武内P「CPのクール組が病んだ」 (842)


長いです

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武内P「……」カタカタカタ

凛「……」ペラペラ

美波「~♪」

アーニャ「Я дома…只今です」ガチャ

美波「お帰り、アーニャちゃんお疲れ様」

武内P「お疲れ様です」

アーニャ「プロデューサー」パタパタパタ

武内P「?…はい、なんでしょう」

アーニャ「今日もお仕事頑張りましたПоглаживание голову、ナデナデしてほしいです」ギュッ

武内P「」

凛「っ?!」ガタッ

美波「アーニャちゃん?!」

アーニャ「駄目ですか?プロデューサー…?」

武内P「…申し訳ありませんアナシタシアさん、そのような行為は貴方のファンの方々にとって余り良いイメージを持たれません
スキンシップを要求する事、ましては男性の腕に抱きつくなどの行為は自重してください」

アーニャ「…それは相手がБлизких…大好きな人、でもですか?」ウルウル

武内P「!…いえ、両親や親族などの貴方にとって大切な人ならば私達から何かを言うつもりはありません
しかし私のようなただ貴方をプロデュースしているだけの男にその様になされると快く思わない人もいる、と言うことです」

アーニャ「それでは問題ありませんね」

武内P「…え?」

アーニャ「パパやママ、グランマにも負けない位私はプロデューサーがЯ люблю тебя…大好き?ニェット、愛してます」

アーニャ「日本語ではその方が正しい?ですね、だから問題ないです」

武内P「…えっと、いえそうではなく」


美波「アーニャちゃんプロデューサー困ってるよ?とりあえず落ち着こうよ?」

凛「…そうだよアーニャ、余りプロデューサーをからかってると愛想つかされるよ?」

アーニャ「?…からかう?何の話でしょうか?」

凛「わからない?プロデューサー迷惑しているじゃん、それとも気づかないふりして困らせて楽しんでるの?」

美波「凛ちゃんちょっと言い過ぎ!熱くなりすぎだよ!」


アーニャ「…дерьмовый…私は自分の思いを伝えただけです
つまらないプライドで素直になれないリンよりはよいのでは?プロデューサーだってきっとсмущается…めんどくさい、ですね?」ニコッ

凛「…言ってくれるね、でも腹ではなに考えてるかわかんないよりはいいんじゃない?誰とは言わないけどね」チラッ

美波「凛ちゃん落ち着いて!アーニャちゃんもこれ以上煽らない!」

武内P「…落ち着いてください皆さん」

美波「待ってくださいプロデューサーさん!」

美波「…すみませんが少し席を外して貰えますか?多分今はプロデューサーさんがいない方がいいと思います」

武内P「…わかりました、しかし何かがあったら呼んでください」

美波「ごめんなさい…」

武内P「いえ、貴方が謝ることでは」

アーニャ「…помеха、本当に迷惑ですねリン」ボソ

凛「…聞こえてるけど、と言うか聞こえるようにいったでしょ?
陰口叩くだけならロシア語使えば私にはなに言ってるかわかんないだろうし」

アーニャ「シトー?…何の話ですか?」

美波「だからやめようって二人ともー!」



武内P「…」ガチャン

武内P(…ここ最近だけで何度目だろうか
何故か何の予兆もなしに増えたアナシタシアさんのスキンシップに渋谷さんとの激突…
前まではCPの中での喧嘩なんて見たこともなかった)

武内P(こうしてアナシタシアさんと渋谷さんが言い争いをはじめると自分では止められない
それどころか先日の言い争いに止めに入ればどっちの味方なのかと彼女らに迫られ、状況は悪化するばかり
…そうして今回のように新田さんに二人を止めてもらい、エスカレートさせる自分は手早くその場をさるのが毎度の事)

武内P(…この状況は決していいものではない、しかし…一体どうしたら)

李衣菜「あ、プロデューサーおはようございます!」

武内P「え?あぁ多田さんおはようございます、今日は多田さんの予定は無いようですが何か用事でも?」

李衣菜「用事なんてそんな、へへっ…プロデューサーに会いにきたんですよ!」

武内P「…はぁ、私にですか?」

李衣菜「はい!いつもお世話になってるんで私お弁当作ってきたんです!
お節介かとも思ったんですけどプロデューサーっていつも外食とかコンビニ食で済ませてるから体壊さないか心配になっちゃって、へへっ
…もしかしてお昼とか用意したりとかしてます?」


武内P「いえ、今日は外食で済ます予定でしたので…しかしそこまで気を使っていただかなくても」

李衣菜「それなら丁度良かった!と言うか気を使って用意したんじゃないですよ
…プロデューサーが目の前で私の為に頑張っているのにただ甘えているだけなんて全然ロックじゃないです!」

武内P「はぁ、そう言う事でしたらありがたくいただきます」

李衣菜「へへっ、召し上がれ」

武内P「とても丁寧に彩られていますね、多田さんの優しさが伝わってきます
…っ?!」

李衣菜「?…どうかしましたか?プロデューサー」

武内P「…いえ何でもありません、ではいただきます」

武内P(なんだ?今一瞬血生臭さが鼻に突き刺さった
…生物なんてない、気のせいか?)

李衣菜「はい!プロデューサー」

武内P「…」パクッ…モグモグ

李衣菜「…どうですか?プロデューサー?」

武内P「…この唐翌揚げ、よく味が染みています
そして何より柔らかい、作るのに物凄く手間がかかったのではないですか?」

李衣菜「!はい、昨日から漬け込んでいました、おいしい…ですか?」

武内P「えぇ、すごく」

李衣菜「ありがとうございます!//」

武内P(…ん?小骨のようなものが入っている、やはりスーパーの肉にも取り残しもあるのか)


武内P「次はこのハンバーグを」ヒョイパク

武内P「?!」

李衣菜「…プロデューサー?」

武内P「…申し訳ありません、少し飲み物を買いに行きます
多田さんは何を飲まれますか?」

李衣菜「飲み物?あ、すみません気がつかなくて
私買ってきますよ」

武内P「いえ、貴方にはこのような素晴らしいお弁当をいただいたので飲み物位は私に奢らせてください」

李衣菜「むーそう言う事なら、ロックにコーラをお願いします」

武内P「わかりました」





武内P「…オエッ…………カハァ」

武内P「…ハァハァ」

武内P「…やっぱり髪の毛か…」


武内P(吐き出した嘔吐物に混ざっている髪の毛を見ればわかる、さっきの小骨のようなものは爪だ
髪の毛に至っては数本なんてレベルじゃない、毛先をまとめて切ってハンバーグに混ぜこまれている)

武内P(…偶然なんかじゃない、これは故意的だ
…しかしなんでこんなこと)

武内P(とりあえず多田さんには急用が出来たと連絡をしよう
…さすがにあれは食べられそうにない)


ピロリロリン

李衣菜「…急用か、どうやら気づかれちゃったな」

李衣菜「でもいいや、プロデューサーの使った箸手に入れられたしね」

李衣菜「…さて次はどうやってアプローチしようかな?ねぇプロデューサー」

李衣菜「…でもやっぱり」



李衣菜「…みんな邪魔だなあ本当に、消えてくれないかあ」



武内P(この多田さんの不可解な行動もいつもの彼女の言うロック?…から来るものなのだろうか)

武内P(わからない以上、めぼしい仮説を立てて納得するしかない
…と言うよりそうしなければやってられない)

武内P「…ふぅ」


蘭子「我が友ではないか、闇に飲まれよ(プロデューサー、お疲れ様です)」

武内P「…神崎さんですか、レッスンお疲れ様です」

蘭子「我が友よ、忌々しき光にその身を焼かれたか?(プロデューサー体調悪そう)」

武内P「いえ大丈夫です、心配かけて申し訳ありません」

蘭子「うむ、汝は我が方翼であることを忘れるな?(良かった、無理しちゃだめですよ?)」

蘭子「それはそうと我が魔導書に新たな刻印が刻まれた、汝は其れを見るに価するか?(そういえば新しい絵が完成したんですよー♪、見ますかプロデューサー?)」

武内P「新しい、絵…ですか?宜しいのでしょうか?」

蘭子「我が魔導書、刻むのも開くのも我が友と我意外禁忌となろう(プロデューサーならいいですよー♪)」

武内P「ありがとうございます…これはなんでしょうか、魔王…もしくは悪魔…?」

蘭子「我が友よ(プロデューサーです)」

武内P「私…ですか?ならばこの手を捕まれている方の天使のような方は神崎さんでしょうか?」

蘭子「うむ!さすがは我が友、真実の理にたどり着いたか!(はい、当たりです♪)」


武内P「しかしこれは…どういったシチュエーションでしょうか?
見た感じは誘拐、または逢い引きにも見えますが」

蘭子「それは、わ…我が友と我が…
プロデューサーと私の新婚旅行です//」

武内P「…は?新婚旅行?」

蘭子「婚約したばかりでこんなこと言うのは迷惑…ですよね
でもプロデューサーと結婚したあとの事を考えたら嬉しくて」

武内P「待ってください、私は婚約など誰かとした覚えなどないのですが」

蘭子「ほら、プロデューサーのくれた指輪…大きさもぴったり
でも恥ずかしがらないで直接渡してほしかったです」

武内P「は?指輪?私はそのようなもの…」

蘭子「プロデューサー子供は男の子と女の子、どっちがいいですかー?
まだ私達には早い話ですけど私は男の子がいいなー
プロデューサーに似てかっこよくて優しくて…」

武内P「話を聞いてください神崎さん!」

蘭子「休日には三人でバラ園にいきたいなー♪
綺麗なお花畑を背にプロデューサーや蘭太郎と一緒に記念撮影なんて、えへへ…」

武内P「…神崎さん、あの」

蘭子「あ、噴水のある公園もいいですね
お弁当作って家族で囲んで食べる、すっごく楽しそう♪」

武内P「…」

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ーーーーーー

数時間後

蘭子「ーーでして、もープロデューサー?聞いていますか?」

蘭子「…」キョロキョロ

蘭子「…いない」

蘭子「また、別の女の子の所行ったのかな…」

蘭子「仕事だし仕方ないけど、他の女の子と一緒にいるなんて嫌だよプロデューサー…」ポロポロ



武内P(神崎さんはもう帰っただろうか、仕事そっちのけで彼女の話に付き合ってなどいられない
さすがにもう数時間もたつ、いくらなんでも私がその場を離れた事に気づくだろう)カタカタ

武内P(…それにしても婚約…か、彼女の作り出した設定の一部だろうか
そしてあの指輪…直接渡してほしかったと言うのは誰かを通して貰った、と言う事だろうか)カタカタ

「…あれ?プロデューサー戻っていたんですね」

武内P「…新田さん、先ほどは申し訳ありません」

美波「いえ、私もみんなが喧嘩してる所なんて見たくありませんから」

武内P「そう…ですね
今朝の喧嘩の発端といい、私の存在が彼女達の言い争いを悪化させた所を見ると…

…やはり原因は私なのでしょうか?」

美波「…そうですね、だけど理由は私の口からは言えません」

武内P「…そうですか、空気を悪くするような事を聞いて申し訳ありません」

美波「…だけど」

武内P「?」

美波「少しでもこの状況を変えたいなら本人達に聞くしかないです」


武内P「渋谷さんやアナシタシアさんに…ですか?しかし…」

美波「マンツーマンで聞きましょう、多分その方があの子達も話しやすいでしょうし」

武内P「マンツーマン…」

武内P「…そうですね、私も彼女達と向き合って見ます」

美波「そのいきですよプロデューサー!」

武内P「…新田さん、貴方にはいつも迷惑かけてばかりで申し訳ありません」

美波「私は良いんですよ、でもプロデューサーの力になれたなら嬉しいです」

武内P「…ありがとうございます」フッ




凛「…で?話って何?」

武内P「えぇ、最近プロジェクトメンバーとはどうでしょうか」

凛「あぁその事?周りくどいからアーニャと仲良くしろ!でいいじゃん」

武内P「いえ、そのような上部だけの解決は望んでおりません
ですから貴女方各自の意見を聞いて解決していきたいと私は思っております」

凛「ふーん、まぁ真面目なあんたらしいか」

凛「でもさ…そんな周りくどい事しなくても一番手っ取り早い方法あるけど」

武内P「手っ取り早い方法…ですか?」

凛「そ、しかもアーニャにだって手を引かせられる」

武内P「…聞かせて頂いても宜しいでしょうか?」

凛「…簡単な話だよ」

凛「私だけのものになりなよプロデューサー」

武内P「っ?!」

凛「私もアーニャもさあんたが他のアイドルと一緒にいるのが気に入らないわけ、わかる?」

凛「それも同じ人が好きな女の子なら尚更」

武内P「…同じ…好きな人?」

凛「ようやく気づいたの?本当に鈍いねそう言うところ」

凛「…で?どうすんの?私のと付き合う?
そういえばあんたいってたよね?私は貴方のプロデューサーですって」

武内P「いえ、あれはそのような意味では」


凛「そんなことなんてどうでもいい、あんたが言った事でしょ?」

武内P「渋谷さん、落ち着いてください」

凛「私は落ち着いてる、あんたが何時までたっても返事しないんじゃん」

武内P「そもそも私はプロデューサーで貴方はアイドル、保持すべき距離感と言うものが」
凛「そんなことは聞いてない!」

武内P「っ?!」

凛「…どうすんの?あんた自身は」

武内P「…」

武内P「…申し訳ありません、貴方と付き合う事はできません」

凛「…」

凛「…ふーん…そう、わかった」

凛「でもさ、勘違いしないで」

武内P「…はい?」

凛「…私は諦めないから」

武内P「…」



アーニャ「…невозможно、仲良くは無理…ですね」

武内P「…ですよね」

アーニャ「リンはпрепятствовать、邪魔します…ミナミも」

アーニャ「だからリンもミナミもненавидеть…嫌い、です」

武内P「渋谷さんはともかく新田さんは貴女方の事を思って」

アーニャ「ダー、わかります…だけどミナミもプロデューサーの事…好き…です」

武内P「え?」

アーニャ「ミナミでも嫌です、プロデューサーの傍にいるの…Недопустимое、嫌…です」

アーニャ「だから嫌い、リンもミナミも…私はプロデューサーだけいればいい」

武内P「私は貴方にとってただのプロデューサーです、だからそのような事は」

アーニャ「…シトー、どうしてそんなこと言うんですか?」

アーニャ「もしかして私がненавидеть、嫌いですか?」


武内P「いえ、そうではなく」
アーニャ「Страшно、怖いです!捨てないで!!」ガシッ

武内P「…っ!?」

アーニャ「Я не хотел бы、嫌いに…ならないでНе оставляй」

アーニャ「仕事ガンバます!笑顔ガンバります!!プロデューサーがいるならЭто будет что-нибудь…全部ガンバります」

アーニャ「Я ничего другого , чем вы не нужно!!」

武内P「…ぐっ…アナシタシアさん…痛い…です」

アーニャ「は、すみませんプロデューサー手の甲から血が出てます!」

武内P「いえ、たいした傷ではありません」

アーニャ「………ペロッ」

武内P「っ?!アナシタシアさん何を!」

アーニャ「パパがいつも怪我すると言います、嘗めとけば治ると」

アーニャ「…ですが、これは癖になる味ですね」

武内P「…」


アーニャ「それではレッスン行ってきます、プロデューサーの好きな笑顔?…Я покажу見せます」

アーニャ「だからもっと誉めてほしいです」

武内P「…アナシタシアさん」



武内P「……」

武内P(…正直、聞かなければ良かったと心のどこかで後悔した
二人の…いやCP内での争いの理由はわかった、本来ならそこを追及して問題を解決に導くべきなのだろう)

武内P(しかし…その原因が私に対する好意、そこから発展するジェラシーなどの負の感情から来るものなら私にはどうしようもない)

武内P「…」

武内P(…とは言うものの仲良くさせるといった解決策がないだけで、不仲の原因を取り除く事なら私にも可能だ)

武内P(そう、私が彼女達に争いをもたらすのなら)

武内P「部長、今宜しいでしょうか」

部長「おや、君かどうかしたのかい?」

武内P「…実は」



未央「プロデューサー!CPのプロデューサーやめるって本当!?」

莉嘉「嘘だよねP君!」

武内P「…事実です、私は本日付けでCPの担当を外れます」

CP「「?!」」

きらり「そんなぁ、いきなりすぎるにぃ」

みく「なんで?!理由言ってくれないと納得できないにゃ!」

みりあ「プロデューサーさん、みりあ達の事嫌いになっちゃったの…?」

武内P「いえ、そうではなく私自身の更なるステップアップの為にも様々なアイドルのプロデュースを経験する必要がると部長からの指示です
決して貴方がたに嫌気がさしたわけではありません、むしろ逆です」

智恵理「逆…ですか?」

武内P「えぇ、貴方がたを更なる高みに導くためにも私自身が成長しなければいけない
言わば研修期間です」

かなこ「それじゃあ戻ってくるんですよね?」

武内P「…はい、必ず」

卯月「よかったぁ、それなら私達ももっとガンバらないとですね!」


杏「…ねぇプロデューサー」

武内P「?…なんでしょうか」

杏「本当にそれだけ?」

武内P「…」

武内P「はい、私の研修のためです」

杏「…ふーん」チラッ

co組「……」

杏「プロデューサーがそう言うなら、そう言うことにするよ」

武内P「それでは、私は新しい部署への挨拶もありますので失礼します」

凛「…ギリッ」

アーニャ「…ドウシテドウシテドウシテドウシテ」ブツブツ

蘭子「」

李衣菜「…これはこれで」ボソッ


美波「…」

美波「…ふふっ」


武内P(…どこの部署なのか、誰の担当なのかまでは聞いていない
部長曰くわかるまでの楽しみだそうだ)

「きたか、しかし時間ギリギリとはどういう訳だ?」

武内P「…専務、ですか?」

ミッシー「まあいい、そんなことよりも話は聞いたぞ
相変わらず君は甘いな、周りのアイドルにも悪影響が出ているなら早急に切り捨てるべきだろう」

武内P「しかし、原因は私にあります」

ミッシー「…もとよりアイドルは色恋厳禁という暗黙の了解があるはずだが?」

武内P「…それは」

ミッシー「それを嫉妬などといった醜い呪いに身を任せるか
そんな姿のどこに輝きがある?」

ミッシー「そんな輝きを失った星を未だに掲げる価値などどこにある?
私は手早く切り捨てるべきだと思っている、周りに更なる悪循環を招くまえにな」

武内P「…周りに悪影響があることは認めます」

武内P「しかし、彼女達の輝きは失われてなどいない
今はまだ呪いを受けた眠り姫なのかもしれません、しかしそのような呪いに彼女達の本質は決して負けたりしない!」

ミッシー「!」

武内P「私は信じています、あの呪いですら彼女達の更なる輝きに変えて行けるのだと
そしていずれ、再びファンの道を照らす星としてステージという夜空で輝いてくれると!」

