男「こらー、起きろー!」幼馴染「zzz」(72)

男「ほらほら早く起きないと遅刻するぞ!」

幼馴染「zzz…zzz…」

男「今日は俺も寝坊したからいつもよりそんなに時間無いんだからなっ」

幼馴染「うん…うん……」

男「あーもう!早く起きろよー!」

幼馴染「うん……わかった……zzz」

男「全然わかってないじゃないかっ!」

幼馴染「分かってるから…もう少しだけ……」

男「はぁ…いい加減にしないと置いてくぞ」

幼馴染「うー…それはヤダ……」ゴロゴロ

男「じゃあどうすれば起きてくれるんだ」

幼馴染「んー……キスしてくれたら起きるよ…」

男「……嘘じゃないよな?」

幼馴染「うん…ほんとだよ……いつも言ってるでしょ?……」

男「…あー……うん…よし、わかった」ガバッ

幼馴染「ふぇ?……んむっ!?」

男「…っ…はぁ…ほら早く学校行くぞ?」

幼馴染「ふぁっ…はっ、はい!!」

男「下で待ってるから急いで来いよー?」ドタドタ

幼馴染「うそっ……いつもだったらこれで大丈夫なのに…」

幼馴染「…すっかり目が覚めちゃった……」ドキドキ

幼馴染「はっ…早く着替えて準備しなくっちゃ!」アタフタ

男「おっせーよ!ほらっ早く早く!」

幼馴染「わーん、待ってよー!」

男「散々待ってただろうが!学校まで止まるなよっ!」

幼馴染「ひー、男のいじわるー」

男「うるさいっ口動かす体力があるなら体に回せっ」

幼馴染「無理だよーもう間に合わないよぉ」

男「ほらっ鞄持ってやるから急げっ!」タッタッタッ

幼馴染「うぇーん」タッタッタッ

男「ふぅ…なんとか間に合ったな…」

幼馴染「……はぁ…はぁ…はぁ……男……足…速すぎるよ……」

男「でもなんだかんだでお前もきちんと着いてきてるじゃないか?さすがは陸上部のエースだな」

幼馴染「そんなこと…言ったって……つらい物はつらいよ…はぁ…」

男「今回は自業自得だろ?さてとっ、そんじゃ俺は教室行くからな?」

幼馴染「あ…うん、鞄ありがとうね」

男「おうっ」

男「始業2分前か…危なかったな」ガラガラ

男「おはよっ、女」

女「おはよう」

女「今日はやけにぎりぎりじゃない?」

男「いやぁ、不覚にも寝坊しちゃってな…あはは」

女「ふーん、珍しいこともあるものね?バイトの入れすぎじゃないの?」

男「そんなことないさ」

女「まぁ、無理しないようにね」

男「んっ?心配してくれてるのか」

女「べっ、別にあんたの心配なんてしてないわよっ!あんたに何かあったらあの子が困るから!」

男「へいへいわかってるよ、でもまぁありがとうな」

女「ふんっ…」

キーンコーンカーンコーン
男「んー、くはぁ……漸く2限の授業が終わったか」グゥ

男「朝食べてなかったし、少し腹減ったな…」

男「購買にでも行って何か買うとするか」

友「男ー、どっか行くのか?」

男「ちょっと購買行ってくるわ」

友「おー、ちょうど良かった。じゃあ俺も一緒にいくとするかな」

男「お前も小腹でも空いたのか?」

友「バカッ、お前忘れたのか?今日は月に一度のあの日だぞっ!?」

男「あの日…あー、思い出した月1の特殊パンの日か」

友「おうっ!限定10食の激レアパン!採算度外視の厳選された素材に月毎に変わるパンの種類!先月のパンはあまりの旨さに食った奴がダルシムになった!」

男「どういうことだよ…」

友「ともかく!今日の購買も戦場と化すこと間違いないぜ!」グッ

男「そんな笑顔でサムズアップされても困るんだが…まぁ普段弁当だったからあまり興味も無かったけど頑張ってみるとするか」

友「ほう…つまりお前は俺の敵ということか…」

男「まぁお前も狙ってるんだったらそういうことになるな」

友「手加減はしないから覚悟しておくんだな!」

男「ちょっと言ってる意味がよくわからないがまぁお手柔らかにな」

友「はっはっはっ!!」

――――――ワアアァァァ!!

