千夜「ふれんどしたいお年頃」【ごちうさスケッチ】 (31)


前作
【安価】千夜「いたずらしたいお年頃」
【安価】千夜「いたずらしたいお年頃」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1454255217/)

前作の続きとなるサイドストーリーです
ゾンビは出ません

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1455812475

宮子「休みの日は公園を散歩するのが吉」

ゆの「そのこころは?」

宮子「一切お金がかからない」

グー

宮子「おなかすいた。もう歩けない……」

ゆの「宮ちゃん……」

宮子「気のせいか甘いにおいがしてきたー」

ゆの「あ、気のせいじゃないと思うよ」

宮子「!」ダダダッ

ゆの「宮ちゃん待ってー!」

宮子「栗ようかん!」パクッ

千夜「あら」

宮子「ん?」

千夜(また女の子が食いついちゃった♪)

宮子「なるほどー、千夜さんは甘味処の娘さんで」パクパク

千夜「ええ」

宮子「甘くて美味しい和菓子食べ放題!いいなー」ムシャムシャ

千夜「気にいってもらえてうれしいわ。ところで宮子ちゃん、さっきから何を描いてるの?」

宮子「見る?じゃーん」

千夜「……何の絵かしら」

宮子「うさぎだけど……」

千夜「これは……チノちゃんと同じ方向性かしら」

ゆの「宮ちゃーん」

宮子「おおっゆのっち!ようかん食べる?」

ゆの「急に走らないでー」

千夜「宮子ちゃんのお友達?」

ゆの「えっとこちらの方は?」

宮子「千夜さん。ようかんくれた人ー」

ゆの「あっあのっはじめまして。ようかんいただきます」

千夜「ええ、どうぞごゆっくり」

ゆの「えっ」

宮子「あっそうだ、さっき千夜さんが言ってたチノちゃんって?」

千夜「この先にある喫茶店の子よ。あ、ちょうど今から遊びに行くところなのだけどよかったら一緒に行かない?」

宮子「行くー!」

ゆの「あ、お邪魔でなければぜひ……」

ココア「いらっしゃいませー」

チノ「いらっしゃいませ。千夜さん、そちらの方は」

千夜「さっきお友達になったの。宮子ちゃんにゆのちゃん」

宮子「よろしくー」

ココア「そうなの、二人ともよろしくね!」

ゆの「は、はじめまして」

ココア「そんなにかしこまらなくていいよ。千夜ちゃんの友達なら私の友達!」

チノ「ココアさんはもう少しかしこまってください」

千夜「チノちゃん、ラテアートお願い」

チノ「はい。少々お待ちください」

宮子「千夜さんいわく、私と感性が似てるらしいよー」

ゆの「楽しみだねー」

チノ「お待たせしました」

宮子「えっ?」

チノ「似てますか?」

ゆの「宮ちゃんだー」

宮子「??」

チノ「宮子さんの絵も見せていただけますか?」

宮子「はい」つ[宮子作うさぎ]

チノ「??」

千夜「自分たちではわからないのかも」

ゆの「そうかもですね。私もなぜか中学生と間違えられちゃうんですけどなぜなんでしょうね」

千夜「えっ?」

宮子「ゆのっちー、全員から間違えられてたからってそんなにヘコまなくても」

チノ「大丈夫です、私にはわかりましたから」

ゆの(小学生だと思ってたなんて絶対に言えない……)

ゆの「チノちゃんは中学生なんだよね。お店のお手伝いしっかりしててえらいなー」

チノ「いえ、マスターの娘として当然のことです」

千夜「実家がお店だとそうなるわよねー」

ココア「高校入って一人暮らししてるゆのちゃん達も立派だよ」

千夜「ココアちゃんも一人でこの街に来たのよね」

宮子「それで、このお店に下宿してるのかー」

ゆの「私にはそっちのほうが大変そう」

ココア「うーん、大変なこともあるけど、チノちゃんといつも一緒で幸せだよ」モフモフ

チノ「コ、ココアさん……」

ゆの「仲いいんだねー」

宮子「私達も仲良しだよー、ゆのっちぎゅー」

ゆの「わ、宮ちゃん」

ココア「負けてられないよ!」チュッ

チノ「対抗しないでください」

千夜「あらあら」

宮子「ゆのっち見た?」

ゆの「ち……ちゅーしてた……のかな」

チノ「初対面の人の前でそういうことはしないでください」

ゆの「あの……もしかして二人はおつきあいをされて

チノ「違います」

千夜「この街では女の子同士の友達がキスするのは普通のことよ」

チノ(ナイスフォローです千夜さん)

