大宰「懐かしいな~」(56)

『文豪ストレイドッグス』を購入して書こうと思いました。内容を知っている方は、間違いがあると思いますが、暖かい目で見守って下さい。そうではない人でも、楽しんで見てください。
キャラ崩壊
新キャラ
その他色々…

太宰「懐かしいな~」
『太宰 治(だざい おさむ) 能力:人間失格』

敦「何がですか…今度は、布団にくるまれて圧死自殺なんて…」
『中島 敦(なかじま あつし) 能力:月下獣』

太宰「いや~いよいよ死のうと思ったらね~こんな写真出てきたんだよ」

敦「写真ですか…その…マフィア時代のですか…?」

太宰「うーん…そう」ニコニコ

敦「へ―この、少年が太宰さんですか?そして、この人たちは?」

太宰「此は、私が幹部になる前の写真で、この人達は…」

《8年前》
ポートマフィア地上本部中庭

森「お~いたいた…こんな所にいたのか…」
『森 鴎外(もり おうがい) 能力:ヰタ・セクスアリス』

?「ボ、首領…」

森「今日から約一年間…この子の指導を頼みたい…言わば先生かな」ニコニコ

?「そ、それは急な話だと思われますが…」

森「まぁ…いいじゃないか、この子は私の右腕にするつもりだから」ギロッ

?「しょ、招致いたしました…」

森「じゃあ…よろしく頼むよ~」

?「ボス…具体的にどんな事を教えれば…」

森「君たちも教えてもらった事を教えればいい…じゃあ」

?「ボスは何て?」

?「この子のご指導して欲しいそうです…」

?「…」

太宰「…」

?「じ、自己紹介からしましょう…」

川端「俺は、川端康成だ」
『川端 康成(かわばた やすなり) 能力:雪国』

堀「私は、堀と申します。」
『堀 辰雄(ほり たつお) 能力:風立ちぬ』

四迷「…」
『二葉亭 四迷(ふたばてい しめい) 能力:浮雲』

川端「こいつは四迷、ちょっと喋るのが苦手なやつなんだ」

堀「あなたの、お名前は?」

太宰「太宰…太宰治…ただそれだけ…」

川端「太宰ね~さてと…何から教える?」

堀「四迷は、学問からがいいそうですよ…」

川端「はぁ~そこは格闘術だろう」

堀「まずは能力を見せ合うのは?」

川端「お~いいアイデアだな」

堀「では、私から…先に説明すると、私は風を操ります」
「風立ちぬ:扇子を使って空気中の風を思いのまま操ることができる。」

川端「次は俺だ…フンッ!」
「雪国:空気中の水分を急速に凍らせることができる。」

四迷「…」スッ
「浮雲:生身の体で触った物体を雲に変えることができる。」

堀「で、君の能力は?」

太宰「…」タッチ

川端「んな!?能力無効か…」

四迷「…」コクッ

川端「此は、厄介だな…」

堀「どうやら…色々と教える必要が有りそうですね♪」

四迷「…うでがなる」ボソ

ーーー
ーー

敦「へ~そんなことがあったんですか…」

太宰「うん~まぁその人達は今で言う『黒蜥蜴』みたいだね~」

敦「く、黒蜥蜴…」

太宰「まぁ話の続きは、探偵社に行きながらにしよう」

敦「は、はぁ…」

太宰「だから…この布団から出して…」

敦「…(め、めんどくせぇ…)」

太宰「はははww」ニコニコ


ーー
ーーー
《二日後》

川端「全く…昨日の、奴等は苦労した…」

堀「そうですね…異能力者が居ないのに陣形の組み方が凄かったですね…」

四迷「…」コクコク

堀「さぁ太宰君の特訓と行きますか。」

川端「まずは…銃術と剣術と格闘術か?基本的な事だろう?」

堀「まぁ…良いでしょう。川端、今日はお前に任せます。」

川端「やっしゃ!じゃあ四迷!場所〈フィールド〉を作ってくれ」

四迷「…」コクリ

四迷「…」スッ
〔浮雲〕

川端「さて、少し下がれ…すぐできるから」

太宰「?(手袋をとって鉄筋に触れた?)」

モクモクモク

四迷「フンッ!」バッ

太宰「!?(一瞬で格闘場ができた…)」

川端「よし。毎度、見事なもんだな。さぁ、太宰!格闘術は担当は俺だ」

堀「張り切りすぎて怪我をさせない様に」

川端「まぁ任せろ」

太宰「…」

川端「殴り合いの喧嘩ってやったことあるか?」

太宰「…」

川端「フッ、黙りっこか?そっちの教育は四迷に任せるか…」

太宰「…」バキッ

川端「ぐっ!?い、いきなりパンチとはやるがこれは只のパンチだ!」

太宰「…」

川端「マフィアのパンチはこうだ!!」バギッ

太宰「!?」

三島由紀夫は出ないの?

