【安価コンマ】みほ「サイコロの旅?」 (179)

・ガルパン×水曜どうでしょうの安価コンマSSです
・どうでしょうネタを知らない人でも分かるように書くつもりです
・一部独自設定あります


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エルヴィン「こんばんは、大洗女子戦車道カバさんチーム戦車長のエルヴィンです」

おりょう「……」 ←三突の上に乗るおりょう

エルヴィン「今回の大学選抜戦、負ければ廃校という絶体絶命の状況に他校からの援軍もあって大逆転を成し遂げた我ら大洗女子、無事廃校は回避することが出来ました」

おりょう「…………」 ←三突のキューポラの上に仁王立ちし腕を組むおりょう

エルヴィン「しかし今回の大学選抜戦、裏ではもう一つの作戦が計画されていたそうです。「もう奥の手はない」と言っていた会長殿ですが、やはりフーベ並みに食えない将だったようですね。今回はその隠された作戦に参加したあんこうチームとカメさんチームの雄姿を見て頂こうと思っています」

左衛門左「――文久三年の秋の事じゃった。竜馬はその頃、やっと手に入れたいろは丸に乗っておったがじゃ。そして大層嬉しそうにはしゃいでおったぜよ」

おりょう「~~!~~!」 ←三突(いろは丸)のキューポラの上で小躍りするおりょう

左衛門左「その時じゃった!いろは丸が突然勢いよく走りだしたがじゃ」

おりょう「~~!~~!!?」 ←三突(いろは丸)が走り出した衝撃でキューポラの下に落ちるおりょう

エルヴィン「……それでは、ご覧ください」

9月5日 15:00 北海道某所 


沙織「いや~みぽりん、あたし達あの大学選抜チームに勝っちゃったんだね」

優花里「西住殿の御姿、まさに軍神と呼ぶにふさわしいものでした!今日と言う日を優花里は一生、一生忘れません!!」

華「私はまだ体の震えが止まりません、本当に勝ったんですよね……?」

麻子「……完全に燃え尽きた。早く帰って寝たい」

みほ「そうだね、みんな本当にお疲れさま。これで今度こそ学園艦は存続決定だし、来週からは新学期が始まるし、また忙しくなるね」

華「早く帰って新学期の準備をしないといけませんね。家具も全部陸に揚げてしまいましたし」

沙織「今から帰るのかぁ~。せっかく北海道まで来たんだからちょっとくらい観光したい気分もあるけど、ダメかなぁ」

みほ「優花里さん、帰りの船の時間って何時からだっけ?」

優花里「6時に苫小牧から大洗行のフェリーが出るはずです。ここからの移動時間も考えますと観光はちょっと厳しいですね」

杏「いや~みんなお疲れさま~」

みほ「会長、お疲れ様でした。これでまた戦車道を続けることが出来ますね」

沙織「ねー会長、本当にこのまま帰っちゃうんですか?ちょっとくらいどこか観光してかないの?」

桃「何を言っている。我々はこれから急ぎ戻って学園再開の準備をしなければならないんだぞ。来週の始業式までには全て元通りにしないとならんからな」

沙織「だってせっかく北海道まで来たんだよ?学校が始まるまでまだ日数もあるし、帰りもあちこち旅行してさぁ、みんなもそう思わない?」

みほ「確かに、さっきまでは試合の事しか頭に無かったけど、試合が終わってみるとこのまま帰るのももったいない気が」

優花里「そう言われるとそうですね。せめて千歳の90式くらいは見物して帰りたいですねぇ」

杏「なるほどね……」

杏「かーしま、あれやるか」

桃「し、しかし会長、こうして大洗女子の復活が決まった今、あの計画には何の意味もないかと……」

柚子「大洗女子の顔であるあんこうチームを起用することは学校の宣伝にもなるし、移動費を出してくれるのは文科省ですから予算的には何の問題もありません。まぁ最も本人達が同意してくれるかどうかですが……」

優花里「何です何です、何の話ですか?」

杏「……みんなは帰りにあちこち観光して行きたいんだよね?」

沙織「えっ、そりゃあそうですよ」

杏「よーし、本人達の同意も取れたし、いっちょやるかー」

みほ「えっ、えっ、えっ、何の話ですか?」

杏「かーしまー、例のモノを」

桃「ハッ」

杏「とゆーわけで、ハイこれ」

沙織「なにこれ?」

華「これは……フリップボードですか?」


大学選抜との試合で北海道までせっかく来たんだから何かやって帰りましょう企画

1 アンツィオ高校 清水
2 聖グロリアーナ女学院 横浜
3 継続高校 金沢
4 プラウダ高校 青森
5 サンダース大付属 佐世保
6 大洗女子学園 大洗

優花里「1から6までの数字と各学園艦の寄港地が書いてありますね」

みほ「あの会長、これは一体?」

杏「観光したいんでしょ?しようじゃないの、学校始まるギリギリまで」

華「仰る意味が分からないのですが」

杏「かーしま、説明頼む」

桃「私達はこれから当てのない旅に出る。行先を決めるのはサイコロの出た目だ」

みほ「えっーと、聞いてないです……」

杏「そりゃそうだよ、言ってないんだから」


桃『ここで説明しておこう!北海道→大洗サイコロの旅とは』

桃『北海道をスタートしゴール大洗までのルートをサイコロに委ねる、あまりに運任せ、あまりに無意味な旅なのである』

桃『6つの選択肢が書かれたボードに現在地、現時点で乗車可能な交通機関と行先をリストアップ。どこに行くのかは運命のサイコロを振って決定』

桃『たとえ出た目の行先が大洗とは逆方向であっても、その場所に行かなければ次のサイコロは振れない』

桃『交通手段がある限り大洗の目が出るまではノンストップで日本中を移動し続けるという、超過酷な企画なのだ』

桃『タイムリミットは大洗女子学園の始業式がある5日後の9月10日。この間およそ105時間、果たして大洗に戻る事は出来るのだろうか』

第一投目 みほ 北海道編


みほ「観光がしたいってこういう事じゃないような……」

優花里「第一投目ですからどれを引いてもそんなに危険は無いですね。尤も大洗に近い目を出すに越したことはないですが」

麻子「6だ、6を出してくれ。このまま帰るんだ」

沙織「このまま帰るよりはちょっとくらいどこか寄りたいかな。横浜でショッピングなんてオシャレでいいんじゃない?」

華「私はアンツィオに行って美味しいパスタを食べてみたいです」

桃「どうでもいいが5は出すなよ?北海道から長崎なんてどれだけ掛かるか分からないぞ!?」

柚子「まとめると1・2狙いで3・4もアリ、5は危険、6は企画終了ということですね」

杏「そいじゃー一投目いってみよー!」


1 アンツィオ高校 清水
2 聖グロリアーナ女学院 横浜
3 継続高校 金沢
4 プラウダ高校 青森
5 サンダース大付属 佐世保
6 大洗女子学園 大洗

00~16 = 1 
17~33 = 2 
34~50 = 3

51~67 = 4
68~83 = 5
84~99 = 6

安価 コンマ>>10

ほい

みほ「何が出るかな♪何が出るかな♪それはサイコロまかせよ♪」ポーイッ

優花里「おぉっ!出ました!」

沙織「3っ!」

みほ「ってことは……継続高校!」

桃「まあ良かったんじゃないか?5、6が出たらどうなるかと思ってたが、そうか継続か」

優花里「金沢ですか、ここからなら北海道新幹線で一旦東京に出て北陸新幹線で北上するのが一番早いですかね」

麻子「しかし今から行ったら確実に夜になってしまうぞ」

みほ「金沢到着後一泊して、それから継続高校に向かう方がいいかな?」

杏「それじゃあ行きましょー」

桃『3、金沢・継続高校。15時35分発北海道新幹線はやぶさ28号で一気に埼玉大宮へ、その後北陸新幹線かがやき517号に乗り換え21時58分金沢着。乗車時間6時間11分、移動距離1252㎞。6時間もの乗車は彼女達にどんな影響を与えるのか』


15:35 北海道新幹線 はやぶさ28号


優花里「北の大地に夕日が沈んでいきますねぇ」

沙織「これで北海道ともお別れか、函館の夜景見たかったなぁ」

麻子「私はルタオのチーズケーキを買えたので思い残すことはない」

みほ「目的地は金沢だっけ?」

優花里「はい、到着は夜の10時近くになる予定ですね」

沙織「そんな時間じゃあ観光も出来ないよ……」

華「ところで、生徒会の方々は?ご一緒に旅をするとおっしゃっていましたが……」

みほ「それが……」


~~

桃「我々は相手先の学園艦に許可を貰わなくてはならないのでな、移動は別行動だ」

柚子「ごめんなさい、学園艦移動用ヘリは3人乗りなの」

杏「ほいじゃ頑張ってね~。あ、「大洗の子達だ」って気づいてくれた人には精一杯明るく対応するよーにね~」

~~


沙織「何それずっるーい!自分達だけ楽に移動するなんて!」

みほ「仕方ないよ、確かに突然来られたら相手も迷惑だろうし、先に行って交渉する人が必要だよ」

優花里「会長殿は気付いてくれた人には明るく接するようにと仰っていましたね」

華「今の所気付かれた様子はありませんね。普段はタンクジャケットを着ているからなのでしょうか?」

優花里「というか中継には基本戦車しか映りませんからね。よほどの戦車道ファンでも無い限り生徒の顔までは覚えてないのではないかと」

沙織「こっちからアクション掛けてみる?それとなく試合の話してみるとかさ」

麻子「恥ずかしいからやめてくれ」

19:50 大宮 北陸新幹線かがやき517号


みほ「……北陸新幹線でも誰も気付きませんね」

沙織「おかしいなぁ、戦車道ってモテるんじゃないの?戦車道大会の優勝校でしかも大学選抜に勝ったチームがすぐそばにいるんだよ?」

優花里「見た限り御年配の男性が多い様子で、あまり戦車道には馴染みがないのかもしれませんね」

沙織「……」キョロキョロ

華「沙織さん、周囲を見回してどうしたのですか?」

麻子「気付いてもらいたくて必死なのだろう」

沙織「あーーー、大洗女子あんこうチームーーー!」

華「沙織さん、今のはどういう意味で……?」

みほ「それじゃ気付かれるんじゃなくて警戒されちゃうよ……」

21:58 金沢駅


優花里「金沢に到着であります!」

沙織「もうすっかり夜だよ……。せっかく北陸まで来たのにこれじゃあ観光も出来ないよぉ」

華「長い事座りっぱなしだったので脚が痛いです……」

沙織「華は正座には強いのにね、って関係ないか」

みほ「生徒会の皆さんから連絡がありました。継続高校への乗艦は明日にして各自適当に宿をとるようにとのことです」

優花里「それが最善策でしょうね。私ももうクタクタですよ」

華「では皆で駅前にあるビジネスホテルに泊まるってことでいいですね?」

沙織「……これ本当に旅行なんだよね?」

翌日6日 08:00 継続高校


優花里「旅行二日目の朝を迎えました!私達は今、継続高校に来ております!」

みほ「空気が美味しいですね!」

華「自然が豊かで素敵な所ですね」

優花里「継続の学園艦は全体の多くが森林に覆われている、とても珍しいタイプの学園艦なんだそうです」

沙織「いいなぁーあたしも結婚したらこういうとこに住みたいなー」

麻子「結婚しても学園艦に住むのか」

ミカ「気に入ってもらえて何よりだよ」

みほ「うわあぁぁ!びっくりした!」

優花里「これは、確か継続高校隊長のミカ殿でありましたな」

ミカ「君達の生徒会長から詳しい話は聞いている。継続へ案内しよう」

杏「よっすーみんなー。継続ちゃんは私達を快く受け入れてくれたよ」

みほ「会長!」

アキ「サイコロで行先を決める旅なんて面白い事してるんだね!」

ミカ「その旅に意味があるとは思えない」ポロロン

アキ「あれ意外。ミカはこういう風の向くままあちこちいったりする旅好きだと思ってた」

ミカ「風に吹かれてればいいってものじゃない。旅には目的が必要さ」

優花里「恐らく日本戦車道一の風来人であろうミカ殿にまで無意味と言われてしまったこの旅、いよいよ疑念を持たざるを得なくなりました」

杏「こんな序盤で何を言ってるのさ。旅はまだまだこれからだよ?」

優花里「……ところで継続殿、あれは何でありますか?」

ミカ「あれ?」

みほ「あそこで野晒しにされてるBT-42は一体……」

BT-42「」チーン

ミッコ「あれか?この前の戦いで思ったより酷くやられてな」

アキ「来月には黒森峰からの支援物資が届く予定だから、そしたら修理出来るかな」

沙織「嘘、継続高校ってそんなにお金ないの!?」

優花里「そう言えば継続高校はアンツィオの比ではないくらい貧しい高校だと聞いた事があります……」

ミッコ「ところでお前達、朝飯はまだだろ。せっかく来たんだから継続の料理を味わっていけ」

みほ「え、いや……でも……」

アキ「うん、それがいいよ!(ミカ、夕食は多少貧相になるけど、いいよね)」ヒソヒソ

ミカ「……」ポロロン

あんこう’s(えぇ~……)

