【オリロンパ】矛盾の希望とコロシアイ洋館生活【安価】【三段目】 (321)

*安価作成キャラによるオリロンパです。

*ダンガンロンパシリーズのネタバレがあります。

*舞台はオリジナル【洋館】です。

*当然の事ながらオリキャラとなりますのでご注意ください。

*前々スレ〔prolog~CASE.1〕
【オリロンパ】矛盾の希望とコロシアイ洋館生活【安価】
【オリロンパ】矛盾の希望とコロシアイ洋館生活【安価】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1451827818/)

*前スレ〔CASE.2〕
【オリロンパ】矛盾の希望とコロシアイ洋館生活【安価】【二部屋目】
【オリロンパ】矛盾の希望とコロシアイ洋館生活【安価】【二部屋目】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1453643688/)

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1456231120

〔名簿〕

・男子

・伊勢 実(イセ ミノル)
・才能…〈超高校級の???〉
・身長…179cm
・胸囲…87cm
・キーワード
〔主人公〕…原則的に被害者にもクロにもならない。
〔完全記憶能力〕…一度見たり聞いた事は忘れない。
〔リーダーシップ〕…みんなを引っ張る統率力が高い。
〔前向きなイケメン〕…物事を前向きに捉える。しかもイケメン。

・東 夕人(アヅマ ユウト)
・才能…〈超高校級の幸運〉
・身長…176cm
・胸囲…84cm
・キーワード
〔幽愁暗恨〕…誰も知らない深い憂い、恨みを抱えている。
〔神仏眼鏡〕…表面的にはまるで神や仏のような人物。眼鏡をかけている。
〔猪突猛進〕…目標に向かって一心に突き進む。

・ダヴィデ・エピメニデス
・才能…〈超高校級のモデル〉
・身長…194cm
・胸囲…90cm
・キーワード
〔心は女性〕…立派な男ですが心は女性。
〔真面目とふざけて盛り上げる場面のオンオフがしっかり出来る〕…空気を読むのが上手く、オンオフも問題なし。
〔ナルシスト〕…自分が大好き。

・天童 昴(テンドウ スバル)
・才能…〈超高校級の執事〉
・身長…159cm
・胸囲…70cm
・キーワード
〔中性的な顔立ちで優しく真っ直ぐな性格〕…彼の顔立ちと性格は周りに好印象を与える。
〔コーヒーソムリエ〕…コーヒーにはちょっとうるさい。
〔親切〕…困った人は放っておけない。

・符流 ケン(フリュウ ――)
・才能…〈超高校級のピアニスト〉
・身長…199cm
・胸囲…78cm
・キーワード
〔かなりの長身〕…二メートルに行くかという長身。
〔孤高〕…群れようとしない。
〔オペラ口調〕…歌うように喋る。

・百鬼 勇次(ナキリ ユウジ)
・才能…〈超高校級のテニス部〉
・身長…183cm
・胸囲…91cm
・キーワード
〔ヤンキー〕…柄が悪く口調も荒い。
〔推理力抜群の天才〕…ヤンキーだからといって推理力が低いわけじゃない。
〔天才ですから〕…テニスも上手い、推理力も高い。だって自分は天才だから。

・奥寺 軌跡(オクデラ キセキ)
・才能…〈超高校級のプロデューサー〉
・身長…143cm
・胸囲…68cm
・キーワード
〔仲間を信じる真っ直ぐ素直な奴〕…仲間を信じて疑う事を知らない。
〔適材適所〕…プロデューサーらしく采配が得意。
〔泣き虫で守ってあげたくなる小動物系〕…よく泣くがそれが周りに庇護欲を湧かせる。

・月ヶ瀬 流行(ツキガセ ハヤリ)
・才能…〈超高校級のクラッカー〉
・身長…187cm
・胸囲…83cm
・キーワード
〔露悪趣味〕…自分が犯罪者である事を隠そうとしない。
〔喫煙者〕…煙草を愛用するヘビース

・女子

・甲羅 洋子(コウラ ヨウコ)
・才能…〈超高校級の修理屋〉
・身長…167cm
・胸囲…87cm
・キーワード
〔短気〕…怒りっぽく我慢を知らない。
〔骨フェチ〕…骨に性的興奮を覚える。
〔人を芸術的に壊したい〕…修理屋の心の底の願望。対象はあくまでも人。

・姫島 在留(ヒメシマ アルル)
・才能…〈超高校級の脇役〉
・身長…158cm
・胸囲…78cm
・キーワード
〔無口かつ無敵〕…基本的に喋らない。故に敵も作らない。
〔プロ意識〕…あくまで脇役に徹しようとする。
〔アイデアマン〕…たくさんのアイデアを持っている。でも脇役なので言わない。

・一里塚 ニコ(イチリヅカ ――)
・才能…〈超高校級の漫画家〉
・身長…181cm
・胸囲…73cm
・キーワード
〔ハッピーエンド主義〕…彼女の辞書にバッドエンドの文字はない。
〔夜行性〕…完全な夜型人間。夜になると張り切り出す。
〔見た目は爽やかなイケメン〕…女の子にモテる女の子。本人はかなり気にしてる。

・紫乃 美月(シノ ミヅキ)
・才能…〈超高校級の霊能力者〉
・身長…161cm
・胸囲…102cm
・キーワード
〔性欲が高まると霊能発動〕…霊能力の使用のためには性的興奮が必要になる。
〔男が喜ぶことを熟知している男好き〕…男が大好きで喜ぶ事もよく知っている。
〔隠れビッチ〕…あくまで霊能力のためと見せかけてただ単に男好きなだけ。

・祭田 結奈(マツリダ ユナ)
・才能…〈超高校級の花屋〉
・身長…139cm
・胸囲…70cm
・キーワード
〔メルヘンチック〕…まるで童話に出てきそうな雰囲気を持つ。
〔天然〕…少しばかり浮き世離れした言動をする。
〔印象派〕…花を飾る時周りの光や空気を重視する。

・駆祭 はやて(カケマツリ ―――)
・才能…〈超高校級のレースクイーン〉
・身長…174cm
・胸囲…83cm
・キーワード
〔ドS〕…サディスト。精神的にいたぶる事が好き。
〔テンションが上がると脱ぐ〕…テンションが上がると脱ぎ出す。そこからさらにいたぶる事も。
〔綺麗な薔薇には棘がある〕…相当な美人だが迂闊に近付くと痛い目に遭う。

・中後 直巳(ナカウシロ ナオミ)
・才能…〈超高校級の鑑定士〉
・身長…160cm
・胸囲…80cm
・キーワード
〔器用〕…作業も人付き合いも器用にこなす。
〔守銭奴〕…お金が大好きでお金が絡むとかなり厳しい。
〔五感が鋭い〕…五感が人より鋭い。本人は鑑定に役立つとご満悦。

・野場 夕貴(ノバ ユウキ)
・才能…〈超高校級の冒険家〉
・身長…166cm
・胸囲…85cm
・キーワード
〔不潔〕…着替えないし野宿も多いため不潔。
〔博識〕…様々な知識を持つ。
〔ビッグマウス〕…大口をたたく。そしてやかましい。







CASE.3〔走り出した絶望は止まる事を知らず〕(非)日常編






伊勢「……一里塚君、洋子君。夕貴君の様子は?」

一里塚「泣き叫んでまともに話も出来ないよ……」

甲羅「一応暴れた時の怪我はしたけどよ、オレには心の修理までは出来ねえしな……」

伊勢「そうか……色々と手間をかけさせてしまった。今日はもう休んでくれたまえ」

一里塚「伊勢君はどうするの?」

伊勢「中後君の様子を見に行ってくる」

甲羅「今からかよ?」

伊勢「なるべく早く解決したいからな……」

中後君は殺人を計画し、実行してしまった。
最後の最後、東君の計画で塗り替えられたが……きっと周りの心証は良くないだろう。

伊勢「もしコロシアイが起きた時……次は中後君が狙われる可能性が高い」

中後君の話を聞き、これからを考えなければ……

【中後の部屋前】

伊勢「中後君、僕だ。開けてもらえないだろうか」

…………

伊勢「中後君。もう寝ているのかね?」

伊勢「……」

応答はなし、か。

まさか……

伊勢「モノクマ」

モノクマ「はいはい、何でしょう!」

伊勢「中後君の部屋の鍵を開けてもらえないだろうか」

モノクマ「ちょっと何言ってんのさ!コロシアイも起きてないのに開けられるわけないでしょうが!」

伊勢「そうか、中後君は無事か」

モノクマ「あっ!それのためにボクを呼んだわけ!?」

伊勢「そうだが何か問題があるだろうか」

中後君の無事は確認できた……一度部屋に戻ろう。

モノクマ「ちょっと本当にそれだけのため……」

モノクマ「ムキー!」

【伊勢の部屋】

伊勢「……」

ダヴィデ君がいなくなった以上、朝食を紫乃君だけに任せる事になる……
しかし食事に毒が使われた以上、一人だけに任せて疑心暗鬼が起きるのは避けたい。

伊勢「明日から僕も参加しなければならないな」

それと中後君と夕貴君の様子に、見回り……おそらく明日には三階が解放されるからその調査……

伊勢「やる事は山積み……」

今まで以上に、忙しくなりそうだ……

【十二日目】

ピンポーンパンポーン…

モノクマ「七時です!七時です!」

モノクマ「生きてたらおはよう!死んでたらさようなら!」

モノクマ「オマエラはどうかなー?うぷぷぷぷぷぷぷぷぷ……」

伊勢「紫乃君、おはよう」

紫乃「実様?」

伊勢「一人でやらせるのも問題が生じる。今日から僕も朝食を作ろう」

紫乃「それは助かりますけれど……」

伊勢「それでは始めよう。今日は……」


…………


甲羅「あん?これミノルが作ったのか?」

伊勢「口に合わなかっただろうか?」

甲羅「いや、そういうわけじゃねえけどよ……」

伊勢「……」

一里塚君と夕貴君、中後君が来ていないか……

伊勢「ふむ……」

先ほど三階への階段が通れるようになったのは確認済み。
まずは調査を優先させるべきか……


>>2-5から二人まで調査の同行者を選んでください。

死亡メンバーと一里塚、野場、中後は選べません。

↓二

甲羅 紫乃

明日早いので今日はここまでで。

テンプレ忘れとるで

2スレ目の284が不正行為について言及してたので、不正行為の調査結果を解説と共に投下していく。名付けて、
~奥寺厨の軌跡 第一回目~
まず初めに、奥寺厨は少なくとも末尾OとOと0の三台を持っている。主に末尾OとOの二台を使って二レス連続で投下して安価を取得し、終わったらIDを変えて次の人物安価まで待つのが基本パターン。実際にスレを見てみる。
>>13-14ksk→奥寺。この間、約2秒。冒頭の始めの安価でいきなり登場してるね。次。
>>18奥寺厨の優先順位は奥寺→天童→祭田の順なんだけど、祭田は奥寺と絡ませるときくらいであまり安価に登場させてこない。そこまで祭田に興味ないものと思われる。つまりこの安価は奥寺厨のものではない。次。
>>20-21奥寺→奥寺。末尾OとO。しかも>>19が投下されてから>>20が埋まるまで23秒。そして2秒後に奥寺。露骨だね。次。
>>24はい来た天童。しかも>>21とID同じ。でも>>23は奥寺厨ではない。次。
>>100自己紹介を終えて探索メンバー。奥寺。ここでは天童を探索メンバーに入れることができなかったため、特に不正はしていない。次。
>>125-126ksk→奥寺。末尾Oと0。>>124が投下されてから埋まるまで40秒。そして7秒後に奥寺。7秒といつもよりかかりすぎて奥寺厨かわかりにくいが、40秒でkskする奴はいない。次。
>>169-170祭田、天童→すばる(天童)。末尾Oと0。>>168が投下されてから埋まるまで14秒。そして1秒未満で天童。どうみてもおかしい。次。
>>176-177東→奥寺、祭田。末尾OとO。16秒かかっているから遅めだが、>>177>>169とID同じだから奥寺厨の犯行。ついに人物の連続安価取得にまで手を出し始めた。次。
>>233-235奥寺の安価に挟まれているが、>>233の末尾はoのため奥寺厨ではない。次。
>>260-261祭田、東→すばる、奥寺。末尾OとO。この間1秒。奥寺厨は天童を「すばる」とひらがな表記する傾向がある。次。
>>295-296すばる→符流、奥寺。末尾OとO。>>294が投下されてから埋まるまで26秒。7秒後に符流、奥寺。チップ動機発表後の初めての安価がこれ。次。
>>303-304すばる→天童。末尾OとO。>>302が投下されてから埋まるまで19秒。2秒未満後に天童。動機発表後はクロ回避のために奥寺と天童のコミュを取っておきたかったんだね。連取りしてんじゃねえよ。つい>>307の書き込みをした。次。
>>545-546生き残りメンバーの様子確認。間に合ってない。安価くるとは思わなかったんだね。次。
>>559-560奥寺、祭田ちゃん→奥寺が1番好き。だって。以上。

