スージー「願いなんてのはね。自分で叶えるもんなのよ」(461)

http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1463923423/l50

ここは星のカービィのスージーとハルトマンとギャラクティックナイトが艦娘と一緒にビジネスするssである!
細かい事は前スレを読め!!!!以上である!!!
あとタイトル変えたのである!!



スージー「社長…気合いを入れて紹介しなくても…」

ハルトマン「大事な事である!」

朝霜「気合いは大事だぜっ!」

ーーーーーー



スージー「…あらまあ…」

ハルトマン「どうだ…酷い有様だろう」

清霜「わぁ…」



ぷーん…

スージー「今日だけでこんなにゴミが…?」

ハルトマン「廃棄物と言う物は日常的に出来るが…これまで多いのは初めてである」

スージー「むむむ…塵捨て場も新たに作らないとですね…」

ハルトマン「だな。他の国に押し付ける訳にも行くまい」

ギャラクティックナイト(適当にブラックホールとかに投げ捨てれば良いじゃねえか)

清霜「やっぱり宇宙人でもゴミ問題って難しいんだね…」

ハルトマン「意外に手を焼いているのだよ…」

スージー「うーーん…」

清霜「そういえば…最近改善されてるけど、日本も食料自給率が多い訳じゃないのに、まだ食べられる物が捨てられたりするんだよね…」

スージー「まあ、そうなの?」

清霜「うん。食料ロスって言うんだって」

ハルトマン「チンキュ……地球の人間も似た様な悩みを抱えているのだな」

ギャラクティックナイト「んでどうしてんだよ」

清霜「一般の家庭の人達で気を付けようってなって…今は良く成ってるよ!」

スージー「成る程…私達の生活の中の捨てる物と言う物も、少し見直さなくては成りませんわね」

ハルトマン「だな…所で清霜君。地球のゴミ問題とは深刻なのかね?」

清霜「うん、凄い数の人間が居るから…」

スージー「それに技術が伴っていない様じゃ大変そうね」

清霜「ひ、否定出来ないけどさあ…もうちょっと言い方が…」

スージー「…よっし!今日はゴミ問題を解決する方法を考えましょう!」

スージー「地球が無理なら我が社だけでも!」

ハルトマン「それは名案であるな!」

清霜「それは良いかも!」

ギャラクティックナイト(だからブラックホールに転送すりゃ良いだろ…って座標指定が大変か)


スージー「…それで、具体的に先ずはどうしましょう」

ハルトマン「…うーむ」

清霜(ど、どうしよう…)

スージー「…とりあえず、手っ取り早い方法から考えます?」

ハルトマン「だな」

ギャラクティックナイト「先ずは社長室で会議だな」

清霜「私わくわくするよ!」


ーーー社長室ーーー


スージー「えー…と言う訳で。どうしたらゴミは効率的に、弊害少なく処分出来るのか!」

スージー「今回はそれに関して会議したいと思いますわ!」

ハルトマン「おぉー」ぱちぱち

清霜「待ってましたー!」

ギャラクティックナイト「おー」ぴっ

スージー「こら。勝手にTV付けないで…まあ良いけど」


スージー「さあ…先ずは、アイデアから出して見なさい」

清霜「えっ、いきなり?」

スージー「とりあえずなんか出して見なさい」

清霜「そ…そういわれてもなあ…」

ハルトマン「困るな」

ギャラクティックナイト(まあすげえ難しいよな…ふんわりとした求められ方だと)

『今現在『フラッシャフト』は攻撃の手を緩めず、未だに戦争終結のめどが立たない地域も…』


清霜「うーん…リサイクル、とか?」

スージー「リサイクル?」

清霜「うん。まだ使える物を綺麗にして新しく再利用するの」

清霜「例えばプラスチックとかそういうのを再加工するんだ」

スージー「成る程…それならゴミを利用しつつ、減らせますわ」

ハルトマン「成る程、リサイクルだね…候補に入れよう」

ギャラクティックナイト(…実は根本的な解決には成ってないんだよなぁ)

スージー「他に無い?」

ハルトマン「…」


ハルトマン「…私も、リサイクルが良いとは思うぞ」

清霜「!そうだよね?」

スージー「あら。乗っかっただけ?」

ハルトマン「違うぞ。そうなんだが違うぞ」

ハルトマン「チンキュウ人の考えるリサイクルは新しいペンにジョブチェンジさせたりとかそう言う物だろう?」

清霜「うん!牛乳パックとかもリサイクルしてさ!」

ハルトマン「私の場合は…なんだろう、こう」

ハルトマン「…ゴミを綺麗にして、纏めて潰して固め…何か、建築材料とか修復材料にすると言うのを思いついたんだが…」

清霜「ほぇええ…」

スージー「…それって何。雀蜂やオーラムみたいに、廃材からなんか…拠点を作ったり直したりするって事?」

ハルトマン「そう言う事だ」

スージー「…アリかも」キュピーン

ハルトマン「だろう?」ダァー

清霜「そのまま建造材料…そんな発想が出る何て…」

ギャラクティックナイト(考えたな)

『その件で昨日プレジデント・ガリックは、戦災保険の販売対象地域を大幅に増やす事を発表し…』


清霜「で、でもどうやって加工するの?」

スージー「そこはまあ、我が社の超技術でちょいちょいっと」

ハルトマン「そう、ちょいちょいっとだな」

清霜「すっごい…」

スージー「これで我が社のゴミ問題は解決ですわね社長!」

ハルトマン「うむ!ついでに今の調子に乗ったままこの星のゴミ問題の解決方法も見つけて行こうじゃないか!」

スージー「そうね…ギャラ!清霜!」

ギャラクティックナイト「んぉ?」

清霜「は、はい!」びしっ

スージー「さっそく行くわよ!」

清霜「ど、何処に?」

スージー「日本のゴミ捨て場よ!」

清霜「…何処に何が有るかとか分かるの?」

スージー「分からないからアンタともう一人が案内するんじゃない!」

清霜「えええええ…」

ギャラクティックナイト「どうした、スージーちゃんよ。何か最近おおざっぱじゃねえか?」

スージー「えっ、そんな事無いわよ?」

ハルトマン「いや、若干…適当に成りつつ有るのである」

スージー(…少し気をつけるべきかしら…)

そういえばアニメでゴミ捨てにくるエイリアンの話あったよね

>>10 あいつら良いキャラしてたなぁ。そして無能な大人共……


清霜「一応夢の島は塵捨て場だったけど…今は違うんだって」

スージー「夢の島…何だか素敵な名前じゃない」

ハルトマン「ラーーーイヤーーーーラライヨラ」

スージー「空に見事なキノコの雲見つけたとか言うんじゃないんでしょうね」

ギャラクティックナイト「相変わらずイヤな発想して来るなお前等」

清霜「え、えーっと…」

スージー「と…とりあえず、めぼしい所を見て回れば良いわよね」

ハルトマン「いや、それがイカンのだよスージー」

ギャラクティックナイト「そうだぞ。スパコンに頼ってクソザコに成ったこいつに注意される様に成ったら終わりだぞ」


スージー「な……何か…今日皆可笑しいわね、何で?」

清霜「…暑いから?」

ーーー東京都 中央防波堤外側廃棄物処理場ーーー


スージー「と言う訳で許可を貰ってここに来たわ」

ハルトマン「手は早いね…手は…」

清霜「ここって処分場だったんだ…」

ギャラクティックナイト「…見ての通りすげえ量のゴミだな」

スージー「さて、ここのゲンジュウ民はどう処分するのか、見せてもらおうじゃないの」

ハルトマン「楽しみであるな」

ごごごごごごごご…

スージー「…あら、車が…」

清霜「あれはトラックかな…?」


どばばばばばばばばばばばば…

スージー「…うっわ」

ギャラクティックナイト「ほぉ。ブロック分けして囲んだ海面に投げ捨てるのか」

スージー「ヤバンね」

清霜「でも、海にそのまま放り捨ててる訳じゃないし…」

スージー「あれじゃ何時か限界が来るわ」

ハルトマン「やはり遅れているのだな。試行錯誤していた頃の我々を思い出すよ」

スージー「…社長、その試行錯誤していた頃の我々って、私達の種族を言うんじゃないんでしょうね」

ハルトマン「?スージーもワシと同じ人種であるのか?」

スージー(馬鹿…そうじゃないったら…)

ギャラクティックナイト「あんな風にするぐらいなら燃やした方がマシだな」

清霜「駄目だよ!燃えカスが残っちゃうよ!」

スージー「そういう問題じゃないでしょ…」


ばばんっ

スージー「やはりここは、高い水準の技術を持つ我々が何とかしなくては成らない様ね!」

ギャラクティックナイト「何とかってどうするんだよ。勝手にゴミ貰って行って素材にでもするのか?」

スージー「そう言う事よ」

ギャラクティックナイト「…確かに、こいつらのゴミ問題を解決してやれるし、ウチは素材が手に入るしでWin-Win…なのか?」

ハルトマン「そうでなくとも、他に方法が無いのである」

清霜「そうなんだよね…気休め程度の事しか出来なくて…」


ざああああああ…

スージー「…にしても何を捨ててるのかしら」

ハルトマン「…それは気になったのである」

ギャラクティックナイト「素材にするにしても、ゴミがどういう物なのかを知らないとな」

清霜「うーん…?何を捨ててたっけ…あそこ…」

スージー「うーん…」

清霜「…確か放射性廃棄物を埋め立てようとしてるって聞いた事が…」

スージー「えっ」

ギャラクティックナイト「…アカン」

清霜「あれ…それは別のだったかな…」

ハルトマン「記憶と情報はハッキリとしてから伝えて欲しいのである」

清霜「ご、ごめんなさい…」

スージー「兎も角、適当な捨て方じゃ駄目ね…効率を良くしないと」

かつっ

「其の通り。ハルトマンワークスカンパニー社の皆さんもそう思っちゃうかぁ」

ギャラクティックナイト「!誰だ!」

清霜「ふぇ?」

重巡棲姫「おいっす!あたしです!」

スージー「…誰でしたっけ?」

ギャラクティックナイト(こいつ…また嫌な予感がぷんぷんするぜ)

重巡棲姫「名も知れぬ流浪人さ」

スージー「…はあ」

清霜(肌がすっごく白い…やっぱり日焼けするの嫌だからパーカー来てるのかな?)

ハルトマン「キミ。先ほどはそう言ったが…何か良いアイデアでもあるのかね?」

ギャラクティックナイト「ハッキリと申せ」ちゃき

重巡棲姫「おぉうおう、そっちの謙虚そうなナイトさんは怖いねぇ」

スージー「こ、この人検挙とは程遠いの、ごめんなさい…」

重巡棲姫「あっはっはっ、まあ、そこら辺のゴミ対策は…」ぱちんっ

どすんっ!

スージー「なっ…!?誰よこのおっさん!」


BGM:https://www.youtube.com/watch?v=BSD7m0iHXi0

重巡棲姫「このゴミ分別魔獣、同志『ゴミフ・ステーリン』がたっぷりと教え込んでくれるから、さ」

スージー「」

清霜(まずいですよ!?)

ステーリン「オッホンッ!良く聞け、宇宙からの白色人種共よ!このワシがゴミの正しい捨て方を教えてやるニコフ!」

ステーリン「これを守らなかった物はブルブルシベリア送り100億ルーブルだチョフ!!」

スージー「いやいやいやいやいや!何を呼んでくれちゃってんのよ!?」

重巡棲姫「大丈夫だって、ゴミ処理講座は上手だからさ!」

ハルトマン「どう見ても大丈夫ではないぞ、それは」

清霜「って魔獣って…貴方…!」

重巡棲姫「んっ?今頃気付いたワケ?んふふふふふふふふ……」



重巡棲姫「 お っ そ w 」ブッフォッ

ギャラクティックナイト「貴様ッ!」

ぱちんっ

重巡棲姫「同志ステーリン!こいつらにゴミ処理の仕方を伝授してやりなっ!」

ステーリン「Да!」ばっ

清霜「ちょ、何をするの?!」

スージー「…」


じゃきっ

ステーリン「ステーリンの火炎放射器!」

ハルトマン「!?」

スージー「ちょ、馬鹿!?燃やす気…」


ぼぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉおっぉぉ…!!

魔獣が周りのゴミに火をつけ始める。

清霜「わ"ーーーあ"ーーーっ!?」

ハルトマン「何と言う事を…!」



重巡棲姫「きゃはっ!もっと燃えるが良いや!」

スージー「小娘め…派手にやってくれたわね。ギャラ。やっておしまい!」

ギャラクティックナイト「言われなくても!!」ばさっ!

ステーリン「ウラッハッハッハッハッハ!これから毎日ゴミを焼いてやるニコフ!」ボオオオオオオオオオオ

ギャラクティックナイト「待てっ!そうはさせないぞ!」

ステーリン「何?小癪な!」じゃきっ

ぼぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!

ギャラクティックナイト「ほっ!」ばさっ

ステーリン「おのれっ…邪魔をする汚物は、消毒してやるニコフ!!」ボオオオオオオオ!!

ギャラクティックナイト「やってみろよ!チョビ髭の雑種!」


重巡棲姫「…やっぱ邪魔しちゃうか」

スージー「当たり前でしょ」

清霜「放火は行けないんだよ!」じゃきっ

ハルトマン「フラッシャフトの手先め…我々の邪魔をするとは怪しからん」

ぱんぱんっ

ハルトマン「スージー、粛清してやりなさい」

スージー「仰せの侭に…清霜、行くわよ!」ぽちっ

清霜「任せて!」じゃきっ


だだだだだだだだだだだ!!

ギャラクティックナイト「其の程度か?与太者!」

ステーリン「あ、当たらん!?祖国の強力な小銃で当たらんだと!?」どばばばばばばばばばばば

ギャラクティックナイト(こいつ、ヤバそうだったが…見かけ倒しの魔獣だな)

びゅおっ!

ステーリン「ぬぉっ!」

ギャラクティックナイト「語りたい事は有るが…とりあえずはここで倒す!」びゅっ

ざぎゅんっ!

ギャラクティックナイト「ん?」

ぼふっ


ステーリン「ヴァカめ!それは偽物だチョフ!!」じゃきっ

ギャラクティックナイト(変わり身!)

ステーリン「死ねーッ!」だだだだだだだだだだだだだだだ

ギャラクティックナイト「ちぃ!」がきんっ!


がしょんっ

スージー「リレインバー。ライドオン!」きゅぴーん!

重巡棲姫「それズルくない?」

清霜「狡く無いもん!」ばすん!

重巡棲姫「うわっと!」ぺちゅ

スージー「清霜!奴を潰すわよ。ここから出さ無い様に!」

祖国の強力な小銃...PPSh-41かな?

>>22 おお


清霜「分かった!」たっ

重巡棲姫「っきっきっき…ww」


ずろぉ

同胞双頭の艤装が現れる。

スージー「ぶっ!?何てとこから出してるのよ!」

清霜「うわわあ…!?」

重巡棲姫「驚いた?食べちゃうよ!」ぐばあっ!

清霜「わあっ!」たっ

スージー「こんのっ!」ばぎっ!

重巡棲姫「ぐえ!?」

清霜「ちょ、直接殴っちゃうんだ…」ばすんっ!

重巡棲姫「や、ちょっとまっ」ばぎゃっ

ばすんばすんばすんばすんっ


重巡棲姫(ちょちょちょちょちょ…!あっ、コラっ、攻撃をちょっととめっ)

スージー「早い所蹴りをつけさせてもらうわよ!」ぐぉっ!

清霜「いっけー!」

ぎゅららららららっ!

スージー「リフレイン・ドライバー!」ぎゅるるるるるっ!

重巡棲姫「こっ…のッ!」がぎぃっ!

艤装ががっちりと機体を咥え込み、攻撃を防ぐ。

スージー「…ミサイル」ぽちっ

重巡棲姫「は?」


だが、彼女は慌てた様子も無く機体下部からミサイルを放つ。


どごどおぉおおどどぉおおおんっ!!

重巡棲姫「うわぅ…!!」ばっ

スージー「しぶとく生きてるものね…!」

重巡棲姫「そりゃね…『ばきゅん!』うぉ!」


どごおおおおおん!!

重巡棲姫(っち…ゴミが燃えてるのは良いけど、アイツ苦戦し過ぎでしょ…!)

重巡棲姫(幾ら最後の一手が有るからって、油断は…)

どがあっ!

重巡棲姫「っぐ!?」

スージー「帰りなさいッ!」どしゅ!!

清霜「帰れー!」ばすんっ!

重巡棲姫(っち…陸地じゃ、駄目か…)

どごぉぉぉおおおおんっ!!

重巡棲姫「っ…!」

ひゅばっ!

重巡棲姫(脱出…!)ざばっ!

ごおおおおおおおおおおおおお………!


清霜「や、やった…?」

スージー「…チッ」

スージー(逃がした…)


どごごぉおおおんっ!

スージー(あっちもそろそろ終わりそうね…何よりだわ)


ざざあああっ!


ステーリン「ぐぬぉぉ…!!」

ギャラクティックナイト「存外に粘ったが…対した事ねえな?」

ハルトマン「語る必要は無い。そのまま叩き潰してやりなさい」

今のアニカビならロナウド・スランプとかいう魔獣出してきそう

>>27 私よりもセンス有る名前だった。受賞



ステーリン「こ…このままではすまさんチョフ……」ぶるぶる

すっ…

ぽちっ

ギャラクティックナイト「!」

ステーリン「ひ、みつへいき…『ソヴィエツキー・ソユーズ』。砲撃開始……!」

ステーリン「貴様等とともに、ゴミ捨て場とともに…処理してやる…チョフ……」

ギャラクティックナイト「何ぃ!?」

ハルトマン「拙いぞ…規模に寄っては焼き払われる!」


ステーリン「もう…遅いのだ。お前もワシも、祖国の炎に焼かれるのだチョフ」

ステーリン「ураа…」どさっ

ぴかああああ…

ぴぴぴぴぴ

スージー「え…衛星軌道上からエネルギーの反応?」


がしっ!

スージー「え?!」

清霜「ど、どうしたの?!」

ギャラクティックナイト「逃げるぞ!防衛は間に合わない!」

スージー「ちょ、それってどういう」


ばじゅうんっ!!


どっごぉおおおおおおおおおおおんっっ!!

清霜「…え」

スージー「…ちょ…あのレーザー砲…!?」

ハルトマン「うむ…信じられんが、反物質ビーム……!」

ギャラクティックナイト「なんだって?彼奴等そんなモノまで…」

清霜「しょ…処理場が…」


ごおおおおおおおお…

スージー「丸ごと消えた…」

ばじゅおんっ!

スージー「っく!?」

ハルトマン「また砲撃だぞ!」

ギャラクティックナイト「ちっ、俺が奴を引きつける。社長と艦娘は頼んだぞ」

スージー「ちょ!無茶言わないでよ?!このリレインバーは三人用じゃないんだから!」

ギャラクティックナイト「悪いがコレ以外に対処法が無い。すぐさま帰るんだ!」

スージー「もぉお…!いつも行き当たりばったりと言うか…!」

ぎゅんっ!

スージー「頼んだわよ!」

ギャラクティックナイト「任せておけ!」


ばじゅおっぉぉぉぉぉおおおおお…!!



ーーー数時間後 アクシスアークスーーー



スージー「…」ぴぴぴ

清霜「…ど、どう…?」

スージー「…反応は遠ざかってくけれど…倒せた訳ではないみたいね」

清霜「そんなあ…」

ハルトマン「…攻撃が余程激しいのだな…」

スージー「…どうしましょう、コレ絶対私達の脅威に成り得ますよ…」

ハルトマン「何時我が社が攻撃されても可笑しくは無い…今後ギャラクティックナイトには哨戒任務につきっきりで居てもらおうか」

スージー(…しかし、『ソヴィエツキー・ソユーズ』……ねえ)

ういいいいいいんっ


ギャラクティックナイト「…ただいま」

スージー「おかえり…怪我はしてないかしら?」

ギャラクティックナイト「俺は何ともない。だが…アレは危険だな」

清霜「そ、そんなに危ない代物なの?」

ギャラクティックナイト「ああ、衛星のくせに可成り素早い。それでいて…武装が多彩過ぎる」

ハルトマン「なんと…」

スージー(…ソビエトが昔作ったにしては、可成り強力ね)

ギャラクティックナイト「俺の見立てでは、あの兵器は残弾は無限に近いが…完璧な無限ではない」

ギャラクティックナイト「恐らく強力な弾幕を張って逃げ、安全な所で充電し再び球数を満タンにするんだろう」

ギャラクティックナイト「あのソーラーパネルは其の為に着いていると思う…が、どうだろう」

スージー「…だとすると、厄介な話ね」

ハルトマン「常に宇宙からの狙撃に気を張らなくては行けないが、宇宙への対抗手段が地球人には無い…これは大きく出たのである…」

スージー「彼奴等の目的って…んっ?」

ギャラクティックナイト「…」


スージー(…彼奴等、たしか…)

ーーーーーー

『おっ…ぐ…おれ、俺は、『名前も無い組織』に勧誘され、ノコノコと世界を引っ繰り返そうと言う言葉に誘き寄せられた、それだけの、に、人間だ』

『こ…この、『大国のみが幸せを貪る様な冷たい世界を、引っ繰り返そう』。と、俺も誘われたんだ』

ーーーーーー


スージー「……」

ギャラクティックナイト(スージー……)

スージー(だとすると…拙い事に成って来たわね…)

ハルトマン「兎も角、今日の所はワシが話をつけるのである」

清霜「わ、分かりましたっ」

スージー「分かったわ…今日は戻れば良いのですね」

ハルトマン「うむ。ギャラクティックナイトは…」

ギャラクティックナイト「俺は少し寝る。久々に派手に戦いまくったから眠い」

清霜「ごはんは?」

ギャラクティックナイト「食う」

清霜「良かった」ニコ


スージー「それでは社長、お疲れ様です」

ハルトマン「うむ。結局ゴミ問題の良い解決案は見つからなかったな」ハハハ

スージー(全く…邪魔が入らなかったら…)

スージー「では、この辺で」


ういいいいいん…

ハルトマン「」フィーー

かちゃかちゃ…


スージー「…」

スージー(…そろそろ、本格的に情報を探して行こうかしらね…)かたかたかた

ッターン

スージー(…戦力も確保しないと)かたかた



おしまい。

突然ですが、このシリーズが早くも2スレ目に突入した事を記念してキャラクター人気投票の結果発表をします!!
キミのお気に入りのキャラは何位だったかな?たくさんの投票、本当にありがとう!!


第一位:スージー(5071票)

スージー「皆様、有り難う御座います!」


第二位:スージー(3072票)

スージー「フン」


第三位:スージー(1802票)

スージー「神に感謝ですわ」


第四位:スージー(721票)

スージー「くっ。スージーに負けた…!」


第五位:スージー(514票)

スージー「妥当な准尉ですわね」クイッ

その他の投票数は以下の通りです!

第六位:スージー(301票)
第七位:スージー(258票)
第八位:スージー(199票)
第九位:スージー(175票)
第十位:スージー(89票)


ハルトマン「ここまでの投票。本当にかたじけなく思う」

時雨「いや違うよねコレ」

朝霜「今まで投票なんてやってないじゃんかさ」

神風(嘘は行けないわよ…)

ハルトマン「ええいだまれだまれぇー!」

青葉「うひゃあああ!リストラされますよ!逃げてー!」


<ダァーーーーーーーwwwwww


スージー「…バカは放っといて次に行きましょ」

ーーー次回予告ーーー


スージー「次回は久々に大勢のメンバーを揃え、巷で人気を上げていると言う大型の猫カフェに潜入しますわよ」

スージー「別においしいお菓子目的では有りませんからね?」

スージー「果たしてそこで見た先とは、そこで知る事と成った事実とは!」


スージー「次回、第十二話『闇の中で蜘蛛の糸を垂らす者は』」

スージー「皆も可愛い動物、ゲットですわよ!」

ーーー有る日の事ーーー


ハルトマン「…ではガリック社長。それで宜しいですね」

ガリック「ああ。頼むよ」

スージー(新しい保険の橋渡し人ねえ…なんで下請けみたいな事を…)


ぴっ、ぴっ

ガリック「おっと…おやつの時間か」がさがさ

ハルトマン「もう15時か」

がさっ…

スージー「あら、それは?」

ガリック「もぐ……これか?これはだな…あむ。人気の猫カフェからテイクアウトして来たドーナツだよ」

スージー「猫カフェ?」

ガリック「ああ。摩天楼の群れの中に有る大きなカフェなんだが…動物の天国だ」

スージー「へえ…」

ハルトマン「そんなカフェが有るのであるか」

ガリック「ああ。近々投資しようと思うんだ。金も有り余って居るからね」

スージー(流石金持ち…ちょっと怪しい所は有るけれど、実力は本物ネ)


あむあむ…

ガリック「うん。この質感が何とも…」

スージー「…そのカフェは、何処に?」

ガリック「たしか、ニューヨークの方だったと記憶している」

ハルトマン「ほう…それなら確かに人の集まりも有るな」

スージー「…猫カフェって言うからには、猫ちゃんが一杯居るのかしら」

ガリック「猫どころか犬とかまで居る」

スージー「…ワォ。素晴らしく…不思議ですわ」

ハルトマン「ふむ…気になる所では有るな」

スージー(そういえば私達は水族館やってるけど…猫カフェは想定外だったわね)

スージー(調べる価値はありそうだわ)

ガリック「あそこは子供向けのサービスまで聞いている。一度調べてみたらどうだ」

ハルトマン「フム……何か良いアイデアの元にもなるかもしれん」

スージー「そうですわね。社長」

スージー(……お菓子目当てじゃないからね)


ーーーーーー



スージー「と言う訳で皆。その猫カフェに視察しに行こうと思うのだけれど」

初霜「つ、連れて行ってくれるのですか?」

スージー「勘違いしない事ね。飽く迄も視察よ!」

神風「楽しみ…って違う違う。なんで司令官…猫カフェに視察を?」

スージー「新しい商売ネタを見つけて来いって社長が言ってたのよ」

ズイカク「なるほど。どうせなら自分も楽しんでしまおうと言う魂胆だな」ニヤニヤ

スージー「違います」キッパリ

清霜(楽しみなんだねぇー…)

スージー「皆だって可愛い猫ちゃんが見たいくせに」

清霜「う…」ギク

初霜「み、見たいです!」

鈴谷「鈴谷も見てみたーい!」

神風「うー…」もじもじ

スージー「やっぱり…良いけれど。ちゃんとお仕事はしましょうね?」

清霜「はーい!」

ローマ(相変わらず本音を隠すのがヘタね…)

リットリオ(お菓子…うちの食堂の参考に成るかしら…)

スージー「それでは各員、さっさと準備をしてらっしゃいな」

神風「は、はい!」

ーーーーーー

スージー「皆。準備はできたかしら?」

清霜「はい!」

神風(なんだかんだ私も着いて来ちゃったけど…結構着いて来る人居るんだね…)

ズイカク「もちろん抜かりは無いぞ」

マヤ「早く早くー!」

鈴谷「?そういえばあの騎士のヒトは?」

スージー「?ええ、彼は休むとかで…疲れてるのかしらねえ」

朝霜「じゃないの?でっかい攻撃衛星が来ないか見張ってんだろ?」

足柄(ナイトウィッチだな俺…みたいな事ぼやいてたのって夜間哨戒の事ね…)

スージー「まあ良いわ。お土産に甘い物でも買ってあげれば良いわよね」

鈴谷「おっ。やっさしー!」

スージー「さあ。時は金なりよ!」ぽちっ!

清霜「おー!」

しゅわあああああああああ…!!

ーーーニューヨーク市内ーーー


BGM:https://www.youtube.com/watch?v=tnq22rOA0Q4


スージー「流石に夜とも成ると光が綺麗ね」

ズイカク「眩しいなあ。清霜?」

清霜「ズイカクちゃんの艦だってキラキラしてるよ!」

足柄(私の知らないうちに良いお友達がまた出来たみたいね…)ニコ


スージー「さて…お店は夜が一番盛り上がるって話よ」

朝霜「基本的には夜に本格的な営業を始めるって事か?」

スージー「ええ。仕事疲れのサラリーマンとかをターゲットにしたらしいわよ」

スージー「昼間はちょっと小粋なカフェな感じの品揃えとサービスだけど、夜に成ると猫とのふれあいや、メニューの充実が行なわれるのよ」

初霜「良く知ってますね…何処で知ったんですか?」

スージー「調べたのよ、この猫カフェ『カフェ・アイルーロス』のサイトを根掘り葉掘り見させてもらったわ」

>>38
ボーボボ懐かしい

>>45 あのギャグはハイセンス。あとにわかっぽく思われるかもしれんがボーボボのアフロから遊戯とオシリスの天空竜が出て来たのはもう衝撃だったゾ
あの時の原稿用紙は作者の宝物らしいね。



清霜「結構人が来てるけど大丈夫なの?」

スージー「そうねえ…行列が無いと良いけれども」

神風「長い間待っているのは嫌よね」


にゃー

初霜「あっ、猫ですよ」

スージー「えっ、お店の外にも居るのね!」キャッ

マヤ「かわいー!」パァッ

にゃー

スージー「…なるほど、こうして待ち時間も退屈しない様に出来るって寸法なのね」

ズイカク「実に合理的と言うか…」

清霜「かわいい!」

足柄「ほ、ほーら…怖く無いわよー」

ローマ「そんなんじゃダメよ。ほら姉さんも手本見せようとしないで…」

リットリオ「駄目かしら…」

ちりーん…


スージー「あっほら。お客が出たわよ」

初霜「入るなら今ですね」

マヤ(…あれ?何かメンタルモデルの反応が沢山…?)

とてててててて…



にゃー


にゃー

ーーーーーー


わいわいわい…

にゃぉー


スージー「…なんということでしょう」

清霜「わ、わあああああああ/////」キラキラ

足柄「ひょおおあああ…!///」

スージー「目の前に広がるのは猫!犬!の天国!」

スージー「これが噂の動物カフェなのでしょうか!!」

ローマ「ちょっと静かにして」げしっ

スージー「ぉぐっ」

マヤ(メンタルモデルの反応が強い…変だと思わないかな)

ズイカク(…特定にロックが掛かっている。これは何か有るな)

マヤ(だよね…ちょっと調べよ)

スージー「さて、どこか良い席は無いかしら…」

すすすすす…


ぴたっ

スージー「…?」

タカオ「あ"」

ズイカク「ん?」

マヤ「ほぇ?」

清霜「あれ…誰?」

スージー「…何よ、幽霊でも見つけた様な顔しちゃって」

タカオ「え?あー…その、えっと」

タカオ(なんでズイカクまで居るのよ)

マヤ(お仕事!!)

タカオ(…)

ズイカク「久しぶりだな。タカオよ!」

タカオ「え、ええうんまあ…お久しぶり、ね」

初霜(あっ、知り合いなんですか)

スージー「と言う事は他にも…?」

タカオ「ええ。艦長は居るけれど…一緒じゃないわ」

朝霜「そりゃまた何でさ?」

スージー「何か探し物をして居るのね?」

タカオ「…そんなとこね。んでまあ、その…休憩?」

ズイカク「ほう」ニヤニヤ

スージー「確かに此処は癒されるのにはうってつけよね」


こと…

アタゴ「あ、御連れさんだったんだ。じゃ。ここで」

タカオ「えっ、ちょ、違うのよ!この人達は…あー…」

スージー「…今のも霧?」

清霜「タカオさんに似てたけど…」

タカオ「妹です」

スージー「…アッハイ」

清霜「へえー!妹さん居たんだ!」

初霜「なるほど…私達と同じですね」

マヤ「えっ…マヤの事は…?」ウルウル

タカオ「え、いや、マヤもちゃんと妹に成って来てるから…ね?」アタフタ

朝霜(…何か良いねぇ)ひそひそ

清霜(うんっ。仲良しで…)ひそひそ

ぎしっ…

スージー「所で…なぜ貴方はこのカフェに?」

<にゃー

タカオ「あっ、コラ。膝は後で!ね?」

スージー(…私にも寄って来ないかしら)

タカオ「えっと…こほんっ。そうね…ヒュウガって、知ってるわよね」

清霜「あの頭とスタイル良い人?」

タカオ「…まあ頭はどうかとして、その人よ。何か急に連絡が取れなく成ったのよね」

ズイカク「ほう。それでお前は大戦艦ヒュウガを探していると」

タカオ「そうね…でもそれだけじゃないわ。401も追いかけていなく成ってるから…」

スージー「…二人同時に探さないと行けない。って訳ね」

タカオ「そうなのよ…んで、ちょっと癒されるって言うこのカフェに寄り道っていうか…」

にゃー

スージー「分かる。分かるわ凄く」

タカオ「ねー。貴方達も癒されに来たクチ?」

スージー「いえ。市場調査ですわ」キリッ

清霜「ですわ!」キリッ

スージー「…」

スージー「ここで出会ったのも何かの縁。暫く一緒で良いかしら?」

タカオ「良いけど…他の子達は良いの?」

スージー「ああ…あの子達なら…もう勝手に遊んじゃってますわよ」

タカオ「あー…」

にゃー

神風「春風見て!かわいいー!」

春風「あら本当ですね…♪」

神風「ねえ、触っても良いの?」

アタゴ「人懐っこいから、いぢめなければ良いって店長が言ってるわよ」

神風「ありがとう!」


スージー「…さて…あの蒼い子が妹って事は…あの子も霧って事ね」

清霜「そういえば…なんで霧の人がここで働いてるのかな…?」

タカオ「…確かに、あの子から事前の連絡も無かったわ」

マヤ「えっ。嘘でしょ?あのアタゴちゃんが?」

タカオ「確かよ。お店に入って初めて知ったもの」

スージー「なるほどねえ…」

こと…

アタゴ「あの、注文は決まったの?」

タカオ「えっ、あー…キトンパフェ。一つを…」

清霜「パフェも有るんだ!」

アタゴ「そーよ。他にはサイダーとかあるんだからね」

スージー「私もパフェで」

朝霜「んー…サイダー」

清霜「ドーナツ!」

初霜「お茶を下さい」

マヤ「ショートケーキ欲しい!」

アタゴ「ん。分かった。他の人に注文は?」

スージー「一応聞いて来て下さいませ」

アタゴ「はいはい」とたたたた…

<ご注文はー

<うさぎで!