ミッシー「…そうか」

ミッシー「相変わらず君とは意見が合いそうにはない」

武内P「…」

ミッシー「話が逸れたな、本題にはいろう
…君にはプロジェクトクローネを任せたい」

武内P「…私がクローネをですか?」

ミッシー「安心しろアナシタシアとTPはCPのほうで仮プロデューサーに担当してもらう」

武内P「そうですか」

ミッシー「君の腕は信頼している、これを期にクローネのほうも更なる進化をみせてくれるといいが…頼めるか?」

武内P「…わかりました、全力を尽くします」

ミッシー「…それと落とし物だ、自宅の鍵を落とすなど不注意にも程がある気を付けろ」

武内P「え?すみません、確かに私の鍵です」

ミッシー「廊下に落ちていたのを君のところの事務員が恐らく君のだと言っていたのでな、ついでに持ってきた」

武内P「…ありがとうございます」

武内P(…朝まで胸ポケットに入れていたはずなのだが、気を抜きすぎなのだろうか)





文香「…プロデューサー、それは前に私がオススメした本ですか?」

武内P「えぇ、貴方の話を聞いたら私も読んでみたくなりまして
しかしなかなかに面白い、文の構成といいこの表現のしかた…光景が自然にイメージできます」

文香「…ふふっそうですか、気に入っていただけたなら私も嬉しいです
その本の作者の書く別の本ですがこちらもオススメでして」
唯「もー!プロデューサーちゃん文香ばっかかまってズルい!唯とも絡んでよー」ガシッ

武内P「?!…高槻さん!離れてください」

唯「良いじゃん減るもんじゃないし、アメ食べる?」

周子「唯ちゃん邪魔しちゃダメだってー、文香ちゃんオータムフェスで助けられて以来プロデューサーのことが…」

文香「しゅ、周子さん!//」カァァアア

フレデリカ「え?そうなのー?じゃあ文香ちゃん猛烈アタック中?」

文香「違います!//」

奏「そうなんだ文香、だけどごめんなさい私も彼の事スッゴくお気に入りなの」

周子「あ、ガチ勢きた」

奏「だけど私あまり周りくどい方法とか嫌いなのよね
…ふふっプロデューサー?そういえば今日の夜は冷えるらしいの」

武内P「そ、そうなんですか?それなら風邪を引かないよう厚着をして」
奏「だからすべてを包み込むような貴方のその優しさで温めて?」ギュッ

武内P「なっ?!」

文香「…不潔です」ムスッ


奏「ダメね文香、彼の鈍感だとここまでしないと気づいてくれないわよ?」

ありす「プロデューサー、仕事終わりました」ガチャ

武内P「お疲れ様です橘さん」

フレデリカ「あーありすちゃんお帰り」

ありす「…そのプロデューサー」

武内P「どうかしましたか?」

ありす「そろそろ名前で…ありすって呼んでくれませんか?」

武内P「」

唯「ズルいプロデューサーちゃん、唯ってよんでー!」

フレデリカ「あれー?ここって346プロダクションだよねー」

周子「どうみたってキャバクラだねー」


武内P(クローネに転属してからもう数週間はたつ、それなりにうまくやっている)

武内P(CDの方々とは極力会わないようにしているが廊下などすれ違った時や仕事が重なった時は簡単な挨拶などはしている
距離を取っている…という事に気づかれないよう彼女達とできるだけ接触を避けるためだ)


武内P(部長などの話ではCPに変わりはない、うまくやっているだそうだ
そこまでの喧嘩などはない、しかしこの件とは無関係だが女子寮のほうで夜中に無断で外出している何者かの姿が確認されたとか)

武内P(もう少し様子を見てみる必要がありそうだ)

武内P「っ?!」ビクッ

文香「…?プロデューサーどうかしたんですか?」

武内P「いえ、今視線を感じたもので」

奏「当然よ、今私は貴方を見つめているもの」

奏「だから貴方も目を放さないで?すぐに寂しくなっちゃうから」

フレデリカ「フーンフン♪奏ちゃんは♪寂しいと…なんだっけ?」

周子「発情する」

武内P「…」

武内P(気のせいか?)




「…ふーん」

めしくってくる

奏はプロデューサーさんだったなすまそ

演技指導とラッキースケベは思い出すけどあと一つなんだろ

やべえ本当だ最近アイマス2はまっててな無意識に高槻にしてたは、俺ロリコンかもしれん

おつ
胃がキリキリする
しかし、クローネに移籍とはいや下手したらさらに泥沼に…

>>38
演技指導?ラッキースケベ?なんぞそれ

>>40
未央「ラッキースケベの薬かぁー」
未央「まゆちゃんに演技指導してもらおう!!」

やべえ何でこんな下らんミス連続してんだ忘年会のテンションで書くもんじゃねーなすまん

脳内変換しといて

武内P「ーー、の後雑誌の撮影があります
撮影が終わり次第此方に連絡を頂ければ、迎えを送ります」

奏「…貴方に来てほしいって頼んだら迎えにきてくれる?」

武内P「…申し訳ありません、その時間帯は橘さんに同行する予定なので」

奏「つれないのね、王子様が手を引くシンデレラは一体何人いるのかしら
…そして涙とともに魔法のとける灰被りは一体どんな夢を語るのかしら」

武内P「私は王子様なんて柄ではありません」

奏「そう?柄とかそんなの関係なくて、その人が王子様だと決めるのは第六感
…言葉なんかで表せるものじゃないと思うけど」

武内P「…速水さん」

奏「だから、お昼は開けておいてねプロデューサーさん♪
最高の舞踏会にエスコートして頂戴?」チュッ

武内P「なっ!?…キスは禁止だと言ったはずですが」

奏「固いこと言わない、だってプロデューサーさんだって約束守らないじゃない」

武内P「…」

武内P「奏、キスはダメだ…あまり困らせるな、…だぜ?」ヒキツリー

奏「…ふふっ」

武内P「か、奏?…さん?」


奏「相変わらずチャーミングね貴方、それじゃあ行って来るからお昼わすれないでね?」

武内P(…これは諦めたほうが良さそうだ)

ブーブーブーブー

武内P「?…メールか、差出人は不明…?」

武内P(社内用の端末ではなく、プライベートのほうか
最近では白坂さんにホラー映画などのオススメを聞く以外仕事を除けば使わなかったから珍しい)

武内P「?!」

【楽しそうですね?ですがアイドルとプロデューサーの保持する距離とは何なのでしょうか?】

武内P「…これは」

ブーブーブーブー

【私は構いませんよ?だってその方が好都合ですし】

ブーブーブーブー

【でもあの女は許さない、キスした抱きついたたぶらかした】

ブーブーブーブー

【許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない】


武内P「不味い?!…っ、速水さん!!」

ブーブーブーブー

【私はいつでも貴方を見ています】


ブーブーブーブー

【だから貴方も目を放さないで?】




ブーブーブーブー

【…すぐに寂しくなっちゃうから】


奏「どうしたの?そんなに焦って」

武内P「…今日は1日速水さんに同行します」

奏「…?ありすちゃんのところ行かなくていいのかしら?」

武内P「今から代わりのものを手配します
…打ち合わせなどの重要な事ではなく、ただの同行なので私でなくとも構いません」

奏「そう、ならありすちゃんには悪いけど貴方にエスコートして貰おうかしら」

武内P「…はい」



「……」

ブーブーブーブー

【許さない】



武内P(なんだったんだあのメールは、あの言い回しからすると見ていたのか?
…それもずっと)

武内P(これは佐久間さんの一件とは比べ物にならないくらいに不味い
下手したらクローネの皆さんにも被害がいきかねない)

武内P(…だがしかし誰がこのようなことを)


武内P「…」ガチャ

フレデリカ「プロデューサーお疲れ様ー、あまーいチョコレート食べるー?」

周子「八つ橋食べる?」

武内P「いえ、私は結構です」

周子「じゃあフレデリカ食べるー?」

フレデリカ「え?!カリバ…なんだっけ?」

周子「カリバーン!」

武内P「…カニバリズムです、食べません」

フレデリカ「プロデューサーは、そんな変人じゃないもんねー?
カリバーンは良くないよー♪」

周子「カニバリズムじゃなきゃ良いなら性的にいただきますすればよくない?」

フレデリカ「え?!責任は取ってねプロデューサー♪」

武内P「…はぁ」

しゅーふれ「…」


フレデリカ「今日のプロデューサー乗り悪いね」ボソボソ

周子「今日はそっとしておいたほうがいいんじゃない?」ボソボソ

武内P(…犯人を特定してどうなる、もし私が思った通りだとして私に何ができる?)

ミッシー「宮本と塩見はいるか?」ガチャ

武内P「専務?」

しゅーふれ「…やべ」

ミッシー「貴様ら、また私の椅子に下らん仕掛けをしたな」フルフル

周子「なに仕掛けたの?」ボソボソ

フレデリカ「おなら袋」

ミッシー「そのせいで部下の面前で恥をかいたぞ!今日という今日は許さん!!」

フレデリカ「周子ちゃんがやれって言うから」

周子「ばらすんかい」

ミッシー「言語道断!!」

しゅーふれ「プロデューサー助けてー」ガシッ

武内P「な?!」


ミッシー「…そもそもだ、君がしっかり見張っていれば、このようなくだらない悪戯阻止できたのではないか?」

武内P「申し訳ありません
しかしくだらないと一掃し、彼女たちの悪戯を闇雲に阻止するのは個性を奪ってしまう可能性があります」

ミッシー「個性を奪う…だと?
悪戯心に身を任せ、周りに被害を起こすなどシンデレラのすることではない!もはや魔女ではないか!」

武内P「…魔女ではシンデレラになれないと誰が決めたんですか?」

ミッシー「なに?」

武内P「いくら悪戯心に引かれようが、いくら強欲に身を焦がそうが彼女もまた女の子だ!」

武内P「どんな灰被りであろうと輝きたいと望むのであれば、輝ける魔法を
…いえ、彼女達を導くのが私達プロデューサーの役目です」

ミッシー「!」

武内P「…ですから今回は許して頂けませんか?」

ミッシー「…魔女に輝ける魔法をか、とんでもなく破天荒な魔法使いだ
…だがしかし興味はある」

ミッシー「…次はないと思え」

武内P「…ありがとうございます」


周子「…助かったーありがとうプロデューサー」

フレデリカ「ありがとね?プロデューサー♪」

武内P「…反省してください」

武内P「?…これはお弁当ですか?」

周子「んー?プロデューサーのじゃないの?プロデューサーの机に置いてあったし」

フレデリカ「気がついたら置いてあったよ?」

武内P「…」パカッ

武内P「っ?!」カパッ

周子「どうしたのプロデューサー?顔色悪いけど」

フレデリカ「何が入ってたのー?」

武内P「…いえ、ただのお弁当でした
恐らく誰かが別の人のを間違えて持ってきたのでしょう、返してきます」

フレデリカ「んー?」

周子「……」

悪いやっぱり酔っぱらって書きためただけあって誤字脱字が多いちょっと見直してくる


武内P(配置こそ変わってはいるがこれは恐らく多田さんが持ってきた弁当の中身を移したものだ
全体がカビまみれになっていて、恐ろしい匂いを発している)

武内P(窓が空いていたこと、塩見さん達が離れていたお陰でバレずにすんだ
…これを見られたらまちがいなく大パニックになる)

武内P(これはやはり彼女に問いただすべきなのか…?)

唯「プロデューサーちゃんどうしたの?」

文香「…何かありましたか?」

武内P「いえ、少し考え事してまして」

唯「まさかエロいこと?プロデューサーちゃんも男の子だねー」

文香「エロ?!…プロデューサー、そうなのですか?」

武内P「違います」キッパリ

唯「つまんなーい」

文香「…プロデューサーを何だと思っているんですか?」

「プロデューサー、やっと会えました」

武内P「…アナスタシアさん」

アーニャ「Так хотелось , чтобы удовлетворить…会いたかった…です」フラフラ…

武内P「どうしてここに…」

武内P(レッスンの時間は把握している、彼女と私の同行する時間が重なることはないはずだ)

アーニャ「キラリ達とレッスン時間変わって貰いました」

武内P「?!」


武内P(…その可能性を考慮していなかった
不覚だ、目先の問題ばっかり考えていたばかりに…)

武内P「そうですかお疲れ様です、それでは私達はレッスンがありますので」

アーニャ「…待って」ガシッ

武内P「!」

アーニャ「どうして私をЯ выбросил…置いていったのですか」

アーニャ「私はпечальный…悲しいです、寂しいです!プロデューサーがいないと…心細い…です」ダキッ

武内P「…」

アーニャ「…私もクローネのアイドル…です、私も連れていって…?」

武内P「…それは出来ません、もとより今回はアイドル達との交流を第一としてますので現時点のクローネの人数で手一杯です」

アーニャ「…やっぱりプロデューサーは私達を避けてます」

武内P「…」

アーニャ「…しかたありません、プロデューサーвместе…一緒にグランマのところに行きましょう」

アーニャ「アイドルは諦めます、プロデューサーがいればいい」

武内P「!…アナスタシアさん、貴方は一体何を!」

アーニャ「大丈夫ですБудьте счастливы…プロデューサーの為なら何だって」ギュッ

武内P「ぐっ!?」

文香「…やめてください、プロデューサーが困っています」バッ

アーニャ「?!」

唯「ごめんねー?アナスタシアちゃん、今はプロデューサーちゃんアタシ達のプロデューサーだから」

文香「…何があったのかは分かりませんが、プロデューサーは仕事中です公私混同は控えてください」

唯「そー言うことー♪」

アーニャ「…」


アーニャ「Я что ты говоришьだけどいずれはCPに戻ります、はじめからЭто мое…私達のプロデューサー
あくまでも一時的…?プロデューサーをしてるだけです」

文香「…」

唯「じゃあプロデューサーちゃん、永久就職しちゃえば?」

武内P「…いえ、そう言うわけにも」

アーニャ「Я ждал…私は諦めません」

武内P「……」



唯「…アナスタシアちゃんなんか様子変だったね」

文香「……」

唯「…?文香?」

文香「!…すみません、何でしょうか?」

唯「もー、文香もへんだよー」



文香(いずれはプロデューサーもCPに戻ってしまう、わかってはいたのに
ずっとプロデューサーがいてくれればいい、そう思ってしまう)



ありす「……」

武内P「……」

蘭子「…」

ありす「…プロデューサー、どういうことですか?」

武内P「…握手会の同行の話に関しては、先程言った通りです、急用ができました」

ありす「そうじゃないです!」

武内P「…はい」

ありす「その…膝に乗せてる蘭子さんのことですよ」

武内P「…私が聞きたいくらいです」

蘭子「~♪」

ありす「…つまり無許可で座っているということですね?」

蘭子「我は天界を統べるもの、縛るものなどはない!(私がここに座るのに許可はいらないんですよ!)」

蘭子「この者は我が片翼であり永劫の契りを交わしたのよ?我が宝物は我以外触れることを禁ずる!(プロデューサーは私の婚約者なんです!貴方こそベタベタしないで!)」

ありす「?…なんて言ってるんですか?」

武内P「…」

武内P「…わかりません」


ありす「退いてください!プロデューサーの仕事の妨げになります!」

蘭子「晩餐ならば我の元へ招待しよう、魔翌力の漏洩など我の為に尽くすだけでいい(プロデューサーが働かなくても私が養います!)」

ありす「何を言いたいのかわかりませんが、もう貴方のプロデューサーじゃないんですよ!
他部署のプロデューサーへの過度のスキンシップは控えてください!」

蘭子「関係ない!我が友は…プロデューサーは離れてても繋がっています!
そんなものに部署なんて関係ない!」

ありす「繋がってる?そんなもの貴方の中ではです!プロデューサーは迷惑しています!」

蘭子「そんなこと貴方にもわからないでしょ!?」

武内P「二人とも落ち着いてください!」

ありす「プロデューサーがハッキリしないからですよ!迷惑だって面と向かって言わないと勘違いしたままです!」

武内P「!」

蘭子「…プロデューサー?」

武内P「…」

武内P「…神崎さん、仕事に支障が出ます
そのようなスキンシップは…、正直迷惑です」

蘭子「!…そんな?」

ありす「当然です、貴方がアイドルである以前に彼にも仕事があるんですよ!」


蘭子「…ギリッ」

蘭子「…皆の言う通りです、やっぱりプロデューサーはここにいるべきじゃなかった
誰にたぶらかされたんですか?」

武内P「いえ、誰かにたぶらかされたなど」

蘭子「だけどプロデューサーはいつか必ず戻るっていってくれました
その時はまたいつものプロデューサーですよね?」フラフラ

武内P(貴女方のお陰で当分帰れそうにありません)