~コラム:奥寺厨の軌跡 どうして奥寺厨は奥寺にこだわるのか~
名前が採用されたから。
特急五スレ目856-857。ksk→奥寺 軌跡(おくでら きせき)〔仲間を信じる真っすぐ素直なやつ〕。855が投下されてから埋まるまで11秒。1秒後に奥寺。
あと祭田の名前も採用されてる。879-880。天然→祭田 結奈(まつりだ ゆな)〔印象派〕。879がキーワードのみでIDが856の奥寺のkskと同じ。そして奥寺と祭田の採用IDはどちらも他に書き込みのない単発ID。
~どうして天童にもこだわったのか~
奥寺と天童のキーワードには共通点がある。
857奥寺 軌跡(おくでら きせき)〔仲間を信じる真っすぐ素直なやつ〕
810星見 大翔(ほしみ ひろと)〔中性的な顔立ちで優しく真っ直ぐな性格〕
どちらにも「真っすぐ」が含まれる。あとキーワードが長い。857も810も単発ID。主人公的な活躍を期待してるんだろうね。
ID変えてる末尾OとOは書き込み数がないor少ないもので特定できたけど、末尾0はID変えられないみたいだからどれなのか特定できなかった。以上。
今回の軌跡はここまで。

開始します。

伊勢「三階には何が待っているのか……」

甲羅「……」

紫乃「あの、実様も洋子様も顔色が優れませんが……」

伊勢「ふむ……色々あるからな」

しかし洋子君も?

甲羅「なんでもねえよ、別に……」


【三階ホール】

階段を上がると青色から黄色にカーペットの色が変わる。

伊勢「四階への階段あり……か」

甲羅「二階と階段の部屋とこのホールは変わんねえな」

紫乃「ですが、部屋は二つのようですね……」

伊勢「プールが三階までの高さだからだろう」

さて、正面と右……どちらの部屋を調べるとしようか。

一…正面の部屋
二…右の部屋

↓二

2

伊勢くん、過労死はクロでも被害者でもないんやで…

【演奏室】

伊勢「ここは……演奏室というのか」

甲羅「大量に楽器がありやがるな」

ギター、ドラムからハープにバイオリン……大量の楽器が所狭しと飾られている。
特に目を引くのは部屋の一番奥にある演奏用だろう舞台、そこに鎮座するグランドピアノ。

紫乃「あのピアノを見たら、ケン様が目を輝かせそうですね」

伊勢「彼はピアノが弾けない事にストレスを感じていたようだからな」

これで少しでも彼の精神状態が落ち着くといいのだが……

甲羅「いてっ……!ピアノ線で指切っち……」ポタッ

甲羅「…………」

伊勢「洋子君、怪我をしたのかね?」

甲羅「……!」

伊勢「洋子君?」

甲羅「お、おう!舐めときゃ治るからよ……」

【娯楽室】

もう一つの部屋は娯楽室のようだ。

ビリヤード台やダーツ、各種テーブルゲーム、スロットまである。

ジュークボックスからは穏やかな雰囲気の曲が流れているようだ。

甲羅「あん?」

伊勢「どうしたのかね、洋子君」

甲羅「なんかリモコンがありやがるんだけど……壊れてんな」

洋子君の手には手のひらに収まるほどの大きさのリモコンが握られている。
ふむ、三つのボタンがあるようだが……確かに押しても何も起きないな。

甲羅「こりゃ、オレの出番だな」

紫乃「お直しになるのですか?」

甲羅「あたりめえだ!こういうの放置すんのスッゲエ気持ち悪いしよ!」

伊勢「ふむ、ならば洋子君にそのリモコンは任せよう」

甲羅「おうよ!」

何かしらの手がかりに繋がる物ならば、いいのだがな。

【大食堂】

伊勢「調査に関しての報告は以上だ」

一里塚「リモコンかぁ……直りそうなの?」

甲羅「誰に言ってんだ。直す事に関しちゃ、このオレに任しときな」

月ヶ瀬「キハハ、符流がいねえのは演奏室に行ったからかぁ」

姫島「さっき見かけたけど……スキップしてた」

紫乃「ケン様がスキップ……?」

伊勢「ふむ……符流君に関しては好きなようにさせておこう。それより話さなければならない事がある」


伊勢「百鬼君、先ほど奥寺君に聞いたが中後君を拘束したそうだな?」

百鬼「……けっ」

奥寺「……」

祭田「キセキ……」

伊勢「君を糾弾する気はない。だが中後君の部屋の鍵は渡してもらえるだろうか」

百鬼「ああ?糾弾する気はねえ?」

奥寺「な、なんでですか!こんなの中後さんが……」

伊勢「してしまった事は変えられない。ならば今は中後君と皆の距離を置くべきだろう」

伊勢「これ以上のコロシアイを防ぐためにも」

奥寺「伊勢さんは中後さんがまたやるって、思うんですか?」

伊勢「……僕が恐れているのはむしろ逆なのだがな」

紫乃「直巳さまが殺される……という事でしょうか?」

伊勢「中後君の行動は多かれ少なかれ不信感を植え付けたはずだ」

伊勢「そんな彼女が普通に出歩いていた場合、冷静に話ができる者は少ないだろう」

伊勢「故に今は……僕が彼女と話すようにしよう」

百鬼「……ちっ、わかったよ。ほら、中後の部屋の鍵だ」

伊勢「すまない」

【中後の部屋】

中後「……」

中後君は左手にかけられた手錠でベッドに繋がれていた。
その顔は泣き腫らしたのか、憔悴しきっている。
自分の行動が結果的にダヴィデ君と東君の氏をもたらした……そう考えていたのだろうか。

伊勢「中後君、今それを外そう」

中後「伊勢君……いいよ」

伊勢「むっ?」

中後「本来なら殺されたっておかしくない。ボクのした事はそれぐらい重いんだ」

中後「今思えば、なんであんな事が出来たのか不思議でしょうがないよ」

伊勢「しかし不便ではないだろうか?」

中後「それも罰だよ……あまりに軽い罰」

伊勢「……わかった。今は君の意志を尊重しよう」

中後君の前に食事のお盆を置く。
右手は使えるのだから、食べられないという事はないはずだ。

伊勢「時間が経ったら取りに来よう」

中後「うん……ありがとう伊勢君」

中後君の声に手を上げて応え、扉を閉める。

伊勢「次は……野場君か」

【野場の部屋】

夕貴「…………」ガタガタ

伊勢「ふむ……」

夕貴「ひっ!?」

少し声を出しただけでこれとは……野場君が彼女を守るために産み出された人格なのも頷けるな。
そして彼女はその支えをいきなり失った……恐怖に震えるのも無理はないだろう。

伊勢「食事を持ってきたのだが……」

夕貴「いり、いり、いりません……何も食べないのは、な、慣れ、慣れてます……」

それは慣れるような事ではないと思うのだが……

伊勢「ならば置いておくから気が向いたら口をつけてほしい」

夕貴「…………」ガタガタ

前途多難、だな。

本日はここまでで。

お疲れ様、次回もよろしく

2スレ目の284が不正行為について言及してたので、不正行為の調査結果を解説と共に投下していく。名付けて、
~奥寺厨の軌跡 第一回目~
まず初めに、奥寺厨は少なくとも末尾OとOと0の三台を持っている。主に末尾OとOの二台を使って二レス連続で投下して安価を取得し、終わったらIDを変えて次の人物安価まで待つのが基本パターン。実際にスレを見てみる。
>>13-14ksk→奥寺。この間、約2秒。冒頭の始めの安価でいきなり登場してるね。次。
>>18奥寺厨の優先順位は奥寺→天童→祭田の順なんだけど、祭田は奥寺と絡ませるときくらいであまり安価に登場させてこない。そこまで祭田に興味ないものと思われる。つまりこの安価は奥寺厨のものではない。次。
>>20-21奥寺→奥寺。末尾OとO。しかも>>19が投下されてから>>20が埋まるまで23秒。そして2秒後に奥寺。露骨だね。次。
>>24はい来た天童。しかも>>21とID同じ。でも>>23は奥寺厨ではない。次。
>>100自己紹介を終えて探索メンバー。奥寺。ここでは天童を探索メンバーに入れることができなかったため、特に不正はしていない。次。
>>125-126ksk→奥寺。末尾Oと0。>>124が投下されてから埋まるまで40秒。そして7秒後に奥寺。7秒といつもよりかかりすぎて奥寺厨かわかりにくいが、40秒でkskする奴はいない。次。
>>169-170祭田、天童→すばる(天童)。末尾Oと0。>>168が投下されてから埋まるまで14秒。そして1秒未満で天童。どうみてもおかしい。次。
>>176-177東→奥寺、祭田。末尾OとO。16秒かかっているから遅めだが、>>177>>169とID同じだから奥寺厨の犯行。ついに人物の連続安価取得にまで手を出し始めた。次。
>>233-235奥寺の安価に挟まれているが、>>233の末尾はoのため奥寺厨ではない。次。
>>260-261祭田、東→すばる、奥寺。末尾OとO。この間1秒。奥寺厨は天童を「すばる」とひらがな表記する傾向がある。次。
>>295-296すばる→符流、奥寺。末尾OとO。>>294が投下されてから埋まるまで26秒。7秒後に符流、奥寺。チップ動機発表後の初めての安価がこれ。次。
>>303-304すばる→天童。末尾OとO。>>302が投下されてから埋まるまで19秒。2秒未満後に天童。動機発表後はクロ回避のために奥寺と天童のコミュを取っておきたかったんだね。連取りしてんじゃねえよ。つい>>307の書き込みをした。次。
>>545-546生き残りメンバーの様子確認。間に合ってない。安価くるとは思わなかったんだね。次。
>>559-560奥寺、祭田ちゃん→奥寺が1番好き。だって。以上。

~コラム:奥寺厨の軌跡 どうして奥寺厨は奥寺にこだわるのか~
名前が採用されたから。
特急五スレ目856-857。ksk→奥寺 軌跡(おくでら きせき)〔仲間を信じる真っすぐ素直なやつ〕。855が投下されてから埋まるまで11秒。1秒後に奥寺。
あと祭田の名前も採用されてる。879-880。天然→祭田 結奈(まつりだ ゆな)〔印象派〕。879がキーワードのみでIDが856の奥寺のkskと同じ。そして奥寺と祭田の採用IDはどちらも他に書き込みのない単発ID。
~どうして天童にもこだわったのか~
奥寺と天童のキーワードには共通点がある。
857奥寺 軌跡(おくでら きせき)〔仲間を信じる真っすぐ素直なやつ〕
810星見 大翔(ほしみ ひろと)〔中性的な顔立ちで優しく真っ直ぐな性格〕
どちらにも「真っすぐ」が含まれる。あとキーワードが長い。857も810も単発ID。主人公的な活躍を期待してるんだろうね。
ID変えてる末尾OとOは書き込み数がないor少ないもので特定できたけど、末尾0はID変えられないみたいだからどれなのか特定できなかった。以上。
今回の軌跡はここまで。

