男「少し不思議な話をしようか」女「いいよ」 (1000)



第一話


【謎のタクシー客】





SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1468480837

男「俺はタクシーの運転手をしてるんだけどさ」

女「うん」

男「この前の夜、女の人を一人乗せたんだよ」

女「へえ、それで?」

男「その女の人はとある住所を言って、そこまで乗せてってくれって言ったんだ」

男「それっきり、その女の人は外の景色をずっと見ていてたから、俺も話しかけはしなかったんだ」

女「うん」

男「しばらくして、言われた住所まで辿り着いて」

男「それで、料金を告げたんだよ」

男「結構、距離があったから五千円を超えてた」

男「そうしたらさ」

女「うん」

男「その女の人は、お金が足りないって言うんだ」

女「ああ……」

男「だけど、家がすぐそこだから、取ってくる。ここで少し待っててくれって」

女「それ、もしかして、乗り逃げとか?」

男「俺もそれを考えた。だから、念の為に、家の前までついていってもいいかって尋ねたんだよ」

女「そしたら?」

男「別に構わないって事で、一緒に外に出たんだ」

女「うん」

男「だけど、特に乗り逃げの心配をする事はなくてさ」

男「その女の人と俺は、すぐ目の前のマンションに入って、一緒にエレベーターに乗って」

男「四階の一番の端の部屋まで来たんだ」

男「そして、そこの鍵を開けて、女の人は部屋の中に入っていったんだよ」

女「じゃあ、本当に乗り逃げとかじゃなかったんだね」

男「俺もそう思ったんだけどさ」

女「?」

男「それから十五分ぐらい経っても、家から出てこないんだよ」

女「あー……」

男「だから、流石に俺もインターホンを押したんだ。あまりに遅いからさ」

女「うん」

男「そうしたら、しばらくして、インターホンから男の人の声が聞こえてきて」

男「『どちら様ですか?』って」

女「うん」

男「だから俺は、『〇〇タクシーの者ですけど、そちらのお嬢さんからまだタクシー代を頂いてないので、お待ちしてるんですが』って返したら」

女「返したら?」

男「『うちにはそんな人はいませんけど』って返ってきてさ」

女「ん?」

男「でも、こっちは実際に乗せてる訳だし、その家に入っていくところも見てる訳だろ」

男「もう一度、『そんなはずはないんですけど』って言って」

男「『確かに先程そちらの家に入られたお嬢さんから、まだタクシー代を貰ってないのでその事を伝えてもらえませんか』って言ったら」

女「うん」

男「『うちには、さっきから誰も入ってきてませんけど。そちらこそ、家を勘違いしてませんか?』って返ってきたんだ」

女「変な話だね」

男「でも、いくらなんでも、それは有り得ないよな」

男「こっちはしっかりと目の前で見てるんだからさ」

男「しらばっくれてるとしか思えなかったんだ。その女の人は鍵を開けて中に入ってる訳だし」

女「あ、ちょっと待って、わかった!」

男「?」

女「ひょっとして、それ、その女の人が、事件か事故で死んだその人の娘さんってオチじゃない?」

女「幽霊になっても、家に帰ってきたくなって、そういう事をしたとか」

男「だったら、まだ良かったんだけどな」

女「え?」

男「結局、向こうはずっと、そんな女の人は家に来てないって言い張って」

男「でも俺も、確かにこの家に入っていくところを見た訳だから、はいそうですかなんて言えないだろ」

男「水掛け論になって、最終的には、警察を呼ぶ事になったんだよ」

女「うん」

男「それで、まず、俺の方についての事なんだが」

男「タクシーの車内カメラには、その女の人がちゃんと映ってたから、幽霊ではないはずだ」

男「警察の話によると、エレベーターの監視カメラにも映ってたそうだ。俺とその女の人が四階で降りるところがな」

男「だから、俺が嘘やデタラメを言ってる訳じゃないってのは、警察に信じてもらえたんだ」

女「うん」

男「それなら、嘘をついてるのはその家の家族って事になるんだが」

男「その家は父母息子の三人家族で、娘はいなかったんだ」

男「そして、その女の人も家の中にはいなかった」

女「え? いなかったの?」

男「ああ。そこはマンションの四階だから出口は玄関しかない」

男「俺はずっとそこに立っていたから、出てきたら見逃すはずがない」

男「そして、警察の話によると、家の中で隠れる場所と言えば、せいぜい押し入れやクローゼットの中ぐらいだったそうだが」

男「だけど、そこにも誰もいなかったんだ」

男「そして、その家の家族三人ともが、誰も家の中には入ってきてないって証言したし」

男「その女の人の映像を見せたところ、家族三人ともが、知らない、一度も見た事がない人だ、と言ったそうだ」

女「……?」

女「それ、おかしくない? その女の人は部屋の鍵を開けて中に入っていったんでしょ?」

男「ああ」

女「なのに、その事に誰も気が付いてなくて、しかも家の中にいないって変じゃない」

男「そうだな。確かに変なんだ」

男「俺の言う事も、向こうの言う事も、どちらも本当だとしたら」

男「その家には、見知らぬ女が鍵を開けて中に入っていった事になるし」

男「その事に、家族全員が気が付かなかった事になる」

男「そして、その女の人はどこかに忽然と消えた事になるんだ」

女「…………」

男「あの女の人は、一体どこに消えたんだろうな?」

女「……うーん」

女「えっと……ベランダから、隣の家に移動したとかは?」

男「有り得なくはない。というより、それ以外に方法がないと思う」

男「実は、女の人は、その家族の知り合いで合鍵も渡されていた」

男「そして、タクシー代を乗り逃げする為に、ベランダから隣の家に移動した」

男「家族全員は、その事を隠していて嘘をついている」

男「というのが一番筋道が通っている」

男「だけど、隣の部屋の住人もその女の人を見てない、知らないと言ったし」

男「警察が一応調べたところ、その隣の家の中にも女の人はいなかったそうだ」

女「…………」

男「もちろん、ベランダからベランダへと更に乗り移って移動したって可能性もあるけど」

男「タクシー代を乗り逃げする為だけに、そこまでするかって疑問が残るよな」

女「うーん……」

女「じゃあじゃあ、その女の人の指紋とかは?」

女「それがドアノブに残ってれば、その女の人が確かにその家の中に入っていったっていう証拠になるでしょ。それはあったの?」

男「いや、警察は指紋を調べてくれなかったから、それはわからなかった」

女「どうして?」

男「指紋ってのは、かなり長く残るんだそうだ。だから、ドアノブからその家の家族以外の指紋が出てきたとしても」

男「それが、その女の人の指紋なのか、それともずっと前に別の誰かが触った指紋なのか、その判断が出来ないらしい」

男「つまり、調べても無意味だって事を言われた。その女の人が見つからない限りは意味がないってな」

男「そもそも五千円程度の乗り逃げだからな。警察もそこまでしてくれなかったんだ」

女「むう……」

男「それで、この後、どうなったかと言えば」

男「俺が勘違いしたという事で、その乗り逃げ代金の五千円を自腹で立て替える事で、終わりになった」

女「何で? おかしいじゃない」

男「仕方がなかったんだ」

男「その部屋の家族が、かなり迷惑そうに俺の事を睨んでいたし」

男「警察もそれを勧めてきたからな」

男「あんたの事を疑う訳じゃないけど、ここはもう勘違いにしておかないか、って。あちらの家族も今ならそれでいいって言ってるし、って感じでな」

男「五千円ぐらいで裁判沙汰とかになると色々面倒だよ、とか言われたら、そうするしかないだろ」

女「う……まあね」

男「だけど、その女の人が鍵を開けてその部屋の中に入っていったのを俺は確かにこの目で見ているし」

男「それは、勘違いとかじゃない。まして、幽霊とかでもない」

男「なのに、その女の人が誰で、どこへ消えたのかは、永遠に謎のままなんだ」

女「…………」



第一話


【謎のタクシー客】


終了




次回、第二話



【生きてますという電話】



全て終わるまで、あと七話……





第二話


【生きてますという電話】



女「次は私の話をしようか」

男「ああ」

女「私さ、携帯を初めて持ってから、もう十年以上になるんだけどね」

男「うん」

女「これまで、何百回もイタズラ電話を受けてるんだ」

男「イタズラ電話?」

女「そう。イタズラ電話」

女「しかも、普通のイタズラ電話じゃないんだよ」

男「どんな電話なんだ?」

女「普通さ、イタズラ電話って無言だとかさ」

女「変態からの電話みたいなのとか」

女「タチの悪いのだと、死ね、とかそんな事を言ってくる電話でしょ」

男「ああ、そうだな」

女「でもね、その電話はそういうのじゃないんだ」

男「うん」

女「こっちが『もしもし』って出るでしょ。そうしたらね」

女「『生きてます』って、そう一言」

女「それだけ」

女「それを言ったら、切れるの」

女「意味がわからないよね」

男「…………」

女「初めて電話がかかってきたのが、私が中学校の時だったかな」

女「その頃、お母さんから、携帯電話を渡されてさ」

女「早速、友達とかと電話番号を交換するでしょ」

女「それで、しばらく経った頃に、その電話がかかってきたの」

女「公衆電話からだった。画面にそう出てたから」

女「何かなって思って、電話に出たら、女の人の声でね」

女「『生きてます』って」

女「暗い声なんだけど、ボソボソ喋ってる訳じゃなくて」

女「はっきりと」

女「こっちに、その事を伝える感じで、そう言ったの」

女「それで電話は切れたんだ」

男「…………」

女「最初は、間違い電話じゃないかって思った」

男「だろうな」

女「だけどさ」

女「間違い電話だったとしても」

女「『生きてます』って伝える用件って、何なんだろうって、思うよね」

女「何かおかしいよね」

女「それが十年近くも続いてるんだよ」

女「不思議じゃない?」

男「確かにな……。でも」

女「でも?」

男「俺は多分、その理由がわかった」

女「?」

女「どういう理由?」

男「昔、聞いた話だけどさ」

男「アンデルセンって知ってるか? 童話で有名な」

女「マッチ売りの少女とか人魚姫の絵本を作った人だよね、知ってるよ」

男「そのアンデルセンなんだが」

男「異常な程の心配性でさ」

男「自分が寝てる時に、死んでると勘違いされて、墓に入れられるかもしれないって考えて」

男「寝る前に必ず、『死んでません』って書いた紙を横に置いてたそうだ」

男「それと似たような事を、誰かが電話でやってるんじゃないか? 生きてるって伝える為に」

男「それが、間違えてお前にかかってきたとか、そういう話だと思う」

女「ううん」

女「それはないよ。絶対に」

男「?」

女「ひょっとしたら、そういう事が理由でかけてきてるのかもしれないけどさ」

女「でもね」

女「その電話をかけてくるの、一人だけじゃないんだ」

男「は?」

女「毎回、声が違うの」

女「男の人の時もあれば、女の人の時もあるし」

女「たまに、子供の声の時もあるんだ」

女「時間帯も、朝から夜中まで全部バラバラだしさ」

女「なのに、その人たち全員が同じ様に」

女「公衆電話から、私の番号にかけてきて」

女「暗い声で、でもはっきりと」

女「『生きてます』って一言だけ」

男「…………」

女「どうしてだろうね?」

女「その事を私に伝えて、どうしたいんだろうね?」

男「…………」

女「そんな電話が、週に一回か二回はかかってくるからさ」

女「迷惑以前に、気味が悪いじゃない?」

女「だから、私もこれまでに何回も携帯を変えたの」

女「機種変更とかじゃないから、その度に、電話番号も変わってるんだけど」

女「なのに、必ずかかってくるんだよね。私の携帯に」

女「公衆電話から」

女「色んな人達から」

女「その人たちは、どうやって私の携帯の番号を知ったんだろう?」

男「…………」

男「何かお前に恨みがあるやつがいて、そいつがどこかに携帯の番号を晒してるとかは?」

男「『生きてますっていうイタズラ電話をかけて下さい』みたいなメッセージと一緒にさ」

女「うん。普通、そう思うよね」

女「でも、それも違うんだ」

男「どうして?」

女「さっき、携帯を何回も変えてるって言ったけどさ」

女「その時にね、新しいのに変えたばかりの時。まだ誰にも電話番号を教えてなかった時にだよ」

女「かかってきたんだ。また公衆電話から」

女「『生きてます』って」

男「…………」

女「電話会社の人じゃないと、私の番号はわからないはずなんだけどね」

女「でも、ドコモとかソフトバンクとか、会社も何回も変えてるんだよ」

女「なのに、誰にも教えてなくても、絶対にその電話はかかってくるの」

女「全部の電話会社の人達がグルになってない限り、そういう事は有り得ないんだよね」

男「…………」

男「……警察とかに相談はしたのか?」

女「したよ。でも、特に実害がないって事で、捜査はしてくれなかった」

女「そのイタズラ電話をかけてくる人が、ずっと同じ人だったり」

女「『お前を殺す』とかそういう事を言ってくるなら」

女「ストーカーとか脅迫とかで対処してくれるそうなんだけど」

女「でも、『生きてます』っていう言葉だけでさ」

女「それに、かけてくる相手も毎回違うから」

女「多分、あなたの知り合いにネットだとかで番号を書き込んでる人がいるはずだから、番号を教える人を選んで下さい、ってそれだけ」

女「誰にも教えてないのにかかってきた、って事も話したんだけど、流石にそれは信じてくれなかったの」

女「だから、警察への相談はムダだったんだ」

男「……そっか」

男「なら、電話会社にイタズラを受けてるって事を相談してみたらどうだ?」

女「うん、それもしたよ。そうしたらね、公衆電話を着信拒否にする事を勧められたの」

男「ああ、そうか。全部、公衆電話だから、着信拒否に設定すればいいのか」

女「うん、そう。だから、私もそれで解決したと思ったんだけどさ」

男「?」

女「着信拒否にしても、かかってくるんだよね」

男「は?」

女「公衆電話から」

女「『生きてます』って」

男「……有り得ないだろ、それ」

女「うん。電話会社の人も、そんな事は有り得ないって言ってた」

女「『そもそも、そんな電話、本当にかかってきてるんですか?』とも言われたよ」

男「何で?」

女「その電話の通信記録がさ」

女「向こうには残ってないんだって」

男「は?」

女「電話会社の人が言うには」

女「私の電話には、公衆電話からの着信が一回もなかったそうなの」

男「…………」

女「でも、かかってくるんだよ」

女「着信音が鳴ってさ、画面を見ると、公衆電話からって出るの」

女「私の携帯の着歴には、それがちゃんと残ってるんだよ。でも、しばらくするとそれが消えるの。私が消した訳じゃないのに」

女「その事に気付いてから、もう怖くて出れなくなってさ」

女「それからずっと、公衆電話からの着信は全部無視してるんだけど」

女「それでも、今もかかってきてるんだよね」

女「ずっと、十年間、違う人達から」

女「あの電話は何なんだろうね?」

女「何の目的で、どういう方法で、私の携帯に電話をかけてきてるんだろうね?」

男「……さあな」



第二話


【生きてますという電話】


終了




次回、第三話



【呪われてる部屋】



全て終わるまで、あと六話……





第三話


【呪われてる部屋】



友「不思議な話?」



友「ああ、あるよ」

友「不思議っていうか、どっちかって言うと、ヤバイって言うかさ」

友「そんな話が」



友「ああ、うん。怖い話に入るのかな」

友「少なくとも、俺はこれまであれが一番怖かった」



友「ああ、そうだよ。実際に俺が体験した話なんだ」



友「聞きたいのか?」



友「ん。なら、話すけどさ」

友「わかりやすく、最初から話すと」

友「あれは、俺が大学二年の時だ」

友「通ってた学校が家から遠かったからさ」

友「ちょっとした憧れもあって、一人暮らしを始めようって思ったんだ」



友「まあな。それで、両親を説得して、大学近くに部屋を借りる事になったんだよ」



友「ああ。でも、家賃は自分のバイト代で出せって言われたから」

友「出来るだけ安いところを探してたんだ」

友「で、とあるアパートを見つけた」

友「六畳一間に、キッチン、バス、トイレ付きで、月々3万円」

友「結構、綺麗だったし、敷金も礼金も必要なかったからさ」

友「すぐに、そこに決めて」

友「早速、そのアパートを借りて生活を始めたんだ」



友「ん?」





友「ああ、そう思うよな」

友「だけど、違うぞ」

友「別に、心霊物件とかそういうのじゃなくてさ」

友「普通の部屋だ。家賃も他と同じ。俺の部屋だけ安いとかはなかった」



友「まあ、怖い思いをしたとか言ったら、普通はそう思うだろうからな」

友「でも、そうじゃなくてさ」

友「多分、そこで半年ぐらい過ごした頃かな」

友「丁度、一人暮らしが楽しくて仕方なかった頃だったんだけど」

友「『それ』が起きてさ」



友「ああ、あまり思い出したくもない話なんだがな」

友「その日、俺は大学終わった帰りに」

友「そのまま、ツレと飲み会に行って」

友「それで、アパートに帰ってきたのが夜の十時頃だ」



友「で、俺が住んでた部屋は、二階の端から三番目の部屋なんだけど」

友「何故か、その部屋のドアの前に、真っ白な布がかぶせられてるんだよ」

友「そう、布」

友「カーテンみたいなものかな。それですっぽりドアが隠されててさ」

友「上にガムテープみたいなものが貼られてて、それでとめられてた」



友「だよな。変なイタズラだろ?」

友「一体、誰がこんな事をしたんだと思ってさ」

友「とりあえずそのガムテープみたいなのをはがして、布を取り外すよな」

友「そうしたらさ」

友「書いてあるんだ」



友「ドア全体に、びっしりと」

友「赤黒い液体で」

友「小さな文字でさ」

友「『呪』って、大量に」

友「それを見て、流石に俺も血の気が引いた」

友「鳥肌も全身に立ってさ」



友「本当にその時は、どうすればいいのか、わからなくなったし」

友「とにかく、怖かった。酔いなんか一気に冷めた」



友「だから、とりあえず、すぐツレに電話をかけて」

友「来てもらったんだよ、俺の家まで」

友「ツレも、かなり気味悪がってたけど」

友「それでも、一人より二人の方が安心するだろ?」

友「ある程度、時間が経った事もあって、俺も頭が回り始めてさ」

友「ツレと相談して、警察に電話する事に決めたんだ」



友「ああ、ドアに変なイタズラされたって話してさ」

友「それで、『呪』って、びっしりと書き込まれてる事を伝えたんだ」

友「そうしたら、『その部屋の近くで待っていて下さい』って言われて」

友「あと、ドアにも触らない様に言われた」

友「それと、一人かどうかも聞かれて」

友「俺がツレと一緒にいるって伝えたら、『それなら、念の為、周辺には警戒していて下さい』って」

友「まだ、犯人が近くにいるかもしれないからってさ」

友「それで、俺とツレは言われた通り、周りを気にしながら、そこで警察が来るのを待ってたんだ」

友「それから、十分ぐらいしてからかな。警察が来た」



友「警察の人は二人組で」

友「ドアを見せると、二人とも、やっぱり最初は驚いてた。『酷いな、これは……』ってそんな事を言ってたのを覚えてる」



友「それで、片方の警察官が、一旦パトカーに戻って無線で何か話してて」

友「もう片方の警察官が、俺とツレに事情を聞いてきた」

友「って、言っても、ツレはただ呼ばれただけだったから」

友「ほとんど、俺だけが事情を聞かれたんだけどな」



友「そうだな。事情って言っても、こっちは帰ってきたらそうなってただけだし」

友「何も知らないから、特に話す事もなかったんだけど」

友「それでも、質問は多くて」

友「特に俺が詳しく聞かれたのは、最後に家を出た時刻と」

友「こんな事をする人物に心当たりはないかって事だった」



友「いや、なかったな」

友「そりゃ、俺を内心では嫌ってるやつもいたかもしれないし」

友「知らない間に、恨みを買ってた事もあるかもしれないけどさ」

友「でも、ここまでする奴には、流石に心当たりはなかった」

友「で、そういう質問をずっとされてる内にさ」

友「パトカーがもう一台来て、更に三人、警察官が増えたんだ」

友「その警察の人達は、白い手袋を両手につけて」

友「まず、写真を撮り始めた」



友「ああ、現場検証ってやつだと思う」

友「それから、ドアについてた赤黒い液体を、ヘラみたいなものですくって、小さなビンに入れてたしな」

友「他に多分、指紋とかもとってたと思う」

友「俺も、とられたしな」



友「ん?」

友「ああ、違う違う」

友「俺はその部屋に住んでるから、まず俺の指紋をとらないと、誰のものかわからないだろ。俺のが一番多い訳だし」



友「そうだな。別に、俺が疑われてたとかそういうんじゃないはずだ」

友「で、その後も警察の人達は色んな事をしてた。詳しい事はよくわからないけど、とにかく色々と調べてたと思う」

友「それでさ、そういうのを一通り終えた後にさ」

友「警察の人が、部屋のドアを開けるから鍵を渡して欲しいって言うんだ」



友「ん? ああ、そうそう」

友「まだ一回も開けてなくってさ」

友「それで、一応、部屋の中も確認しておきたいからって事を言われたんだ」

友「だから、俺はその部屋の鍵を渡して」

友「指紋がつかないようにって、白い手袋をしてたその警察官の人がドアを開けたんだ」

友「そうしたらさ」



友「あるんだよ」



友「部屋の、内側のドアにもさ」

友「びっしりと、『呪』って文字が」



友「そうだな。そうなる」

友「そいつは、部屋の中にも入って、内側にも書いたんだ」

友「『呪』って、大量にな」



友「ああ、それでさ」

友「もちろん俺が書いたやつじゃないから、犯人が不法侵入したって事になって」

友「それで、また現場検証が始まった」

友「俺も白い手袋を渡されて」

友「出来るだけ、中の物に触らないようにしてくれって言われた上で」

友「何か盗られた物とか、逆に増えてる物とかがないかを確認して欲しいって」

友「そう言われた」

友「で、結果を言うと」

友「盗られた物とか、増えた物とかは、何もなかった」

友「ドア以外は何も異変がなかったんだ」



友「たださ」

友「部屋の鍵穴にピッキングされた痕跡があったらしい」



友「そうだな。そうなる」

友「多分、俺のいない間に誰かがピッキングでドアを開けて」

友「それを書いたんだ」



友「ああ。だから、これは心霊現象だとか、オカルトとかじゃなくて」

友「間違いなく、人間の仕業なんだよ」

友「ただ、それだと不自然な事が一つあって」



友「最初に、鍵がかかっていた事だ」



友「犯人が部屋をピッキングで開けたんなら」

友「その部屋には、鍵がかかってないはずなんだ」

友「でないと、犯人が外に出れないだろ?」



友「その部屋の窓は閉めてあって、鍵もかかってたから」

友「そこは密室って事になる」

友「どうやって犯人は外に出たんだろうな?」

友「不思議だろ?」






友「ああ、うん」

友「そういう方法もある」

友「と、いうか、それぐらいしか方法がないと思う」

友「警察の人も、多分、そういう事なんじゃないかって言ってた」



友「だから、ドアに鍵がかかってた理由はそれで説明がつくんだけどさ」

友「でも、それにしたって、余計に薄気味悪いよな」

友「何でそんな事をしたんだって話になるし」

友「嫌がらせやイタズラにしては、タチが悪すぎるからな」



友「しかもさ」

友「その、ドアに書かれた赤黒い液体」

友「俺も、それを聞いた時は鳥肌が立ったけど」



友「調べた結果、本物の血なんだと」



友「全部、同一人物の血で」

友「染色体から判断して、女」

友「使われた血液の量は、大体2リットル」

友「成人女性でも、一気にそれだけ抜くとヤバイ量だ」

友「何なんだろうな、一体」

友「誰の血なんだろうな、あれ?」

友「そんな事がわかったもんだから」

友「警察も事件として取り扱って」

友「本格的な捜査をしてくれたんだ」



友「だけど、目撃情報は一切なし」

友「両隣の部屋の人も、ドアの事には気が付かなかったそうだ。いつのまにか布がかぶせられてて、何だろうとは思ったらしいけどな」

友「だけど、聞き込みから犯行時刻はある程度絞れて」

友「昼間の十一時から、午後四時までの間だと断定された」

友「その頃には、俺の部屋のドアの前には布がかぶせられてたんだと。それを近所の人が見たそうだ」

友「それで、俺の知り合いやアパートの住人に、その時のアリバイを確認したそうだが」

友「誰一人、該当者なし」



友「仕事とか学校に行ってる時間だったから、全員に確かなアリバイがあった。主婦はそのアパートにいなかったしな」

友「だから、近所の誰かがイタズラでやったんじゃないかって話になったんだが」

友「じゃあ、あの血は誰の血なんだろうって事になるし」

友「警察の人は、ただのイタズラにしては、手が込みすぎてるとも言ってた」

友「ピッキングだけでなく、誰のものだかわからない、本物の血まで使ってるんだからな」

友「『本当に、誰か心当たりはいませんか?』って、警察に何回も聞かれたよ」

友「でも、そんな奴にはやっぱり心当たりがないし」

友「俺の知り合いの女性で、その血液に該当した奴もいなかった」



友「ああ。結局、その事件は未だに未解決のままだ」

友「犯人が捕まるどころか、目星もついてないらしい」



友「しかもさ」

友「俺はその事件の後、気持ち悪くて、すぐに実家にまた引っ越したんだけど」



友「でもな」



友「未だに続いてるらしいぞ」



友「警察の人の話だと、大体、半年に一回ぐらいのペースで」

友「そのアパートの、その部屋のドアに、『呪』って」

友「びっしりと書かれてるらしい」

友「本物の血で」

友「毎回、違う人の血液でさ」

友「共通してるのは、それが必ず女の血液だって事だそうだ」



友「何なんだろうな、あれ?」

友「犯人は何でその部屋にそんな事をするんだろうな?」

友「そして、どうして未だに捕まらないんだろうな?」

友「そんな目立つ事を何度もやってるのに、一回も目撃されてないらしいんだぞ」

友「気味が悪いよな」



友「ん?」





友「ああ、そうか。そういう方法があるか」

友「それなら、確かに短時間で済むし」

友「目立つ事もそうないよな。全部、まとめてカバンに入れられるんだからな」



友「え?」



友「…………」



友「ちょっと待て、お前、それって……」



友「……は?」



友「…………」



友「……いや。でも、そんな……」

友「冗談……だよな?」



友「…………」



第三話


【呪われてる部屋】


終了




次回、第四話



【消えた友達】



全て終わるまで、あと五話……





第四話


【消えた友達】



女友「不思議な話?」



女友「あるよ。ホント、謎な話が」



女友「何て言うのかな、色々と意味がわからない話」

女友「本当に、あれは未だによくわからなくてさ」

女友「ひょっとして、夢だったんじゃないか、みたいに思う時もあるんだ」



女友「聞きたいの?」



女友「そう。じゃあ、話すけどさ」

女友「よく、怪談とかでさ」

女友「『いつのまにか一人増えてる』みたいな話ってあるでしょ?」





女友「うん、そう。大体は、昔そこで死んだ幽霊だったってオチがつくやつね」

女友「結構、ポピュラーな怪談だと思うんだけど」

女友「私も、それと同じような経験をしたの」



女友「うん。本当にあった事」

女友「私が高校生の時にね」

女友「それが起きたのは、修学旅行の時でさ」

女友「まず、グループ決めをするでしょ?」



女友「うん。それで私は、友達六人とグループを組んだんだけど」

女友「その時の一人がさ、何て言うのかな、霊感が強いって言うの?」

女友「ミキっていう名前の子だったんだけど」

女友「ちょっと、変わった子でさ」



女友「あー、うん。たまにさあ、ミキが何もないところを見てたりする時あるんだけど」

女友「そういう時は、大体、そこに幽霊がいるんだって」



女友「うん。幽霊」

女友「ホントかウソかは知らないけどね」

女友「私は、霊感なんてものがないし」

女友「見えないんだから、確かめようがないしさ」

女友「でも、その子が言うには」

女友「幽霊は、結構どこにでもいて」

女友「たまに、私達、生きてる人間にも悪さをするから気を付けて」

女友「なんて事をしょっちゅう言ってた」



女友「さあ? 悪さは悪さでしょ」

女友「なんか、とり憑いたりとかするんじゃない?」

女友「詳しくは聞かなかったけどさ」



女友「あー、どうだろ」

女友「それは、わかんない」

女友「お祓いとかの力はないんじゃないかなあ。そんな事は一言も聞いた事がないし」



女友「でも、その子から、お守りって言って、塩を渡されたのは覚えてる」



女友「うん。普通の塩じゃなくて、お清めの塩なんだって」

女友「神社とかで使うような、清められた塩」

女友「なんかあった時は、これを使ってって」

女友「小さな紙に包んで渡してくれたんだ」

女友「それで、話を戻すけど」

女友「修学旅行の時ね」



女友「私達が行ったのは、沖縄でさ」





女友「うん。そうだね。ああいうのって、もう意味がなくなってるからね」

女友「私達も、建前は、戦争の歴史を知るとかそんなんだったけど」

女友「実際は、観光旅行みたいなものだったしさ」



女友「え?」

女友「ああ、行ったよ。ひめゆり部隊のとこでしょ」





女友「あー、違う違う」

女友「だって、その時は、何もなかったもん」

女友「ミキも、特に何も言わなかったしさ」

女友「何もない場所を、じっと見てたりとかもしてなかったよ」



女友「うん。その日は本当に何もなくて」

女友「それが原因じゃないと思う」



女友「そ。変な事があったのは、その次の日の事なの」

女友「その日は、ちょっとした自由行動の時間があって」

女友「だから、私達のグループは、六人揃ってお土産とかを買いに出掛けたのね」

女友「そしたらさ、しばらくして」



女友「ミキがね、ぽつりと呟くの」

女友「『一人、多くない?』って」



女友「うん。そうなの」

女友「『私達、五人グループだよね? なのに、六人いるんだけど……』って、言うの」



女友「おかしいよね?」

女友「元から六人だったのにさ」

女友「最初は、ミキのタチの悪い冗談だと思った」

女友「だからさ、言ったの」

女友「『やめてよねー、ミキ。あんたが言うと冗談に聞こえないんだから』って」

女友「そうしたらね」



女友「『ううん。冗談とかじゃなくて、本当に』って」

女友「なんか、不安そうな顔でさ」

女友「『変だよ、どうして六人いるの?』って」



女友「不思議だよね」

女友「何でミキは、五人グループだと思ったんだろう」

女友「まず、これがよくわからなくてさ」



女友「うん、そうだよね。そう思うよね」





女友「うん。だから、私もその事をミキに聞いたらね」



女友「『それは、わかんないけど……』って、自信なさそうに言うんだ」

女友「でもさ、『わかんない』なんて事、有り得ないじゃん?」

女友「一人増えてるのが『わかる』のに、誰が増えたのかは『わかんない』なんて事、ないでしょ?」



女友「だから、それは絶対にミキの妙な勘違いとしか思えなくて」

女友「でも、それを言い出したのが、霊感があるミキでしょ?」

女友「みんな、どこか不安になってさ」

女友「だからさ、出来るだけ明るく」

女友「『ミキ、それもう冗談にしとこ』って」

女友「『折角の修学旅行だってのに、怖いじゃない。この話はもう終わりにしよ』って」

女友「そう言ったらさ」



女友「ミキは納得してないような感じだったんだけど」

女友「でも、わかってくれて」

女友「その事については、それ以上、言うのをやめてくれたのね」

女友「それで、何事もなく、修学旅行は終わって」

女友「家に帰ってくるでしょ」



女友「で、お土産とかを家族に渡して」

女友「その後、疲れてたのか、割と早い時間にすぐ寝ちゃったのね」



女友「それで、次の日になって」

女友「その日は休みだったから、家でゴロゴロしててさ」

女友「修学旅行の時に、デジカメで撮った写真とか」

女友「携帯とかで撮った写真を見直すじゃない?」



女友「そうしたらさ」

女友「おかしいんだよね」



女友「写真に、四人しか写ってないんだ」



女友「うん。六人のはずなんだよ」

女友「何枚も写真を撮ったのにさ」

女友「どの写真も、四人しか写ってないの」

女友「変なんだよ。写ってないはずがないのに」



女友「うん、そうだよ。同じクラスだし、ずっと一緒だった」

女友「ホテルでも、同じ部屋で六人で泊まったんだし」

女友「六人でずっと行動してたんだよ」

女友「なのに、写ってないって」

女友「どう考えても、おかしいよね?」



女友「ううん、そうじゃない」

女友「偶然や勘違いとかじゃないよ。覚えてるもん」

女友「確かに皆で写真を撮ったし」

女友「確かに六人いた」

女友「夜に、お菓子を皆で分けようってなった時とかもさ」

女友「そのお菓子が八個入りだったから、二つ余って」

女友「だから、ジャンケンした事まで覚えてる」

女友「四人なら二個ずつになって、ジャンケンにはならないでしょ? だから、あの時はちゃんと六人いたはずなのに」

女友「写真には四人しか写ってないんだ」

女友「どの写真も全部」

女友「何でなんだろうね?」





女友「うん。それはすぐに確かめた」

女友「ミキが『五人なのに六人いる』とか言ってたから」

女友「ソッコーで、ミキに電話をかけたんだけど」

女友「でも、出なかったのね」



女友「だから、別の子にかけたの。カコって子に」

女友「そしたら、カコはすぐに出てくれたから」

女友「『一緒にカコも写真を撮ったよね、その写真を見て』って頼んで」

女友「それで、そこに何人写ってるか、尋ねたの」



女友「そうしたらね」

女友「最初はカコも、『なにそれ? ミキの一人増えてるとかいう話の続き?』って、苦笑いしてたんだけど」

女友「実際に確かめてもらったらさ」

女友「カコの写真にも、四人しか写ってなかったの」



女友「うん。カコも声が震えてた」

女友「そりゃそうだよね。六人で撮ったのに、四人しかいないって変だもん」

女友「普通に怖いよ、そんなの」



女友「名前? うん。全員、覚えてるよ」

女友「あんな事があったんだもん。忘れようがないじゃん」

女友「全員の名前を言うとね」

女友「私、ミキ、カコ、マリコ、カスミ、ユカリの六人」

女友「この内、写真に写ってなかったのは」

女友「カスミとユカリの二人」

女友「この二人は、どの写真にも写ってなかった」



女友「うん。それでね」

女友「カコと相談して、マリコにも電話して」



女友「うん。マリコは写真に写ってた子。だから、マリコにも写真を確かめてもらったんだけど」

女友「やっぱり、カスミとユカリは写ってなくて」

女友「それで、三人で話し合ったんだけど」

女友「カスミとユカリにも、電話をかけてみようってなったの」



女友「え? ああ、うん。そうだよ」

女友「そりゃ、電話番号ぐらい知ってるよ。友達なんだもの」

女友「でもさ」

女友「実際、その二人に電話するのって、なんだか怖いじゃない? 電話に出なくても怖いし、出てもなんか怖いしさ」

女友「だから、三人とも、ためらって」



