妹「気を付けろ!グレネードを投げるぞ!!」(67)

兄「い、妹…!」

妹「お兄ちゃん!お姉ちゃんは階段の下でこちらの様子見をしてるよ!」

兄「なに!?」

妹「だからこのグレネードで、お姉ちゃんを吹っ飛ばす!」

妹「くらえ、お姉ちゃん!!」チャキン

コロコロ…

姉「なっ!!?」


ドッッガアアァァァアアアアァアン!!

ズゴゴゴゴゴ パラパラ…

姉「うっ…ケホッケホッ」


妹「ちっ。飛び込み回避で難を逃れたか」

妹「まあいい。次はこのm320で階段ごと…」

兄「妹!」

妹「大丈夫だよお兄ちゃん。お兄ちゃんはわたしが絶対に守るから…」

兄「でも姉ちゃんを吹き飛ばすなんて!」

妹「…お姉ちゃんは、引きこもりのお兄ちゃんを無理やり外に連れ出そうとする…」

兄「それは…」

兄「……………」

妹「お兄ちゃんは、何かしらの理由があって外に行けないでいるのに…」

兄「……」

妹「だからわたしはお兄ちゃんを守るの」

兄「なんで…なんでこんなヒキヒキニートのもやし筋肉なごぼう体躯の俺なんかを……っ」

妹「いつかお兄ちゃんは、自分自身で問題を解決するって確信するからだよ」

兄「!」

兄「でも、だからってこんな風に武力行使して!俺達三人は唯一の親族なんだぞ!?」

妹「わたしだって、最初はこんなことしたくなかった」

妹「無理矢理にでも外に出さなきゃ、弟はどんどんダメになっちゃうって…お姉ちゃんがいつも泣いてたのは知ってたから」

兄「だったらなんでこんなこと…!」

妹「お兄ちゃんが好きだから。とってもとっても、大好きだから」

兄「っ!」

妹「それ以外に理由なんてないし、いらない。お兄ちゃんが大好きだから守る。それだけだよ」

兄「でも…駄目だ。こんなの絶対に間違ってる!」

妹「こうすればお姉ちゃんもわかってくれるはずだよ!だから銃を手にとって、お兄ちゃん!」

兄「駄目だ…俺は引き金に指をかけることすらままならない、弱虫でゴミ虫でミジンコでモヤシな駄目男なんだ!!」

妹「大丈夫だよ、お姉ちゃんだってそう簡単には死なない!」

兄「なぜ!なぜそう言い切れるんだ!」

妹「だって、お姉ちゃんだって今のお兄ちゃんのことが心配だからだよ!」

兄「!!」

妹「お姉ちゃんだってわたしと同じ。お兄ちゃんのことが心配で心配でたまらない」

妹「お兄ちゃんの部屋の前に地雷を置いちゃうくらい、お兄ちゃんのことが心配なの!」

兄「!!!」

妹「お部屋の中でフィギュアとお喋りしてるお兄ちゃんを、そのままおいて死にきれると思う…?」

兄「……死ねない。姉ちゃん、昔からお人好しだから…」ヒッグ エグ

妹「でしょ?だから戦うの」

妹「お姉ちゃんに…銃口から火を吹き一心に戦うお兄ちゃんの勇姿を、今ここで見せてあげて!」

兄「……ッ」

兄「姉ちゃん…どこまでも姉不孝者でごめん。でも俺、確信したよ…」

妹「え…?」

兄「何もかもなくした俺だけど、唯一なくしてなかったものがあったんだ」

兄「心配してくれる姉…。そして、こんなミジンコ以下のゴミ虫野郎の側にいつまでもいてくれる、可愛い妹…」

妹「お兄ちゃん…」

兄「姉ちゃん…、俺は社会復帰のために!そして何より俺の可愛い妹のために!今ここに銃を取ります!!」カチャッ

姉「ふふふふふ…」ムクリ



妹「…あっ!」

兄「姉ちゃん…!」

姉「そう…そうよ弟。あんたはそれでいいの」

兄「!」

姉「そして妹ちゃん。あなたもそれでいい…」

妹「お姉ちゃん…」



姉「大切なのは、小さな一歩を踏み出す勇気。寄り添って互いを支え合う心」

姉「そういう人間としての美しい姿そのものよ!!!」チャキッ

兄「なっ…!?」

妹「あれは…smaw!!」

姉「ふたりとも!!ここで死ぬようならわたしの屍を超えていくことは出来ないわっ!!」

姉「さあ超えてみせて!!わたしの屍を!!!」ズドンッ

兄「!」

妹「お兄ちゃん伏せて!!」ヒュオン




ズガアアァァァアアアアアンン!!!

