アニ事変 (29)

進撃ss
おそ松さん『一松事変』のパロです
アニのキャラ崩壊注意


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1457755440

女子寮 とある部屋


ガチャ

アニ(あぁ、疲れた……)

アニ(暑くてやってられない)

アニ(休暇日にも対人格闘の練習とか…あいつにかまうのもほどほどにしないとね)

クリスタ「…すぅ……すぅ……」

アニ(クリスタ……?)

アニ(いくら暑いからって…下着姿で寝るのはどうかと思うよ…)

アニ(クリスタのシャツ……)

クリスタ「…すぅ……すぅ……」

アニ(確か私とクリスタって、身長同じくらいだったよね…)

クリスタ「……」スヤスヤ

アニ(私でも着れるのかな…?)

アニ(着れた……)

アニ(ちょっと胸のところがキツイ気がするけど)

アニ(それにしても…)

クリスタ「……」スヤスヤ

アニ(クリスタ、本当によく寝てるね)

アニ「……」ジーッ

クリスタ「……」スヤスヤ

アニ(クリスタの前髪って…)

クリスタ「……」スヤスヤ

アニ(うん。こういう分け目かな)カガミ シゲシゲ

アニ(ピンで止めたい)キョロキョロ

アニ「………!」

アニ(この青い花のやつかわいい。これにしよう)ヒョイッ

アニ(髪を下ろして…っと)バサッ

アニ「……」カガミ シゲシゲ

アニ「……」カガミ シゲシゲ

アニ(…こう、目尻を下げて)グイッ

アニ(…ニコッと笑えば)ニタァ

アニ「…さ、『最悪なことにならなくて』…」

アニ「『ほんとに良かった』…」

アニ「……」カガミ シゲシゲ

アニ(すごい。私、どう見てもクリスt…)ガチャ

ユミル「あー! レポートやっと終わったー!」

アニ「」

ユミル「あのクソメガネ教官、どんだけレポート出してんだよ」

アニ(ま、まずい! どうすれば!)

ユミル「いくら休暇日だからって、2日で最低30枚はねぇだろ」

アニ(こんな真っ昼間に戻ってくるなんて!)

ユミル「普段から厳しい訓練してるんだから、休暇日ぐらいちゃんと休ませろって話だよな」

アニ(しかも相手はあのユミル。こんなことしてるのがバレたら、あっという間に兵舎中に……!)

ユミル「…お前もそう思うだろ?」

ユミル「クリスタ」

アニ「…え?」

アニ(…あ……)

アニ「…そ、そうだね。レポート、ほんとに大変だよね!」

アニ「でもクソメガネ教官とか言っちゃダメだよユミル」

アニ「レポートもわたしたちのことを思って出してるんだと思うよ」

ユミル「……?」

アニ「………」

アニ(やっぱりダメだった……!?)

ユミル「…ったく、ほんとにクリスタはエラい子ちゃんだなー」アタマポンポン

アニ「え…へ、へへへ…」

アニ(やったぁぁぁぁぁぁ!騙せたぁぁぁぁぁ!!!!!)

アニ(私のことクリスタだって思ってるんだ!)

アニ(私は女神!私は女神!私は女神!私は女神!私h……)

ユミル「でもどうしたんだその声。いつもと違くないか?」

アニ「」

アニ「…あ、いや……」

ユミル「ひょっとして風邪か?」

アニ「そ、そうなの風邪なの風邪!」

アニ「ちょっと声が低くなっちゃって」ゴホッゴホッ

ユミル「あとなんか背が伸びてないか?」

アニ「!わ、わたしだって成長するもん!」

ユミル「胸もデカいし」

アニ「そこも成長したの!////」

ユミル「風邪引いたのにか?」

アニ「風邪とは関係ないよっ!」

ユミル「あと、厨二的オーラと友達いないオーラと、SS界のツンデレキャラ的な雰囲気を感じるんだが」

アニ「そ、それは気のせいだと思うよユミル~~っ」ゴホッゴホッゴホッ

ユミル「…ほんとにクリスタか?」

ユミル「なーんか様子が変だな」ジッ…

アニ「え…あ……」アセッ

アニ「も、もうユミルってば~! 変なこと言わないの!」ニタァ

ユミル「…笑顔が怖いぞクリスタ」ゾクッ

アニ「…風邪なのぉ~!」ゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッゴホッ

アニ(そんなぁ~! 正しいクリスタのやり方が分からない! いや正しいクリスタのやり方って何だ!)

ユミル「なーんかいつもと違うなぁ」

アニ「ななな何を言ってるのユミル? わたしはクリスタだよ! …そうだ! サシャに朝とっておいたパンをあげなくちゃ。昨日教官に夕食抜きにされてたでしょ? いくら朝食べたとは言え、きっとサシャには足りないと思うの」

アニ「あと水組みも手伝ってあげないと! もうサシャ三日連続だし……」

ユミル「……なぁ」

アニ(って聞いてないのか!)