蘭子「…待ってます、いつまでも」フラフラ



ありす「…行きましたね、なんだったんでしょうか」

武内P「…橘さん、ありがとうございます」

ありす「いえ、お礼を言われることでは//
…だけどプロデューサーはいずれ」ボソ

武内P「どうかしましたか?」

ありす「…いえ」




ありす「……何でも…ありません」

ごめん楓と小梅出そうか迷ってる悪いけど安価出す↓2




周子「…ふーんやっぱり弁当の中身は生ごみ以下の嫌がらせのプレゼントか
愛妻弁当を期待したのになー」

周子「ねー、どう思う?」

奏「不快ね、見た目も送った意図も想像するのも吐き気がする
…だけど本当に嫌がらせのためなのかしら」

周子「あ、やっぱり疑問に思う?実は私もなんだ」

奏「へー周子も気づいていたのね」

周子「まーね、どう考えたって期間不定の研修期間なんて曖昧な指示を部長さんが出すわけないし」

奏「となると、何か問題が起きてそれが落ち着くまでのあいだクローネに逃げ込んだ…といったとこでしょ」

周子「さっすが重い女代表!自分の男(仮)のことは知り尽くしてるね!!」ニッコリ

奏「…怒るわよ?」ニッコリ

周子「…まぁそれは半分冗談として、気に入らないのはアタシもいっしょだから」

奏「半分は本気なのね、まぁ大体あってるけど」

周子「あ、自覚してた?」

奏「…とりあえず、アイドル関係なのは間違いないわね
あの徹底したCPとの距離の置き方といい」

周子「かといってスキャンダルじゃない、問題にもなっていないし」

奏「…となると」

奏周子「「彼を取り合うことで仲違いが起きた」」

周子「うん、それならスッキリする♪」

奏「ただひとつ解せないのは彼女達のなかに彼の性格を考えた娘はいなかったのかしら」

周子「プロデューサーの性格?」


奏「彼は絶対に誰も選ばない、近づけば近づくほど離れていく」

周子「あー、それならいただろうねー」

奏「?」

周子「…ほら、隠れてるなら出てきなよ
私がプロデューサーの捨てたこの弁当箱を探している時からつけてたんでしょ?」

「やっぱりバレた?警戒はしてたんだけど」

奏「…美波…さん?」

美波「すごいね、気づかれるなんて思ってなかった」

周子「それはもう、こっちも初めから君には警戒してたし」

奏「…つまり貴方はプロデューサーがCPを離れる事をわかってて急接近を」

周子「ハズレ、彼女だけプロデューサーの味方をしていたらしいね、杏ちゃん曰く」

美波「しくじったなぁ杏ちゃんと繋がってたのか、それは怪しまれるよね」


周子「大方彼女が周りをそそのかしたんじゃない?」

奏「どういうこと?そこまでしてプロデューサーさんをCPから追い出したかったの?」

周子「それもハズレ、だけどそんなことをして何になるのかまではわからないなー
…弱ったところに漬け込むのなら追い出したのは逆風だし」

美波「そこまでわかっただけでも充分すごいよ、だけど私のが一枚上手だったかな?」

周子「…たださ、ひとつ覚えておいてよ」

周子「何をたくらもうともうプロデューサーは返さないよ?どんな手を使っても」

美波「…やっぱり貴方が一番の警戒すべき女狐だわ」

周子「…お互い様」

奏「……」


周子「あ、そうだ奏さーもしプロデューサーをクローネの担当にまで持っていったら…」

周子「プロデューサーを私に譲ってくれる?」

奏「…本気で聞いてる?」

周子「はぁ…周りは敵だらけ、これはしんどいわー」

奏「そうね、第二婦人なら譲ってあげる」

周子「ん?第二…か、うんそれなら妥協する」

奏「…決まりね、とりあえずは協定を組みましょう」

周子「とりあえず…ねぇ」

奏「だって貴方いつ裏切るかわからないし」

周子「…あ、バレた?」

奏「…敵だらけなのはお互い様よ、それに今ので余計に貴方に警戒心が向いたわ」

周子「…ふーん、まぁ今はいいかそれで」

奏「……」

周子「……」


周子「アタシひとつ大博打売ってみたいんだけどいいかな」

奏「何よいきなり」

周子「あの余裕なんか企んでるかんじじゃん?適当に相手してるだけじゃすぐに打つ手なし…て投了になるかもしんないし」

奏「一理あるわね…、で?どんな博打?」

周子「いいからついてきなよ」ガチャ

武内P「ーーですからクローネには新ジャンルバラエティーと言った新たなる扉を開く必要があります!」

ミッシー「確かに需要が無いと言い切るのは愚の骨頂だ、しかし美城というブランドの品を落とす事は許さん
城はいつも気高く、そして美しくなければならない!」

武内P「いままで世界中でさまざまな王国が築かれて来ました、その気高さは十人十色
専務が語るだけの固定観念だけではない、さまざまの住人とその貴族達によって作られた個性に世界中が魅了されたのです!」

武内P「クローネもそうだ、その個性に更なる経験を経て新しい気高さを得た王国を象徴するシンデレラになるとは思いませんか?」

ミッシー「!」

周子「あのー少しいいですー?」

武ッシー「「?!」」

奏「ちょっと…取り込み中じゃない」ガシッ

ミッシー「いやいい、もう終わった
とりあえずはこの企画通す事を許可する、早急に取りかかれ」

武内P「!…はい、ありがとうございます」

武内P「では、失礼しました」ガチャ

周子「じゃーねープロデューサー」フリフリ

奏「…はぁ」

ミッシー「…で、用事はなんだ?」

周子「今日はミッシーに交渉しに来たんだ」

ミッシー「交渉…?、面白い言ってみろ」

周子「…それなんだけどさ、アナスタシアさんをクローネに戻してほしいんだ」


奏「……は?」

美波は最後の会話後足音ひとつたてずに消えました

そろそろ寝るわ、このスレ完結したら愉悦に浸りながら一緒に忘年会しようぜ?

髪爪血ーグ受け入れるのはちょっとなあ

>>152
妲己「せやな」

喜媚「全くだ」

姫昌「おおっ、有難い。私はハンバーグが大好物なのだ!!!」

姫昌「………………伯邑考……」シクシク



武内P「……」

「なーにしてんの?プロデューサー」

武内P「…城ヶ崎さん?」

美嘉「仕事バカのあんたがなにもせずにベンチに座ってるなんて珍しいじゃん」

武内P「…そうでしょうか」

美嘉「…」

美嘉「…莉嘉にきいたよ、CPのこと」

武内P「…その件に関してなら申し訳ありません、妹さんを放置する形になってしまいました」

美嘉「なんであんたがあやまんの?研修中なんでしょ?仕方ないじゃん」

武内P「…はい」

美嘉「……」


美嘉「…そのさ、やっぱりあんたは優しいよ…
だけどさ優しいだけなら多分沢山の人を傷つける事になっちゃう」

武内P「はい、申し訳ありません」

美嘉「みんな言わないだけで気づいてるよ研修中なんて嘘って」

武内P「…はい」

美嘉「だから、もっと頼ってあげないとみんな辛いよ…あんたが1人傷つくなんて…」ツー

武内P「城ヶ崎…さん?」

美嘉「もっと頼って欲しいよ、ひとりぼっちって思ってなんて…欲しくない!」ポロポロ

美嘉「CP辞めたって聞いて不安になった、あんたが今度こそいなくなっちゃうかもって」ポロポロ

美嘉「…そんなの…いやだよ」ポロポロ

武内P「…城ヶ崎さん」

武内P「ありがとうございます、願うことならずっと貴方と頂上を目指したかった」ギュッ

美嘉「…っ!…、グスッ」ポロポロ

美嘉「…本当にあんたはバカだよ、ぜんぜんわかってない」

武内P「…これから学びます」クスッ


美嘉「…学んだってわかんないよあんただし」クスッ

武内P「そうですか?ですが貴方のお陰で懐かしい光景を思い出しました」

美嘉「…懐かしい光景?」

武内P「まだ新人だった私にはアイドル達との接し方がわからずにいました、そんな私にずっとついてきてくれた貴方達の笑顔です」

美嘉「……」

武内P「接し方がわからないのは今も昔も変わりません、だけどあの時よりはきっと今のほうが前に進める気がします」

美嘉「…そっか、やっぱりあんた変わったよね」

武内P「貴方達がいてくれたからです」

美嘉「……」

美嘉「なにいってんの?あんたを変えたのはあの子達でしょ?」

武内P「そうだとしても貴方に出会えて本当に良かった、私はそれだけは貴方に伝えたい」

美嘉「な?!////…いきなりなにいってんの?!//」

武内P「私はいつも見たいに必至に足掻いてきます、だから貴方はいつも見たいに笑っていてください」スタスタスタ…




美嘉「格好つけちゃて…でも少しだけ格好良かったよプロデューサー」

美嘉「…楓さんなら、何とかしてくれるかな」

武内P(いつもと何ら変わらない、精一杯足掻いて不器用に接していこう)

武内P(…またあの笑顔が見れるように)

武内P「皆さん、新しい企画について話が」ガチャ

アーニャ「プロデューサーэто лучший…!」ダキッ

武内P「…アナスタシアさん?どうして!」

アーニャ「クローネに戻って来ました!これでВместе навсегда…いっしょ、ですね?」

武内P「これは一体どういうことですか?」

ミッシー「君の企画だろ?」

武内P「専務!?…私はそのような企画を提案した覚えはありません」

ミッシー「…新ジャンルのシンデレラ、依存型ロシアンシンデレラ…なかなかに新しい扉を開いていると思うが」

武内P「?!、しかし!」

ミッシー「嫉妬というのもまた一番好かれたいという強欲、その欲望に身を委ねた魔女ですら輝かすのが君達なのだろう?」

武内P「ぐっ?!」

ミッシー「需要が無いと言い切るのは愚の骨頂だとは思わないか?
それにこの禍々しい呪いですら輝きにかえるんだろ?
それは誰が?いつ?どこで?君以外に試みる人間がいるか?」

武内P「!」

奏(何であんなに生き生きしてるのかしら、と言うか清々しいくらいのどや顔なんだけど
…どんだけ言い負かしたかったのよ)

周子(いやーいつもポエムで負けて悔しかったのかなー?)


ミッシー「そう言うことだ、新しい路線のプロデュースたのむぞ?」ガチャ

武内P「ぐぬぬぬ…」

アーニャ「Я счастлив…、幸せです♪」ギュッ

武内P「アナスタシアさん、少し近いです」

アーニャ「отказываться!!…、ミッシーは許可くれました、もう誰にも邪魔されません!」ハイライトオフ

フレデリカ「アーニャちゃん、お帰りー♪」

文香「……」

唯「…いやー本当にアナスタシアちゃん帰ってきたんだねー…、文香?どうしたの?」

文香「…何でもありません」

ありす「……どいつもこいつも」ボソ


奏(予想通りプロジェクト内をぶっ壊してくれてるんだけど)

周子(あれれー?予想以上にヤバイよ、これは)




アーニャ「プロデューサー、ナデナデしてください」

武内P「…わかりました」ナデナデ





アーニャ「プロデューサーこのターンУдивительная ?…、どうですか?」

武内P「…お見事です」





アーニャ「プロデューサーЕшьте пусть меня…、あーんしてください」

武内P「…口を開けて下さい」





アーニャ「プロデューサー?…プロデューサー?
何処?Не ходите!!ウージャス!!Пожалуйста , чтобы иметь вокруг!!」ハイライトオフ

武内P「…申し訳ありません、トイレです」



奏「ねぇ、本当ににこんな事して意味あるの?正直プロデューサーも持たないんじゃない?
さすがに社内デートさせたときは正気を失ってたわ」

周子「ハハハハ…意味何て(ヾノ・∀・`)ナイナイ」

奏「……ふざけてる?」


周子「まぁ、アーニャちゃんには好き勝手やってもらわないとクローネに戻した事自体意味無くなるし」

奏「…今更だけどアーニャを戻して何の意味があるのよ、内部分裂しようにも元々バラバラじゃない
それに多分アーニャが抜けた所で美波ちゃんには何の痛手もないし、それどころか向こうの負担を背負ってるだけの気がするけど」

周子「痛手もない…か、恐らくアーニャちゃんはCP内部分裂のスイッチだったんだろうけど
まぁ美波ちゃんにとって、用済みっていえば用済みかな」

奏「だったらどうして、下手したらクローネ内部分裂のスイッチにも成りかねないわよ?このままじゃ」

周子「勘違いしてるけどアーニャちゃんに用はないよ?最初から」

奏「…どういうこと?」

周子「ここで質問、どうしてアタシはこんな事を始める前に奏を誘ったんだと思う?」

奏「…人数は多いほうが言いと思ったから?」

周子「残念、答は美波ちゃんより少しでも軍配を上げるため」


奏「それは人数を増やす事と何が違うの?」

周子「…敵に回った時一番面倒なのを手元におく、つまりそう言うこと」

奏「…」

周子「だけど彼女はプロデューサーの味方を演じるあまり、全てを敵に回した
CPの中でも一番プロデューサーに心酔していた自称正妻もね?
…考えても見てよアーニャちゃんがクローネに戻って一番気に入らないのは誰?」

奏「…それって」

周子「今は気持ち悪いくらいにおとなしいから無理矢理引きずり出してあげようと思って
…自分はお残しなのにアーニャちゃんだけクローネに戻ってプロデューサーとイチャイチャ…さすがに黙って無いでしょ」

奏「じゃあ、貴方が言っていた大博打ってのは」

周子「あったりー、凛ちゃんとの真っ向勝負だよ」ニッコリ

奏「…呆れた、そんなにうまくいくはず」

ブーブーブーブー

武内P「っ?!」ビクッ

アーニャ「?…プロデューサーメール、来てます」

周子「いくんだよねー、それが」




【すぐに会いに行きます】


武内P「…これは」

トゥルルルルル…トゥルルルルル…



【非通知】

アーニャ「プロデューサー、電話です」

トゥルルルルル…トゥルルルルル…



武内P「……」


周子「…どうしたの?プロデューサー」


トゥルルルルル…トゥルルルルル…




周子「早く出なよ」

武内P「……」

武内P「…そうですね、アナスタシアさん少し離れますので待っていてください」

アーニャ「…ダー」


武内P「……」ガチャ…バタン




周子「さーて、こいつの出番だね」

奏「…ラジオ?」

周子「いやぁ、フレデリカの私物で面白そうなもの見つけてね
マイクが着いたクリップみたいなやつなんだけど、周波数をセットして着ければ遠くからでもこのラジオを通して聞こえるんだよね♪」

奏「それってただの盗聴記じゃない、しかもそれフレデリカが美城専務につかって遊んでた奴でしょ」

周子「そーそー、しかもこいつの存在は現在クローネにいるこの面子しか知らない
つまりはバレる事なく仕事を遂行する優れもの」

奏「ご託はいいから早くしないと終わっちゃうわよ?」

周子「やかましい人やなー、オッケー繋がった」



『ザザザまともにザーってくれてザザザいじゃんザー』

『ザッザーは明日の15時30分にザザザッザー、あの公園に来てくださザッザーザー』

『ザーデューザッザザザーザッザー好きザーの?ザザザッザーないでザザザッザー』

『ザーーー』

奏「……音質悪すぎない?しかも途中出きれたし」

周子「気にしない気にしない、時間と場所はわかったじゃん」

奏「…で?あの公園ってどこなの?」

周子「んー?しらね」



奏「…因みに場所と時間抑えてどうするの?そもそも凛と真っ向勝負って…まともに説明もらってないんだけど」

周子「ああゴメン、言ってなかったね
別に目的を達成するには無理に美波ちゃんを相手する必要はないってこと」

奏「目的?プロデューサーをクローネ専属にすることかしら?」

周子「ようはもうCPに戻れなくすればいいじゃない?
だったら簡単、CPの誰かが問題を起こしてくれればオッケー♪まぁ未遂でアタシ達で阻止するけど」

奏「…」

周子「凛ちゃんが逆レイプ紛いの事をしてくれるのがベストだけど」

奏「…阻止できなかったらどうするの?責任とって一生付き添うなんて言い出してもおかしくないわよ?」

周子「そうなったら周子ちゃんが既成事実作ってうやむやしてあげるから安心して?」

奏「貴方プロデューサーさんを自殺させる気?間違いなく責任感で死を選ぶわよ!」

周子「んー?[ピーーー]ばいいじゃん、誰かのものになるなら死んでくれたほうがアタシは嬉しいけど」ニッコリ

奏「…貴方」




「はい、オッケーもういいよ」

武内P「…ありがとうございます、北条さん」

加蓮「気にしないで、ただ袖ののボタン直しただけだから」

武内P「いえ、しかしボタンが取れかけていたなんて気がつきませんでした」

加蓮「こう言うのは自分では気づかないものだからね、そういえば凛がプロデューサーと話がしたいって言っていたよ?」

武内P「…渋谷さんが…ですか?」

加蓮「たしか13時ごろ最初にプロデューサーと一緒に行った喫茶店に来てって
…大事な話らしいから」

武内P「わかりました」

加蓮「…凛がバカやらかさなければ周りクドイ事しなくても私はプロデューサーと居れたのに」ボソ

武内P「…すみませんうまく聞き取れませんでした」

加蓮「え?…何でもないよ、気にしないで?じゃあね」

武内P「ええ、ありがとうございます」



武内P「…大事な話か」

わりぃ、書き直したときに変え忘れた
勝率に変えといてくれ




加蓮「…伝えてきたよ、そっちは?」

凛「奈緒に電話させた、ちゃんとカンペを持たせてね
…で?やっぱり盗聴記ついてた?」

加蓮「うん、凛が言った通りの奴がご丁寧に会話を拾いやすく襟の所にね」

凛「…ふーん、やっぱりクローネの誰かが仕掛けてたか
その他は?…何かついてたんじゃない?」

加蓮「発信器やらロシア語が書かれた盗聴記やら合計5機、擬態してたにしろよくもまあ上着にばれずに仕掛けてたもんだと思うよ」

凛「さわってないよね?」

加蓮「確認しただけ、でも盗聴記の方は一時的に使えなくしたけど
私の会話、バレちゃ不味いでしょ?」

凛「クローネのは元々音質最悪のノイズだらけの粗悪品だから一時的に切れてもばれないよ
だからもし奈緒の声が拾われたって私との区別なんてつきはしない
…他の盗聴記に至ってはフェイク程度になればいいって、ハナから怪しまれる事を前提に考えてるし」

加蓮「詳しいね、その盗聴記のこと」

凛「…聞いた話だけどね、クローネの企みについての話のついでに」


加蓮「……ふーん、だけど上着以外調べなくて良かったの?」

凛「ないよ、多分
回収が面倒な所につけるなんて普通に考えてあり得ない、それに上着が一番つけやすいし
…まあついててもなんとでもなるよ」

加蓮「それにしても罠とわかってて飛び込むなんて何とも凛らしいと言うか」

凛「…こんなトラップ最初から視界にすら入れてないし
どうせ美波がなに考えてるかわかんないから私に問題起こさせてCPからプロデューサーを永久追放させるつもりだろうけど
…全部美波の思い通りに動いているだけって気づかないのかな」

加蓮「じゃあ凛は美波の企みに気づいてんだね」

凛「まあね、でも教えないよ?」

加蓮「…どうして?」

凛「知ったら多分加蓮は私を裏切るから」

加蓮「……へー、気になるな」

凛「……」

加蓮「…」


ライン♪ライン♪

加蓮「…奈緒からだ、作戦通りばれずに上着の回収終わったって」

凛「じゃあ私達もいこうか…、奈緒はその上着来たまま人混みを選んで散歩するように連絡を
あと時々ボイスレコーダーのあいつの声を流すことを忘れないように伝えて」

加蓮「酷いね、ライオンの檻の中にエサ持ってぶちこむようなもんだよ?」

凛「心配しなくても奈緒はなにも知らずに協力してるだけだし、仮に捕まっても悪いようにはならないよ」

加蓮「…まあこんな事までして途中でやめるって言われても洒落にならないしね、連れて来なくて正解かな」

凛「私からしたら加蓮があいつの事を好きだったことにびっくりなんだけど」

加蓮「んー?、知らなかった?
まぁ凛がいたから手を出す気はなかったけど本人が良いって言ってくれてるしね」

加蓮「…だけどよかったじゃん、凛もようやく愛しのプロデューサー様に会えるし」

凛「…何いってんの加蓮?
私は自分の犬の躾に行くだけだから…、おいたが過ぎる駄犬は体に教えないと」

凛「プロデューサーを見つめる度に思い出す…、プロデューサーを探す度に殺意が沸く
身体中から匂う雌犬の臭い!1つじゃないっ!!
無数に混ざり合う雌犬のマーキングが何度でも!何度でも!私をいららだたせる!!私の臭いを塗りつぶすぐらいに染み付いて狂いそうになるっ!!
なんで!?なんで私のものなのに他の女が近づいてるの!!?なんで私のものなのに他の女と勝手に会話してるのっ!!?
あれは私のプロデューサー、あいつもそういったじゃん!!あんたたちの物なんかじゃない!!負け犬がしゃしゃり出てくんなっ!!!
憎いムカつくうざい腹立たしい!!!
…あれは私の所有物だから、誰にも渡さない!!