友「うわぁぁぁ!!!た、助けてくれ!男!」

男「悪いな、お前は俺の敵なんだろ?」

友「おい、敵だけど友達だろっ」

男「俺はお前の屍を越えていく」ギュム

友「踏むなよっ!うっ、うわぁぁぁぁ………――」

男「友、お前の死は無駄にしない。あっすいませーん、これくださーい」

「はいよ、お兄ちゃん運がいいねぇ。これおまけにつけとくよ」

男「どうもありがとうございます、お姉さん」

「まぁまぁ口まで上手だこと」

男「はぁ…疲れたけど戦果は上々だったなw」ハム

男「結構おいしいし、頑張った甲斐があったよ」モグモグ

「せんぱーい!」

男「ん?おぉ後輩じゃないか?どうした?」

後輩「私は激レアパンのために来てたんですよ!」

男「あれに突っ込もうとしてたのか…小さいのに頑張るなぁ」

後輩「むぅ、小さいは余計ですよ!ところで先輩もそうじゃないんですか?」

男「まあそんなとこかな。で、後輩はどうだったんだ?」

後輩「この手ぶらの状態を見てどうだったか聞くんですか?…先輩のいじわる」

男「あー…うん…すまん」

後輩「いいですよ、気にしてませんから。でもいーなー先輩、おいしそうですもんねそれ」

男「食いかけでいいならやるぞ?」

後輩「えっ?」

男「だから俺の食いかけでいいならやるって。ほらまだ一口しか食べてないし」

男「元々俺はそれが目的って言うわけでも無かったからな」

男「購買のお姉さんにおまけもらったからそっち食べればいいしな」

後輩「でっ…でも…(先輩の食べかけだなんて)」ドキドキ



男「嫌ならまぁ俺が全部食べるけども」

後輩「嫌じゃないですっ!くださいっ」

男「おっ、そうか。それじゃあほらよ」

後輩「うわわっ、あっありがとうございます」ペコリ

男「おうっ、旨いからそれで残りの授業も頑張れよー」ヒラヒラ

後輩「……行っちゃった…優しいなぁ先輩は……」ハム

後輩「おいしいです…」ドキドキ



キーンコーンカーンコーン
友「おっし男、学食行くとするか」

男「お前…パン食えなかったからって化けてでるなよ…」

友「俺死んだつもりは無いよっ!」

男「嘘だっ!!」

友「本当だよっ!そんな迫力込めて言われてもどう反応したらいいかわかんねぇよっ!」

女「おーい、あんたたちふざけてたら置いてくよ!」

友・男「ごめんなさい」

幼馴染「まぁまぁ女ちゃん」

男「おっと悪い、ちょっとあいつ呼んでくるから友と幼馴染と先行っててくれるかー?」

女「わかった、それじゃ行くよ幼馴染、友」

幼馴染「席とって待ってるね?」

友「早く来いよー」

男「おーい妹ー」

妹「あっ、兄さん」

男「悪かったな、今日は弁当作ってやれなくて」

妹「ううん、大丈夫だよ……私が料理作れたらいいんだけど…」シュン

男「まだ練習中だし仕方ないだろ?それに他の家事やってくれて俺は凄く助かってるよ」

妹「でも…いつも兄さんに迷惑かけてるし…」

男「ほーらそれ止めろって言ってるだろ?迷惑だなんて思ったことはないよ」ポンポン

男「可愛い妹のためだしな」ニコッ

妹「兄さん…」

男「さっ、皆待ってるし学食行くぞ?」

妹「うんっ」

いいよ④

友「おっ来た来た」

妹「皆さん、お待たせしてすみません」

女「気にしなくていいよ妹ちゃん。さっ、妹ちゃんも早く買ってくるといいよ、ついでに男も」

男「相変わらず妹の前だと俺の扱いがぞんざいだな…」

幼馴染「ちなみに今日のお勧めは気まぐれ定食だって」

男「ふーん、じゃあ俺はそれにしてみるかな?妹はどうする?」

妹「私はオムライスにします」

男「オッケー」ピッ