沙織「いやいや!私達が勝手に押しかけたんだから、そんな気遣いは平気だよ!何なら私達が料理作ってあげたいくらいだよ!」

ミカ「そんな遠慮することはないさ」

みほ「継続高校は貴重な戦車を潰してまで援軍に来てくれたんだから、ここはお礼も兼ねて私達が料理するよ」

アキ「お客様にそんなことさせるわけにはいかないよ!継続に来たら継続のもてなしを受けていってよ」

みほ「いえいえこちらが」

アキ「いえいえこちらが」

みほ「――――」

アキ「――――」

麻子「このやり取りは平行線になる。適当にどちらか折れてくれ」

沙織「麻子がそう言った事で尚更両方とも折れにくくなったよ」

杏「おもてなしって考えるからお互い遠慮しちゃうんであって、これは勝負だと思えばいいんじゃない?」

ミカ「と言うと?」

杏「西住ちゃんと私達が料理を作って継続ちゃん達も作る。そして3チームが作った料理の出来を競う。
優勝したチームにはクッキング・継続の称号が与えられるってのはどう?」

アキ「料理勝負というわけだね、面白そう!」

ミッコ「勝負なら遠慮もいらないしな。受けて立とう」

杏「名案でしょ。じゃ悪いけど秋山ちゃん司会進行やってよ」

優花里「えー、それでは――」

優花里「継続高校料理対決!ルールは簡単、各チーム時間と費用の範囲で料理を作り一番評価の高かったチームが優勝となります!」

みほ「いいんですか?急にこんな勝負を申し込んでしまって」

ミカ「うちとしては食事代をそちらが出してくれるというだけで大歓迎だよ」

アキ「恥ずかしい話、ウチの学園艦は黒森峰からの援助が無いと厳しいくらい困窮してて……」

ミッコ「今日はまともな飯が食えそうだぞ」

華「何とたくましい生活を……」ホロリ

柚子「ではこれ準備代です」

ミカ「このお金は使わず懐に入れてもいいのかい?」ポロロン

柚子「えっ、でも食材とか買わないと」

ミッコ「大自然に勝る商店無し」ニヤリ

アキ「私達お金が無い時は釣りとかキノコ採集とかをして生活しているから」

沙織「普段の生活がキャンプなんだ……。これは予想以上の強敵だね」

アキ「でも使わないお金はちゃんと返すようにね」

ミカ「それは本当に必要なことなのかな?」ポロロン

継続高校・料理対決 あんこうチーム


みほ「それでは早速準備班と食材調達班の二手に分かれます。準備班はここで下準備、調達班は買い出しに行ってきてもらいます」

華「私達の中でまともに料理が出来るのは沙織さんだけですが」

沙織「料理する身として実際に買い出しに行かせてもらいたいな」

優花里「野営と言うことであれば自信があります!私はここで陣地構築に入らせていただきたいです!」

麻子「私はここで寝たい……」

沙織「こら!一人だけ楽しない!じゃあ麻子も私達と買い出しということで」

みほ「では沙織さんと華さんと麻子さんは買い出しお願いします。優花里さんは私と下準備をやっておきましょう」

みほ「優花里さん、火が付いたらどうすればいい?」

優花里「えっと少々お待ちを、もう少しでコンロの設置が出来ますので――うわぁぁとっ!」

みほ「危ない!……大丈夫だった優花里さん?」

優花里「すいません西住殿、突然フラッと来まして。普段ならこの程度のものなら軽く持てるのに」

みほ「無理もないよ。昨日まで私達は学校の命運が掛かった戦いをしてたんだから」

優花里「しかしそれは皆さんも同じです。私も頑張らなくてはいけません!」

みほ「優花里さんはそうやって無理しすぎるところがあるから、たまには弱音を吐いてもいいんだよ?」ナデナデ

優花里「――フォォォッ!西住殿に撫でられました!これで秋山優花里はもう無敵です!!」クネクネ

みほ「あはは、良かったね……。――沙織さん達も大丈夫かな?あ、戻って来たみたい」

沙織「買い出し行って来たよー!」

麻子「眠い……」

華「店内のもの全てフィンランド語表記でしたのでとても苦労しました」

みほ「みんなお疲れ様、こっちも準備出来たので早速料理を始めましょうか」

優花里「武部殿、何を作る予定ですか?」

沙織「まずはカレーでしょ、それで余った野菜で何品か作ろうかと。ごめんね簡単な料理になっちゃうけど」

優花里「おお!やはりキャンプと言えばカレーは定番ですなぁ!」

沙織「でしょ~、男子が好きなメニュー1位だしね!カレー作りは女子力アピールする絶好の機会なのよ。
さぁ二人とも、買ってきたものを全部出しちゃって!」

・大量の米
・謎の調味料各種
・インスタント食品各種(麻婆丼・カツ丼・牛丼・ラーメン・しじみ汁)
・カレールー
・キャベツ
・ベーコン

沙織「……あれ?」

沙織「私華に人参やじゃがいも買うように頼まなかったっけ?」

華「いえ?ただカレーを作るというような事は仰っていたので沙織さんのカゴを見て購入品を決める事にしたのです。
そしたらお米を買う様子が無かったものなので、ならばと思い少し多めにお米を買ったのですが……」

沙織「いやいやお米は私も買ったって。重いから最後にカゴに入れようと思って――てか何このインスタント食品の山は!?」

麻子「カレーを作る予定だったのか、初耳だぞ」

沙織「麻子アンタか!キャンプだっていうのにどうしてこんなもの買っちゃうのよ!」

麻子「私は大量の米を持って店内を歩く五十鈴さんを見かけて、米だけでは味気ないだろうとインスタント食品を買ったんだ」

沙織「何で私に確認せず勝手な事するのよ……」

麻子「お前も何も言わなかっただろ。それに声掛けようにも沙織下向いてブツブツ呟いてて声を掛けづらかったんだ」

沙織「…………」

華「沙織さん、とてもお疲れの様子でしたが……」

沙織「……あ゛ーー!!チーム内への伝達確認を怠るとは!通信手としてあるまじき失態!!」

みほ「買ってしまった以上は仕方ありません。この材料で料理をしましょう」

優花里「私が見た限りでは具無しカレーと野菜スープくらいしか思いつきませんが……」

沙織「……やるしかないね、あたしの責任なんだから何とかこの食材で優勝しないと」

みほ「沙織さん、もし疲れているようなら横になってて下さい。料理の大まかな指示さえ出してくれれば後は私達が作るから」

沙織「そんな!みんなだって疲れているのにあたしだけ特別扱いなんて出来ないよ!」

みほ「でも……」

沙織「あたしは大丈夫だから!さっきはちょっとボーっとしちゃっていただけでもう回復したから!」

みほ「……分かりました、では沙織さんも料理をお願いします。
ただ沙織さんだけに任せるのではなく、皆さん積極的に料理に参加し負担を減らしましょう」

華「沙織さん、料理する際はこの椅子に腰かけて下さい」

麻子「指揮官席だな」

沙織「カッコいいでしょ?」

みほ「沙織さん、さっそくだけどこの材料から何かいいアイデアはあるかな?」

沙織「ちょっと待ってね、何せ食材と言えるのがキャベツとベーコンだけでしょ――しまった塩も無いのかぁ。
ベーコンの塩分でごまかすしかないよね。うーん……」

麻子「何か閃いたか?」

沙織「この材料じゃまともなカレーは作れないか……。カレースープで一品。
キャベツはベーコンと一緒に炒めて、後は麻子の買ったインスタント食品でリゾット的なものでも作ろうかな」

優花里「いっそお米は無視して野菜スープという手もありかと」

沙織「それだとスープ系の料理ばっかりになっちゃうから、どれか一品くらい歯ごたえの楽しめる料理があった方がいいでしょ?」

みほ「沙織さんはこんな事態でも料理バランスを考えてるんだね。凄いなぁ」

沙織「まぁね!モテる女子っていうのは常に心配りを忘れないものなのよ!」

華「ではカレースープと野菜炒め、リゾットの三品ということで作りましょうか」

調理開始


沙織「私がキャベツとベーコンの炒め物を担当するから、みんなはカレースープを作ってて」

沙織(具無しカレーだから失敗する要素は無いよね?)

みほ「中々ルーが溶けないね」

優花里「火力が弱いのでしょうか、もっと火に近づけましょう!」ゴオオオ

麻子「カレーの味がしないな。少し味を足さないと」バッバッバッ

優花里「冷泉殿、今入れた調味料は一体?」

麻子「分からん、一味唐辛子か何かだろう」

華「具無しというのも味気ないですし、しじみ汁を入れてみましょうか」ザザー

みほ「コクを出すためにバターも入れちゃおう」ドボン

華「みほさん、今入れたやつかなり辛い調味料ですよ?」

みほ「嘘、あ、本当だ……どうしよう……」

優花里「ならば酸味で辛さをごまかしましょう」レモン汁ジョバー

沙織(なんてこったい)

沙織「いい!?むやみやたらに味を付け足さない事!ルーはこうやって菜箸で溶かす!後は何もしないで黙って見てること!」

麻子「自分は料理出来るからって口うるさい奴だ……」

沙織「麻子はこの炒め物は要らないんだね?」

麻子「ごめんなさい」

沙織「手の空いた人はインスタント食品に書いてあるフィンランド語を解読お願い」

みほ「えーと、ホック オップ……3~4 バン イエン リテン グリテ……」

華「どういう意味なのでしょうか?」

みほ「とりあえずエンリテングリテしないと」

沙織「エンリテングリテン……エンリテングラタンじゃなくて?」

優花里「とりあえずフランベであります!」

麻子「3~4分小鍋で茹でろ、だ」

柚子「あの~……」

優花里「これは小山殿、どうしましたか?」

柚子「実はお願いがありまして……」

みほ「お願い?」

~~

杏「小山は料理担当、かーしまは川で魚釣ってきて。ほんじゃよろしくー」

柚子「あの、お店に買い出しに行かなくていいのですか?」

杏「いやぁ郷に入っては郷に従えって言うじゃん?継続ちゃんが店使わないならこっちも使わないのが道理ってものでしょ」

柚子「し、しかし……」

桃「心配するな柚子ちゃん!バケツ一杯の魚釣ってくるからな!」

~~

華「で、案の定……」

柚子「桃ちゃんの竿はぴくりとも動かず、このままじゃ一品も作る事が出来ないんです……」

麻子「誰もが予想出来た結末だろうに」

柚子「私達の分はいいとしても、せめて継続高校さんの分は用意しないと……」

みほ「それでしたらちょうど良かったです。私達間違えてお米買いすぎちゃって――。沙織さん、いいよね?」

沙織「あの量はどうやっても余っちゃうし、お米だけでいいなら持ってって」

柚子「! ありがとうございます!」

沙織「よぉーし、キャベツとベーコンの炒め物完成!」

優花里「カレーもいい感じに煮えてきました!」

麻子「沙織、味はこんなものでいいか」

沙織「はいはーい、どれどれ……ブフッッ!!」バタンッ

華「沙織さん!?」

麻子「しまった、沙織は辛いものが大の苦手だったんだ」

優花里「疲労が溜まりに溜まっていたところに辛味による味覚破壊、武部殿完全に大破轟沈ですね……」

みほ(絶対辛いものが苦手ってだけじゃないような……)

