「白坂小梅の500のこと」 (134)



『アイドルであること』


『女の子であること』


『長い付き合いではあるものの』


『その程度しか分からない、白坂のこと』


『今夜は、そんな白坂についてを』


『学ぶ』



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1463999392


・都内、某スタジオ



『白坂小梅を、もっと知りたい』

『クイズ 白坂小梅の500のこと』



幸子「いきますよ皆さん!!えいえいおー!!」

輝子「ヒャッッッッホォォォオオオ!!!!待ってろよ500問目ェェ!!!!!!!」

涼「おおーッ!!!みんなアツイね!!!」

拓海「うっせえぞお前ら!!!問題の声が聞こえねぇだろ!!!!」



【PM1:00 スタート】


『ちなみに天の声とナレーションはモバPでお送りします』


拓海「………………」

輝子「………………」

幸子「………………」

涼「………………」


『想像を絶する無視ですよね』


『第1問』

『Q1. 白坂の出身地は?』



幸子「え!?何ですかこの問題!?いきなり余裕じゃないですか!?」

幸子「ちょっとプロデューサーさん!!ボクたちを馬鹿にするのもいい加減にして下さい!!このレベルじゃ簡単すぎますよ!!ねぇ皆さん!!?」


輝子「………」

涼「………」

拓海「………」

幸子「えっ」



輝子「…ど忘れした…」

涼「ごめん、アタシも……」

拓海「わ、忘れちまったもんはしょうがねぇだろ!」

幸子「…………………」


幸子「この幸先の悪さ………」カッカッカッ

輝子「お、思い出せない……思い出せないぞ……」

幸子「頑張って下さいよ輝子さん!いつも142'sで一緒なんですから!」

輝子「…心配するな幸子…何とか、するから…」

幸子「頼みますよ………」

幸子 (……で、この18歳コンビは…)



涼「どこだったっけ……九州じゃなかったし……」

拓海「長崎……………………………違うか」

幸子「……………………」

涼「あー……なんで急に忘れるかな……」

拓海「おい幸子、黙ってないで答え言」

幸子「ダメです」


拓海「んんー………」

輝子「九州とか…そこまで南じゃ、なかったと思う…」カッカッカッ

涼「うん、それは何となく分か……………………あっ」カッカッカッ

幸子「皆さーん、そろそろタイムアップみた」

拓海「あークソッ!!分かんねェ!!」バァン!!

幸子「いッ!??」

輝子「フヒッ!!?」


拓海「あぁ?」

幸子「た、拓海さん!!わからないからってペンを投げないでください!!輝子さんびっくりしてるじゃないですか!!」

拓海「お、おう……悪ィな」

幸子「……全く……何でこう荒々しい人が多」

涼「良かった思い出せたー!!!!!!!!!!」バァン!!

幸子「いんッ!!!!!!!???」

輝子「フヒッ!!!!!!!!???」


『回答、オープン』



【間違いなく!兵庫県です!!】(輿水)


【兵庫県、だとおもう】(星)


【兵庫、だよね?】(松永)


【実は福岡】(向井)


拓海「ぐぁああ!!!今思い出したァァ!!!」

涼「やったな輝子!!」

輝子「…ギリギリだったぜぇ……」

幸子「拓海さんもかなりあれですけど二人も曖昧すぎますよね!?」

涼「別にいいじゃん!これぐらいなら正解にしてくれるって!」

輝子「そうだぞ幸子……ここは、スタッフを信じるんだ……」

幸子「答えから何から全部ふわふわしてますね……」

拓海「クッソォォ……!!」


『正解の発表です』


〜白坂は別室にいる為スタジオの音声は聞こえません〜

小梅『………♪』チョコン



<白坂の、出身地は?

小梅『へっ……しゅ、出身、地……?』

小梅『あぁ…えっと……』

小梅『兵庫県、です……!』



小梅『………』

小梅『あの、Pさん……』

小梅『何で…いつもみたいに……』

小梅『……こ、小梅って…呼んでくれないの…?』


『A. 兵庫県』



幸子「…………………………」ピンポーン

輝子「…………………………」ピンポーン

涼「…………………………」ピンポーン

拓海「…………………………」



輝子「…最後のやりとり、いるのか…?」

涼「……うん、思った」

拓海「……てか……何だよあの映像……」

幸子「……キラキラしてましたね…」


「「「「…………」」」」



幸子 (小梅さん、可愛いかったですね………)

輝子 (…小梅…かわいかったな……)

拓海 (…アイツ……あんなに可愛いんだな…)

涼 (さすがうちの小梅)


『第2問』

『Q2. 白坂の趣味は?』



幸子「…………」チラッ



涼「ハッ、余裕だね!」カッカッカッ

拓海「あれしかねーだろ!」カッカッカッ

輝子「他に聞いたこと、ない…」カッカッカッ

幸子「大丈夫そうですね……」


拓海「これはもう発表していいんじゃねーか?」

涼「アタシはいつでもオッケーだぜ!」

幸子「輝子さんはどうですか?」

輝子「うん、書けたよー……」

拓海「P!全員書けたぞー!」


『回答、オープン』



【もちろん、ホラー映画鑑賞です♪】(輿水)


