トド松「兄さん、眠れない」【おそ松さん】 (45)

カラ松「……で、なんで俺を起こすんだよ」

トド松「ほら、前に「子守唄歌おうか」って言ったでしょ。歌ってよ」

カラ松「眠いから嫌だ」

トド松「そこをなんとか……ね?可愛い弟の頼みなんだから」

カラ松「マジで寝かせてくれよ」

トド松「お願いだよう」ユサユサ

カラ松「起きるくらいなら死んだ方がマシだ」

トド松「ならば[ピーーー]」

トド松は隠し持っていた鉄パイプでカラ松の頭を殴った。

カラ松は吹き飛び、ガラスをぶち破り外に投げ出された。

カラ松は94687525箇所の骨折をした。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1450036742

トド松「どうだ、カラ松兄さん!」

カラ松「フッ……その程度か?」

トド松「強がるなああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!」

カラ松「強がってなどいないいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!」

トド松「ならばああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!
今度こそおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!
息の根を止めてやるわああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!」



カラ松「来いやあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!」

カラ松をぶっ殺せ!▼

トド松「[ピーーー]ええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!」

トド松の攻撃!▼
カラ松の肉を85286728156855755mg削ぎ取った!▼

カラ松「死ぬかあああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!」

カラ松の攻撃!▼
トド松の寿命が5366275687878641日縮んだ!▼

トド松「拒否るなああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!」

トド松の攻撃!▼
カラ松はC5562A5869A23842B422箇所の骨折をした!▼

カラ松「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!」

トド松「どうだあああああああああああああああああああああああああああ!!!!」

カラ松「甘いわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」

カラ松はロケットランチャーを撃った!▼
トド松はF545213A5B6467CCAE歩死に近付いた!▼
トド松の心臓が停止した!▼

さすがのトド松も近代兵器には敵わなかった……。▼

カラ松「はぁ……はぁ……!どうだ!」

トド松「ぐふっ……!ひ、ひどいよ……兄さん……」

カラ松「なに?」

トド松「僕は……兄さんの歌が……大好きだったんだ……ただ……聴きたかった……兄さんの歌で……眠りたかった……だけなのに……」

カラ松「なんだってええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!」

トド松「兄さん……身体中……痛い……よ。僕……死ぬのかな……」

カラ松「トド松、しっかりしろ、トド松!」

トド松「…………」

トド松は生命活動を停止……。
死んだのだ!

カラ松「トド松ううううううううううううううううううううううううううううううううううう!!!!」

カラ松「な、なんということだあああああああああああああああああああああああああああ!!!!」

カラ松「俺が、ちゃんと子守唄を歌ってあげれば……トド松は死ぬことはなかった!」

カラ松「家が全壊し俺以外の家族が全員死ぬこともなかった!」

カラ松「悔やんでも悔やみきれない!」

カラ松「うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!」

カラ松「まあ過ぎたことは仕方ない。今度から気を付けよう」

カラ松「しかし、家もない、職もない……どうすれば……」

「クックック……」

カラ松「誰だ!」

イヤミ「いい殺しっぷりザンスね!」

カラ松「イヤミ!」

イヤミ「そのままじゃ困るざんしょ?ミーがいい仕事を紹介してあげるザンス!」

カラ松「フッ……俺を雇うならば、それなりの給料はあるんだろうな?」

イヤミ「ほう……」

カラ松「五千万貰おうか」

イヤミ「シェー!五千万だとおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」

イヤミ「いいザンスよ♪」

カラ松「ありがと♪」


こうして俺はイヤミの元で働く事になった。





イヤミ「来たザンスね」

チビ太「よう、お前が新入りかい」

カラ松「よ、よろしくお願いします」

イヤミ「緊張しなくていいザンスよ。ミーはチミの能力を高く評価しているザンス」

チビ太「イヤミの眼鏡に敵うんなら、俺も安心だぜ。よろしくな新入り」

カラ松「は、はい!あの、ところで仕事の内容は……?」

イヤミ「簡単ザンス。ハウスクリーニングザンスよ」




イヤミ「ここザンス」

チビ太「ハウスクリーニングの者です」コンコン

にゃー「あ、業者さん」ガチャ

カラ松(橋下にゃー!?)