女友「うん。だから、ミキにかけてもらおうっていう話になったの」

女友「ミキは写真に写ってたし」

女友「霊感があるから、私達がかけるよりいいんじゃないかって思って」

女友「だから、先にミキに電話をかけたの」

女友「もう一度ね」



女友「そしたら、今度はミキ、普通に電話に出たからさ」

女友「すぐにこれまでの事を話したの」



女友「『ミキ、私達って修学旅行、六人グループだったよね? でも、今、写真見たら四人しか写ってなくて』って」

女友「そう話したの。そしたらさ」

女友「ミキが言うの」



女友「『私達、元から四人だったじゃない』って」

女友「不思議そうに」

女友「何でそんな電話してくるんだろう? みたいな感じでさ」



女友「何なんだろうね?」

女友「やっぱり、何かおかしいよね?」





女友「うん、そう。元々は、ミキが『一人多い』って言い出したのに」

女友「ミキは、その事を全く覚えてなくて」

女友「初めから四人だったって言うの」



女友「でも、その時は確かに、ミキは五人グループなのに一人多くて六人になってるって言ってたんだよ」



女友「でも、実際に写真に写ってるのは、四人しかいなくて」

女友「ミキは、『一人多い』って言った事を完全に忘れてるの」

女友「もう何がなんだか、私達もわからなくてさ」

女友「とにかく、カスミとユカリにも電話しようって話になったの」

女友「それで、ミキに電話してくれるようお願いしたんだけど」

女友「ミキはその二人を知らないって言ってるし、電話番号も知らないって言うから」

女友「だから仕方なく、私がカスミに、カコがマリコに、それぞれ電話をかける事になったのね」



女友「それで、実際にかけてみたらさ」



女友「ううん。電話には出たよ」

女友「でもね」

女友「全然、知らない人に繋がったの」





女友「ううん、違う違う。その人は、幽霊とかじゃなくて、普通の人だった」

女友「多分、若い男の人だったと思うけど、その人に繋がって」

女友「『違います。番号、間違えてませんか?』って、そう言われたんだ」



女友「カコもそうだったみたい」

女友「知らない人に繋がったって、電話でそう報告されて」

女友「私もそうだったんだけど、って言って」

女友「念の為に、お互いの番号を確かめ合ったんだけどね」

女友「合ってるの。番号を間違えたとかじゃなくて」



女友「うん。カコもマリコも私と同じ番号を登録してたし」

女友「それに、今までは普通にカスミとユカリに、その番号で繋がったのにさ」

女友「今は、全然知らない人に繋がるし」



女友「うん。ホントにもう訳がわからなくてさ」

女友「スゴい不気味だった」

女友「いつのまにか、友達二人が消えてるんだよ?」

女友「怖いじゃない、そんなの」





女友「ああ、うん」

女友「結論から言っちゃうとさ」



女友「その二人は、どこにもいなかったの」

女友「カスミもユカリも、どちらとも」

女友「クラスの名簿にも載ってなかったし」

女友「その二人の事を知ってる人は誰もいなかった」

女友「だから、その二人が元からいなかった二人だったっていうのは、確かだと思うんだけど」

女友「だったら、何で私達三人には、そのカスミとユカリの記憶があるのかがわからないんだよね」



女友「うん。三人とも、全く同じ記憶で」

女友「外見や癖や仕草とかまで、三人ともちゃんと覚えてたし」

女友「同じ電話番号が、三人の携帯に登録されてたのにさ」

女友「それが全部、『あるはずのない記憶』なんだよね」

女友「これって、不思議じゃない?」

女友「あと、不思議な事は」

女友「ミキだけ、その二人の事を覚えてないっていう事と」

女友「ミキが言った、『五人グループなのに、六人いる』って言葉ね」

女友「これもミキは覚えてないんだけどさ」

女友「でも、何で『五人』なんだろうね? 四人だったのが、二人増えて六人になったんじゃないの?」

女友「おかしいよね?」

女友「あれも、未だにわかんない。何でミキは五人なんて言ったんだろ?」





女友「うん、そう。だからさ」

女友「私達はカスミとユカリの事を、多分、幽霊だったんだろうなって思ってる」

女友「その二人の幽霊が、私達が修学旅行に行った時に、どこかで紛れ込んで」

女友「それで、私達の記憶を操作したんじゃないかって」

女友「そういう風に思ってる」



女友「でもさ、ミキだけはずっと、そんな事はないって言ってた」

女友「修学旅行の時には、そういう事をしそうな霊の気配は全然なかったし」

女友「もし、いたとしても、全員に清めの塩を渡してるから、大丈夫なはずだって」



女友「うん、そうだよね。でもさ」



女友「幽霊以外で、説明つかないじゃない?」

女友「他に考えられないもん」

女友「そうでしょ?」

女友「だから、あの二人は幽霊としか思えないんだよね」

女友「それとも、何?」

女友「実は、本当は元から六人いたけど」

女友「その内の二人が、いきなり社会から抹消されて」

女友「初めからいなかった事にされてる」

女友「なんて、言うの? そっちの方が有り得ないよね」



女友「だから、カスミとユカリは幽霊」

女友「そうとしか考えられないから」





女友「え?」

女友「どんな風に?」





女友「……それ、どういう事?」





女友「…………」





女友「…………」



女友「そんな、まさか」

女友「それはないってば。絶対に」

女友「確かにそれだと、あの二人は幽霊じゃなくなるかもしれないけどさ」



女友「でも、皆そういう事、するような子じゃないし」

女友「私も流石に気付くって、それ」



女友「うん。絶対そう。だから、いくらなんでも、それはないってば」

女友「大体、それだとさ」

女友「ミキだけ覚えてないって変じゃない?」

女友「もし、そうだったとしたら、ミキもカスミとユカリの事を覚えてないと変だもん」





女友「え?」

女友「何?」



女友「…………」



女友「……ううん。違う」

女友「私は、してない。そんな事」





女友「だから、違う。やってない」

女友「あの二人は幽霊だったの。本当に」

女友「そうでなきゃ、おかしいじゃない!」



女友「違うってば! そうじゃないの!」

女友「私はそんな事されてもいないし、してもいない! 違う!!」



女友「……あの二人は、ただの幽霊なの」

女友「本当に、ただそれだけ」



第四話


【消えた友達】


終了




次回、第五話



【他人の中に入った夢】



全て終わるまで、あと四話……



訂正


>>79
女友「うん。それで私は、友達六人とグループを組んだんだけど」

訂正後
女友「うん。それで私は、友達と六人グループを組んだんだけど」



>>96
女友「だから仕方なく、私がカスミに、カコがマリコに、それぞれ電話をかける事になったのね」

訂正後
女友「だから仕方なく、私がカスミに、カコがユカリに、それぞれ電話をかける事になったのね」


以上



第五話


【他人の中に入った夢】



女「今、思い出したけどさ」

男「?」

女「私、中学の時に不思議な夢を見た事があった」

男「夢?」

女「うん、夢。悪夢って訳じゃないけど、変な夢を見たの」

男「ふうん。夢ねえ」

男「でも、夢ってさ」

男「大体、不思議なものじゃないか?」

男「場面がころころ変わったり、普段なら有り得ない事が起きたり、そういうのが普通にあるだろ?」

男「そんな珍しい事じゃないと思うんだけどな」

女「うん、そうかもしれないけど」

女「でも、私が昔見たあの夢はさ」

女「かなり特別な夢だったと思うの」

女「ちょっと、普通じゃない夢」

女「奇妙な夢だった」

男「奇妙?」

女「うん。私は、普段あまり夢を見ない方で」

女「夢も、そんなにリアルじゃないんだけど」

男「リアルってのは?」

女「ほら、夢って人によって色々じゃない」

女「白黒で、音もないって人もいればさ」

女「カラーで音もあって、匂いとか触った感触とかもあるって人、いるよね?」

男「ああ、そういう事な」

男「確かに、人によって、結構違うらしいな」

女「うん。で、私の見る夢は、そんなにリアルじゃない方なの」

女「カラーなんだけど、音はしなくて」

女「匂いとか感触とかもないのね」

女「音のない映画を観てる感じ?」

女「これで何となく、どんな感じか伝わるかな?」

男「ああ、伝わる。大丈夫だ」

女「でもね、その時に見た夢だけは特別で」

女「音もあったし、感触もあったし、匂いもあったの」

女「夢じゃなくて、本当に現実に起きた事みたいだった」

男「ふうん」

女「場面もころころ変わらないし」

女「起きても、その夢の事はしっかり覚えてたし」

女「本当にさっきの事は夢だったの? って疑う感じの夢ね」

男「確かに、たまにあるけどな、そういうリアルな夢」

女「それで、その夢の中で私は」

女「他人の体の中に、意識だけが入っていたの」

男「意識?」

女「そう。その夢を見たのは、私が中学校三年生の時でさ」

女「卒業間近の時だった」

男「うん」

女「その日は土曜日でね」

女「明日は学校ないし、だから、少し夜更かしして」

女「多分、寝たのは深夜の一時過ぎ頃だと思う」

男「ああ」

女「それでさ、朝に起きるじゃない?」

男「うん」

女「そしたらね」

女「私は、全然知らない部屋にいたの」

男「?」

女「布団で寝てたはずなのに、ベッドに変わってるし」

女「部屋の家具も見た事ないものだし」

女「驚くでしょ?」

男「それはな」

女「しかもさ、体が勝手に動くんだよ」

女「私が起きようとした訳じゃないのに、起き上がるし」

女「それで、周りをきょろきょろ見渡すの」

女「すごい変な感じだった。操られてるみたいにさ」

男「…………」

女「自分の意思じゃないのに、体が勝手に動きだすってね」

女「実際に体験してみたらわかるだろうけど」

女「あれ、メチャクチャ怖いよ。パニックになるよ」

女「自分の体が、誰かに乗っ取られてる!」

女「みたいに思っちゃうからさ」

女「ホントにあの時は怖かったし、気持ち悪かったなあ」

男「…………」

女「それで、そうやってパニクってたらね」

女「なんか、頭の中に直接、女の子の声が聞こえるの」

男「声?」

女「『何、これ!? 誰!? 何なの!?』って」

女「そんな風にさ」

女「向こうも相当なパニックぶりで」

女「ムチャクチャ怖がってたのが、自然とわかった。まるで、自分の事みたいに」

女「でも、私もそんな声が聞こえてくるから、怖いじゃない?」

女「しばらく、向こうも私もパニック状態でさ」

女「二人とも、落ち着くまでに、メチャクチャ時間がかかったよ。大変だったんだから」

男「…………」

女「それで、とにかくお互いに、ある程度、落ち着いた後」

女「向こうとも、色々と話して」

女「自分の名前だとか、ここがどことか、そういう事をね」

女「その辺は、詳しく話すほどの事でもないから、はしょるけど」

女「それで、三十分ぐらい経った頃かな。ようやく状況が何となくわかってきたの」

男「どんな状況だったんだ?」

女「まず、そこは私の知り合いの家だったんだ」

女「名前はアケミっていって」

女「私と同じクラスの子ね。私とは仲が良くも悪くもなかった。単なるクラスメイトかな」

女「それで、その子の体の中に、私の意識が入っちゃったみたいなのね」

男「?」

男「意識が入るっていうのは?」

女「簡単に言うと」

女「アケミの体の中に、私もいる感じ」

女「二人で一人の体を共有してるって言えばわかる?」

女「ただし、体を動かせるのはアケミだけで」

女「体もアケミのもの。これは鏡を見てもらったから確かだね」

女「鏡を見たら、他人の顔が写ってる姿って、ちょっと衝撃だよ」

女「一種のホラーみたいだった。あれも不気味だったなあ」

男「…………」

女「だから、体がアケミのものなのは間違いなくて」

女「その中に、私の心だけが入っちゃったみたいな感じ?」

女「お互いに考えてる事はわかるし」

女「脳の中で会話も出来るのね。テレパシーみたいに」

男「ふうん」

女「感覚も二人で共有してて」

女「アケミの見た物は私にも見えるし」

女「匂いだとか、触った感触とか、他の事も全部そう。わかるの」

女「ただ、私がどうしても出来ないのは、アケミの体を動かす事だけで」

女「それ以外は自分の体とまったく同じ」

女「これで大体の事はわかってくれた?」

男「ああ、一応な」

男「そういえば、前にそういう話を聞いた事があるぞ」

女「そういう話って?」

男「幽霊が乗り移ったってやつだ。とり憑いたと言ってもいい」

男「怖い話で聞いた覚えがある」

女「それ、どんな話なの?」

男「ああ。ある日、親友が事故で亡くなるんだけど」

男「しばらくしたら、自分の頭の中にその亡くなった親友の声が聞こえてくるんだ」

女「幽霊なんだね」

男「ああ。それで最初は、亡くなった後もこうして話が出来る、って喜んでたんだけど」

男「段々とさ」

女「段々と?」

男「体の支配権が幽霊の方に移っていくんだ。夜に寝てたら勝手に体を動かされたりとかさ」

男「最初はそれが寝ている時だけだったのに、起きてる時でも頻繁にそういう事が起こる様になって」

男「そして、最終的には、自分の体を全部乗っ取られてしまうって話」

女「…………」

男「この話も、そういうオチじゃないのか?」

女「ううん」

女「そうじゃないんだ。全然違うよ」

男「?」

女「そもそも、これは夢の中の話だしさ」

女「それに、私はこうして生きてるし」

女「それに、最後までアケミの体を動かす事は出来なかったんだから」

女「アケミの体を乗っ取ったとか、そういうオチじゃないんだよね」

男「じゃあ、どんなオチなんだ? 最終的にはどうなるんだよ?」

女「順番に話すから、聞いて」

女「まず、私の事から話すけど」

女「私は意識がアケミの中に入ってるってわかったから」

女「どうにかして、自分の体に意識を戻したいって思うよね?」

女「そう思うのが当然でしょ」

男「まあな」

女「だからさ」

女「私は真剣に、どうしてこんな風になったのかっていう原因とか」

女「どうやったら元に戻れるのかとか、そんな事を色々と考えてたんだけど」

男「ああ」

女「でもね」

女「アケミはその時、まったく違う事を考えてたの」

男「?」

女「アケミはさ」

女「自分の頭が変になったんじゃないかって、そう考えてた」

男「…………」

女「変って言うか、狂ってしまったんじゃないかって」

女「何か精神的な病気になったんじゃないかって」

女「脳の中で、知り合いの声が聞こえるなんておかしい。病院に行かなきゃ駄目なの、って」

女「そんな風に、考えてたのね」

男「ああ……なるほどね」

女「そりゃ、そうだよね」

女「朝起きたら頭の中で変な声が聞こえる、ってなったらさ」

女「テレパシーだとか、誰かの意識が自分の中に入ったとか、普通は考えないよね」

男「……まあな」

女「普通は、幻聴だとか」

女「頭がおかしくなったんじゃないかって、そう思うよね?」

男「……だろうな」

女「アケミもそうだった」

女「狂ってしまったんじゃないかって、そんな心配をして、ものすごく不安になってた」

男「…………」

女「私の場合だと」

女「鏡に写ってる姿が、自分の体じゃなかったし」

女「自分の意思で、体を動かす事も出来なかったから」

女「だから、意識だけがアケミの体の中に入ったんだって、すんなりそう信じられたんだけど」

女「でも、アケミの場合はそうはいかないよね」

女「自分の体なんだからさ」

女「しかも、原因もわからないし、心当たりもまったくないんだから」

女「私の意識だけが中に入ったって、そう脳内で言われてもさ」

女「それを信じる方が無理があるよね。小説や漫画じゃないんだし」

男「まあな」

女「でも、それを信じてもらわないとさ」

女「私はずっと、アケミの脳が生み出した妄想の産物、って感じに決め付けられちゃうでしょ?」

男「そうなるな」

女「そんな風に思われちゃうと」

女「私が困るじゃない」

女「私だって、元の体に戻りたいんだし」

女「それに、自分の体の事も気になるからさ」

男「だろうな」

女「今、私の意識がアケミの中に入ってるって事は」

女「私の体は今、空っぽって事でしょ?」

女「それで、意識不明で救急車を呼ばれたりとかされたら、困るし」

女「それに、元に戻る方法を一緒に考えてもらいたかったしさ」

男「そうだな。自分で体を動かせないんだし、尚更そう思うよな」

女「うん。だから、私は幻聴とかじゃないってアケミに必死で伝えたんだけど」

女「でも、アケミはそれをなかなか信じてくれなかったんだ」

男「ああ」

女「だからね、私はこう言ったの」

男「?」

男「何て言ったんだ?」

女「そんな難しい事じゃないよ」

女「『アケミって、私の家の住所を知らないよね? それを私が教えたら信じてくれる?』って」

女「そう言っただけ」

男「ああ、なるほど」

男「その住所に行って、そこが確かにお前の家なら、幻聴とかじゃないって信じてもらえるよな」

男「幻聴とかだと、そんな事は有り得ないんだし」

女「うん。でしょ」

女「それに、私も自分の家に戻れば、私の体がどうなってるかを確認出来るから」

女「これは、自分でも名案だと思ったんだけどね」

男「だけど?」

男「アケミはお前の家に行ってくれなかったのか?」

女「ううん。最初は悩んでたけど、一生懸命に説得したらわかってくれて」

女「私の家まで行く事になったの」

男「…………」

女「それで、私が道案内をして」

女「アケミに、私の家まで行ってもらったのね」

男「ああ」

女「それで、実際に着いてインターホンを押したらさ」

男「押したら?」

女「うちのお母さんが出てね」

女「アケミが、自分の事を伝えるじゃない? 同じクラスの子だって」

男「ああ」

女「そしたら、お母さんが『ちょっと待っててくれる』って言って」

女「それから、しばらく待った後にさ」

女「出てきたの」

男「何が?」

女「私が」

男「は?」

女「『どうしたの? いきなり家に訪ねてくるなんて』って」

女「目の前で、私が喋ってたの」

女「私がここにいるのに、目の前にも私がいるんだよ」

女「それが、普通に喋ってるの」

女「そんなはずないじゃない、私の意識は今、ここにあるんだから」

女「空っぽのはずなんだよ、私の体は」

女「じゃあ、誰が私の体の中に入ってるの?」

女「誰が私を動かしてるの?」

女「訳がわからないでしょ?」

男「…………」

女「私もそうだったけど」

女「アケミも目の前の『そいつ』を怖がってた」

女「だってさ、私の住所をアケミは知らなかったんだから」

男「あ、そうか……」

女「そう。私が教えなければ、アケミは私の家まで来る事は出来なかったのに」

女「でも、『そいつ』がさ。私の体を動かしてるやつが家から出てきたでしょ」

女「だから、アケミはどっちが『本物の私』なのか、判断がつけられなくなって」

女「だから、怖くなって走って逃げ出したの。『そいつ』から」

女「そして、私の方にも、叫び始めたのね」

女「『やめて! もう話しかけないで! あんた一体誰なの!!』って、そんな風に」

男「…………」

女「そうやって、アケミが叫びながら走ってたらさ」

女「その途中で、足がもつれてね」

女「アケミは転んだの、歩道で。下がコンクリートだったから、かなり痛かったはずだし」

女「その痛みは私にも伝わってきた。実際、相当痛くって」

女「その痛みで、私は目が覚めたの」

男「…………」

女「布団の中にいて、変な汗をびっしょりかいてた」

女「おかしな夢だよね。ものすごくリアルな夢だったし」

女「腕とか足とか、転んだ時の痛みがまだ残ってたしね。実際に転んだ訳じゃないのに」

男「…………」

男「一応、確認するけど」

男「それ、夢だったんだよな?」

女「うん、そうだよ。私が見た夢。実際に起きた事じゃないから」

女「私はその時、お昼近くまで寝てたから」

女「起きたら、お母さんに寝過ぎだって怒られたのを覚えてる」

男「それ、お母さんに確認はしたのか? アケミって子が家に訪ねて来なかったかを」

女「うん。それも聞いたけど」

女「お母さんは、そんな子は訪ねて来なかったって言ってた。誰も来てないって」

女「お母さんが嘘をつく理由なんかないから」

女「だから、間違いなく夢のはずなんだよ」

男「…………」

男「変な夢だったんだな」

女「うん。たださ」

男「?」

女「これだけなら、変な夢を見たなあで済んだんだけど」

男「何かあったのか?」

女「うん。あったって言うかさ」

女「その日から、急にアケミが私の事を避け始めたんだよね」

男「…………」

女「目が合うとさ、顔をひきつらせて、逃げてくんだ」

女「何か、化物や幽霊でも見るかのような感じで、私の事を見てさ」

女「それで、『近寄らないで! 来ないで!』って言って、逃げていくの」

女「あれは、何でなんだろうね?」

男「…………」

女「その理由を聞きたくて、私はアケミに何回も話しかけようとしたんだけど」

女「私の顔を見るとアケミはすぐに逃げてくから、結局、話す事さえ出来なかったし」

女「卒業間近で、高校も違うところに進学したから、それっきりアケミと会う事もなかった」

女「電話番号も交換してなかったし、ホントに最後まで理由はわからず仕舞い」

女「一体、どんな理由だったんだろうね?」

男「…………」

女「どうしてアケミはその日から私を避ける様になったんだろうね?」

女「何も理由が思いつかなくてさ」

女「不思議だよね。あれは夢のはずなのに」

男「…………」

女「もしもさ」

女「アケミも私と同じ夢を見たんだったら、もっと不思議だよね」

女「そんな事、あるはずないのにさ」

男「…………」



第五話


【他人の中に入った夢】


終了




次回、第六話



【UFOに拐われた子供】



全て終わるまで、あと三話……





第六話


【UFOに拐われた子供】



母「不思議な話ですか?」

母「ええ、まあ……。ありますけども……」



母「はい。うちの娘の事です……」

母「もう十年以上も昔の話ですけどね」



母「……いえ、それは」

母「あまり話したくない事ですので」







母「…………」

母「わかりました……」

母「そういう事なら、仕方ありませんね……」



母「はい。お話しします」



母「ただ、その時、うちの娘は小学校三年生だったので」

母「今とは、全く関係ないかもしれません」

母「それに、子供の言う事です。少しぐらい変な事を言うのは珍しくありません」

母「ですので、そのつもりで聞いて下さい」



母「ええ、お願いします」

母「その事で、娘に対して妙な先入観を持たないようにして下さい」

母「それだけは、どうか宜しくお願いします……」



母「それでは、お話しますが」

母「その前に、娘の小さい頃の事から話をさせて下さい。五歳ぐらいの時の事です」

母「というのも、その頃の娘は、何て言ったらいいのか……」

母「想像力が豊かだったとでも、言いますか……」



母「……たまに聞きませんか? こういう話」

母「子供が、誰もいない部屋で、一人で何か遊んでいて」

母「会話みたいな、話し声も聞こえてくる」



母「ええ。それで、気味が悪くなって親が呼んだら」

母「『わかった。ちょっと待っててね、〇〇ちゃん』みたいに人の名前を呼んで」

母「誰もいない空間に向かって、手を振ったりとかする」

母「そういう話を聞いた事がありませんか?」







母「いえ、そうではなくてですね」

母「幽霊と話してる訳ではないんです」

母「『イマジナリーフレンド』って言いまして」

母「想像の中の友達、なんだそうです」



母「はい。本当にはいません」

母「架空の友達なんです」

母「これは、子供なら誰でもそういう『想像の中の友達』を作る可能性があるそうで」

母「そんなに珍しい訳でもないそうです」



母「そうですね。ごっこ遊びの延長とでもいうのか……」

母「遊ぶ友達を、自分で、脳内に作ってしまうんですね」

母「子供には、実際に『その子』が見えていたり、話したりもするらしくて」

母「それで、一緒になって遊ぶそうです。傍目から見たら一人で遊んでいる訳ですけど」





母「はい。一人っ子だとか、そういう子供に多いそうで」

母「寂しさを紛らせる為に、そういう友達を作り出すんだそうです」

母「それで、私のところも一人っ子で、共働きだったので」

母「うちの娘にも、そういう想像の中の友達が一人いました」

母「ユカリって娘は呼んでましたね」

母「今は、その事も覚えてないみたいですけど」





母「はい。成長するにつれて、大体、忘れてしまうそうで」

母「よくわかりませんが、そういうものなんでしょうね。だから、幽霊とかと勘違いされる事が多いそうですが」

母「特に心配する事はないそうです」

母「ええ、別に特別な事でもないそうなので」

母「五人に一人ぐらいは、子供の頃、イマジナリーフレンドと遊んでいるそうですよ」

母「ただ、その事を覚えてないだけだとか」

母「ただ、その頃の私は、『イマジナリーフレンド』という存在を知らなかったものですから」

母「小さい頃、よく『その子』とお人形遊びだとかをしているのを見て、ぞっとしたものです」

母「誰もいない空間に向かって、娘が楽しそうに話をしてる訳ですからね」

母「幽霊と遊んでいるんじゃないかって、普通、思いますよね?」



母「ですので、恐ろしくなった私は、娘によく言って聞かせて、『その子』と遊ぶのを禁止にしました」

母「娘は、納得出来ない様な顔を見せていましたが、私が何度も言って聞かせたので、次第に『その子』と遊ぶ様な事はなくなりました」

母「そうしたら、ですね」

母「何故かはわかりませんが、その後、娘は魔法とか占いとか、そういったものに興味を持つようになりまして」

母「私も『その子』と遊ぶよりはマシだと思いまして、そのままにしておきましたら……」

母「いつのまにか、オカルトとか、そういうものにハマっていったんですね……」



母「ええ、魔法だけでなく、幽霊とか、超能力とか、宇宙人だとか、そういったものまで」

母「もう少し別なものなら良かったんですけど、妙なものに興味を持つようになってしまいまして……」



母「ええ……そうですね。好奇心旺盛な子供の事ですからね」

母「そういうのに興味を持つのは、そこまで珍しい事ではないんですけど……」

母「ただ……」

母「それが少し、度が過ぎる傾向がありまして……」

母「図書館とかから、宇宙人とかUFOだとかの本を借りてくるじゃないですか」

母「そうすると、それをずっと熱心に読んでいて……」

母「それで、遂にはね……」

母「UFOを見ただとか、そんな事まで言い出す様になったんです……」





母「ええ、まあ……」

母「子供の時ってそういうものですよね」

母「大人に比べて、知識が少ないものですからね……」

母「飛行機とか、流れ星とか、そういったものでも、UFOだとかと勘違いしてしまうんでしょうね……」





母「ええ、よくある事だと思うんです、これも……」

母「でも……」

母「ある日の事なんです」

母「私がパートから帰ってくると、娘がまだ帰ってきてなくて」

母「外で遊んでいるのかと思って、夕食の準備をしながら、しばらく待っていたら」

母「突然、警察の方がうちに来られまして」



母「はい。それで、その傍らには娘がいるんです」

母「何事かと思うじゃないですか」

母「何か事件に巻き込まれたとか、そういった風に」



母「ところが、話を聞いてみますとね」

母「うちの娘が交番まで行って」

母「それで、お巡りさんに助けを求めたんだそうです」



母「『私は四日後に、宇宙人に誘拐されちゃう。だから、助けて』って」



母「はい……」

母「宇宙人だそうです」

母「しかも、それを言ったのが、小学校三年生にもなるうちの娘ですよ」

母「私はもう、顔から火が出るほど恥ずかしくなりまして……」

母「その来てくださったお巡りさんに、ひたすら謝りました」

母「『申し訳ありません。娘が訳のわからない事を言いって、御迷惑をおかけしました』と……」



母「ところがですね」

母「そのお巡りさんが、少し真剣な表情で私に尋ねるんです」

母「『宇宙人とかはともかくとして、娘さんがこういう事を言う理由に、何か心当たりがありませんか?』って……」



母「何でも、話をよくよく聞いてみると」

母「そのお巡りさんも、誘拐犯が宇宙人だという事を娘から聞いて、初めは困ったそうなんですが」



母「ええ。もちろん、お巡りさんも、それを信じてはいませんでした」

母「ただね……」

母「そのお巡りさんが言うには」

母「娘が、ひどく真剣で嘘をついている様には見えないと、そう言われるんです」

母「最初、お巡りさんが『大丈夫だよ。宇宙人に誘拐されるとか、そんな事はないから』と、言ったところ」

母「娘は『本当なの! 本当に宇宙人に誘拐されちゃうの!』って」

母「交番の前で涙を流して、必死にそう言ったらしくて」



母「ええ、そうです」

母「だから、お巡りさんも、少し気になったらしくて」

母「わざわざ家まで来て、私にそういう質問をしたんですね」

母「『娘さんには申し訳ないですけど、私は宇宙人だとかは信じてません。ただ』と、そう前置きをした上で」

母「『少し、この子の怯えかたが気になったものですから』と」

母「『ですので、家の近くで怪しい人物がうろついていたとか、妙な人影を見ただとか、そういった事はありませんでしたか?』」

母「『もしくは、娘さんがそういう話をしていた事はありませんでしたか?』と、そう尋ねられました」

母「ですけど、そういう怪しげな人を見た記憶は、私にはありませんでしたし」

母「娘が『宇宙人に誘拐される』と言い出した理由も、最近読んだ本の影響だと思ったんです」

母「確か……アブダクション? でしたっけ?」

母「宇宙人にUFOで連れ去られて、頭の中に変なICチップを埋められてしまったとか、そういう話……」





母「ええ、そういう内容の事が娘の読んでいた本にも書いてありましたので」

母「多分、それに影響されて、そんな事を言い出したんだと思ったんです」

母「それで、そのお巡りさんにもその事を話して」

母「『お騒がせして申し訳ありません。きっと娘の思い込みですから』と、もう一度丁寧に謝罪したんです」



母「そうしたら、お巡りさんの方も苦笑いをされまして」

母「『わかりました。ですが一応、用心はして下さいね』と」

母「『子供に悪戯する変質者とかも、世の中にはいますので』と」

母「そう言って帰られました」



母「その後、もちろん、私は娘を叱りました」

母「もうこんな事は絶対にしないで、と。お巡りさんの仕事の邪魔をしちゃ駄目だから、と」

母「もしまた同じ事をしたら、本とか全部、読むのを禁止するわよ、と」

母「そうやって、かなりきつく叱ったんです」

母「娘は涙をためて、『ごめんなさい……』と謝りました」

母「『もう、しません』と、そう私と約束したんです」

母「なのに」



母「ええ、そうです」

母「その翌日にも、娘はまた、同じ事をしたんです」



母「はい。次の日も交番に行って」

母「『三日経ったら、私はUFOに連れてかれちゃうの! 助けて!』って」

母「そうやってお巡りさんに泣きついたそうです」



母「はい。それで、また昨日と同じ様に、お巡りさんが家まで娘を連れてきてくれまして」

母「私は、また平謝りしました。『申し訳ありません、昨日、娘にはよく言ってきかせたんですが……』と」

母「そう釈明しました」



母「ええ。お巡りさんも昨日と同じで、苦笑いをされまして」

母「『パトロールのついでなので、構いませんよ』と、そう言ってくれたんですが」

母「その次の日も、娘は同じ事をしたんです」

母「『あと二日したら、私はUFOに拐われちゃうの! ホントなの!』って」

母「また、涙混じりで、そう言ったらしく」

母「それで、またお巡りさんが娘を家まで連れてきました」



母「はい。娘には、更にきつく叱って」

母「お尻を叩いたりもしました。『どうして約束を破るの。二度としないって言ったでしょ』って」

母「娘はその度に泣いて謝って、『もう、しません』とそう言うのですけど」

母「その翌日も、また同じ事をしたんです」

母「『明日、私は宇宙人に連れてかれちゃう! お願いだから、助けて!』って」



母「はい。また涙をぼろぼろ流して、必死にそんな風に、お巡りさんにお願いしたそうです」





母「ええ。ここまでくると、流石に私もお巡りさんも妙に思えて」

母「変な不安が広がりました」

母「もしかしたら、明日、本当に宇宙人に連れ去られてしまうんじゃないかって」

母「そんな事はまず有り得ないはずなのに、ひょっとしたら、とそう思えてきたんですね」



母「理由ですか?」

母「いえ、それはまるで……」

母「どうして娘が、そんな風に思う様になったのかも」

母「何で、明日連れ去られると考えているのかも」

母「それを娘に尋ねても、答えないんです」

母「娘が言う事はたった一つだけ」

母「『明日、私は宇宙人に誘拐されちゃうの! だから、助けて!』と……」

母「それだけなんです」

母「理由を聞いても、言わないんです」

母「なのに、ものすごい必死で」

母「ふざけている様にも、イタズラの様にも思えないのだけは確かでした」



母「ええ。そうです」

母「ですから、私も心配になりまして、一応、お巡りさんにお願いしたんです」

母「明日一日だけでいいので、この子の通学路をパトロールしてもらえませんかと、そう頼みました」



母「はい。その日は平日でしたので、学校がありましたから」

母「行きと帰りは、私が一緒についていく事に決めまして」

母「念の為に、お巡りさんにもそうお願いしたんです」

母「この子の変な思い込みなら、まだ笑い話で済む話ですからね」



母「はい。そうしたら、お巡りさんもそれを引き受けて下さいまして」

母「なので、これで安心出来ると、その時の私はそう思っていたんですね」





母「はい」

母「それで、その日、娘は無事に学校に行って、無事に帰ってきまして」

母「それからずっと私が娘を見ていましたが、何も起こりませんでした」

母「それでも、娘はまだ心配していました。私の服をつかんで『お母さん、今日はどこにも行かないでね』って、そう怯えたように言うんです」

母「ですので、私もそれを約束して」

母「その日は一日中、娘の近くにいました」

母「娘も私から離れませんでした」

母「それで、夜になって、夫が帰ってきて、三人で揃って夕食を食べて」

母「それから居間で、やはり三人で揃ってテレビを見ていたんですね」

母「それで、あっという間に時間が経ちまして」

母「もう夜の遅い時間になっていたんです。娘が寝るような時間に」

母「その頃になると、流石に娘も安心したのか、居間で眠そうにまぶたをこすっていました」



母「ええ。ですので、私は一安心して」

母「妙な取り越し苦労をしてしまったなと、そんな風に思っていました」

母「それで、お巡りさんにも改めて電話でお礼を言いまして」

母「それが終わってから、娘を寝かしつけようと私はしたんです」

母「そうしたら」



母「娘が、いつのまにか居間からいなくなってるんです」



母「はい。つい先程まで、そこでテレビを見ていたはずなのに」

母「いないんです」

母「見当たらないんです。さっきまでは確かにいたのに」

母「ですので、そばにいた夫に娘の事を尋ねたら」

母「『ついさっき、部屋から出ていったぞ。トイレじゃないのか』と」

母「ですので、少し心配になって、私はトイレへと見に行ったんですが」

母「そこにもいないんですね」



母「まさかと思って、家中を探しました」

