春香「ドームですよっ!ドームっっ!」 (37)

このような拙作を目に止めていただき感謝します
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作者はアニマスしか知りません(原作ゲーム未プレイ)
ただ可愛いわた春香さんを書きたかっただけ
やっぱりわた春香さんがメインヒロインですよ!メインヒロイン!

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P「えっと、君が天海春香さん……であってるかな?」

春香「え?はいそうですけど……あなたは?」

P「俺の名前は──、今日から君のプロデューサーだ」

あの人、プロデューサーと出会ったのは丁度満開の桜が春を祝うように咲乱れている頃だった。

言われた最初はことを飲み込むのに時間がかかって、そして理解した時に泣きそうなくらい嬉しくて飛び跳ねちゃいました。

765プロに入ってから初めて、わたしに専属のプロデューサーがついたんだ!って。

P「さて、まず何をするにしても天海さんの実力を知らないとな」

春香「じ、実力ですか」

P「ああ、歌なりダンスなり、何か得意なことは?」

春香「得意……ってほどじゃないですけど、歌うことは大好きです!」

P「ほうほう」

P「それじゃあそうだな……」

プロデューサーさんは周囲をキョロキョロと見回すと、公園の隅にある噴水の前を指さしました。

P「ちょうど広いし、あそこで歌ってみてくれるか?」

春香「こ、ここでですか!?」

P「なーに恥ずかしがってるんだ、これからトップアイドルになったらドームで俺だけじゃなくてもっとたくさんの人の前で歌うかもしれないんだぞ?」

春香「そ、そうですよね……」

P「よし、それじゃあなんでもいいぞ、好きな歌を歌ってみてくれ」

プロデューサーさんは噴水の正面にあるベンチに腰掛けてすごい真面目な顔で私のことを見てます……うぅ、緊張する……

春香「~~~♪」

P(う、うーん……なんと言ったらいいんだろう……音程は合ってるんだが……それにステップも危なっかしいな)

春香(う、うわぁ……すっごい渋い顔してるよ……!)

春香(ど、どうしよう、これですぐに担当変えられたら……だ、ダメ、もっと頑張らないと……ってあ、足が!)

春香「~~♪あっ、うわわわ」ドンガラガッシャーン

P「ちょ、天海さん大丈夫?随分派手に転んでたけど……」

春香「えへへ……昔からよく転ぶんです、でも、怪我だけはしないんですよ!」

P「そ、それはえらく器用だな……ほら、掴まって」

春香「あ、ありがとうございます」

差し出されたプロデューサーさんの手を掴むと当然ではあるけれど女の子の私より全然大きくて温かくてちょっとドキッとしちゃいました。

P「天海さん?」

春香「あっ、す、すみません」

P「やっぱりどこか怪我とか……」

春香「い、いえ大丈夫ですよ!ほら!」

急いで立ち上がってどこにも怪我がないことをアピールするとプロデューサーさんは安心したように胸を撫で下ろしました。

P「それは良かったよ、自己紹介でいきなり怪我させたなんてなったら大問題だからな」

なんて言って笑ってるプロデューサーさんを見てるとさっき握った手の暖かさを思い出して心もポカポカしてきました。

だからなのかちょっと欲張っちゃいたくなったり……

春香「あの、プロデューサーさん」

P「ん?なんだ?」

春香「できれば私のこと『天海さん』じゃなくて名前で呼んで欲しいな、なんて……ダメですか?」

P「えっと、それはつまり、春香……でいいか?」

たった3文字。

その3文字を口にしてもらっただけでなんだか足元が雲になってしまったみたいにふわふわして幸せな気分になる。

今思えばたぶん、これが一目惚れってやつだったんだと思う。

春香「はいっ!」

そして、目が回りそうなくらい忙しい日々が始まった日でもありました。

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P「まぁそう落ち込むな」

春香「で、でも……」

プロデューサーさんが私のプロデューサーになってから初めてのレッスンは私の苦手なダンスをひとまずもうちょっとよくするためにダンストレーニングにしたんですけど……

P「誰にでも苦手なことはある、な?」

春香「うぅ……はい」

結果はもう散々、プロデューサーさんに呆れられちゃったかな……

そう思ってちらっと見たプロデューサーさんは手帳に何かを書き込んでいました……今後のトレーニングの予定とかかな?

