森久保乃々「このままだとCDデビューしてしまうんですけどぉぉぉぉぉぉお!!」 (26)

なつきつ出なかったので森久保のダイマ



乃々「CDとかむりむりむりむーりぃーむりりりりり!?!?!?!?」ガタガタ

輝子「お、落ち着けぼののさん……私みたいになってるぞ」

乃々「せやかて輝子!」バァン

輝子「えっ」

乃々「えっ」



こないだ第5回総選挙の中間発表が公開されて以来、不安な日々を送っているもりくぼです
あまり期待してなかったんですけど、まさかの全体7位。属性別3位という大躍進
最終結果がどうなるか分かりませんが、もしかしたらもりくぼがCDデビューしてしまうんでしょうか
もりくぼの小さいハートは耐えられそうにないんですけど・・・・・・

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乃々「無理久保なんですけど……」


輝子「フヒ……私もぼののさんに入れたぞ.……一緒にステージに立てると良いな」


乃々「あぅ……キノコさん、で、でももりくぼはやっぱりまだちょっと恐いっていうか、
CDデビューしたらラジオにゲストで呼ばれて『デレーッス!』とか軽快な挨拶なんて出来そうにないんですけど……」


輝子「だ、大丈夫……みんな優しいぞ?」ナデナデ


乃々「変なあだ名付けられたり、流刑地送りにされて無茶振りでフルボッコにされたりとかむーりぃー」


輝子「未央さんと李衣菜さんはそんなことしない……はず」


乃々「きっとデビューしたらリリイベやお渡し会で全国回ったり、
ハイタッチーとか言いながらπタッチとかされてしまうんですね……」シクシク


輝子「ん? いやそんなことは……なんか随分偏見があるな……」

乃々「グス……じゃ、じゃあキノコさんは……CD出してみてどうでしたか?」


輝子「わ、私か? 曲が激しいからCDの収録は大変だったけど楽しかったぞ。フヒ……親友のおかげだ」


乃々「キノコさんの曲メタルで格好良いですよね……デレステでも目を合わせられないもりくぼでも
皆さんの前で歌ったり踊ったり出来るんでしょうか……」


輝子「そんなに不安なら皆にもデビューしたときの話を聞いてくれば良いんじゃないか? きっと教えてくれると思うぞ」


乃々「それは良い案なんですけど……ありがとうございますキノコさん」


輝子「お、おう。いってらっしゃい」


輝子(ぼののさんアイドル辞めたいって言わなくなったんだな……親友のコミュ力羨ましい)




ちひろ「青春ですねー」お茶ズズー

事務所



乃々「か、カリスマさん……聞きたいことがあるんですけど」


美嘉「ヤッホー★ アレ? 乃々ちゃんどうしたの? 珍しいね」




乃々「――――と、いうわけなんですけど」


美嘉「そっか。乃々ちゃん中間の順位良かったもんね。ふひひ☆可愛い」


乃々「なんか微妙に寒気がするんですけど……」ゾクゾク


美嘉「え? 何のことかなー。そっか不安になっちゃったんだね。嬉しいけど、確かに恐いよね。私も分かるなぁ」

乃々「カリスマさんでも不安になったりするんでしょうか……?」


美嘉「それはそうだよ。私もアイドルになる前は歌とかダンスとか余裕でしょ★って思ってたけど、
いざレッスンしてみたらどっちも全然出来なくて自信なくして落ち込んだなー」


乃々「信じられないんですけど……カリスマさんはいつも最高に綺麗で格好良い姿しか見たことないので」


美嘉「アハハ、ありがとねー乃々ちゃん。でもそんな私を同じ番組で一緒になってから仲良くなった
765プロの響ちゃんがダンス教えてくれたり、菜々さんが背中叩いてくれたりしてなんとかステージに立てるようになったんだ」


乃々「い、意外な事実にもりくぼは衝撃を隠せません……」


美嘉「だからさ、乃々ちゃんもきっと大丈夫だと思うよ★」



いつもキラキラお仕事してるように見えるカリスマさんでも不安に思ったりするんですね
ちょっとだけ安心しましたけど、歌もダンスも自信のないもりくぼでも変われるんでしょうか
次は菜々さんにお話を聞いてみようと思います

菜々「なるほどーCDデビューが不安ですか」


乃々「は、はい。その……ウサミンさんはどうしたか?」


菜々「ナナのデビューはSSAでしたねー(遠い目)」


乃々「SSA???」


菜々「あ、サイパンスーパーアリーナのことですよキャハ☆」


乃々「グローバルなんですけど!? さ、さすがはウサミン星人なんですけど……」


菜々「プロデューサーさんにSSAって言われたときはナナも震えちゃいましたねー。
いきなり30000人も入る大会場でデビューとか」


乃々「多すぎぃ!?」


菜々「食事も喉を通らなかったし、漏らさないか心配で心配で――」

ちひろ「ふぅ、一段落付きました。私も休憩しましょう。乃々さん菜々さんコーヒー飲みますか?」


菜々「ありがとうございますって、だからナナは17歳なんですから敬語は止めて下さい!」


ちひろ「そんな恐れ多いこと出来ませんよー」


菜々「だーかーらー!!」ダンダンッ


乃々(ウサミンさんはもりくぼより3つ上なだけなのに凄いです。もりくぼならそんな会場でデビューとか卒倒しますけど……)