ユミル「こいつ、誰だ?」ベッド ユビサス

アニ「」

アニ「え、あ、あ……えと……」

ユミル「あぁ~、アニか」

アニ「そう。アニだよ」

ユミル「パーカー脱いで寝てやがるぜ。こいつも大胆なことするんだな」

ユミル「おーい! アn…」 アニ「ちょーっちょっちょ!」

ユミル「何だよクリスタ」

アニ「起こしちゃダメだよ! こんなに気持ちよさそうに寝てるんだよ?」

アニ「きっとアニだっていろいろ疲れてるんだと思うし…」

ユミル「でも下着姿じゃこいつも風邪h…」 アニ 「ふん!」ゲシッ

ユミル「…ってぇ! 何するんだよ! そんなに悪いことか!?」スネヲサスル

アニ「…とにかく、起こしちゃダメだからね?」ゴゴゴゴゴ・・・

ユミル「わ、分かったよ…」

アニ(はぁ~……)

アニ(何とかベッドからは離れてくれた…)

アニ(どうしたらいい? 今すぐ逃げたい!)

アニ(でもユミルを残しては行けないし…)

ユミル「それにしてもアニの奴…」

ユミル「また今日もエレンの自主練に付き合ってやってたらしいぜ」

アニ「え、そ、そうなの?」

ユミル「あぁ。あの二人、対人格闘の訓練の時には毎回ペア組んでるのにな」

ユミル「休暇日にもやってるとは…こりゃアニの方にその気があるとしか思えないな」ニヤリ

ユミル「兵舎内でもかなりこの話は広まってるみたいだぜ?」

アニ(私と死に急ぎ野郎はそういうのじゃないし!)イライラ

アニ(あんな奴のこと好きになるわけないだろ!)イライライラッ

アニ「わたし、そういう噂ってあんまり良くないと思うな」

アニ「それが本当の話かどうかって、よく分からないし……」

アニ「あんまり鵜呑みにしない方がいいと思うの」

ユミル「? どうしたんだクリスタ。この手の話にはくいつくと思ったんだが…」

アニ(しまったぁぁぁぁぁ! クリスタは結構色恋沙汰の噂は好きなんだったぁぁぁ!)

アニ(詳しく話を聴いた方が良かった…? いや、やっぱり良くない!)

アニ「い、今は! そういう話をしたい気分じゃないというか…」

ユミル「気分? 気分なんてあるのか? 話をするのに」

アニ「ユミルにもあるでしょそういうの!」

ユミル「…へいへい。今の女神様はご機嫌がよろしくないようだな」

アニ(本当に何だかんだ言ってクリスタに甘いんだね…)

ユミル「そういやクリスタ」

ユミル「お前、そのピン着けてくれてるんだな」

アニ(ピン…あぁ、この青い花のやつのこと?)

アニ(『着けてくれてる』って言ってるところからして、ユミルが買ったものだね)

アニ「当たり前だよ~! せっかくユミルが買ってくれたものだもん」

ユミル「ははは。似合ってるぞ」

アニ「ありがとう」

ユミル「…それで、ちょっと頼みがあるんだが…」

アニ「なぁに? ユミルの頼みなら何でも聞くよ」

ユミル「そのピン、ちょっと私に貸してくんねぇかな?」

アニ「え」

アニ(このピンをはずしたら、前髪が元に戻る!)

ユミル「いや買ったの自分だしな、試しに一回付けてみたかったんだよ~」ハハハ

アニ(まさかユミルが恥ずかしげもなくこういう要求をしてくるなんてね…)アセ ダラダラ

ユミル「……クリスタ? なんかすごい汗だぞ…? 大丈夫か?」

アニ「……っく……」

アニ(…もう正直に言おうレオンハート)

アニ(クリスタのシャツが着られるかどうか気になって、それがエスカレートしてクリスタコスしたと正直に……!)

ユミル「…なぁ、どうしたんだ?」

アニ「……じ…」

アニ「実は………」

アニ「もしかしたら、風邪で熱があるのかも……」

ユミル「! そうなのかクリスタ! それは大変だ!」←アニのおでこに手を当てる

アニ(…言えない! 言えるわけなーい!)

アニ(っていうか今ここで正直に言えるくらいならもうとっくに言ってる!)