【ホラー映画みる】(星)


【ホラー、スプラッター映画をみる!】(松永)


【ホラー映画】(向井)

ご期待にそえず申し訳ないんですが、本家と同じくカットカットでいきます…


輝子「おぉぉ………!!」

幸子「やりましたね!2問目にして全員揃いましたよ!」

拓海「だよな!やっぱこれだよな!」



涼「……うわ、すごっ…」

輝子「……?」

幸子「涼さん?どうしました?」

涼「ああいや……幸子の字、綺麗だなと思ってさ」

幸子「!!!!!」ピコーン


幸子「えぇもちろんです!もちろんですとも!ボクはカンペキなんです!そしてカワイイんです!ボクが字を書いただけでファンが増えていくんです!さあ、そんなボクを存分に褒めてください!」

涼「えっ」

幸子「早くしてください!このチャンスを逃すともう二度と褒められませんよ!」

輝子「幸子のスイッチ、入った……」

拓海「ほんのりうぜぇ……」

幸子「何をモタモタしてるんですか涼さん!早くボクを褒め称えてください!」

涼「………褒める、か……えっと」


涼「よーしよし、幸子は字が上手いねー、えらいえらい」ナデナデ

幸子「ふふーん……♪」

涼 (あっ…これでいいんだ……)

輝子「い、犬みたいだろ……?」

拓海「そうか?」



涼「ほれほれー」ナデナデ

幸子「いいですね……涼さん……なかなか…♪」

涼「ほれほれほれー」ナデナデ

幸子「んー………♪」

輝子「……ね?」

拓海「…………たしかに」


『正解の発表です』


小梅『………』

<白坂の、趣味は?

小梅『…趣味……趣味、は……』

小梅『………うーん…やっぱり………』

小梅『…ス、スプラッタ映画を、み、みる事かな……』



小梅『………』

小梅『……あ、あと……ホラー映画も…みるから…』

小梅『…ホラーも正解、で……』

小梅『………うん………………』


小梅『………………………………』

小梅『……………………………?』

小梅『………………………………』

小梅『……………えっ、と………』

小梅『………………………………』

小梅『………………………………』

小梅『……………ぁぅ……………』モジモジ


『A. ホラー、スプラッタ映画をみる事』



幸子「どうして変な間を空けたんですか!!」ピンポーン

涼「何も無かったらこっちに戻してやりなよ!!」ピンポーン

拓海「ただの放送事故じゃねーか!!」ピンポーン

輝子「…よく耐えたな、小梅……」ピンポーン


幸子「かわいそうに!!小梅さん戸惑ってましたよ!!」

輝子「目がキョロキョロして…ヤバかった…」

拓海「テレビとは思えないレベルで挙動不審だったぞ!!」

輝子「これが、噂の…お蔵入りか……」

幸子「放送されないんですか!?」

拓海「最悪じゃねえか!?」

涼「この番組ならどうせ放送するよ」


『第11問』

『Q11. 白坂の好きなコンビニは?』



幸子「はい?」

輝子「…好きな、コンビニ……?」

涼「コンビニに好き嫌いとかある?」

拓海「考えたこともねぇよ……」


幸子「うーん……これは難しいですね……」

拓海「今の小梅が何を言うかだもんなー……」

涼「……まずコンビニとか普段行ってんのかな……」

輝子「コンビニ……コンビニ……」

輝子「………………………………」



輝子「…あなたと…キノコンビニ……ファミr」

幸子「輝子さん?」

輝子「…す、すまない…つい……フヒッ…」


拓海「わかんねー………」カッカッカッ

輝子「あんまり…行かないけど…」カッカッカッ

幸子「ここですかねぇ……」カッカッカッ

涼「………………」



涼「……………これ、笑われそうだな…」

輝子「うんっ!!!???」

拓海「なになになに!!!???」

幸子「どうしました!!!???」

涼「無し!!!これやっぱ無し!!!!!ちょっと書き直させt」


『回答、オープン』



【ファミリーマートさん】(輿水)


【セブンイレブン】(星)


【ポプラ】(松永)


【ローソン】(向井)


拓海「ポプラ……ポプラって……!!」

涼「………………」

輝子「た…拓海さん、笑うな…どっちにも失礼だぞ…」

幸子「ま、万が一ってこともあり得ますし……」

拓海「……でもよ…ポッ……ポプ……!!」

拓海「………っ………ッ……!!」

涼「マジで殴っていいかなコイツ………」


『正解の発表です』


<白坂の好きなコンビニは?

