モバP「アイドル達がタイムリープしようとして失敗した」 (16)

奈緒「おはようございまーす」

P「おや?おはよう奈緒」

P「今日はオフだったよな?」

奈緒「あぁ、Pさん」

奈緒「うん。暇だからちょっと遊びにきたよ」

P「そうか。まぁ、ゆっくりしていけ」

奈緒「まぁ、そのつもりだけど…」

奈緒「茜ちゃん、あたしに気づかないくらいテレビに釘付けだな」

茜「……」キラキラ…

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奈緒「何見てるのかなーって…」

奈緒「おぉ?時かけだ」

P「奈緒はやっぱり知ってるか」

P「時をかける少女、良いよな」

奈緒「名作だよな〜…って、今テレビでやってんの?」

P「いや、俺が個人的にDVDを買ってきて持ってきたんだ」

P「事務所に遊びに来た子の暇潰しにでもなれば良いかなと思って」

奈緒「それであたしみたいに遊びに来た茜ちゃんに…ってわけだ」

P「そういうことだな。奈緒も一緒に視たらどうだ?」

奈緒「じゃあ、せっかくだしそうするよ」

茜「……」キラキラ…

奈緒「(しかし食い入るように視てるな茜ちゃん)」

奈緒「(こういう青春アニメ好きなのかな)」

『未来で待ってる』

奈緒「(おっ、クライマックスのとこか)」

『うん。すぐ行く、走っていく』

奈緒「(…想いはいまだけのものじゃない)」

奈緒「(いまを繰り返して未来に繋げるんだ…)」

奈緒「(やっぱ良いアニメだな、これ…)」

茜「…!!」ガタッ…!

奈緒「お?」

P「ん?」

茜「……」スタスタ…

奈緒「…茜ちゃーん?ED視なくて良いのかー?」

茜「……」ガラッ…

P「…?」

P「茜、窓を開けてどうした?」

P「何か気になるものでも見えたか?」

茜「…プロデューサー!!」

P「ん?」

茜「未来で待ってます!!!」グッ…!

P「!?」

奈緒「(窓に足かけて…って…)」

奈緒「…おい、ここ3階だぞ!?」

茜「タイムリープっ!!!」ぴょーん…

P&奈緒「とんだー!?」

茜「………ダメでした」

P「ダメでしたじゃないよ!!未来より遠い所に行くつもりか!!」

奈緒「茜ちゃんの馬鹿!!心配かけさせんなよぉっ!!!」

茜「あれ?奈緒さん、おはようございますっ!!」

奈緒「うん、おはよう!!茜ちゃん、怪我は!?」

茜「大丈夫です!!お茶とカレー飲んでますからっ!!!」

奈緒「お茶とカレー凄いな!!」

P「…本当に大丈夫そうで良かった」

P「ほら、事務所に戻るぞ」

P「奈緒と大人しく遊んで…」

ダダダダダッ…!

P「ん?事務所から凄い足音が…」

真尋「タイムリープっ!!!」ぴょーん…

P&奈緒「まひろー!?」

真尋「………よく考えたら私は走ってすぐ行く側だったねっ!」

茜「あー!だから私も…」

P「側とか無いから!!みんないまに留まってるから!!」

奈緒「なんでパッションはすぐ逝こうとするんだ…」

真尋「あっ、でも私陸上部だし足腰には自信あるよっ!!」

奈緒「陸上部なら飛び込みしてろ!飛び降りんな!!」

茜「プロデューサー!!未来には誰が待ってるんですか!?」

P「未来に待ってるのはトップアイドルになったお前達…」

ぴょーん…

P「…ん?」

のあ「未来で待ってる」

P&奈緒「のあーっ!?」

のあ「………キャラ的に行けるかなと」

P「自分の限界を知るのに命をかけないでくださいっ!!」

奈緒「でも一瞬飛べるのかなーって思っちまった…」

のあ「大切なのは、信じる心…」

のあ「きっと、貴女も…」

P「いや、のあさんも何故無事かはわかりませんけど飛べてませんからね?」

奈緒「…はぁ。事務所に遊びに来ただけのはずなのになんでこんな疲れてんだろ、あたし…」

P「これ以上こんなことする子はいないと思うが、あのDVDは片付けておくか…」

ぴょーん…

P&奈緒「…え?」

川島「過去に帰りたい。わかるわね?」

P&奈緒「わかんねぇよ!!」

おわり
茜なら飛べるかなと思ってつい書いた

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