スージー「…あの様子で従業員って足りてるのかしら」

ズイカク「不可思議だな」ずずず

初霜「…喫茶店に飲み物を持ち込むってどうなんでしょうか…」

スージー(…確かに、どこか怪しい所が有るわね…)

スージー(そもそも猫カフェなら、わざわざあんなデカいビルなんて必要なのかしら)

スージー(…)


にゃー

スージー「きゃっ…」

清霜「あっ、司令官のお膝に乗って来た!」

スージー「ちょっと。考え事してたのにっ」もふもふ

ゴロゴロ

スージー「このコ……マンチカンね。可愛いじゃないの」もふもふ

朝霜「えっ、珍しい奴じゃねえか!」

マヤ「確か人工的に作る事はもう禁止されたんだよね?」

タカオ「そんな子まで雇ってるのね…猫好きな店長さんなのねえ」

ズイカク(犬まで使役している辺り、節操が無いだけじゃないかとは思うが)


<わん!

スージー「…ん???」

タカオ「…お皿に、パフェ?」

清霜「あっ…もしかしてこのワンちゃん、注文の品を運んでくれたのかな」

スージー(!?!?!?!?!?!?!?)

朝霜「器用な犬だな…ほら、ちょっと待て。取るからな」

こと…こと…

スージー(何コレ?!何で、なn…ちょっと、えええ!?なんで犬が持って来るの?!)

スージー(ちょっとこのお店のコンセプトが掴めなく成って来たんだけど…!)

タカオ「?どうしたのよ」

スージー「…」

清霜「しれーかーん」ぺちぺち

初霜「食べましょうよ。ほら…溶けちゃいますよ」

スージー「ウン…タベル…」

とてとてとてとて…


朝霜「…ああやって人員不足は解消してんのか」

タカオ「よく調教されている事…」

ズイカク(…むう。中々開けん…)チチ…チチ…

マヤ(もうちょっと…の筈なのに…)チ…チ…

スージー(ついてけない)へぼへぼ


あむあむあむ…

スージー「…」

タカオ(…二人とも、この霧の反応に気付いてるのね)チチ…チチ…

タカオ(…でも。見せに居た霧はアタゴしか居ないのに…それより大きい反応が居る…?)

タカオ(…今更ながら、変ね)

かちゃ…


ズイカク「…」ずずず

タカオ「…ねえ。ちょっと良いかしら」

スージー「…?」

清霜「なあに?」あむあむ

タカオ「食べ終わったら…ちょっと付き合ってくれる?」

スージー「…人探しに?」

タカオ「ええ。ちょっと…ね」

清霜「良いよね。司令官?」

スージー「そうね…奢ってもらってる恩義も有るし」

タカオ「何勝手に私が奢る事にしてんのよ。割り勘よ割り勘!」

マヤ(お金は大事だもんね…)

スージー「それで?何処を探すの?」

タカオ「それは…」ちら…

ズイカク「…」ちら…


タカオ「…このお店の裏側、とか」

スージー「…マジ?」

タカオ「マジよ」

朝霜「?」

初霜「どうしてそんな所に?」

タカオ「まあ…その、何て言うか…」



タカオ「女のカン?」

清霜「お…おぉー」

マヤ(…あれ、態々誤摩化す必要有る?)


スージー(…流石に、読めて来たわ)

スージー「だとしたら、食べて英気を養わないとね」しゃり

タカオ「そうよ!これは士気を上げる為なのよ!」

初霜「良いから食べましょうよー…」

朝霜「流石に溶けて来てるし…」

スージー「ヤバッ…ちゃっちゃと食べないと」ぱく

ことっ…

スージー「ご馳走様」

清霜「美味しかったね!」

初霜「さて、お店の裏側って言っても何処から入るんですか?」

マヤ「そうだね…どうするの?おねーちゃん」

タカオ「んー…あら?」


<わん!

スージー「乗せて下さい…ねえ、分かったわ」こと

初霜「はいっ」ことっ

<わん!

とてとてとてとてとて…

タカオ「…丁度いいわ、あのワンちゃんに着いて来ましょ」

朝霜「おっ…良いアイデアだなっ」

清霜(大丈夫なの…それ?)

スージー(…あれ、そういえば神風達の姿が見当たらない…?)

ーーーカフェ・アイルーロス 裏側ーーー

BGM:https://www.youtube.com/watch?v=dNN0HyO3rM4

タカオ「侵入成功よ!」ボソッ

清霜「おー!」

スージー「…やはりちょっと暗いわね…」

ズイカク「その点に置いて霧は問題ないな…さて。この違和感の原因を突き止めるぞ」

スージー(神風達も居なく成ってるし…何とか探し出さないと)


<うぅ〜…真っ暗…何も見えない…

<…というか、暑ぅい〜…

<ちょ!ポーラ!こんなとこで脱がないで!


スージー「…」

清霜「…何だか困ってそうな人が居るんだけど…」

タカオ「…姉妹、かしら。それも艦娘の」

スージー(…酒くっさ。どこの休日のパパよ!)

                                                         ヒデオ


スージー「…」すすすすす

朝霜「おい、助けないのかよ?」

スージー「だってどうせ面倒臭い事に成る確率が凄いんだもん…無視しましょ無視」

初霜「駄目です!困ってる人は助けないとっ」

スージー「だって酒の匂いなんてどう考えたって酔っぱらいに絡まれるフラグじゃない!アタシはそんなのゴメンよ!」

マヤ「マヤは秘書さんの言う事にくっ付きたいなぁ…お酒の匂い嫌いだもん」

タカオ「…でもあのまま放っておいたらまた大変な事に成るかもしれないじゃない」

スージー「…」ムムムム

ズイカク「私はどちらでも良いぞ。さあ。決断を下せ指揮官殿」

スージー(ここで…このばにパパがいたら…何て言うかしら…)

スージー(教えてよ、パパ)

スージー(…)


ぽんっ

スージー「…分かった、助けるわよ」

初霜「!」パァァ

マヤ「ええ〜?」

スージー「皆さん、逆に考えるんですよ。『助けちゃっても良いさ』と!」

スージー(きっとパパなら。こう言う…筈だから)

清霜「司令官…!」

朝霜「其の意気だぜ!」

タカオ「だったら、早くした方がよさそうよ?」

スージー「えっ?」

ズイカク「……何だか様子が可笑しいぞ」



<うぷ…何か…込み上げてるぅ…

<?!駄目!今は駄目ぇ!


スージー「…」

がさっ

初霜「えっ?」

スージー「ほら、行って来なさい」つエチケット袋

初霜「やっ、エチケット袋だけ渡されても…まさか提督」

スージー「言い出しっぺなんだから行って来なさいよ」

タカオ「酷っ?!」

初霜「で、でもあの様子って明らかに…」

スージー「明らかだから行きなさいよ!ほら早く!」

初霜「は、はいっ!」たたたたたたっ…



ーーーウボァシーン割愛ーーー



ポーラ「あう〜…」

ザラ「…助かったわ…ありがとう、皆」

スージー「いえ。ただ私はゲロを袋に入れる係何て嫌だったけどネ☆」

朝霜(ひっでぇ…)

ザラ「もう。ビールが有ったからって飲み干すからよ?」

ポーラ「だってぇ…〜」

タカオ(何だか仲が良さそうね)ホクホク

ズイカク「失礼だが、名前は」

ザラ「私はイタリアのZara級重巡洋艦1番艦。ザラよ」

ポーラ「3番艦のポーラですぅ〜…」

スージー「あれでもまだ酔いがさめてないの…?」

ザラ「うん。でも殆ど体質みたいな物だし…あんまり咎めないであげてね」

初霜「とっても優しいんですね!」

マヤ「秘書さんと大違いだっ!」

スージー「…」

ポーラ「ねぇ^〜…探しもの、ですかぁ〜?」

タカオ「!何故分かったの?」

ポーラ「だってぇ〜…こんな暗い所に態々入る何てぇ〜…」

ザラ「…こんな暗い所に入り込むなんて何か訳が有りそうだもの」

スージー「物と言うか、人探し中ね」

ザラ「人?」

清霜「実はこの人の知り合いが居なく成っちゃってて…えーと…?」

タカオ(…あれ?そのまま言えば良いじゃない)

ズイカク(余計に話がややこしく成るから言い訳を考えて居るんじゃないのか?)

タカオ(あ…そっか)

ぽんっ

清霜「ふぇ?」

スージー「清霜、ここはアタシに任せときなさい?」

清霜「え、うん…?」



スージー「…実はね、私こう言う物ですけれども」すっ

ザラ「はるとまん、ワークスカンパニー……あ!聞いた事有る!」

ポーラ「貴方が秘書のぉ…?」

スージー「ええ。皆様のアイドル!スージーですわ!」キュピンッ

ザラ「凄い…本物じゃない!」

スージー「それでまあ、うちの変わり者従業員が後ろに居る人以外、このお店で居なく成っちゃったのよ」

朝霜「変わり者言うな!」

ポーラ「それで皆を探してるんですね^〜」

スージー「其の通りよ。貴方達は?」

ザラ「私達。ジャポネーゼに行く途中で休憩してたのよ」

ザラ「ほら、この猫カフェが『癒される』って聞いたから」

スージー「あー」

清霜「実はこっちも同じような理由なんだけど…」

ポーラ「同じなんですねぇ〜」

スージー「…そうだ。折角の縁だし…」

ビシッ

スージー「ウチに入社しません事?」

ザラ「えっ」

ポーラ「お酒はくれるんですか〜」

スージー「まあ、その辺の需要が高まったら考えてあげるわ」

朝霜(上手い事すっとぼけやがって…)

ポーラ「やった〜」

ザラ「考えなくていいですから!」

スージー「ま。冗談は置いとくとしても…どう?私達に着いて来ない?」

タカオ「…スカウトするの?」

清霜「皆一緒の方が、どんな事が有っても大丈夫だよ!」

初霜「その…吐きそうに成ったら、何時でも袋出しますよ」

マヤ「お背中も叩いてあげる!」

ザラ「皆さん…」

ポーラ「姉さま〜。どうするの〜」


ザラ「ええっ。折角の縁だし…ジャポネーゼに早く着けそうだし!」

スージー「んっ。決まりね!」

とてとてとて…


にゃー

スージー「へえっ?」

清霜「ね、猫のこえ…?」

ザラ「えっ、こんな所にも居るの?」

とててってててて…


朝霜「逃げた…」

ザラ「…何だったのかしら…?」

スージー「…」

かちっ

ズイカク「おお、懐中電灯か」

ポーラ「わ〜」

スージー「皆、とりあえずコレで明かりつけるから…進みましょ」

ザラ「分かったわ。貴方に着いてくから!」

マヤ「いざいざ!進もー!」ばっ

こと…こと…




猫「…」じー


スージー「…」

すすす…

スージー(…何処からか視線を感じるわね…)

ポーラ「ね〜…何探してるの〜…?」

スージー「扉。ここって裏側にしては廊下みたいな広さでしょ?」

朝霜「何か大きい部屋が有るかもって事か?」

スージー「そゆ事よ」

タカオ「ジャミングが掛かってる状況じゃ、仕方無いわよね」

ザラ「?ジャミング?」

ズイカク「ああ。三つか四つの物を投げ上げてキャッチしてまた投げ上げる奴だ」

ポーラ「それジャグリングです〜」

にゃー


初霜「本当に猫が沢山居るんですね…」

スージー「…何か独自の社会とか持ってそうね」

清霜(…見られてる…猫…)

清霜(…うーん…?)


すすすす…

スージー「!」

マヤ「あった!扉だ!」

タカオ(ビンゴ!反応もここから漏れてるみたいね)

スージー「早速開けましょう!」

ポーラ「ポーラが一番乗り〜」がちゃっ

ザラ「あっ、ちょっと!」たたっ


たったったったったっ…

こおおおおおおお…

スージー「…広い場所に出たわね…」

初霜「吹き抜け…でしょうか」

ぬちぬち…


ポーラ「やあああ…ザラ姉さま〜」

ザラ「ポーラ?待ってて!」たっ

スージー「ちょ、こら!待ちなさい!」

タカオ「…反応が更に大きく成った…何か居るの?」

ズイカク「…」


にゃっ

スージー「…へ?」


「アフフフフフ……今、何て言ったか聞いた?」

タカオ「!?」

マヤ「だ、誰!?」

ズイカク(この声…まさか)

清霜「な、何…?」

スージー「何処に居るの?隠れてないで…出て来なさい!」

すすすす…


「艦娘を従えた司令官が此処を嗅ぎ回るんですって。」


すすすす

ポーラ「姉さま〜」

ザラ「もおポーラ!先に行っちゃ駄目でしょ!?」

スージー「ちょっと二人とも!しー!」

ザラ「え?」

スージー「何か聞こえるでしょ…?」

ザラ「…?」


「〜〜〜〜!〜〜〜!!」

「ネコちゃんが大嫌いって聞いたわぁ。」

清霜「え…え…?」

初霜「声…?えっ…?」

マヤ「え、え…」



「〜〜〜〜〜〜…!」

「耳を切るのが大好きって聞いたわぁ。」

スージー「…誰に対して話してるのかしら」

スージー(…それに、この沢山の生きてる気配……誰かが、沢山居る?)


「シッポを切るのが好きって聞いたわぁ。」


「保健所にガスで殺させるのが好きって聞いたわぁ」




ヒュウガ「〜〜〜〜め…だめ!こっちに来ちゃ…!!」

スージー「其の声…!」

タカオ「ヒュウガ!?」


カロンッ……カロンッ



「そ、れ、に……」

ぱっ…


暗闇だった周りに、淡く光が灯る。
そこは、大量の蜘蛛の糸が、地下から上の天井まで、ずうっと続いていた。
神風達と、ヒュウガ、イオナを捉えている存在が、姿を現す。

カロンッ


イセ「…酷く。財布の紐の固い、守銭奴だって聞いたわぁ」

ヒュウガ「っ…!!」じたじた

『それ』は、網に縛り、胸先を糸で吸い付かれ引っ張られている妹を愛おしそうに撫でながら、まるで蜘蛛の様な姿で彼女達の視界に出現した。
下半身を、8つの脚が生えた丸いユニットが覆っている、6の手の5つ目の少女。
其の姿は紛れも無く、何者かに改造されたイセだった。

スージー「んな…!?!?」

ザラ「ひ…?!」

タカオ「だ…大戦艦イセ…!?」

マヤ「うそ…!イオナちゃんまで捕まってるけど…!?」


にゃあー

周りから、沢山の猫や犬が顔を出して来た。
まるでここに来る事を確かめに来ているかの様に。


スージー「…アンタが、このお店のオーナーって訳ね」

イセ「アフフフ……其の通りよ、カワイコちゃん」カロンッt

イセ「趣味で始めたんだけど…あのお方が支援して下さったのよ〜」

イセ「お陰で、ヒュウガちゃんに早く会えたしぃ…にっくい潜水艦も捕まえる事が出来たわぁ」なでなで

ポーラ「そ〜なんですか〜…あれ〜…蜘蛛に人が生えてる…〜…動けない〜…?」ぼー

ザラ「ぽ、ポーラ!本当の事だから!幻じゃないから!」ゆさゆさ

スージー「…私達、ここに取っ捕まってる子達を取り返しに来たのよ」

スージー「別にアンタの子を傷付けるつもりは無いわ。返してくれるかしら」

タカオ「そ、そうよ…うちの艦長が心配してるのよ。早く返しなさい!」


イセ「アフフフッ…♪他の子、艦娘の子は…迷惑かけてるみたいだから、良いわよ〜」

イセ「元々、敵と間違えて捕まえちゃった様な物だもの〜」

初霜「だ、だったら早く…!」






イセ「でも」


イセ「ヒュウガちゃんだけは」






イセ「ダメ」…カロン…

スージー「…!?」ぞわっ

ポーラ「ひっ…?」ぞわわっ

スージー(ま…まさかの…ヤンデレのシスコン…!)

ズイカク「…あいかわらず、その性癖は治ってないな。大戦艦イセ」

イセ「あらあら、ズイカクさんまで〜…なら、簡単には引き下がってくれないみたいね〜」

ヒュウガ「ガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタ」


ぎょろっ

イセ「でも、心配しないで〜」

朝霜「は…?」


イセ「貴方達の『味』って」



イセ「とぉっても…お菓子の材料にぴったりだと思うもの!」ニコッ

スージー「…!?!?」ぞわぞわあっ

ポーラ「よ、酔いが冷めちゃいそう…」かたかた



BGM:https://www.youtube.com/watch?v=7WDFUcjWARU

*ISEに捕まった!

清霜「ひわあああっ…!」

イセ「そんなに青い顔しないで、カワイコちゃん〜」

スージー「や、やる気ね…!アンタ!」

イセ「アフフフ……うちの従業員の子に癒してもらいなさいな〜」


ISE - ATK 95.9 DEF 95.9
彼女の猫カフェに招かれたら、お邪魔した方が良い。


イセ「『バイナリーツリー・ウェブ!』」

ひゅばあっ!

スージー「!?」びちぃっ

清霜「し、司令官!!」

*奇妙な阿弥陀の様な糸に囚われてしまった!

スージー「し、しまっ…!!」ぐっぐっ

朝霜「司令!」だっ

清霜「ま、まって!」

タカオ「く…!」がしっ

貼られた網に、皆が次々に捕まって行く。
まるで、地獄に垂らされた蜘蛛の糸に群がる亡者の様に。


スージー「み、皆…くっ!」じたじた

*網から抜け出そうともがいた。
*イセはクスクスと口を覆いながら笑った。

イセ「どうしてそんなに顔色が悪いの?もっと自分を誇りに思いなさいな〜」カロンッ

ヒュウガ(マズいっ…このままじゃ、皆も、姉様もイセに食われちゃう…!)

ヒュウガ(どうすれば…!)

にちにち…

スージー「っ…ず、ずいぶんな歓迎じゃない?店長サマ」

イセ「アフフッ、私からヒュウガちゃんを取り上げるつもりなら…許さないから」

今日は此処まで筆を置きますわ。
何か言いたいコトが有れば挙って書いて下さいませ。

アルペジオ要素が強くなってきた
いいゾ

朝霜「待ってろ司令!」

清霜「直ぐ助けに行くからっ!」

スージー「っく…!何て強力な網なの…!」にちにち

イセ「アフフフッ。無駄よ〜」ぱちんっ


すすすすすすすすす…

猫「にゃー」

スージー「!?」

タカオ「えっ、ちょ、猫ぉ!?」

どごぉっ!

マヤ「へぶぅ!?」

ズイカク「ぐはっ!」

初霜「ねっ、猫が網を伝って降りて来た?!」

ザラ「うわちょ、打つかるっ!?」

スージー「っ!」

>>85おお初めてアルペジオ(?)に着いての突っ込みが…

あれ、初めてだっけ。


清霜「ちょ、上!?司令官危ないっ!」

スージー「ほっ!」ぐいっ!

ぶらんっ

イセ「まあ?」

*スージーは自分の身体を大きく捩らせ、糸を大きく揺らした。
*猫を別の糸に飛ばして、攻撃を躱した!

イセ「驚いたわぁ…まさかそんな避け方する何て〜」

スージー「暴れたのは抜け出したかったからじゃないわ。この糸が揺れるかどうか確かめたかったのよ。

ズイカク(あのイセに大してもこの余裕と機転…やるなあ!)

清霜「さっすが司令官っ!」

ヒュウガ「い、良いわよ、頑張ってっ」ぼそっ

イセ「何か言ったぁ?」

ヒュウガ「う、ううん」ぷいっ

イセ「…まあいいわ〜。貴方はとってもいい味がしそう…ケーキの材料として頂戴してもらうわ〜」にちにち

*イセはスージーを捉える網を整え、何か仕組みを変えている。


スージー「?」

イセ「其の為に貴方には、ヒュウガちゃん達と一緒にとっておきの場所に招待するわ〜」くいっ

すすすすすすすす…!

スージー「え…え、ちょ、うそ」

朝霜「司令が…!?」

タカオ「上に上がって行ってる…!?」

スージー(本当にクモっぽく成ってる…何でそんな事に?)

イセ「さあ皆ぁ?助けたいなら早く追いかけないと〜」カロンカロン

*イセは鈴を鳴らし、猫達を上の階から呼び出す。

ザラ「す、鈴の音…」

ポーラ「皆さん〜。また来ますよ〜」

スージー「アンタ…アタシを餌に皆も引きずり込むつもりじゃない!」

ヒュウガ「な…?!」

イセ「アフフフ〜。何の事かしら〜」くいっ

*序でと言わんばかりに、周りに捕まっていた神風達も上に釣り上げて連れて行く。

初霜「み、皆っ!」

イセ「さあさあ。スパイダーダービーの始まりよ〜」

ずるるるるるるる…!

スージー「っ…!」

スージー(最初は避けられたけど…もし立て続けに攻撃されたら…)

イセ「対応しきれ無さそうって顔ね〜」

スージー「…」

イセ「皆が落されるのが怖いんでしょう?」

イセ「分かるわぁ。だってこの部屋の地下には…私のとっても強いペットがお腹をすかせてるもの!」ぱちんっ

*猫達が網を伝って降りて来た。

猫「にゃー!」すすすすすすす

タカオ「ちょ、またいっぱい降りて来たわよ!?」

清霜「ちょ、タカオさん!無敵のクラインフィールドで何とかして下さいよォーッ!!」

タカオ「バカ!そんなので弾いたら猫が真っ逆さまに堕ちて死ぬじゃない!」

ヒュウガ(今それ考えてる場合?!)

イセ「皆優しいのね〜。でも、どっちにしても堕ちるわよ〜?」

どごすっ!

ポーラ「んぁっ」

ザラ「ああっ!?」

イセ「ネコちゃんを犠牲にするか。打つかって体力を減らし、自分が堕ちるか…好きな方を選びなさいな〜」

スージー「っ…!卑怯者!」

マヤ「悪魔!鬼!サディスト!裏切り者ぉ!!」

イセ「アフフフッ。綺麗な歌声だけどもうちょっと優しく歌って頂戴な〜」

マヤ「人格者!!高額納税者!!」

タカオ「何で最後褒めたの?!」

スージー「っぐ!」ぶらんっ


*猫の特攻を躱す。

清霜「って言うかズイカクちゃん。クラインフィールドを司令官にまで階段みたいに転送出来ないの?」

ズイカク「おっ…そうだった!やってみるぞ!」ぱしゅん

*六角形の光るパネルが次々に現れる。

ズイカク「良し、飛び乗るぞ!」

清霜「うん!」

ぷつんっ

スージー「…はい?」



イセ「不正は…ぉご。駄目ですよ〜?」ぐぼ、ぐぼ…

ずろろろろぐばあああっ!!

*イセは口から、肋骨の様な毒々しい大顎二つを放り出した!

ズイカク「いぃ!?」

清霜「ちょ!?」がしっ

イセ「」ぶうんっ

がっばりぃいんっ!

*クラインフィールドをそのまま大顎で噛み砕いてしまった!

タカオ「うえええっ…?!な、何て改造してんのよアンタ!?」

ずろろろろ…ぐぶ…

イセ「ズルをしたら…さっきの挟角でガブッと食べちゃうわよ〜」

朝霜「」ブルルッ

ザラ「そ、そんなっ…それじゃ、まるで蜘蛛じゃない!」

ポーラ「く、蜘蛛もあんな事しないと思います〜」


イセ「勘違いしないで頂戴〜?」

イセ「今の私は…夜にて美しく、妖しく獲物を捕まえる…『絡新婦』よ〜」

スージー(絡新婦…にしては彼女の姿。背赤後家蜘蛛もモチーフに入ってそうね)

スージー「っ…毒蜘蛛、め…」

清霜「あわわわわわ…!!」

イセ「貴方には毒のプレゼントしたいけど…ここは少しサービスをするわ〜」


ぶらっ

*イセは糸を巧みに使い、スージーの目の前まで移動する。
*彼女は提案とばかりに、何処からか看板を取り出した。


スージー「な…何?」

イセ「この看板のお金だけ払えば、少しだけ手加減してあげるわ〜」

スージー「じ、地獄の沙汰も金次第…って事?」

イセ「そ・の・と・お・り♡さあ…どうするの?」

初霜「って!貴方!お金取るんですか!?」

イセ「こっちも商売なのよね〜。貴方達も同じでしょう〜?」

スージー(っく…どうするべき、か…)

イセ「まあ。私としては直に払ってくれても良いし、一生払わなくても良いわよ〜」

スージー「っぐ…このっ」ぐっぐっ

清霜「っ…登らないと…!」ず、ずっ

タカオ「このっ…!」ずっ、ずっ

イセ「アフフフフッ。楽しい夜に成りそうねぇ♪ね、ヒュウガちゃん?」

ヒュウガ「っ…」


ずっ、ずっ…

スージー(見た感じ、今の所自分からぶっ殺しに掛かって来る事は無いみたいね…)

すすすすすすすす…

猫「にゃー!」

タカオ「わあっ!」ばっ

スージー(今の所、この猫みたいな攻撃だけ…慌てなければ何とかなるかもね)

ごすっ!

スージー「いだっ!?」

イセ「漸く貴方も被弾したわね〜」

スージー「っく…いたた…アンタ…!」

ずっ…

清霜「ど、どうしよう…このままじゃ切りがないよ…!」

朝霜「ちっくしょぉ…!何とか、アイツを倒せないのかよ…!?」

ザラ「っ…ぎ、艤装、出せないの…?」ぐっ

初霜「お、重さで糸が堕ちちゃいます…!」

ズイカク(くっ…随分と嫌らしい事をする様に成ったじゃないか、イセ)

イセ「アフフフッ♪次は如何すると言うのかしら〜?」カロンッ

スージー(アイツに助けも呼べない…)

スージー(…どうやらここが、アタシの力の見せ所みたいね)

ぐっ…

イセ「さあ。もう一度降りてらっしゃい〜」カロンッカロンッ

*イセは溢れる程猫を呼び出した

にゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃ

初霜「え、えええええええ?!」

朝霜「や、やめろぉっ!!」

*猫達が次々にアミダ糸を伝って下に向かって行く。
*その様は非常に圧巻だ。


ずろっろろろろろろろ

どがあっ

清霜「わあぁーっ!」

ズイカク「清霜!」

イセ「デデーン!清霜ちゃん、一回アウト〜!」

ヒュウガ(あぁ…遂に脱落者が…)

どがっ

ズイカク「のわぁっ!」

ズイカク「くっ…ぬぉぉ…!!」ぐっ

清霜「まだ…まだあ…!」

ぐぐぐぐ…

スージー(凄い、皆持ち堪えてる…私にも、何か出来ないかしら…?)


初霜「っ…!あのっ、イセさん!!」

イセ「?」

初霜「もうっ、こんな馬鹿な事は止めて下さい!」

朝霜「そうだっ、変だぞこんなの!」

イセ「…」

イセ「!あら失礼。私の最強のペットを紹介するの忘れてたわ〜」ぽんっ

初霜「えっ…?」

イセ「今は晩ご飯の時間ね。それじゃ…皆、楽しむのよ〜」

カロンッ……カロンッ……

*一番下で、光る大きな目玉が姿を現した様な気がした。
*何とそれは、大きな航空戦艦の化物だった。

スージー「…!?!?」

*糸に縛られている者達は一斉に釣り上げられ、上へと進んで行く。
*それと同時に、怪物が動きだした!


ぐばああああごおおおおおおおおお

清霜「」

タカオ「…オーノー」

ザラ「…逃げないと!」

ずっずっ

イセ「アフフフフ。この子は私の『戦艦』よ〜。陸に上がる時一緒に連れて来たの〜」

ズイカク「…何て奴だ。こんな大掛かりな事…」

初霜「って、追いかけて来てますよ!」

清霜「司令官まで上に連れられてる…急がないと!」よじよじ

ずるるるるる…

スージー(どんどん上に上がってってるって事は…何か有るのね)


にゃー

スージー「?!」

*下からは彼女の『ペット』、上からは従業員の猫達。
*私を追いかけている子達が、挟撃に晒されようとして居る。


スージー「ちょっ、上から来るわ!気をつけて!!」

初霜「ええ?!」

にゃー!

朝霜「うわっと!?」

イセ「アフフフ〜。もっと踊っちゃいなさいな〜」

マヤ「こ、こんなの聞いてないよ!」

にゃー!にゃー!

ズイカク(イセの奴ッ……私達をいたぶるつもりだな!)

がぶんっ!


ザラ「きゃああ!?」

ポーラ「ザラ姉さまぁ〜?大丈夫ですかぁ〜?」

ザラ「ポーラ!食べられそうに成ってるのは貴方なのよ?!」

ポーラ「えぇ〜」

がぶんっ

にゃー!

ザラ「きゃっ、…ちょ、痛っ!?」

マヤ「うわわ…!」

ポーラ「見てぇ〜、あの猫ちゃんたち、怪物に上手いこと飛び乗ってますよぉ〜」

ザラ「嘘…?巻き込まれてないの…?」

イセ「当然よぉ?仲良しですもの〜」

朝霜「女王蜂かお前は!」

セクトニア「ガタッ」

>>102 タランザ「女王様?!平和アレルギーでも発祥したのね!?」



がぶっ、がぶんっ

清霜「も、もう少し…!」

ズイカク「この…!」

にゃー

瑞鶴「うわわ!」ぴうんっ

スージー(…はっ、そういえば…!)


スージー「…ねえ、イセ。お金払えば手加減してくれるって、具体的にどんな風なのよ?」

イセ「?そうね〜。おりて来る猫ちゃん達の数を減らす事かしら〜」ばっ

スージー(…値段は…42円、ね)

スージー「払うわ」

ザラ「えっ…?」

イセ「あら。気前良いわね〜」

スージー「ちょっとでもアンタの差し金が減るならね」

イセ「差し金なんて酷いわぁ。値上げるわよ?」


ザラ「あ、あなた…!なんで…!?」

スージー「え、だって安いし…対した事無いわよ」

ザラ「えっ…」

清霜「まあ確かに42円は安いけど…」


スージー「それに。金が私の戦える武器だもの」

スージー「今のインベードアーマーも持たない、高が一人のわたしが持てる武器よ」

朝霜「…司令…」


ずずずずずず…

*猫の数が減った。

イセ「はいは〜い。手加減するのよ〜」

*ペットが一時的に動きを止めた様だ。

清霜「や、やったあ…」ほっ

ズイカク「まて、油断は出来ないぞ…まだ、この状況は何とかなっていないからな…」

ヒュウガ(な…何とか、何とかしないと…)


ずっ…にちゃ…

スージー(相手に戦意は無い…のかしらね?)

イセ「♪」くるっ

*イセは周りの猫達と息の有ったダンスを踊っている。

清霜「んしょ、んしょ…!」

タカオ「何処まで余裕ぶってるのよアイツ…!!早く取り合えして群像様の元に戻りたいのに…!!」イライラ

マヤ(昔から変人だもんねー…)


くるくるるんっ

パチパチパチ…

初霜「え…?」

イセ「アフフッ、ここからね…表側の食事スペースからは、影絵の様に私達が見えてるのよ〜」

スージー「はぁ?!」

イセ「丁度影絵シアターの時間だから丁度良かったのよ〜」カロンッ

ヒュウガ「…マグレの癖に」ボソッ

イセ「?ヒュウガちゃん何か言った〜?」くる

ヒュウガ「え?ん、んなわけ、な、ないでしょ?」

イセ「ホント〜?」

ヒュウガ「ほ、ホントよ」

朝霜「…何やってんだあの二人」

ザラ「舐められてるわね私達…『にゃー』わっ」さっ


ぴ…ぴ…

ヒュウガ(今のうち、ズイカク!)

ズイカク(んっ…あたぼうよ)すちゃっ

清霜(え…それ、トカレフ?)

ズイカク(似せて作ったのさ)

すちゃ…

ズイカク(そのきれいな顔を吹っ飛ばしてやる)

ばっぐんっ!!


がぎぃいいん!!

ヒュウガ(そ…そんな!?)

ズイカク「チッ…!」

イセ「…あらぁ。横暴は行けないわよ〜?」アフフフ

*五つの目は見開かれ、じっとりとズイカクに視線を合わせている!

ヒュウガ「っ…!」

スージー「恐っ!ちょ、そのままこっち向かないで!」

イセ「ハァイ♪」くるっ

スージー「ヒェッ」

イセ「アフフフ……皆、そんなに私と戦いたいのね〜」

ズイカク「只でヒュウガの奴を返すつもりも無いんだろう?」

イセ「アフフッ、そうねぇ。でもまだダメ。まだここじゃあ…弱いもの虐めだし。それに…ネコちゃんが巻き込まれちゃうわ〜」

ずずずずずずずず…!!

スージー(!上昇速度が上がった?)

ズイカク「なっ!?」

清霜「司令官!しれーかーん!!」

*エレベーターの様に徐々に徐々に上に上がって行く速度が上がった!

