ。顔見知りになって近付かないと、どうにも殺せなさそうだったんで」

男「そのせいで、今、捕まってますけどね。あれは本当に判断ミスでした」

警察官「…………」

警察官「つまり、話を整理すると」

警察官「お前は、イマナカオサムを殺す為に、顔見知りになったって事で」

警察官「イマナカとは、それまで面識がなかった事になるよな」

男「…………」

警察官「なのに、何でそんなにイマナカを恨んでる?」

警察官「おかしくないか。会った事もないのに」

警察官「普通、順序が逆だろ」

男「…………」

警察官「答えろよ。何で拷問して殺すほど被害者を恨んでたんだ」

警察官「不自然だろうが」

男「…………」

警察官「……なら、もうそれについては、ひとまず置いておく」

男「はい」

警察官「この他にも、お前には聞きたい事がある」

男「何ですか」

警察官「部屋のドアの『呪い』とかいうあの血文字だ。あれ、どうやって書いた」

警察官「普通に書いたら、相当な時間がかかるはずだよな」

警察官「なのに、お前は一回もそれを目撃されてない」

警察官「何か、短時間で書くような方法があったとしか思えないんだがな」

男「……それについては、多分、お巡りさんも想像がついてるんじゃないですか?」

男「別に、そんなに難しい方法じゃないので」

警察官「まあな。だが、確認の為だ。答えろ」

男「……わかりました」

男「まず、ドアの寸法を予め調べました」

警察官「ああ」

男「それで、丁度、十二等分になるような大きさの、プラスチック製の薄い下敷きを二つ用意して」

男「それをカッターで削って、『呪い』という細かい文字をびっしり作りました」

男「二つ用意したのは、ドアノブの部分用に、専用のを作る必要があったからです」

警察官「…………」

男「それで、後は、血が固まらない様にクエン酸を入れた血液を、蓋が出来る容器の中に入れて」

男「長めのハケにその血をつけて、上から塗りつけました」

男「ただ、それだと塗りつけた血が自然と下に垂れていくので」

男「何度か試して、字を最後までくっつけないようにしたりとか調整して、終わった後に、一番、『呪い』と見える様に作りました」

警察官「…………」

男「そんな風に、実際に何度か試していたので、慣れてましたし」

男「単純作業なので、全部終わるまで五分もかからなかったはずです」

男「その後に、布を上からテープで貼って、隠して終わりです」

警察官「……やはり、そういう方法か」

警察官「それなら、一番最初の事件の時、部屋の中にお前は密室を作ったよな。あれはどうやって作ったんだ?」

警察官「まさか、超能力を使って鍵を内側からかけたとか言い出さないよな?」

男「いえ、そんな事は出来ませんので」

警察官「なら、何かトリックを使ったのか?」

男「それも違います。推理小説とか、俺はほとんど読まないので」

男「密室を作る難しいトリックだとか、そんなの思い付きもしません」

男「あれも、物凄く単純な方法です」

警察官「どんな方法だ?」

男「まず、あいつが仕事に行ってる間に、ピッキングでドアを開けて」

男「部屋の物を動かさないよう注意しながら、合鍵を探しました」

警察官「合鍵?」

男「はい。合鍵ぐらい必ずあると思っていたので」

男「だけど、それはいくら家の中を探しても見つかりませんでした」

警察官「まあ、家の中にあったら、合鍵の意味がないからな……」

男「はい。でも、それはある程度、予想がついていたので」

男「今度は、部屋の冷蔵庫を開けました」

警察官「冷蔵庫??」

警察官「冷蔵庫が合鍵と、どう関係してくるんだ?」

警察官「その中に隠してあったとか、そんなオチじゃないだろうな」

男「いえ。違います」

男「合鍵がどこにあるかを普通考えたなら」

男「誰かに預けているか、家のすぐ近くに隠してあるか、本鍵とは別にして本人が持っているか、のどれかだろうという事になりますよね」

警察官「ああ、大体はそうなるだろうな」

男「ただ、隠せる様な場所はドア付近になかったですし、郵便受けとかにもなかったので」

男「誰かに預けてるか、本人が持ち歩いているか、のどちらかだろうと考えました」

男「それで、誰かに預けてるならお手上げですけど、本人が持っているなら、それを手に入れる事は出来ると思って」

男「予め持ってきていた盗聴器を仕掛けた後で」

男「冷蔵庫の中を確かめたら、そこに飲みかけの、お茶の二リットルペットボトルがあったので」

男「睡眠薬をその中に入れました」

警察官「睡眠薬!?」

男「はい。母が不眠症だったので、家には睡眠薬がありました。それを盗んできてたんです」

警察官「…………」

男「それで、部屋を出た後に、そのお茶と全く同じのをコンビニで買ってきて」

男「その後、すぐ近くの路上に車を停めて、盗聴器を聞きながらあいつが帰ってくるのを待ちました」

警察官「…………」

男「それで、夕方、あいつが家に帰ってきて」

男「家に鍵がかかってなかった事には、あいつはすぐに気付きましたけど」

男「中も荒らされていないし、貴重品とかも一切盗られてないので」

男「鍵をかけ忘れたと思ったのか、特に何も疑問に思わず」

男「冷蔵庫を開けて、思惑通り、睡眠薬入りの、ペットボトルのお茶を飲みました」

男「それで、当然ですが、しばらくした後、あいつは深い眠りにつきました」

警察官「…………」

男「その後、人目につかない深夜になってから」

男「もう一度、ピッキングで部屋の鍵を開けて」

男「睡眠薬入りのお茶を放置しておくとまずいので、コンビニで買ってきた同じペットボトルのお茶を、冷蔵庫の中に入っているのと同じ分量にして、すり替えてから」

男「あいつの持ち物を調べてみたら、運良く鞄の隠しポケットみたいなところから、合鍵が見つかったので」

男「それを今度は、俺の部屋の鍵とすり替えて」

男「そして、俺はあいつの部屋の合鍵を持ったまま外に出て、それで鍵を閉めました」

男「その鍵、俺の部屋の鍵とは、デザインとか形状とかまるで違ったんですけど、でも、合鍵なんて、普段、使わないし毎日確かめたりとか普通しませんから」

男「あいつは、その事に全く気付きませんでした」

警察官「…………」

男「それで、俺は次の日に車を使って、隣の県まで行って」

男「そこでホームレスを探して、お金を渡して交渉した後で」

男「身なりとかを整えさせてから、鍵屋に行ってもらって、合鍵を作らせました」

警察官「……それでか。道理で合鍵を作ったやつが未だに見つからない訳だ。捜査を混乱させやがって……」

男「その後は、もう鞄の中に合鍵が入っているとわかっていましたし」

男「盗聴器から、あいつの家での行動も丸わかりだったので」