ーーー
ーー

敦「そ、それで太宰さんはどうなったんですか?」

太宰「ん?正直覚えていないんだ…」

敦「災難でしたね…」

太宰「うん…気づいたらね…」

敦「太宰さん?」

太宰「ちょっと、このお店寄っていこう!」

敦「ケ、ケーキ屋さんですか…その~お金は…」

太宰「え?各自だけど??」

敦「あ、やっぱりですか…」


>>12さん ご意見、ありがとうございます。wikiで調べ次第、作中に登場させていただきます。


ーー
ーーー
《一時間後》

太宰「…ん(ここは?家か?)」

?「やっと目覚めたか…」

太宰「?」

三島「おっと…怪しい者じゃない、医者だ」
『三島 由紀夫(みしま ゆきお) 能力:鏡子の家』

太宰「こ、ここは」キョロキョロ

三島「ここは治療室だよ…鏡子のね…」

鏡子「ねぇ、アンタ太宰って言うんでしょ?」

太宰「!?」

鏡子「あぁ~私は鏡子この部屋の住人よそして私はこの部屋でしか見ることが出来ないから」

三島「鏡子!もういいだろう…どっか行ってなさい!!太宰くん」

鏡子「ちぇーつまんないの~」ボンッ

三島「さて、君は大丈夫だもう行きなさい。頑張るんだよ♪」パチン

間もなく今年、2015年も終わろうとしていますね~2016年も良い年になります用に、まだまだ此を書き続けて行きたいと思います。これからも、支援をよろしくお願いします。ありがとうございました。