ズズゥゥゥン… モクモクモク

兄「くっ」

妹「お、お兄ちゃん大丈夫!?」

兄「あ、ああ。火薬が少し頬を掠ったが…あちち」

妹「良かった…」

姉「何を安堵しているの?あんたたち…」ジャキン

妹「m249!」

姉「ずぉらあああぁあぁああぁあぁぁぁあああぁあああ!!」ズバラタタタタタタタ

兄「弾丸玉あられアッー!」

ヒュン ピュン チュワンッ

妹「くっ…制圧射撃だなんて。わたしたち舐められてる…」

兄「とはいえこのままでは身動きもままならないし、階下に銃口を向けることすらままならないぞ」

妹「ど、どうしよう」

兄「…………!」ピュキキキーン

兄「あれほど撃ってたら、弾が尽きるのにそう時間はかからない」

妹「お…お兄ちゃん?」

兄「妹。ここは姉ちゃんが弾を装填してる瞬間を、ライフル銃で撃ち抜こう。それしかない」キリッ

妹「お兄ちゃん…まさか」

兄「ああ。今は亡き我らのジイちゃんが、俺に一筋の光明をもたらしている…」キラキラキラ

妹「す、すごい!」

兄「妹よ、今の俺はどんなに難関な作戦も完遂する自信がある。今のうちにあの無鉄砲な愚姉を殺るぞ」コォォ

妹「う、うんっ」

姉「てめぇらのケツの穴を増やしてやるぜぇぇぇ!!」ズバラタタタタタタタ

ピュンピュンピュンッ


兄「チッ、相変わらず脇目も振らずに打ち続けてやがる。芋虫めが」

妹「お兄ちゃん…!わたし手元に五十口径スナイパーライフルがあるよ…!」

兄「でかした。では奴が装填の準備に差し掛かったら、頭を撃て」

妹「つまり、一撃でお姉ちゃんを撃ちぬけというわけだね」

兄「ああ。奴はプロだ。少しでも時間を与えたら俺達はお終いだ」

妹「分かった。お兄ちゃんのために、わたし頑張る!」

姉「うらああああああああ!!」ダダダダダダダダ

姉「!?」

姉(弾が尽きかけてきている…。装填が必要か)

姉「ふッ…!」グイッ



兄「! 妹、やつに動きがあったぞ!構えろ!」

妹「まかせて」キラリ

妹「…あ、お姉ちゃんって肌キレイだな~」まじまじ

兄「スコープ越しに何を見てんだお前は!ここは戦場だぞ!」バキャ

妹「は、はひっ!すびませんでしたぁ!」

今回は最後まで書く

姉「ふふふふっ、装填中にわたしの頭をぶち抜くって魂胆ね。でも甘いわ」

兄「!」

姉「現自衛隊員のあたしを舐めないでほしいわね、兄妹!!」ジャラララ

兄「な、なに!?」

妹「はやい…!」

兄「な…何をおじけづいてる!早くヤツの頭をぶち抜くんだ!」

妹「イエッサー!」

姉「ふははははは!遅い、遅いぞぉぉぉ!」


母「ただいま~なぁに~騒々し」



パシューーーーーーンッッ

母「」ドサッ


姉「…は?」

妹「え」

兄「…………」



母「」ドクドク…



兄「………」

妹「………」




兄妹「かあさあぁあぁあああっっぁああぁぁあああああんッ!!!」

姉「ちょ、ちょちょちょちょっとおおおおお!!」

妹「あああがあがああわばばばばば」

兄「ふっひひひはひひひあふふふはいいいあああごごごごご誤射あああああわばば」


母「」


姉「ちょちょちょこれどうすんのぶち抜いちゃったわよ!?」

妹「あああがあおおおかあさんぶち抜けたどっどどどどうしよわああああ」

兄「あああふひひひあはいひいあひあはは明日の飯がっががが」




母「…ふぅ。今日もドンパチかましとるんかいワレェ」ムクリ

兄「母強し!尊敬しまs」バキャッ

兄「ブッ!?」


ドンガラガッシャーーーン!