開始します。

【三階ホール】

伊勢「……」

危険物の確認は終わったが……さて、どうするか。

〔自由行動を開始します〕

>>2-5から選んでください。

〔一人選ぶ場合と二人選ぶ場合とで好感度の上がり方を変化します〕

〔一人選ぶを四回した場合、次の日の朝食での選択がなくなります。
一人選ぶを二回、二人選ぶを一回した場合は次の日の朝食での選択は一人だけになります〕

〔野場、中後は一人でしか選べません〕

↓二

食堂に寄ってみれば、月ヶ瀬君と百鬼君が話していた。
どうやら愚痴を言い合っていたようだな。

百鬼「けっ、またテニスは出来ねえ……イライラすんぜ」

月ヶ瀬「キハハ、道具あるだけマシってもんだ。俺なんかパソコンに全然触れてねえし」

伊勢「パソコンを置けば外に連絡も可能になるだろう。月ヶ瀬君は脱出まで触れないと思った方がいい」

月ヶ瀬「キハハ、改めて自覚すると指が震えちまうなぁ……」

一…これも黒幕の策なのかもしれないな
二…ふむ……やはり道具がないと落ち着かないものなのかね

↓二

伊勢「ふむ……やはり道具がないと落ち着かないものなのかね」

百鬼「そりゃそうだろうよ。俺はこいつがねえ生活なんか想像つかねえな」

百鬼君が毎日バッグを持ったまま動いているのはそのためか……

月ヶ瀬「ああ、またネットで一暴れしてえなぁ」

伊勢「君は当分パソコンのない状態の方がいいようだが」

百鬼「違いねぇ、こいつがパソコン触れなきゃそれだけ世界は平和だ」

月ヶ瀬「キハハ……」

しかし道具がないと落ち着かないものか……

ならば道具がなくても変わらない僕は……道具を使う才能ではないという事か?

〔百鬼勇次通信簿イベント1〕

百鬼「うおりゃあ!」

二階ホールに百鬼君の声が響いている。
どうやら百鬼君は階段室のドア前から宝物庫のドアノブにテニスボールを当てているようだ。

百鬼「ちっ!こんなんじゃ駄目だ!」

伊勢「僕から見れば素晴らしい腕だと思うが……」

百鬼「あん?なんだ伊勢か」

伊勢「君は初日にもモノクマの同じ部分にボールを連続で当てていたが、その様子ではあれも満足いく結果ではなかったのだろうか」

百鬼「あたりめえだろ!いつもの俺ならあの野郎のムカつく赤い目をぶち抜いてるところだ!」

伊勢「ほう」

百鬼「ここにいつまでもいたら鈍っちまう……早くあの野郎の裏にいる奴を引きずり出してやらぁ……!」

百鬼君のテニスを見たことはないが……これで納得いかないほどに優れているのは確かなようだ。

〔百鬼勇次の通信簿が更新されました!〕

〔遠くにボールを正確に当ててもそれでは満足出来ない百鬼。
彼は腕が鈍る前に脱出する決意を固めているようだ〕

〔月ヶ瀬流行通信簿イベント1〕

月ヶ瀬「煙草はうめえなぁ」

伊勢「月ヶ瀬君。前々から思っていたが未成年者の喫煙はどうかと思う」

月ヶ瀬「キハハ、俺は二十歳なんで関係ないねえ」

伊勢「むっ?君は高校生ではなかったのか」

月ヶ瀬「フー……俺がまともに進級出来ると思うのかよ」

伊勢「……ふむ、在籍出来るだけでも奇跡だな」

月ヶ瀬「キハハ、そういうこった」

〔超高校級のクラッカー〕、世界の敵とも言われる彼を在籍させている高校か……ふむ、どんな所なのだろうな。

〔月ヶ瀬流行の通信簿が更新されました!〕

〔月ヶ瀬は煙草を吸っても問題ない二十歳。
世界の敵とも言われるクラッカーである彼でも在籍出来る高校があるようだ〕

伊勢「百鬼君はともかく、月ヶ瀬君はパソコンを使えないままの方がいいのではないだろうか……」

〔自由行動を開始します〕
>>2-5から選んでください。

〔一人選ぶ場合と二人選ぶ場合とで好感度の上がり方を変化します〕

〔一人選ぶを四回した場合、次の日の朝食での選択がなくなります。
一人選ぶを二回、二人選ぶを一回した場合は次の日の朝食での選択は一人だけになります〕

〔野場、中後は一人でしか選べません〕

〔百鬼、月ヶ瀬は選べません〕

↓二

奥寺「はぁ……」

祭田「キセキ、またため息……」

奥寺「あっ、ごめん……伊勢さん、中後さんの様子はどうなんですか?」

伊勢「自罰的な思考になっているな。食事だけはしているが……あまりいい状態とは言えない」

奥寺「そうですか……本当はカウンセラーとか必要なんでしょうね」

伊勢「ふむ、僕もそういった存在の重要性を日に日に感じている」

祭田「ユウキも心配……」

奥寺「どうしたらいいんだろうね……」

一…そういう君達も心労が溜まっているだろう
二…黒幕にとっては、この上ない状況なのだろうな

↓二

伊勢「そういう君達も心労が溜まっているだろう」

奥寺「それは……」

祭田「ミノルはどうなの?」

伊勢「以前のような醜態を晒さないようにはするつもりだ」

隙を見せたがために僕は中後君や東君を止められなかった。
ならば今度は隙を見せないようにしなければ……

奥寺「あの……怖い顔、してますよ?」

伊勢「……楽しい事ではないからな」

ここに来てから……そんな事ばかりだな。

【大食堂】

伊勢「……ふむ」

娯楽室や演奏室にある物品のリストは出来た。
後はこれを危険度別に分けて……

伊勢「前のような事がないよう睡眠はとらなくてはならないな……三回ほどに分けて一回二時間でいいだろう」

アカマダラオオドクキノコはモドキも含め全て回収してある。
他には……

カタン

伊勢「むっ?」


>>2-5から一人選んでください。

↓二

姫島「……」

伊勢「姫島君か。君とはこういう時によく会うな」

姫島「……こういう時って?」

伊勢「裁判の直後や夜の大食堂、という意味だが」

姫島「……」

伊勢「ああ、特にだから何かという話ではない。気分を害さないでもらえると助かる」

姫島「……伊勢君」

伊勢「なんだろうか?」

姫島「……あなたは他人を優先し過ぎてる」

伊勢「……」

姫島「そんな事を続けてたら、いつか身を滅ぼしかねない……それだけ言わせて」

姫島君は大食堂から出ていく。
ふむ……僕にそれを言うためだけに来たと言うのだろうか?

ピンポーンパンポーン……

モノクマ「夜十時になりました!」

モノクマ「今から夜時間とさせていただきます」

モノクマ「うぷぷ、生きてたらまた明日」


伊勢「……」

他人を優先し過ぎている、か。

伊勢「コロシアイが起きるより、はるかにいいと思うのだがな」

【十三日目】

ピンポーンパンポーン…

モノクマ「七時です!七時です!」

モノクマ「生きてたらおはよう!死んでたらさようなら!」

モノクマ「オマエラはどうかなー?うぷぷぷぷぷぷぷぷぷ……」

伊勢「紫乃君、こちらはだいたい完了した。手伝う事はないだろうか」

紫乃「いえ、こちらもあと少しですから」

>>2-5から最大二人まで選んでください。

〔中後、野場は一人でしか選べません〕

〔一里塚は選べません〕

↓二

符流「~~♪」

符流君が鼻歌を歌っている……眉間に皺を寄せている事が多い彼にしては珍しい光景だ。

紫乃「ケン様、ピアノを弾けた事がとても嬉しかったようで」

伊勢「ふむ、それでここまで変わるとは」

紫乃「本当に。昨夜もそのせいか、普段より積極的でした」

一…また二人でいたのかね
二…符流君が落ち着いたのなら、いい事だ

↓二

伊勢「また二人でいたのかね」

紫乃君は符流君が一度自分を殺そうとしていたのを忘れていないだろうか……?

紫乃「そうですね。今はケン様ぐらいですから」

伊勢「意味深な言い方に感じるのだが」

紫乃「ふふふ、たいした意味はありませんよ」

符流「~~♪」

伊勢「ならば、いいのだがな」

符流君と紫乃君の関係性……まだまだ様子見といく必要がありそうだ。

本日はここまでで。

乙!


2スレ目の284が不正行為について言及してたので、不正行為の調査結果を解説と共に投下していく。名付けて、
~奥寺厨の軌跡 第一回目~
まず初めに、奥寺厨は少なくとも末尾OとOと0の三台を持っている。主に末尾OとOの二台を使って二レス連続で投下して安価を取得し、終わったらIDを変えて次の人物安価まで待つのが基本パターン。実際にスレを見てみる。
>>13-14ksk→奥寺。この間、約2秒。冒頭の始めの安価でいきなり登場してるね。次。
>>18奥寺厨の優先順位は奥寺→天童→祭田の順なんだけど、祭田は奥寺と絡ませるときくらいであまり安価に登場させてこない。そこまで祭田に興味ないものと思われる。つまりこの安価は奥寺厨のものではない。次。
>>20-21奥寺→奥寺。末尾OとO。しかも>>19が投下されてから>>20が埋まるまで23秒。そして2秒後に奥寺。露骨だね。次。
>>24はい来た天童。しかも>>21とID同じ。でも>>23は奥寺厨ではない。次。
>>100自己紹介を終えて探索メンバー。奥寺。ここでは天童を探索メンバーに入れることができなかったため、特に不正はしていない。次。
>>125-126ksk→奥寺。末尾Oと0。>>124が投下されてから埋まるまで40秒。そして7秒後に奥寺。7秒といつもよりかかりすぎて奥寺厨かわかりにくいが、40秒でkskする奴はいない。次。
>>169-170祭田、天童→すばる(天童)。末尾Oと0。>>168が投下されてから埋まるまで14秒。そして1秒未満で天童。どうみてもおかしい。次。
>>176-177東→奥寺、祭田。末尾OとO。16秒かかっているから遅めだが、>>177>>169とID同じだから奥寺厨の犯行。ついに人物の連続安価取得にまで手を出し始めた。次。
>>233-235奥寺の安価に挟まれているが、>>233の末尾はoのため奥寺厨ではない。次。
>>260-261祭田、東→すばる、奥寺。末尾OとO。この間1秒。奥寺厨は天童を「すばる」とひらがな表記する傾向がある。次。
>>295-296すばる→符流、奥寺。末尾OとO。>>294が投下されてから埋まるまで26秒。7秒後に符流、奥寺。チップ動機発表後の初めての安価がこれ。次。
>>303-304すばる→天童。末尾OとO。>>302が投下されてから埋まるまで19秒。2秒未満後に天童。動機発表後はクロ回避のために奥寺と天童のコミュを取っておきたかったんだね。連取りしてんじゃねえよ。つい>>307の書き込みをした。次。
>>545-546生き残りメンバーの様子確認。間に合ってない。安価くるとは思わなかったんだね。次。
>>559-560奥寺、祭田ちゃん→奥寺が1番好き。だって。以上。