ダヨーン「待っていたヨーン」

カラ松「あの、先輩!あの子本物……?」ヒソヒソ

チビ太「おうよ。俺ら、業界じゃ名の知れたとこなんだぜ?」

にゃー「お茶を用意しますね」

イヤミ「大丈夫ザンス。で、どこをやればいいザンス?」

ダヨーン「この地下室ダヨーン」

イヤミ「よし、行くザンス」

チビ太「新入りは真ん中だ。まずは俺らの仕事を見て覚えろ。いいな?」

カラ松「わかりました!」

にゃー「お気を付けて……」





イヤミ「暗いザンスね……」

カラ松「足元に気を付けないと」

チビ太「……シッ!」


──カサカサ──


カラ松「ひいっ」

イヤミ「……いるザンス」

チビ太「俺がライトを付ける。新入りはイヤミに続いて攻撃をしろ」

カラ松「わ、わかりました!」

イヤミ「ミスしてもフォローはするザンス。思いっきりやってちょ!」

カラ松「はい!」

チビ太「いくぞ!」パッ




イヤミ「なっ……!」

カラ松「こいつは……!」

チビ太「ゴ……」


http://dic.nicovideo.jp/oekaki/148904.png「いらっしゃいませ」(体長3m)


全員「ゴキブリだああああああああああああああああああああ!!!!」






十分後

カラ松「はあっ、はあっ、はあっ!」

カラ松「くそっ、なんなんだあれは!」

カラ松「まずいな、とにかく逃げまくったせいではぐれた……。どうにか合流しないと……。灯りを……」


──カサカサ──


カラ松「ひっ!」


──カサカサカサカサ──


カラ松「くそぉ……照らしたらゴキブリに気付かれる……!」

カラ松「ちくしょう……!」

(とんとん)

カラ松「うわああああああっ!」

イヤミ「しっ!声が大きいザンス!」

カラ松「イヤミさん!」

イヤミ「無事だったザンスね!よかったザンス」

カラ松「あの、あいつらは一体……」

イヤミ「見ての通り、ゴキブリザンス。奴らを駆除するのが、ミー達の仕事ザンスよ」

チビ太「おい新入り。勝手にどっか行くんじゃねーよバーロー」

カラ松「先輩!」

チビ太「とにかく、片っ端からやるしかねぇな。ゴキブリは一匹いたら三十匹はいるって言うぜ」

イヤミ「カラ松君、恐いなら帰っていいザンスよ。新人にはあまりにも荷が重すぎるザンス」

カラ松「いえ、やります。奴らをこのままにしてはいけない!」

チビ太「……本気か?」

カラ松「はい!」

チビ太「ハッ……。新入りのクセにいい目をしやがるな……テヤンデバロッシュ」

イヤミ「おっと……お喋りはそこまでのようザンス」

カラ松「えっ?」

チビ太「近いぜ……覚悟を決めろ!」

イヤミ「ライトはカラ松君が」

チビ太「いや、お前がやってくれ。新入りの力を見てみてぇ」

イヤミ「チビ太!」

カラ松「やらせてください」

イヤミ「……危険と判断したら力づくで止めるザンス」

カラ松「……ありがとうございます」

──カサカサカサカサカサカサカサカサ──


チビ太「イヤミ、ライト!」

イヤミ「まかせてちょ!」

パッ

http://cdn.makeagif.com/media/7-24-2015/ns-guV.gif「「「「「ぶっぽるぎゃるぴるぎゃっぽっぱぁっー!」」」」」(イメージ映像)