華「カレーは完成してしまった以上もう軌道修正は出来ません。継続高校の皆さんが激辛料理好きと信じて出すしかありません」

みほ「北国の学校だからね、こういう料理も好きかもしれないよ」

優花里「今、西住殿の口から出たとは思えないような無責任な言葉が飛び出しました」

みほ「問題はもう一品、全く手つかずのリゾットですが……」

優花里「どうしましょう、指揮官無しで料理を完遂することが出来るのでしょうか?」

華「とりあえず完成した二品だけにするというのも手かと」

麻子「待て、それでは志半ばで倒れてしまった沙織に顔向けが出来ない。沙織の遺志は私が引き継ぎ、リゾットを完成させよう」

沙織「私死んでないからね」

麻子「沙織が作ろうとしていたリゾット。一体どうやって作ればいいのか、私はインスタント食品の山と向き合い考えに考えた。
その結果麻婆丼、これは絶対にリゾット向きだ」

三人「…………」

麻子「おお、思いの外のリアクション。しかし麻婆丼だけではこの量のご飯には少ない。なので親和性の高いカツ丼も加える」

みほ「そうでしょうか!?」

麻子「さらにリゾットには様々な野菜が必要だ。牛丼には玉ねぎが入ってる」

優花里「どれか一つにした方がいいんじゃないですか!?」

麻子「五味のバランス等を考え、私が計算に計算を重ねた結果この三種類が選ばれたんだ」

華「逆に聞きますが、計算の結果何を残したのですか?」

麻子「……最初から計算してこの三品しか買ってこなかったんだ」

優花里「つまりありったけの食材をブチこむと」

一方その頃 チーム生徒会


桃「おーーーい柚子ちゃーーーん!!!」

柚子「どうしたの桃ちゃん、今私お米炊いているんだけど」

桃「釣れたぞ!見ろ、こんなデッカイ魚だぞ!」

柚子「えぇ!?本当に釣れたの?すごいよ桃ちゃん!」

桃「この魚で豪華な料理を作れば私達の優勝は間違いなしだ!」

柚子「あはは……そうだね……」

柚子(どうしよう……もう完全におにぎり作ることしか考えて無かった。本当に釣れるなんて……調味料なしでどう料理しよう……)

杏「おー、かーしまやったじゃん。こんな大物使えばウチの優勝は間違いなしだね」

柚子「ですが会長、調味料もない私達に出来る料理には限界があるかと――」

杏「まーまー、後は私に任せなよ」

全チーム 料理完成


優花里「全チームの料理が完成したとのことですが、まずは一番早く出来上がった継続高校から見てみましょうか」

ミカ「特別な事はしていない。私達は普段通りの朝食を作っただけさ」

アキ「ミカは特別な事どころか普通の手伝いすらしなかったね」

優花里「続いて生徒会チーム、何でもお店には出向かず自然の素材だけで勝負したとのことです」

桃「継続で育った魚を私が釣り、あんこうチームから貰った米を柚子ちゃんが炊き、そしてそれらを最後会長が料理する。
全ての人の思いが詰まった料理、これこそ究極の――」

杏「かーしま、長い」

優花里「そしてあんこうチーム、所要時間の長さは全チームぶっちぎりの一位。気合の入れ様がよく伝わります」

みほ「途中様々なトラブルはありましたが、みんなで力を合わせて作りました」

沙織「継続の皆さん、カレーとリゾットには注意してくださいね」

優花里「まず最初はチーム継続のスモークサーモンです!」

みほ「わぁ、とっても美味しいです!」

麻子「……」グッ b

華「お土産に買って帰りたいくらいですね」

沙織「ミッコさん、これは何処で買ったの?」

ミッコ「私達の手作りだ」

優花里「えぇ!?自家製ですか!?」

ミッコ「昨日獲ったサーモンを煙草で焼いて作ったんだ」

アキ「コラ、嘘吐かない!」

ミカ「もう一品、カリブーのソーセージだよ」

華「これも大きくて太くて赤黒く肉汁が輝いていて、とても野性味溢れる一品です」

沙織「こんなものどうやって用意したんだろう……」

ミッコ「そいつは狩りに行ってカリブーを追っかけその場でソーセージにしたんだ」

アキ「だから嘘言わないの!ごめんなさい、さっきは大口叩いたけど結局お店で買っちゃいました」

優花里「で、ですよねー」

優花里「続いてチーム生徒会の料理は……グレーリング飯?ですか?」

桃「お前達から貰った米と私が釣り上げたグレーリングの合わせ技だ。まぁ鯛めしのようなものと思ってもらっていい」

柚子「ごめんなさい……調味料もない状況ではこのメニューしか出来なくて……」

優花里「それでは私から先にいただきまーす――」モグモグ

沙織「味はどう、ゆかりん?」

優花里「…………」モグモグ

アキ「これは……」モグモグ

ミカ「とても生臭いね」モグモグ

華「スモークサーモンのおかげで何とか食べられますが……」

沙織「これちゃんと臭みはとったの?」

桃「内臓はちゃんと取ったぞ!」

ミッコ「殴りつけてやろうかと」

杏「最大級の評価だねぇ」

杏「さぁ、最後はあんこうチームの料理だけど、全部で3品も作ったんだって」

ミッコ「また沢山作ったな、匂いもいいし今度こそ期待できそうだ」

沙織「最初予定していたものとはだいぶ違うものが出来上がっちゃったけど」

優花里「ではまずベーコンとキャベツの炒め物からおみまいするであります!」

杏「前菜からとは本格的だね」

桃「おお、中々イケるな」

柚子「キャベツも歯ごたえがあって美味しいです」

ミカ「シンプルだけどしっかり味が付いてるね」

アキ「ミカ、ベーコンだけじゃなくて野菜も食べなさいよ」

ミッコ「美味い美味い」

麻子「思いのほか好評のようだぞ」

沙織「あの食材を見た時はどうなるかと思ったけど、怪我の功名ってやつだね!」

みほ「あっという間に完食だよ。流石は沙織さん!」

優花里「続いて本日のスープカレーです!」

沙織「あっそれは……」

桃「具無しとは何ともけち臭いな。では一口、…………えっ?」

柚子「うーん……?」

ミカ「味が分からないね」

アキ「燃えるような辛さだよ……」

ミッコ「でも私はこれ好きだぞ」

杏「良くも悪くも夏向けのスープだね」

みほ「カレースープの評判はイマイチだったね」

沙織「倒れる人が居なかっただけマシだよ」

華「やっぱり沙織さんでないと評価を得るのは難しいですね……」

みほ「皆さん諦めるのはまだ早いです。私達にはまだもう一品残っています」

華「もう一品って……本当にあれを出すのですか?」

沙織「麻子がありったけのインスタント食品をブチ込んで作ったアレでしょ?見た目はもう残飯みたいなヤツ」

優花里「さらに買ってきた調味料を全て投入してますからね。私にはとても食べる勇気はありません」

麻子「さぁこれがあんこうチーム最後の一品だ」ゴトッ

杏「うわぁ……」

ミッコ「これはひどい」

ミカ「斬新だね」デェン

麻子「三種のミックスジャンクリゾット継続風だ。騙されたと思って食べてくれ」

生徒会&継続「…………」

みほ「誰もスプーンを取ろうとしない……」

杏「ままよ……!……おぉ?」

柚子「これは……」

ミカ「何味と聞かれれば分からないが、とにかく美味しいことは間違いないね」

アキ「名前は分からないけど、こういう料理はあるかもね!」

桃「見た目はあれだが、予想以上に美味いな」

ミッコ「おかわり!」

優花里「まさかの高評価ですよ!?」

みほ「やりましたね麻子さん!奇跡の逆転だよ!」

沙織「嘘でしょ……?」

華「麻子さん、先程は申し訳ありませんでした。このリゾットとても美味しいです」

優花里「さあこれで全チーム全料理を食べ終わったわけですが」

ミカ「君達が優勝でいいんじゃないかな?」ポロロン

みほ「えっ?でもちゃんとした料理は沙織さんのキャベツ炒めくらいですよ?」

華「料理の完成度では明らかに継続高校が勝っていました」

アキ「アレは料理と言うよりお店で売ってたものをただ焼いただけだし」

ミカ「不器用ながらも一生懸命に料理してくれた、それに最後に大きな奇跡を見せてくれたしね」

桃「それなら生徒会チームだって、店にも行かず頑張ったんだぞ!」

ミッコ「もう一度あんな料理を作ろうものなら殴りつけてやるからな」

杏「とゆーわけで、クッキング・継続はあんこうチーム!」

優花里「やりましたね冷泉殿!」

麻子「反応に困る///」

沙織「でもね麻子、あたしはまだ口がひりひりしてるよ。
蚊にも刺されてないのにこの腫れようって、どんな風に作ったらこうなるのよ」

麻子「それはお前が甘いものばっかり食ってるからだ。普通はいくら辛くてもそこまではならない」

沙織「いやいやアンタの作る料理がおかしいのよ!みんなあのカレーは辛すぎるよね?」

みほ「辛いことは辛いけど」

華「食べられないことはないかと」

麻子「ほらみろ。やっぱり沙織がかぶと虫みたいな脳みそしてるからだろ。その辺の樹液でも吸ってろ」

沙織「インスタント食品を適当に放り込んで何が料理よ!その辺にあるものしか入れてないじゃないの!」

麻子「その辺にあるものしか入れて無いんじゃなくて、その辺にあるもので料理したんだろ」

沙織「量を適正に選べって言ってるの。いい加減にやってるからあたしの唇はこんなに腫れてるんでしょ」

麻子「だからそれはお前がかぶと虫だからだ。もういいから樹に潜って寝ろ。来年の夏にまた出てこい」

沙織「かぶと虫は麻子でしょ!甘いものばっかり食べて昼間はぐーすか寝て、大洗帰ったら売り飛ばしてやるから!」

杏「まーまー喧嘩しない。とゆーわけで、はいこれ」


1 新幹線乗り継ぎで 青森 プラウダ
2 太平洋側に出て 横浜・聖グロ
3 少し戻って観光 京都
4 もう少し戻って観光 名古屋
5 近場で観光 兼六園
6 九州は遠いぞ 長崎・サンダース


沙織「そっか、目的地に着いたらサイコロ振るんだったね」

麻子「おい、大洗の目が無いぞ」

杏「だってここ石川県だよ?もう少し茨城に近づくか船や飛行機が出てる場所からじゃないと書きようがないよ」

桃「ちなみに茨城空港には神戸・福岡・千歳から、大洗港には苫小牧から便が出ている。
そこに寄った際には大洗の目も出てくるだろう」

みほ「で、次は誰が振る?」

沙織「じゃああたしやろうかな。6の目が出てもみんな怒らないでよ?」

第二投目 沙織 金沢・継続編


沙織「みんな一応聞いておくけど、どこがいい?」

華「兼六園なんて、とても魅力的なところじゃないでしょうか?」

麻子「大洗に帰れない以上近づければどこでもいい」

優花里「となると2狙いでしょうかね。一見良さげな目が多いですが、大洗に近づけるのはこの目だけです」

みほ「まだ時間的にも余裕はあるし、そんなに気負って投げる必要もないんじゃないかな?」

沙織「ありがとうねみぽりん。よーしそれじゃあいくよ」

沙織「ハイハイハイハイ!何が出るかな♪何が出るかな♪タララランランララララン♪」ポーイッ

優花里「おぉっ!出ました、>>50です!」


1 新幹線乗り継ぎで 青森 プラウダ
2 太平洋側に出て 横浜・聖グロ
3 少し戻って観光 京都
4 もう少し戻って観光 名古屋
5 近場で観光 兼六園
6 九州は遠いぞ 長崎・サンダース