…だからさ」

凛「……二度と間違えないで?
愛しいとかそんな簡単に語れるものじゃないから」ギロッ

加蓮「…おー、怖っ」

ゴメンねー!本当にゴメンよく見たら誤字多い少し見直してくる!



武内P「…12時45分…、時間より早かったか」

武内P(…大事な話
やはりアナスタシアさんの事だろうか…、確かにクローネに戻したのは彼女のみ
TPはCPに残したままだ…、やはり不安が出てきたとしてもおかしくない)

武内P(それに彼女から聞いた最後の話を思い出す
諦めないから…、そう言った彼女の顔は本田さんの一件以上にキツいものだった)

武内P(…向き合わなければならない
彼女の気持ちと…、自分の立場と…)ガチャ


「やっぱり早かったね、プロデューサー」

武内P「…渋谷さん」

凛「…とりあえず座りなよ、何か頼む?」

武内P「それでは珈琲を」

凛「店員さん、珈琲1つ…、ホットで」

「…かしこまりました」

武内P「…ありがとうございます」

凛「加蓮から聞いたと思うけどさ、大事な話があるんだ」

武内P「ええ、そう伺いました」

凛「…何の話だと思う?」

武内P「…アナスタシアさんがクローネに戻ったこと、そしてTPだけ取り残された事…、でしょうか?
しかしそれは専務の判断でして私が決めたわけではありません」

凛「ふーん…、あんたはそう聞かされたんだ
アーニャがクローネに戻ったのは専務の指示なんかじゃないよ?専務は頼まれただけ」

武内P「!」


凛「まあそんな事はどうでもいいけど」

「…珈琲です、ごゆっくりどうぞ」

武内P「……」

凛「ショック?…、騙されてたって今更気づいたんだししょうがないか」

凛「…だったら他にも教えてあげようか?アーニャをクローネに戻したのはクローネの連中があんたに私をけしかけるため
私が問題を起こせばあんたはCPに戻すのは危険だと思われる…、つまりあんたはクローネに永久追放だね」

武内P「…そんな事して何の意味が」

凛「…いつだったかあんたに言ったよね、同じ人が好きな人間が近くにいるのが気に入らない
つまりはそう言うこと
CPにいること自体気に入らないんだよ、学習しないねプロデューサー?」

武内P「……」

凛「だからクローネの連中に気づかれないようにあんたをつれてくるの大変だったんだよ?
わざわざ加蓮をそっちに行かせて、盗聴器を誤魔化すために奈緒に電話をかけさせた」

加蓮「ごめんね?そう言うことだから」ヒョコ

武内P「…北条さん」

凛「まあこの騒ぎ自体美波に踊らされてここまで大事になったわけだし今更か」

武内P「…何を言っているんですか?」

凛「…とりあえず珈琲飲みなよ、冷めちゃうし」

武内P「……そうします」…ゴクッ

凛「……」


凛「…正直さ、美波のやろうとしていることは私たちにとって最大の障害を壊す事になるんだよね
プロデューサーはそれ、なんだと思う?」

加蓮「…障害?」

武内P「わかりません」


凛「プロデューサーとアイドルって言う関係性だよ」

武内P「!」

加蓮「…やられた、だからこの場所に私をつれてきたんだ」

凛「美波はプロデューサーをCPから追い出したいんじゃない、346プロから追い出したかったんだよ
それも他のアイドル達の暴走によって」

凛「ここまで言えばわかるよね?…、皆そそのかされたんだよ美波に」

武内P「…しかし新田さんは争う貴方達を」
凛「だからいってるじゃん、踊らされたって」

凛「全部美波の自作自演、最初から味方は自分1人っていう構図を作るため
…多分美波にとってプロデューサーがやめてからが本番だったんだろうけど」

凛「…これは後に杏から聞いたんだけど、アーニャのスキンシップが増えたのも美波が脅したかららしいよ?
思いやっているように見せかけて遠回しに刷り込むようにさ
プロデューサーが誰かにとられる…そして側からいなくなるって」

武内P「…そんな」

凛「アーニャに聞いてみなよ、思い出して泣いちゃうかもだけど」


凛「それに蘭子の指輪、あれあげたのも美波
ご丁寧に婚約という言葉といかにもあんたが言いそうなポエムと共に」

武内P「…」

凛「…くだらない話で時間使ったね、こっちも時間ないんだ」

凛「私達でプロデューサーを保護してあげようか?」

武内P「!」

凛「今の話聞いてどう思った?怖かったでしょ?何でもないような仮面被ってプロデューサーを騙す
そんな人とこれからもやっていけるの?」

凛「だから保護してあげるよ、そんなプロデューサーの敵から
大丈夫だよ?私達は味方だから」


武内P「……心遣いは感謝します、しかしこの問題は私が隠れているだけじゃ解決しないですから」

武内P「申し訳ありません、私はCPのプロデューサーですから」

凛「……」ピクッ

加蓮「…あーあ、やっちゃった」

凛「…はぁ」

凛「…プロデューサーさ、本当に女の子に興味ないのかな」

武内P「?…どういう意味で…すっ?!」クラッ

凛「店員の顔しっかりみてたならその珈琲飲まなかっただろうけど、もう遅いか」

武内P「…っ、まさか」




武内P「…鷺…沢……さん…?」

文香「…ごめんなさいプロデューサー」


加蓮「でもひとつ気になるんだけど、いくら平日って言ってもこの喫茶店人いなさすぎない?お昼時だよ?」

凛「…気がつかなかった?この喫茶店、等の昔に閉店してたんだよ」

凛「プロデューサーの姿が確認できると同時に文香に看板をかけさせたんだよ、今はもうすでに下げたし」

文香「…それでプロデューサーはどうなさるんですか?さすがにこの体格なら目立ちます」

凛「…これを吹き掛けて」スッ

文香「…霧吹きですか?」シュッシュッ

加蓮「!…、酒くさっ!?」

凛「タクシーよんで泥酔したお父さんを運ぶ娘を演じてればいいよ、なんなら顔に顔が真っ赤になる化粧品ぬる?」

文香「…そのようなものどこで」

凛「ドラマで使うの少し分けてもらったんだよ」

加蓮「…盗んでるよねそれ」

凛「それじゃあとっとと済まそうか」

文香のウェイトレスって絶対おっぱいにしか目行かないよね?

なんかぜんぜん進まねーな、誤字多い上にとろとろしててごめんなさい
お休みなさい


加蓮「そんなに急がなくたって誰も来やしないのに」

凛「…気を抜いて痛い目みたいの?」

加蓮「わかってるって、で?着替えはどこ?」

凛「横に鞄置いてあるでしょ?」

加蓮「うっわ…何このチャラいの、こんなホストみたいな格好プロデューサーに似合うわけないじゃん
…凛の趣味?こんな姿で町歩いてたら引くよ本気で
しかもトランクスまでド派手…」

凛「…うるさい」

文香「…ここで着替えさせるんですか?」

加蓮「盗聴器とか発信器がまだついてないとは限らないからね、見苦しいなら外出てもいいよ?」

文香「!…、いえ、手伝います」

加蓮「…以外にノリノリだね」

武内P「……」グテー


凛「…っ!?…待って」ガシッ

加蓮「…どうしたの?」

凛「……加蓮、これに見覚えは?」ブチッ

加蓮「…まさか、プロデューサーの上着についてた盗聴器と発信器!?
だけど上着は奈緒が入れ換えたんじゃ!?」


凛「…奈緒が裏切ったんだよ、全くどいつもこいつも」

素敵な参考画像ありがとう、できれば君に残りも作って欲しいな!





まゆP「あー、ブルーナポレオンの奴らにつぐー
今すぐプロデューサーを解放して投降しろー、大丈夫だー俺ならお前らの気持ちわかるから
いつも似たような者に命狙われてるからー」

まゆ「…それは大変ですね?どなたですか?」スッ

まゆP「!…、今のウソ!
お前ら気持ちわかんないけど投降しなさい!」

まゆ「ふふふ…そうですよ、あまり担当プロデューサーに迷惑かけちゃダメですよ?」

「いや、あんたに言われたくないッスよ」

まゆ「?…、私が言ったらダメなんですか?プロデューサー」

まゆP「……」


美嘉「…何してんのあんたら」

まゆP「おー、美嘉か
ちょっと面倒なことになってな、ブルーナポレオンの奴らプロデューサーを捕まえてレッスン場に立て籠りやがった」

美嘉「何それ、本気で意味わかん無いんだけど」

まゆ「知りませんか?美嘉ちゃんは…、結構な騒ぎになってますけど」

美嘉「今まで撮影行ってたし、何があったの?」


まゆP「お前一ノ瀬志希ってアイドル知ってる?別の部所にいるやつだけど」

美嘉「知ってるけど…、話した事もあるよ?志希がどうかしたの?」

まゆ「志希ちゃんが研究してた薬品が1ヶ月くらい前から漏れてたらしくて今大騒ぎみたいです」

まゆP「その薬品がな、属性がクールのアイドルにだけ例外なく感染するらしくてプロダクションのクール組がご乱心ってな訳」

美嘉「えっ?!…ご乱心って、感染するとどうなるの?」

「助けてくれー!!佐久間のプロデューサー!!!」

まゆP「ブルナボPぃぃぃいいいい!!!、お前の死は無駄にしねぇぞぉぉお!!!」

「お前ぇ!覚えてろよぉお!!」

「うるさい!黙って脱ぎなさい!」

美嘉「ちょっと!、本気でヤバくない?脱ぐって!!」

まゆ「…あんな感じで異性に対しての欲望、願望を叶える為ならどんな手でも使うようになるんですよ」

まゆP「つまりはいつものお前だな!」

まゆ「…なにか?」

まゆP「…いいえ、なんでも」

まゆP「面倒なことにな、1人に感染するとそっから接触する度に拡散するらしくて今一ノ瀬が解毒薬作ってるんだが、これがまた厄介なことに明日にしか完成しないらしいんだよ」

まゆ「それで今西部長が今クール組を隔離しているんですけど、もうすでに感染したアイドルが強行手段に出てあんな感じに…」

まゆP「まあ、俺の担当アイドルにクールなんていないしな
ものは試しに川島さんに俺を見て何とも思わない?って聞いたら気持ち悪いって切り捨てられたわ、はははは…」

まゆ「…プロデューサー?」

まゆP「」


美嘉「ねぇ、CPの…、今クローネのプロデューサーをしてる人は?」

まゆP「あいつか?そういや見てないな…、あっいやCPとクローネのクール組は行方不明で隔離できなかったって部長が言ってたが
…まさかな?」

美嘉「!…、そういえば1ヶ月前ってちょうどCPの内部崩壊が始まったとき…!」


美嘉「…」ダッ

まゆP「あ、おい待て美嘉!!」





「美嘉ちゃん、そんなに急いでどうしたの?」

美嘉「…楓さん?」

楓「ただいま、1ヶ月ぶりね?京都のロケもまた一京都(興と)♪ふふふ…」

美嘉「大変なんですアイツが!!」ガッ

楓「!…、落ち着いて話して美嘉ちゃん、気が立ってたんじゃわかるものもわからないわ」

ーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーー
ーーーー

楓「…そんな事が」

美嘉「…アタシのせいだ」ポロポロ

美嘉「よく考えたらずっと皆おかしかったのにアタシ気づかなかった
…ヒックッ…頼ってほしいなんて大口叩いたのに」ポロポロ

楓「美嘉ちゃんのせいじゃないわ、安心して…?プロデューサーはちゃんと私が連れて帰るから」ナデナデ

美嘉「…でも楓さんの属性クールだから感染者に接触したりしたら」

楓「接触しなければいいのよ?大丈夫、私の運の値はたけーうち(武内)だから、ふふふ…」タッタッタ…




楓「さて、よくもまあ好き勝手やってくれたわね小娘が♪」


付け方教えてくだせー

こうですかー?
ちなみにまゆのプロデューサーさんに脳内変換しといて



李衣菜「…」

李衣菜「…隠れてないで出てきなよ」

凛「…なんだ、美波じゃないんだ」

李衣菜「私じゃ不満そうだね、残念ながら美波ちゃんは今忙しくてさ」

凛「…その口ぶりからすると美波と組んでるの?」

李衣菜「組む?そんなんじゃないよ?ただ利害が一致しただけ」

凛「…ふーん、プロデューサーの場所は聞かないんだね」

李衣菜「どうせもう誰かが連れてったんでしょ?落ち合う場所も決めて」

凛「まあ、奈緒をそそのかしてこの発信器とかつけてたんだし知ってて当然か」スッ

李衣菜「?…、悪いけどその話は知らないよ?確かに発信器は仕掛けたけど未だプロデューサーについたままだし」

凛「…あり得ない…、プロデューサーの服は着替えさせたし身体の隅々まで調べたけどそんなものはなかった
…ハッタリ?そんなものが聞くとでも?」

李衣菜「現在ここから北西12㎞から17㎞ぐらいのエリアをタクシーで移動中♪だいぶ渋滞に捕まったね?」

凛「っ?!…、どういうこと?」

李衣菜「…手の内を見せるとでも?」

凛「…ギリッ」

李衣菜「……」


凛「…李衣菜は美波の企み知ってるの?しらなかったらただ利用されてるだけだよ?
それにプロデューサーにはもうネタバラシした、もうどうやったって美波の思い通りにはならない」

李衣菜「?…知ってるよ?多分凛ちゃんよりもね?
それに凛ちゃんがネタバラシすことすら計算の内だったと思うよ」

凛「…計算の…内?」

李衣菜「だって美波ちゃんはプロデューサーを辞めさそうとしてるんじゃない、誰も信じれなくなるまでぶっ壊そうとしてるんだから
まあそうなれば結果的には辞めるけど」

凛「!…壊して何になるの?自分も信じられなくなるのに」

李衣菜「そこが凄く面白くてさー、自分の事は信じてくれるって謎の自信を持ってるんだって
あはははは…、思い込みの激しい女はこれだから最高だね」

凛「…そう、だけどその策自体無意味だね
プロデューサーが私を信じれなくなるなんてあり得ないから」

李衣菜「…なんだ、凛ちゃんもか
勘違い女仲間で仲良くすればいいのに、あぁ安心して?私は傍観してるだけだから」


凛「あんたは何がしたいの?美波との利害の一致ってなに」

李衣菜「…私?、私は誰にも邪魔されたくないんだよプロデューサーとの時間を
だからプロデューサーが周りを拒絶してくれるなら願ったりなんだよね」

凛「…あんたも拒絶されるんだけど」

李衣菜「いいよ?拒絶してくれても
私はプロデューサーのすべてが好きなんだ、笑顔も苦しんだ顔も
だから拒絶するほど怯えたプロデューサーをもっと絶望させたらどんな顔するのかな?…、考えただけでも気が昂るんだ」

李衣菜「本物の愛って感じでロックじゃん
凛ちゃん達みたいな歪んだ愛情じゃないしプロデューサーも嬉しいでしょ?」

凛「…気持ち悪」

李衣菜「…どっちが」

凛「でもどうやらプロデューサーの場所を特定出来るのはあんた1人みたいだね」

李衣菜「まぁね、美波ちゃんに教える義理ないし
…良かったじゃん、当分はプロデューサーの場所誰にも見つけられないし
だけど美波ちゃんが来ると思ったから、わざわざ凛ちゃんがそんな上着持って待ち伏せしてたのに無駄骨だったね」

凛「…もともとタクシーには1人しか乗れない状態だったし問題ないよ」

李衣菜「あれ?後1人いなかった?」

凛「…ちょっとお使いにね、所で美波は?そこまで教えたなら何処行ったかぐらい教えてくれるんでしょ?」


李衣菜「いいよ?別に、美波ちゃんと協力関係でもないし」

李衣菜「現時点さ、CPにも裏切られてクローネにも騙された…
そんなプロデューサーをさらに心を折れさせるにはどうしたらいいと思う?」

凛「…」

李衣菜「…確か今日でロケも終わってあの人が帰ってくるよね」

凛「じゃあ、美波の狙いって」

李衣菜「どうやらあの人を動かす切り札を持ってるらしくてさ、罠はって待ち伏せ中」

凛「…また面倒なことを、所で李衣菜は何しに来たの?」

李衣菜「えー?今発信器がついているのはプロデューサー自身なのか確認にだけど」

凛「…やられた」





蘭子「我が盟友小梅よ魔王の魔城に足を踏み入れるか!!その証を見せよ!!(どうしてプロデューサーの家に小梅ちゃんがいるの!?)」

小梅「…えへへ…このベッド…プロデューサーさんの臭いがする、プロデューサーさんに…包まれてるみたい」

蘭子「……」

蘭子「…あの小梅ちゃん…私も」

小梅「…靴下や…シャツ、いろいろベッドにぶちまけて…プロデューサーさんの臭いでいっぱい…えへへ」

蘭子「~っ!!」

蘭子「此の地は天界の極地ぞ!!資格なきものは立ち去れ!!(ここは私達の家です!帰って~)」

小梅「…えへへ…プロデューサーさん」



楓「…起きっぱなしにされたコップに倒れたイス、いかにも何かありましたって感じね」

楓(美穂ちゃんから聞いた話によればプロデューサーは加蓮ちゃんからこの喫茶店に来るように言われて姿を消した)

楓(…ビンゴってところね、間違いなくプロデューサーはここで誘拐された)

楓(…それにクロロホルムなんてドラマ以外で初めて見たわ、あと粉末薬の二種類が開封されてる
恐らく一つは睡眠薬、もう一つは…何かしら?)