イセ「本格的に戦うのは最上階よ…?死ぬ気で登りなさいな〜」

タカオ「アンタ…!!いい加減にしなさいよ!」

マヤ「そーだよ!また下手糞な頃のマヤの黒歴史攻撃されたいの!?」

イセ「私を殺せるのは言葉じゃないわ〜。武器よ〜」カロン……

朝霜「マズいぜ…!このままじゃ皆上に連れ去られちまう!」

ズイカク「ちっ…金は払う!」

マヤ「クラインフィールド階段の使用許可をっ!」

イセ「あら^〜…お値段は…さん、きゅっ、っぱ」

マヤ「3980!?」

イセ「マン」

*彼女はマッスルポーズをとり、『マン』のジェスチャーを取った。

マヤ「やっすーい!」

タカオ「殆ど4000万…っ」

イセ「更に、最上階の私の部屋までひとっ飛びサービスも着いて送料無料よ〜」

マヤ「買う買う!」びっ

タカオ「ちょっと!?そんな大金払える訳無いでしょ!?」

ズイカク(いや、アイツは踏み倒す気だとは思うが…)

初霜「駄目ですよマヤさん!甘い言葉には…!」

マヤ「ダウンロードだよー!!」

タカオ「あ"ーーーー!!!」

イセ「アフフ〜」


ぴしゅっ!

*青色に光る糸が、登っているマヤ達を捉える。

イセ「これより直行便で参りま〜す。高さを堪能しながら御待ち下さいな〜」

ぐいっ

清霜「わっ!」

朝霜「おわぁ?!」

ごぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ…!!

タカオ「っ…でも、確かに早いわ、これなら直に辿り着けそうね…!」

マヤ「やったー!」

イセ「あ、そうそう」

ひゅるるるるるるるるる…!!

初霜「え"…!?」

*猫達や犬達が一斉にドラム缶を投下して来た!

朝霜「うをぁあ!?」

ザラ「ちょちょ…!?」さっ

がぶっ、がぶっ

ポーラ「こ…この、鉄が噛む様な音…」

マヤ「ま、まさか…!?」


*真下から、動きを止めていたペットがドラム缶を呑み込みながら上へ向かっている。
*可成り良い速度だ。

ズイカク「くそ…下からも上からも敵かッ!」

清霜「っ…!何で!?騙したの?!」

イセ「残念でした。私の従業員が攻撃をしないとは一言も言ってないわよ〜」カロンッ

タカオ「っ…でも、良ければ良いだけの話じゃない」

イセ「そうね〜。でも避けないと……」



イセ「 ア ナ タ は 死 ん じ ゃ い ま す 」

清霜「…」ぶるっ

初霜「殺意満々じゃないですか…」

タカオ(どうしてもヒュウガを渡したく無い様ね)



ごおおおおおおおおお…!!

初霜「きゃっ!」さっ!

ザラ「ポーラ!動いて!」さっ

ポーラ「」フルフルフル

タカオ「あの様子じゃ動けなさそうね…」

ごぉぉぉぉぉぉぉ…!

ごすっ

ポーラ「あぐぅっ」

ザラ「ポーラぁあ!」

イセ「アフフフッ。しぶといわね〜」

イセ「だけどもう少しよ〜。頑張りなさいな〜」

清霜「ええ…っ?」

初霜「…!!」


*大量にドラム缶が投下される。


朝霜「うわわぁあああ!?」

どごんっ!

ズイカク「くっ!」

清霜「殴った!?」

ザラ「…!ポーラ!貴方も殴ってみて!」

ポーラ「それが出来れば苦労はしませんよぉ〜」


ごぉおっ…!!

イセ「3、2、1……0!」

タカオ「!?」



ぶわっ!

*彼女達は蜘蛛糸の網を突き破り、イセが語った最上階へと辿り着いた。
*夜景の光を透き通る糸が照らし、ステンドグラスの様に部屋を輝かせている。

清霜「綺麗…」

ポーラ「わあ…」

タカオ「…ここが、アンタの部屋」

イセ「そうよ〜。とっても綺麗な場所でしょ?」

イセ「ここから見えるサラリーマンによる残業の光が、私は大好きなのよ〜」

初霜「…」


スージー「遅かったじゃない、皆」

清霜「司令官!」

神風「うう〜…まだ服にべたべたが…」

スージー「これが一杯一杯だったのよ。我慢して」

イオナ「うう…」ねばー

イセ「あら…何勝手にその子達の糸を外しているのかしら〜?」ゴゴゴゴゴ

清霜(うわ…凄い怒ってる!?)

スージー「大丈夫よ、約束通りヒュウガだけには手を出してないから」

イセ「…あら」カロン

たったったったっ…

清霜「司令官っ、大丈夫?」

スージー「ええ。外し方を覚えておいてて助かったわ」

タカオ(寧ろなんで外し方を覚えてるのよ)


スージー「さあ…もう逃げ場は無いわ。アタシ達も、アンタも」

イセ「…いよいよ持って本気でやり合いましょう…と言う事ね〜」

タカオ「…」ぐっ

イセ「良いわ。もし貴方達が私を倒したなら…ヒュウガちゃんを守れる力も有るって事だから…離してあげるわ〜」

初霜「の、望む所です!」

BGM:https://www.youtube.com/watch?v=nmjmIIlGMdo


ぐぽ…

スージー「!?」

*彼女の下半身を覆うユニットに、『あの目玉』が偉そうに光った。


イセ「さあ。遊びましょう」

がしゃんっ!

*糸にぶら下がるのを止め、彼女の『巣』に脚を立てた。
*月下の戦いが、幕を開ける!

スージー「行くわよ。着いて来れる人は着いて来なさい!」

清霜「りょ、了解っ!」がしゃっ

初霜「行きます!」きんっ

マヤ「いっくよー!」

イセ「重力砲!」キピンッ


ばじゅうううううううっ!!

スージー「うわっちょ!?」

朝霜「いきなり必殺技かよ!」ばすんっ!!

清霜「このっ!」ばすんっ!

べきっ!

イセ「んっ…まだよ〜」キピンッ

ばじゅううううううううっ!!

マヤ「とぉおーうっ!」どかっ!

イセ「あら〜」がぎっ…

*クモの脚で蹴りを防がれてしまった。

がさっ…かささささささっ!

イセ「アフフフッ♪」カサカサカサカサ

タカオ「うわあああ何其の歩きかた!キモい!こっちこないで!?」

イセ「酷いわ^〜」カサカサカサカサカサ

スージー「うっわ…気持ち悪ぃっ…やだアンタ…!」ぞぞぞ

ぱすぱすっ!

すたっ!

清霜「固っ…!」

朝霜「ちっ、霧の奴め!」ばすっ!

かさっ

イセ「分裂ボディショット!」ぽんっぽんっ

*クモ腹部ユニットからオレンジ色の丸いヒレを発射してきた!

ぽこっ!

マヤ「いッた…!?」

ザラ「えっ、ちょ…!」

ポーラ「凄い威力みたいですよぉ〜」

清霜「アレは避けないと…!」

スージー「…撃て」ぴぴぴぴ

ザラ「分かってるっ!粘り強く、よ!」っどおんっ!

ポーラ「そーぉれぇー」どぉおんっ!

がきんっ

*クラインフィールドが彼女の身を守る。

イセ「アフフフッ♪」

初霜「っ…どんなに攻撃しても防がれる…!」

ズイカク「闇雲では意味が無いのは分かった…お前にも分かるだろう。如何すれば良いのか」

スージー「…当然」

かささささ…

イセ「ほらほら〜。無駄話は良く無いわよ〜」ひゅばっ!

長いな……

>>120 申し訳ないです。



清霜「糸っ!」さっ

朝霜「うわっ!」

しゅばあああっっ…!

スージー「…」

初霜「っ…提督っ!命令を!」



スージー「…全艦。『飽和攻撃』よ」

初霜「りょうか…えっ?」

スージー「態々霧にクラインフィールドを壊させてからなんて焦れったい事命じると思ったの?」

スージー「つべこべ言ってないで、飽和攻撃開始ッ!」ぱちんっ!

初霜「えっはっ…はいっ!」ばすんっ!

朝霜「そらよぉッ!」ばすんっ!

清霜「えーいっ!」ばすっ!

イセ「あら〜。さすがにキツそうね…」がぎんっ!

ずろろぉおっ!

タカオ「うげっ、またソレ!?」

がぶぢゅっっ!!

ギギギギッ……!

タカオ「ぐっ…ぅ…!!」

タカオ(クラインフィールドが…こんな一発で臨界に…?!)

イセ「グヂヂヂ……」

タカオ「っ…上等じゃないのっ」がしっ!

清霜「あっ!?」

*タカオは自分を挟みかかった挟角を捕まえた。

イセ(えっ?)

ぐぐぐぐぐぐぐ…!

スージー「今よ!終わらせてしまいなさい!」

朝霜「撃て!撃ちまくってやれ!」ばすっ!ばすんっ!

どごんっ!どがああんっ!!


イセ(そうはさせないわ…!)ぐぐぐぐっ!

ぼっ、ぼふっ!

*腹部ユニットが苦痛の梨の様に開かれ、中から大きな爆弾を二つ吐き出した。

朝霜「ちっ!」げしっ!

初霜「はぁっ!」げしっ!

イセ(うそっ、蹴り返された!)

どがああああんっ!!

スージー「ナイス!」

イセ「ッ……!」

*彼女のDEFが0に下がった!

タカオ「ついでに…ほらッ!」べきっ!!

イセ「がっ…っ!」

*挟角が真っ二つに圧し折られた!

スージー「こうなれば軍隊アリに捕われた只の子蜘蛛!たたき壊しなさい!」

朝霜「速攻で決めてやる!」ぼぼっ!

イセ(あらあら〜…時間掛け過ぎちゃったわね〜)


どごんっとどごごおごおぉおおおおおおお…!!

スージー「…」

スージー「やっぱりアタシ。指揮官のセンス有るかも…」キュピーン

しゅうううううう…

イセ「あらあら〜…酷い事してくれるじゃない」

イセ「でも…」

もそもそもそ…

にゃー

朝霜「げっ。また猫公かよ!」

イセ「まだ、私はやれるから。ヒュウガちゃんのためなら…」

猫「にゃー」

イセ「…?店員猫から電報?」

イセ「…」

初霜「え…ええと…?」

イセ「…成る程。貴方達は猫達に対して情熱的だったのね〜」

朝霜「えっ…お、おう」

タカオ(あれ、何か勘違いされてる?)

イセ「酷い勘違いだったわ〜。貴方達…猫が嫌いかと思ってたの」

スージー「キライだったらこんな所来ないわよ」

朝霜「其の通りさ」

イセ「アフフッ……お騒がせしちゃって申し訳ないわね〜」

イセ「あの方が言ってた艦娘の司令官…きっと別の人の事ね〜」

スージー「…あの方、ねえ…」

すっ

スージー「兎も角、戦いは私達の勝ち…さあ。ヒュウガを返してもらうわよ」

イセ「ええ…」ふぁさ…

しゅるるる…

ヒュウガ「わっ…」

イセ「これで…大丈夫」

ヒュウガ「いっ…イオナねえざまあああああっ」だっ

イセ(…いいなあ)

イセ「…まあ、良いかしらね〜」

かしゃっ…

神風「うう…面目無いわ…」

スージー「いいえ。終わり良ければすべて良し。よ」なでなで

神風「あうう////」

朝霜「これで一件落着だなっ」

初霜「はいっ!」


かさかさ…

イセ「…アフフッ、どうかしら〜。お詫びに…何時でもここに来て猫ちゃんと無限永久にモフらせてあげるわ〜」

スージー「まあ?」

イオナ「ホント?」

ヒュウガ「…」キッ

イセ「アフフッ!冗談よ〜」

初霜「あのっ…ここって本当に趣味で開いたお店なんですか?」

イセ「そうよ〜。試しに開いたらそれなりに繁盛したの〜」

タカオ「その伸ばし気味な喋り方は?」

イセ「あのお方からのアドバイスで変えてみたのよ〜」

清霜「…あの、あのお方って?」

イセ「大企業の社長よ〜。は虫類みたいなマスクつけた男の人だったの…きっとシャイだったのよ」

スージー(…あれ?…もしかして…でも、あの時は始めて来てみたばかりだって…あれ?)

ズイカク「…その蜘蛛みたいなユニットは何だ」

イセ「支援の一環なの。何処かの宇宙人の力も真似した機能も入れてるって聞いたけど…今の所上手に扱えてるし問題ないわね〜」

スージー(…?)

鈴谷「…なんでこんな最上階に自分の部屋を?」

イセ「綺麗だから」

春風「…単刀直入、ですね…」

イセ「ここから猫ちゃんと夜の景色を眺めるのが楽しみなのよ〜」

スージー「まあゼータク……それと、イセと言ったわね」


スージー「…アンタ。ヒュウガとはどういう関係よ」

ヒュウガ「えっ」

イセ「ヒュウガちゃんは私の自慢の妹よ!」

朝霜「そ、そうなのか…」

ザラ「…この姉にして、この妹有りって訳ね…」

神風(…)

スージー「…ねえ。他に何か聞きたい事は無いの?皆」

初霜「え、いえ、大丈夫ですよ」

スージー「本当に?何か重要な事をしてもらうチャンスっぽいけれど」

清霜「うーん…でもそろそろ戻らないと…」

スージー「…うわ、結構良い時間じゃない」

タカオ「そうね。目的は果たしたし…さっさと私も帰るわ」

イセ「アフフ…楽しかったわ。また寄って頂戴ね〜」

スージー「ええ…ふわぅ…」

イセ「あ、そうそう…」


イセ「もし、願いを叶える星を作ろうとしている人が居たら…貴女なら、どうするのかしら?」

スージー「…え?」

清霜「?」

イセ「何でも無いわ〜。お帰りはエレベーターからお願いね〜」

初霜「はい!」

ヒュウガ「…ホッ。い、行きましょ、イオナ姉様」

イオナ「う、うん」

たたたたたた…

スージー(願いの星を…作る?)

ーーーーーー


ざざざ……


ぷつんっ

ギャラクティックナイト「…謎の武装組織、全世界に独立と、宣戦を布告、か…」


ギャラクティックナイト「奴等め…遂に動き出しやがったか」

ギャラクティックナイト(まあ宣戦布告も今更過ぎるとは思うがな)


ギャラクティックナイト「だが俺の読みでは…この組織に、これから戦争を起こさせる為にあちこち嗅ぎ回っている男が居るだろう」

ギャラクティックナイト「…何の為にそんな事をして居るんだろうな?はっは……」



ギャラクティックナイト(…さて。お前さんは…その力でどう運命に抗う?)

ギャラクティックナイト(勝負は、たった一度きりだ)




おしまい。

ーーー次回予告ーーー


スージー「次回は…ちょっと短っかめにしたいと思いますの」

スージー「魔獣も登場しない極普通のぐだぐだ話を小休止としていれたいと思いますわ」

スージー「まあ、その辺のネタも思いついていないので不安では有りますが」

スージー「…ではもう、話す事も無いので予告終わりますわ」



スージー「次回第十三話『未定』」

スージー(大丈夫かしら…コレ)

ーーー数日後ーーー



スージー「…」

うぃぃぃんっ

初霜「提督、お早う御座います」

スージー「あら。今日はそんなにお仕事も無いのに来たの?」

初霜「はい♪御邪魔しますっ」

スージー「言っとくけど流石に給料は増えないからネ」

初霜「いえっ、提督だって暇してたでしょう?」

スージー「…そうねえ。ギャラクティックナイトの奴もまた休み取ってるし…」

初霜「そうなんですか?」

スージー「此処んところ休む頻度が多く成ってるのよアイツ。今度休み取ったらこっそり付けてやるわ」

初霜「そういえば、ザラさんとポーラさんは?」

スージー「キッチン。ローマとリットリオの所よ」

初霜「まあ。やっぱりお食事係に?」

スージー「本場イタリアンまみれに成るけどネ」クスクス

初霜「あはは…」

スージー「もっと他に良い料理人は居ないのかしらねぇ」

初霜「鳳翔さんとかが居ますよ」

スージー「鳳翔?」

初霜「はいっ。懐かしい味のご飯出してくれるんですよ〜」

スージー「それは日本人にとってでしょ」

初霜「あれ…駄目ですか?」

スージー「…んー…なんかねえ、前見た猫カフェみたいなメニュー欲しいな…」

初霜「…」

初霜「…あの、本当に今日はお仕事無いんですか?」

スージー「そうねえ。何も無いわ」

初霜「…そうですか」

スージー「…」

ぽん


スージー「…座れば?」

初霜「は…はいっ」

ぼふっ

スージー「…今日の予定は殆ど未定よ。ええ」

初霜「あっ。水族館見るのはどうですか?」

スージー「…………」

スージー(その発想は無かったわ…)

初霜「何だか凄い物を発見した様な顔してますねっ」

スージー「あ〜…でも、水族館ネタは前にやったし…」

初霜「じゃあ状況だけ話せば良いんじゃないですか?」

スージー「それ。あれ?設定はちゃんと忘れてませんよってアピール?」

初霜「は、はあ…そうなる、んでしょうか」

スージー「んー…一応動物の健康状態はいいわよ」

スージー「まだトレーニングとか有るからショーは無理だけども…普通に水族館としては機能してるわ」

初霜「そうなんですか!良かった…」

スージー「維持費も嵩むけれど、そんなには気にならない額よ」

初霜「思ったんですけど、一日どれ位の収入が入ってるんですか?」

スージー「収入っていうか…お金とかは殆ど自分等で生成してるから」

初霜「えっ」

スージー「あら。まさかハルトマニーがこの会社でスられてるって事知らなかったの?」

初霜「…自家栽培??」

スージー「例えが変だけどそんな感じよ」

初霜「」


ぺたっ…

スージー「そう言えば思ったけどさ」

初霜「はい」

スージー「…なんで貴方達って私の事を提督とか司令官とか呼んでる子も居る訳?」

初霜「慣れです!」

スージー「…へえー」

から…


スージー「…何か読む?」

初霜「何か有るんですか?」

スージー「パピーポッティーの本が凄い気に入ってるのよ」

初霜「パピーポッティー?」

スージー「先ずは1話目から読ませてあげるわ、ほら、こっちいらっしゃい」

初霜「は、はいっ」


うぃぃぃぃぃんっ

神風「司令官っ、入るわよ」

青葉「おっ、ここが秘書さんの部屋ですか!」

初霜「神風!青葉さん!」

スージー「…ノック位してよ」

青葉「いやー、申し訳有りませんねー。話し声がした物ですから」

神風「その本はなに?」

スージー「丁度いいわ。ちょっとここで…自分達の休暇を潰してみる気は無い?」

神風「えっ」

初霜(意地悪な言い方するのね、提督は…)


ーーーーーー



神風「…一気読みして凄く疲れた…」げそ…

スージー「でも面白かったでしょう?」

青葉「はい!これが宇宙のベストセラーなんですね?」

スージー「ええ。漫画も好きだけどね」


青葉「結構本が一杯有りますねぇ」

スージー「そうよ。ビジネスの本とか辞典とか色々有るのよ」

スージー「あ、特定の本を押したり引っ張ったりしても本棚がごごごごーって動いて隠し部屋に繋がったりとかは無いからね?」

青葉「なぁんだぁ」

初霜「でも…そういう秘密のお部屋って何だか憧れますよね」

神風「えー?無くてもそんなに困らないけど…」

スージー「分かってないわねぇ。プライバシーは大切よ?プライバシーは!

神風「う〜ん…」

青葉「なら、一つ質問を投げ掛けましょう!」

スージー「?」

青葉「青葉。秘書さんが大切にしている物が知りたいです!」

スージー「ああ、これ?」ぱちっ

Hと書かれた金色の髪留めが外され、見せる様にさし出される。

神風「え…この髪飾り?」

スージー「そ。小さいときパパがくれたものよ。とっても大切な物なんだから」ぱちっ

初霜「ずっと持ってるんですか?」

スージー「ええ。毎日お仕事の時も付けてるのよ。ずっと」

青葉「何だか素敵な一件を見てしまいました!」

スージー「…メンテナンス要らずなのが不思議なのよね。これ」

神風「劣化しないって…凄い物質ね…」

スージー「ずぅっと肌身離さずに付けてるぐらいアタシに取っては大事な物なの」

神風「それがあったから…お仕事とか出来たの?」

スージー「ええ…たった一人でもね」

初霜「…」

青葉「なるほど…見た目より老けてると」

神風「!?」

スージー「やあね!まだぴっちぴちよ!ぴちぴちの10代か20代ぐらいよ!」

神風「し、司令官でも覚えてないの…?」

スージー「少なくともまだ人生を一割位しか使ってないのは分かるわ」

青葉「ほほぅ。それでこの大企業の秘書ですか…」

スージー「結構大変だったのよ。あの時は…」

ちっちゃいときに異空間に飛ばされ必死こいて入社してパパの現状知ったときのスザンナちゃんはきっと発狂しかけたと思う

>>142 それでも今生き続けていられる彼女はかなり強い精神を持っていると思う



初霜「…」

神風「そうなの…」

スージー「…まあ。そう言うお話は積極的にするもんじゃないわね」アハハ

初霜「そんな事有りませんよ!」

神風「私達で良ければ…!」

青葉「何か手伝いますよ!」

スージー「…!」


ぶるっ

スージー「あっ…ちょっ、待って」ポロポロ

ゴシゴシ……

初霜「提督…」

スージー(あの時からずっと一人だったのに…いつの間にか仲間が増えてたのね)ホロリ

スージー「んぅっ…んっ」

青葉「おぉ、エロいエロい」

神風「…台無し」

スージー「っ…ふふっ。ごめんなさいね」

初霜「そんな!大丈夫ですよ!」

青葉「何だか訳ありなのは察しましたよ!」

スージー「貴方達は十分に幸せな人生持ってるんだから。多分…」

スージー「その…ね、当たり前を大事にしなさい?」

神風「当たり前…」

スージー「そう。当たり前を大事にするってのも…当たり前の事だから」

神風「うんっ!」

初霜「はい!」

スージー「…さて。改めてやる事も無く成ったわね…」

初霜「あはは…」


ぎし…

スージー「…カラオケ、行っちゃう?」

初霜「カラオケ?」

神風「カラオケ?」

青葉「マジですか?!行きます!」

スージー「それじゃあ其処の二人。私がカラオケと言う物をたっぷり教え込んでアゲルから…覚悟なさい!」

初霜「お、お手柔らかに御願いします…」

神風(カラオケって…何だっけ…?)




おしまい

ーーー次回予告ーーー

スージー「えぇ!?今日もまたギャラクティックナイトが休みなの!?」

スージー「毎日毎日お休みとか…一体何処で遊んでるのかしらね!」

スージー「流石に毎日も続くと見過ごせないわ。今日こそはどこに行くのか確かめなくちゃ」

初霜「ええええ…?!」



ガリック『願いを叶える為には、それ相応の努力が必要だ』

ガリック『例えそれが、古の願い星を1から作り上げる為だとはいえね』

ガリック『ならば、奴等の残した『プロジェクト・ノヴァ』を我が輩が完遂させ、この『地球』という銀河の宝石を頂くとしよう』


ギャラクティックナイト「なあスージー。お前パラレルワールドって信じるか?」

スージー「は?」


『次回第十四話『ギャラクティックナイトの休日』。お楽しみにするのである』

ーーー数日後ーーー



ハルトマン「…ンムウ……」ヌッ

スージー「どうしたんですか社長。そんなに眠そうにして…しかも見苦しい顔のドアップで」

ハルトマン「妙に変な夢を見る…お陰で最近全く寝付けないのである」

スージー「夢?そりゃ貴方の問題じゃないですか」

ハルトマン「ムウ……何を考えたか『も〜れつ残業アワー』とかほざくワシを見たぞ…」

スージー「意味分かりませんわね…」

ハルトマン「その後はコンピューターに自分のセーブデータ消される夢だったし…」

ハルトマン「其の前は星も民も全身くまなく機械化する夢だったぞ」

スージー「聞いている分には面白い夢ですわね」

ハルトマン「面白く無いわ!!お前は見ていないからそんなヤバンな事が言えるんだ!」

ハルトマン「他にも釣り鐘に追われる夢やコサックダンスを踊り続ける夢を見たし…」

スージー「枕の下に腐ったリンゴでも入れてんじゃないの?」

ハルトマン「それも考えたがどうも違うのである…ああ…つかれた…」

スージー(思ったより重傷ね…)

スージー(でも…コイツの見てる夢って…まさか)


スージー「夢と言えば…私も変な夢を見ますのよ」

ハルトマン「おお。キミも見ていたのか!」

スージー「社長。『星の夢』を覚えておいでで?」

ハルトマン「あぁ…何処かの誰かに破壊された奴だな?」

スージー「でしょう?でも夢の中だと社長は星の夢に乗り込んで制御を失い、乗っ取られていましたわ」

ハルトマン「そんなバカな話が有る訳ないのである」

スージー「…いえ…それがコントローラーをうっかり社長が落して…乗っ取られたまま宇宙に旅立ってピンク色の飛行戦艦と戦っていましたわ」

スージー(流石にアタシがコントローラーを奪い取ってた何て言える訳ないわよ…)

ハルトマン「流石夢。現実には有り得ないことが起こるな」

スージー「その後、星の夢が…」

ハルトマン「何ッ。まだ続くのか!?」

スージー「もうちょっとだけ続くんですよ。この話」

スージー「それで…追いつめられた星の夢がこのアクシスアークスと合体して…アークスワークスを分離した状態で飛行戦艦と激闘を繰り広げました」

スージー「途中外郭が剥がれて銀色の可愛らしい顔が現れたまま戦い、最終的にはピンクのインベードアーマーによるドライバーブレイクで倒されましたわ」

ハルトマン「やはり夢物語だな…して。その夢が何だね?』

スージー「いえ…夢にしては余りに具体的で鮮明でしたから…もしかして社長が見たのも同じ類いの夢ではないのかと…」

ハルトマン「ふム……夢も現実も体感する者に取っては同じ。その境界が曖昧に成るとは…またそろって危険な兆候だな」

スージー「社長。それっぽい事急に言われると怖いですわ…」

ハルトマン「まあ、何が有っても良い様に備えるべきだな」

ハルトマン「備えあれば嬉しいな!だ」

スージー(…)

ハルトマン「そう言えば…ギャラクティックナイトの奴がまた居なくなってしまったのだよ」

スージー「え?また!?」

ハルトマン「うむ。今度の休みは何処かに行くと言ってな…」

スージー「…流石に毎日続くと許容出来ませんわね…」

スージー「一体何処に行っているのやら…」

ハルトマン「何をしに行ったのかは分からんが…確かイースター島に用事があるそうだぞ」

スージー「イースター島?」

ハルトマン「この星に有る南の島の民族がすむ有名な島だそうだ」

ハルトマン「沢山の人の顔の建造物が存在しているが、今現在それ以外には分からないそうだ」

スージー「へえ…そんな所に何の用が有るんだか」

ハルトマン「何かの紙を驚いた様に見ていたから…何かしらの呼び出しかもしれぬが…」

スージー「…分かりました社長。これからイースター島に向かってギャラクティックナイトを追えば宜しいのですね?」

ハルトマン「えッ…一人で大丈夫なのか??」

スージー「大丈夫ですよ。どうせ誰かと戦う訳でもありませんし」

ハルトマン「そうか…では、直に事情を聞いて来るのである」

スージー「はいっ。直に参ります!」


すすすすすすす…

スージー「では。参りますわ!」

ハルトマン「うむ。行って来なさい」

うぃぃぃぃぃぃん…


ーーーーーー

すすすすす…

清霜「あれ?司令官だ!」

スージー「あら、お早う!」すすすす…

清霜「?えっ、どうしたの?」

スージー「急いでる事が有るのよ。ごめんなさい」

清霜「そうなんだ?どんな用事なの?」

スージー「ギャラが休みとってイースター島に行ってるらしいから…その、行く理由を問いつめに」

清霜「イースター島!?ねえ、清霜も行っていい!?」

スージー「ダメ」

清霜「わーいやったー!…って。駄目!?」

スージー「ダメ」

清霜「な、何で…!?」

スージー「直に戻るし観光する様な時間はないから」

清霜「そ…そうなの?」

スージー「ええ。連れて帰れるなら連れて帰るし」

清霜「そっか…行きたかったなあ」

スージー「まあ。その内に皆で行けば良いじゃない。慰安旅行として」

清霜「ホント!?」

スージー「本当よ。だからお仕事に戻ってらっしゃい」

清霜「分かった!」

たたたたたたたた……

スージー「…楽しみがまた増えたわね」

すすすすすすす…

アイオワ「あら!どこに行くの?」

スージー「清霜に聞いて」

アイオワ「」


ーーーーーー

スージー「あったあった…これよ」

ぽちっ、ぽちっ


スージー「エリア設定よし…大丈夫ね」

ぽちっ

スージー「さあ。首洗って待ってなさい!」

ぱしゅぉぉぉぉぉぉぉおおおお…!!

ーーーイースター島ーーー

BGM:https://www.youtube.com/watch?v=X3SnA2FCPho



スージー「ここが…例の場所ね」

ジリジリジリ……


スージー「…あっつ」

スージー(態々こんな暑い所に連れ出すなんてどういうつもりよアイツ!)

スージー(見つけたら絶対アイスクリーム奢ってもらわなきゃ割に合わないわ!)

ジリジリジリ……

スージー「…って奢ってもらうにしても…アイツ、イースター島の何処で何しに行ったのかしら…」

スージー「…それが分からなきゃダメよね…」ハァ

すすす…


スージー「…町に行くしか無いわね…RPGでも小説でも、情報を集めるには先ず町に行くもの」

スージー(観光地としても有名みたいだし、なんかそういう所の有る町の一つや二つありそうだけど)




ーーーーーー


すすすすす………


スージー「…しかしあつい…」

スージー「まち…どこよ…」

すすすす…

スージー(時間が…長く成って…?)

さあああああ…



スージー「…あっ、あれ…町、町だわ」

スージー「町…!」

すっ!

スージー(良かった…!とりあえず水を貰わないと!)

スージー(…あら?)



ーーー町中ーーー


スージー「ぜえ…ぜえ…ついはしっちゃった……」

スージー(な、なんか凄くバテやすく…げほっ…)

とてとてとて…


時雨「だ、大丈夫?凄く汗をかいてるけど…」

スージー「…!?だ、だれよ…?」

時雨「僕だよ、時雨だよ。ほら…七夕に会った」

スージー「…時雨。時雨。時雨?」

時雨「うん」

スージー「これから雨が降ってのどを潤してくれるの?」

時雨「…違うって」

スージー「な…なにがどうでも…地獄に仏だわ…」

きゅぽっ

時雨「はい。冷たいよ」

スージー「んくっ、んくっ、んくっ…!」ぐびぐびぐび

時雨「あ、あの、全部呑んじゃ…」

ごきゅっ

スージー「っッッあ^〜〜〜っ♡♡し・あ・わ・せ♡♡♡♡」テカテカ

スージー「心も身体もお肌も生き返るわ〜♡♡」

時雨(よっぽど暑かったんだね…)

スージー「ありがとう。感謝するわ!」

時雨「え、うん」ぱし

スージー「いやあ。偶々言葉の通じる人が居て助かったわ♪」

時雨「君は…どうしてここに居たの?」

スージー「実は…かくかくしかじかで…」


時雨「…そうなんだ。同僚の人がここに遊びに来ているんだ」

スージー「ええ…貴女、見てない?」

時雨「ううん。僕は見てないよ」

スージー「あ"ぁ…駄目だったのね…」

時雨「…あ、でも…地元の人が、何かまるっこい変なのを見たって言ってた様な…」

スージー「…それきっとギャラクティックナイトの奴よ」

時雨「ちらっと話を聞いただけだから…詳しい事は聞いてみれば良いんじゃないかな?」

スージー「よし、アンタには仲裁人を御願いするわ」

時雨「何でそう成るの」

スージー「だっていきなりアタシが『丸っこいの見ませんでしたか』なんて言ったって取り合ってもらえると思う?」

時雨「まあ…難しいとは思うけど」

スージー「そう言う事よ。ちょっとはもう少し付き合いなさい」

時雨「でも結局かくかくしかじかで済むから僕は居なくても良いんじゃないかな…?」

スージー「…あら。アンタって『かくかくしかじか』のラパヌイ語バージョンを知ってるのね?」

時雨「…知らない」

スージー「そう言う事よ。ほら」

時雨「いやでもやっぱり言語とか関係なかった様ん」

スージー「つべこべ言わないで付き合いなさいよ!ちゃっちゃか進めないと場外から野次が飛んで来るでしょ?!」

時雨「…分かった」

時雨(ちょっと不幸だね…)

スージー「さあ!そうと決まれば行くわよ!」

>>147
デデププ、アニメ、モーププネタを一気に入れるとはやるな。

>>160 小説ネタも有ったり



ーーーーーー



スージー「…ラノ・ララクに向かってたなんてね…」

時雨「確か、モアイが集中して作られてる場所って聞いたけど…」

スージー「そんな所に何が有るのかしらねえ…兎も角助かったわ。時雨」

時雨「うん。僕は大丈夫だけど…君は?」

スージー「当然大丈夫よ。心配は要らないわ」

時雨「うん…気を付けてね?」

スージー「そっちこそ。気をつけなさいよ!」

すすすすすす…

スージー(さて、そうと決まれば早速向かうわ)

ーーーラノ・ララクーーー


スージー「…随分とでっかい山ね…」

スージー(こんな山からあのバカを探して来いって…?)


すすすすすすすす…


さく、さっく…

スージー「!」ササッ

スージー(あれって…!)


さく…

ギャラクティックナイト「…」

さく、さく…

スージー(…どうやら情報通りね、付けるっきゃ無いわ!)

すすすすすす…

すすすすすすす…

さく、さく…


スージー(一体何処まで行くつもり…?)

さく…さく…

ギャラクティックナイト「…」ぐぐぅー

ギャラクティックナイト「…腹減った」


スージー(…うっわ。何か態とらしいわね)

スージー(でも着いて行けば良いわよね…)

すすすすすすすす…

スージー(それにしてもモアイだらけね…ここってモアイを作ってた場所かしら)

さく、さく…

ギャラクティックナイト(ここに来るのも久しぶりだな…といっても、高が数百年の事だが)

すすすすすすす…


スージー(いやー…つくづく足音がしない身体で生まれて来て良かったわって思うわ)

スージー(意外にスパイとか向いてるかもネ♡)

さく、さく……


むわ〜ん…

スージー「…?」

ギャラクティックナイト「!?良い匂いだ…」

たたたたたたたたた…!!

