【モバマスSS】ちひろ「枕営業・・・?」P「ほんとの意味で」 (37)

・こんなタイトルですがホラーです
・美穂ちゃんが可哀想な目にあうので苦手な方は見ないことをお勧めします

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ちひろ「この前オーダーメイドの低反発枕を買いまして」

モバP(以降P表記)「ほう?」

ちひろ「凄いんですよ。一度寝たら朝までぐっすりですし起きたときに首回りが軽いんです」

P「首の位置とか寝返りとか、いろいろ考慮されてるそうですね」

ちひろ「あと楽しい夢を見ることが多くなったような気がします」

ちひろ「っていうようなツイートをしたらメーカーさんからご連絡がありまして」

P「えっ」

ちひろ「なんか私のツイートで問い合わせが殺到したみたいで、お礼にとのことで寝具をいくつか頂いたんですよ!」

P「それは凄い・・・で、どんなものを貰ったんですか?」

ちひろ「敷布団、掛布団、シーツやカバーなど一式と」

ちひろ「替えの枕を5個」

P「ちょ」

ちひろ「ということでさすがに枕を大量に持ってても仕方ないので、事務所に持ってきちゃいました!」

ちひろ「仮眠室の枕を入れ替えてアイドルのみんなにも使い心地を体験してもらおうかと」

P「いいですね・・・って言ってももうみんな帰っちゃいましたし試してもらうのは明日ですね」

ちひろ「あら?ここに1人試せる人がいるじゃないですか」

P「えっ?俺ですか?」

ちひろ「最近忙しくてちゃんと寝てないでしょう?少し仮眠でも取ったらどうですか?」

P「そうですねー、一緒に寝てくれます?」

ちひろ「永遠に眠りたいですか?」

P「あーちひろさんと寝たいなー、いやそういう意味じゃなくていやらしい意味で」

ちひろ「それ以上言うと次に会うのは法廷ですよ?」

P「くっ、ならせめて膝枕で!」

ちひろ「枕の使い心地を試すって言ってるじゃないですか・・・」

P「ちっひの使い心地を・・・閃いた」

ちひろ「おい」

P「これがほんとの枕営業、なんて」

ちひろ「通報しますよ?」

P「うぅ、まあ確かに寝不足ですし少し休んできます」

ちひろ「はい、あまり無理しないでくださいね?」

~翌朝・事務所~

ガチャ

菜々「あっ、おはようございますプロデューサーさん!」

凛「おはようプロデューサー」

美嘉「おっはよー」

まゆ「おはようございます」

加蓮「おはよう、いつもよりちょっと遅いね」

P「おうおはよう、実はな・・・」

ちひろ「あっプロデューサーさん、まさかあの枕」

P「ああちひろさん、確かに凄かったですね、首とか肩が楽で楽で」

ちひろ「でしょう?まあ私のオーダーメイドなのでプロデューサーさんに合わせて作ったらもっと凄いと思いますよ?」

P「ただあまりにも安眠しすぎてちょっと寝るだけのはずがぐっすり8時間」

ちひろ「Oh」

P「というわけだ」

凛「なるほどね、オーダーメイドの枕・・・」

美嘉「そんなに違うの?」

菜々「枕もそうですけど、マットレスやお布団なんかもこだわると寝やすさが全然違いますよ!」

まゆ「へぇ、菜々さん詳しいんですねぇ」

菜々「ええ、いいものを使わないと最近寝てても肩や腰が・・・じゃなくって!お母さんがそういうの詳しくて!」

加蓮「ああ、そういえばうちのお母さんもけっこうこだわってるみたい」

P「あと枕からなんかいい匂いがしましたね、花の匂いみたいでしたけど」

ちひろ「ああ、ラベンダーの香りみたいですよ?リラックスできるそうで」