00~16 = 1
17~33 = 2
34~50 = 3
51~67 = 4
68~83 = 5
84~99 = 6

安価 コンマ>>50

犀は投げられた

カエサル「賽は投げられた。最初に隊長が出した目は継続高校。新幹線で6時間もの移動をすることになる」

エルヴィン「金沢で一泊後、二投目で出た目は横浜・聖グロ。大洗帰還に一気に大手がかかる!さぁ果たしてグデーリアン達は無事に大洗まで帰ることが出来るのか!?」

カエサル「現代なら1日あれば充分帰ってこれる距離なのにな」

エルヴィン「全く、東部戦線並みの進軍速度だ。このままでは冬将軍を待たずして壊滅してしまう。えー、そんなわけで、次回もまたお楽しみに!」

カルパッチョ「おーーーーい!たかちゃーーーーん!」

カエサル「!! ひなちゃん!ひなちゃーーーーん!」

カルパッチョ「たかちゃーーーーーーーん!!」

カエサル「ひなちゃーーーーーー◇※◎↓>@*#」 ← 落とし穴に落ちるたかちゃん

カルパッチョ「キャーーー!!誰か、誰か救急車ーーー!!!」

エルヴィン「……次回もまたご覧ください」

左衛門佐「ここに二本のこよりがある。赤が札幌、黒が博多。――選べ」

エルヴィン「黙れ小童!」

おりょう「竜馬役で活劇を撮ると聞いていたのに、話が違うぜよ……」

今日は一旦これで終了します。
次回は日曜の夜頃になる予定です。
初SSなので至らない所だらけですが、何かこうした方がいい等アドバイス頂けると幸いです

あけび「こんばんは、大洗女子戦車道アヒルさんチーム砲手の佐々木あけびです」

妙子「サイコロの旅第二夜。金沢・継続から始まる今回の旅、沙織さんが出した目は2の横浜・聖グロ。
再び新幹線で東京へと戻る事になりました」

忍「……あの、キャプテン」

典子(バボちゃん)「ボク、バボダヨ!」シューシュー

あけび「あのキャプテン、今日はあんこうチームの宣伝をする予定では?」

典子(バボちゃん)「そう!だからこの場であんこうとバレー部の二段宣伝攻撃をするんだ!
この格好で八九式に乗り込めばあんこうチームとバレー部両方の宣伝になるよ!」シューシュー

忍「なるほど、今一躍時の人となっているあんこうチームの人気を利用して部員を募集するというわけですか」

妙子「すごいですキャプテン!何の意味があるか分からないけどすごい作戦です!」

典子(バボちゃん)「そうとなったら早速八九式に乗って大洗の町に凱旋だ!」シューシュー

妙子「すごいです!キャタピラに足を掛けて必死に登ろうとしてる!」

あけび「キャプテンそっちは機銃があるので引っ掛からないように注意してください!」

忍「キューポラを開けてそのまま入れ……ない!
後ろ向きに乗り込もうとするけど入れ……ない!体を窄めて入ろうとするけど…………やっぱり入れない!」

典子(バボちゃん)「うおおおお!!!根性ーーー!!!」シューシュー

第二投目 沙織 金沢・継続編


沙織「ハイハイハイハイ!何が出るかな♪何が出るかな♪タララランランララララン♪」ポーイッ

優花里「おぉっ!出ました、2です!」

華「ということは――聖グロです!」

沙織「え、嘘!やった横浜観光出来るじゃん!」

みほ「この時間からなら十分あちこち回れるね」

麻子「沙織っ」ギュッ

沙織「きゃっ、麻子!?」

麻子「ありがとう……ありがとう……」

沙織「そっか麻子も横浜観光したかったんだね。着いたら二人で横浜ベイブリッジ眺めようね」ナデナデ

優花里「恐らく二人の思っているところは真逆なのでしょうが、指摘するのは野暮というものですね」



桃『2・太平洋側に出て 横浜・聖グロ。10:56分発はくたか560号で東京に、その後東海道線で14:34分横浜着。
乗車時間3時間23分移動距離479㎞。ゴールまで、あと一歩』

14:50 聖グロリアーナ女学院


みほ「聖グロに到着しました!」

優花里「陸の方には高い建物が沢山ありますねぇ」

華「学園艦もそうですけど、横浜の街もまた魅力的な場所ですね」

沙織「まずはランドマークタワー行こうか!それとも港の見える丘公園で彼とデートなんてキャーもーやだー!!」

華「あの沙織さん。盛り上がっているところ悪いのですが……」

優花里「先程ダージリン殿は仰いましたね。「横浜なんて面白くない」「聖グロの観光は私に全て任せろ」と」

沙織「衝撃の一言だったよ。おかげであたしの横浜デートプランは全部吹き飛んじゃった」

みほ「横浜の街はつまらないんですか?ダージリンさん」

ダージリン「陸地よりももっと魅力的なものが学園艦にはあるの。聖グロリアーナに来たらこれを楽しまない手はなくてよ?」

ダージリン「ではみほさん、共に聖グロを満喫しに行きましょうか」ギュッ

みほ「はっ、はい……」

優花里「な!だだだダージリン殿、今すぐ西住殿の手を放して下さい!!」

ダージリン「手を取らずに淑女をエスコートするなんて失礼な真似は出来ませんわ。ところでみほさん、こんな」

オレンジペコ「シェイクスピアですね」

ダージリン「ペコ、まだ何も言ってないのだけど」

オレンジペコ「アッサム様のデータによりますと、西住さんに対して初手で放つ格言は85%の確率でシェイクスピアとのことだったので」

アッサム「ちなみにダージリン様が後輩をオトそうとなさる時はほぼ100%と言っていいくらい四大悲劇の中から抜粋されます」

オレンジペコ「私の時もそうでした」

華「必中の口説き文句なのですね」

沙織「あたしもロミジュリくらいは読んでおこうかな」

ダージリン「コホン! で、でねみほさん、聖グロと言えば紅茶を連想する人も多いと思うけどそれだけじゃないの。
豊かな自然と沢山の娯楽、今日はその両方を紹介してあげるわ」

