モバP(光ゥ!結婚しろオォ!!) (214)

P「なーんてな、言おうと思ったけど…やめた」

光「なんだよプロデューサー…最後かもしれないんだから、何かあるなら言ってよ」

P「嫌だ。『最後かも』なんてクソみたいな事、考えるのも御免だね。俺はお前と生きて帰る…それでいいじゃないか」

光「プロデューサー………いや、やっぱり聞いとくよ。その方が、アタシの力になりそうだもん」

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P「……そうか?」

光「…うん」

P「…………はは、しかし…まさかこんな事になるなんてな」

光「…え?」

P「1週間前の始まりの日、ちょうどここ…この場所だった」

光「そういえば…本当だ。戦ってるうちに、事務所に来ちゃったのか。気づかなかった」

P「あのまま気付かなければ…あのまま間違わなければ、俺とお前は平和に暮らしてたんだろうか」

光「それはアタシの心が許さないと思う。結局はこうなる運命だったんだよ、アタシ達は間違ってなんかない」

P「そっか…あの時の俺は……俺たちは間違ってなかったんだな…」

~1週間前~



P「光、俺のスマホで何見てるんだ?」

光「もちろん特撮!」

P「はいお仕事ですよ~。ついでに俺もお仕事~」

光「えぇ~!もうちょっと見てからでもいいだろ!?」

P「そんなんじゃ夢と希望を与えるアイドルというヒーローにはなれないのに…!」

光「分かった、もう…さらばだデカレンジャー」

P「仕事終わったら見せてやるから、な?」

光「やった!何時に終わるんだ?」

P「……5時くらい」

光「分かった!じゃあレッスン行ってくるから終わったらまた来るぞ!」

ちひろ「あ、光ちゃん。今日は『特訓』の日よ」

光「あーそうだった。特訓の後って疲れるし、頭がぼーっとするからあんまり好きじゃないんだけどな…」

ちひろ「だめよ、サボっちゃ。レベルアップに欠かせないレッスンなんだから」

P「そういえば特訓って何するんですか?資料を見ても特殊なレッスンプログラム…としか、アイドル達も教えてくれなかったり覚えてなかったりとか訳のわからない事を言ってるんですが…」

ちひろ「はい?」

P「ちひろさん、いつも特訓に付き添ってますよね。何か知ってるのかなーって」

ちひろ「あ、あぁー……た、端的にいえばアロマセラピーみたいな感じですかねぇ。まぁ、プロデューサーさんには関係のないことでしょう?」

P「えー…まぁ」

ちひろ「………」




光「………ただいま」

P「お、光。スマホ使ってもいいぞ」

光「やったぜ!」

P「特訓、どうだった?」

光「特訓?……んーーーーーーー、覚えてないな。何でだろ」

P「またソレか。なんだよ、俺には教えられないってか?」

光「そういうわけじゃないんだ。……なんでだろ」

P「ちひろさんは?」

光「そろそろ来ると思うけど………ん?」ゴソゴソ

P「ん?」

光「ポケットに何か入ってる……なんだこれ」

P「それ…俺が会議で使う用のボイスレコーダーなんだが。何で光が持ってるんだ?」

光「…………あぁ!そうだった、いつも特訓の事忘れちゃうからボイスレコーダーか何か、記録できるものを持って行こうと思って借りたんだ」

P「勝手に……まぁいい、これで俺も特訓の内容を把握できるし。アイドル達に何か変な事をしてるんじゃないかと気になって仕方なかったんだよなぁ」

光「プロデューサーは心配性だな。とりあえず聞いてみようか」


ピッ


P「何があるのかな…何かスパイみたいでドキドキする」

光「しっ、何か聞こえる…」


『……げろ…ザッザザー』


P「……光の声か?」

光「みたいだな…」


『に…げ…るん……だ…ザザッ」



P「逃げるんだ?」

光「何から…?アタシは何を言ってるんだ?」


『…ちひろさ…は…嘘を……特訓は…最低最悪の…ッスン……アイドル同士を…殺……くそおっ!』

ザザッ

P「うん?」

光「………」


『忘れるな、アタシ……思い出せ…残った本物は……アタシと、池袋博士と…………』

ザッザザー


P「………何?何なの今の」

光「……………プロデューサー。アタシ、大事な事を」


ガチャッ


ちひろ「あら、光ちゃんはもう帰ってきてたんですね」

P「ちひろさん。お疲れです」

光「………」グッ

ちひろ「? どうかしたの、光ちゃん」

光「なんでも…ない……」

ちひろ「………」

P「……お、定時。そろそろ帰ろうか、光」

光「…そう、だな」


P「じゃあ、そういう事で。光は送っていきますね」

ちひろ「はい。わかりました」

P「よし、今日は飯でも食って帰るか!」

光「………」






ちひろ「………あら?」

ちひろ(ボイスレコーダー………?)






P「どうしたんだー?今日は俺のおごりだぞー。……ファミレスだけどな。ハハハ」

光「………」

P「ハハ……」

光「……………」

P「なぁ、どうしたんだ?お前に元気がないとこっちまで寂しくなっちまう。確かに録音されてたお前の声は意味わからんかったけどそんなに落ち込む事は」

光「…プロデューサー」

P「おうっ?」

光「……あのプロダクションは危険だ。逃げよう」

P「おいおい、また特撮の話か?組織的って事は…仮面ライダーかな」

光「違うんだプロデューサー!アタシを信じてくれよ!」ダンッ

ザワザワ

P「わ、分かった。分かったから、店の中だから」

光「…………」

P「……何だ?ブラック企業みたいな事でもやらされたのか?それとも……まさか、枕か!?」

光「枕って……何だ?」

P「いや、何でもない悪かった。……レッスンや仕事がキツイならそう言ってくれ。スケジュール調節も俺の仕事だからな」

光「そうじゃなくて……あぁもう、アタシだって夢ならどれだけいいか…」

P「アイドルになったからにはだな、レッスンもキチンとこなしてファンの期待に応える。そして自分自身のレベルアップにも繋げていく…それが………ん?」


「………」

P「お?珠美じゃないか、どうしたんだこんな所で」

光「珠美ちゃん……?」

珠美(?)「………」

P「何をボーッとして」

光「ダメだっ!プロデューサー!!」バッ

P「は?ちょ、何をす」


スパンッ

ハラリ

P「お、俺の一張羅でとっておきのスーツが……何するんだよ珠美!」

珠美(?)「………」スッ

P「……いやいや、な、なにそれ……真剣もんの真剣…だったりするんですか、珠美さん。明らかに刃が潰れてませんけど…俺がなにを……え?何なの怖い……」

光「やっぱり……」

P「何?何だよ光、お前何か知ってるのか?」

日を跨ぐまで少しお暇します
失礼しました





光「あの珠美ちゃんは……クローンなんだ」




P「…………………ごめん、俺がお前の悩み事に気付いてやれなかったんだな。疲れてるんだろ?俺、やっぱり仕事のスケジュール考え直すよ。これからはなんでも言ってくれ。な?」ポンポン

光「だーかーらー、嘘じゃないって!」

P「珠美もごめんな、光のためにあわせてくれたんだろ?それドゥワッホゥ!!?!」ビュンッ

スパッ

珠美(?)「……」

P「いやぁぁぁーーっ!俺のズボンが!」

光「うわ…イチゴ柄」

P「見るな!見ないでくれ!!」ワタワタ

光「いいから、早くここを出て逃げよう!野次馬が…」

P「そ、そうはいうがな……珠美を置いていくと警察にしょっ引かれそうだし」



光「それは本物の珠美ちゃんじゃない!珠美ちゃんは……珠美ちゃんはもう、『特訓』でクローンに殺されたんだっ!」



P「…………何だと?」


ビュンッ

P「…」サッ

珠美(?)「!」

P「逃げるぞ、光!」

光「…!おうっ!」

珠美(?)「……」タッ

P「許せ珠美(仮)!必殺バナナ皮!!」ポイッ

珠美(?)「!?」ツルッ、ドテーーン!