母「部屋を全部回って、台所やトイレや風呂場や庭なども」

母「でも、どこにもいなくて」

母「いつのまにか、消えてしまったんです。娘が」

母「私の家は一軒家とはいえ、そんなに広くはないです。なので、主人と一緒になって家中を探したんですが」

母「それこそ、物置の中や押し入れの中、タンスの中まで」

母「それでも見つからなくて、だから、もしかして外に出ていったんじゃないかと思い、玄関の鍵を確認したところ」

母「何故か、家の鍵はかかってませんでした……」





母「いえ……。それはわかりません」

母「単に、帰ってきた主人が鍵をかけ忘れたのかもしれませんし……」

母「娘が鍵を開けて、外に出ていったのかもしれませんし……」

母「もしかしたら、私達の知らない『誰か』が鍵を開けたのかもしれません……」





母「それで、とにかく外を探そうという事になりまして」

母「私と主人とで、手分けして近所を見て回ったんですが」

母「それでも、娘はやっぱり見つかりませんでした」





母「はい……」

母「突然、いなくなった事もそうですが」

母「あれだけ怖がっていた娘が、勝手に一人で外に出るとは思えなかったので」

母「その後、すぐに警察に電話しまして」

母「娘がいなくなった事を伝えました。誰かに拐われたかもしれないと」



母「そうですね。ええ。驚いていましたけど」

母「すぐに家に来て下さいました」

母「そして、私達から事情を聞くと共に」

母「他の警察の方がパトカーで近所を巡回して、娘を探し回ってくれました」

母「ですが、その甲斐なく、娘はずっと見つからず」

母「ただ時間だけが過ぎていきました」

母「それで、深夜になった頃でしょうか」

母「パトカーがもう一台来て、それで一緒に警察犬を連れてきてくれて」

母「娘の匂いを追跡してくれたんです」



母「はい……ですけど」



母「警察犬は、玄関から出て」

母「それで、二歩か三歩ほど歩いたところで、止まってしまいまして」

母「そこで、ずっと右往左往してるんです」

母「まるで、そこでいきなり娘の匂いが途切れたみたいに」

母「匂いを辿れなかったんです」



母「はい。そうです」

母「玄関から少し行った先で、止まってしまうんです」



母「警察の方が言うには」

母「ここで、何かの乗り物に乗せられた可能性が高いと」

母「それで、娘の匂いが途切れてしまい、追跡出来なくなっているのではないかと」

母「そう言われるんです」





母「ええ……」

母「なので、娘は誘拐された可能性が高いという事で、誘拐事件として扱われました」



母「それで、ひょっとしたら、犯人から身代金の要求がくるかもしれないという事で」

母「家の電話には、逆探知が出来る機械が取り付けられたのですが」

母「電話はそれから丸一日経ってもかかってきませんでした」

母「そして、大勢の警察の方が捜査をしてくれたにもかかわらず、娘の行方もずっとわからないままで」

母「それから、三日も過ぎてしまったんです」

母「ところが」





母「ええ、三日目の朝方です」

母「娘が見つかったんです」



母「いたのは、家の中でした」



母「ええ。娘は押し入れの中にいて」

母「そこで寝ていました」

母「昨日までは、確かにいなかったのに」

母「いつのまにか、そこにいたんです」



母「……それは、わかりません」

母「ですが……」



母「今度は、家には鍵がかかっていたんです」

母「窓も全部、鍵がかかっていました」

母「間違いありません。確認しましたから」





母「はい。うちの鍵は、全部、家の中にありましたし……」

母「娘も鍵を持って、いなくなった訳ではないので……」

母「娘がいつのまにか中にいる、というのは、有り得ないんです」





母「ええ。ですので、娘を連れ去った犯人が、夜の間に家の鍵を開けて」

母「娘を押し入れに入れて、また鍵をかけて帰ったとしか、考えられないんですね」



母「はい。それはもちろん」

母「娘に、すぐに尋ねました」

母「『この三日の間、どうしてたの? どこにいたの?』と」

母「ですが、娘が言うには……」



母「わからないと」

母「それどころか、何も覚えてないと言うんです」

母「娘は三日経ってた事も知らなくて」

母「気が付いたら、ここで寝ていたと」

母「そう言うんです」



母「はい。宇宙人の事も娘には尋ねました」

母「ですが、それすらも娘は覚えてなかったんです」



母「ええ、宇宙人に誘拐されると言っていた事も、何もかも」

母「きょとんとした顔で、『私、そんな事言ってないよ』って」

母「そう言うんです」

母「他にも色々尋ねてみたんですが、それも忘れていて」

母「ここ数日の記憶が、全部、なくなってたんです」

母「それで、私達は警察の方に連絡をした後で」

母「娘を病院に連れていって、精密検査をお願いしました」

母「警察の方が事情を話してくれたので、娘の検査は念入りに行われたのですが」



母「特に、異常はないと」

母「そうお医者様は言われました」

母「記憶が消えている事も話したのですが、脳の方にも異常は一切見られないという事で」

母「単に忘れてしまったとしか、考えられないと言われるんです」



母「でも、いくら子供とはいえ、数日前の記憶全部を忘れるなんて事があるんでしょうか?」

母「その前の事は覚えているのに」

母「そこだけが綺麗に、まるで記憶を消されでもしたかの様に忘れてしまうなんて」

母「そんな事、有り得るんでしょうか?」

母「結局、娘がその三日の間、どこで何をしていたのかはわかりません」

母「警察の方が、家や娘の服などから犯人の痕跡が何かないかと調べたんですが」

母「それも一切、出ませんでしたから」

母「ただ、精密検査の結果、娘には何の異変もないとの事でしたし」

母「無事に戻ってきたので、事件として大きく扱われる事もありませんでした」



母「ええ、家の鍵も替えました。それからはそういった事はありませんでした」

母「それが、家の鍵を替えたからなのかはわかりませんが……」



母「不思議ですよね」

母「娘は、本当に三日の間、一体どこへ行ってたんでしょうか」

母「そして、どうして娘はUFOに拐われるなんて、思ったんでしょうか」

母「何より、どうして娘は『いなくなる日付』を予め知っていたんでしょうか」

母「そして、娘はどうして自分から外に出ていって」

母「その時の記憶を一切なくしてしまっているんでしょうか……」

母「未だにそれがわかりません」

母「娘は何も覚えてませんから」



母「?」



母「……え?」



母「…………」





母「……いえ、流石にそれはないと思います」

母「第一、何の為にそんな事……」





母「……どういう事ですか」





母「……!」

母「まさか、そんなはずが……!」

母「違います! それは有り得ません!」





母「いいえ、ないです。そんなもの、うちには……」



母「はい……。確かにそれならありますけど、でも、だからって……」





母「いえ、そんなはずは……」



第六話


【UFOに拐われた子供】


終了





次回、第七話



【声が変わる幽霊】



全て終わるまで、あと二話……



女=ミキ=娘 かな?
娘は今19歳以上ってことになるしミキが高校を卒業していることとも符合するし、どっちも記憶をなくしてる
友達4+イマジナリーフレンド(ユカリ)の5人だと思ったらもう一人いたから「一人多い」って言ったのかな
他人の夢に入る話って、他人のイマジナリーフレンドになったようなものだなあとか思ったり



第七話


【声が変わる幽霊】



警察官「不思議な話?」



警察官「ん、まあ、なくはないけどな」

警察官「こんな仕事についてると、時々、意味不明な事件に遭遇する事もある」

警察官「本当に、ごく稀に、だけどな」





警察官「……どうしてだ?」



警察官「どうして、それを聞きたいんだ?」







警察官「…………」

警察官「……わかった」

警察官「なら、話してやる」

警察官「ただし」



警察官「俺は警察官だからな」

警察官「守秘義務というのがある」

警察官「だから、実名も、場所も、何もかも話さない」

警察官「それで構わないと言うなら」

警察官「そして、お前も、さっきの約束を守ると言うなら」

警察官「話してやる」

警察官「その条件でいいか?」





警察官「よし。なら、話すけどな」

警察官「もう、二年ぐらい昔の話だけどな」

警察官「幽霊の話だ」

警察官「地名は出さないが、とある場所に小さな山があって」

警察官「そこは、キャンプ場になっているんだ」



警察官「ああ。バーベキューやら、川遊びやらが出来る様になってて」

警察官「ロッジもあるし、テントを張れる場所もある。もちろん、駐車場もな」



警察官「それで、そこから歩きで少し行った場所に」

警察官「洞穴みたいなのがあってな」

警察官「立ち入り禁止にはなっているが、ロープで張られているだけだから、簡単に中に入れるんだが」

警察官「それが結構でかい洞穴でな。大人が歩いて通れるぐらいの大きさで」

警察官「中も、それなりに深くてな。別れ道とかも幾つかある」



警察官「そこは、元は、炭坑だったらしい」

警察官「江戸時代だか、それよりも昔だかに、掘られた穴らしいが、俺も詳しい事は知らない」





警察官「ああ。それが何の目的で掘られた穴かは、問題じゃないからな」

警察官「問題なのは、ここからで」

警察官「その洞穴には、幽霊が出るって噂が昔からあるんだよ」





警察官「ああ。そうだな」

警察官「どこにでもありそうな、ありがちな話だ」

警察官「そもそも、洞穴の中ってのは暗いし不気味だしな」

警察官「コウモリだって住み着いてる時もある」

警察官「音が反響するから、小さな物音でも大きく聞こえるし、どこから物音がしたのかもわかりにくい」

警察官「単純に、怖いんだな。中に入るっていうそれだけで」





警察官「そうだな。トンネルとかもそうだが、洞穴とかにも怪談は多いよな」

警察官「暗いし、狭い場所ってのは、人の恐怖心を煽るんだろう」





警察官「ああ。だから、そういった幽霊だとかの噂が出てきても、ちっともおかしくはないんだが」

警察官「そこだけ、少し特別でな」



警察官「順番に話そうか」

警察官「きっかけは、大学生グループからの通報だった」

警察官「そいつら五人は、夏休みだって事で、車でその山に遊びに行ったそうで」

警察官「それで、バーベキューやら川遊びやらをしてはしゃいでいたら」

警察官「暗くなる前に帰るつもりだったのに、いつのまにかどっぷり日も暮れていて」

警察官「帰る頃には、辺りはすっかり真っ暗になっていたらしい」

警察官「そうしたら、その中の一人が、例の幽霊が出るって噂の洞穴の事を思い出したらしくてな」

警察官「丁度、乗ってきた車の中に懐中電灯も置いてあったし」

警察官「肝試しがてら、そこに行こうという話になったそうだ」





警察官「ああ、ある意味、お約束だろうな」

警察官「それで、怪談にありがちな事にも」

警察官「案の定、その大学生五人グループは、そこで妙な体験をする事になる」



警察官「だろうな。よく聞く話だ」

警察官「だけど、これは少し普通の怪談と違ってな」

警察官「普通の怪談なら」

警察官「その中で幽霊と出くわして」

警察官「それで、必死になって洞穴の外へと逃げ帰ってみたら」

警察官「外に停めていた車のガラスに、手の跡がびっしりついていただとか」

警察官「中の一人が、いつのまにか行方不明になっていただとか」

警察官「それ以来、幽霊にとり憑かれてしまっただとか」

警察官「そういう感じで話は終わるんだがな」

警察官「そうじゃなかったんだ」



警察官「そいつらが、洞穴の中に、怖がりながらも全員で入るだろ?」

警察官「それで、懐中電灯で照らしながら、ゆっくりと中へ進んでいくと」

警察官「途中で、その中の一人がこう言い出したそうだ」

警察官「『……なんか、声みたいなのが聞こえない?』ってな」



警察官「それで、全員が耳をすませてみると」

警察官「聞こえてきたんだと」

警察官「何か堅いものを、手で何度も叩く様な音と一緒に」

警察官「女の子供の声で」

警察官「『助けて。助けて。助けて』って」

警察官「そういう風にな」





警察官「ああ。全員がそれを聞いたそうだから」

警察官「嘘や聞き間違いって事はないとは思う」



警察官「それで、その大学生達は」

警察官「もちろん、怖くもあっただろうがな」

警察官「とはいえ、本当に中で女の子が迷子になって困っているんじゃないかとも、思ったらしく」

警察官「怖がりながらも、皆でかたまって奥へと進んでいって」

警察官「呼びかけながら、中を探したそうだ」

警察官「だけど、洞穴の中を全部探しても、その子はどこにも見つからなくて」

警察官「ただ、何か固いものを叩く様な鈍い音と」

警察官「『助けて』という声だけが、微かにどこからか聞こえてくるんだ」



警察官「不思議だよな」

警察官「それで、その大学生達は、流石に不気味に思って」

警察官「洞穴から出ると、携帯電話を使って、警察へと通報した」

警察官「『女の子が、洞穴の中で迷子になってるかもしれない』とな」



警察官「その時に、通報の電話を受けたのが俺だ」

警察官「場所が幽霊が出るって噂の洞穴だっただけに、その通報には半信半疑だったんだが」

警察官「ただ、もし本当だったとしたら、放置してはおけないから」

警察官「もう一人の同僚と一緒に、パトカーでそこまで向かったんだ」

警察官「懐中電灯やら、ロープやら、蛍光テープやら、そういった物を一緒に持ってな」

警察官「それで、現場まで辿り着いて」

警察官「大学生の中の一人にリーダーみたいなやつがいたから、そいつに案内を頼んで」

警察官「声を聞いたって辺りまで、連れていってもらったんだ」



警察官「それで、大体この辺だって場所まで来たもんだから」

警察官「俺達は、そこで立ち止まって耳をすませたんだよ」

警察官「そうするとだ」

警察官「本当に聞こえるんだよ」

警察官「固いものを叩く様な鈍い音と一緒に」

警察官「『助けて。助けて。助けて』って」

警察官「か細いけど、どこかから、微かにそう聞こえてくるんだ」

警察官「小さな女の子の声がな」

警察官「それで俺は、横にいた同僚にうなずいてみせたんだ」

警察官「確かに聞こえるな、ってな」

警察官「ところがだ」



警察官「同僚は、その声が聞こえないって言う」

警察官「何かカタカタと動く様な音は、微かにどこかから聞こえてくるそうなんだが」

警察官「女の子の声は聞こえないってな」



警察官「だけどな」

警察官「俺には、その『カタカタと動く様な音』が聞こえなかったんだ」

警察官「意味がわからないだろ?」

警察官「そばにいた大学生も、そうだった」

警察官「『女の子の声は聞こえますけど、カタカタとかいう音は聞こえません。何か叩く様な音は聞こえますけど……』ってな」

警察官「だから、俺達が聞いたものは子供の声と鈍い音で合ってるはずなんだが」

警察官「だけど、同僚にはそれが聞こえなくて」

警察官「代わりに、何かが動く様な『カタカタ』という音が聞こえてくるんだ」



警察官「どうして、同僚にはそんな音が聞こえて」

警察官「女の子の声が聞こえないのか」

警察官「それがわからなくてな」

警察官「ただ、その時は聞こえる聞こえないをきちんと確かめ合ってる場合じゃないと判断したから」

警察官「その事を同僚に伝えて、とにかく女の子を探そうって事になった」



警察官「それで、俺と大学生は声が聞こえてくる方角がどっちからなのかを耳をすませながら聞いて」

警察官「大体の見当をつけながら、歩いて探し回った」

警察官「声が聞こえないという同僚には、既に探した場所をマーキングしてもらう事にした」

警察官「暗闇の中でも光るテープあるだろ? あれを貼ってもらって」

警察官「探した場所の目印にしたんだ。暗闇の中だし、洞穴の中だからな。似たような場所ばかりだったもんだから、間違えない様にとな」



警察官「それで、そうやって声を頼りに捜索をし続けたんだが」

警察官「それから、一時間近く経っても見つからなくて」

警察官「そして、洞穴の中はマーキングしたテープだらけになっていた」

警察官「それを見る限り、間違いなく、全部、探して回った事になるんだが」

警察官「それでも見つからなくてな」

警察官「でも、声と音だけは未だに聞こえてくるんだ」

警察官「『助けて……。助けて……。助けて……』って、どんどん弱々しい声に変わりながらも」





警察官「ああ、呼びかけても、こちらの声が聞こえないのか、返事は全くなかった」

警察官「そして、声が聞こえてくる方角もわかりにくいんだ。洞穴の中だから音が反響するし、方向感覚も掴みにくいしな」

警察官「だから、どこから聞こえてくるかは特定が難しかったんだが」

警察官「それでも、マーキングを見返してみると、洞穴の中央辺り、そこの行き止まりの通路あたりが一番多く貼られていた」

警察官「つまり、大体、その辺りから聞こえてくるってのは、わかったんだ」

警察官「だけどな」



警察官「そこら一帯をどれだけ見て回っても見つからないし」

警察官「それに、それからしばらくしたら、遂にはその声が聞こえなくなってしまった」

警察官「俺達は完全に手掛かりを失ったんだ」



警察官「ああ、それで、これ以上はどうしようもなくなって」

警察官「俺達は捜索を断念すると共に」

警察官「本署の方に無線で連絡した」

警察官「行方不明事件発生、ってな」





警察官「同僚か?」

警察官「ああ、あいつは最後まで首を傾げてたけどな」

警察官「本当に、そんな女の子がいるんだろうか、って」

警察官「あいつは、その子の声が聞こえなかったから、そう思って当然だろうが」

警察官「聞こえないのが、あいつだけだったから、本署に応援を呼ぶ事に反対はしなかった」

警察官「自分の耳が悪いんじゃないかって、そう思ったみたいでな」

警察官「それで、実際に本署から応援が六人ほど来て」

警察官「大型のライトや、赤外線カメラ、それに熱画像直視機なんかも運び込まれた」

警察官「それで、再び捜索が始まったんだが」



警察官「結局、見つからずに夜が明けたんだよ」

警察官「最後まで、その子は見つからなかったんだ」






警察官「ああ、もちろんその可能性も考えて」

警察官「マーキングが多かった例の場所な。そこ付近を熱画像直視機なんかで徹底的に調べたし」

警察官「壁をピッケルとかで叩いて、音とかも確かめたんだが」

警察官「中が空洞になっているような箇所もなかった」

警察官「結局、怪しげな場所はどこにも見つからず」

警察官「徒労に終わったんだ」



警察官「その後か?」

警察官「最終的には、俺含めて、大学生達全員の空耳じゃないかって事になった」





警察官「ああ。俺も当然、そんなのには納得出来なかったんだが」

警察官「だけど、そうなった理由は二つあって」

警察官「一つは、小さな女の子の行方不明の届け出が、どこにも出ていなかったという事だ」

警察官「少なくとも、ここ最近の間ではな」

警察官「行方不明者ってのは、毎年、かなりの数が出ていて、それが見つからないままの場合も多いから」

警察官「何年も前の届け出を遡れば、あるにはあるんだが」

警察官「ここ一年ほどはそれがなかったんだ」

警察官「これが一つ目の理由だ」



警察官「それで、もう一つが」

警察官「同僚がその声を聞いてないって事だ」

警察官「全員が聞いたなら、まず間違いないんだろうが、一人、聞こえないというやつがいたから」

警察官「あれだけ捜索したにもかかわらず、見つからなかったという事も合わさって」

警察官「空耳で片付けられた」





警察官「ああ。俺は食い下がったんだが、無駄だった」

警察官「上司が言うには」

警察官「『誰も探していない子供で、しかも、本当にいるかどうかもあやふやなものに、これ以上の時間と人員は割けない』」

警察官「そう言われてな」

警察官「それを理由に、悔しいが、捜索はそこで打ち切られてしまったんだよ」

警察官「だがな」



警察官「そうやって悔しがっている俺を見て、本署の年輩の人が教えてくれたんだが」

警察官「理由はその二つだけじゃなくて、もう一つあったんだ」



警察官「ああ。実はな」

警察官「その洞穴、三年に一回ぐらいだかの割合で」

警察官「『助けを呼ぶ、子供の声が聞こえた』っていう、通報が必ず入るんだと」



警察官「それで、不思議な事にも」

警察官「状況はほとんど同じ」

警察官「助けを呼ぶ声が聞こえてくる場所も、毎回のように同じで」

警察官「誰か一人か二人は、その子供の声が聞こえない」

警察官「行方不明届けが出ていないのも同じで」

警察官「そして、毎回のようにその子供は見つからない」

警察官「ただ、声だけが毎回違うそうだ」

警察官「男の子の声だったり、女の子の声だったり、それはバラバラなんだと」







警察官「ああ。そうだろうな」

警察官「もしも本当に空耳なら、何回も似たような通報は来ないだろうし」

警察官「もしも本当にそこに子供がいるなら、あれだけ捜索してるんだから、見つかってもおかしくない」

警察官「なのに、絶対に見つからないし」

警察官「誰か一人か二人は、その声が毎回聞こえない」



警察官「だから、幽霊なんじゃないかって噂が立ったんだろうが」

警察官「もしもその声が幽霊のものだったとしたら、毎回、声が変わってる事になる」

警察官「それに、そこの洞穴じゃ事件も事故も何も起きてないっていうのに」

警察官「何故か決まって、『助けを呼ぶ子供の声』が聞こえる」



警察官「どうしてこんな事が起こるんだろうな」

警察官「不思議に思わないか?」



警察官「ん?」







警察官「さあな、どうだろうな……」

警察官「もしかしたら、そういう事もあるかもな」

警察官「でも、実際に声を聞いた俺からしてみれば」

警察官「そういう事は絶対にないと思うぞ」



警察官「…………」





警察官「…………」



警察官「……そういえば、誰かがそんな事を言ってたかもな」



警察官「いや、覚えちゃいないが……」



警察官「とはいえ、俺はそれを信じてはいないからな」

警察官「あれは、本当に子供の声だった。間違いなくな」



警察官「…………」





警察官「まあ、ひょっとしたら、そういう事なのかもしれないな……」

警察官「なんにしろ、この話はもうこれで終わりだ」



警察官「それじゃ、今度は約束通り、俺が聞かせてもらう番だな」



警察官「ああ。それじゃ、最初の質問なんだがな」

警察官「お前、これまで何人殺してるんだ?」





第七話


【声が変わる幽霊】


終了





次回、最終話



【殺害予告メール】

【二つの真実】



全て終わるまで、あと一話……




警察官自身も聞いたのに『全員がそれを聞いたそうだから 嘘や聞き間違いって事はないとは思う』という言い方は何かありそうだ
最終話に期待



最終話


【殺害予告メール】



医者「やあ、こんにちは」



医者「私かい? 私は、君を担当する事になった医師だよ」

医者「これから、宜しく頼むよ」





医者「いや、そんなに身構えないでくれ」

医者「そういう規則になってるだけの事だからさ」

医者「君は、特に気にする必要はないよ」





医者「うん、わかってる」

医者「大丈夫だから、安心してくれ」





医者「ん?」

医者「ああ、今日はそういうのはないよ」



医者「そう。今日は単に挨拶と」

医者「軽い問診だけかな」



医者「ああ、君は私の質問に答えてくれるだけでいい」

医者「簡単だろ? それだけだよ」

医者「それじゃ、早速いいかな?」



医者「?」





医者「不思議な話?」

医者「それはまあ……多少は知ってるけどね」

医者「バミューダトライアングルとか、神隠しとか、そういうのだろ?」

医者「そういう話は、生憎、人並み程度にしか知らないけどさ」





医者「私自身が体験した事?」



医者「うーん……何かあるかなあ」

医者「ああ、そういえば」

医者「一個だけ、そういう話があったっけ」

医者「あれは、不思議な話と言えば、不思議な話かもしれないな」



医者「それは構わないけど……」

医者「でも、どうしてまた不思議な話なんて聞きたいんだい?」





医者「ふうん……。君の友達が」



医者「まあ、そういう事ならいいよ。そんなに長い話でもないからね」

医者「聞きたいなら、話すよ」

ごくり

医者「あれは、私が大学生の時だね」

医者「その頃、私には高校時代から付き合ってた彼女がいてね」

医者「付き合って、三年目ぐらいの時だったかな」

医者「変なメールが来たんだよ」



医者「その日は、本当なら彼女とデートの予定だったんだけど」

医者「って言っても、付き合って三年にもなると、デート一つで浮かれたりとかもしないし」

医者「それが流れたとしても、そこまで残念がる様なものでもなかったんだけどね」



医者「うん。ただ、その日は彼女が見たがっていた映画を見に行く予定になってたから」

医者「それが取り止めになったのは、やっぱり残念そうではあったよ」



医者「ああ、理由?」

医者「別に珍しくもない理由だよ」

医者「私はその頃、病院での無給助手をやっていてね」

医者「それで、その病院から人手がどうしても足らなくなったという連絡が入って」

医者「何とか来てくれないかって、そう言われたんだ」

医者「猫の手も借りたい状態だったらしくてさ」

医者「それで、私が猫の手だった訳だ」

医者「まあ、病院は人手が不足してる場合が多いからね。そういう事もあるよ」

医者「それで、その日は病院に手伝いに行って」

医者「そこにいたのは六時間ぐらいかな。夜の十時頃にそれが終わって」

医者「お疲れ様でしたって言って、病院を出て」

医者「自分の原付に乗ってさ」

医者「それで、家に帰る直前ぐらいかな」

医者「そのメールが来たんだ」

医者「それは、彼女からのメールでね」

医者「こういう文面が書いてあった」

医者「『そろそろ殺します』

医者「『だけど、どうする?』って」



医者「ね? 不思議だろ?」

医者「何で私は、彼女から殺害予告をされたんだろう?」

医者「そして、何で彼女は『どうする?』って私にその事を聞いてきたんだろう?」

医者「ちょっと不思議だよね」

医者「最初に言っておくけど」

医者「もちろん、私にはそんな事をされる程の覚えはなかったよ」

医者「そりゃ、デートの約束を破りはしたけど」

医者「それにしたって、きちんと理由を説明したし」

医者「彼女も、『それなら仕方ないね』って、言ってくれたしさ」

医者「納得してくれたんだ。『また、今度にしよ』ってね」

医者「だから、怒ってもいなかったはずなのに」

医者「急にこんなメールが来たんだ」

医者「どうしてだと思う?」



医者「ん?」



医者「へえ、どういう理由かな?」





医者「…………」





医者「…………」



医者「ん、あ、ああ。ごめんごめん」

医者「ちょっと驚いてね」



医者「うん。実はさ」

医者「この話は、今まで他に何人も話した事があって」

医者「その度に、色々な理由を聞いてきたんだけどね」



医者「ああ、うん。例えば、悪質な冗談だったとか」

医者「そういうメールを送って、私がどうするか、その反応を見たかったからとか」

医者「彼女が精神的に病んでたからとか」

医者「まあ、色々だよ。でもさ」



医者「『そんな理由』を答えた人は初めてでね」

医者「それで、ちょっとびっくりしたというか」

医者「そういう考えもあるのかと思ってさ。思い付きもしなかったから」



医者「ん?」



医者「ああ、答えというか、真相ね」

医者「彼女がどうしてそんなメールを送ってきたのかって事だよね」

医者「そうだね、今、教えてもいいんだけど……」



医者「出来れば、それは次のお楽しみという事にしないかい?」



医者「うん。私は明日もまた問診しに来るからさ」

医者「その間に、少し考えてみようか」

医者「彼女はどうして、そんなメールを送ったのか」

医者「そして、私がどうしたか」

医者「ちなみに、君が言ったさっきの理由は不正解だよ」

医者「彼女はそんな状態じゃなかったから」



医者「うん。違うよ」

医者「そうじゃないんだ。それ以外の理由だよ」



医者「そうだね、少し難しいかもね。今までピッタリと正解した人は誰もいなかったから」

医者「でも、半分ぐらいまで正解の人は何人もいたから」

医者「絶対にわからないって事はないと思うよ」



医者「ヒント?」

医者「ヒントねえ……うーん」

医者「そうだね、これはヒントになるかどうかはわからないけど……」

医者「『僕も彼女も、今、生きている』」

医者「っていうのが、君にとってはヒントになるかもね」



医者「え?」





医者「…………」

医者「いや……そんな事はないよ」



医者「うん。僕はそんな事をしてない」

医者「考えた事もないし、思い付きもしないだろうね」



医者「そう。彼女は今もちゃんと生きてるよ」

医者「五体満足の状態でね」



医者「うん。本当に」

医者「彼女とはもう別れてしまったけど、元気にやってるはずだよ。友達からはそう聞いてる」



医者「ああ、それと」



医者「問診は、今日はやめておこうか」



医者「話してたら、結構、時間が経ってしまったしね。また明日にしよう」



医者「そうだね」

医者「また、この時間に来るよ」

医者「それじゃ」











   



医者「ん?」



医者「ああ、刑事さん。どうも」



医者「容疑者ですか? ええ、大人しかったですね」

医者「確かに、一見した限りでは、とてもあんな事をした犯人には見えませんでした」





医者「さあ……。どうでしょうかね」

医者「それは何とも言えません……」

医者「まだ、軽く話しただけですから」



医者「?」





医者「ああ、聞いていたんですか」





医者「そうですか。刑事さんも、気になるんですね。あの話の真相が」







医者「そうですね……。別に話しても構わないんですが……」

医者「刑事さんが、その話の真相が気になる、というのであれば、逆に話さない方が良いかもしれませんね」





医者「はい。これは、私の持論なんですが……」

医者「謎というのはね、刑事さん」

医者「真相がわかってしまうと、つまらないものなんです」

医者「何だ、そんな理由か、と思うはずですよ」

医者「コロンブスの卵と同じです。自分でそこまでたどり着くのは難しいですが、誰かに教えられたら、下らないと片付けてしまうんです」



医者「だから、刑事さん」

医者「真相をどうしても知りたいというのであれば」

医者「自分でたどり着いて下さい」

医者「きっと、しばらくは暇が潰れると思いますよ」







医者「ああ、あの容疑者が考えた推理ですか?」





医者「それは話しても構いませんよ」

医者「あの容疑者はね、こんな推理をしたんです」



医者「まず、私の事を好きな女の子がもう一人いて」

医者「その女の子が、彼女を拉致して監禁した上で」

医者「彼女の携帯を使って、私にメールを送ってきたと」

医者「『そろそろ殺します』」

医者「『だけど、どうする?』とね」



医者「本来なら、その監禁されている彼女の画像も送るつもりだったけど」

医者「それは、送り忘れてしまったんじゃないか、とね」

医者「そう推理したんですよ、あの容疑者は」



医者「ええ。ちょっと発想が『普通』じゃないですね」

医者「ですので、ひょっとしたら……」

医者「サイコパスの可能性もあるかもしれませんね」

医者「あくまで可能性ですが……」





医者「いいえ、違いますよ」

医者「容疑者の推理は、当たっていません」

医者「ヒントを出すなら、あれは彼女本人が自分の意思で送ったメールですから」

医者「誰か別の人間が送った訳でも、脅されてそういうメールを送った訳ではありません」



医者「?」



医者「ああ、それで私がどうしたかですか?」

医者「もちろん、すぐに彼女に電話をかけて、どうしてそんなメールを送ったのかを尋ねましたよ」

医者「そうしたら、どういう返事がきたかは、教えませんがね」

医者「答えを言うのと同じですから」



医者「それでは、私はこれで……」



医者「ええ、失礼します」



医者「お疲れ様でした」



最終話


【殺害予告メール】


終了






【通知】



【真実1】



この八話の中に

オカルトや心霊現象の類いは

一つも存在しない



【真実2】



各話の語り手、七人の中に

一人だけ、嘘をついている人間がいる



逆に言えば、

その他の人間は

一切、嘘をついていない





最終話


【二つの真実】


終了






男「少し不思議な話をしようか」女「いいよ」







難しい

>>1
第一話
【謎のタクシー客】
語り手:男(タクシーの運転手)
聞き手:女

※人物消滅
消えた人:女の人(タクシー客)

>>23
第二話
【生きてますという電話】
語り手:女
聞き手:男

>>45
第三話
【呪われてる部屋】
語り手:友
聞き手:不明

>>76
第四話
【消えた友達】
語り手:女友
聞き手:不明

※人物消滅(増加?)
消えた人:カスミとユカリ

>>117
第五話
【他人の中に入った夢】
語り手:女
聞き手:男

>>155
第六話
【UFOに拐われた子供】
語り手:母
聞き手:不明

人物消滅(一時的)
消えた人:娘

>>204
第七話
【声が変わる幽霊】
語り手:警察官
聞き手:不明

>>240
最終話
【殺害予告メール】
語り手:医者
聞き手:不明

・一部の話は多重人格で説明がつくかも?根拠は全くない
・女が二回語り手になっているので仮に女が嘘をついている場合、二話と五話両方が嘘である可能性もある
・七話と最終話の聞き手(容疑者)は同一人物?
・七話と最終話の「警察官」と「刑事さん」が同一人物かどうかも気になる


自分で書いてて混乱してきた

面白かったよ、乙!
嘘吐きが誰かは確定したんだが、書き込んでもいいのかな?

>>280
聞きたいです

>>201がいい線いってる気がするけど全然わからん
自分の頭の足りなさを呪うわ…

>>281
>謎というのはね、真相がわかってしまうと、つまらないものなんです
ということですのでしばらく様子見で

男が嘘をついてないなら「女の人を乗せた」と言ってるから女装はありえないんじゃない?
こんな感じで考えていけば嘘吐きを絞れるはず

第六話で
母親が話してる相手は警察?

母「今とは、全く関係ないかもしれません」
母「その事で、娘に対して妙な先入観を持たないようにして下さい」


娘=女=嘘つき=(何かの)犯人?

ずっと引っ掛かってたんだけど
第三話
語り手が最後の方で
「それなら全部カバンの中に入るしな」って
<カバンの中に入る大量の血液>って…

医者は、大学時代に病院で無給助手ってのに関係あるのかな?


1話 女装。家族全員が「うちにはさっきから誰も来ていない」と証言してるので、家族全員がグルになっている可能性。

2話 不明。虚偽、もしくは真実だと思い込んでいる可能性。幻覚や解離性同一性障害の症状の一種のように見える。

3話 文字部分を繰り抜いた布や紙などのうえから血液をかける(バケツなどだと周囲に痕跡が残るので、スプレー説が有力か?)。
   鍵がかかっていたことについては釣り糸か何かを利用した仕掛けの可能性が示唆されている。
   聴き手が犯人である可能性。人物ではなく部屋にこだわる理由と、血液の出元は不明(六話ラストの台詞にも関係がありそう?)