小梅『……コ、コンビニ……』

小梅『…………………………』



小梅『……………………』

小梅『コンビニは、あんまり行かない……から…』

小梅『…よく分からない、です……』

小梅『……………………』

小梅『……ご、ごめんなさい……』


『A. コンビニはあんまり行かないから、よく分からないです』



\ファ ファ ファ ファ ファーン/

拓海「ハァァァアア!!!!???」

幸子「いやいやいや!!?ええっ!!??よく分からないって何ですか!!!?」

輝子「おいィ!!!!やる気ねえのか小梅ェェェ!!!!!」

涼「あんだけバカにされたアタシのポプラどうなるんだよ!!!!」


幸子「……………」

輝子「……………」

拓海「……………」

涼「………ポプラ……」



輝子「…ああいう事も、あるんだな…」

幸子「一番あってはならないですけどね…」

拓海「………142'sでコンビニとか行かねェの?」

幸子「たまーに行きますよ?」

輝子「…練習の合間、行くよね…」

拓海「………なのにあの答えか」

幸子「…………どうしてでしょうね…」

輝子「……謎だ……」

涼「………これはもう一波乱あるね…」


『第24問』

『Q24. 白坂が男になったら、まず初めに何をする?』



幸子「なっ、なんですかこの問題!?」

輝子「急に…こ、濃くなった……」

涼「はははッ!風変わりでいいじゃん!アタシは好きだよ!」

拓海「男になったら、ねェ……」



涼「この問題、拓海なら分かるでしょ?」

拓海「おいどういう意味だてめぇコラ」

幸子「……こ、小梅さんが………」

輝子「……男の子に………?」

涼「いやだって元から男っぽ…………………ん?」

拓海「ん?」


幸子「……………………………」

輝子「……………………………」

拓海「………想像してんのか?」

涼「………みたいだね」



幸子「……………………………」カッカッカッ

輝子「……………………………」カッカッカッ

拓海「おっ」

涼「もう答え出たんだ」



幸子「………///」

輝子「………///」

拓海「えぇ………」

涼「えぇ………」


『回答、オープン』



【すごく、カッコイイです…】(輿水)


【かっこいい】(星)


【男湯に入る、かなー】(松永)


【抗争にもつれ込む】(向井)


幸子「何か…恥ずかしいですねこれ……///」

輝子「か……顔が熱い……///」

拓海「二人とも答えになってねぇぞ」

幸子「はい!?何がですか!?」

輝子「かっこいいって、ダメなのか…!?」

涼「問題よく読みなよ」

幸子「だって…問題………………………」

輝子「………………………………………」



幸子「あっ」

輝子「あっ」


『正解の発表です』


<白坂が男になったら、まず初めに何をする?

小梅『……男に、なったら……!?』

小梅『……えっ………えぇ……!?』

小梅『……………』

小梅『……そっ、そんな事、聞かれても…』

小梅『……………』



小梅『……………』

小梅『……………………とりあえず……』

小梅『……かっ…確認する、かな………』

小梅『………………』

小梅『……………///』


『A. とりあえず確認する』



\ファ ファ ファ ファ ファーン/

拓海「何言ってんのあいつ」

輝子「今のは、アブナイ…本当に……」

涼「おぉ………これはもう………」

幸子「『これはもう…………』じゃないですよ涼さん!!アイドルが下ネタってどうなんですか!?全国ネットですよ?!!」


幸子「大丈夫なんですかPさん!とうとう出ちゃいましたよ!」

涼「小梅が自分からあんな事言うなんて、意外だなー」

輝子「いや…慌てた時、たまに出るぞ…」

涼「そうなの!?」

輝子「うん……本当、たまにだけど……」

涼「意外だなー………」



拓海「まあ落ち着けって」

幸子「で、でも………」

拓海「別に大丈夫だろあれぐらい」

幸子「……本当ですか……?」

拓海「『ピー』を使えば何とか」

幸子「編集任せじゃないですか」


『第57問』

『Q57. 白坂が一番好きな麻雀の役は?』



幸子「はい解散」

拓海「よぉし」

輝子「……えっ…!!?」

幸子「お疲れ様でしたー」

拓海「おつかれー」

涼「二人とも落ち着いて」


拓海「は?何で?」

幸子「これはもう解散するしかないでしょう?」

輝子「た、確かに、私もびっくりしたけど…!ここは…耐えなきゃ……!」

幸子「明らかにふざけてますよね?」

拓海「小梅が麻雀の役知ってる訳ねーだろ」

輝子「……うん、まぁ……」

涼「知ってたら逆に面白いけどね」

幸子「面白くないですよ」

拓海「いや、面白いな」

幸子「どっちの味方なんですかあなたは」


輝子「えっと…正直わからないけど……とりあえず、書いてみよう…うん……」

涼「そうそう!輝子の言う通りだよ!とりあえずそれっぽいの書いてみよう!」

拓海「しゃーねえな………」カッカッカッ

幸子「………あの……」

涼「ん?」

幸子「………何一つ浮かばないんですけど……」

涼「大丈夫!アタシもだから!」

幸子「…………はぁ…………」カッカッカッ


『回答、オープン』



【無間地獄】(輿水)


【雪国舞茸】(星)


【火力発電】(松永)


【国士無双】(向井)


涼「うわぁ…………」

輝子「見てられないな……」

幸子「ヒドイですよねこれ…………」

拓海「輝子のはもはや会社名だろ………」



幸子「それに比べて拓海さん!さすがです!」

拓海「えっ…………?」

涼「拓海って麻雀知ってるんだね!今度教えてよ!」

輝子「特攻隊長…やるな…」

拓海「あ、あぁ、そうだろ……ハハ…」

拓海「………」


拓海 (国士無双しか聞いた事ないなんて言えない)


『正解の発表です』


<白坂が一番好きな麻雀の役は?