光「プロデューサー、キーを!」

P「アホか!どんな状況であれ無免はダメだ!助手席に座れ!」

光「えーー」

P「いいから早く乗れ!」

光「それアタシがやりたかったのさーっ!」

ガチャッ

バタン

珠美(?)「……!!」ダダダダダッ

P「ゲッ」

光「わわ、急ごうプロデューサー!行く先は…走りながら考える!」

P「オーケー、しっかり掴まってろよ!」






光「………しっかり掴まってろって言った割には、40km/hだぞ」

P「交通ルールは守らないと…」

光「やっぱさ、こう…80km/hくらいで」

P「俺、次で免停なんだよ」

光「かっこ悪いな…」

P「言うな……アイドルの送迎やら仕事に向かいやらって結構辛いんだ」

P「……さぁ、話してもらおうか」

光「……」

P「珠美は”クローンに殺された”。確かそんなことを言ってたな?」


光「……うん」


P「光、よく聞いてくれ。正直俺という人間は…そんな奇想天外な非日常を容易に信じられる程夢見がちな大人じゃないんだ」

光「……」

P「だが、俺は1人の人間である前にプロデューサーだ。アイドルが必死に訴えて、そして何よりアイドルの命に関わる事が俺の知らない所で起こっていた……」

光「………」

P「もしそんな事が起こっているとしてだ。俺はプロデューサーであるという誇りにかけて、黙って見過ごせない」

光「プロデューサー…!アンタ、かっこいいぜ!……イチゴパンツだけど」

P「ハッハッハッ、俺のトランクスを馬鹿にするなよ?通気性も保温性もバッチリだ……おっと。着いた」

光「このアパートは…?」


P「俺ん家。中で詳しく聞かせてくれ」




光「おぉ、なかなか広い部屋!」

P「3LDKだからな。家賃がおよそ6万円の格安物件だ。おっと、そこのお札と盛り塩に気をつけろよ。何があっても剥がしたり倒したりするんじゃないぞ」

光「特撮グッズとか無いのか?なぁ、プロデューサー!」

P「ZXのベルトなら押入れの中にあったような……」

光「貸してくれ!」

P「待て待て、それはいいから詳しく話せ。今の状況を知っておきたい」

光「今の、状況……わかった。話すよ」

P「じゃあまず、クローンってのは…どういう事だ?」






光「『特訓プロジェクト』それは…”ある2人の人物”によって考案された禁断のレッスンなんだ」

P「初っ端から飛ばしてくるな……」

光「アイドルから採取したDNAを元に、よりよいクローンを量産して、本体のアイドルと競わせる。負けた方は……それが本物であれクローンであれ、処分される」

P「処分……」

光「……仮に、クローンが勝利した場合は、その日その時から”クローンが本物として活動する”」

P「そんな事、できるのか」

光「作られたクローンは、元のアイドルと一から十まで何もかもが同じなんだ。考案した内の1人が、容姿・性格・能力・寿命に至るまで全ての問題を……解決した」

P「………」

光「『特訓』が終わった直後は特殊な催眠をかけられて、試験場での記憶を一時的に封印される。でも、アタシは何度も勝ち抜ける内に、その催眠の効力が弱くなる事に気付いて、『ボイスレコーダー』のメモをバレないように手のひらに残したんだ」

P「そこから……さっきに至るわけか」

光「…信じて、くれるか?」

P「正直なところ信じ難いが………事実なんだろ?」

光「………あぁ」

P「……さっき襲ってきた珠美も…」

光「本物の珠美ちゃんは…アタシの目の前で、”処分された”」

P「クソっ!誰なんだ、一体誰がこんな残酷な事を!」

光「………それは…」

P「……!…光、部屋の隅に四角い箱があるだろう?」

光「うん?」

P「それ、取ってきてくれ」

光「わかった……、?」

P「………」ソーッ



響子(?)「だれかー!助けてーー!!!」

P「…響子…!まさか、クローンに追われてるのか!?」

ガラッ

P「響子!こっちだ!上がって来い!!」

響子(?)「!…プロデューサー!」



光「取ってきたぞ……どうしたんだ?」

P「響子がクローンに追われてた。今、こっちに上がってくるよ」

光「響子…って、五十嵐響子ちゃん!?」

P「お、おう」

ピンポーン

『プロデューサー!助けて!』

P「おう!今開けるからな!」

光「プロデューサーダメだ!その響子ちゃんは…」

P「へ?」

ガチャッ


P「くあ……っ!、き、響子……!!?」ギリギリ

響子(?)「プロデューサー達…見ぃつけたっ」

光「クローン……あぁもう!プロデューサーを離せーっ!!」ガッ

響子「きゃ…っ」

P「だ、大丈夫か響子」

光「そいつはクローンだって言ってるだろ!?逃げるぞプロデューサー!」

P「つい癖で……ちくしょう、響子までもか!!」ダッ





光「プロデューサー!キーを!」

P「あぁ……って、ダメだ!助・手・席!!」

光「くっ…」

アイドル=南条光は(非)改造人間である。
彼女(の同僚)を改造した34ッ6ーは、芸能界制覇を企む悪の秘密結社である。
アイドルは偶像の自由のために、34ッ6ーと闘うのだ!

P「光。箱、持ってるな?」

光「あぁ…でも、結構重いぞ」

P「中には非常用袋が2つ入ってる。少し大きいのはその為だ、もたせて悪かった」

光「さすがはプロデューサーだな!」

P「おそらくだが…俺の家もお前の家も、帰ることはできないだろう。分かってるな?」

光「……すまない、プロデューサー。アタシが余計な事に巻き込んでしまって…」

P「いずれこうなる運命だったさ。何故なら俺は…」

キキィィッ

P「プロデューサーだから………おい、マジかよ、冗談だろ?」



千枝(?)「……」



P「おいまさか…子供組までクローンに……!?」

光「いや、違う。『特訓』は、身体構造の都合で少なくとも中学生以上の発育が必要なんだ!」

P「……発育…千枝ならもしや…」ゴクッ

光「プロデューサー…?」ジトッ

P「待て誤解だ……そういえばクローンか本体かを見分けるコツなんてあるのか?」

光「そんなもの無いよ…全て本体と同じなんだ。アタシは、特訓場の端末からクローンか本体かの名簿を一通り盗み見ただけ」

P「じゃあ誰が本物で誰がクローンか、分かるんだな?」

光「…本物は、既に両手で数えるぐらいしかいなかった。それに、急いで見たから全員を思い出せるかどうかは怪しい」

P「そうか……」

光「で、でも。相手を一度見れば分かるぞ!少なくとも思い出せる自信がある!」

P「…わかった、信じるよ」


千枝(?)「お話は……終わりましたか?」


P「………千枝」

千枝(?)「安心してください、プロデューサーさん。…千枝は、味方です」

P「味方…?」

千枝(?)「これを……受け取ってください。今後、必要になると思うから」

P「……千枝、お前」

千枝(?)「…追っ手が来ます。プロデューサーさんも、早く逃げて」タッ

P「あ……」

光「プロデューサー、何を貰ったんだ?」

P「……スマホ、かな。電源どこだ…?」

光「やっぱり後にしよう。追っ手が来るって、千枝ちゃん言ってたろ?」

P「そうだな…とりあえずここから少し離れたところまではこの車で行こう。ローン払い終わってないのになぁ……ごめんなぁ相棒」ブゥゥゥン







光「……こんな山の中に入るのか?」

P「ちっと揺れるからな、シートベルトは外すなよ」

光「あぁ……うわっ」ガタンッ

P「よし、ついたぞ」

光「ここは…?」

P「俺がプロデューサー業に行き詰まった時に瞑想するための山小屋だ。ちなみに元はアイドルが共同生活する為に企画してそのまま打ち切られた番組のを俺が入社3年目にキャッシュで買い取った。電気は付けるなよ、発電しなけりゃつかないけどさ」

光「へぇ…秘密基地みたいで、いいな!見晴らしもいいし!」

P「打ち切られた原因の1つがそれだ。…こちらからは見晴らしが良いのに、逆だと木々が繁茂し過ぎてこの小屋が映らないという摩訶不思議小屋になっちまったんだ。あと道に迷うらしい。俺ぐらいここに通わなければ車はおろか、人の足でも辿り着けんよ」

光「346プロのビルが見えるぞ!」

P「最適だろ?ほい、望遠鏡」

P「俺は車を遠くに捨ててくるからここでジッとしてろ。発電はするなよ?今……10時か、夜中に電気をつければさすがに場所がわかっちまうからな」

光「見張りはアタシにまかせろ!」

P「素直でよろしい。じゃあ30分くらい外出てくるから」

光「プロデューサー、気をつけてな!」







P「さようなら……俺の相棒。事態が収束したら…迎えにくるからな…グスッ」

P(………さーて、そろそろいいかな)



P「すーーーーーーはーーーーーーー……」







P(!!?!!?!?!?!!!!!!?!?!!!!!wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww!?!?!!!!!!!)ジタバタビタンビタンビクンビクン






P「……ふぅ、…よく考えてみればとんでもない異常事態だよなーコレ。何。何クローンて。アイドルの命がかかってるって何よ」ガクッ


P(………流石のPちゃんでも冷静なままとか無理だよこんなの…わけわかんないよ…)


P「光がいなけりゃ速攻で大人気なく取り乱しちまうところだった。やーようやく発散できたーっと……さて、山小屋までダッシュで帰るか。人目も付かないし全裸で行こうかな………いかんいかん、何考えてんだ俺」

P「いややっぱり脱ごう。せめて上だけ脱ごう、何か変なことしとかないと頭が変になっちゃうにぃ☆」ゴソゴソ


ヒューーーン


P「……何だこのフォール(落ちる)音。どっから……」



「見ィ」



P「ん?」



「つけ」



P「え、上?」




「たァァァァァァーーーーーーッッッ!!!!」



P「うおぉぉぉぉおおーーー!!?」サッ



ドッガァァン!!!






P「ど、どこから何が降ってきたんだ……?」

P(!…倉庫の上か……いや待てよ、今の声ってまさか)


「こーんな時間にこーんな埠頭でゴソゴソ怪しい事してたら…麻薬の密輸に間違われて警察に逮捕されちゃうぞ?」

P「………まさか」




早苗「P・君☆」ニッコリ





.






P「ど、どこから何が降ってきたんだ……?」

P(!…倉庫の上か……いや待てよ、今の声ってまさか)


「こーんな時間にこーんな埠頭でゴソゴソ怪しい事してたら…麻薬の密輸に間違われて警察に逮捕されちゃうぞ?」

P「………まさか」




早苗(?)「P・君☆」ニッコリ





.



P「早苗、さん…とか!」ダッ

P(早速ボスキャラとエンカウントかよ!)

早苗(?)「あ、コラ!」ダダッ

P「うぉ早い!?」

早苗(?)「元婦警さんを舐めるんじゃない、の!」ゴッ

P「痛ッ!?」ズシャッ

早苗(?)「…うっふっふ、さぁ、お姉さんと一緒に帰りましょうね~?」

P(やばいやばいやばいやばい詰んだ詰んだ詰んだ詰んだ!!すまない光!無事には帰れそうにない!!!)




「おっと動くな」カチャッ



P「!?」

早苗(?)「っ!?」


「登場早々申し訳ないが、ご婦人にはご退場願おう」


P(機械声…ボイスチェンジャーか?)