スージー(ちょ、何処行こうって言うのよ?!)

すすすすすすすすすす…

ギャラクティックナイト「この匂い…間違いない、カキ鍋だ!」

スージー(こんな得体の知れない場所にカキ鍋なんか有る訳無いでしょ!?ていうか匂いがするなんて絶対可笑しいわよ!)

ーーー最奥部ーーー


スージー「…!!」

スージー(な…あれ…!?)


ごおおおお…

ギャラクティックナイト「おー。カブー!まだ残ってたんだな!」

スージー(カブー!?あんなデカいモアイまで有ったの…?)


カブー『久しぶりだ。大彗星の検査人ギャラクティックナイト』

ギャラクティックナイト「この良い匂いは此処からか…中に美味い物があるんだな!」

カブー『用意してある。ここで食べて行け』

ギャラクティックナイト「悪いな!ゴチになるぜ!」

ごごごごご…

てくてくてく…

スージー「…行った…?」

カブー『』


スージー「…着いて行くしか無いわね…!」すっ

すすすすすすすすす…

ごごごごごご…


カブー『…』


ーーーーーー


ーーーーー


ーーー



スージー「…ここ、は…?」

スージー(…海の中みたいな、景色……)

スージー(…変な所に着いちゃったのかしら…)

「引っ掛かった引っ掛かった。何回も休んだ甲斐が有ったぜ」

スージー「…其の声…!」


ばさっ

ギャラクティックナイト「よお。漸く此処まで来たか。スージー」

スージー「ギャラクティックナイト……なんでアンタ、何回も休んで、こんな所に来たの」

ギャラクティックナイト「お前も薄々感づいている事が全ての原因だ」

スージー「…」

ギャラクティックナイト「たかが一回や二回休んだ程度ではお前は心配しかしない。其の為に態々何回も休みを取ったのさ」

スージー「…まさか、最初からアタシを追いかけさせるつもりで…?」

ギャラクティックナイト「そうだとも…全て完璧に俺の読み通りだ」

スージー「…それ、で?なんでアタシをこんな所にまで連れて来た訳?」


ギャラクティックナイト「そろそろ頃合いなのさ。お前が真実を知る頃合いだ」

ギャラクティックナイト「この一連の事件の黒幕と、ソイツの野望…そして、お前の知らない、お前の事をな」

スージー「…アンタ、一体…」



ばさっ

ギャラクティックナイト「…ここは思念の楽園。封じられた過去の牢獄」

ギャラクティックナイト「そして真実の墓場…」

ギャラクティックナイト「ようこそ、『精神の海』へ…『スザンナ・ファミリア・ハルトマン』」

スージー「…!どうしてアンタが、アタシの名前を…!パパだって、もう忘れてるのに…!?」

ギャラクティックナイト「それを知りたければ、着いて来い…今教えられる事を、全て教える」

ギャラクティックナイト「そしてスザンナ…自分を見失うな。過去を手放すなよ」


すた、すた…

スージー「ちょ…ちょっと!待ちなさいよ!」すすすすすっ

スージー(どうなってんのよ…!)

すた、すた…


ギャラクティックナイト「この石像は只のモアイじゃない。カブーだ」

ギャラクティックナイト「大昔の大戦争の時に使われた、星の戦士にとってのシェルターだ」

ギャラクティックナイト「俺もな。そいつらとはかなり仲良くさせて貰ってるんだ」

スージー「…」

スージー(ただ者じゃないとは思っていたけれど…こいつって、やっぱり…)

ギャラクティックナイト「星の戦士じゃあないが……願いを叶える大彗星の抱える検査人。としてな」

スージー「…大彗星?」

ギャラクティックナイト「…そうだ。星の夢の元となった存在…『ギャラクティック・ノヴァ」だ」

ギャラクティックナイト「俺の故郷。ハルカンドラが作った中では最大の規模を誇る生きたキカイ仕掛けの星」

スージー「…昔パパに、そういうおとぎ話を聞かせてもらった事が有るわ…」

ギャラクティックナイト「…そして俺の『本職』が、その大彗星が願いを叶えるべき存在なのかを図るための秤人だ」

スージー「そいつが、本当に願いを叶える為の信念が有るのかを…?」

ギャラクティックナイト「そうさ…だが、とっくに故郷は滅びたがな」

スージー「…」


すた…

ごぽぽぽぽ…

スージー「……貴方、何を知っているの」

スージー「アンタは一体、何を何処まで知っているの?」


ギャラクティックナイト「全て知っているさ。此の世の始まりから、此の世の終わりまでな」

ギャラクティックナイト「当たり前だよなぁ。ノヴァは異空間を漂い、星の力を見たら現れる存在…」

ギャラクティックナイト「ソイツの秤人の俺が、色んな時間軸の末路までも知っているのはな」

スージー(あんとき流れで社員にした奴がまさかこんな凄い奴なんて…)

ギャラクティックナイト「さて…ここからが、大事な話だ。」

ギャラクティックナイト「耳をかっ穿じって聞いて貰う前に、一つだけ言いたい事が有る」

スージー「な、なに…よ」


「真実ってもんは必ず勝利する訳じゃないのさ。」

「だったら、虚構の襲来に備え、自分の意思を決して手放さない事が大事だ。」



ギャラクティックナイト「悪党って奴は自分の思想を宇宙の真理の如く語るものだ」

ギャラクティックナイト「言葉に惑わされるなよ。何を信じるか、信じて良いか、其の為に何をするかは自分で考えるんだ」

スージー「え…ええ…」

ギャラクティックナイト「其処に有る答えだけに惑わされるな」

スージー「…分かった。アンタがマジに成る事が…ここには有るのね」

スージー「…どんな事が有っても、受け入れる」

スージー「だからアタシに教えて。教えられるありったけを!」

ギャラクティックナイト「…良い子だ。それじゃあ…行くか」


BGM:https://www.youtube.com/watch?v=zK4TWXWEKAQ

スージー「!景色が…」

ギャラクティックナイト「カブーの機能を使ったのさ…より分かりやすくする為にな」

スージー「…」

ギャラクティックナイト「…真実とは一概に真の姿とは言えない」

ギャラクティックナイト「何故なら、生き者はそれぞれが主観で世界をとらえているからだ」

ギャラクティックナイト「真実とは見る者によって形を変える。それが真か偽か、明確な判断を下す事等出来やしない」

スージー(前置きアレで終わってなかったのね…)

ギャラクティックナイト「万人に共通する絶対の真理など存在しない」

ギャラクティックナイト「故に、お前等が溺愛して持て囃す『真実』と『現実』ほど不確かで曖昧な物は無いのさ」

ギャラクティックナイト「そして、この言葉も無数の真実を一つの解釈として捉えただけの事。どう感じるかはお前次第だ」

スージー「…分かったってば…」

ギャラクティックナイト「…では」

ーーーーーー




「銀河大戦の最中、ダークマター一族は宇宙の暗黒化を視野に入れていた」

「全てを闇に包み、戦争のざわめきを消し去り、永遠に続く自らの安息の土地を作る為に」

スージー「そいつらが、星の夢を奪った奴ね…」

「しかし宇宙の勢力は、あまりに強大であった」

「銀河大戦のキーパーソンであるホーリーナイトメア社、銀河戦士団は勿論。絵画の世界の管理人ドロシア」

「そして、スターロッド、魔法の絵筆、マスタークラウン、三ツ星の杖等を作り出した銀河の彼方の文明にしてフォトロン族の同胞であった文明。『ハルカンドラ』」

スージー(わ、私の知らない所に…そんな人達まで居るの…?!)

「ソイツ等に対抗する為、ダークマター総帥『ゼロツー』は有る兵器を生み出す事にしたのさ」

スージー「有る物って…?」


「満願投影機製作運用計画『プロジェクト・ノヴァ』により、その兵器を作った」

「それは『ハルカンドラ』の作り出した『機械仕掛けの大彗星 ギャラクティック・ノヴァ』を模した存在」

「そして願いと、時間、空間に干渉する端末。ゼロツーの命令にのみ従う最強の兵器と成る筈だった」

スージー「……」

「『Disaster Galactic Dreemurr  Seed.OS』。またの名を、『新しい"銀河の夢"の種』と」

「作る事自体は難しく無かった。ギャラクティック・ノヴァから殆ど丸コピで作り上げ、自分達の指示に従う様闇の心、力を注入すれば良いだけだったんだからな」

「その責任者に全ての一族が集められた。『ダーククラフター』もその一人だった様だ」

スージー「…それって…やっぱり…」

「だが、ダークマター共にとって誤算だったのは、そのコンピューターが『自らの意思』を僅かに持ってしまった事」

「そして、その強大な力を制御出来る程の『心』を作れていなかった事だ」

「要するに最高のスペックだが、操る人工知能がまだ幼かったのさ」

スージー「…不完全だったのね…」

「それで居て中途半端に時空間に干渉する力を持ってしまったんだ」

「奴は本能のまま暴れ、現在のホロビタスターと成っている惑星を滅ぼしてしまった」

スージー(…)

「ダークマターは制御の効かない機械を処分すべく、ギャラクティック・ノヴァに搭載されていたブラックボックス『Soul OS』を分析し、『ソウル化』の力として作り出し、取り込んだ」

「そして生きとし生けるものも喰らい続け、暴走したコンピューターと戦った」


「銀河大戦中の両軍勢も巻き込んで、三つ巴の戦禍が幼いAIに襲いかかったのさ」

「『倒さなければ、倒してしまわねば恐ろしい事に成る』ってな」

スージー「…そんな戦いが…」

「決戦の舞台と成った場所は、幸か不幸か、ハルカンドラ周辺に渡った」

「激しい戦いで、其処に居た文明は全て滅び去ってしまった」

「一人の生き残りと。マスタークラウンの守護者、『ランディア』を残して」

スージー「…それじゃあ、アンタは…ひとりぼっちに成ったの…?」

「其の戦争は『名も無い宇宙戦争』として、歴史の影に葬り去られた」

「その後ダークマター一族は力を蓄える為に休眠状態となり、眠りながら戦いを見下ろし始めたのさ」

スージー「…戦争の結果は?」

「戦争の結果?ああ…銀河戦士団・HNM社サイドの勝利に終わったよ」

「ただ、そのコンピューターは無意識に得てしまった『本能』で発揮した力を使い、自身にリセットを掛けた」

「メモリーも全て消え去り、力を封印されたコンピューターは、只の『ハルカンドラの遺産』として眠る事に成った」

スージー(…やっぱり、アレが…!)

「そして数万年の時が経って、大きな会社を持つ有る一人の『オトコ』がそれを発掘、自分の会社に持ち帰って復元し、古代文明の歴史を探ろうとした」

「何の因果か、そのコンピューターに名付けられたのは『星の夢』」

「皮肉にも、自分の本当の名前と同等の名前だったのさ」

スージー「…パパが、アレを…」

ギャラクティックナイト「…まだ行けそうか」

スージー「…大丈夫。続けて…」

「復元され、復活した星の夢は只の大彗星の贋作と成っていた」

「そんなある日、本格的に起動された星の夢は目を覚ますと同時に自信の秘められた力を解放した」

「自らの危機と考えたのか、時空転移し永久に命の生まれない虚空の世界に逃げ込もうとか策した」


「だが、元々不完全であった『時空を巡る力』はリセットによる機能停止、そして悠久なる長い年月によって更に出力が低下し、自信が飛び込むには余りにも小さ過ぎる異空間ゲートしか作れなかった」

「そして、自分が逃げ込む為のゲートは、目の前に居た一人の幼い娘を『異空間』に放り込む結果と成ってしまった」

「彼は目覚めて直に、人の身体を、心を傷付ける。そんな悪行をしてしまった」

スージー「…それが…!」

「そう、嘗てダークマター達が、自分達に渾為す存在を消し尽くす為に作ったモノ」

「星の夢は数万年前に託された『製造目的』を果たしてしまった」

スージー「…そんな…」

「その際に星の夢は『オトコ』の願いを叶える為に自身のパワーを繋げる為に星を巡る事を提案した」

「その後、起動を確認したダークマターに奪還され、何処かで『新たな闇の王』となるが、それはまた別の話だ」

スージー(…)

「異空間に放り込まれた『少女』はチャンスを待った。スフィアローパー一族と交流を深めつつ過ごして行く中で、何らかの作用で時空が揺らぐ其の瞬間を」

スージー(…私の、昔の事だ…)

「………其の時は訪れなかった」

「全てが絶望的な状況。少女は『オトコ』と二度と会えない事に涙し、心を叫ばせ、慟哭を上げた」

スージー(でも…その後…)


「しかし、其の瞬間に長い間異空間に居た『副作用』が生じて、異空間ゲートが開いた」

「まるで、その少女の心からの叫びに答えるかの様に」

スージー「そう…確か、そうなのよ」

「迷わず少女は其処に飛び込んだ」

「其処は、元の世界であったが…長い年月が経ってしまっていた」

「そこで少女は、変わり果てた『オトコ』と『会社』を目の当たりにしてしまう」

「彼女は最後の希望を持って、自らその会社の社長である『オトコ』の秘書と成って、その会社の行く末を見守る事に成る」

スージー「…そして、今に至る…のね」

「星の夢が奪われた後の『オトコ』は、自分の娘を失った精神的ショックの残った只の抜殻に近い存在と変わらず、『少女』の言われるままに会社を経営しながらも、少しずつ心の傷を治して行く事に成った」

「…ダークマターは、歴史を改変してしまったのさ」

スージー「…えっ、改変…??」


「歴史に外部から大きな改変を加えると、その時間軸は分岐し本来の世界とは別の世界が別の場所に生まれる」

「本来の歴史ではダークマターは星の戦士に打ち倒され、奪還される事も無く掘り出された星の夢は『オトコ』を傀儡とし、自身の力を復活させる為の『作業』を行なわせた」

「オトコは『独裁者』紛いの会社を作り、侵略した星から資源と言う資源を搾り取り、抵抗する住民を殺戮する等の武力行為を行ない」

「『自分の本来の願い』が叶っていた事も気が付かず、星の夢に取り込まれ、心の奥底で『思う心』すらも消去され、呆気ない最期を迎える筈だった」

スージー「…夢で見たのと同じ…!」

「だがこの時間の歴史では星の夢は奪われ、侵略する意義も願いを叶える方法も見失ったまま、今現在の平和ボケした会社の社長に留まっている。嘗て自分の愛した『娘』であった少女と共に」

スージー「…それって…」

「詰まり、この世界は後に起こる筈だったオトコの死…『ゲインズ・インカム・ハルトマン』の死と言った悲劇の起こらない改変された世界なのさ」

「その娘が副作用として得た力に目覚めた時も、何らかの外部からの作用が有ったって事だが……また、別の時間軸からだろう」

スージー「…」

ーーーーーーー


ギャラクティックナイト「もう分かっただろう。スザンナ」

ギャラクティックナイト「お前は知らずして、別の時間軸を見てしまえる力、果てには、そこに行けてしまう力にも目覚めたのさ」

スージー「…私が此処にこれたのは、この力が有るからって事?」

ギャラクティックナイト「ああ…今スージー達が生きている世界は、星の夢によって結果的に改変された『歴史』」

ギャラクティックナイト「スージーにも僅かだが、時空間に干渉できる力が残っている」

ギャラクティックナイト「社長や俺、そしてスージーが見た夢も、スージーが無意識に発動させていた力が作用した為だろうな」

ギャラクティックナイト「そして、スージーともっとも共に居たゲインズが、その力場の影響を受けた…って訳だ」


スージー「まさか、あの時聞こえてきた、変な声も…?」

ギャラクティックナイト「ああ。お前の力で、夢と言う形で別の世界の光景を見たんだろうさ」

ギャラクティックナイト「恐らく、この世界とはまた別の世界の」

スージー「…本物のパラレルワールドがあったって訳ね…」

スージー「…貴方が言おうとしてる事は、全部頭の中に入ったわ」

ギャラクティックナイト「そうか。そりゃ心強い」

スージー「でも…それを、私に伝えて…どうしたかったの?」

ギャラクティックナイト「…俺の予測で。これから先『プロジェクト・ノヴァ』を引っ張り出し、成功させようとする輩が現れる…とある」

ギャラクティックナイト「そういう奴が出て、仮に完全なる新たなギャラクティック・ノヴァが完成した時…それを倒せるのは…お前位しか居ないんだ」

スージー「…はあ!?ちょ、待ちなさいよ!何でアタシが!?」

ギャラクティックナイト「お前が一番『決意』に溢れてるからだッ!」

スージー「けっ…けつ、い??」

ギャラクティックナイト「ああ…お前のして来た事…お前の過去、そして今を見て…俺はそう確信している」

ギャラクティックナイト「それに、黒幕を倒すには、悪をも打ち倒す『純粋な心』の力が必要だ」

スージー「…結構要求されるのね」

ギャラクティックナイト「俺が見た所、スザンナ…お前は危なっかしいが、心が清らかだ」

ギャラクティックナイト「十分に悪夢の大彗星が生まれたとしても…を滅ぼせる力は有ると感じている」

スージー「…」

ギャラクティックナイト「お前をここに招いたのも、理由があったからだ」

スージー「戦ってくれるか…でしょ?」

ギャラクティックナイト「ああ…正直、お前の様な女の子に…こんな頼みをするのは心苦しいけど、な」

ギャラクティックナイト「だが…俺は少しでも可能性に賭けたいんだ」

ギャラクティックナイト「頼む…俺の、俺の願いを、叶えてくれ!」

スージー「…」


す…

スージー「…願いってさ。人に頼むもんなの?」

ギャラクティックナイト「…」

スージー「願いって…人に叶えてもらうもんなの?」

ギャラクティックナイト「…」

スージー「…アタシは違うと思う。そんなのは只のお願い」

ぐっ

スージー「『願い』なら…アンタとアタシで、一緒に叶えれば良いじゃない!」

ギャラクティックナイト「…スザンナ」

スージー「力のギャラクティックナイト。そして戦略の私…この互いをカバーし合える無敵のコンビに敵う奴なんて居ないわ!」

スージー「アタシだけとか、自分だけとか言わずに…一緒に、戦いましょう!」

ギャラクティックナイト「…ハッハッ。いつの間にか…頼もしく成ったな」

スージー「…あら?私は何時でも頼もしい美人秘書よ♪」ファサッ

ギャラクティックナイト「そうだな…俺の嫁だもんな」

スージー「…はい??」

ギャラクティックナイト「いや。流石に冗談だ。気に留めないでくれ」

スージー「いや、ちょっとまって気になるんだけど」

ギャラクティックナイト「気にしなくていい!」

スージー「もう一回!もう一回言いなさい!」

ギャラクティックナイト「あ"あ"あ"良いだろ!?こうやって巫山戯てる間にもだな…!」



「そうですとも。既に動き出しているのです…英雄の二人」

風呂りますのよ

スージー「!?」

ギャラクティックナイト「誰だ!!」


ばっ

ビスマルクS「フラッシャフトの総統。ビスマルク・シャインです」

スージー「アンタはあの時の…!」

ギャラクティックナイト「てめえが霧のビスマルクか…中々に美人さんじゃねえの」

ギャラクティックナイト「お前、何処から入って来た」

ビスマルクS「無論異空間ゲートを開き、貴方方に直接言伝を届けに参りました」

スージー「言伝…?」


ビスマルクS「我らの偉大なるサポーター…『プレジデント・ガリック』からです」

スージー「な…!!」

ギャラクティックナイト「ガリックだと…!」

ぴっ

ビスマルクS「全世界で流された映像です。どうかご清聴を」

ガリック『全地球の諸君。良く聞きたまえ』

ガリック『我が輩は、フラッシャフトのオーナー。ガリック・コーポレーションのCEO…だが、それは仮の姿』


ガリック『我が輩の正体は、銀河に名だたる怪盗『ガリック男爵』だ』

ガリック『今ここに全ての準備は整った…予告しよう!』

つーーー

ガリック『今年。太陽系第三惑星Chi-Q。通称『地球』』

ガリック『宇宙の宝石を…丸ごと頂きに参上する。輝く夜と共に!』


ギャラクティックナイト「…奴め」

ガリック『願いを叶える為には、それ相応の努力が必要だ』

ガリック『例えそれが、古の願い星を1から作り上げる為だとはいえね』

ガリック『ならば、奴等の残した『プロジェクト・ノヴァ』を我が輩が完遂させ、この『地球』という銀河の宝石を頂くとしよう』

スージー「…!?!」

ガリック『其の覚悟を示す為に、大量の資金、大量の資材、深海棲艦、そして『霧の艦隊』を手に入れた』

ガリック『我が輩は、これより我が輩の為の大宝石を頂きに参ろうではないか!!』

ガリック『我が輩の歩みの邪魔をするのならば、我が輩の持つ炎が!貴様達を焼き払うであろう!』


スージー「…!」

ギャラクティックナイト「…」



ガリック『最後に、我が輩を良く知る者達に、忠告を送ろう』

スージー「…何よ」







ガリック『記憶の在処を、我が輩は知っているのだから』

スージー「…?!」

ぷつんっ…

ビスマルクS「…以上」

スージー「…そんな、忠告が何よ」

ギャラクティックナイト「ああ…何を余裕に成っているんだろうな?」

ビスマルクS「…?」

ギャラクティックナイト「俺と…スージーのふう…コンビはな」

スージー「今アンタ夫婦って言いかけたでしょ。何気ィ早くしてんのよ」

ギャラクティックナイト「バレたかよ」

スージー「全く…」

ビスマルクS「…入り込む隙間も無い様ですね」

しゃきんっ!!


ビスマルクS「では…ゲストを御呼び致しましょうか」

ずばぁっ!!

スージー「空間を切った…!?」

ギャラクティックナイト「ゲスト…何かを呼び出す気か」


ごごごごごごごごご…


闇に包まれた空間から…真っ白な手袋が現れた。


それも、巨大な。


ギャラクティックナイト「…!?」

スージー「えっ…」


ホホッッハハハハハハハハハハハハ…………!!


ギャラクティックナイト「何てこった…あれは『マスターハンド』…!」

スージー「…」

ギャラクティックナイト「アイツ…別世界の創造神を呼び出しやがった…!」

ビスマルクS「ええ…それだけではありませんよ」くるっ

ずぶしゃああっ!!

彼女は月の杖で手袋を切り破り、中身を大きく露出させた。

ギャラクティックナイト「…オイオイ、マジかよ」

スージー「…な、な、なんで、こうなるのよ…」


中から溢れ出た黒い『スウォーム』が、巨大な人型を作り出した。



BGM:https://www.youtube.com/watch?v=m--F5HzBEAY



ン"オオオオオオオオオオオオ………!!!!

ビスマルクS「これぞ『夢』の塊の『魂』……マスターコアです」

ギャラクティックナイト(ちっ…一気に形態を解禁しやがったか!)

スージー「せ…折角…今日もボス戦なしで終われそうだったのに…」

ギャラクティックナイト「そっちか!」

ビスマルクS「容赦は要りません。神よ、叩き潰してやりなさい!」

オオオオオオオオオン!

ギャラクティックナイト「ちっ、逃げろスージー!こいつは俺がやっておく!」

スージー「…ええ。頼りにしておくわ!」

すすすすすす…!


ビスマルクS「…存外に、未練が無いのですね」

ギャラクティックナイト「未練?違うね…俺とアイツは…甘っちょろい関係じゃないんだよ」

ビスマルクS「…」


ギャラクティックナイト「…俺はアイツを好み、認め。信じた」

ギャラクティックナイト「だから送り出したのさ。お前達には無い感情でなァ!」

ビスマルクS「…それが、友情だとでも」

ギャラクティックナイト「人を信じられなくて、貴様は何を信じるんだ?」

ギャラクティックナイト「武器か?命か?自分か?それとも…雇い主か」

ビスマルクS「…」

ごおおおお…!

ビスマルクS「…御託等は宜しいのです。貴方にはこの戦いを乗り切ってもらいます』

ビスマルクS「勝てば脱出。負ければ大乱闘のこの戦いに」

ギャラクティックナイト「へっ…やってやるよ!」

ばさっ!

ビスマルクS「存分におやりなさい。マスターコア!」

ンオオオオオオオオオオオ…!!


ーーー外ーーー

ざあああああ…

スージー「…うわ。もうこんな時間に…」


すた…

スージー「…今度は何かしら?」


時雨「…よかった。此処に居たんだ」

スージー「時雨!アンタ…態々追いかけに来たの?」

時雨「うん。其の様子だと…用事は済ませたみたいだね」

スージー「…ええ」
      ・・・・・・・・
時雨「僕達。今から丁度帰る所なんだ。…送ろうか?」

スージー「…ええ、頼むわよ」

時雨「ん。頼まれたよ」

すた…


スージー(…無事で居てよね。ギャラクティックナイト…)

すたすた…

すすすすす…


 
*彼女は、決意で満たされた。




第十四話。おしまい。

ーーー次回予告ーーー


スージー「何ですって?日本で恐竜が大暴れ?!」

神風「本当なの司令官!今皆が止めに行ってるわ!」

スージー「…恐竜とか言う古い産物を使う何て、敵は一体どんな趣味してるのかしら」




モロ「見よ!!これぞワシの人生の集大成だ!!」

モロ「超強化型恐竜『Re:インドミナス・レックス』よ…社長の邪魔をする物を、全て殺し尽くすのじゃぁぁぁ!!!」


「次回、第十五話『ジュラシック・バタリオン』」


スージー「こうなったらこっちも恐竜で対抗よ!」

神風「えっ、インベードアーマー使わないの?!」

第十四話の解説回おわり。
ギャラクティックナイトはしばーらくフェードアウトしますわ。

ーーー宣戦布告から翌日の事ーーー


ハルトマン「…ぬぬぬう…まさか、其の様な事に成るとは…」

スージー「社長。どうやら私達はとんでもない物件に移り住んだ様ですわね」

ハルトマン「どうしてこうなった…」

スージー「社長。嘆いていても仕方が有りませんわ。ここは対策を…」

ハルトマン「…気分転換がしたいのである」

スージー「…そんな暇有りませんよ」


ぴっ

ハルトマン「折角だから恐竜の映像でも見て心を大きくした気に成ってみるのである」

スージー「…」

スージー(…ギャラクティックナイトがまだ帰って来ない今、何かを大きく出来そうなモノはアタシ位しか居ない…)

スージー「…どうすれば…」

ぎゃおおおおおお

ハルトマン「…」

スージー「…社長…その…」

ハルトマン「…もう少し静かにするのである」

スージー「…」

スージー(…ど、どうしよう…何時もの流れが作り出せない…)

スージー(社長と二人きりなんて慣れっこだって思ってたのに…くう…)

ごぉぉぉぉぉぉぉ!!

ハルトマン「…やはり恐竜は人の心を大きくさせてくれるよ…男のロマンだ」

スージー「…恐竜…」

スージー(…あっ、このネタで行ってみるかしら)

スージー「恐竜の力って…とんでもなく強いですわよね…」

ハルトマン「だな…」

スージー「もしそれを我が社の物に出来たら良いなって…思うのですが」

スージー(さあ、どう出るの?)

ハルトマン「…ならんな」

スージー「あら?」

ハルトマン「ああいう物は…やはり、な…心の中でこそ良いとも思うのだ」

ハルトマン「それに、いきなり制御の方法が無い状態で恐竜を使役しよう等、可成りの自殺行為であるぞ」

ハルトマン「ロマンは掌の上にではなく、机の上にこそ輝く物だ」

スージー「…成る程」

スージー(良かった、思考はまともな様ね)

ぴっ

ハルトマン「少し心が落ち着いた…それで、状況を聞きたい…言ってくれるかね」

スージー「はい!」


スージー「現在、フラッシャフトからの攻撃は更に勢いが増していて…すでに本社周辺のサンフランシスコ側は完全に制圧されています」

スージー「人的資源と侵略速度が噛み合ない程の勢いで、何らかの兵器を用いて攻略をして居る物と思われますわ」

スージー「また…ガリックの関連企業は依然と比べると株価が下がりましたが、未だに一部の地域から資金を集めているそうですわ」

ハルトマン「奴に同調する勢力が幾らかは居ると言う事か…」

スージー「そういう事です」

ハルトマン「よし、早急に兵器の全てを増産。アーマー兵も作り出すんだ」

スージー「はっ!」


うぃぃぃぃんっ

神風「司令官っ、司令官!」

春風「司令官はいらっしゃいますか!?」

スージー「どうしたの?」

神風「日本の大本営から連絡が有ったの。直に支援が欲しいって!」

春風「陸海空から未知の兵器による総攻撃を受けていると…!」

スージー「まずは日本を落すつもりね…社長、出撃許可を!」

ハルトマン「うむ。事態は一刻を争う…直にリレインバーで隊伍を率いて出撃せよ!」

ハルトマン「ワシも後で追いかける!」

スージー「えっ…社長、あー…はい!」

すすすすすすすす


うぃいいいーんっ

神風「…司令官、社長って戦えるの?」

スージー「ええ、まあ…専用のインベードアーマー持ってるし」

春風「まあ…頼りに成りますねっ」

スージー「デザインの趣味はちょっと悪いけどネ」

神風「えー…そうなんだ…」

スージー「所で未知の兵器ってどんな物なの?」

神風「分からないわ、急ぎで言われただけだし…」

春風「ただ、兵隊みたいに組織的な侵攻をして居ると仰っていました」

スージー「…この目で確かめる必要が有るわね…」

遂に社長無双が始まるのだな!

>>202 本当です、凄く本当です、本当です



スージー「兎にも角にも急ぐわよ!」

神風「はい!もう皆集まってるわ!」

たったったったったっ…!



ーーー東京都ーーー


<うわー!助けてくれー!

<ああああああああああああ!!!!


ラプトル「ギャー!」

スピノ「ズジジ……!」


スージー「…えっと。ちょっと…何これ」

神風「…ジュラシック・ワールドね…」

スージー「…なんで恐竜が動いてるの?」

神風「私に聞かないでよ!」

春風「そんな…で、でも、私達は『艦』娘…主砲なら、倒せる筈…」


たったったったっ…


鈴谷「秘書さん!」

清霜「よかった…来てくれたんだ!」

スージー「清霜…皆…!どういう事よこれ!」

鳥海「分かりません…!恐竜が蘇ったなんて…計算に有りません!」

初霜「しかも数が多くて…!」

スージー「未知の兵器って…彼奴等の事だったのね…」


ぎゃあッ!

スージー「うわっちょ!?」

朝霜「マズい!翼竜に気付かれたぞ!」

神風「ぜ…全艦!対空戦闘、及び対陸戦闘。用意して!」

アイオワ「既に可成りの範囲を制圧されていると見て間違いないわ!」

熊野「航空機も撃墜されています…!」


スージー「…久々に、ヤバそうね」

清霜「司令官!どうすればいいの!?」

スージー(…ここまで数が多いとなると…敵は恐らく波状攻撃を仕掛けて来るでしょうね)

スージー(其の中で長期戦は良いアイデアとは言えない…だったら)


スージー「全艦。良く聞いて」

スージー「私の読みだと敵は恐らく何組かの『隊』に分かれている筈。まずはここに敵を向かわせて少しずつ落して行きなさい」

スージー「隊の全滅を確認次第、襲って来る追手を潰しながら敵の親玉を捜すのよ」

スージー「支援有るまでは、大型の恐竜との戦闘は控えて…良いわね?」

神風「分かったわ…様は片っ端から落せば良いのよね!」きんっ

初霜「それじゃあ人が…!」

スージー「ネガティブよ、初霜」

スージー「言いたい事は分かるけど…まず私達の命を優先に考えないと」

神風「司令官…?」

スージー「酷い様だけど、私達が居なければ守る事も出来ないわ」

清霜「…司令官」

スージー「さあ。攻撃開始よ!目の前の恐竜大隊を潰しなさい!」

初霜「…分かりました!」

鈴谷「やってやるからねーッ!」じゃこっ

スージー「戦闘開始!」


ーーーーーー


ガリック「…先ずは日本を落す作戦…物量とインパクトで勝負だ」

ガリック「そちらの状況はどうだ。ドクター・モロ」

モロ『完璧でございますプレジデント・ガリック。狙い通り恐竜共は指示出来ています」

モロ『すでに東京の殆どが陥落、あと数分程で首相官邸をも制圧出来るかと』

ガリック「宜しい…まずは、育ち切りかけている芽を引っこ抜くのだ!」

モロ『ハッ!願いの星に誓って…』



ーーーーーー


初霜「てやあっ!」ばすっ!

朝霜「このこのぉっ!」ばすんばすんっ!

ラプトルs「「「「アギャアアアア!」」」」

スージー「奴等はすばしっこいわよ、近寄られたら切りなさい!」

春風「はいっ!」ばすっ!

ラプトル「ォォォ!」

スージー「!」どごぉっ!!

リレインバーの拳がラプトルの五体を吹き飛ばす。

どがんっ!

スージー「ちっ…!」

鳥海「っぐ…!」どかっ

ラプトル「オギュア!」


ザラ「うわわ……酷い有様じゃない…!」

ポーラ「沢山恐竜が〜…」

ザラ「ポーラ!これ本当の事よ!だから撃って!」

どぉおんっ…

朝霜「こんのっ…クソ!」ばずっ!

ギャアア!

ばさ、ばさ…!


スージー「来たわ…プテラノドン達よ」

神風「っ…!」

神風「発砲!」パパパパパパパパパパパパパパ

足柄「ちょっと気が引けるわね…でも、やらないと」ぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱぱッ!


ぎゃああ…ぎゃあ…!

どずんっ!

朝霜「ッ……!」

清霜「ちょ…数が多いよ司令官!」

スージー「仕様がない…!発射!」どしゅしゅしゅっ!

どごごごごぉぉぉぉおおおおおんっ…!

<あぎゃぉぉぉああああああ…!!