みほ「わぁ、ありがとうございます!」

優花里「確かに聖グロと言えば紅茶しか浮かびませんでした。自然と娯楽……なんでしょうね?」

沙織「今のところ圧倒的に横浜中華街の方が魅力的だよ……」

華「まあまあそう仰らずに。せっかくダージリンさんにプランがあるそうなのですから、それに乗ってみましょうよ」

ダージリン「聖グロの自然と言えばここ、メルヘン街道にまずは行きましょうか」

みほ「メルヘン街道?」

優花里「聞いた事ないですね、何がメルヘン何でしょう」

麻子「何がメルヘンでもいいから早く夢の中へでも旅立たせてくれ」

ダージリン「ここを見ずして聖グロを見たとは言えない、そう名高い場所がメルヘン街道よ」

麻子「全く興味が湧かん」

ダージリン「メルヘン街道は道沿いにいばら姫やマッチ売りの少女、アルプスの少女ハイジの舞台を忠実に再現した場所が点在する
とても幻想的で自然豊かなところよ」

みほ「へーそうなんですか」

ダージリン「……街道の入口にはボコの散歩道なんて場所もあってね、何でもボコられグマのボコの舞台にもなった場所だそうよ」

みほ「え!!?本当ですか!?今すぐ行きましょう!!」

ダージリン「フフッ、それじゃあ今から行きましょうか」ギュッ

沙織「みぽりんの反応が薄いと見るやすかさずボコを出してきたわね」

華「余程みほさんに振り向いてもらいたいのでしょうね」

優花里「恋愛と戦争では手段を選ばない英国人……流石です」

みほ「さぁ来ましたね!ここがボコの散歩道だそうです!いやぁ自然に溢れた素敵な所ですね~♪」

麻子「ふーん……」

みほ「何、麻子さん……何で不満そうな顔してるんです?」

ミス・ボコ怒る

麻子「涸沼公園とかにもあるだろこんな場所」

みほ「何を言って……やる気無いのですか?」

ミス・ボコさらに怒る

ダージリン「まぁまぁみほさん、ここから先がメルヘン世界よ。このボコの散歩道を抜けると次々とメルヘンが起こるわ」

みほ「はいっ、ダージリンさん♪さぁボコが歩いた道を歩きましょう♪」

麻子「獣道だな」

メルヘン1 くまのプーさん改めボコられグマのボコ


優花里「話によるとこの森の中にはボコが現れるそうですよ」

沙織「運が良ければボコに会えるかもね」

          ヨクキタナ、ボコボコニシテヤルゼ>

優花里「あれ?今ボコらしき物騒な台詞が聞こえましたよ!?」

華「ちょっと耳を澄まして聞いてみましょう」

          ヨクキタナ、ボコボコニシテヤルゼ>

沙織「近くにいるんじゃない!?」

みほ「よく来たな、ボコボコにしてやるぜ」

麻子「西住さんだろ」

メルヘン2 マッチ売りの少女


みほ「じゃあ私から擦ってみるね」ボウッ

優花里「何か見えましたか?」

みほ「……何故かハンバーグを食べる逸見さんが見えました」

沙織「何で逸見さんよ……。あたしも擦ってみよっと」ボウッ

麻子「何が見えた?」

沙織「ウェディングドレスを着たあたしの姿が……隣にいる旦那さんの顔はぼやけて見えなかったけど」

華「沙織さんらしいですね。私は沢山のお花が見えました」

優花里「私は10式戦車に乗る自分の姿が」

みほ「麻子さんはどうだった?」

麻子「私は……、お婆とお母とお父と私、家族全員揃った暖かいクリスマスが見えた」

メルヘン3 いばら姫


麻子「……だめだもう、眠くてしょうがない」

麻子「……」Zzz


~~

ダージリン「そこで寝てしまった者はそのまま100年の眠りについてしまうの」

ダージリン「呪いを解く方法はただ一つ、王子様の熱い口づけだけ……」

~~


えらい勢いで走ってくる王子

沙織「姫! 姫! こんなところに……」ガバッ

麻子「!?」 ←のた打ち回る姫

沙織「ああっ、姫、姫!」ブチュー

麻子「ゲホッゲホッ……あな、あなたは……」

沙織「……王子です!」


     ヒメーオマチオー>
<イヤータスケテニシズミサーン



優花里「メルヘン街道終了ですね。西住殿は大変ご満悦のようですが」

華「自然が豊かな場所というのは分かりましたが、それ以上の付加価値は見出せませんでした」

麻子「林道を歩いて汚い小屋の前でマッチを擦って帰って来ただけじゃないか。
挙句ベンチに座れば沙織にあんなことされるし……もう寝る」Zzz

沙織「…………」チュッ

麻子「……っ!!」ビクッ

沙織「王子の変装セットはあたしが持ってるから、眠くなったらいつでも起こしてあげるね」

華「危ないところでしたね麻子さん、王子様が起こさなければ100年眠りに付くところでしたよ」

沙織「あ、言っておくけど他の3人も油断しないでね」

優花里「!?」

ダージリン「メルヘン街道は楽しんでもらえたかしら?」

みほ「はい、とっても素晴らしいところでした!」 つ ボコの風船

沙織「みぽりんの場合メルヘン云々じゃなくてお土産屋の一角にあったボココーナーに心惹かれただけでしょ」

優花里「ですが風船片手に幼子のように無邪気に微笑む西住殿が見れただけでもここに来た価値があります」

ダージリン「次はこれで聖グロを楽しんでもらうわ」

華「これは……スポーツウェアですか?」

ダージリン「テニスに乗馬にゴルフ、スポーツは聖グロ女子の嗜みなの。次はグラウンドでスポーツ大会としましょう」

麻子「私は宗教上の理由で授業以外ではスポーツは出来ないんだ、すまないが辞退する」

優花里「どんな宗教ですか……」

華「麻子さんはスポーツお嫌いなのですか?」

沙織「この子は運動神経は抜群にいいんだけど、この通り疲れる事が大嫌いなのよ」

ダージリン「そんなに疲れるほどはやらないわ。あくまでお遊び程度よ」

テニス

ダージリン「やりましたわ!また私の優勝ね!」

みほ「ま、負けた……」ゼェゼェ

華「トーナメント戦を3回やって3回ともダージリンさんの優勝ですね」

沙織「初戦で負けた私達はともかく、みぽりんとダージリンさんは休憩なしでぶっ続けだよ」

優花里「ダージリン殿全く疲れている様子がないです」

ダージリン「次はダブルスで試合しましょうか。みほさんは私と組みましょう!」

みほ「え゛っ……は、はい……」グッタリ

麻子「可哀想に、これで西住さんの休憩なしが確定したぞ」


乗馬

ダージリン「そう、それで走るときは横腹を蹴るの」

みほ「こうですか――うわああぁぁぁぁあ!!」

沙織「痛い痛い痛い!裂けちゃう裂けちゃう!」

麻子「腰ががががががが」


ゴルフ

ダージリン「みほさんナイスショット!さて移動しましょうか」

沙織「えっ、もう移動?」

ダージリン「打ったらすぐ移動、これはゴルフも戦車も同じ事よ」

みほ「……」グッタリ

ダージリン「さぁ次はクリケットよ!――どうしたの皆さん、そんな所にへたり込んで」

沙織「ダージリンさん……もう帰ろうよ……」ハァハァ

優花里「ついに皆が言いたくても言えなかった禁句が武部殿の口から出ました……」ゼェゼェ

みほ「休憩なしで動いたから私もう限界……」フラフラ

華「ダージリンさんが誰よりも聖グロを楽しんでますもの……」ヒューヒュー

麻子「……」チーーン

オレンジペコ「ダージリン様、皆さん大分お疲れのようですし今回はここまでにされてはいかがでしょうか」

ダージリン「そうね……。ならば最後に紅茶の園でお茶会をしてお開きにしましょうか。
本来は選ばれた聖グロ生しか入れない特別な場所だけど、みほさん達は特別よ?」

麻子「いやもう帰りたいんだが……」

聖グロ 紅茶の園


ダージリン「今すぐティータイムにして頂戴」

マニヤラ「畏まりましたダージリン様」

ダージリン「さぁみほさん達はこちらで座ってお待ちになってて」

みほ「もうクタクタだよぉ……」

優花里「普段使わない筋肉ばかりを酷使したので全身が悲鳴を上げてます……」

沙織「ゆかりんはもう筋肉痛来たんだ?あたしはまだだから明日が怖いよ……」

華「沙織さん、そんなご年配者のような事仰らずに……」

マニヤラ「お待たせ致しました。こちらハーブティーとデザートのアイスクリームになります」

みほ「わぁ、凄い綺麗!」

華「琥珀色の水面に立つ湯気とその先に覗く純白の氷山、一種の芸術作品のようにも見えますね」

沙織「麻子起きてーアイスクリームが来たよー」

麻子「!」

沙織「紅茶が運ばれてきたけど」

みほ「この紅茶とても熱いです」

優花里「持てないくらいに熱いですね――あちちっ」

ダージリン「適温になるまでトークを楽しむのが英国風よ。……でねみほさん、こんな格言を」

オレンジペコ「チャーチルですね。恐らく「勇気が無ければ他の全ての資質は意味を成さない」かその辺りです」

ダージリン「……貴女は紅茶を冷ます気は無いのかしら?」

アッサム「まぁまぁダージリン様、この子も妬いてるんですよ。最愛の先輩を来客に取られて」

オレンジペコ「……///」プイッ

みほさん 食事レポートに挑戦
バニラアイス きいちごのソース添え


みほ「このソースをアイスの上に掛けて食べるんですね。この実は何でしょうか、プラm」

華「あっ、きいちごですねこれ」

みほ「……見て下さいこの赤と白の美しい見栄え。聖グロリアーナ、素晴らしい所ですね」

沙織「大洗で食べたらこれだけで千円するよ」

みほ「何も今そんなこと……。――ではさっそく一口頂いてみましょう、うん、美味s」

優花里「んんっ美味いっ」

みほ「優花里さん、今私が食レポ中だから……。気を取り直してもう一度、うーん美味s」

麻子「これはお婆にも食べさせてやりたいな」

みほ「……」

食レポ 終

杏「聖グロはどうだった?」

みほ「何と言うかもう……凄かったです」

麻子「今日はもう一歩も動けん……」

華「そう言えば生徒会の皆さんはどちらにいらしていたのですか?」

桃「私達は紅茶には興味無いのでな、横浜の街を観光していた」

柚子「どうですか中華まん、皆さんもお一つどうぞ」

華「肉汁がとても熱いですぅ~」ハフハフ

沙織「いいなぁ、あたしもそっちに行きたかったよ」

杏「そう言うと思って横浜観光の目を書いておいたよ」

沙織「えっ!?本当ですか!?サイコロの目が出れば観光出来るんですよね?」

桃「というわけでこれが今回の選択肢だ」


1 初日ゴールも視野に 船橋・知波単
2 パスタを食べよう 清水・アンツィオ
3 ボルシチもいいぞ 青森・プラウダ
4 だったらチキンも 長崎・サンダース
5 実は危険? 東京
6 中華街を堪能 横浜観光

麻子「ここまで来ても大洗の目は無いのか……」ガクッ

沙織「観光マスが一つだけってことないでしょ~。学園艦巡りじゃなくて観光がしたいよ……」

桃「ならば6を出せばいいだけの事だ」

みほ「東京が危険ってどういうことですか?」

杏「それはまぁ、もし出ちゃったら話すよ」

優花里「ベストなのは6の横浜観光だとして、1・2もそこまで遠くはないので大丈夫じゃないでしょうか」

沙織「次は誰投げる?あたしとみぽりんはもうやったから」

華「でしたら私が投げてもよろしいですか?今回は当たり目も多いですしこの辺で投げておきたいです」

みほ「そう?じゃあ華さんお願い」

華「パスタかボルシチかチキンか中華まん。確率は2/3――いけます!」

麻子「いや1/2だ、チキンは出さないでくれ!」

みほ「もうすっかり地雷扱いだね、サンダース……」


1 初日ゴールも視野に 船橋・知波単
2 パスタを食べよう 清水・アンツィオ
3 ボルシチもいいぞ 青森・プラウダ
4 だったらチキンも 長崎・サンダース
5 実は危険? 東京
6 中華街を堪能 横浜観光


00~16 = 1 
17~33 = 2 
34~50 = 3

51~67 = 4
68~83 = 5
84~99 = 6

安価 コンマ>>80

来た、見た、勝った

第3投目 華 横浜・聖グロ編


華「精神を集中して――投げますっ!はいっ!」ポーンッ

優花里「高く放りました!さぁ何だ、5です!」

みほ「東京――東京!?」

杏「あちゃ~出しちゃったかぁ。まあいいや、移動するのは私達じゃないし」

沙織「ちょっと待ってよ、危険ってどういう事よ!?」

桃「いいからさっさと電車に乗れ。詳しい話は東京についてからだ」

優花里「一体東京で何が待ち受けているのでしょうか……?」

華「パスタが、チキンが……」



桃『5・実は危険? 東京。16:32発東海道本線で16:59分東京着。
乗車時間27分移動距離28㎞。一同はアレの待ち受ける東京へ』

番外編 聖グロ戦車道練習風景


ローズヒップ「さあ行きますわよクルセイダー戦車隊!5、4、3、2、1、0、GO!!」ギュルルルル キューーーン ドカーーン

ダージリン「いやいやちょっと待って……!ローズヒップ、大丈夫かしら?」

アッサム「クルセイダー一号車、大丈夫ですか?」

ローズヒップ「? 何がですの?あれバニラとクランベリーはどちらに?」

アッサム「先に前進しました」

ローズヒップ「どうして先に行っちゃったんですの?私まだ合図出してませんのに」

ダージリン「いやいやローズヒップ、その安全第一って書いてある所に突っ込んで行きましたが、大丈夫でしたか?」

ローズヒップ「何が大丈夫何ですの?突っ込んでなんかいませんわ」

オレンジペコ「ロデオのようでしたね」

ダージリン「こちらから見てたらえらい勢いで前体が上がってましたが、大丈夫だったかしら?」

ローズヒップ「……大丈夫じゃありませんわ!!なまら恐かったですわ!」

バニラ「ローズヒップ様、何があったのですか?」

ローズヒップ「いやニュートラルに入れてたんですの。で、それ知らずセカンド発進だと思ってそれなりにスロットル回したら動かないからアレっと思ってギアいじったっけロー入っちゃってもうウイリーですわ」

クランベリー「いいなぁ、美味しい話ですわ」

ローズヒップ「冗談はおよしになさって!すげー恐かったんですわ!」

バニラ「見せますもの。ビジュアル考えてますもの。またそれで怪我一つ無いんですもの」

クランベリー「これでまた今晩のお茶会の主役はローズヒップ様ですわ」

17:00 東京駅


みほ「東京に着いたわけですが……」

優花里「移動時間自体は大したものでは無かったですね。特に疲れもしませんでした」

華「問題は先程のボードにあった危険の意味するところですが」

杏「じゃあ早速サイコロを振ってもらおうと思うけど、これを私から渡すのは勇気がいるなぁ」


1 キラキラ号
2 VIPライナー
3 ラ・フォーレ号
4 ニューブリーズ号
5 オレンジライナー
6 はかた号


沙織「何これ?」

優花里「謎の名前が書いてあるだけで行先が書いてありませんね」

麻子「6のはかた号って、まさか……」

桃『ここで説明しておこう!今回1~6に書かれた謎の名前、実は全部深夜バスの名前なのである』

桃『順に説明しよう!
1 キラキラ号 目的地は浜松 乗車時間5時間40分
2 VIPライナー 目的地は金沢 乗車時間9時間15分
3 ラ・フォーレ号 目的地は青森 乗車時間9時間35分
4 ニューブリーズ号 目的地は広島 乗車時間11時間50分
5 オレンジライナー 目的地は松山 乗車時間12時間5分
6 はかた号 目的地はその名の通り博多 乗車時間14時間2分』