ユミル「うーん。熱はなさそうだな。…でも汗をかいてるなら着替えたほうがいいな」

ユミル「ほらクリスタ、一旦服脱げ」

アニ「え!? そんな大丈夫だから」

ユミル「大丈夫じゃねぇだろ」

アニ「大丈夫!」

ユミル「その汗だぞ?」

アニ「いいって!」

ユミル「体冷えるから」

アニ「嫌だ!」

ユミル「何で!」

アニ「恥ずかしい!」

ユミル「何で恥ずかしいんだよ!?」

アニ「…………ユミルが……」

アニ「ユミルが好きだからだよ!」

ユミル「………は………」

ユミル「へ?」

アニ「最近そっちに目覚めて、気づいちゃったんだよ」

アニ「ユミルのことが、そういう意味で好きなんだって……」

アニ「だから、ユミルの前で薄着になんてなったら……」

ユミル「え…ほ、ほんとか?」

アニ「…嘘じゃ、ないよ?」ウルウル

ユミル「」

ユミル「…………………」

ユミル「クリスタァァァァァァァァァァッッッ!!!!!」ガバァッ

アニ「…わっ!……」

ギュウッ

ユミル「そうかそうか! 私のことが好きか!」スリスリ

ユミル「やっぱり結婚しよう! 今すぐ式を挙げよう!」スリスリスリ

アニ「…ゆ、ユミルぅ~……」

アニ(限界だ……。何で私こんな嘘を……!!)

アニ(もう助かる道は、ユミルを一刻も早く追い出すしかn……!)

アニ「!!!!……はぅあ……!」

クリスタ「……う………うう~ん…」オキアガル

アニ(嘘だ……! 嘘でしょ……!?)

ユミル「クリスタ、早速だが式場h……」 アニ「ふんっ!!!!」ドコォッ

ユミル「」

クリスタ「……ふぁ~……」メ コスル

クリスタ「………………ん?」

クリスタ「……んえぇぇぇぇ!?」

アニ「」

クリア二「…………………………!」

クリスタ(えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?)

アニ(えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?)

クリスタ(えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?)

アニ(えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?)

クリスタ(えぇ!?)

アニ(えぇ!?)

クリスタ(えぇ!?)

アニ(えぇ!?)

クリア二(うわぁぁぁぁぁぁ………!)

アニ「」シロメ

アニ(終わったぁぁぁぁぁ…!)

クリスタ(ど、どうなってるの!? どうしてアニがわたしの恰好を?)アタフタ

クリスタ(…これは、アニのパーカー?)

クリスタ(も……もしかして!!)

ユミル「…いててててて。参ったなぁ」タチアガル

ユミル「お前いつの間にこんなに強く……って!」

ユミル「お~い!!!」

アニ「」シロメ

ユミル「……なんか、灰になっちまった」

ユミル「おぉ! 起きたのかアニ」

アニ(……はっ……!)

クリスタ←パーカー&横分け前髪+シニヨン

クリスタ「…あぁ。よく寝た」

アニ(クリスタァァァァァァッッ!!!)

アニ(クリスタクリスタクリスタァァ!!)

アニ(何この子! 私に化けてこの場を収めるつもり? 神様!? 女神なのこの子!? 逆にひどいぃぃ!)

クリスタ「……まだ眠いね」←ファイティングポーズ

ユミアニ「!!」

アニ(でも私のマネ下手すぎ!)

ユミル「何だよ? そのキャラ」

クリスタ「あ、いや…今後は、こういう感じでいこうかと思って…」ニコニコ

ユミル「…そうなのか」

アニ(勝手な宣言しないで! 私こんなキャラ背負うの絶対に嫌だ!)

ユミル「なぁアニ。随分気持ちよく寝てたみてぇだが、お前はレポート終わったのか?」

クリスタ「え!? ……え、あ、んと……」

クリスタ「まだ、終わってない」

アニ(終わってるよ!)

クリスタ「実は、アn……じゃなかった。クリスタに真面目な話があるから、席外してくれない?」

ユミル「は? 何だそれ」

アニ(まさか……ユミルを遠ざけて私を助ける気なの!?)

アニ(ほんとに何なのこの子の優しさ!!)

アニ(私も今日からクリスタ教に入信するよぉぉぉぉぉぉぉ!!!!)

ユミル「……なんか、今日のお前ら変だぞ?」ガチャッ

ユミル「じゃぁな」バタンッ

クリスタ「…………………」

アニ「…………………」

クリスタ「えぇと……アニは、何をしているのかな?」

アニ「別に……。とにかく、このことは誰にも言うんじゃないよ」ゴゴゴゴゴ・・・

クリスタ「う、うん……」(顔怖い……)

クリスタ「とりあえず、着替えようか?」

アニ「あぁ。そうだね」

クリスタ「ちょっ……アニ! そんなに慌てなくてm………きゃぁぁぁぁぁ!」

ドッシーンッッ‼‼‼

ユミル(!? クリスタの悲鳴!?)ガチャッ

クリスタ「………………」←上半身下着

アニ「………………」←上半身下着&クリスタを押し倒している

ユミル「」

ユミル「クリスタァァァァァァァァッッッ!!!!」ガバァッ

終わりです
書き留めていたので一気に投下した
そしておそらくこのユミルは気づいている

ありがとうございました

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