太宰「……はっ」バッ

堀「よ、良かった気がつきましたか…」

太宰「え?ここは?」

四迷「どうやら、夢を見てたようだな…」スッ

川端「すまねぇな…太宰…」

堀「本当ですよ…太宰くん、大丈夫かい?」

太宰「…」コクン

堀「……当分は学問をしますか。」

四迷「……………私の出番」ボソッ

太宰「…」

川端「本当にすまねぇ…」

《翌日》

堀「では、今日から学問の方に移ります」

太宰「……」

堀「…」

四迷「…堀」ボソッ

堀「ん?どうしました。四迷?」

四迷「…俺に任せろ…」ボソッ

堀「そ、それはどういう…」

四迷「……浮雲」ボソッ

モクモクモクモクモクモク

太宰「…!?」

四迷「ここは、浮雲の部屋だ…君の能力で出れることは…」

太宰「…出来ない」

四迷「そう?出来ると思うんだよね~」

太宰「!…」

四迷「俺は、人前ではあまり喋らない…でも、一対一ならできる。」

太宰「…」

四迷「今から君に呪いをかける…よく、喋れる呪いをね♪能力では解く事は出来ない…」

一方

川端「本当に大丈夫か?」

堀「まさか…第二の異能を使うんじゃ…」

川端「あれは、情報を吐かせる手段の技のはずじゃないか?」

堀「使いようによっては、洗脳や快楽を招き入れられます…」

川端「厄介だよな…『其面影』は…」

堀「はい、四迷は異能の中ではサポート型なのに二つ能力を持っています…」

浮雲内

四迷「『貴殿の心に眠りし面影よ。今、解き放ちて真の心身ここに現せ。』」
「其面影…読みは『そのおもかげ』内容は、呪いかけて本当の心のを出させる能力」

太宰「!?…っ」ズズズズ

四迷「其面影は、君の心の本当を見せる…」

太宰「俺は…僕は…私は…ぐああああ!!!!!!」

四迷「…」

太宰「……はっ」ガバッ

三島「ふぅ…これで二度目だね太宰くん…」

太宰「ぼ、僕は…また、ここに?」

三島「さてと…君は四迷君の『其面影』をかけられたか…」

太宰「…」

三島「君は恐怖しているね?本当の自分に…恐怖は自分を追い詰める…だから、臆するな!」

太宰「で、でも…僕は、自分が嫌いなんだ…」

三島「大丈夫…その内君には良いことがあるよ、それ信じていきなさい」

太宰「…」

四迷「太宰君…大丈夫かい?」

太宰「…(本当の自分?本当の心?)」

四迷「名前を言えるかい?」

太宰「私は、太宰…太宰治…です」ニコッ

四迷「そうか…其面影は成功か…」スッ

太宰「…(自分を信じる…あの人は一体誰なんだろう?)」

ーーー
ーー

敦「で、その人は誰なんですか!?」

太宰「は~ほほひほへ(あ~その人ね)」モグモグ

敦「食べてから話して下さい…」

太宰「ゴメン~確かねあの人は~」

敦「…(太宰さんがこんな性格なのはまさか、異能のせいか?)」

太宰「ねぇ~聞いてる?」

敦「も、勿論!聞いてますよ~」


ーー
ーーー
四迷「じゃあ太宰君…私に触れなさい」

太宰「はーい」タッチ

川端「やっと出てきたか…で、どうだった四迷」

四迷「…」グッド

太宰「成功ですよ川端さん」

川端「へ~成功か………ん??太宰お前今…」

堀「これは驚きました…無口の太宰君が」

四迷「…また、楽しくなりそうだな」ボソッ

《一週間後》
ポートマフィア本部 ボスの部屋

森「おー堀くんから頼み事…」

堀「はい…実は私たちの勝手で太宰君に『其面影』を……」

森「それは知っているよ…他にも話があるんだろう?」

堀「……太宰君を来週の田舎マフィアの掃討作戦に参加さてもよろしいでしょうか?」

森「うーん…戦場を知ることも勉強なのでね~良いよ」

堀「あ、ありがとうございます。」

森「掃討作戦でお菓子見つけたら私の所に持ってきてよ~」

堀「それも…さ、作戦でよろしいですか?」

森「うん、エリスちゃんにご馳走してあげるかね~♪」

堀「わかりました…失礼します」バタン

ポートマフィア本部中庭

川端「おっ、堀どうだった?」

堀「美味しそうなお菓子を条件にいってもいいそうです」

川端「そうか良かったな太宰!」

太宰「はい!マフィアの仕事なんて滅多に見れませんから!!」

四迷「………気合い入る」ボソッ

太宰「あ…一つ聞きたいことがあるんですけど」

川端「ん?何だ行ってみろ」

太宰「『三島 由紀夫』さんって知ってますか?」

堀「み、三島 由紀夫…」

川端「お、お前何言ってんだ?」

四迷「!?」

太宰「み、皆さん知ってるんですか?」

堀「知ってるも何も彼は…私達の先生だった方でしたよ」

太宰「そ、それって…」

川端「今のお前と俺らが同じくらいの時…このマフィアに入った」

堀「その時、私達にマフィアの全てを教えてくれたのが三島先生です」

太宰「い、生きてますよねその人…」