P「さて、過ぎたことを悔やんでも仕方ない、昼飯でも食いに行くか」

春香「は、はい……」

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春香「追いかけて~逃げるふり~をして~♪」

P「お、ご機嫌だな」

春香「そりゃそうですよ、だって私の曲ですよ!私だけの!曲ですよ!」

そう、ついに私の曲が完成したんです!

なんでもプロデューサーさんが私のイメージを作曲家さんと作詞家さんに伝えて作ってもらった曲らしくって、それだけでとっても気にいっちゃいました!

P「わ、わかった、わかったから詰め寄るな、襟元を掴むな」

春香「あ、すいません、つい興奮しちゃって」

P「いや、いいんだ、俺も嬉しいからな、春香が喜んでくれて」

春香「えへへ、そうですか……あ、そうだプロデューサーさん!」

P「ん?なんだ?」

春香「あの……よかったら私のファーストライブの観客になってくれませんか?」

P「いや、俺はプロデューサーだから舞台袖に……」

春香「もう、そうじゃないですよ!いいからついてきてください!」

P「あ、おい引っ張るなって……一緒に転んだらどうするんだ!」

春香「失礼な!私だっていつも転んでるわけじゃないですよ!」

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春香「えへへ、覚えてますか?ここで初めてプロデューサーさんに歌を披露したの」

P「なるほど、そういうことか……もちろん覚えてるよ」

春香「あのー……正直あの時どう思いました?」

P「ちょっと春香を選んだことを後悔した」

春香「え、えぇ!?」

P「はは、冗談だよ、でもあの時より断然歌うまくなったよな」

春香「そ、そうですか?」

P「ああ、相変わらずドジは治ってないけどな」

春香「そ、それはいいじゃないですかぁ!」

P「まぁな、それも春香の魅力の一つだし」

春香「み、魅力ですか?」

P「あぁ、世の中にはドジっ娘属性というものがあってだな……」

春香「説明しなくてもいいですよぅ!」

P「っと、そうだな、今日は記念すべき春香のファーストライブだもんな」

春香「はい!やっぱり一番最初はプロデューサーさんに聞いて欲しくって」

P「はは、それはプロデューサー冥利に尽きるな」

春香「それじゃあ聞いてください、『太陽のジェラシー』!」

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P「春香、落ち着いていつも通りやれば絶対大丈夫だ!」

春香「は、はいっ!お、落ち着いて……」

P「春香ー!深呼吸だ!」

春香「し、深呼吸……ひっひっふーでしたっけ!?」

P「それはラマーズ法だ、普通に息を吸ってゆっくり吐くんだ春香!」

春香「は、はい……すー……はぁー……」

P「初めてのオーディション頑張ってこい!」

春香「は、はい、行ってきます!」

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春香「うっ……ぐす……」

P「惜しかったなぁ」

春香「わ、私……頑張りました」ポロポロ

P「ああ、頑張った」

春香「で、でも……ぐす、ダメでした……」

P「そんなこともあるさ」

春香「私……もっともっと頑張ります……」グシグシ

P「おう、俺も応援してるぞ」

P「とりあえずお腹すいたろ、ご飯でも食べに行こう」

春香「……はいっ」

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P「え?マジですか」

受付「はい、すいません……」

春香「プロデューサーさん、どうかしたんですか?」

P「いやー、今日トレーナーが体調崩したらしくてな」

春香「え?じゃあ今日はこのあとは……」

P「うむ、オフだなぁ」

春香「えぇ……久々にボイストレーニングで楽しみにしてたのに……」

P「うーむ……」

P「よしっ、春香」

春香「うわっ、何ですか?」

P「春香がオフだと俺も自然とオフだからな、カラオケでも行って歌うか」

春香「か、カラオケですか!?」

P「嫌だったか?まあ、休みたいなら普通にオフでも……」

春香「いえ、行きましょう!是非!」

P「お、おう」

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春香(い、勢いで来ちゃったけど緊張する……!)