早苗(?)「誰かしら。日本では銃刀法って法律が…」



「ふむ、それには心配及ばない」バチィッ


早苗(?)「うっ…!?」


ドサッ

P「………お、お前…」




「なぜなら、コレは銃という概念には囚われない発明品だからだ」ドヤァ



P「あ…、」



晶葉(?)「しかし、流す電流が少し強すぎたか…?まぁ人体に悪影響が出るほどではないから良しとしようか」



P「晶葉!!?」



晶葉(?)「やぁ久しぶりだねプロデューサー、もとい助手君。ご機嫌はいかがかな?」




.



光「……暗い」

光(……こわくなんかないぞ!アタシはヒーローになるんだ、この程度で怖がってなんか)

バサバサバサッ

光「わぴぃっ!?……こ、コウモリくらいいるよな、森の中だもんな…」


光(……プロデューサー、遅いぞ…)

光「ん?何だ…あれ、飛行船か?」







P「……」

晶葉(?)「そう警戒しないでくれ、私は本物の池袋晶葉だクローンではない。まぁ証拠と言っても特に提示できるわけではないから信じてくれとしか言いようがないのだが」

P「…いや、お前は本物の晶葉だな。俺のプロデューサーとしての勘がそう言ってる」

晶葉「それは興味深い。今度是非研究させてくれ、さて。早速だが時間がない、偽早苗を適当に縛り上げてくれ。縄は……これを使うといい」

P「偽早苗って…………よし、終わり!」

晶葉「その辺に転がしておいて構わない。どうせ偽早苗の仲間連中が探しにくるだろう、さぁ行くぞ」

P「どこに行くんだ?」

晶葉「なに、ちょっとした私の隠れ研究室(ラボ)がこの辺りに…!陰に隠れろ、プロデューサー!」

P「え?」

晶葉「早く!」グイッ

P「おわっとと…!」

晶葉「………」

P「どうしたんだよいきなり……」

晶葉「…空だ」

P「空?………うわ…なんだあれ」



ゴウンゴウン

【 346 production 】


P「飛行船、か?ウチはあんなのもってたのか……すげぇ、液晶画面みたいなのついてる」

晶葉「…思ったより行動が早いな。だが、誤差の範囲内だ」

P「誤差?」

『あーあー、マイクテス、マイクテス。聞こえてますかー?』

P「……飛行船…アレ、ちひろさんか?」

晶葉「……」


ちひろ『現在逃走中のプロデューサーさんと、アイドル数名に忠告しまーす。大人しく事務所に帰って来てくださーい、仕事が山盛りなんですよー。一分だけ待って差し上げますから今すぐ電話してくださーーい』


P「あ、あんなの使ってわざわざ呼び出さなくても…」ヒクヒク

晶葉「仕事、か。何をやらせるつもりやら」

P「え?」

晶葉「何だ、まだ光から聞いてはいなかったのか?この一件の首謀者は……」



『連絡がない、かぁ。仕方ないですねぇ~』






『じゃあ、力づくで捕まえちゃいますね』



晶葉「彼女、千川ちひろだ」







.



光「………プロデューサー、大丈夫かな」

光(いやいや、アタシが弱気になってどうするんだ!プロデューサーは大丈夫、きっと帰ってくるさ!)


ギイィッ…

光「ひっ!?」


光(だ、誰か来た…?まさか追っ手…!!)



光「怖くない…怖くない怖くない怖くない……ぅ、ぅぅぅううううおおおりゃあぁぁぁぁ!!!!」ゲシッ


P「フグォッ」ゴキンッ


光「……あれ?」

P「」チーーン

今夜はここで
おやすみなさい
お疲れ様です




光「ごめんっ!」

P「……大丈夫だ、潰れちゃいない」

光「本当…?」

P(なんなら触って確かめてもいいぞ!なんつってな!」

光「」

P「……すまない、やっぱ蹴られたのが効いてるみたい」

光「…なんか、ごめんな」

P「いや、むしろ謝るのは俺の方っていうか…」

光「……」

P「……」

光「………あーもー!プロデューサーが遅いのが悪いんだ。30分くらいって言ったのに!」

P「途中で早苗さん(偽)に襲われてな。命からがら逃げてきたんだ、おかげで替えのスーツもボロボロだよ」

光「…そうだったんだ。アタシが思ってる以上にプロデューサーは大変な思いをしてたんだな……ごめん」

P「いいってことよ。さぁ、飯にしよう。途中でいろいろ買ってきたんだ」

ガチャガチャガチャ


晶葉「………ふむ。やはりこの規格だと、サイズが合わないか」


ガチャガチャガチャ



晶葉「ようやく歪んだシナリオを正せそうだ。すまないが利用させてもらうよ、助手君。そして…南条光」




ガチャガチャガチャガチャガチャガチャ





.


光「おはよう、プロデューサー!」

P「おはよう。すまないが…コンビニ飯で我慢してくれるか」

光「ありがとう、プロデューサーが買ってきてくれたんだ、何でも嬉しいさ!」ニコッ

P「…!…そうか」スッ

光「…どこか出掛けるのか?」

P「あぁ。346にな」

光「346!?まさか、屈するのか!?」

P「違う違う。偵察だよ、変装するなりして潜入してくる」

光「でも危険すぎないか?アタシも一緒に…」

P「バカ言え。危険ならそれこそ連れて行けない。…大丈夫、ちゃんと帰ってくるさ」ポンポン

光「……早苗さんから無事に逃げたくらいだもんな。プロデューサーなら大丈夫…だよな?」

P「………」



晶葉『私に会った事は内密に頼む』

P『なんだって?』

晶葉『この状況を打破するプランが幾つか立ててある。だが私の存在が明るみになるとどれも使えなくなってしまうのだよ』

P『なるほど』



P「あぁ、大丈夫さ」





P「とは言ったものの………どうやって潜入しようかな…、おっとっと」

P(山を降りるのにも慎重にならんとダメだな。どこに見張りの目があるのか分からない…飛行船も相変わらず飛んでるみたいだし)

P「つーか運営費無駄じゃん。もっと他に回……いや、広告料で色々使うよりはコストがかかる分効果も大きいのかもしれん。やりおるなちひろさん」




「うわぁぁぁぁぁーーーー!やめろ!離してくれ!!!」

「いやぁぁっ!誰かー!!!」




P「!」

P(悲鳴!?)ダッ



P「……」ソーッ


女「やめて、離して!」

女(?)「大人しくしなさい、今日からは私が貴女。この世界を”あの方”の理想郷にする為に必要なのは貴女じゃなくて我々なのよ」



男「ぐわぁっ!」

男(?)「……じゃあな、元の俺」


ワーワー
キャー!



P(な、んだこれ……”あの方”って…まさか、ちひろさんか?)


P「ちひろさん…あなた、いったい何をするつもりなんだ…!?」





カッカッカッ


ちひろ「報告しなさい」トサッ

「報告します!!!!!!!!」


キーーン!


ちひろ「…………、まぁいいでしょう、元から茜ちゃんはこうだものね」

茜(?)「何がでしょうか!!!!!!!!!?」


キーーン!!


ちひろ「……報告しなさい」

茜(?)「現時刻をもってこの都市の7割の人間を交換致しました!!!抵抗している人間も多いようですが!前線に《アイドル部隊》を3班計6グループ投入してからは抵抗の沈静化及び鎮圧・交換も順調に進んでいます!!!!!!!」

ちひろ「明け方から作戦を開始した甲斐があったようね。この調子で続けなさい」

茜(?)「了解致しましたぁっ!!!!!!!!!!!!」

キーーン!!

ちひろ「……」

茜(?)「それでは行って参ります!!!!ファイアーーーー!!!!」

ドカーーン

壁『』


ちひろ「…やっぱり調整が必要かしら」


prrrrr

ちひろ「はぁ、こんな時に内線……はい」

『受付です。〈昨日、アイドル部門のプロデューサーに清掃を依頼された〉となのる清掃員が来ております』

ちひろ「身分証は?」

『提示されたものは正規のもののようです。一旦、外に出てもらっております』

ちひろ「…”どっち”なの?」

『2世代です』

ちひろ「通してもいいわ。ただし20階から上と、地下一階から先は立ち入り禁止と伝えなさい」

ガチャッ


受付「通っていただいて大丈夫です」

「あい、ご苦労さんですよーって」スタスタ

受付(…?…あんな声だったかしら)



P「フッ、俺の声真似芸はまだまだ現役のようだな。清掃員のおっちゃんには悪いが、こちとら命がけなんでな。コソコソと内部調査させてもらうぜ。ちひろさん」





「……この匂い…」クンクン



「…この気配…!」ピクッ



.

昔世にも奇妙な物語で芸人が自分そっくりな上位個体と入れ替わる話あったよね

>>76
ありましたねぇ、ドッペルゲンガーの話でしたっけ


P「さて、まず心配なのは子供組だ。中学生以上からクローンを作られるらしいが……大丈夫かな。あ、どうもこんにちはー、お疲れ様でぇー、はい、失礼しますよー、すいませんねぇ、道具が多くてぇ(ダミ声」ガラガラ

かな子(?)「どうもお疲れ様です…?」

紗枝(?)「ぎょーさんな荷物どすなぁ。全部お掃除の道具やろか?」

かな子(?)「さぁ…、でも美味しそうじゃないね」


P「………」ガラガラ


P(かな子と紗枝も、クローンなんだろうか…そういえば光が…何人かは本物が残っていると言ってたな。何とか探し出して保護できたら……兎に角、まずは子供組のいる階を一通りチェックしなくては)


紗枝「あの清掃員のおにいはん、なんだかプロデューサーに似てはりますなぁ」


P(紗枝ちゃん冴えてるね!でも気付かないで!お願い!)