美嘉「へー、そんなとこまで気を遣ってるんだ」

P「おっと、さすがに時間が押してるな。ええと今日の予定は・・・俺は今から次のイベントの打ち合わせ、みんなは午後からか」

ちひろ「えーっと、今日は雑誌の取材や写真撮影、レッスンがメインですね」

P「じゃあ俺もう行きますね。ちひろさん、あとはお願いします」

一同「いってらっしゃーい」

加蓮「さてと、あれだけお勧めされたらちょっと枕試してみたいかな」

凛「まだ時間もあるしね」

美嘉「まだ朝だから寝れるとは思えないけど、使い心地を試すだけなら」

菜々「ナナもちょっと興味ありますねえ」

まゆ「じゃあみんなで仮眠室行ってみます?」



~仮眠室~

凛「さて、ここでやることは皆分かってると思うけど」

菜々「え?枕の使い心地を試すんじゃあ?」

加蓮・美嘉・まゆ「プロデューサー(さん)の使った枕をhshsする・・・!」

菜々「えっ」

凛「ちひろさんが持ってきた枕は5個、今ここにいるのも5人」

まゆ「高そうな枕が置いてあるのは、ええと、ここからここの5か所ですね」

加蓮「プロデューサーはああ見えて几帳面だから、自分が使った後のベッドメイクはしているはず」

美嘉「だからどこで寝てたかはわからないけど、普通に考えたら使ったのは一番手前か一番奥のベッドかな?」

※この仮眠室のベッドはそれぞれが簡単なパーティションで区切られていて通路から中は見えません
 扉はなく、外に「使用中」の札を出しておく感じ

まゆ「確実には言えませんけど、その可能性が高いですねえ。いっそ枕の匂いでもかいじゃえばわかるかもしれませんけど」

菜々「え、えーっと・・・」

凛「まあどのベッドを使ったかわかっても争奪戦になるだけだし、公平にクジで決めない?私は最後に引くから」

加蓮「準備いいね凛」

凛「1から5の数字が書いてあるから1が一番奥、5が一番手前で」

加蓮・美嘉・まゆ「じゃあ・・・これで」スッ

菜々「えっ・・・ええ・・・?」

凛「菜々さん?」

菜々(・・・深く考えないようにしましょう、私は枕の使い心地を試すだけですし)スッ

凛「私は2番か。じゃあみんな、ってもういない!?」

菜々「うわーみんなとってもまくらがたのしみなんですねー」

菜々「って凛ちゃんももういない!?みんな本気ですね・・・」

菜々(ってことで一番手前のベッドに・・・これが例の枕ですね)

菜々(では失礼して・・・確かに凄いですね、寝返りを打っても首が安定したままで)

菜々(これならぐっすり眠れそう)

まゆ(やっぱり一番奥のベッドでしたね)

まゆ(ああ、ほのかにPさんの香りが・・・Pさんと寝ているみたい)ドキドキ

まゆ(・・・ちょっとだけ・・・)クチュ

まゆ(仮眠室は壁が薄いから声を抑えないと・・・)クチュクチュ

まゆ(ああっ・・・Pさん・・・Pさぁん・・・!んっ!」ビクンビクン


凛・加蓮・美嘉(やっぱり一番奥だったか、残念)

菜々(えっ・・・?ま、まゆちゃん!?まさか・・・///)


まゆ(――――っ!!!)ビクンッ

まゆ(・・・ふぅ・・・終わったらなんだか眠くなってきちゃいました)

まゆ(確かに枕は使いやすいですし、ほんとに寝ちゃいましょうか・・・)スースー



~数時間後~

まゆ(・・・あれ?ここは・・・そうでした、仮眠室で)

まゆ(あの後ほんとにすぐ寝入っちゃったみたいですね)

まゆ(なんだかすごい幸せな夢を見てた気がするんですけど、確か・・・Pさんと・・・///)

まゆ(・・・とりあえずお手洗いに・・・)