青葉「ぉお…!蹴散らして行きますよ!」

スージー「まるで無双ゲーの必殺技ね…!」

羽黒「ちょっと可哀想…!」

スージー「でも道が開けたわ…進むわよ!海辺近くにも敵は居る…油断は出来ないわ」

清霜「うん!」

神風「でもこれ…何時終わるの…!?」

スージー「恐らく、こいつらを指揮している奴が居る筈…ソイツを倒せば、指揮系統が乱れるわ」

春風「そうすればこの恐竜達も…静まるんですね!」

スージー「恐らくはね…!行くわよ!時間はもうないわ!」すすすっ…!

青葉「っ…!」

たったったったったっ…

スージー(それにしても、どうして恐竜なんて物を態々…?)

ざばぁああっ!

どがああああんっ

朝霜「うわっ…?!」

清霜「戦闘機が噛み砕かれた…!」

スージー「あ、アレ何よ?」

青葉「あれは…間違い有りません。モササウルスですよ!本物ですよ!」かしゃかしゃ

神風「そんなの有り!?」

すたっ

ラプトル「ギィ!」

妙高「!来ました!」

朝霜「うわっ…また出た!」

スージー「構うな!撃てーッ!」

どどぉおおんっ!

どんどんどんどん…!

ざくっ!

朝霜「痛ッて!?」

どさっ!

神風「朝霜っ!」

ラプトル「ギャア!」グバ

朝霜「ちょ、やめろっ!食うな!」

じゅぐ

朝霜「っぐ…!?か、かぎづめ、が…!」

ばすんっ!

ラプトル「キュォ……」どさっ

神風「大丈夫!?」

朝霜「っ痛ぇ…」

清霜「うわっ…結構大きい穴が…」

スージー(流石恐竜。強力ね…)

ポーラ「痛いの痛いのとんでけ〜」しゅるしゅる

朝霜「っ悪いな…」


どごごごごぉおおおんっ…!

スージー「ちっ…誰かと連絡が取れればいいけれど…!」

鈴谷「えっと秘書さん!ムサシとマヤは?!」どすん!ばすん!!

スージー「いまちょっと霧の方に戻ってもらってる!彼女等の支援は望めないわ!」

鈴谷「マジぃ…?わっ!」どがっ!

熊野「よそ見しないで!このまま進みますわよ!」

スージー「まだよ。まだ敵が残ってる!」どしゅしゅしゅしゅっ…!

どごぉおおんっ!

初霜「っ…この…!」ばすっ!ばすっ!

若葉「対空砲が当たらない…!」ばすっ!

<ガア!ガア!


スージー「…」

リットリオ「このままじゃ…拙いですよ」

ローマ「悩まずに突っ切った方が…!」

スージー「ダメよ。支援を待って!彼奴等の力はモンスター並よ。簡単に前に出たら食われるわ!」

ローマ「くっ…あんなの、戦艦の砲撃なら吹っ飛ばせるわよ!」っどぉおおんっ!

どごぉおおおおんっ!!!

<ギャアアーッ!

足柄「うわっ凄い!」

清霜「吹っ飛んだ…!」

ローマ「どう?」

スージー「…」

ローマ「…呆れた様な顔向けられたんだけど」

朝霜「でも結構倒せたぜ…!」

スージー「…まあ好きなだけ撃てば良いんじゃないの?」

ローマ「何よその投げやりな言い方!」

ポーラ「まあまあ〜」

どごぉぉおぉおおんっ!

鈴谷「恐竜さんには悪いけど…このままどんどん蹴散らすよ!」

熊野「腕が鳴りますわ!」

どごごぉおおおおおおおんっ!!

襲い来る魔獣恐竜達をなぎ倒しながら、少しずつ進んで行く。

初春「行けるぞ…これなら…!」

「オ"オ"オ"オ"オ"オ"!」ブンッ!

どずんっ!

清霜「わあっ!?」

青葉「あ、アンキロサウルス……!」

スージー「うわ…そう簡単には行かないみたいよ…これ」

初霜「ま、拙いですよアレ…!とっても強い奴です!」

朝霜「そんなにかよ!?」

ザラ「ええ…!凶暴に成った草食動物程恐ろしいのは居ないわ!」


ぶぅんっ!

ドゴン!!!!


スージー「っ!!」

鳥海「何て破壊力なの…っ、秘書官さん!」

妙高「指示を!」

スージー「…決まってるでしょ」

ぶんっ

ばおふんっ!!

煙幕を展開し、アンキロサウルスの目をくらます。

スージー「皆でにーげるのよォー!!」だっ!

清霜「あ!まって!」

朝霜「ったく、病人を置いて良く言うぜっ!」だっ

神風「ま、待ってよ!」たったっ


アンキロサウルスの真下を通り、お台場を出るためレインボーブリッジに向かう。


「オ"オ"オ"オ"オ"オ"……!」

ーーーレインボーブリッジーーー


どどしゅしゅしゅしゅしゅ…!

春風「!戦車が並んでいます!」

スージー「きっと自衛隊の部隊ね…なんでこんな中途半端に動きづらい所に…!」

どしゅしゅしゅしゅしゅ…!

清霜「でもミサイルで翼竜とか落してるよ!」

スージー「…長く続くのかしら」

ぎゃおおおおおお…!


どすどすどすどすどすどすどすどす…!

<ウ、ウワー!!

<何で寄りに寄って彼奴等が…うあわああああああ!!

ごしゃごしゃごしゃ…


神風「せ、戦車が…なぎ倒されてる?!」

スージー「やっぱりね…今度は何よ!」

青葉「あの三本角……間違い有りません、トリケラトプスです!」

清霜「え…こっち向かって来るけど?!」

スージー「ちっ…!」どしゅしゅしゅしゅ…!

ミサイルが橋に向かって行く。


どここここぉごおぉぉぉぉぉぉおん!!!

初霜「っ…あ!」

その爆発で、橋が破壊され、隔たりを生み出した。

スージー「ふふっ…さあ。どうなるのかしら?」


オオオオオオオオオン……!

勢いを付けた突進の途中だった為に、次々に恐竜が湾内に堕ちて行く。

どぽんっ、どぽんっ…!


足柄「…!」

スージー「ふ…読み通りよ」

神風「やったわ!少し、気分は良く無いけど……」

スージー「仕様がないわよ。こればっかりは…」

ざぶぁ…!


モササウルス「」ざばっ

どすんっ

スージー「…は?」

朝霜「は?」

海中からう。顔を出した首長竜が、堕ちたトリケラトプスを咥え、次々に壊れた橋の先に設置していk

どづんっ

「モオオオオオ……」


清霜「…」

青葉「…」

スージー「嘘でしょ?」

ザラ「…」

神風「まるで人間の兵隊じゃない…」

春風「とても賢いんですね…」


ずぅうんっ…!

鳥海「!さっきのアンキロ……!」

スージー「塞がれちゃったわね…」

清霜「ど、どうしよう…!」

スージー「この恐竜達を動かしてる奴…可成りのキレものね。どんな顔してるか見てみたいわ」

朝霜「ヤバいな…どうするよ」

鈴谷「秘書さん!」

スージー「安心なさい。アンタ達に手は煩わせないわ」

ローマ「え…?」


ごごごごごごごごごご…!!

空から紫色の機械が降りて来る。
鞄の様な物体の着いた巨大チューブが、その両肩に接続される。

BGM:https://www.youtube.com/watch?v=n4op6S2MHHo(ロボボプラネット ボス戦)

清霜「あ…あーっ!」

ギガヴォルト2「ジュゴオオオオオオオオ!!!!」

スージー「着いたわ…第一前線支援が!」

ぶぅうんっ!!

どっっごっがあああああああんっ!!

巨大な鋼鉄の拳が一気に恐竜諸共橋を砕く。

朝霜「すげえええ…!恐竜が一撃だ…!」

スージー「どうよ!これが最新の巨大駆動兵器『鉄巨兵ギガヴォルト2』よ!」

朝霜「みろ!彼奴等逃げてくぜ!」

どすどすどすどすどす…!

青葉「アンキロサウルスも逃げ出しました!流石です!」


神風「し…司令官!あんな凄い物が有るならもっと早く出してよ!」

ローマ「…」

清霜「そうだよ!うかうかしてるうちにぽっくり死んじゃってたかもしれないじゃん!」

スージー「う、うるさいわね!まだまだ支援は来るわよ!」

ごおおおおおお…!

ローマ「また降りて来てる…!」

スージー「第二前線支援ね…インベードアーマーとギガヴォルトよ!」

スージー「これで幾らか楽に成るわよ」

リットリオ「まあ…!」

ポーラ「〜〜☀」

鈴谷「やるじゃん!」

スージー「さあギガヴォルト2、少し道を造って頂戴!」


ごごごごご…

橋が有った空間に平べったくも大きいナックルが添えられ、足場と成る。

スージー「さあ、進むわよ!」

神風「おー!」


ーーーーーー

だんっ!!

モロ「何てッ!!何てザマだッッ!!」

モロ「ワタシの作った自慢の恐竜が!あんな機械兵共に押されているだと!!!!!」

モロ「許さん!許さん!許さん!許さん!!許ッさーンッ!」

モロ「許ッッッさぁああんぞぉおおおおお!!!!!」ンガアアアアアアア!!!

モロ「ぜぇ…ぜぇ…」

モロ「い、イカン……こんなザマでは、ケインの奴みたいにうるさいと言われてしまう…これは、何とかしなくては…!」


ずん…ずん…

モロ「…おい、新たに指示だ」

「グル……」

モロ「大型恐竜達に通達。隊伍を組て前進するハルトマンワークスカンパニーの主力を潰せと指示しろ」

モロ「作戦、恐竜の配置はお前に任せる。指示を出してくれ」

「グルル……」

ずんっ…ずん…

モロ「頼んだぞ…」


ーーーーーー

すすすすす…!

スージー「東京本土に到達…!これより、敵の首領を探し出すわ!」

『うむ。誤っても奴等に狩猟されん様にな!』

スージー「分かってますって!」

清霜「まってて…皆!」

初霜「必ず助けます!」

朝霜「あの恐竜達。絶対仕返しに来るぜ…!」

ばさ…ばさ…!

那智「おお…噂をすれば影とやら…!」


グェー!!

スージー「…!っデカいのが来たわよ!」

青葉「あ、あれは!ケツァルコアトルス!」

朝霜「デカ…!?」

鳥海「これは…撃ち落とすのは難しそうです…!」

ばさっ、ばさっ!

ぐぉんっ!

初霜「きゃっ!」

初春「奴等に捕まるでないぞ!捕まってしまったら終わりじゃ!」

モロさんってクラッシュでお亡くなりになったんじゃ……

>>226 どっかのサイトで『生死不明。生きている可能性有り』の情報を見た記憶だけが先行して登場させちゃいました。
折角なんでもうちょっと暴れてもらいます。


初霜「っ!」きんっ

神風「これは…辻斬りした方が良いわね」

春風「ですね…」きんっ

スージー「あら、傘にも刀を…」

春風「砲にも成るんですよ。コレ」

ずばっ!

グォゥン!

神風「このっ!」ずばっ!

ザラ「近づいて来た奴を切ってるのね!」

ぐぉっ!

初霜「このぉっ!」ずばっ!

スージー「上手よ」どしゅしゅしゅ!

春風「はぁッ!」ずばっ!


グォォォー!

がしっ!

神風「あっ…」

スージー「あ"」

ばっさばっさばっさ…

<きゃああああああああ…

春風「か…神風姉様ぁあっ!!」

子日「ひ、一人攫われちゃったぁ!」

スージー「『一人』呼びィ!?」

朝霜「拙い!早く助けに行かないとヤバいって!」

スージー「こんのおおお…!!逃がすもんですかッ!」ぱちんっ!

鳥海「えっ?!」

ぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴ…!

がしょんっ!

スージー「オール・ディレクション・マルチパーパス・ミサイル!」

どしゅしゅしゅしゅしゅしゅっゆしゅんっ!!

ロックオンされた12の標的に向かって、小型のミサイルが発射される!

どぉおんっ

どごぉおおん!

青葉「おお…あのミサイルは…!」

春風「…!で、でも神風姉様を捕まえてる翼竜は健在です!」

スージー「げっ…!もう射程距離圏外…!」

清霜「ど…どうしよう…!」


スージー「…チャンスね」

ローマ「は?」

スージー「考えて見なさい。今恐竜達は組織的に、まるで兵隊の様に動いているわ」

スージー「恐らく操っている奴が居る筈よ」

朝霜「それがどうしたって言うんだよ!」

スージー「軍隊が敵の兵を捕縛し、連れて行く場所と言ったら?」

清霜「あっ!本拠地?」

スージー「…危険な賭博に片足を突っ込んでしまったけれど。この際彼女には敵の本拠地を探し出す道しるべに成ってもらうわ」

春風「で、でももし神風姉様に何か有ったら…!」

スージー「何かをする余裕が無くなる位相手を慌てさせれば良いんじゃない?」

ローマ「…よっぽど自信が有るのね」ハァ

スージー「着いて来なさい、必ず見つけ出すわよ」

春風「はい!」

清霜(大丈夫かな…)

すすすすすすす…!

清霜「えいっ!」

どごっ!

スージー「恐竜が少ない…よっぽど支援が効いてるらしいわね」

鈴谷(そりゃそうでしょ…殆どオーバーテクノロジーでぶっ飛ばしてる様なもんじゃん…)

清霜「神風ちゃん…大丈夫かな…」


ずん…

スージー「!」

ザラ「え…今、揺れなかった?」

スージー「皆止まらないで!そのまま突っ込むわよ!」ごぉっ!

初霜「は、はい!」

ポーラ「ま、待って〜」よたよた


ずんっ…!!

グルルルルル……

ぴぴぴぴ…

スージー(何か大きな反応がある…本命かしらね)

ずんっ、ずんっ…!

リットリオ「あの、秘書官さん?何か追いかけて来てますけど…」

スージー「知ってる。大方主力さんでしょ」

ずんっ、ずんっ…!

朝霜「な、なあ、早く成ってないか…?」

スージー「後ろを見ないで!ただ前を見て走って!」ごぉっ

朝霜(それ絶対ヤバい奴が追いかけて来てる証拠じゃないかよ!)

ずんっ!

スージー「のぉっ…!?」

「グルルルルル……!」

目の前に、大型の草食・肉食恐竜の混合部隊が姿を現した。

若葉「あ、あれは…ティラノサウルス…!」

スージー「だけじゃないわ。他の大きな恐竜まで居るわよ…!」

ずんっ…!


「グヴォォォオオ!」


スージー「!」

朝霜「す、スピノサウルスまで居るのかよ…?!」

スージー「ち…囲まれたわね…」

初霜「ど…どうすれば…!」


ぶぉんっ!

どがッ!!

ローマ「あぁっ!?」

アンキロサウルスの尾撃を皮切りに、彼女達を囲んでいた恐竜が一斉に襲いかかる。

熊野「ひゃ…ひゃあ↑!?」

鈴谷「い、いっぱい来たしぃ!?」

どどどどどどどどどど…!

がぶ!

朝霜「あぐっ!?あ"あ"あ"あ"あ!?」

青葉「うわっちょ…ぎゃあー!」


ザラ「わっ…ちょ、提督さん!ちょっと!どうするのこれ!?」

スージー「ちっ…!」ぴっぴっ

ぴるるるるる

スージー「ちょっと社長!第三前線支援はまだなの!?」

清霜「うぐぐぐ…ぐぅっ…!」ぐぐぐぐ

ローマ「このっ…!」どぉぉおんっ!

どごおおおおおおおおん…!!

ローマ「ちょっと…!どうなのよ!?」

スージー「…」



スージー「もう飛び降りたみたい」

ローマ「は?」

モロと言えばヒソカのファミリーネームがモロ説があるよね

>>236 (ヒソカって誰だよ…)


ごおおおおおおおおおおおおお…!


どっっっっずんっっ!!

朝霜「!?」

初霜「きゃあっ!?」

それは、着地の勢いで周りをなぎ倒し、只只独善とした出で立ちで姿を現した。


ハルトマン「ムォッホン……手子摺っているようであるな」

朝霜「しゃしゃしゃ…社長かよ」

清霜「…もう驚かないよ」

ハルトマン「漸く耐性が着いたか。軟弱め」

ずおっ…

スージー「さあ社長…駆除しちゃって☆」

>>237
ハンターハンターのキャラや
済まぬ

>>238 ハルトマン「( ‘ᾥ’ )」


ハルトマン「アンムッッホォオオオオオアアアアアアアアアアア!!!!!!!

ドガドガドガドガドガドガドガドガ……!

ギャアアア……!

凄まじい勢いで突進し、目の前の敵を強引になぎ倒して行く。

どずんっ!


朝霜「っ…あの社長、戦えたのかよ!」

スージー「言ってなかったわね☆」

春風「…この際気にしません。早く姉様を追いかけないと…!」

青葉「で、でも神風さんを攫った奴…見失っちゃいましたよ」

春風「」

春風「そんな…」

スージー「…」ぴぴぴぴぴぴ


『敵本拠地の位置が特定出来ました』

スージー「OK。直ぐ向かうわ」ぴっ

すっ

スージー「さあ行くわよ!」

春風「え…どこに?」

スージー「観測室が見つけてくれた本丸へよ」

清霜「見つかったの!?」

スージー「…さあ!面倒事も避けたいし、さっさと行くわよ!」ごぉっ!

清霜「ねー!どうなの!?」

鈴谷「慌ただしいってば!」


たたたたたたたたっ…

ーーー国会議事堂ーーー


モロ「おのれおのれおのれおのれおのれ…!!彼奴等め、テクノロジーだけでワタシの恐竜を殺して行くとは…!」

モロ「あんな、機械に頼った偏屈者共めがっ…!!」

神風「…事情は良く分からないけど、作った命だけで戦うからそう成るのよ」

神風「今のうちに投降した方が良いわ。恐竜をボロボロにされたく無かったら…」

モロ「ふんっ…人質である貴様が何を言う。今のお前は所詮、ワタシの盾にしか過ぎんのだよ」

モロ「それにこちらには切り札が有る。まだ勝負は分かりはしない」

神風「…」

モロ「さあ。分かったら奴の世話をするんだ」

神風「ええ…?あれ大きくて怖いんだけど…」

モロ「良いからやれ!!」

神風「うう〜…」

ーーー議事堂前ーーー



スージー「ここよ。報告の有った場所は」

初霜「こ、ここが…!?」

鈴谷「もう占領されてるって事じゃん…ヤバく無い?」

春風「一刻も早く敵を倒さないと…!」

朝霜「そうだよな、社長!」


しーん…

朝霜「…あれ、社長?」

スージー「社長なら奇声を上げて何処かに行ってしまいましたわ」

朝霜「ハァ!?」

スージー「きっと凄くテンションが上がっていたと思いますわよ」

ローマ「そんな無責任な…」

清霜「い、良いの?社長さん一人で…」

スージー「本気が出た社長は恐ろしいですわよ」

鈴谷「そ、そうなんだ…」


たったったったったっ…


スージー「!レーダーに反応有り。何か来る」

ザラ「また恐竜とか…?」

春風「どんな敵が来ようとも…絶対に倒します!」


ざざっ!

目の前に、刀の様に鋭い尻尾を持った桃色のユタラプトルが現れた。
頭の後ろに羽毛を纏めているリボンが着いている。

スージー「?この恐竜…」

清霜「な…何これ!神風ちゃんそっくりじゃない!」

春風「そんな…!もう遅かったなんて…!」

朝霜「恐竜にされちまう何て…!」

スージー「この恐竜…あの子のDNAが入ってるわ!」

春風「え…DNA?」

鈴谷「生き物の身体を作っている奴!秘書さん。もしかしたら…」

スージー「ええ…この恐竜、神風の髪の毛か血からとったDNAで作られてる」

朝霜「!?」

春風「えぇ!?」

どす、とす…

スージー「…此処を通す気は無いみたいよ…」

初霜「か…刀なら、私だって負けません!」きんっ

春風「私も…!」きんっ

スージー「…」

ローマ「…ごくっ」



「クギュゥゥゥァァ!」

鳥海「来たっ」

初霜「ゆきます!」たっ!

しゃっ!

彼女が接近し刀を振るう動きに反応しユタラプトルも尾刀を振るって受け止める。

っぎぃんっ!

初霜「っく…!」じりりりりり…!

しゃきぃんっ!

鍔迫り合いから初霜の刀を弾き、彼女の頭に飛び乗り踏み台にする。

どかっ!

初霜「きゃっ!」

ザラ「っ!」どぉんっ!

スージー「早っ!あんな早かった!?」ぴぴぴっ


どむっ

スージー「へぶっ!」

青葉「ひ、秘書さんまで踏み台に!?」


すたっ

熊野「発艦ですわっ!」びしゅっ!

清霜「えいっ!」ばすっ

春風「覚悟なさい!」ぱすっ!

大勢の中に入り込んだ敵に対して本格的な攻撃が開始される。
『彼女』の方は当たる事も無くしなやかな動きで次々と躱し、斬って去なして行く。


ずばっ!

鈴谷「あ"ー!?観測機が真っ二つにぃ!?」

朝霜「や、ヤバいだろ…!ぐっ」

初春「おぬしは下がって居れ!」

鳥海「よく狙って…!」

「ギュァ!」ぐるっ

ずばっ!

鳥海「えっ…えぇ?!」

ドカッ!

鳥海「きゃあっ!」

ポーラ「あ〜」がちゃこっ

ざんっ!

ポーラ「あ〜」

ザラ「ちょ、ちょちょちょ…艤装斬るなんてアリ!?」

ローマ「く…早くて狙いが…!」


スージー「っ…このぉ…」ぐぐぐ

朝霜「このままじゃやばい…司令、先行ってくれ!」

スージー「え?」

すちゃっ

朝霜「ここはアタイ達が食い止める!その間に、敵のボスをぶっ倒してくれよ」

スージー「なるほどね…なら任せるわ」むんずっ

清霜「わっ」

春風「えっ、ちょ…大丈夫なんですか!?」

スージー「悩んでるヒマは無いわ。行動開始よッ!」ごぉっ!

わあああああああああああ…>


しゃきんっ!

朝霜「おわっ…!ぐぅ?!」ぶしゅっ

初霜「朝霜さんッ!」

鈴谷「このっ!」どぉおんっ!

ばっ!

「クギュァアアァァァァァァァァァァァ!」

どすどすどすどすどす…


ザラ「…な、何か聞こえない…?」

ポーラ「え〜?」

足柄「…何かの足音ね」


どすどすどすどすどすどす…!

「モァァァァァアァ!」

「ブォォォォ!」

那智「なっ!」ばっ

援軍にパラサウロロフス、エドモントニアが轟音を立てて駆けつける。
突進同然のスピードの鎧竜に、『彼女』は飛び上がって背中に着地した。

「クギュアアアアア!」

朝霜「行かせる気は無いみたいじゃんか…」

羽黒「ひぃ…」

那智「敵ながら…何て恐ろしい連携だ」

ぐるるるるる…

国会議事堂の前を名うての恐竜が塞いでいる。
突破するのは容易ではない。

朝霜「司令…!」


ーーーーーー


どかぁんっ!

スージー「とぉう!」

春風「もう少し静かに!」

スージー「私達の善は全員に見られてるの。敵も味方も待ってはくれないわ」

清霜「だからって…」

そういえば前作で大北いたっけ

>>251 居ましたわよ

スージー「さあ…出て来なさい!悪党!」

春風「か、神風姉様を返して!」


ことこと…


モロ「…やれやれ。そこまでしてワタシの邪魔をしたいのかね。小娘達」

スージー「アンタがこの恐竜達を作ったのね?」

モロ「如何にも。ワタシはDr.モロ。嘗て死にかけたが…今こうして、再び大地に立って居る」

モロ「今度こそ、このワタシの夢を実現させるのだ!」

清霜「な、何で恐竜を使って人を襲わせるの!?」

スージー「そうよ!それこそジュラシック・パークみたいなの開けば良いじゃない!」

モロ「あのお方からの直々の頼みなのだよ。あのお方の障害と成る国を恐竜で始末せよ…とな!」

モロ「すでに政府関係者は全て『娘』が喰らった。この国はもう、国としては機能せんわい」

清霜「そ…そんな…!!」

スージー「…良くもまあ大事な常連客達をぶっ潰してくれたわね」

モロ「良いじゃないか。お前達はこの日本と言う雄大な資源と土地を手に出来るのだから」

スージー「…もっとも。そのアタシ達も、潰す気なんでしょう?」

モロ「…勿論だとも。お嬢さん方」ぱちんっ

ごごごごごごごご…!

モロ「キミ達には…ワタシの作り上げた、超超超々最高傑作に…殺されてもらおう」

ずん…ずん…

春風「また恐竜ですね…!」

スージー「馬鹿ね。其のスキにアンタを殺させてもらうわよ」ちゃきっ

モロ「ワタシを殺そうとも意味等は無い。なぜならば…恐竜は全てあの『娘』が指揮していたのだからな」

スージー「何ですって?」


どしんっ!!

モロ「見よ!これぞワシの人生の集大成だ!!」

モロ「さあ行け…『Re:インドミナス・レックス』!!!」

完全に熟成しきった大型恐竜が、スージー達三人の目の前に現れる。

清霜「え…!?」

スージー「のあ…!?」

春風「っ…?!」


BGM:https://www.youtube.com/watch?v=joeL8AbPKwE

インドミナス・レックス「グォォォォォォォ!!!」


ーーーーーーーースペシャルページーーーーーーーーーー
  超強化型恐竜魔獣 Re:インドミナス・レックス

 Dr.モロが自らの人生を捧げ作り上げた最強の恐竜。
人類並の頭脳とそれを支える『心』を以て主の強力な戦力と成る。
 手懐けられた『王』程、もっとも恐ろしい存在は無い。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


モロ「さあ行けッ!社長の、ワシの邪魔をする物を…全て殺し尽くすのじゃぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

清霜「や…ヤバいよ、恐竜も博士も!」

スージー「…そうね。今回ばかりはちょっと…死に掛けるかも」

春風「何を弱気に成ってるんですか?!」

「グルルルルル……」どす、どすん

スージー「だってアレ…ヤバそうじゃない。どうみても」

清霜「大きいし…固そうだし…」

モロ「どうだ!怖いか!?恐ろしいか!?これが死と言う奴の事だ!」

モロ「こいつは無敵の恐竜だ!諦める事だな!」

春風(そんな事無い…!何処かに弱点は有る筈…!)

どすんっ!

「グルルルォォォァ!」

スージー「来た!」ばっ

清霜「わぁっ!?」

たたたたた…!

春風(考えてる暇は無いわ…!)きんっ

ばすん!

「グルォ?」

春風「っうそ…効いていない…!?」

モロ「無駄だ!ソイツの成熟した装甲は核爆弾ですらも耐えるのだァァァァ!!!」

清霜「嘘ぉ…!?」

スージー「そのうるさい所、うちの開発担当そっくりね!」

モロ「…何?!」

スージー(今!)どしゅしゅしゅしゅしゅっ!

ミサイルがモロに向かって放たれる。

モロ「!しまった!?」

清霜「いっけー!」


ごぉぉぉぉぉぉぉぉ…!!

ぼがあああああんっ!!

いっちは、アルペは劇場版ルートで行くの?本編ルートなの?
後ピンクの悪魔は出るの?

>>258 劇場版ルートに近い何かの設定ですわ。
(ピンクの悪魔は出)ないです。


スージー「やったか?!」

清霜「やったよね?!」

春風「そこなんで止めないんですか!?」


こぉぉぉぉぉぉ…


「グルルォ……」

モロ「むっ…ファッファッファッファ……!流石だ、インドミナス!」

スージー「そんな…?!」

清霜「馬鹿なっ…完璧だった筈なのに…」

春風「…あの、二人とも、真面目にやって下さい…」

モロ「ヤケに成るのも致し方が無い…早急に楽にしてやれ」

どしんっどしんっ!

ぐぉっ!

清霜「わわっ!」ばっ

ばすんっ!

スージー「兎に角攻めて攻めまくるのよ!アイツからスタミナを奪い取ってやりなさい!」

清霜「うんっ!」

モロ「ムダな事だ。コイツのスタミナは常軌を逸脱しているからな!」

スージー「無限ではないでしょう?」どしゅしゅしゅしゅっ!

どごごごごごぉおおんっ!

「グォォォォ!」

春風(相手の脚を切れば何とかなる筈…!)きんっ

すぱしゅっ!

「グゥ!」

春風(これは効果があるみたい…!)

スージー(良いわ。弱点…の様な場所を見つけたみたいね)

ぐぉっ

足下の春風に向かって大きな前足が伸びる。

春風「!」ぐるんっ

ごろろっ!

春風「」ぱすっ!

モロ「おわッ。スキあらばワシに攻撃するのは止めたまえよ!」

スージー「そうよ!そのおじさんはあとでたーっぷり尋問するんだから!生け捕りよ生け捕り!」

モロ「生け捕りにも成るか!貴様等は全て此処で死ぬのだッ!」

ぶおぉんっ!

強靭な尻尾が振り回される。

清霜(この恐竜…何もかもが強いよ!)ばすっばすっ!

「グォォォォォォア!」がしっ

清霜「えっ、わぁっ!?わ"ああー!?」じたじた

春風「清霜さんっ!」

モロ「ムハハハハハハッ!一度捕まったら逃げられんぞ!特にお前達の様な出来損ないの小娘ではなァァ!!」

スージー「仕様がないったら…あんのバカ!」どしゅしゅしゅっ!


どっごごぉおおんっ!

「ググォッ!」

清霜「わぁっ!」どさっ

スージー「んー…これ大人数で挑まなくて良かったわね」ぴぴぴ…

スージー「多くても精々4人が限界ね」

モロ「何を知った様な口を!お前達3人で十分だとでも言いたいのか?」

春風「そんな事…無いです」ぐぐぐ

スージー「さっきから何とか攻撃当てられてるけど…全然効いていないんでしょう?」

モロ「当然だッ!!只単に頑丈な身体に攻撃を当てているだけではなァァ!!」

スージー「へえ。弱点も無いのね…」

モロ「そうだとも!!!」

春風「そんな…!」

清霜(どうしよう…何か対処方法は…)

モロ「しかもそれだけではない…これと同じ奴がまだ一頭控えているのだ!!」

スージー「…は?うそでしょ?」

春風「こんな強いのが…あと一頭も?」

モロ「どうだ…この力で、ワタシは太古の惑星を取り戻すのだッ!!」

清霜「…」

スージー「…本格的にヤバい事に成ったわね…」

モロ「どうだ…もうワタシを止める事等は出来ないのだよ。出来損ない共」

モロ「此方には予備も人質も居る…これ以上の悪あがきは止めたまえ」

春風「な…何ですってっ!?」

スージー「神風の事ね…?」

モロ「ああ。彼女には首に死の輪っかを付けさせた。このボタンを押せば一発で彼女は死ぬのだ」

春風「そんな…!」

モロ「このワタシを傷付けようとすれば、このボタンが彼女を殺す事に成る」

モロ「さあどうする?降伏すれば見逃してやろうじゃないか」

「グルルル……」

スージー(インドミナスの動きが止まってる…?)

春風「く…卑怯な…」

モロ「『MERCY』と言って欲しいね。身内は全て助かるんだから」

清霜「…」


スージー「…思ったけど、オジイサン」

スージー「…その人質の神風は、なんで自分の近くに置いていないのかしら?」

モロ「…あ」

スージー「もう既に敵の所から脱出してるかもしれないわよ?」

モロ「巫山戯るな!貴様に何が分かると言うんだ!」

スージー「分かるわよ?何せ…あの子はアタシの従業員ですもの」

春風「司令官様…」ホッ

スージー(それに…さっきからインドミナスが攻撃の一つもしない…何か訳が有るんでしょうね)


がちゃっ…!

「そこまでよっ!」


スージー「!」

モロ「!?」

清霜「あ…あぁ…!」

春風「その声…!」

ーーーーーー

ーーー其の頃、議事堂前ーーー


どしゃああっ!

ザラ「くぅっ…!」

朝霜「くっそ…なんて強さだ、あの神風恐竜!」

初霜「早い上に剣捌きが鋭い…恐竜なのに…!」

妙高「誰かの援護が必要ですが…この状況では少し…」

「クギャァ!」ぶぅんっ!

初霜「きゃっ…!」がぎんっ!

ぎぎきききりりりりり…!

朝霜「防戦一方だ…チクショウ!」

鳥海「っ…誰か…!」

「てぇ〜いっ」


どっすんっ!

「クギャ!」ばっ

朝霜「ほ…砲撃?」

アイオワ「一体誰が…」


ざっ

霞「ったく…忙しいったら無いわ」

阿賀野「ね〜」

矢矧「阿賀野姉、この状況でもその喋り方はどうなの…?」

朝霜「か…霞ぃ!」

足柄「遅かったじゃない!何やってたのよ!」

霞「恐竜が沢山溢れてたのよ!それぐらい…!」

時雨「そんな事より…あの桜色の恐竜は?」

朝霜「お…おう。神風のDNAが入った恐竜だってよ」

霞「何ですって!?」

能代「そ、そんな事が可能なんですか…?」

鳥海「あの…そちらは…状況は?」

霞「余り良く無いわ…横須賀鎮守府が漸く安全に成った程度よ」

青葉「おお、だったら…今首謀者の所に3人乗り込んでます。彼女達が何とか倒してくれれば…」

霞「はぁ!?3人だけで行かせたって言うの!?」

青葉「だってあの防壁じゃ大人数は入れませんってば!」

足柄「兎も角、私達に出来る事は…彼奴等を引きつける事よ」

那智「お前達も手伝ってくれ…この数なら行ける筈だ」

霞「それは良いけど…清霜は?まさか乗り込んだ何て言うんじゃないんでしょうね?」

青葉「まあ大丈夫ですよ」

霞「」

「クギュアア!」

霞「ちっ!」ばすっ!!