かな子「そうかなぁ…」

P「………」ガラガラ





P(………なんとか切り抜けたか。このままアイドル部門までの直通エレベーターを使って…)

「ちょっと」

P「ぴぃっ!」ドキィッ

「………」

P「は、はいはい…なんでしょうかぁ(ダミ声」クルッ


凛(?)「……ソコ、アイドル部門の事務所関係者しか使っちゃダメだよ。そこに書いてるでしょ」


P(りぃぃぃぃぃん!!!??よ、よりによって勘のいい凛!おおお落ち着け、大丈夫だ。大丈夫だ…)


凛(?)「ねぇ、聞いてる?」

P「あ、あはは…こりゃ、すみませんねぇ。あっちの大きなエレベーター…を使うんでしたっけ……?(ダミ声」

凛(?)「そう。だから、回れ右」

P「こいつぁ失礼しました…(ダミ声」ガラガラ

凛「………」スタスタ

P「………」ガラガラ

凛「…………」スタスタ

「ちょっと」

P「ぴぃっ!」ドキィッ

「………」

P「は、はいはい…なんでしょうかぁ(ダミ声」クルッ


凛(?)「……ソコ、アイドル部門の事務所関係者しか使っちゃダメだよ。そこに書いてるでしょ」


P(りぃぃぃぃぃん!!!??よ、よりによって勘のいい凛!おおお落ち着け、大丈夫だ。大丈夫だ…)


凛(?)「ねぇ、聞いてる?」

P「あ、あはは…こりゃ、すみませんねぇ。あっちの大きなエレベーター…を使うんでしたっけ……?(ダミ声」

凛(?)「そう。だから、回れ右」

P「こいつぁ失礼しました…(ダミ声」ガラガラ

凛(?)「………」スタスタ

P「………」ガラガラ

凛(?)「…………」スタスタ

チーーン

P「…………」ガラガラ

凛(?)「………」スタスタ

P「…………」ピッ

凛(?)「…………」


P(いやいやいやいや。何故乗り込んでくるんだ?ここからだと遠回りだよ?22階で一旦降りてから乗り換えないといけないのよ!?あっちの直通でいけよ!!)


《電気系統の設備点検に伴い、電子機器等備え付けの設備並びにエレベーター等の稼働が通常よりややモッサリします。ご了承ください》


P(なにそのアナウンス…今まで1度もそんな事なかったでしょうが!しかもややどころじゃない!階層ごとの移動が遅っっっっそい!めちゃおそい!!こんな空間に凛と一緒とかそのうちバレ)





凛(?)「ていうかプロデューサーだよね。そんな格好して何してるの」





P(もうバレてたーーーーーー!!!)

P「……あ、あっしはしがない清掃員でござんすぞ?(ダミ声」

凛(?)「普通に喋って」

P「はい」

凛(?)「……今まで何してたの?みんな心配してたよ」

P「……………お前は…クローンか?」

凛(?)「は?」

P「答えろ。いや、答えてくれ。お前は……本物の渋谷凛か?」

凛(?)「………」

P「………」

P(わかってるさ、クローンだとしてもきっと本物だと言うだろう。だが俺の潜入捜査計画を初っ端から終わらせるわけにはいかない。多少手荒な真似をしても動きを…)




凛(?)「なにそれ。まさかずっと仕事サボってアニメでも見てたわけ?」ジトッ




P「あ、その正直且つ心の底から一片の曇りもなく幻滅する表情は凛だな。うん。本物だ。よかった」

P(その表情は本当になんの迷いもなく幻滅した時の顔だよしぶりん……嬉しいけど複雑だよ)

凛「はぁ…仕事は大変だと思うけど、疲れたなら疲れたって言いなよ。私たちも自分達で出来ることは自分達でやれるんだからさ」

P「…………いや、違う。実はかなり極秘の仕事でな、年末の番組に346がフルで出られるかどうかの安否がかかってた、重要な仕事をしているところなんだ」

凛「それ(清掃員)が?その割に、昨日はちひろさん大慌てで探してたけど」

P「違う…んだよ?実はそれが終わるまで帰ってくるなと言われててな、ちひろさんには悪いがこっちで既に話を進めてる。仕事が大体形作ってきたらちゃんと書類に纏めて提出するつもりさ」

凛「……ふーん?」

P「しかし良く俺だと分かったな。かな子や紗枝はんは気づかなかったのに」

凛「匂いで……」

P「は…?……匂い?」

凛「違った。だって……ホラ、エレベーター入ってすぐに22階押したから。わざわざ陰に隠れた直通エレベーターを使おうとした事とか、こっちのエレベーターからアイドル部門方面への行き方とか分かるわけないのに…とか?」

P「あぁ、成る程……おっ。そろそろ着くな」

凛「うん」

P「俺がここに来てた事は…」

凛「分かってるよ。付き合い長いし」

P「はは…ありがとう。恩にきるよ」


チーーン


P「んじゃあ、どうもすみませんねぇ(ダミ声」ガラガラ

凛(やっぱりそのキャラ作るんだ…)


ガラガラ


凛「………極秘の仕事なんて嘘ついて、何するつもりなのかな」

凛(何人かのアイドルと寮生を除いて、私たちは昨日からずっと仕事して帰宅もままならなってない上に、この状況……)

凛「何か、あるね」



「りーんちゃん」


凛「卯月…こんな所でどうしたの?」

卯月(?)「それは私のセリフですよー。直通を使わないでこっちのエレベーターからなんて、珍しい」

凛「…ちょっとね」


ガラガラ


凛「………極秘の仕事なんて嘘ついて、何するつもりなのかな」

凛(何人かのアイドルと寮生を除いて、私たちは昨日からずっと仕事させられて帰宅もままならない上に、この状況……)

凛「何か、ある」



「りーんちゃん」

凛「!」バッ

卯月「…」ニコニコ

凛「卯月…こんな所でどうしたの?」

卯月(?)「それは私のセリフですよー。直通を使わないでこっちのエレベーターからなんて、珍しい」

凛「…ちょっとね」

卯月(?)「ちょっと、何?」

凛「……なんでもないよ…、ちょっと待って」

卯月(?)「なんですか?」


凛「……………あのさ、」



凛「本当に……卯月?」




P「ココだよココ……どれどれ俺の天使たちは無事かなー?」



仁奈「なんだかお泊りみたいでたのしーでやがります!」

薫「せんせぇもいないし、ちひろさんも『まだ帰っちゃダメ』っていうけど…どうしたのかなぁ」

雪美「お仕事…とか」

ありす「この大部屋に軟禁…いえ、言い方が悪いですね。集められたのはどうやら小学生だけのようですね。舞さんやメアリーさん達もいるようですし。……何か関係があるのでしょうか」




P「よし無事。ここ出たら暫く会えないだろうし……もう少し目の保養をしていくか」



千枝「…」チラッ



P「千枝…!」



千枝「……」シーッ


P(可愛い)


ありす「……あぁもう、ネット回線が使えなくてイライラします!何で使えないんですか!」

仁奈「いいじゃねーですか。たまには面と向かってみんないっしょに話でもしやがりましょう!」

薫「そうだねっ」


千枝「………」スッ

ありす「千枝さん、どこへいくんですか?」

千枝「ちょっとおトイレ…だいじょうぶ、ここの近くのだから怒られないよ」






P「…………」

千枝「…お久しぶりです。プロデューサー」

P「あ、あぁ…やっぱり分かるよな」

千枝「えへへ…プロデューサーが変装してからここに来るまで、ずっと見てたから」

P「は?」

千枝「このビルの中には、カメラがいっぱいつけられててて…でも、プロデューサーさんが入って来てからはニセモノの映像が流れてる…って。かわりに、この機械で本物の映像が見れるんです」

P「ま、待て待て待て…つまり…俺が潜入してた事は最初から分かってたのか?」

千枝「そうです。あ、でもちひろさんは、まだ知らないと思うな…」

P「……いったい誰がそんな事を…?」

千枝「……プロデューサーさんがいる場所だけ、カメラからには映りません。プロデューサーさんは今、透明人間なんです。だから千枝はカメラから見たらひとりごとを言ってる風に映ってる」

P「あ、あぁ…?」

千枝「早く行ってください。あと、千枝があげたあの機械は肌身離さず持っていて。それじゃあ…」タタタタ

P「………千枝…」






卯月(?)「本当に……って、どういう意味?私は私ですよ?」

凛「……ちょっと疲れてるのかも。変な事聞いて、ごめん」

卯月(?)「いえいえ、………………………そういえば凛ちゃんは、今日『特訓』の日ですよね?」

凛「え?今日は…ううん。レッスンだけだよ」

卯月(?)「急に決まったみたいですよ。さっきちひろさんがホワイトボードに書いてましたっ」

凛「そう、なの?」

卯月(?)「せっかくだから、これから一緒に行きませんか?」

凛「どうしようかな……何時から?」

卯月(?)「えっ?え、えぇーっと……………………………」

凛「?」

卯月(?)「くっ…9時から?…です!」

凛「……今10時だけど」

卯月(?)「そ、そうでした!11時からですよー!だから一緒に行きませんか?私もだから……」

凛「ふぅん……でも、今日は休もうかな。朝から体調悪いんだ」

卯月(?)「凛ちゃんにしては…珍しく弱気ですね」

凛「うん…自分でも驚いてる。ちひろさんに頼んで今度にしてもらおうかな」

卯月(?)「だ、ダメですよ。アイドルたるもの、何があってもレッスンとステージには全力でいかないと!」



凛「………おかしいな」



卯月(?)「え?」

凛「いつもの卯月なら…私の体の方を心配してくれるんだよね」

卯月(?)「そ、それは…」

凛「ねぇ。何をそんなに焦ってるの?」



P「………どこを見ても、監視カメラが増えてる事以外変わった形跡は無いな。あと見てないのは事務所の中だけだが…でもちひろさんいるだろうしなぁ」

P(流石にちひろさんはマズいだろ…だが収穫なしに戻るわけにも………)

P「………まぁ事務所の前に来てしまってはいるんだが」




『都市の人間、ほぼ交換が完了しました!!!!』

『もう少しボリュームを下げなさい…』

P(この声は…ちひろさんと茜か?都市の人間の交換が完了……?どういう事だ、?)