~事務所~

ちひろ「みなさん、枕はどうでしたか?」

まゆ「うふふ、すっごく気持ちよかったです!」ツヤツヤ

凛・加蓮・美嘉・菜々「・・・・・・」

ちひろ「どうしました?みんな黙り込んじゃって」

菜々「あっいえ!体のどこにも負担がかからなかったから凄いなあって!」

ちひろ「でしょう?ふふ、持ってきたかいがありました!」

まゆ「じゃあ私はレッスンに行ってきますね♪」

~レッスン場~

かな子「まゆちゃんお疲れさま!今日はすごく頑張ってたけどどうしたの?」

まゆ「かな子ちゃん、お疲れさまです。実はですね・・・かくかくしかじかで」

かな子「へえ、仮眠室に新しい枕が?」

まゆ「そうなんです、ぐっすり眠れていい夢も見れたので、ちょっと張り切っちゃいました♪」

ありす「新しい枕ですか、そんなに違うものなんですか?」

まゆ「ええ、自分の部屋用にも欲しくなっちゃいました」

まゆ「仮眠室のはちひろさん用の枕でしたけど、オーダーメイドだったらもっと凄いんじゃないかって」

みりあ「ねーねーまゆちゃん、どんな夢みたのー?」

まゆ「ふふっ、内緒です♪でも本当に楽しい夢だったので、あとで日記に書いておこうかと」

みりあ「えー!いいなー、じゃあみりあも使ってみようかなー」

まゆ「でもみりあちゃんだと少し枕が高いかもしれないので、タオルケットか何かで高さを調節した方がいいかもしれません」

莉嘉「お姉ちゃんも試してたんだよね?あとでどんなだったか聞いてみよーっと!」

~数日後・事務所~

ちひろ「枕の評判がすごい」

P「お、おう」

ちひろ「仮眠室に順番待ちができるなんて初めて見ました」

P「杏なんかはいつものベッドから移り住んで仮眠室の主になってますね」

ちひろ「真剣に自分用の枕を買おうかどうか検討中の子たちもいるようで」

P「枕営業大成功じゃないですか、やるな枕メーカー」

ちひろ「まだ引っ張りますかそのネタ」

ちひろ「昨日、みりあちゃんとありすちゃんが2人いっしょに寝てるところを見たときは天使かと思いました」

P「なにそれ超見てえ」

ちひろ「ちなみにその時の写真が」

P「スタドリどれだけ買えばいいですか?それとも直接現金で?」

ちひろ「その話は後程・・・あと夢を日記につけるのも流行ってるみたいですね」

P「・・・夢を日記に?」

ちひろ「ええ、仮眠室で寝ると楽しい夢が見れるとの噂で長く覚えていたいからって」

P「ちひろさん、誰からその話を聞いたか教えてもらっていいですか?」

ちひろ「えっ?どうしたんですか急に」

P「お願いします、アイドルたちの生活に関わることなんです」

ちひろ「そっ・・・それはどういう・・・?」

P「いいですかちひろさん、見た夢を日記につけるというのは・・・」

~翌日・事務所~

ちひろ「聞き込みの結果、小学生組数人から噂が広まったようです」

ちひろ「ただ、数日経ってることもありどこまで広がってるかは・・・」

P「一応理由を説明して日記はやめるように指示はしてますが、話半分に聞いていたアイドルもいるでしょう」

ちひろ「私も最初に聞いた時は半信半疑でしたし・・・」

P「ちひろさんの時みたいに全員にしっかり説明する時間も取れてないですしね」

P「俺もアイドルたちの様子には気を配るようにしますんで、ちひろさんも注意して見ていてくれると助かります」

ちひろ「わかりました、何かおかしいと思ったらすぐにお知らせします」



~美穂の自宅~

美穂「プロデューサーさんはああ言ってたけど、夢を日記につけるのが危険って・・・」