桃『注目すべきはその乗車時間。4以下においては何と半日近くも拘束されることになる恐るべき乗り物なのだ』

みほ「……誰が振る?」

華「これはどれを引いてもハズレなのでは?」

沙織「良かったぁ、先に振っておいて……」

優花里「まだ振ってないのは私と冷泉殿ですね、どうしましょうか?」

麻子「」ブンブンブンッ

優花里「……では私が振るということでよろしいですね。一応聞いておきますが、どれを出して欲しいですか?」

沙織「どれもやだよぉ……」

桃「私から言えるのは若い数字を出した方がダメージは少ないという事だけだ」

優花里「分かりました。秋山優花里、覚悟を決めました」


第四投目 優花里 東京編


優花里「なるべく若い数字、1以外出さないつもりで……せいっ!!」

沙織「お願いゆかりん!」

みほ「結果は!?」

優花里「……>>93ですっ!」


1 キラキラ号
2 VIPライナー
3 ラ・フォーレ号
4 ニューブリーズ号
5 オレンジライナー
6 はかた号


00~16 = 1 
17~33 = 2 
34~50 = 3

51~67 = 4
68~83 = 5
84~99 = 6

安価 コンマ>>93

へーい

第四投目 優花里 東京編


優花里「なるべく若い数字、1以外出さないつもりで……せいっ!!」

沙織「お願いゆかりん!」

みほ「結果は!?」

優花里「……2ですっ!」

麻子「……一応聞いておくが目的地は?」

杏「VIPライナーは金沢行だね」

沙織「……嘘でしょ?」

華「確かに若い数字ではありますが……」

麻子「逆戻り……」

優花里「申じ訳ありばぜん西住殿ぉ~!」

みほ「……」


桃『2  VIPライナー。目的地は石川県金沢市。
乗車時間9時間15分移動距離450㎞。私達はつい今朝まで、そこにいたのだ』

22:40 バスタ新宿


杏「じゃ、先に金沢で待ってるね」

みほ「はい……」

華「また継続高校にお邪魔するのですか?」

桃「いやもう一回行ったからいいだろ」

沙織「だったら生徒会も一緒にバス乗りなさいよ!アポ取り行く必要ないんでしょ!?」

柚子「ごめんなさい……あっほらもうバスが出ちゃうよ?」

優花里「…………」ゲッソリ

沙織「ほらもうゆかりんも元気出して、どれを引いたってバスに乗る事に違いは無かったんだから」

杏「じゃ先に行って待ってるね~」

麻子「……金沢で死んでやる。それが私に出来るお前達への唯一の抵抗だ」

07:00 金沢駅

沙織「……これは、ダメだよ」

みほ「沙織さん、顔が凄い事になってるけど大丈夫?」

華「負傷者続出ですね、このVIPライナーにはやられっぱなしです」

沙織「ゆかりんは後頭部をえぐられちゃってるよ」

麻子「頭こぼれたんじゃないか?」

優花里「いやぁ……思いのほか思いのほかでした」

沙織「VIPライナーでは大学選抜戦以上の激戦が繰り広げられているね」

華「一方的な防戦ですけどね、私達はされるがままに撃たれ続けています」

みほ「撃たれたって走り続ければいいんです」

優花里「西住殿カッコいい!」

杏「やっほーみんな。よく眠れたかい……って誰だアンタ達」

みほ「おはようございます会長……」

桃「いやお前は西住ではないだろ。アイツはもっと血色のいい顔をしている」

沙織「誰のせいだと思っているのよ……」

杏「それじゃあ早速で悪いんだけどやってもらおうか」


1 新幹線乗り継ぎで 青森 プラウダ
2 もう一回太平洋に出て 清水 アンツィオ
3 ゴールは目前 船橋 知波単
4 ちょっと戻って観光 京都
5 近場で観光 武家屋敷
6 お約束 長崎 サンダース


みほ「大洗の目が無いのは仕方ないとして、近づくことになるのは2・3くらいかな?」

華「観光を狙うのであれば4・5もよろしいかと」

沙織「武家屋敷って……何を見るのよ」

優花里「今の状態の私達にはどれも致命傷になりかねない目ばかりですね……」

桃「ここまで来たらサンダースを出しても変わらないんじゃないか?」

みほ「」ギロッ

桃「ひぃぃっ、ごめんなさいっ!」

麻子「私が投げるのか?」

華「順番では次は麻子さんになっていますね」

麻子「……これ拒否することは出来るのか?」

沙織「麻子……、腹をくくりなって。私達だってやりたくてこんなことやってるんじゃないんだよ」

麻子「しかし大洗の目がない以上何が出ても外れだろう」

優花里「でも2・3を引けば大洗に近づくことは出来ますし、4・5もそこまで遠い目ではありませんよ。まあ近づけるに越したことはありませんが」

みほ「何が出ても誰も麻子さんを責めたりしません。それにどの目を引いても車内ですから睡眠を取ることが出来ます。」

麻子「……分かった、やる」

第五投目 麻子 金沢編(二回目)


麻子「ほい」ポイッ

沙織「あぁ、そんなゴミを捨てるんじゃないんだから。もうちょっと祈って投げなさいよ」

麻子「祈ろうが祈るまいが確率は常に1/6だ」

優花里「流石は学年主席、いかにも合理的であります!」

みほ「あはは……、それで出たマスは――」


1 新幹線乗り継ぎで 青森 プラウダ
2 もう一回太平洋に出て 清水 アンツィオ
3 ゴールは目前 船橋 知波単
4 ちょっと戻って観光 京都
5 近場で観光 武家屋敷
6 お約束 長崎 サンダース

00~16 = 1 
17~33 = 2 
34~50 = 3

51~67 = 4
68~83 = 5
84~99 = 6

安価 コンマ>>105

ぬん

華「武家屋敷ですか……」

沙織「また地味なの引いたねアンタ……」

麻子「うるさい、私は武家屋敷が見たかったんだ」

みほ「いいんじゃないかな、近いし鈍った身体を動かせるし」

優花里「……ですがこの武家屋敷が空くまでまだ後1時間以上ありますよ?」

4人「え゛っ?」


桃『5・近場で観光 武家屋敷。7時30分金沢駅を徒歩で出て、7時50分武家屋敷跡野村家到着。後は営業開始時間の8時30分まで周囲を散策。
移動時間20分移動距離2㎞。深夜バス明けの運動には最適である』

8時30分 金沢・武家屋敷跡野村家


みほ「高校生は400円だって」

沙織「一人当たり80円だね」

麻子「何を言ってる。一人400円だぞ」

沙織「え、だって私達の中でわざわざお金払って中見たいっての麻子だけだもん。入場料は私達が分割してあげるから行ってきなよ」

麻子「……後で覚えてろ」


~麻子 散策中~


麻子「非常に興味深かった」

優花里「それは良かったです」

杏「歴史に触れたところで次の場所を決めよっか」


1 昼食はピロシキ 青森 プラウダ
2 いやいやパスタで 清水 アンツィオ
3 すき焼きもいいぞ 船橋 知波単
4 くどいようだがチキンを 長崎・サンダース
5 ソーセージはいかが? 天草・黒森峰
6 湯豆腐も捨てがたい 京都

みほ「ついに恐れていた目が……」

麻子「サンダースだけでなく黒森峰も満を持して参戦か」

華「4・5は出してしまえば昼食どころではなくなります」

優花里「6以外どれも結構な移動になりますね」

沙織「助けに来てくれたみんなには悪いけどどれも行きたくない……」

みほ「次は……順番では私だよね」

麻子「西住さん2・3だ。大洗に何としても帰るんだ」

沙織「いやここは6一本狙いで!」

みほ「黒森峰以外黒森峰以外……」


第六投目 みほ 武家屋敷編


みほ「何が出るかな♪何が出るかな♪それはサイコロまかせよ♪」ポーイッ

麻子「おぉっ!」

優花里「さぁ一体何が!?」

みほ「……>>112です」


1 昼食はピロシキ 青森 プラウダ
2 いやいやパスタで 清水 アンツィオ
3 すき焼きもいいぞ 船橋 知波単
4 くどいようだがチキンを 長崎・サンダース
5 ソーセージはいかが? 天草・黒森峰
6 湯豆腐も捨てがたい 京都



00~16 = 1 
17~33 = 2 
34~50 = 3

51~67 = 4
68~83 = 5
84~99 = 6

安価 コンマ>>112

ta

第六投目 みほ 武家屋敷編


みほ「何が出るかな♪何が出るかな♪それはサイコロまかせよ♪」ポーイッ

麻子「おぉっ!」

優花里「さぁ一体何が!?」

みほ「……5です」

沙織「ってことは黒森峰?」

みほ「それはサイコロまかせよ♪それはサイコロまかせよ♪」ゲシーッ

華「あぁみほさん、サイコロを蹴飛ばさないで下さい!」

優花里「西住殿ご乱心です!」

みほ「それはサイコロまかせよ♪」


桃『5 ソーセージはいかが? 天草・黒森峰。11時20分発のANA3185便で小松空港から福岡空港へ。そこからJAL3895便に乗り換え17時25分天草空港着。
乗車時間は2時間35分だが待ち時間を合わせた移動時間は何と7時間35分。これは西住以外にも厳しい選択となる』

17:25 天草空港

沙織「よ、ようやくついた……」

華「ここから更に黒森峰の学園艦を目指すわけですが……」

優花里「学園艦の姿が見えませんね、寄港地ならあの巨体が何処からだろうと見える筈なのですが」

みほ「この辺りは地形の関係で学園艦みたいな大きい船が入れる港がないの。だからみんな小船やヘリで沖の学園艦まで移動するんだ」

沙織「えー!?また乗り継ぎー?」

麻子「それで、その交通手段とは?」

みほ「それが、普段は西住家の専用ヘリで移動しているからみんなが使う一般の交通手段が分からなくて……」

沙織「みぽりんのお姉さんに迎えに来てもらうことは出来ないの?」

麻子「私たちの為にわざわざ短期転学までしてもらった相手によく分からん理由で押しかけて、
その上道が分からないから迎えを寄越せと。いくら私でもそこまで図々しくはなれない」

沙織「何よー!あたしが図々しい女みたいじゃない!」

優花里「生徒会の皆さんは先に着いているのですよね?連絡して教えてもらえばいいのではないかと」

華「それが……」


~~

桃「何?学園艦への移動手段が分からない?」

桃「そんなものその辺の人に聞けばなんとかなるだろう」

桃「とにかくこっち(黒森峰)まで来い!通信は以上だ!」

~~


麻子「……あの片眼鏡○していいか?」

沙織「麻子!?」

優花里「移動手段くらい調べておけという気持ちは分かりますが、その発言はダメですぅ~!」

華「周りの人に聞くしかないようですね。あのすいません、黒森峰女学院への行き方についてご存じでしょうか?」

現地の人「ばってんばってん」

麻子「何星人だ……」

麻子「提案がある」

麻子「もうじき日が暮れてしまう。慣れない土地でのこれ以上の散策は危険だ。
学園艦への移動は明日にして今日はここで宿を探すべきではないだろうか」

沙織「って、アンタそれ寝たいだけでしょ」

華「私からも提案があります。先程から皆さん移動に次ぐ移動で満足に食事も摂れてないのでは?
宿を取るにしても学園艦への移動手段を探すにしてもまずは食事を摂ってからの方がよろしいのではないでしょうか」

沙織「それも華が食べたいだけなんじゃ……」

麻子「シーズン中の今、先手を打たないと宿が埋まってしまう。飯なんて宿を取ってからでも食べられるだろ」

沙織「えーでもこの辺って宿もレストランも高校生が気軽に入れそうなところって無かったような……」

沙織「あたしはむしろこのまま移動手段を探すべきだと思うなぁ。ご飯もベッドも学園艦の方がいいに決まってるし、生徒会も心配してると思うし、一刻も早く合流すべきだよ」

麻子「あの生徒会が心配なんかしている訳ないだろ。今頃黒森峰名物ノンアルコールビールをあおりにあおっているだろう。幸いこの一帯なら旅館はあちこちにある」

沙織「麻子は早く寝たいだけでしょ!それに旅館って、あたし達お金もそんなに余裕ないんだから高い旅館とかは泊まれないよ!」

麻子「うぅ~……、宿だ宿!宿宿宿~!」

沙織「学園艦学園艦学園艦~!!」

華「皆さん疲労と空腹で気が立っているようですね。やはりここは食事を優先すべきなのでは……」

優花里「見事に意見が分かれてしまいましたね……どうしましょう、西住殿?」

みほ「うーん……」

みほ(この後私達は空腹もあって華さんの案に賛成、食後は麻子さんと沙織さんの折衷案として学園艦への船が出ているであろう港を中心に回って同時に宿も探すことで合意しました)

みほ(ですが、この決断が後にとんでもない結果を招くことになるなど、この時はまだ知る由も無かったのです――)