男「夜、あいつが近くのコンビニまで行った隙に、作った合鍵を使って中に入って」

男「元の合鍵を置いてあった鞄の中に戻して、代わりにすり替えておいた自分の鍵と取り替えた後に」

男「すぐに部屋を出て、作った合鍵で普通に鍵を閉めました」

警察官「…………」

男「これで、鍵は全部元通りになって、更に俺の手元にあいつの家の鍵がもう一本ある状態になったので」

男「あとは、普通に鍵を開けて中に入って、『呪い』とドアの内側にびっしりと書いた後で」

男「盗聴器を取り外して、普通に鍵を閉めて出ていっただけです」

男「別にトリックでも何でもありません」

警察官「つまり、ピッキングの跡は、あの事件の前からつけられてたって事か……」

男「はい。ピッキングの跡が見つかったのは誤算でした」

男「見つからなければ、祟りや幽霊の仕業みたいに出来ると思ったんですが、駄目でしたね」

警察官「…………」

警察官「……わかった。部屋のドアの謎はこれでもう解けた」

警察官「あとは、動機だけだが……」

男「…………」

警察官「今日のところは、ここらで終わりにする。また明日だな」

男「そうですか」

警察官「ああ、それとだな」

男「はい」

警察官「捜査とは関係なく、一つ、お前に聞いておきたい事がある」

男「……何ですか?」

警察官「正直なところを言えば、俺は弁護士でもなければ検事でもないから」

警察官「実際、お前がどんな返答しようが、直接的な関わりはないんだがな」

男「はい」

警察官「お前……今、反省とか後悔とかしてるか?」

男「…………」



男「反省はしてないですね」

男「あいつらを殺した事を、微塵も悪いとは思ってません」

男「ただ、後悔はしています」

警察官「……そうか」

男「はい。殺さなきゃいけないやつは他にもいたのに、その前に捕まってしまったので」

警察官「…………」

男「あいつを殺す時に、もっと慎重になるべきだったと後悔しています。軽率過ぎたなと」

男「それだけが本当に残念です」

警察官「……そうか」



解・三話


【呪われた部屋】


終了





次回、解・最終話……



全ての解が出揃うまで、あと一話……




男か女友が犯人って思ってたってかその位しか居なかったわけだが、やっぱ男だったか
動機はミキかね?

どっかで指摘されてたけど「呪」って下敷きに掘ったら口の中が取れちゃわない?
あと、合鍵を作るなら鍵の番号だけ調べておけば十分じゃね

番号だけでは合鍵はつくれんよ

>>291
ゴシップ体みたいなきっちりしたのじゃなくて口の部分の中と外の端がくっつくようなフォントをコピーして、それをなぞって彫ってたんじゃね?
何度か調整したって書いてあるし

呪いの「口」部分に関しては 血液が垂れる ことを利用すれば問題なくできるだろ

sageられないガイジは黙ってろ

ガイジ しか言えない猿は黙ってろ

>>294
それ言い出したら文字潰れない?

----
l l
----
って感じに隙間空ければいいだけの話では?
要はそう見えればいいだけだし

ところでピッキングをそんなにできるなら、合鍵もどきを作ることもできるよね
ピックをセロハンテープで固定しちゃえばいいだけの話

  ┏┓
┏┓ ━
━ ノし

こんな型をつくると血が垂れたときに調度よくなる気がするなぁ

>>297
どんなサイズの文字を想定してるのかわからんけど文字潰れるほど厚塗りはしないだろ全部均一に塗るわけでもないし
ちょっと垂れたら潰れる程度の文字サイズならそもそも口部分の途切れなんて気にならんだろうし
大きい文字だとして途切れてても読めるなら問題ないだろ


ごめん、
>ミキを除く3人で分けたなら同じように二つ余る。
って書いたけど、その時、6人いた可能性も捨てきれない。
そして、催眠の可能性も捨てきれなくなった。
取りあえず、もっと考える。

ぱっと見で呪の字なんだろうなってなんとなくわかる形であれば十分なんじゃん?
だってドア一面に血文字で書かれてるなんて呪か殺か死かそんなのしかないでしょ

結局4話は解になってたか?

登場人物が死んだことがわかっただけで結局憶測に過ぎないから何とも言えないわな

友の存在がよくわからんな。ミキ繋がりとは思うが
七話の大学生の中にミキと友がいて友がからかった?そのせいでミキがおかしくなったとか?

しかし何故男が出てくるのかわからん

http://imgur.com/A7CkPLe.png

こころーーーwww とーめーなーwww

私をwww かえしてぇーwww

ともーだちなのにwwww
あーなーたーがwww すーきーなのーwww
http://imgur.com/A7CkPLe.png

最終解だけになったが他の話とかの繋がりとかは捨て置いてそろそろ「そろそろ殺します、だけどどうする?」は単純にそのままの意味じゃないかと思えてきた。いや、クリスマス説が一番しっくりきますが

もんじゃしね

>>307
八話の『そろそろ殺します』『だけど、どうする?』は、家畜(鶏等)のことで、『どうする?』は”どう調理する?”と言う意味。

「そろそろ殺します だけどどうする?」が打ち間違えじゃないなら日本語として不自然すぎるだろうよ
だ・である体とです・ます体が混ざってて

可能性を書いただけだ、失礼。
その部分は話の重要な要素ではなく、あまり意味のない所だと思っている。

なんかこれ解の最終回になっても全貌はハッキリとは語られずもう一度推理タイムに入ったりしそう

実際ありそうだから困る

http://imgur.com/v3gKiL6.png


http://imgur.com/v3gKiL6.png


http://imgur.com/v3gKiL6.png

>>314
グロ

>>255
>>306
グロ

>>306
グロ

>>255
グロ

グロってつけるとモザイクかかるの今はじめて知った
そういうことだったのかいいねこれ

http://imgur.com/hbN3Ers.png

この世の中に意味なきものは存在しない
覚えておけ 弱き旅人よ

http://imgur.com/hbN3Ers.png

>>320
グロ

専ブラだとサムネとか見えるのか
いまだにWebブラウザつかっててよかった

最終解はよ

できれば解全部で終わったら時系列とかにまとめてもらえるとありがたい…
無能な俺は解が出るにつれてさらに混乱してきた

嘘つきをミキの母として、本当に虐待していたのは母で、母=医師の元カノ、母には愛する人を壊したくなってしまう性癖があった
と妄想してみたけどないですよね…

>>324
これは夏休み

嘘つきは女友(レイカ)で確定だよな?