~コラム:奥寺厨の軌跡 どうして奥寺厨は奥寺にこだわるのか~
名前が採用されたから。
特急五スレ目856-857。ksk→奥寺 軌跡(おくでら きせき)〔仲間を信じる真っすぐ素直なやつ〕。855が投下されてから埋まるまで11秒。1秒後に奥寺。
あと祭田の名前も採用されてる。879-880。天然→祭田 結奈(まつりだ ゆな)〔印象派〕。879がキーワードのみでIDが856の奥寺のkskと同じ。そして奥寺と祭田の採用IDはどちらも他に書き込みのない単発ID。
~どうして天童にもこだわったのか~
奥寺と天童のキーワードには共通点がある。
857奥寺 軌跡(おくでら きせき)〔仲間を信じる真っすぐ素直なやつ〕
810星見 大翔(ほしみ ひろと)〔中性的な顔立ちで優しく真っ直ぐな性格〕
どちらにも「真っすぐ」が含まれる。あとキーワードが長い。857も810も単発ID。主人公的な活躍を期待してるんだろうね。
ID変えてる末尾OとOは書き込み数がないor少ないもので特定できたけど、末尾0はID変えられないみたいだからどれなのか特定できなかった。以上。
今回の軌跡はここまで。

進めます。

伊勢「仮眠も取った、これからどうするか」

〔自由行動を開始します〕
>>2-5から選んでください。

〔一人選ぶ場合と二人選ぶ場合とで好感度の上がり方を変化します〕

〔一人選ぶを四回した場合、次の日の朝食での選択がなくなります。
一人選ぶを二回、二人選ぶを一回した場合は次の日の朝食での選択は一人だけになります〕

〔中後、野場は一人でしか選べません〕

↓二

伊勢「むっ?」

甲羅「はぁ……」

伊勢「洋子君、どうしたのかね」

甲羅「うおっ!?ミノルか……ビックリさせんなよ」

伊勢「ふむ、そういった意図はなかったのだが。それより何か悩んでいるようだが」

甲羅「あー……」

伊勢「リモコンの修理が上手くいっていないのかね?」

甲羅「アレは部品探し中。見つかりゃすぐに直るぜ」

伊勢「ふむ、ならば……」

一…以前僕に止められた時の事を気にしているのだろうか
二…僕は牛乳を飲んでいない、安心したまえ

↓二

伊勢「僕は牛乳を飲んでいない、安心したまえ」

甲羅「…………は?」

伊勢「……その反応を見る限り違ったようだな」

甲羅「……クッ」

伊勢「?」

甲羅「アハハハハハッ!マ、マジか!そこでソレは卑怯だろ!」

伊勢「卑怯……?」

甲羅「ったくよぉ……人が柄にもねえ事してんのにバカバカしくなっちまったじゃねえか」

伊勢「柄にもないとは何を……」

甲羅「ミノルは気にすんな、オレはまだまだ大丈夫だってわかったしよ!」

伊勢「うーむ……」

甲羅「ところでよミノル」

伊勢「何かね?」

甲羅「あんな事言いやがるって事は……覚悟出来てんだろうな?」

伊勢「……話し合いの余地は」

甲羅「ねえ!」

その後、いつも以上の時間僕は洋子君に身体中をまさぐられた……

〔甲羅洋子通信簿イベント2〕

甲羅「はぁぁ……満足満足」

伊勢「……気になっていたのだが、君はなぜ僕の身体を触るのかね」

甲羅「言ってなかったか?オレ、骨フェチなんだよ」

伊勢「骨フェチ……?」

甲羅「おう、ミノルはオレが一番気に入る骨してんだ。腕に肋骨、この前プールで見た肩甲骨とか鎖骨も……やべ、涎出そうだ」

伊勢「……反応に困るのだが、僕はどうしたらいいのだろうか」

甲羅「笑えばいいんじゃねえか?」

笑っていいのだろうか……しかしこれで洋子君の行動の謎は解けた。

そして牛乳を飲ませたがらないのもそのせいか……

〔甲羅洋子の通信簿が更新されました!〕

〔伊勢に対する奇妙な行動は骨フェチであったため。
どうやら彼女にとって伊勢の骨はお気に入りのようだ〕

伊勢「洋子君は何を考えていたのだろうか……」

〔自由行動を開始します〕
>>2-5から選んでください。

〔一人選ぶ場合と二人選ぶ場合とで好感度の上がり方を変化します〕

〔一人選ぶを四回した場合、次の日の朝食での選択がなくなります。
一人選ぶを二回、二人選ぶを一回した場合は次の日の朝食での選択は一人だけになります〕

〔中後、野場は一人でしか選べません〕

〔甲羅は選べません〕

↓二

【演奏室】

符流「……」

演奏室にピアノの音色が響き渡る。
ふらりと立ち寄っただけだったが……一度聞いてしまうと終わるまで動く気になれない。

〔超高校級のピアニスト〕符流ケンの演奏はその名に違わない至高の音色だった。

紫乃「……ケン様もあのような顔をなさるのですね」

符流「なんの話だ~♪」

紫乃「ピアノを弾ける事を心から楽しんでいる……そんな顔をしていましたよ」

伊勢「ふむ、確かにそう見える表情だったな」

一…あんな符流君は初めて見た
二…逆に君は少々不満げだったな紫乃君

↓二

1

伊勢「逆に君は少々不満げだったな紫乃君」

紫乃「……そうでしたか?」

符流「ふん、大方堕としきれない事が気に入らないだけだ~♪」

紫乃「あら……そのわりには毎日わたくしの部屋に来てくださるのはなぜでしょう?」

伊勢「君達はなぜそうも刺々しい会話になるのかね」

紫乃「わたくしは仲良くしたいのにケン様が強情なだけです」

符流「ただ自分の欲を満たしたいだけだろう~♪」

……本当になんなんだろうかこの二人は。

いがみ合っているにしては行動は共にしている。
しかし口を開けば刺々しさを隠そうともしない。

伊勢「ふむ……」

喧嘩するほど、という事なのだろうか……

〔紫乃美月通信簿イベント2〕

伊勢「紫乃君は外にいた頃は霊能力者として多忙だったそうだが……」

紫乃「亡くなった方々への想いは凄まじい物がありますから。毎日何人もの人がわたくしの所にやってきましたね」

伊勢「しかし君の霊能力には準備がいるのだから、何人も相手には出来なかったのでは?」

紫乃「そういった場合にはお手伝いしていただいてます。一度に四、五人はそれで何とか」

伊勢「一度に複数人の対応をしなければならない……それでも回せる紫乃君は優秀という事なのだろうな」

紫乃「ふふ、褒めても何も出ませんよ」

〔紫乃美月の通信簿が更新されました!〕

〔彼女の霊能力に頼って訪れる者は後を絶たない。
場合によっては一度に四、五人を同時に相手する事もあるようだ……〕

伊勢「符流君がピアノを弾けるようになって少しは紫乃君との会話の棘もなくなると思っていたのだが……」

〔自由行動を開始します〕
>>2-5から選んでください。

〔一人選ぶ場合と二人選ぶ場合とで好感度の上がり方を変化します〕

〔一人選ぶを四回した場合、次の日の朝食での選択がなくなります。
一人選ぶを二回、二人選ぶを一回した場合は次の日の朝食での選択は一人だけになります〕

〔中後、野場は一人でしか選べません〕

〔甲羅、紫乃、符流は選べません〕

↓二

申し訳ありませんが、限界なのでここまでで。

一里塚「中後さんと野場さんの様子はどうなの?」

伊勢「少ししか手をつけていないとはいえ、食事はさせるようにはしているが……まだまだ前途多難といったところだろうか」

一里塚「そっか……心配だよね」

伊勢「全くだ。既に二回……ただでさえ、いい雰囲気とは言えないというのに」

一里塚「……もうコロシアイなんて起きないよね?」

一…それが僕の役目だ
二…洋子くんの直しているリモコンが突破口になればいいのだが……

↓二

伊勢「それが僕の役目だ」

伊勢「最も、既に二回も事件の発生を許した人間を信用など、しがたいかもしれないが」

一里塚「べ、別に事件が起きたのは伊勢君のせいじゃないって!」

一里塚「こんな所にいるから変な風に考えちゃうんだよ!早く脱出しないとね!」

伊勢「……ああ」

確かにこの洋館は悪意に満ちている。
だが、僕がそう考えてしまうのは本当にそのせいなのだろうか?

【中後の部屋】

伊勢「ふむ……またほとんど食べていないようだが」

中後「……」

伊勢「毒を疑っているのならば毒味をしてから渡すが」

中後「そういうのじゃないよ……ただ、食欲がないだけなんだ」

伊勢「……」

中後「伊勢君は……ボクがなぜコロシアイを行うつもりだったかわかるかな?」

伊勢「動機の写真が関係しているだろうというのは理解しているが」

中後「うん……ボクの写真にはね、父が写っていたんだよ」

伊勢「中後君の父上?」

中後「お人好しを極めたような人でね。困っている人がいたらほっとけない……そんな人」

中後「そのためかお金もあまり貯まらなくて、母はいつも呆れていたよ」

中後「そんな父は今難病で入院中、治したかったらかなりお金がかかる」

中後「ボクは第一の動機に五億を提示されていたほどには……父に生きてほしい」

中後「だから人を殺そうとしたんだ」

中後「命を天秤にかけて……一度選んでしまったんだよ」

伊勢「……」

中後「ごめん、変な話をしたね。寝たいから……出てもらえると助かるよ」

伊勢「……わかった、また明日だ中後君」

中後「うん、また明日」

【野場の部屋】

伊勢「夕貴君は……寝ているようだ」

夕貴「すぅ……」

伊勢「また泣いていたようだな……頬に跡が残っている」

夕貴「ユウ……どこ……」

伊勢「……」

野場君がいればきっと明るく振る舞っていたのだろうな……
彼女の存在は……この生活に置いても大きかったとつくづく、痛感させられる……

【十四日目】

ピンポーンパンポーン…

モノクマ「七時です!七時です!」

モノクマ「生きてたらおはよう!死んでたらさようなら!」

モノクマ「オマエラはどうかなー?うぷぷぷぷぷぷぷぷぷ……」

伊勢「ふむ……」

今日で二週間か……いつまで続くのだろうか、この生活は。

>>2-5から一人選んでください。

〔一里塚は選べません〕

↓二

淫夢厨のくせに俺ガイルやだがしかし語ってる餓鬼[ピーーー]