茜(?)『申し訳ありません!!!!』

ちひろ『はぁ……もういいわ。私は地下の『特訓場』に向かうから、ここで待機してなさい』


P(地下…特訓場…なんてこった、地下にあったのか!というかこのビルの下にそんなもんがあったのか!?うぉやばいやばい!隠れないと!!)




ガチャッ


P(うおぉぉぉおおぉぉぉぉぁあぉあぁぁぁぁぁーーー!!!)シュンッ



ギイッ


ちひろ「………?気のせいかしら」スタスタ






P(………危ない危ない。765P先輩から教えてもらったP-SKILLの一つ、【天井に張り付いて気配を極限まで消しつつ伊織観察】が役に立ったか)ストッ

P「…都市の人間の交換が完了……まさか、さっき街中で見たアレの事か?おいおい既にスケールが大きいな…一体何をするつもりだよちひろさん」


P(とりあえず盗聴器を付けて……………あぁクソ、下の階にダストカートごと置いてきちまった)


P「取りに行かない」


ガチャッ


P「………と?」

茜(?)「…どなたですか!!!」


P「…………あぁ~すみませんねぇぇ、道に迷ってしまって(ダミ声」サッ

茜(?)「…………」

P「…………」

茜(?)「……………」

P(やっぱダメか……?)




茜(?)「そんな事もありますよねっ!!!!」




P「」

茜(?)「安心してください!この私が責任を持って案内いたしましょう!!!さぁこちらへ!!!!!」

P(…………マジで)

某所

(……………)ジーーーー

???「一生ついてきなさい?にひひっ♪………いない時に言えても仕方ないわよ、お馬鹿」ハァ

(…………………)ジーーーーーーーー





P(今もどこかで先輩がいおりんを観察してる気がする)

茜(?)「さぁさぁこっちですよ!!」ズンズン

P「あの、おかまいなく…というか何処へ……?」ズルズル

茜(?)「何処へ?決まっているではありませんか!!!!」



ブゥン!


ドサッ


ゴンッ

P「痛だぁ!?」

茜(?)「………」

P「こ、ここは……?」

P(引き摺り回されて数分……なんだここは…見た事がない部屋だな)

茜(?)「……………」

P「ここは、ドコデスカ(ダミ声」




茜(?)「ここに来たかったんですよね!プロデューサー!!!」


P「えっ」

茜(?)「フッフッフッ、流石の私でも分かりますよ!!いえ、一目で分かりましたぁっ!!!!」ドドン

P「…なん………だと………!?」

P(ば、馬鹿な…っ!!凜なら兎も角、あの、あの茜が…!!俺の存在に気付くだとオオォォォオッッ!??)ドドドドドドドドド

茜(?)「私の前では変装なんて小細工は無意味です!!何故ならプロデューサーのその骨格や肉付きもとい体格!!この日野茜、人の顔と名前を覚えることは得意ではありませんがしかし!!一度触れ一度触り一度味わった人の体は生涯忘れる事はないでしょう!!!!!!!」ドドドン


P「待て待て待て誤解を招くような言い方はやめろ!くっ、こんな茜の特技があったとはな…なるほど。確かに小細工は無用らしい」スッ


バサッ


P「そうとも!俺がプロデューサーだ文句あるか!!」ババーーーーz___ン!!!



茜(?)「此の期に及んで尚、自信を誇るジョ○ョ立ちとはッ!!」

P「…本当はアイドルを傷つけるつもりはないが」

P(むしろ茜に勝てる気がしないが)

P「こっちも状況が状況だ。せめて身動きが取れないくらいには縛り上げさせてもらうぜェェ~ーーーッ!」ダッ

茜(?)「上等です!受けて立ちましょう!!!」ダッ

P(ば、馬鹿な…っ!!凛なら兎も角、あの、あの茜が…!!俺の存在に気付くだとオオォォォオッッ!??)ドドドドドドドドド

茜(?)「私の前では変装なんて小細工は無意味です!!何故ならプロデューサーのその骨格や肉付きもとい体格!!この日野茜、人の顔と名前を覚えることは得意ではありませんがしかし!!一度触れ一度触り一度味わった人の体は生涯忘れる事はないでしょう!!!!!!!」ドドドン


P「待て待て待て誤解を招くような言い方はやめろ!くっ、こんな茜の特技があったとはな…なるほど。確かに小細工は無用らしい」スッ


バサッ


P「そうとも!俺がプロデューサーだ文句あるか!!」ババーーーーz___ン!!!



茜(?)「此の期に及んで尚、自信を誇るジョ○ョ立ちとはッ!!」

P「…本当はアイドルを傷つけるつもりはないが」

P(むしろ茜に勝てる気がしないが)