小梅『……ま、麻雀……?』

小梅『うーん………………』



小梅『………………………』

小梅『…………………………あっ…!』

小梅『……だ、だい、すーしー……!』


『A. 大四喜(ダイスーシー)』



\ファ ファ ファ ファ ファーン/

幸子「あっ…………」ガタッ

輝子「…なっ………」ガタッ

涼「はッ………?」ガタッ

拓海「へっ…………」ガタッ


幸子「………………………」

輝子「………………………」

拓海「………………………」

涼「………………………」



幸子「…………スタッフさん………小梅さんに……どうして今のを知ってたのか聞いてもらっていいですか……?」

涼「……衝撃の瞬間だったね……」

輝子「……全員、立ち上がったな…」

拓海「……ヤバかった……今のは心臓にきた……」


<どうして大四喜を知っていたんですか?

小梅『え……ど、どうしてって……』

小梅『……この前、Pさんが…教えてくれたでしょ…?』

小梅『……だい、すーしー…は…』

小梅『…大きい、お寿司の…麻雀用語、だって…』

<…………

小梅『…………………』

小梅『……えっ、ち、違うの……?』


幸子「ああ良かったー!!本当に良かったー!!」

涼「小梅は小梅のままだったー!!」

輝子「そ、そういうことか……なら仕方ないな…」

拓海「おーい?聞こえてんだろー?これ終わったら、分かってるよなー?命乞いをする心の準備はOKかー?」

幸子「テレビで堂々と殺害予告ですか!?」

拓海「………冗談だよ、冗談」

涼「その割には目がマジだったけど?」

拓海「………………………さて」



拓海「……………どうだろうなァ……?」

幸子「に、逃げっ、逃げてくださいPさん!!!!!今すぐっ!!!!!」

輝子「ナレーションとかしてる、場合じゃない……!!!」

『えっ何!!?』

拓海 (おもしれー反応するよなぁ)

涼 (本人より慌ててどうすんの)


『第86問』

『Q86. 白坂がコンビニでよく買うものといえば?』



幸子「これまた選択肢が多いですねぇ………」

輝子「!」

涼「うん……いっぱいあると逆に……」

拓海「…………んー……?」



輝子「……フヒヒ……」

幸子「?」


『回答、オープン』



【プリン?】(輿水)


【行かないからわからない】(星)


【オカルト雑誌】(松永)


【おにぎり】(向井)


輝子「…たぶん、こう言うはず……」

涼「そっか……!コンビニは分からないんだった…!」

幸子「あぁぁ……忘れてました……!」

拓海「……悔しいけど、絶対それだろ」

涼「もう正解にしか見えない……」

幸子「なかなかやりますね、輝子さん……!!」

輝子「あ、ありがとう……フヒッ……」

輝子「でもこれは…一人勝ち、じゃなくて…私の……」


輝子「……ボッチ勝ち、だな……フヒッ…」


幸子「………………………………」

拓海「………………………………」

涼「………………………………」

輝子「フヒィッ!!!???」


『正解の発表です』


小梅『えへへ……そうだね……』

小梅『………でも……ダックスフ』

<白坂がコンビニでよく買うものといえば?

小梅『えっ…!?な、何……!?』

<白坂がコンビニでよく買うものといえば?

小梅『あ、あぁ…………うん…………』



小梅『…コ、コンビニ……よく買うもの…』

小梅『……………』

小梅『…あんまり行かない、けど……』

小梅『……プリンかな……』


『A. プリン』



輝子「なぜっ…!!???」

幸子「や、やったー!!??」ピンポーン

涼「コンビニは分からないけど、コンビニでよく買うものは分かるんだ……」

拓海「全く策が打てねえ……!!」


涼「ところで何喋ってたんだろ」

拓海「あァ?喋ってた?」

幸子「誰のことですか?」

涼「小梅だよ、Pサンと何か喋ってたじゃん」

幸子「そういえば何か言いかけてましたね……」

輝子「たしか…『ダックスフ』って…」

拓海「ダックスフンド、か?」

涼「あー、なるほどね」

輝子「……小梅は、犬派だった…のか?」

幸子「………かもしれませんね」

拓海「…………犬……………………」チラッ

幸子「え?何ですか?」

拓海「い、いや……何でもねェ……」

幸子「??」


『第100問』

『Q100. 白坂の好きな家電製品は?』



幸子「100問目ですよ皆さん!張り切っていきましょう!」

拓海「……うへー…疲れたー……」

幸子「拓海さん!まだ5分の1なんですよ!もっとシャキッとしてください!」

拓海「ッハァ…………」

輝子「…100問目が、これ…?」

涼「100だからどうこうって考えは無いんだね……」


拓海「………なぁ」

幸子「どうしました?」

拓海「これ終わったら、少し休憩とらねぇか?」

涼「おっ、イイねそれ!」

輝子「うん…少しは、休まないとな……」

幸子「Pさーん、どうですかー?」


『ええで』


涼「は?」

幸子「だそうです」

拓海「話の分かる男じゃねぇか!!よし!!即行でケリつけんぞ!!」

輝子「マァァックスピィィィドォォ!!!」


『回答、オープン』



【テレビ】(輿水)


【加湿器】(星)


【エアコン】(松永)


【輝麗美】(向井)


拓海「一緒だな!幸子!」

幸子「はい?」

拓海「だからアタシと一緒じゃねーか!」

幸子「一緒って…………何がですか?」

拓海「いやいや、お前も輝麗美って書いてんじゃねーかよ!」

幸子「お前『も』………?」



輝子「もしかしてあれ…テレビって読む、のか…?」

涼「た、たぶんね……」

輝子「…気合、入ってるな…」

涼「どんだけ休憩したいんだよ……」


『正解の発表です』


<白坂の好きな家電製品は?