奥寺「東さんは、どうしてあんな事をしたんでしょう?」

伊勢「東君が犯行を行った動機、という事かね?」

奥寺「東さんは動機の意味をわかっていたんですよね?それなのに毒キノコを……」

伊勢「確かに彼の意図は不明だったな」

奥寺「幸運の自分をなんで認めないんだ、とは言ってましたけど……」

一…東君は入学前に色々あったのかもしれないな
二…今となっては、全て闇の中だろう

↓二

伊勢「東君は入学前に色々あったのかもしれないな」

彼のあの言葉は……僕達だけではなく、彼に関わる全てに向けられていた気がする。

…………

東「ふざけんなよ!!どいつもこいつも俺が〔超高校級の幸運〕だからって見下して!!」

東「お前らみたいな後付けでどうにかなる才能と違ってな!幸運は生まれもった物なんだよ!」

東「俺は〔超高校級の幸運〕!選ばれた存在なのになんで認めないんだよ!」

…………

奥寺「〔超高校級の幸運〕はエリートな才能なのに、そんな風に言う人もいるんですね」

伊勢「〔超高校級の幸運〕がエリート枠なのは救世主が同じ才能らしいが」

奥寺「はい!苗木誠さん、凄いですよねぇ」

苗木誠……

ふむ、何か引っ掛かるな……なぜだろう。

伊勢「見回りにメモがいらないというのは助かるものだな」

しかしここまでの記憶力があって、なぜ僕は記憶喪失なのだろうか……

〔自由行動を開始します〕
>>2-5から選んでください。

〔一人選ぶ場合と二人選ぶ場合とで好感度の上がり方を変化します〕

〔一人選ぶを四回した場合、次の日の朝食での選択がなくなります。
一人選ぶを二回、二人選ぶを一回した場合は次の日の朝食での選択は一人だけになります〕

〔中後、野場は一人でしか選べません〕

↓二

月ヶ瀬「プハー……」

伊勢「また煙草かね月ヶ瀬君」

月ヶ瀬「キハハ、パソコンねえんだからこれぐらいいいだろ」

伊勢「あまり吸うと身体を壊すのでは?」

月ヶ瀬「これでも一日一箱に抑えてるんだぜ?」

伊勢「一日一箱……随分と煙草を所持しているのだな」

月ヶ瀬「キハハ、元々いつ煙草を買えるかわからないからなぁ」

一…なくなった時耐えられるのかね
二…吸うのはいいが、ポイ捨てなどはしないように

↓二

伊勢「なくなった時耐えられるのかね」

月ヶ瀬「ん、大丈夫大丈夫」

月ヶ瀬「煙草なくなるまでには脱出出来るだろうしなぁ」

伊勢「その楽観的な考えはどこから出てくるのかね」

月ヶ瀬「キハハ、何言ってんだよ。そうするのがお前の役目だろ」

伊勢「むっ……確かにそうだ」

月ヶ瀬「キハハ」

まずいな……月ヶ瀬君にこんな事を言われてしまうとは。

改めて気を引き締めなければならないか。

伊勢「月ヶ瀬君にまさかあのような事を言われるとは……」

情けない話だ……

〔自由行動を開始します〕
>>2-5から選んでください。

〔一人選ぶ場合と二人選ぶ場合とで好感度の上がり方を変化します〕

〔一人選ぶを四回した場合、次の日の朝食での選択がなくなります。
一人選ぶを二回、二人選ぶを一回した場合は次の日の朝食での選択は一人だけになります〕

〔中後、野場は一人でしか選べません〕

〔月ヶ瀬は選べません〕

↓二

奥寺「あの……紫乃さんは霊を呼んだり出来ますよね?」

紫乃「はい。学級裁判のように会話も出来ますよ」

奥寺「だったら、亡くなった四人の中の誰かとまた……」

紫乃「可能と言えば可能ですが……」

伊勢「四人……君は駆祭君や東君も候補にいれているのかね」

奥寺「は、はい!お二人だって仲間でしたから……」

一…紫乃君が霊に何かされる恐れはないのだろうか
二…紫乃君には準備が必要なはずだが……

↓二

本日はここまでで。

進めます。

伊勢「紫乃君には準備が必要なはずだが……」

奥寺「ぼくが出来る事なら手伝いますよ!」

紫乃「それなら、わたくしの部屋に来ていただけますか?お手伝いしていただきますから……」

奥寺「わかりました!ぼく頑張ります!」

紫乃「実様もいかがですか?」

伊勢「ふむ、手伝いたいのは山々だが今回は辞退させてもらうとしよう」

紫乃「そうですか……残念です。それでは参りましょうか、軌跡様」

奥寺「はい!」

…………

伊勢「さて、次は……」

バタンッ!

奥寺「はぁ、はぁ……」

伊勢「奥寺君、どうしたのだろうか?服が乱れているが……」

奥寺「ぼ、ぼくまさかあんな……あんな事が必要なんて、知らなくて……うわああああんっ!」

伊勢「なっ、奥寺君待ちたまえ!」

いったい何があった……

【奥寺軌跡通信簿イベント2】

奥寺「ぐすっ……」

伊勢「奥寺君、どうしたのかね」

奥寺「い、いえ、ちょっと急に心細くなっちゃって……」

奥寺「ダメだな、ぼく……すぐ泣くのはいけないってわかってるんですけど」

伊勢「ふむ、奥寺君の涙腺が弱いのは理解しているが……苦労していないだろうか」

奥寺「それが、ぼくの周りはなぜかそのままでいいって言うんです……」

伊勢「ふむ……」

奥寺君の涙はある意味武器にもなり得るからな。
彼の周りにはそれを理解している者が多いのだろう。

奥寺「でもこのままだといけませんから!ぼく頑張って泣き虫を治してみせます!」

本人はそれを望んでいないようだがな……

〔奥寺軌跡の通信簿が更新されました!〕

〔すぐ泣いてしまう事をなぜか周りには認められている。
しかし本人は泣き虫を治したいようだ〕

伊勢「奥寺君が部屋から出てこない……」

本当に何があったのだろうか。

〔自由行動を開始します〕
>>2-5から選んでください。

〔一人選ぶ場合と二人選ぶ場合とで好感度の上がり方を変化します〕

〔一人選ぶを四回した場合、次の日の朝食での選択がなくなります。
一人選ぶを二回、二人選ぶを一回した場合は次の日の朝食での選択は一人だけになります〕

〔中後、野場は一人でしか選べません〕

〔月ヶ瀬、奥寺、紫乃は選べません〕

↓二

夕貴「……」ガタガタ

伊勢「夕貴君、気分は……良くないようだな」

夕貴「っ、っ……」

震えてはいるが、少なくとも逃げられる事はない。
最も、逃げる以上に部屋から外に出たくないのかもしれないが……

夕貴「……」ガタガタ

伊勢「……」

ふむ、どうしたものか……

一…野場について聞いてみる
二…もう少し近付いてみる

↓二

伊勢「ふむ……」

もう少し近付いてみるか……無論害を及ぼす気はないと彼女に伝わるようにするのが前提でだ。

伊勢「夕貴君」

夕貴「……!」

一歩近付いていく度に夕貴君の身体が固くなるのが見てとれる。
しかしここで退けば……夕貴君とわかりあう機会を逃してしまうかもしれない。

伊勢「夕貴君、君はまだ恐怖に囚われているのだろう。僕はそれを責めたりはしない」

夕貴「っ……」

膝をついて夕貴君と視線を合わせる。
あの野場君と同じ瞳が……彼女にはなかった恐怖の色に彩られていた。

伊勢「君は野場君を支えにしていた。それを喪った心情は想像出来るものではないだろう」

夕貴「……」

伊勢「だが一つだけ言うならば……今の君は一人ではない」

夕貴「……!」

伊勢「今は無理でも、いずれそれを理解してくれるのなら……ありがたい」

ここが潮時か……

伊勢「そろそろ僕は行こう。また夕食の時間に」

バタンッ

夕貴「……」

本日はここまでで。

乙!

>>284が不正行為について言及してたので、不正行為の調査結果を解説と共に投下していく。
~奥寺厨の軌跡 第二回目~
>>37-38奥寺、東、符流→奥寺、まつりだ、しの。末尾Oと0。この間2秒。また名前をひらがなにしている。別人を装っているのだろう。次。
>>92-93奥寺→奥寺。末尾OとO。>>91が投下されてから埋まるまで36秒。2秒後に奥寺。次。
>>100>>102東→しの、ケン。末尾OとO。>>99が投下されてから埋まるまで19秒。2秒後にしの、ケン。相変わらずひらがな。次。
>>120-121奥寺→奥寺。末尾Oと0。この間10秒かかってるから違う気もする。次。
>>182-183しの、けん→紫乃・符流。末尾Oと0。>>181が投下されてから埋まるまで23秒。3秒後に紫乃・符流。ここでは一人しか選べないのにも関わらず、二人選んできた。>>189の発言を見る限り、特急ロンパを読んでいないか、読んだけどルールを把握できていなかった模様。次。
>>259-260紫乃、ケン→祭田 奥寺。末尾OとO。>>258が投下されてから埋まるまで16秒。1秒後に祭田 奥寺。>>251の発言は>>259と同IDのため、奥寺厨の発言だとわかる。次。
>>266-267しの、けん→紫乃、符流。末尾OとO。>>263が投下されてから埋まるまで10秒。2秒後に紫乃、符流。奥寺厨は天童の代わりにしの&ケンの組み合わせを多用するようになった。次。
>>273-274祭田→奥寺、祭田。末尾OとO。>>272が投下されてから埋まるまで13秒。3秒後に奥寺、祭田。>>266-267と同ID。次。
>>294-295しの ケン→符流、紫乃。末尾OとO。>>292が投下されてから埋まるまで10秒。2秒後に符流、紫乃。次。
>>321まつりだ。末尾O。相変わらずひらがな。次。
>>328-329奥寺、祭だ→しの、けん。末尾Oと0。>>327が投下されてから埋まるまで28秒。2秒後にしの、けん。次。
>>339-340祭田、奥寺→東、百鬼。末尾OとO。>>336が投下されてから埋まるまで18秒。3秒後に東、百鬼。百鬼の名前が初めて出てきたが、東と組み合わせられれば誰でもいいのだろう。次。
>>347-348奥寺、祭田→祭田。末尾OとO。>>346が投下されてから埋まるまで17秒。2秒後に祭田。二人取れないと書いてあるのに二人出してるが、ただの踏み台の役割だろう。以上。今回の軌跡はここまで。

爆弾枠の二人がいきなり加害者として退場して行ったからな……
月ヶ瀬も丸くなったとはいえ、何が起こるか分からないけと……

ピンポーンパンポーン……

モノクマ「夜十時になりました!」

モノクマ「今から夜時間とさせていただきます」

モノクマ「うぷぷ、生きてたらまた明日」

伊勢「もう夜か……ふむ、部屋に戻る前にどこかを見ておくとしようか」

一…娯楽室
二…宝物庫
三…演奏室

↓二

ねえこれマジなの?

>>284が不正行為について言及してたので、不正行為の調査結果を解説と共に投下していく。
~奥寺厨の軌跡 第二回目~
>>37-38奥寺、東、符流→奥寺、まつりだ、しの。末尾Oと0。この間2秒。また名前をひらがなにしている。別人を装っているのだろう。次。
>>92-93奥寺→奥寺。末尾OとO。>>91が投下されてから埋まるまで36秒。2秒後に奥寺。次。
>>100>>102東→しの、ケン。末尾OとO。>>99が投下されてから埋まるまで19秒。2秒後にしの、ケン。相変わらずひらがな。次。
>>120-121奥寺→奥寺。末尾Oと0。この間10秒かかってるから違う気もする。次。
>>182-183しの、けん→紫乃・符流。末尾Oと0。>>181が投下されてから埋まるまで23秒。3秒後に紫乃・符流。ここでは一人しか選べないのにも関わらず、二人選んできた。>>189の発言を見る限り、特急ロンパを読んでいないか、読んだけどルールを把握できていなかった模様。次。
>>259-260紫乃、ケン→祭田 奥寺。末尾OとO。>>258が投下されてから埋まるまで16秒。1秒後に祭田 奥寺。>>251の発言は>>259と同IDのため、奥寺厨の発言だとわかる。次。
>>266-267しの、けん→紫乃、符流。末尾OとO。>>263が投下されてから埋まるまで10秒。2秒後に紫乃、符流。奥寺厨は天童の代わりにしの&ケンの組み合わせを多用するようになった。次。
>>273-274祭田→奥寺、祭田。末尾OとO。>>272が投下されてから埋まるまで13秒。3秒後に奥寺、祭田。>>266-267と同ID。次。
>>294-295しの ケン→符流、紫乃。末尾OとO。>>292が投下されてから埋まるまで10秒。2秒後に符流、紫乃。次。
>>321まつりだ。末尾O。相変わらずひらがな。次。
>>328-329奥寺、祭だ→しの、けん。末尾Oと0。>>327が投下されてから埋まるまで28秒。2秒後にしの、けん。次。
>>339-340祭田、奥寺→東、百鬼。末尾OとO。>>336が投下されてから埋まるまで18秒。3秒後に東、百鬼。百鬼の名前が初めて出てきたが、東と組み合わせられれば誰でもいいのだろう。次。
>>347-348奥寺、祭田→祭田。末尾OとO。>>346が投下されてから埋まるまで17秒。2秒後に祭田。二人取れないと書いてあるのに二人出してるが、ただの踏み台の役割だろう。以上。今回の軌跡はここまで。