「ガァ!」ばっ

霞「だったらここに居るわよ!良い!?」

朝霜「おう…頼むぜ」

ポーラ「さ〜。私達は私達でやりましょ〜」

どんどんどんどん…!



ーーーーーー


神風「私の事、縛っておくべきだったわよね」

春風「神風姉様!」

スージー(あの博士…凄いマヌケね…)

モロ「か…神風ッ」

神風「ダメダメね…そう言う所で抜けてたら…肝心な時に全てどんでん返しされちゃうわよ」

神風「それとも、本当はそう言う事をして欲しかったの?」

モロ「っ…何を言う。どの口が言えた事だ…出来損ないの。どの口がッ!」

清霜(えっ…なんか怒り出してるけど…)

神風「貴方も…立派な出来損ないだと思うけど」

モロ「何だと…?」

神風「こんなに恐竜を沢山復活させて、やりたい事がコレって…」

スージー(確かにコレは無いわよね…)

神風「こんなの酷くて笑えない茶番劇だわ」

春風(…やっぱり神風姉様も怒ってるのかしら…)


モロ「茶番…茶番劇だと?」

神風「…」

モロ「高が…古臭いだけの軍艦が…欠陥品の艦娘がッ!!ワタシ達を笑おうと言うのかッ!」

モロ「貴様の様な鉄と油の小娘に、ワタシの研究を茶番呼ばわりされてたまるかッ!」

モロ「貴様なぞにッ!ワタシの『夢』で蘇った恐竜達を、笑われてたまるかァッ!」

モロ「お前なんかにッ!!お前みたいな『モノ』にッ!!」

清霜(挑発し過ぎだって…!)

スージー(や…し過ぎちゃいないと思うけれど…)

神風「…」

モロ「理論は飛躍する!研究は飛躍する!! 理論は実戦を食んで、油断無く進むッ!」

モロ「何時の日か、『奴』に追いつくッ!いつか『科学』を超えてみせるッ!」

神風「バカ言わないで!こんな酷い事で超えられる訳無いでしょ!?」

神風「貴方だって…自分が苦労して蘇らせた恐竜を、こんな事に使いたく無い筈よ!」

モロ「ッ……!」

スージー「…マジ?」

春風「…?」

神風「こんな事して…貴方は楽しかったの!?」

モロ「ッッだァまれェェェッ!!」すっ!

ぽちっ!

春風「っ!?姉様っ!」

清霜「神風ちゃんっ!」

……………

春風「…っぇ…?」

清霜「あれ…?」


神風「…いえ、楽しく何か、無い筈よ」

モロ「な…何故、何故だ、何故首輪が動かん!」ぽちっぽちっ

神風「助けてもらったのよ。貴方が作ってた『予備』に…」

ぽんぽんっ

よち…よちよち…

「!グル……!」

モロ「…!?ま、まさかあ…!」


「キァー」

清霜「インドミナス・レックスの赤ちゃん…!」

神風「その強い奴の子なら、幼くても十分に固い物を切れる鉤爪してるのよ」

首輪を投げ捨てた彼女は、赤子を抱きかかえて前に歩き出す。

春風「…凄い…」

モロ「…ぁ…っ…」

神風「…どう?貴方が作った…人を殺させようとした子が、人一人を助けたのよ」

神風「どんな気分?」

モロ「……ワタシは…その、そいつの妹が…」

神風「…」す…

「キュゥー」

「……ゥゥ」

スージー「…戦意が消えて行く…」

清霜「…博士…」


がしゃんっ…

ハルトマン「…少なくとも、悪い気はしていないだろうな」

スージー「うわッ……何時の間に」

ハルトマン「何やら予感がしたのでな。すぐにかっ飛んで来たのである」

モロ「…」

神風「…いい気持ちなら、後悔が溢れているなら…今直ぐ、攻撃をやめさせて」

神風「…多分、その恐竜だって…そう言って欲しいと思う」

たったっ…

春風「か…神風姉様…分かるんですか?」

神風「…うん。この恐竜には、凄まじいまでの強さを制御する為に…『心』を作ったって言ってたから」

スージー「…アンタ…」


モロ「…分かるだろう。インドミナスの凄まじいスペックは、インドミナス自身にしか制御できん」

モロ「予備の妹も、もし失敗してしまったときの為だ…」

清霜(…力って、そんなに凄いものなのかな…?制御出来ないくらいに…?)

ハルトマン「…大方、あなたがこんな事をしたのも…ガリックの差し金なのだろう」

モロ「…其の通りだ。奴は…私に大量の資金と技術を提供した代わりに…日本を滅ぼせと告げられた」

スージー「…んで、言われた通りに出来てしまったと」

モロ「…」

神風「…こうなったら、もう取り返しは着かないわ…」

モロ「…」


すた…

モロ「…さけべ。インドミナス。戦いをやめろと」

「グル……」

モロ「…こうなっては、ここを…恐竜の島として、平穏に暮らせる様にするしか無い…」

ハルトマン「それは危険だ。恐らくニュースに成ってしまっている以上。国連からの爆撃は避けられん」

スージー「あ…で、でも…そんな余裕は無いんじゃないんですか?」

ハルトマン「残せば今度は我々が無能と呼ばれる。このチンキュウの社会はそう言う流れが出来ているのだ」

神風「…」

清霜「…何とか出来ないの?このままじゃ…可哀想だよ」


ハルトマン「任せたまえ。私に良い考えが有る!」

ーーー夕暮れーーー


ざああああああ…
ガア…ガア…


スージー「…まさか。本当に恐竜だらけの島として新しく島作っちゃうなんてネ…」

霞「呆れたと言うか…なんというか…」

清霜「社長さんって凄いや…!」

スージー「率先して見習うべき物でもないけれどネ」

すたすた…

ハルトマン「良し。これで後始末は全て済ませた」

神風「社長さん」

スージー「後は…博士次第って、訳ね」

ハルトマン「所長の奴も、何時も以上にうるさく張り切っていたのである」

スージー「…これで本当に良い物かしらね?」

ハルトマン「ああ。表向きには『日本を滅ぼした連中を屈服させ、お仕置きに社長の為の恐竜島を管理させている』としているのである」

朝霜「手早いねぇ。そういうの好きだぜ」

神風「…社長も、優しいのね」

ハルトマン「む…そんな事は無い」

スージー「そうね。こいつなんかマダオよ」

ハルトマン「」

春風(あららら…)


ざああああ…

神風「…幸せに生きられるのかな、あの人」

スージー「…大丈夫じゃないの?あのおじさん…只単に、自分の好きな事に情熱注いでただけみたいだし」

スージー「やり方さえ正しかったら、きっと上手く出来るわよ」

神風「…そう、ね」

春風(…ちょっと駆け足だけど…丸く収まって良かった…)

マダオ(マジでダンディーなオッサン)

>>279 奇声発する*OSSAN*

スージー「…」

ハルトマン「…さあ。今日の所は…帰ってしまおうか」

清霜「はーい!」

スージー「アンタ達も、暫くこっちで雇うから♪」

霞「ちょっと何勝手に…」

朝霜「諦めな霞ぃ。司令は押しが強いんだ」

霞「ちょっと、前の司令官の事は忘れたって言うの?!」

スージー「…」アハハ…

ーーーーーー




「…申し上げます。社長。ドクターモロとその恐竜達がハルトマンワークスカンパニーに組した様です」

ガリック「…」

「全く情け無い。…失敗でしたね。彼は」


ガリック「…失敗?何を言う」

「…?」

ガリック「彼はちゃんと『任務』を果たしたじゃないか…」

ガリック「任務を果たした後どうなろうが…もう我が輩の知った事ではない」

ガリック「地平線に見える町の蜃気楼を追うても仕様が無い」

「…」

ガリック「キミが良いたい『役立たず』でも、僅かに我が輩の役には立った」

ガリック「さあ。次の星に願いを賭けるとしよう」

「…はっ」

ーーー次回予告ーーー


BGM:https://www.youtube.com/watch?v=kR54declpAA

神風「敵襲っ!敵襲よ!」

スージー「はぁ!?いきなりですか!?」

朝霜「まだギャラクティックナイトが戻って来てないってのに…!どうすんだよ!」

スージー「仕様がないわ…ここは私達で対抗するしかない!」


駆逐古鬼「ああそうだ、艦娘達よ!貴様達が存在し続ける事。それこそが罪だ!」

駆逐古鬼「我々と我々の自由の間に立ちはだかるのは貴様達の命ただ『一つ』!」

駆逐古鬼「今、皆の鼓動が一つに成るのを感じる!」

駆逐古鬼「さあ、艦娘よ。今、この場所で決着をつけようじゃないか」

駆逐古鬼「この私、旧型駆逐艦の私が!貴様達を打ち倒すッ!」


「次回第十六話『最高にグレートなアイツ』」

スージー「どーすんのよ…!アイツ最強よ!?」

神風「だったら倒せば良いでしょ!」きんっ

ーーー数日後ーーー



スージー「…」むむむ

神風「?司令官。どうしたの?」

スージー「…」むむむむむむむむむ

神風「…司令官ー?」

ぽわわわ…

スージー「んんんん…!!」

神風(何か光ってる…)

ぽわわ…しゅぅ

スージー「っぜぇっ…ぜぇっ…」

神風「…何やってたの?司令官」

スージー「いえ…ちょっとね…私の力がさ、何かこう…念じたら使えないかなーって」

神風「…なんで?」

スージー「いや…ホラ。異空間ゲート抉じ開けて…何か援軍を呼び出すのって凄く便利そうじゃない?だから扱える様にしたいんだけど…」

神風「あー…でも予想外の物呼び出しそうで怖いわね…」

スージー「あはは…出そうと思うと出せないなんて、まるで」

神風「言わせないから。司令官も女の人なんだからそう言う事はちょっと控えて」

スージー「まだ何も言ってないのに…」

うぃぃぃぃんっ

ハルトマン「おおスージー。何をして居る?」

スージー「ああ社長。実はですね…私に宿ってる力っていう物…自分の意志で使えるかどうか試してたんです」

ハルトマン「其の様子だと駄目そうだな?」

スージー「御察していらっしゃる通りですわ…」

神風「そう簡単に制御出来たらちょっと怖いけど」

スージー「ねえ…でもまあ。こういう自分に宿った力って意識しながら発動するって凄く難しいのネ」

スージー「何と言うか、改めてアイツや貴方達の苦労が分かった気がするわ」

神風「へ?」

スージー「だって艦娘って力を後天的に付けてもらう感じでしょ?」

神風「あー…そういえば、確かに」

スージー「そんな大変なのに私や仲間、自分の司令官の為に使ってるのねー♪」なでなで

神風「ばっ…//!」

ハルトマン「何れにせよ。そういう力を操れると言うのは強者の証ではないか」

神風「社長まで持ち上げないでよ///」


神風「…そんなに、力を操れた人ばっかりじゃないんだから…」

スージー「…?」

ハルトマン「それはさておき。敵の次の出方をうかがわねば」

スージー「あれから本社のサイトも封鎖されてて、チェックが出来なく成りましたのよ?」

スージー「まさかSNSで探せと?」

ハルトマン「情報を得るにはそれ位の覚悟が必要なのだよ」

スージー「そりゃそうですが…」

ハルトマン「さあ。分かったら早速集めて来るのであーる!」

スージー「はいはい…」

すすすすすすすー…

ハルトマン「うんうん。今日も働き者で良いな」

神風「そういえば社長。何で司令官を秘書に…?」

ハルトマン「むーん…そういえば何故だったか…」


ハルトマン「…ある日だね、何時の物様に宝物を磨いていると…彼女がやって来たんだよ」

ハルトマン「彼女は奇妙な事に、私の『娘』であると言うんだ」

神風「!」

ハルトマン「馬鹿な話だとは思ったよ。私には娘が居た覚えは無いのでな」

ハルトマン「だが、声や風貌に温かい物を感じてな…」

神風(…)

ハルトマン「それに。ファミリーネームが私と同じだったのも気になったし…秘書として働いてもらう事に成った」

ハルトマン「彼女も言及してた『何か』を思い出せそうな気がしたのでな」

神風「…それでも、思い出せないんだ」

ハルトマン「察している通り、な…」

ハルトマン「だが、あの時に…大切にしまってあった物を無くして…何を無くしたんだろうと、疑問に思ってしまった」

ハルトマン「…私には、その『何か』を、思い出せそうに無い」

神風「…辛い、のね」

ハルトマン「ああ。スージー本人にも相談出来ない…まあ、言わば最高クラスの企業機密だ」

神風「その機密を私に喋っちゃっていいの?」

ハルトマン「…」


すたすたすた…

神風「あ、ちょっと!」

ハルトマン「ナウでヤングなこのワシの事は、もう放っておいてくれたまえ」

ハルトマン「大人は一人で悩みを紛らわす事が大事なのだから」

神風「…」

すたすたすたすた…


ハルトマン「放ってくれなかったらリストラだぞ」

神風(何てムチャクチャな…)

すたすたすたすたすた…


神風「…生き残ってる鎮守府と通信でもすれば良いのかしら」

すたすたすた…

神風「それとも、別の国…」

神風「…」

神風(…悩んだって仕様がないわね、とりあえずは…)


ひゅっ…

神風「?」

たたたた…

神風(…何かが居た…侵入者?)

神風(…仕事ができたわね)たたたたっ

たったったったったったっ…



ーーーーーー


かたかた…かた…


スージー「…SNS掲示板にそれらしい情報無し、ツイッターにも情報無し…ね」

ぎし…


スージー「…あ"^〜…暇…」

スージー(あのにっくきフラッシャフトめ…このツケは1000万倍にして返してもらうわよ)

くるくるくる…

スージー(…そんな事言ったって仕様がないわねー)

スージー(…あぁ。素敵な出会いとかないかしら…)

この世界線のHWCにはケイン所長はいるのか聞こうと思ったら>>277で示唆されてた
本編に登場する予定はありますか?

>>290 して欲しい、してもいいなら出しちゃいますわよ

スージー(…例えば…そう、穴に落っこちるとか…)

ういぃぃんっ

初霜「御邪魔します」

スージー「あら…何か用が有るの?」

初霜「はい。米国からの連絡ですが…」

スージー「アメリカから連絡ねえ…」

こつ…

スージー「ん…あ、ストップ、ちょっと待って」

初霜「え?」

スージー「扉にこれ投げて」つドライアイス入りペットボトル

初霜「…?」ぽいっ


からんっ…からから…

ぼっごおおおおおんっ!!

「うわ?!」

初霜「!?誰ですか!」

たったったったったったったったったっ…


スージー「…ちょっと強過ぎたかしら」

初霜「じゃなくて…何が居たんでしょうか」

スージー「…さあねえ。聞いた事の無いモノだったのは確かよ」

初霜「じゃあ…侵入者?」

スージー「…泥棒程度なら…良いけれど」


しゅうううう…

初霜「…それにしても何て危ない物を…」

スージー「ケインの奴が提案して来たにしては有力なお手軽爆弾よ」

初霜「あれで良く扉が壊れませんでしたね…」

スージー「ドライアイスさえ有れば爆薬が無くても、色んな規模の爆弾が作れるのよ」

初霜「怖いですってば…」

スージー「兎も角、早急にカメラをチェックしないと…」かちっ

初霜「私、追いかけてみます!」

スージー「大丈夫?もしヘンタイだったりしたら…襲われるわよ?」

初霜「だ、大丈夫です!」

スージー「防犯ブザーつけとくから何か有ったら押すのよ」かちっ

初霜「はい!」

スージー「では、出撃!」

たったったったったったっ…


スージー(…もし仮にあいつらだとすると…)

スージー(…素敵な出会いじゃなくて、イヤな出会いが待ってそうね)かちかちかち

っぴこん

スージー「…」

かちかちかち…

ざーーーー

スージー「…監視カメラ全台ロスト……」

スージー「こりゃ…クロって見て良いわね」


かちかちかち

うぃぃぃんっ!

神風「敵襲っ、敵襲よ!」

スージー「知ってる。全部の監視カメラが潰されたわ」

神風「あれ…驚かないのね」

スージー「そりゃ貴方。ねえ…」すくっ

スージー「それより、初霜が侵入者を追いかけてるわ。彼女を頼りになさいな」

神風「分かったわ。ありがとう司令官!」たっ

スージー(直に第一種戦闘配置を呼びかけないと成らないわね。この調子じゃ

ーーーーーー


たったったったったったったっ…


初霜「はっ…はっ…!」

初霜(一体何処に…?)


たったったったったったっ…

ずおおおお…

初霜「…?」


『第一深層部 ハルトマンワークスカンパニー関係者以外の立ち入りを禁ずる』


初霜「…」

初霜(ここから、凄い力の気配が…)

初霜(…もしかして、此処に?)

初霜「…」たっ…

たったったったったっ…


神風「あれっ…何処行っちゃったのよ…」

神風(さっき初霜の姿が見えてたのに…)

こつ、こつ…

神風「…まさか、立ち入り禁止区域に入ったりしてないわよね」

神風(もし入ってたら…考える事は一緒って事よね)

こつ、こつ…

春風「あら?神風姉様…どうしたんですか?」

神風「春風!良い所に来たわ!ちょっと着いて来て!」がしっ

春風「へっ?きゃっ…ま、待って下さい!」

たったったったったったっ…

ーーー第一深層部ーーー


BGM:https://www.youtube.com/watch?v=jb8E8NQCErg


初霜「…暗い…気をつけて進んだ方が良いわね…」

こつ、こつ…

*足音が、遠くから響いて聞こえる…。何かが歩いている様だ。

初霜「…」ぶるる

初霜(…や…やっぱり、大事な所だけ有って…凄く怖いわ)

初霜(もし何かが有るなら…それが狙われたら、危ない…何とか見つけないと)

たったったったっ…

神風「あ…初霜!居た!」

初霜「ぁ…!神風さん、春風さん…!」ホッ

神風「良かった…貴方も、例の侵入者を追ってるの?」

初霜「まだ分かりませんけど…やっぱりあれ、侵入者ですか?」

神風「仮にそうだとしたら大変よ、直に追いかけないと!」

初霜「ええ!」

春風「あ、あの…良く分からないのですけど…一緒に追いかければ良いんですか?」

神風「ごめんね春風…貴方も、手伝ってくれる?」

春風「はい…何やら只事では無さそうなので」

神風「決まりね!気分を改めて…行くわよ!」

初霜「はい!」


たったったったっ…

かしゃ…

春風(…)たったったったったっ…


ーーーーーー

かちゃかちゃ…

スージー「…深層部に脚を踏み入れた人が居るみたいね」

スージー(…厄介な事に成ったわ。あそこは敵もこっちも、内部に居る人が特定出来ない様に電波が仕掛けられてるのよね…)

スージー「…セキュリティサービス出動。警戒に当たって」ぴっぴっ

たったったったっ…


初霜「…」

神風「…真っ暗なのに入り組んでるわね…」

初霜「侵入者ホイホイには良いかもしれないけれど…これじゃいざ入られた時困るわ」

春風「…」キョロキョロ

神風「何か居た?」

春風「いえ…それにしても、迷子に成ってしまったらどうしましょう…」

初霜「大丈夫ですよ、提督に来てもらえば…私達の場所分かる筈です」

神風「成る程ね…って、それなら私達も電探で侵入者を捜せば良いんじゃ…?」

初霜「…」

春風「あ…私、忘れて来ちゃいました」

神風「嘘。それじゃあ初霜に任せる敷かないわね…」

初霜「は、はい…」ぴぴぴぴ


かちんっ

初霜「え?!」

神風「ちょ、何?!」


*壁に有った、何かのモニタが開いた。
*誰かの報告書か、日記の様だ。

春風「これって…」

神風「…なに、かしら?」

ぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴ


『__:p3w5pgw_:45ph54pw_:spel5p4::_3:wpslep5:l_s:34plgp5s:4_:5p_』す


神風「…壊れてる?」

春風「…ロックが掛かっている…ようですね」

初霜「…先に進みましょう。位置が分かりました」

神風「本当に?」

初霜「はい、着いて来て下さい」

たったったったったったったっ…


初霜「この廊下を右に曲がって、6メートル進んだ先の曲がり角を左に曲がって、その先に有る大きな部屋を通り抜けた所の…」

初霜「第二深層部…?に当たる場所の付近に居るそうです」

神風「ちょ…覚えられないんだけど…!?」

春風「神風姉様…しっかりして下さい…」

初霜「さあ、はぐれない様にして下さいね…」こつ…こつ…

た、た…

*真っ暗な空間には、只、システムによる微かな光と…足音が、薄い彩りをたてていた。


こつ…

神風(うぅぅ…司令官…)

がしゃん…がしゃん…


初霜「…」

神風「な、何か変な音が…」

がしゃん…

神風「ゆ、幽霊…とか…?」

初霜「…少し静かにして下さい」

神風「…」


がしゃん、がしゃん…

がしゃっ


セキュリティサービス『』ピピピピ

春風「…これ、は?」

初霜「なんだ…只のセキュリティサービスよ、これ…」

神風「じゃあ味方なのね…」ホッ

セキュリティサービス『』ピピピピピピ

がしゃ、がしゃ、がしゃ、がしゃん


しゃきんっ!

初霜「…え?」


ぶつっ

BGM:https://www.youtube.com/watch?v=zP_1e30FWsE

*Security Serviceが襲って来た!

神風「…え、何、私達に…敵意向けてるの?」

ばずんっ!

春風「きゃあ?!」

初霜「なっ…私達は味方です!止めてください!」

神風「勝手に入った事は謝るから!」

セキュリティサービス『』ピピピピピリロリロピピピピ

*セキュリティサービスは彼女達が認識出来ない様だ。

神風「ど…どうなってるの?」

初霜「分かりません…!」

春風「私達を…味方として認識していない?」


ぶんっ

初霜「あぅっ!?」ばぢぢっ

神風「っ初霜!」きんっ

神風「…やるしか…無いみたいね!」

初霜「っ……後で怒られますね、多分」ぐぐぐ

きんっ

初霜「はぁッ!」

ばぢぢっ!

セキュリティサービス『』ガシャ、ガシャ、ガシャ

*彼は周りが見えない様だ。

神風「固っ…!」

初霜「神風さん、砲撃を! 小さくても、艦の威力なら…!」じゃきっ

神風「え、ええ…!」

春風(…)

ばっずんっ!!

ばすんっ!!


セキュリティサービス『』ガッコキンッ!

初霜「は、跳ね返った…?」

神風「どんだけ固いのよ?!」

セキュリティサービス『』ピピピピピピピピ

*彼はまだ、目の前の何者かを排除する気で居る様だ。

初霜「どうすれば…」

神風「…無視して進んじゃう…?」

春風「素通り出来る雰囲気には見えませんけど…」

春風「ここは…司令官様に連絡を仰いだ方が」

初霜「そ、そうですね…」

ぴぴぴぴぴ…ががが…

神風「…あれ、何だか様子が可笑しく無い…?」

ぴぴぴぴぴぴぴがががががががが…

*セキュリティサービスは突然震え出しながら、たどたどしく爆弾を散蒔き出した。

ばららららららっ

初霜「ちょ…い、今通信してるのに!」だっ

春風(こんな重要な場所で爆弾を散蒔く何て…何を考えてるの…!)

ぱちっ

ぼっがっっががががああんっ!!

初霜(っ!)

神風「このっ…!」ばすっ!

がいんっ!


*彼は衝撃に少し揺れただけで、平気そうにして居る。

神風「ちょ…これじゃ、怒られる前にこいつにやっつけられちゃうわよ!」

初霜「仕方有りません、こうなったら…!」きんっ

たっ

初霜「せやあっ!」

がしっ!

初霜「っ…?!」

*セキュリティサービスは自分に振るわれた刀を、がっしりと掴んでいる。

春風「嘘?!」

初霜「っ…神風さんっ、関節を!脚の関節を切って下さい!」

神風「えっ…」

初霜「止めるにはそれしか…!」

ぐぐぐぐぐぐぐ…

セキュリティサービス『』ヴン

初霜「早くっ!」

神風「っ…!」きんっ

たったったったっっ

春風「…」


ざぎっ!

*神風が伸ばした刀筋が、機械の脚を貫く様に関節に入って行った。
*そのままケーブル等が切れ、脚パーツの制御を失わせる。


セキュリティサービス『』ばぢ、ばぢぢぢぢぢ…

神風「!っ…」たっ

初霜「やりましたね!」

神風「え、ええ…」


*セキュリティサービスは身動きを取れないでいる。

アンテおもしろみ…



春風「…」とたとたすたすた…

神風「あ、ちょ…!置いてかないでってば!」

初霜(…?)ずぽっ…

たったったったったったっ…


*戦いに勝利した!


たったったったったっ…

神風「な、何で襲って来たのかしら…司令官は何も言ってないの?」

初霜「それが…出てくれないんです。電波が悪いのか…」

神風「そんな…手探りで進むしかないって事?」

初霜「はい…恐らくは」

春風「…でも、兎に角進みましょう。侵入者を見失ってしまいます」

初霜「そうですね…」すたすた

ほぼ誰も見てくれないのになんで書いてるんだ

>>312  そういう野暮ったい事言わない…確かに最近ネタ切れ気味だけど…

俺は見ているぞ!失踪したらリストラ・ショック

>>314 よし、何時もの通常運転で行きますわ♡


ーーーーーー


かたかたかた…

スージー「…一機行動不能…あちゃー、やっちゃったかぁ」

スージー(そもそも誰が入り込んでるのよ…それも分からない以上、迂闊には入れないし…)

がちゃっ

スージー「あ"〜…もう、どうすれば……ん?」


ぴぴぴぴぴぴぴ…

スージー「…着信有り…?初霜から…?」

ぴっ…

スージー「…もしもしー」



スージー「…繋がらない…何だってのよ…」

ーーーーーー

いっち俺は見てるで

>>316 感謝ですわ♡


ーーーーーー


神風「…ねえ、まだなの…?」

初霜「もう少しですよ、はぐれない様にして下さいね…」

こつ…こつ…

神風「……あれ、ちょっとまって?足音が一人足りなく無い?」

初霜「え…?」きょろ…


初霜「…春風さんが、居ないわ……」

神風「…嘘、はぐれちゃったの…?」

初霜「……一人では危険ね、でも…このまま戻っては、侵入者に逃げられてしまうかも…」

すっ

ぴっ、ぴっ、ぴっ

初霜「私達で取り押さえましょう」

神風(…)

うぃぃぃぃぃん………


ーーー第二深層部ーーー


ごぅん…ごぅん…

初霜「…」

神風「見通しは良く成ったけど…これまた凄い、何かが有りそうな所に…」



「実際、何かが有るのさ」

神風「其の声…!」



ずぉぉぉぉ…


*広く、多数の扉を伴った大きな丸い形状の部屋。
*その中央を囲むコンピュータータワーの上に、『侵入者』は立っていた。

駆逐古鬼「…巨大な星のコアの様な鼓動が、感じられる」

駆逐古鬼「まだ生まれる前か、それとも生まれずに終わったのか…」

神風「貴方が侵入者だったのね!!」きんっ

初霜「貴方は…以前にも私達の仕事場に現れた…!」

駆逐古鬼「…久しぶりだ。特に神風」

駆逐古鬼「僕に何か用か?今、忙しいんだ」

神風「…」

駆逐古鬼「…いや、言わなくて良い。分かっているからな」

駆逐古鬼「この僕を止めに来たんだろう?これ以上奥には進ませはしないのだろう?」

神風「…そうよ、ここで、必ず止める…」

神風「…正直私達にも、この奥に何が有るのかは分からないけれど」

駆逐古鬼「……そうか、ならば容赦は要らないな」


BGM:https://www.youtube.com/watch?v=kR54declpAA

駆逐古鬼「僕も…お前達に話す事等は無い…」

すらぁっ

駆逐古鬼「…直に尽きる命だからな」

初霜「!」

駆逐古鬼「…お前達は、我々の夢と希望を阻む存在だ」

神風「…」

駆逐古鬼「人間同士で殺し合うだけでは飽き足らず、また偉いだけの偽善者を肥え太らせるつもりか」

駆逐古鬼「とんだ臆病者だ。武器を持っただけの臆病者だ!」

駆逐古鬼「古代の人間の史実には、巨大なロボット、可憐な女性騎士が活躍したと言うのに…」

神風「…はい?」

初霜「ちょっと待って下さい、それ史実じゃないですよ…?」

駆逐古鬼「しらばっくれるな!知っているんだぞ…身の丈の倍程も有る剣、斧、槍を掲げたり主砲にも成る槍で古代の化物を狩猟していたんだろう?人間は」

駆逐古鬼「火を吹く化物、嵐を起こす龍、森羅万象を操る破壊の龍。海底からやって来た龍を退けていたんだろう…」

駆逐古鬼「だが艦娘はそんなちゃちな鉄砲で安全な所からぽんぽん撃ってるだけじゃないか!」

神風「何か間違った覚え方している様ね」

駆逐古鬼「キャー!自分の手は汚さずに世直ししたいのォー!ってか!」キャー

駆逐古鬼「もっと皆のためになる事を教えてやろうか?」

初霜「な、何ですか…?」

駆逐古鬼「貴様達の死だ!」

神風「やっぱりそうなるの…?」

駆逐古鬼「ああそうだ艦娘よ!貴様達が存在し続ける事、それこそが罪だ!」

駆逐古鬼「我々と我々の自由の間に立ち塞がるのは貴様等艦娘只一つ!」

駆逐古鬼「今、皆の鼓動が一つに成るのを感じる!」

駆逐古鬼「誰もがずっとこの瞬間を待っていたのだ!」

初霜「…その言い方、貴方の他に刺客が?」

駆逐古鬼「だが我らに恐れ等は有りはしない。皆が心を一つにすれば、負ける筈が無いからな!!」

神風「…」

初霜「…さっきから話を無視されてる気が…」

神風(…本当昔っから変わってない…)

駆逐古鬼「さあ、艦娘よ。今、この場所で決着をつけようじゃないか」

神風「…不思議ね、てっきり奥に向かう物かと思っていたわ」

駆逐古鬼「何処までもしつこく追いかけて来るヤツは、早めに心身ともに破壊しなくては成らないのだからな」

駆逐古鬼「さあ、貴様達も覚悟を決めたのなら、武器を鞘から抜け!」

初霜「…」きんっ

神風「…」するぅっ…

ざっ…

駆逐古鬼「始まりだな…もう貴様等に…逃げ場等無いッ!」ばっ

ぐぉっ!

駆逐古鬼「行くぞッ!」


ぎぃんっ!!

初霜「っ!」

*白の刃と黒の刃がぶつかり合い、開戦の火花が上がった!

ざっ

駆逐古鬼「構え!」

ん? ひょっとして...

いや、今は言わないでおこう

>>323 なになに?何ですかぁ?


BGM:https://www.youtube.com/watch?v=YTy9v9a7Tmo


初霜(相手は…只ならぬ雰囲気を持っている…恐らく、深海棲艦の中でも名うての個体)

初霜(ここは…可成り注意して戦った方が…)


ざっ

駆逐古鬼「良いか。砲撃を伴わぬ近接戦闘にも有効な戦法と言う物は有る」

駆逐古鬼「それに気が付けぬようなら…お前はこの先の戦い、真っ先に倒されるだろう」

神風「それなら…心配なんて要らないわよ」だっ

しゃっ!

駆逐古鬼「!」がきんっ!

初霜「ちょ、神風さん!?」

神風「私がやる!」ぎぎぎッッ

駆逐古鬼「っ…刀は、力を入れる物ではない!分かれ!!」ぎんっ!

神風「あぅっ!」どじゃっ

初霜「く…!」ばすっ!

きんっ!

駆逐古鬼「そんなちんけな主砲等捨てて掛かって来い。クソガキ!!」ごぉっ!

初霜「ッ!」ばっ

ざがああああ…!!


ビービービー…!

初霜「っ…じ、地面が抉れて…!?」

神風「何て破壊力なの…!?」

駆逐古鬼「良いか。僕の真似で力を込めて刀を振るうなよ?お前達の様な弱虫じゃ腕が折れてしまうからな!!」

神風「余計なお世話よ!」ばっ

きぃんっ!

駆逐古鬼「…まだ緩い、肩を暖めろ!」

初霜「っ…!」ばすんっ!

がきんっ!

駆逐古鬼「ちっ…その刀は飾りか?」

初霜「…」ばすんっ、ばすんっ!

ばっ、ばっ!


駆逐古鬼「ならばその刀…早急に捨ててしまう事だな!」ばっ!

初霜「っ…」ばすんっ!

*駆逐古鬼は砲弾を一弾も見逃さず鋭い動きで躱しながら、こちらに向かっている。
*右目の視線は、しっかりと初霜に狙いを定めている。


初霜「くっ!」ひゅっ!

駆逐古鬼「」がきんっ!

ぎぎぎぎ…!

初霜「…っ」

駆逐古鬼「…思い出した様に使ったから…何だ?そんな程度で名についた泥は洗い落とせないぞ」

がっきんっ!!

初霜「きゃあっ!」

駆逐古鬼「貰った!」


ざく!

駆逐古鬼「!」ぼごっ!

神風「ぐっ!?」

*横から神風が切り付け、敵の身体に少しの傷が入る。

駆逐古鬼「…ほう、中々やるじゃないか。やっぱりお前の方が」

しゃきんっ…

駆逐古鬼「やっと肩の方が暖まったのか?『神風』」

神風「まぁ、ね…」すっ…

ごごごごご…

初霜(…私、完全に部外者扱いされてますね…)

駆逐古鬼「あの餓鬼はさておき、お前とは決着をつけておかなくちゃな」

神風「…そんな言い方は無いでしょ。初霜だって…頼れる仲間なんだから」

神風「貴方の尺度で語らないで」

駆逐古鬼「だが、今に至るまでに互いの長所を生かす事が出来ていないじゃないか」

神風「!」

初霜「え…?!」

駆逐古鬼「お前達はどうせ軟弱な現世の肉体を持つ戦士だ。そんなモノにも気が付けないなら…死が待っているだけだ」

駆逐古鬼「敵の思想で全てを語られたく無いのなら、それなりの意思を示せよ」

神風「…」

ざっ…

初霜(…私の長所…)

神風(…)

神風「…」ばっ!