だーかーら
何度sageろって言ったら理解できんだよクソガキが

>>327
解五話のアケミの発言からレイカ達3人はオカルトの話をされても大丈夫な人たち(=オカルトマニア?)だと思われるので、
レイカ達はミキの催眠を興味本位で受け入れてミキの副人格を個人として認識していた可能性もあるかと
『カスミ』か『ユカリ』が発言したであろう「一人多い」発言が『ミキ』の発言として認識されているところに疑問は残るけど一応大抵の筋は通るはず
レイカがオカルトマニアなら幽霊の存在を信じたいだろうし

解 最終話が楽しみだわ
どうまとめるやら



解・八話


【殺害予告メール】



解・最終話


【パラレルワールド】



医者「……久しぶりというのは変だけど、久しぶり」

男「どうも」

男「まさか、先生が来るとは思いませんでした」

男「もしかして、また、検査とかじゃないですよね?」

医者「いや、今日は何もないよ」

医者「単に面会に来ただけなんだ」

医者「君が控訴を望まなかったって事を、弁護士の先生から聞いたんでね」

医者「死刑が確定してしまうけど、それでいいのかと思って」

男「構いませんよ」

男「弁護士の先生にも言いましたけど」

男「初めから死ぬ気でした。もう、俺は生きていたくないので」

医者「……そうか」

男「それよりも、先生」

医者「……何かな?」

男「一つだけ、どうしても気になる事があるんですけど」

医者「うん」

男「俺は何の為に、あいつら二人を殺したんでしたっけ?」

医者「…………」

男「あいつらが生きてる価値がない人間だってのは、覚えてます。でも、どうして俺はそう思ったんでしょう」

男「それが不思議でたまりません」

医者「……そうですか」

医者「まず、訂正しておきたい事があるんですが」

男「?」

医者「あなたが殺したのは、二人ではなく、四人ですよ」

男「……いえ、二人です」

男「俺が殺したのは、カコとオサムだけです」

男「先生、勘違いしてませんか?」

医者「…………」

医者「あとですね」

医者「あなたはミキさんという女性を覚えていますか?」

男「ミキ……? いえ、知りません」

男「俺の知り合いに、そんな名前のやつはいませんけど……」

医者「そうですか……」

医者「それなら、教えてあげますけど」

医者「あなたは、その子の代わりに復讐をすると考えて」

医者「四人を殺害したんです」

男「……まさか」

男「有り得ませんよ、そんな事」

男「見た事も聞いた事もない人間の為に、どうして俺が復讐をしないといけないんですか」

男「それに、さっきも言いましたけど、俺が殺したのは二人だけです。四人じゃありません」

男「先生、嘘ではなく本当の事を教えてくれませんか」

男「それがどんな理由だろうと、俺はもうどうでもいいので」

医者「…………」

医者「……申し訳ありませんが」

医者「私が言った事は、事実なんです」

医者「全て本当の事です」

医者「あなたはそれを忘れているんですよ……」

男「いえ、それはないです」

男「確かに、どんな理由であいつらを殺したのかは、忘れてしまいましたけど」

男「見ず知らずの人間の為に、殺人をする訳ないってのは確かですよ」

男「先生、俺を騙そうとしないで下さい」

男「本当の理由は何だったんですか?」

医者「…………」

医者「すみませんが……」

医者「今日のところは、これで終わりにしましょうか」

医者「その質問に答えるのは、あなたの調子が良い時の方がいいでしょう」

男「いえ、先生! 逃げないで下さい!」

男「教えて下さい! 本当の事を!」

医者「すみません……。また今度来ますので」

医者「答えについては、その時にして下さい」

医者「あなたがもう少し落ち着いている時に」

男「…………」

男「……わかりました」

男「それなら、また今度でいいです」

男「次に、確実に話してくれるというならですけど」

医者「ええ、そうしますよ」

医者「それでは、私はこれで」

男「いえ、あと少しだけ待ってもらえませんか、先生」

医者「?」

男「実は、この前、弁護士の先生から、不思議な話を聞いたので」

男「それを聞いてもらえませんか」

男「そして、伝えて下さい」

男「……誰だか忘れましたけど、不思議な話を聞きたがってるやつが病院にいたはずなので」

男「そいつに。確か、先生の知り合いでしたよね」

医者「……ええ」

医者「わかりました。伝えておきます」

医者「どんな話ですか?」

男「パラレルワールドに迷いこんだっていう話です」

医者「パラレルワールド?」











  