P(受付の女の人にめっちゃ白い目で見られた……鬱だ)

春香「え、えっと、の、飲み物持ってきますね!」

P「え?いやいや、それくらい俺が……」

春香「行ってきます!」ガチャバタン

春香(あ……何も聞かずに飛び出しちゃったけど、プロデューサーさんはコーヒーでいいかな……?)

春香「戻りました……って、うわわ!?」

P「おう、おかえ……り!?」ガシッ

P「あ、あのな春香?手に物を持ってる時は気を付けよう、な?」

春香「あ、ありがとうございます……って、プロデューサーさん袖が……!」

P「ん?あぁ気にするな、同じスーツをあと3着持ってるからな!」

春香「で、でも……」

春香「…………」

P「春香?」

春香「プロデューサーさん!」

P「は、はい!?」

春香「脱いでください!」

P「はい!……はい?」

春香「ですから、脱いでください!」

P「いや、あのな春香……俺はプロデューサーでお前はアイドルだ」

春香「?そうですね」

P「それにここはカラオケだ、ここでそういうのは……」

春香「???そういうのって……」

春香「──!ち、違います!そういうことじゃないですよっ!」

P「なんだ、違うのか?」ニヤニヤ

春香「もうっ、わかっててからかいましたねっ?」

P「悪い悪い、でもどうするんだ?」

春香「家で洗濯してきますよっ」

P「いいのか?別にこれくらいクリーニングに出せばいいし、面倒だろう」

春香「いえ、汚しちゃったのは私ですし、やらせてください!」

P「まぁ春香がそこまで言うならいいか……ほれ」

春香「はい、洗濯したら事務所に持っていきますね!」

P「おう、任せた」

春香「よーし、歌いますよ!」

P「いよっ!未来のトップアイドル!」

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春香「ふんふ~ん♪」

春香(このスーツ、プロデューサーさんの匂いがする……って、なんか私危ない人みたい!?)

春香「と、とりあえず洗濯しないと……」

春香「えっと、洗濯ネットは……」

春香「あれ……ポケットに手帳入れっぱなしで……」

『春香について』

春香「わ、私のこと!?」

『歌に関して

 まだまだアイドルとしては及第点と言い難いレベル』

春香「うっ、やっぱりそういう評価なんですか……」

『ただし、ほかのアイドルにはない力があると思う。
 俺自身春香の歌に元気をもらっていることは確かであることから間違いない。
 それはきっと春香が誰より歌を愛しているからだと俺は思っている。
 歌をうまくするのはもちろん重要であると思うが、春香には今の持ち味を生かしたままでいて欲しい』

春香「プロデューサーさん……」

『ダンスについて

 ひとまずダンス中に転ばなくなったのは大きな進歩と言えるだろう。
 こちらについてはこれだけで十分だろう、あとは細かいところを伸ばしていけば問題なし』

春香「……心配をおかけしました……」

『ビジュアル面について』

春香「ビ、ビジュアル面……」

『周囲からは無個性と言われることもある春香だが磨けば光るものがある。
 何より素朴な可愛らしさがあり、周囲へ元気を振りまくことができるのは大きなポイントだろう。
 そして非常に素直な性格であるため、しっかりと感情移入することさえできればあらゆる役をこなせると思う』

