コウタ「リーダー」
隊長「…？」首をかしげる
コウタ「…実は前から気になってたんだけど、なんで任務中はしゃべってるのに終わったらしゃべらないんだ？」
隊長「……」少し俯く
コウタ「リーダー？」
隊長「……！！」驚く
コウタ「いや、なんでそっちが驚いてるんだよ…」
隊長「…？」悩んだ表情をする
コウタ「ちゃんと話せるんだし俺はあんたとちゃんと言葉を交わしたい」
隊長「…」考える
コウタ「俺と話すの嫌？」
隊長「…！」全力で否定
コウタ「じゃあなんで？」
隊長「…」また俯く

コウタ「……」（こうなりゃ意地でも話してやる…）
隊長「…」少し微笑む
コウタ「…」（相変わらず無口だ…でもたまに思ってることがわかることがあるんだよな…）
隊長「…？」首をかしげる
コウタ「…とりあえずマカロン食べる？」ヨモギマカロンを手渡す
隊長「…」お辞儀をして受け取る
コウタ「…」（美味しい物を食べればきっと…）
隊長「…」食べた後、笑顔で喜ぶ
コウタ「…いや、かわいいけどさ」（俺は突然何言ってんだ）
隊長「…///」頬を赤くして振り向く
コウタ「予想外のリアクション…」

隊長「…」後ろ向いたまま
コウタ「リーダー？」
隊長「…」俯きながら前を向く
コウタ「…」（リーダーってやっぱりかわいいな）
隊長「…」腕を引っ張る
コウタ「どうしたんだ？」
隊長「…」任務を受注する
コウタ「二人で任務？別にいいけど…」

―――帰投後

コウタ「やっぱり任務中はしゃべってる…」
隊長「…」セクメト素材片手にはしゃいでる
コウタ「何に使うんだ？」
隊長「…！」合成したモウスィブロウを見せる
コウタ「俺のと同じか」（それを作りたかったのか）
隊長「…」ターミナルの服を見ながら落ち込む
コウタ「次はどうした？」
隊長「…」悩む
コウタ「いやこれって男性用だよな」（しかも作ろうとしてるのって…）
隊長「…？」そっととじて振り向く
コウタ「どうしてそれを着たいんだ？」
隊長「…」じっと見つめる
コウタ「…？」（何で俺の服を着ようとしたんだろうか、同じのを着たかったとか？ないよな）
隊長「…」
コウタ「…さすがにしゃべらないとどうすればいいのかわからないんだけど」
隊長「…」

コウタ「…こうなりゃ実力行使だ」
隊長「…？」首をかしげる
コウタ「…覚悟」手を繋ぐ
隊長「…///」
コウタ「…」（これでもダメか…それなら）
隊長「…！」壁ドンされ驚く
コウタ「言っとくけどしゃべらないなら止めないからな」
隊長「…///」微笑む
コウタ「…」（これでも無理…というかかなり嬉しそうな気がするのは気のせいか？）
隊長「…」首に腕を回して抱き着いてくる
コウタ「なっ…///」（まさかこうなるとは…それならこれで）
隊長「…！」

コウタ「俺はリーダーの事が好きだ」
隊長「…！！」突然言われて驚く
コウタ「ちゃんとあんたの声で返事が聞きたい」まじめな目で見つめる
隊長「///」
コウタ「俺は本気だからな」そっとキスをする
隊長「…///」
コウタ「俺とじゃ嫌かな？」
隊長「…」深呼吸
コウタ「…？」（いきなりしたこと怒ってるかな？でもいずれは告白しようと思ってたし…）

隊長「…私もキミが好きだ」
コウタ「しゃべった…！」
隊長「…」
コウタ「…なんかごめん」
隊長「…ただ人と話すのが苦手なだけだ」
コウタ「わかった、無理は言わないけど話せるようになりたいな」
隊長「…」微笑む

ちょっと書き方変えてみます…

隊長「…今はとりあえず…話すのは二人きりの時でいいか？」

コウタ「それでいいなら」

隊長「…ありがとう」

コウタ「こちらこそ話せてうれしいよ」
（そういえばリーダーの名前って聞いたこと無いよな…）

隊長「…こちらから話しても大丈夫か？」

コウタ「気にしなくても大丈夫だよ」

隊長「そうか…なら一つ頼みたいのだが…人と上手に会話する方法を教えてほしい」
コウタ「…え？」

隊長「その…私は誰かに何かをいう時につい躊躇ってしまうんだ…」

コウタ「状況はとりあえずわかったし、いいよ」
（まさか今までそうやって暮らしてきたから話さなくなったのか）

隊長「…」

コウタ「もしかしてもう始まってる？」

隊長「…始まってなかったのか？」

コウタ「えーと、じゃあとりあえず…名前を聞かせて？」

隊長「名前…」

隊長「好きに呼んでくれ」

コウタ「いや…本名を知りたいんだけど」

隊長「実の名か…私は気にしたこと無かったから…」

コウタ「気にするとか以前の問題じゃ…」

隊長「いいのなら応えよう、私は」

―――3年後

ギル「服隊長、前から気になってたんだが…なんでしゃべらないんだ？」

副隊長「…」

コウタ「あれ？なんかどこかで見たような…」

字間違えました…とりあえず終わりにします、ありがとうございました