4話 謎多し。ただし、ラストの語り手の反応からすると、一応現実的解釈は可能のようにみえる。
  ・「ひとりが写真係」で、「ひとりはイマジナリーフレンド」と解釈した場合人数上は成立するが、登録されていた電話番号などは謎のまま。
  ・集団妄想のようにも思える。
  ・ラストのやりとりは、「誰かを仲間はずれにしていたが、過去のことなので記憶が都合のいいように変化している」ようにも見える。
   (ただし、一緒にお菓子を分けた記憶などと一致しないのでたぶんない)
  
5話 不明。ただし、本当にこの話自体が夢である可能性がある。(アケミがしたはずの怪我に関する描写もない)
  アケミが女を避けるようになったのは別の理由があってのことかもしれない。
  (ミキ、娘が女である可能性や、女の話の内容を含めて考えると、彼女が妙なことをした可能性は十分にあるかもしれない)

6話 ミュンヒハウゼン症候群の派生か?
  ラストの会話は「隠し部屋でもあるのではないか?」「屋根裏のような場所は探したのか?」で母親の反応が説明できそう。
  娘の記憶がないのは何かしらの精神病、というか解離性同一性障害の症状のように見える。
  (解離性同一性障害の発症者のうち、イマジナリーフレンドを見たことがあるというケースは多い)

7話 洞窟内の反響や風の単なる聞き間違い。
   「そのときどきで聴こえる声が違う」→そのときどきによって聞こえ方が違う。
   何度も同じような報告があるのなら、洞窟内がそういう音のしやすい構造になっていると考えるのが自然。
   全体としてはラストの台詞のみが重要で、本編の謎とはあまり関わりがないように思える。

最終話 おそらく単なる入力ミス。「クリスマス」。
  医者の言う「とてもあんなことをした犯人には見えない」という台詞=前章ラストと関連がありそう。

  (ほのめかされてはいないが、女=ミキ=ラストのサイコパスだとすると、一話、二話、五話に登場した「男」を殺した可能性も)  
   
 女=ミキ=娘であるとすると、少なくとも4話と6話の聴き手は女ではない(それぞれが登場するため)

 それ以外の不明な聴き手に関しては、娘が「幽霊やオカルトに興味を持つようになった」という証言から、
 「不思議な話に興味があって、脈絡もなくききたがった」ようにも見える(ただ、スレタイでは男の方から「不思議な話」を提案している)。

 もし女がした「不思議な話」が「事実」ではなかったとしても、彼女が真実だと思い込んでいれば「嘘」にはならないため、
 語り手にもうひとり嘘つきが紛れ込む余地はある。
 

多分、妄想だね
最後の方で、公衆電話からの着信は無視している って言いながらも
女「それでも、今もかかってきてるんだよね」
女「ずっと、十年間、違う人達から」

無視した電話の主がずっと違う人 って
わかるはず無いよね

今までに毎回違う人から掛かって来てたんだから出なくなくなった後もそうなってる予想が付くし発言的には別に何もおかしくはない
それが事実かどうかはおいといて

しかし考えれば考えるほどよく出来てるね

何度考えても四話だけよくわからん。
みんなにハメられたのかと思ったけど、人一人の存在を
消すなんてオカルトなしじゃ不可能だし。女友の妄想説も考えたけど、そうなると女友は
嘘をついていないことになり誰が嘘をついているのか。案外男が女から話を聞くために
適当な話をでっち上げてたりとか?

女友の発言で気になるのは私はしてないって発言。もしかして女友のせいでカスミとユカリは死んで
精神的におかしくなったから、周りが気を使って二人の存在をなかったことにしてるとか?

>>305
うーん、やっぱりそういう解釈なのかな

>>307
私はしてないってイジメじゃないかな、知らんけど
1人ハブってカメラ持たせたとかありそう、知らんけど

途中からうみねこっぽいと思ってたら真実が赤字で来てワロタwまあどっちかというと人狼に近いのかね?

オカルト無しって描かれても女が嘘ついてるつもりじゃなければ嘘つきじゃないって扱いだろうしタクシー運転手もオチが女装だとしても誤認しただけで嘘つきじゃないよな

友が話してたのはピッキングで鍵を施錠したのかね?調べたら不可能ではないらしいけど、それよりは自作自演の方が速いし友のツレとやらがやったりした方がバレにくいよね(友の登校予定とか分かるだろうし)隣人が犯人ならカメラさえなけりゃ目撃情報なんてのは出ないだろうしそれこそ一話とリンクするが変装でもいけそうなんだよなぁ

女友の奴はクラス全員グルなら余裕だよね、名簿にすら載ってないってのが嘘かその名簿が卒業時のものなら学校やめさせてりゃこれも通りそうだ。
ミキの最初は5人ってのはイマジナリーフレンド込みなんじゃね?後に最初から4人って言ったのはフレンドに浸食されて元のミキを消したから?

まあ警察の話とか母親の話もリンクしてて怪しいが長いから置いとこう、皆さん答えにたどり着いてくれ

4話の消えた友人の名前が「ユカリ」で
6話のイマジナリーフレンドの名前も「ユカリ」なんだね

>>312
友の行動を把握できてるという意味ではそうかもしれないけど
>>62
>>友「それで、俺の知り合いやアパートの住人に、その時のアリバイを確認したそうだが」
とあるから、ツレが犯人である可能性は低そう
4話の名簿はそれっぽい

ユカリ=イマジナリーフレンドだと仮定して
女=娘=ミキだとすると、どうして女友や他のメンバーがユカリを認識できたかがわからない
女友=娘だとすると、五人グループを六人グループと認識していてもおかしくないけど他の情報と一致しない
そもそもユカリ=イマジナリーフレンドだとするとどうして電話番号が存在したかもわからない

四人が写真に写っている=写真をとっている五人目は存在する=実際は五人で行動していた
としてら、さすがに写真を撮っていた人物のことについてどこかで触れそうな気がしないでもない
ひょっとしたら言い方の問題で、写真に映っていたのは常に3人で、かわるがわるに1人が写真を撮っていたのかも

女友が嘘をついているにしても、ラストの反応を見るに全部が全部って感じではないから、どこが嘘なのか……わからん

女=娘=ミキ=ユカリがイマジナリーフレンドじゃなくて多重人格説はどうか?
ミキが休みの日に学校に完全に別人の恰好、性格、仕草のユカリとして登校してる日があれば、
友人たちと偽の電話番号を交換してたり、名簿にないのも辻褄が合う

>>325
似たような考え方だとミキが企んだ手の込んだ悪戯って解釈もできるかな
誰か別の生徒に協力してもらって、「ユカリ」「カスミ」という架空の生徒として振る舞ってもらう
その際偽の携帯電話の番号を用意しておく
で、修学旅行では一緒に行動するが、写真には写らないようにする
(もし映ってしまったら、皆が寝ている間にミキがデジタルデータを削除していた)
旅行が終わって女友たちが不審がってもミキは知らんぷり

仮に女=ミキ=娘がサイコパスだとして、三話の悪戯に関わっているとしたら、
そういう「手の込んだ悪戯」に熱意を出すタイプだったという可能性もあるし
女友グループが周囲から嫌われていて、ドッキリを仕掛けられたのかも。

> 女友「私はそんな事されてもいないし、してもいない! 違う!!」
> 女友「でも、皆そういう事、するような子じゃないし」
>
> 女友「私も流石に気付くって、それ」

このあたりの台詞とも符合する。ただ、

> 女友「だから、違う。やってない」
> 女友「私はそんな事されてもいないし、してもいない! 違う!!」

という台詞を見るとちょっと違和感(「何かそんなことをされる心当たりでもあるんじゃないのか?」という質問ならありうるか?)

あとはミキの「六人いる」「最初から四人だった」というのが多重人格の描写だと思うんだけど、
ミキの悪戯だとすると「六人いる」と戸惑っていた理由がわからない。単なる悪戯の演出だとするとちょっと意味ありげすぎるし



解・二話


【生きてますという電話】



社員「ふう……」

上司「ああ、あのお客さんの話、ようやく終わったか。長いこと、御苦労様」

社員「ありがとうございます……。しかし、参りましたよ、あのお客さんにも」

社員「ずっと、公衆電話から電話がかかってくる、かかってくる、どうして信じてくれないんですか、ってそればかりですからね」

上司「みたいだったな。だけど、実際には公衆電話からかかってきてはいないんだろう?」

社員「ええ、通信記録にありませんでしたから」

社員「無線ならいざ知らず、公衆電話からの着信だと携帯の画面に出てる以上」

社員「通信記録には、絶対に残るはずなんです」

社員「それがないという事は、つまり、電話はかかってきてない」

社員「そうでなければ、それこそオカルト話になりますからね」

上司「そういう事になるよなあ……」

上司「でも、それだと、ちょっと奇妙な話だよな」

社員「何がですか?」

上司「通信記録にないのに、そのお客さんは公衆電話からかかってきているって言い張るんだろ?」

上司「しかも、かなり熱心にだ」

上司「ちらりと見ただけだが、あれ、嘘をついている感じじゃなかったよな。多分、本当の事だろ?」

社員「ええ、まあ、そうでしょうね……。嘘ではないと思います」

上司「だったら、奇妙じゃないか? 通信記録にも残らない電話がかかってくるなんて」

社員「いえ……。別に、そうでもありませんよ」

上司「?」

上司「どうしてだ?」

上司「どう考えても、有り得ない事が起きてるだろ?」

社員「確かに、有り得ない事ですし、奇妙と言えば奇妙なんですけど……」

社員「でも、話していたら、その理由が何となくわかってしまったんですよ」

上司「理由がか?」

社員「ええ」

上司「それ、どういう理由だったんだ?」

上司「それに、どうしてそれがわかった?」

社員「いえね、その人と話してたら、ちょっとありまして」

上司「?」

社員「さっきまで、僕、その女の人とずっとここのブースで話してたじゃないですか?」

上司「ああ、そうだな」

社員「その時にね、途中で女の人が何かに気づいた様に、携帯を取り出しまして」

社員「でも、着信音も鳴ってなかったし、別にバイブにもなってなかったんですよ。なのに、その女の人は携帯を耳に当てて」

社員「それから、一言」

社員「『生きてます』って、自分でそう言ったんです」

上司「…………」

社員「つまりですね」

社員「声が毎回変わるとか、電話番号を誰も知らないのに公衆電話からかかってくるとか、そんな事を本人言ってましたけど」

社員「多分、その電話をかけてるの、自分自身なんですよ」

上司「…………」

社員「自分でかけた電話を自分で聞いて」

社員「それが、別の誰かが公衆電話からかけてきているって、そう信じ込んでるんです、あの人」

上司「…………」

社員「そりゃ、誰も電話番号を知らなくても、かかってきますし」

社員「着信拒否にしても、絶対にかかってきますよ」

社員「本人が、公衆電話からだと、そう思い込んでるんだから」

上司「…………」

社員「何で、『生きてます』ってメッセージを自分に送ってるのかは知りませんけどね」

社員「どっちにしろ、ちょっと普通の人じゃないですね、あの人」

社員「どこか精神を病んでると思います」

社員「一見、まともそうに見えるんですけどね。人って怖いですよね」

上司「…………」



解・二話


【生きてますという電話】


終了





次回、未定……



全ての解が出揃うまで、あと七話……




まだ、三つ、話の解が出てこない……


更新キターーー(゜∀゜)ーーーー!!!!!

うわー、これって読み手がある程度 正解に辿り着かなければ
解の更新してくれないってことかいな?
きついなー

一話じゃなくて二話が最初ってことは、ひょっとしたら一話が女装ではない可能性が……

1話とか娘が居なくなった話、ピッキングをして鍵がかかっていた等々から考えると、やはり部屋になんか抜け穴的なものがあるんかね?

どれもミスリードに思えてくるんだよな。一体何を信じればいいのか

犯人は医者で、その手伝いをしているのは彼女
捕まっている犯人にその罪を着せたとか?
>>256の空白が気になるなぁ

犯人は警察じゃないか?

>>356
空白は単に話し相手が変わったって合図じゃないかな。いきなり続けると紛らわしいし

何気に友が一番浮いてるよな。基本的に女の周りの人間が話してるのに。最初は男と話してると
思ってたが、男は実在しないっぽいから実は話し相手は女?あれ、ということはやっぱり女が犯人か

>>359
ドラッグしてみてくれ
私の言いたいことがわかるから

>>361
すまん。専ブラだからかな。何も起きない
何か書いてあるの?

>>363
ちょうど十行目のところに半角で4文字分(全角2文字)の空白が入力されているのよ









4話で女友が「それだったらカスミとユカリは幽霊じゃなくなる」って言ってるけどさ、これ女友が実際にいると思い込んでるだけでマリコとカコの方が女友のイマジナリーフレンドなんじゃないのか?
それだったら三人が共通の電話番号を知ってた事も説明つくし……苦しいか

失礼、366は試してみた
改行だけで書き込める模様
となると、空白はわざとかなぁ……
ミスリード狙いかなぁ…?

個人的には、「女友」とか「正解」(医者が容疑者の推理に対して言った言葉)とか入ると……?
とか思わないでもないのよね
論理的でなくてすまん

個人的には、ミカ(女)がイマジナリーフレンド持ちで、女友が嘘をついている、とするのが一番しっくりくるかなぁ

俺が感じた4話の違和感は2箇所

カスミとユカリが写真に写ってないのに
女友→カスミ
カコ→マリコ
に電話して知らない人につながってる
女友→マリコに電話した時はちゃんとマリコにつながった
誰もユカリに電話してない


ひめゆり部隊のとこでは何も起きず、「変なことが起きた」のは次の日って話してるのに、その次の日にはミキが1人増えてる発言だけで何事もなく修学旅行が終わって疲れて寝た、と証言

>>375
そこは誤字だって>>1が訂正してるぞ

個人的には娘=ミキだと思うな。
ミキは「5人いる」って言ったことを「忘れている」。娘は「オカルトにハマってUFO騒ぎしたこと」を「忘れている」。これは無関係と思えない。
なにより怪しいのは「霊感がある」と言ったミキがヒメユリの所を反応しなかったとわざわざ明記されてること。
ミキは「最初から4人だった」「幽霊の気配はなかった」というオカルト人格と「5人いる」と言った頭おかしい人格がある。
5人いると言ったミキには自然に考えてイマジナリーフレンドが見えてると考える。4人しかいなかったと言ったミキはイマジナリーフレンドが見えていないがオカルトにはハマっている。
イマジナリーフレンドといえば「娘」。オカルトにハマっていると言えば「UFO騒ぎをしていた時の忘れられた娘の人格」。
娘の本来の主人格はイマジナリーフレンドと遊んでいた「5人いる」と言っていたミキだけど、後々に「4人いる」と言っていたオカルト人格のミキに「乗っ取られた」んじゃないかな?
それを示唆しているのが第5話。ミキは期間あるいは何らかのきっかけで2つの人格が交互に表れてる……とか。
長々とすまん。

ホントだ >>116で訂正されてるな

わざわざ友達と6人~に訂正する必要があったということは実際は6人じゃなかった、ってことか
とすると、お菓子の下りが矛盾しているわけだ

霊感がないならカスミとユカリは認知できないはずなのに幽霊だったんよ!って発言も矛盾してるし女友が嘘つきでFA!

>>381
『友達6人とグループを』だと、7人グループになるからじゃないの?

すげえな。アニメ化してほしいわ

女=ミキ=犯人で
生きてますって電話がかけられてくるって話は
殺した奴らからかけられてくる妄想だけど本当の話なんだろうな
全体的に犯人の異常性を匂わす話の中、母親だけが明確に警察相手に娘の話をしているから
多分、娘の情状酌量を狙った嘘。

読んでて気づいた

1~5話までは、男、女、友、女友、???(空白でセリフ、名前無し)が円陣にでもなってそれぞれに話をしているって状況じゃないのかな

そんで、不思議に思った???が、母のところに何かを聞きに行ったのが6話
その後???は逮捕され、洞窟の話を警官から聞くのが7話(話に出てくる大学生の5人組と男・友……の話をしている五人組との関係は不明)
そして???と医者の会話が8話

でも読み返して気づいた
8話の刑事さんも空白になってたわ……
???が完全に聞き手になっていたから、8話あるが7人の話し手ってことになったのかなぁ?って思ったんだが……

説明できない部分を全部別人格、イマジナリーフレンドで片付けるといくらでもこじつけられると思うんだが

>>393
こじつけてる程度じゃ整合性ある解答とは言えないんじゃね

二話の解決の仕方を見ると、「思い込み・勘違い・見間違い・聞き間違いの類は「嘘」としては扱われない印象
(ただそれで解決できるのはたぶん客観的事実に頼らない場合のみ。(例:「通話記録が残っていないというのが思い込み」みたいなのは通用しない)

そもそもまだ解けてないのは三話だけど
逆に残りの五話は既に答えが出てるんだろ?

二話は確定として、
「五話の夢は、オカルトが通用しないならただの夢と解釈するのが妥当。アケミが避け始めた理由は夢ではなく別の原因」
「六話の娘は、警察犬の反応を見るにおそらく家から出ていない。どこか両親の目を逃れるような場所に隠れていた。記憶の齟齬は解離性同一性障害の為」
「七話の声は、洞窟の反響音や構造を理由にしたよく似た音の聞き間違い」
「最終話の医者のメールは、単なる打ち間違い」
みたいな感じか?

七話の子供の声は、無理矢理現実的な解釈をしようとすると地下施設や巨大な組織なんかのSF(=オカルト)に頼らなきゃいけなくなると思うし
事実誤認が「嘘」に含まれないなら十分ありうると思う。別々の人物が何回にもわたって聞いているから誰かの悪戯とも考えにくい
あと、七話ラストの警察と聴き手の会話がその可能性を示唆してる

仮に上の内容があってるとしたら(五話・六話あたりはまだ何かあるかもだけど)
解けてないのは1、3、4ってことになる

>>396
5話の夢話は「思い込み」の可能性あるんじゃないのかな
そもそもアケミから嫌われて避けられてたのが先で、
その理由を自分の都合良いように解釈してこじつけてしまう病気なんじゃないかと
携帯に生きているとかかってくるのも病的な思い込みからだったし。。

>>201にも書いたが女、娘、ミキは同一人物だろう。
(それには女、母、女友が嘘吐きでないことを示す必要があるがそれは後述)
まずいたずら電話が中学の時から10年以上続いているということは女の年齢は23歳以上。
ミキももう高校を卒業しているので19歳以上。
娘も小学校三年生が10年以上前のことなので19歳以上。
更に男との会話から女はオカルトに寛容であることがわかり、他の2人もオカルトに傾倒している。
かつ、3人とも何らかの形で記憶を失っている。
ミキが時折発見する幽霊は幼い頃母親に禁じられたイマジナリー・フレンド(以下IF)の残滓、あるいは一時的な再生なのではないか。

続いて、2話の解より
>上司「ちらりと見ただけだが、あれ、嘘をついている感じじゃなかったよな。多分、本当の事だろ?」
>社員「ええ、まあ、そうでしょうね……。嘘ではないと思います」
と言っているので、>>1は本人が真実だと思って発言していればそれは嘘ではないという立場に立っていると考えられる。
従って女は嘘吐きではない。

そこで2話を改めて見てみると、記憶にない時の女が正常時の女に『生きています』と伝えているということになる。
これは過去に抑制されたIF(実は複数いた?)の声ではなかろうかと推測。
女自身は彼らが死んだのではないかと深層心理では気に掛かっておりそれが発露しているのではないか。

続いて5話。これは正常時の女にとっては夢のようなものだが、IFが実際にアケミと会って何かしら怯えさせることをしたものと予想。
>女「脳の中で、知り合いの声が聞こえるなんておかしい。病院に行かなきゃ駄目なの、って」
これはむしろ女自身の深層心理なのでは。
>女「お母さんが嘘をつく理由なんかないから」
女の母は女が何か精神疾患を患っていると思っていて、それを隠すために普段からしばしば嘘をついているのでは。

続きはまた後で

つじつまが合わない、説明できない話が8話あって嘘は1つ(か2つ)ってことは
残りは全部精神病だのが関わってくるってことだろ?
文章から物理的なトリックを見出すのは無理だしなんか釈然としない

>>400
なんでもかんでも精神病で片づけるのはちょっとなんだかなぁって思うんだよね

ノックスの十戒は守ってるのかしら?

>>398
現状物理トリックや現象の説明の手がかりは十分示されてるから、ノックスに違反してるようには見えないし
そこは作者を信じるしかないところだから、守っていると仮定して推理するしかないのでは

ただ、あくまでもこの話で断言されてるのは二つの真実だけだろうし
すべて語り手の一人称語りだから「信頼できない語り手」で事実誤認や思い込みの可能性はつきまとう
少なくとも「手がかりは明示されている」「オカルト抜きで説明可能」という前提のうえで推理するしかないんじゃないかな

女、娘が関わってる部分と、四話のミキの発言に関しては、
同一人物だと仮定して精神疾患説が濃厚だと思う
「アケミが怯えた理由」「母が説明した娘のオカルト傾倒」「解二話の女の描写」を見るにそれ以外の説明ができない
ただ、四話の女友視点の謎をイマジナリーフレンド・多重人格説で解くのは難しそう

女=思い込みで他に嘘をついていないとしたら、
嘘つきの可能性があるのは誰だろう?
友、医者、警察官あたりは除外していいと思うんだけども

ごめん、>>402だった

>>403
フーダニット、ハウダニット、ホワイダニットの観点からの予想(ずるいけど)だと、一応説明できるのよね
・誰が…女友
・どのように…医者の助けを借りて
・なぜ…学生の頃にいじめられた仕返し

嘘をついたのは女友で、写真に写っていなかった人物=いじめられていた
扉の血は復讐で○した女の血を使用
女友からのメールは、女の担当医である医者に、どのタイミングで○せば女に罪を擦り付けられるかの相談のメール
最終的に容疑者=女=ミキで、女友のユカコは復讐を遂げた

http://imgur.com/2s4okZg.png
これはたった一人の少女の笑顔と命を

守るために 心を救うために 自分自

身のために
        カクメイカ
人類の敵となった異端者の物語
http://imgur.com/2s4okZg.png

>>406
広告邪魔

>>405
ごめん、よく分からん
メールが女友からのものとする根拠がわからないし、医者が協力に応じる理由も示唆されていないと思う
付け加えると時系列的にもかなり入り乱れて収集つかなくなりそう
五人が六人、六人が四人というふうに認識が変わったことに対する説明にもならない気がするし

あと、女=ラストのサイコパスであることも暗示されるだけにとどまってるのに
そのうえその罪が擦り付けられたものとまで考えるのは手がかり的に無理筋だと思う
ただ女友が嘘をついている可能性と、イジメか何かが関わっているのはありうるとは思う

うん、だからずるいんだけどね
第一に、動機になりそうなのが「いじめ」
これを基本にすると、自分の立場を嘘ついて話した=女友が嘘つき
として、残りはこじつけという…

>>399の続き

1話は件の部屋がマンションの4階の一番端の部屋であることから、ベランダの避難ハッチから女が逃げたと予想。
警察がそんな単純ことに気付かないかはわからないが。
隣の建物に飛び移ることも可能か。
高々タクシー代の為になぜこそまでするのかは不明。

3話はやはり聞き手が呪いの実行犯で、聞き手が犯行の効率的な方法を言って見せたので狼狽しているのではないだろうか。
もしそうであれば、嘘の話に狼狽することはないので友は嘘吐きではない。
呪の字は、型とか版画みたいにして効率的に書くこともできそうだが、サツマイモのスタンプみたいに死体でスタンプを作ったなんてのも面白そう。
ただ、なぜ友のアパートで、しかも定期的に行うのかは不明。

8話。研修医を終えたばかりのような医者が犯罪捜査に携わるとは思えないので、メールの話は10年以上前の出来事だろうか。
だとすればポケベル・タイプの入力方式だった可能性があり、
上で指摘されているように「そろそろクリスマスだけど、どうする?」の打ち間違えとするなら、
母音のキーを押し間違えたということになり、まあ、あり得なくはなさそうだし、
あまり面白くもないから医者の話とも合致するか。

続く

>>410
仮に一話の真相がそうだとすると、(男や部屋に住んでいた一家が気付かなかった理由はわからないが)
部屋の鍵を開けた方法はピッキングだった可能性があるし、そうだとすると三話の悪戯の犯人とピッキングという点で共通点が生まれる
ベランダを使って逃げる方法は一話のなかで可能性が否定されているし、どうしてそこまでするかも謎のままだけど

顔が録画されていたこと、男が声を聞こえたって点から女装説はけっこう怪しいから、
何らかの手段で脱走したという可能性の方がありえるのかもしれない

第7話
>>251の時点で、聞き手である容疑者の推理(彼女が監禁されて…ってやつ)が披露されたんだよね
だとすると、その後の>>254後半から、容疑者はどんな推理をしたんだろう
>医者「うん。僕はそんな事をしてない」
>医者「考えた事もないし、思い付きもしないだろうね」
という医者のリアクションから考えて、前述の推理とはまた違った第二の推理があったんだろうか

>>412
ベランダから隣の部屋へ行くことは否定されているけど、ハッチを使って下の階へ行くことには言及されてなくない?
でもそうすると家族や下の階の住人とグルってことになっちゃいそうだけど
まあ、どの道、家族の変装、警察も気付かない方法で身を隠す、女がなんとか脱走の3通りしか考えられないよなあ

>>416
「そろそろ(私のことを)○します?だけど、どうする?」
と解釈して、医者が彼女をボコボコにして監禁してたとか言ったのかな
でもそれだと携帯使えるんだから助けを呼ぶかーわからん

>>418
うん、「僕は~してない」という答えか方からして、
医者が何らかのアクションを起こしたっていう第二の推理が展開されてると思うんだよね

前半の容疑者の推理は警察に話してるんだけど、
後半の推理は話してないね
これは意図して隠したのか、それとも言う必要を感じなかったのか

考え過ぎかなww

しかも、医者が後半から狼狽しはじめてるように見えるのも、気のせいかな…

>>417
そうなんだけど、ベランダの可能性まで考慮したのに、ハッチに関する言及がないっていうのが不自然だよね
一家が協力していないとするとなぜ一家はタクシー客の侵入に気付かなかったのか、
一家が協力していたとするとどうして協力したのかという疑問が残る

ベランダのハッチや、ベランダからベランダへ更に乗り移ったという可能性は否定されてないから一応物理的に説明できるけど
どうしてそんなことをしたのかという点が謎のまま

誰にも気付かれずに侵入、ベランダ間を移動して、二つ隣のベランダにずっと隠れていて、
ほとぼりがさめてから脱走したって考え方もできるけど
ちょっと運に頼りすぎてる感じがするし

あるいは男が怪談仕立てにしようとして何か重大な部分を隠している(=嘘をついている)のかもしれないけど

よくあるネタだと、エレベーターの階層間違いだよね
というか、赤の真実では

各話の語り手、七人の中に 一人だけ、嘘をついている人間がいる

逆に言えば、 その他の人間は一切、嘘をついていない

とあるんだけど、『その他の人間』が、語り手6人だけに適用されるのか、語り手の話した話に登場する人物にも適用されるのかが問題だよね
これは後者とみていいのかな?

1話の一家はタクシー代を踏みたおしたかった訳、ではないだろうな……きっと娘(?)を隠すほどの理由があったんだろう。
女装じゃなくて逆に男装かもね。
仮定で警察官を「嘘つき」として犯人の「共犯者」の立ち位置にしたらどうかな。「裁判沙汰にしたくないだろ?」とか脅迫とまでは言わないけど大事にしたくない的な意思を感じるし。
娘(タクシーの客)が連続殺人犯で、家族はそれを知って娘を守るために男装させて普段は息子として扱ってる。警察官もグルで秘密に手が届きそうだった男(タクシーの運転手)に「あの一家には一人息子しかいないよ」と言い犯人であるタクシーの客(もしかしたら「女」?)を隠す手助けをしていた、とか。

「友」の話が嘘なんじゃないか?そもそも「友」って誰の友なんだって話。この「友」はイマジナリー「フレンド」っていう強引な解釈もできるけど……
個人的には友が実家に戻った後も悪戯が続いてるっていうのが嘘なんじゃないかと思う。友がアパートに引っ越してきてから半年くらい経ってから悪戯が起きた、半年なら友の引越し先を探し当てるには十分な時間だし。実家に帰った後も悪戯が続いているならそれはまさしく「呪われた部屋」で、その部屋の住人関係ない怪談の類になっちゃうし。

ミキ=女と仮定してミキの発言を省いて4話の時系列を並べると

修学旅行前:6人のグループをつくる。

修学旅行1日目:ひめゆりの塔に行く

修学旅行1日目 夜:8個入りのお菓子が2個余ったので6人でじゃんけんをする(2日目 夜 でも可)

修学旅行2日目:6人でお土産を買いに行く

修学旅行3日目:帰宅~就寝

4日目:写真を確認したところ全て4人しか写ってない
女友→カスミ電話× 若い男○
カコ→ユカリ電話× 若い男○

現在:名簿を確認するがカスミとユカリの名前がない
カスミとユカリのことを知ってるのは自分とカコとマリコのみ

心霊現象ではなく女友が嘘つきもでない場合、どうすれば辻褄が合うのか?さっぱりわからんな。情報が足りなすぎる。


>>433
揚げ足取りみたいで悪いが、カコが電話した先は単に知らない人だったってだけで若い男かどうかは不明

女友は4話のラスト的に嘘は吐いてなさそうなんだけど、そうすると謎すぎるよね
お清めの塩が実はやばい薬で幻覚見てたとか……ねーわなww

ユカリとカスミが存在する人間なのかどうかっていうのが焦点になるのかな
ラストの
> 女友「確かにそれだと、あの二人は幽霊じゃなくなるかもしれないけどさ」
という台詞を見る限り「名簿に載っておらず、以後姿を現さないにもかかわらず、二人が存在する方法」はあるらしい
かつ、
> 女友「もし、そうだったとしたら、ミキもカスミとユカリの事を覚えてないと変だもん」
とある通り、少なくともその方法なら「グループの人間がカスミ・ユカリを認識できている」形になる
=誰かの妄想・思い込みという可能性は低い

二人があくまでも旅行中は存在したならお菓子については矛盾しない
ミキの「五人グループなのに六人いる」は本人の精神疾患やイマジナリーフレンドと名前が重なったことで記憶が混乱した可能性もあるか?

>>434
自分も、クスリ?と思ったんだけど…
う~ん

>女友「私はそんな事されてもいないし、してもいない! 違う!!」
このセリフの前に正解らしき事を言われたんだろうと思う
と、すると「されたり・したり」すること??
まず考えるのは殺されたり殺したり だけど語り手として生きている時点でその可能性は無くなるし、
あとは、イジメ関係かなぁ…
でもそれだと学校名簿にも名前が無いことが説明つかないんだよね~

やっぱ誰かが架空の生徒になりすまして仕掛けたドッキリか?
「皆そういう事、する子じゃないし」「私も流石に気付くって、それ」という発言の説明にはなるし
名簿に載っていない=存在しない生徒だから?
ただそうなると、さすがに正式な書類見れば班のメンバーはわかりそうだし……(実際は別々の班だけど一緒に行動していた?)
女友のグループがイジメ(か、何か恨みを買うようなこと)をしていて、その復讐としてドッキリ?
とするとやり方がちょっと無理やりすぎるけどラストの会話にははまりそうなんだよな

ユカリとカスミが存在していたとするならば、
・旅行前から友人関係だったが、旅行後(または中)に消えた
・旅行前には知り合っていないが、何らかの方法で旧知の仲だと思い込ませ、後に消えた
となるかな?
もしイジメが関わってくるなら呪とか容疑者って言葉ともリンクしそう


>女友「そういう時は、大体、そこに幽霊がいるんだって(中略)ホントかウソかは知らないけどね」
個人的には上の「ホントかウソかは~」は女友が嘘を吐かないために>>1が書いたのかなあなんて思ったり

>女友「私は、霊感なんてものがないし(中略)見えないんだから、確かめようがないしさ」
>女友「あの二人は幽霊だったの。本当に」
上の二つは矛盾するからやっぱり女友は嘘吐きなのかなあと思ったり

女=女友で、
妄想癖がある語り手が、実はイジメの標的でからかわれてた、とか

解で
カコ「修学旅行の時のこと、覚えてる?」
マリコ「覚えてるよー! アイツ、マジでビビってて超ウケた!」

みたいになったりして

語り手はカスミとユカリの存在を信じていて、
それを、カコとマリコはからかいの対象として、自分達にも見えているフリをして
ヲチって楽しんでた、みたいな

>>438
> 女友「私はそんな事されてもいないし、してもいない! 違う!!」
という台詞、女友側が「何かをされても仕方ないようなことをした」というふうにとれる
とすると誰かをイジメた→復讐されたという流れがあるかも

> 女友「もし、そうだったとしたら、ミキもカスミとユカリの事を覚えてないと変だもん」
ミキが主犯・仕掛け人なら覚えていないと言ったとしてもおかしくない(多重人格説の根拠は薄まる)
女友がミキをイジメていた(もしくはからかっていた、パシリ扱いしてた)として、
ミキが主犯だったのでは、と指摘されたとしたらその後の会話も成立するか?

班で書類なんか作ったりするときに架空の人間ってことはバレそうなものだけど、
それをミキに任せて自分たちがノータッチだったとしたら……でもユカリ役とカスミ役が協力する理由がないか?

ただ、その線でいくと
女とか女友とか、地の文が統一されてないってことになっちゃうしなぁ

女と女友はやはり別人で
妄想疾患つながりで、女と女友は病院で知り合った仲とか
いや、それも妄想患者だらけで安直か

あ~ 頭の中がぐちゃぐちゃだww

>>437
名簿に関しちゃ前に書いたけど当時に名簿を調べたではなくて卒業後に名簿を確認したなら2人を辞めさせたor消したなら名簿に載ってないってのは通るんだよね。まあ普通にそれが嘘の可能性のが高いかもだけど

>>439
幽霊信じてない?幽霊だった!の発言はかなり怪しいですね、そんな重要視してなかったけどやっぱりイジメ関係かな?何かを隠したいか無かったことにしたいようにしか見えない。

>>440
女=女友は一瞬考えたけど赤字に抵触するから無いんじゃないかなと、7人の語り部が6人になっちゃう。もしそうなら二話の女と五話の女が別人ってなるしなぁ

あ、↑は>>441の続き

>>445
そっか、同一人物にすると人数もおかしくなってくるんだ

8話でずっと気になっていたんだが、「単なるメールの打ち間違え」なんてのはわりとすぐ出る回答だよな。
なのに医者は、『今までピッタリと正解した人は誰もいなかった』『半分ぐらいまで正解の人は何人もいた』と言っている。
「単なるメールの打ち間違え」ってのはまだ正解の半分なんじゃないだろうか。考え過ぎか?

ミキA = 主人格、IFのユカリは見えない
ミキB = 別人格or特殊な状態、IFのユカリが見える

ミキはたまにユカリが見えるとかいって痛いキャラだったので、
女友、カコ、マリコからからかわれていた。
そこで修学旅行でユカリが同じ班にいるように演じようということに。
さらにカコとマリコは女友をもからかおうとして、カスミという子も班に入れてしまおうという。
ミキAは4人グループとして修学旅行を過ごすが、2日目にミキBが出てきて4+ユカリの5人グループのはずなのに6人グループになってるのはおかしいと言う。
ミキも女友も感化されやすいので、カスミが存在し、かつ同じグループであることに何の違和感も覚えない。……※
後日、女友からの電話に出たミキAは「4人グループだった。他の二人は知らない」と言う。

こんな風に考えると女友の後半の台詞は全て辻褄が合うし、
ミキ=女として差し支えない。
だが、上の※がちょっと強引な気もする。
あと塩の件とミキが最初に電話に出なかったことが引っかかるなあ。

カスミとユカリは語り手の妄想上の人物
電話番号は語り手が用意した適当な番号で、実際は元々知らない人につながる番号。
カコとマリコはその2人がいるかのように前々から振る舞ってきた。

ミキはお土産のところでオカルトスイッチが入ってイマジナリーフレンドを含めて5人と錯覚。さらに幽霊がいると誤認して、6人いると発言。

ミキが6人いると勘違いをした状態で、その晩お菓子じゃんけんをおこなう。カコとマリコの2人勝ち、みたいに振る舞う。

修学旅行後、カコとマリコは語り手と一緒に怯えているように振る舞う。

これなら一応辻褄は合う……のか?