刑事「お疲れ様です、先生」

医者「ああ、刑事さん。どうも」

刑事「先程は大変だったみたいで」

医者「また、聞いていたんですか?」

刑事「ええ、まあね……。私も気になっていたものですから。失礼しました」

医者「……いえ」

刑事「しかし、記憶障害というのは何とも……。辛い病気ですね」

刑事「好きだった女の事まで忘れてしまうなんて……」

医者「……ええ」

休憩

医者「彼の症状の進行度はかなり早く」

医者「この二年ほどで長期記憶なども忘れていっています」

医者「長期記憶までいくと、家族や身近な人まで忘れるケースも珍しくありませんから……」

医者「以前、アルツハイマーにかかった患者を見た事がありますが」

医者「その人は、病院まで付き添ってきた奥さんに対して『誰だ、お前は! いつからそこにいた!』と叫んでましたよ」

医者「……大事な記憶を無くすというのは、ある意味、死よりも辛い事でしょうね」

刑事「…………」

刑事「かもしれませんね……」

医者「はい……」

刑事「……ああ、そういえば、先生」

医者「何ですか?」

刑事「先程、あいつが話していた不思議な話があるじゃないですか」

医者「ああ、パラレルワールドに行ったという話ですね」

刑事「ええ、あまり詳しく聞いていた訳じゃないんですが、要約するとこういう事ですよね?」

刑事「ある日、学校に行こうとしたら、その途中で何故か道が全然別のものに変わってしまっていて」

刑事「それで、迷子になってしまい」

刑事「仕方なく、途中にあったコンビニに入って店員に道を聞いて」

刑事「それで、教えられた道を帰ろうとして、コンビニの外に出たら」

刑事「また、いつのまにかいつもの道に戻っていた……っていう、そんな話ですよね?」

医者「ええ、それで合っています」

刑事「これも、やっぱり記憶障害とか、そんな理由なんですかね?」

医者「…………」

医者「いえ、恐らくそうではなく」

医者「これは、別の理由だと思います」

刑事「どんな理由です?」

医者「刑事さんは、デジャヴュというのを御存知ですか?」

刑事「ええ、知っています。一度も見た事も聞いた事もないのに、何故かその事を知っているというやつですよね」

刑事「だから、前世の記憶だとか、そんな事を言われていたと思いましたけど」

医者「はい。ですが、デジャヴュも既に科学的に説明がついていまして」

医者「あれは、本人が忘れているけど、脳が覚えているという事から起こります」

医者「脳というのは非常に優秀で、一度見たものは全部記憶として保存しますので」

医者「普段、我々が使う『忘れる』というのは、その記憶を『どこにしまったか』を忘れているという状態ですね」

医者「なので、『どこにしまったか』を完全に忘れているのに、脳の記憶としては残っているものですから」

医者「一度も見た事や聞いた事がないものだと本人はそう思い込むのですが、なのに、それを知っているという事態が出来上がります」

医者「これがデジャヴュの正体ですね。つまりは、勘違いなんです」

刑事「なるほど……」

医者「そして、今回のパラレルワールドの話はその逆で」

医者「何度も見た事があるものを、脳が一度も見た事がないと判断してしまうケースでしょう」

医者「ジャメヴュと言うんですがね」

刑事「ジャメヴュ?」

医者「はい。日本語にすると未視感と言います」

医者「見慣れているはずの光景が、一度も見た事がないように本人には映るんです」

刑事「…………」

医者「何かショックな出来事があったりとかすると、こういう事が起こりやすくなります」

医者「つまるところ、デジャヴュにしろジャメヴュにしろ、脳が作り出した錯覚や勘違いなんですよ」

刑事「…………」

医者「刑事さんは、私がずっと前に話した、『殺します』というメール覚えてますか?」

刑事「ええ、覚えてますよ。考え過ぎて悔しい思いをしましたからね」

刑事「結局、打ち間違いだったっていうあれでしょう?」

医者「ええ。実際に彼女が打とうとしたメールは」

医者「『そろそろクリスマスだけど、どうする?』というものでした」

医者「それを打ち間違えて、気付かずに送ってしまったので、あんなメッセージになってしまったんですね」

医者「『事実は小説よりも奇なり』という、あれですよ」

刑事「もしくは……『幽霊の、正体みたり、枯れ尾花』ですか」

医者「ええ……。正しく、そうですね」

医者「結局、それがどんな事であれ」

医者「不思議な話の正体というのは、そのほとんどが『脳の錯覚や、異常や、勘違いや、思い込みや、メカニズムによるもの、あるいは嘘』だという事です」

刑事「…………」

医者「走馬灯しかり、ダウジングしかり、そのほとんどが科学的に説明がついてしまうんですよ」

医者「逆に言えば」

医者「不思議な話と言うのは、科学的に説明がつかないからこそ不思議だという事です」

医者「説明がつけば、枯れ尾花と一緒で、『何だ、そんな事か』となるものばかりでしょうね、きっと」

医者「だからね、刑事さん」

刑事「はい?」

医者「真相なんて、知らないままの方が幸せだと思いませんか?」

刑事「……どういう事です?」

医者「……そのままの意味ですよ」

刑事「…………」

医者「知らない方が幸せな事も、世の中には多くあるだろうという事です……」

刑事「…………」











  



シイナキミヨシ、二十七歳


無職。元カラオケ店のアルバイト


キシタカコ・アイダマリコ・サノレイカ・イマナカオサムの四人を殺害した罪により、起訴される



当初、この事件は


被告が、記憶障害により病院に通っていたという事もあって


また、事件の猟奇性から、精神異常者ではないかと一部のマスコミが推測を報じた事によって


死刑にはならず、無期懲役になるのではないかとの見方が強かったが


精神鑑定の結果、『精神に異常なし、責任能力あり』と判断された事により


犯行が計画的で、かつ残忍であった為


検察側は死刑を求刑し


それに対し、弁護側は無期懲役が妥当だという形で争われた



弁護側はまず、シイナキミヨシが犯行に至った動機を説明した後


四人の被害者にも非があった事を述べ


特に、イマナカオサム殺害の件については、十分に情状酌量の余地があるとした


また、被告の記憶が日に日に消えていっている事について言及して


『病気などによって本人に記憶がなくなっている事まで罪に問うのは、あまりにも酷だ』


と、減刑を訴えた



しかし、イマナカオサムが起こしたと思われる、カタギリミキ強姦事件については、証拠不十分という事で不問にされ


また、殺害された女性三名の方も、きっかけは作ったものの、直接的にカタギリミキの苛めには関与しなかった事が指摘され


また、それらの事については拷問によって自白させたと被告が証言した事から、信憑性に著しく欠ける内容だと判断された


また、カタギリミキ自身は強姦や苛めを否定しており


彼女が精神異常をきたしている事から、証言自体もあてにならず


結果、これらの出来事は全て周りの推測でしかないとされた


故に、被告への情状酌量は一切認められず


更に、初公判の時には、被告が四人の殺害を認めた事もあって


その時、本人に反省の色が全く見られなかった事も考慮され


記憶障害による減刑も認められなかった



結果、第一審では、検察側の求刑通り、死刑判決が言い渡されたが


弁護側はこれを不服として控訴の構えを見せた


しかし、被告本人の意思により、控訴は行わない事となり


こうして、シイナキミヨシの死刑が確定した











  