20:50


沙織「うわ外暗っ!怖っ!」

みほ「只今の時刻8時50分です。どうしましょう……」

優花里「まさかだご汁から始まって、続いて郷土料理のオンパレード、メインの刺身料理が出るまでに3時間も掛かるとは……」

麻子「6時前に入ったはずがまさか出る時には9時になってるとはな」

華「大変美味しかったのですが、時間が掛かりすぎて却ってお腹が空いてしまいましたね」

優花里「この時間じゃあもうヘリも船も出ていないでしょうね……。黒森峰は明日にして、今日は宿を探すことに専念しましょう」

みほ「そうするしかないですね……。沙織さん、「今日中の黒森峰到着は無理」と生徒会の方に連絡を入れておいて下さい」

沙織「それがさっきから何度も電話してるけど、一向に出る気配ないんだよね」

麻子「やはりノンアルビールで泥酔コースか」

21:00


沙織「さぁ麻子覚悟はいい?ホテルのあるエリアまで結構歩くことになるよ」

麻子「歩くって……、この辺りにはないのか?」

優花里「調べた限りではこの辺りにはありませんでした」

麻子「そんなわけないだろう。何も上等な旅館を抑えろと言っているんじゃない。ビジネスホテルでもネットカフェでもなんでもいいんだ」

優花里「それがこの辺には一軒もないんですよ」

みほ「そういうところは駅の方に集中してるみたいで、この時間じゃ駅に戻るバスももうないし」

麻子「嫌だ、もう歩きたくない……!」

華「麻子さんが座り込んでしまいました」

沙織「我がまま言わないの!麻子はこのまま野宿する気!?」

麻子「これ以上動くならそっちの方がいい……。秋山さんのテントで野宿しよう……」

優花里「それがですね、今日持ってきているのは簡易型二人用のテントでして、とてもこの人数を収容出来る代物では……」

麻子「……元はと言えば皆が食事を摂ろうなんて言い出すからこんな事になったんだ。最悪の事態にはそのテントは私が使わせて貰うぞ」

優花里「冷泉殿それは横暴であります!持ち主として私にはこのテントに誰を入れるか選ぶ権利があります!
そしてこのテントは西住殿にこそふさわしいであります!」

麻子「西住さんの出した目でこんな事になったんだ。テントを使う権利なんてないだろ」

優花里「それを言うならその要因を作ったのは冷泉殿じゃないですか!」

沙織「そうよ!武家屋敷なんて妙な目出しちゃって!みぽりんは悪くないよ!」

華「そもそもこんな企画を立てた生徒会が――」

みほ「ああもううるさーーーーーい!!!!」

あんこう4人「!?」

みほ「皆さんよく聞いて下さい!
今から10時までの1時間で宿探しを行い、見つからない場合は問答無用で野宿をします!文句は言わせません!隊長命令です!」

麻子「に、西住さん、元は貴女も食事には賛成だったはずだ。貴女にも――」

みほ「今責任問題を追及しても何の解決にもなりません!不満不服は明日の黒森峰到着後、生徒会を交えた場で改めて聞きます!」

麻子「うぅ……仕方ない」

華「この場に及んでは致し方ないかと」

沙織「みぽりんがそういうなら……」

優花里(西住殿……強権発動することでお互いへの不満を一手に自分へ向けさせチームの瓦解を防ぐとは……。
そのお優しさ!自己犠牲の精神!何と美しい!不肖秋山優花里、有事の際には全力でサポートさせて頂きます!!)

みほ「優花里さん返事は!?」

優花里「はいぃぃっ!!!」

21:20

沙織「要は10時までにホテルを見つければいいんだよ!この辺りには数件あるらしいし、十分勝機はあるよ!」

麻子「一件目、まずはここか」

みほ「では私が聞いてきます」

麻子「民宿だな。こういうところは大抵要予約だ」

沙織「まだ分からないよ。ご飯いらないから泊めてくれるだけでいいんだし!」

優花里「あっ、帰ってこられますよ!」

華「あの様子ではダメみたいですね……」

麻子「やはり満室か?」

みほ「……」コクッ

沙織「いいよ!まだ30分あるし、時間の限り探そうよ!」

21:40


沙織「あぁ!見てあそこ!あの明かりひょっとしてホテルじゃない!?」

麻子「ショーウインドーだろ。パン屋か何かだ、それともパン屋に泊まれというのか?」

沙織「麻子うるさい!!宿が見つからないからってあたしに当たらないでよ!」


21:50


優花里「調べによりますとここ国道沿い、この周辺であればまだ望みはあるとということです」

麻子「もう無理だ……、私達は言葉の通じない異郷でずっと彷徨い続けるんだ……」グスッグスッ

沙織「麻子、あと少し何だから泣かないでよ……」

華「しかしこの暗さでは足元も見えず大変危険ですね」

沙織「ホテルどころか民家も一軒も無いよ……」

麻子「こんなところにホテルがあってみろ。私は絶対に泊まらないぞ」

22:00


みほ「皆さん、よく聞いて下さい。ここをキャンプ地とします」

麻子「ああ……、ついに言ってしまった……」

華「キャンプって……ただの、道端にしか見えないのですが……」

みほ「そうです!熊本の道端で私達は今からテントを張ろうと言ってるんです!」

優花里「ついにこの時が来ましたか!野営の事ならこの秋山優花里にお任せください!
西住殿の、いえあんこうチームの快適な夜を約束致します!」

沙織「何故かゆかりんだけが盛り上がってる……」

みほ「いいですか。そこにあるベンチに3人、優花里さんが用意した簡易テントに2人」

華「私はどこでも構いません。元はと言えば私が言い出した事が原因なのですから」

沙織「でも正直、ベンチもテントも大差ないよ?」

麻子「テントは屋根があるが足は延ばせそうにないな。寝心地はどちらも最悪そうだ」

沙織「まさかゆかりんの野営道具のお世話になる日が来ようとは……」

優花里「それでは私設営に入ります。ベンチの方にはコンバットシートを敷いて、後は二人用の簡易テントの――」

??「まっ↑た↓ーーーーー!!!」

優花里「あのヘリはFa223!?」

みほ「お姉ちゃん!?」

華「こっちに降りてきます!」

バババッバババッ・・・・・・

まほ「一体どういうことだ?突然黒森峰に来るなんて言い出したかと思えばこんな時間になってもやって来ず、
挙句こんな道端で野宿の準備とは、どんな考えがあっての事なんだ?」

みほ「あの……その……」

まほ「……まあいい。詳しい話は後で聞く。
この時期とは言え夜は冷えるだろう。早く乗るといい。エリカ、その病人を奥の担架に押し込んでくれ」

みほ「河嶋さん!?」

桃「……西住、私はトップガンにはなれなかったようだ……」

エリカ「何がトップガンよ、そりゃあれだけ飲んだ後にヘリ乗ったらそうなるわ。
――って!袋をこっち向けるなーーー!!」

23:00 黒森峰女学院


まほ「……」

みほ「あぅぅ……」

まほ「……おかえり、みほ」

みほ「えっ?」

まほ「大洗の宣伝のために何やら変わったことをやってるそうだな。そちらの生徒会長から聞いた」

杏「ぁれぇ~西住ちゃん?今日は陸地に泊まってくんじゃないのぉ~?」

優花里「すっかり酔いつぶれてしまってますね」

沙織「どうしたらノンアルビールで酔えるのよ」

みほ「飲み慣れて無い人が飲むとこうなっちゃうんだ……」

まほ「今日のところはゆっくり休め、そして明日にでも旅の話を聞かせてくれ」

エリカ「しかしいい気なものね。廃校が取り消しになった途端に全国旅行とは。
しかも我ら黒森峰を旅行先に選んで頂けるとは、嬉しくて涙が出るわ」

みほ(うぅ……)

エリカ「隊長自ら転校して、戦車隊も最精鋭部隊を編入して、戦車を4両も向かわせたのは来年私達が大洗を倒すためよ。
こんなふざけた遊びをさせるためじゃないわ」

沙織(今回ばかりは何も言い返せない……)

エリカ「サイコロの目が出た所に行ってまたサイコロを振る、そんなんで本当に学校の宣伝になると思ってるの?」

華(この方の言っている事も一理、いや八、九理くらいはあります)

エリカ「こんな馬鹿げた企画を考えた奴はさぞや頭が弱いんでしょうね」

麻子(いいぞもっと生徒会に聞こえるように大声で言ってやれ)

エリカ「……何よ、何黙ってるのよ!!」

まほ「エリカ、もうその辺にしておけ。――全員分の部屋は用意した、今日はもう疲れただろう。ゆっくり休め」

エリカ「……ちょっと、そこのもじゃ毛!待ちなさい!」

優花里「わ、私でありますか?」

エリカ「他にだれがいるのよ。……何、元副隊長から言われたの?西住隊長の横にいる白いよく吠える犬は無視するようにって」

優花里「そんなことないです。ただ、皆さん本当に疲労困憊なんですよ……」

エリカ「そりゃあんな大試合の後に旅行なんて行けば疲れもするわよ。自業自得じゃない」

優花里「……逸見殿は私達が本当に好き好んでこんなことをやっているとお思いですか?」

エリカ「いくら自由に目的地を選べないからって、やってること自体は旅行でしょ?何をそんなに嫌がるのよ」

優花里「それがそうでもなくてですね。移動中、これが一番辛いんです。
まだ新幹線や電車だったら皆さんとお喋りして気を紛らわせることも出来るのですが、これが深夜バスとかだと喋ることも出来ないんですよ」

エリカ「深夜バスならその……アレとかしてればいいじゃない」

優花里「? アレとは一体?」

エリカ「いや……だから……」

優花里「お願いします逸見殿!今後の旅が掛かっているのです!」

エリカ「ああもう!いいわ、教えるわよ!
その代わり絶対に誰にも言わない事よ!もし元副隊長何かに言ってみなさい。マウスで轢き殺してやるから!」

優花里「それはそれで本望なのですが……分かりました。絶対に口外はしません」

エリカ「だから、いい?――は――で――――」ゴニョゴニョ

優花里「えっ、それはどういう……?」

エリカ「いや、だから―――――」ゴニョゴニョ

優花里「!? それは気付かなかったであります///」ボフンッ

あけび「いかがでしたでしょうかサイコロの旅第二夜。横浜まで近づきながら最終的に黒森峰に飛ばされてしまったあんこうチーム。
タイムリミットは明日一杯まで、大洗生還は果たせるのでしょうか?」

忍「……あの、キャプテン」

典子(簡易バボちゃん)「なに?」

忍「そのバボちゃんの帽子みたいなのはなんですか?というかさっきの着ぐるみはどうしたんです?」

典子(簡易バボちゃん)「あのね、あれ長い時間着ているとすごい息苦しくなるの。あの中で動くと一気に酸素が無くなるんだ」

妙子「途中から全く動かなくなったのはそういうことだったんですね」

あけび「最初は身を乗り出してずっと手を振っていたのに
途中から脚をバタつかせ始めたと思ったらそのまま動かなくなって、おかしいとは思ったんですが……」

典子(簡易バボちゃん)「あれでも最後まで頑張ったつもりなんだけどなぁ。後半の事はよく覚えてないや。
気付いたらみんなが私の事心配そうに覗き込んでて……」

典子(簡易バボちゃん)「そうだ!この低酸素トレーニングを「バボちゃん練習法」と名付けよう!
この練習で鍛えられた身体はバレーで有利に働く事間違いなし!」

あけび・妙子「流石です!キャプテン!」

典子(簡易バボちゃん)「そうとなったら早速練習だーー!!!」

忍「……次回もまたご覧ください」

一旦終了します
次回もまた同じ時間くらいに書き始める予定です

梓「こんばんは、大洗女子戦車道ウサギさんチーム隊長、澤梓です」

あゆみ「こんばんは、サザエさんです!」

優季「ベロベロバー」

梓「生徒会長の唐突な思い付き、もとい大洗女子の知名度を更に高めるために各地へ旅することになったあんこうチームの先輩方、
今日中に帰ってくることは出来るのでしょうか」

梓「さてここで問題です!先輩達は一日目に北海道から金沢に。
二日目は金沢から横浜へ、横浜から東京へ、そして再び金沢へ移動しました。
三日目は金沢から武家屋敷へ、武家屋敷から熊本・黒森峰へ移動しました。さて先輩達は一体何個都道府県を回ったでしょうか?」

桂利奈「お○んこ!!」

梓「違います!!5個です!台本通りやって下さい!」

紗希「…………」グルグルグルグル

あや「梓~ドッジボールやろ~。へーいパース」ポーン

梓「……」シュッ ボスッ!