「はいよ、気まぐれ定食とオムライスお待ちどうさま!」

男「こっ、これはっ」

妹「どうしたの兄さん?」

男「オムライスにコーンポタージュとサラダがついているだけだった…」

妹「あらら…」

男「なんだか名前の割りに期待はずれだけどまぁ旨そうだしいいか」

男「ふぅ…ご馳走様でした」

幼馴染「おいしかったね~」

男「今日はお前のせい全力で走らされたから余計においしかったな」

幼馴染「うー、でっでも男だって寝坊したって言ってたじゃない!」

男「お前、その時点から記憶あるならさっさと起きろよ…」

幼馴染「眠たかったんだもん!それに…今日は…男…あんなことするし…」

男「ん、どうした?顔が赤いぞ?熱でもあるのか」ピトッ

幼馴染「~~~!?(顔っ!近いよっ!)」

男「うーん?熱はなさそうだけど…最近風邪はやってるみたいだし用心しろよ?」

幼馴染「わかった!分かったから!///」

友「なんか…無性に殴りたくなってくるな……」

女「疎外感が凄いものね……私だって……ゴニョゴニョ」

妹「兄さん…大胆です///」

男「ん?なんか言ったか?」

一同「いや、別になんでもないぜ(よ)(ですよ)」

幼馴染「ふにゃ~……」

男「おーい、お前もこんなところで寝ると本当に風邪引くぞ」

幼馴染「ほっといてよ~…」

男「あっと、そういえば妹」
妹「はい、なんでしょうか兄さん?」

男「今日はバイトで遅くなりそうだから先に帰っててくれるか?バイト先には学校から直でいくからさ」

妹「はい、わかりました」

男「だから悪いんだけどご飯も今日は買って帰ってくれ」

幼馴染「ん~?遅くなるなら私が作ってあげようか?」

男「いいのか、幼馴染?」

幼馴染「うん、妹ちゃんがよければの話しだけどどうかな?」

妹「お願いできますか?それでもしよろしければゴニョゴニョ」

幼馴染「うんうん、なるほどね。わかった!任せて」

幼馴染「というわけで妹ちゃんの合意も得られたし、私に任せて」

男「すまないな、恩に着るよ」

幼馴染「いえいえ、持ちつ持たれつってね?」

男「っともうこんな時間か。教室戻るとしますかね」

幼馴染「それじゃあみんなまたね~」

キーンコーンカーンコーン

男「さてと…hrも終わったしバイトの時間まで図書室で勉強でもするかな?友もどうだ?」

友「お前ってさ…バカなの?」

男「いや、赤点量産のお前にだけは言われたくない」

友「いうなっ!俺もそういうことを言いたいわけじゃないんだ、折角一日の授業が終わったのになんで勉強するなんて言えるんだよっ!遊ぼうぜっ!」

男「遊びたいのは山々なんだが俺もバイトがあるからな、遊ぶなら時間を気にせず長い時間遊びたいだろ?」

友「お前の言うことも一理ある、だが!俺は短時間でも遊びたいっ!」

女「はいはい、馬鹿は私と一緒に大人しく部活行くわよー」ガシッ

友「おっ、こらっ、離せって!」

女「男も偶には部活でなさいよ、男出てくるだけで皆の活気が違うから………私も嬉しいし…ゴニョゴニョ」

男「最後のほう聞き取れなかったけど何言ってたんだ?」

女「~~~!?別になんでもないわよっ!行くわよっ友!」

友「嫌だっ!今日は部活の気分じゃない、遊びたいんだーっ!やーめーろおぉぉぉー……」

男「達者でなー」ヒラヒラ

男の人気に嫉妬


でも支援

ガラガラ

男「うーん、相変わらずここは静かだな」

先輩「あら……いらっしゃい…男君」

男「こんにちは、先輩。お忙しいところすみませんが今日もよろしくお願いします」

先輩「…任せて」

先輩「さぁ…こっちへ……」

男「はい、失礼します」