楓「…ここには他にプロデューサーの情報は無さそう、もうここに居ても無意味ね」ボソッ

「…お久しぶりですね、楓さん」ガチャ

楓(っ!?…不味い!)サッ

美波「あれ?隠れちゃったんですか?」

楓(…美波ちゃんか、初っぱなから大ハズレを引くなんてついてないわ)

美波「その反応からすると志希ちゃんの薬の話は聞いてたんですね
…だけど私と同じ部屋に入った瞬間にもう感染は済んじゃってますけど、遅かったですね」

楓(薬の話を知ってる…?感染してるのを知っていてこんな事を)


美波「私感染してるのはしってます、だからそれも最大限に利用させて貰おうかなって
…楓さん、すみませんが協力してくれませんか?」

楓「……」

美波「…悪い話じゃないですから、何だったら楓さんがプロデューサーさんと付き合ってくれても構いませんし」

楓(…何でこの子は当たり前のようにプロデューサーを我が物顔で話すのかしら)

美波「楓さんも納得いかないんじゃないんじゃないですか?プロデューサーだからって私達の好意を無視して自分の気持ちを見せようとしない
…かと言ってこっちから近づけば向こうは離れていく」

楓「……」

美波「この薬のせいにすれば例え一夜限りの過ちでも許される気はしませんか?」

楓「……」

美波「……」

美波「…ねぇ、楓さんはプロデューサーさんがCPを立ち上げる時どんな気持ちでしたか?」

楓「!」


美波「裏切られた?それとも見捨てられた?…、不安で潰れそうになって…
…それでも笑顔でプロデューサーさんを送り出そうって思ったはずですよね?」

美波「…表面上は」

楓「っ!?」


『申し訳ありません今日限りで貴方の担当を離れます、上から新しいプロジェクトを任させていただけるようになりました』

『!…、おめでとうございます
何故だかプロデューサーが遠くに言ってしまった気がしますね』

『そうですね、元々アイドルとプロデューサーと言う関係にしては近すぎました
…これを期に距離感を考え直したほうがいいのかもしれません』

『…どうしてそんなことを言うんですか?それも上からの命令ですか?』

『いえ、私の主観です』

『…プロデューサーは最後まで貴方としての言葉をかけてはくれませんでしたね』

楓(…プロデューサー、は最後までプロデューサーとしての言葉しか)

美波「…どうですか?プロデューサーの本当の気持ち聞きたくは無いですか?
…たった一夜でもCPから取り返したくは無いですか?」

楓「……」

『モデル部門の高垣です、私をアイドルにしてくれませんか?』

『あの高垣さんですか…?しかしモデルでもかなり売れている貴女が何故アイドルに』

『何故か貴方となら、もっと輝ける気がするんです』

『…私も貴方の笑顔なら沢山の人を幸せに出来ると思います
一緒に頑張りましょう』


楓「…いいわね、それ」

美波「…そうでしょ?」

楓「でもね美波ちゃん、ごめんなさい」ガバッ

美波「っ?!…………ムグッ…ムー!…ムー!」



楓「思い出をいつまでも引きずるなんて思い出ー(重いでー)…ふふふ」

楓「だから今はゆっくり眠ってて?悪夢が覚めたらいつもの日常だから…」

美波「………」ガクッ


楓「…もしもし?私です、楓です
美波ちゃんを見つけました、今は眠らせてます…至急回収を願えますか?
大丈夫ですよ、危なくなれば自分で睡眠薬を飲みます」

楓「…それと絶対に他のアイドルを外に出さないでください、特にCPの子達は」

楓「今彼女達に会ったら私、何するかわかりませんから」






楓(…もう感染症状が出ている、プロデューサーに会うのも危険そうね
…ごめんなさい美嘉ちゃん、もうプロデューサーを回収して帰ると言う目的は不可能になったみたい)

楓「…残り10人、私持つかしら」





蘭子「小梅ちゃん、お父さんまだ帰って来ないけどご飯先食べよっか」

小梅「…?お父さん……今日も…遅いの?」

蘭子「お父さんはお仕事だから仕方ないよ、今日はねハンバーグなんだ
お母さんとお父さんの好きな食べ物なの」

小梅「……だったら…私も…好きになる」

蘭子「ふふふっ……小梅ちゃんは本当にあの人の事が好きだね」

小梅「…お父さん…も、お母さん、も……大好き…えへへ」




ありす「…何ですかこれ」


周子「ーーうん、とりあえず集合場所にもうつくから」

奈緒『早くしてくれよな、いつ凛に見つかるかわかんないし』

周子「大丈夫、大丈夫
さすがに奈緒ちゃんの裏切り何て予想外だろーしさー」

奈緒『…此方の身にもなれよ!人気の無い路地裏に発信器のついた上着来て1人待機中だぞ!
凛じゃなくても他の奴が来るかも知れないんだぞ!?』

周子「しょうがないじゃん、裏切らないようにつけた盗聴器が今着てる上着に混ざってるかもしんないしさ」

奈緒『もうすでにバレてるし!?完全に皆に場所を教えてるだけだし!』

周子「その服についた盗聴器から相手の出方もそこそこ予測出来るしさ、捨てるわけにもいかないんだよねー」

奈緒『だったらせめて早く来てくれよ…マジで怖いんだけど』

周子「もうつくって、それじゃあ」ピッ…ガコン

奈緒『おい!今自販機の音が…』プツッ

奏「……何してるのよ貴方」

周子「んー?喉乾いちゃってさ」プシュ…ゴクゴクッ


奏「…早くしないと奈緒危ないんじゃないの?」

周子「大丈夫、大丈夫
今奈緒ちゃんを襲ってメリットある人間なんていないから」

奏「どういうことよ」

周子「プロデューサーが誘拐された事以外まともな情報はない、かといって使えそうなのはもうすでにバレて外されたであろう発信器と繋がった端末
…それだけならまだしも奈緒ちゃんから上着を奪えば他の盗聴器をつけた人間にバレるし
さらに言えば姿を見られただけでも仲間にこっちの出方がもろバレするかもしれない、そんなんなら仕掛けた盗聴器その物を切り捨てるほうが数倍マシってこと」

奏「だったら私達の動向もバレるんじゃ」

周子「バレてるよ?と言うかどう考えても奈緒ちゃんの仲間なんて私達しかいないじゃん」

奏「…貴方は何手先まで読んでるのよ」


周子「どうだろうね?……さぁて奈緒ちゃん、チワワみたいに震えて待ってる?」



周子「…っ!」

奏「?…どうしたの



っ!?………奈緒…?」

奈緒「……」グデー


周子「……腰のあたりに火傷がある、スタンガンでもぶち込まれたのかな?
…大丈夫命に別状はないよ」

奏「でもおかしくないかしら?発信器と繋がった端末も携帯も、情報になりそうなものは一切取られて無い
だけど持っててもデメリットにしかならなそうな上着だけ盗まれてる」

周子「んー?もしかするとただ単純に上着がほしかっただけかもね
まぁ、落ちついてジュースのむ?」スッ

奏「…そんな通り魔聞いたこともないわ………、ありがとう、丁度喉乾いてたの」…ヒョイ

周子「…」

周子「…そういえば私達が最初につけた盗聴器あるけどどうする?」

奏「…やめたほうが良いわ、そんな意味も分からない人間私達じゃどうしようもないし」カチャカチャ

周子「そうだねどう考えても深追いほうが良さそう…、って何やってるの?」

奏「…この端末についたマスコットとかが服に絡まっちゃって、と言うか少しの間持ってただけの端末にこんなに物つけなくても」カチャカチャ


周子「奈緒ちゃんらしいね、と言うかほとんどがガチャガチャにあるようなアニメグッズだし」

周子「とりあえず誰か呼ぼうか、このままじゃ奈緒ちゃんもかわいそうだしね」

奏「…そうね」カチャカチャ

周子「…あぁーもしもし?ミッシー?
………え?今そんなヤバい事になってるの?あーわかったすぐもどるって
そんなことよりさ、346のアイドルが倒れてたって噂になってるよ?……うん、そこの路地裏

えー?二人…、よろしくねー」ピッ


周子「…すぐに来るってー、そんなことよりさ今プロダクションお祭り騒ぎなんだって」

奏「何いってるか分からないけど、今いる人数聞かれたの?…二人って言ってたけど」

周子「…んー?倒れてた人の数だけど」

奏「!…貴方…まさか」クラッ



奏「………はかった…わね…?」…ガッシャン

周子「…油断しすぎ、ふつうこの状況で他人から渡された飲み物のむかっての
あーあ酒瓶ぶちまけたせいで凄く酒臭いし」

奏「……」

周子「でも安心してよ、プロデューサーはCPのアイドルには渡さないから」




It I was your lover もしもかなえーば~♪

周子「!?…奈緒ちゃんの携帯?脅かさないでよ
…とっとと端末回収しないと人来ちゃうし急ぐか」カチャカチャ


周子「~もう!何でこんなに複雑に絡まってんの!!急いでるのに!」



えいーえんに抱きしめてーたい~♪

周子「………」カチャカチャ


周子「……」カチャカチャ


~♪

周子「……ようやく取れた、と言うかしつこい!
何度もかけ直してるし、一体誰?




……っ!?」

着信 速水奏





周子「……どういう……事?…、あれ…立ちくらみ?」フラッ

奏「……さすがに40秒も息止めるのは辛いのよ、まあ笑気ガスはすぐには効かないからしょうがないか」ピッ

シューーッ

周子「……この音は……はは…着信はその為か」フラッ

奏「ごめんね?私も黙ってやられる気はないの」


周子「……よく言う………やっぱり…性悪女を、相手どるのは…」ズルッ

周子「……おっとろしくて…敵わんわー」バタン


奏「…そういえば貴方言ってたわね?誰かの物になるなら死んだほうがましだって
今でもあれは理解出来ないわ」

奏「だって」

周子「……」


奏「例え首だけになっても私だけを見つめてほしいもの」



武内P「……ん?、ここは」

武内P(…確か渋谷さんに呼び出されて…それから)

「あ、目が覚めた?」

武内P「……北条さん?…っ!?体が…っ」

加蓮「ごめんねー、寝てる間に痺れ薬をうたせてもらったよ?
プロデューサーの体格なら抵抗されたときどうしようもないもん」

武内P「こんな事はやめてください、私も大事にするつもりもありませんし今すぐ開放してください!」

加蓮「大事にしてくれてもいいよ?もうここまでしちゃったしさ、もう引き返す事も出来ないんだよね
…それに欲しいものも目の前にあるんだよ?手放す何て選択肢あると思う?」

武内P「…欲しいもの…?しかし貴方はアイドルで」
加蓮「そんなの関係ない!!」

武内P「…!」

加蓮「ねぇ……、プロデューサーは何の他意もなく良かれと思って私の事を気遣ってくれたよね
…体長を崩してレッスンを休んだ日も奈緒と一緒にお見舞いに来てくれた、いつだって私の事を心配してくれた」

加蓮「…嬉しかったよ、こんなふうに何の下心もなく私を心配してくれた異性なんて今までいなかった
だけどねプロデューサー、同時に苦しかったよ…?」

武内P「!」


加蓮「貴方は凛のプロデューサー、私のプロデューサーじゃないし凛もプロデューサーの事を好きだったから
………わかるかな…?絶対に叶う事もない思いを…ずっと抱えてたんだよ?」

加蓮「………こんな辛い事って…ある?」

武内P「…北条さん?」

加蓮「…だからさ、もういいんだ
アイドルとか日常とか……、そんなくだらない物捨ててでも目の前にある非日常のが大切だから」

武内P「……ムグッ?!……北条さん!こんなことはやめてください!!」

加蓮「どう?私のファーストキスの味は?……さて、一旦他の子達を巻くために二台のタクシーと待機組で各自プロデューサーの私物もって別れたけど
…文香と凛が私物を捨てて戻るのも時間あるし、本番とまでいかなくても二人で楽しもうか♪」

武内P「!…貴方は何を……っ!?」

加蓮「…そろそろ珈琲に盛った媚薬の効果、出てきたんじゃない?どこまで耐えれるかなプロデューサー?
…動けない体で私におねだりしてみてよ、まあしてもすぐには楽にはしないけど」




加蓮「……徹底的に堕としてあげるから覚悟してね?プロデューサー」



小梅「………お父さん…が?浮気?……離婚なんて……私…嫌だよ……?」

蘭子「大丈夫小梅ちゃん、浮気は男の甲斐性ともいうし私は話し合ってみるから
……お父さんならきっと何か事情があって」

小梅「………じゃあ…離婚……しない…?」

蘭子「しないよ、お母さんもお父さんも小梅ちゃんのこと大好きだから」

小梅「………よかった…皆……ずっと一緒…えへへ♪」

蘭子「と言うことで今日は帰って、この泥棒猫!」

ありす「どういう事ですか」

悪い、今日明日別の部所の忘年会に誘われたんだ
夜中投稿するけど、そんなに量無いっす

月曜日には完結させる予定すみません




『プロデューサー、今日は付き合ってくれてありがとうございます』

『いえこちらこそ、いい息抜きになりました』

(……伝えないと私の気持ちを…)

『……あの、プロデューサー』

『?…どうかしましたか?』

(……このままずっと私の■■■■■)

『……いえなんでもありません』

『そうですか、タクシー呼びましたのでお気を付けてお帰りください』


楓「………」

楓(……頭の中でプロデューサーとの思い出がリフレインする)

楓「…いけない、まだ10人も残ってるのに」

楓(CPの4人にクローネの6人、どれも一筋縄でいきそうにない…
………正直はじめから不可能なのはわかってた)

楓「……上手くいかないものね」

「……すみません!」ドンッ

楓「っ!……ごめんなさい……!?」ドンッ

楓「……貴方は…文香ちゃん?」

文香「………楓さん」


楓「……その手に持ったスーツのズボンとシャツを見る限りプロデューサーの事を何か知ってるのかしら?」

文香「……ギリッ」ダッ

楓「待って」ガシッ

文香「…私は何も知りません、たまたまそこで拾っただけです」

楓「……そう、だったら何で逃げたのかしら?」

文香「………」

楓「……そうね、その持ち物の事を問いただす前に話して置く事があるの」

文香「…なんですか?」

楓「貴方今志希ちゃんの薬のせいでおかしくなってる事に気づいてる?」

文香「…何の話でしょうか?」

楓「…自覚はないみたいね
その薬、好きな異性に対しての理性を弱まらせる効果があるらしくて感染したら願望を叶える為なら容赦はしなくなるらしいわ」

文香「……」

楓「……諦めて投降しなさい、いまの貴方の気持ちは薬に頼った醜い産物でしかない」

文香「…それの何が悪いんですか?」

楓「!」


文香「…薬によって吐き出された言葉だって、私の本当の気持ちです!
私は…!、私は醜くたって構いません!!」

文香「……そんな物がなければ……まともにありがとうの一言だって言えない」ポロポロ

楓「……」

文香「やってる事は非人道的だってわかってる!
……それでも誰かと居たい!素直に思いを伝えたいと思っちゃ…ダメなんですか?!」ポロポロ

文香「……理解されなくてもいい、誰も賛同してくれなくてもいい……、それでもそばに居たいんです
………それでもあの時…助けてくれてありがとうって……伝えたいんです」ポロポロ

楓「それなら尚更よ」ギュッ

文香「!」

楓「…そんな素敵な言葉、そんな醜いもので汚しちゃダメ
貴方の思いはちゃんと、貴方自身の手で伝えなきゃ」ナデナデ

文香「……楓…さん」


文香「……迷惑では無いですか?私は面倒だって…思われませんか?」

楓「大丈夫、文香ちゃんみたいな可愛い娘にお礼を言われて嬉しくない人なんていないわ」

文香「…でもいつもの私は気弱で自分の気持ちですら表に出せないんですよ?」

楓「それなら私が後押ししてあげるから安心して?弱気な覚悟をすり楓す(替えです)…ふふふ♪」

文香「……信じてもいいんですか…私自身を」

楓「私自身をじゃないでしょ?私達を、です」

文香「…はい」

楓「だから明日目が覚めて何もかも元に戻ったら言ってあげなさい?ちゃんと貴方の口で」スッ

文香「……ありがとう…ございます」…ガクッ


楓(……これで二人目、先は長そうね)





「うっひょー、凄いなー本当に二人も沈静化させるなんて」


楓「…李衣菜ちゃん……、降りてきなさい」

李衣菜「嫌ですよ降りたらその手に持ったハンカチで眠らされそうですし」

李衣菜「…でも話し合いで解決するなんてあっけないなー
それじゃあ、こっからが見ものかだね
どう考えたって残りの面子を話し合いで解決なんて無理だもん」

楓「…どこまで知ってるの?」

李衣菜「美波ちゃんがさっき346の社員に運ばれてたの見る限り、美波ちゃんを返り討ちにしたんでしょ?
凄くロックじゃん、見たかったなー」

楓「…もう一度言うわ、降りてきなさい」

李衣菜「……」

李衣菜「…そういえばさ、さっきの自分の気持ちは自分の力でってやつ…、誰に言ってたの?
…本当に文香ちゃんに?……だったらさー」




李衣菜「楓さんは伝えられたの?自分の気持ちを」

楓「!……、」


李衣菜「ちゃんとさー、自分の力でプロデューサーに伝えられたの?
いかないでー、ずっと私のプロデューサーでいてって」

李衣菜「……ずっと聞こうと思ってたんだけどさ?ねぇ…、今どんな気持ち?
プロデューサーは私達の物になって他部所のアイドルとは距離をとるようになっちゃって、裏切られた?それとも悔しい?」

李衣菜「私達が妬ましいよねー?ずっとプロデューサーといられるんだもん
羨ましいよねー?ずっとプロデューサーが言葉をかけてくれるんだもん」

李衣菜「私は楽しいよー?大好きなプロデューサーと凄く楽しいよー?
どう?羨ましい?もっと素直になりなよ」

楓「……」


李衣菜「もうさ、自覚したら?どんだけ抵抗しようと楓さんも私達と同類なんだよ?」


『プロデューサーって高垣楓さんと知り合いだったの』

『えぇ、同じ会社ですので』

(知りあい…?私は■■■■■■)

『……貴方にとって私って何なのでしょうか』

『貴方にとって■■■■■■■■』


楓「……ギリッ」

李衣菜「あはははは…!最高!!いいよその顔!!
何だったら教えてあげようか?プロデューサーの場所」

李衣菜「そして伝えてあげなよ、貴方せいでこうなりました…ってね
あははは…!!」

楓「…黙りなさい」

李衣菜「…ん?」

楓「これ以上口を開いたら怒るわよ?」ギロッ

李衣菜「…ふーん?怖い、怖い
これ以上話してたら本気で殺されそうだから私もういくよ」

楓「…」


李衣菜「あ、そうだ手鏡あげるから見てみなよ」ポイッ


李衣菜「…私達と同じ目をしてるから」

楓「……」



李衣菜「……完全に堕ちたか、これでプロデューサーにあったらどうなるのかなー?
プロデューサー、今度こそ壊れてくれるかなー?」


蘭子「いつまで居座るつもりですか?迷惑です警察呼びますよ」

ありす「……呼んでもいいですけど貴方も連行される訳ですが」

蘭子「……貴方は何を言っているんですか?まさか…?、あの人の身になにが!
何をしたんですか?!」

ありす「……いや、貴方が何を言っているんか?意味がわからないんですけど」

蘭子「私のお腹の中には新しい命が……、男の子なら蘭太郎って名付けて家族四人一緒に幸せになろうって決めたのに……っ!」

ありす「安心してください、ただの妄想です」

蘭子「ふざけないで!もう……帰って下さい!!」



小梅「………家族ゴッコ……飽きちゃった」





加蓮「あれー?体は動かせないのに生理現象は起きるんだ」グリグリ

武内P「…っ!……やめて…ください」

加蓮「凄ーい大きいねプロデューサーのそれ、おもしろーい
と言うか踏まれて大きくなるなんてプロデューサーって変態?
必然的にそう言う反応しちゃうんだろうけどお約束だしね、それに一度言ってみたかったんだよ」グリグリ

武内P「……ぐっ、もう…限界です」

加蓮「……ふーん」ピタッ

武内P「!」

加蓮「ごめんね?徹底的に堕ちるまでやるって言ったじゃん
……まだまだ虐めさせてくれなきゃ」ニコッ

加蓮「……そのかわり……んっ…っ」

武内P「ムグッ?!……っ」

加蓮「…私の唇の味……感じさせてあげるから」

武内P「…やめて……ください」

加蓮「……全然まだやれるって感じか、まぁこの程度で終わっちゃ味気ないもんね?
最後まで付き合うよプロデューサー♪」グリグリ

武内P「っ!?……ぐっ」

加蓮「そんなに私の足が気持ちい?とんでもない変態プロデューサーだね、そう言うとこもだーいすき♪」




「プロデューサー、де вы находитесь?Не Ика положил」バチバチ…


「Страдание последствия…、プロデューサーの服奪ったからКонечно, это так,」フラフラ…

「どこ?プロデューサー、1人に…しないで
Никуда не уходи」バチバチ…




奏「……」

奏「…思った以上にヤバそうね、さすがに私じゃどうしようもなさそう
だからアーニャを戻したってろくなことがないって言ったのよ」

奏(……あんな気の狂ったのが居る以上、手早くプロデューサーさんを回収して高飛びした方が良さそうかしら)

奏(……そういえば1つ疑問なんだけど)




奏(あの子達さすがに死体になっても追っては来ないわよね?)