>>450
ユカリ=ミキのIFであるという認識をグループ全員が持っていたとしたら
「六人グループだった」と後で女友含む三人が主張するのはおかしいような
「ユカリを除いて五人だった」と言うなら分かるけど

>>449
「殺します」じゃなくて他の箇所が打ち間違いだった
ってことなら半分正解ってのもうなずける気がするがどうだろう
個人的には「殺します」の後に改行があるっぽいのと、
1行目も2行目もひらがなにすると9文字ってのが気になる

>>452
>>450はちょっと言葉足らずだった
女友とカコとマリコはユカリのことで日常的にからかっていたが
だんだん女友がユカリが存在していると思い込んでいく
それで、カコとマリコの二人が修学旅行ではユカリに加えカスミっていう架空の人間がいるかのように演技して、
ミキに加えて女友までからかおうぜ、みたいな
そうすると信じ切っていた女友は6人と言い、犯人であるカコとマリコも女友に合わせて6人いたっていうんじゃないかなあと

>>244
>医者「ふうん……。君の友達が」

も気になるね
容疑者は、自分の友達が何だと言ってるんだろう

>>456
IFのユカリが不思議な話を欲している
って考えてたんだけどどうだろう

>>457
あ!
多分、それだ

医者もセオリー通り、否定することなく素直に従ったんだ

普通に考えると
容疑者=IF持ち(多重人格??)=妄想癖=女
で、女=嘘つきでは無い ってことになったから
ここで言う「容疑者」は嘘をついてない

>>455
さすがに思い込みを軸にすると女友の語り自体が信頼できなくなっちゃう気が……
(どこか一部分を妄想・思い込みで説明しちゃうと、そもそも「誰かが消えたというのが思い込みだった」というふうにも考えられてしまうし)
女に関しては現実的な説明が不可能に近いから妄想って可能性を採用せざるをえなかったけど
個人的に女友に関してはぎりぎり何かしらのトリックで説明できそうな気がするんだよね

女友って、目は見えてるのかな

あ、写真見てるし、見えてるかww

>>461
うーん、そこなんだよなあ
思い込みは一種の最終手段というか禁じ手的な感じだよね

ここまでの個人的な所感をまとめてみた

1:謎のタクシー客
 家族がグルで女の人を匿った。
 女の人はキーパーソンの誰かかも?

2:生きてますという電話
 女のIFたちが「生きています」とエア電話

3:呪われてる部屋
 カコとマリコの騙し(カスミをでっち上げたこと)に激昂して殺しその血で呪を書く。
 なぜ友人宅なのかは不明

4:消えた友達
 ミキ=女。ユカリ=IF。
 女友は後ろめたいことをしていたのでそれをやり返された?
 カコとマリコがミキと女友をいじめてた?

5:他人の中に入った夢
 母は実は嘘を吐いていて女はミキBになってアケミに何かしていた

6:UFOに攫われた子供
 聞き手は、女の身柄拘束後に来た警察側の人間
 唯一しぶしぶ不思議な話を始めるこの母こそが嘘吐き
 >母「(中略)娘の検査は念入りに行われたのですが(中略)特に、異常はないと」
が多分嘘。母は娘の精神疾患を隠そうとしてる?
 全て娘の狂言
 娘がなぜ攫われると知っているのか話さない理由は、母が禁じたIFに聞いたために言えなかったのだろう

7:声が変わる幽霊
 機種変後の古い携帯が洞窟のどこか内部にあって、それから音声が出てるのかなあと思った
 個人間の可聴域の違いで別の音に聞こえる?
 女の機種変に合わせて事件が起こる
 ただ事件が起きるときに行方不明事件は起きていないというのが謎
 洞窟には他の入り口があってそこで音が鳴ってるとか
 大学生グループは他の登場人物とかぶる?

8:殺害予告メール
 容疑者=女
 医者とその彼女は他の物語に絡んでるのか?
 殺します=クリスマス
 まだもうひと捻りありそう

「ユカリ」は存在するんじゃないか?
ミキが5人と思ったのは、自分が「ユカリ」を殺したはずなのになぜと思ったからで、
ミキが実際に殺した(と思っていた)のはIFのユカリ

解けてないのはどれなんだ?
一話と四話と……三話くらい?

ぶっちゃけ、三話の犯人を当てたり、五話のアケミが女を避けた理由を特定したり、
一話のタクシー客が誰なのかを当てたりっていうのには手掛かり不足だと思うから
「不思議」をある程度現実的トリックで説明した段階で「解けた」ことになるんじゃないかと思うんだけど

第5話は中学生時代でしょ?2話で携帯を買ってもらったのが中学生の時って言ってたから、アケミが女(ミキ)を避け始めたのは女が「生きてます」って自作自演をしていたのを見られて気味悪がったからじゃないかな?
で、その後アケミにその事を指摘されて、ミキ自身は多重人格なのを自覚してないからその話はタブー中のタブー。IFの1人である殺人犯の人格に殺された、と想像してみる。
3話で「毎回違う女性の血」って言ってるから殺されてるのは男性ではなく女性。女性の被害者が多いのはミキの多重人格に気づける程に親しくなれるのが同性の方が多いから、じゃないかな

難しいな!
自分は、タクシーの運転手が嘘ついてるのかな、と思った
カメラに残ってる映像はエレベーターを降りたところまでところまでだから、部屋に入った、って言ってるのは運転手だけだし

あと、その話を聞いてる「女」と、公衆電話の女(メンヘラは確定)、友達の中に入り込んだ夢の話の女は同一人物だよね?頭おかしい系。作者も、8話に7人の語り手、って言ってるから間違いないかと
ほんとはそこに、修学旅行の「女友」も加えたいんだけどなぁ
そうすればその修学旅行の話自体のつじつまが合わないことも説明つくし。
ちなみに修学旅行に出てくる「ミキ」は、たぶん「母」の娘だよね?空想上のユカリがいるから、「5人のはずなのに」って言ったとか…でもそうすると「女友」の話がおかしくなっちゃうか…
ドアの血文字とか洞窟の声とかはどうつながるんだ?わっからんなぁ~
なんで半年に一度血文字をそのドアに書くのか
なんで3年に一度洞窟で声が聞こえて、一人にだけは聞こえないのか

これ、正解読んだらスッキリするのかな

>>338の「まだ、三つ、話の解が出てこない……」までの全てのレスのうち有効な物をまとめてみた
以下の8つの内5つには正解のレスがあるということでいいのかな?

1:謎のタクシー客
・父親か息子がオカマか女装癖
・家族全員が「うちにはさっきから誰も来ていない」と証言してるので、家族全員がグル

2:生きてますという電話 //解答済み
・虚偽、もしくは真実だと思い込んでいる。幻覚や解離性同一性障害の症状の一種
・女は幻覚持ちで、生きてますという電話はIFが自分にまだ生きてるよとかけてきてる(という無意識の設定)
 だから記録がない

3:呪われてる部屋
・型紙を貼り付けて上からスプレー
・何でそんなに手口わかるの?→話し相手が実は犯人
・「それなら全部カバンの中に入るしな」→<カバンの中に入る大量の血液>→医者が無給助手やってたことに関係ある?
・鍵がかかっていたことについては釣り糸か何かを利用した仕掛けの可能性が示唆されている
・友が話してたのはピッキングで鍵を施錠した? 調べたら不可能ではないらしいけど
 それよりは自作自演か、友のツレがやった方がバレにくい(友の登校予定とか分かるだろうし)
 隣人が犯人ならカメラさえなければ目撃情報は出ないだろうしそれこそ一話とリンクするが変装でもいけそう

//4は長いので次のレスで

5:他人の中に入った夢
・本当にこの話自体が夢である可能性がある。(アケミがしたはずの怪我に関する描写もない)
・アケミが女を避けるようになったのは別の理由があってのことかもしれない
 (ミキ、娘が女である可能性や、女の話の内容を含めて考えると、彼女が妙なことをした可能性は十分にある)
・他人の中に入った夢も友達が自分を避けてるという思い込みで解決

6:UFOに拐われた子供
・もう、しませんは申しません
・子供が大人の気を引こうとわざと騒ぎを起こすなんとか症候群て病気がある
・母親が話してる相手は警察? 娘=女=嘘吐き=(何かの)犯人?
・ミュンヒハウゼン症候群の派生?
 ラストの会話は「隠し部屋があるのではないか?」「屋根裏のような場所は探したか?」で母親の反応が説明できる
 娘の記憶がないのは何かしらの精神病、というか解離性同一性障害の症状
 (解離性同一性障害の発症者のうち、イマジナリーフレンドを見たことがあるというケースは多い)

7:声が変わる幽霊
・声が聞こえてない人が犯人で、地面にレコーダーか何か仕込んでる
・洞窟内の反響や風の単なる聞き間違い
 「そのときどきで聴こえる声が違う」→そのときどきによって聞こえ方が違う
 何度も同じような報告があるのなら、洞窟内がそういう音のしやすい構造になっていると考えるのが自然
 全体としてはラストの台詞のみが重要で、本編の謎とはあまり関わりがない

8:殺害予告メール
・「子供を堕ろす」って事?
・そろそろ くりすます/だけど、どうする?
・殺害メールに関しては予測変換ミスか単なる打ち間違いだと思う
 真相がショボいから医師は勿体つけたんだろう

>>479の続き。4話はやっぱり次のレスで
個人的には新たに次の三点が気になってる
・登場人物の口調がみんなに通ってること
・男と女、友人と聞き手の関係(妙に空々しい)
・声が変わる幽霊というタイトル。毎回違う幽霊の可能性もあるんじゃ?

*:その他
・語り手の>>1が嘘なんじゃ?
・一部の話は多重人格で説明がつく
・医者の言う「とてもあんなことをした犯人には見えない」という台詞=6話のラストと関連あり
・六話の母の話に出てた警官(a)は七話の語り部の警官(b)の同僚かね?
 aとbの警官は同一人物と勝手に思ってたが、
 aがbの同僚なら声が聞こえないって言うのは嘘で6話の娘の神隠しに協力してた
・女=ミキ=ラストのサイコパスだとすると、一話、二話、五話に登場した「男」を殺した可能性も?
 女=ミキ=娘だとすると、少なくとも4話と6話の聴き手は女ではない(それぞれが登場するため)
 それ以外の不明な聴き手に関しては、娘が「幽霊やオカルトに興味を持つようになった」という証言から、
 「不思議な話に興味があって、脈絡もなくききたがった」ようにも見える
 (ただ、スレタイでは男の方から「不思議な話」を提案している)
・もし女がした「不思議な話」が「事実」ではなかったとしても、彼女が真実だと思い込んでいれば「嘘」にはならないため、
 語り手にもうひとり嘘つきが紛れ込む余地はある。
・そもそも男と女はどういう関係なんだ? 一番最初の会話を見る限り初対面かそれに近い関係に感じるんだが
 親しい間柄だったら「俺ってタクシーの運転手やってるじゃん?」みたいに言うよね
・嘘をついているの女かも
・上で言われてるけどミュンヒハウゼン症候群で普段から作り話ばっかりしてるのかもしれない
・女=ミキ=娘 かな?
 娘は今19歳以上ってことになってミキが高校を卒業していることとも符合するし、どっちも記憶をなくしてる
 友達4+IF(ユカリ)の5人だと思ったらもう一人いたから「一人多い」って言った
 他人の夢に入る話って、他人のイマジナリーフレンドになったようなものだなあ
・医者が犯人
 七話の同僚(恐らく犯人)は敬語で話してるし一人称ないから女性の可能性もある。ミキだったりして
 最終話はイタズラがバレて捕まって精神鑑定受けてる最中
 六話は母親が警察から事情聴取受けてて、だから先入観受けないで欲しいって言ってる
 最後のやりとりは娘さんの自作自演の可能性は?「家に余ってる合鍵はありますか」とか
 そして精神鑑定してる医者も実はサイコパスですっていうホラーオチなんじゃ?
 女友が嘘ついてる雰囲気じゃないのが気になる
・犯人は母の娘であり女
 警察と医者の話の聞き手が人殺し(犯人)
 不思議なこと知りたがっている様子なのでオカルトが好き
 オカルト好きは母の娘
 母の言動から警察相手に話していると推察できる
 嘘つきは女
 非通知と夢の出来事は嘘。オカルトの類
 オカルトの話をしてるってことは母の娘

>>482の続き。4話のユカリ=IFはミスリードな気がしてきた

4:消えた友達
・四人しか写ってないのは、常に同じ人間(五人目)が撮影してたから
・修学旅行で消えたユカリはIF
・ミキが企んだ手の込んだ悪戯
 誰か別の生徒に協力してもらって、「ユカリ」「カスミ」という架空の生徒として振る舞ってもらう
 その際偽の携帯電話の番号を用意しておく
 修学旅行では一緒に行動するが、写真には写らないようにする
 (もし映ってしまったら、皆が寝ている間にミキがデジタルデータを削除していた)
 旅行が終わって女友たちが不審がってもミキは知らんぷり
 仮に女=ミキ=娘がサイコパスだとして、三話の悪戯に関わっているとしたら、
 そういう「手の込んだ悪戯」に熱意を出すタイプだったという可能性もあるし
 女友グループが周囲から嫌われていて、ドッキリを仕掛けられたのかも
・ミキの「六人いる」「最初から四人だった」というのが多重人格の描写
・「私はしてない」ってイジメでは? 1人ハブってカメラ持たせたとか
・「ひとりが写真係」で、「ひとりはイマジナリーフレンド」と解釈した場合人数上は成立
・集団妄想のようにも思える
・ラストは「誰かを仲間はずれにしていたが、過去のことなので記憶が都合のいいように変化している」ようにも見える
・女友の妄想
・女友のせいでカスミとユカリは死んで精神的におかしくなったから、周りが気を使って二人の存在をなかったことにしてる
・ユカリはミキのIFだけどグループ内では認められてた。それで5人。カスミは撮影だけしてたいじめられっ子。
 6人だけど異物が1人いてミキは1人多いと思ってた
・ユカリはミスリードか、現実のユカリとイマジナリーフレンドのユカリがごっちゃになったから訳分からないことを言い出したのでは
・女友がIF
・クラス全員グル。名簿に載ってないのはそれが嘘かその名簿が卒業時のもので学校をやめさせていたから
・ミキが後に最初から4人って言ったのはIFに浸食されて元のミキを消したから
・女友に嘘を吐いててミキはカスミとユカリを殺してる。名簿に名前がないのは死んでるから。女友たちはショックで記憶喪失
 電話すると出るのは警察の人。事件の資料として警察が保管してるとか
・何らかの事情があって周りが黙ってる
・女友は頭がおかしい? 女が嘘をついていて女友は精神に異常があって誤認してるとか
・女=娘=ミキ
・女友=娘
・女=娘=ミキ=ユカリがIFじゃなくて多重人格説
 ミキが休みの日に学校に完全に別人の恰好、性格、仕草のユカリとして登校してる日があれば
 友人たちと偽の電話番号を交換してたり、名簿にないのも辻褄が合う
・女友が嘘吐き。ミキが言った変な話を膨らませて怪談仕立てにした

まず定義をしっかり決めないと何でもありよね

第一話が女装だと、第一話の存在価値がないような。
他の話との関連性があるはず。

第一話の聞き手と、タクシー無賃乗車した女が同一人物で、男は本人に向かって
あの時の話をしている?


ミキはIFを見る特殊な症状を持っていた、母がいろいろするも、ミキはUFOをIFのようなものと認識してしまい、その幻覚を見るようになる
父は病院に連れていくことを決意するも、母には伝えない(ミキにUFOを与えたため?)
お巡りさん、医者=宇宙人に協力を仰ぎ、ミキを誘拐することに
ミキにはUFOに拐われる、と伝える
そして当日、ミキを、母をトイレに誘導した隙に連れ出す。
犬は「あるもの」で誤魔化す。
治療をするために、IFは存在しない。とミキに伝える。しかし、それはミキにとってショッキングなものだった。さらにはなにかの拍子に一部の記憶を失うという症状を発生させてしまう。
ミキはIFと決別したと、誰もが考えたが、それからもIFは発生し続けた。ミキはそれが存在しないことを知っている

高校に入って女友、ユカリなど5人の友達ができるもIFとの区別がつかず、本物のユカリをIFだと思い込む。ミキの言う幽霊とはIFのこと。
だが、修学旅行の前、頭の中のIFを全て殺害。その中にはIFユカリも含まれる
しかし、修学旅行当日、殺したはずのユカリがいることに驚くミキ。
そしてミキはこの場にいる全員がIFであるという結論に達する。
その後本物のユカリを殺害。そしてカスミも殺害。
しかし、そこで記憶を喪失する症状が現れる。
修学旅行の間に両親が学校にミキがIFを作ることを告白。ミキの友達であった5人は存在が疑われることになる。
修学旅行から帰ってきたのはミキと3人だけ。ユカリとカスミはIFであったことにされてしまう。
そして、ミキは最初から友達は3人だったと思い込む。

その事を友達に伝えた結果、女友(アケミ)はミキに恐怖するようになる。
その事に対し、ミキはアケミの中にもIFが存在し、それこそが自分なのだと考えるようになる。

それから、半年に一回のペースで殺人を繰り返すようになる。動機はその友達が想像上の人物ではないと証明するため。あるいは自分がIFでないと証明するため
そして、過去に自分が住んでいたアパートのドアに被害者の血で呪いと書くようになる。
そのたびに記憶を失い、実在の人物が想像上の人物にされ、を繰り返す。

その頃から自分が殺した人、そして脳内の無数のIF達から電話がかかってくるようになる。
「生きてます」と。

しかし遂に友の話を聞き、過去にも自分が犯行をしていたことを知る。

ショックを受け、すぐにタクシーで帰宅。帰ると、両親に自分が今まで犯してきた犯罪を告白。
両親は女に男装をさせ、匿う。

不審に思った男は女友から女の話を聞き、女が乗り逃げをしただけでなくその他の犯罪にも関わっていると確信。

男は女と接触し、通報。「不思議な話」をしあって時間を稼ぐ。

女が捕まる。警察は事情を聞き出すために「不思議な話」をする。(嘘つき=警察官?)
警察はその後、母にも事情聴衆をする。

ここで女が大規模な記憶喪失。

医者と対面。しかし、女はこれまでのことをほとんど忘れていて、「不思議な話」を聞きたがる「男」をIFとして作り上げていた…。
医者の話はクリスマスか堕胎か。


長文ガバガバ考察すいませんでした。

>>485
基本的に同意見なんだけど、女がマンションの鍵を開けられた理由がわからない
(ピッキングだとしたらなぜ男がそれに気付けず、一家が侵入に気付かなかったか、合鍵で一家が協力したとしたらなぜなのか)
どっかで書いてたけど娘=女だとすると母が暮らしていた家は一軒家だから、少なくとも例の一家は別の家の人間ということになりそう

四話はユカリ=IF説を採用しちゃうと女友とミキの認識両方が疑わしくなるんだよな
ミキのIF(ないし他人格)だとしたら女友がなぜユカリを認識できているのかわからないし、
仮に女友たちがユカリ=ミキの他人格ということを知っていたなら写真に四人しか映っていなくとも驚く理由がない
妄想や幻覚の可能性ではなく、「ユカリも存在したが、消えてしまい、最初からいない存在だった」を現実的に解釈しようとする方が近いのか?

もしくはやっぱり女友=娘でIF持ち説も可能だけど、そうすると今度はミキが最初に「五人なのに六人いる」と言った意味がわからない
この話にオカルトが登場しないならミキの霊感の話だって嘘っぱちか勘違いのはずだから、
IFがミキや他の人間にも見えるなんてわけはない
あるいは単にミキが霊感少女気取りのかまってちゃんで、女友がオカルト好きではない娘の主人格という可能性もあるか?(ないか

男や警官が嘘つき説も捨て難いけど、やっぱり嘘つきは女友じゃないかな?

>女友「私は、霊感なんてものがないし」
>女友「私達はカスミとユカリの事を、多分、幽霊だったんだろうなって思ってる」
>友「だから、あの二人は幽霊としか思えないんだよね」
>女友「あの二人は幽霊だったの。本当に」
>女友「……あの二人は、ただの幽霊なの」


幽霊ではない→幽霊だ、という発言は嘘になる
幽霊である→霊感がない、という発言は嘘になる。そもそも今回の事件で心霊現象は一つもない

女友を正直者とするなら女同様、妄想患者ということになる。

語り手の内2人が妄想患者なんてことないはず、という読者に対する叙述トリック……の線もあるけど、語り手全員が何かしらの妄想、思い込みで発言している可能性も浮上すると推理しようがなくなる。

>>486
IFを殺そうとして実在の人間を殺してたってのは面白いしホラーっぽくていいね!
電話のくだりも合点がいくわ~
ただアケミは中学校卒業間近の話で、
そして第三者にも存在ができるIFってのはちょっと想像しづらいかなあと

>>486
まずIFの存在に父が気付いていることが前提になるけど、普通父親は働いてて娘の変化に気付かないしあまり興味も持たない場合が多いのでは(絶対じゃないけど)
宇宙人にさらわれると娘に説明する理由もないし
警察犬の登場を前提にした動きも疑問
第一IFは成長とともに自然とあらわれなくなるようになる場合がほとんどで治療は必要ない(解離性同一性障害までいくと別だけど、六話開始段階ではそこまで重篤に見えない。むしろ終了時に発症しているような)
医者が関わっているならそう指摘するはず

修学旅行前にIFを殺害したというのも疑問。ミキが自覚的にそんなことをできる状態にあるとは思えない

ただ「実際のユカリとIFのユカリがごっちゃになった」ところはかなりありそう

現状IFって言葉がなんでもありのブラックボックスになってほとんどオカルトで説明するのとかわらなくなってるな
しっかり定義しとかないと幽体憑依で説明してるのと大差なくなってしまう
IFはあくまでも娘期に見られた症状であって、
六話ラストで記憶の齟齬が発生する=母親に否定されたIF(抑圧された部分)が娘の中で人格化して解離性同一性障害を発症したんじゃないかと思う

イマジナリーフレンド=本人にのみ認識できる架空の友だち
解離性同一性障害=ひとつの人格がなんらかの理由で一部分を切り離し(抑圧・解離)、その部分が人格として独立する症状

解離性同一性障害とIFは別物なので、もし多重人格だとするとミキは「他人格(ユカリ?)」を認識できず、
ユカリが肉体を使っている間はミキの記憶も欠落する(子供時代の三日間、修学旅行で「五人なのに六人と言った際の記憶」などが根拠になるか?)
解離性同一性障害は患者本人が自覚している場合もあればそうじゃない場合もある
本人の記憶に虫食いのような不明部分が発生する。その際、作話などを行って記憶の辻褄を合わせる場合もある(=憑依した夢?)

1話は“オカルト好きな女の心を開かせ、話をスムーズに聞き出す為のカウンセリング術”
そういう嘘話だとしたらすごく自然。

5000円ごときで、
・家族に気づかれないようにベランダから逃走する
・家族に気づかれないように隠れる
・家族で結託して嘘つくリスク
・息子が女装
全ての可能性が不自然だし、そもそもそこまでしてやる必要もないもの。

映像が残ってて……警察も確認してるから絶対に嘘ではないと
信用度の高い警察やカメラを話に持ち出すとこも聞き手に信じ込ませる為の詐欺師の手口だし。
オカルト系は一切無いのなら、これが一番物理的に不自然だわ

>>493
それっぽい



解・五話


【他人の中に入った夢】



アケミ「怖い話ですか?」

課長「そう。夏だしね。君、何かそういう体験とかした事ある?」

アケミ「あー……あるにはあるんですけど」

課長「けど?」

アケミ「きっと、課長が期待している様な話じゃないですよ」

課長「?」

アケミ「怖い話とかって、大体、幽霊とか呪いとかそういうものじゃないですか」

課長「まあ、だろうねえ」

アケミ「でも、私のはそういうのじゃなくて」

アケミ「人間の話なんです」

課長「……人間?」

!?

!?

キタ(゚∀゚)!!

アケミ「私が、中学三年生の時の事なんですけど」

課長「うん」

アケミ「同じクラスにミキって子がいたんです」

課長「一応聞くけど、それは名字? それとも名前?」

アケミ「名前です。女の子ですよ」

アケミ「かなり可愛い子だったんで、多分、今頃、かなりの美人になってるんじゃないかと思いますけど」

課長「ほう。それで?」

アケミ「でも、その子、顔の割に全然モテなかったんですね」

課長「?」

アケミ「同じ女の子からも、あまり好かれてなかったんじゃないかな。友達もそんなにいなかったと思います」

課長「……それは、その子の性格が悪いとか、そういう感じかな?」

アケミ「いいえ」

課長「?」

アケミ「趣味の問題です」

課長「趣味?」

アケミ「その子、オカルト好きというか、オカルト狂いと言ってもいいかもしれなくて」

アケミ「これが占いとかなら、まだ良かったんですけどね」

アケミ「黒魔術とか、悪魔召喚だとか、そんな話を平気でするんですよ」

課長「…………」

アケミ「幽霊も見えるとか言ってました」

アケミ「だから、その手の話をされても大丈夫な子じゃないと、駄目だったんですね」

アケミ「内心、気味悪いって、思ってる子の方が多かったんです」

課長「……なるほどね」

中学までのミキ(=女=娘)を推測してみた
※解離性同一性障害(DID)の知識はwikiで調べた程度


小さめの一軒家で生まれたミキは、
一人っ子かつ女児の第一子ということもあってか、5歳の時にIFユカリを創造する。
しかしそれを母に厳しく咎められ(時にはお尻を叩かれ)、
「ママに怒られるからユカリは消えて!」と強く思うようになり、その結果解離が進む。
ミキはストレスのはけ口としてオカルトに耽溺。
それと同時にミキの中にユカリを殺そうとする暴力的な人格が徐々に形成され始める。

ミキが小学三年生になる頃、
またIFを見るようになったが、それらはUFOだったり魔女だったり。
その中の宇宙人のIFがミキに「四日後にお前を攫う」と言う。
母に正直に言えばまた怒られてしまうので、ミキは警察官に泣きつく。
その事でまた母に強く叱られストレスはどんどん溜まっていく中、
ついに四日目の夜を迎える。

眠たくなってうとうとしてきた時に、
これまでのストレスもたたって暴力人格が主人格を守るために主人格と交代。
フラフラっと外へ出ると、外壁を伝って屋根裏部屋的なところへ行き、
そこで母から離れて三日間過ごす。

三日目の朝に戻り眠る。主人格に交代。
主人格からは三日間は愚かUFO騒動の記憶すら消えることに。
またDIDは発見が難しいらしいので病院でも確認できず。

中学校卒業間近の土曜日、ミキは目覚めると暴力人格が体を支配しているのに気付く。
思考はできるが体が思うように動かない。家を出る。
暴力人格の思考も直接聞こえてくる。
その間にクラスメイトのアケミと遭遇し、何か暴力的な発言や態度でアケミを怯えさせる。
程なくして帰宅。疲れ切って再び睡眠。
昼過ぎに起きた時には、午前中の出来事はアケミに憑依する夢として改竄されていた。
それ以降アケミはミキを避けるようになる。

んで高校以降はIFユカリとリアルのユカリを混同して暴力人格が殺していく流れ
大量殺人鬼に

アケミ「それで、私もそういう話が苦手だったんで」

アケミ「その子とは、ほとんど話した事もなかったんですけど」

課長「うん」

アケミ「卒業近くなった頃に、その子と委員会の仕事で帰る時間が同じになっちゃって」

アケミ「しかも、帰る方角が、その子と同じだったんですね」

課長「へえ」

アケミ「そうしたら、たいして仲が良くなくても、話しながら一緒に帰ろうか的な雰囲気になるじゃないですか」

課長「ああ……女の子ってそういうとこあるよね。男と違って、社交的というか、なんというか……」

アケミ「まあ、そんな感じです。それで、二人で帰る事になったんですけど」

課長「うん」

アケミ「途中で、その子、急に立ち止まって」

アケミ「じっと、壁を見だしたんですね」

課長「壁?」

アケミ「帰り道の途中にあった、一軒家の壁です。塀と言った方がいいのかな?」

アケミ「それで、その壁をじっと見てるんですね」

課長「うん」

アケミ「だから、私が『どうしたの?』って尋ねたら」

アケミ「その子は、『今、そこに幽霊がいるの』って」

アケミ「そう答えたんです」

課長「…………」

アケミ「いきなりそんな事を言われたら、怖いじゃないですか」

アケミ「でも、やっぱり気にはなりますよね」

課長「だろうね」

アケミ「だから、尋ねたんです。『それ、どんな幽霊なの?』って」

アケミ「そうしたら」

課長「うん」

アケミ「その子、急に震えだして」

アケミ「小さな声で、呟く様に」

アケミ「『小さい女の子が暗闇に閉じ込められてるの……』」

アケミ「『助けて、怖い、怖い、助けて、助けて、助けて』」

アケミ「『ごめんなさい、ごめんなさい、もうしませんから許して下さい』」

アケミ「『私を殺さないで、やめて、もうやめて』」

アケミ「『お母さん、助けて、助けて』って……」

アケミ「そんな風にずっと」

アケミ「ガチガチ歯を鳴らして、怯えたように震えてたんです」

課長「…………」

リロッてませんでした。邪魔してすみません

アケミ「私も心配になるじゃないですか」

アケミ「ひょっとしたら、その『女の子の幽霊』にとり憑かれたんじゃないかって」

課長「……ああ」

アケミ「だから、怖かったけど、肩をしっかりと掴んで、呼び掛けながら揺さぶったんです」

アケミ「『大丈夫、ミキ! しっかりして!』って」

アケミ「そうしたら、急にその子、俯いて」

アケミ「ものすごく、低い声で言うんです」

アケミ「『静かにしてろ、でないとまた殺すぞ』って」

課長「…………」

アケミ「もう私、本当に怖くなって」

アケミ「血の気が引いて、足が震えて、まるで力が入らないんです」

課長「…………」

アケミ「どうしたらいいかもわからなくなって、そこでガクガクしながら立っていたら」

アケミ「そうしたら、その子はそのまま俯いたまま」

アケミ「今度は、自分の手とか足とか、叩いたり、つねり始めたんです」

アケミ「手加減してる感じとか一切なかったですね。思いっきりでした」

課長「…………」

アケミ「それで、しばらくそうした後に」

アケミ「急に、その子は何も言わずに普通に歩いていって」

アケミ「それで、一人で帰っていきました。私の事なんか、まるで忘れてしまったみたいに」

課長「…………」

期待

アケミ「そんな事があったんで」

アケミ「私は怖くなって、それから、その子には近寄らない様にしてたんです」

アケミ「その時の事が気になりましたけど、でも、尋ねられないじゃないですか」

課長「……だろうね」

アケミ「元々、その子とは仲が良い訳でもなかったし」

アケミ「向こうはその時の事を完全に忘れてたのか知りませんけど、次の日もその次の日もずっと、私に話しかけてくるとかはなかったんで」

アケミ「このまま卒業して、あの子とはずっと関わりなく離れていられると思っていたんです」

アケミ「だけど」

課長「だけど?」

アケミ「それから、何日か経ったある日から」

アケミ「その子が私の事をじっと見てくる様になったんです」

課長「…………」

アケミ「私は怖かったから、目も合わせない様にしてたんですけど」

アケミ「そうしたら、休み時間に近寄ってきて、何か話しかけようとしてくるんです」

課長「…………」

アケミ「変じゃないですか」

アケミ「今まで何も話しかけてこようとしなかったのに」

アケミ「友達でもない私の事をやけに気にして、それで話しかけようとしてくるんですよ」

課長「…………」

アケミ「私はとにかくその子から逃げました」

アケミ「何を言われるかもわからないし、何をされるかもわからなかったんで」

アケミ「普通、そうですよね? そんな子と話なんか出来ないじゃないですか」

課長「……まあ、そうかもな」

アケミ「そうしたら、その子、私にしつこくつきまとってくる様になって」

アケミ「だから、私も逃げに逃げ続けて」

アケミ「それでも、何度も話しかけようとしてくるのを、どうにか振りきって」

アケミ「無事に卒業まで逃げ通したんです」

アケミ「あの頃は、本当に毎日が怖かったですね……。最悪でした……」

課長「…………」

課長「そっか……」

課長「そりゃ、さぞかし怖かっただろうね」

アケミ「ええ、本当に……」

課長「ところでさ。一ついいかな?」

アケミ「?」

課長「確認しておきたいんだけど」

アケミ「何ですか?」

課長「それ……つまり、そのミキって子が幽霊にとり憑かれたって事で合ってるんだよね?」

課長「幽霊にとり憑かれたから、そんな風に奇妙な行動をとったって事で……」

アケミ「…………」

アケミ「いえ……」

課長「え?」

アケミ「私もずっとそう思ってたんですけど」

アケミ「最近になって、それが違うって事がわかったんです」

課長「どういう事?」

アケミ「もう一年以上前の事なんですけど、中学の時の同窓会みたいなのがあって」

アケミ「その時、ミキの噂を聞いたんです」

アケミ「あの子、病院に入院したって。そこ、精神とか脳とかの事で有名な病院らしいんですけど」

アケミ「ミキはそこの精神科に入院したとか……」

課長「…………」

アケミ「なんか、かなり前から、少しおかしかったらしいんですけど、それが酷くなったからって、とうとうそうなったらしいんですよ」

アケミ「だから、私が見たアレもきっと……」

アケミ「幽霊とかじゃなくて、その子がどうかしてたんだと思います」

課長「…………」

アケミ「ああ、そうそう」

課長「……?」

アケミ「この間、逮捕された殺人鬼いたじゃないですか。わかってるだけで四人も殺したっていう」

課長「ああ、いたな。今、取り調べと一緒に精神鑑定をやってるらしいけど……」

アケミ「あの犯人も、前にそのミキがいる病院に通ってたそうですよ」

課長「…………」

アケミ「何の病気かまでは知りませんけど」

アケミ「でも、まともじゃないのはきっと確かですよね」

課長「…………」

アケミ「私、思うんですけど」

アケミ「幽霊とか呪いとかより、人間の方がよっぽど怖いと思います」

アケミ「一見、普通だから特に……」

課長「…………」



解・五話


【他人の中に入った夢】


終了





次回、未定……



全ての解が出揃うまで、あと六話……




まだ、三つ、話の解が出てこない……


>>508で流れ読まずに邪魔をしてしまってすみませんでした
やっぱり暴力的な人格の仕業だったんですね!

乙で~す
三つ出ていないってことは、2話が投稿されてからの予想全て外れかな?

あれ、三つの解はでてるのか

解ありがとうございます!

詳しくないけど多重人格かな
それとも極度の妄想癖か

おつ
警察官の話を解けということかなぁ...