先輩「今日もしっかり教えてあげるわ……貴方の身体に…ね?…」

男「はぁ…はぁ…先輩……」

先輩「……何かしら……」

男「ぐ…くっ……そこは……駄目です……っはぁ……」

先輩「もう一度よ……さぁ……」

男「…こ…こう…ですか……」

先輩「……また駄目……お仕置きよ…」

男「…あぅっ…はぁ……」

先輩「さぁ……どうして欲しいの……言って御覧なさい…」

男「……先輩………もう無理です…」

先輩「なに…もう一度……」

男「だから…もう……無理ですっ……て」

先輩「………そんな言葉は聞きたくないわ……えい」

男「……ってててて痛い痛い!もう無理ギブです!」

先輩「ふぅ…だらしないわね……この程度…男の子なら耐えて見なさい…」

男「問題解けないくらいで毎回毎回関節極めるのは止めてくださいってば!」

先輩「あの程度ができない…男君がいけないのよ…」

男「全国模試に名前が載るような人と一緒にしないでくださいよ!折角先輩教え方は上手くてわかりやすいのにこれじゃあ俺の体がもたないですよっ」

先輩「あら……男君も名前は載ってるでしょ?……この前見させてもらったわよ…」

男「先輩は俺と違ってその中でもかなりの上位じゃないですか!」

先輩「それくらい努力で跳ね除けなさい……」

男「だからこそ先輩に教えてもらいながら頑張ってるところなんですけどね…これだと一人でやったほうがいいかなと思うときもありますよ……」

先輩「それは……駄目…」

男「先輩…?」

先輩「…男君には定期的に…ここにきてもらわないと……駄目なの」

先輩「だって……男君がここに来ないと…私」グッ

男「…いででっ!!いたいっ痛いですってば!」

先輩「関節極める相手がいなくなるじゃない…そんなの私…耐えられない」

男「わかりましたっ!分かりましたから!絶対来ますから、だから離してくださいぃっ!?」

先輩「約束できる…?」

男「約束します!」

先輩「……そう…嬉しいわ」

男「嬉しいならそんなに力強めないでくださぁぁい!!もうらめぇぇぇぇぇ!!」

先輩「うふふ……(可愛いわ…男君)」

男「はぁ…身体の節々が痛む……」

男「でも勉強は捗ってる…我ながら不思議な話しだよ全く」

男「さてともう着いてしまったし気合入れなおして頑張ろう!」

ガチャッ
男「おはようございます、お疲れ様です」

バイト「おぉ、おはよう。そっか、今日は男君とシフト一緒なんだ。頼りになるなぁ」

男「そんな、止めてくださいよ。バイトさんのほうが先輩じゃないですか」

バイト「いやいや、やっぱり女の私より男の君のほうが色々出来ることも多いしね」

バイト「それに今日は男君以外の男性スタッフ少ないから、何かあったら頼りになりそうなの男君だけだし」

男「荷物運びとかですか?」

バイト「よくわかってるじゃないw」

男「あはは、でもまぁ他にも面倒そうなことがあったら呼んでください」

バイト「うん、頼りにしてるよ」

プルルル プルルル ガチャッ

男「はい、フロントです。はい、水をピッチャーで、それとグラスを5つですね」

男「かしこまりました、少々お待ちくださいませ」

男「それじゃあ行って来ます」

バイト「はいはーい、いってらっしゃい」

♪~♪~
男「失礼します、お待たせいたしました」

男「ごゆっくりどうぞ」

パタン
男「今日はお客さん多いな…おっと。いらっしゃいませー」

「歌いながら飲みなおそうよ、ねっ?」

ロング「いや…もう私はお酒はいいかなって」

ショート「私も……今日はもう」

「そう言わずにさ、少しだけでいいから」

男(何だか今の四人組あまりいい雰囲気じゃなかったな…)