あや「ウグッ……!?」バスンッ‼ バキンッ ←メガネが壊れる

梓「桂利奈、ちょっとこっちに来なさい」ギロッ

桂利奈「あぃぃぃ……。ごめんなさーーーい!!」ズザーーーーーー

紗希「…………」グルグルグルグルドサッ ← 目が回って倒れる

翌早朝 黒森峰女学院 学生寮


沙織「……んぁ、あれここは?」

華「おはようございます沙織さん」

沙織「あ、華おはよ……。そうか私達今黒森峰に居るんだ」

優花里「えへへ~……西住殿ぉ……」Zzz

麻子「……睡魔から逃げてるけど逃げ切れない感じで……」 Zzz

沙織「ゆかりんはまだ寝てるか。麻子も……当然まだ寝てるよね」

華「仕方ありませんよ。昨日はあんなに歩いたのですから」

沙織「昨日は部屋に通されるなりそのままベッドに倒れ込んじゃったからね。あれ、みぽりんは?」

華「それが、私が起きた時には既に起床されていたようで。一体何処に行かれたのやら」

マウス車長「みほちゃんアンタこれ持ってきな!この熊のぬいぐるみ好きだったでしょ?」

脇ヘッツァー子「これみほちゃんの好物のマカロンね。あんまり食べすぎると太るから、程々にしときなさいよ」

みほ「アハハ……ありがとう……」

小梅「それでみほさん、話の続きを……」

直下「203高地に私達向日葵中隊が到達したのは陽が頂上に昇った頃だったわ。そこに突如響いた轟音!あっという間に視界は土砂で遮られ――」

三号車長「誰もアンタに聞いてない!しかもアンタの話はそこで終わりじゃない!」

まほ「みんなみほの口から聞きたがってるんだ。さ、みほ、続きを」

エリカ「それよりみほちゃん、今回の旅では色んなとこ回ったんでしょ?その話も聞かせてよ」

みほ「えっとそれでね――ん?」

あんこう4人「ニヤニヤニヤニヤ」

みほ「//////」カァァァァ

9月8日 07:30 天草空港

杏「そいじゃーたっぷり寝て疲れも取れたところでサイコロの旅4日目、スタートしよっか」

沙織「一晩寝れば人間回復するもんなんだね」

華「まったくですね、昨日はもう一歩も動けないと全員で言っていましたのに」

桃「西住お前荷物がやけに増えてないか?」

みほ「みんなから沢山お土産もらっちゃいました……」

沙織「みぽりん黒森峰の生徒に大人気だったもんね」

華「みほさんと黒森峰の因縁は伺っていましたが、あの和気藹々とした姿を見て安心しました」

みほ「もう私はいてもたってもいられなくて、早くこの場から立ち去りたいんです……」

優花里「いやいやそんなこと仰らずに、素晴らしいお姉さまでしたよ?」

優花里「お姉さまは我々の手を取って「みほの事をよろしく頼む、みほに何かあったらすぐ知らせてくれ、みほ可愛いだろ?」と言っておられました」

みほ「こ、後悔しています!ここに来たことを」

沙織「そんなこと言わないでよみほちゃん」ニヤニヤ

みほ「///」ドーン!

麻子「みほちゃんの小さい頃のアルバムまで見せてもらった」ニヤニヤ

みほ「///」ドーン!!

沙織「意外とわんぱくな様子で、今のあわあわした感じでは無かったね」

華「みほさんあの時乗っていらした二号戦車は?」ニヤニヤ

みほ「////// もうその話はいいから早くサイコロ振りましょう!!」

優花里「そうですね急ぎましょう、西住殿の乗った二号戦車のように」ニヤニヤ

みほ「//////」ドーン!!! シュパッ

杏「ところでみんな忘れてないかい?」

みほ「え?」

柚子「大洗女子学園の始業式、明後日なんです」

桃「明日の夜までに大洗の地を踏んでないと相当厳しいことになるぞ」

沙織「だったらすぐ帰れる目を用意しなさいよ」

杏「だから前も言ったように大洗に近づくか直行便が出てるような場所に行かないと書きようがないんだって」

桃「しかしだからと言ってこのまま九州で時間切れというのも困る。というわけで今回はチャンスタイムを用意した」


1 飛行機と特急で 佐世保・サンダース
2       〃
3       〃
4 茨城直行便の出発地 福岡空港
5       〃
6       〃

華「二択ですか」

杏「そ、サンダース大付属に行くか福岡空港に行くか。
尤もサンダースの目を出しても福岡空港で乗り継ぎすることになるから結局は行くんだけどね」

麻子「4以下を出せれば直接ゴールが見えてくるんだな!?」

柚子「そういうことになりますね」

みほ「でもこれって直行便が出てる場所に行けるってだけですよね?
福岡空港を引けても茨城の目は1/6だったり、下手したら茨城の目自体が無いってこともありえるんじゃ……」

麻子「そんなことはないだろうな?」ギロッ

杏「まーそこら辺は私達がルールだからね」

優花里「順番通りに行くなら次は武部殿ですね」

麻子「沙織、1/2を引ける自信はあるか?」

沙織「任せてよ!あたしは1/6で横浜を引いた女なんだから!」

華「碌に観光も出来ませんでしたけどね」

沙織「それは華のせいでしょ!全く、何で危険って書いてある目を出しちゃうのよ」

みほ「沙織さん、信じています!」

沙織「ここはパパッと決めるね!……なぁ~に~が~で~る~か~な~、なぁ~に~が~」

麻子「そんな茶番はいいから早く振れ」


第七投目 沙織 天草・黒森峰編


沙織「何がっ、出るかなっ、何がっ、出るかなっ」ノビー

優花里「朝ということでラジオ体操風ですね!」

沙織「早くっ、ゴールに、帰ろうっ……ハイっ!」ポイッ

華「……>>155です」

麻子「」


1 飛行機と特急で 佐世保・サンダース
2       〃
3       〃
4 茨城直行便の出発地 福岡空港
5       〃
6       〃


00~16 = 1 
17~33 = 2 
34~50 = 3

51~67 = 4
68~83 = 5
84~99 = 6

安価 コンマ>>155

風に流れてきたのさ

第七投目 沙織 天草・黒森峰編


沙織「早くっ、ゴールに、帰ろうっ……ハイっ!」ポイッ

華「……5です」

沙織「ということは福岡空港!?」

麻子「沙織っ」ダキッ

沙織「どうよ麻子。あたしは持ってる女なのよ!」ギュー

優花里「流石は武部殿です!」

華「サイコロの女王ですね」

沙織「その呼び名はどうかな……」

みほ「問題はここから、せっかく沙織さんが作ってくれたチャンスをものにしないと……」


桃『5 茨城直行便の出発地 福岡空港。07:55分天草空港発AMX101便で08:30分福岡空港着。
所用時間35分移動距離126㎞。ゴールの兆しが、見えてきた』

番外編
西住みほの車長席たいくつレポート in黒森峰


みほ「本来であれば車長席というのは普通に座っていればいいものです。戦況に動きがあるとなればキューポラから身を乗り出して外を見ます」

優花里「いつもの西住殿のお姿であります」

みほ「しかし黒森峰時代はそうはいきませんでした。フラッグ車を務める事が多かった私は予備戦力として後方で待機する事が殆どだったのです。だから待機中はずっとこの退屈の姿勢でした」

みほ「ところが人間だんだん馬鹿になってくると足で搭乗員に悪戯をしてみたりします。この姿勢になるともう人間考える気はありません」

みほ「更に物足りなくなってくると、足は一体キューポラから出るのかなんてことをやってみたりします」

エリカ「こうなるともう人間ではないわね」

みほ「ところが現実問題私は偶にこうしていたのです。戦車で犬神家やってみたり操縦手の肩を足の指でマッサージしてみたり」

優花里「そうなると今は試合中だなどと言うのは――」

みほ「関係ありません。それよりかこの足が一体どこまでいくのかの方が私は気になるわけです」

みほ「……」 ←太ももで顔を挟んでみる

みほ「……」 ←天井のビスを足でなぞってみる

まほ「……やめさせろそれ」

08:30 福岡空港


優花里「あっという間の空の旅でしたね」

華「…………」

沙織「華がずっと黙ったままなんだけど」

みほ「次の順番が華さんだから、集中してるんだよ」

麻子「何しようが確率は変わらないぞ」

華「……では会長、ボードをお願いします」

杏「それがねぇ、えっと……何て言えばいいのか……」

麻子「おい、まさか茨城の目が無いんじゃ……」

杏「いや書くことは書いたよ?ただねぇ、ちょっと問題が……」


1 SKY4便 羽田
2 JAL306便 羽田
3 ANA289便 札幌
4 JAL3811便 静岡
5 ANA3189便 金沢
6 夢の直行便SKY836便 茨城 (ただし10時間後)

華「ゴールの目は6だけ……」

沙織「しかも10時間後ってどういうこと!?」

杏「調べたら茨城空港直行便は1日に1本しか出てないんだって」

沙織「これじゃゴールを引いても素直に喜べないよ……」

みほ「でも羽田が出ても十分帰れるんじゃない?」

杏「直接6を引くよりも1・2を出してそこから大洗を狙う方が利口じゃないかな」


第八投目 華 福岡空港編


優花里「五十鈴殿、狙い目は何ですか」

華「……6です」

沙織「6はどうかな!?直射じゃなくて1・2からの間接射撃の方がいいんじゃない?」

麻子「それより絶対出してはいけない目を除いた方がいいぞ。3・4・5は絶対に考えるな」

優花里「冷泉殿それは危険です。下手に意識すると却って出やすくなります!」

華「せーーーいっ!!」ポーイッ

4人「!?」


1 SKY4便 羽田
2 JAL306便 羽田
3 ANA289便 札幌
4 JAL3811便 静岡
5 ANA3189便 金沢
6 夢の直行便SKY836便 茨城 (ただし10時間後)


00~16 = 1 
17~33 = 2 
34~50 = 3

51~67 = 4
68~83 = 5
84~99 = 6

安価 コンマ>>165

撃て!

第八投目 華 福岡空港編


沙織「どこいったのサイコロ、あった。――6、6だよ!!」

みほ「ということは、私達帰れるんですね!」

麻子「!!」

優花里「流石はあんこうチームの頼れる砲手です!!」

華「……」シュウウゥゥゥ…

優花里「燃え尽きてますね……」

沙織「お疲れ様だよ華」ナデナデ

柚子「ですが……」

桃「福岡10時間コースだな」

沙織「いいよ!10時間たっぷり博多の街を観光しようよ!」


こうして私達は当初の目的通り(?)観光を存分に楽しみ、その日の夜の20:30分には茨城空港に辿り着くことが出来ました。

ナカジマ「あんこうチームの全国戦車道の旅、いかがだったでしょうか?最後は華さんが華麗に決めてくれましたね。流石は大洗の誇る名砲手です」

ツチヤ「しかしいいですね~旅。私達も戦車で日本一周とかやりません?」

ホシノ「いいなそれ!ポルシェティーガーで日本一周、何日くらいかかるだろうな?整地で時速35kmだから――」

スズキ「いやそんなの許可が降りるわけないだろ。それに私達が居なくなったら誰が戦車を整備するんだ」

ホシノ「そこはホラ、生徒会に「大洗女子戦車道の宣伝のためとか適当な言い訳してさ、その分の出席日数とか単位とか免除してもらって」

ナカジマ「面白そうだね。次回、まあ恐らくこんな馬鹿げた企画に次があるとは思えないけど、もしもがあるならその時は是非やってみたいね」


ED 1/6の夢旅人2002

以上であんこうチームのサイコロの旅はお終いです。
お付き合い頂いた方本当にありがとうございました。
実はまだ知波単・サンダース・プラウダ・アンツィオに寄った際のストーリーもあるんですが、それらも後日様子を見て投下していきたいと思っています。

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