四迷「先生は忽然と此処から姿を消した…自分の異能の世界から抜け出せなくなっている…」

太宰「自分の異能って『鏡子の部屋』ですか」

堀「よく、三島先生の事をしっているね…」

太宰「僕は三島さんと二回会っています…」

川端「おいおい…それはどう言う事だよ…」

太宰「一回目は川端さんに気絶させられたとき…」

川端「あ、あれは申し訳…」

堀「それで、二回目は?」

太宰「はい、四迷さんの『其面影』で気絶してしまったとき…」

四迷「……どちらも気絶したときだな」ボソッ

川端「堀…やっぱりあの人は…アッチの世界で…」

堀「いいえ…先生は死にました…ただそれだけです。」

太宰「その三島さんは皆さんの事を今でも見てるんじゃ無いでしょうか?」

川端「何故だ…」

太宰「それは…皆さんの近くに常にいますから」ニコッ

堀「…………鏡子ちゃんか太宰君には見えるんだね」

太宰「はい…だから此れからもよろしくお願いします…」

堀「うふふ…先生…私達はこの子を先生みたいに育てて見せますよ」ニコッ

《一週間後》

堀「では、今回の掃討作戦の確認します」

太宰「…」

堀「まずは船の破壊ですね、それは梶井君がやる予定です」

堀「次は敵の通信施設の破壊です、広津さんがやります」

堀「私たちは尾崎君たちと一緒に敵の本部をつぶします」

太宰「僕がやることは何ですか?」

堀「君は見学という感じになっている、戦場には君と同い年子がいる」

太宰「そうなんですか…誰だろうな~」

川端「ざっとこれが作戦か?これなら、三十分で終わっちまうぜ?」

堀「それが、時間が約一時間になっているんですよ…」

四迷「…まさか、敵に異能者がいるんじゃ…」

堀「まさか…それはありません」

《翌日》
堀「あ~尾崎君こちら堀です作戦予定時刻なので準備してください」ザザッ

尾崎「了解した…わっち達はいつでもよろしいぞ」ザザッ

堀「わかりましたでは、作戦を開始します」カチッ

川端「じゃあ俺の出番だな…」

堀「お願いします」

太宰「…」ワクワク

川端「…雪国!」

ヒョォォォォォ

太宰「!?氷が突然空気中に出てきた…」

堀「川端の『雪国』は空気中の水分を氷や雪その他に変えることができます」

堀「それを、形状をかえて…」

川端「鋭さはこれでいいか?」

四迷「…それくらいがちょうど良い」ボソッ

川端「じゃあ…行くぜ!」サッ

堀「氷の槍があの敵のいる倉庫に落ちますその後下の部隊が一斉射撃これで仕事は終わりです」

川端「落ちろ!」

どどどどどどどどど!!!!!!!!!

ウワァ ナンダ ダダダバキューン テ、テキダ… ギャア!!

堀「さぁ私たちも行きますよ皆さん」

遡ること一分前 倉庫北側

尾崎「了解した…わっち達はいつでもよろしいぞ」ザザッ

堀「分かりました、作戦を開始します」ガチャッ

尾崎「お主ら…間もなく戦闘が始まる心してかかれ!」
『尾崎 紅葉(おざき こうよう) 能力:金色夜叉』

構成員『『おお!!!!』』

中原「何が始まるんだ?」
『中原 中也(なかはら ちゅうや) 能力:汚れちまった悲しみに』

尾崎「ん?まぁ中也見ておれ…川端が面白い物を見せるでなぁ」

中也「…」ムスッ

尾崎「どうした?中也何か不服な事でもあったか?」

中也「いや…何でもねぇよ…」

尾崎「そうか…おっ!始まるぞ♪」

どどどどどどどどど!!!!!!!!!

尾崎「かかれ!」

敵マフィア「うわぁ!て、敵だ!!」

構成員「殺れぇ!」ダダダ! バキューン!

敵マフィア「な、何だ!?ぎゃああああ」

尾崎「さてと中也…中に入るぞ」

中也「ふんっ…」

倉庫内部

サクッ ムシャムシャ 

?「あー不味い此はハズレな取り引きだったな…」ポイッ

尾崎「なっ!?馬鹿なあの氷柱の嵐を耐え抜くとは」

中也「こいつはまさか!異能っ………」

倉庫南側
堀「中ではもうすぐ掃討がが終了するはずです」ギィィ

倉庫内部
川端「!?な、何だ此は…」

堀「どうやら全滅の用ですね…」

四迷「……あれを見ろ!!」バッ

尾崎「んぁ…お主らか…早くここから逃げろ…増援を…よ…べ…」ガクッ

堀「何があったんですか!!」

?「また…不味い…」ポイッ

堀「!!」

孔子「俺は孔子…食いもんには人一倍煩いと言われている…」
『孔子(こうし) 能力:論語』
「論語:言葉、メモを物体化することができる但しそれなりに体力を消費する」

堀「これを貴方が一人でやったんですか…」

孔子「ああ…そうだ」

川端「…」

堀「よしなさい川端…今は堪えなさい…」ボソッ

孔子「不味い…」サッ

四迷「…伏せろ!!」

ぶぅぅん

堀「っ!?か、鎌まさか…彼のは異能者か…」

川端「くっそぉぉ!!」バッ
〔雪国~氷柱銃~〕

きんっ!