P「こっちも状況が状況だ。せめて身動きが取れないくらいには縛り上げさせてもらうぜェェ~ーーーッ!」ダッ

茜(?)「上等です!受けて立ちましょう!!!」ダッ


P「うおぉぉぉおおぉおお!!!!」

茜(?)「はぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

P「!」




茜『私!絶対にトップアイドルの座をもぎとりますッ!一緒に突っ走りましょうプロデューサー!!!!』


P(…あ…茜!)ピタッ

茜「!?」ヒュンッ

P「うげぇェェーーーーッッ!!」


ドンガラガッシャーン



茜「……!」

P「ぐ…ふぅ……」

茜「何故…何故拳を止めたのですかッ!!」


P「うおぉぉぉおおぉおお!!!!」

茜(?)「はぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

P「!」




茜『私!絶対にトップアイドルの座をもぎとりますッ!一緒に突っ走りましょうプロデューサー!!!!』


P(…あ…茜!)ピタッ

茜「!?」ヒュンッ

P「うげぇェェーーーーッッ!!」


ドンガラガッシャーン



茜(?)「……!」

P「ぐ…ふぅ……」

茜(?)「何故…何故拳を止めたのですかッ!!」


P「うおぉぉぉおおぉおお!!!!」

茜(?)「はぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

P「!」




茜『私!絶対にトップアイドルの座をもぎとりますッ!一緒に突っ走りましょうプロデューサー!!!!』


P(…あ…茜!)ピタッ

茜(?)「!?」ヒュンッ

P「うげぇェェーーーーッッ!!」


ドンガラガッシャーン



茜(?)「……!」

P「ぐ…ふぅ……」

茜(?)「何故…何故拳を止めたのですかッ!!」

すみません余計な事しました


P「…………………………」スッ

茜(?)「立ち上がった!?」

P「たとえ……たとえお前がクローンだとしてもだッ!」

茜(?)「何故それを…!」

P「自分の育てたアイドルを、ぶん殴れるワケ無ぇだろ……チクショウ!!」

茜(?)「…プロ…デューサー……」



『だがその甘さが命取りです。プロデューサーさん』


P「この声は……ちひろさん…っ!!」


ちひろ『……一体どのようにして侵入したんです?監視カメラは24時間キッチリとチェックしていたのに、突然茜ちゃんに引き摺られて現れるなんて』

P「……職業病というやつでね(大嘘)」

ちひろ『…無能変態プロデューサーにそんな特技があったなんて、評価を改めます』

P「そいつはどうも」

ちひろ『ですがここまでです。……折角ですから、面白いものを見せてさしあげましょうか』

P「何…?」

ゴゥンゴゥンゴゥン

P「な、なんだ!?地震か!?」

茜(?)「………」タッ

パカッ

P「……………………へ?」

ヒューーーン

P「落ちるーーーッッッ!!??????」



ドッシーーーン


P「腰グァッ!……いっつつ…」




「ふぇ!?ぷ、プロデューサーさん…?」




P「この絶妙にカワイイ声は……幸子!」

幸子(?)「そ、そうですとも!声からも可愛さが滲み出るなんて、ボクは罪な女の子ですね!」

P「ここは一体……」

幸子(?)「プロデューサーさん!助け……へぶっ!な、なにこれ…透明な壁……?」バンバン

P「おい、一体どうなってる?」

幸子(?)「プロデューサーさん!プロデューサーさん!!助けてください!カワイイボクのお願い、一生のお願いですからぁ!!」バンバンバン


ちひろ『次。幸子ちゃん、入りなさい』


幸子(?)「ひっ…」

P「ちひろさん…か?」

幸子(?)「いや……嫌です、嫌です!!プロデューサーさん!プロデューサーさん!」


ちひろ『幸子ちゃん、入りなさい』


幸子(?)「嫌でずぅ…もう、もう嫌ぁぁぁ……」

ちひろ『仕方ないわね…』

ウィィィン

幸子(?)「やめて、離してくださいぃ!おねがいでずがらぁぁぁぁぁぁ!!」

P「おい幸子!ちひろさん何してるんですか幸子を離してやってください!!!」

幸子(?)「プロデューサーさぁぁぁぁん!!!」


シュンッ



P「クソが!こんな壁さえなければ!」


ちひろ『プロデューサーさんは、向かって右のテレビにご注目ください♪』


P「何…?」





幸子(?)『うぐっ、えぐぅっ…』

ちひろ『あらあら幸子ちゃん。可愛い顔が台無しよ?』

幸子(?)『ボクは、泣き顔もカワイイので台無しじゃありましぇん…ぐすっ』


P「幸子!無事だったのか!!」


ちひろ『さぁ、それはどうでしょう』


P「!」


幸子(??)『………』

幸子(?)『来ないで、来ないでください…!』ガタガタ

幸子(??)『…………ごめんなさい』

幸子(?)『来ないでったらぁ……!!』


P「幸子が2人…!?まさか!」


ちひろ『ご明察。ちなみにさっきギャン泣きしてた方はまだ1世代……つまりオリジナルです。さぁ、どうなるか楽しみですねっ』




〈APPEAL (DANCE) TIME START〉

幸子『ダン、ス…』

〈先攻-2世代-〉

幸子(??)『……お先に失礼します』



〈後攻-1世代-〉

幸子『ひ……いやぁぁ…』

ちひろ『おーっと幸子ちゃん。次世代幸子ちゃんより上手に踊れないと……分かってるわよ、ね?』

幸子『あ……あぁ…小梅、さん……』プルプル

ちひろ『んふっ…さぁ、幸子ちゃんの番よ。文字通り、”死ぬ気”で踊ってね』


〈総合判定〉
先攻:A+
後攻:C-

幸子『………うそ』

幸子(??)『……』

幸子『嘘です、嘘ですよねぇ…!?』

ちひろ『おーっと幸子ちゃん、途中で転んだり引っかかったりしましたからねぇ。アイドルたる者、本番では許されない失敗ですよー?』

幸子『待って、待ってください!もう一度、もう一度チャンスをくださいぃ!何でもしますからぁ!!!』

ちひろ『というわけで元・幸子ちゃん。バッハハーイ』


ゴゥンゴゥンゴゥン


幸子『嫌ぁ!いやぁぁぁ!プロデューサーさん!助けてプロデューサーさん!プロデューサぁぁぁぁぁーーーーーーーー』



パカッ


幸子『プロ……』


ヒューーーン





.


P「幸、子…?」

ちひろ『はーいここまでですっ。1人のアイドル奮闘記につき50000MCとなっておりますので興味があったら346に…』

P「…おい……」

ちひろ『?』

P「あんた、あんた何をしてるのか分かってるのか……?」


ちひろ『え?より良いアイドルを作ってるだけですが?』


P「お前……お前ぇえぇぇ!!!」

ガッ

ビシィッ

ちひろ『素敵なお顔。私の中で男らしい人ランキング50位にまで浮上しましたよ、おめでとうございますっ。でもそのテレビの修理代は払ってくださいね♪』

P「クソったれ……この、この、外道!!!」

ちひろ『心外ですね、私は合理的かつ迅速で簡単に優秀なアイドルを作り出しているだけですよ?だって、プロデューサーさんのやり方だと遅いんです。全員トップアイドルにする為にどれだけの時間をかけるつもりなんですか?』

P「だからって……こんなの、あり得ていい筈がない!おかしいだろ……!!?」


ちひろ『何がです?』

P「は…?」

ちひろ『私達の…いえ、私の計画からすると……少なくともあと1年以内には346の全アイドルが日本の芸能界を占める存在になれる事でしょう』

P「何、を」

ちひろ『その為にはこの街を新生346プロ始動拠点の苗床になってもらうとして……あぁ夢が広がりますね!次は世界ですよ、世界!』

P「その為に…街の人を……?いや、なにより、アイドル達を、犠牲、に、?」

ちひろ『………あーぁなるほど、分かりました。じゃあ毎晩毎晩プロデューサーさんの望むように、望むような格好をさせてアイドルを何人でも向かわせます。それでいいですか?実はそうしたいんでしょう?そうしたらもう黙ってくれますよね?早速城ヶ崎姉妹とかどうです?あはははは』

P「外道、が…」

ちひろ『語彙力ないんですか?ぷーくすくす。まぁ、無能なプロデューサーさんですけど仕事仲間のよしみで生かしておいてあげますよ、反省したら言ってくださいね。お仕事に復帰させてあげますから』

P「黙れ…黙れよ…!!」バキッ

ガシャーン!!!


ちひろ『あーあザザッ…た壊し……たね?しょうがない人……ザーッ』





P「出せ!ここから出せ!出しやがれ畜生!!」ガンガン!!

P(クソクソクソクソクソ!!!)

P「出せよ!出してくれ!…………出してくれよ…誰か、頼む………」

P(ちくしょう…………何て…何て俺は無力なんだ…アイドルが目の前で酷い目にあっても、指を咥えて見てる事しかできなかったなんて…)ガッ


P「プロデューサー……失格だ…」



ドカーーン!!



P「壁がグボァッ……く、首が曲がっ…」ゴキッ


茜(?)「…………すみません、当たってしまいましたか」



P「……茜?」

いつのまにかnation blueのイベントが終わってた…?
うそだろ

少し離席します

余裕かましてたら楓さんゾーンからすら外れてたなんて…
日付を完全に1日間違えてたとは…
ウサミン同様スタランも上げようと思ってたのに……

まぁいい
orange sapphire来たら本気出す


茜(?)「こっちの道を左にまがったらエレベーターがあります。それに乗って、このビルから逃げてください」

P「……いいのか」

茜(?)「私は、本物の日野茜ではないのかもしれません。……ですが、プロデューサーを慕う気持ちは本物でした」

P「茜…」


ちひろ「させませんよ」


P「ちひろォ…!」

ちひろ「何をするかと思えば…これだからアイドルは…はぁ、茜ちゃん。プロデューサーさんを捕らえなさい。今なら許してあげます」

茜(?)「な…」




ちひろ「それとも…『処分』されたいの?」ニッコリ



茜(?)「う…あう……っ」

P「待て、俺が戻る。だから茜には手を出すな」

茜(?)「プロデューサー……」

ちひろ「あらあら本当にお人好し。お人好し過ぎて頭にきちゃう。……まぁいいです、早く戻りなさ」



茜(?)「ファイアーーーー!!!」ガッ




ちひろ「きゃっ!?」

茜(?)「プロデューサー!行ってください!!」ギシッ

P「だ、だが…」

茜(?)「おそらくプロデューサーには共に逃げていた仲間がいるはずです!その人の身に危険が迫っています!!」

P「なんだって!?」

P(光が……あぶない!?)

ちひろ「余計なことを……っ」

茜(?)「離しませんよ!!」

ちひろ「くっ…」

茜(?)「私は大丈夫です!早く行ってください!!」

P「茜……」

ちひろ「離しなさい…!!!」

茜(?)「早くっ!!!」

P「……できない。俺に自分のアイドルを見捨てて行けなんて…!」

茜(?)「見捨てろなんて言ってません!私は!プロデューサーの大事な人を守ってあげてと言っているんですっ!!」

P「けど…」

茜(?)「お願いします!!!!!」

P「………くそぉっ!!」ダッ




茜(?)「ありがとう…ございます……!」

ちひろ「………」

茜(?)「まだ行かせませんよ…!プロデューサーが無事に逃げられるまでは……このまま」

ちひろ「三文芝居も飽きてきちゃった」スッ

茜(?)「な……っ!?どうやって…!」

ちひろ「別に追うつもりはないわ……だって」

茜(?)「くっ……」

ちひろ「お仕置きしなくちゃいけない子が…目の前にいるからねぇぇぇぇ!!」ゴゴゴゴゴ

茜(?)「う…わぁぁぁぁぁぁっ!!!!」

茜(?)(プロデューサー…どうか、ご無事で!)






光「……誰だ!」ピクッ

P(?)「悪い、俺だ」ニコッ

光「なんだプロデューサーか……おどかさないでくれ」

P(?)「少し話があるんだけど…いいか?」

光「アタシに話?……何か大事な話か?」

P(?)「あぁ、大事な話だ。とっても…な」ニッコリ


光「潜入調査はどうだったんだ?」

P(?)「あ…あぁ、まぁ異常はナシ…かな?」

光「そうか…つまり拠点は346じゃない……?」

P(?)「光、ちょっとこっちの部屋に来てくれ」

光「ん、あぁ」


ガチャッ

バタン

光「で、話ってなんだよ」

P(?)「あぁ…そうだな」



P(?)「光、好きだ」



光「……………はっ?」

P(?)「南条光、お前の事が好きだ」

光「ま、待て、それって……え?え?」

P(?)「お前はどう、かな」

光「どうと言われても!?」

P(?)「今すぐに返事が欲しい。聞かせてくれ」

光「返事…そんなこと……」


光(プロデューサーは……頼りになる相棒だ。それ以上でもそれ以下でも無くて…でも、好きって…)


P(?)「光!」グイッ

光「な、なんだよ。すす好きとか……アタシまだ14歳だし…」

P(?)「俺の歳と10少ししか違わない。それだけだろ?」

光「それだけ!?いやっ、でもっ…その、まずいだろ!?」

P(?)「何が?」

光「何がって……、アタシはアイドルだし…プロデューサーだし…」

P(?)「なぁ……光」

光「待って!待ってくれ!アタシはそういうの考えた事無いっていうか!」

P(?)「光……」ギュッ

光「ひぅ…………っ」カチーン

P(?)「………」



光「……………んん?」


P(?)「?」


光「…アンタ、本当にプロデューサーか?」

P(?)「……何言ってるんだ?俺は俺だろ?」

光「………違う。プロデューサーじゃない。……お前、クローンだな!!」

P(?)「………チッ」

光「やっぱり!くそぉっ!」

P(?)「……大人しく、しろ」グイッ

光「はなせっ!はなせよぉっ!」ジタバタ

P(?)「くそ、何で分かったんだ…?完璧に同一人物なのに…」

光「プロデューサーはあんな事しない!」

P(?)「………いいや、するさ。きっとするさ」グイッ

光「なんだと…?」




P(?)「何故なら…………俺がそうしたいからだ!!」ビリィッ!