医者「……こんにちは、ミキさん」

女「あ、お帰りー。待ってたよ」

医者「今日は元気そうですね」

医者「体調は大丈夫ですか?」

女「うん。大丈夫、平気」

女「今日は調子いいみたいなの」

医者「そうですか……。それは良かった」

医者「ところで、ミキさんに伝言があるんですが」

女「何?」

医者「不思議な話を一つ持ってきました。あなたに聞かせて欲しいという事だったので」

女「本当? どうしたの?」

医者「男さんから、あなたに伝えてほしいと、そう言われたんですよ」

女「ああ、またあの幽霊見たんだね」

女「それで、教えてもらったんだ」

医者「……はい。彼は幽霊ではありませんけどね」

女「で、今度はどんな話だったの?」

医者「……パラレルワールドに迷いこんだという話ですよ」

女「へー、面白そう」

医者「聞きますか?」

女「うん。聞く」

医者「……楽しそうですね」

女「え? ああ、うん。そりゃ楽しみだし」

医者「……そうですか」

女「……あれ? 何か表情暗くない?」

女「どうしたの?」

医者「いえ……」

女「あ、もしかして、ヤキモチ妬いてるとか?」

医者「違います、そうではありませんが……」

女「大丈夫だよ。相手は幽霊だし。それに、そんな風に、私、思ってなんかないから」

医者「…………」

女「うん。わかってる。言わなくても大丈夫」

女「私が好きなのは、オサムだけだから、安心して」

医者「……私はオサムではありませんよ。それに、彼はもう亡くなってますし、あなたにとっては、彼氏でも何でも……」

女「あー、またそうやって話を長くしようとする」

女「今日はやめようよ、それ」

医者「…………」

女「それより、早く聞かせて。今度はどんな不思議な話なの?」

女「ね。早く教えて」

医者「……ええ、わかりました」

医者「それなら、不思議な話をしましょうか」

女「うん」











  

看護師A「あの人ですか……。先生を恋人だと思い込んでる人って」

看護師B「ええ、可哀想なものよね。もうそれしか手段がなかったんじゃないかしら」

看護師A「……何かあったんですか?」

看護師B「緊急措置みたいなものよ」

看護師A「?」

看護師B「あの人は真実を知りたくはないから、無意識的に過去の記憶をねじ曲げてるの」

看護師B「虐待にあった事も、苛めにあった事も、強姦された事も、全部、自分ではなく幽霊がされた事だと思い込んで」

看護師A「…………」

看護師B「そんな人に、否応なく真実を突きつけたらどうなると思う?」

看護師A「……悪化するんですか?」

看護師B「そう。ゆっくりと、少しずつ段階を踏んでなら、いいわ。それは治療行為の範疇よ」

看護師B「でも、それを急激に行ってしまったら逆効果なのよ」

看護師B「なのに、それをしてしまった人がいたのよ、彼女には……」

看護師A「…………」

看護師B「本人は良かれと思ってした事なんだろうけど……。ろくな知識もないままに、私達に相談する事もなくしてしまったから……」

看護師A「…………」

看護師B「その人は、ミキさんと親しくしていて、看護師の間でも噂になっていたわ。二人とも、良い雰囲気だったらしいから、もう少しで恋仲になっていたかもしれないわね」

看護師A「……そうなんですか」

看護師B「ええ。でも、そんな事があったものだから……」

看護師B「ミキさんは真実を拒否する為に、その人を幽霊だと思い込んで、現実から目を背けて」

看護師B「そして、強姦された事を拒否する為に、その相手が恋人だったと思い込む様になった……」

看護師A「…………」

看護師B「そして、その相手として丁度良かったのが、先生なのよ。他の先生でも同じ事をミキさんはしているから、ろくに区別なんかついてないんでしょうね」

看護師A「…………」

看護師B「ねえ、あなたは、どう思う?」

看護師A「どう、というのは……?」

看護師B「ああして、本人は幸せそうにしてるけど、でも、それって、本当に幸せだと呼べるのかしらね……?」

看護師A「…………」

看護師B「そして、もしそれが幸せだというなら、治す事は彼女にとって本当に治療と呼べるのかしらね……?」

看護師B「もちろん、治す事が私達に与えられた仕事だけど……」

看護師B「治す事で、逆に不幸せになるのだとしたら……」

看護師B「それは、何の為の治療なのかしらね……?」

看護師B「……あなたは、どう思う?」

看護師A「…………」



解・八話


【殺害予告メール】



解・最終話


【パラレルワールド】


終了





男「少し不思議な話をしようか」女「いいよ」【解】



終了





以下、補足




面白かったです
もやもやも残るけど

解を書く条件としたもの

・嘘つきが誰か当てられた時


解を開く条件としたもの

一話:男の記憶が抜け落ちている
二話:幻聴などの類い
三話:ピッキングの跡は以前につけられたもの、型を用意して文字を書いた
四話:嘘
五話:アケミが怯えていたのは別の理由
六話:父親が犯人、隠し部屋の存在
七話:誤認識
八話:クリスマスという打ち間違い


後日どうなったかがすごく気になる…

時系列や、書ききれなかった事など
なお、七話は完全に無関係


『ミキ、幼少期』
・ユカリをイマジナリーフレンドに
・オカルトにはまりだす

『ミキ、小学校時代』
・父親からの性的虐待
・UFO話(六話)
・精神を病み始める

『ミキ、中学時代』
・アケミと接触(五話)

『ミキ、高校時代』
・レイカなどがミキを気持ち悪がり、友達グループから排除しようと画策。修学旅行が終わった後にグルになって嘘をつき、ミキに霊感があるなんて嘘だったと言いふらしてグループから追い出す(四話)
・これをきっかけに、ミキは孤立し、やがて悪い噂として広がってイジメの対象となる