カラ松「うわあああああああああああ!!!」

チビ太「なにいっ!」

イヤミ「お、多すぎるザンス!一旦逃げ……」

ゴキブリ「ごばあああああああああああああああああああ!!!」

チビ太「駄目だ!間に合わな……ぎゃァッ──!」

カラ松「チビ太先輩!」

イヤミ「あ、ああっ……!ゴキブリ達が一斉にチビ太に……!」

カラ松「せんぱぁぁぁぁい!」

チビ太「ば……バー……ロォ……!」モゾモゾ

イヤミ「カラ松君、逃げるザンス!早く!」

カラ松「でも!」

チビ太「行け……!早く……逃げるんだ……!」

カラ松「先輩……っ!」

チビ太「イヤミ……今まで……ありがとな……」ゾワゾワゾワゾワ

イヤミ「チビ太……」

チビ太「……カラ松」カサカサカサカサ

カラ松「!?」

チビ太「……生きろ……よ……」ワサワサワサワサワサ

カラ松「せんぱぁぁぁぁい!」

カサカサカサーッ

カラ松「ああっ!」

イヤミ「チビ太……!」

チビ太(遺骨)「」

カラ松「ちくしょおおおおぉぉぉっ!」

ゴキブリ「」クルリ

イヤミ「こっちを向いたザンス!早く!仇を取りたいなら今は逃げるザンス!」

カラ松「はい……! ……はっ!」

ゴキブリ「こんにちは」

イヤミ「一匹だけ回り込んでいた……!」

ゴキブリ「ぐしゃあああああっ!」

カラ松「うわぁぁあぁぁああ!」

イヤミ「カラ松君!」

ゴキブリ達「いただきます」ガサガサガサァーッ

カラ松「た、助けて……!」

イヤミ「くそぉ!カラ松君から離れるザンス、この虫けらどもぉ!」バキュンバキュン

ゴキブリ「効くかボケエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエ!!!」





…………。

……俺は……死ぬのか……。

ああ、ゴキブリ達が俺を食ってる……駄目だ……もう……。

「おい糞松。諦めるのか?」

……その声は……。

「お前は俺と同じ血が流れているんだろう?なら、いけるだろう」

どうやって……。

「お前は知らないのか?優れた身体能力と、鋭い牙と爪と、獲物をいたぶる残虐性を持ちながら、人間社会に完全に溶け込んでいる最強のアサシン……」

……それは……。

カラ松・一松「猫」

一松「そうだ。お前なら、俺と同じようになれる。血を信じろ。松野家の血を……」

……そうだ……俺は……。

一松「お前は……」

ゴキブリをも喰らう捕食者……。

一松「行け!ゴッキイーター、カラ松!」

「ニャオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!!」

イヤミ「なっ!」

ゴキブリ「ギャァァァァァァァァァアアア!!!!」

イヤミ「何が起きているザンス!?ゴキブリが逃げていく!」

カラ松「ハァー……ハァー……」

イヤミ「カラ松君?いや、服装は同じでもあれは猫……ん?あれは……!」

ゴキブリ「ギギッ……ギギィ……!」

カラ松「脂っこいな……それに足の毛が歯に挟まって不快だ……お前達は気持ち悪いし喰っても不味いのか……」

イヤミ「ゴキブリを……捕食しているザンス!」

カラ松「雑魚が……!」グシャッ

イヤミ「……カラ松……君、ザンスか?」

カラ松「イヤミさん」

イヤミ「な、なんザンス?」

カラ松「チビ太先輩の仇を取りましょう」

イヤミ「カラ松君……」

カラ松「行きましょう。決戦のバトルフィールドへ!」

イヤミ「!」

ゴキブリ「貴様……獣人か!」

イヤミ「速い……接近に気付かなかったザンス」

イヤミ「それに大きい!このゴキブリ、人間とほぼ同じザンス!」

カラ松「獣人?違う……俺は松野カラ松。松野家に生まれし次男。それ以上でもそれ以下でもない」

ゴキブリ「フン……滅び損ないの旧き種族め。今度こそ滅してくれる!」

ゴキブリ大佐「我はゴキブリ大佐!光栄に思うがいい!我に喰い殺される生命体は、貴様で四百人目だ!」