妹「!!?」

母「……」コォォォォォ

姉「かっ、母さん!」

母「ウッフフフフフ。狙撃ごっこは大概にしなさいって、母さん言わなかったっけ♪」

姉妹「言いました」

母「…まあいいわ。あんたたちのことだから、兄を巡ってのゴタゴタなんでしょう」

妹「は、はい!お兄ちゃんを巡ってのゴタゴタであります!」

姉「わ、我ながらブラコン気質が抜けません!愚かしいと感じる今日この頃であります!」

兄「」ピクピク

母「はぁ。まったく、あんなごぼう体躯のどこがいいのやら」

妹「そこがお兄ちゃんのいいところなの!」

姉「そこが弟のかわいいところなの!」

兄「くっ…おまいらっ」ガラガラッ ムクリ

母「……ほう。あの拳を受けてなお、立ち上がるか」

兄「へっ。ごぼう体躯もすてたもんじゃねえってこったな…おふくろよ」

母(攻撃を受けても立ち上がる揺るぎない根性…そして決意)

母「面白い…。あんた達!!」

妹「はいっ!」

姉「あい!」

母「私は今からご飯を作る。その間、せいぜい死なない程度にドンパチをかまし続けるがいい」

兄「!」

姉「かっ、母さん!」

妹「ついに…ついにお母さんもわかってくれたんだねっ!」

母「…」ニヤ

姉「というわけで位置についてー」

妹「はーい」

兄「と見せかけて!!」ダダダダダダダダ

姉「馬鹿者!等に読めておったわオタかわいい弟よ!」サッ ヒュンッ バッ スタッ

兄「くっ、あの動き。ジイちゃんとそっくりだ」

妹「流石、駐屯地のかぁいい戦士あねタンと言われるだけあるよ…!」

母「アネ-?アンタキチニカエラナクテモイイノ-?」



姉「あっ、大丈夫よー。あたし何だか滅茶苦茶偉くなったからー」


母「アラソー」


妹「え…?お姉ちゃん、滅茶苦茶偉くなったの?」

姉「なった」

兄「何になったんだよ」

姉「陸将」

兄「\(^o^)/」

妹「すごいすごーい!お姉ちゃん大出世だー!」

姉「ムフフフフ。軍神として崇めよ」

妹「ははー」

兄「……」

姉「ん?どしたの弟」



兄「……った」

姉「え?」

兄「やった…」

姉「?」

兄「やったああああああああああああああああああああああああああ!!!」

兄「やった!俺の姉ちゃんは陸将!おっかない上官は俺には優しい!すごい!姉萌え!」

姉「はぁぁ~?あんたが何言ってんのか全然わかんないよ、お姉ちゃん」

兄「お姉ちゃん!ああ、なんてかぁいい響き…!!」

姉「え?あ…そお?」モジモジ

兄「ムッハーそうです!その桃色に染まったほっぺた!!最高、最高っすよ姉ちゃんは!ああぷにぷにしたい!!!」

姉「えへへ…///」



妹「……」

妹「むぅー…!」じだんだ!

姉「お?」

兄「あ?なんだ妹」

妹「ぐぬぬ…お兄ちゃんは、お姉ちゃんばっかりかわいいって言う。わたしにはかわいいって言わない…!」

兄「何を言うかいもうと!!!!!!!!」

妹「ひゃ!?」

兄「俺の事を見上げて喋る妹…。俺の目を真っ直ぐ見つめて話す妹…。つぶらなその瞳…!」

兄「ああ!!どうしよう!!!ドキがムネムネする死んじゃう!!!!!!!」

妹「お兄ちゃん…///」

兄「クソッ!なんだそれ!!!爆撃よりも遥かに威力あるはああんっ!!!」

妹「えへへ、お兄ちゃん♪」

兄「うわあああああああああああああああああ!!!」

姉「すきあり!」バンッ

兄「サッ」

兄「すきあり?ケッ、添加の陸将が聞いてあきれるな愚姉」

姉「ぐ…」

妹「ふふん。お姉ちゃん、わたしだってお兄ちゃんにドキがムネムネされるんだからね!」ドヤッ

姉「ぐぐっ…」


戦慄……っ!


恐怖………っ!