美穂「そんな簡単なことがそんなに危険なのかなあ・・・?」

美穂「・・・最近はPさんといっしょに遊ぶ夢もいっぱい見れるし、覚えといた方が楽しいもんね」

美穂「ふふっ、今日はどんな夢が見れるかな?じゃあおやすみ、プロデューサーくん♪」

>>12訂正、美穂ちゃん寮生活でした


~翌日・事務所~

ちひろ「聞き込みの結果、小学生組数人から噂が広まったようです」

ちひろ「ただ、数日経ってることもありどこまで広がってるかは・・・」

P「一応理由を説明して日記はやめるように指示はしてますが、話半分に聞いていたアイドルもいるでしょう」

ちひろ「私も最初に聞いた時は半信半疑でしたし・・・」

P「ちひろさんの時みたいに全員にしっかり説明する時間も取れてないですしね」

P「俺もアイドルたちの様子には気を配るようにしますんで、ちひろさんも注意して見ていてくれると助かります」

ちひろ「わかりました、何かおかしいと思ったらすぐにお知らせします」



~美穂の自室~

美穂「プロデューサーさんはああ言ってたけど、夢を日記につけるのが危険って・・・」

美穂「そんな簡単なことがそんなに危険なのかなあ・・・?」

美穂「・・・最近はPさんといっしょに遊ぶ夢もいっぱい見れるし、覚えといた方が楽しいもんね」

美穂「ふふっ、今日はどんな夢が見れるかな?じゃあおやすみ、プロデューサーくん♪」

先生「―――向、小日向!」

美穂「・・・はいっ!寝てません!」

先生「また寝てたな?アイドル活動も大変だろうし仕方ないかもしれんが、最近ちょっと多いぞ?」

クラスメイト「クスクス・・・」

美穂「すっ・・・すいません・・・///」

美穂「プロデューサーさん、いいんですか?こんな高そうなお店」

美穂「いくらお祝いだからって・・・もっと落ち着いた服着てくればよかったかな」

美穂「えっ?そっ、それはどういう・・・」

美穂「・・・わかりました、じゃあ今日はいっぱい甘えちゃいます!覚悟してくださいねプロデューサーさん!」

美穂「卯月ちゃん、この前みんなでパフェ食べに行った時の・・・」

卯月「えっ?えーっと、いつの話?」

美穂「あ、あれ?確か・・・」

卯月「みんなって、誰と行ったかな・・・」

美穂「た、確か卯月ちゃんと、幸子ちゃんと・・・」

美穂「あっ!これ夢の話だ!」

卯月「夢?」

美穂「そうそう、卯月ちゃんと幸子ちゃんとかな子ちゃんとで、駅前の喫茶店に行く夢を見て・・・」

美穂「その時すっごく楽しかったから、本当にあったことみたいで間違えちゃって・・・」

卯月「ふふっ、美穂ちゃんらしいね」

卯月「駅前の喫茶店って、あのイチゴパフェのお店?」

美穂「そうそう!ずっと気になってたんだ!だから夢に見ちゃったのかも・・・」

卯月「じゃあ幸子ちゃんとかな子ちゃんも誘っていっしょに行ってみよっか!」

美穂「うん!次の休みは・・・土曜日がいいかな?」

卯月「じゃあ2人にも聞いてみてっと」ピロリン

卯月「大丈夫みたい、じゃあ土曜日ね!」

美穂「うん、楽しみにしてるね!」

美穂「ハァッ・・・ハァッ・・・」

美穂「もっ・・・もう追いかけてきてないかな・・・?」

男「美穂ちゃん」

美穂「ひっ!」

男「嘘だよね?美穂ちゃんがあんな男と一緒に」

美穂「い・・・嫌・・・!」

男「嘘だって言えって言ってんだろ!」ドカッ

美穂「っ!」ビクッ

男「まさか、本当に、美穂ちゃん」

男「美穂ちゃん・・・あんな男のものになるくらいなら・・・」

美穂「だ・・・誰か助け・・・プロデュー

グサッ

美穂「っ!」ガバッ

美穂(ゆ・・・夢・・・?)