春香「か、かわいい……!」

春香「頑張ろう、いっぱい頑張ろう……!」

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春香「やった!やりましたよプロデューサーさん!」

P「やったな春香!ついにテレビ出演だ!」

春香「はい……わ、私やりました……ぐすっ」ポロポロ

P「おいおい、合格しても泣くやつがいるか」

春香「うう゛……だっで……」

P「ほれ、涙拭いて顔洗って来い、テレビで泣き顔晒すことになるぞー」フキフキ

春香「はい……」

P「おっと、そうだそうだ、忘れるところだった」ガサゴソ

春香「何ですか?」

P「ほれ、せっかくのテレビだしこれ付けてけ」

春香「これってティアラですか……?」

P「おう、お前のファン1号からのプレゼントだ」

春香「ファン1号って……」

P「言わせんな恥ずかしい」

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春香「おはようございまーす」ガチャッ

小鳥「あ、春香ちゃんおはよう」

春香「小鳥さんおはようございます、プロデューサーさんは?」

小鳥「ああ、プロデューサーさんなら向こうの応接用ソファーで寝てるわよ」

春香「え?ここで寝てるんですか?」

小鳥「どうやらここで一泊したみたいね、鍵はかけてあったけど……時々ここに泊まってるみたいよ」

春香「なんでわざわざ……」

小鳥「ほら、最近は千早ちゃんとかやよいちゃんも掛け持ちするようになったじゃない?それで遅くまでここでいろいろやってるみたいなのよ」

春香「プロデューサーって大変なんですね……」

P「ふあぁ……お、春香も来てたのか、おはよう」

春香「おはようございます、プロデューサーさん……その……」

P「ん?」

春香「いつもありがとうございます!」

P「?なに、これが俺の仕事だからな」

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春香「プロデューサーさん♪」

P「ん?どうした春香」

春香「えへへ、実は今日プロデューサーさんのためにクッキーを焼いてきました!」

P「おお、悪いな」サクッモグモグ

春香「いえいえ、プロデューサーさんにはいつもお世話になってますから」

P「うん、旨いな!」

春香「えへへ、そうですか?」

P「うむ……お菓子が作れるならそれで番組というのも……」ブツブツモグモグ

春香「あの……プロデューサーさん」

P「む?」

春香「あんまり頑張りすぎないでくださいね?」

P「ん?」

春香「もしプロデューサーさんが倒れたりしたら、私泣いちゃいますからね」

P「わはは、心配することはないぞ」

春香「心配しますよ!毎日お昼はコンビニ弁当、夜は終電間際まで……下手したら泊まり込みじゃないですか!」

P「いやー、今はこの仕事が楽しくて仕方なくてな」

春香「むー……じゃあお昼は私が作ってきます!」

P「え?でも面倒じゃないか?」

春香「私いつもお弁当は自分で作ってますし、それが一人分だろうと二人分だろうと手間はそれほど変わらないから大丈夫ですよ!」

P「んー……なら頼もうかな」

春香「はい!任せてください!」

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春香「あの……何ですかこの曲」

P「えー、春香に似合うと思ったんだが」

春香「プロデューサーさんの中で私はどんなイメージなんですか!?」

P「いや、絶対似合うって!『そこに跪いて!』って」

春香「こ、こうですか……?そこに跪いて!」

P「おぉ……やっぱりすごい迫力だ……これは新しいファンを獲得できる気がするぞ!」

春香「なんだかそのファン層嫌なんですけど……」

P「もっとだ!もっと蔑むように俺を見ながらもう一度!」

春香「へ、変態だー!」

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P「お、おじゃましまーす」

春香「そんな遠慮しないで上がってくださいプロデューサーさん!」

P「と言ってもだな……」

春香「もしかして女の子の部屋に入るのって初めてですか?」

P「いや、初めてってわけじゃないが、担当してるアイドルの部屋ってなるとな……」

春香「なんだか悪いことしてる気分ですか?」ニコニコ

P「まったくな……」

春香「大丈夫ですプロデューサーさん!私も部屋に男の人を上げたのは初めてですから!」

P「余計に罪悪感が!?」

春香「あ、そろそろケーキが焼ける頃なので取ってきますね!」

P「今度は転ぶなよ?」

春香「だ、大丈夫ですよ!……たぶん」

P「……頭からケーキをかぶるのは嫌だからな?」

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P「さすが春香……ケーキも旨いな」

春香「えへへ、そうですか?」

P「あぁ、甘すぎないながらも優しい自然なチョコの甘味とビターが素晴らしく美味しい、そして焼きたてだからこそのこの温かく舌に絡みつくような食感……たまらんな」

春香「なんだか食レポみたいですね」

P「いやー、実際店で出されても納得の出来だと思うぞ、やっぱり今度料理番組に……」