光「……………へ?」


P(?)「意外に可愛いブラをつけてるんだな。てっきりヒーロー物かと思ったが…」

光「な、何してるんだ!?やめろ!やめろぉ見るなあ!!こんなのプロデューサーじゃない!お前なんかプロデューサーじゃない!」バッ


P(?)「いいやプロデューサーさ。知ってるだろ?クローンは外見も性格も、記憶すら同じって事くらい。俺がしたい事=それがプロデューサーのしたい事だ!」ドンッ


光「あうっ!」ポスッ

P「どうせ遅かれ早かれこうなってたのさ。山奥の小屋の寝室で俺とお前の2人だけ……丁度いいシチュエーションだな?光」ギシッ

光「そん、な。だって、プロデューサーは…アタシの相棒で……」

P(?)「そうとも。互いに高め合う良き相棒だったさ……最初のうちはな」

光「え……?」

P(?)「俺はお前という存在が大切だった。心から『ヒーローになる』という壮大で、現実味がなくて、それでも魅力的な夢を抱いてアイドル業を奔走するお前というアイドルが大切な存在だった」

光「じゃあどうして…!」

P(?)「そして仕事を共にするうちに、いつしかお前という存在に俺自身が溺れていた事に気づいた。信頼・友情、それらの気持ちが『愛情』にすり替わってたんだ。……自分より10近く歳下の中学生を愛してしまったのさ」

光「プロ、デューサーが……アタシに…?」


P(?)「そんな自分に失望したね。非情な現実にも絶望した。それでも俺は、少しでもお前と共に在りたくて…現状を維持する為の理性を渇望した。そして、無意識のうちに本心を奥底に閉じ込めて、ひたすら『南条光の良き相棒』を演じ続けたのさ…」


光「……」


P(?)「だが俺は違ァう!俺はあんな劣等プロデューサーじゃない。欲しい物は………………………諦めねぇ」ギラッ


光「っ」ビクッ


P(?)「誰が諦めるか。諦めてやるもんか。正直に生きて何が悪い、欲しい物を欲しいと言って何か悪い!」ギュウッ


光「やめ、ろ…」


P(?)「俺はお前を手に入れる。絶対に手に入れる。俺の心と体をお前という存在が支配したように、今度は俺がお前の全てを支配してやる。今日ここでな!!!」スルッ


光「きゃあぁぁぁぁっ!!」


P(?)「ははっ、下も年相応のモノか。イイね…ますますそのギャップに興奮してきたぞ。光」

光「ひ…っ」

P(?)「綺麗な肌だ…あぁ…光、綺麗だぞ」ツツッ

光「…触、るなぁ!」パシッ

P(?)「痛っ………オィ、状況分かってんのか?それでもまだ歯向かうと…?」

光「……」キッ

P(?)「………いい度胸、それでこそ光だ。ならばこそ、力づくで、確実に、屈服させてやる」グッ



光「……………い、だ」



P(?)「なに?」

光「お前なんか…大っきらいだ…!!」

P(?)「この俺を。嫌い、だと…おぉ?」ブチッ

光「お前なんか、お前なんか大っ嫌いだぁぁーーっ!!」

P(?)「ひぃぃかぁぁぁるぅぅぅぅーーーーーー!!!」

光「っ…!」グッ

ガチャッ!!




P「光から離れろクソ偽物野郎ォォーーーーッッ!!!」バキィッ!!



P(?)「ほげェェぇっーーーー!!?!?」

ガシャンッ

ドサッ

P「ハァーーーッ、ハァーーーッ、!!」

光「プロ…デューサー……?」

P「遅くなってすまない!大丈夫…じゃないよな、何かされたか!?とりあえずこの上着を…」スッ

光「っ」ビクッ

P「………光」

光「………」ブルブル



P(?)「オイ兄弟…なかなかキッツイご挨拶じゃねぇか」

P「光を酷い目に会わせやがって…!」

P(?)「何言ってンだ?お前も本当はシたいんだろ?本当は光に、今まで溜まってた情欲なり性欲なりをぶつけたいと思ってんだろ?」

P「ちひろといいお前といい…どいつもこいつも俺という人間を決めつけやがって……!」

P(?)「なァーーーンにも間違っちゃいねぇだろうがよォ!!その証拠に”俺がいる”!!!」ボコッ

P「や・か・ま・し・い!!!」ゴッ

P(?)「光の前だからってまた偽ろうってかぁ!?本性見せろよそろそろさァ!!」ガクッ

P「お黙りやがれボケが!お前は俺とは違う事が十分分かってんだろうが!」ズサッ

P(?)「ハッタリが。外見も性格も記憶も同じ人間が別なわけ無ぇだろ!!」

P(俺は……)



P「俺は……1人の男である前にプロデューサーだ!!」ドドン!!



P(?)「あぁ?」

P「確かに俺は光を愛している!光の存在に溺れ、毎日思い悩んでいただろうよ!」

光「…!」

P「あぁその通りだ、だがそれがどうした?それでも尚、俺がプロデューサーである事に変わりはないんだ」

P(?)「そんなの当然…」

P「いいや違うね。現にお前は…”1人のプロデューサーである前に男”になってしまったんだからな!」ビシィッ

P(?)「何ィっ!?」

P「確かに俺は…本心を封印して『南条光の良き相棒』を演じていたのかもしれない」

P(?)「…」

P「だが、それは権利でも道化でもなく責務だ。どれだけ己の欲が強かろうと……アイドルと出会い、そのプロデューサーで在ると決めた以上、負わなくてはならない呪いだ!そんな分かりきった事をお前は放棄してしまった!」

P(?)「な…!?」

P「…それに……俺たちプロデューサーが、自分のアイドル泣かせてどうすんだよ…」

P(?)「あ……」チラッ

光「……」

P(?)「……」

P「俺はまだまだ完璧なプロデューサーには程遠いようだ。まだ、お前みたいに人間らしく欲深い男(プロデューサー)が自分の中にいたなんて、しかも自分自身に分からされるとは思いもしなかった」

P(?)「………俺は」

P「……」

P(?)「……俺は、それでもお前を絶対に認めねぇ。俺がプロデューサーとしての業を放棄しているとお前が言うなら、俺は、お前が1人の男としての責任を放棄していると叫んでやる。完璧なプロデューサーだと?くそくらえだソンナモノ」

P「何…?」

P(?)「どれだけ綺麗事を並べようと……結局は己の弱さから、自分の本当の感情を自覚することへの恐怖から、そして不安と焦燥から逃げる為のこじつけだけって事が分かっちゃいないんだよお前は!」

パリーン!

タッタッタッ...



P「…ひか」

光「……ごめん、アタシ…着替えてくるから」

P「……あぁ」

光「………」

ガチャッ

バタン

P「…本当の感情……か」




光「……………」

お疲れさまです
また今夜に




P「あいつ本当に俺のクローンかよwwwwwwあんなクソ真面目なwwwwww『逃げる為のこじつけ』とか言っとる奴が逃げとるしよwwwwwwwwwwwwなぁ?」モグモグ

光「……」モグモグ

P「……」ポリポリ

光「……」モグモグ

P「ちょ、ちょっとタバコでも吸ってこようかなー。夜風にも当たってこようかなー」

光「……」モグモグ

P「………」ハァ





P「どうしてこうなった……」

P(俺か?俺のせいですか?誰かおしえて神様お願い)

P「いや……確かに謎の告白(?)してしまったけど、流石に無視的なそれは俺ちょっと耐えられないわよ…もぉマヂむりプロデューサーやめたぃ」

P(仕方ないじゃん俺だってさぁ…俺だってさぁ!)

P「でも光はアイドルだし俺はプロデューサーだしあぁもう一体何がどうなって今に至るのか分からなくなってきたわクソが!………いかんいかん、俺はいつだってクールに。そう、クールに冷静に分析するんだ……よし」



<<ロジカルダイブ>>

俺(偽)に告白される

俺(偽)に犯されそうになる

俺(本物)に告白される

【光・トラウマ発現?】



P「詰んだ。ダメだろこれ」

P(よし俺のせい!俺のせいです!完璧なプロデューサーになれてなくてすみませんでした!!)

P「というか真面目に恥ずかしい。何あいつ、何で俺の封印されし本音(?)をペラペラ喋ってくれてんの……くそったれ…そらあの光ですらドン引くわチクショウ。こんな、こんなの………………


嘘だッ!!!!!!」


カナカナカナカナ…


P(…もうアレだわ、東京03の旅行先で告白ネタの気分だわ。あぁ意味が分からない、俺が今何を考え何をして何を言っているのかすら意味が分からない)


光『プロ…デューサー……』


P「………でも光の肌は…確かに綺麗だった……あぁくそ、何で今更こんな気持ちになってるんだよ。あいつのせいだ、あいつが余計な事言うから余計に意識しちまう。…… 邪念は捨てろ、相手は担当アイドルだ…『相棒』じゃないか。光は相棒光は相棒光は相棒……」


光『プロ…デューサー……』


P「…………………だが正直興奮した。そして罪悪感が…光は14歳なのに…あぁ罪悪感が……」



----しっかりと罪の意識を持つことで、その後の人生が大きく変わるはずですから----


P「右京さん…!そうっすよね、罪の意識を」ハッ


光「プロ…デューサー……」


P「既に罪の意識に囚われたァ!囚われていたァ!!……やめろ…やめるんだ俺……光の裸なんて思い浮かべるな…幻聴が……うぅ………………なんかやけにクリアな幻聴だったな」

光「……は、だか…?」

P「」


クルーリ


光「…………」

P「」ピシッ


P「」



光「…………」

P「………」

光「……………」

P「…………」

光「……はだか」

P「すまない……今まではそんな事なかったんだ…なかったんだけど、あいつに言われてからこう、なんか、脳みそが正直というか、本能が復活したというか理性が効かなくなったというか…………ごめん、本当ごめん」

光「……」

P「幻滅しましたよねー……はは。はぁ」

P(電気もろくにつけないしロウソクの光だけだと光がどんな表情してるのかよく見えない光だけに(笑)……ダメだ、疲れてやがる。きっとゴミを見るような目で俺を見てるんだろうな………)

光「…プロデューサー」

P「は、はい!!」

光「話があるから……、さっきの部屋に来てくれ」




P(寝室に進出ふふっ……何だ何が始まるんだ罵倒か罵倒ですか光に罵倒されるなら…ふーん、まぁ悪くないかなダメだ俺はもうダメだ…)

P「……は、話って…?」

光「………座ってくれ」

P「あ、はい…」

光「床じゃなくて、…こっちだ。隣」

P「い、いいのか?怖くないか?ベットとかちょっとアレじゃないか?……し、失礼します…」

光「……………」

P「……そ、それでお話とはなんでしょうか」

光「……少し目を瞑ってくれ」

P「あ、はい」



P(……怖ぇぇ…やだな、まだ死にたくないな…)


P「………」


P(……………長くね?)