ちひろ「あのときはプロデューサーさんも気合入ってましたからねー。「菜々さんのデビューだ最高の会場を用意した」って」


菜々「確かにそうですけどスパルタすぎますよぉ」


乃々「もりくぼには耐えられそうもありません。プロデューサーさんきちくです」


ちひろ「ずっと下積みを積んで来た菜々さんなら大丈夫って思ったんですよきっと」


菜々「それは嬉しいですけど、結局1曲だけで力尽きちゃいました。身体中の水分が全部出てパシャパシャに……」


ちひろ「体力1時間しか持たないですもんね。でも良かったですよメルヘンデビュー。
会場の皆さんもノリノリでしたし菜々さんの全力可愛かったです。プロデューサーさんも裏で号泣してましから」


菜々「は、恥ずかしいですよぉ///」テレテレ



もりくぼも映像を見せてもらいましたが、ウサミンさんのステージは圧巻でした
とてもデビューとは思えないパフォーマンスで輝いていて
いつかもりくぼもあんな風にステージに立つ日がくるんでしょうか……?

休憩室



凛「ふーん。 私のデビューしたときの話?」


乃々「は、はい。凛さんは最初にスカウトされたんですよね」


凛「そうだね。まだ事務所もずっと小さくてプロデューサーと一緒にここまで来たかな」


乃々「失敗しないようにするのはどうすれば良いんでしょうか……?」


凛「失敗しても良いんじゃないかな」


乃々「え? そ、そうなんでしょうか……」


凛「私も最初はボロボロだったからね。今でも覚えてるけど、最初のライブは声も上ずっちゃうし歌詞も飛んだり。
卯月と美嘉と一緒にやったシークレットライブだったけど酷いもんだったよ」


乃々(いつも最高のパフォーマンスを見せている凛さんからは考えられないんですけど……)


凛「でも、そんな風にボロボロだったけど、来てくれた人がサイリウム振ってくれたりコール入れてくれたりして。
その光が温かくて、輝いていて眩しくてさ。あぁ、私、アイドルとして受け入れられたんだって思った。
ここにいる人はCDと同じような上手い歌を聴きにきたんじゃなくて、応援しにきてくれたんだなって」


乃々「お、応援ですか?」


凛「そう。きっと乃々もステージに立つと分かるよ。だからそれに応えられる自分にならなくちゃね」


乃々(圧倒的存在感。やっぱりCGって凄いんですけど……)

レッスン室



美優「あら、乃々ちゃんこんにちわ」


乃々「あ、えっとこんにちわです。そういえば美優さんオフじゃありませんでしたっけ?」


美優「ごめんね。そうだけど落ち着かなくて。レッスンでもしようかなって思って」


乃々(そういえば美優お姉さんはもりくぼの一つ上で全体6位でした……)


乃々「そ、その美優さんは不安だったりしないんですか?」


美優「んー選挙の話よね? そうね、こうして練習しにくるくらいは不安かしら」


乃々「もしCDデビューしたら、ど、どうすれば良いんでしょうか?」


美優「そっか乃々ちゃんも……」


乃々「はい、不安でいっぱいなんですけど。うぅ……」

美優「でも、そうね確かに不安もあるのだけれど、私は楽しみ……かな」


乃々「そうなんですか?」


美優「プロデューサーさんがくれたチャンスだもの。絶対に逃したくない。あの人の気持ちに応えたい。
私を変えてくれてここまで引っ張ってきてくれたプロデューサーさんに喜んで欲しい」


美優「そう思ったらオフなのにレッスンにきてしまって」


乃々「その、もりくぼも頑張ったらプロデューサーさんが喜んでくれるでしょうか……」


美優「ふふ、乃々ちゃん顔赤いわよ。そうねあの人はきっと誰よりも喜んでくれるそういう人だと思いますよ」


美優「だから私も頑張りたい。自分の声(CV)でプロデューサーさんに気持ちを伝えたい」


美優「――って、そう思うから。一緒に頑張りましょうね?」



その強い意志の言葉に引っ張れるように、美優さんと一緒にレッスンしました
きっと美優さんは次の選挙で良い結果が出ると思います
根拠はありませんがハッキリとそう思える何か美優さんにはありました
じゃあ、もりくぼはどうなんでしょう? 不安に震えてるだけのもりくぼは……