孔子「速いが…まぁまぁだ…」
〔論語~楯~〕

堀「空中に文字を書いたら物体化した…其れが異能の実態…」

孔子「理解が良くて助かる…」ムシャムシャ

堀「太宰くん…今から上の広津さんに救援を求めて来てください…」ボソッ

太宰「うん…」

川端「じゃあ作戦は…伊豆の踊り子で」

堀「いえいえ、そこは…かげろふの日記でしょう」

四迷「そこは…かた恋だ」

川端「ははは…よし、行くぞ!」

孔子「お前らの前に…伝言係を潰す…」シャッ
〔論語~短棒~〕

太宰「!?」ゴスッ

太宰「っ!?…」ドサッ

堀「だ、太…宰く……ん……」

太宰「はっ…」バッ

三島「此で三度目だね太宰くん…」

太宰「み、三島さん」

三島「さて、君は私の事を知ったみたいだね…」

太宰「はい…詳しい事をお聞きしたいのは後です…今は早くて行かなければありません…」

三島「どうやらその様だ…太宰くん君は運がいいね…私は応援してるよ」

太宰「ありがとうございました…」

三島「もう、い…き……な………さい……………」スッ

太宰「はっ!」ガバッ

中也「やっと起きたか…」

太宰「こ、ここは…っ!?早く広津さんの所に行かなきゃ…」

中也「もう俺が行っといたよ戻ったらお前がそこに倒れててここまで俺が運んだ…」

太宰「あ、ありがとう…僕は太宰 治…君は?」

中也「俺は、中原 中也…お前と同じ見学の一人だ…」

太宰「そ、それよりは皆さんは?」

中也「…」

太宰「まさか…」

中也「ああ…その、まさかだ」

太宰「っ!!……」

中也「あの三人は頑張ってくれた…でも、奴には敵わなかった…」

太宰「僕らで……」ボソッ

中也「あん?」

太宰「僕らで何とかならないかな…」

中也「俺は攻撃型の異能だが」
「汚れちまった悲しみに:触れたものの重力とベクトルの強さを操作できる。」

太宰「私は支援型の異能なんだよ…」
「人間失格:直接触れたありとあらゆる異能を無効化にする」

中也「じゃあ…あれしか無いのかもな…」

太宰「あれ?」

中也「…お前のタイミング次第で俺は生きることも死ぬこともできる…」

太宰「…」

中也「『汚濁』禁断の技だ…」
「汚濁形態:重力子を集約することで強力な重力弾を発射することができる」

太宰「そ、そんな技が…」

中也「だが、これを使うと理性を無くし死ぬまで破壊し続ける…だからお前が必要なんだよ」

太宰「…大丈夫だよ…」

中也「その返事信じるぞ、太宰」

太宰「うん…大丈夫だよ、中也!」

中也「じゃあ…行くぞ!!」

倉庫内部

孔子「早く伝言係を探してベトナムで食べた『フォー』に似た『ラーメン』を食べるか…」

中也「『汝、陰鬱なる汚濁の許容よ…更めてわれを目覚ますことなかれ』」スッ

孔子「何かと思えばさっきの子供のお友だちか…」

中也「汚濁!!」ヴォン

孔子「!?」
[論語~盾~]

太宰「!!(盾が消滅した…)」

中也「っ!!」ブゥン

孔子「あんな重力弾受けたらひとたまりも無いね…」

中也「…」ブン

ドゴォォォォンン!!!!

太宰「や、やった…」

しゅぅぅぅ……

中也「…!?」

孔子「危ないな…此は…俺は、体力消費少量で論語の能力を受けた札が使える…」

太宰「…暗示札」ボソッ

孔子「重力弾に重力弾と同じ力破壊力を持つ札を付けた…」

中也「っ!!」ヴォン ヴォン

孔子「説明を聞いていたかい少年…」サッ
[論語暗示札~重力弾~]

ドゴォォォォンン!!!! ドゴォォォォンン!!!!

孔子「本当に理解が無いようだね…今度は格闘で来るのか…」サッ サッ

中也「っ!!っ!!」ブン ブン

孔子「じゃあ…此ならどうだい…」ピトッ
[論語暗示札~爆発~]

中也「!?」バッ

ドンッッ!!!

太宰「中也ぁぁ!!」

中也「っ!!」ダッ

孔子「瞬時に札を剥がしたか…」

太宰「…(そろそろ中也が限界だ…どうする決めるのは一瞬だ…)」

孔子「腹が減った…さっさと終わらせる…」ギュルル

太宰「チャンスは一回だ…」ボソッ

中也「!!」ヴゥゥゥン

孔子「最後の一撃と見た…」スッ

太宰「今だ!!」ダッ

中也「!!!!」ブンッ

孔子「…(札で重力弾を弾くそのあとトドメをさす…)」シュッ

ドゴォォォォンン

孔子「終わりにしっ!!!???」フッ

太宰「やぁぁぁ!!!!!!」フワッ

孔子「!!??(なっ…煙から少年が…しかも綺麗な背負い投げまで掛けられると……は…)」

ドゴッ!