ゴキブリ大佐を喰い殺せ!▼

大佐「往生せいやああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!」

ゴキブリ大佐の攻撃!▼
カラ松の土手っ腹に591mmの風穴が空いた!▼

カラ松「フン!その程度か!?」

ゴキブリ大佐「甘いわ!ゴキブリの強みはパワーではない!スピードだああああああああああああああああああああああああ!!!」

ゴキブリ大佐の連続攻撃!▼
カラ松の土手っ腹に682mmの風穴が空いた!
カラ松の土手っ腹に690mmの風穴が空いた!
カラ松の土手っ腹に752mmの風穴が空いた!

カラ松の攻撃!▼
ゴキブリ大佐「当たるかボケエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエ!!!!」
ゴキブリ大佐はひらりとみをかわした!▼

カラ松「くそっ、速すぎる!」

ゴキブリ大佐「終わりだな、カラ松とやら!」カサカサカサカサ

カラ松「はぁ、はぁっ……くそっ!」

イヤミ「も、もう駄目ザンス……。攻撃が当たらないんじゃあ勝てるわけがない……」

ゴキブリ大佐「これで終わりだああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!」カサカサカサカサ


ゴキブリ大佐の噛みつき!▼
カラ松の喉元に食らい付いた!▼

カラ松「ぐばっ!」

イヤミ「ああっ!」

ゴキブリ大佐「さあ、このまま喰い殺してくれる!」

カラ松「くっ……くはは……!」

ゴキブリ大佐「何がおかしい!」

ゴキブリ大佐「我の六本の足は貴様を完全にホールドしている!動く事もできまい!」

カラ松「猫をなめるなああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!」

カラ松はぐにゃりと体を曲げた。同時に折り畳み、わずかな隙間に足を入れ……


カラ松「くらえええええええええええええええええええええええええええええええ!!!」

カラ松の連続後ろ足引っ掻き!▼
ゴキブリ大佐の肉を68238768mm抉り取った!▼
ゴキブリ大佐の肉を83892417mm抉り取った!▼
ゴキブリ大佐の肉を78416760mm抉り取った!▼

ゴキブリ大佐「やめてくれええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!」

ゴキブリ大佐の息の根を止めた!▼

いい殺しっぷりだな!▼
カラ松は10000の経験値を獲得!▼
カラ松はレベル80に上がった!▼
カラ松はゴキブリの味を覚えた!▼

最初のゴキブリが体長3mなのに大佐が人と同じで「大きい」とコメントしていました。
変なミスしてごめんなさい。

カラ松「とどめだあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」ドスゥッ

イヤミ「手刀が刺さった!」

カラ松「俺はゴッキイーター、カラ松!一日三十匹はゴキブリをゴキブリを食わないと気が狂ってしまうのだ!貴様も食われろおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」ガブゥッ!

イヤミ「頭に食らい付いた!」

カラ松「ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああゴキブリを食いてぇよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!」バリバリ

ゴキブリ大佐「ぐおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!
やめろおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!」ワサワサワサワサワサ