母「あんたたち~ごはんできたわよ~」


きょうだい『は~い』

妹「お母さーん、今日のごはんはなあにー?」

母「今日のごはんは手巻き寿司よー」

妹「わお、なんか業火」

兄「いいねいいね、引きこもりだってことを忘れてしまいそうだ」

姉「できればそのまま綺麗サッパリ忘れて次のステップに進んで欲しいところだけど」

兄「ぐっ…」

妹「まあまあ。それはいいから、早く食べよう?」

兄「おう。そうだな」

姉「そうね。いただきまーす」

妹「いただきまーす」ゴハンヨソリ

グレネード「………」

妹「なんてこった…!!グレネードだ!!!」


ボッガァアアアァアァァァアアアァァンン

シュウゥゥウゥ… パラパラ

兄「うっ…ゲホゲホ」

妹「あう…」

姉「ぐぅ…いったい何が……」ムク

母「私が酢飯の中にグレネードを仕込んでおいたのよ」

姉「!!」

妹「!!」

兄「何故!!」

母「防人、武士、軍人と代々続く闘士の血を鈍らせる訳にはいかないからよ…」母の背景に歴史的風景コォォ

妹「だからって…だからって酢飯の中にグレネードを淹れるなんて!」

兄「あまりにも…あまりにも酷すぎる!!」

姉「オマケに爆風でお刺身が消し飛んだわ!!」

妹「こんなのもう手巻き寿司じゃない!ただの焦げ飯だよ!!」

母「良い加減にしなさい!!!」

兄妹「!!!!!!!」

母「ご飯の中にグレネードが隠れ潜んでいた日は、今日だけに限らないでしょう…?」

姉「………」

妹「…」

兄「それは…」

兄「……」

母「……………」

母「そう。いつだってあなた達、いえ、私達の周りにはグレネードが隠れ潜んでいた」

母「誰かの誕生日。卒業祝い。合格祝い。はたまたおじいちゃんおばあちゃんのお葬式の時すら」

母「必ずといっていいほど、高確率でご飯の中にグレネードがあったわ…」

兄「……」

姉「……」

妹「うっうっ…」グスグス

母「棚から牡丹餅ならぬ、棚から手榴弾な私達一族は、この恐怖から逃げ出すことはできないの」

母「そのせいで、お友達が一人黒焦げになってしまった時もあったわね。棚の中の手榴弾で……」

兄「くっ」

姉「なんで…なんであたしたち一家は!」

妹「うぇぇん…!なんでぇぇ…!」

母「危険察知の訓練…日々の鍛錬を怠ってはならないの」

母「怠ったその日には一家全員まとめて切腹か、拳銃自決よ」

兄「うっぅぅ…くそっくそっ!」ポロポロ

姉「あんた友達いないでしょ」

兄「黙れ愚姉。ぶっ放すぞゴラ」チャキ

姉「いいわ、ぶっ放しなさいよ」チャキ

兄「なっ!!」

妹「!? だ、だめ!こんな時にぶっ放すなんて絶対にだめ!」チャキッ

姉「くっ!!」

妹「お…お姉ちゃんがお兄ちゃんを撃ったら、わたしも撃つ!」フルフル

母「!? させないわ妹!あんたにはまだ早い!!」チャキッ

妹「!!!!!」

兄→ ←姉
    ↑
    妹 ←母


兄「くっ…」

姉「これじゃあ…」

母「四面楚歌ね……っ」

妹「う…、ぅ……!」フルフル


母「…まあいいわ。さっきお風呂できたからさっさと入っちゃいなさい」スッ


きょうだい「は~い」サッ

おふろ


張り紙『真水制限桶五杯まで!!』

姉「……」

バリッ

兄「おおおおおおおおおおいなにやってんだぐしぁぁぁああああああああぁあ!!!」バタンッ

妹「この恥知らずがあぁああぁああぁぁああぁ!!!」ズバラタタタタタ

姉「ひゃあ!?」

兄「青酸カリ持って来い妹!!!」

妹「まかせとけだよおにいちゃあああああん!!!」ッパ!

