ぐだ男「ぜ、全世界！？」

マシュ「そ、そんな、ありえません！ 特異点とは、人理に影響する出来事が聖杯の介入により人理を焼却する物に変質した物です！」

マシュ「2004年に全世界が人理に関わる事案を発生させたなどという記録などありませんっ」

ロマン「でも、事実2004年の世界は、全てが特異点へと変質している」

ダヴィンチ「ここまで来ると変質というよりは変身だけどねー。 さて…では何故全世界が特異点と化しているのに東京が選ばれたのか」

ダヴィンチ「マ、単純に日本が、それも東京が最も特異点の反応が強いってだけなんだけどね」

ダヴィンチ「強いというか、東京から離れていくにつれ特異点の値は低くなっているんだよ」

ロマン「そう。 だから今回のレイシフト先は東京と設定したんだ」

マシュ「東京に今回の特異点の原因……聖杯とそれを使役するサーヴァントがいると？」

ロマン「その可能性は高い」

ぐだ男「分かりましたドクター。 要はやることはいつもと変わらないって事ですね」

ぐだ男「それじゃあ一緒に行くサーヴァントは誰にしようかな……」

？？？「ーーー私が適任ではないかな？ マスター」

ぐだ男「え？ って、エミヤ？」

エミヤ「話は聞かせてもらった。 東京には何度か足を運んだことがあるのでね、現代の地には現代を生きたサーヴァントが適任だろう？」

マシュ「確かに、エミヤ先輩が一緒に来てくれるなら心強いです」

ぐだ男「うん。 ありがとうエミヤ。 よろしく頼むよ」

ロマン「よし！ メンバーも決まったことだし早速行こうか」

マシュ「頑張りましょう。 先輩」

ぐだ男「あぁ、マシュ。 今回も頼りにしてるよ」

ダヴィンチ「よーしそれじゃあ早速カルデアスを起動ーーー！？
な、なに？！」

エミヤ「どうしたダヴィンチ！」

ダヴィンチ「こんな数値見たことない！！ ま、マズイレイシフト先を安定化できない！ このままじゃバラバラに着いてしまう！」

マシュ「そ、そんな……ハッ！ せ、先輩！」

エミヤ「何！ マスターが先にレイシフトをッ」

ぐだ男「マシュ！」

マシュ「先輩！ 今手をーーー！」

マシュ「あーーー」

ぐだ男「う、うわぁああああああ！！」

取り込まれる。
放り込まれる。
たった一人で、世界を繋ぐ光速の濁流に飲み込まれていく



だけど、光よりも速い一瞬、通り過ぎていく夢を見たーーー

ーーーー■■デ■■は全て封印した……お前が最後だっ…ジ■■■■！！

ーーーー俺とお前は、戦うことでしか解り合えない！



ーーーお前は……お前は……！
ア■デ■■になってしまったというのかっ！






ーーーー俺たちは二度と会うこともない……触れあうこともない。


それで、いいんだ。







ーーーお前は、人間達の中で、生き続けろ

人理定礎値D


AD2004




運命開闢地東京

今日はここまで
途中途切れてしまってすみません少し用事が出来てしまって……

設定とかに間違いがあるかもしれませんがそこは生暖かい目で見守ってください