バイト「男君、ここまで戻ってくる時に四人組とすれ違った?」

男「えぇ、あまり良さそうな雰囲気には見えませんでしたが」

バイト「私もそう思うのよね…だからちょっとカメラに気を配っておこうと思うんだけど」

男「俺もそのほうがいいと思います」

バイト「うん、何かあったら呼ぶからそれまではいつもどおり仕事してて」

男「はい」


ガチャッ
男「失礼します」
男「どうぞ、ごゆっくり」
パタン

バイト「男君!ちょっと来て!」

男「バイトさん、どうしました」

バイト「やっぱりあの男達、女の子達に手出そうとしてるみたい…どうしよう…」

男「…わかりました、俺が行ってきます」

バイト「でも危ないと思うよ…相手の男性男君よりどう見ても年上だし…」

男「でもこのままだとあの方達が危ないですよね、大丈夫ですよ。監視カメラあるって言えば大抵の人は帰ってくれますって。それじゃ」

バイト「あっ…待って。男君!」

バイト「行っちゃった……もうっ…」

「ねぇねぇほらもっと飲んでさ、楽しもうよ」

「ほら飲んで飲んで」

ショート「やめてくださいっ!もう帰りますっ」

ロング「離してくださいよぉっ…やだぁ…」

ガチャッ
男「失礼します」

「あぁん?なんだ、店員なんて呼んでねぇぞ!さっさと出てけよっ!」

男「お言葉ですがお客様、そろそろおやめになったほうが良いかと」

男「そちらの女性の方々も嫌がっているようですし」

「うるせぇよっ!お前にはそう見えるかも知れねぇけど俺らには喜んでるようにしか見えねえよ。なぁっ?」

「おお、どう見たって合意の上にしか見えないだろうが。分かったら餓鬼はさっさと戻ってろや」

男「まぁまぁそう仰らず落ち着いてください」

「うるせぇつってんだろうが!」ヒュン ゴッ

ロング「きゃあああ

男「っつぅ……」ポタ

「おいバカッ、何やってんだよ!流石に不味いぞ!」

「う、うっせぇ。よけねぇあいつが悪いんだろうが」

男「…お客様、一応申し上げさせて頂きますが、この室内には監視カメラを設置しております。お客様方がどのように思われていても第三者がこの映像を見たらどう思われるでしょうね」

「ぐっ……おいっ」

「あ…あぁ……」

タッタッタッ

男「いてて…」

ロング「君大丈夫っ!ごめんね、痛いよね……」

ショート「このハンカチ使って…」

男「大丈夫ですよ、お客様方。これくらいたいした怪我じゃ…」

ショート「いいからっ!」

男「…すみません、ありがとうございます」

ショート「お礼なんて……こっちの台詞だよ…助けてくれてありがとう」

ロング「最初は本当に軽い気持ちだったの……知り合いだったしご飯食べたら帰ろうと思ってたんだけど…」

ロング「あいつら…私達がもう飲めないって言うのにどんどんお酒勧めてきて…」

ショート「ご飯食べ終わったら強引にここに連れて来られて…」

ロング「本当に怖かった…怖かったの……」

こりゃ、惚れるよ

男(二人共震えてる……)