兄「さあ飲め!!この美味しそうな青酸カリを飲め!!!」グイグイ

妹「のめ!」

姉「ああぁぁんいやだあぁぁぁ」




姉「ていうか、なーんでうちに帰ってきたにもかかわらず制約されるしかないのよ」

兄「ご飯にグレネードなだけでもう十分に制約されてる、と?」

姉「ご飯にグレネード。制約も時を経れば日常茶飯事となるということ」

兄「ことわざか!!」

妹「いいね!」

兄「そうだな!!」

母「妹さん、aniさん、他59人が「いいね!」と言っています!!!」ガラッ

兄「母さん!!」

妹「どうしてここに!!!!!」

母「愚問ね!!!!!!!!!」

母「風呂掃除の時に外した催眠時計を取りに来ただけよ」

兄「なんだ」

姉「そうか」

妹「おっおっおっ♪」

兄の部屋


兄「暇だ」

兄「さて何をしよう」

妹『おっおっおっ♪』オシリフリフリ

兄「………」

兄「ハァハァ」ムラムラ

兄「決めた。妹の部屋でオナニーしよう」

兄「妹の匂いが染み込んだ毛布を使ってクンカクンカしつつ…フヒヒ」

兄「とあれば実効あるのみ」

兄「早速行くとしようか」

ガチャ



    |④ ④ ←c4爆薬
    | ④ ④
    |④ ④
   兄  ④ ④
    |④ ④ ④
    |④ ④
    | ④


兄「はめられた!動けない!!!」

妹「どうしたのお兄ちゃん?」

兄「ああ妹!見てくれこれを!」

妹「んー?」

④「こんにちは」

妹「なんてこった!c4爆薬だ!!」

兄「おいおい冗談キツイぜ妹!!」

妹「いや、これ撒いたのわたしじゃないよ」

兄「なんだって!それじゃあ一体誰が撒いたと言うんだ!」

妹「お姉ちゃん!」

兄「あの腐れ性悪女か!!」

兄「ええいこんなものさっさと取り外してやる!」

妹「待ってお兄ちゃん!」

兄「あ?なんだ」

妹「お姉ちゃんのことだから、どこかで起爆装置を握り締めながら私たちのことを観察してるよきっと」

兄「なんだってー」

兄「ならいい。だったらc4爆薬ちゃんに直接語りかけて説得するまでだ」

妹「えっ、お兄ちゃん爆薬と会話ができるの?」

兄「まあな」

妹「すごい!どこでそんな技術を会得したの?」

兄「なぁに、爆薬に語りかけていたら向こうも返事をしてくれるようになったってだけさ」

妹「さすが気狂いお兄ちゃん。フィギュアだけでは飽きたらず爆薬にまで話しかけるなんて!」

兄「キモヲタなヒキヒキニートの底力を舐めるもんじゃないぜ?」

妹「うんそうだねお兄ちゃん、そこにシビれないあこがれない!」

兄「はっはっはーお前はそれでいい。いやそうじゃなかったら困る」

兄「さあc4爆薬ちゃん、心を開くんだ」

④「嫌です」

妹「!!」

兄「なんで!」

④「だって、わたしは姉さんの爆薬ですもん」

兄「!!」

④「わたしはたとえどんな状況に陥ろうとも、魂を爆発させ散るのです」

④「大好きな姉さんの為に!」

兄「c4爆薬ちゃん…」












兄「正直萌えました」

④「そ、そんな……萌えだなんて…///」イヤイヤ

兄「いいねその表情!ちょっと写真撮らせてくれないかな!」

④「え…でも、わたしには姉さんのために爆発するという氏名が…」

兄「大丈夫大丈夫、ちょっとくらい兵器だよ」

④「で…ですが」

兄「ええいこの破廉恥な君の写真が目に入らぬか!!」バーン

④「!?!! どこでそれを!!!!!」

兄「フヒヒヒ…俺にかかれば盗撮くらいはお手の物さ」

妹「お、お兄ちゃんさいてー…」

兄「いいか妹」

兄「キモヲタに生き甲斐なんざは有りはしないが、変態行為に走る行動力と不要なプライドだけは持ち合わせてるんだ」

妹「そこにシビれないあこがれない!」

兄「さあc4爆薬ちゃん、俺の要求を飲まぬというのであればこの破廉恥写真を軍事板にばら撒きまくるぞいいのか!!」

④「いやあぁぁああ!らめええぇえぇぇぇええぇ!!!」

兄「へへっ…ばら撒かれるところを想像するだけでイクとは。こいつぁ爆発させるには勿体無い逸材だぜ」

④「ぁ…っ、あぁっ、らめぇっ…!」ビクンビクンッ

兄「どうすんだ?心を開くのか、開かないのか」

④「ひ、ひらぎますぅ!しーふぉーのえっちなところひらいちゃいますぅうぅうぅうぅ!!!」

兄「んんー?俺はそんな卑猥な要求はした覚えがないんだがなぁ?」

④「ああっそんな!いじわるですぅうぅうぅ!!」

兄「いいねいいねーspんのおhんさー^^」パシャパシャ

姉「呆れた死ね」ポチ

ドッッガァァアアァアアァァァァアアァァアアアアアアンン

兄「………」ブスブス

妹「………」クロコゲ

兄「死ぬかよばああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああか!!!」

妹「あはは、お兄ちゃんまっくろくろすけ~」










                   終劇

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