ありすのです入れ忘れたさーせん

やらな「いか」…なるほど

どうやら俺のアプリ平仮名でロシア語に変換するとワケわからんくなるらしい
君らの愛でカバーして

狂ってプロデューサーのけつに美波がイカをぶちこむ妄想をしたてきな



楓「……」

『お疲れ様です、素晴らしいステージでした』

『…あまりお客さん、集まりませんでしたね?』

『当然の結果…では無いでしょうか』

『もう、相も変わらず言葉が足らないんですから!』

『……申し訳ありません』

『許しません、結構傷ついたんですからね?』

『……』

『…本当に悪いと思ってますか?』

『……本当ですよ
気遣いが足らなかったようです、申し訳ありません』

『だったら、この後付き合ってくれませんか?反省してるなら私とどう反省(同伴せい)…ふふふ』

楓「……プロ…デューサー」

『プロデューサー、大好きですよー♪』

『高垣さん、少し飲み過ぎです』

『固いこと言わないでプロデューサーもどうですか?』

『……一杯だけですよ』

『ありがとうございます』

『プロデューサーこれからも■■■■■』



楓「………プロデューサー」

『高垣さん、時間です』

『高垣さん素晴らしい笑顔でした』

『高垣さんの笑顔なら必ず沢山の人に幸せを与えられるはずです』



『……私は貴方のプロデューサーですから』

………これは誰に言ってたの?私じゃない

『向かったその先は1人ではありません、私達がいます』

これも私じゃない


『プロデューサー!』『プロデューサーさん』『我が友』『P君』『Pちゃん!』

『……笑顔です』

当然だ、もう私のプロデューサーじゃない

『どう?羨ましい?素直になりなよ』

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああっっっ!!!!!



楓「………プロ…デューサー」

「……………楓…さんは…どうしたいの?」

楓「………私?……私…は」

「………今なら……素直になれるよ?……全て終わっても……全部薬のせいに…できるよ?」

『……貴方にとって私は』

楓「……薬の…せいに…?」

「……だから………楓さんの好きなようにしても……いいんだよ?」

『プロデューサー、このままずっと』


楓「……」

小梅「…だから……一緒に……プロデューサーさんの所に……いこ?」



加蓮「……うーん、さすがに辛抱強いね?
凛にキレられるのも何だしずっと寸止めを繰り返してるのに一向におねだり見せてくれないし」

加蓮「…プロデューサーさ、もう楽になっちゃえば?こんな事繰り返したって何の意味もないのに」

武内P「……っ」

加蓮「凄くいい目してるよ?本当に
でもおかしいな、いつもならその鋭い目付きが痺れるくらい好きなのに今はなんかムカつくんだよね!」グリグリ

武内P「……グガッ?!」

加蓮「言ったよね?最後まで付き合うって、最高にいい声!聞かせてよ!」グリグリ

武内P「……やめて……ください……ムグッ」ビクッ

加蓮「……プハァッ……いいじゃん、そのイヤらしい声
今のは私も感じちゃった!」グリグリ

武内P「っ!!………ァアッ」


加蓮「………」

武内P「……ハァハァ」

加蓮「……誰?連絡ないし凛じゃないね」


「ごめんごめん、邪魔しちゃったー?」

武内P「……多田…さん」


加蓮「…李衣菜……わかってるなら消えてよ」

李衣菜「そう言う訳にも行かないんだよね、もうすぐゲストも来ちゃうし」

加蓮「ゲスト?……何いってんの?」

李衣菜「さっきある人に手鏡にここの地図載せてプレゼントしたんだ
…そのゲストが来たらきっともっとこの企画視聴率上がると思うんだけど……どうかな?」

加蓮「……意味がわからない」



李衣菜「……だからさ、加蓮が消えてっていってるんだよね
一番の邪魔者は加蓮だからさー」スッ

加蓮「っ?!……ンーッ?!」

李衣菜「…邪魔者は退散ってね?」

加蓮「……」ガクッ

李衣菜「いやぁ、ようやくこの最高の舞台を設置したのに横入りされたら面倒だし
…と言うかプロデューサーさん、いい感じにロックなことになってるじゃん」

武内P「………貴方は何を」

李衣菜「んー?大丈夫大丈夫、ただ眠らしただけだってー
多田だけに?どうかな?面白い?」

武内P「……っ、すみませんこれをほどいてくれませんか?」

李衣菜「そう言う訳にも行かないよ、さっきもいったでしょ?ゲストが来るって」

武内P「……ゲスト…?」

「…………」スタッスタッ…

李衣菜「……ほーら来た、主役の登場だね?」


武内P「……高垣さん…?」

楓「……」

いいぞもっとやれ!(いいぞもっとやれ)


李衣菜「…結局来たんだ、で?どうする楓さん
邪魔なら私は席外すけど?」

楓「……そうね、いない方がいいわ」

李衣菜「わかった、じゃあ私は外にいるから」

楓「……それには及ばないわ」

李衣菜「んー?それはどういう……っうわっ?!


……げふっ!?!!」ドスン

武内P(一本背負い!?)



楓「………」

李衣菜「」

楓「…貴方はここで退場するもの」

武内P「……あの…多田さんは」

楓「……」



楓「……プロデューサー、少し寝ててください」


凛「……ダメだ出ない」

凛(……となるとプロデューサーを連れて逃げたかそれとも誰かにやられたか)

凛(加蓮が裏切る理由なんて思い浮かばない、となると誰かに
……李衣菜か、場所がわかるのは李衣菜しかいないし)

凛「…やられた、やっぱりあの時仕留めとくんだった」

凛(…どうする?一旦加蓮と約束の場所に移動して様子を見るか
その後の動向を探れるかもしれないし)

凛「!」サッ


アーニャ「プロデューサー?いますか?」フラフラ…

アーニャ「…ここにもいない」バチバチ

アーニャ「Я здесь…、返事下さい」フラフラ…



凛「……」

凛「……何あれ」

凛(スタンガン?それ以上にあの様子……ヤバいなんてもんじゃない、早いとこプロデューサーを回収しないと
……あんなのに接触したら洒落にならないよ)


『プロデューサーはいつもそう、プロデューサーだからアイドルだからって!
プロデューサーの返答、何一つ言ってないじゃない!!』

『………例えそうだとしても私は貴方とは付き合えません』

『もういいよ、私アイドルやめる』

『っ?!』

(…言えるはずがない、立場上不可能としか
なぜなら私自身が立場の暗黙の了解を破っているんだから)

(同僚にいえば笑われるだろう、プロデューサーがアイドルに一目惚れしたなんて)

『…私をアイドル?あんた本気でいってんの?』

…………サー

(…一目惚れだった、だから少しでも側に置いておきたいと言う醜いエゴからはじまった自分の汚れた感情が一人のアイドルの未来を奪った)

……デュ……サー

(だったら立場上不可能だと自分に言い聞かせるしかないではないか)

「プロデューサー!」

武内P「!……すみません、寝てましたか」

美嘉「もう!疲れてるのはわかるけどこんなところで寝てたら風邪引くよ?」

武内P「…申し訳ありません」

美嘉「あんた謝ってばかりだよ?と言うか別に謝る事じゃないし」

武内P「……つけてくれてたんですか、そのストラップ」

美嘉「んー?結構前からつけてたよPストラップ、プロデューサーがクレーンでとってくれたやつ
あんた以外に上手くてびっくりしたんだよね、そう言う娯楽に疎いと思ってたから」

武内P「たまに息抜きにゲームセンターに通っているので」

美嘉「ははは……似合わないよ?プロデューサー」

武内P「……そうでしょうか」

美嘉「だからさ、今度は私も連れていってよ」


武内P「……しかし」

美嘉「大丈夫だってー、アタシも変装していくから
バレないバレない、アタシの変装結構自身があるんだ」

武内P「……はぁ」

美嘉「だからさ、今度は一緒に行こうよ」

『ーーーーちゃんと見てよ!』

『アタシはアタシらしく……でしょ?プロデューサー』

『……1人ぼっちなんて思ってなんか…欲しくない!』


美嘉「……プロデューサー、アタシと一緒にトップを目指そうよ!」

武内P「ええ、必ず」









楓「目が覚めましたか?プロデューサー」

武内P「…………高垣さん?」

小梅「……おはよう……プロデューサーさん」ギュイイイイイイイイインガガガガガガガガガガッ!!!!!!

スマフォの充電切れそう
家帰って意識残ってたら続き書くわ



のあ「あら・・・部長からメールだわ・・・え?」
聖來「どうしたの?のあ?」
のあ「しばらく帰国しないでこっちで休暇して良いそうよ」
ヘレン「・・・じゃあ私が世界レベルの休暇の楽しみ方を教えて上げるわ♪」

武内P「……何をしているんですか白坂さん」

小梅「…………チェーンソーの……試し切り……、冷蔵庫に……いいお肉あったから」キッーーーーーーーーーン!!!!!!

武内P「机までも真っ二つになっているんですが」

武内P(ここは私の部屋?しかしさっきまで廃墟になってたホテルの個室にいたはずだ)

楓「こんな状況下で以外に冷静ですね?」

武内P「……混乱しているだけです」

楓「……そうですか、だったら余計早く本題に入らないとですね」

楓「ここに投与すればどんな人間でも理性を失うほど強烈な媚薬があります、プロデューサー飲んでくれませんか?」ニコッ

武内P「…………は?」

楓「分かりにくかったですか?だったらこれを飲んでほしいと言った方が」

武内P「いえ、どちらも意味的には変わりません」

楓「よかった、ちゃんと伝わったんですね♪ささ、どうぞ」

武内P「…………」

楓「……もしかして、錠剤は苦手ですか?でも大丈夫ですよ?噛み潰して飲み込むだけです」

武内P「……そう言う問題ではないと思うのですが、貴方はそれを飲ませてどうするつもりですか?
大体後ろでホッケーマスクをかぶって人の私物を切り刻んでいる白坂さんはどういう事なんですか?」

楓「そんなにいっぺんに言われても困りますプロデューサー」

武内P「……申し訳ありません」


楓「とりあえず私がどうするつもりなのか?と言う質問に対しての答えならそのままですよ」

楓「プロデューサーと一夜の思い出を作ろうかなと」ニコッ

武内P「……」

楓「だけどそんなことをしたらプロデューサーは罪悪感で潰れてしまいそうですし、それに私と距離を置こうとします」

楓「……そんなの絶対に嫌」

小梅「…………だから……全部終わったら……全部まとめてスプラッターショー」

武内P「っ!?」

小梅「…………大好きなプロデューサーさん……血祭りに上げたら……きっと綺麗」ギュイイイイイイイイイイイン!!!!!!

小梅「…………皆楽しくて……凄くハッピー」ギュイイイイイイイイイイイン!!!!!!

武内P「まってください!!そんなことに何の意味が!!」

楓「……プロデューサー、今346プロ内で志希ちゃんの作った薬が漏れだして大惨事になってるの知ってますか?」

武内P「……一ノ瀬さんの?いえ、初耳です」

楓「どうやらその薬、クール属性のアイドルに例外なく感染するらしくて
感染すると異性に対する願望、欲望を叶えるためなら何でもするようになるそうです」

武内P「まさか!それで皆の様子がおかしかったのですか?!」

楓「ええ、皆感染しちゃってますよ?だから今志希ちゃんが解毒薬を作ってまして明日には皆元通りになっちゃうんです
……だから明日の私に出来ない事を今やろうかと思いまして」

武内P「……意味がわからない、明日になればもとに戻るのに何故今日私と心中することを選ぶんですか?!」

楓「……わかりませんか?本当に」

武内P「……っ」


楓「だから早く飲んでくれませんか?私達も手荒な真似はしたくありません」

小梅「……プロデューサーさん…………これを……見て?」ギュイイイイイイイイイイイン!!!!!!

武内P「!……神崎さん!?」

蘭子「……」zzz

楓「……プロデューサー?貴方に選択肢はないんですよ?
……早く飲んで」

小梅「…………プロデューサーさんと……皆でスプラッターショー……」ギュイイイイイイイイイイイン!!!!!!

武内P「……」

武内P「……分かりました」

楓「……ふふふ、素直ね」

武内P「……」……ガリッ




武内P「……ラムネ?」

楓「……なーんてね、驚きました?プロデューサー」

小梅「……えへへ」
《ドッキリ大成功!!》


武内P「……どう言う事ですか?」

楓「美嘉ちゃんから聞きましたよ?また一人で抱え込もうとしたとか
……今度こそは徹底的に反省して貰おうかと思いまして」

小梅「……プロデューサーさん………少しは…懲りた?」

武内P「では、先程の一ノ瀬さんの薬の話は」

楓「……あれは事実です
1ヶ月ぐらい前から漏れてたらしいんですが、そのくらいからちょうどCP内で異変が起きたとか」

武内P「1ヶ月くらい前から…………ええ、ちょうどその時期ですね」

楓「……だからプロデューサー、明日には解毒薬が完成します
それまで346の社員を複数よんで保護してもらうなり、身を隠すなりして逃げ切って下さい」

武内P「……」

武内P「……それはできません、先程の北条さんや多田さん、渋谷さんの様子を見たらわかる
……第三者を介入させれば間違いなく彼女たちは加害者になる」

武内P「……この問題は私一人で解決します
必ず残ったアイドルを鎮静化し、回収するので誰も呼ばないで下さい」

楓「……小梅ちゃんの言う通りね」

武内P「はい?」


楓「私は寝てるプロデューサーをそのまま346プロに連れて帰った方がいいって言ったんですが、プロデューサーは決してアイドルを見捨てないって」

小梅「…………プロデューサーさんは……優しいから」

楓「だから助けも呼ばず貴方を匿っていたんです」

武内P「……そうだったのですか」

楓「どちらにせよ解毒薬を飲ませるには鎮静化させなければダメですし、プロデューサー自身が餌の代わりにもなりますしね」

武内P「……餌ですか」

楓「ふふふ……今残っているアイドルは3人、奏ちゃんにアーニャちゃんに凛ちゃん
それ以外は既に鎮静化され、回収を進めています

……すみませんが、もうこれ以上は私達は手助けできません」

楓「……それでも行きますか?」

武内P「……もちろんです」

小梅「…………」


武内P「……1つ疑問なのですが、お二人は感染しているんですよね
それらしい様子も見られませんが」

楓「……」

小梅「…………プロデューサーさんは……私の事……気持ち悪くなんてないって……言ってくれたよね」

武内P「……当然です」

小梅「…………いつだって私の事……見つけてくれた
たまに……一緒にホラー映画も……見てくれた…………側にいてくれた」

小梅「……だから……これ以上何を望んだらいいか……わかんないや」ニコッ

武内P「……白坂さん」

楓「……私の望みは」

楓「お酒が入れば何時も簡単に伝えられる言葉、だけどお酒の力って言うだけで私自身の言葉じゃないんです
…………だから、そんな偽りの私を貴方には見せたくない」

武内P「……」

楓「ただひとつ、この薬に身を委ねるなら私の頼みを聞いて下さい」

武内P「……頼み?」

楓「いつか、お酒もこんな薬もないこんな私の本心を貴方は聞いてくれますか?」

武内P「……約束します」


小梅「……スゥッ」ズルツ……バタ

武内P「白坂さん?!」

楓「暴走する前に飲んだ睡眠薬がきいてきたようです、そろそろ私も」

武内P「…………高垣…さん」

楓「……これだけは忘れないで?」



楓「貴方は一人じゃない」ニコッ



凛「……うん、わかってるって
すぐ戻るから……、ありがとう卯月」


凛「……」スッ

凛「やっぱり加蓮はやられてたか、ついでに李衣菜も
……李衣菜が場所を楓さんに教えて返り討ちになったって考えるのが自然だね」

凛(……どうする?楓さんも既に退場した所を見るとギリギリまで抗って李衣菜を返り討ちにしたあと自爆したか
お陰で邪魔者は二人、その二人を除去すればもう完全にこっちの物だ)

凛(……それにしても薬……ね?
私には関係ない、この気持ちに偽りなんてないし大体そんなもので揺れ動くほど私の思いは弱くない)

凛「……」

凛(…………アーニャは危険だ、どう策を練って奇襲をかけてももただでは済まなさそう
だけど今のところスタンガンを持ってプロデューサーを探しながら徘徊してるだけ、だったらアーニャの奪った上着の発信器を頼りに上手いことかわせばいい)

凛(…………となると)


凛(……先に奏を潰してアーニャの発信器に繋がった端末を奪う)

凛(……プロデューサーの捜索は後回しだ)



凛(そういえば再度加蓮に確認して貰ったけどプロデューサーの何処にも発信器なんてついてなかった)

凛(……だったら李衣菜は一体どこに)

投稿しようと思ったけどようじできたすまん

ごめんなさい、残り一人の所まで書き貯めできてんだけど部長が残業4時間なんて非人道的なこと言うから……

来週から長期休だしなんか新しいSSのお代下さいできたら武内Pもので↓3




蘭子「…………スーッ、貴方お疲れ様…れす……えへへ……スーッ」
ありす「……スーッ……ありすって……よんでくらさい……」
小梅「……スーッ」
 
武内P(……これでは風邪をひいてしまう)ファサッ

武内P「……これでよし」

武内P(……問題は彼女たちの場所を特定する方法だ)

武内P(…………適当に徘徊して奇襲を食らえばその時点で全てが無意味になる)

武内P「……一体どうすれば」チラッ

楓「……」


武内P「……」

武内P「……多少のリスクを考えてる暇はない」

武内P(……ここまで繋いでくれた高垣さんや白坂さんを裏切る訳には行かない)ガチャッ

武内P「!」ヒラッ 




武内P「……どうやら探す手間が省けたみたいですね」



《〇〇ビルの屋上で待ってます》






李衣菜「」

凛「……あった、やっぱり持ってたか」

凛(李衣菜の所持してる端末、間違いなくプロデューサーの場所だ
……まだ346の社員は来てないみたい、だとしても時間の問題か)