春香「そ、そんな料理番組ならやよいちゃんが……それに普通の料理はやっぱりまだお母さんの方が上手ですし!」

P「そうなのか?春香の作ってくる弁当も十分美味しいと思うんだけどなぁ、素朴な味っていうか、おふくろの味?」

春香「そ、そうですか?」

P「うん、春香の料理は美味しい!俺が保証するぞ!」

春香「えへへ、ありがとうございます」

────────────────

P「やったぞ春香!」

春香「へ!?ど、どうしたんですかプロデューサーさん」

P「ドームだ!」

春香「はい?」

P「ついにドームライブ開催が決定したんだ!」

春香「ほ、本当ですか……?」

P「本当だ!わざわざ春香にこんなドッキリ仕掛けるもんかよ!」

春香「本当に……本当にドームライブを……」ポロ

P「おいおい、また泣いてるのか」

春香「だ、だって……うわーん!プロデューサーさーん!」

P「夢なんかじゃないから安心しろ、春香」

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春香「わぁ……!見てくださいプロデューサーさん!ドームですよっ!ドームっっ!」

P「はは、そんなにはしゃがなくても見えてるよ」

春香「これがはしゃがずにはいられませんよ!なんだか夢みたいです、私がまさかドームライブできるなんて……」

P「これも全部、今まで春香が頑張ってきたからだな」

春香「そんな!プロデューサーさんが頑張っていっぱいお仕事とってきてくれたおかげですよ!」

P「いやいや春香が」

春香「いやいやプロデューサーさんが」

P&春香「…………」

P&春香「「あっははははは!」」

P「それじゃあ二人共頑張ったからってことで」

春香「はい、そうですね」

P「よーし、天海春香初めてのドームライブ成功させるぞー!」

春香「おー!」

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P「なあ春香、本当にその衣装でよかったのか?」

春香「?なんでですか?」

P「だって、その衣装ってファーストライブの時の衣装だろ?それにそのティアラだってかなりの安物だぞ?」

春香「いいんですよ、これで」

P「うーん、まあ春香がいいならいいんだが」

春香「だって、この衣装はプロデューサーさんが初めて選んでくれた衣装で、このティアラは大事なファン1号さんからのプレゼントですから」

P「……そうか」

P「よし、まもなく開演だ、エンジン全開で行ってこい!」

春香「はい!行ってきます!」

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春香「みんなー!今日は私のライブに来てくれてありがとー!」

ワーワー ハルカチャーン

春香「私にとって初めてのドームライブで緊張してるけど……精一杯頑張るからみんなも楽しんでいってねー!」

ワーワー

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春香(プロデューサーさん、見てくれてますか?)

春香(昔はあんなに失敗してたステップ、今はこんなに綺麗に踏めるようになりましたよ!)

春香(プロデューサーさん、聞いていてくれてますか?)

春香(もう私のこと音痴なんて言わせたりしませんからね?私は今やトップアイドルなんですから!)

春香(プロデューサーさん!見てください、最初はあなたひとりだった私のライブの観客がこんな……ドームを埋め尽くすほどいっぱいになりましたよ!)

春香(プロデューサーさん、最後まで見ててください!必ず大成功させてみせますから!)

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P(ああ、ちゃんと見てるぞ春香)

P(何度も何度も練習に付き合ってるうちに俺までそのステップ覚えちまったよ)

P(ちゃんと聴いてるぞ、春香)

P(本当に昔とは別人みたいに歌上手くなったよな……相変わらず時々外れるけど)

P(本当、すごいよな、ファン1号として誇り高いぜまったく)

P(春香……お前をプロデュースできて、本当に良かったよ!)

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春香「はぁ……はぁ……プロ、デューサーさん……」

P「あぁ、お疲れ様、春香」

春香「私、わたし……」ポロポロ

P「おいおい、春香は本当に泣き虫だな」

春香「だ、だって……だって……」ポロポロ




春香「プロデューサーさんが泣いてるところ……初めて見たから」


P「は?いや……何言って……」ポロ

P「は、ははは……こりゃまいったな、泣くつもりなんてなかったんだが」ポロポロ

春香「う、うぅ……」

P「おい、お前が泣くなよ春香ぁ……俺まで涙が止まらなくなってくるだろ?」

春香「はい……あの、プロデューサーさん!」ゴシゴシ

P「ん?なんだ?」

春香「これからもずっと、私のプロデューサーさんでいてくださいね!」

P「あったりまえだろ?俺はずっと春香の担当だよ」

たいへん短いお話でしたが、これにて完結となります!
最後まで見てくださった方、これから読んでくださる方はありがとうございました!

乙おつ

はるるん

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