小梅『…す、好きな、家電製品……』

小梅『……考えたこと、なかった……』

小梅『………』



小梅『…………………』

小梅『……………それじゃ……』

小梅『だ…大事な仕事場の、一つで……映画も…観られるから……』

小梅『……テレビ……です…!』フンスッ


『A. テレビ』



拓海「…………………あれ?」

幸子「フフーン!見てましたか、テレビの前の皆さん!アナタの幸子がやりましたよ!」ピンポーン

涼「エアコンも好きって言ってくれよ小梅ー!」

輝子「…か、加湿器も…いいぞ…!」

拓海「……………」


拓海「…………」

幸子「あっ、拓海さん!」

拓海「…………」

幸子「良かったですね!ボクと一緒に正解できて!」

拓海「…………」

幸子「どうしたんですか?あまりの嬉しさに声も出な」

拓海「不正解」

幸子「えっ」

拓海「アタシな」

幸子「はい」

拓海「不正解」

幸子「…………………………………………」

幸子「…………………………………………」チラッ

【輝麗美】

幸子「…………………………………………」


〜休憩タイム PM2:37〜


『100問を終えた時点で、4人の獲得点数はこの様になった』


【21】(輿水)

【26】(星)

【19】(松永)

【11】(向井)


『暫しの休憩をとる4人』

『そんな中、星が』

『白坂との思い出話を静かに話し出した』


拓海「なんでアタシだけ…………」

幸子「まだ言ってるんですか」

涼「そんなに悔しいなら当て字で書かなきゃ良かったのに」

拓海「………………」

輝子「み、みんな…ちょっといい…?」

涼「うん?」

幸子「どうしました?」


輝子「…この前ね、私の部屋で…こ、小梅と一緒に…遊んだんだ……」

幸子 (………羨ましい……)

拓海 (やっぱり仲良いんだな)

涼 (和む画だねー………)



輝子「……そしたら…小梅の首に、キノコの胞子がついちゃって……」

幸子 (えっ!!!????)

涼 (『キノコの胞子がついちゃって』!!!!!????)

拓海 (肉眼で見えるのか!!!!!??)


輝子「もちろん、取ってあげたんだけど…その時に…小梅が……」




「えっ……ほ、胞子がついてる……?」

「……うん…あ、ありがとう…輝子さん…」



「………………」

「あ……パーカーだから……フード、邪魔だよね………い、今脱ぐ、から……」

「…………ん……」

「………はいっ……これで、いい…?」

「……うん…じゃあ…お、お願いします……」

「………………」



「………ひゃっ……!!」

「ごっ、ごめんね……びっくりしただけ、だから……」

「……うん、えへへ……変な声…出ちゃった……」

「……………じゃあ…改めて………」



「……………………」

「………………っ……………」

「………ん…………っ………」

「……………………」



「…………しょ、輝子、さん……」

「…それ、くすぐった……ぃ………」

「………っは………んぅ…………」

「……やっ………………んっ…………っ…」

「……な、なんか…………あっ………!」

「…………あ……あっ…………!!」

「………イッ………ちゃ…………!!」



「………ん…ッ……!!!!!!」



「……ッ…………ッ…………」

「………はっ…………はぁ………」

「…………………………へっ…?」

「……う、ううん…なんでも、ない…よ…」







輝子「………っていう事が、あったよ…」

拓海「はいまた下ネター」

涼「まさかのダメ押しー」

幸子「ちょっとカメラ止めて」



〜休憩タイム 終了〜


『第134問』

『Q134. 白坂が四人の中で一番夜が激しそうだと思うのは?』



幸子「!!!!!!!!??????」

輝子「………?」

涼「!!!!!!!!??????」

拓海「!!!!!!!!??????」


幸子「……四人って、この四人のことですよね?」

拓海「………たぶんな………」

涼「……何か、こういうの多い気が………」

輝子 (よ…夜が、激しそう……???)