男「大丈夫ですよ、お客様方。あの人達もこの部屋の映像がある以上もうこんなことはしてこないでしょう」

男「何か暖かい飲み物でも持ってきますので、それを飲んで落ち着いてからお帰りください」

ショート「…ぐすっ…本当にありがとうね、君名前は?」

男「男といいます。お借りしたハンカチは洗って返させていただきますので宜しければまたお越しください」

男「それでは失礼します」

ロング「男君かぁ………年下はちょっとって思ってたけど」ドキドキ

ショート「頼りになる格好いい子だね。惚れちゃったかも」ドキドキ

男「大丈夫ですよバイトさん、この程度自分でも手当てできますから」

バイト「いいからっ!……じっとしてて」

男「ありがとうございます」

バイト「ほらっ、ちょっと染みるよ」

男「つぅ……」

バイト「最後にガーゼを貼って…っと。よしこれで大丈夫かな」ペチッ

男「いてて傷口叩かないでくださいよ」

バイト「ふふっ。でも今回はこの程度で済んだけどあんまり無茶しないでよ?」

男「はい、ご心配かけてすみませんでした」

バイト「……本当にそう思ってるの?」

男「えっ?」

ダキッ
男「ちょっ、バイトさん?」

バイト「…私本当は凄く不安だったの……男君、あんな人達相手に向かっていくから…」

バイト「心配で…心配で……」

男「バイトさん……俺…」

バイト「…なーんてねっ!」ケロッ

男「へっ?」

バイト「引っかかってる、うしし。狙い通りだわw」

男「はぁ…バイトさん…そうやってからかうの止めてくださいよ」

バイト「ごめんごめん。でもまぁ今回のことに懲りたらあんまり無茶はしないこと」

バイト「わかった?」

男「はい」

バイト「うん、よろしい!それじゃあ今日はもう上がっていいよ、チーフには私が言っておくから」

男「そんなっ悪いですよ!まだ次の方との交替まで時間あるのに」

バイト「悪いも何も、そんな血が滲んだガーゼ頭につけてる人に接客されてもお客さんが萎縮しちゃうでしょ?ほらっ帰った帰った!」

男「ぐぅ……わかりました……それじゃあお先に失礼します」

バイト「じゃあね~」

バイト「ふぅ…本当に男君ったら…私の気も知らないで」

バイト「危ないことなんてこれっきりにしてよね」

バイト「バカ…」

男「予定より大分早くなったけど帰るとするか…」

男「ん?あれは…」

男「よっ、女!今帰りか?」トン 

ビクッ
女「なんだ男か…いきなりだったから驚いたじゃない」

男「ははっ悪い悪い」

女「ふんっ。あれ、今日バイトって言ってたわよね。ずいぶん早くない?」

男「それがちょっと色々あってな」

女「色々…ってあんた怪我してるじゃない!どうしたのよ」

男「実はかくかくしかじかでな」

男「そのせいで今日は早く帰れって言われたんだ」

女「はぁ、また面倒なことに首を突っ込んで」

男「まぁお客さんも困ってたみたいだし俺がちょっと怪我しただけで丸く収まったんだからよかったんだよ」

女「ふん……」

男「ところで塾の帰りだよな?バス停まで送ってくよ」

女「い、いいわよ。すぐそこだし」

男「まぁまぁ遠慮するなって、夜道に女の子一人だと危ないかもしれないだろ?」

女「…じゃあ、お言葉に甘えて。別にあんたに送ってもらわなくても一人で帰れるんだからねっ!」

男「はいはい、そんじゃいこうぜ」

男「それにしても女って結構タフだよな」

女「何それ…ほめ言葉のつもり?」

男「ちゃんと褒めてるつもりだよ、だって部活終わって塾行ってそんで学校では委員長までやって。よく両立できてるなって思ってさ」

女「そんなこと無いわよ、最近は部活の成績だって伸び悩んでるし、勉強もいまいち捗らなくて……自分で言ってて何か情けなくなってきた…」

男「そっか、まぁもう少し肩の力抜いてもいいんじゃないか?」