屋上



P「たまには乾布摩擦も良いもんだな」


ヘレン「でしょう。私と一緒にやるのだから世界レベルの乾布摩擦よ」


P「どの辺がそうなのかはイマイチ分からんが健康になった気がする……ん、どうした森久保ォ!」


乃々「ひっ、いやあのその……」


ヘレン「私はとりあえずグラブってくるわ。とりゃ」トビオリー


P「ちょ、ちょっと待てヘレン、ここは屋上だぞ!?」


ヘレン「あーはっはっはっは」


P「恐るべき世界レベル……考えないようにしよう。で、どうしたそんなFOEに四方を囲まれた冒険者みたいな顔して」


乃々「カマキリとか知らないんですけど……」


P「知ってるじゃん」


乃々「うっ」

P(相変わらず可愛い奴)


P「ふぅむ。そんなにCDデビュー不安か?」


乃々「いきなり核心を突くのはもりくぼハートに悪いので辞めて欲しいんですけど……」


P「そりゃ、そんな顔してればなぁ……色々話を聞いて回ってたんだろ?」


乃々「は、はい……って、なんでお見通しなんですか」


P「ちっひーがメールで教えてくれた」


乃々「何気に仲良いですよね……」

P「そうだなぁ。乃々…アイドル好きか?」


乃々「久保さん……じゃなくて、プロデューサーさん? ど、どうしたんですか?」


P「アイドル好きか?」


乃々「あうぅ……嫌いじゃないですけど……」


P「じゃ、良いじゃん」


乃々「軽いっ!? 軽すぎるんですけど!!??」


P「って、言ってもなぁ……。みんなが色々教えてくれたろうから俺から言うことはあんまりないぞ」


乃々「プロデューサーさんは……もくりぼがステージで失敗したらどうするんですか?」


P「別にどうもしないぞ。飯食って反省会して森久保ォ! レッスン行くぞって言っていつも通りだ」


乃々「そ、そうなんですか?」


P「そんなもんだ。失敗しないアイドルなんかいないしな。凛や美嘉だっていっぱい失敗してきてるんだぞ。
でも、不思議な事に一度ステージに上がったアイドル達はどんなに失敗しても辞めようとしないし、
次の日からより真剣に必死に仕事に打ち込むようになるな。何でか分かるか?」


乃々「どうしてなんですか?」


P「俺にも分からん」


乃々「え?」

P「だってモバPがステージに登るわけじゃないから、いったいどんな光景が見えるのか知らないもーん。
ただ、そのステージ上のアイドルが最高に輝いてるっていうのが分かるけどな」


乃々「……プロデューサーさん」


P「ん?」


乃々「もりくぼでも輝けるんでしょうか……?」


P「自分でステージからその景色を見てこい。そして俺に教えてくれアイドルとして何が見えたか」


乃々「きちくです……。でも、が、頑張りますけど……」


P「よし、じゃあ成功したら机を増築して1.5倍の広さにしてやろう」


乃々「ほ、ほんとですか!? 信じますけど、信じて良いんですね!」


P「机の下いつの間にか住人増えすぎじゃね? この前、楓さんが入っててビックリしたんだが」


乃々「もりくぼの憩いの場が奪われてるんですけど……」


P「よし、じゃあレッスン行くぞ森久保ォ!」


乃々「あ、あのさっきもレッスンしてきましたし……ちょ、あ、むーりぃー」ズルズル




総選挙どうなるか分かりませんが、もしもりくぼがCDデビューすることになったら、
なったら、もりくぼも見えるんでしょうか。皆さんが見てきた光が
だ、だったら少しだけ頑張ってみようって思うので、あの……応援お願いします

おわりん


           -=| |=‐  |.|   |.| o o o    胃が痛くなってきた・・・
     /       i7 |.| 「/   L===」        CDデビュー・・・
    〈        ゙'              森久保頼む世マジで・・・
    /      、ー--‐へ、 (⌒\      なんかもう頭痛がしてきた・・・
.  , '      l`i‐r-ゝ  v   \\、ヾ;  ヽーァ─  もう簡便して・・・・
  /イ    :ト、!│| ! , ij   u \ヽリ   ∨    胃が・・・
  │,イ   | u | | l∠ニ  u    ト、     ヽ  /  引っ込めまじで いやまじで・・・
   l/ | ,イ |─ァつ_ ~U~ u/;⌒i   |:: \   ヽ /  どうすりゃいいんだ俺は・・・
    レ W f/ ノ ,.- // ./ j v |:: u \  V    マジで頭痛くなってきた
         { /つ ィ .// /   u  |::v /ヽ.  i  もうやだご飯食べてくる
        l /つ/ レ'  〈__,.ヘ   | ̄7  ヽ |  マジで・・・ カプコン絶対に許さん・・・

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