だれかおしえて

>>284が不正行為について言及してたので、不正行為の調査結果を解説と共に投下していく。
~奥寺厨の軌跡 第二回目~
>>37-38奥寺、東、符流→奥寺、まつりだ、しの。末尾Oと0。この間2秒。また名前をひらがなにしている。別人を装っているのだろう。次。
>>92-93奥寺→奥寺。末尾OとO。>>91が投下されてから埋まるまで36秒。2秒後に奥寺。次。
>>100>>102東→しの、ケン。末尾OとO。>>99が投下されてから埋まるまで19秒。2秒後にしの、ケン。相変わらずひらがな。次。
>>120-121奥寺→奥寺。末尾Oと0。この間10秒かかってるから違う気もする。次。
>>182-183しの、けん→紫乃・符流。末尾Oと0。>>181が投下されてから埋まるまで23秒。3秒後に紫乃・符流。ここでは一人しか選べないのにも関わらず、二人選んできた。>>189の発言を見る限り、特急ロンパを読んでいないか、読んだけどルールを把握できていなかった模様。次。
>>259-260紫乃、ケン→祭田 奥寺。末尾OとO。>>258が投下されてから埋まるまで16秒。1秒後に祭田 奥寺。>>251の発言は>>259と同IDのため、奥寺厨の発言だとわかる。次。
>>266-267しの、けん→紫乃、符流。末尾OとO。>>263が投下されてから埋まるまで10秒。2秒後に紫乃、符流。奥寺厨は天童の代わりにしの&ケンの組み合わせを多用するようになった。次。
>>273-274祭田→奥寺、祭田。末尾OとO。>>272が投下されてから埋まるまで13秒。3秒後に奥寺、祭田。>>266-267と同ID。次。
>>294-295しの ケン→符流、紫乃。末尾OとO。>>292が投下されてから埋まるまで10秒。2秒後に符流、紫乃。次。
>>321まつりだ。末尾O。相変わらずひらがな。次。
>>328-329奥寺、祭だ→しの、けん。末尾Oと0。>>327が投下されてから埋まるまで28秒。2秒後にしの、けん。次。
>>339-340祭田、奥寺→東、百鬼。末尾OとO。>>336が投下されてから埋まるまで18秒。3秒後に東、百鬼。百鬼の名前が初めて出てきたが、東と組み合わせられれば誰でもいいのだろう。次。
>>347-348奥寺、祭田→祭田。末尾OとO。>>346が投下されてから埋まるまで17秒。2秒後に祭田。二人取れないと書いてあるのに二人出してるが、ただの踏み台の役割だろう。以上。今回の軌跡はここまで。

伊勢「この部屋は照明が他より暗いな……」

これでは誰かが潜んでいてもなかなか気付く事が出来ないかもしれない。

伊勢「ふむ」

しかしここから見つかったあのリモコン……いったい何に使用するのだろうか。
もしこの部屋で使うものなら何か秘密が……

伊勢「むっ?」

誰か来たようだな……

一…甲羅
二…月ヶ瀬
三…一里塚

↓二

月ヶ瀬「何してんだ?」

伊勢「それはこちらの台詞ではないだろうか?」

月ヶ瀬「俺みたいな人間にこの部屋はなかなか似合うからな。キハハ、そんな部屋で酒盛りってやつだ」

伊勢「酒?」

月ヶ瀬「料理酒だけどまあ、ご愛嬌。伊勢も飲むか?」

伊勢「僕は未成年者だ」
月ヶ瀬「真面目だね、全く」

伊勢「……」

月ヶ瀬「キハハ、なんだよ」

伊勢「ふむ……君はあれだけ免疫がないのによく〔超高校級のクラッカー〕として名を馳せていると思っていた」

月ヶ瀬「そりゃ、俺はパソコンしか見てねえからな」

伊勢「実際に自分が起こした惨状を見ていないのかね」

月ヶ瀬「俺はただハッキングして、依頼された仕事するだけだからなぁ」

伊勢「……依頼された?君のハッキングは全て動機のない物だという話だが」

月ヶ瀬「依頼人は表に出られない連中ばかりだからな。そもそも俺が最初にある国を滅ぼした時はそんな話聞いてなかったんだよ」

伊勢「騙された、という事だろうか?」

月ヶ瀬「月並みに言えば、そうなんのかね。気付いた時にはもう引き返せず……ただ世界の敵になるしかなかったって事だなぁ」

伊勢「ならばなぜ最初にあんな態度を?」

月ヶ瀬「俺はもう悪人になるしかないんだよ……今さら他の道なんか」

伊勢「……」

月ヶ瀬「キハハ、なんだか酔っちまった。部屋に戻るとしますかね……」

月ヶ瀬君は……もしかすると世間の評価とは違う面があるのだろうか?

【十五日目】

ピンポーンパンポーン…

モノクマ「七時です!七時です!」

モノクマ「生きてたらおはよう!死んでたらさようなら!」

モノクマ「オマエラはどうかなー?うぷぷぷぷぷぷぷぷぷ……」

伊勢「ふむ……」

>>2-5から一人選んでください。

〔一里塚は選べません〕

↓二

伊勢「中後君、朝食を持ってきた」

中後「……ありがとう」

伊勢「こちらはむしろこのような状態ですまないと思っているのだが」

中後「ボクの自業自得なんだからそんな風に思わなくていいよ」

伊勢「ふむ……」

中後君はこう言っているが、いつまでもこうしているわけにはいかない。
とはいえ、今はどうしようもないのが現状だが……

一…何か要望があれば聞くが
二…いずれ君が出歩けるように努力しよう

↓二

伊勢「何か要望があれば聞くが」

中後「要望……」

伊勢「出来うる限りは応えよう」

中後「……だったら宝物庫から絵画を一点、持ってきてもらえるからな」

伊勢「絵画を?」

中後「まだ鑑定してない物があってね……それがあればしばらくは時間を潰せるから」

伊勢「ふむ……わかった。持ってこよう」

これぐらいは、叶えなければな。

〔中後直巳通信簿イベント1〕

中後「ありがとう。手間をかけさせてごめん」

伊勢「いや……しかし中後君が鑑定士として働くのはやはり父上のために?」

中後「そうだね……父はお人好しだからよく偽物を掴まされたりしたんだ」

中後「最初は大変だったよ。ボクの鑑定眼はまだまだ未熟で失敗も多かった」

中後「それでも家の危機だから頑張って勉強して、なんとか形にしたんだ」

伊勢「中後君は努力家だったのだな」

中後「無我夢中だっただけだよ。本当にあのままだったら破産してたからね」

ふむ……才能の開花とは意外な所からくるものなのだな。

〔中後直巳の通信簿が更新されました!〕

〔鑑定士になるきっかけは偽物を掴まされる父親のため。
今の地位になるまでは相当な努力をしてきたようだ〕

本日はここまで。

ピンポーンパンポーン……

モノクマ「えー、オマエラ!至急ホールに集合してください!」

伊勢「……!」

モノクマの放送……これはおそらく。

伊勢「とにかく中後君と夕貴君を部屋から出さなければ……」

――――
―――
――

【一階ホール】

中後「……」

夕貴「……」ガタガタ

一里塚「二人を見たのは、数日ぶりだね」

奥寺「元気そうとは言えませんよね……」

符流「ふん、これで中後が明るかったから神経を疑うがな~♪」

月ヶ瀬「キハハ、まあまあ。今はそれより次の動機について考えないといけないだろ」

百鬼「けっ、何来たってろくな事にならねえのはわかりきってんだろ」

モノクマ「はいはーい!お待たせ致しました!」

甲羅「熊公!今度はなんのつもりだコラァ!?」

モノクマ「もう、わかってるくせに!もちろんお楽しみの動機タイムだよ!」

モノクマ「今回は少し遊び心を出す事にしました!」

姫島「遊び心?」

モノクマ「そうです!さあさあ、ここに取り出したるは十二本のくじ!」

モノクマ「好きなのを引いていいよ!早い者勝ちだからね!」

モノクマが持ち出したのはごく普通の紙くじだ。
引いていったい何が起こるかはわからないが……

伊勢「拒否権はないのだろうか?」

モノクマ「もちろん!」

伊勢「ふむ、ならばまずは僕が引こう」

モノクマに歩み寄ると、くじの中から一本選び引いていく。

そこに書かれていたのは……


【禁止……自室を除く部屋に十分以上留まる事
許可……凶器の注文】


そんな内容だった。

伊勢「これは……」

モノクマ「うぷぷ、なかなかの当たりを引いたね!」

百鬼「おい、いったい何が書いてあんだ!」

伊勢「自室以外の部屋に十分以上滞在する事の禁止、そして凶器の注文の許可……」

モノクマ「お望みなら爆弾でも銃器でも持ってくるよ!」

月ヶ瀬「おいおい、マジか」

モノクマ「だけど他の人達はもっといい条件が引けるかもしれないよ!」

中後「それは……そのくじに書かれている禁止と許可は全て違うという事かな?」

モノクマ「そうです!中には食事とか睡眠の禁止もあるよ!」

モノクマ「これが第三の動機!【不自由と自由ゲーム】!」

モノクマ「オマエラの引いたくじによっては色々な事件の可能性が生まれるってわけ!」

モノクマ「ほらほら、早く引かないとろくなくじが残らないかもよ?」

食事や睡眠の制限の可能性……くじ自体を拒否できない以上、皆はそれを引かないようにするしかない。
気がついた時には、皆はくじを我先にと急いで引いていた。

モノクマ「うぷぷ、みんな引いたみたいだね!」

モノクマ「さーて、オマエラがこれからどんな風に動くのか楽しみだなっと!」ピョーン!

