昼休み

優花里「あの……西住殿ですか？」

みほ「そうじゃが…どこかで会ったか？」

優花里「黒森峰とプラウダの抗争見てました！」

みほ「ほう…あの祭を見てたんか」

優花里「それでファンになって私を舎弟にして
もらえませんか？」

みほ「すまん、私は喧嘩をやめたんじゃ」

優花里「そんな！黒森峰の副総長だった
あなたがなぜ！」

みほ「いろいろあるんじゃ……」

沙織「なんやあの二人知りあいなんか」

華「そうみたいですね
拉致ります？」

沙織「そうじゃのう」

放課後

みほ「なんじゃこの手紙……」

沙織「おどれの舎弟は預かった
返して欲しければ3丁目の倉庫にこい」

みほ「しゃあないのぉ」

みほは愛車のママチャリに跨がり倉庫へ向かった

沙織「よおきたのぉ」

みほ「しゃーないからな
そいつは別に舎弟やないで」

優花里「西住殿～」

華「動くと怪我しますよ」

みほ「そいつを解放しいや」

沙織「私とタイマンで勝ったら解放してやるでぇ」

キャットファイト中

みほ「ハァハァ中々やるやないか」

沙織「ハァハァお前もなぁ」

沙織「私の負けじゃ……
うちのクラスの番長はあんたや」

みほ「それも悪くないのぉ
久しぶりの喧嘩で心に火がついたで」

優花里「新たな番長の誕生ですね！」

華「私も勿論、番長の下につきますよ」

みほ「よし！てめぇら！まずは学校制覇や！」

みんな「押忍！」

翌日

沙織「みほ、お昼食おか」

みほ「そうしよか」

優花里「大変です！西住殿！」

みほ「なんじゃ！優花里どうした？」

優花里「このクラスの生徒が3年生に屋上で絡まれてます！」

沙織「仲間のピンチや！みんな行くで！」

みんな「押忍！」

屋上

桃「てめーなに二年の分際でここで寝てンだよ」

麻子「うるせぇな」

桃「アァ？やんのか？てめぇ」

麻子「つべこべいってねーでかかってこいよ」

沙織「無事か！！てっなんや麻子か」

みほ「知りあいか？」

沙織「幼馴染や…あいつ喧嘩はめちゃ強いで…」

優花里「助けなくていいんですか？」

沙織「むしろ3年助けた方がええかもな」

みほ「ほう…」

麻子「どうした？もう終わりか」

桃「うう……」

麻子「私はもう行くぞ」

沙織「麻子相変わらずやのぉ」

麻子「沙織か…」

沙織「ほら新しい番長や、挨拶しいや」

みほ「よろしゅうな」

麻子「ああ、よろしく」

華「もう戻ってご飯食べましょうよ」

優花里「ですね」

沙織「麻子もどうじゃ？」

麻子「食べる」

放課後

沙織「サ店にでも行か？」

みほ「わしゃボコショップに行きたいのぉ」

典子「番長！三年の奴が来てますよ」

杏「かーしまやった奴がこのクラスにいるって聞いたんだけど」

みほ「誰じゃそいつ」

沙織「昼休みの時に麻子が半殺しにした奴や」

麻子「私だか」

杏「ふーんちょっと落し前つけてもらえるかなぁ」

みほ「待てぃ！」

杏「なに？どうしたの？」

みほ「下の不始末はワシがつける！
ワシが番長の西住みほや！」

麻子「番長……」

みほ「頭出しタイマンじゃ！」

杏「いいよ、負けたら下についてもらうからね」

みほ「勿論じゃ！」

校庭

杏「ここでやろう」

優花里「ここで勝ったら西住殿は三年をしめることになるんですね」

沙織「緊張の一戦じゃのう」

キャットファイト中

杏「強いねぇ…君本当に二年？」

みほ「流石三年強いのぉ」

杏「でももう立てないや
これで三年も君の傘下だよ」

優花里「勝ちました！」

華「どんどん勢力を伸ばしてますね」

沙織「このまま学校制覇じゃ！」