幸子 (……遺恨を残しませんように……)

拓海 (……仲違いしませんように……)

涼 (……笑顔で帰れますように……)

輝子 (ふ、雰囲気で、書こう……)


『回答、オープン』



【本当にごめんなさい……涼さん】(輿水)


【涼さん?】(星)


【拓海 ごめん!】(松永)


【涼】(向井)


拓海「正解の発表です!!」

幸子「行きましょう!!すぐ行きましょう!!」

涼「待てッ!!ちょっと待ってくれ!!色々言わせてくれ!!」

拓海「な、なななんだよ……?」

幸子「どどど、どうしました……?」

輝子「2人とも……なんで焦ってるんだ…?」

涼「何でアタシなんだ!?アタシって…………そ、そういうイメージあるのか!!?」

幸子「ちちち違いますよ!!そんな訳ないじゃないですか!!」

拓海「そそそうだよ!!夜がどうとか思ってねえよ!!」

涼「じゃあ何なんだよこの結果は!!」

幸子「……いや、それは……」

拓海「……何というか………」


涼「………………さ、幸子…?」

幸子「………………………………………」

幸子「……………………………ごめんなさい……」

涼「………………………………………」



涼「………………………………拓海?」

拓海「………………………………………」

拓海「…………………………………ごめん……」

涼「………………………………………」



涼「………………………輝子は…違うよな……?」

輝子「……えっ……あ、えっと……」

涼「……………」

輝子「……ご、ごめんなさい………?」

涼「うわぁぁぁああああああああ!!!!!!!!!!!!!」


『正解の発表です』


<白坂が四人の中で一番夜が激しそうだと思うのは?

小梅「………………………」

小梅「………………………」

小梅「………………………」

<白坂が四人の中で

小梅「…き、聞こえてるよっ……!!」



小梅「………………………」

小梅「………………………」

小梅「……………………………ごめんなさい……」

小梅「……涼さん、です……」


『A. 松永』



涼「あ…………ああ……………」ドサァ…

輝子「涼さんっ……!!??」ピンポーン

幸子「………………………………」ピンポーン

拓海「………………………………」ピンポーン


〜〜〜〜〜〜〜〜


『Q169. 白坂が無人島に何か一つ持っていくとするなら?』


『A. あの子』


〜〜〜〜〜〜〜〜


『Q235. 白坂がついやってしまう癖は?』


『A. 口元を袖で隠す』


〜〜〜〜〜〜〜〜


『Q298. 白坂の好きな名言は?』


『A. ここがローマの街…か。歓声が聞こえるね…。じゃあ、残していこうか、私たちの足跡…!』


〜〜〜〜〜〜〜〜


『Q334. 白坂が四人の中で一番ケチだと思うのは?』


『A. 輿水』


〜〜〜〜〜〜〜〜


『Q399. 白坂が四人の中で一番テクニシャンだと思うのは?』


『A. 星』


〜〜〜〜〜〜〜〜


【PM7:11】



拓海「………………………」

幸子「………………………」

涼「………………………」

輝子「………………………」ウトウト…



『開始から約六時間』

『四人の体力は確実に』

『限界を迎えようとしていた』



幸子「……さすがに……厳しい………」

涼「………頭がボーッとする………」

幸子「…………はい…私もです………」

輝子「……………zzz…………………」

拓海「……………あー…………………」



『減り続ける気力と』

『増え続ける遺恨』



『終了まで、残り100問』


『第445問』

『Q445. 白坂の好きな地下鉄駅は?』



幸子「……………」カッカッカッ

輝子「……………」カッカッカッ

涼「……………」カッカッカッ

拓海「……………」カッカッカッ


幸子「……………」

輝子「……………」

涼「……………」

拓海「……………」



幸子「……………」

輝子「……………」

涼「……………」

拓海「……………」



幸子「……………」

輝子「……………」

涼「……………」

拓海「……………」


『回答、オープン』



【豊洲】(輿水)


【かぐらざか】(星)


【方南町】(松永)


【(解読不能)】(向井)


『正解の発表です』


小梅「……………」スヤスヤ…

<白坂の好きな地下鉄駅は?

小梅「……んむ………」

<白坂の好きな地下鉄駅は?

小梅「…………Pさーん………」

<白坂の好きな地下鉄駅は!!!!!!!!!!!!!!!!?????????????

小梅「はいっっっっっっっ!!!!!!!!!!!!!!!!!??????????????」ガタッ!!



<白坂の好きな地下鉄駅は?

小梅「とと、とととら、とらっ…!!」

小梅「とらのもん、でしっ…です…!??」


『A. 虎ノ門』



\ファ ファ ファ ファ ファーン/

幸子「……………………………………」

輝子「……………………………………」

涼「……………………………………」

拓海「……………………………………」



幸子「…………………やったー……(?)」

輝子「……えっ…………………………」

涼「………………………………………」

拓海「……………………………………」


『第479問』

『Q479. 白坂が四人の中で一番モテそうだと思うのは?』



『回答、オープン』



【涼さん】(輿水)


【涼さん】(星)


【涼さん】(松永)


【涼さん】(向井)


『正解の発表です』


<白坂が四人の中で一番モテそうだと思うのは?