ゆの「へえー」

千夜「そうだわ、せっかくこの街に来たのだからゆのちゃん達もしてみたら?」

宮子「そだねー。じゃあしよっか」

ゆの「え」

ゆの「待ってちょっと待って宮ちゃん」

宮子「あいっ」

ゆの「キ…キスとか平気でできるの?」

宮子「ゆのっちとならいーよー。私ゆのっち好きだから」

ゆの「それはライクの意味で?それとも…」

宮子「l'aik!」

ココア「発音うまい!」

宮子「ゆのっちは嫌?」

ゆの「やっぱり友達同士でなんて……無理」///

チノ「まぶしいです」

ココア「眩しすぎてみていられないよ!」

千夜「ほほえまー」

チノ「千夜さんはよくあんな嘘ついて平然としていられるものです」

ココア「さすが師匠だよー」

ゆの宮子「嘘?」

チノ「はい。友達同士でキスなんてしません」

宮子「だまされたー!」

ゆの「あれ?ということは、ココアさんとチノちゃんはおつきあいを」

ココア「もう隠し通せないね……私とチノちゃんは恋人同士なの」

チノ「恥ずかしいので内緒にしておいてください」

千夜「あら?でもココアちゃんは学校で私とキスしてるわよね」

チノ「ココアさん」

ココア「ごめんねチノちゃん!千夜ちゃんに迫られると断れなくて!」

チノ「浮気は禁止ですよ」

ココア「でもチノちゃんは、リゼちゃんにクリなめてもらったこともあるよね」

千夜「まあっ」

チノ「あれはココアさんが……というかお店でそんな話しないでください」

ゆの「栗を?」

宮子「なめて味わかるのかな?」

ココチノ「……!」ガガーン

チノ「ココアさん……」ダキッ

ココア「チノちゃん、私達こんなに穢れてしまったの?」ゼーゼー

千夜「うふふ」

ココア「なんで千夜ちゃんは平気なの」

ゆの宮子「???」

宮子「さっき千夜さんのこと師匠って言ってたけど何のこと?」

チノ「いたずらの師匠らしいです」

ゆの「いたずら?」

チノ「はい。千夜さんとココアさんのいたずら好きに手を焼いています」

ココア「黙って見守ってたチノちゃんも同罪だよ♪」

チノ「勘違いしないでください。私はゆのさんと宮子さんがキスするところを見たかっただけです」

ゆの(勘違いって何が?)

宮子「ほう、チノすけさんもいたずらすきー?」

チノ「いえ、決してそんなことは(チノすけさん?)」

ココア「あるよっ!チノちゃんったら私のパンツ全部隠してるんだよ」

ゆの宮子「えっ!」

チノ「嘘ですよ」

ゆの「だよねーびっくりした

チノ「逆ですココアさんが私の下着を取り上げ」ハッ

ゆの宮子「ええええ!」

ゆの(つまり今チノちゃんはノーパン……)ドキドキ

千夜「まあ、ココアちゃんったら、なかなかやるわね」

宮子「チノすけさんスカートめくらせていただいてもよろしいか」

ゆの「み、宮ちゃん……」

ココア「コーヒー1杯につき1回です」

チノ「勝手に決めないでください」

ティッピー(お前に言う資格はない)

千夜「それじゃ1杯いただくわ」

チノ「わかりました、少々お待ちください」

チノ「カフェ・ペペローネです」コトッ

ゆの「ざ、斬新だね」

千夜「独特の芳醇な香りがたまらないわー」

ココア「これを飲んだ人にチノちゃんのスカートをめくる権利が与えられるよ!さあさグイッと」

チノ「仕方ないから一回だけですよ」

千夜「宮子ちゃん、がんばって」

宮子「え?いーのー?んじゃいただきまーす」グイッ

ゆの「わああっ」

宮子「か……」

ゆの「大丈夫?」

宮子「辛うまー!」

千夜「いい飲みっぷりだわー」

ゆの「チノちゃん、本当にいいの?」

チノ「もう仕方ないからいいですよ。でも他の人に見えないようにお願いします」

宮子「はーい」

宮子「ではさっそく……」

ココア「や、やっぱりだめー!」ダキッ

チノ「ココアさん」

ココア「チノちゃんは私だけのものっ」

ゆの(あ、なんだかホッとした)

チノ「今のココアさん素敵です」キラキラ

ココア「いやーそれほどでも」///

チノ「というわけですので宮子さん、代わりにココアさんのスカートをめくってください」

ココア「え」

宮子「か……感動した!」

千夜「え?」

宮子「身をていして恋人を守る。愛だねえー」

チノ(いえ、もともとはココアさんが言い出したのですが)

ココア「あのー私身代わりになるなんて一言も」

宮子「私も愛に目覚めた気がする!ゆのっちキスしよう」

ゆの「えっ?」

宮子「あ、もちろんLOVEの意味で」

ゆの「えええー!!」

ゆの「そんなの無理だよ」

宮子「やっぱりダメかー」

ゆの「私も宮ちゃんのこと好きだけど……恋人とかキスとか……急すぎてどうしていいかわからないよ」

宮子「そっかー。じゃあこれからゆっくり考えていこうよ」

ゆの「うん!」

千夜「よかったわね、宮子ちゃん、ゆのちゃん」

宮子「あ、どーもおかげさまで」

ゆの「千夜さんに会えてよかったです」

宮子「じゃ帰ろっかゆのっち」

ゆの「うん。ごちそうさまでした」

チノ「ありがとうございました」

ココア「ありがとうございましたー」

宮子「あ、そうそうココアさん」

ココア「なあに?」

宮子「てーい」バサーッ

ココア「きゃーっ♪」

ゆの「結局スカートめくりはするんだ……」


-END-


一応補足説明

カフェ・ペペローネ
 唐辛子を大量にぶちまけたコーヒー
 宮子しか飲めない

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