ピンポーンパンポーン……

モノクマ「ただ今より禁止事項の適用を開始します!」

モノクマ「うぷぷ、頑張ってねー!」

伊勢「……」

僕は十分以内に部屋に戻らなければならないのか……これでは見回りが出来ない。
モノクマはああ言っていたが、僕にとっては最悪に近い禁止事項だ。

一里塚「えっと……私、ちょっと部屋に戻るね!」

符流「ちっ……!」

皆も次々とホールを後にする。
そして残ったのは中後君と僕だけだった。

伊勢「中後君、君は戻らないのかね?」

中後「……これではね」

【禁止……自室に一日累計四時間以上いる事
許可……大浴場での殺人】

伊勢「自室に四時間しかいられない……」

中後「仕方ないから、しばらくはここにいるよ」

伊勢「そうか……僕は戻らなければならないが、気をつけてほしい」

中後「うん……」

短いですが本日はここまで。

伊勢「しかしどうしたものか……」

僕はこの部屋から出たら十分しか活動出来ない。
これでは今までのように見張りどころか、大食堂で満足に食事をする事すら出来ない。

伊勢「……」

誰か協力してくれる存在が必要だが……ふむ、ここは。

【一階ホール】

伊勢「君は禁止事項によって自室に帰る事が出来ない。ならば見回りの協力をしてもらいたい」

中後「……本気なのかい?ボクは前科持ちだよ?」

伊勢「ここで君が事件抑止のために動いている所を見せれば皆の印象も変化するはずだ」

中後「……!もしかしてそのためにボクに見回りを?」

伊勢「君は確かに過ちを犯した。しかし最後の一線は踏み越えていない」

伊勢「中後君はまだやり直せると……そう思っている」

中後「伊勢君……」

伊勢「どうだろうか?危険も伴うのだから無理強いはしないが」

中後「……わかった。やるよ」

中後「君の信頼に……頑張って応える」

伊勢「ありがとう。これが今まで僕が見回りの際に使っていたメモ帳だ」

中後「これと照らし合わせばいいのかな?」

伊勢「変化があれば僕に報告してほしい。おっと、そろそろ時間だ……僕は部屋に戻る」

中後「わかった。報告も兼ねてまた後で部屋に行くよ」

伊勢「了解した」

中後「伊勢君!」

伊勢「むっ?」

中後「ありがとう」

伊勢「……それはこちらの台詞だ」

伊勢「ふむ……」

こちらも出来る限りの事をしなければな。

伊勢「モノクマ」

モノクマ「はいはい、なんでしょう」

伊勢「凶器の注文だ。ツールナイフと蝋燭、マッチを用意してもらいたい」

モノクマ「ナイフはともかく蝋燭とマッチ?凶器にしてはささやかすぎない?」

伊勢「トリックに使えるものも一種の凶器……そうは言えないだろうか?」

伊勢「蝋燭を使えば時限式の凶器も作成可能だ」

モノクマ「コロシアイが盛り上がるならいいけどね!」

伊勢「それと注文した凶器を使う前に事件が起きた場合どうなるのだろうか」

モノクマ「そのままあげるよ!うぷぷ、もしかしたらクロが逃げきって必要なくなるかもしれないけど!」

伊勢「ふむ……」

なるべくコロシアイ以外に活用出来る凶器……それを手にいれておかなければ。

伊勢「ふむ、こんな所か……」

ツールナイフに蝋燭とマッチ、極めつけに爆弾。
いざというときはこの爆弾を上手く活用して脱出の手とするしかない。

モノクマにはスペアがいる、壁や大扉もこれでは容易に破壊できないだろう。

使い方は慎重に選ばなくては……

ピンポーン

伊勢「中後君か」

僕はこの時、油断はしていないつもりだった。

しかしはっきり言ってしまえば……警戒が足りなかった。

ガチャッ

「……」

伊勢「……!?」

故に扉を開けてすぐ、甲冑を着けた何者かが剣を振り上げるのを、僕はすぐに認識出来なかった。

甲羅「ああっ、クソッタレ!」

なんだよ、この禁止事項はよ!

【禁止……睡眠】

よりによってとんでもねえの引いちまった……許可されてんのは、まあすげえのかもしれねえけど。

甲羅「つうかマジでこのままだとオレ死ぬじゃねえか!?」

ずっと寝ねえなんてオレには出来ねえし……
かといって、コロシは……

甲羅「……」

しかた、ねえんじゃねえか?
だってオレだってこのままだと死ぬ。

だったら……やっちまったって……

伊勢『コロシアイが起きれば僕は必ず君達という大切なものを失う事になる』

伊勢『故に僕は、コロシアイが起きる事に恐怖しているのだよ』

甲羅「……!」

伊勢『この数日、短い時間であれ僕は君達を好ましく思っている』

伊勢『だから僕はコロシアイを起こさせるわけにはいかない』

伊勢『……また失うのは怖いのでな』

甲羅「……クソッ!どうしちまったんだよオレ!」

ミノルはいい骨してやがるけど、それだけだろ!?
その気になれば切り捨てんのだって出来るはずだろうが……!

甲羅「チクショウ……ムカつくからミノルのとこに殴り込んでやる……!」

ピンポーン

甲羅「オイ!ミノル!いるんだろ、出てきやがれ!」

甲羅「……っかしいな」

アイツの禁止事項って自室以外に十分以上いられないだったはず。
たまたま出てる時に来ちまったのか?

甲羅「無駄足かよ……チクショウ」

部屋に戻ろうとしたその時……ふと、倉庫が気になった。

甲羅「……」

どうせ無駄足なんだ、ついでに倉庫も見とくか……見回りしてんのかもしれねえし。

ガチャッ

甲羅「…………は?」


そしてオレが見たのは……

剣で床に標本みてえにされてる、ミノルだった。

伊勢「ぐっ、あっ……」

痛みに目がチカチカする。
意識を失っては無理やり引きずり出される……僕はそれを繰り返していた。

甲羅「ミノル!オイ、どうしたんだよ!?」

この声は……洋子君、か?

伊勢「洋子君……」

甲羅「い、生きてんだな?いったい誰にやられたんだよ!」

伊勢「その前に、僕を部屋に……もうすぐ、十分になる……!」

甲羅「オ、オウ!」

洋子君が僕の腕に突き刺さった剣を床から抜く。
血を出さないために、腕には突き刺さったままだが……

甲羅「よし、立てるか?」

伊勢「ああ……」

洋子君に肩を貸されながら、部屋に向かって歩き出す。
そして何とか……部屋に戻る事が出来た。

甲羅「甲冑を着たヤロウだぁ?」

伊勢「ああ……いきなり襲われてしまった。そして倉庫に引きずり込まれて腕を剣で貫かれた」

あの時、何とか一撃は避けたが……何回も硬い甲冑で殴打され、踏みつけられ。
そのせいでろくに抵抗も出来なかった。

甲羅「だけどなんでソイツはミノルをすぐに殺さなかったんだよ?」

伊勢「おそらく、禁止事項を破ったらどうなるかの試し……といったところではないだろうか」

見回りばかりしている僕は目障りだったという理由もあるだろうが。

甲羅「んだよソレ……」

伊勢「狙われるのは想定していたが……今回は本当に危なかった」

洋子君が来ていなければ……僕は今頃死んでいただろう。

伊勢「感謝する洋子君。君は命の恩人だ」

甲羅「イヤ、無事ならいいんだよ……無事ならよ」

伊勢「とにかくこうしてはいられない」

あの甲冑をモノクマが動かしているならともかく、それはまずありえない。
つまり誰かがこのコロシアイに乗ったという事だ。

急がなければ……!

ピンポンパンポーン!






モノクマ「死体が発見されました!」

モノクマ「一定時間の捜査を行った後、学級裁判を開きます!!」






伊勢「……!」

甲羅「マジかよ……」

伊勢「洋子君、行こう……!」

甲羅「でもミノルは十分以上いられねえんだろ!?」

モノクマ「それに関しては大丈夫です!なぜなら事件が起きたから!」

伊勢「……現場は、どこかね」

モノクマ「娯楽室……行ってみたら?」

娯楽室か……!

【二階・階段室】

伊勢「はあはあ……」

甲羅「無茶すんなって!」

百鬼「おい!また起きたのかよ!?」

伊勢「百鬼君……娯楽室で、何かあったらしい」

百鬼「娯楽室……ちっ、誰が死にやがったんだ……!」

百鬼君が階段を駆け上がる。
僕と洋子君もその後を追いかけると、娯楽室の扉は開け放たれ、符流君の姿が見えた。

伊勢「符流君、誰が……!」

符流「……見てみろ~♪」







【符流君に促されて僕は娯楽室の惨状を目の当たりにした】

伊勢「……」

【首に短剣が突き刺さって床に倒れたその姿】

伊勢「くっ……」

【もう二度と動く事はない……】












【超高校級の脇役】

【姫島在留君は……もう二度と】






伊勢「姫島君……」

符流「オイ、その腕はどうした~♪」

甲羅「これはよ……ってオイミノル!アレ見ろよ!」

伊勢「……あれは」

洋子君の指差した先には甲冑が立っていた。
おそらくそれは僕を襲ったあの甲冑だ……なぜなら甲冑には血が飛び散っているのだから。

符流「アイツならさっきから動かない~♪人は入っているようだが~♪」

百鬼「観念しやがったって事か」

伊勢「……」

甲冑に歩み寄って、その肩を掴む。

伊勢「君が姫島君を殺したのか……」

揺さぶる、やりきれない思いをぶつけるかのように……

グラッ……ガシャン!







【倒れた甲冑から頭部の部分が外れる】

伊勢「なっ……」

【その下から出てきた顔は……】

伊勢「なぜだ……」

【なぜ君が……】












【超高校級の鑑定士】

【中後直巳君は甲冑を纏ったまま息絶えていた】






ピンポンパンポーン!







モノクマ「死体が発見されました!」

モノクマ「一定時間の捜査を行った後、学級裁判を開きます!!」






伊勢「中後君……!」

甲羅「オイオイ、どうなってんだよ……!」

符流「なるほどな~♪ソイツは結局過ちを繰り返したわけだ~♪」

百鬼「けっ……そういう事かよ」

中後君が……?

一里塚「み、みんな大変……嘘、中後さんと姫島さんまで……?伊勢君も怪我してるし……」

伊勢「何があった一里塚君!中後君と姫島君【も】とはどういう意味かね!?」

一里塚「あっ、それが……」







【一里塚君に呼ばれて連れていかれたのは、個室】

【中では既に倒れたらしい月ヶ瀬君と彼を診ている奥寺君がいた】

【そしてその奥には……】












【超高校級の霊能力者】

【紫乃美月君が頭から血を流して倒れていた】






本日はここまでで。







CASE.3【走り出した絶望は止まる事を知らず】非日常編






伊勢「これはいったいどうなっているんだ……!」

姫島君、中後君に続いて紫乃君まで……!

甲羅「……オイ!シノはまだ息があるぞ!」

伊勢「本当かね!容態は!?」

甲羅「出血はひでえけど、これならまだオレでもなんとか出来らぁ!」

一里塚「よ、良かった……」

伊勢「しかし、またコロシアイは起きてしまった……」

奥寺「あ、あの……もしかして伊勢さんのその腕も?」

伊勢「……」

もし犯人が僕を襲った犯人と同一ならば……これはいったい……

モノクマ「あー!忙し忙し!」

一里塚「モノクマ……!」

モノクマ「今回は事件が多すぎてボクもてんてこ舞いだよ!とりあえずモノクマファイルは渡すから!」

甲羅「熊公!ついでに治療に使うもの用意しやがれ!」

モノクマ「はいはい!すぐに用意するよ!」ピョーン!

……むっ?

なんだ?今何か……

【娯楽室】

符流「いったい誰がやられたんだ~♪」

紫乃君の治療を洋子君に、月ヶ瀬君の看病を奥寺君に任せて僕は一里塚君と共に娯楽室に戻る。

視線を走らせてみても、娯楽室は先ほどと全く変わっていなかった。

……二人の死は紛れもない事実という事だ。

伊勢「紫乃君が襲われて重傷だ」

符流「なに……!?」

百鬼「そりゃ霊能力あるやつだ、学級裁判の事考えりゃあ狙われるに決まってやがる」

一里塚「無事だといいんだけどね……」

伊勢「とにかく捜査をしなければならない。見張りは……」

百鬼「俺はやんねえぞ。捜査しなきゃいけねえからな」

伊勢「一里塚君、姫島君の代わりを頼めるだろうか?」

一里塚「うん。私はいいよ」

伊勢「符流君も今まで通り見張りを頼みたい」

符流「……」

伊勢「符流君?」

符流「ふん、好きにしろ~♪」

紫乃君が気になるのだろうか……無理もない。


      【捜査開始】

モノクマファイルを確認しよう。

【被害者は姫島在留と中後直巳。
死体発見現場は三階娯楽室。
両者の死亡推定時刻は午後一時頃。
姫島在留の死因は首を刺された事による失血死。
被害者はほぼ即死だった模様。
中後直巳の死因は毒によるショック死】

刺殺と毒殺……か。

コトダマ[|モノクマファイル3>を手に入れました。
【被害者は姫島在留と中後直巳。
死体発見現場は三階娯楽室。
両者の死亡推定時刻は午後一時頃。
姫島在留の死因は首を刺された事による失血死。
被害者はほぼ即死だった模様。
中後直巳の死因は毒によるショック死】

まずは姫島君の方を調べよう。


一里塚「ひどい……天童君で麻痺してたけど、姫島さんもこんな」

首を短剣で後ろから貫かれているこの姿は、確かに惨い。

よほど強い力で刺したようだが……

着衣の乱れなどはない……犯人は後ろから姫島君を襲い、抵抗する暇も与えず殺害したのだろう。

伊勢「この短剣は宝物庫にあった刀剣類の一つ……」

剣は僕に使ったため、こちらを選んだのだろうか……

伊勢「むっ?」

短剣の柄に何か引っ掛かっている。

鎖……?