『ミキ、十八歳』
・大学に進学
・男、高校卒業(十八歳)。家庭の事情から進学はせずに就職。この年、車の免許を取得

『ミキ、十九歳』
・電話会社に相談に行く(解・二話)

『ミキ、二十歳』
・友、大学二年生、バイト先でミキと知り合う(二十歳)

『ミキ、二十一歳』
・男、タクシー免許を取得、タクシー会社に転職する

『ミキ、二十二歳』
・ミキ、不眠症などにより病院に通い始める
・男、記憶障害により、病院に通い始める。この時、ミキと知り合って一目惚れし、オカルト好きを知って不思議な事についての会話を何回かする(一話、二話、五話)

『ミキ、二十三歳』
・大学生、幽霊が出るという洞穴に(七話)
・友、酒を飲ませてミキを酔い潰し、レイプする
・ミキ、レイプをきっかけに精神に破綻をきたし、入院
・医者、母親にミキの話を聞きに行く(六話)
・母親、隠し部屋を発見して父親に問い詰め、殺害。その後、行方不明に(解・六話)
・男、ミキとは恋仲に近い関係に。また、ミキの言葉を頼りに真相を推理して、ミキにその事を尋ね始める
・ミキ、両親の死と男の真実を突く質問により精神を悪化。否定する為に男を幽霊に変え、友とは恋人だと思い込み始め、医者を友代わりとする
・男、ミキから幽霊として認識され、更にレイプ犯である友を恋人として見ている事に絶望を覚え、ミキの精神異常に関連した人間全員に復讐する事を誓う
・男、カコに話を聞きに行く。その後、監禁して拷問、殺害
・友、就職。呪いの部屋事件発生(三話)
・夫とレイカの会話(四話)

『ミキ、二十四歳』
・男、マリコ・レイカを殺害
・刑事、ミキの関係者ではないかと疑い始める
・刑事、夫に話を聞きに行く(解・四話)
・大学生、教授を訪ねる(解・七話)

『ミキ、二十五歳』
・男、友が引っ越した事に気付き、接触を図る。同じ会社にアルバイトとして入る
・友、男によって殺害される。これにより、犯行が発覚。逮捕
・男の過去を調べたらタクシー事件が浮かび上がる(解・一話)
・警察官、男の事情聴取(七話。解・三話)
・医者、男の精神鑑定を始める(八話)
・アケミ、上司と雑談(解・五話)

『ミキ、二十六歳』
・男の第一審が始まる

『ミキ、二十七歳』
・男の第一審終了。死刑が確定する(解・最終話)



書くにあたって、恐らく影響を受けたり参考にしたものは


竜騎士07の、『ひぐらしのなく頃に』『うみねこのなく頃に』
安孫子武丸の、『メビウスの殺人』『殺戮に至る病』
東野圭吾の、『名探偵の掟』『名探偵の呪縛』
井上夢人の、『ダレカガナカニイル……』『オルファクトグラム』『あくむ』


等です


前に書いたものの中で、似たようなものは


(/≧▽≦)/「そもさん!」 (´・ω・`)「せっぱ」
(/≧▽≦)/「そもさん!」 (´・ω・`)「せっぱ」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1443882197/)


となります






不明な点が多かったり、雑な部分や、細かい間違いなどもかなりありましたが


そこは、目をつぶって頂けると幸いです



なお、意見、感想など、多々ありましたが


>>1もひぐらしやうみねこを初めて見て、何だよそれ、わかる訳ないだろ、卑怯だろ、と思った人間なので


気持ちはよくわかります



最後に、このスレに関する事ですが


転載禁止とさせてもらいます


宜しくお願いします



気になってしまって見続けたのも我ながらどうしようもないと思うが
やっぱダメだわ、色々と

報われないというか悲しい話というか。取り合えずミキ不憫すぎるなこれ

お疲れ様でした
避難所にひぐらしっぽいって書いたら叩かれたけどやっぱり影響受けてたのね
面白かった

解じゃない方はもうまとめられてるけど解をまとめたらダメってこと?

>>370
うみねこは解けたわ
これと一緒にしたらあかん

デジャヴ メジャヴ

だと思ってたがそういう呼び方もあんのか

つまんね

英語読みならヴ、フランス語読みならヴュ

http://imgur.com/saOoN0o.png
苛めらた女性にドイツさんの救いを

人の尊厳を踏みにじる輩はグロと化せ


http://imgur.com/saOoN0o.png

箱庭療法って知ってるかア

てめえ自身この物語の中の一人だせ

http://imgur.com/OXT1BDZ.png

グロと化してやる 救いようのないゴミクズ共

http://imgur.com/OXT1BDZ.png

乙!

最初は軽い気持ちで追ってたがまさかここまで引き込まれるとは。よく出来てたよ
ミキは踏んだり蹴ったりで可哀想…イジメの度合いはわからないけど、父親と友が断トツのクズ

おつかれ!
時系列まとめもありがとう
難しかったけど面白かったよ

完走乙

盛り上がらないな!
夢や嘘話みたいに、真実がお話の内容と関係ない所にあるっていうのは空しい
読んで考える甲斐がない
最終回以降で出てくる情報も多すぎるわりに意外性がなくてつまらないね

解けるとか解けないとか、ミステリーとしてアリかナシかじゃなくて、
単純に真相が面白くない

解の前は面白かったけど、それだけに解が始まってからは残念なSSだったな…
本当に1スレの時は面白かったんだけどな
くだらないミステリー要素をくっつけず、オカルトのままでよかったとすら思う

正直同意
楽しませてはもらったが

謎解きさせなかったら純粋に楽しめたかもしれない

そもさんせっぱの人だったか
雰囲気が似てたからもしかしてとは思ってたけど

謎解きとして考えずに読み物として考えてたから楽しかった

>>1乙です。面白かったです!
推理してて、ずっと「これ前にもこういう話を推理したことあったな……」って既視感に襲われてましたわ

いやあすごく面白かったわ
それっぽいと思ったけどやっぱり竜騎士作品二つに影響受けていたのか

またこういうの書いてくれ。乙

前作はっきり解答出てないんだな……もやもやする

乙乙
時系列までは推理できないだろうけど個々の話だけなら十分推理可能だった
酷い荒れ方してたけど最後まで解答書いてくれて嬉しい、自分なら筆折ってる

面白かったー!お疲れ様
けど4話を嘘の一言で片付けられない…
全部まるまるレイカの作り話ってこと?レイカはなんでそんな話夫にしたんだ

おもろかったで乙乙

まあひぐらしもこれも出題編が面白すぎたからしょうがない

>>378
そうなのか勉強になるわ

ちなみにジャメヴュはどこの言い方?