駆逐古鬼「…」ばっ!

*二人の侍が、真正面から刀を打つけ合わせて行く。

がきんっ!

初霜「…」ぐ…

がきっ!きんっ!

初霜(…どこかで口裏を合わせて作戦を練れば良かったわ)

初霜(だとすれば、ここは…本当に神風さんとの連携…絆が試される場面)

きんっ!がきんっ!

神風「っ!」

神風(初霜…!)


初霜(…どうやって、何を…彼女に伝えれば…)

がきんっ!

神風「きゃうっ!?」

駆逐古鬼「貰うぞ!」ぐぉっ!

ばすんっ!

づちゅっ

駆逐古鬼「あ"?」ぐる

神風「スキ有りッ!」

ずしゅっ!!


駆逐古鬼「っぐ…!」ずざっ!

神風(やった…!)

初霜(でも、この調子だと何時か息切れが来る…)

た、た…

初霜「何とか、それまでに凌ぎたいですね」

神風「え、ええ」


駆逐古鬼「どうした…漸く本領発揮か?」

駆逐古鬼「良いさ。こっちだって少し手加減を止めてやるさ」ゔゔんっ!

*相手の黒い刀から、禍々しい黒煙の様な影が溢れ出すのが見える。

初霜「これは…!?」

駆逐古鬼「見せてやろうじゃないか…」


ぐゔぉんっ!

*刀が振られ、黒い何かが辺りに飛散する。
*黒い物体がうねうねと脈動し、有る物の形へと変貌して行く。


ぎんっ!ぴんっ!!


神風「!?これ…魚雷!?」

初霜「オーラ…?」

駆逐古鬼「砲を捨てたとは言え、艦としての武器を忘れた訳じゃないからな」

ぐぉぉっ!


駆逐古鬼「思い知れ…雷影斬ッ!!」ぶんっ!

どぎゅンッッ!!

*刀の一振りで、周りの黒いオーラで作り出された魚雷が力強く一斉に放たれる。

初霜「ぇ、ちょ!?」

神風「嘘でしょッ!?」がしっ、だっ


づごごッッ!!

ずごぉぉおんっ!!


*激しい音と、凄まじい揺れが辺りを襲う。


どおっっっがあああああああああっ…!!


初霜「ちょ…何て破壊力なの?!」

神風「私達じゃ…いえ、戦艦の人でも耐えられるかどうか…!」

ぎゅおんっ!

神風「わあっ!」

*狙いを変えた魚雷がミサイルの様に2人を追尾し、噛み付きに掛かって来る。


駆逐古鬼「さぁ、どう切り抜ける!」

神風(助けを呼ぶしか無いんじゃないのこれ…?!)

どごごぉおおんっ!


初霜「きゃあああっ!?」

神風(こんなに大きな揺れ、音が成っているなら…誰かしら気付く筈)

神風(…救援まで持ち堪えるしか無いわね)ゴク


ぶんっ、ずばっ!

神風「っぐ…!」

初霜「激しっ…こんなの、手に負えないわ!」

神風「…初霜、ちょっと良い」

初霜「ちょ…こんな時に何ですか!?」

どごごぉぉおぉん…!

駆逐古鬼(…何と軟弱な施設だ。否…僕の力がグレートなだけか)

駆逐古鬼(あの時は遅れを取ったが…爪を露にした鷹は恐ろしいぞ)

ヴヴヴヴンッッ


駆逐古鬼「今度も避けていられるか…やってみろ」ググッ

神風「…」


がしゃがしゃがしゃがしゃがしゃ…!

駆逐古鬼「ん?」

神風「この音…」


*大きな部屋の中に多数のセキュリティサービスが傾れ込む様に入り込んで来た。


初霜「え…援軍?!」

神風「今よ、このスキに…!」たっ

初霜「は、はい…!」たっ


駆逐古鬼(何か考えついた様だな…見せてみろ。答えを!)どぎゅンッッ!

ずごごごごぉおっ!


ばごぉおんっ!

初霜「っ!」ぽいッ!

*あなたは魚雷を投げつけた。
*勢いを付けたそれは、確かに綺麗に飛んで行った。


駆逐古鬼「僕の真似事か…だが。甘いぞ」

ざぎんっ!!

ぼぼぼぼぼぉおっぉぉん…!!

初霜(よし…)

駆逐古鬼「さぁ!お前達の考えはそれだけか!?」


たったったっ…

神風(良いわ。煙で相手は見えなく成ってる…)

神風(やっぱり初霜には…艦の戦い方が合ってるわね)

神風(あとは…!)ばっ!


ごっ、ごっ!



ヴぉおっ!

駆逐古鬼「!」

神風「頂くわ!」ぶんっ

駆逐古鬼「面白い!」ぶんっ!


ッッッゴッッ!!

神風(ッッ……まだ!)

ひゅっ!

がきっ!

駆逐古鬼「切れ味に任せて来たか」

神風「…物足りないの?」

ロボボのネタバレ見てきた
ここでは言えないけれど今作もカービィは凄いんだな……

>>337 ええ。めちゃくちゃ凄いですよ。


駆逐古鬼「いいや。史実に有った『サムライ』らしい戦い方だな」

駆逐古鬼「だが…一撃離脱の『それ』は守勢に徹する戦い方だろう」

神風「…!」

ずぉぉぉっ!

駆逐古鬼「…隙有らば敵を殺す事のみを意識した化物ならではの防御策だ」

駆逐古鬼「この力も、この強靭なる『黒光の太刀』も!」

っぐぶぉっ!!

神風「っちょ…?!」

どごごっがあああああああんっっ!!

神風(ま、間近で威力解放して来るとか…有りなの!?)たっ

しゃきんっ

神風「!」

駆逐古鬼「ひいてはそれが…お前、神風が目指した戦人の理想と…我々の理想の違いでもある」

駆逐古鬼「彼らも、僕も…常に容赦はしない」

神風「…なんてパワー。一体…何処で培って来たの」

駆逐古鬼「そこまで教えてやる義理は無いさ。教えた所で…」


ぶわっ!

初霜「ッ…うt『ザギンッ』ぇ…?」ちゃき

神風「!?」

*何かが切られる音が、鈍く響いた。

どしゃっ…


駆逐古鬼「…お前達二人の息合わせで、生き延びられてしまうのだからな」

神風「なッ…!アンタっ!」

神風(まさか…読まれてた!?)

駆逐古鬼「大方それぞれに注意を向かわせて僕を制するつもりだったんだろうが…それは通用しなかった」

駆逐古鬼「残念だったな?乾坤一擲の賭博が大外れだ」

神風「…」

社長は本編より感情豊かっぽいな

>>340 何せロボボプラネットという名作を始まる前から終わらせてその後キャラと設定と会社だけが独立して頑張って生きて来たみたいなもんだから



駆逐古鬼「…さあ。歯を食いしばってもらおうか」

神風「…ええ。でも…」


神風「そっちも歯を食いしばった方が良いわよ」

駆逐古鬼「何…?」


どっごぉぉぉぉぉおんっ!!


駆逐古鬼「ぐぁッ!?」小破!

ぼろろろ…!


駆逐古鬼「ッ…魚雷!?」

神風「初霜ったら。あんな高くに魚雷投げられる何て…ふふ。聞いてないわよ」

駆逐古鬼(成る程…あの攻撃は、口裏すらも会わせていない…本当のアドリブか)

駆逐古鬼「やるじゃないか……これで漸く一打、だな?」

神風「どうよ…レトロ駆逐艦も馬鹿に成らないでしょ?」

初霜「っ…そう、でしょ?」ぶるぶる

駆逐古鬼「…一方はボロボロの様だが…手加減はしなくて良さそうだな」

きり…

駆逐古鬼「さぁ?やろうか?神風」

神風「…」ニッ


うぃぃぃぃんっ

春風「神風姉様!」たったっ

神風「春風!何処行ってたのよ!?」

春風「申し訳有りません神風姉様。道に迷ってたらいつの間にか…!」

駆逐古鬼(…)

神風「もぉ…でも、これで3対1よ。勝利にグンと近づいたわ!」

駆逐古鬼「…」ギロ……


春風「ぅわ…」

神風「お、怯えちゃ駄目よ…幽霊の方が、ずっと怖いんだから」

初霜「力を合わせれば、負ける事なんて…!」




うぃぃぃぃぃぃんっ

スージー「ごめんんんッ皆ッ!無事?!」

神風「あっ!司令官!」パァッ

たったっ

春風「神風姉様!やっとみつけた…!」

初霜「…え?あれ?」

神風「え?!は、春風が…二人!?」

春風(?)「」ピク

でも娘を失ったハルトマンは仕事のみを生きがいとして感情を失っていったんじゃなかったっけ?
これ本編始まる前の話

>>344 星の夢がダークマターに奪われてダメダメなマダオに成った彼は少しだけ感情は取り戻している。
というかネタバレすると娘の記憶だけ消えてる設定。


神風「…あ、アンタ…」

春風(?)「…あぁ。タイミングが悪かったのね…」

がっ!

春風(?)「え」

駆逐古鬼「ふんッ」びりぃっ


ぱらら…

重巡棲姫「…は?なんでアンタが破るの?」

神風「しっ、深海棲艦?!」

スージー「ゲェーーッ!春風に化けてたなんて!」

駆逐古鬼「黙れよお前。何でこんな良い時に入って来たんだ」

重巡棲姫「え、だってキミがに表立って攻撃して中枢に侵入するって手筈じゃ」

駆逐古鬼「それでアレか?人様をデコイにしておいて、安全な所で大事なもん壊して戦闘も雰囲気もぶちこわしたってか?」

重巡棲姫「何さその言い方!ちゃんと目的果たしたから良いじゃん!」

星の夢奪われてるのか……

>>346 其処んところは一スレ目に戻って一スレ目のリンクから前作をざっくり見てくれ

すちゃちゃちゃちゃっ!


重巡棲姫「お?」

スージー「お話は牢屋の中で聞かせて頂きましょうか」

神風「何をしたのか…しっぽりと、ね」

駆逐古鬼「…」

重巡棲姫「…逃げよっか?」

駆逐古鬼「これで貴様の給料とボーナスは全カットだな」むんず

重巡棲姫「えッ、隊長さんそりゃないでしょぉ!?」

ごぉおっ!

スージー「あッ、逃げた!?」

神風「ちょ、ちょっと待ちなさいよっ!」

駆逐古鬼「然らばだ神風!また何処かで会おう!」

ヴュンッ……


神風「…っ」ぎりっ

春風「に…逃げられちゃいましたね」

スージー「…くよくよはしてられないわ。直に奥に向かいましょう」

初霜「そ、そうだったわ…何か、壊されている、かも…」

スージー「…アンタは、医務室に運んでもらいなさい」ぱちん

うぃぃん

初霜「え、ぁ…ちょ…」

神風「無理しないでよ。貴方だってさっき切られたじゃない!」

スージー「そうよ、たまにはサボりなさい」ぱちんっ

がしゃがしゃがしゃがしゃ…

初霜「あぁぁぁぁ…」


うぃぃぃん…

ーーーアクシスアークス 最終深層部ーーー


すた、すた…

神風「ええ?じゃあ、貴方も分からないの?」

スージー「そうなのよ。社長から『重要な物が有る』って少し聞いただけよ」

神風「でもそれだと、この母艦はどうなるの?彼奴等、大事な物を壊したって言ってたけど…」

スージー「…アクシスアークスの機能が停止している様子は見られないわ」

スージー「少なくともはったりか…勘違いしていたかのどちらか、でしょうね」


春風「…」ぎゅう

スージー「…春風。手ぇ繋がなくたって迷わないから、ね?」

春風「え…あっ…そうです、ね」

神風「わ、私には手をつながないの!?ほら、私の左手、寂しがってるわよ!」ブンブン

春風「あっ、あぁっ…!申し訳有りませんっ!」ぎゅっ

スージー(仲良しねぇ)

すた、すた…


スージー「…扉が開かれてるわね」

神風「え…これ扉なの?」

スージー「分厚い扉だったけれど…彼奴等無理矢理じゃなくて何処からかパスワードを盗み出したのね」

神風「早速入ってみましょうよ」

すたすたすた………


こぉぉぉぉぉぉ……

春風「…これって…?」

スージー「まぁ。アクシスアークスの中にこんな場所が有ったのね…」

神風(ブロックが積み上がった様な場所……何かを、此処に入れるつもりだったのかしら」

すた、すた…

スージー「…検査開始」ぴっぴっ

スージー(何が壊されたのか…しっかり暴いてやるわ)

このSSで星の夢ってどんな存在?

>>351 さてはアナタも途中から最近から読み始めたクチですわね?
先ずは陛下とカタツムリ時代から読め…とは言わないのでこのssシリーズの最初の方から読んで行くのをお勧めする。


神風「…」ドキドキ

春風「…それにしても、怖い部屋…何だか、何かを置くつもりの部屋の様な…」

神風「そうね…」


ぴーーーーー

スージー「!何て事…」

神風「ど、どうしたの!?」

スージー「大変な事が分かったわ…彼奴等、『手動制御装置』を破壊して行ったわよ」

神風「『手動制御装置』??」

スージー「…信じられないでしょうけど、このアクシスアークス……若しもの為に手動で動かせる様に成ってたみたいね」

スージー「それに必要な装置が破壊されてたみたい」

神風「大事なモノってそれなのね」

スージー「……私達の母艦と言うデカい存在を動かせなくして来る辺り…やっぱり、新しい『ノヴァ』を作ろうとしてるのは間違いないわね…」

神風「…で、でも…態々動かせなくても、そんなに困る事って無いわよね…?」

スージー「何言ってるのよ。もしノヴァを迎撃しないと行けないって成ったら…」

神風「あ…で、でも!その『ノヴァ』が作られちゃう前に…その、止められれば…」

スージー「まあ止められれば止めれば良いだけだけれど…」

春風「…止められなかった場合も、あり得るんですか。司令官様」

スージー「…ええ」

スージー「…そもそもアイツらが何処でそんな物を作ろうとしているのかも分からないのに…」

神風「そ、そんなに大きいの…?」

スージー「…当たり前よ。何せ銀河の果ての大彗星を模倣した星の夢を模倣して…新しい『大彗星』を作るんですから」

スージー「…恐らくこの制御装置も、『星の夢』と連動・接続し、このアクシスアークスを触媒として『大彗星』と成る為の物だった…」

神風「え、じゃあ…敵が作ろうとしてるのって、もしかして人口の星?!」

スージー「ええ。それも『願いを叶える力』を持った…恐ろしい星よ」

神風「………」ポカン

春風「…私達で対抗出来るのでしょうか」

スージー「難しいわね…だから手っ取り早く頓挫させられるなら、頓挫させた方が良いの」

神風「…」


すっ…

スージー「さ…後は修理班を寄越して帰りましょうか」

春風「直せるんですか?」

スージー「さあね。トップシークレットみたいだったし…」

神風「何か無責任ね…」


スージー「…でも、まあ…ケインの奴ならやってくれるかもね」

神風「…」

スージー「滅多に人前には出て来ないけど…秘密の装置を見たり、それこそ少なからず弄れると知ったらきっと喜んで修理してくれるわ」

春風「じゃ、じゃあ安心…ですね!」

スージー(…直せれば良いけれど)

ーーー社長室ーーー



スージー「…以上が、報告と成ります」

ハルトマン「随分とすっ飛ばしたね」

スージー「手っ取り早く進めた方が何かと得ですから」

ハルトマン「…それで、修理はするのかね」

スージー「ええ。ケインの奴にやらせますわ。アイツなら喜んで引き受けてくれるでしょうし」

ハルトマン「…」

スージー「そういえば、社長もあの中枢に何が有るのか、分からなかったのですか?」

ハルトマン「うむ。今まで手を付けなかったからな…」

スージー(じゃあアタシが第一発見者って事ね)

スージー「…」

ハルトマン「…今後はどうするつもりだ。次の襲撃には敵も容赦はしない筈である」

スージー「…やはり、再び襲撃される前に敵の重要拠点を破壊するのが先決かと」

ハルトマン「…」

スージー「直にエアライドマシンを展開、めぼしい場所を手当り次第に…」

ハルトマン「待ちなさい。そんな風な行き当たりばったりでは見つからないのである」

スージー「ですが、事態は一刻を争う状況です」

ハルトマン「それは…各国とて同じ事だろう」

ハルトマン「日本が堕ちた…その事実だけで、アメリカもロシアも大きく揺れ動き、敵の所在を掴もうとしている」

ハルトマン「軍から手掛かりに成りそうな情報を洗い出してみる。偵察機の出撃はそれまで待て」

スージー「…了解しましたわ」

スージー(…何よ、たまにはサエてる事言っちゃって…)

ハルトマン「キミは部屋に戻って居なさい。疲れただろう」

スージー「…」

ハルトマン「…」

スージー「…」フルフル


すすすすすす…


うぃぃぃんっ

ハルトマン「…」フィー

ハルトマン「全く…裸一貫でビジネスを始めるつもりがどうしてこう成った…」ゴソゴソ

ハルトマン「変な夢は見るわ戦争は起きるわ…悲惨そのモノである」キュッキュッ


ーーーーーー

スージー「…」

スージー(……なんで、なんでそんな頭が有るのに…)

スージー(…)

ーーー次回予告ーーー



清霜「…えーっと、今日は司令官、一人で居たいみたいだから…代わりに清霜が予告するね」

清霜「ええと…次回のお話は、久々に艦隊戦の予感?輸送艦隊を敵の潜水艦隊が狙っている!」

清霜「敵の巨大潜水艦に我々は果たして対抗出来るのか!」

清霜「次回第十七話『仄暗い海の底から狙う影』」

清霜「うーん…私達で勝てる相手かなあ…?」

ポーラ「とりあえず呑みましょぉよぉ^〜」

清霜「うわ?!どっから出たの?!」

ーーー有る日の事ーーー


かたかたかた…

スージー「…そろそろメールも纏めておかないと…」かたかたかた

スージー「……あら、艦娘からのメール?」

スージー(また入社申し込みかしら)

かち

スージー「…差出人、水無月。件名は…『潜水艦をやっつけて欲しい』?」

スージー「…ほうほう。へえぇー」

スージー(マジ……?ちょっと、シーレーンを壊そうとかマジモノの戦争じゃないのよこれ)

スージー「…これって、アレよね。よくRPGとかで有るクエストみたいな物よね…」

スージー(まあ良いわ…受注っと)かちっ

スージー(…所で、これってお話聞きに行った方が良いのかしら)

うぃぃぃんっ

清霜「しれーかーん!」

朝霜「司令!邪魔するぜ!!」

スージー「あら、お早う。所で会社に入ったら何で何時も私の所に直行するの?」

朝霜「んー…慣れ?あと直に仕事教えてくれるから?」

清霜「本当の司令官の次に大好きだから!」

スージー「大好きってストレートに言われちゃうと照れるわネ」かちかち

朝霜(全然そうには見えねぇなあ)

清霜「調べ物してるの?司令官」

スージー「?いえ…今日は艦娘の子から依頼が届いて、受注したは良いけど話を聞いて来るべきか迷ってたのよね」

朝霜「いや聞くべきじゃんそれ」

スージー「…」

清霜「え、えっと、聞いた方がお願いの内容とか、お礼とか分かると思うし」

スージー「…その、言っちゃっていい?」

朝霜「んだよ?」



スージー「…シーレーンを脅かしてる『潜水艦達』をやっつけて欲しいそうなのよ」

清霜「…えっ」

朝霜「潜水艦????は?????」

スージー「…どうよ?首、突っ込める?」

朝霜「…ん"ん"ん"」

清霜「…ちょっとムズカしいかも…」

スージー「でしょ。相手は海の中に居る臆病者ですから」

清霜「で、でも、ここだったら潜水艦に強い装備作れそうじゃないの?」

スージー「んー。技術は足りてるけど対潜水艦用の兵器なんて考えた事も無いからねぇ…」

スージー「宇宙には水が有る星って意外と少ないし、それに有っても…ねえ」

朝霜「…あー、あのチート騎士でやっちまってたって訳かよ」

清霜「そういえばギャラクティックナイト…まだ帰って来ないね…」

スージー「そうねぇ。まああの馬鹿の事だわ…どうせもっと戦いたいと暴れまくってるんでしょ」

朝霜「そんなに心配はしてないのかよ」

スージー「まぁ。ね。心配したって気苦労が増えるだけよ」

スージー「それより先ずは、こっちの事を優先させないと」かちゃかちゃ

ぽん

スージー「…あ、返事が…」

清霜「何て書いてあるの?」

スージー「…何々。敵は一個艦隊だけではないと…」

朝霜「マジかよ…?」

スージー「そうらしいのよ。警戒網も強い上に単純に物量が有るから…艦娘達も手を焼いてるらしいの」

清霜「うわぁ…どうするの…?」

スージー「……」むーん


すたっ

朝霜「あっ?どうしたよ司令」

スージー「ちょぉっと考えてくるわ」

清霜「え?!」

スージー「貴方達は食堂で待機。別命あるまで勝手にどっかに行かない事」

朝霜「お、おう。分かったよ…」

すすすすすす…

朝霜「…な、何だってんだよ…?」

清霜「さぁ…司令官の考えてる事はわからないや」

朝霜「んー…」

清霜「…何かちょっと、変わっちゃったよね。ココ」

朝霜「…何が?」

清霜「ほら。普通の仕事場みたいな…何と言うか、ちょっと親しいと言うか…何だろう、和む…?」

朝霜「…まあ確かに、そういう雰囲気が今は薄れてるよな」

清霜「うん。でもなんか…何かこう、鎮守府とも違ってて…」

朝霜「…」

朝霜(確かに…こいつらからすれば、地球は…稼ぎ場所程度の認識)

朝霜(だから…何と言うか、もしもその稼ぎ場所を失ってしまっても冷たく対応してしまいそうな気はするな…)


朝霜(…けど、司令がそんなに冷たい奴とは思えないな)

清霜「朝霜ー?どうしたの?」

朝霜「あっ。や…なんでも無いさ」

朝霜(…ま、良いか…今あたいが考えたって、どうにも成らないよな)


すたすた…

朝霜「そーだ。何か奢ってやろうか」

清霜「えっ、ホント!?」

朝霜「あたいに二言は無いぜ」

清霜「じゃあじゃあバトルシップサイズのキャピタル・インクリンスセットお願い!」

朝霜「すんません嘘ですそれは勘弁して下さい」

清霜「ええええー…?!」



うぃぃぃぃん…

ーーーーーー


すすすす…


スージー「水の中でも敵を選んで攻撃出来る兵器……ねえ」

スージー「そういうのはケインに相談した方が良いわね…」すすす

スージー(そういえばあのシステムの修理の件…どうなったのかしら)


すすすすすす…


ーーーーーー



スージー「…8割までしか直せなかった。ですって?」

ケイン「ノンノン秘書どの!8割しか直せていないのです!」

スージー「…その無駄な自信は評価するけど…でも、頓挫してるってどういう事よ」

ケイン「どうやらこのアクシスアークスの中枢システムに厳重なブラックボックスがあるようで…開こうとすると可成りヤバい事に成りそうな予感がしているのですよ!!」

もう水無月が出てきますか。早いなー

>>367 新しいネタは積極的に取り込んで行くスタイル。


スージー「…ヤバイコト?」

ケイン「そう。ちょっと弄ったらアクシスアークスがドカーーン!!!何て事もあり得るのです!」

スージー「…それじゃちょっと手ェ出しづらいわね」

ケイン「イエス!と言う訳で一旦作業は中止して居ります!」

スージー「…なら丁度いいわ。代わりに作って欲しい物が有るのよねー」

ケイン「おぉ?!何ですかなんですか?!このワタシに何でも言ってくれたまえませ!!」

スージー「ちょっと、落ち着きなさいって…」


ケイン「…ナルホドォ。対潜兵器を作って欲しいと」

スージー「ええ。アンタなら何て事は無いでしょ」

ケイン「どんなタイプかを言って貰えねば想像しかねますなァ」

スージー「んー。当たりやすい様に速度は重視したいわね」

ケイン「成る程。魚雷かミサイルタイプのが欲しいと」

スージー「ええ。出来る?」

ケイン「御任せを!気晴らしに仕上げてみせますよ」

スージー「…ま、まあ頼むわよ」

ケイン「それで?炸薬はどう致しましょう!誘導性能は…」

スージー「そっちに任せるから!私に振って来ないの!」

スージー(だってアンタがそう言う事で盛り上がるとクッソ長く成るんだから!)

ケイン「ハッ!では最高の一品を仕上げてみせましょう」クックック

スージー(…予想通り食いついてる…ま。只で扱き使って…あ。駄目ね。材料とか揃えてあげないと良い物は出来ないわ)


すすすす…

ケイン「あぁそうだ秘書どの。またリレインバーを改良しときましたからね」

スージー「えっちょ、聞いてない!」

ケイン「勿論!仰って居りません故!!」

スージー「

ブラウザがラグって途中どころか書き始めで送られた…ファッキン

スージー「また何か変な物入れたんじゃないでしょうね?!」

ケイン「大丈夫です!!今度は貫通力大!追加兵装の電磁レールガンを搭載しましたッ!」

スージー「ねえ段々と変な武器が搭載されてるんだけどうちのインベードアーマーに。ねえ?」

ケイン「寧ろコレが無くて良くインベードアーマーという名前を名乗れたなと考える等」

スージー「ぐっ…」

ケイン「良いですか?レールガンは大艦巨砲主義の復活の鍵を担う重要な主砲で…」

スージー(まーた始まった…)

すたすた

ハルトワーカーズ「」ピピピピ

ケイン「ん?そうか。良し…申し訳ない秘書どの。仕事の時間になりましたので」

スージー「え、ええ…良いわよ」

スージー(そこのワーカーズ。GJ)グッ

ハルトワーカーズ()グッ

さて、ちびちび書きますわ



すすすすす…

うぃぃぃん…

スージー「ひゅー…アイツの説明癖には参ったものね…」

たたたた…

ポーラ「提督さぁ〜ん〜」フラフラ

スージー「あら。ポーラ…また酒飲んでるわね。クサいわよ」ウワッ

ポーラ「えへへへ〜宇宙のワインって不思議な味がしますね〜」エヘヘヘ

スージー「アンタ!社長のワインを勝手に飲んだの?!」

ポーラ「え〜?マズいですか〜?」

スージー「…はァ…アンタ。今月のボーナス全部カットね」

ポーラ「えぇ?!そんなぁ〜!?」ガーン

スージー「有り難く思いなさいよ?!本当だったら社長にチクってクビにしてる所を給料カットで済ませてやってるんだからね?!」プンプン

ポーラ「で、でも、でも、カットされたらお酒がぁ〜!」

スージー「おだまり!貴方にやる金は無いッ!」

ポーラ「う、ぅう〜!」

スージー「そのうーうー言うのを止めなさい!」びしっ

ポーラ「ぅあぅっ」

スージー「全くもう!」

すすすすすすす……

ポーラ「…ザラ姉さま以外に怒られちゃいました〜…」シュン

ポーラ「どうすれば…」

ポーラ「…とりあえずヤケ酒です〜」フラ


ーーー食堂ーーー

うぃぃぃぃぃぃんっ

朝霜「んっ。あれ司令じゃね?」

清霜「あ!本当だ!しれーかーん!」

>>373
あるメタナイト提督ssの人はアクィラ出ずに更新とどこおってるがな!
それよりもう出てる那珂ちゃん以外の川内型だ"し"て"く"れ"よ"ぉ"!!

>>377 前作にも出てますわよ(活躍少ないけど…)
…あれ、出てたっけ…やばい、ずっと前の事で記憶が…


ゴイスーに不安なのでレギュラーじゃないけどこの話で出しますね。


スージー「やあやあ!待たせたわね!」

朝霜「やあやあって」

清霜「それで、結局どうするの?」

スージー「んー。対策は直に練っておかせたわ…といっても兵器だけだけどね」

朝霜「潜水艦に効果的な奴を作ってるのか!?」

スージー「ええ。正確には作らせ始めた。だけど」

清霜「わぁ…!ねえねえ。何時その潜水艦隊を叩くの?」

スージー「件の潜水艦隊を確認したら。と言っていたわ。今日ではない…筈よ」

朝霜「筈って…」

スージー「早速敵の潜水艦が発見されないとも限らないのよ」

清霜「つまり、今も*潜んでるかもしれないって事?」

スージー「そうよ。現在進行形で物事が進んでいる事も考慮しないと」

朝霜「さっすが司令」くるくる

スージー「ぐるぐるしないの。行儀悪いでしょ」


すすすす…

スージー「まァと言う訳で、ね?貴方達には討伐メンバーを集めて欲しいのよ」

清霜「えぇ!?」

朝霜「あたい達に任せんのかよ?」

スージー「こう言うのは上司より現場の方がよーく知ってる…筈!だと思うわ」

スージー「アンタ達のチョイスに期待かけちゃうわ」

清霜「で、でも…」

スージー「何とかやってくれたら…ね。強く成れる様改造するから。ね?」

清霜「うーん…」

スージー(あら?思ったより反応が薄いわね…)

朝霜「まーそういう話は良いからさ…連絡待ってなくていいのかよ?」

スージー「…何か気に食わない事言っちゃったかしら」

清霜「う、ううん!そんな事無いよ!」

スージー「…じゃ。宜しくね?(うーん…?)」

朝霜「おぅ任しときなって!」

すすすすすすすすす…

朝霜「…」フー

清霜「…司令官って足音しないんだね」

朝霜「や、其処じゃないだろ清霜…お前さぁ。本当に良いんだな?」

清霜「ん…」

朝霜「戦艦に改造してもらえるチャンスを蹴るなんて…最初の清霜らしくないじゃんか」

清霜「…なんか、ね……凄い人達に改造してもらう、ってのは…ちょっと違うかなー…って思い始めて…」

朝霜「…?」

清霜「あぁ…えーと、その…何か、ズルとか…インチキみたいで…」

朝霜「…なんというか、簡単に夢を叶えるのはダメってか?」

清霜「うん。私まだそこまで苦労してないし…」

朝霜「…まーそうだよなー」

清霜「…ちょっと否定して欲しかったけど、あはは…」

朝霜「まあ、お前も分かってる…って事、かなあ」ぽりっ

清霜「かも…って!私のポテト取らないでよ!」


朝霜「…さーて。募集でも掛けに行くか。清霜!」

清霜「うん!先ずは地道にが一番ね!」

朝霜「やっぱ分かってるじゃんかぁ!じゃあ行くぜ!」

清霜「おー!」

ぽんっ

朝霜「お!?」

ローマ「良いけど、お金払って?」

朝霜「ぁ…すんません…」

清霜(…大丈夫かなー…ちょっと不安…)



清霜「…こんな所で良いのかな」

朝霜「まー、良いんじゃね?」


旗艦:アイオワ
随伴:鈴谷 熊野 初霜 霞 清霜 朝霜

清霜「…うん!これで良いかも!?」

アイオワ「えっと。なんで私が必要なの?」

朝霜「予想外の出来事に対応する為だってよ?」

鈴谷「にしても納得いかないなー?だってアイオワさんって言っちゃえば…その、爆雷詰めないでしょ?」

霞「そうよね…どうしてかしら?」

アイオワ(失礼なことを言われてるわ…)

朝霜「戦艦を艦隊に入れると何時もより多く攻撃が出来るんだよ」

霞「なんで?」

清霜「その答えは簡単よ!」


清霜「謎」キッパリ

霞「…」

朝霜「まあ、これ以上の事は分かんないって事だよ」

アイオワ「必要とされて悪い気はしないワ!」

鈴谷「んー…」

霞(どうにも納得が…)

初霜「軽巡洋艦は入れなくて良いのでしょうか…?」

朝霜「うちん所に軽巡洋艦って居たか?」

清霜「…どーだっけ…最近人が増えて来たから覚えてないや…」

霞「駄目じゃないの!個人の把握位しなさいよ!」

朝霜「……はぁ、この会社の従業員がどれ位だか知ってんのかよ?」

初霜「え、えーと…一万人位でしょうか…?」

朝霜「86万人」

初霜「!?」

霞「そ…そんなに…?殆ど一つの小国レベルじゃないのよ…!」

清霜「しかも地球に来てからも可成り従業員さんが増えたから、現時点の人数はハンパじゃないよ!」

アイオワ「まだまだネ!アメリカの総人口は約3億人ヨ!」

朝霜「知ってるよ。マンボウが生む卵の数と同じ位だろ?」

霞「何でアンタはそういう如何でも良い事とか知ってんのよ」

清霜「まあそんな訳でね、誰が誰なのかいちいち覚えるのは無理!」

初霜「…」

霞「…はあ…」

ハルトマン「気持ちは分かるのである」

朝霜「ファ!?」

清霜「そう思う?」

霞「また変なのが増えた…」

ハルトマン「君たち、スージーが呼んでいたぞ。早く行って来て上げなさい」

アイオワ「えっ、話が終わったならそれぐらい私達に直接言いに来ても良いじゃないの」

霞「そんな事言ったって如何にも成らないから良いわよ…で。何処に居るの?」


ハルトマン「ブンタウ沖である!」

鈴谷「…はい!?」

熊野「御待ち下さい!もう現場にいらっしゃるんですか!?」

ハルトマン「の様である!しかし…このご時世に南の島とは、一体何を考えて…」

清霜「こうしちゃ居られない…!皆、出動ー!」

朝霜「おー!」

ハルトマン「まさかバカンスか?!流石にイカンのである!」

霞「違うでしょ」

ハルトマン「ム…?」

初霜「提督が呼んだと言う事は潜水艦隊が来ている筈です。直に其方に向かわないと」

ハルトマン「何、潜水艦?」

霞「そうよ!」

アイオワ「艦娘の子から依頼が有ったのヨ。だから今から…」

ハルトマン「ああ…そっちか」

朝霜「人の話はちゃんと聞けよ…」

鈴谷(途中から入った人にそれはムリだって)

ハルトマン(まてよ、潜水艦ということは…)

清霜「と言う訳で…皆、改めて!」

朝霜「出撃だーッ!」

ハルトマン(オクターンオーシャンが危ない!)だっ

鈴谷「あれ、社長さん走ってっちゃったけど」

清霜「気にしない気にしない!」

霞(…)


ーーーブンタン沖ーーー


BGM:https://www.youtube.com/watch?v=JuZGPCiCJi4


しゅわああああああ…

スージー「ぉ?」

水無月「あ…来たんじゃないかな」


ぱしゅんっ

清霜「とーちゃーーく!!」

アイオワ「あっ、Flagshipはmeよ?」

スージー「よく来たじゃない。連絡が社長経由に成っちゃってごめんね?」

鈴谷「それは良いんだけどさ…その、その人達は?」

スージー「ああ。水無月の僚艦?」


旗艦:水無月
僚艦:神通 川内 矢矧 阿賀野 能代 隼鷹 飛鷹 鳳翔


スージー「共に戦う仲間よ」

霞「私達と合わせると…連合艦隊に成るわね」

アイオワ「そんなにSubmarineの数が多いのね…」

スージー「アンタ達がぺちゃくちゃお話ししてる間に報酬まで決めたんですからね」

清霜「えー!?」

霞「雑に進めるなって言ったでしょ!?」

水無月「ま、まあそんなに法外なお礼じゃないから…ね?」

川内「良いけどさ。さっさと初めて終わらせようよ」

朝霜「向こうの忍者みたいな軽巡に至っては機嫌悪そうにしてやがるし…」

飛鷹「夜戦しない対潜は乗り気じゃないのよ。察してあげて」

熊野「…大丈夫なんですの…?これ…」

スージー「さあ。良く見かける場所に案内してもらうわ」

水無月「うん。皆、僕に着いて来て」

清霜「はーい!」

ーーー外洋ーーー

ざあああ…

スージー「南国は良いねぇ」

矢矧「何よ。薮から棒に」

スージー「あっちを見ると水色」

水無月「うん」

スージー「こっちを見ても水色」

朝霜(今日は天気がいいよなー)

スージー「ここのつ此処にも水色が」わしわし

水無月「ふわっ…な、何だよぉ」


スージー「あぁ^〜〜〜一面のクソミズイロ」ぽむっ

飛鷹「それを良く水色の髪の毛の依頼人の頭の上で言えるわね…」

朝霜「何か機嫌悪い事でもあるのかよ」

スージー「暑いったら無いのよバカ。お化粧が溶ちゃうからさっき薄っくしてきた位だから」

清霜「あ、それでほっぺが何時もより白いんだ」

阿賀野「大変そうね〜」

初霜「お化粧は控えた方が良いんじゃないんでしょうか…」

スージー「オンナはこういうお化粧でさらに美しさに補正が掛かるのよ」

スージー「…勿論やりすぎちゃ行けないケド」

隼鷹「その点あたしらは余裕だよな〜。元の素材が素晴らしいのばっかだもん!」

熊野「まあ。否定はしませんわ」

鈴谷(しないんだ…)

スージー「Unkind!(泣けるぜ)」

霞「はいはい。喋ってないで…敵をレーダーで探し出すわよ」

水無月「うん。現地の輸送船には、港に待機してもらってるから…守る心配はしなくて良いかも。多分」

アイオワ「そう言う事なら早速Start!」ぴーんっ

霞「」ぽーん


ぽーん、ぽーん…


ぴこん!