太宰「はぁ…はぁ…(か、勝ったのか…)」ドサッ

太宰「ちゅ、…中…也……み、皆さ…ん……」ガクッ

森「今回の作戦はどう思いますか?」

?「良いんじゃないでしょうか?あの子も大分成長しましたし…」スッ

森「そうですか…もう少しゆっくりすれば良いんですけどね…」

?「私にもここにいる時間が決まっていますからね…」

森「…では、またいつかお会いしましょう三島隊長…」

三島「それは昔の話ですよ…森先生」パッ

森「…」

?「ざ…い……ん……だざ………くん……」

?「おい!………だざい……お……きろ……」

太宰「はっ!!」ガバッ

堀「だ、大丈夫ですか?」

太宰「大丈夫です…や、奴は?」

四迷「…自殺した」

川端「俺らが起きたときアイツはソコの崖から飛び降りた…」

太宰「そうですか…中、中也は!!」

堀「彼は、かなりの重傷です…でも命に別状はありません…」

太宰「そ、そうですか…良かった」

ーーー
ーー

敦「か、カッコいいですね!」

太宰「まぁね~こんなの朝飯前だよ~」

?「おい!太宰黙って聞いてりゃあな!」

太宰「ん?ボク~どうしたのかな~迷子~」

中也「…ぶっ殺すぞ」ゴゴゴ

敦「!?ポートマフィア幹…モガガ…」

中也「おい!やめろ…」

敦「何で幹部がこんなところに…」

太宰「どうせ、ボスのパシりでしょ?エリスちゃんがケーキ食べたいって言ったんでしょ?」

中也「ああそうだよ…まったく…じゃあ俺はここで…太宰今日はあの人達の命日だぞ…」

太宰「…わかっているよ、じゃあね中也~また殺しに来てね~」

中也「けっ…」

太宰「さてと行こうか敦君」ガタッ

敦「行くって探偵社にですか?」

太宰「うんそうだよ~話でも聞きながら行こうよ♪」

敦「あ、はい!」ガタッ

ケーキ屋外

敦「…案外値段が高かった…」

太宰「~♪」


ーー
ーーー


堀「えー『ボウガン』の使い方だけど予習はしてきた?二人とも」

太宰「はい!」

中也「あん?やってねぇ」

太宰「もー中也だから言ったじゃん!」

中也「うるせえ忘れてたもんは忘れたんだ!!」

堀「ごほん!静かにでは中也君の為に用意しますか…川端」

川端「はぁ…」スッ

ピキピキピキ…

堀「はい…此が『ボウガン』です…これは………」

川端「なぁ四迷…」

四迷「…なんだ?」

川端「俺等は何の為にあいつら育ててるんだけ?」

四迷「…さあな」

川端「俺らも先生みたいに先生してるんだな…」

四迷「…ああ」

川端「ところで『其面影』はいつ解くんだ?」

四迷「…さあな俺が死ぬときがソイツから術が解けるただそれだけだ…」

川端「ふーん」

堀「で、あるからして…川端、四迷、サボってないで聞きなさい!」

川端「へーい」

四迷「…」

太宰「やーいチビッコw」

中也「うっせぇ!黙ってろ!!」

堀「そっちもうるさい!!」

森「おやおや…堀さんが大声を出すなんて」

堀「!?ボ、ボス」サッ

川端「ボスがここに何のようだい?」

堀「川端!失礼ですよ!」

森「手短に話すと太宰くんを育てるのはあと、二ヶ月だ」

堀「それは承知しています…」

森「尾崎くんの所から中也君を連れてきたのは分かったかね?」

川端「いいや…分かんねぇ」

森「再び双黒を作るんだよ…」

四迷「…!?あの、双黒を復活させるのか?」

森「ああ、先代の時にもいたけどすぐダメになったからね…」

堀「それで、私たちにあの二人を育てろと…」

森「まぁね~それじゃあ、また伺うよ」

堀「分かりました…有り難う御座いました…」

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