〈R-18〉フレデリカ「たおられちゃったフルール」 (104)

がっつりエロです。

ノリと雰囲気のみ。
満足したら急に終わります。

よろしくお願いいたします。


「綺麗だ」

我知らず、そんな言葉が漏れる。

高級ホテルのスイートルーム、薄明かりに照らされた宮本フレデリカを前に、プロデューサーは立っていた。

フレデリカの服装は以前ショッピングへ出掛けたときと同様の、透明度の高い紫のチュニック。

そして、透けてのぞくは黒のフリル付きキャミソール。

最後に、鏡のように磨かれた二つの緑玉を隠す、桃色の眼鏡。

全てが出掛けた日と同じ。

だがしかし、一つだけ違うことがある。
今日、彼等は遊びに出掛けたのではない。

今日、彼等はセックスをする。

ごくり、と唾が喉を通る。
どちらのものかは、わからない。

「どうしちゃったのプロデューサー? ……あ、もしかしてフレちゃんに見惚れちゃった~? うふふ♪」

立ち竦むプロデューサーへフレデリカが笑いかける。
彼女は視線を彼と交わしたまま下がり、冷たいガラスへ背中をあずける。

薄氷一枚隔てた先には、10と余階の高さから生まれる深き暗闇。

底無し沼のように終わりなく、どこまでも、どこまでも続く。

「ああ、その通りだ。 フレデリカの美しさに心底見惚れてた」

「んふふ☆ 正直者なプロデューサーには、フレちゃんを暖める権利をあげよーう♪」

二枚の花びらが広がり、蜜を見せつけ誘う。
蝶は誘惑に促されるまま、おぼつかぬ動きで寄っていく。


「……ぎゅー󾬌」

互いの体が二度と離れぬよう、強く抱き締める合う二人。

背中に伝わる外気の冷たさと、前方の命から感じる熱でフレデリカの体は犯されていく。

「ねぇ、プロデューサー……? 追加のご褒美で、チューしてあげよっか……?」

「チュー? あぁ、そう、だな」

「Chu……♪」

近づく二つの花弁。
触れるだけの、優しい接吻。
そうして女の唇が離れーーー

「ーーーんむっ!?」

噛みつくようにプロデューサーが淑女の口唇へ吸い付いた。

閉じられた蕾を口吻がなぞり、愛撫し、徐々に開かせていく。

ーーーーとぅぷ。

ぬめりを伴った粘膜が、淑女の口腔内を侵した。

「んぅ……! くぅ……! はっ! ちょ、ちょっと………プロ、デューサー……! は、はなし……んやっ! んぅぅぅう!」

固く拘束され、離れることもできない。
フレデリカはなされるまま、快楽の底へと堕とされていく。

ざらついた軟体表面が淑女の口腔内をなぜる。

硬口蓋、舌小帯、軟口蓋、歯茎。
桃肉を余すことなく、およそ舌『以外』をねぶる男の魔手。

「あ、ふぁ………はぁ、はぁ、はぁ……ぷろ、りゅーさー……?」

高い水音をたてて、液糸を垂らしながら唇が離れる。
フレデリカの瞳は揺れ、焦点の合わぬまま愛おしい人を見詰めている。

恋人は口の端を少しだけあげて、意地悪く笑う。

「どうしたフレデリカ、お望みの『チュー』だぞ?」

しばらく呆けたままフレデリカは男の言葉を反芻する。

そして男の意思を理解した瞬間、赤らんだ頬がより紅潮し、ぶる、と体を震わせた。

てらてらと濡れて光を反射する下唇から垂れた粘液が、床へ染みを作っていく。

「………………ください」

顔を伏せ、ぼそりと呟くフレデリカ。
プロデューサーは聞こえているだろうに、流し、告白を待つ。

「なんだって?」

「………フレンチ・キスして、くだ………さい」

「どうも耳が詰まってるみたいだ。 よく、聞こえないなぁ」

「~~~~~っっっ!」

がばとあげた面、両目の端に恥心が溢れ雫となって溜まっている。

「舌を絡めて! ちゃんとキスしてーーーんむっ!?」

再びの、不意打ち。
無防備な女の粘膜が男の粘膜に蹂躙される。

「ん、はぁ……ちゅる……んむ…………ぢゅ……むぁ……んんん」

次々と生産される唾液と唾液が交換され、混ざり合い、どちらのものともわからぬ塊へと変わっていく。

ぴく、ぴく、とその度にフレデリカの体は小さく跳ね、断続的な快楽の波がピンク色の脳細胞に舌を入れる。

その潮は、淑女の下着にまで広がり、綺麗なピンクが滲んでいく。


「…………ん、ぷはっ。 ……ねぇ、プロデューサー」

「なんだ?」

とろん、と眼を蕩けさせ、だらしなく開いた花弁から新たな秘蜜が溢れ出した。

「お風呂……入ろっか……♪」

今夜、二人は初夜を為す。

ここまで。

息ヌキはやはり必要ですね。

またきます!

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