>>394
女って、嘘を「本当」にする作業大好きだからね
事実と違う嘘を事実を知らない人に話して
自分の味方につけて既遂事実を作ってく……
実際そういう姑息なやり方でイジメて排除して精神崩壊に追い込んだんでしょう

今回に限っては旦那さんが出来た人だったのが計算違いだったんだろうね

空白部分気になるな…
医者の、真実は云々の台詞も…
実は手を貸してたんじゃね?
ミキ母に真実を告げてミキ父死んだし、男の精神鑑定を引き受けて、男は死刑確定したし…

ところで転載禁止っても、SSまとめやらエレファント速報やらはそもそも金出して鯖維持してるから、まとめを断ること出来ないんじゃね?

>>399
SS速報をまとめサイトへ転載する際のガイドライン読んできなよ
>>1において転載をやめて欲しいなどの個別の記載がなされている作者のSSについては転載しない

最後に転載禁止って書いた場合はどうなるのかはわからんが

読者からの反応が芳しくなかったから転載禁止にした感

1乙
自分は嫌いじゃなかったな
まあ確かにイメージしてたのとは違ったが、小説読んでるようで面白かった
次回作も期待してる

E-mailの欄に『sage』と入れるとsageられる
sageとは、書き込むとスレが一番上に来ることを防ぐコマンドである

乙でした!
解の前だけ読んだ時の不安な感じ、あなたのこの作品で初めて感じましたよ!
最後迄書き上げて下さってありがとうございます。
纏められないのは残念ですね。私は纏めから来た者ですから…

真相を知らない方が幸せって話の中で出てるから解答編はまとめられなくていいと思う


しかし他は兎も角六話の『父親が犯人』当てるの無理ゲーだろ
逆に三話は最後の方まで怪しい扱いだったが実はかなり早い段階で解の条件は満たしてたんだな

解以前をまとめで読んで気になってスレ追ってたよー
すごい荒れてたけど自分は楽しめた!おつでした

そもさんせっぱの人だったか
アレクッソ怖かった

書きあげたのはすごいし、最初の部分とかすごく楽しめた
けれど……ちょっと……ん~って感じ?
個人的にはミステリーには分類できないかなぁ

推理ゲームとしてものすごく、面白かったです。
楽しめました。
残念なのはミス板に推理用スレが立ったのが遅く参戦が遅れたことです。

SS板の皆さんへのお願い。
もし今度ミス板に建てる機会が有りましたら、もう少し早めに建ててもらえるとありがたいです。
さらに、我儘をいうと、IP非表示、ワッチョイ対応で建てもらえるとありがたいです。

ミステリーじゃないのは良いんだがミステリーじゃないのにミステリーでやるべき事をさせたからあんな事になったんだよなぁ
それこそ竜騎士と同じ轍踏んだ感が否めない

この作品の最大の肝はオカルトだと思わせて実はオカルトじゃなかったってどんでん返しだからな
最初から参加してた人はいいけど、推理目的で途中から参加した人には難癖つけられちゃうのかもな

それなら態々読者に推理させる必要無いだろってそれ一番言われてるから

ドグラマグラとか知ってる?

>>410
本来はミステリ板にスレ立てするのがお門違いで、アレは緊急措置みたいなものよ
これを機会にVIP民になるかSSまとめをチェックすればいいんでない?
こういうの滅多にないけど

>>410
わがまま言うなよあれ緊急に立てられた避難所だし
はやく読みたいなら普段からSS系の板を自分でチェックすればいい

出題編はよかったのに
ミステリみたいなことしたから台無しになった感じ
後からどうとでもできる要素(記憶障害や精神病)を含むなら
謎解きさせるとかじゃなく
何日後に後半を投稿します、としてたならな…

まさに竜頭蛇尾

>>414
まさかドグラ・マグラとこれ一緒にしようとしてる?
>>417
同意

ドグラマグラ持ち出して来て草
そうやって有名だったり評価されてるものを糸通しみたいに使う奴死ぬ程きらい

四話が丸々嘘でしたは本当につまらない結論だなあ
部分的に嘘をついてるというならまだしも、全部嘘で特にその嘘に意味もないというのがひどい
他も大体しょぼい真相で、解でよかったのは2話だけだった……

2話解の良さというのは、ホラーの趣き、雰囲気を残しているところなんだよね
奇怪な物語の裏に、更に奇怪な現実があるという恐ろしさがあった

でも、それ以降は集団幻覚とか夢オチとか病気とかカワイソウな犯人と被害者とか、
前提に比べて明らかにパワーダウンしたつまらない真実ばかりになってしまっている……

>医者「謎というのはね、刑事さん」
>医者「真相がわかってしまうと、つまらないものなんです」

……とか言ってる場合じゃないよ
まったくその通りに作品をつまらないものにしてどうするんだ
もっと読者を真実で打ちのめしてほしい

そういうわけで次回作に期待してます おつかれさまでした

謎は謎のままがいいと言って竜騎士がうみねこを駄作にしたの思い出した

面白かったわー。個人的には最後までワクワクしながら楽しめた。
ところで、なんで7話は必要だったんだろう。自身でも書いているように本筋とは無関係だし、別に全8話にする必要性も感じないけど。そこだけがわからない。
>>1 がまだいたら教えて欲しいなぁ。