・一話 男の虚偽(“嘘”)
・二話 確定:女の精神疾患
・三話 
・四話
・五話 確定:女の夢・妄想・幻覚・思い込み
・六話 娘の狂言
・七話 聞き間違い、もしくは誰かの悪戯
・終話 打ち間違い

いろんな意見あるけど現状こんな感じか?
今回の話で女=ミキと母親から虐待→DID(?)が確定っぽく見える
ラストの殺人犯は男か?
三つ当たってないとしたらどれだろう?

部分的に正解だったとしても、含まれている謎を全部解かないと正解扱いはされないのかも

1~5話までは中学の同窓会で語られた話っぽそうだよね

今回ミキの「名前」に触れたけど、
多重人格だとしたら名前がキーポイントのような気がするわ



過去
とか……

これ最後の4人殺してるってのはやっぱり男なのかね
だとすればその4人ってのはタクシーの女、カスミ、ユカリ、とあと1人誰だろ

娘=ミキで母親が虐待してるとなると嘘つきは母親かな?

IFが原因で母親に叱られて閉じ込められた経験がたたって、ミキを守る人格が解離したのかな
状況が7話の洞窟と類似していてめっちゃ鳥肌立ったわ

>>536
その可能性もあるけど、単に隠し事をしているだけだったら嘘にはカウントされない気もする
虐待してくる母親を偽物=宇宙人と思い込んでいたとか?
だからさらわれるはずだった日に母親に『お母さん、今日はどこにも行かないでね』と言った
(普段通りの母親がいつもはどこかに行ってしまっているようにもとれる。母を恐れているならこの発言はありえない)

母親の方も虐待している記憶はない……っていうのはちょっとこじつけか
でも、「お尻を叩いたりもしました」ってだけだといまいち説得力に欠けるような気がするんだよな

これ解投稿の条件って正解がでたら?

>>534
私は、同窓会で語り手になっていた人が○されたのかと思ったかな
男、女、友、女友、セリフが空白になっている人物(容疑者も空白)の五人が話し合っていて、>>66の反応で感づかれたと思って殺害→逮捕?

>>536
虐待事実を話さない、てのは嘘になるのかしら。
UFO話関連が本当なら、母親は真実を話していたと言えるんじゃない?

>>540
明かされる情報の重要度の関係で順番があるんじゃないだろうか

6話の「もうしませんごめんなさい」ってのはミキが別人格に対して言ってたことだったんだ!
だから、その後も警察に泣きつくことをやめなかった。
(別人格よ)私を殺さないで!お母さん(私を別人格から)助けて!ってことか

娘行方不明が3日間
修学旅行が3日間
娘が拐われるという発言
→行きたくもない修学旅行に学校関係者に無理やり連れて行かれる
修学旅行中と前と後では人格が別
前→修学旅行を嫌がる人格
中→学校でのオカルト大好き人格
後→暴力的人格
これならこの2つの話がどちらも3日後に言い分が変わってる説明になる

別人格ってのがどうなんだろう
作中で明言されているのはイマジナリーフレンドだから、多重人格は論理として使ってはいけないんじゃないかな
ほら、想像友が「○すぞ!」って脅しているからミキがいろいろと自主的に行動しているのかもしれんし

>>546
娘がIFと話していたのが五歳、UFOにさらわれると言い出したのが小学三年生になる頃
母や警察の態度的にもその符号は修学旅行とは無関係では

>>547
ちょっと調べてみたけど
多重人格を発症する人の多くが、幼い頃にイマジナリーフレンドがいたらしいよ

>>547
wikiの受け売りでアレなんだが、小さい頃にIF作るような子が虐待受けてたりすると
解離性同一性障害になることがあるらしいぞ。
特にたびたび記憶をなくしてるし(解離性健忘?)、解離性同一性障害と推測することはけっこう妥当なのでは

>>547
単にイマジナリーフレンドだけだとミキの記憶の欠落や発言の不整合に説明がつかない
交代人格が活動している間主人格は眠っていてそのあいだの記憶をもたないとするのが妥当では

>>538
5話の解と7話の類似は確かに気になる
ミスリードかも知れんけど
なんだか7話全部がミキの心象風景を警察官の人格が話してるってことのようが気がしてきた

解離性同一性障害のIFの名前は「神様」とか「悪魔」とか「守護天使」とか仰々しいものが多いらしい
そうすると「宇宙人」というネーミングだったとしても違和感ないな

>>553
山の洞窟の奥深くとか、深層心理のメタファーだったり?
いろいろ今までの仮定が覆っちゃうけどすごくしっくりくる!
じゃあ子供の声が聞こえない人が聞いたカタカタはなんなんだろう

幹(ミキ)=樹木の茎の部分.∥物事の重要な部分.
縁(ユカリ)=つながり(関係)があること
過去(カコ)=過ぎた時
霞(カスミ)=ぼんやりすること.
真理(子)(マリコ)=(1)正しい道理(2)普遍妥当性のある事実や法則.
関係は無いかもしれないけど、みんな名前に意味がある

ミキとユカリとカスミとカコとマリコと女友の六人グループ
この女友ってのが男なんじゃないかしら

男=犯人が濃厚っぽい?
殺人鬼はミキ=女のいる病院に通っていた(殺人鬼=男とミキ=女はその時に出会ってる?1、2、5話はその時の会話?)。
殺人鬼=男は何らかの精神病(事実と記憶が異なるみたいな?)とすると、男は「嘘つき」ではなくなる。(通っていた、という点からタクシーの運転手ってことは本当?)
だとすると嘘つきは女友か母親になる。

>警察官「もう、二年ぐらい昔の話だけどな
ミキが入院する前の話?

>警察官「その洞穴、三年に一回ぐらいだかの割合で」
ミキは記憶が消える度に洞穴に来るようになっていた?

>警察官「中も、それなりに深くてな。別れ道とかも幾つかある」
ミキは洞穴の中を逃げ回っていた?

>警察官「男の子の声だったり、女の子の声だったり、それはバラバラなんだと」
ミキが声質を変えていた?

>警察官「『女の子の声は聞こえますけど、カタカタとかいう音は聞こえません。何か叩く様な音は聞こえますけど……』ってな」
いずれにせよミキの自傷行為が悪化している?

>警察官「自分の耳が悪いんじゃないかって、そう思ったみたいでな」
>警察官「最終的には、俺含めて、大学生達全員の空耳じゃないかって事になった」
空耳と思えるほど小さな声だった?

解・五話の
>アケミ「小さな声で、呟く様に」
と繋がる?

・娘が五歳の頃、IFを見る
・母の語るUFO騒動=十年以上も昔、娘が小学校三年生の頃
・女が携帯を初めて持った時期=十年以上前(初めて電話がかかってきたのは中学校の時。「友だちと番号を交換したりした」とあるが、アケミの話を信じるなら友だちはいないか少ない)
・電話は十年以上続いているので、女は少なくとも20代前半
・ミキとアケミのやりとりは「中学の卒業間近=高校の修学旅行以前」
・女友の修学旅行エピソードは「高校生の頃」。女=ミキがアケミの証言で明らかになったので、おそらく女友と女は同級生(高校時代は友だちがいた?)
・部屋の事件は友が大学二年の時。「半年に一回ぐらいのペースで続いている」と言っているので、一年半~二年は経っているかも=友は現在二十代前半?
(大学二年と言ったということは、大学は卒業済み? まだ大学生なら「二年の時」で通じる)
・警察の話した洞窟の事件=二年ほど前
・ミキの入院=同窓会以前
・中学の同窓会=一年以上前
・殺人犯が捕まった=この間

ミキが人を殺していたらアケミは精神病院にいる、ではなく人を殺した話をするよね。
そのついでで連続殺人鬼の話をしたってことは洞窟の話の警官の聞き手は殺人鬼?

最終話の聴き手が男だとすると
> 医者「ふうん……。君の友達が」
という部分の「友達」が差すのが病院で出会ったミキってことになるか?

>>557
俺も男=犯人が濃厚だと思う
>>493の説も説得力があったけど、解・五話の投稿終了時点で

>まだ、三つ、話の解が出てこない……
てことは不正解だったということ

ああ……ダメだ。全てが嘘に思えてきた……

しかし前回と解の数が変わってないってことは次の発言の内のいずれかがトリガーになったってことだよな
・本当にこの話自体が夢である可能性がある。(アケミがしたはずの怪我に関する描写もない)
・アケミが女を避けるようになったのは別の理由があってのことかもしれない
 (ミキ、娘が女である可能性や、女の話の内容を含めて考えると、彼女が妙なことをした可能性は十分にある)
・他人の中に入った夢も友達が自分を避けてるという思い込みで解決

>>565
いや、>>1がずっとこのスレ監視しているわけでもなし
ある程度の時間が経ったから公開されたとみるべきじゃね?

タクシー運転手が殺人犯じゃね?

>>566
そりゃ解が出た段階で、ではないだろうけど、解かれた謎の数に関しては確認してるはずだからトリガーがあるのは事実だと思う
だからこその「次回、未定」なんじゃない? まだ次のトリガーになるエピソードが解けてない

犯人=男(実在)、女=ミキ(実在)で推理するなら
1話の会話は精神病院でのもので、そもそも“妄想”で嘘ではないってことか

2話ミキの“妄想”電話
3話友
4話修学旅行
5話ミキの虐待される子と暴力的な“多重人格”
6話幼いミキのUFO話
7話警官による洞窟話
最終話 メール。

アケミは客観的にミキを監視してる立場だから発言は信用出来るね

最後のやつ,話し手の彼女は既に医者で(精神科とか),治療の一環として多重人格者のどれかの人格殺そうとしてたけどどれ[ピーーー]か相談してた,とかはない・・・か

嘘をついているのはタクシー運転手。
嘘の内容は、「タクシー客の女が部屋に入った」こと。
実際は、タクシー運転手が殺している。
警察は連続殺人事件の容疑者であるタクシー運転手の話を信じたフリをした。

ミキは、第1・2・5話の女であり、第6話の娘であり、第8話の容疑者であり精神病患者である。
第8話の医者の「確かに、一見した限りでは、とてもあんな事をした犯人には見えませんでした」
という発言は、ミキが美人であるという意味。
ミキの容疑は第3話の血文字。方法はどっかのトイレで調達したナプキンをスタンプにしている。


>>573
現代では人格を殺して統合するってことはあまりしないみたいだよ(wikiによると

>>573
ていうかそもそも、最終話が解けてない残り三話のうちひとつだとすると、
いまいちうまい説明がつかない一話、四話と最終話で未解決分が埋まって
洞窟、UFO、呪の落書きは解決済みってことになっちゃう気がする
UFOはまあ十分それらしい答えが出たとしても落書きと洞窟に関しては納得いってない人もいるのでは

>>560
うむ。警察官の聞き手が殺人鬼なら
>警察官「お前、これまで何人殺してるんだ?」
>アケミ「この間、逮捕された殺人鬼いたじゃないですか。わかってるだけ四人も殺したっていう」
という流れが自然になる。

ついでに、
>警察官「不思議な話?」
と、警察官にオカルト話を訪ねているのは殺人鬼がミキのために訪ねた、と解釈できる

>警察官「お前、これまで(別人格を)何人殺してるんだ?」
とも受け取れるから100%警察官の聞き手は殺人鬼だ、とは言えないのが悔しいところ

経血と血液の違いは流石にすぐわかる

1話
女装説が成り立つなら家族全員がグル
他の話との繋がりがイマイチ見えない話
3話
聞き手が誰かわからない
聞き手が犯人っぽい
しかし犯人の目星がつかない
犯人=ミキはないと思われる
なぜその部屋にこだわるのかがわからない。
1話と3話の建物同一説がしっくりくるかな。
4話
写真消去の線はないね
携帯でも写真撮ってるから鍵がかかってるかと
なぜ一回目の着信にミキがでなかったのか
カスミとユカリのどちらか(多分カスミ)が写真を撮っている
ユカリがミキのIFだと他の3人に見えているのはおかしい
更にここでミキの発言
『私達元から4人だったじゃない』
ミキは誰に写真を撮ってもらっていたのか
1人多いのはカスミで人格が変わってユカリがミキの中でいなかった事になった
ミキの中でカスミが消えたのはわからない
電話は以前までは2人と繋がっていたが突然繋がらなくなった。
クラスメイトがグルでも電話の件がひっかかる
6話
屋根裏などなら警察犬が家の前で反応しないと考える
しかし家の中になにかあってそれがキーになってくるのは間違いない
7話
よくわからん
8話
君の友達=男だと予想
医者の聞き手が女かな
君の友達がの前の空白には友人が少し不思議な話をしてくれたんですとかが入りそう
医者が嘘をついていると予想
メールは誤字ではなく彼女の携帯から第三者が送っている
この血を3話で使っている可能性も
時系列的にあるかと

>>578
聞き手が殺人鬼で
警官が実はミキの別人格って可能性も考えてた
7話全部精神病院内で二人で話してることなのかも、とか

>>576
だとしたら、医者=男でメールの彼女=女(ミキ)はどうだろ?

幼い頃に母親からイマジナリーフレンドについて固く禁止されていて、自分の中で彼女たちを殺したとか?
5話の本編と解答編からその後も無意識に作りつづけてた節があるし、そういって勝手に生まれた彼女たちを殺してたとか?
そう考えるとメール内容はそのままの意味になるけど

2話はそうやって殺してた自分の人格に対して負い目があってああいう形で出てるとか・・・。

名前欄恥ずかしいことをしてしまった…

酔っ払いが勢いで適当なこと書いてみる
ミキは本当は男の子
女の子として育てられてた
それが母親の虐待

横から失礼。第1話の疑問点。
まず、指紋採取しなかったてのがどうにも怪しすぎる。
タクシー内の指紋と鍵を開けて入室した際に触ったであろうドアノブの指紋との合致を調べれば指紋は特定出来る気がします。
犯罪者の指紋を保管してる警察がそれをやらないてことは考え辛い。
また、女装はないかと。もし女装が正しいなら、隠れる場所として調べたクローゼットから降車した女性の服が出て来るはず。
普通に考えて防犯カメラに映っていた服装の有無くらいは調べませんかね?

>>582
語り手が女の別人格という説を有効にしたらなんでもありになる
>>584
ミキ=女であるなら女という表記が嘘ということに

話している内容の真偽はともかくメタ的な表記疑いだしたらなんとでも言えるでしょ

そもそも警察が家の中に入ったってのが不自然
家宅捜査は令状ないと出来ないし、たかが五千円の乗り逃げ程度で普通はそこまで出来ない
監視カメラくらいは見てくれるかもしれないけど、何かの勘違いでしょ諦めなさいで終わりそう

>>581
1と3話ではマンションとアパートって言い分けてるから同一説はないんじゃない?
不思議な話を求めるのがミキだと思うから、君の友達はミキじゃないかなあと思う

>>583
たぶん医師が副業でタクシー運転手をするのは法律的にアウト
それ以外は割と同意

>>584
ミキ「~」ってセリフが一つもないから嘘にはならないんじゃない?

>>588>>584>>586の誤り

>>588
俺が言ってるのは人物としての女じゃなくて性別の話ね
レス先読んで

>>590
ああ、すまん
そういういみでは>>584に同意だわ

>>586
視点の問題かも。
男と女って誰から見て?て思う

>>585>>587あたりを踏まえるとやはり一話が男の作り話か、どこかに男の嘘が挟まってるって説が有力か
ただ単に「一話が作り話」ってだけだと解決話数は減らなかったから嘘部分を特定しなきゃいけないのかもな

1話では指紋を取らず、3話では指紋を取ってという対比も面白いよね

答えが出ている3話分の解待ちかな。もしくは>>1が現段階で正解の出てる話を明記するか。
推理熱が冷めてきた上にどの話を推理すればいいかわからん

>>592
そうは言ってもミキが男として解決できる謎なんてないように見えるけど
ミキ=女=娘だとしたら同窓会の時点でミキは入院してる
入院してる人の性別が男が女かで変わる部分ってある?

メタ表記はミステリとしてアウトな気がするなぁ……
ただでさえ二重人格の片方を犯人にするのはアウトと言われている(だからたぶんこの話ではミキは殺人犯ではなく、視線を引き付ける役目)


まあ、もっとメタい事言っちゃうと、体外に出た血液はものの数分で凝固するから、塗りつけたりするなら薬剤を使って固まらないようにしないといけないんだけど、その薬剤を入れてしまうと今度は固まらなくなるため、固まっていたとする表記に反してしまう(警察が塊をヘラで削って採取)
ギリ乾いたと解釈すればいけなくもない……か?

監視カメラの映像はエレベーターを降りるまでだから
客はその階の別の部屋の住人で男はその部屋に客と一緒に入ってそこで殺害
その後カメラの映像を誤魔化すために一番遠い端の部屋の住人相手に狂言を演じる
って流れだと一応説明できる?
カメラの映像なんて騒ぎを起こさなきゃ確認されないだろうし犯行自体もすぐばれそうだから本末転倒な気はするけど

>>596
性別が変わる、て結局は意識が決めることじゃないかな……
身体が男でも脳みそが女ならその子は女の子。
今の段階で明らかになってるのは「ミキの精神障害」「入れ替わる人格」くらいじゃん?
この作品の定義が定かではないけど、多重人格作品のミスリードとしては割と普通じゃない?
そういう映画観たことある。子供が殺人人格の(´・ω・`)

とりあえず、『男が嘘をついている』場合を除いて書いてあることは真実
もしくは『男が精神疾患などで警察が来て調査が行われたと勘違い』しているなら捜査されていないが、それはさすがに無いと思う
でないと、話の半分近くが『オチ・妄想』になっちゃう

>>600
それだと家族と隣人の「1度も見たことのない人だ」ってのが説明できなくね

>>602
そうだとして、いったいどの謎が説明できるんだ? って話をしてると思うんだけど
そもそもミキの性別が男だと示唆するヒントがミキ、女、娘の登場するエピソードに一切登場しない
単にオカルト抜きで説明するだけじゃなくて、手がかりを元に推理しないと意味が無い

というかみんなは解けてないエピソードどれだと思ってるんだ?
俺は一、三、四だと思うって何度か書き込んだけど

ミステリだと思う


1話を強引に解釈するなら、抜け穴的な脱出方法の示唆かなぁ
これで宇宙人の誘拐で、娘が同じ方法で脱出したと考えることができるが……
問題は常識的な知識の範囲内+作中で公開されている情報で脱出手段がちと思いつかないってところか

6話もわかんないな、匂いが途切れた理由が分からん

>>614
「家から出ていない」じゃ駄目なのかな
六話ラストのやりとりは家の中の探していない空間を示唆してるんだと思ったけど

匂いが途切れた=家から出ていない
だと思うんだ
あと、乗り物に乗せられた場合も匂いが途切れる

ちなみに警察犬は人体の匂いを追っているわけではなく、靴と地面がこすれることで起きる摩擦によって、微量に溶けた靴底の匂いを追っていく
そのため、連続しているのならば途中で靴を履き替えたり裸足になったり靴下になったりしても追うことができる
また、ジャンプしたりしても、大概探知範囲内だろうから追っていける
だから逆に商店街やスーパーなどの大量に人が集まる場所に行かれると探知不能となる(場合もある)

>>616
少なくとも家から2、3歩出たところまでは娘は出てる。そこから家の中に戻ったのならその匂いを辿れるのでは?ひょっとして警察犬はそこまで万能じゃない?

俺なりの答えは
1 タクシーの運転手=男=殺人鬼 で女は殺害されている。殺害した女の血を3で使用。

2 解決済み

3聞き手が殺人鬼の男 1トリックがわかったのは犯人だから。大量の女性の血液を所持できるしタクシーで運搬できる。

4 女友が女(ミキ)のイマジナリーフレンド。辻褄が合わないのはミキが記憶喪失だから。

5解決済み

6 母が嘘つき 本当はお尻を叩く程度ではすまないレベルの虐待を行っていた。

7 ミキ徘徊説

8 打ち間違い

>>618
家から逃げようとしたところを母に捕まって監禁されたのでは?

>>618
可能性としては、過去の匂いを辿っていく→外は風雨で劣化していて辿れない
警察が外に出たとして追う→匂いがそもそもない
とは言っても警察犬って優秀だから、家の中に子どもが居たら匂いで見つけちゃう可能性もあるんだよなぁ……
ちょっと情報が足りない、かな?

>>618
二、三歩歩くまで匂いがしたのではなく
二、三歩歩いたら匂いが遠ざかったから立ち止まったという可能性は?

>>619
一話の男と母で語り手がふたり嘘つきになってる

>>605
現段階で得てる確かな手がかりなんて先述したとおり「ミキの精神障害」「入れ替わる人格」くらいじゃん?
謎も何も……多重人格に関する可能性を模索してくしかないじゃん
多重人格が確定事項な時点で展開は無限だと思う。

>>624
タクシーの運転手=殺人鬼はミキと同じ精神病棟に通ってることからミキと似た症状があるはず。女を殺害~隠蔽して記憶喪失になれば、そこで女が消えたと誤認したことになり嘘はついていないんじゃないかなーと。

>>625
多重人格はあくまで説明できない部分を説明するために採用された可能性であって多重人格=なんでもありではない
ミキ、娘の記憶の齟齬や発言の不自然さを説明するためにIFやミキの見た幽霊を根拠にしてるし、ミキが精神疾患である可能性は二話の「しばらくすると通話履歴が消えている」=現実的な意味での電話ではない=妄想が根拠になってる
男説の根拠はどこ?
模索も何も、ミキが登場するエピソード以外に多重人格による説明が必要とも個人的には思えないし
男説による説明は更に必然性に欠けると思うよ

>>628
自分は別に男=ミキだとは言ってないよ
警官がミキの別人格かもしれないと言ってるだけ

>>629
>>602はなんだったんだよ
というか警官が別人格説も根拠に乏しいうえに謎を説明できてる気がしないんだけど

>>630
はぁ……ごめん、なさい。

言い方はともかく「一部の語り手がミキの別人格」っていう説は個人的には採用したくないかな
>>630の言う通り根拠に乏しいっていうのもあるけど
それをありにしたら「女友は女の別人格で、彼女の発言の不自然な部分は全部妄想」とか「友は女の別人格で自作自演」で通ってしまう
それがありだったら全部別人格+妄想で説明可能ってことになる
警官が別人格だとすると「同僚の警官」「大学生」も嘘か妄想ってことになるからエピソード自体に何の意味もなくなる気がするし

>>632
ああ、あなたたち同一人物だと思ってたわ

空気よまないで申し訳ない。しっかりとは読めてないから根本的な見落としがあるかもしれん。一応自分の推理。半分妄想。

男:探偵役、基本的に同じ人
ミキ:犯人、女、刑事、連続殺人犯

1家に帰って男装、家族も協力、理由は娘の犯罪の隠ぺい?

3やってきた警察の一人が犯人(ミキ)。
扉があんなふうだったらだれも警察が来るまで扉を開けようとは思わない。扉を開けるタイミングになって鍵がかかっていたふりをすればいい。
また、警察なら扉を細工していても捜査をしてると思ってくれるので不審に思われない。
最後に語り手が警官から話を聞いているといってるのも怪しい。

4これが嘘。
ミキに対するいじめというか嫌がらせがあったことの暗示?

6「娘=ミキ」というのはミスリードで、「ミキ=お巡りさん」。
娘に対しては家出に協力するといい、母親に対しては娘が「宇宙人に連れ去られる」と言われたと言う。
当然娘はお巡りさんが母親に対してそんなことを言ってるとは知らないので記憶もない。
警察が犯人なら犯行は容易。
10年前とあるので最初の犯行(誘拐)の予行演習?

7声が聞こえなかったほうの警官がミキ。
さらった子供を隠していた?
探した場所をマーキングしたのはミキなので子供が見つからないように偽装できる。

8打ち間違い。話の本筋には無関係。


ここからは完全に妄想。
会話の時系列は3,4,6,7,8,1,2,5
男が友人からの話を聞いて警官が犯人ではないかと疑う(3)
→その警官の関係者に話を聞いていく(4,6)
→犯人に対する確証を得る→自分がやったと嘘の自白をしてミキの前に現れる(7)(もしくはミキに濡れ衣を着せられる)
→謎を解く(1,3,5)(取調室で?)

長文失礼。

>>634
ミキ=連続殺人犯 の可能性は、
>>519で消えてしまったような…

>>632
うーん……。でもそもそもなぜ、あなたは勝手に深い意味があることにしたがってるのかしら?
そもそも意味はないんじゃない?
コロンブスの例え話が作中あったけど……
後から聞いたら単純で馬鹿らしい話ってこともあるんじゃないかなぁ……とね
それが発想の根拠と言えるかも。

あなた達の指摘はもっともだけど、
妄想携帯で電話がかかってきていると思い込んでいるみたいに
自分さえ「そうだ」と決め付けてしまえば「自分の中では真実」にされてしまうよね……?
何でもありとはそういうこと。
多重人格がストーリーの基盤にあるなら登場人物の発言はみんな嘘でもおかしくない
その可能性を否定するのは
あなた達の勝手な思い込みと決め付けなんじゃないかしら……。
考えすぎかなぁ?

>>636
その可能性を否定できるだけの完全な根拠がある訳ではないけど、もしこの話が全部妄想だとしたらそもそもの推理が何でもありになっちゃうからね…
謎に対して説明はつく回答が用意されてるわけだからそれを全部妄想ってするのはさすがにどうかと…

>>636
単純に、多重人格者の別人格っていう人物が、作中に増えれば増えるほど、
ミステリーとしてつまんなくなってしまうから、否定したい気持ちがあるんだよね
自分もそうなんだけどさ
例えば、嘘つき一人(一つの話)以外、全部妄想癖の人物による妄想でした
っていう種明かしは現実的には理にかなっているんだろうけど、
創作ミステリでは最も避けたいというかさ

>>636
えっと……
「現実的に解釈可能」なのに「妄想オチ」だったら卓袱台返しでつまんないからだよ
推理モノっていうのは「推理可能」だからこそおもしろい
「推理可能」っていうのは「作中の手がかりを元に提示された謎を解くことができる」こと
「オカルトじゃないなら何で説明してもいい」っていうのはミステリじゃなくてアンチオカルト的解釈
ましてやどこか一部が根拠もなく妄想でしたってオチだったら信頼できる描写なんてなくなる
必要なのは「作者は推理に必要な手がかりを作中に散りばめている」という信頼
もしその手がかりが不十分であることを疑うなら推理なんてやめちゃえばいい
あくまで作者は手がかりを十分に残していると信頼して謎を解こうとするのがミステリにおいては正しい
もし作者のミスで手がかりが不十分だったら解答編が出たあとで文句を言えばいいだけ

>>637
妄想っていうけど舞台が違うだけで嘘ではないんだよ。
多重人格ならその人たちはその中でちゃんと個人個人として生きているんだから
だから夢物語だって言ってるんじゃなく単なる共通点でしかない
お馬鹿な私の言いたいことわかる人いないかしら……(泣

私たちだって、本当に存在しているのか証明するには第三者に認識してもらうしかないでしょう?
世の中の事象は全て幻想、て哲学ではよく聞く話だけど

哲学的には私たちだって妄想と変わらないのよ?

>>641
何て言うかな、その多重人格者が「妄想癖」を持ってるのがやっかいなんだよね
不思議な謎が提示される → 妄想でした
次の謎が提示される → 妄想でした
その次の謎 → 妄想でした
この繰り返しで、トリックらしいものが見当らなくなる
これ、つまんないでしょう

>>641
DIDを何かスピリチュアルなものと誤解してない?

>>643
それをする必要がミキにはあるの?

>>647
ん??
質問の意味がよくわからない
「それ」って、「どれ」?

>>646
むしろ超現実的な話をしてるよ

もう分かった……。警官などがミキの多重人格ではないってことで良いです
皆さん、ごめんなさいです……

>>650
ま、まさかきみは>>1の借りの姿じゃないよね…?

よし、では少し考える方向性を変えよう
まず、何を解くべきかはおそらく『4人を○した殺人鬼の犯人』だろう
犯人の候補はミステリの王道らしく、語り手の7人の中に居るものと仮定する(モブが共犯者はあり)

ではそれぞれの動機を考えてみよう
男・?
女・
友・
女友・
母・
警察官・
医者・
無い場合や苦しい場合は明記よろ

誰を殺したのかも分からないし、物語終盤でサイコパスである可能性が示唆されてるのに動機からとは……
というか解かなきゃいけないのは以前一話・三話・四話あたりの謎だと思うけど

>>653
一応ね、推理ものの様式美にハウダニット フーダニット ホワイダニット(どのように犯罪を成し遂げたのか、犯人は誰なのか、なぜ犯行に至ったのか)の三つがあるのね
んで、解決するのにはこの三つのルートのどれかを辿っていけばやりやすい(と言われている)
フーダニットはまず無理だろうから、ハウダニットかホワイダニットになる
一話とかはハウダニット(どのように成したのか)だから、そのルートから行くのもいいと思うよ
でも、私はとりあえず(否定合戦のこの流れを変えたかったから)ホワイダニットを挙げて考えてみようぜって提案したんよ
よし、ならまずは君の言う通り、ハウダニットから行こうか

1話・女性が消えた謎
3話・扉に血を書いた方法、
4話・友達が消えた謎

気分転換にちょっと纏めてみたよ

1話   タクシーの運転手(語男 聞女)
2話解済 ミキの“自演”電話証言(語女 聞男)

3話   友(語友 聞不明)
4話   修学旅行(語女友 聞不明)
5話解済 ミキの“多重人格”証言(語女 聞男)

6話   幼いミキのUFO話(語母 聞不明)
7話   警官による洞窟話(語警官 聞不明)
最終話 メール。(語医者 聞不明 聞刑事)


んで今の時点で解明されてない話が3つ

サイコパスになる人がいるならそれでいいと思うよ
サイコパスにならない人もいるならそれを挙げて明確にしておくのは決してマイナスにならないでしょ?
もちろん、ハウダニットを考えるのも、というか整理するのもマイナスにならない
お前の推理は違うどうのこうのと否定合戦よりは有意義だと思うなぁ

>>657
サンクス
解が出てる2話・5話も、ある意味根本的なことはわかっていない部分があるのがいやらしいよね
例えば2話は妄想だったが、それをするようになった原因(事件でも可)が何なのかが分からない
『何もしくは誰』が生きているのか、『何故』報告するのか
そしてそれが『どのように』事件に絡んでくるのかが不明なままだから

一応、『IF』が『ミキ』に、まだ消えていないと、生きていると訴えているとは取ることができる
しかしそれが事件に絡んでくるのかというと……?
ミステリではやや禁じ手の、IF(二重人格者)が犯人の場合というのが一番納得がいく
しかし……ん~~~…個人的にはこれはミスリードだと思うのよねぇ……

6話の聞き手が気になる
母「その事で、娘に対して妙な先入観を持たないようにして下さい」
このセリフとか仕方なく話してる感じからして警察や医師あたりに思えるけど
そんな人達が「不思議な話」を聞きたがるのかな

警察官との会話から連続○人犯は相手に不思議な話を求める人物であることが確定してる。
友、女友、母、警察官、医師の話相手が同一人物であり、犯人。
今までは母の話し相手は警察だと思ってたがどうも違う気がしてきた。
残る男と女でどっちが不思議を求めてる側かだが、スレタイトルのとおり、不思議トークを振ったのは
男からだから、男が犯人。と推察

>>658
サイコパスの特徴といえば
・共感力が低い
・思いやりがない
・社会的地位の高い職業につきやすい
・社会的捕食者

くらいしか知らないな。この中では医者かな?

>>660
まあでも奇行が問題になって逮捕、ないしは拘束、はたまた聞き取り調査っていう状況だったら過去のおかしな話を聞くのはそこまで不自然ではないんじゃないかな。

>>662
刑事さんの可能性もあるんじゃないかな
ほら、最終話で容疑者(犯人と確定していない)はセリフが空白であるが、刑事さんも同様に空白にされている
空白にしてある可能性は(個人的な考えとして)二つ
ネタバレに直結する重要なセリフだから、犯人もしくは共犯関係にある人だから、かな

>>657グッジョブ

正体のわからない聞き手側の共通点は
「トリックに気付いたこと」くらいだな
最終話のトリック解明には失敗したけど、発想がサイコパス、と。

>>664
「娘さんは幼少期どのようなお子さんでしたか?」ならともかく
「過去に娘さんに関する不思議な話はありませんでしたか?」って聞くのはなんか変な気もしたけど

聞き手がどう質問したかは自分の想像でしかないから実際はそんなに不自然でもないのかなあ

個人的には、1話でタクシーに乗った客は洞窟帰りのミキでは、という風に考えているんだがこれは的外れかな?
で、終着点のマンションは自宅とかではなく時々こうやってタクシー運転手を撒くための通常ルートで…みたいな。
まあ方法はこれっぽっちもわかんないんだけどね。

>>669
sageろ

>>663
サイコパスでってのを理由にすると、医者・刑事さん辺りが怪しく見えるよね
ちょっと邪魔になるかもしれないけどメモ代わりに
男(タクシーの運転手)・代金に関するもめ事が原因で女性を殺害。そのため、1話の話を不思議な話として語る(嘘をつく)
女・IFや別人格が殺害を行った
友・??強いていうならばやってみたかった(サイコパス)
女友・いじめられたその復讐
母・虐待を行った。その事実に気付いた人を殺害(我ながら苦しい)
警察官・友同様サイコパス。立場上、色々と証拠を隠したり嘘をついて捜査を混乱させることはできる=嘘をつくことで自分の立場をごまかしやすい
医者・同上

かな?
動機から考えると(サイコパスを除けば)女友、男の二人が有力と考えられる

>>670
あ、マジですまん。

>>669
だとしたら家族も「そういう事を言いにくる運転手がたまにいる」って
洞窟の時のように証言するんじゃないかしら

1話と3話のマンションは同じ場所という可能性はなのかな?
3話の方はミキがピッキング→侵入→鍵を拝借→合鍵作成、ってのは突飛か?「それぐらいしか方法がない」って発言からだとこれくらいしか思い付かない。
で、この部屋はミキのエスケープ用の部屋で云々、みたいな。
まあ1話では4階で3話では2階だから現実的ではないか。

>>673
なるほど確かに…
女と家族がグル、ってのは1話本文中で一応否定されているしなあ…

3話は「どうやって血文字を書いたか?」よりむしろ「誰が何のために描いたのか?」が重要だよな。書いた方法は正直ピッキング跡があったからピッキングで~って感じでどうとでもなる。スプレーでも筆で血文字書いてもなんでもいいよ。
正直言って語り手の7人は全員どっかしらイかれてると思うんだよな……

>>677
それは多分、部屋に誰か住んでいる状態なのが都合が悪いんだろうな
だから血文字を書いて、そこに人が住んでいない状態にしたい
仕掛けがあるのか、死体が壁に塗り込まれているのかは知らないけれど、後者の方だと男(タクシー運転手)が殺害した女性の遺体なりなんなりを処理したと考えるのが自然かな?
ただ、なんでわざわざ?という疑問は残るか

・医者と警察官の聞き手が男であると仮定した場合、男は何かしらの事件の容疑者ということになる。

逮捕理由は
1.アケミの話した殺人事件
2.呪文字事件
このいずれかか両方。

1の場合、男は、ミキが通った病院で精神鑑定を受けていることになる。また取り調べも受けている。

・男には友達がおり、男は不思議なことを知りたがった。取り調べ中も同様。

友達がミキと仮定した場合、
不思議なことを聞く理由は……なんなんだろう?