美穂(でもすごくリアルだった・・・怖かった・・・)

美穂(ナイフで刺されたときの冷たい金属の感触・・・なのに背中が焼けるような痛み・・・)

美穂(・・・まだ震えが止まらない・・・)

美穂「あれ?プロデューサーさん寝ちゃってる」

美穂「パソコンの電源もつけっぱだし、まだ仕事中だよね」

美穂「最近忙しいって言ってたし、あまり寝れてないのかな?」

美穂「えーっと何かかけるものは・・・あったあった、このタオルなら大丈夫かな」

美穂「こんなところで寝てると風邪ひいちゃいますよ、プロデューサーさん。ふふっ」

美穂「プロデューサーさん・・・どうして・・・」

P「落ち着け美穂、とにかく包丁を下ろせ」

美穂「どうして・・・助けてくれないんですか・・・」

P「美穂・・・?」

美穂「わたしはこんなに苦しんでるのに・・・どうして助けてくれないんですか・・・」

P「何か、あったのか?苦しいなら俺に」

美穂「わたしが刺された時も助けてくれなかったじゃないですかあっ!」

グサッ

P「み・・・美穂・・・っ」

美穂「プロ・・・デューサー・・・さん」

P「美穂っ!」バンッ

美穂「あっ、プロデューサーさん・・・」

P「大丈夫なのか!?レッスン中に倒れたって聞いたが」

ちひろ「お医者様に診てもらいました。寝不足と過労が原因だったみたいで」

ちひろ「頭も打ってないですし一日静養すれば大事ないだろうとのことでした」

P「寝不足、か」

P「美穂、いくつか質問するぞ?」

美穂「は、はい」

P「夢日記、まだつけてるのか?」

美穂「えっ、な、何で・・・」

P「美穂」

美穂「ご、ごめんなさい、こんなことになるとは思わなくて」

美穂「ただ、怖くなってここ一週間くらいはつけてないんですけど・・・」

P「夢の内容ははっきり覚えてるのか?」

美穂「はい、最近は夢か現実かわからないくらいの夢がほとんどで」

美穂「色や匂い、痛みや恐怖なんかもはっきりと」

P「日記をつけてたのはどのくらい?」

美穂「一か月くらいです、つけ始めて二週間くらいで夢が急にリアルになって」

P「そうか・・・」

P「いいか美穂、簡単には説明したと思うが夢日記にはいろんなメリットとデメリットがある」

P「そのどれもが『明晰夢』というものに深く関連する」

P「見た夢を記録することで、だんだん夢の内容を正確に思い出せるようになって、そのうち夢の方がどんどんリアルになってくる」

P「夢の中で『これは夢だ』と思ったり、自由に動けるようになったことは?」

美穂「はい、あります・・・空を飛ぼうと思ったら飛べるようになったり」

P「それが明晰夢だ。明晰夢は楽しいだけならいいが、デメリットが非常に多い」

P「自分の見た夢が現実なのか、今この現実が夢なのか、区別がつかなくなったり」

P「嫌な夢でも忘れられなくなったり」

P「寝ている間も脳が活発に働くことや、悪夢で飛び起きたりなんかで寝不足になったり」

P「こうして日常生活に支障をきたすことがある」

美穂「わたし、最近怖い夢もいっぱい見るようになって」

美穂「ううん、今までも見てたのかもしれないけどしっかり思い出せるようになって」

美穂「夢の中で追いかけられたり、刺されたり、わけのわからない夢も見たり」

美穂「もう何がほんとで何が夢なのかあいまいになって」

美穂「夢の中で・・・プロデューサーさんを・・・」グスッ

美穂「ううっ・・・ごめんなさい・・・ごめんなさいプロデューサーさん・・・」ポロポロ

ちひろ「美穂ちゃん・・・」

P「思ったよりも重症だな・・・」

ちひろ「いったいどうすれば・・・」

P「基本的には夢日記をやめて時間を置く、しかないんですが・・・」

P「美穂、ちょっと相談があるんだが」

美穂「え?」

卯月「美穂ちゃんっ!」

美穂「ごめんね、心配かけちゃって・・・」