乙です
むずかしかった

乙です。
楽しませてもらいました。



四話は、修学旅行に四人で行った事だけが本当です


ミキがユカリという幽霊の話をしていたので


レイカ達が、更にその中にカスミという架空の人物を加えて作った嘘です


一つだけ説明がつかない様な嘘にする必要があったのと


どの話も、ありきたりな怪談に一味加えようという考えがあったので


話の都合上、そうしました


夫とそういう会話をしていた理由は


当初、四話は、男と会話をしているというつもりで書いていたんですが


それだと、解を書く時に書き辛くなってしまったので


悩んだ末に、最終的には、夫にしました




七話の件については


元々は、怖い話を書こうという事で、とりあえず八話考え


書いてる途中、本来は五話で、男の体験談として話す予定の『パラレルワールド』を、別に怖くないなと思い、取り止めにして


ミキの体験談として話す予定だった『声の変わる幽霊』も、二話とかぶっているので、変更しました


本来は、『声の変わる幽霊』は一ヶ月ごとに声が変わる予定で、ミキと他一人にしか聞こえないという話にするつもりでしたけど、これも話として怖くないなと思い変更


また、当初は男も虐待を受けていた設定だったんですが、オカルトになりきれない話だったので、最初に考えていた『妖怪の住む屋敷』という話を、八話と変更しました


なので、七話と八話は個人的には異色扱いとなっています


回答は以上です

http://i.imgur.com/bUSxLFi.jpg
http://i.imgur.com/QHbcJmO.jpg

記憶障害、精神病は推理の前提が崩壊するよな
なんでかんでもそれで説明ついてしまうもん
掴みはよかったけど着地に大失敗、複雑怪奇骨折で終了は
まさにひぐらし、うみねこの親戚だわ、悪い意味で

うみねこと一緒にするなよ
未完の作品はどんなに面白くても駄作だ

>>428
お前「金色夜叉」読んだことないの?

金色夜叉の作者がわざと書くのやめてたら駄作だね
死んでしまったのだから仕方ない

うみねこはあれで完成してるから
エアプ?

>>426
グロ

>>381
グロ

>>379
グロ

回答ありがとう!

擁護って訳じゃ無いがうみねこのように挑発的にミステリを謳ってたわけではないしここまで叩くか?と思うわ。早い段階で参加出来たとは言えまとめ民の俺が言うのも何だがね

解の開放キーもかなり易しめにしてあるし個人的に凶悪だと思ったのは一話の初っぱなから記憶障害くらいだったわ。初期の推理は和やかだっただけに推理が当たらなかったから八つ当たりしてる人か夏のせいにはしたくないが学生さんがストレス解消してるのかと思ったわ。

長文サーセン、せっぱ そもさんも読んだが次回作期待。多分ホラーの方が受けが良いかもですが今回みたいな形式希望します

丁寧な解説、ありがとうございました。

一話の記憶障害はちょっと無理あったけどあとは十分推理可能だったしそもそも最初から
正統派ミステリーって謳ってる訳じゃないしな。出題編だけではわからなかった人間関係とか
背景が解でどんどん明らかになっていくのは普通に面白かった。難癖は気にしなくてOK

>>417が全てだな
類似のタイトル、構成で名作があってその人の新作かなと思って最後までつきあったけど、
少なくともこれはがっかりだった

>>439
類似のタイトルのSSってどんな奴?
個人的には不幸の手紙のSS思い出した

女「せっかくだしコワイ話しない?」

確か続編もあったはず

トンクス

怖い話かと思ったら怖い話じゃなかったけど薄ら寒い感じが良かったよ
変にトリックとかやっちゃうより頭がおかしくなったオチのが自分は好きだったけどね
金田一じゃないんだから

>>436
ミステリとして以前に
手がかりにない要素つかって謎解きの解答を用意していいなら
推理する側からしたらなんでもありになって確証のある推理なんてできなくなるでしょ
読者参加型を想定しておいて謎解きのオチがそれっていうのはぶっちゃけ叩かれても仕方ないと思う

すくなくとも一話と六話に関しては推理可能とは言えない。裏をかかれたというよりなんでもありだったって感じ
否定的意見を夏厨とか難癖とか言ってたら楽だろうけど
おもしろいっていう権利があるならつまらないっていう権利くらいあるわ
問題編は面白かったけど謎解きとしては擁護できないと思う

次回作も謎解きにするなら手掛かり示して欲しいな
例えば1話なら「しばらく走った後行き先を訊いてない事に気付き、尋ねたら苛ついた口調で告げられた」
なんて1文があると記憶障害まで持っていける

というかこれ誰かが正解出さなきゃ解出さない気でいたからな
この点に関しちゃうみねこの方が万倍マシですらある
丸々嘘の四話や無関係の七話についても全体としてちゃんと推理ゲームになってさえいれば中々面白い要素になってた筈なんだが

そもさんせっぱの時もそうだったし、読者がわかんねーわかんねー言ってるのを見るのが好きなんじゃね

ああー、そもさんせっぱの人だったのか
怖さがにじり寄ってくる感じとか、後味の悪さとかで納得

あっちは推理かすりもしなかったけど
ここのは何箇所か当たったし、全然わからないのもあったしで、楽しめたよ
出題と解答の仕方も改善されてて自分としては満足
乙でした!

謎のままで終わらせて読者が考察続けるようにするのが好きな作者っていろんな業界に一定数いるしな

謎よりも面白い真実を作るのは大変なのよね
このSSを見ればよくわかるわけだけど

謎よりも面白い真実を作るのは大変なのよね
このSSを見ればよくわかるわけだけど

個人的には父親が犯人はあっけなくも、一番面白い真実だった
おもしろかったよありがとう
謎解きなのかいろいろ意見飛んでて、作者としてはどうでもいいかもしれないけど
俺としては森博嗣がミステリならこれはミステリとして十分成立する内容だと思う
同時にSFでもあるかもしれないけど

父親が諸悪の根元である伏線も手掛かりも何にもないけどな
多分そういう辺りがダメ出しされてるんだろう
話としては面白かったよ乙

風呂敷を広げるだけなら難しくはないが畳むのは至難
それを痛感する作品だったな

微妙

転載禁止にしたのか、叩きなんぞ気にしなきゃいいのに。まあリアルタイムで参加出来なきゃ面白さは半減するだろうからまとめられても不評かもだが面白い話だと思いましたよ

謎を適当にばらまいて結末をあやふやにしとけば読者が勝手に補完してあがめてくれる
俺はそんな細かく考えてねーし!と嘲笑する漫画の一幕を思い出した

すごく惜しい感じ

設定自体は面白かったな

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