1.ミキに脅されていた
2.ミキのために土産話を用意したい

どれも根拠に欠けるんだよね……。誰かお助けを(つД`)ノ

7話は警官が「実際に声を聞いた俺からしてみればそういう事は絶対にない」、「誰かがそんなことを言ってた」、「とはいえ、俺はそれを信じてはいない」ってとこ辺りから、やっぱ聞き間違いの線が強いのかな…
時々コウモリが住み着くらしいし、コウモリの鳴き声は人間にも聞こえるし。ただいわゆるモスキート音的なものだから聞こえない人がいてもおかしくないとか。
で、3年に1回ってのは、コウモリの発生と大学生集団の肝試しの最小公倍数で、この話自体はあまり本筋に関係ないとか?
でも無駄な話が有るような気はしないし…

泣き声とか呻き声なら反響音で説明出来そうだけど、はっきり助けてって聞いてるんだよね
それも声色が変わるという。コウモリの声ならこの辺の説明が難しい

大体この話だけなんの関係もないじゃ不自然だから、何らかの形で男かミキが関わってるんじゃないかな

>>684
そうなんだよなあ…
声色が変わる、ってことは毎回条件が変化してるはずだもんな。
でも同僚が聞こえないのはさておき、届け出がない、っていうのがどうにも分からん。

ミキの親父が実は7話の警官の同僚っていう線はあるかな?

最終話、解・5話を現在の話、男=殺人鬼と仮定して、それぞれの話の話し手の時系列を順番にすると、
解・2話(女=ミキの過去での他者視点)→6話(1年以上前、聞き手はミキの入院先の職員?)→1、2、5話(ミキ=女と男=殺人鬼の病院での会話?)→3話(聞き手は男?友が通報した?)→7話(最終話の少し前?警察官が男=殺人鬼に事情聴取している?)→最終話、解・5話(殺人鬼が捕まった後、事情聴取が7話、精神鑑定が最終話?)
って感じになりそうだけど、4話だけがどこの時系列かわからん。あり得るのは、聞き手はミキの多重人格を知っていた?(女友「……それ、どういう事?」ってのはミキが多重人格であると聞いた時の反応?)ことから、聞き手は病院でミキと交流のあった男?1、2、5話と3話の間?ってのだけど・・・、ちょっと苦しいかな

>アケミ「だから、その手の話をされても大丈夫な子じゃないと、駄目だったんですね」
とあるから、女友、カコ、マリコ、カスミ、ユカリなどがミキの友達なら、その人はオカルト好きってことかな

呪いの部屋は犯人が犯行後、死体をもっていって解体に使う部屋。呪いの文字は住民を追い出して、部屋を解体に使うため。
(隠し部屋がって犯人がしたいと一緒に潜伏して、追い出すのかとも思ったがどうも聞き手が話しているのが外から内鍵をかける方法のような感じがするので違う。隠し部屋があるならタクシー客の女が入った部屋と同じ部屋かともちょっと思った。だけど3人家族で6畳一間に住まないしな。)

あと、3つの話に登場する"毎回違う人たち"の謎。「生きています」の声の主(女の妄想)たちであり、洞窟の声の主たちであり、呪いの部屋の血の主たち。

「何で、『生きてます』ってメッセージを自分に送ってるのか。」は消してしまった、別人格のまだ完全には消えていないという訴えっていう意見が多く出てる。そうかもしれない。でも「生きています」ってフレーズが、なんとなく自分が殺した人たちのことなんじゃないかという気がした。殺人の罪悪感への反動からそんなことするんじゃないかって思った。

洞窟の話は説明のつけようが無いので、最初は女の子の声が聞こえない警察官が犯人か共犯かと思ってた。
だけど、洞窟の話を風のいたずらや聞き間違いで無いものとするなら、毎回行方不明の届けが出ていないことと矛盾する気もする。
それに、毎回必ず誰か一人か二人にはその声が聞こえないんだけど、その警官にだけ毎回聞こえないわけじゃないんだよな。
聞こえる人と聞こえない人がいるのは可聴域がどうのの問題かもしれないけど、毎回声の主は見つからずいつも違う説明はつかない。まあだから実在する複数名より、電話の主みたいなオチのほうがしっくるくる気はする。

血の主たちはその量から殺されているかもしれないことが示唆されている。すべて女性。
この血の主が誘拐や殺人の被害者で行方不明になってたりしたらすぐにDNA鑑定で足がついちゃうよな。でも声とかじゃなく血がのこっているんだから確実に複数名の女性が関わっていることになる。

あと「また[ピーーー]ぞ」って言ったのは主人格なんじゃないかな。友達が欲しくてIFを密かに生み出すんだけど、毎回うまく行かず、暴走したり乗っ取られそうになったりする度に消して、作り直してるんじゃないかな。
同時的には二重人格だけど、別人格がどんどん更新されているんじゃないかと思う。

一話目二話目の男が殺人犯で案外女はこのあと男にころされちゃってるんじゃないかと適当なことを言ってみる。
不思議な話を聞きたがるから話の聞き手はオカルト好きのミカちゃんってことでいいのかな。男がミカちゃんの土産話にって説も出てるけど、不思議な話を聞きまわる事自体に何か理由があってほしいな。加害者目線で考える自分にしか思いつかない突飛な謎解きが好きなサイコパスだとか。

行方不明届けが出てないのはその後に子供が回収されてるからだと思ってた。

七話の声が変わる幽霊は大学生リーダー=ミキで
電話や夢の話の解みたいに、自分を叩きながら助けてって言ってた、ってのはどう?
ミキは幽霊=自分の死んじゃった(殺した?)IFだと思ってる節があるし
洞穴が暗いから、隣で小さい声で言ってたら分からないっていう
三年ごとに違う人格(IF)だから声が違う、自覚はないから嘘じゃない
距離の関係で聴こえる人と聴こえない人が出る、とか
でもカタカタ鳴る音が説明できないんだよなあ

子供の行方不明の届け出が出ていない件は、子供の人格に交代したミキって考えればつじつまが合う
しかしサーモグラフィーなんかにすら一切反応しないで洞窟に隠れているってのは無理だよなあ

>>692
好きじゃなくて大丈夫程度なんじゃない?
女友の語りからもミカの霊感についてみんながあんまり好意的だったようには受け取れないし。
>>694
その発想は全然なかった。
UFOの話の娘とかにしたって出ては来てるけどその前に警察に相談してるし、特に小さい女の子がいなくなったら大騒ぎしてると思うんだけどな。

解5話の課長が不思議な話ではなく、怖い話がないか聞いているということは
本編の不思議な話がないか聞いている人は同一人物であるか、それに近い状況なのだろうか

あとウィキペディア読んでたら「宇宙人による誘拐記憶をもつ(解離性同一性障害)患者の臨床例も有名である」
って記述があってびっくりした

5歳のころにIFを消すように母親に怒られて暗所に閉じ込められた経験が解離の契機だったりするのかな

1話の指紋の説明が嘘だった理由は
①精神障害の男をなだめる為に吐いた警察の嘘だった説
②男が何らかの目的のために、聞き手を騙そうとしている説
の2つくらいかな……

職業も知らない相手と不思議話なんてする状況って……
よく米映画で目にするグループカウンセリングか、もしくはネットしか思い浮かばない

≫702
人格の雰囲気が余りに違うなら記憶の中で別人として認識してしまっててもおかしくないでしょ。
語り手の認識(六人居た)と周囲の事実(名簿上にいなくて写真も四人しか写ってない)で齟齬があった場合、語り手の方が勘違いしてるのは2話の解答から分かるし。
電話番号は単純に適当な番号を登録してただけじゃない。
今まで電話をかけたことがあるって言う描写もないしね
お菓子は8個だったら四人で分け切れるって言ってるからその場には四人しか居なくてミキの演じ分けで誤認してたんじゃないの

>>701
解5話の課長のリアクションも気になるところがあって、
>課長「ところでさ。一ついいかな?」
>課長「確認しておきたいんだけど」
>課長「それ……つまり、そのミキって子が幽霊にとり憑かれたって事で合ってるんだよね?」

普通はこういった奇行を聞いたら、精神の病気だと最初に思うよね
それとも、ここには特に深い意味は無く、精神病院入院の話題に持って行くための
ストーリー上必要な会話ってだけなんだろうか

>>705
>女友「それに、今までは普通にカスミとユカリに、その番号で繋がったのにさ」
とあるけど?
あと女友、カコ、マリコの三人が同じように認識してたってのは無理があるような

>>707
確かにそこは違和感あったなあ
他にも娘の母がIFをすぐに幽霊だって決めつけているのもなんか変な感じ
>母「幽霊と遊んでいるんじゃないかって、普通、思いますよね?」
普通の人は思わないよね? 母も狂ってんのかな

この話、意外に警察出てくるね。

1話タクシー男
3話友の呪い部屋
6話母UFO話
7話洞窟(尋問)
8話刑事(カウンセリング)

特に6,7,8の流れは逮捕後って感じもする

>>711
タクシーの男は殺人鬼で、ミキと同じ病院で精神鑑定を受けているから、1話も事件後として捉えていいかも

UFOの回で娘がいつの間にか家にいたのは
玄関を出てすぐ隠れて、父母が家の外に捜索に出た隙に戻れば成り立つかな
警察も警察犬も室内を再捜索したとは言ってないし

そんなものうちにはないとか、それならあるとかの問答は、一時的に身を隠せる場所とか?
場合によっては、普段そこに娘をに閉じ込めてIFを消す(=[ピーーー])ことをさせてた、みたいな
それが夢の解に出てた「暗闇に閉じ込められてる小さい女の子」だったり

>医者「あの容疑者はね、こんな推理をしたんです」
>医者「まず、私の事を好きな女の子がもう一人いて」
>医者「その女の子が、彼女を拉致して監禁した上で」
>医者「彼女の携帯を使って、私にメールを送ってきたと」

>医者「『そろそろ殺します』」
>医者「『だけど、どうする?』とね」
>医者「本来なら、その監禁されている彼女の画像も送るつもりだったけど」
>医者「それは、送り忘れてしまったんじゃないか、とね」

>医者「そう推理したんですよ、あの容疑者は」
>医者「ええ。ちょっと発想が『普通』じゃないですね」


>医者「いいえ、違いますよ」
>医者「容疑者の推理は、当たっていません」
>医者「ヒントを出すなら、あれは彼女本人が自分の意思で送ったメールですから」


刑事は、なんで医者を疑ったんだろう

医「この犯人の発想やばすぎですよね……」
刑「そうですね……、それで推理は当たってるんですか?」
医「いいえ、違いますが?」

このやり取り気持ち悪い

>>712
タクシー男を殺人鬼と断定した理由の補足

女(ミキ)と会話をするためには共通の環境が必要。なおかつ男性に絞ると、この要素をクリアできる登場人物は男か医師のみ。
医師の話相手は殺人鬼のため、ミキとは会話していないことになる。
ミキ以外に精神病棟にお世話になっているのは殺人鬼のみ。
つまり、男は殺人鬼であると証明される、のだー

一人だけいる嘘つきは、卒業旅行の女友かなあ……でないと、オカルト抜きの解釈ができない
女友とカコとマリコが共謀して、ミキをからかうつもりでカスミとユカリを捏造
でもミキが途中で別のIF作ったり消したりして記憶障害になったので失敗

で、聞き手が、ターゲットはミキだけじゃなくて女友もだったんじゃないかと指摘
その返答が「皆そういう事するような子じゃない」だったとか

>>715
うーん
ミキと犯人と会話可能なのだから
医者はミキとも会話可能では。

>>714
推理の答えを知りたがるのは自然な流れじゃない?
医者が疑われているのは、容疑者との会話の
>医者「いや……そんな事はないよ」
>医者「うん。僕はそんな事をしてない」

だけのように思える。

アケミの話において、ミキは2回「急な」変化をしている

>アケミ「だから、尋ねたんです。『それ、どんな幽霊なの?』って」
>アケミ「そうしたら」
>アケミ「その子、急に震えだして」 // 一回目の変化
(中略)
>アケミ「だから、怖かったけど、肩をしっかりと掴んで、呼び掛けながら揺さぶったんです」
>アケミ「『大丈夫、ミキ! しっかりして!』って」
>アケミ「そうしたら、急にその子、俯いて」 // 二回目の変化
>アケミ「ものすごく、低い声で言うんです」
>アケミ「『静かにしてろ、でないとまた[ピーーー]ぞ』って」

思うに、ミキには少なくとも2つの交代人格があって、ここでは2回の急な変化を区切りとして
主人格→ユカリ人格→宇宙人人格
と変化しているんじゃなかろうか

>【真実1】
>この八話の中に
>オカルトや心霊現象の類いは
>一つも存在しない

>【真実2】
>各話の語り手、七人の中に
>一人だけ、嘘をついている人間がいる
>逆に言えば、
>その他の人間は
>一切、嘘をついていない


嘘って自分で嘘だと自覚して初めて嘘として確立するのよね……
一切、嘘を吐かないという一文は、逆に言えば
嘘を吐いてる人以外はみな精神障害者ってことかもしれないね

>>719
前の流れも書かないと、
後半の疑われてる部分も分からないかなっと思って(´・ω・`)

>>718
読み直して欲しい。俺も医者とミキは会話できると言っている。
ミキの殺人鬼説は>>519でなくなってる前提

って言ってなかったわ!すまん

「お母さん殺さないで!」はIF(というかユカリのIFをもとにできたミキの中のユカリ人格)が言ってるのかな
超えの低い乱暴な人格は、母親からミキを守るためにユカリ人格を殺そうとしている
で、その人格の名前が宇宙人で、ユカリ人格が警察官に「宇宙人に攫われちゃう」と訴えた

>>723
>医師の話相手は殺人鬼のため、ミキとは会話していないことになる。
この一文は会話してないって意味じゃないのね……うん、よくわからん

私的には、医者がサイコパス精神障害殺人犯で自分を医者と思い込んでて
周りの患者たち(ミキ、男含め)相手にカウンセリング(ごっこ)してる
刑事がその様子を見て「演技じゃないか」と疑っている風にも見える

>>724
(´・ω・`)うん

ググってみたら屋外の指紋は2~3週間で消えてしまうらしい
しかも3週間までの指紋ならいつつけられたものなのか約2日の誤差で分かるらしい

>男「指紋ってのは、かなり長く残るんだそうだ。だから、ドアノブからその家の家族以外の指紋が出てきたとしても」
>男「それが、その女の人の指紋なのか、それともずっと前に別の誰かが触った指紋なのか、その判断が出来ないらしい」
>男「つまり、調べても無意味だって事を言われた。その女の人が見つからない限りは意味がないってな」

つまり男か警察官は嘘を吐いている

>>728
警察の優しい嘘だろうかね

>>729
ああ、ごめん良く調べたら時刻を推定する技術は結構最近のもので、まだあまり普及していないらしい
それでも、ドアノブとタクシーの車の両方を調べれば特定は簡単そうだよねぇ
警察は精神疾患持ちのタクシーの女の人をいたずらに刺激しないようにしてたのかもしれないね

>>726
医師の話相手は殺人鬼のため、「8話では」ミキとは会話していないことになる(ミキ≠殺人鬼 ソースは>>519

と言えば伝わるかな?医者とミキも会話できる環境にはあるけど、会話している描写はない、みたいな

6話の母親の証言からは
・娘を徹底的に否定する
・娘は外部に救いを求めていることから両親は信用されていない
・母親自身その攻撃性に気付いていない
・母親は旦那を疑っていない

以上のことからミキの多重人格の原因だと推測できる。その上で説かなきゃならないのは
・娘はどうして『いなくなる日付』を予め知っていたか
・どうしてUFOなのか
・どうして3日間なのか
・どうして記憶がなくなるのか
・家に置かれていない“そんなもの”また家に置かれている“そんなもの”の代用品

>母「?」
>母「……え?」
>母「…………」
>母「……いえ、流石にそれはないと思います」
>母「第一、何の為にそんな事……」


>母「……どういう事ですか」
>母「……!」
>母「まさか、そんなはずが……!」
>母「違います! それは有り得ません!」
>母「いいえ、ないです。そんなもの、うちには……」
>母「はい……。確かにそれならありますけど、でも、だからって……」
>母「いえ、そんなはずは……」


父親が警官か医者かタクシー運転手か、とも思ったけど……

>>730
> 警察は精神疾患持ちのタクシーの女の人をいたずらに刺激しないようにしてたのかもしれないね

よくわかんない。なんで警察がその場にいない乗客を精神障害者と決めつけて刺激……

あっ……!もしかして……女が家の中にいるからだ?!

>>736
警官に助けを求めたのはミキのユカリ人格で、それが暴力的な人格によって消されようとしてたんじゃね
そうするとアケミの言ってた「また殺/すぞ」も合点がいくし
ミキに記憶がないのにも合致する

>>737
なるほど~それだと家族が迷惑そうに睨んでたっていうのも辻褄があうかも?
普通家の周りに変な人がいるかもしれないってなったら気持ち悪くてきちんと調べてもらいたくなると思うんだが

いや、でもタクシー運転手も精神病院にいるってことは2人して病気ってことになるしなぁ……
もしかしてそもそも1話が精神病院内ってことが間違いなのかな

>>739
だとしても、いなくなる日付を知ってたのは?
多分なにかきっかけになる出来事があるんじゃないかしら……

>>736
UFOなのはオカルトにハマっていたから、かな?
安直すぎるかしら

小さい子は両親からの虐待を受け入れることが出来ない事も多いって聞くよ。
殴られてる最中に「殴られてる自分」を客観的に見る別人格を作り出すこともあるし、そもそも虐待されてる事を覚えていなかったりもする。「お母さん達が私にそんな酷いことするはずない」って思い込んじゃうからね。そこら辺から考察は斬り込めてけるかもしれない。

>>742
>>701で宇宙人と多重人格の話もあるね

大半の書き込みが既出ネタか妄想、多重人格による強引な説明、現状推理できない部分に関する想像でしかなくなってきてる
言いたくないけど最後の医者とか疑うのは推理じゃなくて「なんか怪しい」レベルの当てずっぽうだと思う
男が通院してるときに、入院していた女と顔を合わせるときがあって、一話はその場面かも、とまでは言える
でも確証がないし、解で出てきたエピソードが一話解決の根拠になったらアンフェア
一話解決は男=精神疾患という要素に頼らずに行うべきだと思う

正直精神障害の解持ってきた時点で推理モノとしてはなんだかなぁと思ったよ
マトモに考察するより妄想の方が当たるかもしれないし

>>747
そう思うなら諦めて解待ってればいいんじゃね?
推理モノとしてもなにも「記憶の齟齬や発言の不整合」「存在しない通話記録」あたりをオカルトと嘘抜きで説明しようとしたら精神疾患はともかく妄想までは考えるでしょ
信頼できない語り手なんてそれこそ推理モノじゃ珍しくもない

そもそもマトモな推理ものでもないけどね。ひぐらしみたいなもんだよ。ただ、真相はあれよりマシなのを祈るのみ。
精神疾患に関しては別にいいと思う。娘=女=ミキの所とか考察していくのはなかなか楽しかったしな。そこまで繋げるのが大変だったけども。

>>745
でもちゃんと根拠は示してるのだから文句があるなら
だと思う~ではなく具体的根拠をもって論理的に反論すればよいのでは……?
そうやって複数人で議論して、考証して、より整合性のとれた結論を導き出すのは掲示板の醍醐味だと思っているのだけど……

小さな「なんか怪しい」疑いを1つ1つ潰していくのって、そんなに無駄かしら……

>>751
どの話?
医者が怪しいって話なら「あくまでサイコパスの推理は真実でない」というのを確定させるためのセリフでしかないと思う
医者のメールについてはアケミの話でミキ=女が確定したから時系列的に事件とは無関係である可能性のほうが高い

>>752
それは単なる主張じゃん
どうしてそう思うのか、みんなに分かるように説明することを求めてるのよ
自分は医者が怪しいと主張したけど、刑事と医者のやり取りを根拠にして説明したよ



解・七話


【声が変わる幽霊】



教授「ああ、君か、電話してきたのは」

大学生「はい。いきなり無遠慮な電話をしてすみません」

教授「なに、構わんよ。丁度、少し時間が余っていたところだしね」

教授「それで、君が話を聞きたいのは、例の洞穴の件で良かったかな?」

大学生「はい。そうです」

おぁ! wkwk

大学生「電話でも話しましたけど、実際に、僕もその洞穴の中に入って」

大学生「そして、子供の声を聞いたので」

教授「うんうん」

大学生「それで、それからその事がずっと気になってまして」

大学生「そしたら、教授が前にその事で警察から相談を受けたって話を、僕の大学の助教授から聞いたものですから」

大学生「その時の事を何か聞かせてもらえたらと思いまして」

教授「なるほど、なるほど」

大学生「あれ、一体、何だったんでしょうか? 僕には幽霊としか思えなかったんですけど……」

教授「ふんふん。なかなか難しい質問をするね」

大学生「あの……難しいっていうのは……」

教授「いや、これは警察にも同じ事を言ったんだがね」

大学生「はい」

教授「実際のところ、はっきりとした真相はわからんのだよ。確たる証拠が何もないからね」

大学生「…………」

教授「ただ、恐らくはこうでないかという、そんな仮説は立ててはある」

教授「そして、その仮説は恐らく合っている」

教授「と、私は思っているがね」

大学生「はあ……」

教授「そういう顔をされてもねえ。何せ、学者っていうのは、証拠や証明がされない限り、断言をしないのが当たり前なんで」

教授「そういうものだと割り切って話を聞くと言うなら、話すがね。どうする?」

大学生「あ、はい。それでお願いします」

教授「それじゃあ、何から話そうかな」

教授「とりあえず、一番最初から話していこうか」

大学生「はい」

教授「まず、私のところに警察から依頼が来たんだが」

教授「と言っても、この件に関して警察は捜査をしてなかったから、これは正式な依頼じゃなくて、相談みたいな感じだったんだけどさ」

教授「とはいえ、私も面白そうだったから、その『謎の声』の正体を確かめようとした訳だ」

大学生「はい」

教授「それで、まず始めに私がした事は」

教授「その洞穴の中に直接入って、声が聞こえるという場所に録音機を置いてきた事だよ」

教授「録音時間は八時間。夜の八時から朝の四時までの間だ」

教授「それで、次の日にそれを回収して」

教授「実際に聞いてみた。音量を最大に上げてね」

大学生「はい」

教授「そうしたらね」

大学生「何かわかったんですか?」

教授「いや。確かにね、カタカタという妙な音が聞こえはしたんだけど」

教授「声は聞こえなかったし、それ以外の音は、多分、風の音や動物とかの鳴き声とか動く音かな。そんなものしか聞こえなかった」

大学生「…………」

教授「そういう訳だから」

教授「私はそのテープを持って、知り合いの、音を専門としている教授にお願いして」

教授「テープの音を解析してもらったんだ」

大学生「あ、そうなんですか」

教授「それで、後日、その教授から回答が来たんだけど」

教授「それによると、人によっては聞き取れたり聞き取れなかったりする、高周波や低周波の音もそこには録音されてなくて」

教授「そのテープに入ってるのは、やっぱり風の音と、動物とかの鳴き声や動く物音だけだったそうだ」

教授「ちなみに、カタカタという妙な音は、音の反響からして、多分、プラスチック製の物らしい」

教授「恐らく、潰れた空き缶とかじゃないかって、その教授は言っていたよ。それがネズミとかの小動物が巣穴にしている小さな穴がどこか途中にあって、そこを動物とかが通る度に音を出してるんじゃないかって、そういう風にね」

教授「何にしろ、その『カタカタ』とかいう音は幽霊とは何の関係もなかったって事だよ」

大学生「…………」

教授「そういう結果が出たんで」

教授「私自身も、試しにね。夜に、その洞穴の中に三回ほど一人で入ってみたんだ。何しろ私は幽霊とかの類いは一切信じてないからね」

大学生「はあ……」

教授「そして、三回とも幽霊の声は聞こえないまま終わったんで」

教授「警察もそこを何回も捜索している訳だし、まあ、危険はないだろうと判断して」

教授「今度は、私は、学生達に頼んで一つの実験を行った」

大学生「実験……?」

教授「そう。その洞穴の事を知らないという学生十五人を集めて」

教授「それで、五人グループを三組作ってもらった」

教授「そして、その五人グループには、かち合わないよう別の日の夜に、それぞれ、その洞穴の中に入ってもらったんだ」

教授「少しずつ条件を変えてね」

大学生「条件?」

教授「そう。まず、一組目には、君達と同じで、そこの洞穴には幽霊が出るという話を予めしておいてから、そこの中に探索に入ってもらった」

教授「次の二組目には、幽霊の事はまったく話さず、そこの洞穴の中に小さなメダルを十個隠しておいたから、それを探して欲しいと頼んだ。つまり、宝探しだよ」

教授「そして、最後の三組目には、幽霊が出るという話を予めした上で、内部にサクラを二人用意して、『赤ん坊の声が聞こえた』と途中で言ってもらうようにした」

大学生「子供の声じゃなくて、赤ちゃんの声ですか?」

教授「そうだよ。そうしたらね、なかなか興味深い結果が出たんだ」

大学生「……どんな結果ですか?」

教授「まず、最初の一組目。幽霊の話をした五人組なんだが」

教授「幽霊の声が聞こえたという学生はいなかったが、その代わりに中に入った途端に軽い頭痛を覚えた学生が一人、特定の場所で寒気に襲われたという学生が二人ほど出た」

大学生「…………」

教授「ところが、次の二組目には、そういった事を言う学生は一人も出なかった。もちろん、幽霊の声も、誰も聞いていない」

大学生「…………」

教授「そして、最後の三組目なんだが、そのグループだけが、サクラも含めて、全員が幽霊の声を聞いたんだよ」

教授「更に、全員が『赤ちゃんが泣く声が聞こえた』と、証言した」

大学生「…………」

教授「つまりね、そういう事なんじゃないかって話だよ」

教授「君の時も、誰かが言い出さなかったかい? 『何か聞こえる』とか」

教授「『これ、子供の声に聞こえない?』とか、そんな事をね」

大学生「…………」

教授「心理学的には、こういうのを『暗示』、大人数の場合は『集団暗示』と言って」

教授「精神状態が不安定で、予めその方向性が示されていて、なおかつ単純な物事ほど、これにかかりやすい傾向がある」

教授「例えば、こっくりさんをすると、十円玉に置いてある指が勝手に動くだろ? つまりは、あれと一緒だよ」

教授「実際には、誰かが動かしてる訳なんだが、集団暗示によって勝手に動いてると全員が思い込むんだ」

大学生「…………」

教授「こんな風に、人間の認知能力ってのは、時として驚くほど脆くなるものなんでね」

教授「実際は、風の音とかじゃないのかな。私にはそう聞こえなかったけど、あの洞穴、作りが複雑なのか、少し変な風の音がするからね。あれが暗示によって人の声に聞こえたとしても、そんなに不思議じゃない」

教授「子供の声が聞こえるというのも、そういう噂があの洞穴に元から立ってるからじゃないのかい?」

教授「だとしたら、毎回、声が違っても何もおかしくはないよ」

教授「元から、そんな声は存在しない事になるんだからね。最初に誰かが男の子の声だと言えば、全員が男の子の声を聞く訳だし」

大学生「…………」

教授「何にしろ、これは君の友達の単なるイタズラか」

教授「もしくは幻聴だよ」

教授「誰か一人二人がそういう事を言い出した事によって、全員にその暗示がかかったんだ」

教授「ただ、暗示にかかりにくい人もいるから、その人だけは『カタカタ』という実際の音を聞いたんじゃないかな?」

大学生「……でも」

教授「でも?」

大学生「あの時、僕は本当に女の子の声を聞いたんです! あれは幻聴とかじゃなくて、実際に!」

教授「うん。ひょっとしたら、それは本当かもしれない。その可能性が0とは私は決して言わないよ」

教授「君が実際には声を聞いていないと証明する事なんか、私には出来ないしね」

教授「それは、悪魔の証明ってやつで、つまり、証明が不可能な類いのものなんだから」

大学生「…………」

教授「だけどさ」

大学生「だけど?」

教授「幻聴とか幻視ってのは、脳の側頭葉ってところが起こしている訳なんだけど」

教授「ものすごく簡単に言うと、ここを刺激されると、認知能力だけが働くんだよ。見てもいないのに『見た』と思い込むし、聞いてもいないのに『聞いた』と思い込むんだ」

教授「その結果、どうなるかと言えば、脳がこれまでの記憶の中から一番それと辻褄の合うイメージを引き出して」

教授「それを『見た』『聞いた』と認識する。そして、この側頭葉刺激ってのは、かなり強いんだ」

教授「例えば、神様を見た、悪魔を見たという人も、今の君とまったく同じ事を言うよ」

教授「『あれは幻とかじゃない! 俺は確実にこの目で見て、この耳で聞いたんだ!』ってね」

大学生「…………」

教授「さっき言った通り、それが嘘か本当かの証明なんて、誰も出来ないんだけど」

教授「だけど、可能性の高さから言えば、幽霊の声を聞くよりは」

教授「集団暗示による幻聴の方が、その可能性が高いと、私はそう考える。実際に、実験でそういう結果が出ているからね」

教授「君はどう思う? 幽霊の声を聞くのと、集団暗示、どちらがその可能性が高いと思う?」

教授「はっきりとした答えが出ないものなんだから、君の出した答えが、君にとっての真相だよ。私には、そうとしか言えないね」

大学生「…………」



解・七話


【声が変わる幽霊】


終了





次回、未定……



全ての解が出揃うまで、あと五話……




まだ、一つ、話の解が出てこない……





【通知】



【真実3】



この八話の中に

変装している人間は

誰一人存在しない





以降、幻聴・幻視・多重人格による解は出てこない……



洞窟の集団暗示って誰か解明してました?

風の音って説を提唱している人がいたから、それで正解になったのかもな

>>779
なるほど……


1話   タクシーの無賃乗車(語男 聞女)
2話解済 ミキの電話・証言(語女 聞男)
3話   友の部屋(語友 聞不明)
4話   修学旅行(語女友 聞不明)
5話解済 ミキの夢“多重人格”・アケミ証言(語女 聞男)
6話   幼いミキのUFO話(語母 聞不明)
7話解済 洞窟話は集団暗示(語警官 聞不明)
最終話  メール。(語医者 聞不明 聞刑事)

>>769>>772-773

残りは3話かな。あまり触れられてないし……

ふむ…?なんで洞窟に入った大学生は全員が『助けて』という幻聴が聞こえたんだ?全員がミキの知り合いだった?
それとも単なるミスリードだったのか

以降幻聴幻視多重人格がないってことは、第4話のイマジナリーフレンド込みで5人~っていう説は無いってことか

>>784
全員に聞こえたのは、「噂を知っている」かつ「集団暗示」で説明がつくかもしれないけど、個人的には3年に1回ってのが何か解せない。

以降、幻聴・幻視・多重人格による解は出てこない……
4話はやっぱりいじめorカコとマリコがミキと女友をからかっていたってことか?「思い込み」による記憶改ざんの解はあり得そうだし・・・。

うーん、集団催眠だとすると、3年に一回とか子供の行方不明届が出てないとかがただの偶然になっちゃうんじゃないの?

それはさておき、大学生が教授のことを教授と呼んだり、教授が下のように発言しているのが気になる。
>教授「私はそのテープを持って、知り合いの、音を専門としている教授にお願いして」
普通、どちらも「先生」って言うよね?

>>792
大学生「はい。いきなり無遠慮な電話をしてすみません」って言ってるから教授は普段はあまり時間の取れない人だと思う
警察に相談されてるんだから割と有名な人なんじゃない?
有名な先生を教授と呼ぶのは違和感ないし、その人の知り合いでその人と専門が違うなら教授と呼ぶのも普通な気がするけど・・・
三年に一回はあくまで割合だし必ずってわけじゃないから偶然で片づけていいんじゃない?


>警察官「中が空洞になっているような箇所もなかった」

>教授「恐らく、潰れた空き缶とかじゃないかって、その教授は言っていたよ。
それがネズミとかの小動物が巣穴にしている小さな穴がどこか途中にあって、
そこを動物とかが通る度に音を出してるんじゃないかって、そういう風にね」

って、「空洞」はないのに空缶が入っていてネズミが頻繁に通る大きさの「巣穴」はあるのか…

>>793
>有名な先生を教授と呼ぶのは違和感ないし、
>専門が違うなら教授と呼ぶのも普通な気がするけど・・・
むしろどちらも違和感しかないけど……
まあ、ここは物語の本質じゃなさそうだしいっか

最初から読み返してみたんだが
これ、第一話が嘘だと思うんだよなー

暴力事件や、まして殺人事件とか監禁とかじゃないのに、
ただタクシーの運転手が乗り逃げされた、って言ってるだけで
警察がいきなりそのお宅の家宅捜索するはず無いよね
しかもその後
男「警察が一応調べたところ、その隣の家の中にも女の人はいなかったそうだ」
これ、有り得ないよね
隣の部屋に警察がズカズカ入って調べないよね
タクシー料金踏み倒し(って運ちゃんが言い張ってる)だけで

任意で協力してもらわない限りは、カメラの映像を確認するのも家の名か調べるのも裁判所の令状が必要だよな

4話の女友の証言から分かること
・ミキに祓いの力はない
・修学旅行以前にミキから渡された清めの塩
・清めの塩はアケミからは出てないエピソード。つまり女友はその程度には近い仲
・アケミ証言から女友もオカルト仲間である可能性が高い

・写真に4人しか写らない
・本来は女友、ミキ、カコ、マリコ、カスミ、ユカリの6人グループで消えたのはカスミとユカリ
・2人への電話を三人とも躊躇う
・ミキは写真に写っている
・霊感があるから、とミキに頼む
・最初から4人グループだと答えるミキ
・クラス名簿にカスミとユカリの名前がない
・3人とも同じ番号で携帯登録
・知らない男が出る
・ミキは登録してない
・女友は幽霊だったと結論付ける


これは最初からカスミとユカリは存在しないんじゃないのかな
携帯登録も適当な番号を共有しあってるだけ……
ミキがユカリを作ったみたいに、グループ3人で架空の友達を作ってた
ミキはマジもんだったけど、他3人はそういう遊びをしていた
んで今更ながら幽霊にしてるのは……

恐らくミキが精神病院に入ったから同じ目で見られたくない、と嘘ついてるんだと思う……

>>802
そうだよね
100歩譲って該当の部屋の住人が、疑われるのが嫌だからって任意協力したとしても
その隣人まで、部屋の中を調べさせるのは有り得ない

>>801
カメラ確認した警察が有名な精神障害者と気づいた
部屋に女が潜んでいると確信し、「とりあえず刺激しないために」嘘をついている

とか

>>805
それだと、警察はその女のことを知っていても、
そこのうちの家族にとっては、いきなり見知らぬ女が家に入ってきて…

あ、そっか、その家の家族は女に脅されている(刃物?等で)ってことかな
普通に鍵を使って家に入っているところを見ると、その家の精神障害を来した家族…。
でも、何故そんなことをっていう疑問は残るよね

家族が5~6千円払って何も問題無くおしまいなのに

解7話を参考にするとこんなんでどうだ

1話 家族がグル or 警察が女の人をかばってる or 男が嘘吐き

3話 型紙スプレー

4話 女友が嘘吐き or 消えた二人は女友の思い込み
 後者だと幻聴・幻視・多重人格による解は出てこないってのに抵触するかな?