光「……すー、はー…」

P「ひ、光様?」

光「…………………目を、開けてくれ」

P「一体何を…」



光「…………」


P「綺麗、だ…………じゃない!な、なぬなな何故裸!!?ふ、服服服を着なさい!着なさいったら着なさい!!」バッ


光「プロデューサー」

P「服を、服、服…」

光「………………アタシを見てくれ」

P「は、………え……?」

光「いいから見て。頼む」

P「た、頼むって……頼むって言っても…」チラッ

光「……………」

P「………あぁ、やっぱり、綺麗だ」

P(あぁぁぁぁぁ目をそらせ俺!早く目をそらせ!こんなんじゃプロデューサー失格だぞ何やってんだ早く目をそらして光に何か着るものをというか何故脱いだんだ光ゥ!)

P「………」ゴクッ

光「…アタシなんかで興奮してくれるんだ」

P「アタシなんかでって…」

光「アタシ、今すごい事してるよな。恥ずかしくて死んじゃいそうだ」

P「なら早くやめなさい……やめ、なさい」

光「………」ギュッ

グイッ

プニッ

P「」

P(ほぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!?)

光「どうかな…そんな大きくはない、けど」

P「あ……あ…」

P(やわかい…!!いや違うそうじゃないそうだけどそうじゃないそうじゃないだろいいから離せ相手は光でアイドルで)

光「布ごしだけど、…あいつに触られたんだ」

P「あいつに?」イラッ

P(イラッてなんだよ…いや分かってるけどダメだろ……いやいやいや)

光「そんなの嫌だ…だから、どうせなら、プロデューサーがいい」

P「い、いいって……その」ゴクッ

光「本当何やってんだろ……でもプロデューサー。変なカンジなんだ。アタシ、さっきから、変なんだよ、胸の奥が…何でだ?コレ…なんなんだ?」

P「それ、は……?」

光「プロデューサー……アタシのこと、好きなんだろ。だから…」

ギシッ

光「だから………教えてくれ」


P「ひ……かる…っ!!」ガシッ



P(………ん?)

光「どうしたんだ?早く…」

P「お前…」


光「はや、く…プロデューサ……」ブルブル

P「あ……っ」

光「プロデ…」

P「ごめんな……本当にごめんなぁ…俺が早く帰ってれば………怖い思いしなくてすんだのに…っ、ごめん、ごめん…!!」ギュッ

P(馬鹿だ、俺馬鹿だ…!やっぱりプロデューサー失格だ!)

光「どうしたんだ…?お願いだよ、コレ、どうにかしてくれよ…プロデューサーが欲しいんだ、あいつじゃ嫌なんだよ、頼むよ…」

P「………!!」

光「…………プロデューサーじゃない、の分かってる、けど、顔も、声も、同じでっ…」

P「…すまない、」

光「プロデューサーがちゃんと助けてくれて、ヒーローみたいで、アタシを好きって言ってくれて、でも、やっぱ、り、でも、なんかポカポカして、嬉しい?でも、あ、あぁぁぁ……」

P「すまない……」

光「どうしたらいい…?アタシ、認めたく、ないけど、怖い、プロデューサーがポカポカして、そっくりなあいつ、怖くて、どうしたらいい……?」

P「こんなプロデューサーですまない、俺なんかで、本当にすまない…!」

光「触られたの、残ってるんだ…!なぁ、コレ消してくれよプロデューサー!気持ち悪くて、身体中気持ち悪くて、嫌だ、プロデューサー!なぁ、アタシ達相棒だろ!?消してくれよ!!プロデューサーが、分からないように上書きしてくれよぉ!!なあぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」



P「…………本当に、ごめん…」ギュッ


朝チュン



光「…zz」

P「…………泣き疲れたか」

P(いつもあんなキラキラしてる光だって、トラウマもんだよな、まだ14歳の女の子だもんな)

P「……お前をあんな目に合わせたあいつも、俺の一面なんだよな…ごめんな、許されない事だろうけど、ごめん」

光「…zzz」

P「…………ごめん」




晶葉「謝ってる暇があるなら何か行動したらどうだ?助手君」



P「……晶葉、どうしてここに…!?」

晶葉「南条光にこれを被らせるがいい。そしてスイッチを……そうだな、20に設定したまえ」

P「……これは」

晶葉「簡易的な記憶の封印装置だ。後は分かるな?」


P「……」

晶葉「ふふん♪天才だからな、20分で組み上げてきたぞ。そもそも記憶とは記銘・保持・想起によって成り立つもので、この装置は1メモリで60分前までの保持にロックをかけ…………端的に言えば1メモリ1時間記憶封印装置だ。20分で組み上げた割には自信作だ。……いいから南条光が起きる前にとっとと頭にかぶせたまえ」

P「あ、あぁ……」





晶葉「さて、佐々木千枝には会ったな?」

P「あ、……あぁ」

晶葉「なにか端末を貰った筈だが?」

P「…持っている」

晶葉「ならば良い…電源はあと10時間後に強制で起動する。以後は音量のつまみを調節して常に電源がオンである状態を保ってくれ」

P「……あぁ」


何やってだ俺…我ながら何書いてだ俺…
遅れてすみません

晶葉「どうした、助手君」

P「そういえば……お前は一体何者なんだ?」

晶葉「私は池袋晶葉であって池袋晶葉以外の何者でもないが?そうだな、天才である事は確かだ」

P「そうじゃなくて…………」

晶葉「何言いたい事があるならさっさと打ち明けてくれ。時間は私の発明を除いては巻き戻せないんだぞ?」

P「それはそれで気になるが、その…お前は」

晶葉「………おっと時間切れだな」

P「え?」

晶葉「すまないな助手君。私から言っておいてなんだが、話は次の機会に聞かせてもらう」

P「ちょっ」

晶葉「ではさらば」



P(………)

P「記憶を封印する機械…か。20メモリだから…えっと………………」

光「」

P「…………50くらいにしとくか」

光「」

P「ごめんな、光。…謝ってばかりだけど、ごめん」

光(……プロ…デューサー……?)







P「光ぅ!仕事だぞ!仕事!!」

光「あぁっ、すまないプロデューサー!じゃあアタシはもう行くけど…」

「えぇ、ありがとうねぇ」

光「困ったおばあちゃんを助けるのもヒーローの仕事だからな!また困ったらアタシを呼んでくれ、それじゃっ!」

P「人助けか。偉いぞ、光」

光「へへっ。昨日からこの街ではアタシの助けを求める声が多くてさ」

P「…そうか。ヒーローは大変だな」

光「あぁ!でも楽しいんだ!」

P「そんな光に特撮出演の仕事だッ!」

光「ほ、本当か!?ついに…ついにアタシはテレビでもヒーローになれるんだな!」

P「そうだぞーだから今日のところはレッスンに精を出してもらう」

光「うっ…こ、これもヒーローになるために必要な事だもんな!あぁ忙しい!」ニッコニッコ

P「心意気はもう一人前のアイドルだな」

光「そのうちアタシ1人じゃ人手が足りなくなるかもなっ。もう1人アタシの分身というか”クローン”がいたら人助けもお仕事もできるんだけど……………んん?」

P「どうした?」

光「いや……何か…んんん?」

P「………」

光「あ…あはは。最近物忘れ?ってのかな、何か色々忘れてる気がするんだ。2、3日前くらいの事もモヤモヤしてるというか…」

P「…………疲れてるなら言ってくれ。スケジュールを組み直すから」

光「アタシは大丈夫だ!なんたってヒーローだからな!」

P「…」

光「レッスンは仕事の後だよな?よーし、張り切って行ってくるぞプロデューサー!」






ちひろ『怪しい事はしてないみたいですね』

P「……ちひろ」

ちひろ『やんっ、プロデューサーさんから名前で呼んでもらえるなんて胸糞悪くて胸がキュンキュンしちゃいますねっ』

P「……」

ちひろ『あなたの行動はGPSで24時間監視されてるんですから、余計な事は考えないほうがいいですよ。なんて、2回も同じ事を言うつもりは無かったんですが……ちひろお姉さんとのお約束は忘れてませんよね?』

P「…………」

ちひろ『もー、事務所に自首して来てからずーっとその態度ですよねー。仕事仲間なんですからもっと仲良くしましょう?』

P「………………」

ちひろ「…まぁいいです。このインカムは外さないようにお願いしますね、ウドの大木……おっと失礼しました、弱虫プロデューサーさん♪」

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