【異世界転生】神「チート能力あげるからちょっと異世界救ってよ」俺「任せろ」 (8)

俺「」チーン


俺は死んだ。
衛生管理が徹底されている現代日本出身の俺には、この中世ヨーロッパ風味なファンタジー世界はとても耐えられなかったのだ。
最初の街に付いた途端、そこら中から漂う排泄物による強烈な悪臭によって鼻を潰され
さらに抗体を持たない異世界独自の未知の感染症にかかると全身から血を吹き出しながら1日と持たず絶命したのだった。
神から授かったチート能力もバクテリアや細菌などのミクロなキラーマシーン相手には無力であった……。

更に俺の死体から流出した地球の細菌やウィルスが今度はこの異世界の人間たちに感染し始めた。
俺がこの世界の病原体に抗体を持っていなかったように、この世界の人間たちも地球の病原体に対して一切抵抗する事が出来なかった。

やがて、この異世界から1つの国が一月の間に滅亡した。
異世界を救いに行った俺は、結果として異世界に破壊と恐怖を撒き散らしたのだった……。




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