小梅「……モテそう……うーん……」

小梅「…………………」



小梅「……………あっ、でも……」

小梅「やっぱり…涼さん…かな……」

小梅「…………………」

小梅「…………………うん」

小梅「……り、涼さん……!」


『A. 松永』



涼「………」ピンポーン

幸子「………」ピンポーン

輝子「………」ピンポーン

拓海「………」ピンポーン



幸子「…………………………」

輝子「…………ほー…………」

涼「…………………………」

拓海「…………………………」



『とうとうアイドルである事さえ忘れて』


『あられもない姿を晒す四人』


『そんな彼女らに』


『歓喜の瞬間が訪れる……』


『第500問』


幸子「……あぁぁぁ………………」

輝子「……………やっと…きた………」

涼「がんばった………みんな………」

拓海「あー……すげー久々に……喋った気がする………」



幸子「ラスト1問……いきますよ皆さん………えいえいおー………」

輝子「……………うん……………………」

涼「………………おー……………………」

拓海「………もう……早く読め……………」


『Q500. 白坂は急にほっぺたを突つかれるとどんな声を出す?』



拓海「知らねぇよ……………」

幸子「…………………………」

輝子「………ほっぺた…を……」

涼「……最後は…当てたい………!」カッカッカッ



幸子「……こうですよ……たぶん……」カッカッカッ

涼「………………………」

輝子「………これ………かな……」カッカッカッ

拓海「…………………………」カッカッカッ


『回答、オープン』



【ひゃっ】(輿水)


【わっ】(星)


【あう】(松永)


【そう来る?】(向井)


『正解の発表です』


P「……………」

小梅「…Pさん……う、映ってるよ…?」

P「ジッとしててくださいね」

小梅「…………え……?」

P「……………」スッ

小梅「…な、なに………?」



P「……………」プニッ…

小梅「……んむっ…………」


『A. んむっ』



\ファ ファ ファ ファ ファーン/

幸子「終わりましたー!!!!!!!」

拓海「っしゃオラァァアアア!!!!!!!!」

涼「やり切ったー!!!!!!!!!」

輝子「や…やっと、終わった……」



【PM9:13】



『8時間13分に及ぶ』


『白坂小梅の500のことが終わった』


『これで4人も白坂のことが』


『理解できただろう』


『ありがとう白坂』


『フォーエバー白坂』


幸子「とうとう……とうとう、ボクたちは…成し遂げたんですね……500問……!!!」

涼「……ああ……!!!」

拓海「………夢、みてぇだ………」

輝子「フヒ……みんな、嬉しそうだね…」


『これで、500問全てのクイズが終了しました』

『クイズ、白坂小梅の500のこと』

『優勝者の発表です』


拓海「…………………………………は?」

涼「……ゆ、優勝………?」

幸子「何かご褒美でもあるんでしょうか…?」

輝子「そんなシステム…ぜ、全然知らなかった……」

涼「……スタッフさんも言ってくれればいいのに」

幸子「………微妙に雑ですよね」


『優勝者は…………………』


『ダララララララララララ』


涼「自分で言うのか……(困惑)」

輝子「…あの巻き舌、本気だ……」

拓海「地味に上手いのが腹立つな」

幸子「ドラムロールの音声も無いとかココ本当にテレビ局なんですか?」


『ダララララララララララララララララララララララララララララララララララ』


拓海「うるせえよ!!!!!!早く発表しろよ!!!!!!!!」

涼「ちょっとイジられたからって調子に乗るなよ!!!!!!!」

幸子「いちいち鬱陶しいですね……」

輝子「…Pらしい、けど……」


『バァーン』



幸子「………………」

幸子「…………………へっ?」



『優勝は、147ポイントで』

『輿水幸子』


幸子「えっ!?ボ、ボクですか!!?」

輝子「…さすがリーダー…おめでとう…!」←144ポイント

幸子「あぁはい、ありがとうございます……?」

涼「幸子おめでとう!お祝いに今度ギターあげるよ!」←139ポイント

幸子「べ、別に大丈夫ですよ!それにボクはギター弾けませんし、頂いたところで何も……!!」

拓海「じゃあアタシはカイザーナックルやるよ」←122ポイント

幸子「それだけは間違いなく要りませんよ!!!!!!!」


『優勝した輿水には』

『素敵な賞品をご用意しております』


輝子「…ほら、きたぞ……」

拓海「あー、やっぱりあったのか」

幸子「素敵な、賞品………ですか」

涼「………あんまり嬉しそうじゃないね」

輝子「…もっと喜ばなきゃ、ダメだぞ……」

幸子「…………いや、本当はそうなんでしょうけど……」

拓海「なんだよ?」

幸子「……プロデューサーさんが絡んでくると話は別というか…………」


『賞品は』

『“白坂と”』


幸子「……小梅さんと…………?」

輝子「……………」

涼「……………」

拓海「……………」



『“ハグができる”です』



幸子「!!!!!!!!!?????」ボンッ!!

輝子「…おぉ…顔が、真っ赤だ……」

拓海「爆発すんじゃねぇかこいつ………」

涼「いいなぁ………」


幸子「何ですかそれ!!??別に賞品っていうものじゃないですよね!!!?」

涼「ご褒美って事なんじゃない?」

幸子「ご、ご褒美って言われても……」


『どうぞ輿水』

『別室で待つ白坂のもとに向かってください』


幸子「もうですか!!?」

拓海「輿水!!頑張れよ!!」

涼「ちゃんと抱きしめてあげなよ!!」

輝子「二人とも、爆発しないように、ね……フヒヒッ…」

幸子「そ、そんな事言わないでくださいよ!!余計に緊張するじゃないですか!!」


・別室前



幸子「…………………」

幸子「…………はぁ……」

幸子「………なんでこんなに緊張しなきゃいけないんですか……」

幸子「ほとんど毎日会ってるのに……」



幸子「…………………」

幸子「………………小梅さーん……?」コンコン

<……ど、どうぞー…!