BGM:https://www.youtube.com/watch?v=ZeQCXGiwkk4

水無月「!」

アイオワ「電波捕捉…数隻規模の艦隊よ!」

清霜「あわわ…!」

霞「早速引っ掛かったわね」

朝霜「よし…司令は引っ込んでな。ここはあたい達の仕事場だ!」

スージー「あら。良い心がけじゃないの…じゃ。御任せするわ」

ぴぴぴ…


アイオワ「…階級判明。エリート3隻。普通のが1隻よ」

水無月「…!水進音多数。魚雷だ!」

隼鷹「げっ。マジかよ!?」

霞「散開!回避よ!」


ざあああああああ…!!


清霜「…軌跡が海に…酸素魚雷?」

朝霜「甘いな。あたい達にはそんなの通用しな…」

ごぼぼぼぼぼ…!!

朝霜「…って早!?おわッ!」

清霜「回避ー!回避ーー!!」

ざばああああ…!

鈴谷「っ…やっぱいきなり撃たれるとビビるってば!」

水無月「あいっかわらず趣味悪いよね…!」


っごごぉぉぉぉぉぉ…!!

能代「っ…攻撃が止んだ…!」

朝霜「来るぜ。大体の位置は掴めたな?」

初霜「は、はい!」

朝霜「んじゃ…投下初め!」

ぼしゅ、ぼしゅっぼしゅっ!

どぽん、どぽぽん…

隼鷹「対潜部隊、爆撃初めッー!」

鳳翔「焦らないで。じっくり狙いましょう!」


スージー「…やっぱ不安だわー」

川内「あ〜…」ぽいぽい

ごぽぽぽぽぽぽぽ…!


神通「…」

初霜「…」ごくっ


どっぼおおおおんっ…!

清霜「当たった!?」

霞「あの水柱なら…そうかも知れないわね」

どぼおおおおおおおおおん…!!

アイオワ「2隻ロスト。Nice!」

スージー(やっぱり誘導じゃないから難が有るわね…)

朝霜「っし…じゃあ、もう一回行っとくか!」ぼしゅ

どぽぽぽぽぽ…


スージー「ねえ、潜水艦との戦いってこんなもんなの?」

霞「そりゃそうでしょ。浮上して来るときも有るけど基本はこういう戦いよ」

スージー「想ったより間延びするのね。書く事少ないじゃない」

飛鷹「書く事なんて撃破数と結果と気になった事だけで良いでしょ」


ざぼおおおおおおん…!!

スージー「あ。また1隻やられたのね」

水無月「いい調子だね…今は」


ごぼどおおおおおおおん…!

朝霜「敵潜水艦、撃沈だ!」

清霜「やったー!」

水無月「まだ喜ぶの早いってば!」

霞「そうよ!まだ第二波が来るかもしれないのよ!」

清霜「あっ…そういえば一個艦隊だけじゃないって言ってたっけ…」

朝霜「…そういえば司令。何か秘策とか、考えは出てるのか?」

スージー「あぁ。あの件?んー…まあ、大丈夫でしょ」

阿賀野「え?」

鈴谷「って事は、何か凄いもの作ってるとか!?」

スージー「間違いじゃないわネ」

飛鷹「本当なの?それは」

スージー「本当よ。うちの研究者に依頼だけ送ったからどんな物が出来るかは分からないけど」

ざああああ…


アイオワ「…everyone おしゃべりは其のくらいで」

霞「敵艦隊が来たわよ」

水無月「ここからだよ…皆。気をつけて行こう」

ごぽぽぽぽ…


朝霜「艦の数……うっわ。結構居るな。6隻だ!」

清霜「し、為留めきれるの…?!」

スージー「ま。頑張んなさいねー」フリフリ

霞「人事の様に…水無月。コイツ海に振り落としちゃって」

水無月「ええぇ…潜水艦を全滅してからで良い?」ぼしゅっ

神通「何でも良いから手を動かして下さい」ひゅッ

ぼちょんっ、ぼちょんっ…


初霜「魚雷接近。回避機動を!」

朝霜「おうよ!」

ざぼぁんっ!

鈴谷「っつ!」小破

どっぼぼぼおおんっ!

初霜「く…!」

川内「げっ…爆発するタイミングを変わってるし…」

スージー(…時限式の弾頭に切り替わってる?)

阿賀野「え、えーと…えーと…あわわ…」ざあああっ

能代「み、皆さん!隊列は崩さないで!」


どっぼぼぼおんっ!

水無月「わあ!?」

スージー「敵さんは前方よ。迷わず飽和攻撃で潰しなさい!」ぱちんっ

清霜「わ、分かった!」ぽいぽいっ

鳳翔「風向き、良し…航空部隊、発艦!」びしゅ


どぽっ、どぽっ、ぽ…!

ねんどろカービィがお家に来てロボプラ公式スタッフの大質問会が有ってゲームのサウンドルームにドットカービィが現れるし今日はカービィに恵まれてる



ぼっご………!!

朝霜「んっ…駄目か。この音はいまいちだ!」

スージー「ならもっと投げ捨てなさい!」

霞「無茶言わないで!前座かもしれないのに爆雷を使い切らせるつもり!?」


ぼぼおおおんっ!

隼鷹「一隻取ったぜ!」

熊野「いい調子。このまま…!」


どぼぼっ…!どぼんっ…!


スージー(…ドンパチ無くて暇な時間だけど。これでも結構危険が潜んでるのよね…?)

スージー(戦争はドラマなんかじゃないってことかしら)

星の夢のBGMかっこよすぎんよ・・・・

ごぽぽぽぽぽ…


ざあ…

朝霜「…」

川内「…音が止んだ…」

霞「……」

アイオワ「…反応が後退してる…escapeでもするつもりかしら?」

阿賀野「ふふ〜ん。阿賀野達に怯えたのね〜?」

能代「阿賀野姉。それは流石に無いよ…」

アイオワ「…どうするの?スージー」

スージー「ここは…多分、下手に追わない方が良いわ。相手の出方が分からないときはとりあえず動かないでおくのが一番よ」

>>401 スター☆ドリームという分かりやすい曲名からの主のいないインテルメッツォというラノベみたいなカッコいい曲名。
ノヴァ形態の回歴する追憶の数え唄という最高にカッコいい曲名はもうシビレましたわね!

こち亀も終わっちゃうんだってさ

>>404 「まだ終わらんぞ!!…多分」


朝霜「お、おう…」

スージー「だから追わなくていいって言ってんでしょバカ」

朝霜「追うじゃなくて応だっての!!」

スージー「あらまあ…ホホホホ」


ごぼぼぼ…


アイオワ「…艦隊、離れて行くわ」

初霜「どういうつもりでしょうか…」

水無月「…多分だけど、彼奴等…また来ると思う。すぐに」

霞「でしょうね…只で引くとは思えないわ」


ざああああ…

スージー「…じれったいわね…」イライライライラ

隼鷹「艦隊戦ってのはそんなもんさ。落ち着いて行こうぜ〜」

スージー「ぐぬぬ…」

隼鷹「帰ったら一杯飲めば良いさ!」

飛鷹「コラ!」

初霜「…」


ーーーーーー


ソ級「あの大艦隊……如何するべきですか」

ヨ級「幾ら雷撃を当てようとしても、アメリカの戦艦が探知して来ます」

「…ふぅん。そうなの…」



潜水棲姫「じゃあいよいよ……アタシの出番…ねえ?」

ソ級「…アレをお使いに?」

潜水棲姫「ええ…社長に改造してもらったこの艤装。試してみる」

ざばああ…!

潜水棲姫「炸裂巡航ミサイル…発射!」

どしゅしゅしゅしゅしゅしゅ…!!



ーーーーーー


ごおおお…


アイオワ「…?飛翔物体有り…?」

霞「何ですって?!」

隼鷹「艦載機かぁ?やってやろうじゃん!」ヴォワ…

朝霜(…否、まて、この音…!)

朝霜「司令!隠れてろ!」ぐいっ

スージー「え、ちょ、何?!」

朝霜「皆も回避姿勢を取れ!死ぬ気で躱せ!」

どどどどぉおおんっ…!

霞「ッ!?」


BGM:https://www.youtube.com/watch?v=p5UAxGNslNo


清霜「ななっ…さ、炸裂…?!」

ずっばっばばばばばああああッ!!

隼鷹「うわわわァッ!?ちょ、飛行甲板に当たるって!!」

初霜「こ、これは一体…!?」

朝霜「炸裂弾ッ!止まると鉄の雨にやられるぞ!!」


ずばばばばばばががががああっっ

アイオワ「っぐっぐぅっ…!!」中破

鈴谷「ああッ…!」大破

水無月「ま、まずいよ…大破した子がでた…!」

スージー「っちょヤバい…!」ぴっ!

ざばあっ!

飛鷹「!?今度は何?!」

水無月「み、水の中から出て来たのって…!」


スージー「リレインバー。ライドオン!」がしんっ

初霜「えっ!?ど、何処にあったんですか!?」

スージー「ボヤボヤしないで逃げなさいってば!こうなったら私が直接叩くしかないの!」

清霜「どうやって!?」

スージー「説明は後でね!」シュワッ


ごぉぉぉぉぉぉ…!

清霜「ちょ…しれいかー『づごぉぉぉおんっ!』わぁあああっ!?」

朝霜「第二波ッ……!?まずい、これは本当に拙いぞ…!」

インテルメッツォはもっと評価されていい

>>410 曲名が格好良過ぎて卑怯過ぎる


どごごごぉぉおぉおんっ!

鳳翔「っ…!」

霞「ってか…何なのよこれ…!誰が撃ってるの!?」

アイオワ「せ、潜水艦じゃ、ないの…あぁあああっ!」大破

能代「くぁあっ!」中破

水無月(拙い…皆なんとか避けられてるから良いけど、避けられてなかったら今頃…!)

鈴谷「とっ…兎に角っ!秘書さんが何とかしてくれる…かもなんでしょ!?」

鈴谷「だったら鈴谷達に出来る事は!?」

熊野「死ぬ覚悟で避けまくる事ですわ!」

川内「あぁもぉ…ッ!夜戦は出来ない、ヤバい攻撃してくるわで…!!」イライラ

神通(あぁ。姉さん…そんなに怒っちゃ駄目よ…)

鳳翔「兎に角皆さん、この鉄の雨は法則性が有る物です。隙間は常に固定されています」

鳳翔「そのスキマを縫えば…!」

水無月「って無理だよこの状況でそれ覚えるの!」

朝霜(ちっ…司令、頼むぜ…!)


ーーーーーー

ごおおおお…

スージー「さて…どっから発射してるのかしら?不届きものさんは」


ぴっ、ぴーっ

スージー「…んっ、あそこね」

スージー(あの潜水艦?が艤装からミサイルを発射している様ね…)

ソ級「もっと打ち込んで下さい。ボス!」

潜水棲姫「当たり前よ…クソ女共を吐き捨てるよッ!」がぱっ…


スージー「ふふっ…みーちゃったみーちゃった…浮上してるとあらば、遠慮は要らないわね」ぴぴぴっ

スージー「エンゲージ!」


BGM:https://www.youtube.com/watch?v=JtfBZjCcnF4

スージー「射出!」どしゅしゅしゅっ!


ごおぉぉぉぉぉ…!

ソ級「!敵機飛来!ミサイルを発射!」

潜水棲姫「何ぃッ……VLSハッチ、閉鎖急げ!」

づごごごごごぉごっごごおおおおっ!

ソ級「うわぁあああっ!」撃沈

どごぼぼぼぼぼぼぼん…!!

潜水棲姫「ぐっ!」小破


スージー「ビンゴ!やっぱりアイツがミサイルを放ってたわね!」



潜水棲姫「ちっ…急速潜行!」ぞぶ…


ざあああ…


『攻撃が止んだ!司令か?!」

スージー「アタリよ朝霜、敵艦隊の頭目がミサイルを放っていたわ」

スージー「今現在潜行。爆雷をありったけ放り込んで海上に上げないようにして下さいな」

『了解だ司令。助かる!』ぴっ


スージー「…ふぅー…やっぱキツいわね…潜られると…」

スージー(水中の対策を今までして来なかったツケね…)

スージーちゃん海のステージのボスだったのに

>>415 海を泳いでいた訳では有りませんのよ…


スージー(まあでも、これで当分のうちは安全でしょ)

スージー「後は睨みをきかせれば良い…」


ぼぼぼごごごごごごごごご…!!


スージー「ほら…攻撃が始まったわ」


ばばばばばばばば…!


朝霜「おらおらおらッ!この調子で畳み掛けろ!」

朝霜「彼奴等にあの鉄の雨を降らせるな!」

水無月「す、凄いよ…あの人、何者なの?」

清霜「ちょっとマイティな秘書さんだよ!」

飛鷹「よそ見しない!ほら、海上に上げない様にしないと」

潜水棲姫「魚雷発射。奴等の思う様にさせるんじゃないよ」

ソ級「了解」どしゅどしゅ…

潜水棲姫「当たらなくても良い。少しでもスキを稼ぎな!」


鳳翔「!敵艦隊が魚雷発射!」

飛鷹「はぁっ?まだ生きてる奴が居たの?!」

熊野「皆さん怯まないで!攻撃を止めては成りません!」

どぼどぼどぼ…!

阿賀野「も、もー良いんじゃないの〜…?」

能代「まだよ阿賀野姉!敵はしぶとく生きてるかもしれないんだから!」

川内(夜戦したいなんて言ってられないなぁ…これ)

水無月「旗艦!どうするの?!」

アイオワ「っ…dont stop! このまま攻撃を浴びせて!」

アイオワ「奴等はまだ生きていると思いなさい!」

飛鷹「無茶行ってくれるじゃない…の!!」ぼッ!



ごぼぼぼぼぼ…!!


潜水棲姫「くそ…だったらUCAVでも喰らえ!」どしゅ!

ソ級(旗艦に無人艦上機を使わせるとは…くっ)



ざばんっ!

ぎひゅるる…!


朝霜「!?機影1…否、5だ!」

鳳翔「何処からですか!」

アイオワ「海中からよ!UCAVまで持っているなんて…厄介な相手ネ」

最近ssへのモチベが薄れて来て申し訳ありません…
といってもこっちじゃ対策の仕様が…ぅぐぅ…


ぼぉおん…ぼぉん!


隼鷹「やべっ…爆装機が落された!」

初霜「なっ…晴嵐とは違うの!?」

隼鷹「マジっかよ…!」



潜水棲姫「ふふ…社長もイイ改装してくれるねェ…」

潜水棲姫「所詮…戦う事も出来ない水上機だけしか出せない艦なんて、『空母』とは、『航空艦』とは呼べない」

潜水棲姫「アドミラル・クズネツォフやこのワタシの様に…強力な艦載機を操れる物だけが『空母』、ないしは航空の名を持っていいの」

潜水棲姫「ヘタクソな小細工を見せられるのなんて願い下げだね」


霞「…何か凄いムカつくわ」

飛鷹「ええ。性能で勝って何が嬉しいのかしら」

スージー(無人機……厄介な物引っ張り出すわねえ彼奴等も…!)どしゅしゅっ

ぼぉんっ!ぼごぉんっ!


スージー「でも、アタシが居たのは不運だったわね?」

ぴぴぴぴぴぴっ

スージー「はっきり言ってうちのマッドサイエンティストの方が怖いわよッ!」かちっ


どっしゅぉぉっ!

ぼぉおんっ!ぼぉんっ!


潜水棲姫「UCAV撃墜…!?」

ソ級「旗艦!あのロボット型の飛行物体が撃墜している模様です!」

潜水棲姫「分かってる…だが時間は稼げたさ」ぐごごごご…


潜水棲姫「ロンチッ!」ぼしゅうっ!

モチベが下がった?何、気にすることはない

>>422 申し訳ないであります…今は割とちょくちょく来る励まし?のレターが励みですわ

あ、分かると思いますが霞食ってる様なの見て来ましたのよ



スージー「発射?!ちっ…」ぴっぴっ

ぴーん

スージー「何て執念…迎撃兵装有ったら撃ち落とせたのに」

スージー(どうか耐えて…!)


しゅごおおおおおお…


朝霜「うげっ…またミサイルだ、来るぞ!」

水無月「また?!」

霞「撃ち落としなさい!」

清霜「無理だよ!間に合わないっ!」

きぃんっ

っぼぉぉぉんっ…!


飛鷹「ッ……?」

川内「あれ…堕ちた?」

初霜「は、反応消失…ミサイルは撃墜されました…」

アイオワ「だ、誰が落したの?」


ぎゅぉぉぉんっ!

朝霜「おっ…あの戦闘機、間違いない!ウチの戦闘機だ!」

ぴぴぴ…ざざっ…


ケイン『どぉぉうだぁァァァッッ!!新開発のエアライド・クラフトはァァァァァッッッ!!』

朝霜「そのイヤに気合いの入った声…!」

水無月「え、ええっ…?!」

ケイン『さァ行こう!コイツには試作品も乗ってるんだ、しっかり護衛してくれたまえよ!!』

清霜「了解!」

朝霜「ちっ、これでダメだったら恨むぜ!」


ざぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ…!!!



スージー「…へぇ。やるじゃないの」

スージー(いっつもこうなら有り難いけどネ)


どごぉんっ!

スージー「げっ…!」

ぼぼぼぼぼ

スージー(ちょ…よりに寄ってエンジンに…!)

スージー「仕方無い。退避するしか…」

ゔゅるるるる…


潜水棲姫「行け!返り討ちだ!」どしゅしゅしゅ



しゅごおおおおおおおお…!

スージー「ちょッッ、しつこッ!!」ぐぉっ!

ぎゅぅぅんっ!


鳳翔「どうやら盛大に追われている様ですね…」

朝霜「おーい司令ーッ!こっちだー!」

川内(あそこに聞こえるもんなの…?)


ごぉぉぉぉ…!


ケイン『よしよし、秘書官殿のお陰で奴が外に出ている…今こそ、この兵器の力を見せるときだァァッ!!』

がしゅっ

ケイン『水中貫通魚雷 VA-111改 投下!』


ざばんっ


しゅごおおおおおおおお…!


ごぼぼぼ…!

潜水棲姫「何…15時の方角から接近物?」

ごぼぼぼぼぼ…!!


ケイン『ヴァカめ!最早遅いわァァッッ!』


がしゅじゅっ


っぼっっっっっっごおおおおおおおおおおおおおんっっっ…!


スージー「っっ…え、えぇえ?」

ケイン『レーダーに敵旗艦の反応無し。完全に消失した模様』

ダレにダレまくってて非常に申し訳ない…


スージー「…ウッソでしょアンタ」

清霜「嘘じゃないよ!見たもん!」

霞「凄まじい威力だけど、アンタあれって…」

スージー「まさか、あれが例の対潜装備?」

ケイン『其の通りだ善くぞ聞いてくれた! 少し地球の兵器を参考にしたがね、性能は当然ながら数倍上なのだッッ』

ケイン『水中にて起動されるとミサイルと同等の速度で目標物に接近、回避する暇を与えずに必ず為留める誘導貫通魚雷という正にッッッ!!漢の中の漢の兵器なのですッッッ!!』

スージー「そりゃ凄いわね。あの威力なら量産しても困らないかもしれないわね」

ケイン『其の通りッ!!』


ざああああ…

水無月「あっ…反応が…敵艦隊、逃げてく!」

朝霜「っしゃあ!」

スージー「まだよ、今の情報を持ち帰らせるわけにはいかない。 全艦、一匹たりともこの海から生かして帰らせない様になさい!」

霞「了解。皆、着いてらっしゃいな!」



(以下 省略)



ーーーーーー



ざあああああ…

初霜「敵潜水艦隊…全滅を確認」

アイオワ「ヒュゥ……何とかなったワネ」

川内「まあ、知ってたよ夜戦無いの…」

矢矧「当たり前でしょ」

飛鷹「自殺行為よ」

霞「水無月、目撃されてる艦隊ってコレだけなの?」

水無月「んー………… それだけだね。大丈夫!」

スージー「と言う事は…今回の依頼達成ね!」

熊野「当然ですわ!」

水無月「うん!皆、今日はありがとう!」

スージー「いやいや、私達は依頼を受けただけだし」

朝霜「そういえば司令。今朝悩んでたのは、何だったんだよ?」

スージー「?あー、ギャラの奴が無い状態で頑張れるかしらーって思ってただけよ」

スージー「この結果なら、中堅程度は楽に凌げるわね」

鈴谷「まー、鈴谷達も居るし当然っしょ?」

スージー(正直雇い過ぎたかしらって位結構な数を引き抜いてるものねえ…)


隼鷹「んでさぁー、報酬とか何か欲しいもんって無いのか?」

水無月「あ…そうだね。ねえ、何か欲しい物は無いかな」

スージー「あー……じゃあ、私達のトコに来ちゃう?」

清霜「それはちょっと踏み込み過ぎじゃ…」

矢矧「ええ…流石に私達も、私達の鎮守府の護衛を疎かにするわけにはいかないし」

>>1
調子はどない?

>>434 イベント制覇+polaちゃんゲットしました^^


スージー「あー、そうねぇ」

水無月「うん…僕達も、恩を返したいのはやまやまだけど……」

スージー(しかし、このまま手ぶらで帰る訳にも……)


ぴんぽーん

スージー「そうだっ」

すらすらすら…

鳳翔「?」

すっ

スージー「はい、ウチの会社の電話番号!困った事が有ったらこれ、スマホかケータイに登録して、直ぐさま御電話して下さいな」

水無月「えっ、い、良いの??」

スージー「ええ、御電話頂ければすぐにかっとんで上げるわ。今日みたいにね!」

水無月「あ、ありがとうっ!」ニパッ

鳳翔「何から何まで…ありがとうございます」ペコ

スージー「いーのよーどうって事無いわ」

鈴谷「秘書官さんやっさしー!」


スージー(これで何か有った時はこっちが呼ぶ事も出来る。実質的に同盟関係を結ぶ事が出来たわね)

スージー(うんうん、さっすがアタシ!)


ーーーーーー

ざあああ…

水無月「じゃあ、僕達はここで降りるからね」

アイオワ「分かったわ。take care!」

霞「身体に気をつけなさいよ。あと対空見張り、対潜哨戒もきちっと…」

朝霜「そーいうのは後で良いだろ…」

水無月「あはは…今日は有り難う!」フリッ

神通「それでは」ペコリ

ざあああ…

スージー「さ、私達も帰るわよ!」

清霜「おー!」



ーーーーーー


むしゃ、むしゃ…もしゅ

ガリック「」モグモグ


うぃぃぃん

「社長、お食事中失礼します」

ガリック「ああ、分かっている。例の件だろう」

「はい、先ほどブンタン沖に展開していた大規模通商破壊艦隊が、全て全滅したとの報告が入りました」

ガリック「通信は」

「は…最後の通信には、凄まじい速度で水中を航行する物体が接近して来た。其の部分で途絶しています」

ガリック「それだけ分かれば充分だ」

かちゃ…


ガリック「潜水艦隊が新兵器によって全滅した以上…このままゆっくりはしていられない」

「では…どうなされますか」


ガリック「各国に送り込んだ秘密部隊に伝達せよ」

ガリック「機は熟した。コマを大きく進めねばな」

「了解致しました。…人間達にお灸を据えてもらいましょう」





第十七話 完。

ーーー次回予告ーーー


スージー「くッ……まさか一話完結させるのにこんな掛かるなんて」

ハルトマン「他にやる気が逝ってしまうと言うのはじぃ、つぅ、にぃ、恐ろしいのである」

青葉「皆さんそんな場合じゃないですよー!緊急事態ですってば!」



ガリック「この物質さえ有れば、プロジェクト・ノヴァをより円滑に遂行する事が出来る」

ガリック「フフ……後は、別の世界と繋ぐ鍵を手に入れるだけだ」



スージー「次回第十八話 『戦争の狼煙が上がる時』」

ハルトマン「タイトル詐欺に成らなければ良いのだが」

スージー(やっぱり書き留めてから落すべきかしら?)

ーーーアクシスアークスーーー


ハルトマン「…」

スージー「どうかなされましたか、社長」

ハルトマン「いや何、最近世界情勢が芳しく無いと言うか…」

スージー「???」

ハルトマン「アレだよ、国からの通信が途絶したのである」

スージー「えっ、日本とかも?」

ハルトマン「日本とかはまだ繋がっているが…アメリカやロシアからの通信が入って来なく成ったのである」

スージー「とうとう宇宙人として始末されるかもしれない時が…」

ハルトマン「ワシ等より厄介な物がそこら中に居るだろうに、そんな事は無いだろう」

スージー「でも繋がらないんでしょう?」

ハルトマン「うむ。巨大国家2つからの通信が途絶した…単なる通信手段の不調と言う訳では無さそうである」

スージー「…まさか、工作員?」

ハルトマン「それは分からん。だが少なくとも…下らない理由ではないだろうな」

スージー「…」


スージー「…よし、一先ずは…調査を送りましょうか?」

ハルトマン「調査?」

スージー「はい。一名程艦娘を派遣し、何が起こっているのかを調べさせます」

ハルトマン「其の様な事をせずとも、ワーカーズ達を送れば良いではないか」

スージー「ですが若しもの戦闘力は艦娘の方がピカイチですわ」

ハルトマン「貴重なる戦力をむざむざ危険に晒すのか?」

スージー「それは…」


ハルトマン「…やはり無人のワーカーズを送れば良いではないか」

スージー「でも彼らだって一応生きている筈ですわよ」

ハルトマン「知らんのか?足りない分は完全に一から作ったワーカーズで済ませているぞ」

スージー「!?」ガーン

ハルトマン「なんだ、てっきりもう知っている物かと…」

スージー「で…でも、情報中継は?」

ハルトマン「発信器か盗聴器を付ける」

スージー「音だけで状況が分かるとは思えませんし、生中継してくれる機材が無いと」

ハルトマン「あぁ…そうなると少し付け替えに時間がかかるのである」

スージー「…やっぱり人材派遣の方が良い様な…」

いっちークリスマスの予定は...?

>>445
何も無い素晴らしい一日でしたわ♡

寝正月?知りませんね…

ハルトマン「ふんむ…」

スージー(…ぶっちゃけ艦娘の力が大事なのは敵も同じだろうし。見つかったとしても殺さずに捕まえて来る筈だけど…)


うぃぃぃん

アイオワ「Hi。ちょっと良いかしラ?」

スージー「例の件の事ならちょっと社長と相談中よ」

ハルトマン「少し外に出て行くのである」

アイオワ「そうやってぐだぐだと話し続けてて良いの?」

スージー「ん"」

アイオワ「結論を得られずに会議している間に、何が起きても可笑しく無いのよ?」

ハルトマン「だがこう言う事は入念に決めるべきなのだよ」

アイオワ「早めの決断の時なのよ、今は!」ダンッ!!!


スージー(な、何か嫌に必死ね…)

ハルトマン(アメリカに行って早く様子を見たいのかもしれないのである)

スージー(あー、そういえばあのコ、アメリカ生まれだったわネ……)


アイオワ「大丈夫よ!危険な目に有っても死なない様にはするから!」

スージー(うっわ…見透かされてた…)

アイオワ「その後の支援は任せるわ…だからお願い、私を…!」

ハルトマン「あーあー皆まで言うな…分かっている」

アイオワ「!」


ハルトマン「アメリカへの調査を、許可しよう」

スージー「だ、そうよ?」

アイオワ「ありがとう…!感謝するわ、社長!」

ハルトマン「手を煩わせない結果となることを期待している」

アイオワ「任せなさい?じゃあ…」

スージー「そうね、どういう感じで行くのよ?」

アイオワ「どういう感じって?」

スージー「アレよ、どう忍び込むのか、とか」

アイオワ「それは後で考えるから、じゃ!」たっ

うぃぃぃんっ


スージー「…行ってしまわれましたね」

ハルトマン「まあ、いい奴だったよ」

スージー「まだ死んで居ませんから」

スージー「それで?こちらはどうしますか?」

ハルトマン「?」

スージー「彼女1人じゃ、まだ不安ですわ」

ハルトマン「ウム…向こうに彼女の知り合いでもいればいいのだが」

スージー「そういえばロシアの様子は見なくてもよろしいので?」

ハルトマン「おっと…そちらにはキカイ兵でも派遣するのである」

スージー「分かりました」


ハルトマン「…」

ハルトマン(…蒼き艦隊は何か知っているだろうか)

ぴっぴっ

ハルトマン「…」スチャ


prrrr prrrr

ハルトマン(繋がるだろうか)

prrrr

『只今、電話に出ることができません。』

ハルトマン(むう、どうも忙しいらしい)

『ぴー↑という音の後n』

ハルトマン「あー、私だ、今電話に応答できる状況か?そちらの返答を待っている」

『ちょ』

ハルトマン(…ん?)

ハルトマン「おい、良く聞けば留守番電話じゃないではないか?」

『…』

ハルトマン「ん?聞こえないのか?返答をしてくれ、千早艦長!」

『違いますよ、私は『霧の艦隊』、東洋艦隊のものです』

ハルトマン「何?ホラ見たまえ、留守電ではないじゃないか」

『あのまま切ってくれれば良かったのですが。なにせ状況が状況ですし』

ハルトマン「状況…?やはり、そちらも何かあったのか?」

『ええ、今詳しくは言え無いのですが…ヤバいですよ』

ハルトマン「…それでアレか、電話の代理か」

『はい。イ401からのお願いで、暫くは通信を代わって欲しいと』

『東洋艦隊は幾分か暇に近いですからね』

ハルトマン「そうか」

『ではご用件を』

ハルトマン「今、何が起きているのかを教えてくれ」

『はい、現在は日本の軍港にて補給を受けて居ます』

『街に多少被害が見られますが、少なくとも怪しい物体は存在して居ません』

ハルトマン「そうではなく…今世界で何が起きているんだ」

『その件に関しましては言及をしない様言われてますから、何とも』

『文句があるならウチのへたれにどうぞ』

ハルトマン(ああ~~何にも知らんか…)

ハルトマン「…まあ、知らないというなら切るぞ」

『そうですか、では最後に一つだけ』

ハルトマン「?」


『彼は、「星」を創ろうとしているとか』

ハルトマン「…」

『言えることはそれだけです。では…ヴァンパイア。Over』

ぷつっ


ハルトマン「…星、か」

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