凛(……そんなことより)

加蓮「……スーッ」

凛(……大分薬を嗅がされてるね、今日中には目を覚まさないなこれは)

凛(……まあ今更味方を増やそうとは思わないけど)

ピンピロリーン~♪

凛「!」

凛「……今のはプロデューサーの携帯の受信音?」

凛(プロデューサーの携帯はズボンと共に文香が捨ててきたはず、となると)ダッ





凛「っ!」ガチャッ

凛「……やっぱりあんたか」


奏「こんばんは凛、いい月ね
……どう?一緒に見ない?」


凛「……」チラッ


凛「……どうやら私をこの部屋に閉じ込めようとしたみたいだけど残念だったね
バレバレだよ」

奏「……」

凛「取っ手を外してご丁寧に木の板で蓋までして
……おおかた、私がこの扉を閉めたとたんに下の階にそのロープで移ろうとか考えてたんでしょ?
仮に私が閉めなくても私が此処から離れた途端そこにある重石を落として扉を閉める気だったんだろうけど、こうして椅子を挟んどけば閉まらないよね」

奏「……」

凛「甘かったね、悪いけど脱落してよ邪魔なんだ」

奏「……そろそろかしら」

凛「何が……
ピンピロリーン♪

凛「!」

奏「私がそれだけしかトラップを仕掛けて無かったと思う?貴方を相手にして」

ピンピロリーン♪

凛「何を言って…」

奏「……私にしかない武器、貴方にはないアドバンテージを使わせて貰おうと思ってね」

凛「私にはないアドバンテージ……?」

ピンピロリーン♪

ピンピロリーン♪

ピンピロリーン♪ピンピロリーン♪ピンピロリーン♪ピンピロリーン♪ピンピロリーン♪ピンピロリーン♪ピンピロリーン♪ピンピロリーン♪ピンピロリーン♪ピンピロリーン♪ピンピロリーン♪ピンピロリーン♪ピンピロリーン♪ピンピロリーン♪ピンピロリーン♪ピンピロリーン♪ピンピロリーン♪ピンピロリーン♪ピンピロリーン♪ピンピロリーン♪ピンピロリーンピンピロリーン♪

凛「……っ!?」


ピンピロリーン♪

……

凛「……止まった」

奏「悪いけど私はこのあとデートの約束があるの、もういくわ」スッ


凛「っ!…………逃がすか!!」ダッ


プルルルルルルルルルル……プルルルルルルルルルル……


凛「!……今度は着信?!」


プルルルルルルルルルル……プルルルルルルルルルル……
スタッスタッスタッスタ……


凛「……やられた、そう言うことか」


プルルルルルルルルルル……プルルルルルルルルルル……
バチバチ…

……ピッ




アーニャ「……リン見つけました……、Возвращение в ближайшее время」バチバチ!!!!!!







武内P「……」

武内P(……手紙にあった場所、此処で間違いないようだが)

「早かったわね、さすがはプロデューサーさん」

武内P「……速水さん」

奏「このビル廃墟の上フェンスがないのよね、今では結構の自殺の名所なんだけど
……どうかしら?何か引かれるものがない?」

武内P「……突風でも受けたら危ない、早くこちらに!」

奏「不思議よね、此処から見える景色はまるでステージから見える観客席みたい
だけどステージから飛び降りればその先には何があるのかしら」

武内P「貴方は死にたいのですか?!」

奏「……死にたい?違うわ、私は貴方を縛りつけたいの」

武内P「……何を言っているんです」



奏「そうね……
分かりやすく言うならこれはゲームよ?まぁ貴方の性格を分かってる私に多少のアドバンテージはあるけど」

武内P「ゲーム?どういった意味ですか……?」

奏「……こう言う事よ」グラリ

武内P「速水さん!?」ダッ





奏「……」

奏「……まずはゲームは私の勝ちね」

武内P「……っ!……何を……してるんですか!?」

奏「貴方は飛び込んでくるって知っていたもの、ここまでの流れは計算通りよ」

武内P「……ぐっ……動かないで下さい、すぐに引き上げます」

シューーーーーーーッ

武内P「!……この音は、貴方は一体何を」

奏「……催眠ガスっていえばわかるかしら、私の胸元から上向きに噴出してるの
貴方の左手、いつまでそこにしがみついていられるかしら」




武内P「バカな!……本気で死ぬ気ですか!?」

奏「私考えたのよ、どうしたら貴方を独占できるのか
ここにいたって誰かかしらが邪魔してくる、だったらプロデューサーさんごと誰もいない所に連れていこうかなって」

奏「仮にプロデューサーさんが私の手を話しても私の体が砕け散る様を見れば他の女の子の事なんて考えられないほど印象にのこる」

奏「…………どちらにせよプロデューサーさんは一生私から離れられない」



奏「……どうかしら?」

武内P「…………馬鹿なことはやめて下さい!そんなことに意味はない」

奏「私にとっては意味があるの、だから一緒に死んで?」

武内P「……ふざけないで下さい、貴方はそんなことのために自分の命を危険にさらしているんですよ!?」

奏「……そんなこと……か」

奏「ねぇプロデューサーさん、貴方が過ごしたクローネの数週間どうだった?」

武内P「……っ……いい勉強になったとは思います」

奏「…………貴方にとっては仕事の一部だったかもしれない、だけど私達はそうじゃないのよ」

奏「……プロデューサーさんを失いたくはない、CPになんて返したくない
誰にも貴方を渡したくない」


武内P「!……ですがここまでするような事では無い」

奏「……やっぱり話しても無駄ね」

シューーーーーーーッ

武内P(!……まずい、力が抜けていく)

武内P「……私は、仮にCPに戻ることになっても……っ…クローネを外れるつもりはありません」

奏「!……そんな口からの出任せ」

武内P「本当です!新しい企画の話……っ!……貴方達の新しい可能性を引き出すって」

奏「……」

武内P「……何度も約束を破ってすみません」


武内P「奏……さん、……お願いだから……私と一緒にこの企画を……、新しい可能性を見つけ出すぞ、だぜ?」

奏「……」

奏「……ふふふ、相変わらず酷いため口」

奏「でもその企画凄く興味あるわ、惚れた弱味かしら」ポイッ

武内P「……速水さん」


奏「ごめんなさい先に私が眠っちゃいそう、だから約束して?」

武内P「約束?」

奏「明日目が覚める時は貴方のキスで目覚めさせて?」



武内P「……善処します」

奏「……ありがとう」





武内P(……だがまずい、気が朦朧とする
ガスを吸いすぎで力が抜ける、このままでは速水さんと共に)

武内P「っ!」ズルッ






武内P「っ?!」ガシッ

「っあっぶねぇ、何してんだよお前!」

武内P「貴方は……どうしてここに」

まゆP「話は後だ、早く上がれ!腕が、腕がちぎれるぅ!!!」





武内P「……助かりました、ありがとうございます」

まゆP「腕がちぎれるかと思ったわ、と言うかお前のその格好何?ホスト?ぶふっあっははは!!」

武内P「……」

まゆP「いやなに、無事ならいいんだけどな格好なんて……腹いてぇ、ふへっ」

武内P「……しかしどうして貴方が此処に」

まゆP「担当アイドルがどうしても来るって聞かないからな、アイドルを危険にさらすわけにも行かないし俺がでてきた
……まぁ誰とは言わないけどな」

武内P「……」

まゆP「悪いことは言わない、帰るぞ
残りは専務の方にまかせろ、お前本気で殺されるぞ」

武内P「……しかし」

まゆP「しかしじゃねぇ、お前今ので危機感とか持たないのか?普通
今のあいつらはまともじゃないから……」

バチバチ……

まゆP「……いや、冗談抜きでまともじゃないよな」

武内P「……っ!?」

バチバチ……






「みーつけた」

悪い眠い

まゆPマジIKEMEN

蘭子(人形を抱えて)「ほーら蘭太郎、パパでちゅよー」

蘭子(腹話術)「バブバブ」

武内P「」

蘭子は放置しておいたらこうなってそう



凛「かくれんぼは終わり今度こそ連れてくから」

凛「…………ふーん奏は脱落したんだ、まあ今更アーニャの場所なんてつきとめる必要もないけど
……だけど止めをさすに越したことはないよね、どう来るか分かんないから」バチバチ

奏「……」

武内P「とどめ…?アナスタシアさんに一体何を!?」

凛「スタンガンは奪えたんだけどアーニャは逃がしちゃったからさ、まさか二階の窓から飛び降りるなんて思わなかったし」

武内P「……二階の窓……って、アナスタシアさんは無事なんですか?!」

凛「知らないよ、まあ無事だろうが重症だろうが今から追尾出来なくするけど」

武内P「っ!?」

まゆP「……お前さ、今薬でラリってるからってやっていいことと悪いことあるだろ」

凛「……あんたはまゆの所の…………消えてよ、邪魔だから」ギロッ

まゆP「……」


武内P「……彼女の狙いは私です、貴方は逃げて下さい」

まゆP「……」

まゆP「……お前はまだ、そんなこと言ってるのかよ!頭でっかちも大概にしろ!!」ガシッ

 
まゆP「お前一人で何とかなるんならここまで大事になってねぇよ!!
見えねぇのか?あれがお前の知ってる渋谷凛か?違うだろ!!お前なんかで抱えられるレベルを越えてんだよ!!!」



武内P「……なら」

武内P「ならどうすればいい!?私が引きがねとなってここまで歪ませてしまった彼女にどうやって償えばいい!?
…私は………これ以上彼女に罪を重ねてほしくはない!!」

まゆP「知ったこっちゃねーだろそんなこと!!
あいつらが歪んだのは薬のせいだ、お前が気にやむ方がおかしいだろうが!!」

武内P「……っ」

まゆP「……お前に出来ることは全て終わった後のフォローだけだ、その前に脱落してどうする!!」

武内P「……」




凛「……終わった?だったらとっとと消えてよ、あんたに用ないし」バチバチ

武内P「まずいっ!逃げて下さい!!」

まゆP「っ?!」





「……何をしてるんですか?まゆのプロデューサーさんに」

武内P「…………っ!」
 
武内P(……渋谷さんの腕に赤いリボンのようなものが巻きついてスタンガンが完全に停止してる)

まゆP「」


まゆP「……死ぬかと思ったぞ!!マジで」


凛「……まゆ、何であんたが」


まゆ「……」

まゆ「……まゆのプロデューサーさんとクローネのプロデューサーさん?
………死にたくなかったらそこから動かないで下さいね?」……ッガッ



凛「……チィッ……鬱陶しい!!」ブンッ!!!バチバチ

まゆ「……お互い様ですよ」シュッ

凛「……リボンでスタンガンを止めるなんて……それ、一体何で出来てるの?」バッ

まゆ「……秘密です♪」

凛「っ!……本気で邪魔っ!!」ブンッ

まゆ「それもお互い様ですよ♪」ユラリ…


武内P(……まるで格闘映画を見ているようだ
渋谷さんが間髪入れずに蹴りを放ち佐久間さんが柳の葉の様に避ける
さらに絶妙のタイミングでスタンガンを打ち込むが、それまたリボンでそらす……)

武内P(ひとつひとつに無駄がない、まるでダンスのようだ)

まゆP「なにこれ、カンフー映画?」


まゆ「……黙って隠れながらいつもの様にプロデューサーのシャツの臭いを嗅いでればいいものを」ユラリ…ユラリ…シュッ

凛「……っ!?…うるさい!!」バッブンッバチバチ

まゆ「確かに薬の作用は出てるけどあくまでも凶暴化だけ、素は変わって無いですよね……ふふふ」シュッ……ユラリ

凛「……くっ!……何が言いたいの!?」ブンッブンッバチバチ
 
まゆ「…凛ちゃんはもともと変態さんだったって事ですよー?♪」ユラリ…ユラリ

凛「~~~っ!!!……このっストーカー女っ!!」ブンッ


まゆ「…………ストーカーなんて酷い、まゆはただプロデューサーさんを愛してるだけなのに」ガッ

まゆP「……お互い苦労するな」

武内P「……ええ、シャツの話は初めて聞きました……道理で定期的にシャツが無くなってた訳ですね」



まゆ「まあ薬で構成された量産型に何を言われても何とも思いませんが」

凛「……私の想いは薬なんかで揺れ動くほど弱いものじゃない」


まゆ「……仮に凛ちゃんの想いは薬で作られた紛い物なんかじゃないと言うことにしても」

まゆ「私のプロデューサーさんに対する愛情の前ではその紛い物と同格なんですよ♪」

凛「……あんたの愛情?……そんな一方通行、ただの思い込みの激しい痛い女の妄想でしょ?」



まゆ「……」

まゆ「……ふふふ、言ってくれますね量産型は
貴方みたいな典型的なメンヘラ女、つきまとわれてるプロデューサーさんが可哀想…やっぱりクローネに移って正解でしたね♪」

凛「……あ?」




まゆ「……量産型は消えろ♪」

凛「…………妄想も大概にしなよ勘違い女」


まゆ「……ふふふ」ゴゴゴゴゴゴゴゴ

凛「…………」ゴゴゴゴゴゴゴゴ


まゆP「………ひぇっ」

武内P(…………ああ、渋谷さんの顔がますます邪悪なものに)




まゆ「とりあえずこの危ないものは没収です♪」バチバチ

凛「!…………いつのまに」

まゆP「でかしたぞ今だ取り押さえろ!」

まゆ「?……どうしてですか?」

まゆP「いや、だから解毒薬飲ませるためには鎮静化させないと」

まゆ「それでどうなるんですか?」

まゆP「…………何を言ってんだお前、解毒薬飲まさないとそいつ狂ったままだぞ?」

まゆ「……先程も言った通り凶暴さを除けば凛ちゃんはそんなに感染症状は出てないはずですよ?」

まゆP「は?……まて、と言うことはあいつは元々あんなのなのか?」

凛「……」

まゆ「少なくともアーニャちゃんと凛ちゃんはそんなに感染症状は出てないと思いますけど」

まゆ「だから解毒薬を飲ませても凶暴さが抜けるだけで何の解決にもなりませんが」

武内P「……そんな」


凛「…………」


まゆ「だからプロデューサーさん、武装解除はしました」

まゆ「……あとは貴方しだいです」

悪い間違えて書き貯め消しちまった復元するから今日はここまで


まゆ「とりあえず場を納めるため狂化を取り除くためここは鎮静化させるのもアリですが、ここで狂化を取り除いてもいつまた暴走するかわかりませんよ?
今度は薬のせいじゃなく、抑圧された感情が暴発してなんて時間の問題ですよ?」