コトダマ[|姫島の死体>を手に入れました。
【姫島は短剣で後ろから首を貫かれていた。
着衣の乱れなどはなく、抵抗した跡は全くない】
コトダマ[|凶器の短剣>を手に入れました。
【姫島の首を貫いていた刺さっていた短剣。
宝物庫にあった品】

コトダマ[|鎖>を手に入れました。
【短剣の柄に引っ掛かっていた細い鎖】

次は中後君だが……

伊勢「符流君、中後君は君が来た時からこの部屋に?」

符流「そうだ、オレが最初に見た時と変わっていない~♪」

なぜ調査を頼んだ彼女が甲冑を着て娯楽室にいたのか……

伊勢「……?」

なんだ?

この甲冑……右手の部分がだいぶ傷ついている。
中後君は……右手で何かをしたのだろうか?

伊勢「ふむ……」

帷子の下は普通に服を着ているようだが……むっ?

伊勢「袖が一部裂けている……それに」

僕が渡したメモがない……

コトダマ[|甲冑>を手に入れました。
【中後は甲冑を着て死亡していた。
甲冑の右手部分だけボロボロになっている】

コトダマ[|中後の服>を手に入れました。
【甲冑の下に着ていた服の袖が一部裂けていた】
コトダマ[|なくなったメモ>を手に入れました。
【中後に渡していた伊勢のメモがなくなっていた】

伊勢「符流君、君が死体を発見した経緯を聞かせてもらいたいのだが」

符流「オレはピアノを弾きに演奏室にいた~♪そこから部屋に戻ろうと演奏室から出たら姫島の死体を見つけたわけだ~♪」

伊勢「娯楽室になぜ立ち寄ったのかね?」

符流「扉が開いて音楽が漏れていたからな~♪」

伊勢「娯楽室の扉が開いていた?」

符流「それも両開きの扉の両方が全開になっていれば不思議に思うだろう~♪」

娯楽室の扉が全開になっていた……?

コトダマ[|符流の証言>を手に入れました。
【娯楽室の両開きの扉が両方全開になっていた】

本日はここまでで。

滞ってすみません
明日から再開します

伊勢「……」

一里塚「伊勢君、何探してるの?」

伊勢「今回姫島君と中後君に配られた動機だ」

少なくとも中後君は持っているはずだが……

伊勢「あった……禁止と許可もホールで見た物だな」

姫島君は……

【禁止……累計四人以上との会話
許可……三人までの殺害】

伊勢「なるほど……これが姫島君の」

一里塚「あっ、だからか……」

伊勢「だから?一里塚君、それはどういう事だろうか?」

一里塚「私、動機配られた後……十時くらいかな?姫島さんと少し話したんだよね……あの時姫島さん後一人って言ってたから」

伊勢「後一人……」

姫島君は十時頃既に二人の人物と会話を交わしていたという事か……その一人が彼女をここに呼び出した犯人の可能性もあるな。

コトダマ[|姫島と中後の動機>を手に入れました。
【殺された二人に配られた動機の禁止と許可。
中後は累計四時間以上の自室滞在
姫島は累計四人以上との会話を禁止されていた】

コトダマ[|一里塚の証言>を手に入れました。
【姫島と動機を配られた後、十時頃に会話を交わした。
その時姫島は後一人と口にしたらしい】

伊勢「ふむ……」

ここはこれぐらいだろう。
次に行くとしようか。

【紫乃の部屋】

伊勢「洋子君、紫乃君の容態は?」

甲羅「命はもう問題ねえと思う。けど目を覚まさねえ」

伊勢「証言から犯人を炙り出すのは難しい、か」

月ヶ瀬「キハハ、お前のその怪我させた奴が犯人じゃねえかぁ?」

伊勢「月ヶ瀬君、目を覚ましたのかね」

月ヶ瀬「死体じゃなかったからな」

奥寺「あ、あの……ところで結奈ちゃ……祭田さんを見てませんか?」

伊勢「祭田君?見ていないが……」

奥寺「なんだか部屋にもいないみたいで……」

月ヶ瀬「キハハ、現場にも行ってないのは妙だなぁ」

甲羅「変な事言うんじゃねえよ!これ以上死体なんか冗談じゃねえ!」

奥寺「し、死体……!?」

月ヶ瀬「……ぼかした意味がねえ」

伊勢「……」

そういえば……もう一人、見当たらないな。

【野場の部屋】

祭田「ムギュウ……」

夕貴「もうやだ、やだよぉ……!」ギュウウ

伊勢「……夕貴君、とりあえず祭田君を解放したまえ。窒息してしまう」

夕貴「ひいっ!ゆ、夕貴は人殺しなんてしま、しま、うわあああああん!」

祭田「苦しかった……ぐすん」

伊勢「祭田君、君はいつから夕貴君に?」

祭田「動機配られた後すぐに……ユウキは人といないとダメだからって」

人といないとダメ?

伊勢「夕貴君、君の禁止と許可は……」

夕貴「うわあああああん!」

これでは話は聞けないか……仕方がない。

伊勢「ふむ……この辺りか?」

部屋のゴミ箱を探るとグシャグシャになった動機のくじがある。

【禁止……同じ部屋の十メートル以内に人がいない状態
許可……クロになる際モノクマファイルの指定部分の削除】

伊勢「夕貴君はこの禁止事項に違反しないために祭田君を拉致したわけか」

祭田「ずっとギュウッてされた……」

夕貴「うわあああああん!」

……つまり夕貴君と祭田君はアリバイ成立か。

コトダマ[|夕貴と祭田>を手に入れました。
【夕貴は禁止事項に違反しないために祭田を動機配布直後部屋に拉致。
捜査時間まで祭田を抱き締めたまま放さなかったようだ】

伊勢「奥寺君が心配していた。顔を見せてあげてほしい」

祭田「うん……ミノル、怪我してるけど大丈夫?」

夕貴「あ……怪我、ケガ……血……キズ……死……」バタッ

伊勢「……痛むが問題はない。少なくとも夕貴君の精神状態や姫島君と中後君に比べれば」

祭田「アルル、ユナを心配してくれたのに死んじゃった……ぐすっ」

伊勢「むっ?祭田君、君は姫島君と話したのかね?」

祭田「ユウキに連れていかれる時に大丈夫?って聞かれたから多分って……それだけ」

伊勢「……」

姫島君のもう一人とは、祭田君の事だったのか。

となると……

コトダマ[|祭田の証言>を手に入れました。
【夕貴に拉致される時に姫島と会話を交わした】

伊勢「むっ?」

百鬼「あん?」

伊勢「百鬼君、捜査は順調だろうか?」

百鬼「どうだかな……自分が犯人だと疑われねえだけマシだけどよ」

伊勢「アリバイでもあるのかね」

百鬼「アリバイよりはっきりしたもんだ。ほらよ」

【禁止……異性との肉体的接触
許可……クロになる際死体発見アナウンスの人数の減少】

伊勢「異性との肉体的接触の禁止……確かにこれでは姫島君と中後君を殺害し、紫乃君を襲うのは不可能だな」

百鬼「殺すのに肉体的接触なしなんざ不可能だからな」

伊勢「何か見ていたりはしていないのだろうか」

百鬼「二階のプールにいたからな……わかんねえよ」

伊勢「プールにまでそのテニスバッグを持っていっていたのかね……」

百鬼「ねえと落ち着かねえんだよ……」

コトダマ[|百鬼の証言>を手に入れました。
【百鬼は異性との肉体的接触を禁止されていた。
事件発生時は二階にいたが、何かを見ていたりはしていないようだ】

寝落ちしそうなのでここまでで。

あと一週間……まだかな??

>>294
なにが?

【植物室】

伊勢「……中後君を殺害した凶器は毒物」

ならばやはりここに手がかりがあるはずだが……

月ヶ瀬「キハハ」

伊勢「月ヶ瀬君か。君も捜査に来たのかね?」

月ヶ瀬「奥寺と祭田が感動の再会しやがってなぁ。お邪魔虫は退散ってわけだ」

伊勢「ふむ、それで何かわかった事は?」

月ヶ瀬「祭田に貰った毒物リストによると、この辺りが毒草みたいだぜ?」

ふむ、念のため倉庫から持ってきた手袋を使うとしよう。

…………

月ヶ瀬「おっ、こりゃビンゴだな」

伊勢「どうしたのかね」

月ヶ瀬「ほら、ここが見るからに引きちぎりましたって感じだろ?」

月ヶ瀬君が指さした先には確かに一部が引きちぎられたと思わしき植物があった。

伊勢「なるほど。他にそのような植物はない以上、これが凶器だろう」

中後君はこの植物で……

コトダマ[|引きちぎられた毒草>を手に入れました。
【植物室の毒草が一部引きちぎられていた】

【娯楽室】

甲羅「よぉ、ミノル。今二人共見終わったぜ」

伊勢「ありがとう洋子君。それでモノクマファイルとの違いは何かあるだろうか?」

甲羅「死因も時刻も間違いねえな。ただよ、スゲエ気になる事はあったぜ」

伊勢「それは?」

甲羅「ヒメシマの首に刺さったナイフだけどよ……人間の首をナイフで貫通なんてのは骨と骨の間を正確に貫くか、もしくは強い力でやらねえとまず不可能なんだよ」

伊勢「つまり姫島君はそのどちらかだと?」

甲羅「ああ。今回は後者……トンデモネエ力でやりやがったみてえだ」

伊勢「しかし、このナイフでそれは可能なのだろうか?」

甲羅「思いっきり振りかぶっても難しいと思うぜ?ミノルに刺さった剣なら出来ねえ事もねえだろうけどよ」

伊勢「ふむ……」

甲羅「それとナカウシロの口から葉っぱみてえのが出てきたぜ」

コトダマ[|甲羅の見解>を手に入れました。
【姫島の首を貫いたナイフは物凄い力によって刺されたらしい。
しかし凶器のナイフでは難しいようだが……】

コトダマ[|葉っぱ>を手に入れました。
【中後の口から出てきた葉っぱ】

祭田「ミヅキ大丈夫かな……」

奥寺「信じるしかないよ……ううっ」

伊勢「紫乃君の容態はどうだろうか?」

奥寺「あっ、伊勢さん……まだ目を覚ましません」

伊勢「そうか……ところで紫乃君の禁止と許可のくじはあるだろうか?」

奥寺「それなら机にありますよ。百鬼さんがこりゃ紫乃はシロだなって言ってましたけど」

伊勢「紫乃君がシロ……」

机の上にあるくじを見る。

【禁止……三階ホールへの立ち入り禁止。
許可……一回のみ他の許可から選択可】

三階ホールへの立ち入り禁止……なるほど、これならば確かに紫乃君はシロだろう。

伊勢「紫乃君に罪が被せられる恐れはなくなったか……」

コトダマ[|紫乃の禁止と許可>を手に入れました。
【紫乃が動機で受け取った禁止と許可。
内容は>>298

ここまでで。
放置すみませんでした。

乙乙
待ってたべ

他の許可から選択可……他の人の許可を知らないと発動できない感じか

二ヶ月なので保守を
現在色々な関係で出来る状態ではなく申し訳ありません

11月から不定期に再開します

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