男「眉間にしわ寄せながらやっても辛いだけだろ?」ピンッ

女「…いたっ!ちょっと何すんのよっ!」

男「そんな顔は似合わないって言ってんだよ。辛い時こそもっと笑おうぜ、なっ?」

女「~~~~バカッ///」

男「バカで結構、ほらっ帰るぞ」

女「…うん//」

女「ありがとう、男…」

男「ん?なにか言ったか?」

女「べ、別に何でもないわよっ!ほらっ前向いて歩きなさいよっこのバカッ」

男「へいへい」

もてまくり

ガチャッ

男「女送ってもいつもより大分早く帰れたな」

男「ただいま~」

シーン
男「ん?返事が無いな。まぁ寝てるだけかもしれないし、そっとしておこう」

男「とりあえず手洗いうがいでもっと」

ガチャ

幼馴染「いいお湯だったね~妹ちゃん」

男「………」

幼馴染「ふぇ?」

妹「兄…さん?」

男「いや…あの…その…」

男「ただいま…」

2人「きゃあああああああああああ!!!」

男「し、失礼しましたぁぁぁ!!」

幼馴染「…みたよね?」

男「ミテナイデスヨ」

幼馴染「男のえっち…」

男「いや、あれは不可抗力だろ!」

幼馴染「えっち…」

男「……悪かったよ」

妹「まぁまぁ幼馴染さん、兄さんもきっと悪気があってあんなことしたわけじゃないでしょうし。そうですよね兄さん?」

男「あぁ本当にただ手洗おうと思ってただけなんだ」

幼馴染「……じゃあ許す」

男「お詫びに今度好きなもの奢ってやるよ」

幼馴染「ほんとっ!えっとえっとー駅前のあのお店のケーキがいいな♪」

男「お前って本当に現金な奴だよな…」

幼馴染「だってあのお店のケーキすぐ売り切れちゃって全然食べられないんだよっ」

幼馴染「しっかり並んで買ってね!」

妹「それじゃあ私も同じものでお願いしますね」

男「わかったわかった。明日はちょうど土曜日だし朝から並ぶとしますよ」

幼馴染「約束だからね!」

妹「ふふふっ」

グゥー

男「腹減ったな…」

幼馴染「おぉ、そっかそっか。妹ちゃん」

妹「はい、幼馴染さん!」

男「ん?どうしたんだ?」

妹「兄さん、晩御飯すぐに持ってきますからね」

男「あぁ、楽しみにしてるよ」

幼馴染「ではどうぞ召し上がれ~」

男「おぉ!旨そうだな!いただきまーす」

幼馴染「味のほうはどうかな?」

男「うん、旨いよ!流石幼馴染は料理得意だもんな」ポンポン

幼馴染「えへへ、ありがとう。でも実はこれ妹ちゃんが作ったんだよ!」

男「そうなのか?」

妹「う、うん。幼馴染さんに教えてもらって作ったんです」

男「そっかそっか!なーんだ妹もすっかり料理上手になったんだな」ナデナデ

羨ましすぎる

妹「いえ…その……」

幼馴染「あ…あはは……」

男「なんだよその苦笑いは?」

幼馴染「いや、あのね…言っておくけど妹ちゃんは頑張ってたからね!」

男「あ、あぁ。それはあんだけ旨いもの食べれたら納得いくよ」

幼馴染「じゃあ怒らないで上げてね?」チラッ

男「キッチンのほうになにかあるのか?」

ゴッチャァ
男「oh……」

妹「ごめんなさい、兄さん!きちんと後片付けしますので」

男「いや、まあ、うん。流石に驚いたなこれは…」

幼馴染「あー男嘘つくんだ!男の子の癖に男らしくないぞー!」

男「落ち着けって幼馴染。別に俺は驚いたといってるだけで怒るとは言ってないだろ?」

妹「え?」

男「どうしてこうなってしまったのかはちょっと分からないけど片付けは俺も手伝うよ」

妹「で、でも兄さんバイトで疲れてるのにそんなこと…」

男「これくらい大したこと無いよ、それに人数が多いほうが早く済むだろ?」

男「失敗は成功のもとっていうし、これから頑張っていけばいいさ。時間はいくらでもあるんだから」

妹「兄さん…ありがとう。大好きです」

男「俺もだよ、妹」

幼馴染「ずるいなぁ…2人だけの世界作っちゃってさ…どうせ私はあかの他人ですよ……」イジイジ