カラ松「ハァ、ハァっ……!ペッ!」

イヤミ「大丈夫ザンスか!?」

カラ松「心配ない!それよりも、こいつを……!」

大佐「……~ッ!」ザカザカザカ

イヤミ「首がないのに生きている……!」

カラ松「ゴキブリは頭を切断しても死なない……だから、こうするッ!」

グシャァッ

イヤミ「うげ……」

カラ松「踏み潰してやればいい。行きますよ、この先にヌシがいるはず……」

イヤミ「ここが最新部ザンスね」

カラ松「さすがに……警備が厳しかった」

イヤミ「ゴキブリは一匹いたら三十匹はいるというザンスしね」

カラ松「それに、ゴキブリ達は大佐の仇である俺に深い怨恨を持っている……」

イヤミ「大佐はメスだったんざんしょ。大佐のフェロモンが、他のゴキブリ達を引き寄せているんザンス」

カラ松「激しくなるのは予想できていたけど、まさかこれほどとは……」

イヤミ「一旦引くザンス?ヌシを倒そうにも、カラ松はもう満腹なんじゃ?」

カラ松「いえ、行きます。俺達ゴッキイーターは食事のためもありますが戦闘のためにゴキブリを[ピーーー]種族」

イヤミ「嫌な種族ザンス」

カラ松「むしろ今の俺は人喰いゴキブリのパワーがみなぎっていますよ。まさに全身の血肉にゴキブリが詰まっている……」

イヤミ「変なこと想像しちゃうからやめてちょ!」

イヤミ「この部屋ザンスね。床がぬめってる。ゴキブリの油だから、それだけ多くいる、ってことザンス」

カラ松「感付かれるから、ライトは消してください。夜目が効く俺が先行します」

イヤミ「わかったザンス。無理はしないでちょ……」

カラ松「わかってます」

カラ松「オラァ!」バァン

イヤミ(あの頑強な扉を蹴破るとは……!)

カラ松「むっ!?」

イヤミ「どうしたザンス?」

カラ松「……いない」

イヤミ「いない?」

カラ松「ヌシとおぼしき奴がいない……というか、ゴキブリ一匹……」

イヤミ「…………」

イヤミ「クックック……」

カラ松「イヤミ、さん?」

イヤミ「蟲毒、という言葉を知っているザンス?」

カラ松「コドク……?たしかに俺は静寂と孤独を愛している……」

イヤミ「いや違うザンス」

カラ松「くそぅ」

イヤミ「互いに殺し合わせ、怨みの力を一身に背負った生き残り……それを、強い「怨み」を込めて殺める事で発動する呪いの一種ザンス」

カラ松「何の話だああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」

イヤミ「ゴキブリの王、ゴッキングは初めからここにはいない!全てはチミを始末するつもりだったザンス!チミはミーの「呪い」の最後の一手!」

カラ松「なんだとおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!
そこまでして怨んでいるやつがいるのかああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」

イヤミ「違うザンスよ!ミーは「呼ぶ」ために蟲毒のパワーを利用するんザンス!」

バリィッ!

カラ松「イヤミの皮が破れた!」

ゴキブリ「ミーは人蟲(ひとむし)イヤミ!大魔王ゴッキングを呼び、人類にとって代わりゴキブリの世界を造り出すのが使命ザンス!」

ゴキブリ「さあカラ松君!君に最後の仕事を与えるザンス!ゴッキングの贄となれええええええええええええええええええええええええええええ!!!!」

カラ松「くっ、このゴキブリ、強い!普通に戦っては勝ち目は……!」

──兄さん

カラ松「!?」

──カラ松兄さん

カラ松「この声は……!」

トド松『負けないで、兄さん!』

十四松『諦めたらそこで逆転満塁ホームラン負けだよ!』

一松『お前はいつも通り痛くふんぞり反ってやがれ、クソ松』

チョロ松『いやお前負けたら人類終わるから!駄目だからね諦めたら!』

おそ松『カラ松、お前は俺達の自慢の次男だ。だから、ゴキブリなんかにゃ負けねぇよ!』

カラ松「みんな……」

ゴキブリ「クックック……三つ子の魂百までというザンスが、六つ子にも当てはまるようザンスねぇ。ニートの魂ごとゴッキングに捧げてやるザンス!」

カラ松「俺は……負けなああああああああああああああああああああああああああああああい!!!!!
みんなのためにいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!!
お前をおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!
倒すうううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううう!!!!!!」

ゴキブリ「やってみろやああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!」

カラ松「みんな、力を貸してくれ!愛する兄弟たちの魂で、俺はこいつを倒す!」

カラ松「俺の操作方法は以下の通りだ!
Xキー:エイミング
Zキー:兄弟の魂を発射」

カラ松「いくぞ、決戦のバトルフィールドへ!」

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