武内P「……それは」

まゆ「そうなったらその場しのぎの解毒薬もない、暴走した凛ちゃんは今度こそ止められない」

まゆ「ならどうしますか?プロデューサーさん?
……早い話切り捨てます?」

武内P「それは出来ません!」

まゆ「……どうして?」

武内P「……確かに彼女は人には理解されない趣味や趣向を持っているのかもしれません」

武内P「ですが!……、彼女は私に……、私たちに沢山のものをくれた
……彼女はそのようなものを簡単に曇らせるくらい、素晴らしいものを持っている!!」

凛「…プロデューサー」

まゆP「……だったらもう答えはでてんだろ?」

まゆP「だからどうするかとは聞かない、お前がちゃんと受け入れてやれ
……趣向とか考え方とか、全部含めて渋谷凛じゃないのか?」

武内P「……貴方も受け入れたのですか?」

まゆP「ああ?受け入れるもなにも、俺以外付き合ってられないだろ
……それに結構気に入ってるしな」

まゆ「ふふふ、プロデューサーさんったら照れちゃて」



武内P「……私は」

武内P「……渋谷さん、貴方の考えや趣向は正直理解できない
ですが全力で向き合って行こうと思います、貴方の個性として受け入れたいと……私は考えています」

凛「……プロデューサー、本気?」

武内P「……当然です」


武内P「……私は、貴方のプロデューサーですから」

凛「…………ありがとう」






凛「だったらさ、はい」

武内P「……これは?」

凛「首輪、私につけて?」

武内P「」

まゆP「」

まゆ「……ほう?」


武内P「待ってください、貴方はアイドルです!ペットなどと同等の扱いなど」
凛「逃げないでよ!」キッ

凛「あんたに会って夢中になれる何かが見つけられる気がした
……ちゃんとみつけられたよ?だから」

凛「はい♪」サッ

武内P「」

まゆP「俺ってまだマシな方だったんだな」

まゆ「……プロデューサーさんに首輪、悪い虫がつかなくなるでしょうか」ボソ



凛「プロデューサーちゃんとリードも持たないと私逃げちゃうよ?まあ離れないけどね」サッ

武内P「」

凛「ねぇプロデューサー、私お手とか出来るよ?試してみない?」

武内P「…………おて」

凛「はい♪」サッ

武内P「」

凛「……ダメだねプロデューサー、ちゃんと芸をこなしたら褒めてあげないと」

武内P「……お見事です」ナデナデ

凛「ふーん、悪くないか」



まゆP「俺達はかえるぞ?速水をとっとと隔離しないと起きたら面倒だ」

まゆ「流石はまゆのプロデューサーさん、華麗な見なかったふり……ですね♪ふふふ」


~~~~~♪

まゆP「!……専務からだ」

まゆP「……はい、私です
……薬が出来た、本当ですか?」

まゆP「ええ、只今速水と渋谷の鎮静化に成功しました……えぇ、アナスタシアの方はまだ
……そちらの方はクローネのプロデューサーが向かいます……えぇ、構いません」

まゆP「……わかりました、早急に連れて帰ります」

まゆP「……ふぅ…解毒薬が出来たそうだ、渋谷も速水もとっとと連れて帰れとよ」

武内P「本当ですか?」

まゆP「今感染者の中でまだ鎮静化されてないのはアナスタシアだけになった、専務がいま他の社員を全員会社に戻してる
……つまりは一対一だ、とっとと行って回収してこい」

武内P「……ありがとうございます、渋谷さんはここで佐久間さんのプロデューサーとプロダクションに向かって下さい」

凛「……プロデューサーがそう言うなら
奏の持ってる端末がアーニャの場所を示してるから、早く帰ってきてね」

凛「帰ってきたら褒めなきゃだめだよ?子犬ってのは寂しがり屋だから」

武内P「…………善処します」


まゆ「プロデューサーさん、アーニャちゃんには気をつけて下さい
…………まゆの感では嫌な予感がします」

武内P「気をつけてます」

まゆP「……こいつを持ってけ、無いよりましだ」ポイッ

武内P「……これは貴方の携帯」



まゆP「お前が帰らなくてうちの稼ぎ頭に支障が出たら許さねえからな?」

武内P「…………ありがとう……ございます」





『ねぇ、アーニャちゃんってプロデューサーさんの事好きなの?』

『!……Почему нет!?……、どうしてそれを?』

『ふふふ、アーニャちゃんスゴくプロデューサーさんを信頼してるみたいだから』

『信頼……ですか?ダー、プロデューサーはスゴく頼りになります
…………だけど、私のлюбовь……好き?を押し付けて迷惑かけたくはないです』

『……アーニャちゃんはいい子ね』

『ねーP君、仕事終わったらデートしよ?』

『……申し訳ありません、人の目もありますので』

『もー、P君のケチ!』



『……だけどそんなふうに奥手でいたら気がついたらプロデューサー、誰かの者になっちゃうよ?』

『!……、プロデューサーが?』

『いい子なだけじゃあの人と一緒にいることすら叶わないんじゃないかな』

『多分他にもあの人が好きな人はいるし、いずれ誰かが行動を起こす
……そうなったとき笑って祝福出来る?』

『笑って…………祝福……?』


…………迷惑をかけたくない?
……ただの言い分、あの人の前ではいい子でいたかっただけだ
………………嫌われたくないから

………このままあの人と一緒にいられる、それだけでただ幸せだったから

『ねぇ、アーニャちゃんはプロデューサーが莉嘉ちゃん達と一緒に戯れてるの……見てて本当に何も思わない?』

『…………私は』

……羨ましい、同時に妬ましい
…………どうしてあの人は私とは話してくれないの?
………どうしてあの人は他の子達の仕事には同行してくれないの?

…………どうして?ねぇ、プロデューサー


『もしかするとプロデューサーさんアーニャちゃんのこと』

「アナスタシアさん!」

アーニャ「……プロデューサー?やっと見つけました」


武内P「血が出てます!、今手当てを」

アーニャ「ずっと一緒です、もう離れません」ギッ

武内P「……っ!アナスタシアさん、離れて下さい!」

アーニャ「離れる?どうして?私、クローネです、もうプロデューサーのアイドルです」

アーニャ「……Возможно」ツーッ

武内P「!」


アーニャ「私の事キライ?日本語苦手だから?Потому что беда ?嫌ですキライにならないで!!」ギリッ

武内P「ぐっ?!」

アーニャ「私の全て何でもあげます私の出来ること何でもしますっ!!
笑顔だって、仕事だってプロデューサーがいてくれるならВсе, что я могу」

アーニャ「イヤっ!!離れないでっ!!側にいてっ!!скучать……つらい…です」ポロポロ


武内P(これがアナスタシアさんの本心だと?今までの姿からは想像出来ない)

アーニャ「……プロデューサーがずっといてくれるなら」ヌギヌギ

武内P「!……いけません!やめて下さい」ガッ

アーニャ「!!Не отвергайте!!Я не боюсь ничего!!プロデューサーが側にいてくれるなら!!」

武内P「アナスタシアさん!」


武内P(彼女はずっとこんな気持ちを抱えていたのか?)




莉嘉『ねぇ、P君
奏ちゃんが言ってたチャーミングってアーニャちゃんが言ってたのかな?』

武内P『どうしてですか?』

みりあ『だって凛ちゃんが言ってる所なんて想像できないよ?』

莉嘉『それにアーニャちゃんいつもP君の事話してるよ?知らなかった?』





まゆP『お前さ、ラブライカの仕事に同行してる所あまりみないよな』

武内P『ええ、彼女達は優秀ですから私などいなくとも殆ど各自でこなしてくれます』

まゆP『……信頼があるからこその孤独か、皮肉なもんだな』

武内P『孤独?彼女達には互いに信頼しあっています、私などがいなくとも孤独などないと思いますが』

まゆP『……』

まゆP『……少しばかりでも好意を持った奴が他とは同行するのに自分達との同行は殆どない、そんな状況を見て自分達は優秀だから……パートナーがいるからって割りきってると思うか?
そんな奴いねぇよ、いるとしても特殊性癖の持ち主かとんだナルシストだ』

武内P『…………』


ちひろ『プロデューサーさん?アーニャちゃんとコミュニケーション取れてますか?』

武内P『アナスタシアさんと、ですか?ええ、仕事上必要な分は取れてますと思いますが』

ちひろ『……プロデューサーさん?私が見た限りでもアーニャちゃんと会話してるところを見たことが無いですよ?』

武内P『……はぁ、ですが私と話しても面白い話など持ち合わせていないので退屈なだけだと思いますが』

ちひろ『そう言う問題じゃありません!ちゃんとアーニャちゃんとも会話してください!』

武内P『!……申し訳ありません、善処します』


武内P『……アナスタシアさん』

アーニャ『?…………どうかしましたか?』

武内P『……』

武内P『…………いえ、明日の打ち合わせですが』




凛『アーニャに聞いてみなよ、面白い出して泣いちゃうかもだけど』





アーニャ『…………側にいてください!!』








武内P「…………申し訳ありません、寂しい思いをさせて」ギュッ

アーニャ「!」

武内P「申し訳……ありません、気づいてあげられなくて」ポタッ…ポタッ

アーニャ「……プロデューサー?」

武内P「……申し訳…………ありません…ずっと…………貴方の思いを……蔑ろにして」ポロポロ

アーニャ「……シトー?……どうして泣いてるの?」

武内P「……貴方は、貴方達は優秀だからって勝手に決めつけて蔑ろにしていた
貴方はただ私に迷惑がかからないようにしてくれていたのに私は……!
……狂っていたのはどっちだ…………酷い事をしていたのはどっちだ」ポロポロ

アーニャ「……泣かないで…………泣いてるプロデューサー……見たくないです」

武内P「私の……勝手な思い込みで貴方を追い込んだ…………そのせいで貴方に付け入られる隙を作った」ポロポロ

武内P「…………私は……貴方にどうやって償えば」ポロポロ

アーニャ「プロデューサーはНе плохо……何も悪くない…です
…………全部私が」ポロポロ

武内P「…………もういいんです
もう…………我慢しなくても、私は貴方の道を全力でサポートすると言いました」ポロポロ

武内P「…………だからもう、そんなになるまで抱え込まなくたっていいんです」ポロポロ

アーニャ「…………プロデューサー」ポロポロ

アーニャ「やっぱりヒキョウ……?ですね?
そんな顔でそんな事言われたらたらもう何もいらない」

武内P「……アナスタシアさん」



アーニャ「……私はただ側にいてくれるだけでよかった」ギュッ


アーニャ「だから…………これからもвместе……一緒にいてくれますか?」


武内P「……ダー、こちらこそ」ニコッ


他の子達とは×
他の子達とは違って私とは○


さーせん







ミッシー「…………という訳だ、依存型ロシアンシンデレラと忠犬型特殊性癖姫は前にも増して結果を出してくれている
君の言う新しい扉の企画はなかなかに需要のあるものだったらしい」

武内P「…………」


ミッシー「この調子でクローネとCPのプロデュース引き続き任せたぞ」

武内P「……わかりました」





フレデリカ「プロデューサーお説教うけてたのー?」

周子「なにしたの?アタシが記憶ない数週間の間に何かやらかした?」

武内P「……いいえ、ただの仕事の結果報告です」

フレデリカ「つまんなーい」

周子「ありきたり過ぎ」

ありす「全く、貴方達とは違うんです!」

武内P「レッスン終わったのですね……その…ありすさん?」

ありす「!……プロデューサー」

フレデリカ「プロデューサーずるいフレちゃんも!」

周子「アタシも名前でよろシュー子!」

ミッシー「貴様ら!!また私の椅子に下らん仕掛けをしたな!!」

周子「やべ」

フレデリカ「ミッシー空気読んで!」

ミッシー「今度と言う今度は許さんっ!!」

ふれしゅー「「プロデューサー助けて!」」

武内P「…………またですか」

ありす「反省してください」



面白い→思い出して

寝ぼけてたは



唯「ねーねー、プロデューサーちゃんちょっといい?」

武内P「どうかしましたか?」

唯「文香が言いたい事があるんだってー」

文香「唯ちゃん?!」

武内P「…………どうかしましたか?鷺沢さん?」


文香「……その……プロデューサー、オータムフェスの時……助けて頂いて、ありがとうございました」

文香「……ずっとお礼を言いたくて、ですが言えなくて
…………遅くなって申し訳ありません」

武内P「お礼を言われるようなことなどしていません
……ですが私のためにそこまで悩んで頂いてありがとうございます」

文香「!……プロデューサー」

唯「んー?なんか二人だけの世界って感じ」

「悪いけど文香、プロデューサーさんは私も狙ってるのよ」

唯「ガチ勢こうりーん♪」

奏「ねぇ、プロデューサーさん?これから一緒にどうから?
……ランチの後は……ふふふ」

武内P「はやっ……奏…さん?……近いです」

文香「…………私も同行します」ギュッ

武内P「鷺沢さんまで?!」

奏「…………ふーん?そうこなくちゃ張り合いがないわ」

文香「……負けません」



武内P「……またですか」

唯「プロデューサーちゃん、今のうちに唯といこ?」グイッ




みく「李衣菜ちゃんは?」

卯月「首のむち打ちが酷いらしくて当分入院だそうです」

楓「大変ね、何があったのかしら」

武内P「…………」

楓「……どうかしたんですか?プロデューサー」

武内P「……いえ、何でも」

楓「?」

武内P「……高垣さん?もしよろしければこのあと一緒に飲みに行きませんか?」

楓「!……ふふふ、よろこんで」



みく「なんか入りずらいにゃ……」

卯月「……ちょっと妬いちゃいますね」



楓「……ふふふ、だけど急にどうしたんですか?」

武内P「いえ、貴方と二人で話すのも悪くないかと思いまして」





小梅「……プロデューサーさん…………今日……これ一緒に見よ?」

武内P「申し訳ありません、仕事がありまして……」

小梅「……そうなんだ…………私も……空いてるの……今日だけだったから」

武内P「……」

武内P「……少し待っていて下さい、急用な仕事だけ手早く片付けてきます」

小梅「…………そこまで……してくれなくてもいいよ?……迷惑…でしょ……?」

武内P「いいえ?私も貴方と見たいので早く仕事を片付けてくるだけです」

小梅「……ほんと?」

武内P「……私は貴方には嘘をつきません、約束します」

小梅「……えへへ……ありがとう、プロデューサーさん」







奈緒「加蓮、調子はどう?」

加蓮「大分よくなったみたい、わざわざありがとねプロデューサーも」

武内P「……いえ」

加蓮「?……どうして目をそらすの?」

武内P「……」

奈緒「?……プロデューサー?」

武内P「……いえ、今日は急いでいるのでこれで」


加蓮「あ、ちょっとプロデューサー!」


武内P「……その、お二人ともこれからもよろしくお願いいたします」


奈緒「…………なんだったんだ?」

加蓮「……ふふふ、よろしく……か」

奈緒「加蓮?」

加蓮「なんでもないよ♪」






武内P「……神崎さん、これを受け取っていただけませんか?」

蘭子「?……これは、深淵に伝わる白銀の聖遺物?何ゆえ此を捧げんとする?(ネックレスですか?どうしてこれを?)」

武内P「私は貴方のプロデューサーとして……友として契りの証とでも取っていただければ結構です」

蘭子「契りの証?よい、その闇に委ねたその魂我の好む所よ?(ありがとうございます!うれしいなー♪)」

武内P「……その代わりといってはあれですが、その指輪をこちらに渡していただけませんか?」

蘭子「魔王の宝物を欲するとはまた強欲な、だがその強欲もまた我が友に相応しい、よいくれてやる(この指輪ですか?いいですよー)」


武内P「……ありがとうございます」

蘭子「だが我が友よ」

武内P「……?どうかしましたか?」

蘭子「この聖遺物……ネックレス、プロデューサーがつけてくれませんか?」

武内P「……お安いご用です、動かないで下さい」

蘭子「……はい♪」




美波「プロデューサーさん?この指輪は」

武内P「貴方が持っているべきだと私は判断しました、受け取っていただけませんか?」

美波「よくわかりませんが、そう言うことならありがたくいただきますね」

美波「……ですけど簡単に女の子に指輪なんてあげたら勘違いしちゃいますよ?」

武内P「……そう言うものでしょうか」

武内P「……それと新田さん、貴方には沢山今まで迷惑をかけてきました
……そんな私に今までついてきて頂いてありがとうございます」

美波「ふふふ、急にどうしたんですか?」

武内P「いえ、このままでは貴方に見限られるのではと思いまして」

美波「大丈夫ですよ、私のプロデューサーはプロデューサーさんだけですから」

武内P「……本当にありがとうございます」




美波「だけどこの指輪蘭子ちゃんが好きそうなデザインですね」

武内P「……」



李衣菜「これ、プロデューサーが作ってくれたんですか?」

武内P「ええ、病院食ばかりでは味気ないかと思いまして」

李衣菜「えへへ、うれしいなー
と言うかプロデューサーって料理できたんですね」

武内P「ええ、簡単な物なら」

李衣菜「!……うっひょー!、この唐翌揚げスッゴク美味しい!作るのにやっぱり手間がかかったんじゃないですか?」

武内P「ええ、昨晩から漬け込んでおいたので」

武内P「しかし安心してください、無機物や異物は混入していないので」

李衣菜「え?入ってたら不味くないですか?」

武内P「……」






武内P「」

凛「お帰りプロデューサー」

未央「プロデューサーごめん、しぶりん止まんなくてさ……あははは」

武内P「いえ、私の上着やシャツを盗むのはいつものことなので諦めています」

武内P「……ですが、下着など会社に置いていって記憶などないのですが」

未央「しぶりんの鞄の中から出てきたけど……もしかしなくてもプロデューサーのこれ?」

凛「大丈夫、新しいパンツ買ってきたから私とペアルック」

未央「ごめんしぶりんどっからつっこんだらいいかわかんない」

武内P「…………はぁ」

武内P「……あまり私を困らせないで下さい」ナデナデ


凛「!…………ふーん、あんたが私の飼い主?悪くないか」

未央「感覚麻痺してなんか羨ましくなってきた、プロデューサー!私もー!」

武内P「!……本田さん!?」


凛「本田ぁあ!!私の飼い主に手ぇ出すなぁあ!!」

未央「やーだよ♪ねぇプロデューサー♪」

武内P「いえ、離れてください本田さん」



武内P「……お疲れ様です、差し入れを持ってきました」

アーニャ「スパシーバ♪これは、クッキー……ですか?」

武内P「疲れた時は甘いものがいいと思いまして」

アーニャ「ふふふ、я рад……うれしいです」

アーニャ「……プロデューサー?あーん」

武内P「いえ、私は結構ですので」

アーニャ「プロデューサーもОн исчерпал……疲れてます、だからあーん」

武内P「……そう言うことならありがたくいただきます」

武内P「……」モグモグ

アーニャ「どうですか?」

武内P「えぇ美味しいです、あなたも気に入ってくれると思います」

アーニャ「……ペロッ」

武内P「!」

アーニャ「……ふふふ……スゴく甘いです、とても気に入りました」

武内P「…………」

アーニャ「Он также будет озабочен вкус твоих губ(貴方の唇の味も気になります)」

武内P「?……すみません、今のはどういった意味でしょうか」

アーニャ「…………内緒……ですよ?」

武内P「…………はぁ」



美嘉「……おっそーい!いつものあんたなら集合15分前には来てるのに」

武内P「申し訳ありません、少し皆さんの所によっていたもので」

美嘉「……なんかプロデューサーやめるみたいないいかたじゃん」

武内P「……やめませんよ、皆さんが居る限り私の居場所はここです」

美嘉「……そっか、じゃあアタシもがんばらなきゃね」

武内P「……どうして城ヶ崎さんが?」

美嘉「つまりはアタシが居ればプロデューサーもいてくれるんでしょ?」

武内P「…………そうですね、そう言う事にもなります」

美嘉「…………アタシさプロデューサーの元でトップ目指せなかったけどさ、それでも後悔してないよ?」

武内P「……理由を聞いてもかまわないですか?」



美嘉「だってプロデューサーとトップを目指して足掻いた新米だった自分もアタシの中じゃ大切なんだ」

美嘉「……今こうして売れてる時より印象に残ってる、きっとこれから先もアタシにとってこれ以上の事なんてない」

武内P「……城ヶ崎さん」

美嘉「プロデューサーは何も間違ってなんかないよ、ただ不器用で女心のわからない鈍感男だけど」



美嘉「……お疲れ様、今は少しだけ休んでもいいよ?私がついてるから」ギュッ

武内P「……ありがとうございます」






美嘉「おやすみなさい、プロデューサー」ナデナデ








志希「ようやくおわったー、もーくたくた」

ちひろ「自業自得です、だけど属性感染なんてよく思いつきましたね」

志希「んふふふ、まゆにゃんのヤンデレが杏にゃんに感染したのを見てヒントを得たんだ」

ちひろ「……え?」




ちひろ「…………え?」


おわり


来週から急な予定が入ったからとばして終わらしたら酷いことになったすみません

なんか知らんけどクールを病ますとスパイものになるあるある
つぎはパッション書きたいついでに晴と戯れたい

入院な、思い出したわそういえばそうだ忘れてなんていないぞ?
武ちゃんルート決めないと優柔不断のクソ男になってまう

誰ルート?↓3

武ちゃんと会話したことあるアイドルでオナシャス

じゃあつぎは

武内P「盲腸になりました」

でスレたてるわ
そういや読んでる人いたなら前回俺ガイルの一色ヤンデレss落としてすみませんつぎからはエタること無いよう全文書き貯めてからあげるんで

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年12月31日 (木) 02:03:42   ID: MUWwSkwr

人間は努力次第でここまで不快なSSを書けるようになるんだな、という意味では感心させられました
とりあえずこの作者さんの作品は二度と読みたくありません

2 :  SS好きの774さん   2016年01月02日 (土) 09:17:16   ID: pnuz9kW5

面白いと思います!というかホラーという感じで読ませていただきました!

3 :  SS好きの774さん   2016年02月14日 (日) 02:42:59   ID: nIe0D4Cg

SSにわざわざまとめ読者が2度と読みません(キリッ)っていうのも間抜けな話だけどな……

4 :  SS好きの774さん   2016年03月18日 (金) 01:19:00   ID: I-bs_8sV

米1 こんなところそういうことをいちいち書かないでください不愉快だわ。

5 :  SSが好物、変人   2016年07月31日 (日) 15:45:08   ID: XTfo95Xj

凄い綺麗に終わって凄く最後感動しました。

6 :  SS好きの774さん   2016年08月11日 (木) 00:11:07   ID: S5KzLPyz

この話好き

7 :  SS好きの774さん   2017年04月07日 (金) 01:37:40   ID: QyfSnP0f

ぼくはこういうのアリだとおもいます!すきすきコメントで埋まれば埋まるほど※1の立場が無くなってくのもちょっと面白い

8 :  SS好きの774さん   2018年08月22日 (水) 14:34:15   ID: OviR4_gN

とても面白かったです!次も書いてください

9 :  SS好きの774さん   2018年08月28日 (火) 15:46:27   ID: nur6BUNc

すごく良かった
1は無視していいので、次回作も期待してる

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