妹「お、幼馴染さん、そんなこと無いですよ!私幼馴染さんのこと姉さんと思ってますもん」

幼馴染「い、いもうとちゃーん!!やっぱり妹ちゃんは可愛いなぁ」ヒシッ

妹「ふふふ、くすぐったいですよぉ」

幼馴染「今日は一緒に寝ようねー?」

妹「はい!」

男「えっ何?幼馴染今日家に泊まるの?」

幼馴染「うん、そうだよ!だから一緒にお風呂入ってたの。ねー」

妹「ねー」

男「まぁ家も近いし特に問題ないだろ、一応連絡だけはしとけよ?」

幼馴染「はーい。っとそういえば男なんで今日は早かったの?」

妹「そうですよ、それにその頭の怪我。どうしたんですか?」

男「このくだりまたやるのかよ、まぁいいやかくかくしかじかでな」


妹「兄さん!危ないことは止めてくださいっていつも言ってるじゃないですか」

幼馴染「そうだよ!もっと自分のこと大事にしなきゃ!」

妹「お父さんとお母さん死んじゃったのに兄さんまでいなくなったら私…私……」

男「あー、うん……悪かった。でもどうしても我慢できなくてな」

男「次からは気をつけるよ。俺にとってもお前のほうが大事だしな」

妹「…はい」

男「よしっじゃあさっさと片付けるぞ」

妹・幼馴染「はい!(おっけー!)」

男「ふぅ漸く片付いたか…」

男「そんじゃ俺も風呂入って寝るとするよ」

妹「ありがとう、兄さん」

幼馴染「助かったよ、男」

男「おう。俺が帰ってくるのいつもより早かったとはいえ、もう遅いんだから二人共早く寝ろよ?」

幼馴染「分かってるよ、それじゃあいこっか妹ちゃん」

妹「はい、兄さんおやすみなさい」

男「あぁおやすみ」

男「ふぁぁ、さっさと風呂はいろっと」

男「ふぅいい湯だった」

男「さてと明日は休みだけど早起きしないといけないから準備だけしてさっさと寝るかな?」

カバンゴソゴソ

男「うん?気づかなかったけど鞄の底の方に何か入ってるな?」

男「これは……本だな」

男「よく見たらなにか挟んである」

男「なになに…お前はもっと女心に敏感になるべきだ。だからこれでも読んで勉強しろ。by友」

男「あいつはまた…余計なお世話だっての。まぁ折角だし少しだけ読んでみるか」

男「うーん普通の男子学生が主人公みたいだな」

男「それで男子学生には仲の良い女の子が沢山いていろんなところでアピールされていると」

男「うっわっ、この主人公相当鈍いやつだなぁ」

男「普通こんなにせまられてたら気持ちに気づいてもおかしくないだろ」

男「しかも相手の話しの肝心なところだけ聞いてないとかどれだけご都合主義な耳してるんだよw」

男「少なくとも俺はこんな風にはなりたくないな」ウンウン

パタン
男「本もある程度呼んだし寝るとするか」

男「あーあ、俺もあれだけもてたら楽しいだろうに、やっぱり物語の主人公は羨ましいもんだよな」

男「俺も彼女が欲しいなぁ……」

男「……ふっ……くはぁ」

男「よく寝た……ってこんな時間かよ!」

男「ケーキ買いに行かないといけなかったんだった」

男「さっさと着替えて……って肝心のケーキの種類聞いてないし!」

男「こらー、起きろー!」幼馴染「zzz」

                              おしまい

読んでくれてた人ありがとう

寝落ちして時間空いたけど許してね



もう少し書いてもいいんだよ?

どんでん返しを期待したい

男「っていううはうはな夢を見たんだけどどう思う」
オタク「wwwwwwwwwwwコポォwww傑www作ww夢見すぎでござるよww男氏www」

とかじゃ駄目?



こんな優しい男になりたかった

乙!

ntr!ntr!!さっさとntr!!!

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