6話 解離性同一性障害のミキの交代人格のうちの一つが「消されちゃうよー」て騒いでただけ

8話 「クリスマス」のタイポ

失礼ミス>>803だった

第4話はさ、もしかしたら4人はクラスボッチのかき集め的な感じで
通常は6人グループを組むから、教師(副担任etc)が混ざってた的な感じかな?
だけどボッチじゃなかった!と思いたいが為に友人だと思い込んでしまっていた
で、生徒の名簿にも載ってないし、周りもそんな「生徒」は知らない、ってこととか…?
これも思い込みになっちゃうんだけどな~

>>806
女が身内の精神障害者だったら五千払えば済むし嘘ついてもすぐバレるからなぁ
①女が外部の精神障害者←何故鍵を?
②男が外部の精神障害者

最初は②で男を排除するための警察の嘘じゃないかと思ってたんだけど
多重人格じゃないってあったし幻視でもないって否定されてるから消去法で①じゃないかな、と

>>796
子供が入り込めるような空洞はないってことでしょ

>>810
繋がってる、てことにしているオカルト遊び。
おままごとと同じ事をしてるんじゃないかな
多分、同調圧力が4話のテーマかと。

ミキは恐らく修学旅行中に人格交代して他の3人の遊びについていけなかった
でもミキ2にはユカリが見えてるから1人多く答えた
修学旅行後はユカリの人格に電話したから4人と答えられた

>>812
もしかしたら…
女はピッキングして入ったが、男からは鍵を開けて入ったように見えた
とかか…?

>>815
合い鍵コッソリ作ったのかも
精神障害者でなく息子のストーカーの可能性もあるね

で、警察到着→家族人質?!→何も知らないタクシーの運ちゃん←邪魔だから帰って

の流れか

>>818
それこそ素直に金払えばいいんじゃね?

血をスプレーって実はほぼ不可能だけどね
赤血球とかが結構大きくて、スプレーの入り口がつまってしまう
まあ、筆で型紙の上から塗り付けるってのに変えればいいんだけど

解が出ていなかった3つのうち1つが洞窟の話で
前回の解までに出た解ひとつ+時間切れで>>1が解放した洞窟の謎1つが減って残り解1つの可能性もあるのでは

>>819
いや~、人質としては金払ってる余裕ないでしょう
そういう場合は、警察が金払うのか(家族から、ってことにして)

>>821
多分、洞窟は正解したから出したんだと思う
そんで、一番関係のない話から順に公開してるっぽい
多分次は最終回の解(クリスマスの書き間違いならだけど)

犯人(タクシーに乗ってきた女)にしてみれば、タクの運ちゃんは邪魔だから
家族に黙って金払うように指示して追い払う っていうのが一番賢いんだろうけどなぁ…
咄嗟に、人質とそれ以外の人間の接触は極力避けたいという心理から、
「誰も来てないって言え、うまく追い払え」っていう指示を与えたんだけど
タク運が引き下がらずに警察登場、で、警察は何も知らない一般人のタク運に事の顛末を極力話したくない、
できれば穏便に何も知らずに帰って頂きたい
ってことかな?と。

そもそも犯罪犯す前に乗り逃げするとかあるか?
無用な騒ぎになるだけだと思うが…

何故お金を払わなかったのかってアプローチから当たるのがいいかもしれん

>>813
この手の「変な音がする洞窟」って、笛の原理で風が音を鳴らす例が多いんだわ。
最初それかと思ったら、わざわざ「空洞はない」って明言されてたから「じゃあなんだろう?」
と思ってたら「巣穴があってネズミが音を立ててた」なんて解答だったから「いやそれも空洞だろ…」と。
なんだかなあ

ビデオを家族に確認してもらったり隣の家を調べる余裕があるんだから
人質にとられて男を巻き込まないようにってのは無理があるんじゃないかな
隙を見て応援呼んだり女客を取り押さえたり出来そうなもんだが

えっと?可能性としては
・男が嘘をついている(女性を殺害後、騒いだ)
・一家が匿っている
・一家にバレずに何らかの方法で脱出
・一家が殺害して遺体を隠した
・一家が知らない場所(壁の隙間や屋根裏?)に女が隠れている

変装は解にて否定のため、父、息子の女装、一家の母の変装は無い

他には何かあるかいの?

カーテンに元々血の呪の字が書いてあったっていう案は無理があるかな?一番お手軽でできるけど

>>833
白いカーテンだから、血を吸って変色したら異常が周囲にわかるんじゃないかな?
白いカーテンは、呪を隠すため、と考えるべきだろうけど……
そうなると、呪の文字を友に発見させたかったのかな?
深読みのし過ぎ?

既に投稿された解にも謎は多いんだけどそれは明らかにされるのかな?

ミキが解離性同一性障害(DID)であるのは確定として
2話は記憶がおかしくなってるからミキの交代人格が生きてますって言ってるんだと思うんだけど、その理由とか
解5話もミキの交代人格が複数出てきてるように思えるが
7話に関しては3年に一回くらいの割合っていうのはまあそういうものだとしても、子供の行方不明届がないってのがただの偶然ってことになって釈然としない
さらに幻聴の内容がアケミの言ってたミキの発言と酷似しているのも偶然とは思えないが

>>826
それなー…
本当に金が足りなかった、免許証等で身分を証明して後日払う、なんてのは言語道断だし
っていうことかな

>>830
そうなんだよなー
その時間的余裕もおかしいんだよな

基本に立ち返ると、余りにも警察がタクの運ちゃんに協力的過ぎるんだよな
ってところから、裏に何か有ったのか、とも思ったんだが…
もしくは、最初から男の嘘か としか思えんな…

各話の語り手、七人の中に

一人だけ、嘘をついている人間がいる


1~7と最終話で8話あるよね?

語り手は全部別人だ、嘘話は一つと思い込んでたけど
タクシーと呪いの部屋の語り手は同じで、二つが嘘なんじゃないだろうか?

>>838
それだと女という表記で同一の人物を指示していないことになるしまずあり得ないと思う

1日1解じゃどう転んでもこのスレではおさまらないし
この>>1はすでに、書き溜めはしないまでも、ストーリーが確定してるだろうから未完ってことはまずないんじゃねえの
次スレ立てるなりするんじゃないのかな

>>844
個人的にそう思うけど、次の解放条件が満たされないままこのスレ埋まったら議論の場がなくなる
まさかその議論の場を作る為にスレ立てることもしないだろうから解がその段階で投下されるか、一スレ埋まったら自動的に推理終了で種明かしって可能性もある
それで満足の人もいるだろうけど俺は御免被りたい
あくまで「解答がトリガーになってて」「下手したら」だけど

>>846
ん~どうだろうねぇ
>>1の書き方(解がまだXつ出ていない)が議論を促してるような気がするから
議論の場を作る為にスレ立てるってのもあり得なくはないんじゃないだろうか
まあ全ては予想に過ぎないんだけどさ

一話目は客の女がタクシーの男にストーカーされててそれを知ってた家族、隣人、警察が女を逃がすために嘘ついた…とか?

>>852
それだと、警察はまず嘘をつくんじゃなくて
男に厳重注意するような…

身を隠すから大袈裟にして居なくなった方が居なくなった感が強いからじゃない

>>858
ん??
何が言いたいのか、よくわからん…

3話の友の証言からわかること
・間取りの割に安い、良物件。敷金礼金も無し。
・他の部屋も同じ家賃
・住み始めて半年後に事件
・ドアを覆う真っ白い布をガムテープのようなもので固定←ガムテープではない可能性?
・ドア表裏全体に、びっしりと赤黒い液体で小さく『呪』の文字
・10分後に到着した警察二人組にドアを見せると『酷いな、これは……』と驚く

・部屋に異変はない。ドアだけ
・鍵穴にピッキング跡……しかし鍵がかかっていた。
・「犯人はどうやって外に出たのか?」
・ドアに書かれた赤黒い液体は同一女性の血液2リットル分
・昼間の11時から、午後4時までの間の犯行
・独身しかいないアパート

・事件は未解決
・事件後、友は実家に出戻る
・友がいなくなっても事件は半年間隔で起きている
・毎回、血が違う。だが必ず女の血液
・目立つ事を何度もやってるのに、一回も目撃されていない


>友「ん?」
>友「ああ、そうか。そういう方法があるか」
>友「それなら、確かに短時間で済むし」
>友「目立つ事もそうないよな。全部、まとめてカバンに入れられるんだからな」

>友「え?」
>友「…………」
>友「ちょっと待て、お前、それって……」
>友「……は?」
>友「…………」
>友「……いや。でも、そんな……」
>友「冗談……だよな?」
>友「…………」



警察が驚いてることから、この事件は友が越した事によって起きた異常事件
恐らく友とツレが共犯で女性を監禁殺害臓器売って換金してた(キャハ\(^o^)/)
監禁してた女に逃げられ、焦ってツレに連絡、偽装工作。
普通「犯人はどうやって出たのか?」とは思わないと思う
そもそも内側から出ることは簡単なのだから……
何のために、どうやって鍵をかけたんだろうな?と考えるほうが自然じゃないかな……
何度やっても見つからないのはアパート学生全員がグル?もしかしたらツレは大家の息子か
みんなで一気に作業すれば短時間でやれる………。
最後の会話は逃げた監禁女性とかな

引っ越して半年で事件。その後半年に一度の頻度で同様の意見発生。
友の前の住人も同様の被害に遭ったかのう性もある?
これも引っかかるんだが、部屋に鍵がかかっていたことをどうやって確かめたか直接的な描写はないよね
鍵は開いていたのかもしれない
玄関ドアの表裏に呪って書かれてたの?
内側にも書かれていたとしか友は言っていないから、玄関よりも内側のドア(≠玄関ドア)に書かれてたんじゃない?
というか普通賃貸なら合鍵を少なくとも1つは渡されるわけで、犯人がピッキングで部屋に容易に入れるなら合鍵を探して新たに合鍵を作った方が効率がいいと思うんだが

>>863
>友の前の住人も同様の被害に遭ったかのう性もある?
それは無いんじゃないかな
警察が「酷いな、これは…」って言っている
半年前にも同じことがあったなら
「またか…」みたいなリアクションになるよね
友が一番初めの被害者だろう

>>863
> 友の前の住人も同様の被害に遭ったかのう性もある?
あったら被害届けるだろうし警察も言うのでは?「またですか……」くらいには

朝このスレ見つけてやっと追いついた
>>863
>>60 で鍵がかかっていたことは分かるし
六畳一間に内側のドアがあるとは思えない

あ!
鍵が掛かってたくだり、さ

?「鍵は、警察に渡して、警察が開けたんだよな?
  おまえが玄関が施錠されてることを確認した訳じゃないよな?」
友「え?」
?「『鍵は掛かっていた』と思い込んで、警察が鍵を差し込み、回し、
  玄関を開けたってことだよな?鍵は掛かっていなかった可能性もあるわけだ

  つーか、俺鍵かけてねーもん」

友「…………」
友「ちょっと待て、お前、それって……」
友「……は?」
友「…………」
友「……いや。でも、そんな……」
友「冗談……だよな?」

って!
こんな感じ!
怖くねー?

>>866
鍵がかかってたかどうかそれだけではわからない
>友「だから、俺はその部屋の鍵を渡して」
>友「指紋がつかないようにって、白い手袋をしてたその警察官の人がドアを開けたんだ」
つまり鍵を開けた警察官が鍵を回すときに鍵がかかっている手ごたえを感じたかどうかによるんじゃない?

友が初の被害者ってのはやっぱり疑いようがないか

部屋が密室だったかどうかは開錠した警察による
六畳一間でもキッチンと部屋を隔てるドアがある物件は少なくない

4話
ミキ>『元から4人だったじゃない』
これだとミキ視点誰に写真とってもらってたんだ?
更に今まで繋がった番号に繋がらない
これは女友が嘘をついていて
5人グループなのに1人多い
→この+α要員が女友
ユカリもカスミも存在する
よって電話の内容も嘘
ミキは忘れていない

あーでもこれだと最後の会話の空白になに入るんだ
誰か考えてクレメンス

てか3話の犯人はなんでわざわざ鍵かけてったの?密室にするメリットなくない?鍵開けっぱなしでもいいじゃん別に。
その方が部屋の住民が怖がるからかな……

>>877
電話の話が嘘なら他のところも嘘でありうるんだからどうとでも考えられるんじゃねえの
写真だって通行人に取ってもらうってことだってできるんだし

白い布はカーテンみたいに扉を隠してたんだろ?
日本だとあまりないけど玄関の扉が内開きだと仮定すれば、部屋の中から表裏の血文字を書くことは可能じゃないかな。

最終話医者の証言から分かること
【殺人鬼との会話】
・笑い話ではなく不思議話として語っている
・不思議話を聞きまわっている理由は犯人の友達(ユカリ?)が関係している
・医者が大学生の頃に高校から三年付き合ってる彼女から変なメールが届く『そろそろ殺します』『だけど、どうする?』

・今までピッタリと正解した人は誰もいなかったが、半分ぐらいまで正解の人は何人もいた
・『僕も彼女も、今、生きている』がヒント
・五体満足の状態で、元気にやってるはずだよ。「友達からは」そう聞いてる
・何故か急に問診予定を取りやめ帰る医者

【刑事との会話】
・犯人の推理は、医者を好きな女の子が彼女を拉致して監禁、彼女の携帯を使って医者にメールを送ってきた。
『そろそろ殺します』『だけど、どうする?』と」
・「本来なら、その“監禁”されている彼女の画像も送るつもりだったけど、送り忘れてしまったんじゃないか」


・普通ではない、回答がサイコパス的だと指摘する医者に「正解かどうかを聞く」刑事
・メールは「彼女本人が脅されることなく自分の意思で間違いなく送っている」のがヒント


恐らく医者彼女2人して3話の監禁臓器売買グループの一味。
「今までピッタリと正解した人は誰もいなかったが、半分ぐらいまで正解の人は何人もいた」
要するにそれは一般常識の外に常識を置く人間ということ
精神科医のこの医者が、仮に精神病患者相手にこの統計を出していた場合、正解を当てれたら限りなくサイコパスなのでは……

よく考えたらそうだね(´・ω・`)
むしろスレはどんどん伸ばした方がいいのかも

もう一度頭から読み直してみたんだけど
最終話で医者が付き合ってたのが当時の女=ミキで
実際に2人ないし1人を拉致して殺したって考えるとしっくり来るのですが
4話でかけた電話に出た若い男=当時大学生だった医者で
かかってきた電話=拉致された女の友達の携帯はあるだろうし
隠蔽するために知らないふりをしたのではないだろうか
最初電話をかけた時にミキがでなかったのも作業してて手が離せなかったとか時間稼ぎとか

1話で警察が男のことを疑っていないなら、なおさら事態を収束させようとするのは不自然

最終話の医者の彼女のメールが打ち間違いじゃないならそもそも日本語が不自然
「そろそろ殺/す だけど、どうする?」か「そろそろ殺します だけど、どうします?」じゃないとおかしくない?
あとミキは23+α歳だからミキ=彼女はないと思う
もしそうなら高校生だった医者が小学生かそれ未満のミキと付き合ってたことになる
(医学部入学から医者になるまで最短でも8年かかるため)

【真実2】
各話の語り手、七人の中に
一人だけ、嘘をついている人間がいる

とあるように、友=医者なら2話と5話の女は別人ってことになるからそれはない

>>890
うーん、それだとどうしてカスミやユカリだけ写真に写ってなかったり
名前がクラス名簿から消えてたのか説明つかないんじゃないかな……

>>878
確かにそうだわ(´・ω・`)
友とツレを無関係に装わせる為に偽装工作した、とかかな……

自分的には>>736がまだしっくりする答えに結びつかない

・娘はどうして『いなくなる日付』を予め知っていたか←出産予定日?
・どうしてUFOなのか←多重人格と宇宙人は密接な関わりがある
・どうして3日間なのか(作中3年、3人など3が多用されてる?)
・どうして記憶がなくなるのか←人格交代の副作用?
・家に置かれていない“そんなもの”また家に置かれている“そんなもの”の代用品

>>902
>どうしてUFOなのか
事件前にミキがUFOを見た発言をしているからUFOもIFみたいなものだったんじゃなかろうか
そしてそのIFを核に新たな交代人格が形成された

>どうして記憶がなくなるのか
DIDによる健忘で確定じゃないのかな
2,5,6話でミキの記憶がおかしくなっているところは全て交代人格が現れていた

>どうして3日間なのか
これまでの解でもそうだったけど3という数字に意味はないのかもしれない

>娘はどうして『いなくなる日付』を予め知っていたか
ミキが後にこのことを忘れているため、知っていたのはミキの主人格ではないということになる
宇宙人に攫われる=ある交代人格が別の交代人格に殺される ってことなのでは
このように考えればアケミの話とも合致する
殺される交代人格は、殺そうとする交代人格が4日後に完成するとしっていた、なんていうのはちょっと無理があるか

>家に置かれていない“そんなもの”また家に置かれている“そんなもの”の代用品
そんなもの = 隠し部屋
代替物 = 屋根裏
とかじゃなかろうか

>>903
おおなるほど、概ね納得しました。でも……
>娘はどうして『いなくなる日付』を予め知っていたか
の件なんですが、知っている人格がいるにせよ
物理的にいなくなってる訳ですから、
ミキ以外の人間(恐らく父親)が絡んでますよね
その父親が監禁する日を予め娘に伝えていた……とは思えないなぁ、と
何か父親が定期的に良からぬことを娘にしていたにしても
監禁は初めてでしたし、何故知っていたのか……?

>>904
母親はヒステリー気味なのに父親は『トイレじゃないのか』なんて言う辺り、確かに二人の温度差に違和感を覚えるね

>アケミ「『小さい女の子が暗闇に閉じ込められてるの……』」
>アケミ「『助けて、怖い、怖い、助けて、助けて、助けて』」
>アケミ「『ごめんなさい、ごめんなさい、もうしませんから許して下さい』」
>アケミ「『私を殺さないで、やめて、もうやめて』」
>アケミ「『お母さん、助けて、助けて』って……」

>母「娘は涙をためて、『ごめんなさい……』と謝りました」
>母「『もう、しません』と、そう私と約束したんです」

上の発言から考えるに、ミキのある交代人格が自発的に暗所に籠った可能性は考えられないかなあ?

>>905
隠れた理由はともかくとして
予め知っていた理由はなんでしょう?
個人的には押し入れの上の天袋に隠れたかな、とは思いますけど……

>>1
第一話
【謎のタクシー客】
ID:lF1ZecCgo
第二話
【生きてますという電話】
ID:9LNo3peso
第三話
【呪われてる部屋】
ID:o/dEAF/fo
第五話
【他人の中に入った夢】
ID:K+b7Rviio
第六話
【UFOに拐われた子供】
ID:bgmstPv8o
第七話
【声が変わる幽霊】
ID:xiNpaiFuo
最終話
【殺害予告メール】
ID:N+SU8kaso

解・二話
【生きてますという電話】
ID:SaFcUZ81o
ID:Ll1838mQo
解・五話
【他人の中に入った夢】
ID:jiXJS5pNo
解・七話
【声が変わる幽霊】
ID:b9sonzxqo

以降多重人格による解はない、というのが記憶の点にも当てはまると考えると
覚えているのに嘘をついているか、そもそも最初から記憶にないか
このどっちかの線じゃないかな

前者だとしたら、協力者を交えた壮大な家出とすれば一応説明はつく
宇宙人の話や記憶が消えた話すべてが嘘であれば、
・警察犬が臭いをたどれなかった→協力者の自動車で移動
・鍵がかかっていた→ピッキングで入り、娘が中から鍵をかけた
これで全ての説明はつく、が、家出という発想自体が少々苦しい

後者の場合、「お巡りさん」が犯人であれば概ねの説明はつく
まず、娘から消えた記憶は「誘拐される」旨の発言と
いなくなった3日間の記憶だけど、
前者はそもそも「お巡りさん」の嘘で娘は発言していなかった
後者は睡眠薬などで3日間眠り続けていた
これで記憶についての説明は可能

この場合に説明がつかないのが、>>176で、娘が消える前日
母が娘に何を聞いても「誘拐される」の一言だった、という点が
娘が母に直接言ったと捉えるのが自然で、お巡りさんの嘘というのは苦しい
あと、消えた当日、娘が自分から出て行ったか
父母に気づかれずお巡りさんが家に侵入し娘をさらったことになるけど
どんな方法を使ったかの説明もつかない
さらに言うと娘が戻った日にはピッキングで施錠したことになるけど、
この説明の方法も俺は嫌い

単純なことだけど家に隠れてたならトイレどうしたんだろう(´・ω・`;)
つか3日監禁されてたら衰弱してておかしくないのにケロッとしてたんだよね……

>母「ええ。ですので、娘を連れ去った犯人が、夜の間に家の鍵を開けて」
>母「娘を押し入れに入れて、また鍵をかけて帰ったとしか、考えられないんですね」

1話マンションピッキング
3話アパートピッキング
6話一軒家ピッキング

何だろう、この符合……

何人か医者を疑ってるけど、普通に善良な先生に見えるけどな
クリスマス説で十分だけど、デートで見るはずだった映画のラストが悪役だか、ヒロインだかを[ピーーー]話で、彼女は一人で見に行って、もうすぐ映画が終わるけど、この後どうする?仕事は終わったか?みたいな意味でメールしたんだと思う。

いなくなってたのは実質50時間くらいだから気温が極端でなければ衰弱はしないと思う
だけど予め日付を知ってたのはやっぱり謎だよねぇ

ラストを予想してみた

?「娘さんの自作自演だったんじゃないんですか?」
母「……いえ、流石にそれはないと思います」
母「第一、何の為にそんな事……」
?「娘さんは何か疾患にかかってたんじゃありませんか?」
母「……どういう事ですか」
?「つまり解離性同一性障害なのではないかと」
母「……!」
母「まさか、そんなはずが……!」
母「違います! それは有り得ません!」
?「そうですか。お宅には隠し部屋か何かはありませんか?」
母「いいえ、ないです。そんなもの、うちには……」
?「では屋根裏へ行ける場所はありますか?」
母「はい……。確かにそれならありますけど、でも、だからって……」
?「娘さんは屋根裏で3日間過ごしていたんじゃないんですか」
母「いえ、そんなはずは……」

>>904
夫は娘を守るために誘拐したんじゃないか?
理由としては、母の虐待から娘を守るために、
娘がDIDを発症したのは母からの虐待で、
それをうっすら知っていた夫は母に対して冷たかったんじゃなかろうか?
空白の三日間は病院に行っていた、とか。

体重50kgの女性の全血液量が約3,500ml
献血は200mlと400mlの両方が男女問わずできるみたいだよ

調べてみたら、押し入れの天板を外すと屋根裏へ行けるってのは割と一般的らしい
やっぱり3日間屋根裏にいたんじゃないのかなあ 設定もここだけ一軒家だし

警察犬が玄関を出て2,3歩のところまでは進んでるんだから、
娘がそこまで行ったことは確かでしょう
家の中にいたというのは無理があるんじゃないかな

自動車などに乗せられたのであれば、
母と一緒に家中を探していた父に運転は不可能だし
父が関わっているとは思えない、
そうだとしてもさらに共犯がいることになる

>>910
普通はみんなそう答えるとは思う

>>912
おおおお……もはやそれが正解としか思えないw
自作自演か……まったく考えてなかった(´・ω・`;)
そういえば電話も自演でしたもんね

>>914
守ろうとしてたんならわざわざ誘拐なんて手の込んだことする必要ないのでは……

>>916
>母「警察の方が言うには」
>母「ここで、何かの乗り物に乗せられた可能性が高いと」
はミスリードじゃないかなあと思うんだけどなあ
もし本当に娘がどっかに行ってたなら3日目の朝にピッキングして親に気づかれずに押し入れに入れられたことになるよね

それよりも娘が一旦家を出て何かをしてから、家に戻ったとかって考えることはできないだろうかね

いや、ここまで全部読んできてるけどさ、既出の話題を一切するなって方が無理じゃん

>>772-773 の時点では言い方的に1話の解答が出てないって事だよね.
考えるのも楽しいけど,解答出てる話からそろそろ続きが気になる

>>924
なんで出てないって決めつけられるのか分からない
この中に正解を知る者なんていないのに……
語るな、て言ってる人はさ。
じゃあ正解と言えるレスを各話ピックアップしてまとめてもらえないかしら……?
それで、みんなが納得するなら語るべき話を絞ることが出来るでしょう?

確かに、あと1話の解が出ていないと言ったあとで変装なしとヒントを出した以上
1話が未解決と考えるのが自然だね
1話が嘘だとしたら、あえてヒントを出す必要もないし

人は見たい物しか見ないんだね……

>>925
リアルの都合によっては次スレ作れないって事も考えたら、やっぱり遠慮は必要だと思うんだ
ってまあ、俺も消費してんだけどさ


今のところは1か4のどちらかが未解決だとされていて、4はやっぱり家の中に居たとする説が有力
なら女装説が主流だったが、解でわざわざ変装を否定したって事は1が未解決の可能性が高いと思うぞ

>>930
有力とする人の観点がどれだけ信用出来るものなのかしら?

今までにまとまってる意見としては
>>479 >>482-483 で,現段階では >>782 まで話が進んでる

>>927 の言う通り1話が未解決で,これの解から話が展開していくと思う

>>932
782で3話に触れてるのに1話に絞った理由は?

女装ではなく変装って言ってるとこが
要するに服や整形などで他人が他人になりすましてはいないっていう
全話を通した定義をしめしてるんだと思うけど……
1話限定のヒントが与えられるのは……都合よすぎじゃない……?

そもそも女装なんて推理ほとんどの人間が無理がある、て捨ててたと思うし……

>>935
それを探すのが、俺みたいな携帯の人がスゲー手間って知ってる?
自分はできるからいいや、強制されてる気がするから迷惑かけてもいいやってことね
いやー、すげえわ

しかし「以降、幻聴・幻視・多重人格による解は出てこない……」ってどういう意味なんだろう?
2,5,7話では話し手自身が幻聴を経験したりDIDだったりしたから、そういう話し手はもう出てこないってことでいいのかな
4話と6話にもミキが出てくるから、これらがどちらも幻聴・幻視・多重人格とは無関係とは思えない

>>938
携帯だけど楽々だよ(´・ω・`;)

>>939
「解」っていうのは話の謎に対する解答としてでしょ
ミキの発言の不整合は多重人格で説明するにしても四話の謎の本質は書類上存在しないはずのふたりの生徒を三人の人間が目撃してること
それに関しては多重人格や幻視幻聴を使った解は否定されている

>>939
積極性の問題じゃないですかね……
話し手が不思議と感じていることのオチに「幻聴や幻視や多重人格」は持ってこない

>>942
>>944
なるほど~謎の本質=各話ラストの問答のテーマってな感じで捉えていれば良さげかね

少なくともおまえが>>919で感心してた推理の内容なんて>>301で出てたけどな

>>950
>>301を参考にした上でいくつか要素を付け足したつもりだったんだけれどもなぁ

レス先忘れてたわ
>>926
レス消費抑えろとまでは言わないがまともに議論が成立しないからログくらい読んでほしい

>>950
出てないよ?私が感心してたのは自作自演って部分だから。
病気なのも分かる
父親が犯人なら家のどこかに隠してるのも想定出来るから

可能性ピックアップするだけじゃ……説けているとは言えないと思うけどなぁ……

>>953
何言ってんだ?
自作自演の可能性に至っては>>291ですら触れられてるわ

>>952
>>301を見ても何も解決しないよ
「へぇ~でも○○なんじゃないの?」って疑問が湧き出てくるだけ

>>954
じゃどうしてそれは>>301では触れられてないの?まとめられてないから
語るなと言ってる人たちがまとめて、話すべき方向を示してよって言ってるのだけど……

>>956
何言ってんだ?
それまでに出た推理のなかで信憑性高そうなもの、叩き台になりそうなものを初期の段階でまとめたのが>>301だろ
語るべき方向なんてこれまでの推理参考に自分で考えろよ
少なくとも解が出てないのは残り一話なんだから答えがどっかにあるのは確実だろ

可能性をピックアップするだけ……、と
より整合性とれた正解を導き出すとでは全く話は別でしょ……
序盤にでた、何の根拠も示してない当てずっぽうの可能性を鵜呑みにしろってのは無理だよ

>>958
でも信憑性高い説がまとめに入れられてないじゃない?
その時点でまとめている人間の観点は信頼出来るものではないわ……

>>960
あのさ
解二話で「3つ解が出ていない」と言われてるんだから残り5つに関しては>>329以前に出てるんだよ
お気に召さないなら>>479でもいい

>>964
あなたは自分勝手なルールを押しつけたいだけでしょ……

推理させることを目的としてる、参加型スレで
何故言論統制を敷くのか……意味分かんない(>_<)同調圧力こわい

>>965
付け加えるとそこから前回投下の段階までに新しい正解は二話分しかない
おまえの言うそれ以降に出た信憑性の高い説っていうのが参考になりそうだからぜひ教えてくれない?
カッとなってだいぶ手遅れだけど俺はもう書き込まない。みんなごめん

>>967
うん、「君の中では」それが絶対的な真実になってるんだろうね

ID:zaMYGxXAOは数の限られてるお菓子を自分一人でたくさん食べて周りの顰蹙買ってることに
気付かない頭のイタい子だな…残りレス見えない?それともサイコパスを実際に演じてくれてるの?

ちなみに>>291のなんとか症候群がミュンヒハウゼン症候群のことだから>>301できちんと触れてる

>>970
よく読んでくださいミュンヒハウゼン症候群の派生か?ですよ
その下の続きを読んでも代理ミュンヒハウゼン症候群の方じゃないですか……

だから可能性だけピックアップしたって
結局語らないことには無意味だって言ってるんですよ

偉そうなこと言って。
結局、的外れじゃないですか

攻撃的な汚い言葉づかいや、レッテル貼りはやめてください。
私を悪に仕立て上げイジメたからって、
あなたたちが正義になる訳じゃありませんよ……

小学生じゃないんだから、けんかすんなよ…。
そんなんしてると荒れるだけだし、「納得いかない人がけんかするだけのスレ」作れば良い。
答え考えてる人からすると、そこでけんかされると不快。

>>977
もう作られてますよ
悪口言いたい人は避難所で存分にやれば良いです

「喧嘩にしてるのは誰でしょうね?」

はーい。じゃあ推測します

1男
2女
3友←不思議話聞かれる①
4女友←不思議話聞かれる②
5女
6母親←不思議話聞かれる③
7警官←不思議話聞かれる④
最終話医者←逮捕後に精神病院内で不思議話聞かれる。

不思議話を聞いた後に男は殺害してるんじゃないかな4人。ミキの為に

1話2話で精神病院でミキに出会った時は殺人はしてない
精神病院をでた後に、ミキに関わる人間に接触し、不思議話を聞き出し殺害。
7話は警官が尋問するのはおかしいから、多分 警官を監禁したとかじゃないかな

1話ミキに惚れた男が、オカルト好きなミキの気を引くためにオカルト話をでっち上げた

2話解・・・ミキの妄想電話・証言あり
3話・・・・友の呪いの部屋①殺害
4話・・・・女友②殺害
5話解・・・ミキの夢・アケミ証言
6話・・・・母親③殺害
7話解・・・警官④殺害
最終話・・・医者⑤(?)

残りに幻聴、幻視、多重人格はない・・・
母親はともかく、3人が殺される理由は何だろう。
やっぱり警官が父親かな
必ずミキが関わっているはずだし・・・

必ずミキと関わってるとは限らないし、
解に直接繋がるわけじゃないのに話し手を殺害に結び付けるのはあまり意味ないような

>>989
そうだね!決めつけ過ぎたわ(>_<。)ありがとう

他に気になったのは
友「警察の人の話だと、大体、半年に一回ぐらいのペースで」
「毎回、違う人の血液でさ」
「共通してるのは、それが必ず女の血液だって事だそうだ」

半年に1回、毎回って
この感じだと相当時間経過してるみたいなのに
友はまだ警察と関わることあるのかね……
引っ越したんだから無関係だし、警察は情報なんて教えないと思うのだけど
……なんで知っているのかしら

そういえば1話最初は>>493でカウンセリングで嘘認識してたけど
精神病院にいること前提で考えたら、やっぱり>>812かな
①女が身内の精神障害←金払えばすむ
②女が外部の精神障害←ピッキング?
③男が外部の精神障害……幻視や多重人格はない

あ、もしかしてこの時②で女は本当に侵入してて
警察がちゃんと調べなかったせいで事件化?
この時の警官は地方に飛ばされて7話の警官かな
動機は精神障害者扱いされて恨みに思ったか……

①女が身内の精神障害者←金払えばすむ
②女が外部の精神障害者←ピッキング?
③男が外部の精神障害者←幻視や多重人格はないサイコパス

あ……②の女がミキで男が一目惚れ?
カメラを見せた時に警官は有名な精神病院の患者(逃亡)だと気付き
男に運賃は諦めるように諭した……

だがサイコパスな男は惚れたミキと同じ精神病院に入る為に一家三人と警官殺した

かなぁ(´・ω・`)

意味わからないわ……
解答次第でいつまでも続くスレで
何でスレ主を待っているのかしら……

未定って書いてあるじゃないの
バカねぇ……

どうせこの基地外に埋められるだろうから敢えて書き込むけど
未定だからこそ埋まらないようにする必要があったことが何故わからない

1話………男・サイコパス殺人鬼
2話解……女・幻聴ミキ(会社員証言)
3話………友・呪いの部屋
4話………女友・修学旅行
5話解……女・多重人格ミキ(アケミ証言)
6話………母・ミュンヒハウゼン症候群ミキ
7話解……集団暗示(教授検証)
終………医者・メール

残り解に幻聴、幻視、多重人格は出ない
うーん・・・

>>996
馬鹿ね……
書き込まないならどうやって正解当てるのよ……
これだけの時間スレ主が動かないなら察しなさいよ

ってことは医者がサイコパスってのも違うのかもな……

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2016年08月11日 (木) 17:09:11   ID: H3vca7CQ

結局、次スレ建たずに埋まりきったな
不毛な争いが無駄にレス使ってるのが
傍観してる方からすると迷惑極まりない

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