菜々「プロデューサーさん、美穂ちゃんはもう大丈夫なんですか?」

P「とりあえずは静かに休んでれば大丈夫なんだが・・・その辺のことにも関係するから先に言っておくか」

P「俺、これからしばらくの間、美穂と一緒に寝ることにするから」

一同「   」

美穂「プ、プロデューサーさん///」

ちひろ「まさかわざと誤解を招くような言い方してません?」

P「ちっ違うぞ!実はだな・・・」

凛「なるほどね、そういうこと」

ちひろ「おお、凛ちゃんの目に生気が戻っていく」

P「対応としては夢日記をやめて時間を置くしかないんだが、少しでも早く回復してほしくてな」

P「どうやら夢の中で俺が酷い目にあうことがあるらしくて、目が覚めたときにいつも不安だったそうなんだ」

P「だから美穂には仮眠室で寝てもらって、目覚めた直後に俺が近くにいれば不安も和らぐんじゃないかと」

P「リラックスできる音楽とかアロマとか、熟睡できるように食事やストレッチなんかにも手を尽くすつもりだ」

P「あと正直、危険な行動の監視の意味が一番大きいな」

P「ちなみに同じベッドで寝るとかそんな不埒なことは致しません決して」

P「ちょっと離れた机で仕事しながら見守ってるんで」

美嘉「で、プロデューサーはいつ寝るの?」

P「まああまり使いたくなかったが・・・ちひろさん」

ちひろ「はい」

P「これでスタドリ買えるだけ。あと例の写真も頂けると助かります」

ちひろ「まあ今回は仕方ないですかね、後でデータ送っておきます」

美嘉「あ、この人寝ないつもりだ」

ありす「例の写真?」

P「なんでもないです気にしないでください」

卯月「でもプロデューサーさんが近くにいるとドキドキして寝不足になっちゃうかもしれないね」

美穂「そう、そこが問題なの・・・でもほんとは同じベッドでも///」

まゆ「え?」

凛(でも・・・そういう手があったか・・・)

凛「プロデューサー、実は私も最近悪夢にうなされることが」

美嘉「! そうそうプロデューサー、実はアタシも」

まゆ「うふふ、実はまゆもプロデューサーのことを考えると眠れなくて」

P「お前ら」

3人「はい」

P「そこに正座」

3人「はい」

P「で、美穂をしっかり休ませてやれるようしばらく仕事はオフにした」

P「こういうのは普通の日常が大事だから学校とレッスンはいつも通り、あとはそうだな・・・」

P「他のみんなは時間があるときは美穂とたくさん遊んでやってくれ」

一同「はいっ!」

みりあ「じゃあ美穂ちゃん、みんなで何して遊ぶー?」

こずえ「こずえもー・・・みほとあそぶのー・・・」

美穂「え、えーっと」

未央「おうおうみほちー、人気者ですなー!」

P「じゃあ俺は医者のところに相談を、いや、こっちが行くより来てもらった方がいいな」

P「あと清良さん、俺だけじゃわからないところもあると思うんで相談に乗ってもらえると助かります」

清良「わかりました、美穂ちゃんが早く元気になるように頑張りますね」

美穂(その後しばらくは明晰夢を見ていたものの、数日で夢を見なくなり(見ていても覚えていないだけかも))

美穂(プロデューサーさんやみんなのおかげで悪夢にうなされることもなくなりました)

美穂(プロデューサーさんはいつもそばにいてくれたので、元の生活に戻るのはちょっと寂しい気もするけど)

美穂(やっぱりお仕事ができないのはつらいので、治ってよかったです)





















美穂「っ!」ガバッ

美穂「プロデューサー・・・さん・・・?」

以上で完結です。読んでくれた方ありがとうございました。
>>14から>>28のどこが現実でどこが夢だったのかは想像にお任せします。
今回のテーマは「夢日記」ですが、試す際は自己責任で。

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