幸子「………………」

幸子「…………お、お邪魔しまーす…」ガチャ


小梅「あっ……!!」

幸子「えっ……!!!??」

小梅「……幸子ちゃんが…ゆ、優勝したんだね…!」

幸子「あっ……は、はい…そうです……」

小梅「………どう、したの…?」

幸子「い、いえっ!!お気遣いなく!!何でもありませんから!!ボクはこの通り、元気いっぱいですよ!!」

小梅「…うん、元気なのは、わかるんだけど……」

小梅「……緊張、してる…みたいだから…」

幸子 (バレてる!!??)

小梅「…ど、どうしてかなと思って……」

幸子「あの、えーっとですね………」

小梅「…………?」

幸子「そのー………………………」


小梅「…そんなに緊張、しなくていい、のに……」

幸子「えっ……じゃ、じゃあ……」

小梅「うん……?」

幸子「小梅さんは……全然緊張してないんですか……?」

小梅「うん……ま、毎日会ってるから…」

幸子「そっちじゃなくて!賞品の方ですよ!」

小梅「…………………」

幸子「…………………」

小梅「…………が……う…」

幸子「はい?」



小梅「考えないように、してたのにっ………!!///」

幸子 (心臓が!!!!!!心臓が痛いです!!!!!!!そろそろ本気でヤバいです!!!!!!)


〜一方その頃、スタジオでは〜



輝子「…幸子も小梅も…恥ずかしがり屋、だからな…」

拓海「嫌ってほどモニターに映ってるぜ」

輝子「フヒ……そうだな…」

涼「ん?そう言う輝子は恥ずかしがり屋じゃないの?」

輝子「……………………」

拓海「うん?」

涼「うん?」

輝子「別に……わ、私のことは、聞かなくていいから…」

拓海「…………」

涼「…………」

輝子「……今はこの……2人………を……」


拓海「…………」ジーッ…

涼「…………」ジーッ…

輝子「………ぁ…………いや…………!」

拓海「…………」ジーッ…

涼「…………」ジーッ…

輝子「………や、やめっ………!!」

拓海「…………」ジーッ…

涼「…………」ジーッ…

輝子「やめてください…………っ!!!!」



〜輝子が謎の辱めを受けていた〜


小梅「ぅぅぅ…………」

幸子「……………落ちつきなさい、幸子……あなたはここで死ぬ運命ではない………」



小梅「…………………」

小梅「……ねえ、幸子ちゃん………」

幸子「………………はい……?」

小梅「……賞品…なんだけどね……」

小梅「……あ、あんまり長引くと…私が…できなくなっちゃう、かもしれないから…」

幸子「……………」

小梅「……だから、その…………」

幸子「………………」


幸子「………分かりました、やりましょう」

小梅「………………」

幸子「…小梅さんの言う通り、これ以上長引かせても恥ずかしさが募るばかりで、得策ではありませんからね」

小梅「……そう、だね…」

幸子「…………となると、選択肢は1つです」

小梅「……………!」



幸子小梅「「………短期決戦……!!」」



幸子「……………」

小梅「……………」

幸子「やりましょうか……」

小梅「……う、うん……」


小梅「…わ、私から、ハグするけど…それでもいい…?」

幸子「そ、そちらの方がありがたいですっ!」

小梅「…そう、なんだ……」

幸子「さあ!小梅さん!!いつでもどうぞ!!」バッ

小梅「………うんっ…」



小梅「……………………」

幸子 (頬を赤らめながら………!)

小梅「……………………」モジモジ

幸子 (ここに来て戸惑いながら………!!)

小梅「…やっぱり、は、恥ずかしい……」

幸子 (目を潤ませながらっ……!!!!)


小梅「…頭…爆発しそう……」

幸子「……………………」

小梅「………………ぅー……」

幸子「……………………」

小梅「……………………」

幸子「……………こ、小梅さん……?」

小梅「っ!」バッ

幸子「あっ」



小梅「……えいっ……!」ギュッ…

幸子「わぷっ」


小梅「ご、ごめんね…大丈夫…!?」

幸子「ああ…え、ええ…大丈夫です……」

小梅「…はぁ…良かった……」

幸子「……………………」

幸子 (……意外にあっさり終わってしまいました)



幸子「……………」

小梅「……………」ギュッ…

幸子 (…………………はぁ……)

小梅「……あったかい……」

幸子 (あれだけ緊張してたのが……バカみたいじゃないですか……)

小梅「…………幸子、ちゃん…?」

幸子「いえ、何でもありません……」

小梅「……………?」

幸子「………………」

幸子 (………………でも)



幸子 (小梅さんが楽しそうで、良かったです) ギューッ

小梅「………んっ………♪」ギューッ



〜一方その頃スタジオでは〜



拓海「…………」ジーッ…

涼「…………」ジーッ…

輝子「も……いい、からっ……!///」



〜まだ続いていた〜


おしまい

誰か「二宮飛鳥の500のこと」も書いてください

お願いします

一瞬でも見てくれたらありがとう

1年前のものを覚えてくれている事に本気でちょっと射精しそうになりました
ありがとうございます。また最近書き出したので、気が向いたら読んであげてください

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